ジョージ・クルーニーが先週9日、G8首脳会議開催中のイタリアのラクイラを訪問、4月に起こった大地震の被災地の復興に手を貸すと宣言した。ビル・マーレイ、ヴェルトローニ元ローマ市長らとヘリコプターで同地に降り立ったジョージは「地震で大きな被害を受けた地域に人々の関心を向ける役に立てれば、嬉しい」と集まった報道陣に話し、9月に同地でジョージの新作のワンシーンを撮ることを宣言した。ジョージはタイトルを明言しなかったが、おそらく今秋より撮影予定の『A Very Private Gentleman』(原題)のことと思われる。『コントロール』のアントン・コービン監督によるスリラーで、ジョージは最後の仕事をするためにイタリアの町に潜む暗殺者を演じる。北部のコモ湖に別荘を所有するジョージにとって、イタリアは縁の深い国。ラクイラでは300人近くが亡くなり、6万人以上が住む家をなくし、テント村で生活している人たちも多数いる。テント村に小さなカルチャー・センターも開設したジョージは9月の映画撮影について「援助の手を差し伸べるため、経済を活性化させるためにはこれが最良の方法だと思う」と語った。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:コントロール (2007) 2008年3月15日よりシネマライズほか全国にて順次公開© Northsee Limited 2007■関連記事:ニコール・キッドマン「勇気ある挑戦に完全に脱帽」と『コントロール』大絶賛!伝説のヴォーカリストに扮したサム・ライリー「彼らしい声で歌える自信はあったよ」70’sロックが蘇る『コントロール』オリジナルポストカードを10名様にプレゼント世界最高のロック写真家、アントン・コービン初監督作『コントロール』を語る
2009年07月13日