先月25日に自宅で遺体で発見されたジョージ・マイケルのパートナーであったファディ・ファワズが、ジョージの死因解明に向けて再度事情聴取を受けるようだ。ジョージの死亡状況については不審な点がみられなかったとされているものの、死因の調査を行っているテムズバレー警察は、薬物過剰摂取の可能性があるとして、ファワズがジョージの遺体をオックスフォードシャーの自宅で発見するまでの経過について調査を行っているという。ある関係者はザ・サン紙に「捜査はペースがあがってきています。捜査本部はジョージの死亡時刻や前日に同じ地域にいた人物に聞き込みをしています。ジョージの最後の1週間の状況や出入りした人物像を描きだそうとしているんです」と語る。53歳で他界したジョージは当初、心不全により死去したと思われていたが、現在は違法ドラッグまたは処方薬の過剰摂取によりこの世を去った可能性が高いとみられているようだ。ジョージは長年ドラッグの乱用に悩まされており、最近では2015年にもクラック・コカイン中毒の治療を受けていたことをいとこが明かしていた。ジョージの遺体の検視は先週に行われたものの死因が断定できなかったため、現在は毒物検査が進められている。警察は、2012年から死亡時までの交際相手であったファディから今週中にも再度事情聴取を行う方向で、ジョージの家政婦や近隣住民などからも話を聞く予定だという。また、ジョージが死亡したクリスマス期間に近くで仕事をしていたカメラマンたちも警察の捜査に協力しているというが、疑わしい人物はいないとみられている。ジョージの葬儀に関してもまだ正式発表がされていないが、友人と遺族のための葬儀とファンのための葬儀として今月中にも2回に分けて行われると思われている。
2017年01月07日マライア・キャリーがジョージ・マイケルの急逝を受けて、自身のサイトに追悼文を掲載した。25日(現地時間)にイギリスの自宅で亡くなったジョージの訃報に、マライアは自身が出演するリアリティ番組と同タイトルのサイト「Mariah’s World」でジョージとの思い出を綴った。マライアは、53歳という早すぎる死を悼み、「彼は『Faith』のような名曲や、『I Want Your Sex』『Father Figure』のような限界を押し広げるシングルを私たちに届けた天才でした。彼は最初の現代的なクリスマスの名曲『ラスト・クリスマス』も作りました」とジョージの才能を賞賛。そして「ジョージは偉大なミュージシャンであっただけではなく、LBGTQコミュニティの行動的な大使として、すべての人々に対するより大きな理解と容認、そして愛を深めようと努めました。彼は多くの人生に影響を与え、私たちみんなにインスピレーションを与えてくれました」と続けた。さらに2014年発表のアルバム「ミー。アイ・アム・マライア」でジョージの曲「ワン・モア・トライ」をカバーしたことに触れ、あれはいろいろな面で彼から受けた影響へのトリビュートだと綴り、ジョージとの間で交わしたツイッターのやり取りを公開した。2014年6月14日にジョージはマライアに宛てて「『ワン・モア・トライ』をレコーディングしてくれてありがとう。僕の曲を世界で最高の声に歌ってもらえて光栄です」とツイート。マライアは「私のバージョンの『ワン・モア・トライ』を気に入ってもらえて、とても光栄です。あなたとこの曲は私にとって、常にとても大切なものだったのです。生涯、ファンで友人です」とリプライしていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月28日ジョージ・マイケルの死因が、長年マネージャーを務めてきたマイケル・リップマンにより「心不全だった」と明かされた。警察による調査でも事件性は認められなかったようだ。「TMZ.com」によると、ここ数か月、ジョージは体重の増加に苦しんでいたとのこと。9月中旬に撮影された写真を見ると、確かにジョージだとはわからないほど変貌している。毎年クリスマス当日は、自宅近くの教会で行われる真夜中のミサを訪れるのが恒例だったというジョージ。しかし、ジョージが教会に現れることはなく、ベッドの上で安らかな眠りについている姿を長年の恋人でヘアスタイリストのファディ・ファワズさんが発見した。ファディさんは「Daily Telegraph」紙に「僕たちはクリスマスランチをする約束をしていました。彼を起こそうとベッドに近付いたら、亡くなっていたんです」「最近は何もかもが複雑な状況だったけれど、それでもジョージも僕もクリスマスを楽しみにしていたのですが…。すべてがダメになってしまった。みなさんにありのままの彼を忘れないでほしいです。彼は美しい人でした」と心境を語った。(Hiromi Kaku)
2016年12月27日ジョージ・マイケルが25日、イングランド南東部オックスフォードシャー州の自宅で死去した。53歳だった。広報担当者は「我々にとって愛する息子であり、兄弟であり、友人のジョージがクリスマスに自宅で安らかに息を引き取ったことを深い悲しみとともにお知らせいたします。遺族はこの困難で感情的な時期にプライバシーの尊重を求めています。現時点ではこれ以上のコメントを控えさせていただきます」と発表した。死亡時刻や死因に関しては明らかになっていない。ジョージは、アンドリュー・リッジリーとのポップデュオ「ワム!」としてデビューし、ヒット曲『ケアレス・ウィスパー』『クラブ・トロピカーナ』やクリスマスの定番『ラスト・クリスマス』などの名曲を生み出した。その後、ソロアーティストとして活動を続け、大きな成功を収めている。アルコールや薬物の問題と絶えず向き合っていたジョージは2011年後半、肺炎を患い、ウィーンの病院で治療を受けて回復したが、後に「危険な状態」だったと認めていた。ジョージの訃報を受け、ミュージシャン仲間や友人たちが追悼メッセージを次々と出しており、1991年にジョージと楽曲「ドント・レット・ザ・サン・ゴー・ダウン・オン・ミー」でコラボしたエルトン・ジョンはインスタグラムで、ジョージとのツーショット写真を添えて「とてもショックを受けています。愛する友人を失いました。最も親切で、最も寛大な精神を持つ素晴らしいアーティスト。僕の心はジョージの家族とファンのともにあります。ジョージ・マイケル、安らかな眠りを」とコメントした。そのほかにもマーク・ロンソン、英バンドABCのシンガー、マーティン・フライらが追悼コメントを寄せている。(C)BANG Media International
2016年12月27日ウィリアム王子一家が、キャサリン妃の実家近くの教会でクリスマス礼拝に出席した。「People」誌によると、その際にジョージ王子が着ていたスペインブランド「Pepa & Co.」のコートが、報道からわずか数時間で売り切れ、その人気ぶりが話題になっている。ジョージ王子のトレードマークのハイソックスに合わせた膝丈の上品なコートは価格が約1万5千円と、アウターとしてはお手頃。素材はウール。ボタンと襟、サイドポケットの黒いベルベットがアクセントになっている。一家のファッションは常に注目の的ではあるが、さらに人々を虜にしたのは教会からの帰りにキャンディーケーンを手にする2人の子どもたち。赤と白の縞模様の杖の形をしたキャンディーケーンを、ジョージ王子はうれしそうに舐め、シャーロット王女は本物の杖として使えるか試すような素振りを見せたという。礼拝にはキャサリン妃の妹ピッパ・ミドルトンと婚約者のジェームズ・マシューズさんも出席。ロイヤルファミリーは毎年ノーフォーク州サンドリンガムの聖メアリー・マグダレン教会のクリスマス礼拝に出席するのが恒例だが、今年はエリザベス女王が重い風邪のため欠席することとなり、ウィリアム王子一家はキャサリン妃の実家近くの教会を訪れたようだ。(Hiromi Kaku)
2016年12月26日クリスマス時期の定番曲「ラスト・クリスマス」で知られる歌手のジョージ・マイケルが、25日(現地時間)にイギリス・オックスフォードシャー州の自宅で亡くなった。パブリシストが「Entertainment Weekly」と「People」誌に認めた。死因は明らかにされていない。今月初め、マイケルは「ノーティ・ボーイ」とともに、来年リリース予定の新作アルバムを製作中だと報じられたばかり。突然の訃報に、ファンやセレブが悲痛な叫びを上げている。マドンナは「さようなら、友よ。また偉大なアーティストが旅立った。2016年なんていますぐ終わってよ」とツイート。デヴィッド・ボウイ、プリンスら多くの著名なアーティストが亡くなった今年が早く終わるよう願った。エルトン・ジョンはマイケルとのツーショットをインスタグラムに載せ、「ひどくショックを受けています。最愛の友を失ってしまった…優しく、心が広く、素晴らしいアーティストでした。彼の家族、友人、ファンにお悔やみ申し上げます」と追悼。マイリー・サイラスは「すでにあなたが恋しい!LGBTQコミュニティでのあなたの積極的な行動に感謝してます!ずっと愛してるわ!」と、マイリーが支援しているLGBTQの人々にとって、同性愛者であることをオープンにしていたマイケルの存在が大きいものであったことを綴った。さらに、日本からも悲しみの声が続々。映画『デッドプール』の日本公式ツイッターアカウントは「いま、俺ちゃんは悲しみに暮れている。R.I.P. ワム!」とデッドプールらしいつぶやきをしている。(Hiromi Kaku)
2016年12月26日歌手の高橋ジョージが、ゲスの極み乙女。の活動休止前ラストライブに潜入していたことが22日、明らかになった。30日(24:15~25:10)に放送されるフジテレビ系単発バラエティ番組『オトナの事情ジャーナル』で放送される。この番組は、メディアから取材攻めになった当人が、記者となって突撃取材を行うというもの。高橋は、"ゲス不倫"として注目を集めた川谷の素顔を探っていく。まずは、20人以上の関係者にアポを取ろうとするも撃沈。そこで、「彼の思いはきっとライブのセットリストに表れているに違いない!」と、自らチケットを購入し、活動休止前のラストライブに潜入する。その後、川谷の故郷・長崎にも飛んで川谷をよく知る人物に取材し、高橋も驚くエピソードが明かされる。このほか、東京都知事選に出馬した鳥越俊太郎が、同じく都知事候補者だったマック赤坂氏を直撃するが、逆に質問攻めにあい、鳥越は思わず自身の年収や講演のギャラまで口を滑らせてしまう。ほかにも、加藤紗里がスクープを目指して取材中。MCはブラックマヨネーズが務める。
2016年12月22日タレントの所ジョージと、予備校講師の林修が初タッグを組むABC・テレビ朝日系の新バラエティ番組『人生で大事なことは〇〇から学んだ』(毎週日曜19:58~)が、来年1月15日からスタートすることが19日、明らかになった(初回は18:57~2時間SP)。この番組は、さまざまなジャンルで活躍する各界の"達人"たちをゲストに招き、その波乱万丈の人生の中で得た人生訓・人生哲学を学ぶトークバラエティ。今年11月に特番として放送されたが、所が司会を務めていた『大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON II』の終了に伴い、同番組が後番組としてレギュラーに昇格する。所は、初共演の林について「僕なんかは、そうなってしまったことは、なってしまったんだから『ま、いいか!』って考えるんだけど、林さんは『なぜそうなってしまったんだ』ということを常に考えている人」と、真逆の性格であると分析。それゆえに「見ていてすごく面白いですよ。印象は"大変な人"ですね(笑)」と語る。その林は「軽やかというか、軽妙というか、とにかく僕には絶対に不可能なテンポで、僕には絶対に思い浮かばないような言葉がポンポンと出てくるさまに、圧倒されました」と言い、「テレビに出していただくようになって、まだ4年足らずで、自分の至らなさを日々痛感していますが、これから横で見せていただいて、少しでも自分も成長できれば」と謙虚に語っている。
2016年12月19日Jリーグ・川崎フロンターレの大久保嘉人選手が、1月9日(19:00~21:54)に放送される日本テレビ系バラエティ番組『はじめてのおつかい! 爆笑!!2017年大冒険スペシャル』に出演。4歳の末っ子の"はじめてのおつかい"を見届ける。小さな子供たちが、大きな冒険となる「はじめてのおつかい」に挑戦する同番組。今回は、大久保選手の三男・橙利くんが、ホームパーティー用の焼き肉と、お母さんへのサプライズを買いに行く。現在お母さんは妊娠中で、末っ子の橙利くんはもうすぐお兄ちゃんに。お父さんのユニフォームと同じ「13」の番号が刻まれたカッパを着て出かけるが、頼まれたお肉の種類が難しすぎて覚えられないというピンチに見舞われる。「番組のファンで、昔から子どもを出したい!と思っていたので、今回その願いをかなえることができて、とてもうれしかったです」という大久保選手。いざ、おつかい当日になると、橙利くんに「行きたくない」と駄々をこねられてしまったそうで、「こちらが先に諦めてしまいそうになりました(笑)」と苦労を振り返った。このスタジオ収録で、初めてVTRを見たそうで、「僕のいないところでの行動に、自分と似ている部分があったり、成長したなと感じる部分があったりと、とても感慨深い気持ちになりました」としみじみ。「妻のおなかにいる四男にも、ぜひ『はじめてのおつかい』を経験させたいと、すでに思っています」と、親にとっても良い経験になったようだ。MCは、所ジョージと森口博子が務め、スタジオゲストには、岡田結実、篠原涼子、DAIGO、博多華丸、林家たい平、久本雅美が出演する。
2016年12月17日●本番は"ドキュメントトーク"注目を集めるテレビ番組のディレクター、プロデューサー、放送作家、脚本家たちを、プロフェッショナルとしての尊敬の念を込めて"テレビ屋"と呼び、作り手の素顔を通して、番組の面白さを探っていく連載インタビュー「テレビ屋の声」。今回の"テレビ屋"は、TBSのバラエティ番組『マツコの知らない世界』のプロデューサー・坂田栄治氏。最近でも「スキ間掃除の世界」「レトロ珈琲チェーンの世界」など、決して多くの人が興味を持つわけではないマニアックな世界が、マツコ・デラックスという強烈なパーソナリティを介在させることで、不思議と魅力的に見えてくるのはなぜか。その秘密を尋ねた。――当連載に前回登場した『あさイチ』(NHK)の河瀬大作チーフ・プロデューサーが、『マツコの知らない世界』という番組が、どのようなきっかけで企画されたのかを知りたいと、今回ご指名されました。僕は、マツコさんがだんだん露出が増えてきたころからずっとお仕事をさせていただいているんですが、編成部に所属していた時、マツコさんをメインに据えて何か番組をやりたいですねと、マツコさんの事務所で話してたんですね。でもなかなかアイデアが出てこなくて、議論が詰まってしまったときに、同じ事務所の映画パーソナリティのコトブキツカサさんがいらっしゃって、みんなで雑談レベルで映画の話が始まったんです。すると、マツコさんが「あ、そうなんだ!」とか「えーーっ!!」って反応するんですよ。マツコさんっていろんな物事や雑学を知っているので、知らないことを聞いてるときのリアクションが面白かったんです。そしたら、これを企画にすればいいんじゃないかとなったのが、きっかけです。本当にたまたまなんですよ。――そんなところから番組が生まれるものなんですね。それから、この番組の主役でもある、マツコさんが知らない世界を紹介する人、河瀬さんは"変な人"という言い方をしてましたが(笑)、どうやって見つけてくるんですか?自分で自分たちのスタッフのことをこう言うのもアレなんですが、優秀なんです(笑)。何かに対して没頭したり、突き詰めている人は、誰かにそのことを知ってほしいという思いが強いので、本を書いたりブログで発信しているから、見つけることはできるんです。そこから、その人たちと粘り強くトコトン会って、この人はマツコさんと絡んだら何かが生まれそうだということを見つけてくる嗅覚が、うちのスタッフにはあるんですよ。――回を重ねるごとに、その嗅覚は鋭くなっているんですか?そうですね。そこで分かってきたのは、お金儲けのためにこれが好きですって言う人は、傾向としてあまり面白くないんです。だからそういう人じゃなくて、本能的に好きになっている人じゃないと番組にはお呼びしていないですね。もちろん本を書いている人もいますけど、その人は本を書くためにやってるんじゃなくて "好き"が本に行き着いただけなんです。――だから、趣味を大成したような人が多いんですね。実際に「この人だ!」と見つけても、断られることは多いんですか?マツコさんに会いたい、話を聞いてほしいという人が多いんです。だから断られることはほとんどないです。――『しくじり先生』(テレビ朝日)は、ほとんど断られると言ってました(笑)うちの番組に出ることで、マイナス要素はほぼないですからね(笑)。それに自分の好きなものを「知ってほしい」と思ってるたちにとって、それを全国規模で発表する場はなかなかないですから。マツコさんの前で自分の好きなものについて話せてすごくうれしかったと、皆さんおっしゃいます。――結構身を削るようなネタをお話になる方もいらっしゃいますもんね。最近は、オファーを出すと「待ってました!」という人もいます(笑)。「『マツコの知らない世界』から連絡が来たら、何をしゃべろうかをずっとイメージしてたんです」って、シミュレーションしてる方もいらっしゃいますね(笑)――この番組に出てくる人たちは、ほとんどが素人さんですよね。にもかかわらず、テレビで上手にプレゼンされています。打ち合わせは相当な時間をかけてしてるんですか?もちろん打ち合わせはしますが、マニアの方々がしゃべりたい、表現したいということを僕らは見ますと言ってるだけです。段取りのための台本を用意したり、ボードを作るなどの演出はしますけど、本番ではマツコさんがしゃべりやすい空気を作るアイドリングトークをしてくれますので、こちらから「これを言ってください」というお願いはしないです。――そうすると、オファーしてから本番まで、どれくらいの期間がかかってるんですか?人によりますけど、長ければ2~3カ月かかることもあります。テレビって、大抵は時間をかけたほうが面白いじゃないですか。でも、瞬発的にこっちが面白そうだなと感じたときは、3週間とかで本番に入るときもありますね。――毎回冒頭でゲストを呼び込む際に、マツコさんの手元にある進行表を映しますよね。あの狙いはなんですか?実はこの番組で、僕らスタッフはマツコさんに「今日はこの世界をやります」って伝えるくらいで、本番前にほとんど打ち合わせをしないんです。マツコさんも事前に内容を聞きたくないそうで、本番はある意味ドキュメントトーク。だから、「台本上にも何も書いてないですよ」ということを示しているんです。●マツコと細木数子の共通点――あらためてマツコさんの魅力について伺っていきたいのですが、『月曜から夜ふかし』をやってる日本テレビの古立善之さんが「VTRの素人さんを笑える空気感と目線を作ってくれる」と言っていました。坂田さんも、そういう部分は感じますか?同じ感じはありますね。マツコさんは、誰よりも人の魅力を見つけるスピードが早いです。スタッフが結構打ち合わせをしないと見つけられなかった魅力を、マツコさんは瞬時に見つけちゃうんですよ。だから、マツコさんが触ったものがゴールドに光り輝くように見えることがあるんです(笑)――神の手ですね(笑)以前番組で「牛タンサイダー」というのを出すときがあったんですよ。実はこれ、とてもおいしいとは言えない物で。でも、マツコさんはそれを飲んで「マズい」と言う直前に顔をしかめて「うわぁ~これ牛タンを食ったあとの口の中だ~!」と付け加えるんです。そうすると、牛タンサイダーが面白く見えて、マズいものさえも光輝かせてしまう。それから、生臭いキャビア味のポテトチップスを出したときも「マズい」って言うんですけど、袋を開けてすぐにその強烈な臭いに対して「そこは(生臭さ)穏やかでいいじゃない!」って言うと、その言い方とか表現方法で魅力的にしちゃうんです。その商品は放送時にもう販売してなかったんですけど「マツコさんがあんなにマズいって言うんだから、どんなもんなんだろう」って多くの人が興味持って、復刻販売されることになったんです(笑)――普通「知らないこと」って興味がわかないですよね。それが、マツコさんを通すことによって面白くなって興味津々になってしまうところに、マツコさんのパワーを感じます。目の前にある情報を、テレビの前の人に分かりやすく魅力的に伝えるのがうまいですよね。食べている味がどうなのかというのを、なんとなくではなくちゃんと考えて話してくれます。――坂田さんは以前、細木数子さんが出演していた『ズバリ言うわよ!』も担当されていましたよね。マツコさんと細木さんって、ズバッと言うところとか、立ち居振る舞いとかが似てるなと思うんですが、どうですか?似てますね! このお2人は、言葉の力が強くて気持ちもこもってるので、発言がズドンと来て流れないですよね。面白いのは、『ズバリ言うわよ!』も『マツコの知らない世界』も、同じ火曜21時枠なんです。たまたまなんですけどね。――事前にスタッフの方が打ち合わせをして、面白いポイントはある程度想定できますよね。それでも、本番が始まって、マツコさんが全然違う方向に持っていって、想定より面白くなるということもあるんですか?全然ありますよ! 僕らが打ち合わせを何回やっても見つけられなかったゲストの魅力の扉を、マツコさんが開けちゃうことは多々ありますね。――スタッフの方への気づかいもすごいと聞きました。たしかにすごいです。マツコさんは女装をされたりして、見た目は"武装"してる感じですが、テレビに出るときは心を"裸"にして、覚悟を決めて収録に臨まれます。台本なし、事前情報なしの状態で素人さんと本番で話す人はなかなかいませんからね。先日も視聴率が良くなかったことをメールすると、すごく熱い返信がありました。――愛があるんですね。マツコさんは、僕に対してすごく厳しいんです。でもその厳しいアドバイスによって、僕がみんなをうまくまとめることができればいいと考えているのかもしれないです。まさに番組の"座長"ですね。―― 一見クールなイメージですが、実際は全然違うんですね。収録時にはスタジオに行く前に、必ず美術さんの部屋に寄って「今日もよろしくお願いします」ってあいさつしたり、カメラマンさんで見ない顔があると「あれ? 新しい人?」って話しかけたりとか、とにかくすごいスタッフに気を配っているんです。●"この人が出てるから見る"という番組を作りたい――これまで、坂田さんはどんな番組を担当されてきたんですか?最初に編集や制作の技術を学んだのは『ウンナンの気分は上々。』です。これは、ナレーションがない番組でした。自分の好きなように撮れなかったので、ロケの段階から何が起こるかを想定しても全く違うことが起こったりして、そのロケ素材をナレーション無しでVTRにしていく作業がものすごいプレッシャーでした。――状況説明は、縦書きのテロップだけでしたよね。そうです。それに、ドキュメンタリーじゃないので笑いを作らなければいけない。それがすごい大変で、医者に「失明するから寝なさい」って宣告されるくらい、寝ないで編集に没頭した時もありました。『ズバリ言うわよ!』で初めて総合演出になったんですが、細木さんとくりぃむしちゅーさんと滝沢秀明君のしゃべりをナレーション無しでつなぐという作業ができたのは『気分は上々。』の経験があったからですね。『マツコの知らない世界』も、この延長線上にあって、ナレーションをほとんど入れてないんです。――ナレーションを入れないことが、ポリシーになっているんですか?というよりは、ナレーションを入れないのが好きなんです。『ガチンコ!』で育っていたら、また違ってたかもしれないですけど(笑)――そうしていろんな番組を経験されて、今後やってみたいという企画はありますか?やりたいことはなんとなくできているんで、今まで仕事でご一緒させてもらった人たちともう1回何ができるのかということに興味があります。ウッチャンナンチャンさんとも、くりぃむしちゅーさんとも、林修先生とも、所ジョージさんとも。みなさんが持つ魅力の相乗効果で化学反応が起きて面白いことが起こる番組を企画してみたいです。この連載で、『しくじり先生』をやってるテレ朝の北野貴章君が、タレントさんに頼りたくないと言ってましたけど、僕は真逆で"この人が出てるから見る"という番組を作りたいんですよ。――『マツコの知らない世界』の立ち上げもそうでしたね。はい。自分がその人のことを好きだから、一緒に番組をやりたいんです。――最近テレビの規制が増えてきたということがよく言われますが、それを感じることはありますか?あんまり意識はしてないですね。規制が増えたというのはよく言われることですが、僕は"規制が増えたからできない番組"を今作ったところで、視聴者に受け付けられず視聴率は取れないと思うんです。よく「面白い番組を作りたい」って言う人がいますけど、テレビ局にいる限りは視聴率をとるというのが大前提。一方で、「面白いこと」だけを考えている人がいなかったらテレビはダメになっちゃうとも考えています。――そんな坂田さんにとって、影響を受けたテレビ番組を1本挙げるとすると、何ですか?『8時だョ!全員集合』(TBS)ですね。やっぱり自分が"テレビ"というものを意識して見たのは『全員集合』からですし、本能的に見て面白かったし、毎週放送日が楽しみだったし、必ず家に帰って見ていたし。そのころの「ドリフターズに会いたいな」っていう気持ちのままテレビを作ってるから、僕の企画内容は"人"ありきなんだと思います。――いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、気になっている"テレビ屋"をお伺いしたいのですが…『しゃべくり007』の総合演出になった日テレの藤森真実さん。1回会ったことはあるんですが、酔っ払っちゃって途中で寝ちゃって(笑)。僕、マツコさんに「おまえは頭が"男脳"過ぎる」って言われるんです。マツコさんは「これからテレビは、女性が楽しむものが主体になってくる」とおっしゃってるんですが、若くしてバラエティの総合演出をやっている女性はなかなかいません。くりぃむさんに藤森さんの評判を聞くと、上田さんも有田さんも「すげぇいいよ!」ってベタ褒めなんです。――どんなところを評価されていたんですか?例えば有田さんは「ここまではOAで使わないだろう」と思っているラインを考えて収録に臨んでるというんですが、放送を見ると「えっ? ここまで使ってんの!?」と思ったことがあったそうなんです。それで、藤森さんに一言注意しようと思ったらその回の数字が良かったんですって(笑)。彼女なりの面白いという感覚があるんでしょうね。この連載に登場するのも男の人ばかりですし、今のテレビは男の本能で決めつけている部分があると思うので、藤森さんがどういう感覚や意識で番組を作っているのかが知りたいですね。そもそも女性・男性の意識もしてないかもしれないですが(笑)
2016年12月06日タレントの所ジョージが司会を務める、ABC・テレビ朝日系バラエティ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON II』(毎週日曜19:58~20:54)が、27日にレギュラー放送を終了する。一流建築士の"匠"たちが、さまざまな問題を抱えた家や建物をリフォームしていく同番組だが、制作するABC(朝日放送)によると、震災復興や東日本大震災による人材不足などが影響し、レギュラーで制作していくことが困難になったと判断。今後は単発のスペシャル番組として継続していくという。12月は『M-1グランプリ2016』(4日)、『フィギュアスケート グランプリファイナル』(11日)など特番を編成し、来年1月からは、引き続きABC制作で新番組がスタートする予定。
2016年11月25日俳優・綾野剛とタレント・所ジョージが24日、東京・西銀座チャンスセンターで行われた年末ジャンボ宝くじ/年末ジャンボミニ/年末ジャンボプチ1,000万発売記念イベントに登場した。この1年について、綾野は「今年はやりきれましたし、このままやりきれていく予定なので、ご褒美として年末ジャンボといい御縁があれば」と振り返った。所は綾野について「本当の役者バカだからね! さっきもそこ(控え室)で台詞の練習していたから」と暴露。綾野が「なんで知ってるんですか!」と照れた様子を見せると、所は「私、隣だったから。『ああ、あいつ練習してるんだ』って」と裏側を明かした。もし10億円が当たったら? という質問に、所は「毎年のことですけど、ここ寒いじゃないですか。あったかい楽屋みたいなのつくりたいですね」と答えた。54年ぶりとなった11月の初雪の中、控室は「意外と淋しい電気ストーブしかない」と説明し、笑いを誘った。一方綾野は10億円という金額に「ピンと来ないですね」と悩みつつ、「映画とかにお金を……製作費とかに使えたらいいな」と答え、役者としての思いの強さを見せた。
2016年11月24日タレントの所ジョージが24日、年末ジャンボ宝くじ/年末ジャンボミニ/年末ジャンボプチ1,000万発売記念イベントに登場した。所はこの1年について「事務所(世田谷BASE)を増築したり、くるぶしを手術したり、準備の年でしたね」としみじみ振り返った。宝くじが当たったから増築を行ったのでは という質問には、「普通に増築ですよ。当たったら建ててるわ!」と苦笑。「増築したんですけど、それでも狭いので、本当に当たったらもっと増築しますね」と語り、宝くじを100枚連番で購入したと明かした。7日に事務所の壁に赤いスプレーで「死刑」などの落書きが発見され、被害届を出していたことが報道されたが、所は「別に大変じゃないですよ。きれいに塗り直しましたから」と穏やかな様子。「私が見つけたわけじゃないです」と明かし、「塀を高く作ればいいんじゃないですかね?」と答えながら「(高くしても塀に落書きされるため)塀じゃねえだろ!」とノリツッコミを披露した。また所は、「その話つまんないからやめません?」と報道陣に話しかけ「TV見てる人は興味はあるんだろうけど、つまんないもん」と提案した。そして「口角を下げる話はやめたほうがいいもん。笑う門には福来たるっていうし」と諭し、笑顔で会見を終えた。
2016年11月24日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:阿川佐和子、63歳でついに結婚へ。相手は元大学教授で同棲中『FLASH』が、自ら「結婚できない女」と語る阿川佐和子(63)の恋と結婚を報じた。9日、記者の直撃を受けた阿川は、「お互い喪中ですし、(すぐには)わかりませんけどね。まだ入籍はしていません」と笑みを交えながらコメント。相手は2013年に定年退任するまで阿川の母校・慶應大の教授を務めていた6歳年上の男性で、現在同棲中という。さらに翌日、記者が男性に話を聞くと、「(入籍についての話は)出ていますね。どちらからともなく、自然発生的に」と事実上の結婚宣言。2人の出会いは30年前で、阿川は男性の妻と友人関係だったようだが、「夫妻の離婚が成立したため、結婚話が一気に進みそう」ということらしい。かつて、阿川は「お見合い歴30回」と話すなど、「美人で聡明なのに非モテ」のキャラクターを貫き、作家の亡き父・阿川弘之さんを心配させていただけに、親孝行の意味もあるのだろうか。■4位:所ジョージの“世田谷ベース”に『死刑』の落書きで事件化所ジョージ(61)の事務所兼遊び場としてテレビ番組でもおなじみの世田谷ベースに衝撃の落書き。壁に2カ所、道路に1カ所の計3カ所に、赤いスプレーで「所ジョージ死刑」「サトラレ電波」と書かれていたという。『週刊女性』の記者が、所に同所の改装工事について話を聞こうと訪れた際に見つけたようだが、すでに被害届を出して事件化しているらしい。しかし、落書きの件を尋ねられた所は、「事務所の人間に聞いてください。俺が全部管理しているわけじゃないから」と口をつぐみ、所属事務所も「現段階でお話しすることは何もありません」と明言を避けた。世田谷ベースは、自動車、バイク、フィギュアなどのコレクションに加え、家庭菜園もある大人の遊び基地のような空間であり、ビートたけし(69)や木梨憲武(54)ら芸能人もよく訪れるお気に入りの場所。所が誰かの恨みを買っているのかは分からないが、意味不明のメッセージも含め、ただただ気味が悪いのではないか。■3位:松田翔太と秋元梢がオープンな交際。すでに2年が経過か『女性セブン』が松田翔太(31)と秋元梢(29)の熱愛を報じた。翔太が行きつけの飲食店やバーにいる2人の姿が何度となく目撃されていて、驚くのは「隠すような素振りがなく堂々としている」こと。翔太は知人に「僕の彼女」と紹介しているという。松田優作さんと千代の富士さんという超大物の2世同士だけに、昨年4月の交際報道時も大きくさわがれたが、そのときは双方が「仲のよい友達」と否定。しかし、今回の報道では、「2年前から交際している」とされている。記事によると、「ファッションのセンスや、放任主義の性格が合っている」上に、翔太は生前の千代の富士さんに会い、温かく迎えられていたらしい。偉大な横綱である父は今年7月31日に亡くなったが、悲しむ秋元を翔太が支えたことで、いっそう愛が深まったのだろうか。11月中旬の週末、秋元は都内の寿司店で食事を終えると、タクシーで翔太のマンションへ。翌日の昼前まで過ごしたあと、ラジオの仕事現場に向かったという。ともに多忙な売れっ子だが、秋元は節目の30歳を迎えることもあり、喪中が空ける来夏以降の結婚があるかもしれない。■2位:亀梨和也と深田恭子が交際1年? 悩みは『外で会えない』ことこちらも『女性セブン』の熱愛報道。亀梨和也(30)と深田恭子(34)が「すでに交際歴1年になる」という。当然ながら2人が外で会うのは難しいため、「亀梨が深田の部屋に行く」という自宅デートを繰り返しているらしい。2人が急接近したのは、昨年1月の映画と、2月のドラマでの連続共演。「濃厚なキスシーンやベッドシーンを繰り返したことで恋仲に……」なんてベタな展開が似合うほどの美男美女カップルだが、よほどのことがない限り2ショットは見せてくれないだろう。これまで深田には多くの熱愛報道があり、“恋多き女”と言われてきたが、「11月2日で34歳になって、結婚や出産を本気で考えはじめた」とのこと。このところ何度となく、「休日は甥っ子と遊んでいる」と明かしているのはその表れなのか。ただ同誌は、「(亀梨と)外で堂々と会えないのが悩みみたい。これまであっけらかんと男性とデートしてたし、報道されることも多かったから、結構平気なのかなって思ってたからこの発言は意外で。でも、亀梨さんとの関係だけは絶対に大切にしたいと思ってるのが伝わってきました」という知人のコメントや、マンションのエントランスで15分しか密会できなかったエピソードなどを掲載。深田にとってつらさや寂しさをともなう恋なのだろうが、「それだけ真剣につき合っている」ということでもある。■1位:木村文乃が電撃婚! 30代後半の演技講師と、公私ともに二人三脚まさに電撃婚。木村文乃(29)がアッと驚く結婚を発表した。気になる相手は、30代後半の演技講師で、約5年前から指導を受け、交際に発展したようだ。「今月11日に婚姻届を提出済み」というから、本人や関係者は「してやったり」、芸能記者たちは「してやられた」という心境ではないか。木村は芸能活動を休んでアルバイトをしていた時期があり、復帰して演技を学び直しはじめたときに、夫となった男性と対面。知り合った場所が事務所運営のワークショップであり、「厳しくも愛のある指導を受けながら信頼関係を築き、現在の成功を2人で勝ち取った」という流れを踏まえて事務所サイドも認めたのだろうか。木村は、「突然のご報告でびっくりさせてすみません。私、結婚しました」「下を向いて歩いていた私に勇気や力をくれた明るく温かい太陽の様な方です」「皆さんの優しい励ましに恥じる事の無いよう人として俳優として変わらず一生懸命に努力して行きます」と幸せいっぱいのコメント。もともとCM出演が多いなど好感度が高く、「ふみ飯」と言われる料理写真をアップしたインスタグラムも男女を問わず大人気だが、今回の結婚でイメージダウンすることはないだろう。結婚後も仕事は続け、挙式披露宴の予定はなし。木村にはこれといった交際報道がなかっただけに、しばらくは共演者たちから「極秘交際と結婚のノウハウ」を聞かれそうだ。□おまけの1本「ジャニーズが『キムタクをミリオン歌手に!』大作戦」SMAPの年内解散まで残り1カ月あまりになる中、水面下では来年の話が進められているという。1月スタートの連ドラで、木村拓哉(44)と草なぎ剛(42)がそれぞれ主演を飾ることは発表されていたが、今週『FLASH』が報じたのは「キムタクのミリオン歌手計画」という目を疑うようなものだった。木村が主演を務める来年4月公開の映画に、これまで嵐などを手がけてきた藤島ジュリー景子氏が社長を務める「ジェイ・ストーム」が関わっているというのだ。これまでSMAPの仕事は前マネージャーの飯島三智氏が役員を務めた「ジェイ・ドリーム」が関わっていただけに、木村個人の推されぶりがうかがえる。記事には、「SMAPから唯一の本格的なソロデビュー」「プロデューサーは『世界に一つだけの花』の槇原敬之」「独立を止めた功労者としてミリオンヒットを目標に事務所が総力を挙げて支える」と書かれていた。木村は一連の騒動で好感度がグッと落ちただけに、これが本当ならある意味見物だが、まずはドラマの成否がカギを握るのではないか。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として『新・週刊フジテレビ批評』などのテレビ番組や、『ザ テレビジョン』などの雑誌をはじめ、各メディアに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの「聴き技84』など。
2016年11月20日私たちが何気なく触れている「誕生日」。実はこの誕生日には全ての情報が秘められていると言っても過言ではありません。性格や相性だけでなく、好みや弱点まで、さまざまな個性が散りばめられているのです。つまり、恋する彼を攻略するなら、誕生日を押さえておくことは必須!そこで今回は「26日生まれ」の彼の性格や、恋愛攻略法をご紹介します。■26日生まれの彼の性格・・・仲間思いの平和主義者彼は友達や仲間を大切にする平和主義者だと言えるでしょう。協調性があり、周りの人達とのチームワークを大切にするため、一丸となってミッションをクリアするのが得意だと言えます。また、義理人情にあついため、困っている人を放っておけない心の優しさも持ち合わせています。それで損をすることもありますが、家族への愛情も深く、理想的なパパになれる素質を持っているでしょう。【彼と同じ生まれ日の芸能人】村上信五(関ジャニ∞)、綾野剛、所ジョージ■26日生まれの彼の恋愛傾向・・・青春ドラマのような恋が好き彼はとてもロマンチストなので、まるで青春ドラマのような恋をしたがるところがあります。学生時代の甘酸っぱいときめきを、大人になっても持ち続けているでしょう。そんな彼は女の子らしい子が好みでしょう。自分からストレートに告白するといった、小細工なしのアタックを仕掛けてくるでしょう。【彼との相性が抜群な生まれ日】6日、14日、15日■26日生まれの彼を落とすには・・・ムード作り&わかりやすいアタックを彼を落とすには、あれこれ画策せずわかりやすいかたちで好意を示すのが一番。意外と鈍いところがあるため、遠まわしなアプローチだと伝わりにくいかもしれません。また、雰囲気を大切にしているところがあるため、ムードも味方につけると成功率はグッと上がるでしょう。はじめは振り向いてくれなくても、粘り強く好意を示し続ければ、なびいてくれる可能性も高いと言えます。■26日生まれの彼との付き合い方・・・いつも一緒にいてあげること彼は何をするでもいつも一緒にいたがるところがあります。そのため、あなたが自分の時間を持ちたいタイプなら、寂しい思いをさせてしまうかもしれません。家族のように仲良く付き合いたいという気持ちが強い彼なので、相手の自宅に遊びに行くのも喜ばれそう。そんな彼が一番喜ぶのは、二人で旅行に出かけること。温泉や旅館などでゆっくり二人きりの時間を満喫するのが、彼にとっての至福の時間なのです。■おわりに彼のことを知り、自分がどう行動すべきかが見えてくると、恋の迷いがなくなり勇気も湧いてきますよね。そうなれば、あなたの魅力を存分に発揮するチャンスです!どうしたらいいのかわからず撃沈するよりも、彼の「生まれた日」から恋を攻略してみてはいかがでしょうか?(脇田尚揮/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年11月19日タレントの三船美佳さんと離婚したミュージシャンの高橋ジョージさんが11月8日のツイートが話題となっています。ツイートによると、高橋さんは娘さんと2年半も会っていないとのこと。通常、仮に別居していたとしても、親である以上、面会交流権が認められます。ここでいう面会交流とは、文字通りの面会、会って話す、遊ぶなどのほか、手紙のやり取りをする、電話で話をする、最近だとスカイプなどで顔を見ながら話をするといった方法も含まれます。どういった経緯で高橋さんと娘さんが会っていないのは定かではありませんが、2年半も会っていないということで、髙橋さんの面会交流権が侵害されているのではないか、疑問に思っている方もいらっしゃると思いますので、解説していきたいと思います。*画像はイメージです:■高橋さんの面会交流権は侵害されているのか?高橋さんが仮に実際に実の娘さんと2年半以上会っていないとしても、その他の方法で面会交流が出来ているのであれば、面会交流権が完全に侵害されているとはいえないということになります。高橋さんと三船さんは今年の3月に離婚が成立しているようですので、通常の場合、面会交流にやり方などについてもある程度具体的に決まっていると思います。一説には、年に数回、三船さんが娘さんの写真を高橋さんへ送るという方法で落ち着いたという報道を見たことがありますが、定かではありません。しかし、高橋さんが上記のようなツイートをしていることから、実際に会ってよいという内容が条件にはなっていないのだろうと推測できます。仮に、離婚時の条件として、高橋さんと娘さんを会わせるということになっているにもかかわらず、三船さんが意図的に会わせていないということであれば、三船さんは高橋さんの面会交流権を侵害しているということになりますので、違法なことをしているということになります。 ■裁判所が面会を認めないケースもあるたとえ、親と子を一定の条件で会わせるということが面会の条件となっている場合でも、通常は、「子どもの福祉に反しない限り」とか、「子どもの福祉に反しない方法で」といった文言がつきます。つまり、面会をさせることが子どもの健やかな成長にとって害になるような場合は、面会を取りやめるよう配慮すべきという考え方です。言うまでもなく、面会交流は親だけのためのものではなく、子どものための権利でもあるのです。以上のことから、親がいくら面会を求めても、“裁判所が面会を認めない”というケースも稀にあります。典型的な例でいえば、子を虐待していた親が面会を望むケースです。また、子どもといっても自分の意思もはっきりしている年齢の場合、子どもの意向も尊重される傾向にあります。よく離婚のケースで、夫婦がお互いにいがみ合っている場合、子を監護している親が相手方に「子どもに会わせたくない」ということがあります。しかし、子どもは親の所有物ではありません。ですので、相手が憎いとか、嫌がらせをしたいという理由で子どもを会わせようとしない親御さんは個人的には感心しません。子どもを親に会わせるということと、自分の感情とは別ですので、「子どもの福祉」に反しない限り、出来るだけ面会を認めてあげることが、子どもの健やかな成長につながるものと僕は考えています。 *著者:弁護士 河野晃 (水田法律事務所。兵庫県姫路市にて活動をしており、弁護士生活6年目を迎える。敷居が低く気軽に相談できる弁護士を目指している。)【画像】イメージです*わたなべりょう / PIXTA(ピクスタ)
2016年11月18日テレビ東京系SP番組『所さんのそこんトコロ!&海老蔵 石川五右衛門&たけしのニッポンのミカタ! 超合体4時間スペシャル』(25日18:59~22:48)の放送が17日、明らかになった。同番組は、バラエティ番組『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』(毎週金曜21:00~)、『たけしのニッポンのミカタ!』(毎週金曜22:00~)、ドラマ『石川五右衛門』(毎週金曜20:00~)がコラボしたSP番組。同局が移転したことから企画された「テレ東→六本木3丁目移転プロジェクト」の中で、人気番組がコラボする「テレ東、変わるWEEK」に放送される。番組では、『たけしのニッポンのミカタ!』のビートたけし&国分太一の元に、『所さんのそこんトコロ!』の所がゲストに来る形となり、3人で上野のアメ横を回った。レザーカービングで”コマネチ”を彫り、輸入菓子専門店で「昔は高価だった砂糖」について話に花を咲かせ、紙芝居で盛り上がるなど、下町を自由に動きまわる。同局 高砂佳典プロデューサーは「たけしさん、太一君を交えた3人で巡る上野アメ横・蔵前の不思議なオモチャ箱、 そして昭和の暮らしを再現した下町資料館まで……。3人が歩けば何かが起こります!!」と予告。「アメ横を3人で歩く「たけしさん、所さん、太一君」、これは貴重な映像です」と番組をアピールした。さらに、スタジオにはドラマ『石川五右衛門』から豊臣秀吉役の國村隼、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』から太川陽介がゲストとして登場し、番組を盛り上げる。また、「五右衛門にちなんだ国家機関が管理する幻のエビを探せ!」では、前野朋哉が調査する幻のエビと市川海老蔵が対面し、海老蔵が驚きのリアクションを見せる。
2016年11月17日俳優の坂上忍が17日、MCを務めるフジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)で、タレントの所ジョージの事務所に「死刑」などと落書きがされ、事務所が警察に被害届を提出した事件について、「本当に腹立つ」と怒りを示した。坂上は「俺もやられたことあるから」と、自身の落書き被害も告白。「世田谷に家を買って1年もたたないうちに、朝仕事行かなきゃと思って車に乗ろうとしたら、車の半分スプレーで真っ黒に塗られていた」と打ち明けた。また、先輩女優の被害も明かし、「あるところに別荘を持っていて、それをテレビで紹介したら数日後に落書きやられて、消しても書かれるってなって売らざるを得なくなって売っちゃった」と説明。「本当に悪質」と罪の重さを訴えた。さらに、防犯カメラなど対策するにもお金がかかると指摘し、「だから卑怯な犯罪だと思う」と語った。フットボールアワーの岩尾望も「大阪のマンションに住んでいたときにエレベーターに落書きがあった」と話し出し、卑猥な言葉の横に「岩尾」と書かれていたと告白。数日後には、下にベッカム、ロナウド、ジダンと書き加えられていたそうで、「岩尾とそれを2トップにしたレアルマドリードみたいに」と振り返った。
2016年11月17日タレントの佐藤栞里(26)が、5日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『メレンゲの気持ち』(毎週土曜12:00~13:30)にゲスト出演し、所ジョージの感動エピソードを明かした。昨年10月から、同局系『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』のサブMCを務めている佐藤。「最近一番感動した」と切り出し、番組コーナー「朝までハシゴの旅」での思い出を語りはじめた。そこで所から言われたのが、「(サブMCは)もしかしたら手応えを感じられないかもしれないけど、あなたはここに立っているだけですごいこと。だから、自信を持ちなさい」。それまでは不安を感じていたが、ようやく「ここにいていいんだ」と思えるようになったという。そんな佐藤がテレビ番組に出演する際、必ずしていることが楽屋貼り(番組名と名前が書かれ、楽屋ドアに貼られている紙)を持ち帰って、その裏に反省文を書くこと。サブMCが決まった日には、「絶対に恩返しするんだ!」という意気込みをつづっている。■2015年9月18日『笑ってコラえて!』楽屋貼り2015.9.18「笑ってコラえて」一生、絶対、忘れられない日になりました。この先、何か壁にぶつかったり悲しい思いをすることがあったとしても、この日を思い出せば何だって頑張れる! 乗り越えられる!! 大好きな大好きな笑コラスタッフのみなさんに毎週会えることが何よりもうれしいです。こんな大役に選んでくれたそのお気持ちに応えられる様、これからもっともっと頑張ります。絶対に恩返しするんだ!
2016年11月05日歌手の高橋ジョージが、31日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の3時間スペシャルに登場。元妻・三船美佳と離婚した原因を「"強烈にしつこい"自分の性格にあった」と自己分析する。1993年にバンド・THE 虎舞竜としてリリースした「ロード」が大ヒットした高橋は、バラエティでも活躍。98年に当時16歳だった三船と結婚したが、今年3月、58歳にして熟年離婚となってしまい、孤独な一人暮らし生活を送っている。この離婚の原因について、高橋のモラルハラスメントがあったという報道もあったが高橋は「"強烈にしつこい"自分の性格にあった」と分析。そこで、今回は「長年連れ添った妻と離婚して孤独な老後を迎えないための授業」を行い、なぜしつこい性格になったのかを、生い立ちからたどっていく中で、少年時代に体験した壮絶な過去が、明らかになる。さらに、「熟年離婚を経験した男性は10年も寿命が縮まる」というデータを紹介。高橋に待ち受ける恐怖の数々を激白しながら、最後は、今回の離婚で学んだ教訓を世の男性たちに伝授する。この日の放送ではほかにも、ムーディ勝山が「器が小さくて、世間から存在を受け流されないための授業」を、元キマグレンのクレイ勇輝が「行き過ぎたポジティブ思考で周りを巻き込み迷惑をかけないための授業」を展開する。
2016年10月26日歌手の高橋ジョージが、20日に放送された読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』の3時間スペシャル(19:56~22:54)に出演。元妻で女優・三船美佳のSNSで、一緒に飼っていた犬の名前が変わっていたことを知り、ショックを受けたことを明かした。番組では、バツイチ独身の高橋ジョージ、中村昌也、仁科克基の3人が"元嫁との思い出の地巡り"を敢行。3人はスタジオにも出演し、"バツあり3人衆のあるある"として「テレビやSNSで元嫁の動向を知る」と打ち明けた。高橋は「一般の人だったら、離婚したら相手が何してようが気にしないんですけど、僕らは見ちゃうんです。相手が何やっているかわかる」と説明し、「僕の場合は子供と会えていない。日々の成長を見たいので、向こうが子供の写真をアップしているブログとかをチェックする。見ちゃいます」と話した。そして、家族で飼っていた犬の名前が変わっていたことをSNSで知ったと告白。「"レインボー"っていう犬を飼っていたんですけど、犬も一緒に出ていって…。それがある日、SNSを見てたら犬の名前が変わっていたんです。"みつまめ"になってた」と明かし、「けっこうダメージが大きかった」と吐露した。
2016年10月21日9月27日に結婚2周年を祝ったジョージ&アマル・クルーニー夫妻がニューヨークへの移住を計画、ミッドタウンに来年オープン予定の高級コンドミニアムを購入した。「New York Post」紙によると、夫妻はペントハウス(価格は6,500万ドル)ではなく、高層階のレジデンスを購入。詳細は明らかにされていないが、ペントハウスの次に高い階の物件だとすると、49階のワンフロア全てを占拠するベッドルームとバスルームがそれぞれ3室ずつのレジデンス。リビングダイニングだけで約100平方メートルという広々とした設計だ。結婚後は、アマルさんの仕事を優先してイギリスに新居を購入し、そこで過ごすことも多かった夫妻だが、今度はアマルさんが国連やコロンビア大学のロースクールでの仕事が増えたため、ニューヨークへの移住を決めたという。夫妻はカリフォルニア州スタジオ・シティとイタリアのコモ湖畔にも家を所有している。(text:Yuki Tominaga)
2016年10月11日この先も結婚記念日を迎えるたびに「まだ続いてるの?」と茶化されることが確実視されているジョージ・クルーニーとアマル夫妻。それだけ、独身貴族のジョージが年貢を納めたことは誰にとってもショッキングなことだったのだ。親友のブラッド・ピットがアンジェリーナ・ジョリーから突然別れを切り出され、悲しみに暮れているのと対照的に、無事結婚2周年を迎えたジョージ。アマルとどんなロマンティックな記念日を送ったのだろうか。「先週土曜日(現地時間)、「モーション・ピクチャーズ&テレビジョン基金」のイベントのホストを務めたジョージが、ジョークを交えて「みんな続かないっていったけど、僕たちは人と間違うってことを証明したね!」と嬉しそうに語った。記念日はジョージの手作りディナーでアマルをもてなし「とってもロマンティック」な時間を過ごしたそうだ。イベントではジョージはシンディ・クロフォードの夫とプロデュースした「カサミーゴス・テキーラ」をアマルと一緒に飲んでイチャついていたと言われている。自身の結婚記念日については饒舌だったジョージだが、親友ブラッドの離婚問題については「わからない。彼とはしばらく話していないから」と答えることはなかったという。(Hiromi Kaku)
2016年10月04日歌手の高橋ジョージが、きょう3日深夜(24:35~25:35)に放送されるフジテレビの単発バラエティ番組『ギャップオファーGP』に出演。子供相談員たちに離婚の悩みを打ち明け、号泣する。この番組は、話題の有名人に、その人には似合わない・今までの人生でされたことがないであろう"ギャップのあること"をオファーするというもの。高橋は「子供に大人の人生相談」というオファーで、悩みを相談する。純粋な子供たちを前にした高橋は、次第に素直な気持ちになり、ワイドショーでも言えないような悩みを吐露。9歳の女の子から「お父さんと会えないとすごく寂しい。3年間も会えないのは悲しいから会ってあげた方がいい」と言われると、思わず号泣してしまう。子供たちへの相談には、お笑い芸人の永野と平野ノラも登場。番組では他にも、リオ五輪卓球男子団体銀メダリストの水谷隼選手と吉村真晴選手が、杉山愛と「生まれて初めて」というテニス対決に挑戦し、小倉智昭に「"あまたつ"っぽく聞こえる言葉を『あまたつ~!』のテンションで言ってもらいたい」とオファーする。
2016年10月03日カナダを訪問中のウィリアム王子一家。軍関係者の子どもとの交流パーティーに参加したジョージ王子とシャーロット王女の愛らしさに、心がとろけてしまう人が続出中だ。「People」誌によると、シャーロット王女はブルーのコットンワンピースにジョージ王子からのおさがりのカーディガンを合わせたファッションで登場。会場に飾られていたアーチ形のカラフルな風船に大興奮で、風船を叩きながら「ポップ!」と公で初めて言葉を発したそうだ。ウィリアム王子に「ダダ」と呼び掛けたとも言われている。様々なコーナーが設けられている中、ジョージ王子はシャボン玉に夢中に。目をキラキラと輝かせながら泡が飛ぶ様子を嬉しそうに見上げていた。2人は動物とのふれあいにも積極的で、ジョージ王子はポニーに、シャーロット王女は自分よりも大きな犬に乗るという体験も。生後わずか16か月ながら、その犬の頭に片手を置いてしっかりと立つ姿は、両親よりもエリザベス女王にそっくり。犬のほかに、女の子が抱いているウサギに気が付いたシャーロット王女は、ウサギの身体に顔をギュッとうずめる仕草を見せた。これには周りの人がメロメロに。2人の成長ぶりや感情の豊かさが見受けられるひとときだった。(Hiromi Kaku)
2016年09月30日24日(現地時間)、ウィリアム王子&キャサリン妃がジョージ王子とシャーロット王女を伴い、カナダのヴィクトリアに到着。いよいよ一家でのロイヤルツアーが始まった。ヴィクトリアに降り立った一家のファッションは、それぞれがブルーのアイテムを取り入れてコーディネートしており、ファッショニスタのキャサリン妃ならではのこだわりが感じられた。特に目を引くのはジョージ王子の品ある装い。7月に公開されたジョージ王子3歳の記念写真(ボーダーに鯨マークのニット姿)で着用したスペインブランド「Pepa&Co.」が再び採用された。すでにチェックのシャツ(約5,000円)は売り切れ、ショーツ(約4,900円)は在庫あり、ニット(約5,400円)は4週間待ちの大人気商品となっている。「People」誌によると、「Pepa&Co.」の設立者ペパ・ゴンザレスは、「前回に引き続き今回もキャサリン妃にこのスペインブランドを選んでいただけて光栄です」と感動しきりだという。服装はビシッとキメていたジョージ王子だったが、ヴィクトリア到着時間はロンドンでの真夜中。だいぶ“おねむ”だったのか、シャイなのか、出迎えたジャスティン・トルドー首相がしゃがんでジョージ王子とハイタッチをしようとすると、ジョージ王子が頭を横に振って拒むというなんともかわいらしい場面もあった。カナダ初日は長旅に疲れきってしまったジョージ王子とシャーロット王女。到着するや否や、すぐに眠りについたそうだ。(Hiromi Kaku)
2016年09月26日前回の記事から僕の遅れのせいで3週間ほど空いてしまったが、ジョージ・ハリスンのアルバムの鮮度が落ちることは決してない。気にしないで始めよう。さあ、今回もどんな予想外な結果が出るか。○リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドとダーク・ホース どっちが好き?リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドのプロモーションだが、ビートルズ時代よりも若々しいジョージが印象的だ。オールシングスマストパスを発表し、バングラディッシュ救済チャリティーコンサートを成功させミュージシャンとして最高に充実している時期のアルバムだ。こちらもダーク・ホースのプロモ集だが、このアルバムの録音直前のワールドツアーで喉を潰してしまい、ジョージの人生に少し陰を落とした時期かもしれない。早速の予想外の結果が! オール・シングス・マスト・パスから3年を経て発表されたリヴィング・イン~は前作の壮大さとはちがう曲たちが納められた。この後のジョージ、お得意のオルガンギラギラ、サックスとスライドの掛け合いが素敵だ。だから僕はこっちが7でダーク・ホースが3くらいが妥当と思っていた。トライ・サム・バイ・サムなんてもの悲しいメロディーからの発展はちょっと他ではない。ダーク・ホースはもちろん悪くないが、4:6なんてリヴィング~が過小評価されすぎている。○ジョージ・ハリスン帝国と33 1/3 どっちが好き?巷では暗いといわれているが、このアルバムで俄然、音がきらびやかになったと思うのは僕だけか?「33 1/3」からのシングルカット「人生の夜明け」。普通である、ジョージの曲としては。これも僕の意見とは違う結果だ。僕なら9:1である。なのに僅差とはいえ47:53で負けるなんて。ジョージ・ハリスン帝国には「二人はアイ・ラヴ・ユー」というジョージの最高傑作のひとつが納められている。ぶっちぎちりにいい曲だ。キーボード、サックスが突き抜けている。ジョージのギターのリフがすごい。ベースもユニゾンで太い。今、聞き直しているが聞き入ってしまって原稿なんて書いてる暇がない、ただでさえ遅れに遅れているというのに……。余談ですがこのアルバム「Extra Texture」のレコードのレーベルはアップルではなくリンゴの芯でした。○クラウド・ナインとオール・シングス・マスト・パス どっちが好き?ジョージのアルバムで最もセールス的に成功を収めたアルバム。なかでもセット・オン・ユーは14年ぶりの全米1位となり、新生ジョージ・ハリスンをイメージさせた。同じクラウド・ナインから。でも、断然こちらのFabの方が僕は好きです。ビートルズ末期っぽいよね。対するは、いわずと知れたオール・シングス・マスト・パス。スケールが違うと思いませんか?45:55、もちろんオール・シングス~が勝った。クラウド・ナインは確かに大ヒットアルバムだが、なんというかジョージらしさという点では最高峰はリヴィング・イン~や33 1/3だと思う。嫌いではないのですがどうも、ジェフ・リンの音がする気がしてならない。その点、ビートルズ時代の積年の恨みが昇華され集積したのがオール・シングス~だと僕は思う。○バングラデシュ・コンサートとオール・シングス・マスト・パス どっちが好き?こちらの対決も47:53とオール・シングス~が勝利を収めた。僅差である。いい感じの結果だ。バングラディッシュのコンサートはミュージシャンによるチャリティーの礎となり、後のブーム・タウン・ラッツのボブ・ゲルドフとウルトラ・ヴォックスのミッジ・ユーロが仕掛けたバンド・エイドやマイケル・ジャクソン主導のウィー・アー・ザ・ワールドへと受け継がれていく。ジョージの大きな功績だ。クラプトン、レオン・ラッセル、ボブ・ディランと登場するミュージシャンはスーパースターばかりで豪華だった。僕も映画館で観た。感動したよ、とても。***さて今回も読者のコメントを紹介する。ジョージ愛にはあふれてないものも多かったけど。ペンネームテリーまん「木村拓哉VS福山雅治」(大阪府43歳男性)──いやぁ、「洋楽人気対決」って書いてあるじゃない!ペンネームなし「シュープリームとスタイリスティックス」(鹿児島県47歳女性)──おお、まともな対決ができそうですね。予定しておきます。ペンネームしげさん「ミックジャガーとジミーペイジなんて趣向はどうでしょう」(埼玉県54歳男性)──おお、まともなようで、ヴォーカリストvsギタリスト!?ペンネームなし「長州力VS藤波辰巳」(東京都51歳男性)──斬新だな、おい! 諦めてアンケートしてみますか?ペンネームなし「ゴジラとガメラの対決を見てみたいです」(宮城県49歳男性)──斬新だな、おい! せめて人間にしてくれよ。ペンネームなし「かき氷選手権! 好きなシロップは?」(茨城県45歳女性)──斬新だな、おい! すでに生き物ですらないよ。もうむちゃくちゃです。ペンネーム太成なりこ「洋楽は好きだけど、アーティストの名前や曲名はほとんどわからないのでリクエストはありません」(茨城県51歳女性)──これから覚えましょうね!!それから、「1966年からのビートルズファン50年目の北海道63歳男性」からはとてもとても長いビートルズの思い出を送っていただきました。長くて紹介できませんがありがとうございました。さて次回のアンケートテーマはポール・マッカートニーとウィングスです。アルバム同士の対決を聞いていきます。ぜひご参加ください。期間は本日9月26日(月)18:00~9月28日(水)23:59。詳しくはマイナビニュース、会員ページをご覧ください。調査時期: 2016年9月6日~9月8日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 40歳以上1,045名(男性812名 女性233名)調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年09月26日俳優のジョージ・クルーニーが、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの離婚のニュースを耳にし、ショックを受けているようだ。2001年に『オーシャンズ11』で共演して以降、ブラッドと親しい関係を築いているジョージだが、和解できない不和を理由に2年間の結婚生活に終止符を打つべくアンジェリーナが離婚届を提出した件について何も知らなかったとCNNのインタビューにコメントしている。「離婚のことを知らなかったよ。とても残念だね。家族にとってとても悲しくてつらいことだろうね。とてもショックだよ」アンジェリーナはブラッドの6人の子供たちに対する子育ての仕方に不満があったため離婚を決意したと言われており、ブラッドに対して身体的共同親権は求めていないが面会の権利は与えたいと考えていると報じられている。ジョージのように2人の離婚にショックを受けた人物も多くいるはずだが、友人らの中には「長い間離婚の可能性が高まっていた」との見方もあるようだ。ブラッドとアンジェリーナの親しい友人の1人は「離婚の発表はショックですが、そうでないともいえます。離婚の可能性は長い間ずっと高まっていましたからね」「2013年にアンジェリーナが乳房切除の手術を受けたときから、健康と人生が彼女にとって最優先になりました。人生に対する考え方が変わり、今までのような大胆で楽しい女性ではなく神経質な性格になってしまいました」と明かした。また、その友人は「ブラッドは協力的で彼女の支えになりたいと思っていましたから結婚することを決めました。自分たちのためというよりは6人の子供たちのためといえますね。子供たちはアンジェリーナの病気にとても影響を受けていましたから、2人は子供たちに両親として真剣に考えていることを知ってもらいたかったんです」とコメントしていた。(C)BANG Media International
2016年09月22日●"アポなし"誕生のきっかけは森英恵!?注目を集めるテレビ番組のディレクター、プロデューサー、放送作家、脚本家たちを、プロフェッショナルとしての尊敬の念を込めて"テレビ屋"と呼び、作り手の素顔を通して、番組の面白さを探っていく連載インタビュー「テレビ屋の声」。今回の"テレビ屋"は、日本テレビの伝説のバラエティ番組『電波少年』でディレクターだった〆谷(しめたに)浩斗氏。当時出演していた松村邦洋が、"アポなし"のむちゃな企画を強いられて恐怖を感じながら、一方でものまねを披露するほど愛する人物だ。渋谷のチーマーを更生させようと単身乗り込んだり、"エアマックス狩り"を身をもって検証したりと、とにかくクレイジーな企画を送り出した番組に携わってきた同氏に、今のテレビはどう見えるのか――。――『電波少年』には、立ち上げから携わっていたのですか?はい。プロデューサーの土屋敏男さんと『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』でご一緒させていただいていたんです。その後、僕が『知ってるつもり?!』を担当して、日曜21時からの放送中に視聴者対応で局にいると、当時土屋さんは編成で『ガキ使』の担当をしていて、よく日テレの社内で会ってたんですよ。で、92年の5月だったと思いますけど、ある日「シメ、スケジュール空いてる?」と声をかけられて、ペラ1の企画書を見せてもらいました。『快傑電波芸者』というタイトルで、コンセプトに「見たいものを見る、会いたい人に会う、やりたいことをやる」という3つの柱があって、その例に「F1ドライバー・中嶋悟の縦列駐車」ってだけ書いてあったんです(笑)。あの企画書を作ったのは小山薫堂だったんですが、それを見て「面白そうですね」って言って参加することになりました。――それだけで判断されたんですね(笑)「3カ月限定の番組だから、これを生活の糧に考えるな」と言われたんですけどね(笑)。そして集まったチームに向かって、土屋さんは「3カ月で視聴率の結果を出すのは難しい。昔、長嶋茂雄さんが"記録よりも記憶に残る選手"と呼ばれてたけど、"記録よりも記憶に残る番組"を作ろうと思う」とおっしゃったので、3カ月ならやりたい放題やろうじゃないかという感じで始まりました。――最初に担当されたのはどんな企画ですか?アッコ(松本明子)が1,000万円を体に巻きつけて、原宿駅から竹下通りを通って、表参道の交差点にあった当時の富士銀行まで歩いて行くという企画でした。途中で指令を出して、ファストフード店でジュースを買う時に100万円の束から払わせたりして、アッコの心拍数を計って、人間は持ちなれないものを持つとどうなるかという企画ですね。松ちゃん(松村邦洋)の最初の企画は、当時エイズが社会問題になっていたので、芸能人にエイズ健診を受けてもらうというものでした。その第1弾を松ちゃんが受けることになって、健診の結果を紅と白の旗を持った先生が、アウトだったら紅、セーフだったら白を上げるという感じで告知するんですが、これはお蔵入りになりました。その後何年かたって番組のイベントがあったときに、未公開映像として陽の目を浴びたんです。――お蔵入りになったのは、他に面白い企画があったからですか?当時エイズは差別の問題があってシリアスな話題だったので、そういうのをバラエティで扱うのは…という理由です。その頃だって、コンプライアンスが全く無かったわけじゃないんですよ(笑)。それで、実際に松ちゃんとやって最初に放送されたのは、チーマーを更生させるという企画でした。――初期の『電波少年』といえば"アポなし"企画でしたよね。これはどんな経緯で生まれたんですか?あれは本当に偶然だったんですよ。当然最初は、通常の手順で企業の広報などに連絡してお会いしてたんですけど、その段階で「ちょっと忙しいんで…」とよく断られていたんです。そんな中で、当時は番組Tシャツやスタッフジャンパーを作ることが多かったんで、バルセロナ五輪の日本選手団のユニフォームをデザインした森英恵先生に作ってもらおうという企画が出てきました。当然最初は電話して「先生はお忙しいので…」という状況だったんですが、とりあえず行ってみようということで、表参道のビルにアポイントを取らずに行ったんです。たぶんダメだろうなとは思ってましたが、『電波少年』という番組は、「ダメをどう面白く見せるか」というのがテーマでもあったので、とりあえず行ってみると、ちょうど森先生がパリから帰ってる時でした。すると、われわれのクルーがスタッフの方たちとバタバタやっていたので、先生が気づかれて事情を聞いてくれて、面白がって「いいですよ」とデザインしてもらえることになったんです。――ノリがいい方だったんですね。そのとき気づいたのが、周りにいる方は、権威を壊さないように気を遣ってシャットアウトしているだけで、偉い人って意外とシャレが通じるのかもしれないということでした。そこから、全部事前に連絡なんかしないで行っちゃおう、ということになったんですよ。当時はチーマーの更生企画で「めちゃくちゃな番組がある」と言われていたんですが、ここで"アポなし"という言葉を使ったのが新しくて、みんなの中に刺さったのかもしれないですね。――政治家のところにも結構行ってましたよね。ダメをどう面白く見せるかということを考えると、より不可能なところに行った方が面白くなると思って、政治家に行き着き、大の大人がみんな座りたくなる総理のイスってよっぽど座り心地いいだろうから、座らせてもらおうという発想で始まりました。言い換えると、眼の色変えて権力争いをしてトップを狙おうというところに、チャチャを入れたいという企画です。最初は政権与党の自民党に行って、当然のごとく「何しに来たんだ」と言われたんですが、ハマコーさん(浜田幸一議員)に掛け合ったら「よし、分かった! 座らせてやる」となって、成功しました。ここからシリーズ化されていったんです。――成功しても、社内の政治部や記者クラブなどからクレームもあったのではないでしょうか?当然あったと思います。ただ、政治家の方たちはすごくて、若い人たちが見ている番組で門前払いなんかしたら、自分にとってマイナスイメージになると瞬時に感じ取るんです。森先生と同じように、結局トップに立つ本人は、シャレに対する寛容さというのが、結構あるんですね。大臣のイスはほとんど座らせてくれましたし、お正月に小沢一郎さんに「お年玉ちょうだい」と言ったこともありますし(笑)。最初は警備をしてる警察の方たちも、僕らが行くと前を立ちふさぐようにしてたんですが、その後は無線で「今、電波少年が正面玄関の方へ」と連絡を取り合うようになってました(笑)。こうして、"アポなし"がみんなから認知されて、ウエルカム状態になっていったわけですが、それによって"アポなし"が終わっていく流れになりましたね。――成功するまでのプロセスが、面白くなくなってしまうんですね。そうです。どこまでシャレが通じるかというところを探っていくのが面白かったので、何でもOKになると…。その後大ヒットする「ヒッチハイク」企画が始まる半年以上前から、土屋さんに「どこに行っても『よく来てくれました』状態で、編集で面白く作っていくのが、結構しんどくなってきてますね」と伝えました。スタッフがそういう状況になれば、視聴者にもいずれ同じ飽きが来ます。そこで、新たな柱になる企画を考えるんですが、当時特番の『電波少年インターナショナル』で海外に行った際の移動手段として、ヒッチハイクがすごくドキドキするという話をしたんです。●最も身の危険を感じたロケは…――そして、猿岩石(有吉弘行・森脇和成)による、香港からロンドンまでの「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」が始まったんですね。最初は毎週3本VTRがある中で、最後の1本だけでしたよね。土屋さんからは、今までのテレビでやったことのないことをやるという企画だから、30分の番組の中で、とにかく毎週出し続けるということを言われました。成功するか失敗するかは分からないから、毎週何かを見せていくという考えでやっていくということでした。最初は3~4分のコーナーでしたが、それが徐々に10分、20分、そしてヒットするようになって30分全部やるようになりましたね。――〆谷さんはどういうスケジュールで同行したんですか?ヒッチハイクは3人のディレクターが交代で同行していました。スタートは日テレ社員の篠宮(浩司)君が行ってたんですけど、当時のミャンマーがどうしてもネックだということになって。そこで、『―インターナショナル』で松ちゃんを連れて、僻地や政治的に治安の危ないところにも結構入っていた僕が、経験があるからということで、タイのバンコクからミャンマーに行くところで引き継ぎました。――当時ちょっと騒ぎになった、飛行機に乗ったルートのところですね。当時のミャンマーは軍事政権下で、もう絶対に無理だという状況でした。密入国という手段もありますけど、そこで、外国の法律を犯してまでやることはありませんから、飛行機にしようという判断になったんです。ただ、当時は"アポなし"企画で週刊誌やスポーツ新聞から叩かれていたので、そこに猿岩石がゴールしたらそこそこの話題になって、「そのルートは車で行けないじゃないか」と揚げ足をとってくるだろうという読みがあったんです。そうなったときのために、飛行機に乗るところも全部撮影しました。空腹でカツカツの生活をしてた猿岩石が、機内食をうれしそうに食べておかわりまでしてるところを、全部撮ったんです。そして、社会現象の中でゴールして、インチキだと叩かれたときに、番組内で「緊急検証」と銘打って、「取材した膨大なテープの中から、猿岩石がキセルした映像を発見した!」と、とにかく"電波少年らしく"やったんです。――このヒッチハイクロケで、ご自身が一番身の危険を感じたエピソードは何ですか?どれにしたってみんな大変なんですけど(笑)、一番身の危険を感じたのは、車に乗ってる時ですね。猿岩石はお金がないからヒッチハイクしてるわけで、乗せる人間からしたら、こいつらを襲っても何もないんです。でも僕は、唯一のスタッフである同行ディレクターとして、カメラで撮影してるわけですよ。そんなやつは金持ってると思われますよね。実際に、ドロンズが「南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク」をしたときは、スタートして2~3カ月で、ディレクターがもうカメラを盗られましたからね。乗った車が、ちゃんとサインボードを出したところに連れて行ってくれるかは、常に注意してましたよ。――車に乗っている時なんて、このロケで一番長い時間ですよね!?はい。あのロケでは、とにかく充電をしなければならないので、夜は電気がとれる場所を探しました。猿岩石の時は、毎晩その日に撮った8~10時間の映像から、面白い部分の抜き出し作業をやるんです。ただ、どこの町からも抜き出したテープを送れるわけではないので、それがある程度溜まったときに、地図を広げて「この町を通ってくれない?」と、大きそうな町に寄ってもらうようお願いしていました。それでも、発送してから日本に着くのに3~4日かかって、そこから編集して収録して放送されるまでに、実際に起きたことから早くても1週間から10日くらいのタイムラグがありましたね。――前回の"テレビ屋"のテレビ朝日『しくじり先生』の北野貴章さんが、松村邦洋さんから、〆谷さんの話をよく聞いていたとおっしゃっていたのですが、松村さんとの印象に残っているロケはなんですか?結構みんなに言われるのは、アラブの砂漠での遭難とかなんですが、僕の中での一番は、ドロンズのゴールを建てにアラスカに行ったときですね。ゴールをどこにしようかと候補地を探す中で、ちょうどアラスカの中央部に「道の終わり」という場所があると聞いて、ヒッチハイクのゴールにピッタリだということになりました。そして、そこへの移動は、ちょうど犬ぞりの大会があって、そのコースを作るためにスノーモービルで圧雪して、森の中から2,000mの山を越えていくというので、面白いと思ってついていくことにしたんです。スノーモービルは1人1台ずつ渡されて自分で運転するんですが、松ちゃんにはさすがに運転させられないんで、リーダーの人のスノーモービルに連結したそりに乗せていくことにしました。そして出発したんですが、夕刻になって天候が悪化し、ものすごい吹雪になったんです。本当に前が見えない「ホワイトアウト」の状態。生まれて初めてのスノーモービルで混乱したんですが、そしたら先に行ってたはずの松ちゃんが、僕のスノーモービルのヘッドライトに映ってボーッとしてたんですよ。「松ちゃん!松ちゃん!」と叫んでもまだボーッとしてるので、「ちゃんとしろよ!」って本気でひっぱたいて。なんでそんなことになったのか確認すると、天候が厳しくてそりが足手まといになるから、リーダーが危険を感じて切り離して、後で助けに行くということだったらしいんですが、英語で言われても松ちゃんは分かんないから、置いて行かれたと思って、自分で歩いたんだそうです。――雪山で意識がボーっとするなんて、まさに命の危険を感じるシーンですね。カメラも回せませんでしたからね。あれだけは日本に帰ってから、土屋さんに「いろんな厳しい環境でロケをしてきたけど、カメラが撮れないようなところに行くのはもう…」と言いましたよ。●手間ひまかけることが一番大事――『電波少年』が終わった後は、どんな番組に携わってきたのですか?『ロンドンハーツ』に監修という形で参加しています。他にも、フジテレビの『(株)世界衝撃映像社』とか、VTRモノのバラエティ番組をやらせてもらってますけど、ほとんどが監修というポジションで、『電波』のころのように、自分でロケして編集するということはなくなりましたね。――そんな現在のお立場から見て、最近テレビの規制が増えてきたということがよく言われますが、規制ギリギリの番組をやってきて、それは感じますか?『電波』をやってたときも一応規制はありましたけど、そこからさらに厳しくなってるなというのは感じますね。僕らが現役でバリバリやってた時からは、シャレが通じなくなっている気がします。でも、当時だって「これをやっちゃダメだ」というのはありましたので、よく「ダメとここまでだったら許される境界線の塀の上を歩いて行く」というのを意識していました。塀の上のつもりが、実は落ちてたということもありましたけど(笑)この連載でインタビューを受けている皆さんは、わりとそういうチャレンジをしてるんじゃないかと思いますけど、今は塀の手前の安全なところで作っている番組が若干多いから、テレビに刺激がなくなってきてると言われるんじゃないかな。今は、「しょうがねえか!」って笑って許してくれることがあまりなくて、ダメなものはダメとはっきりしちゃってる。それが作る人たちを、萎縮させてるんじゃないかなと思いますね。――今後こういう番組をつくっていきたいという企画はなんですか?いろんなメディアがある中で、テレビ独自にできることって「視聴者を動員させる」ことだと思うんです。『電波』でもイベントをやったり、猿岩石の凱旋で36,000人が来てくれたんです。今でも『鳥人間コンテスト』もそうだと思うんですが、そういう番組が、最近あまりにも減っちゃっているので、まだまだテレビでやって行けたらと思いますね。昔、大先輩が「ショービジネスに欠かせないのは、お金と才能と時間だ」とおっしゃっていて。でもお金は制作費が削減され、才能も急に増えるものじゃない。そうすると時間、つまり手間ひまをかけるということが、逆風が吹いている今のテレビで、僕ら作る人間にとって一番大事なことなんじゃないかと思いますね。大変なことなんですけど、自分の反省も踏まえて、あえてそういうことをやることによって、テレビはまだ元気だぞというのを出してやってみたいなとは思いますね。――〆谷さんが影響を受けた番組を1本挙げるとすると、何ですか?昔、テレビ東京(当時:東京12チャンネル)でやっていた所ジョージさん司会の『ドバドバ大爆弾』です。素人の方がものまねや一発芸とかを披露して、100人のお客さんが審査して、例えば74人が面白いと思ってボタンを押すと、その場に74万円が出てくるんです。そしてゲームをクリアしたら、その74万円を持って帰れるというシンプルな構造なんですが、中学生とか高校生とかが、60万とか70万とかいう大金を本当に持って帰るんですよ(笑)。いい意味でも悪い意味でも、画面から出てくるバカバカしさとパワーを感じましたし、あれを見て「テレビって面白いなあ」と思いましたね。――さきほどおっしゃっていた「動員する」という話に通じますね。視聴者側にも作る側にも、テレビが遊び道具になってたんですよね。あの距離感に、言い知れぬパワーを感じました。――いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、〆谷さんの気になっている"テレビ屋"をお伺いしたいのですが…この前、NHKの『あさイチ』を見てたら、女性のための情報を取り上げるシリーズの日で、「今日のテーマは『おりもの』です」って言ったんですよ! 今までいろんな情報番組を見てきて、『あさイチ』はこれまでもいろんなチャレンジをしてるなと思ってたんだけど、これにはとどめを刺されましたね! 普通情報番組なら、でき限り老若男女分かるネタを意識するじゃないですか、ましてやNHKが。それが少なくとも視聴者の半分である男性を捨ててるわけですよね。今、NHKが一番チャレンジしてるんじゃないかなと思う気がして、どんな感じで作ってるのか、『あさイチ』のスタッフが気になってます。
2016年09月16日ジョージはビートルズの中でも、一般的には地味な存在と思われている。一般論なので僕も否定はしない。当たり前だ。ジョン・レノンとポール・マッカートニーという20世紀の天才に挟まれているのだ。さらにキャバーンの頃でいえば、ジョージ17、ジョンは二十歳だ。この年頃の3歳差は大きい。でもまぎれもなくジョージも偉大な天才である。2001年11月29日、58歳で亡くなるまで9枚のアルバムを発表している(あ、『電子音楽の世界』(69年)とかは抜きです。小学生の時、なけなしのお小遣い2,200円で買って泣いたから)。中でも僕が1番好きなのは『オール・シングス・マスト・パス』(70年)である。このアルバムの収録曲の対決をご紹介しよう。なんと言っても、ジョージ、この時27歳だぜ。○「マイ・スウィート・ロード」と「美しき人生」 どっちが好き?曲はスタジオ版そのままなのでご安心を。なんかジョージっぽくないビデオはご愛嬌。こちらもはオリジナルテイクの「マイ・スウィート・ロード」仕方ない結果ですかね。僕もこの二択を迫られたら、悩むしその日の気分で入れ替わると思う。今回はどの設問も僕が双璧と思う曲を並べてるからね。でも「マイ・スウィート・ロード」の知名度は強かったということで……、納得。ジョージ好きには常識ですが訴訟になったThe ChiffonsのHe’s so fineもこれからジョージマニアになろうという方は聞いておいてソンはないだろう。○「アウェイティング・オン・ユー・オール」と「ワー・ワー」 どっちが好き?この結果にはボカァ納得いってない。78:22なんて信じられない。もちろん、僕が好きで比較しているから、今回の結果はすべて50:50くらいの結果で順当のはずなのだ。どちらの曲もYouTubeにオフィシャルがなくてリンクが張れないが、もう一度聞いてほしい。「ワー・ワー」のイントロのリフの素晴らしさ。自分で弾いてみると思いのほか運指が難しく滑らかにならないこと、「アウェイティング・オン~」が2分45秒という、いい曲なのにすぐ、終わってしまうという欠点があるのに対し、「ワー・ワー」は5分34秒という大作であること、あくまで噂だが歌詞がポールへの皮肉であることなどなど……奥深いのだ。素晴らしさを挙げつらったら枚挙にいとまがない。いつか、もう一度アンケートを取り直そう、そう固く決心した9月5日。○「アート・オブ・ダイイング」と「ヒア・ミー・ロード」 どっちが好き?どちらもマイナー基調のいい曲である。「ヒア・ミー~」がブルースっぽさを前面に押し出しているのに対し、「アート・オブ~」はロックである。ワウペダルが効果的に使われたナンバーだ。このアルバムではジョージはワウを多用してるのも特徴。こちらもアレな結果に終わった。「アート・オブ~」が44:56と負けてしまった。「アート・オブ~」のサビのリフのすごさ、1分45秒あたりをもう一度聞き直してほしい。このフラッテッドフィフスの使い方のうまさ、感動に値する。後のロックを変えるフレーズなのだ。こちらもいずれアンケートを取り直す。どうせ、人の意見なんて僕は聞かないのだ。よく非難される。○「オール・シングス・マスト・パス」と「イズント・イット・ア・ピティー」 どっちが好き?アルバム表題曲と、テイク違いの2曲を選びきれず両方入れてしまった、ジョージのお気に入りの曲の対決である。どちらもスケールの大きな悠久の時を感じさせてくれる大作です。ジョージがビートルズで何を我慢してきたか、耐えてきたかを教えてくれる素晴らしい曲ですね。結果は僕も満足です。○「イフ・ノット・フォー・ユー」、ジョージとボブ・ディラン どっちが好き?最後に、このアルバム唯一のカバー曲、本家とジョージの対決です。僕にとっては意外な結果で、ディラン55:45で負けてしまいましたね。アクのないストレートで美しいアレンジはポップそのもので、ジョージに軍配が上がったのでしょう。この原稿を書く上でいろいろ思い出しながらネットを徘徊していたら面白いものを見つけた。ジョージの息子、ダーニ・ハリスンはジョージのトリビュートコンサートなどに多数出演している。その面立ちや歌い方、発音がジョージの若いころに非常に似ているので驚かされた。以下のキーワードで調べてみるのも一興です。「Dhani Harrison - SAVOY TRUFFLE COVER Beatles HD」***読者のジョージファン代表のコメントを紹介しよう。「ボブ・ディランと比べるのは究極の選択でした…」(千葉県47歳男性)──ディラン・ファンならなおのことだね。「ジョージ、ソングライターとして唯一無二、まさにジョージ節とも言えるメロディーラインが最高」(茨城県53歳男性)──個性がシッカリありますね。「ジョージの曲だっ」とすぐにわかる。「ビートルズのメンバーの中では一番好きでした」(神奈川県57歳男性)──そうだよ、その通りですよ。特に解散後は最高。「ジョージでは『セット・オン・ユー』が一番好きです。テレビ東京の『男子ごはん』のテーマ曲です」(愛知県43歳男性)──大丈夫、次回ちゃんと出てきますよ。「ジョージと云えば、バングラディシュコンサートが思い起こされる」(福島県65歳男性)──大丈夫、こっちも次回ちゃんと出てきます。さて次回のテーマもジョージです。アルバム同士の対決を聞いていきます。ぜひご参加ください。期間は本日9月6日(火)18:00~9月8日(木)23:59。詳しくはマイナビニュース、会員ページをご覧ください。調査時期: 2016年8月30日~9月1日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 40歳以上1,089名(男性832名 女性257名)調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年09月06日