《先の見えない不安に駆られることもある現代で、私たちは新しい年をどう生きていくべきか、美輪明宏さんにアドバイスをもらいました——》’23年も、国内外で気になる出来事がたくさんありました。世界的な事象でいうと、やはりロシアとウクライナ、そしてイスラエルとハマスの戦争です。アジアでも東シナ海周辺の緊張感が増してきています。まるで第二次世界大戦が始まる前と似たような状況にも思えるのです。私は先の戦争を経験しています。戦争のない平和のありがたみを身に染みて感じます。だから他人ごととは思えません。戦争の歴史は、古代から何千年以上も繰り返されています。つまり、人間は同じ過ちを何度も何度も繰り返す生き物なのです。そもそも世界中の人々が、すべて同じ思想や価値観で生きているわけではありません。しかし、いつの時代にも愚かな指導者が現れ、“我こそが正義だ”と、1つの価値観を武力で正当化しようとする。そこで犠牲になるのは、いつも罪なき民たちです。それでも人間は戦争を何度も繰り返すのです。みなさん、地球全体がお花畑だと想像してみてください。日本の国花は「菊」ですね。アメリカは「バラ」、オランダは「チューリップ」、フランスは「ユリ」、ロシアは「ヒマワリ」です。国花はそれぞれ国によって違います。花にはたくさんの品種があり、動物や昆虫も、さまざまな種類がいます。人間も同じ。それなのに、異なる思想や価値観を否定し、1種類にしようという発想自体が無理なことなのです。国によって考え方も意見も異なるのですから。それは、身近な職場の同僚や友人、夫婦関係においても同じことが言えます。所属する組織の違い、男女の違いがあることから、自分自身が不安や葛藤、苦しみ、悲しみなどで悩むことがあるでしょう。人生を過ごすなかで、夫や妻、上司や仲間の考え方に疑問を感じたり、ときには自分の生き方や性格がだんだん嫌になってくることもある。そういうときは“人は人、自分は自分”と考えることができれば、腹も立ちません。さまざまな価値観があって当たり前。そう思って生きるべきなのです。人は不幸の数ばかりかぞえます。自分の容姿や欠点を気にして、それをコンプレックスにする。そして他人に対しても、自分と同じような欠点がないかと粗探しする。つまり、《人は不幸の数はかぞえるが幸せの数はかぞえない》。でも、冷静に考えてみてください。まず、元気でいられる。そして見える、聞こえる、喋れる、歩ける、飲める、住む家だってある。本来、不幸の数より、幸せの数のほうが多いはずです。そのことを見失っていませんか?ふだん当たり前に思っていることが、どれだけ幸せなことか。感謝すべきことがどれだけあるか、一度数えてみることです。すると、“なんてつまらないことでイライラしていたんだろう”“私は不幸じゃない”と、気づけるはずです。幸せの数をかぞえる人生に切り替えることで、嫌なことや辛いことがあっても、明るく穏やかに過ごせるようになるでしょう。悲観ばかりせず、身の回りにある幸せを見つめ直して、前向きな気持ちで’24年を迎えてください。
2024年01月01日人間と同じく、犬も夢を見ています。睡眠中に脚を動かしたり、寝言をいうこともしばしばあるとか。犬の顎(アギト)ちゃんと暮らす、ジョー(@6464prpr)さんは、愛犬が寝言をいう瞬間を撮影することに成功し、こうコメントしました。「笑っている美輪明宏さんみたいな犬の寝言」なんと、顎ちゃんの寝言がタレントの美輪明宏さんの笑い声にそっくりだというのです!どんな寝言なのか、音声をオンにしてお聞きください。笑ってる美輪さんみたいな犬の寝言は定期的に投下していきます。 pic.twitter.com/UGbQP2ltH3 — ジョーは犬&猫と共に古民家で暮らしている (@6464prpr) August 29, 2023 「ホホホホホ」と、上品な笑い声のような寝言が聞こえてきますね!大勢の頭に神々しい美輪さんの姿が浮かんだようで、「例えが秀逸」「もろに美輪さんだった」などの声が相次いでいます。・こんなのズルイ!笑い転げてむせるから、全人類に聞いてほしい。・本当に美輪さんみたい…ツボに入りすぎて眠れなくなった。・荒んだ心が浄化される上品な寝言。・電車やバスの中で聞いたら腹筋が終わる。・想像以上に美輪さんでかわいすぎた。何度も再生し、耳を澄ませたくなる動画。どんな時も、聞いたら心が一気に明るくなりそうです。[文・構成/grape編集部]
2023年08月31日山口県周南市では、今年で50回目を迎える夏の大イベント「徳山夏まつり」を7月22日(土)に開催します。そして、今回は周南市誕生20周年記念として開催!さらに、今年は5年ぶりに歩行者天国による企業・団体のミコシ練り歩きやステージを設営しての行事が復活します!他にも魅力的な催し物が盛りだくさんです。【徳山夏まつりの詳細情報はコチラ】 第45回徳山夏まつりの様子周南市誕生20周年記念第50回徳山夏まつり【開催日時】令和5年7月22日(土)17:00~22:00【開催場所】山口県周南市 平和通り・青空公園、JR徳山駅前周辺、中心商店街【主催】徳山商工会議所【後援】周南市ミコシ練り歩き遠石八幡宮 御神輿渡御神事/18:50 渡御/19:30企業みこしの競演がついに開催!スタート/19:30①周南青年会議所②周南公立大学③西京銀行④徳山ビルサービス⑤山口フィナンシャルグループ⑥周南市役所⑦出光グループ⑧徳山商工会議所青年部(青友会)⑨徳機グループ⑩東山口信用金庫⑪周南システム産業⑫トクヤマ各イベント会場①ステージ広場(平和通り八正寺前)○お笑いライブパーマ大佐/ぶるぼん○ヒーローアクションショー聖獣天神劉凱(リュウガ)○音楽ライブMIOSIC(ミオジック)○紅白もちまき17:00とフィナーレ時司会/KRYアナウンサー山田怜司・青木京子②青空公園会場○キッチンカー出店(徳山商工会議所青年部・青友会)○飲み物販売・ペットボトル空気砲を作ろう(徳山商工会議所女性会)③徳山駅前会場(JR徳山駅北口駅前広場)○おさんぽまーけっと15:00~19:00お菓子・ハンドメイド雑貨など20店舗程度出店④西京銀行前会場○消防車・自衛隊車輛展示 17:00~19:00お問い合わせ徳山商工会議所〒745-0033山口県周南市みなみ銀座1丁目26番地TEL 0834-31-3000E-mail tcci@tokuyama-cci.or.jp 周南市役所観光交流課〒745-8655山口県周南市岐山通1-1TEL 0834-22-8372E-mail kanko@city.shunan.lg.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月18日山口県周南市、下松市、光市に位置する徳山下松港の開港100周年を記念し、2月1日から2月28日まで開催した「徳山下松港開港100周年想い出写真コンテスト」の受賞作品が決定しました。コンテストは「港の写真部門」、「想い出写真部門」、「周南工場夜景部門」3つの部門で作品募集を行い、合計475の応募作品がありました。その中から見事受賞に輝いた各部門の部門賞1作品、優秀賞3作品と周南工場夜景部門の入賞10作品をご紹介します。港の写真部門皆さんの好きな場所からの徳山下松港の風景写真部門賞(1作品)受賞者:末冨勝義 さん撮影地:周南市築港町【写真にまつわるエピソード】帆船の素晴らしく美しい姿に朝夕夜と停泊中に何度も見に行きました。友人たちと色々と話をしながらの楽しい時間でした。タイトル「美しき夜を迎える」優秀賞(3作品)受賞者:神田毅 さん撮影地:太華山(周南市大字栗屋)【写真にまつわるエピソード】太華山ハイキングで山頂よりの下松、光方面の眺望が良くて思わず撮りました。海と空のグラデーションがとても綺麗でした。タイトル「晩秋の下松港」受賞者:上杉裕昭 さん撮影地:周南市馬島【写真にまつわるエピソード】大津島からの帰りに、船上から撮影しました。馬島港の防波堤の上の柵で羽を休めているウミネコを撮影しましたが、背景に周南コンビナートが見えていたので、いい写真が撮れたと思います。タイトル「ウミネコが憩う徳山湾」受賞者:ayumoon1727 さん撮影地:晴海埠頭(周南市晴海町)【写真にまつわるエピソード】周南市のシンボルでもある工場夜景と、開港100周年記念で寄港していた『海王丸』とのコラボです。工場夜景好きにはたまらない1枚が撮れました。タイトル「豪華な景色」想い出写真部門徳山下松港で撮った想い出の写真部門賞(1作品)受賞者:梅田理紗子 さん撮影地:瀬戸内海海上【写真にまつわるエピソード】友人との旅行で徳山港発のスオーナダフェリーを利用しました。フェリーのデッキ上での想い出の1枚です。タイトル「ビジットのV」優秀賞(3作品)受賞者:藤井千代 さん撮影地:周南市築港町【写真にまつわるエピソード】大好きなじいちゃんは若い頃は船乗りで毎日徳山港に来てました。そしてじいちゃんの最期の外出先も徳山港でした。じいちゃんと一緒に映った最後の写真。その3ヶ月後に空に旅立ってしまったじいちゃん。海が大好きだったじいちゃん。私にとっては思い出がたくさん詰まった1枚です。タイトル「じいちゃんの大好きな海」受賞者:gachapincafe さん撮影地:周南市築港町【写真にまつわるエピソード】そらから魅(み)る超絶景 in 周南として2021年冬に開催された熱気球の体験搭乗イベントの日の一枚。熱気球と工場夜景を同時に堪能出来た夜でした。タイトル「工場夜景と共に」受賞者:kekekemy さん撮影地:晴海親水公園(周南市晴海町)【写真にまつわるエピソード】11年前の5月に、職場の同期と撮りました。入社1年目で、新人歓迎会に向けて、同期とここで連日、出し物の練習をしていました。今は同期がバラバラになりましたが、ここに行くと毎回当時を思い出し、記憶の中で同期が集結しています。タイトル「永遠の同期」周南工場夜景部門徳山下松港が誇る周南工場夜景の写真部門賞(1作品)受賞者:古賀雄也 さん撮影地:太華山(周南市大字栗屋)【写真にまつわるエピソード】太華山より徳山駅周辺を撮影してみました。太華山からみる夜景は、本当に周南の工場を一望をできて素敵な場所です。ガスタンクと煌びやかな工場は本当に素敵でした。タイトル「徳山湾に浮かぶコンビナート」優秀賞(3作品)受賞者:mazijaneko さん撮影地:周南市大字櫛ヶ浜【写真にまつわるエピソード】昼を見送り夜を迎える頃、工場のプラントは金属特有の無機質な表情から一変、輝きを帯びた鮮やかな姿に変わった。煌びやかなその灯りはとても暖かく、一日の終わりを労ってくれているかの様だった。タイトル「優しい灯り」受賞者:photo.suki.1103 さん撮影地:太華山(周南市大字栗屋)【写真にまつわるエピソード】新南陽方面の工場夜景が、まるで宙に浮いてるかのような錯覚と周南コンビナートの奥行き感を楽しめる写真となっています。タイトル「太華山より望む」受賞者:小林哲朗 さん撮影地:TOSOH PARK 永源山(周南市大字富田)【写真にまつわるエピソード】永源山公園の展望台から撮りました。深夜で町が眠っている中、煌々とした工場にパワーを感じます。その対比を撮りました。夜中に一人で撮っていたので怖かったです。タイトル「つながり」入賞受賞者:mokkspeed さん撮影地:周南大橋(周南市開成町)【写真にまつわるエピソード】周南大橋から見るキラキラ工場に感動しました。皆さんにも是非、行って見て頂きたいスポットです。タイトル「周南キラキラワールド」受賞者:重永靖之 さん撮影地:晴海親水公園(周南市晴海町)【写真にまつわるエピソード】いつも周南地区の工場夜景はとっても綺麗で撮影しております。ちょうどカメラマンやカップルや何人かの人が夜景を眺めてそれぞれがいろんな時間を過ごしてるんだなと思いパシャリと撮影致しました。タイトル「それぞれの時間」受賞者:黒原祐一さん撮影地:晴海親水公園(周南市晴海町)【写真にまつわるエピソード】周南工場夜景の撮影ポイント では超定番の晴海親水公園ですが、親水公園ということがわかるように引いた場所から撮影し、ヤシの木の間に工場を配置しました。右端に人を入れてあるのもポイントです。タイトル「周南のラスボス」受賞者:ayumoon1727 さん撮影地:太華山(周南市大字栗屋)【写真にまつわるエピソード】初めての太華山。眼下に広がる煌めきはどこを切り取っても綺麗で素晴らしく、何枚も撮ってしまいました。また訪れたい場所です。タイトル「浮かぶ煌めき」受賞者:小林駿太 さん撮影地:周南大橋(周南市開成町)【写真にまつわるエピソード】写真右下にある、道路沿いの灯りがおもしろくて撮りました。奥には滑り台、中心に煙突。ここはお気に入りの場所です。タイトル「出勤前」受賞者:kekekekemy さん撮影地:周南大橋(周南市開成町)【写真にまつわるエピソード】2023年2月23日、「工場夜景の日」の綺麗な景色を独占。タイトル「工場夜景に架かる橋」受賞者:梅田理紗子 さん撮影地:徳山湾【写真にまつわるエピソード】大分県からの帰りのフェリーから、待ち受ける徳山の灯火が綺麗でした。タイトル「航海帰還、終着点の人工光」受賞者:福屋重臣 さん撮影地:晴海埠頭(周南市晴海町)【写真にまつわるエピソード】迫力の周南コンビナートを切り取りました。タイトル「マックスパワー」受賞者:古賀雄也 さん撮影地:太華山(周南市大字栗屋)【写真にまつわるエピソード】徳山下松港開港100周年記念で寄港した日本丸と海王丸を太華山から周南の工場夜景と一緒に撮影してみました。近くで見る日本丸、海王丸の迫力も凄かったですが、周南の工場夜景の中でも存在感のある帆船はさすがだなと思いました。この構図で撮れた事が凄く嬉しかったです。タイトル「帆船と工場夜景のコラボレーション」受賞者:桑田昭二 さん撮影地:周南市青山町【写真にまつわるエピソード】工場と新幹線が融合する”ゆめ”のある風景が周南工場夜景です。タイトル「特等席の工場夜景」多くの作品をご応募いただき、まことにありがとうございました。受賞作品は今後、周南市が制作する紙媒体や周南市のWEBサイトやSNSでプロモーション用写真として使用します。また、受賞作品の写真展を2023年4月以降に予定しています。詳細が決まり次第発表いたします。本件に関する問い合わせ先【港の写真部門・想い出写真部門】周南市シティプロモーション課TEL 0834-22-8238Email citypro@city.shunan.lg.jp 【周南工場夜景部門】周南市観光交流課TEL 0834-22-8372Email kanko@city.shunan.lg.jp 〒745-8655山口県周南市岐山通1-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月23日リアルインサイトの鳥内 浩一が主宰する「興心舘」の経営指導で評判の興心舘王道學教授「徳山暉純」氏の書籍「聖徳太子が遺してくれた成功の自然法則」が1年以上の制作期間を経て出版いたしました。本書で明かされる聖徳太子が遺した成功法則の起源は、古来から何千年もの間、指導者=リーダーと言われる人々が学び続け、脈々と受け継がれてきた學問にさかのぼります。神道をはじめとする日本の精神、仏教をはじめとするインド哲學、孔孟思想・老荘思想をはじめとする中国哲學の集大成、それを経営へと応用させた『景氣學』、さらにはギリシャ哲學まで含めた學問の王道が一つに凝縮された、富・健康・人間関係・・・全てに通ずる成功と繁栄の法則、政治・経済・経営・科学技術・医療・教育・・・あらゆる學問の原点を、本書ではとても分かりやすく、面白く、深く、「徳山暉純」氏が解説いたしました。お一人様一冊に限り、定価2,750円の本書を送料(550円)のみで提供いたします。 【徳山 暉純氏プロフィール】日産グローバル株式会社 代表取締役日本産業 鮎川義塾 主宰有限会社 朱鷲 取締役株式会社O.D.O 監査役日本の精神、インド哲學、中国哲學など東洋思想を継承する家系に生まれ、日本の文化振興活動に尽力。大阪四天王寺大講堂壁画の作成、上野の森美術館展覧会、各種文化教室等を開催する。また、日産グローバル株式会社取締役・鮎川義塾 塾長として、渋沢栄一氏や鮎川義介氏らの現物資料から思想を紐解き、経営學に応用させた『景氣學』を教えるとともに、自ら40年以前に起業した事業を運営する一方、 百数十社の経営指導にもあたる。著書著者は35年ベストセラーの「梵字手帖」はじめ「手帖版 梵字の書き方」「手帖版 梵字般若心経」「梵字 四十九院・五大・心経」「文字仏の世界」30冊以上。【主催者プロフィール】株式会社リアルインサイト代表取締役:鳥内 浩一(とりうち ひろかず)株式会社リアルインサイト 代表取締役東京大学ならびに同大大学院卒業後、複数のコンサルティング会社を経て、2005年より教育ベンチャーのラーニングエッジ株式会社に経営陣として参画。世界トップレベルの研修コンテンツを日本で普及させる活動を行う。2011年4月、利益の追求を至上命題とする西洋資本主義の限界からの脱却を目指し、株式会社リアルインサイト設立、代表取締役に就任。人類の持続可能な発展、最大幸福・最小不幸の「十方よし世界」実現に向けて、1. 真のメディア 2. 真の教育機関 3. 真のコミュニティ構築を軸に経営・政治・経済・歴史・健康(医食住)関連の分野で様々な事業を展開。【会社概要】会社名 :株式会社リアルインサイト所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目13番16号ヒューリック銀座ウォールビル7階代表取締役:鳥内 浩一設立 :2011年4月資本金 :300万円事業内容 :インターネットメディア・教育研修 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月10日山口県周南市、下松市、光市に位置する徳山下松港は、2022年2月10日に開港100年を迎えました。約1年間にわたり港エリアでは様々なイベントが行われ、地域住民や全国から訪れた皆さま方にたくさんの想い出を残しました。この想い出の場所で皆さまが撮った「とっておきの想い出写真」、「みんなに自慢したい風景写真」を募集し、皆さまと想い出をつないでいくことで、徳山下松港への愛着を深めていただきたく「徳山下松港開港100周年想い出写真コンテスト」を2月1日から開催いたします。素敵な写真とエピソードを応募いただいた方には、厳正な審査の上、周南市の特産品詰め合わせなどの賞品をプレゼントさせていただきますので、この機会にぜひご参加ください。▼「徳山下松港開港100周年想い出写真コンテスト」特設ページ ▼特設ページバナー徳山下松港開港100周年想い出写真コンテスト実施について期間2023年2月1日(水)から2023年2月28日(火)まで募集部門【#想い出写真部門】徳山下松港で撮った想い出の写真を投稿してください。例)家族、友人、恋人などと撮影した、徳山下松港にまつわる想い出写真などを投稿してください。【#港の写真部門】皆さまの好きな場所からの徳山下松港の風景写真などを投稿してください。【#周南工場夜景部門】徳山下松港が誇る周南工場夜景の写真を投稿してください。#想い出写真部門サンプル港の写真部門サンプル周南工場夜景部門サンプル応募方法1. twitterによる応募方法① 周南市公式twitter(@ShunanCity)をフォロー <外部リンク>②「とっておきの想い出写真」、「みんなに自慢したい風景写真」を「#徳山下松港開港100周年想い出写真」と「#(募集部門)」、「写真にまつわるエピソード」をつけて写真を投稿※1回の投稿に複数枚写真が添付されている場合は1枚目を応募作品といたします③ 受賞者の方にDMにて結果をご連絡2. Instagramによる応募方法① 周南市公式Instagram (@Shunancity)をフォロー <外部リンク>②「とっておきの想い出写真」、「みんなに自慢したい風景写真」を「#徳山下松港開港100周年想い出写真」と「#(募集部門)」、「写真にまつわるエピソード」をつけて写真を投稿※1回の投稿に複数枚写真が添付されている場合は1枚目を応募作品といたします③ 受賞者の方にDMにて結果をご連絡3.応募フォームによる応募① 下記リンクの応募フォームに必要事項を入力し応募 <外部リンク>②「とっておきの想い出写真」、「みんなに自慢したい風景写真」を応募フォームに添付し、募集部門、写真にまつわるエピソード、氏名、住所、メールアドレスなどを入力し応募※1回の応募につき1枚の写真での応募となります。③受賞者の方にメールにて結果をご連絡応募規定1. 賞品のお届け先が日本国内の方2. おひとり何回でも応募いただけます。撮影された時期は問いません。3. twitter、Instagramの投稿を公開設定にしている方(アカウントの利用についてはtwitter、Instagramの利用規約を参照ください。)4. 応募作品は、応募者本人またはご家族が撮影した未発表作品のもの。個人のWEBサイトやSNSで公開した作品は可(著作権などの権利の全てが応募者に帰属するもの)5. 他のコンテストとの二重応募でないもの6. 他者が映っている場合は事前に許可を得ること(他者の権利を侵害する恐れのないもの)7. 公序良俗に反しないもの賞品【#想い出写真部門】部門賞1点周南市の特産品詰合せ1万円相当+徳山下松港100周年記念グッズセット優秀賞3点周南市の特産品詰合せ3千円相当+徳山下松港100周年記念グッズセット【#港の写真部門】部門賞1点周南市の特産品詰合せ1万円相当+工場夜景ハーバリウム優秀賞3点周南市の特産品詰合せ3千円相当+工場夜景ハーバリウム【#周南工場夜景部門】部門賞1点周南市の特産品詰合せ1万円相当優秀賞3点周南市の特産品詰合せ5千円相当入賞10点周南市の特産品詰合せ1千円相当【副賞】部門賞、優秀賞については、応募作品をポストカード(30枚セット)にしてプレゼント結果発表、賞品発送応募作品の中から厳正な審査のうえ、受賞作品を決定いたします。受賞された方には、twitterまたはInstagramの市公式アカウントよりダイレクトメッセージまたは事務局よりメールにてお知らせいたします。当選通知後は、ご連絡の内容に従ってプレゼント配送に必要な情報をご連絡ください。ご連絡をいただきましたら、当選確定となり商品を発送させていただきます。注意事項1. 応募方法の基準を満たした投稿については、本キャンペーンにご応募いただいたものとみなします。2. 本キャンペーンにご応募いたたいた作品は、市のホームページや市公式SNSでご紹介させていただく場合があります。3. 入賞作品はサイズ変更やトリミング、明るさなどの加工をさせていただく場合があります。4. 以下の場合には、受賞を無効とさせていただきます。① 応募規定違反があった場合② 応募者のアカウント、投稿が非公開となっていた場合③ 当選発表前に市公式アカウントのフォローを外した場合④ 受賞者へのメールに対して、指定の期限までに返信いただけない場合関連リンク徳山下松港開港100周年記念特設サイト WEBとらいあんぐるタウン誌編集部が徳山下松港開港100周年想い出写真コンテストに参加してみた(※1月28日公開) 主催・問い合わせ周南市シティプロモーション課〒745-8655山口県周南市岐山通1-1Email citypro@city.shunan.lg.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月26日『女性自身』年末年始号では、麗人・美輪明宏さんに“清く美しく生きるためのコツ”をテーマにインタビュー。ここでは「自分を見失いそうなとき」に思い出したいメッセージを紹介しますーー。人間が生きていくうえでもっとも大変なことは、「感情」と「理性」を使い分けること。現代社会で感情と理性をうまく仕分けしながら、毎日の生活を送っている人はおそらく少ないでしょう。たとえば、“病気になりました”“経済的に大変なことになりました”“仕事で大きなミスをしました”など、何か大きな問題が起こったときに、泣いたり、わめいたり、さけんだり……。理性を失い、感情的になってしまう人のほうが多いのではないでしょうか。人間は肉体と知性(精神)でできています。肉体は、よい食べ物をバランスよく食べていれば健康を維持できます。ところが、お酒を飲んだり、刺激物など体によくないものを食べていると健康を害し、病気になる可能性が高まります。それは精神にも同じことが言えます。では、精神を健康的に維持するために必要な食べ物とは何か?それは芸術や音楽、スポーツといった文化です。文化にも質の高いもの、質の悪いものがあります。食べ物と同じように、質のよい文化に常に触れていれば、精神が“栄養失調”になることはありません。そうすると何かつらいことが起こっても、頭が冷静に物事の本質を捉え、問題の解決方法だけを考えるようになります。こんな不安定な時代だからこそ、自分を見失わないことはとても大事。そのためには、精神が常に“冷静沈着”であることが欠かせません。そしてまわりに流されず、自分の感情を理性でコントロールする。感情に任せて行動すると、物事の判断を誤りますから。「頭は冷たく、心は暖かく」が大切です。とはいえつらい現実に直面することはあります。でも、「黒があるから白さが分かる」のです。“黒”というのは苦労の“くろ”。仕事、対人関係、病気、経済的な苦労など、苦労人であればあるほど、いろんなことを経験しています。それは同時に、苦労から脱出する方法も知っているということ。苦しいことを経験し、どうやってそれを乗り越えてきたか。人生というのは、そういう脱出劇の繰り返しです。金銭的に散々苦労をした人が、その状態から抜け出して経済的に楽になったときは、人一倍お金のありがたみを感じるでしょう。また、大病を患い、それを克服して健康になったときに、足が動く、手が動く、自分で何でも行動できるー、ふだんなら当たり前と思っていることが、ありがたく感じる。それは大病で苦しんだからこそわかるのです。現在のロシアとウクライナの戦争のニュースを見ていると、この日本の平和という“白さ”のありがたみがわかるはずです。私は先の戦争を経験しています。広島、長崎に原爆が落とされ、多くの国民の命が奪われました。戦争は経済をひっ迫させ、食べる物もなくなり、世の中全体を“黒”にしてしまうのです。今、お茶わん一杯のごはんを口にしたときに、戦争のない平和のありがたみを身に染みて感じます。“白さ”というのは、健康であったり、幸せや喜び、そして平和であるということ。今ある“白さ”の大切さをかみしめて日々を過ごしましょうーー。
2023年01月01日『女性自身』年末年始号では、麗人・美輪明宏さんに“清く美しく生きるためのコツ”をテーマにインタビュー。ここでは「息が詰まりそうなとき」に思い出したいメッセージを紹介しますーー。人生には、苦しい時期や切羽詰まったりすることが必ずあります。そういうときに一服の清涼剤となってくれるのがユーモアです。ユーモアは大昔から必要とされてきました。たとえば、平安時代には『鳥獣戯画』というものがありました。カエルやウサギなどがまるで人間のように面白おかしく世相をからかう絵巻物。やがてそれが進化していくと、ふんどしや提灯のお化けになったり……。何もかもが擬人化した絵巻物として描かれ、人々の心を和ませていたのです。江戸時代の元禄期になると、京都に芸で笑いを取る寄席のようなものが生まれます。人々は芸によって笑いを楽しむ時代へと移り、それが現代も続いています。海外でも昔のフランス宮廷には、王様のそばに必ず道化師がついていました。王様を和ませ、一息ついてもらうために、道化師が政治家や貴族をからかって笑いを取る。そうやって王様のご機嫌を取る、といった時代もあったのです。人間にとって、なぜ笑いやユーモアが必要なのかといえば、それだけ実生活というものがシビアで苦しいものだから。どこかで息を抜きたい、笑いたい、逃れたい……、そういう思いが昔から今に至っても連綿と続いています。人々は常にどこかにはけ口を求めているのです。そのいっぽう、ユーモアを楽しむためには、見る側、聞く側も、ふだんからいろんなことを知っておかないとダメです。世界の歴史や文化をはじめ、いま世の中で話題になっている人の名前や事象など、知識と教養、そして情報を幅広く身につける。自分自身のユーモアのセンスを磨くこともとても大事です。これはフランスの小咄ですが、ある貴婦人が記者のインタビューに答えたユニークな話があります。記者が「今度生まれ変わったときも女性に生まれたいと思いますか?」と質問。貴婦人は「当然です」と即答。記者が「そんなに女性がお好きですか?」と続けて聞くと、なぜか貴婦人の答えは「大嫌いです!」。記者は「大嫌いなのになぜ生まれ変わりたいとおっしゃるのですか?」と問うと、その貴婦人は「こんな厄介な人間を愛さなきゃいけない、抱かなきゃいけない男に生まれ変わる……、そんな悲劇に見舞われるぐらいなら、女に生まれ変わるほうがマシです」って。そのセンスある受け答えに、みんな大笑いしたそうです。人の心は、笑いやユーモアによって癒されます。どれだけギスギスした大変な世の中であっても、生きる知恵として、ふだんから生活の中に取り入れておくといいですね。
2023年01月01日『女性自身』年末年始号では、麗人・美輪明宏さんに“清く美しく生きるためのコツ”をテーマにインタビュー。ここでは「人との付き合い方に悩んだとき」に思い出したいメッセージを紹介しますーー。心美しき人と付き合いたい―。それは誰もが望んでいることでしょう。家族、夫婦、そして友人……。自分自身が諸手を挙げて安心できる人、かまえることなく付き合える人を、みなさん求めています。ところが、心がゴミだらけで、荒れ果てた川だったりする人に限って、透明の心を持った人を求めたがるのです。自分の心が汚れているから、何も要求しない、心のきれいな人と付き合いたい。残念ながら現代にはそういう人のほうが多く見受けられます。しかし、汚れたゴミだらけの川に、いくらきれいな水を流しても、中流から下流のほうへ行くと、真っ黒な汚い川になってしまいます。それは汚い川のほうが力が強いから。あなたが心の美しい人と付き合いたいと望むのなら、まずは自分の心を大掃除しましょう。これまで自分が川に捨てたゴミを一つひとつ拾い上げ、自己反省する。そのうえで慈悲の心を持って研鑽を積む。きれいな川底に、きれいな水を流せるようにしないといけません。自分の心の川を磨かないと、いつまでたっても汚れて濁った川のままです。自分自身の心の川がきれいでなければ、いくらほかの人のきれいな川に頼っても、結局はゴミのような川であることに変わりはないのです。自分のことを省みず、ただきれいな水を欲するのは間違いだということです。同時に忘れてはならないのが「親しき仲にも礼儀あり」ということ。これは人間社会の中で生きていくうえで、いちばん基本となるものです。どれだけ親しい間柄であっても、礼儀は不可欠。それにはまず、言葉遣いが大切です。たとえば、昔の会社では、上司が部下のことを“君(キミ)”と言っていました。“キミ”というのは“君子”の君でもあり、相手の人格を認めている言葉なのです。“貴方(あなた)”という意味での“貴君”が“君”になって、“君、こうしてくれたまえ”と、貴族が使うような言葉で部下に指示を与える。部下は上司が自分の人格をきちんと認めて、敬意を表してくれていると、言葉遣いから感じることができたのです。ところが、今は職場だけでなく、家庭や学校でもひどい言葉遣いが日常的に飛び交っています。“おまえ”“てめえ”“これやれ”“あれやれ”……。言われた側は、礼儀どころか敵意を感じて、“なんだこのやろう”と思うでしょう。昔の女性は、言葉の最後に“ね”や“な”をつけていました。“そうしてくださいね”“そうしてくださいな”と。そう言われると、言葉もマイルドな印象になってかわいらしいし、角も立たない。言葉遣いひとつで、その人の印象や相手との付き合い方は大きく変わってくるのです。品のない言葉を使う人は人格を疑われます。いっぽう、丁寧な美しい言葉を使う人は、周囲から尊敬され、一目置かれる存在になります。それから、どんな些細なことでも、“感謝の言葉”を忘れないこと。“ありがとう”“ごくろうさまでした”―。家庭でも職場でも、相手に対して感謝の気持ちをしっかり伝えることはとても重要です。丁寧な言葉遣いと感謝の言葉。この2つを忘れずに守っていれば、人間関係はうまくいきます。無理して相手と深く付き合う必要なんてありません。腹いっぱいに付き合おうとすると、過度な押し付けや見返りを期待したりすることも出てくるからです。そうなるとお互いのわがままも顔を出し、言葉もどんどんひどくなっていく。お互いの人格をきちんと認めてさえいれば、人間関係は“腹六分”ぐらいでちょうどいいのです。
2023年01月01日山口県周南市では、徳山下松港の代表的な工場夜景鑑賞スポットで、日本夜景遺産にも認定されている晴海親水公園を会場に、2022年7月17日(日)「第6回周南みなとまつり ミナトのミーツ」を開催します。今回は徳山下松港開港100周年を記念して、港や海、水をテーマに、暑い夏に家族で楽しめる各種イベントを企画しています。ミナトのミーツ会場の様子(2021年10月)「ミナトのミーツ」とは周南市の魅力である「海」や「港」というロケーションを生かし、様々な催しを通して周南市の魅力を発信するイベントで、今年で6回目を迎えます。イベント内容おもな内容として、ボートの遊具やスライダーで遊べる「水遊びエリア」、ヒトデやウニに触れるタッチングプールを備えた「移動水族館」、シャボン玉を一斉に飛ばす「シャボン玉ショー」、海岸に流れ着くガラス片「シーグラス」を活用した「シーグラスフォトフレームづくり」、本物の化石を発掘できる「化石発掘体験」など、お子さま連れで楽しめるイベントを多く企画しています。音楽戦士ビートさんシャボン玉ショー飲食ブースでは、ふくのから揚げや周南市鹿野産のポークを使用したソーセージなど、周南市内の飲食店を中心に13店舗が出店予定。また、吉本興業所属の山口県住みます芸人「山口ふく太郎・ふく子」の「BEEF TRUCK(ビーフトラック)」もやってきます。山口ふく太郎・ふく子さんのBEEF TRUCKスペシャルふくふくバーガー第6回周南みなとまつりミナトのミーツ開催チラシ開催概要【イベント名】徳山下松港開港100周年記念事業第6回周南みなとまつりミナトのミーツ【日 時】2022年7月17日(日) ※小雨決行【時 間】10:00 - 16:00【会 場】晴海親水公園山口県周南市晴海町6-3無料駐車場あり【入場料】無料【公式Twitter】@minato_no_meets 【公式Instagram】minato_no_meets 地図 : 主催・お問合せ先主催:周南みなとまつり実行委員会お問合せ:一般財団法人周南観光コンベンション協会山口県周南市みなみ銀座1丁目14番地202TEL : 0834-33-8424周南市役所観光交流課山口県周南市岐山通1丁目1TEL:0834-22-8372 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月30日「寂聴さんは99歳でしたから、あと少しで100歳だったのに……悲しいですね」そう語る美輪明宏さん(86)。今年11月9日に亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(享年99)との思い出を振り返るーー。■愛を貫き通した寂聴さんとはお互いに「双子じゃないか」って昔から愛をまっとうされる方や、信念を貫き通す人物はいました。それがスキャンダルになったり、後世に伝えられるような伝説になることもあります。たとえば、『花子とアン』のモデルになった柳原白蓮をはじめ、与謝野晶子や岡本太郎さんのお母さま、岡本かの子さんなどもそうです。政治家では、婦人参政権獲得運動を牽引した市川房枝さんのような“烈女”は、たまに現れます。その流れをくむ方が、先日お亡くなりになった瀬戸内寂聴さんでした。寂聴さんとは50年以上前に出会いました。何かの取材で、私のマンションに、まだ無名だった寂聴さんがいらっしゃって、インタビューを受けたのが最初でした。そのとき、三島由紀夫さんにファンレターを出されて、「ていねいなお返事が来た」と感動されていたことを今でもよく覚えております。寂聴さんは私より13歳年上でしたが、モダニズムの時代、戦中、戦後をともに生きてきました。寂聴さんが東北で行った説法におじゃまして、一緒にお話をさせていただいたこともあります。二人で長崎、東京でも講演会をやりました。同じ反戦派であるということだけではなく、思想観や価値観など、多岐にわたって考え方が似ているので「双子じゃないか」って言い合ったほどです。寂聴さんは25歳のときに、3歳の娘と夫を捨てました。そして、夫の教え子だった若い青年と駆け落ちをしました。後に娘さんとは仲直りをされましたが、寂聴さんはあの年になられても、ずっと「後悔している」と、罪の意識を持ち続けておられました。私には「人助けは罪滅ぼし」だと、おっしゃっていました。寂聴さんも愛を貫き通した人でした。罪滅ぼしだと思って、人々を恭敬し、各地で説法を行い、身の上相談をなさってこられた。ご自身がいろんな経験をされてこられたから、他人の気持ちもわかったのだと思います。晩年、安全保障関連法案に反対するために、国会前に抗議に行かれたこともありました。“気骨のある烈女がまた一人いなくなった”ーー。そういう寂寥感が大きいです。
2021年12月31日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。コロナによって、社会は一気に激変しました。外にばかり目を向けた生活から、家の中でこもる生活へと変化しました。これは知性と教養を身に付けるいいチャンスです。この機会に、日本の伝統文化、芸術を学んでください。じつは日本の家の中は、文化の宝庫。たとえば、陶器がいい例です。洋食器というのは簡単で、小皿やパン皿など種類はいくつもありません。形だって大して変わらないでしょ?日本の家庭の台所には、中華皿、洋皿から和食器、○○焼のお皿など、とにかく食器の種類が豊富。こんなにお皿がある台所は、世界で日本ぐらいです。まさに食器の文化、食の文化のすごさがわかります。私たちはそういうことを誇りに思うべきです。忘れかけていた伝統と文化を掘り起こす。そして、人間としてのレパートリーを増やす。今はそういうチャンスだと、お思いになってください。伝統と文化を世界に伝えていけば、日本はもっと認められるでしょう。家の中で過ごす時間がある今だからこそ、家の中でできることをもう一度見直すーー。そうすれば、コロナが収束した暁には、人間的にすごい財産ができている。一生の役に立ちます。「温故知新」ーー昔を学び、知恵をつけることで、精神的修行者としての今の自分の立ち位置、置かれている状況などが見えてきます。そうすると、自分がどれだけありがたい存在であるか。いろんなことが学べて、新しい発見もいっぱい出てきます。“ありがたみ”や“感謝”が、自分自身という身近なところにあることに気づく。感謝の気持ちを知ることで、自分自身を見つめ直すことができれば、’21年の新たな生き方も発見できるでしょう。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2021年01月03日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。コロナによって、社会は一気に激変しました。外にばかり目を向けた生活から、家の中でこもる生活へと変化しました。これは知性と教養を身に付けるいいチャンスです。この機会に、日本の伝統文化、芸術を学んでください。それどころじゃないとおっしゃる方もおられるでしょうが、まあ、お聞きください。たとえば、日本語を学ぶのもいいですね。日本語というのは縦書きになるようにできています。わざわざ横書きにする必要はない。そういうふうな日本語の素晴らしさを知れば知るほど、日本文化の奥深さを同時に学ぶことができるでしょう。人間は肉体と精神でできています。肉体を維持するためのビタミン剤は、過剰なぐらい世の中に出回っています。いっぽう、精神を維持する栄養剤といえば、それは文化です。日本の美術、文学、スポーツ、音楽……とにかく多岐にわたってあります。その質のいいものに触れてさえいれば、精神は栄養失調にならないものです。家の中でも、俳句や和歌は詠めます。湯飲みやお茶碗といったものを作ってもいい。碁や将棋だっていいし、日本は昔からそういったことを四畳半の部屋で学び、伝統を継承してきました。将棋の藤井聡太さん、あの若さで、お行儀のいい格好のまま、4〜5時間もほぼ座りっぱなしで対局をなさっています。礼儀正しく、お辞儀も深々とされて少しも乱れない。精神力のすごさ、礼儀作法の見事さは、誇るべき日本文化だと思います。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2021年01月02日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。コロナによって、社会は一気に激変しました。それまでは、仕事があること、買い物をすること、食事や旅行に行くことなど、皆さん日常生活の一部として、当たり前のように過ごされていたと思います。毎日ご飯を食べること1つ取っても、それほど深く考えることはなかったのではないでしょうか。私たちがご飯を食べるまでの過程には、大勢の人たちが関わっています。まず生産者。そこでお米や野菜などが作られるわけです。そして収穫された農産物を運搬する人や仲卸人。さらにその先には店舗で商品を販売する人たちがいます。飲食店に行けば、それらの食材を料理人が調理して提供します。このように何人もの人の手によって、毎日のご飯がいただけるわけです。これは食以外のすべてのことにも言えます。今まで当り前だと思っていたさまざまな日常生活が、コロナによって奪われました。しかし、それが逆に、当たり前の日常に感謝するというきっかけを作りました。これまで自分の力だと思っていたことも、じつは多くの人に支えられていることに気づいたり……。長引く自粛生活の中で、忘れかけていた“人への感謝の気持ち”を思い出させたのは、コロナの功績かもしれません。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2021年01月01日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。11月、世界で最もコロナ感染者が多い国アメリカで、大統領選挙が行われました。バイデンさんが勝利しましたが、結果に納得しないトランプさんは、「最高裁まで争う」と言っています。でも、もう半分折れてきているようですけど(笑)。時代遅れのトランプさんよりいいリーダーは、世界にごまんといますよ。バイデンさんは選挙期間中、コロナ対策について、国民に強く訴えかけていましたね。その内容は常識的で、トランプさんと違ってまともなことを言っていました。今回の選挙はアメリカ国内を二分しました。理知的な人と感情的な人が半々に分かれた−−。そう表現したほうがわかりやすいかもしれません。感情的な人はみんなトランプさんを支持し、理知的な人は“反トランプ”、つまりバイデンさんに投票した。その結果、“反トランプ票”が僅差で上回ったという感じです。日本でも7年9カ月近く続いた安倍政権から、菅政権に代わりました。菅さんはこれまで自らが命令し、自分の主義主張を押し通す習慣がなかった人でしょ?長い間下働きをして、上に言われたことをそのまま実行し、下へ伝えることをずっとやってきた、そういう習性が身に付いている人に見えます。もちろん、菅さん一人が全部できるわけではないし、財界などのしがらみもあるでしょう。それにしても、この危機的状況のコロナ禍で、主体性のない国会答弁を聞いていると、国民の皆さんも不安を感じていらっしゃるのではないでしょうか。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2021年01月01日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。政府は第3波の感染拡大を受け、「Go To トラベル」や「Go To イート」などの一部停止に踏み切りましたが、相変わらず決断を下してから実行に移すまでのスピード感はないですね。観光業界や飲食業界は、自民党の大事な票田です。そういう業界から嘆願書が来ると、嫌でも次の選挙に関わってくるので、菅首相も簡単に中止するわけにはいかない。規制するにしても、緩くしかできなかったのでしょう。ただ、政府を責めてばかりもいられません。大手航空会社が、グループ全体の社員を3,500人も削減するという報道もありました。コロナの影響で、仕事を失った方々が多くいらっしゃることも事実です。そして、さまざまな業界で給与削減、ボーナス、退職金が払えないといった話なども耳にします。ボーナスや退職金が出る会社は、まだいいほうかもしれません。東京、神奈川、大阪など感染者数が多い地域では、お酒を提供する飲食店に対して、再び時短営業の要請が出されました。店舗を借りて飲食店を経営するオーナーたちには、家賃、従業員の給与、光熱費などの支払いが重くのしかかっています。貯金がいっぱいあれば別ですが、毎月カツカツで商売をやっているお店だと、いくら国や自治体からの給付金や協力金をもらっても、それだけでは食べていけない。第1波以降、閉店に追い込まれたお店も少なくありません。国民はそういう飲食店の苦しい経営事情をよく理解していると思います。お店側もお客さんに安心して来てもらうために、衛生面での気配りをはじめ、入店の際は検温、手の消毒、そして人数や座席の制限を設けるなど、クラスターが起きないように、皆さん我慢と努力を続けながら、必死に経営をなさっています。私たちのエンタテインメント業界も、大打撃を受けています。コンサートやお芝居などは、すべてキャンセル。観客数を大幅に減らして、やっているところもありますが、結果的には赤字になってしまう。だから、赤字になるぐらいなら、いっそのことやらないほうがいい、と。そしてプロダクションのタレントやアーティストたちも仕事がなくなって困っています。死活問題ですが、まだ今の段階では、ブレーキとアクセルをうまく使いながら、感染者をできるだけ増やさないように、経済を動かしていくしか方法はありません。経済が回らなくなってしまったら、各家庭が食べていけなくなる。そうなれば、国全体が食べていけなくなってしまいますから。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月31日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。この状況で、多くの命を守るためには、まず“自分が感染しないようにする”ことが大事。そして“自らが感染を広げないように行動する”ことーー。私はこれを徹底しながら、不要不急の外出は控えています。やはりクラスターが怖いですからね。テレビの収録などのお仕事以外は家の中で過ごす。もちろん、ただじっとしているわけではありません。読書を中心に、歴史や文学、芸術など、家で学べるさまざまな勉強や情報収集は欠かさずやっております。同時に、外出しないことで、体力や筋力が落ちることのないように、体操やトレーニング、ウオーキングなどを毎日続けながら、コロナ収束後の生活に備えています。幸いなことに、日本は陸続きのEU諸国、あるいは広大な面積を持つアメリカ、ロシアといった国々と違い、国土が狭いので、世界の中でも、感染者数はまだまだ少ないほうです。コロナ禍を収束させる救いの神は、効果的なワクチンと特効薬が開発されること。今はそれを頼りに、じっと耐えるしかないと思っております。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月30日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。それは第2波以降、政府が規制を緩め、街には多くの人があふれるようになったから。おそらく、長期にわたるコロナ禍の生活に慣れてしまい、“自分が死ぬことはない”と考える人が増えてきたからでしょう。とくに若い世代の人たちは、高齢者の方々と比べて、重症化するリスク、死亡率も低い。“自分たちは大丈夫”だと、楽観的な人たちの多いことが、感染拡大に歯止めがかからない要因の1つになっていると思います。私はコロナの収束が見えない今の状況は、戦時下と同じだと思っています。この状況ではとても怖くて出歩く気にはなれません。きっと戦争体験のある人なら、そう感じているはずです。戦時中は、爆弾よけの防空壕を一軒一軒が造ったり、山の陰に横穴式に掘ったりして、いざというときに備えていました。都会の場合はそういう場所がないから、家の床を剥がして防空壕を床下に造っていたのです。そして敵機来襲のサイレンが鳴ると、みんな防空壕に逃げ込んで、外には一切出ない。警戒警報の解除を知らせるサイレンが鳴るまでは、じっと息を殺して、その時を待つ。私たちはそういう体験をしてきたのです。敵がいつ襲ってくるかわからない……。今は、そのときと同じようなことが起きている、そう実感しております。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月29日2020年10月13日、華道家として活躍する假屋崎省吾さんがブログを更新。歌手の美輪明宏さんから告げられた言葉を明かしました。假屋崎省吾が感激した、美輪明宏の『言葉』個展の準備をするために、栃木県にある日光東照宮を訪れていた假屋崎さん。日光東照宮にある「見ざるいわざる聞かざる」を意味する『三猿』の彫刻を見て、美輪さんとのある会話を思い出したといいます。余計なことは見たり、いったり聞いたりしないほうがよいという意味の「見ざるいわざる聞かざる」について、美輪さんが語ったことは…。ある時、あの美輪明宏様が、私に見猿、言わ猿、聞か猿にもうひとつプラスして、関わらざる人生、上手く行きていくために、必要ですよといただいた言葉に感激したことをあらためて、今日、日光東照宮で久しぶりにこの彫刻を拝見して思い出しました假屋崎省吾オフィシャルブログーより引用美輪さんは、假屋崎さんに対して「見ざるいわざる聞かざるにプラスして、関わらざるが人生をうまく生きていくために必要」だと教えたのです。その言葉に感激した假屋崎さんは、ブログで「みなさんもぜひ生活の中で実践してみてくださいね」と呼びかけています。【ネットの声】・とても深いお言葉ですね。・『関わらざる』って、本当にその通りだと思います。・さすが美輪様。その言葉をしっかり心に刻んで過ごしたいです!生きていく中で、どうしても考え方や価値観の異なる相手と接する機会はあるものです。人間関係でストレスをためこまないようにするために、時にはあえて『関わらない』というスタンスをとることが、プラスに動くことはあるでしょう。自分の心が苦しくなった時は、立ち止まって一度深呼吸して、相手との距離を保つのもいいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月13日歌手の美輪明宏(84)が2月11日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。19年9月に脳梗塞を患った美輪。その元気な姿にファンも胸を撫で下ろしたようだ。番組で脳梗塞に気づくまでの経緯を明かした美輪。ファンから「ゆっくり休んでください。私たちはそれまで待ってます」との手紙を受け取り感動したというエピソードも話した。ネットでは《美輪さん徹子の部屋出てる!元気だよかった!涙》《美輪さん病み上がりなのに、観ていたこちらが癒された》《また舞台に立つ姿が見たいと心から思うのです》と美輪の回復を喜ぶ声が上がっている。番組で「一番辛かったのは脳梗塞によってツアーが中止になったこと」とも明かしていた美輪。大病を患いながらも、ステージに立つ情熱を忘れなかった。そんな美輪にとって入院生活は退屈だったようで昨年12月、本誌の取材に対しこう明かしている。「私の病室は、ほかの病室より広くて景色もよかったのですが、やはり四角四面で、白とグレーだけの無彩色の中にいたものですから、入院初日から早く自宅に帰りたかったですね」続けて美輪は「もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから」と笑みを浮かべて話し、今年の目標について「私自身の希望は、毎年やってきましたお芝居やコンサートを続けながら、本を書いたりテレビのお仕事をしていきたい」と明かした。しかし「ゆっくりと焦らず、自然の流れのままに参りたいと思います」とあくまで自然体でありたいとも語っていた。18年、ラジオで「自分はまだまだ青春時代の延長」と語っていた美輪。これからも晴れやかな“青春の日々”を謳歌できるよう願っている――。
2020年02月12日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんが2020年の抱負を語ってくれました。■’20年はゆっくりと焦らず、自然の流れのままにこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。’20年をどんな年にしたいか。私自身の希望は、毎年やってきましたお芝居やコンサートを続けながら、本を書いたりテレビのお仕事をしていきたい。でも、今の心境は、“水の世は、波のまにまに風のまに、ゆらりゆるりと参りましょう”ーーです。高望みをして、うんと期待していると裏切られるし、そうかといって絶望的になる必要もない。ひょっとしたらすべて希望どおりにうまくいくかもしれない……。考えてみれば、今売り出したいと思うような、タレント志望のいい男やいい女は全国にたくさんいます。いっぽうで、そうは思っていても、売れないまま消えていく人たちもたくさんいます。私の場合、デビューから70年近くかかりましたが、髪の毛を見せただけで、“あっ美輪さんだ!”と言われるくらいまで、“有名になる”というプラスを手に入れることができました。これはすごく奇跡的なことで、ありがたいこと。普通だったらなかなか手に入らない恩恵を受けているわけですからね。だから希望どおりにいかなくても、泣き言を言って、ぶつぶつ文句を言う筋合いではない、そう思っているのです。’20年のテーマは“水の世は、波のまにまに風のまに、ゆらりゆるりと参りましょう”。ゆっくりと焦らず、自然の流れのままに参りたいと思います。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月31日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんがプラス思考になる発想の転換法を語ってくれました。■今年は世界と戦える日本の若いアスリートが増えたこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。今年はラグビーが大変盛り上がりました。私はオリンピックやW杯のようなスポーツの祭典のときだけは、国粋主義に戻ります(笑)。日本が外国と対戦するときは、負けてほしくないですからね。昔は体格的にも体力的にも日本選手は明らかに劣っていましたが、今は堂々とした背丈や体格で、見劣りしない。実力も世界レベル。みんな応援したくなりますよ。どこのスタジアムも超満員で、若い女性たちもたくさん応援に来ていました。もうずいぶん前の話ですが、若い女性に“好きなタイプの男性は?”と聞いて、“ガッチリ体形で、ひげの生えた毛深い人が好き”なんて答えると、“エッチな女”だと思われる偏見の時代があったんです。いっぽうで、宝塚の男役のような中性的で“王子様みたいな人が好き”と答えると、“清楚な女”だと言われていました。だからラグビー会場に応援に行くと、そういう女だと思われるのが嫌で、“行かない”という方も結構いたんです。ところが時代は大きく変わりました。最近はガッチリ体形で毛深い男性が好きだと言っても、誰も驚かない。“男性の色気に反応して何が悪いの?”って、あからさまに言える社会風潮になったことは、結構なことだと思っています。“笑わない男”稲垣啓太選手(29)や堀江翔太選手(33)など、テレビに引っ張りだこの人気でした。ラグビー以外でも、今年は世界と戦える日本の若いアスリートが増えました。バスケットボール界では、NBAに入った八村塁くん(21)。技術も素晴らしいのですが、インタビューの受け答えがしっかりしていて論理的。おまけに低音で太い響きのあるいい声をしています。とても期待しています。それからゴルフ界に彗星のごとく現れた女性アスリート。全英女子オープンで快挙を達成した、渋野日向子さん(21)。とくに中年のおじさんたちが、“シブコ”に夢中ですね(笑)。彼女は日本のおじさんたちが好きなグラマーなスタイル。体全体に肉付きがあって、骨盤がパーンと張っている。そしてくびれてるところはくびれていて、なおかつ笑顔がとてもかわいい。私はそんな視線のファンも多いのではないかと邪推しましたけど……(笑)。それにしてもゴルフ発祥の地で行われたメジャー大会で、いきなり優勝したのですからすごいです。実力もさることながら、人を引き付ける力も備わっている。これから、さらに楽しみな選手です。まだまだ日本も捨てたものじゃないですね。次から次へと世界で活躍する、若くて有望なアスリートが出てくるのですから。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月30日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんがプラス思考になる発想の転換法を語ってくれました。■首が前に垂れると、冷静な判断ができなくなるこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。高齢になると誰しも筋肉が衰え、足腰が弱ってきます。そして背骨が曲がったり、姿勢も猫背になって首が前に垂れるようになる。こうなると、だんだん物事を冷静に判断できなくなっていくんです。背骨が支えて居る首の後ろのほうを、できるだけまっすぐ上に持ち上げるように姿勢を正せばイライラが減ります。無意識のうちに首が前に垂れて、肩が前肩、巻き肩になっていることもあります。そういうときは、両肩を開き、おなかを引っ込める。そして左右の肩甲骨を後ろでくっつけるようにして顎を引く。そうすると呼吸が整い、感情的になっていても、ス~ッと理性が戻り気力も湧いてきます。マイナス志向になっているときというのは、ふと気づくと猫背になっている、そういうケースが実は多いんです。最近は年配の方だけでなく、若い人たちも首が前に垂れて猫背気味の人が多いですね。その原因はスマホです。長時間スマホを使用していると、どうしても首が前に垂れて、猫背になる状態も長くなる。そして視線が斜め下に向いている時間も長くなって、知らず知らずのうちに日常的に視線が下向きになってしまう。そして思考まで下向きになってしまうわけです。習慣的に視線を自分の目の位置と同じ高さ、あるいはそれ以上の高さで見ようとしなくなっている人が多いと思います。街を歩いている人たちを見ていても、だいたい斜め下か下を向いていますよ。本来は、背筋と首を伸ばして姿勢を正し、視線は自分の目の位置よりやや上を見るようにするのが理想的です。真っすぐ前を見るよりも、日常的にやや上を見るようになれば、理性的で知性的な生活が送れると思います。呼吸も整い、血圧もスーッと下がってきます(笑)。人生にはよいことと悪いことがある。プラスとマイナスを数えていくと半分半分ですーー。今は悪いことばかりを考えるネガティブ志向に陥りがちな世の中だけに、マイナスからプラス志向になる発想の転換が、必要とされているのです。そういうときに、会話の中に“ルンルン”を入れてみる。フッと雰囲気が変わりますから、怒っているときに、“ふざけるんじゃない!ルンルン”と言うと、怒っていることにならないでしょ(笑)。とにかく感情的にならないことが大事です。そのために姿勢を正して理性を保つ。目線を上げて前向きに。これが、健康と希望を生み出す秘訣になります。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月29日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー美輪さんが病気との向き合い方を語ってくれました。■“ルンルン”は救いの言葉。不思議と楽になり理性が戻るこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。おかげさまで今は、私の公式携帯サイト(麗人だより)の仕事をはじめ、徐々にではありますが、ラジオやテレビなどの仕事にも復帰しております。どんな病気でも治るまでに時間はかかりますが、その機会をうまく活用すれば無駄にはならない。私はいつもそう考えています。今回もそうですが、私はさまざまな情報を吸収するために時間を使います。新しいことを知り、勉強することで、これからの人生の糧になる。そういう前向きな発想がどんどん湧いてくるんです。今、人生の岐路に立っている人などは、時間をうまく使いながら、これまで知らなかった新しい情報を吸収してみてはどうですか。最近、私がずっとおすすめしてきたので、みなさん、もうご存じの方もいるかもしれませんが、会話の途中に“ルンルン”って入れると、笑いが生まれ、深刻な問題も深刻じゃなくなって気が楽になるんです。これは救いの言葉。本心をぶつけ合っても、ソフトな印象を受けるから、気分が上がる。私のように病気になると、人間は悲観的になったり、感情的になったりするものです。ただ“感情的になるな”と言われても、冷静な思考回路に戻すことは容易ではありません。体自体がマイナスの気にすっぽり包まれていますから。そういうとき、私は“それがどうしたの、ルンルン”と言いながら、常にプラスの発想に転換するようにしています。自分自身を振り返っても“お医者様に診てもらって、お薬を飲んで治せばいい。今まで治らなかったことはないでしょ?”“終戦後、余命4カ月と言われたけど、4カ月で治ったでしょ?”“これまでいろんな病気になったけど、この年まで生きているじゃないか”と。そんなことがこれまでの人生の中で何十回もありました。そのたびに“あれも治った、これも治った、じゃあ今度も治るはず、ルンルン”と言って、常にプラス思考になるように心がけています。とくに悲観的なことを考えているときに“ルンルン”と言えば、不思議と楽になる。“なんでこんなことで悩んでいるんだろう?”って。その隙に理性が戻り、感情的にならずに、物事を冷静に捉えることができるようになる。大病や大きなケガをすると、変に絶望的になったりする人もいますが、それは自分自身にとっていちばんよくないことです。理性で感情をコントロールすることは、生きるうえでとても大事なことですから。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月28日衝撃的だった“美輪明宏さん入院”の報。しかし、やはり美輪さん。本誌に「不死鳥のように蘇ります」と語った言葉どおり、よりパワーアップして戻ってきました。9月の脳梗塞入院から3カ月ーー入院生活から現在の生活までを語ってくれました。■狭いところが苦手なので、初日から早く自宅に帰りたかったこのたびは多くの方々から心配のお手紙やお電話をいただき、心より感謝申し上げます。でも、もう大丈夫。安心してください。私は不死鳥ですから(笑)。9月11日、仕事が終わって自宅で話している最中に、うまく言葉が出なくなったんです。“あっ、これは何かおかしい”と、私が言ったら、すぐにスタッフが“病院に行きましょう”と。自宅から車で病院に行き、生まれて初めてMRI検査を受けました。検査後、脳の画像を見たら、血管の一番先のほうにある細い血管の脇に、ほんの数ミリぐらいの白い点がぽつんと1個あって、“犯人はこいつだ!”と。結果は軽い脳梗塞で、大事に至らずよかったと思っております。それよりもMRI検査の、あの不快な大きな音は何ですか?耳栓をしていましたが、ガ~ンガ~ン、キ~ンキ~ン、ガチャガチャとか。次から次へといろんな音が切れ目なくずっと頭の中で響くので、“もうここから出してください!”って、言いそうになりました(笑)。入院したのは1週間。入院中はときどきテレビを見たり、あとは瞑想したりしていました。じつは私、閉所恐怖症で、MRI検査も嫌でした。それと病室とか会社のオフィスなど、室内が四角四面の密室も苦手なんです。その密室の中でエアコンや換気扇の微妙な風の音が聞こえる状態もダメで……。音が商売ですので、そういう音はとくに敏感になるんです。私の病室は、ほかの病室より広くて景色もよかったのですが、やはり四角四面で、白とグレーだけの無彩色の中にいたものですから、入院初日から早く自宅に帰りたかったですね。それに病院は、朝からざわざわしていて、看護師さんが体温計を持ってきたりするでしょ?ほんの1週間の入院でしたが、私の体内時計が病院のタイムスケジュールにセットされてしまい……。退院してからも6時起きが今もずっと続いています。だから夜9時ごろになると、もう最高に眠いんです(笑)。今、自宅で毎日欠かさずやっているのは、お医者様から指導されたリハビリです。筋力を鍛える運動と言葉のトレーニング。体の筋を伸ばす体操が結構ハードで。リハビリというよりもストレッチのような感じで、そういう運動を1日に2~3回繰り返しています。言葉のトレーニングは、たとえば、“あいうえお”を早く言ったり、遅く言ったりするプログラムがあって、これも毎日続けています。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月27日軽い脳梗塞で療養中だった歌手の美輪明宏(84)が、11月17日に放送されたTBSラジオ『美輪明宏の薔薇色の日曜日』に出演し元気な様子を見せた。9月11日に入院が報じられてから約2カ月ぶりの出来事だ。9月11日放送の『ごごナマ』(NHK総合)に生出演した後、体調の違和感を訴えたという美輪。病院で検査を受けたところ軽い脳梗塞が発覚し、入院していた。さらに療養のため、10月から11月にかけて全国公演を予定していた『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』は中止に。12月23日に開催予定の『クリスマスディナーショー&トークショー』は美輪の体調を考慮し、トークショーのみ開催されることとなった。ラジオ冒頭で「ごきげんよう、美輪明宏です」と挨拶した美輪は、「リスナーの方にも心配おかけしまして申し訳ございませんでした」とお詫びした。リスナーから届いたお見舞いのメッセージを読み、「人の心の温かさが今の時代にこんなにも溢れているのかと思ったら少し涙が出ました。ありがたいことです」と感動を露わにした。続けて現在の体調については、「言葉のもつれは残っているが痛みなどはなく、言葉や運動のリハビリをして過ごしている」と明かした美輪。そして、「私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。乞うご期待。ルンルン」とキッパリ。最後にリスナーへのメッセージとして、「私は死にましぇーん!あれです。そっくりそのまま使わせていただきたいと思います。ルンルン」とお茶目に締めくくった。そんな元気そうな美輪の様子に安堵した声が広がっている。《もう復帰なさったなんて大丈夫なのかな。お元気そうでよかったけど無理はなさらないで》《よかったよかった。まだ現世での美輪明宏さんの言葉を聞きたいですから》9月12日に美輪の容体を所属事務所に確認した本誌記者宛にも、ラジオと同じように美輪本人からメッセージがこう届いていた。「ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。ですが私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。こうご期待。ルンルン」18年5月に放送された同ラジオで「いつまでも元気でいるためには、年齢といった数字に振り回されないことが大事」と語った。その上で、「自分はまだまだ青春時代の延長で、その時代の人間がここにいると常に思い込むようにすると若くしていられる」と若さの秘訣を明かしていた。不死鳥のごとく見事に帰り咲いた美輪。いつまでも元気で活躍することを願うばかりだ。
2019年11月18日9月11日夜、衝撃的ニュースが日本中を駆け巡った。『歌手で俳優の美輪明宏が、脳梗塞で入院―――』美輪さんは同日の昼に、NHK総合『ごごナマ』に生出演し、元気な姿を見せていた。その数時間後の出来事に、番組を見ていた人たちは、さぞや驚いたことだろう。じつは本誌記者も、入院前日の10日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで上演中のコンサート『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと~』の上演後に、ご本人と話をしたばかりだった。楽屋を訪ねると「コンサートは今年で最後になるかも……」と、これまでの取材時には見たことがない疲れた様子で、心配していた矢先の入院報道だった。さっそく状況を確認するため、12日、所属事務所に連絡を取ってみた。担当マネージャーによると、『ごごナマ』に生出演した後、体調の違和感を訴えたという。「病院で検査を受けたところ、軽い脳梗塞と診断されました。意識もはっきりしているし、会話もふだんと変わりません。でも大事を取って2週間ほど入院することになりました」入院により、23日まで予定されていた東京公演は中止に。美輪さんは、「コンサートを楽しみにされていたファンの方々に申し訳ない」と話していたという。担当マネージャーと話し終えた30分後、突然記者の携帯メールの受信音が鳴った。なんと美輪さんからのメッセージが届いたのだ!「ご心配をお掛けしました。申し訳ございません。ですが私は不死身です。不死鳥のように蘇ります。こうご期待。ルンルン」2日前に会った時とは違い、気丈でユーモアたっぷりのいつもの美輪さん節。何だかひと安心だ。ちなみにメッセージの最後にある“ルンルン”は、美輪さんが再び脚光を浴びさせたい言葉である。「会話の途中にルンルンって入れると、深刻な問題も深刻じゃなくなって気が楽になるんです。これは救いの言葉。本心をぶつけ合っても、ソフトな印象を受けるから、気分が上がる。皆さんで、はやらせていただきたい」と、入院前日のステージの上でも話していた。年齢をまったく感じさせない圧倒的な声量で、観客を魅了していた美輪さん。アンコールで歌った『愛の讃歌』で、涙するファンも。不死身の美輪さんだけに、元気な姿で復帰する日も近いだろう。
2019年09月17日歌手・俳優の美輪明宏が11日、軽い脳梗塞のため、2週間程度の入院が必要と診断された。これに伴い、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中の『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』が12日から公演中止になることを、主催のパルコが発表した。『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと』は12日から23日までの公演が中止となる。中止となった公演は払い戻しとなる。また、東京以外の公演の開催については、現在未定とのことだ。
2019年09月11日恒例となった美輪明宏の秋のコンサート。今年は『美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと~』と題して開催される。シャンソンの名曲の数々に、そしておしゃべりに、何を込めるのか。美輪の思いをたっぷり聞いた。【チケット情報はこちら】「私のコンサートに来られたお客様は、よく、“映画を何本も観たような気持ちになる”とおっしゃいます。なかでもシャンソンは、いろんな人生のドラマが歌われていますから、そこから生きることを楽しむ方法を学べたりもするんです。たとえば恋愛に関しても、尽くして尽くして裏切られるという歌が多いのですが、そんな歌を聴けば、失恋してつらい思いをしてらっしゃる方も、きっと歌のヒロインのようにいい女になったつもりで生きていけるでしょうし(笑)、お仲間がいるとホッとして、ひとりでひがんだり妬んだり嫉んだりしなくてすむと思うんです」。そんなふうにシャンソンが描く世界は私たちの人生に励ましや安らぎを与えるのだと、詞の魅力を語る美輪。さらには、そのドラマチックで詩的な詞を乗せるメロディの美しさも格別だと言う。「デジタル化が進んだ今の人工的な音と違って、メロディに色彩があるんです。歌い手たちも豊潤な声で歌っていました。そういった美しい叙情にぜひ触れてほしいんです」。そこには、「芸術こそが今の荒れた世の中を落ち着かせてくれると思うんです」という美輪の強い信念がある。かつてシャンソン歌手として「銀巴里」で歌っていた頃には、文化人が集い芸術を語り合う時間があった。「フランス映画やドイツ映画も人気で、日本映画も小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の叙情的な素敵な作品がたくさんありました。もしかしたら今の若い方には、却ってレトロなものが新しく感じられるかもしれませんし、スマホやゲームから離れてそうした芸術に触れることで豊かな情操が育まれると思います。ですから、シャンソンもそんな芸術のひとつとして復活させたいと思い、今回のコンサートはオールシャンソンでいくことにしたんです」。朝ドラ『花子とアン』や紅白歌合戦で話題になった美輪の訳詞による『愛の讃歌』も歌われる。『バラ色の人生』『枯葉』といった珠玉の名曲は原曲のままフランス語で。曲の合間の語りには、歌にまつわる話はもちろん、少しでも幸せな世の中になるようにという美輪の愛があふれることだろう。美輪明宏が届けてくれるものは、やはり特別である。公演は9月7日 (土)から東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケット好評発売中。取材・文:大内弓子
2019年08月09日アイドルグループ・嵐の松本潤と、歌手・俳優の美輪明宏が、7日より放送される「きのこの山」「たけのこの里」の新TV-CM 「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019 開幕」編に出演する。2018年、約38年にもわたる「きのこの山」と「たけのこの里」の戦いに終止符を打つべく行われた「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2018」で敗北した「きのこ党」。3月には「新きのこ党」と名を改め、 松本が党首となり、再選挙を訴える「応援#募集活動」を実施した。その結果、「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019」の開催が決定し、特設サイトなどで投票の受付を開始する。新CMでは松本に加え、「新たけのこ党」党首となった美輪が登場。選挙演説中の松本のもとへ、美輪が乱入する。リニューアルしたことで自信ありげに勝利宣言しようとする松本を「お黙りなさい!」と一喝する美輪は、「たけのこの里」もリニューアルしたことを宣言し、とまらないおいしさを伝える。松本と三輪は今回が初共演となり、松本は「まさか美輪さんが“たけのこ”カラーのグリーンヘアにしてくるとは……」、美輪は「簡単に歴史は動かせないわよ!」とコメントを寄せた。撮影ではスーツ姿で監督と談笑しながら、リラックスした雰囲気でスタジオ入りした松本。 監督と軽く打ち合わせをした後「どんなテンションでやろうかな」と悩んでいたものの、本番に入ると自ら台詞の言い回しを提案しながら、1発 OKを連発する。パッケージを顔の横に掲げるシーンでは、監督の指示する絶妙な位置に苦戦しながらも応え、かなめとなるセリフ「unstoppable(アンストッパブル)」も難なくクリアし大絶賛を受けた。また、両党党首が初対面をする場面では、松本を見かけた美輪が「お手柔らかにどうぞ」と 声をかけ、松本さんも「こちらこそお手柔らかによろしくお願いします」と返答する。白熱した会談の終わりの握手写真では「その写真は後で僕にもください」という松本に対し、「やめた方がいいと思います」との美輪のコメントにスタジオから笑いが。別れ際には、美輪から松本へ「愛してるよ〜ん」とラブコールもあり、最後は和やかな雰囲気で終了した。
2019年08月05日