パレードアーティスト合同会社は、ハイトーン・ヴォイスが魅力のシンガー・ソングライターMeiの史上最強の弾き語りライブアルバム『痛み』を2024年2月23日(金・祝)にリリースすることをお知らせいたします。『痛み』ジャケット2024年1月に、渋谷のライブハウス、gee-ge.で行ったライブを完全収録しました。強い歌、エッジのきいたピアノ。弾き語りでここまでのグルーヴが出せるのかと、耳を疑うクオリティに仕上がりました。しかも30分6曲を一気に歌い切る、究極の『1st TAKE』です。驚くべきはやはりハイトーン・ヴォーカルです。ピアノを弾きながらこのレベルの歌を歌えるアーティストは他にいません。大げさではなく、史上最強のピアノ弾き語りのアルバムです。収録した6曲すべて、心に刺さった『棘』を歌っています。忘れることができない想いが、『痛み』となって身体に拡がる。時には刺すように、時には疼くように。どうしようもなくじっと『痛み』に耐える夜は、女性なら誰しも経験したでしょう。Meiは逃げることなくまっすぐに『痛み』に向き合います。『棘』を身体の中に取り込んで、それごと生きることしか無いと歌っています。Meiの『痛み』。20歳代の女性にぜひ聴いていただきたいライブアルバムです。配信ポータルサイト: リリース日 : 2024年2月23日(金・祝)Mei 1■詳細タイトル :痛みアーティスト:Mei収録曲 :1. plot2. 白雪姫3. アメイロ4. わかってる5. 盗俗6. ヒーロー歌・ピアノ : Mei作詞・作曲 : 坂牧 恵編曲 : Mei収録 : 2024年1月13日 渋谷 gee-ge.レコード番号: PIC028レーベル : Picnic Record for Parade Artist■Mei(メイ)高域に伸びてゆく強い歌声が魅力の正統派シンガー・ソングライター。元々はアニソンシンガー志望だったが、嘘をついてオーディションを受けたところ合格してしまいシンガー・ソングライターに転向した、というユニークなエピソードを持つ。当時の審査員が合格の理由を「歌がうまく声がきれいだったから」と述べているように、歌唱力が最大の武器。明るく朗らかな性格そのままの曲もあるが、影のある楽曲をエモーショナルに歌うのが得意で、その様は鬼束ちひろを彷彿とさせる。しかしキャラクターがより親しみやすく、歌詞がシンプルで等身大なため、鬼塚よりも直接的に感情が伝わる。それゆえより広範囲にリスナーを獲得できる可能性があるだろう。余談だが、ファンのいなし方はアイドル並にうまい。また、熱狂的な仮面ライダーファンで、好きなものについて語ると早口になるなどオタク属性もあり。オフィシャルサイト: X(Twitter) : 【会社概要】商号 : パレードアーティスト合同会社代表者 : 藤原 亨所在地 : 東京都中野区中央4-11-5事業内容: アーティストのマネージメント及びプロデュース資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月22日神戸・ワールド記念ホールと東京・両国国技館で2019年に初開催されたインドアフェス『Q(キュー)』。このイベントから派生した弾き語り形式の回遊イベント『BABY Q』が、3月29日(金)に名古屋で初めて開催される。過去には東京場所や九州場所が行われ、EGO-WRAPPIN’、向井秀徳(ZAZEN BOYS)、ハナレグミなど豪華アーティストが出演。今回の “名古屋場所”には、青葉市子、岸田繁(くるり)、曽我部恵一(サニーデイ・サービス)が出演する。青葉市子岸田繁(くるり)曽我部恵一(サニーデイ・サービス)会場は1930年に開館し、国の登録有形文化財に指定された名古屋市公会堂。由緒あるホールを舞台に、3組のアーティストが弾き語りで歌を届ける。チケットは一般発売中。<公演情報>『BABY Q 名古屋場所』2024年3月29日(金)名古屋市公会堂 大ホール出演:青葉市子 / 岸田繁(くるり)/ 曽我部恵一(サニーデイ・サービス)特設サイト:()
2024年02月19日最新曲「想望」までを含めたセレクション楽譜集。 福山雅治の歌世界を弾き語りでたっぷりとご堪能ください!株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、新刊「ギター弾き語り 福山雅治 ベストセレクション【改訂版】」を、2024年2月14日に発売いたします。ギター弾き語り 福山雅治 ベストセレクション【改訂版】「HELLO」「Squall」「桜坂」「家族になろうよ」などの定番曲をはじめ、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌「想望」を含むデビューから現在に至るまでの楽曲を全72曲セレクトしたベスト楽譜集。弾き語りバージョンの「最愛」や、本人が主演した大人気ドラマ『ガリレオ』シリーズのオープニングテーマ「vs.~知覚と快楽の螺旋~」も収載。激しくRockして弾き倒すもよし、しみじみと歌い上げるもよし。この一冊に詰まった音楽を存分にお楽しみください!※本書は「ギター弾き語り 福山雅治 ベストセレクション」(GTL01097381)の収載曲を一部差替えて再編集したものです。【収載曲】追憶の雨の中/Good night/MELODY/恋人/All My Loving/Dear/IT’S ONLY LOVE/遠くへ(ハープ付き)/HELLO/essage/Heart/愛は風のように/you/Peach!!/HEAVEN/Squall/桜坂/Gang★/HEY!/友よ/家路(ハープ付き)/虹/ひまわり/それがすべてさ/蜜柑色の夏休み(ハープ付き)/東京/泣いたりしないで/RED×BLUE/milk tea/美しき花/わたしは風になる/あの夏も海も空も/東京にもあったんだ/無敵のキミ/vs.~知覚と快楽の螺旋~(ギタースコア)/恋の魔力/化身/想 -new love new world-/群青~ultramarine~/明日の☆SHOW/幸福論/最愛/KISSして/ながれ星/道標/旅人/はつ恋/蛍/少年/家族になろうよ/心color ~a song for the wonderful year~/生きてる生きてく/Beautiful life/fighting pose/GAME/誕生日には真白な百合を/クスノキ/暁/HUMAN/Around the world/Get the groove/I am a HERO/何度でも花が咲くように私を生きよう/ステージの魔物/その笑顔が見たい/1461日/聖域/トモエ学園/零-ZERO-/心音/甲子園/想望-全72曲-商品詳細ギター弾き語り 福山雅治 ベストセレクション【改訂版】定価:3,300円(10%税込)仕様:菊倍判縦/224ページ発売日:2024年2月14日ISBN:978-4-636-11291-7商品コード:GTL01101594 amazonにてご予約受付中! : お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または各オンラインショップまで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月07日銀杏BOYZが、現在開催中の弾き語りツアー『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』の追加日程とゲストアーティストを発表した。このたび追加日程としてアナウンスされたのは、6月6日(木) の新潟・新潟LOTS公演から7月12日(金) の東京・浅草公会堂までの全7公演。またゲストとして大木温之(ピーズ)、友部正人、松本素生(GOING UNDER GROUND)、ホフディラン、ホリエアツシ(ストレイテナー)、YO-KING、TOMOVSKYが各地に出演する。チケットはオフィシャル先行受付を1月29日(月) まで実施中。銀杏BOYZ『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』チケット情報はこちら!()<ツアー情報>銀杏BOYZ『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』追加日程6月6日(木) 新潟・新潟LOTSOPEN17:45 / START18:30ゲスト:大木温之(ピーズ)6月11日(火) 宮城・仙台RensaOPEN17:45 / START18:30ゲスト:友部正人6月14日(金) 北海道・札幌PENNY LANE24OPEN17:45 / START18:30ゲスト:松本素生(GOING UNDER GROUND)6月21日(金) 福岡・福岡DRUM LOGOSOPEN17:30 / START18:30ゲスト:ホフディラン7月2日(火) 愛知・名古屋DIAMOND HALLOPEN17:30 / START18:30ゲスト:ホリエアツシ(ストレイテナー)7月4日(木) 大阪・なんばHatchOPEN17:30 / START18:30ゲスト:YO-KING7月12日(金) 東京・浅草公会堂OPEN17:30 / START17:45ゲスト:TOMOVSKY■オフィシャル先行受付:1月29日(月) 23:59まで()関連リンクオフィシャルサイト::
2024年01月15日佐々木亮介(a flood of circle)がリスペクトするアーティストを招き、浅草フランス座演芸場東洋館という印象的な会場で弾き語りを行う興行「雷よ静かに轟け」の第四夜。今夜のゲストは古市コータロー(The Collectors)。自身のバンド、The Collectorsのギタリストとして以外にも様々な活動を行ってる古市。2022年の春には5枚目のソロアルバムもリリースし、ツアーや様々なライブも行っているロック界の巨人である。そんな古市がまず壇上に登場。万雷の拍手で迎えられ、「会場のつくりなのか、拍手がすごく響きます。今日は寒い中、どうもありがとう。わたくし、古市と申します」と、前口上。そこから少し、年が明けるということの話題など、The Collectors加藤ひさしとの人気ポッドキャスト番組『池袋交差点24時』で聴けるようなローテンションで軽妙なトークをしつつ、「さて行きましょう!宜しくお願いします!」とライブは始まった。山口冨士夫のカバー曲「錆びた扉」からスタートし、自身のソロアルバムの曲「それだけ」へと続く。ソロでは、筒美京平や三木たかしらの作曲家や松本隆らの作詞家といった昭和歌謡の巨匠たちが作るようなテイストを、ストレートロック多めで調理してるような楽曲も多い古市。佐々木亮介が「コータローさんは色気の塊」と言うように、楽曲にも歌詞にも色気が溢れている。そんな楽曲群を弾き語りで次々に披露。途中、中島みゆきのカバー「狼になりたい」を挟みながら、力強く「I’m a Dreamer」を披露した後、古市はこう言った。「この曲は意外と歳食ってから作った曲なんだけど。でも、歳とってI’m a Dreamerって言い切りたいなと思ったんだよね。なので皆さんも夢を諦めないでください。夢なんて若い頃は陳腐な夢が多いけど、もっと身近な夢ってあるよね。それでいいと思うんだ。うまく言えないけど。これ亮介がうまく言ってくれるよ」と。また、途中挟むMCでは、小さい頃浅草に住んでた話、記憶力の話、物価の話、アルバイトの話など、この演芸場でマイク1本で勝負してる芸人さんたちにも負けないトークも展開。また、佐々木亮介に対しては、可愛い可愛い後輩で、歳も随分下だけど、俺らがやってきたような事を受け継いでくれるスピリットがあるんじゃないかなと思ってて、彼のことは大切に思ってると評した。そして最後は王道ロックなギターリフも印象的な「Mountain Top」を披露。終始大人の色気と余裕が溢れるようなステージを見せ、佐々木亮介にバトンタッチした。会場BGMがフェードアウトし、続いて拍手に迎えられ登場したのは今夜のホストである佐々木亮介。左手の緑茶ハイを一口煽ってからギターを抱え、おもむろに歌い始めたのは「月面のプール」。ロバート・ジョンソンの伝説を思わせる歌い出し「十字路で出会った悪魔がこの先の宿命(さだめ)をあざ笑っても」「進むしかないんだそれに抗ってるんだ君はどう思ってる?」の歌詞は、圧倒的な先輩である古市を相手に勝負を挑む、この夜への決意表明のようだ。青い照明に染められながら1曲目を歌い上げ、「佐々木亮介です、よろしくどうぞ」とようやく挨拶をすると、張り詰めるようだった会場の空気は一転、拍手に包まれる。その拍手を巻き込みながらすぐにギターをかき鳴らし、「浅草フランス座演芸場東洋館Blues」へ。イベントのホストでありながら「挑戦者のターンが始まる」と自らを鼓舞し、観客の手拍子とともにギターソロを披露して会場を盛り上げた。続けて、今夜のライブを「これは俺の賭け」と例え、3曲目「賭け(Bet! Bet! Bet!)」へ。ダメージスキニーから覗いた膝が今にも立ち上がって踊り出しそうに激しくステップを踏む。バンドではあまり演奏されないレアな曲を聴くことができるのも、ファンにとってはこのイベントならではの嬉しいポイントだ。MCでは、本番前に古市とウエノコウジと共に浅草の街へ飲みに繰り出し、ウエノに奢ってもらったことを語り「今日は完成形の僕ですので」と茶目っけたっぷりに笑う場面も。客席に「12月生まれの人いる?」と問いかけると、なんとライブ当日(12月22日)が誕生日の観客が答えるという偶然に驚きつつ、「じゃあ12月23日生まれの人の曲やります」と歌い出したのは「オーロラソング」。さらに観客にスレイベルを手渡し、一緒に演奏した「Christmas Time」、そして 「(このイベントには)勝てないなって人を呼んでる」「勝てない場合どうするかっていうと、ぶつかってみるっていうことですよね。……生身で」の言葉とともにプラグレスのガットギターに持ち替えて「スノードームの夜」と、続けて冬の曲を演奏した。緑茶ハイを飲みながら舞台の縁に腰掛け、ガットギターのまま続いて歌ったのは「くたばれマイダーリン」。スピーカーを通さないギターと肉声がふくよかに会場へ響きわたる。舞台と客席の境で投げ出した脚を揺らす佐々木は、歌詞も相まって、小さな部屋で独り歌っているかのようだ。かと思えば、元のギターに持ち直し、今度は自身がLiSAへ提供した楽曲「シャンプーソング」のセルフカバーを披露。自身のライブでは初演奏という意外な選曲にファンを驚かせた。続いて、真っ直ぐに立ち上がると、「自分がバンド始めた時は、The Collectorsのコータローさんと対バンする日が来るとは思ってませんでした。ウエノさんに酒奢ってもらうと思ってませんでした」と零し、「GOOD LUCK MY FRIEND」を演奏。「俺の友達バンド教えてくれた」と歌う、もう会うことのできない友人についての曲を通して、かつてリスナーとして憧れていた先輩と今夜同じステージに立っていることへの改めての覚悟を見せた。ラストスパートとばかりに間髪入れず演奏したのは、「月夜の道を俺が行く」。バンドでの定番曲としての表情とはまた異なり、まるでたった今思いついたことを捲し立てるかのような緩急の激しいアレンジは弾き語りならでは。鋭く息を吸って「死んでたまるか」と今夜で一番大きく叫ぶ姿は、格好つけも取り繕いもしていない、まさに「生身」の佐々木亮介だ。この日は佐々木が学生の頃住んでいた町を通って会場へ来たことを明かし、「自分がやってきたことでしか勝負できないなって思って……自分と」と言い、最後に「白状」を演奏。「もう疲れたんだ」「消えてしまいたい」と衝撃的な吐露から始まるものの、最後には「くたばるとこまで行こうぜ」と、この道を進んでいく覚悟を強く示す一曲だ。「勝てないなって人を呼んでる」の言葉通り、圧倒的な大先輩の古市を相手にした勝負であると同時に、これは佐々木にとって佐々木自身との勝負の場でもあるのだ。バンドとしては間もなく結成18周年を迎えるキャリアでありながら、いつでも勝負を仕掛け続けてきた佐々木の弛まぬ貪欲さがこのイベントの根幹にある。「白状」を演奏し終え、拍手に包まれた佐々木は古市を再びステージに招き、セッションへ。揃いのギターストラップに腕を通し、軽口を叩き合う二人の様子から、互いへの愛とリスペクトが伝わってくる。「俺、いつかきっとこうなれるんでしょうか」「亮介なら超えますよ、僕を。軽々と!」の掛け合いから、二人で古市の楽曲「いつかきっと」をセッション。演奏を終えた二人は、拍手喝采の中、舞台上で握手とハグを交わした。さらにこれで終わりかと思いきや、 「アンコールです!」と佐々木を指差してから退場するという古市の粋な計らいで、佐々木は最後に「Honey Moon Song」を演奏。ボリュームたっぷりの濃厚な一夜となった。佐々木亮介が素晴らしいミュージシャンを招き、愛とリスペクト、そして佐々木のストイックな貪欲さで以て一夜限りの勝負が繰り広げられる本イベント。次回は3月29日(金)開催とのことで、いったいどんな対決となるのか目が離せない。Text:迫田太郎/藤木桃Photo:新保勇樹<公演情報>佐々木亮介弾き語り興行“雷よ静かに轟け”第四夜2023年12月22日(金) 浅草フランス座演芸場東洋館セットリスト■古市コータロー01 錆びた扉(山口冨士夫カバー)02 それだけ03 Fall in Love Again04 そんなに悲しくなんてないのさ05 Heart breaker06 狼になりたい(中島みゆきカバー)07 I’m a Dreamer08 サワーの泡09 Mountain Top■佐々木亮介01 月面のプール(a flood of circle)02 浅草フランス座演芸場東洋館 Blues03 賭け(Bet! Bet! Bet!)(a flood of circle)04 オーロラソング(a flood of circle)05 Christmas Time(a flood of circle)06 スノードームの夜(a flood of circle)07 くたばれマイダーリン(a flood of circle)08 シャンプーソング(LiSA)09 GOOD LUCK MY FRIEND(a flood of circle)10 月夜の道を俺が行く(a flood of circle)11 白状(a flood of circle)■Sessionいつかきっと(古市コータロー)■EncoreHoney Moon Song(a flood of circle)<ライブ情報>『佐々木亮介弾き語り興行 “雷よ静かに轟け”』第五夜2024年3月29日(金) 浅草フランス座演芸場東洋館開場 19:00 / 開演 19:30チケット情報:()オフィシャルサイト:
2024年01月10日Mega Shinnosukeが、2024年1月に全国5カ所を巡る弾き語りツアー『MEGA 弾き語り旅』を開催することが決定した。現在開催中の『Mega Shinnosuke ONEMAN TOUR「ロックはか゛わ゛い゛い゛」』をはじめ、フェスやイベントではバンド編成でのライブを行っているMega Shinnosukeだが、今年5月に開催されたファンクラブでの弾き語りライブが好評だったこともあり、今回初の試みとなる弾き語りツアーを行うこととなった。今回のツアーは弾き語りということもあり、バンド編成では感じられないMega Shinnosukeの繊細な歌声や歌詞の世界観が伝わるライブとなり、軽快な彼のトークも期待できるアットホームなワンマンライブとなりそうだ。公式アプリ「MEGA CLUB」ではチケットの先行受付を実施中。<ツアー情報>Mega Shinnosuke『MEGA 弾き語り旅』2024年1月8日(月・祝) 福岡ROOMS2024年1月12日(金) 大阪京橋BERONICA2024年1月20日(土) 札幌brew it2024年1月24日(水) 名古屋TOKUZO2024年1月27日(土) 下北沢440【チケット情報】前売:3,000円※ドリンク代別途必要Mega Shinnosuke ONEMAN TOUR『ロックはか゛わ゛い゛い゛』※終了分は割愛Mega Shinnosuke ONEMAN TOUR『ロックはか゛わ゛い゛い゛』告知画像11月28日(火) 愛知・名古屋CLUB QUATTROOPEN18:00 / START19:0011月30日(木) 大阪・梅田CLUB QUATTROOPEN18:00 / START19:0012月5日(火) 東京・Spotify O-EASTOPEN18:00 / START19:00【チケット情報】スタンディング:前売4,500円 / 当日5,000円(税込・D代別)()<リリース情報>Mega Shinnosuke ニューアルバム『ロックはか゛わ゛い゛い゛』配信中Mega Shinnosuke『ロックはか゛わ゛い゛い゛』ジャケット【収録内容】M01. ・*・:≡(ε:)M02. 東京キライ☆M03. 桃源郷とタクシーM04. アイシテル人生 feat.初音ミクM05. 10000回のL.O.V.E
2023年11月15日9月19日、渋谷WWW Xにて、銀杏BOYZの47都道府県を回る全国ツアー「世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl」が幕を開けた。銀杏BOYZが「世界ツアー」と称して47都道府県を回るのは、彼らが1stアルバム『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』と『DOOR』をリリースした2005年以来、18年ぶりのこと。2024年7月まで続く予定の今回の世界ツアー。「弾き語り」とタイトルにあるように、今回は峯田和伸がひとりで回るツアーとなる。9月19日、開演15分ほど前に渋谷WWW Xの会場に入ると、場内には峯田が選曲した音楽が場内BGMとして流れていた。コックニー・リジェクツ、シャム69、マイ・ブラッディ・バレンタイン、ジュディ・アンド・マリー、フリッパーズ・ギター、ザ・ゲット・アップ・キッズ、フェルト……などなど。この日のBGMのプレイリストは峯田のインスタグラムでも公開されている。峯田は、今のように「プレイリスト」という言葉が頻繁に使われるようになる前からジャンルや国境や時代性を超えたたくさんの音楽を隣同士に並べていたし、そんな音楽の聴き方があることを彼に教えられた、という人は私だけでなくきっとたくさんいるだろう。この日のプレイリストも、いかにも峯田らしくざっくばらんとした、でも1本の道のようなたしかさを感じさせるもので、彼の愛着や記憶や知性によって繋がっていく音楽たちの、その生き生きとしたあたたかさが、開演前からWWW Xのフロアを包んでいた。そしてそれは、まるで部屋に招かれているようなあたたかさでもあった。開演前の場内アナウンスで、携帯電話の電源を切るかマナーモードにすることを求められた。フロアの前方には椅子席も用意されているし、ライブは静かに演奏に聴き入るものになるのかと想像したが……必ずしもそういうわけではなかった。決して物音を立ててはいけないような緊張感のある静かな空間だったわけではなく、だからといって、普段の銀杏BOYZのライブのような獰猛なエネルギーの爆発だけではなく。とても絶妙なバランスの中で激しさと穏やかさがじんわりと混ざり合っている、そんな空間だった。銀杏BOYZのメンバーも含めた、その場所に集まったすべての人たちが、それぞれの眠れない夜や眠りすぎた朝を持ち寄るような、そんな孤独と孤独が身を寄せ合う感覚は変わらずそこにあったが、でも、この日の空間が18年前ではなく「今」の銀杏BOYZでなければ生み出しえない空間であることも確かだった。中央にマイクが1本立てられたシンプルなステージに表れた峯田は、この日、アンコールも含めて計18曲をひとりで披露した。この日のギターは、みうらじゅんにもらったというギブソンのギターで、ライブで使用するのは初めてだという。選曲は新旧幅広かった。「40代になって、こんな曲やりたくないよー」と冗談交じりにぼやきながら始まった“トラッシュ”は、しかしながら、あの衝動性が今の峯田の身体性に昇華されているような凄みがあった。他にも、“夢で逢えたら”は美しく甘やかに響き、“ナイトライダー”は夢と現実のはざまを疾走するようで、“もしも君が泣くならば”では峯田がマイクを客席に向け、フロアにいる人々も声を上げて一緒に歌った。“少年少女”は力強く、照明が暗くなった中で彼が“光”のイントロを奏で始めるのを、息をのんで聴いた。1、2曲の演奏を終えるごとに始まる峯田のMC……というか、ほとんど「お喋り」といった方がしっくりくるトークも、熱気と沈黙と笑いが混ざり合う、この空間の豊かさを生み出すのに大きな役割を果たしていた。前日に美容院に髪を切りに行って「こんなふうにしてください」とクリープハイプ・尾崎世界観の写真を見せたら、馴染みの美容師さんに「峯田さんは峯田さんのままでいいじゃないですか!」と言われたという話。最近気になっているのはテレビ東京の中原みなみアナウンサー。入れ墨OKのサウナ付き銭湯に行って、そこで感じた心地よさ。チケット転売やインターネット、SNSの話。峯田は言っていた。「現実はつまんねぇし、ネットはネットで面白くないし。じゃあ、どこが居場所かって言ったら……ここ。ここだけなんだよ」「ギターをチューニングする姿を見せるのは素を見せるようで嫌だ」と、峯田は言っていた。この日改めて感じた、彼の奏でるギターでしか感じることのできない優しさや悲しさや体温があること。銀杏BOYZの音源を聴いて、そのノイズに身を委ねている時、「故郷の山形で峯田が見つめた雪の景色と心の世界は、こんな感じだったのかな」と思うことがある。その山形公演を含めた2024年4月までのツアースケジュールも、この初日WWW X公演の日に発表された。今回の47都道府県世界ツアーは峯田自身が発案したもので、峯田自身が何かを提案することは、実は銀杏BOYZの活動においては珍しいことなのだという。彼は言っていた。「このツアーは、混じりっ気のない僕の意思なんです」そして、最後にはまた東京に戻ってくる、とも。18年ぶりに47都道府県をまわる銀杏BOYZ。その先でどんな出会いが、どんな音楽が生まれるのか。とてもそわそわする。Text:天野史彬Photo:村井香<ライブスケジュール>銀杏BOYZ『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』※終了分は割愛■2023年10月4日(水) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-310月10日(火) 茨城・水戸LIGHT HOUSE10月11日(水) 福島・club SONICいわき10月16日(月) 京都・京都磔磔10月18日(水) 石川・金沢EIGHT HALL10月19日(木) 長野・長野CLUB JUNK BOX10月23日(月) 宮崎・宮崎LAZARUS10月24日(火) 鹿児島・鹿児島CAPARVO HALL10月26日(木) 熊本・熊本B.9 V110月31日(火) 群馬・前橋DYVER11月2日(木) 山梨・甲府CONVICTION11月6日(月) 岐阜・岐阜club-G11月7日(火) 奈良・奈良NEVERLAND11月9日(木) 和歌山・和歌山CLUB GATE11月13日(月) 岡山・岡山YEBISU YA PRO11月15日(水) 鳥取・米子AZTiC laughs11月16日(木) 島根・出雲APOLLO11月21日(火) 神奈川・F.A.D YOKOHAMA■2024年1月15日(月) 千葉・柏PALOOZA1月18日(木) 滋賀・滋賀U-STONE2月14日(水) 兵庫・神戸CHICKEN GEORGE2月15日(木) 三重・四日市CLUB ROOTS2月22日(木) 愛媛・松山WstudioRED2月24日(土) 徳島・徳島club GRINDHOUSE2月25日(日) 高知・高知CARAVAN SARY3月1日(金) 富山・富山SOUL POWER3月2日(土) 福井・福井 CHOP3月4日(月) 静岡・LiveHouse浜松窓枠3月12日(火) 秋田・秋田Club SWINDLE3月13日(水) 岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE3月15日(金) 山形・山形ミュージック昭和セッション3月19日(火) 長崎・長崎DRUM Be-73月20日(水・祝) 佐賀・佐賀GEILS3月22日(金) 大分・大分DRUM Be-03月26日(火) 北海道・札幌KLUB COUNTER ACTION3月28日(木) 北海道・函館club COCOA4月1日(月) 香川・高松DIME4月3日(水) 山口・周南RISING HALL4月4日(木) 広島・広島CLUB QUATTRO4月9日(火) 青森・弘前KEEP THE BEAT4月17日(水) 沖縄・桜坂セントラルto be continued【チケット料金】全自由 前売:5,500円(税込・ドリンク代別)※未就学児入場不可・小学生以上チケット必要※入場整理番号有り●チケットはこちら()※2024年公演の先行受付を10月3日(火) 23:59まで実施中関連リンク銀杏BOYZ Official WebSite: X:
2023年09月28日由薫が、新曲「Blue Moment」の弾き語りライブ映像を公開した。9月13日に開催された、デザイナーのクレア・ワイト・ケラーが手がけるユニクロのウィメンズコレクション「UNIQLO : C」のローンチパーティにモデル / シンガーとして出演した由薫。本楽曲は今年7月に単身スウェーデンに渡航し現地アーティストと共に制作したナンバーで、ライブ映像は同パーティの会場で収録された弾き語り映像となる。由薫は、今後10月から開催する自身初のクアトロツアー『2nd TOUR “Blue”』が控えている。「Blue Moment」(Acoustic Ver)<ツアー情報>由薫『2nd TOUR “Blue”』『2nd TOUR “Blue”』ビジュアル10月27日(金) 大阪・梅田CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:0010月28日(土) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO開場17:00 / 開演18:0011月10日(金) 東京・渋谷CLUB QUATTRO開場18:00 / 開演19:00【チケット料金】3,500円(税込・ドリンク代別)チケット情報:詳細はこちら:関連リンク由薫 オフィシャルサイト:::::
2023年09月27日銀杏BOYZの全国弾き語りツアー『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』より、2024年4月公演までの日程が発表された。本日9月19日(火) の東京・WWW Xからスタートした本ツアーは、全国47都道府県を巡る18年ぶりの全国ツアー。このたび、2024年1月15日(月) の千葉・柏PALOOZAから、4月17日(水) の沖縄・桜坂セントラルまでの全23公演が追加決定した。2024年公演のチケットは、先行受付を10月3日(火) まで実施中。銀杏BOYZ『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』チケット情報はこちら()<ツアー情報>銀杏BOYZ『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』※終了分は割愛■2023年9月27日(水) 栃木・HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-210月4日(水) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-310月10日(火) 茨城・水戸LIGHT HOUSE10月11日(水) 福島・club SONICいわき10月16日(月) 京都・京都磔磔10月18日(水) 石川・金沢EIGHT HALL10月19日(木) 長野・長野CLUB JUNK BOX10月23日(月) 宮崎・宮崎LAZARUS10月24日(火) 鹿児島・鹿児島CAPARVO HALL10月26日(木) 熊本・熊本B.9 V110月31日(火) 群馬・前橋DYVER11月2日(木) 山梨・甲府CONVICTION11月6日(月) 岐阜・岐阜club-G11月7日(火) 奈良・奈良NEVERLAND11月9日(木) 和歌山・和歌山CLUB GATE11月13日(月) 岡山・岡山YEBISU YA PRO11月15日(水) 鳥取・米子AZTiC laughs11月16日(木) 島根・出雲APOLLO11月21日(火) 神奈川・F.A.D YOKOHAMA■2024年1月15日(月) 千葉・柏PALOOZA1月18日(木) 滋賀・滋賀U-STONE2月14日(水) 兵庫・神戸CHICKEN GEORGE2月15日(木) 三重・四日市CLUB ROOTS2月22日(木) 愛媛・松山WstudioRED2月24日(土) 徳島・徳島club GRINDHOUSE2月25日(日) 高知・高知CARAVAN SARY3月1日(金) 富山・富山SOUL POWER3月2日(土) 福井・福井 CHOP3月4日(月) 静岡・LiveHouse浜松窓枠3月12日(火) 秋田・秋田Club SWINDLE3月13日(水) 岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE3月15日(金) 山形・山形ミュージック昭和セッション3月19日(火) 長崎・長崎DRUM Be-73月20日(水・祝) 佐賀・佐賀GEILS3月22日(金) 大分・大分DRUM Be-03月26日(火) 北海道・札幌KLUB COUNTER ACTION3月28日(木) 北海道・函館club COCOA4月1日(月) 香川・高松DIME4月3日(水) 山口・周南RISING HALL4月4日(木) 広島・広島CLUB QUATTRO4月9日(火) 青森・弘前KEEP THE BEAT4月17日(水) 沖縄・桜坂セントラルto be continued【チケット料金】全自由 前売:5,500円(税込・ドリンク代別)※未就学児入場不可・小学生以上チケット必要※入場整理番号有り■オフィシャル先行受付:10月3日(火) 23:59まで()関連リンク銀杏BOYZ Official WebSite: X:
2023年09月19日クリープハイプの尾崎世界観による弾き語りイベント『尾崎世界観の日 特別篇 2023』が、11月21日(火) にかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで開催されることが決定した。『尾崎世界観の日』は、昨年は上野恩賜公園野外ステージ、2021年には“全国ツアー”として各地を回るなど、定期的に開催されている恒例イベント。今回は尾崎の地元でもある葛飾で初めて行われる予定で、ゲストは後日発表となる。クリープハイプの有料会員サイト「太客倶楽部」では、本日9月15日(金) 19時よりチケット先行を受付中。<ライブ情報>『尾崎世界観の日 特別篇 2023』11月21日(火) かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール詳細はこちら:<配信情報>クリープハイプ「I」配信中配信リンク:クリープハイプ 太客倶楽部10周年記念ツアー『ふとした』10月7日(土) 愛知・Zepp Nagoya10月9日(月・祝) 大阪・Zepp OsakaBayside10月12日(木) 愛知・DIAMOND HALL10月15日(日) 東京・東京ガーデンシアター10月18日(水) 東京・Zepp Haneda10月21日(土) 福岡・Zepp Fukuoka10月22日(日) 広島・BLUE LIVE HIROSHIMA10月25日(水) 大阪・なんばHatch10月28日(土) 宮城・仙台GIGS11月3日(金・祝) 北海道・札幌PENNY LANE 2411月4日(土) 北海道・札幌PENNY LANE 24詳細はこちら:関連リンク公式サイトチャンネル
2023年09月15日スガ シカオが、9月から11月にかけて全国弾き語りツアー『Suga Shikao Hitori Sugar feat. INNOCENT』を開催することが決定した。今回のツアーは全15公演が予定されており、2月にリリースされたアルバム『イノセント』を携え、バンド形態で全国7カ所を巡るツアー『Suga Shikao 「INNOCENT」 TOUR』の間をぬって行われる。弾き語りツアーのチケットは、オフィシャルメールマガジン「Shikao Time Z」による先行受付を8月4日(金) まで実施中。また、地元ライブハウスから音楽が育っていく事を願い、2013年からスガが始めた各地地元アーティストによるオープニングアクト募集企画を今回もプロアマ問わず、幅広く募集するとのこと。詳細は後日発表となる。<ツアー情報>『Suga Shikao Hitori Sugar feat. INNOCENT』9月12日(火) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3開場18:30 / 開演19:009月20日(水) 宮崎・宮崎FLOOR開場18:30 / 開演19:009月24日(日) 鹿児島・鹿児島CAPARVO HALL開場16:30 / 開演17:009月30日(土) 広島・BLUE LIVE開場17:30 / 開演18:0010月3日(火) 静岡・LiveHouse浜松窓枠開場18:30 / 開演19:0010月8日(日) 北海道・帯広 MEGA STONE開場16:30 / 開演17:0010月9日(月・祝) 北海道・旭川 CASINO DRIVE開場16:30 / 開演17:0010月13日(金) 岩手・盛岡 club CHANGE WAVE開場18:30 / 開演19:0010月20日(金) 栃木・HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2開場18:30 / 開演19:0010月27日(金) 兵庫・やしろ国際学習塾開場18:00 / 開演18:3010月29日(日) 大阪・浄るりシアター開場16:00 / 開演16:3011月1日(水) 宮城・仙台Rensa開場18:30 / 開演19:0011月3日(金・祝) 青森・青森Quarter開場17:30 / 開演18:0011月7日(火) 富山・富山 MARIO開場18:30 / 開演19:0011月9日(木) 長野・長野CLUB JUNK BOX開場18:30 / 開演19:00※オープニングアクト募集企画の詳細は後日発表■『Suga Shikao Hitori Sugar feat. INNOCENT』先行受付オフィシャルメールマガジン「Shikao Time Z」で8月4日(金) 23:59まで受付中特設サイト: Shikao『INNOCENT』TOUR9月22日(金) 福岡・福岡国際会議場 メインホール開場18:00 / 開演19:009月28日(木) 大阪・大阪オリックス劇場開場18:00 / 開演19:0010月1日(日) 愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール開場16:00 / 開演17:0010月11日(水) 北海道・Zepp Sapporo開場18:00 / 開演19:0010月22日(日) 東京・江戸川区総合文化センター開場16:00 / 開演17:0011月10日(金) 新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館劇場開場18:00 / 開演19:0011月15日(水) 東京・LINE CUBE SHIBUYA開場17:45 / 開演18:30チケット情報:特設サイト:<リリース情報>スガ シカオ『イノセント』(2LP)9月20日(水) リリース価格:5,800円(税込)仕様:2LP(カラーヴァイナルクリアレッド) / ゲートフォールド仕様 / 帯付き / 数量限定スガ シカオ『イノセント』ジャケット【収録内容】■Side–A1. バニラ2. さよならサンセット3. 叩けばホコリばっかし(Short Mix) by ファンクザウルス■Side-B1. 痛いよ2. 獣ノニオイ3. バカがFUNKでやってくる(Short Mix) by ファンクザウルス■Side–C1. 覚 醒2. 東京ゼロメートル地帯3. 灯火4. メルカリFUNK(Short Mix)by ファンクザウルス■Side-D1. 国道4号線2. おれのせい by ファンクザウルス3. モンスターディスコ配信リンク:<配信情報>スガ シカオ「ハチミツ」配信中TVアニメ『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~』エンディングテーマスガ シカオ「ハチミツ」ジャケット配信リンク:関連リンクスガ シカオ HP:スガ シカオ 25周年スペシャルサイトスガ シカオ Twitter:スガ シカオ Instagram:スガ シカオ Facebook:スガ シカオ YouTube:スガ シカオ TikTok:
2023年07月28日〜いつもと一味違うライブをテーマに〜都内を中心に活動する音楽作家の大道航(オオミチワタル)は弾き語りライブに、ピアノとアコースティックギターで出演者の楽曲全曲をコラボ演奏するライブ「コラボの杜」を7月25日に東京都の中野区の新井薬師ナカノステレオ8月27日に同じく東京都世田谷区の豪徳寺leaf roomにて行います。■コラボの杜開催の背景コロナ禍で稼働が停止している、ライブバーを稼働するための配信ライブから。自身が歌い手ではないため、シンガーを募り、配信機材を揃え、無観客ライブを始めました。シンガーソングライターの方は年間に100本以上のライブをアコースティックギター1本で行う方も多いです、根強いファンの方は複数のライブに足を運び、シンガーサイドも曲目を変えたりしライブの鮮度を落とさぬよう沢山のライブを行っています。その様子をみて、シンガーソングライターのライブの中に物理的にいつもと1味違うライブを提供したいと考えたのが、本企画のを始めたきっかけになります。■シンガーソングライターのスタイルに合わせたコラボ演奏本企画ライブは、弾き語りスタイルでライブをしているシンガーソングライターをコラボ演奏の対象にしている・アコースティックギターと歌でライブをするシンガーにはピアノで・ピアノ弾き語りのシンガーにはアコースティックギターでシンガーのスタイルに合わせてコラボ演奏をしている。■開催概要コラボの杜Vol 9 「Chance encounter」開催日時:7月25日(火)18:45/start19:00主演・THE NATURALKILLERS・カトウマサタカ・すずきゆい・OA.ICHI(Sii.)会場:ナカノステレオ〒164-0002 東京都中野区上高田5丁目43-1グリーンビル2階奥アクセス:西武新宿線「新井薬師」駅より徒歩1分入場料:3,000円+1drinkオーダー/配信チケット2,000円〜定員: 20名主催:大道航来場ご予約: contact@omichi.net 配信チケット購入サイト: イベント名:コラボの杜Vol 10 「The new stage」開催日時:8月27日(日)Open 18:45/start19:00主演・喉黒一・BUBBLE POST・中村パーキング会場:豪徳寺leaf room〒164-0002 東京都世田谷区豪徳寺1-23-12コンフォート豪徳寺3Fアクセス:小田急小田急線「豪徳寺」駅より徒歩1分東急世田谷線「山下」駅より徒歩2分入場料:3,000円+2drinkオーダー/配信チケット2,000円〜定員: 30名主催:大道航来場ご予約: contact@omichi.net 配信チケット購入サイト: 「コラボの杜」は弾き語りライブに、音楽作家で現役でライブもする大道航が、ピアノとアコースティックギターで出演者の楽曲全曲をコラボ演奏するライブである。その演奏する曲数は多い時で1ライブ約30曲を毎Liveアドリブ演奏でコラボをする。これまでナカノステレオで開催していたが、10回目を記念して、新しいステージ「豪徳寺leaf room」にて8月に開催も決定。■過去のライブの様子は一部、大道航のYouTubeチャンネルにて公開中 ■主催者大道航の紹介・12歳ギターをはじめる・15歳バンド結成兵庫県姫路市のライブハウスでバンド活動を続ける・20歳~23歳までフリーのギター講師として仕事をするその後バンドの結成と解散を繰り返す・25歳の時結成したバンドで、ベーシストに転向・29歳ベーシストとしてバンドで上京・32歳メンバー脱退により、ピアノに転向・以後鍵盤を中心に音楽活動を続ける・35歳コロナ禍でライブができなくなった為、録音と編曲をはじめる「コラボの杜」のパイロット版を開始・36歳シンガーへの楽曲アレンジと録音の提供を始める・38歳近しいアーティストだけでなく、メジャーレーベルにも楽曲提供をするようになる。ギター、ピアノ、ベースと様々な楽器で数々のライブ、レコーディングを25年以上してきたキャリアがあり。楽曲の作編曲、レコーディングでは、昨今の楽曲制作に多いDTM(PCによる打ち込み)に頼りきらず自身で演奏するスタイルを続けている、その為シンガーソングライターのスタイルに合わせたコラボ演奏が可能となっている。さらに自身の住まいの近くにあるアコースティックライブハウス久米川「太陽と月灯り」では、全国から多数のシンガーソングライターが集まるため、ここで出会った、シンガーの方達とも不定期でコラボ演奏をしている。また、2023年8月1日より、シンガーの為のレンタル録音ブースの運営を開始。主催者大道航所在地東京都東村山市栄町1丁目23-6-605連絡先090-524-7441Email contact@omichi.net Web Site Twitter Instagram Facebook 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月19日ソーシャルメディア用に動画を撮影していたら、予想外のものが撮れた、ということは珍しくないでしょう。TikTokユーザーのニッキーさんはこの日、弾き語りの練習をしている様子を撮影していました。弾き語りの練習風景を撮影するはずが?自宅でギターを弾きながら歌うニッキーさん。部屋には彼女のほかには誰もいません。しかしその時、彼女の背後から『招かれざる客』が忍び寄っていたのです。投稿後、約1週間で770万回再生された動画がこちらです。@nikkikundanmalso do I call ellen or does ellen call me♬ original sound - Nikki Kundanmalベランダに突如現れたのは…タカ!タカは開いていた窓から部屋の中に入ってきますが、ニッキーさんはまったく気付いていません。すると彼女の愛犬が先に気付いて「後ろに何かいるよ!」と知らせるように吠え始めます。しかし彼女は「こら、吠えないで」と犬に注意。その隙に、タカは彼女のすぐそばまで飛んできました。そしてタカがテーブルの上の皿に飛び乗った瞬間、ついに気付いたニッキーさんは大パニック!部屋を飛び出した彼女は動揺のあまり、1か月前に引っ越していなくなったルームメイトに助けを求めていたそうです。彼女はタカに向かって激しく吠える愛犬を抱きかかえて、部屋から脱出!まもなくタカはベランダへ出ていきました。『人生でもっともカオスな日』とつづられたこの動画は、見た人たちにとってツッコミどころが満載だったようです。・大笑いした!まるでコメディドラマのワンシーンのよう。・すべてのタイミングが完ぺき。これぞTikTokの短編動画の傑作だ!・犬があなたの命を救おうとしているのに、「静かにして!」っていうのがウケる。・こぼれた飲み物に浸っているノートパソコンが心配でたまらない。背後から少しずつ近付くタカに気付かず、犬が知らせようとしてもダメで、タカが真横に来たとたんにパニックになったニッキーさん。その展開の途中で動画を見ている何人の人が「後ろ!後ろを見て!」と叫んだことでしょうか。テーブルの上はぐちゃぐちゃになってしまいましたが、ニッキーさんにも愛犬にも、タカにもケガがなかったのが何よりですね。ニッキーさんにとってはとんだ災難でしたが、奇跡のハプニングは多くの人に笑いをもたらしました。[文・構成/grape編集部]
2023年07月10日シンガーソングライターの川崎鷹也が、『弾き語りTOUR 2023「ぬくもり~旅の途中~」』を開催することを発表した。全国ツアーの敢行、アルバムのリリース、俳優デビューなど怒涛の活躍を見せている川崎だが、今回発表されたツアーでは川崎の原点ともいえる弾き語りで全国津々浦々を回る。今回のツアーについて川崎は「これまでライブをたくさんしてきて、強く感じることは、普段応援してくれているあなたに『会いに行きたい』という思いです。だからこそ、今回のこの弾き語りツアーは、アコギ1本でステージをしたことのない場所に行きます。僕の音楽人生はまだまだ旅の途中です。音楽で繋がることができること、ぬくもりを届けられること、心から幸せに思います」と語った。■川崎鷹也 コメントこれまでライブをたくさんしてきて、強く感じることは、普段応援してくれているあなたに『会いに行きたい』という思いです。だからこそ、今回のこの弾き語りツアーは、アコギ1本でステージをしたことのない場所に行きます。僕の音楽人生はまだまだ旅の途中です。音楽で繋がることができること、ぬくもりを届けられること、心から幸せに思います。北海道で始まってグルグル回ってファイナルが青森。まぁ、なんと川崎鷹也らしい弾き語りツアーだこと。<ツアー情報>『川崎鷹也 弾き語りTOUR 2023「ぬくもり~旅の途中~」』『川崎鷹也 弾き語りTOUR 2023「ぬくもり~旅の途中~」』ビジュアル9月9日(土) 北海道・名寄市民文化センターEN-RAY HALL開場 16:00 / 開演 17:009月18日(月・祝) 佐賀・鳥栖市民文化会館開場 16:00 / 開演 17:009月24日(日) 和歌山・紀南文化会館開場 16:00 / 開演 17:0010月14日(土) 秋田・由利本荘市文化交流館カダーレ開場 16:00 / 開演 17:0011月3日(金・祝) 福岡・ユメニティのおがた開場 16:00 / 開演 17:0011月11日(土) 長野・ホクト文化ホール開場 16:00 / 開演 17:0011月19日(日) 富山・高周波文化ホール開場 16:00 / 開演 17:0011月23日(木・祝) 静岡・沼津市民文化センター開場 16:00 / 開演 17:0011月26日(日) 青森・八戸市公会堂開場 16:00 / 開演 17:00<リリース情報>川崎鷹也 3rdアルバム『ぬくもり』発売中●通常盤(CD):2,600円(税込)川崎鷹也『ぬくもり』通常盤ジャケット●初回限定盤(CD+Blu-ray):4,200円(税込)川崎鷹也『ぬくもり』初回限定盤ジャケット【CD収録内容】1. オレンジ ※映画『魔女の香水』主題歌2. 愛の歌 ※Netflixシリーズ「君に届け」主題歌3. ぬくもり4. エンドロール [2023]5. 君の為のキミノウタ [2023]6. 4.117. サクラウサギ [2023]8. 春がくる ※はるやまフレッシャーズフェア2023CM キャンペーンソング9. This is 人生【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ■川崎鷹也 Billboard Liveツアー『WHITEーあなたに贈る歌ー』TOKYO公演1. 魔法の絨毯2. 君の為のキミノウタ3. 4.114. エンドロール購入リンク:関連リンクオフィシャルHP
2023年06月30日a flood of circle 佐々木亮介(Vo/Gt)による弾き語り興行"雷よ静かに轟け"。昭和26年開業され、映画「浅草キッド」の舞台にもなった『浅草フランス座演芸場東洋館』で行われる同イベントの“第二夜”のゲストは、シンガーソングライターのNakamuraEmi。お互いのリスペクトと対決感がせめぎ合う、豊かで生々しいステージが繰り広げられた。梅雨の合間の晴れ間も広がったこの日、浅草は国内外の観光客でごった返していた。そんななか、「浅草フランス座演芸場東洋館」に足を運んだ観客のなかには、浴衣姿の女性も。会場内の少し湿った空気、会場のなかに貼られた歴代の芸人たちの写真を含め、独特の風情がたっぷりと感じられた。最初に登場したのは、NakamuraEmi。ギタリストのカワムラヒロシ(Nakamuraの楽曲のアレンジやトラックメイクなども手掛けている)とともに真っ白な衣装でステージに上がった彼女は、まるで落語家のように正座で挨拶。自らの半生と〈なりたい自分〉になろうとする姿勢を刻んだ「Rebirth」からライブをスタートさせた。〈私の心の景色をここで叫ぶんだ。佐々木亮介と叫ぶんだ〉というフレーズに対し、客席から大きな拍手が送られた。NakamuraEmiさらに「小さなお子様から見たら私は大人ですが、まだまだ大先輩がいて。そんな“中間”な私が書いた曲です」という言葉から「大人の言うことを聞け」、「次の曲は佐々木さんが“好きなんです”と言ってくれた曲です」という「1の次は」などを披露。シェイカーやタンバリン、ウィンドチャイムを鳴らしながら、歌詞に濃密なグルーヴを与えるNakamuraの歌にグイグイ引き込まれる。ライブ中盤では、ニューシングル「究極の休日」(7月8日リリース/8cm CD&デジタル)にも収録される「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」(H Jungle with t)」のカバーも。アコギと歌によるアレンジ、自らの経験や感情を織り込んだボーカルによって、原曲とはまったく違った印象が伝わってきた。手を挙げ、体を揺らし、手拍子しながら聴き入っていたオーディエンスも、“シンガー・NakamuraEmi”の魅力を実感したはずだ。エモーショナルにして抒情的な歌声とともに“明日と自分を信じて、己の山道を登っていけ”と聴く者を鼓舞する「YAMABIKO」で大きな感動を生み出した後は、未発表曲「一円なり」。小さい頃に習っていたソロバン(の先生)の思い出、今現在の自分を対比させたこの歌は、“極めて私的な経験を刻んだ歌が、幅広いリスナーの心を捉える”彼女の音楽性を改めて示していたと思う。エンディングで本物のソロバンを取り出し、玉を弾いてみせるパフォーマンスも心に残った。「これからどんなふうに世の中が変わっていっても、今回、佐々木さんが思いを込めて誘ってくれたみたいに、人間の心同士がいちばん大事だなって思います」というMCに導かれたのは「投げキッス」。曲の後半でa flood of circleの「月夜の道を俺が行く」の一節を歌い上げ、観客は大歓声と大きな拍手で応えた。そして、佐々木亮介。アコギをかき鳴らし、“Oh!Yeah!”と一声。「どこにも故郷のない俺はーー佐々木亮介です、よろしくどうぞ。どこにも故郷のない人は土に還るまでが遠足です」という歌い上げる。「花」。冗談にもならないような出来事ばかりが起こる世界のなかで、生きること意味、歌うことの意義とは?そんな根源的なテーゼと向き合いながら、それでも世界は素晴らしいと叫び、「命がけで生きていくだけ」と誓う。佐々木亮介というミュージシャンの本質をダイレクトにぶつけるようなステージに心と目を奪われる。佐々木亮介ギターを響かせながら、自由に発せられる言葉はトーキング・ブルース、もしくはヒップホップのフリースタイルのよう。「"雷よ静かに轟け"第二夜がはじまってる。アイム佐々木亮介。挑戦者のタームがはじまる」「あんたが何人でもいい、宇宙人でもいい。俺があんたをぶち上げる」「声とギターだけの勝負してえ」「楽屋で3人でサクランボ食べました。うれしいぜ美味しいぜ楽しいぜ」というラインを重ねながら、「だけど俺は挑戦者。紹介します。ギター俺!」とギターソロへ。この瞬間、この場所でしか生まれない“歌”はまさにライブそのものだ。「俺が俺でしかいられないことにがっかりしてる暇はねえ!」とシャウトし、「I’M FREE」へ。社会的価値、自らの生き方、自由の意味につながる歌を鋭く突き刺すようなパフォーマンスは、観る者に「あんたはどうだ?」と問いかけているようだった。続いては佐々木のソロ楽曲「We Alright feat.三船雅也」。「どんだけ間違っても/どんだけはみだしても/味方でいるぜ」というサビのフレーズはオフマイクで歌唱。どんだけ激しく叫んでも、豊かでしなやかな歌の魅力はまったく損なわれることがない。これもまた、佐々木亮介の磁力だろう。緑茶ハイを飲みながら、徐々にリラックスしてきた佐々木。「これ、初めて弾いたギターなんですよ。じいちゃんがくれたんですけど」とステッカーだらけのアコギを持ち、「俺のギターが8000円でも80万円でも8000万円でも、誰にも売らねえ!」という言葉から「くたばれマイダーリン」。そのまま客席に降り、オーディエンスのすぐそばで「かわかわ」(THE KEBABS)をシェアする。(コロナによる規制もなくなる)きわめて近い距離で生歌――リアルな感情と生々しい肉体性が刻まれたーーを体感できるのも、“雷よ静かに轟け”の楽しさだ。中島みゆきの「ファイト!」のカバーも強く心に残った。まるでポエトリー・リーディングのように歌詞のひとつひとつを丁寧に伝えるステージングは、どこか演劇的。あまりにも有名なサビの一節は、ロックンロールの力を信じ抜き、世界をが少しでも良い方向に動くことを願い続ける佐々木亮介の生き様と強く重なっていた。もっとも強い衝動を感じたのは、「白状」だった。何も上手くいかない、先の展望も見えない。だけど俺は、くたばるまで歌い続けるんだ。全身全霊で“歌うこと”“生きること”を体現する佐々木の姿から目が離せない。ソングライター、シンガーとしての核をそのまま感じられるようなステージはまちがいなく、この興行以外では体感できないだろう。「月夜の道を俺が行く」を披露した後、NakamuraEmiが登場。「すごくよかった。私もあんなふうにライブしてみたい」(Nakamura)「かっこよかったです。(Nakamuraのあとで)演奏したくなかったです」(佐々木)というトークを挟み、「かかってこいよ」(NakamuraEmi)をセッション。二人が声を合わせた〈人間らしい匂いのところは決まって花が咲いてるんだ〉というラインは、人と人の思いが交差し、素晴らしい音楽につながるこのイベントの在り方を端的に示していたと思う。鳴りやまない拍手に導かれ、再び佐々木が舞台へ。「Honey Moon Song」をロマンティックに響かせ、“第二夜”は終幕を迎えた。"雷よ静かに轟け"第三夜は、同じく「浅草フランス座演芸場東洋館」で9月30日(土)に開催。情緒と情熱に溢れた唯一無二の舞台をぜひ、現地で味わってみてほしい。Text:森朋之Photo:新保勇樹<公演情報>佐々木亮介弾き語り興行 “雷よ静かに轟け” 第二夜2023年6月24日(土) 浅草フランス座演芸場東洋館セットリスト■NakamuraEmi01. Rebirth02. 大人の言うことを聞け03. 1の次は04. スケボーマン05. WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント〜※カバー曲06. YAMABIKO07. 一円なり ※未発表曲08. 投げキッス■佐々木亮介01. 花(a flood of circle)02. 浅草フランス座演芸場東洋館 Blues03. I’M FREE(a flood of circle)04. We Alright(佐々木亮介)05. くたばれマイダーリン(a flood of circle)06. かわかわ(THE KEBABS)07. セイントエルモ(a flood of circle)08. ファイト!(中島みゆき)09. 白状(a flood of circle)10. 月夜の道を俺が行く(a flood of circle)■Sessionかかってこいよ(NakamuraEmi)■アンコールHoney Moon Song(a flood of circle)<ライブ情報>佐々木亮介弾き語り興行 “雷よ静かに轟け” 第三夜2023年9月30日(土) 浅草フランス座演芸場東洋館OPEN19:00 / START19:30出演:佐々木亮介(a flood of circle)ほか★7月2日(日) 23:59までファンクラブ先行実施中関連リンクa flood of circle公式サイト: Emi公式サイト:
2023年06月28日銀杏BOYZが、2005年の『世界ツアー』以来18年ぶりとなる全国ツアー『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』を開催することが決定した。本ツアーは、2023年9月から2024年にかけて47都道府県を回る予定で、本公演は峯田和伸単独での弾き語りによる出演となる。併せて、告知第一弾として2023年のツアースケジュールが発表された。チケットの先行予約は7月9日(日) まで受付中だ。<ツアー情報>『世界ツアー弾き語り23-24 ボーイ・ミーツ・ガール Boi Meets Girrrl』■2023年9月19日(火) 東京・WWW X9月27日(水) 栃木・HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-210月4日(水) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-310月10日(火) 茨城・水戸LIGHT HOUSE10月11日(水) 福島・club SONICいわき10月16日(月) 京都・京都磔磔10月18日(水) 石川・金沢EIGHT HALL10月19日(木) 長野・長野CLUB JUNK BOX10月23日(月) 宮崎・宮崎LAZARUS10月24日(火) 鹿児島・鹿児島CAPARVO HALL10月26日(木) 熊本・熊本B.9 V110月31日(火) 群馬・前橋DYVER11月2日(木) 山梨・甲府CONVICTION11月6日(月) 岐阜・岐阜club-G11月7日(火) 奈良・奈良NEVERLAND11月9日(木) 和歌山・和歌山CLUB GATE11月13日(月) 岡山・岡山YEBISU YA PRO11月15日(水) 鳥取・米子AZTiC laughs11月16日(木) 島根・出雲APOLLO11月21日(火) 神奈川・F.A.D YOKOHAMAto be continued【チケット料金】全自由 前売:5,500円(税込・ドリンク代別)※全自由は、椅子席とスタンディングの併用となります。※未就学児入場不可・小学生以上チケット必要※入場整理番号有り■オフィシャル先行受付期間:6月25日(日) 22:00〜7月9日(日) 23:59枚数制限:一人4枚まで対象:全公演受付はこちら:銀杏BOYZ Official WebSite: Twitter:
2023年06月25日この日のステージでしか見られないスペシャルな瞬間がたくさんあった。感動と驚きと胸の高まりを同時に味わった。「岸谷香プレミアム弾き語り2マンライブ~ふたりぼっちの大パーティー!!~」の6月18日、日本橋三井ホール。6月9日の名古屋公演でのスガシカオとのツーマン、6月11日の大阪公演での馬場俊英とのツーマンに続いて、東京公演のツーマンの相手はmiwaだ。ツーマンライブにも様々な形態がある。それぞれのミュージシャンが完全に独立したステージを行って、共演しないケースも少なくない。しかし岸谷が主催するツーマンは、出演者同士がっちり組んでコラボレーションする場面が、複数用意されているところに特徴がある。個々のステージだけでなく、共演による音楽の化学変化も楽しめるのだ。ステージ上に2本のマイクスタンドが立ち、後ろにはスタインウェイのグランドピアノが設置されている。岸谷とmiwaがステージに登場し、ステージセンターで握手し、それぞれの位置についた。下手側のスタンドの前には赤いMartinのアコースティックギターを持った岸谷が、上手側にはブラウンのMartinのアコースティックギターを持ったmiwaが立っている。ふたりがギターを抱えて並んでいる構図が新鮮だ。オープニングナンバーはmiwaのデビュー曲「don’t cry anymore」。miwaのギターのワンストロークに続いて、ふたりのハモリが聴こえた瞬間に、早くも鳥肌が立った。miwaのボーカルに岸谷がハーモニーをつける構成になっていたのだが、歌に込められた思いが増幅されて伝わってくるようだった。ふたりには歌・作詞・作曲・楽器演奏・弾き語りツアーという5つの共通点がある。それぞれが多面的に音楽と向き合っているからこその歌に対する理解の深さと歌心を備えた楽器演奏とが、深みのある世界を生み出しているのだろう。ふたりのギターの音色も生み出すグルーヴがとても気持ちいい。間奏では岸谷のギターソロが入るアレンジになっていた。ふたりが向き合ってのフィニッシュに、客席から盛大な拍手と歓声が起こった。「miwaちゃんとはこれまでも数回、共演したことがあります。今日は仲良くふたりで楽しく音楽をやっていきたいと思います」と岸谷が挨拶。ここからしばらくmiwaのソロステージが続く構成だ。「岸谷さんとツーマンのステージに立てるということで緊張もしていますが、初めての方にも楽しんでもらえたらと思っています。心をこめて歌います」というmiwaのMCに続いて、「Delight」が演奏された。ギターのつまびきで始まり、伸びやかな歌声がすーっと届いてきた。天気にたとえるならば、青空の中で光輝きながら降るパウダースノーのように軽やかで伸びやかでピュアな歌声だ。曲が進むほどに、力強さを増していく。彼女のシンガーとしての表現力の豊かさが実感できる。あだち充のコミックの名作『タッチ』の約30年後を描いたアニメ『MIX MEISEI STORY~二度目の夏、空の向こうへ~』のエンディングテーマになっている新曲「ハルノオト」も披露された。みずみずしい歌声とリズミカルなギターとで、主人公のせつなさやもどかしさを鮮やかに表現。歌とギターだけなのに、時の流れまでもが伝わってくるようだった。「ミラクル」では客席からのハンドクラップも交えての歌と演奏。輝くような歌声と開放感あふれるギターに、会場内が揺れている。ドラマ『リッチマン、プアウーマン』主題歌である「ヒカリへ」は、弾き語りバージョンで演奏されることで、音源とはまた違う歌の表情が見えてきた。旋律の美しさが際立ち、パーソナルな思いが浮かび上がってくると感じたのだ。後半にいくほどに歌の世界が広がり、高揚感が漂い、サビでは観客がハンドクラップで参加。伸びやかな歌声がどこまでも届きそうだ。アカペラを効果的に使った緩急自在の演奏も見事だった。ドラマ『コウノドリ』主題歌でもある「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」では、歌とギターが一体になって歌っているかのようだった。ドラマの主題歌が多く選曲されていたのは、ツーマンならではだろう。初めて観る人でも存分に楽しめる“敷居の低さ”もツーマンの醍醐味のひとつだ。いや、このツーマンにはもともと敷居なんてものは存在しないのかもしれない。オープンマインドも、このツーマンの魅力のひとつだ。再び岸谷が登場して、「横で聴いていたけど、本当に上手だね。素晴らしい歌だった」とmiwaの歌とギターを絶賛する場面もあった。続いてmiwaの曲「片想い」は岸谷のピアノ、miwaの歌というコラボレーションが実現した。岸谷の奏でるたおやかさと繊細さを備えたピアノの演奏のもとで、miwaが透明感あふれる歌声を披露。岸谷によるピアノの演奏とアレンジの素晴らしさにも、息を飲んで聴き入ってしまった。ピアノが曲にさらなる奥行きや広がりをもたらしている。歌とピアノとが共鳴しあってエモーショナルな世界を生み出していた。名作映画を観終えたような深い余韻が残った。「ふたりでひとつになったなという『片想い』でした。自分で鳥肌が立ってしまいました」と岸谷。「岸谷さんのピアノのアレンジが最高でした」とmiwa。今回の共演に、ともに手ごたえを感じていることが伝わってくるMCだった。ここから、岸谷のソロステージへ。岸谷ソロの1曲目はPRINCESS PRINCESSのヒット曲「GET CRAZY」。この曲もドラマの主題歌(1988年放映の『君が嘘をついた』)だ。ロックンロール調の曲をアコースティックギターによるアレンジで披露するところがニクい。艶やかさとタフさとワイルドさを兼ね備えたボーカルとノリのいいグルーヴィーなギターのカッティングに体が揺れる。ギターソロもファンキー。ルーパーを駆使して、「ヘイ!三井ホール、楽しんでいるかな」というフレーズの多重コーラスを入れる演出も楽しかった。弾き語りツアーなどで培った技がさらにブラッシュアップされていると感じた。フェイクでのフィニッシュに大きな歓声。コロナ禍に制作・発表された現時点での最新曲「STAY BLUE」では、爽快感と開放感の漂う歌の世界を歌とギターで見事に表現。エネルギッシュな歌声が真っ直ぐ届いてきた。この曲でも効果的にルーパーを使い、広がりのある世界が出現。屋内なのに頭上に青空が広がっているかのようだった。楽器をギターからピアノに替えて演奏されたのは、miwaのカバー曲「ホイッスル~君と過ごした日々~」。ちなみに岸谷が作曲して森口博子に提供した楽曲にも同じタイトルの「ホイッスル」という曲がある。やはり、このふたりにはいろいろな共通点があるのだろう。岸谷がmiwaの曲を歌うのも、ツーマンならではの楽しさのひとつ。この曲は全国高等学校サッカー選手権大会のテーマソングとして制作された曲だ。miwaの「ホイッスル~君と過ごした日々~」とは、またちょっと違う“青春”が見え隠れする。ノスタルジックなテイストのにじむピアノも味わい深かった。PRINCESS PRINCESSの「パパ」もピアノの弾き語りで披露された。「ホイッスル~君と過ごした日々~」はmiwaが22歳の時に書いた作品なのだが、この「パパ」も岸谷香22歳の作品である。世代の違うmiwaと共演することによって、岸谷も時代を自在に超えて、歌い演奏しているようだった。「パパ」は“今の思い”と“かつて感じた思い”が混ざりあっているような歌と演奏が素晴らしかった。みずみずしさと懐かしさとが共存しているのだ。間奏のせつないピアノにも、ハッとさせられた。この曲はラブソングであると同時に、親子間の愛情を歌った歌でもあるだろう。6月18日は「父の日」でもあったので、しんみり聴きいった父親である観客もいたのではないだろうか。ピアノの弾き語りでの「Diamonds<ダイアモンド>」は、バンドとはまた違うきらめきを放っていた。朗らかな歌声と弾むピアノによって、会場内に明るい空気が漂っている。聴く人たちをもれなく笑顔にするような温かな歌と演奏に胸が熱くなる。ハンドクラップやコール&レスポンスもあり。間奏の演奏はスリリングかつトリッキー。グリッサンドでのフィニッシュに会場内は拍手喝采。ツーマンの終盤は岸谷とmiwaとの三度目のコラボレーションが実現。岸谷の歌とピアノとmiwaの歌とギターでの披露となったのはPRINCESS PRINCESSの「世界でいちばん熱い夏」だ。イントロが鳴り響いた瞬間から、観客も熱いハンドクラップで参加。1コーラス目はmiwaのリードボーカルと岸谷のコーラス、2コーラス目は岸谷のリードボーカルとmiwaのコーラスという構成になっていた。miwaの歌声は成層圏まで一気に届きそうだ。そして、ふたりの声が混ざり合った瞬間に、マジカルな空気が生まれた。ラブもパッションもたっぷり詰まったハーモニーによって、会場内が熱気に包まれていく。miwaは曲のエンディングで岸谷の隣へと移動して、岸谷の肩越しにギターをかき鳴らしている。ふたりとも笑顔でのフィニッシュ。こんな場面からも、ふたりの息がぴったり合っていることがわかる。この日のMCのテーマのひとつはふたりの共通点である。“東京育ちであること”と“実家から仕事先に通っていたこと”とともに挙がったのは、“コンプレックスがないこと”だった。「悪エピソードと青春エピソードないのがコンプレックスです」とmiwaが答えると、「一緒」と岸谷。つまりふたりともすくすく“真っ直ぐ”に育ってきたのだろう。真っ直ぐさと真っ直ぐさとが混ざり合うことで生まれる“純粋さ”“曲がらない強さ”などをふたりの歌と演奏から強く感じた夜だった。終盤ではふたりとも大好きだというシンディ・ローパーのカバー「TRUE COLORS」と「ALL THROUGH THE NIGHT」も披露された。「TRUE COLORS」はmiwaがリードボーカルをとり、岸谷がコーラス、「ALL THROUGH THE NIGHT」は岸谷がリードボーカルをとり、miwaがコーラスをとる構成。どちらの曲もヒューマンな歌声とギターが素晴らしかった。互いが互いの奏でる音を聴き、高め合うような歌と演奏なのだ。演奏が終わった瞬間に、握手するふたりを温かな拍手が包み込んだ。岸谷にとって、弾き語りツーマンは今回の3本が初めて、miwaも弾き語りツーマンは初めてとのこと。「今日は正解がわからないもの同士がやっています」との岸谷の言葉もあった。“正解不正解”を超えた“音楽の楽しさ、美しさ、かけがえのなさ”を堪能した。この夜の最後の曲はPRINCESS PRINCESSの「M」。岸谷の歌とピアノとmiwaの歌での披露となった。やはりふたりのハーモニーは特別だ。包容力あふれる岸谷のピアノが、miwaの歌声を包み込んでいく。演奏が終わった瞬間、大きな拍手と歓声が起こった。ふたりが手をつないで、お辞儀してステージを去った後も拍手が鳴り止まず、再び登場して挨拶する場面もあった。おそらく観客全員をハッピーにするツーマンになったのではないだろうか。「私たち自身が楽しいステージでした。またmiwaちゃんとやりたいと思いました」と岸谷が語り、「またぜひやりましょう」とmiwaも即答していた。それぞれの音楽性だけでなく、人間性も共鳴しあうようなステージだ。音楽の楽しさとともに、人と人とが心を合わせることのかけがえのなさも感じた。「Diamonds<ダイアモンド>」の歌詞を借りて表現するならば、宝物のような瞬間がたくさんある夜だった。ふたりの歌声と演奏は、終演後も胸の中で輝いていた。Text:長谷川誠Photo:MAKOTO YOSHIOKA<公演情報>岸谷香プレミアム弾き語り2マンライブ ~ふたりぼっちの大パーティー!!~2023年6月18日東京・日本橋三井ホールセットリスト01. don’t cry anymore(共演)■miwa02. delight03. ハルノオト04. ミラクル05. ヒカリへ06. あなたがここにいて抱きしめることができるなら07. 片想い(共演)■岸谷香08. GET CRAZY09. STAY BLUE10. ホイッスル(miwaカバー)11. パパ12. Diamonds<ダイヤモンド>13. 世界でいちばん熱い夏(共演)14. TURE COLORS~ALL THROUGH THE NIGHT(共演)15. M(共演)<ライブ情報>岸谷香 バンドツアー2023年11月24日(金) 名古屋・BOTTOM LINE2023年11月25日(土) 大阪・BIGCAT2023年12月3日(日) 東京・日本橋三井ホール2023年12月9日(土) 福岡・トヨタホール・スカラエスパシオ関連リンク岸谷香 公式サイト: 公式サイト:
2023年06月23日シンガーソングライターの大比良瑞希が、3カ月連続ツーマン弾き語り自主企画イベント『Love On A Two-Way Street』の最終ゲストを発表した。このたび発表されたのは、ドラマ『エルピス -希望、あるいは災い-』の主題歌「Mirage」をSTUTS、YONCE(Suchmos)らと“Mirage Collective”名義で共作したbutajiで、6月29日(木) の東京・晴れたら空に豆まいて公演に出演。そのほか5月25日(木) の晴れたら空に豆まいて公演には直枝政広(カーネーション)、7月20日(木) の大阪・Live House Anima公演にはスカートがゲストとして登場する。なおbutajiとは楽曲提供・プロデュース作品であるニューシングルを準備中とのことだ。<イベント情報>大比良瑞希 presents『Love On A Two-Way Street』大比良瑞希 presents『Love On A Two-Way Street』告知画像5月25日(木) 東京・晴れたら空に豆まいてOPEN19:00 / START19:30ゲスト:直枝政広(カーネーション)6月29日(木) 東京・晴れたら空に豆まいてOPEN19:00 / START19:30ゲスト:butaji7月20日(木) 大阪・Live House AnimaOPEN19:00 / START19:30ゲスト:スカート<リリース情報>大比良瑞希「Jam」配信中大比良瑞希「Jam」ジャケット作詞:直枝政広作曲:直枝政広編曲:直枝政広・大比良瑞希配信リンク:関連リンクオフィシャルHP:::
2023年05月12日役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯ら豪華キャストが集結した『銀河鉄道の父』。この度、菅田さん演じる宮沢賢治がチェロを弾き語りする姿を映す本編映像が解禁された。この度、解禁されたのは父・政次郎(役所さん)や弟・清六(豊田さん)に見守られながら、宮沢賢治(菅田さん)がチェロを弾き語りするシーン。映像は賢治がチェロの弦を鳴らすシーンから始まり、賢治が奏でる綺麗な音色に聞き入っていると、賢治を慕う人々も一緒に歌いだす。その様子を後ろでずっと見守り、演奏が終わると涙がこみ上げそうになりながらも満面の笑みで大きな拍手をする政次郎たち。自分の生き方を見つけ、ようやく歩き出した賢治が生き生きとチェロを演奏するシーンをはじめ、賢治を見守る家族の姿が映し出される心温まる本編映像となっている。チェロ演奏で披露しているのは、宮沢賢治が作詞・作曲した「星めぐりの歌」。歌詞には「銀河鉄道の夜」や「双子の星」などに登場する詩が用いられており、2021年に開催された東京2020オリンピック閉会式のフィナーレにて使用され話題となったことが記憶に新しい。本作でチェロに初挑戦した菅田さんはクランクインする数か月前から練習を始め、弾き語りを披露するまでに上達したという。演奏を終えた菅田さんは「とても難しかったですが、楽しかったです!」と達成感に溢れた様子を見せた。実際に撮影本番で演奏を聞いた役所さんも「見事でした。感動しました」と唸ったチェロ演奏シーンは、まもなく大きなスクリーンで体感できる。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月30日シンガーソング・ライターで映画音楽作曲家の世武裕子(せぶひろこ)が、4月26日(水)に“日本語を大切に歌う”ピアノ弾き語りアルバム『あなたの生きている世界1&2』をリリースする。リリースに伴い、東名阪のピアノ弾き語りライブを発表、オフィシャル先行がスタートした。世武裕子 チケット情報ピアニストとして圧倒的な表現力を持ち、Mr.childrenや森山直太朗のツアーサポートに参加するなど、多くのミュージシャンから信頼を得ると同時に、映画音楽作曲家として鈴木亮平主演・宮沢氷魚共演でも話題の映画『エゴイスト』(松永大司監督)の音楽をはじめ、数々の映画やドラマの劇伴、テーマソングを手掛け、日本の映画界に欠かせない存在となっている彼女。ニューアルバムには、2022年デジタルリリースされた『あなたの生きている世界1』と翌2023年デジタルリリースされた『あなたの生きている世界2』が収められ、アルバム作品としては2018年以来、実に5年ぶりのCDリリースとなる。“日本語を大切に歌う”ことをテーマに世武がセレクトしたセルフカバーを含む全11曲を収録。公私ともにメンバーと交流のあるサカナクションの『グッドバイ』や、自身も在住経験のある富士吉田市出身アーティスト・志村正彦(フジファブリック)作詞作曲の『若者のすべて』、森山直太朗『人間の森』、チームを愛するあまり広島に移住までしてしまった「広島東洋カープ」の応援歌『それ行けカープ』、人気アニメの楽曲『プラチナ』のほか、歌詞とアレンジが新たに生まれ変わった、10年前発表の自身の楽曲『みらいのこども2023』などが収録されている。またリリースライブは東名阪の3公演。いずれも「生ピアノ」での弾き語りを聴くことができる会場だ。多くのミュージシャンや映画関係者をピアノと歌で惹きつける「圧倒的な表現力」を生で感じることができるこの機会、ぜひ、会場で体験してほしい。チケットは3月26日(日)23:59までオフィシャル先行を受付中。『あなたの生きている世界』リリースツアー【愛知公演】▼6月7日(水) TOKUZO【大阪公演】▼7月11日(火) 心斎橋JANUS【東京公演】▼7月20日(木) めぐろパーシモンホール 小ホール
2023年03月17日a flood of circleの佐々木亮介(Vo/Gt)による、東京・浅草フランス座演芸場東洋館を舞台にした弾き語りツーマンライブシリーズ「雷よ静かに轟け」。その“第一夜”が2月26日に開催された。ゲストは中田裕二。ギター1本と歌による、シンプルで奥深いステージが繰り広げられた。「雷よ静かに轟け」の会場となる浅草フランス座演芸場東洋館は昭和26年(1951年)に「浅草フランス座」として開業。ストリップの合間に行われていたコントや漫才が評判となり、昭和34(1959)年に「東洋劇場」としてスタートした。渥美清、長門勇、由利徹、東八郎、そして、萩本欽一やビートたけしが出演したことで知られる伝統ある演芸場だ。中田裕二この日の開演は19時半。最初に登場したのは、佐々木亮介のレーベルメイトでもある中田裕二だ。「“音人亭裕二”でございます。今回は佐々木くんの『雷よ静かに轟け』の第一回に呼んでいただきまして。心して、前座をつとめたいと思っております」と挨拶し、まずは「ランナー」を披露。心地よくグルーヴするアコギ、ヒップホップのテイストを感じさせる歌によって場の空気を混ぜ返してみせる。さらに洗練されたコード進行と抑制の効いたメロディ、〈人はいつも全てを/コントロールしたがる/ただの思い上がり〉というラインが響き合う「DOUBLE STANDARD」、ブルージーな音像とともに、恋人との別れの間際のおける男の強がり、切なさ、情けなさを滲ませる「Terrible Lady」へ。テンションコードを交えた構成と多彩なオブリガード、そして、官能的な匂いを振りまくボーカル。冒頭の3曲で中田は、自らの音楽世界を表現してみせた。ゆったりと椅子に座り、濃密にしてしなやかな歌声を響かせる佇まいにも惹きつけられる。「昨年、忘れらんねえよの柴田(隆浩)くんと花劇場で対バンして、けっこう浅草づいてるんですよ。美味しい店もいっぱいあるし、僕も浅草が好きで。こんな素敵な場所のイベントに呼んでもらえて光栄です。ありがとう、佐々木くん」というMCの後は、アコギのボディを叩き、ビートを響かせ……と思ったら、いきなり演奏を止め、「ここまで盛り上げても手拍子起きないとは(笑)。ここは演芸場ですよ。手拍子は必須です!」とハンドクラップを要求。一体感を演出し、中田の地元・熊本の伝統的な民謡「おてもやん」をカバーした。さらに女性目線の哀切なラブソング「わが身ひとつ」、「この街並みに合う哀愁のある曲を歌います」という言葉に導かれた「海猫」、そして、ジャズのエッセンスを感じさせるギターと〈丸めて捨てられない恋が/すり切れたままに転がった〉と「恋わずらい」(椿屋四重奏)を演奏。R&B、AOR、ジャズ、そして歌謡のテイストが溶け合うような音楽性、大人の恋愛を抒情的・映像的に映し出す歌詞。それはまさに大人のためのポップスだ。「あと何分あるんですか?あ、そんなにあるんだ(笑)。じゃあ、カバーを何曲か」とスタンダードナンバー「Fly me to the moon」、井上陽水の80年代の名曲「リバーサイドホテル」を披露。「こんな素敵なイベントに呼んでいただき、ありがとうございました。佐々木ファンのみなさんすいません、この後も会話を心ゆくまで楽しみたいと思います(笑)」というMC、そして一夜の恋の駆け引きを描いた「誘惑」を歌い上げ、バトンを佐々木に渡した。いつも通りの革ジャン姿で舞台に上がった佐々木は、アコギをかき鳴らし、「Yeah!」とシャウト。立ったままで「俺の夢を叶えるやつは俺しかない」と叫ぶように歌いだした。新曲「月夜の道を俺が行く」。a flood of circleのニューアルバム『花降る空に不滅の歌を』の1曲目に収められた楽曲だ。「Oh! Yeah! ロックンロール!」と観客を煽り、オフマイクで歌い続け、〈気づけば結局、“どうも”佐々木亮介です〉と挨拶。性急な詩情と称すべき歌にいきなり心を掴まれる。佐々木亮介ブルースを色濃くたたえたギターを鳴らしながら、「ようこそ、『雷よ静かに轟け』へ!新しい物語をはじめるよ。あなたがたは新しい物語の目撃者です」と即興で歌い始める。「でも謎のイベントでしょ?」「中田裕二さんはイケメンだ。楽屋で香水をふりまいてた」「負けるな佐々木。ギター俺!」と言葉を繋ぐスタイルは、まさにトーキング・ブルースだ。「浅草、俺の好きな東の東京の感じ。六本木には西にはないこの空気。住たくもねえ港区。うそ。お金ください」というフレーズでは、会場から笑い声が。さらに「俺は気持ちいいことしたいだけ」「“なんもない”に乾杯」とブルースは加速していく。どこまでも生々しい感情をーーユーモアをたっぷり交えてーーぶちまけるようなステージからは、佐々木亮介という人間そのものが真っ直ぐに伝わってきた。「思うんですよね、気持ちいいことがしたいって。16歳の時の自分のまんまだなって」「まだやったことがないことがあるはずだと信じて。……中田さんの後で演奏したくありません(笑)。だけど僕にはそれが必要だと思って、コレを決めました。ようこそ『雷よ静かに轟け』へ」という言葉に対して、会場からは大きな拍手が巻き起こった。続いて演奏されたのは、「Flashlight&Flashback」。メジャーデビュー直後にメンバーが脱退。それでもアルバムを作ることを決めた佐々木が、ギタリストの安高拓郎(ex.椿屋四重奏)とともに制作した楽曲だ。〈ハイチーズ笑ってほしいよダーリン〉からはじまる愛らしくて切ないラブソング「カメラソング」(アルバム『花降る空に不滅の歌を』収録)ではステージの端に座り、観客に物語を手渡すように歌唱。そしてスピッツの知る人ぞ知る名曲「おっぱい」では、〈君のおっぱいは世界一〉と全力でシャウト。楽曲によって全く違う表情が伝わってくるが、言うまでもなく、そのすべてが佐々木亮介だ。ラストもニューアルバム『花降る空に不滅の歌を』の楽曲だった。まずはフリースタイルで“誰もがやってくれないなら、自分でやるだけ”“みんなに会えてうれしいよbaby。よく来たね”と歌い、“戦争あっても地震あっても、ごめんなさい、つい気持ちのいいほうに逃げちゃう俺。くたばれ俺”と言葉をつなぎながら、「くたばれマイダーリン」へ。間髪入れずに続けて「本気で生きているのなら」に突入し、「正解だの平穏だの生涯も幻でぶっ倒れてもぶっ倒れても挑み続けるしかないんだ」という歌詞を全身全霊で響かせた。「最後、中田さんとイチャイチャしたいなと思います(笑)」と中田を呼び込んだ佐々木。「今日をきっかけに、また中田さんといろいろできたらいいなと思って」(佐々木)「こういうブルースロックをやる人って、あんまりいないんですよ。ぜひこのスタイルを貫いて」(中田)というトーク、そして、「ティーンのときに聴いて、むせかえった曲です」(佐々木)という「陽炎」(椿屋四重奏)をふたりでセッションし、「"雷よ静かに轟け" 第一夜」は幕を閉じた。弾き語りツーマンライブ「佐々木亮介弾き語り興行 “雷よ静かに轟け” 第二夜」は、シンガーソングライターのNakamuraEmiをゲストに迎え、6月24日に開催。“第一夜”と同じく、弾き語りの奥深さ、すごさをたっぷり味わえる一夜になることは間違いない。Text:森朋之Photo:笹原清明<公演情報>雷よ静かに轟け 第一夜2023年2月26日(日) 浅草フランス座演芸場東洋館セットリスト■中田裕二01. ランナー02. DOUBLE STANDARD03. Terrible Lady04. おてもやん(熊本民謡)05. わが身ひとつ06. 海猫07. 恋わずらい(椿屋四重奏)08. Fly Me To The Moon(スタンダード)09. リバーサイド ホテル(井上陽水)10. 誘惑■佐々木亮介01. 月夜の道を俺が行く(a flood of circle)02. 雷よ静かに轟け Blues03. Blanket Song(佐々木亮介)04. かわかわ(THE KEBABS)05. Flashlight & Flashback(a flood of circle)06. カメラソング(a flood of circle)07. おっぱい(スピッツ)08. くたばれマイダーリン(a flood of circle)09. 本気で生きているのなら(a flood of circle)Session. 陽炎(椿屋四重奏)with 中田裕二<佐々木亮介/a flood of circleライブ情報>佐々木亮介弾き語り興行 "雷よ静かに轟け" 第二夜2023年6月24日(土) 浅草フランス座演芸場東洋館開場19:00 / 開演19:30出演:佐々木亮介 / NakamuraEmi料金:前売4,800円(全席指定)a flood of circle Tour 花降る空に不滅の歌を3月2日(木) 静岡UMBER3月3日(金) 名古屋CLUB UPSET3月10日(金) 横浜F.A.D3月15日(水) 岡山PEPPERLAND3月16日(木) 岡山PEPPERLAND3月18日(土) 京都磔磔3月22日(水) 新代田FEVER3月23日(木) 新代田FEVER3月28日(火) 神戸太陽と虎3月30日(木) 岐阜ants4月1日(土) 金沢vanvanV44月2日(日) 長野J4月7日(金) 高松DIME4月9日(日) 大阪堺FANDANGO4月14日(金) 札幌PENNY LANE244月15日(土) 旭川CASINO DRIVE4月22日(土) 郡山HIPSHOT JAPAN4月23日(日) 新潟CLUB RIVERST5月18日(木) 水戸LIGHT HOUSE5月20日(土) 盛岡CLUB CHANGE WAVE5月21日(日) 仙台CLUB JUNK BOX5月25日(木) 大分Club SPOT5月27日(土) 鹿児島SR HALL5月28日(日) 福岡CB5月30日(火) 広島SECOND CRUTCH6月1日(木) 名古屋CLUB QUATTRO6月2日(金) 大阪umeda TRAD6月16日(金) 東京Zepp Shinjukuチケット料金:4,400円(ドリンク代別途必要)チケット情報はこちら:<a flood of circleリリース情報>LP盤『月夜の道を俺が行く』2023年4月5日(水) リリース※アルバム『花降る空に不滅の歌を』のアナログ盤価格:4,950円 (税込)【収録内容】■SIDE A1. 月夜の道を俺が行く2. バードヘッドブルース3. くたばれマイダーリン4. 如何様師のバラード5. 本気で生きているのなら■SIDE B6. カメラソング7. 花降る空に不滅の歌を8. GOOD LUCK MY FRIEND9. Party Monster Bop10. 花火を見に行こう購入者特典:スペシャルポスターa flood of circle オフィシャルサイト:<中田裕二ライブ情報>TOUR 23 "MOONAGE SYNDROME"(バンド編成ワンマン)>&<中田裕二の謡うロマン街道(弾き語りワンマン)5月13日(土) 仙台 Rensa ※バンドセット5月14日(日) 仙台 カフェモーツァルトアトリエ ※弾き語り5月20日(土) 福岡 DRUM LOGOS ※バンドセット5月21日(日) 福岡 ROOMS ※弾き語り5月27日(土) 横浜 ランドマークホール ※バンドセット6月3日(土) 札幌 musica hall cafe ※弾き語り6月4日(日) 札幌 cube garden ※バンドセット6月10日(土) 大阪 BIGCAT ※バンドセット6月11日(日) 名古屋 ボトムライン ※バンドセット6月17日(土) 松山 日本キリスト教団 松山教会 ※弾き語り6月18日(日) 高知 あたご劇場 ※弾き語り6月24日(土) 東京 EX THEATER ROPPONGI ※バンドセットチケット一般発売:4月15日(土)ツアー詳細はこちら:中田裕二 オフィシャルサイト:
2023年03月03日Tempalayのフロントマン小原綾斗が、弾き語りツアーの開催を発表した。『47都道府県ガタリ旅~冬の九州ぶらり温泉巡り編~』と題された今回のツアーは、2月22日(水) 長崎・Music Bar Paranoia、2月23日(木) 佐賀・シアター・シエマ、2月24日(金) 熊本・tsukimi、2月25日(土) 福岡・いとの森の歯科室、2月26日(日) 大分・ねいろや、の九州5県を回るツアーとなる。全国各地を弾き語りながら巡るコンセプトとなっているツアーだが、現在のところ九州5県以外のツアー詳細は不明。小原はTwitterで「ゆっくりゆらゆら全国津々浦々周る予定ですので、どこかでお会いしましょう」とコメント。チケットは、明日1月31日(火) 17時よりオフィシャル先行が開始される。<ツアー情報>『47都道府県ガタリ旅~冬の九州ぶらり温泉巡り編~』2月22日(水) 長崎・Music Bar ParanoiaOPEN 18:30 / START 19:002月23日(木) 佐賀・シアター・シエマOPEN 17:30 / START 18:002月24日(金) 熊本・tsukimiOPEN 18:30 / START 19:002月25日(土) 福岡・いとの森の歯科室OPEN 17:30 / START 18:002月26日(日) 大分・ねいろやOPEN 17:30 / START 18:00【チケット料金】前売:3,800円(税込)■オフィシャルHP先行2023年1月31日(火)17:00~2月5日(日) 23:59■チケット一般発売2023年2月11日(土) 10:00~
2023年01月30日森山直太朗が、2023年1月17日(火) に2枚同時リリースする初の弾き語りベストアルバム『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』の収録内容とパッケージデザインを公開した。今年10月にメジャーデビュー20周年を迎え、現在自身最大規模となる“全国一〇〇本ツアー”と銘打った20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』を開催中の森山。今作は音楽ストリーミングサービスでの配信は行われず、ツアー会場限定販売となる。ベストアルバムには、「さくら」「生きてることが辛いなら」「生きとし生ける物へ」「愛し君へ」「夏の終わり」「どこもかしこも駐車場」などの楽曲をはじめ、AIへの提供曲「アルデバラン」や森山良子への提供曲「今」などのセルフカバー、そして2023年3月24日(金) 全国公開の映画『ロストケア』の主題歌でもある新曲「さもありなん」の弾き語りバージョンなど、“今、森山が弾き語りたいと思う”26曲が収録される。なお今作は、森山が部屋でギターを自由に爪弾きながら、歌へと向かう瞬間とその模様をパッケージするために、自身が最も“素”の状態となれる山小屋やプライベートスタジオに8本の録音マイクを立て、8時間録音を回しっぱなしの状態を数日間作り、なるべくひとりだけの空間を作りレコーディングを実施。ヘッドフォンで聴くと、森山の歌とともに、鳥のさえずりや雨風の音、衣擦れや足音などの環境音も耳に入り、まるで森山が自分のすぐそばで弾き語っているような、同じ空間の中に自分が存在するような錯覚に陥るベストアルバムとなっている。またツアー会場限定発売ということを逆手に、CDパッケージも規格に捉われない自由な発想で制作され、パッケージデザインは書籍や美術関連の展覧会などを中心に活躍するグラフィックデザイナーの畑ユリエが担当。収録曲の全歌詞を含め、ブックレット内は全て森山の手書きやイラストで構成され、森山が10代の頃から現在に至るまで、思い付いた歌詞や心に残ったフレーズ、できた楽曲の歌詞、落書きやスケッチ、ライブのアイデア、時には誰にも吐露できない心の言葉などを、日々書き溜めてきた多くのノートをヒントに、森山のノートを再現した書籍型パッケージとなっている。さらに、2023年1月から2月にかけて行われる『素晴らしい世界』前篇追加の弾き語り公演6会場において、森山が自ら『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』の購入者にCDを手渡しするお渡し会の実施も決定した。<リリース情報>森山直太朗 弾き語りベストアルバム『原画Ⅰ』2023年1月17日(火) リリース価格:3,000円(税込)※20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』会場限定発売森山直太朗『原画Ⅰ』パッケージデザイン森山直太朗『原画Ⅰ』パッケージデザイン森山直太朗『原画Ⅰ』パッケージデザイン【CD収録内容】1. 人間の森2. さもありなん3. 金色の空4. 花5. レスター6. 声7. ラクダのラッパ8. 君は五番目の季節9. 今10. いつかさらばさ11. 生きてることが辛いなら12. さくら13. 土曜日の嘘森山直太朗 弾き語りベストアルバム『原画Ⅱ』2023年1月17日(火) リリース価格:3,000円(税込)※20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』会場限定発売森山直太朗『原画Ⅱ』パッケージデザイン森山直太朗『原画Ⅱ』パッケージデザイン森山直太朗『原画Ⅱ』パッケージデザイン【CD収録内容】1. 日々2. 泣いてもいいよ3. アルデバラン4. 青い瞳の恋人さん5. 愛し君へ6. 素晴らしい世界7. papa8. あなたがそうまで言うのなら9. カク云ウボクモ10. 生きとし生ける物へ11. どこもかしこも駐車場12. 夏の終わり13. 群青森山直太朗『原画 I』『原画 II』ティザー映像【会場購入特典】・20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<前篇追加>公演限定お渡し会を実施・『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』を2枚同時購入で、『原画』オリジナルポストカード2枚セットをプレゼント『原画』特設サイト:<ツアー情報>『森山直太朗 20thアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」』※終了分は割愛■<前篇追加>(弾き語り)2023年1月17日(火) 宮城・日立システムズホール仙台 コンサートホール2023年1月21日(土) 福岡・キャナルシティ劇場2023年1月25日(水) 東京・めぐろパーシモンホール2023年2月4日(土) 愛知・三井住友海上しらかわホール2023年2月5日(日) 大阪・住友生命いずみホール2023年2月18日(土) 徳島・阿南市文化会館夢ホール■<後篇>(フルバンド)2023年2月25日(土) 神奈川・神奈川県民ホール2023年3月4日(土) 宮崎・都城市総合文化ホール 大ホール2023年3月5日(日) 福岡・福岡サンパレス2023年3月11日(土) 滋賀・八日市文化芸術会館2023年3月12日(日) 大阪・南海浪切ホール2023年3月19日(日) 群馬・藤岡市みかぼみらい館大ホール2023年4月1日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール2023年4月8日(土) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート 大ホール2023年4月15日(土) 栃木・宇都宮市文化会館2023年4月16日(土) 東京・J:COMホール八王子2023年4月21日(金) 岡山・岡山市民会館2023年4月22日(土) 愛媛・松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール2023年4月29日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢2023年4月30日(日) 愛知・愛知県芸術劇場大ホール2023年5月4日(木・祝) 大分・J:COM ホルトホール大分2023年5月5日(金・祝) 長崎・長崎市民会館2023年5月7日(日) 大阪・フェスティバルホール2023年5月13日(土) 山口・山口市民会館2023年5月14日(日) 島根・島根県芸術文化センター グラントワ2023年5月20日(土) 長野・上田市交流文化芸術センター サントミューゼ2023年5月21日(日) 新潟・上越文化会館2023年5月27日(土) 富山・クロスランドおやべ ※追加公演2023年6月3日(土) 宮城・東京エレクトロンホール宮城2023年6月4日(日) 福島・喜多方プラザ文化センター せせらぎホール※2023年6月4日(日) 以降の公演など、ツアースケジュールは随時更新されますので、ツアー特設サイトをご確認ください。ツアー特設サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年12月24日『原画 I』『原画 II』――。森山直太朗がリリースする弾き語り集につけられたタイトルだ。デビュー20周年の活動の締めくくりにして、これからの始まりを告げる重要な位置にある作品を弾き語りによるベストアルバムにしたのは、これ以上に剥き出しの直太朗を伝えるものがないからだ。まさに原画としか呼べないその時限りの瞬間を閉じ込めた音楽があぶり出すのは、森山直太朗というひとりのシンガーソングライターが歩んできた道のりそのものだった。全26曲中23曲の録音がなされたという、彼が“山小屋”と呼ぶプライベートな場所を訪ねた。変わったのかもしれないし、突き詰めれば元の自分に戻って行ったのかもしれない――この山小屋は主に創作をする場所になっているのですか?今でこそ、今回のレコーディングをしたり練習をしたり曲を作ったり、そういうことが多くなっているんですけど、ここに来始めたのは活動を少しお休みしている時で、だから当初はただぼんやりして過ごすことが目的といえば目的でした。今は冬で、木々が裸になっちゃってるんですけど、5月から夏にかけての時期は青々と繁って、まるで家にいながら森のなかにいるような感覚になるんですよ。もちろん冬は冬で雪が降ったりすると幻想的な光景が広がってすごくいいんですけどね。そういうふうに季節の移ろいを敏感に感じたり、木々の緑が風に揺れる音を聴いたり、雲の流れを見ていたり……そうしているだけで1日が終わっちゃうんです。だから基本的にここは、何もしないをする、という場所なんですよね。――何もしない自然な状態のなかに創作が含まれるまで待っていた、とも言えるわけですね。そうですね。今回の『原画 I』の3曲目に収録した「金色の空」がここで初めて作った曲でした。曲を作る時にボイスレコーダーなんかで自分から出てきたばかりのメロディや言葉を録音するんですけど、それと、『原画 I』『原画 II』に収められている弾き語りの歌の感じが、ほぼ変わらないんですよね。波長が同じというか。きっとその感覚を求めていたんでしょうね。――それはやっぱり活動を少しお休みしていたということと関係があるわけですよね?デビューして12、13年目の頃だったんですけど、ちょうど震災があったり、それまでは自分を知ってもらいたいという欲求や勢いだけでやっていけたんですけど、ここら先はもっと本質的な衝動と向き合わないといけないんだろうなと思うようになったんですよね。僕の中にもきっとそれはあると思っていたんです。持ち前の愛嬌とお調子者精神でやっていける部分はあるんだろうけど(笑)。でも本質的な部分に立ち返らないとこのまま続けることはできないっていうのを感じていたんです。それで、自分をリセットできる場所が必要だと思ったんです。――それがこの山小屋だった。そう。人によっては海辺とかなんでしょうけどね。僕は森の中が落ち着くんですよ。とは言え、まずはよくある田舎暮らし的な憧れの形から入って、ということでしたけど(笑)。だから最初はぶかぶかの靴を履いている感じだったんですよ。それが不思議なことに、ちょっとずつ波長が合っていくんですよね。気づいたらこの場所自体が自分にとっての癒しになっています。今や、ここを手放せない自分になってしまいました(笑)。――ここで過ごすことによって、音楽への向き合い方や、あるいは生み出される音楽というものは変わりましたか?変わるというよりも、自分がフラットになれる感覚を養えていると言った方が合っているような気がしますね。どうやら自分は、こういうことを歌いたいのかなとか。そういう意味では変わったのかもしれないし、突き詰めれば元の自分に戻って行ったのかもしれない。――前回のインタビューの際におっしゃったことで印象的だったのは、「新しく発見したことは、すでに自分の中にあるものだった」という気づきの部分でした。だから人間ってめんどくさいですよね(笑)。無垢なまま生まれて、自意識が芽生えて何かに執着するようになり、そこから様々な経験を積むことによって、結局抱え込んだ多くのものを手放して元の何もない自分に戻っていくという。もちろん人それぞれなんでしょうけど、多かれ少なかれ、人生というのはゼロからゼロへ戻っていく孤を描いているのではないかなと感じますね。――その感覚が創作の本質的な部分と共鳴しているわけですね。とても人間的な感覚ですよね。それを自分の中に取り戻せたような気がしています。弾き語りをやりたいと思っても自信がなくてやれなかったんですよね――弾き語りという表現方法についてお聞きします。人間的な感覚を取り戻す過程において、弾き語り自体もご自身の中で違う感覚のものとして発見するというようなことがあったのでしょうか?弾き語りってとっても個人的なものだと思うんですよね。それが人前で歌ったりレコーディングしたりするとなると、シャツを1枚羽織るような感覚になるんです。だから、例えばここでポロポロ弾いて歌ったりするのとではまた違うものなんですよね。でも身近なスタッフや家族もそうですけど、むしろパーソナルな感じの直太朗の方がいいよって言ってくれるんです。もちろん、大勢の人がいたり、照明の下やカメラの前でやったりする時に、素の状態でいられるわけはないし、それは表現としても違ってくるのは当たり前なんですけど。ただ、元の自分ときちんと同居できているか、そこと波長を合わせられているかどうかで人前での弾き語りも変わってくるんですよね。どこかその感覚を忘れているようなところがあったんです。3、4年前に、永積タカシくん(ハナレグミ)に言われたことがあったんです。「直太朗さ、ライブすごくいいんだけど、いろいろできちゃうから君は、もしかしたらもっと小さいハコで歌うとかした方がいいかもしれないよ」ってすごく優しく諭すように言ってくれたんですよ。永積くんが言いたかったのは、要するにこういうことなんです。実演するステージが大きくなっていくと、それにつれて表現も変異化してしまうんですよね。求められているものを自分で決めつけてしまうようになるというか。本当はもっとプレーンな状態でいいはずなのに、自分の中で勝手に育ったイメージの大きさや派手さを求めてしまう。だからそこはもう、永遠のテーマでもあるんですけどね。ついこのあいだもそんな話を永積くんと喫茶店で5時間くらいしていました(笑)。どうしてもその時の状況から発生する不安に打ち勝とうとして、うわーっとやってしまうんですけど、一方で十代の頃にひとりでポロンとやっていた感覚に戻っていかないと、何かが繋がっていかないんでしょうね。――それは表現として?表現というか、何でしょう……。自分自身の圧力というか、それによってもともとあったものが変わっていってしまうので、取り戻そうとしても、なかなかそれを許してくれない自分がいるというか。あくまで自分自身の中の問題ではあるんですけど。だから弾き語りをやりたいと思っても自信がなくてやれなかったんですよね。え、やってなかったの?って言われることもあるんですけど、どこか避けていたところもあったんです。一緒に多くの曲を共作している御徒町(凧)も「それ(弾き語り)って最終手段だよね」っていう考え方でもあったので。ただ、最終手段ではあるんだけど、もっとも純粋な形だとも思うので、やっぱりそこにもっと自分なりに向き合わないとダメだよなって思っている中で、今年の春から始まった一〇〇本ツアーの前篇として弾き語りをやってみようと思ったんですよ。それはもう自分には失うものはないし、恥をかいてもいいからやってみようと。あとはリハビリという側面もあったかもしれないですね。大きい表現をこの20年やり続けてきたので。だけどどこかで体が、というかメンタルの部分で拒否反応をしているところもあったんです。ぶっちゃけて言うと、軽度の発声障害みたいな感じもあったりして。わーっと出そうとするとブレーキがかかっていつも出るはずの音域の声がかすれてしまうっていうことがあったんですよ。でも、僕はうれしかったんです。――そうなったことが?そう。体に反応が出ないまま、根性とか忍耐でやれていってしまうと、あるとき突然声が出なくなっちゃうだろうなって思ったんですよね。そこからじゃあどうするのっていうところで、声帯を鳴らす今までの発声をもう一度見直そうと思いました。まずは空気が循環して、それが声帯を震わすという発声方法にすることと、あとはできるだけ歌のトーンをミニマムにしました。それが奇しくも永積くんが言っていた、あるいはスタッフや家族が言っていた、あるべき直太朗の状態、いい直太朗の状態だったんです。だからもう、タイミングとしか言いようがないですよね。20年やってきて、いろんなものが一致してあるべき地点に帰結した。それが弾き語りの前篇ツアーだった。そこから『原画』をつくるという衝動につながっていくんですから。もし弾き語りのツアーができていなかったら、『原画』にはたどり着いていないと思います。――なるほど。繋がっていますね。ツアーの準備をしながら、すごい不安なんですよ。下手っぴだし。なんだけど、周りの何にも合わせなくてもいいし、自分の間合いで音楽と向き合える――この自由を忘れていたなって思いました。自分の性質として、どうしても人に合わせてしまうようなところがあって、でももっと我が儘でいいんだっていうことに気づけましたし、この味を一度しめてしまうと、もう収集がつかなくなっちゃって(笑)。――弾き語りの前篇、そして中篇ではブルーグラス・スタイルでのライブで、今行っている後篇ではバンド・スタイルと、その歩みはまさにご自身を再生していくようなプロセスが詰まったものですよね。そうですね。ひとりから始まって、気づいたら仲間がいて、そしてまたひとりに戻る――それが人生のような気がします。――その道筋でやったからこそバンド・スタイルのライブにも違和感はない?最初に前篇で弾き語りをやったことが全てと言ってもいいですよね。もしこれがいきなりバンドでホールのライブをやっていたら、まったく違うものになったと思います。バンドでしかできないことをやっているんですけど、きちんと自分のものでもあるという感覚でできていますね。今は自分のコアがちゃんとあって、偽りのない状態でステージに立てています。ある意味不完全なものでいいと思ったんですよ――『原画 I』『原画 II』に向かう中で前篇の弾き語りのライブがきっかけになったということでしたが、まずはどのようなところから始まったのでしょうか?とにかく録ってみようということでしかなかったですね。そうして録ったものをリリースするのかどうするのかは、その後で考えようという感じでした。そもそも20周年ということで、レーベルのスタッフさんからは、ベスト盤をリリースしませんか?という提案をいただいたりしていたんですよ。けど、ベスト盤は15周年で出したというのもあって、今回はいいんじゃないですかね、という感じだったんですよ僕的には。「素晴らしい世界」という曲と、それが表題となったアルバムができたことで、充分20周年の活動の道標になるなという手応えもあったので。それで、どこかのタイミングでアルバム『素晴らしい世界』に収録されている曲たちのデモを事務所のスタッフで聴く機会があったんですよ。「これはこんなふうな感じが原曲になっているんだよ」なんて僕が説明をしながら。そしたら、スタッフの中のひとりが、「こういうのを聴きたいんですよね」って言ったんです。ああ、そうかと思って。新しいアルバムの曲はもちろん、今までの曲も弾き語りで録音したことはなかったなと。それがベスト盤なのかどうかはわからないけど、弾き語り集として今の自分が向き合いたい曲を集めたものを出すというのはどうだろうって僕の方から提案したんです。すぐに、それはいいですねって話になって、4月くらいにレコーディングしようと思ったんですけど、6月からの弾き語りのツアーもあったし、夏から始まるブルーグラス・スタイルの準備も同時にしなければいけないし、こんなにバタバタした中で弾き語りを録音するのはちょっと本末転倒だなと思って、結局9月になったんですよ。――構想から実際に録るまでが結構空いたんですね。それがいいふうに作用したんですか?そうなんです。それがさっき言ったことに繋がっていくんですけど、前篇の弾き語りのツアーを20本ほどやったことによって、曲の理解が演奏とともに格段に深まったんですよね。その状態のままレコーディングすることができたので、おそらく、もし4月の時点で録ったものがあったとして、それと比べたら、また全然違ったものになっていると思います。――録音する場所は当初からこの山小屋だったんでしょうか?そこはいろいろ候補がありましたね。北海道にいい感じのスタジオがあるからそこに行ってとか、都心のスタジオでとか、いろいろ考えました。だけど、スタジオに行って録音するってなると、そもそも考えていたことと違ってくるかもなって思ったんですよね。今僕が考える弾き語りの良さが出ないというか。ほら、こんなふうに(と言って、窓の外を指差す。どこからか犬の鳴き声が聞こえる)。歌うことが特別なことではないというか、生活と並列にある行為として録れたらいいなと。そうすると、この山小屋の時間の流れ方がぴったりと波長に合うんですよね。ひとりだけ気心しれたエンジニアの方と――デビューの頃から一緒にやっているんですけど――ここで語らいながら、果物でも食べながら(笑)、気の向いた時に歌うっていう感じでやりました。例えばエンジニアの彼が買い出しに行っている時に、ちょっと歌ってみたり、そういう時間の間(はざま)にある感じを掴み取りたかったし、本当に歌いたい時に歌った歌を残したかったんですよね。もしレコーディングブースがあったり、もっといろんなスタッフがいて、「じゃ、お願いしまーす」って言って歌うのとは全然違うじゃないですか。――そうでしょうね。それこそシャツ1枚着ることになりますよね。そうそうそう。どうしても着ちゃうんですよ。これもまた不思議な話なんですけど、そういった自然な時間というのを作ろうとするとなかなかそうならないんですよね。だからもう生活と一緒にするしかなかったんですけど。そうやって音楽と共にあると、止まらなくなっちゃうんですよ。本当は12、13曲くらい録れたらいいなと思ってたんですけど、気づいたらその倍録れてたんです。――それでIとIIの2枚になったんですね。出し惜しみじゃないけど、Iを出した後に絶対IIを出したくなるから(笑)、それだったら同時にということで。――曲に関しては、その時のモードでやりたい曲をやっていったということだと思いますが、IとIIに振り分けるときの線引きというのはどこかにあったんですか?ありますね。ともすれば弾き語りで表現された曲って、プレーンでシンプルなので、同じように聴こえるかもしれないんですけど、僕の中でははっきりとした色分けがあるんですよ。これはごく個人的な想いからつくった曲、これは語り部として物語を紡いだ曲、みたいに、この曲とこの曲は共存できるけど、この曲はできないな、という感じですね。やっぱり今回はアルバム単位での発売になるので、曲順がものすごく大切になるなと思ったんですよね。サブスクへの配信があったらそこまで曲順にこだわらなかったと思うんですけど、今回はCDのみなので、曲順に関してはとことんスタッフとも話し合いました。――ある程度そこを自分以外の人に任せられたというのも、あるいは『原画』という作品だからなのかもしれませんね。本当にそうですね。だから、ある意味不完全なものでいいと思ったんですよ。鳥や犬の鳴き声や木々のざわめきが歌と一緒に入っているのもそうですし。それと今回のパッケージは、僕が普段使っているノートを忠実に再現したものなんです。そこに落書きのように思いついた言葉を書いたりスケッチしたりしているんですけど、なので歌詞カードも全部僕の手書きです。書き損じも含めて(笑)。録音されている音もそんな感じで、ものすごくパーソナルな手触りのものですね。まさにこんな感じですよ(そう言っておもむろに手元のテレコのスイッチを押すと、未発表曲のデモ音源が流れ出す)。これは2013年にテレコを回して録ったものですけどね。横には御徒町なんかがいて。本当にこういう時間の流れの中で録ったものが今回の『原画』です。――今聴かせていただいたものはデモとしてあって、そこから作品になっていくというプロセスを経るわけですが、今回の場合は逆ですよね。つまり何が言いたいかというと、もう作品になった以上、デモには戻れない。そこが実は一番面白かったところなんですよ。意識的にデモに近い小さな作品としていかにつくるかというのがチャレンジとしてはすごくやりがいがありました。おっしゃったように、これ(デモ)には戻れないんですよね。かと言ってオリジナル音源でもなく弾き語り作品ということで、どういう価値を見出していくかということは相当意識しました。そういう意味で、さっき触れたパッケージやジャケットというのは、そのあたりの価値観というものをうまくすくい上げているんですよね。つまり、実際に僕が使っているノートと同じような作りにはなっているけど、実物ではない、レプリカだよ、という。今言っていることが宣伝文句的にどうなんだろうとは思うけど(笑)、でも僕にとって、その関係ってすごく大事なんですよね。というのも、今までここを表現することができなかったから。ここを避けて通ってきていたから。――デモと最終的に形になった作品、その間にあるものとして今回の『原画』を理解すると、弾き語りの意味も含めてとてもわかりやすく腑に落ちるものがあります。やっぱり元にあるエネルギーというものをダイレクトに感じる作品だし、今後ものづくりをしていく上で、そこを感じながらやっていくことでかなり違ったものになっていくだろうなと思います。一番説明がしやすくて、だけど一番わかりにくい作品という感じがしています――今回収録された各曲と向き合う中で、気づいたことは何かありましたか?「生きとし生ける物へ」とか「さくら」とか、あんまり弾き語りでは歌わないんです。ましてやひとりでいる時にポロンと歌うような曲でもないし。そもそも大きな表現を必要とする曲なんですよね。だけど、そういう付き合いが古くて何百回と歌ってきた曲ほど、とっても新鮮に歌えたんです。特に「さくら」を歌っている時に、「こんな声出るんだ」って自分で驚いたくらいですから。だから今までどれだけ自分で用意した型に自分をはめていたのかっていうのがわかりましたよね。今こうやって話をしているトーンで歌う「さくら」は全く違う景色でした。――たしかに、聴いたことのない「さくら」がここにありますよね。“聴いたことのない「さくら」がここにある”――いいパンチラインをありがとうございます(笑)。でも押し並べてそんな感じなんですよ。この『原画』に収録されている曲たちというのは。もしかしたら、歌い手としての自我が限りなく小さい状態で歌ったものなのかもしれないですね。ここはこういうふうに聴いてほしいとか、ここはこういうふうに歌いたいんだっていう執着がないというか。でも僕ね、その執着は人一倍あったと思うんですよ。もう、こんなふうに歌えなきゃ死にたいとすら思ってましたから(笑)。今でもあるんですけどね。何せ臆病な人間ですから。だからデモで歌っている何もない状態と人前でわーっと歌う状態とのギャップに苦しんでいたんですよね。でも今回、こういう作品を弾き語りで作れたということに、安堵しているというか、本当によかったなと思っています。あと15年くらいはやっていけるのかなと(笑)。――AIさんに提供された「アルデバラン」のセルフカバーが収録されています。これができたのも、今おっしゃったようなモードと関係しているのでしょうか?どこかで自分が歌う時がくるんだろうなとは思っていたんです。AIちゃんと一緒にテレビ番組で歌ったことが1回だけありましたけど、個人で歌ったことはなかったんですよね。でもそれに関しては、僕の中ではどう転んでもよかったというか。スタッフからの強い要望があったんですよ。「アルデバラン」は絶対に入れてほしいって。――原曲と完成された曲との間にあるものを、他の人に提供した曲だからこそ最もその違いを感じられる楽曲かもしれませんね。「アルデバラン」はこんなふうに直太朗さんの中にあったのかと。ああ、そうかもしれませんね。スタッフがどうしてそんなに力強くゴリ押してくるのか全くわかってなかったけど(笑)、そうか、そういうことかもしれませんね。――逆にと言うか、「素晴らしい世界」は最初からこの曲だけは『原画』としてあったんだなと思いました。そのとおりですね。『原画』の概念って何?って言う話でもあるんですけど、ライブで歌っても、ここで歌っても、アルバムに収録されている作品も、そこには強烈な陰影やトラウマが宿っているので、歌ったらあの時にすぐ戻るんですよ。アルバムに入っている「素晴らしい世界」のテイクって、コロナから復帰して、けれどヘロヘロの状態で歌ったものをそのまま音源として収録したんですよ。だから個人的には全然納得のいっていないものなんですけど、でもこれはうまく歌ってもしょうがないよなって思ったんですよ。気管がボロボロになっている時に、ハアハア言いながら歌っているのがこの曲のアイデンティティーだから、俺のこだわりとか想定みたいなものを持ち込んだら、途端に曲の世界が張りぼてになっちゃう気がして。だから原画の中の原画というか。この曲に向き合った瞬間、重たい気持ちになるんですよね。どこまで行っても終わらない闇の世界というか。あと、ピアノの弾き語りというのも大きいと思いますね。僕にとっては不自由な楽器ですから。宿命的に表現が大きくならないというか。あの不自由さとたどたどしさが、主観的には不安なんですけど、そこに表現の本質が宿っているのかなと思いますね。――ピアノの弾き語り楽曲は『原画 I』にもう1曲「さもありなん」という楽曲が収録されていて、これは新曲ですね。そうですね。まだリリースもされていないんですけど。映画『ロストケア』の主題歌になっている曲で、映画で使われているバージョンではギターを弾いて歌っています。この映画バージョンのリリースは来年に予定しているので、それより先にピアノの弾き語りのものが出てしまうんですけどね(笑)。鮮度というか、これもまた作品になった曲と個人的に弾き語りをした作品との違いを楽しんでいただけたらと思いますね。――この曲の指し示す方向と言いますか、ここで描かれている内容は、直太朗さんが一貫して描いてきたもののうちのひとつの大きな流れにあるものなのではないかなと感じました。我々は個人の記憶とは別に、共通の記憶というようなものを持っていて、どういうわけかそこで繋がっているんじゃないかという認識ですね。「声」や「夏の終わり」などが代表的なものだと思いますが。みんなそれぞれの人生があって今という時間を生きているんですけど、そうじゃない何かというものがないと、自分の中で説明できない感覚があるんですよね。それは、ややもするとスピリチュアルな話になったり、荒唐無稽なものとして捉えられたりするかもしれないんですけど、だけど音楽の役割ってそういうところにあるんじゃないかなと思うんです。ライブで調子がいいと、つい「来世でも会おうぜ」って言っちゃう(笑)、また会おうぜってことで。その“また”がずいぶん先にもかかっているんですけど、でもきっと来世や来来世で会うんですよ。僕がなぜ舞台表現を選んでいるのかとか、僕がなぜ曲をつくって体に響かせてそこで歌っているかっていうことに由来すると思うんです。たぶん、何かあるんです。ある種いろんなものを犠牲にしたり、自分の向き合いたくない部分と向き合ったり……他のことだとできないんですよね。僕はあえて舞台表現って言っているんですけど、舞台に立つっていうことがとっても興味深いものとしてあり続けるんですよね。だからこれは、何かあったんだろうって。舞台に魅せられるということに譲れないものがあるんです。そういったものが、それぞれの中にきっとあるはずなんですよ。向いているとか向いていないとかではなくて、理由はわからないんだけど好きとか嫌いとかっていう感覚や基準でものをつくったり人と出会ったりするんだろうし、僕自身もようやくここ2、3年くらいでそういう根源的な動機で創作に向かえるようになってきましたね。でも、答えは絶対にないんですよ。この旅(人生)はこれで終わると思うんですけど、また懲りずに何かになって何かをするんじゃないか私の魂は――そういう感覚があるんですよね。それがどうしても作品性に出ちゃうんでしょうね。――引いては、自分はどうして生まれてきたんだろう?っていう根源的な問いへ音楽と舞台表現で向かっているのが森山直太朗というアーティストなんだろうなと思います。そして、この部分が最も原初に近い形で作品になっているのが、この『原画』であると。そうですね。一番説明がしやすくて、だけど一番わかりにくい作品という感じがしています。なんでこんなものになったんだろう?って。名前のつけようのないものというか。だって、誰からも求められずにできちゃってるものなので。別にテーマやコンセプトのある作品ではないし、その前の段階で栞のように編んでいったものというか、そういうコンセプト、みたいなメタ構造になっているとも言えますね。――『原画 I』『原画 II』をつくったことで感じたもの、見えたものは何ですか?それは……アルバムってこんなストレスなく作れるんだっていうことですね(笑)。――はははは。ブックレットやMVはいろんなアイデアや手間がかかったものにはなっていますけど、レコーディング自体は、先ほども言ったように生活と一体化していたので、効率という点ではこれ以上ないくらいよかったんですよね。アレンジャーやほかのミュージシャンが関わることもなく、とってもソリッドで個人的な感覚のみでつくれましたからね。ただ、簡単にできたかと言うと、いろんな葛藤もあったんです。どうしても作為的になってしまう部分もあったので。だけど、1回波長が合ってしまうと、本当にするするとできてしまったんですよね。そういう経験から、心と体の生理に従うっていうのは大事なんだなと思いました。自分が本当はおかしいと思っているのに、「おかしい」って言わなかったことに対して、自分のリスクで、自分の責任のもと、そこに言及して、そういう部分を削いで削いでつくったものが、この『原画 I』『原画 II』なので、ここからまた何かが始められるのかなという気持ちになりましたね。――だから、実際の制作期間は数カ月なのかもしれませんが、実質今まで生きてきた40数年間丸ごとかけて到達した作品なんでしょうね。本当にそう(笑)。こんな素揚げみたいな作品って、かっこ悪いと言えばかっこ悪いんですよね。たぶん、美術展で飾られている何かの作品のデッサンも、その作家さんが見たらちょっと恥ずかしかったりするんじゃないかな。でもだからこそ、そこから浮かび上がってくるもの、透けて見えるものっていうのがやっぱりあって。それが、そのアーティストにとって彼や彼女が何を大切にしているのかっていうことなんですよね。僕の『原画』も、まさにそういうもので、混沌としてたり、ドロドロしている部分も反映されているんですけど、そこも含めてシンプルで力強いものになったなと思います。――そういう作品であればこそ、サブスクではなくフィジカルの作品で、かつ、ライブ会場での直販のみというのも、ある意味でロジカルだなと、筋が通っているなと思いました。今回は、そうやって届けることが合っているし、これしかないよなと思いました。自分がつくったものを直接目の前の人に届けるという根源的な大切さを、この作品が改めて気づかせてくれたという点も20年やってきた今、僕にとってすごく大きな意味を持っているんですよね。そうやって考えると、この『原画』というものは単純に音源の入ったCDというわけではないんですよ。実際に手にとってもらえればわかるんですけど、ノートにCDが付いてる、みたいなものなんですよね。とにかく森山直太朗を知ってもらいたい。そういうためのものなんです。Text=谷岡正浩Photo=山本佳代子▼アプリ限定カットあり<リリース情報>森山直太朗弾き語りベストアルバム『原画 I』『原画 II』20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』会場にて限定発売中●『原画 I』3,000円(税込)『原画 I』■『原画 I』収録曲01. 人間の森02. さもありなん03. 金色の空04. 花05. レスター06. 声07. ラクダのラッパ08. 君は五番目の季節09. 今10. いつかさらばさ11. 生きてることが辛いなら12. さくら13. 土曜日の嘘■『原画 II』3,000円(税込)『原画 II』■『原画 II』収録曲01. 日々02. 泣いてもいいよ03. アルデバラン04. 青い瞳の恋人さん05. 愛し君へ06. 素晴らしい世界07. papa08. あなたがそうまで言うのなら09. カク云ウボクモ10. 生きとし生ける物へ11. どこもかしこも駐車場12. 夏の終わり13. 群青【弾き語りベストアルバム『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』会場購入特典】・20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<前篇追加>公演限定お渡し会を実施・『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』を2枚同時購入で、『原画』オリジナルポストカード2枚セットをプレゼント詳細は『原画』特設サイト森山直太朗「原画」MV<ツアー情報>自身最大規模となる“全国一〇〇本ツアー“『森山直太朗 20thアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」』2023年1月17日の宮城公演から、2023年秋の最終公演までの各会場で『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』を会場限定販売。この度、2023年5月27日(土)富山・クロスランドおやべの公演も追加で発表!※終了分は割愛■素晴らしい世界<前篇追加>2023年1月17日(火) 宮城・日立システムズホール仙台 コンサートホール2023年1月21日(土) 福岡・キャナルシティ劇場2023年1月25日(水) 東京・めぐろパーシモンホール2023年2月4日(土) 愛知・三井住友海上しらかわホール2023年2月5日(日) 大阪・住友生命いずみホール2023年2月18日(土) 徳島・阿南市文化会館夢ホール■素晴らしい世界<後篇>20232023年2月25日(土) 神奈川・神奈川県民ホール2023年3月4日(土) 宮崎・都城市総合文化ホール 大ホール2023年3月5日(日) 福岡・福岡サンパレス2023年3月11日(土) 滋賀・八日市文化芸術会館2023年3月12日(日) 大阪・南海浪切ホール2023年3月19日(日) 群馬・藤岡市みかぼみらい館大ホール2023年4月1日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール2023年4月8日(土) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート 大ホール2023年4月15日(土) 栃木・宇都宮市文化会館2023年4月16日(土) 東京・J:COMホール八王子2023年4月21日(金) 岡山・岡山市民会館2023年4月22日(土) 愛媛・松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール2023年4月29日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢2023年4月30日(日) 愛知・愛知県芸術劇場大ホール2023年5月4日(木・祝) 大分・J:COM ホルトホール大分2023年5月5日(金・祝) 長崎・長崎市民会館2023年5月7日(日) 大阪・フェスティバルホール2023年5月13日(土) 山口・山口市民会館2023年5月14日(日) 島根・島根県芸術文化センター グラントワ2023年5月20日(土) 長野・上田市交流文化芸術センター サントミューゼ2023年5月21日(日) 新潟・上越文化会館2023年5月27日(土) 富山・クロスランドおやべ ★後篇追加2023年6月3日(土) 宮城・東京エレクトロンホール宮城2023年6月4日(日) 福島・喜多方プラザ文化センター せせらぎホール※ツアースケジュールは随時更新されますので、ツアー特設サイトをご確認ください。※チケットのお申込み方法・詳細はツアー特設サイトをご覧ください。ツアー特設サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年12月24日新年会、春のうららか編、開局記念特番、アクリエひめじ大ホール、万博記念公園…。今年だけでもたくさんの活動をしてきた「FM802弾き語り部」が、『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2022』の会場で無料ライブを開催。そしてその出演者が決定した。「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2022」チケット情報部長の松本 大はもちろん、今回も様々なメンバーが集結!弾き語りのステージは貴重です!『RADIO CRAZY 2022』のチケットをお持ちの方はもちろん観覧フリー!ぜひお集まりください。「FM802弾き語り部 in RADIO CRAZY 2022」【日時】12月25日(日) 13:30~12月26日(月) 16:00~【出演】12/25(日):菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)/ホリエアツシ(ストレイテナー)/Chilli Beans./松本 大MC:樋口大喜12/26(月):片桐(Hakubi)/畑山悠月(KALMA)/松本 大MC:田中乃絵※観覧フリー(別途、RADIO CRAZYチケットは必要となります。)※入場制限をさせていただく場合がございます。【場所】RADIO CRAZY 2022 2号館 境内ステージ詳細はこちら
2022年12月13日小山田壮平(AL)の弾き語りツアー『小山田壮平 弾き語りツアー2022』の最終公演が12月1日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで行われた。10月23日の石川・金沢EIGHT HALLを皮切りに全8公演で開催された今回のツアー。小山田壮平のソロ楽曲はもちろん、andymori、ALの楽曲も披露され、歌とアコギによる多彩にして豊かな表現をたっぷりと味わうことができた。andymori(2014年解散)を経て、長澤知之らと結成したALの活動と同時に、2016年から弾き語りライブを継続してきた小山田壮平。2020年には個人名義による初アルバム『THE TRAVELING LIFE』をリリース、その後もシングル『恋はマーブルの海へ』『スライディングギター/アルティッチョの夜』を発表するなど、コンスタントな活動を続けてきた。叙情性と激しさ、繊細な表現と圧倒的なダイナミズムを兼ね備えた彼の弾き語りは、やはり唯一無二。この日の公演で、そのことを改めて実感させられた。小山田壮平ステージに置かれているのは、2本のアコースティックギターとマイク。心地よいBGM――“くるり”から”ザ”・ヴァーヴまでーーが流れるなか、観客は静かに開演を持っている。スマホではなく、文庫本を読んでいる人が多く、「なるほど、こういう人たちが小山田壮平の音楽に親しんでいるんだな」と妙に納得してしまった。会場の照明が落とされ、小山田がステージ上手から姿を見せると、大きな拍手が巻き起こる。すぐにアコギを手に取り、弦を揺らしながら〈大丈夫ですよ心配ないですよ〉という大らかなフレーズが広がっていく。最初の楽曲は、andymoriの「投げKISSをあげるよ」。さらに「革命」「1984」とandymoriの代表曲が披露される。どちらも10年以上前に発表された楽曲だが、そのなかで描かれる感情――この熱狂はいつか誰かに届くはずだという切実な思いーーはまったく色褪せず、むしろ2022年にこそ強く響いていた。特に「1984」におけるブルースハープの素朴な音色、ファルセットと地声を使い分けたボーカルにはグッと来てしまった。ライブ前半はandymoriの楽曲が中心。「ベンガルトラとウィスキー」では曲が進むにつれてスピードを上げながら性急な疾走感を生み出し(ちょっと乱暴な歌もカッコいい!)、「遠くへ行きたい」ではフォーキーな音像とともに、悲しみや退屈を超え、此処ではない何処かに行きたいという根源的な思いを切々と歌い上げる。そして「16」はこの日のライブの最初のクライマックス。ザックリと鳴らされるアコギのストロークと繊細なアルペジオ、約束と嘘を重ねる日々を映し出す歌が響き合い、じんわりと心を揺さぶられる。日常と地続きの風景、奔放な想像力が重なり合う小山田の歌は、時間が経つにつれて深みを増しているように聴こえる。アコギの弾き語りなのに、ドラムやベース、トランペットの音まで(心のなかで)聴こえてくるような演奏も素晴らしい。中盤のMCで「9月に初めての子供を授かりました」と報告。“泣き叫ぶ息子を風呂に入れたら、スッと泣き止み5時間寝てくれた”というエピソードを披露した後、「ひとつひとつ喜びや愛情を覚えることで、みなさんのような立派な大人になるんだなと」と話すと、会場全体がほっこりとした雰囲気に包まれた。その直後に披露されたのは、ALの「輝く飛行船」。〈懐かしい父母の笑顔抱きしめてくれた人たち〉という歌詞があるのだが、小山田が父親になったこともあり、楽曲の印象が以前とは変化していたように思えた。彼自身の人生の移り変わりとともに楽曲の在り方が少しずつ変わっていき、それが表現の深みにつながる。そのことを実感できたのも、この日のライブの大きな収穫だった。ここからはソロの楽曲が中心。ロマンティックな憂いを感じさせる「ローヌの岸辺」、切なくも愛らしいラブソング「恋はマーブルの海へ」からは小山田のポップセンスが滲む。彼自身が良く通っていたバーの思い出がもとになった「アルティッチョの夜」ではエッジの効いたロックンロールを響かせ、「雨の散歩道」では夢想と現実が混ざり合うようなサイケデリアを生み出す。いろいろな時代、いろいろなジャンルの音楽が背景にあり、小山田の詩情と激情によって、豊潤な音楽世界へと結びつく。楽曲ごとにまったく違う場所に連れていかれるような感覚も、彼の弾き語りの魅力だろう。「Black Bird」(ザ・ビートルズ)のカバーからライブは後半へ。今年6月にミュージックビデオが公開された「FULL OF LOVE」、伸びやかなメロディと“離れ離れになっても、いつもあなたは僕のなかにいる”という思いを込めた歌が会場を包みこんだ「君に届かないメッセージ」、少年の頃の夢を胸に〈だからこうして今日も走っているでしょう〉と歌う「夕暮れのハイ」と楽曲が重なるにつれて感情のふり幅が広がっていく。本編の最後は、「旅に出るならどこまでも」。“人生という名の旅”をストレートに反映した楽曲はまさに“シンガーソングライター・小山田壮平”の真骨頂だ。鳴りやまない拍手に導かれ、すぐにステージに戻ってきた小山田。まずは新曲「スライディングギター」で奔放なギタープレイと歌を高らかに響かせた。「今年もお世話になりました。来年も健やかな日々になるように。いろんな心配事が尽きない日々ではありますけども、喜びをひとつひとつ見つけて、進んでいきたいと思っております……いいこと言おうとして失敗してます(笑)」そんな言葉に導かれた最後の曲は、andymoriの「Sunrise&Sunset」。消えることのない欲望や争い、悲しみを見据えながら突き進む意思を感じさせる歌がまっすぐに伝わるなか、ライブはエンディングを迎えた。2022年4月から6月にかけて行われたバンドツアー、そして、今回の弾き語りツアーでソロアーティストとしての豊かな魅力を示した小山田壮平。決して多作ではないし、ライブの数も多くないが、この日、会場に足を運んだオーディエンスは間違いなく、「もっとこの人の歌を聴きたい」と感じたはずだ。Text:森朋之 Photo:佐藤哲郎<公演情報>小山田壮平 弾き語りツアー202212月1日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYAセットリスト1. 投げKISSをあげるよ2. 革命3. 19844. それは風のように5. ゆうちゃん6. ベンガルトラとウィスキー7. 遠くへ行きたい8. 169. 輝く飛行船10. ローヌの岸辺11. 恋はマーブルの海へ12. アルティッチョの夜13. 雨の散歩道14. ダンス15. サイン16. Black Bird(カバー)17. FULL OF LOVE18. 君に届かないメッセージ19. 夕暮れのハイ20. 時をかけるメロディー21. 旅に出るならどこまでもEN22. スライディングギター23. Sunrise&Sunset<ライブ情報>FM802 RADIO CRAZY20222022年12月25日(日)~28日(水) 大阪・インテックス大阪※小山田壮平(Band set)の出演は12月25日(日)公式サイト:「Sparkling Records」公式サイト:
2022年12月12日人気シリーズ「コード3つ」に70、80年代を彩った ニューミュージック、シティ・ポップを中心としたギター弾き語り集が登場!初級 「コード3つ」からはじめる! 楽々ギター弾き語り J-POP クラシックスギター初心者でもレパートリーがグンと増える弾き語り楽譜集「コード3つ」シリーズに新たなラインナップが加わりました!本作は世界中で人気を博すシティ・ポップをはじめとする70、80年代に大ヒットしたポップスを中心に50曲をセレクト!使用するコードの数がたった「3つ」の楽曲からスタートしていますので、初心者でも演奏する楽しさを味わいながらレパートリーを増やしていくことができます。本書はコードダイアグラム(コードの押さえ方を示した図)やコードネームも見やすい大きさで表記されているので、初心者の方でも安心して楽曲にチャレンジして頂けます。憧れのポップスをギター弾き語りで楽しみましょう!※やさしく弾けるアレンジになっていますので原曲とキーやサイズが異なります。【収載曲】言葉にできない(小田 和正)/いとしのエリー(サザンオールスターズ)/ルージュの伝言(荒井 由実)/クリスマス・イブ(山下 達郎)/サボテンの花(チューリップ)/卒業写真(荒井 由実)/あの日にかえりたい(荒井 由実)/さよなら(オフコース)/ルビーの指環(寺尾 聰)/初恋(村下 孝蔵)/シングル・アゲイン(竹内 まりや)/駅(竹内 まりや)/ワインレッドの心(安全地帯)/壊れかけのRadio(徳永 英明)/真夏の果実(サザンオールスターズ)/ラブ・ストーリーは突然に(小田 和正)/君がいるだけで(米米CLUB)/涙のキッス(サザンオールスターズ)/悲しみは雪のように(浜田 省吾)/ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザーズ)/オリビアを聴きながら(杏里)/リバーサイド・ホテル(井上 陽水)/みずいろの雨(八神 純子)/元気を出して(竹内 まりや)/夢で逢えたら(吉田 美奈子)/どうぞこのまま(丸山 圭子)/ダンスはうまく踊れない(石川 セリ)/都会(大貫 妙子)/シンプル・ラブ(大橋 純子)/たそがれマイ・ラブ(大橋 純子)/真夜中のドア~Stay With Me(松原 みき)/DOWN TOWN(EPO)/RIDE ON TIME(山下 達郎)/SOMEDAY(佐野 元春)/恋するカレン(大瀧 詠一)/スローなブギにしてくれ (I want you)(南 佳孝)/君は天然色(大瀧 詠一)/LOVELAND, ISLAND(山下 達郎)/ふたりの夏物語(杉山清貴&オメガトライブ)/君に、胸キュン。(YMO)/夏のクラクション(稲垣 潤一)/悲しみがとまらない(杏里)/プラスティック・ラヴ(竹内 まりや)/そして僕は途方に暮れる(大沢 誉志幸)/君のハートはマリンブルー(杉山 清貴)/クリスマスキャロルの頃には(稲垣 潤一)/接吻 -kiss-(ORIGINAL LOVE)/風をあつめて(はっぴいえんど)/君は1000%(1986オメガトライブ)/シーズン・イン・ザ・サン(TUBE)-全50曲-商品詳細初級 「コード3つ」からはじめる!楽々ギター弾き語り J-POP クラシックス定価:2,420円(10%税込)仕様:菊倍判縦/144ページ発売日:2022年11月25日ISBN:978-4-636-10667-1商品コード:GTL01100932 amazonにてご予約受付中! : 【「コード3つ」シリーズ既刊好評発売中!】超初級 「コード3つ」からはじめる! 楽々ギター弾き語り60平成ヒットソング編定価:2,200円(10%税込)仕様:菊倍判縦/176ページISBN:978-4-636-96377-9商品コード:GTL01096377 お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月21日シンガーソングライターで映画音楽作曲家の世武裕子が、ピアノ弾き語りシリーズ『あなたの生きている世界1』を本日11月9日に配信リリースした。本作は“日本語を大切に歌う”ことをテーマに、フジファブリック「若者のすべて」、椎名林檎「ギブス」、サカナクション「グッドバイ」などのカバー曲全5曲を収録。併せて、各楽曲に込めた世武のコメントも届いている。また、リリースに合わせてリニューアルされたYouTubeチャンネル『せチャンネル』では、本作をレコーディングしたスタジオからピアノを触りつつトークを繰り広げるなど、トークコンテンツも続々公開中。作品の中では見られない彼女の素顔や人となりを楽しめる動画はもちろん、今後は演奏動画も公開される予定だ。■世武裕子による各曲コメント1. 若者のすべて富士吉田市に住んでいた頃、フジファブリックを聴きながら、商店街をよく散歩していました。特に「若者のすべて」は格別で、街そのものが鳴っているような感覚になります。この曲の中で、あの頃の姿のまま生きている志村さんは、今この景色を、歳をとっていく私たちを、どういう想いで見ているんだろうなぁと思いながら、歌わせて頂きました。2. 君のほんの少しの愛で大切にしていて、分かち合いたい想いは沢山あるけれど、「君のほんの少しの愛で、この世界は泣きそうなほど輝いている」というフレーズは、自分の年齢や気分に関わらず、ずっと一番に伝えたいメッセージかも知れません。セルフカバーをしてみると、改めて、自分の望みが明確になりました。3. それ行けカープ(若き鯉たち)言わずもがな、広島の(いや、日本の!)誇る名曲。再始動する時は、必ず広島の歌を入れたいと思っていましたが、結局最初に選んだのはこの曲でした。ネタとか箸休めとかじゃなくて、真剣な渾身のカバーです。マツダスタジアム周辺をウロウロしながら仕上げました。どういう意味かは、ぜひ聴いて確認して下さい!4. ギブスデビューされた時、TVでパフォーマンスを観た時、短編映画『百色眼鏡』を出された時、東京事変を結成された時、、、色んな形で何度も何度も、驚きを持って作品を発表されてきた唯一無二の椎名林檎さん。完全な世界観がある人だからこそ、憧れや物真似みたいなカバーじゃなくて、もし主人公が違う選択をして生きていたらどういう歌になっただろうか?というテーマで、カバーさせてもらいました。5. グッドバイサカナクションとは長らく親交があり、以前は「ユリイカ」をカバーさせてもらったこともあります。「グッドバイ」も原曲は完璧なベストアンサーなのに、なぜか楽曲に誘われているような気がするというか、語られない主人公の心の奥底を引っ張り出したい、救い上げたいような気持ちにさせられます。孤独の中にも、世界の素晴らしさを分かち合いたいのかも知れません。<リリース情報>世武裕子『あなたの生きている世界1』Now On Sale世武裕子『あなたの生きている世界1』ジャケット【収録曲】1. 「若者のすべて」フジファブリック カバー2. 「君のほんの少しの愛で」世武裕子 セルフカバー3. 「それ行けカープ(若き鯉たち)」塩見大治郎 カバー4. 「ギブス」椎名林檎 カバー5. 「グッドバイ」サカナクション カバー配信リンク:<イベント出演情報>フランス映画祭2022横浜 オープニング・セレモニー12月1日(木) 横浜みなとみらいホール開演:18:30開会宣言: 石田ゆり子(フェスティバル・ミューズ)ピアノ演奏:世武裕子公式HP:関連リンク公式HP:::『セちゃんねる』:
2022年11月09日11月5日、あいみょんが弾き語りでのワンマンライブ『AIMYON 弾き語りLIVE2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場』を開催した。兵庫県西宮市出身のあいみょんにとって、甲子園は「実家の屋上から光る球場が見えた」というまさに地元であり、甲子園で弾き語りのワンマンが行われるのは史上初という快挙。駅を出ると、この日のグッズとして作られた「AIMYONS」のオリジナルユニフォームを着たファンが大勢いて、広場にはそのユニフォームを着た巨大なあいみょんのバルーン人形が設置されたりと、さながら5周年イヤーと地元凱旋をお祝いする「あいみょん祭り」のような雰囲気が広がっていた。開演時刻の17時を過ぎると球場内にサイレンが響き渡り、まず映像で登場したのはあいみょんと同じく西宮出身のスターで、親交の深い笑福亭鶴瓶。「みなさん、わずか9年前に梅田で路上ライブをやってたあいみょんが、この憧れの甲子園でライブをするというのはすごいと思いません?7年前に上京して、あっという間にスターになって、これ漫画やで。そのあいみょんが地元に帰ってきたんですよ!みんな褒めたろう!ビッグになって帰って来たっていうのを!」と呼びかけて、「『AIMYON 弾き語りLIVE2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場』はじまり!」と開会宣言をすると、割れんばかりの拍手の中であいみょんが登場した。モッズコートを着たあいみょんが客席の間を通ってセンターステージに到着し、もう一度盛大な拍手が起こると、一曲目に披露されたのはメジャーからのファーストアルバム『青春のエキサイトメント』のオープニングに収録されていた「憧れてきたんだ」。敬愛する表現者への憧れを歌った一曲だが、この日ばかりは憧れの地である甲子園に捧げられた一曲だったと言っていいだろう。さらには「ハルノヒ」「ジェニファー」と曲を続けると、オーディエンスはペンライトを振ったり、手拍子をしたりと思い思いにこの特別な一日を楽しんでいる。「甲子園球場にお集りのみなさん、あいみょんです。よろしくお願いします!」と挨拶をすると、オーディエンスで埋まった球場を見渡して「ホンマにすごい!」を連発し、「西宮まで来てくれてありがとう!」と感謝を伝え、ファンキーな「愛を伝えたいだとか」、メランコリックな「3636」、ポップな「ら、のはなし」と続けていく。アコギ一本の弾き語りでも曲調に合わせて表現力豊かに歌い上げるあいみょんの姿は、バンドセットと弾き語りのライブを交互に行ってきた、この5年のシンガーとしての確かな成長を感じさせるものだ。「みんなどこから来たんですか?」という問いかけに、北海道から沖縄まで全国各地からこのお祭りに集まっていることがわかった一方、「宮っ子はどれくらいいるんですか?」「小連体・中連体やったことある?」と地元トークも展開するあいみょんのライブは、スタジアムという広さにもかかわらず、やはりアットホームな雰囲気が漂う。「次の曲の頭、みんなのお手てを借りていいですか?」と言って、会場中の手拍子から始まった「満月の夜なら」の演奏時には、ちょうどあいみょんの頭上にほぼ満月に近い月が浮かぶというミラクルも。さらに、シリアスな表情で「さよならの今日に」を歌うと、円形のステージから無数のサーチライトが天に向かって伸びる幻想的な光景の中、「裸の心」を情感たっぷりに歌い上げて、第1部のハイライトを作り出した。みんなはすごいな。私を幸せにする天才やな。ここであいみょんはお色直しのために一旦退場。30分の休憩時間中も、クイズ大会が行われたり、「西宮でやり残したこと」として、福女にチャレンジしたり、ドラマに挑戦したり、3球連続ストライクに挑む映像が流されて、やはり特別な一日であることが伝わってくる。するとライブでは珍しく髪をお団子に結んであいみょんが再登場。今年行われたアリーナツアーでも使用された、お客さんをズームしてスクリーンに映す特注の双眼鏡を使い、12球団のユニフォームを着た人を捜したりと、やはりこういったファンとのコミュニケーションもあいみょんのライブの魅力だ。「18歳のときに声をかけてもらって、弾き語りで路上ライブを始めて、きっとこの曲を一番歌ったんじゃないかな?最初はホンマに0人、全く集まらんかったけど、徐々に徐々に人が増えていって、ついに甲子園でこの曲が歌えるなんて。当時のことを思い出しながら歌えたらと思います」と話して、第2部は「貴方解剖純愛歌〜死ね〜」からスタート。インディーズデビュー曲でもあるこの曲をパワフルに歌い上げ、オレンジの照明の中で「マリーゴールド」を歌うと、ハーモニカを用いたトーキングブルース調の「tower of the sun」へ。この曲はあいみょんにとってのもうひとつの憧れの地である、太陽の塔の下で歌うことを夢見る曲であり、西宮時代の葛藤や苦悩が綴られた一曲。思わず涙ぐみながら、声を振り絞って歌う姿に、場内からは長く温かな拍手が贈られた。「地元の甲子園球場の景色を見ながらこの曲を歌うのは、自分の中でグッと来るものがあるし、救われた気持ちになりました」と語り、「やりたいことをやらせてくれた父ちゃんと母ちゃんに感謝したいです」と言って、家族が観に来ていることを話す場面も。第2部の中盤は最新作『瞳へ落ちるよレコード』から「姿」、「実家で作った最後の曲」だというメジャーデビュー曲「生きていたんだよな」、「弾き語りでやるのはたぶん初めて」という「マトリョーシカ」と、この日ならではのセットリストが続き、「この曲で今の事務所に声をかけてもらった」という「分かってくれよ」では途中でキーを見失ってやり直しをしたものの、そんな瞬間も記憶に残る思い出となった。あいみょんの弾き語りではその日のライブやツアーのタイトルを冠した新曲を書き下ろすことが定番となっていて、この日も新曲「サーチライト」を披露。たくさんのサーチライトが場内を照らし、さらに間奏ではオーディエンスが一斉にスマホのライトを光らせて、会場中がキラキラと輝く美しい光景と〈サーチライト どこまでもどこまでも照らしていて この瞬間の特別を 演出して お願い〉という歌詞がリンクして、まさに特別な瞬間を作り上げた。「みんなはすごいな。私を幸せにする天才やな。最高の夜、グッドな夜ですね」と言って始まった「GOOD NIGHT BABY」では再び大きな手拍子が起こって、場内がさらなる一体感に包まれる。「もうひとつ願いが叶うなら、みんなの歌声がここで聴けたらなと思ったけど、きっとまたみんなの歌声が聴ける日が来ると思うので、またいつか甲子園に帰ってきたいです」と話して、最後に披露されたのは「この曲があるから私はシンガーソングライターになれるのかなと思えた曲」という「君はロックを聴かない」。バックスタンドのライトも点灯して、明るくなった場内にあいみょんの歌声とオーディエンスの手拍子が響き渡る、素晴らしい大団円に。「大きな拍手ときれいな光、全部忘れません。まだまだ未熟なことばっかりで、悔しいことも悲しいこともいっぱいあるけど、こうやってみんながいる景色を見られることが一番幸せで、音楽やっててよかったなって、西宮というこの街でシンガーソングライターになることを夢見てよかったなって思います。今日は本当にありがとうございました!」と感謝を伝えると、この日一番の拍手が巻き起こった。センターステージを降りたあいみょんは、オリジナルのユニフォームを羽織り、カートに乗って場内を一周。最後までお祭りムードのまま、メモリアルな一夜が幕を閉じた。あいみょんは来年2023年4月7日(金) の神奈川・よこすか芸術劇場を皮切りに、ファイナルの7月23日(日) 東京・東京国際フォーラム ホールAまで3カ月以上にわたって開催されるホールツアーを発表。2022年に実施した全国ツアー『AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”』以来、約8カ月ぶりのツアー開催となり、ツアータイトル、チケット発売日程などの詳細は後日発表となるので楽しみにお待ちいただきたい。あいみょんは2023年1月11日(水) に今年発売した4thアルバム『瞳へ落ちるよレコード』のアナログ盤の発売も決定。今後も精力的に活動していくあいみょんにぜひ注目していただきたい。Text:金子厚武Photo:横山マサト<公演情報>『AIMYON 弾き語りLIVE2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場』11月5日(土) 兵庫・阪神甲子園球場セットリスト1. 憧れてきたんだ2. ハルノヒ3. ジェニファー4. 愛を伝えたいだとか5. 36366. ら、のはなし7. 満月の夜なら8. さよならの今日に9. 裸の心(休憩)10. 貴方解剖純愛歌~死ね~11. マリーゴールド12. tower of the sun13. 姿14. 生きていたんだよな15. マトリョーシカ16. 分かってくれよ17. サーチライト18. GOOD NIGHT BABY19. 君はロックを聴かない<ツアー情報>あいみょん『AIMYON TOUR 2023(タイトル未定)』※詳細は後日発表2023年4月7日(金)神奈川・よこすか芸術劇場2023年4月12日(水) 長崎・長崎ブリックホール2023年4月14日(金) 鹿児島・川商ホール第一2023年4月18日(火) 沖縄・沖縄コンベンション劇場2023年4月19日(水) 沖縄・沖縄コンベンション劇場2023年4月26日(水) 香川・レクザムホール2023年4月27日(木) 愛媛・愛媛県県民文化会館2023年5月1日(月) 群馬・高崎芸術劇場 大劇場2023年5月9日(火) 福井・フェニックスプラザ2023年5月11日(木) 富山・オーバードホール2023年5月16日(火) 三重・三重県文化会館2023年5月18日(木) 愛知・センチュリーホール2023年5月19日(金) 愛知・センチュリーホール2023年5月23日(火) 宮城・仙台サンプラザホール2023年5月25日(木) 秋田・あきた芸術劇場ミルハス2023年5月29日(月) 大阪・フェスティバルホール2023年5月30日(火) 大阪・フェスティバルホール2023年6月13日(火) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール2023年6月14日(水) 京都・ロームシアター京都メインホール2023年6月19日(月) 北海道・函館市民会館2023年6月21日(水) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru2023年6月22日(木) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru2023年6月30日(金) 栃木・宇都宮市文化会館2023年7月4日(火) 広島・広島文化学園HBGホール2023年7月5日(水) 広島・広島文化学園HBGホール2023年7月7日(金) 岡山・倉敷市民会館2023年7月12日(水) 福岡・福岡サンパレス2023年7月13日(木) 福岡・福岡サンパレス2023年7月19日(水) 東京・東京ガーデンシアター2023年7月20日(木) 東京・東京ガーデンシアター2023年7月23日(日) 東京・東京国際フォーラム ホールA<リリース情報>あいみょん 4thアルバム『瞳へ落ちるよレコード』12inchレコード2023年1月11日(水) リリース2枚組:4,400円(税込)※完全生産限定【収録内容】■SIDE A1. 双葉2. スーパーガール3. 姿■SIDE B1. 初恋が泣いている2. 君のこゝろ3. 36364. 強くなっちゃったんだ、ブルー■SIDE C1. 桜が降る夜は2. ペルソナの記憶3. 神秘の領域へ■SIDE D1. ハート2. インタビュー3. 愛を知るまでは予約リンク:あいみょん 4thアルバム『瞳へ落ちるよレコード』Now On Sale●初回限定Blu-ray盤(CD+Blu-ray):7,700円(税込)●初回限定DVD盤(CD+2DVD):6,600円(税込)あいみょん『瞳へ落ちるよレコード』初回限定盤ジャケット【初回限定Blu-ray / DVD盤共通】・7インチサイズ特殊パッケージ仕様・『AIMYON 弾き語りTOUR 2021 “傷と悪魔と恋をした♡ in 武道館”』をノーカットで完全収録。ツアーのバックステージの模様を記録したOFF SHOT MOVIEと本人によるオーディオコメンタリー付・豪華56Pツアーフォトブックレット付●通常盤(CDのみ):3,080円(税込)あいみょん『瞳へ落ちるよレコード』通常盤ジャケット【CD収録内容】※全形態共通01. 双葉(NHK『あいみょん18祭』テーマソング)02. スーパーガール03. 姿04. 初恋が泣いている(カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』主題歌)05. 君のこゝろ06. 363607. 強くなっちゃったんだ、ブルー08. 桜が降る夜は(ABEMA『恋とオオカミには騙されない』主題歌)09. ペルソナの記憶10. 神秘の領域へ11. ハート(TBS系火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』主題歌)12. インタビュー13. 愛を知るまでは(日本テレビ系土曜ドラマ『コントが始まる』主題歌)【DVD / Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ■『AIMYON 弾き語り TOUR 2021 “傷と悪魔と恋をした♡ in 武道館”』2021.11.30 日本武道館01. 傷と悪魔と恋をした!02. 青春と青春と青春03. ポプリの葉04. マリーゴールド05. スーパーガール06. 朝陽07. 裸の心08. 恋をしたから09. ハート10. 夜行バス11. 19歳になりたくない12. TOWER OF THE SUN13. 生きていたんだよな14. 愛を知るまでは15. 今夜このまま16. サラバ17. 君はロックを聴かないoff shot movie “オフ恋ムービー”購入リンク:特設サイト:関連リンクあいみょんオフィシャルサイトワーナーミュージック・ジャパンHP
2022年11月07日にしなが、2023年1月から3月にかけて1999年生まれまで限定の弾き語りツアーを開催することが決定した。にしなにとって幅広いエリアをツアーで巡るのは今回が初。チケット料金は小学生は税込550円、中学生は税込1,100円、高校生は税込2,200円、大学生は税込3,300円と、年代によって異なる種別となっている。また入場時には身分証確認が必須で、来場時にはプレゼントが配布される。<ツアー情報>にしな『1999』限定弾き語りツアーにしな『1999』限定弾き語りツアー 告知画像2023年1月11日(水) 鹿児島:キャパルボホール2023年1月13日(金) 名古屋:SPADE BOX2023年1月16日(月) 広島:セカンド・クラッチ2023年1月18日(水) 福岡:BEAT STATION2023年1月20日(金) 高松:DIME2023年1月23日(月) 仙台:Rensa2023年1月27日(金) 高知:X-pt.2023年1月30日(月) 渋谷:PLEASURE PLEASURE2023年2月3日(金) 石川:金沢AZ2023年2月6日(月) 神奈川:Yokohama mint hall2023年2月10日(金) 岡山:YEBISU YA PRO2023年2月14日(火) 兵庫:神戸 太陽と虎2023年2月16日(木) 大阪:梅田Shangri-La2023年2月20日(月) 埼玉:西川口Hearts2023年2月28日(火) 千葉:柏PALOOZA2023年3月2日(木) 新潟:LOTS2023年3月8日(水) 札幌:SOUND CRUEOPEN17:00 / START18:00(全公演共通 / 19:30までに終演予定)【チケット料金】小学生:税込550円※3歳以上12歳まで。早生まれ含む。中学生:税込1,100円※13歳から15歳まで。早生まれ含む。高校生:税込2,200円※16歳から18歳まで。早生まれ、非学生含む。大学生:税込3,300円※19歳から23歳まで。早生まれ、非学生含む。※1999年生まれまで限定(入場時身分証確認必須)※整理番号付き※来場時プレゼント付き・お一人でのご来場:ステッカー・友達同士でのご来場:缶バッジ・恋人同士でのご来場:ラバーバンドにしなワンマンツアー『1999』にしなワンマンツアー『1999』告知画像10月28日(金) 大阪・NHK大阪ホール開場18:00 / 開演19:00お問い合わせ:GREENS(06-6882-1224)11月3日(木・祝) 京都・京都劇場開場17:00 / 開演18:00お問い合わせ:GREENS(06-6882-1224)11月5日(土) 愛知・名古屋市公会堂開場17:00 / 開演18:00お問い合わせ:サンデーフォークプロモーション(052-320-9100)11月6日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA開場17:00 / 開演18:00お問い合わせ:SOGO TOKYO(03-3405-9999)11月17日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYA開場18:00 / 開演19:00お問い合わせ:SOGO TOKYO(03-3405-9999)チケット料金:5,999円(税込)※全席指定※未就学児入場不可チケット購入リンク:<リリース情報>にしな ニューアルバム『1999』Now On Saleにしな『1999』ジャケット【CD収録内容】1. アイニコイ2. FRIDAY KIDS CHINA TOWN3. debbie4. 東京マーブル5. U+6. 夜になって7. ワンルーム8. モモ9. スローモーション10. 青藍遊泳11. 1999購入リンク:<ライブ情報>COUNTDOWN JAPAN22/23会場:幕張メッセ国際展示場1〜8ホール・イベントホール出演日:12月28日(水)関連リンクオフィシャルHP: Link::(スタッフ)::::
2022年10月18日