杉咲花主演、『八日目の蝉』成島出監督で本屋大賞受賞のベストセラーを映画化した『52ヘルツのクジラたち』から、宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李、余貴美子、倍賞美津子の出演が発表された。これまでに、自分の人生を家族に搾取されてきた三島貴瑚役を演じる主演・杉咲さんと、貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出し支える岡田安吾役の志尊淳の2名が発表されている本作。新たな追加キャストとしては、職場の上司で貴瑚の初めての恋人となる新名主税(にいな・ちから)役に、『エゴイスト』でアジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞を受賞するなど、いま最も旬な若手俳優の宮沢氷魚。貴瑚の高校時代からの親友・牧岡美晴(まきおか・みはる)役には、長い芸歴を持ち、確かな存在感を光らせる小野花梨。東京からやってきた貴瑚と出会う、母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年役には、本作オーディションで抜擢され映画初出演となる桑名桃李(くわな・とうり)。岡田安吾の母・岡田典子(おかだ・のりこ)役に余貴美子、少年を助けようとする貴瑚たちを見守る、貴瑚の祖母を知る村中サチエ(むらなか・さちえ)役に倍賞美津子。傷つきながらももう一度立ち上がろうとする貴瑚を取り巻く人々の、それぞれに抱える事情や、変化していく心情が豪華俳優陣により繊細に紡がれている。本作は東京を皮切りに、大分・北九州での撮影を経て無事にクランクアップ。今回併せて宮沢さん、小野さん、桑名さんからのクランクアップコメントも到着した。クランクアップコメント到着宮沢氷魚:新名主税役/職場の上司。貴瑚に新しい世界を見せてくれた初めての恋人脚本を読んで、自分が当たり前だと思っていた価値観が揺らぐような感覚になりました。この作品は、悩みとか過去の苦しみを乗り越えていく人物を見事に表現している作品だと思うので、この映画を観てくださる方々が、自分自身と向き合うきっかけになるといいなと思っています。小野花梨:牧岡美晴役/貴瑚の高校時代からの親友憧れの、本当に長年憧れていた成島組に参加させていただきましたが、自分の未熟さもあって、喜びを噛み締めるというよりも、嵐の中にいるような日々でした。懸命に過ごした日々がスクリーンにどのように映っているのか、成島監督がどんな風に作ってくださったのか、映画を観るのがとても楽しみでもあり、ちょっぴり恐怖でもあり、今はそんな不思議な気持ちです。桑名桃李:母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年役あっという間に撮影が終わって、ちょっと寂しいのと、無事に終えられてよかったという気持ちです。ありがとうございました。『52ヘルツのクジラたち』は2024年3月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:52ヘルツのクジラたち 2024年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
2023年12月14日12月23日(土) 大阪・淀屋橋 朝日生命ホールにて、七代目笑福亭松喬独演会『松喬三昧~芸歴40周年記念公演~』が開催される。今年で芸歴40周年を迎えた今回は、2部制に渡り上方落語の大ネタ『住吉駕籠』『三十石船』、松喬自身が大好きといっている演目で落語作家・小佐田定雄氏の盗人ネタ『月に群雲』、そして新作落語『碁盗人』の計4席を2部に分けて披露する。ゲストは長年、松喬がラジオ番組で共演し親交の深い神戸新開地・喜楽館支配人兼ABCテレビアナウンサーの伊藤史隆を1部・2部ともに迎え、芸歴40周年を振り返るゲスト対談コーナーを開催。また、七代目松喬の門弟が集合する大喜利コーナーも予定している。<本人 コメント>~四十周年独演会ごあいさつ~ 笑福亭松喬師匠の門を叩いて40年、師匠と別れて10年。気が付けば私の方が年上になりました。でも何も変わりません。師匠に教えて頂いた落語の道を真っ直ぐに進むだけです。この日、大好きな盗人ネタ『月に群雲』(小佐田定雄・作)を演じます。最高の出来にして、弟子たちへの形見分けにする事に決めました。「令和の時代、門外不出は古過ぎる」と批判もありましょうが、それだけ私の思いが詰まったネタだと門弟に、そしてお客様に伝えたいと思っています。皆様のご来場、心待ちに致しております。<公演情報>『松喬三昧~芸歴40周年記念公演~』『松喬三昧~芸歴40周年記念公演~』ビジュアル12月23日(土) 大阪・朝日生命ホール【一部】10:30 開場 / 11:00 開演(13:30終演予定) ■番組笑福亭喬路『手水廻し』笑福亭松喬『碁盗人(新作)』ゲスト対談:笑福亭松喬×伊藤史隆(ABCアナウンサー)~中入り~門弟大喜利笑福亭松喬『住吉駕籠』【二部】15:00 開場 / 15:30 開演(18:00終演予定)■番組笑福亭喬龍『金明竹』笑福亭松喬『月に群雲』ゲスト対談 笑福亭松喬×伊藤史隆(ABCアナウンサー)~中入り~門弟大喜利笑福亭松喬『三十石船』笑福亭喬若笑福亭喬明はやしや香穂(三味線)【チケット料金】前売:3,000円当日:3,500円※全席指定席※未就学児入場不可■一般発売:10月21日(土)チケットはこちら:笑福亭松喬 Facebook:松竹芸能HP:
2023年10月11日役所広司主演『銀河鉄道の父』にて、宮沢賢治の弟・清六を演じた「メンズノンノ」専属モデルとしても活躍する俳優・豊田裕大と監督を務めた成島出が、岐阜県恵那市をメインロケ地として撮影された本作の公開に先立ち、特別試写会に登壇した。メインロケ地である恵那市の恵那文化センターにて、4月28日(金)に開催された特別試写会。「賢治の弟、清六役を演じました豊田です。恵那市に帰って来れて嬉しいです!清六、帰ってきました!」と、豊田さん。成島監督も「帰ってまいりました」と言い、「映画の中で同じ賢治が同じ挨拶をします。温かい応援の中で胸いっぱい、目はうるうるです。今日は楽しんでください」と挨拶した。撮影は昨年5月から6月にかけて行われたが、およそ1年ぶりの“帰郷”に、「銀河鉄道の旅と言いますが、2018年から映画化を進めてきて、ようやく目的地に辿り着いたようで感無量です」と監督が語ると、豊田さんも「役者を始めて最初に決まったお仕事なので、僕の中でもとても大切な作品です。早く皆さんに観ていただけると嬉しいなという気持ちでいっぱい」と続けた。また、ロケ地に恵那市を選んだ理由を問われた監督は、「江戸時代なら京都などで撮影ができるのですが、明治時代や大正時代はなかなか場所がなくて。全国探して、ここ恵那で通りも家もお借りしました。ぜひこの景色は文化庁にお願いして50年100年と遺産として残してもらいたいです」と語り、「市民のみなさんも好意的で、エキストラとしてご協力もいただき、感謝申し上げます」と述べた。「恵那市の皆さんは温かい方ばかりで、撮影までは来たことなかったのですが、どこか懐かしさを感じる雰囲気で、とても思い出深い街」と同意する豊田さん。その豊田さんは当初、宮沢賢治の弟、清六についてよく知らなかったという。「お話をいただいて調べていくうちに、自由な賢治に対して堅実で真面目な弟なんだなとわかりました。清六がいなければ、宮沢賢治作品が世に知られなかったので重要な人物ですよね」と明かす。そして憧れの俳優である役所さんと菅田将暉との共演に、「まさかこんなに早く共演できるとは思っていなかったので嬉しかったです。映像で見ている時とはまた違って、人間力やパワーを感じ、いつも自分もそうなりたいと思いました」と吐露。「役所さんは現場でずっと台本を開いていたり、菅田さんは目のパワーがものすごく強かったり」とふり返り、「姿勢を見習わせていただきました」と真摯に言う。また、「撮影中は僕と菅田さんが同じ坊主頭だったので、僕が歩いているとみなさんに『菅田くーん!』と声をかけられ、『豊田です』と返すというやりとりを100回ぐらいしました(笑)。最終的には豊田裕大を覚えてもらえたので嬉しかったです」と明かすひと幕も。豊田さんは撮影がない日も現場に足を運んでいたそうで、「豊田くんは清六と同じようにしっかり者で真面目」と監督。「宮沢家の皆さんにお話を聞くと、賢治はすぐどこかに行ってしまうから、清六が凧みたいに糸を持っていたと。清六が賢治の死後、全く無名だった賢治の原稿を整理して、爆発的にヒットさせました。ゴッホも生前は絵が1枚も売れなかったことで有名ですが、彼も弟が支えていましたよね。自由な天才の兄としっかり者の弟という図式はよくあるのかもしれません。真面目で誠実な清六は、もともと誠実な豊田くんにぴったりですね」と絶賛を贈った。最後に、豊田さんは「どの世代が見ても感動できてクスッと笑える映画なので、ぜひ楽しんで観ていただけたら嬉しいです」とコメント。成島監督は「この映画をお届けできることに喜びと誇りを感じます。気に入っていただけたら、全力で応援していただきたいです。ぜひ、大切な人と『銀河鉄道の父』をお楽しみください」とアピールしていた。『銀河鉄道の父』は5月5日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2023年04月29日最もチケットのとれない落語家・柳家喬太郎の独演会が、5月20日(土) 大阪・南海浪切ホール 大ホールにて開催される。2018年の浪切ホール初登場から毎年落語会を実施。今年11月に還暦を迎える喬太郎師匠にお話を伺いました。――独演会お疲れ様でした!大阪のお客様の反応はいかがでしたか?(※2022年12月終演後インタビュー)本日も楽しくやらせていただきました♪ありがたいことに関西に伺う機会も増えまして、以前は"東京の落語"は受け入れてもらえるのかな?と思っていましたが、今は東京も大阪も関係ないと思っています。"東京の落語"に興味があり、聴いてみようと思ってくださるお客様ばかりですので、非常にやり易いです!――2023年は喬太郎師匠もいよいよ還暦。2021年に浪切ホール出演の立川志らく師匠も還暦を迎えられるお一人ですね?もう~還暦なんてイヤになっちゃいますね(笑)。志らく兄(あに)さんとは、年齢は同じですが、芸歴は何年もあちらが先輩です。ただ、志らく兄さんも私も日大出身で、志らく兄さんは芸術学部で、私は商学部。さらに、お互い落研(=落語研究会)に所属していたので、学生時代から知ってるんですよ。当時は「新間(しんま)くん~、新間くん~」って呼んでました。あと、こちらも芸歴は先輩ですが三遊亭白鳥(さんゆうていはくちょう)兄さんも還暦で、昭和38年組なんです。なんとなく一緒に年を重ねられる仲間たちがいるのは、心強いですね。――還暦を迎えるにあたり抱負はございますか?最近時々聞かれるようになったのですが、本当に特にコレといった抱負もなく、"体に気をつける"ということだけです。芸歴ということであれば、2019年に芸歴30周年記念をやらせていただきましたが、60年生きてきたのは本名の自分のことです。落語家としてどうこうよりも、人として今まで以上に益々精進しなければなと思っています。物忘れが増えたり、体力的にもしんどくなると思いますので、その部分は今まで以上に気をつけながら、新作を作ったり、古典も新しいものを覚えたりと、自分を奮い立たせて頑張りたいですね。「柳家喬太郎 独演会」のチケットは、2月26日(日) 10時より一般発売開始。また一般発売に先駆け、1月28日(土) から2月2日(木) までチケット先行抽選プレリザーブの受付を実施される。<公演情報>「柳家喬太郎 独演会」2023年5月20日(土) 大阪・南海浪切ホール 大ホール開場 13:30 / 開演 14:00「柳家喬太郎 独演会」ビジュアル出演:柳家喬太郎/春風亭かけ橋(開口一番)/ 恩田えり(三味線)ゲスト:寒空はだか【チケット料金】一般:4,000円学生(大学生以下):2,000円※全席指定※未就学児の入場不可■プレリザーブ受付期間:2023年1月28日(土)~2月2日(木)チケットはこちら:
2023年01月27日最もチケットのとれない落語家・柳家喬太郎の独演会。2018年浪切ホール初登場から、毎年落語会を開催。今年11月に還暦を迎える喬太郎師匠にお話を伺いました。「柳家喬太郎 独演会」 チケット情報――独演会お疲れ様でした!大阪のお客様の反応はいかがでしたか?(※2022年12月終演後インタビュー)本日も楽しくやらせていただきました♪ありがたいことに関西に伺う機会も増えまして、以前は"東京の落語"は受け入れてもらえるのかな?と思っていましたが、今は東京も大阪も関係ないと思っています。"東京の落語"に興味があり、聴いてみようと思ってくださるお客様ばかりですので、非常にやり易いです!――2023年は喬太郎師匠もいよいよ還暦。2021年に浪切ホール出演の立川志らく師匠も還暦を迎えられるお一人ですね?もう~還暦なんてイヤになっちゃいますね(笑)。志らく兄(あに)さんとは、年齢は同じですが、芸歴は何年もあちらが先輩です。ただ、志らく兄さんも私も日大出身で、志らく兄さんは芸術学部で、私は商学部。さらに、お互い落研(=落語研究会)に所属していたので、学生時代から知ってるんですよ。当時は「新間(しんま)くん~、新間くん~」って呼んでました。あと、こちらも芸歴は先輩ですが三遊亭白鳥(さんゆうていはくちょう)兄さんも還暦で、昭和38年組なんです。なんとなく一緒に年を重ねられる仲間たちがいるのは、心強いですね。――還暦を迎えるにあたり抱負はございますか?最近時々聞かれるようになったのですが、本当に特にコレといった抱負もなく、"体に気をつける"ということだけです。芸歴ということであれば、2019年に芸歴30周年記念をやらせていただきましたが、60年生きてきたのは本名の自分のことです。落語家としてどうこうよりも、人として今まで以上に益々精進しなければなと思っています。物忘れが増えたり、体力的にもしんどくなると思いますので、その部分は今まで以上に気をつけながら、新作を作ったり、古典も新しいものを覚えたりと、自分を奮い立たせて頑張りたいですね。「柳家喬太郎 独演会」」は、5月20日(土)大阪・南海浪切ホール 大ホールにて開催。チケットは、2月26日(日)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月28日(土)から2月2日(木)までチケット先行抽選プレリザーブの受付を実施。
2023年01月12日毎月定例で落語会の配信を手掛けている文春落語オンラインが、2月から5月まで全5回にわたり「文春落語柳家さん喬オンライン一門会」を開催し好評を博した。これは柳家喬太郎、柳亭左龍、柳家喬之助が出演する生配信を皮切りに、一門の落語家が月替わりで総出演し、大師匠の柳家さん喬が最終回にトリをつとめる形で開催されたスペシャル企画。MC役の人気者の喬太郎はフル出演した。高座では古典、新作ともバラエティ豊かな一門の個性を存分に味わえる。また毎回人気のトークコーナーは、ふだん聞けない爆笑ものの裏話も無編集で楽しめ、見どころ満載の5公演となっている。特に最終回のさん喬・喬太郎の親子回は、落語ファンならずとも見逃せない深い話が話題にもなった。現在その5公演分を1コンテンツにまとめた動画を期間限定でオンデマンド配信中。1公演平均90分ほどで、配信期間中は繰り返し視聴ができる。柳家さん喬一門の実力派の落語をじっくり堪能する絶好の機会だ。【公演概要】文春落語柳家さん喬オンライン一門会全5回イッキ見<第1回>2月26日生配信柳家喬之助「三人無筆」柳亭左龍「棒鱈」柳家喬太郎「蒟蒻問答」トークコーナー<第2回>3月9日生配信柳家喜三郎「あたま山」柳家小志ん「黄金の大黒」柳家小平太「二階ぞめき」柳家喬太郎「花見小僧」トークコーナー<第3回>4月3日生配信柳家やなぎ「タイトル未定」柳家さん花「あくび指南」ダーク広和(マジック)柳家喬太郎「刀屋」トークコーナー<第4回>5月3日生配信柳家さん助「夏の医者」柳家小傳次「いもりの黒焼」柳家喬志郎「その名はおてふ」柳家喬太郎「華やかな憂鬱」トークコーナー<最終回>5月4日生配信柳家喬太郎「路地裏の伝説」柳家さん喬「幾代餅」トークコーナー【チケット】発売中~5月30日(月)23:59まで料金:7,000円(税込)【視聴期間】5月17日 (火) 10:00~5月31日 (火) 23:55
2022年05月26日IMAホール(株式会社新都市ライフホールディングス)主催、『IMAホール落語会柳家さん喬・柳家権太楼「二人会」』が2022年3月5日 (土)にIMAホール(東京都練馬区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月29日(土)10:00より発売開始です。カンフェティにて1月29日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 【1部】落語柳家小きち(20分)落語柳家さん喬(25分)落語柳家権太楼(40分)仲入り10分【2部】落語柳家権太楼(25分)落語柳家さん喬(40分)公演概要『IMAホール落語会柳家さん喬・柳家権太楼「二人会」』公演日時:2022年3月5日 (土)12:30開場/13:00開演(16:00終演予定)会場:IMAホール(東京都練馬区光が丘5-1-1光が丘IMA 中央館4F)■出演者柳家さん喬柳家権太楼他■チケット料金全席指定:3,000円(税込)※定員:250名主催:IMAホール(株式会社新都市ライフホールディングス) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月28日関内ホール主催による『関内寄席 柳家喬太郎・桃月庵白酒 二人会』が2022年4月9日 (土)に関内ホール大ホール(神奈川県横浜市)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月22日(土)より発売開始です。カンフェティにて1月22日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ すっかり恒例となった「喬太郎・白酒二人会」今年も両師匠がたっぷりと笑わせます。次代を担うお二人の競演を存分にお楽しみください!今回も豪華2席ずつを口演!!出演者柳家喬太郎1989年、柳家さん喬師匠に入門。2000年に真打に昇進。エンターテインメント性に富んだ語り口で有名な喬太郎師匠は「夜の慣用句」や「午後の保健室」をはじめとする数々の新作落語で知られるが、さん喬師匠譲りの古典落語も巧みに演じる。過去数々の賞に輝き、国立演芸場花形演芸会大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。桃月庵白酒1992年、六代五街道雲助師匠に入門。2005年に真打に昇進。白酒師匠は毒舌マクラと現代的なギャグ満載の古典を得意としており、軽い味わいで安心して聞いていられる落語家。柳家喬太郎師匠同様に国立演芸場花形演芸会大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞などを受賞している。公演概要『関内寄席 柳家喬太郎・桃月庵白酒 二人会』公演期間:2022年4月9日 (土)13:00開場/14:00開演会場:関内ホール大ホール(神奈川県横浜市中区住吉町4丁目42-1)■出演者柳家喬太郎 / 桃月庵白酒 / 柳家やなぎ■主催関内ホール管理運営共同事業体■チケット料金全席指定:3,800円(税込)※未就学児入場不可 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月18日株式会社文藝春秋が、11月3日(水・祝)に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて「文春落語柳家喬太郎・林家二楽の落語のらりくらり」を開催する。今年春に開催された「文春落語」では、当代きっての人気落語家、柳家喬太郎のゲストにエッセイスト・阿川佐和子を招いて好評を博した。今回の秋バージョンでは、喬太郎と紙切りの林家二楽の名コンビが、若者の街・渋谷で賑やかに口演する。喬太郎は「いま最もチケットが取れない落語家」とも称され、コロナ禍においても全国からオファーが絶えない人気ぶり。マクラからオチまで面白すぎて一瞬たりとも聴き逃せないと、期待以上の高座で毎回ファンを魅了している。一方、ハサミの妙技もさることながら巧みな話術も魅力の二楽は、伝統の紙切り芸に加え、音楽に乗せて次から次へと紙切り作品を展開する「ストーリー紙切り」を披露する。技とセンスが光るオリジナル芸を、ぜひ生で楽しみたい。チケット初回販売分は、緊急事態宣言下の9月に一席ずつ空きで販売したがほぼ完売。10月10日(日)10:00から残りの半数分を追加販売する。配信は行わない。初回に購入できなかった人も、人気の高座を堪能できるチャンスだ。※チケット追加販売中■文春落語「柳家喬太郎・林家二楽の落語のらりくらり」出演:柳家喬太郎(落語)、林家二楽(紙切り)2021年11月3日(水・祝)19:00開演(開場18:30)会場:渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21全席指定 S席4,000円/A席3,500円文春落語公式ホームページ
2021年10月11日6月22日(火)にZepp DiverCity(TOKYO)で開催される、噺家とミュージシャンによるコラボレーション、『柳家喬太郎×田島貴男 ペルソナとソウルの粋な戯れ 一期一会【東京公演】』の生配信が決定した。「柳家喬太郎×田島貴男 ペルソナとソウルの粋な戯れ 一期一会 【東京公演】」 チケット情報ORIGINAL LOVEの田島貴男が敬愛する当代きっての噺家・柳家喬太郎を迎え、“一期一会”な宴を繰り広げる。チケットは発売中。
2021年06月11日柳家喬太郎が11月1日(金)から東京・下北沢のザ・スズナリで落語会を行う。『ザ・きょんスズ』と題した同劇場での落語会はこれが初めてではなく、2013年には4日間計5ステージにわたって開催されて話題を呼んだが、落語家生活30周年を記念する今回は、そのスケールに驚かされる。じつに30日間30ステージにわたって30席の異なる演目を披露し、春風亭昇太、千葉雅子らゲストが日替りで駆け付け、歴史的イベントを盛り上げる。『柳家喬太郎 落語家生活30周年記念落語会 ザ・きょんスズ30』は、ザ・スズナリにて11月1日(金)から30日(土)まで。喬太郎の演目と日替りゲストは下記のとおり。11/119:00『井戸の茶碗』他柳亭左龍 柳家喬之助11/214:00『ぺたりこん』他三遊亭圓丈11/219:00『おせつ徳三郎』他三遊亭歌武蔵11/314:00『午後の保健室』他柳家喬志郎 柳家小傳次 柳家さん助11/414:00『心眼』他桂文三11/519:00『赤いへや』他橘家文蔵 柳家小せん11/6休演日11/719:00『ハワイの雪』他柳亭市馬11/819:00『文七元結』他玉川奈々福11/914:00『双蝶々』他三増紋之助11/919:00『路地裏の伝説』他林家たい平11/1014:00『死神』他笑福亭松喬11/11休演日11/1219:00『錦木検校』他柳家小平太柳家小志ん11/1314:00『按摩の炬燵』他柳家権太楼11/1419:00『ハンバーグができるまで』他春風亭昇太11/1519:00『棄て犬』他神田愛山11/1614:00『錦の舞衣』ダーク広和11/1619:00『本当は怖い松竹梅』他三遊亭兼好11/1714:00『鬼背参り』他一龍斎貞橘一龍斎貞寿11/18休演日11/1919:00『熱海土産温泉利書』ゲスト無し11/2014:00『母恋いくらげ』他林家正蔵11/2119:00『秘密のレッスン』他入船亭扇辰林家彦いち11/2219:00『純情日記横浜篇』他林家正楽11/2314:00『宮戸川』他神田茜11/2319:00『結石移動症』他三遊亭白鳥金原亭馬遊11/2414:00『八月下旬』他柳家小満ん11/25休演日11/2619:00『うどんや』他柳家花緑11/2714:00『マイノリ』他千葉雅子11/2819:00古典ネタ下ろし他林家二楽11/2919:00『歌う井戸の茶碗』他寒空はだか11/3014:00『道灌』他柳家さん喬
2019年10月30日人気落語家・柳家喬太郎の新作落語を初めて舞台化した『ハンバーグができるまで』が3月20日に開幕し、東京・博品館劇場にて上演中だ。舞台には渋川清彦、馬渕英里何にくわえ喬太郎本人も出演。脚本・演出は劇団「ペテカン」の本田誠人が手掛ける。【チケット情報はこちら】まず舞台上に用意されていたのは高座だった。開演時間になると出囃子が流れ、落語家・柳家喬太郎が登場する。そこで始まるのは、落語同様“まくら”だ(喬太郎のまくらは落語ファンに人気が高いもの。ぜひ注目を!)。そして喬太郎の話に夢中になってきた頃、突然その世界が舞台として動き始めるのは爽快だった。物語の中心にいるのは、渋川演じるマモル。舞台となる商店街には結婚前から住んでおり、馬渕演じる元妻サトミとは3年前に離婚している。今は再びひとりで暮らすマイペースな男だが、商店街を歩けばあちこちから「マモルちゃん!」と声をかけられ、その都度律儀に応えるような人物だ。そんな彼が暮らす“押付商店街”は、その名の通り“おせっかい”で個性豊かな人たちがいる場所。米屋や野菜屋、肉屋、スーパー、スナックとたくさんの人間が登場するが、ちょっとしたやり取りにひとりひとりの人生が映し出されていて、そこを知っていくうちにいつしか自分もこの商店街を知っているような気になるのが不思議だ。そんな商店街の人々のほとんどは「ペテカン」劇団員が演じており、劇団で培われたテンポのいいやり取りは落語の調子を彷彿させる。そこにヌルっと独自のペースで入っていくマモルは、渋川ならではの絶妙さだ。ちなみに商店街のメンバーには、今や「ペテカン」とは阿吽の関係の喬太郎もいるのだが、どんな役かはお楽しみに。意外なはまり役を抜群の演技力でみせる。落語にはない展開もさまざまに盛り込まれている本作だが、そのなかでもマモルとサトミの物語は原作から深く掘り下げられていた。そこには20代から30代を恋人そして夫婦として過ごし別れた男女の気持ちや状況の変化が生々しく描かれており、それを渋川と馬渕が繊細に豊かに演じる。そんなふたりの行く先の“落ち”のつけ方は落語だからこそともいえるもので、印象的だった。8人の登場人物による約25分の噺が、舞台では18人の登場人物による約2時間30分の物語に仕上げられている。それだけ広げていても後味は落語『ハンバーグができるまで』と同じものになっているのがおもしろい作品。原作ファンもぜひ楽しみにして劇場に足を運んでほしい。バンド「In the Soup」のボーカル&ギター・中尾諭介による主題歌もやさしい舞台『ハンバーグができるまで』は3月24日(日)まで東京・博品館劇場にて上演中。取材・文:中川實穗
2019年03月22日全エピソード視聴率No.1を獲得した華流ドラマ「楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~」が、来年3月20日(水)よりリリース(3月6日レンタルスタート)。この度、本作のリリースに先駆け、予告編がシネマカフェに到着した。■ストーリー平穏な時が流れているかのような魏国。しかし、その内部では国の覇権を巡る権力闘争が渦巻いていた。諜紙天眼と呼ばれる皇帝直下の諜報機関を率いる宇文げつは、貴族の子息たちによる残酷な<人間狩り>ゲームからただ一人生き残った記憶喪失の娘・小六に武芸の才を感じ、星児という名を与えて間諜にするため厳しい訓練を課していく。彼女は、自分を「楚喬」と呼ぶ女の淡い記憶を頼りに自身の出自を求めながら、宇文げつから与えられる過酷な任務を遂行していくのだった。そんな中、宇文げつの親友・燕洵の祖国・燕北に謀反の動きありとの報が皇帝に届く…。楚喬は、対照的な2人の男・宇文げつと燕洵との間で揺れ動く思いを抱えながら、国を揺るがす大乱へ身を投じていく――。■驚異の記録を更新中!本作は本国で放送中、中国ドラマ史上最高の配信視聴数400億回を記録し、全エピソードで視聴率第1位を獲得、また現在も記録を更新中のメガヒット時代劇。さらに、放送時間の全テレビ視聴者数を100%としたときの視聴者占有率を表すマーケットシェアでも40%を達成。これは、1988年に過去最高%(同率)を記録した中国ドラマ「還珠姫~プリンセスの作り方」以来。そして、最高のテレビドラマの証であるアメリカ・アジアFilm&TVドラマ連盟の「最優秀テレビドラマ賞」も受賞した。■主演は“女神”チャオ・リーイン「宮廷女官 若曦(じゃくぎ)」のウー・ジンユアンが手掛ける今作の主演は、中国で「最も歓迎される10大女神」の第1位に輝いたチャオ・リーイン。「お昼12時のシンデレラ」「花千骨 ~舞い散る運命、永遠の誓い~」に出演した彼女が楚喬(そ・きょう)/星児(せいじ)役を演じている。ほかにも、「三国志~趙雲伝~」で主演を務めたケニー・リンや、制作費50億円をかけた超大作ドラマ「海上牧雲記」に出演するショーン・ドウなど主演級の若手俳優が顔を揃えている。■独占入手! 予告編でストーリーをチェック身分を超えた公子との劇的で切ない愛の物語りや、運命をも翻弄する宮廷争いなど、一瞬たりとも目が離せないロマンスアクションを繰り広げる本作。今回その模様が少し覗ける予告編が到着した。「楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~」発売日:2019年3月6日DVDレンタル開始(全29巻)2019年3月20日DVD-BOX発売開始(全4BOX)価格:各¥15,000(本体)+税発売元:ポニーキャニオン/ポリゴンマジック販売元:ポニーキャニオン(C)2017 China International TV Corporation. All Rights Reserved.(cinemacafe.net)
2018年12月14日落語家・柳家喬太郎の新作落語「ハンバーグができるまで」が2019年3月に舞台化される。劇団「ペテカン」の本田誠人が脚本・演出を手掛け、離婚した夫婦のとある1日を渋川清彦と馬渕英里何が演じる。喬太郎に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「2年ほど前に演劇誌でインタビューを受けたときに、この作品を“お芝居にしたら面白いと思うんですよね”と、今まで思ったことはなかったのですが、ふと話して。そのときに“ペテカンさんとかに(芝居にしてほしい)”と言ったんですよ。そしたらそれを本田さんが読んで“じゃあやろう”と。瓢箪から駒みたいな話です」と本作の始まりを明かす喬太郎。この演目が演劇に向いていると思った理由は「僕の新作落語の中でも独特な作品で。所謂ナンセンスに徹した内容ではないし、誇張したキャラクターはいても突飛なキャラクターは出てこない、本当に半径500Mくらいの日常の話なんです。そういうところが演劇に向いているんじゃないかと思います」今回の舞台化について「自分のためにつくったものを、何人もの人が寄ってたかって落語とは違うエンターテインメントにしてくれるのは相当ワクワクします。しかも自分も出演者ですからね。原作者として“あとは好きにしていいよ”というのもきっと楽しいと思うのですが、自分も稽古場に通って一緒にできるわけで。今決まっている仕事の中で、1、2を争うくらいワクワクしています」と本当に嬉しそうに語る。脚本・演出を手掛けるのは、ペテカンの本田。喬太郎はこれまで2度ペテカンの舞台に出演しているほか、企画などにも定期的に参加している。「ペテカンの皆さんはね、仲間にしてくれるんです。“ペテカン・シニア部”なんてふざけて言われますけど、だんだんそんな気がしてくるような。ペテカンの舞台って、全部が終わったときに“ああ面白かった!”と思えるんですよ。そうやって終わる仕事ってとってもいいですよね。それがペテカンという人たち。自分の中で大事な人たちです」ドラマや舞台、映画に出演し、芝居をすることを「好きになってきている」と話す喬太郎は、もともと演劇ファン。「だから初めて演劇のオファーがきたときは断ったんですよ。趣味がなくなっちゃう気がして。落語がそうですからね。でも今、とてもいい距離感で仕事ができている気がします。趣味であり仕事でありっていう。僕のなかでは素敵なものになっていますね。でもプロフィールに“演劇鑑賞”とは書かないですよ。大事にしたいから。気軽に関わって大事な関係を壊したくないですからね。…と言いつつ今、取材で話しているのですけど(笑)」公演は2019年3月20日(水)から24日(日)まで東京・博品館劇場にて。取材:中川實穗
2018年12月13日落語家、柳家喬太郎による新作落語の舞台化『ハンバーグができるまで』が2019年3月20(水)から24日(日)まで東京・博品館劇場で上演される事が決定した。脚本・演出は本田誠人。原作である柳家喬太郎の新作落語「ハンバーグができるまで」は、うだつの上がらない、バツイチ中年の“マモル”が主人公。マモルは商店街でその日は珍しく出来合いの弁当や惣菜ではなく、食材を買い歩くことから、商店街の面々が突拍子も無い憶測を抱き、その憶測は商店街緊急連絡網でさらにエスカレートする。これらの食材の買い物は、かつての妻“サトミ”に頼まれたもので、サトミの最後の手料理とともに訪ねて来た理由を告げられ、マモルは途方に暮れる。この原作を本田は、登場人物それぞれが、地域(商店街)が、苦悩や挫折を経て、微速ながらも前進する“再生”のドラマへと昇華する。主演であるマモル役を渋川清彦、マモルの元妻サトミ役を馬渕英里何が務めるほか、柳家喬太郎も出演。今年で結成23年を迎える劇団ペテカンがその脇をかためる。チケットの一般発売は、10月13日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、ぴあでは最速先行予約を実施。受付は9月8日(土)昼12時より。■舞台「ハンバーグができるまで」日程:2019年3月20日(水)~24日(日)会場:博品館劇場 (東京都)原作:柳家喬太郎脚本・演出:本田誠人主演:渋川清彦出演:馬渕英里何・柳家喬太郎ペテカン大治幸雄/齋田吾朗/濱田龍司/本田誠人/羽柴真希/長峰みのり/他
2018年08月30日映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の初日舞台挨拶が5月27日(土)、都内にて開催され、主演の福士蒼汰、工藤阿須加、成島出監督らが登壇。福士さんと工藤さんが成島監督からのサプライズに感極まり、涙を流した。同作は、累計70万部を突破した北川恵海氏による同タイトルの小説を原作とするヒューマンドラマ。『八日目の蝉』で「日本アカデミー賞」最優秀監督賞、最優秀作品賞を受賞し、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』でも高い評価を受けた成島さんが監督・脚本を務めた。原作とはまた異なるクライマックスが用意され、いま社会でもがいている若者、そしてその親たちに贈りたい“希望”の物語を描く。トークが終わったあと、MCから、成島監督から特別に福士さんと工藤さんの2人に伝えたいことがあると告げられた。成島監督はマイクを持つと「初日を迎えることができました」と言葉にし、2人とは、撮影開始の5か月前に初めて会ったことを振り返った。続けて、「正直、最初は、無理、…きついかなと思ったのです」と、当時の2人には同作への参加が厳しいのではと感じたエピソードを紹介した。成島監督は「2人を相当、追い詰めました」といい、撮影が始まるまでの5か月間、恐らくは1日も休まずにしごいたことを回顧。「潰れそうになったこともあったと思います」といい、「本当に頑張ってくれました。今日、ようやくみなさんが目にしたものは、それの成果です」とファンに誇らしげに呼び掛けた。さらに、成島監督は「我々の世界では、ひと皮むけると“俳優が脱皮する”というのですが、この2人にとって、この作品がそういうものになったと思います。それは僕のおかげということではなく、本当に2人の努力だと思います」と2人を称えた。「これから日本映画界を背負っていく俳優が今日ここに誕生したと僕は思っています」とも。「息子みたいな年なので、親バカみたいなことを言っちゃいましたけど」と照れていたが、2人と熱い抱擁を交わした。成島監督の言葉を受けた福士さんは、マイクを持つも、こみ上げてくる思いが大きく、言葉が見つからない様子。会場からは「がんばれ!」、「ファイト!」、「深呼吸して!」などの温かい声援が飛んだ。福士さんは、「確かに、5か月前から指導していただいて、大変だなとはもちろん思っていましたが、やりがいがありましたし、楽しかったので、止まらずに走って行けたのだなと思いました」と回顧。「僕を役者に育ててくれたのは成島監督だなと思います。これからも、僕は役者人生を歩んでいくと思いますが、今の気持ち、今の役者としての心というものはたぶん一生、忘れないのだろうなと思います。10年、20年たってもずっと役者を続けている中で、今回の作品で成島監督に出会えたことは僕の大きな財産になったと思います。ありがとうございます」と涙をこぼしながら、感謝を言葉にした。工藤さんも、ゆっくりと言葉を噛み締めるようにして、「最初にこのお話を頂いたときに、正直、不安しかなく、本当に自分の中でもどうしてよいのか分からないときに、最初から最後まで僕と福士君のお父さんのようにずっとそばにいてくれ、そして、役者として生きていくためにどうすればよいかということを、本当に愛を持って教えてくれました」と成島監督との日々を回顧。涙を見せながら、「本当に感謝の気持ちしかありません」といい、「でも、これから、この映画で成島監督に引っ張って頂いて、助けて頂いたので、2人で前に話したことがあると思いますが、次に、成島監督の作品に出させて頂くときは、僕らが、監督を助けられるような役者になって、いつか必ず、成島さんに恩返ししたいと思っています。本当にありがとうございました」と感無量の様子で語った。イベントには共演の小池栄子、吉田鋼太郎も出席。映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は全国にて公開中。(竹内みちまろ)■関連作品:ちょっと今から仕事やめてくる 2017年5月27日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会
2017年05月27日「日本画の教科書京都編 - 栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ - 」を東京・広尾の山種美術館にて開催。会期は2016年12月10日(土)から2017年2月5日(日)まで。2016年に創立50周年を迎えた山種美術館。これを記念し、創立者・山﨑種二のコレクションから明治以降を代表する日本画を厳選。本展ではその中でも京都画壇にスポットを当てた作品が紹介される。「日本画の教科書」と題された通り、日本の近代絵画を語る上で欠かせない名画ばかりが揃う。明治時代以降、大きく様変わりする環境の中で、日本画家たちは流入してきた西洋画を強く意識し、新時代にふさわしい日本画を模索し続けてきた。なかでも京都は平安時代以来のやまと絵の表現や、江戸時代の円山四条派から続く写生の伝統を受け継ぐ一方、日本美術の発展のため日本初の画学校を開校させるなど、革新的かつ組織的な取り組みが見られた。それぞれの画家が、日本画と西洋の「美術」の間に生まれた矛盾に向き合い、数々のユニークな作品が誕生することとなる。本展では、そんな大きな変化の時代に活躍した画家たちが登場する。中でも見所は、美術館の顔とも言える竹内栖鳳の《班猫》(重要文化財)だ。つい触れてみたくなるほど見事に表現された毛並みを前面に押し出した柔らかい印象の作品だ。上目遣いで舌を出すその表情からは、愛らしく気ままな猫の気質がよく伝わってくる。さらに、重要文化財でもある村上華岳の《裸婦図》も展示。まるで仏教画を思わせるような女性の顔立ちや蓮のモチーフが、「裸婦」という西洋の油絵の伝統を意識した題材、かつ、近代的な描き方で表現されている。西洋と日本の古典が折衷した、この時代を代表するような作品だ。その他にも上村松園や、山元春挙、福田平八郎、小野竹喬といった近代を代表する画家たちを一堂に紹介する。どれも切手や教科書などで一度は目にしたことのある有名なものばかりなので、日本画の知識がなくても気軽に楽しむことができる展覧会だ。【詳細】「日本画の教科書京都編 - 栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ - 」会期:2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日)会場:山種美術館住所:東京都渋谷区広尾3-12-36開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜日 (ただし1月9日(月)は開館、1月10日(火)は休館。12月29日(木)〜1月2日(月)は年末年始休館)入館料:一般 1,200円(1,000円) / 大高生 900円(800円) / 中学生以下無料※( )内は20名以上の団体料金、および前売り料金。※障がい者手帳、被爆者健康手帳の提示で、介護者1名を含め無料。※きもの割引:会期中きもので来館すると団体割引料金で入場可。複数の割引は不可。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル電話受付時間:8:00~22:00)
2016年11月20日4月11日(月)に東京・紀伊國屋ホールで上演される、噺・柳家喬太郎×ピアノ・佐山雅弘「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」。実はこのライブ、2011年12月に代官山のライブハウスで1日だけ上演された「森田さんライブ」から約4年半を経ての再演となる。その大元となるのは、柳家喬太郎と佐山雅弘が初共演した同年5月の舞台『ぼっちゃま』(作・鈴木聡)。ライブでは原案・構成を鈴木が担当し、ステージには舞台の役柄である元太鼓持ちの古物商・榊原(喬太郎)と、ジャズピアニスト・森田(佐山)としてふたりが登場。日本の戦前から戦後の芸能史を榊原が喋り倒し、森田がピアノを弾く、というライブがそっと開かれたのだ。そんな幻ともいえる、落語ファンにもジャズファンにも、芸能ファンにもたまらないライブが再び上演される。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」チケット情報佐山と鈴木の発案だったという初演。今回、再演する理由について佐山は「僕がずっとやりたかった」と話す。佐山「喬太郎さんは真打なので物真似とかしちゃいけないし、僕も(オスカー・)ピーターソンからいろんなスタイルができるけどそれは公ではできないわけ。自分の芸をしなくてはいけない。ところがこのライブでは、(役として)僕の勉強してきたものを大手を振って見せられる。ジャズファンだから、僕は。昔のジャズってよかったよねって自分で演奏できるってすごく嬉しいわけ。喬太郎さんもそうだと思う。『時蕎麦』をやろうが『芝浜』をやろうが喬太郎にしなきゃいけない宿命があるじゃないですか。ところが!このライブではその宿命に縛られない。ファンも喜ぶし、僕が一番喜ぶ(笑)。感動しますよ」喬太郎「榊原さんが話してるっていう設定があると喋りやすくなるんですよね。舞台の設定は戦後で、榊原は太鼓持ちを引退して古物商をしている役。私の大師匠にあたる先代の柳家小さん(5代目)は戦後真打になっているので、榊原は5代目小さんの真打の披露興行に行ったり、ひょっとすると楽屋に顔出したりしてるんだろうなってふと思ったときに、柳家喬太郎と榊原がすっと近づいて。その感覚がライブにもつながった気がします」今回の公演について聞いてみると「“日本芸能史”と非常にテーマ性があるような感じなんですけど、そういうおつもりで来られずに、僕らそういうつもりじゃやりませんからね。好きなことを演奏して好きなことを喋ってるだけなんです。そういう先輩とふたりでやるっていうライブなので。東京の桜が散り始めた時分に春の最後を楽しみに来てくれればいいんじゃないですかね」と喬太郎。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」は4月11日(月)東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月11日4月11日(月)に東京・紀伊國屋ホールで上演される、噺・柳家喬太郎×ピアノ・佐山雅弘「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」。実はこのライブ、2011年12月に代官山のライブハウスで1日だけ上演された「森田さんライブ」から約4年半を経ての再演となる。その大元となるのは、柳家喬太郎と佐山雅弘が初共演した同年5月の舞台『ぼっちゃま』(作・鈴木聡)。ライブでは原案・構成を鈴木が担当し、ステージには舞台の役柄である元太鼓持ちの古物商・榊原(喬太郎)と、ジャズピアニスト・森田(佐山)としてふたりが登場。日本の戦前から戦後の芸能史を榊原が喋り倒し、森田がピアノを弾く、というライブがそっと開かれたのだ。そんな幻ともいえる、落語ファンにもジャズファンにも、芸能ファンにもたまらないライブが再び上演される。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」チケット情報佐山と鈴木の発案だったという初演。今回、再演する理由について佐山は「僕がずっとやりたかった」と話す。佐山「喬太郎さんは真打なので物真似とかしちゃいけないし、僕も(オスカー・)ピーターソンからいろんなスタイルができるけどそれは公ではできないわけ。自分の芸をしなくてはいけない。ところがこのライブでは、(役として)僕の勉強してきたものを大手を振って見せられる。ジャズファンだから、僕は。昔のジャズってよかったよねって自分で演奏できるってすごく嬉しいわけ。喬太郎さんもそうだと思う。『時蕎麦』をやろうが『芝浜』をやろうが喬太郎にしなきゃいけない宿命があるじゃないですか。ところが!このライブではその宿命に縛られない。ファンも喜ぶし、僕が一番喜ぶ(笑)。感動しますよ」喬太郎「榊原さんが話してるっていう設定があると喋りやすくなるんですよね。舞台の設定は戦後で、榊原は太鼓持ちを引退して古物商をしている役。私の大師匠にあたる先代の柳家小さん(5代目)は戦後真打になっているので、榊原は5代目小さんの真打の披露興行に行ったり、ひょっとすると楽屋に顔出したりしてるんだろうなってふと思ったときに、柳家喬太郎と榊原がすっと近づいて。その感覚がライブにもつながった気がします」今回の公演について聞いてみると「“日本芸能史”と非常にテーマ性があるような感じなんですけど、そういうおつもりで来られずに、僕らそういうつもりじゃやりませんからね。好きなことを演奏して好きなことを喋ってるだけなんです。そういう先輩とふたりでやるっていうライブなので。東京の桜が散り始めた時分に春の最後を楽しみに来てくれればいいんじゃないですかね」と喬太郎。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」は4月11日(月)東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月11日いま最もチケットが入手困難とされる落語家・柳家喬太郎の映画初主演作『スプリング、ハズ、カム』がついに完成。「E-girls」の石井杏奈がW主演で相手役を務めるほか、山村紅葉、ラサール石井、朴ロ美、「東京03」の角田晃広ら、多彩なメンバーの出演が明らかとなった。春から東京の大学生になる璃子(石井杏奈)は、母亡き後ふたりで暮らす父の肇(柳家喬太郎)と広島から上京し、下宿先を探すため、アパートやマンション、物件をあちこち周る。行く先々で出会う、個性的な街の人々。肇の胸には、妻との思い出、男手ひとつで育ててきた娘のこれまでなど、さまざまな記憶が蘇る。楽しい小旅行のような時間を過ごしながらも、端々に漂う“別れ”の気配に父娘は…。世代を超えて多くのファンを集め、チケットが入手困難なことで知られる落語家・柳家喬太郎が映画初主演を務める本作。クラウドファンディング「MotionGallery(モーションギャラリー)」で資金提供を募ったところ、10年を超える歴史の中で映画カテゴリー歴代7位となる異例の450万円が集まったという、大きな支持を得た注目作だ。これまで伏せられていた喬太郎師匠の相手役には、人気グループ「E-girls」のメンバーであり、『ソロモンの偽証』『ガールズ・ステップ』などに出演、若手女優としても期待される石井さんが抜擢され、娘役としてW主演を務める。本作の監督・脚本を担うのは、『あかぼし』で低予算作品ながら高い評価を得た吉野竜平。共同脚本を、舞台や「Kis-My-Ft2」メンバー出演の TVドラマ「平成舞祭組男」などで活躍する本田誠人が担当している。シングルファザーと一人娘の、別れの予行練習のような、しばしの東京小旅行。クスッと笑えて、切なくなる、世界初(?)“ご町内お部屋探しロードムービー”。異色のコラボレーションに期待が高まる本作の公開を楽しみにしていて。『スプリング、ハズ、カム』は2016年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日立川ブラインド工業は、日本伝統紋様のひとつである江戸小紋、江戸紋様をアレンジしたグラフィックアート作品を展示する、成島喬展「小紋センス」を開催することを発表した。会期は9月16日~27日(21日~23日は休館)。開場時間は10:00~18:00(最終日は15:00まで)。会場は東京都・銀座のタチカワブラインド銀座スペース オッテ。入場無料。同展は、テキスタイルデザイナー成島喬氏による個展。江戸時代、諸大名が着用した裃の模様付けが発祥と言われる日本伝統紋様のひとつ「江戸小紋」や、江戸中期に庶民にも着物の模様として広まった動物や植物の柄などの「江戸紋様」のエッセンスを抜き出したグラフィックアート作品が展示される。また、紋様のさまざまなバリエーションとして、「牡丹唐草」をプリントしたストリングカーテンや古代ギリシャの陶器の柄をアレンジした作品など、約50点が展示されるということだ。なお、成島喬氏は1947年、東京都・日本橋生まれ。東京造形大学テキスタイルデザイン科を卒業後、テキスタイルデザインスタジオ勤務。西川産業デザイン企画室に勤務し、ハウスブランドやライセンスブランドの開発に携わる。2006年にNARI DESIGN STUDIOを設立。2008年に「第7回 全国公募西脇市サムホール大賞展」入賞。2013年には、初個展「ガレリア青猫」を開催。
2015年09月02日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYでは、若手彫刻家・丸山喬平による個展「重い靄」を開催している。会期は2015年8月2日まで。入場は無料。本展は、東京芸術大学大学院美術研究科に在籍する気鋭の彫刻家・丸山喬平による個展。2014年に都内で開催された初個展「『人』という表面」に続く2回目の個展となるもので、会場には主に木材で製作された身体がモチーフの大型作品が展示される。なお、丸山氏は本展におけるステートメントとして、「人の姿の佇まいから生じるプレッシャー、観察を通感じる畏敬、畏怖の念、存在感に、私の中に生じる思考、感情、欲とも願いともつかないイメージを沿わせ、視覚化出来ないかと試みている。(中略) 動く事の無い瞬間を保ち続ける形の中には、作り手の生涯の幾らかの時間が注がれており、時に認識し難い異形の形が現れる。いかなる形であっても、それは私の、私も含めた人間を肯定する姿勢であり、前進への願いである」などと語り、本展に込める想いを明らかにしている。
2015年07月31日昨年、国内の映画賞を総なめにした『八日目の蝉』の成島出監督の待望の新作『草原の椅子』がついにクランクイン!主演の佐藤浩市を始めに西村雅彦、吉瀬美智子などを引きつれ、“世界最後の桃源郷”と呼ばれるフンザ(パキスタン・イスラム共和国)での長期ロケに臨むことが明らかとなった。佐藤さんが演じるのは、カメラメーカーに勤める主人公・遠間憲太郎。西村さん扮する取引先の社長・富樫との間に友情が芽生え、互いに本音を語り合う中で、2人はこれからの人生をどう歩んでいくかを模索するようになる。そんな折、2人は何もない草原にただ椅子がぽつんと置かれた写真に出会う。その写真に桃源郷を見つけた2人は、強い衝撃に導かれるようにしてフンザへと旅立つ決意をする――。原作は、人気作家・宮本輝による同名小説。これまで多くの作品が映画化され、是枝裕和監督による『幻の光』ではヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞するなど、類稀なストーリーテラーとして注目を浴び続けてきた奇才である。本作は1995年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに始めた自身の40日間に及ぶシルクロードでの6,700キロの旅の体験を基に、人知を超えた雄大な自然と一人の小さな人間の生との対比を描き出す。映画化にあたり、舞台は2011年に発生した3.11東日本大震災以後の東京、つまり“現在”へと設定を変え、今後“どう生きて行くべきなのか”を観る者に問いかける。時代劇、現代劇からコミカルな役まで、様々なジャンルに出演し続け、ドラマや映画で圧倒的存在感を放つ佐藤浩市と、舞台を始めテレビ、映画、ラジオなどジャンルを越えて活躍を見せる西村雅彦。2人の男たちに加え、佐藤さん扮する遠間が密かに想いを寄せ、共にフンザへと旅立つことになる器屋オーナー・篠原貴志子役には、『ガール』での演技が記憶に新しい吉瀬美智子が扮する。先日クランクインし、フンザ、カリマバード、スカルドゥといったパキスタン・イスラム共和国での撮影は8月から1か月半にもわたるという。厳しく雄大な自然が残る“世界最後の桃源郷”で、彼らが感じるものとは?そして、人間ドラマの名手・成島監督が彼らの姿を通して呈示するものとは?『草原の椅子』は2013年春、全国にて公開。■関連作品:草原の椅子 2013年春、全国にて公開
2012年07月09日