2011年よりブログ『プロ野球死亡遊戯』を開始し、累計7,000万PVを記録し話題となったプロ野球死亡遊戯こと、中溝康隆氏。そんな中溝氏が小説デビュー作となる『ボス、俺を使ってくれないか?』(白泉社)が12月14日に発売された。なぜ小説を書くにいたったのかの経緯や小説特有の難しさ、そして巨人ファンの中溝氏に今年の巨人の振り返りと来季の巨人の展望を聞いた。○■「原稿を書くのにもっとも時間がかかりました」――本書は漫画雑誌『ヤングアニマル』(白泉社)で連載していた小説「絶体絶命」が書籍化したものです。中溝さんは実際の野球選手などを題材にした"ノンフィクション"のイメージが強いですが、小説を書くに至った経緯をお聞かせください。編集の方に『ヤングアニマル』の電子版で野球小説を書きませんかと提案されたのが最初です。個人的に村上龍さんの『走れ!タカハシ』などがすごく好きで、まだ当時現役だった巨人の鈴木尚広をモチーフに『走れ!タカヒロ』を書きました。そうしたら、意外と反応が良くて、結果的に連載化に至りました。――小説を書かれるのは初めてだったのですか。プロとして書くのは初めてで、目の前で起きた野球について書くことと、ストーリーを膨らませて書くことはやはり違いました。今までの中でも、原稿を書くのにもっとも時間がかかりましたね。○■小説は「これまで書いた原稿の裏側が詰まっている」――本作は選手はもちろん、ビールの売り子さんや新聞記者が主人公として登場するオムニバス形式です。実際にそういった人物について書くため、なにか取材などはされたのですか。はい、しましたね。その都度、売り子さんや新聞記者に話を聞きに行ったりしました。そして、別の取材で野球選手にインタビューをしに行くと、記事には書けない話が結構面白いんですよ。それを小説では活かしましたね。自分がこれまで書いた原稿の裏側が詰まっています。なので読者の方は、この話は本当なのかな、嘘なのかなと思いながら読んでもらっても面白いと思います。――取材を通して、印象に残っていることはなんですか。野球選手にイップスの話を聞いたことです。イップスになる前は「なんでイップスになるんだろう。自分はならないだろう」と思っていたそうですけど、自分がいざなったら、本当にまったくボールを投げられなくなってしまったと。素人からすると、プロ野球選手のイップスって他人事じゃないですか。でも実際には、意外となってしまう人も多くて、それだけのプレッシャーの中でプレーしている野球選手は改めてすごいなと思いました。野球選手は年俸なども含め、そういった表に出せない話がいっぱいあるんだろうなとも感じましたね。――確かにそういった裏側をそのまま描いてしまうと、シリアスすぎてしまいますが、フィクションであれば、そういったことも題材として書けますよね。ファンは20代で辞めてしまった野球選手に「まだやれる」とか「もったいない」と思うじゃないですか。でも選手の中には「もういいっすよ」「もう充分」と思う人もいるらしいです。どちらかというと、そちら側に興味がありますね。今まであまり描かれてこなかったですし、選手としても今まで応援されてきたので、表立っては「もう充分です」とは言えないじゃないですか。そういった面を書きたいなという思いはありました。――確かに、野球小説というと「スター選手が活躍してカッコイイ!」というヒーローストーリーが多いですが、本作はそうではなく、「華やかな裏には…」という部分が描かれていますね。個人的に、欠点のないヒーローには惹かれないんです。野球場でヒーローであっても、1人の男だと思うし、それこそ"おねえちゃん"のことで悩んだりとかもあると思うので。例えば、本の中では年俸3億円の1流選手であるけれども、若手の突き上げという悩みがある姿などが登場します。普段あまり語られない、"人間"の部分を書きたかったんです。俺ら会社員も、野球選手も変わらない部分もあるよと思っています。――そういった点で、中溝さんが特に共感できる選手は誰ですか。引退しましたが、村田(修一)さんです。年が近いというのもありますし、晩年は報われなかったじゃないですか。最終的には理不尽な自由契約で、巨人から独立リーグに行くという。僕らの仕事も、良いときとダメなときがあるわけで、それを重ねられる選手に惹かれますね。――中溝さんは、村田さんが独立リーグでプレーされてるとき、インタビューもしてましたね。栃木まで行って取材しました。想像していた以上に厳しい環境で野球をしてるんだなと感じました。スポーツニュースを見ていると、「独立リーグから挑戦」という美しいストーリーで描かれるんですが、実際に友達もいない土地に家族と離れて行くことは、言うほど簡単じゃねえなと。でも、村田さんはそれをやっているんだなと感じることができました。○■2018年の巨人の振り返りと2019年の巨人の展望――そうなんですね。そんな村田さんを自由契約にして迎えた、2018年の巨人の戦いぶりについてはいかがでしたか。最終盤は楽しかったです。クライマックスシリーズのファーストステージは実際に見に行ってましたが、菅野(智之)のノーヒットノーランの瞬間がピークでしたよね。ただ、4年目の高橋由伸監督を楽しみにしていたので、辞任すると聞いたときは「俺の3年間を帰してくれ」と(笑)。自分は由伸監督をもう1年見たい派で、ようやく岡本(和真)が台頭したりと結果が出始めたときに辞めてしまったので、未来の第2次由伸政権に期待したいです。正直、子どもの頃から原(辰徳)ファンだった俺も「3度目(の監督就任)か…」と思ったのですが、オフの動きを見ていると、久々の「悪役の巨人」という感覚は嫌いじゃないですね。選手を獲りまくる、あの巨人が戻ってきたなと。巨人がこうあった方が面白いのかなと思いますし、原監督のコメントはツッコミどころがあって、マスコミもファンも盛り上がる。それも原さんの強みですよね。2019年はすごく楽しみです。――では、由伸監督が去られて残念ではあるものの、原さんには期待しているのですね。そうですね。そして由伸さんにしても、どんな表情で野球を見るのか、どんな解説をするのかも楽しみです。――それでは最後に、本書を通して読者にどんなことを感じてほしいか、お聞かせてください。本を読んで「これ自分の話だな」と思ってもらえるとうれしいです。会社員も野球選手も、結局は運やタイミングが重要で、似ている部分があるなと。野球選手もレギュラー選手がケガをしたとか、チーム事情に左右されますからね。「野球も人生もいろいろあるけど、俺ら終わっちゃないよ。まだこれからだよ」と思ってほしいです。
2019年01月03日お正月には、初夢で新しい年の吉凶を占うと言います。では、初夢はいつ見るもの?1月2日の夜に見る夢のことです。でも、この日に見られなくても大丈夫。年が明け、初めに見た夢を初夢として今年の運勢を占ってみましょう。ここでは、結婚にまつわる夢をご紹介!癒し系占い師として人気のマドモアゼル・ミータンさんさんに、結婚に関連する夢や、結婚を予兆する夢について詳しく解説していただきました。■結婚にまつわる夢の意味まずは、結婚と関連のある夢を見たケース。それぞれどんな意味があるのでしょうか?◎自分が結婚する夢環境の変化を求めているときに見る夢です。特に、全く知らない人や好きでもない人と結婚する夢は、その意味合いが強まります。昨年できなかった気になることにチャレンジしたり、新たな環境や新しい人間関係を広げたりするチャンスです。視野を広げて積極的な1年を。◎結婚式や披露宴に参加する夢結婚に対する憧れや不安、結婚願望の高まりを意味しています。そして、自分をよい方向へ高めようとしている気持ちの表れです。自分磨きのために、新たなことに挑戦するのもよいでしょう。既婚者がこの夢を見た場合は、現在の結婚生活に対する想いが反映されています。結婚式が夢の中で素敵なものであれば、実際の結婚生活にも幸福を感じています。◎恋人の夢恋人の夢は逆夢が多く、恋人と喧嘩している夢は、実際には恋人と良好な関係を結べることを暗示しています。逆に、夢の中で恋人と仲良くしていたら、現実では仲たがいしていたり、問題が発生したりする可能性も。◎指輪の夢指輪をはめている夢は幸せな恋愛を象徴。指輪を贈られたり贈ったりする夢は恋愛成就や結婚の可能性が高いことを意味します。■この夢を見たら結婚できる!?次は結婚を予知・予兆する夢をご紹介します。いずれかの夢を見たら結婚はもう目前!?◎結婚する人と出会える夢「イルカ」…理想的な恋人や結婚相手との出会いのチャンス。「ゾウ」…玉の輿運がアップ!幸福で、財に恵まれる結婚が実現する可能性。「きれいな川」…きれいな川の夢は将来パートナーとして一緒に過ごせる人との出会いを暗示しています。今年出会った人は、特別な相手となる可能性も。大切にしましょう。◎今の恋人と結婚できる夢「ツバメ」…ツバメの夢を見たらよい知らせがありそう。巣作りをしているツバメの夢は、恋人との結婚や、好きな相手との関係が進展することを意味します。「パン」…パンを焼く夢を見たら、恋人との関係が充実するでしょう。既婚者は幸せな結婚生活を送ることができそうです。「船が出港する」…人生における新しい可能性の扉が開くことを暗示。恋人との結婚が現実になるかも。◎プロポーズされる夢「ピアノを調律する夢」…ピアノの調律をしている夢は、運気上昇を表します。思いがけない人から告白されるかもしれません。「散歩する夢」…好きな人と散歩をする夢を見たら、その相手との関係が進展するでしょう。プロポーズされるかも!「好きな人を祝う」…祝う夢も祝われる夢もその人との関係が深まることを意味します。恋人を祝う夢ならプロポーズしてもらえそう。祝われる夢のほうが、より強い幸運が舞い込みそうです。■今年の干支、イノシシは警告の夢?最後に、今年の干支・イノシシの夢の意味をご紹介します。今年の主役が夢に出てきたら、吉夢?それとも…。「イノシシの夢」イノシシの夢は、自分の使命感が強くなりすぎていることへの警告です。周囲に対して言葉がきつくなったりしないよう、感情をコントロールすることを意識しましょう。「猪突猛進」という言葉があるように、イノシシはやるべきことに向かって一直線!な状況を表しているのかもしれませんね。何かに一生懸命になれるってステキなことですが、突っ走りすぎには気をつけて!■見たい夢を見るおまじないこの夢を見るとチャンスと言われたって、そんなの見られないよ…というみなさん、ご安心を。最後に、見たい夢を見るおまじないをご紹介しますね。【おまじないの方法】[1] 寝る前にどんな夢を見たいのか、紙に書いて声に出して読む[2] 紙をおでこに当てて、その夢の様子をできるだけ具体的に想像してみる[3] その紙を枕の下に入れて眠る夢からメッセージが届いたら、あとは行動あるのみ。あなたにステキな恋が訪れますように!夢はあなたに様々なことを教えてくれる、運命を左右するメッセージ。夢の意味をもっと知りたいなら、マドモアゼル・ミータン先生の占いサイト『-ユメログ-本格夢占い』をチェックしてみてくださいね!怖い夢や楽しい夢…意味が知りたい!診断結果は300以上!毎日寝るだけでココロもカラダも元気になれる。マドモアゼル・ミータンの夢占いサイト。監修者紹介マドモアゼル・ミータン幼少期から占いを始め、モデル業を経た後占い師として独立。稀に見る透視力を持ち、タロット、西洋占星術、人相、手相、前世占いの鑑定をし続け、癒し系占い師として、テレビ・雑誌・ラジオで活躍。タレントを占う占い師としても支持を得ている。
2019年01月02日