LITALICO発達ナビの「施設情報」では、24時間いつでも施設に直接WEB問い合わせすることが可能です!また、各施設の特徴や、利用者の声も合わせて知ることができるので、お子さんにぴったりの施設を探すことができます。今回は、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪の、いま空きがある放課後等デイサービスをピックアップ!気になる施設を見つけたら、「ページを見る」をクリックして、詳しい情報をチェックしてみてください。東京都 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報自立した生活や就労を目指し、公文式学習や社会性を身につけるプログラムに力を入れる教室です。時間をかけて自分のペースで行う個別学習によって、自己肯定感を養い、生きるために必要な「見当」がたてられるような支援を実施しています。スタッフには、障害者施設でのサービス管理責任者、保育士、KUMON学習塾講師、大学講師等の経験者が在籍。学習を通じて「やればできる」という実感を持ってもらうことで、「生きる力」を育む支援を行っています。Upload By 発達ナビ施設情報「運動を通して心身の成長をサポートする」をモットーに活動している教室です。屋内ではダンス、屋外では公園遊びを中心として身体を動かし、季節に応じた遊びや体験を通して子ども達の「できた!」を増やしていきます。スタッフには、特別支援学校教諭を10年経験している管理責任者や、療育センター経験6年の児童指導員が在籍しています。学校・ご自宅まで送迎を行っており、日曜日以外ならどの曜日でも対応可能です。東京都の放課後等デイサービスをもっと見る神奈川県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報社会で出来る事を増やす為の活動を多く取り入れている教室です。将来の生活に不可欠な、お金の使い方、料理、集団活動には力を入れており、日々の活動を通じてお子さんの自信に繋がるよう支援を行っています。子育てを経験しているスタッフ、福祉分野での経験者が多く在籍し、研修や話し合いの機会を大切にしています。室内はとても広く、のびのびとお子さんどうしで交流できるようになっています。神奈川県の放課後等デイサービスをもっと見る埼玉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報個別学習支援、ソーシャルスキルトレーニングを活用した集団療育、TEEACH、運動療法、食育などのプログラムが充実した教室です。スタッフには、英語の教諭、幼稚園教諭、保育士、児童福祉士、介護福祉士、理学療法士などが在籍し、毎月の研修を通じてスキルアップにも力を入れています。教室には、勉強する部屋、活動する部屋、リラックスする部屋、キッチンがあり、多様な活動がしやすい環境を用意しています。また相談支援事業所を同法人内で運営しているため、高校卒業後も継続して支援が可能です。埼玉県の放課後等デイサービスをもっと見る千葉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報個々のお子さんの特性や集団属性にあわせて、楽しみつつも役に立つ豊富なプログラムを用意して支援を行っている教室です。基礎学力の定着、時節に合わせたイベント、生活安全能力向上、積極的な地域社会のリソース活用を図っています。スタッフは障害者福祉施設や放課後等デイサービスの経験豊富なベテランたちで、定期的な研修や障害福祉の研究を通じて、自己研鑽に取り組んでいます。日当たりがよく、静かな通りに立地する施設で、夏場には広いベランダでプールを出して、水遊びなども実施しています。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見る愛知県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報今年12月オープン予定の教室です。「本物にふれる体験」をテーマに、経験や体験を重視した活動を行うことを予定しています。ダンス、お絵かき、英会話など、専門講師による講座や、クッキング、工作などのクラブ活動、また敷地内の畑での農業体験などを計画中です。スタッフには、児童デイサービスの経験者が在籍し、クラブ活動は専門の資格や経験を持った講師が担当します。あおなみ線南荒子駅から徒歩1分に立地する、140坪のバリアフリーな施設で、車椅子や機能障害、運動発達の遅れのあるお子さんも安心してご利用可能です。防犯カメラやGPSを活用し、安全管理にも力を入れていきます。愛知県の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報広大なお庭を最大限活かしたプログラムが特徴の教室です。自然観察はもとより、バナナ、柿、梅などの収穫を身近に経験できます。教室では「ただいま」「お帰り」の挨拶から始まり、日々の支援は個々のプログラムに添って行います。苦手な教科についての勉強も経験豊かな元教師の支援員が実施。また、地域に根ざした支援教育を目標に、地域の方々の協力のもと、実践的な社会生活訓練を進めています。Upload By 発達ナビ施設情報多様な支援プログラム、お子さん・保護者の方への安心・安全なサービス提供を目指して活動する教室です。支援プログラムとして、創作・造形活動、ソーシャルスキルトレーニング、音楽療法、体操を実施しています。スタッフには、経験豊富な児童指導員、保育士、介護士、看護師が在籍し、幅広いニーズにお応えしています。また、訓練室スペースを広くとり、バリアフリーで安全な空間を提供するとともに、お子さんが1人になりたいときにリラックスできる場所も用意しています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見るおわりにいかがでしたか。気になる施設がありましたら、空き状況や教室見学について、お気軽にお問い合わせしてみてくださいね。
2017年10月26日『インデペンデンス・デイ』『紀元前1万年』などのローランド・エメリッヒ監督が、環境問題に真正面から挑んだスペクタクル・ディザスター超大作『デイ・アフター・トゥモロー』が10月13日(金)放送の「金曜ロードSHOW!」でオンエアされる。昨年夏に公開された『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』も大ヒットしたエメリッヒ監督といえば、同シリーズの第1作である『インデペンデンス・デイ』で異星人によって地球の各都市が襲撃される映像を描き世界中にインパクトをあたえ、その後も『2012』など数多くの“ディザスタームービー”を手がけている。そんなエメリッヒ監督が本作でテーマとしたのは“地球温暖化”と“氷河期”。世界中で起こっている寒波や熱波、集中豪雨などの異常気象は地球温暖化が原因と考えられているが、これが氷河期を引き起こしてしまう。世界が崩壊の危機に瀕するなかである父親と息子の親子愛の物語が描かれていく。古代の天候を研究している気候学者のジャック(デニス・クエイド)は、南極を調査した際に地球に恐ろしい危機が訪れるかもしれないことに気付き地球温暖化国連会議で危機を訴えるも、経済至上主義のベッカー副大統領(ケネス・ウェルシュ)に一蹴されてしまう。時を同じくしてハワイに巨大台風が襲来、さらに巨大なヒョウが降り注ぐなど各地に異常気象が発生。ジャックの研究に興味を示していたスコットランド気象観測センターのラプソン教授(イアン・ホルム)から送られてきたデータを分析したジャックは、過去最大級の異常気象が数週間で北半球を覆いつくすことを知る。高校生クイズ大会に出場するためNYを訪れていた息子・サム(ジェイク・ギレンホール)に、すぐに自宅に帰るよう指示するジャックだが、大気の乱れの影響で全米の空港が次々封鎖。サムはNYにとどまることになるが、翌日、さらなる危機が町を襲う…。見慣れた世界の景色が次々と氷に覆われていく映像のインパクトは今回も絶大。壮大な地球規模の危機に家族の愛がどう立ち向かうのか。金曜ロードSHOW!『デイ・アフター・トゥモロー』は10月13日(水)21時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年10月11日アカデミー主演男優賞を史上最多3回獲得した唯一の俳優として知られる名優ダニエル・デイ=ルイスが、俳優業からの引退を宣言した。「Variety」誌によると、火曜日(現地時間)にダニエルのスポークスマンが「ダニエル・デイ=ルイスが俳優として働くことはもうありません。彼は長年に渡り一緒に仕事をしてきた人々や観客に大変感謝しています。個人的な決断ですので、この件に関して彼や関係者がこれ以上のコメントをすることはありません」とのコメントを発表。引退の具体的な理由は明らかにしなかった。現在60歳で今後の活躍にも期待されていたダニエルだが、今年のクリスマスに公開予定の『Phantom Thread』(原題)が最後の出演作品となる。この作品で、ダニエルは2回目のアカデミー主演男優賞に輝いた主演作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・アンダーソン・トーマス監督と再びタッグを組んでいる。『Phantom Thread』のプロモーション活動には参加するとのことで、年内は“俳優”のダニエルを見ることができそうだ。ダニエルは徹底した役作りに定評があり、『マイ・レフトフット』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『リンカーン』でアカデミー主演男優賞を3回受賞。『父の祈りを』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』で主演男優賞ノミネートを2回受けた。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日1996年に公開され全米はもちろん日本でも大ヒットを記録。昨年には20年ぶりとなる続編も公開されこちらも大ヒットしたSF超大作『インデペンデンス・デイ』が、6月10日(土)今夜、フジテレビ系「土曜プレミアム」で放送される。アメリカ独立記念日を控えた7月2日の早朝のニューメキシコ。巨大な影が月を覆い宇宙センターの衛星アンテナが奇妙な音をキャッチする。それは巨大な異星人の宇宙船だった。その情報をホワイトハウスのホイットモア大統領は大統領補佐官コンスタンス、国防総省参謀本部長グレイ将軍と共に知る。その頃大統領夫人マリリン(メアリー・マクドネル)はロサンゼルスにいた。その後、異星人の宇宙船は突然人類を猛撃。世界中の大都市が壊滅状態となる。翌7月3日、宇宙船からの攻撃でワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスなどをはじめ世界の各都市は廃墟と化し地球滅亡の危機が迫っていた。米大統領は人類の存亡をかけて宇宙船への核攻撃を決行するが失敗に終わる。そして7月4日、インデペンデンス・デイ(独立記念日)、米大統領の指導の下、ついに人類は史上最大の作戦を開始する…。タイトルにもなっている“独立記念日”の前日である1996年7月3日に全米で公開(日本は同年12月公開)された本作。当時その映像の迫力が大きな話題となり本作は第69回アカデミー賞最優秀視覚効果賞を受賞している。アメリカ空軍パイロット・スティーブン・ヒラー大尉を演じ本作でスターダムにのし上がったウィル・スミスをはじめ、ホイットモア大統領にビル・プルマン、ヒラーと共に異星人との闘いに参加するデイビッド役にジェフ・ゴールドブラムといったキャスト。今夜の放送では吹き替えキャストとしてウィル・スミスを山寺宏一が、ビル・プルマンを古川登志夫が、ジェフ・ゴールドブラムを磯部勉が、メアリー・マクドネル演じる大統領夫人のマリリンを佐藤しのぶがそれぞれ演じる。製作総指揮、監督、脚本は『デイ・アフター・トゥモロー』『紀元前1万年』『2012』などのローランド・エメリッヒ。昨年公開された続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』にもビル、ジェフら本作のメインキャストの大半が出演。本作を観た後は『リサージェンス』を鑑賞してみるのもいいかもしれない。土曜プレミアム『インデペンデンス・デイ』は6月10日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年06月10日放課後デイ・教科支援の先生からのメールに母はドキッ。現在高校3年生の発達障害のある娘は、中1の時から学習支援と余暇活動の場として放課後等デイサービスを利用しています。娘を通わせている放課後デイには送迎サービスはないので、公共交通機関を使える娘は1人で通っています。事業者と保護者との連絡は、連絡ノートかメール、電話でやり取りをしています。中1の終わり頃、娘の学習支援の担当者から母にこんなメールが届きました。Upload By 荒木まち子思わずアドバイザーの先生に相談する、心配性なワタシ遅刻もあるようだったので、娘のモチベーションが下がってしまったのかと心配になった私は、放課後デイのアドバイザーの先生に相談をしました。Upload By 荒木まち子放課後デイでは温かな「お母さんみたいな人たち」に囲まれて…Upload By 荒木まち子勘の鋭い娘に母は痛い所を突かれました…Upload By 荒木まち子主人にもグサッとやられました…Upload By 荒木まち子理想のお母さんには程遠い私。でもまぁ、いっか(笑)届けたい「お互いさま」の気持ち娘は主人の転勤で見知らぬ土地(関西)に引っ越後に直後に生まれました。その後、主人が単身赴任となり私と娘は二人きりで生活していた時期もありましたが、おおらかな土地柄のせいか、困った時は近所の方が「お互いさま」といつも助けてくれました。その経験から、今住んでいる地域(関東)に引っ越した後も私は“困りごとは一人で悩まずに周りに相談”し、“自分にできない事や苦手な事は得意な人やプロに助けを求める”ようにしてきました。娘が「放課後デイの先生がお母さん!」と言ったのも、文字通りの意味では母として少しさみしいですが、よーく考えてみると凄く嬉しい言葉でもあります。肉親のように支援者の先生に気心を許し、心底頼れるなんてなんて素敵なこと。頼り頼られる「お互いさま」の精神が娘にも通じていると感じる瞬間でした。
2017年05月11日2013年に実際に起きた、世界を震撼させたボストンマラソン爆弾テロ事件の犯人特定から逮捕まで驚くべき裏側を描いた映画『パトリオット・デイ』。本作のタイトルである“パトリオット・デイ”は、今年は本日4月17日(月)で、今回もボストンマラソン大会が開催。この度、“パトリオット・デイ”がボストンの人々にとっていかに大事な日だったか、この日がテロのターゲットとなったのはどういう意味を持つのか、映画スタッフや事件捜査官たちからの証言をまとめた特別映像が到着した。2013年4月15日。殺人課の刑事トミー(マーク・ウォルバーグ)は、朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。突如、群衆の真っ只中で大爆発が起こり、歓声は悲鳴に変わる。到着したFBIのリック(ケビン・ベーコン)は、現場を見ると「これはテロだ」と断言。やがて、監視カメラに映る不審な“黒い帽子の男”と“白い帽子の男”が容疑者として浮上する。彼らの犯行と思われる市民の拉致事件と市街での銃撃戦まで勃発、市長は異例の措置で街を完全に封鎖する――。主演を務めたのは、『バーニング・オーシャン』『ローン・サバイバー』のマーク・ウォールバーグ。監督のピーター・バーグとは、この2作に続いて3度目、またも社会的な事件をベースにした実録ドラマでタッグを組んでいる。“パトリオット・デイ”は、「愛国者の日」と日本語に訳され、ボストンのあるマサチューセッツ州、そしてメイン州とウィスコンシン州の3州において、アメリカ独立戦争の勝利を記念して制定された、毎年4月の第3月曜日にあてられた祝日。それにあたる今月17日(月)は、事件から4回目の“パトリオット・デイ”となる。このほど到着した映像では、バーグ監督、プロデューサー、事件当時のマサチューセッツ州知事、ウォータータウン署巡査部長、FBI特別捜査官、警視総監らが「レキシントン・コンコードの戦いとアメリカ独立戦争を祝う日」「マラソンが開催され、春の訪れを告げる日」「誰もが仕事を休んで楽しむ」「街の一員であることを謳歌する重要な日」などと思い思いに“パトリオット・デイ”について語っている。また、映画の冒頭で若い夫婦が「パトリオット・デイにしていいことは、マラソンを見る、マラソンに出る、野球を観戦する、それだけ」と語り合っているように、ボストン市民にとって愛する人と一緒にのんびりと過ごす大切な休日だった。マラソン大会や、ボストン・レッドソックスの試合に人々が集まり、子どもから大人までみな笑顔で過ごしている映像からも、いかにこの日を楽しみにしているのかが伝わってくる。しかし、事件はこの日を狙って起こってしまった。バーグ監督は、「この日が選ばれたのは偶然ではないだろう。自由に対する攻撃だ」と怒りを抑え解説。ボストンマラソン爆弾テロ事件は、単に大勢が集まるというだけでなく、この日を狙うことによって、より人々に衝撃を与える意図がテロリスト側にあったということが浮かび上がってくる。『パトリオット・デイ』は6月9日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パトリオット・デイ 2017年6月9日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) 2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2017年04月17日成長実感する放課後デイサービス。あったかーい先生の個別支援計画この春、小学2年生に進級する長男キョウタ。幼稚園時代は発達支援センターを利用し、去年小学校に入ってからは、週に1~2回、放課後等デイサービス(6歳~18歳までの障害のあるお子さんや発達に特性のある子が、放課後や長期休暇に利用できる福祉サービス)を利用しています。時間的にも内容的にも学童保育と同じ感じですが、特別支援学校のお友達や、幼稚園時代に通っていた発達支援センターで一緒だった別小学校に入学したお友達など、色んなお友達とふれ合える特別感がプラスされた温かい空間です。福祉サービスということで、利用する際にモニタリングをしたり、個別支援計画書を作成してくれたりしてくれます。幼稚園時代の発達支援センターの先生が作成してくれた計画書は、長期目標は「様々な場面で落ち着いた行動がとれるようにする」短期目標は「自分の気持ちをうまく言葉で表現できるようにする」などでした。幼稚園では座ってられるけど場所が変わるとテンション上がって大騒ぎだったり、怒りスイッチが入るとパニックになったりひとりで端っこで1時間くらい拗ねてみたりしていた、感情や行動に波があったまだ多動性が強い長男に向けた目標でした。小学校は安心!と気を許してた母に、目の覚めるようなミッション届くキョウタも卒園する頃(6歳)には、だいぶ色んなことが安定してきて、大きな成長を見せてくれ、私も大きな心配はなく小学校に入学させることができました。成長して次のステップへ。さて放課後デイの先生はどんな目標を立ててくれるのかなぁと、支援計画書を見たんですが…(去年の4月の話です)Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナ「短期目標」なので長男が達成しやすく長男の成功体験が積みやすい内容を設定してくれた先生の温かい意図を感じると同時に、普段下着がシャツから出ていても、麻痺して気付かなくなってしまった私を…反省したのでした。
2017年04月15日・ 【第1回】発達障害の子育てに「療育」よりも大切なこと ・ 【第2回】発達障害の子どもが、充実した人生を送るために必要なこと ・ 【第3回】発達障害の子育てを「辛い、苦しい」と感じたら のつづきです。「発達障害」をもっと理解するために必要なことを、『療育なんかいらない!』の著者であり、独自の理論で放課後デイサービスを展開する「アイム」の佐藤典雅さんにインタビュー。今回は、「発達障害の子育てを楽しむコツ」についてお話を伺った。佐藤典雅(さとう・のりまさ)さん川崎市で発達障害の子どもをサポートする放課後デイサービス「アインシュタイン放課後」「エジソン放課後」を運営している、(株)アイムの代表。自身の自閉症の息子さんの療育のために、息子さんが4歳の時に渡米して、ロサンゼルスで9年間過ごす。前職は、ヤフー・ジャパンのマーケティング、東京ガールズコレクションとキットソンのプロデューサーという異色の経歴の持ち主。福祉という範囲を超えた目線で、自身の息子さんの成長を見守りながら、発達障害児が社会で幸せに生きるための道を広げる挑戦をしている。著書: 『療育なんかいらない!』 (佐藤典雅・著/小学館 ¥1,296 税込)※放課後デイサービス(= 放課後デイ):6~18歳までの障害のある子どもが放課後や学校休業日に利用できる、就学時向けの福祉サービスのこと。■子どもの障害は親のせいではありません―― この連載もいよいよ最終回。いろいろ伺ってきましたが、ずばり、佐藤さんが思う発達障害の子育てを楽しむコツって何でしょうか?佐藤典雅さん(以下、佐藤さん): まず、親自身がハッピーであること、充実した楽しい人生を送ることです。人が他人を幸せにするのは無理。幸せって自分が作り出す状態だから。状態である以上、自分で作り出すしかないんですよ。―― 子どもの障害に対して、親は自分の人生すべてを捧げるべきという風潮がありますよね。そういう中、親は自分のことを優先しにくいのかもしれませんね。佐藤さん: でも、親が療育に必死になって、「子どもには充実した人生を送ってほしい」ってボロボロな状態になっていたら、それを見た子どもがうれしいわけがないよね? こんなの、子どもにとっては重荷でしかない。―― 自分を犠牲にしてまでがんばってしまうのは、もしかしたらお母さんは「自分に責任があったのでは?」と感じてしまうからかもしれません。「妊娠中に無理したのが良くなかったのかな?」とか「早くから預けて働いたのがいけなかったのかな?」とか、いろいろ考えて自分を責めてしまうのかもしれません(※)。※もちろん発達障害の原因にそんな根拠はありません。佐藤さん: 子どもの障害は親のせいではありませんよ。僕は、それぞれの人にはそれぞれの生まれ持った宿命と人生があるのだと思っています。そして、その子どもが自分の人生の使命をまっとうできるようにサポートするのが親の役割。後は、親自身が自分の人生を楽しむのが、親の仕事だと思っています。―― 障害者の親って他の保護者より制限があるように思えるのですが、人生を楽しむことってできるのでしょうか?佐藤さん: 大切なのは、子どもに障害があろうがなかろうが、いかに、自分が今の状態を楽しめるか? なんですよ。お母さんが自分の人生を謳歌していれば、子どももその姿を見ていて楽しくなるでしょう。もちろん、普通の子育てより大変なことは多いですよ。でも、地獄で幸せになれない人は、天国にいっても絶対幸せになれませんから!―― どういう意味でしょうか?佐藤さん: 地獄で「暑い、暑い」って言ってる人は、天国に行けったら、絶対「暇だ~、なんかつまんない~」とか言い出すから。―― おもしろい考えですね(笑)。また、お母さんが生き生きとするためには、お父さんの存在も欠かせませんよね?佐藤さん: もちろんです。でも、残念ながら、うちの放課後デイに親子が面談にやってくる時、夫婦そろって来られるのは一割以下。平日の昼間、お父さんは仕事だから仕方がないにしても、お母さんの話からお父さんの存在が見えない家庭が多いのです。―― 療育センターなんかでも、付き添いはお母さんばっかりですものね。佐藤さん: 父親がちゃんと関わってくれないと、母親のストレスは2倍になります。日々の小さいことまでフォローする必要はないのかもしれないけど、重要なことには決断を下し、時々、お母さんの頭の中を整理してあげてほしいと思います。それに、話を聞いていると、お父さんの意見は結構合理的で的を得ているんですよ。なので、お母さんたちも、もう少し素直にお父さんの意見を聞いてあげてほしいと思います。■先輩お母さんとつながろう。人脈をどんどん広げよう―― 旦那が一緒になって考えてくれる、それだけでお母さんは十分心強いと思います。あと、私が心強かったのは、同じ悩みを持つお母さん仲間とのつながりです。佐藤さん: ただ、療育センターでは同じ年頃の子どもを持つ親同士でしか接点がないよね? 特に、就学前は一番不安な時期だし、子どもの先の姿が想像できない。だから、同世代だけで集まると不安を交換しあって、不安だけが増幅してしまうという難点もあります。―― 確かに。いつも同じメンバーで、ぐるぐると同じ話になってしまいがちなところもありましたね。佐藤さん: 一番有効なのは、発達障害をもつ未就学児のお母さんは、同じ発達障害を持つ中学生の親から話を聞くこと。すでにいろいろ経験してきたお母さんたちは、いろいろな情報を持っているので役立つアドバイスをくれます。わが子の将来のイメージもつかみやすいので、お母さんもあんまりパニックにならないですむ。違う世代とつながりを持つことをおすすめします。―― でも、なかなか違う世代とつながる機会がないのですが……。佐藤さん: うちの放課後デイに遊びにいらっしゃい! いろんな先輩お母さんがいるから。みんな仲が良くて、よくバーベキューやクリスマスパーティーしたり、頻繁に交流会をしていますよ!ただ、おもしろいんだけど、うちのお母さんたちが集まっても、みんな誰も子どもの話をしないんですよ。子どもそっちのけで、爆笑トークで盛り上がってるの(笑)。でも、これこそが健全な姿だと思うわけ。―― みなさん、佐藤さん同様、笑い飛ばす力を持っているんですね!佐藤さん: 発達障害の子育てをする親は、特に、開かれた視点で物事をみつめなおす必要があります。療育に通うのに夢中になっていると、気づいたら、接するのは療育センターの先生か学校の先生かママ友だけになってしまいますよ。意識的に努力して、開かれたマインドをもっておかないと。―― 人脈もどんどん広げるべきなんですね。佐藤さん: 例えば、子どもが興味のある業種に人脈を作って、その企業にインターンできるようにするとか、どうでしょう? うちの長女は将来ゲームクリエイターになりたいと言っているので、僕はプロが使うAdobeのフォトショップを覚えさせたり、夏休みは友達の会社でインターンさせたりしています。もちろん、中学生だからたいしたことはできないんだけど、興味ある業界で普段接することのない大人と過ごすことができるのは刺激的でしょう。それができたのは、僕に人脈があったから。―― なるほど! 子どもの興味があることにつながる人脈力か……。佐藤さん: 世の中にはいろんな人います。いろんな人と会って話して、どんどん外の世界に出て行ってほしい。自分の親とか同じ学校とか、同じマンションとか、同じ世帯年収とか、そういう狭い世界だけでみて、こうあるべきだと決めつけないでほしい。臨機応変に考えられるように、いろいろな情報収集をしてほしいと思います。 ■運命を受け入れることも、大切―― ところで、ここの子どもたちはとても自由に寛いでいますね(取材中の様子を見ながら)。図鑑に没頭している子もいれば、ボール遊びをしている子もいるし、寝ている子もいれば、カラオケで熱唱している子もいる(笑)。佐藤さん: 僕は、自分の放課後デイを「川崎のNASA」と呼んでいます。なぜなら、発達障害の子は宇宙人みたいなものだから。僕の役割は地球側の外交官みたいなもので、彼らの地球滞在が充実したものとなるように努めること。そして、いつか彼らが宇宙船に乗って地上に降りてきた時に、「あの時はありがとう」と言ってくれればいいな、と妄想しています(笑)。―― その妄想、素敵です(笑)。佐藤さん: 発達障害はガンダムのニュータイプみたいなもんで、既成概念の外にいる子どもたちなのだから、親の方も子どもに常識を求めるのはナンセンス。期待すればするほどドツボにはまるだけ。そしてもっというと、親自身も「こうあるべき」「こう育つべき」っていう規制概念の呪縛から出る必要があります。―― そう考えると、発達障害の子どもたちは、親に、子育てで忘れがちな、とても大切なことを教えてくれているのかもしれませんね……。佐藤さん: ちょっと話それるけど、みんなよく「結婚して幸せになりたい」とか言うじゃない? でも、結婚したって離婚する人もいるし、結婚は幸せを保証するものじゃない。「結婚すれば老後がさみしくない」っていう人もいるけど、うちのお祖母ちゃんはお祖父ちゃんが早く死んじゃったから、30年間ひとりだったわけ。結婚はさみしくない老後も保証しない。つまり、人生は何が起こるかわからない。だから、一生懸命人生の方程式を作ったって無駄なんですよ。―― では、どこを目指したらいいのでしょうか?佐藤さん: 死ぬときに本人が充実した人生だったと納得して死ねるか、そこしかないと思うんです。だから、子どもに障害があっても、お母さんは自分の人生を思いっきり生きるべきなんですよ! ―― 「やりたいことがあったなら、とりあえずやっておけ!」と?佐藤さん:そう。そして、運命というのか宿命というのかわからないけど、ある程度、受け入れることも重要だと思っています。自分にそういうカードがまわってきたということは、巡り合わせだと。―― 佐藤さんがまったくの異業種から福祉の世界に入ったのも、運命なのですね。佐藤さん: 福祉が大嫌いだった僕が、今福祉の世界で仕事をしているのも、きっと何か理由があるから(笑)。だとしたら、グダグダ文句言ってないでしっかりやりきろう、と。今目の前のことをやりきらないと、次のステージは見えてきません。それに、僕は一生福祉の世界で生きていくつもりはないので、せめて「他の福祉施設よりも結果を出してから辞めてやる!」と思っています(笑)。長時間にわたり、自身の熱い思いをしゃべり倒してくれた、佐藤さん。時に、厳しい指摘もあったが、ユーモアたっぷりの話しぶりで、発達障害の子育ての凝り固まった偏見や閉塞感を気持ちよくブチ壊し、勇気を与えてくれた。そして、著者は何より、佐藤さんのポジティブな姿勢と、常に息子さんの幸せな人生を考え、全力で取り組んでいる行動力に深い感銘を受けた。「この子なりの楽しい生き方ってなんだろう?」「この子が充実した人生を送るために、親として何ができるだろうか?」発達障害の子育てで、本当に親が悩むべきところは、そこにあるはずだ(もちろん、普通の子育てだって変わらない)。そして、大切なことは「子育てを楽しむ」ということを、常に忘れないでいたい。取材・文・撮影/まちとこ出版社 【大変だけど、不幸じゃない。発達障害の豊かな世界】 全4回・ 【第1回】発達障害の子育てに「療育」よりも大切なこと ・ 【第2回】発達障害の子どもが、充実した人生を送るために必要なこと ・ 【第3回】発達障害の子育てを「辛い、苦しい」と感じたら ・ 【第4回】発達障害の子育てを楽しむコツ
2017年02月18日映画『パトリオット・デイ』が2017年6月9日(金)に公開される。2013年4月15日、実際に起こったボストンマラソン爆発テロの裏側を描いた本作。事件発生後わずか4日間で、犯人を特定し逮捕するという劇的な展開は世界を驚嘆させた。メディアが伝えていない、驚くべき“102時間の真実”とは一体…。実在する人物が実名のまま演じ、“知られざる英雄たち”とテロリストたちの激しい攻防が描き出された、実録サスペンスに仕上がっている。主演は『ザ・ファイター』『テッド』『PLANET OF THE APES/猿の惑星』のマーク・ウォールバーグ。さらに、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズらハリウッドの実力派俳優たちが脇を固める。メガホンを握るのは『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』に続き、マークと3度目のタッグとなるピーター・バーグ。彼は社会的な事件をベースにした実録ドラマが好評の監督だ。■ストーリー毎年、祝日である「愛国者の日」に開催される歴史あるボストンマラソン大会。そんな伝統あるイベントを狙った大規模な爆発テロが発生した。9.11同時多発テロ以降の事件にアメリカは震撼し、爆発時の映像はまたたく間に世界中に配信された。ボストン警察の面々は、FBI捜査官らの思惑と衝突しながらも、やがて浮上した“黒い帽子の男”と“白い帽子の男”を容疑者として追跡していくー。【作品詳細】『パトリオット・デイ』公開日:2017年6月9日(金) TOHOシネマズ スカラ座他にて全国公開出演:マーク・ウォールバーグ、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハン監督・脚本:ピーター・バーグ脚本:マット・クック、ジョシュア・ゼトゥマー製作:スコット・ステューバーほか原題:PATRIOTS DAY /2016年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/2時間13分/日本語字幕:松崎広幸(C)2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved
2017年02月18日・ 【第1回】発達障害の子育てに「療育」よりも大切なこと ・ 【第2回】発達障害の子どもが、充実した人生を送るために必要なこと のつづきです。「発達障害」をもっと理解するために必要なことを、『療育なんかいらない!』の著者であり、独自の理論で放課後デイサービスを展開する「アイム」の佐藤典雅さんにインタビュー。今回は、発達障害の子育てをする親の「心の持ち方」についてお話を伺った。佐藤典雅(さとう・のりまさ)さん川崎市で発達障害の子どもをサポートする放課後デイサービス「アインシュタイン放課後」「エジソン放課後」を運営している、(株)アイムの代表。自身の自閉症の息子さんの療育のために、息子さんが4歳の時に渡米して、ロサンゼルスで9年間過ごす。前職は、ヤフー・ジャパンのマーケティング、東京ガールズコレクションとキットソンのプロデューサーという異色の経歴の持ち主。福祉という範囲を超えた目線で、自身の息子さんの成長を見守りながら、発達障害児が社会で幸せに生きるための道を広げる挑戦をしている。著書: 『療育なんかいらない!』 (佐藤典雅・著/小学館 ¥1,296 税込)※放課後デイサービス(= 放課後デイ):6~18歳までの障害のある子どもが放課後や学校休業日に利用できる、就学時向けの福祉サービスのこと。■「大変」と「不幸」はイコールではない―― 芸能人の告白やメディアの影響などで、発達障害はだいぶ世間に認知されてきました。でも、まだまだ発達障害への社会の受け皿や理解は少ないと感じています。また、子どもに手がかかる分、親が心のゆとりを失ってしまったり、子育てにおける精神的な負担も多いように思います。日々多くの発達障害児を持つ親御さんと接している佐藤さんは、どのように感じていますか?佐藤典雅さん(以下、佐藤さん):まず、初めに言っておきたいことがあります。「子育ての本質とは、子どもに障害があってもなくても変わらない」というのが、僕の結論です。放課後デイの仕事をはじめてから、発達障害児を持つたくさんの親子を面談しましたが、面談中、「子育てが辛い、苦しい」と言って泣き崩れるお母さんも珍しくありませんでしたよ。―― やはりお母さんの負担は大きいと? 佐藤さん: でも、僕は、苦しいか苦しくないかというのは、その人の受け止め方の問題だと思っている。親が「発達障害の子育ては辛い、苦しい」と思った瞬間、それは本当に辛いことになってしまうんです。もちろん、事実として、発達障害の子育てで大変なことはあります。ただ、それを不幸だと捉えるかどうかは、親の受け止め方次第だと思うのです。―― 確かに、同じ障害を持つお母さんでも、軽く受け流せる人と重く受け止める人がいますものね。佐藤さん: 大変と不幸は、決してイコールではない。だって、オリンピックの選手だって、自分の練習が大変だからって自分が不幸だとは思わないでしょう?あと、これは、僕がいつも言っていることなんだけど、不幸な子どもなんていないんですよ。でも、周りがいつも「この子は不幸だ」って言い続けたら、子どもも親も本当に不幸になってしまう。だって、もし、あなたが自分の親から「あなたはかわいそうな子だ、不幸な子だ」って言われ続けたら、「ちょっといい加減にしてよ!」と怒りたくなるでしょう(笑)?―― 確かに(笑)。それに、自分のせいで親が悲しむなんて、そんなの辛すぎますよね……。佐藤さん: 僕は「不幸だ、辛い」と言っている親ほど、発達障害に対する差別や偏見があると思っている。だって、親に発達障害に対する偏見がなかったら、「あ~、そうなんだ」で終わる話でしょう? でも、「発達障害は不幸だ、かわいそうだ」と悲観して泣き暮らすってことは、それだけ発達障害であることが悲しいと思っているということ。実は、親自身が発達障害を差別している可能性が高いんですよ。―― これはずいぶん痛いところをつかれました(苦笑)。というのも、以前、私は周囲に対して「子どもの障害に偏見を持ってほしくない」と強く思っていた時期がありました。でも、そこにこだわっている自分こそが、何より、わが子のことを受け入れていなかった、ということだったのでしょうね……。佐藤さん: 親が社会的通念や常識で、「受験勉強をして、いい学校に入って、いい企業に入る」という、こうあるべきだという考えに縛られてしまっていると、そのルートから外れた瞬間に、子どもにも親にも、双方にストレスがかかってしまんです。でも、本来は、これが苦手でもあれは得意、というのがあればいいはず。例えば、うちの顧問で新田明臣さんというキックボクシングの元世界チャンピオンがいるんだけど、彼はいまだに割り算ができません。でも、キックボクシングのチャンピオンになれたら、割り算なんてどうでもいいじゃないですか?―― おっしゃる通り。でも、なかなか佐藤さんのように強くはなれません(泣)佐藤さん: もちろん、落ち込んで泣いて過ごす時期があってもいい。落ち込むのは自然な現象ですし、物事を消化するためには必要な過程です。でも、「1年以内に終わらせよう!」とか、短期間に蹴りをつけることが大事。思いっきり泣いた後に、「とりあえずわかりました。では、次はどうしたらよいだろうか?」って、しっかり取り組めばいいんです。 ■笑い飛ばすって、すごく重要―― ところで、著書の中では、がっちゃん(息子さんの名前)のエピソードをユーモアたっぷりに描いていましたね。佐藤さん: 僕は、笑い飛ばせるということが、すごく重要だと思っているんです。うちの子だってすごく大変だけど、もう全部お笑いネタにしちゃってる(笑)。例えば、ロサンゼルスで過ごしていた7歳の頃なんか、がっちゃんが部屋の真ん中でウンチすることにハマった時期もあって(笑)。最近だって、こっそりビニール袋にウンチして勝手にどっかに捨ててくるワザを覚えちゃったり。だから、僕はどこかに捨てられたわが子のウンチを探しにいかなくちゃならないわけ(笑)。すっごく大変ですよ!―― 著書では漫画でとても面白く描いていましたよね(笑)。でも、これと同じことが起こったら、ものすごく深刻に受け止めちゃう親だって多いと思うのです。でも、佐藤さんは「それって、おもしろくない?」と笑い飛ばしている。まさに先ほどのお話の、「親の受け止め次第で全然違ってくる」ということなんですね。佐藤さん: うちにはたくさんの親が面談にくるんだけど、だいたいみんな「学校でこんなことがあって……」と泣きながら話すの。だから、僕はそこで「はい! ストップ!」と大声で声をかけます(笑)。そして、「お母さん、それって本当に悩むべきことでしたっけ?」と言うと、だいたい「え?」とビックリして止まるんですよ。たとえ笑いにできなくても、意識して悩みにストップをかけることはできるんじゃないかな?■問題をごちゃ混ぜにしない。目の前にある課題を客観的に適正評価しよう―― でも、泣いてしまうお母さんの気持ち、よくわかります。私もいまだに、わが子が突飛な行動をすると、周囲の目が気になってしまうことがあります。佐藤さん: でも、それって「周りに迷惑をかけているかもしれない」「周りに申し訳ない」と、お母さんが過剰に周囲に遠慮してしまっているだけなんじゃないかな? もし、実際に面と向って子どものことで悪口言ってくるような人がいたら、そんな人権に侵害してくるような低レベルな奴は放っておけばいいんですよ!―― お母さんはもっと堂々とするべきだ、と?佐藤さん: うちに通っているお母さんには、「わが子のためには親として死ぬ覚悟がある」と豪語する人も多いのですが、そのわりには、隣のお母さんの顔色を気にして謝ったり、学校の先生の顔色を見て傷ついたりしている。それって、どんだけの覚悟なの? 本当に覚悟があるなら、たとえ世間になんと言われようと、「うちの子はこうだ!」って通す強さを持たないと!―― 周囲や世間はともかく、身内の理解はどうでしょう? よく「旦那が理解してくれない」なんて声も聞きますが?佐藤さん: これは、子どもの問題ではなく夫婦の問題。障害児の子育ては、健常児の子育てより、より夫婦で一緒に取り組まなければならない問題が起きやすいので、どんな家庭でも起こりうるトラブルが早く顕在化しやすいという面があります。今までは「この人、なんとなく窮屈だな」って思うくらいで、スルーしていたかもしれない。でも、子どもの障害によって夫婦で向き合うべきことが増えて、問題が浮かびあがってしまったわけ。新しく問題が増えたわけではなく、もともとあった夫婦問題が表面化しただけのことです。―― そうすると「子どもの問題どうするの?」という話ではなく、「夫婦関係どうするの?」という話になってきますね。佐藤さん: 事実として、発達障害の子育てで大変なことはあります。ただ、それを取り巻く環境、例えば、自分とどう向き合うかとか、旦那とどう向き合うかとか、義理両親とどう向き合うかとか、学校の先生とどう向き合うかとか、問題にしなくてもいいことも問題にしてしまっている方が多いと思う。表面に出てくる問題と問題の原因をごちゃ混ぜにしてはいけない。だから、僕はいつも、うちに通っている親には言っています。「今、目の前にある課題を客観的に適正評価しましょう」と。今回、佐藤さんのお話を通して、改めて「笑い飛ばすことの強さ」に気づかされた。「笑いにするなんて不謹慎だ」と感じられる方もいるかもしれない。でも、そうできるのは、何より、佐藤さんご自身が息子さんと放課後デイに通う子どもたちの障害をまるごと受け止めて、受容しているからこそ。笑い飛ばせる強さや、たとえ誰に何と言われようとも負けない強さを、佐藤さんのお話を通して、ほんの少しだけもらえた気がした。次回、最終回は「発達障害の子育てを楽しくするコツ」について伺います。取材・文・撮影/まちとこ出版社
2017年02月15日放課後デイサービスの開設基準が変更されます出典 : 年4月1日より、障害のある児童のための通所施設である「放課後等デイサービス」の開設基準が厳格化される方向性が、1月6日に厚生労働省によって示されました。今回の記事では、2月9日に公布された、規制詳細の決定内容をお伝えします。具体的には、2017年2月9日公布、4月1日施行というスケジュールで、省令により「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準」が変更になります。児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準放課後等デイサービス、規制変更のポイントと猶予期間は?出典 : 前回の1月6日の発表で、厚生労働省は、「放課後等デイサービス」について事業所における職員配置基準を「置くべき従業者を児童指導員、保育士又は障害福祉サービス経験者とし、そのうちの半数以上を児童指導員又は保育士としなければならない」と厳格化する方向性を示しました。合わせて、事業者への「放課後等デイサービスガイドライン」の順守と、評価結果公表の義務付けを決定する方針も発表しました。こうした、事業所における職員配置基準の厳格化方針は、今回の官報での発表で確定となりました。また、放課後等デイサービスの質の担保のために事業者は、「自ら評価を行うとともに、当該指定放課後等デイサービス事業者を利用する障害児の保護者による評価を受けて、その改善を図らなければならない」こと、「おおむね一年に一回以上、評価及び改善の内容をインターネットの利用その他の方法により公表しなければならない」ことなどが規定されました。加えて「放課後等デイサービス事業者について広告をする場合において、その内容を虚偽のもの又は誇大なものとしてはならない」ことも規定されました。今回の人員、設備及び運営に関する基準は2017年4月1日より施行となりますが、現行の基準で「指定放課後デイサービス事業者」「基準該当放課後等デイサービス事業者」となっている事業者に関しては、2019年3月31日までは本基準の順守は猶予されることとなっています。放課後デイサービスの質の向上に関する皆さんの意見出典 : 前回発達ナビで本報道をお伝えした際には、コメント欄にて、職員配置基準の変更が本当にサービスの質の向上につながるのか疑問視する意見がみられました。資格も大事だと思います。でも、一人一人、違います。教科書には書いてないです。ちゃんと見てくれる。子供の言葉に耳をかたむけてくれる。寄り添ってくれる。そんな職員さん、施設が少しでも増えてくれたら いいなと、切に願います。今回の厳格化は指導員の経歴にハードルを課すものですが、質の向上につながるか疑問です。記事中にもあるように、質の低い放デイというのは「テレビを見せているだけ、ゲーム等を渡して遊ばせているだけ」だったりするのですが、これは指導員の経験が足りないからというより、事業所として子どもたちの発達に寄与するプログラムを作る気がないからです。事業所の運営方針の問題です。またそこから、そもそも放課後等デイサービスが提供する質の高いサービスとは一体どういったものなのかということも議論がなされていました。私のいる東京郊外では、複数の放デイを掛け持ち利用することが普通です(←全国的に当たり前かどうかは不明?です)。こどもたちは心得たもので、月・水曜はA事業所で運動療育だけど、火曜日は家で宿題・・・、木曜はB事業所でSST、金曜はC事業所でのんびりするよっ!などと、きちんとスケジューリングしています。・・・で療育の内容なんですが、C事業所のような『のんびりできる事業所』は不必要ですか?私は、むしろC事業所こそ必要だと思っています。皆さんは今回の放課後等デイサービスの基準変更をどうお考えですか?質の高い事業所とはどういった事業所だとお考えですか?発達ナビでは引き続き本件に注視していきます。
2017年02月15日・ 【第1回】発達障害の子育てに「療育」よりも大切なこと のつづきです。わが子の発達が気になり、「もしかしてうちの子は発達障害なのでは?」と不安に思ったことがあるかもしれない。発達障害をもっと理解するために必要なことを、『療育なんかいらない!』の著者であり、独自の理論で放課後デイサービスを展開する「アイム」の佐藤典雅さんにインタビュー。今回も引き続き、「療育よりも大切なもの」についてお話を伺った。佐藤典雅(さとう・のりまさ)さん川崎市で発達障害の子どもをサポートする放課後デイサービス「アインシュタイン放課後」「エジソン放課後」を運営している、(株)アイムの代表。自身の自閉症の息子さんの療育のために、息子さんが4歳の時に渡米して、ロサンゼルスで9年間過ごす。前職は、ヤフー・ジャパンのマーケティング、東京ガールズコレクションとキットソンのプロデューサーという異色の経歴の持ち主。福祉という範囲を超えた目線で、自身の息子さんの成長を見守りながら、発達障害児が社会で幸せに生きるための道を広げる挑戦をしている。著書: 『療育なんかいらない!』 (佐藤典雅・著/小学館 ¥1,296 税込)※放課後デイサービス(= 放課後デイ):6~18歳までの障害のある子どもが放課後や学校休業日に利用できる、就学時向けの福祉サービスのこと。■いろいろなものに肌で感じる接点を持たせること―― 引き続き、佐藤さんが発達障害の子育てにおいて、療育よりも大切だと感じていることについて伺いたいと思います。佐藤典雅さん(以下、佐藤さん):いろいろなものに接点を持たせることだと思っています。「こんな場所があるんだ」「こういう大人もいるんだ」と、肌で感じさせること。それ自体がその子の人生を変えるわけではありませんが、肌で感じることの重要性はあると思っています。だから、うちは遠足でアップルストアとかに連れて行ったりしています。―― それは楽しそうですね! でも、子どもたちの高価な電子機器の扱いに不安はありませんでしたか?佐藤さん: それが、スタッフの心配をよそに、みんなちゃんとテーブルについて、iPadが配られると指示に従って操作していたんですよ! 普段教室ではみんな全然人の指示を聞かないのに(笑)。これには本当に驚きました。アップルストアも発達障害の子を受け入れるのは初めてだったらしいけど、「普通の子たちとまったく変わらないペースで体験プログラムができましたよ」って喜んでいました。―― 発達障害があってもなくても、子どもはみんなiPadやスマホをいじるのが大好きですよね。佐藤さん: 僕は、障害者だろうが健常者だろうが、子どもの頃から電子機器にどんどん触わらせるべきだと思っています。これからの世の中、仕事をするときにPCスキルがないことは致命的。だから、うちは電子機器がすごく充実しています。パソコンが8台にiPadも数台、それに最新のVRも。子どもたちがVRのゴーグルとつけると、みんな大興奮して遊んでいますよ。―― でも、子どもが電子機器やゲームに夢中になることに、否定的なお母さんも少なくないように思いますが?佐藤さん: うちに通っている親にも、子どもにパソコンやiPadをやらせることを嫌がるお母さんはいますよ。でも、そういうお母さんには、いつも「ビルゲイツが1日30分しかパソコンさわっていなかったら、マイクロソフトを作っていませんよ」と言っています。昔、「漫画を読むとバカになる」とか「ビートルズを聴くと不良になる」などということも言われていたけど、それと同じで、どの時代にも常に新しいものに対するアレルギーはあるものなんです。―― 私も息子を見ていて、電子機器との相性の良さを感じています。「いつどうやって覚えたの?」とビックリするほどiPadやスマホをスラスラと操っていたり、勝手に新しい知識を仕入れてきたり。でも、一人でiPadに没頭している姿を見ていると、ちょっと不安を覚えてしまうことも。やはり、子ども同士で交流を持って遊んでほしいという願望が湧いてしまうのですが(苦笑)。佐藤さん: うちに通う親からも、よく「同じ年頃の子どもと交流させたい」って言われるんだけど、うちの子たちにWiiを与えると、同世代の子たちが集まって遊びますよ。しかも、誰にも言われなくても、ちゃんと順番とルールも守って(笑)。それに、NHKスペシャルで東田直樹君(※)も言ってたじゃない?「大人は友達作れって言うけど、僕、いなくても幸せです」って。うちに通っている子どもたちも、一緒に遊んだりしなくても友達の名前は憶えているし、だいたい一緒にいるのが嫌だったら違う部屋に逃げるから。遊んでいないから交流してないというわけではない。それは、全部大人の既成概念の押しつけなんですよ。 ■子どもの将来を心配する前に、まず目の前のことに全力で取り組もう。―― その子なりの距離感があるはずだし、友達の定義だって人それぞれ違うはずですものね。自分の既成概念の枠の中で子どものことを見てしまう、この癖は意識して外す努力をした方がよさそうですね(苦笑)佐藤さん: 僕が放課後デイをやるようになって感じるのは、やればやるほど、日常の積み重ねでしかないということ。日々のトライ&エラーです。でも、僕は、小さいことの積み重ねが大きな奇跡を起こすと思っています。みんな、「ここの療育に通っていれば良くなる」って大きな奇跡を期待するけど、そんなのはない。いろいろやってきて、1年間振り返った時、「あれ? なんか最近言葉が増えた?」というふうに、奇跡って振り返って実感するものだと思っています。―― 発達障害の子どもも、スピードはゆっくりだけど成長します。今の子どもの姿がすべてではない。……でも、頭ではわかっているはずなのに、先のことばかり考えて不安になってしまうときも(苦笑)。佐藤さん: 子どもの将来に対して、そりゃ、僕だって不安はありますよ。でも、わからないこと悩んだって仕方ないでしょう? それは、独身の女性が「将来の私の旦那さんは……」って言っているのと同じだよね(笑)。人生には順序があって、AをクリアしなければBはこないんですよ。それをすっとばしてZのことを考えても仕方ない。まず、目の前のことをしっかり考えましょうよ!―― 先のことがわからないのは、発達障害の子育ても普通の子育ても一緒ですね。佐藤さん: そうです。親は、今自分の子どもには何ができるか? 何だったら期待していいか、また期待できないか? しっかり精査すること。例えば、動物が好きだったら動物図鑑をそろえてあげたり、パソコンが好きだったらある程度の環境設定をしてあげたり、その子が興味を持っている環境をそろえて、その子の進歩を促すことが大事だと思います。―― がっちゃんはもうすぐ高校生ですよね? 息子さんのために、今、佐藤さんが取り組んでいる目の前の課題は何ですか?佐藤さん: 僕は、アメリカから帰国した時、がっちゃんを通わせたいと思える施設がなかったから、自分で作ろうと思って、たまたま放課後デイから事業を始めました。だから、うちの子の成長に合わせて、フリースクールや就労支援の事業も計画しています。今年の4月には、フリースクールもオープンしますよ!―― 常に、息子さんが充実した人生を送るにはどうしたらいいのか、ということを考えて行動している、佐藤さん。その行動力、見習いたいものです!佐藤さん: 今は、普通に就職することが難しい子たちに対して、その受け皿は就労支援という一つしかない。だったら、うちでその受け皿も作ろう!と。もっと儲かりながら楽しい就労支援を計画しています。―― 確かに、今の就労支援で得られる報酬はほんのわずかです。このシステムでは障害者の自立は難しい……。佐藤さん: みんな、福祉は感動とか想いだと思っている。でも、そんなのは働き手の都合であって、僕は、福祉で一番重要なのはシステムだと思っています。例えば、駅で車いすの人が電車に乗りやすいように、エレベーターをつける。このエレベーターというのはシステム。やった人の感動や気分の問題ではないんです。社会の多くの一般の人と障害を持っている人とのギャップを埋めるシステムをどうやって福祉で作っていくか、そこを考えていきたい。発達障害と就労支援はとても難しいテーマだ、という佐藤さん。でも、もうすでに、具体的な就労支援の計画を3つも持っていた!(ただし、計画段階なのでまだ記事にはできません)ぜひ、この難題に対する答えを開拓し続けてほしいと思う。次回、第3回は、「発達障害の子育てにおいての親の心の持ち方」についてお伺いします。※東田直樹くん 「自閉症の僕が跳びはねる理由」 (エスコアール)や絵本、詩集など多数執筆。2016年12月11日(日)のNHKスペシャル「自閉症のきみがおしえてくれたこと」で出演されました。取材・文・撮影/まちとこ出版社
2017年02月13日最近、モデルで俳優の栗原類さんが自ら発達障害の告白を行うなど、テレビや新聞、インターネットで、発達障害のことがよく取り上げられるようになった。そんな中、自分の子の発達に気になることがあり、「もしかして発達障害なのでは?」と不安に思ったり、すでに診断を受けたりして、この記事をクリックした人もいるのかもしれない。わが子が発達障害と診断された場合、親が、まずはじめることは療育だ。だが、ほとんどの親は、そもそも療育という言葉すら、その時になって初めて聞くことが多いのではないだろうか?そこで今回は、『療育なんかいらない!』の著者であり、独自の理論で放課後デイサービスを展開する「アイム」の佐藤典雅さんにインタビュー。発達障害をもっと理解するために必要なことを、経験談を交えて語ってくれた。佐藤典雅(さとう・のりまさ)さん川崎市で発達障害の子どもをサポートする放課後デイサービス「アインシュタイン放課後」「エジソン放課後」を運営している、(株)アイムの代表。自身の自閉症の息子さんの療育のために、息子さんが4歳の時に渡米して、ロサンゼルスで9年間過ごす。前職は、ヤフー・ジャパンのマーケティング、東京ガールズコレクションとキットソンのプロデューサーという異色の経歴の持ち主。福祉という範囲を超えた目線で、自身の息子さんの成長を見守りながら、発達障害児が社会で幸せに生きるための道を広げる挑戦をしている。著書: 『療育なんかいらない!』 (佐藤典雅・著/小学館 ¥1,296 税込)※放課後デイサービス(= 放課後デイ):6~18歳までの障害のある子どもが放課後や学校休業日に利用できる、就学時向けの福祉サービスのこと。■わが子が「発達障害」だと診断されたとき筆者の息子が自閉症スペクトラムと診断された時も、そうであった。療育の意味もよくわからないまま、「とにかく早期療育が大事」「ABA(応用行動分析学)が効果的」などと初めての情報に右往左往し、診断を受けたばかりの混乱の中、さまざまな焦りと戦いながら模索していた。そして、療育に通いはじめてからは「2歳から始めたんだから大丈夫」などという周囲の言葉に、療育に過剰な期待を持ってしまったり、療育での子どもの出来に一喜一憂してストレスを抱えてしまった苦い経験がある。だからこそ、『療育なんかいらない!』というタイトル本はとても目を引いた。しかも、著者の佐藤さんは、本場アメリカで息子さんの療育を9年間も受けてきた人だ。取材を申し込まずにはいられなかった。■「発達障害」を、ありのままを受け入れる場所を作ろう―― 佐藤さんは、自身の息子さんの自閉症の療育のために、家族でロサンゼルスに引っ越して、9年間も本格的な療育を受けています。それなのに、なぜ「療育なんかいらない」という考えに至ったのでしょうか?佐藤典雅さん(以下、佐藤さん): 息子のがっちゃんが3歳児検診で「自閉症傾向」と診断された時、僕は自閉症も療育もほとんど予備知識がありませんでした。そこで、調べていくうちに、ロサンゼルスがもっとも療育対策が進んでいるらしいということが分かったので、家族で引っ越すことに決めました。―― ロサンゼルスの療育はいかがでしたか?佐藤さん: 最初の頃は、しっかりした療育を受ければ、がっちゃんの問題行動が改善するのでは? と期待していたんだけど、がっちゃんの問題行動は一向になおらず(笑)。その様子を見て、療育とは問題行動を改善するものではないと気づいたのです。―― そこで、目標設定を変えることにしたんですね。佐藤さん: 療育によって問題行動が変わることを期待するのではなく、「わが子にとって適切な環境とは何か?」を考えるようになりました。そして、もし療育が発達障害を治すものでないならば、自身の放課後デイで療育を提供すべきではない、との結論に至りました。―― 放課後デイで療育を行うのは、もはや常識となっています。療育なしの放課後デイとは、かなり思い切った決断ですね。佐藤さん: 放課後デイを設立中、面談に訪れる高学年以上の子どもをもつ親から、「療育ではなく、この子の居場所を探しています」という言葉をよく聞くようになったのも後押しになりました。―― わが子の行動を改善する場所よりも、わが子が安心していられる居場所を求める親が多かった、ということでしょうか。佐藤さん: 子どもが小さいうちは、その子の実力や可能性が見えにくいから、親は療育に期待しがちです。さらに、今は「早期療育」の大切さが力説されているので、特に親は熱心に療育する傾向がある。―― お子さんの年齢が上がると、変わってきますか?佐藤さん: 子どもの年齢が上がるにつれて、だんだんとその子が持つ本来の力がみえてきます。そして、ある時、それは療育の問題ではない、ということに気づくのだと思います。―― 療育では解決しない部分がある、ということに気がつくと。佐藤さん: そうです。すると、次の段階として、その子のありのままを受け入れてもらえる環境が必要となる。そこで、「アイム」の放課後デイでは、発達障害のままを受け入れてくれる居場所を作ろうと思いました。そして、子どもたちが自分自身でいられる環境を、自分の感情を表現したり、引き出したりできるプログラムを用意しようと考えました。―― それでは、アメリカでの療育生活はどのような意味があったと思いますか? 佐藤さん: 一番意味があったのは、人との関りです。がっちゃんも療育で大好きなセラピストたちと時間を過ごすことを、とても楽しんでいました。そこで私は、「アイム」の放課後デイでは療育プログラムではなく、人との関わりを提供すべきだと思いました。だから、うちの採用基準は厳しいですよ(笑)。第一条件は、子どもたちから好かれるということ。どんなに人手不足でも、子どもたちと合わない人は採用しません!■療育はほどほどに。―― 私自身は息子の療育を経験して、やはり良かったと感じています。確かに、「とにかく療育でなんとかしなければ」とストレスを感じていた頃もありましたが、今では楽しい遊び場のひとつとして、そして日々の生活で困っていることなどを専門の先生に相談してアドバイスを受けられる場として、とても心強いと感じています。佐藤さん: もちろん、僕も療育のことを全否定しているわけではありません。ただ、今の療育は子どものためというより、親が納得するためにあるように感じてならないのです。療育に熱心なお母さんが一番よく言うのは、「後になって、あれをやればよかった」っていう後悔をしたくない、ということ。また、「早ければ早いほど良い」とか「どんなに遅くても4歳までに始めないと手遅れだ」などとせかされて、本来親を救うべき療育そのものが、逆に親を追い込み、療育に効果を求めるあまり、親も子どもも多大なストレスにさらされているように思えてならないのです。―― 確かに、「療育で子どもが良くなる」と過度な期待を寄せてしまうと、子どもが変わらない場合、まるで子どもと親の努力不足のように感じてしまいそうです。また、他人から「療育のおかげで成長した」などという話を聞くと、つい、わが子も療育さえ受ければ同じように伸びると思ってしまいがちですね。だけど、他の子が伸びたからといって、自分の子どもも同じようになるとは限らない。その子が持つ力も個性も障害の程度も、それぞれに違うから。佐藤さん: 僕は、人のキャパシティっていうのは子ども一人一人によって違い、療育を受ける受けないにかかわらず、それぞれの能力が伸びる器のサイズに左右されると思っています。つまり、どれだけ療育を施したところで、その効果はその子が持っている上限値を超えることはない、とういこと。―― どういうことでしょうか?佐藤さん: どんなにかけっこをがんばっても、全員がオリンピックに出られるほど早くはなれないでしょう? それと同じことです。親が、子どもが持っているキャパシティ以上の効果を療育に求めてしまうと、子どもにも親にも多大なストレスがかかってしまう。そして、本来大切なところ、「いかに人生を楽しく生きるか」ということに目がいかなくなってしまう危険がある。だから、僕は、療育はほどほどがいいと思っているんです。―― もし、佐藤さんがもう一度子育てするとしたら、もう療育はしないのでしょうか?佐藤さん: やってみて、はじめて「ああ、無理だった」ってことがわかったので、多分、何もしないのは難しいと思います。ただ、療育をするなら、2つ条件があります。―― 佐藤さんの経験から編み出した条件ですね。今悩んでいるお母さんたちにぜひお聞かせください。佐藤さん: まずひとつは、その子のストレスにならないこと。もうひとつは、家庭の金銭負担にならないこと。子どもが楽しく療育に通って、親も負担にならないならいいと思います。でも、子どもが泣いて嫌がったり、親が必死になってやるようなものじゃない。■「普通」って何だろう?―― 療育で、親は子どもの自閉行動や問題行動が良くなり、「普通」になることを期待しますよね。だけど、そもそも「普通」って何でしょうね?「私は、この子にどうなってほしいのだろうか?」そう考えると、答えに詰まってしまう時があります。 佐藤さん: 僕は、もし療育で自閉症を治したいという人がいるなら、「自閉症の何を治すんだ?」って聞きたい。―― 自閉症は治す、という種のものではないということですね。佐藤さん: それって、本人の認識、認知を変えちゃうってことですよ?「そもそも人を形成している人格って何ですか?」というレベルの話なんですよ。「何をもってあなたなんですか?」って、すごく難しい問いじゃない?放課後デイで発達障害の問題に取り組んでから、「人って何なんだろう?」ってよく考えるようになりました。発達障害ってものすごく難しいテーマだよね。佐藤さんのお話を聞いて、発達障害の子育てを描いたコミックエッセイ『母親やめてもいいですか』(山口かこ・文/文春文庫)に書かれていた、ジム・シンクレアという自閉症当事者によって書かれた詩のような一節を思い出した。自閉症は人を閉じ込める殻ではありません中に普通の子どもが隠れているわけではないのです自閉症は私が私であること、そのもの私という人格から切り離すことはできません出典: コミックエッセイ『母親やめてもいいですか』(山口かこ・文/文春文庫) 「子どもの力をできるだけ伸ばしてあげたい」―― そう思うのは、親として当然だ。ただ、「普通に近づけたい」とがんじがらめにならず、子どもをありのままに受け入れ、その子にとって居心地のいい場所を作ってあげることの大切さも、改めて思い知った。次回は、「発達障害の子育てで、療育よりも大切なことは?」を伺います。取材・文・撮影/まちとこ出版社
2017年02月10日放課後等デイサービスの開設要件が変更に出典 : 年1月6日、厚生労働省は、障害のある就学児向けの学童保育のようなサービス「放課後等デイサービス」について、事業所における職員配置基準を「置くべき従業者を児童指導員、保育士又は障害福祉サービス経験者とし、そのうちの半数以上を児童指導員又は保育士としなければならない」と厳格化する方向性を示しました。合わせて、事業者への「放課後等デイサービスガイドライン」の順守と、評価結果公表の義務付けを決定する方針も発表しました。こうした放課後等デイサービスの運営基準改正は、2017年4月1日より施行される予定です。そもそも放課後等デイサービスってどんな施設?放課後等デイサービスとは、障害のある就学児童(小学生・中学生・高校生)が学校の授業終了後や長期休暇中に通うことのできる施設です。放課後等デイサービスでは、生活力向上のための様々なプログラムが行われます。トランポリン、楽器の演奏、パソコン教室、社会科見学、造形など習い事に近い活動を行っている施設もあれば、専門的な療育を受けることができる施設もあります。急増した放課後等デイサービス事業者、それに伴って起きた課題出典 : 年の児童福祉法改正によって、放課後等デイサービスが児童福祉施設として制度化された結果、2012年は2,540ヶ所だった放課後等デイサービス事業所の数は、2016年には8,352ヶ所と約3.3倍になりました(各年度4月時点)。また利用児童数も、2012年の53,590人から2015年には112,162人と倍増しました(一月平均)。このように事業所が増えたことで、放課後等デイサービスを利用出来る児童は増えたのですが、急激な事業所数の増加によりサービスの質が低い事業所も少なくないことが問題視されています。具体的には、テレビを見せているだけ、ゲーム等を渡して遊ばせているだけなど、利潤を追求し支援の質が低い事業所や適切ではない支援を行う事業所が増えているとの指摘、発達支援の内容、技術が十分でない事業所も見られるという指摘や、単なる居場所となっている事例、発達支援の技術が十分でない事業所が軽度の障害児を集めている事例があるとの指摘などがあります。また一部の事業者においては架空報酬や職員不足などの不正で行政処分を受けたことが取り沙汰され問題となりました。放課後等デイサービス 障害児預かり20業者処分 不正請求や職員不足厚生労働省は2015年に「放課後等デイサービスガイドライン」を策定・公表するなどといった対策を行い、基本的事項や職員の専門性の確保等を定め、事業所に対し不断に創意工夫を図り、提供する支援の質の向上に努めることや自己評価の実施を求めてはいますが、それだけではサービスの質向上には不十分だったとの指摘・議論が行われました。放課後等デイサービスガイドラインそこで今回、厚生労働省は、放課後等デイサービスの開設要件を厳格化し、2017年4月から新基準で開設の適否を判断することと、放課後等デイサービスガイドラインの順守と評価結果公表の義務付けを決定しました。放課後等デイサービス開設の新基準、押さえておきたいポイント出典 : 今回決定した放課後等デイサービス開設要件の新基準では、職員の配置に関する条件が厳しくなり、職員となるには資格や障害児支援等の経験が必要となります。これまで放課後等デイサービスの指導員となるための要件に資格要件は特にありませんでしたが、新基準では、配置すべき職員は「児童指導員」「保育士」「障害福祉サービス経験者」とし、そのうち、児童指導員又は保育士を半数以上とすることが定められています。そして「児童指導員」となるには、・学校教育法規定の大学または大学院で社会福祉・心理・教育・社会のいずれかに関する学部・研究科・学科・専攻を卒業する・小・中・高いずれかの教員免許(教科は問わない)を取得する・児童福祉施設での実務経験(高卒以上は2年、その他は3年)・地方厚生局長等指定の児童福祉施設職員養成学校を卒業する・社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得するなどといった条件のいずれかを満たす必要があります。児童指導員及び指導員の資格要件等また、放課後等デイサービスに通う児童に対して個別支援計画を作成し、その子どもの支援が適切に行われるよう管理する「児童発達支援管理責任者(児発管)」を各事業所に一人配置することがかねてより義務付けられていたのですが、この児童発達支援管理責任者となるための要件が変更になりました。これまで児童発達支援管理責任者になるためには、定められた研修を受講し、また障害児者の保健・医療・福祉・就労・教育の分野における5~10年の直接支援実務経験があること、もしくは相談支援や対象の国家資格等による仕事に従事しているなどの経験があることでも条件を満たしていました。障害福祉サービスにおけるサービス管理責任者についてしかし今後は、障害児・児童・障害者の直接支援の経験(3年以上)が必須化となります。この変更により、実務経験の必要な期間は短くなりますが、介護領域の職員や相談支援業務の職員、対象だった資格の有資格者は、児童発達支援管理責任者となるための要件を満たさなくなります。職員の配置厳格化に加え、今後は 「放課後等デイサービスガイドライン」の遵守及び自己評価結果公表の義務付けも定められることとなります。また「放課後等デイサービスガイドライン」自体の見直しも検討される予定です。あなたの意見が政策に!厚生労働省がパブリックコメントを募集中(2017年1月23日まで)出典 : 厚生労働省は本改正に関して2月議会で条例改正を行い2017年4月に施行することを目指しています。そしてそれまでに広く国民から意見、情報を募集し、それを考慮しながら最終決定を行うべくパブリックコメントを募集しています。皆さんは放課後等デイサービスにおける職員配置基準の厳格化と放課後等デイサービスガイドラインの順守と評価結果公表の義務付けに関してどう思いますか?郵送、FAX、もしくは下記の電子政府 (e-Gov)の意見提出フォームよりパブリックコメントを提出することが可能です。締切は2017年1月23日まで。児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令(案)の御意見の募集についてまた、本コラムのコメント欄にも、今回の放課後等デイサービス運営基準改正に関して、ユーザーの皆さんからの様々な意見を募集します。今回の改正方針に関しての賛否のご意見だけでなく、障害のある子どもたちが適切な支援を受けるための「サービスの質向上」という目的に向けた、他にも様々な論点からのコメントをお待ちしております。発達ナビ編集部でも、引き続き今後の審議の動向を追っていきたいと思います。
2017年01月17日ハリウッド大作『インデペンデンス・デイ』の新章『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日公開)の新たな特別映像が8日、公開された。本作の舞台は、前作で人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年後。人類は新たな襲撃に備えるため、エイリアンが地球上に残した宇宙船の技術をもとに地球防衛システムを構築したが、新たに地球にやってきた侵略者たちは想像をはるかに超える進化と巨大化を遂げ、女性大統領が誕生したアメリカをはじめ各国の主要都市を次々に壊滅。人類は滅亡の危機にひんしていく。1996年の戦争で世界的な英雄となったデイビッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラム)は、地球宇宙防衛(ESD)の初代部長に任命された。ゴールドブラムは「デイビッドにとっての問題は、エイリアンの次の侵略があるかどうかではなく"いつ来るのか"なんだ」と明言。「彼は地球を守るための責任ある地位に起用される。1996年よりも敵は巨大化していて、そのため勝利を手にする計画を練ろうとし、新たな侵略によって起こっていることを皆にわからせようとするんだ」と自身が演じるデイビッドの持つ信念を口にする。そんなデイビッドについて、「地球に対して変わらぬ愛を持つロマンティックな男」とも表現している。新たな特別映像は、ESDの広報ビデオを模したような仕上がり。冒頭では、ランフォード大統領(セーラ・ウォード)が「地球として結束することで人類は強くなり、その強さが生存を勝ち取る力となります」と前作で世界的な感動を呼んだ、ホイットモア大統領(ビル・プルマン)の演説さながらに宣言している。終盤は、ESDの勇敢な隊員たちが登場。「私たちは1996年の戦いを2度と起こさせません」と語りかける。冒頭のホイットモア大統領の言葉を裏付けるように、前作のほか『デイ・アフター・トゥモロー』(04年)、『2012』(09年)で人類絶滅の危機を3度描いてきたローランド・エメリッヒ監督と3度目のタッグを組むプロダクション・デザイナーのバリー・チューシッドも「われわれが描こうとしたことの一つは、世界中の国々が共通の敵に対抗して一致団結することだった」と明かしている。(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年07月09日『インデペンデンス・デイ』(96)、『GODZILLA』(98)、『デイ・アフター・トゥモロー』(04)など、超ド級のSFパニック映画で人々を驚嘆させてきたローランド・エメリッヒ監督。きょう7月9日に、20年ぶりとなる自身初の続編『インデペンデンス・デイ/リサージェンス』が日本公開を迎えた。今回は、人類がエイリアンとの戦いに勝利した『インデペンデンス・デイ』から20年後に、すさまじい進化を遂げたエイリアンたちが、メガサイズの宇宙船で地球に猛攻撃を仕掛けてくる。このマザーシップの威力が強烈で、世界中のランドマークは、容赦なく破壊されていく。ひええ~!!エメリッヒ監督はゴッドか? それとも破壊王か? いや、違う! 落とし所は、平和への願いを込めた熱い人間ドラマなのだ。来日したエメリッヒ監督にインタビューし、気になる製作裏話や映画に秘められたメッセージについて聞いた。――まずは、20年ぶりに『インデペンデンス・デイ』の続編を手掛けた理由から聞いてください。当時、前作はきっちり完結していたので、次の物語を続ける意志が全くなかった。そもそも続編というものが嫌いで、全く同じことを繰り返すのなら、やらない方がいいと思っているから。でも、『インデペンデンス・デイ』については、20年の月日が経っているということで、また新しい世界が作り出せると思った。そしてもう1点、上の世代から次の若い世代へとバトンを渡すことができるんじゃないかとも考えたんだ。――アメリカ全土を覆うくらいに巨大なマザーシップは、何からインスパイアされたものですか?第1作目でかなり大きなサイズのものを出してしまったから、それを上回る新しいものにしたかった。そこで、マザーシップ自体が直径3,000kmもあるものにして、それが地球に降り立ったらどうなるんだろうと考えてみたんだ。アメリカ全体を覆うだけではなく、1つの足が北米、1つが南米、1つがアフリカと、足が各大陸に渡るような巨大サイズにしようかと。地球を覆う巨大なクモのようなイメージで、そこから発想を広げていった。僕は、誰も見たことのないものを作りたかったよ。――20年という月日が流れ、世界情勢も以前とはかなり変わりました。物語を作る上でこだわった点を聞かせてください。前作が公開された1996年は、今とは全く違う世界情勢で、今よりも単純だったと思う。劇中の歴史でいくと、96年戦争という形でくくられていて、そこで人類が1つになって復興をしたという物語になっている。20年後はより複雑さを増しているから、雰囲気的には少しダークな面も描こうと思った。――ロンドンのビッグベンやドバイのブルジュ・ハリファなど、今回も世界各地のランドマークが破壊されていますが、何を壊すかはどんなふうに決めているのですか?また、その意図についても教えてください。ランドマークを襲うのは、一瞬にしてその場所がすぐにわかるからだ。普通のビルと違い、観光客としてその建物の前で写真を撮った人もいたりして、感情的なつながりをもっているので、それが壊されてしまうという重みを伝えることができる。見る人の感情を動かせるからね。でも、好き勝手に何でも壊せばいいというものでもなく、破壊するものにはちゃんと意味があるんだ。今回、重力を操るマザーシップがアジアを吸い込み、それをヨーロッパの上にどんと落とすというシーンがある。それは、今の世界経済を表していて、そういう皮肉も込めているんだ。また、僕はロンドンが大好きで、住んだりもしているが、よくテムズ川を歩きながら、何かでこの川を使えないかなとずっと思っていた。それで今回、ああいう形になったんだよ。――ストーリーの中に、そういった風刺や自身の私的な思いなどは毎回入れているのですか?それは重要なことだ。僕は映画の中に、自分の意見や世界に対しての価値観を入れることを楽しみにしている。もちろん、第一に娯楽作であるということが前提だが、それと同じく非常に私的な考えや意見も入れ込んでいるんだ。例えば、今回ゲイのカップルが出てくるでしょ。彼らはストーリーにごく自然に溶け込んでいるけど、あれは「ゲイでもいいんだ」ということを無言で語っている(※ローランド・エメリッヒはゲイであることをカミングアウトしている)。また、今は世界が分裂しているけど、ああやって人々が団結し、1つになることが大切だということも訴えている。――ローランド・エメリッヒ監督にとって、人生における『インデペンデンス・デイ』はいつでしたか?私は、子どもの頃からアメリカ映画が大好きだったけど、まさか自分がハリウッドに行くとは思ってもみなかった。実際に、行ったわけだけどね。そして行った後、大学の頃からずっと温めていた『スターゲイト』を撮りたいと言ったが、どのスタジオも手を挙げてはくれなかった。その後、フランス人たちの製作で撮れた映画を、MGMが配給してくれたんだが、『スターゲイト』は予想外のヒット作となった。当時、あれだけ自分が思い入れのある作品が成功を収めたことは本当に大きくて。だから、僕にとっては、『スターゲイト』が『インデペンデンス・デイ』なんだ。その後、みんながあれと同じような企画の映画を持ってきたけど僕は全部断り、自分のアイデアで書いた『インデペンデンス・デイ』を撮って、また成功できた。やはり、自分のアイデアは大事にしないとダメだね。■プロフィールローランド・エメリッヒ1955年生まれ、ドイツ出身。ミュンヘンの映画学校での卒業製作作品『スペースノア』(83)が第34回ベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映され、世界20カ国以上で公開される。その後、『ユニバーサル・ソルジャー』(92)でハリウッド監督デビュー。主な監督作は『スターゲイト』(94)、『インデペンデンス・デイ』(96)、『GODZILLA ゴジラ』(98)、『パトリオット』(00)、『デイ・アフター・トゥモロー』(04)、『紀元前1万年』(08)、『2012』(09) 、『ホワイトハウス・ダウン』(13)など。(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2016年07月09日大ヒット作『インデペンデンス・デイ』の20年後、人類が再び圧倒的な侵略の脅威に直面する続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。先日のジェフ・ゴールドブラム、リアム・ヘムズワースらの来日でも盛り上がりを見せた本作から、公開に先駆けて特別映像が到着。帰ってきた“奴ら”との戦いで、人類の起死回生の策が明らかになった。1996年7月4日、それは人類が恐るべき侵略者を撃退し、宇宙における独立を高らかに宣言した歴史的な記念日。しかし、きっと奴らは再びやってくる。30億人の尊い命を失った人類はその来る日に備えるため、エイリアンが地球上に残した宇宙船のテクノロジーを取り入れ、堅固な地球防衛システムを築き上げてきた。あの激闘から20年後の2016年7月、またもや地球に襲来した侵略者は、想像を絶する進化と巨大化を遂げていた――。96年の戦争で世界的な英雄となったデイビッド・レヴィンソンは、地球宇宙防衛(ESD)の最初の部長に任命された。演じたジェフは、「デイビッドにとっての問題は、エイリアンの次の侵略があるかどうかではなく“いつ来るのか”なんだ。彼は地球を守るための責任ある地位に起用される。1996年よりも敵は巨大化していて、そのためデイビッドは勝利を手にする計画を練ろうとし、新たな侵略によって起こっていることを皆にわからせようとするんだ」と明かす。続けて「デイビッドは、地球に対して変わらぬ愛を持つロマンティックな男だ」とESD部長として適任であることをアピールする。今回到着した、まるでESD広報ビデオのような映像では、セラ・ワード演じるランフォード米国大統領も「地球として結束することで人類は強くなり、その強さが生存を勝ち取る力となります」と、前作で世界中を感動に包んだビル・プルマン演じるホイットモア大統領の演説さながらに語る。その言葉を裏付けるように、『インデペンデンス・デイ』と『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』で人類絶滅の危機を過去3度描いてきたローランド・エメリッヒ監督と3度目のタッグとなるプロダクション・デザイナーのバリー・チューシッドは、また「我々が描こうとしたことの1つは、世界中の国々が共通の敵に対抗して一致団結することだった」と明かしている。強大すぎる敵の存在があったからこそ、“奇跡的”に人類が1つになり、地球を守るために共闘する本作。人類の運命と宇宙規模の大決戦のゆくえを、スクリーンで見届けてみて。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。7月8日(金)前夜祭上映。(text:cinemacafe.net)
2016年07月08日「去年のインデペンデンス・デイ(独立記念日)に生まれた子なんだ」と言いながら、幼い息子の写真を見せてくれたジェフ・ゴールドブラム。そんな彼の一言に、誰もが思わずニヤリとしてしまうはず。それは、隣に座るリアム・ヘムズワースも同様。なぜなら、両者は『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』で共演しているからだ。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は、96年の大ヒット作『インデペンデンス・デイ』の20年後を描いた続編。その中でリアムは戦闘機パイロットのジェイク、ジェフは前作でも演じた科学者デイビッドに扮し、20年前に地球を攻撃したエイリアンに再び立ち向かう。続編のポイントの1つは、前作で活躍した登場人物と新しい登場人物のドラマが交錯すること。「ジェフのすべてが好き」と語るリアム、「僕はリアム・ヘムズワースが大好きだ!」と高らかに宣言するジェフも、撮影を通してすっかり打ち解けたようだ。「ジェフは人としても役者としても素晴らしい。エネルギッシュだし、周囲を明るくしてくれるんだ。人間関係を築く努力を惜しまないのがすごいよね」(リアム)「リアムに初めて会ったとき、何て真面目で地に足がついている若者なんだろうと思ったよ。才能があり、プロ意識も高い。彼のような真の好青年はなかなかいないね」(ジェフ)互いを絶賛し合う彼らの相性は、スクリーン上からも見てとれる。人類とエイリアンの死闘がスリリングに展開する中、ジェイクとデイビッドが揃って戦闘機に乗り込むシーンにはちょっとしたユーモアも。「実際の撮影では戦闘機の外に何もないわけで、“○○が見えるぞ!次は○○が来るぞ!”なんて指示に合わせて怖がってみせないといけない。そうしているうちに、ふと口から出た言葉が台詞として採用されていったんだ」(ジェフ)「ローランド(・エメリッヒ監督)は完璧主義者だから、同じシーンを何テイクも撮る。それはいろいろ試せるということでもあり、試す自由があったからこそ面白いシーンになったのだと思う。実際の僕は乗り物酔いするタイプだから、戦闘機なんてごめんだけど(笑)」(リアム)リアムの言葉を受け、「ジェットコースターも駄目なのかい?」と心配するジェフ。それに対し、「1度なら頑張れるけど、2度は無理」と本音で答えるリアムの姿はちょっとだけ甘えているようにも!?そんな彼らの撮影中の楽しみは、「映画ゲーム」だったそう。ジェフがゲームのルールを解説する。「キャストの名前からタイトルを連想したり、タイトルを聞いてキャストの名前を挙げたりするんだ。ジャック・ニコルソンと言えば『シャイニング』、『シャイニング』と言えばシェリー・デュヴァル、シェリーと言えば『ナッシュビル』、『ナッシュビル』と言えばジェフ・ゴールドブラム!といった感じでね(笑)」。「そうしているうちに、自然と“あの映画はいいよね!この俳優はいいよね!”という話になるだろう?2人とも映画が大好きだから、お互いのオススメを言い合ったりもしたんだ」とリアム。ジェフから勧められた1本を紹介してくれた。「“ジェフ・ニコルズ監督とマイケル・シャノンの新作と言えば?”という質問からの流れで、『ミッドナイト・スペシャル』(原題)をジェフに勧めてもらった。とても素晴らしい映画だったよ」。映画を愛し、芝居を愛し、互いを尊敬し合うリアムとジェフ。本編に因み、“もしエイリアンに遭遇したら?”という質問が出た際にも映画愛と演技への情熱が炸裂。「ジェフに電話して助けを求める」というリアムの一言をきっかけに、豪華過ぎる寸劇が始まった。リアム「ジェフ、エイリアンがいるよ。どうしたらいい?どうしたらいい?」ジェフ「リアム、君はいまどこにいるんだ?」リアム「わからない。怖いよ…、ジェフ!」ジェフ「周りを見渡せ!どこかに通りの名前が書いてあるだろう?」リアム「ああ、わかった。○○通りだ。でも、道を進めばいいの?止まればいいの?わかんないよ。(涙声で)ジェフ、君が必要なんだよ!助けてよ!」「その後、僕はリアムを見つけ出し、抱き合って、めでたしとなるんだ」と満足げなジェフ。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の展開とはだいぶ異なるが、こんな共演作も観てみたい?(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)
2016年07月06日1996年公開の世界的ヒット作『インデペンデンス・デイ』の20年後を描く続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のローランド・エメリッヒ監督、主演のリアム・ヘムズワースらが来日。東京スカイツリーにて6月29日(水)、記者会見に臨んだ。地球に侵攻してきたエイリアンを撃退するというエンターテイメントの続編。新作では前回の戦いから20年後、再度、エイリアンの襲撃を受け、地球人が一致団結して立ち向かうさまを描く。会見にはエメリッヒ監督にリアム、20年前の前作にも出演したジェフ・ゴールドブラム、マイカ・モンローも出席した。この日は、「最も宇宙に近い」というコンセプトで高さ350メートルの東京スカイツリーの展望デッキ フロア350にて会見が行われた。これまで、数々の作品で地球をメチャクチャにしてきた怖いもの知らずのエメリッヒ監督も「東京は大好きだけど、高いところは怖いんで、いまはすごくナーバスになってるよ」と苦笑い。眼下に広がる東京の街並みに「『ブレードランナー』の世界だね。リドリー・スコットは東京の街からインスピレーションを受けたらしいね」とうなずいていた。“破壊王”“壊し屋”などの異名で呼ばれるほど、『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』、『2012』と徹底的に自作で世界中を破壊してきたが、本作では侵略者が重力を操り、地球を破壊するという描写がある。「あちこちでいろんな名前を付けられてるみたいだね(笑)。兄のアンディがいつも僕のおもちゃを壊してたことに起因してるのかもしれないな…?」と自らの破壊衝動を分析しつつ、今回の破壊のアイディアについて「いままでやったことがないことは何だろう?と考え、大きな母船が地球に降りて来たらどうなるか?これだけ大きな船なら、それ自体が引力が持っているだろう。アジアが吸い上げられ、ヨーロッパに落とすってのはどうかな?と考えたんだ」と明かした。自身、初の続編映画となったが「これまで会うひとみんなに『続編はないの?』と聞かれるたびに『作らないよ』と言い続けてきたんだ。あれは独立した映画として完結していると思っていたからね。でも『2012』をとってデジタル技術に触れて目から鱗が落ちたんだ。これなら作ってもいいかな、と思えたんだ」とふり返った。リアムは20年前の襲撃で両親を失った青年を演じているが「最初に話を聞いた時は嬉しかったし興奮したよ。エメリッヒ監督の大ファンだったからね」と述懐。「両親の死は彼の心の中に常に大きなものとして残っている。それを意識して演じたよ」と明かした。最後にエメリッヒ監督は「いま、毎週のように世界中で襲撃のニュースが報じられています」と現実の世界状況にも言及。「一致団結すればエイリアンにだって立ち向かえる!この映画はそれをメッセージとして伝えています」と語る。リアムもエンタメ大作としての魅力を強調する一方で「学ぶことがあるとすれば力を合わせて助け合うことの大切さ。そうすれば地球上の問題はきっと解決できる!」と力強く訴えた。会見後の写真撮影では、スカイツリーとのコラボレーションで、登壇陣の背景に巨大宇宙船の映像を映し出し、東京の街にエイリアンの宇宙船が襲来したかのような映像が作り出された。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月29日空前のディザスター映像で大反響を呼んだメガヒット作『インデペンデンス・デイ』から、20年の時を経て、映画史に刻まれる超大作の新章『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。本日6月24日(金)は、世界で初めて“UFO”が目撃された日。そんな「UFOの日」にちなんで、本作の特別映像が到着した。別次元のスペクタクルを創造した革新的な超大作として放たれる本作。新たな宇宙船は、アメリカ合衆国全土を覆うサイズへと巨大化し、女性大統領が誕生したアメリカと世界の主要都市を破壊し尽くしていくのだ。1996年の前作に引き続き、本作もローランド・エメリッヒが監督を務め、ビル・プルマン、ジャド・ハーシュ、ジェフ・ゴールドブラムらが前作に引き続き続投。そして、主人公・ジェイク役には『ハンガー・ゲーム』シリーズのリアム・ヘムズワースが好演。さらに、『フィフス・ウェイブ』のマイカ・モンロー、新鋭のジェシー・アッシャーら次世代を担うキャストが集結している。このほど到着したのは、前作から本作までの20年間に地球に起きたことが明らかになる特別映像だ。映像で流れるのは、ユナイテッド・ワールド・ニュース制作「1996年戦争 報道特別番組」というフェイク番組。1996年7月4日、人類が宇宙からの侵略者を打ち破ったあの「独立記念日」の激闘の後、廃墟と化した世界は再建が進められ、1998年には“きっと奴らはまたやってくる”と世界中のリーダーたちが集結し、世界平和協定を締結した。そうして、新たに連帯した国々は、20年前に侵略者を打ち破った立役者であるデイビッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラム)を部長とした未来の脅威から地球を守るための地球防衛軍(Earth Space Defence:ESD)を結成した。そして、月にまで軍事基地を作り、さらに20年前には想像もつかなかった技術が駆使された戦闘機と勇敢なパイロットの育成、この来るべき時に備えた人類が、いかに地球防衛システムを構築すべく力を注ぎ込んだかが見てとれる。また、レポーターは「敵は“戻るかも”ではなく、“いつ戻るか”です」と映像を締めくくるが、ついに2016年7月、エイリアンがアフリカに残した宇宙船が、20年の時を経て密かに覚醒し、その時が来てしまうのだ。前作から引き続き出演するジェフは、「過去20年間の変化で素晴らしいのは、地球全ての住民が力を合わせたことだ。地球に住む仲間として共に目標を達成するため人類の結束が実現する」とふり返っている。さらにその言葉を裏付けるように、人類絶滅の危機を過去3度描いてきたローランド監督と3度目のタッグとなるプロダクションデザイナーのバリー・チューシッドもまた「我々が描こうとしたことのひとつは、世界中の国々が共通の敵に対抗して一致団結することだった」と明かしている。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開※7月8日(金)前夜祭上映。(cinemacafe.net)
2016年06月24日ハリウッド大作『インデペンデンス・デイ』の新章『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日公開)の特別映像が、世界で初めてUFOが目撃された"UFOの日"である本日24日、公開された。本作の舞台は、前作で人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年後。人類は新たな襲撃に備えるため、エイリアンが地球上に残した宇宙船の技術をもとに地球防衛システムを構築したが、新たに地球にやってきた侵略者たちは想像をはるかに超える進化と巨大化を遂げ、各国の主要都市を次々に壊滅。人類は滅亡の危機にひんしていく。公開された映像では、ユナイテッド・ワールド・ニュースという架空の番組が製作し、『1996年戦争 報道特別番組』と題された特別放送の模様が。20年前の激闘の後、廃虚と化した世界では、再建が進められ、1998年に「きっとやつらはまたやってくる」と世界中のリーダーが集結し、世界平和協定が締結された。こうして連帯した国々は、侵略者を打ち破った立役者であるデイビッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラム)を部長とした地球防衛軍(Earth Space Defence:ESD)を結成している。加えて映像からは、月にまで及ぶ軍事基地の整備、1996年には想像もつかなったような技術が駆使された戦闘機の製造など、来るべき再襲に備え、人類がいかに地球防衛システムを構築すべく注力してきたかがうかがえる。さらに、ESDの勇敢な兵士たちも登場。口々に地球を守る使命感を語っている。これらを映した後、番組はレポーターのジョージが元大統領の言葉を引用した「敵は"戻るかも"ではなく、"いつ戻るか"です」とのメッセージを残して締めくくられている。ゴールドブラムは、この20年間の変化の中で「素晴らしいのは、地球の全ての住民が力を合わせたことだ」と断言。「地球に住む仲間として共に目標を達成するため人類の結束が実現する」と振り返っており、前作のほか『デイ・アフター・トゥモロー』(04年)、『2012』(09年)で人類絶滅の危機を3度描いてきたローランド・エメリッヒ監督と3度目のタッグを組むプロダクション・デザイナーのバリー・チューシッドも「われわれが描こうとしたことの一つは、世界中の国々が共通の敵に対抗して一致団結することだ」と明かした。(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年06月24日先ごろ、映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』と『機動戦士ガンダムユニコーン』のコラボレーション・ポスターが公開になったが、続いてコラボ予告編が解禁になった。『…ユニコーン』のキャストを務める内山昂輝と池田秀一が参加した豪華な映像だ。『インデペンデンス・デイ』×『ガンダムUC』コラボ予告編前作から20年後を舞台に人類が再び襲来した宇宙人とバトルを繰り広げる『…リサージェンス』と、“ラプラスの箱”と呼ばれる謎の存在を巡る攻防と、人類の革新のドラマ、そこに放り込まれた若者たちを描いた『…ユニコーン』がタッグを組んだ予告編では、双方の映像が交互に登場しながら『…リサージェンス』の内容が紹介される。映像のラストには、池田演じるフル・フロンタルが「見せてもらおうか、人類の可能性とやらを」と語る場面も登場。ファン必見の内容だ。サンライズの『ガンダムUC』のプロデューサーを務める小形尚弘氏は「まさかのポスターに続いて、コラボ予告とCMです。バナージ、フロンタルと人類の共闘! 名演説がある作品に間違いはありません。いつか、大統領自らガンダムにのる、そんな作品が出来るかもしれませんね!」とコメント。この予告編は、25日(土)から一部をのぞく全国の映画館でも上映される予定。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』7月9日(土) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2016年06月23日ハリウッド大作『インデペンデンス・デイ』の新章『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日公開)と日本が誇るアニメーション『機動戦士ガンダムユニコーン』がコラボレーションした予告映像が23日、公開された。世代を超え、世界中から愛され続けてきた『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』と『機動戦士ガンダムユニコーン』は、時の流れに準じた壮大なストーリー展開という共通点からコラボレーションが実現。先日のコラボポスターに続いて、コラボ予告が完成した。公開された映像では、"シャアの再来"と呼ばれ、自らの専用機である真紅のモビルスーツ、シナンジュを駆るフル・フロンタルが、宇宙空間で地球に迫る"新たな敵"に遭遇。フル・フロンタルも、そしてユニコーンガンダムを操縦するバナージ・リンクスも「やばいだろ、あれ」と驚愕するほどの惑星並みの巨大な宇宙船が襲来する。全世界が一致団結して絶望的な危機に立ち向かう状況に対し、フル・フロンタルによる名ゼリフ「見せてもらおうか、人類の可能性とやらを」で映像は幕を閉じる。作品同様に本映像のバナージ・リンクスの声を演じるのは、内山昂輝、そしてフル・フロンタルは、池田秀一が声を担当。共に大きなスケールで独自の世界観とインパクトをあわせ持つ作品同士のコラボレーションに対して、サンライズの『ガンダムUC』プロデューサー小形尚弘氏は「まさかのポスターに続いて、コラボ予告とCMです。バナージ、フロンタルと人類の共闘! 名演説がある作品に間違いはありません。いつか、大統領自らガンダムにのる、そんな作品ができるかもしれませんね!」と語る。この予告編は、全国の劇場(一部劇場を除く)で25日より上映予定。(c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2016年06月23日ローランド・エメリッヒ監督(60)が『インデペンデンス・デイ』第3弾の製作を計画しているようだ。ショートリスト誌のインタビューに応じたエメリッヒ監督は、第3弾では来月9日から公開予定となっている第2弾『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の主演リアム・ヘムズワースの息子を中心に描く構想を温めており、1996年公開の第1弾から20年の時を経て『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』が公開となったこともあり、第3弾の製作時期は自身が80歳となる20年後になるだろうと話した。次回作をいつ製作するつもりかとの質問にエメリッヒ監督は、「僕はいつも20年後を選ぶ傾向にあるね。20年後となるとリアムに息子がいるくらいの時期だよね。素晴らしい脚本を作りたいんだよ」と答える。とはいうものの、もし映画製作会社がそれほどの長期間第3弾製作まで待てない場合には、他の監督を選ぶ可能性もいなめないだろうとエメリッヒ監督は続けた。「可能性がない状態で何かをやりたい製作会社なんてないよ。もし彼らが良い脚本と他の監督を使いたいなら、それはそれでいいんだ。まあでも製作会社は僕を監督として使いたいと思っていくれているはずさ。だって僕はこの作品と強い結びつきがあるからね。でもみんなに新しいストーリーの作品を1、2本作りたいって言ってきたんだけど、そうはならないだろうね」(C)BANG Media International
2016年06月18日大作映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』が7月9日(土)に公開されるのを記念して、『機動戦士ガンダムユニコーン』とのコラボレーションが実現し、ポスターが公開になった。その他の画像前作から20年後を舞台に人類が再び襲来した宇宙人とバトルを繰り広げる『…リサージェンス』と、“ラプラスの箱”と呼ばれる謎の存在を巡る攻防と、人類の革新のドラマ、そこに放り込まれた若者たちを描いた『…ユニコーン』は、報道向けの資料によると「時の流れに準じた壮大なストーリー展開という共通点」からコラボレーションが実現した。『…ユニコーン』のストーリーを手がけた福井晴敏は「宇宙でバトルってとこしか共通項ないじゃん!?と思われるでしょうが、さにあらず。人間の不屈の精神力が絶望を退けるという一点において、我ら二作品はソウルブラザーと言っていい関係性にあるのです。今度の敵もすんげーデカいけど負けるな人類!ユニコーンガンダムも援護するぜ!(心の中で)」とコメントしている。このポスターは、一部をのぞく全国の劇場で明日から順次、掲出される予定。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』7月9日(土) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2016年06月17日ハリウッド大作『インデペンデンス・デイ』の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日公開)と、日本が誇るアニメーション『機動戦士ガンダムユニコーン』とのコラボレーションが実現。インパクト大のコラボポスターが16日、公開された。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の舞台は、前作で人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年後。人類は新たな襲撃に備えるため、エイリアンが地球上に残した宇宙船の技術をもとに地球防衛システムを構築したが、2016年7月、新たに地球にやってきたエイリアンは想像をはるかに超える進化と巨大化を遂げ、各国の主要都市を次々に壊滅。人類は滅亡の危機に瀕していく。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は、登場人物も時間経過も、前作からそのまま20年後が描かれた世界を舞台に進行していき、前作の闘いは序章にすぎなかったとさえ思わせる壮大なストーリー展開と進化した破壊スペクタクルで、大決戦が勃発する。一方で、『機動戦士ガンダムユニコーン』は、『機動戦士ガンダム』から続く"宇宙世紀"を舞台とした物語の新章として、当時のキャラクターはもちろん、成長した姿で新たな物語の中心人物として登場。時の流れに準じた壮大なストーリー展開という共通点から今回のコラボレーションが実現した。到着したポスターは、アメリカ合衆国全土を覆うほどの巨大な宇宙船が、ユニコーンガンダムを襲撃しようとしている様子を描いたもの。「この日が来ることをガンダムもわかっていた。」というコピーと共に巨大な宇宙船に立ち向かうユニコーンガンダムはデストロイモードで、NT-Dが発動されおり、万全の戦闘体制で立ち向かおうとしていることが分かる。共に大きなスケールで独自の世界観とインパクトをあわせ持つ作品同士のコラボレーションに対して、ストーリーの福井晴敏氏は「『宇宙でバトルってとこしか共通項ないじゃん!?』と思われるでしょうが、さにあらず。人間の不屈の精神力が絶望を退けるという一点において、我ら二作品はソウルブラザーと言っていい関係性にあるのです。今度の敵もすんげーデカいけど負けるな人類! ユニコーンガンダムも援護するぜ!(心の中で)」と語る。なお、このコラボポスターは全国の劇場(一部劇場を除く)で18日より掲出予定。(c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2016年06月17日1996年の世界的大ヒット作の続編を、新旧キャストで描く『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。このほど、20年前の激闘はほんの序章であり、警告にすぎなかったことを目の当たりにする、4分36秒にもおよぶ特別予告編“スーパー・トレーラー”が解禁となった。人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年。30億人の尊い命を失った人類は、新たな襲来に備えるため、エイリアンが地球上に残した宇宙船のテクノロジーを取り入れ、堅固な地球防衛システムを構築した。エイリアンの侵略を経験したことで、その間、皮肉にも国家間の紛争はなくなり、歴史上前例のない国際協力体制が実現。アメリカでは、史上初の女性大統領が就任していた。だが、決戦に備えていたのは、人類だけではなかった――。世界の主要都市を超巨大な宇宙船が覆い、破壊し尽くしていく中、前回をはるかにしのぐ激闘を人類が経験することになる本作。今回の特別予告編では、わずか3日間という人類滅亡のカウントダウンが刻まれる状態で、全世界が一致団結して絶望的な危機に立ち向かう姿が明らかになっている。映像は、リアム・ヘムズワース演じる兵士ジェイクと、マイカ・モンロー演じるパトリシアとの恋人同士らしき会話から始まる。「あれから20年か…」とつぶやくジェイク。だが、その後、エイリアンがアフリカに残した宇宙船が、20年の時を経て密かに覚醒する様子が描かれていく。それは、地球に仲間を呼び寄せるSOS信号だった!まもなく人類が建造した月面基地を粉砕し、地球にやってきたエイリアンは、想像を超える進化を遂げ、重力を自在に操り、ドバイのブルジュ・ハリファ・タワー、パリのエッフェル塔、ロンドンのビック・ベンといった世界各国のランドマークを容赦なく破壊し尽くしていく。さらに、『インデペンデンス・デイ』であの“独立宣言”の名スピーチを残したビル・プルマン演じるホイットモア元大統領が、身をなげうってエイリアンからの「“彼女”がきた」というメッセージを口にする衝撃的なシーンも映し出される。“1996年戦争”で英雄となり、地球宇宙防衛(ESD)の最初の部長に任命されたジェフ・ゴールドブラム演じるデイビッド・レヴィンソンも、その言葉にただならぬ危機を感じ取った様子。“彼女”とは、いったい何なのか?エイリアンの真の目的はますます謎に包まれるばかり。また、デイビッドと一緒に戦ったヒラー大尉の息子ディラン役ジェシー・アッシャーをはじめ、『サンバ』のシャルロット・ゲンズブールや、『ミュータント・タートルズ』のウィリアム・フィクトナーらの姿も見える。『デイ・アフター・トゥモロー』と『2012』でエメリッヒと協力しているプロダクション・デザイナーのバリー・チューシッドは、「我々が描こうとしたことのひとつは、世界中の国々が共通の敵に対抗してひとつに団結することだ。彼らはかつて団結したことがある。そして今度も再び団結してエイリアンと戦うんだ」と、本作のテーマについて語る。エイリアンとの新たな戦闘の最前線に身を投じるジェイクを演じたリアムもまた、「団結する姿が人々の共感を呼ぶ」とチューシッドに同意しつつも、「何もかも桁違いのサイズだ。映画館に行けば大きい興奮の体験ができる」とストーリーと共に別次元のスペクタクルが炸裂することにも言及。そんな彼の言葉を裏付ける圧巻の映像を、まずはこちらから確かめてみて。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月13日大ヒットした『インデペンデンス・デイ』の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日公開)の4分を超える長尺の特別映像が13日、公開された。本作の舞台は、前作で人類がエイリアンとの壮絶な死闘に勝利を収めてから20年後。新たな襲来に備えるため、エイリアンが地球上に残した宇宙船のテクノロジーを取り入れ、堅固な地球防衛システムを構築する。その間、エイリアンの侵略を経験したことで国家間の紛争はなくなり、歴史上前例のない国際協力体制が実現。ところが、エイリアンの再襲により、人類滅亡の危機を迎える。映像では、2016年7月、エイリアンがアフリカに残した宇宙船が20年の時を経てひそかに覚醒する様子が描かれる。それは地球に仲間を呼び寄せるSOS信号。人類が建造した月面基地を粉砕し、地球にやってきたエイリアンは、想像を超える進化を遂げ、重力を自在に操ってアラブ首長国連邦・ドバイのブルジュ・ハリファ・タワー、フランス・パリのエッフェル塔、イギリス・ロンドンのビック・ベンといった各国のランドマークを容赦なく破壊していく。また、前作で映画ファンから称賛を受けた、"独立宣言"の名スピーチを残したホイットモア元大統領(ビル・プルマン)が、「"彼女"がきた」というエイリアンの意味深な言葉を聞き出すシーンも。前作の戦争で英雄となり、地球宇宙防衛(ESD)の最初の部長に任命されたデイビッド・レヴィンソン(ジェフ・ゴールドブラム)も、その言葉にただならぬ危機を感じ取り戦慄(せんりつ)する。本作でメガホンを取るローランド・エメリッヒ監督の協力者でプロダクション・デザイナーのバリー・チューシッドは、「われわれが描こうとしたことの一つは、世界中の国々が共通の敵に対抗して一つに団結することだ」と明言。「彼らはかつて団結したことがある。そして今度も再び団結してエイリアンと戦うんだ」と作品のテーマについて語る。エイリアンとの新たな戦闘の最前線に身を投じるジェイクを演じたリアム・ヘムズワースもまた「団結する姿が人々の共感を呼ぶ」と断言。「何もかも桁違いのサイズだ。映画館に行けば大きい興奮の体験ができる」と呼びかけた。(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年06月13日1996年に公開された『インデペンデンス・デイ』の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の4分36秒におよぶスーパートレーラーが公開になった。新たな物語のはじまり、キャラクター紹介、そして壮大な破壊シーンがふんだんに盛り込まれた映像だ。公開されたスーパートレーラー『インデペンデンス・デイ』では、宇宙からやってきたエイリアンを相手に人類が団結して戦い、結果的に人類が勝利をおさめた。新作はそれから20年後が舞台で、映像の冒頭を観ると、人類が宇宙人が残していった宇宙船のテクノロジーを活用して、地球防衛システムを構築し、“もしも”の時に備えていることがわかる。2016年7月、人類の予感は的中し、再び、地球にエイリアンが襲来。彼らもまた20年の間に新たな戦いに向けて準備を重ねていたようで、前作以上の規模・装備で地球に容赦なく襲いかかる。公開された映像では、ローランド・エメリッヒ監督が得意とする大規模な破壊描写はアクション映像がたっぷり登場。さらにビル・プルマン演じる大統領が「“彼女”が来た」というエイリアンの言葉を引き出す意味深な場面も登場する。“彼女”とは誰なのか? 圧倒的な大きさと規模を誇るエイリアンに人間が勝つ方法とは? そしてなぜ、エイリアンは地球を襲うのか? アクションだけでなく、ストーリーも気になる映像になっている。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』7月9日(土) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2016年06月13日先日、ローランド・エメリッヒ監督とリアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラムら新旧キャスト陣の来日が決まった『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。このほど、本作のキャストたちが映画の世界を飛び出し、ときにお茶目に大激突を見せる(?)特別映像が解禁となった。ホワイトハウスをはじめ、世界中のランドマークを巨大な宇宙船が覆い尽くす、空前のディザスター映像で大反響を呼んだメガヒット作の、20年ぶりの新作にして続編となる本作。オリジナル・キャストに注目の新メンバーも加わったことで、前作に引き続きメガホンを取ったエメリッヒ監督は、「世代間の引継ぎをみるのはエキサイティングだ。今回の新作では、前作のベテランの英雄たちが、新顔のチームのために道を譲る」と明かす、新旧キャストの“化学反応”が実現。しかし、今回到着したのは、そんな監督の言葉を覆すべく、“道を譲ったわけではない”と言わんばかりに彼らが映画の世界を飛び出し、“映画豆知識クイズ”で大激突する映像だ。映像では、宇宙にまつわる研究・開発のうわさが絶えない「エリア51は何州にある?」という本作らしい質問から始まり、「クリス・ヘムズワースとリアム・ヘムズワース、(映画データベース)IMDb上で背が高いのは?」というパーソナルな質問にまで及ぶ。その様子は、エメリッヒ監督が「セットで最も重要なのは、ふざけられる雰囲気なんだ。本作は確かに多額の予算を掛けた大作だが、楽しんで作らなければ意味がない」という言葉通り、彼らはとても良い関係を築いていたことが伺える。前作で世界的な英雄となったデイビッド・レヴィンソンを再び演じたジェフ・ゴールドブラムは、本作で地球宇宙防衛(ESD)の最初の部長に任命されることになる。そして、前作の感動的な演説シーンが、「フォーブス」誌の“大統領演説リスト”で1位になるなど、強い印象を残したビル・プルマン演じるホイットモア元大統領は、本作で“エイリアン後遺症”による精神障害を負ってしまう。人類の侵略を食い止められるかどうかを悲観しているデイビッドに対し、ホイットモアが激励のような演説を打つ、前作とは異なる名シーンが誕生しているという。一方、新世代の登場人物たちは、エイリアンに復讐するという共通の目的を持っている。リアム演じる勇敢な戦闘機パイロット、ジェイク・モリソンは、前作の戦い“1996年戦争”で両親を失って孤児となり、「この戦いに恨みを抱いているんだ」と強い意志を持つ理由を明かす。そして、前作でウィル・スミスが演じたスティーブン・ヒラーの息子ディランに扮するジェシー・アッシャーは、父親の志を受け継いでレガシー飛行隊のリーダーとなる。「ディランの父親は世界で最も有名な人物だった。ディランは実力を見せるために、期待以上のことをやらなければならない。父親の影から抜け出し、自分の道を作るためにね」と、自身の興味深いキャラクターを分析する。2016年7月、新たに地球にやってきたエイリアンは、想像をはるかに超える進化と巨大化を遂げていた。彼ら人類に起死回生の道はあるのか、とても仲よさそうな新旧キャストの強力タッグに注目していて。『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。7月8日(金)、前夜祭上映(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)
2016年06月07日