習い事ってやらせたほうがいいの?子どもが少しずつ大きくなってくると、多くのママやパパが考えることではないでしょうか。今回は、保育園に通う長女が3歳で初めての体験した習い事と、そこで感じた成長についてお話します。18時まで保育園の娘に、平日の習い事はハードルが高い長女が通う保育園にはフルタイムで働くママが多く、平日に習い事に通わせている人はあまりいません。毎日朝から18時頃まで保育園に通っているわが家も平日の習い事はムリ、土日はゆっくり休んだり、家族で過ごす時間にしたいという気持ちから、あまり考えることなく、気がついたら長女は3歳間近になっていました。しかし、あるときまわりを見渡してみると、幼稚園に通っている友達のほとんどが習い事をしていることに気がついたのです。育休中限定で習い事を始めてみることにそんなとき、近所に住む友人から英語教室のお誘いがありました。普段なら絶対に通わせられない時間帯でしたが、たまたま2人目の出産後で育休中だったこと、月に2回とハードルが低いことから、1年間の期間限定ではじめてみることにしました。長女がちょうど3歳になった頃です。保育園のお昼寝タイムにお迎えに行かないといけないことや、真夏も真冬も、まだ赤ちゃんの次女を連れて自転車で通わないといけないことなど、悩むポイントはいくつかありました。でも、赤ちゃんの時から人見知りが激しく繊細な長女のことを考えると、信頼できる先生や友達に囲まれた日常以外の場やコミュニケーションが必要なのでは…?と、私自身が考えるようになっていたときでした。最後は、「この子を保育園以外の世界にも触れさせたい」という思いが決め手になり、思いきって始めてみることにしました。習い事を通じて感じた長女の変化英語教室といっても幼児クラス(3、4歳)のため、歌を歌ったり、手遊びしたりするのがメイン。初めて触れる英語に戸惑いながらも、長女は最初から「楽しい!」と気に入り、「また来たい!」と言ってくれました。もちろん最初はモジモジ。毎回1人ずつ英語で自分の名前と年齢を言うのですが、一人で堂々と言えるようになるまでは3、4回かかりました。それでも、親が思うよりも早い段階で、長女は先生にもお友達にも慣れていきました。通ってみて1番良かったことは、私も長女と一緒にレッスンを体験する時間がもてたことでした。私たちが通った英語教室は親子クラス。親も一緒に歌を歌ったり、手遊びをしたりします。保育園でも毎日歌を歌ったり、手遊びをしたりしていますが、ママと一緒にやる機会は意識しないとあまりありません。それが長女は嬉しかったようで、とても前向きに習い事を続けることができました。一緒に歌ったり、手遊びしたりすることが、私自身もとても新鮮でした。「長女の変化」と書きましたが、もしかしたら変化したのではなく、長女はもともと多少の時間はかかるものの、興味のあることであれば、新しい環境にもすんなり入っていける性格だったのかもしれません。先生にも「全然人見知りじゃないよ!」なんて言われて、構えすぎていた私が拍子抜けしました(笑)。よく考えたら、これまで人見知りと感じるのは私の友人や親戚など、大人がたくさんいる場面が多かったように思います。好奇心旺盛で、なんでもやってみたい!という新たな一面を知ることができたことが、大きな収穫でした。また、英語教室では毎回簡単な宿題があります。初めて「宿題」という経験をした長女。毎回とても楽しそうに取り組んでいて、長女なりに「宿題を忘れないために、帰ったらすぐやる」というように考えて行動している様子が見られ、小学生に向けての準備にも繋がっていると感じました。本人の「やりたい!」を大切に仕事復帰し、送迎ができなくなったため、残念ながら、3歳~4歳の1年間でやめてしまいましたが、やめて10か月たった今でも、そのときに習った歌を口ずさんだり、お話ししたりします。今年から始まった保育園の英語の時間にも習い事の経験がいき、自信を持って臨めているようです。保育園児の習い事は、時間の制約もあり難しいことも多いと思います。必ずやる必要はないと思いますが、やることによって子どもの視野や世界が広がることは間違いありません。特に長女ように人見知りの場合、新たな環境に飛び込む経験は、自身の成長にとても意味があったと感じています。私たち親子が一緒に過ごす時間は毎日数時間。わが家は、習い事を通じて親子で濃密な時間を作ることができる母子クラスに入って大正解でした。私は育休という機会を利用しましたが、友人の中には在宅勤務を活用して、通勤時間を習い事の送迎時間にあてている人もいます。今回、試してみたことで、親子ともども習い事はどんなものかという感覚がつかめました。今後は本人がやりたい!と言ってきたタイミングで、その気持ちを尊重しながら、何を習うかを考えていきたいと思っています。<文・写真:ライターtocotocoharu>
2020年03月07日育児アイテムや出産祝いに、赤ちゃんの『おもちゃ』を探していませんか? 種類が豊富なおもちゃは、何を基準で選べばよいか迷いますよね。月齢ごとにおすすめのおもちゃや選び方のポイントを紹介します。お手入れ方法についてもチェックしてみましょう。赤ちゃんのおもちゃの選び方は?赤ちゃんとの生活には『おもちゃ』は欠かせません。たくさんの種類があるおもちゃですが、どのような点をチェックすべきでしょうか? 意識したいポイントを3つ紹介します。月齢に合わせることが大切赤ちゃんのおもちゃは基本的に『月齢』に合わせて作られています。大人と違って赤ちゃんは日々、運動機能や視力・聴力が少しずつ発達していくため、赤ちゃんの成長に合わせたおもちゃ選びがポイントです。まだはっきりと外の世界を認識できない赤ちゃんでも楽しめるおもちゃを選んであげることで、感覚器官に刺激を与えて、成長を促せますよ。色・音・はっきりしたデザインを意識して人間は生まれた瞬間から感覚器官が成熟しきっているわけではないため、生まれたばかりの赤ちゃんの視力や聴力は想像以上に弱々しいものです。そのため、赤ちゃんがおもちゃを認識するためには『色』や『音』など、はっきりと分かりやすい物を与える必要があるでしょう。明るい原色や、鈴の音など、大人から見たときには派手だと思っても、それが赤ちゃんにとっては認識しやすい『刺激』であることも覚えておきたいポイントです。安全性を考えるのは大前提月齢やデザインなど、赤ちゃんのおもちゃ選びにはチェックポイントがいくつかありますが、まず最優先すべきは『安全性の確保』です。カラフルなおもちゃを見ると、つい見た目のかわいさに気を取られてしまうかもしれませんが、生地や素材はしっかりとチェックしましょう。赤ちゃんは常に予想できない動きをするため、一瞬目を離した隙に、おもちゃを顔にぶつけてしまうなどの思わぬ事故につながってしまった例もあります。おもちゃ1つであっても、赤ちゃんが怪我をしてしまわないよう配慮しましょう。月齢別おすすめのおもちゃは?たくさんの種類がある赤ちゃんのおもちゃですが、月齢に合った物を選びたいですよね。赤ちゃんの成長過程に合わせたおもちゃを選び、育児に役立てましょう。月齢で分けたおすすめのおもちゃを紹介します。※成長過程には個人差があります。あくまでも目安としてご参考ください。ねんね期におすすめのおもちゃ生後0〜4カ月までの『ねんね期』には、『作りがシンプルなおもちゃ』がおすすめです。生後間もない赤ちゃんの視野は約30cmと非常に狭く、運動機能も発達していないため、体を大きく動かすこともありません。そのため、この時期の赤ちゃんがおもちゃを楽しむためには、なるべくはっきりとした色や形のおもちゃであることがポイントです。例えば、天井に吊り下げてゆらゆら揺れる『モビール』や、手でつかんで音のなる『小さめのぬいぐるみ』などがよいでしょう。商品名: フレンステッドモビール スワローモビール価格: \1,404(税込) フレンステッドモビールの詳細はこちら おすわり期は大きさに気を付けて生後5〜7カ月までは『おすわり期』に当たります。この時期に選ぶおもちゃは、『大きさ』に注意しましょう。5カ月目以降では、体格も大きくなり運動機能も発達します。首もしっかりと据わり、体を大きく動かすようになり、自分の手でしっかりとおもちゃをつかんで遊べるようになります。こうした行動は子どもの成長が感じられてうれしい反面、赤ちゃん自身の行動の幅も広がり、自分でつかんだ物を口に運んでしまうようにもなるため、おもちゃの誤飲に注意しましょう。特に注意が必要なのは『ボタン』『電池』『ブロック』などです。赤ちゃんのほかにも兄弟などの幼児がいる場合には、その子が使っているおもちゃにも気を配ることが大切です。はいはい期はボールもおすすめ生後半年を過ぎると、『ずりばい』や『はいはい』を徐々に始めるようになります。この『はいはい期』に入ると、赤ちゃん自身も明確におもちゃに興味を示し、1人でもおもちゃを使って遊ぶ光景が見られるようになるでしょう。おもちゃをはじめとした、生活のさまざまな物から刺激を受け取るこの『はいはい期』には『ボール』がおすすめです。ずりばいやはいはいを始めた赤ちゃんの前にボールを置いてあげると、ボールをつかむために自ら向かって進んでくることも。赤ちゃんの運動機能や筋力アップにもつながるおもちゃです。商品名: オーボール ベーシック価格: ¥864(税込) オーボール ベーシックの詳細はこちら 気になるおもちゃの衛生面赤ちゃんにおもちゃを与えると、『触る』だけではなく『舐める』といった口に含む楽しみ方をするようになります。楽しそうな姿を見られる反面、ママとしては衛生面が気になりますよね。おもちゃのお手入れ方法をチェックしてみましょう。シートやスプレーを使って手軽に赤ちゃんのおもちゃの基本のお手入れは、水や日光消毒でも効果的ですが、赤ちゃんの成長に合わせてお手入れ方法も見直してみましょう。生後半年以降の赤ちゃんのおもちゃのお手入れには、水や日光消毒に加えて、『ノンアルコールの除菌ウェットシート』や『重曹スプレー』があると便利です。お手入れや掃除と聞けば「アルコールで消毒しなくていいの?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、アルコールの成分は赤ちゃんにとって刺激が強すぎます。大人にとっては便利なアイテムですが、赤ちゃんの肌はすぐに荒れてしまうため、赤ちゃんが触る物には控える方がよいでしょう。布おもちゃは洗濯がおすすめ布製品のおもちゃを清潔に保つには、やはり『洗濯』がおすすめです。赤ちゃんは手に取った物を何でも口に運んでしまうため、一見すると汚れが付いていなさそうなぬいぐるみやおもちゃも、「よだれまみれだった…」ということも少なくありません。ぬいぐるみなど型崩れが心配な場合には、洗濯ネットやクリーニングがおすすめですよ。手作りおもちゃにも挑戦しよう既製品のおもちゃには、月齢や目的に合わせたさまざまなおもちゃを選ぶことができますが、オリジナルのおもちゃが欲しい人には『手作りおもちゃ』がおすすめです。簡単に作れる手作りおもちゃを紹介します!タオルやフェルトなど優しい材料で初めて手作りおもちゃを作る人には、まずは手持ちの『タオル』や『フェルト』を使ったおもちゃがおすすめです。生地が柔らかいため扱いやすく、赤ちゃんを傷付ける心配もありません。タオルの素材を生かしたぬいぐるみ作りはもちろん、トイレットペーパーの芯や、空き箱などの見た目がシンプルな物もフェルトで包むだけで、かわいらしい見た目になりますよ。ペットボトルで手軽に大人にとってはゴミに思える使用済みの『ペットボトル』も、赤ちゃんにとってはおもちゃに早変わりするアイテムです。ペットボトルの中に、ビーズや小さな石を入れてしっかりとふたをすると、あっという間に『ペットボトルマラカス』の完成です。つかみやすく、音が鳴って楽しめるマラカスは、『おすわり期』の小さな赤ちゃんでも楽しめるでしょう。誰でも簡単に作れて赤ちゃんに喜んでもらえるペットボトルを使ったおもちゃですが、作り方には注意が必要です。ビーズや石ころなどを誤飲しないように、ふたをしっかりと閉めたあと口をガムテープなどで開かないようにしましょう。また、ペットボトルにプラスチック片が飛び出していないかもしっかりと確認したいポイントです。おもちゃ以外の親子の触れ合い遊び赤ちゃんとの生活には『おもちゃ』が便利に使えますが、大切なことは『おもちゃ』そのものではなく、親子の触れ合いです。おもちゃを使わずに、赤ちゃんとコミュニケーションが取れる『触れ合い遊び』を見ていきましょう。初めはたくさんの声がけを赤ちゃんの聴力や視力などの『感覚器官』は、生後すぐに見えるのではなく、時間をかけてゆっくりと成長していきます。こうした『聞く力』や『見る力』を育てていくためには、ママやパパをはじめとした人からの『声がけ』が赤ちゃんへの刺激となって感覚器官の成長を促します。生後間もない頃は、赤ちゃんからの反応は見られないかもしれませんが、積極的に声をかけてあげましょう。月齢別に手遊び歌も親子で向き合って遊ぶ『手遊び歌』もおすすめです。『手遊び歌』は、名前の通り『手を使って歌いながら』遊びます。誰もが1度は『パンダうさぎコアラ』などを耳にしたことがあるのではないでしょうか?子どもの頃は何気なく歌っていた手遊び歌も、実は月齢別に赤ちゃんが楽しめる歌が異なります。以下を参考にしてみましょう。生後2〜4カ月(ねんね期):あたまかたひざぽん生後5〜7カ月(おすわり期):一本橋こちょこちょ生後8〜10カ月(はいはい期):パンダうさぎコアラ手遊び歌は、親と子それぞれの手や体をしっかりと触れ合わせスキンシップを取りながら、楽しめる遊びです。おでかけのときに赤ちゃんがぐずってしまったり、持ってきたおもちゃに飽きてしまったりしたときには、手遊び歌で一緒に遊んであげてもよいでしょう。楽しみながらおもちゃを選んで数あるおもちゃの中から、どれを選べばよいか分からないときには、まずは月齢を参考にしておもちゃを選んでみましょう。一口に『おもちゃ』といっても、月齢ごとに赤ちゃんの成長を促す工夫が施されていますよ。何かと心配事の多い『育児』ですが、おもちゃ選びやお手入れはあまり神経質になりすぎる必要はありません。極端な危険は避けるべきですが、ママやパパが思っている以上に赤ちゃんは強いものです。赤ちゃんのことを一番に考えながらも、親も一緒に楽しんで毎日を過ごしましょう。
2019年09月27日0〜2、3歳ごろまでの親子が遊べる子育て支援センター。私が1人目を出産したときに住んでいた地域では、児童館の中に乳幼児向けの一室が設けられていました。乳幼児健診のときに、そのような場所があることを知りましたが、行ったほうがいいのかどうか迷ったときのことをお伝えします。 子育て支援センターに行くタイミング子育て支援センターに初めて実際に足を運んだのは、赤ちゃんが1歳になるかならないかのころ。かなり活発にハイハイや伝い歩きで動き回るようになり、1日中、自宅の中で過ごすことに限界を感じていたからでした。 子育て支援センターは、自宅よりもずっと広いうえに、安全対策もしっかりされているため、のびのびと赤ちゃんを遊ばせることができました。また、スタッフの方やほかのママさんと他愛もないおしゃべりをすることで、思った以上にリフレッシュできた点もよかったです。 自宅ではできなかった経験ができる!子育て支援センターには、乳幼児向けの絵本やおもちゃがたくさん。自宅にあるもののほかにも「わが子はこういうものにも興味があるんだ!」と、新たな発見もありました。 また、私は手遊びなどでわが子と一緒に遊ぶのがあまり得意ではないため、自宅ではほとんどしていませんでした。そのため、スタッフの方が手遊びや歌を歌ってくれる時間があったことも、とてもありがたいと感じた点でした。 でも、無理をして行く必要はない!上の子が赤ちゃんのころは頻繁に通った子育て支援センターですが、下の子のときは上の子の幼稚園送迎などで忙しくなったこともあり、それほど足を運ぶことはありませんでした。 でも、そのことによって上の子と下の子の発育や発達上の差は、特に感じていません。メリットもたくさんある子育て支援センターですが、近くに支援センターがない、一度行ってみたけれど雰囲気が合わなかったなどの場合は、無理をしてまで行く必要はないと私は思います。 子育て支援センターで出会うママさんたちとの「行けるときに行き、会えたら話す」という距離感。この距離感も、幼稚園でのママさん関係とまた違い、そのゆるやかさがなかなか心地よかったです。著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年09月06日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは。保育士の中田馨です。梅雨で雨がしとしと降る時期や、太陽の光が強い真夏はなかなか赤ちゃんと外に出ることができない時期でもあります。 おのずと室内で過ごすことが増える時期だからこそ、赤ちゃんと一緒に家の中でできる、体を動かす遊びを紹介します。 室内で体を動かす遊びをするときの注意点まず、室内で体を動かして遊ぶときの注意点です。 ・遊ぶためのスペースを広げ、危険なものを排除する赤ちゃんと大きく動けるように、スペースを広げましょう。大人の視線からももちろんですが、赤ちゃんの視線から見て危険に感じるものを排除します。足元に滑るものがないか、つまづくものがないか。赤ちゃんの背丈でぶつかるものはないかを確かめましょう。 ・はだしで遊ぶ靴下をはいていると滑ります。はだしで遊びましょう。遊びが楽しくなると、赤ちゃんは夢中になってハイハイしたり、歩いたり走ったりします。楽しすぎると、転んだりぶつかったりすることもありますので、遊びを楽しみつつ、赤ちゃんの安全を見守りながら体を動かす遊びをしましょう。 室内でできる運動遊び運動遊びというと、飛んだり跳ねたり走ったりすることを想像するかもしれませんが、それだけではありません。マンションだと足音などの「音」が気になるかもしれませんので、そんなときは音が出にくい運動遊びを取り入れてみましょう。 ・手遊び、リズム遊び手遊びやリズム遊びも、体を動かす遊びです。いろいろな手遊びを取り入れるのも一つですが、毎回定番の手遊びをするのもおすすめです。赤ちゃんが覚えているので盛り上がります。 ・ハイハイ遊びママも赤ちゃんと一緒に部屋中をハイハイしてみましょう。ただハイハイするだけではなく、赤ちゃんを「待て待て~」と追いかけてみます。時々、ママがトンネルになってみたり、赤ちゃんを捕まえてみたり。ハイハイ遊びをオリジナルに進化させてもおもしろいですね。ハイハイはママにとっても良い運動になりますよ! ・飛行機ブーンママが仰向けに寝転んで、赤ちゃんを足に乗せて飛行機ブーンと遊びます。何度かブーンブーンと揺らしたあとは「着陸~」っとおなかの上に着陸。そのまま抱きしめて「好き好き~」もいいですし、「こちょこちょ~」もいいですね。うつ伏せ遊びが上手になったらできますよ。 ・トンネル遊び既製品のトンネルの遊具を使ってももちろんOKですが、段ボールを重ね合わせるとトンネルを作れます。段ボールだと絵も描けてシールも貼れて◎。長時間遊べますよ。 ・新聞ボクシング新聞紙をくるくる丸めて、袋の中に入れ、上から吊るすとサンドバッグのようになります。これをパンチしてみましょう。立てる赤ちゃんももちろん遊べますが、手の支えなしでおすわりできるようになったら遊べます。転倒しないように周りにクッションを置くなどしましょう。 ・布団のお山布団で山を作ります。その山を登ったり下りたり、時には転がってみたりと楽しめます。ハイハイができるようになったらできる遊びです。 外に出にくいこんな時期だからこそ、赤ちゃんとの体を使ったスキンシップの遊びを取り入れてみてくださいね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年06月26日こんにちは、保育士の中田 馨です。雨の日に赤ちゃんと過ごす1日。いつもならお外に出て遊ぶこともあると思いますが、雨の日はお外に行けないので時間が進むのが何となく遅いのではないでしょうか? 保育所でも同じです。雨の日は「何をしようか?」と先生も考えます。そこで、0歳の赤ちゃんとお家でできる遊びを紹介します。 絵本雨の日は、ゆったりと絵本を読む時間が取れる日でもあります。いろいろな絵本を読んでもいいですし、ママと赤ちゃんが好きな絵本を繰り返し読むのもOK。 文章が長くて「まだ赤ちゃんには早いかな?」という絵本も、文章を読まなくても絵を楽しみながらページをめくっていってもOKですよ。 ふれあい遊び赤ちゃんが大好きな遊びはママとのふれあい遊び。マッサージやコチョコチョをして、いっぱい肌を触れ合って遊ぶといいですね。歌に合わせたふれあい遊びはたくさんありますが、私は自分で作った歌や替え歌でもよく遊んでいます。子どもの名前も入れ込んで歌うと、赤ちゃんも大よろこびです。 また、「いないいないばあ!」遊びも定番のふれあい遊び。手で顔を隠して「ばあ!」と出すだけの単純な遊びですが、ママの顔が隠れているときのドキドキ感と「ばあ!」と出てきたときのワクワク感。何度もすることで、赤ちゃんは身震いするくらい喜んでくれます! 手遊び歌に合わせてする手遊びは、赤ちゃんが好きな遊び。たくさんの手遊びを知っていなくても大丈夫。ママが知っている手遊びを何度も何度も繰り返して遊んでみましょう。 繰り返しすることで、赤ちゃんも簡単な振り付けをできるようになってきます。赤ちゃんと向い合わせになってするのもいいですし、膝に抱っこして、赤ちゃんの手を持って一緒にするのもいいですね。 風船遊び風船も赤ちゃんの好きな遊びの1つです。カラフルな風船を何個も膨らませて、ポーンと投げて遊んでみましょう! 段ボールでトンネル遊びハイハイができるようになったら、段ボールでトンネルを作って遊んでみましょう。ママも一緒にハイハイしてトンネルをくぐってみましょうね。 雨の日だからこそ、赤ちゃんと一緒に楽しめるお部屋遊びはたくさんあります。このような遊びは、赤ちゃんの五感を刺激して感情や身体能力の発達も促してくれます。遊びに「こうしなければいけない」というルールはありません。ママも赤ちゃん目線で楽しんでみましょうね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年06月17日手や指のほか、体を使って遊びながら歌う「手遊び歌」。音楽による幼児教育研究を専門とする高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生によると、手遊び歌には、子どもの成長に欠かせない要素がたくさんあるのだそう。ここでは、体を使って子どもの想像力をアップさせる「手遊び歌」として、先生が特におすすめするものを教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)子どもの心を捉える「意外性」手遊び歌は、体を使った遊びを伴うことで、子どもの想像力を育むものが多いという特徴があります。そして、子どもが好むのは、「変化」と「繰り返し」が含まれるもの(インタビュー第3回参照)。ただ、なかにはただの変化と繰り返しでは終わらないものもあります。『キャベツのなかから』という手遊び歌もそのひとつ。キャベツのなかから青虫が出てくるという内容で、親指を「お父さん青虫」に見立てるところから歌詞がはじまります。親指がお父さんを示すということは日本の文化ですから、みなさんもその後の歌詞は予測できますよね。子どもたちもそれは同じです。2番は人差し指を使って「お母さん青虫」。その後はお兄さん、お姉さん、赤ちゃんと続いていきます。でも、この歌のいいところはそのままで終わらないところ。最後は全部の指を使って、なんと「ちょうちょ」になっちゃう!この「意外性」が素晴らしくて、子どもたちが絶対に大好きになる歌です。とはいえ、こういった意外性は、子どもがある程度の年齢にならないと楽しめるものではない。そこで、子どもの年齢別にわたしがおすすめする手遊び歌をご紹介しましょう。こどもの年齢が上がるほど歌詞の内容や動きの面白さに目が向く◆0~1歳児向け『おやゆびねむれ』/作者不詳(わらべ歌)まだ小さな子どもには、互いに体を触れ合って遊ぶ歌がよいでしょう。この歌は、親指から順に指を1本ずつ折り曲げたり伸ばしたりしながら歌います。子どもが泣いてぐずっているときや、子どもを寝かしつけたいときにもおすすめですよ。歌うというよりも「語りかける」ように、穏やかに優しい口調でゆっくりと歌いかけてあげましょう。子どもは自然に心が落ち着いて、泣きやんだり眠ったりするはずです。歌いながら親子で触れ合うことで、子どもはお父さんやお母さんの温もりを感じながら安心感を得ることができます。◆2~3歳児向け『ずっとあいこ』/作詞・作曲:阿部直美手遊び歌には指で数を数えたり、グーチョキパーを用いて遊んだりする歌が多いというのもひとつの特徴です。これはその典型のものですね。ただ、それらは「数を覚える」とか、「ジャンケンのルールを覚える」といったような学習効果を期待して歌うものではありません。親子で一緒に歌いながら遊ぶことで、生活のなかで用いる数やジャンケンに親しんだり、自然にそういったあらゆる文化に興味関心を持ったりするようになるというものです。まだ幼い子どもにとっては指を1本ずつ動かすのは少し難しいかもしれませんが、うまくできなくても、楽しんで遊ぶことが大切ですよ。◆4~5歳児向け『くいしんぼうのゴリラ』/作詞・作曲:福尾野歩年齢が上がってくると、子どもの興味は歌詞の内容や動きの面白さに向かうようになります。歌詞の意味をきちんと理解し、描かれた場面を想像することで楽しくなってくる——そんな手遊び歌が数多くつくられています。この歌では、動きがユニークなゴリラが、バナナやレモンなど身近な食べものを食べたときの様子が表現されています。子どもと一緒にイメージを共有して楽しんでみましょう。また、登場する食べものを別の食べ物に置き換えて、オリジナルのものにしてみれば楽しさも倍増すると思いますよ。動きの面白さという点でいえば、『ポキポキダンス』もおすすめ。これは『Hokey Pokey(ホーキーポーキー)』というアメリカの民謡が由来の手遊び歌。動きが激しいものですので、年長さんくらいの子どもが好みます。この歌のいいところは、頭やお尻など自分の体に触れながら、その部位の名称を歌うところ。遊びのなかで、子どもが自分の体に目を向ける、意識することにもつながるはずです。それぞれ有名な歌ですので、『YouTube』などの動画共有サイトにはいくつも動画がアップされています。検索してぜひお子さんと一緒に遊んでみてください。『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』岡本拡子 著/北大路書房(2013)■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?第3回:「手遊び歌」が子どもにもたらすもの――楽しく歌うことが「学びの姿勢」につながる第4回:【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」【プロフィール】岡本拡子(おかもと・ひろこ)1962年8月25日生まれ、大阪府出身。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師などを経て、現在は高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授。大学在学中より幼稚園や小学校などで「歌のお姉さん」として活動。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。現在は保育者養成に携わりながら、幼児やその保護者を対象としたコンサートや保育現場でのコンサートをおこなうほか、子どもの歌の作詞・作曲を手がける、保育者研修の講師を務めるなど、幅広く活躍する。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年11月05日「手遊び歌」というものを聞いたことがあるでしょうか。手や指のほか、体を使って遊びながら歌う歌のことです。その名前は知らずとも、そう聞けば「ああ、あれね」とわかる親御さんも多いでしょう。音楽による幼児教育研究を専門とする高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生によると、手遊び歌には、子どもが成長するために欠かせない要素がいくつもあるのだとか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)ただのグーも子どもにはひげやこぶ、鼻に見える「手遊び歌」とは、手や指での遊びを伴った歌のこと。もともとは、子どもたち自身がつくって歌い継がれてきたわらべ歌の一種です。みなさんにもおなじみの『通りゃんせ』『かごめかごめ』『はないちもんめ』なども、手だけではなくて体全体を使うものではありますが、そのひとつだと言えるでしょう。手遊び歌は、体を使う遊びを伴うわらべ歌の現代版です。そして、いまではだんだん大人が提供するものも増えてきました。そのため、「大人の都合」による歌もあります。有名なところだと『ひげじいさん』もそのひとつ。歌詞の最後は「手はお膝」です。つまり、幼稚園や保育所の先生が「手は膝に置いてちゃんとお話を聞きましょうね」というときに子どもたちに歌わせるのです。そういう点ではわたし自身はあまり好きではないのですが、それ以上に素晴らしい点もあります。わたしたち大人にとっては、手を握ったグーはただのグーかもしれません。でも、子どもたちにとっては、歌詞に合わせてグーはおじいさんのひげにもこぶにもなるし、てんぐの鼻にもなる。これが子どもの世界の面白いところ。泥団子をお菓子に見立てるのと同じように、手を使っていろいろなイメージをするのです。また、「繰り返し」が多いのも『ひげじいさん』の特徴でしょうね。子どもって、とにかく繰り返しが大好き。歌ではありませんが、童話の「おおきなかぶ」もそう。大人からすれば、「しつこい!」と感じるほど同じフレーズが繰り返されます(笑)。でも、子どもたちはそれをすごくよろこぶ。子どもにとっての手遊び歌の魅力というと、「変化」と「繰り返し」だと言えるでしょうね。小学校に入学してからの学びの姿勢につながる子どもの教育に熱心な親御さんであれば、手遊び歌が脳の発達を促すだとか、そういうことも期待されているかもしれません。ただ、残念ながら、現状ではそういう実証的な研究結果は得られていません。でも、だからといって手遊び歌になんの意味もないのかといえば、そうではないとわたしは考えています。先に挙げた『ひげじいさん』のような歌なら、間違いなく子どもたちの想像力を伸ばし、感性を育てることにも大いに役立つでしょう。そして、手遊び歌とは、わたしは「文化を学ぶ」ものだとも思っています。ひとつ例を挙げましょう。『ピクニック』という比較的新しい手遊び歌があります。手をお皿に、指をようじやお箸、フォークに見立てて、たこ焼きや焼きそば、スパゲティを食べるという内容です。この手遊び歌を通じて、子どもたちはお皿に乗っている食べもののイメージを膨らませつつ、自然に食べものの名前や食器の使い方を学ぶ。これは、文化を学んでいることに他なりませんよね。また、この歌では、人差し指がたこ焼きを食べるためのようじと「1」という数字のふたつを表します。国によっては親指で1を表すなど、指での数の数え方はまったく異なります。それこそ、日本の文化を学んでいるのです。加えて、手遊び歌のいいところは、基本的に親やまわりのお友だちと一緒に歌うところ。それこそ、呼吸を合わせなければうまく遊ぶことができません。ひとつ、面白い遊びを紹介しましょう。みなさん、有名な『あんたがたどこさ』はご存知でしょう。誰かと一緒に向かい合って歌いながら、歌詞の「さ」の部分で互いの両手を合わせてみてください。さて、うまくできたでしょうか?「さ」を意識するあまり、意外にタイミングが合わなかったという人もいるのではないですか?それでは、今度は曲のリズムに合わせてふたりで体を揺らしながらやってみてください。どうでしょう、今度はきっちりタイミングが合ったのではないでしょうか。これは、ふたりの呼吸、リズムをきちんと合わせられたからです。子どもは、このように他人と同じことをすることを好みます。おもちゃなどの取り合いになるのはそのため。お友だちと同じものを持ちたい、同じことをしたいという欲求があるからです。そうして他人と同じことをすることによって、子どもたちは「人とつながっている感覚」を育み、社会の一員として育っていくのです。はっきりとした研究結果としては示されていないものの、手遊び歌には、コミュニケーション能力や言語能力などさまざまな力を伸ばすという側面も確かにあるでしょう。でも、なにかの力を伸ばすために子どもに歌わせる、というのではなく、生活のなかで楽しみながら歌うだけで十分なのです。それがやがては、小学校に入ってからの学びの姿勢につながるのではないでしょうか。『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』岡本拡子 著/北大路書房(2013)■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?第3回:「手遊び歌」が子どもにもたらすもの――楽しく歌うことが「学びの姿勢」につながる第4回:【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」【プロフィール】岡本拡子(おかもと・ひろこ)1962年8月25日生まれ、大阪府出身。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師などを経て、現在は高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授。大学在学中より幼稚園や小学校などで「歌のお姉さん」として活動。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。現在は保育者養成に携わりながら、幼児やその保護者を対象としたコンサートや保育現場でのコンサートをおこなうほか、子どもの歌の作詞・作曲を手がける、保育者研修の講師を務めるなど、幅広く活躍する。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年11月04日幼いお子さんをお持ちの親御さん、親子で一緒に歌を歌っていますか?音楽による幼児教育研究が専門の、高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生によると、子どもにとって歌は親とのつながりを感じられるもの。親は子どもと一緒にたくさん歌を歌ってあげるべきなのだそうです。では、幼い子どもの成長につなげるために、いったいどんな歌を歌えばよいのでしょうか。まずは、子どもが歌を歌うことの意義から語っていただきました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)歌は人間的成長に欠かせないもの子どもが歌うことにはたくさんのメリットがあります。ただ、わたしとしては「メリット」という言い方はあまり好きではないんですけどね。というのも、いいことがあるから人は歌うわけではないからです。歌うときには声を使います。そして、声を使うということは体を使うということですから、歌うという行為は人間のプリミティブな欲求、本能に根ざしているものと言えるからです。歌というものが生まれた当初は、おそらく、伝達やコミュニケーションのために、そのうち儀式や神事などに使われたのでしょう。それから、気持ちの高揚や感情を表すひとつの手段として、また、人の楽しみとして使われていった。それが歌なのです。では、子どもの歌となるとどうでしょうか。まず、どこからが歌でどこからが歌ではないのか、ということを考えてみてください。たとえば、子どもがお友だちの家に遊びに行ったときに言う「ひーろーちゃん、遊びましょ」。これは歌でしょうか、歌ではないでしょうか。遊びの輪に入れてもらうときの「いーれーて」「いーいーよ」、あるいは数を数えるときの「いーち、にーい、さーん、しーい」はどうでしょう。これらには決まったリズム、メロディーがあるとも言えますよね。子どもたちは、誰かがつくった歌を歌うだけではなくて、遊びのなかでどんどん気持ちが弾んでくると、たくさんの「歌」を歌っているのです。これらも歌であり、音楽の入り口と言えるでしょう。そして、お母さんなど周囲の大人も子どもと一緒にたくさん歌ってあげるべきだと思います。それにはふたつの理由があります。ひとつは、子どもにとって、歌は親とのつながりを感じられるものだからです。親が乳幼児をあやす際に自然に発する高い音域で抑揚のある「マザリーズ」と呼ばれる話し方で話すと、子どももそれに応えて声を発しますが、じつはその声の波形やリズムは親のそれらとまったく同じなのです。その時点で、親子の音楽的なやり取りははじまっていると言っていいでしょう。それはコミュニケーションというより、「情動の交流」と呼ぶべきものです。子どもが明確に歌と呼べるものを歌うようになるのは1歳頃からですが、それ以前にも赤ちゃんはリズミカルに歌っています。そうして親と「歌」を交わすことで、子どもは親とのつながり、親と通い合っていることを無意識のうちにも感じるのです。それから、親など周囲の大人が子どもと一緒にたくさん歌ってあげるべきもうひとつの理由は、歌が人間的成長に欠かせないものだからです。誰かと一緒に歌を歌う際に重要なのは、呼吸を合わせることですよね。そして、人が呼吸を合わせることが求められるのは歌うときだけではありません。会話のなかでどう相づちを打つかといったことも、人と呼吸を合わせることのひとつでしょう。人は必ず社会のなかで生きていくもの。だからこそ、人との関わりのなかで、「自分が社会の一員なんだ」と感じることは、子どもの成長に絶対に欠かせないものです。人と呼吸を合わせることが求められる歌というものは、そういう社会性を育むことに大きな役割を果たすものだとわたしは考えています。また、親が子どもと一緒に歌えるということは、親子関係がいい状態にあるというサインでもあります。怒ったりイライラしたりしているときには大人は歌いませんよね。歌を歌うということは親がリラックスしていることの証なのです。子どもが健やかに育つためにも、親がそういう心の余裕を持てるような家庭、社会であってほしいですね。歌だけではなく五感が総合的に子どもの感性を育むでは、どういう歌が子どもの成長につながるのでしょうか。幼い子どもの場合、子どもの認知能力や発達ときちんと合っているものである必要があります。簡単に言えば、子どもが「表現できる歌」であるべきでしょう。日本には「わらべ歌」という、子ども自身がつくって歌い継がれてきた歌があります。それらの多くは、日本語のリズムや抑揚に合わせてつくられた音域が狭いもの。子どもにも無理なく発声できて、話しはじめたばかりの子どもでも、しゃべることの延長のような感じで歌えます。幼稚園や保育所の年少さんくらいの子どもの場合だと、有名なところでは『ちょちちょちあわわ』『東京都日本橋』など、赤ちゃんでも一緒にできる手遊び歌がいいでしょう。それから、年少さんの子どもでも歌詞の意味が理解しやすいもの。たとえば、『ぞうさん』『おつかいいありさん』『やぎさんゆうびん』など。これらは、動物に「さん」をつけて人間のように扱っているので、子どもが内容を理解してイメージしやすいのです。最近の保育の現場を見ていると、子どもには難しい歌を歌わせていると感じることもあります。なかには、「大人にも難しいんじゃないかな?」と思うような歌もあるくらい。それに、大人が聴いてうれしい歌も多いですね。子どもの歌と言いながら、大人にウケる歌です。そうではなくて、もっと子どもの発達に目を向けて、それに合った歌を歌わせてあげてほしいですね。そして、大切なのは、いろいろな歌を歌うより、子どもが大好きな歌を(作詞・作曲という意味ではなく)つくってあげること。季節に関する歌なんていいですね。夏になったら、あなたのお母さんが必ず歌ってくれた歌があるとしましょう。子どもの頃の記憶というのは、歌と密接に結びついているものです。すると、大人になっても夏がくるたびに、お母さんの歌とともに、お母さんと散歩したときに見た景色やそのときの草の匂い、つないでいた手の感触といった五感がよみがえってくる。それらのさまざまな感覚こそが、あなたが大人になるための感性を育んでくれたのです。『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』岡本拡子 著/北大路書房(2013)■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?第3回:「手遊び歌」が子どもにもたらすもの――楽しく歌うことが「学びの姿勢」につながる第4回:【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」【プロフィール】岡本拡子(おかもと・ひろこ)1962年8月25日生まれ、大阪府出身。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師などを経て、現在は高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授。大学在学中より幼稚園や小学校などで「歌のお姉さん」として活動。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。現在は保育者養成に携わりながら、幼児やその保護者を対象としたコンサートや保育現場でのコンサートをおこなうほか、子どもの歌の作詞・作曲を手がける、保育者研修の講師を務めるなど、幅広く活躍する。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年10月31日場所も道具も要らない「手遊び歌」は、子どもとのコミュニケーションに欠かせないツールのひとつではないでしょうか。病院での待ち時間や、電車やバスに乗っている間の退屈しのぎに何度も助けられたことあれば、子どもが園で教えてもらってきた手遊び歌がメロディーは同じでも歌詞が違っていて、世代を感じたり新鮮に感じたりしたこともあるかもしれません。そんな手遊び歌は、ただ楽しむだけでなく、その歌や動作にさまざまな教育的な効果があるようです。歌いながら手を動かすのは幼い子どもにとって複雑な動きであり、脳への刺激も大きいと考えられます。今回は、懐かしの手遊び歌や最近の手遊びをいくつか実例として挙げ、それらにどのような教育的効果が期待できるのか紹介します。脳も身体もフルに動かす「手遊び歌」手遊び歌と聞いて、園の先生や友だちと一緒に「げんこつ山のたぬきさん」や「トントントントンひげじいさん」などを歌いながら遊んだことを懐かしく思い出す人も多いことでしょう。もしくは、今まさに手遊び歌に付き合っている親御さまもいるかもしれません。手軽で場所を問わずに楽しめる手遊び歌には、次に挙げるような「子どもが成長していく上で欠かせない要素」がぎゅっと凝縮されています。■脳が手指からの刺激によって発達する手指は「第二の脳」または「外部の脳」と言われるほど、刺激を与えれば与えるほど脳の発達を促すことができる重要な器官です。手遊び歌で動かす指の動きは、左右をどちらもバランスよく動かすものが多く、右脳左脳ともに活性化が期待できます。■手指が器用になるグーパーを繰り返す初歩的なものもあれば、左右の手指を別々に動かして向かい合わせの相手と遊ぶような複雑なものまで、多種多様な手遊び歌があります。子どもの発達段階に合わせて遊んでいると、徐々に技巧的な動きもできるようになり手先の器用さにつながります。■リズム感や反射機能を養う手遊び歌に使われる歌は、繰り返しが多いものや覚えやすいリズムものなど種類も豊富です。楽しく歌っているうちに子どものリズム感は養われ、手指や体をリズムに合わせて動かせる反射機能が鍛えられます。このように、手遊び歌は教育効果が高いのです。親子で、お友だちと、1人でも、どんどん手遊び歌を楽しんでみましょう。親子で一緒に!「一本橋こちょこちょ」親子で遊ぶなら、「一本橋こちょこちょ」のようなスキンシップが取れる歌がおすすめです。まだ自ら言葉でコミュニケーションを取ることが難しい、0~1歳の子どもたちでも楽しむことができるとされています。子どもの手のひらを叩いたりつねったりする手の動き、手首から肩へ向かって指先でやさしくタッチする感触、最後の「こちょこちょ」でくすぐりながらスキンシップを図りましょう。子どもは、さまざまな手指の動きや強さを感じ、また父親や母親の歌声やスキンシップを通して楽しく心地良い気分や安心感を得られます。「一本橋こちょこちょ」のほかには「ちょちちょちあわわ」「あたま・かた・ひざ・ポン」など長く歌い継がれているスタンダードナンバーがおすすめです。想像力を養う!「ぐーちょきぱーでなにつくろ」子どもは2~3歳ごろから、想像力をはたらかせる手遊び歌が1人でできるようになります。おなじみの「ぐーちょきぱーでなにつくろ」は、特に「ちょき」を指でつくるのに四苦八苦する子もいると思いますが、複雑な指の動きによって脳に刺激が与えられます。この歌は、ジャンケンに使うグー、チョキ、パーの手の形を覚えるのに便利な上に、この3つの形を両手で作るところがポイントです。あるときは左右一緒の形、またあるときは左右別々の形と変化に富み、手の動きでイメージを形づくることで想像力が養われます。このほかに「トントントントンひげじいさん」「キャベツのなかから」などが楽しく遊びながら指の複雑な動きで脳を鍛えることができておすすめです。協調性を育む!「アルプス一万尺」お友だちとの関係が作られはじめると、2人で向かい合って遊ぶ「アルプス一万尺」のような手遊び歌が楽しくなります。向かい合った相手の左右と自分の左右が違うことに気づきがありますし、リズムに合わせて一緒に同じ動作をすることで協調性が育まれます。同様の手遊び歌には「茶摘み」「みかんの花咲く丘」などがあり、子どものころ友だちと一緒に遊んだ人も多いのではないでしょうか。2人で行なう手遊び歌は大きくなっても遊ぶ子が多いようで、小学生になってからも、雨の日の休み時間やちょっとした空き時間に楽しんでいることもあるようです。2人で行なう手遊び歌は、同じ曲でも地域や年代によって手の動きが違っていたり、歌詞を替え歌にして遊んだりといったアレンジ版も増えます。子どもが園や学校で友だちから教えてもらってきた遊び方が、パパやママが子どものころに遊んでいたものとは違うことも。そのようなときは訂正するのではなく、子どもが覚えてきた遊び方で一緒に遊んでから「パパやママが子どものころはこんなふうにして遊んでいたよ」と当時の遊び方を教えてあげると、他の人の意見を受け止める許容性を学ぶことができるとともに、遊びにも多様性が生まれます。***手遊び歌は、どんなところでも道具もなく遊べるので何曲かレパートリーを作っておくと便利です。最近は、手遊び歌の動画をアップしている保育関連施設や行政の子育てサイトなども出てきました。こうした動画サイトを参考にしてもいいですね。(参考)品川区公式チャンネル しながわネットTV|子どもと一緒に、手遊びしましょう!! 3歳児編品川区公式チャンネル しながわネットTV|子どもと一緒に、手遊びしましょう!! 4・5歳児編てあそび.com|手遊び歌児嶋輝美(2012年),『手遊び歌の種類と成り立ちについて』,徳島文理大学研究紀要第84号YOKOHAMA-YUME-NETWORK|手遊び歌研修~手遊び歌を楽しもう~
2018年10月27日全国的に、かんかん照りの暑い日が続いています。お出かけしたいけれど、日中暑すぎて外出するのが億劫になったり、赤ちゃんの体調が心配になったりすることもあるかもしれません。そんな時は、近場におでかけするのはいかがでしょう?今回は、赤ちゃんとお出かけできる地域の居場所についてご紹介したいと思います♪①どんなおでかけ場所があるの?◆児童館児童館と聞くと小学生以上のこども達が学校帰りに遊ぶイメージが大きいかもしれません。子どもを出産するまで、私もそう思っていました。実は児童館には、0歳の赤ちゃんから小学校入学前のこども達のプログラムもあるんです♪私の地域の児童館は、基本的に赤ちゃん用の部屋は児童館開館中自由に出入りでき、昼食もとることができます。さらに、週に1回1時間程度赤ちゃんのプログラムがあり、手遊び歌、離乳食や季節ごとの赤ちゃんのケアについてや、季節のイベントなどを開催しています。娘も児童館にある新しいおもちゃを興味津々で手にとって遊んだり、お友達をじっと見つめていたり。いい刺激になっているようです♪ また、子どもだけでなく、ママにとっても刺激的。子育てに関するアレコレを教えてもらったり、気軽に相談できます。地域で子どもの年齢の近いママたちと知り合いになれるのも、心強いところ。我が家では、児童館で習った手遊びが娘のお気に入りに!娘の母のスキンシップの幅が広がったのも、児童館通いで良かった点です。先日は七夕イベントに参加してきました!スタッフさんが織姫と彦星の劇を熱演♪夏はプールのイベントがあるようなので、参加してみようと思っています。◆図書館図書館は静かにしなければいけない場所。なんだか、赤ちゃんを連れて行きづらいイメージがありますよね。そんな赤ちゃんとママのために赤ちゃんが利用できる時間を設けてくれている図書館が多いです。図書館の職員さんやボランティアさんによる読みきかせの時間もあります。もちろん月齢の小さい赤ちゃんはお話の内容を理解するのはまだ難しかったり、1冊聞いていられるわけではありませんが、それでOK。絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの知能の発達を促したり、情緒を豊かにし興味関心の幅を広げてくれるといわれています。何より、安心できるママとくっつきながら読み聞かせを聞くことで、赤ちゃんは心も体も安心することができ、ママとの絆がさらに深まりますね♪うちの娘が絵本をかじったり舐めたりしても、スタッフさんから大丈夫よ、と声をかけてもらえ、安心して参加できています。オススメ絵本を教えてもらうこともできるので、借りて家で時々読み聞かせも。娘がどんな絵本に夢中になるのか楽しみに通っています。②何ヶ月ごろから行けるの??特に決まりはありませんが、1ヶ月検診以降が安心だと思います。私がおでかけ場所であった赤ちゃんは小さい子で検診後まもない1ヶ月の赤ちゃんでした。3ヶ月以降くらいの赤ちゃんが多い印象です。我が家は児童館に3ヶ月、図書館は4ヶ月から行き始めました。③持ち物は??近場といえど、最低限の赤ちゃんグッズは持って行きましょう♪私も、1時間のおでかけだから大丈夫だろう、と思った時に限っておもらしや吐き戻し…ということがありました。以下のものはあると安心。授乳室などがある児童館・図書館が多いですが、念のため授乳ケープを持ち歩いて!・オムツ、おしりふき・おきがえ・授乳ケープ・タオル・麦茶など水分補給できるものおでかけで、ママ自身のリフレッシュにも!地域の施設に何回か通ううちに顔見知りのママもでき、仲良くさせてもらっています。「離乳食や暑さ対策はどうしてるの?」という話や、「かわいい服!どこで買ったの?」などちょっとした情報交換やお話ができてとても参考になります。普段、日中は娘と2人で過ごしている私自身のリフレッシュにもなっています。今回ご紹介した場所以外にも赤ちゃんと参加できる地域のおでかけ場所が。例えば、保育士さんがスタッフとして常駐している親子の遊び場や、ママ同士が話してホッとできる場などがうちの自治体にはあります。少し形は違うことがありますが、どの地域にも似た地域のサービスがあると思うので、リサーチしてみてくださいね♪自治体の役所でも教えてくれますよ。妊婦さんはお散歩がてらリサーチしておくのもよいかもしれませんね♪
2018年07月30日療育入園初日。椅子から脱走し走り回る長男3歳当時、自閉症の長男は一日中走りまわっているような子どもでした。多動の特性も強いゆえ、仕方のないことだと思うのですが、母親の私も追いかけるのに一苦労。公園に連れていくと立ち止まったり座ったりすることもなくひたすら駆け回ります。Upload By シュウママ既に療育の通所支援に通うことが決まっていたので、まあ訓練で多動はおさまってくれるだろう…と思っていたのですがそれは甘かった!療育施設の入園日、何度座らせようとしても椅子からおりて脱走する長男を見ながら目の前が真っ暗になりました。Upload By シュウママ他にも座れずに泣いている子もいます。けれど長男ほど活発に動き回る子はいなかったのです。「1か月で座れるようになりますよ!」先生の言葉に半信半疑だったけど…現実をつきつけられたような気がして「この子が椅子に座れる日が来るんでしょうか」思わず尋ねると先生は笑顔で答えてくださいました。Upload By シュウママ「みんなそうです。大丈夫ですよ」優しい先生の言葉にうなずきながらもそう簡単にいくのだろうか――不安が募りました。少しずつ少しずつ。変化があらわれてきた長男それから長男は毎日療育施設に通いました。私は週に2回ある親子通園日に長男の様子を見ることができるのですが、「あの多動がおさまるはずがない…」とやはり半信半疑でした。けれど先生方の日々の取り組みはまさに目から鱗だったのです。その療育施設では手を洗って牛乳を飲み、椅子に座ってみんなで手遊び歌を行うのが日課になっています。はじめ長男は牛乳を泣いて嫌がり、吐き出したりコップを倒したりしていました。けれど先生は牛乳が嫌ならお茶にしようかという妥協は一切なく、他の子と同じ牛乳を飲ませていました。「一口だけでも飲むんだよ」と先生はスプーン1さじから始め、1さじ飲めたら次の日は2さじという風に量を増やしていきました。Upload By シュウママその間、飲み終わった子ども達は自分の椅子を並べて先生と手遊び歌をしています。そうすると不思議なもので自分も遅れを取りたくない、みんなと一緒に手遊びしたい!という意識が芽生えてきたのでしょうか――長男は徐々に牛乳を飲める量が増えていき、最後には一人で全部飲み干し、自分で椅子を持って手遊びに参加できるようになったのです。Upload By シュウママ大切なのは妥協しないことそして長男は、教室以外の大きなホールでお誕生日会をする時でもきちんと座って待つことができるようになったのです。「あの子がちゃんと椅子に座って待てるようになるなんて…」と私は先生に言いました。すると先生は「園では基本みんなと同じものを食べ、同じ行動をするよう促します。そうするとね…」先生はくすりと笑って言いました。Upload By シュウママそして「ご家庭でも、お母さんが子ども用に別におかずを作ったりするのは控えたほうがいいんです。家族みんな同じものを食べるほうが楽しいし、苦手なものも食べられるようになるんですよ」とアドバイスしてくださいました。そういえば療育の給食の時間、子ども達は「シュウちゃんにんじん食べられたね~」とおしゃべりしながら食事していました。お友達が食べられたなら自分も食べれるかもしれない、と感じながらお互いを育てあうのかなと感じました。療育施設ではたくさんのことを教えてもらったのですが、子どもの自主性は重んじても妥協はしないという姿勢や向き合い方も、教えて頂いた大切なことでした。
2018年03月28日こんにちは、ママライターの木村華子です。私が子どものころ(30年ほど昔)、「最近の子どもは、私たちのころと全く違う!」と言う大人にたくさん出会ったものです。それを聞いた私は、子ども時代を懐古する大人たちに対して僅かな優越感のようなものを抱いていました。将来自分もそんな大人たちの仲間入りをすることになるとは、夢にも思っていなかったのです。時は流れて、子どもだった私がはじめてわが子を抱いたあの日……。子育てへの不安よりも先に湧き上がったのは、「ついこの前まで私だって子どもだったわけだし、きっと大丈夫!」という根拠のない自信でした。ところが、それから数年後の現在。その自信は、日々ガラガラと音を立てて崩れています。思い出されるのは、あのとき大人たちが口にした「最近の子どもは、私たちのころと全く違う!」というセリフ。まさに、その通りでした。子どもたちとのジェネレーションギャップは、毎日の随所に潜んでいます。中には、昔と同じ遊びや行事がナチュラルに改名されていることも……。今回は、育児の中で特に驚いた「え、今ってそうなの!?」な瞬間を3つ紹介します。●「え、今ってそうなの!?」と驚いた瞬間3つ●(1)今は鬼ごっこって言わないの!? “ハンターごっこ”とは……ママ「今日は何して遊んだの〜?」子ども「○○クンたちと、“ハンターごっこ”!」ママ「何ソレ?」子ども「ハンターに捕まったら負けなんだよ」ママ(それって、鬼ごっこなんじゃないの……?)こんなやりとりに心当たりがあるママは多いはず。どうやら最近の子どもたちは、鬼ごっこではなくハンターごっこに興じています。人気テレビ番組から来たネーミングで、基本的なルールも番組内で行われるゲームを模したもの。子どもたちに確認したところ、大雑把な印象は鬼ごっこやドロ警によく似たもの でした。人気の高い遊びであるため、学校や地域の行事ごとでレクリエーションとして行われているケースもあります。とはいえ、細かなルールや設定には、地域や年齢ごとに違いが見られます。基本的にハンター役(鬼)は5人前後で、捕まったらドロ警のように牢屋に入りますが、仲間にタッチしてもらえば復活するパターンの他に、復活なしの捕まりっぱなしパターンなども存在する様子。ハンター役がサングラスをかけるほど忠実に再現しているケースもあれば、たんなる鬼ごっこを「ハンターごっこ」と呼んでいるだけである場合も珍しくありません。わが子が「ハンターごっこ」と口にし始めた際には、ルールを確認してみると面白いかもしれませんね。●(2)お寺の和尚さんが撒いた柿の種(地域によってはカボチャの種)がヤバイことに!?「せっせっせい〜の、ヨイヨイヨイ、お寺の和尚さんが〜柿の種を〜まきました〜」の手遊び歌(※地域によって、「柿」の部分は「カボチャ」になります)。この後に続く歌詞がとんでもない方向に変わっていることをご存じでしょうか。地域ごとに違いがあるでしょうが、私の場合はこの後「芽が出て、膨らんで、花が咲いたら、じゃんけんぽん!」でした。同じ歌詞で育ってきたママも少なくはないでしょう。ところが、最近の歌詞では、「芽が出て、膨らんで、花が咲いて、枯れちゃって、忍法使って空飛んで、東京タワーにぶつかって、くるっと回って、じゃんけんぽん!」という、実にアンタッチャブルな内容へと進化を遂げている のです。息子がはじめて覚えてきた手遊び歌を披露してくれたとき、私は「また、変な替え歌つくってる」と笑っていたのですが、その後調べてみるとビックリ!現在販売されている童謡や手遊び歌を収録したCDには、『おてらのおしょうさん〜平成版』という名で、アンタッチャブルな方の手遊び歌が採用されているのです。子どもの替え歌から、すでにスタンダードの域にまで達してしまった平成版和尚さん……。東京タワーにぶつかった後どのような展開が待っているのか、次なる進化が少し待ち遠しいですね。●(3)運動会の種目にサラリと登場する“サーキット”という謎競技保育園の運動会。手渡されたプログラムを眺めていると、“サーキット”という見慣れない競技が記載されていました。子どもたちはもちろん、先生方も当たり前のように「サーキット、サーキット」と口にしているので、「なんですか、それ?」とも聞けず……。まあ、親子競技でもなさそうだし、見てればいいか〜♪と、はじめてのキーワードに触れた私は気楽にそのときを待っていました。そしていよいよ、サーキットがスタート……。イメージは完全にモータースポーツです。どんな工夫で車が登場するのか、ダンボールで作ってるのか、先生方は大変だっただろうな……などと、少し期待しながらグラウンドに注目していると……「アレ?これって“障害物競走”じゃん!」。そう、運動会における“サーキット”とは、コース上に並べられた遊具や障害物をこなしながら駆け抜ける、まさに障害物競走なのです 。保育園や幼稚園によって異なりますが、運動会でサーキットが行われるケースは珍しくない様子です。運動会だけでなく、幼児の発達や健康サポートを目的として“サーキット遊び”に取り組んでいる場合も。有酸素運動と無酸素運動を組み合わせ、短時間の間に繰り返す“サーキットトレーニング”という筋トレがありますが、これの子どもバージョンとして行われる活動です。楽しみながらさまざまな動きを経験できるサーキットは、スポーツがあまり得意ではないタイプの子どもでも、周りのお友達からの刺激を受けながら遊び感覚で運動をすることができます。いつも以上に自発的に取り組むことによって、できないことができるようになる達成感や“成功体験”を積むことにつながり、情操教育にも良いのだとか……。このように聞けば、たしかに“障害物競走”とは少しニュアンスが異なっていることがわかります。とはいえ、これまで長らく「障害物競走」と呼ばれていた競技が突然「サーキット」として浸透している様子は、パンケーキブームのときの「え、この間までみんな“ホットケーキ”って呼んでたよね!?」 というモヤモヤ感によく似ていました。●子どもたちのまわりで繰り広げられている新常識に注目してみよう!いつまでも子どもの心を持っていると自負していましたが、気がつくと時々「最近の子どもは、私たちのころと全く違う!」という、大人なセリフを口にしてしまいます。“子どもの世界の常識”は、子どもと接していなければ見えてきません 。少女だった私が成長し母となるまでの間、私は“子どもの世界”から長らく遠ざかっていました。そしてわが子たちもいつか、“子どもの世界”から抜け出してしまうのでしょう。子育て期間は“子どもの世界”の激変ぶりを、もう一度垣間見ることが許された限りある時間です。ぜひ、わが子のまわりで繰り広げられる新常識に注目して、楽しんでみてはいかがでしょうか?【参考リンク】・サーキット遊びって? | 日吉幼稚園・ひよしおひさま保育園()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年06月29日毎日忙しく過ごす中で、子どもとお風呂にはいる時間は貴重な「スキンシップの場」とも言えますよね。子どもと向き合い、今日あったことや明日の予定をおしゃべりしながら過ごす…。そんなひとときが、ちょっとした手遊びを交えることでもっと楽しくなります。今日からでも取り入れられる“子どもが大笑いするお風呂手遊び”をご紹介しましょう。(1)片手水鉄砲両手を使い、手と手の間から鉄砲のように水を発射させる水鉄砲ですが、実は片手でもできることをご存じですか? 片手水鉄砲の基本はこの形です。 ポイントは・水色の地点から水を飛ばすことを意識する・爪先は内側に折りこまず(グーにしない)、爪が見える状態にする・小指部分から水が漏れていくのでなるべく力をいれ、水が漏れないようにするの3つです。片手水鉄砲の良いところはコントロールがききやすいことと、すぐに発射できることです。小さな子どもにはできないこともあるので、その場合は両手を使う水鉄砲のやり方を教えましょう。大人は片手水鉄砲をマスターして、鉄砲のうちあいをするのも楽しそうです。(2)東京タワー定番のお風呂遊びともいえるのが、シャンプーで髪を泡立てて逆毛をたてる「東京タワー」です。ポイントはモコモコの泡をつくること。でも手のひらだけでもこもこの泡をつくるのは意外と至難のわざですよね。そんな時は100円ショップでドレッシング容器として売っている「ドレッシングキーパー」などにボディソープとお湯をいれてふったり、洗顔用泡立てネットなどを使うとすぐにもこもこ泡ができます。またホームカラーをする際に付属ではいっているビニール製の手袋をつけて髪を泡立てると、驚くほどもこもこの泡ができあがります。ノンシリコンで泡立ちにくいと思っていたシャンプーも見事に泡立つので、ぜひ活用してみてくださいね。(3)風呂桶おなら桶を浴槽に深くしずめてもちあげるとボコッボコッと勢いよく空気の泡が発生します。これをおしりの辺りで「おなら」に見立てることで、おなら遊びができます。単純な遊びですが、わが家の息子のウケが最も良いお風呂遊びです。(4)ブクブクもぐりお湯の中にもぐって口や鼻から息を吐き出す、これまたシンプルな「ブクブクもぐり」は水の苦手なお子さんや水遊びとしてもおすすめです。目を開けなくても息を吐き出すことでブクブクと大きな音がしますし、すぐに顔をあげることもできるので恐怖感もあまりありません。大人が「こ~んに~ちわ~」などとお湯の中で言葉を話してみせ「なんて言ったかわかる?」なんてクイズにするのも楽しいです。子どもが興奮してしまうと、誤ってお湯を大量に口にしてしまうこともあるので、注意して見てあげましょう。新しいお風呂遊びを取り入れて、親子で楽しい時間を過ごしてくださいね。(すだあゆみ)
2016年01月05日今回は、少人数でも大勢でも楽しめる、体全体を使った手遊び歌をご紹介します。ノリのよいメロディの愉快な曲なので、一度覚えると頭の中から離れなくなってしまうかも。きっと、お子さんも大好きになる1曲です。手遊び歌紹介:歌詞通りに動いてみよう「Hokey Pokey」今回ご紹介する曲は「Hokey Pokey」です。発祥ははっきりしておらず、アメリカで昔から子ども向けの歌として歌い継がれている曲です。イギリスでは「Hokey Cokey」として多くの人に知られています。インターネットで曲名を検索すると、無料で見られる動画がたくさん出てきますのでメロディも簡単に聴くことができますよ。手遊びのやり方:基本編まずは基本編から。歌詞の意味と動きを確認してください。2人なら向き合って、3人以上なら輪になって踊ります。♪You put your right foot in (右足を輪の中に入れる)♪You put your right foot out(右足を輪の外に出す)♪You put your right foot in(右足を再び輪の中に入れる)♪And you shake it all about (そのまま足をぶらぶらさせる)♪You do the Hokey-Pokey, (両手をキラキラ星のようにくるくると動かしながら) ♪And you turn yourself around (その場で右回りにぐるりと1回転) ♪That's what it's all about (両手で膝を2回叩き、拍手を2回して横に開く)~歌詞の意味~ 右手を中に 右手を外に また右手を中に ゆらゆらゆすって ホーキー・ポーキー ぐるっとまわって はい、おしまい子どもの成長に応じて、次のようにママがサポートしてあげるとよいでしょう。・ねんねの赤ちゃんの場合ママが仰向けに寝かせた赤ちゃんの右足を動かしてあげてください。この場合、♪And you turn yourself around の1回転は省略しても構いません。♪That's what it's all aboutのところは、ひざをママがタッチして、拍手からは赤ちゃんの手を動かしてあげてもいいですね。 ・おすわりができる子の場合ママが子どもをひざの上に抱っこしながら、曲に合わせて右足を動かしてあげましょう。・つかまり立ちができる子の場合子どもの脇を抱え、ママが赤ちゃんの手を持って、歌詞の通り誘導してあげましょう。・1人で立てる子の場合ママが見本を見せながら、自分でやらせてみてください。など、成長期に合わせた動きを楽しみましょう。手遊びのやり方:応用編応用編として、以下のような楽しみ方もできます。<その1:替え歌を楽しもう>「right foot(右足)」を、体の別の部位に置き換えて歌ってみましょう。たとえば、・left foot(右足)・right hand(右手)・left hand(右足)・bottom(おしり)・head(頭)・whole self(全身)<その2: クイズ形式でやってみよう>歌う人、踊る人に分かれます。歌う人がランダムに歌った部位を聞いて、踊る人はその通りに体を動かします。<その3:速さを変えてみよう>慣れてきたら、スピードを上げて歌ってみましょう。「Hokey Pokey」は「shake」のところで体を揺らすのが、一番盛り上がるところです。頭を揺らしたり、体全体を揺らしたり、非日常的な動きを満喫できます。ぜひ大げさに動かして、子どもの笑いを誘ってみてください。
2015年09月15日今回は、子どもと一緒に、曲に合わせて動きながら楽しめる手遊び歌をご紹介します。「歌+動作+英語」は、普段英語にまったく関わらない子どもでも、すんなり覚えて歌うことができるのでおすすめです。手遊び歌紹介:歌詞通りに動いてみよう「Walking, Walking」今回ご紹介する曲は「Walking, Walking」です。メロディーは「♪グーチョキバーで グーチョキバーでなにつくろう〜」でおなじみの日本の手遊び歌「グーチョキパー」の曲にのせて歌いますので、親子ですぐに取り組めますよ。手遊びのやり方:基本編まずは基本編から。歌詞の通りに動きます。♪Walking, walking(曲に合わせて歩く)♪Walking, walking(曲に合わせて歩く)♪Hop, hop, hop!(曲に合わせてジャンプする)♪Hop, hop, hop!(曲に合わせてジャンプする)♪Running, running, running, (曲に合わせてすばやく走る)♪Running, running, running, (曲に合わせてすばやく走る)♪Now let's stop, Now let's stop. (ストップのところでピタッと止まる)<ねんねの赤ちゃん>ママが赤ちゃんのお腹の上を地面に見立てて、ママの指2本を足のようにして歩く。この場合は、♪Running, running, runningのところで、ママが赤ちゃんのお腹をくすぐります。大好きなママにくすぐられて赤ちゃんは大興奮! だんだん覚えてくると、くすぐっていないのに歌を聞くだけで笑い出しますよ。<おすわりの子>子どもを抱っこしながらママが歌詞の通りに動く。<つかまり立ちの子>子どもの脇を抱えて、ママが赤ちゃんの手を持ち、歌詞の通りの動きに誘導する。<タッチできる子>自分でやらせてみる。など、成長期に合わせた動きを楽しみましょう。手遊びのやり方:応用編<その1:輪になって動こう>複数の親子や子どもたちが集まったら、「Let’s make a circle(輪になろう)!」と声をかけて、輪になります。そして、どちら周りでもいいので同じ方向に曲にのって歌いながら動きます。♪Running, running, runningのところで、各自が輪から外れ、ランダムに走ります。最後の♪Now let's stopのところで、どこにいてもその場でピタッと止まります。<その2:替え歌を楽しもう>慣れて来たら、♪Walking, Walkingのところを♪jumping, jumping(ジャンプする)とか、♪swimming, swimming(泳ぐマネをする)とか、 ♪sleeping, sleeping(寝たふりをする)に変えてみるのもおもしろいですよ。ほかにも、動作を表す単語をいろいろ調べて替え歌をしてみてください。<その3:「Stop(止まれ)」で止まることをきちんと教えよう>これは、しつけの要素も含みますが、ママが「ストップ!」とか「止まれ!」などと言った時に、きちんと止まれる子どもにしつけることは、安全面からも重要ですね。それを身に着けさせるには、この歌が使えます! 「『Stop(止まれ)』って言ったら必ず止まるんだよ」と子どもに言い聞かせて、歌で実践してみてください。反射的に止まれるようになれば、実生活でもきっと役に立つはずです。「Walking, Walking」はシンプルで覚えやすい歌ですが、活用の幅がとても広い、名曲です。ぜひ子どもと一緒に歌ってみましょう。(ライター:ヨシムラサキ)
2015年08月30日今回は日本でもよく知られている手遊び歌をご紹介します。この歌に合わせてからだを動かし、お子さんと一緒に気持ちのいい汗をかいてみてはいかがでしょう。手遊び歌紹介:からだを動かしながらタッチ遊びのできる英語歌「Head, shoulders, knees and toes」今回ご紹介する曲は、「Head, shoulders, knees and toes」です。古くから親しまれていて、日本語でも「あたま かた ひざ ポン」と訳され、歌われている曲ですので、一度は耳にしたことがあるでしょう。<手遊びのやり方:基本編>まずは基本編から。歌に合わせて体のパーツをタッチしていきます。♪Head, shoulders, knees and toes, knees and toes,(曲にあわせて頭、肩、ひざ、つま先をタッチ)♪Head, shoulders, knees and toes, knees and toes, (曲にあわせて頭、肩、ひざ、つま先をタッチ)♪And eyes and ears and mouth and nose,? (曲にあわせて目、耳、口、鼻をタッチ)♪Head and shoulders, knees and toes, knees and toes. (曲にあわせて頭、肩、ひざ、つま先をタッチ)ねんねの赤ちゃんは、ママが赤ちゃんの部位をタッチするお座りできる子は、座らせてママが赤ちゃんの手をもって誘導してあげるタッチできる子は自分でやらせてみるなど、成長期に合わせた動きを楽しみましょう。<手遊びのやり方:応用編>その1:だんだんスピードアップ繰り返し歌いながら、だんだんスピードアップして歌います。もちろんタッチの動きも曲のスピードに合わせて早くしていきます。体だけでなく、お口のエクササイズにもなりますよ。その2:サイレント遊びを楽しむたとえば、「Head」をサイレントにした場合、「Head」のところは歌わず、無言で手振りだけにします。サイレント以外の部分は基本通り歌います。上手にできたらサイレントの部位を増やして楽しみましょう。その3:からだのパーツ遊びを楽しむ歌詞の中の体の部位を、別の部位に変更して、替え歌遊びをします。お子さんが自分で歌えるようであれば、親子のどちらかが替え歌をして、それに合わせてどちらかがタッチ遊びをするのもおもしろいですね。♪Head, tummy, back and toes, back and toes, (曲にあわせて、頭、おなか、背中、つま先をタッチ)♪Head, tummy, back and toes, back and toes, (曲にあわせて、頭、おなか、背中、つま先をタッチ)♪And cheeks and neck and chin and nose, (曲にあわせて、ほっぺ、首、あご、鼻をタッチ)♪Head, tummy, back and toes, back and toes. (曲にあわせて、頭、おなか、背中、つま先をタッチ)「体のこの場所は、英語で何と言うのかな?」と考えながら楽しむと、歌遊びをしながら体のパーツの英単語を覚えられて、おすすめです。ぜひお子さんと一緒に歌ってみてください。
2015年07月25日