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先日公開された『半分の月がのぼる空』が日本ロマンチスト協会より「本年度最高のロマンティック・ムービー」に認定され、主演の池松壮亮と忽那汐里が4月19日(月)、認定証授与式に出席した。累計160万部を超えるベストセラー恋愛小説を映画化した本作。今回、池松さん演じる裕一と忽那さん扮する里香が紡ぎ出す、淡く切ない純愛映画に対し、「“大切な人を幸せにする人”が増えると、社会全体がちょっぴりハッピーになる」という呼びかけの下、新しい価値を創造していく任意団体「日本ロマンチスト教会」から“ロマンスマーク認定書”が授与されることに。「『ロマンティックな映画がある!』と薦められ観たら本当にその通り。観た後、身近にいる大切な人をぎゅっと抱きしめたくなり、ロマンティック満点の映画」(事務局長・波房克典氏)というのが受賞の理由。会場を埋め尽くす観客を前に、やや照れ気味に認定書を受け取り「自分たちのやってきたことを認めていただいたのはすごい嬉しい」と笑顔で語る池松さん。忽那さんも「チームで作ってきた映画が、こんな素敵な賞をいただけて嬉しい」と喜びを噛み締めた。何度観ても泣けるというだけあり、リピーターが続出する本作。実際に池松さんと忽那さんはこの日の会場となったシネセゾン渋谷に、それぞれプライベートでも鑑賞しに来たほど。「何回この映画を観ましたか?」という質問に対し、忽那さんは「3回観てます」、池松さんは「5回ぐらい観ました」と2人もすでにリピーター!ちなみに池松さんは共演の濱田マリさんと一緒に来たそうで「一番後ろに座ってたのですが、終わったとき、マリさんも目を真っ赤にしてて、さすがに恥ずかしいなーってほかのお客様が出るまでずっと2人で座ってました」とのこと。「最近“ロマンチスト”はしていますか?」との質問には、池松さんは「何かしなきゃ、と思うのですが(笑)…。頑張っていきたいです」と決意表明。忽那さんも「そうですね。努力したいと思います!」とハニカミながら答えた。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋、37歳の誕生日に愛の質問で頭かきむしる忽那汐里、始球式登板!池松壮亮がしっかりと“愛のボール”を受け止める池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!
2010年04月20日大泉洋が4月3日(土)、東京・シネセゾン渋谷で行われた出演映画『半分の月がのぼる空』(深川栄洋監督)の初日舞台挨拶で、同日迎えた37歳の誕生日を主演の池松壮亮、ヒロイン役の忽那汐里ら共演者らからサプライズで祝福された。登場するなり、熱烈なファンから「洋ちゃんおめでとー」の大声援を浴び、「37歳になってしまいました」と照れくさそうに頭を垂れたが、男性ファンから「洋ちゃん、かわいい!」の野太い声援が飛ぶと、「ありがとうございます!かわいさだけは、汐里ちゃんに負けたくないです」と愛嬌タップリ。タイトルに因んだ月の形の特大ケーキが登場し、盛大に「おめでとー」と客席からコールされると「何年か前は、行きたくもないジャングルに行き、好きでもない男3人に誕生日を祝ってもらったことがありましたが、37歳はいいスタートが切れました」と大喜び。だが司会者から同作のテーマ、“ずっと愛し続ける”についてどう思う?の質問が飛ぶと、「明らかに僕だけ難しい質問ですよね、さすがに舞台挨拶職人の僕でも…」と答えが見つからずトレードマークのモジャモジャ頭を何度もかきむしる仕草。「37歳になりましたが、精神的には小学校高学年なもので『屁が臭い』で笑い転げたりしていますから」と開き直り、満場の観客を笑わせた。同作は心臓病を患った少女(忽那さん)と男子高校生(池松さん)のラブストーリーで、大泉さんは少女の入院先の医者役。池松さんは「(同日公開の)『ソラニン』よりこっちを選んで正解です。昨日の夜、眠れず、夜道を散歩していたら半分じゃない月を見つけてしまいました。あれ? 何でこんな話をしているんだか…」と初日を迎えたことに興奮気味。忽那さんは劇中で披露した白無垢姿について「(角隠しなどの衣装の)あまりの重さにビックリしました」苦笑いを浮かべていた。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:忽那汐里、始球式登板!池松壮亮がしっかりと“愛のボール”を受け止める池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」
2010年04月03日映画『半分の月がのぼる空』でヒロインを演じる忽那汐里が、池松壮亮と共に4月1日(木)、神宮球場で開催されたプロ野球、東京ヤクルトスワローズvs中日ドラゴンズの試合前の始球式に登板し、見事なボールを投げ込んだ。病院で出会った若い2人の純愛を描いた作品。忽那さんはグローブを片手にヤクルトのマスコットキャラクターと共にマウンドへ。ボールを受け取ると、大きく振りかぶって、キャッチャーとして構える池松さんに向けて投げこむ!ボールはワンバウンドして池松さんの元へ。見事な投球にスタンドからは大きな拍手と歓声がわき起こった。始球式を終えて報道陣の取材に応じた2人。忽那さんは「心臓バクバクでした!(ボールが)届いてよかったです」とホッとした表情を見せた。“女房役”を務め上げた池松さんは「やってくれると思ってましたが、見事でした」と笑顔で語り、報道陣からの「愛は届いた?」との問いに「ハイ」と照れくさそうに頷いた。始球式の前には2人でキャッチボールをし、登板直前には池松さんから「頑張って!」と励ましの言葉を掛けられたということで「(おかげで)頑張れました」と忽那さんは嬉しそうに語った。池松さんは小学校から高校までずっと野球をやっていたそうだが、好きな球団を尋ねられると「僕は福岡出身なので…すみません」とソフトバンクホークスのファンであることを明かし、ちょっぴり居心地の悪そうな表情を見せる一幕も。映画の公開を控え、共に「寂しいような気持ちもある」と心情を漏らしつつも、「自信をもって『お待たせしました』と言える作品になっている」(池松さん)と堂々のコメント。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋、37歳の誕生日に愛の質問で頭かきむしる池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」
2010年04月03日人はときどき、カタルシスを求めて“泣ける”映画を観たくなり、泣かせようとする映画は数え切れないほど存在する。けれど、キャラクターに自分を重ね合わせ心から泣ける映画、知らない間に涙が溢れてしまう映画は限られている。そのなかで『半分の月がのぼる空』は素朴ながらも自然と感情移入してしまう“泣ける”映画だ。そこで主演の池松壮亮と共演の忽那汐里、若手注目株の2人にこの純愛映画について語ってもらった。肝炎を患い入院してきた“裕一(池松さん)”。9歳から入院している“里香(忽那さん)”。この2人があるきっかけで知り合うところから物語はスタートする。そして、最初に2人が出会うシーンの演出方法として深川監督が用意したのは、撮影前にできるだけ2人が顔を合わせないことだった。彼らの演技力と監督が用意したその状況によって、初々しさとぎこちなさがフィルムに焼きつけられた。「最初はお互いあまり話をすることはできなくて…。印象的だったのは汐里ちゃんの目線。海外育ちのせいなのか相手の目をじっと見て話をするんですよね」と、照れくさそうに話す池松さん。本人曰く「人見知り」なのだとか。しかし、忽那さんは「私はそうは感じなかったですよ」と池松さんの目をじっと見つめ、また照れる彼──。ピュアで真っ直ぐな性格の裕一とちょっと気の強い里香という役は、2人にとってハマり役だったようだ。裕一の性格について「僕はそんなにピュアじゃないですよ。でも、自分と違う性格の主人公を演じることはすごく楽しかったですね」と、はにかみながらこう続ける。「伊勢という街で真っ直ぐに育ってきた感じとか、まだ高校生なのに自分では大人だと思っている(生意気な)感じとか、演じていて楽しかった。難しかったのは限られた時間で裕一の里香への気持ちをひとつひとつ積み上げていく作業。屋上で初めて出会ってから彼女に生きていてほしいと思うまでの気持ちの持って行き方を(自然に)演じられなければ後半の物語につながらないなと思って…」。その言葉に同意するようにうなずく忽那さん。「オファーをもらって台本を読んで、いいシーンもいい台詞もたくさんある、すごくいい話だと思いました。でも、それらを活かすには壮亮くんが言うように後半に向けて自分で気持ちを積み重ねていかなければならなくて。1つも気の抜けない役だなと。“ずっと”という想いをあんなに早い時期に築き上げた2人は素敵だなと思いました」。そんな2人の変わらぬ想いを演じるにあたって、「伊勢の街並みが力を貸してくれた」と池松さん。「伊勢はすごく有名な観光地だけれど、この作品に映し出されているのは有名ではない何気ない風景──たとえば冒頭に出てくる商店街は知らない町なのに懐かしい感じがするんです。気をつけたのはそこに自分が立ったときに違和感があってはいけないなと。それは常に意識していました」。また、原作ファンが足を運ぶ聖地とも言える虎尾山がモデルとなった砲台山のシーンも感動的だ。裕一が里香をおぶって山を登る撮影について「壮亮くんは大変だったと思います」と申し訳なさそうにつぶやく忽那さんに「いや、軽かったですよ。逆に軽すぎてしんどいフリをするのが大変だったくらい」と、優しくフォロー。自分と裕一は似ていないというけれど、この優しさあってこそ演じられた裕一のはず。そして、2人の会話によく出てきたのは「監督との話し合いが楽しかった」という感想。特に忽那さんは「こんなに監督とコミュニケーションをとったことはなかった。テスト撮影であっても芝居が終わるごとに駆けつけて、1回1回詳しく説明してくれるんです」と、監督のアドバイスが安心感、信頼感につながったと語る。ちなみに一番印象に残っているのは砲台山を登るシーンと病院の屋上で『銀河鉄道の夜』の一節を語り合う場面。どちらも涙を誘うシーンだ。もちろん、2人とも完成した映画を観て泣いてしまったと言う。特に池松さんは「映画会社の試写室で観たんですけど、観に来た方がどんな反応をするかが見たかったのに、その前に自分が号泣してしまって(苦笑)。鼻をすすって泣いている人たちの姿を見たら、自分たちの演技がちゃんと届いているんだと実感できてまた泣けてきちゃったんですよね」と感動を伝える。観客は裕一と里香を通じてかつて高校生だった頃の自分に思いを馳せ、またはいまの自分自身と重ね合わせ、きっと涙することだろう。(text:Rie Shintani)特集:年下のカレ■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに
2010年04月01日累計発行部数1,500万部を超える人気漫画を原作に、若手人気俳優陣をキャストに迎えて製作された映画『BECK ベック』の製作報告会見が3月30日(火)に東京・渋谷のSHIBUYA-AXで行われ、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、忽那汐里、中村蒼、向井理という主要キャスト陣と堤幸彦監督が出席。あわせて、本作のW主題歌としてレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Around The World」とオアシスの「Don’t Look Back in Anger」が起用されることも発表された。一般客も招待して行われたこの日の会見。水嶋さんらが姿を現すと、会場は悲鳴のような歓声に包まれた。最初に挨拶に立った、天才ギタリスト・竜介役の水嶋さんは「このお話をいただいたとき、光栄に思うと共にプレッシャーもありましたが、一丸となって役を全うしました」と真摯に語った。天性の声を持つボーカルのコユキを演じた佐藤さんは「ここにこうやって立って、みんなと久々に会って、いよいよという気持ちでワクワクしています。みんなで一緒に努力し、青春しながら作ったこの映画を早く観てもらいたい」と笑顔を見せた。ラッパーの千葉役の桐谷さんは役柄そのままに「全力を注いで、全神経集中し爆発させてます!すごい化学反応起きてる映画になってます」と熱い言葉を発した。ドラムのサクに扮した中村さんは「音楽がすごくかっこよくて、ライヴシーンは自然に盛り上がれました。音楽に乗せて、たくさんのメッセージが伝われば」と呼びかけた。司会者から「最年長者としてバンドを支えるベーシスト・平」と役柄を紹介された向井さんは「実際の最年長は桐谷くんなんですが、キャラ的にやんちゃなところが多くて、僕がいろいろ任されることもありました(笑)」と明かし、横目で桐谷さんをチラリ。そして「音楽や青春ってベタかもしれないけど、それを堂々と一生懸命、熱くやることがかっこいいことだと、僕らも改めて気づかされました」とクールな口調で熱い思いを語ってくれた。楽器やボーカルの練習に話が及ぶと、水嶋さんが「がんばって話します。でも、カジュアルめに…ってどっちだよ!」と謎の一人ボケツッコミと共に「天才ギタリストの名を背負うプレッシャーはありました。睡眠時間を削ってでも練習しないと、役に説得力を欠いてしまうので」と苦労を明かした。ほかのメンバーもそれぞれ「血のにじむような努力」(堤監督)を行っていたようだが、一方で「ギターの楽しさにすぐに気づけたので楽しめた」(佐藤さん)、「常に楽しんでいて、本気と遊びの繰り返しだった」(桐谷さん)という声も。また、「なるべくドラムスティックを触っていた」という中村さんは「撮影中に、スティックが折れた」と明かし、「それだけがんばっていたということなので、お願いします!」と自ら報道陣にエピソードを売り込み、桐谷さんらから突っ込まれる一幕も。さらに、堤監督が、ひとりひとりに「完璧でした!」と合いの手を入れ、報道陣と観客の笑いを誘った。最後に締めの挨拶のためにマイクを握った水嶋さんは、撮影に臨んだキャスト・スタッフの姿勢について「原作のハロルド作石先生へのリスペクトを常に掲げ、原作ファンの顔を思い浮かべながらワンシーン、ワンシーン取り組んできました」と語った。さらに報道陣に向けて「僕らが、全身全霊を傾けて取り組んだこの作品をぜひ伝えてください。もし上司の方が『(この会見記事にスペースを)そんなに使わなくても』と言っても、夢をあきらめちゃいけないんですよ(笑)!熱い思いがあれば上司の気持ちも傾けさせることができます」と口説きモードで宣伝を懇願。会場を爆笑に包み込んだ。『BECK』は9月4日(土)より全国にて公開。■関連作品:BECKベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:【文豪を演る】インタビューvol.1 向井理 as 太宰治 「素の自分?秘密です(笑)」向井理、成宮寛貴らが文豪に変身?ドラマ「Bungo」主題歌はいきものがかりに決定水嶋ヒロ&佐藤健がギターをかき鳴らし向井理は半裸金髪でベース!『BECK』最新映像三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『BECK』水嶋ヒロ、佐藤健らによる音楽フェスのライヴシーン観客役を大募集!
2010年03月30日演劇ユニット“TEAM NACS”の活動を拠点に映画、ドラマ、バラエティと活躍の場を広げ、人並み外れた人気を誇る大泉洋。多彩な役をこなす演技派であることは周知の事実だが、コメディを演じられる役者ゆえコミカルさが目立ってしまうのが玉に瑕。そんな大泉洋の違う一面を人々の記憶に刻みたいと気鋭の若手監督として注目を浴びる深川栄洋が名乗りを上げた。彼の最新作『半分の月がのぼる空』で新たな魅力を開花させた大泉洋、そして大泉洋を唸らせた深川栄洋監督の素晴らしき演出とは──。「TVやスクリーンから見えてくる大泉さんはいつも“面白い人”。でも、面白いだけじゃないだろうなと思っていて(笑)。彼の面白さ以外の扉を開けてみたかったんです。年を重ねるほどに男性の魅力が出てくる人だと思ったので、その年輪の最初の部分に触れてみたかった」という深川監督の言葉に「怖いもの見たさですか?」と苦笑する大泉さんだが、新しい扉を開いてもらったことは役者としてこの上ない喜びだったはず。しかもこれまでにはない純愛映画のオファーに彼の胸は高鳴った。「マネージャーが『ついに純愛映画のオファーが来ました!』とずいぶん仰々しく言うので、ついに来たか!と楽しみに台本を読んだんです。そうしたら純愛をしていたのは若い2人だった(笑)。物語自体はすごく面白いと思いました。若い2人の純愛だけでなく、映画らしいトリックが仕掛けられているのもいいなと」。これまでにドラマ「救命病棟24時」で看護師役を経験済みの大泉さんだが、本作『半分の月がのぼる空』で演じる夏目先生は、医者でありながらも妻を救えなかった悲しい過去を背負う役どころ。今年37歳を迎える彼にとって「そういう重みのある役を演じる年齢になってきたのかな」と、やり甲斐があったと話す。一番気にかけたのは妻を亡くした男が歩んできた6年の歳月をどう表現するのかだった。「奥さんを亡くしてしまっているけれど子供を育てていかなければならない。悲しんでばかりはいられないんですよ。妻への想いをどのくらい引きずればいいのか、そのさじ加減が難しかったですね」。手助けとなったのは監督との綿密な話し合いだった。「監督は僕よりも若いのに、一体どんな経験をしてきたんだろう…ってこっちが心配するくらい、細やかな演出をなさる監督でした」。その言葉からも深川監督がいかに丁寧な演出をする監督であるのか容易に想像がつく。そして「どのくらい引きずればいいのか」という問いに監督はこう答える。「妻の死を引きずってないと思いながら生きているのか、ただ単に触れられたくないだけなのか、もしも触れられたらどういう反応をするのか──ということを逐一話しながら夏目先生像を創っていきました」。さらに、過去を引きずっている夏目先生の気持ちを「分かる」と大泉さん。実は結構引きずってしまうタイプなのだとか。「次から次へといろんなものを引きずっている、重たくて仕方ない人間なんです。例えば、僕、ゴルフが好きなんですけど、ミスショットをすると延々と引きずります(笑)」。こういう“笑い”の差し込み方はなんとも大泉さんらしい。また、原作の舞台であり原作者の故郷でもある三重県の伊勢という情緒ある街並みがもうひとつの主役であると大泉さん。「伊勢の街、ほんわかしていて僕は好きですね。何がすごいって伊勢神宮のある街ということ自体がすごい。地元の人たちは伊勢神宮に尊敬の念を持っているんです。神様よりも高い建物は建てないとか神様が寝た後は騒がないとかね。実際、飲食店は21時には閉まっていました。料理はどの料理も美味しかったけれど、伊勢うどんの名店には3回も行ったなぁ(笑)」。すっかり伊勢の魅力にはまったようだ。そんな温かで素朴な伊勢の街だからこそ、主人公の2人の若者の純愛はより愛おしく、過去を引きずる夏目先生の純愛はより切なく感じられるのかもしれない。大泉さん自身も完成した映画を観て「気がつくと涙がポロッと落ちていた」と、涙なしでは観られないラブストーリーだと太鼓判を押す。その純愛を堪能してもらうために「できるだけ何も考えずに映画館に足を運んでほしい」と言葉に力を込める深川監督。「1時間20分ぐらいのところでこの映画がどういう映画かというのが分かる瞬間が訪れます。その瞬間にみなさんがどういう反応をするのか、それを楽しみに作りました」。その“瞬間”をぜひ劇場で味わってほしい。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!
2010年03月26日140万部を突破したベストセラーを映画化した『半分の月がのぼる空』の中に登場する、忽那汐里が演じるヒロイン・里香の花嫁姿を捉えた画像が解禁となった。池松壮亮演じる裕一と忽那さん扮する里香の初々しく、真っ直ぐな愛と、大泉洋演じる医師の夏目の妻を喪った悲しみが交錯し、やがて思いもよらない結末へと繋がっていく本作。今回解禁となった里香の花嫁姿のシーンは、映画の中でもキーとなる重要な場面。この撮影に臨んだ当時、忽那さんはちょうど日本の法律上、結婚が認められる16歳だった。白無垢での撮影をふり返り、忽那さんは「こんなに早く、花嫁姿を経験するとは考えもしなかったです。想像以上に重かったですが、憧れの和装を着ることができて、とても幸せでした。少し、現実味がなかったですが、自分の幼さを抑えて、しっかりとした自覚のある女性に見えるように心がけました」と語る。さらに「(このシーンは)裕一と里香の真っ直ぐな恋愛と、夏目が最愛の妻を失い、人を愛したことを後悔しながら生きる切ない思いが向かい合う大切なシーンです。私も完成した映画を観たとき、この場面でじ〜んときて号泣しちゃいました。これからご覧になるみなさんには、ぜひ楽しみにしていてほしいですね」とこの場面への強い思い入れも明かしてくれた。ポッキーのCMなどで見せている元気でキュートなイメージとはまたひと味違う、しっとりとした大人の女の色香を感じさせるこのシーンを含め、作品を通じて忽那さんが見せる様々な表情にぜひ注目!『半分の月がのぼる空』は4月3日(月)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」
2010年03月19日映画『半分の月がのぼる空』の試写会が3月1日(月)に開催され、池松壮亮、忽那汐里、大泉洋に、原作者の橋本紡、深川栄洋監督が舞台挨拶で顔を揃えたが、話題はもっぱらバンクーバーオリンピックの観戦のために現地を訪れ、期せずして“世界デビュー”を果たした大泉さんに集中し…。三重県の伊勢を舞台に、若い恋人たちの純愛を描き、撮影も伊勢で行われた本作。池松さんは少し緊張した面持ちで、作品に込めた思いを語ったが、横から大泉さんが何かとイチャモンをつけるという展開に。池松さんが考え込んだり、少し言い淀んだりすると「お前、そうやって“かわいい”アピールしようとしてるだろ?」と容赦ない言葉を浴びせていたが、ここから池松さんが反撃開始!本作のプロモーションで先日、忽那さんらと共に伊勢を再訪したことに言及し、「この映画のためにみんなで一緒に回れるかと思ったら大泉さんがいなくて…。『やっぱり大河ドラマとか忙しいのかな?』と思ってTVを見たらバンクーバーにいた(笑)」と語ると場内も大泉さん自身も大爆笑。レギュラー出演している地元・北海道のバラエティ番組のロケでバンクーバーを訪れ、顔を真っ白にペインティングし、“必勝”のハチマキを締めた姿がアメリカ版のYahoo!を始め、世界中に配信された大泉さん。映画そっちのけでバンクーバーに赴いた先輩俳優に池松さんも忽那さんも「ショックです…」とポツリ。舞台挨拶後の囲み取材の場でもこの件について突っ込まれた大泉さんは「何?俺が謝ればいいの?このたびは申し訳ございませんでした。この場を借りて謝罪いたします」と逆ギレ気味に謝罪していた。そんな大泉さんだが、本作ではイメージを一新するようなシリアスな役柄を演じており「今回は真面目にやってます…いや、いつも真面目です!今回はシリアスなんです。だから、『あいつ、つまんねー』とか思わないでほしい」と語った。が…シリアスを強調すればするほど、会場は笑いに包まれるという流れに。この展開に腹に据えかねたのか、大泉さんは「大体、今日は天パ(天然パーマ)率が高すぎる!」と池松さんと監督をにらみ、「監督はこないだのゆうばり(ファンタスティック国際映画祭)のときは普通だったじゃないですか!」とお株を奪われたことに怒りを露わにした。明るい茶髪にパーマの深川監督は、苦笑を浮かべつつ「美容師さんが『大河ドラマの主役の人(福山雅治)みたいな感じにします』と言ってくれたのでやってもらったんですが、顔が違うので、大泉さんになってしまいました…」と残念そうに語り、大泉さん、池松さんと共に“パーマ3兄弟”の結成を宣言!再び会場は笑いの渦に包まれた。この日は、キャスト3人がそれぞれ事前に願いを書き込んだ、伊勢神宮で正月にしか配られないという貴重な絵馬が登場。池松さんは映画のヒットと、大学受験を控える忽那さんのために合格を祈願。大泉さんは“世界平和”に映画のヒット、そして3つ目に“幸せな家庭が築けますように”と小さく書き込まれた絵馬を披露。そして、忽那さんの絵馬には“大学合格”という願いが書き込まれていたが、これに大泉さんがすかさず「個人的なことだけで、映画のこと全く書いてないの?」とツッコミを入れ、忽那さんが謝罪する、という一幕も。最後の最後まで楽しませてくれた大泉さんだが、よほど“シリアスな役柄”への思いが強かったのか「だから僕は今日、来たくなかったんです!来たら笑いをとってしまうので…」と忸怩たる表情を見せていた。『半分の月がのぼる空』は3月27日(土)からの伊勢・進富座での先行上映ののち、4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年03月02日はるか昔、江戸時代の頃から“お伊勢参り”のために多くの人々が訪れてきた三重県・伊勢。近年では女性に人気の“パワースポット”として女性誌などでも取り上げられている同地だが、それとは別にある物語の“聖地”として脚光を浴び、若い世代を中心に彼の地を訪れる人が絶えない。その物語とは橋本紡のベストセラー「半分の月がのぼる空」(アスキー・メディアワークス電撃文庫刊)。累計140万部を突破し、いまなお重版がかかるこの恋愛小説を池松壮亮×忽那汐里というフレッシュなコンビで映画化した『半分の月がのぼる空』の撮影もまた、全編にわたって伊勢で行われたが、このたび本作のロケ地スタンプラリーが実施されることが決定!池松さん、忽那さんの2人からメッセージも到着した。池松さん扮する高校生の裕一と忽那さん演じる心臓病を患った少女・里香の淡い恋を描いた本作。原作者の橋本さんの出身地であり、物語の舞台でもある伊勢市の全面的なバックアップを受けて撮影が行われ、小説の世界観そのままの美しい情景がフィルムに焼き付けられている。このたび実施されることになったスタンプラリーキャンペーンは伊勢市内のロケ地スポットを巡り、携帯電話の位置情報を送信することでスタンプを取得。新たなスタンプを手に入れるごとに本キャンペーン限定の待受画像がダウンロードできる。また、スタンプを全て取得した人の中から抽選で合計10名に池松さんと忽那さんのサイン入りプレスシート(非売品)がプレゼントされる。さらに、現地に行かずとも携帯電話のキャンペーンサイトを訪問するだけで、もれなくアニメの待受画面を手に入れることができる。池松さんは「この映画は伊勢と共に作り上げた作品です。観光地として誰もが知る伊勢という街の側面の何気ない風景、古くから残る商店街、雰囲気ある病院、時間の流れがゆっくりに感じられるどこか懐かしい街並み、そこで育ちそこで暮らすあたたかい人々…。いままであまり知られてこなかった伊勢の風景がこの映画には沢山詰まっています。伊勢神宮や夫婦岩等、名スポットとしての伊勢はもちろん、一つの街としての伊勢の風も感じていただければと思います。オススメ場所は街そのものです!!いまから2年前、山形が『おくりびと』という映画を生みました。そして今年、伊勢から『半分の月がのぼる空』という映画が誕生しました。ぜひ一度伊勢を訪れてみて下さい。そしてこの街の美しさをスクリーンでご覧ください」とコメント。忽那さんも「伊勢の現場は、いつも自然に囲まれていて、撮影中も癒しの元でした。夫婦岩での撮影が印象深かったです。とても素敵な場所でした。ぜひ大切な人と一緒に行ってみて下さい。この間、ずっと行きたかった伊勢神宮に初めて行きました。大きい鳥居、宇治橋、なんだか、大きなパワーに包まれた感じがしました」と伊勢の魅力を熱く語ってくれた。こちらのキャンペーンは先日よりスタートし6月30日(水)まで実施される。映画を観る前に訪れるもよし、鑑賞後に裕一&里香になった気分で巡るもよし。携帯を片手に聖地巡礼してみては?『半分の月がのぼる空』は4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。「半分の月がのぼる空」ロケ地を巡るスタンプラリーキャンペーン実施期間:2月22日(月)〜6月30日(水)対応端末: NTTドコモ(FOMAシリーズ機種)、au(WINシリーズ機種)、SoftBank(GPS搭載の3G機種)公式サイト:■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年02月24日映画『半分の月がのぼる空』の原作小説の舞台であり、撮影が行われた三重県伊勢市を主演の池松壮亮と忽那汐里が再訪。映画が無事に完成したことへの御礼の気持ちを伝えるとともに、大ヒットを祈願するため伊勢・夫婦岩(めおといわ)にて祈祷を行い、その後、伊勢神宮・内宮を正式参拝した。本作は伊勢出身の橋本紡による140万部を突破したベストセラーを原作に、TVアニメ化、ドラマ化を経て映画化された作品。映画化に際しては伊勢周辺地域の全面的なバックアップの下、オールロケが敢行された。若手実力派として注目を浴びる池松さんに、ポッキーのCMで人気急上昇中の忽那さん、さらに大泉洋などを加え、病院で出会った若き2人のピュアなラブストーリーが綴られる。原作やこれまで映像化された「半分の月がのぼる空」ファンにとって伊勢は“聖地”であり、この地を訪れる人が絶えないとか。この日、池松さんと忽那さんが訪れた伊勢・夫婦岩は、撮影でも使われた「二見興玉(ふたみおきたま)神社」にあり、2つ並んだ岩の間から、日の出を拝むスポットとして観光名所になっており、縁結びの神様としても名高く、伊勢神宮を参拝する前にここで禊(みそぎ)を行うのが慣習とされている。ここでの祈祷後の伊勢神宮正式参拝は、一般の参拝とは異なり、神職(神に奉仕し祭儀や社務を執り行う人)が同行し、御垣内(みかきうち)に入ることを許された特別な参拝。池松さんは「この映画は伊勢に支えられて出来ました。僕たちは、伊勢の人みなさんをこの映画を一緒に作ったスタッフ、仲間のように思っています。今日、伊勢神宮に正式参拝して、いよいよこの映画を全国にお披露目できるんだなと思うと、改めて身が引き締まる思いです」と真摯な表情で語った。忽那さんも「伊勢に帰って来られて本当に嬉しいです。ずっと伊勢神宮に参拝したかったのですが、撮影中は行けなくて、今日やっと願いがかなって幸せです。伊勢神宮の正式参拝は、私にとって人生初体験!緊張しました。伊勢での思い出、この映画に全て詰まっています。私にとって忘れられない、本当に大切な作品になりました。ぜひみなさんに観てもらいたいです」と伊勢、そして作品への強い思いを明かした。『半分の月がのぼる空』は3月27日(土)からの伊勢・進富座での先行上映ののち、4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年02月15日池松壮亮×忽那汐里という注目の若手キャストを主演に迎えて贈るピュアなラブストーリー『半分の月がのぼる空』。本作の主題歌で、こちらも気鋭の新進アーティストで、二十歳を迎えたばかりの阿部真央が歌う「15の言葉」が収録されたアルバム「ポっぷ」が先日発売されるやオリコンチャートで初登場5位を記録し話題を呼んでいる。このたび、阿部さんから『半分の月がのぼる空』の感動を伝えるコメントが到着した。阿部さんは昨年1月にデビューしたばかりだが、表現力のある歌声と、ストレートでどこか切なさを感じさせる詞が共感を呼び、同世代の女性を中心に急速に支持を広げているシンガーソングライター。注目の歌姫は、映画の感動を美しい詩のような言葉でこう綴る。「本当に大切な人と永遠に一緒にいられたなら、どんなに幸せだろうと、いつも思います。しかし『ずっと』そばにはいられないからこそ、人は誰かを死ぬほど愛せたり、尊く思えたりするのかもしれないとも思います。観終わった後に、自分も短い人生の中でこれほどまでに人を愛したいなと思いました。大切な人たちに会いにいきたい、そして余すことなく愛し抜きたいと改めて感じさせてくれる、本当に素晴らしい作品です」。映画では、ごく普通の高校生の裕一と心臓病を患った里香のピュアな愛、永遠を願う気持ちが鮮やかに映し出される。このラブストーリーに心打たれた阿部さんが主題歌「15の言葉」で紡いだのは、狂おしくも切なく、そして優しい唄。映画がもたらす感動と共に、阿部さんの澄んだ強い歌声が胸に迫る!『半分の月がのぼる空』は4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年02月09日売上140万部を突破する橋本紡の人気小説を原作に、高校生の少年と病を患った少女の恋を描いた『半分の月がのぼる空』が来春公開となる。原作者の出身地である三重県伊勢市の全面バックアップのもと、オールロケが行われた本作。先日、深川栄洋監督を始め、主演の池松壮亮に忽那汐里、大泉洋が出席しての撮影現場会見が行われたが、その模様がこのたび明らかとなった。物語の舞台となるのは市内の病院。今年5月に公開された『60歳のラブレター』に続いてラブストーリーを手がける深川監督は、「いままで見えなかった伊勢の横顔やうしろ姿を舞台に映画を作っています。大人たちが必ず一回は通ってきた、人のことを好きになるとか、人のために何かをするとか、人のために前に進んでいく、ということが見られる映画です。登場人物が成長していく姿を、ぜひ映画館に足を運んで確かめていただければ、観てくださった方々に特別なものが残るのではないかと思っています」と作品を紹介。さらに、「映画の“額縁”が、中盤からいままでのものと違うものだったんだと思ってもらえるような仕掛けがあります。原作にあるいくつかの感動的なエピソードを拾い上げながら、映画ならではのアレンジで表現しています。いままで観たことがないような映画になると思います」と手応えを口にした。心臓病を患った少女・里香と恋に落ちる主人公・裕一を演じた池松さんは、「限られた時間の中で、裕一という、すごくピュアでまっすぐなキャラクターをどうやって見せていけば魅力的になるのか、本当に難しかったです」と役作りに困難を伴った様子。「原作は何度も読んで大好きですが、映画として面白くするために、裕一というキャラクターを現場で監督と新しく作り上げていきました。伊勢オールロケが出来ることもすごくありがたいと思いますし、土地柄が作品に大きく影響していると思いますので、作品を楽しみにしていてください」と充実した表情を見せた。ヒロイン・里香役の忽那さんは、今回の大抜擢に「本当に心から嬉しいなと毎日思いながら撮影しています」と笑顔でコメント。撮影に向けて不安もあったようだが、「池松さんが私にカメラが向いているときでもきちんとお芝居をして下さって、本当に心強かったです。ありがとうございます」と共演の池松さんに感謝した。里香のことを「幼い頃からずっと病気だったので、不安のピークがずっと続いてる中で、それをあまり見せなかったりするような子だけど、内心はしっかりプライドがある子」と丁寧に説明する忽那さん。「監督やスタッフの方、キャストの方に支えられながら毎日撮影をしています。この作品に関わっている全ての方と、本当にいい作品を作りたいと思っています」と意気込みを見せた。そして、重い過去を背負いながら生きる医師・夏目役でシリアスな演技を見せる大泉さんは、劇中とは裏腹に、「作品のオファーをいただいたときは、マネージャーが『やりました、大泉さん。ついに純愛映画です!』と。『ついに俺にもそういう仕事がきたか!』と思いました。純愛という言葉に非常に魅かれましてですね、胸踊りながら、台本を読んでみたところ、純愛してたのは俺じゃなかった。若い2人だったんです(笑)」とコメント。自身、シリアスな役は久しぶりのようだが、「監督の演出で夏目という人が何倍も深くなっていくんです。わからないことは監督とじっくり話し合い、台本を読んだだけではできない世界観を与えてもらえる。とても安心して任せられるというか、深川監督の世界に浸りながら演じていけるという感じです」と監督に絶大な信頼を寄せているようだ。さらに、「ご飯がおいしいのでダイエットしなきゃいけない僕には辛いです」と伊勢の生活を満喫している様子の大泉さん。「見たところ、のんびりさ加減は北海道に似てるのかな。本当にいい街ですね。勉強の毎日で楽しい撮影を行っています」と笑顔を見せた。『半分の月がのぼる空』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年春、全国公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2009年09月02日ネット社会にはびこる裏サイトの罠にはまった女子高生を助けるべく、勝手に正義に目覚めたしがない男3人が巻き起こす奮闘劇を笑い満載に描いた『守護天使』。『キサラギ』の佐藤祐市監督の下、お笑い芸人・カンニング竹山がキレキャラを封印して映画初主演に挑んだ本作が6月20日(土)に公開初日を迎えた。上映後には監督と竹山さんはじめ、共演の佐々木蔵之介、與真司郎(AAA)、忽那汐里が揃い、満員御礼の中、舞台挨拶を行った。公開に先駆けて、南は沖縄で海のゴミ拾い、北は札幌で一日警備員など、映画に因んだ“勝手にお助けキャンペーン”を全国で大々的に行ってきた竹山さん。満員の客席を前に、「いろいろやってきましたが、全て初日を迎えるための序章だと思ってがんばってきました。お笑い芸人なので泣きませんが、泣きたいくらいの感動です」と感嘆の表情を見せた。そんな竹山さんと劇中、息のあった掛け合いを見せるのがチンピラ役の佐々木さん。「竹山さんを俳優だと感じたことはないです(笑)。ただ、最後のシーンの竹山さんはすごく格好良いです!竹山さんが役に一所懸命に取り組んでいる姿が、役の須賀と重なってすごく良かったです」と称賛した。また、佐藤監督も「竹山さんが主演で驚く人もいると思うけど」と前置き、「現場で無駄な会話がたくさんあったおかげで、役者間の遠慮がなくなってすごくいい現場になっていった。そういう魅力が竹山さんにはあると思う。竹山さんががんばっている姿がすごく愛おしく、可愛く思えました」と現場での竹山さんの人柄に触れた。一方、本作が映画初出演となった與さんは「すごい役者さんばかりだったので、緊張しすぎて現場に行くのが怖かったくらいです。でも映画が好きなので、出演できてすごく嬉しかったです」と初々しいコメント。同じく初出演のヒロイン、忽那さんも撮影をふり返り「いい思い出といい作品に出会えて良かったです。最後のシーンは3、4日かけて撮影したのですが、そのとき竹山さんはふんどし、日村(勇紀・バナナマン)さんがブリーフという格好で、最初は目のやり場に困りましたが、徐々に慣れました(笑)」と苦笑気味に思い出を語った。さらに、今回男性陣は“守護天使”ということで天使の羽を付けて登場。佐々木さんの「飛べたら良いな」という発言に観客から「かわいい!」という声があがると、「俺が一番似合ってるんだよ!」と竹山さんがキレる一幕もあり、会場は笑いに包まれた。最後に「僕の目指すのは“笑ってても泣ける”、“泣いてても笑える”作品。今回はそのような映画が出来たと思います!」と監督の自信のコメント。竹山さんは「1年前くらいから今日のような満席を見れるようにがんばってきました。みなさん楽しそうな顔をしているので、映画をやってきて本当に良かったと思う!映画というものがすごく好きになったのは、みなさんのおかげです」と深い感謝の言葉で渾身の一作を送り出した。『守護天使』は渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:守護天使 2009年6月20日より渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2009映画「守護天使」製作委員会■関連記事:キレを封印して映画主演に初挑戦カンニング竹山「この映画で人生観が変わった」カンニング竹山が恋する天使に!?『キサラギ』監督最新作で映画初主演
2009年06月23日