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これまで5回にわたり、航空機の機体構造がどうなっているかについて解説してきた。締めくくりとして、そこで使われている素材の話もしておかなければならないだろう。○アルミ合金系素材かつては「全金属製機」などといって、わざわざ区別していたが、それは木材を使用する機体が多かった時代の話。今では金属材を使用するのが当たり前になっている。航空機は軽くかつ丈夫に作らなければならないので、金属なら何でも良いというわけにはいかない。そこで主流となったのがアルミ合金である。純アルミニウムではなく、さまざまな金属を添加した合金素材を使っているが、そのほうが性質が優れているためである。特に広く知られているのがジュラルミンだろう。最初に登場したのは、アルミニウムに銅を添加した素材で、ジュラルミンといえばこれである。その名称の由来は、ドイツのデュレンという街で開発されたから、あるいはラテン語でhardを意味するdurusとaluminiumを合成してできたという説がある。日本工業規格(JIS)では、アルミ合金には4桁の数字あるいはアルファベットを組み合わせた名前がつけられている。ジュラルミンは2017で、銅を3.5~4.5%、珪素を0.5~1.2%、そのほか鉄、マンガン、マグネシウム、亜鉛、クロム、チタン、ジルコニウムといったものもいくらか混ざる。主な部分を占める元素の名前から、Al-Cu系ということになる。その後に登場したのが「超ジュラルミン」こと2024。銅を3.8~4.9%、マグネシウムを1.2~1.8%、そのほか鉄、マンガン、珪素、亜鉛、クロム、チタン、ジルコニウムといったものもいくらか混ざる。主な部分を占める元素の名前から、Al-Mg系ということになる。そして「超々ジュラルミン」こと7075がある。最近ではスマートフォンのドンガラでも使われているらしいが、元々は航空機用の素材だ。いわゆるAl-Mg-Zn系で、銅を1.2~2.0%、マグネシウムを2.1~2.9%、亜鉛を5.1~6.1%、そのほか鉄、マンガン、珪素、クロム、チタンといったものもいくらか混ざる。航空機用ではこの3種類がメジャーだが、もしも興味があったらJISの規格書を見てみていただきたい。あきれるぐらいたくさんのアルミ合金素材が規格化されている様子がわかる。航空機と並んでなじみ深いアルミ製品というと鉄道車両(特に新幹線)があるが、こちらは6N01や7N01など、溶接性と押出加工性に優れた素材が使われる。航空機はリベット止めが普通だから、鉄道車両ほど溶接性は重視されないようだ。○アルミ合金素材の使い分け後から出てきた素材ほど軽くて丈夫ということであれば、何でも7075で造ればよいかというと、そういうわけでもないところが面白い。例えばボーイング747の場合、胴体のうち与圧する部分の外板、それと主翼の下面には、疲労と亀裂に強い2024を使う。胴体でも縦通材やフレーム、非与圧部分の外板、あるいは主翼の桁・リブ・上面外板、それと尾翼は7075だ。7075の方が圧縮・引張・曲げに強いが、疲労においては2024のほうが有利だといわれる。主翼で発生させた揚力で機体全体を支えているわけだから、基本的に、主翼の上面には圧縮荷重がかかり、下面には引っ張り荷重がかかる。そのことが、「上面外板は7075、下面外板は2024」という使い分けにつながっているわけだ。ちなみに、主翼の外板は局所的に10mmを超える厚みになることもあるが、胴体の外板は一番薄いところで1.6mm厚だそうだ。繰り返すが、1.6cmではなく1.6mmである。これで機内の与圧による圧力差に耐えているのだからすごい。○炭素繊維複合材複合材料というと真っ先に思い浮かぶのはカーボンファイバー、つまり炭素繊維複合材だろう。厳密にいうと、炭素繊維とはその名の通りに繊維であって、それを樹脂で固めたものが炭素繊維強化樹脂である(CFRP : Carbon Fiber Reinforced Plastic)。繊維と樹脂を組み合わせているから複合材だ。組み合わせる樹脂素材はエポキシ樹脂が多い。エポキシ樹脂以外では、ポリアミド樹脂やナイロン樹脂を使うこともあるという。複合材の組み合わせはこの2種類に限らない。風呂でおなじみのガラス繊維強化プラスチック(GFRP : Glass Fiber Reinforced Plastic)も、極端なことをいえば鉄筋コンクリートだって複合材料である。まあ、鉄筋コンクリートで飛行機を作ることはないだろうから、それはおいておくとして。強度が求められる部分では、炭素繊維の糸を織り合わせて造った「織物」にエポキシ樹脂を含侵させた、「プリプレグ」と呼ばれるものを使う。プリプレグ自体は柔らかいが、これを型に敷き込んでからオートクレーブと呼ばれる「釜」に入れて焼き固めると、軽くて丈夫な構造材ができる。いわゆるドライカーボンというやつである。「織物」を使うから、繊維の向きによって強度が違ってくる。裏を返せば、どの方向に強度を持たせたいかという希望に合わせて繊維の配列を工夫することで、「ある方向に対しては強いが、別の方向に対しては変形しやすい」なんていうものも造ることが可能だ。ただ、この方法は製作に手間がかかる上に、電気代もかさむ。もちろん、コストや手間よりも強度が優先されるところではドライカーボンを使うが、要求仕様によっては量産性と経済性を重視して、別の方法を使うことがある。例えば、樹脂含侵成型法(RTM : Resin Transfer Molding)がある。これはオス型とメス型の間に炭素繊維の織物を敷き込み、そこに樹脂を注入して含侵・成型するものだ。樹脂が固まったら型から外せばよい。樹脂を注入する際に、反対側で気圧を下げることで樹脂の回りを良くするのが、真空樹脂含侵成型法(VaRTM : Vacuum Assisted Resin Transfer Molding)である。いくらCFRPが軽くて高強度だといっても、プラモデルみたいに一枚物の板で所要の強度を持たせるわけにはいかず、ちゃんと骨組と外板を組み合わせている。JAXAの施設一般公開で展示されていた、CFRP製機体構造材のサンプルを御覧いただこう。航空機以外だと、1980年代半ばからレーシングカーの車体をドライカーボンで造るのが普通になった。鉄道車両でも、JR東日本のE4系新幹線電車の一部が先頭部をCFRPで造ったことがあるし、CFRPの弾性を生かした台車「efWING」の導入事例が増えつつある。どちらも川崎重工の仕事だ。スキー板をCFRPで造った事例もあるが、これを手掛けたフィッシャーにしろ川崎重工にしろ、航空分野でCFRP製品を手掛けているメーカーでもある。
2016年02月22日●東芝の「TORNEO ROBO」が2代目にゴミ捨てが月イチで済むロボット掃除機「TORNEO ROBO」東芝ライフスタイルが2月に入って発売したロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオロボ) VC-RVS2」(以下、VC-RVS2)。2014年9月に発売された「VC-RCX1」の後継であり、シリーズの第2世代にあたる。2015年はiRobotが自ら「史上最高峰」と謳う「ルンバ980」に続き、ダイソンも初のロボット掃除機「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」を発売。ますます熾烈な競争が繰り広げられるロボット掃除機市場において、東芝ライフスタイルも国内メーカーとして負けじと新製品を投入してきた。東芝ライフスタイルのTORNEO ROBOシリーズは、ロボットが集めてきたゴミを充電台に備えられた掃除機が吸い取るという独自機能がウリ。掃除のたびにロボット側のダストボックスが空になるため、毎回ゴミ捨てする必要がない。新製品のVC-RVS2もこの機能を踏襲。より高性能化するとともに、新たな機能も追加されている。ロボット掃除機として、どのようにバージョンアップしたのか、家庭で実際に使用してみた所感をまとめてみたい。○見た目は変わらないが……まずはロボット掃除機の外観を見てみよう。直径35cm、高さ8.7cmと大きさは前モデルと変わらず。他社製品と比べると、直径は標準的だが、高さは若干低めである。他社製品が高さ約10cmを基準にしているのに対して、VC-RVS2はそれよりも0.5~1cm低い場所まで潜り込めそうなスペックだ。VC-RVS2は、壁際や家具の足もとにたまったゴミを集めるためのサイドブラシを、前方の左右2カ所に備えている。サイドブラシは本体に直接ではなく、アームと呼ばれるパーツに取り付けられている。障害物に当たると内側へ引っ込むため、サイドブラシは家具の足もとギリギリまでアプローチできる仕組みだ。ブラシの長さも6.5cmと長くなった。前モデルとのちがいは外観にあまり出ていない。東芝ライフスタイルによると、モーターは毎分最大12,000回転から14,000回転へパワーアップし、吸引風量は1.5倍に向上した。走行では70以上の行動パターンがプログラムされている。壁や家具、ガラスといった障害物を検知する27カ所の超音波センサーと、ゴミ量を検知するセンサーを組み合わせて、その場の状況に応じた掃除パターンを選ぶ仕組みだ。VC-RVS2では前モデルに比べて移動速度が20%高速になり、掃除時間も短縮されている。●充電台がゴミを回収○ダストステーションの進化次に、充電台の役割を兼ねるダストステーションの進化について。12気筒のサイクロン機構「バーティカルトルネードシステムCLEAR」を新たに採用した。見た目も中身も、キャニスター型掃除機のサイクロン部分がそのまま搭載されたようなイメージだ。集めたゴミの約99%を排気から遠心分離して約1/5に圧縮するため、毎日使っても約1カ月はゴミ捨てが不要だという(1日にゴミ1gを吸引した場合。使用環境によって異なる)。ここまでは前モデルとほぼ同様だが、VC-RVS2で新たに搭載されたユニークな機能が「ダストポケット」だ。ダストステーション上部にあるダストポケットボタンを押すと、側面にある細長い吸引部からゴミを吸い取れる。棚などを掃除したフローリングワイパーやハンディモップをダストポケットに押し当てて、ホコリを吸い取るといった使い方を想定している。掃除用品のレンタルなどでおなじみのダスキンが提供している「スタイルクリーナー」と似たような機能を設けたかたちだ。●壁際ピッタリ○自宅で動かすさっそく自宅のリビングでVC-RVS2を動かしてみた。走行パターンはランダム型。部屋を縦横無尽に走り回り、何度も何度も往復し、時間をかけてていねいに掃除していくスタイルだ。自らの位置を把握しながら無駄なく動くタイプのロボット掃除機が増えてきていることを考えると、非効率と感じることも少なくはない。「いつ終わるんだろう?」と思ったこともあったが、真摯に掃除してくれているという感じで、それはそれで好感が持てた。同じ場所をちがう走行パターンで再び掃除してくれていたため、ゴミの取り残しも少ない印象だ。特に壁際や家具の足もとへのリーチには目を見張るものがある。壁際にピッタリと沿うようにゆっくり走行しながらゴミをていねいにかき出し、角では何度も左右に首を振りながら念入りに掃除をしているその真面目さにはちょっと感動。イスやテーブルの足もとにも、長いサイドブラシでしっかりとアプローチする。○電源コードが苦手?ここまでは「賢い!」と大絶賛だったのだが、この後に問題点もいくつか発覚した。最も気になったのは家電製品などのコードを引っかけやすい点。コード自体を巻き込みそうになった際には、回転ブラシが逆回転するので、そのままコードを吸い込んでエラーということはなかったが、サイドブラシにコードが絡んでしまって身動きがとれなくなってしまうことが何度かあった。その様子を観察してみると、サイドブラシのリーチ力に大きく貢献しているアーム部分がおそらく原因のようだ。アームが内側へ引っ込む際に生じるすき間などにどうしてもコードが引っかかりやすい。サイドブラシの取り付け位置が地面からわりと高い位置にあるのも原因として考えられる。VC-RVS2を動かす際は、コードをなるべくどけておくよう推奨されているが、空気清浄機など常設している電化製品も多い。そもそもVC-RVS2のダストステーションにだってコードはある。ユーザーが使用条件を整えるのもある程度必要だが、この点はやはりロボット掃除機自体で解決してほしい。コードだけでなく、すき間から抜け出せなくなるという問題も。本体幅35cmギリギリのすき間に入り込む際は、前方を押すようにして進むのでアームは内側へ引っ込む。そのため、スッとすき間へ入り込めるのだが、いざ出る際にアームがもとの位置に戻ってしまい、引っかかって抜け出せなくなる。身動きとれずにもがいているというケースがあった。人間からすると「ちょっと方向転換してバックすれば抜け出せるのに……」ともどかしく思うが、しばらく辛抱強く見守っていた。しかし、ひたすら力任せに動こうとしているだけだったので、ついにはリモコンから手動操作して助けだすことに。こうしたトラブルを防ぐためには、進入禁止エリアを仮想的に作り出す「バーチャルガイド」を置けばいい。現在は別売だが、標準で付属してくれたら助かる。入り込めない高さのすき間なら最初から諦めがつくが、エラーとなってしまうのは悲しい。不在時に部屋をキレイにしてくれるというところにロボット掃除機の魅力を感じている人も多いはず。掃除機としての性能の高さや多機能さだけでなく、"エラーを起こさずにしっかり動く"のがユーザーの満足度にもつながるだろう。今後の改良に期待したい。○あると助かる「マナーモード」少々不満点について書いてきたが、VC-RVS2には他にない気の利いた機能が多数ある。いずれも実用的で捨てがたいものばかり。たとえば運転音を小さくする「マナーモード」は、夜間にどうしても掃除してほしい場合に便利だ。手動で自由に動かせるリモコンも使い勝手がよく、万が一エラーになったときも役立つ。こうしたところはやはり日本の家電メーカーならではの強み。今後も追求していきながら、同時にロボット掃除機としての性能アップに期待したいところだ。
2016年02月20日パナソニックは2月8日、新たに底面検知センサーを搭載したロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RS200」を発表した。発売は4月20日。価格はオープンで、推定市場価格は税別100,000円前後。MC-RS200は、従来の「MC-RS1」に搭載していたハウスダスト発見センサーに加え、新たに「底面検知センサー」を採用したモデル。床面検知センサーはゴミの量のほか、じゅうたんやフローリングなど底面の種類を判断し、ブラシの回転数を自動制御する。たとえば、凹凸が激しいじゅうたんでは、吸引力を強めながら一回転して様々な角度からゴミを吸い込む「スパイラル走行」を行う。予約機能も向上しており、「お掃除サポートリモコン」を使用することで1週間分の掃除予約を行えるようになった。リモコンでは曜日や時間、モードなどを設定して予約可能。また、掃除結果を音声でレポートする機能も用意している。ダストボックスの外形寸法は従来モデルと同一だが、フィルター構成を見直すことで約1.5倍(0.15リットル)の集じん容積を実現。さらに、開閉ボタンの形状を変更し、片手でゴミを捨てられるようになった。また、ツイン気流により集めたゴミを圧縮する「エアープレスダストボックス」を継続採用し、集じん容量に対して約5倍のゴミをためることができる。運転モードは自動、念入り、スポット、エリアメモリーの4種類。約3時間でフル充電され、バッテリー駆動時間は約60分となっている(自動モード時)。サイズはW330×D325×H92mm、重量は3kg。カラーはホワイトとブラック。
2016年02月08日山善は1月27日、スティック型掃除機「スキマスタイルスティッククリーナー」2モデルを発表した。発売は「ZSC-L960」が2月1日、充電台が付属する「ZSC-L096DE」が4月1日。価格はいずれもオープンで、推定市場価格(税別)はZSC-L960が9,980円前後、ZSC-L096DEが12,800円前後。床上13cmの隙間を掃除できるスティック型掃除機。ほぼ水平に傾けられ、奥まで滑らせてもヘッドが床から浮きにくい。フロアノズル先端にはLEDライトを備え、暗い隙間などを照らしてゴミの取り残しを防げる。ハンディ型掃除機部分がスティック部分から分離する構造で、スティック型としてもハンディ型としても使える。スティック型掃除機の持ち手部分は折りたためるため、コンパクトに収納可能だ。本体には赤と緑に光る電源ボタンランプを搭載。通常運転時は緑色に点灯し、電池残量が10%以下になると点滅。さらに残量が少なくなると、赤色で点滅したのち、5秒後に自動で電源が切れる。また、回転ブラシに大量のゴミが絡まった場合は、電源ボタンランプが赤と緑に交互で点滅する。スティック時のサイズは約W27×D17×H111.6cm、重量は約2.2kg。ハンディ時のサイズは約W10.5×D11.3×H45cm、重量は約1.1kg。約4時間でフル充電され、最大約15分の連続使用が可能だ。ZSC-L960は充電アダプター・ブラシノズル・すき間ノズルが付属し、ZSC-L096DEはこれらのほか充電台も付属する。
2016年01月27日プラマイゼロは1月26日、「±0(プラスマイナスゼロ)」ブランドから、スティック型のコードレス掃除機「コードレスクリーナーVer.2 A020」(以下、A020)を発表した。発売は3月上旬で、価格は税別22,000円。A020は、ドイツの「iFデザインアワード2015」にて金賞を受賞したコードレスクリーナー「Y010」の後継モデル。本体上部にハンドルを配置した、シンプルなデザインが特徴だ。カラーはクリアホワイトとクリアブラック、クリアブラウンの3色展開で、光沢のあるクリアー塗装を施した。サイズはロングノズルとフロアノズル装着時でW200×D139×H995mm、重量は約1.3kg。Y010の2,000mAhからパワーアップした2,500mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、最大約70分の連続運転が可能だ。
2016年01月26日東芝ライフスタイルは1月20日、ロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオロボ)」の新モデルとして「VC-RVS2」を発表した。発売は2月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別120,000円前後だ。2014年9月に発売された「VC-RCX1」の後継モデル。充電台に吸引機構を備える「ダストステーション」を引き続き採用する。ロボット掃除機が戻ってくると、ダストステーションが自動でロボット掃除機のダストボックスからゴミを吸い上げる仕組みだ。ロボット掃除機が掃除を開始する際、毎回ダストボックスが空になっているため、吸引力も持続しやすい。ダストステーションを改良し、新たに「バーティカルトルネードシステムCLEAR」を搭載。集めたゴミを遠心分離しながら約1/5に圧縮する「デュアルトルネード分離」と、さらに微細なチリや花粉などを集める「ミクロトルネード分離」の2段階でゴミと空気を分離する。そのためフィルターが目詰まりしにくく、ダストステーションの吸引力が持続しやすい。ダストステーションのゴミ捨て頻度は目安として約1カ月に1度(1日にゴミ1gを吸引した場合。使用環境によって異なる)。ダストステーションには「ダストポケット」も設けた。ダストステーション天面のスイッチを押すことで風路が変わり、ダストステーション側面からゴミを吸引。家具の上や隙間、棚などを掃除したフロアワイパーやハンディーモップをダストポケットに押し当てると、付着したゴミ・ホコリがダストステーション内に吸い込まれる。ロボット掃除機が入り込めない部分の掃除でも役立つ。ロボット掃除機自体もブラッシュアップを図っている。左右前方に2つ備えた「Wサイドアームブラシ」は長さ65mmとなり、壁際などのゴミをよりかき集めやすくした。赤外線距離(PSD)センサーによって障害物との距離を検知し、壁際から約2cm以下をキープしながらゆっくり走行してゴミをていねいに取り除く。部屋の隅では左右に首を振りながら掃除。隅のゴミを99%以上除去できる(東芝ライフスタイルの試験基準による)。壁際や部屋の隅だけでなく、部屋の中央はバウンド走行をするなど70以上の行動パターンを搭載しており、状況に適した掃除を行う。そのほか、毎分最大14,000回転する「ハイパワーブラシレスモーター」、床の凹凸に合わせて上下に動く「可動式回転ブラシユニット」、静電気の発生を抑えながらゴミを除去する回転ブラシ、ペットの毛などが詰まりにくい大型風路などの採用によって、吸引力を向上させている。サイズはロボット掃除機がW350×D350×H87mm、ダストステーションがW370×D335×H285mm、ロボット掃除機の重量は3.4kg。ダストカップ容量はロボット掃除機側が0.2L。ダストステーション側が0.8L。充電時間は約5時間、掃除時間は最大約60分間となる。1週間単位で曜日ごとにタイマーを設定できる。リモコンとお手入れブラシが付属。カラーはグランホワイトとグランレッド。東芝ライフスタイルは同日、「VC-RV2」も発表した。ダストステーションが付属しないモデル。推定市場価格は税別80,000円前後だ。
2016年01月20日エコバックスジャパンは12日、窓用ロボット掃除機「WINBOT W930」(以下、W930)を発売した。エコバックスダイレクトでの直販価格は税別59,800円。WINBOTシリーズは、スイッチを入れると真空ポンプで強力に窓に張り付き、高い場所も自動で掃除する窓用のロボット掃除機。新製品であるW930は、清掃用のモップ部と窓を移動する動作部が独立した「スマートドライブシステム」を採用。これにより、窓掃除にかかる時間を短縮できた。モップの面積は従来の「W710」「W730」に比べて2倍以上に拡大したほか、水汚れをかき出すワイパーを360度に配置することで洗浄力がアップ。さらに、掃除を一時停止した場合は、未掃除部分から掃除を再開するレジューム機能も搭載している。本体サイズはW307×D307×H124mm、重量が2.3kg。幅60cm以上、高さ35cm以上、厚さ3mm以上の窓で使用できる。フレームのない窓にも対応。ただし凹凸のある窓では使えない。リモコンとスーパークリーニングリキッド(専用の洗剤)、そして安全ポッドが付属する。
2016年01月12日エプソンは12日、個人向けインクジェット複合機「カラリオ」シリーズの新製品として、6色染料インクのA4機「EP-708A」、4色顔料インクのA4機「PX-048A」、4色染料インクで最大2L判対応の小型フォトモデル「PF-71」を発表した。いずれも1月28日の発売予定で、価格はオープン。店頭予想価格は、EP-708Aが1万円台の中盤、PX-048Aが1万円前後、PF-71が2万円前後の見込み。○EP-708AEP-708Aは、A4カラリオ複合機のエントリーモデルで、EP-707Aの後継機。プリンタ、コピー、スキャナ機能を備える。自動画質補正機能の「オートフォトファイン!EX」が新しくなり、写真画質とテキスト画質が向上したほか、文字くっきりモードや細線強調モード、背景色を除いて印刷するモード(背景除去)を搭載した。インク構成は6色独立(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック/ライトシアン/ライトマゼンタ)で、最高印刷解像度は5,760×1,440dpiだ。給紙容量は普通紙で最大100枚、ハガキで最大40枚となる。両面印刷、フチなし印刷、CD/DVD/BDレーベル印刷にも対応する。印刷速度の目安はL判フチなし印刷で約19秒。イメージセンサーは光学1,200dpiのCISで、本体のSD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを用いたダイレクト印刷やスキャンデータのダイレクト保存が可能。操作パネルは1.44型カラー液晶で、基本的に4方向ボタンとOKボタン、スタートボタン、ストップボタンで操作する。インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi Direct対応)だ。スマートフォン/タブレットから直接印刷する「Epson iPrint」アプリ(iOS用/Android用)や、アップルのAirPrint、およびGoogle Cloud Printもサポートしている。本体サイズはW390×D338×H163mm、重量は約5.9kg。○PX-048APX-048Aは、4色顔料インクのA4複合機。PX-047Aの後継となる。インク構成は各色独立のシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックだ。上記のEP-708Aでも述べた新しいオートフォトファイン!EX、文字くっきりモード、細線強調モードが加わった。最高印刷解像度は5,760×1,440dpi、給紙容量は普通紙で最大50枚、ハガキで最大20枚となる。フチなし印刷は可能だが、自動両面印刷とCD/DVD/BDレーベル印刷には対応せず、SDメモリーカードスロットも持たない。スタンドアロン操作は、カラーコピーボタンやモノクロコピーボタンを使う。印刷速度の目安は、A4用紙1枚あたり約3分20秒。イメージセンサーは光学1,200dpiのCIS、インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi Direct対応)を備える。「Epson iPrint」アプリ(iOS用/Android用)も利用可能だ。本体サイズはW390×D300×H145mm、重量は約3.9kg。○PF-71PF-71は、最大用紙サイズがA6縦~A5縦の小型プリンタで、ロール紙も使えるPF-70の後継モデル。一時的に消えていた「カラリオ ミー」ブランドが復活し、新モデルのPF-71はカラリオ ミーに属する。主な強化点は上記の2モデルと同じだが、新用紙「両面名刺用紙<半光沢>」に対応し、印刷用コンテンツ(デザインテーマ)を大幅に拡充した。インク構成は4色染料一体のカートリッジ(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)で、最高印刷解像度は5,760×1,440dpiだ。給紙容量はA5サイズの普通紙で最大50枚、ハガキで最大20枚となる。印刷速度の目安はL判フチなし印刷で約30秒。操作パネルは2.7型カラー液晶モニタと各種ボタン類だ。インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi Direct対応)、IrDA(赤外線)で、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットも搭載する。「Epson iPrint」アプリ(iOS用/Android用)や、アップルのAirPrintも利用可能。本体サイズは、W249×D176×H85mm、重量は約1.8kg。
2016年01月12日2015年も大掃除の時期になりました。スーパーや量販店でも、お掃除グッズが目に付いて、「やらなくちゃ!」と思う気持ちと同時に、「やる時間あるかな?」という不安とプレッシャーに苛まれている人も多いでしょう。今回は、血液型別の散らかし傾向と掃除のタイプを探ってみます。大掃除に焦りを感じている方は、ぜひ、ご参照ください。「気合を入れても、私ならそんなもんかもね」と思えたら、気持ちにゆとりが生まれるはず。肩の力を抜いて、自分らしいお掃除とお片付けをして、満足の大晦日を迎えましょう!■■A型几帳面といわれるA型ですが、意外と部屋を散らかしているようです。収納はしているほうなので、まずは、散らかったものを分類し、それぞれをまとめることから着手。お片付けが済んだところで、部屋全体に掃除機をかけましょう。その後、ザッと拭き掃除をします。気になるポイントは、除菌スプレーを使って拭いて。どうしても落としたい汚れに丁寧に取り組めば、満足の大掃除で悦に浸れるはず!■■B型思いついたらすぐに行動するB型は、使った物を出しっ放しにするようです。気になったときに一気に片付けて、物を仕舞い込んで紛失する傾向も・・・・・・。片付け徹底モードで決め込むなら、思い入れのあるスポットを集中的に整理して、納得するまで徹底的に掃除をしましょう。仕上げに部屋全体の掃除機をすれば、もう、完璧!満足度120%の大掃除を終えて、心地よい新年を迎えられるでしょう!■■O型些細なことに気を留めないO型は、欲しいときに手に入れた物をそのまま放置することを繰り返しながら、物を積み上げていくようです。不要になった物を一気に手放したあと、ハンディモップで埃をとりながら物を整理しましょう。使い捨てのハンディモップなら、捨てる前に窓の内側をザッとお掃除すれば、気分は一段と爽快に。最後に部屋全体に掃除機をかければ、心の初日の出のお目見えです!■■AB型完璧とルーズの狭間にいるAB型は、完璧な収納を心掛けるようです。ニューアイテムをゲットしても入れるスペースがないくらいにきっちり片付けるので、入らない物をその辺に置いたり、一時しのぎの置場を作っていることも。不要物を手放しつつ、気になるところからお掃除開始!気分がのれば、掃除範囲がどんどん広がって、いつの間にか1日が終わり、そんな自分に満足しながら大掃除を満喫できるでしょう。■■おわりにいかがでしたか?「今日はやろう!」「明日にはやらなくちゃ!」と、ずるずると先延ばしにしがちな大掃除ですが、思い切って済ませてしまうと、埃も気分もすっきり爽快になれます。大掃除が終わったあとは、「もっと早くやっておけばよかった!」と思うことが多いのでは?自分のお掃除特質を知っておけば、「こんな感じで十分だろう」という目安が見えてくるので、無謀な理想を膨らませることなく、気楽に着手できるでしょう。気持ちをらくにして、年末の大掃除を楽しみましょう。よいお年をお迎えください!(LUA/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年12月25日年末年始の大仕事といえば「大掃除」。しかし何かと忙しい年末年始に、何日も時間を費やして掃除をすることは難しい。忙しいママたちは、大掃除をどんな風に考えているのか。P&Gでは20代~50代のママ400名を対象に、「冬の衣類ケア」と「大掃除」をテーマとした実態調査を実施した。多くのママが大掃除は「効率と質」の両立を重視大掃除に対する意識は、97.5%が「できるだけ効率的に済ませたい」と思う一方で、80.3%が「スピードだけを追い求めて、質を落としたくない」と回答。多くのママが大掃除は「効率と質」の両立を重視したいと考えていることが判明した。しかし、スピードと効率と質にこだわった大掃除を実現するのはなかなか難しい。実際に「満足いくまで大掃除をできたことがない」(82.3%)と、ほとんどのママが大掃除の仕上がりにストレスを感じていることが分かった。忙しいママにおすすめの「スマート掃除術」とは?そんなママたちおすすめしたいのが、家事アドバイザー・節約アドバイザーとして雑誌や講演会でも活躍する、矢野きくのさんが考案する『スマート掃除術』。スマート掃除術とは、便利な掃除グッズを取り入れたりちょっとしたテクニックを導入することで、早く効率的に、つまりスマートに掃除ができるというもの。今回は特に、85%が「(大掃除で)しっかりケアしたいが、きちんとできていないと思う」と回答した、ソファやカーテンなどのファブリックまわりの掃除術についてご紹介しよう。「ファブリーズ ダブル除菌」で大型布製品も簡単クリーニング矢野さんの提案は、「ソファやカーテンなどのファブリックまわりの大掃除には、消臭・除菌スプレーを上手に活用すること。」特におすすめは、“クリーニング級”の効果があるという「ファブリーズ ダブル除菌」。自分で洗うことのできないソファやカーテンに、シュッと吹きかけるだけで大掃除は完了。もちろんソファやカーテン以外にも、寝具やカーペット、これからのシーズンは忘年会などで臭いの染み付いたコート類に活用することも可能。冬場にますます忙しくなるママは、ぜひスマート掃除術を実行してみよう!【参考】
2015年12月25日窓掃除も大変ですが、網戸掃除もなかなか面倒くさいもの。何かと時間も手間もかかってしまいます。そこで、100均グッズを使って簡単に網戸をきれいにする方法を紹介します。○基本の道具は2つだけ100円ショップには数多くの掃除グッズが売られていて迷ってしまいますが、おすすめはコレ。網戸クリーナー&シートとメラミンスポンジです。理由はほかに洗剤を用意する必要がなく水も使わないので掃除も片付けも簡単で、汚れもしっかり落ちるから。掃除を始める前の網戸の状態はこんな感じでした。何だか全体的に黒い……(見えやすいように後ろに白い紙をあてています)。網戸クリーナーにシートをセットして網戸の裏表を拭いていきます。そんなに力強くやる必要はありませんが、何度か往復するように拭きます。汚れがひどい部分は、メラミンスポンジを使いやすい大きさに切って水を含ませ絞ったもので同じように両面から拭きます。汚れが落ちているのを目で確認できるもポイント。やる気がでます。この2段階式で効果のほどは、さすがに網戸を一度外して洗剤&スポンジで丸洗いするには負けますが、汚れが気にならないほどにきれいにするには十分というレベル。1枚目がまだ掃除していない部分、2枚目が掃除した部分です。○さらに汚れがひどい場合はクエン酸スプレー/炭酸スプレーをさらに汚れがひどい場合は、台所近くの窓など「油+ちり・ほこり」汚れの場合はクエン酸水、タバコのヤニ汚れの場合は炭酸水をスプレーして汚れを浮かせ、古いタオルなどで拭くとかなりきれいになります。スプレー容器も含めてどれも100均で購入できるので、上記の方法と合わせて試してみてください。執筆:Yumeフリーライター。瀬戸内海沿岸部の出身。緑がいっぱいの東京下町でのんびり暮らしています。カメラ片手の街歩きや旅が趣味兼仕事で職業は旅人、と言えるようになりたい。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年12月25日日本テレビサービスは12月22日、千葉県・船橋市非公認のご当地キャラ「ふなっしー」をモチーフにしたロボット掃除機「ふな日和 ふなっしーのロボットクリーナー」を発表した。発売は12月23日で、価格は税別23,000円。アニメ「ふなっしーのふなふなふな日和」にて、主人公であるふなっしーが愛用しているロボット掃除機。天面に大きくふなっしーの顔が描かれている。電源ON時や掃除開始時、バッテリーが切れたときに流れるオリジナルボイスを収録しているのも特徴だ。たとえば、掃除をスタートする際には「ふなふなふなお掃除ロボ発進なっしー!」というボイスを再生する。障害物のまわりを掃除する「らせん走行」、広い部屋をランダムに掃除する「バンパー走行」、壁際やコーナーを集中的に掃除する「壁沿い走行」の3つの動きを組み合わせて走行。階段や玄関など、高い段差を感知して方向転換する「落下防止センサー」も搭載する。本体サイズは直径23.5cm×高さ7.5cm、重さは約1.2kg。ダストボックス容量は163ml。充電時間は約4時間で、最大で約50分の連続運転が可能だ。ロボット掃除機の製造はツカモトエイムが手がける。(c)ふなっしーのふなふなふな日和チ~ム
2015年12月22日カプコンは12月19日18時、「戦国BASARA」とシャープのロボット掃除機「COCOROBO(ココロボ)」とのコラボレーションモデル「プレミアムなCOCOROBO 戦国BASARA 伊達政宗ver.」の予約受付を開始する。「イーカプコン」での限定販売で、価格は税別150,000円。予約受付期間は2016年1月18日23時59分まで。ただし、予定上限数量に達し次第、受付を終了する。製品が実際に届くのは2016年3月末日頃。「戦国BASARA」とは、プレイヤーが戦国時代を生きる武将となり、天下を目指して戦うアクションゲーム。2015年でシリーズ10周年を迎えたことを記念し、シャープのCOCOROBOシリーズとコラボレーションしたモデルを製品化するプロジェクトを9月に発表。このたび、正式に発売日や価格など詳細が明らかにされた。製品化するにあたっては、戦国BASARA 1作目からの主人公の一人であり、過去の人気投票でも1位を獲得している武将・伊達政宗を採用。ロボット掃除機天面には伊達政宗と「戯画バサラ技」の墨絵をあしらっているほか、パッケージにも同じイラストがデザインされている。呼びかけると内容に応じて音声で返してくれる会話機能を持つ。収録されているセリフは、すべてカプコンの担当者らが書き起こしたもので、音声は録りおろしだ。たとえば、「行ってきます」と声をかけると「ああ、だが生きて帰れよ、オレからの命令はそれだけだ」など戦国BASARAの世界観を損なわないような内容になっているという。また、「セリフ言って」と呼びかけると、戦国BASARAで登場する名ゼリフをランダムで言ってくれる。クラウド連携機能により、天気情報やニュースを音声で知らせる機能も持つ。天気情報はプリインストールされた伊達政宗の声で読み上げる。地域情報と組み合わせて、海沿いや山間部といった場所でしか聞けないような天気情報の音声も収録。ニュースや献立の提案は「そうだな、あいつに聞いてみるか…クラウド、どうだ?」などつなぎのセリフのみ伊達政宗の声で読み上げる。そのほか、「Wake up! 目覚めの時間だ、とっとと起きな!」といったセリフで起こしてくれる目覚まし機能も持つ。掃除機能や基本的な性能については、シャープのロボット掃除機「COCOROBO」の最上位モデル「RX-V200」をベースにしている。部屋の広さやゴミの量、床の種類に応じて運転時間と吸い込みパワーを制御する「スマートお掃除機能」を搭載。自宅の家電製品の赤外線リモコン信号を登録しておくと、RX-V200経由で外出先からスマートフォンで家電を操作することも可能だ。シャープの「プレミアムなCOCOROBO」シリーズは、今回の戦国BASARAコラボモデルで第3弾。ちなみに、第1弾は「妹ver.」、第2弾は「黒執事ver.」だった。
2015年12月19日セールス・オンデマンドはこのほど、人間とロボット掃除機の床掃除に対する清掃フロアの範囲を検証し、その結果をまとめた動画をルンバ公式ホームページ内にある、「つもり」掃除を徹底検証するWebコンテンツ「CLEAN HACK(クリーンハック)」にて公開した。検証では、同量のサンプルゴミを散布した一般的な家庭環境(都内ハウススタジオ)のリビング・ダイニング・キッチン・廊下の床面を主婦5名に普段通りの清掃を行ってもらい、掃除機のヘッドの軌跡によってフロアカバー率を集計。また、ロボット掃除機は「ルンバ 980」を使用し、同様の環境で床面の清掃を行い、ロボット掃除機が稼働した軌跡の3回平均のフロアカバー率を集計した。なお、検証の際には、部屋の各所には定点カメラを設置したほか、主婦にはウェアラブルカメラを装着。掃除機ヘッドとロボット掃除機の軌跡が、コンピューターグラフィックス(CG)編集によって塗りつぶされた掃除対象範囲を消去していく視覚効果で掃除した範囲の確認を行い、それぞれが総床面に対して何%清掃できたかを専門家監修のもとで計測を行った。その結果、主婦はしっかり掃除機を掛けているつもりが、平均73.63%という結果となった。同社は「人によって掃除の仕方が異なるものの、満遍なく掃除をすることが難しいということが分かった」と分析している。一方のロボット掃除機は平均99.05%と高いフロアカバー率となり、全体くまなく動き回り3回とも高いカバー率で清掃を行っていることが分かった。さらに、主婦の掃除機がけの特徴として、「全体に清掃できるように掃除機を動かすが、目に見えるゴミだけを追う動きである」「ウェアブルカメラを装着した主婦の視点から、見えるゴミだけを見ている傾向がある」「家具の下などのゴミは気が付かず、掃除をしない」「ダイニングチェアなどの複雑な環境ではムラがある」ことを指摘している。心理学者の富田隆氏は、「人間は視覚に依存する生き物で、頭の中でとらえたゴミを取ったという主観的な現実に基づいて、部屋全体を完璧にキレイにした感覚になる。これに対してロボット掃除機は、端から順番に一つの例外もなく、満遍なく処理を行うところが優れている」とコメントし、今回の検証が一般的な掃除において当てはまるケースであるとの見解を示している。
2015年12月14日「大掃除」なんて言葉もチラリと頭をよぎる師走に入りました。みなさん、掃除をしていますか? せっかくキレイにしても、ホコリはまた出てくるもの。かと言って掃除をサボると、汚れはだんだんと目立ってきます。忙しくて放置してしまうと、溜まったホコリと汚れで掃除はかえって大変に!面倒でもこまめに掃除することが、結局は手間もかからずラクなのは確か。今回は億劫になりがちな掃除をサポートしてくれるアイテムをご紹介します。心地いい音とともに気分も清々しくこまめに掃除機をかけるのは大変です。音がするので使う時間を選ばねばならず、収納場所からの出し入れにも手間がかかります。それに掃除機の微妙な重さ。あの重さが気の重さとなり、掃除を面倒に感じる日もあるのでは?そんな時におすすめなのは、昔ながらの「箒」です。気が向いたらすぐに手に取れ、段差や隙間など、掃除機だとパーツの付け替えが必要な部分でも、箒1本であっという間にキレイに。サーッサーッと優しく床に触れる音も心地よく、清々しい気分にもなれます。目についたときに手早くひと掃き意外と活躍するのが小箒。ちりとりとセットにして、取りやすい場所に置いておくと便利です。机の上の小さなゴミや床に落ちたくず、ホコリや髪の毛などなど、手早くササッと掃き集めるだけで、見た目も気持ちもかなりスッキリします。キッチンには、さらに小さなミニ箒を。隙間に入り込んだゴミやトースターに落ちたパンくずなど、その場でシャシャッとひと掃きしておけば、汚れがこびりついてしまうこともありません。箒の素材は水洗いできるシュロなどが安心です。 あちこちパタパタしたくなる「はたき」の魅力ホコリ掃除には「はたき」がおすすめ。部屋じゅうの窓を開けてから使います。逆にホコリを舞き散らしてしまうのでは?と思う人もいるかも知れませんが、それは層になるほどホコリを溜めてしまった場合のはなし。ビッシリ積もったホコリは雑巾で拭き取ったほうがいいと思いますが、こまめに掃除しているならばそこまで気にしなくても大丈夫です。はたきが威力を発揮するのは、高い場所や本棚など凹凸のあるところ。柄の先の布が空気を巻き上げながら動き、布が直接触れた場所だけでなく、その周囲のホコリまでキレイにはたき出してくれます。パタパタと音がするくらい手首のスナップをきかせてはたくのがコツです。このパタパタが楽しくて、つい夢中になってあちこちパタパタしてしまいますよ。「ブロワー」なら隙間のホコリもひと吹きパソコンのキーボードや写真立て、ディスプレイ棚に飾った小物の隙間など、こまかな部分のホコリ取りに私が愛用しているのは、カメラなどの精密機器掃除に使う「ブロワー」です。これはシュポシュポと圧力をかけて先端の小さな穴に空気を送り、ホコリを吹き飛ばせる優れもの。狙ったホコリを確実に取り去れる、ちょっとした快感も味わえます。「ブロワー」はネットでも安く手に入りますのでチェックしてみてください。寒い季節ですが、窓を開けて部屋じゅうのホコリや汚れをキレイにすれば、よどみがちな空気や気分もスッキリ! 新鮮な空気に入れ替えることで、部屋にもいい“気”が入ってきます。使って楽しいアイテムでこまめな掃除を心がけて、毎日を気持ちよく過ごしたいですね。
2015年12月11日エミレーツ航空は12月7日、2016年の機材計画として26機を退役させることを発表。今度さらに、2017年に13機、2018年に13機の退役を予定している。2016年内に退役する機材は、A330-300が12機、A340-300が4機、A340-500が1機、777-200ERが6機、777-300が2機、777-300ERが1機の計26機で、同年の新機材としてA380が20機、777-300ERが16機、計36機を予定している。エミレーツは新導入されるA380と777-300ERに対して、退役する機材に比べてCO2排出量は平均して12%削減でき、効率的で静粛性も高い機材と認識している。この退役により、エミレーツの保有機材の機齢は現在の6.4年から平均5.6年になるという。なお、世界を見てみると、北米の航空会社の上位5社の平均は13.6年、欧州の上位5社の平均は10.7年となっている。エミレーツは現在、243機を保有しており、2015年はA380が15機、777-300ERが10機、777貨物機が1機、計26機を受領している。さらにA380が71機、777-300ERが42機、777-9Xが115機、777-8Xが35機、計263機が発注済みとなっている。
2015年12月08日ドリテックは11月20日、着脱可能なバッテリーを採用するコードレススティック型掃除機「クリンストームL VC-800」を発表した。発売は11月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別15,800円前後だ。VC-800は、スティック型としてもハンディ型としても使用できる2in1のコードレスサイクロン式掃除機。ハンディ型掃除機がスティック部分から分離する構造になっている。スティック部分のハンドルは折りたたみ可能だ。取り外して交換できるバッテリーを採用。バッテリーは約3時間でフル充電され、Highモードで約15分、Lowモードで約25分の連続運転が可能だ。手もとの操作部付近に、吸込口を照らすLEDライトを備える。サイズはW275×D190×H1,135mm、重量は約2.3kg。ダストカップ容量は約0.5L。カラーはピンク、シルバー、ガンメタ、ダークウッド。
2015年11月24日ジャパネットたかたは11月23日、「ジャパネットチャレンジデー」を開始した。11月23日0時ちょうどから24時までの24時間限定で、ダイソンのキャニスター型掃除機「DC48THSRMO」とハンディ型掃除機「DC34MH」のセットを特別価格で販売する。ジャパネットチャレンジデーとは、ジャパネットたかたが不定期で開催する24時間限定の特別セール。毎回異なる商品を取り扱うが、今回のチャレンジデーでは、ダイソンのキャニスター型掃除機「DC48THSRMO」(通常は税別54,800円)とハンディ型掃除機「DC34MH」(通常は税別24,800円)のセットを通常価格の79,600円(税別)から1万円引きした69,600円(税別)で販売。古い掃除機を下取りに出せば、さらに1万円引きされ、最安59,600円となる。チャレンジデー限定で送料も無料だ。
2015年11月23日シャープは11月18日、サイクロンふとん掃除機「Cornet(コロネ) EC-HX150」を発表した。価格はオープンで、推定市場価格は税別40,000円前後。EC-HX150は、2015年5月に発売されたふとん掃除機「Cornet EC-HX100」の第2弾モデル。吸引部には「たたきハイパワーブラシ」を搭載。布団に振動を与えるゴムブレードを2枚から4枚に増やし、たたき振動数が2倍(最大12,000回/分)に向上した。また、吸い込んだアレル物質を本体内部でとらえ、きれいな空気を排出する「Ag+アレルディフェンスフィルター」、羽毛布団などデリケートな寝具の掃除に向いた「デリケートモード」を新搭載している。布団に触れる底面には抗菌素材を使用する。EC-HX100と同じく、布団に付いているダニを40度以上の温風で引きはがして吸引する「ヒートサイクロン」を採用。吸い込んだダニは遠心分離サイクロンの高速旋回気流により99%以上死滅するという。ダストカップとフィルターは水洗いが可能。また、ヒートサイクロンの温風と同時にプラズマクラスターイオンを放出し、湿気やニオイを除去する。本体サイズはW304×D405×H254mmで、質量は2.4kg。ダストカップの容量は0.1L。カラーはゴールド系とホワイト系の2色。
2015年11月18日三菱航空機および三菱重工業は11月11日、次世代のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi RegionalJet)の飛行試験機初号機による初飛行を県営名古屋空港で実施した。約1時間半の飛行の模様を動画で公開している。同機は11日09:40頃、県営名古屋空港を離陸し、太平洋側の空域を利用して上昇、下降、旋回などの基本特性の確認を行い、11:05頃県営名古屋空港に着陸した。公開された動画は、離陸・着陸をメインに1分40秒にまとめている。今後も国内での飛行試験を継続し、2016年第2四半期から米国モーゼスレイク市(ワシントン州)のグラント・カウンティ国際空港を拠点とした飛行試験を行う。量産初号機納入は2017年第2四半期を目指しており、ローンチカスタマーはANAとなる。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年11月12日エアバスは現在開催中のドバイ航空ショーにて、ベトナムのベトジェットがA321を30機(A321ceoを9機とA321neoを21機)追加発注したことを発表した。ベトジェットは2011年末から商業運航を開始し、現在29機のA320ファミリー(3機のA321を含む)をベトナムとアジアの各都市を結ぶ路線で運航させている。今回の発注分を含めると、同社のエアバス機に対する合計発注数は99機になる。A321は単通型機として人気の高いA320ファミリーの最大機種で、A320ファミリーはこれまでに1万2,200機以上の受注を獲得し、300社以上の顧客に6,700機以上が引き渡されている。新型エンジンを搭載するA320neoファミリーは大型のウイングチップであるシャークレットを装備し、合わせて燃費を15%削減、さらに2020年までには客室やエンジン技術の改良によって20%の燃費を削減する。2010年にローンチして以来、75社以上から4,300機以上の受注があり、およそ60%の市場シェアを獲得している。
2015年11月11日山善は10月27日、掃除機用アタッチメント3製品を発表した。ラインナップはサッシなどの溝を掃除するのに役立つ「吸い吸いブラッシー」、掃除機走行時の騒音を低減する「ピアニッ吸いモ」、場所に応じて変形する「吸うイング」。発売は10月下旬で、価格はオープン。いずれの製品にも、掃除機と接続するための「接続パイプ」が付属。ホースパイプの内径が32mmから最大43mmの掃除機に対応する(排気循環式、コードレスタイプ、業務用などの一部製品を除く)。○吸い吸いブラッシー吸い吸いブラッシーは、ソファの隙間やサッシの溝、パソコンのキーボードなど狭い場所での掃除に役立つアタッチメント。細い筒型ノズルが6本×2列並んだ形状で、その周りを囲むように着脱できる外周ブラシが付属する。ノズル先端は45度の角度で斜めにカットされ、細かい隙間にもフィットするという。外周ブラシを含むサイズはW8.5×D20×H5.5cm、重量が116g。推定市場価格は税込1,790円前後だ。○ピアニッ吸いモピアニッ吸いモは、掃除機が走行する際の運転音を低減するためのアタッチメント。タイヤが上下に動くことで着地時の衝撃を吸収するクッション構造となっているうえ、タイヤにはスポンジ素材を採用している。さらに、ヘッド周りには壁などに接触した際の衝撃を和らげる、エラストマー樹脂製のソフトバンパーを配置した。サイズはW24.5×D19.5×H5.5cm、重量340g。推定市場価格は税込2,990円前後だ。○吸うイング吸うイングは、障害物などにぶつかるとヘッドが折りたたまれるアタッチメント。折りたたまれない状態で幅は25cmあるが、最小で5cmにまでなる。たとえばダイニングテーブルの下などを掃除する際、イスを移動させなくても掃除できるという。サイズはヘッドを広げた状態でW250×D290×H65mm、重量が257g。推定市場価格は税込2,980円前後だ。
2015年10月27日米Neato Roboticsの日本法人であるネイト ロボティクスは10月23日、ロボット掃除機の新モデルとして「ネイト Botvac(ボットバック) D」シリーズを発表した。ラインナップは家電量販店向けの「D7500」と「D8500」、通信販売向けの「D8000」の3モデル。D8500を10月23日、そのほか2モデルを順次発売する。希望小売価格(税別)はD7500が75,800円、D8000が78,800円、D8500が79,800円。Neato Roboticsは、米国におけるロボット掃除機市場でシェアNo.2を誇るメーカー。2014年10月に日本で「Botvac」シリーズを発売し、日本に進出した。BotvacシリーズはD型ボディを特徴としており、壁際や部屋の隅を掃除するのに適している。D字の直線部分に幅276mmのワイドブラシを持つ。今回発表されたDシリーズは、ナビゲーションシステムや基本的な掃除性能においては旧モデルのBotvac 85やBotvac 75を踏襲するが、使い勝手や手入れの面でブラッシュアップが図られているほか、ヘリカルギアを採用したことで、動作時のギア音を静音化している。レーザーセンサー技術「SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)」を活用した人工知能「Botvision」によって、室内の形状や家具のレイアウトなどを把握。まずは部屋の壁際から約1cmの距離を保って移動し、規則正しいルートで掃除していく。一つの部屋を掃除し終えると、隣の部屋を自動で認識して掃除する「マルチクリーニング」機能や、指定時刻に自動で掃除を開始する「オートスケジュール」機能、掃除中にバッテリー残量が少なくなった場合は、自動で充電台に戻り、充電完了後は再び中断した箇所から掃除を始める「自動再開」機能などを引き続き搭載する。自動再開機能では最高3回まで連続で掃除し、合計で180~270分、畳数でいうと最大126畳の掃除が可能だ。サイズはW33.5×D32.1×H10cm、重量は4.1kg(バッテリー含む)、ダストボックス容量は0.7L。120~180分でフル充電され、充電1回につき60~90分の連続運転が可能だ。3モデルのちがいは付属品と本体カラー。アークティックホワイト&ブラック - ブルーアクセントのD7500にはスパイラルブレードブラシのみ、ブラック&アークティックホワイト - ブルーアクセントのD8000とD8500にはスパイラルブレードブラシに加えて、2重らせんコンボブラシが付属。さらに、D7500には標準フィルター×2個、D8000には高性能アレルゲンカットフィルター×1個、D8500には高性能アレルゲンカットフィルター×3個が同梱される。
2015年10月23日●ダイソンのロボット掃除機、ついに発売ダイソンは10月21日、「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」(以下、360 Eye ロボット掃除機)を正式に発表した。ダイソンの旗艦店「Dyson表参道」では10月23日、量販店では26日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別138,000円前後だ。世界に先がけてまず日本で発売する。360 Eye ロボット掃除機は2014年9月に発表されていたロボット掃除機。発表当初は2015年春に発売する予定だったが、日本の住環境に合わせて調整をしていた関係上、10月下旬にずれ込んだ。ロボット掃除機で肝要となるナビゲーションシステムには、カメラを用いた「360°ビジョンシステム」を採用。天面に配置されたカメラで、360度見渡しながら周囲の環境を把握する。カメラは秒間最大30コマの撮影が可能で、その情報をもとに詳細な間取り図を作っていく。シャッタースピードとロボット掃除機の移動速度は連動しており、現在位置やまだ掃除が完了していない部分を正確に把握できるという。赤外線センサーにより障害物を回避する仕組みだ。360°ビジョンシステムで室内を規則正しく、効率良く掃除していく。掃除面については、これまでダイソンが掃除機で培ってきた技術を惜しみなく投入している。毎分最大78,000回転する「ダイソン デジタルモーター V2」は、小型軽量ながらパワフルなモーターで、吸引力と小回りのきくボディを両立。ボディと同じ幅(230mm)のブラシバーは、カーボンファイバーブラシ(黒)と硬いナイロンブラシ(赤)で構成される。カーボンファイバーブラシが静電気の発生を抑えながらフローリングのゴミを除去し、ナイロンブラシがじゅうたんなどに入り込んだゴミをかき出す。吸い取ったゴミは、ダイソン独自の「ラジアルルートサイクロンテクノロジー」によって空気と分離。0.5ミクロンの微細なゴミまでキャッチできる。360 Eye ロボット掃除機は、ダイソンで初めてクラウド連携に対応した製品でもある。無料の専用アプリ「Dyson Link」をインストールしたスマートフォンやタブレットを通じて、外出先からでも360 Eye ロボット掃除機を操作したり、掃除スケジュールを設定したり、実際に掃除したルートを確認したりできる。サイズはW230×D242×H120mm、重量は2.42kg。ダストボックス容量は0.33L。約2.75時間でフル充電され、最大で約45分の連続運転が可能だ。掃除中にバッテリー残量が少なくなった場合は、自動で充電ドックに戻り、充電完了後は再び中断した箇所から掃除を始める。カラーはニッケル/ブルーとニッケル/フューシャの2色。次ページでは、開発に携わった、ダイソンのマイク オールドレッド氏も登場した製品発表会についてレポートする。●規則正しく、効率良く発表会には、ダイソンのマイク オールドレッド氏が登壇。フローリングやカーペット上に重曹をまいて、360 Eye ロボット掃除機の集じん力を見るためのデモンストレーションも行われた。○ロボット掃除機でも掃除性能ありきマイク オールドレッド氏はこれまで、17年間かけてロボット掃除機の開発に携わってきた。会場には、ダイソンが手がけた初代のロボット掃除機「DC06」も展示。DC06はすでに規則正しく掃除できたが、多くのバッテリーやセンサーを積んでおり、主にセンサーのコストがかさんだ結果、製品化にはこぎつけられなかった。そこで考えたのが、ビジュアル(カメラ)でナビゲーションをするシステムを持つロボット掃除機だった。これまでサイクロン掃除機を数々手がけてきたダイソンは、ロボット掃除機を開発する際も「まずは掃除性能ありき」だと考えていたそうだ。マイク オールドレッド氏は「パッと見はごく一般的なロボット掃除機かもしれないが、中身の、特に掃除に関する技術は他のメーカーとはちがう」と強調している。日本では背の高さ10cm以下のロボット掃除機が多いが、360 Eye ロボット掃除機は12cmとわずかに高い。しかし、この高さは「妥協せずに」サイクロン技術を搭載するために必要だったとか。高さはあるものの、幅が小さいため小回りがきき、狭い場所にも入り込めるのが強みだという。○「死角なし」のナビゲーション360 Eye ロボット掃除機のナビゲーションには、一度に360度を見渡せるカメラを用いている。カメラで得た画像情報から「自分が今どこにいるのか?」、赤外線センサーで得た障害物情報から「何があるのか?」を把握し、最適なルートを選ぶ。掃除している途中で出合った障害物に目印を付けていくので、一度掃除した箇所には戻らない。そのため、効率良く掃除できるとする。ランダムにではなく、規則正しく四角を描きながら掃除し、360 Eye ロボット掃除機がたどったルートはスマートフォン向けアプリ「Dyson Link」から確認可能だ。マイク オールドレッド氏は、「360 Eye ロボット掃除機の動きは人間から見ると、ヘンに思えるかもしれない。だから、きちんと掃除していると信じてもらえるよう、どこを掃除したかアプリで確認できるようにした」と説明した。なお、今回実現された360°ビジョンシステムは、今後他のプロダクトにも活用できると考えているそうだ。○ロボット掃除機をもっとメジャーに2015年春発売という予定から遅れた理由について、マイク オールドレッド氏は「英国でテストしたときには問題なかったのだが、日本でテストした際に玄関から落っこちてしまうという問題があった。日本の玄関に合わせるために時間がかかってしまった」と語った。ダイソンが日本市場をいかに重視しているかを物語るエピソードでもある。そのほか、運転音について日本のモニターから不満が寄せられたため、大きなデザイン変更に踏み切ったことも明かした。今後も、ユーザーからの声を反映したアップデートは随時行っていくそうだ。日本の掃除機市場において、ロボット掃除機が占める割合はわずか4%。マイク オールドレッド氏は「ロボット掃除機市場自体をさらに拡大していきたい」と意欲を見せた。
2015年10月21日シャープは10月16日、重さ2.9kgでコンパクトなキャニスター型のサイクロン式掃除機「EC-PX700」を発表した。発売は10月22日で、価格はオープン。推定市場価格は税別40,000円前後。9月に発売したキャニスター型掃除機「EC-VX700」と「EC-LX700」と同様、従来のサイクロン部の周囲に8つの小型サイクロンを配置した「パラレルフローサイクロン」を採用。内と外の2段階のサイクロンで、微細なゴミを99.9%以上遠心分離できるため、ダストカップ上部のプリーツフィルターが不要になり、手入れの手間を省ける。ダストカップ内の満量ラインまでゴミがたまっても、99%風量が持続する。本体後部にある取り外し可能なフィルターは、約2年半掃除しなくても良い。汚れやすいダストカップとサイクロン部は、まるごと水洗い可能だ。さらに、ダストカップ内にプラズマクラスターを放出する機能も持つ。本体サイズはW215×D350×H229mm、本体重量は2.9kg。ダストカップ容量は0.25L。吸込仕事率は210~約40W。電源コードの長さは5m。カラーはピンク系。
2015年10月17日エレクトロラックス・ジャパンは10月15日、サイクロン式スティック型掃除機「ergopower LiTHIUM(エルゴパワー・リチウム)」の新モデルとして、「ZB5022」を発表した。発売は10月23日で、価格はオープン。ZB5022は、最長約60分連続で運転できるパワフルさを引き継ぎつつ、吸引力をさらに強化したコードレス掃除機。「トライアングル・パワーノズル」を新たに採用したことで、空気の流れと吸引力のバランスを最適化。これにより、フローリングで98%、カーペットで66%というゴミ除去率を実現した。カーペットは従来60%だったが、6%アップしている。ヘッドのホイールを大きくした「ラージ・ホイール」によって、カーペットなどを掃除している際にもヘッドが沈みにくくなり、よりスムーズな動きが可能となった。本体サイズはW260×D160×H1,090mm。重量は3kg。ダストカップ容量は0.8L。約4時間でフル充電され、ノーマルモードでは60分、パワーモードでは27分、ブースターモードでは15分の連続運転が可能だ。カラーはタングステン。
2015年10月16日サンコーは、耳に差し込んで耳垢を安全に除去できる電動式の耳掃除機「痛くない! USB吸引式イヤークリーナー」を発売した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での価格は1,280円(税込)。同製品はハンディサイズの耳掃除機。ピストル型の握りやすい形状をしており、先端には着脱可能なシリコン製のノズルを搭載。本体のスイッチを入れて、このシリコンノズルを耳に差し込むだけで、耳垢を自動的に吸引してくれる。綿棒や耳かきのように、耳垢を奥に押し込む心配もなく、痛みも感じにくいのが特徴。使用後は先端カバーをはずして、中のゴミを捨てるだけ。取り外した先端は水洗いも可能だ。基本的にはUSB給電で動作するが、単3形電池×2本を使ったコードレスでも利用できる。サイズはW110×D50×H125mm。重さは148g。耳に直接触れるシリコンキャップは、予備も含めて8個付属する。
2015年10月15日●フィルターの掃除までおまかせ日立アプライアンスは、報道関係者向けに新製品説明会を開催。冬に需要が高まるという空気清浄機と掃除機を取り上げ、10月24日に発売予定の加湿空気清浄機「自動おそうじ クリエア EP-LVG110」(以下、EP-LVG110)、9月に発売された紙パック式掃除機「かるパック CV-PC500」(以下、CV-PC500)を紹介した。○フィルターが勝手にキレイ?説明会では、日立アプライアンス 商品計画本部 主任 湧廣修氏が登壇し、製品の開発背景やデモを交えた説明を行った。湧廣氏いわく、日立アプライアンスの空気清浄機購入者を対象に調査を行ったところ、不満点として「本体の大きさ」がトップ、「お手入れの面倒さ」が次点で挙げられたという。「普段お手入れする場所」を尋ねたところ、66%以上が「プレフィルター」と答えた。そこで、新製品となるEP-LVG110は、国内の家庭用加湿空気清浄機としては業界初となる「自動おそうじ機能」を搭載した(日立アプライアンス調べ)。自動おそうじ機能を実現したのは、本体裏面のカバーに配置された「自動おそうじユニット」。ユニットには洋服のホコリなどを除去するエチケットブラシと同じ素材の起毛生地が埋め込まれている。この起毛ブラシが、プレフィルターに沿って上下に動くことで、表面のホコリを取り除く仕組みだ。集めるだけではなく、除去したゴミを自動でダストボックスへ運ぶ。ユーザーが行う手入れは、目安として年に1回ほど、ダストボックス内のゴミを捨てるだけ。おそうじユニットは簡単に取り外せ、まるごと水洗いすることも可能だ。●フィルターは10年交換いらず○10年間交換不要な高性能フィルター空気清浄機能にとって重要なフィルターは、前述のプレフィルターと、「アレルオフ微細じんHEPAフィルター」、「洗える脱臭フィルター」の3枚構成。外気にさらされるせいで一番汚れやすいプレフィルターは、ステンレス製で汚れが落ちやすく、水洗いも可能だ。アレルオフ微細じんHEPAフィルターは浮遊ウイルスや細菌、花粉やダニのフンといったアレル物質をキャッチして活動を抑制。0.1~2.5μmの粒子を99%、0.3μm以上の粒子を99.97%以上キャッチできる。屏風状に折りたたんだ状態で収納されているが、広げると長さは約9.96mもあり、広い表面積を利用して微粒子を捕まえる。さらに、表面積を広げたことで、約10年間、フィルター交換が不要になった。洗える脱臭フィルターは、活性炭の微細孔にニオイ成分を吸着し、ペット臭やたばこ臭、排水口のニオイなどを低減するというもの。ニオイ成分が吸着するため、フィルターにニオイが残ることもあるが、気になったときに水洗いすれば、こちらも約10年間交換する必要がないそうだ。○48畳の部屋で使える強力パワーEP-LVG110のもう一つの特徴が、適用床面積48畳というパワフルさ。空気を両サイドから吸い込む「ワイドスピード集じん」を採用しており、8畳の部屋なら約6分で清浄可能。これは、家庭用の加湿空気清浄機においては業界最高水準のパワーだという(2015年10月24日の発売時において。日立アプライアンス調べ)。汚れやすいパーツにはステンレス素材を使用した「ステンレス・クリーン システム」を引き続き採用。空気吹き出し口やフラップ、プレフィルターはステンレス製で、菌が接触しても、ステンレスに含まれる金属イオンにより菌を抑制するという。気流を作り出すファンは樹脂製ではあるものの、銀イオンを練りこむことで抗菌効果を持たせた。本体表面にはガラスパネルを採用。樹脂製のパネルでは落ちにくい汚れも、ガラス製ならばサッと拭くだけで簡単に落ちる。操作ボタンは凹凸のないタッチパネル式で、こちらも拭き取りやすく、デザイン性が高い。説明会で紹介されたのは、適用床面積48畳のEP-LVG110だが、会場には適用床面積42畳のEP-LVG90と適用床面積32畳のEP-LVG70も展示。さらに、除湿機能を搭載した適用床面積31畳のEP-LV1000と、加湿機能を搭載しない適用床面積15畳のパーソナルモデルEP-LZ30も展示されていた。●紙パックは排気がにおう?○「かるパック」のプレミアムモデル空気清浄機に続いて、9月に発売済みの紙パック式掃除機「CV-PC500」についても説明された。CV-PC500は重量が2.3kg(本体のみ)と軽量でありながら、吸込仕事率が360Wと強力なのが特徴。さらに、運転音が51~57dB(目安として、普通の会話が60dBとされる)と比較的静かで、「耳障りに感じやすい」といわれる高い音を出さないよう開発されている。紙パック式は一度ゴミの中を通った空気が排出される仕組みのため「排気がにおう」と思われがちだ。しかし、CV-PC500は「ナノテク高捕じんプレミアム衛生フィルター」や「高集じんフィルター」「アレルオフフィルター」といった複数のフィルターを採用。吸い込んだゴミを99.999%逃さないため、排気臭も抑制できるという。会場では製品に大量のスモークを吸わせる実験も行われたが、CV-PC500の排気口からは、まったく煙が漏れることがなかった。
2015年10月08日ダイソンは10月6日、キャニスター型掃除機「Dyson Ball Fluffy(ダイソン ボール フラフィ)」シリーズ(以下、Dyson Ball Fluffy)を発表した。発売は10月23日。価格はオープンで、推定市場価格は付属品によって異なり、Dyson Ball Fluffyが84,800円前後、Dyson Ball Fluffy+が94,800円前後(いずれも税別)。Dyson Ball Fluffyは、やわらかいナイロン素材とカーボンファイバーブラシを使用したヘッド「ソフトローラークリーナーヘッド」を採用するキャニスター型掃除機。ナイロン素材で大きなゴミをヘッド内部へ取り込み、カーボンファイバーブラシで微細なゴミを除去する。このため、大きなゴミも微細なゴミも同時に吸い取れるという。毎分最大101,000回転する「ダイソン デジタルモーター V4」によって、パワフルな吸引力を実現。24個のサイクロンが同時に機能する「2 Tier Radial」サイクロンで強力な遠心力を生み出し、取り込んだゴミを空気から分離してダストボックスへ集める。0.3μmの微細な粒子を99.97%以上キャッチできる構造になっており、HEPA基準を満たす排気を実現した。サイズはW379×D203×H253mm、重量は2.72kg。Dyson Ball Fluffyにはコンビネーションノズルのみ、Dyson Ball Fluffy+にはリーチアンダーツール、カーボンファイバーソフトブラシ、タングルフリータービンツール、フトンツールが付属する。カラーはDyson Ball Fluffyがブルー、Dyson Ball Fluffy+がレッド。
2015年10月06日パナソニックは29日、ふとん掃除機「MC-DF500G」を発表した。ふとん掃除機としては初めて紙パック式を採用している。発売は11月20日。価格はオープンで、推定市場価格は税別30,000円前後。MC-DF500Gは、独自技術「ハウスダスト発見センサー」を搭載したふとん掃除機。約20μmのハウスダストを検知できる。本体にランプが付いており、ハウスダストを検知すると赤く点灯する。集じん方式は紙パック式で、ごみ捨ての際にハウスダストが舞い上がることを防止する。本体には新開発のハイパワーモーターを搭載した「スムースパワーノズル」と、後方の先端を鋭角にしたローラー付きの「スムースエッジ」形状を採用。モーターでブラシを高速回転させ、ローラーで掃除機を後ろに引くときの抵抗を減らすことにより、軽く操作できる。本体裏面には、薄いシーツの上などからふとんを押さえて均一に吸い込む「スムースプレス」を装備。加えて、ふとんの上を軽くたたいて本体を動きやすくする「スムース回転ローラー」を搭載している。主な仕様は、集じん容量が0.35L、コード長が5m、本体サイズがW292×D364×H172mm、重量が2.0kgとなっている。カラーはシルバーとピンクの2種類。
2015年09月30日