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「男性は女性に食事代を払うのがあたりまえ?」思い込みが作る恋愛の失敗パターン女性たちからよく耳にする悩みの一つに「なかなか魅力的な男性に出会えない」という声があります。ですが、ふと立ち止まって考えてみると、果たしてそんなに魅力のない男性しか身の回りにいないのでしょうか?じつはそれは思い込みで、素敵な男性を見逃しているだけの可能性もありますよ。[nextpage]「普通」の基準が縛りになっていませんか?まず考えてみてほしいのが「彼は普通なら〜」というあなた自身が設定した「普通の基準」です。「普通は食事代を相手に払わせる」「普通はデートのお店は彼が予約してくれる」「普通はデートの前日までに待ち合わせの場所と時間を連絡してくる」など、果たしてこれらは本当に必要な「普通」の行動なのでしょうか。「お店を予約することは彼の細やかな気遣いの表れである」などという情報が流れてくる中で「世間の普通」が自分の評価基準になることは避けられません。ですが、その結果「普通は〜」のルールに陥って、彼が実際にどれだけ素敵な人物なのかを見極めることができなくなってはいませんか。「世間の普通」に囚われすぎず、彼の真の誠実さや優しさに焦点を当てることをオススメします。[nextpage]人にラベルを貼る際の注意点続いて課題になりうるのは、まさに人間の本能が関与する部分で「彼はこういう人だから恋愛対象外」と、すぐに相手をカテゴライズしてしまう傾向です。彼の見た目で「自分のタイプじゃない」と思うかもしれません。ですが、初デートで彼が無神経な発言を連発したとしても、それは彼が女性に慣れていないだけや、悪気はなく言葉に繊細さが欠けていただけかもしれません。一度の出会いだけで彼を判断するのではなく、何度かの交流を経て彼がどういう人なのかを見極めることも大事なのです。今回お伝えした見方や思い込みが強い人ほど、成功する恋愛も難しくなりがちです。もしあなたが素敵な男性に出会いたければ、これまでの思い込みを捨て去ることから始めてみませんか。(愛カツ編集部)
2024年05月07日皆さんは。ご近所トラブルに巻き込まれたことはありますか?今回は「思い込みで看板まで設置する隣人」を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言思い込みで看板まで設置する隣人主人公は丘の上の一軒家に夫と2人で暮らしています。ある日、すぐ下の隣の家にとある家族が引っ越してきました。1ヶ月ほど経ったある日、奥さんが突然家にやってきて、毎日覗くのをやめてくださいと言い出します。その後、奥さんは主人公家族についてあらぬ噂話を言いふらし、警察騒動まで起こす始末…。困った主人公は夫に相談して、隣人の家が見下ろせないようにするために庭に生垣を作ることにします。しかし業者に来てもらった日にも、奥さんの被害妄想が炸裂して作業ができませんでした。その後、窓から下の家の方を見てみると…。隣人が設置した大きな看板出典:モナ・リザの戯言大きな看板が設置されているのを目にしました。主人公が翌日以降に弁護士に相談しようと決めた、その日の夜。大型の台風が通過して、掲げられた看板が隣人の家の窓に突き刺さっていました。旦那さんにこっぴどく叱られた奥さんは、その家から出ていき、旦那さんの実家で同居することが決定。旦那さんは本当に家を売り払い、その家族は引っ越していったのでした。偶然ではあるものの、隣人を成敗逆恨みからあらゆる手を尽くして、主人公家族に嫌がらせをしてきた隣人。台風が通過したことで隣人の悪事が明るみになり、無事トラブルから開放された主人公のエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年10月16日子育ての思い込みからの解放─ 前回は手作り信仰から解放された自分の体験を描いたのですが、そういえば夫はどうなんだろう?■夫の無意識の思い込みとは私は何でもすぐ思い込むタイプだから色々あるけど、夫からはあまりそういう話聞かないな…と思い立ち、いい機会なので夫に聞いてみました。夫は自分が男で子ども達が二人とも女の子ということで、遊び方について思い込んでいたことがあるそうです。女の子といえばお人形遊びやごっこ遊びでキャッキャウフフ……もちろん体を動かす外遊びも好きだろうけど、主軸はこうふわふわした感じなんじゃないかな~?…と想像していたらしく、それに伴いちょっとだけ心配もあったそうです。夫の趣味はキャンプやプラモなど、前述の「ふわふわした女の子の遊び」とは交わらないジャンルばかりなので、一緒に趣味を楽しむことは出来ないのかも…と思っていたとのこと。ほんの少し淋しさを感じていた様子でした。そしてひなもひよりもすくすく成長した今、二人の遊ぶ姿は……■パパとの遊びを大いに満喫する二人ゲームもプラモもラジコンもアウトドアも全部大好き!!夫がやっている横でじっと覗き込んでいる時もあれば、一緒にやって盛り上がっている時もあるし、とにかく立派に「共通の趣味」になっています。と同時に、二人ともお人形やらビーズ集めやらの遊びももちろん大好きなので、そっちは私が一緒に楽しませてもらっています。夫がそんな風に思い込んでいたなんて知らなかったので、共通の趣味になってよかったね…としみじみ微笑ましい気分になりました。よかったね、夫!!
2023年07月21日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。息子も小学2年生になり、自分でできることが増え、ずいぶん楽になりました。過去を思い返してみると、息子が生まれる前から、私は子育てについての思い込みがたくさんあったように思います。ということで今回は、子育ての思い込みから解放されたことについて書いていきますね。息子を妊娠したときのことです。私には理想の育児がありました。■子どもが生まれて産後うつに子どもには優しく穏やかな気持ちで接し、楽しく育児をしていこうと決めていました。子どもを産み、育てるなんて並大抵のことではありません。子どもを育てることに責任も感じていました。失敗することは許されない、と自分にプレッシャーをかけていました。不安になることもありましたが、前向きに考えることは得意だったので、きっと何とかなる、と根拠のない自信がありました。しかし、現実はそんなに甘いものではありません。妊娠中も、精神的に不安定になることは多々ありました。しかし、子どもが生まれ、一層不安定になってしまったのです。完全に、産後うつだったと思います。不安なことがあると、夜な夜なネットで検索ばかりしていました。息子が夜中にたびたび起きるので、ただでさえ睡眠時間が減っていたのに、さらに睡眠時間は減りました。息子と2人で家で過ごしている間は気が張っていて、何とか過ごしていましたが、週末、家族が全員休みの日がくると、絶望的な気持ちになりました。 ■育児に失敗も完璧もないそんなことを思っては、ひとりで泣いていました。何度も出て行こうと思いましたが、それを思いとどまったのはやはり息子と離れたくなかったからです。母親の資格がないと思いながら、息子の母親でいたいと強く思いました。罪悪感でいっぱいになりながらも、明日からは、優しく穏やかな気持ちで笑顔で過ごそうと誓う…その繰り返しでした。私の精神状態などお構いなしに、息子はどんどん成長していきました。だんだん手がかからなくなり、楽になっていき、私の気持ちは時間が解決してくれました。私は、親が子どもを育てるものだと思っていました。ですが、実際には私や夫だけで育てることなんて、とてもできませんでした。家族だけでなく、今まで出会ったすべての人から、息子はたくさんの影響を受けて育ってきました。親には子どもを育てていく責任があり、完璧に育てなければいけない、失敗は許されない、そう思い込んでいましたが、そもそも子育てに、完璧も、失敗なんてものもなかったのです。親ですら、完璧ではないのに、完璧な人間など存在しないのに、完璧を求めること自体が間違っていたのです。子育てに”失敗”も”成功”もありません。そんなことを考えるのは、子どもに対して失礼なことです。失敗と思うのも、成功と思うのも、個人の価値観の問題であって、どちらが正しいなんてありません。時にはイライラしてしまったり、怒ってしまうこともあるけれど、愛情を持って育てていれば、子どもは勝手に大きくなっていきます。私は成長していく息子を見て、思い込みから解放されました。これからも、息子は出会っていく人たちから、たくさんの影響を受けて育っていくでしょう。息子がこれからの人生で何を感じ、何を選択していくのか、それが楽しみで仕方がありません。
2023年06月27日「『私はもう年だから……』という“思い込み”はとても多いんです。いまは“人生100年時代”なのに、“人生70年時代”だったころの思い込みで、50歳くらいになると『そろそろ終活しなくちゃ』なんて言い始める人もいます。『そちらの“終活”じゃなくて、就職活動の“就活”のほうが大事よ、50代は』なんて言っているんですけどね」ベストセラー『女性の品格』で知られる昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子さん(76)。出版したばかりの著書『思い込みにとらわれない生き方』(ポプラ社)では、さまざまな“無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)”について取り上げている。坂東さんが“無意識の思い込み”について考えるきっかけは、’21年2月に批判が殺到した、森喜朗元首相(85)の“女性は話が長い”という趣旨の発言だった。「森さんのように『女性だから……』という方は少なくありませんが、“男性だけでなく女性自身も、無意識の思い込みにとらわれているのではないか”と考えるようになったのです」『女性自身』の読者世代が陥りがちな“思い込み”をこう話す。「共通してあるのが、『女性だから』『年だから』という思い込み。過去の経験やひと昔前の価値観から“こうに違いない”と思い込んで、自分の可能性を狭めている方は多いのではないでしょうか」■「親の面倒を見なければ」介護にも“思い込み”がたとえば多くの人が悩む介護の問題にも“無意識の思い込み”は潜んでいる。「親の面倒は自分が見なければいけない」「他人に介護してもらうのは親不孝だ」。そんなふうに思い込んでいる人はまだまだ少なくないかもしれないが……。「保育園だって、私が子育てをしていた時代は“お母さんが働いて好きな仕事をしたいからって子どもを保育園に預けるのはかわいそう”という考え方の人が多かった。でも、今の世代の人たちには“プロに任せてもいいんだ”というのが共通理解になってきています。これと一緒で介護施設に行く親が今後もっと増えてくると、“プロの手を借りてもいいんだ”という認識に変わっていくはずです」“思い込み”を捨て去ることで、人生100年時代を豊かに生きることができると坂東さんは説く。そこで、思い込みをなくし、人生を輝かせる具体的な方法を聞いた。【1】「~べき」から自分を解き放つ「自分で納得していればいいんですが、“母親だから”“嫁だから”など、この立場だからこうすべきという思い込みはあるものです。私の友人の50代くらいの人でも、『親の介護をやらなければいけないから責任のある仕事には就かない』と言ってる人がいたんですが、本当にもったいない話。一方で、別の友人である大会社の役員になった人はすごく忙しくて、母親を家で介護できなくなって施設に入ってもらったんです。それで施設に顔を出すのは週1回でも、1日2回は必ず電話をかけるそう。通勤途中に『朝何食べた?』とか、その程度のことでも『私のことをちゃんと考えてくれてる』とお母さんにとっては心の支えになっているようなんです。“こうすべき、ああすべき”ではなくて、“この中で自分は何ができるのかしら”と考えると自由度が上がるんじゃないでしょうか」【2】SNSだけでなく、書店や図書館へ「SNSが恐ろしいのは、“あなた好みの情報をお届けします”と、同じような情報ばかりが目に入ってきてしまうこと。そうすると、どんどん深い狭い世界に入っていってしまう。とてもきちんとされている方が、ネット上の陰謀論を信じ込んでいるということも実際に私の周りであった話です。ひとつの情報源に頼るのでなく別の情報の動きも意識する。新聞で見出しだけでも見る、いつもと違う人から話を聞く、別の分野の本を読む……。そういうことが視野を広げることになると思います。本を読むにしても、好きなジャンルばかり読んでしまいがちですが、図書館で好きな分野でなくても知らない本を選んでみるとよいですね。そういう本は“面白くてたまらない”ということは少ないかもしれないけれど、世界を広げる読書になります」【3】若い人に教えてもらう「たとえば私はパソコンはあまり得意ではなくて、あきらめそうになることが多いんです。でも『いやいや』と思い直して、若い人にやり方を聞くようにしています。『お願い、やって』と頼んでしまったほうが楽かもしれませんが、これからの時代を生きていくうえでは自分でやれるのはとても重要ですからね。若い人にものを聞くのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、知らないことはあって当然。教えてもらえばいいんです。若い人は説教されるのは嫌がりますけれど(笑)、教えを請われるのは嫌がらないものです」【4】親友よりも、新しい友達を「“親友がいないのは不幸せ”。これも一種の思い込みでしょう。そもそも親友に出会えるかどうかは運。運よく親友に出会えた人でも、少数の親友にしがみついていると境遇が変わったりして会えなくなる場合があると、ショックは大きくなります。しがみつくと相手にとって負担になることもあります。だから親友とはいわずに知り合い、私のことを知ってくれている人がいれば十分。好意のある知り合いを数多く持っているというのはとても幸せなことなんです。仕事や習い事など、新しい場に行けば新しい出会いがあるはずですから、そこで“新しい友達”をつくってみてはどうでしょう。そんなとき“自分の考え方や価値観がぴったり合う人”はそんなに多いものではありませんから、『同じように感じてくれない人は友達にはなれない』と切り捨てるのではなく、『へ~そうなんだ』と違ってるから面白いと考える心の柔らかさがあるといいと思います。知り合いが多かったり複数のコミュニティに属していれば、たとえばママ友の仲間はずれになっても、ほかのグループがあるから平気と思えるのではないでしょうか」【5】趣味がなければ、人の役に立つ「60代70代の人たちが『もう年なんだから好きなことをしてのんびり暮らしたい』って言ったりするでしょう?それも一世代前の“人生70年時代”の思い込み。まだ世の中のために役に立つことができるんじゃないか、私には何ができるんだろう、っていうふうに考えてみてはどうでしょう。人は、自己実現以上に人の役に立っているということで満足感を得られるそうなんです。『役に立った』と喜んでもらったという機会を増やしたら幸福感が高まると思います」坂東さんは、読者にこんなエールを送ってくれた。「『女性自身』の読者の世代の方たちは、本当に力があるんです。でも、挑戦する前にあきらめている。立ちすくんで足を一歩前に出さないのはもったいないですよ」
2023年02月10日2022年はあなたにとってどんな1年でしたか? そろそろ来年を迎える準備をする時期ですね。年末は自宅の大掃除をする方も多いと思いますが、ココロの中もすっきりクリーンにしておきたいものです。さて、あなたの心の中でホコリをかぶっている「ブラックな思い込み」とは何でしょうか。以下の簡単な心理テストをどうぞおためしください!Q.クリスマスに向けて活気がある商店街。あなたが歩いていると風船を配っているおじさんがいました。おじさんが「あなたにもひとつ差し上げますよ」と言って風船をくれました。さてその風船は何色でしょうか?1.緑色2.黄色3.青色4.赤色選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。1、「緑色」を選んだあなたあなたは「人を嫌ってはいけない」という思い込みがありそうです。そのため、周りの人に「イヤだな」と思うことを言われたり、されたりしても、我慢したり、無理をして相手のいいところを探そうとしているかも。「嫌ってもいい」と自分を許し、そういう人から遠ざかりましょう。2、「黄色」を選んだあなたあなたは「役に立たなくてはいけない」という思い込みがありそうです。そのため、周りに対して必要以上に気を遣ったり、何かと仕事を引き受けたりしているかも。「いるだけで大丈夫」と自分に言って、のんびり構えるようにしましょう。3、「青色」を選んだあなたあなたは「ネガティブになってはいけない」という思い込みがありそうです。そのため、悲しいことや怒りがわく出来事などがあると、気持ちを抑え込んで、モヤモヤすることがあるかも。ネガティブも感情表現のひとつなので、小出しに吐き出していくようにしましょう。4、「赤色」を選んだあなたあなたは「ワガママになってはいけない」という思い込みがありそうです。そのため、自分を優先すべきところで他人に譲ったり、自分を抑え込みすぎて、後悔することが多いかも。まずは自分を満たしてOKなので、「自分はこうしたい」と周りに伝えましょう。いかがでしたか? それぞれの人生経験から、さまざま「◯◯はダメ」という自主ルールを作ってしまいがちですが、それが自分をつらくさせているようなら、少し緩めるのもいいかもしれませんね。さて、そんなあなたにぜひ今年一年、頑張ったプレゼントをあげてほしいのですが、おすすめは何でしょう?詳しいテストをご用意していますので、こちらもご覧ください。 「2022頑張った自分にご褒美プレゼント! あなたへのおすすめは?」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2022年12月15日株式会社カンゼンは、シリーズ累計発行部数25万部を超える「こどもシリーズ」の最新刊として『こどもバイアス事典「思い込み」「決めつけ」「先入観」に気づける本』12月8日より発売いたします。『こどもバイアス事典「思い込み」「決めつけ」「先入観」に気づける本』■自分自身で正しい答えにたどり着くための出発点子どもも大人も誰もがバイアスの影響を受けて生きています。その影響からは逃れることはできませんが、自分の中にバイアスがあることを受け入れることで、うまくつきあっていくことは可能です。なぜ人は他人の誰かに対して、何かの事象に対して、思い込みや決めつけをついしてしまうのか、先入観を抱いてしまうのか。そのことを知り、考えることで、人生の選択の幅は広がっていきます。「こどもシリーズ」は、家庭内コミュニケーションを推進することを目的とし、日常生活からの事例を交えるなど、親子が会話をするきっかけとなるテーマを吟味しています。こどもをこども扱いせずに、対等に話し合える環境を大人がつくることも大切な家庭教育です。■やっかいだけど嫌いにならずにバイアスと付き合ってみよう!バイアスとは簡単にいえば、いろいろな思い込みのことです。バイアスには、みなさんの日常生活によくあるようなものもあれば、社会を揺がすような大きな影響をもつものもあります。バイアスのことを少し知っている人であれば、バイアスは悪いものだと考えるかもしれません。しかし、どんな場面でもバイアスの影響を受けずに完璧に決断できる人はいません。私たち人間は、このやっかいなバイアスと付き合いながら生きていかなければならないのです。この本を手に自分の周りの人たちや、自分自身がもっているバイアスを発見してみましょう。バイアスを知ることは、自分の生き方を見つめ直す作業でもあります。自分の生き方を見つめ直すと、自分自身が得するだけでなく、今の世界の人間社会を新しい考え方でとらえ直すことができます。また、自分の周りの人たちの行動の背後にどんなバイアスがあるかを考えることは、周りの人たちをもっと深く理解することにつながることでしょう。(本書「はじめに」より抜粋)■サンプルページ「90%の人が効果を実感」をどう思う?どう考える?なんだか難しそう・・・「バイアス」ってなんだ?「決めつけ」「思い込み」に気づくのは難しい「正常性バイアス」都合の良い情報を集める 「確証バイアス」に要注意今がよければいい!と考える「現在バイアス」深みにハマって損をする!?「サンクコスト効果」■もくじはじめにやっかいだけど嫌いにならずにバイアスと付き合ってみよう!第1章思った以上に自分はあてにならない!?外車に乗ってサングラスをかけている人はお金持ち?さまざまな人種のイメージを考えてみよう!…など第2章 どんな人でもバイアスの影響を受けている自分で見て、感じたものは「間違いない」は間違い!?「決めつけ」「思い込み」に気づくのは難かしい!…など第3章さまざまな出来事からバイアスを知ろう東日本大震災で被害を拡大させた「正常性バイアス」アイドルグループの人気は「チアリーダー効果」かも!?…など第4章知っておくと人生に役立つ10のバイアス「現状維持バイアス」を知り、挑戦できる人になろう!都合のいい情報を集める「確証バイアス」に要注意!「今がよければいい!」と考える「現在バイアス」…など第5章知っておくと人間関係で役立つ10のバイアス自分の手柄と思ってしまう「自己奉仕バイアス」「権威バイアス」のせいで肩書きにだまされやすい!?思い込み、決めつけ…… 「ステレオタイプ」に要注意!…など第6章バイアスで面倒な大人の気持ちがわかる!?ダイエットに失敗する人でわかる「認知的不協和」えらそうな人にありがちな「ダニング・クルーガー効果」…など第7章人間にとってバイアスは必要かもしれない生きるために「バイアス」は必要かもしれないバイアスを上手に使えば役に立つ!でも、バイアスがない人間は人間らしくない!…など各章ごとに用意されたコラムでは「自分の目を信用できなくなるかも!?」と題して、不思議な錯視画像、だまし絵を使って人間の視覚のあやうさを実感できる解説をしています。■監修者監修 犬飼佳吾(いぬかい・けいご)<明治学院大学経済学部准教授>1981年、長野県松本市生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD、エコール・ポリテクニーク(仏)研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、現在、明治学院大学経済学部准教授。専門は行動経済学、実験経済学、ニューロエコノミクス。大阪大学賞、第3回ヤフー株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞受賞(行動経済学会)。実験社会科学の手法を用いて人の社会性の起源に迫る研究を行なっている。『こども行動経済学なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本』(小社刊)監修。■書品概要書名:こどもバイアス事典「思い込み」「決めつけ」「先入観」に気づける本監修:犬飼佳吾著者:バウンドISBN:9784862556691定価:1,540円(本体1,400円+税)判型:A5 判ページ数:128P発売日:2022年12月8日出版社:カンゼン 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月01日何度も繰り返してきた月1回の生理。慣れっこになって、不調さえも当たり前と思っていませんか? それこそが間違った思い込み! ちゃんとした知識を身につければ、もっとラクに生理と付き合えるようになるんです。お話を伺った方:岡田有香先生日本産科婦人科学会専門医。聖路加国際病院女性総合診療部に勤務。自身のインスタグラム(@dr.yuka_okada)でも月経困難症や、不妊治療などに関する情報を発信。【痛み】痛みはガマンしないこと! クリニックで正しい治療を!生理にまつわる思い込みで大きいのは、「生理痛は仕方がない」という諦め。婦人科医の岡田有香先生によれば、多くの女性が生理による痛みを我慢してしまう傾向にあるという。「月経困難症という言葉を聞いたことがあるでしょうか。月経困難症とは、生理期間中に起こる症状のことで、特に多いのが生理痛です。もし、痛みの緩和のために、生理期間中に1回でも市販の鎮痛剤をのんでいるなら、月経困難症に該当します。痛みを仕方のないことと我慢を続けてきた方にとっては『それくらいで?』と意外に感じるかもしれませんが、『クリニックに行くほどではないかも』と躊躇してひとりで抱え込まず、まずは気軽に婦人科医に相談してみてください」クリニックで受けられる主な医学的アプローチは低用量ピルの処方。詳しくは、こちらへ。生理が起こる メカニズムをおさらい。排卵が起こると、卵子と精子が合体した受精卵を迎えるために、子宮の内側を覆う子宮内膜がふかふかと厚くなっていく。同時に、血液を子宮内に蓄える。受精卵ができなければ、必要なくなった子宮内膜が子宮壁から剥がれ落ち、血液と一緒に経血となって体外へ排出されるのが生理。痛みを放置すると子宮内膜症や不妊のリスクが上がります。子宮内膜症とは、子宮内膜や似た組織が、本来あるべき子宮の内側以外の子宮外壁や卵巣、腹膜などで増殖や出血する病気。体外に排出されず、その場所で溜まり続け、生理のたびに炎症を起こす。代表的な症状は強い生理痛。我慢しているその痛みは、病気のサインかもしれない。「子宮内膜症は、10人に1人が発症するといわれ、多いのは20~30代です。子宮内膜症にかかると、30~50%は不妊になるといわれています。早期に発見して、進行を遅らせることができれば、不妊のリスクも減りますので、年に1回は婦人科検診を受ける習慣をつけましょう」Q. 今さら聞けない! 婦人科検診って何をするの?【量】昼でも夜用ナプキンを使うほど出血量が多いのは危険信号!生理は様々な婦人科系の病気のサインを出してくれている。なかでも、見落としがちだけどチェックしたいのが、経血の量。正常値は1日20~140㎖といわれるが、量るわけにもいかず、ナプキンやタンポンに吸収されて、自分ではわかりにくい。クリニックに相談したほうがいい目安は?「昼用のナプキンが1時間もたない、昼でも夜用を使っている場合は、極端に量の多い“過多月経”。子宮筋腫や子宮腺筋症の可能性が考えられます。また、貧血も心配です。慢性貧血の場合、症状が出にくいので、年1回は血液検査を受けましょう。逆に、経血量が多いとされる2日目でも、ナプキンに経血がつく程度だと、極端に少ない“過少月経”です。子宮の病気が隠れていることもありますので、『ラクに済んでいい』と放置せず、婦人科を受診して」これを参考に! 一般的な基準値月経周期…25〜38日月経持続日数…3〜7日出血量…20〜140㎖個人差が大きいものの、一般的な月経は左の通り。自分の月経が当てはまらない場合は検査を。期間については、2日以内で終わってしまうと“過短月経”で、子宮の病気や甲状腺ホルモンの分泌異常が考えられる。8日以上続くと“過長月経”。子宮筋腫などの病気の可能性もある。1つでも当てはまったら一度クリニックへ行きましょう。昼でも夜用ナプキンを使っている1時間でナプキンが溢れてしまうショーツ型ナプキンで寝ても溢れてしまう2日目でも、ナプキンに経血がつく程度経血が多い場合の危険信号 子宮筋腫など経血が少ない場合の危険信号 アッシャーマン症候群経血量が多い場合に疑われるのは、子宮筋腫や子宮内膜症。3割の女性に子宮筋腫があり、経過観察が大切。少ない場合は、子宮内が癒着するアッシャーマン症候群の可能性も。【周期】乱れが2〜3周期続く場合は、決して放置しないこと生理がこない、あるいは周期が不安定になる生理不順。正常な周期は、上記で紹介した通り25~38日。そこからはずれると、どんな病気の可能性が?「周期が25日未満の場合を“頻発月経”といい、思春期や更年期ではない年代の方は注意が必要。黄体ホルモンの分泌が足りない黄体機能不全や早く閉経してしまう早発卵巣不全の可能性があります。39日以上開く“稀発月経”で考えられるのは、多嚢胞性卵巣症候群です。排卵が起こりにくく、不妊の可能性が高まります」生理不順の原因で非常に多いのが、精神的なストレス。「生活の変化などで生理不順になることは割にありますので、1周期は様子を見てください。2~3周期続けて、生理周期が乱れたら、クリニックへ。乱れに気づけるように、生理がくるたびに、周期をチェックしておきましょう」妊娠を意識したら 毎朝、基礎体温をチェックしよう。生理が始まると体温が下がって低温期になり、排卵すると上昇して高温期へ。高温期がずっと続くと妊娠、低温期が続けば無排卵の可能性が。「基礎体温を測ることで自分の状態をより詳しく知ることができ、診察時もとても役立ちます。目覚めてすぐ、横になったまま婦人体温計で測って」忙しい朝も、平均10秒で予測検温可能。婦人用電子体温計 MC-652LC オープン価格(オムロン ヘルスケア0120・30・6606)記録をスタートする初心者はまずはスマホで、月経周期を把握。病気の早期発見に繋がる生理周期のチェック。曖昧になりがちな記憶に頼らず、きっちり把握を。簡単なのは、アプリを使った方法。iPhoneユーザーなら、もともと入っている「ヘルスケア」でできる。Androidユーザーも、多様な生理管理アプリがあるので、ダウンロードしてみて。写真・中島慶子(商品) イラスト・二階堂ちはる 取材、文・小泉咲子
2021年12月12日ひどいゲリラ豪雨に遭遇、恐怖を感じてしまうほどの降水に襲われた初めての体験Upload By かなしろにゃんこ。ADHDと広汎性発達障害がある息子が小学校4年生のときにひどいゲリラ豪雨に見舞われたときの話です。それは突然の雨、恐怖を感じてしまうほどの降水に襲われた初めての体験でした。夏休みのある日、息子リュウ太と自転車で買い物に行ったときのことです。朝から空にはもくもくと発生した大きな雲、昼には気温が夏日を優に超えた蒸し暑い日でした。私は運動不足を解消したくて自転車を押しながら歩いていました。しかし息子は目的地に向かう途中で早く行きたくて「お母さんボクは先に行くから」と私を置いて自転車で走っていってしまいました。Upload By かなしろにゃんこ。先に行くとしか言わずにいなくなる息子。その日はいつも息子と行っているショッピングモールではなく電車に乗って別の店に買い物に行く予定だったので「今日は◯◯百貨店に行くからね」と伝えていたのですが、私の話を聞いていなかったようで…目的地と反対方面に走っていってしまいました。小さいころから「お母さんの側にいてね」と伝えても聞いていないことが多く、目を離すといなくなり、自分が興味のあるオモチャ屋に勝手に行ってしまうような子でした。息子とはぐれてしまうことはよくあることで、私が息子をオモチャ屋に迎えに行って再会するしかないのです。この日も、「やれやれ、また人の話を聞かずに自分の思い込みだけで行動しているな~。あとを追いかけて今日はそっちのお店じゃないのよ―――と教えなくちゃ」と、のん気に思って自転車を走らせようとしたとき雨がポツポツ降ってきました。Upload By かなしろにゃんこ。それは息子とはぐれたわずか1分後でした。「あらやだ雨!早く息子が走っていったあとを追いかけなくちゃ!」と自転車に乗った瞬間バケツをひっくり返したみたいな大雨が降ってきたのです。空を見てみると、わたしたち親子の上で異常な雲が発生していたのでした。雨はどんどん強くなってきて体に打ち付ける雨が肩や頭にあたって痛く、周りが真っ白になってしまいました。「これがゲリラ豪雨か!」とゾッとしました。Upload By かなしろにゃんこ。たった2メートル先なのに目の前が雨で見えず、繁華街で自分以外にも人や車の交通がある場所なのに聞こえるのはザ―――という雨の音だけ。世界に自分一人だけになった感じがしてすごく恐くなったのです。「きっとリュウ太もこの恐い思いをしているはず、早く見つけなきゃ」と思うのですが、雨のカーテンで先が見えないことから少しずつしか歩けませんでした。大量の雨が体に降ってきたことで息苦しくなり、湿度のせいで呼吸もうまくできません。雨の量が多く体が重く感じ、その重さも恐怖の一つになっていたと思います。なんでこんな日にはぐれちゃったんだろう…と後悔しました。下水から水が噴き出しているし、道路も水が押し寄せてきてうまく歩けません。Upload By かなしろにゃんこ。雨宿りできそうなマンションがあったので非常階段で休ませてもらおうと敷地に入ったら、なんとそこには息子と若いお姉さんが雨宿りをしていました。母は息子の安否を気にする中で息子はお姉さんと『しっぽり』という感じでした(笑)「リュウ太、ここに避難していたの!」すぐに再会できて本当に良かったです、お姉さんが「危険だから一緒に雨宿りしようね」と大雨の中、困っていた息子を安全な場所に誘導してくれたのでした。Upload By かなしろにゃんこ。豪雨は5分ほどで止みました。私たち親子もお姉さんも街中の人がずぶ濡れ状態でカバンの中もびっしょびしょ、携帯電話もずぶ濡れでしたがみんな無事で何よりです。たった5分の間に降った大量の雨で道路も冠水してしまいましたので、私たち親子は買い物もせず帰宅することにしました。帰宅後もゲリラ豪雨について、あのような雨のときはどこでもいいから家や店に入れさせてもらおうね、そして今回のように大人と一緒にいさせてもらうことなどを話しました。また、勝手に行き先を思い込んで先に突っ走っていかないこと、親がどこに行く予定なのか話を最後まで聞きましょう!という約束をしました。Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。息子は普段、人の話を聞いたり記憶したりすることが苦手な特性がありますが、息子も恐かったのかもしれません。このときは真面目に話を聞いてくれたのでした。この雨の経験で気がついたことがあります。周りが見えない恐怖の中でも子どもを心配してどんな思いでいるのだろうと強く心配する自分がいたことに、親になると真っ先に子どもの心配をするってこんな気持ちなんだな、としみじみと感じたのでした。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年07月19日恋愛は必ずしも、経験を重ねることで上手になったり、理想のかたちを手に入れたりするものではありません。まず、恋愛に対する思い込みが解消されないと、男性に振り回される不幸な恋を繰り返してしまいます。今回は、勘違いしやすい恋のポイントを3つご紹介します。■ 1.無意識に恋している場合もある恋をすると、気になる彼について四六時中考え込んでしまうという女性は多いでしょう。しかし、スロースタートな恋愛だと、このような「恋の病」を経験しない場合もあります。とくに意識していないけれど、なぜか気になる……。その違和感を無視せず、彼のことを気にかけ始めたら、素敵な恋愛が始まるかもしれませんよ。■ 2.燃えるような恋ばかりではないジェットコースターのように激しい「燃えるような恋」こそ、本物だと考えていませんか?恋愛は、強い刺激のあるものばかりではありません。たしかに恋愛における情熱は大切ですが、落ち着いた恋愛があるのも事実。もしも「燃えるような恋」に憧れている場合は、自分が男性ではなく「恋」に恋している状態じゃないか、見直してみるといいでしょう。■ 3.そっけない=恋心が冷めた、とは限らない「最初は頻繁に連絡をくれ、デートのお誘いも多かったし、私をいつも優先してくれたのに!」と、不満を募らせていませんか?その原因は、男性の気持ちが冷めたからとは限りません。交際が長くなってくると、2人の関係は落ち着いてきます。2人の関係にともなって、男性の気持ちが落ち着いたことを、「冷めた」と思い込むのは止めましょう。■ 映画やドラマばかりを信じないで恋愛は、教わるよりも体験して学んでいくものです。映画やドラマのロマンチックなストーリーに惑わされないで、自分にとっての素晴らしい恋を見つけてくださいね。(森野ひなた/ライター)(愛カツ編集部)●相性抜群と思ったのに…女性を勘違いさせやすい男性の行動presented by愛カツ ()
2021年06月25日2021年5月8日、お笑いタレントの山田花子さんがブログを更新。毎年5月の第2日曜日に訪れる『母の日』に関する投稿に、反響が上がりました。『母の日』前日に、息子から渡されたもの8歳と4歳の息子さんを育てる、山田さん。同日、保育園から帰った次男に「ママ、これあげる」と、ピンクの折り紙を渡されました。翌日が母の日だということもあり「手紙を書いてきてくれた」と思ったそうです。頑張って手紙を書く次男の姿を想像し、嬉しさがこみ上げたという山田さんは、その折り紙を開けてみました。すると…。広げた折り紙は、なんと白紙!何も書いていないことを疑問に思う山田さんの横で、次男は「なんで広げるの!折るの大変だったのに」と泣き出してしまったそうです。次男は上手に折れた折り紙を、大好きな母親にプレゼントしたかっただけ。山田さんは折り紙の中身を見て「そういえば、次男はまだ字が書けなかった」と思い出しました。読み書きができる小学生の長男がいるため、てっきり次男も文字が書けると思い込んでしまったのでしょう。一連の出来事に、山田さんはこんなひと言をつづっています。母の日の思い込みって、恐ろしい。山田花子オフィシャルブログーより引用投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。・母の日じゃなかったら、「折り紙ありがとう」で済んだかも!・思い込んだら突き進むのは母親あるあるです!・山田さんのために、ピンクのバッグを折ったのかな?かわいいですね。我が子の成長とともに、大人もまた、成功や失敗を子供と共有し、『親』として成長していくのかもしれません。母の日である同月9日。山田さんを含め、多くの母親にとってかけがえのない1日になっていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年05月09日トイトレに最適といわれる夏の時期、筆者は娘のトイトレに挑戦したもののうまくいかず、結局トイトレを断念しました。次は来年の夏にでも…と諦めていましたが、年末年始の連休を利用して、夫が娘のトイトレに再挑戦。真冬のトイトレなんて…と思っていたのに、娘はなんと3日でトイレでおしっこができるようになったのです。トイトレに失敗した夏昨年夏、当時1歳半だった娘のトイトレは、子どもの成長に合わせて使えるステップ式のおまるからスタート。娘は最初はイヤがっていたおまるに、機嫌よく座ってくれるようになったものの、おしっこが出るところまでは進まず。トイトレのために布パンツも履かせていましたが、進展のないまま夏が過ぎてしまい、秋になったのでトイトレを中止しました。夫が娘のトイトレに再チャレンジ!年末年始の連休に夫が突然、娘のトイトレをすると言い出しました。その時、娘は1歳10か月。筆者としては「トイトレは夏にするもので、真冬のトイトレなんてナンセンスだ」と思いましたが、夫のやる気におされて静観することに。大人のマネが好きな娘の習性を利用し、夫はおまるを使わずに、初めからトイレに補助便座をつけてトイトレをスタートしました。1回目のチャレンジ、娘は便座に座ったものの、おしっこをしませんでした。筆者は前回の経験から「今回も多分、上手くいかないだろうな」と思っていましたが、なんと、2回目のチャレンジで娘はトイレでおしっこをすることに成功。ビックリして夫にトイトレ方法を聞いてみると、自分は部屋から出て、娘をトイレにひとりきりにしたと言います。その時初めて知ったことですが、娘は自分がトイレをしているところを他人に見られたくないタイプだったようなのです。ちなみに、夫は万が一に備えて外に出ている間はドアの前で待機し、物音がしたらすぐに娘のことを確認できるようにしていました。それからはおしっこをしたり、しなかったりが続きましたが、トイトレ3日目には毎回きちんとおしっこができるようになりました。1か月経った頃には自分でトイレに行きたいと言える回数も増えてきました。とはいえ、まだまだオムツにおしっこをしてしまうことも多く、ウンチはトイレで成功した試しがありません。本格的なオムツはずしはまだ先になりそうですが、かなり進歩したと感じています。トイレの後に手を洗う習慣もつきました。踏み台に乗って、自分でゴシゴシ洗いますトイトレに思い込みは禁物だった!夫がトイトレをする前、筆者には「トイトレは夏にするべき」「おまるを使ってから補助便座へとステップを踏むべき」といった思い込みがありました。娘をトイレにひとりきりにさせる案についても、イタズラ好きな娘がトイレに足を突っ込んだらどうしようと考えてしまう筆者には思いつかないことでした。娘のトイトレが進んだのは、夫に任せたことで、筆者の思い込みを超えたトイトレができたことに尽きると思います。また、夏は汗をかくためおしっこの間隔が空き、トイトレしやすいと言われていますが、筆者としては冬のほうがおしっこの回数が多くなる分チャンスが増えるため、トイトレに挑戦しやすいと感じました。子どものトイトレをする時は思い込みを持たず、色々な方法を試してみることが大切なのかもしれません。<文・写真:フリーランス記者奥汐紀>
2019年02月26日数年前から、ブームともなっている「断捨離」。しかし、断捨離をしたいと思っても途中で挫折したり、一度は断捨離ができても長くは続かなかったりという人も少なくないですよね。多くの方が抱えるその悩みの原因は「心」にあるのかもしれません。苦手な片づけを克服し、小さな子どもがいても楽に片づけができるようになった心屋認定講師のおむらちもさんが、その原因と解決策をお伝えします。■心屋塾上級認定講師のおむらちもさんより物を捨てたらスッキリすることはわかっているのに、なかなか行動できない。もう使わないと思っても、なぜか思いきれない…。多くの人が、そのような「なぜか行動できない」という思いに悩まされています。「なぜか行動できない」の原因は、実は「思い込みのブロック」によるもの。「捨てられない私ってダメだなぁ」「やればいいのに! 私はだらしないな」などと自分を責めてる人も多くいますが、自分に喝を入れたところで、解決できるものではありません。自分の心の中にある「思い込みブロック」に気づき、気持ちよく行動できるヒントをお伝えしたいと思います。1.損したくない思いが強い「損得にとらわれた人」物が捨てられない人の多くは、「損得」で考える”思考の癖”が強い傾向にあります。「え? そりゃ誰でも損したくないでしょ!?」と思うかもしれませんが、執着の度合いは人それぞれ。あまりにも損得を意識しすぎると、自分の本当に望んでいることがわからなくなり、うまくいかないものなのです。例えば「得だから買っておこう!」と安売りの物を買って、あまり使わなかった経験はありませんか? 「得だから」という理由で買ったものは、本当に自分の望んでいたものではないことも多いのです。捨てる時も同じです。「もう不要なものだけど、万が一、必要になった時にまた買わないといけなくなったら、損しちゃう! 絶対にイヤ!」という思考が強すぎると、本当はスッキリした心地いい生活を送りたいのに、目の前の損得にとらわれてしまい、実行ができません。つい「損したくない!」と思って動けなくなってしまう人は、「損してもいい!」とつぶやいて、その思考をゆるめていくことがスッキリしたお部屋への近道になります。2. 親の価値観にしばられ「捨てる=もったいないと感じる人」捨てようと頑張っても、「本当に捨てていいのだろうか…」という、なんともいえない“罪悪感”を感じることはありませんか?突然ですが、あなたのご両親は、物を躊躇(ちゅうちょ)なく捨てられる人でしたか? それとも、必要ない物でも「もったいない」と取っておく人でしたか?実は「捨てる」という行為においても、無意識のうちにかなり親の影響を受けています。ご両親も同じく、そのまたご両親の影響を受けています。私たちの親や祖父母は、今より物がない時代を経験した人も多く、「捨てる」=「もったいない」と教えられてきました。そして、その親の影響を受けた私たちが捨てようと思うと、頭の中のお母さんに「ダメ! もったいない!」と注意される人もいるでしょう。しかし、今は物がたくさんあふれている時代。コンビニエンスストアのお箸やお手ふきなど、日々タダ同然で手に入る物もあります。そして、50年前と今では「快適な生活」のイメージもかなり違っています。今の時代を快適に生きていくためには、今の時代に合う価値観を取り入れることが大切。そのためには、親に昔から言われてきた「価値観」を捨てることも必要になってきます。3. 断捨離を後悔…「失敗を許せない人」片づけで悩まれてる方の中には、失敗を恐れて「失敗しないように」という基準で物事を考える“思考の癖”を持っている方も少なくありません。これは、世の中のすべてに通じることですが、片づけも、捨てる行為も、チャレンジをすれば必ず「失敗」が起こる可能性があります。しかしながら、失敗を覚悟しなければ、成功に出会うこともありません。断捨離にチャレンジをすれば、失敗も起こる。頑張って、思いきって捨てたのに、「やっぱり必要だった」「捨てなきゃよかった!」。そんな思いをすることもあるでしょう。でも、そんな時に自分を責めず、自分のチャレンジをほめてあげることができたら、必ず次の行動につながっていきます。捨てることで、ぜひチャレンジの練習をしてみてください。そして失敗した時こそ、自分にやさしく「チャレンジできてえらかったね!」とはげましてあげてください。その練習は、お部屋だけではなく、あなたの人生をもきっと豊かにしてくれることでしょう。「思い込みのブロック」をはずして、お部屋スッキリ、心地よい人生を歩んでいきましょう。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月26日子どもが友だちと遊べるようになると気になり始めるのが、わが子や周りの子の性格。観察していると「おとなしく友だちと遊んでいる」のは女の子が多いと思ったことはありませんか? 一方で「走り回ってやんちゃばかりする」と思えるのは男の子が多いかも!?ママ友や保育園・幼稚園の先生からも言われると、ますます気になりますよね。そもそも、子どもの頃から男女の性格に差はあるのでしょうか? 脳研究者の池谷裕二先生に教えていただきました。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■「男の子はやんちゃ、女の子はおとなしい」周囲の大人が決めつけている!?―― 今回は「男女の性格に差があるか」についてです。男の子らしさ、女の子らしさというのは生まれつきあるのでしょうか?池谷裕二先生(以下、池谷先生):生物学的に見ると、性成熟する前の9歳くらいまでの男女には、性格の差がほとんどないといわれています。でも、自分の子や周りの子を見渡してあらためて考えてみても、やはりそうは思えない時がありますよね。かくいう私自身もその一人です(笑)。「確証バイアス」がかかっているのではないでしょうか。「確証バイアス」とは、自分の考えに合うものについては取り入れ、合わないものは無視してしまう傾向で、多かれ少なかれ誰にでもあることです。「男の子はやんちゃ、女の子はおとなしい」と考える人だったら、それに合う子ばかりを見ようとしてしまう。つまり、「見る側の問題」ともいえます。―― 自分側に男女差のフィルターがかかってしまっているということなんですね。池谷先生:そうですね。例えば、女の子がやんちゃをしてテーブルの上に乗ったら、周囲の大人はあわてて止めようとしますが、男の子だったらどうでしょう。もしかしたら、「もうやんちゃなんだから」と危険がなければ放っておく人もいるかもしれません。人生経験わずか数年でも、親や周囲の大人が男女の差があるような接し方をしていると、自然と子どもにも伝わっていくものです。言葉だけでなく、無意識のうちにそういう環境を作り上げているかもしれませんね。男女の性格の差を感じる理由として、環境による影響は大きいと思います。 ■親の与える環境が男の子らしさ・女の子らしさを作っている!?―― なるほど。環境を作り上げているとはどういうことでしょうか?池谷先生:例えば、男の子の親が「男の子=乗り物好き」と思い込んで、積極的に乗り物の絵本を買い与えることはありませんか? でも、女の子の親だったら、子どもが乗り物に興味を示していても、「そっか、好きなんだね」と受け流してしまうかもしれません。一方でプリンセスに興味を示したら「やっぱり好きなんだね」と積極的にテレビ番組を見せる人もいるでしょう。―― すごく思い当たります(笑)。洋服も女の子らしい色やデザインのものを選ぶことがあります。池谷先生:まさしく。そういう環境を作り出していくことを「ニッチ構築」といいます。それもあってか、海外の研究でお見合いサイトの写真を調べたら、特に指定はしていないのに、女性は上からのアングルで従順そうなイメージに、男性は下からのアングルで強そうなイメージに撮影されたものが多い傾向にありました。■外見だけではない「親から子へ性格も遺伝する」―― 子どものころから親や社会の影響を受けてきたということですね。池谷先生:そうですね。ただ、各ご家庭の方針もあるでしょうから、一概に男の子らしさ・女の子らしさがあるのを良い悪いとは言えません。―― 「うちは男の子なのにすごくおとなしくて…」と気にするママもたまに見かけます。池谷先生:もしかしたら、親のどちらかが子どもの頃、そうだったのかもしれません。外見だけではなく性格にも遺伝はありますからね。昔はおとなしかったけど大人になって社交的な性格に変わって、親自身が忘れてしまっている可能性もあります。男の子らしく育てたければそういう環境を与えればいいのでしょうが、その子の個性を尊重してあげてもいいのかなと思いますね。―― 「女の子のほうがしっかりしている」といわれることもありますよね。それも大人側の思い込みでしょうか。池谷先生:たしかに私自身も女の子のほうがしっかりしているように感じます。ただし、厳密に科学的な見地からは、それが真実かはわかりませんが、そう感じてしまうのは見る側のフィルターと環境によるところが大きいと思いますよ。
2018年05月29日夫に協力を頼めない、ほかに頼る人がいない…。自分1人で子育てのあらゆるタスクをこなしている状況を「ワンオペ育児」と呼ぶそうです。そんな状況下では、1人の辛さや苦しさから気持ちに余裕を持てなくなったり、生活を切り盛りするのが難しくなったりする人も少なくないと聞きます。ワンオペ育児で心が折れないために、どうすればいいのでしょうか。■ワンオペ育児は「自分劇場」? 女優魂で乗り切ろう1人で子育てしていると「どうして私だけがこんなに辛いんだろう」と思ってしまうこともあるでしょう。でも、その「私だけ」という気持ちは心をもろく、折れやすくしてしまうものです。そんな時は、自分を主人公に見立て、「自分劇場、開幕!」としてみてはいかがでしょうか。映画やドラマでは何かしら事件やトラブルが起こりますよね。それを解決するために主人公が立ち上がるわけですが、自分もそうした世界の主役であると想像してみましょう。「寝坊した! 子どもを園に送る時間まであと15分。やるしかない!」「明日のお弁当に使える材料がひとつも見当たらない。さあ、どうする…」と事件(!)の当事者になったつもりで、そのシチュエーションを楽しんでみるんです。「私は“母1人子1人劇場”の主人公で、女優なの!」と思い込めば「さっきの演技、こうしたほうがもっとうまくいったかも」なんて改善点が見つかることもあるかもしれません。イライラする気持ちも生まれにくくなるのではないでしょうか。しかし、子育ては長きにわたる大仕事。女優モチベーションがずっと持続できるか心配になるでしょう。もし、「もう自分劇場の主人公でいられない」と感じる時があったとしたら、それはほかに原因があるはず。自分の気持ちを見直す時間を持つようにしてみると良いですね。■自分で自分を苦しめない「罪悪感」の解消法「仕事で忙しく、子どもと過ごす時間が少なくて申し訳ない」「専業なのに、自分だけの時間を持ちたいなんて贅沢」なんて思ってはいませんか? 「時間はすべて子どものために使わなければ」という自己犠牲ともいえる思い込みが、ワンオペ育児をいっそう辛く感じさせてしまうものです。だからこそ、積極的に自分だけの楽しみ、自分だけの時間を作るよう意識してほしいのですが、その邪魔をするのが「罪悪感」という名のモンスター。そんな罪悪感を解消する方法のひとつが、三者択一で自分の心の声に耳を傾けることです。例えば、「1人の時間を持ちたいからといって、仕事もしていないのに子どもを誰かに預けるのは忍びない」と思っている人は、「私は1人の時間を持ちたい」「私は1人の時間を持ちたくない」「私は1人の時間を持たなくてもいい」の3つを思い浮かべてみましょう。どれが心にズキンと響くでしょうか。この質問を自分に問いかけて、自分の心の声としっかり向きあい、3つの中で「私は1人の時間を持ちたい」が一番気持ちにフィットするのであれば、自分が楽しむのは、家庭のため! と発想を切り替えましょう。実際に、1人の時間を過ごしたり、自分が楽しむことにお金を使うことで、気持ちが軽くなりハッピーな気分になれば、それは子どもや夫にも伝染し、結果的に周囲との関係性も良くなっていくものです。また、自分の子どものことを、周囲の人に対してむやみやたらと「忙しくてずっとそばにいてあげられなくてかわいそう」と言うお母さんがいますが、それは今回説明したものとはまた別物。その場合は、「子どもをかわいそうと思うこ とで得ることができる、なんらかの感情」を抱えているケースが多いです。例えば、「今の状況は子どもにとってかわいそうと思うことで、(実際はともかく)自分は育児をしっかりこなしている、きちんと子どもを気にかけているお母さんなのだと周囲の人に思われたい」のかもしれません。もしくは「子どもはやはり母親がぴったりと寄り添って育てたほうがいいのだ」といった価値観に自分が苦しんでいるのかもしれません。 ■もっと育児を楽にする「思い込み・理想を手放す」自分1人で子育てを続けていると、「この子のことをわかっているのは私だけ」という思い込みが強化されますし、どうしても視野が狭くなってしまいます。そのため、子どもを他人に預けることをためらってしまうこともあるでしょう。でも、それではお母さんと子ども、1対1の 関係は煮詰まるばかりです。育児に関してほかの人と共有できる、もしもの時に頼れる人がいるというだけで、気持ちがずいぶんと楽に感じられるはずです。夫や父母が当てにならないとしたら、一時保育先の先生やベビーシッターさんなど何人かお会いしてみましょう。その中で「この人になら預けられる」と直感で信用できる人がいたら、思い切って短い時間からでも子どもを預けてみましょう。お母さんから離れても、変わらず楽しんで過ごす子どもの様子を見れば、さまざまな人とかかわることが子育てのマイナスにはならない…と、自分の思い込みも変わっていくでしょう。また「21時までに寝かさないと子どもは大きくならない」「お惣菜ばかりの食事では栄養がきちんととれない」など、“理想の育児”にとらわれて、目には見えないルールに毎日ががんじがらめになっていませんか?そんな時は一度「これって、誰が決めたルールだろう?」と考えてみてはいかがでしょうか。そのルールが自分にとってストレスがなく「スッキリする」「楽しい」ものであればいいですが、そうではない場合、一度ルールを見直してみるのもアリだと思います。もし、あなたがワンオペ育児を「辛い」と感じているなら、すぐに苦しみを解消していく方法を考えていきましょう。大変なこの状況を舞台設定として、女優気分で楽しむ。遠慮せず自分を楽しむ。思い込みのルールを捨て他人を信じる。ひとつでも意識することで、少しでも心を軽くしていけるでしょう。
2018年04月10日思い出したくない、思い出すと辛い気持ちになる。誰にでもそんな「イヤな記憶」があるものではないでしょうか。忘れたいのに、いつまでたっても忘れられない。精一杯目をつむり、見ないようにすることで距離をとっていくしか方法はないのでしょうか。でもイヤな記憶は、持ったままで幸せになることはありません。新しい年の始まりを迎え、イヤな記憶と決別するには、ちょうどいいタイミングかもしれません。■イヤな記憶にとらわれてしまうのはどうして?思い出したくない思い出。カウンセリングを受ける患者さんたちのそういった記憶をひも解いてみると「小さい時の不快な経験」である場合が多いようです(事故や事件に巻き込まれた記憶など、原因が明確である場合を除きます)。「誰かとつながっていたい」という所属の欲求、そして「認めてほしい」という承認の欲求、これらが満たされなかったときに、イヤな記憶は生まれやすいといわれています。例えば、子どもの時、お母さんから「うるさい!」と言われると「自分はうるさいんだ、嫌われてしまう」という思いを抱き、欲求が満たされずにイヤな記憶として残ってしまうことがあります。あるいは「おはよう」とあいさつしたのに無視された…。大人なら「今、忙しいのかな?」とこれまでの経験からいろいろなケースを考え、忘れることができますが、子どもは圧倒的に経験が少なく、快・不快といった両極端な感情しかないために、イヤな記憶として残りやすいのです。■「親に愛されなかった」思いがイヤな記憶にイヤな記憶とはそもそも、所属、承認の欲求が何らかの出来事で満たされなかったと、自分で認識してしまったものです。一般的には、成長するにつれて「これはできないけど、これはできる」といった経験を積んでいき「自分は認められている」ことを学び、イヤな記憶は徐々に消えていきます。けれど、自分が大事にしていることで気持ちが満たされなかった場合は、大人になってもずっと残ってしまうことがあります。特に多いのは、親に対する思い。「満たされなかった」という思いは最後まで強く残ります。そのため、自分が子育てをする立場になった時、「親から愛されなかった記憶から、わが子を溺愛する」ケースや「自分がつらかったから、子どもを攻撃する」ケースなど、自分の代わりを子どもに求めてしまうことがあります。では、イヤな記憶にとらわれてしまう人、そうでない人との違いはどこにあるのでしょう。それは「過去の記憶を認めているか、いないか」の違いです。自分自身の性格や、人間的に優れているか、劣っているかといったことは、あまり関係がありません。 ■イヤな記憶を自分の糧に「過去の記憶と向き合う」方法イヤな記憶にとらわれている人に一番伝えたいのは、「イヤな記憶は決して悪いものではない」ということです。「過去の記憶を認める」というのは、「イヤな気持ちを感じた自分と向き合い、その感情を受け止めている」ということです。「こんなイヤなことを考えている自分はダメだから考えないようにしよう」などと目を背けず、イヤな記憶は自分の思考グセを教えてくれるものととらえましょう。「幸せになるために、これから変えていったほうがいいよ」というサインだと考えてみるのです。心理学の世界では、過去の記憶と向き合うためにいろいろな方法があります。ここでは、ご自身でできる簡単な方法をご紹介しましょう。1.イヤな気持ちを感じた時、過去にも同じような気持ちになったことはないか思い出す。2.その時の様子を紙に書き出してみる。3.それが「事実」なのか、自分の「感情」なのか、自分の「意見」なのかカテゴライズする。「むかついた」「恥ずかしい」など、イヤな気持ちを持ったときは、同じような気持ちを過去にも抱いたことがある場合が多いようです。例えば、子どもを叱りつけ泣かせてしまった自己嫌悪を、過去にも同じように感じたことはありませんか? 仕事で部下に言わなくてもいいこと言ってしまい落ち込んだ時は、もしかして以前、同じことを上司から言われたことがあるのではないでしょうか。頭で考えることは時間がたつと消えていってしまいますが、紙に書いて視覚化することで自分の気持ちがどんどんクリアになってくるはずです。そして事実、感情、意見に分けて考えることで、新たな側面を発見することがあります。以前、カウンセリングを受けた方で、仕事も結婚も子育ても順風満帆なのに、なぜかいつもモヤモヤする、という患者さんがいました。過去をたどってみると子どものころ「100点をとっても親に褒めてもらったことがない」という記憶を持っていることが分かりました。でも、記憶をご紹介した方法で整理していくと「親せきに(娘が)100点をとったことを自慢していた」ことを思い出しました。「親に褒められたことがない」というのは事実ではなく、実は思い込みだった…というケースもあるのです。イヤな記憶が事実ではなく、感情からきていたときは自分の思考グセを変えるチャンスです。「イヤな記憶」は自分の中にあってもいい。その記憶を認めて、自分の考え方を見つめ直すことで「イヤな記憶にとらわれる」ことは少なくなっていくでしょう。
2017年12月31日睡眠不足が日中のミスを増やしたり、気力の低下やイライラを招くのは誰しも知っていること。それなのになぜ、「ママなら大丈夫」という思い込みが一般的なのでしょうか。「体力をつけて育児頑張るね!」これが1人目を子育て中の私の口癖でした。自分の時間はもちろん、食事、トイレ、休憩、睡眠時間も十分とれないけれど、自分さえ頑張れば何とかなる。そう思い込んでましたし、半ば自分に言い聞かせているところもありました。形だけ見れば何とかなっていたのですが、実際は全くなってなかったのです。表面上だけの「何とかなる」たしかにママが頑張れば、「表面上」は何とかなります。洗濯物も干せるし、掃除機もかけられるし、子どもを公園に連れて行けるし、夕飯も作れる。「うん、私1人で家事も育児も仕事も何とかなってる。大丈夫」と私も思い込んでいました。それでも次第に、疑問を抱くように。子どもなら当たり前にするであろう遊びやイタズラを、寛容に見守れず注意してしまう。些細なことでイライラしては、声を荒げて怒る。「それはダメ!こうして!」という押し付け口調ばかりで、子どもの本心を聞き出せない。「もう疲れた…」と言わない日がなく、協力の少ない夫への不満は募り夫婦関係はギスギス。「『何とか』って何だろう?ほんとうに何とかなってるの?」よく考えたとき、自分の出した答えはNOでした。中身に注目していますか?子ども時代は一生に一度しかない、宝物の時間。子どもらしく遊ばせてあげたいし、子どもらしくいさせてあげたい。子どもが自分の好きな遊びに熱中したり、自然体で過ごすのを見守りたい。大人の事情を押し付けず、怒る前にまず子どもの本音を聞き出してあげたい。子どもの良さを観察し、存分に伸ばしてあげたい。これが私が子育て期に1番大切にしたいことでした。もうそれは、「何とか」という言葉でおさまるレベルではありません。毎日は忙しく、人手は圧倒的に足りず、親は大人だから子どもの気持ちをわからない。親側が本気で意識しないと、実行は不可能。そして実行には必ず「親の心身の余裕」が必要になってくるのです。私が「何とかなる」と思い込んでたのは表面上だけ。完璧主義で頑張り屋の性格が災いして、家族(子ども、夫、もちろん自分も)の心はガッタガタだった。そう気付いてとてもショック…でしたが、覚悟ができたのは良いことでした。人手が足りない分、文明とサービスに頼る覚悟をママが心身の余裕を持てないのは、圧倒的に人手が足りないから。かといって引っ越しや同居はできませんよね。それなら文明とサービスに頼るしかありません。まずは「食洗機、掃除ロボット、布団乾燥機」という便利家電を導入。ケチな私ももったいないと今まで渋っていましたが、食洗機を買った時に「お金で時間(子どもと遊ぶ時間、心身の疲れを和らげる時間)を買う」大切さが身にしみました。他にも「浴室乾燥機(もしくは乾燥機など)、コードレスクリーナー、フードプロセッサー」などありますよね。TVやDVDやスマホも、「使い方」次第で十分使えます。見せる番組と時間は親が決め、「どんなお話だったかママに後で教えてね」とコミュニケーションツールに使うのも手。筆者の子はDVDで見たことを、ブロックと粘土で再現していました。そして、人やサービスに頼ることも大切です。一時保育やファミサポなどの行政サービス、民間の託児所や家事代行サービスなども要チェック。大切なのは使うことで、まずは一時保育から使うのが一般的でしょう。筆者は在宅仕事もあったので、一時保育から2歳半で幼稚園の満3歳児入園を利用しました。大事なのは「ママの覚悟と勇気」環境を変えようと思えばできることは沢山ありますが、大事なのは実行する「ママの覚悟」。やはり「お金がもったいないし、他人に預けるのは不安だし、完璧なママでいたいから頑張って自分で何とかしたい」と心のブレーキがかかります。そのブレーキで影響を受けるのは誰の、どの部分か?目に見えないから軽視しがちだけど、1番大切なのは心だと私は思います。ライター:宮野 茉莉子
2016年11月13日日本パスタ協会はこのほど、「日本人のパスタへの"思い込み"」に関する調査結果を発表した。同調査は8月5日~12日、全国の20~50代の男女2,809人を対象にインターネットで実施したもの。自宅・外食に関わらず、実際にどのくらいの頻度でパスタ料理を食べているか尋ねたところ、29.3%が「週1回以上」(「ほぼ毎日」~「週に1回程度」の合計)と回答した。また、1.2%は「ほぼ毎日」と答えている。パスタの料理・保存に関する誤解度についての調査では、36.2%が「乾燥パスタは製造直後の新しいほうがおいしい」と誤解していることがわかった。実際は、乾燥パスタは時間経過とともに熟成作用が働き、麺の食感が向上するという。パスタと健康に関する誤解度についての調査では、55.2%が「パスタは高カロリーで太りやすい」と誤解していることがわかった。さらに43.6%が「乾燥パスタよりも、手打ちや生パスタのほうが健康増進に有効」と勘違いしている。続いて、「過去3年以内にダイエットを経験した女性」を対象に分析したところ、69.3%が「パスタは高カロリーで太りやすい」と誤解していることがわかった。この数字は、全体スコアよりも14.1ポイントも高くなっている。同協会によると、乾燥パスタの大部分はデュラムセモリナという強力粉を使用している。デュラムセモリナは、栄養構成の点において、エネルギーの基となる炭水化物(=糖質)、身体を動かすための筋肉を作るたんぱく質、糖質をエネルギーに変えるビタミンB群、基礎代謝を促進させる鉄分といったエネルギー代謝に必要なものを含んでいるという。また、乾燥することと相まって、一般的な小麦と比べて血糖値を急激に上昇させることなく、ゆっくりと消化吸収される。インスリンの分泌が抑えられるため、余分な糖を細胞に溜(た)め込まず、肥満防止につながるとのこと。こうしたことから、健康増進の点から見た場合は、生パスタより乾燥パスタのほうが有効と言えるという。
2016年10月25日20代が冒険OKの時代なら、30代は落ちつくべき時期。そんな思い込みで、自分のことを縛りつけていませんか?もっと自分自身のことも大切にしてみてはいかがでしょうか。今回は『Business Insider』の記事を参考に、30代でやっておくべき7つのことをご紹介します。■1:目的を持ってキャリアをつくる大学生のときは、キャリアのイメージがうまく持てなくて、「きっと将来なんとかなるだろう」と堅実そうな道を選択したという人もいるでしょう。しかし、学位や資格を得てお金を稼いでいながら、30代になっても自分のキャリアからなんの意味も見出せない人もいます。なにをしていても、目標を持てていないままでは、社会から徐々に切り離されていくような感覚になってしまいます。残りの社会人人生を徐々に意識するようになっていく30代、しっかりと目標を持ちながらキャリアを形成していきましょう。■2:将来に備えてちゃんと貯蓄する20代のときについつい浪費をしてしまったみなさん、将来のためにお金の管理をはじめるのは30代からでも遅くありません。収入が増えてくる30代では、意識しなければ使うお金もどんどん増えてしまい、手元にお金は残りません。でも、もしもそのお金を無駄使いする代わりに投資する冷静な心があれば、早期退職だって夢ではないのです。いまからでも貯蓄を始めましょう。■3:プライベートを大切にする30代になれば昇進し、幹部になる人も増えます。仕事の幅も広がり、やりがいを感じられるようになりますが、仕事上だけのつきあいで日々を過ごしていませんか?仕事との関係と同じようにパートナーとの関係も、つまりプライベートも充実していれば、日々の生活はより幸せに、仕事でももっと生産的になれるのです。若いときにしかつくれない思い出をつくり、30代を振り返ったときには仕事だけではなく、プライベートの時間も充実していたと思えるほどの時を過ごすべきなのです。■4:年老いた両親と十分な時間を過ごす生まれたときからいる両親、その存在をついつい当たり前に思っていませんか?自分が年をとるにつれ、老いていく両親の姿から目を背けたくなっている人もいるのではないでしょうか。毎日顔を合わせている人もいれば、たまにしか両親と顔を合わせない人もいるでしょう。両親の老いを感じたとき、それを受け入れ、今過ごせる時間を大切にしませんか?死はいつ訪れるかわかりません。そのときに後悔しないような時間の過ごし方をしてください。■5:自分の体を大切にする健康は「普通」のことではありません。20代は少々無理をしても若さで乗り切っていたかもしれませんが、30代になると疲れもたまりますし体に支障もきたすことがあるでしょう。優先順位第1位は「自分の健康」でよいのです。無理をしないとできない仕事や翌日に響きそうな飲み会のお誘いは、自分の体を理由に断ってもかまいません。適度に運動して、食事をして、精神面でも元気な自分でいられるようにしましょう。■6:子どもを持つことについて真剣に考える結婚をして子育てをするということは、人生のなかで大きな決断です。自分が親になる前に、完璧に準備をしておきたいと思う人もいるかもしれません。実際に家族を持ってみないと、どうなるかわからないことはたくさんあります。「家族を持つのが遅すぎた」ということは、人生で大きな後悔となるもののひとつです。30代になったいま、家族をつくって子どもを持ちたいかどうか、もう一度考えてみましょう。■7:人生を楽しむ大きな節目と感じられる30代、だからといって人生が楽しめないという理由はまったくありません。仕事をしてお金を稼ぐことは大切なことですが、たくさんのお金だけがあっても、自分がみじめな気持ちになっていては意味がありません。大切な人と時間を過ごしたり、家族で旅行へ行ったり、自分が幸せな気持ちになれることを常に探していきましょう。*夢見がちだった20代に比べて、だんだんと現実が迫ってくるのが30代。しかし自分の人生は自分だけのもの。自分のために、30代に対する思い込みを捨てて、もっと楽しんで生きていきませんか?(文/スケルトンワークス)【参考】※The 7 worst mistakes you can make in your 30s-Business Insider
2015年12月29日きょうご紹介したいのは、人生をよりよくするための考え方を説いた『人生の99%は思い込み―――支配された人生から脱却するための心理学』(鈴木敏昭著、ダイヤモンド社)。著者は、「思い込み」について20年以上研究してきたという心理学者。そのベースになっているのは、「社会の“常識”も自分自身の“性格”も、この世の99%は思い込みでできている」という考え方です。だからこそ思い込みを上手に利用し、より快適に生きようと提案しているわけです。第2章「人生脚本は多くの『思い込み』でできている」から、「思い込みを生み出す『認知バイアス』に気をつけろ」を見てみましょう。■“認知バイアス”とは?思い込みは、あらゆる“認知バイアス”によってつくられるもの。人間である以上、心に偏りが生まれるのは仕方がないけれども、どういう認知バイアスがあるのかを把握しておくことは大切だといいます。そこでここでは、主となる4つのバイアスを紹介しています。■主な認知バイアス4つ(1)決めつけ思考「スキーマ」という心理学用語は、心の枠組みを意味するもの。著者がそのことに触れているのは、世の中が偏見に満ちているから。たとえば、髪を金髪に染め、派手なメイクをし、派手は服を着ている女性が子どもを連れて歩いている姿を見て「ヤンママだ」「ちゃんと子育てをしていなそう」などと決めつけてしまいがちなのがその一例。こうしたレッテル貼りは、無意識のうちにやっているもの。レッテルを貼った方が、楽に理解しやすいからだといいます。(2)欲望男性が、肌を露出して歩く女性に見とれてしまうのは、それが本能だから。異性に対する欲望という思い込みが、見とれるという行為を生むのだそうです。欲望というのは、根源的なある種のバイアスだという考え方。「本能の赴くままに」という表現には、考える前に行動しているようなイメージがありますが、実際にはこうしたバイアスが作用しているというわけです。(3)感情うれしい、楽しい、苦しい、怖いといった感情もストレスを生むもの。感情によって、認知の仕方は変わるということです。他人の成功を見たとき、自分の調子がよければ「おめでとう!」と素直に喜べます。しかし、不調のときは嫉妬してしまう。このようなことを“気分一致効果”というのだそうです。気分がいいときはいい情報を、よくないときは悪い情報ばかりを集めてしまい、ものごとのとらえ方が気分によって変化する現象のこと。(4)自己意識「私って●●じゃないですか」と自己評価する人がいます。心理学では、自己評価など自分自身に意識を向けて認識することを“自己意識”と呼ぶそうです。自己意識が高い人は、常に自分のしたことを反省したり、自分を理解しようとしたりしているもの。さらに、周囲にどう思われているのかも気になる。周りの評価が気になるということで、女性が髪型やファッションに気をつかうのも、他者評価を気にしているからだとか。そしてそれも、「女性はファッションにこだわる男が好きに違いない」という思い込みが発端になっているのだそうです。こうした認知バイアスが思い込みを生み出し、増強させていくのだというわけです。偏りを完全になくして世界を見ることは不可能ですが、こうしたバイアスがかかっていることに意識的になるだけでも、冷静になれるものだといいます。(文/印南敦史)【参考】※鈴木敏昭(2015)『人生の99%は思い込み―――支配された人生から脱却するための心理学』ダイヤモンド社
2015年06月22日