NTT東日本は、タブレットや電子黒板等を用いた授業等において活用できる学習支援アプリケーションをクラウド型で提供する学習支援クラウドサービス「おまかせ教室」を4月27日より提供開始すると発表した。現在、全国の自治体では、小中学校全校に児童生徒1人1台のタブレット導入が進められている。「おまかせ教室」は、これをサポートするもの。本サービスでは、小中学校のタブレット・電子黒板等を用いた授業において既に利用されている学習支援アプリケーションをクラウド型で提供する。また、小中学校のタブレットの活用が効果的とされる、「一斉学習」・「協働学習」・「個別学習」という3つの学習場面において利用できるアプリケーションを網羅している。「おまかせ教室 テックキャンバス」では、先生と児童生徒のタブレット間において授業補助教材等の一斉配布や児童生徒の閲覧・回答等状況の一覧表示等が可能となる。「おまかせ教室 コラボノート」では、児童生徒同士のグループ討論や協働作業を円滑に実施できるよう、複数人による画面の同時編集等が可能。そして、「おまかせ教室ラインズeライブラリ」では、小中学校の国語、算数/数学、理科、社会、英語の5教科、約6万問のドリル教材や百科事典等「確かな学力の向上」に役立つデジタル教材が利用可能となる。利用料金は個別見積もり。学校毎の児童生徒数等により料金が変動するという。
2015年03月16日ソニー生命保険は13日、子どもの教育資金と学資保険に関する調査結果を発表した。それによると、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金の平均予想金額は1,156万円となった。同調査は、2月15日~2月16日にインターネット上で行われ、大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる20~69歳の男女1000人に有効回答を得た。未就学児の親(248名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金はいくらくらいだと思うか聞いたところ、「500万円~900万円くらい」(14.1%)、「1,000万円~1,400万円くらい」(36.7%)、「2,000万円~2,400万円くらい」(14.1%)といった金額帯に回答が集まり、平均額は1,156万円となった。2014年調査の平均予想金額(1,229万円)と比較すると、やや減少傾向(73万円減少)となった。子どもを育てるにあたって、学校の学費以外にも様々な教育費がかかるが、親はそれらに対していくら支出しているのか。大学生以下の子どもがいる20~69歳の男女1,000名に、子ども一人に対し、学校以外での教育費に1ヶ月あたり平均でいくら支出しているかを聞いたところ(子どもが複数いる場合は長子について聴取)、子ども一人あたりの学校以外での教育費の平均支出額の合計額は9,757円/月となった。内訳は、スポーツや芸術などの習い事は3,335円/月、家庭学習費用(通信教育、書籍など)は2,424円/月、教室学習費用(学習塾、英会話、そろばん教室など)では3,998円/月となっている。子どもの就学段階別にみると、中高生の親が最も平均支出額が高く、16,079円/月となった。内訳を比較すると、中高生の親の教室学習費用への平均支出額は9,506円/月と、他の層に比べて突出して高い支出額となり、高校受験や大学受験に向けた学習費に、支出がかさむことがうかがえる。子どもを大学等へ進学させるための教育資金の準備方法について、高校生以下の子どもの親(748名)に聞いたところ、最も利用されている方法は「学資保険」で6割(59.5%)、次いで「銀行預金」が5割強(53.5%)となった。大学などのための教育資金を準備する方法は、学資保険と銀行預金が中心としている。
2015年03月16日ベネッセホールディングスはこのほど、顧客情報の登録が不要となる新しい教育サービス「BenePa」の発表を行なった。○情報登録不要、学習教材の新しい形同発表会には、代表取締役会長兼社長の原田泳幸氏のほか、国内教育カンパニーマーケティング本部本部長の的場一成氏、国内教育カンパニー中高生教育サービス本部本部長の上田朗子氏が登壇した。「BenePa」は、「住所・氏名の登録が不要」という、従来の通信教育モデルを覆すもの。インターネットに接続されたWindows/Macのパソコンで使用できるオンライン学習プログラムで、専用の機材などは必要としない。価格も500円からとリーズナブルなプリペイド方式で、やりたいところだけ、ニガテなところだけなど、学習するコンテンツを自由に選んで購入できることがポイントだ。従来の継続型通信教育モデルであれば、学校の進行度にあわせて次々に教材が届くため、ニガテや理解不足のところがそのままになってしまうこともある。だが、「BenePa」であれば学年を遡って購入することもできるため、個人に合わせたペースで学習を進めることができる。ラインナップは幼児向けから高校3年生までの豊富な教材が揃っており、「小学4年生の計算」「中学1年生の英文法」など、必要な単元ごとに購入する。今後、ラインナップも順次追加されるという。原田氏は「BenePaは教育事業ビジネスモデルのパラダイムシフト。BenePaをきっかけにして、進研ゼミや塾などの利用につなげたい。顧客との接点を増やしていく」と、「BenePa」を足がかりにグループ内での相乗効果を狙っていく考えだ。○動画や音声でわかりやすく学習「BenePa」には、「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」で研究されてきた教材設計に加え、デジタルならではの設計が施されている。まず、理解度の調査のための「診断問題」で、どこが理解できていないのかを確認する。それがオンライン上で誤答率調査の反映がなされ、その結果を受けて「授業」、「応用」とステップアップ。効果的に、理解不足だった部分を「わかった」と実感できるように作られている。また的場氏は、「プリペイドカードを使い終えたら終わり、という教材ではない。住所や氏名は不要だが、個別のIDで学習履歴は管理できるようになっている。どこまで学習できているか、次にどのような学習が必要かまで管理できる」と、学習履歴をIDごとに管理することで、理解度などの把握もできるようなっていると話した。また、発音や作図など回答を見ただけは理解しにくい問題には、音声や動画でフォローするなど、デジタル教材ならではの学習コンテンツが用意されている。上田氏は、「オンラインならではの音声や動画を積極的に取り入れてあり、ひとりでもきちんと考えられる、わかりやすい解説になっている。必要なところだけを学べることが特長」とこれまでのノウハウに加え、デジタルならではの強みを合わせたつくりになっているとアピールした。○体験イベントには長蛇の列この日、エリアベネッセ青山には「BenePa」をいち早く体験しようと集まった人々で長蛇の列ができた。特に、子どもは初めて触れる学習教材に興味津々で、親子で並んで動画の解説などを熱心に見入っていた。「BenePa」はローソンのプリペイドカード売り場・書籍売り場で2月17日より発売される。今後、ローソン以外のコンビニなどにも順次販路を拡大していく予定。家庭学習の新たな選択肢として、強い味方になってくれそうだ。
2015年02月10日信託協会は2日、2014年12月末の教育資金贈与信託の受託状況を発表した。それによると、12月末の教育資金贈与信託の契約数は10万1,866件となり、前期(9月末)から1万2,765件増加した。信託財産設定額合計は前期比925億円増の6,973億円だった。教育資金贈与信託は、孫の教育資金として祖父母が金銭などを信託した場合に、1人当たり1,500万円まで贈与税が非課税となる制度を利用した信託商品。同協会によると、2014年4月1日の取扱い開始以降、新規の契約数・信託財産設定額が安定的に増えており、多くの人が利用しているという。
2015年02月03日革新性、リーダーシップ、卓越した教育に関して、Appleのエコシステムを導入し、模範的な学習環境のビジョンを体現する学校を選定するプログラム"Apple Distinguished Program"に、日本から大阪府東大阪市の近畿大学附属高等学校・中学校が選出された。同プログラムには毎年、世界中から5校が選出されている。マイナビニュースは同校の岡崎忠秀校長らにお話を伺うことができたので、本稿ではその様子をお届けする。──ICT(Information and Communication Technology)教育なるものが人口に膾炙しつつある中、それを取り入れても失敗してしまうという事例も増えているようだ。どう使っていいのか分からない、教員も利用できないような操作性の低いデバイスを採用してしまったなど、ICT教育を導入したはいいものの、現場ではさまざまな問題が生じている。そういった状況下、近畿大学附属高等学校・中学校は、成功事例として、さまざまなメディアで紹介されてきた。まずは学校がどういったビジョンを持って取り組んできたのか、岡崎忠秀校長に伺ってみた。岡崎校長私どもの学校は、生徒というのは未来からの留学生であるという認識でいます。彼らが大学に進学、あるいは社会に出た時にiPadなどのデバイスは必要とされるものであることは間違いありませんから、在学時に使用法を習得し、未来で活躍できるよう送り返す、というスタンスですね。こういった機器を使うことで自ら学ぶという心を芽生えさせ、考えて自分自身を育んでいってほしいという願いもあります。──岡崎校長はまた、以前から「変化」が必要と考えていたという。では、その「変化」は何故、必要だったのだろうか?岡崎校長教育はやはり将来活躍する人間を育てるというのが使命であると考えています。今、自分が生きていくだけでも精一杯な時代ですが、本校では卒業生に、世のため人のために活躍してほしいという想いがあります。これは学園の建学の精神でもあります。──その中でiPadに期待した役割とは何だったのだろう? 何故、iPadを選択したのであろうか?岡崎校長我々の持っているものだけでは限界があると思ったからです。そこでiPadの力を借りない手はないと。教育の常識を覆すだけの力があるという期待もありましたし、実際に導入してみて、生徒たちが自分たちで学ぶ気持ちがどんどん顕在化している、興味の幅も広がっている、そしてなによりも目の輝きが変わってきたと感じました。日本の学校というのは、生徒にとって、どうしてもストレスの場なのですが、iPadを導入してからは、それが一変し、学ぶことの喜びが表れる場になっています。──導入してみて、保護者の反応はどうだったのだろう?岡崎校長入試説明会の段階で情報として発信してますが、保護者の方、特にお父様方は、特にこういったICT教育が必要だと感じられているようです。こういうことをやってくれる学校に預けたいという気持ちが大きいように思われますね。iPadは全員購入してもらっているので、負担はそれなりにあります。が、それ以上のものであるという認識でいてくれてます。──iPadは岡崎校長の発言通り、一人一台、購入しているとのことだ。金銭的な負担ということを考えれば、一台を数人のグループでシェアするという方法もあるが、そうしなかったのは何故だろう? 同校のICT教育推進室・室長の乾武司教諭はこう答える。乾教諭凄く個人的なデバイスじゃないですか? タブレットの面白いのは、アプリを入れていくことで自分に馴染んでいって、個性的なものになっていくところだと思います。楽しい思い出も写真の中に沢山残っていて、辛いテストの点数も残っていて、さらにカスタマイズされることで相棒になっていく、そういった感情が芽生えるのは貸し与えらえたり、共有したりといったことからではないんですね。生iPadで良かったなと思うのは、あのアクセサリーの数ですよね。ケースも色とりどりで、それが個性の一部にもなってます。誰のだか分からなくなるから、最初は本体にマジックで名前書かないといけないかなあなんて話もしていたのですが。自分仕様のiPadを誇らしげに持っているのを見ると、やはり一人一台で正解だったなと思います。──また、岡崎校長はこうコメントしてくれた。岡崎校長携帯電話をグループで使えとは言わないですよね? それと同じですよ。かつて、電話は家の中にあったものですけど、それがパーソナルなものになってますよね。ラジオも家族で聴くものだったのが、トランジスタラジオの登場で個人のものになりました。デスクトップパソコンも今までだと、学校でしか使えなかったですけど、iPadはそれに代わるようになっているのではないかと。時代ともに、変化していっていますよね。──前述の通り、同校は稀有な成功例として、さまざまなメディアで取り上げられている。だが、何を以て成功といえるのだろうか? 今度は森田哲教頭に伺ってみた。森田教頭実は、もう少し定義をしっかりしないといけないなという見方をしております。評価をあまり急がないでほしいというのが正直な気持ちです。偏差値がどれくらい上がりましたか? という質問が結構あるのですが、それが如何に的外れなものか実感する部分がありつつ、今後、日本の教育が変わっていく中での結果は出したいと考えています。ただ、自分で成功だと思っているところもありまして、それは、教員自身も使っていて楽しくなってきているというところです。昨年11月にApple Store心斎橋で、イベントを開催させていただいたのですが、iPadを駆使して授業を進めている先生たちをできるだけ沢山プレゼンできるようにと、無茶なお願いをしたのですね。その時の様子は、教員も活き活きとしてるなという印象でした。自分で考えた授業方法をWebで公開したり、中には本を上梓したりという先生も出てきたりしました。学校を変えるとか、生徒を変えると言っても、まずは教員が変わらないと絶対に無理なんですよね。その点に於いては、この変化が今後の成功の鍵となるようにも思えます。今回、Apple Distinguished Schoolに選ばれたことで、さまざまな教育現場と繋がるようになりましたから、彼らには是非、世界中を飛び回っていってほしいですね。──それぞれの先生たちの取り組みについて、もう少し訊いてみた。また、彼らのサポートはどのような形で行っているのだろう?森田教頭実はiPad導入の際、教員に、授業で必ず使用するようにといった強制はしなかったのですね。インフラさえ整っていれば、いずれは必要に応じて使われるだろうし、便利だと感じられたら後戻りしなくなるので、そこは自由な環境づくりが大事だと考えています。ある先生は、センター試験の問題の解説をするのに、iPadを使うと倍のスピードでできるようになるということに気付かれて、それ以降は、指導のスタイルが変わりましたね。職員室でも誰かが必ず使っているので、お互いに情報や意見の交換はしておりますし、また教員対象の講習会も実施しています。ただ、なんでもかんでもデジタルにすれば良いというわけではないので、ハイブリッドな方法論を取り入れてる先生もおります。今の段階は今の段階で最良の選択をされているのかなという見方をしています。──それでは、実際の授業はどのように行われているのだろうか? 同校は、新たな学習内容を動画などで事前に予習し、教室では生徒同士が協働するなどして理解を深めるという「反転授業」を取り入れていることでも有名であるが。乾教諭反転授業はあくまでも手段のひとつであって、それがキーになっているということではありません。授業を進める中で、反転したい先生は反転している、という案配ですね。先に動画を視聴させて、それを授業時間中に演習させるという、ステレオタイプな反転授業を行っている先生はむしろ少ないと思います。変な縛りをせず、授業の自由度が欲しいなら、講義の部分を前に出しましょうとか、iTunes Uで先に資料を配布し、最初に考えておいて、ディスカッションを授業でやりましょうといったものも反転授業と呼べるのですね。日本の教育界では流派のようなものがあって、そこの方法論に拘束されるような側面があると思いますが、それが生徒にとって意味があるものなのか、生徒に何をさせたいのかという自分の想いがないと、形式的なものに終わってしまいます。──それは恐らく、反転授業に限らず、手法が目的化しないようにすることが肝要であるということなのだろう。その中で、先生たちがやりたいこと、目指しているものは一体何なのか?乾教諭生徒が学校に集まるのが当たり前と思っていたのですが、今は動画を作ってiPadで視聴出来るようにすれば外に出せる、前もって資料も配れる、そうなった時、彼らが教室に集まっている意味を考えなければならなくなります。個人的には生徒が学問に向かって頭を使うということだと思いますが、そのためにこちらがどういう仕掛けを作るのか。そこで、教師という枠の中で事を進めるのに拘りはないんです。生徒たちが世界に広がっていける窓を持っているわけですから、どんどん調べて、互いに意見を交わして、知識を共有できればそれが最善であると。先ほど学校がストレスの場であるという話が出ましたが、そうでなく、皆が集まれる貴重な場所であるという認識になりつつありますね。生徒たちには自分の学校の事を誇らしく語ってほしいです。こんなに面白いところなんだ、と。──こうした学校生活を送っていれば、日々これ驚きであるに違いないが、そこで敢えて、iPad導入後、ビックリしたエピソードがないかどうか訊いてみた。乾教諭いっぱいあります(笑)。最近だと当たり前の光景になってますが、こういうことしたいのだけれど良いアプリないか? と聞くと、二、三日中に生徒が見つけてくれるんですよ。元素記号覚えるのに良いのを探してくれて、ゲームアプリなんですけど、ゲームがそのまま試験範囲なったということがありました。基本的にアプリのインストールは自由にさせてます。ここで制限をかけてしまうと例えば検索する能力にも限界が生まれてしまうのです。学校の中でのインターネットの使用には有害サイトへのフィルタリングをかけてますが、家に帰ってからのポリシーは各家庭に任せています。ただ、それで家庭に責任を転嫁するようなことはせず、きちんとリテラシーを身につけるという指導を行っています。──話を聞いていると、生徒たちの良い意味でのクリエイティビティを養う環境が整備されているという印象を受けるが、その他に、どのような能力が伸びていると感じられるのだろうか?森田教頭プレゼンテーションの能力は確実に上がっていると感じます。僕らの感覚でプレゼンテーションというと、「Keynote」がパッと浮かびますが、彼らはまず「iMovie」ですね、動画です。その動画も「iMovie」に取り込む前に加工するアプリがあって、という具合ですから。iPadを導入してみて、もうひとつ良かったなと思ったのが、今までだったら完全に埋もれてしまったであろう才能が、開花するチャンスができたということなんです。これで評価の物差も変わりましたよ。これまでは勉強できる生徒は評価される、これ一本だけだったのが、iMovieの編集がもの凄く上手かったりとか、様々な局面で自分たちの能力を発揮できるようなステージが出来たのは素晴らしいことではないでしょうか。──なるほど、隠れた才能を発掘するという点でもiPadは大きな役割を果たしているというわけだ。乾教諭が「iPadは多機能であると同時に沢山の評価軸も提示してくれる」と続ける。また、「機動力がノートパソコンとは全然違う」とも指摘する。多機能性と機動力、これを兼ね備えるのはiPadならではだ。同校ではWindowsマシンを使ったカリキュラムも採用しているとのことだが、生徒たちはマウスやキーボードは要らない、iPadのタッチパネルがあれば何でもできる、とも考えているようだ。文化祭でもiPadを活用しているとのことで、生徒たちは準備からなにから殆ど全部、iPadで片付けてしまうらしい。やらされている文化祭から、何をしたい、何が出来る文化祭に変わり、ここでも自主性が発揮されるようになった。岡崎校長は「ICT教育と言うが、私は『ICTT教育』だと考えます。Thinkings Technologyではないかと。考えることで、学ぶことの喜びを見つけていると感じます」とも話してくれた。こうなってくると、今までの生徒と先生の関係も変わっていくのだろう。最後に、ではiPadが教育の現場の風景をどう変えていくと思うかを訊いてみた。森田教頭効率が良くなるというのが一番だと思いますし、どういう風に授業を構築するかという自由度も高くなっていくだろうとも思います。その中で、教員は根源的に教育が何をしたいのかを考えていかないといけないというところで変わっていくのではないでしょうか。こういったテクノロジーが入ってくることによって、常に自身に向けた問い掛けが起き、より良い方向へ向かうのではないかとみています。先ほど、先生たちに世界に出て行ってほしいと言いましたが、エデュケーターたちとやりとりして、その中で最良のものを生徒たちに齎すということになっていってくれたらなあと思います。それまで出来なかったことをやってほしいですね。
2015年01月21日Amazon.comの創立者ジェフ・ベゾス、英国王室のウイリアム王子とヘンリー王子。国外の多くのロイヤルファミリーや著名人が特に実は幼少時代にモンテッソーリ教育を受けていることをご存知でしょうか? 特に、Google.com の創業者、ラリー・ペイジ&サージェイ・ブリンは、かつて受けたインタビューで「幼児期に受けたモンテッソーリ教育なしでは、現在の成功はありえない」と語っているほどです。このように近年、海外で注目されているオルタナティブ教育法「モンテッソーリ教育」。国内でもこの教育方法を導入している幼稚園もありますが、日本ではまだ、馴染みが浅いのが現状です。そんなに素敵な教育方法であれば、試してみたくなるもの。実際、家庭でも、日常生活で取り組めるモンテッソーリ教育方法があれば取り入れてみたいのではないでしょうか? 「敏感期(0歳~6歳)」は、モンテッソーリ教育で発達の第一段階とされる一番大切な時期。今回は、2歳~6歳の子どもさんを対象に、日々の生活の中で無理なく取り入れられる環境作りのポイントを3つご紹介します。■家庭でできるモンテッソーリ教育(1)毎日の「ルーティーン」をしっかり決めよう幼児期の子供は、「今日」「明日」「明後日」という時間の区切りが理解できない時期です。正確な時間でなくとも、朝この時間には起きて、ごはんをたべて、お昼寝をするといった1日の流れ、大まかなルーティーンを家庭でも習慣づけてみましょう。■家庭でできるモンテッソーリ教育(2)サポートしながら自分のことは自分でやらせるモンテッソーリ教育の1つに「日常生活の練習」という分野があります。日常生活の取り組みを自分で行うことにより、自立心を養うというのが目的です、モンテッソーリの幼稚園などでは、子供用サイズのティーセットを使用してお茶を実際に入れてみたり、洗濯板を使い洗濯をしてみたりという日常生活を学習しています。家庭でも日々の生活、たとえば、・子供が自分で着替えやすい洋服を購入して、時間をかけてでも1人で着替えさせる・手を洗う時は、小さなボウルを用意して自分で手を洗わせるといった小さなことでも、できるだけ子供が1人でできるように、親がサポートしてみましょう。■家庭でできるモンテッソーリ教育(3)親は子供のお手本になるように行動するイライラして思わず子どもを怒鳴りつけてしまったり、TVを見ながらご飯を食べたり、「子どもには真似してもらいたくないな」と親が思う行動は、まず親自身が日常生活でしないように心がけましょう。親が本を熱心に読めば、子どもも自然に本を手に取るようになります。親は、援助者であるのと同時に子どものお手本です。そのことを忘れずに行動しましょう。どれも、簡単に行動を起こせる取り組みです。皆さんもぜひ、今日からご家庭で実践してみてはいかがでしょうか?
2015年01月16日楽天銀行は22日、「楽天銀行教育ローン」の取り扱いを開始した。「楽天銀行教育ローン」は楽天銀行が提供する初めての教育資金専用のローンとなる。楽天銀行は2009年4月より「楽天銀行スーパーローン」(カードローン)、同年5月より「フラット35」、2012年1月より「フラット35」と変動金利住宅ローンを組み合わせた「固定と変動」、そして2013年11月より「楽天銀行住宅ローン(金利選択型)」を提供してきたが、このたびの「楽天銀行教育ローン」の取扱い開始で、より顧客の資金用途に合わせたローンニーズに対応できるようになるという。○「楽天銀行教育ローン」の特徴簡単な申し込み方法申し込みフォームの入力は楽天銀行ウェブサイトから行う。また、必要書類はスマートフォンのカメラで撮影し、「楽天銀行アプリ」から送ることができるので、郵送の必要はない。「楽天銀行アプリ」を利用しない顧客は、必要書類を郵送する必要があるスピーディーな融資審査結果は原則翌営業日に回答する。また、申し込みから最短で翌営業日に融資するので、急ぎの顧客も利用できる。申し込み受付時間によっては審査結果の回答が翌々営業日以降になる場合がある選べる金利タイプと魅力的な金利金利タイプは「変動金利」と「固定金利」を用意したので、顧客のプランに合わせて選ぶことができる。また、「変動金利年3.36%」(22日現在)、「固定金利年3.90%」(同)と、魅力的な金利で提供しているという○商品概要なお、楽天銀行アプリはAppStoreおよびGooglePlayから無料でダウンロードできる。楽天銀行は、今後も魅力ある商品・サービスの提供を続けていくとしている。
2014年12月26日■最近よく聞く「オルタナティブ教育」っていったいどういう教育?みなさんは、「オルタナティブ教育」という名前の教育スタイルを耳にしたことはありますか?オルタナティブ教育は、学力だけでなく人間性を高める独自の教育スタイルを取り入れている海外では、ずいぶん前から人気がある教育です。世界中には、各種フリースクールを含めて大小さまざまな「オルタナティブ教育」が存在していますが、現在、世界の2大「オルタナティブ教育」といえば、オーストリア生まれの哲学者ルドルフ・シュタイナーが1919年にドイツで始めた芸術性を教育実践に多く取り入れた「シュタイナー教育」と、20世紀初頭イタリアの医学者、マリア・モンテッソーリが知的障害の幼児教育の成功から提案した感覚教育を行う「モンテッソーリ教育」です。■オルタナティブ教育(1)シュタイナー教育哲学者ルドルフ・シュタイナーが自身の哲学に沿った芸術性を重んじている教育法です。人間は、7年ごとに節目がくるという理念に従い、7歳までは体や心作りを重視して文字の書き方や読み方などは、まったく教えません。第二期である7歳から14歳までの時期は、芸術性を重視した授業を展開。家を建てたり、楽器を作ったりといった実践を通して知識を学び、教科書は一切使用しないという伝統的教育とはまったく異なるスタイルをとっています。それぞれ子どもの成長時期に合った感性を重視した授業で、自発性や個々の発想力を身につけていくようです。■オルタナティブ教育(2)モンテッソーリ教育感覚教育ともいわれているモンテッソーリ教育。特に、3歳から6歳の間を敏感期と呼び、子どもの五感が一番発達する時期だと、モンテッソーリ教育では考えられています。感覚の発達は、知識の発達の基礎になるという考えから、シュタイナー教育とは正反対に、幼少期から独自に開発した日常生活に密着した豊富な教材を使い教材を実際に手で触った教育を行います。知識を高める感覚を養うと同時に、自発的に自分から選択する能力を学ぶため、自分から教材を選ばせます。そして、その子どもがその教材をもっと続けたいという意思を表現すると、同じ教材を一定の時間以上、続けさせることもあります。この方法は、モンテッソーリ教育が、集中力と自発性を授業内で無理なく自然に身につけることができる理由のひとつのようです。■世界の著名人も受けていた! モンテッソーリ教育「モンテッソーリ教育」は、・英国王室のウィリアム王子、ヘンリー王子をはじめとした、各国王室教育・Google創立者であるラリー・ページとセルゲイ・ブリン、Amazon創業者 ジェフ・ベゾス、Facebook創業者 マーク・ザッカーバーグ、Wikipedia創業者 ジミー・ウェールズなど、現代を代表するトップ起業家・オバマ現米国大統領、クリントン元大統領にヒラリー・クリントン元米国務長官とする政治家このほかにも多くの著名人が幼少時に受けていた教育として近年、国内外での注目度が高くなっています。日本では昨年、2013年には教育再生実行会議が、国公立大学の入試2次試験を学力試験から、人物像を重視する面接に変更するという法案に変更する案を検討しているという動きがあります。グローバルに世界を渡り歩かなければいけない時代に生きる未来を背負う子ども達。学力以上に、人間性を重視する幼児期のオルタナティブ教育に日本でも今後もっと注目が集まりそうですね。
2014年12月11日米Appleは、同社のWebサイトに教育に関するページを開設した。「教育は、すべての人にとっての根源的な権利である」という見出しとともに、同社の教育に関する理念、取り組みが綴られている。開設された教育に関するページでは、"Education is a fundamental human right for everyone."(教育は、すべての人にとっての根源的な権利である)というメッセージとともに、Appleの教育に関する理念、取り組みが記載されている。そこでは、米国内での教育制度の格差に触れ、教師や家族の奮闘にも関わらず生じているテクノロジーや知識にアクセスすることについての不平等な状況、特に人種的マイノリティ、低所得者層の不利益な状況は、どうにかして改善すべきだと語気を強めている。そして、「私たちは、世界中のもの凄い数の、可能性ある未来の発明家、未来の夢を描く人、未来のリーダーのために、道を切り開きたい」と気勢を上げている。Barack Obama米大統領は、幼稚園から高校までの公立学校に通う、人種的マイノリティを中心とした低所得家庭の生徒がインターネットや教育ツールにアクセスできるように支援する"ConnectED"プログラムを推進しているが、Appleもこの支援活動に参加しており、iPadやMac、Apple TVなど1億ドル相当の機材提供を行うことを確約している。最初のステップとして、今回、29の州、114の学校に支援を行った。これらの学校の92%はヒスパニック、黒人、ネイティブアメリカン、アラスカンネイティブ、アジア系の生徒たちが通学しているという。また、単に機材を提供するにとどまらず、支援する学校が、その教育目標を達成するために、学校を支援するパートナーとともに専門知識を提供し、積極的に人材も投入していくとしている。同社CEOのTim Cook氏はTwitterのアカウントで「ConnectEDのパートナーになった114校の生徒、教師、および理事らに触発された」いうツイートを投稿しているAppleは教育市場でのシェア拡大を睨んでいると言うより、この"ConnectED"への参加、さらに従業員の人種的多様性の改善、環境問題への対応もあわせて考えると、単にマーケットにフォーカスするのではなく、企業としての責務を全うするべく社会貢献に取り組んでいると評価するのが妥当なのかもしれない。
2014年10月30日「私立を目指す家庭の教育資金特集」の最終回である今回は、受験・教育費のよくある質問に、竹下さんから回答を頂いた。「その質問、実は我が家も同じ!」が見つかるかも!?■質問1 年収がどれくらいあれば私立に行っても大丈夫?私立中学受験を目指す家庭なら、子どもひとりで年収600万円がボーダーラインと言えるでしょう。もちろん、私立の学費は学校により差があるので一概には言えません。ただし、私立は一般的な御家庭よりも年収の高い御子息が通うことが多いので、子どもや親の服装、こづかい、旅行などのレジャー費、寄付金、スポーツの強い学校の場合の応援費等、入学してみないとわからない負担もあります。 貯蓄0円から私立を目指すための3ステップ でも書いた通り、家計に占める教育費の割合は年収の15%以下が理想です。年収の15%は、年収800万円で年120万円、600万円で90万円、500万円で75万円です。■質問2 塾にかかる費用の相場を教えて下さい塾の費用は、1週間に何回通わせるのか、補習塾なのか進学塾なのかによってもマチマチです。中学受験の有名進学塾の例では、4年生で年50万円、5年生で80万円、6年生で120万円というところもあります。とりあえず4年生から通って、「これくらいの授業料ならなんとかなる」と思っていると、年々負担が重くなって家計が回らなくなるので、6年生までの総額をしっかり把握し、前もってお金の算段をつけておくことが大事です。以下は有名進学塾の費用の内訳です。具体的な費用の内訳(ある有名進学塾の例)4年生:月々4万円弱。この他に夏期講習と冬期講習で12万円5年生:月々5万円弱。この他に夏期講習と冬期講習で12万円6年生:月々5万円強。この他に夏期講習が18万円、冬期講習3万円この他にゴールデンウィーク特訓、志望校別特訓などで約20万円(「“私立”を目指す家庭の教育資金の育てかた」より抜粋)「夏期講習や特訓などは行かなくてもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、「この講習を受けないと、講習明けから他の子の進度についていけなくなる」といったロジックで参加しないわけにはいかなくなっています。基本的には全部の講習に参加する想定で準備をしておいたほうが無難です。■質問3 教育費の準備は、いつ頃から始めたらいい? 早ければ早いほど吉です。理由は二つあります。一つ目の理由は、積立期間を長くとれればとれるほど時間を味方にできるので、1回の積立額は少なくて済むからです。たとえば100万円を、積立期間6年で貯める場合、月額の積立額はおよそ1万4千円。これが積立期間4年になると、月額の積立額は2万円以上となります。(金利0%で計算した場合)。時間を長くかけて積立をすることで、こんなにも毎月の負担は減らすことができるのです。二つ目の理由は、私立受験の場合、教育費を貯められる期間はとても短いからです。小学校受験なら年中の11月からお受験対策の幼児教室の費用が本格的にかかってきます。中学受験の場合は、10歳になるまでにどれだけ貯められるかが勝負です。10歳を過ぎると、進学塾の費用がかさみ、6年生になると私立中学の学費並の月謝を払っているご家庭が大半となります。 教育費は「待ったなし」にかかってくるものです。早め早めに用意したいものですね。■質問4 家を買うか、子どもを私立にやるかで夫と揉めています限られた収入の中、どちらも大きな出費なので、頭を抱えるのも当然です。そんな時はまず、家を何のために買うのか、その理由を整理してみましょう。子どもに個室を与えるためといった理由であれば、その子供があと何年で独立するのか計算するのがオススメです。中学受験のタイミングで悩んでいるのだとしたら、子どもは最短で6年(中学3年+高校3年で家を出るケースもありえます。あるいは、何のために私立に行かせるのか、子どもも含めて家族で話し合ってみることが、結局は一番の早道であることも少なくありません。私立でなければダメな理由が見つかれば、その重要性を冷静に判断することで優先順位も明らかになります。一番避けたいのは、家を買った後で、公立に進学する予定だった子どもが想定外に私立に行くことです。住宅購入時には、まとまった貯蓄を取り崩すので家計はピンチになる危険性も。家を買う決断を優先する際は、子どもの進路が確定してからの購入が無難です。
2014年10月05日教育費の流れを掴むシミュレーションシート で、教育費の流れをつかんだら、次は教育資金計画を立てる。この時「○年後までに○○円貯めなくちゃ!」と、いきなり数字だけで考えるのはNG。「貯蓄が苦手な人が意気込みだけで頑張れるのは、ほんの3日。楽しく教育資金づくりができるような“仕掛け”を作りましょう」と竹下さん。その作り方とは? ■ビジョンマップを作るビジョンマップというのは、自分や家族がこうなりたい、こんなふうなコトをしたい、ということを、目に見えるかたちで一枚にまとめたもの。2~3時間くらい時間がある時に、雑誌などをペラペラめくり、ビビッときたフレーズや写真を切り取って、厚めの画用紙に貼っていく。教育資金とビジョンマップ、一見まったく関連性のないもののように思えるかもしれないが、ビジョンマップはあなたが潜在的に望んでいることなのだ。たとえば、インターナショナルスクールに子どもを通わせたいとする。そうしたら様々な国の子ども達が仲良く話をしているような写真や飛行機、海外留学の風景などの写真を貼ることで、子どもの将来の姿がイメージされやすくなる。あなたの望みと資金計画がピッタリ合えば、自然とやる気が芽生え、現状からみると多少難しいプランでも貯めていくことができる。■自動的に貯まる仕組みをつくる 教育費の流れを掴むシミュレーションシート で何年後にいくら必要かが見えたら、積立額を算出する。この計算には、「 お取引シミュレーション(目標額達成) 」が便利。積立の方法は、子どもの年齢と入塾までの期間で2パターンに分けて考えた方が賢明だ。【子どもが小学生未満で入塾まで5年以上の期間がある場合】積立タイプの金融商品を使うのがいいでしょう。給料または給料振込口座から天引きされるしくみを作っておけるもので、元本保証タイプを選ぶのがポイント。勤務先の社内預金や財形貯蓄などの中には一般の預金よりも金利が高いものがあるので、有利な積立商品がないか探してみましょう。【子供が小学生で入塾までの期間が5年未満の場合】 貯蓄0円から私立を目指すための3ステップ の通り、教育資金用の普通預金口座をつくって、年収の15%をそちらに振り分けるやり方がオススメです。年収の15%の範囲内で、学校への支払、塾や習い事などの支払をまかないながら、残高を増やしていきましょう。■子ども自身に進路にかかるお金を意識させる最後に。ウーマンエキサイトママ世代には、少し早い話かもしれないが大切なことなので、頭の片隅において欲しい話がある。「教育資金の相談を受けていると、教育費のことだけで頭がいっぱいになっている親御さんが多いです。でも、教育費のことばかり考えていると、自分自身のビジョンを実現させるために必要なお金や、不測の事態のための資金を貯められなくなる可能性が出てきます」そんな時は、教育資金づくりに固執しすぎるとを一旦ストップ!「親が準備できるのはここまで」と線を引いて、子どもと相談しながら進路を決めていくことも大切だ。「子供自身に進路にかかるお金を意識させることは、家計面で有益なだけでなく、子どもの金銭教育にもなります。私立受験は学力だけでなく、人間力を伸ばす絶好の機会になるのです」次回は、いよいよ最終回「こんな時、どうする? 受験・教育費Q&A」です。
2014年10月04日貯蓄0円から私立を目指すための3ステップ では、教育費づくりの大きな流れを把握した。では、その基礎となる「教育費の額」の計算はどうするの? これについては、シミュレーションシートを作成するのが一番だ。少し細かい作業になるが、ここが「教育費の肝」。がんばってクリアしよう! ■志望校の学費を調べて入力するまずは、以下のシートを見て欲しい。「教育費のシミュレーションをする」イコール「このシートを完成させる」ことである。最初に子供の年齢を書きこむ。子どもの年齢は年度表記で書き込む。たとえば2009年11月生まれの子も2010年2月生まれの子も、2014年度であれば5歳と書く。次に検索エンジンで「第一志望校の名前+学費」を打ち込むと、その学校の学費が紹介されているサイトに辿りつく。ここで必要なのは、ザックリとした数字。実際に受験する学校が確定したら、学校説明会などに足を運び、正確な学費を把握しよう。学費とは別枠で、塾・習い事・部活にかかる費用を織り込んでおく。とりわけ私立小学校・私立中学校を受験する場合は、塾の費用負担も高いので、しっかり調べておこう。■各学年で過不足を計算し、累計額をチェックする学費・習い事、塾の費用(A)を入力したら、次は「年収の15%」(B)をいれ、教育費の合計との差額を計算する(C)。教育資金としてすでに用意している預貯金等があれば、最初の年にそれを加算する。学資保険に関しては、給付金・満期保険金が支払われるタイミングで給付額を加算する(D)。年収については、本来であれば昇給率を加味するのだが、今のご時世、昇給率ゼロもしくは、厳しめに見積もった額をインプットしておく方が賢明かもしれない。■各年の過不足の累計額を算出する現在から、1年後、2年後…それぞれの都市の過不足の累計額を計算する。ここが常にプラスであれば、資金計画としては合格! どこかでマイナスになるタイミングがあった場合は、どうやってそれをカバーするかを考える。 累計額がマイナスをカバーする着眼点1)受験タイミングを遅らせる(小学校受験→中学受験 あるいは 中学受験→高校受験)2)受験校を変更する。(学費を無理なく払える学校を見つける)3)既存の習い事をやめる(受講回数・時間を減らす)4)家計の見直しをし、貯蓄を増やして赤字補てんをする5)妻が働くことで世帯の年収を上げる6)資産運用や副業などで収入を増やす7)(子どもにとっての)祖父母から教育資金贈与を受ける(「“私立”を目指す家庭の教育資金の育てかた」より抜粋)教育資金づくりというと、眉間にしわを寄せてコツコツ積み立てるイメージかもしれない。「でも、このシミュレーションシートを作り、将来の出費を早い段階で把握することで、キャリアプランの修整や貯まる仕組みづくりを取り入れて乗り越えられるケースも多いということを覚えておいて下さい」と、竹下さん。「でも、やっぱり大変…。我が家は無理かも」と思った人も大丈夫! 次回は「教育資金づくりが楽しくなる“仕掛け”を作る!」です。
2014年10月03日日本の教育機関でも、盛んにタブレットが導入されるようになった。テクノロジーを活用した教育は必須だが、これまでのように特別な教室でのみ利用していたパソコンではなく、教室の設備を変えずに生徒に1人1台端末を利用してもらえるようになるタブレットには期待が高まっている。そこで、今回、オーストラリア西部の都市ロッキンガム市にある生徒数1,100人の中学・高校一貫校、Kolbe Catholic College(以下、コルベ)を訪問し、同校のiPadがある教育について取材を行った。コルベで教育のイノベーションを統括する日本人の教師、萩原伸郎氏が出迎えてくれた。萩原氏に、コルベでのiPadやテクノロジー活用とその考え方について、実際の授業を見学しながら説明してもらったが、驚きの連続であった。前後半に分けて、コルベについて、紹介していきたい。○コルベとロッキンガム市まず、取材したコルベと、同校があるロッキンガム市について触れておく。ロッキンガム市は、西オーストラリアの中心都市であるパースから車で南へ1時間ほどのところに位置する。ゴルフ場などにはカンガルーが生息し、またインド洋に面した海岸からすぐのところにある島々にはペリカンやペンギンといった動物が生息している自然にあふれた場所だ。また日本へも多く輸出されている小麦の積み出し港があったり、周辺にはワイナリーがあるなど、産業も成長しているが、非常にゆったりとした雰囲気は、休暇先としても非常に有望と言える。ロッキンガム市は毎年5%程度の人口増加があり、テクノロジーを生かした新規事業などの誘致に積極的だ。また、通常オーストラリアでは州政府が教育行政に取り組むことが一般的だが、ロッキンガム市は市として教育に取り組んでおり、市内の文教地区には大学や中・高などの学校が集められ、特色ある教育を行っている。コルベは、そんな学校の1つとして、緑の美しい広々としたキャンパスを構えている。教育に力を入れることで、その地域の特色を高めて行く市の戦略の中で、テクノロジーを活用して組み立てられるコルベの先進的な教育には、熱い視線が集まっているのだ。●Apple製品を1人1台ずつ持たせた「テクノロジーが前提の教育」○テクノロジーを教育に取り入れ、目指す姿とは?コルベは、iPad以前から、MacBook、MacBook AirなどのApple製品を1人1台ずつ持たせて、授業や課外活動全般、そして家庭での学習に利用するカリキュラムを組んできた。しかしテクノロジー教育に力を入れることが目的ではなく、「テクノロジーが前提の教育」というスタンダードの元で教育が組み立てられている。コルベで校長を務めるRobyn Miller氏は、テクノロジーがある教育について、次のように話す。「テクノロジーは、21世紀の学び方、すなわち『Connected』を内包する教育を作り出す。生徒にとって親しみがあるデバイスを選び、在学中・そして大学へいったりする際に、生徒たちがアドバンテージを手にするよう、デバイスを選んだ結果だった。教育の形をよりフレキシブルにし、コラボレーションを促進させ、また生徒が学校に学びに行きたいと思う場所になった」(Miller氏)フレキシブルとは、教師も生徒も、既存の学校での授業のスタイルにとらわれずに学習が進められるようにすること。そしてコラボレーションは議論を促進させ、一方通行の授業ではない場を作り出すことだ。また、生徒ひとり一人が学びへのエンゲージメントを高め、積極的に自分の学びを「獲りに行く」姿勢を持つことを目指しているのだ。○iPadを選ぶ理由Connectedの学びの環境は、教師や生徒がインターネットや、お互い同士がつながり続けているだけでなく、生徒が学びに常につながり続け、止まることがない事を意味する。では、なぜiPadだったのか。萩原氏は次のような点を挙げた。「デバイスとソフトウエアを1社が提供している点。これにより、習得やサポートといった、テクノロジーを使えるようにするまでの時間やコストが一気に下がっている。またアプリの充実ももちろんだが、なにより、教師が自分でコンテンツを作り、生徒に簡単に配信するための仕組みとして、iTunes UやiBooks Authorといった環境やツールが揃っている点も、活用が進むほど重要となった」(萩原氏)教育の世界でのキーワードとして、「反転授業」(ビデオ等で予習を行い、授業中に課題などに取り組む方式)があるが、萩原氏は反転授業のようなカリキュラムになった教科はそれを目指したのではなく、結果的にそうなった、と指摘する。つまり、iPadによって、教師がそれぞれ独自の教え方や資料を作り、これを生徒に簡単に配信しながらすすめられる「教え方の自由度」が高まった。同時に、教師たちの負担を減らすことも、非常に大きなテーマだったという。コルベでは、教室全体ではなく、生徒ひとりひとりへのきめ細かな教育を実現することを目指している。簡単に言えば、できる生徒をより伸ばし、できない生徒をできるようにする、という指導を同じ教室の中で行おうというアイディアだ。負担を減らしながら個別主義で指導を行うためにも、テクノロジーの助けは不可欠だ。そのため、生徒個人のデータを管理するクラウド環境を用意し、教師が手元のiPadで生徒の出欠や、他の教科を含む提出物、評価などをすぐに閲覧しながら、その生徒の特性について深く知ることができるようになっていた。この情報は保護者や生徒自身もいつでもアクセスしてみることができるようになっており、家庭でも年に数回の通知表でのフィードバックよりも、現在の状況を細かく知って、家庭での教育に役立てる事ができるようになっていた。●目の前にいる生徒たちにフィットする授業を行うことを考えた結果○教科書と教室から、授業を解放する萩原氏の教師としてのキャリアは、日本の小学校で始まった。現在のコルベへ移ってもなお続けている授業の方法として、既存の教科書を使わない、というものがある。市販の教材では、目の前にいる生徒たちに完全にフィットする授業を行うことは難しい、と考えているからだ。その考え方と、コルベでのテクノロジーを活用した教育は非常に相性が良かった。前述の通り、生徒に対する学びの自由度やコラボレーション促進といった効果、教師の負担軽減と生徒を個別に指導できる環境作りは大きいが、更に象徴的だったのは、教科書と教室から授業を解放する、というコンセプトだった。教科書は、その教科での習得を目指す事柄を学ぶための書籍だ。そして教科書に付随するワークシートやテストも利用可能な教材だ。また、クラス全体で同じ事柄を学ぼうとすると、教壇に教師が立ち、生徒が同じ方向を向いて授業を聞くスタイルが最も効率が良い。しかしこうした中でテクノロジーを導入したり、Connectedのコンセプトの学びへ変えていくことは非常に困難であることは、日本の様々な事例を見ても理解できる。萩原氏は、こうした教室の中の風景を一変させる事に成功している。独自の教材をiPadでいつでも学べる環境を作り、教室内では議論や成果物の製作などが行われていた。教室は図書館のオープンスペースや、グループごとにテーブルに分かれて座れるスタイルなど、全員が同じ方向を向いて学習する風景をほとんど見かけなかったほどだ。教師はiPadを片手に教室内のグループを周りながら、独自の教材を表示させたり、生徒ひとりひとりの情報にアクセスしたり、その振る舞いもiPadを前提としたものに変わっていた。コルベでのiPadを活用した学校の姿。既存の黒板やノートといったツールのリプレイスの範囲を超え、学び方、教え方にまでその変化がもたらされている様子は非常に印象的だった。次回、もう少しiPadが導入された際の教師側、生徒側の経緯について、詳しく紹介していきたい。松村太郎(まつむらたろう)ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を追求している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura
2014年05月20日今年、祖父母から孫へ教育資金をあげる際の税金上の特典ができ、それを利用するための金融商品が、大ヒット中。でも教育資金に詳しいファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは、「新制度利用ができたからといって、すぐさま飛びつくのは得策ではないのでは?」というスタンス。 その理由の一つ目は、もともと教育費の援助に贈与税はかかるからないから 。では、2点目の理由は?■高校時代までは教育費は家計内でやりくりを! 二つ目の理由は、「その家にとって、分不相応な教育費が突然入ってきて大丈夫なのか?」という点。「私がずっと言い続けているのは、高校時代までの教育費は、通常の家計の範囲内に収まるようにしましょうということです。ちなみに大学時代は家計の範囲内では収まりきらないので、子供が小さい頃からの積立を提唱しています」と畠中さんは言う。そんな中、突然、大金が入ってきたら? 「最後まで祖父母が学費や習い事のお金を負担してくれるのであれば、さほど問題はありません。ただ、前記事の通り、途中で祖父母の家計の事情が変わることもありえます。そうなった時が問題です。」■新制度を使う場合のポイント2点畠中さんが指摘してくれた問題点について検討した上で、それでも新制度を使いたい場合は、ポイントは下記の2点となる。■1,500万円非課税の内容を正確に把握しようまず、ポイントの一つ目。一言に「教育資金」といっても、今回の制度で「教育資金」とされているものには2種類の枠がある。一つ目は「学校等に直接支払われるもの」、もうひとつは「学校意外の教育サービスに支払われるもの」。前者の枠が1,500万円、後者の枠が500万円で両方合計して1,500万円が非課税の対象となる。大切なのは「教育資金」の定義を、自分なりの解釈で決めてしまわないこと。この制度を使うためには、制度で決められている「教育資金」の内容をきちんと把握しておく必要がある。教育資金の枠一覧表■1年で110万円までは、非課税ふたつ目のポイントは、この制度でもらったお金の「使い勝手」だ。非課税の特典を使いたければ、「教育資金」の細かい規定を守った上、30歳までに使い切らなければならない。畠中さん曰く「ある程度の貯金をお持ちの高齢者が、それを子どもや孫にあげるのは、今までだってどの家でも普通にやってきたこと。ちなみに年間110万円までだったら、“あげたお金”に対しては税金はかかりません。」■小出しに、ちょくちょくが失敗は少ない「“貯蓄が満期になったら、孫5人にわける”“今、たまたま余裕があるから、そのお金を孫5人にわけておく”…。そんな感じで小出しに、ちょくちょくとあげていった方が、実はいろんな意味で失敗は少ないと思いますよ」と畠中さん。新制度ができたからといって、すぐさま飛びつくのは得策ではない。内容を理解し、「我が家にとっての本当に使い勝手のいい制度なのか?」をきちんと検討した上で、利用したいものだ。取材/楢戸ひかる
2013年12月20日福岡銀行は12日、「教育贈与専用預金」を29日より取扱うことにしたと発表した。同商品は、2013年度税制改正によって創設された「教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」に対応する預金商品。福岡銀行では、今後も顧客の多様なニーズに応えることができるよう、商品・サービスの充実に取り組んでいくとしている。預入目的非課税措置の対象となる教育資金の管理を目的とした預金預金種類普通預金(別途、教育資金管理特約を締結)。なお、総合口座普通預金は利用できない利用できる人預入日前2か月以内に、直系尊属(祖父母など)と書面で贈与契約を締結した30歳未満の人が対象。この非課税措置は、1個人(受贈者)につき1金融機関かつ1営業所でのみ利用できる。すでに他の金融機関や同行他支店で「教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」の適用を受けるための口座を持っている場合などは申込み出来ない預入金額、預入単位100万円以上1500万円以内、1円単位手数料無料口座開設・預入の受付期間7月29日から2015年12月30日まで【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月16日横浜銀行は15日、「教育資金贈与信託」の取り扱いを開始した。「教育資金贈与信託」は、2013年度税制改正によって創設された制度に基づくもので、祖父母などが孫などへ教育資金を一括贈与した場合に、贈与税が非課税となる信託商品。同行は朝日信託の信託契約代理店として、顧客と朝日信託の信託契約を媒介する。あわせて同行は、2013年度税制改正によって創設された制度に基づく、教育資金贈与のための預金サービスの準備も進めているという。今後も魅力あふれる金融機関の実現をめざし、顧客にとって価値の高い金融サービスの提供に取り組んでいくとしている。委託者教育資金を贈与する個人の顧客で、孫などの直系尊属(曾祖父母・祖父母・父母など)にあたる人受益者教育資金の贈与を受ける個人の顧客で30歳未満の人(未成年者の場合、親権者などの代理が必要)信託期間孫などの30歳の誕生日の前日までの期間信託金額10万円以上1500万円以下(孫など一人あたり)非課税となる上限金額受益者一人につき1500万円まで(うち塾などの学校等以外への支払いは500万円までが対象)期間2013年4月15日(月)~2015年12月31日(木)までの間に信託されたものに限る教育資金の交付方法受益者の支払いの請求をもとに、あらかじめ指定された預金口座に振り込む信託報酬・費用等設定時報酬:5万2500円(税込み)管理報酬:教育資金の支払い1回につき1050円(税込み)教育資金贈与信託の申し込みに合わせて、またはすでに遺言信託・遺産整理業務・その他個人信託のいずれかを契約している顧客は設定時報酬、管理報酬が無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月16日●新しいことを学習するにはコツがあるこの時期、ビジネスに必要なことを学習し始める人が多いはず。新たなテーマにチャレンジして成功するにはコツがある。●まずテーマの優先順位をつける新入社員にとってはすべてが新しいテーマ。先輩社員にとってもいろいろ「学習せねば!」というテーマが出てくる。当然、優先順位が必要。優先順位をつけるには、まず自分の将来像を描いて、それにプラスになりそうなものに集中するのが得策。語学学習など時間がかかりそうなものは、少しずつ慣れていくことが必要。●ビジネステーマをどう学習するか?優先順位をつけたら、次は「どう学習するか?」を考える。ビジネステーマと、語学テーマでは学習方法が異なる。ビジネステーマの学習法としてお薦めは、「初歩から学ぶ」こと。いろいろな分野で優れた方々は、まず「初歩から学ぶ」ということを実践している。例えば、初めてマーケティングの学習をしたいと思った時に、いきなり欧米の専門家の書いた分厚い本を1ページ目から開くのは疑問。当然、書いてあることは何も分からないし、ストレスもたまる。それよりも、雑誌からマーケティングに関連することを切り抜いたり、超がつく程の入門書をまず読む。200ページ程度がお薦め。図がたくさんあるものがお薦め。漫画版でもOK。このレベルのものは1冊読めばよい。次の段階として、難易度の中程度と思われるものにチャレンジする。200~300ページ程度で、できれば比較的読みやすいものを探す。このレベルのものは、2冊程度読み比べしてみるとよい。自分に合っているものを先に読む。できればマーカーを使って、2度~3度くりかえして読みたい。マーカーの色も1回目は黄色で、2回目はオレンジというように色を変える。見出しラベルをはって検索しやすくするなどの工夫も重要。ちなみに、通信教育やeラーニングも同じようなレベルにある場合が多い。そしていよいよ、専門性の高い本へと進む。専門性が高い本は辞書代わりに置いておいたり、拾い読みでもOK。必要に応じて広さと深さをもたせる。資格取得を目指す場合は、学校へ通うことをお薦めする。講師が疑問に答えてくれるし、仲間ができてはげみにもなる。●語学学習は、逆の方法で英語、特にTOEIC対策を例にとって説明してみよう。英文法など学生時代にみっちりやってきた日本人にとってTOEIC受験の壁になるのはリスニング。これは簡単なものから始める必要はない。とにかくナチュラル・スピード(自然な速さ)の英語を多く聞くこと。なぜならば、ナチュラル・スピードと、教材用に遅く録音されたものでは「発音」そのものが異なるから。遅く話されたものを100回聴いても、速いものは理解できません。速いものを聴き続けるには、自分の好きなコンテンツを選ぶこと。例えば、ドラマが好きな人は欧米のドラマを録画して、英語で聞きながら内容を楽しむ。字幕があってもOK。意味はよく分からなくともOK。同じものでも、とっかえひっかえでもOK。時々聞こえてくる程度からスタートして、とにかくナチュラル・スピードの英語に触れる時間を多くする。目安として、週に20時間程度は聞きたい。3カ月続けると250~300時間くらいになる。そのころにはだいぶ聞き取れるようになってくる。この機会に、何か新しいテーマの学習を始めませんか?(文:深山敏郎/(株)ミヤマコンサルティンググループ/コミュニケーションズ・スペシャリスト)●著者プロフィールコミュニケーション改善の請負人として、高級ホテル、外食チェーン、外車ディーラー、IT企業など、20年で延べ4万人あまりを直接指導。夢は、英国でシェイクスピア芝居を英語で上演すること。お問い合わせ先:info@miyamacg.com執筆協力:石井公一(いしいきみかず中小企業診断士)
2013年03月24日通信添削学習サービスの「ドラゼミ」を運営する、小学館集英社プロダクションは、2013年4月から、ドラゼミの授業映像をWeb配信する新サービス「テレビドラゼミ」を開始する。「小学館の通信添削学習ドラゼミ」は、「百ます計算」などで知られる、陰山英男(かげやまひでお)氏がスーパーバイザーを務める、3歳から小学6年生までを対象とした通信教育学習だ。同サービスは、「小学館の通信添削学習ドラゼミ」小学1年生から小学6年生コースの会員を対象に、テキストの授業映像を配信するオプションサービスとなる。授業を行うのは、関西圏を中心に難関中学へ多数の合格実績を出している進学塾「浜学園」から選抜された講師陣。テキストに取り組んだ際の疑問を、講師による授業で解消できるだけでなく、テキストに取り組む導入部を、映像の中の講師と共に始めることで学習効果を高めるという。また、インターネットを介しての視聴なので、自宅での学習が可能。わからなかった部分は巻き戻して何度も視聴するなど、自分のペースや習熟度に合わせた使い方ができる。なお、入会キャンペーンとして、テレビのような操作感でネット上の動画コンテンツを利用できる、通信会社「NTT西日本」の情報機器「光BOX+」をプレゼント。同サービス申込時に「12カ月分一括払い」で契約した人全員が対象とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日100万視聴を超える語学学習チャンネルを運営するイーコミュニケーションは、「英語学習者のSNS関連サイト利用実態」に関する調査を実施。調査は11月5日~7日にかけて、20代~60代の男女624人を対象に行った。同調査はポータルサイトgoo会員を対象に、英語学習無関心層(274人)、英語学習興味あり層(350人)、英語学習積極層(70人)に分けて行った。まず、「SNS関連サイトを利用していますか?」と尋ねたところ、英語学習積極層は74.3%が利用していると回答。興味あり層は64.9%、無関心層は53.6%にとどまり、SNS関連サイト利用率は英語学習の関心度が高いほど多いようだ。特に女性はその傾向が顕著なようで、女性の英語学習積極層のSNS関連サイト利用率は84.8%だった。次に、英語学習積極層に、普段よく利用するSNS関連サイトについて聞いたところ、1位はFacebook(57.1%)、2位はYouTube(40.0%)、3位はTwitter(35.7%)だった。英語学習積極層の半数はFacebookを利用していることが明らかとなった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日通信教育事業などを行っているベネッセコーポレーションは、同社の通信講座である進研ゼミ「中学講座」の副教材として、オリジナルの学習用タブレットPC「チャレンジ タブレット」を導入すると発表した。同タブレットは、単体ではなく、紙のテキストと併用して手元に置く活用を想定。さまざまなサービスを、思い立った時に、机の上からすぐアクセスして活用することで、講座全体の学習効果を高めることを狙っているという。また、「フィルタリング」、「使用時間制限」など、中学生が利用するにあたっての「安心」、「安全」を配慮した機能をあらかじめインストールしている。主なコンテンツは、英語・国語・数学・理科・社会の5教科について、疑問やつまずきが起きやすいポイントを動画で解説する「動く!答えの本」、数学について週1回のレベル別ライブ授業を行う「ライブ授業」、個々の会員の学習状況をチェックして個別の状況に応じたメッセージを届けたり、ブログで勉強法のアドバイスを発信する「声かけサービス」など。なお、同タブレットを活用した講座内容は、来年度の中学1年生向けの講座を対象にスタートし、順次3学年へ拡大していく。タブレットの本体価格は9,500円。進研ゼミ「中一講座」4月号より12カ月連続受講した会員には、無料で提供するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日■成果が見えにくい学習に指標を作ろう!英語学習の一番の問題点は、成果が見えにくいところだ。どれだけ勉強をし、努力をしてもすぐには結果が出にくい。試験などに置き換えると、年にたった数回の機会しかそのチャンスは訪れない。昇進や受験などの試験に至っては、年に一度で、そのすべてが決まってしまう。就職試験では、その人の人生そのものを左右してしまうほど。通常、ビジネスの世界では、ROI率(return on investment:投資利益率)として、投資に対してどれだけの利益があったのかが重用視されている。これを、語学に例えると「ROT率」に適用できると思う(returnon time:時間利益率)。つまり、投資した時間に対しての利益だ。英語学校や英会話に投資する金額と共に、そのために費やした時間。移動やそのための準備の時間。膨大な時間をかけて学習しているが、利益のあまり見えない時間となっていることが、学習のモチベーションをもさげている。しかも、モチベーションは一番最初が高く120%以上はある(笑)。そこからモチベーションは上がることなく右肩下がりの一方だ。そこで、そのモチベーションをどうやって持続させるかが今回の課題だ。年に一度しかない試験からは、自分の「利益」はなかなか見えてこない。これでいくら「頑張ろう!」と思ってもがんばりようがない。しかも、この「利益」は金銭的な利益でなく、英語によって人生の機会が得られるという「過程=process」にすぎない。本当の目標はもっと、遠くにある。しかも「過程=process」は目標にしにくく、目標にしにくいものは、モチベーションを持続しにくい。そこで、「KPI=key performance indicator」という「重要業績評価指標」というプロセスをモニタリングするための指標を用いてみたい。簡単に言うと、「努力の見える化」だ。いま、自分がどこの位置にいるのかが、日々わかれば、進化が喜びとなるからだ。昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日と…人間は上達しなければモチベーションを維持できない。だから、自分の学習パフォーマンスをKPI化(見える化)しなければならない。■英語の学習はギターの練習と似ている。最初にギターを始めようと思った動機はなんだろうか?純粋にギターがうまくなりたいだけの人は実は少ない。ギターを弾けるあの人のようになれれば。きっと、おいしい事があるというヨコシマな発想がほとんどでは?特に男性の場合は…(笑)。それでギターを買うには色々調べる。よくわかっている人に付き合ってもらってお店にいく。ケースも買って購入した日は、愛おしくてベッドにまで抱えこんで寝てしまうほどだ。英語教材や学校探しも、それによく似ている。練習しはじめると、すぐに指が痛くなるけれども、ゼロから一になる瞬間、人間の習熟度の進化の加速度ほど激しいものはない。チューニングを覚え、コードを3つばかり覚えるとすでに曲を弾いている。弾けない人が弾ける人に変わった瞬間だ。これは快感だ!英会話でもゼロから一になる瞬間は、とても楽しい。話せた!わかった!通じる!この感覚はいくつになっても嬉しいものだ。文化のまったく違う外国人とのコミュニケーションは学習ではなく、エンタテインメントでもある。他の言語も、まったくダメな人から見れば、ロシア語や中国語やインドネシア語で挨拶できるだけでもゼロから一の進化は雲泥の差である。日本では義務教育から大学を合わせて10年は英語を学んでいるが、会話に関してはゼロという人が残念ながら非常に多い。しゃべる機会がないからゼロのままである。まずは、ゼロを一にすることが大事だ。ギターも「F」というコードが押えられると次のフェーズへ向かう。英語も「単語」で喋るのではなく「アクセント」で喋ることによってようやく次のフェーズだ。問題はそこからだ。今まで、毎日、進化していた自分の習熟度がある日、突然スピードダウンするのだ。むしろ、練習してもうまくならず、もしかするとヘタになっているような気さえする。英語も同じような状態になる…。ギターの場合のスランプ脱出方法は、1人で練習するのではなく「バンド」を組むことだ。ギターの場合は、バンドという運命共同体が登場することによって、否が応でも練習日までに仕上げなければならないという「目標」が生まれる。また、自分の役割とバンドのアンサンブルを考えてプレイするようになる。CDとあわせてうまく弾ける人でもバンドとなると、人に合わせることができないという人が多い。バンドはそこを教えてくれる。さらに練習から本場のライブ舞台があるとその目標に合わせて努力できる。自分だけがうまくなることよりも、バンドとして良くなることの方が重要となる。英語の場合、バンドを組むという訳にはいかないが、一緒に学習している仲間か、むしろライバルがいたほうが望ましい。もちろん、英会話学校でマンツーマンという体制が理想である。しかし、時間や金銭的な負担も伴う。無理やり外国人のいる場所、英語が聞こえる場所を選んで、自分の環境を変えることであれば、今ではそんなに難しくない。インターネットがあるからだ。■英会話でバンドを組む感覚なのが、「スカイプ英会話」と「TED.com」ネットで「スカイプ英会話」で検索してみて欲しい。ありとあらゆるスカイプによる英会話教室がヒットする。英語が公用語であるフィリピン人の大学生たちが先生役を務めているケースが多いスカイプによる英会話教室だ。それはフィリピンの物価が安いから成立しているビジネスモデルでもある。月額5,000円で毎日や、1レッスン500円(20分程度)からというのがある。無料の体験レッスンも多いので、Skypeが使える環境にある人はぜひ一度はチャレンジしてみてほしい。最低、USBのヘッドセット(2,000円程度)くらいは必要だ。それがないとノイズとハウリングに苦しむこととなってしまう。目と手だけで無理やり覚えた学校英語よりも、耳と口で自然に覚えた英語のほうが忘れないし、身につくことだろう。ただ、ビジネス英語まで期待すると先生に学生が多いので、先生を選ぶ必要もあるだろう。むしろ、実際に習ってみて感じたのが、自分の中で1日に20分程度でも英語を話す時間を課すことのメリットだ。自分にアポイントを取ることがとても重要なモチベーションだと感じた。週に2~3回レッスンを受けようとすると、自分の中でも、夜の時間を英語のためにスケジュールするようになる。飲み会参加を極力減らしたり、もう一軒飲みにいくのを自分で律するようになった。スカイプ英会話によって、夜の遊びの早退で月謝も捻出でき、体も快調になる(笑)。フィリピン側は、ほとんどADSLなので、日本ほどの帯域がでていないので、いつもいい回線状況とも限らない。むしろ、そんなハプニングも合わせて、余裕を持って、自分の人生の中に「英語」の学習時間をスケジュールするクセのほうが大切だ。そして、スカイプ英会話でフィリピン先生のアジアン・イングリッシュの発音で理解できれば、同時にヒアリングのトレーニングとして、欧米ネイティブな「TED」の視聴をオススメしたい。1日1本、YouTubeの「TED」を視聴する時間をぜひ割いてほしい。どんなに長くてもTEDのコンテンツは20分以下だ。世界のありとあらゆる専門家が多岐に渡るテーマでプレゼンテーションを行なっている。しかも、最後には必ず、何かを起こそうというモチベーションや感動を与えてくれる。【1】最初に日本語翻訳バージョンの字幕を見る。【2】2度目は英語の字幕で…【3】3度目は字幕なしで…それでも60分以内だ。陳腐化しないユーモアとウィットに富んだプレゼンテーションが展開されているし、国際色も豊かだ。みんなが英語で意見を共有している。ビジネスの会議でもプレゼンテーションはとても重要だ。ストーリー化のスキルや話題の展開のユニークさの習得は、英語以上に為になる。特に話をする「間」にも注目してもらいたい英語はあくまでもツールであり、伝えるコンテクストを同時に鍛えるには「TED」は最高の教科書だと思う。さらに、TEDのコンテンツには、コメントを寄せるだけでなく、自分のページを持てることはあまり知られていない。自分が聞くだけでなく、自分の意見を述べ、今度は自分がTEDに与えることができる情報をアップロードできるようになっている。そこで興味あるビデオについての意見を世界を超えディスカッションできるのだ。そう、TEDのコンセプトは、「ideas worth spreading=広める価値のあるアイデア」だからだ。英語で世界中の人が、地球上で広める価値のあるアイデアを共有している。誰もがそこに参加できる。これはもう「バンド」と同じ概念ではないだろうか?※「TED」はNHKのEテレの「スーパープレゼンテーション」でも放送されている。■英語による人生力のアップTOEICテスト(国際コミュニケーション英語能力テスト)でさえ、年に9回(1・3・5・6・7・9・10・11・12月※地域にもよるが)も受験のチャンスがある。自分の英語能力を客観的に認めてもらういい機会だろう。入試や就職にも資格としても人気がある。ただ、受験テクニックやTOEIC対策だけで高得点を狙うという人も増えてきた。もちろんTOEICポイントが高いことはいいことだが、そこがゴールになってはいけない。あくまでもTOEICはプロセスであり、現在最良のKPI化のための測定ツールである。そのスキルを活かしてこそ価値が生まれる。まずは、現在の自分の英語力をKPI化するためにも受験をしてみるべきだと思う。恥ずかしながらボクのTOEICは400点くらいだったと思う。1985年あたりに受験した記憶が微かにある。そういえば、英検も4級までしか持っていない。名誉挽回の為にも、今回は受験してみたいと思う。現在であれば2012年11月・12月にむけての申し込みに間にあうだろう。このコラムで何度も繰り返しているが、日本人が英語が話せないのは、機会がなかっただけである。話す必要性のないのに学習しろということのほうがおかしいとボクは思う。しかし、これからは確実に違う。話せるか話せないかは死活問題にまで発展すると思う。そこで、悲観的ではなく、楽観的に考えてみよう。英語が話せ、理解でき、世界の人と自由にコミュニケーションできている自分の姿を…。映画が字幕に頼らず、原語で理解できる。外資系会社でも問題なく、海外に渡航することも問題なく、国をまたいで仕事ができる。彼女、彼氏が外国人で、いずれ結婚し、子供はハーフ。子供は国籍を2つくらい持てる。その子どもはさらに外国人との子供を生む。もはやあまり国籍は意味をなさなくなる。人種や、差別や区別とかを最初から超越した社会がやってくる。インターネットでは、もはや国境はないにも等しい。存在しているのは、時差と言語の壁だけだ。時差があると「愛」は語れない。言語に壁があると「理解」できない。「宗教」や「人種」「国籍」の壁はリアルな世界では色濃く残るが、インターネットで会話している人が増えれば増えるほど、カルチャーがダイバーシティ(多様性)化すればするほど、あまりそれぞれの宗教や人種、国籍は重要でなくなってくる。その殆どが、本人の意思とは関係なく、生まれ授かった地を背負っているからだ。人類は、生まれ授かった地よりも、本来の自分が宿る場を求めて自由に動ける時代になってきているような気がしてボクはならない。そのためのパスポートが「英語」であると信じている。ではまた来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶■著書プロフィール神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日静岡銀行は、同行の教育ローン「しずぎん教育ローン」がお得になる「金利割引券」を12月21日まで配布している。教育ローンを申し込むときに「金利割引券」を提示すると、12月21日までの契約分(仮申し込みは除く)は、金利年2.70%(基準金利年3.70%・変動金利型から年1.0%割引)で借りることができる。12月25日以降2013年4月30日までの契約分(仮申し込みは除く)は、金利年2.50%(基準金利年3.70%・変動金利型から年1.2%割引)で借りることができる。「しずぎんjoyca」を持っている人、または同時に申し込んだ人は、さらに年0.1%割引される。「しずぎんjoyca」一般カードは、年会費1312円(初年度無料・消費税込)。無担保で最大500万円まで借り入れ大学・短大・専門学校・高校の入学金や学費はもちろん、入学後の家賃や通学費(交通費)などに幅広く対応便利な「カードタイプ」なら専用カードで、ATMで繰り返し何度でも借り入れ・返済が可能郵送・FAX・インターネットで簡単に仮審査申込みができ、事前にいくら借り入れできるかがわかる(仮審査の結果は1年間有効)便利なカードタイプATMで500万円まで、借入返済自由自在(しずぎんATMはもちろん、全国のセブン銀行ATMで利用可能)在学中は利息だけ、卒業してからラクラク返済【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日ロゼッタストーン・ジャパンは、法人向け語学学習ソリューション「Rosetta Stone TOTALe PRO(ロゼッタストーン トターレ プロ」を新たに導入。少人数から数千人規模まで、複数のユーザーの登録や学習進捗(しんちょく)などをオンラインで管理できる。同サービスは、既存製品「Rosetta Stone TOTALe」に、複数のユーザーを管理するための管理者向け機能「Rosetta Stone Manager」を搭載した、法人向けのオンライン語学学習ソリューション。また、管理者やユーザー向けのサポートを提供する「カスタマーサクセスサービス」を新たに組み込んでいる。「Rosetta Stone Manager」では、企業の人事担当や教育機関の教職員などの管理者が、ユーザーの登録から学習状況の確認まで、全ユーザーの管理を容易に行うことができる。管理者はユーザーまたはグループごとに学習進捗状況レポートを定期的に閲覧し、平均点やカリキュラムの進捗状況なども、グラフやチャートで随時把握することが可能。また、既存のプログラムを基に、個人のレベルや目標に合わせて独自のカリキュラムを作成しカスタマイズすることもできるという。さらに、24言語のラインアップの中から学習言語を選択できるため、ユーザーや言語の変更も管理者が自由に行える。例えば、英語終了後は中国語の学習に切り替えることも可能。海外赴任者の利用数を確保した上で、帰任後はユーザーを入れ替えて登録するなど、グローバルな人材育成に役立てることができる。対象言語は、英語(アメリカ)、英語(イギリス)、アイルランド語、アラビア語、イタリア語、オランダ語、韓国語、ギリシャ語、スウェーデン語、スペイン語(スペイン)、スペイン語(ラテンアメリカ)、中国語(マンダリン)、ドイツ語、トルコ語、日本語、ヒンディー語、フィリピン語(タガログ語)、フランス語、ベトナム語、ヘブライ語、ペルシア語(ファルシ語)、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語の全24言語。同サービス導入にあたり、同社は管理者となる企業や学校などの担当者向けのサポート、ユーザーへの学習トレーニング、学習促進サポートなどを行う。継続的かつ充実したカスタマーサポートを提供していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日スカイプを使ったオンライン語学レッスンを提供しているイーコミュニケーションは、オンライン英会話サービス「E-com英語ネット」の申込者向けに行っている英語学習相談件数が、7月末で1万件に達したことを発表。学習相談の結果から、オンライン英会話の受講目的の半分以上がビジネス英語に対しニーズを感じており、改善したい点として、スピーキング力や語彙(ごい)力を多く挙げていることがわかった。調査対象は10代から70代までの男女1万名。「オンライン英語サービスを受講した目的はなんですか?」という質問では、「仕事のため、またはその準備」が52.9%にのぼり、仕事で使う英語をきちんと学びたいというビジネス英語のニーズが多いことがわかった。そのほかの回答では、「試験対策」が22.6%、「日常的に語学を勉強する機会を持ちたい」が19.6%、「旅行に向けて」が1.2%となっている。また、「英語で強化したいポイント、学習上の悩みはなんですか?」という質問では、「スピーキング」が39.1%を占め、「語彙、表現・言い回し(17.4%)」、「発音(14.2%)」、「リスニング(12.5%)」「文法(6.7%)」「ライティング(3.8%)」と続いた。具体的な声としては、「読んだり、書いたりはある程度できるが、話せない(スピーキング問題)」、「いつも同じ表現ばかりで子どもっぽい英語になってしまう(語彙の問題)」、「相手によく聞き返されることがある(発音を主とした問題)」などがあがっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日英語学習ポータルSNSサイトの運営や英語学習コンテンツの配信を行う株式会社ベリーは、英語・英会話学習者のためのコミュニティーサイト「myBerry(マイベリー)」の運営を開始する。「myBerry(マイベリー)」は、「解決する・学習する・継続する」をテーマに英語・英会話学習者をサポート。英語学習・情報に特化したポータルとSNS機能を統合し、ワンストップで提供する。英語学習者にとっても利便性が高く、より充実した学習が可能になるという。“解決する”では、学習方法・資格・教材・スクールなど311種類のカテゴリにわかれた情報ページ「About English」と、英語に関する疑問を直接質問できるコーナー「Q&A」を設定。学習者が英語に関連した情報を得ることができ、学習する上の疑問解消に役立つ。“学習する”では、新たな気づきや知識が得られる学習コーナー「StudyLife」で、世界中から厳選した英語素材を配信する。“継続する”では、同じ目標や興味のあるトピックでつながるコミュニティー「Groups」と、学習内容を記録し進歩を確認できるブログ「EnglishLog」を設定。他のメンバーの学習方法を参考にしながら自身の学習方法を確立できる。同サイトでは、英語を勉強したくても勉強の方法が分からない人や、自分の勉強方法が正しいのか不安な人など、英語学習上の悩み解決や学ぶ楽しさの提案などを目指すという。TOEIC受験者のみならず、英語に興味があるすべての人に向けたサービスと言えそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日日本公文教育研究会は、0歳~2歳の乳幼児と母親向けの新しい教育サービス「Baby Kumon(ベビークモン)」を、この6月より全国約8,000の公文式教室で開始する。日本公文教育研究会が大学教授等と共同して行った研究によると、0歳児~2歳児を中心とした乳幼児期に母親が行う「歌いかけ」「読み聞かせ」が、母子関係の構築と子どもの発達に寄与することが確認された。「歌いかけ」は母親と子どもとの交流に特に強く結びついて、主に「親子のきずな」を継続して発展させる役割を持ち、「読み聞かせ」は親子の情緒的な交流から、やがて物事を知る手段になるという。この研究は各種のシンポジウムや日本子育て学会、日本発達心理学会等でも発表されている。Baby Kumonは「親子のきずなをはぐくみ、まなびの土台をつくる」をコンセプトに、歌と読み聞かせを中心とした親子のやりとりを家庭で楽しむための新教育サービス。絵本や歌本、CDなど各種教材を使い、子どもの発達に合わせた親子のコミュニケーションを行える。さらに、公文式教室でくもんの先生のサポートを毎月1回受ける「Baby Kumonタイム」も設定される。受講料は月額2,100円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日株式会社ニチイ学館は、英会話スクール「COCO塾(ココジュク)」を4月10日にオープンすると発表した。同社は「学習から就業まで」をビジネスモデルとする教育事業を40年以上行なってきたが、社会の急激なグローバル化とそれに伴う英語教育の市場の拡大を見込み、新たな教育事業の柱として語学事業に本格的に参入するとしている。もともと同社は医療・介護資格を主力講座として展開していたが、昨年末に株式会社GABAの子会社化に成功してGABAの英会話事業のノウハウ等を得たのち、今回独自のスクールを開校、語学事業への本格参入となる。COCO塾の名前は「Communication Competence(伝達能力)」の頭文字からとったもの。「英会話から英対話へ」をコンセプトに、使える英語とその先の「対話力」の習得を目指すという。主なターゲットはビジネスマンだが、主婦や学生などの一般、小学生なども対象となる。講義形式としては、大手英会話スクールでは例を見ない2インストラクター制(インストラクター2名対生徒6名)を中心としたコース設定が特徴だ。「英語で考え、英語で学ぶ」ことで対話力を鍛えるレッスン内容となる。なお、4月10日には新宿校、川崎校など6校を皮切りに順次エリアを広げ、初年度は92校のオープンを予定しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日語学学習サービス「iKnow!」を運営するセレゴ・ジャパン株式会社は15日、インターネットを通した英語学習の取り組みの一環として、英語のスピーキング能力を鍛える英語学習サービス「iKnow! Live](を開始した。独自の系統的学習ロジックに基づいて開発されたオンライン語学学習サービス「iKnow!」をベースとし、これまでの学習内容を先生と生徒で共有しながら会話レッスンを進めていくため、事前の準備などが不要となる。無料通話ができるSkypeを使った英会話レッスン「iKnow! Live」では、ユーザー各自が「iKnow!」で学習を進めている英語をベースにした実践的な会話レッスンを展開する。特許を取得している同社独自の系統的学習ロジックと、英語を公用語とする約400人の現役大学生及び大学卒業生のフィリピン人インストラクターという最強のコラボレーションが売りだ。レッスンは1回25分×週3回で、朝10時から深夜1時までの間ならいつでも受講可能となっている。なお、利用料は月10,000円(iKnow!利用料1,000円+iKnow! Live利用料9,000円)で、6ヶ月プランは48,000円(1カ月あたり8,000円)。ただし、3月31日までに申し込んだ場合は最大で50%の割引もある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日株式会社がくげいは2月17日、小学生向け学習ソフト「ランドセル 新学習指導要領<第二版>」シリーズを発売した。新学習指導要領対応版で、価格は4,935円。完全なる「脱ゆとり教育」の初年度となる2012年度なだけに、保護者達の関心も高い。同製品は、1年間で学習する主要教科すべてを1本のソフトに収録。国語・算数・理科・生活はもちろん、音楽・英語・図工・体育・家庭など100項目以上が収められている。英語についての教材も手厚く、学年に応じた英語コーナーが収録されている。ネイティブの発音で単語や英会話を聞き、耳から英語の学習ができるのもソフト教材の特長だ。アニメーションや写真・動画などの多用により、子供の学習意欲を刺激する。画面上での学習だけでなく印刷用のプリント教材も豊富で、模擬試験も可能だ。OSはWindows 7、Vista、XP、2000、MacOSは10.4~10.7に対応。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月08日