立ち飲み形式の店に、週に1度の頻度で行っているという漫画家の忍田鳩子(@oshidahatoko)さん。何年も通っているため、何も注文しなくても希望のお酒を出してくれるといいます。しかし、忍田さんには店にいる間、あえて店員と会話しないようにしていたとのこと。忍田さんは、店でずっと本を読んで何も会話せずに帰るというルーティンが至福なのです。しかし、ある日ミャンマー人の女性店員が忍田さんに話しかけてきたといいます。そこで、忍田さんは、ある事実を知ったそうです。「お姉さん。私、今日でここ終わりです。私、お姉さん来るといつも読んでいる本見て、同じの探して買って読んでいました。おもしろかったです。ありがとうございました」忍田さんの読んでいる本を見て、自分もこっそり読んでいたという店員。店を辞める前に、その思いを忍田さんに伝えたかったのでしょう。動揺を隠せず驚く忍田さんは、店長にも聞いたところ、「俺もお下がりでもらって読みましたけどあの本いいですね」と、店員たちの間でも本が共有されていた様子。忍田さんは「笑顔の素敵なお嬢さんの人生に幸あれ」とコメントし、その日に読んでいた本を最後に渡そうかと検討したそうです。【ネットの声】・素敵な話。こういう距離感のお店っていいですよね。・とても心が温まる話。こういう投稿がもっと広まってほしい!・理想的な行きつけの場所だな…。本で日本語の勉強をしていたのかもね。店員にとって、忍田さんの来店は楽しみにしていたことだったのかもしれません。言葉は交わさずとも、そのようなつながりがあることは素敵ですね。投稿全文はこちら週一必ず行く立ち飲み屋があるんだけど、もう何年にもなるけどあえて店員さんと会話をしないようにしてる。いつも同じメンバーで行けば何も注文しなくても私の飲む酒を出してくるけど一切話はしない。私は飲んで本を読んで帰る。それが至福。ただ、今日は少し違った。— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 いつもいる従業員の、ミャンマーのお嬢さんが「おねえさん。わたし、きょうでここおわりです。わたし、おねえさんくるといつもよんでいるほんみて、おなじのさがしてかってよんでいました。おもしろかったです。ありがとうございました。」— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 嘘でしょう!? て言ったら店長さんが「俺もお下がりでもらって読みましたけどあの本いいですね」て。そんな嘘松みたいな話ありますか。びっくりしたわ、笑顔の素敵なお嬢さんの人生に幸あれ。この先もこの店に通うし「昭和平成大量殺人全史」みたいな本は読まないようにしよう— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 ちなみに本日はこちらになります差し上げて帰ろうかしら余計なお世話かしらねえ pic.twitter.com/gwBm0ERciL — 忍田鳩子 (@oshidahatoko) July 26, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年07月29日