『六本木歌舞伎2022』が、2022年2月18日(金)~3月6日(日)東京・EXシアター六本木での公演を皮切りに、福岡・大阪で上演されることが決定した。2015年、六本木歌舞伎の幕開けの演目は『地球投五郎宇宙荒事』。市川海老蔵と中村獅童の歌舞伎への熱い想いから始まった宇宙規模の新作歌舞伎では、脚本を人気脚本家の宮藤官九郎、演出を映画監督の三池崇史が手がけ、連日満員の大盛況のまま千秋楽を迎えた。第2回となった2017年の公演では、マルチタレントのリリー・フランキーが新解釈で描き出した『座頭市』を、前作に引き続き、三池崇史が演出。出演には海老蔵に加え、日本を代表する女優・寺島しのぶが登場。海老蔵と寺島しのぶの22年ぶりの共演が実現し大きな話題に。また本公演では、海老蔵の代名詞とも言える“眼力”を封印し新たな境地を開いた。また2019年の第三回は、芥川龍之介の代表作『羅生門』。演出は引き続き三池崇史が担当。出演は海老蔵、そして歌舞伎初出演となった三宅健が参戦。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描いた文学作品を、海老蔵が四役、三宅が二役を、それぞれの役になりきっての迫真の演技で観客を魅了。特に三宅は初出演ながら早拵えやぶっ返り、見得や立廻りといった歌舞伎ならではの演出を見事に表現し、更に海老蔵が洋服姿で演じる本人役と遣り取りをする場面では、軽妙な掛け合いを披露して観客に爆笑の渦を巻き起こした。そして第4回となる今回、三池崇史は監修として参加し、日本舞踊の宗家藤間流八世宗家で舞踊・振付・演出と幅広く活躍する藤間勘十郎が演出として入る。出演は十三代目市川團十郎白猿襲名を控えている市川海老蔵、そしてアクロバットやダンスなど華麗なパフォーマンスを得意とするジャニーズきってのユニットA.B.C-Zの戸塚祥太が歌舞伎に初挑戦する事が決定した。以下、出演の海老蔵と戸塚より、コメントが寄せられている。<コメント>■市川海老蔵2015年にスタートさせた「六本木歌舞伎」も今回で第4回を迎えることができました。毎回、歌舞伎界のみならず様々な分野にて第一線でご活躍される方々のエネルギーをお借りしながら、作品づくりに向き合ってきました。この度は、ジャニーズグループ・A.B.C-Zより戸塚祥太さんをお迎えし、斬新で痛快な作品を生み出します。閉塞感漂う現代に風穴を開けるような「六本木歌舞伎」ならではの科学変化に是非ご期待ください。■戸塚祥太(A.B.C-Z)『偉大な先輩方と同じ舞台に立てることに今から気持ちが昂っています。私にとって未知数である歌舞伎の世界に飛び込むことは、子供のように目に映るすべてに心のときめきを感じることと思います。市川海老蔵さんの背中を見ながら、楽しみ学び、そして演じていきたいです。ぜひとも劇場にお越しください。』【公演概要】『六本木歌舞伎2022公演』脚本:今井豊茂 / 演出:藤間勘十郎監修:三池崇史出演:市川海老蔵戸塚祥太(A.B.C-Z)中村児太郎市川右團次他チケット料金:一等席 14,000円、二等席 10,000円(全席指定・税込)前売開始:12月19日(日)協力:全栄企画 / 株式会社ちあふる製作:松竹株式会社■東京公演日程:2022年2月18日(金)~3月6日(日)会場:EXシアター六本木お問合せ:Zen-A(ゼンエイ)03-3538-2300(平日11:00〜19:00)主催:株式会社3Top / 六本木歌舞伎実行委員会■福岡公演日程:2022年3月11日(金)~3月13日(日)会場:福岡サンパレスホテル&ホールお問合せ:西日本新聞イベントサービス 092-711-5491(平日9:30〜17:30)主催:六本木歌舞伎実行委員会■大阪公演日程:2022年3月18日(金)~3月21日(月・祝)会場:フェスティバルホールお問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00〜16:00※日祝休業)主催:サンライズプロモーション大阪
2021年11月11日歌舞伎役者の市川海老蔵が主演する『六本木歌舞伎2022』が、2022年2月18日から東京・EXシアター六本木で上演されることが決定し、アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が出演することがわかった。2015年に海老蔵と中村獅童の共演、宮藤官九郎脚本、三池崇史演出により上演された『地球投五郎宇宙荒事』から始まった同公演。2017年には、リリー・フランキーが新解釈で描き出した第2弾『座頭市』を上演し、寺島しのぶと海老蔵の22年ぶりの共演で話題となった。第3弾は、歌舞伎初挑戦の三宅健が出演し、芥川龍之介『羅生門』を上演。今回はその第4弾となる。三宅からバトンを受け継ぐ形で、事務所の後輩である戸塚が歌舞伎に初めて挑む。また、演出は、日本舞踊の宗家・藤間流八世宗家で舞踊、振付、演出と幅広く活躍する藤間勘十郎が担当し、第1弾から演出を手掛けてきた三池氏は監修として参加。東京公演はEXシアター六本木にて2022年2月18日~3月6日、福岡公演はサンパレスホテル&ホールにて3月11日~13日、大阪公演はフェスティバルホールにて3月18日~21日に上演する。本人コメントは以下の通り。■市川海老蔵2015年にスタートさせた『六本木歌舞伎』も今回で第4回を迎えることができました。毎回、歌舞伎界のみならず様々な分野にて第一線でご活躍される方々のエネルギーをお借りしながら、作品づくりに向き合ってきました。この度は、ジャニーズグループ・A.B.C-Zより戸塚祥太さんをお迎えし、斬新で痛快な作品を生み出します。閉塞感漂う現代に風穴を開けるような「六本木歌舞伎」ならではの科学変化に是非ご期待ください。■戸塚祥太(A.B.C-Z)偉大な先輩方と同じ舞台に立てることに今から気持ちが昂っています。私にとって未知数である歌舞伎の世界に飛び込むことは、子供のように目に映るすべてに心のときめきを感じることと思います。市川海老蔵さんの背中を見ながら、楽しみ学び、そして演じていきたいです。ぜひとも劇場にお越しください。
2021年11月10日現在放送中の窪田正孝主演月9ドラマ「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」の第7話(11月15日放送)に、戸塚純貴がゲスト出演することが分かった。患者の病、けがの根源を見つけ出すエキスパートたちの戦いをリアルに描く本作。今回戸塚さんが演じるのは、心筋梗塞を起こして路上で倒れ、甘春総合病院に救急搬送されてくる今井陽一。実は、26歳という若さで末期ガンに冒されており、抗がん剤治療を一通り終えたものの効果はなく、現在は痛みを和らげる緩和ケアに切り替えており、残された時間を自分らしく過ごそうとしている。陽一は、雑誌に掲載された「噂のラーメン ベスト100」全店制覇を目指し、その感想を“ラーメン太郎”というアカウントで発信している。そして陽一は、ある出来事がきっかけで放射線技師・悠木(矢野聖人)と親しくなる。前クールの「ナイト・ドクター」に続き、2クール連続の月9出演となる戸塚さんは、今作について「いただいた台本(の文字)を読んだだけで心がグッと熱くなるような気持ちになりましたので、思いを込めて役作りさせていただきました」とコメント。そして「主演の窪田正孝さんと共演させていただくのは今回で2度目になります。以前共演させていただいた作品では、窪田さんに命を救われるような役どころでした。今回もまた救っていただけるのか、楽しみにしていただけるとうれしいです!」とメッセージを寄せている。<第7話あらすじ>唯織(窪田正孝)のもとへ、杏(本田翼)の父親・正一(佐戸井けん太)が突然訪ねてくる。唯織に1枚の画像を見せる正一。そこには、かなり進行しており、外科手術も不可能なすい臓がんが…。そんな中、心筋梗塞を起こし、路上で倒れていた男性・今井陽一(戸塚純貴)が緊急搬送されてくる。陽一は26歳という若さだったが、精巣ガンが全身に転移しており、抗がん剤治療も効果が見られなかったため、現在は痛みを和らげる緩和ケアに切り替えていた。一方、杏は、正一からすい臓がんであることを告げられるが、正一は積極的な治療を受けるつもりはないという。杏はショックを受けながらも、別の病気である可能性を信じようとするが…。「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2021年11月08日間宮祥太朗、上白石萌歌が共演する「バンクオーバー!史上最弱の強盗」の前編が9月19日オンエア。“謎の男”役で出演した細田佳央太に「全然分からなかった」「なんの役でもできる」など驚きの声が上がっているほか、スカイピースの出演も話題となっている。本作は銀行強盗が鉢合わせするという設定で描かれるサスペンスコメディー。しかも登場人物全員が表の顔からは想像できない“ウラ事情”を抱えているのも見どころになっている。間宮さんが家業の染物会社を営むなか、のっぴきならない事情から銀行強盗を行うことになる猿渡佐助を演じるほか、たまたま銀行に居合わせ人質となってしまった女弁護士のさくらに上白石さん。難病に罹ってしまった佐助の妹、猿渡小春には貴島明日香。小春の婚約者、若松健一にはニシダ(ラランド)。佐助に銀行強盗をさせる高額バイト斡旋会社の男を般若。銀行の窓口を担当する後藤雫に伊藤万理華。後半で現れる“謎の男”に細田さん。たまたま銀行に居合わせたSM嬢のマイにファーストサマーウイカ。事件解決にあたる警部の山根広務に袴田吉彦。銀行の支店長、鈴木に阪田マサノブといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前編では、佐助が妹の小春から婚約者を紹介されるのだが、その直後小春がいきなり倒れ100万人に1人の難病だと診断、手術には1000万円かかると告げられる。高額バイトに手を出す佐助に斡旋会社の男は銃を渡し、銀行強盗をするよう告げる。銀行に押し入ると、そこには“先客”の銀行強盗、マサルとワタル(蟹江アサド・星野ルネ)が。生粋の日本人だが見た目は外国人の彼らは、デタラメな言葉を話す外国人になりすましていた。この2組の銀行強盗を前に人質の弁護士、さくらが「仲介する」と言い出すのだが、さくらは弁護士ではなく不倫相手の上司、山根から、銀行強盗を防ぐためにと頼まれ銀行に潜入していた刑事だった。一方、支店長の鈴木は行きつけのSMクラブの女王様・マイと金庫でプレイ中で、マイを金庫に残し人質となってしまう。さらにさくらを潜入させた山根の真の目的は事件の解決ではなく、金庫に保管された麻薬を奪うことで…というストーリーが展開。そんななか金庫にいたマイを人質に現れた“謎の男”。原始人のような長い髭を生やした男を演じている細田さんに「原始人みたいな強盗は細田佳央太くんでしたね。凄い才能!」「謎の男、細田佳央太くんだったんだ、、なんの役でもできるな」といった反応が。その演技力に驚きの声が広がっている。また本作の主題歌を担当しているスカイピースが本編にも登場。袴田さん演じる山根と鉢合わせし、散歩していた犬が山根のズボンをかみちぎってしまう…という場面に出演したのだが、「俳優デビューおめでとうほんとにかっこよかったし面白かった!」「2人とも可愛かった初ドラマおめでとう」などドラマ出演を祝うコメントが多数投稿されている。(笠緒)
2021年09月20日ミュージカル『ドッグファイト』の取材会がこのほど行われ、藤岡正明、大久保祥太郎がリモートで取材に応じた。同作は1991年に上映されたリバー・フェニックス主演の映画を2012年にオフ・ブロードウェイでミュージカル化した作品で、 2015年、2017年と日本でも上演されている。今回は初演・再演に続き屋良朝幸が主演を務め、東京・日比谷シアタークリエで9月より上演される。物語はベトナム戦争出征前のアメリカ・サンフランシスコを舞台にし、訓練期間を終えた新米兵士・エディ(屋良朝幸)、ボーランド(藤岡正明)、バーンスタイン(大久保祥太郎)の3人が親友同士として登場する。2005年~2006年に上演されたミュージカル『レ・ミゼラブル』では藤岡がマリウス役、大久保がガブローシュ役で共演しており、久しぶりの共演に。藤岡は「祥太郎が9歳~10歳とかで、僕は22~3歳だったんです。気付いたらもう、39歳になります。今回ラウンジ・シンガー役の坂元健児さんが当時アンジョルラス役をやっていて、もう坂元さんが50歳」と15年の時の流れにしみじみ。藤岡は大久保について「当たり前ですけど、本当にちっちゃかった。かわいかった祥太郎がどんどん成長して、大人として一緒に共演できるというのがすごく嬉しいですし、僕自身も当時何にもできなかった中で、今は15年も経ってますから、そこそこできるおじさんになってます。祥太郎といっしょにやっていきたいなと思います」と、共に舞台に立てる喜びを表す。大久保も「続けてればいいことあるな、よかったなと思います。最近、子役の時に一緒にやってた方と再び共演させていただけることが多くなってきたので、感慨深いです」と喜びつつ、「歌と離れて演劇の方でやっていたので、藤岡さんと一緒に歌うというのが怖いですね。前は一緒に歌うことがなかったのですが、今回はがっつり親友の役で2人のシーンがあったりするので、嬉しさとドキドキと恐怖と……」と苦笑し、藤岡から「怖いこと、何にもないよ」とつっこまれていた。物語は、親友同士の3人が出征前の最後の夜に、一番イケていない女の子をパーティーに連れてきた者が賞金を得るという最低のゲーム「ドッグ・ファイト」に参加することで展開していく。それは兵士への一歩を踏み出す彼らに感情を捨てさせるために仕組まれた残酷な通過儀礼だったが、真面目なローズ(昆夏美)と接するうちにエディ(屋良)の心は変わっていく。藤岡と屋良は同い年で、大久保は2人より一回り年下だが、親友同士という設定に、藤岡は「おそらく僕と屋良っちが若くて、祥太郎が老けてるんじゃないですかね。だって、妙な貫禄ありますから」と、ニヤリとした。主演の屋良について、藤岡は「僕は本当にダンスが苦手で、屋良くんと言えばダンスの振り付け家をやってるくらいだから、『ダンス苦手なんだ、優しくしてね』と言いました。すごく気さくだし、いい関係が作れるんじゃないかと思います。再々演なので、作品について様々な経験や知識があると思うので、どんどん相談していきたいし、新しい何かを入れられるとすれば、色々話をしていきたいな。共に模索してくれるような包容力があるから」と信頼を寄せる。大久保も「個人的に屋良さんの舞台を客席ですごく観ていた人間なので、歌・芝居・ダンス、何でもできる方だという印象があります。深夜の密着番組を見たときにも『ストイックな方なんだな』という印象があって、屋良さんの雰囲気にも表れてる。芯のある方なんだなと思っています」と、印象を表した。また同作は『ラ・ラ・ランド』『グレイテストショーマン』作詞・作曲を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールコンビが、両作品よりも前に世に送り出していたことでも知られる。藤岡は「1960年代の前半のお話なんですけど、当時の音楽もしっかりと入っている、僕自身もそこらへんのジャンルをよく通ってきているので、リアリティを持って、皆で取り組めるようになるかな」と楽しみにしている様子。大久保は「全部の曲がキャッチーでかっこいい。主題歌になり得るような曲が何曲も入ってるイメージがあって、ロック調もあれば、ジャズっぽい曲、ブルースっぽい曲と色んな要素が詰まってる。オープニングで歌った曲が何回もリプライズで出てきたりして、場面によって心情が変わっていくのも面白いです。高いところから低いところまで使うので、かっこよくフルに熱く歌えたらという思いで稽古に取り組んでいます」と意気込んだ。東京公演は東京・日比谷シアタークリエにて9月17日~10月4日、愛知公演は日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて10月6日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて10月21日~10月24日。
2021年08月24日戸塚祥太(A.B.C-Z)と内博貴が出演する『フォーティンブラス』が、8月19日に開幕。これに先駆け、ゲネプロと初日を前にした取材会が行われた。扉座主宰の横内謙介が1990年に書き下ろし、前身の劇団善人会議で初演された本作は、その後も数多くの上演版が話題を集めてきた。タイトルは、ウィリアム・シェイクスピア作『ハムレット』に2回しか登場しないノルウェー王子の名前。『ハムレット』上演中の劇場を舞台に、脇役に過ぎないフォーティンブラスに扮する大部屋俳優にスポットライトを当てた物語が展開される。勝手に芝居を変え、若手女優に手を出すなど横暴で陰険な黒沢に業を煮やすカンパニー一同。一触即発の雰囲気に陥った彼らの前に、自身を「フォーティンブラスの父」と名乗る亡霊が衣装姿で現れる。彼に黒沢演じるハムレットへの復讐を呼びかけられた羽沢をはじめ、脇を固めるキャストやスタッフ、そして出演者の身内から悪評がささやかれ始めた『ハムレット』の行方はいかにーー。中屋敷法仁が演出を手がける今回の上演版では、タイトルロールを務める羽沢武年を戸塚が、ハムレット役の大スター・黒沢正美を内が演じる。戸塚は、脇であっても与えられたフォーティンブラス役をまっとうするしかない羽沢の悲哀をコミカルに造形。本番にもかかわらずプロンプ頼りの黒沢に対して舌鋒鋭く喰ってかかるなど、よどみないセリフ回しで客席を圧倒する場面も。対する内も攻めの姿勢だ。異様に剣を怖がるなど黒沢に秘められたバックボーンを感じさせつつ、傲岸不遜な態度でカンパニーを萎縮させる独裁者ぶりを遺憾なく発揮する。ゲネプロ後に行われた取材会で「むちゃくちゃな役どころを振り切って演じさせてもらっています」と述べていた通り、これまで経験したことのない役どころを体いっぱいで謳歌しているように見えた。オフィーリア役に抜擢され初舞台を踏むバラエティタレント・刈谷ひろみを演じるのは、能條愛未。共演者のひたむきな姿やどんな役にも徹底して向き合う姿勢に感化され、俳優の仕事に目覚めていく様子をいきいきと立ち上げる。矢島舞美は“劇場の主”と呼ばれ、古くから脇役として役者人生を貫いてきた松村玉代役。とある一念を胸に秘め、亡霊を待ちわびるベテランの憂愁を視線や仕草ににじませた。取材会には、戸塚・能條・矢島・内・中屋敷の5人が参加。ともに多くの舞台を経験しているふたりは、(ジャニーズ)外部作品における初共演をどう感じているかーー。レポーターからそう問われた戸塚と内は互いに向き合って「嬉しいよね」と笑う。戸塚の「圧倒的主役感のある内がスイッチ入れる瞬間を、いちばんの特等席である板の上で見られるなんてラッキー」「完全にハムレットにしか見えない」というコメントに、内が「ハードル上げるのホントやめてもらえる?」と制すると報道陣から笑い声が起こった。「とっつー(戸塚の愛称)の芝居は“にしきさん”のイズムを受け継いでいるよね」と反応した内は、互いに数多くの演出を受けてきた錦織一清の名を挙げ「にしきさんに見える瞬間があるよ」と言って戸塚を笑わせる。それを受けた戸塚は、内が錦織からプレゼントされた楽屋暖簾を使っているスター的なエピソードを披露。自身は「武年は端役なので、シアターコクーンさんからお借りした楽屋暖簾を提げています」とリアルな世界でも“脇”に徹している日常を覗かせ、客席を湧かせた。どんな点を心がけながら演出したのか問われた中屋敷は「どうしたら役者としていい“油”が取れるのかな、ってことばかり考えていました」とコメント。特に「戸塚くんは絞れば絞るほど、俳優としていい油が出るゴマのようでしたね」「内くんはオリーブオイル」と讃える。そして「俳優さんの“本性”といいますか、演じるとは何かーーみたいな本質や魂を見せてもらった気がしました」と稽古を振り返った。たとえ脇であったとしても劇世界における役割をまっとうし、いつか来るかもしれない主役を夢見てもがく若手俳優たちの奮闘やバックステージを描いた本作。舞台や芝居に対する各キャラクターの愛情を感じさせるセリフが数多く散りばめられており、ショービジネス界が揺らいだコロナ禍に改めて観てみると、演劇や俳優の存在意義が伝わって胸に迫った。『フォーティンブラス』取材会より、左から矢島舞美、能條愛未、戸塚祥太、内博貴、中屋敷法仁取材・文:岡山朋代撮影:田中亜紀
2021年08月20日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。同じ年で気心が知れた仲だが初共演となる2人は、よくプライベートで食事にも行き「いつか外部の舞台とか一緒にやれたらいいね」と話していたという。戸塚は「スイッチが入る内を1番の特等席で見れる。やっぱり内って、圧倒的主役感があるんですよね」と絶賛し、内は「やめろやめろ! ハードル上げるな」とツッコミ。「もうハムレットにしか見えない!」と続ける戸塚に、内は「やめろ、終わってからにしてくれ!」と要請したが、戸塚は「内って結構『やめてくださいよ』みたいにぼやいたりもするんですけど、ちゃんとやるんですよね。そこが好きなんです」と明かした。内は戸塚の芝居について「錦さん(錦織一清)イズムも継いでるなと感じ、見てるとちょっと錦さんに見えてきたり」と表す。その流れで錦織から贈られた楽屋のれんの話になった内は「すごいかっこよくて、真っ白で『錦織一清より』と書いてるんですけど、僕の名前書いてないんですよ。錦さんらしいでしょ?」と説明。一方の戸塚は「今回、シアターコクーンさんからお借りしました。特にないです、誰かからとか」と驚きの発言。戸塚は「(今回演じる)武年は端役なので、絶対(楽屋のれんを)持ってないです。デニーロ・アプローチでやってるので」と役作りにかける意気込みを見せた。また、演出の中屋敷からは「この4名に関しては、元々大ファンというか、もう好きなので、どうしたらこの4人からいい油が採れるかなとずっと考えています」とキャスト陣についての話も。「戸塚くんは絞れば絞るほど、いい油が出るんですよ、俳優の油が。だから戸塚くんのごま油をたくさん出す。内くんはオリーブオイルをたくさん」と独特の表現で周囲を感心させる。そんな中屋敷に内は「僕は、稽古に入ったとき、とっつーと中屋敷さんがデキてると思ってたから。仲が良すぎて」と爆弾発言。「好きだからね」と納得する中屋敷に、内からは「『次の日来れない』という日に、稽古場でとっつーと抱き合ってるのを見てる。2人で抱き合ってて、あれ、これチューするんじゃないか? と思ったけど、さすがにチューはしなかった」と目撃談も飛び出す。しかし戸塚は「(チューは)できないですね。そこはやっぱり五関晃一がいるんで……」と、複雑な人間関係のようだった。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。矢島は稽古での出来事について「納谷さんが誕生日を迎えられたときに、(戸塚と内)お2人でサプライズで喧嘩をし出したんですよ。『こんなんで初日迎えられない!』みたいなのを2人でバチバチやり始めて、本当に恐ろしくなっちゃって、泣いちゃいました」と告白。能條も「私も本当にびっくりした」と驚きを表す。戸塚は「納谷くんのバースデーだったので、何かできないかということで、1回落胆させてからめちゃくちゃ喜ばせるというのをやりたくて」と説明し、内が「2人で打ち合わせして『じゃあ、ドッキリで2人で喧嘩するか?』と。稽古が終わったあとにとっつーが中屋敷さんに対して『俺、全然違うと思います。納谷が全然出来てないですよ』みたいな入りをして、それを僕が『とっつー、やめとけよ』と止める。そしたらとっつーが『内は黙っとけよ!』と言って、俺もスイッチ入って『なんだとてめえこの野郎!』と言って喧嘩が始まるというドッキリをしたら、想像以上に皆が引いちゃった」と苦笑。内が「電気を消して『ハッピーバースデー』と歌ったんだけど、誰も歌っていなかった」と振り返ると、能條が「なんなら納谷さん、泣いてましたよ」と指摘し、内は「結果的にバースデーを歌ってたのは2人だけだった。ちょっとやりすぎちゃったのかなあって」、戸塚は「次は気をつけよう」と反省していた。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川さんの姉で同社名誉会長の藤島メリー泰子さんの死去が17日に発表され、戸塚は故人について「自分が間違ったことをした時には本当に愛のあるお叱りをしてくださった」と振り返る。「まだジャニーズJr.に入ったばかりの小さい頃に先輩のバックで踊っていたら、褒めてくれたこともあったりして。踊りを踊ってたら『あの子がいいよ』と言ってくれた。『メリーさんに褒められた』と言われて、『ありがとうございます!』とすごく勇気づけられ、それを励みに頑張れた時もあった」と感謝する。「数少ない場面だったり言葉だったりしますけど、自分の中で大切にして、これからも精進したいなと思いますし、天国でジャニーさんと一緒に、僕たちのことを見守っていてほしいです」と追悼した。訃報を聞いて「すごく驚きました」という内は、「昔よくメリーさんに食事に連れて行って、その頃から『ジャニーさんの言うことは聞いておきなさいよ』と言われていました。本当にお寿司だったり和食屋さんだったり焼肉だったりいろんなところに連れて行ってもらいました」と明かす。「焼肉の日はメリーさんがすごい量のお肉を頼んでくれるんですけど、良いお肉ってそんなに何枚も食べれないじゃないですか。子供に対しての『たくさん食べなさい』という愛情だと思うんですけど、こんな山盛りやつをそのままギャンって(鉄板に全て乗せて)焼いて、焼きというか"蒸し"みたいな……だから焼肉に行く日は結構準備をしてから行っていたのを覚えてます」と苦笑した。内はさらに「焼き肉に行った日もやっぱり『ちゃんと見てくれてるからね』とジャニーさんの話になるし、叱られる時は叱られますし。僕は大阪の人間なんですけど、本当に東京のお母さんみたいな存在でした」としみじみ。「昨日ちょっと目を怪我しちゃって赤くなったんですけど、これで済んだのは、もしかしたらメリーさんが守ってくれたのかなぁと思ったりもして。とっつーとも言っていました」と語った。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日松岡昌宏が8月17日、都内で行われた主演作『連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル』の完成報告会見に、共演する泉里香、池田鉄洋、戸塚祥太(A.B.C-Z)、内片輝監督とともに出席した。伊兼源太郎による警察小説を原作に、4万人を超える警視庁職員の不正を取り締まり「警察の中の警察」とも称される警視庁人事一課(通称:ジンイチ)監察係にフォーカス。1通の密告文に端を発し、松岡演じる主人公・佐良正輝が、過去の同僚・皆口の監察を命じられたことから、ある未解決の殺人事件との接点、そして過去の殉職事件の真相が次第に浮かびあがる。WOWOWドラマ初出演となる松岡は、「とても濃厚な撮影時間を過ごさせてもらいました」と振り返り、役柄については「(自身と接点がなく)本当にゼロから作っていった。今まで経験したことないお芝居でしたので、手探りもあったんですけど、本当に心に残る作品になったと思います」と強い思い入れ。そんな松岡の発言を受け、内片監督は「正直言いますと、すごくいい作品になったと自負しております。今までの警察ドラマとは一線を画すものになっている。サスペンスとしても、人間ドラマとしても、最後残り1分ギリギリまで楽しんでもらえる」と自信を深めていた。泉はジンイチの監察対象となる運転免許試験場職員の皆口菜子を演じ、「カメラも松岡さんも遠い位置で、いつどこで撮られているのかわからなかった」と監察される役柄ならではの難しさを告白。本格的なアクションにも初挑戦し「クランクインの前から、パンチやキック、関節技のトレーニングを積みました。初めて人に(技を)かけることも」と話していた。また、佐良とバディを組む監察係長・須賀透役の池田は「尾行のプロですから、とにかく『存在感を消してくれ』と言われて。役者としていかに目立とうか考えてきたので(笑)、難しかった」と笑いを誘っていた。戸塚は佐良の眼前で殉死し、今も幻影として度々姿を現す後輩刑事の斎藤康太役という、こちらも難しい役どころ。先輩の松岡とのドラマ初共演が実現し、「お芝居はもちろん、現場のムード作りや現場での居方まで、勉強することだらけ。『これがスターか!』と。みなぎるエネルギーをいただいた」と最敬礼を示すと、松岡は「今度、メシおごってやる!僕の辞書には謙遜という言葉がない」と上機嫌。「後輩ですけど、プロフェッショナルですから、『あっ、こういうお芝居するんだ』って刺激をもらいました」と後輩・戸塚をたたえていた。取材・文・写真=内田涼■番組情報『連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル』8月22日(日)よりWOWOWプライム、WOWOW 4K、WOWOWオンデマンドで放送&配信スタート(第1話無料放送)
2021年08月17日『ハムレット』の脇役に着目した横内謙介の名作『フォーティンブラス』。本作を中屋敷法仁が新たに演出、フォーティンブラス役に戸塚祥太、ハムレット役に内博貴を迎え8月に上演される。そこで戸塚と内に、稽古を前にした現在の心境を語ってもらった。外部舞台での共演は初とはいえ、1986年生まれ、ジャニーズ事務所所属、舞台経験豊富と、共通点の多いふたり。役者としてリスペクトし合う関係とのことで、内が「とっつー(=戸塚)の舞台を観て思うのは、単純に僕には出来ないなってこと。つまり自分にないものを持っている人なので、それはやっぱり尊敬しますよね」と明かすと、戸塚も「内はその存在感が圧倒的に主役。そしてその高みへと周囲の人たちも連れて行ける、そういう強さがあるんです」と語り、その信頼の強さを伺わせる。そんなふたりの競演が叶う、この『フォーティンブラス』。主役・ハムレットと脇役・フォーティンブラスという関係性から、俳優の本質をあぶり出していく一作なのだが……。「非常に人間らしい作品ですよね。芸能界に限らず、自分がどんなポジションにありたいかって考えることは誰にでもあると思うので」と内が話すと、戸塚も「共感する部分は絶対にあると思います。グサグサくるセリフも結構ありますから」と、自らを作品に投影する。そんなふたりはこれまでに主役も脇役も経験済み。そこでそれぞれの魅力、苦労について訊ねると、「僕、主役だとかそうじゃないとか、あんまり考えないんですよ。舞台に出たらみんな同じなので。だから敢えて言うなら、“PR宣伝部長”でしょうか」と笑う内。戸塚も「僕も内に近くて、主役でも脇役でもそこに優劣はなくて、舞台にどう立つかっていう点ではなにも変わらない。だから本当にシンボルかなと思います」と続けた。ちなみにふたりの共通点がもうひとつ。それは肺に穴が開いてしまう、肺気胸をかつて患っているということ。戸塚が「僕らすでに深手を負っているので(笑)、感染症対策は徹底した上で稽古を進めていきます!」と切り出すと、内も「なので皆さんも安心して劇場にお越しください!」と呼びかけた。取材・文:野上瑠美子
2021年07月21日8月19日(木)〜29日(日)にBunkamuraシアターコクーンにて上演される、舞台『フォーティンブラス』のオールキャストが発表された。主人公フォーティンブラス役を演じるのが、A.B.C-Zの戸塚祥太。対立するハムレット役を内博貴が演じることが伝えられていた。この度、新たに発表されたキャストは、かつて乃木坂46メンバーとして活動し、近年は女優として読売演劇大賞作品賞を受賞した『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』や、『ポーの一族』などの好演が光る能條愛未。そして、ハロー!プロジェクトを卒業後、映画『初恋』出演や舞台『フラガール - dance for smile -』ほかの活躍で、女優としての実績を着実に積み重ねている矢島舞美。さらに劇団「ベッド&メイキングス」を主宰し、映画、テレビでも活躍する富岡晃一郎、舞台『刀剣乱舞』の小夜左文字役で注目され、劇団Patchメンバーとしても活躍する納谷健、本作の作者・横内謙介作品に数多く出演する吉田美佳子、同じく横内主宰の扉座メンバーとして劇団をけん引する新原武、『飛竜伝2020』など数々の話題作に出演するベテラン俳優の吉田智則が脇を固める。『フォーティンブラス』作・横内謙介演出・中屋敷法仁出演・戸塚祥太(A.B.C-Z)/ 能條愛未矢島舞美 / 富岡晃一郎納谷 健吉田美佳子新原 武吉田智則 / 内 博貴2021年8月19日(木)〜29日(日) Bunkamuraシアターコクーン会場 Bunkamura シアターコクーンチケット料金 S席10,500円A席8,500円コクーンシート5,500円パンフレット付きチケットS席12,500円A席10,500円コクーンシート7,500円※パンフレットは当日会場にてお渡し※全席指定・税込※コクーンシートはご覧になりにくい席オフィシャル抽選先行 受付期間:7月11日(日)12:00〜7月12日(月)23:59一般発売日 2021年7月31日(土)10:00〜チケット発売窓口【チケットぴあ】 ※PC/スマートフォン共通(Pコード:507-646)【Bunkamura】 Bunkamuraチケットセンター:03-3477-9999※オペレーター対応Bunkamuraチケットカウンター(Bunkamura1F)※8/1(日)以降、残席がある場合のみ取り扱い東急シアターオーブカウンター(渋谷ヒカリエ2F)※8/1(日)以降、残席がある場合のみ取り扱い
2021年07月12日斎藤工が正体不明の漂着者を演じる、新金曜ナイトドラマ「漂着者」。この度新たな豪華キャスト、船越英一郎、リリー・フランキー、戸塚純貴、野間口徹、橋本じゅん、生瀬勝久の出演が明らかになった。衝撃的な展開が待ち受ける本作では、次々と不思議な事件が起こる。そして、「何か隠していそう」「この人、絶対裏の顔がある!」「過去が関係しているのかも」…と、思わず考察したくなること必至の謎めいた人物も続々登場。そんな重要人物を演じるのが、今回発表された名俳優。船越さんが演じるのは、海岸に漂着したヘミングウェイ(斎藤さん)が運び込まれる病院の精神科医で、のちに担当医となる国原栄一。リリーさんが、女児失踪事件の現場近くにある寺の住職・深見龍之介。生瀬さんと戸塚さんが、女児失踪事件と連続殺人事件の捜査をする中で、ヘミングウェイの存在を知り、犯人ではないかと疑う刑事を。野間口さんが、ヘミングウェイの身元引受人となるローゼン岸本。橋本さんが、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)の上司で、社会部のキャップ・橋太を演じる。船越さんは「ヘミングウェイに寄り添っていく存在になるのか、あるいはヘミングウェイの障壁として立ちはだかる存在になるのかというのも僕自身もわからない。探りながら役を作っていかなきゃいけないんだったら、わからないことをそのまま楽しもうと思っています」と心境を明かし、戸塚さんは「生瀬さんといろんな意味でかき乱していけるようなキャラクターにしたいですね。見てくださる視聴者の皆さまやスタッフ、キャストの方々もいい意味で裏切っていければと思います」と意気込む。野間口さんは「斎藤工さん主演のこのドラマ、きっとのめり込んで見ていただけると思います。皆さんの考察を、お待ちしております」と呼びかけた。リリーさんは「僕は、生瀬さんが犯人、犯人でない場合は、最終回まで命はない…そのどちらかだと」と予想し、そんな生瀬さんは「僕が演じる柴田は、設定として、そこかしこに“昭和の化石みたいな人”という要素があるので、そこを意識しています。僕自身も昭和の人間なのでイメージはしやすいですね。そんな人が、令和の時代にどうやって生活しているんだろう?という部分を付け足しながら演じています」とコメントしている。そのほか、漂着したヘミングウェイを発見し、SNSにアップして世間をにぎわせる女子高生3人組、ラぺを太田奈緒、ペリを隅田杏花、リモを吉田志織が演じることも決定した。金曜ナイトドラマ「漂着者」は7月23日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。※一部地域で放送時間が異なる(cinemacafe.net)
2021年07月02日俳優の戸塚純貴が出演する、東京建物の新CM「まちと、あなたと、次の物語を。」編が1日より放送開始。CMには、歌手のAIが書き下ろした楽曲「BE WITH YOU」が使用されている。新CMでは、戸塚演じる東京建物の若手社員の目線で、デベロッパーとして同社が目指す、まちづくり活動の様子を紹介。そのまちで働く人、住まう人、訪れる人、憩う人など、さまざまな人との関わり合いが描かれる。今回のCMのために、完全書き下ろしとなるオリジナル楽曲を制作したAIは「『まちと、あなたと、次の物語を。』というメッセージと、人に寄り添い、まちに寄り添い、ともに課題を解決してゆく東京建物の姿勢に共感し、色々な人に寄り添って元気になって欲しいと思いを込めて『BE WITH YOU』という曲を作りました」とコメント。また、曲名にちなんだ「いつも寄り添い、力をくれているものは?」という質問には、「仕事面ではライブする時のお客さんからすごいパワーをもらいますね。特に今、こんな大変な時期に会いにきてくれる事とか、自分もファンのみんなと同じ気持ちでいたいって思わせてくれますね」と回答。さらに「プライベートでは、自分の友達とか家族とか、特に子どもにはパワーをもらえますね。やっぱり子ども達の寝顔を見るだけで、全てが洗い流されるというか、リセットできる。それを守っていくために頑張らないといけないなと感じます。いろんなことが当たり前じゃないっていうのは、去年コロナが始まったぐらいから、色々教えられたので、それをよく思い出していきたいなと思います。いろんな人から、パワーは常にもらってます」と語った。
2021年07月01日映画『東京リベンジャーズ』リベンジプレミアイベントが30日に都内で行われ、北村匠海、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、間宮祥太朗が登場した。同作は和久井健による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタを助けるために、ヒナタの弟・ナオトとともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。山田裕貴、杉野遥亮、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。「自分が女だったらどのキャラと付き合いたいですか?」という質問に、間宮は「三ツ谷。もう家庭が見えるじゃん。 三ツ谷ってすごく家庭的なんだよね。幸せな家庭を築いていけそう」と想像する。三ツ谷役の眞栄田も「三ツ谷はめちゃくちゃ優しいし、不良じゃなくても行けるとこがあると思うので、色んな意味でいいかな」と現実的な回答をしていた。鈴木は「僕もう、マイキーですね。かっこいいじゃないですか。お亮もめっちゃかっこよかったし」と、マイキーと実写マイキー役の吉沢のことを絶賛。なぜかここで急に思い出し笑いを始めた間宮は「バラエティの番組で、『自分が女性だったら抱かれてもいいなって思える俳優は?』と聞かれた時に色々悩んで『匠海』って言っちゃったんですよ」と告白する。北村は「なんか嬉しいです。間宮くんの中に立候補できたことが嬉しい」と喜びつつ、「マイキーはかわいらしいところもあるし、母性をくすぐるキャラクター」と鈴木にも共感していた。また「俺、ドラケンかなあ。やっぱ男らしいじゃないですか。引っ張ってもらいたいですね」と語る清水だが、北村から「けっこう悪い男性とか好きなんで、見た目から入るとハンマとかめっちゃ好き」と言われると、「もう、楽しませますよ!」と、自身が演じたハンマの気持ちになりきって乗り気に。「ハンマ側も全然OKです」と食い気味の清水に、北村は「ちょっと検討します」と答えていた。
2021年06月30日俳優の間宮祥太朗が、27日より放送されるサントリー食品インターナショナル「サントリー THE STRONG 天然水スパークリング」の新CM「強く、清く」編に出演する。新CMでは、頭髪をそり上げた特殊メイクと凜とした衣装姿の間宮が、炭酸の気泡やバーストする氷の破片、はじける冷気などが画面上にオーバーラップするモノトーンの世界に登場。商品片手に、凜とした表情を浮かべながら、重厚感のあるスタイリッシュなパフォーマンスを繰り広げる。今回のCM撮影について、間宮は「スタイリストの黒澤和子さんが手掛けた衣装を着るのは、昨年出演した大河ドラマ『麒麟がくる』以来でしたが、まさかこんなに早くまた袖を通せるとは思っていなかったので、とてもうれしかったです」とコメント。「細かいところですが、生地のある部分が光ったりするんですよ。着させていただいている時はもう、されるがままという感じだったんですけど、全部を身にまとうと気持ちの強さが変わるというか。本番中も衣装からにじみ出るパワーを借りて撮影しているような感覚がありました」と振り返った。また、頭髪をそり上げた自身の姿を見た時は「なんと表現していいのか分からないんですけど、悪くないなと思いました(笑)」と言い、「最初は似合うかどうか不安で、周りの皆さんの顔が曇ったらどうしようと思いながらメイクルームの扉を開けたんですけど、すごく似合っているとおっしゃってくださいましたし、時間が経つにつれて、自分でも全く違和感がなくなってきたので、とても気に入っています」と話した。
2021年06月23日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太が、舞台『フォーティンブラス』の主演を務めることが20日、明らかになった。内博貴が共演する。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。『ハムレット』の物語の中では、フォーティンブラスの父親がハムレットの国デンマークに戦争で負けて、その復讐のために攻め行ってみたところ、既にハムレットの王家は滅んでしまっており復讐する相手は死んでいた、という結末。戸塚演じる売れない役者・羽沢武年は、フォーティンブラス役を演じている劇場で、自らを「フォーティンブラスの父」だと名乗る亡霊に出会うこととなる。人は生きていく上で、時には主役になることはあっても、ほとんどの場面は脇役を演じ続けざるを得ない。ましてや俳優は、ほとんど主役になれることなどは無く、ただ主役を夢見ながら生き続けているしかない。その悲哀を、フォーティンブラスを演じる脇役俳優の楽屋や劇場で生活する人々の感情を通して描いた作品となる。今回、同作を『半神』『サクラパパオー』『露出狂』『奇子』『黒子のバスケ』『文豪ストレイドッグス』シリーズなど話題作の演出を数々手掛けてきた中屋敷法仁が演出。主人公・フォーティンブラスを戸塚、そして対立するハムレットを内が演じる。公演はシアターコクーンにて8月19日~29日。○中屋敷法仁 コメント以前より、戸塚祥太さんの俳優力、そして人間力に強い興味をひかれていました。彼の舞台人としての本性を暴き出す作品として『フォーティンブラス』は最も相応しいと感じました。夢と現実、希望と絶望の狭間で揺れ動く人間の姿をのびのびと、生々しく演じて欲しいです。さらに今作では、戸塚さんと深い繋がりのある内博貴さんが好敵手として登場します。お二人の熱い共演は 緊張感あふれるものとなるでしょう。戸塚さん、内さんの肉体から作りあげる『フォーティンブラス』の劇世界。衝撃的な観劇体験をお約束します。○戸塚祥太 コメント旧知の仲である内博貴とタッグが組める事は、心くすぐられる楽しみの中に、成功させたいというプレッシャーも感じておりますが、そこも含めて新鮮な気持ちで表現していきたいと思います。このような時期に新たな舞台に立てる事、新しい世界に飛び込めるチャンスを頂けた事に感謝をしています。また、安心安全に稽古を重ね、皆様にも安心して楽しんで頂けるように自分自身の役を全うしていきたいです。ぜひ、楽しみにしていて下さい。○内博貴 コメント今回、この舞台のお話をいただいて先ず、戸塚と同じ作品に出演できる事を嬉しく思いました。彼とは同い年であり昔からお互いを知っている仲間でもあります。ジャニーズ舞台では同じステージに立った事がありますが、外部の舞台では初めてなのでとても 楽しみにしています。きっとお互いのファンの方にも喜んでもらえると信じています。まだまだコロナ禍の最中ですが、その中でも皆さんに楽しんで頂けたらなと思っています。我々も 感染対策をしっかり行い挑めるよう努めます。劇場でお会いしましょう。
2021年06月20日「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧が連ドラ単独初主演、「King & Prince」の神宮寺勇太と“完全記憶能力”を持つ准教授と“嘘が分かる”大学生を演じる謎解きミステリー「WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ准教授・高槻彰良の推察」が、地上波オトナの土ドラ枠とWOWOWにて放送・配信されることが決定した。8年前。楽しみにしていた村祭りを、発熱により棒に振ってしまった少年。ふと夜中に目を覚ますと外からはまだ祭りの音が。少年は見つかって怒られぬようお面をつけると家を抜け出し祭りに紛れ込む。青い怪しげな提灯明かりの中、誰もがお面をつけている――それは人が立ち入ってはいけない人外の者たちの祭りだった。その日以来、人の嘘が分かるようになってしまった大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)。人が嘘をつくと、その声がゆがみ奇妙な音になって聞こえてしまうのだ。そのたびに、人の業に押しつぶされそうになる尚哉。他者との繋がりを避け、ひとり孤独を抱え生きていたが、そんな中、何となく受講した「民俗学ll」の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)に尚哉は興味を持つ。高槻の言葉にだけは“ウソ”が全くなく、その声は心地よく耳に届いたのだ。見たものを全て瞬時に記憶できる完全記憶能力を持ち、世の中の怪異現象にしか興味のない高槻。そんなある日、近所の小学校で「コックリさん」を巡る怪異事件が起きる。尚哉はなぜか助手として高槻と共にその謎を追うことになり――。原作は2018年、KADOKAWAから第1巻が出版され、シリーズ化している人気作。2020年にはコミカライズもされている。怪異ミステリーの形を取りながら描かれているのは現代人が抱えている「孤独」。「使命感」「疎外感」「執着」「逃避」…様々な理由により孤独になっていく人たち――。しかし、物事の「解釈」の仕方を変えれば、世の中の見え方も少しずつ変わっていくはず。“異能”を持ち、やさしさで人と接する主人公・高槻は、登場人物たちが抱えた「孤独」を解釈の仕方1つで柔らかく救っていく。そして、そんな高槻とともに行動していくことで尚哉もまた、自身が抱える「孤独」と向き合うようになり、その先にある希望に手を伸ばすように。Season1では、それぞれのエピソードを1話完結の物語として展開。「コックリさん」や「不幸の手紙」など、誰もが耳にしたことがある怪異現象や都市伝説にまつわる事件の裏に隠された誰かの孤独とその救済を描くことで、人と人のつながりがもたらす希望を描き、重厚な人間ドラマを作り上げる。主演の伊野尾慧は連ドラ単独初主演、“クールでオトナ”なキャラに完全記憶能力を持った大学准教授・高槻彰良役に挑戦する伊野尾さん。「隣のハナシ」という様々な怪異現象や都市伝説を募ったサイトを運営しており、そこに持ち込まれる不思議な事件の解決に乗り出す、というキャラクター。連ドラ主演は「A.B.C-Z」戸塚祥太とW主演だった「トーキョーエイリアンブラザーズ」以来3年ぶり、単独主演は初となる。34歳と実年齢(30歳)より上の設定で、しかも教職ということで、いままでにない大人の雰囲気の演技に挑戦する。コメント抜粋連続ドラマで初の単独主演という依頼に、すごく驚きました。皆さんに愛して頂ける作品になるように頑張りたいと思います。僕が演じる高槻彰良が、いろんな事件を解決していくのですが、単純に推理するというより、心の中というか、人の気持ちをひも解きながら解決に導いていくのですごく難しい役だと思います。監督さんやプロデューサーさんの思いを聞きながら、キャラクターを作っていきたいです。神宮寺くんとは、これまであまり話す機会がなかったので、ドラマの仕事でガッツリ組むことができて楽しみです。天然なのかなと勝手に思っていますが、これだけ長期間1つの作品に向き合ったら、自然と仲良くなるんじゃないかなと思っています。3年ぶりのドラマ出演、神宮寺勇太も新境地開拓!キラキラ封印の大学生に一方、伊野尾さん演じる高槻とバディを組むことになる地味な大学生・深町尚哉を演じる神宮寺さんは3年ぶりの連ドラ出演。今回は怪異を経験し、“嘘”が分かるようになってしまったために“孤独”を抱える青年に挑戦。常にイヤホンをして人の声を遮断し、他人に対しては踏み込まず、踏み込ませない距離感で接する。普段のキラキラオーラを封印した神宮寺の姿に、現場では「尚哉にしか見えない」との声も多く上がっている。コメント抜粋飛び跳ねるくらいにうれしくて、早く台本を頂けないかなとワクワクしていました。尚哉は、特殊な能力を持っていて、ナイーブな感情の持ち主なので、繊細に表現することを意識して臨みたいと思います。セリフに込められた尚哉の気持ちなどを深く考え、一つ一つの尚哉の感情を大切にしながら、芝居を楽しみたいと思っています。伊野尾くんは、人見知りなのかなと思っていたのですが、僕の方が人見知りしていたんじゃないかと思うぐらい、すごく話しかけてくれます。もっと会話がはずみ、会話のキャッチボールがパンパンできるように、そういった面も伊野尾くんから学びたいなと思いました。長い期間撮影させて頂くので、仲良くなれるのを楽しみにしています。原作者・澤村御影 コメント「准教授・高槻彰良の推察」は、ありとあらゆる巡り合わせが良い作品です。担当編集に恵まれ、イラストレーターさんに恵まれ、デザイナーさんに恵まれ、漫画家さんに恵まれ、読者様に恵まれ、本当に多くの方に愛していただいて、「大人気シリーズ」と呼ばれるほどにまでなることができました。でも、まさかドラマ化の運まで引き寄せるとは、正直な話、全く思っていませんでした。最初に「ドラマ化の話がきています」と言われたときには、きっと実現しないんだろうなと思って「わかりました、一旦忘れます!」と元気よく返したくらいです(笑)。それなのに、気がついたら凄い方々でキャスティングが決まり、シリーズ構成案や脚本が届き、半分くらいしか実感のないままそれらをチェックする日々が始まり......ようやく八割ほどの実感を得たのが、完成稿の脚本の一ページめに原作として自分の名前を見たときでした。うわあ、本当にドラマになるんですね! あらためてびっくりです!きっと初回放送日には、私の実感も十割に達するのではないかと思います。どうかドラマも多くの方に愛していただけますように。きっと良いものになると信じております。(text:cinemacafe.net)
2021年06月17日俳優の間宮祥太朗が、23日より放送されるロッテ「クーリッシュ」の新CM「頑張るふたり」編に出演する。新CMは、暑い夏の日におうちの中で仕事を頑張る間宮と、お絵描きに集中している女の子が、2人並んでいる様子からスタートする。そして間宮の 「チューっといきます?」の問いかけに、女の子が「ご一緒します!」とかわいく一言。クーリッシュでリフレッシュした後は、爽やかな気持ちで2人が作業を再開する。CM撮影の序盤、緊張のせいか、なかなかOKが出ない女の子。すると間宮が、彼女が描いていた絵を指差しながら優しく話しかけてあげたり、クーリッシュを一緒に飲みながら「おいしい?」と緊張をほぐしてあげる“神対応”。そのおかげで、女の子も緊張がとれたのか徐々にOKが出るようになり、スタッフからも「上手〜!」と拍手が湧いた。今回のCM撮影について、間宮は「冷蔵庫の前で2人で(床に)座って、クーリッシュを飲んているシーンで、同じ脚の形(ポーズ)になっていて、 その真似をし合うというのがすごく楽しかったです」とコメント。「彼女が自由にしているので、僕がいつも合わせる感じでやっていました」と振り返った。
2021年06月15日東宝が贈るラブストーリーに特化した朗読劇シリーズ《恋を読む》の第二弾として上演された『逃げるは恥だが役に立つ』の再演が決定した。夫=雇用主、妻=従業員の<契約結婚>という選択をしたふたりが、従来の価値観にとらわれることなく仕事や夫婦のあり方に向き合っていく、新感覚の社会派ラブコメディ『逃げるは恥だが役に立つ』。 月刊「Kiss」(講談社)で連載された本作は、2015年に第39回講談社漫画賞(少女部門)を受賞し、翌年連続テレビドラマ化。 最終話の平均視聴率が20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなどその人気は社会現象となった。さらに2019年1月には待望の連載再開、そして2021年1月には新たなエピソードの新春ドラマスペシャルが放送されるなど、現在に至るまで「逃げ恥」の世界は世相を反映しながら広がり続け、また愛され続けている。そんな平成を代表する大ヒットラブコメディを、2019年に《恋を読む》シリーズ第二弾として初の舞台化。様々な分野から集まったトップランナー達が個性豊かなキャラクターを日替わりで演じた朗読劇は大きな話題となった。そして再演希望の声に応え、2021年8月、シアタークリエでの上演が決定。脚本・演出を務めるのは、朗読劇シリーズ《恋を読む》全作品の脚本・演出を手掛ける、劇団「ロロ」主宰の三浦直之。NHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』の脚本を手掛けるなどその才能は舞台に止まることなく、今最も熱い若手劇作家として注目を集めている。そして、今回も人気と実力を兼ね備えた豪華キャスト陣が集結。トップランナーたちの様々な愛の形を堪能してほしい。■原作:海野つなみ前回の朗読劇が想像以上に素晴らしかったので、再演が決まってとても嬉しいです。しかも、今回は演者さんがシャッフルとか!同じ内容でも演者さんによって世界が変わり、これはいろんな組み合わせで全ステ見たい!と思う舞台なので、とても楽しみで仕方ありません。長い原作をうまくまとめた、漫画ともドラマともまた違う、生の声が伝えるそれぞれの豊かで感情を揺さぶる舞台を、是非、たくさんの方に楽しんでいただきたいです。■脚本・演出:三浦直之(ロロ)「逃げるは恥だが役に立つ」の再演が決まりとても嬉しいです。原作の魅力は細かな生活の描写だとおもっています。恋があって生活があるのではなく、生活のなかに、掃除や洗濯や食事や仕事のなかに恋がある。朗読劇という制約のなかで、声の力で出演者のみなさんがどんな風に生活を表現してくれるのかとても楽しみにしています。たくさんの平匡とみくりと百合と風見を見届けてください。<津崎平匡役>■細谷佳正(8月11日出演)再演に参加出来ること、本当に嬉しく思っています。初演から2年くらい経っているので、今度はどんな事を感じ、どんな経験が出来るのかとワクワクしていますし、共演者の方々や会場の皆さんと一緒に楽しい時間を作って行ける様に、自分自身も楽しみながら作って行きたいです。会場で皆さんとお会い出来ることを楽しみに過ごしていこうと思います。■太田基裕(8月12日・15日出演)津崎平匡役を演じます太田基裕です。「逃げ恥」という作品のメッセージや世界観を楽しみながらも、お客様と素敵な時間を共有出来るよう演じます。劇場でお待ちしています!■戸塚祥太(A.B.C-Z)(8月13日・14日出演)沢山の方に愛されてきている、この作品を朗読劇という形でドラマとは違う魅せ方と可能性に私自身もドキドキワクワクしながら飛び込んでいきたいと思います。声で表現する「逃げるは恥だが役に立つ」楽しみにしていて下さい。■立石俊樹(8月16日出演)「逃げ恥」という沢山の方々に愛されている作品の朗読劇に出演できると決まった時はとても嬉しかったです。僕自身、朗読劇は今作が初めてになります。どのような表現ができるのか未知の世界ですが、”津崎平匡”を演じられるのがとても楽しみです。皆さんが楽しめるように精一杯頑張りますので、よろしくお願い致します!■荒木宏文(8月17日・18日出演)再演おめでとうごうございます。また参加することができ嬉しく思います。前回参加させて頂いた際、舞台演出や映像演出もしっかりあって、まるで台本を持ってお芝居をしているようでむず痒さがありました。かえってそのことが恋愛物語を表現するのにプラスに働いた部分もある気がします。今回はどんな風になるかとても楽しみです。<森山みくり役>■仙名彩世(8月11日・15日出演)私も毎週ドラマの放送を心待ちにしていた、「逃げ恥」ファンの1人です!初めは、みくり役をさせていただけるということに驚きを隠せませんでしたが…素直に嬉しく思いますし、朗読劇という新しい世界に触れられることもとても楽しみです!素敵な共演者のみなさまと一緒に、大切に演じさせていただきます!■桜井玲香(8月12日出演)原作漫画もドラマも大好きな作品です。大人気作品で、世間のイメージもしっかり出来上がっていると思うので、新たな「逃げ恥」をつくる難しさを感じつつ自分の『森山みくり』をどう作ろうか今から楽しみです。原作はテンポが良くセリフが多いイメージなので、朗読劇ではしっかりはっきり演じることを大切にしたいです。原作の良さを保ちつつ、新しい逃げ恥をお届け出来るよう頑張ります!劇場でお待ちしております。■大原櫻子(8月13日・14日出演)ドラマ化もされた大人気作の朗読劇、色々な意味でドキドキするなと思いました。脚本を読んで、とても面白かったですし、ドラマファンの方も絶対楽しめる作品になると感じました!朗読劇はいつか挑戦したいと思っておりました!言葉だけで、観客の頭の中をシーンに巻き込む…演者はエネルギーのいる事だと思います。戸塚さんとは共演2回目ですし、みなさんと色々話をして、世界観を作れたら嬉しいです。■花乃まりあ(8月16日出演)沢山の方々に愛されるこの作品に携わることができるなんて…!心から嬉しく幸せな気持ちです。朗読劇ということで、「逃げ恥」の魅力のひとつである数々の名言、一つひとつの言葉の持つパワーや美しさを、改めてお客様にお伝えできるよう精一杯務めたいと思います。宜しくお願い致します!■城妃美伶(8月17日・18日出演)大好きな「逃げ恥」。みくりさんとして、素敵な共演者の方々と心を通わせる時間が、楽しみで仕方ありません!ぜひ劇場に、ムズキュンしにいらしてください♡■内田真礼(8月18日出演)また「逃げ恥」のステージに立つことができて嬉しいです!コメディタッチなやりとりの中でもほっと温かくなれる脚本で、しあわせが溢れているなぁと思います。みくりは、笑っちゃうくらいかわいいです。笑私は2回目の「逃げ恥」になりますが、このチームでは一度きりの舞台となります。みなさまにたっぷり楽しんでいただけるよう精一杯努力します。是非ご覧ください!<風見涼太役>■梅津瑞樹(8月11日出演)まさかこのような名だたる方々に混じって演じさせていただく機会を得るとは思いもしませんでした。原作の漫画があり、ドラマ化もされている作品ですが、此度は朗読劇。朗読劇と一口に言っても昨今では様々な形態がありますが、何をおいてもまずは声によるお芝居で自分がどこまでやれるのか挑戦するのが楽しみです。■立花裕大(8月12日・15日出演)このタイミングでこの作品をやれる事がとても嬉しいです!ドラマを見ていました!この作品の持つ明るさと人を幸せにする力をしっかりと受けて自分なりの風見涼太を演じたいと思います。■有澤樟太郎(8月12日・15日・17日出演)風見涼太役で出演させていただきます、有澤樟太郎です。再び風見涼太を演じることができるということでとても嬉しく思います。せっかくもう一度演じさせていただく機会を頂いたので、前回よりさらに深みを出せるよう心がけ、ホッと心があたたまる瞬間を皆さんで共有したいと思っています!是非劇場でお待ちしております。■梅原裕一郎(8月13日出演)今回朗読劇「逃げ恥」に出演が決まり、声優以外の方々との掛け合いができることが刺激的ですし、きっと勉強になる朗読劇になると思っています。「逃げ恥」は当時ドラマを楽しく見ておりましたので、まさか自分が風見を演じることになるとは思っていませんでした。様々なキャストの方が一つの役を演じるのが朗読劇の醍醐味だと思いますので、僕も自分なりの風見を演じたいと思います。■水田航生(8月14日出演)原作や映像作品、そしてこの恋を読むシリーズの朗読劇と、多くの方々を魅了している本作に出演出来ることがとても光栄です。作品の素晴らしさと朗読劇ならではの表現をお客様にお届けできるよう、役に作品に寄り添って作り上げていきたいと思います。■牧島輝(8月16日出演)沢山の方に愛される「逃げ恥」の世界に入り込めること、とても嬉しく思います!プレッシャーもありますが、ラブコメに挑戦するのは僕自身初めての事ですし、この4人でどんな掛け合いになるのか、すごく楽しみでもあります!一緒に「逃げ恥」の世界を楽しみましょう!よろしくお願いいたします。■矢田悠祐(8月18日出演)以前に出演させて頂いた時に、とても素敵な作品だったことをとても覚えています。その朗読劇シリーズ《恋を読む》が再演されるという事で、とても楽しみにしております。キャストが前回とはまた全く違っているので、雰囲気の変化を僕も楽しみたいです。前回観てくださった方も、新たな雰囲気で楽しめるかと思いますので、是非劇場でご覧下さい。<土屋百合役>■壮一帆(8月11日出演)世間が「逃げ恥婚」で盛り上がる中、舞台での朗読劇も再演になり、おめでたいことだらけ♡私の思い描く“ゆりちゃん”は原作を読んだイメージで作りました。今回は相手役も替わるので、どんな“ゆりちゃん”になるか、私自身も楽しみです!■シルビア・グラブ(8月12日・13日・14日出演)今まさに時の人、ならぬ作品の「逃げ恥」。みくりを優しく支える百合さん演じます。久しぶりの朗読劇でまた楽しみです!いろんな愛のカタチ、是非ごらんくださいね!■友近(8月14日出演)朗読劇には興味がありましたので、出演のお話しを頂いて嬉しかったです。「逃げ恥」は、なんだかドキドキする話ですので、その世界観に自分も入れることが感激!役柄はプライベートの私とは少し違いますが、演じられるっていうのが、初演の際も毎度毎度、勉強になりました!今回も、どんな空気の舞台になるかドキドキです!よろしくお願いいたします。■春野寿美礼(8月15日・16日出演)昨年に引き続き、今年も出演させて頂ける事を幸せに思います。前回は初共演の方が多く、朗読を通して、役者の皆さんの個性を知り、その世界を創り上げて参りました。今回も役者の皆さんとはほぼ初共演です。どのような化学反応が起きるか、楽しみでなりません。私が演じる百合の生き方、考え方など、さらに深く掘り下げて参りたいと思います。どうぞ、楽しみにしていてください。■朴璐美(8月17日・18日出演)まさかまさかの、このおめでたいタイミングでの朗読劇「逃げ恥」ですが、これはもう…シアタークリエがラブラブ光線迸る超・LOVE パワースポットとなること間違いないでしょう!私も再び、キレッキレに磨きをかけた百合ちゃんをお届けすべく、ピンクなハート鍛えて挑みます♡一緒にドキドキ&キュンキュンしましょう!【作品概要】「恋を読むinクリエ『逃げるは恥だが役に立つ』」期間:2021年8月11日(水)〜8月18日(水) 計16公演会 場:日比谷シアタークリエ原 作:海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ』(講談社「Kiss」所載)脚本・演出:三浦直之(ロロ)出 演(出演日順):細谷佳正、太田基裕、戸塚祥太(A.B.C-Z)、立石俊樹、荒木宏文仙名彩世、桜井玲香、大原櫻子、花乃まりあ、城妃美伶、内田真礼梅津瑞樹、立花裕大、有澤樟太郎、梅原裕一郎、水田航生、牧島 輝、矢田悠祐壮一帆、シルビア・グラブ、友近、春野寿美礼、朴 璐美※8月11日公演に出演予定だった梅津瑞樹は、新型コロナウイルス陽性反応が確認されたため、8月11日(水)公演を休演。代役を矢田悠祐が務めます。料金:7,800円(全席指定・税込)先行抽選エントリー:6月22日(火)~6月25日(金)一般前売:7月4日(日)10:00 より販売開始※先行抽選は、東宝ナビザーブにご登録(無料)いただきましたお客様がご利用いただけます。※会員登録をしていないお客様は、7月5日(月) 10:00 より残席がある場合にお取り扱い致します。各種プレイガイド:7月4日(日)より一般前売開始お電話予約:7月5日(月)より 東宝テレザーブ(03-3201-7777)※お電話予約は、一般前売開始日の翌日より残席がある場合にお取り扱い致します。作品公式HP:
2021年05月28日4月5日(月)(深夜0時15分)よりメ〜テレでの放送が決定し、Amazon Prime Videoで3月8日より先行有料配信が開始となったA.B.C-Z 初の学園ドラマ『ワンモア』。このたび、A.B.C-Z が歌う主題歌「灯」ver.の予告スペシャルムービーが公開された。本作は定時制高校を舞台に、それぞれに事情を抱えながらも、他人の人生と触れ合うことで自らと向きあい、成長していく5人の若者の姿を描いた青春ドラマ。主題歌「灯」は『ワンモア』をイメージした楽曲。夢や希望を信じる力やチャレンジすることの大切さが詰まった、日本中を応援するメッセージが込められたエモーショナルな楽曲となっている。公開となった予告スペシャルムービー(主題歌「灯」ver.)は、主題歌「灯」とドラマの魅力が詰まったものとなっている。映像は、戸塚祥太演じる生徒の火村が喧嘩する物々しいシーンから始まる。「大人が勉強して何が悪い」というセリフと共にイントロが流れ出し、映し出される学校の校舎。夕方から始まる夜の学校、定時制高校。戸塚祥太演じる執行猶予中の火村、五関晃一演じるやる気が空回る副担任の水野、塚田僚一演じるシングルファザー空田、河合郁人演じる無気力教師の地井、橋本良亮演じる心を閉ざした風間。ここに集まったのは問題を抱えた不器用な大人たち。初めはバラバラだった教師、生徒たちが、互いに関わりあっていくことで次第に打ち解けていく。「神様はね、乗り越えられる試練しか、与えないからね!」という水野の言葉から一気にサビへと盛り上がり「同じ未来へと手をつないでこう あなたのいない未来なら光れないから」という歌詞に載せ5人のキャラクターの心の葛藤、挫折、どうすることもできない歯がゆさが次々にあぶり出され、ラストは、ひたむきに生きる主人公たちの笑顔、成長、絆を感じられる映像に仕上がっている。『ワンモア』Amazon Prime Video先行有料配信中メ~テレにて、4月5日(月)放送開始(見逃し配信あり)
2021年03月20日食材を見極め、江戸前の仕事でうまい寿司を握る、ミシュラン一つ星を獲得した1万円台の本格江戸前寿司今や、すっかりグローバルフードとしての市民権を得た“sushi”。中でも、江戸前鮨は世界のフーディ達の垂涎の的。その技術を学ぼうと、海を越え日本の土を踏む異国の料理人も少なくない。麻布十番に店を構えて2年余、僅か一年でミシュランの星を得た【すし家祥太】のご主人、ムン・ギョンハンさんもその一人だ。オープンは2019年11月。フラットな白木のカウンターも清々しく、スッキリとした内装の店内。鮨と真摯に向き合える空間だ。オープンした翌年にミシュラン星を獲得韓国は大邱近くの町に生まれ育ち、鮨の存在さえ知らなかったムンさんが、鮨に魅せられたきっかけ、それは、中学3年生の時に読んだ日本の漫画だった。寺沢大介による大人気漫画「将太の寿司」がそれで、主人公の生き様に感動。と共に、まだ見ぬ鮨への憧れで頭がいっぱいになったムンさん。鮨職人を目指し、調理師学校を卒業後、ソウルで一番と言われる高級鮨店に修業に出る。しかし、やはり本場で学びたいとの思いは募るばかり。挙句、24歳で渡日。コネも無いまま鮨屋の門戸を叩いた。マグロはアイルランド産。赤身は切りつけてから煮切りに軽く、くぐらす程度に漬け、“づ”にして握る。「こうした江戸前の鮨の仕事が好きなんです。」とはムンさんだが、日本語もろくに話せない韓国の青年を雇う店はなく、「半年ほど頑張ってみたのですが、所持金も底をつき、諦めて韓国に帰ろうと思ったんです。」そんなムンさんに鮨の神様が微笑んだ。最後に本物の美味しい江戸前鮨を食べて帰ろうと残金3万円を握りしめ、「かねさか」傘下の一軒、銀座「すし家」のランチを食べに出かけたのだ。鮨をつまみつつ、店の主人と身振り手振りで事の次第を話すうち、思いが通じたのか、そのご主人が本店「かねさか」の大将金坂真次氏を紹介してくれることにー。金坂氏から何を聞かれても、ただひたすら「頑張ります」を繰り返すムンさんの熱意に「かねさか」の大将もほだされたのだろう、その場で修業が許された。カウンターに置かれた焼き物の皿が付け台代わり。ここに握りが置かれていく。コースは、つまみ2品、握り14貫が基本だが、追加もOK。つまみも607品ほどを常備しているこうして、「かねさか」系列の店で研鑽を積むこと9年。2019年11月、ようやく念願の独立を果たしたムンさんが選んだ場所は、食の感度の高い人達が集まる街、麻布十番。店名は【すし家 祥太】に決めていた。カウンター7席のこじんまりとした店内は、白木のカウンターも清々しく、シンプルながらもどこか品の良さが漂う。握りが大好きというムンさんだけに「つまみよりも握り中心の店にしたかった」そうで、お任せのコースでは、つまみが2品ほど出るものの、メインはあくまで握り。江戸前鮨の華、マグロやコハダを含め、煮ハマグリにカツオの藁焼き、カンヌキ(大きめのさより)の昆布じめ等々旬の鮨だねがタイミングよく付け台に置かれていく。その数全部でおよそ14貫。太刀魚の酒盗焼き”は、コースに出すつまみの定番メニュー。写真は、静岡産の太刀魚に酒盗をのせて焼いたもの。もう一品は、小つぶ貝の煮物などその日によって変わるそして、最後に定番のねぎま汁が出て、なんとお会計は13,000円!高騰化が続く鮨業界にあって、この値段設定は実に良心的だろう。そこには「普通のサラリーマンの人でも、ちょっと頑張れば食べに行ける、それくらいの値段設定にしたかった。」とのムンさんの思いが込められている。とはいえ、安かろうそれなり、では決してない。魚のクォリティを落とさぬための努力は惜しまない。平貝や赤貝、コハダ、サバに鯛など丁寧に下拵えされたその日の鮨だねの数々が、きれいに並ぶ木箱は、まるで海の幸の玉手箱のよう仕入れ先は、修業先の「かねさか」と同じ。だが、朝一番に豊洲に出かけ、質は変わらずとも、形がちょっと悪かったり大きさが不揃いだったりで、通常より安価になっている魚介を仕入れ、丁寧な下拵えてそれをカバーする。また、(鮨屋が)高額になる最大の要因であるマグロは、国産ではなく質の良いアイルランド産を用い、ヅケにして旨味を補うなど江戸前ならではの仕事を施すことで、魚介の味をブラッシュアップさせているのだ。それは、カスゴやサヨリといった小魚にこそ存分に発揮されている。コースでは、この赤身のづけと中トロとマグロの握りが2種類登場する。水温10℃以下の極寒の海で育つアイルランド産の天然本マグロは、引き締まった身も旨さの一つムンさんが一番好きだというコハダの握り。年間を通して扱うコハダは、その時々で産地が変わる。撮影当日は大阪湾のコハダ。秋田小町と赤酢のみで仕上げる酢飯とのバランスも良い。中でも、ムンさん肝入りの一品といえばコハダ。「コハダは、一年を通してサイズや脂ののり、皮の柔らかさも変わってきます。時々の(コハダの)状態を見極め、塩や酢で〆る時間を微妙に調整する。その〆め加減が難しくもあり、また、面白いところですね。」ムンさん自身は、夏場の新子より、冬場の脂ののった大きめのコハダが好きだとか。ちなみに写真は、大阪湾のコハダ。塩で20分ほど〆たのち、酢にさっと通し、3日ほど寝かしている。程よい酸がコハダ特有の鯔背な香りと脂の旨味を引き立て、赤酢と塩のみで仕上げた温かな酢飯と共に口中でホロリと解ける美味しさ!まさに口福の一瞬だろう。「若い方にも、江戸前の寿司を楽しんで欲しい」とムンさんイマドキの流行りの鮨ではなく、江戸前のスタンダードな鮨に興味があると語っていたムンさんだが、鮨への思いは更に広がりを見せているようで、「今は、地方の鮨を北から南まで食べ歩いてみたいと思っています。鮨も、それぞれの地方で色々な特徴があるでしょう。それを見てみたい。」そう目を輝かす。鮨への飽くなき探求はまだまだ続きそうだ。すし家祥太【エリア】麻布十番【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円【アクセス】麻布十番駅 徒歩5分
2021年03月17日舞台『未来記の番人』のプレスコール・初日前会見が11日に東京・新橋演舞場で行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)が登場した。同作は聖徳太子が残した“予言の書”を巡る戦いの中で主人公が様々な人と出会い成長していく姿を、史実を織り交ぜながらダイナミックに描いた話題作。役の心情をダンスで表現する“ダンスカンタービレ”を織り交ぜ上演する。千里眼の異能を持つ主人公・千里丸を、戸塚祥太(A.B.C-Z)が演じ、惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズ Jr.)、笠原章、勝野洋、渋谷天外(松竹新喜劇)が出演する。本格的な殺陣に初挑戦となった戸塚は「大変なことだらけでしたね。殺陣の手をいただいて、その日に覚えまして、翌日またその反復をするんですけど、全部覚えてないんですよね。ちょっと自分の中で初めての体験でした」としみじみ。「とにかくひたすら反復してなんとかたたき込みました」というが、「本番、失敗する可能性大です」と自信を見せ、周囲からつっこまれる。通販で木刀を購入したことも話題となっており、「本番で使用するものより木刀の方が若干の重量があったので、その分トレーニングになったと思います」と少年漫画のようなコメントを残した。座長・戸塚の姿を見ていたという松田は「祥太くんを見てて1番びっくりしたのは、いつも稽古場に最後までいる。誰か捕まえて殺陣の確認をしたり、芝居の確認をしたり、演出家を捕まえて『ここの心境は……』と確認したり。その姿勢を観ていて、がんばらなきゃいけないと思いました」と称賛。さらに松田が「ご自覚があるかわからないですけど、劇場に入ってから完全にテンションが違うんです」と明かすと、惣田も「100倍くらい違う」と同意する。戸塚は「稽古場でちゃんとやってなかったみたい」と苦笑しつつ、「新橋演舞場さんのおかげです。昔からお世話になってる場所なので」と感謝の気持ちを表す。「ジャニーズJr.の頃にここで『滝沢歌舞伎』『滝沢演舞城』に出させていただきました。そのときは短刀で長い刀も持てなくてちょろちょろしている中、滝沢(秀明)くんがバッチリ1,000人くらいを相手にするイメージで。僕は何にもしませんでした」と謙遜していた。またコロナ対策で稽古はずっとマスク越しだったというが、戸塚が「惣田さんの顔の下半身、どうなってるんだろう? と気になっちゃって」と振り返ると、耳慣れない言葉に会場は騒然となる。戸塚は「河合郁人がジャニーさんから『顔の下半身がブサイクだ』と言われたことがあって、自分の中で言葉として残ってて」と弁明しつつ、実際に惣田の顔を見て恋するシーンはばっちり。「引きつけられる感じなので、僕は何もしないでいいんですよ。顔を見てたら自然と(惣田に恋する)ダンスができる。自動です。自動でやってます」と語った。惣田も「私も昨日初めてマスクをとって、どうしようと思いました」と照れると、戸塚は「いや、ずっと見れる」とアクリル板越しに惣田の顔を凝視。「褒めてますか、それ?」と言われながらも「全然見れる!」と惣田を見つめた。そんな戸塚の目について、後輩の冨岡は「目の奥が無垢すぎて、全てを見透かされてるんじゃないかという感じがして、目を見て芝居するのがこっぱずかしくなってくるんです」と表す。冨岡が「威圧に負けないようにするのに必死でした。本当に千里眼があるんじゃないですか? 目がすごいんですよ。目からビームを発してる!」と主張すると、戸塚は「何も考えてないだけです」と説明していた。
2021年03月12日戸塚祥太(A.B.C-Z)が3月11日、東京・新橋演舞場で行われた『未来記の番人』(松竹製作)の初日前会見に出席。コロナ禍での稽古を「制限もあったが、それを逆手に集中力を高めた」と振り返り、「劇場に足を運んでくださるお客様に感謝し、しっかりとステージで生きながら、勇気を届けられる時間になれば。本番が楽しみです!」と武者震いしていた。聖徳太子が残した“予言の書”を巡る戦いの中で、千里眼の異能を持つ主人公・千里丸(戸塚)がさまざまな出会いを通し成長を遂げる姿が、史実を織り交ぜながらダイナミックに活写。登場人物の心情をダンスで表現する“ダンスカンタービレ”の重要な見せ場となっている。本作で本格的な殺陣に初挑戦し「大変なことだらけ。台本をいただき覚えるんですが、翌日まですべては覚えられず……。こんな経験は初めてで、とにかくひたすら反復しました」と得意のダンスとの違いに戸惑いも。「失敗する可能性大です!」と笑いを誘い、「昔からお世話になっている新橋演舞場での公演ですし、ぜひ息の合った群舞を見ていただければ」と背筋を伸ばした。ちなみに1月に行われた製作発表会見では、「通販で木刀を買った」と明かし大きな話題になったが、この日も「あの木刀ですか?稽古場でも使っていました」とコメント。会見が行われたのは、東日本大震災からちょうど10年の節目を迎える3月11日で「あの日のことは鮮明に覚えています。風化させてはいけない。忘れてはいけないという思いに、自分なりの形で寄り添っていければ」と思いを語った。初日前会見には共演する惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)が同席。戸塚の“座長ぶり”について、松田は「稽古場に最後までいて、芝居や殺陣の確認をしていた。その姿勢を見ていて、こちらも頑張らないといけないなと。動きと声の張りから、ほとばしる情熱を感じる」と強く感化された様子。惣田は「ここ(新橋演舞場)に立った瞬間、100倍くらい千里丸になっている」と感嘆していた。A.B.C-Zとの共演を重ね、戸塚との親交も深い冨岡は「戸塚君が背中で語ってくれる」と全幅の信頼。これまでのイメージを覆す奇抜なキャラクター像に「僕もやっと慣れてきました(笑)」と話していた。取材・文・写真=内田涼新橋演舞場3月『未来記の番人』2021年3月12日(金)~21日(日)会場:東京都 / 新橋演舞場2021年3月27日(土)愛知県 / 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール2021年3月30日(火)福岡県 / 久留米シティプラザ ザ・グランドホール2021年4月3日(土)~11日(日)大阪府 / 大阪松竹座原作:築山桂「未来記の番人」(PHP文芸文庫)脚本:羽原大介演出・振付:神在ひろみ出演:戸塚祥太(A.B.C-Z) / 惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.) / 松村沙瑛子、山本健翔、大川良太郎 / 勝野洋、笠原章 / 曽我廼家寛太郎(松竹新喜劇)
2021年03月12日メ〜テレドラマ『ワンモア』の完成報告会が3月8日に神楽座で行われ、主演のA.B.C-Zのメンバー、戸塚祥太、塚田僚一、五関晃一、河合郁人、橋本良亮の5名と本作の監督を務めた榊英雄監督が登壇した。本作は定時制高校を舞台に、それぞれに事情を抱えながらも、他人の人生と触れ合うことで自らと向きあい、成長していく5人の若者の姿を描くA.B.C-Z初の学園ドラマだ。まず戸塚は「昨年の暑い夏の時期に撮影したことを覚えております。みんなで一緒に汗をかいて作品作りをした、とても思い入れのある作品です」、五関は「すごく楽しかった思い出しかないです、その空気感が見ている方に伝われば良いと思います」、塚田は「僕たちにとって、はじめてとなる連続ドラマ。この日が来て良かったと思います」、河合は「素敵な作品に出会うことができて、たくさん経験させていただきました。いままでにないA.B.C-Zのお芝居がたくさん見られる感動する作品になっています」、橋本は「すごい難しい役だった印象があるので、見るのが楽しみだという思いがあります」、監督は「去年の夏の暑い時期に皆さんと一緒に作り上げたドラマです。A.B.C-Zには色んな面があると思いますが、5人が俳優として一生懸命格闘して作り上げた作品です」とそれぞれ挨拶。MCから今の心境を聞かれた戸塚は、「この作品が世に放たれるのが嬉しいですし、この年齢で初の学園ドラマとなりますが、ユニークな角度でできるのがA.B.C-Zらしいと思います。なにかに取り組むことに年齢のリミットはない、自分の心さえ衰えていなければ、いつだって青春だというメッセージも込められているので、是非多くの方に届いてほしいです」と語った。続いてドラマ制作の経緯を聞かれた監督は、「前作『ぼくらのショウタイム』の名古屋のイベントの時に橋本さんはじめ皆さんから、学園モノがやりたいという意見があり、本当にそこから始まりました」とコメント。橋本は、「学園ドラマがやりたいとプッシュさせていただいて、ただ僕が思っている学園ドラマじゃなかったです(一同笑)。なので、より楽しめました!」と話すと、河合も「この歳でも学園ドラマができるというのは嬉しかったですが、僕と五関は先生役なので、生徒役に憧れました。メンバー内で先生と生徒に分かれるんだと(笑)」と語り、五関も「細かくいうと、僕は副担任なので、河合の下なんだという驚きもありました(笑)」と会場の笑いを誘った。そしてMCから役作りについて聞かれた五関は、「僕の演じた役は教師に憧れて、自分が目指す教師像がたくさんある人物で、皆さんも知っている往年の学園ドラマの先生を実際に授業でモノマネをするような場面があるのですが、衣装を含め、資料などもを用意してもらったこともあり、完璧だったのではないでしょうか!6~7役やったのですが、俺カメレオン俳優だなと思いました(笑)。憑依したような感じがありましたね(笑)。」と自信ありげに語った。河合も「確かに、今までにチャレンジしていないタイプの役が多かったので、そこは大変だったのですが、楽しかったです。定時制のストーリーとなると重いイメージがあると思いますが、すごく熱い気持ちがあって、それぞれが成長していって、感動が生まれて、大人でも成長できるんだという部分がたくさん見られる作品になっています」と作品のポイントを語った。すると塚田が急に、「すいません、途中からすごい気になっていたのですが、あちらにいらっしゃる用務員さんの格好してる方って、もしかしてよゐこ濱口さんじゃないですか?」と言うと、A.B.C-Z主演のスペシャルドラマ『ぼくらのショウタイム』でプロデューサーを務め、本作にもカメオ出演しているよゐこの濱口優が、「バレてしまいましたか!A.B.C-Zが心配で見に来てしまいました!最初から見ていましたよ!」と、まさかのサプライズで登場。濱口は早速、「河合くんがモノマネでブレイクしているからめっちゃ忙しいんじゃない?今日モノマネ全然やってくれないじゃん!」とのフリから、河合は嵐の二宮和也の“猫背で踊るモノマネ”を披露し、「第一子、おめでとうございます!」と会場を沸かせた。最後に、戸塚は「色んな層の方に幅広く刺さると思います。配信されているので、いつでもどこでも見られるので、是非チェックしていただきたいです。そして、ワンモアということで、二度あることは三度あるので、このキャラクターでもう一度修学旅行行くとかチャレンジしたいです」と語ると、メンバーと監督からも「良いね!」と反応し、続編制作の可能性が。つづく五関は「青春というキーワードが出てくるんですが、青春と聞くと、どうしても若い人のことだと思いがちですが、なにかに打ち込んだり本気になっている時って、それが青春なんだなと気づけたことでもありますし、見た人にその気持が伝わったら良いなと思いました」とコメントした。塚田は「自分の学生生活はジャニーズの活動が思い出として残っていることが多いので、もう一度学園生活ができてよかったです。いつどんな時でもスタートを切ることが大事なんだなと思いました。たくさんの方に見てほしいです」、河合は「たくさんの素敵な役者の方も出演してり、おうち時間にピッタリな、涙あり、楽しいシーンもありなので、おうちでゆっくりご覧になってください!」、橋本は「ワンモアは、皆さんの背中をおすようなドラマになっていると思いますので、是非皆さん楽しんで見てください」、濱口は「普段と違う、A.B.C-Zの俳優としての魅力がたくさん詰まっているので、ファンに方はもちろん、そうでない方も楽しめる作品になっていますので、楽しみにしていてください!」、監督は「ネタバレのギリギリですが、最終話の五関さんのセリフで、台本にプラスしてこういうセリフをいれたいという提案が本人からあり、メンバーに内緒で本番にぶつけようと、役柄と同時にメンバーへの思いを込めて、演じてもらいました。そんな面も詰まっています。A.B.C-Zには、もっと俳優としても飛躍してもらえれば思います!」と呼びかけ、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。そして昨日3月8日から、『ワンモア』がAmazon Prime Videoでの先行有料配信スタートし、さらに会場にてメ〜テレでの放送が4月5日(月)深夜0:15に決定と発表された。ぜひ本作に注目してほしい。
2021年03月09日この春、聖徳太子の予言の書を巡る青春時代活劇『未来記の番人』が全国4か所で上演される。築山桂の人気小説を初舞台化。主演は来年デビュー10周年を迎えるA.B.C-Zの戸塚祥太。大阪市内で開かれた会見で戸塚は、殺陣の稽古に入ったことを報告。これまで使ったことのない筋肉に反応が出て四苦八苦中だが「さらに練習を重ねれば対処法が分かるので、長期間の公演に耐えうる肉体が作れる」と頼もしい。「未来記の番人」チケット情報時は寛永19年、徳川三代将軍家光の時代。将軍に仕える時の権力者・天海大僧正(笠原章)の命により、聖徳太子の予言書「太子未来記」を手に入れるため、大坂四天王寺へ向かう千里丸(戸塚祥太)と上忍・早瀬士郎左(松田悟志)。千里丸は千里を見通す異能者だが、大坂で異能の僧侶・道啓(勝野洋)や豪商・泉屋理兵衛(曽我廼家寛太郎)、銅吹き職人の巽(冨岡健翔)らと出会う。そんな中、千里丸の運命を左右する異能少女・紅羽(惣田紗莉渚)が現れる。様々な出会いを経て成長する千里丸役の戸塚は、とりわけ紅羽との場面が重要と話す。「天海様に仕えることが彼の生きるすべてだった千里丸にとって、紅羽との出会いはショッキングだった。彼女が千里丸に新しい命を吹き込んだとも言えるので、ふたりの関係はしっかり表現したい」笠原章ら手練れな舞台人らに殺陣や所作などを学びつつ、見せ場のダンスカンタービレでは培ったアクロバティックなダンススキルも存分に披露する。「先輩たちは一太刀の説得力が違うので、貴重な機会にひとつでも体得したい。ダンスカンタービレではみんなが個々の心情を表現できるよう、今は稽古で体が動くようにスタンバイしています。またジャニーズJr.冨岡健翔との場面では、面白いコンビネーションで見せられれば」と硬軟織り交ぜた役作りに期待が高まる。異能者たちが繰り広げるファンタジックな時代活劇は、現代にも通じる作品とアピールする。「実際に予言書があって、本当に未来が書かれていたとしても、今日を生きるのも明日の生き方を選ぶのも自分自身、その人一人ひとりの考えによるものだと思うので。今はコロナの影響もあり、個人が試される場面も多い。千里丸のように一体自分は何者で、どこから来てどこへ辿り着くのか。そういうことを一層考えていく時代になっているのかなと思います」。公演は3月12日(金)から21日(日)まで東京・新橋演舞場、3月27日(土)に愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、3月30日(火)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月3日(土)から11日(日)まで大阪・大阪松竹座にて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年02月22日上白石萌音主演、菜々緒、玉森裕太らの共演でおくるファッション雑誌編集部を舞台にした「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」の6話が2月16日オンエア。間宮祥太朗演じる中沢の“宣戦布告”からの“告白”に今週も関連ワードが続々Twitterトレンド入りしている。上白石さんが1年ぶりにTBS火曜ドラマ枠に出演する本作。主人公の鈴木奈未を上白石さんが演じるほか、ファッション誌「MIYAVI」鬼編集長・宝来麗子に菜々緒さん、麗子の弟で奈未と付き合うことになる“子犬系男子”カメラマンの潤之介に玉森さん。奈未に惹かれていく編集部員の中沢涼太に間宮さん、中沢に想いを抱く編集アシスタントの和泉遥に久保田紗友、潤之介の幼なじみで元カノの蓮見理緒に倉科カナ、ライバル社の人気ファッション誌「ZEAL」編集長の高橋麻美に高橋メアリージュン、音羽堂出版副社長の宇賀神慎一にユースケ・サンタマリアといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は奈未が麗子に付き添ったパーティーで、麗子の父・宝来勝之介 (宇梶剛士) と遭遇、勝之介から紹介された新谷 (細田善彦) が新事業の広告を「MIYAVI」に打ちたいと依頼してくる。一方、奈未と潤之介の関係が深まっていくなか、理緒に“音楽家ジストニア”が発症、泣き崩れる理緒を抱きしめる潤之介を見てしまった奈未は「潤之介が想っているのは私じゃない」とショックを受ける。そんな奈未の姿を見た中沢は潤之介に“宣戦布告”、その足で編集部に戻り奈未に告白する…というのが今回のストーリー。今回は奈未の妄想に登場した“黒潤”と“心のスロー再生ボタン”、そして中沢の宣戦布告からの告白に視聴者が大きく反応。妄想のなかでいつもの白ではなく黒い毛皮をまとい“黒ワンコ”となって奈未に覆いかぶさる潤之介に「黒ワンコもいい」「黒ワンコ見れるとは予想外」などの反応が。続いて「MIYAVI」の撮影現場にカメラマンとして現れた潤之介が奈未を「俺の彼女」と周囲に紹介。喜ぶ奈未が「心のスロー再生ボタン」を押すと、潤之介が“スロー再生”で「おーれーのーかーのーじーょー…」としゃべる…「心のスロー再生ボタン私も持ってる」「リピート再生じゃなくてスロー再生なんだ笑笑」「めっちゃツボったんだけど」などこちらも視聴者から大きな反応が集まる。そして今回のラストで、これまで2人の様子を複雑な表情で見ていた中沢もついに動き出す。潤之介に「あんたがそんなんなら俺、遠慮しないから」と“宣戦布告”し、編集部に戻ると奈未に「俺お前のこと好きだわ。俺ならお前のこと泣かせない」と告白。この告白に「中沢パイセン来たー!本格参戦来たー」「わたしは中沢派?間宮祥太朗好きだわ」「中沢さん派なのでこの調子で頑張ってもらいたい」「中沢パイセン推しは今日でさらに増えたはず」など“中沢派”の熱い声援がタイムラインを飛び交い、今週も“ドS先輩”“中沢さん”“中沢先輩”など中沢関連ワードはもちろん“間宮くん”“間宮祥太朗”など、演じる間宮さんの名前も含め多数のワードがトレンド入りを果たす事態になっている。(笠緒)
2021年02月17日三浦透子、戸塚純貴、杉野遥亮らが出演する特集ドラマ「いないかもしれない」の放送が決定した。高校の同窓会の二次会。同級生の明美と涼子、吉岡、小田島は、その場に見ず知らずの女が平然と同席していることに内心ざわついていた。会話を続けながらもSNS上のグループトークで女の正体について会議をするが、謎は深まるばかり。やがて女は、高校時代の明美と涼子の黒歴史を話はじめる。明美と涼子はスクールカーストの下位に位置し、クラスのアイドル“由美ちゃん”を疎んでいた。2人は由美ちゃんの個人アカウントのなりすましを行い、ありもしない誹謗中傷を繰り返す。そして由美ちゃんは心を病み、姿を消した。果たして謎の女の正体は?疑心暗鬼が蔓延する中、親友だったはずの明美と涼子が互いを罵り始める…。カフェバーというリアルな空間で繰り広げられるやりとりと、複数同時に繰り広げられるSNS上の仮想世界でのやりとりを映像化する本作。ワンシチュエーションで、ワンシチュエーションでない新感覚のオリジナルドラマとなっている。物語を執筆した大池容子は、本作について「高校の同窓会に謎の女が現れ、忘れたいと思っていた苦い記憶がデジタルの世界を通して日常に侵食してくるお話」と説明し、「過去に翻弄される登場人物たちの滑稽さが、愛おしく見える瞬間があればいいなと思っています」とコメント。キャストには、同窓会に参加する涼子を歌手・女優の三浦透子、明美を『orange -オレンジ-』『青の帰り道』の清水くるみ、小田島を「親バカ青春白書」への出演も話題となった戸塚純貴、吉岡を『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』『羊とオオカミの恋と殺人』の杉野遥亮、涼子たちには正体が分からない女役をモデル・あやかんぬが演じる。特集ドラマ「いないかもしれない」は3月20日(土)23時30分~総合にて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月11日上白石萌音主演「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」の5話が2月9日オンエア。玉森裕太演じる潤之介の“充電ハグ”にSNSが沸き上がり、間宮祥太朗演じる中沢の奈未を見つめる“視線”にも多くの視聴者が“胸キュン”。“中沢さん”はトレンド入りを果たしている。「仕事も恋愛もほどほどに。人並で普通の幸せを手にしたい」というイマドキ安定志向の鈴木奈未を上白石さんが演じ、奈未が幼なじみで片想い中の男性を追いかけ東京の大手出版社・音羽堂出版に就職。備品管理部志望のはずが新たに創刊されるファッション誌「MIYAVI」編集部に配属され、鬼編集長・宝来麗子の雑用係として働くことになる…という本作。30歳の若さで雑誌「マリ・クレール」ヨーロッパ初の日本人編集長に就任、「MIYAVI」創刊のためにパリから帰国した麗子には菜々緒。奈未が上京の際に出会い、当初は恋人の振りを頼まれた麗子の弟・潤之介に「Kis-My-Ft2」玉森さん。カルチャー誌から「MIYAVI」編集部にやってきた中沢涼太に間宮祥太朗、「MIYAVI」編集アシスタントの和泉遥に久保田紗友、音羽堂出版副社長の宇賀神慎一にユースケ・サンタマリア、さらに潤之介の幼なじみ・蓮見理緒役で倉科カナも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。奈未は潤之介からキスされ、ずぶ濡れの彼を自分のアパートへ連れて帰る。部屋で潤之介から「好きだよ」と告げられた奈未は、浮かれ気分になるが、頭をよぎるのは麗子のこと。麗子に潤之介とのことを認めてもらおうと社内報作りに名乗りを上げ、理緒に衣装を届けにいくなど仕事にも意欲を出すが…というのが今回のストーリー。浮かれて仕事で大失敗した奈未は、会社に残って社内報作りに力を入れる。すると潤之介から「ちょっとだけ出て来れない?」とメッセージが。奈未がいつものベンチに向かうと、潤之介は奈未に差し入れを渡し「充電」と言いながら優しくハグする。この“充電ハグ”に「少女漫画の読みすぎ的ワードなのに、玉森くんになら充電されたい」「今週も充電させて頂き感謝しかない」「充電どころか、玉森さん電圧高すぎで、ショートする」などネットが沸きあがる。その後、会報誌を作り終えその場に眠り込んでしまった奈未。心配し奈未のデスクにやってきた中沢は出来上がった会報誌のデータを見てかすかにニヤリとすると、眠りこける奈未を優し気に見つめる。そんな中沢にも「ドS先輩だったはずなのに気づいたらもう全然ドS出来なくなっててただ好きな子に甘甘ツンデレちゃんの中沢いい」「仕事できるツンデレ先輩の片想いを応援」などの反応多数。放送後には“中沢さん”がトレンド入りも果たしている。(笠緒)
2021年02月10日戸塚祥太(A.B.C-Z)が1月22日、都内で行われた『未来記の番人』(松竹製作)の製作発表会見に出席した。本格的な殺陣に初挑戦することになり「先輩方の舞台で、刀を握ったことはありますが、今回は殺陣が随所に登場するので、まず『今の肉体でいけるのか』と自分に問いかけたし、通販で木刀を買いました。今日届いていると思います」とユーモアを交えながら、意気込みを語った。聖徳太子が残した“予言の書”を巡る戦いの中で、千里眼の異能を持つ主人公・千里丸(戸塚)がさまざまな出会いを通し成長を遂げる姿が、史実を織り交ぜながらダイナミックに描かれる。「足元に敷かれたレールを走ってきた千里丸が、自分の意思や志に目覚め、自分は何者なんだと自問自答し、もがき苦しみながら、真摯に命を全うする姿を表現できれば」(戸塚)。松竹製作の舞台に立つのは、約5年ぶり。「古巣に帰ってきたという気持ちもありますし、これまでの月日で学んだことをどう表現できるか楽しみ」と声を弾ませ、「こういった状況ですが、演劇を含めたエンタテインメントを盛り上げて、少しでも日本を明るくできるよう、チームで団結して、無事に走り抜けれれば。ご一緒する皆さんとの稽古場での時間を、できる限り共有したい」と“座長”としての決意も新たにしていた。自身の“特殊能力”を問われると「幼稚園生のとき、アリと話せたことがある」と珍回答も。静まり返る会見場の雰囲気に、「こんな空気になるなんて…」と反省する場面もあった。会見には戸塚に加えて、共演する松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)が出席。松田は「コロナ禍でこのような大作に出演できる喜びを噛みしめている。我々の仕事が本当に必要なのか試されている瞬間、皆さんの不安が、明日の希望に変わるよう、全力でぶつかりたい」と真摯に語り、「僕も舞台での殺陣は初めてなので、すぐに通販で木刀を購入したい」と戸塚のコメントに乗じて、笑いも誘った。A.B.C-Zとの共演を重ね、戸塚との親交も深い冨岡は、「昔からお世話になっている戸塚くんと一緒の舞台に立たせていただき、心から光栄です。今回は僕も支えられれば」と話していた。本作には惣田紗莉渚(SKE48)、笠原章、勝野洋、渋谷天外といった豪華実力派キャストが集結。会見に同席した安孫子正(松竹株式会社代表取締役副社長)から、新型コロナウイルスに感染し療養中の渋谷天外について、「昨日、ご当人からプロデューサーにメールが入り、昨日ICUから一般病棟に移ったそうです」と報告。「開演までまだ1ヶ月ありますので、舞台に出ていただけると期待している」と回復を願っていた。【築山桂(原作)コメント】『未来記の番人』は、時を超えて予言の書を守り続ける聖徳太子の魂や、普通の人間にはない超能力をもった異能者が登場する、不思議要素の散りばめられた物語。舞台化と聞き、いったいどうやって表現するのだろうと思っていましたが、台本を読ませていただきましたら、舞台ならではの仕掛けが盛りだくさんの作品になっていました。期待しています!また、主演の戸塚祥太さんの、眼光鋭く刀を構える姿を一目見て、魅力あふれる千里丸がステージ上に生まれることを確信しました。千里丸や紅羽、士郎左や巽たちの生きる『未来記の番人』の世界が劇場に現れる日が、今から待ち遠しいです。取材・文・写真=内田涼新橋演舞場3月『未来記の番人』2021年3月12日(金)~21日(日)会場:東京都 / 新橋演舞場2021年3月27日(土)愛知県 / 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール2021年3月30日(火)福岡県 / 久留米シティプラザ ザ・グランドホール2021年4月3日(土)~11日(日)大阪府 / 大阪松竹座原作:築山桂「未来記の番人」(PHP文芸文庫)脚本:羽原大介演出・振付:神在ひろみ出演:戸塚祥太(A.B.C-Z) / 惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.) / 松村沙瑛子、山本健翔、大川良太郎 / 勝野洋、笠原章 / 渋谷天外
2021年01月22日