俳優の戸次重幸(50)が19日午後2時ごろ、都内で自動車を運転中にバイクと接触事故を起こしたことが20日、わかった。同日に所属事務所がコメントを発表した。同事務所は「弊社所属俳優の戸次重幸が、9月19日の午後2時ごろ、都内交差点付近で車を時速10キロ程度で運転中、バイクとの接触事故を起こしました」と報告。「事故後すぐに警察に連絡し、お相手の方(1名)には戸次より直接お詫びをさせていただき、膝を打撲されたため病院で診察を受けていただきました」と説明した。「今回は膝の打撲という比較的軽度な被害にとどまったものの、本人の不注意による事故であり、お相手の方には大変ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「またプライベートでの事故ではありますが、事務所としても改めて安全運転を心がけるよう指導して参ります」と伝えた。■所属事務所の発表全文弊社所属俳優の戸次重幸が、9月19日の午後2時ごろ、都内交差点付近で車を時速10キロ程度で運転中、バイクとの接触事故を起こしました。事故後すぐに警察に連絡し、お相手の方(1名)には戸次より直接お詫びをさせていただき、膝を打撲されたため病院で診察を受けていただきました。今回は膝の打撲という比較的軽度な被害にとどまったものの、本人の不注意による事故であり、お相手の方には大変ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。またプライベートでの事故ではありますが、事務所としても改めて安全運転を心がけるよう指導して参ります。
2024年09月20日俳優・戸次重幸(50)の妻で、同じく俳優の市川由衣(38)が20日、自身のインスタグラムを更新。息子が作ったという“撮影がんばれおまもり”を公開した。市川は、3人組グループ・NEWSの小山慶一郎(40)が主演を務める日本テレビ系水曜プラチナイト『高杉さん家のおべんとう』(深0:2910月2日スタート)に出演することが決定。「私は小山さん演じるハルと同期で准教授の香山さんを演じます」と役柄を紹介し、ビジュアルをアップした。さらに2枚目では「息子が撮影がんばれのおまもりくれた涙」と、息子手づくりの“おまもり”を紹介。手書きの「おまもり」の文字や、ハートマークがたくさん描かれており、わが子からのパワーを受け「頑張るぞー!」と気合いを入れた。愛のこもった贈り物に、ファンからは「息子ちゃん めんこいし優しいし、ウルウルしました〜!」「息子くん、本当に優しいですね そして字がキレイ!!」といった声が寄せられている。
2024年09月20日7月13日(土)放送スタートの新ドラマ「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」から小芝風花、大島優子、阿部亮平、柳美稀、戸次重幸、半海一晃、高島礼子、吉田鋼太郎が演じる警視庁身元不明人相談室の面々が集結したポスタービジュアルが解禁となった。本作は、全国に2万体も存在するといわれるどこの誰かも分からない“名もなき遺体”の身元を特定し、家族や恋人の元に帰すことが役目の「警視庁身元不明人相談室」が舞台。誰も行きたがらない部署に自ら志願して配属された三田桜(小芝風花)と、10歳上の同期・月本真(大島優子)。身元不明のご遺体からはじまり、秘められた死者の思いを描く、ありそうでなかった警察エンターテインメントが展開する。解禁となった本ビジュアルでは、名もなき遺体をイメージした人体骨格模型を中心に、主演・小芝さん(三田桜役)と大島さん(相棒・月本真役)の捜査官バディが両サイドに立ち、阿部亮平(手嶋淳之介役)、柳美稀(芹沢菜津役)、戸次重幸(堀口尚史役)、半海一晃(武藤晴夫役)、高島礼子(早瀬郁美役)、吉田鋼太郎(利根川譲治役)の個性豊かなキャストたちが周りを取り囲んでいる。相談室の仲間たち全員が、名もなき遺体と同じポーズをしているのは、死者の思いを汲み取り、その無念を救う“生”への信念として表現したもの。各キャラクターたちの個性が滲み出た表情にも注目。また、背景に敷かれた鮮やかな色のペイントは、名もなき遺体の色とりどりの人生を表している。なぜ、彼らは“名もなき遺体”として死ぬことになってしまったのか…。そして、クセ者揃いのキャラクターたちの過去に何があって地味で誰も行きたがらない身元不明人相談室にいるのか?個性的な仲間たちが織り成すミステリー×ヒューマンエンターテインメントが期待できそうだ。キャラクター紹介警視庁身元不明人相談室・捜査官 三田桜/小芝風花三田桜は、地味な部署である身元不明人相談室に自ら志願して配属された25歳。亡くなった身元不明者を家族や恋人の元に帰すため、上司が止めるのも聞かず突っ走る。趣味は美味しいものを食べること。天真爛漫に見えて、実は意外な過去を持つ。警視庁身元不明人相談室・捜査官 月本真/大島優子月本真は、三田桜の10歳年上の同期で、性格も趣味もまるで正反対な冷静沈着な捜査官。一見クールだが、身元不明者を大切な人の元に帰したいという熱い思いは桜と一緒。桜と同じ警視庁身元不明人相談室に所属しており、桜の相棒(バディ)として奔走する。そんな真が地味な部署である身元不明人相談室を志望した背景には、ある哀しい過去があった。警視庁捜査一課・刑事 手嶋淳之介/阿部亮平将来を嘱望されている優秀な刑事。警視庁身元不明人相談室の室長・利根川の元部下で、捜査一課と身元不明人相談室の橋渡し役を買って出るが、曲者ぞろいの面々に弄ばれることもしばしば。それでも彼らを気にかけるのは、年上の捜査官・月本真への想いがあるからで…。警視庁科捜研・研究員 芹沢菜津/柳美稀桜と真と同期入庁の科捜研・若手エリート研究員。負けず嫌いな性格もあり、仕事への考え方が違う桜とは、しばしばぶつかるが、同年代の女性同士、時には共感することも。警視庁身元不明人相談室・捜査官 堀口尚史/戸次重幸あるミスがきっかけで公安部から身元不明人相談室に異動してきた中堅捜査官。ハッキリ言っていまの仕事には全くやる気がないが、桜や真の姿に影響されていく。警視庁身元不明人相談室・捜査官 武藤晴夫/半海一晃ベテラン似顔絵捜査官。このまま何事もなく定年を迎えることが一番の望みだったが、最近初孫が生まれて、ますます仕事どころではない様子。警視庁科捜研・所長 早瀬郁美/高島礼子歯に衣着せぬ物言いで相手をやり込め喜びを得る科捜研の所長。いざ頼られると優しい一面も。利根川室長とは同期のクセ者同士、昔からの腐れ縁である。警視庁身元不明人相談室・室長利根川譲治/吉田鋼太郎かつては優秀な捜査一課の刑事で、次期一課長との呼び声も高かった逸材。ある出来事がきっかけで異動、身元不明人相談の室長となった。一見、昼行燈のように見えるが、実はキレモノという噂も。「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」は7月13日より毎週土曜21時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年06月20日俳優の戸次重幸が5日、東京・明治座にて行われた日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』の初日前会見に出席した。『西遊記』は、孫悟空を中心に、三蔵法師一行が天竺を目指す、涙あり、笑いあり、人間ドラマありの物語。大阪、福岡、名古屋にて上演、札幌では映像上映会も行われ、1月6日より東京明治座にて東京公演が開幕する。会見には、主人公・孫悟空役の片岡愛之助、三蔵法師役の小池徹平、猪八戒役の戸次重幸、沙悟浄役の加藤和樹、玉竜役の村井良大、牛魔王役の松平健、牛魔王の妻・鉄扇公主役の中山美穂、2人の息子・紅孩児役の藤岡真威人、演出の堤幸彦氏が出席した。愛之助は能登半島地震に言及し、「私たちにできることはお芝居です。精一杯お芝居をいつも以上に頑張って、皆様に元気になっていただく。私たちはそれしかできないので、全力で務めさせていただきたいと思います」とコメント。戸次も「我々はお芝居しかできることがないので、お客様の笑顔のために日々邁進していかなければならないという思いで気を引き締めている所存です」と述べ、「やっと折り返し、あと残り35公演。毎日コンディションをベストに保って、毎ステージ務め上げていきたい」と力を込めた。そして、本作の魅力について戸次は「デジタルとアナログの分量がちょうどよくて、しかもそれが融合しているというのが素晴らしい」と述べ、「例えば、孫悟空の筋斗雲は皆さん映像を使うしかないんじゃないかと思っていらっしゃると思いますが、とてつもないアナログの筋斗雲も出てきます。ドリフのコント並みの筋斗雲の表現だったり、そうじゃない映像を使った表現だったり、筋斗雲一つをとってもいろんな見せ方をしています」と紹介した。
2024年01月05日特集ドラマ「あれからどうした」が、12月26日(火)より3夜連続で放送されることが決定した。居酒屋の扉が開き、仕事仲間の男女が三々五々帰路につく。翌日、会社の食堂にたまたま集まった面々は、昨夜、別れた後にどう過ごしたのか互いに尋ね始める「あれから どうした?」それぞれが語る昨夜の出来事(音声)は、それぞれが実際に体験した出来事(映像)となぜか大きく食い違っている。あるものは浮気を隠し、あるものは悪事を隠す。音声と映像の内容が大きく乖離しながら、同時に提示される独特な映像手法が、何食わぬ顔で平然と嘘をついたり、つい物事を大げさに言ってしまったりする人間の表と裏を暴き出す新しい形のドラマ。前夜、居酒屋で飲んだ6人の同僚が、社員食堂に集まり、昼食をともにし、前夜のその後の出来事を互いに尋ねあう第1話 「虚実の社員食堂」には、戸次重幸、臼田あさ美、中島歩、田村健太郎、森田甘路、飯豊まりえが出演。父と母、高校生の娘と小学生の息子、犬のジョン。朝食を終えた久保家は、それぞれ仕事や学校へ出かけ、そして夜の食卓につき互いに尋ね合う第2話「久保家の隠しごと」には、角田晃広、上坂樹里、嶋田鉄太、西田尚美が久保家として出演。そして、地域課に勤務する5人の警察官が昼休憩に集まり、前夜、居酒屋を出たあと、何をしていたのか互いに尋ね合う第3話「制服を脱いだ警察官」には、三浦誠己、酒井若菜、井之脇海、芹澤興人、岸井ゆきのが参加する。特集ドラマ「あれからどうした」は12月26日(火)・27日(水)・28日(木)23時~総合テレビにて3夜連続放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月22日日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』が、11月3日(金・祝) に大阪・オリックス劇場で初日を迎えた。孫悟空を中心に、三蔵法師一行が天竺を目指す『西遊記』の物語は広く知られているが、令和版として上演される今回の舞台版は、脚本をマキノノゾミ、演出を堤幸彦が担当。LEDの最新映像技術、フライング、特殊効果をフル活用し、ライブエンタメの可能性を徹底的に追求した、笑いあり、涙あり、人間ドラマあり、そして歌あり、ダンスありの舞台となっている。主演の孫悟空は片岡愛之助、三蔵法師は小池徹平、猪八戒は戸次重幸、沙悟浄は加藤和樹、玉竜は村井良大がそれぞれ演じるほか、妖怪側として、牛魔王を松平健、妻・鉄扇公主を中山美穂、息子・紅孩児を藤岡真威人、金角を藤本隆宏、銀角を山口馬木也、虎力大仙を小宮璃央、鹿力大仙を押田岳、羊力大仙を桜庭大翔が演じる。また、鎮元子を田村心、玉帝と高伯欽を曽田陵介、高翠蘭を柳美稀が務める。『西遊記』は、11月5日(日) まで同所で上演後、福岡・名古屋を経て、2024年1月6日(土) より東京・明治座で東京公演が行われる予定だ。■片岡愛之助 コメントいよいよ『西遊記』開幕でございます。私も待ちに待った初日を迎えます。毎日毎日、堤監督の稽古が進化していき、どんどん新しい演出が増え、それが本当に面白く楽しみながら作らせていただきました。一座の雰囲気もとてもよく、一丸となって天竺に向かって日々進んでいると思っております。ぜひ、その成果を観ていただきたいです。歌って、踊って、激しい立ち回り、そしてフライングにLED、映像演出まで、しっかりとご覧ください。どうなっていたのかと思われる部分もきっと多くあると思います。1度だけではなく2度3度、観るお席を変えて観ていただいても、とても楽しめると思います。大阪、福岡、名古屋、東京と全国4カ所での公演となりますが、その土地土地で変わっていくご当地ネタもありますので、4カ所の劇場でご覧いただきたいくらいです。皆さま、お誘い合わせの上、ご来場くださいませ。お待ちしております。<公演情報>舞台『西遊記』脚本:マキノノゾミ演出:堤幸彦【出演】片岡愛之助 小池徹平 戸次重幸 加藤和樹 村井良大 藤岡真威人 田村心 曽田陵介小宮璃央 柳美稀 押田岳 桜庭大翔 山口馬木也 藤本隆宏 中山美穂 松平健 ほか【公演日程】大阪公演:2023年11月3日(金・祝)~5日(日) オリックス劇場福岡公演:2023年11月10日(金)~23日(木・祝) 博多座札幌上映会:2023年12月16日(土)・17日(日) カナモトホール名古屋公演:2023年12月27日(水)~2024年1月2日(火) 御園座東京公演:2024年1月6日(土)~28日(日) 明治座チケット情報:公式サイト:
2023年11月03日日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』の製作発表会見が行われ、主人公・孫悟空を演じる片岡愛之助をはじめ、共演する小池徹平、戸次重幸、加藤和樹、村井良大、藤岡真威人、田村心、曽田陵介、小宮璃央、柳美稀、押田岳、桜庭大翔、山口馬木也、藤本隆宏、中山美穂、松平健が勢ぞろい。さらに脚本のマキノゾミ氏、演出を担当する堤幸彦が出席した。撮影:宮川舞子16世紀の明の時代に書かれた中国の小説をもとに、主人公の孫悟空たちが変幻自在に妖術を使い、行く先々で次々と襲い掛かる化け物を退治し、苦難を乗り越えながら、天竺への長い旅路を歩んでいく『西遊記』。1978年には「日本テレビ開局25年記念番組」として堺正章主演のドラマ版が放送され、社会現象になった。挨拶に立った愛之助は、「夢にも思っておりませんでした」と自身が孫悟空を演じることに、驚きを隠せない様子。「大スター大集合という次第ですので、僕自身も楽しみにしております」と声を弾ませ、「天真爛漫で乱暴者でもありながら、優しさもあって、お師匠さんのことが好きでお供していく。全力を出しながら令和版の孫悟空を紡ぎたい」と意気込んだ。マキノ&堤コンビの『魔界転生』では、ナレーションを担当した縁もあり「すごいエネルギーを感じて、圧倒されました」と回想。LEDの映像技術、フライング、特殊効果をフル活用し、最先端・最新鋭の大型アクションスペクタクルとして上演される予定だが「これだけの素晴らしいメンバーが集まってくださっていますので、アナログのヒューマンパワー、役者の魂もお見せしたい。千穐楽まで一丸となって、駆け抜けたいと思います」と“人間”が主役の令和版『西遊記』に気合は十分だ。そんな愛之助の言葉を受けて、演出の堤は「人間の肉体の面白さを追求して、作品を作っていきたいと思っております。俳優の皆さんには、ご覚悟をお願いしたいと思っています(笑)」と不敵な笑み。脚本のマキノは「『西遊記』は世界的に大ヒットしましたので、今回の舞台も、必ず国際的にヒットするような作品になるよう思いを込めて書きました」と強い思い入れを語った。また、三蔵法師を演じる小池は、「素敵な作品になるように全身全霊をこめて精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。この皆さんと天竺を目指すことを非常に楽しみにしております」と冒険の幕開けに期待を寄せていた。西遊記キャスト16人<公演情報>日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』脚本:マキノノゾミ演出:堤幸彦出演:片岡愛之助/孫悟空(そんごくう)小池徹平/三蔵法師 さんぞうほうし)戸次重幸/猪八戒(ちょはっかい)加藤和樹/沙悟浄(さごじょう)村井良大/玉竜(ぎょくりゅう)藤岡真威人/紅孩児(こうがいじ)田村心/鎮元子(ちんげんし)曽田陵介/玉帝(ぎょくてい)、高伯欽(こうはくきん)小宮璃央/虎力大仙(こりきたいせん)柳美稀/高翠蘭(こうすいらん)押田岳/鹿力大仙(ろくりきたいせん)桜庭大翔/羊力大仙(ようりきたいせん)山口馬木也/銀角(ぎんかく)藤本隆宏/金角(きんかく)中山美穂/鉄扇公主(てっせんこうしゅ)松平健/牛魔王(ぎゅうまおう)【大阪公演】2023年11月3日(金・祝)~11月5日(日)会場:オリックス劇場【福岡公演】2023年11月10日(金)~11月23日(木・祝)会場:博多座(予定)【名古屋公演】023年12月27日(水)~2024年1月2日(火)会場:御園座【東京公演】024年1月6日(土)~1月28日(日)会場:明治座チケット情報公式サイト
2023年09月29日11月3日から公演される日本テレビ開局70周年記念舞台『西遊記』の制作発表が27日、都内で行われ、片岡愛之助、小池徹平、戸次重幸、加藤和樹、村井良大、藤岡真威人、田村心、曽田陵介、小宮璃央、柳美稀、押田岳、桜庭大翔、山口馬木也、藤本隆宏、中山美穂、松平健らが出席した。2023年11月から2024年1月にかけて、日本テレビ開局70年記念舞台として全国5都市で上演される『西遊記』。主演の孫悟空は片岡愛之助、三蔵法師は小池徹平、猪八戒は戸次重幸、沙悟浄は加藤和樹、玉竜は村井良大が演じ、三蔵法師一行が天竺を目指す。妖怪側は、牛魔王に松平健、妻の鉄扇公主に中山美穂、息子の紅孩児に藤岡真威人、金角は藤本隆宏、銀角は山口馬木也、虎力大仙を小宮璃央、鹿力大仙を押田岳、羊力大仙を桜庭大翔が担当。また、鎮元子を田村心、玉帝と高伯欽を曽田陵介、高翠蘭を柳美稀が演じ、ベテランから若手まで様々なジャンルの俳優陣が勢揃いした新たな『西遊記』が誕生する。孫悟空役の片岡は「大スターが大集合みたいな感じでビックリしている次第ですが、楽しみにしております」とし、「孫悟空といえば、やっぱり僕は堺正章さんの世代。懐かしいと思う部分もありますが、オリジナルということで天真爛漫でちょっと乱暴者。そういうところもありながら優しさもあり、お師匠さんのことが大好き。そういうものを全力で出しながら、令和版の孫悟空をしっかりと務めたいと思います」と気合十分。三蔵法師役の小池は「三蔵法師は女性が演じられた印象が強いんですが、私が演じるというおことで男性としての三蔵法師を演じる楽しさやワクワクさを出せたらと思います」と意欲を見せると、片岡が「(三蔵法師に)ピッタリですよ。美しさがあり永遠の美少年。いつまでも変わらないですね」とべた褒めした。演出を担当する堤監督と本格的に組むのは初めてとなる片岡。堤監督と何度か経験している小池が「平気で嘘をつくんですよ。何が起きるのか本番が始まるまで怖いですね」と明かし、猪八戒役の戸次も「恐怖心の方がデカいですね。本番中にいきなり変なことを言ってくるんです。何でもできる人間じゃないんですよ!」と戦々恐々。小池を始めとするキャスト陣の堤監督の無茶ぶりを聞いた片岡は「僕はガッツリお仕事をするのが初めてなので恐怖で震え上がっています(笑)」と苦笑いを浮かべつつ、「前回の『魔界転生』でナレーションとして参加させていただきましたが、圧倒されました。その舞台に立てると思うと嬉しくて仕方がありません。この素晴らしいメンバーが集まってくださったので、LEDも凄いんですがアナログのヒューマンパワー、役者魂を見ていただき、千秋楽まで駆け抜けたいと思います」と決意を新たにしていた。舞台『西遊記』は、11月3~5日に大阪・オリックス劇場、11月10~23日(17日は休演)に福岡・博多座、12月16・17日に北海道・カナモトホール、12月27日~2024年1月2日に名古屋・御園座、2024年1月6~28日(12日・22日は休演)に東京・明治座で公演。
2023年09月27日日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」が、11月から来年1月にかけて上演決定。大阪、福岡、名古屋、東京の全国4か所で上演される。16世紀の明の時代に書かれた中国の小説が基になっている「西遊記」。悟空たちは変幻自在に妖術を使い、行く先々で次々と襲い掛かる化け物を退治し、苦難を乗り越えながら、長い旅路を歩んでいく。1978年には、日本テレビ開局25年記念番組として、堺正章主演で制作。45年の時を経て、令和版の「日本テレビ開局70年記念舞台」として企画し、大型アクションスペクタクルを創作する。キャストには、孫悟空役で片岡愛之助、三蔵法師役で小池徹平、猪八戒役で戸次重幸、沙悟浄役で加藤和樹、玉竜役で村井良大が集結。さらに、三蔵一行に立ちはだかる妖怪の首領・牛魔王を松平健、その妻・鉄扇公主を中山美穂、2人の息子・紅孩児を藤岡真威人が演じる。演出は奇才・堤幸彦が担当。LEDの映像技術、フライング、特殊効果をフル活用し、ライブエンタメの可能性を徹底的に追求した最先端、最新鋭の誰も見たことの無い舞台を目指す。▼キャストコメント・片岡愛之助このお話をいただいてから、今日の日を迎えられたことをとてもありがたく、嬉しく思っております。「西遊記」という誰もが知るタイトル、そして日本テレビ開局70年記念舞台という作品に出演させていただけることに、身が引き締まる思いです。堤監督の演出のもと、大先輩から同輩、後輩と皆さん違う畑で育ってきた方々が一つになる舞台でございます。どんな化学反応が起こるのか、私も今から楽しみです。LEDの映像技術、フライング、特殊効果とあらゆるものをフル活用した最先端・最新鋭のエンターテインメント作品になりますので、「西遊記」を知らない若い方も、もちろん知っている皆様も、全ての期待を超える自信があります!まずは初日に向かって皆で力を 一つに合わせて準備をしていきたいと思います。・小池徹平「西遊記」という昔からある作品に出演させて頂けるということで、とても嬉しく思っています。演出は以前「魔界転生」でご一緒させてもらった堤幸彦さん、そして孫悟空は片岡愛之助さん。このお二人を筆頭に、令和にお届けする「西遊記」にワクワクが止まりません。その中で三蔵法師を演じさせてもらいますが、どんな感じになるのか全く想像つかないのが楽しみです。僕にしかできない三蔵法師をお届けできるように全力で励みたいと思っておりますので、皆様どうぞ楽しみに待っていて下さい!・戸次重幸「西遊記」といえば、私は一番最初のドラマ「西遊記」のイメージが強く、DVDも全て持っているほど大好きな作品です。そして私がやらせて頂くのが(意外にも)猪八戒!八戒といえば豚の妖怪ですから、大食漢で恰幅がいいイメージ。それを私がやらせて頂くということで、役作りとしてまず増量……はしません!シュっとした、全く新しい八戒を演じることをテーマに頑張ります!・加藤和樹45年の時を経て舞台で蘇る西遊記。皆様は思わず『おぉ~!』と思われたのではないでしょうか?僕個人としては久々の堤組です。片岡愛之助さんをはじめとする個性的で素晴らしい共演者の皆様。今からワクワクが止まりません。今回、私は沙悟浄を演じますが、堤さんのことです…一筋縄ではいかないでしょう(笑)。ドキドキが止まりません。心踊るひとときを共に是非、ご期待ください。・村井良大玉竜(ぎょくりゅう)役を演じさせていただきます村井良大です。三蔵法師と共に旅をする馬の役という事で!今から何が起きるか分かりません…!しかし予測がつかないという事はそれ即ち、"まだ誰も観た事がないものを創る事ができる"という現場に立ち会えるという事です。こんなに幸せな事はありません。日本テレビ開局70年記念という節目に豪華絢爛、素敵なキャストの皆様と共に、素晴らしい作品創りをできるように楽しんでまいりたいと思います。・藤岡真威人この度、舞台「西遊記」に紅孩児役で出演させていただくことになりました。16世紀に完成し500年前に書かれた物語で、今回、初めての歴史ものに挑戦します。主演の片岡愛之助さんはじめ、錚々たる大先輩の皆様との共演に身が引き締まる思いです。僕は10代なので、この歴史ある物語を同じ世代の皆様にも見ていただきたいと思っています。精一杯頑張りますので、よろしくお願い致します。・中山美穂日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』に、松平健さん演じる"牛魔王"夫人、"鉄扇公主"役として出演させていただきます。このような記念すべき作品にお声がけいただいて大変光栄に思います。松平さんをはじめ素敵なキャストの皆様とお芝居できることが待ち遠しく、今回初めてご一緒させていただく堤幸彦監督の演出もとても楽しみです。舞台に立つのは毎回すごく緊張しますが、その時その瞬間の反応を直にいただける喜びは生の舞台でしか味わえないもの。そんな公演ごとの一期一会を大切に、皆様のお力を借りながら、より魅力的な鉄扇公主を演じていけるよう精進してまいります。全国4箇所で公演を行いますので、是非会場にお越しください。・松平健今回私が演じますのは絶対的な力で他を圧倒する強大な国の支配者です。これまでにも幾度となく体感して来た堤ワールド、今作もその唯一無二の世界にどっぷりと身を置いて、孫悟空の最強の壁として大暴れするつもりです。一方で、妻や息子への家族愛、待ち受ける試練と葛藤など、この男の複雑な心を丁寧に描ければと思います。繰り広げられるワンダーランドに私自身もわくわくしながらこの役に挑みます!・堤幸彦1978年、ドラマ「西遊記」は、当時テレビを見なかった学生時代の私には強烈な印象だった。かぶりついて見たキャラクター大爆発のコミカルさとロックなテーマソングは生涯忘れることはない。舞台表現が最新テクノロジーによって相当な“無理”が実現するようになった現在、その「西遊記」はいよいよ挑戦すべきエンタメの最高峰テーマではないかと考えた。超絶腕自慢の役者の皆さんと最新舞台表現でお送りする西への旅!数々の秘術と奇想天外ストーリー!1分たりとも飽きさせません!ぜひお楽しみに!日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」は11月3日(金・祝)~5日(日)オリックス劇場、11月10日(金)~23日(木・祝)予定博多座、12月27日(水)~2024年1月2日(火)御園座、1月6日(土)~28日(日)明治座にて上演。(cinemacafe.net)
2023年06月09日「TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-」の第2弾で、戸次重幸による舞台『幾つの大罪〜How many sins are there?〜』が、4月15日(土) EX THEATER ROPPONGIにて開幕した。2019年に上演した『MONSTER MATES』以来となる今作は、須賀健太、馬場ふみか、前野朋哉、ゆうたろう、濱尾ノリタカ、黒岩司、波岡一喜といった豪華キャストを迎えてお送りする戸次らしさ全開のサスペンスコメディだ。ゴシップ誌の取材のために集められた曲者揃いの死刑囚6人。 すぐに揉め出す面々を相手に記者の大谷唐純(須賀健太)が奔走する。初日公演前に実施された囲み会見で戸次は、「この作品を世に送り出せるということに無上の喜びを感じています。本当に優秀なスタッフさんとキャストの皆さんにお集まりいただき、私の考えた脚本を名作にしてくださいました。早く皆さまに観ていただきたいという気持ちでいっぱいです」とコメントを寄せた。取材の進捗を報告する大谷。成果の見えない状況に業を煮やした編集長の神崎仁美(馬場ふみか)が発破をかける。大学医学部の教授を務めていた浦洲鳶右衛門(戸次重幸)。 最年長の死刑囚で、他者の犯罪や主張を冷静に分析する。東京公演は4月23日(日) まで。その後は、4月28日(金)〜30日(日) に大阪・森ノ宮ピロティホール、5月5日(金・祝)〜7日(日) に札幌・カナモトホールで上演される。<公演情報>TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-『幾つの大罪〜How many sins are there?〜』作・演出:戸次重幸【出演】須賀健太/馬場ふみか前野朋哉/ゆうたろう/濱尾ノリタカ/黒岩司/波岡一喜戸次重幸【あらすじ】ゴシップ誌記者の大谷唐純(おおたに からすみ / 須賀健太)は、編集長の神崎仁美(かんざき ひとみ / 馬場ふみか)から死刑囚の特集を任される。その内容とは「本物の殺人者による殺害方法のブレインストーミング」。拘置所で取材を受ける死刑囚は、ダンサーの小倉トニー(おぐら とにー / 前野朋哉)、トランスジェンダーの別部麗斗(べっぷ らいど / ゆうたろう)、漁師でギャンブル狂いの団栗伊努治(どんぐり いどはる / 濱尾ノリタカ)、芸能マネージャーの有栖郎介(ありす ろうすけ / 黒岩司)、自称ミュージシャンの燕尾一郎(えんび いちろう / 波岡一喜)、大学教授の浦洲鳶右衛門(うらすとびえもん / 戸次重幸)の6人。順調とは言えない取材期間中に、囚人たちは一人、また一人と謎の死を遂げていく。死刑を目前にした死刑囚たちが困惑していくなか、彼らはようやく自分達が集められた理由にたどり着き、そして、予測不能の結末が待ち受ける【東京公演】2023年4月15日(土)〜4月23日(日)会場:EX THEATER ROPPONGIチケット:8,500円(全席指定・税込)問合せ:オフィスキューお問合せフォーム【大阪公演】2023年4月28日(金)〜4月30日(日)会場:森ノ宮ピロティホールチケット:8,500円(全席指定・税込)問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 / 日曜・祝日除く)【札幌公演】2023年5月5日(金・祝)〜5月7日(日)会場:カナモトホールチケット:8,500円(全席指定・税込)問合せ:オフィスキューお問合せフォーム詳細はこちら:
2023年04月17日「スタンドUPスタート」第8話が3月8日オンエア。戸次重幸演じる高島の苦悩とその後の活躍に「有能すぎてビビる」「大海さんにはやっぱり高島さんが必要」などの声とともに、「高島回ありがとうございました」など“高島ファン”からの声がSNSに溢れている。竜星涼さん演じる“人間投資家”が“資産は人なり”を信条に、仕事での失敗や挫折をしてしまった人、将来の夢を諦めてしまった人、様々な事情を抱えた人々を“起業”によって新たな人生の道へ導いていく“人間再生ドラマ”となる本作。大企業・三ツ星重工社長の弟だが不正の責任を取る形で会社を去り、ファンドを立ち上げ、様々な人の起業に力を貸している三星大陽を竜星さんが演じるほか、大陽の兄で三ツ星重工代表取締役社長の三星大海には小泉孝太郎。三ツ星重工の社長室長で大海の右腕として彼を支える高島瑞貴に戸次重幸。三星兄弟の叔父で三ツ星重工副社長をしている三星義知に反町隆史。また大陽によって起業家となった小野田虎魂に吉野北人。林田利光に小手伸也。立山隼人に水沢林太郎。羽賀佳乃に山下美月。音野奈緒に安達祐実。三ツ星重工造船所跡地をネットスーパーとして再生させた武藤浩に塚地武雅。武藤とともに働く道を選んだ三ツ星重工元常務の山口浩二に高橋克実。山口と“山谷コンビ”と呼ばれていた加賀谷剛に鈴木浩介といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。大海と副社長の義知から呼び出されるた高島が社長室に向かうと、そこには元経産省エネルギー庁長官で、勇退後「三ツ星エネルギー」副社長に就任した篠田博康(岩城滉一)の姿があった。その席で大海は、篠田が取締役兼社長室長に就任し「お前の席を明け渡してもらうことになる」と高島に告げる。高島に与えられた次のポストは篠田の補佐という立ち位置だった。これは義知の策略で、篠田が室長になることで会社での居場所を失った高島が辞めれば、大海は孤立するというのが義知の考えだった。自分の存在価値を否定されたように感じ荒れる高島に大陽は、無駄が嫌いな兄がどうして室長に補佐なんか置いたのか、と問いを投げかける。高島は篠田の不正を暴き室長に復帰する…というのが今回のストーリー。視聴者からは「単独で篠田の不正を見付ける高島さんが有能すぎてビビる」「大海さんにはやっぱり高島さんが必要だったね」などの声や、「高島回ありがとうございました」「高島さん回だったね!いやぁ、良き回でした」「高島さん色々詰め合わせありがとうございます」など“高島ファン”からの感謝の声などがSNSに寄せられる。また「岩城滉一と反町隆史を起用する豪華キャスト」「そういえば昔、岩城滉一と反町隆史があまりにも似てると親子説あったな」など、義知役の反町さんと篠田役の岩城さんの共演に触れたコメントも多数投稿されている。【第9話あらすじ】ワカラン社が使っている「宅・システム」を虎魂のチームが改良し、どの家電をどのくらい使ったかまで把握できる「宅・システム・メーター」を完成させる大陽は音野が管理しているシニア向けマンションでこのシステムの実証実験を行い、実用性が証明されたためベンチャーサミットでプレゼンをすることになるが、そこに義知がやってくる…。「スタンドUPスタート」は毎週水曜22:00~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2023年03月09日TEAM NACS(チームナックス)のソロプロジェクトによる舞台『幾つの大罪~How many sins are there?~』が2023年4月15日(土)から4月23日(日)まで東京・EX シアター 六本木で上演され、その後、大阪公演、札幌公演が行われる。チケット一般発売日は3月18日(土)。TEAM NACSのソロプロジェクトTEAM NACSは、北海学園大学演劇研究会出身の森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真によって結成された演劇ユニット。そんなTEAM NACSに所属する5名の役者それぞれが、表現したい世界を形にするソロプロジェクトが「5D2-ファイブディメンションズツー(FIVE DIMENSIONS Ⅱ-)」だ。2019年には、戸次重幸によるソロプロジェクトとして舞台『MONSTER MATES』が上演された。戸次重幸の新作公演今回上演される「5D2-ファイブディメンションズツー」の舞台『幾つの大罪~How many sins are there?~』は、『MONSTER MATES』以来4年ぶりとなる戸次重幸の新作公演。前作同様、作・演出・出演を戸次重幸が務め、さらに須賀健太・馬場ふみか・前野朋哉・ゆうたろう・濱尾ノリタカ・黒岩司・波岡一喜といった個性豊かな7名がキャストに名を連ねる。<『幾つの大罪』あらすじ>物語は、ゴシップ誌記者・大谷唐純が編集長・神崎仁美から死刑囚の特集を任されるところからスタート。特集の内容は、「本物の殺人者による殺害方法のブレインストーミング」だという。大谷が決して順調とは言えない拘置所での取材を続ける中、囚人たちは一人、また一人と謎の死を遂げていく。死刑を目前にした死刑囚たちが困惑していくなか、彼らはようやく自分達が集められた理由にたどり着くのだった…。彼らを待ち受ける“予測不能”の結末とは?登場人物・大谷唐純(須賀健太)…ゴシップ誌記者・神崎仁美(馬場ふみか)…ゴシップ誌の編集長・小倉トニー(前野朋哉)…ダンサー・別部麗斗(ゆうたろう)…トランスジェンダー・団栗伊努治(濱尾ノリタカ)…ギャンブル狂いの漁師・有栖郎介(黒岩司)…芸能マネージャー・燕尾一郎(波岡一喜)…自称ミュージシャン・浦洲鳶右衛門(戸次重幸)…大学教授【詳細】TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-『幾つの大罪~How many sins are there?~』作:戸次重幸演出:戸次重幸出演:須賀健太、馬場ふみか、前野朋哉、ゆうたろう、濱尾ノリタカ、黒岩司、波岡一喜、戸次重幸チケット一般発売日:2023年3月18日(土)10:00~※本公演の一般発売はローチケWEBサイトからのみ購入可能。電話やローソン・ミニストップ店頭に設置の「Loppi」では予約・購入できない。「Loppi」で発券のみ可能。チケット料金:全席指定 8,500円※開場は開演の1時間前。※未就学児童の入場不可。※車椅子での来場予定者は、チケット発券後、各公演の「問い合わせ」まで要連絡。■東京公演日程:2023年4月15日(土)~4月23日(日)会場:EX シアター 六本木住所:東京都港区西麻布1-2-9■大阪公演日程:2023年4月28日(金)~4月30日(日)会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5■札幌公演日程:2023年5月5日(金・祝)~5月7日(日)会場:カナモトホール住所:北海道札幌市中央区北1条西1丁目
2023年02月02日TEAM NACSのソロプロジェクト「5D2-FIVE DIMENSIONS II-(ファイブディメンションズツー)」より、戸次重幸の公演情報が発表された。「5D2-FIVE DIMENSIONS II-」は、TEAM NACSメンバーである森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真のそれぞれが表現したい世界を形にして5人5様の演目をお届けする企画だ。2019年に上演した『MONSTER MATES』以来、4年ぶりとなる戸次の新作公演タイトルは 『幾つの大罪〜How many sins are there?〜』。前作同様、作・演出・出演を戸次が務め、7名の豪華キャストを迎えて、2023年4月から5月にわたって東京・大阪・札幌3都市で上演される。■戸次重幸 コメント前回のソロプロ『MONSTER MATES』から丸4年。ようやくこうしてまたソロプロを実現できることに、無上の喜びを感じています。しかも前回に引き続き、今回も最高のキャストが集まってくれました。そのことに感謝の念を抱きながら、最高のエンタメを作り上げる所存です。ご期待ください!<公演情報>TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-『幾つの大罪〜How many sins are there?〜』作・演出:戸次重幸【出演】須賀健太/馬場ふみか前野朋哉/ゆうたろう/濱尾ノリタカ/黒岩司/波岡一喜戸次重幸【あらすじ】ゴシップ誌記者の大谷唐純(おおたに からすみ / 須賀健太)は、編集長の神崎仁美(かんざき ひとみ / 馬場ふみか)から死刑囚の特集を任される。その内容とは「本物の殺人者による殺害方法のブレインストーミング」。拘置所で取材を受ける死刑囚は、ダンサーの小倉トニー(おぐら とにー / 前野朋哉)、トランスジェンダーの別部麗斗(べっぷ らいど / ゆうたろう)、漁師でギャンブル狂いの団栗伊努治(どんぐり いどはる / 濱尾ノリタカ)、芸能マネージャーの有栖郎介(ありす ろうすけ / 黒岩司)、自称ミュージシャンの燕尾一郎(えんび いちろう / 波岡一喜)、大学教授の浦洲鳶右衛門(うらすとびえもん / 戸次重幸)の6人。順調とは言えない取材期間中に、囚人たちは一人、また一人と謎の死を遂げていく。死刑を目前にした死刑囚たちが困惑していくなか、彼らはようやく自分達が集められた理由にたどり着き、そして、予測不能の結末が待ち受ける【東京公演】2023年4月15日(土)〜4月23日(日)会場:EX THEATER ROPPONGIチケット:8,500円(全席指定・税込)問合せ:オフィスキューお問合せフォーム【大阪公演】2023年4月28日(金)〜4月30日(日)会場:森ノ宮ピロティホールチケット:8,500円(全席指定・税込)問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 / 日曜・祝日除く)【札幌公演】2023年5月5日(金・祝)〜5月7日(日)会場:カナモトホールチケット:8,500円(全席指定・税込)問合せ:オフィスキューお問合せフォーム詳細はこちら:
2023年01月30日竜星涼主演の1月期放送の新ドラマ「スタンドUPスタート」に、吉野北人(THE RAMPAGE)、小手伸也、戸次重幸、鈴木浩介、高橋克実の5名がレギュラー出演することが決定した。本作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載中のコミックのドラマ化。過去の栄光にすがる中年や前科者、就業経験のない主婦など、様々な“訳アリ人材”へ投資する主人公を描くビジネスストーリー。『私がモテてどうすんだ』で映画初主演を務め、俳優としても活躍する吉野さんが演じるのは、大陽(竜星さん)から出資を受け、若くして起業で成功したゲーム会社「ハイパースティック」の社長・小野田虎魂。大陽のことを実の兄のように慕っている小野田は、一見、明るくて自信満々のようにも見えるが、中卒の前科持ちという過去があるため、自分の経歴にコンプレックスを抱いている一面も。本作の出演に先駆け、吉野さんは「この作品は自分の未来に少しでも希望をもたらしてくれる作品だと思いますので、是非、たくさんの方々に働く楽しさを感じてもらえればうれしいです」と視聴者へメッセージを寄せている。ドラマ、映画、舞台などで引っ張りだこの小手さんが演じるのは、保険会社の部長・林田利光。かつて、メガバンクである「みその銀行」融資部門の次長として働いていたが、とあることがきっかけで左遷され、子会社の部長として出向することに。過去の栄光話ばかりしており、「みその銀行」からはお荷物扱いをされ、さらに出向先でも部下から陰口をたたかれ、煙たがられている。そんな中、大陽と出会い「起業しないか?」と声を掛けられる。今回演じるにあたって小手さんは「僕の演じる林田は、大陽との出会いによって、人生を激変させていくことになります。それは、今の僕の人生とも重なるところが多く、そうした実感や経験を大切に織り込みながら物語に乗せていきたいと思っております」と意気込んだ。また、戸次さんが、小泉孝太郎演じる大海が社長を務める大手企業「三ツ星重工」の切れ者社長室長・高島瑞貴。高橋さんが、「三ツ星重工」の常務・山口浩二。鈴木さんが、「三ツ星重工」のグローバル推進事業部本部長・加賀谷剛を演じる。戸次さんは「僕が演じる高島は、実は大陽と大海、二人の良き理解者でもあります」と役どころについて明かし、「含みのある役どころなので、気持ちのだし加減を考えながら演じていきたいと思います。こんな時代ですが、少しでも皆さまの癒やしになるべく、我々一同、誠心誠意、心を込めて取り組んでいきますので、是非ご覧ください!」と呼びかける。そして山口と加賀谷は、現場のたたき上げで数多くの好成績を残してきた人物で、社内では“山谷コンビ”と称される最強コンビ。鈴木さんは「高橋さんとは20年以上前にコンビの役をさせて頂きましたが…今ではプライベートでもよく会うので、役作りする必要がないぐらい、“山谷コンビ”の関係性は意識しなくても出てくるのでは、と思っています」とコメント。高橋さんも「浩介くんとは、何十年以上もの長い付き合いです。“最強コンビ”の役作りに不安は全くなく、今から楽しみで仕方ありません。台本を読んでいても、笑えるポイントが随所にあって、その点も楽しみですね」とコメントしている。「スタンドUPスタート」は2023年1月18日より毎週水曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2022年11月23日演出・上村聡史、出演・戸次重幸、益岡徹による舞台『A・NUMBER』が、10月7日(金) に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開幕し、舞台写真とキャストコメントが到着した。『A・NUMBER』は、現代イギリスで最も偉大な劇作家キャリル・チャーチルが手掛け、2002年にロンドン・ロイヤルコート・シアターで初演された話題作。マイケル・ガンボン、ダニエル・クレイブ、サム・シェパードら数々の名優が演じ、2022年にローレンス・オリヴィエ賞のリバイバル部門にノミネートされるなど、初演から20年経ったいまも注目を浴び続けている。私は誰なのか。不条理なものと未来的なもの、普段、親しんでいるものが突然砕けちる時、人は何を思うのか……。人間の尊厳と価値観を鋭く描き、親子という関係や自らの存在や価値と改めて向き合うような作品となっている。戸次重幸(C)岡 千里クローン技術が進み、人間のクローンをつくることは技術的には可能ながら、法的にはグレーゾーンにあたるという近未来を舞台に、自分がクローンであることを知った息子を戸次重幸が、亡くなった実の息子を取り戻したくて医療機関に息子のクローンをつくり出してもらったという父を益岡徹が演じる。益岡徹(C)岡 千里■戸次重幸 コメント私が演じる3人の息子たちは、遺伝子が同じでも性格が違って、益岡さん演じる父親とそれぞれが異なる親子関係になっています。僕自身、ある息子を演じているときに、父親だと思って接しているからこそ、声が大きくなるし、涙も出る。そういった部分がこの作品の魅力だと思います。益岡さん以外の人がソルターを演じることが想像できないぐらい、2人で一緒になって1シーン1シーンを作ってきた自信と自負があります。あと、膨大なセリフ量、かつ難解な芝居である『A・NUMBER』で、48歳の戸次重幸と66歳の益岡徹さんが役者の限界に挑戦していることも見どころかもしれません。お客様にとっても少し難しい内容かもしれませんが、何とか都合をつけて2回以上観て頂きたいです(笑)。それだけの価値がありますし、噛めば噛むほど味の出る、見れば見るほど理解が深まる作品になっています。紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAは客席と舞台の距離も近いので、舞台を肌で感じに来てください。■益岡徹 コメントどんな舞台でも初日は独特な気持ちになるもので、わくわくとか、お客さんの前で初めて演じることへの“おののき”みたいなものは付き物だと思うんですけれども、登場人物がふたりで、どのシーンもふたりで構成されていることもあり、緊密かつ濃密な稽古期間でした。最初は、もっと深淵なところに劇のポジションがあると思っていたんですが、意外に身近な人間が起こしてしまうこと、例えば判断ミスや愚かなところ、すぐお金のことを考えてしまうとか、そういった面白さも徐々に感じています。会話劇ならではの動きではない感情のダイナミズムがある作品ですし、戸次さんが演じる3人の息子たちが全く違うところにも作劇的な面白さがあります。親や遺伝子は一緒でも環境やいろんなことが違うとこんなにも人間は変われる自由があるということも感じますし、仮に最新技術で作られたクローンであっても、人間の可能性、環境によって自分を変えられる、飛び越えることができるんだなっていう、そういった広くて大きい節理を感じる部分もある作品です。<公演情報>『A・NUMBER』作:キャリル・チャーチル翻訳:浦辺千鶴演出:上村聡史出演:戸次重幸 / 益岡徹【東京公演】2022年10月7日(金)~16日(日) ※全16ステージ(予定)会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAチケット料金:全席指定 7,500円(税込)/ U25チケット 3,500円(税込) ※未就学児入場不可問合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)【名古屋公演】2022年10月21日(金) 18:15 開場 / 19:00 開演会場:青少年文化センター(アートピア)チケット料金:全席指定 7,500円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)【仙台公演】日程2022年10月23日(日) 16:30 開場 / 17:30 開演会場:電力ホールチケット料金:全席指定 7,500円(税込)/ U25チケット 5,500円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:キョードー東北022-217-7788(平日13:00~16:00 / 土曜日10:00~12:00)【札幌公演】2022年10月26日(水) 12:15 開場 13:00 開演 / 17:45 開場 18:30 開演会場:共済ホールチケット料金:全席指定 8,000円(税込)/ U25チケット 3,500円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:道新プレイガイド0570-00-3871(10:00~17:00日曜定休)【兵庫公演】日程:2022年10月29日(土) 11:30 開場 12:00 開演 / 14:30 開場 15:00 開演会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット料金:A席 5,000円(税込)/ B席 3,000円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:芸術文化センターチケットオフィス0798-68-0255(10:00~17:00 月曜休み ※祝日の場合翌日)【ライブ配信】リアルタイム配信日:10月14日(金) 18:00公演アーカイブ配信:10月14日(金) 22:15~16日(日) 23:59※配信開始時間は変更となる場合がございます。チケット料金:3,000円(税込)公式サイト::
2022年10月08日舞台『A・NUMBER』が10月7日(金)から東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAほかで開幕する。本作は英国の劇作家キャリル・チャーチルが手掛け、2002年にロンドン・ロイヤルコート・シアターで初演された話題作。今回は、第29回読売演劇大賞で最優秀演出家賞を受賞した上村聡史の演出のもと、戸次重幸と益岡徹による二人芝居として上演される。クローン技術が進み、人間のクローンをつくることも技術的には可能だが、法的にはグレーゾーンにあたる、そんな近未来。自分が実はクローンだったと知った息子と、父の対話から舞台は始まる。父は、亡くなった実の息子を取り戻したくて医療機関に息子のクローンをつくり出してもらったと言うが、実は医療機関のほうでは依頼者には黙って一人ではなく複数のクローンをつくっていたらしい。父親は、なぜ息子のクローンをつくったのか。自分がクローンだと分かった息子は、どうするのかーー。息子を演じる戸次は、脚本を精読するいわゆる本読み稽古を経て、内容の理解が深まったものの、「スッと頭に入ってこない、難解な話でした」と脚本の第一印象を素直に語る。ただ一方で、「観た後には心地よい疲労感を感じてもらいたい」とも話す。「例えば、ジョギングって疲れますが、ジョギング後の疲労感って辛いものではないですよね。今回の舞台もそれに似たものを感じていただけるのではないかなと思っています。確かに理解をするために頭を使うけれど、単なる娯楽作品ではなく、絶対に何か持ち帰れるものがあるような作品になりそうです」。父を演じる益岡も「この本には背景の説明がほとんどなく、セリフしか書いていないんですよ。もう少し説明をしてくれたら違うだろうなという付け足しも含めて、上村さんが頭を絞っているところです。我々役者は頭がパンパンになっているんですけど、それこそが幸せな状態なんだろうなと思います」と苦労と充実感をにじませる。そして、「上演時間も1時間ぐらい。お客さんの集中が欠かせない条件なので、ちょうどいい気がします」。互いの印象や稽古場での様子を聞くと、戸次は「毎日贅沢な時間を過ごしています。益岡さんとお芝居をつくることができて幸せ。一緒に切磋琢磨して、同じ苦労ができていること自体も楽しい」と話し、益岡は「戸次さんはちゃんと芝居を渡してくれる安心感がある。しっかりとやってくれているので、大したものです。ずっとこの状態で進化していけたら」と語った。東京公演は10月16日(火)まで。その後、名古屋、仙台、札幌、兵庫を巡回する予定。取材・文:五月女菜穂
2022年10月05日舞台『ア・ナンバー(A・NUMBER)』が2022年10月7日(金)から10月16日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演され、その後、名古屋、仙台、札幌、兵庫公演を実施。演出は上村聡史が務め、戸次重幸、益岡徹らが出演する。クローンの息子&真実を握る父の舞台『ア・ナンバー』現代イギリスにおける著名な劇作家・キャリル・チャーチルが手掛け、2002年にロンドン・ロイヤルコート・シアターで初演された舞台『ア・ナンバー』。マイケル・ガンボンなど数々の名優が演じ、2022年にはローレンス・オリヴィエ賞のリバイバル部門にノミネートされるなど、初演から20年経ったいまも注目を集めている。戸次重幸&益岡徹が父子にこの度、そんな『ア・ナンバー』が上村聡史・演出で、日本人キャストによって上演。“クローン技術が進んだ近未来”を舞台に、自分が実はクローンだったと知った息子・バーナードを戸次重幸が、真実を握る父・ソルターを益岡徹が演じる。舞台『ア・ナンバー』あらすじ人間のクローンを作る技術が発達しながらも、法的にはグレーゾーンにあたる近未来。青年・バーナードは、自分が実はクローンだったと知る。父・ソルターは亡くなった実の息子を取り戻すため、医療機関にバーナードを作り出してもらったと話すが、実は医療機関が依頼者に黙って複数のクローンを作成していたことが判明。父親はなぜ、息子のクローンを作ったのか。自分の出生を知った息子は、この先どうするのか。他のクローンたちはどうしているのか…?親しんでいるものが突然崩壊するとき、人間の尊厳と価値観が浮き彫りになる。公演概要舞台『ア・ナンバー』作:キャリル・チャーチル翻訳:浦辺千鶴演出:上村聡史出演:戸次重幸、益岡徹■東京公演上演期間:2022年10月7日(金)~10月16日(日) ※全16ステージ(予定)会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2主催:サンライズプロモーション東京チケット料金:全席指定 7,500円 / U25チケット 3,500円 ※未就学児入場不可■名古屋公演上演期間:10月21日(金)19:00開演 (18:15開場)会場:青少年文化センター(アートピア)住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目18−1 ナディアパーク デザインセンタービル主催:メ~テレ/サンライズプロモーション東京チケット料金:全席指定 7,500円 ※未就学児入場不可■仙台公演上演期間:10月23日(日)17;30開演 (16:30開場)会場:電力ホール住所:宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7−1主催:仙台放送/サンライズプロモーション東京/キョードー東北チケット料金:全席指定 7,500円 / U25チケット 5,500円 ※未就学児入場不可■札幌公演上演期間:10月26日(水)13:00/18:30開演 (12:15/17:45開場)会場:共済ホール住所:北海道札幌市中央区北4条西1丁目主催:サンライズプロモーション東京/道新文化事業社チケット料金:全席指定 8,000円 / U25チケット 3,500円 ※未就学児入場不可■兵庫公演上演期間:10月29日(土)12:00/15:00開演 (11:30/14:30開場)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール住所:兵庫県西宮市高松町2−22主催:兵庫県/兵庫県立芸術文化センターチケット料金:A席 5,000円 / B席 3,000円 ※未就学児入場不可【問い合わせ先】■東京・名古屋公演 サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)■仙台公演 キョードー東北TEL:022-217-7788(平日13:00~16:00/土曜日10:00~12:00)■札幌公演 道新プレイガイドTEL:0570-00-3871(10:00~17:00日曜定休)■兵庫公演 芸術文化センターチケットオフィスTEL:0798-68-0255(10:00~17:00 月曜休み※祝日の場合翌日)
2022年07月25日演出・上村聡史、出演・戸次重幸、益岡徹による舞台『A・NUMBER』(ア・ナンバー)が、今秋東京、名古屋、仙台、札幌、兵庫にて上演されることが決定した。『A・NUMBER』は、現代イギリスで最も偉大な劇作家・キャリル・チャーチルが手掛け、2002年にロンドン・ロイヤルコート・シアターで初演された話題作。クローン技術が進み、人間のクローンを作ることも技術的には可能ながら法的にはグレーゾーンにあたるという近未来を舞台に、自分が実はクローンだったと知った息子と父の対話を通じて、現代社会が抱える問題と自らの真実と向き合わざるを得なくなった一人の男の物語を描く。これまでマイケル・ガンボン、ダニエル・クレイグ、サム・シェパードら数々の名優が演じ、2022年にはローレンス・オリヴィエ賞のリバイバル部門にノミネートされたことでも話題となった。本戯曲に挑むのは、第29回読売演劇大賞で最優秀演出家賞を受賞した上村聡史。出演は、自身が所属する演劇ユニット=TEAM NACSをはじめ、舞台、映画、ドラマ、バラエティーなどで幅広く活躍する戸次重幸と、近年『オスロ』『ザ・ドクター』といった話題作が続く益岡徹。話の軸となる息子のバーナードを戸次が、父のソルターを益岡が演じる。■演出 上村聡史 コメント『羊のドリー』が話題になったのは四半世紀ほど前、イギリスを代表する劇作家キャリル・チャーチルの本作も2002年に発表されて以降、多くの国で上演されてきました。科学技術の倫理が際立つテーマもさることながら、戸次重幸さん演じる声・顔・姿が全く同じの三人の男と、益岡徹さん演じる真実を握る男との、クライムサスペンスの様相を帯びながら展開する会話の応酬や、演劇的な仕掛けも、本作の見どころになるでしょう。そして、今再び上演する面白さは、「何によって、誰によって、何者であるかを定義されるのか」という視点に尽きます。果てして今この時代に、性や人種、究極的には人間であることを、我々は定義していくことが可能なのか…。多様的な広がりを見せる今とこれからにおいて、“アイデンティティ”を巡る悲喜交々をご堪能いただければと思います。■戸次重幸 コメント尊敬している益岡徹さんとの二人芝居というお話を頂き、ぜひやりたいと即答いたしました。演出の上村さんとは初めてお会いするので、期待や不安もありますが、私は褒められて伸びるタイプなので、お手柔らかにお願いしたいです(笑)。二人芝居の登場人物が二人とは限らない、ということは今の段階で言ってもいいと思うのですが、それぞれが全く異なるキャラクターなので、とても面白い作品になると思います。さらに膨大なセリフ量も見どころの一つになりますので、ぜひご期待ください。上演時間は70分ほどなので、気づいたら終わっていた、というようなことになるかもしれません。私の大好きなSFの要素も入っていますし、難しいことを考えずに、お気軽に劇場に来て頂けたら幸いです。■益岡徹 コメントイギリスでの上演時間が約50分で出演者が二人と聞いてコンパクトなイメージを持ちましたが、読んでみるとなかなか難しい芝居だなというのが第一印象でした。文明の中で進化した生命に関する技術や研究は、人の幸せのために重ねてきたものだと思うんですが、戦争を通して発展したものもあり、時に開けないほうが良かったような箱まで開けた部分があります。この作品で描かれる人の命の問題も、「そんなことをしてよかったんだろうか」ということを感じる内容になっているのではないかと思います。ただ、父も息子も科学者ではないし、論理的に優れているわけでもなく、我々と同じような人物なんです。彼らをどう演じることで作家が作品で伝えたかったことを伝えられるのか、演出の上村さんと考えていきたいと思います。<公演情報>『A・NUMBER』作:キャリル・チャーチル翻訳:浦辺千鶴演出:上村聡史出演:戸次重幸 / 益岡徹【東京公演】※全16ステージ(予定)2022年10月7日(金) ~16日(日) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA■チケット料金全席指定:7,500円(税込)U25チケット:3,500円(税込)※未就学児入場不可■一般発売日2022年8月6日(土) 10:00~■問い合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)【名古屋公演】2022年10月21日(金) 青少年文化センター(アートピア)【仙台公演】2022年10月23日(日) 電力ホール【札幌公演】2022年10月26日(水) 共済ホール【兵庫公演】2022年10月29日(土) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール※詳細は後日発表公式サイト:
2022年06月28日片岡愛之助・戸次重幸らが出演する『奇人たちの晩餐会』が、東京・世田谷パブリックシアターで6月7日に開幕。同日昼に報道陣向けのゲネプロと囲み取材が行われた。フランス喜劇の代表的な脚本家フランシス・ヴェベールが1998年に発表し、同年ヴェベール自身の監督・脚本によって映画化もなされた本作。自ら選んだ風変わりなゲストを仲間内で紹介しあい、裏で“キング・オブ・馬鹿”を決めるディナーに興じる底意地の悪い編集者ピエール(戸次)が、変わり者のフランソワ(愛之助)に振り回され、人生最大のピンチを迎えるシチュエーションコメディだ。今回の上演版では、山田和也が演出を手がける。ピエールが『奇人たちの晩餐会』の同伴者に選んだのは、30万本以上のマッチ棒で巨大な模型をつくる趣味を持つ税務署勤めのフランソワ。しかしピエールはこの“ディナー”を前に強烈なぎっくり腰に見舞われてしまう。さらにピエールの悪趣味に愛想を尽かした妻クリスティーヌ(水夏希)からは留守電で別れを告げられ──。その場に居合わせたフランソワはピエールに救いの手を差し伸べるも、すべて裏目に出て彼をどんどん窮地へ追い込む。ピエールがピンチに陥っても自作の模型愛をまくし立てるなど空気の読めないフランソワを、愛之助は持ち前のやわらかい物腰で造形。事態を引き起こしている張本人にもかかわらずまったく悪びれず、常に悠然としている姿が何とも笑いを誘う。フランソワに翻弄される戸次ピエールは終始うんざり顔、もしくは腰痛に表情を歪ませる。エキセントリックな愛人マルレーヌ(野口かおる)に弄ばれる様子をはじめ、次々と見舞われるトラブルの収集がつかず、ただアルカイックスマイルを浮かべて立ち尽くすことしかできない瞬間もおかしい。露悪的で性根が腐っているピエールが憎めないのは、「ミスター残念」の異名でファンや共演者からいじられ愛される普段の戸次のキャラクターがあるからだろう。囲み取材には、愛之助と戸次が参加。息の合った二人の掛け合いが楽しめるコメディなのでは、とレポーターから話題を向けられると、両者ともに「至近距離で豪速球のキャッチボールをしている感覚です」と口を揃える。愛之助は「鬱々とした気分を晴らし、疲れを吹き飛ばしてくれるパワーのある作品」、戸次は「ジェットコースターのように次々と起きる事件を目撃して」と言葉に力を込め、観客にメッセージを送った。上演時間は約150分(15分休憩を含む2幕)。東京公演は6月19日(日)まで。その後、大阪・長野・愛知・福岡と巡演する。チケット販売中。取材・文=岡山朋代
2022年06月08日片岡愛之助と戸次重幸。それぞれ個性あふれる魅力を持ち、多彩な活躍を見せるふたりが次回挑むのはフランス発の大ヒット喜劇。本格的な演技共演は意外にも本作が初めてという彼らに、役者としてのお互いの印象や作品の見どころなどを聴いた。『奇人たちの晩餐会』は、フランス喜劇を代表する脚本家フランシス・ヴェベールが、1998年に発表した舞台作品。さらに彼自身が監督を手がけ映画化もされたシチュエーションコメディだ。舞台となるのは、パリに住む編集者のピエール(戸次重幸)が友人たちと毎週水曜に開くディナー。主催者たちは、そこに“とっておきの馬鹿ゲスト”を同伴し、その中からキング・オブ・馬鹿を決めるという悪趣味な会だ。ピエールが今回のゲストに選んだのは、マッチ棒を30万本以上使って巨大な模型を作る変人で、官庁に勤めるフランソワ(片岡愛之助)。しかし、ピエールは晩餐会直前にギックリ腰に。さらに妻は彼の悪趣味に耐えられず、彼のもとを去ってしまう。止むを得ず、ディナーをキャンセルしようとした矢先、フランソワがアパートに現れたことから、ピエールは人生最大の危機をむかえることに…!「『この先どうなるんだろう』と思いながら台本を読んでいたらあっという間にクライマックスという感じでした(笑)。お客さまにも物語の結末がどうなるかを想像しながら観て頂きたい」と愛之助。フランソワについては、「真面目で親切丁寧な、いわゆる“いい人”なのですが、良かれと思ってピエールにしてあげることが全て裏目に出てしまう…。その辺りもお楽しみください(笑)」。一方、慢性腰痛のため、ぎっくり腰のピエール役にはうってつけと語るのは戸次。「ピエールはひと言でいえば、最低なやつ(笑)。常に人より優越感を感じていたいタイプで共感はできませんが、こういう人いるなってちょっと思ったり(笑)。ピエールの立場で観て頂くと、ひと時も心休まらない緊張感を感じるところも見どころのひとつではないでしょうか」と笑った。互いの印象を聞かれ、「戸次さんは男前で何でもできるというイメージ。役者としても人間としても器用な方という印象があります。共演が今から楽しみですね」(愛之助)。「面白い芝居をされる方は、その方自身が面白いというのが僕の持論。愛之助さんのお芝居を見るたびに“面白いな~”と思っているので、これから愛之助さんの人となりを知っていけるのもワクワクします」(戸次)。演出を務めるのは、これまで様々なヒット舞台に携わってきた山田和也。山田の演出は『五瓣の椿』出演時以来17年ぶりという愛之助は「この脚本をどんなふうに演出されるのか興味津々」と笑顔。山田が演出を手掛けた『巌流島』と『笑いの大学』が観劇人生のベスト5中2作品と評する戸次も、楽しみで仕方ない様子だ。2人の芸達者俳優が山田演出の元でどんなシチュエーションコメディを見せてくれるのか。公演は7月9日(土)・10日(日)博多座にて。その他、東京、大阪、長野、愛知で上演。チケットは発売中。
2022年05月24日片岡愛之助と戸次重幸が初共演する舞台『奇人たちの晩餐会』が、東京、大阪、長野、愛知、福岡で、6、7月に上演されることが決定した。本作は映画『Mr.レディMr.マダム』、『メルシィ!人生』など多くのコメディー映画の脚本を執筆したフランス喜劇を代表する脚本家フランシス・ヴェベールが1998年に発表した作品。パリで開幕と同時に大ヒットを記録し、ヴェベール自ら監督、脚本を手掛けて映画化。フランス映画界の名誉あるセザール賞で脚本賞、最優秀男優賞を受賞した。さらに2010年にはアメリカでも映画化されて大ヒットを記録した。パリに住む編集者のピエール(戸次重幸)にはひそかな趣味があった。それは毎週水曜、友人とディナーを取ること。しかし、そのディナーがかなり変わっている。主催者たちはそれぞれとっておきの変わり者ゲストを同伴。その中からキング・オブ・変人を決めるという非常に悪趣味な裏テーマがあった。これこそ“奇人たちの晩餐会”である。今回ピエールが選んだゲストは官庁に勤めるフランソワ(片岡愛之助)という男。彼はマッチ棒を30万本以上使って巨大な模型を作る変人であった。ところがピエールに次々と災難がおこる。晩餐会の直前に強烈なギックリ腰に。さらにピエールの妻・クリスティーヌが去ってしまう。彼の悪趣味についていけなくなった為である。止むを得ず、ディナーをキャンセルしようとするがその前にフランソワがアパートに現れる。フランソワの出現により、ピエールは人生最大の危機をむかえることに。今回、ミュージカルからストレートプレイまでジャンルを超えて数多くの作品を手掛けており、日本演劇界を牽引する演出家である山田和也が演出を担当。出演は歌舞伎をはじめ、数々の舞台、ドラマ、映画等で多彩な活躍をみせる歌舞伎俳優の片岡愛之助と秀逸な表現力で数多くの舞台、映画、ドラマにおいて比類なき存在感を放つ戸次重幸。さらにミュージカルをはじめ、様々な舞台で活躍している元宝塚歌劇団トップスターの水夏希、多くの舞台で真摯でみずみずしい演技力で活躍、近年では演出も手掛けている原田優一、独特の存在感で舞台、ドラマ、映画、バラエティで多彩な活躍をみせる野口かおる、演劇ユニット・ジョビジョバでの活動後、数多くの舞台、ドラマ、映画で硬軟織り交ぜた個性溢れる魅力を発揮している坂田聡、オンシアター自由劇場で活動後、多くの舞台においてスケール感のある存在感と演技力で作品に厚みを与える演技派大森博史というドリームキャストが実現した。片岡と戸次のふたりは初共演ということで、片岡は「戸次さんには、どんなお役にもなりきるカメレオン俳優のイメージがあります。そんな方と舞台で毎日キャッチボールできるのも楽しみ」とコメントを寄せた。出演者コメント全文片岡愛之助戯曲を読んですぐ、これは面白いと思いました。とにかく、飽きないんです。ぎっくり腰で動けないピエールに対して、私が演じるフランソワがよかれと思って手助けしたことで、逆に次々に問題が起こっていく。お客様もどうなるんだろうとどんどん引き込まれ、楽しんでいただけるのではないでしょうか。私自身は趣味もなく、奇人と思われるほどのめり込むものを持つフランソワとは違う人間だと思いますが、遠いからこそデフォルメして作る面白さがありそうです。それに考えてみると、よかれと思ってやっていることがピエールにとって迷惑になっていくところは、私自身、あまり気が利くほうではないので、似ているところもなきにしもあらずかな、と(笑)。戸次さんには、どんなお役にもなりきるカメレオン俳優のイメージがあります。そんな方と舞台で毎日キャッチボールできるのも楽しみ。今回もいろんな挑戦と勉強をさせていただきたいと思っています。戸次重幸今回の出演のお話は、二つ返事でお受けしました。というのもこれは、僕が演じるピエールがぎっくり腰になることからすべてが始まる物語。腰痛が持病の僕にはまさしくうってつけで、動きたくても動けない人間はこうなるんだよということを、これほどリアルに表現できるのは自分しかいないのではないかと思ったんです(笑)。しかも、自分の身体が動かせないことから、晩餐会のゲストである“奇人”のフランソワを頼るしかなくなり、思わぬところへ話が転がっていく。その戯曲の緻密さにも惹かれました。いい意味で隙のない戯曲だと思うので、書かれていることに、そして山田和也さんの演出に、忠実に演じられたらこの本の面白さを表現できる気がしています。奇人を呼んで晩餐会を開くなんて、ピエールは悪趣味で褒められた人間ではないと思いますが(笑)。でも、だからこそ面白い話が生まれるわけですから。物語のこの大事なキーパーソンを忠実に演じたいと思います。【公演概要】『奇人たちの晩餐会』作:フランシス・ヴェベール翻訳:岩切正一郎演出:山田和也出演:片岡愛之助戸次重幸水夏希原田優一野口かおる坂田聡大森博史【上演スケジュール】<東京公演>日程:6月7日(火)-19日(日) / 劇場:世田谷パブリックシアター一般発売:4月23日(土)10:00チケット料金:S席11,000円 / A席8,500円公演主催:インプレッション、ぴあお問い合わせ:ぴあ / TEL:0570-02-9111(オペレータ:10:00~18:00)<大阪公演>日程:6月25日(土)-27日(月) / 劇場:森ノ宮ピロティホール一般発売:5月22日(日)10:00チケット料金:S席12,000円 / A席11,000円公演主催:サンライズプロモーション大阪お問い合わせ:キョードーインフォメーション / TEL:0570-200-888(11:00~16:00*日祝休業)<長野公演>日程:6月29日(水) / 劇場:まつもと市民芸術館主ホール一般発売:5月8日(日)10:00チケット料金:S席10,000円 / A席8,000円公演主催:サンライズプロモーション北陸お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸 / TEL:025-246-3439<愛知公演>日程:7月2日(土)-3日(日) / 劇場:東海市芸術劇場大ホール一般発売:5月7日(土)10:00チケット料金:11,000円(全席指定)公演主催:メ~テレ、メ~テレ事業お問い合わせ:メ~テレ事業 / 052-331-9966(祝日を除く月-金10:00~18:00)<福岡公演>日程:7月9日(土)-10日(日) / 劇場:博多座一般発売:5月14日(土)10:00チケット料金:A席11,500円 / B席8,500円 / C席5,000円公演主催:博多座お問い合わせ:博多座電話予約センター / TEL:092-263-5555【公式HP】
2022年03月15日TEAM NACS(森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真)25周年記念作品『LOOSER 2022』の新ビジュアル、インタビュー&メイキング動画が13日に公開された。TEAM NACS初の東京公演となった『LOOSER〜失い続けてしまうアルバム』(04)が今回、映像作品として新たにリニューアル。1996年3月7日の旗揚げ公演から25周年の最終プロジェクトとして、3月6日(16:30〜)に配信・劇場上映される。この度公開された新ビジュアルは、『LOOSER〜失い続けてしまうアルバム』公演時の5ショットと同じ並び位置で撮影されたもの。また、CREATIVE OFFICE CUE YouTubeチャンネルで公開中の告知動画では、初演舞台版では存在しなかった場面やキャラクターも登場している。
2022年02月13日●舞台ならではの観客との一体感「一度経験すると忘れられない」俳優、タレント、映画監督、脚本家、演出家などマルチに活躍する鈴井貴之。大泉洋、安田顕、森崎博之、戸次重幸、音尾琢真らの演劇ユニット「TEAM NACS」らが所属する芸能事務所「CREATIVE OFFICE CUE」の取締役会長でもある鈴井が、今でも北海道を拠点に活動し続ける理由とは? 今年還暦を迎える鈴井に、感謝してやまないという地元・北海道の人々やTEAM NACSへの想い、今後の展望について話を聞いた。2022年2月には、鈴井が手掛ける演劇プロジェクト「OOPARTS(オーパーツ)」の舞台『D-river(ドライバー)』が東京・大阪・札幌で上演される。人間と人工知能=AIとの共存をテーマにした本作は、渡辺いっけい、温水洋一、田中要次、竹井亮介、大内厚雄、舟木健、藤村忠寿、作・演出の鈴井という8人の演技が見ものだ。「僕も皆さんと同年代ですが、おっさんたちでバカバカしいことをしたいなと思い、そこに同調してくださる方々に参加してもらいました(笑)。皆さん、過去に僕がご一緒している方々ですが、実績があるのはもちろん、いい人たちばかりです。稽古場が和気あいあいと進行できるようなイメージでしたが、実際にものすごく楽しくやらせてもらっています」中年男3人が、自動運転の車に乗って、ある高額報酬のミッションを遂行していく。どうやらそのうちの1人がAIを備えたロボットらしいが、外見を見るかぎり、それが誰なのかが識別はできない。3人はお互いに懐疑心を抱きながらドライブをしていく。「僕は日常で車を運転していて、高速道路で田舎と札幌の行き来をしていますが、最近の車はアシスト運転の性能がすごいという話を聞きまして。自分も歳をとってきたし、田舎に行くと高齢者のドライバーが多くておっかないんです。早く精度の良い自動運転車ができれば、おじいちゃんやおばあちゃんも免許を返納しなくて済む。総合的に鑑みても自動運転の進化はありがたいことだと思いました」しかし、その一方で、鈴井は「車産業は、タクシーやバスの運転手はもちろん、車の整備工場や自動車免許教習所で働いている人など、いろんな分野で膨大な人が関わっていて、簡単に自動化なんてできないんじゃないかと。技術がかなり進歩していたとしても、実用化に至るまでにいろんなハードルがあり、すぐに出来ない現状があるんじゃないかと、疑いの目を向けてしまって」と深読みしたうえで、今回のストーリーを考えていったとか。本作も含め、鈴井は自身の舞台に自分も出演するプレイングマネージャー的な演出家だが、両方をやるメリットをどう捉えているのだろうか。「本当は演出に専念できればいいんですが、僕は少しでいいから出たいと思ってしまうタイプです。どっちつかずでダメなんですが、だからこそ、細かい演出が必要のないキャリアのある方たちをキャスティングするわけです」演出家と演者の立ち位置については「まったく別物です」と言う鈴井。「映像ならカットをかけられるし編集で落とすこともできますが、舞台の演出家の場合、本番の幕が上がったあとは本当に無力ですから。演出でこうやってくださいと説明しても、アドリブで何かをやられちゃったら、もう手出しができません。とか言っていますが、実は自分の芝居を一番壊すのは僕自身なので。演出と全然違うじゃないか! といつも怒られるのは僕なんです(笑)」そこは生ものである舞台ならではの面白さがあるに違いない。鈴井は「僕個人の見解ですが」と前置きしたうえで、「舞台は生身の体で直に、何百人のお客様たちと対峙する世界。時間と場所を共有していないとわからないことをお互いに体感するので、その一体感や空気感は、一度経験すると忘れられない気がします。舞台をDVDやブルーレイで見たとしても、やはり客席で見たものとは違う感じがしますし、舞台に立っている側の人間もそういう感覚を持っています。生だからこその緊張感はあり、万が一ミスがあったとしてもそれをどう挽回していくかという、1本1本が真剣勝負ですから」●事務所創立30周年感謝の思いと還暦後の展望を語る1992年に立ち上げた「CREATIVE OFFICE CUE」は、今年創立30周年を迎える。所属するTEAM NACSは、今や全国区で人気を博すユニットで、それぞれが個人でも活躍しているのは周知の通り。その理由について鈴井は「稀有な出会いがあったからこそです。ここまで来られたのは、決して我々だけの力だけではなく、いろんな方たちに助けられから今日があります」と心から感謝する。「現社長(伊藤亜由美)と出会って『会社を作り、本格的にやりましょう』と始めた事務所です。最初にOFFICE CUEに入ったのは安田顕ですが、その後TEAM NACSのメンバーが揃っていって、彼らを全国区にしたいと思った時、東京のアミューズさんとの出会いがあり、そこからまたいろんな縁がつながっていきました。今でこそ、うちは新卒入社採用みたいな制度もありますが、だいたいは人づてで入ってくることが多くて。そういう出会いがずっと続いているから、やりたいことをやらせていただける状況が作れたのかなと思っています」鈴井だけではなく、TEAM NACSのメンバーたちも、東京をメインに活動していながら、地元・北海道での仕事を大切に続けてきたが、鈴井はメンバーたちについて「きっと僕というダメなお父さんを見ているから、彼らは僕がしっかりしなきゃと思っているんじゃないでしょうか(笑)。こうやって東京にひょこひょこ出てくるけど、芝居が終わったらまた田舎へ帰って、自分勝手だなって」と冗談交じりに話す。また、「やはり北海道という土地柄も大きいと思います。千歳空港に着いた瞬間、冷たい空気が凛としていて、寒くて嫌だけど北海道ならではの安心感があり、いろんなことを頑張ろうという気持ちにさせてくれるんです」とも語った。そして、北海道民のファンたちの支えが何よりも大きかったと強調する鈴井。「TEAM NACSもそうですが、そもそも北海道で人気者になったから全国区になれたんです。北海道の人たちが育ててくれて、全国へいってらっしゃいと送り出してくれました。そういう気持ちがベースにあるので、彼らは東京での仕事が多くなっても、地元での仕事を続けているんじゃないかと思っています」ちなみに鈴井自身も20代前半で、東京進出を考えたことがあったそうだ。「当時、札幌で芝居をやっていた僕と同年代の人たちは、みんな東京へ行っていて、僕自身も『あとに続くから』と言っていたのに、そのタイミングを逃しました。勇気と自信がなかったんです。地元の北海道が好きだからといったきれいごとを口にしていた時期もありましたが、正直、ビビっていたんだと思います。親からの圧力もあり、27歳ぐらいで一度、芝居をやめようと思い、一般企業の面接を受けたりもしましたし。でもそこから『北海道で意地でもやってやる!』と奮起し、30歳でOFFICE CUEを立ち上げました」OFFICE CUEには安田や大泉に続いてTEAM NACSの他のメンバーも移籍。北海道テレビの『水曜どうでしょう』が全国放送されたことで、ご当地タレントの枠を超え、全国で人気を不動のものにしていく。「TEAM NACSが、全国でもお客さんを動員できる演劇ユニットになってくれたことが大きかったです。そこは彼らだけではなく、僕が描いていた夢でもありましたから。僕は自分でそれをできなかったけど、彼らが実現してくれました。ただ、ご当地タレントとかローカルタレントって、ランクが下のように扱われがちですが、僕はそう思ってないし、そこを彼らが証明してくれたような気もします。また、彼らに感化されて、僕ももう1回やりたいと思い、OOPARTSを2010年から再始動させたんです」OOPARTSの今後の展望についても話を聞いた。「実現できるかどうかわからない夢物語として。お客さんを入れずに中継で、山1つ爆破しちゃうような規模の野外劇を、自然のなかでやってみたいです。劇場の舞台という枠ではないものをね。北海道なので、大きな雪山を作ればできないこともないかなと。また、逆に50人ぐらいの小さな規模で、舞台と客席の垣根がない空間を使って、お客さんも巻き込んだストーリー展開のお芝居なども面白いのではないかと。お客さんの1人を犯人にしちゃうとかして(笑)」それは還暦を迎える年齢になった今だからこそ思いついたことだ。「いい年になって、これからもっとすごいことをやりますということより、今までずっと何十年も応援してくださった方たちに、もっと深く刺さるものを作りたい。若い頃ならもっとファンを拡大していこうと思うかもしれませんが、今は長年ファンでいてくださる方たちに、お礼をしたいです。それは老後の楽しみじゃないけど、こういうこともできますよ!という感じのものを何か作れたらと。これからもいろいろなことを考えていきたいです」■鈴井貴之(すずい・たかゆき)1962年5月6日生まれ、北海道出身の俳優、タレント、映画監督、放送作家、脚本家、演出家。大学在籍中に「ノーティキッズ」、「劇団487パラシュート」などの劇団を主宰。1990年に劇団「OOPARTS」を結成し、作・演出し、俳優としても出演。「OOPARTS」解散後は、タレント・構成作家としてHTB『水曜どうでしょう』などの数々の番組の企画・出演に携わる。映画監督としても『man-hole』(01)、『river』(03)、『銀のエンゼル』(04)、『銀色の雨』(09)を手掛ける。2015年には「ドラマ24『不便な便利屋』」で自身初の連続ドラマ脚本・監督を務める。2010年には「OOPARTS」を鈴井自身のプロジェクトとして再始動し、2019年までに5作の舞台公演を上演。
2022年01月28日清原果耶主演、来年1月スタートの新火曜ドラマ「ファイトソング」に栗山千明、橋本じゅん、戸次重幸、稲森いずみが出演することが明らかになった。本作は、空手の日本代表をめざすも夢破れ、人生どん底の主人公・木皿花枝(清原さん)が、持ち前のスポーツ根性で逆境だらけの運命に立ち向かっていくヒューマンラブコメディ。間宮祥太朗が花枝と三角関係の恋を繰り広げる一発屋の変人ミュージシャン・芦田春樹、菊池風磨(Sexy Zone)が花枝を想い続ける幼なじみ・夏川慎吾を演じることがすでに発表されている。今回新たに出演が決定した栗山さんが演じるのは、芦田の才能をいち早く見つけた事務所マネージャー・伊達弓子。曲が書けなくなってしまった芦田に最後通告をしながらも、どこかで芦田の才能を信じている。「今までにないような役柄にチャレンジさせていただける事に感謝しています」と話す栗山さんは、「台詞の掛け合いも楽しく、どの登場人物も愛らしく、切なくも素敵なお話です。お楽しみに!」と呼びかける。清原さんとは初共演となる橋本さんは、花枝が抱えるある“秘密”を知る唯一の人物、医師・立石正嗣役で出演。「『ファイトソング』は日本全国の皆様へ向けた応援歌だと思っています。塞ぎ込んだ今の状態からみんなで前に! 上を向いて立ち上がって行ける!! そんな笑顔と元気をきっとお届け出来る作品になると信じています!」とコメントを寄せている。また、花枝たちが育った児童養護施設「あさひ学園」の近所にある理髪店の店長・迫智也を戸次さんが演じる。花枝や慎吾にとって何でも話せる相手で、為になるようなアドバイスは出来ないが、天然で真っ直ぐかつ面倒見のよい兄貴肌な男。保護者的存在として作品を温かく包み込む役柄の戸次さんは「昔で言うスイカに塩をかけるような役割を果たせたらとも思い、精一杯務める所存です」と意気込み、「若い世代の織りなす純粋さと不器用さの連続。良い意味でのむず痒さを、存分に感じてお楽しみください」とメッセージ。さらに、空手選手引退後すっかりぐだぐだになってしまった花枝を叱咤する母親的存在、「あさひ学園」の施設長・磯辺直美役で稲森さんが出演。「元気をもらえる、元気づけられるドラマになっていると思います」と本作を説明した稲森さんは、「恋愛の話だけではなく人間ドラマの部分も見どころで、清原果耶さん演じる花枝が様々な逆境を乗り越えていくポジティブな姿が印象的です。個性豊かなキャラクターたちで台本を読めば読むほど展開が楽しみになります。またこの役を通して児童養護施設について色々なことを知ることができました。花枝たちにとっては母親的存在でもありますし、元気に明るく温かく見守る施設長でいようと思っております。三角関係の行方、そして結末がどうなるのか、お楽しみに」と話している。「ファイトソング」は2022年1月11日より毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2021年12月14日2017年秋にユーロスペースほかにて全国順次公開され、スマッシュヒットとなるも、その後ソフト化されず、“伝説の、幻の映画”となりかけていた名作『エキストランド』の配信が開始。あわせてメイキング(Short Ver.)映像が公開された。本作は坂下雄一郎監督(『東京ウィンドオーケストラ』)のもとに、吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉、金田哲(はんにゃ)ら、多彩かつ個性的なキャストが集結し、悪徳映画プロデューサーの横暴にロケ地市民が前代未聞の反逆劇を繰り広げる、痛快な映画制作舞台裏モノの傑作。主人公は過去の大失敗から映画を撮れなくなったプロデューサー。映画で地元を盛り上げたいと思っている「えのき市」の市民を騙し、自分の成功のためだけに映画の製作を画策する。横暴な立ち居振る舞いの映画プロデューサーに対し、当初は言われるがままだった市民達であったが、クランクアップ当日に利用されていることに気づき、一矢報いようと前代未聞の計画を企てる。プロデューサーの田中雄之が約2年半をかけて、13に及ぶ全国のフィルムコミッションへの取材を敢行し、坂下監督とともに共同で脚本を執筆。地方創生が謳われる時代に対し、鋭い風刺やユーモアを混じえつつ、映画製作やモノ作りをするうえで大切なことは何なのかというメッセージを盛り込んだ意欲作となっている。撮影は関東近郊及び、信州上田フィルムコミッションの全面協力のもと実施。さらに上田では延べ300名以上に及ぶ市民エキストラが参集した。『エキストランド』 出演:吉沢悠戸次重幸前野朋哉金田哲(はんにゃ) 後藤ユウミ嶺豪一中村無何有宇賀那健一鷲尾英彰長野こうへい仁科貴棚橋ナッツ古川一博芹澤興人 監督:坂下雄一郎プロデューサー:田中雄之脚本:坂下雄一郎/田中雄之撮影:松井宏樹照明:上田謙太郎録音:黄永昌美術:岡田匡未助監督:加治屋彰人スタイリスト:小笠原吉恵メイク:橋本申二/中麻衣子編集:山崎梓音楽:吉田大致企画・製作・配給:株式会社コトプロダクション91分/カラー/2017/シネマスコープ(c)Koto Production Inc.配信はこちら:
2021年10月07日●「エンタメは不朽不滅」コロナ禍の舞台で改めて実感北海道を拠点に活躍する5人組演劇ユニット・TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)。結成25周年を迎えた今年、全国11都市を回る第17回公演『マスターピース~傑作を君に~』を上演、6月6日に北海道・札幌のカナモトホール(札幌市民ホール)で千秋楽を迎える。「コロナのストレスを忘れるくらい最高に楽しい舞台を届けたい」という強い気持ちで舞台に立ち続けてきた5人にインタビューし、ここまで駆け抜けてきた中で感じた思いや、5人の掛け合いの楽しさなど、話を聞いた。『マスターピース~傑作を君に~』は、昭和中期の日本を舞台に新作映画の脚本執筆のため、泊まり込みで原稿と向き合う5人の男たちの物語。まだ見ぬ傑作“マスターピース”を求め、5人の侍が刀をペンに持ち変え、時々温泉に浸かりながら未踏の軌跡を描き切る。6月6日の千秋楽公演は、全国の映画館(1万席限定)でライブ・ビューイングが実施されるほか、特典映像付きストリーミング配信も行われる。――3年に1度、そして今回は25周年という節目の公演。ここまで公演を重ねてきて、今どのような心境でしょうか。森崎:こういう情勢でありながら、25周年を記念する全国ツアーができて、ファンの皆さんと一緒に楽しめているという一年。いつもと違う縛りがあるのはやむを得ないことですが、エンターテインメントというものがしっかりとみなさんに寄り添い、わずかでもみなさんを照らし、わずかでも背中を押せるような存在になれたらなという思いを強く感じています。やはりエンタメは不朽不滅であるし、私たちのやっている仕事は、この時代こそ大事に、大切に輝くのだと信じているところです。戸次:「舞台はお客さんと演者と一緒に作る」という言葉がありますが、コロナ禍でその言葉の意味を体現しているなと感じています。分散入退場をお客さんにお願いするなど、いつもに増してお客様に舞台成立のためのご協力をいただいている。コロナ禍で果たして公演ができるのか、演者もスタッフも不安な気持ちがあり、逆の意味ですごく一体感のある公演に。コロナ流行前には抱けなかった一体感を抱き、悪いことばかりではないなと感じています。――コロナ禍だからこそ感じられる思いがあったということですが、この経験を生かしてTEAM NACSとして今後挑戦していきたいことなど、新たに芽生えた思いがありましたら教えてください。森崎:今は『マスターピース』を最後までやりきるんだという航海の途中で、次の船をどこに出すのか、まだ先は考えられていません。東日本大震災のときもそうでしたが、早く立ち上がった人が、音楽を作ってくれたり、懐かしのバンドを再結成してくれたり、私たちを鼓舞してくれた。僕もそのおかげで立ち上がることができましたし、今度は僕が誰かを立ち上がらせることができたら。僕たちは今、コロナの中でエンタメができているので、みんなの気持ちを少しでも上げたい。そして、上がった人はまた、何らかの形で誰かの心を響かせる。そうやって支え合っているのだと思います。私たちもそのサイクルに入れている今がうれしく、幸せなことです。――25周年という節目の公演でもありますが、5人での舞台のやりがいや面白さなど、改めて感じている思いをお聞かせください。森崎:楽しいですよ! よく知っている仲間たちですし、お客さんの前に5人で立てることが、まずうれしいです。自分たちの場所に3年ぶりに立てている、25年間立てていることが、うれしいし楽しいことです。安田:各都市に5人を求めて待ってくださっている方がいる。そういった方たちの前でお芝居という好きなことができている環境に感謝しています。●増していく掛け合いの楽しさ「相手のことを思って」――ネタバレで言えないシーンもありますが、お気に入りのシーンを教えてください。森崎:みんなで一気にテンションを上げて矢継ぎ早にセリフを重ねていくシーンがあるのですが、その呼吸はやっていてたまらないものがあります。それぞれの呼吸で、今来るってわかるんです。卓球のラリーのようなものを毎日舞台でやるのは大変ですが、爽快でもあります。安田:全部がお気に入りですが、5人の侍のシーンは映像を駆使していて、素敵なものに仕上がっていると思います。大泉:ネタバレになるので言えないシーンが、一番の見どころで、面白いと思います(笑)。また、ドリフ(ザ・ドリフターズ)的なシーンもあり、みなさん大いに笑っていただいているので、そこは楽しいものになっていると思います。戸次:大泉と同じです!音尾:冒頭、私が1人でしゃべっているシーンがあり、口上を述べるというような、唯一お客さんに話しかけるものになっています。芝居がこれから始まるんだなと、お客さんと一体になるための準備をしている感じがすごく気に入っていて、そこから楽しみどころは始まっているぞと感じながら、導入部を楽しんでもらいたいです。――5人での掛け合いがたまらないと森崎さんがおっしゃっていましたが、その面白さは年々増していますか?森崎:そうですね。僕らの本公演は3年に1回しかありませんが、3年ぶりに舞台で会話すると、「うわ~すごい!」と楽器の腕が上がったみたいな感じがあり、みんなすごいなと思っています。――アドリブのシーンなどは、お互いに仕掛けていき、反応を楽しむような感覚なのでしょうか。音尾:お芝居は仕掛けるというより、調和です。1つの目標に向かって調和を求めていく。相手のことを考えながらやるのが楽しいですし、昔よりも年々、TEAM NACSのもとでそれぞれのことを思ってお芝居ができるようになっているなと感じています。大泉:今回のお芝居では、アドリブの多いシーンもありますが、こう見えてTEAM NACSはそんなにアドリブがないんです。なので、何かを仕掛けて何かが返ってくるというのは少ないですが、初めて会ったカンパニーだと稽古が必要でも、僕たちには必要ない部分があるかもしれないですね。ドドンといけるのは、長くやっている良さだと思います。――今回の公演だと、枕投げのシーンはアドリブだそうですね。大泉:あそこはオールアドリブなので、僕らもどうなるかわからないんです(笑)――見ていてとても楽しいシーンですが、演じているみなさんにとってもやはり楽しいシーンになっていますか?戸次:僕に関しては、あそこで無理しすぎるとそのあと支障が出てしまうので、あまり楽しみ過ぎないようにしています。体がおっさんなので、昔できたことが全然できない。それを感じる数年で、あそこで無理な動きをするとなんなら骨折してしまうと思いながらやっています。もちろん楽しんでいますが、やりたいことに自分でかなりブレーキをかけていて、そうしないと長丁場を乗り切れないと注意している自分がいます。大泉:みんなたぶんそうですね。ケガが怖い。楽しませたいという気持ちを持ちながら、ケガはできないぞという思いで、気をつけながらやっています。――長年やってきたからこそ気づけたことなどはありますか?戸次:声を枯らさなくなりましたね。小さいことかもしれませんがけっこう大事なことで、本番をやりながら調整できるようになってきたのは自分の中で気づきですね。●初のストリーミング配信で「みなさんと時間を共有したい」――6月6日の千秋楽公演はライブ・ビューイング、そして初めての試みとなるストリーミング配信が決定しています。配信ならではの魅力をどのように考えていますか?安田:生の1度しかないライブの楽しさもありますが、その余韻を違う角度から見ることができる。そうやって楽しんでいただけたら幸いです。大泉:たくさんのカメラでいろんなところを撮ってくれるので、劇場で見た方も今度は我々の近くで、顔の表情も見られますし、配信の良さはたくさんあると思います。僕らの場合、アドリブ性の多いシーンもあるので、一度見た方も違う展開が楽しめるし、一度も見ていない方ももちろん楽しめる。今のこの時代だからこその楽しみ方だなと思います。また、配信の特典映像も楽しめるものになっていると思います。我々はそういうところもどうしても頑張っちゃうので(笑)、絶対面白いと思います。音尾:特典映像には、お芝居の時間だけでなく、このツアーの間に撮ったいろんな映像も入るので、そういうところも楽しみにしていただけたら。そして、場所は違っても同じ時間を共有できるというのは、僕たちとファンのみなさんがつながるものなのではないかなと。僕はみなさんと時間を共有したい、それが願いです!――最後に、千秋楽に向けてファンのみなさんにメッセージをお願いします。森崎:私たちは稽古のときからPCR検査で陰性を確認しながら、綱渡りの状態ではありますが、なんとかエンタメを成立させようと必死になってゴールに向かって頑張っているところです。この状況でも舞台に上がれる、その幸せをしっかりかみしめ、ともに喜びを分かち合うことが難しい状況ですが、その分、舞台の上でお客様に最上の喜びをお伝えしたいと思っています。お客様も、行くべきか行かないべきか大変迷われながら、しっかりと感染対策をしてお越しくださっている。これはもう団体戦。なので、最後の最後まで気を抜かずに務めたい。それが唯一であり、最上の願いです。■TEAM NACS(チーム・ナックス)北海学園大学演劇研究会出身の森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真により結成された演劇ユニット。1996年に初めて作品を上演し、2004年に初の東京公演を敢行。以降、公演を重ねるごとに着実に動員数を増やし、2021年の第17回公演『マスターピース~傑作を君に~』は全57ステージで約7万人動員予定。メンバー個々でも俳優としてドラマや映画、バラエティ番組など、幅広く活躍している。■TEAM NACS第17回公演「マスターピース~傑作を君に~」〈ストリーミング配信~特典映像も君に~〉(アーカイブ配信有り、特典映像有り)【配信日】2021年6月6日13:00 OPEN特典映像:13:25頃~配信開始公演本編:14:00頃~配信開始【チケット料金】4,000円(税込) ※別途、視聴サービスごとに異なる手数料が必要
2021年06月04日中村倫也主演「珈琲いかがでしょう」の3話が4月19日放送。ゲスト出演した滝藤賢一の“ママ”姿に「綺麗すぎ」「永久保存版」といった反応が上がるとともに、中村さんの“黒服”と“金髪”姿に視聴者から絶賛の声が上がっている。中村さんも出演し話題を呼んだ「凪のお暇」の原作者でもあるコナリミサトの同名コミックをドラマ化。中村さん演じる素敵な移動珈琲屋さんの店主・青山一が、街から街へと行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく“幸せを運ぶ珈琲物語”となる本作。中村さんのほか青山の過去に深く関わる謎の男・杉三平(通称:ぺい)役で磯村勇斗が出演。毎話豪華ゲストが登場し2人と共演していく1時間2話構成のスタイルとなっている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は戸次重幸、筧美和子、小手伸也らをゲストに迎え、仕事もルックスも完璧で、本人も周囲に慕われていることを自覚し、女子社員に青山の珈琲を奢るなど、いい上司をアピールしていたサラリーマン・飯田正彦(戸次さん)が新しい企画について部下と意見が衝突。そんな矢先飯田はひょんなことから、女子社員の陰口を耳にし自分が嫌われていることを知ってしまう…というストーリーが展開する「男子珈琲」。滝藤賢一、丸山智己らが出演。ぺいの姿を見てワゴン車で逃亡、田舎町にたどり着いた青山がスナックのママ・アケミ(滝藤さん)と出会い、なりゆきでスナックの手伝いをすることに。あっという間に人気者となった青山を、アケミは昔どこかで見かけたような気がしていた。そんな折、偶然にもアケミの中学の同級生・遠藤(丸山さん)が来店、青山が入れた珈琲焼酎を味わいながら久々の再会を喜ぶ。そしてスナックを営む傍ら母親の介護にも追われ、かつて夢を諦めた後悔のような思いを青山に吐露するアケミに、遠藤は「閉鎖的な町から抜け出して、もう一度夢と向き合うべき」と訴える…という「金魚珈琲」の2エピソード。滝藤さん演じるアケミが登場すると「滝藤さんのアケミちゃん似合いすぎる」「滝藤さんのあけみちゃん自然!似合う!」などの声が。さらに客のリクエストに答え中森明菜の「DESIRE -情熱-」を歌い始めると「滝藤さん綺麗すぎないか」「永久保存版の滝藤賢一」といった反応が続々と集まる。一方、青山は上下黒の装いでアケミの店をヘルプ…こちらにも「オールブラックはやばい」「ブラック青山さんめっちゃくちゃかっこいいです」といった声が。さらに終盤ではアケミが以前にも青山に救われたことを思い出すという展開に。回想シーンの“金髪”青山にも「金髪の中村倫也の破壊力に震えた」「覚悟はしてたけど今夜の数秒のシーンでやられた」などの感想が殺到中だ。(笠緒)
2021年04月20日2021年3月19日に放送された、バラエティ番組『ダウンタウンなう』に俳優の戸次重幸さんが出演。自身の名前について語ると、スタジオからは驚きの声が上がり、ネットで反響が寄せられています。戸次重幸、本来の読み方に驚きの声戸次さんがトークを始めようとすると、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんから、「『戸次(とつぎ)さん』って不思議な名前ですよね。珍しいですよね」と話しかけられました。すると、戸次さんは、『戸次重幸』という名前は芸名であることを明かし、その由来を語ります。これ、亡くなった母の旧姓なんですけど、実際は『戸次(べっき)』って読むんですよ。戸次と書いて『べっき』って読むんですよ。大分の地域の名前なんですけど。2008年から僕、戸次姓を名乗らせてもらってるんですけど、本名は佐藤っていうんですよ。佐藤重幸っていうんですけど。ダウンタウンなうーより引用2008年から、芸名で活動をしている戸次さん。本来の読み方は『べっき』だといいます。しかし、芸名の読み方と、本来の読み方、さらに本名まで違うことにスタジオからは「何がどれか分からない!」とツッコミが入りました。なぜ、このようないきさつになったのかというと…。本名は佐藤。芸名を母の旧姓にしたいなと思って、「戸次(べっき)でいかせてくれ」って事務所にいったら「読めない」と1年ぐらい待たされて。「なんなら読める?」「とつぎ」「じゃあ戸次(とつぎ)でいいです」と、半ばキレ気味で。ダウンタウンなうーより引用本名は『佐藤重幸』、本当は『戸次重幸』とかいて『べっきしげゆき』という名前で活動したかったといいます。しかし、すぐに読めないことから『とつぎ』という読み方にしたのだとか。ネット上では「読めない」といった声や、「『戸次』と書いて別の読み方がある」といった声が寄せられていました。・大分県には『戸次』と書いて『へつぎ』と読む地域がありますよ!・知らなかった!これはさすがに読めないもんな…。・本名は佐藤で、読み方は『べっき』って複雑すぎる!・道民なら知っている人も多いと思うけど、珍しい名前だよね。「亡くなった母親の旧姓で活動したい」という、戸次さんの想いは読み方は違うものの母親にも届いていることでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月21日中村倫也、夏帆、磯村勇斗が出演する新ドラマ「珈琲いかがでしょう」の第3話までのゲスト9名が一挙解禁となった。“幸せを運ぶ珈琲物語”を描いたコナリミサト著の名作漫画を実写化する本作。第1話から第3話では、各話2編を放送する。第1話は自分の生き方に迷う女性たちを描く「人情珈琲」毎日のように上司に怒られ、後輩に出し抜かれてしまったOLが、中村さん扮する青山一の珈琲に癒しを求めるようになる本作。この物語の主人公、垣根志麻(夏帆さん)の後輩・馬場役で足立梨花が出演。足立さんは「原作を読ませていただいたとき『うわぁー馬場ちゃんヤバいなぁ』というのが第一印象でした(笑)。今回のドラマではヤバいだけではない馬場ちゃんを見せられたらと思います」と言い、「ぜひ、このドラマでホッと一息ついてください!」とコメント。●ストーリー垣根志麻は誠実・丁寧・義理・人情をモットーに働くOL。だが効率重視の上司にはいつも怒られ、後輩の馬場(足立梨花)には出し抜かれ…そんな折、職場近くで青山一が店主の移動珈琲店と出会う。「死にたがり珈琲」平凡で無難な毎日に嫌気がさし、死が頭をよぎるようになる女性を描く物語。そんな本作の主人公・早野美咲を貫地谷しほりが演じる。「全身ベージュのなんとも言えない不思議な洋服に絶望を抱えたこんだ役」と演じるキャラクターを説明した貫地谷さんは、「台本を読んで分からないなぁと思いながらも、台詞が口から出てきたら気持ちが震え共感していました。大なり小なりみんな抱えている。光はすぐそこにあるかもしれないと思えた撮影でした」とふり返っている。●ストーリークレーム対応の電話オペレーター・早野美咲(貫地谷しほり)は、平凡で無難で謝るだけの毎日に嫌気がさす。死にたい――そんなことをベランダで考えていると目の前に青山が現れて…。第2話は夢をかなえようと奮闘する女性たち…「キラキラ珈琲」/「だめになった珈琲」東京に憧れを抱いた田舎町の女子高生が軸となる「キラキラ珈琲」の主人公・大門雅を山田杏奈。夢を持ってやってきた東京で挫折した過去を持つ「だめになった珈琲」の主人公・礼を臼田あさ美が演じる。「パワフルで、希望に溢れていて目指すものだけをまっすぐに見つめる少女」を演じたという山田さんは、「青山さんと出会うことで巻き起こるドラマを是非楽しみにしていただけたら嬉しいです」と呼びかけ、臼田さんも「珈琲の香りがすると、思い出す作品です。皆様にも楽しんで頂けたら幸いです」と視聴者へメッセージを寄せる。●ストーリー青山はみかん畑に囲まれた田舎道で「たこ珈琲」を開店していたが、翌日から東京で店を出すことになっていた。深夜、東京へ車を走らせていると、みかん畑の娘・大門雅(山田杏奈)がこっそり乗り込んでいることに気づく。田舎に嫌気がさし東京に連れて行って欲しいという。自分の可愛さは東京でも通用すると自信満々で、ネットで知り合った礼(臼田あさ美)の世話になり、オーディションを受けることも決めていた。第3話はそれぞれの選択の中で人生を重ねる男性たち――「男子珈琲」仕事もルックスも完璧な都会のサラリーマンの悲喜こもごもを描いた、荻上直子オリジナルエピソード。物語の主人公・飯田正彦を戸次重幸が演じるほか、その妻・由美を筧美和子、同僚・森を小手伸也が演じる。戸次さんは「憎まれ役は大好きですので、楽しんで演じさせて頂きました」と言い、小手さんは「今回、頭頂部にやや挑戦的な“役作り“をご披露致しておりますので、そちらも併せてお楽しみ頂けたら幸いです!」と見どころをアピール。筧さんは「監督の創り出される包容力のある穏やかな空間の中で戸次さんとの独特な夫婦関係を築いていくのがとても楽しかったです」と撮影に参加した感想を明かしている。●ストーリー飯田正彦(戸次重幸)は仕事もルックスも完璧なサラリーマン。本人も周囲に慕われていることを自覚し、女子社員に青山の珈琲を奢るなど、いい上司をアピールしていたが、ある日思わぬ事実が発覚…。「金魚珈琲」田舎町でスナックのママとして生きる男性の物語。主人公のアケミを滝藤賢一、その同級生・遠藤を丸山智己が演じる。滝藤さんは「クランクイン前に荻上監督と【アケミ】についてじっくり話し合えたことや、衣装合わせとウィッグ合わせを念入りに行えたことが、私の中に眠る何か不思議な感覚を刺激し、突如パカっと開いたような気が…。後は自然と受け入れるだけでした。中村倫也さんに全てを委ねることで【アケミ】が【アケミ】として存在できたように思います。」と語った。丸山さんは「原作、監督、キャスト、非常に個性的で独特の世界感を持つ皆さんの融合で、ここから一体どんなものが生まれるのか、現場中ずっとワクワクしていました。きっと味わったことのない味に仕上がっていることでしょう!」とコメントしている。●ストーリー青山は、田舎町でスナックのママ・アケミ(滝藤賢一)と出会う。なりゆきで店を手伝うことになり、あっという間に人気者に。そんな折、アケミの同級生・遠藤(丸山智己)が来店する。なかなか思うように生きられない人々の傷ついた心を、優しい言葉と究極の一杯でそっと癒していく青山。究極のカフェオレ、キラキラ珈琲…毎回登場する物語に寄り添ったオリジナル珈琲にも注目だ。「珈琲いかがでしょう」は4月5日(月)23時6分~テレビ東京ほかにて放送開始。※初回~第3話は5分拡大(cinemacafe.net)
2021年03月10日結成25周年の「TEAM NACS」が出演する、衝撃×笑撃の極上エンターテインメント「がんばれ!TEAM NACS」。この度、満島真之介、ヒャダイン、瑛人の3名がゲスト出演していることが明らかになった。「TEAM NACS」の出身地・北海道を盛り上げる応援企画でもある本作。メンバーがあの名作映画をオマージュしたヒーローに扮し、吉田羊が悪役として参加する「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」を皮切りに、国民的グループを目指して楽曲制作、新メンバーオーディションを開催と、気になるプロジェクトが満載。先日、episode1の先行無料配信がスタートし、話題沸騰中の本作だが、今回新たにゲストの出演が明らかに。満島さんは、親交のある安田顕の楽屋に居合わせ、安田さんを訪ねてきた森崎博之と初対面。ヒャダインさんは、戸次重幸から何やら怪しい依頼を持ちかけられ、さらに楽曲制作に挑む大泉洋は、瑛人さんを訪ねるという。WOWOWオリジナル「がんばれ!TEAM NACS」は6月20日(日)本放送・配信。(cinemacafe.net)
2021年03月05日