暑い毎日。そうめんがおいしい季節ですね。普段何気なく食べていると思いますが、日本の麺食文化のルーツはそうめんだといわれています。今日は料理家のまつながなおが、 “日本三大そうめん”をご紹介したいと思います。■1:奈良県の三輪そうめんそうめんの歴史を辿ると、この三輪そうめんに至ります。いまから約1200年前、日本最古の神社である三輪山の大神神社で飢饉や疫病に苦しむ人々の救済を祈願したことがきっかけ。その結果、神様の啓示に従って、小麦を蒔いて粉にし、湧き水でこねて糸状にしたものが起源なのだとか。肥沃な土地ときれいな水が生み出した名品。お伊勢参りの途中の人々が食べたことなどによって、全国へと広まっていったそうです。なんと江戸時代の『日本山海名物図鑑』にも、「三輪そうめんは日本一」と書かれているそうですよ。三輪そうめんの組合では、農林水産省の手延べそうめんの品質基準よりもさらに厳密な独自な基準を定めているそうです。また、完成したそうめんは木箱で貯蔵し、熟成させてから出荷します。毎年5月には、天皇家にも献上されているそうです。三輪そうめんの特徴としては、細さ、そして熟成させているからこそのコシと風味があげられます。梅雨を二回三回と越して、熟成を重ねたものを売っているお店もあるんですよ。■2:兵庫県の播磨そうめん兵庫県の播磨そうめんは、あの『揖保乃糸』で有名。600年ほど前の寺院日記にそうめんについての記述が出てきており、そのころから播磨の地でそうめんが食べられていたことがわかります。そうめんづくりが本格的になってきたのは、江戸時代に入ってから。しかし生産量が伸びてくると粗悪品をつくる人も出てきたので、産地としての信頼を守るために製造者仲間で取り決めをつくったのだそうです。そのころに名声を守る努力をした人々がいたからこそ、現在の私たちがおいしい播磨のそうめんを食べることができるんですね。播磨でつくられるそうめんも、もちろん手延べ。特徴は、つるっと、もちもちした食感です。全国の手延べそうめんの生産第一位は兵庫県。播磨そうめんは日本で一番食べられているそうめんなんですよ。■3:香川県小豆島のそうめんお伊勢参りの帰りに、奈良県の三輪でそうめんの技術を習って帰り、島に広めたのが始まりといわれる小豆島のそうめん。小麦栽培に適した気候と瀬戸内海の天然塩、そしてそうめんを延ばすときに使うごま油もよくとれることから、小豆島で手延べそうめんが盛んにつくられるようになりました。雨量が少なくて日照時間が長いので、気候的にも天日干しに最適。また海上交通の要衝であったことも、理由のひとつです。小豆島のそうめんのいちばんの特徴は100%純正の天然ごま油を使って手延べしていること。そのため風味がとてもよいのです。また、他の油と違って酸化しづらいので、いつまでも風味が変わらないという側面もあります。香川県といえば讃岐うどんですが、なんとこの讃岐うどんの起源も小豆島のそうめんなんだとか……!そうめんは、さっと茹でるだけで終わってしまいがち。しかし、ちょっぴり歴史やルーツに思いを馳せながら、三大そうめん食べくらべを家族で楽しむのもいいかもしれませんね。(文/料理家・まつながなお)
2015年07月23日神戸電鉄と北条鉄道では、全長13.6kmのサイクリングロード「播磨中央自転車道」の全線開通に合わせて、11月1日にサイクルトレインを運行する。当日は、自転車道と観光施設等を巡るサイクリングイベントも実施する。○道中にはおもてなしポイントもサイクルトレインの運行ルートは、神戸電鉄が西鈴蘭台駅~粟生駅(乗降駅: 西鈴蘭台、押部谷、三木、粟生)、北条鉄道が北条町駅~粟生駅(乗降駅: 北条町、粟生)。なお、神戸電鉄でのサイクルトレインは今回が初めてとなる。サイクリングは粟生駅(サイクルトレイン利用者)、または加西市役所駐車場(自家用車利用者等)を起点として、自転車道沿線に設置する飲み物の提供やスタンプラリーを行う。コース中には5つのおもてなしポイントが設置あり、参加者は自分のペースで自由にめぐることができる。また、スタンプラリー参加者には、抽選で北播磨の特産品をプレゼントする。定員は先着順でサイクルトレイン神戸電鉄粟生線コースが40人、サイクルトレイン北条鉄道コースが20人、加西市役所に直接集合が150人の合計210名。参加費は大人が1,000円、小学生以下が500円で、参加賞も用意している。申し込み方法など詳細はホームページを参照。
2014年10月23日天丼てんやは10月23日、期間限定メニュー「播磨灘産 かき天丼」(税込830円)とテイクアウト用の「播磨灘産 かき天丼弁当」(税込830円)を全国で発売する。販売期間は12月3日までを予定。今回使用する播磨灘(はりまなだ)産の「一年珠かき」は、栄養分が豊富な播磨灘で育てられるため成長が早く、わずか1年で収穫できる。肉厚でプリプリとした身が特徴で、むき身にした直後にスチーム加工をすることで柔らかさと旨味が引き立ち、クリーミーでジューシーな味わいが楽しめるとのこと。同メニューは、かきの天ぷらと併せて白身魚「ほうぼう」と海老の天ぷらも盛り合わせ、"海の幸"が詰まった一品となっている。
2014年10月18日天丼てんやは10月11日から、播磨灘(はりまなだ)産の蒸しカキを使用した「かき天丼」を、期間限定で販売開始する。このほど発売する「かき天丼」は、同店初となる播磨灘産の蒸しカキを使用。播磨灘は瀬戸内海東部の海域。この海域で育つカキはうま味とコクが豊かで、熱を加えても身のちぢみが少なく柔らかいのが特徴だという。カキはむき身にしてすぐ最新の蒸し器でスチーム加工したため、揚げてもプリプリとした食感。「かき天丼」ではカキの他にも、定番のエビやイカ、関西ではおなじみの紅しょうがを使用したかき揚げも楽しめる。販売期間は10月11日から11月21日まで(予定)。価格は単品(みそ汁付き)780円。テイクアウトも可能。また、10月5日から10月8日まで、秋のてんや天ぷら祭りを開催。「松茸・きのこ盛合わせ(980円)」「オールスター天盛り(880円)」「お得天盛り(780円)」を持ち帰り専用商品として販売する。さらに、10月8日の“てんやの日”には、400円以上購入した人全員にえび天一本をサービスする。会計時には、次回以降利用できる100円引きチケットもプレゼント(チケットの利用期限は11月末日まで)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日