■これまでのあらすじ中学受験のため塾に通う小6のツム子は、少し前に上のクラスに上がって今はついていくのに必死だ。そんなある日、ツム子と同じクラスで成績がダントツ1位の良子が誰かから悪意のメモをもらったことで、テスト中に泣き出してしまう。自分がかわいがっている良子がいじめの対象となったことで激昂した先生は、すぐにクラス全員の荷物検査を実施。するとツム子の荷物から、良子宛のメモに使われていた同じメモ帳が出てきたことで、先生はツム子を加害者として別室に呼び出すのだった…。自分はやっていないと訴えるも信じてもらえず、同じメモ帳を持っていただけで「おまえが犯人だ」と詰め寄って来る先生に恐怖するツム子。どうしたらツム子の言うことをわかってもらえるのだろうか?■震えが止まらない…!■怖くて怖くて…震えが止まらないというのは誇張した表現ではなく、人は恐怖を感じると本当にガタガタと震え出すものだと、ツムママさんは言います。ツムママさんが人生で震えが止まらなくなったのは、塾で先生にいじめの加害者と言われた時(冤罪)、電車が人身事故で止まった時にお腹が痛くなった時、破水からの陣痛に耐えていた時、の3回。塾で震え出した時は先生に「寒いのか?」と見当違いなことを言われ、最初は先生の言う通り「寒いのかも…」と思ったそうですが、恐怖で震えたのだと後からわかったのだそうです。それだけ先生が怖かった…、そしてこの先どうなるのかわからず怖かったのだと伝わってきます。お話では震えのせいでろれつも回らなくなってしまったツム子が最後はハッキリ話せるようになっていますが、当時はもっと途切れ途切れに話していたそうで、「その態度が余計先生に怪しまれたのかもしれない」と今は思うそうです。次回、同じメモ帳を持つ人物が…!?次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月09日更年期と言われる年齢になってからというもの、体のだるさ、動悸、憂うつ感、頭痛、手の震え、不眠、発汗などなど、あまりにもいろいろな症状が予想もつかないときにやって来ます。そのたびに強い不安感を覚えていました。それが更年期症状はホルモンバランスの乱れが自律神経に影響を及ぼすことにより起こる現象であることを理解すると、不安感なく対処できるようになった体験談を紹介します。★関連記事:自律神経が乱れやすい更年期。自律神経って何? 自律神経が乱れるとどうなる? どう整える?【医師監修】更年期の症状なのか、それとも大病なのか40代後半になったころから、急にドキドキして心拍数が上がったり、息苦しくなって深呼吸して呼吸を調整したり、暑くもないのに突然汗が出てきたり、手が震えたり、体がだるかったり、さまざまな症状が予測もなく襲ってくるようになりました。それらの症状のみであれば、一般的に言われている更年期の症状のようなので、年齢的なものだと自分自身に言い聞かせられるのですが、私の場合、大病ではないかと思われる症状も出てきたのです。それは急に手が震えて、脳の中で一瞬の軽い痛みとともに、さーっと血の気の引くような感覚がするというもの。この感覚を度々経験するようになり、もしかして自分は脳の病気でもあるのではないか、生死に関わるような脳疾患ではないかと心配で居ても立ってもいられず、病院に駆け込みました。しかし、脳ドックでMRI検査をしてもらった結果、特に脳の病気ではないことが判明。まるで生死の淵から生き返ったようにホッとしました。自律神経は心身を健康に保つ根幹的な神経脳の違和感以外にも、体調の変化を感じることがありました。あるときは呼吸するのが苦しくなり、心臓がドキドキして、死ぬかもしれないと思ったほど。そのときは救急車を呼ぶか迷いながら呼吸を繰り返して30分くらい静かにしていたら、症状が治まってきたのでした。他にも急に汗が出てきたり、体がかっかして熱くなり、周りの人に「暑いね」と言っても誰も同意をしてくれず、自分だけが熱くて汗までかいていたこともあります。そのような状況になるたびに、自分は深刻な病気を抱えているのではないかという強い不安を覚えました。更年期の症状は人により深刻度も症状も異なるそうなので、余計に不安でした。そんなとき、不眠で通院していた更年期外来の医師が不眠やその他の更年期障害にはすべて自律神経の乱れが影響をしているという話をしてくれました。全身を緊張させたり、弛緩させたりするのは自律神経の働きによるものであり、この自律神経がうまく調整できていれば、環境が変化しても体は安定した状態に保たれるとのことなのです。私は自律神経を整える働きがあるという漢方薬「抑肝散(ヨクカンサン)」を処方されました。自律神経の乱れる更年期をうまく過ごすには医師によると、例えば心拍数や呼吸数が増えるのは体中に血液や酸素を届けるため、発汗するのは体が熱くなり過ぎるのを防ぐため、緊張したり震えたりするのは覚醒状態を保つためであるとか。私が不安に感じていた症状は、逆に自分の体がある意味きちんと状況を把握して反応しているということであり、しっかりと自律神経が機能している証拠だと知り、少し安心しました。ただ、更年期はホルモンバランスが乱れているので、体を調整するために自律神経が活発に動くとつらいときもあります。そういう場合には我慢をしないで、無理せずに体を休めたり、更年期外来に通院したりしてフォローしていけば良いのだということがわかりました。そういったメカニズムがわかると、自分の体で何が起こっているのか理解できるので不安感もなくなり、冷静に対処できるようになりました。今は医師のアドバイスに従い、自律神経のバランスを整えるために食べ過ぎたり、不規則な時間に食べたりしないように。毎日なるべく歩くようにし、早寝早起きをして、規則正しい生活を心がけています。まとめ人によりさまざまな症状が出て、生命に関わる大病ではないかと思ってしまうくらいつらいときもある更年期の症状ですが、私はそのメカニズムを知ることにより、強い不安感から解放され、前向きな気持ちになれました。まだまだつらい更年期症状に悩まされるときもありますが、少しでもラクに過ごせるように、1日3食をしっかり取り、適度に運動をし、良質な睡眠を取り、規則正しい生活をしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/塩り著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2023年08月01日表情が豊かな、猫のヤマネコくんと暮らす、飼い主(@ymnc_rf)さん。Twitterにこんな文章を添えて、ヤマネコくんの写真を投稿しました。「手ェ!手ェ!!手エェェェェ!!!」この文章を頭の中で読みながら、次の3枚の写真をテンポよくご覧ください!手ェ!手ェ!!手エェェェェ!!! pic.twitter.com/CqtvVfendF — ヤマネコ (@ymnc_rf) January 20, 2023 写っているのは、飼い主さんの手に飛びつこうとしている、ヤマネコくんの姿。1枚目で狙いを定め、2枚目で手をつかまえ、最後は「手エェェェェ!!!」というツイートの勢いそのままに、迫力のある表情を見せています。3コマ漫画のような見事な流れに、思わず笑ってしまいますね!投稿には「めっちゃかわいい」「笑った!」という声が上がっていました。ヤマネコくんのいきいきとした表情に、心をつかまれた人は多かったようです!なお飼い主さんは、Twitterのほかにも、Instagramなどでヤマネコくんの姿を発信しています。気になった人はチェックしてみてくださいね。Twitter:@ymnc_rfInstagram:ymnc_rfYouTube:ヤマネコハウス | Yamaneco HouseTikTok:ymnc_rf[文・構成/grape編集部]
2023年01月21日毒太と知らない女とのメールのやりとりで“ホテル”の文字が……! いろんな感情が爆発して震えが止まらない瓜田チャリさんですが、負けてたまるかと気持ちを切り替えて次のメールを見ると……「ゆりには毒ちゃんがおる。そう思っててもいい?」とありえないメールが……。さらに毒太の返事を見てみると「いいよー!」と呆れるほど軽い返事を送っていました。瓜田チャリさんが怒りに震えていると、毒太がお風呂から出てきて……? 今はまだ夫とは普通にしないと… 「ビール飲むわ」毒太の言葉を聞いて、何事もなかったかのようにそそくさと冷蔵庫へ行き、ビールを取り出す瓜田チャリさん。 “ゆり”って自分のこと名前で言うタイプ……毒太が好きな若い女。 あんなに軽く返事ができるなんて、私と子どもたちって何なの? ムカつくけど今はまだ普通にしないと。 そう思いながら頼まれたビールを渡すと……「……」持って来させたのに、お礼も言わない毒太。 罪悪感の欠片もありません。 毒太の一声で床に着きますが……あんなメールを見たばかりで、隣で寝たくない瓜田チャリさんがそう思っていると、毒太が服の中に手を入れてきて……!? 妻である瓜田チャリさんへ「風呂」「メシ」と指示をして、日ごろからお礼を言わないモラハラ夫の毒太。親しき中にも礼儀ありと言いますが、毒太には皆無の様子。不倫までしておいて罪悪感なくこの態度……。さらに帰宅前に不倫してきたはずなのに、今夜も毒太の手が瓜田チャリさんの服の中に忍び寄ってきました……。今は証拠集めの時期なので“普段通り”を装いたい瓜田チャリさん……つらいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2022年10月27日更年期と言われる年齢になってからというもの、だるい、憂うつ、頭痛、手の震え、不眠、発汗などなど、あまりにもいろいろな症状が予想もつかないときにやって来ます。そのたびに強い不安感を覚えている私ですが、更年期症状はホルモンバランスの乱れが自律神経に影響を及ぼすことにより起こる現象であることを理解して、不安感なく対処できるようになりました。更年期の症状なのか、それとも大病なのか40代後半になったころから、急にドキドキして心拍数が上がったり、息苦しくなって深呼吸して呼吸を調整したり、暑くもないのに突然汗が出てきたり、手が震えたり、体がだるかったり、さまざまな症状が予測もなく襲ってくるようになりました。それらの症状のみであれば、一般的に言われている更年期の症状のようなので、年齢的なものだと自分自身に言い聞かせられるのですが、私の場合、大病ではないかと思われる症状も出てきたのです。それは急に手が震えて、脳の中で一瞬の軽い痛みとともに、さーっと血の気の引くような感覚がするというもの。この感覚を度々経験するようになり、もしかして自分は脳の病気でもあるのではないか、生死に関わるような脳疾患ではないかと心配で居ても立ってもいられず、病院に駆け込みました。しかし、脳ドックでMRI検査をしてもらった結果、特に脳の病気ではないことが判明。まるで生死の淵から生き返ったようにホッとしました。自律神経は心身を健康に保つ根幹的な神経脳の違和感以外にも、体調の変化を感じることがありました。あるときは呼吸するのが苦しくなり、心臓がドキドキして、死ぬかもしれないと思ったほど。そのときは救急車を呼ぶか迷いながら呼吸を繰り返して30分くらい静かにしていたら、症状が治まってきたのでした。他にも急に汗が出てきたり、体がかっかして熱くなり、周りの人に「暑いね」と言っても誰も同意をしてくれず、自分だけが熱くて汗までかいていたこともあります。そのような状況になるたびに、自分は深刻な病気を抱えているのではないかという強い不安を覚えました。更年期の症状は人により深刻度も症状も異なるそうなので、余計に不安でした。そんなとき、不眠で通院していた更年期外来の医師が不眠やその他の更年期障害にはすべて自律神経の乱れが影響をしているという話をしてくれました。全身を緊張させたり、弛緩させたりするのは自律神経の働きによるものであり、この自律神経がうまく調整できていれば、環境が変化しても体は安定した状態に保たれるとのことなのです。私は自律神経を整える働きがあるという漢方薬「抑肝散(ヨクカンサン)」を処方されました。自律神経の乱れる更年期をうまく過ごすには医師によると、例えば心拍数や呼吸数が増えるのは体中に血液や酸素を届けるため、発汗するのは体が熱くなり過ぎるのを防ぐため、緊張したり震えたりするのは覚醒状態を保つためであるとか。私が不安に感じていた症状は、逆に自分の体がある意味きちんと状況を把握して反応しているということであり、しっかりと自律神経が機能している証拠だと知り、少し安心しました。ただ、更年期はホルモンバランスが乱れているので、体を調整するために自律神経が活発に動くとつらいときもあります。そういう場合には我慢をしないで、無理せずに体を休めたり、更年期外来に通院したりしてフォローしていけば良いのだということがわかりました。そういったメカニズムがわかると、自分の体で何が起こっているのか理解できるので不安感もなくなり、冷静に対処できるようになりました。今は医師のアドバイスに従い、自律神経のバランスを整えるために食べ過ぎたり、不規則な時間に食べたりしないように。毎日なるべく歩くようにし、早寝早起きをして、規則正しい生活を心がけています。まとめ人によりさまざまな症状が出て、生命にかかわる大病ではないかと思ってしまうくらいつらいときもある更年期の症状ですが、私はそのメカニズムを知ることにより、強い不安感から解放され、前向きな気持ちになれました。まだまだつらい更年期症状に悩まされるときもありますが、少しでもラクに過ごせるように、1日3食をしっかり取り、適度に運動をし、良質な睡眠を取り、規則正しい生活をしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/塩り著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年03月03日結婚して3年目、普段から重めだった生理痛がだんだんひどくなりました。病院をはしごしても、結果は「生理痛が重くなっただけ」。でも、本当に……? 不妊の原因はこんなところに潜んでいました。 しばらくして震えが治まったので、夫を起こして「何かおかしいから明日病院へ連れてって!」と言い、痛みに耐えながら横になりました。(この時点で救急車呼べば良かったんですが…!) 翌朝、大学病院の内科を受診。待合室で待っていると、通りかかったスタッフに声をかけられました。私の顔色があまりにも悪かったので、そのままベッドに案内され横になって診察を待つことに。 「大袈裟でイヤだなぁ」なんて思っていたら先生が来て、私のおなかを触診。指で軽く押された瞬間「痛い!」と言ったそのあと、あれよあれよと言う間に車椅子に乗せられ、産婦人科へ運ばれ、血液検査やエコー検査をこなしました。 そして、先生から告げられたのは「破裂してますね」の衝撃な一言…! 「両側チョコレートのう胞」という診断でした。 子宮内膜症の1つで、本来生理のときに剥がれ落ちる組織が卵巣の中にできてしまい、それがどんどん増えていって卵巣が破裂したとのことでした。「前回受診したときに、小さなのう胞があったみたいだね。とりあえず入院して、手術しましょう」と……。結果、手術は無事に終わりました。 普段から生理痛が重いと痛みに慣れてしまって我慢しがちですが、「おかしい」と思う感覚はやはり信じていいんだなと、この時思いました。子宮内膜症が原因で子どもをなかなか授からないという現実や、子宮内膜症はずっと経過をみていかなければ再発しやすいという怖さもありますが、手術後に生理痛は驚くほどラクになりました。 原案/シマダの嫁さん作画/まっふ
2020年06月02日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「パワーハラスメント」です。職場のパワーハラスメント(パワハラ)とは、同じ職場で働く人に対して、地位や人間関係などの優位性を使い、適正な範囲を超えた精神的・身体的苦痛を与える行為をさします。2010年からの5年間で、過労が原因でうつ病などの病気を発症して労災が認められたケースが2000人。そのうちの368人は過労自殺でした。2000人のうち、30代が3割以上。20代も加えると5割以上になります。少子高齢化で労働不足になっている日本にとって、若い世代が心を病んだり自殺に追いやられているというのは、もはや国難です。2017年度に「心の病」が労災認定された506人のうち、パワハラが原因の人は88人。前年度より14人増え、2年連続で原因別の最多となりました。パワハラは、起こしている本人にその自覚がないケースが多く、トラブルになっていますが、受ける側もそう捉えていないことに根深い問題があります。僕自身、今にしてみれば、上司からパワハラを受けていたと思うことがあります。しかし、当時の僕は、「厳しく指導してもらったおかげで成長できた」と思い込んでいたのです。手に震えが出るなど、体に変調を来していたのに、上司も自分も、それが問題だとは感じていませんでした。上司の失点になってはいけないと、部下が自らタイムカードを適度な時間に打刻し、帰社したことにして、会社に申請せずに長時間残業をする。部内全体で、それを無言のうちに強いるというのも、一種のパワハラです。「受けている本人がパワハラと認識しなければ、パワハラではない」とされていますが、それは違います。業績を上げることや効率を最優先する会社の価値観に染まり、知らないうちに負担を強いられ、心を病むこともあります。あなたの会社の常識は、世の中の常識とは違うかもしれません。厚生労働省は、企業にパワハラ防止措置を義務付ける、法の整備を検討し始めました。嫌だなと思うことに、NOと言える環境や、その職場に問題があれば、我慢せずに、20代30代でもほかの職に移ってもいいという風潮も、広げていく必要があると思います。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年11月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年11月24日Googleのリフトウェアチームは1日、加齢やパーキンソン病などによる手の震えを軽減するスプーン「リフトウェア」キットの国内販売開始を発表した。価格は税込47,520円。「リフトウェア」は、センサリング技術などで手の揺れを制御できる機能性スプーン。パーキンソン病や脳梗塞、原因不明(本態性振戦)といった手の震えに悩むユーザーのために開発され、震えが4.5cm未満となる軽度から中等度の震えに最も適するという。製品の構成は、振動安定ハンドルとカトラリーアタッチメントの2パーツ。ハンドル部に手の動きを検知するセンサーと振動抑制用モーター、意図する手の動きと不要な震えを区別する小型コンピュータが搭載されている。センサーが手のふるえを感知すると、検出した震えとは逆方向にモーターを動かすよう、コンピュータが制御。この自動振動安定機能により、手元を安定させることで食べ物を落とさずに食事ができる。アタッチメントはスープスプーン、テーブルスプーン、フォークの3種類。標準キットでは、振動安定ハンドル、スープスプーン(アタッチメント)、充電器、USBケーブル、電源アダプター、携帯ポーチがセットになっている。ハンドルにアタッチメントを取り付けると自動的に電源オン、取り外すと自動的に電源オフとなる仕様で、ハンドル部はUSB経由での充電式。「リフトウェア」の国内販売はフランスベッドが担当し、フランスベッドの販売サイト「介護宅配便」などで取り扱う。なお、リフトウェアは、Googleで次世代技術開発を担当するGoogle[x]の1つとして、2014年にスタートしたプロジェクトとなる。
2015年10月02日猫といえば、お手手をきちんとたたんで座る「香箱座り」が有名です。きれいに胸元にしまわれたお手手、そして丸みを帯びた猫の背中が「香木やお香を入れておくための箱に似ている」ことから、このように呼ばれるようになりました。では、なぜ猫はこんな座り方をするのでしょうか。猫の気持ちを教えます。■猫特有の座り方猫はネコ科の動物で、ライオンやトラと同じ科に属しています。体の大きさに違いはありますが、「狩りをする動物である」という点など、共通点もありますよね。しかしこの香箱座りをみせてくれるのは、猫だけなのです。「前足はどうなっているの?」と思ってしまうこの姿は、猫独特のものなのですね。■リラックス香箱座りでは、猫は前足を胸元に収納しています。これは、「自分に危機が訪れたときにも、とっさに戦闘態勢に入れない」ということを意味します。狩りをする猫が、自分に危機が訪れるかもしれない状況の中で、このようなしぐさを見せることはありません。香箱座りを見せてくれたら、それは猫が心からリラックスしている証拠だと言えるでしょう。もしも家に迎えて間もない猫が、こんなしぐさを見せてくれるようになったら…家にも飼い主にも慣れてくれたと考えて良さそうですね。■香箱座りできない猫もいる香箱座りはリラックスの証拠。それをしない場合、「わが家の猫は、こんな座り方をしてくれない。もしかしてリラックスできていないの?」と気になる方もいるかもしれません。しかし心配することはありません。そもそも香箱座りが苦手な猫もいるのです。中でも、身体が大きめの猫は足を内側に折り曲げることが難しく、香箱座りを見せることはまずありません。その代わりに、前足を前に伸ばすような座り方でリラックスしていることが多いです。またどんな猫でも子猫の時期には、いろいろなものが気になり、好奇心旺盛に動き回りたいものです。まったりと落ち着いて過ごす…なんて行動はまだまだ難しいようで、香箱座りを見せてくれる子はほとんどいません。成長するにしたがって見せてくれることもあるので、諦めずに観察を続けてみてください。香箱座りは、猫がリラックスしている証拠です。自分の前で猫がこんな姿を見せてくれたら、いとしさがさらにアップしそうですね。(画像提供元:うだま)
2014年11月29日