大阪・吹田の「EXPOCITY」の生きているミュージアム「NIFREL(ニフレル)」で、2024年3月6日(水)から始まった企画展『あなたも愉快な生きものだ!展』。絵本作家のtupera tupera(ツペラツペラ)とデザインチームminna(ミンナ)が、水族館、動物園、美術館が融合したニフレルで、え、何?!ニフレルは太陽の塔のすぐ近く!ニフレルは、大阪にある水族館「海遊館」が運営する施設で、小さな動物や魚と出会うことができる。開館当時から、デザイナーやアーティストと協働した企画展が開かれている。本展は、絵本作家のtupera tuperaが主に創り出す自由で楽しい作品を、デザインチームminnaが空間デザインやグラフィックデザインなどを担当して、「生きものと人との共通点」がテーマとなっている。入口会場に入る前から、会場外のチケット売場や入口のスタッフが、生きものの顔みたいなお面をかぶって、え、何?!展覧会の見どころのひとつ「お面」については、後で伝えることにして、まずは会場を見てみよう。会場空間の色は多様に変わるニフレルの展示室では、魚たちは小さな水槽に入っていて、とても近くで見ることができる。イソギンチャクとカクレクマノミの水槽イソギンチャクとカクレクマノミが共生している水槽の上には、こんな吹き出しが!吹き出しはminnaのデザイン水槽の中にはイラストとコメントが!イラストはtupera tuperaが担当イソギンチャクに隠れるように暮らすカクレクマノミ。毒をもつイソギンチャクの中で、その毒に耐性があるカクレクマノミにとっては安全に群れで暮らせて子育てもできる。外的から身を守れる隠れ蓑のようなもの。私の安全な場所はどこだろう?といった想像をしてしまう。「わざにふれる」の展示室「わざにふれる」の展示室には、tupera tuperaの新作《にてる?にてる!》が展示。並んだ生きものと人間の共通点、もしかして私のこと?と思うかも。そしてこの空間には、かるたのようなデザインのカードが30枚!かるたのようなデザインのカード「あなたはどんな生きものだ?カード」って、え、何?!カードには「丸顔」とか「マイペース」のような、外見や性格、行動に関係するキーワードが書かれている。鑑賞者自身が「私は・・・・・・これかな?」と思うカード4枚を取って、台紙に入れる。そしてその台紙をひっくり返すと、図鑑に出てくる生物のようなカタカナが並んでいる。そう、それがあなたの生きものとしての名前!自分と同じキーワードをもつ生きものをすぐに見に行けるのも面白く、親近感がわく。内覧会でカードについて説明するminnaのふたり文頭に書いた「お面」は、2階のニフレルメイクスでつくることができる。わたしも愉快な生きものだ!ワークショップ1階入口で受け取ったお面の土台に、ここでいろいろなパーツをつけて、オリジナルのお面をつくっていく。tupera tuperaが描き下ろしたいろいろなパーツがある!はい、ポーズ!そして隣接する、特別に設置されたフォトスポットへ。そこに入って撮影、いや、私が魚や動物のように見られてる~!そう、見る/見られるの関係性にも気付かされる。最後に、室内にいながらも外にいるような感覚でピクニック気分が楽しめる、ニフレルのカフェ「EAT EAT EAT」へ。展覧会とコラボレーションしたフードメニューが、会期中登場。愉快なワニカレー1200円例えば、以前より提供されている「ワニカレー」(ワニの形をしたライス、ほうれん草ベースのチキンカレー)が、同展期間中は、水べりにいるワニが展示を見ているような「愉快なワニカレー」に。カフェからは本物のワニも見えて、面白い!ただ動物や魚を見るだけじゃなく、ただカワイイ!というだけでもない『あなたも愉快な生きものだ!展』。家族みんなで行って、楽しんでみてはどうだろうか。取材・文:藤田千彩<開催概要>『あなたも愉快な生きものだ!展』 tupera tupera×minna×NIFREL会期:2025年1月13日(月・祝)まで※無休会場:NIFREL(ニフレル)時間:公式サイトでご確認ください料金:16歳以上2,200円、中小1,100円、3歳以上650円公式サイト:
2024年03月08日女の子がいる家は、ひな祭りにひな人形を飾る家も多いですよね。今回はひな人形にまつわる愉快なエピソードを紹介します!もうすぐひな祭り夫がひな人形を出すのを拒否!娘は大ショック…!焦るパパ娘のために頑張って!娘の一言がパパを動かしましたね。1年に1度のひな祭りで楽しい思い出を作ってほしいものです!(Grapps編集部)
2023年09月04日六本木トリコロールシアターが送る、選りすぐりのウェルメイドなフランス喜劇。それが、この『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』だ。女好きでモテモテのアンリ・ド・サシー(今江大地)は叔母の遺産の相続をめぐり、友人の弁護士ノルベール(緒形敦)の提案で親友のドド(富本惣昭)と偽装の同性婚をすることに。だが話はそう上手くいかず、アンリの父エドモン(岡森諦)や交際中のエリザ(清水麻璃亜)を巻き込んで大騒動が巻き起こり……!?キャストは本作のプロデューサーでシアターのオーナーでもある白樹栞がこだわり抜いた顔ぶれ。演出を務める横内謙介も、彼らが初めて台本を読んだ時に「一番だね」と太鼓判を押したという。白樹もこの作品は繰り返し再演を重ねていきたい、と意欲を見せた。富本は、ドドを「26歳くらいなので大人の部分もありつつ、でも幼い部分が残っていて、目の前で起きた出来事を素直な感情で受けとめられるキャラクター」と語る。初めてのコメディー作品への出演は「本当に楽しくて、毎日新しい発見がある」と、まさに輝くような笑顔を見せた。緒形も「惣昭は良い意味で子どもの心を忘れていない」と断言。「次に何をするのか予測できなくて、彼の芝居は本当に面白いし、自分自身いろいろと吸収させてもらっています。ドドという役は、彼の役者としての魅力があふれている」と絶賛した。一方ノルベールは、「弁護士だけに気が利いて頭の回転も速いし、上品でエレガント」だとする。富本から見ても「基本はすごく淡々としていて、りりしい感じ」だそう。そんな彼が「友だちの家に来れば人間らしさを見せるし、そういうお芝居をしてくれる敦くんもすごい。あと、話を回してくれる重要な存在なのですごく頼りになる(笑)」と、様々な意味で魅了されているようだ。今作の魅力を、緒形は「ストーリーがしっかりと構成されていてシンプルに笑え皆が幸せになれる作品」と言う。「海外の戯曲だけど、日本人も素直に『面白い』と楽しんでもらえる作品。僕たちも演劇としての面白さを感じながら自由に楽しく演じているので、観ていただければそれは絶対伝わる」と、富本も熱い意気込みを語った。そんな彼らの思いの詰まった公演は、現在上演中。追加公演、アフター、トークなど特別企画も決定!【アフターイベント】公演終了後に休憩挟まず、イベントを開催いたします。※各イベントは約15分を予定。日程・詳細は公式HPにてご確認ください。取材・文:金井まゆみ
2023年04月04日2023年3月31日より東京・六本木トリコロールシアターにて、横内謙介演出、今江大地主演による舞台“Le gai mariage”『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』が上演されることが決定した。本作は、フランス演劇界の最高峰モリエール賞で最優秀コメディ賞にノミネートされた作品。今江が、六本木トリコロールシアターのステージで新たにフランスコメディに初挑戦する。主演は、関西ジャニーズJr.としてコンサート、舞台など数々のステージをこなし、2023年からは本格的に俳優業に邁進する今江大地。今江が演じるアンリ・ド・サシーは、モテモテで女好きのドンファン。これまでに演じたことのない、新境地に挑む。キャストは、アンリの親友で彼と偽装の同性婚をするドド役に、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンの菊丸英二役で初舞台を踏み、いま注目を集めている富本惣昭、アンリの友人の弁護士ノルベール役に、2017年のTBS日曜劇場『陸王』で俳優デビューし、以降話題作に立て続けに出演している緒形敦、アンリと恋愛中のエリザ役に、AKB48のメンバーで、ドラマや舞台などへの出演も意欲的にこなしている清水麻璃亜、そしてアンリの父親・エドモン役に、劇団扉座の創設メンバーで、個性派俳優として外部舞台作品やNHK大河ドラマなどにも出演している岡森諦が顔を揃えた。<コメント>■プロデューサー 白樹栞日本でもヨーロッパの香りのする新たな作品に出会える劇場をと建ち上げた六本木トリコロールシアター。フランスにはまだまだ日本に紹介されていない素敵な作品が数え切れなくあり、こうした作品を日本に紹介したいと設立したSociété Le Théâtre Elysée。翻訳の岩切正一郎先生も賛同くださり、さまざまな作品を翻訳してくださり、今、私の手の中に上演を待っている素晴らしい作品が幾つもあります。残念ながらコロナ禍で3年近く上演出来ない中で、横内謙介先生に演出をお引き受け頂きいくつもの戯曲を読んでくださり、その中から選んでくださったのがこの『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』。2011年にモリエール賞最優秀コメディ賞にノミネート! 以来2022年に至るまでフランス全土で何度も再演のこの作品……。今後はこのトリコロールで繰り返し再演して行きたいと思っておりますが、演出とキャストによっては、大人の男性の話になったり若い青年たちの話になったり。今回はモテモテのドンファン・アンリと可愛い天然ドド、賢い弁護士のノルベール、思いやりいっぱいのエリザ、厳粛の塊その物!?のエドモン……、このひとりひとりのキャスティングにこだわらせて頂きました。岩切先生の翻訳、横内さんの演出、そしてキャストの皆さんの熱演により、おしゃれなフランスの笑いをお届けできるのではないでしょうか。皆さまがこの作品の再演を望んでくださいますように……、Bravoの声を頂けます様に望みながら……。■岩切正一郎(翻訳)フランスには、ブルヴァール劇という、社会風俗をコミックなタッチで扱う劇のジャンルがあります。本作もその一つ。同性婚法が成立する2年前に初演された作品です。結婚、恋愛、経済的格差、友情、宗教、忖度、といった問題に、登場人物はどんな態度で応えるのか。今の日本の政治・社会状況にもヴィヴィッドに絡んでくる芝居です。横内さんの演出、魅力的なキャストのみなさんの演技でどんな面白い舞台が出現するのか、とても楽しみです。■横内謙介(演出)演出にあたって学生時代からモリエールなどの古典劇、或いはサルトルとかジュネとか哲学・不条理方面のフランス演劇には多少の馴染みはありましたが、現代劇については何も知りませんでした。今回トリコロール・シアターさんにお誘いを受けて、戯曲を何冊か読ませて頂き、その豊饒さ面白さに初めて触れました。その中で今の若者たちが生き生きと躍動するこの作品が気に入って、演出をさせて頂きます。簡単に言えばウソからまことが生まれる類のウェルメイドな喜劇なのですが、ここにはLGBTや人間性の解放、親子関係の回復など、現代的なテーマが堅苦しくなく散りばめられています。岩切正一郎先生の翻訳がそれを鮮やかに、描き出して下さいました。今江大地さんはじめ個性的で、若くて上手い俳優たちと、我が扉座の岡森、少数精鋭で六本木のお洒落な小劇場に相応しい、上質な笑いと感動をお届けしたいと思います。■今江大地はじめまして。今江大地です。僕が演じるのはアンリ・ド・サシーという人物で、物語ではモテモテで大の女性好き。結婚をせず女遊びの生活をしてる。要するに嫌なやつだ。僕は人生で一度だけモテ期を体験していて、それは母校での教員実習の時。生徒たちから「大地先生」「大地先生」と呼ばれ、もう掴むところないよってくらいたくさんの生徒たちに腕を掴まれた。モテモテでした。そんな経験を活かせたらと思っています。ただタイトルの『ル・ゲィ・マリアージュ』を見て思うのは、これは一筋縄ではいかない。なにか楽しいことが起こりそう。これからどんな舞台になるか楽しみです。是非観に来てください。■富本惣昭ドドを演じさせていただくことになりました、富本惣昭です。今回、愉快な結婚に出演するにあたって台本に目を通した時、とにかく台本を読み込みドドという人物がどういう人物なのかを考える時間が物凄く必要だなと思いました。自分の演じるドドは物語を大きく動かす人物だと思います。だからこそ、より良い作品にできるよう、必要なアイディアを沢山考え、物語に色々な形で関与できればなと思います。そして、演出家である横内謙介さんがどのように物語の演出をつけて下さるのか今から楽しみです!■緒形敦弁護士ノルベールを演じさせていただきます。いつか海外の戯曲で芝居をしたいと思っていたので、お話を頂いた時は凄く嬉しかったです。弁護士といえばお堅いイメージですが、ノルベールは子供っぽい所もあり、何かとお調子者な顔もあります。弁護士として頭のキレる部分やエレガントなところなど、ノルベールの様々な顔をお見せ出来るよう頑張ります。横内さんの演出のもと、多くのことを吸収して、観に来られた方々に楽しんで頂けるようこの作品を作り上げていきたいです。次々に3人に起こる修羅場や予想できない展開にハラハラしながら、魅力的な登場人物達のお芝居を堪能してください!■清水麻璃亜エリザベート役で出演致します。今まで演じた事のないキャラクターと役回りな気がしているので、どう作り上げていくかとても楽しみです! また、唯一の女性キャストとして、この作品に強さや艶を添えられたらなと思っています。劇場で楽しく明るい時間を届けられる作品にできるよう頑張ります!! ぜひ、笑いに来てください♪■岡森諦演出の横内とは高校時代からの付き合いで、今まで百本近く一緒にやっております。ただ、その作品のほとんどが横内の作なのです。純粋な演出家として横内と付き合うのはとても珍しく、もう何十年ぶりです。そして、六本木トリコロールシアターという初めての劇場。大好きなサイズ感! オシャレ!新しい劇場というのはやっぱりワクワクします。いろいろ楽しみで仕方ありません。どうぞ、ご期待ください。<公演情報>『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』2023年3月31日(金)~4月16日(日) 六本木トリコロールシアター脚本:ジェラール・ビトン&ミシェル・マンズ翻訳:岩切正一郎演出:横内謙介プロデューサー:白樹栞■出演今江大地/富本惣昭/緒形敦/清水麻璃亜(AKB48)/岡森諦【チケット料金】7,800円(全席指定・税込)■オフィシャル先行(抽選受付)2023年1月7日(土)17:00~1月16日(月) 23:59当落発表:2023年1月20日(金) 18:00■一般発売2023年2月19日(日) AM10:00~問合せ:六本木トリコロールシアター03-3796-7771公式サイト:
2023年01月06日愛するペットを動物病院に連れて行き、医師から「気を付けてほしいことがある」といわれたら、多くの人は身構えていますよね。妖怪や和風のイラストなどを描いているYUITAROU(@yuitarou_kh5656)さんは、去勢手術を受けた愛犬について、医師から注意点を受けました。一般的に、手術を受けたペットは、激しい運動や食べすぎを控えるよう注意を受けます。しかし、YUITAROUさんの愛犬の場合…。この子はかなり頭がよい子なので、「大丈夫?」「痛いねぇ」とかいわないでください。「自分はもうダメかもしれない」と絶望するので。 #ドクターに言われた衝撃的な言葉 医「あのね、手術後に気を付けて欲しい事なんですが(去勢手術)」私・母「はい!!(真剣)」医「この子かなり頭良い子なので、大丈夫?とか痛いねぇとか言わないでください、自分はもうダメかもしれないと絶望するので。」私・母「絶望しちゃう…」 pic.twitter.com/bVvpna3eIW — YUITAROU@〆切タスケテ (@yuitarou_kh5656) November 16, 2022 愛犬は、YUITAROUさんたちから心配の言葉をかけられると、「自分の体はよくないのかもしれない」と絶望したような気持ちになるのだそうです!犬は人間の言葉を話すことができないため、私たちと同じ言語でコミュニケーションが取れない生き物。しかしYUITAROUさんの愛犬の場合、飼い主の表情や話し方などから、心配されていると感じ、不安な気持ちを抱いてしまうのかもしれませんね。なんともかわいらしい手術後の注意点に、多くの人がクスッとしました。・思わず、「なんだそれ!」とツッコミを入れてしまいましたよ…!・賢すぎて絶望することが愉快すぎて、癒された!・なんといういい笑顔。どうか絶望しないでほしい!手術が終わり、一定期間を安静に過ごしたYUITAROUさんの愛犬は思ったことでしょう。あれ、なんともないぞ?[文・構成/grape編集部]
2022年11月18日市川猿之助が主宰する演劇プロジェクト・猿之助と愉快な仲間たち。2022年2月の第1回公演では、作家・浅田次郎の人気シリーズを「朗読劇『天切り松闇がたり~闇の花道〜』」として上演した。4月の第2回公演は劇作家・横内謙介が新たな構想で書き出した『森の石松』を、市川猿之助による演出で上演。いずれも好評を博し、2023年3月に第3回公演を行うこととなった。そんな中、10月に2.5回公演として急遽「七川劇団リターンズ『新説堀部安兵衛』」を開催することが決定。第2回に引き続き原作は横内謙介。市川青虎が初の脚色と演出を担当し、市川猿之助がスーパーバイザーを務める。10月20日(木)の開幕に先駆けてゲネプロが行われた。冒頭では脚色・演出を務める市川青虎が登場し、前作『森の石松』をダイジェストで語る。要点を押さえたコミカルなダイジェストにより、前回の公演を見逃した方も、本作に連なる人間関係やドラマを理解できるようになっている。物語は、前作で成仏したかと思われた七川一座の面々が次々に“差し戻し”をされることからスタート。和気藹々とした仲間たちの軽妙なやりとりから“猿之助と愉快な仲間たち”の一座としての円熟味が窺える。前作を経て博品館劇場の支配人となったものの、自分のせいで人が死んでしまったという後悔に苛まれ、「人が死ぬ芝居はやらない」と拒絶する小松を、市川郁治郎は熱量を持って演じる。『堀部安兵衛』の台本を持ち込んだ制作の富山(大知)、小松の部下の原田(立和名真大)と小松がぶつかり合うシリアスなシーンに、大森(市川澤五郎)のコミカルな芝居が程よい軽さを与えている。小松の様子を見て、前作では自分達のために『森の石松』を演じた七川一座は人のために芝居をすることに。劇中劇となる『堀部安兵衛』で安兵衛を演じるのは下川真矢。酒飲みだが明るく気さくで、長屋の面々から頼られるのも納得の好漢だ。安兵衛を討とうとする剣客・祐見を演じる市川翔乃亮は、ユーモラスな芝居で憎めないライバルを描き出す。飄々とした安兵衛との対比も楽しい。安兵衛の義理の叔父・菅野六郎左衛門を演じた石橋正次は、穏やかさの中に一本芯の通った強さを感じさせ、安兵衛の生き方に大きな影響を与えるキーパーソンとしての存在感を見せつけた。見得や殺陣に加えてミュージカルのような歌とダンスもあり、長屋の仲間たちの見せ場も多数。仇討ちをテーマとした作品だが、横内による『新説』では大胆な脚色を加え、安兵衛を取り巻く人々の温かさや絆にフォーカスした物語に生まれ変わった。山場である高田馬場での決闘では長屋の仲間たちも駆けつけ、大立ち廻りを繰り広げる。一人ひとりの個性と魅力が際立っているからこそ、一つひとつの戦いや台詞がグッと胸に迫ってくる。公演では若手たちの熱量と勢いたっぷりな芝居を楽しめるだけでなく、豪華な日替わりゲストも登場。アドリブも飛び出すと予想されるシーンに期待が高まる。大衆演劇的な分かりやすさと古典の良さを掛け合わせた作品であると共に、今の世の中で改めて考えたい人との繋がり、演劇の必要性に対するメッセージも感じられるこの作品。制作会見で青虎が語っていた通り、“宝箱”のように仕上がった。休憩を挟んだ2幕は舞踊ショーが行われ、しなやかで美しいダンスやポップな舞踊、聴かせる歌唱まで幅広く披露された。ゲストの見せ場など日替わりの演目もあり、見応え充分なショーをぜひ楽しみにしてほしい。本作は10月20日(木)より23日(日)まで、博品館劇場にて上演される。<公演概要>猿之助と愉快な仲間たち第2.5回公演「七川劇団リターンズ『新説堀部安兵衛』」日程:2022年10月20日(木)〜23日(日)会場:銀座博品館劇場出演:穴井豪 石橋正次 石橋正高 市川郁治郎 市川右田六 市川喜介 市川澤五郎 市川笑猿市川翔三 市川翔乃亮 市川青虎市川段一郎 市川段之 市川三四助 下川真矢下村青 大知 立和名真大(五十音順)=日替わりゲスト=20日(木)15:00公演坂東新悟、嘉島典俊21日(金)15:00公演市川猿之助、市川團子19:00公演市川猿之助、尾上右近、市川團子22日(土)15:00公演市川猿之助、中村鷹之資、市瀬秀和19:00公演市川猿之助、中村隼人、市瀬秀和23日(日)15:00公演市川猿之助、浅野和之、市川團子原作:横内謙介脚色/演出:市川青虎スーパーバイザー:市川猿之助音楽:SADA(破天航路)主催:ニッポン放送/全栄企画株式会社企画:猿之助と愉快な仲間たち制作:株式会社WISTERIENCE制作協力:博品館劇場/三響会企画/株式会社ちあふる協賛:株式会社和光トランスポート協力: 松竹株式会社全席指定 8,000円(税込) ★公演パンフレット付※未就学児入場不可お問い合わせZen-A(ゼンエイ) TEL:03-3538-2300(平日11:00~19:00)公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月20日音楽レーベル 9SARI GROUPに所属するラッパーのD.OがYouTubeチャンネル「D.Oと愉快な野良犬たち」を開設いたします。これまで一切のSNSを封印してきたD.Oが新たな扉を開けました。アーティスト活動やLIVE映像はもちろん、その裏側や、実業家としての顔や仲間達(野良犬たち)とのライフスタイルそのものを楽しめるチャンネルです。D.Oサプライズバースデー!Youtube始動!【D.O(ディーオー)】東京都練馬区大泉学園出身。練マザファッカー/9SARI GROUP所属。練マザファッカーのリーダーとして知られ、リアルでハードなリリックと独特なフロウが特徴の唯一無二のラッパー。各メディアへの出演やプロデュース、「ディスる」や「メーン」などのスラングをお茶の間に浸透させたことでも知られる。自伝『悪党の詩』の執筆や自身が手掛けるアパレルブランド9g(ナインジー)を展開するなど活動は多岐にわたる。最新曲『Rhyme to Heaven』9月9日にPV公開予定!!Rhyme to Heaven【配信概要】YouTube「D.Oと愉快な野良犬たち」8月30日(火)20時より配信開始!【公式YouTube】URL: 【D.Oと愉快な野良犬たち 公式SNS】■Twitter : @DO_Doggruncafe■Instagram : @dogg_run_garage■LINEスタンプ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月30日タレントの乙葉が18日、都内で行われたアニメーション映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』公開記念舞台挨拶に出席。愉快な結婚生活を明かした。本作は、興行収入34億円超の大ヒットを記録し、ドリームワークス・アニメーション史上日本歴代No.1に輝いた『ボス・ベイビー』(2018)の続編。舞台は、前作の25年後の世界。すっかり大人になったボス・ベイビーと兄ティムが、ベイビー社からやってきたボス・レディの指令により、再び赤ちゃん姿に戻り、世界を救うミッションに立ち向かう。前作に引き続きボス・ベイビー&ティムの母・ジャニスを演じた乙葉は、「ティムの想像力を培ったのは両親の愛情。想像力や子供への無限の愛が引き継がれていくのはテンプルトン一家の素晴らしさ」と本作で描かれる家族の魅力を述べ、「想像力の素晴らしさといえば、毎日いろいろなことが起きるけど、いろいろと空想することで乗り越えられたり、助けられたりするので、自分も再現したいと思います」と語った。乙葉は2005年にお笑いタレントの藤井隆と結婚し、1児の母として子育てしている。自身の家族とテンプルトン一家の共通点を聞かれると、「我が家も毎日、想像の中で生きているような感じ。朝食も喫茶店のような感じで、いろんな役になりきりながら過ごしたり。それが生活している上で物語になったりして、とても楽しく過ごせる」と答え、MCが思わず「なんて楽しそうな家族なんでしょうか」と反応していた。イベントには、ボス・ベイビー役のムロツヨシ、ボス・レディ役の多部未華子、ボス・ベイビーの兄ティムの長女タビサ役の芳根京子、ティム役の宮野真守、父テッド・シニア役の石田明(NON STYLE)も登壇した。
2021年12月18日フランスに実在するゲイの水球チーム“シャイニー・シュリンプス”を題材に作られた映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』が7月9日(金)に全国公開される。この度、お笑い芸人のなかやまきんに君が本作の「パワー大使」に就任し、ナレーションを担当した特別映像が公開となった。本作は、同性愛者への心ない発言の罰としてゲイのアマチュア水球チームのコーチをすることになった元オリンピック・銀メダリストの水泳選手マチアス(ニコラ・ゴブ)と、パーティー好きなお調子者チームのシャイニー・シュリンプスが、LGBTQ+による世界最大のスポーツの祭典“ゲイゲームズ”を目指すというストーリー。口を開けばジョークや下ネタばかり、試合の勝ち負けにこだわらない明るく愉快なシャイニー・シュリンプスのメンバーに超ストイックなマチアスは呆れるばかり。さらにゲイゲームズ開催の地へ向かう道中も、そのフリーダムな生き様からシャイニー・シュリンプスはトラブルを起こしまくり。どんな時もパワフルに、自由を謳歌するシャイニー・シュリンプスとマチアスたちが引き起こす、ドンチャン騒ぎの意外な結末とは。シャイニー・シュリンプスは自分らしく、人生を楽しむことに全力を注ぐ明るいキャラクター達が集まった水球チーム。なかやまきんに君といえば、先日開催された「第29回東京ノービスボディビル選手権大会」ミスター75キロ超級で悲願の初優勝を果たすなど、シャイニー・シュリンプスのメンバー同様、自分らしく人生を楽しんでいる人物だ。何より、本作となかやまきんに君からあふれんばかりの“パワー”で日本中を明るく元気にしたいという想いから、この度「パワー大使」への就任が決まった。今回、劇中のシャイニー・シュリンプスと同じ水着とスカジャンを着用し、なかやまきんに君がナレーションに挑戦した特別映像では、シャイニー・シュリンプスのコーチを務めることになったマチアスをはじめ、クセだらけのメンバーが紹介される。チーム全員がゲイだが年齢や職業、そして悩みも年齢とともにモテなくなってしまったことや家庭への居場所がないこと、自身の健康についてなど様々。個性的でいつも底抜けに明るいが、辛い現実もユーモアで乗り切る圧倒的な強さを持つシャイニー・シュリンプスが映画でどのような活躍をするのか、期待が高まる内容になっている。合わせて解禁となったインタビューは、本作で1番印象に残った俳優として「アーノルド・シュワルツェネッガー(※出演していません)」をあげるなどお馴染みのネタをはさみながら、タイトルのシュリンプス(えび)にかけて、自身の腕の筋肉で作品を表現する、なかやまきんに君。「本作をどんな人に観て欲しいか?」という質問には「周りと自分が違う、浮いてしまっているのかなと思っている方にこそ観て欲しい」と自分らしく生きたい人の背中を、押してくれるような作品であることを伝えた。『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』7月9日(金)公開
2021年06月24日フランスに実在するゲイの水球チーム“シャイニー・シュリンプス”を題材に作られた映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』が7月9日(金)に全国公開される。この度、新映像が公開された。本作は、同性愛者への心ない発言の罰としてゲイのアマチュア水球チームのコーチをすることになった元オリンピック・銀メダリストの水泳選手マチアス(ニコラ・ゴブ)と、パーティー好きなお調子者チームのシャイニー・シュリンプスが、LGBTQ+による世界最大のスポーツの祭典“ゲイゲームズ”を目指すというストーリー。口を開けばジョークや下ネタばかり、試合の勝ち負けにこだわらない明るく愉快なシャイニー・シュリンプスのメンバーに超ストイックなマチアスは呆れるばかり。さらにゲイゲームズ開催の地へ向かう道中も、そのフリーダムな生き様からシャイニー・シュリンプスはトラブルを起こしまくり。どんな時もパワフルに、自由を謳歌するシャイニー・シュリンプスとマチアスたちが引き起こす、ドンチャン騒ぎの意外な結末とは。今回解禁となった映像では、華やかすぎるゲイゲームズの開会式の模様が収められている。入場ゲートをくぐると会場には大音量のBGMと共に全世界の代表選手団とオーディエンスが集まり、会場の熱気はまさにオリンピックの開会式並み。そしてフランス代表のシャイニー・シュリンプスは早速の大遅刻。それもそのはず、たどり着くまでの珍道中で出会いに、恋に喧嘩に仲直り、様々なドラマを繰り広げてきたからだ。他の事情は露知らず「ビヨンセの気分!」と場内を縦横無尽に走り回り大騒ぎするメンバーたち。ゲイゲームズで結果を出し、水泳選手としての栄光と家族の信頼を取り戻したいコーチのマチアス、病気のせいでこの大会がシャイニー・シュリンプスの仲間と過ごせる最後の大会となるリーダーのジャン、水球より閉会式の振り付けを絶対に成功させたいフレッド、ただ大会を楽しみたいメンバーたち、それぞれの想いを抱えながらたどり着いたゲイゲームズ。“最強のお調子者チーム”シャイニー・シュリンプスにはどんなドラマが待ち受けるのか?!今後の展開が楽しみな映像となっている。このシーンは、2018年にパリでゲイゲームズが実施された際に撮影されたそうで、本場の空気をほぼそのまま取り入れた貴重なシーンとなっている。『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』7月9日(金)公開
2021年06月04日