一般社団法人日本ビジョントレーニング普及協会(本部:大阪府大東市、代表理事:久保田 実希、理事:横田 幹雄)は、2020年より大阪府泉大津市の教育委員会と協働で、教員がビジョントレーニングの専門的な知識と技術を習得し、特別支援教育に関わる教員が特別支援の授業の中で活用・実践できるようになるための、従来なかった民間プロトレーナーの実践スキルを習得する研修をスタートしました。公式サイト: 研修風景1研修の実施期間は2020年度から3年度の2年間にわたり、「児童の視覚機能と認知能力」、「感覚統合による児童の発達」などの専門的なテーマを全8回に渡っておこなわれました。研修はコロナ禍の中でありましたが、感染対策をしっかりとおこない、対面で実践的におこなわれました。2021年10月に研修のすべてを終え12月に受験希望者24名が認定試験を受験。2022年1月に認定試験の合否が発表され、みごと受験者の全員にあたる24名の教員が合格し、当協会の発行する認定資格と認定証が2月1日にが授与されました。泉大津市ではビジョントレーニングを発達に課題のある児童・生徒への指導・支援に生かしていくことを目指しており、現在は学校内の通級による指導においてビジョントレーニングの実践と効果に検証をおこなっている。詳細は下記をご覧ください。取り組みの骨子は以下の3つです。〇公民連携で全国初となる、自治体の就学前施設、小・中学校の特別支援コーディネーター、通級教室の指導担当教員等を対象に集団研修をおこなう。(当協会として全国初の取り組み)〇教員に専門的な知識やスキル、プログラムメソッドを学ぶために研修費用を市教育委員会が負担し、個々の専門的スキルの向上を応援。(2カ年継続研修は教育委員会として初の取り組み)〇講座修了者で希望者には、学科と実技の認定試験を用意し、合格者には一般社団法人日本ビジョントレーニング普及協会よりビジョントレーニングの専門家として、合格された教員のそれぞれに認定資格証を授与(自治体として全国初の取り組み)資格名:一般社団法人日本ビジョントレーニング普及協会認定就学前・小・中学校教員 ビジョントレーナー資格(泉大津市の教員限定)※初の取り組みについては当社調べ認定証(サンプル)【ビジョントレーニングとは?】私どもが普及に努めている「ビジョントレーニング」は、人間に本来備わっている「見るチカラ(視覚認知機能)」を目覚めさせ、それを鍛えることによって、集中力や判断力、運動能力や情報処理能力など、さまざまな能力を向上させていくプログラムです。欧米では80年以上前から実践されてきたものですが、最近では日本国内でも、注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)、読み書き障害(ディスレクシア)などの発達障害が見られる子どもたちの課題改善・克服に活用され、教育現場ではその効果が注目を集めるようになってきました。例えば、漢字を覚えるのが苦手な子、算数の計算が苦手な子、あるいは、エスカレーターに乗るときに不安を覚えるなど、日常生活に必要な身体の動きができていない子 ――そうした子どもたちが数カ月間~1年間のビジョントレーニングよって、それぞれのつまずきを改善、解消していったという事例はたくさんあります。このトレーニングの目的は、子どもたちの心と身体の発達を促し、学習能力と運動能力の土台を育てることによって健やかに成長して「生きる力」を身に付けさせることです。【日本のビジョントレーニングの歴史は始まったばかり】私ども「一般社団法人日本ビジョントレーニング普及協会」の設立は2018年。ビジョントレーニングの普及が子どもたちの未来を変えることにつながると考え、トレーニングスタジオの運営。また、地域の教員を始め様々な職種の方を対象にした講座、保育園や小・中学校でのビジョントレーニング講演会といった活動をおこなってきました。次第に私どもの一連の活動は、地元大阪府内の教育委員会から高い関心を寄せられるようになり、ビジョントレーニングの教育現場への普及を行う協働プロジェクトが次々に立ち上がるようになりました。今回皆様にご紹介する大阪府泉大津市とのプロジェクトもその一つです。【このプロジェクトは全国的にかなり画期的】教育委員会が一般社団法人との協働で研修を運営すること自体が画期的と言えますが、教育委員会主催で民間スキルを特定の方に習得していただく研修はほかに例がありません。同様のプロジェクトは大阪府内の他の自治体とも立案中で、まさに大阪がビジョントレーニング普及の発火点となり、発達支援の先進地として日本全国の子どもたちの未来を拓いていくことを私たちは願っています。日常生活や学習で、つまずきを克服できない多くの子どもたちのために、ぜひ多くの方に、泉大津市と私ども協会の協働プロジェクトに関心を持ってくださり、この活動の意義を広く理解していただくことにご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。【法人概要】商号 : 一般社団法人日本ビジョントレーニング普及協会代表者: 代表理事 久保田 実希所在地: 大阪府大東市諸福1-12-12 From Earth Kids 2階設立 : 2018年11月14日URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月04日J:COMグループのジェイコム少額短期保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:寺嶋 博礼)と、株式会社ジェイコムウエスト(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:原 清)の2社(以下、「J:COM」)は、2022年1月7日、小・中学生の親子や子どものネットリテラシー教育に関心のある学校関係者などを対象に、「小・中学生のネットトラブル事件簿~現場は学校?SNS?オンラインゲーム?~」と題したオンラインイベントを、日本最大級の教育情報サイト「リセマム」と共同で開催しました。インターネットやモバイルサービスを提供するJ:COMでは、複雑化するデジタル社会におけるネットリテラシーの向上を目的とした活動を行っており、これまで西日本を中心に2007年より小・中学校で「ZAQあんしんネット教室by J:COM」(以下、ネット教室)を行い、延べ10万人に授業を行ってきました。2020年より「J:COM ほけん」事業を開始し、ネットトラブルに備えるための「ネットあんしん保険」を提供する中で、社会課題を解決する活動として、未来を担う子ども・保護者・教育者それぞれに対する啓蒙活動を通じて、ネットリテラシーの正しい知識を伝え、ネット被害者・加害者の削減・ネットリテラシーの向上といったネット社会の好循環の創出を目指しています。J:COM ほけん日本最大級の教育情報サイト「リセマム」と共同開催したオンラインイベント、「小・中学生のネットトラブル事件簿~現場は学校?SNS?オンラインゲーム?~」には、J:COM社員であり、情報リテラシーアドバイザーとして活動している粟津 千草を講師に、通常学校向けに提供しているネット教室を、特別に自宅から親子で一緒に聞いて学べる内容にアレンジし、日本全国、さらには海外から90組の親子や教育関係者が参加し、リセマム編集長の野口 雅乃氏が参加者の聞き手代表として登壇しました。複雑化するネット社会の問題点について具体例やクイズを交えながら、講師の粟津とリセマム編集長 野口氏の対談形式で行われた本イベントは、事前に受けていた質問やイベント中に寄せられた質問に回答しながら進行しました。事後アンケートでは、回答した参加者の91%が「とても満足」または「満足」と回答。「前向きなメッセージでとても共感できた」、「親子でコミュニケーションをとって、スマホやネットの利用方法について取り決めておくことが大事だと思った」といったポジティブな意見が多数寄せられました。イベント終了後、粟津は「海外からの参加者もいて、ネットトラブルの悩みは世界共通なのだと思いました。また、お子さまと保護者の皆さまの悩みも共通していますね。否定するのではなく受け入れていくことを大切に、これからも皆さんが幸せになれるネットの使い方を提唱していきたいです。そういった点を感じ取っていただけたコメントが、イベント中多く寄せられ嬉しく思いました。」今後について、「苦手意識がコミュニケーションを阻みます。コミュニケーションの難しさを、親子で話し合っていけるようなイベントが今後できれば良いなと思います。スマホは家庭内で使う事が多く、他の家庭との違いが分からない部分が多いと思いますので、ワークショップのような形式のイベントも今後開催できたらと思います。」とコメントしています。J:COM講師 粟津お子さまと保護者、双方に寄り添う粟津のネットリテラシー教育オンラインイベントはアーカイブ視聴も可能です。 ■オンラインイベントの様子(一部)左:リセマム編集長 野口氏 右:J:COM講師 粟津■3大ネットトラブル「コミュニケーション、依存、お金」野口氏:小・中学生が遭いやすいネットトラブルには、どのような特徴がありますか?粟津:大きく3つのネットトラブルが挙げられます。1つ目は「コミュニケーション」です。小・中学生はちょうどネットでコミュニケーションを練習している真っ最中です。スマホでやり取りをする中で誤解が生まれたり、喧嘩になることもありますので注意が必要です。2つ目は「依存」。つい長時間利用してしまったり、宿題をする前にやってしまい宿題を忘れてしまった、といった方も多いのではないでしょうか。そして3つ目が「お金」です。いつの間にか子どもが課金していたなどのトラブルもよく耳にします。この3大ネットトラブルは大人にも共通しています。オンラインイベント画像1■リテラシーとは「活用する能力」野口氏:1人1台の端末を使った新しい学び「GIGAスクール時代」の今、子どもたちが身に付けるべき「ネットリテラシー」について教えてください。粟津:そもそも「リテラシー」とは何か?という定義ですが、私は「活用する力」だと思っています。スマホやタブレットなどの端末に振り回されず、自分の意思で使いこなすことが大切なのではないでしょうか。野口氏:最近では、いじめの現場がリアルからSNSへ、さらにオンラインゲームに移行しているそうですが、子どもが自分専用デバイスを持つことでトラブルになった時、どのように対応すれば良いでしょうか。粟津:子どもがトラブルになったときに大人が解決しようとすると、だいたい失敗します。お子さまに対して「こうしなさい」と言いたくなってしまいますが、自力でトラブルを解決する機会を奪ってしまいかねません。大人が解決しようとしないことが大切です。トラブルが起きた際には指示するのではなく、子どもの意見の交通整理をしたり、うまくまとめたりするスキルが求められます。それにはまず、子どもに寄り添ってコミュニケーションの素地や関係性を作っておくことが重要です。親は自分がゲームをしたことがなくても、子どもが楽しそうにやっているなら「このゲームはきっと楽しいものなんだ」ということを一旦受け止めてあげると、親子で話しやすくなると思います。また、お子さまも、何か困ったことがあったらまずは保護者の方に話してみてほしいです。何かあったとき、親は話してほしい、頼ってほしいと思っていることをぜひ知っておいてほしいと思います。■ゲームが子どものコミュニケーションの主流に野口氏:オンラインゲームの魅力や怖さについて教えてください。粟津:オンラインゲームの楽しさは、家にいながらみんなで一緒に遊ぶことができることや、ネットを通じて人とつながっていることを実感できることだと思います。子育て世代の大人からは良く思われていないと感じるのか、隠れてオンラインゲームをやっている子どももいます。保護者は「危険だからダメ」と頭ごなしに禁止せず、「こういう危険もあるよ、気を付けながらやろうね」と話し合いをしてから始めると良いと思います。子どもも「こんなゲームをやっていて、こういうところが楽しいよ」とぜひ親に伝えてみてほしいです。■相手を深く傷つける言葉は犯罪になることも粟津:オンラインゲームには、ゲームを通して直接会ったことがない人とつながることができるという特徴があります。ゲームでさまざまな人とつながるのは楽しいことですが、怖い人とつながってしまい悩んだり、自分の言動が相手の怒りに触れてトラブルになったり、事件になる恐れもあります。知っておいてほしいのは、相手を深く傷つける言葉は犯罪になる可能性があるということです。それはゲーム中のやり取りだけでなく、SNSのメッセージや、コメント欄等、さまざまな場面にも当てはまります。ネットで相手を傷つけたことにより、名誉棄損罪や侮辱罪、傷害罪等に問われることもあります。「ネットでは匿名を使うから、誰が言ったか、誰が書いたかなんてわからない」と安易に考える人もいるかもしれません。でもそれは大間違い。誰が発言したのかきちんとした手順を踏んで調べれば、分かる仕組みがあります。オンラインイベント画像2ネットでのコミュニケーションでお勧めしたいのは、言葉遣いに気を付けながら、相手が嬉しくなる言葉をいっぱい使うことです。普段使っている言葉が如実にあらわれるので、家庭でも日常の言葉遣いを気にしてみると良いと思います。■持たせる前に自分自身の使いかたを振り返る野口氏:お子さま専用のデバイスを持たせる前に、保護者が気を付けたいことや家族で話し合うべきことについて教えてください。粟津:子どもにデバイスを持たせる時点で考え始めるのでは遅いんです。なぜなら、子どもは大人の真似をするからです。大人がスマホを持っている時点で、子どもは大人の使い方を見て「スマホはああやって使うものなんだ」と学んでいきます。子どもに持たせる前に、まずは大人が自分自身の使い方を振り返ってみましょう。■スマホの使い方チェック:5つのポイント1) メッセージの内容(否定的・肯定的、普段の言葉遣い)2) 利用時間(ダラダラ・メリハリ)3) 相手の顔を見ずスマホを見ながら返事(する・しない)4) 安全に使うための設定の確認(していない・している)5) パスワードの管理(していない・している)こうした項目について、大人がどう使っているかを子どもは感じ取っています。このチェック項目は親子で使えるので、ぜひお互いの使い方をチェックしてみてください。■スマホを使う前に家族で聞き合いたいこと1) どんな使い方をしたい?2) トラブルに遭わないためにどうする?3) 家族みんなでどんなことに気を付ければいい?子どもに聞くのももちろんですが、保護者の方も「自分はどう考えるか」を伝え、家族皆で確認してみると良いと思います。粟津:最後に、「小学生でスマホは早いと思いますか?」という質問が来ています。私の個人的な意見ですが、スマホを持つのは早ければ早い方が良いと思います。思春期や反抗期になって、話し合いが難しくなってからでは、親が一方的に管理することになりかねず、そうなると反発しか生まれません。一方的な押し付けはネットリテラシーの育成をかえって阻害してしまうことにもなりかねません。ネットがない社会はもはや考えられない世の中になっています。早いうちからきちんと話し合い、子ども自身が活用する力を身に付けることを大人がサポートすることが大切です。■自己肯定感・コミュニケーションがポイント粟津:私は2011年からネット講座の講師として学校に赴き、子どもの使い方を見ていますが、ネットトラブルは孤独や寂しさ、虚しさが大きくなると遭いやすいと感じています。子どもを狙う危険人物は、そうした心の隙や寂しさに付け込んで優しい言葉をかけ、巧妙に取り入ってきます。ネットを発端とした犯罪はほとんどそこから始まっているのです。孤独感や虚しさを払拭し「隙」をなくすためにも、子どもの自己肯定感を高めてあげることが大切です。自己肯定感を高めるために、もっとも有効なのは家族間のコミュニケーション。特に辛いことがあった日には寝る前に「今日も1日ありがとう。また明日」と家族で伝え合ってみてください。もし家族に伝えるのは恥ずかしいという場合は、自分で自分に声をかけても効果があります。継続することで自己肯定感が醸成されるので、ぜひ試してみてください。皆さん自身や家族や友だちが幸せで、豊かになれる使い方を考えていただけたらと思います。オンラインイベント画像3粟津 千草(あわづ ちぐさ)J:COM社員。2011年より情報リテラシーアドバイザーとして現職。子どもたちの「心に残る」情報モラル講座を行えるよう、日々ネットに向き合っている。2020年6月、近畿情報通信協議会にて「地域の小学校中学校を中心に多くの生徒保護者教職員及び地域住民に対して情報リテラシーの啓発活動に従事」し、情報リテラシーの向上に貢献したとして、会長表彰を受賞。「ITパスポート」試験合格、「情報セキュリティマネジメント」試験合格、「インタラクティブ・ティーチング(gacco)」修了、「CAPスペシャリスト養成講座」修了。粟津 千草(あわづ ちぐさ)ジェイコム少額短期保険は、インターネットをもっと安心して利用してもらうため、複雑化するネットトラブルに備える補償とサービスとして「ネットあんしん保険( )」を提供しています。<商品概要:「ネットあんしん保険」>商品名 :ネットあんしん保険販売開始日 :2020年11月1日(日)月額保険料 :750円お申込みいただける方:成人している個人※J:COMサービスの加入、未加入問わず、ご契約可能。(記名被保険者および同居の家族全員が補償対象)商品内容:<補償>Webサイト: ネットあんしん保険【少額短期保険業とは】2006年4月の改正保険業法の施行により、導入された、保険業のうち一定の事業規模の範囲内において、引受を行う事業。保険金額が少額(上限 1,000万円)、保険期間が短期(生命保険、医療保険などの第一分野、第三分野は1年以内、損害保険の第二分野は2年以内)の保険で、生活に密着したニッチな商品が多いことも特徴。通称「ミニ保険」。[参考]少額短期保険業界概要(2021年3月末時点、「一般社団法人日本少額短期保険協会」調べ)保有契約件数 957万件、収入保険料 1,178億円、事業者数 110社【J:COMについて】 JCOM株式会社(本社:東京都千代田区)は、1995年に設立された国内最大手のケーブルテレビ事業・番組供給事業統括運営会社です。ケーブルテレビ事業は、札幌、仙台、関東、関西、九州・山口エリアの11社66局を通じて約559万世帯のお客さまにケーブルテレビ、高速インターネット接続、電話、モバイル、電力、ホームIoT等のサービスを提供しています。ホームパス世帯(敷設工事が済み、いつでも加入いただける世帯)は約2,200万世帯です。番組供給事業においては、14の専門チャンネルに出資及び運営を行い、ケーブルテレビ、衛星放送、IPマルチキャスト放送等への番組供給を中心としたコンテンツ事業を統括しています。※世帯数は2021年12月末現在の数字です。当社は、2021年7月1日に株式会社ジュピターテレコムからJCOM株式会社に社名を変更いたしました。【株式会社ジェイコムウエストについて】株式会社ジェイコムウエスト(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:原 清)は、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県の関西地区2府2県で、ケーブルテレビ、高速インターネット接続、固定電話、電力、ガス、モバイル等を提供しているケーブルテレビ運営会社です。JCOM株式会社(J:COM)のグループ会社として、先進性のある、高品質な情報・エンターテインメントの提供を通じ、地域社会の発展に寄与することを目指しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月02日教育支援を行う特定非営利活動法人ルミエール旭川(所在地:北海道旭川市、理事長:奥山 豊)は、当法人が2022年4月開園する、北海道インターナショナル・トライリンガル幼稚舎(HITK)への入園希望世帯向けに対する「インターナショナル保育施設を多くの子育て世帯に届けたい」プロジェクトをクラウドファンディングサイト「GoodMorning」にて1月26日に開始しました。「インターナショナル保育施設を多くの子育て世帯に届けたい」クラウドファンディングサイト 園舎全景と法人理事長■開発背景*高額保育料のインターナショナル保育施設にお手軽に通園できる*社会格差を反映しない幼児教育*子育て世帯を幼児教育だけではなく、生活側面(健康、生活状況、就労など)からも支援上記を実現するために、クラウドファンディングの開始に至りました。■特徴*市からの保育無償化支援金+HITK子育て支援基金=0円保育月額約79,000円の北海道インターナショナル・トライリンガル幼稚舎保育料を、市からの保育無償化支援金月額37,000円とHITK子育て支援金とで負担。*法人会員(看護師、保健師、弁護士、元教師など)の無料生活相談定期的に運営法人主催による、幼稚舎通学世帯向けに健康相談会、法律相談会、教育相談会を実施。*英語、中国語、バレエ、リトミック、絵画のそれぞれの専門レッスンを通園生全員が受講英語、中国語は幼稚舎専任講師、またその他レッスンは市内で活躍されている専門講師から受講。経済的格差で生じる習い事の有無を解消。■リターンについて10,000円 :お礼メール、カナダ人講師による30分リモートグループ英会話レッスン2回。30,000円 :お礼メール、カナダ人講師による30分リモートグループ英会話レッスン6回。50,000円 :お礼メール、カナダ人講師による30分リモート個人英会話レッスン4回100,000円:お礼メール、カナダ人講師による30分リモート個人英会話レッスン8回。■プロジェクト概要プロジェクト名: インターナショナル保育施設を多くの子育て世帯に届けたい期間 : 2022年1月26日(水)~3月15日(火)URL : ■会社概要商号 : 特定非営利活動法人ルミエール旭川代表者 : 理事長 奥山 豊所在地 : 〒070-0842 北海道旭川市大町2条15丁目577-179設立 : 2018年8月15日事業内容: 教育支援URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】北海道インターナショナル・トライリンガル幼稚舎TEL:0166-67-2500 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月01日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。Kicks講座では、4月からの新コーススタートに向け、会員のみなさまに進級にあたっての説明会をおこないました。進級説明会は、小学校2年生以上対象のアドバンスコース以降のコースを受講している会員のみなさまが参加されました。次年度のカリキュラムで作成するロボットや、どのような力が身につくのかなどを詳しく知る機会となります。カリキュラムの中で実施される発表会で使用するロボットについても紹介されました。たとえば、小学校1年生以上のスタンダードコースでは、保護者の方と子どもたちでサッカーのロボットを使ったPK対決を行います。サッカーのロボットでは、センサーを使ってボールを蹴るキッカーと、クランク機構を使って左右に動くキーパーのロボットの2種類を使用します。アドバンスコースでは、ワニや魚など、5種類の生物の中から1種類を選んで作成し、オリジナルの改良を加えたロボットを発表します。小学校3年生以上対象のブロンズコース以降のカリキュラムでは、より細やかな動きができるロボットキットを使用して、さらにレベルの高いプログラミングにもチャレンジしていきます。「こんなこともできるようになるんだ!」と、会員の子どもたちも4月からの新しいコースでの受講を楽しみにしている様子で参加していました。【詳細】スタンダードコースでは、実験を通じて長さや時間の単位を学びます。数値化し、記録することで、物事を比較する力を身につけます。アドバンスコースでは、二次元と三次元の違いを理解し、空間認知能力を高めます。図形の性質や座標の考え方の基礎を学びます。◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各教室で無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月01日群馬県立伊勢崎清明高等学校(群馬県伊勢崎市、校長:荒木 隆、以下 伊勢崎清明高校)と高崎商科大学(群馬県高崎市、学長:渕上 勇次郎、以下 本学)は、協働で伊勢崎清明高校のキャッチコピーを考えるプロジェクトを実施します。本プロジェクトは、昨年7月に同校の2学年を対象に実施した取り組みの第2弾として、新たに「群馬県立伊勢崎清明高校キャッチコピー大賞」のプロジェクト名にて1学年を対象に実施するものです。伊勢崎清明高校: 高崎商科大学 : 昨年の取り組み: (本学リリース) (日本教育新聞)キャッチコピー大賞今回、キャッチコピーを提案するのは伊勢崎清明高校の1年生201名。キャッチコピーは生徒全員に配布されているChromebookを活用し、冬休みの課題としてGoogleフォームを通してすでに募集を終了しており、応募のあった194作品の中から審査委員会にて選考が行われ、2月3日当日に各審査員賞、1学年賞、大賞の発表・講評が行われる予定です。審査委員会には、審査委員長に千葉工業大学のブランディング施策などを手掛けた株式会社進研アド チーフプランナーの上野 和幸氏、特別審査委員に企業ブランディングや商業施設・美術展のグラフィック制作まで幅広く手掛ける株式会社ワークバンドの代表でクリエイティブディレクターの古屋 貴広氏らが参画しており、結果発表・講評のほか、同氏らによる特別授業も行われます。審査委員長 上野 和幸氏特別審査委員 古屋 貴広氏伊勢崎清明高校では、高校の授業科目「総合的な探究の時間」において、生徒が授業や高校生活を自分事としてとらえ自主性や創造性を高めるきっかけづくりをするため、昨年から高崎商科大学との協働により本プロジェクトを実施しています。本プロジェクトは次の2点を目的に設定しています。ひとつは、生徒が社会の中で自身の個性を活かしより良い人生を送るために、どのように社会と接し、どのような姿勢で学びをとらえることが大切なのか自分なりの考えを深めるという探究教育の意義やメリットを理解すること。また、これに加え、自校が定める高校づくりの指針(グランドデザイン)に対する生徒の理解を促し、教員だけでなく、生徒も一体となってより良い学校づくりを行える共通認識をつくることです。伊勢崎清明高校グランドデザインプロジェクト実施に際し、担当した篠原 真美子氏(伊勢崎清明高校教諭、ガイダンスセンター長)は、「キャッチコピーを考えることで、生徒が自分たちの学校の教育目標を理解し、よりよい学校づくりをめざすとともに一人ひとりが目的意識をもって学校生活を送ってほしい」と2度目となる実施に期待を寄せています。また、綾部 勝久氏(伊勢崎清明高校教諭、1学年主任)も、「将来、自分の頭で考え、自分の足で立ち、自分の周りの人たちと幸せな人生を築くため、今回の活動が何かのヒントになればよいと思います」と生徒たちへの想いを語っています。大学の担当者である羽鳥 広平氏(広報・入試室 係長)は、「本学では長年、社会と大学をつなげる企業連携教育を推進しており、その知見の蓄積やネットワークがある。本プロジェクトはその連携を高校教育までつなげる本来的で意義のある高大連携の取り組み。高校生に自由で多様で明るい社会の姿を伝え、自分自身のことを考えるきっかけを提供したい。」と語ります。<本プロジェクト開催情報>群馬県立伊勢崎清明高等学校 総合的な探究の時間「キャッチコピー大賞 結果発表・特別授業」【開催日時】2022年2月3日(木)14:25~16:15【実施内容】第1部 キャッチコピー講評(各審査員賞発表)第2部 特別授業「優れたキャッチコピーの作り方」【開催方法】オンライン開催※結果発表や講評は事前に録画され、映像を交えた解説授業を大学担当者がオンラインで実施予定。伊勢崎清明高校を配信基地とし、生徒は在宅または各教室にて視聴参加。一部、チャット機能を使用したワークを行います。<探究教育について>探究教育とは、自己の在り方・生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力の育成を目指す教育で、文部科学省が推進し、各高等学校で様々な取り組みがなされています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月31日「YouTubeで学ぶこと」が浸透してきたのはこの1~2年中学生・高校生に向けて、Youtubeで「とある男が授業をしてみた」を発信中の葉一(はいち)さん。子どもたちからお金をとることなく学ぶ環境をつくりたいという熱い思いを、LITALICO発達ナビ編集長・牟田暁子が聞きました。Upload By 発達ナビ編集部発達ナビ牟田暁子編集長(以下――)葉一さんは、中学生・高校生に向けて、自宅で撮影した動画をYouTubeに投稿している「とある男が授業をしてみた」を発信中で、チャンネル登録数167万人(2022年1月現在)!すごい数字だと思います。かなりの更新頻度でアップされていますよね。葉一さん(以下、葉一):はっきりとは決めていませんが、週3~4回くらいの頻度で更新しています。それと、「自習室」はできる限りやっています。約1時間の間は無言で作業するというライブ配信です。これはコロナ禍の一斉休校をきっかけに本格的に始めたものですが、休校期間中は最高時2,500人くらい集まっていました。学校が再開してからは落ち着いて、700人くらいが同時に参加してくれています。――たくさんの子どもたちが、一緒に勉強しているんですね。でも、こんな風にYouTubeで勉強できるということが認知されるようになったのは、いつごろからですか?葉一:ここ1~2年くらいですね、YouTubeで学べるということが、社会人の方も含めて認知が広がったのは。自分のチャンネルが人気になるというより、このジャンルが盛り上がらないと意味がないと思っているので、やっとだなと感じています。始めた当初は、YouTube自体がいわば無法地帯でしたからね。そんな場所に「教育」という、ある種「聖職」といわれる部門を混ぜたものだから、誹謗中傷を受ける毎日でした。「教育に携わる者ですが」で始まるメールは、特につらいものが多かったです。「偽善者」と言う言葉は毎日のように言われていた気がします。非常にきつかったですね。大人を信頼できなかった中学時代。高校で恩師に出会うことで変わったUpload By 発達ナビ編集部――やはり10年前は大変だったんですね。YouTube学習を始めたきっかけを伺いたいのですが、そもそも教育に携わろうと思われたのは、いつごろからだったのでしょうか。葉一:中学時代は、教師は「悪」だと思っていたんです。当時ぽっちゃりしていた私の体形をからかう教師がいて、大人全般が信頼できないものだと思っていました。そんな自分を変えてくれたのは、高校時代、恩師となる先生との出会いでした。一昨年、その先生とYouTubeで対談させていただいたのですが、そのときにも「あのころは、ほんとに斜に構えていたよね」と言われるくらい、ひねくれていたんですよね。そんな自分が、先生のことは100%信頼できると思った。教師というだけでなく、大人というものへの価値観を変えてくれた先生でした。――そんなにひねくれていた葉一さんが、どうしてその先生を信頼できるようになったんですか?葉一:最初の授業のときに先生が、「おまえらに好かれようとは思わない」と宣言して、「なんていう教師なんだ!自己紹介でそんなこと言うか?」と思ったのですが、だんだんに印象が変わっていきました。いちばんインパクトがあったのは、授業が分かりやすかったことです。板書がとにかく綺麗で分かりやすい。そして、授業中は厳しいけれど、休み時間はすごくフランクに話してくださる。分からない問題があって質問しに行くと、必ずその場で解いてくれることがすごいと思っていました。そういうことが重なって、だんだんに信頼していきました。この先生はとりつくろって話をしない、本心で話す人なんだと。あるとき、その先生から「教師に向いているんじゃないか」と言われたんです。自分自身、もともと子どもが好きで、人に教えるのも好きだったので教師を目指しました。頑張って勉強して、なんとか東京学芸大学に入ったというわけです。Upload By 発達ナビ編集部――東京学芸大学といえば、先生になるための大学というイメージですね。葉一:そうなんですが、教育実習先で、ある生徒たちとの出会いがあって、また考え方が変わりました。授業中の時間のはずなのに、教室ではなくテラスにいる子たちがいたので、思わず声をかけたんです。そうしたら、保健室登校していて、そのうちの一人が睡眠薬を多量摂取して、なんとか命は助かってやっと退院した、と話してくれたのです。そのあとも、授業以外で本当にたくさん話をしました。実習後、その子たちが「もう死のうとしないから。頑張って生きていくからね。そう思えたのは○○(※葉一さんのこと)のおかげだよ。ありがとう」と、感謝の気持ちをこめて言ってくれました。そのとき、ああ、自分もこうして人の役に立つことができるんだと、力強く突きつけられた気がしたんです。当時、自分自身が生きていく意味もよく分からなくなっていた時期だったので、私があの子たちを変えたんじゃなくて、あの子たちが私を変えてくれたんですよね。だから、教育というフィールドで子どもたちに恩返しをしていこう、教育に身を捧げようと決めたのはその瞬間でした。――そうだったんですね。でも、そのまますぐに教育現場に入ったわけではないですよね。葉一:ストレートに教師になるよりも、一般企業で修行してからのほうが子どもたちにいい刺激を与えられると考えたからでした。とにかくキツイ経験を積もうと、教材販売の営業という仕事に就きました。一軒一軒まわって、ピンポンして、毎日怒られるような日々でした。その後、ドクターストップがかかったこともあって、塾講師に転職しました。そこで分かったのは、家庭の経済状況によって、学ぶ選択肢がすごく違うということでした。普段は通塾できても、夏期や冬期の特別講習の月謝は払えない、頑張りたいのに頑張れない子たちがたくさんいたのです。お金がネックになって学びが止まるという、歯がゆい状況をたくさん見ました。子どもたちからはお金をもらわずに、教育を届ける方法はないのかと強く思うようになりました。勤め始めたときに、辞めるにしても続けるにしても3年を節目にすると決めていたので、3年間はがむしゃらに働きました。数字の評価が強い職場だったので、数字の面でもかなりの成績を上げましたが、3年できっぱりと辞めることにしました。次、どうするかは決めてなかったですね――決めずに!葉一:何をしたらいいのか、そのときは思いつかなかったけれど、一度きりの人生なんだし、きっと何かできるはずと思ったんですよ。辞めたあとで、YouTubeを見ていたときに、これだ!とひらめいて今につながっています。勉強が分かるようになることが、脱・不登校のきっかけにもなるUpload By 発達ナビ編集部――10年間、いろいろなことがあったと思いますが、YouTubeの配信を続けてきて、いちばんうれしかったエピソードってどんなことですか?葉一:娘さんが不登校だったというお母さまからもらったメールでした。当時、そのお子さんは保健室登校で、私の配信を見て勉強していたそうです。保健室で受けたテストでは、だいたい80点以上とれて、そのことが自信となって学校に行き始めたら、授業もよく分かったそうなんです。周りからも「学校に来てなかったのに」にとびっくりされ、その後は卒業まで通えた、と。お母さまからいただいたその感謝のメールが、この10年でいちばん泣いたときですね。私自身も、なんとか学校は通っていたけれど、不登校になってもおかしくなかった時期があります。だから、学校が合わない子どもたちには、人生のサポートをしたいと思っています。こうして親御さんから感謝の言葉をもらえたときに、その子と同時にそのお母さまの人生もサポートできたんじゃないかと思わせてもらえた、そういう経験でした。不登校の子が学校に戻れない理由は、人間関係で行けないことが多いでしょう。でも実は、そこにプラスして、授業が分からないストレスで、学校に行けなくなることが多いということも教えてもらいました。――テストで点がとれていれば大丈夫かも、ということが心強さにつながるんですよね。葉一:私自身、勉強はできなくはないけれど、すごく得意だったわけでもありません。中学生のころは、ひどく陰口を言われていたこともあって、自己肯定感がほぼなくて、勉強しかすがることがなかったんです。勉強は、ある程度努力したら結果が出るということは、心強いものだと思っています。気持ちを吐き出していい相手でいるために、変わらずにい続けるUpload By 発達ナビ編集部――専門家の先生方からよく聞くのは、「思春期には、親や先生以外に相談できる第三者との関係があるといい」ということなのですが、葉一さん自身が、子どもたちにとって、そういう存在になっているのかもしれませんね。葉一:それは意識しています。自分が中学生のときに欲しかったんですよ、そういう存在が。今の子どもたちにとって、大人といえば先生と親がほぼすべてですよね。私は、教育をやっているけれど、学校の先生ではない。相談したときに、その子の周りにうわさが広がることもないから、そういう意味でも気持ちを吐き出せる場所になっていたいと思っています。そのためにも、変わらない安心感については意識しています。インターネットで活動しているからには、数字を獲らなくちゃいけない世界です。でも、たとえば登録者数が増えただけでも、子どもに「遠くに離れてしまった」と思わせてしまう。そこのバランスが難しいんです。だから自分は数字を狙った動画はつくらないんですよね。「2年ぶりに葉一の動画を見に来たけど、変わってなくて安心した」と言われたりするくらい(笑)。バズることを狙うならば、教科書レベルの授業をすべきではないかもしれません。でもそこは、これからも変えないでいきます。子どもたちは大人の背中を見て育つ。だから生きる教材でありたいUpload By 発達ナビ編集部――こうしてYouTubeを続けてきた情熱やモチベーション、どういうところにあると思いますか?葉一:子どもたちからの「分かりやすかったです」とか「ありがとう」を、YouTubeのコメント欄で毎日もらえることですね。ほんとに贅沢な人生だと思うんですよ。今はある程度成功しているように見えるかもしれないけれど、始めた当初の半年間くらいは誹謗中傷ばかりでしたから。だから、頼ってくれる子が一人でもいるなら、やめられないよな、とはいつも思っています。――きっと、ストイックに続けている姿を見て、みんな信頼するのでしょうね。葉一:そこは、授業のしかたも、教師としての在り方も、今でも恩師が自分にしてくれた姿を追いかけている部分があります。私自身が中学生のときに大人になりたくなかったのは、自分のまわりにキラキラしている大人がいなかったからでもありました。父は多忙すぎて家にあまりいなかったし、母も忙しくて働くのは大変だとこぼしていたから、歳をとることに対してネガティブな感情を抱いていました。学校の先生にも不信感が強かったころだから、大人になりたいとは思えなかったんですよね。でも、自分が大人になってみると、すごく楽しいんです。だから、楽しんで、自分の道を突き進んでいく姿を、子どもには見せていきたいと思っています。今、8歳、5歳の子どものパパとして、息子たちに対しても、YouTubeを見てくれている子どもたちにも、自分が生きる教材でありたいと強く思っています。――今の姿は、10年前に想像した通りですか?葉一:YouTubeを見て学べるということを浸透させるのが夢だったし、時間をかければ叶うとは思っていたけれど、実は思ったよりも早く実現に近づけました。それはコロナ禍での一斉休校があったからでもあります。人生をかけて叶えるつもりの夢だったので、前倒しにはなってきた感じです。でもまだまだこれからです!学ぶということ=お金をかけることというイコールを外していく。そこは10年前と変わっていません。手段はYouTubeではなくてもいいと思っていて、今後は、理念が重なる人たちと一緒にやっていきたいです。自分のチャンネルが数字を獲っていくということよりも、お金がなくても学べる方法があるということを浸透させるために、これからも活動していきます。文/関川香織撮影/鈴木江実子葉一さんYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」
2022年01月31日ルールやマナーを尊び、自ら規律に依拠する人間の自己愛を、独特の筆致で描くのが遠野遥さんの小説スタイル。新刊『教育』でも、安易に共感できない主人公たちの言動が、読者の胸をざわつかせる。規律と欲望の相克から変質していく主人公を追う新感覚のディストピア。本書の舞台は、超能力の成績が校内での待遇も居心地の良さも左右する、奇妙な寄宿制の学校だ。「Perfumeの『Spending all my time』は、部屋に閉じ込められている3人が、制服のような衣装を着て、超能力の訓練をしているようなMVなんですね。そこから着想を得ました」主人公の佐藤は、ルームメイトの羽根田や、仲のいい女子の真夏、同じ翻訳部に所属する海らと、正しさや幸せを求めてサバイブしていく。だが、1日3回以上のオーガズムを推奨するこの学校では、寄宿生たちにポルノビデオを供給するし、性的な交流は盛んで、半ばオープンな部屋で行われる。透視のような超能力試験は重要科目だ。抑圧と自由がねじ曲がった彼らの日常を見届けたくて、ページを繰る手が逸る。「集団内の規則や慣例は、外から見たら驚くほど変な話も結構ありますよね。けれど『それがルールだから』と言われている空間内にいると、さしたる疑問も持たずに従ってしまったり。その滑稽さや歪みを、アンプにつなぐ感覚で増幅させています」カメラで監視され、思考能力を奪われていく状況は、あの傑作ディストピア小説にオーバーラップする。「実はジョージ・オーウェルの『1984年』は書き上げた後に読んだので、私自身驚いたくらいです」さらに、昨今のジェンダーギャップや性暴力などの女性問題を潜ませているところに独自性が際立つ。「上級の待遇を受けられるクラスには女生徒はほとんどいないとか、安全面からもあった方がいいのに階段に蹴込板がなくて下から覗き放題だとか。食堂のメニューも、主人公にはちょうどいいが女子生徒は食べ切れずに残している」スポーツ、セックス、規律、協調性…。圧倒的な「正」が「危」に転じる怖さが迫ってくる本作。そんな遠野作品から、当分目が離せない。「次回作は、30歳くらいの美容外科医と女子中学生が交互に語り手を務めて進むお話です」とおの・はるか作家。1991年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学卒。2019年、「改良」で文藝賞を受賞し、デビュー。’20年、『破局』で芥川賞を受賞。本作が受賞後第一作となる。『教育』佐藤が邦訳に取り組む「ヴェロキラプトル」で初めて作中作にも挑戦。「本筋と違う流れで書くのは気分も変わって楽しかったですね」。河出書房新社1760円※『anan』2022年2月2日号より。写真・土佐麻理子(遠野さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2022年01月30日最近よく耳にする「教育改革」という言葉。「まだまだ学校は先だし……」と思っていませんか。この数年で保育園の在り方も大きく変化しています。パパママが過ごした子ども時代とは全然違う教育の現場。大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生は、「最近の教育改革について、小さい子を持つパパママたちは絶対知っておいた方がいい」と言います。知っておくべき教育改革のポイントを伺いました。 いま日本は、保育・教育の大転換期!?詰め込み教育はもう古い! 続々と変化する教育現場今、日本の保育・教育は転換期にあると言われます。5年前、幼稚園教育要領や学習指導要領などが10年ぶりに改訂されました。知識の詰め込み教育ではなく、「非認知能力」を育てる教育へ。今、その内容が段階的に取り入れられています。 出典:「新学習指導要領について」P2(文部科学省) 既に保育園などでは遊びの場が変化し、小学校で英語やプログラミング教育、中学校で介護体験が導入されるなど、子どもたちは変化の時代を生きています。 非認知能力とは?これから伸ばしたい3つの力盛んに謳われる「非認知能力」とは何でしょうか。非認知能力とは点数では測れない、学力とは別の「生きる力」のこと。ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマンによる40年以上の追跡調査「ペリー就学前プログラム」の結果から、非認知能力の重要性が明らかになりました。 非認知能力の育成を大きく意識して改訂したのが新しい学習指導要領。学びを通して「何ができるようになるのか」を重視し、次の3つの資質能力を育むことを目的としました。・知識や技能・思考力や判断力、表現力・学びに向かう力、人間性 「子どもたちのこの3つの資質能力を育てていきますよ、という教育改革です。学習指導要領とは日本全国の教育を平準化するための基準です。保育園から大学まで、つまり0歳から大学生まで一貫してこういう考えになったんです。教育に一本筋が通ったのは初めてです」と小崎先生は評価します。 年代別にみる改革のポイント保育園、幼稚園はどう変わってきた? ちいさな子どもがいるパパママ世代が気になるのは、保育園や幼稚園の変化ではないでしょうか。乳幼児が通う保育園や幼稚園などでは、学校改革に先駆けて2018年度から改訂が始まっています。子どもたちの「3つの資質能力」を引き伸ばすため、「させる」保育(教育)から「したい」を大切にする保育(教育)へとシフトしています 。自然環境を生かした活動を取り入れたり、挑戦する機会を積極的に増やしたり、子どもたちの能動的な「やりたい!」の力を大切にする現場へと変化しているようです。 「改訂が実施された2018年からもう4年。保育現場はだいぶ変わってきました。『子ども主体の保育』がより先鋭化している。子どもたちの生活や遊びの環境の構成を丁寧に整え、非認知能力を意識したり、遊びの環境を考えたりして、非認知能力を育てるためのさまざまな工夫をしています。幼い時にしっかり遊んでいろんな経験を積ませてあげることで、子どもたちは成長していく。それが結果的に非認知能力を育てます」(小崎先生) 小学校で英語やプログラミングを、中学校で介護体験を学ぶ時代に 小中学校の現場でも一人1台タブレットやノートPCなどのデジタルデバイスが配布されるなど、教育改革は始まっています。小学校では、英語やプロミングを導入。ヒト型ロボットPepperを利用したプログラミング授業や、子どもたちだけで授業を進める公立小学校も。机がコの字型に並べられるなど、教室にも変化が見られます。 中学校では2021年から家庭科の授業で介護体験が必修に。以前から続く保育体験に追加されました。 高校の家庭科で資産形成、投資信託!?今年4月から行われる教育改革の目玉は、高校の家庭科で「投資」を教えるようになること。「投資をしなさいということを教えるのではなく、資産運用や資産について消費者教育として教わるということです」。この背景には、4月から成人年齢が18歳になることが関連しているそうです。「18歳が一つの大人のラインになったので、この社会で自立して生きていけるような教育になったんです」と小崎先生は解説します。 大学入試にも変化が教育改革を受けて、大学入試にも大きな変化がありました。2021年から入試は「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」へ。より表現力や思考力、判断力が問われるようになりました。 「これまでとは異なり、知識だけでなく同時に思考力や社会全体の関心などが問題に反映される傾向になってきました。選択肢も多いもので、9つから1つを選ぶ問題もあって、知識量だけでは回答できないものも出てきています」(小崎先生) 今から準備しておけることはある? では、小さな子どものいるパパやママたちは今からどんな準備をしておけばいいでしょうか。 「塾や習い事がだめなわけではない。でもその知的な部分だけに熱心に関わる必要もない」と小崎先生は言います。大事なことは丁寧な関わりと豊富な経験なのだとか。 「子どもが小さいうちから丁寧な関わりを意識して、遊びの幅を広げた豊富な経験も意識しておくといいですね。安心して遊べる環境の中で、子ども達の「好き!」「不思議!」「おもしろい!」などという感覚を大切にしてあげてください。それは例えば、一緒に料理をする、お花に水やりをする、公園で砂遊びをする、虫を捕まえる、といった身近なことでいいんです。釣りやキャンプなど、パパやママの趣味を生かして、体験を広げてあげるのもいいでしょう。また、認めながら褒めていくと、子どもたちには粘り強さが育ちます。幼稚園にお任せしているから、習い事しているからいい、というわけではないんです」 パパが参加しなくてはもったいない! この時代の子育てはきっとおもしろい!さらに価値観が多様化する日本の未来。今回の教育改革は、子育てをスタートさせたばかりのパパママにとって大きな指針となりそうです。変革を肌で感じるこの時代の子育ては、見方によっては面白いかもしれません。小崎先生はパパが積極的に参加しないのは「もったいない」と言います。 「これだけ保育や教育が多様化して、さまざまな視点や取り組みがなされてきている今、子育てや教育のこと全てをママに押し付けるのはもちろん、任せてしまうのはママも大変です。パパが教育に無関心では子どもにパパの経験や知識が伝わりません。もったいない! 子どもの教育は未来への先行投資です。わが子に適した教育のあり方を、パパから積極的に考えてほしいですね」 取材・文/大楽眞衣子 監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年01月29日指紋認証をはじめとした、さまざまなセキュリティ・ソリューションを提供する株式会社ディー・ディー・エス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:久保 統義、以下 DDS)は、「多要素認証基盤 EVE MA(イヴエムエー)」に教育機関を対象とした「EVE MAスクールパック」を商品化し、本日より提供開始することを発表いたします。GIGAスクール構想*1に伴う急速な学校ICT環境整備の推進を踏まえ、1人1台端末を活用するために必要なセキュリティ対策やクラウドサービスの活用を前提としたネットワーク構成などの課題に対応する目的で、教職員および児童生徒が、学校において安心してICTを活用するための対策や考え方を整理した「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン*2」に、2021年5月に第2回目となる改訂が行われました。学校内外での活用を前提とした1人1台端末の活用と1人1ID化に対するセキュリティ対策が追加されており、あらたにネットワーク分離を必要としない認証によるアクセス制御を前提とした目指すべき構成を明確化しています。パスワード認証は複雑かつ長くなるほどセキュリティ強度が上がりますが、児童生徒の発達に応じ適宜の見直しが必要です。また、教職員は機微な情報を日常的に扱うことから、多要素認証を活用することで、なりすまし防止のみならず、パスワード強度とセキュリティのバランスを取ることが可能となります。このたびDDSは、文教市場に向け、ニーズが高く且つわかりやすいライセンス体系と、導入しやすい価格を設定し、教育機関におけるセキュリティの向上を支援するため、「万能認証基盤 Themis(テミス)」に続き「EVE MAスクールパック」を用意いたしました。【EVE MAスクールパックについて】・EVE MAスクールパックの内容EVE MA利用ライセンス(EVE MAサーバーライセンス・EVE MAクライアントライセンス・IDマネージャプラグインライセンス)と5年間保守をセットにしたパッケージです。※ EVE MA標準パッケージに付属するパスワード認証・テンポラリパスワード認証もご利用いただけます。・提供対象となるお客様文部科学省認可の小学校・中学校・高等学校・高等専門学校・特別支援学校・養護学校・盲学校・聾学校を対象とします。DDSは、多様な認証方法を提供する多要素認証ソリューションにより、教職員が日常的に扱う情報資産へのアクセスセキュリティの向上と児童生徒向けの1人1台端末における認証をサポートし、教育現場のICT環境の整備をサポートしてまいります。なお、当発表においてDDSの2022年12月期の連結業績に与える影響は軽微であります。*1 GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想とは、児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させる構想。*2 地方公共団体が設置する学校を対象とした情報セキュリティポリシーの策定や見直しを行う際の参考となるよう、学校における情報セキュリティポリシーの考え方や内容を示したガイドライン。≪製品概要≫■多要素認証基盤 EVE MA について「EVE MA(イヴエムエー)」は、各種システムに対するパスワードでの本人認証を生体(指紋、顔、静脈)、ICカード(FeliCa、MIFARE、マイナンバーカード)、パスワードを用いた多要素認証方式に置き換える認証基盤です。Active Directoryとのシームレスな連携で組織・グループに対する柔軟な設定を可能とし、エンタープライズシステムの認証基盤における自在な設定を可能にします。(ホームページ: )≪株式会社ディー・ディー・エスについて≫DDSは、指紋認証ソリューションのリーディングカンパニーとして創業以来、産学連携による技術開発に積極的に取り組んでおります。多様化する情報セキュリティ・ソリューション・ニーズに対応可能な「万能認証基盤 Themis」、「多要素認証基盤 EVE MA」および「二要素認証基盤 EVE FA」などの情報セキュリティ製品の開発・販売を行っております。2014年4月、オンライン認証の標準化団体であるFIDO(Fast IDentity Online)アライアンスに、国内企業として初めて加入。2015年10月に、FIDO認定製品である指紋認証デバイス“magatama(R)”を発表、2017年5月より、生体認証を活用した認証システムの構築を実現する「マガタマプラットフォーム」を提供、本人認証の世界を広げる新しい認証サービスの普及に努めております。また、ブロックチェーン技術の認証系市場での活用研究も進めております。(ホームページ: )【本件に関するお問い合わせ先】株式会社ディー・ディー・エス担当 : 営業本部 販売促進部 販売促進課Email: sales@dds.co.jp ※プレスリリースに記載されているロゴ、会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。※プレスリリースに掲載されている内容、製品・サービスの価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などは様々なリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月27日一般社団法人日本化学連合主催「化学コミュニケーション賞2021」において、四天王寺大学(大阪府羽曳野市、学長:岩尾 洋、以下 本学)教育学部 教育学科 佐藤 美子教授が「審査員特別賞」を受賞しました。教育学部 教育学科 佐藤 美子教授化学コミュニケーション賞は、我が国において化学・化学技術に関連する啓発・普及活動を通じて、化学・化学技術に対する社会の理解を深めることに貢献している個人および団体に授与される賞で、佐藤教授は『個別実験で共に楽しみ科学の芽を育む地域活動』の功績が認められ、個人部門での受賞となりました。佐藤教授は「これまで長年にわたり、小さな子どもたちから高校生まで、様々な年齢の子どもたちと実験講座で接してきました。「できた!」「わかった!」「おもしろい!」そんな参加者の声を聴くと、私も一緒に活動する本学学生たちも幸せな気持ちになります。子どもたちの科学の芽を育み、将来さまざまな分野で活躍してくれることを願って、これからも続けていきたいと思います。」と受賞の喜びを話しました。なお、表彰式は2022年3月8日(火) 13:00~13:50にオンラインで開催されます。(参考)一般社団法人日本化学連合とは、公益社団法人日本化学会、公益社団法人化学工学会など我が国の化学および化学技術関連学術団体の連合体として、化学と化学技術の振興を通して社会に貢献することを目的に設立された団体。個人会員約8万人。【本件のポイント】●一般社団法人日本化学連合主催「化学コミュニケーション賞2021」において、本学教育学部 教育学科 佐藤 美子教授が化学・科学技術に対する社会の理解を深めることに貢献したとして、「化学コミュニケーション賞2021」審査員特別賞を受賞●佐藤教授は「個別実験で共に楽しみ科学の芽を育む地域活動」の功績が認められ、個人部門での受賞●表彰式は2022年3月8日(火) 13:00~13:50にオンラインで開催【関連リンク】一般社団法人日本化学連合 化学コミュニケーション賞2021 佐藤 美子教授のプロフィール・研究分野 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月26日グローバル化や小学校の英語教育などの影響により、乳幼児期から英語に親しませたいと考える親御さんは以前よりも増えてきました。脳の発達から考えると、小さいころから英語に触れさせることにはどのような意義があるのでしょうか。親はどのようなサポートができるのでしょうか。そこで今回は、幅広い年齢層の脳画像解析を行ってきた瀧教授(東北大学加齢医学研究所)にお話を伺い、「脳の発達」という視点から考える子どもの外国語学習について、公式サイトにて記事を公開しました。瀧 靖之教授●感情と記憶には強い相関があるため、2歳~3歳の時期に遊びの一つとして英語に繰り返し触れると、英語への親しみが習得効果を高める可能性がある。●8歳~10歳は効率的に英語を習得できる時期ではあるが、英語に親しみをもたせるという観点では、学校の授業で「嫌い」、「苦手」という感情が芽生える前から英語に触れる体験をすることが大切。●学習効果を高めるために親ができることは、子どもの好奇心から生まれる主体性を大切にすること、そして、英語が将来の役に立つというポジティブなメッセージを伝えること。●英語に触れる体験が短期間であっても、親しみが生まれていれば、将来、学習への抵抗感が少なくなる。元々医師として脳の画像診断を行い、認知症予防などの分野に関わっていた瀧教授。様々な研究によって高齢者の方々にとって知的好奇心が重要であることがわかってきました。その知的好奇心は小さいころから伸ばしたほうがより幸せな人生を送ることができると考えるようになり、子どもの脳発達に関する研究により力を入れるようになったと言います。■ 脳の発達の観点から英語に「親しみ」をもたせるには小さいころから英語などの外国語に触れさせたいと考える親の多くは、「親しみをもってほしい」、「好きになってほしい」という想いがありますが、こうした観点からすると、どれくらいの年齢から英語に触れさせ始めるとよいのでしょうか。瀧教授にお話しいただきました。「小学校の授業は、やはり『勉強』になりますし、勉強はテストなどで評価されるものです。ですから、脳科学的な要因で、というよりも、このような社会的要因によって、「嫌い」、「苦手」という感情が生まれてしまうところはあると思います。英語に対する親しみを高めるという観点からは、そのようなネガティブな感情が芽生える前の未就学児のころから、『英語はコミュニケーションのツール』ということを伝えられる体験を少しずつさせることは大事なのではないかと思っています。」と瀧教授。「だいたい2〜3歳くらいから自分と他者の区別がついてきて、外の世界にあるに興味をもつようになります。このような時期に、アウトドア体験や英語など、いろいろなことを遊びとして体験させてあげると、子どもの興味・関心はどんどん広がっていくと思います。心理学的には『単純接触効果』と呼ばれるのですが、ある物事や人、場面に触れる機会が多いと、その対象にだんだんと興味が湧いてきて親しみをもつようになります。」と話します。さらに、「脳科学の分野では、『好きになるとよく覚えられる』ということが言われています。」とのこと。瀧教授によると、言語に関わる脳領域が発達のピークを迎える8歳〜10歳は効率的に英語を習得しやすい時期。ただし、「英語に親しみをもたせるという観点からすると、8歳〜10歳より早い時期から英語に触れ始めるのは良いと思いますし、あくまで「効率」という観点でのお話です。脳の可塑性、脳が変化する力は、何歳になっても保たれます。その意味では、30歳からでも70歳からでも第二言語や第三言語を習得することは可能です。ただし、加齢とともに、脳の可塑性は低くなっていくので、あるレベルに達するまでの学習時間がより多く必要となります。」と言っています。■ 親は、子どもの好奇心から生まれる主体性とポジティブなメッセージを大切にはじめは「楽しんでほしい」という気持ちで子どもに英語に触れさせ始めたのにもかかわらず、だんだんと「〜しなさい」と勉強のように考えるようになってしまう親御さんもいるようです。子どもに興味をもたせるため、子どもが自主的に学習するようになるために親ができることについて伺いました。「何かを学習するときには、主体性が高いほうが習得しやすいということはよく言われています。学習の主体性というのは、好奇心の高さが関係します。好奇心があるから、自分から『やってみたい』と思うわけですね。親から『やりなさい』と言われると、子どもの学習の主体性は下がり、ネガティブな気持ちにもつながって記憶しにくくなる、ということは言えると思います。」と瀧教授。また、「将来に役立つ、ということを伝えることが重要だと思います。『受験のため』という観点もありますが、英語をやらないと受験に受からないよ、というようなネガティブなメッセージではなく、『将来の人生のため』という観点でポジティブなメッセージが良いですね。いまの時代は、どんな仕事に就いても英語を使うことは避けて通れません。趣味の海外旅行であっても、現地の人と現地のことばで話せることはお互いの気持ちを通い合わせるためにとても重要です。」と言っています。■ 短期間の体験であっても「親しみ」が将来の学習に役立つまた、一度興味をもったものを途中でやめた場合でも、脳の発達にとって良い影響は残ると瀧教授は言います。「英語に対する親しみができている以上は、また『やろう』と思ったときに、ポジティブな感情を伴って記憶に入りやすいと思います。まったくゼロの状態から始めるよりも、圧倒的にハードルが低いです。脳の可塑性もありますから、また英語に触れたときにネットワークも変化します。」とのこと。さらに瀧教授は、「親しみをもつという観点からは、たとえ半年でも3カ月でもやったということが素晴らしいです。人間は、やはり初めて知る新規の情報は拒むということが起きる場合がありますが、元々知っている情報を聞いたときは、親しみがあるので頭に入ってきやすいです。ですから、子どものころにほんの少しずつでも豊かな経験をしておくと、中学生や高校生、大学生、大人になってもう一度それに触れたときに抵抗感が下がりますので、ものすごく素晴らしいことだと思います。」と言っています。■ 子どものころに芽生えた「英語への親しみ」は生涯の財産になる瀧教授によると、脳科学的に、何かを学習するうえで「親しみ」や「楽しい」といったポジティブな感情がとても重要であることがわかっています。英語に触れ始めるべき年齢については、言語学的にも脳科学的にも絶対的な「正解」はありません。私たちは何歳であっても新しい物事に好奇心をもつことができますし、脳を環境に合わせて変化させることができるからです。脳発達の特徴は、効率的な英語教育を考えるうえで一つのヒントになりますが、「〜歳までに必ず〜をしなければいけない」と焦って子どもに何かを強制するのではなく、英語を含む豊かな体験を親子で楽しむ時期の目安、積極的に英語に触れる環境を用意してあげる時期の目安として考えるようにしたいものです。英語を習得するためには、多くのインプットやアウトプットの機会が必要ですし、とても長い時間がかかるため、どのような英語教育が効果的なのかと途方に暮れてしまう親御さんは多いかもしれません。しかし、たとえ数年間、数カ月間、数日間であっても、英語に楽しく触れたことによる「親しみ」が生涯の財産となる、という考え方は、大きな希望の光となるのではないでしょうか。詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記記事をご覧ください。■<医師・医学博士 東北大学加齢医学研究所 瀧靖之 教授>インタビュー〜前編: 後編: ■ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(World Family's Institute Of Bilingual Science)事業内容:教育に関する研究機関所 長:大井静雄(東京慈恵医科大学脳神経外科教授/医学博士)所 在 地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス新宿パークサイド1階設 立:2016年10 月 URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月26日組織・人材開発コンサルティングのインパクトジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:戒能 祥哲)は、新入社員の教育担当(以下、OJTトレーナー)を対象とする研修「ENCOURAGE(エンカレッジ)」を、2022年も継続して提供することを決定しました。コロナ禍のリモート化で新入社員の半数近くがOJTに効果を感じられていないという調査もあり(※1)、企業の課題解決に引き続き取り組んでまいります。OJTトレーナー向け研修「ENCOURAGE」【開発の背景】■「自分が教わった経験」が通じない状況に置かれた若手OJTトレーナー急激なテレワークの浸透によって、職場における新人教育のあり方が根底から変わりました。その環境下でも、実際のOJTは手探り状態で進められています。コロナ以前は、教育担当として指名された若手社員が、自分自身が業務を教わった過去の経験を頼りにしながら、ある意味「場当たり的に」教えても、それを補って余りある職場の背景情報(先輩同士の会話、OJTトレーナー以外の社員からのちょっとしたアドバイス、何気ない声掛けなど)によって、育成を成立させることができました。また指導内容も、OJTトレーナー自身が思い出したポイントをタイムリーに補足することで、何とか抜け漏れなく教えることができていました。しかしながら、コロナ以降は、これまでのような指導の仕方では、抜け漏れが多く発生する可能性があり、それはOJTトレーナー自身が切実に感じている問題でもあるのです。【プログラムの特長】■特殊な状況だからこそ、「型」に立ち返る本研修では、特に初学者向けのトレーニングの基礎基本の習得によって、OJTトレーナーの新人教育に対する不安を払しょくします。そして、難しい状況で新人教育に携わること自体に意味付けを行い、若手OJTトレーナーを「勇気づける」ことを目指します。そのため、「新入社員を一年で一人前に育てる」ために必要な以下の3つの観点を、当社独自のVirtual Experiential Learningを用いて、知識的理解と感覚的理解の両面から習得することができるプログラム構成となっています。【新入社員を一年で一人前に育てるために必要な観点】1. Conte-XT → -NT:テレワーク下での育成方法の転換の必然性2. Maturity Spiral:育成の型(成熟へのらせん構造)3. Radical Candor :OJTトレーナーとしての関わり方特殊な状況だからこそ、立ち返ることのできる「型」を習得してもらうことが、若手OJTトレーナーの支援につながります。そして新人教育に対する不安が解消され、自分なりの意味づけをもって関わるOJTトレーナーに指導を受ける新入社員は「勇気づけの連鎖」を感じることができます。こうして若手社員のエンゲージメント向上に貢献していきます。※1 ユームテクノロジージャパン株式会社調べ:「21卒新入社員のオンラインOJT」に関する意識調査より 【インパクトジャパン株式会社について】1980年イギリス発祥。Google、SONY、J&Jなど約400社のグローバル企業に加え、多種多様な国内企業に対して、リーダーシップ・チーム開発の研修事業、組織文化のチェンジマネジメントコンサルティング事業を提供。知識的理解に留まらない、「感覚的理解」を促進する独自の体験学習メソッドが特長。「人と人、人と組織、組織と組織の相互作用を通じて、新しい価値を創造する」ことを目指している。詳細・お問い合わせは、webpageより。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月26日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。Kicks講座では年長から小学生のお子さまへのオンラインレッスンを実施しています。レゴ(R)ブロックで様々なロボットを作り、プログラミングで動かして「できた!」をもとに学ぶことの楽しさを提供しています。また、身の回りのものの仕組みや、科学的な事象への興味も広げて、「自分で考えて、あきらめずにやりぬくチカラ」を伸ばしています。【詳細】4月より新クラス開講◆対象:ベーシックコース :新年長~スタンダードコース :新小1~アドバンスコース :新小2~◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各教室で無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月25日wayway合同会社(東京都渋谷区、代表取締役:井上 昂太)は、同社が出版した『海外大学進学のススメ』出版記念トークライブとして、「旅×留学×教育」海外進学のこれからを、未来視点で考えるイベントを2022年1月28日にオンラインにて開催します。「旅×留学×教育」海外進学のこれからを、未来視点で考える■イベント内容旅のスペシャリストと海外留学のスペシャリスト、そして教育のスペシャリストによるトークライブです。現代の教育の変化から読み解く「旅と留学と教育」のグローバルスタンダードに合わせた教育についてセッションをします。またハードルが高いと思われがちな海外進学を、海外大学進学の基本的な内容はもちろん、今まであまり知られていなかった海外進学の情報を紹介、平均的な収入の家庭でも十分に実現可能な進学ルートもお伝えします。■2022年「子育て世代が知って得する教育事情」~海外に進学するという選択肢~<大学の卒業までにかかる費用/日本>公立大学 年間 53万8500円国立大学 年間 53万5800円私立大学 年間 90万4146円<大学の卒業までにかかる費用/海外>マレーシア 年間 60~80万円フィリピン 年間 10~50万円タイ 年間 50万円~インド 年間 5~60万円※私立大学の授業料の目安費用が抑えられるだけでなく、海外留学では、その国ならではの付加価値があります。例えば、インドではビジネスにも応用可能な成功哲学「ジュガール」を学ぶことができます。マレーシアでは多国籍ということもあり、多くの文化圏の友人とコネクションができます。海外での進学は「世界とのコネクション」ができる上、世界の熱量をリアルに知ることができます。さらにこの過程で「英語スキル」を身につける結果にもなります。海外進学は「選ばれしものが」というような崇高なものではなくて「誰もが選択できる」そんな身近なものだということを、これからも発信してまいります。【イベント概要】・日時 :2022年01月28日(金) 20時00分~21時30分・方法 :オンライン(Zoom)にて・参加費用:1,000円・定員 :100名(先着順)・対象者 :社会人、学生、教育関係者、経営者、人事関係者申し込み・詳細は下記のサイトから ・主催:まねきねこ出版/wayway合同会社【登壇者略歴】●大川 彰一氏株式会社留学ソムリエ 代表取締役。TAFE Queensland 駐日代表。日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)幹事。1970年京都市生まれ。セールス&マーケティングに約10年間携わり、カナダに渡航。帰国後、留学カウンセラーとして約1,000名以上の留学やワーキングホリデーに関わる。その後、米国教育系NPOのアジア統括部長として日本やASEANの教育機関および企業との連携によりグローバル人材育成に尽力。海外インターンシップを主要大学の単位認定科目としての導入に成功。現在は「留学ソムリエ(R)」として国際教育事業コンサルティングや留学に関する情報発信を行う。東洋経済オンラインレギュラー執筆中。<著書>『オトナ留学のススメ 成功する人はなぜ海外で学び直すのか』(辰巳出版)『海外大学進学のススメ~日本の高校生をグローバル人材に成長させる解決策!~』(まねきねこ出版)●中村 伸一氏「地球探検隊」隊長。1961年、東京都生まれ。1996年、日本で唯一、“旅行を売らない”旅行会社を設立し、そのユニークな事業活動で「旅行業界の異端児・カリスマ」としてマスコミに数多く取り上げられる。2018年、22年間経営してきた旅行会社を手放してフリーランスに。2019年からは「地球探検隊」の中村隊長としてトークライブや執筆活動を行っている。また、これまでの旅の経験を活かした「旅作家」として、新しい旅の企画やイベント開催などを行っている。<著書>『これが世界の見方が変わる旅だ!:~ミクロネシアの無人島~JEEP ISLAND編 Kindle版』『どんなピンチも笑いに変える逆境力:~勇気と元気がもらえる中村隊長エピソードゼロ~ Kindle版』『ようこそドラマチックジャーニーへ(わたしの旅ブックス産業編集センター)』『引っぱらないリーダーが強いチームをつくる(現代書林)』『感動が共感に変わる!(こう書房)』など多数。●松岡 良彦「セカイ大学」運営責任者2009-2013 日本で初となる子供専門のオンライン英会話を創業。2014年からはフィリピンの治安の良い街をフィールドとしたアクティブラーニングを中心とした親子留学学校を展開。2020年よりブロックチェーン事業を立ち上げる傍らで積極的に執筆活動も開始。12年間ほど英語教育に従事し「英語学習」を提供するサービスプロバイダーだったが、これからは、海外進学というまだ浸透していない文化を広めていきたいと考えている。■書籍について『海外大学進学のススメ~日本の高校生をグローバル人材に成長させる解決策!~』<本書の内容>日本の高校生こそ!海外大学へ進学すべき!皆さんは「海外進学」と聞くと、どのようなイメージが浮かびますでしょうか?・費用が高そう・成績が良くて英語が得意な人でないと難しい・留学先はアメリカかイギリス・日本での就職には不利・アジアの中では日本の大学が最も教育レベルは高い実はそれらは全て古い情報なのです。今の時代の海外進学は次のようなイメージです。・年収500万円世帯でも海外進学は十分可能・成績や英語レベルが低くても進学できるルートもある・留学先はアジア、オーストラリア、ニュージーランドなど選択肢が豊富にある・日本も海外でもグローバル就職が絶対に有利・アジアの大学の教育的レベルは高く、早慶、MARCHよりもランキングが上位の大学もたくさんあるそう、海外進学は知らないうちに、ぐっと身近なものになってきているのです。本書では、そんな海外進学の最新情報をお伝えしていきたいと思います。【商品詳細】『海外大学進学のススメ』著者 :大川 彰一本の長さ:83ページ定価 :1,120円発売日 :2021年12月24日電子書籍Amazonリンク: 【会社概要】会社名 : wayway合同会社設立日 : 2019年2月21日代表取締役: 井上 昂太所在地 : 東京都渋谷区神宮前三丁目25番18号 THESHAREf-10事業内容 : 雑誌、書籍、デジタルメディアの発行、販売YouTube/動画制作EC事業/EC運営サポート事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月24日施工管理ソフトの開発・販売を行うKENTEM(株式会社建設システム、所在地:静岡県富士市、代表取締役:重森 渉)は、静岡大学 教育学部 塩田 真吾准教授(専門:教育工学・授業デザイン)と共同開発した、無料でICTを学べるサイト『エンサップ』を、2022年1月15日(土)、16日(日)の2日間、「こども冬だいがく」に出展しました。こども冬だいがく1静岡県沼津市にある「プラサヴェルデ」で開催された、静岡新聞社/SBSテレビ主催の「こども冬だいがく」は、こどもたちの「なぜ?」「どうして?」「やってみたい」を応援するイベントです。色の変化の不思議が体験できたり、伊豆半島ジオパークをすごろくで学べたり、災害時などに活躍する車や、普段乗ることができない車も大集合など、親子で楽しめる2日間でした。こども冬だいがく2エンサップは、ブース内でアニメーションによる簡単なICTクイズを提供し、開催期間中は多くの来場者の方にお越しいただきました。今回、ご来場者様からいただいたご意見などを参考に、さらなるサービス改善に取り組んでまいります。■「エンサップ」( )についてエンサップは、動画で手軽にICTについて学べる、無料の学習サイトです。エンサップ現在進められているGIGAスクール構想には、様々な問題が想定されており、その中でも、重要視されるのが「ICTに対する知識不足」です。教員をはじめとし、現在ICTや情報モラルなどに関して学べる環境は不足しているといえます。知識の不足は、実際に端末を利用する際の問題解決能力の不足、指導教員不足、保護者の不安などに繋がります。これらのリスクを軽減させるため、小学生・中学生・高校生から大人(教員や保護者など)まで、ICTについて手軽に学べる動画コンテンツを公開しております。本サービスは無料でご利用いただけます。ICTお役立ち動画につきましては、今後も拡充していく予定です。■『エンサップ』サイトURL ■会社概要会社名 : 株式会社建設システム所在地 : 静岡県富士市石坂312-1代表者 : 代表取締役 重森 渉設立 : 1992年7月2日URL : 事業内容: 建設業向けの施工管理ソフトウェアの開発・販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月24日看護師教育の支援事業を通じて、医療・看護業界への貢献を目指す株式会社ミライブリッジ(所在地:東京都大田区、代表取締役:森田 祐明)は、このたび、同社が運営する『看護学校入学予定者向けの入学前教育プログラム ~プレスタ看護~』の利用者数が1,000人を突破したことをお知らせします。『プレスタ看護』は看護系大学・看護専門学校への入学を予定している学生向けにeラーニングで行う入学前教育プログラムです。現役看護教員の視点から『看護師を目指すにはどのような知識が必要で、そのために何を学ぶ必要があるか?また看護師国家試験に合格することから逆算して入学時に最低限どのような学力・知識が必要か』に主眼を置いた内容のサービスです。■受講画面イメージパソコンイメージ図スマホイメージ図今後も一人でも多くの看護師の養成の支援を行い医療・看護業界に貢献できるサービスを目指してまいります。■プレスタ看護の主な特徴■・看護系大学、看護専門学校に特化した講義内容・講義動画は学習しやすいようアニメーション(一部科目を除く)・講義動画は、国語、数学、生物、化学・1回の講義は集中して勉強できるよう10分前後・講義内容の知識を定着させるために講義終了後に小テストを実施・パソコンだけでなくスマートフォン、タブレットからも利用可能・eラーニングなので学習状況が把握できる■株式会社ミライブリッジについて看護師となるまでの教育(看護基礎教育)期間が重要だと捉え【『看護師になりたい人』と『看護師を育てたい人』を応援する】という理念を掲げる企業です。看護基礎教育を支援するための様々なサービスを提供することで医療・看護業界が抱える問題の解決に貢献していきます。■会社概要会社名: 株式会社ミライブリッジ所在地: 〒145-0064 東京都大田区上池台1-7-1 東豊ビル5F 501代表者: 代表取締役 森田 祐明URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月24日阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメ(本社:大阪市福島区、社長:小坂光彦)が、讀賣テレビ放送株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大橋善光)と共同で構成するプログラボ教育事業運営委員会は、2022年4月に「プログラボ セレオ八王子(東京都八王子市)」、「プログラボ きよせ幼稚園(東京都清瀬市)」、「プログラボ さくらシスラボ(北海道札幌市)」を新たに開校します。「プログラボ セレオ八王子」と「プログラボ きよせ幼稚園」はJR東日本グループの株式会社JR中央線コミュニティデザイン(本社:東京都小金井市、代表取締役社長: 高(※1)橋 好一)が、「プログラボ さくらシスラボ」は学校法人西野学園(所在地:北海道札幌市、理事長:前鼻英蔵)が運営します。各校では開校に先立ち2月から無料体験会を実施します。「プログラボ」は、『私たちは、ロボットプログラミング教育を通じて、未来を担う子ども達の「夢を実現するチカラ」を育みます。』との教育理念の下、現在、直営校・フランチャイズ校合わせて全国61校を運営し、約6,300名が在籍しているほか、自治体等へのプログラミング教育の導入支援などを行っています。また、2020年度からはロボットプログラミング教室にとどまらず、広くSTEAM教育(※) を実施すべく、新聞を教材にした「ロジカルリーディング・ライティング講座」や、ICTを活用してクリエイティブなものづくりを行う「プログラボクリエイターズ」、AI人材育成のためのAI開発講座「AIラボ」、手作りの実験で理科について学ぶ「サイエンス講座」など、多彩な講座を開講することで、教育理念の実現を目指しています。今回新たに開校する各校の詳細は次のとおりです。(※)STEAM教育とは、「Science:科学」、「Technology:技術」、「Engineering:工学」、「Art:教養・芸術」、「Mathematics:数学」の頭文字をとった言葉で、ロボットやAIなどの科学技術が急速に発展している中で、新たな価値や変化を生み出すことのできる人材を育てるため、海外ではこれらの領域を重視した教育が盛んに行われています。【各校の概要について】1.プログラボ セレオ八王子(1)住所 東京都八王子市旭町1-1 セレオ八王子北館7階(JR中央線 八王子駅直結)(2)対象者 年長・小学生・中学生(3)開設コース ビギナー、スタンダードII(4)体験会 2022年2月から※プログラボHPから予約を受け付けます。 (5)お問合せ先 0570-200-710(ナビダイヤル)(9:30~17:30 土・日・祝日を除く。)2.プログラボ きよせ幼稚園(1)住所 東京都清瀬市上清戸2-5-43 きよせ幼稚園内(西武池袋線 清瀬駅から徒歩10分)(2)対象者 年長・小学生・中学生※きよせ幼稚園在園生以外の方も受講可能(3)開設コース ビギナー、スタンダードI、スタンダードII(4)体験会2022年2月から※プログラボHPから予約を受け付けます。 (5)お問合せ先 0570-200-710(ナビダイヤル)(9:30~17:30 土・日・祝日を除く。)3.プログラボ さくらシスラボ(1)住所 北海道札幌市西区西野4条6丁目11-15 西野桜幼稚園内(2)対象者 年長・小学生・中学生※西野桜幼稚園在園生以外の方も受講可能(3)開設コース ビギナー、スタンダードII(4)体験会 2022年2月から※プログラボHPから予約を受け付けます。 (5)お問合せ先 0570-200-710(ナビダイヤル)(9:30~17:30 土・日・祝日を除く。)【参考1】株式会社ミマモルメの概要1 本社 大阪市福島区福島3丁目14番24号2 資本金 1億円(阪神電気鉄道株式会社100%出資)3 設立 2017年8月8日4 代表者 代表取締役・社長 小坂 光彦5 事業内容 あんしん事業(ミマモルメ)・教育事業(プログラボ)6 ホームページミマモルメ プログラボ 【参考2】ロボットプログラミング教室「プログラボ」の概要1 教育理念 私たちは、ロボット・プログラミング教育を通じて、未来を担う子ども達の「夢を実現するチカラ」を育みます。「夢を実現するチカラ」とは(1)学びに対する喜び・意欲知識と論理的な思考方法を身につけ、それを実践することで、学ぶ喜びを体感し、意欲的に学ぶ姿勢、問題解決力を養います。(2)視野や興味の幅を広げ、それを深く追求する心身のまわりのさまざまな物事に興味を持つ好奇心と、興味を持った物事に対して深く掘り下げる探究心を育みます。(3)自らの力でやり抜く精神失敗を恐れず、試行錯誤を重ね、主体性と最後までやり抜く力を育てます。2 対象者年長~中学生3 内容主に教育版レゴ(R) マインドストーム(R) EV3を用いて、モーターや各種センサーを使ってロボットを組み立て、ビジュアルアイコンを使ったソフトウェアでプログラミングを行います。4 料金体系(入会金、教材費は不要)(※1)高ははしごだかミマモルメ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月20日サービス開始の背景IT機器の設定・トラブル解決を⾏う⽇本PCサービス株式会社(本社︓⼤阪府吹⽥市、代表取締役社⻑︓家喜 信⾏、証券コード︓6025、以下「当社」)は、株式会社日本ビジネス開発(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:石金 正己、以下「日本ビジネス開発」)と業務提携し、ICTを用いた学習環境をサポートする『e-おうち for School』を2022年1月18日(火)より本格開始します。【背景】当社は独立系の企業として、IT機器の設定・トラブル解決を、全国・年中無休で提供しています。DX化により、デジタル活用が進む中、定額保証サービスに注力し、インターネット回線の提供・デジタル機器のサポート・機器保証までまとめて対応する、家庭のデジタルかかりつけ医『e-おうち』を2021年12月より開始しています。日本ビジネス開発は、学校法人へソフトウェアやパソコンなどを販売し、製品の提供だけでなく教育現場の課題を汲み取り、サービスの拡充をされています。コロナ禍をきっかけに、ICT教育が急速に普及し、オンライン授業の実施、レポート作成やデジタル教材の活用なども進む教育現場では、新たなデジタル課題を抱えていることが見えてきました。生徒の抱える課題当社が実施したインターネット調査では、”オンライン授業を経験、または家族がオンライン授業を受講するサポートをした人“のうち、デジタルに関する困りごとを経験したことがある人は87.4%でした(※)。課題を感じる内容として「通信速度が不十分」「サポートする側(学校)も知識が少ない」などの声があり、生徒宅毎に異なる環境への対応、多岐に渡るトラブルに対応できるサポート体制が不足している様子が伺えます。※調査時期:2021年11月実施/調査主体:日本PCサービス株式会社/調査実施機関:株式会社インテージ/調査対象:平均週1日以上、オンライン授業・講座を実施または、家族が受講するサポートをしたことがある人(n=167) /質問内容:オンライン授業・講座の際に発生したデジタル機器のトラブル・不具合、お困りごとはありますか。学校の抱える課題日本ビジネス開発には、「Zoomの使い方がわからない・接続できないなど、学校の生徒サポートセンターへの問い合わせが増加している」「パソコンに馴染みがないスマホ世代の生徒が多く、WordやExcelの操作相談が増え、教員が多忙になっている」など、オンライン授業の実施やICT教育により、サポートの範囲が広がったことで、相談が寄せられています。e-おうち for Schoolとはこうした課題を解決すべく、定額サービス『e-おうち for School』は、生徒宅の環境に合うインターネット回線の提供と、各種デジタル機器サポートをまとめて定額で対応します。デジタル全般のトラブル解決に強い当社ノウハウを活かし、生徒は困ったときに電話するだけで、必要なサポートを受けることができ、教員や学校の負担も軽減されます。今回の協業で、ICT教育の促進を目指し、日本ビジネス開発の顧客である学校法人を通じ生徒へ『e-おうち for School』を提供します。e-おうち for School でできること基本サポートネット回線・各種サポート含む 5,500円~/月額(税込)・使い放題の電話・リモートサポート(操作レッスン・トラブル対応・設定など)・パソコン・スマホ・ゲーム機の機器保証(修理・ネットトラブル・ウイルス駆除など)・携帯プランの見直し相談・自宅に合わせて選べるインターネット回線オプション・パソコン/スマホ/タブレットのリスク対策5台まで 440円/月額(税込)他新入生応援特典新入生応援特典を用意デジタル関連の活用法をテーマ毎に短時間の動画にまとめ、気軽に試聴ができる『レッスン動画』が何度でも見放題。「ExcelやPowerPointの使い方」、「Zoomの使い方」「デジタルトラブルの初期対処法」など、オンライン授業やレポート作成に役立ちます。『 e-おうち for School 』詳細はこちら: 株式会社日本ビジネス開発代表者:代表取締役社長石金 正己設立:1979年10月資本金:3億3300万円所在地:大阪府大阪市西区江戸堀1-18-11事業内容:システム開発・保守運用、ソフトウェア開発、ソフトウェア・パッケージ販売、アウトソーシングサービス、ソリューション・商品販売他日本ビジネス開発: GoldStoneシリーズ: 日本PCサービス株式会社代表者:代表取締役社長家喜 信行設立:2001年9月資本金:3億6005万円所在地:大阪府吹田市広芝町9-33事業内容:IT機器の修理・設定・トラブル解決などの総合サポートサービス、パソコン・スマートフォン・HEMS・ネットワーク機器等の販売他日本PCサービス: ドクター・ホームネット: ※記載されている商品名、会社名等は各会社の商号、商標または登録商標です。本⽂中でTMマーク、Rマークは表記しておりません。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月19日音楽家を成長させる「教える技術」 ~相互に高め合う演奏と教育のアプローチ~教えることは、あなた自身の音楽性を磨き、演奏能力を高めることに繋がる!アメリカの音楽教育界で、演奏家や指導者から熱狂的な賞賛を受けた革新的なアプローチの詳細が一冊に。演奏と教育、両方の分野で活躍する2人の著者(ヴァイオリニスト&チェリスト)によって体系化された「教える技術」。楽器・専攻・音楽ジャンルを問わず、すべての音楽家に読んでいただきたい内容です。[目次]■はじめに◇第Ⅰ部演奏家について■第1章音楽性とは何か「音楽的に優れている」とは、どういうことか?/音楽性は学べるだろうか?/知識によって高められる音楽性/音楽の背景と音楽言語を理解する/人間経験を通して表現力ある演奏を探る■第2章聴くこと聴くことを学ぶ/さまざまな聴き方:客観的、批判的、選択的、主観的/インナーリスニング/音の知覚とほかの感覚■第3章テクニックユニヴァーサルなアプローチからテクニックを考える/テクニックの身体的特性/テクニックを安定させる身体的要素/楽器音響と発音メカニズム/動きと正確性/テクニックに必要な認知プロセス/音楽家の健康と損傷予防■第4章練習練習しなくてはいけない?/練習の目的/練習のプロセス/最適の練習をするための身体と精神の状態/時間を最大限使う■第5章演奏本番を想定した練習/本番の演奏に関する諸事項/ステージでの存在感/演奏の核にある表現/芸術性を深め、影響力を広げる◇第II部教える技術■第6章教えるにあたって守るべき原理■第7章順序を考える重要なのは順序/初心者レベルの順序を考える/練習曲、練習曲集、抜粋曲/レッスン期間が異なる場合の順序を考える/順序から逸脱した順序■第8章生徒の自立心を養う「生徒に負担をかけない教え方」の問題点/自立した音楽家の基本的なスキル/演奏の準備/自分でレパートリーを選ぶ/プロ意識を高める■第9章総合して教える総合された音楽性/名曲をレパートリーとする意味/理解したことを偉大な教えにするには/総合して教えるための方略/評価する/全体を見る/優先順位を決める:最後のお話■第10章あなたの教育哲学教育哲学を主張するメリット/実際に教えていることを教育哲学の基礎にする/書くという最後の段階◇第III部教えるプロとしての音楽家■第11章音楽教室を立ち上げる独立したレッスン室/教室を運営する/そのほかのプライベートレッスン/税金を払う■第12章グループ、アンサンブル、クラス授業、そのほかのレッスングループレッスン/評価/副科や社会人の学生/特別支援が必要な学生にとって有意義な音楽経験■第13章毎日の考察と課題教師と生徒の関係性/保護者に協力を求める/プロとしての倫理/保護者と良い関係を築く/鏡を見る:自分自身の問題を解決する■第14章教えと学びの循環的・相互的作用学び続けること/共同学習の機会■結論補遺読書案内訳者あとがき(久保田慶一)索引------------------■著者についてローリー・スコットテキサス大学(オースティン)音楽人文学習学部准教授。テキサス大学で博士号(音楽教育)を取得後、州内のオーケストラや室内楽と多数共演するかたわら、中学や高校でユース・オーケストラの指導を行うなど教育にも情熱を注ぐ。代表を務めたテキサス大学弦楽プロジェクトは、アメリカ弦楽指導者協会(ASTA)と全米弦楽プロジェクトコンソーシアム(NSPC)より、2008年の「弦楽プロジェクト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。弦楽クリニックの専門家としても著名で、弦楽器教育や学校教育の分野で活躍している。本書のほか、共著で弦楽器の教本なども執筆している。コーネリア・ワトキンスハート音楽院卒業後、バーモントを拠点にさまざまな音楽祭や演奏会で室内楽やオーケストラと共演を重ねる。1982年にテキサス州ヒューストンに移り住み、ヒューストン大学で修士号を取得。その後、演奏活動を行うかたわら、ライス大学シェパード音楽院でチェロや教育学について教鞭を執る。2018年より、36年間暮らしたヒューストンを離れてウィスコンシンに移り、ノースウェスタン大学のビーネン音楽院で教育学などを教えるほか、音楽教師を育成するクリニックを開催し、音楽教育組織の委員を務めている。多数の音楽雑誌に寄稿するなど執筆活動も精力的に行い、著書に『Rosindust:Teaching, Learning and Life from a Cellist’s Perspective(ロジンダスト:教え、学び、生きる。チェリストの立場から)』(2008年、未邦訳)がある。本書は2冊目の著書となる。■訳者について久保田 慶一(くぼた・けいいち)東京藝術大学音楽学部、同大学大学院修士課程を修了。芸術学修士(1981年東京藝術大学大学院)、音楽学博士(1999年東京藝術大学大学院)、カウンセリング修士(2006年筑波大学大学院)、経営学修士(2009年首都大学東京大学院)。ドイツ学術交流会の奨学生として、ドイツ連邦共和国のフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授、国立音楽大学教授を経て、現在、東京経済大学客員教授、放送大学講師。商品詳細音楽家を成長させる「教える技術」 ~相互に高め合う演奏と教育のアプローチ~定価:2,970円(10%税込)仕様:B5判/304ページ発売日:2022年1月26日ISBN:978-4-636-97234-4商品コード:GTB01097234 amazonにてご予約受付中 : 【関連既刊 好評発売中!】成功する音楽家の新習慣~練習・本番・身体の戦略的ガイド~定価:3,080円(10%税込)仕様:B5判/360ページISBN:978-4-636-94337-5商品コード:GTB01094337 お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月18日IT機器の設定・トラブル解決を行う日本PCサービス株式会社(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:家喜 信行、証券コード:6025、以下「当社」)は、株式会社日本ビジネス開発(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:石金 正己、以下「日本ビジネス開発」)と業務提携し、ICTを用いた学習環境をサポートする『e-おうち for School』を2022年1月18日(火)より本格開始します。【背景】 当社は独立系の企業として、IT機器の設定・トラブル解決を、全国・年中無休で提供しています。DX化により、デジタル活用が進む中、定額保証サービスに注力し、インターネット回線の提供・デジタル機器のサポート・機器保証まで、まとめて対応する、家庭のデジタルかかりつけ医『e-おうち』を2021年12月より開始しています。日本ビジネス開発は、学校法人へソフトウェアやパソコンなどを販売し、製品の提供だけでなく教育現場の課題を汲み取り、サービスの拡充をされています。コロナ禍をきっかけに、ICT教育が急速に普及し、オンライン授業の実施、レポート作成やデジタル教材の活用なども進む教育現場では、新たなデジタル課題を抱えていることが見えてきました。■ 生徒の抱える課題表1: ■ 学校の抱える課題表2: こうした課題を解決すべく、定額サービス『e-おうち for School』は、生徒宅の環境に合うインターネット回線の提供と、各種デジタル機器サポートをまとめて定額で対応します。デジタル全般のトラブル解決に強い当社ノウハウを活かし、生徒は困ったときに電話するだけで、必要なサポートを受けることができ、教員や学校の負担も軽減されます。今回の協業で、ICT教育の促進を目指し、日本ビジネス開発の顧客である学校法人を通じ生徒へ『e-おうち for School』を提供します。※調査時期:2021年11月実施/調査主体:日本PCサービス株式会社/調査実施機関:株式会社インテージ/調査対象:平均週1日以上、オンライン授業・講座を実施または、家族が受講するサポートをしたことがある人(n=167)/質問内容:オンライン授業・講座の際に発生したデジタル機器のトラブル・不具合、お困りごとはありますか。■ 【e-おうちforSchoolでできること】『e-おうち for School 』 表3: デジタル関連の活用法をテーマ毎に短時間の動画にまとめ、気軽に試聴ができる『レッスン動画』が何度でも見放題。「ExcelやPowerPointの使い方」、「Zoomの使い方」「デジタルトラブルの初期対処法」など、オンライン授業やレポート作成に役立ちます。■ 株式会社日本ビジネス開発代表者 :代表取締役社長 石金 正己設立 :1979年10月資本金 :3億3300万円所在地 :大阪府大阪市西区江戸堀1-18-11事業内容:システム開発・保守運用、ソフトウェア開発、ソフトウェア・パッケージ販売、アウトソーシングサービス、ソリューション・商品販売 他日本ビジネス開発: GoldStoneシリーズ: ■ 日本PCサービス株式会社代表者 :代表取締役社長 家喜 信行設立 :2001年9月資本金 :3億6005万円所在地 :大阪府吹田市広芝町9-33事業内容:IT機器の修理・設定・トラブル解決などの総合サポートサービス、パソコン・スマートフォン・HEMS・ネットワーク機器等の販売 他日本PCサービス: ドクター・ホームネット: ※記載されている商品名、会社名等は各会社の商号、商標または登録商標です。本文中ではTMマーク、Rマークは表記しておりません。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月18日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。AI時代といわれている中、重要な能力として「読解力」が注目されています。しかし日本人は読解力が不足しているとして問題視されています。Kicks講座では文章や資料を速く、正確に読み解く力や物事を論理的に考え、正解を導き出す力を鍛える実践的なトレーニングとして『TERRACE』を行っています。速く正しく読むことができれば、学習量や理解度が上がり、Kicksで身につけた力をよりパワーアップすることに繋がっていきます。【講座概要】◆対象学年:年長~高校生◆時間目安:30分/1回◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各教室で無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月18日株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:池 惠二、以下 日本データー)は、大学・高専・高校など、プログラミング教育が実施される機関に向け、クラウド上でロボットのモーション制御開発を可能とする3Dシミュレーターを2022年1月15日(土)に開発しました。名称: TOMOT(ともット) 3DシミュレーターURL : TOMOT 3Dシミュレーター※写真は開発中の画面であり、デザインは変更される可能性があります。【製品の特長】1. 対面授業からオンラインへの移行が進む教育現場をリードする3Dロボットシミュレーター2. ロボット教材は高額なため生徒数分の調達が課題だったがクラウド化により実質無料化3. ロボット制御学習では、故障や断線が課題でしたが、シミュレーターならメンテナンス不要に【誕生の背景】日本は少子高齢化による深刻な労働力不足に直面し、生産性の向上が喫緊の課題となっており、ICTやAI・ロボットの活用で、これらの社会課題解決が期待される中、様々なサービスが登場しました。これらの生産性ニーズ上昇に伴い、AI・ロボットなどの先進技術人材不足が新たな問題としてクローズアップされるようになり、2020年には小学校でのプログラミング教育義務化が施行されるに至りました。教育現場ではプログラミング教育の本格化を進める一方で、コロナ禍により在宅学習などのオンライン化を余儀なくされる場面が増え、WEBセミナー形式への授業移行が進む中、ロボットプログラミングなどの対面授業を前提とした実技学習が取り残されてしまっていました。先進技術人材育成に待った無しの状況下において、リモートや在宅での本格的なロボット制御学習を可能とする、TOMOT(ともット)3Dシミュレーターの提供を開始いたします。【サービス概要】名称 : TOMOT(ともット) 3Dシミュレーター価格 : 会員登録・基本利用料無料(一部有料コンテンツを追加予定)リリース : 2021年12月に一部機能の試運転を開始リリース : 2022年1月に全機能のリリース開始(ロボットモーション制御)広報URL : 動画チャンネル: 【会社概要】商号 : 株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター(略称:日本データー)所在地 : 〒650-0032兵庫県神戸市中央区伊藤町119番地 大樹生命神戸三宮ビル 3F代表者 : 代表取締役 池 惠二設立 : 1968年(昭和43年)2月事業内容: 〈ITソリューション事業〉〈医療関連事業〉〈公共福祉事業〉〈AI・ロボティクス事業〉URL : 【参考画像】ワイヤーフレーム表示レントゲン表示 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月18日「ギフテッド教育」をご存じですか?日本ではあまり馴染みのない言葉かもしれません。アメリカなどでは、アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)やビル・ゲイツ氏(マイクロソフト共同創業者)、マーク・ザッカーバーグ氏(メタ・プラットフォームズ創業者)などが「ギフテッド」だと言われています。彼らはいわゆる “天才” と呼ばれる人たちですよね。そんな彼らのような「特別な才能をもつ子どもたち」をサポートするための教育がギフテッド教育です。ギフテッド(Gifted)とは、贈り物を意味するギフト(Gift)が語源となっています。ギフテッドの才能は生まれもった資質なので、先取り教育などで普通の子どもがギフテッドに成長することはありません。今回は、ギフテッド教育について詳しく見ていきましょう。【最終更新日:2022年3月4日】ギフテッドの特徴とは?日本にもギフテッド教育はある!IQ130以上なら、ギフテッド教育を受けられる?ギフテッド教育とは?アメリカはギフテッド教育先進国早期教育とギフテッド教育はまったくの別物日本のギフテッド教育1. ギフテッドの特徴とは?日本にもギフテッド教育はある!2017年から日本でいち早くギフテッド教育に取り組んでいる東京都渋谷区は、ギフテッドについて「全般的または特定の分野で高い能力を発揮する子ども」と定義づけています。ギフテッド教育の研究が進んでいるアメリカの連邦政府は、「知性、創造性、芸術性、リーダーシップ、または特定の学問分野で高い達成能力をもつため、その能力をフルに開発させるために通常の学校教育以上のサービスや活動を必要とする子どもたち」とギフテッドを説明しています。では、ギフテッドの子どもには、具体的にどんな特徴があるのでしょう?アメリカで最も知名度の高いギフテッド教育推進団体である、全米小児ギフティッド協会(National Association for Gifted Children:NAGC)が紹介する、ギフテッドの特徴を見てみましょう。アメリカでギフテッド教育を先導するスタンフォード大学の哲学博士で、スタンフォード大学オンラインハイスクール校長の星友啓氏が、以下の点を取り上げています。物わかりが早い、物覚えが良い。通常以上の語彙力と複雑な文章構成ができる。特にパズルやかずあそびを好む。非常にものごとに敏感である。物事に深く、強烈な感情を覚えたり、激しく反応したりする。早い時期から社会の不平等や、政治問題に関心がある。自分の考えに耽りやすい。空想家。直接聞くのではなく、探りを入れるような質問ができる。試しにやってみたり、違うやり方でやることに興味がある。特徴的なユーモアがある。ゲームや複雑な図式で、人や物をオーガナイズしたがる。(引用元:スタンフォードオンラインハイスクール校長 星友啓Official Web Site|天才児はどのような教育を受けるのか?「ギフテッド教育」を徹底解説)また、自身の子どもがアメリカのギフテッド教育を受けた経験をもつ、ワシントン州立大学人間発達学科専任教授のポーター倫子氏は、「優秀な子ども」と「ギフテッド学習者」の特徴の違いについて以下のように説明しています。※ポーター氏の図を参考に編集部が作成上記の特徴を見て、「うちの子、ギフテッドかも?」と感じた親御さんもいるかもしれません。『わが子がギフティッドかもしれないと思ったら』訳者で、ギフテッド児の専門家でもある上越教育大学助教授・角谷詩織氏によると、ギフテッドは “想像以上に多く身近にいる” そうです。角谷氏は「子どもの上位3~10%がギフテッド児」としています。たとえば、10%なら30人クラスに3人の割合、3%だとしても、クラスに1人はギフテッドがいるのです。ちなみに、世界ギフテッド&タレンティッド・チルドレン協議会日本代表の酒井由紀子氏によると、日本には約90万人のギフテッドがいるとのこと。しかしすべてのギフテッドがギフテッド教育を受けられているかというとそうではありません。2. IQ130以上なら、ギフテッド教育を受けられる?ギフテッド教育を受けられるのは「ギフテッドである」と認められた子どものみで、その判定には「集団式学力検査・集団式能力検査の得点」「教師推薦・教師によるチェックリスト結果」などが用いられます。最も一般的な検査は、「総合的なIQ」と「言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度の4項目」を測定することができるWISC-IV(ウェクスラー式知能検査)で、ギフテッドの判定基準はIQ130以上が目安となるようです。しかし、角谷氏をはじめとしたギフテッド教育の専門家は、「知的好奇心、クリエイティビティ、モチベーションなど、ギフテッドの幅広い判定基準はIQテストだけでは測れない」と主張しています。たとえば、「算数は天才的だけど、国語は苦手」「絵がとても上手だけど、人とうまく付き合えない」など、IQテストだけでは判断しづらいギフテッドが多いのです。『わが子がギフティッドかもしれないと思ったら』によると、ギフテッド教育を受けられずに育ったギフテッドは、伸ばすべき能力を伸ばせないまま大人になってしまうのだそう。並外れた習得力をもっているにもかかわらず、学校での退屈な授業を受け続けていると、ギフテッドの学習意欲はどんどん下がり、「学校では好奇心を満たせない」と自らの好奇心にストップをかけてしまいます。場合によっては、知能水準から期待される力よりはるかに低い学業成績を示す「アンダーアチーバー」になってしまうこともあるのだとか。角谷氏はまた、ギフテッドの特性がASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)やADHD(注意欠如・多動症)などの発達障害と間違えられるケースも珍しくないと述べています。「物知りで少し話し方が風変わりで人付き合いがよいとは言えない子どもがすぐにASDと言われたり、授業が退屈であるがために席を立つ子どもをADHDとみなしたりする誤診」は深刻な問題だとし、ギフテッドを理解する教育者や医療専門家がもっと必要だと主張しています。ギフテッドがギフテッド教育を受けることは、じつは簡単ではないのです。次項では、ギフテッド教育について詳しく見てみましょう。3. ギフテッド教育とは?アメリカはギフテッド教育先進国ギフテッド教育先進国のアメリカでは、子どもの能力に応じて専門性の高いカリキュラムが提供されます。たとえば、「ギフテッドの子どもだけの定期的な特別クラスに参加」「飛び級や飛び入学が可能」「得意分野に関しての特別課題が提供される」「専門性の高い大会など、能力が存分に発揮できるイベントへの参加」などです。ギフテッド教育で有名なプログラムといえば、ジョンズ・ホプキンス大学の「Center for Talented Youth(CTY)」があります。世界中のギフテッドが参加できる「オンラインプログラム」や、アメリカと香港で毎年行なわれる「サマープログラム」、超才能児のための「SETプログラム」など、質の高いギフテッド教育プログラムが組まれているのです。また、LD(学習障害)などをもつ才能児のためのケアや、ギフテッドが通う学校との連携、ギフテッドと関わる教育者へのアドバイスなど、充実のサポート体制が整っています。さすが、ギフテッド教育先進国アメリカですね。一方、日本におけるギフテッド教育は、まだ一般的に知られてはいません。NHKの番組『クローズアップ現代』に出演した檜垣大峯さん(当時小学6年生)は、優秀すぎるがゆえに日本の学校では理解されず孤立していたそうです。しかし、つきぬけた才能をもつ “異能” の若者を支援するための「孫正義育英財団」第1期生に選ばれたことで、カナダへの留学が叶いました。新天地カナダでの環境は彼にとってすばらしいもので、地元の小学校に通いながら、大学では生物学の授業を受けることができたのです。「こんなにいい環境があるんだ。どんどんチャレンジが出てくるような教育システムがあるんだ。とても充実した毎日を過ごせていると実感します」と、檜垣さんが話しているように、欧米におけるギフテッド教育は日本よりも一歩も二歩も進んでいるのです。4. 早期教育とギフテッド教育はまったくの別物ギフテッドの子どもは優れた能力をもちながらも、その才能ゆえにまわりから理解してもらえず、 “扱いにくい子ども” ととらえられてしまいがち。NHKが2019年に行なったギフテッドへのアンケート(対象:6歳~60代の122名)では、なんと9割の人が、「学校生活に違和感があった」「生きづらさを感じたことがある」と答えています。彼らの具体的な悩みは次のようなものです。◆一年生の頃のテストで、掛け算を使ったら”習っていないから”と言う理由でバツにされた。答えはあっているのに、一つのやり方しか許してくれないことに不満はあった。◆完全に理解していても、自習などが認められず、周りと同じように授業を受けなければならなかったとき。◆中学生の時に、公式の成り立ちについて疑問を抱き先生に回答を求めた。回答は「意味なんてない。覚えろ」の一言。以来、学校の授業に対して意欲を失った。◆質問したりすると逃げてしまうような先生がいた。◆関心のないことにはまったく興味がわかないので、算数・理科はクイズパズル感覚で遊びの延長としてほとんど100点、国語・社会は20~30点という極端なものでした。◆少し浮いたような特徴のため、他の生徒からイジメにあいました。先生には何もしてもらえず、不登校のようになりました。高校は普通校に一応進学しましたが、大人や周囲の人への不信感から続けることが難しく退学しました。◆敏感すぎる感受性が仇になったのか、ほぼ9年間不登校でした。(引用元:NHK|知られざる天才“ギフテッド”の素顔)「公式の成り立ちについて疑問をもつ」「クイズパズル感覚で遊びの延長としてほとんど100点」などのコメントを見ると、 “頭がよくてうらやましい” と感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、本人たちは、まわりの人の反応や対応に苦しんでいるのです。前出の星氏は、「ギフテッド教育の主たる目的は、ギフテッドな子どもたちのサポートにある」と断言しています。メンタル面やソーシャル面でのサポートをしながら、ギフテッドの才能を適切に伸ばしていくことこそが、ギフテッド教育なのです。ですから、ギフテッドではない子どもの能力開発を目的とする「早期教育」とギフテッド教育はまったくの別物ということになります。5. 日本のギフテッド教育残念ながら日本では、ギフテッド教育についてまだ広く知れ渡っているとは言えないのが現状です。しかし、ギフテッド教育後進国の日本でも、ギフテッドのために活動する支援団体があります。3つの団体をピックアップしました。□JAPAN MENSAmensa(メンサ)は、1946年にイギリスで創設されました。現在世界100カ国以上、会員10万人以上のギフテッドを結ぶ国際グループで、ギフテッドの人たちの知性の向上、社会的活動を支援し、人類の向上に役立てることを目的としています。JAPAN MENSAはmensaの日本支部。入会条件は、「日本在住で15歳以上であること」「JAPAN MENSA主催の入会テストで、全人口の上位2パーセント以内のスコアであると認められること」です。会員の年齢層や職業は幅広く、さまざまな人がいますが、政治的、宗教的見解はいっさい表明しません。mensaは、「知的な刺激」と「社会的相互関係を得られる機会」のみを提供しているのです。JAPAN MENSAでは日本語で会報を発行し、交流会なども行なわれています。□ギフテッド応援隊2017年に設立された、ギフテッドの子どもやその家族をつなぐ活動をしているまだ比較的新しい団体。ギフテッドとその家族同士が交流できる場を設けたり、海外のギフテッド情報の和訳作業も積極的に行なったりしています。また、一般向け・教育者向けに、ギフテッドを知ってもらうためのイベントや講座も定期的に開催。2021年11月には、共著『ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法』も出版しています。発達障害とギフテッドの違いなど、子どもの才能ある個性を理解し伸ばす方法が詰まったギフテッドの解説書です。□孫正義育英財団実業家・投資家である孫正義氏が設立した、「高い志と異能をもつ若者が才能を開花できる環境を提供し、未来を創る人材を支援すること」を目的とした財団です。財団生になるには審査がありますが、認定されると、能力を伸ばすための環境、金銭的支援が受けられます。財団生を見てみると、約15%が10~14歳とまだまだ幼さが残る顔ぶれ。しかし、チェスのトッププレイヤーやプログラミングの名手、すでに欧米の有名大学で学んでいる子どもなど、その才能と経歴はまさに “特別” 、ギフテッドですね。2名の財団生を紹介しましょう。【第2期生 スカイ・ボークさん】知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高生」で優勝。財団の自己紹介文には「私のパッションは日米への深い愛と政治」とあります。著書『世界最高の子育て』が話題となった、母親であるボーク重子さんのインタビューは以下です。『子どもの才能はその子の「パッション」に隠されている――全米最優秀女子高生の母・ボーク重子さんインタビューpart3』【第3期生 小助川晴大さん】小学3年生のときにロボットコンテストの世界大会に日本代表として出場し、見事7位入賞。中学からは親元を離れ、シンガポールに留学。「子どものやりたいことは全力でサポートした」と、父親である小助川将氏は話します。6歳から始めたロボット制作に熱中した経験が現在につながっているのだそうです。■小助川氏が代表を務めるオンラインスクール「SOZOW」(ソーゾウ)■小助川晴大さんのスタート地点、プログラミング教室「LITALICOワンダー」日本でもギフテッド教育プログラムは前進しているようです。2021年には内閣府科学技術・イノベーション推進事務局主導で、ギフテッドについてのアンケートが実施。そして、ギフテッド教育の環境整備等を具体化していくための議論などが行なわれました。ギフテッド教育の環境改善のために国が動き始めたのです。***ギフテッド教育協会の現理事会長でもある、ジョンズ・ホプキンス大学教授のジョナサン・プラッカー氏は、 “天才に関するふたつの間違った考え” を以下のように述べています。「天才は放っておいても天才になる」「子どもの成績が現在悪いから、才能がない」天才は放っていたら天才にはならないし、いま成績が悪いからといって、才能がないわけではないのです。才能は、最適な環境とサポートがなければ開花しないということ。ギフテッド教育を受けた子どもたちが、そのすばらしい能力で、社会に貢献してくれることを願っています。(参考)ジェームス・T・ウェブ 著, ジャネット・L・ゴア 著, エドワード・R・アメンド 著, 角谷詩織 翻訳(2019),『わが子がギフティッドかもしれないと思ったら』, 春秋社.CHILD RESEARCH NET|アメリカのギフテッド教育事情NHK|知られざる天才“ギフテッド”の素顔ダイヤモンドオンライン|スタンフォード発 日本人の「ギフテッド教育」の常識が大間違いな理由日本ギフテッド協会|ギフテッドの子供BRAIN CLINIC|WAIS-IV・WISC‐Ⅳ知能検査とは?検査の内容や分かることについてベネッセ教育総合研究所|BERDバックナンバー2005年度 No.1朝日新聞EduA|「ギフテッド・チルドレン」突出した能力と極端な個性 寄り添い伸ばす支援とはJohns Hopkins Center for Talented Youth文部科学省|キックオフミーティングの議論を踏まえた論点整理〜「時間」の確保・再配分について〜(案)星友啓 Official Web Site|天才児はどのような教育を受けるのか?「ギフテッド教育」を徹底解説マイナビニュース|渋谷区で動き出したギフテッド教育、協働する東大先端研と区長の思いリタリコライフ|小助川 晴大さん孫正義育英財団3期生中学受験ナビ|「自分のやりたい!」がある子はどう育ったのかNational Association for Gifted ChildrenJAPAN MENSAギフテッド応援隊孫正義育英財団
2022年01月14日まちの研究所株式会社 JIREA運営事務局(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:松本 理寿輝)は、“創造的な思考を育む乳幼児教育”として注目されているレッジョ・エミリア・アプローチの教育哲学から着想した展覧会「100のことばはこえる。」展を2022年1月14日より開催します。「100のことばはこえる。」展本展覧会は、子どもたちの表現の展示から始まり、子どもたちの100をこえるアイデアや表現・ことばがまちへ飛び出していきます。また、日本未公開のレッジョ・エミリア市からの展示や、保育・教育の領域をこえて様々な方々と未来を考えるトークセッションも予定されている他、巡回展の形でも各地をまわっていきます。子どもはまちの未来そのものです。子どもたちの100の言葉がまちに溢れることで、子どもたちとまちの人の境界がなくなり、対話が生まれ、心を大切な場所に戻し、日常で失っている好奇心を呼び起こさせます。まちが、人が、豊かに力強く活きていくきっかけが生まれるでしょう。子どもたちの視点・表現・感性は、これからの未来に向けて大切なことを気づかせてくれています。子どもたちの100の言葉がまちを越え、全国各地の子どもたちやまちの人が参加し、子どもを中心としたコミュニティが繋がり広がっていくことを期待しています。【展覧会概要】「100のことばはこえる。」展主催:JIREA(Japan Institute for Reggio Emilia Alliance)まちの研究所株式会社/ナチュラルスマイルジャパン株式会社協力:Reggio Children後援:渋谷区会期:2022年1月14日~2024年3月(予定)会場:・渋谷区神南ネウボラ子育て支援センター「coしぶや」大階段(東京都渋谷区宇田川町5-6 渋谷区子育てネウボラ)・穏田キャットストリート商店会(渋谷~原宿エリア)・まちのこども園 代々木公園 エントランス(東京都渋谷区代々木神園町2-1 代々木公園内)公式サイト: Instagram : 【オープニングシンポジウム】レッジョ・エミリア・アプローチを統括するレッジョ・チルドレンより、代表のクラウディア・ジュウディチさんをお招きしてオープニングシンポジウムを行います。日時 : 2022年1月14日 19時~21時(逐次通訳有り)形式 : オンライン登壇者 : レッジョ・チルドレン 代表 クラウディア・ジュウディチ氏内容 : レッジョ・エミリア・アプローチにおける「子どもたちの100の言葉」と「参加」の概念参加申し込みURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月11日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。新年明けましておめでとうございます。2022年も1月6日よりKicks講座のレッスンがスタートしました。Kicks講座では、1月20日以降、順次4月開講クラスの進級説明会が始まります。特にアドバンスコースは、来年度より導入される「SPIKE Prime」を使用するブロンズコースへ進級します。「SPIKE Prime」は、ポップな見た目と豊富なパーツの種類により、多くのお子さまに楽しんでいただくことができます。ハード面では、アイコンを組み合わせるプログラミングの方法から、文章をつなげていくプログラミングの方法へと変わります。【進級説明会日程】◆期間:2022年1月20日~◆対象:Kicks アドバンスコースCrefus ブロンズコース シルバーコース ゴールドコース プラチナコース※M2コースの生徒はカリキュラムが終了するため卒業となります。※Kicks ベーシックコース スタンダードコースの生徒にはコース継続の意思確認を行います。◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各教室で無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月11日時勢により教育現場でも大きな変化が必要となった2021年を経て、新しい年がやってきました。謹んで新春をお祝い申し上げます。全国の教育現場へICT導入支援を提供している株式会社エデュテクノロジー(本社:東京、代表取締役:阪上 吉宏)が、昨年リリースした「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」は、リリース半年ですでに15校にご導入いただきました。明るい未来が感じられる事例も集まってまいりましたので、体験談とともに改めてご紹介します。株式会社エデュテクノロジー私たちは「次世代の学び」を探求して、教育現場のICT化の支援をしています。中でも、子供たちが意欲を持って主体的に物事を考えていく、教師は想像力や発想力など子供たちそれぞれの可能性を引き出していくために、昨年「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」研修をリリースしました。「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」は、すでに多くの先生方から「教育評価の理論を分かりやすく、実際の教室での実践に結びつけやすい形で学ぶことができる」と、ご好評をいただいています。本研修を実施し、特に内容を高く評価いただきました、芝浦工業大学附属中学高等学校様に、導入のきっかけや得られた成果について共有いただいた内容を紹介いたします。【先生方のお声/芝浦工業大学附属中学高等学校】■高木先生の研修が教員の心を動かしました!芝浦工業大学附属中学高等学校では、PBLを実践していく中でルーブリックを有効に活用していくため研修を導入。理論と実践の両方を分かりやすく学ぶことができ、ルーブリックへの理解を深めることができました。長年STEAM教育やPBLを実践してきた本校は、それらの研究の中でPBLを評価するためにルーブリック評価が有効であることを理解していました。そもそも評価は誰のための何のためのものか考えること、またルーブリックは生徒の成長を助けるためのものだと理解すること、講演を聞いて少しでもルーブリックって面白そうだな、作ってみようかなと思えることを特に意識して受講したいと思っていました。評価について大学院で研究をされていてご専門である講師の高木先生は、中高教員として現場にいたからこそ見えるであろう授業で取り入れていくためのポイントなどを含めて、フランクにかつ学術的にご講演いただけると確信していました。実際に受講して、高木先生に理論と実践の絶妙なバランスで「ルーブリック」についてお話しいただけてとても良かったです。ルーブリックの作成方法だけでなく、教員の評価に対する考え方をアンケートを使って汲み取るなどインタラクティブに進行していただきました。研修は全体を通してオンラインの距離を感じさせない空気感でした。受講した感想としては「わかりやすかった」「語り口がよかった」「ルーブリックを作ってみようかな」などが、普段感想を言わない教員からも出ており、教員の心を高木先生が動かしたと言えます。さらに基本からルーブリックについて学んだことで教員間の共通認識を持てたことも大きな効果でした。◇研修導入事例/芝浦工業大学附属中学高等学校 ◇その他、研修導入校の事例 【芝浦工業大学附属中学高等学校が採用した「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」とは】■講義とワークショップを通じて実践的な学びを目指します。新学習指導要領では生徒や児童への「評価」を指導や学習の改善に活かす必要性が強調され、教育業界の中でも「評価」についての課題が話題に上ることが多い昨今、「具体的にどのように評価すれば現場で活かせるのか」と悩む先生方は少なくありません。そのような中、株式会社エデュテクノロジーが昨年リリースした「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」は、「評価」に頭を悩ませている先生方がより自信を持って評価に取り組むことができるように、教育評価の理論と実践をつなげていくことを目的とした研修です。単に海外の教育評価理論を説明するのではなく、日本の学校現場でのニーズに基づいてデザインした研修を通じて、「評価を通じて学習者を支援する」方法をご紹介しています。◇ICT×学びアンケート研修パッケージ/「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」のご紹介 【研修担当講師の紹介】■評価について考えると、子どもたちの見方が変わる高木 俊輔(たかぎ しゅんすけ)※神奈川県の私立中高にて教員として13年間勤務した後、渡豪。メルボルン大学教育学大学院修士課程教育評価専攻修了。教育評価について専門的に学ぶ。現在オーストラリアで、アセスメントデザイナーとして働く。(※「高」の字は正しくは旧字体).◇教員対談シリーズ 「評価について考える」 【お申し込みについて】「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」のお申し込みは、電話またはメールにてお問い合わせください。この研修は、「ICT×学びアンケート」と組み合わせていただくことも可能です。電話 : 03-5953-7820メール: contact@edutechnology.co.jp ◇ICT教育の効果をデータ化し、エビデンスに基づいた意思決定を/ICT×学びアンケート 【株式会社エデュテクノロジーについて】エデュテクノロジーは、15年以上前からICT機器の“一人一台”時代を見据えて、新しい授業スタイルや教育の在り方を研究してきました。GIGAスクール構想によるICT活用の促進が活発化する今日において、長年の教育現場における経験とお客様との対話を通して、「次世代の学び」の実現をご支援いたします。社名 : 株式会社エデュテクノロジー本社所在地: 東京都江東区深川2-23-17-201設立年月日: 平成26年2月18日代表者 : 代表取締役 阪上 吉宏(さかがみ よしひろ)事業内容 : 学校・教育向けICT機器導入支援URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月07日英語は、英語圏だけではなく、世界のさまざまな国で共通語として使われるようになってきました。しかし、日本の英語学習者の多くは、英語圏のネイティブ・スピーカーのように話せるようになることを理想としており、日本人が英語力に自信をもてない理由の一つになっています。そこで、ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(※以下、IBS)では、東京工業大学の木村准教授に「リンガフランカ(共通語)としての英語」という考え方やそこから示唆される英語教育のあり方についてお話を伺い、インタビュー記事を公開しました。●「リンガフランカとしての英語」は、ネイティブ・スピーカーの英語を普遍的な規範とせず、ノン・ネイティブ・スピーカーを含む「英語使用者」同士の実際のやりとりから英語教育のあり方を問う概念。●「リンガフランカとしての英語」の観点では、コミュニケーションの成立が重要であり、ネイティブ、ノン・ネイティブを問わず、相手に歩み寄って柔軟に協働する姿勢、常に学び続ける姿勢が大切。●ノン・ネイティブ・スピーカーが英語使用者の大半を占める社会状況では、多様で現実的な英語に触れたり実際に英語を使ったりすることにより、教室での学びと実際のコミュニケーションの違いを考えさせる英語教育が求められている。●早期英語教育は、子どものころからいろいろな英語に触れる体験を通じて「ネイティブ信仰」から脱却するという意味で重要。■ 「リンガフランカとしての英語」とは?ペンシルバニア州立大学 応用言語学研究科で博士課程を修了した木村准教授。学部生時代にタイに1年間留学し、EMI(English-Medium Instruction/英語で開講されている授業)のプログラム在籍時に「リンガフランカとしての英語」に興味をもち、大学院で研究の道へ進みます。「当時はどの国に行っても英語は上達するだろうと思っていたが、実際に行ってみると、『英語は国際語』という認識は違っていたことに気づいた。多言語環境の中で、さまざまな言語を駆使しながらコミュニケーションを図らなければならないことを肌で感じ、そこで必要とされる能力と、これまで受けてきた英語教育の乖離を実感するようになった。」と言います。木村教授によると、「リンガフランカとしての英語(English as a Lingua Franca/ELF)」は、90年代の後半ごろから使われ始めたことばです。その背景には、国際化やインターネットの普及、経済の自由化、他国間における人や情報、文化の移動が日常化した、といったことがあります。英語学習者や英語使用者をネイティブ・スピーカーと比較せずに、実際のやりとりをありのままに観察・分析し、そこから英語教育に対する示唆を得ようとする、という点で、「第二言語としての英語」の考え方と大きく違います。」とのこと。「リンガフランカとしての英語」の観点から英語を考えると、もはや、ネイティブ・スピーカーとノン・ネイティブ・スピーカーの区別が生産的ではないのです。グローバル化の文脈においては、誰しもが英語使用者であり、英語学習者であり、常に学び続け、自分の英語力を向上させていかなければならない、という考え方が『リンガフランカとしての英語』です。ネイティブ・スピーカーも例外ではありません。ネイティブであってもノン・ネイティブであっても学び続けなければならないし、お互いに歩み寄って学び合い、コミュニケーションを成立させる、ということが重要です。」■ 日本の英語教育における「リンガフランカとしての英語」「まず、ノン・ネイティブ・スピーカーはネイティブ・スピーカーの3倍くらいいると言われている現在の社会状況では、ほとんどの英語学習者にとって、英語を使用する場面というのは、「共通語としての英語」を使う場面である、ということを前提として考える必要があると思います。指導法としては、多様で現実的な英語に触れさせたり、英語を使う機会を設けたりすることが重要ですね。」と木村教授は話します。「そして、教科書で学んだことと実際のコミュニケーションはどのように違ったか、その違いによってコミュニケーションに悪影響があったか、逆にその違いがコミュニケーションを円滑にすることはあったか、ということを問いかけて、自分の英語を振り返らせることも必要です。」さらに木村教授は「ノン・ネイティブ・スピーカーであっても、英語を使って活躍している人はたくさんいますよね。そのような人の英語を聞かせてみるのも、『リンガフランカとしての英語』に気づかせるきっかけになります。最近は日本でも英語を使う機会が増えてきましたから、教室や教科書での学びと、教室の外での実際のコミュニケーション経験を結びつけて気づきを与えることは、教師の重要な役割だと思います。」と述べています。■ 早くから「リンガフランカとしての英語」を意識する必要「言語」ということ以前に、「コミュニケーション」が重要である、と話す木村教授。「リンガフランカとしての英語」を突き詰めていくと、いずれは、「英語」の授業というよりも、「Language Awareness(言語に対する意識)」の授業を学校で行う必要があるのではないか、という考え方もあるそうです。「英語」や「日本語」といった個別の言語に囚われるのではなく、言語はどういうふうに使われていて、どのようにコミュニケーションが成立しているのか、といった、より広い視点での「言語」を教えることで、言語を学び続ける姿勢を養うことができる、という考え方です。グローバル化が進むなか、英語は世界の共通語になりつつありますが、英語以外にも、多様な言語に触れる機会が増えています。そして、英語は、いわゆる英語のネイティブ・スピーカーではなく、そのような多言語話者が第二言語、第三言語として使っているケースが圧倒的に多いのです。このような多言語社会では、「ネイティブ・スピーカーの英語」のみを理想としていては、どれだけ英語を学んだとしても、どのような国に留学したとしても、相手に理解してもらおうという姿勢、相手を理解しようとする姿勢、すなわち、国際的な場面で必要とされる真のコミュニケーション能力を養うことは難しいでしょう。英語に触れるのは早ければ早いほうがよい、とよく言われますが、ただ早ければいいということではなく、「多様な英語に触れる」、「リンガフランカとしての英語を意識する」といった体験がとても重要だと考えられます。このような体験が、ひいては、「ネイティブ信仰」から抜け出し、自分の英語に自信をもつことにもつながるのではないでしょうか。詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記記事をご覧ください。■「リンガフランカとしての英語」を意識した英語教育〜東京工業大学 木村准インタビュー〜前編: 後編: ■ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(World Family's Institute Of Bilingual Science)事業内容:教育に関する研究機関所 長:大井静雄(東京慈恵医科大学脳神経外科教授/医学博士)所 在 地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス新宿パークサイド1階設 立:2016年10 月 URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月06日インターネット新規事業・グロースハック・ブランディングなどを手掛けるゆめかなう株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:都築 由紀子)は、“誰もが自立しやすく”をコンセプトにしたオンライン学習教育サービス「ゆめかなう大学」を提供開始いたします。「ゆめかなう大学」URL: ゆめかなう大学TOPページ◆「ゆめかなう大学」のビジョン・ミッション ―誰もが自立できる世の中にしたい―経験有り無しにかかわらず、考え方・やり方を真剣に楽しく学び、チャレンジしたい方をゆめかなうは応援します。ゆめかなう株式会社が運営するビジネスプラットフォーム( )では、「デジタルを活用した事業を始めたい、事業をもっと成長させたい」という方のために、オンライン学習教育サービス「ゆめかなう大学」を提供開始しました。これからの時代は、自分終身雇用時代。独立や起業は特別なものではありません。個人お一人ひとりが、それぞれ自分らしさという個性を軸に、それを表現しながら自立した仕事をしていくことがあたりまえになり、これからの必要スキルになってきています。特に、AI時代の到来を見越して、「デジタル化(DX)」という言葉は主流になり、個人法人どのような事業においてもIT/インターネットに関するスキルは必須になってきました。ゆめかなうでは、国内企業だけでも、デジタルマーケティング(DX)・商品ブランディングなどのインターネットをベースとしたビジネス構築のノウハウと実績が業界トップクラス。新しい事業や商品アイデアが生まれる場、いわば「スターが誕生する場」としてのプラットフォームの価値を広く全国の皆様にお届けし、これから活躍する個人の皆様にも自由なキャリア選択のご支援を実施させていただきます。◆「ゆめかなう大学」オンラインサービスの特徴ゆめかなう大学とは ―自分らしい事業が創れる・デジタル化に強くなるビジネスを「学びたい・つくりたい・ひろげたい」本気の学び舎「ゆめかなう大学」オンラインサービスでは、自立(独立・起業)や、事業立ち上げや、デジタル事業運営に使える豊富で専門的なスキルを、全国どこからでも学んでいただけます。内容は、これからのAI時代で必要とされる、アイデア創造力・ビジネスプランニング・組織運営マネジメントなどの、人間が伸ばすべき創造力/考えていく力などを、伸ばしていき、自由に自分らしいビジネスが創造できていく力が得られることを目的としています。講師やゲストは、現場で活躍のベテランかつ現役の方々をお呼びし、質問にも手厚く応答。法人のみならず、個人事業主向けのコースも充実し、これから自立(独立や起業)をされたい方、あるいは、テクノロジーをベースとしたスタートアップ起業をされたい方、転職したい方、あるいは社内新規事業立ち上げ(社内起業)など、積極的にチャレンジされていく企業や個人にぜひとも受講していただきたい内容です。【ゆめかなう大学の主な特徴】(1)自分の事業/商品/サービスが創れる力が身につく(2)現役実務のエキスパートからメンタリングを受けれる(3)将来の顧客や仲間とつながれる(4)毎月のフィットネスジム料金と同程度の安心な価格帯(5)自分のペースでいつでもどこでもお好きなように◆このような方々に、ご参加をおすすめします・起業(法人・スタートアップ)※起業準備中の方も参加いただけます・独立(個人事業・フリーランス)※独立準備中の方も参加いただけます・事業マネジメント・キャリアアップ◆講師から直接学べる、特別集中講座・ワークショップも開催の「エクステンションコース」ワークショップでは、オンラインコースで学習した内容を、実際にワークしてみることができます。特別集中講座や会員限定セミナーでは、オンラインコースだけではお伝えきれなかった部分をより拡充した内容となっています。※講師によって取り扱う内容やテーマが随時アップデートされます。講師から直接指導をうけることができたり、質問をすることも可能です。LIVE配信では、ゆめかなう大学の仲間たちとも一緒に学ぶことができます。オンラインコースで学習してわかりにくいところや、もっと理解を深めたい部分が多くある場合は、オンラインコースの補講としてもご活用いただけます。結果を出したいかたにおすすめです。▼詳しくはこちら: エクステンションコースセミナー風景◆2022年2月末まで、お得な受講キャンペーンも実施中!現在、ゆめかなう大学にご加入いただいた方に最大2か月無料などの特典つきキャンペーンを実施しております。新しい年に新しいチャレンジを応援しています。▼詳しくはこちら: オープニングキャンペーン実施中◆なお、具体的な活動内容やサービスの詳細は、下記の公式サイトをご覧ください。▼「ゆめかなう大学」公式サイト 【ゆめかなう株式会社について】当社は、創業2011年から、国内外延べ600事業以上に、ネットビジネスアーキテクトとして実績を残してきました。幅広い業界でのインターネット新規事業・グロースハック(デジタル事業化とその成長)・商品/サービスのブランディングなどを手掛けており、現在もテックベンチャー企業から大手の老舗企業まで、多様な業界や企業様からご依頼をいただいております。会社名: ゆめかなう株式会社(英文:Yumekanau Co., Ltd.)所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座6-13-9 GIRAC GINZA8代表者: 代表取締役社長 都築 由紀子 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月05日新潟産業大学(所在地:新潟県柏崎市、学長:星野 三喜夫)の経済学部 経済経営学科 通信教育課程である「ネットの大学 managara」(以下「managara」)はこの度、慶應義塾大学FinTekセンターが主幹となり実証が進められている、ブロックチェーンを用いた個人情報の管理・活用を実現するシステム開発に関する共同研究「STAR(Secure Transmission And Recording)プロジェクト」に賛同しシステムを導入、学生のオンラインでの安心・安全・個別最適な就職活動を実現してまいります。■STARを活用した進路支援についてネットの大学 managaraは、完全オンラインにより学位の取得が目指せる大学です。時間と場所の自由度の高さを生かせば、いつでも・どこでも、学生が「やりたいこと」「チャレンジしたいこと」に没頭しながら、もちろん、海外にいながらでも日本の大学卒業が叶います。学生はこのメリットを生かし、地域でのプロジェクトに参画しながら、プロのスポーツ選手として活躍しながら、YouTuberなど個人の活動に没頭しながら等、大学で学びながら自己実現を目指しています。本学ではそういった学生の活動を就職・希望進路の実現に生かすべく、今回「STAR」の導入に至りました。学生はこのシステムを以下のとおり活用し、大学生活での様々な「経験」を「能力」として可視化、大学卒業後の出口を模索していきます。□STARとは慶應義塾大学FinTekセンターが主幹となり実証が進められている、ブロックチェーン技術を活用した学生と企業をマッチングする新しいプラットフォーム。ブロックチェーン技術を活用しているため、安全性・透明性が非常に高いのが特長。このしくみを活用し、学習歴や活動実績・適性を蓄積し、その蓄積したデータを就職活動時の企業とのマッチングに活用します。managara生と企業のマッチングまでのイメージ<活用事例>・学生生活における活動等のポートフォリオをSTARに登録し、就職活動時に企業へのアピールや企業とのマッチングに活用。学生は個人情報の提供先、範囲、期間を自身でコントロールし、安心・安全な就職活動を行うことが可能。・自己分析ツール「GROW360」を定期的に受験し自己の内省・分析を繰り返すことで、自己発見や自己成長につなげる・STAR登録企業限定のインターンシップやイベントへの参加が可能■ネットの大学 managaraについてネットの大学 managaraは、70年以上の歴史がある新潟産業大学が設置する通信教育課程です。通学(スクーリング)の必要がなく、好きな時に好きな場所で、スキマ時間に1回10分程度の映像講義を受講するため、無理なく大学卒業・経済経営学の学士号取得を目指すことが可能です。何かをし「ながら」学ぶ、学び「ながら」何かに挑戦する・・・。学ぶ意欲のある方に、いつでも・どこでも学ぶことのできる環境を提供したい。その想いから「ネットの大学 managara」を設置するに至りました。高校生の新しい進路選択として、また、社会人・シニア層の学び直しとして、通信制の大学だからこそ叶えられるご自身のライフスタイルにフィットした学びのカタチを、ネットの大学 managaraは応援します。大学概要【学校名】ネットの大学 managara(新潟産業大学 経済学部 経済経営学科 通信教育課程)【理事長】星野 三喜夫【所在地】新潟県柏崎市軽井川4730番地【URL】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月27日カードゲーム「こまった課?」について「こまった課?」は、2人以上6人までで遊ぶカードゲーム。役所の「こまった課?」の職員と、発達障害による特性や先天性・後天性の疾患などがある方をモデルとした、社会生活での困りごとがある住人に分かれてプレイします。住人カードを引いた人は、その住人になりきって、役所の職員の質問に答えます。場面カードを引き、「この場面では困ることがありますか?」と住人に聞きます。役所の人は、その答えによって、相手の住人が「誰」なのか、キャラクター名を当てます。さらに、ヒントカードを使って、その住人が困っていることの解決策を楽しく探ります。今回は、「こまった課?」の企画・制作に携わった株式会社デジタル・アド・サービスのお二人にお話を伺いました。竹内悠さん:ビジネスデザイン部サービス推進リーダー コピーライター・コンサルタント。企業のビジョンや理念など、組織にかかわることばづくりからその実践に向けた取り組みまで、継続的な支援を行う。藤井さとみさん:ビジネスデザイン部 デザインリサーチャー。大学卒業後にコピーライターとして入社。現在は組織やブランド、サービスのコンセプトをユーザーやクライアントと共創するリサーチャー。Upload By 発達ナビ編集部発達の特性について知ることは、想像力を広げることになる発達ナビ 牟田暁子編集長(以下――)カードゲームで人々の個性・特性を理解するという発想が新しいですが、なぜデジタル・アド・サービスさんのようなデザイン会社が、こうしたゲームをつくったのか、開発のきっかけから教えてください。竹内悠さん(以下、竹内):私はふだん、高齢者福祉や障害福祉施設のビジョンづくり、パンフレットやホームページなどのコミュニケーションツールの制作に携わっています。そこから、障害や特性のある人々について、何か一般の人の理解につながるようなことができないか、という発想がありました。障害福祉に最初に私が仕事で関わったのが、「こまった課?」の共同開発・監修者である、障害者支援施設 ひだまりの里きよせ(社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会)でした。パンフレットを制作したのですが、ひだまりの里きよせが開設する前にお話を伺いに行ったときに、すごく緊張していたことを覚えています。当時は、知的障害や自閉症(当時の呼び方)といった言葉も、聞いたことはあってもよく分からなかったし、「障害者施設」ってどんな場所なんだろう、どういう人たちがいるんだろう…と思っていました。職員の方にいろいろお話を伺うときに、「こんなこと聞いていいのかな?」という不安感、緊張感もありました。でも、一緒にお仕事をさせていただくようになって、少しずつ知っていくうちに、漠然とした不安感は、だんだんに自分の中で減っていきました。そういう体験があったから、「よく知らなくてなんだかこわいから、関わらないでおこう」ではなく、違う視点をもてる体験を社会の中に増やせたらいいな…ということを、少しずつ考えるようになっていきました。知るという機会を、施設の紹介パンフレットをつくるといったこと以外に、もっと違うアプローチから、何かできないかなと思うようになっていったのです。――知る、ということは大事な一歩ですよね。藤井さんは、ご自身ではそういう視点が変わるような体験、これまでに何かありましたか?藤井さとみさん(以下、藤井):私は、入社前は福祉とほとんど関わりのない大学生でした。入社2年目ごろから、竹内とともに福祉関係の仕事をするようになり、障害のある人について少しずつ知っていくようになりました。あるとき、買い物をしていたら、レジ前で大人の男性が騒いでいる様子を見かけたのです。そのときに、「何か気に入らないこととか、いつもと違うことでもあったのかな」と思ったのですが、そういう風に考えられるようになったのは、障害福祉に少しでも関わる仕事をしているからだ、と気づきました。騒いでいる人を見て、「なんだかこわい」ではなく、「なぜ騒いでいるのかな」と疑問に思うのは、大学生のころの私にはなかったこと。仕事で知ったことや経験したことから、その人の背景を想像するようになっていました。Upload By 発達ナビ編集部竹内:私の場合は、そうしたくっきりしたエピソードがあるわけではありませんが、福祉施設の方々やその利用者さんと接するうちに、徐々に状況のとらえ方の変化が起きていった感じです。たとえば、会話の中で「みんなが」という言葉を使うときに、自分の周りだけの視点で「みんな」と言ってしまっていないかな?というように、視点が変わっていく体験があります。私も藤井もこういう体験を経て、多様な人がいる社会に対して、デザインで「伝える」というデザイン会社としてのアプローチで、なにかできたらと思うようになっていったことが、「こまった課?」をつくることになった背景にあります。「カードゲーム」で遊ぶという体験のなかで知ってほしい――こうした啓発活動には、いろいろなアプローチがあると思いますが、「カードゲーム」という形になったのは、どういう発想でしたか?竹内:障害について、学ぶ・教えるという切り口よりも、遊ぶ・楽しむというアプローチがあってもよさそうと思い、それならゲームがいいのでは?という発想でした。藤井はゲームや漫画が好きで、まずは世の中にあるゲームにどんなものがあるか、いろいろなものを取り寄せてみていくうちにテーマに合った形として、カードゲームとなりました。――キャラクター設定がよく考えられていると思いましたが、これは共同開発した「ひだまりの里きよせ」の方々の発案もありますか?竹内:はじめは、ひだまりの里きよせのみなさんとお仕事するなかから、「こういう特性のある方がいますよ」とか、「この特性によってこういう場面が起こりやすいです」という話を聞いた中から考えました。そのほかにも本や資料、ブログなどもいろいろと読みました。それこそ、発達ナビも見ていました。そうした中から、特性をリスト化してキャラクターの名前を考えて、その段階で一度、ひだまりの里きよせの職員の方々や、臨床発達心理士の方などに相談しました。その中で、こういう住人さんもいたほうがいいのではなどのアドバイスをもらって、最終的には27人の住人になりました。原案は、自分たちで絵を描いたりしてつくったカードを机にバーッと広げてみて、重複したり、抜け落ちていそうな住人さんの特性を考えたりしながらセレクトしました。Upload By 発達ナビ編集部――場面カードも、お困りを感じるシーンがそろっていますよね。この開発はどのように?竹内:朝から晩までの生活シーンで、ありそうな場面をピックアップしていきました。キャラクターと同じように、似たような場面ばかりにならないようにバランスを見て、ある程度「抜け」もないように調整しました。藤井:学校と働くシーンのバランスも考えました。カードゲームで遊ぶ人が子どもたちだと、会社のシーンばかりでは想像できないですしね。――役所が舞台というのも面白いですよね。いろいろな人が相談に来る場所だから、役所にしたんですか?藤井:はじめは、ストーリー設定はなくて、困ってしまう可能性のある人々がいて、なんで困っているか当てるというシンプルなゲームを考えました。そこで、どうして困っているかを見つけて解決する人々に近いのは、どういう場所にいる人だろうと考えたら、市町村役場の職員という設定が近いかもと考えて、役所の文脈を追加しました。Upload By 発達ナビ編集部デザインと福祉の仕事の意外な共通点――このゲームをつくるにあたって、本業であるデザインのスキルを生かせたと思う部分はありますか?竹内:小さなプロトタイプをつくってみて、失敗したら直すということを繰り返すプロセスでつくっていきました。全体のデザインについては、アートディレクター、グラフィックデザイナー と一緒につくっていきましたが、どうしたら楽しく伝わるかを考えるという面では、リサーチしたものをたくさんの人に伝わるような形を考えるという本業のやり方が、役に立ったのかなと思います。――住人さんのキャラクターは、困っている人たちですが、どこかユーモラスで可愛いというか、親しみやすいデザインになっていますよね。竹内:そこは気を配った部分です。困っていることがネガティブな伝わり方にならないようにと考えて、漫画家のスケラッコさんに作画をお願いしました。住人さん自身をネガティブな存在にしたくない、住人さんが困った存在なのではなくその状況に困っている人なのだという表現にしたかったので、絵や文章に関しては気を配りました。Upload By 発達ナビ編集部参考:「こまった課」公式サイト | デジタル・アド・サービス――さまざまな専門家の意見も取り入れて、ゲームをつくっていったと伺いました。その過程での印象に残っているエピソードはありますか?竹内:先ほどもお話ししたように、制作当初は、単純に住人さんが誰なのかを当てるというゲームでした。でも、臨床発達心理士さんに相談したときに、「せっかく当てたなら、その方のお困りを解決してあげたい、役に立ってあげたい」と言われたことがきっかけで、ゲームをさらにアップデートして「ヒントカード」もつくることになりました。こうして、困りごとの解決というゴールまでができたのです。藤井:今回のゲームの制作過程だけでなく、障害福祉全般にかかわる方々と話していて普段から感じていたことなのですが、障害福祉の仕事と私たちの仕事と、プロセスが似ていると思ったことがあります。デザインの仕事は、たくさん情報を集めて分析して、伝えたい人に伝わるようにしぼったものをつくり、さらに相手にちゃんと伝わったかを繰り返し検証していきます。障害福祉の現場の職員さんも、支援する方に常に接して、その人の情報を少しずつ集めて、その方ができることが増えたり、心地よく過ごせたりするためにはどういうことが必要なのかと、常に情報を集めて分析しています。この情報収集と分析、検証していくプロセスが似ていると思ったんですよね。広い意味で同じ「デザイナー」なんだな、ということを感じました。竹内:支援の現場では、利用者の方が「これが課題ですから、こう解決してください」とおっしゃることは少ないと思います。その状況で、仮説を立てて試して、違っていたら調整して、また仮説を立て直して…というプロセスなんですよね。――なるほど。言われてみるとそうですね。竹内:もう一つ、嬉しかったエピソードとしては、支援職のみなさんが協力的で、実際に喜んで遊んでみてくださったこと。職員研修や地域の人とも遊んでみたい、といった声もいただきました。ゲームの内容からさらに、ゲームを使って展開できるアクションについて、ポジティブに考えてくださったことが、つくる過程での励みにもなりました。Upload By 発達ナビ編集部広い意味での他者理解ができるワークショップにも活用してほしい――カードゲームは発売中とのことですが、今後どのような展開で広めていきたいですか?竹内:場面カードには学校のシーンもあるので、子どもたちにも遊んでみてほしいし、ゲームを使ってのワークショップを展開していけたらいいですね。このゲームは、障害理解はもちろんですが、広い定義での「他者理解」ができるものだと思っています。「○○障害」と障害名がついている場合だけでなく、ものの感じ方・考え方は人によってさまざまであることを知るゲームでもあります。そういう意味で、チームビルディングの場でも活用できると思います。多様な人がいると知ったうえで生活する、働いていくことを、今までより想像力をもって受け入れながら生きていけるような、「こまった課?」のプレイと組み合わせたワークショップを提供していきたいです。――社員研修にもよさそうですよね、知って想像して、お互いに優しくなれる…といいですね。竹内:困らないようにすることも大事ですが、困っているときに「困っている」と言えて、お互い助け合える、そういう状況がいいですよね。多様な人との安心できるつながりがあることは、街で生活していても、働いていても大切なことだと思っています。「こまった課?」が、そうしたことについて考えるきっかけになれたらうれしいです。――今後の展開も、楽しみにしています。今日はありがとうございました。文/関川香織撮影/鈴木江実子企画・開発・制作・デザイン:デジタル・アド・サービス共同開発・監修:社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会 障害者支援施設ひだまりの里きよせ、一社団法人ぽろんのいえ 代表理事 富樫京子(臨床発達心理士SV・特別支援教育士)イラスト:スケラッコUpload By 発達ナビ編集部
2021年12月26日夏休みになると、自由研究の課題などで何を作るか悩むママとお子さんもいると思います。手先を動かしクリエイティビティを伸ばしてくれる工作。工作は雨の日の暇つぶしにも、お子さんとの絆作りにも役立ちます! そこで、子どもとできる工作アイディアをま…
今も昔も子供の習い事として人気の水泳。体を鍛えらたり、水遊びの時に泳げると安心だったりなどの理由のほか、学校の授業の対策として通っている人も多いようです。そこで、水泳教室に通うメリットや水泳に関する注意点など、子どもの水泳教室についてまと…
大学入学時など、奨学金の存在はとてもありがたいですが、卒業後の返済はなかなか負担がかかるもの。賃金が増えにくい今のご時世、滞納やトラブルになってしまったというケースが多々見られています。わが子が将来利用するかもしれない奨学金制度。返済方法…
子どもができると、家計の中で大きなウェイトを占めるようになる学費。子どもが生まれてから大人になるまで、進路によっては数千万円かかると言われています。これだけの大金ですから、早いうちに計画的に準備しておきたいですよね。そこで、子どもの学費の…