「妊娠したかもしれない」そんなふうに思うきっかけは人それぞれだと思います。生理が遅れている場合や、なんとなく熱っぽい場合、不正出血が起こった場合など。今回はそういった一般的な妊娠の兆候と、勘違いされがちな症状についてお話していきます。Q.生理が遅れている! これって妊娠?まず妊娠を疑う症状として挙げられるのが、生理の遅れです。妊娠すると生理が来ないため、毎月来ていた生理が突然遅れるとびっくりしてしまうと思います。実際に、妊娠すると生理はなくなるわけですが、一方で生理が遅れたからといって必ずしも妊娠していることを示すわけではありません。例えば、これまで生理が遅れることが全くなかった女性であっても、妊娠以外の原因で、生理が遅れてしまうことがあります。仕事や人間関係のストレスなどを受けて、ホルモンバランスが乱れてしまうことで、生理不順につながることがあります。その他にも、急激なダイエットをした場合にも生理の遅れにつながることがありますよ。Q.不正出血があった! これって妊娠?不正出血とは、通常の生理の期間以外の時期に起こる出血のことを指します。インターネットで検索すると、不正出血があった場合に妊娠の可能性があると記載されていることも多いことから、妊娠したのではないかと疑う人も多いようです。実際に不正出血が妊娠の兆候である可能性もありますが、必ずしも妊娠の初期症状として出血が起こるというわけではありません。実際、妊娠が原因で出血が起こる頻度は高くないと考えます。例えば着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる出血ですが、妊娠した場合にすべての女性が経験するというものではありません。不正出血の原因としては、炎症がある場合、子宮筋腫などがある場合、ホルモンバランスの乱れがある場合など、他の原因によるものの方が多いのです。Q.乳房が張りやすくなった! これって妊娠?妊娠初期症状として、乳房の張りを感じる人もいます。その他にも、お腹が張る、熱っぽいなども、妊娠の初期に起こりやすい症状です。こういった症状が起こった場合に、妊娠かもしれないと疑う場合もありますが、必ずしも妊娠とは限りません。例えば、ホルモンバランスが乱れて生理が遅れている場合にも、同じような症状が起こる場合があります。一般的に起こりやすいと言われている妊娠初期症状は下記の通りです。・おりものの量が増える・少量の出血がある・お腹が張る、胸が張る、乳頭に違和感がある・やたらと眠たくなる・においに敏感になる、胃がむかむかする・熱っぽくなる・めまいやふらつきを感じる・情緒不安定になる・食欲が増える、もしくはなくなるここで挙げた症状は、妊娠初期に起こりやすい症状ですが、必ずしも妊娠が原因とは限りません。もし、生理が遅れているのに加えて、このような症状が出てきた場合は、市販の妊娠検査薬でチェックしてみましょう。おわりに妊娠の兆候はたくさんあり、必ずしも妊娠というわけではないことが多いです。ただし、生理が遅れていて、気になる症状があった場合、妊娠の可能性がある場合には、市販の妊娠検査薬でチェックしてみるようにしましょう。気になる症状があった場合、例えば、不正出血があった場合など、妊娠ではなくても原因を精査したほうがよいこともありますので、その他の症状と合わせて婦人科で相談するようにしましょう。©︎nfuru/Adobe Stock©︎doucefleur/Adobe Stock著者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年09月18日はじめての性行為後は、出血することもあると聞きますよね。しかし、出血が止まらない場合は、適切な処置が必要なようです。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Eさんの場合……はじめて性行為をした20歳くらいのときの話です。性行為中はまったく痛みはありませんでしたが、性行為後に出血していることに気がつきました。痛みはありませんでしたが、怖かったし不安でした。どのようにして症状を改善しましたか?病院に行き、出血がしばらく止まらなければ手術と言われ、3日後くらいに来院してほしいと言われました。しばらく出血は止まりませんでしたが、そのうち自然に治りました。その後病院には行っていませんが、現在も体に問題はありません。世の女性陣へ伝えたいことは?病院にすぐ行った方がよいと思います。手遅れになる前に、怖がらずに何よりも先に病院を頼りましょう。違和感を覚えたときは専門家へ性行為後に出血がしばらく止まらなかったEさん。病院に行った後、自然に治ったようですね。皆さんも、違和感を覚えた場合は専門家へ相談しましょう。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月16日生理がいつもと違うと感じることはありませんか?周期や出血量などに違和感があると不安になりますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Cさんの場合……今まで規則正しい周期だった生理が、20代中頃から40~45日周期になりました。出血も少なくなり、今までと違うなと思い婦人科を受診したところ、エコーで多嚢胞性卵巣症候群だと言われました。子どもがほしいと思っていた時期だったので、排卵していない可能性があると言われて悲しかったです。どんな治療を受けましたか?自己注射と薬の服用でホルモンを調整し、排卵を促すようにしていました。薬でホルモンを調整すれば排卵できるようになる病気だと知れたのは救いでした。おかげさまで、それから2人の子どもが生まれました。治療すれば妊娠できる病気なので、最初は怖いかもしれませんが、婦人科を受診することが大切だと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ生理周期が変わり、出血も少なったのは、多嚢胞性卵巣症候群が原因だったというCさん。皆さんも、体に違和感を覚えたときは、早めに病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年09月05日ストレスなどでホルモンバランスが乱れて、排卵時や生理時に体の調子が良くないことがあるかもしれません。「いつもと違う」と違和感を覚えたときは、心配になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Hさんの場合……排卵の時期に急にひどい下腹部痛があり、痛くてたまりませんでした。それから不正出血が止まらなくなり、ナプキンが外せなくなりました。心配になり婦人科を受診したところ、排卵出血と分かりました。どんな治療を受けましたか?とくに薬などによる治療はせず、1週間ごとに卵巣の腫れを診てもらうために受診をするだけでした。最初の2ヶ月はなかなか腫れがひきませんでしたが、時が経つにつれてなくなりました。ちょっとでも変だと思ったら、安心するためにも婦人科に行くべきです。このお話を見た読者からは『腹痛にも排卵出血などいろいろな理由があるんだなと思いました』『“いつもと違う”は自分が1番わかるので人から聞いたことやネットの情報だけで判断せず専門家に診てもらうのがいいと思いました。』『痛くてたまらない、不正出血が止まらないという症状は普段と確実に違う生理症状であり、とても怖かったと感じます。不安を募らせる症状が現れる前に受診する必要を強く感じました。』『しばらく様子を見続けるのは、症状が落ち着くまでメンタル的にも辛そうですね』など、さまざまなコメントが読者から寄せられました。「いつもと違う」と感じたら婦人科で受診をHさんの下腹部痛の原因は、排卵出血だと判明しましたね。無事症状が改善したようですが、痛みや違和感がある場合には、放置せずに病院の受診を検討した方がいいかもしれません。何か違和感を覚えたら、まずは婦人科を受診してみることをおすすめします。※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年09月03日生理の周期には個人差がありますし、排卵痛もある方とない方がいらっしゃいます。しかし、今までなかった症状が急に出てきた場合は、病院に行くことを検討してもいいかもしれませんね。今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Dさんの場合……ちゃんとした病名は確定しなかったのですが、不妊症と多嚢胞性卵巣ではないかと診断されました。もともと生理痛はあったのですが、周期の不順・今までなかった排卵痛が始まり、職場の上司にすすめられて病院を受診した結果発覚しました。多嚢胞性卵巣は卵巣がそうなっているものの、血液検査では数値に異常はなく、確定には至りませんでした。どんな治療を受けましたか?痛み止めの役割がある漢方と、長期服用で効果を実感できる漢方を処方されました。また、定期的なエコー検査も合わせて受けています。不妊症の治療はとくに行っていませんが、妊娠を望むようになった時に改めてクリニックに行くようすすめられました。お金はかかるけど、検査して初めて見つかる疾患もあります。早めの受診がおすすめです。読者からの感想は『やっぱり早期発見が大事だという感想です。特に婦人科は女性にとって少しハードルが上がってしまいますが、少しでもおかしいなと思ったらすぐ病院へ行くという事を再認識させられました。』『たかが生理不順、生理痛と軽んじるのは危険ですね。』『人によって痛み方が違うと言うことと、話題にしづらいので伝えるのも苦労したと思います。』『上司が勧めてくれてよかったと思います。いきなり排卵痛が始まるというのは不安だったことでしょう。』『今までなかった症状が急に出てきた場合は日頃から気を付けたいと思います。漢方薬で効果が期待できるのには興味がでました。』『排卵痛は私もあるので気持ちがわかります!』など、さまざまなコメントが読者から寄せられました。早期発見のために心がけたいことDさんの生理不順と排卵痛の原因は、不妊症と多嚢胞性卵巣ではないかと診断されました。生理不順や生理痛はどちらも経験したことのある女性は少なくないでしょうが、疾患が隠れている可能性は否定できません。もし毎月の生理に違和感があるのなら、1度近くの婦人科に足を運ぶことをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年09月01日生理の予定じゃないのに出血を経験したことはありますか?排卵による出血などもありますが、中には疾患が隠れていることもあるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Sさんの場合……私の場合は、卵巣嚢腫でした。気づいたきっかけは、生理でもないときに出血をしたこと(いわゆる不正出血)です。なぜ不正出血を起こしたのか、その当時はわかりませんでした。ただ、お腹が妊婦さんと同じくらいパンパンに膨らんでいたので、病気を疑いました。どんな治療を受けましたか?最初にかかりつけ医へ行き、お腹を診てもらいました。その結果、「卵巣が腫れている。卵巣嚢腫だと思うからすぐに大きい病院へ」と言われ、紹介状を書いていただきました。近隣で一番大きい隣市の総合病院の婦人科へ行き、内診、腹部エコー、CT、MRを受けました。血液検査などすべての検査をした結果、「巨大腫瘍で卵巣嚢腫だと思うがお腹を開いてみないとわからない。卵巣がんの可能性も高いから開腹手術となります」と言われ、開腹手術となりました。開腹手術をして、左側の卵巣を全摘出。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は、私のように不正出血や腹部膨満感、お腹の膨らみが出てくるまでわからない怖い病気です。私の場合、幸いにも命は助かりましたが、このまま不正出血も何も起きず放置していたら「卵巣破裂を起こして危険な状態だった」とはっきり言われました。大事なことは、年に一度の婦人科検診を受けることです。読者からの感想は『不正出血や腹部膨満感があって、それが卵巣嚢腫で早めに手術をして助かったことは良かったです。無自覚なのも怖いですね。』『やはり自己判断で放置するのは良くないなと改めて気づきました。私はしばらく婦人科検診を受けていないので、今度検診に行ってこようと思います。』『そんなに腹部が膨張するのは怖いです。食べた後胃下垂で割とお腹は出るタイプですが、こういうパターンでお腹か出ることがあるんですね。』『私もよく不正出血がありますが、2~3日で落ち着くのでいつも気にしてませんでした。不正出血を甘くみたらいけないと思いました。』など、さまざまなコメントが読者から寄せられました。卵巣嚢腫って?Sさんの不正出血とお腹の膨らみは、卵巣嚢腫が原因だったそうです。卵巣嚢腫は、子宮の左右に一つずつある卵巣は通常2~3cmぐらいの大きさですが、ここに発生した腫瘍が「卵巣嚢腫」となります。症状として、お腹が張って苦しくなったり頻尿になったりなどあるようです。しかし、小さいうちは無症状で経過することが多いようです。皆さんも、違和感を感じたら早めに婦人科で受診することをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月29日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」となります。「生理に慣れているので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。読者の感想は『思い切って病院に行かれたことで病気がわかり治療もできてよかったと思います。ただいくつになっても産婦人科は行きづらいなと思ってしまうところです。』『どの程度の不正出血で病気の兆候なのかぼんやりとしか分からず、婦人科関連の話は友人からも聞きにくいことなので大変参考になりました。婦人科を受診することって大切ですね。』『生理のとき以外に出血すること自体が体に何らかの症状が出ていることであり、すぐに病院へ行くべきだと感じました。安心感を得るため、そして病気を発見・治療するためにも受診は大事だと感じました。』など、病院に受診することが大切だというコメントが多く寄せられました。1人で悩まず婦人科へ……Sさんは不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群が原因だったようです。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみることをおすすめします。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月25日ぶつけた覚えがないのに内出血ができているということはありませんか?気付かないうちにぶつけていることもあるかもしれませんが、病気のサインであることも。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Hさんの場合……特発性血小板減少性紫斑病に罹りました。4年ほど前、足に内出血がよくできていました。最初は指先ほどの大きさの内出血。覚えていないだけでどこかにぶつけたのだと思っていました。しかし、ある日直径5cm大の内出血が。さすがにこの大きさの内出血ができるほどの勢いでぶつけたら覚えているはずなのにおかしいな?と思いました。長年生理関係にはトラブルがなく、生理痛も軽くPMSや排卵痛もなく30代まで来たのですが、足の内出血に気づいた少し後から出血量が多くなったように思い始め……。ある生理中に座っていられないほどの寒気と吐き気、下腹部の痛みに襲われ、怖くなって即日産婦人科を受診。その際、内診台での検査で足の内出血に気づいた看護師さんに「足どうしたの?ぶつけた?」と尋ねられ、「ぶつけた覚えがないのに最近やたら足に内出血できるんですよね」と返答。「じゃあついでだから血液検査していく?」と言われたのでお願いしたところ、血小板の数値が低すぎるからすぐに血液内科を受診しなさいと紹介状を出されました。産婦人科を後にしたその足で紹介された血液内科を受診し、再度血液検査。特発性血小板減少性紫斑病と判明しました。どんな治療を受けましたか?ステロイド内服薬の投与で一時的に血小板の数値は上がりましたが、減薬とともにまた数値が下がってきてしまい継続的な効果が見られなかったため、その後点滴によるリツキシマブの投与を行いました。投与後、ステロイドは徐々に減薬し最終的に服用をやめましたが、そのまま血小板の数値は正常値内を保っています。伝えたいことは?足に内出血ができるのは、気が付かないうちにどこかにぶつけているのだと思いました。歯ぐきから出血するのは、歯周病が原因だと。通常の定期健康診断には血小板数値の項目がなく、たまたま産婦人科で血液検査をするまでまったく気が付きませんでした。また、病気が判明する4年ほど前に受けた妊娠中の血液検査では、血小板数値に異常はなく、いつから何がきっかけで発症したのかまったくわかりません。もしこの症状に心当たりがありましたら、一度内科で詳細な血液検査を受けてみてください。違和感があるときは早めに専門家へ足の内出血がきっかけで血液検査をした結果、特発性血小板減少性紫斑病と衝撃の病気が判明したHさん。体の異変を感じたら、早めに専門家に相談することが大切です。皆さんも、違和感を覚えたら専門家へ受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月17日生理は毎月安定していると安心ですが、ときには急な出血に驚いてしまう方もいるでしょう。何か病気なのではないかと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Rさんの場合……私の場合は、カンジダ、ストレス性の不正出血でした。20歳の頃、なんの前触れもなく赤黒い出血がありました。初めは、色はおかしいけれど生理だと思っていました。けれど、2週間経っても出血は止まらず、病院に行くと中が炎症を起こしていて出血しているとのこと。そして、免疫が落ちているようでカンジダにもなっていると言われました。どんな治療を受けましたか?内部を洗浄し、薬を服用しました。それから、カンジダを悪化させないために、定期的に病院へ通い処置をしてもらいました。私の場合は、洗浄してもらい不正出血は止まりましたが、それから何度も繰り返すようになりました。その度に病院に行くのですが、そのとき思ったことは異変があったら、たいしたことがないと思っても、すぐ病院に行ったほうがいいということです。放っておくと、悪化することはあっても良くなることはありません。世の女性陣へ伝えたいことは?不正出血は痛みがなければ、たいしたことないと思って放置してしまう方が多いと思います。私はたまたま早めに行ったのでこの程度で済みましたが、放置するとカンジダだけではすまないと先生に言われました。痛みがないからと甘く考えず、気になったら病院で検査をしてもらった方がいいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ不正出血は、カンジダとストレスによるものだったというRさん。Rさんは内部の洗浄と薬の服用で出血とカンジダは治ったようですね。皆さんも、「たいしたことない」と思わずに、少しでもいつもと違うと感じることがあったら、早めに婦人科で医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月14日皆さんは不正出血を経験したことはありますか?いつもの生理と違う状態になったとしたら不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……子宮頸管ポリープと診断されたことがあります。高校を卒業して1年後くらいに不正出血がありました。おりものに少量混じるくらいだったので、最初は生理の残りかなと軽く思っていましたが、それが数日ずっと続いていたので念のため産婦人科で診てもらいました。どんな治療を受けましたか?通常は外来で取ることが可能なのですが、2cmくらいと大きいものだったので、取った後の出血の心配や、痛みの心配があり全身麻酔で子宮鏡を使った手術で摘出しました。ポリープを発見した病院では大き過ぎて手術できないとのことで、子宮鏡での手術をしてくれる病院を紹介してもらいました。世の女性陣へ伝えたいことは?私は手術が必要でしたが、早期発見は大事だと思います。「いつもと違うな」と感じることがあれば、婦人科に行くことをおすすめします。何もなければそれはそれで良いのですから。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『高校生で不正出血の違和感に気づき受診できる勇気がすごいです。』(32歳/会社員)『おりものの変化は比較的分かりやすい分、異常があったらすぐ受診してもらった方が良いという事が分かりました。油断大敵ですね。』(35歳/会社員)『「早期発見」が大事なことなので婦人科には定期的に検査したほうがいいと思いました。』(25歳/会社員)『私も、時々出血するのが気になっていた頃があり、健診でポリープだと言われました。やはり健診の必要性、重要性を感じさせられます。』(47歳/主婦)など、さまざまなコメントが寄せられました。違和感に気づいて早期発見を数日間続いた不正出血は、子宮頸管ポリープが原因だったというDさん。もし生理時や前後で違和感がある場合には、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月01日生理周期が長く、生理を待つことも多かった私。しかし、生理予定日は先にかかわらず思わぬタイミングで出血が。不正出血に気が動転してしまい、病気かもしれないという気持ちが消えず、インターネットで調べても不安は増すばかり。ひとりで悩んでも解決しないと思った私はレディースクリニックを受診することにしました。 突然の出血にビックリ私は普段の生理周期が35日前後と長めで、遅れることはあっても生理が早まることはほとんどありません。生理痛のような腹痛や体のだるさを感じると「そろそろ生理かな?」と思うのですが、実際に生理がくるまでは数日かかります。生理前の症状はつらいものの、事前に生理のタイミングがわかるので心の準備ができていました。 しかしある日、トイレにいくと何の前ぶれもなくドロッとした血のかたまりが出てきたのです。生理予定日も1週間以上あとで、生理前の症状も特にありませんでした。出血はその日から翌日だけでしたが、「不正出血かもしれない……」という思いが脳内をめぐっていました。 不安は消えず…私がとった行動一度不安になるとなかなか落ち着かず、スマホで「不正出血」と調べるとがんや重い病気かもしれないという情報が。デリケートな悩みなので、人に話すのも抵抗がありました。ただ、ちょうど結婚を間近に控えていた時期だったので、子宮に病気が見つかればパートナーにも打ち明けなければいけません。 そして「こんなことで受診してもいいのだろうか?」とは感じつつも、不安を取り除きたいと思った私は、レディースクリニックを受診することに決めました。 すると、受診したクリニックでは医師が丁寧に話を聞いてくれて……。 結果は問題なし! 受診して思ったこと内診や細胞の検査をひと通り受けましたが、結果は異常なし。出血の理由を医師に聞くと「子宮の壁がつくられる過程で、一部がはがれたのではないか」と言われました。 その後は通常通りの周期通り生理がきて、今も問題なく過ごしています。「こんなことで……」と受診する際は思っていましたが、モヤモヤした気持ちのまま過ごすより、思い切って受診してみてよかったと思っています。 今はインターネットが普及したことで誰でもいろいろな情報を得ることができますが、自分の体の場合、すべて当てはまるとは限りません。ネットの情報は参考にしながらも、不安になった際は「こんなことで……」と思わず、専門家に相談するということが大事なのだと感じました。私の場合は、専門家に相談したことで、気持ちがとてもラクになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/柏あかり作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年07月23日ホルモンバランスの乱れなどにより、不正出血を経験したことがある方も多いのでは?なかには、不正出血がきっかけで病気が判明した方もいるようです。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Bさんの場合……Bさんが気づいたきっかけは、不正出血だったそうです。初めはそれほど気に留めていませんでしたが、頻度と量が増えていくにつれて恐怖を感じ、婦人科を受診。そこで、子宮頸がん一歩手前の高度異形成という診断を受けることになったのです。どんな治療を受けましたか?経過観察も選択肢にはあったものの、早まった進行やがんへの発展、転移の可能性を考慮し、手術を勧められたそうです。手術は子宮頸部円錐切除という方法で、子宮の入口周囲を切除するもの。全身麻酔で痛みを感じず、意識が飛ぶため記憶も残らないということです。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮頸がんは、健康診断の婦人科検診で早期に発見が可能な病気です。しかしBさんの場合、新型コロナウイルス感染症の影響で健康診断の日程が延び、その間に病状が進行してしまったそうです。早期発見の場合、経過観察から始まり、進行しないケースもあるとのこと。もし何か異常を感じたら、慌てず病院へ行くことをおすすめしています。違和感があるときは早めに婦人科へ不正出血の量と頻度が増えたのは、子宮頸がん一歩手前の高度異形成が原因だったというBさん。体に何か違和感がある時は、早期発見のためにも婦人科に足を運ぶことが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月11日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」です。「毎月あるので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。世の女性陣へ伝えたいことは?自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。優しいドクターもたくさんいます。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。1人で悩まず婦人科へ……不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群とが原因だったというSさん。Sさんはホルモンバランスを整えるために、低用量ピルを服用を続けているようですね。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月24日生理の出血は毎月のことなので、慣れてしまっているという方は多いでしょう。しかし、生理以外の日に出血があるとちょっと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Aさんの場合……20代の頃から生理痛は重く、PMSもあり、生理が4、5日ほど遅れることもありました。それが30代に入った頃から、排卵日や生理前に出血をするようになりました。そのことが気になり、半年ごとの通院をしていたら卵巣の肥大が見つかりました。どんな治療を受けましたか?初めは定期検診のエコーで見つかり、その後MRI撮影で精密検査をしました。結果、チョコレート嚢胞だったので低用量ピルの服用をして、今は小さくなってきています。大したことのない症状でも、定期通院をすすめてくれる医院でよかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?いつもと違うことが起きたら、なるべく早く診てもらってください。大したことないと感じる症状でも、それが病気に発展してしまうこともあります。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理で違和感を覚えたときは医師に相談を排卵日や生理前の出血は、チョコレート嚢胞だったというAさん。Aさんはピルの服用によって症状がよくなってきているようです。皆さんも、毎月の生理で違和感を覚えたときは、早めに医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理痛や不正出血があっても「よくあること」と放置していませんか?生理痛や不正出血は、婦人科疾患が原因で起こることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Tさんの場合……私の場合は、子宮内膜ポリープでした。20代の頃から生理痛がひどく、20代後半になってからは、生理ではないときに少量の出血が見られるようになりました。しかし、排卵の時期に出血することは通常でもあると知り、しばらく放置していました。その後、職場の方が結婚する際にブライダルチェックを受けるという話を聞き、自分もそろそろ妊娠のことを考えて婦人科で受診してみることに。少量ではあるが不正出血があると医者に告げ、エコーで見てもらったところポリープがあることが判明。子宮鏡検査で見てもらうとポリープが複数あることがわかり、医者から「この状態だと望んでも妊娠は不可能だっただろう」と言われました。妊娠を本格的に考える前に産婦人科で受診し、ポリープを見つけることができたので本当によかったです。どんな治療を受けましたか?子宮鏡検査でポリープを確認した後、局所麻酔(点滴からの麻酔で意識もなし)を使い、子宮鏡下手術でポリープ切除を行いました。子宮内膜掻爬術(子宮鏡を使わず子宮内膜を目視せず医師の感覚でポリープを掻き取る簡単な手術)もあると言われましたが、きちんと目視しながら切除したほうが確実だと言われたので子宮鏡下手術を選択しました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理の異変は人に相談しにくいと思いますが、将来の自分のためにも病院で診てもらった方が安心だと思います。がん検診でエコーの検査を受けるだけでも自分の子宮の異変を発見できることもあります。不要と判断せずに受けた方がよいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理に異変を感じたら婦人科へ生理痛と不正出血は、ポリープが原因だったというTさん。Tさんは子宮鏡下手術を選択し、ポリープ切除したようですね。皆さんも、いつもと違うと感じたときは、早めに病院で診てもらってくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理でもないのに出血があるとびっくりしてしまいますよね。異常がなければいいのですが、中には婦人科疾患が隠れているケースもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Kさんの場合……現在、40代のシングルマザーで、子どもが3人います。20代の頃、3人目を産んだ後、膣の出入り口辺りから少量の不正出血がありました。当時出産も兼ねて通っていた婦人科で診てもらったところ、「異常はないので、様子見でいい」と言われました。とくに目立つ症状もなかったので、気にしていませんでした。それから20年経ち、子育てが落ち着いてきたので、友人の紹介で知り合った男性とお付き合いすることに。その方に「膣の不正出血が気になるから病院に行こう」と言われました。正直めんどくさいと思い、適当に誤魔化していたのですが、「一緒に行くから!」と何度も言われたので、渋々行くことに。子宮がんの検査をし、結果は子宮頸部高度異形成と言われました。症状としては、彼と付き合う前から下着に着くか着かないかの少量の出血がありました。当時、たまたま低用量ピルを使用する機会があり、使っていたところ出血がなくなったため、余計に大したことはないと思ってしまっていました。それからもとくに大きい症状がなかったため、受診を促してくれた彼には本当に感謝しています。どんな治療を受けましたか?家の近くの個人産院で子宮がんの検査をした後、先生に「紹介状を書くので大きい病院に行って再検査して下さい」と言われ大きい病院で再検査しました。その結果、子宮の一部摘出か全摘出かと言われました。一部摘出でもよいけど、ごくまれに5〜10年後、再発という可能性もゼロではないと言われたので、全摘出を選びました。世の女性陣へ伝えたいことは?この病気は、まったく症状のない方もいるようなので、家族やパートナーのアドバイスや定期的な健診はとても大事だと思います。一部でごくまれに、再発や進行で苦しんでいる方もいらっしゃるみたいです。子宮頸部高度異形成は5〜10年ほどで進行する場合、子宮頚がんになることもあるそうです。痛みなどの症状がなかった上に、シングルマザーだったので、毎日育児と仕事でバタバタしていて気にもしていませんでした。自分には関係ないことだと思い込んでいましたが、定期的に検診に行くことは、大事だと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。身体に異変を感じたときは早めに病院へ不正出血は、子宮頸部高度異形成が原因だったというKさん。Kさんは再発の可能性も考慮し、全摘出を選択したようですね。皆さんも忙しい日々の中でも、身体に異変を感じたときは病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月19日皆さんは、生理の予定じゃないのに出血を経験したことはありますか?排卵による出血などもありますが、中には疾患が隠れていることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……私の場合は、卵巣嚢腫でした。気づいたきっかけは、生理でもないときに出血をしたこと(いわゆる不正出血)です。なぜ不正出血を起こしたのか、その当時はわかりませんでした。ただ、お腹が妊婦さんと同じくらいパンパンに膨らんでいたので、病気を疑いました。どんな治療を受けましたか?最初にかかりつけ医へ行き、お腹を診てもらいました。その結果、「卵巣が腫れている。卵巣嚢腫だと思うからすぐに大きい病院へ」と言われ、紹介状を書いていただきました。近隣で一番大きい隣市の総合病院の婦人科へ行き、内診、腹部エコー、CT、MRを受けました。血液検査などすべての検査をした結果、「巨大腫瘍で卵巣嚢腫だと思うがお腹を開いてみないとわからない。卵巣がんの可能性も高いから開腹手術となります」と言われ、開腹手術となりました。開腹手術をして、左側の卵巣を全摘出。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は、私のように不正出血や腹部膨満感、お腹の膨らみが出てくるまでわからない怖い病気です。私の場合、幸いにも命は助かりましたが、このまま不正出血も何も起きず放置していたら「卵巣破裂を起こして危険な状態だった」とはっきり言われました。大事なことは、年に一度の婦人科検診を受けることです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。卵巣嚢腫って?不正出血とお腹の膨らみは、卵巣嚢腫が原因だったというSさん。Sさんは手術を受け、事なきを得られたようですね。卵巣嚢腫は、子宮の左右に一つずつある卵巣は通常2~3cmぐらいの大きさですが、ここに発生した腫瘍が「卵巣嚢腫」となります。症状として、お腹が張って苦しくなったり頻尿になったりなどあるようです。しかし、小さいうちは無症状で経過することが多いようです。皆さんも、「いつもと違う」と感じたときは、早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月18日生理の周期には乱れがある場合があり、時には出血が長く続くこともあるでしょう。一方、いつもの生理と違う状態になったとしたら不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……子宮頸管ポリープと診断されたことがあります。高校を卒業して1年後くらいに不正出血がありました。おりものに少量混じるくらいだったので、最初は生理の残りかなと軽く思っていましたが、それが数日ずっと続いていたので念のため産婦人科で診てもらいました。どんな治療を受けましたか?通常は外来で取ることが可能なのですが、2cmくらいと大きいものだったので、取った後の出血の心配や、痛みの心配があり全身麻酔で子宮鏡を使った手術で摘出しました。ポリープを発見した病院では大き過ぎて手術できないとのことで、子宮鏡での手術をしてくれる病院を紹介してもらいました。世の女性陣へ伝えたいことは?私は手術が必要でしたが、早期発見は大事だと思います。「いつもと違うな」と感じることがあれば、婦人科に行くことをおすすめします。何もなければそれはそれで良いのですから。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。違和感に気づいて早期発見を数日間続いた不正出血は、子宮頸管ポリープが原因だったというDさん。Dさんは手術で無事摘出したようですが、いつもの生理と違うところはないか変化を感じ取ることで、病が隠れていれば早期発見につながるかもしれません。もし生理時や前後で違和感がある場合には、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月30日ストレスなどでホルモンバランスが乱れて、排卵時や生理時に体の調子が悪いこともあるかもしれません。それでも「いつもと違う」と感じるときには、心配になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Hさんの場合……排卵の時期に急にひどい下腹部痛があり、痛くてたまりませんでした。それから不正出血が止まらなくなり、ナプキンが外せなくなりました。心配になり婦人科を受診したところ、排卵出血と分かりました。どんな治療を受けましたか?とくに薬などによる治療はせず、1週間ごとに卵巣の腫れを診てもらうために受診をするだけでした。最初の2ヶ月はなかなか腫れがひきませんでしたが、時が経つにつれてなくなりました。世の女性陣へ伝えたいことは?ちょっとでも変だと思ったら、安心するためにも婦人科に行くべきです。「いつもと違う」と感じたら婦人科で受診を下腹部痛の原因は、排卵出血だと判明したHさん。Hさんは無事症状が改善したようですが、痛みや違和感がある場合には、我慢せずに病院の受診を検討した方が良いかもしれません。悩んでいることがあれば、まずは婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月29日生理の周期には個人差がありますし、排卵痛もある方とない方がいらっしゃいます。しかし、今までなかった症状が急に出てきた場合は、心配になってしまうこともあるでしょう。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Dさんの場合……ちゃんとした病名は確定しなかったのですが、不妊症と多嚢胞性卵巣ではないかと診断されました。もともと生理痛はあったのですが、周期の不順・今までなかった排卵痛が始まり、職場の上司にすすめられて病院を受診した結果発覚しました。多嚢胞性卵巣は卵巣がそうなっているものの、血液検査では数値に異常はなく、確定には至りませんでした。どんな治療を受けましたか?痛み止めの役割がある漢方と、長期服用で効果を実感できる漢方を処方されました。また、定期的なエコー検査も合わせて受けています。不妊症の治療はとくに行っていませんが、妊娠を望むようになった時に改めてクリニックに行くようすすめられました。世の女性陣へ伝えたいことは?お金はかかるけど、検査して初めて見つかる疾患もあります。早めの受診がおすすめです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。早期発見のために心がけたいこと生理不順と排卵痛の原因は、不妊症と多嚢胞性卵巣ではないかと診断されたDさん。生理不順や生理痛はどちらも経験したことのある女性は少なくないでしょうが、何かの疾患が隠れている可能性は否定できません。もし毎月の生理に違和感があるのなら、1度近くの婦人科に足を運んでみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月24日生理の期間や出血量は、人により大きく異なります。同じ人でも月により差があることもあるため、少しの変化ならつい放置してしまうこともあるでしょう。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Aさんの場合……良性ではありますが、ポリープが見つかったことがあります。きっかけは、生理後も2週間ほどの出血があったためです。本当に少量で、ティッシュで拭いても付くか付かないかくらいの出血でした。また、子宮内膜が厚くなっていることも指摘されました。どんな治療を受けましたか?受診したその場ですぐに摘出していただき、内膜が厚くなっていたので子宮体癌の検査も同時に受けました。結果は陰性でしたが、自分では気づけない症状もあるのだと実感しました。すぐ検査していただける設備は大事だと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?少しでも違和感があったら、そのままにせず病院に行くことをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。違和感があるのなら病院を受診しよう生理後も続いた出血は、ポリープが原因だったというAさん。Aさんは無事に適切な治療を受けることができたようですが、少量でもあまりにも長い期間出血が続くのなら何か原因があるのかもしれません。少しでも「おかしいな」と感じたら、近くの婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月21日自然妊娠したくてもできない……。多嚢胞性卵巣症候群で排卵ができない状態から、自然妊娠をするまでを描く漫画家おかゆ(@o_____0o0ky)さん。今回は、そんなおかゆさんの漫画『PCOSだった私が自然妊娠に至るまで#3』を紹介します!※こちらのお話はあくまでもおかゆさん個人の体験談です。【前回までのあらすじ】多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で排卵していなかったおかゆさん。しかし、最終的には自然妊娠し、お子さんを出産できたようで……。結婚前、妊娠を望んでいたおかゆさんは、処方されていたピルの服用を止めます。すると、生理が3ヶ月も来なくなり、病院に向かい……。病院に行き……エコーしてもらうと……?排卵できていない……!?病院で診てもらった結果、排卵していないことが判明したおかゆさん。妊娠を希望するおかゆさんは、今後どうしていくのでしょうか……?
2023年04月16日「自然に妊娠したいけど……。」排卵がしにくいという症状の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)。漫画家おかゆ(@o_____0o0ky)さんもPCOSの症状を持つ女性のうちの一人だったそう。今回は、そんなおかゆさんの漫画『PCOSだった私が自然妊娠に至るまで#1』を紹介します!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で排卵していない状態だったおかゆさん。自然妊娠は難しいと思っていたものの……?※こちらのお話はあくまでもおかゆさん個人の体験談です。おかゆさんは出産し……奇跡的に自然妊娠し……妊活中の方に向けて……多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)だったものの、自然妊娠で出産されたおかゆさん。おかゆさんが妊娠・出産に至るまで、一体どんな苦労があったのでしょうか……?
2023年04月14日ホルモンバランスが変化すると、女性の体にはさまざまな変化が表れます。症状は個人により大きく異なるものの、生理の出血量が増えてくると一体何があったんだろうと心配になってしまうこともありますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患にきづいたきっかけエピソード」をご紹介します。主婦Cさんの場合……40代になりホルモンバランスが変化した影響からか、あまりに生理の出血量が多くなり病院を受診しました。結果「過月経」と診断され、このような症状にも名前があることをはじめて知りました。どんな治療を受けましたか?投薬治療により、生理の症状を軽くすることができました。半年ごとに検査をし、閉経まで投薬することで驚くほど楽になりました。きちんと検査をして、データで体の状態を確かめてもらえる病院を選ぶといいと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?「生理にはつらい症状があって当たり前」と思い我慢をしていました。しかし、年齢など色々な事情から妊娠を望んでいないのなら、薬などの治療でとても楽になりますよ。痛みなどのつらい症状を我慢する必要はない出血量が多く検査をしたら、過月経というはじめて聞く症状が判明したCさん。Cさんは症状が改善し本当に良かったですが、生理やPMSでのつらい症状を我慢する必要はありません。治療で改善できる場合もあることをぜひ覚えておき、婦人科医に相談するのも躊躇しないようにしたいですね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。治療に関するコメントはあくまでCさんの感想で、治療の効果には個人差があります。(MOREDOOR編集部)
2023年04月10日閉経後に出血があると、「もしかして閉経じゃなかった?」と思ってしまうかもしれません。けれど、不正出血はさまざまな病気の初期症状であることも。そこで、閉経後に不正出血があるとき考えられる原因と、対処について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:閉経から3年後、不正出血が! 子宮がん検診で擬陽性になり、 子宮内膜の組織を採取した結果閉経後にリスクが高まる“子宮体がん”閉経後に突然出血があった場合、まず検査したいのが“子宮体がん”であると駒形先生は言います。「子宮体がんは、子宮体部の内側にあり、胎児を育てるための子宮内膜から発生するがんです。 40代後半から増加し、50~60代がピークです。子宮体がんの発症には卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが関係していますが、原因の約8割がプロゲステロンが出ないことによるエストロゲンの過剰分泌に遺伝子異常が加わったものだと考えられています。そのため、ホルモンバランスが崩れやすくなる閉経後は特に注意が必要なのです」(駒形先生)また、閉経後が危険なのは、生理が子宮体がんを防いでいたから、と先生は言います。生理により子宮内膜が剥がれれば子宮内の炎症は起きないため、子宮体がんのリスクを抑えられていたのだそうです。自覚症状は不正出血以外にもあるのでしょうか。「茶色いおりものが分泌されたら、不正出血と思ってください。進行すると排尿しづらい、または排尿時に痛みを感じる、性交時に痛みがある、下腹部や腰の痛みなどがあります」(駒形先生)子宮体がんのリスクになるその他の要因そして、閉経以外にも子宮体がんにかかりやすい要素はあると先生は言います。「まず肥満です。脂肪細胞が多いと、エストロンというエストロゲンに似た物質が出るのですが、これはホルモンバランスを乱す原因になります。次に妊娠出産の経験がないこと。生理は子宮体がんを防ぐ働きがありますが、何十年も絶え間なく毎月生理が来ることは子宮に大きな負担がかかるためです。また、ホルモン補充療法も原因になることがあります。女性ホルモンを補充すると子宮内膜が厚くなりますが、子宮内膜が厚いのに剥がれない状態は子宮体がんのリスクを高めます」(駒形先生)もし3つのうち1つでも当てはまることがあれば、注意が必要です。がん検診のときは必ずエコー検査を!子宮体がんは不正出血があってもホルモンバランスの乱れとされ、見逃されることも多いそうです。そのため、健康診断が早期発見のカギになります。「自治体や企業の婦人科のがん検診は子宮頸がんが中心で、今のところ子宮体がんはオプション検査となることが多いようです。しかし、発症リスクが高い40代後半以降なら、年に1回はエコー検査を受けてほしいですね」(駒形先生)子宮体がんも、他のがんと同様、発見が早ければ早いほど完治の可能性は高くなると言います。オプションとなると二の足を踏みがちですが、積極的に受けたいものです。まとめ閉経前でも生理不順が長く続いていたり、乳がんの経験があったりすると子宮体がんのリスクが高まるそうです。更年期や閉経後の不正出血は軽く捉えず、婦人科を受診してみましょう。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/きびのあやとら著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年03月12日私の生理周期は安定しており、初潮以来大きく乱れることはありませんでした。しかし、25歳のころ、生理が終わったばかりにもかかわらず、またすぐに生理がきたような出血が見られたのです。不正出血に、「何か病気なのかもしれない」と婦人科へ急ぐと……。 規則正しかった生理周期が突然…25歳ごろのことです。生理が終わったばかりのある日、トイレで出血していることに気がつきました。「不正出血?」と思いましたが、「まぁ、生理も終わったすぐだしこういうこともあるのかな」とこのときは軽い気持ちで考えていた私。 しかし、次の日には生理2日目の経血と同程度の出血が。焦りながらも「たまたまだよね。気にしなくても大丈夫だろう」と自分に言い聞かせていましたが、2、3日後も同じように出血が見られたのです。 もしかして病気かも? 急いで産婦人科へ「おかしい! 何かの病気かもしれない!」と、さすがに心配になった私は、仕事の昼休憩中に、かかりつけの産婦人科へ行くことに。不正出血があることを伝え診察をしてもらいましたが……結果、特に異常は見つからず。 すると、先生からは「疲労やストレスが関係しているかもしれない」と言われたのです。そこで私はハッとしました。実は、数カ月前に昇進して異動になった私は、環境が変わったばかりであるのと、慣れない仕事に手こずっていたため、連日残業が続いていたのです。 気分転換や休息の大切さに気づいた仕事は忙しかったですが、気を張っていたせいか、私自身としてはあまり疲れを感じていませんでした。先生に指摘されて初めて、疲労やストレスが溜まっていることに気がついたのです。自分が気がつかない間に、体は悲鳴を上げていたのかもしれません。 先生と相談し、治療として低用量ピルを処方してもらうことになりました。それと同時に、先生からの休息を意識的にとったり、ストレスを溜めないよう好きなことをしてリフレッシュしたりするようすすめられました。 その後、処方された低用量ピルのおかげで不正出血もなくなり、生理の周期は元に戻りました。また、先生のアドバイスのもと休息をしっかりとり、自分の好きなことに没頭する時間をつくるようにしたおかげか、それ以来、生理周期は安定しています。1カ月の間に何度も出血したときはとても不安でしたが、病院へ行ったことで、結果的に自分の体のことを考えるいいきっかけにもなったと思っています。 著者/高埜 紫作画/おみきさん監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2022年11月17日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。初めての子育てに奔走して、すぐに2人目を考えられなかったりほさんでしたが、子育てが落ち着いてきた、長男ハルくんが2歳半のころ。 生理がこないため、検査薬を試したところ結果は陽性!しかし、新居へ引っ越しする日が迫っていたこともあり、妊娠を喜びつつ細心の注意を払って作業を進めるりほさん夫婦。無事に新居へ移り、生まれてくる赤ちゃんを含めた、4人家族の暮らしを想像していましたが…… 12週の壁 ※りほさんが前回流産したのは、妊娠8〜9週のときでした。一般的には、妊娠12週までの早期流産の確率は10〜15%と言われています。 検診→健診 ※妊娠12週〜22週未満の後期流産は1〜2%と言われています。 妊婦健診を受け、胎嚢を確認できてホッとするりほさん。前回の流産の経験がどうしても頭をよぎり、不安になるものの、「そう何度も起こらない、大丈夫、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせます。 妊娠8週目を過ぎたころからつわりが始まり、2回目の妊婦健診では無事に心拍も確認できました。 さらに食べづわりが始まり、唯一食べられるコンビニの冷やし中華を1日かけて食べて過ごしていました。 そして妊娠9週目を過ぎたころ。トイレに行くと少量の出血が! 念のために病院へ連絡すると、「生理のときのような出血や、痛みが出てきたらまたご連絡ください」と、様子を見るように言われました。 一般的には流産の8割が妊娠12週未満に起こるため、12週の壁を越えれば流産の可能性が低くなると言われています。 「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠きっとこの子は大丈夫」そう思っていたりほさんでしたが、願いとは裏腹に、ごく少量の出血は5日間止まることはありませんでした……。 次回、誰か助けて! 多量の鮮血が出て、血の気が引いて……!? 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月05日私は35歳を過ぎたころから、原因不明の不正出血に悩まされるようになりました。生理と関係のないタイミングで発生する微量の出血、原因がわからない症状に日々不安は募るばかり……。しかし、そのころ再開した不妊治療の中で、1つの原因へとたどり着くことになりました。★関連記事:「月に2回生理が来ることも」子宮内膜症と更年期と思われる症状が重なり、症状緩和のためにしたことは排卵時出血と思いきや…30代も後半になったある日、トイレに入ると、ちょっとした違和感に気付きました。なぜかトイレットペーパーに、うっすらとしたピンク色の血液がついていたのです。このときまで出血といえば生理に関することと思っていたため、「きっと生理前の排卵期出血だろう」と、あまり気にも留めず、トイレを後にしました。しかし、この日に不正出血が起こって以降、度々トイレットペーパーにうっすらとしたピンク色の血液が残るようになったのです。初めは「タイミングが一定なら、排卵期出血や生理の初日だろう」と思い、記録を続けていましたが、そこに規則性はありませんでした。となると、思い当たる原因はなく、発生時期も頻度もバラバラ……。私は次第に、不安を抱えるようになりました。ちょうどそんなとき、これまで休んでいた不妊治療を再開し婦人科に通院することにしました。不妊治療のこと、そして不正出血のことも相談すると、医師はすぐに内診をおこなってくれました。「これでやっと原因がわかる」と、安心したのもつかの間……。「内診で見える範囲に問題はない」と医師から告げられました。むしろ、子宮はきれいで心配する必要なしとのこと。すると、ここまで続いている不正出血の原因は一体何なのか、気になるばかりです。子宮鏡検査で原因が判明その後もしばらく不正出血が続いたまま、私は不妊治療を続けていきました。しかし、なかなか妊娠には至らず、体外受精へとステップアップすることになったのです。人工授精と比べて、高度な治療が必要な体外受精。医師からは、受精卵を子宮へと移植する前に、念のため子宮環境を詳しく調べる子宮鏡検査をおこなうようすすめられました。子宮鏡検査とは、胃カメラのように細いカメラを子宮の中に入れて、内部を直接観察するとのこと。医師によれば、これまでの超音波検査による内診などではわからない症状も、この子宮鏡検査で見つかることがあるというのです。こうしてすすめられた通りに子宮鏡検査をおこなったところ、子宮の中にイボのような盛り上がっている場所があることがわかりました。それは「子宮内膜ポリープ」というものだそう。検査を終えると、「以前から相談を受けていた不正出血も、子宮内膜ポリープに関係している可能性が高い」という見解が示されたのです。無麻酔の日帰り手術でポリープを切除医師によると、子宮内膜ポリープは不妊治療においても着床の妨げになる可能性が高いとのこと。手術をすすめられ、私はポリープを切除することに決めました。「体内のポリープを除去する手術なのだから、大掛かりになるのだろう」と、どうやって仕事の休みを取ろうかと思案していたところ、なんと日帰りで対応しているクリニックがあると教えられました。仕事の調整をせずに済むので私はすぐに紹介状を書いてもらうと、2日後にはそのクリニックへと向かいました。再び子宮鏡検査がおこなわれると、やはり子宮内にはポリープが1つあるとのこと。そこで、医師からは手術をおこなうための具体的な説明を受けました。聞いていたように日帰りで手術をおこなうこと。そして当日の手術は無麻酔でおこなうとのこと……。日帰りという魅力につられてやってきた私に、無麻酔での手術という衝撃的事実がつきつけられた瞬間でした。私が行った婦人科クリニックでは子宮用の細い内視鏡を使用することで、無麻酔での手術を可能にしていました。正直、痛みに対する不安はありましたが、結局手術を受けることに決めました。覚悟を決めていたつもりでしたが、緊張と不安はぬぐい切れず、手術前に心拍数は上がり続ける一方。あまりの上がり具合に、一時は医師から中止を提案されたほどでした。手術がスタートしてしまえば痛みは耐えられないものでなく、20分ほどで手術は終わりました。当初は5分ほどで終わると伝えられていた手術でしたが、どうやら手術日までにポリープが増えており、時間が延びたようでした。この日を境に、不正出血はぴたりと止まり、不妊治療で妊娠することができました。現在は出産を終え、すでに生理は再開していますが、今でもあのときのような不正出血はありません。そう考えると、やはり子宮内膜ポリープが不正出血に影響していたのだろうと感じています。まとめ不妊治療をしていため超音波検査は度々おこなっていましたが、子宮鏡検査をするまでは子宮内膜ポリープの指摘を受けたことはありませんでした。しかし、今後不正出血があったときには、私はまず子宮内膜ポリープを疑うでしょう。手術日までに子宮内膜ポリープが増えていたため、これからも安心とは言いきれませんが、うまく自分の体と付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/さとうのりこ(35歳)産後のからだの変化に驚愕しながら、日々どうにかしようと奮闘する1児の母。体験談をはじめ、幅広い記事を執筆しています。
2022年10月18日oriko(@HideOriko)さんの夫は10年前、くも膜下出血を発症しました。後遺症により、夫は身体を動かすことができず、気管を切り開いたために声を出すこともできません。コミュニケーションを取ることが難しくなったのです。しかし、10年もの間、懸命なリハビリを続けた結果、夫は文字を書けるようにまで回復。orikoさんは、朝に夫が紙に書いてくれたひと言を見て、涙を流しました。くも膜下出血の重い後遺症で自分で身体を動かせない気管切開で声も出せない意思伝達装置も上手く使えなくてなかなか詳細なコミュニケーションがとれない夫が10年リハビリ頑張って少し動かせるようになった左手で今朝書いてくれた一言。朝から号泣した pic.twitter.com/wKN5jTiyFx — ori旧垢@新垢開設しました (@ori_oekaki) January 5, 2022 夫が紙に書いたのは、「幸せ」のひと言。夫は、発症から10年間、orikoさんに支えられて暮らしていることに幸せと感謝を感じ、紙に書いて伝えたのでしょう。orikoさんは、夫が書いた言葉を見て、「なかなか言葉を伝えることが難しい夫がこんな言葉を書いてくれるなんて…。こんな夫と夫婦になれて本当に幸せです」と振り返っています。2022年6月現在、orikoさんの夫は、笑顔を浮かべることができるようになりました。夫は、orikoさんと前を向きながら、今後も幸せに暮らしていくはずです。くも膜下出血という重い病気に立ち向かい、多くの困難を乗り越えてきたのですから。[文・構成/grape編集部]
2022年06月14日不妊治療の末、妊娠した鳥野とりこさん。腹痛や出血があり、入院することになりました。ある日、すごい血の塊が出たため医師が診察すると、血腫が消えていることがわかりました。早産の確率が下がりホッとした鳥野さん。おなかの張りはあるものの、出血や腹痛も治まってきました。ようやく、MFICUから一般病棟へ移ることに。そして出血などが治まってホッとしたのもつかの間、今度は別の不安に襲われる事態に……! やっと出血が治まったと思ったら… 血腫が消えて出血や腹痛が治まった鳥野さん。しかしつわりはあったため、一般病棟(大部屋)への移動はきついものでした。 そして妊娠25週、26週の健診で、羊水が減っていることがわかります。やっと血腫が排出されて腹痛が治まったと思ったら今度は羊水の減少。 鳥野さんはまた不安になりました……。 対処法があるわけではなく、ひたすら安静に過ごす毎日。 すると、26週5日目、事態は急展開します。 朝、トイレへ行くとナプキンにかなりの水分が含まれていたのです! 「まさか破水?」「羊水だったらどうしよう……」 ナースコールをすると、羊水反応検査をするために看護師さんがナプキンを預かってくれました。 ◇◇◇ 助産師さん曰く、正常な破水は子宮口全開大ごろに起こりますが、陣痛開始後、子宮口全開大になる前に起こることもあれば、陣痛開始前に起こることもあるそうです。そのため、もし羊水が流れたような感じがしたときは、自分で破水かどうか判断するのは難しいので、かかりつけの産院に診てもらうことが大切なのだそうです。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2022年05月22日