株式会社トムス・エンタテインメント(本社:東京都中野区 代表取締役社長:竹崎忠)は公開40周年を迎える劇場版アニメ『名探偵ホームズ』を3月22日(金)より1984年版、1986年版の2本立て(デジタルリマスター版/宮崎駿 演出話セレクション)で全国上映いたします。本上映は、国内最大級の映画やドラマ、アニメのレビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」(運営:株式会社つみき 本社:東京都目黒区大橋 代表取締役社長:鈴木貴幸)主催のリバイバル上映プロジェクトの一環として開催されます。1月24日の上映決定の解禁後は、X(旧Twitter)でトレンド一位を獲得するなど話題となりました。そんな40年経っても色あせない名作の再上映にあたり、新しく作成された予告編がついに解禁!さらに入場者特典として『名探偵ホームズ』のイメージボードを使用したポストカード(ランダム・4種・ブラインド)の配布も決定いたしました。またプレミアムなアイテムのプレゼントキャンペーンの実施も予定しております。詳細は後日ご案内いたします。劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映_ビジュアル (C) RAI・TMS【劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映 予告編】今回の40周年記念上映にあわせて新しく作成された予告編を解禁!予告編は下記よりご確認ください。 ※2月20日 0:00~4月19日 23:59 日本限定公開【劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映 入場者特典】『名探偵ホームズ』のイメージボードを使用したポストカード(ランダム・4種・ブラインド)を先着・数量限定で配布決定!劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映_入場者特典イメージ※画像はイメージです。※お一人様一回のご鑑賞につき1点の配布。※先着・数量限定のため、配布期間内でもなくなり次第終了となります。※劇場により数に限りがあります、あらかじめご了承ください。※プレゼントは非売品になります。転売はご遠慮ください。【劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映 作品紹介】<上映作品>『劇場版 名探偵ホームズ 青い紅玉の巻/海底の財宝の巻』(46分)『劇場版 名探偵ホームズ ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦!の巻』(47分)<作品情報>『劇場版 名探偵ホームズ 青い紅玉(ルビー)の巻/海底の財宝の巻』1984/日本/46分監督 :宮崎駿脚本 :片渕須直作画監督 :近藤喜文、丹内司、友永和秀キャラクター・デザイン:近藤喜文美術監督 :山本二三撮影監督 :高橋宏固録音監督 :斯波重治音楽 :村松邦男キャスト :柴田イ光彦(※1)、富田耕生、大塚周夫 ほか『劇場版 名探偵ホームズ ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦!の巻』1986/日本/47分監督 :御厨恭輔脚本 :片渕須直絵コンテ、演出 :宮崎駿作画監督 :近藤喜文、友永和秀キャラクターデザイン:近藤喜文美術監督 :影山仁撮影監督 :若菜章夫録音監督 :伊達康将音楽 :羽田健太郎キャスト :広川太一郎、富田耕生、麻上洋子、大塚周夫 ほか<あらすじ>コナン・ドイルの有名推理小説に一味加えてアニメ化。霧の都ロンドンのベーカー街にいるのは、パイプがトレードマークの、その名も高き名探偵ホームズ。助手のワトソンとともに、難解な事件を明晰な頭脳で推理・解決する。推理劇の魅力にアクションやコメディの要素も加わり、楽しく斬新な作品に仕上がっている。登場人物が全て犬に擬人化され、その表情もかなりユニークな「名探偵ホームズ」。本上映では宮崎駿演出の『劇場版 名探偵ホームズ 青い紅玉(ルビー)の巻/海底の財宝の巻』(1984年版)、『劇場版 名探偵ホームズ ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦!の巻』(1986年版)の二本立てで上映いたします。【劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映 公開情報】公開日 :2024年3月22日(金)より期間限定上映公開劇場:全国130館※公開劇場は順次追加予定です。※劇場により、上映日・上映期間が異なります。詳しくは各劇場HPでお確かめください。<チケット情報>料金:一般1,600円(税込)/高校生以下1,000円(税込)※各種サービスデーや他の割引サービスはご利用いただけません。※チケットは各劇場にて販売いたします。提供:トムス・エンタテインメント配給:Filmarks【劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映 公開劇場】■3月22日(金)~4月4日(木)[北海道]札幌シネマフロンティア[岩手]フォーラム盛岡[宮城]MOVIX仙台、ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原、イオンシネマ新利府[秋田]イオンシネマ大曲[山形]イオンシネマ天童、フォーラム山形[福島]フォーラム福島[茨城]MOVIXつくば、シネマサンシャイン土浦、ユナイテッド・シネマ水戸[栃木]MOVIX宇都宮[群馬]MOVIX伊勢崎[埼玉]MOVIXさいたま、MOVIX三郷、イオンシネマ春日部、イオンシネマ大井、イオンシネマ熊谷、イオンシネマ川口、ユナイテッド・シネマ新座、ユナイテッド・シネマ ウニクス上里[千葉]MOVIX柏の葉、キネマ旬報シアター(3月23日(土)~)、京成ローザ(10)、イオンシネマ幕張新都心[東京]新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、グランドシネマサンシャイン 池袋、MOVIX亀有、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場、ユナイテッド・シネマ豊洲、ユナイテッド・シネマとしまえん、イオンシネマ板橋、イオンシネマむさし村山、イオンシネマ シアタス調布、MOVIX昭島、シネマサンシャイン平和島、アップリンク吉祥寺(3月29日(金)~)[神奈川]チネチッタ、イオンシネマ港北ニュータウン、イオンシネマ新百合ヶ丘、MOVIX橋本、シネプレックス平塚、小田原コロナシネマワールド、109シネマズ川崎[新潟]イオンシネマ新潟西[富山]イオンシネマとなみ[石川]ユナイテッド・シネマ金沢[福井]福井コロナシネマワールド[長野]イオンシネマ松本[岐阜]大垣コロナシネマワールド[静岡]MOVIX清水、シネマサンシャインららぽーと沼津[愛知]ミッドランドスクエア シネマ、ユナイテッド・シネマ豊橋18、ユナイテッド・シネマ稲沢、ユナイテッド・シネマ岡崎、安城コロナシネマワールド、小牧コロナシネマワールド、イオンシネマ名古屋茶屋、イオンシネマ大高[三重]イオンシネマ津[滋賀]イオンシネマ近江八幡[京都]MOVIX京都、イオンシネマ京都桂川、アップリンク京都[大阪]なんばパークスシネマ、MOVIX堺、イオンシネマ シアタス心斎橋[兵庫]MOVIXあまがさき、塚口サンサン劇場、kino cinema神戸国際(※2)、OSシネマズ 神戸ハーバーランド[奈良]ユナイテッド・シネマ橿原[和歌山]イオンシネマ和歌山[岡山]イオンシネマ岡山[広島]福山コロナシネマワールド、イオンシネマ広島西風新都、サロンシネマ1・2[山口]シネマサンシャイン下関[香川]イオンシネマ宇多津[高知]キネマM[福岡]ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、ユナイテッド・シネマ福岡ももち、ユナイテッド・シネマなかま16、小倉コロナシネマワールド、イオンシネマ福岡[佐賀]イオンシネマ佐賀大和[熊本]熊本ピカデリー[大分]セントラルシネマ三光[宮崎]セントラルシネマ宮崎[鹿児島]シネマサンシャイン姶良[沖縄]ユナイテッド・シネマ PARCO CITY 浦添■4月5日(金)~4月18日(木)[北海道]イオンシネマ江別、イオンシネマ旭川駅前[岩手]イオンシネマ北上[宮城]イオンシネマ名取[山形]イオンシネマ三川[福島]イオンシネマ福島[茨城]イオンシネマ守谷[群馬]イオンシネマ太田[埼玉]イオンシネマ浦和美園、イオンシネマ越谷レイクタウン[千葉]イオンシネマ市川妙典、イオンシネマ千葉ニュータウン[東京]イオンシネマ多摩センター、イオンシネマ日の出[神奈川]イオンシネマ海老名、イオンシネマ座間、イオンシネマみなとみらい[新潟]イオンシネマ新潟南[石川]イオンシネマ新小松[岐阜]イオンシネマ各務原[愛知]イオンシネマ長久手、イオンシネマ常滑[三重]イオンシネマ東員[滋賀]イオンシネマ草津[京都]イオンシネマ高の原[大阪]イオンシネマ四條畷、イオンシネマ茨木[兵庫]イオンシネマ加古川、イオンシネマ三田ウッディタウン[山口]イオンシネマ防府[徳島]イオンシネマ徳島[香川]イオンシネマ綾川[愛媛]イオンシネマ今治新都市[福岡]イオンシネマ大野城[熊本]イオンシネマ熊本■4月19日(金)~4月25日(木)[大阪]扇町キネマ※上映日や上映時間は各劇場にご確認ください。※チケット販売は、各劇場にて行います。※一般1,600円(税込)、高校生以下1,000円(税込)(各種サービスデーや他の割引サービスはご利用いただけません)。※劇場情報等の詳細につきましては、下記サイトをご参照ください。 (※1)「柴田イ光彦」の「イ光」は「にんべん+光」が正式表記。(※2)「kino cinema神戸国際」の「e」は「アキュートアクセントを付したe」が正式表記。(C) RAI・TMS 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月20日劇場版アニメ『名探偵ホームズ』宮崎駿 演出話セレクション/デジタルリマスター版が、2024年3月22日(金)から4月18日(木)までの2週間、全国でリバイバル上映される。劇場版アニメ『名探偵ホームズ』宮崎駿演出、全国でリバイバル上映『名探偵ホームズ』は、コナン・ドイルの有名小説シリーズ『シャーロック・ホームズ』にユニークなアレンジを加えてアニメ化した作品。登場人物はすべて擬人化した犬で、名探偵ホームズや友人のワトソン、宿敵モロアッチ教授とオッチョコチョイな手下2人など、愉快で魅力的なキャラクターたちが活躍する冒険活劇となっている。劇場版アニメ『名探偵ホームズ』では、テレビアニメ『名探偵ホームズ』全26話の中から、宮崎駿が演出を務めた『青い紅玉(ルビー)』『海底の財宝』『ミセス・ハドソン人質事件』『ドーバー海峡の大空中戦!』の4話をセレクト。飛行機、軍艦、潜水艦など、あらゆるメカを駆使した追いかけっこのスリルとサスペンスに加え、ギャグと笑いが詰まったアクションも満載。老若男女をとわずに楽しむことができる。『この世界の片隅に』の片渕須直など日本を代表するクリエイターが参加また、制作の宮崎駿をはじめ、脚本には『この世界の片隅に』で知られる片渕須直、作画監督・キャラクターデザインは『耳をすませば』『火垂るの墓』を担当した近藤喜文、美術監督には『天空の城ラピュタ』『時をかける少女』を手掛けた山本二三など、名立たるクリエイター陣が参加している。さらに、今回のリバイバル上映ではオリジナルの来場者特典も配布予定。詳細は後日発表されるため、今後の情報も要チェックだ。劇場版アニメ『名探偵ホームズ』あらすじ霧の都・ロンドンのベーカー街にいるのは、パイプがトレードマークの名探偵ホームズだ。助手のワトソンとともに、難解な事件を明晰な頭脳で推理・解決。「名探偵ホームズ」テレビシリーズのうち、宮崎駿演出作品を抜粋した特別編集版第一弾、第二弾。<青い紅玉の巻/海底の財宝の巻>ロンドン上空に、奇声をあげて飛び回る真っ赤な怪鳥が現れた。市民が騒然とするなか、モロアッチは宝石店から“青い紅玉”を盗み出すことに成功するが、ポケットに入れていた“青い紅玉”はうっかりすられてしまう。スリを働いたのは、少年の振りをしたワケあり少女ポリー。ひょんなことからポリーと知り合ったホームズたちは、モロアッチからポリーと“青い紅玉”を守ることになるが...。ロンドン中に「冒険家ライサンダー大佐、海底でナポレオンの財宝を発見」というニュースが駆け巡っていた頃、ホームズとワトソンは、極秘製造中の潜航艇が盗まれた事件を解決するため、軍の司令官に招集されていた。ホームズが犯人のモロアッチ教授のアジトを教えると、憤慨した司令官は軍艦で出撃。司令官に反感を持つワトソンとやる気の起きないホームズを乗せて、軍艦はモロアッチの盗んだ潜航艇を追う。<ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦!の巻>ホームズのせいで失敗続きのモリアーティは、腹いせにハドソン夫人を誘拐。モリアーティは彼女の解放条件として、ホームズが美術館から名画を盗み出すことを提案するが、その真の目的は、窃盗によってホームズが逮捕されることだった。一方、アジトに連行されたハドソン夫人は、怯えるどころか部屋を掃除し始める天然ぶりを発揮。ホームズたちはハドソン夫人救出に乗りだすが…。【作品情報】『劇場版 名探偵ホームズ 青い紅玉(ルビー)の巻/海底の財宝の巻』上映年:1984年監督・演出:宮崎駿脚本:片渕須直声の出演:柴田侊彦、富田耕生、大塚周夫『劇場版 名探偵ホームズ ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦!の巻』上映年:1986年監督:御厨恭輔脚本:片渕須直絵コンテ、演出:宮崎駿声の出演:広川太一郎、富田耕生、麻上洋子、大塚周夫上映情報劇場版アニメ『名探偵ホームズ』40周年記念上映公開日:2024年3月22日(金)~期間限定上映公開劇場:全国117館チケット料金:一般1,600円、高校生以下1,000円(各種サービスデーや他の割引サービスは利用不可)※公開劇場は順次追加予定※劇場により上映日・上映期間が異なる、詳しくは各劇場のホームページを確認<公開劇場>■3月22日(金)~4月4日(木)[北海道]札幌シネマフロンティア[宮城]MOVIX仙台、ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原、イオンシネマ新利府[山形]イオンシネマ天童[茨城]MOVIXつくば、シネマサンシャイン土浦、ユナイテッド・シネマ水戸[栃木]MOVIX宇都宮[群馬]MOVIX伊勢崎[埼玉]MOVIXさいたま、MOVIX三郷、イオンシネマ春日部、イオンシネマ大井、イオンシネマ熊谷、イオンシネマ川口、ユナイテッド・シネマ新座、ユナイテッド・シネマ ウニクス上里[千葉]MOVIX柏の葉、キネマ旬報シアター ※3月23日(土)~、京成ローザ10、イオンシネマ幕張新都心[東京]新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、グランドシネマサンシャイン 池袋、MOVIX亀有、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場、ユナイテッド・シネマ豊洲、ユナイテッド・シネマとしまえん、イオンシネマ板橋、イオンシネマむさし村山、イオンシネマ シアタス調布、MOVIX昭島、シネマサンシャイン平和島[神奈川]チネチッタ、イオンシネマ港北ニュータウン、イオンシネマ新百合ヶ丘、MOVIX橋本、シネプレックス平塚、シネマワールド小田原(小田原コロナシネマワールド)[新潟]イオンシネマ新潟西[富山]イオンシネマとなみ[石川]ユナイテッド・シネマ金沢[福井]シネマワールド福井(福井コロナシネマワールド)[長野]イオンシネマ松本[岐阜]シネマワールド大垣(大垣コロナシネマワールド)[静岡]MOVIX清水、シネマサンシャインららぽーと沼津[愛知]ミッドランドスクエア シネマ、ユナイテッド・シネマ豊橋18、ユナイテッド・シネマ稲沢、ユナイテッド・シネマ岡崎、シネマワールド安城(安城コロナシネマワールド)、シネマワールド小牧(小牧コロナシネマワールド)、イオンシネマ名古屋茶屋、イオンシネマ大高[滋賀]イオンシネマ近江八幡[京都]MOVIX京都、イオンシネマ京都桂川[大阪]なんばパークスシネマ、MOVIX堺、イオンシネマ シアタス心斎橋[兵庫]MOVIXあまがさき、塚口サンサン劇場、kino cinéma神戸国際、OSシネマズ 神戸ハーバーランド[奈良]ユナイテッド・シネマ橿原[和歌山]イオンシネマ和歌山[岡山]イオンシネマ岡山[広島]シネマワールド福山(福山コロナシネマワールド)、イオンシネマ広島西風新都[山口]シネマサンシャイン下関[香川]イオンシネマ宇多津[福岡]ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、ユナイテッド・シネマ福岡ももち、ユナイテッド・シネマなかま16、シネマワールド小倉(小倉コロナシネマワールド)、イオンシネマ福岡[佐賀]イオンシネマ佐賀大和[熊本]熊本ピカデリー[大分]セントラルシネマ三光[宮崎]セントラルシネマ宮崎[鹿児島]シネマサンシャイン姶良■4月5日(金)~4月18日(木)[北海道]イオンシネマ江別、イオンシネマ旭川駅前[岩手]イオンシネマ北上[宮城]イオンシネマ名取[山形]イオンシネマ三川[福島]イオンシネマ福島[茨城]イオンシネマ守谷[群馬]イオンシネマ太田[埼玉]イオンシネマ浦和美園、イオンシネマ越谷レイクタウン[千葉]イオンシネマ市川妙典、イオンシネマ千葉ニュータウン[東京]イオンシネマ多摩センター、イオンシネマ日の出[神奈川]イオンシネマ海老名、イオンシネマ座間、イオンシネマみなとみらい[新潟]イオンシネマ新潟南[石川]イオンシネマ新小松[岐阜]イオンシネマ各務原[愛知]イオンシネマ長久手、イオンシネマ常滑[三重]イオンシネマ東員[滋賀]イオンシネマ草津[京都]イオンシネマ高の原[大阪]イオンシネマ四條畷[兵庫]イオンシネマ加古川、イオンシネマ三田ウッディタウン[山口]イオンシネマ防府[徳島]イオンシネマ徳島[香川]イオンシネマ綾川[愛媛]イオンシネマ今治新都市[福岡]イオンシネマ大野城[熊本]イオンシネマ熊本※上映日や上映時間は各劇場に確認※チケット販売は各劇場にて行う
2024年01月27日数々の演劇賞に輝いた、『セールスマンの死』(22年)のコンビが再び! 演出のショーン・ホームズと主演の段田安則が、今度はシェイクスピア4大悲劇のひとつである『リア王』に挑む。しかもこの古典的名作を、現代版として新たに創作するという。この大いなる挑戦を前に、段田は今なにを思うのか。その胸の内を探る。今までにないリア王が出来る、そんな希望を抱いて――『セールスマンの死』(22年)に続き、ショーン・ホームズさん演出作品への出演が決定しました。しかも今回はシェイクスピア作の『リア王』です。現在の心境は?もちろん楽しみは楽しみなんですが正直、「大丈夫かな?」という不安もあり、そのふたつの想いが半々といった感じです。『リア王』は30年以上前、蜷川幸雄さんの演出でエドガー役を演じました。それがとても面白く、強烈に残っているのですが、いざ自分がリア王をやるのかと思うと急に怖くなってしまって……。『セールスマンの死』のウィリー・ローマン役もそうでしたが、リア王もまさか自分がやるとは思ってもいなかった役なんです。でも、『セールスマンの死』がありがたいことに好評だったので、今回も自分なりの、今までにないリア王を創り上げればいいのではないか。そんな希望はありますね。――それは演出がショーンさんである、という心強さによるものでしょうか?そうですね。僕の中ではとても大きな存在ですし、『セールスマンの死』の時以上に演出に頼っている、「演出家がなんとかしてくれよ」みたいな感覚はあります(笑)。これまでも外国の演出家の方とは何人かご一緒していますが、中でもショーンさんとは相性が良く、無理なく稽古が進められる方だと思っています。とても明確な演出プランを持ちながらも、それを演者に押しつけるのではなく、柔軟な頭を持って一緒に作っていってくれる。またご本人もとても大らかで、稽古場の雰囲気が非常に心地良い。そういったところも自分に合っているのだと思います。――そんなショーンさんですが、今回は現代版『リア王』に挑戦されようとしているとか。それは僕もとっても楽しみですし、細かい内容はまだ聞いていないので、今から稽古が待ち遠しいです。ショーンさんがすごいのは、名作と言われる戯曲に、また違った面白さを加えられる演出力。そんなショーンさんの斬新な演出に、ぜひ注目していただきたいですね。また演劇が好きな方の中には、それぞれ心に残っている『リア王』というものがあると思うんです。過去の作品と見比べていただくというのも、ひとつの楽しさではないかと思います。――名作だからこその楽しみ方があるのですね。ええ、もう何百年前もから上演され続けている作品なわけですから。しかも今回はそれを、シェイクスピアの本場イギリス出身のショーンさんが演出する。それによってどんな仕上がりになるのか、僕自身とても楽しみです。現代に息づくシェイクスピアを感じてもらえるのでは――タイトルロールのリア王を演じる上では、どういったことが最初の足がかりになりそうでしょうか?明確にこんな感じ、というものがあれば不安も少ないのでしょうが……(苦笑)。でも自分の中でひとつ秘策がありまして、それは一度稽古場で試してみようとは思っています。とはいえ大失敗するかもしれないので、ここでは内緒で(笑)。まぁリア王と言えば立派な、堂々たる人物といったイメージですが、そのままを僕が演じるのは無理があると思っています。だから僕なりの、またちょっと違うアプローチをしていけたらなと。繰り返しにはなりますが、今回は現代版『リア王』ですからね。そこにすがっていきたいです。――演出のショーンさんだけでなく、共演陣にも頼りがいのある面々がそろいましたね。『セールスマンの死』の時もそうでしたが、今回もいい俳優さんばかりなのでとても楽しみです。中でもおじさんふたり(笑)、浅野和之さんと高橋克実さんは、事務所も同じで昔から気心の知れた間柄。ひとりで戦に行くのと、後ろにおふたりがいてくださるのとでは安心感がまったく違いますから。まぁ高橋さんに関しては『海をゆく者』(※23年12月より上演、再々演で高橋のみが初参加)で抜け殻にならないか、そっちのほうが心配ですけど(笑)。大変な作品続きでグッと力をつけてきていると思うので、『リア王』の時にはきっと、僕を凌駕するようなお芝居を見せてくれると思います。PARCO PRODUCE 2024『リア王』出演者。前原滉(中段右端)は、日本で上演されたショーン・ホームズ演出作品すべてに出演している――連続テレビ小説『らんまん』でも注目を集めた前原滉さんは、今回はもちろん、日本で上演されたすべてのショーンさん作品に参加されていますね。前原さんは面白い、いい俳優さんですね。また今回演じるオズワルドっていうのがちょっと嫌な、腹の立つ役で(笑)。前原さんがどう演じていくのかが楽しみですね。――段田さんにとっても大きな挑戦作になると思いますが、この舞台を通して、俳優としてどんなものが得られるではないかと思いますか?『セールスマンの死』の時も、死ぬまで忘れられない作品になったと思いましたが、この『リア王』に関しても、無事に最後までやり遂げられたら、俳優としてひとつ大きな仕事をさせてもらったなという、充実感が得られるのではないかと思っています。――最後に、読者の方へメッセージをお願いします。ショーンさんの演出で、現代に息づくシェイクスピアを感じていただけると思います。頼りがいのある共演者の皆さんと一緒に、一生懸命取り組みますので、ぜひ劇場に足をお運びください。取材・文:野上瑠美子<公演情報>PARCO PRODUCE 2024『リア王』作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:ショーン・ホームズ出演:段田安則小池徹平上白石萌歌江口のりこ田畑智子玉置玲央入野自由前原滉盛隆二平田敦子 / 秋元龍太朗中上サツキ王下貴司岩崎MARK雄大渡邊絵理 / 高橋克実浅野和之【東京公演】プレビュー公演:2024年3月8日(金)本公演:2024年3月9日(土)~3月31日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【新潟公演】2024年4月6日(土)・7日(日)会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場【愛知公演】2024年4月13日(土)~4月14日(日)会場:刈谷市総合文化センターアイリス大ホール【大阪公演】2024年4月18日(木)~21日(日)会場:Sky シアターMBS【福岡公演】2024年4月25日(木)~26日(金)会場:キャナルシティ劇場【長野公演】2024年5月2日(木)会場:まつもと市民芸術館主ホールチケット情報:()公式サイト:
2024年01月17日タレントの神田うのが6日に自身のアメブロを更新。哀しみの渦に飲み込まれた父親的存在だった人物の訃報についてつづった。この日、神田は「篠先生…報道で知ってから哀しみの渦…」と4日に亡くなった写真家の篠山紀信さんの訃報について言及し「私にとって心のお父さん的存在だった」と説明。「篠先生とは今から30年前まだモデルをしていた18歳の時に出逢いました」と明かし「幻冬社立ち上げの一発目(最初)の写真集を是非UNOで撮りたいとの事で話が進んでおりました」とつづった。一方で「その内容を知った父が『衣装もレオタードも着せないで撮影だなんてダメだ!!』と激怒し撮影は中止になりました」と告白し「これは肉体美を見せる芸術だと(決していやらしい目線の作品ではないと)篠先生始め、出版社側や事務所側もそう父を説得致しました」と説明。しかし「何が芸術だ 何も着せないでトーシューズだけ履かせて撮影するだなんてバレエという芸術を冒涜している!!」と言われたそうで、さらに「芸術を全く分かっておらん篠山紀信をここに連れて来なさい!!」と言われたことを明かした。また「途中で両親の猛反対を受けてしまい、でも話は進んでしまっていたので、その結果、37人のモデルとUNO含め38人のモデルの写真集『少女革命』の巻頭ページをするという事でなんとか着地致しました」と述べ「まだ18歳だった私はもちろん成人前ですから親の管理下にある訳でして、ダメなものはダメと理解致しました」とコメント。「でも話が進んでいただけに篠先生や周りの大人達をガッカリさせてしまった事に対しては申し訳ない気持ちでした」と当時の心境を明かしつつ「篠先生は世には出なくていいから、それでもどうしてもUNOを撮影したいとの事で」「誰もいない篠先生のスタジオで2人だけで私はトーシューズを履いて伸び伸びと踊り(撮影し)ました。2人だけの秘密の撮影です」と振り返った。さらに「タレントになった後も」「ちょくちょく撮影でご一緒する事もありその際にはいつも、変わらずぶっ飛びなUNOを優しく見守ってくれていました」といい「フィルターを通してお互い少年少女のように心を通わす事が出来た方」と篠山さんについて説明。「こんなカメラマンさんは後にも先にも篠先生だけでしょう。と大人になってから気付いた事です」と述べ「若かりし頃何度もお食事にも連れて行って下さった事もとても懐かしい思い出です」とつづった。最後に「神田うのが神田うのになる前から好きでいてくれた方。篠先生、UNOの事を見つけて下さり(関わって下さり)ありがとうございました」と感謝をコメントし「心からのご冥福をお祈り致します」と追悼。「どうかどうか安らかにお眠り下さい。大好きです」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年01月07日ジェイク・ギレンホールと、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『オペレーション・フォーチュン』のガイ・リッチー監督が組んだ最新作『コヴェナント/約束の救出』が、2024年2月23日(金・祝)より日本公開決定。日本版メインビジュアル、予告篇、場面写真10点が一挙解禁された。物語の舞台は2018年、アフガニスタン。米軍曹長のジョン・キンリーは、現地で通訳のアーメッドを雇う。彼の部隊はタリバンの武器庫を突き止めるが大量の兵を送り込まれ、キンリーとアーメッド以外は全員殺される。キンリーも銃弾を受け瀕死の状態となるが、アーメッドによって救出され、タリバン占領下の土地から無事妻子の元へと帰還した。だが、自分を助けたことにより、アーメッドがタリバンに追われる身となったことに愕然とするキンリーは、彼と家族を助け出すために、再びアフガニスタンへ戻るーー。ガイ・リッチー監督は、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で長編映画監督デビュー後、『スナッチ』『リボルバー』『ロックンローラ』『コードネームU.N.C.L.E.』『アラジン』『ジェントルメン』『キャッシュトラック』など、これまで主に痛快なアクション・エンターテインメントを世に送り出し、大ヒットを記録してきた。本作では、いまなお続くアフガニスタン問題と現地通訳についてのドキュメンタリーから着想を得て、これまでのフィルモグラフィーとは対照的な、リアルで緊迫感に満ちた壮大な社会派ヒューマンドラマに初めて挑んだ。主人公のジョン・キンリーには、『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞、『ナイトクローラー』でゴールデン・グローブ賞にそれぞれノミネートされたジェイク・ギレンホール。これまで数多の作品に出演してきた名優が、本作で初めてガイ・リッチーとタッグを組んだ。通訳のアーメッドには、リドリー・スコット監督作『エクソダス:神と王』やデンマーク映画『ある戦争』などへの出演で知られる、イラク出身のデンマーク人俳優ダール・サリム。堂々たる演技でジェイクの相棒役を見事に演じきった。そのほか、大人気シリーズ「ザ・ボーイズ」でメインキャスト“ホームランダー”役を演じているアントニー・スターや、『トレインスポッティング』の“シック・ボーイ”役で知られるジョニー・リー・ミラー、『リトル・ジョー』で第72回カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたエミリー・ビーチャム、『ウィッチマウンテン/地図から消された山』のアレクサンダー・ルドウィグらが脇を固める。今回解禁されたメインビジュアルは、戦地を駆けるキンリー曹長と通訳者アーメッドの姿を捉えたデザイン。戦地の緊迫感と国境を越えた2人の絆がひしひしと伝わってくるビジュアルとなっている。一方、日本版の予告編は2人が放り出された広大な荒野や大迫力の戦闘シーンが繰り広げられる。瀕死のキンリーを懸命に運びながら、ひたすら山中を進み、アメリカに帰還させるアーメッド。そして、タリバンに追われているアーメッドを救うため、再びアフガンへたった1人で戻るキンリーの姿が映し出され、キンリーとアーメッドの互いの尊厳をかけた約束が本作の鍵となることが暗示されている。『コヴェナント/約束の救出』は2024年2月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月23日8月より開幕するPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『桜の園』の演出家ショーン・ホームズが、7月12日(水) 明治大学にて特別講演会を実施した。『桜の園』は、ロシアの劇作家アントン・チェーホフが1903年に執筆、翌年に初演された作品。今回の公演では、台本はサイモン・スティーヴンスが現代の俳優が語るにふさわしい軽妙な台詞に書き換え、『セールスマンの死』を新たな解釈で魅せたショーン・ホームズがその演出手腕で『桜の園』を立ち上げる。特別講演の進行は明治大学文学部演劇学専攻教授の井上優、聞き手は文学部英米文学専攻教授の野田学、通訳は時田曜子。講義中盤からは『桜の園』出演者もスペシャルゲストとして参加。大学生トロフィーモフ役の成河、明治大学卒業生の天野はなの二人が登壇した。講義テーマは「演出家ショーン・ホームズのインスピレーション~古典演劇を現代に甦らせる~」。明治大学の学生のほか、『PARCO STAGE』でも公募し、中学生・高校生も含め幅広い年代の方も多数参加し関心度の高さがうかがえる。まず井上から、演劇の世界に入ったきっかけや演出家という道にたどり着いた経緯を問われたショーンは、丁寧に自身のヒストリーを話し始めた。その中で語った、舞台演出家という仕事の魅力について「見事な頭脳を持つ素晴らしい俳優の皆さんと共に時間と空間を共にして、作家の脳内を覗き込み、ビジョンを見つめることができる光栄な仕事。他のアーティストたちとできるだけ対話を持ち、コラボレーションしながら協働することで、自分自身、一人の人間として世界の現実に直面し、直視し、対面し、対抗し、考えることができる。人生の時間の過ごし方としては悪くないなと思っている」という言葉が印象的だった。野田から、2022年にショーンが演出したアーサー・ミラー『セールスマンの死』と同様に、近代古典の名作であるチェーホフ『桜の園』を日本のカンパニーでどのように作ろうとしているのかという核心に触れる質問が投げ掛けられると、「グッド・クエスチョン!」とショーンの目が輝く。1990年代半ばに伝統的な『桜の園』を上演する著名なプロダクションでアシスタントディレクターを務めたショーン自身、当時のことが頭から離れなかったという。だからこそ今回あらためて、きちんと戯曲と向き合ったと吐露した。「この戯曲には権力を巡る葛藤、戦いが描かれていると感じ、チェーホフの描いたキャラクターたちの持つ攻撃性や激しさを、日本の俳優たちが表現できる環境や世界というものを舞台上に作らなければいけないと思った。そのきっかけになったのは、ドラマトゥルクでジャーナリストの友人、エストニア人のイーロー・エプナーが共有してくれた、エストニア・リトアニア・ラトビアの諜報機関のトップへのインタビュー記事。それを読んで、権力そして自分の目的を追求することが、いかにそのロシアの文化、社会の中心にあるかということが分かった。暴力性を用いるということを厭わない社会性、文化性がある。そこで、この『桜の園』は登場人物にとってのバトルフィールド、つまりその戦場で人々が力をめぐって争っている姿が見えた」と、今回の演出コンセプトにまで話が及ぶ。そこで成河と天野も登壇。ロシア人であるチェーホフの戯曲をイギリス人であるサイモン・スティーヴンスがアダプテーションしたものを、広田敦郎が日本語に翻訳。その台本をイギリス人のショーンが日本人の俳優たちに演出をつけるという構図の中にいる二人に、「ぜひ稽古の様子を」と井上が促すと、「ショーンの稽古場は民主的で、お互いフェアでイーブンな関係でいるために徹底されていると思う」と成河。「ショーンさんが信頼しているサイモンさんの台本を日本語に翻訳した台本を皆で共有して創るのが良いと思った、と仰ったショーンさんが頼もしく、それが良い方向に作用しているように思う」と天野がつづけた。さらに井上から「チェーホフの戯曲は、ディスコミュニケーションがひとつのテーマ。稽古ではその表現をコミュニケーションするという矛盾した要求があると思うけれど、どのように解決しているのか」と問われると、「どの役も他人の話を聞かずに、自分の主張を好き勝手言っている。それぞれが役にきちんと向き合っていくと、こういう人はどこの国にもいる、という人物に成っていくので、敢えてディスコミュニケーションをデザインすることを考えなくても、きちんと劇として成立していくと思う。だからストレートに演技をするのみ」と力強く答える成河。つづけて、ショーンが「コミュニケーションが不全であることは、一人ひとりが一生懸命にコミュニケーションしようとするところから生まれる。つまり、それぞれが自分の視点から物事を伝えようとし、自分の目的を追求しようとしているから。それが相手に作用しないだけというのも相手も同じことをしているから」と話した。重ねて、「稽古をしていると、そのコミュニケーションがうまくいかない状態が本当に面白くて、一人で台本を読んでいる時には到底想像できなかったようなところが見えてきて、それがどうしようもなく愛しく思える瞬間が生まれる」と天野。高揚した天野が「ショーンさんの稽古は本当に面白くて、素晴らしい演出家だと思います!絶対に劇場に観に来てください!」と自主的に公演の宣伝を始めると、静かに聴き入っていた参加者たちから笑いと拍手が起こり、会場が一気に和んだ。ショーンの稽古について野田からさらに問われると、成河は「俳優が解放され、役として動き出す瞬間をずっと待ってくれる、驚くほど穏やかな演出家。強いアイデアと意志を持ちながら、同時に忍耐を持っている。笑いも絶えず、全員が心地の良い稽古場」、天野は「そういう眼差しを持っている演出家だからこそ、全員が自分自身の想像のもう少し先に飛び込んでみようとトライしている。とても熱い稽古場だと思う」と語り、稽古が充実している様子が手に取るように伝わった。ショーンは演出するにあたり、「できる限り作家に忠実で誠実であること。戯曲に書かれた文字に忠実ということより、その戯曲に込められたスピリットに忠実で誠実であるということ」を大切にしているという。さらに「チェーホフは明らかに俳優たちと時間を過ごすことが好きだった作家。どの登場人物も非常に素晴らしい役として描いているので、カンパニーとしてこの戯曲を上演することへの喜びと高揚感が持てる。チェーホフは、アンサンブルのあり方、人間は矛盾を内包している存在であること、ひとつの場面が次々と別の場面に遮られていく、ということを描くのが巧みな劇作家。今回の私たちの稽古でも、その3つを大事にしている。淡々とした穏やかなリズムでゆったり進んでいく作品になってしまわないよう、ギザギザと滑らかではない感じを大事にしながら作っている。それこそが人間の根幹にあるものであり、そこから人間らしさ、人間の痛みが見えてくるはずだ」と力強く語った。最後には質疑応答も行われ、成河からショーンに質問するという稽古場さながらの一場面も。会話は終始白熱、予定時間を超えてもまだまだ聞いていたいと思わされる、充実の特別講義だった。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『桜の園』『桜の園』チラシビジュアル作:アントン・チェーホフ英語版:サイモン・スティーヴンス翻訳:広田敦郎演出:ショーン・ホームズ【出演】原田美枝子、八嶋智人、成河、安藤玉恵、川島海荷、前原滉、川上友里、竪山隼太、天野はな、永島敬三、中上サツキ、市川しんぺー/松尾貴史、村井國夫■東京公演8月8日(火)~8月29日(火) PARCO劇場※8月7日(月)プレビューオープン■宮城公演9月2日(土) 東京エレクトロンホール宮城 大ホール■広島公演9月6日 (水) 上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)■愛知公演9月13日(水) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール■大阪公演9月16日(土)・17日(日) 森ノ宮ピロティホール■高知公演9月20日(水) 高知県立県民文化ホール オレンジホール■福岡公演9月23日(土)・24日(日) キャナルシティ劇場公式HP:
2023年07月15日演出家の野坂実を中心に、世界中の名作ミステリーを上演している「ノサカラボ」。その人気シリーズ、音楽朗読劇『シャーロック・ホームズ』が、「ノサカラボ TASTE OF SOUND WAVE Reading with Live music『シャーロック・ホームズ3』」として新たに生まれ変わる。名探偵シャーロック・ホームズ、その相棒ジョン・H・ワトスンを演じるのは、今回も山寺宏一と水島裕の最強コンビ。さらに豪華ゲスト陣とともに、“音”の魅力を最大限に引き出した劇空間を目指す。そこで野坂、山寺、水島の3人に、本作への想いをたっぷり語り合ってもらった。ふたりの会話により、ホームズとワトスンの関係がより豊かなものに――山寺宏一さん、水島裕さんによるシャーロック・ホームズシリーズも今回で第3弾です。これまでの感想、また手応えのほどは?野坂僕がちょっと頼りないところがあるので(苦笑)、おふたりには本当に支えてもらっているなと思います。おふたりとも常に上に行きたいという欲求をお持ちで、何気ない会話の中で、「こうすればもっと良くなるんじゃない?」といったヒントをくださる。一緒に良いものを作ろうと思ってくださることが嬉しいですし、こちらもより良いものにするため、毎回試行錯誤している感じです。山寺好意的な意見が多いので、どうやら楽しんでくださっているのかなと、それなりに手応えは感じております。ただ自分としては、もっとちゃんとシャーロック・ホームズになれるようにと言いますか……。「またあのシャーロック・ホームズを聞きたい」と言ってもらえるよう、そしてそういう想いを裏切らないよう、頑張ろうといつも思っています。水島生楽器の演奏と一緒に作る朗読劇って、ほかにそうないと思うんです。電気を通さない生の音楽と、僕らの言葉が重なり合う世界って。それは本当に大事にしたいなと。あとこの3人で言えば、『ラフィングライブ』(2015~19)からのおつき合いなので、もう8年に及ぶチームワーク。だから全然気負わなくていいですし、ゲストの皆さんのほうが、よっぽど大変じゃないかと思います。山寺そうですよね。我々はずっとホームズとワトスンのままですが、ゲストの皆さんは作品ごとに違う役作りをしなければいけないわけですから。水島約2時間で3作品、つまり3役って大変なことですよ!山寺まぁ僕の場合、ひと役の方が不安ですけどね。「ホームズだけで俺持つかな?」みたいな(笑)。水島山ちゃんはちょっと別格だから(笑)。山寺ちょっと変態なんです(笑)。水島でもホームズは変装シーンもあるでしょ?野坂そうなんです。今回もあえて変装シーンに作り変えたところもあるくらい。山寺それ大丈夫なの?ホームズファンの方に怒られない?野坂シャーロキアンですね。だから1回目は原作に忠実な、すごく真面目なものを作ったんです。でも2回目からは原作にない、少しユーモアのあるふたりの会話を足してみた。そうしたらこれが結構楽しんでもらえたみたいで。またそれによって僕らのホームズとワトスンの関係は、より豊かなものになったんじゃないかと思います。――今回は音楽だけでなく、効果音、いわゆるSEもすべて生で演奏されるそうですね。野坂はい。僕にとってこのシャーロック・ホームズシリーズというのはものすごく意味のあるもので、ベターではなくベストを目指したいと思っているんですね。そのために音楽、役者さんの声だけでなく、すべての音を生にしたいなと。つまりは三位一体でセッションしていく。そうすることで“音”に特化した、非常に豊かな表現が提案出来るのではないかと思っているんです。山寺でもさ、それは舞台上でどうやるの?野坂例えばドアの開閉音は、実際にドアを立ててやろうと思っています。ただそういうのが頻繁にあると、ちょっと忙しくなくなっちゃうとも思っていて。あと過去2作は全編で音楽が鳴っていた印象がありますが、これも僕としてはちょっと鳴り過ぎかなと。だから生SEが入るシーンは役者さんの演技だけにして、次のシーンへの転換時に曲がかかる、そんな構成をイメージしています。山寺僕の場合、“馬のいななき”なんかはよくやって欲しいって言われますけどね(笑)。「そんなの声優の仕事じゃない」って人もいますけど、わりと僕は積極的にやってきたほう。水島それ、声優の「仕事」というより、「出来る・出来ない」の問題だからね(笑)。山寺・野坂(笑)。手を入れることで長年愛される、ヴィンテージ家具のような朗読劇に――本シリーズは毎回豪華なゲスト陣も話題です。今回は連投となる大塚明夫さんに加え、田中敦子さん、津田健次郎さんが初参加されますね。山寺毎回素晴らしい方々と共演させていただいているのですが、今回のメンバーもまぁよくそろったなと思いますね。この時点で、もう成功したって勝手に思うぐらい(笑)。また僕にとってこの3人は、『攻殻機動隊 SAC_2045』のメンバーでもあるので、このシリーズでまた共演出来るのは非常に嬉しいです。水島僕と敦ちゃん(=田中)は、『フレンズ』という海外ドラマで10年ずっと一緒だったんですよね。だから僕としてはツーカーの仲だと思っていて。山寺敦ちゃんがどう思っているかは……。水島わかんないけどね(笑)。ツダケン(=津田)とは『キラキラ☆プリキュアアラモード』という作品で1年間一緒だったんですよ。その時から面白い芝居をする人だなと。あと明夫ちゃんのデビュー作には僕も参加していたりして。山寺さすが先輩、長くやってらっしゃる(笑)。水島すみません、長いだけでございます(笑)。まぁだから変な緊張感もないですし、あの3人がどういう演技を見せてくれるのか、とにかく楽しみですね。――改めておふたりでコンビを組む楽しみとは?水島すぐ隣で聞けますからね、山ちゃんの台詞を。これは贅沢ですよ。山寺僕こそですよ。裕さんがいてくれれば安心というか。しかもシャーロックに関してはもう3回目ですし、より良いコンビぶりを発揮出来るんじゃないかと思います。――では最後に、公演を楽しみにされているお客様に向けてひと言お願いします。野坂お客様からすると、どの公演が当たりで、どの公演が外れなのかってわからないと思うんです。でもこれは必ず当たります!山寺自分で言っちゃうんだ?(笑)まぁそれくらい自信があるってことだよね。野坂そうです、そうです!生音楽に生SE、さらにしっかりと芝居の出来る役者がそろっている作品なんてなかなかないですから。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです。水島絶対に心地良い空間になります。ぜひ一緒に、その空間を味わいに来てください。山寺僕、最近ヴィンテージ家具に目覚めたんですね。ずっと長く愛されているものを、しっかり手入れをして、自分も大切に使うって素晴らしいなと。で、このシャーロック・ホームズを今やるっていうのも、それに通じるものがあると思うんです。昔から愛されている作品を、僕たちの手を加えることで、また新たに楽しめるものにする。そんなヴィンテージ家具のような朗読劇になったらいいなと思います。取材・文:野上瑠美子撮影:石阪大輔<公演詳細>ノサカラボ TASTE OF SOUND WAVEReading with Live music「シャーロック・ホームズ3」■公演日時7月15日(土) 13:00開演/17:30開演7月16日(日) 12:00開演/16:30開演※受付開始45分前、開場は開演の30分前■公演会場東京・大手町三井ホール〒100-0004 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F
2023年07月14日チェーホフの四大戯曲として知られる『桜の園』を、『FORTUNE』、『セールスマンの死』で日本でもその評価を一気に高めたショーン・ホームズが演出。物語は、“桜の園”の領主ラネーフスカヤが5年ぶりにパリに戻って来るところから始まる。一族はすでに借金で首が回らなくなっているが、かつての栄華を引きずったまま。実業家ロパーヒンの助言も聞かず、のらりくらりと現実を見ようとしない。だが桜の園が競売にかけられる日は、確実に目の前に迫っていて――。稽古開始を前に、ラネーフスカヤ役の原田美枝子に話を訊いた。チェーホフの台詞は発する度に新しい扉が開いていくよう――チェーホフ作品には過去、『かもめ』(1999年)と『三人姉妹』(2000年)に出演されていますね。はい、蜷川幸雄さん演出の『かもめ』と『三人姉妹』に出演しました。それまでチェーホフを観たことはあったんですが、あまりピンとこなくて。でも実際に芝居をやってみると、どんどん奥に入っていけるような感覚がありました。それ以前に、蜷川さん演出の『リア王』に次女の役で出させていただきました。シェイクスピアに出てくる女性って、強くて怖い、男をダメにしてしまうような悪役が多い(笑)。私はもうちょっとナイーブな芝居をやりたいと思っていて。そうしたら40歳になったころ、『かもめ』をやる機会をいただき、これがすごく面白かったんです。――演じたからこそ実感する、チェーホフ作品の面白さとは?どんどん台詞が深くなっていく感じがするんです。最初は表面しか見えないのですが、稽古を進めるうちにどんどんその世界に入っていける。とても奥行きがあるというか。悪い例で言うと、3回やったら飽きちゃうような脚本もあるんです(笑)。でもチェーホフは、1か月稽古をしても、何度上演しても、どんどん違う扉が開いていく。俳優の仕事って役の内側にダイビングしていくような、中からその人物に触れていくようなところがあるんですが、チェーホフの台詞はその一つひとつを発する度に、こんな深い意味があったんだとか、こんな深い感情があったんだってことが見えてくるんです。しかもロシア人が書いた、ロシアの話であるにも関わらず、今の私たちがやっても十分にわかるわけですから。それはきっとチェーホフが、国とか言語とか文化とかそういったことの奥にある、“人”というものを深く見て、きちんと書いていたからだと思います。――今回演じられる“桜の園”の女主人ラネーフスカヤについては、現状どんな女性だと捉えていますか?憧れますよね、お金の心配をしないで生きていられる貴族なんて(笑)。私たちが生きていくためには働いて、お金を稼がないといけないわけですが、彼女はそうじゃない。「お金がないなら、あるところから持ってくればいいじゃない」と。その発想がすごく楽しいなって。自分はお金なんて少ししか持っていないのに、貧しい人に「くれ」と言われたら全部あげてしまうし、「こんなこと明日から絶対しないわ」と言っているのに、結局はまたあげてしまう。それでも憎めないというか、すごくチャーミングな、魅力的な女性だと思います。“喜劇”か“悲劇”かどうかは、観た人が決めればいいこと――チェーホフは『桜の園』を“喜劇”として書いたそうですが、原田さんは本作の喜劇性をどんなところに感じますか?たぶん“喜劇”とか“悲劇”って、端が決めればいいことだと思うんです。自分ではものすごく真剣に悩んで、「ああでもない、こうでもない」なんて思っていても、端から見れば「なにやってんだか」みたいなことはいっぱいあるわけですから。――それはつまり、舞台上の登場人物たちと観客の関係にも同じことが言えるのでしょうか。そう思います。そしてそれが喜劇かどうかは、観てくださった方が決めればいいかなと。ラネーフスカヤだって、視点を変えればめちゃくちゃな人ですからね。娘に「ロシアに帰るお金すらないかもしれない」なんて心配されているのに、全部チップとしてあげちゃうし。でもなんか最終的にはみんな明るいというか。そこがたぶん、チェーホフの人に対する愛情なんでしょうね。ラネーフスカヤに限らず、それぞれのキャラクターが本当に面白い。で、みんな好き勝手なこと、無駄なことをしゃべっているように見えて、実はその人の生き方がちゃんと出ていたり、すごく哲学的な素敵なことを話していたり、やっぱり無駄話だったり。そういうキャラクターの描き方も、チェーホフはとてもうまいなぁと思います。――では役者として取り組む上では、彼女たちの人生を、ただ一生懸命に生きるということでしょうか?そうです。自分自身の人生と同じように、ラネーフスカヤの人生も一生懸命に生きる。『三人姉妹』の最後にも、そんな台詞がありますよね。「生きていかなければ」って。これも私がすごく好きな台詞です。――演出は『FORTUNE』(2020年)、『セールスマンの死』(2022年)を手がけられた、イギリス人のショーン・ホームズさんです。すでに顔合わせされたとのことですが、どんな印象を受けましたか?ショーンさんってすごくパワフルで、それでいて繊細。そして明るいから、普通にお話出来るのがすごく嬉しかったです。なにか構えたりせず、ものを作る者同士として話し合える感覚がある。ちょっと聞いた演出プランも、すごく面白そうで!オーソドックスなドラマというよりも、ちょっと現代アートのような切り口になるんじゃないかと思います。そしてイギリス人のショーンさんが、日本人の私たちと、ロシアの作品を手がけることで、どんな相乗効果が生まれるのか。今から楽しみでなりません。取材・文:野上瑠美子撮影:石阪大輔ワンピース/ヨシエ イナバ(ビギ TEL03-6861-7678)靴/銀座かねまつ(銀座かねまつ6丁目本店 TEL03-3573-0077)イヤーカフ、ピアス、ブレスレット/すべてレスピロ、ネックレス、リング/ともにシンティランテ(すべてイセタン サローネ東京ミッドタウン TEL03-6434-7975)PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『桜の園』チケット情報『桜の園』東京公演のぴあアプリ先着先行を受付中!受付は、6月1日(木)23:59迄詳細は こちら() からこの機会にぜひ、ぴあアプリをDLのうえ、お申込みください!
2023年05月31日ミリー・ボビー・ブラウン主演のNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿2』より予告編とビジュアルが解禁された。本作は、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でイレブン役を演じ、世界的人気を獲得したミリー・ボビー・ブラウン主演・製作の本格ミステリー・アドベンチャーの待望の続編。本作でミリーは再び、あの名探偵シャーロック・ホームズの妹エノーラ・ホームズを演じる。この度、念願の探偵となったエノーラの前に立ちはだかる難事件と、自由奔放で型にはまらない捜査を進めていくエノーラの痛快な姿を収めた予告編が解禁。また、“探偵”らしい風格も覗かせるようになったエノーラが、新たな事件への挑戦状かのようにファイティングポーズをとるインパクトあるキービジュアルも解禁された。解禁された予告編では、ある時は妖艶なドレス姿で潜入捜査、ある時は銃を持った男との追走劇、ある時は逆に警察官に追われるお尋ね者に!?と、予想外の展開に奮戦するエノーラの姿が。そして簡単な人探しだったはずの依頼は、いつしか危険で強大な陰謀が渦巻く超難解事件へと姿を変えていくことに。「仲間を見つけ、協力すれば実力以上を出せる―。なれるわ...偉大な探偵に」という母の言葉に背中を押され、エノーラは頼れる兄シャーロックや、新たな友の助けも借りながら、難事件の解決に挑んでいく。併せて解禁された新たなキービジュアルは、迫りくる難事件に挑戦的な視線を送るエノーラの姿となっており、前作同様大きな反響が起こること間違いなしだろう。『マン・オブ・スティール』『ジャスティス・リーグ』のスーパーマン役などでお馴染みのヘンリー・カヴィル演じるエノーラの兄ホームズ、ティム・バートン監督作や「ハリー・ポッター」シリーズ、『英国王のスピーチ』などのヘレナ・ボナム=カーターがエノーラの母親役を務めるなど、豪華キャストの共演で贈る本作。知恵と勇気で事件に挑んでいく若き名探偵エノーラの物語に注目が集まる。Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿2』は11月4日(金)より独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年10月12日映画『エノーラ・ホームズの事件簿2』が11月4日(金)よりNetflixで独占配信となる。この度、本作の予告編とキービジュアルが公開された。前作『エノーラ・ホームズの事件簿』は、名探偵シャーロック・ホームズ(ヘンリー・カヴィル)の妹であり、好奇心旺盛で兄譲りの天才的頭脳を持つエノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)が難事件の解決に挑んだ。シャーロック・ホームズ顔負けの洞察力と、母に鍛えられた武術で次々と迫り来る脅威や謎に対して立ち向かっていくエノーラの姿は映画ファンはもちろん、ミステリーファンからも高い評価を獲得している。待望の続編となる本作では、ついに探偵の仲間入りを果たしたエノーラが晴れて自分の探偵事務所を開設する。しかし無名の新米探偵に入る依頼はなかなかなかった。そんなある日、遂に「行方不明の少女を探し出してほしい」という依頼が舞い込み捜査を開始。主演のミリー・ボビー・ブラウンは、現在も世界中を熱狂させ続けているNetflixの人気シリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で一躍大ブレイクをはたした。今後も『アベンジャーズ/エンドゲーム』やNetflix映画『グレイマン』の監督を務めたルッソ兄弟とタッグを組む主演作が控えるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。前作に引き続き、彼女は実姉のペイジ・ブラウンらと共にプロデューサーも兼務する。シャーロック・ホームズを演じるヘンリー・カヴィルは、『マン・オブ・スティール』『ジャスティス・リーグ』のスーパーマン役や、世界中で爆発的な人気を博すNetflixシリーズ『ウィッチャー』(シーズン1~2独占配信中)でもお馴染みの存在だ。またエノーラの母親役には、ティム・バートン監督作品や『ハリー・ポッター』シリーズ、『英国王のスピーチ』にも出演したヘレナ・ボナム=カーター。豪華キャストの共演で贈る本作、知恵と勇気で事件に挑んでいく若き名探偵エノーラの物語に注目したい。予告編では、ある時は妖艶なドレス姿で潜入捜査、ある時は銃を持った男との追走劇、ある時は逆に警察官に追われるお尋ね者に?と、予想外の展開に奮戦するエノーラの姿が。そして簡単な人探しだったはずの依頼は、いつしか危険で強大な陰謀が渦巻く超難解事件へと姿を変えていくことに。「仲間を見つけ、協力すれば実力以上を出せるー。なれるわ……偉大な探偵に」という母の言葉に背中を押され、エノーラは頼れる兄シャーロックや、新たな友の助けも借りながら、難事件の解決に挑んでいく。新たなキービジュアルは、迫りくる難事件に挑戦的な視線を送るエノーラの姿が。これから展開される謎の数々に期待が高まるデザインだ。『エノーラ・ホームズの事件簿2』11月4日(金)Netflixで独占配信
2022年10月12日ディーン・フジオカ×岩田剛典共演の月9ドラマ「シャーロック」の映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が、10月26日(水)よりBlu-ray&DVDリリース開始が決定した。2019年10月期に放送された「シャーロック アントールドストーリーズ」は、世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーンさん演じる誉獅子雄と、岩田さん演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する様子が描かれた。6月に公開された劇場版では、新木優子、広末涼子、村上虹郎、渋川清彦らが出演し、「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、華麗なる一族の闇に2人が迫っていく。今回特別版には、ディーンさんと岩田さん、そして西谷弘監督による製作の裏側を徹底解説するビジュアルコメンタリーや、メイキング映像などを収録した特典ディスクがセットになっている。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』Blu-ray&DVDは10月26日(水)発売、レンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年08月24日ミリー・ボビー・ブラウン主演・製作の本格ミステリー・アドベンチャー続編、Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿 2』より、前作超えのスケールを予感させる場面写真が初公開された。前作の舞台は、1884年のイギリス。エノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)が16歳の誕生日を迎えた朝に目を覚ますと、母親(ヘレナ・ボナム=カーター)が謎めいた暗号を残して行方不明に。別々に暮らしていた兄シャーロック(ヘンリー・カヴィル)らと久々に再会するも、兄たちに従わず、母親を探しロンドンへ。旅の途中で関わった“若き貴族の失踪事件”をきっかけに、世界の歴史を覆しかねないほどの恐ろしい陰謀へ巻き込まれ、命を狙われることになってしまう。続編となる本作では、前作で探偵の仲間入りを果たしたエノーラが、“行方不明の少女を探し出す”という依頼を受け、新米探偵として初めてのミステリーに挑戦。しかし、事件は思わぬ方向へ進み、危険で強大な陰謀に巻き込まれていく。再び、名探偵シャーロック・ホームズの妹エノーラ・ホームズをミリーが演じるほか、実姉ペイジ・ブラウンらと共にプロデューサーも兼務。シャーロック・ホームズ役はヘンリー・カヴィル、エノーラの母親役はヘレナ・ボナム=カーターが務める。公開された場面写真では、“探偵”らしい風格も覗かせるようになったエノーラや、世界で最も有名な名探偵シャーロック・ホームズの姿が写し出されている。Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿 2』は11月4日(金)より独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】エノーラ・ホームズの事件簿 2020年9月23日よりNetflixにて独占配信開始
2022年08月19日人気演出家・野坂実を中心に 2021年より始動した、世界中にある名作ミステリーを舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」。2022年9月10日(土)〜11日(日)にイイノホール(霞ヶ関)にて昨年大好評を博した音楽朗読劇「シャーロック・ホームズ」の第2弾が上演される。名探偵シャーロック・ホームズ役に山寺宏一、相棒ジョン・H・ワトスン役に水島裕という名コンビはそのままに、寿美菜子、山口勝平、大塚明夫という豪華なゲストを迎える本公演。野坂実、山寺宏一、水島裕の3人に注目ポイントなど話を聞いた。このホームズとワトスンは日本一だと思う――昨年大好評だった音楽朗読劇「シャーロック・ホームズ」の第2弾となります。この公演が決まった時のお気持ちを教えてください。山寺演じる前は、名作中の名作であり、世界一有名なミステリーであるシャーロック・ホームズを朗読で出来るのか? という気持ちもありました。原作は会話劇ではないので、どの様に表現するのだろうと。さらに“シャーロキアン”と呼ばれる熱狂的なファンが多い作品ですから、ハードルが高すぎると。ずっと弱気なことばかり言っていたんです。やってみたら、すごく楽しく出来たので、良かったなと思っています。野坂企画当初から50数本の短編を10年間くらいかけて上演していくというプランがあり、おふたりにはほんのりとそれを伝えておりました。「ちゃんとしたものを作ってくれないと続けるのは無理だよ」と言われたので、頑張ります!という気持ちです(笑)。ノサカラボ音楽朗読劇『シャーロック・ホームズ#2』チラシ――改めて、野坂さんはどんな事からこの様な音楽朗読劇の企画を思いついたのでしょうか?野坂シャーロック・ホームズの朗読劇をずっと続けている企画というのがなかなか無いのと、僕にとっては山寺さんと水島さんのホームズとワトスンが最高のコンビなので。「ラフィングライブ」(野坂、山寺、水島による演劇ユニット)もそうなのですが、ふたりの掛け合いが本当に楽しくて、この掛け合いを上手く活かせる舞台が無いかと思った時に「日本のホームズとワトスンだ!」ってひらめいたんです。六本木の駐車場か何かで、ビビビビってなってすぐにおふたりに電話したんです。水島そうだったの?!山寺ひらめいたのは聞いていたけど、駐車場っていうのは初耳。野坂このふたりのホームズとワトスンを思いついたことは、僕の中で“快進撃”な部分があるんです(笑)。すごくしっくりきて、この組み合わせは日本一だと心から思えたので。水島もう一回やっているけれど、改めてプレッシャーだな(笑)。山寺この3人はずーっと一緒にやっている仲間なので。本当はコロナ禍が落ち着いたら、今年こそは「ラフィングライブ」をやりたいと思っていたのですが、この状況なので。そういう意味では、朗読劇「シャーロック・ホームズ」を、新しいゲストを迎えて出来るということが本当に嬉しいです。水島ゲスト3人も身内みたいな感じで、とても親しい方々なんですよ。すごく楽しみです。本番を頂点にして演技がどんどんレベルアップしていく楽しさ――ホームズとワトスンの役作りはどの様に意識されていますか?山寺シャーロック・ホームズはこれまで世界中でたくさん映像化されているので、色々なタイプのホームズがいて。もちろん、原作のホームズが一番の基になりますが、皆さんとの掛け合いの中で「こう演じたいな」という気持ちもどんどん芽生えてきます。それが「ノサカラボ」版のホームズになれば良いなと。裕さんとは「ラフィングライブ」でずっと一緒にやっていますが、(水島さんを)巻き込んでいくという部分では、「シャーロック・ホームズ」と「ラフィングライブ」の共通点もあるなとも思いました。水島ラフィングライブでは「巻き込む側&巻き込まれる側」、僕がアタフタしているというスタンスは共通しているんですが、作品によって役柄が変わるじゃないですか。でも、この作品ではホームズとワトスンという役柄が固定されていて、毎年演じていくごとに深みが増していくのではないかという期待&希望があるんですね。去年は山路(和弘)さん、(島崎)信長くん、琴ちゃん(三石琴乃)がゲストで出てくれて、山ちゃんも含め、みんなの演技が本番を頂点にしてどんどんレベルアップしていったんです。それが面白くて楽しくて!自分としても、回数を重ねるごとに深みを増していくワトスンを演じたいと思っています。それを見つけるのも楽しみなんです。――ワトスンから見てのホームズの魅力、ホームズから見てのワトスンの魅力はどんな所にありますか?水島ホームズの魅力は“尋常じゃない所”ですかね。そして本人を目の前にしていうのもなんですが、山ちゃんのホームズは隣で聴いていて、すごく気持ちが良いんです。ワトスンならではの役得だなあと思っています。山寺ホームズにとってワトスンは、自分に無いものをもっているからコンビとして成立するんでしょうね。裕さんは大先輩ですから。水島大先輩じゃないよ〜!山寺人生経験、色々な役柄、今まで培ってきた色々なものが、ワトスンの中に反映されていくわけですよ。掛け合いをしていて本当に楽しいです。ふたりのキャッチボールが魅力の朗読劇――長年のお付き合いがある皆さんですが、野坂さんが演出家としておふたりのすごいなと思う部分はどんな所ですか?野坂お芝居というのは、相手の芝居を受けて、自分の中にあるものを出していくのだと思うので、能動的ではなくて受動的なんですね。でも、このふたりは相手のお芝居を確実に受けながら出していく。演技が上手という人は皆そうなんですよね。上手じゃない方は、自分が何を出すかだけに集中して、相手が何をやっても受け取らない。ふたりはキャッチする範囲がすごく広くて、どんな小さなことでも受け止めて返していく。「山ちゃん、こうくると思わなかったよ」「裕さんもそうきましたか」といったやりとりを稽古中もずっとしています。ホームズとワトスンという役柄を演じながらもふたりがキャッチボールをしている所がすごく楽しいです。去年も相当遊んでいらっしゃいましたから。水島そうですか?山寺そうですか?きちんと演出家の言うとおりにしていただけだよね。水島ね〜!野坂(笑)。もちろん押さえる所は押さえていただいてからの遊びですけどね。水島今こうして褒めてくれていますけど、「ラフィングライブ」の時は千秋楽までダメ出しするんですよ、この演出家!(笑)。山寺大量の。ダメ出しされたことは付箋に書いて、鏡にペタペタ貼っていくんです。最終的に自分が見えないくらいに! 台本にも付箋だらけで小学生の国語辞典みたいにどんどん太っていきますね。野坂朗読劇ではほとんどダメ出ししていないんですよ。自分で演出していても、すごく面白いなと思って見ている部分があります。朗読劇はお芝居の舞台よりは楽に出来ると思われる部分もあるかもしれませんが、おふたりの様な演技の上手い方と一緒に作っていくと、別ジャンルが生み出されていくんです。朗読だけでどの様にお話を表現していくか、セットの転換も無しにどう場面を変えていくかという新しい課題も見えてきて、それが面白いほど難しいんです。生演奏に生朗読「ここに来れば上質なものが見られる」――本公演では『唇のねじれた男』『技師の親指』『独身の貴族』という3本を朗読しますが、これらのお話を選んだ理由は何ですか?野坂『唇のねじれた男』というのはホームズ作品の中でもメジャーで人気がある作品なので入れました。前作は『花婿失踪事件』だったので、今回は“花嫁”が失踪する事件(『独身の貴族』)にしようと。これは、ホームズが過去の新聞を読むシーンが多い作品なので、どう演出しようかと考えている所です。『技師の親指』は朗読劇にあまり向かないだろうなと思って選びました。山寺“あえて”かい! これやるよって言われて原作を読むと「これ、どうやってやるんだろう」と思うのですが、今回もすごく思っていて。野坂今回はドラマを追加して書いているんです。前回は原作に忠実に作っていましたが、「もう少しドラマがあっても良かったよね」という意見もあったので、今回はよりドラマを少し立たせようと。山寺ひとりで説明する部分がすごく長いので、どう会話にしたら楽しいかな? と考えています。ホームズの「立板に水」の様な喋り方をどのくらいのスピードでやろうか、とか。そしてゲストの方がどう演技してくれるのかが楽しみですよね。僕と裕さんは役が固定されているけど、皆さんは3話それぞれ違う役柄ですから大変ですよね。野坂そうですね、すごく大変だと思うので深みのある演技をしてくださる方にお願いをしています。生演奏も今回クラリネットがひとり増えて。来年はヴィオラとか、出来れば毎年ひとりずつ増やしていきたいなという野望があります。作曲家の山中惇史さんはすごく苦い顔していらっしゃいましたが(笑)。水島フルオーケストラが完成するまでは僕たち持たないよ(笑)。野坂人気があるからやり続けるということだけではなくて、「ここに来れば上質なものが見られる」という、そんな企画にしていきたいです。「ラフィングライブ」でもずっと目指していてきたことなので。山寺昨年来てくれた方はもちろん、シャーロック・ホームズの朗読劇なんて面白いの?という方にぜひ来ていただきたいです。これが、意外と面白いんです。僕にとっては家族の様なメンバーと一緒にどんなものが生み出せるのか楽しみです。大塚明夫さん、山口勝平さん、そして何と言ってもイギリス帰りの寿美菜子さんがいます。この朗読劇のために留学したと言っても過言では無いと。我々は勝手に言い続けようと思っています! 19世紀のイギリスにタイムスリップしにいらしてください。水島去年やってみて、すごく贅沢な時間だなと感じました。基本的にスピーカーを通さない生演奏と一緒に朗読劇をやるというのは、本当に素敵な時間だったのです。お客さまにも同じ空間で一緒に味わっていただきたいですね。「面白くて、あっという間だったね!」って言ってもらえる様に、山ちゃん筆頭に頑張ります。イイノホールでお待ちしていますね。――今日は素敵なお話をどうもありがとうございました!取材・文:中村梢撮影:源賀津己朗読劇『シャーロック・ホームズ#2』チケット情報はこちら:
2022年08月19日現在公開中の『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』より、本作の主題歌であるアーティスト・由薫の「lullaby」とのコラボMVが公開された。世界的探偵小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを原案とし、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄と、岩田剛典演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する、フジテレビ系月9ドラマ枠で放送された『シャーロック』が映画化。ホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。主題歌である「lullaby」の詞は、新木優子が演じるヒロイン・蓮壁紅の心の叫びが描かれており、紅の心情に寄り添って、何度も書き換え、詞を完成させたという。映画の謎を解く鍵となる重要なシーンも用いた今回MVのの楽曲に対し、蓮壁紅を演じた新木は「『lullaby』は、言葉で表すのがとても難しい紅の感情や想い、そして心の叫びを代弁してくれている素敵な楽曲です」とコメントを寄せた。新木優子 コメント初めて聞いた時、パワフルで力強い中に、切なさや訴えたい何かを感じました。紅は自分の感情を表に出すことをせず、ずっと胸に秘めていて、一見それが可哀想に見えるキャラクターですが、その秘めている感情は、紅にとって大きな力になって寄り添ってくれています。私も力強く芯の通った紅にたくさんパワーをもらいました。「lullaby」は、言葉で表すのがとても難しい紅の感情や想い、そして心の叫びを代弁してくれている素敵な楽曲です。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』全国公開中
2022年06月28日現在公開中の『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』より、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄、岩田剛典が演じる若宮潤一が登場する最新ビジュアルがデジタルポスターとして解禁された。本作は2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、初回視聴率12.8%を獲得。初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と、フジテレビ月9枠で歴代1位を記録。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズの舞台を現代日本に置き換え、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮潤一が、東京で起こる11の事件を解決し、唯一無二のバディとしての絆と青春を描いた。映画版ではホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。ドラマシリーズで好評を博した、魅力的なキャラクター、テンポの良いスタイリッシュな演出、美しい映像はそのままに、映画ならではの重厚感と中毒性をもたらすのは『容疑者Xの献身』や『昼顔』などヒューマンドラマの名手・西谷弘監督。舞台は東京を離れ、閉ざされた離島。若宮の元に日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼があったが、その直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家の死と誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、そこに住まう、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち。周囲から遮断されたその島に言い伝わる伝説・人を襲う不気味な魔犬の仕業が囁かれ、連鎖するように次々に起こる事件。複雑に絡み合う人間関係と交錯する現在と過去。この島は開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか。そして、若宮に絶体絶命の危機が迫る。その時、獅子雄の決断は。やがてふたりが辿り着いた恐ろしき真相とは。徐々に忍び寄る恐怖が、やがて画面を覆いつくす。先日6月17日に公開初日を迎え、公開後の6月20日にはフジオカと岩田それぞれに縁のある名古屋・大阪での凱旋舞台挨拶を開催。そして続編を望む多くの観客からの拍手によって締め括られた。公開された最新ビジュアルは、メインビジュアルとはうって変わり、愁いを帯びた表情の獅子雄と何かを訴えかける表情の若宮が映し出されたデザイン。彼らの視線の先には一体何が待ち受けているのか。“その謎解きを、後悔する─”というキャッチコピーも本作品への期待を高める。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』公開中
2022年06月24日あの誉獅子雄と若宮潤一のコンビが帰ってくる――2019年、フジテレビにて連続ドラマとして放送され好評を博した『シャーロック』が待望の映画化。ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタントの獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮が、瀬戸内海の離島で起こった資産家の謎の死の真相に迫る『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が6月17日より公開となる。舞台を東京から離島へと移し、『シャーロック・ホームズ』シリーズの人気作『バスカヴィル家の犬』を原案にして描く本作は、新木優子、広末涼子、村上虹郎、小泉孝太郎、稲森いずみ、椎名桔平ら多くのゲスト出演者も登場し、ドラマ版とはまた違った重厚な物語が描かれる。そんな中で、ドラマと変わらぬ関係性と、お互いに少しだけ変化した部分も見せる獅子雄と若宮。ディーン・フジオカと岩田剛典はこの新たな物語とどのように向き合ったのか。またお互いに俳優業にとどまらず、音楽、企画・プロデュース業など幅広く活動する中で感じていることなども語ってもらった。続けられることは嬉しいこと――2019年放送のドラマ版以来、約2年ぶりとなった『シャーロック』の現場はいかがでしたか。ディーンまずは続けられることは嬉しいことだな、と思って。そこからのスタートでした。同窓会的な感じもありましたね。今回、劇場版で初めましての方も多かったですけど、西谷監督を筆頭にこの『シャーロック』という物語が連ドラで積み上げてきたものを、映画というまた違う媒体で楽しんでもらえるように作っていきました。コロナ禍での撮影だったのでその緊張感はありましたけど、撮影自体はリラックスとまで言ってしまうと語弊がありますが、いい緊張感を持って、いい作品をみんなで粛々と作っていく、そんな現場だったと思います。最初から続編ありきとか、プラットフォームを変えて同じ作品を続けていくということを企画として打ち立てたとしても、それに現実がついていかないことってあるじゃないですか。だから今回、こうやって映画という形になったのは、それだけ多くの方が観たいと思ってくださったからだと思うので、嬉しかったですね。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(C)2022「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」製作委員会岩田現実として久しぶりなんですけど“久しぶり感”はそこまで感じなかったです。同じ役柄とはいえ、時間も経っているから感覚を忘れていそうなものなんですけどね。撮影に入る前に、キャスト全員が集まるシーンとかはリハーサルを重ねたんです。そのときに、“ああ、若宮ってこういう感じだったな”って、自分の中にだいぶ勘が戻ってきたこともあって、撮影自体はハードな部分もありましたが、作品に入っていく心持ちとしては楽しめました。それからディーンさんも言っていましたけど、続編ができることはすごくありがたいことだと思いましたし、しかもスケールアップして劇場版としてお届けできることは嬉しかったです。――人気ドラマから劇場版になることへのプレッシャーはありませんでしたか。ディーンドラマの時に基礎が出来上がっていたので、特に不安もなく現場には入れました。岩田僕もプレッシャーはそんなに感じていなかったです。どちらかと言うとワクワク感の方が大きかったかもしれないですね。――『シャーロック・ホームズ』シリーズのファンに人気の『バスカヴィル家の犬』を原案に物語が作られたことに関してはいかがですか。ディーン脚本を読んだ時からこれに“バスカヴィル家の犬”とか“シャーロック”とかを付けなくてもいいんじゃないか、と思うくらい、この物語の独創性みたいなものを感じていました。だから、僕自身がそのことにプレッシャーを感じることはなかったですね。もしかしたら西谷さんはプレッシャーを感じていたかも知れないですけど、自分としては西谷さんの見たいと思う画をどうやって成立させるか、ということを考えてやっていました。岩田人気のお話というのはありますけど、正直、演じる上では原作ファンの方が観てどう思うか、というのはそれほど強く意識はしていなかったです。そういう側面的なところよりも、自分がリアルに感じたお芝居をシーンの中にどう積み立てていくか、構築の仕方に集中していました。あとはやはり西谷さんが演出を導いてくださるので、そこに神経を張り巡らせて、どんなボールが来てもキャッチできるようにと考えていました。若宮は狙ってやっていた部分もあります――改めて、獅子雄、若宮というキャラクターに対して感じたことを教えてください。ディーン誉獅子雄は、そのために一つ新しいスイッチみたいなものが必要なキャラクターでした。セリフ回しや立ち振る舞いが普通じゃないというか、例えるとF1の感覚というか。無意味にスピードが速いとか、スペックが高いことが、変人・奇人みたいな感じに映るといいな、と思っていました。必要なかったかも知れないけど、長台詞を呼吸しないで全部言い切ってみたり(笑)。今思うとドラマ版のときは本当に試行錯誤していたな、と思います。リアルな自分は静かに生きていて、獅子雄みたいに周りに迷惑をかけまくって、奇行を重ねるというのはないので(笑)。ただそれが周りから見てイタイ感じになるのは嫌だから、結果的にちょっとこの人は普通じゃない、というふうに見えることを考えていました。それが一つひとつの行動を極端にすることで、一番わかりやすく伝わると思って準備していったことを覚えています。岩田若宮はわりと怒ったり、泣いたり、笑ったりと喜怒哀楽がわかりやすく、感情のふり幅が出せる役だったのですごくやり甲斐があると思っていました。あとは、このミステリーサスペンスというテイストの作品の中で、ちょっと箸休め的な、観ていただく方にほっこりしていただくような役柄でもあったので、そこは西谷さんとも相談しながらですが、狙ってやっていた部分もあります。西谷さんが絶妙なさじ加減でさばいてくださるので、それが重厚なストーリーの中に違和感なく、サブリミナル的に出せたと思っています。――会見ではそんな若宮に、ディーンさんが母性本能をくすぐられたとおっしゃっていましたね(笑)。岩田狙ってやっていますからね(笑)。僕というか、西谷さんが、ですけど。――若宮のそういうかわいらしい部分は岩田さんの中にもありますか。岩田どうなんですかね(笑)。でも僕、意外にドジですし、落とし物とか忘れ物も結構多いです。――久しぶりの共演でお互いに変わったな、と思うところはありましたか。ディーン印象が違うってことはないですね。やはり1クール一緒にドラマを撮って、ずっと一緒に居たので、大体の人となりはわかるので。ただ今回、松山でロケがあったんですが、岩ちゃんの荷物の少なさには驚きました(笑)。これは本当に新しい発見だったと。岩田あははは(笑)。言われるまでわからなかったんですけど、そうみたいです。本当に必要最低限のものしか持って行かないので、確かに少ない方だとは思います。――今回、獅子雄と若宮は一緒に行動せず、それぞれに離れた場所から事件に関わる場面も多かったですよね。ディーン距離が離れていることに関しては、物語の中に自然とその必然性が落とし込まれているな、と思ったので、リモートでそれぞれに謎を解いて前に進んでいくことには違和感もなく、腑に落ちていました。岩田“リモートバディ”と言っていたんですけど、たまたまですが今のご時世にあった感じになりましたね。ただ実質的な距離は離れていましたけど、一緒に事件を解決していく上ではドラマのときよりもバディ感があったというか。若宮の“やらされてる感”が少なくなっていたので、あまり距離は関係ないと感じていました。ディーンドラマ版のときは、謎を解くことに対しての獅子雄の好奇心や抑えきれない衝動に、若宮が無理やり付き合わされている感があったと思うんですけど、映画版においてはより主体的というか、独り立ちしていくような側面もありましたね。バディとしてお互いの知恵や能力を持ち寄っていくところが、魅力じゃないですかね。謎を解くことでまた新たな悲劇のスイッチが押されてしまう――本作には多くのゲスト出演者の方々が登場しますが、迎え入れる側として意識していたことはありますか。ディーンバラエティ番組の司会者を二人でやっていて、そこにゲストが来るみたいな感覚に近いだろうな、とは思いますね。一人ひとりのキャラクターの魅力が前に出てくれば出てくるほど、作品として重層的なものになると思うので。ただその調整は監督がやることでもあるので、僕らはそこに対してあんまり意識はしていなかったですね。でも完成した作品を観たときに、すごく上質なエンターテインメント作品だな、と思ったのは、もちろん我々二人がドラマ版から続けてきたバディを見せるという物語もありながら、ゲストの方々のキャラクターが見せる物語もすごく見どころがあったからだと思うんです。そちら側の物語が盛り上がれば、こちらとしても受け甲斐があるし、被せ甲斐もある。結果、そうなることができて良かったな、と思っています。――ディーンさんが、蓮壁千里役の村上虹郎さんと撮影の合間にチェスを楽しんでいたというエピソードを聞いて、迎え入れる側としての配慮があったのかな、とも思ったのですが。ディーンそういう思いはなかったですね(笑)。単純にあの場にたまたまチェスがあって、やったら楽しくなるかな、くらいです。でも一人ひとりの登場人物に本領を発揮していただければ、結果、作品の本質的な良さにつながっていくというのは間違いないことなので、もしチェスをやったことがそこにつながっていれば良かったな、とは思います。現場でコミュニケーションを取ることは、それは役者同士に限らず、スタッフもですけど、お互いに意見交換することで作品への熱量は高まっていくものだと思うので、仕事の邪魔にならない範囲でやれればな、とは思っていました。――岩田さんも迎え入れる側として意識していたことはありますか。岩田僕はドラマ版で1クールできたことが自信になっていたというか。役柄に対して自分の中で整理がついていたので、誰がゲストとしていらしても若宮としてブレない感覚がありました。獅子雄とのバディとしての関係性であったり、この作品における若宮の位置は把握していたので、逆にもうゲストの皆さんには暴れてください、という気持ちでした。ブレないものをドラマ版で作れていたので、自分は本当にフラットでいられましたね。――お二人は完成作からはどんなことを感じましたか。ディーン謎を解くことでまた新たな悲劇のスイッチが押されてしまう。構造としてよくできているな、と思いました。――印象に残るキャラクターはいましたか。ディーン小泉孝太郎さんが演じられた大学教授(捨井遥人)の一途な感じはいいな、と思いました。脚本で読んだときと、実際に作品が完成したときの印象に、一番ギャップを感じたキャラクターでもありましたね。もうちょっと粘着質でストーカーっぽいのかと思っていたんですけど、可憐な感じもあって。これもまたひとつの悲劇だったのかもしれないですが、観終わったあとには、美しい恋心というか、愛というか、そういうものを感じました。岩田僕はとても悲しい物語なので、観終わった直後は言葉に詰まるというか、なかなか立ち上がれないような感覚もありました。どーんと、胸に来るものはありましたね。ボタンの掛け違いのようなことで人生が変わってしまう、愛の悲劇というか。恋愛の感情もあれば、家族の愛もあり、主従間の愛もあり……登場人物全員が愛という言葉で交わっていて。この映画のシチュエーションが普段の生活の中でよくあることか、と言われると、それはなかなかないことだとは思うんですけど、それでも人を愛する想いは誰しもが間違いなく持っているものだと思うので、そこは感情移入できると思います。この作品を通して何かを持って帰ってもらえるか、というとわからないですけど、映画というエンターテインメントとして楽しんでいただけるのが何よりかな、とは思います。全部ディーンさんになっている感じは憧れます――ドラマ版、劇場版と共演してみて、お互いに感じたそれぞれの魅力的な部分を教えてもらえますか。ディーンたくさんあり過ぎて言葉にできないかもしれないですが(笑)。例えば、とにかく自分でちゃんと考えて行動していることが、岩ちゃんからは伝わってきます。誰かに言われたことをやるという方法も、一つの方法論として悪くはないんですけど、自分から動くからこそ、これからどういうふうに活動の場が広がったり、深まっていくのかすごく楽しみになります。そういうところが興味を引くと思うんですよね。それが岩ちゃんの魅力の一つなんじゃないかと。演技でも、演技以外のお仕事でも“とりあえずやってみよう”という感覚は自分も持っているので、そこは好感が持てますね。――では、岩田さんが思うディーンさんの魅力は?岩田ご自分が携わっているプロジェクトのすべてを連動させていることがすごいなとシンプルに感じます。全部が言ったらバラバラの職種だと思うんですよ。それを同時進行していて、それぞれが離れていなくて、全部ディーンさんになっている。その感じはすごいことなので憧れます。――ディーンさんもご自身でその連動性のようなものは意識されているのですか。ディーンシナジーみたいなものがちゃんと生み出せればいいな、とは思っていますね。やはり時間は限られているものなので、例えば、俳優だけをやっている人と比べるとハンディキャップがすごくあるわけなんですよ。同じ回数バッターボックスに立てるわけではないので、そこでヒットをどれくらい打てるかを考えなくてはいけないので。それは音楽でも、他の仕事でも一緒だから、そのハンディキャップをどうやったら好転させられるか、というのは常に考えているかも知れないですね。とにかく時間が足りないので、悔しい想いはするわけですよ。一日24時間、一年365日をそれだけに費やせないわけですから。ゆえに悪あがきをしていますよね(笑)。――岩田さんもそこは共感できるのではないのでしょうか。岩田すごく共感できますね。スケジュール問題に関しては、マネージャーが戦ってくれて何とかここまでやってこれていますけど(笑)。ただどこか専門職を重んじるという風潮がまだあるとは思っていて。だからディーンさんの“全部やったっていいじゃん”みたいなところはすごくシンパシーを感じるし、結果、それがオリジナルになっていくことが一番理想だな、と思うんですね。やってみないと結果なんてわからないので。そういう精神は僕と似ているのかな、と思います。――では、そんなお二人で何か一緒にやるとしたら、何ができそうですか。ディーンうーん、何だろう。プライベートサウナのプロデュースとか(笑)。岩田いいですね! それ、ホントにちょっとやりたいかも(笑)。――(笑)。どんなこだわりを持ったサウナになりそうですか。ディーンやっぱり温度設定じゃないですかね。岩田110度ぐらいいってみます?ディーンいく? 結構攻めるね(笑)。そしたら水風呂は16度以下はちょっとキツイかな。18度くらいでいいかな。岩田95度の16度ぐらいですかね。ディーン16度、いっとく? 15度になるとキンキンだからね。岩田痛いですよね。肌が赤くなっちゃう。っていうか、何の話をしているんだか(笑)。二人あははは(笑)。※劇中では正反対のキャラクターを演じているディーンさんと岩田さんですが、クレバーでクールな印象や、俳優業にとどまらず幅広い活動をされていることなど共通点も多く、インタビューをしていても、お互いへのリスペクトが感じられ、とてもいい関係であることが伺えました。そんなお二人が約2年ぶりにタッグを組み、新たな事件に挑む本作。ぜひ、劇場でお二人の勇姿とともに、岩田さんもおっしゃっていたさまざまな“愛”の物語も感じていただければと思います。文=瀧本 幸恵写真=稲澤朝博ヘアメイク=花村枝美[MARVEE](ディーン・フジオカ)/ 下川真矢[BERYL](岩田剛典)スタイリング=村田 友哉[SMB International.](ディーン・フジオカ)/ 渡辺康裕[W](岩田剛典)<作品情報>『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』全国公開中『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』ポスター公式サイト:映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』予告編
2022年06月19日映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(6月17日公開)の公開直前イベントが9日に都内で行われ、ディーン・フジオカ、岩田剛典、西谷弘監督、ナイト(犬)が登場した。名探偵・シャーロックと医師・ワトソンの名コンビによる古典ミステリーの傑作を、現在の東京を舞台に映像化。原作上“シャーロック・ホームズ”にあたるディーン演じる誉獅子雄と、“ジョン・ワトソン”にあたる岩田剛典演じる若宮潤一が、バディを組んで数々の難事件に挑む。この日は観客から「仲が良いからこそ直してほしいところは?」という質問が飛び、ディーンは「我々の仲を裂こうとしてるとしか思えないんだけど」と苦笑。岩田は「本当に仲良いんですよ。さっきも2人でゲーセン行ってきました。1個言えるとしたら、UFOキャッチャーは僕の方がうまかったです」と答える。さらに「直してほしいところはないです。マスコミのみなさん、ないです」とダメ押しした。ディーンは岩田について「本当に適切な、適度な加減というものを知ってるんですよ。唯一言うとしたら、荷物が少なすぎるから、何か災害とかあった時のために、もうちょっと増やしておいた方が、安全面において良いんじゃないかなと思いました」と心配している点を明かした。また「自分を動物に喩えると?」と聞かれると、岩田は「犬っぽいと言われることが多いけど、意外と性格とかは猫っぽい。気変わりが激しくて飽き性ですし、そういう面では猫っぽいのかなと勝手に思っておりました」と回答し、ディーンは「岩ちゃんがたまに『魂がどこにいるのかな』みたいな時があるのは、たぶんそういうことなんでしょうね」と納得する。ディーン自身は「ペンギン? ペンギンでもウサギでも狐でもなんでも良いんですけど、なんかポケモンぽいのがいいんですよね。憧れます」と意外な回答で、「こうありたい動物像。ゆるキャラぽいのが良いなと思って」と説明した。イベントでは「犬性格診断」も行われ、監督も含めた3人全員が「チワワ」という結果に。ディーンは「まんまですね。チワワちゃんでした」と認めるも、岩田は「僕はハスキータイプが良かったですね。悔しいなあ。でもディーンさんと一緒で良かったです」と感想を述べる。監督は「(チワワタイプが)『ヤキモチを焼いてしまう』というのはわかる。ディーンさんと岩ちゃんがけっこうイチャイチャしてるわけですよ。自分がそういうシーンにしたくてやったのに、撮影終わってもイチャイチャしてるので、ちょっと嫉妬も覚えます」と心境を吐露した。しかし2人の相性は50%と結果で、「微妙だな」(ディーン)、「コメントしづらい」(岩田)と戸惑いを見せた。フォトセッションには作中で蓮壁ヴィル役を務めるシベリアンハスキーのナイトも登場し、観客も笑顔で見守る。岩田が頭を撫でていると嬉しそうに写真に収まっていた。
2022年06月09日ディーン・フジオカと岩田剛典が共演する『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の公開を記念して、「シャーロック アントールドストーリーズ」再放送で初の副音声企画が決定した。ディーンさん演じる誉獅子雄と、岩田さん演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する、月9ドラマ「シャーロック」。今回の再放送では、劇場版の監督・西谷弘演出による第7話の副音声を収録。行方不明となった祖父の捜索を依頼してきた少年との交流を描くこの回に、ディーンさん、岩田さん、西谷監督が参加した。ドラマ本編映像を見ながら、当時の撮影の思い出話や初出しエピソードトークなどを披露した3名。収録を終え、ディーンさんは「当時の思い出が蘇ってくるリアルなリアクションが音声で届けられたのではと思います。皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです」とコメントし、岩田さんは「収録中は、ドラマ本編がとても面白くて、気が付いたら見入ってしまっていました(笑)。劇場版ではより重厚感のあるストーリーになっているので、2人の関係性の成長を見守っていただける作品になっています。是非とも、ドラマ再放送をご覧になってもらって、劇場版で久しぶりに帰ってくるバディを楽しんでもらいたいです」とアピール。西谷監督は「この7話では成熟してきたもののマンネリ化を防ぐために、決めてきたルールを発展させたり、時には壊して遊べる話だったので、その分また違った表情が見どころだと思います」と語っている。再放送第7話は、5月12日(木)の秋田テレビを皮切りに、6月17日(金)(※放送日調整中)にフジテレビなどにて放送予定だ。「シャーロック アントールドストーリーズ」TV再放送はフジテレビほか27系列局にて再放送予定。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は6月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年05月04日映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が6月17日(金)に公開となる。この度、本作の公開を記念して、全国のフジテレビ局系列にて再放送されるドラマ『シャーロック アントールドストーリーズ』にて、シリーズとしては初の副音声企画が決定した。本作は2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、初回視聴率12.8%を獲得。初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と、フジテレビ月9枠で歴代1位を記録。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズの舞台を現代日本に置き換え、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮潤一が、東京で起こる11の事件を解決し、唯一無二のバディとしての絆と青春を描いた。映画版ではホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。ドラマシリーズで好評を博した、魅力的なキャラクター、テンポの良いスタイリッシュな演出、美しい映像はそのままに、映画ならではの重厚感と中毒性をもたらすのは『容疑者Xの献身』や『昼顔』などヒューマンドラマの名手・西谷弘監督。舞台は東京を離れ、閉ざされた離島。若宮の元に日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼があったが、その直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家の死と誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、そこに住まう、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち。周囲から遮断されたその島に言い伝わる伝説・人を襲う不気味な魔犬の仕業が囁かれ、連鎖するように次々に起こる事件。複雑に絡み合う人間関係と交錯する現在と過去。この島は開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか。そして、若宮に絶体絶命の危機が迫る。その時、獅子雄の決断は。やがてふたりが辿り着いた恐ろしき真相とは。徐々に忍び寄る恐怖が、やがて画面を覆いつくす。発表された副音声企画は、劇場版の監督を手掛けた西谷弘演出による第7話が対象。行方不明となった祖父の捜索を依頼してきた少年との交流を描き、シリーズのファンには「神回」といわれるエピソードだ。収録に挑戦したのは、ディーン・フジオカと岩田剛典、西谷弘監督の3名。久しぶりに再会した彼らは、ドラマ本編映像を見ながら、当時の撮影の思い出話や、今だから話せる初出しエピソードトークなどを披露した。収録を終えて、ディーンは「久しぶりにドラマ本編を見て、当時の思い出が蘇ってくるリアルなリアクションが音声で届けられたのではと思います」とアピール。岩田は「収録中は、ドラマ本編がとても面白くて、気が付いたら見入ってしまっていました(笑)。ぜひとも、ドラマ再放送をご覧になってもらって、劇場版で久しぶりに帰ってくるバディを楽しんでもらいたいです」とコメントしている。再放送第7話は、5月12日(木)のFNS系列局の秋田テレビを皮切りに、6月17日(金)(※放送日調整中)フジテレビなどにて放送予定。詳細は『バスカヴィル家の犬シャーロック劇場版』のホームページをチェックしてほしい。<ディーン・フジオカ(誉獅子雄役):コメント>監督が込めた思いだったり、アイデアだったり撮影当時に思ったことを視聴者に伝えられたらいいなと思って副音声収録をやらせていただきました。久しぶりにドラマ本編を見て、当時の思い出が蘇ってくるリアルなリアクションが音声で届けられたのではと思います。皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです。劇場版は、豪華なキャスト陣が出演していて、色々なドラマの軸があるのが見どころですので、劇場版もどうぞお楽しみに!<岩田剛典(若宮潤一役):コメント>コメディ要素が結構強かったイメージの7話だったので、撮影当時のエピソードだったり、監督からの演出の意図だったり視聴者の方に知ってもらえる良い機会になればと思いました。収録中は、ドラマ本編がとても面白くて、気が付いたら見入ってしまっていました(笑)。劇場版ではより重厚感のあるストーリーになっているので、ふたりの関係性の成長を見守っていただける作品になっています。是非とも、ドラマ再放送をご覧になってもらって、劇場版で久しぶりに帰ってくるバディを楽しんでもらいたいです。<西谷弘監督:コメント>久々にドラマを観て、手前味噌ですがやっぱり面白いなと思いました。なかなかの最強のバディが、作れていたなと改めて褒めたくもなりました(笑)。この7話では成熟してきたもののマンネリ化を防ぐために、決めてきたルールを発展させたり、時には壊して遊べる話だったので、その分また違った表情が見どころだと思います。劇場版では若宮の冒険活劇が見どころのひとつになっています。獅子雄が今まで見せたことのない顔や若宮の葛藤。そんな2人の新しい関係を見てもらいたいですね。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』6月17日(金)公開
2022年05月04日映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が6月17日(金)に公開となる。この度、本作の主題歌が新人アーティスト・由薫『lullaby』に決定したこと、そして予告映像が解禁となった。本作は2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、初回視聴率12.8%を獲得。初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と、フジテレビ月9枠で歴代1位を記録。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズの舞台を現代日本に置き換え、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮潤一が、東京で起こる11の事件を解決し、唯一無二のバディとしての絆と青春を描いた。映画版ではホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。ドラマシリーズで好評を博した、魅力的なキャラクター、テンポの良いスタイリッシュな演出、美しい映像はそのままに、映画ならではの重厚感と中毒性をもたらすのは『容疑者Xの献身』や『昼顔』などヒューマンドラマの名手・西谷弘監督。舞台は東京を離れ、閉ざされた離島。若宮の元に日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼があったが、その直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家の死と誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、そこに住まう、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち。周囲から遮断されたその島に言い伝わる伝説・人を襲う不気味な魔犬の仕業が囁かれ、連鎖するように次々に起こる事件。複雑に絡み合う人間関係と交錯する現在と過去。この島は開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか。そして、若宮に絶体絶命の危機が迫る。その時、獅子雄の決断は。やがてふたりが辿り着いた恐ろしき真相とは。徐々に忍び寄る恐怖が、やがて画面を覆いつくす。発表された主題歌『lullaby』で由薫は6月、ユニバーサルミュージックから、メジャーデビュー予定。楽曲制作を務めたのはToru(ONE OK ROCK)。彼へのオファーについて西谷監督は「ひとりの登場人物の心の叫びで“レクイエム”とお願いしました」と語り、Toru自身は「由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました」とした。さらに予告映像では、瀬戸内海に浮かぶ離島で、事件の捜査をしている獅子雄と若宮の姿が。じわじわと不気味に忍び寄る恐怖、ひとりずつ消えていく蓮壁家の関係者たち。この島に古くから伝わる伝説・黒犬の祟りとは何なのか、2つの誘拐と7人の関係者、13の嘘とは何を示すのだろうか。<由薫・コメント>身に余るチャンスをいただき、私なりに必死に映画に寄り添おうとしていたつもりが、気づけばこの映画が、そして『lullaby』が私に寄り添ってくれていました。大切なこの曲が、飛び立って、必ず皆さんに届きますように。<Toru(ONE OK ROCK)・コメント>人間の根底にある強く生きたいという気持ち、離れることのない絆や魂、この映画の作品に寄り添いつつ由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました。日本からまた1人、新たなシーンを作り出してほしいなと今後も楽しみにしています。<西谷弘監督・コメント>映画音楽の制作に携わり、最初のデモにして胸をドンと突かれたのは初めての経験でした。昨今、より複雑で難解な楽曲が流行る中、届いたのは力強くも繊細なストレート。それ故に高いクオリティが求められた曲が心に響いたのです。ネタバレにもなるので多くは語れませんが、オーダーは一人の登場人物の心の叫びで“レクイエム”とお願いしました。対して音楽家は“ララバイ”と応えてくれました。ラストシーンを観てもらえればわかると思いますが、音楽家は監督以上に人間を捉え、人の絆にも輪郭を与え、登場人物の心を解放してくれたのです。Toruさん、由薫さん、スクリーンに切なくも愛しい息吹きを注ぎ込んでいただき心から感謝しております。『バスカヴィル家の犬』6月17日(金)公開■リリース情報由薫『lullaby』6月予定
2022年04月28日ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄と、岩田剛典演じる若宮潤一という名探偵バディが、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に迫る『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』。この度、本作の最新予告映像が公開され、主題歌を「ONE OK ROCK」のToruがプロデュースしていることが分かった。本作の主題歌は、新人アーティスト由薫(ゆうか)が歌う「lullaby」。西谷弘監督が楽曲制作をToruさんに依頼し、切なくエモーショナルな楽曲が仕上がった。Toruさんは「人間の根底にある強く生きたいという気持ち、離れることのない絆や魂、この映画の作品に寄り添いつつ由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました」と話し、西谷監督は「オーダーは一人の登場人物の心の叫びで“レクイエム”とお願いしました。対して音楽家は“ララバイ”と応えてくれました。ラストシーンを観てもらえればわかると思いますが、音楽家は監督以上に人間を捉え、人の絆にも輪郭を与え、登場人物の心を解放してくれたのです。Toruさん、由薫さん、スクリーンに切なくも愛しい息吹きを注ぎ込んでいただき心から感謝しております」と明かす。この曲で6月にメジャーデビューも決定した由薫さんは「大切なこの曲が、飛び立って、必ず皆さんに届きますように」とコメントしている。到着した予告編では、そんな子守歌が響き渡る。瀬戸内海に浮かぶ離島で、事件の捜査をする獅子雄と若宮。そんな中、恐怖が不気味に忍び寄り、蓮壁家の関係者たちが消えていく。伝説・黒犬の祟りとは何なのか、2つの誘拐と7人の関係者、13の嘘とは何を示すのか?緊張感あふれるダイナミックな映像となっている。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は6月17日(金)より全国東宝系にて公開。「lullaby」は6月リリース予定。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年04月28日ワーナー・ブラザースと系列のHBO Maxが、『シャーロック・ホームズ』のスピンオフシリーズを計画していることがわかった。主人公のふたりではない、これまで映画に出てこなかったキャラクターを中心に据えるもので、2本の違ったシリーズが検討されているという。エグゼクティブ・プロデューサーは、ロバート・ダウニー・Jr.と妻スーザン・ダウニー。シリーズはHBO Maxで配信される。ワーナーとHBO Maxは、すでにほかにも映画のスピンオフのシリーズを製作している。『スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』からは、ジョン・シナを主人公にしたスピンオフ『ピースメイカー』が生まれ、日本でも今月15日に配信開始となる。また、現在公開中の『THE BATMAN―ザ・バットマンー』からは、コリン・ファレル演じるペンギンを主人公にしたシリーズが作られる予定だ。文=猿渡由紀
2022年04月06日HBO Maxで、ロバート・ダウニー・Jr.主演の映画『シャーロック・ホームズ』シリーズから2本のスピンオフドラマが誕生する模様。「Variety」誌によると、現在企画の初期段階とのこと。ロバートは妻のスーザン・ダウニー、アマンダ・バレル(ロバートの製作会社「チーム・ダウニー」)、映画版の製作に携わったライオネル・ウィグラムともに製作総指揮を務めるという。HBO Maxでは、今年『ザ・スーサイド・スクワッド』からジョン・シナ演じる「ピースメイカー」を主人公としたスピンオフドラマが作られ、配信開始に。すでにシーズン2への更新も決まっている。また、『THE BATMAN−ザ・バットマン−』からコリン・ファレル演じる「ペンギン」を主人公としたスピンオフドラマも製作進行中だ。しかし、『シャーロック・ホームズ』のスピンオフドラマ2本に関しては、主人公は既存のキャラクターではなく、新たなキャラクターになるとのこと。長らく製作・公開が待たれている映画版第3弾に登場するキャラクターだという情報もある。ダウニー夫妻が『シャーロック・ホームズ』のスピンオフドラマを製作することは2020年にも報じられたが、2年が経ち、より具体的になってきたようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2022年04月06日海外ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(全5話)が現在「スターチャンネルEX」にて全話独占配信中だ。この度、主演のオリー・アレクサンダーが日本のためにオンラインで応じてくれた、貴重なインタビューを初公開となった。本作は1980年代のイギリスを舞台にHIV/エイズに翻弄されるゲイの若者たちの10年を描いた物語。先日発表された英エンパイア誌、英ガーディアン紙それぞれが選ぶ2021年テレビ作品第1位という2冠に輝き、米ニューヨーク・タイムズが選ぶ2021年テレビ作品ベスト10にも選出されるなど高い評価を獲得。その勢いは留まるところを知らず、世界中に拡大している。さらに、先日1月21日にはオリーの音楽アーティスト名義であるYears & Yearsが3年ぶりとなる新アルバム『Night Call』を発売。SIRUPを迎えた『スターストラック(SIRUPリミックス)』も収録され、日本でも大きな話題だ。本作への出演経験からも大きな影響を受けたという待望の新作に、熱い視線が止まらない。解禁されたインタビューは、本作の舞台となる1980年代が1990年生まれのオリーにとってどのような時代だったか、という質問から始まる。「90年代から00年代前半に子ども時代を過ごした私個人的には、自分が体験できなかった時代ということもあり、80年代はスーパークール(=とってもかっこいい)だと思っていました。電子音楽やシンセサイザーなどぶっ飛んだ文化が主流でしたし、インターネットが普及する前、本格的なデジタル時代が始まる前ですから、そういった意味でもノスタルジーを感じますし、愛着を感じます」と80年代に対しての前向きな印象を語る。そして「ゲイのコミュニティにとって80年代はHIVの蔓延もあって、非常に重要な時代だったと言えます。80年代の当初、HIVという病気に対して一般社会は誤解や偏見を持っていましたし、ゲイやクィアであることの意味を知ったり、彼らに対する理解もまだ進んでいませんでした。“恐れ”が時代を包んでいた、と言えます。LGBTの人々に対する保護というものは殆どありませんでした」と80年代の実情を明かした。英国で放送開始されてからHIV検査数が記録的に伸び、社会現象を巻き起こした本作が、今の世の中で放送、配信される意味については「社会現象が起こることや、実際に放送される時期に今のようなコロナの状況になっているなんて、撮影段階ではキャスト・スタッフは誰も予想できませんでした。コロナという社会状況があってもなくてもこのドラマが伝える本質は変わりませんが、放送がコロナ禍と重なったことで、英国人はこのドラマをより自分事として受け入れることが出来たと思っています。今、皆が死に至るウイルスの蔓延を体験しているからです」とコメント。さらに「このドラマは英国内で大きな反響を呼び、様々な意見も交わされました。HIV検査キットの1週間の注文数が史上最高を記録したり。とにかく、これだけの反響があったというのは、信じられないことですね」と本作がもたらした影響の大きさに自身でも驚きを見せる。演じたリッチーという役柄については「私自身は似ている部分が多いと思います。役者を目指している点、18歳の時にロンドンに移住した点、大きな夢を持っている点など、まさにリンクしています。また、リッチーは常に隠し事を持っていて、自分のセクシャリティを家族に隠していたり、HIV陽性診断を受けた時はそれを隠していました。そういった傾向の大きな原因は、自分のセクシャリティに対する恥の感情だと思います。だから、自分をオープンにすることができない。その感情は、私が若い頃に持っていたものと同じで、私自身もゲイである自分が嫌で、自分ではない他の誰かになろうとしていました」と、自身の役柄へ深い共感を寄せた。また「Years&Years」として約3年半となる新作アルバム『Night Call』を発売したが、オリーはリッチーを演じた経験を通してアーティスト活動にも影響があったことを明かしている。「このドラマでリッチーを演じることは、アーティストとして、これまで持っていなかった創作プロセスを与えてくれました。陽気で人生を謳歌したいという彼の役作りは簡単ではありませんでしたが、とても楽しかった」。そして撮影現場では80年代の素晴らしい音楽をよく聴いていたのですが、そこからインスピレーションややる気を得ることができました。このドラマが持つ強力なメッセージ性にも影響を受けましたし、とても素敵な撮影チームや共演者からの影響ももちろんあります。ドラマの様々な要素から、とてもいい影響を得ることができました」とリッチー役を通して俳優だけでなくアーティストとしても成長したことを明かした。■配信情報海外ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(全5話)スターチャンネルEXにて全話独占配信中公式サイト:
2022年01月24日80年代ロンドンに生きる若者たちが、忍び寄るHIVの足音に翻弄されながらも今をパワフルに生きる青春ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』。イギリス本国で放送・配信されるやいなやHIVの検査数が記録的な伸びを見せるなど、社会現象へと発展した話題作に、ミュージシャン“Years & Years”としても世界的な人気を誇るオリー・アレクサンダーが主演。大学進学をきっかけに地元を離れ、ロンドンで青春を謳歌するゲイの青年リッチーを、LGBTQ+アクティビストとしても活躍する彼はどう演じたのか。リモートインタビューを行い、話を聞いた。──90年代生まれのオリーさんは、80年代に対してどんな印象を持っていますか?僕が子供の頃は、“ダサいファッションと髪型の80年代”という見方が普通だった(笑)。でも、個人的にはスーパークールな時代だと思っている。エレクトリックミュージックなどの登場で音楽カルチャーはぶっ飛んでいたし、本格的なデジタル時代が始まる前のノスタルジーもいいよね。どこか愛着を感じているよ。──リッチーたちが暮らすイギリスの80年代にはシビアな面もありますね。マーガレット・サッチャーが緊縮財政政策を推し進め、社会はその影響を大きく受けていた。だから国自体は貧しかったのだけど、社会的・経済的な活動は活発で。ゲイのコミュニティにとっても、非常に重要な時代だったと言えるよね。その主な理由はもちろん、HIVの蔓延。当時はHIVに対する誤解や偏見があったし、ゲイやクィアに対する理解も進んでいなかった。“恐れ”が時代を包んでいたんだ。『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(c) RED Production Company & all3media international──リッチーとご自身の人生に重なる部分はありますか?似ている部分は多いと思う。彼は役者を目指していて、18歳からロンドンに住み始めた。お芝居をしたり、ステージに立ったりすることで輝きたい。そういった大きな夢は、まさに僕自身も持っていたものだよ。もちろんすべてが同じではないけど、彼の言動の理由などを理解するのはとても簡単だった。──ちょっと気まぐれで、つかめない部分もある青年ですね。彼には常に隠し事があるんだ。セクシャリティを家族に隠していたし、HIV検査の結果も仲間たちに隠していた。現実をそのまま受け入れようとしないんだよね。その大きな原因は、自分のセクシャリティに対する恥の感情にあると思う。だから、自分をさらけ出せないんだ。僕自身、もっと若い頃はそうだった。ゲイである自分が嫌で、自分ではない誰かになろうとしていたこともある。リッチーはたまに、ジョークを言って注目を集めようとするよね。本心を隠すために。以前の僕も、同じようなことをよくしていたな。──でも、彼ほど自己中心的ではないのでは?(笑)そうだね。僕自身はもっと思いやりのある人間だと思いたい(笑)。リッチーは時々とても自己中心的で、そんな彼を仲間たちが諭してくれる。仲間を愛しているけど、たまに失礼なんだ。彼のそういった面には、正直なところちょっとうんざりした(笑)。とは言え、演じるうえで一番魅力的だったのはリッチーの複雑な人間性。まあ、人は誰でも複雑な内面を持っているものだけど、ドラマに登場するゲイのキャラクターから複雑さを感じられるのは珍しいことだと思う。『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(c) RED Production Company & all3media internationalリッチーを演じたことで音楽活動の創作の幅が広がった──ミュージシャンとしての表現手段も確立しているオリーさんが、役者としての表現で大切にしていることは?音楽においては、曲を書くにしても、歌うにしても、ステージでパフォーマンスをするにしても生(なま)の表現が大事。ある意味、湧き出てくるものとも言えるかな。一方、お芝居も生の表現を届けるのに変わりはないけど、そのためには役にしっかりと入らなくてはいけないし、台詞も覚えなきゃいけない。もう少し脳を使う感じだね(笑)。それに、俳優としての活動が音楽活動に影響を与えることもある。このドラマもそうで、リッチーを演じたことで創作の幅が広がった。撮影現場で聴いていた80年代の素晴らしい音楽が、インスピレーションやモチベーションにつながることもあったよ。物語が持つ強力なメッセージ性からも影響を受けたしね。とてもいい相互作用が生まれていたと思う。──出演作はどのように決めていますか?出演作に求めるものはいろいろあるけど、何よりもまず、語りがいのあるキャラクターを演じたい。ゲイのキャラクターがいいな。そう考えると、このドラマのリッチーに出会えたことは本当に幸運だったと思う。こんなにも素晴らしい作品の脚本が手元に届くことって、本当に稀なんだ。登場人物たちは魅力的だし、テーマはシリアスなのにユーモアがある。脚本を読んでいても、先の展開をもっともっと知りたいと思えたよ。『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(c) RED Production Company & all3media international──ユーモアと言えば、リッチーたちの共同生活が楽しかったです。ピンクパレス(リッチーと仲間が共同生活を送るアパート)ね!ピンクパレスのシーンは、脚本を書いたラッセル・T・デイヴィスの実体験を基にしているんだ。ピンクパレスの撮影はキャストがみんな集まることもあり、すっごく楽しかった。僕自身、実は数年前まで友人とハウスシェアをしていたんだ。いい経験だったよ。床で寝たり、夜な夜なパーティーをしたり、部屋を散らかしたりしてね(笑)。まるでリッチーたちみたいだった。自分の人生を変えた、ガス・ヴァン・サントの『マイ・プライベート・アイダホ』──社会に問題提起する作品であり、普遍的な青春ドラマである『IT’S A SIN哀しみの天使たち』が人生を変える1作になった人もいると思います。オリーさんにもそんな1作はありますか?もちろん!たくさんあるよ。ひとつ挙げるなら、ガス・ヴァン・サントの『マイ・プライベート・アイダホ』かな。ふたりの青年が旅に出て、美しい恋模様を繰り広げる。リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブスが素晴らしいし、映像美にも心を奪われた。楽しめたし、喜びを感じたし、胸を引き裂かれもしたよ。本当に、魔法みたいな1本なんだ。──今後、一緒に仕事をしてみたい監督や俳優はいますか?絶対にガス・ヴァン・サント!そしてメリル・ストリープ!彼女の息子役を演じられたら最高だよ(笑)。あとは……、どうしよう。たくさんいるのに名前が出てこない(笑)。『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』の人たちとか?最近のお気に入りドラマだから、あの中に混ざってみたいな。取材・文:渡邉ひかる(c) RED Production Company & all3media international海外ドラマ 『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』 (全5話)スターチャンネルEXにて全話独占配信中 & Years 新アルバム“Night Call”(イヤーズ&イヤーズ『ナイト・コール』)国内盤 CD 2022 年2月16日(水)発売輸入盤&デジタルは 2022 年1月21日(金)発売・配信開始
2022年01月21日ディーン・フジオカと岩田剛典が名探偵バディを組む『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の特報映像が到着。新たなキャストも発表された。ホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に、獅子雄(ディーンさん)と若宮(岩田さん)が迫る本作。舞台は、閉ざされた離島。若宮の元に、日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼が舞い込むも、その直後、資産家が謎の変死を遂げてしまうという展開を迎える。到着した映像では、事件に翻弄される獅子雄と若宮が描かれ、謎解きを後悔するかのように慟哭する獅子雄と、涙する若宮の姿も確認することができる。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』特報映像さらに、誘拐未遂事件の被害者であり、物語のキーとなる資産家の娘・蓮壁紅を新木優子。資産家蓮壁家の当主・千鶴男を西村まさ彦、その妻で車椅子生活を送る・依羅を稲森いずみ。父の遺産の行方が気になる長男・千里を村上虹郎。蓮壁家に仕える使用人・馬場杜夫を椎名桔平が演じることも決定。ほかにも、紅に想いを寄せ、蓮壁家へ出入りをする大学准教授・捨井遥人役に小泉孝太郎。蓮壁家からリフォームを請け負うリフォーム業の冨楽夫婦役に広末涼子と渋川清彦。TVドラマシリーズレギュラーである、佐々木蔵之介演じる警視庁捜査一課長の江藤礼二も登場、その部下の刑事・小暮クミコを山田真歩が演じ、獅子雄と若宮とのやり取りも健在だ。▼新キャストコメント・新木優子今までに挑戦したことのない役だったので、撮影前は不安なこともあり緊張していましたが、監督や共演者の皆様のおかげでこの役に向き合うことができたと思います。私の新しい一面をお見せできると思いますし、新木優子ってこんな役もできるんだと思っていただけると嬉しいです。・広末涼子私自身も、この作品をスクリーンで観ることが出来る日が楽しみでなりません。主演のお二人の素晴らしいタッグ、錚々たる俳優陣が生みだすサスペンス性と緊張感、そして物語のスケールの大きさ。全てにおいて期待感でいっぱいです。・村上虹郎レ・ミゼラブルに続いてのディーンさん×古典名作シリーズへの参加、光栄です。初めて逢う方々との共演も新鮮でした。荘厳なエンタメ、かなり好きなジャンルです。宜しくお願いします。・佐々木蔵之介映画になりますと聞いた時、あの獅子雄と若宮バディに会える!と嬉しくなりました。お客様にも、大きなスケールで「シャーロック」をお届け出来ること、幸せです。で、劇場版では、私の演じる江藤刑事は活躍するのでしょうか??たぶん変わらず、極少な労力での大手柄しか考えてないと思いますが…「バスカヴィル家の犬」、お楽しみに!・小泉孝太郎捨井遥人を演じさせていただきました小泉孝太郎です。現代に蘇った名作の中でディーンさん扮する獅子雄との対峙するシーンはとても刺激的でした。見どころの一つになったら嬉しいです。ぜひご期待下さい。・稲森いずみ原作にはあまり登場しない役でしたが、日本の映画版にあたって奥さん(依羅)の役を広げた内容になっています。事件の鍵を握る存在として描かれていることが、ホームズファンの方にとっては原作と読み比べていただくと、また興味が広がるのではないでしょうか。この独特のホームズの世界を味わって頂きたいと思います。・椎名桔平謎が謎を呼ぶ展開に思わず息をのむ。超ハードな撮影は、この衝撃の結末を観客に届ける為だった。西谷監督のもと、スタッフ、キャストが一丸となって作り上げたこの映画は、皆さんを楽しませ、そして震え上がらせる。乞うご期待!!『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は6月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年01月06日ディーン・フジオカと岩田剛典が共演する、謎解きを後悔するほどのシリーズ史上最も背筋の凍る事件の真相に迫る『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の公開日が、来年6月17日(金)に決定。併せて、新ビジュアルも到着した。本作は、世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーンさん演じる誉獅子雄と、岩田さん演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する、月9ドラマ「シャーロック」の映画化。「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に、獅子雄と若宮が迫る。今回公開されたのは、そんな戦慄の心理スリラーを彷彿とさせる深紅のカラーが目を引く新ビジュアル。謎に立ち向かう獅子雄と若宮が強い眼差しを向け、また2人の影が犬の姿をしており、謎多きビジュアルとなっている。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は2022年6月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年全国東宝系にて公開予定©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2021年12月23日「三越英国展」のパート1が2022年1月8日(土)から17日(月)まで、パート2が1月19日(水)から24日(月)まで、東京・日本橋三越本店 本館7階 催物会場で開催される。「三越英国展」英国スイーツ&雑貨が集結!「三越英国展」には、英国凄腕シェフのレシピを再現した英国スイーツや可愛らしい英国雑貨が勢揃い。個性豊かな英国菓子■クリス・セドン英国菓子の注目は、世界を代表するパティスリーのコンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で英国チームのキャプテンを務めるクリス・セドンのスイーツ。ロンドンの有名ホテル「ザ・ゴーリング」のヘッドペイストリーシェフとしても活躍するクリスによる、英国伝統スイーツ「ベイクウェルタルト」を楽しめる。■プリムローズ英国菓子・フランス菓子研究家の牟田彩乃によるスイーツブランド・プリムローズは、イングリッシュマドレーヌを展開。自家製ベリージャムやココナッツ、トランプのモチーフでデコレーションした、可愛らしい見た目が魅力だ。■ザ・ランガムロンドンアフタヌーンティーを広めたとされるホテル「ザ・ランガムロンドン」も登場。レモンバニラやアールグレイいちじく、シナモンアップルなど個性豊かな味わいのスコーンを販売する。食器&テディベアなど英国雑貨も■バーレイ英国展で人気を博す食器ブランド・バーレイは、定番柄10種類以上に加え、新シリーズも用意。中でも注目は、2021年秋から日本限定で販売された新シリーズ「プルナス」のブリティッシュグリーンシリーズ。桜の一種である“プルナス”をモチーフにした、ティーポットやプレート、カップ&ソーサーがラインナップする。シャーロック・ホームズ博物館公式グッズとして登場するのは、シャーロック・ホームズのコスチュームを纏ったチャーミングなテディベア。シャーロック・ホームズのシルエットをデザインしたオリジナルボックスと一緒に販売される。【詳細】「三越英国展」開催期間:・パート1:2022年1月8日(土)~17日(月)※最終日は18:00まで・パート2:1月19日(水)~24日(月)※最終日は18:00まで会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1商品例:・〈クリス・セドン〉ベイクウェルタルト2,160円※各日30点限り※1月8日(土)~12日(水)・〈プリムローズ〉イングリッシュマドレーヌ各540円※各日20点限り※1月19日(水)~21日(金)・〈ザ・ランガムロンドン〉スコーンプレーン 297円※1月8日(土)~17日(月)、スコーン(冬のレモンバニラ、アールグレイいちじく、チョコくるみ) 各297円※1月8日(土)~12日(水)、スコーン(アールグレイゆず、メープルピーカン、シナモンアップル) 各297円※1月13日(木)~17日(月)・〈バーレイ〉グリーンプルナス ティーポットL 17,600円、プレート19cm 3,300円、カップ&ソーサー 5,500円・シャーロック・ホームズテディベア 16,500円※50点限り ※1月19日(水)~24日(月)※諸般の事情により、入場制限する場合がある。※内容は、都合により変更または中止となる場合がある。※会期の記載がないものは通期出店。
2021年12月20日宝塚宙組のMusical『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~』と、タカラヅカ・スペクタキュラ-『Délicieux!-甘美なる巴里-』の東京公演が、8月21日(土)、東京宝塚劇場で開幕する。この公演は、トップスタ-真風涼帆と、新たにトップ娘役に就任した潤花の、新トップコンビ大劇場お披露目公演でもある。前半の『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』は、あの名探偵シャーロック・ホームズを主人公に、作・演出の生田大和が、アーサー・コナン・ドイルのホームズシリーズのうち6本ほどの短編を軸に、新たに構成した。ホームズ役の真風は、積み重ねてきた男役としてのキャリアを存分に生かし、抜群に頭が切れて観察眼も鋭く、行動力もあるが、事件以外のことには無関心で、かなりの変わり者というこの難しい人物を、宝塚歌劇の主人公らしく、ダンディでスマート、そして人間味あふれる英国紳士として作り上げた。ホームズのトレードマークのようなインバネスコートもよく似合っている。潤花が演じるのは、女嫌いのホームズが、唯一心惹かれた女性と言われるアイリーン・アドラー。ミラノ・スカラ座のオペラ歌手だが、各国要人を手玉に取ってきた女詐欺師という裏の顔も持つ。スラッとして大人の雰囲気を持つ潤は、この謎めいた女性役にはぴったりで、円熟味を増した真風の隣に立つと、絵のように決まる。ホームズの宿敵として有名なジェームズ・モリアーティ教授は芹香斗亜。明るく陽のイメージがある芹香が、恐怖で人を支配しようとする究極の悪人役に挑んでいる。舞台は1890年のロンドン。切り裂きジャック事件を解決したホームズは、ヴィクトリア女王から、紛失した英国海軍潜水艦の設計図捜しを依頼され、事件にアイリーンが関係し、その裏にはモリアーティの存在があると推理する。ほかに、ホームズの友人ワトスン博士(桜木みなと)、スコットランド・ヤードのレストレード警部(和希そら)など、ホームズファンにはお馴染みの顔ぶれも揃う。後半の『Délicieux!』は、野口幸作が作・演出を手がけた、スウィーツがテーマのレヴューで、タイトルは“とても美味しい”という意味のフランス語だ。大劇場は、今春入団した107期生の初舞台公演でもあったため、祝祭感に溢れたカラフルで華やかな舞台になっている。9月26日(日)の千秋楽には、全国各地の映画館でライブ中継が行なわれ、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信も実施される予定だ。文:原田順子宝塚歌劇宙組『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~/『Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』2021年8月21日(土)~2021年9月26日(日)会場:東京宝塚劇場
2021年08月21日宝塚歌劇団 宙組によるミュージカル「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」、タカラヅカ・スペクタキュラー「Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-」の千秋楽の模様を全国各地の映画館でライブ・ビューイングすることが決定した。ミュージカル「シャーロック・ホームズ」は、タイトル通りコナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ・シリーズ」を基に展開される物語となっており、名探偵シャーロックが挑む冒険活劇が描かれる。一方「Delicieux!」は、“スウィーツ”をテーマにした、絢爛華麗なパリ・レヴュー。ベルエポックからレザネフォルを始めとした古き良き時代のパリを、魅惑の音楽と共に巡るステージだ。今回の公演は、宙組新トップコンビ、真風涼帆&潤花の宝塚大劇場・東京宝塚劇場お披露目公演となっている。なお、ライブ・ビューイングのチケットは、8月14日(土)11時より先行抽選販売、9月18日(土)11時より一般発売が行われる。宝塚歌劇 宙組東京宝塚劇場公演「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」「Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-」千秋楽ライブ中継は9月26日(日)全国各地の映画館にて上映。(cinemacafe.net)
2021年08月13日