女優の松雪泰子が3日、都内で行われた映画「古都」の初日舞台挨拶に、橋本愛、成海璃子、葉山奨之、伊原剛志、新山詩織、Yuki saito監督とともに登壇した。同作は、1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版として、原作では描かれなかった大人になった主人公の物語として映像化したもの。松雪は生き別れた双子の姉妹、伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と、北山杉の里で働く妹・中田苗子の2役を演じ、千重子の娘・舞を橋本が、苗子の娘・結衣を成海が演じる。11月26日からの京都先行公開を経て、いよいよ全国公開となることについて松雪は「川端康成先生の文学に表現されている京都の美しさ、自然の豊かさ、そして情緒とそこに生きる人の純粋性がこの作品にもしっかりと流れていますし、改めて日本文化の素晴らしさを体感していただける作品だと思いますので、それが京都で生み出され、皆さんの元に届けられるということに嬉しく思っています」と感慨深げに語った。また、日本文化を親から子へ継承していく姿が描かれている同作で、自身の役を演じながら感じたことを聞かれた松雪は「受け継ぐ側の子どもたちって、そのことで自由がなくなってしまう可能性もあると思うんですけど、日本人の精神性、文化の豊かさ、なくしてはいけない伝統産業を守ることでいうと、それを次の世代に伝えていくことは非常に重要なことだと思いますし、それをどのような形で若い世代の方に伝えるかというのがテーマだと思います」と吐露し、「自分もこの作品に関わって、今でもまだどうつなぐべきかというのは答えは模索中ですが、(この映画を)見ていただくと、もしかしたら家族で向き合って話してみようかなとか、何か思っていただけるんじゃないかなと思います」とアピールした。橋本が演じた役にちなみ、自分の進路に悩んだり、親子の関係に葛藤した経験があるか聞かれた松雪は「ありましたが、好奇心旺盛で自分が進みたい道に進むという意志の強さが自分にはあったので、(両親は)そういう意味では手を放して見守ってくれました」とコメント。さらに、成海が演じた役にちなみ、自分の道を貫いて進んでいく女の子の気持ちをどう思うかきかれると「未知の世界に怖がらずに挑戦していくというのはすごく大事なことだなと思いますし、割と自分は無謀なタイプで、若いときは出来るか出来ないか分からないのに走って行っちゃうタイプだったので共感できますね」と話し、「私は見守る立場の母親を演じたのですが、かつての自分を見ているような感じにもなりました(笑)」と打ち明けた。
2016年12月03日俳優・筒井道隆が1日、都内で行われた3日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『リテイク 時をかける想い』(毎週土曜23:40~24:35、全8回)制作発表に、共演の成海璃子、浅野温子とともに登場した。同作は"オトナの土ドラ"枠で放送されるオリジナル作品。一方通行のタイムトラベラーが未来からやってくる現代の日本で、タイムトラベラーたちが現代人に影響を及ぼさないように保護するという極秘任務を担う法務省 民事局 戸籍管理課の活躍を描く。"タイムトラベル"を題材にした作品にちなみ、デビュー当時を振り返った筒井。1990年に公開されたデビュー映画『バタアシ金魚』の画像が出てくると、「変わらないなあ。だいぶ変わりましたけど、基本的には変わらない」と、26年間を振り返った。デビュー時は「何も考えてない」と語り、「毎日監督に台本で殴られ、毎日怒られてました」としみじみ。「怖いところに来ちゃったなと思って、ちゃんとしなきゃと思って、頑張りました」と当時の心境を思い出しながら、「就職する気分で入ったら、すごい怖い人たちばっかりだった。本当にブラックでした」と笑顔で懐かしんでいた。
2016年12月01日女優・成海璃子が1日、都内で行われた3日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『リテイク 時をかける想い』(毎週土曜23:40~24:35、全8回)制作発表に、共演の筒井道隆、浅野温子とともに登場した。同作は"オトナの土ドラ"枠で放送されるオリジナル作品。一方通行のタイムトラベラーが未来からやってくる現代の日本で、タイムトラベラーたちが現代人に影響を及ぼさないように保護するという極秘任務を担う法務省 民事局 戸籍管理課の活躍を描く。作品の設定に合わせ、「もし過去に戻ってやり直すことができるなら?」という質問に、成海は「絶対に戻りたくないですね」ときっぱり。「2度と思い出したくもないことはたくさんありますね。すごく学生時代の自分が嫌いだったので」と苦笑した。また、浅野も「私も戻りたくないですね」と同意した。「違った道をやったって、違った苦しさがある。猫に生まれ変わりたいと言ったら、猫だって大変だろうし」と説明し、「できれば早いとこ、未来に行っちゃいたいですね」と希望を語った。一方筒井は、「どの時代でもいいからアドバイスをしたい」と希望。「行けるならどこにでも行って、ひと通りいっぱい書いて(過去の自分に)渡したい」と思いを述べた。作中では筒井と成海がバディとなり、浅野が後方から支援することになる。成海は「クラインクインから数日間は2人で捜査してるシーンが多くて」と撮影を振り返り、浅野が加わってから「すごくパワフルで衝撃を受けて、廊下で『(筒井と)私たちって地味なんですね』と話したんですよね」と明かし、浅野のパワーを讃えていた。
2016年12月01日オトナの土ドラ「リテイク時をかける想い」の制作発表会見が12月1日(木)、都内にて開催され、出演の筒井道隆、成海璃子、浅野温子が出席。浅野さんが、ドヤ顔で爆笑トークを繰り広げた。同作は、未来からやってきたタイムトラベラーを専用の居住区に隔離し、保護観察下に置くことを極秘任務とする法務省民事局の戸籍管理課メンバーたちの奮闘を描く。筒井さんが戸籍管理課の課長・新谷真治を、成海さんが戸籍管理課職員・那須野薫を、浅野さんが戸籍管理課パート職員のパウエルまさ子を演じる。1話完結の構成で、ハラハラドキドキのちょっと泣けるストーリーを撮影しているという同作。浅野さんが演じるまさ子は、主に現場に出掛けて行く新谷と那須野を後方支援する役割。浅野さんは、自身が2人よりも年上で、同作がヒューマンドラマと聞いていたため、「落ち着いた芝居をしようと思った」と述懐。しかし、撮影が始まると、演出家から「ボス感が出過ぎちゃうので軽くやって下さい」と注意されたエピソードを明かした。クランクインしてから当初は、筒井さんと成海さんが外出先で調査を進める場面を撮影し、その後、浅野さんを加えた3人で管理課の部屋の中でのシーンを撮ったそうだ。成海さんは、浅野さんとの共演の感想を「役柄もそうですが、すごくパワフルで、私と筒井さんが衝撃を受けました。廊下で、『私たちって地味なのですね』と話したのです。それをすごく憶えています」とにっこり。会見では、ドラマの内容にちなんで、3人が写真で過去をふり返る企画が行われた。浅野さんの過去の写真は、25年前に連続ドラマ「101回目のプロポーズ」(1991年)でヒロインを演じた際のウエディングドレス姿のもの。ウエディングドレス姿の写真について、筒井さんは「おきれいです」と感想を言葉にした。が、浅野さんから腕をバシッと叩かれるとあわてて、「いまもおきれいです」と付け加えた。成海さんも「おきれいです」と続き、そんな筒井さんと成海さんに向かって、浅野さんは、“ボス感”丸出しのドヤ顔で「あとで私の部屋にいらっしゃい!」と一喝。一連のやり取りが笑いを誘った。オトナの土ドラ「リテイク時をかける想い」は毎週土曜日23時40分~フジテレビ系で12月3日(土)よりスタート(全8回予定)。(竹内みちまろ)
2016年12月01日俳優・筒井道隆が、12月3日(土)から放送されるオトナの土ドラ「リテイク(仮)」で主演を務めることが決定。筒井さんが連続ドラマで主演するのは、2009年放送のNHKドラマ「再生の町」以来7年ぶりとなる。主人公は運命に翻弄され、輝かしいキャリア、家族、友人、全てを失った男・新谷真治。彼の現在の役職は法務省民事局戸籍監理課課長。戸籍監理課は、同僚から「やってもやらなくてもいい仕事をしている課」と陰口を叩かれているが、彼らの本当の職務は、「未来からやってくるタイムトラベラーを、専用の居住区に隔離し、保護観察下に置く」という、法務大臣政務官からの極秘指令を遂行することだった――。近い将来、タイムマシンが開発され、現代には様々な目的を持ったタイムトラベラーがすでに来ているという。そんなタイムトラベラーが現代に影響をおよぼすのを未然にくい止め、その存在が国民に知られ混乱を招くのを防ぐべく、新設されたのが、戸籍監理課。物語は、そんな新谷たち戸籍監理課の奮闘を、1話完結形で描いていく。主人公・新谷を演じるのは、90年代トレンディドラマの代表「あすなろ白書」で脚光を浴び、その後ドラマ「王様のレストラン」、NHK大河ドラマ「新撰組!」に出演。11月19日(土)には出演映画『聖の青春』の公開を控えている。新谷は東大法学部を卒業し、法務省へ入省。その後、大学教授の娘と結婚し一女を授かり、順調にキャリアを築いていたが、2年前のある日、通勤列車内で痴漢容疑で逮捕。後に嫌疑不十分で不起訴処分とはなったものの、その出来事をきっかけに、家族、キャリア、友人など全てを失ってしまう。そして、現在は法務省の地下で、閑職と言われる戸籍監理課に勤務しているという役どころだ。筒井さんは「この話は、未来から来た人たちと交流する設定ですが、あまり“未来”という設定にとらわれすぎないように、出来るだけ普通にしつつ、少しだけ未来的なものを入れていければ」と語り、「おそらく、もう一度過去に戻ってやり直せればと考える人はけっこう多いのではと思います。この新谷という男も過去に戻れるなら戻りたいと思っていますが、たくさんの未来人や現代人と関わることによって、少しずつ考え方が変化し成長していくので、その辺りを楽しんでもらえればと思います」とコメント。さらに、新谷演じる筒井さんのほかにも、戸籍監理課の職員で新谷と行動を共にする那須野薫役に成海璃子、新谷の元妻・紗栄子の弟で刑事の柳井研二役に敦士、法務大臣政務官秘書・大西史子役におのののか、衆議院議員・法務大臣政務官の国東修三役に木下ほうか、大学時代の同級生である国東に頼まれ、パートの職員として戸籍監理課で働いており、イギリス人の夫を持つパウエルまさ子役に浅野温子がキャスティング。成海さんは「少し不思議な設定のドラマですが、楽しんで演じたい」と意気込み、「筒井さんとのコンビも楽しみ」と期待を語る。最初に台本を読んだときから面白い作品になりそうと思ったという浅野さんは「設定や内容でコミカルな部分もありますが、毎話しっかりとした人間ドラマが描かれています。また、私が演じさせて頂く、戸籍管理課のパウエルまさ子とほかのメンバーの掛け合いも楽しんで頂けると思います」と本作について話し、「楽しめる要素がたくさん詰まった作品ですので、私も視聴者の皆さまと一緒にこのドラマを楽しんでいきたいと思います」とコメントを寄せている。オトナの土ドラ「リテイク(仮)」は12月3日(土)23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8話)。(cinemacafe.net)
2016年11月10日現在放送中の船越英一郎主演木曜プラチナイトドラマ「黒い十人の女」。この度、8月下旬にクランクインした本ドラマが、2か月半に及ぶ撮影を終え、11月上旬に無事にクランクアップを迎えたことが分かった。本作は、市川崑が監督を務めた1961年の映画を、バカリズムが現代に置き換えリメイクしたもの。どうして人は「不倫」に走るのか?なぜ「不倫」をやめられないのか?そして世間はなぜ、こんなに「不倫」で大騒ぎするのか?今年誰もが抱いたそんな疑問に、バカリズムなりの分析を交えつつ「不倫」を笑いとともにズバッと斬っていく。バカリズム節炸裂のセリフ回しはもちろんのこと、女優陣の体をはった演技も見どころのひとつとなっている本作。第1話では佳代(水野美紀)と美羽(佐藤仁美)がカフェラテをぶっかけあい、第2話では久未(成海璃子)と志乃(トリンドル玲奈)のキスシーン、そして最新話第6話では、久未と彩乃(佐野ひなこ)のアクションシーンも話題となっていた。そして今回、2か月半に及ぶ撮影を終え、無事にクランクアップを迎えた本作。10股をかけるという風松吉役を演じた船越さんは、夜道で一人クランクアップ。今回の役柄を演じてみて船越さんは、「稀代のダメ男をどこまで憎めない男に仕立て上げることができるか。荒唐無稽な設定にどこまでリアリティを持たせられるかにも注力して演じました」と語り、今夜7話を迎えるにあたっては「予測不可能な結末に向かってストーリーが加速していきます。可笑しくも哀しい、人間ドラマを思いっきり笑い飛ばして下さい」と今後の見どころについてもコメントした。船越さんがクランクアップした後日、黒い十人の女を演じた10人の女優陣もクランクアップ。神田久未役の成海璃子は「6話のバトルシーンがとても楽しかったです」と文坂彩乃役佐野ひなことのシーンをふり返り、「それ以外にも、名シーン、名台詞ばかりで毎回脚本をもらうのを楽しみにしていました」と語った。一方佐野さんも「バカリズムさんのコミカルなテンポ感や、今時の会話構成がほんとにおもしろい。さすがだなと、本当に天才だなと思いながら演じていました」と楽しんで演じていたと話した。弥上美羽役佐藤仁美は「バカリ節と言うんでしょうか。女性への偏見と、あるあるがふんだんにあって、予想外の出来事もふんだんにあって、笑いました。想像だけで笑えた。おかげで、変顔のレパートリーふえました」とコメント。様々なバトルが繰り広げられるドラマだが、如野佳代役水野美紀は「愛人同士のバトルは清々しい程で、現場は笑いが絶えませんでした。こんなにやり甲斐があって面白い役はそうそうありません。各監督とのコラボも最高に刺激的でした。ラストまで見届けて欲しいです!」と大満足の様子で語っていた。今夜放送の7話では、ついに風の妻と9人の愛人、10人の女が集結!初めて集まった不倫女たちに、一体何が起こるのか…。「黒い十人の女」は毎週木曜日23時59分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月10日女優の松雪泰子、橋本愛、成海璃子が9日(水)、都内で映画『古都』の完成披露試写会に艶やかな着物姿で登場。松雪さんは、成海さんから「晴れ女」と認定された。同作は、作家・川端康成による小説「古都」の舞台を現代の京都に移した母子の物語。松雪さんが一人二役で母親を演じ、その娘を橋本さんと成海さんが演じる。成海さんは松雪さんの印象について「晴れ女で、凄く強力なパワーがある。松雪さんが登場した瞬間に空が明るくなって驚きました」と紹介。それに松雪さんは「私は凄い晴れ女です」と認め「別の作品で沖縄に行ったときに、梅雨時期だったけれど雨がやんでいましたから」と得意顔だった。一方、橋本さんは京都ロケをふり返り「お茶だったり、日本舞踊だったり、京都弁だったり、すべてが初めてで大変というよりも時間をかけて鍛錬しなければいけなかった。終わってからは不安と反省しかなかったけれど、必死にやりました」と報告。松雪さんには「所作もお綺麗でしなやか。日本の女性という感じで素敵だった。その隙間に見える芯の強さを松雪さんから感じられて、そのしなやかさとカッコよさに惚れました」と惚れ惚れ。その松雪さんも「未知の世界に対する不安を抱えている娘の揺れ動く感情を、愛ちゃんは凄く素敵に演じてくれた。一緒にお芝居をする中で、芯の強さ、思いが静かな中にあっても伝わってきた」と絶賛していた。『古都』は11月26日(土)より京都先行上映、12月3日(土)から全国公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月09日俳優の筒井道隆が、12月3日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『リテイク 時をかける想い』(毎週土曜23:40~24:35、全8話)で主演を務めることが9日、明らかになった。連ドラの主演を務めるのは、2009年のNHK『再生の町』以来、7年ぶりとなる。筒井が演じるのは、運命に翻弄され、輝かしいキャリア、家族、友人、全てを失った男・新谷真治。法務省の戸籍監理課課長という閑職で働いているが、本当の職務である、過去をやり直そうとして未来からやってくるタイムトラベラーを、"専用の居住区に隔離し、保護観察下に置く"という、大臣政務官からの極秘指令を遂行する姿を描く「SFの皮をかぶったヒューマンドラマ」(後藤勝利プロデューサー)だ。筒井は、「沢山の未来人や現代人と関わることによって、少しずつ考え方が変化し成長していくので、その辺りを楽しんでもらえればと思います」と見どころを紹介。部下役として成海璃子が出演するが、「成海さんは昔から好きな女優さんでした。自然体な人で、既成の枠にとらわれない感じがするので、一緒に仕事をするのが楽しみです」と期待を語っている。その成海は「筒井さんとのコンビも楽しみです。愛されるドラマになるよう、頑張ります」とコメントしている。ほかにも、新谷の元妻・紗栄子の弟役で敦士、法務大臣政務官秘書役でおのののか、法務大臣政務官役で木下ほうか、戸籍監理課で働くパート職員として役で浅野温子も出演。浅野は「設定や内容でコミカルな部分もありますが、毎話しっかりとした人間ドラマが描かれています」と作品への自信を示した。
2016年11月09日ともに広島出身で"カープ女子"を公言しているグラビアアイドルの杉原杏璃とタレントの加藤紗里が、23日に放送されたTBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)で共演。杉原は、加藤の"にわかファン"疑惑を追及するも、選手とのつながりを知ると「紹介して」と態度を変えた。冒頭から2人は火花を散らし、杉原が「加藤さんと野球関連のことでご一緒することになるとは思ってもなかった」と言うと、加藤は「紗里は知らなかった。坂口杏里さんなら知ってます」と逆襲。爆笑問題の太田光が「お互いカープ女子?」と聞くと、杉原は「カープお好きだったんですね」と疑うように話した。加藤は、"にわかファン"と疑われていることについて、「にわかじゃないです」と否定。ところが、杉原から黒田博樹選手の背番号を聞かれると「ちょっとわかんない」と答えられず、球団歌「それ行けカープ」を歌うように言われるとサビしか歌えず。それでも、好きだという"キクリン"こと菊池涼介選手については背番号もポジションも正解した。また、田中裕二が「実家のお父さんの店にカープの選手がくるって本当なの?」と、広島市内にある実家のステーキハウスについて聞くと、加藤は「いっぱい来るんです。菊池選手も来るし、鈴木誠也さんとか野村さんも来るし」と告白。すると杉原は態度を変え、「私、会ったことないですけど、紹介してもらっていいですか?」と真剣にお願いし、「そんな絡みがあるとは知らず…」と驚いていた。
2016年10月23日川端康成原作の名著を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として、松雪泰子と橋本愛&成海璃子という豪華共演で映像化した『古都』。このほど、予告編と本ポスターが解禁となった。京都伝統の呉服屋で生きる姉・千重子と、北山杉の里で働く妹・苗子。双子の姉妹を松雪さんが一人二役で演じ、それぞれの娘役で橋本さん、成海さんという若手実力派が共演、そのほか葉山奨之、伊原剛志、奥田瑛二ら豪華キャストが脇を固めている本作。届いた予告編では、松雪さんが演じる生き別れた双子の姉妹、千重子と苗子が母親となってからの姿からはじまり、京都とパリ、二つの古都を舞台に母と娘の人生が交差する。千恵子は夫・竜介(伊原さん)と共に、20年前に先祖代々続く「佐田呉服店」を継ぎ、京都・室町で穏やかな暮らしを守り続けている。就職活動中で一人娘の舞(橋本さん)は、一流商社の二次面接を控えていた。一方、京都のはずれの北山杉の里で夫と林業を営む苗子は、絵画の勉強のためパリに留学した娘の結衣(成海さん)を陰ながら応援していた。予告編映像の中盤では、そんな2人の娘がそれぞれ人生の“岐路”に立たされ、娘とともに母もまた苦悩する姿を映し出す。進路に対する意見の相違から「お母さんが気にしてるのは、この佐田の家の顔やろ!」と言い捨てる舞、そして、スランプに陥り、「何を描けばいいかわからない」と涙する結衣。松雪さん演じる2人の母は、伝統を守り続けてきた自身の人生に思いを馳せ、娘の未来のために何をしてやれるのか、苦悩する…。その映像を彩るのは、フジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」の劇中歌に抜擢されたことでも注目を集める、シンガーソングライターの新山詩織が唄うエンディング曲「糸」。彼女の優しい歌声が映像を盛り立て、中島みゆきの歌詞の世界観がぐっと心を掴む、感動的な仕上がりとなっている。また、京都市全面バックアップのもと、オールロケが行われた映像には、日本最古の人工林である北山杉、嵐山、文化財指定された町家などが映し出され、京都らしい美しい風景にも目を奪われる。併せて解禁された本ポスターでは、松雪さんの凜とした着物姿が印象的。「この運命に、生きる――。」という言葉と、千重子の思慮深くも力強い眼差しに、日本の伝統に生きることを選んだ母の生き様が投影されたかのようなビジュアルとなっている。『古都』は11月26日(土)京都にて先行公開、12月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月11日お笑いタレントのバカリズムが脚本を担当する読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『黒い十人の女』(現在放送中 毎週木曜 23:59~)の初回平均視聴率が関西地区で7.0%(ビデオリサーチ調べ)をマークした。主演の俳優・船越英一郎が、妻のほかに9人の愛人がいるドラマプロデューサー・風松吉を演じる不倫ドラマ。"10股"のプレイボーイ・風をめぐる女性たちの愛憎劇がコメディータッチで描かれる。読売テレビ制作の「プラチナイト木曜ドラマ」枠の15作目で、同局によれば、視聴率7%超えは2014年の『慰謝料弁護士』以来11作ぶり。特に女性からの支持が高く、男女別・世代別のデータでは50~60歳代女性の平均視聴率が歴代最高、20~30歳代女性が歴代2位を記録した。初回は、風と半年前から不倫関係にあるテレビ局の受付嬢・神田久未(成海璃子)が、8年越しの愛人で舞台女優の如月佳代(水野美紀)に呼び出され、同じく愛人のドラマAP・弥上美羽(佐藤仁美)と佳代のバトルに巻き込まれるというストーリー。バカリズムが声を担当するマペットと久未が子ども向け番組風に不倫を解説してみせるシーンや、LINEのタイムラインを画面に再現する演出、コントのようなセリフの応酬などバカリズムらしいコミカルな仕掛けも見られた。本日放送の2話では、風に9人の愛人がいると知り、新しい恋を見つけようとする未久。若手女優の愛人・相葉志乃(トリンドル玲奈)も別の男性と関係し、美羽は風と佳代を別れさせようと画策する。そんななか、4人以外の新たな愛人の存在が発覚するなど、さらなる混乱へと突入するドタバタの不倫劇は話題を呼びそうだ。
2016年10月06日俳優・池松壮亮と斎藤工が映画『無伴奏』(16年)で披露するキスシーンの直前のメイキング映像が25日、公開された。原作は、直木賞受賞作家・小池真理子氏の半自叙伝的同名小説。『ストロベリーショートケイクス』(06年)の矢崎仁司監督がメガホンを取り、2人のほか成海璃子や光石研らが出演、先日ロシア・サハリン国際映画祭IFF"ON THE EDGE"「世界の果て」のコンペティション部門では審査員特別賞を受賞した。公開された映像は、10月5日に発売されるDVDおよびBlu-rayに特典として収録されるメイキング映像からのもの。控室で、自身のカットを撮り終わった池松が「斎藤さん向けは終わり?」と尋ね、それに斎藤が「終わってる」と答える。続けて、池松が思い出したように「あっそうか、夜があるのか。あっ(斎藤から)チューされるんだ」と冗談めかして笑うと、斎藤も「チューする」と応じている。2人が演じる渉と祐之介の関係に悩む響子役の成海も同席しており、待ち時間も楽しそうな現場の雰囲気がうかがえる映像となっている。そんなキスシーンを終え、斎藤は「役者陣は本当に映画人として本当に見たい組み合わせだったりして、今も唇に残っていますけど、池松君の2015年の今の渉に出会えてよかった」と称賛。さらに、「絶対この映画には何かが宿っている」と太鼓判を押しながら、「皆が色んなものを詰め込んでいるので、100年後に残っていたらいいな」と強い思い入れを口にしている。37分に及ぶメイキング映像のディレクターは、『情熱大陸』で池松を追ったこともある西原孝至氏。"俳優陣が自分の全てをささげることができた現場、『無伴奏』"をテーマとして編集した映像の中では、ほかにもクランクインやおのおののアップ時の模様、海やプールでの撮影ではしゃぐ姿や待機時間の様子など、生き生きとしたキャストたちの表情が捉えられている。(C)2015 「無伴奏」製作委員会
2016年09月25日女優の成海璃子、トリンドル玲奈、佐藤仁美、水野美紀が、9月29日にスタートする読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『黒い十人の女』(毎週木曜23:59~24:54)で、船越英一郎演じる主人公・風松吉をとりまく愛人役を演じることが26日、明らかになった。1961年に公開された市川崑監督の映画を、脚本・バカリズムで現代版にリメイクするこの作品は、プレイボーイのテレビプロデューサー・風松吉(かぜ・まつきち)が、妻や9人の愛人たちに殺害を共謀される様を、ブラックユーモアを交えて描くもの。船越が演じる松吉は、映画で当時大映のスターだった父・英二さんが演じていた。このたび、妻のほかに9人の愛人がいるという松吉をとりまく愛人役のキャストが決定。松吉とは付き合って半年という9人目の愛人でテレビ局の受付嬢を務める神田久未役に成海璃子、松吉とディレクターの浦上との間で揺れている若手女優の相葉志乃役にトリンドル玲奈、松吉の部下で一番長い時間を過ごし、愛人の中で自分が一番という意識が強いドラマAPの弥上美羽役に佐藤仁美、そして、松吉と付き合って8年のベテラン愛人で舞台女優の如野佳代役を水野美紀が演じる。成海は、バカリズムの脚本について「独特の会話劇が特徴だと思うので、テンポの良さを意識して演じたい」と話し、「女性同士のパワフルでしたたかなやり取りや先の読めないストーリーを楽しんでいただけたら」とコメント。トリンドルは「内容にとても惹かれましたし、何よりバカリズムさんの脚本にワクワクしています。何度読んでも面白いんです! 役を楽しみながら、精いっぱい頑張ります!」と意気込む。佐藤と水野もバカリズムの脚本を称賛。佐藤は「バカリさんは、男性なのによく分かってるなぁと思いました」と不思議がり、水野は「バカリズムさんが普段感じておられるのであろう、女という生き物の不可思議で滑稽な生態への疑問が詰まっている脚本だと思います。読んだ時に感じる面白さを体現できるか、プレッシャーを感じています。全力で務めさせていただきます」と気を引き締めている。
2016年08月27日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と古田新太が3度目のタッグを組む新作舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』が7月24日、東京・本多劇場で開幕した。【チケット情報はこちら】同作は劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチが作・演出、俳優・古田新太が座長としてタッグを組み、2007年、2011年と上演した、通称"KERA古田企画”と言われるシリーズの第3弾。"大人たちが全力でバカバカしいことをやる企画"を標榜し、実力派俳優たちが、毎回ナンセンス・コメディに本気で挑む。今回の『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』は2011年上演の前作『奥様お尻をどうぞ』に登場した古田演じるアラータ、犬山イヌコ演じる助手のアルジャーノンのふたりが起こす騒動が描かれる。公演にはシリーズ過去2作に出演したレギュラー陣に加えて、成海璃子と賀来賢人が参加。成海はアラータとアルジャーノンが出会う少女・アンネに扮し、ナンセンスなセリフを繰り出していく。劇団☆新感線『五右衛門vs轟天』で古田と共演し、これまでコメディ作品で鮮烈な印象を残してきた賀来が演じるのは、アンネに恋する青年・ガブリエル。その身に次々と降り掛かるあり得ない設定を生き生きと演じている。古田新太は開幕に際し、「今までの作品の中で最凶の作品に仕上がりました。がっかりしに、是非見に来て下さい」とコメントを寄せている。公演は8月21日(日)まで東京・本多劇場で上演。その後、福岡、大阪、新潟を周る。現在、東京公演の当日引換券を発売中。
2016年07月25日舞台や映画を観たとき、「この作品のテーマって?」とか「この作家のメッセージって?」と考える。そういう“知の好奇心”を刺激されるのもエンタメの面白さだけれど、成海璃子さんと賀来賢人さんが出演する舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』は、まんまサブタイトルの通り。小難しい解釈も深淵な主題もなし。劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんと俳優の古田新太さんが仕掛ける、潔いほどくだらなくて、バカバカしさ満載のナンセンス企画。そこに参加するおふたりの心境とは。賀来:ナンセンスな笑い自体、僕らの世代には馴染みがないから、おふたりが前回やられた『奥様お尻をどうぞ』を観たときは衝撃でした。成海:15歳の頃にKERAさん監督の映画『罪とか罰とか』に出演してから、いつかまた一緒に、とは話していたんですよね。ただ、喜劇でももっと大人っぽいシニカルな作品もKERAさんはやられているなかで、まさか自分がこっち側に呼ばれるとは思いませんでした。賀来:読んでて面白いけれど、当たり前のように笑いが続いてくると、だんだん頭がおかしくなってくるんです。真面目にやると面白くないし、かといって狙っちゃっても面白くない。繊細な塩梅っていうのがあるんでしょうけど、難しくて。古田さんをはじめ共演の方々は、ちゃんと楽しみ方をわかっているというか…そこの感覚が本当にすごいんですよね。成海:本当に皆さん面白くて、自分の出番以外では、ずっと笑ってます。賀来くんも役柄からして面白いですよね。本読みの段階でセリフを聞きながらテンションが上がりましたから。私は逆に、あまりに自分が何もできてないんで毎日落ち込んでます。賀来:そうなの?そんなふうには見えなかった。KERAさんからのトンでもない要求にも普通に応えているし、おかしなセリフも淡々と言ってて、そこが面白かったけど。成海:そもそも舞台自体が2作目なうえに、これまで言われたことがないような演出ばっかりなんで…。賀来:でも、バカバカしい笑いを、じつはすごくシステマティックに構築しているよね。ワンシーンごとに、KERAさんがすごく丁寧に演出をつけてくださるからありがたくて。成海:いまはただただ、言われるがままやってる感じですけどね。賀来でも、くだらないことを、ベテランの俳優の皆さんが本当に真剣に覚悟を持ってやってるじゃない?そこはすごくかっこいいよね。成海:うん。この状況を私も早く楽しめるところまでいきたいです。◇なるみ・りこ1992年生まれ。'05年にドラマ『瑠璃の島』に主演し注目される。近作に映画『無伴奏』。出演映画『古都』は冬公開予定。舞台は'13年『鉈切り丸』以来2作目。◇かく・けんと1989年生まれ。近作にドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』、舞台・劇団☆新感線『五右衛門vs轟天』。現在、出演映画『森山中教習所』が公開中。◇ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~7月24日(日)~8月21日(日)下北沢 本多劇場作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇全席指定7400 円(税込み)キューブTEL:03・5485・2252www.cubeinc.co.jp北九州、大阪、新潟公演あり。※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・SHUTARO(vitamins/賀来さん)インタビュー、文・望月リサ
2016年07月21日グラビアアイドルの杉原杏璃が17日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。ストーカー被害の苦悩を語った。番組では、18歳の女性タレントにストーカー行為を繰り返していた34歳男性が逮捕された事件を紹介。これに関して、過去に何度もストーカー被害を受けたことがあるという杉原は、「SNSが普及して直接ファンとやりとりをすることで距離が縮まっている」とファンとの距離感について言及し、「握手会とかで握手したままここに(手に)チュッてやられたり…どんどんエスカレートしてきている」と明かした。また、「何が一番嫌かっていうと、引っ越し貧乏になることが困る」と打ち明け、「バレちゃってピンポンピンポンがひどいので。引っ越すたびに100万円くらいかかる」と続けた。さらに、「ストーカー被害にあって、そのとき助けてくださったサラリーマンの方がさらにストーカーになるということがあった」と衝撃エピソードも披露。そのときは、事務所の人から「もう電話かけてくるのやめてくれませんか」と連絡してもらったという。
2016年07月17日グラビアアイドルの杉原杏璃が9日、都内で行われた主演映画『...and LOVE』(松田圭太監督作品 2017年春公開予定)のオーディションに審査員として出席した。来年春に公開を予定している映画『...and LOVE』は、杉原杏璃の自伝的小説を映画化。主人公のアンリを杉原本人が演じ、ナンバー1のグラドルを目指しながらも数々の恋愛に翻ろうされる姿を描く。ヒロイン・アンリの相手役に応募した672人から1次審査を受かった70人が3日間にわたってオーディションに臨み、この日は4人の男性がラブシーンに挑戦。アンリ役に代役の女性を立てたラブシーンが行われ、応募者の演技などを杉原が審査員席で真剣にチェックした。杉原は「1つの連載からはじまったものが映画になり、ゴールではないんですけど、グラビアの集大成になればと漠然ながらも考えていました。それが実現しているので、長年グラビアをやってきて良かったと思っています」と感慨深げで、「映画では今までのすべてをぶつけたいですね」と本人役として出演する演技にも意欲満々。この日は劇中で相手役のオーディションも行われ、「審査員の席に座らせてもらうのは初めてで何を聞いて良いのか掴めなくて個人的なことを聞いてしまいました(笑)」と初めてのことに苦笑いを浮かべるも「同じ役でもみなさん微妙に違うと分かりました。一番イメージしている役に近い方になっていただければと思います。この人だったら好きになっちゃひそうな目線で選びたいですね」と選考ポイントも明かしていた。劇中では年下の男性との恋愛も描かれているが、杉原もそれを認めていて「年上の男性だと甘えていれば何でも大きな心でリードしてくださる方が多いんですが、年下だと自分がハマってしまって私が操れないんです。予想を超えることが経験上多く、自分が保てなくなるのが好きなのかな」と年下を好きになる理由を説明。また、以前の会見で「オーディションで恋人を見つけられたら」と答えていたことにも触れて「こんなにもたくさんのキレイな男性を見る機会はないので、あわよくば恋人を探せたらと思っています」と目を輝かせていた。
2016年07月09日川端康成の不朽の名作が、松雪泰子の一人二役に橋本愛、成海璃子の豪華競演で現代に蘇る映画『古都』。このほど、本作のエンディング曲に決まった新山詩織が歌う「糸」(作詞作曲・中島みゆき)に乗せた特報映像が解禁となった。京都・室町に先祖代々続く佐田呉服店を継いだ佐田千重子(松雪泰子)は20年間、同じ場所で変わらない生活を送っていた。古くから付き合いのある職人が次々廃業する変わりゆく時代の中で店をどうしていくのか、室町に生まれた宿命を娘の舞(橋本愛)に背負わせていいものか、葛藤の中で生きていた。大学生の舞も、就職活動をする友人との会話にも入りきれず、店を継ぐべきなのか迷っていた。一方、京都のはずれ、北山杉の里で林業を営む中田苗子(松雪泰子/2役)。苗子は千重子の生き別れた双子の妹で、彼女もまた深刻な経営悪化に陥っている。苗子の娘の結衣(成海璃子)はその美術の才能を活かし、北山杉を使い何か新しいことができないかとパリに留学。また、舞も日本文化を披露するイベントに参加するためにパリへ向かうことに。いま、京都の伝統に生きる2組の母娘の人生が、初めて交差する――。本作は、1962年に新潮社より刊行された川端康成の名作を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化。松雪さんが双子の姉妹を一人二役で演じ、若手実力派の橋本さんと成海さんがそれぞれの娘役に、さらに双子美女タレントの蒼あんな&蒼れいな、葉山奨之、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二といったキャストたちが脇を固めている。今回届いた特報映像では、松雪さん演じる呉服屋の姉・佐田千重子と京都伝統の北山杉の里で働く妹・中田苗子、千恵子の娘役の橋本さんが舞う姿や、笛子の娘役の成海さんが創作に打ち込む姿がとらえられている。その映像を彩るのは、4月期“月9”ドラマ「ラヴソング」で注目を集めたシンガーソングライター・新山詩織が歌い上げる「糸」。同曲はこれまで、小林武史の「BANK BAND」や福山雅治、森山直太朗、JUJU、クリス・ハート、EXILE ATSUSHIなど数々のアーティストにカバーされ、世代を超えて人々を魅了してきた名曲だ。新山さんの優しく繊細な歌声は、映画の描く日本が誇る圧倒的な京都の美しさ、凛とした“日本の精神”に見事にマッチ。日本の素晴らしさを再認識する物語を紡ぐ後押しをしてくれる。<新山詩織コメント>今回、映画『古都』のエンディング曲を歌わせて頂くことになり本当に光栄です。いまを精一杯紡ぎながら生きる人たちに、この「糸」という楽曲が寄り添ってくれるのではないかと思っています。<Yuki Saito監督コメント>『古都』の脚本執筆中に中島みゆきさんの「糸」を聴いたときに、歌詞が一字一句違いなく本作のテーマとシンクロして鳥肌が立ち、エンディング曲にしたいと思いました。次世代へ伝統をどう継承していくか?がテーマなので、若いシンガーに歌っていただきたいと思い、新山詩織さんの繊細で切なくも、未来に希望を感じる優しい声に“一耳惚れ”して、現代版「糸」を歌って欲しいとお願いしました。『古都』は11月26日(土)より京都先行公開、12月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月05日フジテレビは7月2日(土)に「知られざる脳の真実!!世界を変える奇跡の力~今夜解き明かされる人類のフシギ~」を放送することを発表。番組のナレーターを長澤まさみらが担当する。「人類最後のフロンティア」と言われる脳の世界。世界が研究にしのぎを削るいま、まさにその謎が解き明かされつつある。番組では脳がもたらす不思議な現象や、驚きの“脳力”をもった人々を徹底取材。“人類のフシギ”に先端の科学で解明する、脳の無限の可能性と未来のヒントを示す。今回番組で紹介するのは、1年のうち3分の2を眠りに奪われるという奇妙な病「眠れる森の美女症候群」に侵されたイギリスの“美女”や、見た風景を瞬時に数式に変換し、CGでしか書けないような精巧な幾何学模様を描く「後天性サヴァン症候群」の男性。そして、全盲者が反響音を使って“見えている”かのように自転車にも乗ることができる驚きの能力“エコーロケーション”。その伝道者として注目のトップインストラクターが初来日し、ロンドンパラリンピック金メダリストの全盲スイマー、秋山里奈を指導。最新機器で驚異の脳のチカラを解き明かす。といった、いずれも日本のテレビ初の知られざる脳の世界が繰り広げられる。日本メディア初の独占密着を試みた「眠れる森の美女症候群」に侵された女性の、耐えられぬ眠りの原因とは。世界で30~40人しかいないという「後天性サヴァン症候群」の彼が、“突然の変貌”をとげた脳の謎とは…。そして、この番組でナレーションを担当するのは、現在大河ドラマ「真田丸」でヒロイン・きり役を好演し、アニメーション映画『君の名は。』では声の出演も決定している長澤まさみ、『無伴奏』での大胆な演技が話題となった成海璃子、「お義父さんと呼ばせて」「グッドパートナー 無敵の弁護士」など近年立て続けにドラマに出演する山崎育三郎、大河ドラマ「八重の桜」や「MOZU」などに出演し、幅広い役柄を演じる長谷川博己の4人。豪華演技派俳優陣が、その語りで脳のフシギを解明していく。土曜プレミアム「知られざる脳の真実!!世界を変える奇跡の力~今夜解き明かされる人類のフシギ~」は7月2日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年06月24日女優の長澤まさみ、成海璃子、俳優の山崎育三郎、長谷川博己が、7月2日(21:00~23:10)に放送されるフジテレビ系ドキュメンタリー特番『知られざる脳の真実!! 世界を変える奇跡の力 ~今夜解き明かされる人類のフシギ~』で、ナレーションを担当する。この番組では、脳がもたらす不思議な現象や、驚きの能力を持った人々を取材。 1年のうち3分の2を眠りに奪われるという「眠れる森の美女症候群」に侵されたイギリスの女性や、脳を殴打されたことがきっかけでCGのような幾何学模様を描けるようになった「後天性サヴァン症候群」のアメリカ人男性が登場する。さらに、反響音を使うことで、全盲者が自転車にも乗ることができるという能力「エコーロケーション」の伝道者が初来日。ロンドンパラリンピック金メダリストの全盲スイマー・秋山里奈さんを指導する様子に密着する。フジテレビ報道局の栩木信人チーフプロデューサーは「登場いただく皆さんの多くは、日本のテレビで初めて紹介する方々です。"脳"と向き合う日々を送る方々の姿とその現実を通し、今まで見えなかった脳の一端が浮かんでくると思います」と見どころを話している。
2016年06月24日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。みなさんは『海底の君へ』というドラマをご覧になったでしょうか。NHK総合テレビで2016年2月20日に放送され、好評のため同年5月8日にNHK・Eテレで再放送された単発ドラマです。29歳になった現在でも、中学時代に受けた犯罪的ないじめの後遺症に苦しむ青年・前原茂雄の姿を藤原竜也さんが好演している、とても考えさせられる物語でした。物語では、いじめ被害から15年の時が流れても引きこもりが続き、定職に就くこともできない茂雄が、弟がひどいいじめにあっている23歳の女性・手塚真帆(成海璃子)と出会うことによって立ち直りの兆しを見せます。しかし、真帆の弟で14歳の瞬(市瀬悠也)の自殺未遂をきっかけに、「いじめる者たちを自分もろともこの手で葬り去らなければならない」と考えるようになり、手製の爆弾を体じゅうに装着して15年ぶりに中学校の同窓会会場へ向かうという、衝撃的な内容となっています。●渦中にいた期間が過ぎてもその後何年にもわたってその人の人生を奪う“いじめ”『海底の君へ』の物語では、茂雄の異変に気づいた真帆が同窓会の会場に駆けつけ、間一髪のところで最悪の事態は回避されますが、茂雄は爆破未遂・殺人未遂の罪で5年間服役することになります。出所後、茂雄が塀の外で待っていた真帆に「生きなきゃね」と言って手を携えて歩き出したときにはすでに34歳になっていました。前原茂雄というこの物語の主人公は、中学時代に受けた残虐ないじめが原因で、20年という年月を奪われた わけです。そして、いじめ被害者がその後の人生において、いじめを受けなかった人に比べてあまりに理不尽なリスクを背負うことになってしまうという『いじめ後遺症 』の問題は、実は最近の精神医学の分野ではエビデンス(根拠)が確立された大問題になりつつあります。今回はそれをテーマに、筆者の旧知の精神科医の話なども参考にしながら筆を進めて参りたいと思います。●『いじめ後遺症』には信頼のおけるエビデンスがある『ヤンキー化する日本』の著書で知られ、『海底の君へ』の医事監修も担当された精神科医の斎藤環さんによると、少年期にいじめ被害を経験した人が、その後長きにわたって社会的・経済的・精神的・身体的にリスクを抱えることになってしまうという『いじめ後遺症』は、滝沢龍という日本の精神科医が筆頭著者となっている2014年の『American Journal of Psychiatry』掲載の研究論文で、精神医学的なエビデンスを確立したとされています。滝沢龍博士が中心となり、バーバラ・モーガン博士らとともに英国キングスカレッジで推し進めた『要因対照研究(コホート研究)』を見てみましょう。イギリスで7歳から11歳までのあいだにいじめ被害を経験した7,771名に対して追跡調査を行ったところ、いじめ被害を受けなかった群に比べて、『うつ病』になるリスクが1.95倍、不安障害を発症するリスクが1.65倍、自殺傾向については2.21倍という由々しき結果に。いじめは、社交関係の欠如や経済的困難・健康面での問題など、いじめ被害を受けた後40年を経た50歳時点での生活満足度・生活水準の低さに関連している ことが判明したとされています。●何十年にもわたって人の人生を奪ういじめ加害者を処罰(処分)する必要はないのか滝沢博士らのコホート研究でそのエビデンスが確立したといえる『いじめ後遺症』。しかし、いじめやハラスメントからの後遺症を残さずに、“いじめを受けてしまった人たち”に人として当たり前の日常を取り戻してもらい、いじめられた後の数十年間が“失われた数十年”“海底の数十年”にならないようにするためには、“いじめ加害者”に対する処罰(処分)というものについてもっと厳罰化を検討する必要はないのでしょうか。『個人的にはいじめ加害者に対する処罰は厳格になされるべきかとは思います。が、その前に、いじめ加害者が自分の犯した罪の重さを自覚し謝罪する ことの方が優先されるべきです。加害者が「本当に申し訳なかった」と心から思い被害者に謝罪することがなければ、どのような罰を与えたところで意味がありません。加害者が罪を自覚し謝罪して、その気持ちを具体的に表現する手段として罪を受け入れる。そういった過程があって初めて被害者は納得することができるのです』(50代男性/都内メンタルクリニック院長・精神科医師)『海底の君へ』で中学時代に茂雄をいじめつづけた加害者たちの中でも主犯格だった立花は、その後若き気鋭の弁護士となって、何の罰も受けずにぬくぬくと生きています。集団で茂雄を海底へ放り投げ、ミミズを食べさせ、カバンやノートをビリビリに引き裂き、体じゅうに油性ペンで「死ね」「クズ」と書く。そんな犯罪を実行しているというのに、立花たちのそういった行為を告発する勇気を持ったクラスメイトさえ、茂雄の周囲にはいなかったのです。そのような環境では、それこそ茂雄の親などが直接行動に出るか茂雄を休学させたり転校させたりしてやらない限り、どうにもならなかったでしょう。筆者の旧友の精神科医も示唆しているように、まともな感性を持っている周囲の人間がいじめ加害者たちにおのれの犯罪行為を自覚させてやらないことには、罰だけを与えたところで何も解決しないというのが本当のところなのではないでしょうか。念のために、筆者の知人の弁護士に確認をとったところ、学校内で児童・生徒に対していじめ行為を行った場合には、たとえ11歳・12歳であっても少年院への送致がなされる可能性があるとのことです。また、重大事案であれば14歳で逮捕される場合も十分あり得る とのことでした。「軽いノリで友だちをイジメることくらい、逮捕までされるようなことではないだろう」といったいじめ加害者たちの頭の根底にある意識を、学校教育の現場などを通して変えていかなければ、茂雄のように『いじめ後遺症』で何十年という歳月を海底で過ごすことになってしまう理不尽は、後を絶たないのかもしれません。【参考文献】・『Adult Health Outcomes of Childhood Bullying Victimization: Evidence From a Five-Decade Longitudinal British Birth Cohort”(AJP,2014) written by Ryu Takizawa,M.D.,Ph.D. ,Barbara Maughan,Ph.D. & Louise Arseneault,Ph.D.』●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年06月21日グラビアアイドルの杉原杏璃が12日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『ANRI』(発売中 3,204円税込 ワニブックス刊)の発売記念イベントを行った。杉原は通算10冊目となる同写真集を34歳の誕生日となる6月12日に発売。杉原曰く「集大成」という位置づけの写真集となっている。セクシーな赤のビキニ姿で報道陣の取材に応じた杉原は「10冊目ということがわかっていましたし、大人になる34歳ということで、今までグラビアをやってきたすべてのものを詰め込みたいと担当者にお伝えしました。今回のロケ地でもあるハワイらしさというよりは、大人の生感や肌感を表現できたらと思っていましたが、"肌感"満載で一歩大人になった感じですね」と満足げ。お気に入りを衣服を何もつけていないヌーディッシュな1ページをあげて「何も着ない方が一番自然かなと思って。シーツでちょうど見えない感じが一番家の中にいる感じがします」とアピールした。イベント日が34歳の誕生日ということで、取材時に関係者からバースデーケーキをプレゼントされて満面の笑みを浮かべた杉原。34歳の目標として「愛が溢れる生活がしたいので、しっかりと支えて寄り添ってくれる人がいたらいいな。プライベートで最大の目標はそろそろ相手を決めないと。年齢には全く興味がないので、私が彼を思うより、彼が私を思ってくれるというか、愛されたいです」と語っていた。
2016年06月18日女優・松雪泰子が、映画『古都』(11月26日京都先行公開/12月3日全国公開)で一人二役として主演し、女優・橋本愛と成海璃子の母役を演じることが15日、発表された。本作は、1962年に川端康成が刊行した同名小説の現代版。これまで多くの映像作品となってきた同書を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映画化する。高校卒業後に渡米し、ハリウッドで8年映画作りを学んだYuki Saito監督がメガホンを取って、蒼れいな、蒼あんな、葉山奨之、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二らも出演。着物、茶道、書道、華道など京都市の全面協力によって、本物の"京都"を描く。松雪が演じるのは、京都の街で伝統の継承に生涯をささげる呉服屋の姉・佐田千重子と京都の北山杉の里で働く双子の妹・中田苗子。また、橋本は千重子の娘・舞を、成海は苗子の娘でフランス・パリにて国立美術大学に通い絵画制作に励む結衣を、それぞれ演じる。「一カ月間着付けや、裏千家のお茶の稽古、京言葉の稽古、京都の料理屋さんでの、稽古など重ねました」と役作りへの努力を話す松雪。それは「やはり、伝統を守る立場でそれを背負っている千重子には、非常に重要な要素」だからだ。本作については「『古都』の世界観をベースに千重子、苗子のそれぞれの子供たちとの母と娘、親子の物語、オリジナルの古都を軸に未来につないで行く物語」と説明。「現代における、京都の現状。伝統を大切に守ることやその重圧、そして未来につないで行く事、そしてそれを担う娘の葛藤」と背景を口にしつつ、「かつての『古都』の時間軸から、現代にまでつながりそして未来を紡いでいく物語です」とも付け加える。そんな松雪の娘となる橋本は「お茶、書道、座禅、日本舞踊と日本の文化や伝統芸能を学ぶことができてとてもうれしかった」、成海は「撮影期間は一週間という短い時間でしたが、その分グッと集中して取り組むことができました」と、それぞれ報告した。(C)川端康成記念會/古都プロジェクト
2016年06月15日1962年に新潮社より刊行された川端康成の小説を、京都とパリ、2つの「古都」を舞台に母と娘の人生が交差する物語として映画化されることが決定。主演であり一人二役に挑戦する松雪泰子をはじめ、共演に橋本愛、成海璃子ら豪華女優陣がキャスティングされた。京都室町に先祖代々続く佐田呉服店。店を継いだ日から20年間、佐田千重子(松雪泰子)は同じ場所で変わらない生活を送っていた。古くから付き合いのある職人が次々廃業する変わりゆく時代の中で店をどうしていくのか、室町に生まれた宿命を娘の舞(橋本愛)に背負わせていいものか葛藤の中で生きていた。大学生の舞は、就職活動の時期に差し掛かり就職活動をするの友人との会話にも入りきれず、店を継ぐべきなのか迷っていた。一方京都のはずれ、北山杉の里で林業を営む中田苗子(松雪泰子/2役)。千重子と同じ顔をした苗子は生き別れた双子の妹。苗子もまた深刻な経営悪化に陥っていた。苗子の娘の結衣(成海璃子)はその美術の才能を活かし北山杉を使い何か新しいことが出来ないかとフランスに留学。しかし留学先でほかの学生との力の差を感じ、無力感に苛まれていた。それを感じとった苗子は娘に会う為にパリ行きを決意する。呉服屋の娘の舞もパリで開催される日本文化を披露するイベントに参加する為にパリへ向かうこととなった。母から娘へ受け継がれる伝統。いま、京都の伝統に生きる2組の母娘の人生が初めて交差する――。本作は、これまで多くの映像作品となってきた「古都」を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化したもの。監督は、高校卒業後に渡米し、ハリウッドで8年映画作りを学び、帰国後もアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど名匠の現場に参加、両国の架け橋となっているYuki Saito。CMや短編、連続テレビドラマなどで活躍しており、満を持して今作のメガホンを取った。世界視点から、日本が誇る圧倒的な京都の美しさ、凛とした“日本の精神”を五感で体感できる新しい作品に仕上げ、また本作の舞台である四季折々の京都、さらに着物、茶道、書道、華道などオール京都の全面協力によって、“本物の京都”を描き切っている。そして主演には、現在放送中のドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」では弁護士を熱演する松雪さん。本作では、京都の町で伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と、京都伝統の北山杉の里で働く双子の妹・中田苗子の一人二役に挑戦する。撮影に向けて1か月間着付けや、裏千家のお茶の稽古、京言葉の稽古など様々な稽古を重ね臨んだという松雪さん。「やはり、伝統を守る立場でそれを背負っている千重子には、非常に重要な要素でしたので毎日稽古を重ねました。今作は、古都の世界観をベースに千重子、苗子のそれぞれの子どもたちとの母と娘、親子の物語、オリジナルの古都を軸に未来に繋いで行く物語です。現代における、京都の現状。伝統を大切に守ることやその重圧、そして未来に繋いで行くこと、そしてそれを担う娘の葛藤。かつての古都の時間軸から、現代にまで繋がりそして未来を紡いでいく物語です」と本作について語った。また、千重子の娘・佐田舞役に『告白』で鮮烈なスクリーンデビューを果たし、『桐島、部活やめるってよ』『ツナグ』での演技を高く評価された若手実力派、橋本さん。そして双子の妹・材木屋の苗子の娘で、京都と並ぶもうひとつの古都フランス・パリで1人国立美術大学に通い絵画制作に励む中田結衣役に、『無伴奏』をはじめ多数の映画、ドラマ、舞台で活躍する成海さんが好演する。撮影を終えて「お茶、書道、座禅、日本舞踊と日本の文化や伝統芸能を学ぶことができてとても嬉しかった」と話すのは橋本さん。また「いまの世代に継いだ新しい物語になりました。取り留めない、さらさら流れる水のような印象で、舞ちゃんを演じている上でも、水の感覚はずっとあって、ふわふわしていました。どんな仕上がりになっているのか、楽しみにしているところです」とコメントを寄せた。一方成海さんは「撮影期間は1週間という短い時間でしたが、その分グッと集中して取り組むことができました。現地のフランス人スタッフも素晴らしく、良い撮影現場だったと思います」と順調に撮影が進んでいったと話している。そんな3人のほかにも、拠点を台湾に移し芸能活動を行っている蒼れいな&あんな姉妹や、出演作『青空エール』の公開を控える葉山奨之。そして、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二らが脇を固める。『古都』は11月26日(土)より京都先行公開、12月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月15日成海璃子、池松壮亮、斎藤工を迎え贈る現在公開中の映画『無伴奏』。この度、本作がニューヨークで開催される「第10回JAPAN CUTS」にて正式出品されることが決定した。1969年、日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代。女子高校生の響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーとともに時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。原作は、直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説。キャストには、主人公・響子役の成海さん、響子がのめり込む恋の相手・渉役の池松さん、渉の友人・祐之介役の斎藤さんといった人気の俳優陣をメインに、遠藤新菜、藤田朋子、光石研らが脇を固めている。すでに本作は「第39回ヨーテボリ国際映画祭」や「第17回全州国際映画祭」に正式出品され、世界からも注目を集めている。そんな中今回正式出品が決定した「JAPAN CUTS」は、北米最大の現代日本映画の映画祭で、ウォールストリートジャーナル紙から「ニューヨークで一番の日本映画のイベント」、Time Out New York誌から「その文化に特化した権威、そのラインアップの質に勝る映画祭はこの世に他にない」と評されている。10回を迎える今年は、7月14日~7月24日の期間で開催される。今回の決定を受け本作の監督を務めた矢崎仁司は、「ニューヨークの観客に私の新作を届けられて嬉しいです。思えば初めてのニューヨークで処女作『風たちの午後』を、女性のセクシュアリティーの描写がシャンタル・アッカーマンやマルグリット・デュラスに匹敵すると評価して頂いたことが、いまの私の作品を作る力になっていると思います。だから、大好きな映画祭のひとつのJAPAN CUTSで『無伴奏』を上映できることは、私にとって特別な意味があります」と喜びを語っている。矢崎監督は、中谷美紀出演の『スイートリトルライズ』で、「第4回JAPAN CUTS」クロージングフィルムとして上映され、Q&Aを行ったが、今年はプロデューサーが訪米予定だという。そして「JAPAN CUTS」プログラミングチームのJoel Neville Andersonは「新しい日本映画の祭典、JAPAN CUTSの10周年記念の正式出品作に矢崎仁司監督の『無伴奏』も加えることができ、大変嬉しいです。政治的信条と性のアイデンティティーについてのこの素晴らしい物語をニューヨークの観客と分かち合うのが待ちきれません」とコメントを寄せた。なお本映画祭には、『恋人たち』(監督:橋口亮輔)、『シェル・コレクター』(監督:坪田義史)、『ラブ&ピース』(監督:園子温)、PFFアワード2015グランプリ作品の『あるみち』(監督:杉本大地)などが正式出品されている。『無伴奏』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年06月07日2007年「犯さん哉」、2011年「奥様お尻をどうぞ」。古田新太を主演に、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が作・演出する人気の超デタラメ企画シリーズ。このたび、さらにお騒がせな第3弾が登場する。今回は成海璃子、賀来賢人が初参加。「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」のチケット情報ナンセンスをやろう、と2人がタッグを組んだこの企画に、レギュラーで参加しているのが山西 惇。硬派から軟派の芝居まで多岐に渡る作品に出演、重要な役どころにキャスティングされる個性派俳優だ。この企画でも、古田をはじめ、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコらクセ者ぞろいの役者陣の中、その存在感はひと際異彩を放っている。4月、「イニシュマン島のビリー」大阪公演に出演した山西を取材、「ものすごく消耗するけど、ほんとに楽しい」と語るお騒がせ企画への想いやこれまでの作品の話を聞いた。「長い俳優人生で、初めてお尻出しました。後にも先にも、これだけ」というのが、第1弾の『犯さん哉』。前2作とも怒って途中で帰るお客さんがいた。が、大阪のお客さんはそう簡単には帰らない。第2弾の『奥様お尻をどうぞ』は、東京公演では帰る人がいたが、大阪公演は逆に「熱狂的だった」と山西。「総立ちのカーテンコールで、みんな帰らない。すごかったなぁ」。この2作目の公演時期は東日本大震災のすぐあと。どうしようもなくバカバカしいやり取りの中に、世相を反映したネタが盛り込まれた。「こんなしょうもないセリフに、これだけの説得力をもたすのは、あなたにしかできない」と、仲間から賞賛される。「デタラメを突き詰めていくと、笑えるのかどうかわからなくなる、ちょっと怖い領域に入っていく。そのキワキワのとこをやりたいんですよ。なんかすごいな、とも思わせたい」。それには、俳優としてのスキルの高さが求められるのだ。古田が「3分の1の人が大絶賛してくれれば、観客の半分は怒って帰ってもいい」と豪語する企画。「若い頃からずっと周期的に言ってます(笑)。演劇の持つ凶暴さ、ボクらが若い頃に観た唐(十郎)さんや寺山(修司)さんの芝居のような、ゾワゾワっとした気持ちを与えられる作品を作りたいという気持ちはすごくわかります。でも、ボクはできれば帰ってほしくないです(笑)」。これまで観たことがある人は「相変わらずだな、良かったって思っていただけると思う」。初めて観る人は「世の中にこんな芝居があっていいんだと(笑)。いいんです、こういう芝居もあって、いいんです!観終って説明のしようがない、『観てみないとわからない』って友達に言ってもらえるような舞台を目指します(笑)」。公演は、7月24日(日)~8月21日(日)まで東京・下北沢 本多劇場、8月27日(土)・28日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 中劇場、9月1日(木)~4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、9月10日(土)・11日(日)までりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場で上演。チケットぴあでは東京・大阪公演にてWEB先行先着[プリセール]を受付中。ライター:高橋晴代
2016年05月18日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と古田新太の人気企画の第3弾『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』が、この夏上演される。2007年の『犯さん哉』、2011年の『奥様お尻をどうぞ』に続いて、おそらくまた衝撃作になるであろう作品に、成海璃子、賀来賢人というフレッシュな顔も参加。内容は未定だが、それゆえに思いも広がる4人に、話を聞いた。舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』チケット情報『犯さん哉』、『奥様お尻をどうぞ』と、徹底してナンセンスコメディを見せてきたこの企画。今回も「内容を説明してもしょうがないような(笑)、テンションの高いデタラメをやります」と開口一番にKERAは言う。古田も、「そもそもデタラメをやろうと始めたユニット。最近の若い人たちがそういうのをやっていないので、やっていいんだよと見せていきたいというのもあるんです」と企画への思いを語る。さらに、そのデタラメの面白さは「シニカルな視線にある」と古田。KERAも「根っこにあるのは狂暴さ。コメディこそ最も強い力を持っていると信じてるからやっている」と付け加える。「それをひとかどの役者たちが、大っぴらにカロリー高くやるのが、このチームの面白さなんです」(古田)。そこに加わることになった成海と賀来。KERAによると、ドラマ『怪奇恋愛作戦』で久々にKERA作品に出演した成海の思い切りがよくなった芝居、松尾スズキ作・演出の『悪霊─下女の恋─』での賀来の妙味が、今回の抜擢の決め手となった。「ようやくKERAさんと舞台でご一緒できると思ったら、こっちの企画だったのでドキドキしてるんですけど(笑)、何でもやりたいと思ってます」と成海がその期待に応えれば、賀来も、「こういう笑いのものはテクニックが必要だと思うので、しっかり勉強して、この舞台をきっかけに大ブレイクしたい(笑)」と自身への希望も募らせる。タイトルに“ヒトラー”と入っているが、現段階では、ヒトラーが登場するかどうかもわからない。「『チャップリンの独裁者』のような風刺コメディではなく、もっと何もかもを笑うようなものになっていくと思います。個人的に風刺ってずるいなと思ってる(笑)。何もないところから作っていきたい」とKERA。今度は何を笑い飛ばしてくれるのか。その自由で過激な創造を、楽しみに待っていたい。公演は、7月24日(日)から8月21日(日)まで東京・本多劇場、8月27日(土)・28日(日)福岡・北九州芸術劇場 中劇場、9月1日(木)から4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、9月10日(土)・11日(日)新潟・新潟市民芸術文化会館 劇場にて上演。なお、チケットぴあでは先行抽選を実施中、東京公演は4月25日(月)11:00まで、大阪公演は4月26日(火)11:00まで受付。取材・文:大内弓子
2016年04月21日「なんやねん、これ?!」と、観客の半分を怒って帰らせたいと豪語する舞台。作・演出にKERAことケラリーノ・サンドロヴィッチ、主演・古田新太の通称“フルケラ企画”が、2007年「犯さん哉」、2011年「奥様お尻をどうぞ」に続く第3弾を上演。モンティ・パイソンの笑いを愛するふたりがタッグを組んだ、極めつけのナンセンス企画だ。そのくだらなさ、その不謹慎さ、最上級の「なんやねん、これ!(怒or笑)」な舞台は、今の日本の演劇界で唯一無二。このシリーズが今回で打ち止めになると言う。共演は成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇。シリーズ最後(?)を飾るにふさわしい、最強のメンバーが結集した。劇団☆新感線「乱鶯」の舞台で来阪した、古田新太を直撃取材!「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」チケット情報「『犯さん哉』で、あ、お客さんはここまでひどいことやると帰るんだなっていうことがわかり、『奥様お尻をどうぞ』でも非常に怒ってる人たちがいたりして、ある程度の成果は上げられたんじゃないかなと(笑)」。初演から10年近く経ち、3本やって「もういいか」と打ち止めにすると言う。そもそも、芝居らしい芝居にフラストレーションをためたKERAと古田が「せっかくふたりでやってるのに、なんでナンセンスやってないんだ?」というところからスタートした企画。前2回、古田はKERAと話し合ってお題を出したものの「全部ないがしろになったんで(笑)。だから今回はKERAさんに丸投げ。注文は、イリポン(入江雅人)がいっぱい出たらいいな、ぐらい。それは、ボクが見たいからです(笑)」。タイトルの“ヒトラー”は、多分出てこないだろうと思われる。「出てきても、そこか!見たいな感じだと思う。で、後半はグダグダになる予定(笑)」と古田。この企画は社会派ではありません、念のため。「この世の中で、ふざけちゃダメなことってないと思ってるんですよ。やっちゃいけないことが一番おもしろい。葬式の屁ほど、おもしろいもんはないですからね(笑)。不謹慎という言葉は、知らない(笑)」なわけで。3回目、しかもこれで打ち止めとなると「なんやねん、それ?!」度は、さらにアップするに違いない。「凶暴ではありたいと思いますね。みんなが微笑んで帰れるような作品にはしたくないと思ってるんで(笑)。誰かを傷つけたりとか、そういう気持ちで臨みたい。お客さんの半分ぐらいが怒ってくれたらうれしいです。でも、3分の1の人たちには『メッチャおもしろかった』って言ってほしいです。こんだけ達者な人たちがデタラメやるの、なかなか観れないと思うから、観といた方がいいと思いますよ」。公演は、7月24日(日)から8月21日(日)まで東京・本多劇場、8月27日(土)・28日(日)福岡・北九州芸術劇場 中劇場、9月1日(木)から4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、9月10日(土)・11日(日)新潟・新潟市民芸術文化会館 劇場にて上演。取材・文:高橋晴代
2016年04月15日直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を原作に実写化され、現在公開中の映画<a href="">『無伴奏』</a>。現在、本作の公式フォトブックが劇場にて販売されているが、4月15日(金)より書店でも発売されることがこのほど決定。併せてフォトブックからメインキャストの成海璃子、斎藤工、池松壮亮らの場面ショットが解禁された。1969年、日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代。女子高校生の響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーとともに時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。監督には、『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司が手掛け、未来を変えるべく若者たちが声あげ高揚していた1969~71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描く切なく耽美なラブストーリー。キャストには、主人公・響子役の成海さん、響子がのめり込む恋の相手・渉役の池松さん、渉の友人・祐之介役の斎藤さんといった人気の俳優陣をメインキャストに、祐之介の恋人・高宮エマ役に遠藤さん、そのほか藤田朋子、光石研らベテラン俳優も名を連ねた。また本作は、「ヨーテボリ国際映画祭」に出品され、称賛の声が寄せられるなど世界からも注目を集めている。今回書店販売されることが決定したのは、“クオリティの高い美術書的デザインで長く大切にお持ちいただくための本”をコンセプトに、映画の舞台となった1969年、激動の時代を再現した劇中の写真、オフショットなど、映画の撮影期間中にスチールカメラマンの西永智成が撮影した写真が収められている。また写真だけでなく、撮影中や撮影直後に行った、成海さん、池松さん、斎藤さん、そして矢崎監督のそれぞれのインタビューと、原作の小池氏と矢崎監督の対談を収録。また劇場で販売しているパンフレットには載っていない撮影日誌も掲載される豪華仕様となっている。本フォトブックのデザイナーには、90年代半ばから、美術・建築の書籍や展覧会のデザインを数多く手がける秋山伸が務め、本作でデモ集会が行われている設定の東北大学の建築科出身とあって、並々ならぬ意欲でこのデザインに取り組んだ。そして今回解禁された写真は、斎藤さん演じる祐之介と遠藤さん演じるエマが、成海さん演じる響子と池松さん演じる渉の前で 今まで映画や本でしか知らなかったセックスを、初めて自分ごとに感じることになる茶室に入っていくシーンと、海で渉と祐之介が水着に着替えるシーン。後者においては、本編ではお尻も見え、2人のお尻の形がいいと評判の場面で、後ろにある車の中では響子とエマも着替えている設定。また遠藤さんは、斎藤さんとの濡れ場で脱いだ時よりも、 このシーンで脱いだ時の方が恥ずかしかったと撮影をふり返っていた。なお、研音公式ショップ「K-SHOP」でも予約受付が開始され、5月5日(木)までに購入した人の中から、抽選で20名様に成海さんのサイン入りフォトブックが当たるそうだ。映画『無伴奏』フォトブックは4月15日(金)発売。映画『無伴奏』は新宿シネマカリテほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年04月13日直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を成海璃子、池松壮亮、斎藤工らをメインキャストに映画化した<a href="">『無伴奏』</a>が、4月28日(木)から5月7日(土)まで韓国の全州(チョンジュ)で開催される第17回全州国際映画祭に正式出品されることが決定した。1969年、日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代。女子高校生の響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーとともに時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。このほど本作の出品が決定した全州国際映画祭は、2000年に創設された韓国第2とも第3ともいわれる規模と実績を備えた映画祭で、インディペンデント映画祭のメッカとして、アジアの冒険心溢れる映画の窓口となっている。“映画が観客と自由に出合う映画祭”をテーマに、昨年は47の国から200本(長編:158本、短編:42本)の映画を、6つの劇場の計17スクリーンで上映した。全州映画祭の開催時期は、韓国でもゴールデンウィークと呼ばれるホリデーシーズンで、昨年の観客動員数は75,351人を記録。毎年、韓国映画界の重鎮やスター俳優も多数訪れる。昨年は、コンペティション部門に「RADWIMPS」の野田洋次郎が初主演を果たした<a href="">『トイレのピエタ』</a>が出品され、松永大司監督と主演の野田さんが舞台挨拶を行った。このほど『無伴奏』の正式出品が決定したのは、ワールドシネマの新しい美的感覚の領域を切り開いた、名高い巨匠や将来性のある監督の最新作を紹介する「WORLD CINEMASCAPE:Spectrum」部門。上映に合わせ、矢崎仁司監督も訪韓する予定だ。矢崎監督は今回の出品決定に際して、「全州映画祭招待、すごく嬉しいです。お隣の国なのに初めて行きます。日本では先日初日を迎え、1970年前後の時代背景にも拘わらず、多くの若者たちの共感を呼びました。韓国から生まれる映画も好きで、エッジの効いた表現に慣れている韓国の観客の心をきっと揺さぶる作品だと信じています。いまの日本映画を代表する成海璃子さん、池松壮亮さん、斎藤工さんの“美しい瞬間”と“愛”を、一刻も早く届けたいです」とコメントしている。『無伴奏』は新宿シネマカリテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月30日