建築を通して京都を知る大規模展覧会株式会社長楽館が、京都市京セラ美術館で開催中の「モダン建築の京都」展との連携企画として2021年9月25日より「長楽館モダンタイルタルト」(税込み1800円・ドリンク付き)を「デザートカフェ長楽館」で販売します(2021年12月26日までの期間限定)。京都市京セラ美術館開館1周年を記念して2021年9月25日より開催される「モダン建築の京都」展は、近代建築の宝庫でもある京都のモダン建築を多彩な資料(原図面や模型、写真、映像など)とともに紹介する大規模建築展です。京都のモダン建築の1つである長楽館(旧村井吉兵衛京都別邸)からも「螺鈿細工の椅子」「花台」をはじめとした、1909年竣工当時からの調度品が複数出展されます。展覧会チケット提示でおトクに!今回発売される「長楽館モダンタイルタルト」は、1909年の建築当初より残る長楽館旧温室(現・長楽館BOUTIQUE)のタイルの柄をイメージした商品です。長楽館のパティシエによる自家製クリームと国産小麦を使ったサクサクのクッキー生地でシンプルな美味しさが際立つスイーツとなっています。セットドリンクは「長楽館オリジナルブレンドコーヒー」と「長楽館オリジナルブレンドティー」の2種類から選択可能。会計時に「モダン建築の京都」展の入場券を提示すると、200円引きのサービスが受けられます。※別途サービス料10パーセントが発生します。(画像は株式会社長楽館のプレスリリースより)(画像は株式会社長楽館より)(画像は京都市京セラ美術館より)【参考】※株式会社長楽館のプレスリリース/@Press※株式会社長楽館※京都市京セラ美術館
2021年09月05日美しい森と湖で知られる北欧の国フィンランド。 日本でもファンの多いフィンランドのモダニズムの原点を築いた建築家、エリエル・サーリネン(1873-1950)の活動を紹介する展覧会が、7月3日(土)よりパナソニック汐留美術館にて開催される。サーリネンはヘルシンキ工科大学在学中に出会ったゲセリウスとリンドグレンと共同で設計事務所を設立。1900年のパリ万博フィンランド館をこのふたりとともに設計し脚光を浴び、ヘルシンキ郊外の湖畔に、設計事務所兼共同生活の場 ヴィトレスクを設けた。住宅、商業建築、公共建築、駅や都市のデザインと、次第に幅を広げていくサーリネンの設計活動は、多様な文化を受け容れつつ民族のルーツを希求した初期のスタイルから、独自の形態を通じて新しいフィンランドらしさを提示しようというモダニズムへと展開していった。1923年アメリカに移住。自ら設計したクランブルック・アカデミー・オブ・アート(美術学校)で教鞭をとるほか、同じく建築家となった息子のエーロ・サーリネン(1910-1961)と建築事務所を設立し、ともに設計に励んでいた。同展では、渡米前のフィンランド時代の活動にスポットをあて、公共建築や都市計画から、住宅や生活のデザインまでを紹介。つねに革新を求めつつ、自然や風土に根ざし、光と陰影をとりこんで豊かな表情を見せるサーリネンのデザインに、これからの生活のあり方を考え直すためのヒントが隠されていそうだ。≪1900年パリ万国博覧会フィンランド館≫ラハティ市立博物館≪ヴィトレスクのサーリネン邸のダイニングルーム≫Photo: Ilari Järvinen/Finnish Heritage Agency, 2012エリエル・サーリネン≪椅子「コティ」≫1897年 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵エリエル・サーリネン≪バラのタペストリーのスケッチ≫1904年 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵≪建築家エリエル・サーリネンの肖像写真≫Photo: Daniel Nyblin/ Finnish Heritage Agency, 1897【開催概要】『サーリネンとフィンランドの美しい建築展』会期: 7月3日(土)~9月20日(月)会場:パナソニック汐留美術館時間:10:00~18:00(8月6日、9月3日は20:00、入館は閉館30分前まで)休館:水曜、8月10日(火)~13日(金)公式サイト:
2021年06月07日世界の映画ファンが注目している「アカデミー映画博物館」がいよいよ2021年9月末、アメリカ・ロサンゼルスに誕生します。建物の設計を担当したのは、スター建築家のレンゾ・ピアノ。オープンに先駆けて開かれたオンラインプレス内覧会で、気になる博物館の詳細が披露されました!クール!浮いている博物館【女子的アートナビ】vol. 197まずは、アカデミー映画博物館の外観からご紹介。博物館はロサンゼルスの中心地にある広大な敷地内に、2つの建物で構成されています。ひとつは、1939年建築のビルを修復したもので、もうひとつはガラスとコンクリートからなる球形の建築物。設計者は、「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞を受賞した建築家、レンゾ・ピアノ氏です。特に目を引くのが、球形の建築物。コンクリートなのに地上からほぼ浮いています!内覧会では、ピアノ氏がこの建物について「地上に浮かせて下に広場をつくった点を気に入っている」とコメント。上部には重そうなガラスドームも乗っていますが、これらは薄板状の特注強化ガラスを使っているとのこと。さすがクールで斬新な設計です。オープニングを飾るのは…『宮崎駿展』!アカデミー映画博物館のコンセプトは、「映画の芸術と科学に特化した世界最高の施設」。単なる博物館ではなく、映画製作について体験したり学んだりできる、さまざまなプログラムが用意されています。例えば、没入型常設展『映画の物語(Stories of Cinema)』では、映画のきらびやかな歴史を紹介。脚本や衣装デザイン、特殊効果や演出など、映画製作の舞台裏についても深く知ることができます。また、常設展示のほかにも、さまざまな企画展が予定されています。9月のオープニングを飾る企画展は『宮崎駿展』。宮崎監督の全作品が日本語音声英語字幕付き、および英語吹替版で上映されるほか、絵コンテや背景画、セル画なども展示されます。作品のワンシーンを大規模上映したり、登場人物やストーリーが変容していく様子を体験できるインスタレーションがあったりと、同博物館ならではの工夫された展示空間が用意される予定。宮崎作品の世界にどっぷりとつかれそうです。4月からバーチャル・プログラムがスタート!アカデミー映画博物館では、9月のオープニングに先駆けて、4月からプレ・オープニング・プログラムがはじまります。例えば、4月22日のイベント『Breaking the Oscars Ceiling(オスカーの天井を破る)』では、オスカー受賞者のなかでも特に偉業を成し遂げた女性たち、俳優のソフィア・ローレンさんやウーピー・ゴールドバーグさんなど4名が登場します。また、4月25日に予定されている第93回アカデミー賞授賞式にあわせ、同博物館のサイトでオンライン対談や映画上映、教育プログラムも実施されます。現地にはなかなか行けませんが、オンラインなら気軽に見ることができそうです。まずはぜひ、博物館の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
2021年03月25日株式会社カッシーナ・イクスシーは、 “LIFE CRUISE” と題した年間の展示テーマのもと、2021年2月22日 より各直営店でスタートする春の展示「rebEARTH(リ バース)」に際し、Cassina の新作アイテムを展示発表いたします。Cassina, CIVIL BENCH & CAPITOL COMPLEX COLLECTION■ LIFE CRUISE 20212020年という特別な一年を経て、私たちは自分の暮らしを見つめ直す好機を得ました。心地よい暮らしとは何か。誰のための暮らしなのか。2021年は、今の自分にとって豊かだと感じるものを探し求める旅が続いていくことでしょう。人生がよく旅に例えられるように、私たちの日々の暮らしは旅と同じくらい様々な出合いや発見、気づきに満ちています。季節や時間、過ごし方によって、家の中で心地よいと感じる場所を転々とする。ライフスタイルが変われば、新しく加わる家具や小物が増える。流れる月日の中で成熟しながら個性や深みを増していくインテリアは、旅と同じように心に潤いを与えてくれる、大切な存在と言えます。2021 年は「LIFE CRUISE」を年間テーマに、展示展開いたします。■春の展示 “rebEARTH” 2月下旬スタート大地、自然はいつでもそこにあり、大きく包み込んでくれる偉大さがあります。どんなことがあっても季節は巡り、また春が訪れる。私たちはその変わらない安心感に支えられています。家という存在もまた、大地と同じように私たちを包み込んでくれるものです。木のフレームや籐張りといった素朴な自然素材、そして砂や土、岩など原始的な自然にインスパイアされたインテリアアイテムを用い、家の中でも母なる大地を感じ、感謝し、讃える。2021 年の新たな旅の始まりに、再び原点を見つめ直します。“Hommage à Pierre Jeanneret” Collection 新作 2アイテム追加常に偉大な建築家の作品を研究することに従事してきたCassina は、 ピエール・ジャンヌレへのオマージュとして発表したコレクションに、2つのアイテムを追加しました。Cassina, KANGAROO・KANGAROO(カンガルー)ラウンジチェアチャンディガールにある総合病院のホール用に作成され、多くの個人邸にも収められています。Cassina, CIVIL BENCH・CIVIL BENCH(シヴィル・ベンチ)ベンチ1955 年から1956 年の間に、チャンディガール議会メンバーの宿泊施設とアパートメント用にデザインされました。“Tableware collection by Le Corbusier” 発表Cassinaは、Ginori1735及びル・コルビュジエ財団と共同で、ル・コルビュジエによる最初のテーブルウエアコレクションを発表しました。Service Prunier by Le Corbusier・ディナープレート/スープディッシュ/デザート・サラダプレート/スモールコーヒーカップ&ソーサ―Collection Chandigarh by Le Corbusier・Collection Chandigarh by Le Corbusier‘La main ouverte’(手)スクエア/‘Poisson’ (魚)ラウンド/‘La course du soleil’ (太陽の動き)長方形Home Accessories生活雑貨の2021年春のコレクションは、“rebEARTH(リ バース)”テーマにセレクトしました。2つの言葉をかけ合わせたこのテーマは、“Rebirth(再生・復活)”=地球と再びつながること、“Earth(地球)”=大地や岩壁、土などの素材・カラーを表しています。深みのある色や砂、土、テラコッタなどの原始的な自然にインスパイアされたコレクションは、荒々しい風景や長い時間をかけて形成された地球を感じることができます。陶器や石の素材、テラコッタに深みのあるプロイセンブルーやコバルトブルーを組み合わせ、地球という壮大な永遠の存在を想起させます。VIPS AND FRIENDSぜひご高覧賜りますようよろしくお願い申し上げます。カッシーナ・イクスシー 2021年春の展示「LIFE CRUISE-rebEARTH(リ バース)」<日程>青山本店、福岡店 2021年2月22日(月)~名古屋店 2021年3月1日(月)~大阪店 2021年3月8日(月)~最新の店舗営業状況についてはウェブサイトをご覧ください。カッシーナ・イクスシー 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月07日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が展開する「グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)」の建築構造にヒントを得た「WAKU」バッグに新型が登場。2021年1月5日(火)より発売される。建築構造に着想を得た「WAKU」バッグに新型が登場「グッド グッズ イッセイ ミヤケ」のオリジナルプロダクトである「WAKU」バッグは、建築構造の一つであるトラス構造から着想を得たデザインが魅力。新型は、その構造を活かしたミニマルなバックパックだ。特徴となる“枠”の黒いラインが、デザイン性を高めるだけでなく、自立を可能にしてくれる。また、内側には荷物の整理に便利な3つのポケットを備えるなど、機能性も抜群。丈夫で軽量なのも嬉しいポイントだ。【詳細】「WAKU」新型バックパック発売日:2021年1月5日(火)価格:38,000円+税サイズ:W25 X H40 X D12.5cmカラー:ブラック、オフホワイト、カーキ、ライトブルー【店舗情報】グッド グッズ イッセイ ミヤケ住所:東京都渋谷区猿楽町19-8 T2ビルTEL:03-5457-3017営業時間:12:00~19:00
2021年01月08日池田エライザと田口トモロヲがW主演する、“建築×グルメ”をテーマにした新ジャンルのドラマ「名建築で昼食を」が、スペシャルドラマとして帰ってくることが分かった。建築、旅、暮らしなどを題材に独自の世界観で多数執筆している作家・甲斐みのりの「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」を原案に、7月クールに放送・配信された本作。今回のスペシャルは、連続ドラマのその後を描いた60分の拡大版で放送。久しぶりに千明(田口さん)から横浜の名建築巡りの誘いの連絡が入るところから始まる。ロケ地は、ホテルニューグランドをはじめ、神奈川県立音楽堂、神奈川県立図書館、横浜市開港記念会館、コーヒーの大学院。また、劇中では謎に包まれていた建築模型士・千明の過去が明かされる。藤役の池田さんは「春野藤として帰ってくることができて嬉しいです」と今回の放送を喜び、「美味しいグルメはもちろん、西洋東洋が艶やかに混ざったホテルニューグランドの美しい色彩や、神奈川県立図書館のスタイリッシュさ等、盛り沢山です。トモロヲさん演じる、いつもは頼もしい植草千明師匠が、今回はなんだかシュンとしているのも見所です」と今回の物語について語る。一方、田口さんは「日本の街中に存在する宝石のような建物達。その世界でお茶や食事を味わいおっとりする至福の時。市井の人のささやかな贅沢を再び皆さまと共有出来ることを楽しみにしています。こういう大変な時期ですから、名建築という名湯に心身ともに浸かって穏やかな瞬間を過ごして頂ければ嬉しいです」とコメントを寄せている。そして、謎多き建築模型士・千明の過去と密接に関係する重要な役として加藤登紀子も出演。「大好きな横浜です。しかも私には特別の思い出もあるホテルニューグランドでの撮影。本当に楽しい時間でした」と撮影をふり返り、「田口トモロヲさん、池田エライザさんとのドラマに出演させていただくなんて、みんなに自慢したい、素敵なプレゼントです。皆様もドラマの中の空間と時間を、どうぞ楽しんで下さい」とメッセージ。なお、ドラマで訪れた名建築の魅力を原案の甲斐さんが解説する番組オフィシャルブックが12月18日(金)発売。藤、千明のInstagramに掲載されたノスタルジックな乙女建築写真、インテリアに注目が集まった藤の部屋、絶品ランチやお土産情報などドラマの世界観を凝縮している。<あらすじ>藤(池田エライザ)と千明(田口トモロヲ)は仕事が忙しく最近連絡を取っていない。と、そこへ久しぶりに千明から横浜の名建築巡りの誘いの連絡が入る。向かったのは、日本を代表する建築家・前川國男が手掛けた神奈川県立図書館と音楽堂。前川の師匠コルビジェ譲りの美しい色彩でデザインされた壁や、太陽光の取り込みを綿密に計算した外壁のブロックなど、戦後を代表するモダニズム建築を堪能する。横浜の名建築巡りをしている中、千明が横浜へやって来た本当の目的を察した藤は、千明をホテルニューグランドへ誘う。そこで千明を待っていたのは、気品のある女性、宇野依子(加藤登紀子)。渡したいものがあると彼女が差し出したのは、建築家であった父・幸一による手書きの設計図であった…。「名建築で昼食を」スペシャル 横浜編は2021年1月23日(土)テレビ大阪にて13時25分~、BSテレ東/BSテレ東4Kにて12時~放送。ひかりTVにて1週間先行配信。(cinemacafe.net)
2020年12月17日タイトルは『心落ち着く住まいをつくる秘訣とは?』『ストレスと無縁ではいられない現代社会で求められる、心から安らげる家。長年にわたり心落ち着く住空間を追求してきた建築家に、そのつくり方を聞きました。』ということで、【プライム】が取り上げられました。【心落ち着く住まいをつくる秘訣とは?】Houzzで【プライム】が特集されました。心落ち着く住まいをつくる秘訣とは?タイトルは『心落ち着く住まいをつくる秘訣とは?』『ストレスと無縁ではいられない現代社会で求められる、心から安らげる家。長年にわたり心落ち着く住空間を追求してきた建築家に、そのつくり方を聞きました。』ということで、【プライム】が取り上げられました。天遥かな家---------------------------------------------------[本文より]建築を学んでいた学生時代、心落ち着く空間と、そうではない空間の違いを強く意識するようになったという西島さん。設計の仕事をしていく中で、心落ち着く空間を実現するためには、2つの要素を取り入れることが重要だと考えるようになりました。その2つとは、どういったものなのでしょうか?「1つ目は、しっかりと守られているという落ち着き、つまりプライバシーが守られていると感じられること。」「2つ目は、心が解放されるような広がりが感じられること。」「【守られているけれど、広がりが感じられる】という、2つの要素を両方いっぺんに実現させるのが、居心地のよさにつながるんじゃないか、と思っています」長い時間を過ごす住空間は、住む人の内面に与える影響も大きい、と話す西島さん。「だから、住空間を大切に考えることは、生きることを大切に考えることにつながると考えています」---------------------------------------------------よろしかったら、ご覧下さい。掲載されている作品は天遥かな家山に向かう家日本橋 - 川辺の家つなぎ梁の家で詳しくご覧になれます。天遥かな家山に向かう家日本橋 - 川辺の家
2020年12月14日Houzzのマガジン欄に【まついハウス】が掲載されました。【自然を感じられる快適な暮らし。東京都下の住まい】に掲載されました都心部へのアクセスが快適でありながら、郊外の豊かな自然環境も楽しめる東京都下エリア。ここに建つ住まいの特徴について専門家の方々にお話を伺ってみると、以下のような特徴がみえてきました。・都心部よりも敷地が広いため、庭付きの住まいが多い・周辺環境の自然や緑を取り込んで活用している・隣家との関係を考慮し、プライバシーが確保できるようにしている・都心に比べ車移動が多いため、しっかりとした駐車スペースがある家が多い実例について、みていきましょう。Houzzのマガジン欄に 【まついハウス】が掲載されました。『プライム一級建築士事務所が手がけたのは、三鷹市に建つこちらの住まい。オーナーはパントマイムを演じるパントマイミストであり、住まいと事務所、そしてミニ公演ができる場所を求めていたといいます。くつろぎと集中という心の切り替えを実現するために、西島さんは各部屋の色合いを強く意識したといいます。建物全体は赤系の暖色ですが、仕事場では、赤とは補色の関係にある緑系の色が合わせられています。また、豊かな緑に心が癒やされるよう、既存の庭はそのまま残され、庭に面して全面ガラスの窓が取り付けられています。リビングの南に庭が広がることで、自然の世界へと心が開かれるような構成となっています。吹抜空間には上部2面にステンドグラスが組み込まれており、鮮やかな光が空間全体を包みます。パントマイムの客席ともなる階段は、軽やかに吹抜を上昇する形にしています』と紹介されています。東京都下の16の住まいが紹介されています。よろしかったら、ご覧下さい。(【まついハウス】は1ページ目の一番下に登場します。)
2020年11月30日新しく家を建てたいと思った時、家族にとって快適で住みやすい家を…と望みますよね。今回は、2級建築士の資格をもっている私がマイホームを建てる際にこだわったところや、建てた後に気づいた失敗点、そして家づくりのポイントなどを紹介します。こだわって満足!【家事室・勾配天井・リビング階段】【その1室内干し部屋兼家事室】わが家で気に入っているところは、「家事室」です。室内干し兼家事ができる専用の部屋「家事室」は、生活導線を考えて、洗濯物を干すベランダの近く(わが家は2階)に絶対に作ろうと決めていました。この部屋に洗濯物を取り込んでたたみ、衣類はそのまま2階の各収納場所へ。室内干しもできるように伸縮ワイヤーを設置してあります。このワイヤーは使用しないときはコンパクトになるのでジャマになりません。それほど広くないスペースですが、作ってよかったと思える大満足の部屋です。【その2勾配天井(寝室)】勾配天井とは傾斜になっている天井のことですが、この天井のおかげで開放感が生まれます。この勾配天井が昔から大好きだったので、寝室に取り入れました。寝室は開放感がない方が落ち着く人もいると思いますので好き嫌いは分かれまずが、私はとてもお気に入り。のびのびできる空間を感じながら眠りにつくことができています。【その3リビング階段】最近とても増えているリビング階段。私は「階段」は見せ方次第で空間の印象が大きく変わる大切なものだと思っています。そのため、階段は、もっとも人が行き交うリビングに作ろうと決めていました。結果、空間に奥行きが生まれ、開放感がある印象のリビングになったこと、子どもたちが2階に上がるときも把握できることなど、リビング階段にしてよかったと満足しています。ちなみに、空調の効きが悪くならないか心配でしたが全然問題ありません。上:室内干し兼家事室(ワイヤーを出している状態)下:勾配天井作ればよかった!【玄関(土間)収納】5歳と1歳の子どもと生活する中で、建ててから失敗したなと思ったのは、「玄関(土間)収納」を作らなかったことです。「玄関(土間)収納」は、シューズクロークや玄関クロークともいわれています。これは、玄関からつながった土間の収納スペースなので、帰ってきたら室内に物を持ち込まず、そのまま置いておくことができます。例えば、ベビーカーや子どもの自転車、三輪車、ヘルメット、外での遊び道具。そして雨に濡れたアウターや服。玄関の掃除道具など、あげればきりがありません。扉やシェードで目隠しをすると玄関からは見えなくなるので、とてもスッキリとした印象になります。スペースがなくて断念したけれど…その便利さを知っていたのに、なぜ作らなかったのか…、それはスペースがなかったのです。以前から、家を建てるなら便利な玄関収納は絶対にほしい!と思っていました。ですが、玄関が洗面・脱衣所の隣にあり、洗面・脱衣所を広くとりたいという思いも強かったので、玄関収納は断念。そのかわりに、玄関から室内に上がって一番近いところに収納を設けたのですが、思えば玄関から近いとはいえ室内に変わりはありません。やはり土足のまま玄関に収納できるスペースを、洗面・脱衣所のスペースを少し狭めてでも作ればよかったなと思っています。つければよかった!【ダウンライト照明の調光機能】2つ目に失敗したなと思ったことは、リビングの照明にダウンライトに「調光機能」をつけなかったことです。調光機能とは、照明の明るさや暗さを調節できる機能のこと。家を建てる時、調光機能がついているダウンライトも検討したのですが、コスト面の関係で、調光機能をなしにしてしまいました。ところが住み始めて、子どもがお昼寝をしたり、夜に作業をしたりする時など、明るさを変えられたら…と思うことが増えてきたのです。調光機能がついていると節電にもなることを考えると、初期投資として、多少コストがかかってもやっぱりつけておけばよかったと感じています。快適な家づくりのための重要なポイント!【生活動線】最後に私が思う家づくりで一番重要なポイントは、「生活動線」を意識することです。生活動線の中でも、もっとも動きが多いであろう「家事動線」。例えば食料を買ってきたものの冷蔵庫やパントリー(食糧庫)までの動線が長いと、食料などの荷物を運ぶのが大変です。そこで、パントリーをキッチンの手前に作るか、奥に作るのかも考える必要があります。奥に作ると必ずキッチンを通らないといけないので本当に食料やキッチンまわりのものだけの収納になるでしょうし、人の行き来が多くなりそうな手前だと、食料の他にも何か他にも収納するものが増えるかもしれません。自分の生活スタイルに合っている位置を考える必要があります。生活導線を書き出してみましょう動線はある程度シュミレーションできるかもしれませんが、私は簡単でもいいので、実際に書き出すことをおすすめします。間取り図があるのならば、そこに動線を書きこむだけでOK。間取り図がなくても紙に簡単に部屋名などを書いて、動線を考えて書き込んでみるとイメージしやすいと思います。快適な家づくりのために今回は、私の満足しているポイントとともに、失敗したと感じる点を紹介しましたが、いかがでしたか?子どもがいる家庭であれば将来のこともある程度考えなければなりません。何のためにこの部屋や収納があるのか、何のために使用するのかなど、目的を明確にしたうえで家づくりを考えてみると、きっとうまくいくのではないかと思います。今回紹介したものが、少しでも家づくりの参考になれば幸いです。<文・写真:ライターmayumi>
2020年11月21日こた(@kota_draw)さんが、Twitterに投稿したある画像が「天才かよ」「ずっと見ていられる!」と話題になっています。早速ですが、こちらをご覧ください。クリックすると画像を拡大しますどこかの風景を模写…いいえ違います。実は、描かれている街はすべて空想の世界をモチーフにしたものなのです!作品をよく見てみると、有名な『消しゴム』がビルになっていたり、近代的な中にもお城が混在していたりと、未来の日本の街のようにも見えます。描いたのは、なんとこたさんが小学6年生の時。こたさんの子供の頃の作品はほかにも…!クリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大します小中学生の頃の絵です。空想の街を描いていました。 pic.twitter.com/hCPGP2E5tW — こた (@kota_draw) October 14, 2020 最後の2枚は、中学生の頃に描いたものだといいます。想像の街の発想力はもちろん、立体的な建造物の数々を緻密に描く技術力は大人顔負けですね。こちらの作品を見た人からは、絶賛するコメントが多く寄せられました!・すごすぎる…。思わず食い入るように見てしまいました!・小中学生でこのクオリティ。まさに天才ですね。・無機質な建物の中にも、子供らしい遊び心が散りばめられていて素敵な作品。作者のこたさんによると、作品はすべて『ボールペン』で描いたそうです。たった1本のボールペンで作り出す、もう1つの世界。時には現実の世界から少し離れて、不思議な別の世界に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年10月19日【天遥かな家】が完成しました。天井高6mのリビングが生み出す、空へと気持ちが広がる空間が特徴です。【天遥かな家】完成【天遥かな家】が完成しました。【天遥かな家】プライムサイトへ天井高6mのリビングが生み出す、空へと気持ちが広がる空間が特徴です。敷地は、南に下がる丘の中腹の住宅密集地です。家々に囲まれた中、土地の勾配を利用して、南の家より少し高い建物にすることで、隣家の屋根越しに、家の中から遠くまで見通せるようにしました。建物の高さをそのまま室内に生かし、天井高6mのリビングを中心に、空へと気持ちが広がる空間を形づくりました。また、変形の敷地になじませて、無駄なく平面を展開することで、庭との一体の感じられる住空間を実現しました。
2020年10月13日京都市京セラ美術館では、開館1周年記念展「モダン建築の京都」を、2021年9月25日(土)から12月26日(日)まで、新館「東山キューブ」にて開催する。京都の“モダン建築”を探る文明開化が推し進められた明治時代、東京遷都をきっかけに、京都には歴史都市としての意識や近代化への意識が生まれ、数々の「モダン建築」が誕生することとなった。その後も京都市京セラ美術館の建物をはじめ、明治、大正、昭和期に建てられた建築の多くは、今なお活用されている。現代にあって、合理的で均質な現代建築により個性に乏しい街並みや建築が次々と生まれるなか、歴史的建造物の保存活用は、独自性ある都市や建築の未来を考える鍵となっている。この観点から見れば、神社仏閣といった明治以前の古建築はもちろんのこと、優れた近代建築も数多く存在する京都は、歴史的価値を有する建築を保存・活用してきた“生きた建築博物館”だということもできよう。京都市京セラ美術館初の大規模建築展開館1周年記念展「モダン建築の京都」は、京都のモダン建築を代表する京都市京セラ美術館を会場に、古建築だけにとどまらない京都のもうひとつの魅力に迫る、同館初の大規模建築展覧会だ。京都に現存するモダン建築を40ほど取り上げ、オリジナル図面や模型、写真などの豊富な資料を通して、建築史・時代背景・現代的価値といった多角的な視点から紹介する。展覧会概要京都市京セラ美術館 開館1周年記念展「モダン建築の京都」会期:2021年9月25日(土)〜12月26日(日)会場:京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124※詳細は決まり次第告知【問い合わせ先】京都市京セラ美術館TEL:075-771-4334
2020年10月05日池田エライザと田口トモロヲがW主演する真夜中ドラマ「名建築で昼食を」のメインビジュアルが到着した。本作は、アドリブを交えながら名建築を巡る、ドキュメンタリー要素のある新感覚ドラマ。ノスタルジックで可愛らしい“乙女建築”にフォーカスをあて、フランク・ロイド・ライト、前川國男、安藤忠雄…後世に残したい名建築が続々と登場する。今回完成した本作のメインビジュアルは、田口さん演じる千明が追いかけているノスタルジックで可愛らしい“乙女建築”の世界観をイラストで表現。イラストと実写を組み合わせた1枚に。新進気鋭のデザインユニット「LABEL A」による制作だ。また、池田さんが演じる広告代理店勤務の春野藤の親友・綾子役を、若手女優の小川紗良が、千明いきつけの喫茶店マスター役を、日本を代表するフォークロックシンガーであり、詩人、俳優としても活躍する三上寛が演じることも決定。小川さんは「同い年の池田さんとのセッションを楽しみながら、そして何より健康第一で、心安らぐドラマにしていきたいと思います」と意気込み、三上さんは「音楽の現場に身を置きながら、演技の世界に対する興味を失う事ができないのは、たくさんのスタッフと共に仕事する、音楽でいうならオーケストラのようなそれは、実は、『孤独の領域』を維持する事だからだろう。私はこの人物の事を、こういう風に捉えますということは、『貴方は誰ですか』という問い掛けになるからだと思っています」とコメントしている。なお、本作のオープニング&エンディングテーマ曲も発表。オープニングテーマ曲は「Gi Gi Giraffe」の「Picture」。エンディングテーマ曲は、浦上想起の「未熟な夜想」に決定した。第1話「アンスティチュ・フランセ東京」あらすじ春野藤(池田エライザ)は、「乙女建築」なる写真をSNSでアップしている植草千明(田口トモロヲ)とメッセージを交わす中、一緒に名建築でランチをすることに。訪れたのは、1952年にフランス語学校として設立されたアンスティチュ・フランセ東京。千明と一緒に乙女建築を巡り、独特の建築の見方の楽しさや、千明の人となりに触れることによって藤は、次第に「乙女建築」に惹かれていく。そして、友人綾子(小川紗良)とカフェ開業に向けて話し合い、決意を強めるのであった――。第2話「自由学園明日館」あらすじ藤が元カレから預けられたぬか床を悶々とした気持ちで混ぜていると、千明(田口トモロヲ)から「女子高でランチしませんか?」とのお誘いが…。向かったのは、世界的建築家フランク・ロイド・ライトが設計した自由学園明日館。100年前に建てられた女子高の中に数々の「乙女建築」を発見する。増築された講堂など「名建築の時代を経ての変化」を目の当たりにし、千明の言葉から自分も変わらなければと感じた藤。色々な悩みから少し前向きな気持ちに――。真夜中ドラマ「名建築で昼食を」は8月15日放送開始(テレビ大阪は毎週土曜日深夜0時56分~、BSテレ東/BSテレ東4Kは毎週土曜日深夜0時~)。ひかりTVにて1週間先行配信。(cinemacafe.net)
2020年08月08日池田エライザと田口トモロヲのW主演で、“建築×グルメ”をテーマにした新ジャンルのドラマ「名建築で昼食を」が放送されることが決定した。作家・甲斐みのりの「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」を原案にした本作。池田さん演じるカフェ開業を夢見るOL春野藤が、田口さん演じる「乙女建築」巡りを趣味とする中年の建築模型士・植草千明とSNSで出会うことからスタート。名建築巡りをしていく中で次第に心を通わせ、仕事に恋に悩み多き藤は千明の何気ない言葉に心動かされ、勇気づけられ、前に進んでいく…という、1人の女性が挫折と葛藤を繰り返しながら成長していく物語だ。「仕事帰り、ふとテレビをつけて見る建築のドキュメンタリーが好き」と話す池田さんは、「このお話に声をかけていただけて光栄ですし、名建築にて美味しく楽しく、作品に挑めるなんてこの上なく幸せです。皆様に楽しんでいただけるよう、春野藤として、新鮮な気持ちで素直にお芝居に取り組みたいです」と意気込む。名建築巡りの指南役となる田口さんは「たんなる情報にならず、ドラマ映像ならではの観て、感じて、五感を刺激して、おっとり楽しめる作品になれればと思います」と話し、「こういう大変な時代だからこそ、"人と建築と食"のホッと一息つける、癒しと許しのあるドラマをご覧いただければ幸いです。どうぞヨロシクお願い致します」とコメントしている。本作は、アドリブを交えながら名建築を巡るドキュメンタリーパートを組み合わせたハイブリッドな作りにも挑戦。新感覚ドラマとなっている。ロケ地には、現存する日本最古のビヤホール、アール・デコの旧宮邸、気軽にお茶のできるフランク・ロイド・ライト建築、安藤忠雄による歴史的建造物のリノベーション建築など。意外と知られていない、名建築の中で頂ける絶品ランチを紹介する。真夜中ドラマ「名建築で昼食を」は8月15日スタート。毎週土曜日深夜0時56分~テレビ大阪にて、毎週土曜日深夜0時~BSテレ東/BSテレ東4Kにて放送。※ひかりTVにて1週間先行配信(cinemacafe.net)
2020年07月16日「Onefor3-柿の木坂の家」が完成しました。「家族3人のこれからの生き方」を考える中から生れた住宅です。広がりと落ち着きを生み出す勾配天井が特徴です。「One for 3 - 柿の木坂の家」 が完成しました「Onefor3-柿の木坂の家」が完成しました。「家族3人のこれからの生き方」を考える中から生れた住宅です。広がりと落ち着きを生み出す勾配天井が特徴です。第2の人生を歩み始めたシニア世代の父、今も仕事を続ける母、自立した生活を営む娘の3人がほどよい距離を保ちながら、ともに生きる喜びを感じられる住空間がテーマとなりました。一人一人が、自分独自の生き方、感じ方にあわせた生活を続けつつ、時として一緒に過ごすという生活パターンと呼応した建築空間を実現しました。母と娘の住戸、父の住戸、賃貸住居1戸という構成もそこから生まれました。一人一人の人生が豊かに実る住空間であることを願っています。建築概要所在地:東京都目黒区規模:2階建用途:長屋敷地面積:146.17m2(44.22坪)建築面積:64.64m2(19.55坪)延床面積:119.04m2(36.01坪)構造:木造設計監理:プライム/西島正樹施工:江中建設掲載誌「建築ジャーナル2020年5月号」(建築ジャーナル2020.5.1発売)
2020年07月13日建築ジャーナル(2020年5月号)にプライムの作品が掲載されました。住宅建築、一般建築、子供の空間など、多くの作品が掲載されています。建築ジャーナル(2020年5月号)にプライムの作品が掲載されました。住宅建築、一般建築、子供の空間など、多くの作品が掲載されています。是非ご覧いただければと思います。掲載作品一覧:【青谷福音ルーテル教会】【白鷺の家】【末広の家】【フラッツCN】【Bridge-桜上水の家】【ブーメラン・プランの家】【東邦電気工事ビル】【山に向かう家】【いまいづみ幼稚園未来館】【フラッツAL】【加賀の子ども】【まついハウス】【Onefor3-柿の木坂の家】【天遥かな家】【にぬふぁ保育園】プライム一級建築士事務所
2020年06月08日寺田倉庫株式会社が運営する建築倉庫ミュージアムは、緊急特別企画として、「隈研吾・西澤明洋が語るアフターコロナの建築とデザイン -建築倉庫×クリエイティブナイト-」を2020年5月14日19時よりYouTubeにてライブ配信いたします。建築倉庫ミュージアムは現在、新型コロナウイルスの感染予防および拡散防止のため臨時休館しておりますが、この期間にも建築および建築模型の魅力をより多くの方に伝えるべく、オンラインコンテンツの充実に力を入れております。今回は、建築倉庫ミュージアムの取り組みのひとつである「建築領域における可能性の拡張」に対し、様々なジャンルのクリエイターを招いたトークセミナー「クリエイティブナイト」を主宰する株式会社エイトブランディングデザインに共鳴いただいたことから、本コラボレーションが実現いたしました。登壇者には、同社代表であり、アーキテクチュアル・シンキング(建築的思考術)を提唱するブランディングデザイナー・西澤 明洋氏と、建築倉庫が運営する模型保管サービス「ARCHI-DEPOT ONLINE」にて、数多くの建築模型を保管する建築家・隈 研吾氏をお迎えいたします。「アフターコロナの建築的思考術」、「建築×ブランディング」、「建築模型の価値」等をキーワードに、第一線で活躍する両氏が、「今」考える建築とデザインについて語ります。【開催概要】タ イ ト ル:緊急特別企画「隈研吾・西澤明洋が語るアフターコロナの建築とデザイン -建築倉庫×クリエイティブナイト-」日 時 :2020年5月14日 19:00~20:10(終了予定)配 信 URL:建築倉庫ミュージアム公式YouTubeチャンネル 視 聴 方 法:詳細は建築倉庫公式サイトおよび各種SNSをご確認ください。公式サイト:公式SNSTwitter :: :料 金 :無料【隈研吾氏について】 年生まれ。東京大学建築学科大学院修了。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。2009年~2020年3月、東京大学教授。2020年4月より東京大学特別教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで20か国を超す国々で建築を設計し、(日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞、他)、国内外で様々な賞を受けている。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。また、コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。【西澤明洋氏について】 年生まれ。株式会社エイトブランディングデザイン代表。ブランディングデザイナー。「ブランディングデザインで日本を元気にする」というコンセプトのもと、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っている。「フォーカスRPCD(R)」という独自のデザイン開発手法により、リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインを数多く手がける。主な仕事にクラフトビール「COEDO」、抹茶カフェ「nana’s green tea」、ヤマサ醤油「まる生ぽん酢」、サンゲツ「WARDROBE sangetsu」、芸術文化施設「アーツ前橋」、手織じゅうたん「山形緞通」、純金工芸「SGC」、農業機械メーカー「OREC」、ブランド買取「なんぼや」、ドラッグストア「サツドラ」、博多「警固神社」、など。著書に『アイデアを実現させる建築的思考術』(日経BP社)、『ブランドをデザインする!』(パイ インターナショナル)などがある。グッドデザイン賞をはじめ、国内外100以上の賞を受賞。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月10日80歳の画家のアトリエ+住居です。下階は自己完結したアトリエ、その上に開放的な住居を重ね合わせました。画家の内面が豊かに育まれ、さらなる創造へとつながればと願っています。80歳の画家のアトリエ+住居です。下階は自己完結したアトリエ、その上に開放的な住居を重ね合わせました。両者を対比的に構成することで、創造へと向かう集中と、集中からの解放という対照的な内面の営みを育む空間をめざしました。外観は、直方体の上に曲面屋根が乗る単純な輪郭によって、確固とした存在感を醸しだしつつ、屋根の柔らかな庇や正面の螺旋階段や緑により、町へと繋がる佇まいを生み出しました。画家の内面が豊かに育まれ、さらなる創造へとつながることを願っています。所在地:東京都世田谷区主要用途:専用住宅規模:2階建構造:木造敷地面積:82.05㎡(24.83坪)建築面積:40.29㎡(12.19坪)延床面積:104.59㎡(31.65坪)構造設計:梅沢建築構造研究所施工:三合建設■掲載誌ディテール168(彰国社2006発売)住宅建築別冊50「バリアフリー住宅」ナイスリフォーム(1994年11月号)住宅建築1997年7月号高齢社会住宅設計モデル集建築文化(1993年9月号)ニューハウス(2005年8月号)【アトリエの家】詳しくはこちらをどうぞ【西島正樹/プライム】詳しくはこちらをどうぞ
2020年04月25日彩かな色合いが感覚に語りかけ、空へ、庭への広がりが心を解き放ちます「平和と子どもたちの幸せ」を願い、人生を歩んできた家族のこれまでの歩みとこれからへの思いが込められた建築です【まついハウス】の建主は、壁画家とパントマイミストの姉妹です。2人は、数学教育研究者である父と、絵本・紙芝居作家である母、そして戦争の暗黒の中を乗り越え100歳まで生きた祖母が、命ある日まで暮らした家を建て直して、家族の皆が願い続けてきた「平和と子どもたちの幸せ」への思いを建築にこめたいと考えました。そうした思いから、パントマイミストの住まいとともに、文化的、創造的な場を建築に組み込みました。パントマイムができる空間、マイム事務所、壁画家のデザインしたステンドグラス、絵本作家である母の絵本や紙芝居などの展示スペースなどです。家としての安らぎが感じられるとともに、創造の場として心が呼び覚まされるような空間の実現が空間のテーマとなりました。このことを最も凝縮した空間が、パントマイムも演じられる大きな吹抜のリビングです。この空間を中心に、ダイニング等の生活空間や、マイム事務所などの仕事の場を展開しました。吹抜空間は上部の2面にステンドグラスを組み込み、その鮮やかな光が空間全体を包みこみ、心が空へと広がっていくような空間にしました。パントマイムの客席ともなる階段は、空へと思いが導かれるように、軽やかに吹抜を上昇する形にしました。リビングの南は全面に庭が広がり、自然の世界へと自ずと心が開かれるような構成にしました。室内は、日本の伝統的な色合いであるベンガラ色を基調に、利休鼠や群青色を交え、心が励まされるような色で彩りました。外観は、逆に渋い銀鼠色で統一しました。静けさの中、内側の世界へと期待が高まるようなたたずまいが、訪れる人を迎えます。光、風、緑という自然の移ろいと、色彩、造形といった人間の創造的な営みとが織りなす空間の中で、新たな自分を発見する、そういう日々をすごせる建築であってほしいと願っています。建築概要所在地:東京都三鷹市規模:2階建用途:専用住宅敷地面積:156.03m2(47.2坪)建築面積:62.05m2(18.77坪)延床面積:103.45m2(31.29坪)構造:木造設計監理:プライム/西島正樹施工:江中建設掲載誌「建築ジャーナル2020年5月号」(建築ジャーナル2020.5.1発売)【まついハウス】詳しくはこちらをどうぞ【西島正樹/プライム】詳しくはこちらをどうぞ
2020年04月21日斜め向かいのT字路に向けて開放的に住空間を展開、広がりのある住空間を形づくりました6604f_NTR_u_clr_L.jpg密集市街地の中で、斜め向かいのT字路に向けて、開放的に住空間を展開することで、広がりのある住空間を形づくりました。一方、間近に迫る隣家に対しては、縦ルーバーによって視線を遮ることで、安心して心を解き放てる住宅をめざしています。掲載「建築家100の模型展」所在地:東京都渋谷区規模:地上2階建敷地面積:90.83m2(27.48坪)建築面積:47.61m2(14.40坪)延床面積:82.15m2(24.85坪)構造:木造施工:栄伸建設
2020年04月17日閉鎖的な下階の上に、開放的な上階が乗る構成により、掘削土を利用した丘状の庭園等、立体的な空間展開により広がりのある住空間をめざしました。地下に完全防音のオーディオルームが組み込まれています。閉鎖的な下階の上に、開放的な上階が乗る構成により、掘削土を利用した丘状の庭園等、立体的な空間展開により広がりのある住空間をめざしました。地下に完全防音のオーディオルームが組み込まれています。所在地:東京都杉並区規模:地上3階敷地面積:94.35m2(28.54坪)建築面積:46.80m2(14.16坪)延床面積:122.44m2(37.04坪)構造:鉄骨造+RC造設計監理:プライム/西島正樹施工:リデア掲載誌「マイホームプラスVol.01(2005夏号)」エクスナレッジ2005.7.20発行)「コンフォルト」2006年8月号(建築資料研究社,(P28,29))(造園デザイン:塚田有一)「EXEエグゼ-07号」(システムソフト2007.2.20発行)P36-39「建築知識」(エクスナレッジ2007.2.20発行)「大人の上質インテリア」(エクスナレッジ2007.3.1発売)「デザインセンスを磨く−上質インテリアのルール」(エクスナレッジ2012.6.14発行)「部屋別・間取りアイデア」(エクスナレッジ2013.4.30発行)「Lapita」(小学館2008.2.1発行)【さざなみの家】詳しくはこちらをどうぞ【西島正樹/プライム】詳しくはこちらをどうぞ
2020年04月10日初めてのお家づくり。やりたいことや夢はあっても実際どうしたらいいか分からない。そんな方が多いのではないでしょうか?間取りや要望に固執しすぎてかえって使いにくい家になってしまった。なんて話もよく耳にします。R+houseの建築家は日当たりや風の通りはもちろん、お客様1人1人のライフスタイルをヒアリングすることで、要望を取り入れながらも使いやすく将来的な事まで考えた住宅を提案してくれます。今回ご紹介するお宅はお子様が5歳の女の子と2歳の男の子でやんちゃ盛り。剣道をやっているご主人と現在育休中の奥様の4人暮らしです。子育てに追われながらも家事をするのがとても大変!という奥様の為に建築家がどのようなお家を設計したのかご覧ください。外観は黒!ガルバリウム鋼板と木のコントラストが美しい四角い家広く、少し小高い敷地に悠然と建つ、黒いガルバリウム合板の壁で覆われたお家。軒天には天然木のレッドシダーを使い黒と木のコントラストが非常に美しいお家です。敷地面積:366.66㎡(110.91坪)1階床面積:77.01㎡(23.29坪)2階床面積:53.82㎡(16.28坪)延べ床面積:130.83㎡(39.57坪)回遊動線が連続する使いやすい間取り1階、2階とも生活動線が回遊できる設計になっているため、どこへいくにもぶつかることなく最短の距離で家事ができます。周りを見渡せるので育児をすながらの家事もラクラクです♪テーマはシンプルに使いやすく~玄関~家族用とお客様用の2つの動線を分けた2Way玄関。剣道から帰って来たご主人が、防具をしまうのに使いやすいようopenな収納にしています。玄関から入ってきたお客様からは見えにくくする、ちょっとした工夫は建築家のならではのアイデアです。~キッチン~家の中心にあるキッチン。LDKを見渡せるようにできています。正面にある窓からは天気の良い日は富士山を眺めることができるので、奥様の気持ちも安らぎながら、家族のご飯の準備にも力が入ります。建築家の先生は景観を大事にしながら設計をしてくれるのもgood!です。~LDK~LDKは小上がりの畳コーナーを含めると24.5帖と広々空間。大きな掃き出し窓からはたくさん光も入りとっても明るいリビングになっています。床材は120mm幅の天然のオーク材を使用しているので、裸足で歩いても天然木のサラッとした足触りが気持ちが良いです。~洗面~洗面はW1650mmとかなり大きめ。これは朝、洗面が取り合いになっているお施主様の為に建築家の先生が並んでも十分使えるようにと提案してくれました。お客様のライフスタイルを反映してオンリーワンの提案をしてくれるのも建築家住宅の魅力です。~openクローゼット・インナーバルコニー~2階はお客様も入らないプライベートな空間ということとフレキシブルに使いたいというお施主様の要望から、あえてopenなクローゼットにしました。将来子供部屋にする空間もお子様が小さいうちは大空間で伸び伸び遊ばせたいというお考えから、回遊できる大きなスペースを作っています。インナーバルコニーは、東と南からサンサンと太陽の光が差し込む場所に設計されています。1850mm×2730mmのインナーバルコニーはお布団や洗濯物を干すだけでなく、ちょっと景色を眺めながらお茶もできるカフェスペースとしてもお使いいただけます。~フリースペース~将来的な子供部屋は今は広く、お子様の成長に合わせて間仕切りを設けられるように設計されています。明るく、風通しも良い子供部屋ならお子様もきっと喜ぶはず。5歳のお姉ちゃんは今からピンクのお部屋にしたいと目を光らせてお話してくれました。まとめ家事と子育て。子育て世代の奥様は必ず直面する問題です。上手く両立するのはとても難しい。新しく家を建築する方の中には、とても期待している方も多いのではないでしょうか?でも自分たちだけではどうしたらどういうお家なら子育てと家事、どちらもラクなお家にできるか分からない。なんていう方は、建築のプロである建築家の先生と一緒にお家を建てるのもひとつの方法です。建築家に頼むと費用が高い!頼み方が分からない!そんな方はぜひ「R+house」にお気軽にお問い合わせください。きっとあなたの素敵なお家が見つかるはずです。リンク新築・リフォーム!お家の事ならお任せ下さい!些細なご相談やお困り事、何でもお気軽にお問合せ下さい^^お待ちしております!●R+houseさいたま東鳥海建工●●リフォーム鳥海建工●●イベント情報●●レンタルスペース●
2020年03月31日円形の広場を囲む造形により、隣接する内科医院と共に、広がりのある外部空間を形成しました。多人数の住宅(8人)として、変化と奥行のある空間を内部に展開しています。円形の広場を囲む造形により、隣接する内科医院と共に、広がりのある外部空間を形成しました。多人数の住宅(8人)として、変化と奥行のある空間を内部に展開しています。【広場の家】詳しくはこちらをどうぞ【西島正樹/プライム】詳しくはこちらをどうぞ掲載誌日経メディカル1996年7月号所在地:東京都世田谷区規模:地上2階建用途:専用住宅敷地面積:347m2(105坪)建築面積:125m2(37.8坪)延床面積:224m2(67.8坪)構造:木造設計監理:プライム/西島正樹
2020年03月30日地階から屋上まで、店舗・教室・2世帯住宅など、様々な用途が組み合わさった建物。3階は、斜め屋根を生かし、開放的な住空間を展開。天井輻射冷暖房を取り入れ、無風で快適な住空間を実現。地階から屋上まで、店舗・教室・2世帯住宅など、様々な用途が組み合わさった建物です。3階は、斜め屋根を生かし、開放的な住空間を展開しました。屋上への階段とキッチンとを組み合わせることで、スペースを有効利用しました。天井輻射冷暖房を取り入れ、無風で快適な住空間を実現しました。規模:地下1階、地上3階建用途:店舗+専用住宅敷地面積:133.17m2(40.29坪)建築面積:90.78m2(27.47坪)延床面積:332.84m2(100.71坪)構造:鉄筋コンクリート造設計監理:プライム/西島正樹施工:横沢建設photographKAROKUKATO◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆【神宮前 フラッツ AL 】詳しくはこちらをどうぞ【西島正樹/プライム】詳しくはこちらをどうぞ
2020年03月23日モダニズム建築の宝庫といわれるインディアナ州コロンバスを舞台に、建築の声に耳をすませる対照的な男女を描いた映画『コロンバス』の公開日が3月14日(土)に決定、その予告編映像が解禁された。主人公のジンは、『スター・トレック』シリーズや『search/サーチ』で知られ、今年1月にはJホラー『THE JUON/呪怨』のリブート作品『ザ・グラッジ/The Grudge』(原題)が全米公開、先日は第92回アカデミー賞ノミネート発表を担当したジョン・チョー。ケイシー役には『スプリット』『スウィート17モンスター』で注目を集める若手女優ヘイリー・ルー・リチャードソン。予告編では、高名な建築学者の父を見舞うため、モダニズム建築の街として知られるコロンバスを訪れるジンの姿が。渋々、この街に滞在することになったジンは、地元の図書館で働くケイシーという女性と出会う。ジンは父親との確執から建築に対して複雑な思いを抱える一方、この街の建築に誰よりも詳しいケイシーは薬物依存症の母親のため、この街に留まり続けるしかない。そんな対照的な2人が巡る、街中にあふれる有名建築物たちが次々に映し出され、“建築のもつ人を癒す効果”を感じさせる映像となっている。メガホンをとったのは、これまでロベール・ブレッソンやアルフレッド・ヒッチコックについてのドキュメンタリーを撮り、名匠・小津安二郎の作品に欠かせない脚本家の野田高悟(のだ・こうご)に因んでコゴナダと名乗る新進監督。奥行きを生かした画面の構図や、間の取り方など、小津の芸術性を研究し、全てのシーンで「映画の教科書」のような巧みな構図を実現している。『コロンバス』は3月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コロンバス 2020年3月よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開©2016 BY JIN AND CASEY LLC ALL RIGHTS RESERVED
2020年02月07日20世紀以降の国内外のアンビルト/未完の建築に焦点を当てた展覧会『インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢』が、国立国際美術館で3月15日(日)まで開催されている。この展覧会は、これまで完成に至らなかった構想、提案に留まった刺激的なアイディア、技術的には可能であったものの、社会的条件や制約で実施できなかったプランなど、アンビルト/未完の建築を、約40人の建築家、美術家による図面、模型、関連資料を通して読み解いていくもの。展覧会のタイトルに使われている「インポッシブル」という言葉は、単なる「不可能」という意味ではない。ここでの不可能は、建築の可能性の境界を問い、不可能性に焦点をあてること。つまり、建築における極限の可能性や潜在力を浮かび上がらせようとすることが、この展覧会のねらいである。例えば、展示される《ウラジーミル・タトリン、第3 インターナショナル記念塔》のCG映像やヤーコフ・チェルニホフの書籍挿絵にあるように、1930年代のロシアでは、大胆な曲線を描いた建築を構想していた。実際つくるには相当の技術が必要であろうが、当時の社会的な制約により実現には至っていない。そのようにこの展覧会を見て行くと、完成や実現がなされなかった建築には、既存の制度に対して批評が込められていたり、作者の夢や思考がより直接的に表現されているのではないか、ということに気づくはずだ。なかなか見ることも考えることもできない、貴重な建築の側面が分かる、とても興味深い展覧会である。【関連リンク】 国立国際美術館( )映像制作:長倉威彦《ウラジーミル・タトリン、第3 インターナショナル記念塔》CG 映像 1998 年ヤーコフ・チェルニホフ 書籍『建築ファンタジー 101 のカラー・コンポジション、101 の建築小図』より 挿図 1933 年 個人蔵ブルーノ・タウト《生駒山嶺小都市計画、遠望図、1933 年12 月》1933 年 大和文華館蔵制作監修:瀧澤眞弓《瀧澤眞弓、山の家、模型》1986 年 個人蔵安藤忠雄《中之島プロジェクトⅡ―アーバンエッグ(計画案)公会堂、断面図》1988 年 ギャラリー ときの忘れもの蔵山口晃《都庁本案圖》(会田誠提案による)2018 年 個人蔵 撮影:宮島径
2020年01月08日いざ家を建てようとなった時、みなさん共通で悩むのはどんな設計の家にするか。2階建ての家にしたり、中古物件を購入してリノベーションしてみたりと選択肢がたくさんあります。うーんイマイチしっくりこないな……なんて方は、平屋を検討してみてはいかがでしょう?今回ご紹介するのは『ソラマド』の平屋。自由度の高いソラマドだからこそ理想的な暮らしを叶えることができますよ♪平屋の魅力って一体なに?一般的に平屋のイメージは2階がない分部屋が狭く、収納スペースなども少ない印象があるかもしれません。確かに部屋数は少ないですが、平屋には平屋の魅力があります!それはとにかく家族との距離が近くなること。階数や仕切りによって一人一人を隔てるものが少ないので、家族の声や気配がそばに感じられます。これまで『ソラマド』で平屋を建てた皆さまから、同様の声をたくさんお寄せいただきました。このほかにも平屋には魅力がたっぷり♪実際にお住まいの方の事例を見てみましょう!広々とした庭と家をつなぐ縁側付!四季を感じる平屋まずご紹介するのは熊本県にある約200坪のHさん邸。広々とした庭に建つ平屋と大きな樹が印象的です!どの部屋にいても庭を望むことができるようになっている、とても開放的な平屋。庭と部屋を縁側でつなぐことで、外と中の区切りがなく大きな空間として一体化しています。風通しもバツグンですよ♪また部屋や洗濯スペースも庭に面しているので、遊びまわるお子さんを感じながら家事や生活ができるのもポイントなのだとか。近い距離に庭があるので、日本の四季が移ろいゆくのを間近で感じながら生活できそうですね!▼四季を感じる平屋が気になる方はこちらをチェック♪あこがれの縁側で日本の四季を感じる暮らしを実現♪庭と平屋が一体化した「夢を叶えた家」ソラマドの家についてもっと知りたい!家の中なのにアウトドア?遊び心満載の平屋続いてはアウトドア好きのご家族が建てた平屋をご紹介します。こちらの写真はリビングからつながるデッキ。デッキの上はあえて屋根を作らないことで日を遮るものがなくなり、一日中外の光がたっぷりと差し込みます!「一見、ムダ?と思えることこそが大事」とご主人。そんなちょっとした遊び心が開放感のあふれる平屋を作り上げています。キッチンはダイニングテーブルと一体化しているコの字型。リビングはもちろん、外のデッキも見渡せる位置にあるので、家族を近くに感じることができます。またこちらのお宅は、個室のようにドアは作らずに間仕切りをし、天井を吹き抜けにしています。どこにいても空間はつながっているので、安心感があるとのことです。▼遊び心満載の平屋が気になる方はこちらをチェック♪心地よい風が吹き抜ける室内で、アウトドアのような日常を。四季が感じられるお家もっと事例を見てみたい!空だって家の一部!自由度の高い平屋最後にご紹介するのは「子どもたちにのびのびと育ってほしい!」「この家でたくさん思い出をつくってほしい!」という願いをこめて作られた平屋です。箱型の家の真ん中にはぽっかりとあいた大きな空間があります。屋根は開閉式になっていて、天気がいい日は屋根も窓も全部開けるのだとか。家がひとつになるのがお気に入りなんだそうです♪空が家の一部になっちゃうなんて夢がありますよね。なんとこのお宅では寝る場所すらも固定していないのだとか。家族みんながこの家という『箱』を自由に楽しんで生活しているようです。▼自由度の高い平屋が気になる方はこちらをチェック♪寝室の場所も固定しない!間取りにとらわれない自由な発想の家で、のびのびとした子育てを♪今回はソラマドで叶う平屋の事例をご紹介しました。どの家も風通しのよさや、光の差し込み方、家の中での自由度の高さなどが特徴としてありました。「平屋に憧れるけどどんな暮らしがしたいかな?」「平屋にはどんなメリットがあるの?」など、気になった方はぜひソラマドの公式ホームページをチェックしてみてくださいね♪ソラマドで家を建ててみたい!
2020年01月07日モダニズム建築の宝庫として知られるインディアナ州コロンバスを舞台に、2人の対照的な男女の出逢いと心象風景、そして建築物の声に耳をすませ新たな人生に向かって歩き出す姿を描いた『コロンバス』の公開が決定。併せて、ポスタービジュアルと場面写真が解禁となった。■ストーリー韓国系アメリカ人のジンは、講演ツアー中に倒れた高名な建築学者の父を見舞うため、モダニズム建築の街として知られるコロンバスを訪れる。父の容態が変わらないためこの街に滞在することになったジンは、地元の図書館で働くこの街の建築に詳しいケイシーという女性と出会う。ジンは父親との確執から建築に対しても複雑な思いを抱え、コロンバスに留まることを嫌がり、ケイシーは薬物依存症の母親の看病を理由に、コロンバスに留まり続ける。どこまでも対照的な2人の運命が交錯し、互いの共通項である建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。■小津安二郎へオマージュを捧げたコゴナダ監督初長編作1920年代に機能主義の建築として成立し、ル・コルビュジエをはじめ現在も建築デザインに多大な影響を与え続けているモダニズム建築。本作の舞台は、エーロ・サーリネンによるミラー邸(アレキサンダー・ジラルドの内装)やノース・クリスチャン教会をはじめ、I.M.ペイ、リチャード・マイヤー、ジェームス・ポルシェックなどの代表作が建ち並ぶモダニズム建築の宝庫インディアナ州コロンバス。建築を巡る2人の心象風景を美しく描き出した珠玉の物語は、全てのカットが巨匠たちによる建築へのラブレターとも言うべき映像美に彩られ、サンダンスをはじめ23の映画祭にノミネートされ8冠を獲得。是枝裕和監督が2度監督賞を受賞しているクロトゥルーディス賞では、『君の名前で僕を呼んで』を抑えて撮影賞を受賞。11月25日(月)現在、全米映画批評No.1サイト・ロッテントマトでは満足度97%を記録している。本作は、これまでロベール・ブレッソンやアルフレッド・ヒッチコックについてのドキュメンタリーを撮り、小津映画に欠かせない脚本家の野田高悟に因んでコゴナダと名乗る新進監督による長編デビュー作。奥行きを生かした画面の構図や間の取り方など小津安二郎監督の芸術性を研究し、全てのシーンで「映画の教科書」のような巧みな構図を実現した彼は、小津監督と同じような感覚を現代につなぐことに成功した本作で一躍注目を集めた。主人公のジンを演じるのは『スター・トレック』『search/サーチ』のジョン・チョー。ピープル誌の「最も魅力的な男性50人」にランクインするほど人気上昇中の彼は、『THE JUON/呪怨』のリブート作品『The Grudge』(原題)への出演が決まっている。ケイシー役には『スプリット』『スウィート17モンスター』の若手注目女優ヘイリー・ルー・リチャードソン。さらに、“インディーズ映画の女王”と称されるパーカー・ポージーや、マコーレー・カルキンの実弟ロリー・カルキン、ミシェル・フォーブスなど実力派のバイプレーヤーが競演。一方で“建築のもつ人を癒す効果”が鍵となる本作では、第2の主人公として街中にあふれる建築物たちが、ポストロック・バンドの「ハンモック」による美しい音楽とともに、効果的に演出されている。今回解禁されたポスタービジュアルには、遠くの建築物を望むジンとケイシーの姿が。「美しいこの街で二人は出逢い、そしてまた歩き出す…」のコピーが添えられ、建築物巡りを通して2人の関係性がどのように発展していくのかにも期待が膨らむ1枚に仕上がっている。『コロンバス』は2020年3月よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月27日毎年秋に開催されるイベント『生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪(イケフェス大阪)』が10月26日(土)から始まるが、ひと足早く連携企画『大阪〈生きた建築〉映画祭2019』がシネ・ヌーヴォで開幕する。大阪は長い歴史の中で巨大建築や有名建築家が設計した価値のあるビルが建ち並び、庶民の親しみやすさやエネルギーが活気ある街並みを生み出してきた。また、天王寺の再開発や、大阪駅周辺の新ビル建設ラッシュなど、大阪は現在も新陳代謝を繰り返しており、歴史ある建築の価値はよりいっそう高まっているといって良いだろう。そこで魅力ある建築を公開して、大阪の生きた建築を楽しめるのが“イケフェス大阪”だ。映画祭はその関連企画で、現在ではもう見ることのできない大阪の“かつての街並み”が登場する映画作品を上映する。今年は4作品を上映。昭和初期が舞台で法善寺横丁や戦前の路地、生國魂神社の参道が登場する『夫婦善哉』をはじめ、旧松坂屋大阪店屋上、かつての心斎橋筋歩道橋が記録されている『黒薔薇昇天』、味園ビル地下のダンスホール・スタジオ80、梅田地下街が映し出される『ガキ帝国』、2000年代の阿倍野歩道橋、法円坂住宅団地などが描かれる『ナショナルアンセム』が揃った。両方に参加することで、セットやデジタル合成では決して描くことのできない“かつて”生きていた建築と街の風景をスクリーンで堪能し、現在も大阪で生きている建築をイベントで楽しむことができる。なお“イケフェス大阪”はこの他にも関連イベントが多数予定されており、詳細は公式サイトに掲載されている。大阪〈生きた建築〉映画祭201910月19日(土)から25日(金)までシネ・ヌーヴォで開催上映作品『夫婦善哉』『黒薔薇昇天』『ガキ帝国』『ナショナルアンセム』生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪10月26日(土)、27日(日)に開催
2019年10月19日ちひろ美術館・東京では、企画展『「ちひろさんの子どもたち」谷川俊太郎×トラフ建築設計事務所』を開催中。詩人の谷川俊太郎による“子どもの詩”や、トラフ建築設計事務所による“子どものへや”が登場し、いわさちひろの絵の中の子どもたちに新たな息吹を吹き込む。生涯にわたり子どもをテーマに描いた絵本画家、いわさきちひろ(1918~1974)。水彩絵の具を駆使したやわらかな色合いで、のびやかに描かれる子どもや花の作品は、今なお高い人気を得ている。同展は、そんなちひろが描いた子どもたちをテーマに谷川俊太郎が書き下ろした詩、“ちひろさんの子どもたち”をテーマに、谷川とトラフがコラボレートする企画展だ。詩人として第一線で活躍している谷川俊太郎。その幅広い詩作の中で、子どもに向けた詩や、子どもの目線で描いた詩を、ちひろの絵とともに展示。ちひろの絵に谷川が言葉を寄せた絵本『なまえをつけて』の作品も紹介され、詩と絵の組み合わせによる豊かな世界が立ち上がる。また、鈴野浩一と禿真哉からなるトラフ建築設計事務所は、ちひろの絵の中で多くの子どもが帽子をかぶっていることに着目し、そこから大きな麦わら帽子の形をした“子どものへや”を設計。さらに、トラフの代表的なプロダクトで、形を自由に変えられる紙の器「空気の器」のインスタレーションも館内に広がる。会期中は、アーティストトークやワークショップ、コンサートなど、さまざまな関連イベントも開催。ちひろの絵を見て、言葉に触れ、その空間に入り込む。個性あふれる谷川とトラフの感性を感じ取りながら、いわさきちひろの世界をより深く味わいたい。【関連リンク】 ちひろ美術館・東京()
2019年08月06日