明けましておめでとうございます!!いつ読んで頂きありがとうございます、もりりんパパです。2020年、始まりましたね!今年はオリンピック、そしてパラリンピックが東京で行われますね。他にも様々なことがあるようですが、どんな年になるのでしょうか。今から想像するだけでワクワクしてきます。僕も仕事で15年務めた部署(デイサービス)を離れ、隣に併設されている特養(老人ホーム)にて心機一転生活相談員をがんばることになりました!仕事に子育てにブログに趣味にと今年も楽しく活動をしていこうと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!さて、それでは今回のお話。次女さんが鼻骨折で即入院・手術になったお話のつづきです。こちらが最初のお話になっています。よければ併せてご覧ください。さて、バタバタだったし様々なことがあった手術当日。僕の中では泣いてしまったりと色々な感情が溢れてしまいましたが、とりあえずは帰宅です。ずいぶん遅くなってしまいましたし、まずは長女と夕食をとらなですからね。…いや、そういえば何か肝心なことがあったような。う~ん。まぁ、まずは飯です。腹ごしらえをしながら目を通すとしましょう。………。……。…。思ってたより重要そうな内容だった("゚д゚)どうやらこの病院では入院費に関する誓約書というのが必要で、保証人2人に記載してもらわないと退院することが出来ないのだとか…!!即座にインターネットで調べてみましたが、病院によって書式・形態は違うものの概ねこのようなものがあるそうで。んで、これがないと退院することができない。つまり退院時までに必要。………。退院明日じゃん:(;゙゚''ω゚''):誓約書を頼まないといけないのは2人。1人は僕たちが一緒に住まわせてもらっている(わが家は嫁さんの祖父祖母との2世帯住宅です)嫁さんのじいちゃんに書いてもらうとして。もう1人は…まぁ、僕の親父ですかね。でもねぇ、僕の親父ってこのような保証人というものに相当敏感で、嫌がる傾向があるんですよね。しかし時間はもう21時。時間がない!!そんなわけで意を決して親父の元に向かったのでした。まぁ、母親が介入してくれたおかげでなんだかんだ書いてくれましたけどね。こういったことが入院時に必要になってくることを再確認したので、次からは予め相手に話しておこうと思います。入院や手術なんてしないのが一番ですが、いつ何とき自分や家族に降りかかってくるか分かりませんからね…。さて、時間も相当遅くなりましたがこれでようやく退院の準備が整ってきました。と、ここで嫁さんから何かメッセージが。どういうことだってばよ!?ここにきてまさかの急展開。そんなわけで、このお話はもう少しだけ続きます。それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!
2020年01月04日前々回から次女が鼻骨折で即入院・手術になったお話を書いています。今回もその続きです。まだ読まれていない方は、よければこちらもどうぞ。家のどこに何があるのかわからず、もっと色々と把握しておく重要性を痛感しつつ、どうにか準備ができた僕。それから車で病院に向かいましたが、道中は大渋滞。到着する頃にはあたりは真っ暗になっていました。そしてついに次女と面会するのですが…そこにあったのは、いつもの活発過ぎて男の子と間違われるような姿ではなく。あまりにも大人しく、そしてぐったりとしている次女でした。そりゃあまだ手術が終わって数時間。麻酔がきれて目が覚めたばかりなので仕方がありません。それでも反応が見たい。大したことのない手術だけど、元気な様子が見たい。そう思って声をかけてみました。だけど…。今まで見たこともないような反応が("゚д゚)嫁さんから聞いたのですが、次女は手術直前までは本当にいつもと変わりなく活発だったそうです。終わったあと冷やし中華を食べることを楽しみにしつつ、向かって行ったそうな。…さすがに麻酔をされるのはちょっと怖がっていたそうですけどね。そして、手術は短時間で終わりまして。麻酔も程なくきれて意識も無事に戻ってきました。でも、ここからがちょっと大変だったそうで。嫁さんも数年前に大手術をしているので経験したそうなのですが、麻酔が切れる時は倦怠感などで、どうしようもなくきつくだるくなることがあるそう。次女さんもその状態になり、ちょっとした錯乱状態から泣き叫んで過呼吸になってしまいました。(先生曰く、ここまで激しく暴れた子は久しぶりとのことでしたが(^^;)そして、楽しみにしていた冷やし中華どころか食事もできない状態だったんですよね。そんな状態から少しだけ落ち着いてようやく一息ついたところでの僕の出現。でも、僕は…でも、僕は結局なんにもできませんでした。家の中は何も把握できておらず、1つ1つ嫁さんに確認しないと荷物の準備すらできない。そして、次女に対して寄り添って元気を与えることもできない。なんにもできない、できなかった!!親としてのあまりの自分の不甲斐なさに、涙が…悔しい!!でも、この時となりには長女が一緒に歩いていましたから、顔が見えないよう少し先を歩いて、うつむきながらこっそり号泣しましたが。でもね。なげいてもしかたがないですからね。今回はこうなってしまいましたが、今後もいつ何があるのかなんて分かりません。”もしも”の時の為に家の中のことはもっと把握しようと思います。失敗は成長のチャンス。それを教えてくれた次女に”ありがとう”と思うとともに、翌日の退院に向けて、様々な準備をがんばることを誓った夜でした。
2019年12月23日さて、前回次女が鼻骨折で即入院・手術になったお話を書きましたが、今回はその続きとなります。10月の初めに学校で鼻を骨折してしまった次女さん。それから手術をするか悩んでいましたが、最終的には総合病院の先生と相談して決めることに。その結果…まさかの即入院・手術が決まってしまう!!僕たちはこの日は手術を決めるだけで、数日後にまた病院に行くと思っていたんですよね。その時は僕も仕事を休んで車で荷物を運び手術を見守るつもりでしたが…ここまで話が一気に進んでしまうとは思いもしませんでした。嫁さんに至っては当日ランチをして帰るつもりでしたからね(笑)そりゃあもうラフな格好で行きましたし、何も必要な荷物は持って行っていません。しかし。ここで嘆いても何も始まりません。まだお昼過ぎで僕は仕事中だったので、嫁さんとはラインでやり取りを続けました。ここで連絡をうけた僕の頭に疑問が。たとえ1泊の入院とはいえ、たくさんの荷物が必要になります。うん、それは分かります。だけど、嫁さんはそれらを全て口頭で言いたいから、とりあえず僕が帰宅してから電話をかけてこいと言うのです。いやいやいや。そんなのわずらわしいから文章でいいやん?ラインで必要物品を書いてくれたら、それらを探して病院に向かうから!!とか思っていたんですけどね。それはちょっと甘すぎでした( ゚д゚)これはちょっと予想以上。何がどこにあるのかさっぱりです。言われたものの半分も在りかが分かりませんでした。そして夕方、ちょっとだけ早退をして中学校まで長女を迎えに行ったのちに自宅へ。(この時点で手術は終わっています)ここで嫁さんに電話をしてモノを探しますが…もうあっちやらこっちやらバタバタでしたね。いや~…自分で自分が情けなくなりましたね。家事はしているつもりではありましたが、この辺は嫁さんに甘えっぱなしだったのでしょう。印鑑の場所すら分からなかった自分が歯がゆい…。というか、いつ何がおきてモノを探さないといけなくなるか分かりませんからね。日ごろからきちんと把握しておく必要性を強く感じました。あ、そうそう。このお話を書くにあたって嫁さんとお話をしたんですけどね。このようなことを言われていました。実際、今回は生理用品など子どものモノよりも自身のモノで困ったことが多かったそうです。あと、非常に活躍したのが濡れティッシュ(除菌タイプではない)だそうで。何かと子どもは色々とこぼしてしまいます。とくに、今回のように手術後であればなおさら。そんな時、普通のティッシュでもいいのですが、少ない手間でササっときれいに出来るのは濡れティッシュタイプ。アルコール性などの除菌タイプではない方が顔や身体を拭くことも出来るのでさらに便利とのことでした。さて、話は僕に戻って、時刻は17~18時。辺りが暗くなるころ、ようやく僕と長女が病院に着きました。何とか探し出したたくさんの荷物を持って…。そしてついに次女と面会。だが、しかし。ここで思ってもみない展開が僕を待っていました…と、今回はここまでです。次のお話では”手術は終わった後がたいへんだった…子どもの病院面会時の心構え”をお送りしたいと思います。それでは、ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
2019年12月06日こんにちは、もりりんパパです。実はここ最近色々とありまして…なんと我が家の次女さん。鼻を骨折し、入院・手術までしてしまいました( ゚д゚)やんちゃすぎる次女 鬼ごっこで大出血!それはつい1ヶ月ほど前、10月の頭におこりました。小学校での休み時間に校庭で同級生と鬼ごっこをしていた次女。その時につい興奮して国旗掲揚台に登ってしまったらしいのですが、そのタイミングで後ろから押されてしまい、バランスを崩した結果、鼻から地面に激突してしまったそうで。いや…いやいやいや。気持ちは分かるが高いところに登っちゃダメです。そりゃ鬼ごっこだから押されるし足場が少ないから落ちますわ( ノД`)で、鼻の動脈を切ったらしくありえない程の鼻血を出して校長先生が飛んできたそうで。そのまま保健の先生付き添いの元救急病院に運ばれて行ったそうです。そんな連絡を受けたのが当日の昼過ぎ。その後夕方に再度連絡を頂いたのですが…検査の結果みごとに鼻を骨折…!!骨折の部位が部位だけに特に治療することも出来ず、ギブスをあてて様子をみることになりました。とくに痛みもないのか次女はいつものように元気活発に過ごしていましたね。…いや、少しはおとなしくしてくれても良かったのですが(笑)しかし、困ったことにこれで話は終わりませんでした。手術するかしないか…難しい決断1週間の経過観察を経て再度受診したのですが、どうにも折れた部位の右部分(右目の下らへん)が陥没しているとのことでしてね。幸いパッと見た程度では分からないくらいの陥没で、痛みもないのでこのまま放置するという選択肢もありました。けれども先生曰く…早急に手術をして陥没を引き上げる必要はない、かもしれないしかし、陥没の程度は悪化する可能性もある後々に手術をする場合、大がかりになり大変にはなる今から2週間くらいの間が一番負担の少ない手術で済む手術するかどうかは保護者の方が決めて下さい…ということでした。…えぇえええええ( ゚д゚)これはちょっと悩みましたね。メスを入れることなく済むかもしれない。しかし、もしかしたらもっと大変な手術になる可能性もあるわけで。うむむむむむ。悩んだ末に僕たちがとりあえず振り絞った結論は…。突然の手術に! しかし試練は手術後も続いたのでした…もしも手術をする場合、今受診している病院ではなく都会にある総合病院に行くことになっていたんですよね。なので、とりあえずそちらに受診して相談してみることにしました。内容が内容なので、さすがに慎重になってしまいましたね(^^;そしてそれから2日後に紹介状を持って総合病院へ。都会なので車での移動は大変とのことで、朝僕が駅まで嫁さんと次女を送り、そこから電車で病院まで向かうことになりました。そして。まさかの即入院&手術:(;゙゚''ω゚''):嫁さんが総合病院の先生に相談してみたところ、「手術をした方がいいかな」という気持ちが少しでもあるならしましょう! となりまして。そこから病室や先生の予定などを照らし合わせた結果…そのまま一気に手術をしましょう!! となったのでした。手術じたいはおかげさまで極めて短時間で無事に終わる事ができました。次女本人が元々手術を怖がっていなかったのも大きかったと思います。病院はホテルみたいだと喜び、検査も点滴も難なくクリア。術後のご飯を楽しみにすらしていたので、僕たちもそこまで構えることはありませんでした。まぁさすがに手術室に入る直前には少しだけ固まっていましたが、嫌がって泣くこともなく進んでいきました。しかし。本当に大変だったのはここからでした。荷物が足りない! 長女が病室に入れない! バタバタだった手術直後まず急な入院になってしまいましたからね、次女の分も含めて嫁さんの荷物が殆どありません。おまけに普段は車で移動するので車内にはある程度物を置いているものの、この時は電車での移動となったためにみごとに必要なものが何もなかったのです。慌てて僕に電話をかけてくる嫁さん。そして、仕事を早退して家に帰ったあと言われたものを家で必死に探す僕。う~ん…何がどこにあるのか全然分からない!!普段僕は家事に色々と関与しているつもりでしたが、まだまだですね。自分の力不足を痛感してしまいました。そこから電話で嫁さんに場所を教えてもらいながら何とか荷物を揃えた僕。で、時刻は16時。長女はまだ中学校にいる時間帯でしたが、おいていくわけにはいかないので迎えに。ホームルームが終わって部活に行くであろうタイミングで先生に電話連絡をして事情を説明し、無事に捕まえてそのまま一緒に病院へと向かったのでした。病院に到着したのは18時前。まさかの長女さん病室に入れない!!これもうかつでした。実は以前他の大きな病院に身内が入院したことがあったのですが、そちらは小学生までが病室に入れないという決まりだったんですよね。しかし今回の病院は成人するまで入室禁止だった模様。うっかり前の病院と同じだと思い込み、看護師さんに注意されてしまったのでした。そのため、病院に荷物を送り届け次女の様子をみたものの、すぐに帰宅しなければならない事態に。そしてこれだけでは終わりません。この病院では入院費に関わる身元保証人の誓約書を2名分用意しなければなりませんでしたが、提出期限は退院時まで。退院するのは…明日(゚Д゚;)!!それから慌てて実家に行ったりして誓約書に記入してもらったのでした。とまぁ、ダイジェスト形式でここまで当日の流れを書きましたけどね。他にも手術後の全身麻酔がとけた後の次女の様子に驚愕したり、翌朝退院後にハプニングがあったりと様々なことがおこりました。ちょっと準備不足だったのは否めませんが、おかげで必要な物や心構えはかなりわかったと思います。それを踏まえて子どもの入院でないと本当に困ったモノや役立ったモノ手術は終わった後がたいへんだった…子どもの病院面会時の心構え次女の退院時にまつわる必要だった持ち物や注意点この辺りを次回以降に書きたいなと思っています。今回はかなり長くなってしまいましたが以上です!ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
2019年11月27日マイリー・サイラスが声帯の手術を受けたという。「People」誌などが報じた。マイリーは約1か月前に扁桃炎を患い入院して手術を受けたが、その際に扁桃炎とは別の問題が数年前から声帯に生じていたことが発覚。医師から年内に手術を受けた方がいいと勧められ、先週中に踏み切ったようだ。交際中のコーディー・シンプソンが、8日にインスタグラムにマイリーとの写真を掲載し、「成功」とコメント。手術がうまくいったことに触れたとみられる。現在、回復過程にあるマイリーは、数週間声を出してはならないとのこと。新曲の録音やパフォーマンスはしばらく休止となる。関係者は「マイリーは順調に回復しています。来年早々には完全復活となるでしょう」と語っている。先月の扁桃炎の手術からのどを休めてパフォーマンスはお預け状態のマイリーだが、彼氏のコーディーは、マイリーにインスピレーションを受けて書いた新曲「Golden Things」をリリース。「ぼくらは一緒にいると、お互いがよい状態でいられるんだ。それってすごく健康的なことだよね。いままでの(恋愛)関係で初めてのことだと思う。考え方が似てるんだ」と語っている。(Hiromi Kaku)
2019年11月11日LUNA SEAのボーカルで歌手の河村隆一(49)が、10月2日にブログを更新。「手術」というタイトルで、声帯ポリープ切除手術を受けたことを明かした。《今朝の9時手術室に~手術の一連の説明を受け~点滴~麻酔~意識はなくなりました》と告白。そのうえで《手術は1時間程…その後ベッドで病室に運ばれ午後1時くらいまでうとうと…術後麻酔がきれても、痛みはほとんどありません!!》と手術が成功したことを報告。河村は前日の1日にも《今日は今年二度目の入院。明日、声帯ポリープを切除する手術を受けます》と報告。この報告を受けて、LUNA SEAメンバーでギタリストのINORAN(49)は《I WISH good luck to my voice…!!!!》とツイート。ドラマーの真矢(49)も《ずっと共に笑顔で音楽しようね LOVE》と河村にエールを送っていた。そんな河村の手術成功に、ファンからは安堵の声が寄せられている。《手術成功おめでとうございます!良かった、、》《手術、無事に終わって安心しましたパワーアップした隆一さんの歌声を聴けるのを楽しみにしています》河村は、今年1月にも肺腺がんの手術を受けたことをブログで報告していた。手術後はジムでのトレーニングやランニングなどでコンディションを取り戻し、音楽活動を再開。今年2月から、ギリシャ語で「復活」を意味する「anastasis」と題したツアーをスタートさせていた。全国各地の教会では、マイクを使わない生声でのライブを披露している。さらに河村はブログで《そして予定通り・・DREAM FESTIVALに間に合いそうです》と告白。10月14日にLUNA SEAで出演が決まっている「テレビ朝日ドリームフェスティバル2019」へ、予定通り出演する意気込みを見せている。ライブを心待ちにしているファンからは、応援のメッセージが寄せられた。《手術大成功のご報告いただき安心しましたドリフェス楽しみにしております》《よかったです第一声、どきどきですね。 ドリフェス、楽しみにしてますくれぐれも無理なさらず 気持ちよく歌えるようになりますよう 祈ってます!!》《手術の成功安心しました!ドリフェスに間に合わせるなんて大丈夫?って思いましたが、やる気満々で頼もしいです楽しいフェスになるよう応援してます》
2019年10月03日長男は生後3カ月ころから、陰嚢がペチャンコのことが多い気がしていました。受診しましたが、この時期は問題ないとのこと。その後、10カ月健診のときに専門医から「移動性精巣」と診断されました。治療するなら全身麻酔の手術が必要ですが、必ず手術を要する疾患ではないとのこと。長男に手術は必要かどうか悩みましたが、手術を決断してから手術後までの様子をご紹介します。 移動性精巣の診断から手術を決意長男は生後10カ月で専門医にて「移動性精巣」と診断後されましたが、経過観察のための通院のみでした。医師によると、成長とともに改善することも多く、無治療で経過観察だけの場合もあるとのこと。しかし長男の場合は、精巣が陰嚢より上に上がっている時間が長かったので手術が必要でした。精巣が上がっている時間が長いほど停留精巣と同じ状態になり、将来の癌や不妊のリスクが上がるそうです。全身麻酔のリスクもあるので、1歳半まで待って手術となりました。 手術前日から当日朝の様子2泊3日の予定で、手術前日の午後に入院しました。前日まで保育園に行き、いつも通りの生活でしたが、風邪をひくと手術は延期になるので体調には非常に気をつかいました。親の付き添いは自由でしたが、心配だったので私も付き添い入院することに。病棟という慣れない場所で私が離れると泣いていましたが、機嫌が悪くなることはなく寝かし付けて就寝。食事は手術前日の夕飯を食べて、当日朝から絶食となりました。 1時間半で無事に手術終了朝から眠くなる薬でトロンとしている長男。ベッドに横になったまま手術室へ移動し、入口のところで長男を見送りました。約1時間で手術は終了し、医師から説明がありました。精巣を上から支える筋肉の引き上げる力が強くて精巣が上に上がってしまうため、支える筋肉をそいで減らす手術をしたそうです。 その後、すぐに眠ったままの長男が出てきて、30分ほどで目を覚ましました。午前10時に手術は終わり、夕食から普通に食べることができました。 退院翌日に保育園に復帰!手術翌日に退院し、さらにその翌日には保育園に復帰できました。傷跡は接着剤のようなもので固めてあり、1週間後の通院日まで清潔を心掛ける程度のケアで済みました。そして1年経過観察に通い、問題なく終了。本人はまだ理解していませんが、精巣も陰嚢内におりてきている時間が長くなりました。ちなみに多少の行き来は健康な人でもあるそうです。私はホッとしてうれしくて、おむつ替えのたびに陰嚢を触りニヤニヤしていました。傷跡は陰嚢を裏返すと多少切開の痕がわかりますが、しわでうまくごまかせています。 「移動性精巣」は、停留精巣に比べて情報も少ないので当初は不安になりました。経過観察も手術も心配でしたが、2泊3日で退院できましたし、その後心配がなくなったのでよかったと思っています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:佐々木めい7歳、5歳、2歳の3児の母。実家は遠方で夫は単身赴任中。看護師と養護教諭の資格を持ち、元小児科ナース。育児と仕事の両立を図っている。自身の体験談などを中心に執筆しています。
2019年09月16日左胸に早期の乳がんが見つかった美智子さまは、9月8日、東京大学医学部附属病院で、がんの摘出手術を受けられた。手術は乳房を残す温存手術(部分切除)で行われ、がん組織だけを摘出。術後には必要に応じて放射線治療を受けられ、順調なら2〜3カ月で軽い運動ができるまで回復するという。美智子さまが84歳で手術を決断されたことは、高齢化が進む日本で、がん治療をどうすべきか、考えるいい機会でもあるーー。がんは加齢とともに増加する病気。平均寿命が延びたことで高齢者の患者数が増え、’14〜’15年にがんと診断された人では、75歳以上が約4割を占めている。福岡大学医学部総合医学研究センター教授で「高齢者のがんを考える会」の発起人でもある田村和夫先生はこう語る。「がんの治療には、3大治療である、手術、抗がん剤療法、放射線治療があります。それぞれに副作用や合併症などのマイナス面を伴い、それが高齢者には高いハードルになるのです。特に体の負担が大きいのが手術。がんを切除できても、ダメージから、体力や免疫力の低下による肺炎で死亡するケースもあります。当然ながら、高齢者のがんの治療によって、その人の本来の寿命を短くしてしまうことは避けなければいけません。さらに副作用で寝たきりになったり認知症になったりしないよう生活の質(QOL)を維持することも重要なのです」東京大学医学部附属病院放射線治療部門長の中川恵一先生はこう語る。「高齢者のがん治療は、体の負担の大きい手術よりも、放射線治療が中心になります。放射線治療では治らず、手術が必要なのは胃がんや大腸がん、子宮体がんなどです。早期の胃がんや大腸がんは、身体的なダメージの少ない内視鏡・腹腔鏡などで腫瘍の切除ができるため、高齢者でも耐えることができます。しかし、進行したがんで胃や大腸の全摘となると体の負担が増え、術後に体重減少や筋力低下を招き寿命を縮めてしまうことがあるので慎重な判断が必要です。子宮体がんの全摘手術も、体へのダメージが大きいので、80歳を超えて健康状態の悪い方は、慎重に考える必要があります」がんは部位ごとに違う病気といっても過言ではない。さらに進行スピードも異なる。進行が速い、肺がんは注意が必要だ。「肺がんの根治を目指し、肺葉切除をすると、呼吸機能が大きく損なわれます。高齢者で早期の肺がんなら放射線のピンポイント照射、進行した肺がんなら抗がん剤と放射線の併用が、比較的体の負担も少なくメリットが大きいのです」(中川先生)逆に、高齢であっても手術という選択が適切な場合も。「乳がんの手術は、おなかを切るわけではないので、体への負担が少ない。そのため高齢者であっても、健康状態がよければ、手術をしたほうが完治や再発を防げるなどメリットが大きい」(中川先生)美智子さまのご決断は、医師との話し合いのうえ、最善の方法を選んだことがうかがえる。最後に田村先生が語る。「高齢者のなかには、すごく元気な人もいれば脆弱な人もいます。同年齢でも個人差がとても大きい。さらに、若い人のがん治療は、根治や長期延命が目的ですが、高齢者の場合には“残された人生をどう過ごすか”ということが重要な要素になってくるのです」
2019年09月16日美智子さまは9月8日、東京大学附属病院で乳がんの摘出手術を受けられた。宮内庁によれば、手術は無事に終わり、経過は順調だという。美智子さまにとって初めてのがん手術。不安もおありだったのではないかと思うのだが、8月下旬の軽井沢・草津ご静養の際、美智子さまに悲愴な雰囲気はほとんどなかったという。「幸いなことに、美智子さまの乳がんは“奇跡的な早期発見”だったのです。本当に極小のがんで、ベテラン医師でも見逃してしまうようなものだったようです」(宮内庁関係者)美智子さまは、15年以上前から乳がんの検診を受けられている。本誌も’03年5月、美智子さまが都内の癌研究会附属病院(現・がん研究会有明病院)で精密検査を受けられたことを報じている。「そのころから検査を担当してきた女性医師の高橋かおるさんに、美智子さまは絶大な信頼を寄せられています。彼女は’06年の1月に地元・静岡県の県立静岡がんセンターに移りましたが、その後も毎年、美智子さまの検診を担当してきました。そのことが、今回の奇跡的な早期発見につながったのです」(前出・宮内庁関係者)今年7月、高橋さんは乳腺超音波検査で美智子さまの左胸に病変を発見、MRI検査でも乳がんの疑いと診断した。その後、いくつかの検査を経て乳がんの告知を受けた美智子さまは「よくぞ見つけてくれました」と高橋さんへの感謝を述べられたという。医療関係者が明かす。「実は、彼女は“スーパー女医”ともいうべき名医なのです。患者さんと丁寧にやりとりし、なおかつはっきりものを言う医師。術例数も非常に多いので、手術の腕も間違いありません。20年ほど前から“乳がんといえば髙橋かおる医師”と言われるほど評価が高かったのです」高橋さんは以前から、日本の乳がん検診受診率の低さに警鐘を鳴らしてきた。’05年度の時点で欧米諸国では6~8割だった受診率が、日本ではたった17.6%だった。そうした状況に危機感を覚えた彼女はいち早くマンモグラフィーを導入して、触診でわからない「非蝕知がん」の発見にも尽力してきた。触診で判別できる大きさになる前に発見すれば、より治癒の可能性が高くなるからだ。「高橋さんは“忙しくても笑顔を忘れない”、そして“自分自身が受けたいと思える医療を行う”をモットーとしていて、女性患者の信頼がとても厚いのです」(前出・医療関係者)8日の手術は高橋かおる医師と東大病院乳腺・内分泌外科の合同チームにより行われた。がんの大きさは1センチ弱で、乳房温存手術によりその周辺5センチ弱を摘出。手術は4時間ほどで終了した。美智子さまは、経過が順調ならば術後数日で退院される見通しだという。
2019年09月10日私は長子を出産する際に緊急帝王切開だったのですが、次子は予定帝王切開だったので手術前におこなうことがいくつかありました。産院によって異なるのかもしれませんが、手術前はどんな様子だったのか、私の体験をご紹介します。 出産予定日はこう決まった手術予定日は出産予定日の約2週間前に設定され、妊娠38週3日で出産しました。私が通っていた産院では希望日を受け付けておらず、予定帝王切開手術をおこなう曜日が決まっていたようで、妊娠38週周辺で1番近いその曜日の日に決まりました。 出産する日があらかじめ決まっているのは、なんだか不思議なような変な気持ちでした。赤ちゃんの準備ができないうちに、無理に出してしまうようでちょっとかわいそうな気も。しかし、「仕事の休みがとれる。出産に立ち会える!」と、パパはうれしそうでした。 前日から入院幸いにして妊娠中にトラブルはなく、赤ちゃんは順調に育ってくれました。もし何かあったり、手術予定日前に陣痛が起こったりしたら、緊急帝王切開になると言われていました。 予定日の前日から入院し、夜の9時以降は水も飲んではいけない、ということでした。点滴をして、院内は空調が効いているので「喉が渇いて仕方がない」ということはありませんでしたが、結構つらかったです。予定された手術は人生で初めてだったので、こんなことまでするのかと驚きました。 手術直前にすること手術直前に浣腸をして腸内をできるだけ空にしました。浣腸は必須ではなく、「しておきますか? どうしますか?」という軽い提案でした。出産時の排泄物が気になるのであればしてもいいし、出ちゃってもきれいにするから大丈夫ですよ、と助産師さん。私は一応浣腸をしたのですが、便意を我慢できずにすぐ便と一緒にその薬を出してしまったので、あまり意味がなかったかもしれません。 点滴をつけたままで、手術台に上がりました。手術中ずっと顔の近くに助産師さんが立っていて、ときどき顔を覗いて「大丈夫ですか、気持ち悪くないですか」と声を掛けてくれたのが心強かったです。手術中、特に異常なく、無事に出産することができました。 長子のときは緊急帝王切開だったので無我夢中でしたが、予定された帝王切開の場合はいろいろと事前にすることがあり、初めてのことばかりだったので不安も募りました。手術前にどのようなことをするのか知ることで、不安が少しでも軽減できるのではないかと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて出産予定の産院や病院、医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年08月13日「『もしかして、自分もがんになるかも…』と思った人勝ちですよね」というのは、がんサバイバーであり、ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さん。※「がんサバイバー」とは、がんと診断された人、治療中の人、またその家族も含めたがんを体験した人を指します。情報は、力です。いざというときに慌てないよう、あらかじめ知っておいた方が良い情報はあります。今回は、黒田さんが「がん患者の世界」に足を踏み入れた頃のお話しから伺いましょう。この記事は、 「妊娠中に、がんが見つかったら!?「がんは情報戦」に役立つ4つの知識」 の続きです。■「がん」告知ってどんな感じ?<黒田さんの場合>黒田さんが乳がんの告知を受けたのは、富山にある女性医療専門のクリニックでした。医師から「検査の結果が出ました。簡単に言えば、乳がんですね」と事実を淡々と告げられたそう。「告知を受けたとき、困難な局面のときこそ笑えという教訓を思い出し、主治医が話している間も、なんとか笑顔を浮かべようとしていました」(黒田さん)そんな黒田さんの態度が不審に見えたのか、主治医からは、「大丈夫ですか? ちゃんと、わかってます? あなたの状況は、『早くがんが見つかってよかったね』というレベルじゃないんですから、しっかり治療に専念してくださいよ!」と、念押しされたとか。黒田さんはもそうだったように、ほとんどの人は、がん告知を受けるとパニック状態に入り、頭が真っ白になるといいます。「がんと告知されてパニックになるのは、精神的な初期反応としてはあたり前だということを、ぜひ、最初に覚えておいて下さい」(黒田さん) ■がんの治療法判断は、慌てず、あせらず黒田さんは、さらに教えてくれました。「がん種類や進行度にもよりますが、通常、たとえ数日や数週間、治療を行うのが遅れても、急に容体が悪くなったり、がんが進行したりするものではありません」(黒田さん)なるほど! こういった知識が頭の片隅にあるだけで、ショックの受け止め方が違ってくるかもしれませんね。「患者さんの多くは、『がんは進行する病気」という認識があるため、がんと告知されると、一日も早く治療を始めなければと追い込まれた気持ちになります。一部のがんを除き、多くの場合、がんは何年もの時間を経て大きくなっているといえます。ですから、早期発見、早期治療といっても慌てず、治療方法を十分に理解し、自分で納得して治療を受けることが大切です。」出典: 静岡がんセンター 「がんに限らず重大な決断を迫られたときは、安易に即決しないことは大切です。『結果はわかりました。今後の治療法については、落ち着いて家族とも相談したいので、また後日相談に伺います』などと、冷静に判断するための時間を持つことをお勧めします」(黒田さん) 不安な人は、精密検査の結果を聞く際(つまり、がん告知を受けるとき)に、家族や親しい人と一緒に話を聞く、あるいは情報を得るのも良いかもしれませんね。■ママががんになったとき、子どもへの告知どうする?ママの場合、子どもへの告知も考える必要があります。子どもは大人が考えているよりも、周囲の状況や様子をよく理解しているものです。黒田さんも、当時5歳だった一人娘に「がん」を、どのように説明したらよいか? は、悩みました。「アメリカのKNIT(ニット Kids Need Information Too)というプログラムでは、子どもに親のがんを知らせるときに、念頭に置くこととして次の3つの「C」を提唱しています」(黒田さん)<子どもに伝えるときに念頭に置く3つの「C」>1)Cancer(がん) :がんという病名を隠さないこと2)not Catchy(うつらない):がんが他の人に感染する病気でないこと3)not Caused(引き起こされたことでない):がんは子供や親のせいでないこと日本では、がん患者である親を持つ子供をサポートするための「Hope Tree(ホープツリー」というサイトがあります。》 「Hope Tree(ホープツリー」 ■がんを告知されたときに考えたいこと黒田さんは、がんの告知を受けたときよりも、「あなたの5年生存率は、50%ですよ」と余命宣告を受けたときの方が、ショックだったそう。「娘は5歳。あんな小さな子を残して、どうして、たった5年で死ねる? そりゃ、まずいでしょ!」と。「ママががんになってしまったときに考えるべきこと」を、黒田さんに教えていただきました。万一、がんになったときに「たしか、そんな記事、読んだこともあったな」と思い出していただけるといいなと思います。そのとききっと、頭が真っ白になっているでしょうから、これを「杖」にして、気持ちを立て直していかれることを願っています。【がん告知後のチェックポイント】●がん(病気)について・どこの病院で治療を行うか(セカンドオピニオン、転居の有無)・どのような治療を行うか・病気を含め、心配事について相談できる人はいるか●仕事・お金について・誰に、どのように(どこまで)カミングアウトするか・「がん」のことを、(幼い)こどもにどう説明するか・入院・治療の間の子供の育児や親の介護をどうするか●家族・友人・職場について・仕事を続けるか(仕事の引継ぎ、休職・退職)・治療費をどう捻出するか・自分の加入している保険(がん保険等)の保障はどうか出典: 『がんとお金の本』 ■「がんは情報戦」の本当の意味とは?がんは、「情報戦」とも言われています。黒田さんが比較的早く、がん告知のショックから復活できたのは、日ごろ、がん保険などをアドバイスする上で、「がん=死病ではなく、治る可能性も高い」という知識があったためだそうです。黒田さんは、言います。「おそらく私たち(患者)は、『主治医が患者のあらゆることを考えて、一番良い治療をコーディネートしてくれるハズ』と思い込んでいます。でも、自分ががんになってみて、『それはちょっと違う』ということに気がつきました」たとえば、乳がんになって「乳房温存」を希望する患者に対して、主治医は全摘した方が良いという判断をしたとします。この場合、患者のために最善の治療をアドバイスしたにもかかわらず、患者にとっては、意に沿わない治療方法ということになります。「治療が進んで、あとから『こんなはずではなかった』と後悔することのないよう、『自分はこうしたい!』という意思をきちんと主治医に伝えて、患者が、自分の治療に対して主体的に判断していくことが大切だと実感しました。そのためにも、必要な情報を集めることがとても重要なのです」治療に対して、自分で主体的に判断する。そのために情報とともに必要なものは、安心して治療に専念できるための「お金」です。次回は、がんのお金についてお話しを伺います。 ■今回のお話を伺った黒田尚子さんのご著書 『がんとお金の本』 黒田尚子さん/ビーケイシー(1,620円(税込))●黒田尚子(くろだ なおこ)さん1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
2019年07月19日私の子どもは、先天異常の口唇口蓋裂を持って生まれてきました。1回目の手術は生後5カ月目のとき。口唇口蓋裂治療の第2関門である、口蓋裂の手術は、1歳2カ月のときに受けました。今回は、口蓋裂の症状や2回目の手術の体験談をお伝えしたいと思います。口唇口蓋裂ってどんな様子?私の娘の場合、くちびるの裂に加えて口腔内の上あご部分にも裂があり、1cmほどの隙間がありました。口の中と鼻がつながってしまっているため、食べた物が鼻から出てくることが多く、発声も鼻がかった状態。 そのため、1回目の手術前から引き続き、上あごの隙間を塞ぐ器具である「ホッツ床」を装着し、そのおかげでミルクを飲むことや離乳食を食べることには困りませんでした。また、ほかの親御さんも言っていたのですが、舌が長くとても器用です。 入院前に「抑制筒」を準備2回目の手術は、体重が10kgになるころが目安で、娘は1歳2カ月のときに受けました。1回目の手術時と同様、あらかじめ市役所に申請して入院手術代は無料。定期受診や術前検査もすこやか医療費で無料でした。 2回目の手術の際は、術後に顔を触らないようにするための「抑制筒」という筒を準備する必要がありました。抑制筒を腕につけると、肘を曲げられないため、術後の顔に触る恐れを防ぐことができます。 私は病院で頂いたリーフレットを参考に、ポテトスナックの筒状の箱で抑制筒を作成しました。ちなみに抑制筒は、その手術時1回きりの利用なので簡単なものでした。 口唇口蓋裂の2回目の手術も無事に終了1歳となると、1回目のときより物事がよくわかっていたので、入院を少し怖がっていました。けれども手術前に眠くなるお薬を飲んだため、手術室へは泣くことなく向かうことができ、1回目より長めの3時間弱ほどで手術は無事に終了しました。 口内の手術のため、外観は変わらず、痛みもなさそうな様子で、抑制筒を腕につけてキッズコーナーでよく遊び、よく食べました。そして食後は、注射器で水鉄砲のように手術した場所を洗い流す必要がありました。 親として2回目の手術は、初めての手術よりも気持ち的には落ち着いて望むことができました。2回目の手術までは毎日「ホッツ床」の付け外しなども大変でしたが、裂もふさがり安心しました。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月18日美恵子さん(34歳・仮名)は、3ヶ月前に乳がんを手術で摘出後、妊娠を継続しながら抗がん剤治療を受けています。治療の副作用で脱毛しているためウィッグですが、「おなかの子は女の子です」と臨月のおなかを愛おしそうに触る表情からは満ち足りている様子が伺えます。筆者は、美恵子さんにお会いして、「医学はここまで進歩していたのか!」と衝撃を受けました。■妊娠とがん治療の両立を目指す医療「がん」という病名を聞いて、どんなイメージを持ちますか?聖路加国際病院の看護師で日々がんの治療のこと、生活のこと、仕事のことなどでさまざまな相談を受ける「がん・相談支援室」の橋本久美子さんは言います。「妊娠中に、がんが見つかった。もしくは、がんになったけれども、これから赤ちゃんが生みたいという人に伝えたいことがあります。それは、『どうか怖がらないで、安心して! 正しい情報を入手して、赤ちゃんを、そして人生を諦めないで欲しい』」。聖路加国際病院では、妊娠とがん治療の両立を目指す治療を提供し、サポートしています。橋本さんは、がん相談室支援室で、そんながん患者さんたちに寄り添ってきました。■女性特有がんは、若い世代の発症が急増中妊娠とがん治療が、両立できる時代の今だからこそ、これから「妊娠するかも」「妊娠したい」という世代に知っておいて欲しいことがあります。それは、女性特有のがんの発症が若い世代に急増中だということ。厚生労働省の事業である「がん対策推進企業アクション」が発行する小冊子によれば、子宮頚がんがいちばん多いのは30代前半ですし、乳がんは40代後半です。子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、ヒトパピローマウィルスへの持続的な感染が原因といわれています。このウィルスは性体験がある女性の8割近くが感染経験を持つ一般的なもので、そのうちのごく一部のケースでがんを発症します。近年、20代、30代の若年層に子宮頸がんが急増しています。乳がんは、女性がかかるがんの中でもっとも多く、乳がんだけで交通事故死の2倍以上の方が亡くなっています。乳がんにかかる人はこの40年で約7倍に増加しています。<性別・年齢別がん罹患数>■「がんになる可能性あるかも…」と思ったら「もしかして、私もがんになる可能性はあるかも…」と思った時が、チャンス!がんサバイバーであり、ファイナンシャル・プランナーの黒田尚子さんは言います。「若い世代の女性にこれだけがんが増えている今、『もしかして、私も』と思った人こそ勝ちですよね。なぜなら、情報は力ですから」「もしかしたら、自分も…」と、今、ちょっと一瞬、立ち止まって情報に触れてみる。そんなあなたに、「がんの知識」でとりわけ大切なことを4つお伝えしましょう。▼がんの知識1、国が推奨するがん検診国が推奨しているがん検診は、次の5つです。<推奨されているがん検診5つ>子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診は、死亡リスクを下げるということが国際的にも証明されている検診です(※1)。胃がん検診、肺がん検診も有効性があるとして推奨されています。多くのがんのなかでも、これらはとくに検診に向いている「がん」です。▼がんの知識2、がんになっても妊娠できる可能性はある「これから妊娠を希望しているのであれば、まずは『がんになっても、妊孕性(にんようせい)は温存できることもある』ということは知っておいて欲しいです。その上で、自分で多少の知識武装はしておいた方がよいかもしれませんね。なぜなら、がん専門医は、『がん治療』を主軸に物事を考えがちです。たとえば卵巣がんの患者さんの多くは、出産可能年齢を超えた高齢者です(※2)。担当医に妊孕性の知識が十分でなければ、卵巣がんの治療に、『妊孕性温存』という視点が抜けてしまうケースは、実際に起こり得るんです」(黒田さん)。▼がんの知識3、がん治療にはお金がかかる「がん告知を受けると、手術を含めた治療が流れ作業のように行われていきます。それが始まってからの私の正直な感想は、『がんって、お金がかかるのね!』でした」(黒田さん)▼がんの知識4、がんになったら保険に入れない「『病気になったときに、保険を使う』ということは知っていても、『がんになったら入れない保険の方が圧倒的に多い』ということを知らない人は多いですね。元気なとき、『もし、自分ががんになったら、保険に入れなくなる』なんて考えてもみないでしょう? でも、たとえば、夫婦型の保険に入っていたとき、妻ががんになってしまうと、この先に妻の保障がなくなることを避けるために、夫の保険の見直しができないというケースは、少なくありません」(黒田さん)黒田さんは、こうも言っていました。「あるがん患者さんに『がんになって変わったと感じたことは?』と質問したら、『がん患者になってみて、初めて見えてくる世界というのがあるということを知った』と答えてくれた方がいました。『がん患者の世界』というのは、すごく奥深いですよ(笑)」次回は、そんな黒田さんが実際にがんになった時のお話しを伺います。 <参考資料>※1.国立がん研究センター: がん検診について「受診率対策の科学的根拠」 ※2.国立がん研究センター: 最新がん統計 <参考サイト>※がん治療の中には、生殖機能に影響を及ぼすものがあります。妊娠中のがん治療については、詳しくは病院にご相談ください。参考サイト: 国立がん研究センター「がん医療と妊娠の相談窓口とは?」 ■今回のお話を伺った黒田尚子さんのご著書 『がんとお金の本』 黒田尚子さん/ビーケイシー(1,620円(税込))●黒田尚子(くろだ なおこ)さん1級ファイナンシャル・プランニング技能士。2009年乳がん告知を受け、2011年に乳がん体験者コーディネーター資格を取得。自らの実体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。
2019年07月18日私の子どもは、先天異常の口唇口蓋裂を持って生まれてきました。口唇口蓋裂は、治療として数回手術を受ける必要があります。口唇口蓋裂の治療の第一関門である、口唇を閉じる手術をわが子は生後5カ月目のときに受けました。小さかったのでとても心配だったことをよく覚えています。今回は、その当時の様子などについてお伝えしたいと思います。 口唇口蓋裂の1回目の手術を受ける前わが子は、体重6kgを目安に1回目の手術をおこなうことが決まっていました。日程が決まったら、先生に意見書を書いてもらって市役所に申請をおこなうことで、私が住んでいる市では手術費等は無料になりました。 術前には検査日が設けられていて、先生の診察を受けたり、看護師さんから入院について説明を受けたりと、落ち着かない日々。入院は手術の前日からで、その病院は付き添い不可だったため、わが子を看護師さんに任せて自宅に戻りました。 口唇口蓋裂の1回目の手術、無事に終了手術当日の朝は、本当にドキドキしました。けれども親の心配とは裏腹に、まだ小さいわが子は目新しい場所に興味津々です。やさしい看護師さんに連れられ、泣くことなく手術室の入口で別れました。 上の子を遊ばせながら待つこと約2時間。看護師さんに呼ばれていくと、目を覚ましたばかりのわが子。口にはガーゼなどが貼られていて痛々しい様子でしたが、目を覚ましていたため、ひとまずホッとしました。 口唇口蓋裂の手術後の様子 手術後、麻酔の影響か、娘はしばらくボーっとしていましたが、痛そうな感じではなく安心しました。顔を触らないよう腕が固定されましたが翌日には外され、鼻腔形成のため、鼻にレティナを装着しました。 入院中、夜は親と離れましたが夜泣きなどはなかったようです。日中は病棟内のキッズスペースで遊んだりすることができて、おだやかに過ごすことができした。ちなみに感染症予防のため、小学生以下のきょうだいは面会不可で、ガラス越しに会わせました。 今回は、口唇口蓋裂の1回目の手術についてお伝えしました。次回は、口蓋裂を閉じた2回目の手術についてお伝えします。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年04月26日ステージ4の舌がんを公表したタレントの堀ちえみ(52)のブログが22日に更新され、手術が無事に終わったことを夫が報告した。「手術終わりました」と題した投稿で、「本日22時に、耳鼻咽喉科・口腔外科・形成外科による、舌癌の手術が無事に終わりました事を、ご報告致します」と報告。「先ず頸部リンパ節を取る手術を行い、次に舌の6割を切除する手術を行いました。そして最後に太腿の組織を取り、舌の再建手術です。11時間にわたる大手術でした」と説明した。続けて、「手術後はICUに入り、今はゆっくり休んでいます」と伝え、今後について「ICUでは来週月曜日まで集中治療を、行うそうです」と報告。そして、「病院の皆様には、心より感謝申し上げます。また皆様からの心温まるコメント、励みになったと思います。ありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。
2019年02月23日こんにちは、なきりエーコです。今日は私の出産体験をふりかえります。■予定帝王切開だった私の場合そして…私も自分が帝王切開受けるまで「陣痛経験しなくていいの? ラッキー!」くらいに思っていました。しかし受けてみたら…こっちもむっちゃつらいやん…!! おなか切ってるわけですから痛くないはずがない…!なに勘違いしてたんだろうと自分自身に憤慨しました(;´∀`)1人目のときは術後、痛み止めの麻酔を1回しかしてくれなかったので痛みが3日くらい続き、高熱も…。本当につらかったです。■産院を変えて、2人目の帝王切開のときは…しかーし!! 2人目も帝王切開でしたが、1人目とは別の産院。そこはなんと、術後の痛み止めをバンバン出してくれるし、手術翌日から豪華な食事が出るしで、多少痛みはあったものの「天国」でした! 術後の処置は産院によるのかもしれません。自然分娩と比べて、痛みが先か後かのちがいで、出産は本当に大変だと思います。でも赤ちゃんに会えたときの喜びはどっちも半端ないと思います!どの方法でもお母さんは頑張ってるってことですね!
2018年08月10日「元気な体で産んであげたい」ママが願う一番のこと。でも生まれながらに疾患を持って産まれてくる子もいます。小さい体でがんばった娘、そしてそんな妹を大事にする兄、そしてママ。涙が出るほどやさしい心がいっぱい詰まったエッセイです。先天性疾患があり手術した娘が…こんにちは! 半袖になり、ムダ毛が気になるグラハム子です。母になると処理する時間もなかなか取れず…。と、言い訳をしては、日々ズボラ度が増しております。さて、そんなズボラな私のかわいい娘、じつは先天性疾患があり0歳で手術をしています。でも0歳なら本人の記憶には残ってないだろうなと思います。さいわい術後の回復も良く、退院した後は何の問題もなく元気に過ごしていました。そんな娘ですが、先日、急に手術の跡をまじまじと見つめておりました。そして急に泣き始めてしまいました。「元気な体で産んであげたかった」ママの苦しい気持ち突然のことだったので私も「壊れてなんかないよ」と言うのが精一杯でした。出産当時のいろいろな想いが一気によみがえり、胸が苦しくなりました。私だってできるなら何の問題もない元気な体で産んであげたかった。でも母である私まで一緒に泣いてちゃしょうがないので、こう言うと、娘は泣きやんで笑ってくれました。小さい体で手術を乗り越えた娘、本当に誇りに思います。手術をした娘に兄がとった行動とは?退院したばかりの頃は家で手術跡の消毒をしていました。そのとき、息子が娘の傷を見て言いました。でもそれ以来、息子は一度も傷跡について何か言ったことはありません。結構目立つし、毎日見ているのに。優しいんです。そんな息子も誇りに思います。2人が楽しそうに遊んでいる姿を見るのが1番の幸せです。これからも元気に、優しい心を忘れずに。すくすく大きくなりますように。
2018年05月25日先週、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーが肺動脈弁の置換手術を受けた。先天性の心疾患により、1997年に肺動脈弁の置換手術を受けてから20年以上が経過。新たに弁置換が必要な時期はとっくに過ぎているということから、再手術に踏み切ったという。スポークスマンのダニエル・ケッチェル氏は、ツイッターでシュワルツェネッガーの無事と術後の経過が良好であることを報告。医療チームの献身的なサポートに感謝した。また、シュワルツェネッガーの目覚めの第一声が『ターミネーター』シリーズの決め台詞「アイムバック」(戻ったよ)であったことも明かした。非常にご機嫌だったもよう。2度目の開胸手術となったシュワルツェネッガーだが、以前、手術における痛みについて「People」誌にこのように語ったことがある。「心臓の手術よりも肋骨を骨折することの方が断然苦痛だった。比べようがないほどにね」、「肋骨の骨折は、もう本当に最悪だった!」シュワルツェネッガーは2001年にバイク事故で肋骨を6本骨折するという大怪我を負った。2006年には2度目のバイク事故で唇を15針縫うはめに。スキーで大腿骨を骨折して手術したことも…。数々の怪我を乗り越えてきたシュワルツェネッガーには開胸手術もノーダメージのようだ。(Hiromi Kaku)
2018年04月02日昨年5月にタイで性適合手術を受けたいたことを告白したタレントのGENKING(年齢非公表)が29日夜、自身のインスタグラムで手術前夜に撮影したという動画を公開した。手術を控え「でもね、今ね、すごく怖い」と涙する動画は、87万回以上再生され大きな反響を呼んでいる。 同日の午前にフジテレビ系『ノンストップ!』で手術を公表し、戸籍上も女性になったことを告白。また、本名も「元輝(げんき)」から「沙奈(さな)」になったと報告した。 放送を終えたGENKINGは「嫌なコメントが1つも無くて、みんなの優しさが暖かく沁みました。本当にありがとうございます」とインスタグラムを更新。「みんなに伝えたかったのでこの動画をUPします」と手術前夜の動画を公開した。 動画では「ずっと悩んでいた性転換手術を明日ついにタイで受けることになりました」と語りだし、「本来生まれるべきだった姿に戻ろうと思います」と報告。男性に生まれてつらかったと心境を告白するいっぽうで、「でもね、今ね、すごく怖い」と手術の恐怖に涙する姿を包み隠さずに公開した。 最後は「けど、頑張って明日乗り越えて、また変わったGENKINGを見せて、みんなの生きる目標になれるようにがんばりまーす」とGENKINGらしく明るく手を振る姿で動画は終了した。 GENKINGは、この動画に添えたコメントで「元輝の漢字の通り、人生の輝く元をくれて、色んな人生経験をありがとう!!元輝が悩み、満たされなかった人生を、あたしが満たすからね」と過去の自分に誓った。 この投稿にファンからは「泣けた。ずっと応援する!」「手術おつかれさまでした!」「めちゃ泣けました。生き方がほんとにかっこいい」と応援するコメントが多数寄せられている。
2018年01月30日タレントのGENKINGが29日、自身のブログを更新し、性別適合手術を受けたことをファンに報告した。GENKINGこの日放送されたフジテレビ系『ノンストップ!』で、昨年5月に性別適合手術を受けたことを告白したGENKING。ブログでは改めて「私GENKINGは、去年本来産まれるべき女の子に生まれ変わり、名前も元輝(げんき)から沙奈(さな)になりました。しばらく芸能活動をお休みしてた理由はそのためです」と伝えた。芸能界デビューした当初はカミングアウトする予定は全くなく、自分でも整理がつかないままテレビ出演し、約2年間仕事をしたという。「幼い頃からの偏見や言葉のイジメを思い出す暮らしの中で、自分を守る為に“ユニセックス系”と偽る事が、唯一自分を守る方法だった」とし、「そんな辛かった記憶も、幼い頃からの夢であった芸能界に入ることができ、人気が出たら全てが報われ、幸せになれると思っていた」と当時の思いをつづった。だが、“性別”の悩みは消えることはなく、強くなる一方だったとのこと。「イジメや偏見が怖くて、自分を“ユニセックス系”と偽ることで、余計に本来の自分と芸能人GENKINGとの差が広がっていきました」と明かし、「プライベートでは『ワタシ』と言っていたし、スカートやワンピースも着ていたけど、テレビに出る時はユニセックス系の服装や『ボク』と言ってみたり... とにかく今振り返って思う事は、全てにおいて無理をしていたなと」と振り返った。さらに、「当時の私は長生きなんか望んでいなく、いや望んでいないというより、こんなに辛いならむしろ生きてくのが怖いって感じかな」「それくらい私は辛かった。とにかく満たされない日々が生きるほどに苦しくなりました。平気なフリをしてる毎日が限界だった」などと打ち明け、「それまでお世話になった事務所を辞める決意をし、本来産まれるべき姿に戻る為にタイへ行きました」と性別適合手術を決意した経緯を説明。「そして、私は生まれ変わった。感想は、“自分で自分を生んだ”っていう感覚」とつづった。手術を終え、「不思議なんだけど、目が覚めてから“元輝”の人生は自分の人生とは思えないというか、もう新しい人生が始まっていて、双子というか、前世の記憶をもったまま生きているっていうか…幼い頃からの悩みや、苦しんできた事は何だったんだろうっていうくらいに、悩みは小さくなり生きやすくなりました」と心境も変化。「今は、“沙奈”としての新しい人生を歩んでいます。仕事、プライベート、恋愛。“女”として全て0からのスタートです」と宣言した。「男性→ユニセックス→女性と3度の人生を経験したからこそ、性や恋愛に関して私と同じ悩みを持った人たちが、少しでも前向きになれるキッカケになりたい」と思いを伝え、「これから、“沙奈”(芸名:GENKING)として頑張っていくので、見守って頂けたら嬉しいです」と呼びかけた。
2018年01月29日太ったり痩せたりを繰り返しているマライア・キャリーがまたダイエットに成功したようだ。今回はついに外科的な減量手術に踏み切ったのだとか。日本でもその太りっぷりが報道された今年7月の終わり、その体重は100キロとも120キロとも言われていたマライア。あれから約3か月後の先週水曜日(現地時間)、ハリウッドのチャイニーズシアターで手形と足形を刻むセレモニーに出席したマライアのボディはずいぶんとほっそり。「Page Six」によると、マライアは6週間前に減量手術を受け、胃を小さくしたことで食事の量がかなり減ったとのこと。関係者は、「マライアは体重の増減にいつも悩んでいた」と語っており、「自分のサイズを見るのがイヤで、いつもサイズのタグを服から切り取ってしまっていた」という。手術により、全盛期の頃ほどとは言えずともかなりスリムダウンしたマライアは、「いまの私はイイ感じ」と気分もよく、「これが新しい私のはじまりだわ!」と意気込んでいるそうだ。減量の成功が影響したのかどうかはわからないが、土曜日、3年ほどマライアのマネージメントを担当していたステラ・ブロチニコフの辞任が明らかになった。後任は現在マライアが交際しているブライアン・タナカ。この選択がキャリアに吉と出るか凶と出るか…。新しいマライアのこれからが楽しみだ。(Hiromi Kaku)
2017年11月08日「子宮頸部高度異形成」と診断され2日に手術を受けることを明かしていた漫画家でタレントの浜田ブリトニーが同日、自身のブログを更新し、手術が無事成功したことを報告した。浜田は「手術無事成功しました」というタイトルで更新。「おはようございます!全身麻酔が覚めて今起きました」と書き出し、「手術は無事に成功したので後は回復を待つばかりです!よかった!!」とつづった。続けて、「しかし、手術は成功したもののまだ完全に安心ではなく切除した部分を病理検査をしてみてたまに子宮頸がんが発見されることがあるみたいです」と説明。「これは手術が終わり切除したものを病理検査をしてみないとわからない事らしいです」と加えた。さらに、「検査結果までは完全に安心は出来ませんがとにかく今は無事に手術が成功した事に感謝します!」と浜田。「コメントも読ませていただいて勇気をいただいてます。皆様ありがとうございます!」と励ましの声にも感謝し、「早く元気になるね!!」と締めくくった。
2017年06月02日質問:卵巣嚢腫と子宮筋腫の手術を受け、現在不妊治療中。妊治療しながらまた筋腫ができてしまったら、と不安。私自身のことですが、30歳の時に卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)と子宮筋腫の開腹手術をしました。今は、不妊治療中です。不妊治療しながらまた筋腫ができてしまったら、と不安になります。母や姉も子宮筋腫の手術をしていますが、子宮筋腫のできやすい家系なのでしょうか?また、妊娠しても筋腫が邪魔をするということを聞いたこともありますが、そうならないために自分自身でできる予防法はありますでしょうか?埼玉県:もちもちさん(36)回答:「子宮筋腫」についてお答えします。――子宮筋腫になる要因以前に卵巣嚢腫と子宮筋腫の手術を受けておられ、現在不妊治療中でいらっしゃるということですね。また、お母さまやお姉さまも子宮筋腫の手術を受けたことがあるということですね。確かに、近親者に子宮筋腫の方が複数おられ、ご自身も子宮筋腫を経験されていると、遺伝の関与も気になるところですよね。子宮筋腫は遺伝性はないといわれていますが、食生活など生活習慣が家族で似通ってくることが多いため、家系内に集積する傾向があると考えられています。子宮筋腫自体、30代以上の女性の2割から3割に見られ、近年の食生活の欧米化によりさらに増加傾向にあるという、とても頻度の高い疾患ですので、偶然ということももちろんあり得ます。<子宮筋腫の予防法>子宮筋腫は食生活の欧米化によって増加する傾向があること以外にも、女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けてできることや、一般に閉経後エストロゲンの分泌が減少すると小さくなることが知られていますが、子宮筋腫ができる原因はいまだにはっきり解明されておらず、したがって特別な、有効な予防策というものもありません。しかし、例えば身体を温め、血行をよくするようにつとめることは漢方的には子宮筋腫に効果があると考えられていますし、冷え予防や体調改善の観点からもおすすめできます。入浴の際はシャワー浴ではなく湯船にしっかりつかる、飲み物なども氷の入った飲み物ではなく、室温または温かい飲み物を選ぶようにする、あるいは軽い運動を生活に取り入れて血流を改善するよう工夫をしてみる、といったことも試してみる価値があると思います。また、肉や卵といった動物性のたんぱく質をとり過ぎることでも子宮筋腫ができる確率が上がるのではないかという説がありますので、これも心当たりがあれば、改善するとよいでしょう。いろいろと書きましたが、あまり神経質になり過ぎず、リラックスして過ごすことも子宮筋腫の再発を防ぎ、不妊治療を成功させるために必要なことと思います。一日も早く不妊治療に成功され、子宮筋腫についてもこのまま再発なく経過されることを願っております。どうぞお大事にしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:前十字靭帯断裂後の違和感、いつかなくなるものなのでしょうか?スポーツに復帰は?半年ほど前、スポーツで前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)を断裂し入院、手術を経験しました。2週間ほどの入院で、退院後も松葉づえや装具を付けた日々が続き、日常生活に支障をきたしました。今は普通に歩いたりジョギングしたりはできますが、半年たった今も、スポーツへの復帰ができないのと、階段の上り降りに違和感を覚えます。こうした症状はいつかなくなるものなのでしょうか?リハビリを続ければスポーツに復帰できるでしょうか?神奈川県:萌衣さん(29)回答:「前十字靭帯」の断裂についてお答えします。――「前十字靭帯」の断裂前十字靭帯の断裂に関するご相談ですね。半年ほど前にスポーツによって受傷され、入院および手術を経験されたということで、大変な思いをされましたね。前十字靭帯の損傷や断裂は、ご相談者さまのようにスポーツ、特にバスケットボールやスキーなどでジャンプをして着地するとき、膝がつま先よりも内側に入るような動きを伴う運動で起こりやすいといわれています。靱帯の組織はあまり弾力性がなく、外から無理な力がかかると断裂してしまうことが多いようです。断裂した前十字靭帯は関節内の靱帯であり、例えば足首の靱帯などのように自然にくっつくということはないので、自分の身体にある靱帯の中で、なくても生活に支障のない靱帯を取り出して、前十字靭帯が断裂してしまった部分に移植する手術を行うことになります。<前十字靭帯断裂のリハビリ>通常の歩行などは2週間程度でできるようになる方が多いようですが、スポーツへの復帰となると、やはりその後もリハビリなどが必要になってきます。どのようなスポーツに復帰されるのかや、プロの選手なのか趣味程度なのか、目指すレベルによって異なってきますが、歩行の訓練、筋力トレーニング、関節の可動域に対する訓練といったものを、術後数日など比較的早期から個々の状態に合わせて週2~3回行う、といった流れが一般的なようです。半年ほど前に受傷されたということですが、現在もリハビリを続けられているということでよろしいでしょうか。やはり、前十字靭帯断裂は大きなケガですので、完全に違和感なく運動ができるようになるまでには、リハビリを行ってもある程度の期間を要します。また、スポーツに復帰するまでの間、硬いサポーターを用いて靱帯を保護していきます。一説によると期間は7~8カ月程度ともいわれていますが、これも大きな個人差があり、もっと長い期間、違和感が残る場合もあるかと思います。ただ、徐々に新しい靱帯もなじみ、ケガや手術によるlife-insurance/medicalや筋力も回復してきますので、あきらめずリハビリを続け、無理のかからない範囲でスポーツを続けていただければと思います。ご参考になれば幸いです。どうぞお大事にしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:手首足首の捻挫が癖になってしまったのですが、その場合、脱臼もしやすくなりますか?スポーツをやっていたときに何度か捻挫(ねんざ)したため、手首足首が弱くなり捻挫が癖になってしまったのですが、その場合、脱臼もしやすいなどの心配はありますでしょうか?また、脱臼したらなるべく早く治した方がよいと思うのですが、遠くてもきちんとした病院の先生に診てもらうべきでしょうか?それとも近くの整体や接骨院などで診てもらうだけでも十分でしょうか?東京都:たもさん(32)回答:「捻挫」と「脱臼」についてお答えします。――繰り返す「捻挫」の原因スポーツによって捻挫を繰り返したために、癖になってしまったということですね。同じ箇所の捻挫を繰り返すと、よく「癖になる」という言い方をすることがありますが、実際は癖になっているというより、初回に捻挫をしたときに適切な治療が行われなかったために、何らかの理由でその部分の関節が不安定になっていることが考えられます。こういった事例は少なくないと考えられ、足首の捻挫の後、足関節(そくかんせつ=足首の関節)が不安定になってしまう病態には「足関節不安定症」という疾患名もついています。これは、捻挫の後、本来きちんと足関節を保護しているべき靱帯(じんたい)が、緩んだ状態のままであったり、捻挫したときに足関節を形成する骨の一部がはがれたまま治ったりした場合に起こりやすいと考えられています。捻挫を繰り返す部位の状態によっては、手術やギプスによる固定などが必要になることもあります。放置してスポーツなどを続けていると、頻繁に足関節の捻挫を起こすようになり、関節軟骨が損傷することもあると考えられています。小さいころに捻挫をして、きちんと治したつもりが、思春期になってスポーツなどで負荷がかかるようになると再発したりする例も見られます。そのため、何度も繰り返しているということであれば、必ず専門の整形外科を受診し、画像診断などを含めた総合的な診察を受けることをおすすめします。加えて、足関節の周囲の筋肉を鍛えるようなリハビリテーションも推奨されますので、これも専門医の指導の下、適宜行うことで回復に大いに役立ちます。<「捻挫」と「脱臼」の関係>また、捻挫と脱臼の関係に関するご質問ですが、捻挫と脱臼はいずれも関節の部分に許容範囲を超えた強い力が外から加わった場合に起こる損傷で、関節包(かんせつほう)や靱帯に損傷はあるものの、関節面が正常な接触を保っているものを捻挫、完全に外れてしまったものを脱臼と呼びます。また、一部接触を保っているものを亜脱臼と呼んでいます。靱帯や関節包に損傷があるという点では、程度の差はあれ同じタイプの損傷と考えることができ、やはり関節の靱帯が以前の損傷により緩んでいるなど関節の不安定性があれば、健康な関節よりも捻挫に加え、脱臼も起こりやすくなると考えられます。今後の関節トラブルを避けるために、ぜひ早期の整形外科専門医の受診をおすすめします。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日オリンパスは4月6日、内視鏡外科手術や開腹手術で血管封止や組織の切開・剥離などに使われるエネルギーデバイス「サンダービート」シリーズの新製品として、開腹手術用のデバイス「サンダービート ファインジョー」を4月8日より販売開始すると発表した。同製品は、システム本体の「サージカル ティシュー マネジメント システム」、「高周波焼灼電源装置 ESG-400」と組み合わせて使用するデバイスで、超音波振動エネルギーとバイポーラエネルギーの2種類のエネルギーを同時に出力することにより、迅速な切開性能と高い血管封止性能を実現している。また、バイポーラエネルギーの単独出力による止血操作や、組織の把持や剥離という手術操作を1本で行うことができる。同社によると、同製品は消化器領域などの一般外科手術全般に適しているという。
2016年04月07日質問:手術をしても手術給付金が受け取れない場合があるそうですが、どんな場合ですか?医療保険で手術給付金が受け取れない場合の理由として、一般的に下記のような事例が考えられます。ただし、給付金を受け取ることができるかできないかの判断は見極めにくいケースが多いため、実際にはその都度、対象となるかどうかを保険会社にお問い合わせされることをおすすめします。もともと「給付対象外」のケースその1:治療を目的としない場合美容整形や人間ドックなど、治療を目的としない手術や検査が目的のものは、給付対象になりません。最近増加している「レーシック手術」も、多くの保険会社で給付対象外となっていますが、契約の時期や保険会社によっては対象になる場合もありますので、保険会社に確認されることをおすすめします。その2:複数の手術を同時に受けた場合や複数の手術とみなされない場合複数の種類の手術を同時に受けた場合、いずれか一種類の手術しか給付対象になりません。一般的には、最も給付金額が高い手術を優先する傾向にあります。また、骨折の手術の場合、固定用のボルトを埋める際には給付を受けることができますが、ボルトを抜く際は給付を受けることができません。理由は、両方あわせてひとつの手術とみなされるためです。その3:「保険会社所定の手術」に該当しない場合最近の医療保険では、「健康保険が適用される手術」を支払基準にしたものが多くなってきています。この場合は、約1,000種類の手術が給付対象となります。それでも、給付対象とならない手術(例えば、扁桃腺の手術やデブリードマン(創傷処理)など)が定められていることがありますので、約款や重要事項説明書で確認するか、保険会社に確認するようにしてください。一方、以前の医療保険は、約款の中に「対象となる手術一覧表」が掲載されており、診断書に記載された「術式名」がこの一覧表にあれば給付対象となり、該当がなければ給付対象外となります。この場合、「88項目」に分類された、約500種類の手術のみ給付対象となります。本来は給付対象だが、給付を受けることができないケースその1:加入前の既往症が原因で「特別条件」が適用される場合医療保険の加入時に申告する健康状態によって、特別条件が適用された場合、給付対象とならないケースがあります。特別条件とは、特定の疾病または特定の部位が一定期間保障の対象から外れる、「特定部位不担保」や「特定疾病不担保」などです。これらの特別条件には、適用される期間(不担保期間)が定められている場合が多く、不担保期間が経過すれば、給付対象になるケースもありますので、その都度保険会社に確認することが大切です。その2:告知義務違反に該当した場合本来、医療保険の加入時に申告すべき健康状態について、重大な申告漏れ、申告間違いがあった場合には、「告知義務違反」が問われます。医療保険加入時には、健康状態について、お薬手帳や健康保険の利用履歴などで、可能な限りチェックしておくことをおすすめします。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年03月04日ワコールはこのほど、乳がんなどで乳房を手術した人にのためのインナーウェア「リマンマ」から、「術後の胸をささえるブラ」を発売した。手術直後から胸帯の代わりに着けられる同商品は、乳房の再建手術を受けた人からの「術後すぐに着けられ、優しくサポートしてくれるブラジャーが欲しい」という声を受けて開発された。伸縮性のある素材を使用することにより、手術後などのバストの変化に対応。下部から脇にかけてのあて布によって、ほどよいサポート感で優しく胸を包み込み、適正な位置に安定させる。フロント部は着脱しやすい前開きタイプで、スナップが樹脂製のため、ブラジャーを着用したままで胸部レントゲン検査も可能とのこと。軽めのパッドを入れられるポケットも備え、縫いつけラベルは直接肌に触れないようにポケットの内側に付いている。サイズはM(バスト79~87cm)、L(86~94cm)、LL(93~101cm)、3L(100~108cm)の4サイズ、カラーはレッドとソフトスイートピーの2色展開。なお、今年40周年を迎えたサンリオキャラクター「ハローキティ」とのコラボレーションデザインも数量限定で販売する。価格は4,000円(税別)。札幌・東京・名古屋・京都・大阪・福岡のワコール「リマンマルーム」のほか、「リマンマ」のカタログからの通信販売も行っている。
2014年10月31日インフォコムは、手術部門向けのITシステム開発と取り扱い製品のラインナップの充実を進めている。このほど、手術部門向けシステムとセットで提供可能な、手術映像の録画や管理を行うシステムの販売を開始した。今回販売開始するのは、「手術映像記録・共有システム(以下SRS)(12月販売予定)」「手術部門管理システム(2013年1月販売予定)「術中記録システム(2013年3月販売予定)」。同システムは、Medi Plus(メディプラス)と販売代理店契約を締結。簡単な操作で手術中でも録画ができるため、手術に集中しなければならない医療スタッフの負担を軽減し、術後の記録管理や活用を効果的に行うことができる。手術部門の運営に必要不可欠な患者情報や、手術スケジュールの管理・実施情報・使用する薬剤や機材の使用管理などを、一カ所で管理することが可能。SRSと連携させて、管理品質や業務品質の向上、業務の効率化を図ることもできる。また、院内の管理システムと連携をさせることで、院内業務全体の品質向上、効率化を進めることも可能となる。手術部門で実際に使用されている内視鏡や呼吸器などの機材はデジタル化が進んでいるが、それらの情報を統合して記録するシステムの導入はまだ途上の段階だという。各機材からの測定データなどを統合管理することで、手術そのものに集中することが可能になる。さらにSRSとの併用で、より効果的な術中・術後管理を行うこともできる。同社は、国内の手術部門を持つ医療機関(2,500カ所)に向け、手術部門向けシステムの導入を促進する。各システムの単独導入およびセット導入を合わせて、2013年度に30医療機関、3年間で100医療機関への納入を目指すという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日入院・手術・高額通院が決まったら、健康保険の窓口へGO!病気やケガで医者に診てもらうと、病院にお金を払わなければいけません。風邪や捻挫の治療くらいなら毎月の収入でやりくりできますが、手術をしたり、入院したりしたときにはそうはいきません。何万円、何十万円、場合によっては何百万円もの請求を受けることも。まともに払っていたら、そりゃ~、家計は苦しくなるわけです。でもね、私たちが加入している健康保険には高額療養費制度があります。これは、保険診療に該当する医療費であれば毎月の支払いを一定金額以下に抑えることができる便利な制度なのですが、意外と知られていないようです。生命保険文化センター「平成22年度生活保障に関する調査」によると、入院したのに高額療養費制度を利用しなかった人は38.2%もいるのです。もったいない話ですね。高額療養費制度をフルに使って医療費を抑えるコツを紹介します。入院や手術、抗がん剤治療などの治療費が高額にかかる通院をすることが決まったら、加入している健康保険の窓口で「限度額適用認定証」を入手しておきましょう。これがあれば、病院の支払いを高額療養費の自己負担限度額の範囲内にすることができます。たとえば、胃がんで腹腔鏡手術を受けるために10日間入院した場合の医療費が120万円かかるとします。70歳未満の自己負担割合は原則3割なので、限度額適用認定証がなければ36万円の請求を受けることになります。しかし、入院するときに限度額適用認定証を提示していれば、高額療養費制度の自己負担限度額を窓口に払えばすむことになります。自己負担限度額は所得と医療費により異なりますが(図表)、上記ケースでは、所得区分が一般所得者(※1)なら8万9430円、上位所得者(※2)であれば15万7000円、住民税非課税の低所得者であれば3万5400円の請求となります。限度額適用認定証をとり損ねたとしても、退院後に健康保険の窓口に高額療養費の請求をすれば、払い過ぎた医療費を取り戻すことはできます。でも、払い戻しが受けられるのは申請から3~4カ月後です。最終的に負担する金額は同じでも、立て替え払いになるか否かで貯蓄の取り崩しが違います。ひと手間かかりますが、忘れずに請求したいものです。ちなみに、70歳以上になると限度額適用認定証をもらわなくても自動的に適用されますが、市区町村民税非課税世帯の場合は限度額適用認定証を受けておくと、さらに自己負担額が低くなり、入院中の食事療養費の減免も利用できます。※1…上位所得者と低所得者以外の所得者※2…標準報酬月額53万円以上、または旧ただし書き所得(収入総額から必要経費、給与所得控除、公的年金等控除等を差し引いた総所得金額から、基礎控除33万円をさらに差し引いたもの)が年600万円以上入院するなら月初を狙え!高額療養費はその月の1日から月末までの保険診療費が対象になります。つまり、入院するなら入院期間がふた月にまたがないようにするのがベスト。高額療養費の適用となる抗がん剤治療を行う場合も、できるかぎり月の初めから開始できるように医師に相談しましょう。同時期に複数の病院を受診した場合は合算できないかチェック!同じ人が同じ月に複数の医療機関・科で月21,000円以上(70歳以上は金額の条件なし)の医療費を支払った場合、それらを合算して高額療養費の請求をすることができます。同じ人が同じ医療機関で入院と外来それぞれで21,000円以上払った場合も同様です。還付請求を行う際は領収書のコピーが必要になるので、限度額適用認定証の対象とならなかった場合であっても領収書は必ずとっておきましょう。確定申告の医療費控除は領収書の現物が必要になるので、請求する場合は必ずコピーを使ってください。同じ世帯で同じ健康保険に加入している人が、同じ月にそれぞれ21,000円以上の医療費を払っている場合も一緒で、合算して請求することができます。つまり、保険診療の対象となる治療を受ける場合は治療費が高額になりそうなときは、高額療養費の限度額適用認定証を入手する月をまたいで入院しない複数の医療機関で受診している場合は合算できないかチェック以上、3点に気を付けましょう。日本の健康保険は諸外国のものと比べて手厚い内容になっていますが、申請主義なので手続きをしないと恩恵を受けられません。忘れずに活用することが無駄な出費を防ぐコツです。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2012年11月29日