搾乳機の選び方や使い方、電動・手動の違いやおすすめの商品、上手な搾乳のコツなどを紹介しています。自分にとってベストな搾乳機を選んでくださいね!搾乳機ってそもそもどんな物?そもそも搾乳機ってどんな物なのでしょうか…という疑問を持つ人も多いでしょう。まずは、搾乳機の持つ役割や使用シーンについてです。母乳を吸い出すための機械搾乳機とは、減圧による吸引力を利用して、赤ちゃんの口で直接吸ってもらう代わりに母乳を吸い出す機械のことです。吸い取った母乳は専用の容器で冷凍保存ができるので、ストックとして活用できますよ。母乳の分泌を保つためには、定期的に吸い出すことが必要です。長期間吸い出さずにいると、徐々に分泌量が落ちてしまうだけでなく、乳管詰まりによって乳腺炎を引き起こす原因にもなるでしょう。搾乳機は、何らかの理由で直接赤ちゃんに母乳をあげられないときに、これらのトラブルから母子を守ってくれるとても便利な道具なのです。母乳育児をする人にとって、ぜひ備えておきたいアイテムといえるでしょう。こんなときに使用赤ちゃんに直接母乳をあげられない…ってどういう場面なのでしょうか?搾乳機が必要になるタイミングというのは意外とあるようです。以下、主なものを紹介していきましょう。赤ちゃんが上手に吸えない・哺乳力が弱いとき赤ちゃんが入院している・ママが仕事復帰するなど、母子分離が必要なときママの乳首が切れるなど、授乳に激しい痛みを伴うとき赤ちゃんが飲む量よりも母乳の分泌量が多いときママが薬を服用するなど、一定期間母乳を廃棄する必要があるとき母乳の分泌量を確認したいときこれらは、いつ誰にでも起こり得るものです。いざというときのために、すぐに調達できるような準備をしておくと安心ですね!搾乳機の種類搾乳機の種類は2種類あり、『電動式』『手動式』が存在します。それぞれのメリット・デメリットについて確認していきましょう!電動式のメリットデメリット電動式の搾乳機は、電源を入れることで自動的に母乳を吸い出してくれる構造になっています。電動なので長時間の使用でも手が疲れないこと、また、機種によっては両胸から同時に搾乳することも可能なため、手動式と比べて搾乳に必要な時間が短いのが大きなメリットといえるでしょう。一方で、電動の搾乳機は手動式に比べると値段が高い・使用時に大きな音がしやすい・機種によっては吸引力の調整ができないといったデメリットがあります。手動式のメリットデメリット手動式の搾乳機は、コンパクトで電源も不要なため、持ち運びが簡単で場所を選ばないというメリットがあります。また、吸引リズムや力加減も自在なので、乳首が傷付きやすいママや、まだ授乳に慣れていない時期のママでも利用しやすいでしょう。そのほか、使用中の音が小さい・リーズナブルというのも手動式ならではの大きなメリットです。一方で手動式の場合、グリップやピストンなどを自分の力で動かす必要があるため、手への負担は避けられません。また、電動式に比べると搾乳にかかる時間が長くなるといったデメリットがあります。失敗しない選び方自分に合った搾乳機を見極めるポイントを、ここでしっかりと確認しておきましょう!使用頻度と搾乳量で決める搾乳機を選ぶにあたり、まず決めておきたいのが『電動式・手動式のどちらを選ぶか』です。これを決めた上で細かな条件を選んでいくと、迷わずスムーズに自分にぴったりの搾乳機を見つけ出せるでしょう。その判断をするためのポイントとなるのが、『使用頻度』と『搾乳量』です。使用頻度が高く、搾乳量が多い場合、おすすめは電動式の搾乳機です。このタイプのママが手動の搾乳機を選んだ場合、『手の疲れ』と『時間のロス』という点で大きなストレスとなってしまうでしょう。反対に、使用頻度が低く、搾乳量が少ない場合には手動式の搾乳機がおすすめです。このタイプのママが電動式の搾乳機を選んでしまうと、コストの割に使用時間が少ないため、「元が取れない」と感じてしまうかもしれません。搾乳機が必要なシチュエーションや環境によって、使用頻度と搾乳量は変わります。自分の状況に照らし合わせて判断するのがおすすめですよ!容器の大きさで選ぶ搾乳機には、吸い上げた母乳をためる容器が付属しています。この容器が小さすぎてしまうと、吸い上げた母乳が収まり切らなくなってしまうため注意が必要です。なお、一般的な付属容器の容量は120~160mlですが、製品によっては100ml程度の物もあります。容器の大きさはついつい見落としてしまいがちですが、のちのちの使用感に大きな違いが出るポイントのためしっかりとチェックしておきましょう。お手入れのしやすさも重要赤ちゃんの口に入る母乳を直接吸い上げる搾乳機は、徹底した衛生管理が求められるアイテムです。使用後には毎回各パーツを分解し、1つ1つ丁寧に洗浄・消毒する必要がありますが、赤ちゃんのお世話などで忙しいママにとって、搾乳機のお手入れのために1日何度も長い時間をかけるのは簡単ではありませんよね。ストレスなく搾乳を続けるためには、お手入れのしやすい搾乳機を選ぶのがおすすめです。中には食洗器や電子レンジを使って洗浄・消毒できる商品もあるため、選択肢に加えてみるとよいでしょう。おすすめの搾乳機3選では、実際におすすめの搾乳機にはどのような物があるのでしょうか。多くのママから高い評価を得ている人気の搾乳機を3つ紹介していきましょう!Pigeon 母乳アシスト 電動Handy Fit「電動タイプがよいけれど、あまり場所は取りたくない」そんな人におすすめなのがPigeonの『母乳アシスト 電動Handy Fit』です。電動タイプながらスリム&コンパクト設計で、キッチン周りに置いても場所を取りません。6段階の吸引圧がダイヤル操作でコントロール可能なので、搾乳中でも簡単に調整できますよ!ときどきの使用から日常使いまで、幅広く活躍するアイテムといえるでしょう。商品名:母乳アシスト 電動Handy Fit(ハンディフィット)価格: ¥9,504(税込)公式HP: 商品ページ amazon: 商品ページ Medela Swing maxi「常に母乳のストックが必要だけれど、搾乳にあまり時間はかけられない」職場復帰を控えるママなどに多いそんな悩みをスッキリ解決してくれるのが、Medelaの電動搾乳機『Swing maxi』です。この商品の大きな特徴は、何といっても両胸を一気に搾乳できる『ダブルポンプ』です。片胸ずつの『シングルポンプ』に比べ、搾乳にかかる時間を大幅にカットできるため、隙間時間にサッと搾乳できますよ。何かと忙しい毎日を送るママにとって、とても心強いアイテムといえるでしょう。商品名: Swing maxi(スイング・マキシ)公式HP: 商品ページ amazon: 商品ページ NUK さく乳器Jolie「毎日使う予定はないけれど、ときどき必要になりそう」そんな使用頻度の人には、NUKの『Jolie』がおすすめです。手動タイプの搾乳機ながら、人間工学に基づいた疲れにくいレバー構造で、手の負担も最小限に抑えられますよ。また、胸に優しくフィットするやわらかなシリコンクッションが母乳の分泌を促進してくれるため、痛みの少ないスムーズな搾乳が可能です。初めての搾乳機として、気軽に挑戦するのにぴったりのアイテムといえそうですね!商品名:手動さく乳器Jolie価格:¥5,400(税込)公式HP: 商品ページ amazon: 商品ページ 上手に搾乳するコツせっかく搾乳機を用意していても、思うように母乳が吸い上げられず、上手に使いこなせていないという人は少なくありません。搾乳機の使用を諦めてしまう前に、上手な搾乳のコツを確認していきましょう!最初は弱めの吸引圧で赤ちゃんが直接胸から母乳を吸う場合、乳首をくわえてしばらくはチュクチュクと小刻みに口を動かします。この動きは『呼び出し吸啜(きゅうてつ)』と呼ばれ、この刺激によってママの体では『射乳反射』という反射が起こり、いきおいよく母乳が分泌されるのです。搾乳機を使う場合でも、ママの体の仕組みは変わりません。いきなりたくさんの母乳を吸い上げようとしても、痛みが増すばかりで思うような成果は得られないでしょう。効果的に射乳反射を促すには、赤ちゃんが呼び出し吸啜をするように、弱めの吸引圧で乳首に刺激を与えることが大切です。初めのうちはうまくいかなくても、やがて体が慣れてくるとスムーズに母乳が湧き出るようになりますよ!焦らないことがポイント「いろいろな方法を試したにもかかわらず、思うように搾乳量が増えない…」赤ちゃんを大切に思えばこその悩みですが、だからといって、焦る必要はありません。搾乳を始めた頃というのは、多くの場合母乳のリズムや分泌量もまだ整っていない時期にあたります。ママの体自体が母乳を生成することに不慣れな時期ですから、うまくいかないのが当然と考えましょう。また、搾乳が思った通りにできないことによって、あまりにも焦りや不安を感じていると、それによってオキシトシンの分泌が阻害されてしまい、より一層搾乳量が増えないという悪循環に陥ってしまいます。スムーズで安定した搾乳には、ママの心と体がリラックスした状態にあることも大切な条件といえるでしょう。搾乳機を便利に使って親子でご機嫌に搾乳機は、直接赤ちゃんに母乳をあげられないときに赤ちゃんに代わって母乳を吸い出してくれるとても便利なアイテムです。母乳育児をする人にとって、赤ちゃんが上手に母乳を飲めなかったり、ママの仕事復帰などで長時間母子分離にならざるを得なかったりといった場合の必需品といえるでしょう。自分に合った搾乳機を選び、焦らずリラックスして使用することで、乳首の傷みも抑えられ、母乳の分泌量も徐々に増えていきますよ。大切な赤ちゃんに母乳をあげられる時期というのは、期間限定の特別な時間です。搾乳機を上手に取り入れながら、よりたくさんのよろこびで満たしていきたいものですね!
2019年09月29日息子は低出生体重児(2,500g未満)ギリギリの2,590gで生まれました。私が出産した産院の助産師さんによると、出生時の体重が3,000gくらいと2,500gくらいの子では、育てやすさに差があるそうです。今回は、母乳で育てたかった私がじょうずに飲めなかった息子と奮闘した、母乳育児の様子についてお伝えします。 入院中は助産師さんにおんぶに抱っこ母乳自体は助産師さんから褒められるほどよく出ていたのに、息子はじょうずに吸うことができませんでした。深くくわえることができず、何とかくわえさせてもすぐに眠ってしまいます。 退院するまでの5日間は、助産師さんに何度も母子同室の部屋まで来てもらい、さまざまな授乳の体勢、搾乳方法、添い乳の方法、飲めた母乳の量を測ってもらう、授乳中に寝たときの起こし方など、手取り足取り教えてもらう日々でした。 無我夢中だった新生児期結局入院中、自分ひとりで飲ませられたのは1回だけという状態での退院となりました。母乳が飲ませられないことを危惧して、退院したその足で育児用ミルクと、産院で使っていたものと同じ搾乳器を買って帰り、不安でいっぱいのまま息子との生活が始まりました。 はじめの1カ月は自分でもいつ寝ていたのかわからないくらい無我夢中でした。母乳を吸わせる→搾乳した母乳をあげる→息子を寝かせる→哺乳瓶等を洗って搾乳する、という流れを毎日毎日ただひたすら続けました。 気がついたら軌道に乗っていた母乳育児助産師さんからも心配され、母乳外来をすすめられていたので、産院の母乳外来にも2回通いました。でも、実際に母乳外来に行ってみて、助産師さんに相談をしようとしたら、話すことがあまり浮かんでこない自分に気が付きました。 体重の増えもまったく問題なし。自分でも気が付かないうちに、母乳育児が軌道に乗っていたのでした。 結局購入した育児用ミルクは、生後9カ月で夜泣き対策として飲ませるまで使うことなく、完全母乳で育てました。「母乳をよく飲むのね」と周りから言われるほど、すくすくと成長していった息子。今振り返ると、あのとき母乳育児を諦めずに、頑張ってよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:谷口菜穂一男の母。保育士資格、幼稚園教員免許、小学校教員免許を取得。出産後、仕事を退職。日に日にできることが増えていく子どもの成長におどろく毎日。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年09月15日およそ40週間の妊婦生活を終え無事出産が終われば、育児生活が待っています。その中でママと赤ちゃんにとって欠かせないのが授乳。 出産前までは「母乳をあげるのって幸せそう」「子供が生まれたら自然に母乳が出るんだよね」と漠然としたイメージを持っているものですが、実際は想像以上に大変な作業です。 今回は出産前に知っておきたい授乳や母乳の基礎知識をご紹介します。授乳のしかたや姿勢、一連の流れ、意外に多いおっぱいトラブルなどこれから出産を迎える新米ママ向けなので、ぜひ参考にしてくださいね。 目次 1 授乳の基礎知識 1.1 授乳のやり方、一連の流れ 1.2 搾乳後哺乳瓶や市販のミルクでも 1.3 授乳の頻度やいつまで続くか1.4 母乳育児で気を付けるべきこと 2 意外に多い!?母乳&授乳トラブル 2.1 おっぱいがカチカチに 2.2 乳腺炎のリスク 3 まとめ授乳の基礎知識●授乳のやり方、一連の流れまずは授乳のやり方からです。(1)ママの手と乳首を清潔にする 濡れタオルやアルコールを含まない洗浄綿などで軽く拭きます。 (2)赤ちゃんに乳首を含ませる 赤ちゃんの口元に乳首を近づけると赤ちゃんは自然と口に含みます。その際、乳首の先だけをくわえさせると乳首に傷がつくことがあるので、乳輪の根元まで深く含ませるようにしましょう。 (3)赤ちゃんの体をまっすぐに、ママも楽な体勢で 赤ちゃんの体がよじれていると上手に吸うことができません。体がまっすぐになるよう抱っこしましょう。※いくら小さな赤ちゃんとはいえ抱っこするのはかなり疲れます。授乳専用クッションや背当てクッションなどを活用して、ママ自身が疲れないようにしてください。 (4)左右のおっぱいを均等に 片方のおっぱいをあげたらもう片方も同様にふくませます。片側5~15分程度で反対側へ変えるようにしましょう。どちらか片側だけのおっぱいだけを授乳に使っていると、おっぱいが張るなどトラブルのもとになります。 (5)ゲップさせる 赤ちゃんを肩にもたれかかるように抱っこして背中をさすり、ゲップをさせます。ゲップをさせずにいると、吐き戻しで喉が詰まり窒息する恐れがあります。授乳の後は必ずゲップをさせましょう。 ●搾乳後哺乳瓶や市販のミルクでも出産をすると数日~遅くとも数週間後には自然と母乳が出るようになりますが、個人差が大きいものです。 母乳が出ない場合や出が少ない場合は市販の粉ミルクを活用しましょう。70℃くらいのお湯で規定のミルク量を溶かして作ります。 また、母乳は出るものの、赤ちゃんが乳首から上手に飲めない場合もあります。その場合はは母乳を搾乳したものを哺乳瓶で飲ませてあげましょう。こちらは保存容器のままお鍋で人肌に温めます。電子レンジで直に温めたり、50℃以上のお湯を使うと栄養が壊れるので厳禁です。 粉ミルクや搾乳した母乳は哺乳瓶で与えますが、必ず消毒したものを使います。消毒方法は熱湯消毒や専用の消毒ケースを使うタイプ、電子レンジを使用するタイプなどさまざまです。 ●授乳の頻度やいつまで続くか授乳の頻度は、新生児期は2~3時間に1回というのが一般的です。ただし、赤ちゃんが一度に飲める量やママの母乳が出る量に大きな差があるのでまちまちです。 基本的には赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらあげるという生活を続けていくことで、次第に授乳間隔が広がっていきます。 授乳は、生後5ヶ月程度で離乳食をはじめると同時に回数が減っていきます。離乳食をはじめた当初は、食事から100%の栄養を摂れるわけではないので授乳も必要です。離乳食に慣れ食事からしっかりと栄養を摂れるようなるころには卒乳を考えても良いでしょう。 ●母乳育児で気を付けるべきこと母乳の成分は、ママが摂取する食事に大きく左右されます。栄養バランスの摂れた食事、特にたんぱく質や鉄分、カルシウムなどを積極的に摂取しましょう。また当然ですが、お酒やタバコ、市販薬なども妊娠中に引き続き厳禁です。 さらに、気を付けておきたいのが水分摂取量です。母乳が十分出るようにするためには、ある程度の水分が必要なため、1日最低でも3リットル程度の水分を摂るようにしましょう。 意外に多い!?母乳&授乳トラブル●おっぱいがカチカチにおっぱいが張ってカチカチになるなんて大げさに感じるかもしれませんが、先輩ママの多くが体験しているあるある話です。 おっぱいがカチカチになってしまう理由は、分泌されたおっぱいが乳房の中で溜まってしまっているからです。赤ちゃんが飲む量とおっぱいが作り出すお乳の量のバランスが取れていないことで起きます。 一番良いのは赤ちゃんにいっぱい飲んでもらうことですが、飲んでもらえない場合は搾乳をすることで改善します。また、ときには熱を持つほど痛みが生じることもあります。 ●乳腺炎のリスク乳腺炎とは、おっぱいに母乳が溜まり乳腺に炎症が起きることです。乳腺炎になるとおっぱいに激しい痛みやしこり、腫れが生じます。 先ほどの「おっぱいがカチカチに張ってしまう」状態を放置すると乳腺炎になってしまいます。乳腺に炎症が起きないよう適宜搾乳するようにしましょう。 また、乳腺炎はひどくなる前に専門の病院で診てもらうのがおすすめです。出産した産婦人科や自宅近くの助産院がいいですが、あらかじめ乳腺外科や乳腺外来などを調べておいても安心ですね。 まとめ新生児期はおむつ替えとおっぱいをひたすら繰り返す毎日。特に、母乳育児を考えているママにとっては、母乳と赤ちゃんの飲む量が違うことでトラブルが起きやすいのが現実です。 母乳でも市販のミルクでも、授乳は赤ちゃんとママの大切なスキンシップです。2〜3時間おきに1回の授乳はかなりハードですが、ぜひ赤ちゃんへ話しかけながら愛情をもって授乳するようにしましょう。 卒乳後の「しぼんだ胸」対策!これ以上悲しい姿を見ないために、いま出来ること4つ出産直後に気分が沈む「マタニティーブルー」。原因と上手な乗り越えかた 妊娠中のママとパパのためのサプリ ●ライター/パピマミ編集部
2019年09月12日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は乳腺炎を繰り返すママからのご相談です。 Q.乳腺炎を繰り返し、つらいです生後9カ月の娘を母乳で育てています。乳腺炎を繰り返し、病院や助産院に通っただけで7回、葛根湯や自分で搾乳して治した乳腺炎も含めると数えきれないです。乳腺炎になると、熱は出るし全身だるいし、なによりおっぱいが痛くて医療機関に行くのもしんどいです。なぜこんなに乳腺炎を繰り返すのかわからなくてつらいです。片方授乳しているともう片方から溢れるし、お風呂も白濁するくらいでおっぱいの分泌が良いのかなとは思うんですけどつらくて……。何かアドバイス頂ければなと思います。 高塚あきこ助産師からの回答乳腺炎になりやすい方は、体質ということもありますが、分泌が良い方や、授乳時間が空いてくると、張りが気になったり、痛みが出たりすることもありますね。張りや痛みが気になる場合は、アイスノンなどをガーゼにくるんでおっぱいを冷やしてみてくださいね。また、お食事内容にも気をつけていただくといいかもしれません。一般的には、ナッツ類や魚卵、チョコレート、生クリームやバターなどの油脂(特に動物性脂肪)、もち米、肉の脂身、乳製品などはおっぱいを張りやすくすると言われています。基本的には、魚を中心とした和食の粗食を心がけてみてくださいね。また、お食事の摂取量を控えめにしていただくと、おっぱいの分泌が抑えられることもありますよ。よろしければお試しになってみてくださいね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 母乳分泌過多の原因●不適切な授乳間隔母乳が出るようになると、赤ちゃんが飲んだ分だけ母乳がつくられるようになります。ですが、赤ちゃんが眠りがちだったりして授乳間隔があいてしまうということが続くと、母乳の生産が減少したり、逆に出すぎるようになったりします。 ●不適切な授乳時間母乳を飲ませるとき、左右のおっぱいを両方吸わせましょうと説明されると思います。その際に、短時間で左右の授乳を切り替えてしまうというのも、母乳分泌過多の原因になるといわれています。 ●不適切な搾乳おっぱいが張っているけれど、それほど赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれない……ということもあると思います。その際、母乳を搾って飲ませるよう指導されるかもしれません。おっぱいが張ってつらいとき、スッキリするまで搾乳をしてしまうのは逆効果。搾った分だけ、母乳がつくられてしまいます。授乳前後の搾乳も必要な場合のみにとどめておいた方がよいと思います。おっぱいを空にする必要はないんです。 ●疾患や薬物の影響などママ自身が高プロラクチン血症、下垂体腺腫、甲状腺機能低下症などの病気を持っていたり、薬物の影響で、母乳分泌過多になる場合もあります。 母乳が出すぎるときの対処法●授乳姿勢の見直し母乳分泌過多かなという場合は、まず授乳姿勢を工夫してみましょう。ママが後ろによりかかるような姿勢をして、赤ちゃんをうつぶせにしておっぱいを飲ませます。そうすることで、赤ちゃんがむせることを防ぐことができます。 ●1回に片方からのみ授乳をする「一定の間」、1回の授乳でおっぱいがスッキリするまで、片方のおっぱいだけを吸わせるという方法があります。これは一時的な方法で、おっぱいの中に母乳が残る状態をつくることで、母乳の分泌を減らしていくというものです。 ●キャベツ湿布・ハーブティおっぱいが張ってつらいとき、濡れタオルで冷やすと張りが落ち着くことがあります。乳首と乳輪部を避けてキャベツの葉を貼るのも効果的といわれています。また、セージをお茶にして飲むことも母乳分泌を抑えることができるとのこと。 ●食事制限は必要?母乳分泌過多の対処法として、食事や水分制限をすすめられることがあるかもしれません。極端な食事や水分制限はかえって、よくありません。バランスの良い食事を心がけ、適度な水分摂取をしていきましょう。 ※参考:基礎知識(ベビー)「母乳が出すぎる【授乳中のトラブル】」【監修者:助産師 REIKO】
2019年08月12日私は第一子出産前、節約のために育児用品はなるべく買わないようにしようと考えていました。本当に必要になってから買えばいいと思っていたのです。でも今では、「本当に必要かどうか」なんて使ってみないとわからないのだなと感じています。そんな私が、「準備しておけばよかった!」と後悔した育児用品を紹介します。 搾乳器 「母乳が出るかわからないから」という理由で、搾乳器を用意していませんでした。思ったより母乳が出た私は、最初は手で搾乳をしていました。そのまま子どもが生後3カ月、4カ月になっても手で搾乳をしていたのですが、搾乳量が増えたことで時間がかかるようになり、手もものすごく疲れました。搾乳するときは少し前かがみになるので、腰も肩も痛くて痛くて仕方ありません。 そんなとき、ふと搾乳器の存在を思い出して購入してみると……とっても便利! 驚きました。手より断然短時間で、ラクに、たくさん搾乳できたのです。このときすでに、子どもは生後5カ月ごろでした。搾乳器をもっと早く用意すればよかったと後悔しました。 ハンドブレンダー ハンドブレンダーは一般的には育児用品ではありませんが、離乳食作りに使用するという人も多い商品だと思います。わが家も「ハンドブレンダーは離乳食作り以外には使わないだろうし、離乳食も手で刻んだり潰したりできる」という理由から、ハンドブレンダーは買わないことに決めていました。 いざ離乳食が始まり、地道に食材を細かく刻み、すり潰す毎日。手も疲れるし、肩も痛くなるし、正直面倒だし、毎日の離乳食作りが苦痛になっていきました。そんなとき、親戚からハンドブレンダーをプレゼントしてもらったのです。離乳食作りに使ってみると、なんとラクなことでしょう。このとき、子どもは生後8カ月ごろ。もっと前に用意していなかったことを、とても後悔しました。 ベビーゲート わが家はベビーゲートを用意していませんでした。いくつかの育児ブログやSNSで「ベビーゲートはダンボールで代用した」という情報を得ていたからでした。子どもがハイハイし始めたころ、わが家もキッチンとリビングの間のベビーゲート代わりにダンボールを利用しました。 しかしこれがとっても跨ぎにくい。ある程度の高さがあり、かつ倒れにくいダンボールを選ぶと、どうしても跨ぎにくい大きさのものになってしまうのです。日中は我慢し、子どもが寝てからダンボールを邪魔ではない場所へ移動するようにしていました。 子どもが1歳ごろにベビーゲートを用意してからは、跨ぎにくいこともなくなりました。最初からベビーゲートを用意しておけばよかった……と激しく後悔しました。 これらが、わが家にとって「いらないと思っていたけど、使ってみたら必要性がよくわかった」という商品でした。節約も良いけど、商品のメリットをもっとよく考えて、便利そうなものは早めに取り入れてみても良いかな……と今では思っています。 著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在第二子妊娠中。
2019年07月23日産後に母乳が出づらく赤ちゃんの吸う力も弱かったため、手で搾っておっぱいを出し哺乳瓶であげていました。しかし手で搾るのは時間も労力もかかるため、搾乳が苦痛に感じるときがありました。そんな搾乳時の悩みを解決してくれたのが、ピジョンの「さく乳器 母乳アシスト手動」です。搾乳器を使うまでの気持ちや使用してよかったと感じた点をお伝えします。 搾乳器に頼らなかった産後の授乳出産後5日ほどは母乳が出にくく、さらに生後間もない赤ちゃんの吸う力が弱く、おっぱいをうまく飲むことができませんでした。そのため長時間かけて直接授乳したり、手で搾って哺乳瓶から母乳をあげていたのです。 しかし、おっぱいを搾る力も必要ですし時間もかかってしまい、毎回の授乳タイムにしんどさを感じるようになってきていました。そんなときに助産師さんにおすすめされたのが、搾乳器です。出産も育児も初めてだった私は「搾乳器? 痛そう! 手で十分!」とあまり乗り気ではありませんでした。 もっと早く知りたかった! 搾乳器の便利さ 助産師さんに搾乳器をおすすめされたのは、赤ちゃんが生後1週間ほどのころです。私の母乳の量は増えてきていたのですが、まだ赤ちゃんの吸う力が弱かったので、助産師さんが試しに搾乳器を使わせてくれました。 搾乳器を使うと、手や指全体に力を入れなくてもレバーを引くだけで母乳が搾れました。簡単に哺乳瓶に母乳がどんどん溜まることに驚き、なんでもっと早く使わなかったんだろう! と思い、早速購入することにしました。 搾乳器を使う機会は意外と多かった 搾乳器のメリットは手で搾るより力が要らないため、搾乳時間をぐっと減らすことができます。おかげで授乳を楽しめるようになりました。そして赤ちゃんのほうも生後2カ月ごろにはおっぱいを吸う力がついてきて、直接母乳をあげられるようになりうれしかったです。 そろそろ搾乳器の出番は終わりかな? と思っていましたが、他にも用途がたくさんあったのです。赤ちゃんに直接授乳できない場所にいるとき、誰かに赤ちゃんを預けるとき、乳首が切れて痛みがあるときなど、使う場面は意外とたくさんありました。 手動の搾乳器の使いやすさとは 搾乳器には手動と電動のタイプがあり、それぞれにメリットやデメリットがありました。私が使用した手動のメリットは電動よりも価格が安い、自分の力加減で搾乳できて使いやすい、パーツも簡単な物で洗浄しやすいということです。デメリットは電動に比べて手が疲れて時間がかかることです。 私がピジョンの「さく乳器 母乳アシスト 手動」を選んだ決め手は、弱めの刺激をする「搾乳準備モード」と、効率的に母乳を出す「搾乳モード」の2つがあったことです。 搾乳器はあまり使わないかもしれないと思い購入を悩みましたが、私の場合は使用頻度が意外と多かったので役立ちました。実際に手動の搾乳器を使ってみて、手が疲れると感じたこともなく授乳が楽しくなってよかったと思っています。 著者:西口くるみ 1歳児の男の子ママ。息子や夫と美味しいものを食べることが好き。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月07日昨年4月に第1子男児を出産し、先月イギリスの雑誌「Girls.Girls.Girls.」がSNSで公開した「搾乳ショット」が話題になったレイチェル・マクアダムス。フォトグラファーのクレア・ロススタインによれば、このショットは「授乳とは、世界で普通に行われている自然なこと」であり、「冷ややかな目で見られるべきものでもないし、恐れることでもない」ということを主張したものだという。雑誌名の通り、女性の素晴らしさや強さを表現。リース・ウィザースプーンやドウツェン・クロースらセレブもコメント欄で賛同した。コメントではなく、違った方法で同意してみせたのがヒラリー・ダフだ。昨年10月、長女バンクスちゃんを出産したヒラリーは、現在授乳のまっさかり。先日、自身のインスタグラムにレイチェルの搾乳ショットをまねた自分の搾乳ショットを掲載し、100万に迫る「いいね!」を獲得している。上半分がレイチェル、下半分が自分の搾乳ショットという画像で、ヒラリーは「これであってる?」とキャプションを添えた。上下で比較してみると、レイチェルは「ブルガリ(BVLGARI )」のダイアモンドネックレス、「ヴェルサーチ(VERSACE)」のジャケットを羽織っており、両胸から搾乳しているカラー写真なのに対し、ヒラリーの方はなぜかシャワーキャップをかぶっており、ファッションは至ってカジュアル。搾乳は左胸からだけで、白黒写真だという差がある。ヒラリーの粋な行動に、エマ・ロバーツやボーイフレンドのマシュー・コーマらが好意的なコメントを寄せた。(Hiromi Kaku)
2019年01月07日こんにちは、2歳7ヶ月の娘を子育て中のホコリです。今回は「産後、最低限必要なもの」を我が家の経験上からピックアップしていきたいと思います。必要最低限哺乳瓶(夫に授乳してもらったり、搾乳器を買わなかったので手動で搾乳する時に使いました) 粉ミルク(とりあえず小さい缶でも) 初夏〜夏生まれは汗をかきやすいので肌着多め おむつ、おしりふき ガーゼ(よく吐いたりするので顔拭き用と、あとは沐浴用) ベビー石鹸(泡で出てくるポンプタイプが楽です) 保湿剤 つめきり(赤ちゃんはよく顔を引っ掻いたりしてしまう) ベビーバス(衣装ケースで代用できると聞いて目から鱗)あって良かったもの完母だったので授乳クッション 授乳服(外出時や冬場) 授乳ケープ(外出時役立ちました)冬生まれはスリーパーがあるといいかもしれません。赤ちゃんはすぐ掛け布団とばしちゃうので!あとから購入でもよさそうなものベビー布団一式・ベビーベッド(普通の布団でも大丈夫です) クーハンやバウンサーの類(うちはバンボなども買いませんでした)----------今やネットでもポチッとお買い物できますしね。ちなみにうちは抱っこ紐はあらかじめ買ってはいましたが、思いのほか娘の体重増加ペースが早く、ヒップシート付きのものに買い換えました。出産〜育児準備リストよりも子育て中の先輩ママたちのリアルな声を参考にしてみるのもいいと思います。●ライター/ホコリ
2018年12月29日息子が産まれて1年と5ヶ月、毎日欠かさずやってきた授乳。一日7回くらいが平均だとすると…なんと生まれてから3500回くらいは授乳してきたことに…!生まれたては、授乳時間をメモしたり、飲んでいる分数を計ったり、とにかく頻回。授乳後はげっぷをさせたり、おむつを替えたりしているうちに、また授乳タイム…。気がつけば1日中おっぱいをあげているような気も…。大きくなってくると、授乳のリズムは徐々に変わってきます。赤ちゃんとの生活で必要不可欠な授乳タイムがどう変わっていくのか、今回は私と息子の体験談を書こうと思います。生後1ヶ月までは、3時間に1回!生まれてから生後1ヶ月くらいまでは、3時間に一回、規則正しく授乳していました。意識して時間を計っていたわけではないですが、寝ている時でさえもだいたい3時間に一回ぐずりだして、息子のなかで「3時間に1回は飲みたい」といったリズムが本能的にあったよう。1回あたり15〜30分位かけて授乳するため、夜中の授乳時は、最高で2時間半続けて寝られたらいいなといった感じ…。とにかく眠かった!しかも息子はすぐに直のみができず、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲むスタイルだったので、搾乳や哺乳瓶の手入れなどの時間を考えると、私は本当に1日中おっぱい仕事をしていたと思います。これが約1ヶ月続きました。リズム安定せず、増える授乳回数息子の場合、搾乳した母乳を哺乳瓶であげるスタイルから母乳の直飲みに変わった時期が生後2ヶ月に入るころ。直飲みできるようになると、私も「今回は◯ml飲めたなぁ」など細かな量を計ることができなくなりました。おそらく一回あたりの量がまちまちになり、そのため授乳回数は少し増えた気がします。このころの授乳回数は1日に8~10回が目安という説もありますが、母乳の場合は「欲しがったらあげる」でいいそう。日中、活動している時間帯は特に時間を気にせずに飲みたさそうにしていたらあげる、ことに。授乳リズムはしっかり整っていなかったと思います。これまで3時間に一回ペースだった夜間も、4〜5時間ほど間隔があくことも。「これまで3時間に1回飲んでいたのに、大丈夫!?」と心配になって調べたところ、わざわざ起こしてあげる人もいるそうですが、そのまま寝かせてしまっても問題ないそう。息子の場合、長く寝てしまう時はだいたい私の疲れが溜まっていて一緒に長く寝てしまっている時だったので、ママを気遣ってくれるのかな、なんて思って愛おしくなりました(笑)とはいえ、生後の1ヶ月検診時に体重増加が伸び悩んだりしていたら、お医者さんに相談したり、授乳回数を増やすのが良さそうです。3ヶ月くらいで、一度にたくさん飲めるように!生後3ヶ月にさしかかると、だんだんと一度に飲める量が増えてきて、授乳回数の目安は1日6回~8回と、少し減ります。一度に飲んでくれる量が増えるということは、その分腹持ちが良くなっているということ。夜間の授乳間隔があいてくる時期で、まとまって寝てくれるので非常に気がラクになった覚えがあります。生後間もなくからこれくらいまでが、母親として体力的にも精神力的にもつらい時期なのでは。産後で体力の回復が十分にされていないうえ、親子とも授乳に慣れずに、まとまった睡眠時間も取れない時期は、いま振り返ればあっという間でしたが、やっぱり大変でした。夜間授乳は、パパに変わってもらったりしてくださいね♪この頃から夜間は、「寝る前におっぱい→たまに起きて1or2回おっぱい→朝イチのおっぱい」の流れがデフォルトに。私としてもだんだん、授乳に対する余裕が持てるようになってきました。授乳リズムも体重増加も、落ち着いたペースに生後3ヶ月すぎると、体重の伸びも一段落。1日20gほどの増加に落ち着いてくるようです。とはいえ個人差はあるので、大きくなってさえいれば安心して見守ってあげてくださいね。授乳回数は変わらず。夜は寝ている分、昼間にけっこうあげていたので、トータル8回くらい。首がすわってきて、飲み方も生まれたての感じから少しずつ変化してきました。離乳食開始したら、授乳回数はどう変わる?息子の離乳食スタートは、6ヶ月。初めのうちは1日一回、1さじ~しか食べていなかったので母乳への影響は特に出ず、回数もそのまま。離乳食スタート時は、まだまだおっぱいから摂る栄養がメインでした。授乳の回数や飲み方に変化が現れてきたのは、2回食を始めた8ヶ月くらいから。だいぶ量を食べるようになり、母乳の量は少しずつ減ってきました。しかし、息子は大のおっぱい好き!なので、食後に少しだけ欲しがる(デザート感覚!?)など、回数は変わらないか、むしろ増えてたかもしれません。3回食になっても、おっぱい大好きは変わらず。ちょこちょこ飲むので、あまり食欲旺盛ではなく、離乳食の進みや食べ口はそんなによくありませんでした。食事の時でも「少し食べてから母乳を欲しがり、再びご飯に戻る」などを2〜3回繰り返しています。保育園でのお昼ご飯では大丈夫なので、多分ママに甘えたいのかぁ〜なんて。周りのママ友からは、このくらいの時期からご飯やおやつでお腹いっぱいになったり、水分はパックの麦茶を飲んでいるので授乳が減ったという話もちらほら。我が子はまだまだおっぱい大好き。特に意識的に減らしたりせず、飲みたいと意思表示されたときにはあげるようにしています。また、息子は授乳ケープのストライプ柄を覚えているようで、おっぱいが欲しい時に自分で持ってくるまでになりました。その意思表示も、赤ちゃんの頃から比べたら愛しく、可愛い成長です♡ようやく、おっぱい以外にも興味が♪おっぱい大好きな息子ですが、外出時の母乳はかなり減りました。友人と買い物に出かけるくらいなら、水分とおやつとお昼ご飯だけでOKだったり!刺激的なものがいっぱいあるので、授乳どころじゃないんでしょうね(笑)1日を通してお出かけする時は、持参する蓋付きマグカップのお水じゃ足りず、よくペットボトルを買い足してます。水分補給が授乳→お茶やお水でできるようになったのは、大きな成長。まだ卒乳は考えていませんが、おっぱい以外の興味が出てきたことで、すこしずつ授乳回数も減り、離れていくのかなぁと思います。次のステップは、卒乳!やがてくるその日を考えると切ない…。今はたくさん、愛おしい授乳ライフを楽しもうと思います♡
2018年09月21日はじめてまして。イラストレーターの大貫ミキエです。普段は「夫婦のじかん」というコンビ名で、旦那とよしもと芸人として活動もしております。芸人とイラストレーター、二足のわらじを履く私なのですが、日々生活をより良くするために神アイテム探しにも奔走しております! そんな私の日々をマンガで楽しんでいただけたらうれしいです! 第1回目の今回は、ピジョンの搾乳器をご紹介したいと思います。 ※個人の感想です 出産準備品って、出産前にいろいろと買い揃えておくものだと思っていたのですが、自分の母乳の感じもまだまだわからないうちに搾乳器を買う選択がどうしてもできませんでした。 しかしいざ母乳育児が始まると、どれくらい母乳が出ているのかわからない!足りているのか足りてないのか、育児用ミルクを足していいのか……。そんなときに搾乳器には本当にお世話になりました。手搾りでもいいかと最初は思っていましたが、搾乳器は手では搾りきれないところも搾り出してくれるという感じがしました。今では非常にお世話になっております! 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター よしもと芸人 大貫ミキエ夫とのお笑いコンビ「夫婦のじかん」としても活動するイラストレーター。息子(2018.3生)との3人暮らし。Instagramやブログにて育児漫画更新中。
2018年08月31日赤ちゃんのお世話で大変なことといえば、「寝かしつけ」。1歳4ヶ月を迎える息子も、まだまだ寝かしつけが必要です。最近は、わたし自身が慣れてきたことや、授乳の回数も減ってきて、ずいぶん楽になりました。今回は生まれたてから現在に至る、****お伝えしようと思います。生後すぐ~1ヶ月は、頻回授乳で常にうとうと…産まれてすぐは、数時間で起きて授乳してお腹いっぱいになったら寝る、というリズムが一般的。息子は産まれてすぐの時はお口が小さく、おっぱいも張りに張っていたため、うまく直飲みできませんでした。無理やり練習しても泣いてしまうだけだったので、どうしたものかと看護師さんと相談した結果、搾乳機で搾乳→哺乳瓶で授乳することに。退院後は夜間3時間おきの搾乳・授乳に加えて、使用後の哺乳瓶と搾乳機も自分で洗わないといけなかったため、今思うと本当に大変でした。哺乳瓶で母乳をあげてお腹いっぱいになってスヤスヤしてきたら、背中スイッチが発動しないようベビーベッドにそーっと置く、というパターン。夜中は本人も眠いのか、そこまで背中スイッチは発動しなかった気がします。しかし、生後2週間頃になると、夜中にギャン泣きして止まらなくなるときがたまにありました。授乳してもあやしてもなかなか寝ない!抱っこで1時間くらい廊下を行ったり来たりして、やっと寝てくれることが多かったです。息子の場合、魔の三週間目というジンクスが少し早くきたんだと思いますが、これは一週間程でおさまりました。まだまだ生まれたばかりの赤ちゃん。ママも産後、慣れない授乳や寝かしつけに気持ちが高揚していて、なかなか落ち着かない時期です。ど〜うしても赤ちゃんが寝ない時に試してほしいのがお雛巻き。おくるみでキュっと姿勢を固定するこの方法は、産院で習ったのですが生後3ヶ月頃までならかなり効果的でした。産院ではバスタオルを使っていましたが、自宅ではエイデンアンドアネイのおくるみを使用。大判なのでくるみやすいし、柔らかいところも寝心地良さそうで◎。生後1ヶ月からは、添い寝が増えて…生後1ヶ月を過ぎると、産まれたてと比べると体つきもずいぶんしっかりしてきた息子。ある日、おっぱいを直飲みさせてみようと試してみたら、グングン飲めている!ここで搾乳しての授乳は卒業になりました。このあたりから添い乳・添い寝で寝かしつけることが増え、生後2ヶ月過ぎた頃には完全にこの寝かしつけ方で大人ベッドで一緒に寝るようになりました。搾乳して哺乳瓶での授乳がなくなり、おっぱいを直に飲んでくれるようになると寝かしつけはすごく楽に。しかし、添い乳・添い寝の怖いところは窒息の可能性が高まるということ。そのことを常に頭において、鼻がおっぱいで潰れていないかを確認したり、大きなクッションなど圧迫されて動けなくなるようなものを周りから排除したり、自分が寝ないようにするなどの工夫をしていました。昼間のお昼寝は、電動スイングのゆらゆら&オルゴールサウンドでいつの間にか寝てしまうということもありました。リビングで息子の定位置だった電動スイングは、とっても重宝しました!家事をやりたいけれどグズっていてなかなかできない…という時は、まず電動スイングに寝かせてみるというパターンが定番でした。無茶な体勢で授乳からの寝てしまうことが増えた、生後3ヶ月電動スイングではなかなか寝なくなってくると、お昼寝もすべて添い乳・添い寝が定番に。生後半年頃になると、ベッドで仰向けになっていた私のもとに乗っかってきて、かなり無茶な体勢で授乳してそのまま寝てしまうこともありました。この頃にはだいぶ寝かしつけのコツもつかめるように。何より、眠くてグズっている時が分かるようになってきて、こちらもそれに合わせて授乳したり、行動したりして、少しだけ肩の荷が下りました。1歳前後で、ママじゃなくても自然と寝られるように!生後10ヶ月ほどから1歳4ヶ月の現在は、お昼寝は、その日の朝起きた時間や活動量によって1~2回で、2、3時間程しています。おっぱい大好きな息子は私といる時は必ず添い乳を要求してくるのですが、パパが膝の上に乗せて一緒にくつろいでいたりすると、そのまま寝ちゃうことがあるそう。おっぱいは、パパにはないものだって分かっているんですね。もちろん、保育園でもおっぱいや添い寝なしでしっかり寝ているそうです。おっぱいがなくても、きちんと寝られるんですね(笑)夜の寝かしつけは変わらず、2〜3度は起きるので、その都度添い乳で寝かしつけています。夜間断乳はいつ? 寝かしつけが楽になる?1歳を過ぎたときや、保育園生活を始めた頃は、「そろそろ夜間断乳をしないとかなぁ」などと考えたりすることも。しかしおっぱいを飲めるのは今だけだし、こんなに欲しがるならいいかな、と保留中。夜間おっぱいを飲まなくなると、通しで朝までぐっすり睡眠するようになる…という話もよく聞きます。わたし自身も育休を明けて仕事に復帰したので、夜はぐっすり寝たいなぁと思うこともあるのですが、まだまだ卒乳はできなさそう。あまりにおっぱいが好きで、食事中も2回は要求してくることもしょっちゅう。ママ友には3歳位までやめないかもねと言われました。いつか必ず卒業がきてしまうので、それまで仲良く楽しく授乳ライフを送りたいと思います。
2018年08月18日兄弟がいるご家庭は、お兄ちゃんやお姉ちゃんのおさがりを赤ちゃんで使うことが多いと思います。兄弟を望んでいるのなら、兄弟で長〜く愛用できるアイテムがいいですよね。今回は、我が家の3人目まで通して愛用中で「本当に使えた」「あってよかった」と思ったアイテムと、3人目の出産で新たに購入したアイテムをご紹介します。買ってて良かった~、長く使える子育て楽ちんアイテム♪我が家は2歳違いの3人兄妹。1番上のお兄ちゃんが生まれたとき今の3番目の赤ちゃんまで、長く使ってきているおススメアイテムがいくつかあります。ベビーカーは、使用期間が長いものを長男を出産した購入当時は車がなかったので、長時間外出するときにはベビーカーが大活躍。我が家の兄姉は新生児から3歳ぐらいまで、ほぼ毎日のように乗っていました。ベビーカーは、とにかく使える期間が長いものがベスト。新生児期から大きくなるまで乗れること、荷物などがたくさん入ること、軽量なこと、が兄妹持ちママには大事なポイントだと思います。3歳すぎてからは、簡易なバギータイプを購入。こちらも使用しています。定番、エルゴの抱っこ紐は3人目でも丈夫!抱っこ紐の定番エルゴ。赤ちゃんもママも快適かつ安全に抱っこできて、我が家の育児には欠かせないアイテムです。外出以外にも家でぐずったときには、抱っこ紐でおんぶして家事をこなしたり、と育児の相棒のような存在。子どもが歩けるようになってくると、だんだん使わなくなってきますが、我が家の兄姉は2歳ぐらいまで抱っこで使っていました。3人目では買い替えや買い足しを検討しているのですが、今のところ丈夫なエルゴで間に合っています。授乳は段取りが大事! ステンレスポットに大助かり初めての出産のときは、電気ケトルでその都度お湯わかしてミルクを作っていたのですが、待ちきれずわんわん泣かれてしまうことも。泣かれると余計に焦ってしまい、なんだかバタバタせわしない日々でした。ポットでお湯を常に用意しておくようになってからは、段取り良くミルクが作れるようになり、息子も機嫌よく飲んでいます。その他にミルクを作るだけでなく、搾乳した母乳を湯せんしたり、冬場は暖かい麦茶を入れておいたり。ポットひとつで、こんなに段取り上手になれるなんて!どこでも拭いちゃうおしりふきは、ウォーマーにイン冬場のおむつ換えの時におしりふきが冷たいと、赤ちゃんがひんやりして可哀想だから、ウォーマーはあった方がいいよ〜と先輩ママにオススメされて購入。こちらも買って良かったです。おむつ替えの際はもちろん、おしりふきはママたちの間でも万能アイテム!子供の手・口などの汚れや食べこぼしを拭き取ったり、さらには床や台所周りの拭き掃除などにも。年中使えるのでこれは万能アイテムです。離乳食は、ハンドブレンダーで賢く時短面倒な初期のおかゆや野菜のすりつぶしなどに、とっても便利。兄妹がたくさんいると、赤ちゃんの離乳食をじっくり丁寧に作っている時間がありません…。ブレンダーは、ガーッと使えて本当に便利!今でも料理の時短や野菜ジュース作りなどに大活躍してます。ベストオブお食事スタイは、ベビービョルン!定番のお食事エプロン、いろいろなものを試しましたが、ベビービョルンが優秀!赤ちゃんの体型にフィットするフォームと、大きい子から小さい子までサイズ調整が簡単にできるデザイン、汚れたらささっと拭けるのでお手入れが楽ちんなシリコン素材。何をとってもベビービョルンに勝るものなし、という感じ。兄妹がとことん使っても、傷やへたりなし。弟の離乳食でも引き続き使えそうです。エイデンのおくるみは、使い込めば込むほどイイ使い込めば使い込むほど、柔らかさが増して肌触り抜群のエイデンのおくるみ。生まれたての新生児から、4歳のお兄ちゃんのお昼寝にも大活躍。いろいろなシーンで使えて、使えば使うほど愛着が増すので、贈り物としてもオススメ。何枚もらっても嬉しいのが、エイデンのおくるみです。3人目の出産、今回新たに加わった救世主アイテムって?「3人目だとほぼ何も買わなくていいんじゃ」と思われがちですが、1人目のときとは環境が変わって必要になるものも変わってきます。2人の子育てをしてるからこそ、新たに必要になった育児グッズはこちら。買うか迷っているママさんの参考になれたらと思います。早く買えば良かった、鼻水吸い取り器お兄ちゃんを出産したときに、口で吸うタイプを購入したのですが、うまく鼻水が取れず中耳炎になることも度々ありました。また、お兄ちゃんが3歳頃まで上手く鼻をかめてなかったこともあって、幼児まで長く使えるだろうと思い、電動タイプを購入。メルシーポットは吸引力抜群!!ベビちゃんクリップを使うと、奥のしつこい鼻水もしっかり取れるので、鼻が詰まって夜中起きてしまうことがなくなりました。部品も少なくて洗うのも楽なので、これは本当におススメ!もっと早く買えばよかったな〜と思いました。3人目でも母乳トラブル、搾乳機に救われた産後すぐに乳首が切れてしまい、授乳するのが本当に痛すぎて乳首保護カバーを買うも、痛みは解消されず…。急遽手動タイプの搾乳機を購入しました。電動の方と悩みましたが、のちのち乳首を吸わせて飲ませたかったので、お手頃な手動タイプに。メデラの搾乳機は、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れかえないで、そのまま飲ませられるので楽でした。お陰で乳首の傷も1ヶ月くらいで回復して、今は普通に授乳できるように。3人目で授乳に関しては心配していなかったのですが、突如のトラブルで大助かり。母乳育児をスタートしたい…だけどうまく軌道にのらない…などお悩みのママにもオススメです。兄妹がいるなか、赤ちゃんの居場所はドッカトットにこちらは出産祝いで頂き、大活躍中のベビーマットレス。とっても軽くてコンパクトなので、置く場所も自由自在。スペースも取らないところが◎兄妹が元気に遊んでいるリビングや、ママが家事をしている隣、そして、ベッドの上にも持っていて、そこが赤ちゃんを寝かせる定位置に。デザインも可愛く、気に入っています♡すっぽりとドッカトットに収まる姿は、とってもフォトジェニック!それに、赤ちゃんも自分だけの居場所に安心しているのか、びっくりするほどよく寝てくれるんです!兄姉が赤ちゃんをつぶしてしまうことなく、一緒に添い寝ができるので我が家では大活躍しています。たくさん子どもがいるからこそ、子育てを楽にしてくれる便利グッズの存在って大切。3人の子どもたちみんなが使ってきた思い出のアイテムもあれば、子どもによって買い足したりした新しいアイテムも。三人育児は、いろんなアイテムに支えられて楽しめているなぁと改めて思いました!みなさんも、長〜く愛用できる、素敵なアイテムに出会えますように♡
2018年05月02日こんにちは、ましゅままです。赤ちゃんのためになるべく母乳で育ててあげたい、と母乳育児をがんばっているけれど、母乳育児は常に「足りているのかな?」 という不安がつきまとうもの。筆者の母乳育児中も、母乳は量がはかれないし、「母乳を飲んで寝ていくけど起きたらさっきあげたばかりなのにまたおっぱい…!?」 となって、こんなに頻回授乳をしていて赤ちゃんがちゃんと飲めているのか?母乳は足りているのか?とよく不安になりました。しかし赤ちゃんの「ちゃんと飲めているサイン」を自分が把握することで、そんな不安を抱くことはないんだーと気づいてからはとても楽になりましたよ。そこで、今回は、母乳が足りないかも…?を解消する、母乳をちゃんと飲んでいるか確認する方法をご紹介します。筆者の母乳がしっかり飲めているのか不安な日々筆者は二人の娘を母乳で育てました。長女は出生体重が大き目の子で吸てつするスタミナがあって哺乳量が多く、その分吐乳がとても多いタイプ で、授乳回数が多め、なのに便秘タイプの赤ちゃんでした。吐く量が多くうんちが出にくかったため、ひょっとして母乳は足りていないのか…?と不安になったものです。次女は出生体重が小さく、吸てつスタミナは少な目で、どうやら哺乳量も少なく、吐乳は少なく、快便タイプの赤ちゃん。そして積極的におっぱいを欲しがるしぐさも少なめでした。こんなに授乳状況でちゃんとこの子は母乳飲めているのか…?成長しているのか? とよく疑問に思ったものです。ミルクに頼らず母乳だけで育てていると、母乳がもし飲めていなかったらどうしようという不安がつきまといがちになってしまいます。ミルク足したほうがいいのかなー?と思ったこともありましたが、飲み方や授乳量は赤ちゃんによって個性があり、きちんと母乳を飲めているか、足りているかの基準をママがしっかり把握することで、「母乳不足感」を拭い去り、自信を持つことができました。母乳をしっかり飲めているのか筆者の試した方法①赤ちゃんの吸啜を観察授乳の時、赤ちゃんの吸てつをチェックしてみましょう。ごくごくと音をたてているかどうか、下唇がパカパカしてしまっていないか、おちょぼ口の飲み方になっていないか 。ごくごく音を立てて飲んでいればきちんと飲めていますし、吸い方も上手なようなら問題なく哺乳はできています。②赤ちゃんのおしっこの回数をチェック多くのママは哺乳量やうんちの回数、量に目がいきがちですが、母乳は正確な量がなかなか測れないものですし、ほとんどが水分のため、簡単に母乳をきちんと飲んでいるかどうか判断するにはおしっこの回数を記録するのが効果的 。1日に6~8 回出ていれば問題なく母乳を飲めている、ということですので安心してください。③搾乳した母乳を飲ませてみる哺乳瓶を受け付ける赤ちゃんに限りますが、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませることで、目に見えて何cc飲んでいるかわかるため、「意外とたくさん飲めている!」 と不安解消につながるきっかけになることがあります。④定期的な体重チェックできれば、1日1回、スケールで体重をはかりましょう。母乳外来へ行って体重チェックを受けても良いですし、ショッピングセンターの授乳室や支援センターのスケールを使って体重をはかりましょう。 体重の増え方に個性はありますが、パーセンテージグラフの範囲内で少しずつでも体重が増えていれば、日々の授乳できちんと栄養をとってその子なりの成長を遂げているということ。筆者の友人はスケールを買って授乳ごとに体重を計測して、そこからだいたいの哺乳量を把握していました。母乳育児にありがちな、「母乳不足感」をぬぐいさるのがだいじ量がわからない母乳なので、赤ちゃんが泣くことが多いと、「もしかして足りてない?」とママが不安に思ったり、周囲に「母乳足りてないんじゃない?」と言われたりしてしまうことも。しかし、ご紹介したように、しっかり赤ちゃんが吸てつしていて、おしっこの量が正常で、少しずつでも体重が増えていれば問題なく母乳育児は成功しているということです。足りていないからではなく、逆に飲みすぎて、おなかがパンパンで泣いてることだってあります。なかなか泣き止まないならその可能性も考えてみてください。●ライター/ましゅまま●モデル/大上留依
2018年05月01日母乳のみの育児、現実には難しい!みなさん、こんにちは。ロシアンハーフ子育てに奮闘中の室伏真由子です。年末年始のお休みは、家族や親戚など大勢で過ごすことが多くて、にぎやかで良いですよね。息子の成長を楽しみにしてくれている人たちには、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。息子のニコライも、今年はついに3才になります。大掃除をしていて出てきた赤ちゃんの頃の写真を見ると、本当にあっという間だったなあ〜としみじみしてしまいました。ふと、我が家の母乳事情を思い返すと、世間で言われる「母乳崇拝」とはかなり疎遠な、粉ミルクとの混合育児をしていました。近頃は、共働きのご家庭も増え、なかなか母乳だけで育てるのも難しくなっているのではないでしょうか。授乳について悩む方々に向けて、我が家で実践していた授乳方法について今回ご紹介いたします。ママの早期職場復帰を視野に入れて、混合育児を開始!出産後の入院中、病院で赤ちゃんのお世話を習っている間に、助産師さんやケアスタッフの方に、育休は取らずに、産休明けに復帰することを相談していました。そこで「赤ちゃんに母乳ばかりあげていると、生後3か月頃には哺乳瓶を受け付けなくなるよ」と教えてもらいました。産後の母乳の出が悪かったわけでは無いのですが、日中は、在宅勤務のパパに赤ちゃんのお世話を任せて、すぐ職場に復帰する予定でした。パパが哺乳瓶でミルクをあげるのに苦労しては大変だと思い、生後すぐからすぐ母乳とミルクの混合育児がスタートしました。入院中は、「若いっていいわね~」とベテラン看護師さんに言われるほど母乳の出がよかったものの、息子の食欲はそれを上回るほどでした。結局、私の母乳の生成がまったく追い付かず、病院ではお腹が空いたのか、息子はとてもよく泣いていました。今思えば、病室が個室だったので、本当に良かったと思います……(笑)おっぱいを吸い尽くされて、ヘロヘロな母をよそに、「お腹がペコペコだ!」と言わんばかりに泣く息子。そんな状況を見かねて、看護婦さんが糖水をもってくると、息子はそれを一気に飲み干していました。退院後は、母乳もさらによく出るようになりましたが、息子の食欲もさらに増加したうえ、母乳だと体内への吸収が良いのか、授乳しても1時間おきに泣いていました。こんな状態では、母乳だけでは賄えなかったので、粉ミルクも積極的に併用するようにしました。哺乳瓶が家族の育児参加を促す!哺乳瓶で授乳するときは、主人が積極的に手伝ってくれたので、その間は本当に身体を休めることができました。世のお父さんの中には、子どもが生まれても「パパになったんだ」という実感がなかなか湧かないなんて人もいると思います。私の主人もはじめはそんな感じでしたが、哺乳瓶での授乳やおむつ替えなどを通して、段々と実感が湧いてきたようでした。子どもが生まれて2年半経った今では、主人のほうが躾のメリハリがあって子どもの扱いもうまいかもしれません(笑)。私の周りにいた友人や親戚は、子育てするときは粉ミルク混合の人が多かったので、幸いなことに「母乳をあげなきゃ」という焦燥感やプレッシャーもなかったです。今思い返してみても、母乳での授乳と夜泣きが、自分にとって一番辛かったです。そこで粉ミルクを併用したことによって、手のかかる乳児期を主人と二人で乗り切れたことは本当に良かったことだと思います。フリーザーパックで外出先でも母乳を確保!そんな経緯もあり、産後2カ月で職場復帰をしましたが、そのころまでには主人の調乳や授乳もすっかり板についており、日中は哺乳瓶の授乳になってしまっても、息子が嫌がることは全くありませんでした。ただ、復帰後も3〜4カ月間は母乳の生成が続いたので、仕事で授乳できない時間が長くなるとおっぱいがパンパンになって痛みが出てきてしまうことが…。休憩時間や仕事の合間をぬって搾乳していました。職場で搾乳したものは、捨てるのはもったいないのでピジョンの専用フリーザーパックに入れて冷凍してから家に持ち帰っていました。凍らせた母乳は、温めて解凍し、子どもに飲ませることもできます。しかし衛生面の心配もあったので、搾乳したものはその日の夜にすぐ飲ませるようにしていました。結果的に、朝方は母乳→日中から夕方は粉ミルク→夜は解凍した母乳と母の授乳で1日を回すサイクルに落ち着きました。バランスよく哺乳瓶を使って、授乳期を笑顔で過ごそう今後ますますワーキングマザーが増えていくにつれて、保育園などで粉ミルクを併用していくケースが多くなっていくと思います。母乳育児ができるのはもちろん良いのですが、母乳育児にこだわってママが疲れたりストレスが溜まってしまったりすることは良くないと思います。バランスよく哺乳瓶を取り入れられると、ママの負担もベビーの苦労も減ると思います。混合育児を検討しているパパママの参考になれば嬉しいです。
2018年01月27日授乳していると避けられない、母乳トラブル。母乳育児をしているとよく、「乳腺炎になってしまった」「乳首が切れてしまった!」など母乳トラブルの話を聞きますよね。わたしも母乳育児を始めて8ヶ月。今でこそ落ち着いて授乳できていますが、私も今の状態になるまでの道のりに色々とありました。うつ伏せになれない程、パンパンに!入院前、産院からの希望調査アンケートで「できれば完全母乳で育児したい」と答えていた私。出産初日はカンガルーケアで数滴母乳をあげ、出産翌日から本格的な母乳育児スタート!しかし、まだ出が悪かっただけでなく、パンパンに張ってしまったことで咥えにくいおっぱいになってしまい、最初はうまく母乳をあげられませんでした。搾乳して張りをましにさせようとしても、どんどん製造されていく母乳についていかない体。2日目~4日目までは寝るのも辛い日々が続きました。ピーク時はちょっとでもうつ伏せになると激痛!「出産の痛みの後にもこんな痛みが待ってるのか…」と、改めて世のお母さん達を尊敬しました。出産後、数日間は、親子ともになれるまで出しにくい・吸わせにくいなどのトラブルが続きます。とにかく耐えに耐えた数日間でした。乳首を上手に咥えられなかった新生児期搾乳しておっぱいを冷やし、なんとか誤魔化して4日目過ぎる頃には、痛みはだいぶマシに…。それでもうまく飲ませてあげることができず、授乳の度に助産師さんに乳首を強くつままれたり、引っ張られたり…。本当に辛かったです。息子も、口が小さいため乳首が咥えにくいらしく、うまく飲めないのに半ば強引に顔におっぱいをあてられてしまい、泣いてばかり…。スタートを切るのがこんなに大変だとは、思いもしなかった!ミルクをあげたり搾乳した母乳をあげたりしつつ、合間で練習の日々。親子で泣きながら頑張りました。退院間近になった時、親身になってくれていた助産師さんに「赤ちゃんも嫌がっちゃうし、体重が1キロほど増える生後1ヶ月頃までは搾乳して哺乳瓶であげたほうがいいかもしれない」とアドバイスされ、そうすることに。頑張りすぎなくていいな、と思うと心も楽になりました。搾乳必須な母乳ライフがスタート!そんな経過もあり、搾乳機は奮発してメデラのダブルスイングを購入し、退院。病院で手動のものやシングルの電動のものも試したのですが、一番よく搾乳できて、早かったのでこれに決定。泣いてる赤ちゃんをなるべく待たせたくないし、ママも楽なのが一番!自宅での搾乳がスムーズになるように慎重に選びました。これで3時間おきに搾乳をして、哺乳瓶にうつして授乳。この時はだいたい60~100mlを搾乳してたのですが、搾乳に15分ほどかかり、授乳の時間も15分、寝かしつけた後、洗い物と消毒が5分…。夜中だと、3時間間隔のうち3〜40分が授乳タイムにとられるので、合間に2時間ほどしか寝られなかったのが本当に辛かった。でも、授乳してるときの息子の可愛さと、気合で乗り切れました。たくさん飲むのに、体重の増加が少なめ!?そんな生活を約1ヶ月続け、一ヶ月検診では体重が増えていたものの、平均よりけっこう少なめ。全く問題はないと言われましたが、飲みたがるのでついつい病院で言われた量より若干多くあげていたのに、びっくりしました。でも、ほんの数グラムの体重に一喜一憂するのも新生児ならではの悩み。母乳生活がスムーズに行っていれば、体重の多少の増減は気にしなくてもいいと思います!そして、この頃から直飲みの練習を再開。産院で練習していた頃よりずいぶんと上手くなっている息子。数日で全く失敗せずゴクゴク飲めるようになりました。今は乳首を見せると勝手にパクついてくるほどまでに成長。あんなに頑張ってくれた搾乳機も、今は出番なし!でも、本当に搾乳機なくては乗り切れなかったと思います!その後、病院に行ったり体重計を見かけるたびに体重を測っていたのですが、どんどん成長曲線の上の方になっていったので、母乳がきちんと飲めているんだなぁ〜とほっとしました。ママたちの苦行は終わらない! 歯が生えてきたら…苦行な1ヶ月を過ごしたため、完全母乳のペースを掴めた頃は浮かれていました。とにかく「吸い付いてくる姿が可愛すぎる!」、「授乳の工程が圧倒的に減ったのでラク!」。しかし、舞い上がっていたのも束の間、3ヶ月頃から授乳の時なんか痛い…?お口を開けて確認すると、下の歯が生えてきていました。案の定ムズムズするのがガンガン噛んでくる息子。今はこのトラブルに悩まされてますが、はっきりした解決法はなく…。日頃から歯固めをあげるようにすること、遊び飲みしないように切り上げること、などを心がけています。また、友人ママに相談したところ、「低い声でゆっくり言い聞かせる」「噛まれたら一度離すを徹底する」などの方法を聞いて、そちらも実践中。最近は、少し噛まれることが減ってきたかなと思います。もし噛まれて乳首を負傷してしまったら、キズパワーパッドをカットして乳首の痛い部分に貼るといいと聞きました。まだまだ母乳育児続行中。まだ乳腺炎などの思い症状にはなったことがありませんが、振り返るとたくさん辛いこともあったなぁ〜と思います。一難去ってまた一難の母乳育児ですが、その都度、友人ママと悩みを分かち合ったり相談したり。何より、息子に授乳できる期間はとっても貴重な時間。だからこそ、頼れるものには頼って、なるべく楽しく授乳してあげたいです♡
2018年01月18日赤ちゃんのときに必要なものって、あっという間に使わなくなってしまったり、いざ使おうとするとサイズアウトしていたり…。どの家庭でもあてはまることではないでしょうか。先輩ママから、“おさがり”をゆずってもらったりすることがごく普通にありますよね。わが家も“おさがり”をたくさんいただき、助けられました。でも、いざ人にゆずろうと思うと「もらっても迷惑なんじゃないか?」と迷ってしまうことも。今回は、私が実際にいただいてありがたかったアイテムや、全く使わなかったものなど、リアルな“おさがり”事情をお伝えしたいと思います。衣類や小物、いくつあってもうれしい?赤ちゃんが生まれてまず必要となる、肌着やお洋服。小さなときは吐き戻しやおもらしなどで、一日何度も着替えるものです。肌着の“おさがり”肌着類は、シミなどがなければおさがりは重宝しました。とくに、生まれたてのころはたくさん替えが必要ですし、なかなか買い物へも出られないもの。また、肌着の種類もいろいろあって、どの時期になにを着せるのがベストか…実際に着せてみないとわからなかったところも。我が家は、最初はいただきものを試してみました。その末に、よく使ったボディスーツの肌着を買い足すことに。季節柄、いただいた短肌着はほとんど使いませんでしたが、使ってみないとわからなかったので、キレイなものなら、いただけてよかったな〜と思っています。ただし、肌に直接ふれるものなのでいただきものでは抵抗があるママもいるかもしれませんね。洋服の“おさがり”“おさがり”だけでなく、出産祝いなどの贈り物としてもたくさんいただいたお洋服。よく着せているもの・全く着せていないものがあるのが実際のところです。私の場合、シンプルなデザインのいただきものは重宝し、個性の強いものは合わせ方などがわからず、自然とタンスのこやしになっています。ほかのママからも、主張が強くない「シンプルなお洋服なら、いくつもらってもうれしい」という声はよく聞きますね。個性の強い洋服に加えて、もらって困ったのはこんなもの。キャラクターものや、かぶりもの、毛玉が目立つほど着倒した感のある衣類です。かぶりものは普段着せるには動きにくそうだし、とにかく着せる機会がほぼありませんでした。小物の“おさがり”そのほか、帽子やミトン、靴下などの小物も、いくつあってもうれしいもの。多方からいただいて使いきれないほどありましたが、場所をとるものでもないのでたくさんあっても邪魔にはなりません。こちらは自分でほぼ購入することなく、出産祝いやおさがりでまかなうことができました。ベビーカーや抱っこ紐は自分で選びたいわが家では、ベビーカーと抱っこ紐は新品を購入。どちらも友人のママたちから口コミをよ〜く聞いて、吟味して買ったのですが、それが正解でした。なかには「全然使っていないから譲るよ〜」と言ってくれたママもいたのですが、ライフスタイルや使用シーンはその家庭によってちがうもの。これらは機能面が大切なものなので、納得していないものを使っていると「やっぱり自分で選んで買えばよかった…」と後悔してしまいそう。私のまわりでは、おさがりやレンタルのベビーカーを使って試してから、結局自分に合う新しいものを購入したというママも数名います。出産祝いなどでベビーカーや抱っこ紐を贈りたい、という場合にも、直接どのブランドのどういったものがほしいのか聞いてみてよいと思います。時期によって必ず必要になるアイテム、いる?いらない?哺乳瓶や離乳食のスタートセットなどは、成長によって必ず使うアイテムがあります。これらは、赤ちゃん専門店に行くといろいろ種類がありますが、どれを買ったらよいか迷ってしまうもの。我が家の場合、まずはおさがりで試してみることができて大変ありがたかったです。哺乳瓶などは抵抗があるママもいるかもしれませんが、我が家は自分で購入したものに加えて出産祝いでもいただいたり…、1瓶につき使ったのは数回にも満たないものも。なかには一度も使っていない哺乳瓶もあります。我が家にまわってきたおさがりも、とってもキレイなものばかりでした。哺乳瓶は、乳首だけは新品を購入した方がいいですね。いろいろな商品があり、それぞれ特徴がある哺乳瓶や離乳食のスタートセット。どの商品を選んだらいいかをイチからリサーチして購入するより、とりあえず友人ママからもらったり借りたりして、試してみると助かります。先輩ママからのオススメされたものはもらって損なし絶対になくてはならないわけではないけれど、子育てをラク&快適にするアイテムについて。もらっても使わない場合もありますが、やはり試しに使ってみることができるのはよいことです。気に入ればラッキーですし、子どもに合わなかった場合も他のものの購入を検討する材料になります。参考に私がいただいてよかったと思うものを羅列します。●ハイローチェア&ベッド……当初は買うつもりはありませんでしたが、いただいて使ってみたら、これがとっても便利♪もし誰かにゆずったりプレゼントしたりする場合には、本当に必要としているかどうかをきちんと確認してからあげたほうがよさそうです。●哺乳瓶の消毒セット……これはほぼどの家庭でも使うものですが、わが家はありがたいことにミルトンをおさがりでいただきました。ひとつは自分の家に、ひとつは私の実家において使えて、2つあってもうれしいものでした。●搾乳器……メデラの手動のものをいただきました。もともと口コミを参考に電動のものを買おうと考えていたのですが、案外いただいたものが使いやすく、無理して購入しなくてよかったなぁと。もし搾乳器を使用する予定のないママの場合でも、非常時などのためにもあると安心です。●ベビーチェアベルト……これは、いただいて初めて知ったアイテムでした。外食時にあると本当に便利!おさがりでも機能面や使い勝手に不便はなく重宝してます。●ベビージム……わが家では、生後間もないころのおもちゃはずいぶんおさがりが活躍しました。特にフィッシャープライスのベビージムはよく遊んでいて、もらえてよかったなと。実際使用していた先輩ママの意見はかなり参考になるので、おさがりを通して情報収集もできるのがまたうれしいですね。●食事用ハイチェア……わが家ではおさがりでいただいたものを実家に置いて、帰省したときに使っています。数年使用していても劣化しにくく、こちらも哺乳瓶の消毒セット同様、2つあっても困らないアイテムでした。●おしりふきを温めるホットウォーマー……子どもが冬生まれだったので購入を考えていましたが、運良くおさがりをいただくことに。ウォーマーがある場所まで取りにいくのが面倒で、実際ときどきしか使いませんでしたが、おさがりだからそれでもいいかなぁと思えました。こうして考えてみると、我が家はたくさんの“おさがり”が!もらった側として総じていえるのは、清潔感のあるものであればなんでも「ひとまず使ってみよう」という気になります。そして、先輩ママが「これは役に立ったよ」というものであれば、たいてい役に立つもの。もちろん、いただいたものが100%自分や子どもに合うわけではないですが、おさがりをベースに購入するアイテムを取捨選択できるのもプラス要素になります。今のベビーグッズは機能性や耐久性もよく、長く使えるものがたくさんあります。“おさがり”だとしても、十分使えるものばかり!「自分が使ってみてよかったから、ぜひ友だちにも使ってほしい」と思えるアイテムをたくさん知っているとよいですね。
2017年03月12日どういうタイミングで搾乳するのか?搾乳器は必要か?必要だとして、どのくらいの頻度で使うのか?……etc、子どもが生まれる前に予想するのは難しいもの。私は、生まれてすぐに子どもを保育園に入れるか迷っていたため(けっきょく入れませんでした)、産む前から搾乳についてかなり周囲にリサーチしていました。その知識も交えながら、実際の搾乳事情をお伝えしたいと思います。オススメの搾乳グッズもご紹介します♪搾乳って、いったいいつするの?そもそも、赤ちゃんにつきっきりで育児をするなか、搾乳が必要な場面ってあるのでしょうか。私の場合は、以下のようなシーンで搾乳が必要に。どんなときに搾乳が必要だったかというと……産後〜生後1か月頃〜:おっぱいをラクにするために作られる母乳の量が安定せず、胸がパンパンになってしまうことがあったので、ときどき搾乳器で搾っていました。搾った母乳は専用の フリーザーパックに保存し、なにかあったときのためにしばらく冷凍しておきました。以降、生後5か月くらいまで、おっぱいが張ったときは搾って保存していました。生後2か月頃:お出かけ時の授乳が不安なときに両家が集まる食事会があり、食事中に授乳できる場所があるかどうか不安だったのと、ワンピースを着たかったため、搾乳して冷凍しておいた母乳で対応しました。生後4か月頃:友人の結婚式でママ不在時に友だちの結婚式に出席するため、4時間ほど夫に子どもを預け、そのときに搾乳しておいた母乳を子どもに飲ませてもらいました。生後5か月頃:睡眠時間が延びたのでストック子どもが夜は5〜6時間おっぱいを飲まずに眠るようになったので、搾乳して冷凍ストックしておくことで、ときどきお酒を飲むことができました。生後6か月以降、離乳食が始まってからは搾乳する機会はほとんどなくなりましたが、それまではある程度おっぱいが張ったら搾乳し(授乳前以外)、母乳を冷凍保存してつねにストックしていました。搾乳した母乳を専用のフリーザーパックに入れるのもとっても簡単!冷凍した母乳の日持ちは1か月くらいなので、日にちを書いておいて1か月経ったものから捨てていきます。そうすることで、授乳ができるか微妙な場に行けたり、少しの時間子どもと離れることができたり、多少の飲酒ができたりと、ママ自身の生活の制限が少し減ります。また、ママが体調をくずしたときなど、緊急時にもストックした母乳があると便利&安心ですよね。ほかにも、もし、授乳中に子どもを保育園に預けた場合、搾乳した母乳を保育園に持っていって子どもに飲ませてもらえる園も多くあります。ただ、とある保育園に聞いたところ、働きながら毎日何度も搾乳して清潔を保って保存することはかなりの労力がいるため、0歳児を園に預けている9割のママが母乳育児から脱落してしまうそうです…。電動? 手動? オススメの搾乳器ブランドは?私の場合、子どもが生まれる前から搾乳器を買うことは決めていましたが、手動のものにするか電動にするかかなり迷っていました。ママ友から聞いた話では「手動の搾乳器は手が疲れるから、搾乳器は使わずに直接手で搾っていた」とか、「電動はうまく搾れないから手動の方がいい」など意見がまちまちで、かなり惑わされました。けっきょく、たまたま2人のママからお下がりの搾乳器をいただけて、使用することに。そのうちのひとつ、medelaの手動の搾乳器がなんと使いやすいこと!手が疲れることもなく、搾りにくくて時間がかかることもなく、サクサクと搾乳できます。この搾乳器じゃなかったら、日常的に母乳をストックしておく気にもなれなかったかもしれないので、どんな搾乳器を使うかは重要だと思います。金額は7,000円前後と、手動のものにしては少しお高めですが、電動に比べると1/3くらいです。搾乳器のお手入れは哺乳瓶とほぼ同じ! 母乳は清潔に冷凍保存を搾乳器自体が使いやすくても、気になるのがそのお手入れ。基本的には哺乳瓶といっしょだと思ってよいと思います。私の場合は、哺乳瓶用スポンジで洗ったあと、消毒液のミルトンにつけていました。毎日使っていたわけではないので、消毒後は自然乾燥で完全に乾かしてチャックつきの保存袋にしまっておき、出番のときは消毒した手で組み立て(簡単です)、そのまま使用していました。おっぱいが張るタイミングのほとんどは、夜中子どもがおっぱいであまり起きなかったときなので、搾乳はだいたい朝方。寝ぼけながらでもすぐ使える状態にしていました。ちなみに、フリーザーパックは80mlまで入るので、搾ったときに80mlを超えていればそのままパッキングし、もし足りなかったら搾乳器を丸ごとチャック付きの保存袋に入れて冷蔵庫にしまい、朝の授乳後にしまっておいた搾乳器でさらに搾ってからフリーザーパックに入れていました。搾乳できるほど母乳が出るかどうかは人それぞれ私の場合、おっぱいが張ったのは月に2〜3度だったので、多くはありませんでしたが搾乳する機会はありました。ですが、母乳が出る量によって、まったく搾乳をしなかったというママもいます。それは、誰もが子育てが始まってみないとわかりません。人によっては、搾乳するほど母乳が出ない場合もありますし、毎日毎日おっぱいが張って搾乳しては捨てていたという話も聞きます。だから、搾乳器を用意するのは子どもが生まれて、子どもが母乳をよく飲むようになってからでもよいかもしれません。搾乳器を用意する前に胸が張ってしまった場合でも、胸を自分でマッサージして搾ることはできますし。もし、母乳がよく出ることがわかったときには、トラブルのないおっぱいのために&ママの生活の幅を広げるためにぜひ搾乳を役立ててみてください。
2016年10月11日「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンを豊富に含み、寝付きをよくする効果があると期待される「ナイトミルク(night milk)」。海外では既に製品化もされています。睡眠導入剤より安心・安全だと考えられている、ナイトミルクの秘密とは?最新の研究で示された、夜の寝付きの改善のヒント夜、寝付けない時には温かなミルクをコップ一杯。欧米ではそんな風にいわれていますが、不眠に悩む人の中には「ミルクを飲んだからといって眠れる訳じゃない」という声もあるようです。しかし、そのコップの中身が「ナイトミルク(night milk)」だったとしたら、眠れるようになるのかもしれません。『Journal of Medicinal Food』誌に掲載された論文に、そうした可能性が指摘されているのです。「ナイトミルク」って、どういうもの?ナイトミルクとは文字通り、夜間に牛から搾乳されたミルクのことです。睡眠導入や不安解消の効果を持つとされる「睡眠ホルモン」メラトニンと、メラトニンの生成を促すアミノ酸の一種であるトリプトファンを豊富に含んでおり、高い鎮静作用を持つことが期待されています。マウスを用いた研究から実証された鎮静作用韓国の三育(サムユク)大学の研究者たちは、日中と夜間に搾乳したミルクを乾燥させたパウダーをそれぞれ別のマウスに与え、行動を観察したり、血液中のホルモン濃度を測定したりして効果を検証しました。その結果、夜間に搾乳したミルクのパウダーを与えたマウスの血液中では、日中搾乳したミルクパウダーを与えたマウスと比べて、トリプトファン量は24%高く、メラトニン量も10倍多くなっていたことがわかりました。また、活動量の低下も見られ、抗不安薬投与時のような行動も観察されたということです。しかし、これはあくまでも動物実験の結果であり、ナイトミルクが人体に及ぼす効果を検証するような実験は、まだ行われていません。ドイツでは既に「ナイトミルク」パウダーが製品化2010年にドイツの企業、Milchkristalle社が「nocturnal milk」という名称でナイトミルクの特許を取りました。午前2時から4時の間に搾乳されたミルクをパウダー状に加工したもので、メラトニンを豊富に含んでいます。不眠症と不安に悩まされていた人がこのパウダーを摂取したところ「睡眠薬を飲まずに寝付くことができ、深く眠れてすっきりと目覚められたようだ」と語ったそうです。「眠れない人には、睡眠導入剤よりずっと良い」と米研究者米コロンビア大学で睡眠の研究を行うカール・ベイジル教授は、ナイトミルクの効果について当初は懐疑的な姿勢を取っていました。しかし、睡眠障害への対処にはプラシーボ効果(偽薬を薬だと思い込むことによって得られる効果)を利用することもあります。ナイトミルクの飲用自体は健康に害を及ぼさないので、睡眠の習慣を作るため取り入れることに問題はない、とベイジル教授は考えています。そして、ナイトミルクが人間の寝付きを改善する効果や、日中に搾乳されたミルクとの違いについては、さらなる研究が必要だろうと語りました。「ともあれ、人々が睡眠導入剤に頼るよりは、ナイトミルクの方がずっと良いでしょう」今後は、夜に眠れないという悩みを抱えた人々の間でナイトミルクの摂取が流行するのでは、とベイジル教授は予想しています。photo by vinnie
2016年09月22日元モーニング娘。でタレントの吉澤ひとみ(31)が14日、オフィシャルブログを更新。SMAP解散発表を受け「母と二人でショック…かなりショック!!」と心境をつづった。先月29日に第1子を出産した吉澤は、この日「搾乳」と題して投稿。母乳育児の苦労を伝えながら、「夜中、搾乳を終えて錦織君を応援していたら母からLINEが!!『SMAP解散』えぇぇぇぇぇぇ~~!(oロo)!!」と衝撃の瞬間を伝えた。吉澤は、母親がSMAPファンで、小学生の頃からSMAPのコンサートに毎年連れてもらっていたといい、「いつの間にか私もSMAPさん大好きになってましてね。。」と自らもすっかりとりこに。「今年の25周年LIVEも楽しみにしてたんですが…」と期待のコンサートが行われないことを気にかけていたようだ。この一報を聞いてショックを受けた吉澤。「旦那さんが慰めてくれましたょ…( ;∀;) 」とも報告している。
2016年08月14日【ママからのご相談】現在1歳1か月の娘がいます。そろそろ断乳を考えているのですが、どうやっていいのか分かりません。方法やポイントを教えてください。●A. 最初の3日はとにかく我慢。理想はプロにしぼってもらうこと。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。つい先日、筆者も断乳したばかりです。寂しさもありますが、断乳すると一気に子どもが成長した気がしますよね。今回は都内の母乳外来に勤める30代女性助産師さんに話を聞いてきましたのでご紹介します。●基本の断乳方法まず基本の断乳方法とはどんなものなのか?助産師さんに話を伺いました。『理想としては、だんだん回数を減らしていくこと。断乳時に胸の張りを少しでもおさえることができますし、子どもの負担も減ってきます。断乳すると決めた日から3日はとにかく母乳を与えず我慢します。胸の張りがひどくて痛くて仕方がないときは、圧を抜く程度(おちょこ1杯分くらい)搾乳してもOKです。3日目になったら8割程度搾乳します。全部スッキリするまでしぼってしまうと張り返しがきてまた母乳がつくられてしまうので、「少し残っているな」と思う程度でやめましょう 。次は3日目から1週間後。ここですべてしぼります。スッキリできるようでしたら断乳終了です。まだ胸が張るような感じがありましたら、さらに1週間後にしぼりきりましょう。ほとんどの人はここで終了するはずです』最初の3日間はママも胸が張ってとにかく痛くてつらいですし、子どもも慣れなくて大変でしょう。でもここを乗り切れば楽になってきます。パパや周りの人にも協力してもらって最初の3日をどうにか乗り切りましょう!●ホルモンバランスが崩れて、つわりが復活!?断乳するということはママの体にとっても大きな変化が訪れるようです。助産師さんによると、『断乳すると体がリセットされ、生理が再開している人はリズムが崩れることがあります。不正出血のようなものがあったり、周期的にこなくなったりします。1〜3か月程度は様子を見てみましょう。ホルモンバランスが大きく崩れるため、断乳後1〜2週間の間、つわりのような症状が出る人もいます 。頭痛、吐き気、イライラなどがあるときは断乳の影響かもしれないということを頭に入れておきましょう。高齢で出産された人は急に断乳すると、その後プチ更年期のようなものに突入してしまう人もいます。そういう人はけっして無理をせず焦らず、ゆっくり進めていくことをオススメします』とのこと。断乳は思っている以上に体に負担がかかるもの。けっして無理をせず、つらいときはゆっくり休める環境で始められるといいですね。●理想はプロにおまかせすること断乳をするすべてのママが、上手に搾乳ができるかといったらそうではないでしょう。やはりプロを頼って病院や母乳外来へ行ったほうがいいのでしょうか?助産師さんによると、『搾乳に慣れていない人は、自分ではできたと思っていてもきれいにしぼれていないことがあります。すると小さなしこりができてしまったり、母乳が石灰化してしまいます。母乳が石灰化してしこりができてしまうと、その部分は血流が悪くなり、がん細胞が住みやすい状態に 。できれば助産師などのプロがいる場所へ行って、最後の最後までしっかりしぼってもらいましょう。母乳の水分は自然に体内で吸収してくれるのですが、母乳の成分やエキスは胸に残ってしまいます。そこをしっかりしぼりきることが大切です』とのこと。しっかりしぼりきらないと、乳がんになる可能性が上がってしまうということです。それは怖いですね。そのリスクを下げることができるなら、プロにしぼってもらいたいところ。今後のためにも母乳外来などへ行ってみることをオススメします。----------断乳は親子にとって初めての難関ポイントかもしれません。しかし、ここを乗り切ると子どもの食欲や睡眠時間が増えて一気に成長します。夏の断乳は脱水症状にならないように、母乳以外で水分をよくとるように心がけましょうね。●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年08月13日メデラは8月10日、「Easy Expression ハンズフリーさく乳ブラ」を発売すると発表した。正式発売は8月上旬。同商品は、搾乳中ずっと搾乳機を押さえている必要がなく、ハンズフリーで搾乳ができるブラジャー。同社によると、近年母乳育児への関心の高まりや小さく生まれる赤ちゃんの増加、母乳育児中に母親が職場復帰するなど、社会的背景やライフスタイルの変化から搾乳器を使用するケースが増えているとのこと。同商品は、「とにかく時間を節約したい」という人や、赤ちゃんが入院していて頻繁に搾乳する必要がある、職場でストレスなく搾乳を短時間で済ませたいといったニーズに応え、搾乳のストレスを軽減するという。肩紐のないストラップレスタイプで、洋服を脱がずに脱着が可能。また、素材はコットン93%と肌にやさしい付け心地で、「スパンデックス」という伸縮性のあるポリウレタン素材も用いることで身体にフィットする仕上がりになっているとのこと。サイズはS・M・L・XLの4サイズを展開。価格は4,320円(税込)。
2015年08月10日出産直後から始まる授乳。しばらくは3時間おきの授乳が続くため、寝不足になるママも多いことだろう。今回は、マイナビニュース会員のママ139人に授乳に関するアンケートを実施。また、授乳で困ったことについても聞いてみた。○授乳についてお聞きします。あなたは「完全母乳」「完全ミルク」「混合授乳」のどれに当てはまりますか。完全母乳 46.0%混合授乳 43.9%完全ミルク 10.1%○授乳について困ったことはありますか。はい 39.6%いいえ 60.4%○完全母乳ママの回答・「産まれてすぐは乳首が切れて痛かった。3カ月過ぎるまで2時間で張る状態で夜中とかしんどかった」(28歳女性/情報・IT/技術職)・「しょっちゅう乳腺炎になって乳房が真っ赤に腫れ、熱が39度出てつらかった」(45歳女性/主婦)・「最初のころは授乳ができなくて3時間おきくらいに搾乳して哺乳瓶であげていたので大変でした。泣きじゃくる息子を夫が抱っこしている間に搾乳するので主人も睡眠不足だったのによく頑張ってくれました」(48歳女性/その他)・「結婚式に出席するため赤ちゃんを一日夫にみていてもらったけど、哺乳瓶拒否でミルクを一切飲まなかった」(27歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「最初、添い乳がうまくできなかった」(29歳女性/医療・福祉/専門職)・「卒乳がなかなかできなかった。子のアレルギーのため母の私も食事制限した」(29歳女性/主婦)○混合授乳ママの回答・「母乳が足りているか分からないこと」(35歳女性/生保・損保/事務系専門職)・「子どもが小さく生まれたので、なかなか吸う力がなかったこと」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「授乳室ってやっぱり少ないからすごく混み、それが大変だった…デパートならあるけど」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「陥没乳頭で切れていたかった」(38歳女性/医療・福祉/専門職)○完全ミルクママの回答・「母乳がほとんど出なかった」(49歳女性/主婦)・「新生児の時は飲み方の下手な子で、のませるのに時間がかかって、自分の休める時間が無くて辛かった」(29歳女性/その他)・「出るなら母乳も使おうと思っていたが、授乳の姿勢がうまくいかず、乳首が切れて痛かった。職場で搾乳するのも、むなしかった」(32歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)授乳に関するお悩みで多くあがっていたのが、乳首トラブルや乳腺炎。乳首が切れて痛い、乳腺炎で熱が出るなど苦しんでいたママが多かった。さらに、「授乳室が少ない」と指摘している回答も目立った。新生児のうちは子の吸い付きが弱かったり、ママもコツがつかめなかったりと、試行錯誤の連続のようだ。子どもの歯が生えてくると、乳首が切れるなどのトラブルが多発し、苦労するママも多い様子。搾乳器や母乳保存バッグ、乳頭保護器など、授乳グッズも最近では充実している。さらには粉ミルクもうまく活用し、ストレスのない育児に取り組んでもらいたいものだ。調査時期: 2014年12月5日~2014年12月16日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性139名(ママ限定)調査方法: インターネットログイン式アンケート※画像は本文と関係ありません。
2014年12月16日