日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!不平等な上司以前、マニュアル違反の濡れ衣で上司に注意されたことがありました。当時の上司は注意しやすそう、反抗しなさそうな人を選んで注意するタイプで、同じことでも人によって注意されたりされなかったりと、一貫性がありませんでした。入社以来、何度もそのような場面に出くわし、これまでずっとモヤモヤしていましたが、濡れ衣で注意されたことで私は我慢の糸が切れてしまいました。これまでその上司が重大違反を注意しなかった人たちの名前を挙げ、その理由を逆に問い詰めることに。上司は大慌てで「過去のことだから…」と言い訳してきましたが「いつでも注意できるタイミングはあったはず。結局その社員が退職するまで、なにも注意しなかったのに、私たちの違反疑いを重く注意するのはなぜか」と聞きました。「ゴニョゴニョ…」と小さな声しか出さない上司の姿は、本当に情けなかったです。出典:lamire部長にもこの件を報告したところ、上司は部長からお叱りを受けていました。部下たちは上司の一貫性のなさに気づいていて、次第に上司は孤立するようになっていったので、少しスカッとしています。(女性/パート)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月02日■前回のあらすじ会社で妻のことを悪く言っている理由について、「さとこのためでもある」と開き直る夫。そして、女は昇給も期待できず、妊娠した際にも「ダメな嫁だと思われていたほうが休みやすい」と謎の持論を展開して…。さとこが差し出した1枚の紙。ついに、妻の反撃開始です。次回に続く「うちの夫は隠れモラハラ」(全50話)は21時更新!
2022年10月20日私は23歳のときに子持ちのパートナーと結婚しました。今は、2人の間にも子どもがいます。当時は結婚と同時にいきなり母親になり、子育てに不慣れで情けない気持ちになることもしばしばありました。今でも、自分が産んだ子どもと、養子となったパートナーの子どもの子育てに関して葛藤したり悩んだりすることもあります。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 子持ちのパートナーとの結婚は…子持ちのパートナーとの結婚は、当時全く不安に思いませんでした。私は彼が大好きだったので、彼の子どもを育てることに対して、「一緒にやっていけば、なんとかなる!」と思っていました。今思えば、いろいろと分かっていなかったのだと思います。結婚後、3カ月ほどして妊娠が判明。このときは、はじめての妊娠でうれしい気持ちよりも自分が親になることへの不安な気持ちの方が大きかったです。すでに、パートナーの5歳の子どもの母親にはなっていたものの、自分が母親になる意識が実際にはここで芽生えたように思います。私のはじめての妊娠と、5歳の子どもの子育てがほぼ同時に始まりました。 子どものことがわからない妊娠中はつわりがありましたが、産前休業に入るまで仕事を続けました。パートナーの子どもとは、「みてみて〜!」「あそぼう!」と、友達のような関係でした。人懐っこく、人見知りがないため助かりましたが、自分の体調が優れずつらいと思うことも多かったです。 子育て経験のなかった私は、イヤイヤと泣いたり、急に機嫌が悪くなったりするパートナーの子どもを見て、「子どもってこんなに喜怒哀楽があるの?」とびっくりしたのを覚えています。また、同時に、「なんで泣いているのかも、何に怒っているかもわからない……。」と、わかってあげられない自分に情けなさを感じていました。 今も昔も意識していること出産後、私は自分で産んだ子どもと養子になったパートナーの子どもの2人の母親になりました。2人を自分の子どもとして同じように育てることについて、葛藤したり悩んだりすることはしょっちゅうでした。 2人に対して平等にすることを心がけていますが、中でも「怒る気持ち」と「許す気持ち」に差がないようにすることと、どちらにも寂しい想いをさせないことを意識しています。 月日は流れ、現在私は32歳で、パートナーの子どもは14歳になりました。結婚した当時は5歳だったので、幼い頃とは違い、しっかりとした自分の意志があるため意見がぶつかることもあります。いろいろ悩みましたが、子どもだからと何でも先回りしてサポートするのではなく、よく子どもの話を聞いて、ひとりの人間として意見を尊重するようにしています。そうすることで関係が良くなっていったように思います。 私は、はじめての子育てと妊娠が重なり多くのことで悩みました。けれど、自分の情けないような感情も含めて、ありのままの気持ちを受け入れてみたら、気持ちがラクになりました。さらに、子どもの話に耳を傾けることを意識してから、子どもが私を信頼してくれるようになったのか、ちょうど良い距離感で良い関係を築けるように。私は、子どもたちだけでなく、ママやパパも笑顔でいられる家族こそ理想のカタチだと思っています。今でも悩むこともありますが、できるだけ自分が笑顔でいられるように、ありのままの自分を受け入れて無理をしすぎず、良い親子関係を築いていきたいと思います。 著者:犬養舞子どもがいるパートナーと結婚。その後、3人を出産し、現在4児の母。フルタイムで働きながら子育てしています。
2022年04月25日この度、女優の黒川鮎美が、結婚の平等の実現をテーマにした映画の制作をするために、クリエイティブチームBAMIRI。を立ち上げ、映画「手のひらのパズル」の制作を行うことが決定いたしました。クラウドファンディングサイト「GoodMorning」 「結婚の平等」をテーマにした短編映画制作プロジェクト■プロジェクト概要クラウドファンディングの期間は3月13日(日)までとなっております。一人でも多くの方にこの映画の趣旨を知って頂き、応援して頂けますと幸いです。また、主演・監督・プロデューサーを務める黒川の作品にかける想いを込めたコメントに加えて出演者が発表されました。【目次】・なぜ映画を作ろうと思ったのか?・舞台は北陸、金沢・出演キャスト・クラウドファンディング・公開日程・なぜ映画を撮ろうと思ったのか?2021年1月末に流行ったクラブハウスでLGBTQ当事者50人ほどから直接、生い立ちや経験などを聞きました。ここで聞いた話をここだけの話にするのはもったいない。もっと多くの人に知ってもらうべき日本の事実がそこにはありました。私の身近な友達にもLGBTQで悩んでいる親友がいます。その人たちを楽にするには何をすればいいんだろう?その友達が少しでも生きやすい世の中だと感じるために私には何ができるだろう?そう考えるようになりました。私の職業は俳優です。それならば、今を生きる人たちへのメッセージとして映画を通して作品に残すべきだと考えました。どんな場面でも、自分らしく素直に生きられている人が一体どのくらいいるのでしょうか?私は、誰もが自分らしく、ありのまま生きられる。そんな日本にしたいと思っています。そして、この映画をきっかけに多様性に寛容な社会、誰もが笑って生きられる社会にしたいです。【舞台は北陸、金沢】東京では新宿二丁目という当事者が多く集まる、大きなコミュニティーがあります。そこへいけば仲間が見つかったり、同じ悩みを持つ人たちが多くいます。しかし、地方の場合どうでしょうか?〇〇さんちの息子さんが男性と手を繋いで歩いてたらしいわよ。なんて噂がすぐに広まり、その地域に住みづらくなってしまったという話も実際に聞きます。田舎はよくも悪くも隣にどんな人が住んでいて、何の仕事をしているかまで知っていますよね?核家族化が進む中、横のつながりがとても濃いのがいいところでもあり、しかしそれにより、周りの目を気にして、自由に生きづらい人たちがいるのも事実です。性的マイノリティに対して批判的である人が多いという調査結果のある北陸を舞台にしてこの映画を制作することは、一つのチャレンジでもあります。否定的な声が大きい地域だからこそ、社会を変える力も大きいのではないかと考えています。手のひらのパズル【出演キャスト】黒川鮎美長内映里香竹石悟朗なだぎ武中野マサアキジェントル斉木きょうこイマムラキョウカ由良朱合【あらすじ】舞台は金沢。結婚適齢期の梨沙と付き合っている匠。二人とも結婚願望はあまりないものの、親や周りに言われ、梨沙と匠は結婚への道を進み始める。しかし、女友達の真子とのある出来事をきっかけに「自分らしさ」や「普通」「当たり前」について考えることになる。結婚のあり方、幸せのあり方とは?公開:2022年6月25日(土)・26日(日)場所:金沢21世紀美術館にて二日間上映役者のトークショーつき(予定)。他都内上映も検討中(予定)。※新型コロナウイルス感染拡大の状況をみて中止にさせていただくこともありますクリエイティブチームBAMIRI。 ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月18日「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、それがあたりまえの社会になることを切に願います」10月10日、佳子さまは日本のガールスカウト活動100周年を記念する「国際ガールズメッセ」の式典にオンラインで参加され、ビデオメッセージを寄せられた。佳子さまはメモを取りながら熱心に式典を視聴されたという。今年3月に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数」では、日本は世界156カ国のうち120位だった。そのことについて、佳子さまは「この現状はとても残念です」とも述べられた。「昨年のプレイベントで寄せられたお言葉もメッセージ性の強いものでしたが、今年はお気持ちをより主張されていた印象です」(皇室ジャーナリスト)佳子さまの真っ直ぐなご発言に、Twitter上では《皇族が政治的な発言は控えるべき》などと反発の声がある一方、《シンプルでストレートな良いスピーチ!》《このメッセージはすごい。私も願います》と賛同の声も上がっている。佳子さまと言えば、これまでも“物申す皇族”としてご自身のお考えを表明されてこられた。佳子さまが国際基督教大学(ICU)を卒業された’19年3月。宮内記者会からの「結婚の時期や、理想の男性像についてどのようにお考えでしょうか。お相手はいらっしゃいますか」との質問に、佳子さまは文書でこう回答された。《結婚の時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。理想の男性像については、以前もお答えしていますが、一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません》佳子さまは結婚相手の有無について、はっきりと回答を拒否されたのだ。また眞子さまと小室圭さんの結婚について、「家族としてどのように受け止めていらっしゃいますか」との質問にもキッパリこう記されていた。《私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています》誰もが自らの可能性を最大限生かす道を選べるようにーー。その言葉は眞子さま、そして佳子さまご自身にも向けたメッセージなのかもしれない。
2021年10月13日男女平等が声高に叫ばれているものの、まだまだ乗り越えなければならない“壁”が多く存在しているのが現実。そんななか、あるタブーを覆した女性が発端となって起きた事件をもとにした注目作をご紹介します。『ペトルーニャに祝福を』【映画、ときどき私】 vol. 379大学で学んだ知識を生かす仕事に就くことができず、ウェイトレスとして働く32歳のペトルーニャ。母親の知人に紹介された縫製工場へ面接に行くものの、面接担当の男性からは「仕事ができないうえに、見た目もそそらない」という言葉を吐き捨てられてしまう。最悪の面接からの帰りにペトルーニャが遭遇したのは、司祭が川に投げ込んだ十字架を最初に見つけた男性は1年幸福に過ごせると信じられている祭だった。半裸の男たちが川のなかで競い合うなか、思わず川に飛び込んだペトルーニャは十字架を手にする。しかし、女性が十字架を取ることが禁止されているため、群衆は怒り狂うことに。はたして、ペトルーニャの運命は……。2014年にマケドニア東部の町で行われた祭で、女性が十字架を取って騒ぎになったという実際の出来事がもとになっている本作。ベルリン国際映画祭では、エキュメニカル審査員賞とギルド映画賞をW受賞するなど、高く評価されています。今回は、その背景についてこちらの方にお話をうかがってきました。テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督北マケドニアの首都スコピエ出身で、芸術一家に生まれたミテフスカ監督。2001年に監督デビューを果たして以降、さまざまな作品を送り出し、世界各国の映画祭で注目を集めている存在です。そこで、本作を通して描いている女性の思いや監督自身の経験などについて語っていただきました。―本作は実在する女性が起こした騒動がもとになっていますが、彼女の行動がきっかけとなって、ほかの女性たちに何か変化を与えたところはありましたか?監督彼女が周りから受けた扱いを見て、多くの女性たちが脅威を感じてしまったところがあるかもしれません。しかし、そのいっぽうで彼女から勇気をもらった女性もいたようで、2019年にふたたび若い女性が男性と一緒に川へ飛び込んで十字架を手にするという出来事が起きました。ちなみに、そのときは5年前とは違って、何の問題もなく女性が十字架を手にすることができたそうです。私が本作を制作していたときは、この題材をテーマにすることに対して風当たりが強いところがありましたが、彼女が十字架を手にすることができたということは、間違いなく北マケドニアにも変化が訪れている証拠だと思います。―実際、作品を観た人たちの感想はどのようなものだったのでしょうか?監督いろいろな反応がありましたが、前提として、そもそもこの映画自体が北マケドニアの観客にとっては、難しいところがある作品であると言えると思います。なぜかというと、「自分たちは何者なのか」「自分たちの物事のやり方は正しいのか」といったあまり向き合いたくない現実をはっきりと描いている作品だからです。みなさんも、自分を鏡で見て、「自分のここは間違っている」と指を差すのは簡単なことではないですよね?この作品は、北マケドニアの人たちにとってそういう意味合いのある映画でもあるのです。いままさに変化のときを迎えていると感じる―なるほど。ちなみに、女性と男性では受け取り方もかなり違いがありましたか?監督さまざまな感想がありましたが、多くの女性たちは自分のつらい経験を話してくれたうえで、「これからは自分らしく生きます」とか「勇気をもらいました」と言ってくれました。男性のなかには「自分たちの国をこんなふうに描くなんて」と罵る方もいれば、心から支えて応援してくれる方もいたので、本当にいろいろなリアクションがありましたね。でも、それは同時に北マケドニアの社会がいままさに変化を迎えているということの表れでもあると思うので、私としてはポジティブなこととして捉えています。―日本でも女人禁制の祭はいまでも存在していますし、国技と言われる相撲も女性は土俵に上がることさえも禁止されています。そんなふうに、現在でも世界中で女性禁止の伝統行事が数多くあることを監督はどのように思っていますか?監督まず、伝統というのはとても重要なものだと考えています。なぜなら、それによって私たちが誰であって、どこから来ているのかというのを文化的に定義づけてくれますし、私たちと深くつながっているものだからです。歴史的に見ていくと、もともと母権主義だった社会が父権主義へと移行していった社会も多いので、家父長制を構築する過程の一部として女性の参加を禁じる伝統行事が生まれたのではないか、と私は考えています。ただ、私たちがいま生きている世界というのは、変化しつつあるので、こういったことに対する人々の認識もどんどん向上していますし、表現の自由というものが昔より重要になっていますよね?だからこそ、過去のままでは合点がいかないことも出てきてしまうのだと思います。それらをすべて捨て去る必要はないにしても、あるべきバランスを見ながら再定義していくほうがいいのではないかなと。その変化というのは、決して伝統を滅ぼすものではなく、より美しくなるためのものだと考えています。女性の問題が改善することを期待している―ペトルーニャについても、おうかがいしますが、彼女は30代を超えてもいい仕事に就けず、恋人もいない女性という設定です。このようなキャラクターにしたのは、なぜですか?監督彼女のような女性は典型的なタイプではありませんが、北マケドニアの社会が抱える悲劇的な2つの側面が彼女の設定には深く関わっています。1つ目は、若者のなかで職業に就けていない人が多いこと。現在、その割合は全体の35%を占めていると言われており、これはかなり絶望的な数字だと思っています。2つ目は30歳を過ぎて未婚だと、結婚できないと思われていること。劇中でもペトルーニャが母親から言われていることですが、だいたい30歳までに家庭を作ることが北マケドニアの伝統的なルールだとされています。そういったこともあり、そんなことをすべて吹き飛ばすような存在としてペトルーニャを描きました。北マケドニアだけでなく、世界中の女性たちが古いルールから抜け出そうとしていますが、社会というのはそんなふうに変化するタイミングというのが必ずあるものなのです。―確かに、その通りですね。また、劇中では男性からのセクハラや言葉の暴力についても描かれていますが、ここに込めた思いについて教えてください。監督面接のシーンでペトルーニャの身に起きるセクハラやパワハラのようなことは、おそらく多くの女性たちが何らかの形で経験していることだと思っています。それは非常に残念なことではありますが、こういったことをオープンに話せる時代になり、問題が表面化してきているので、これからいい方向に変わっていくことを期待しているところです。ただ、私もこの映画を撮影しているときに男性たちからひどい言葉をたくさん浴びせられ、言葉の暴力を何度も経験しました。そういった現実に直面すると、大切なのは教育なのではないかと感じています。周りに合わせず、自分自身を保ってほしい―そうですね。北マケドニアの若い世代では、考え方にも変化が表れていると感じていますか?監督今回、この映画をきっかけにさまざまな地域の高校生と話をする機会がありました。そのときに、こういったことに対して若い世代の向き合い方が素晴らしいと感じることが多かったので、いまは希望を抱いています。昔に比べると彼らは非常にオープンな考え方を持っているので、その様子はとても美しかったですね。―監督も過去には、つらい経験を味わったこともあったのでしょうか?監督私が17年前に初めて長編映画を作ったときは、まだユーゴスラビアの一部だったので、北マケドニアの映画業界は成熟していませんでした。スタッフも数が限られていましたし、私以外は50歳以上の男性スタッフしかいない状況。最初の3本はそういう環境で映画を作らなければいけなかったので、とにかく男っぽく振る舞う必要がありました。でも、あるときに「私は映画を作るのと同じくらいエネルギーを使って、自分ではない誰かの振りをしようとしているのではないか?」ということにふと気がついたんです。そんな状況にいるなかで、「女性である自分が監督として現場にいることは普通なんだ」と自分を受け入れて、自分を解放するのは大変なことでした。実際、居心地のいい環境にすることと、自分を問い詰めることをやめるまでには何年もかかりましたね。特に、男性社会にいる女性というのは、どうしても周りに合わせようとしてしまうので、それを乗り越えることはなかなか難しいことだと思います。―それでは最後に、日本の女性たちに向けて、アドバイスがあればお願いします。監督まず伝えたいのは、自信と勇気の両方を持ってほしいということ。そして、あまり自問しすぎないことですね。あとは、自分の直感を信じることも大事だと思っています。なぜなら、直感というのは、意外と真実につながっていることも多いものですからね。いまは自分らしくいることもできるようなった素晴らしさもある時代になったので、あまり自分を周りに合わせるようなことをせずに、自分自身を保ってほしいと思います。誰にでも、戦うべきときがある!ときには、自分らしく生きることに難しさを感じることはあるけれど、そんなときこそ勇気を与えてくれるペトルーニャの姿。自分が一歩踏み出すことで世界を変えられること、そして誰でも“幸せの権利”を手にすることができるのだと教えてくれるはずです。取材、文・志村昌美気持ちが高ぶる予告編はこちら!作品情報『ペトルーニャに祝福を』5月22日(土)より、岩波ホール他全国順次ロードショー配給:アルバトロス・フィルム©Sisters and Brother Mitevski Production, Entre Chien et Loup, Vertigo.Spiritus Movens Production, DueuxiemeLigne Films, EZ Films-2019 All rights reserved
2021年05月21日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。うちの姉妹、基本的に仲は良いのですが、次女オコメの自己主張がはっきりしてきたためか、ケンカの回数も順調に増えてきました。仲裁に入ると、どうしても、どちらかをかばう形になってしまう気がして…。ケンカの全部を見ているわけじゃないし、私が口をはさむことで、どちらかが言いたいことを言えてなかったらちょっと嫌だなと思ってしまいました。そこで。意外や意外! もう自分たちだけでしっかり仲直りできていました!ちょっと私、これまで口出ししすぎたかな…? もうちゃんと、ムスメとオコメは会話をできているんだなとちょっと感動しました。加えて、ケンカをこっそり見ていると、姉妹の関係性もよく見えました。やはり、姉のムスメが一歩ひいて、優しく譲ってくれることが多かったり、逆に妹のオコメがちょっと理不尽に振り回されていたり。ケンカを最後まで見ることで、前よりも平等に仲裁できるようになった気がします。(もちろん激しすぎるケンカはすぐ仲裁に入りますがね!)ケンカできるのは仲が良い証拠! ということで、ちょっと引いた目線で見守りたいなと思った出来事でした。
2020年08月01日イラストレーターのよねはらうさこ(@yoneharausako)さんが、バイトをしていた店の店長とのエピソードを漫画にし、Twitterに投稿したところ反響が上がりました。店長はよく、たばこを吸いに休憩に出ることが多かったようです。一服してから店に帰ってきた店長は、よねはらさんにこう告げました。昔のバイト先の店長みたいな人が増えたらもっとみんな幸せになると思った pic.twitter.com/fO4FwzO14W — よねはらうさこ (@yoneharausako) June 3, 2020 「タバコを吸っている人だけが1日何回も休憩に行けるのはおかしくないか?」店長は、タバコを吸いながらふと考えたのでしょう。タバコを吸わないよねはらさんは、店長の問いかけに「本当、その通りなんですよ」と返答。労働が平等になるように考えた店長は、「スイーツ休憩を設ける」という秘策を思いついたのでした。店長の秘策に、よねはらさんは大喜び。「店長みたいな人が増えたらもっとみんな幸せになると思った」とコメントしました。・素晴らしい店長さん。でもスイーツ休憩は太る…。・どちらかが我慢するのではないやり方がとてもいい。・実際にこれやっています。学生は喜んでいました。『Win-Win』とはまさに、このようなことをいうのでしょう。店長のような柔軟な発想が広まってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月09日2020年4月現在、世界中で猛威を振るっている、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。イギリスでは、同年3月23日夜より、不要不急の外出を厳しく制限するロックダウン(都市封鎖)を行っており、生活必需品を扱う店以外はすべて閉店しています。通勤は銀行や医療機関、バスや電車など公共交通機関のスタッフのみで、そのほかの人が外出していいのは食料・日用品や薬の買い物と、1日1回のエクササイズだけとなっています。同年4月9日、イギリスのニュース番組『BBC Newsnight』では、MCを務めるキャスターのエミリー・メイトリスが「コロナウイルスの危機は誰でも平等に起こる」といった政府関係者のいい分を批判。その内容が反響をよんでいます。COVID-19にまつわり使われる表現は時に陳腐で、誤解を招くものになっているようです。不屈の勇気と精神力があれば助かるなんてことはありません。首相の同僚たちがなんといおうが。そして、この病気が誰でも平等に扱うというのも違います。お金持ちも貧乏な人も平等に苦しむなんて、こんなデマカセを否定しなければなりません。今この闘いの最前線にいるのは、バスの運転手、看護師、介護施設スタッフ、病院のスタッフ、小売店の店員など、この国の労働人口の中で不均衡に低賃金の人たちです。ウイルスに接触する機会が多いこうした人たちは、その分感染のリスクが高く、低所得者向けの高層住宅や小さなアパート暮らしの人は、今このロックダウンで特に大変な想いをしています。肉体労働の人は、自宅勤務ができません。この健康問題は、社会福祉に大きな影響を与えます。そしてこれは社会福祉の問題として公共衛生に大きな影響を及ぼします。@BBCNewsnightーより引用(和訳)“This is a health issue with huge ramifications for social welfare, and it’s a welfare issue with huge ramifications for public health.”ICYMI: #Newsnight reported on #coronavirus and how the pandemic is widening social and economic divisionsWATCH pic.twitter.com/l167CK8JZV — BBC Newsnight (@BBCNewsnight) 2020年4月9日 淡々とした口調で、コロナウイルスによって浮き彫りになった『不平等の現実』を突きつけたキャスター。ネット上では、多くの共感の声が寄せられています。・共感しかない。スーパーの店員だけど、最低賃金でリスクを背負わされる現状を知ってほしい。・こういう事態のために、看護師や介護士、保育士や看護助手の給料や補償をもっと上げるべき。・清掃業の仕事で、医療施設や介護施設などで働いています。すごく怖いです。・キャスターの発言力がすばらしい。日本でももっと現実を見つめる報道をするべきでは。日本でも同月7日に非常事態宣言が発令され、飲食店の休業や外出自粛、自宅勤務などの措置を要請されています。しかし、在宅勤務ができる人は限られています。感染者と接する可能性の高い職場で働く人たちや、生活のために外で働かざるを得ない人たちもたくさんいるでしょう。こうした人々の状況にもっと目を向け、しかるべき補償や賃金の値上げなど、対応策をしっかり検討していくべきではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年04月13日クロエ(Chloé)が、ユニセフとグローバルパートナーシップを締結。ジェンダー平等を目的としたユニセフのプログラムを3年間サポートしていく。この支援は、ボリビア、ヨルダン、モロッコ、セネガル、タジキスタン等において、デジタル技術や起業家能力の育成促進が目的。世界の650万人の少女たちが雇用を得られるようスキルを身に付けることを目指す。3月8日の国際女性デーに際し、「GIRLS FORWARD」キャンペーンを行う。そのアンバサダーに女優のケイティ・ホームズ(Katie Holmes)、ルーシー・ボイントン(Lucy Boynton)を起用した。キャンペーンに合わせて3月6日から、オーガニックコットンのTシャツ(4万7,000円)、ブレスレット(2万1,000円)、ネックレス(3万9,000円)を販売。「Girls Forward」のメッセージを掲げたTシャツは2色展開。これらアイテムの売り上げの全額はユニセフに寄付される。Tシャツ(4万7,000円)ブレスレット(2万1,000円)取り扱いは、CHLOE.COMと、日本を含む世界6か国の一部直営店にて。
2020年03月06日4歳の姉と0歳の妹。それぞれ平等に扱いたいと思っているんですが、果たしてうまくバランスがとれているか日々自分に問いかける日々です。■赤ちゃん優先にならざるを得ない!?最近は菩薩のように大人しかった次女が覚醒して、今はかなりのやんちゃ娘へと成長!!長女の時に大活躍したキッチンゲートもあっさり突破してやりたい放題……。もう危なくて目が離せません(汗)こういう時はどうしても聞き分けのいい長女の世話を後回しにして、次女優先モードになってばかりです。 必死に妹をかばうお姉ちゃん…自分が構ってもらえない時でもそんな行動ができることにママはいつも感動しています。 ■お姉ちゃんとの大切な時間を作ろうとはいえ、優しい長女に甘えてずっと次女ばかり優先していると絶対不満が募ってくるはず。今日も一生懸命「お姉ちゃん」を頑張ってくれている長女の楽しみとして、旦那が家にいる時は寝かしつけは長女とママの2人だけにしてもらいます。この時間だけはママを独り占めできるので長女も嬉しそう。長女はすぐに寝ちゃうのでわずかな時間ではありますけど、思いっきり抱きしめたり褒めてあげたりできる貴重なひとときになっています。 だから乱入お断りですっっ!!旦那、そこはもうちょい頑張ってくれいっ!!これからも長女が妹に優しい気持ちでいてくれるように、あまりにも次女ファーストにならないように心がけたいと思います。
2020年02月07日こんにちは、まりげです。例年通り、牡蠣を洗ったり大根を引っこ抜いているお正月です。今年もよろしくお願いいたします。さて今回のテーマは【兄弟に平等に接する】です。わが家は5歳4歳1歳の三兄弟なのですが、次男が生まれる前に夫と話し合ったことがありました。そう考えて実行した、5つのこと 長男から見ても、三男は特にかわいい存在なようで「おかあさん! さんちゃん “どうぞ” ってオレにオモチャ渡してくれたで~! めっちゃかわいかったわ! 」などと報告してくれます。夫は【ペイ・フォワード】という映画を観て、“自分が受けた善意を、他の人にまわすことで思いやりの好循環が生まれる ”ということな興味を持ったそうなので、わたしも今度その映画を観てみようと思っています。2020年も皆さまにとってたのしい一年になりますように!
2020年01月07日男女平等が当たり前の時代ですが、それでも「女性には1歩下がってついてきてほしい!」という男性も多いもの。実際モテる女子は、1歩下がって男性を立てるのが、とても上手です。ならば!モテ子が実践している男を立てる技を真似すれば、きっと、愛され女子に近づけかもしれません。男を立てる基本の“き”は、とても覚えやすいもの。あなたもマネから始めてみませんか?■ 気遣いを忘れない男を立てる基本中の基本“気遣い”。些細なことでも気遣いがあると、大切にされているなという気持ちになれます。筆者の周りを見ても、気遣い上手な女性はやっぱりモテる子が多いもの。たとえば「忙しいのにありがとう」と、相手の大変さを理解したうえで感謝を示すだけでも男性を立てる気遣いに。彼の好みに合わせて「お肉好きって言ってたから。△△のお店を予約したよ!」といった行動も、男性には嬉しい気遣いとなるはずです。彼の気持ちを考えた行動は、印象のいい気遣いとなりますし、自然と、彼を立てることにもつながります。■ 嫌い(苦手)なことを理解する彼の嫌いなことや苦手なことを押し付けないということも、気持ちを考えるひとつの要素。嫌いなことや苦手なことを知らないままでいると、男のプライドを傷つける可能性もありますし、印象ダウンにつながることも……。好きなことや趣味を聞くと同時に、「嫌いなものってある?」「スポーツは好き?」と、嫌いなことが把握できる質問をするのもひとつ。知らず知らずのうちに、彼のプライドを傷つけてしまうのを回避できます。■ 興味を示す男性は自分の世界を大切にしている方が多く、多かれ少なかれ、自分の世界を肯定されたい気持ちを持っているもの。興味を示すことは、彼の世界を肯定するということにもなりますし、自然と彼を立てる言動となります。たとえば、ゴルフが好きと男性が話せば、「今度教えて!」と、無知でも興味ある姿勢を見せるのがおすすめ。会話も広がり、次の約束にもつながります。知らないことや、いままで興味がないことだったとしても「どういう部分が楽しい?」「教えて!」「私もやってみたい!」と、彼の関心に関心を示すこと。前向きな気持ちが距離を縮めるきっかけとなるはずです。■ 聞き上手になる男を立てる最後の“き”は“聞き上手”になること。話を聞きつつ、質問や関心の言葉で話しを広げられると、男性が好む聞き上手な女性になるコツです。筆者もやりがちな失敗が、ついつい自分の話に持っていってしまうこと。彼の話は最後まで聞いて話題を変えない、「私なんてもっと大変よ!」と主役をさらわない、といった意識を忘れず男性を立てる会話にしていきましょう。■ おわりに相手を立てる振る舞いができると、恋愛だけではなく仕事でも可愛がられる存在になれるもの。男性とお近づきになりたいと思ったら、基本の“き”を思い出してみてください。きっと上手に男を立てることができるはずです。(白藤 やよ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年10月15日「独身であることに引け目や不満を感じてしまう。」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「独身であることに引け目や不満を感じてしまう」ことに悩んでいる……という32歳、教師のトピ主さん。恋愛経験もあるし、結婚の予定はないものの真面目に働いているし、人生に大きな不満はない。しかし、職場で「結婚しないの?」と言われたり、育児中の同僚のしわ寄せが来たりしたときに不満や不平等感を持ってしまい、「たまらなく苦しくなってしまう」といいます。解消のためのアドバイスを求めています。引け目、不満、不平等感。どうやったら解消できる?自分や独身の同僚ばかりが転勤や部活動の顧問を任されるのは、実際「自由が効くだろう」との判断もあってのことなのかもしれません。せめてその分キャリアアップに繋がる、給料が増える、などの明確な評価があれば多少報われるかもしれませんが、そうしたことが期待できない環境もありますよね。「頑張った分だけ評価される職場に変わる」という選択もありますが、生徒からの信頼もあり、仕事自体に不満があるわけではない様子。今の仕事を続けながら、引け目・不満・不平等感などを感じずに済むにはどうしたらいいのか。いくつか提案をしてみます。1.世界を広げ、多様な価値観に触れる投稿では、職場の同僚だけでなく、結婚を促してくるお母様のことも綴られています。自分の価値観を押し付けてくる人ばかりの環境にいれば、息苦しくなって当然。そんなときは、異なる価値観に触れてリフレッシュするのが一番です。今の時代、行動範囲や視野を広げれば、いくらでも違う価値観を持っている人たちに出会えます。平日昼間は仕方なくても、平日夜や週末は、異業種の人や、文化やバックグラウンドの違う海外の人と大いに話してみる。深入りをしなくても、違う価値観を持つ人と話すだけで、「私はこれでいいんだ」と思えることもあるでしょうし、だいぶスッキリすると思いますよ。ネットなども活用して、ぜひそうした場へ足を運んでみましょう。2.「やりたいこと」を存分に満喫する「やらされていると感じること」を減らし、「自分がやりたいこと」に取り組む時間を増やす努力をするのも一案です。昔から、猫のいる生活が夢……という記述もありますが、やりたいことがあるなら、今すぐ実行に移してみましょう。好きな時間を満喫できていると、「この至福の時間のために、仕事を頑張ろう」という前向きな気持ちになりやすいですし、他人のことも過度に気にしなくて済むようになります。「自分の人生をいいもの(楽しいもの)にできるのは、自分しかいない!」と自覚し、意識的に“心の視点”を変えていく。できるだけ不満や不平等感よりも、自分が楽しい気分になることのほうに目を向けていきましょう。3.「やるべきこと」の中にもプラス面を探す休日返上で部活動も指導することもある、というトピ主さん。「やる」と決めたならば嫌々ではなく、そこに何らかのメリットやプラス面を自ら見出していくのも一案です。子どもたちと一緒に何らかの目標を目指せば、大きなやりがいを感じられるかもしれない。他校との交流が増えれば、思いがけない出会いもあるかもしれない。指導スキルを伸ばせば、そこから新しいチャンスや趣味が増えるかもしれない――等々。「やらなければならないこと」のなかにも、何らかのプラスを探し出して“自分の財産”にしていけると、思いがけない満足を得られることもあるでしょう。4.自分をしっかり褒める「よく頑張っているね」「負担が多いのに、ありがとう」。そんな言葉をかけられると、少しパワーが湧いてくることってありますよね。であれば、自分でも自分をどんどん褒めちゃいましょう。「ほんと私、頑張ってるよな〜。えらい、えらい」「今日もよくやった!頑張ったね!」のように、鏡の前や寝る前の時間に、どんどん口に出して褒めてあげてください。周囲からの他意のない言葉に悩まず、跳ね返せるようになるには、「自分の生き方」にしっかり自信を持つことも肝心です。今の環境を呪いながらモヤモヤと過ごしても、視点を切り替えて前向きに過ごしても、同じ30代。トピ主さんはどんな30代を、あるいはどんな人生を送っていきたいですか? 思うように恋愛がうまくいかないことも“引け目”を感じる原因になっているならば、「自分には問題がある」ではなく、「次はうまくいくといいな」「いい人に出会いたいな」という明るい気持ちのほうを大事にしていきましょう。今ある状況下で、できるだけ笑顔で生きるコツを掴んでいけると、見えてくる世界も自ずと変わってくると思います。応援しています!(外山ゆひら)
2018年02月26日京都府宇治市の世界遺産・平等院で12日、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)の成功祈願が行われ、来日中のライアン・ジョンソン監督の前で、「スター・ウォーズ」の要素を取り入れた狂言と武人画屏風がお披露目された。日本文化が大きな影響を与えたと言われている「スター・ウォーズ」。人気キャラクターのC-3POとR2-D2の誕生には、黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』に登場する狂言回しの百姓コンビ・太平と又七が影響を与え、その太平と又七は多くの狂言に登場する太郎冠者と次郎冠者を元に作られたと言われている。このように、「スター・ウォーズ」が日本文化に大きな影響を受けていることを受け、このたび大蔵流狂言師・茂山千三郎氏が、太郎冠者と次郎冠者が登場する狂言「文荷」(ふみにない)をアレンジした"スター・ウォーズ狂言"を初お披露目。主人に命じられて太郎冠者と次郎冠者が手紙を届けるというストーリーが、ボイスチェンジャーでC-3POやR2-D2風の声に変えて披露された。さらに、宇治出身の武人画アーティスト・こうじょう雅之氏が、今回特別に制作した『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風もお披露目。R2-D2とC-3PO、赤いライトセーバーを手に持つカイロ・レンが、墨で生き生きと描かれたこの屏風画の前で、狂言が行われた。屏風画を手掛けたこうじょう氏は「武人画は人間の持つ覚悟を描いています。今回も3キャラクターの覚悟を表現したい、見る方にいろんな捉え方をしてもらいたいと、ファンの一人として描いた」と説明。狂言師の茂山氏は「C-3POとR2-D2は太郎冠者と次郎冠者だろうということでこの作品を選びました。太郎冠者と次郎冠者はコミカルな人物で、だいたいいつも失敗します。そういうところも似ているのかな」と両者の共通点を語った。監督は「目を見張る美しさ。スター・ウォーズの様式は日本の文化からインスピレーションを得ているという意味でも、とても美しい作品」と屏風画にうっとり。狂言もスマートフォンで写真を撮りながら楽しみ、「素晴らしいパフォーマンス」と大絶賛。「C-3POたちはマスクやスーツを着ていてボディーランゲージが大事。狂言師の方もジェスチャーで表現していて、スター・ウォーズとの共通点を感じた」と感銘を受けた様子で、「アリガトウゴザイマス」と日本語で感謝の気持ちを伝えた。イベントには京都府知事の山田啓二氏も駆けつけ、「日本の精神、日本の美の文化に満ちている『スター・ウォーズ』を、日本文化の極みである宇治の平等院でPRしていただけるのを歓迎したい」と喜びのあいさつ。C-3PO、カイロ・レン、ストームトルーパーも登場して盛り上げ、最後には平等院の住職・神居文彰氏による成功祈願も行われた。
2017年09月12日エマ・ワトソンが国際女性の日にあたる3月8日(現地時間)、Facebook上で男女平等についてライブでQ&Aを行なった。国連が男女平等や女性支援を推進する「国連ウィメン(UN Women)」の親善大使を務めるエマは、ロンドンでキャンペーン「HeForShe」のイベントの1つであるトーク・セッションに参加した。「(男女が)互いにサポートし合わなければ、高く飛躍することなんてできない」と言うエマは「男性が女性を助けるという意味ではありません。それは誤解。男性と女性、どちらにとっても平等であるべきなのです」と訴えた。「あなたにはこれができる、できない、とか、そんなことは成し遂げられない、などと言わせてはいけません。それは間違い。ひどい間違いです。自分のなりたいものになって、彼らが間違っていることを証明してください」と女性を勇気づける発言をする一方、男性についても男女不平等に苦しめられているとして、こんな例を挙げてみせた。「私は、男性は泣いてはいけない、感情を露わにしてはいけない、自分の気持ちを語ってはいけないという考え方には困惑します。情熱的になったり、感情的になったりすることは男性を女々しくしたりしません。人間らしくするのです」。フェミニストという言葉については、「男性は、これは女性のためだけの言葉だと考えているけれど、これは平等を意味するものです。あなたが平等を支持するなら、あなたはフェミニスト」と語った。昨年、トルコの副首相の「女性は公衆の場では笑うべきではない」という発言に対して、抗議の意を込めて街角で大きく口を開けて笑うセルフィーをTwitterに投稿するなど、女性の権利や地位向上を訴える活動に熱心なエマ。今回のセッションでも熱弁をふるった。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月10日