スマホゲームは、女子にも人気。今回はその中から、人気ゲームのひとつ「文豪とアルケミスト」の魅力に迫ります。異世界に転生した文豪たちが、本の世界を内部から壊そうとする侵蝕者たちと戦う「文豪とアルケミスト」。実在した文豪を起用しているだけでなく、白樺派のメンバーを揃えると特殊会話が発生するなど、彼らが実際に生きた時代の関係性をゲームで再現。しかも、実際に仲が良かったり険悪だったりライバルだったりといった関係性をにおわせる作品や書簡が現代に残されていることもあり、ファンのときめきと探究心は止まらず、文学史にも興味を持つ層も増えている。一方、文豪たちの記念館やゆかりの地を訪れる聖地巡礼もファンの間で人気。「実は、DMM.comはもともと石川県の企業なので、石川県金沢市とは何かと縁が深いんです。今年3月には金沢市とタイアップして、ご当地出身の3人の文豪の記念館を巡るスタンプラリーを展開しました。このイベントが金沢に行くきっかけになったという声もいただいて、うれしいですね」(DMM GAMESエグゼクティブプロデューサー・花澤雄太さん)コラボがもたらした奇跡。掛け替えカバーで売り上げ激増。2017 年10 月から実施された新潮社とのコラボで、ゲームに登場する文豪たちがそれぞれの文庫のカバーを飾るという企画。この特別限定カバーは川端康成、太宰治、芥川龍之介、坂口安吾、島崎藤村、萩原朔太郎の6作品のみだったが、ゲームバージョンのカバーに掛け替えたことで、売り上げが大幅にアップ。萩原朔太郎の詩集に至っては、およそ1年間で売り上げる部数をわずか1か月で達成してしまうほどの人気だったそう。「古典的な名作は長い時間をかけて売れるもので、短期間で一気に売れるものではないんです。これは明らかにコラボのおかげといえると思います」(新潮社文庫編集部・佐々木悠さん)カバーそでにキャラクタープロフィールが掲載されたのもファンにはうれしかったよう。ゲームに登場する萩原朔太郎とは…『月に吠える』『青猫』などの代表作を持つ日本近代詩の父。ゲームでは、人見知りだけどひとりになるのは嫌いなめんどくさいキャラクター。身なりに頓着しないので、寝癖で髪のあちこちが跳ねたままになっている。タイミングの奇跡。太宰治の失われた生原稿が発見。紛失していた『斜陽』の直筆の原稿が発見され、新潮社に持ち込まれたのは昨年のこと。ちょうどその頃『「文豪とアルケミスト」文学全集』の編集中だったこともあり、原稿は全集に掲載されることに。生原稿は出版と同時期に開催された「文豪たちと新潮社」展でも展示された。「生原稿だから、何回か表現を直しているのが見えるんです。本は現在形の文章だけれど、最初の原稿段階では過去形で書いていたと知った時は感動しました」と、佐々木さん。展示会には文学愛好家に交じり、ゲームのファンとみられる女子中高生も多数訪れ、ガラス越しの生原稿に息を呑んでいたとか。「編集者として、若い子が夢中で展示を見ている姿は、励みになりました!」気合が生んだ奇跡!? 熱意に駆られて、社内プレゼン!「もともとゲーム会社と出版社のどちらに就職するか悩んだほどのゲーム好き。『文豪とアルケミスト』は、やり始めてすぐハマりました」と語る佐々木さん。彼女の熱意がコラボに消極的だった上司の心を動かした。そのきっかけとなったのは、あの文豪。「実際にゲーム画面を見せながら社内でプレゼンしていたら、ずっと欲しかった最高レア度の芥川龍之介を入手してしまったんです!ゲットした瞬間は興奮して、つい上司の前なのに絶叫しました。でもおかげで、このゲームを楽しむ女の子たちの勢いや情熱が、ゲームに疎い上司にも一瞬で伝わったようです。絶叫するほど面白いのかって(笑)。今、新潮社で『文豪とアルケミスト』のコラボができているのは芥川先生のおかげです!」ゲームに登場する芥川龍之介とは…『羅生門』『地獄変』『藪の中』など数々の名作を残す。ゲームでは、一見ドライな顔をしているが、天然なところがある人物として描かれている。もっとも入手するのが難しい、レア度の高いキャラクターのひとりとして知られる。※『anan』2018年8月8日号より。取材、文・尹 秀姫
2018年08月07日実在の日本の文豪や彼らの作品を、キャラクター化したマンガやゲームが巷で人気。そんな文豪たちの人となりや、作品の魅力を、友情というフィルターを介して浮かび上がらせた『文豪たちの友情』の著者が、石井千湖さんだ。取り上げた文豪たちの個人全集を、索引や月報にまで目を通し、自伝、随筆、書簡、日記、評伝などあまたの関連書籍も参考に。そこから掘り起こした文豪たちの友情のまぶしいこと。わくわくするような文学エッセイであり、日本の近代文学へのよきガイドにもなっている。「文豪たちの生涯について、あるいは、文学史的には有名な、谷崎潤一郎と佐藤春夫の細君譲渡事件、太宰治が芥川賞に執着した話など、入門書に載っているくらいの情報は知っていましたが、もとになった文献に当たると、実はもっと複雑で…。一行情報ではわからないことがあるなと、あらためて思いましたね」芥川龍之介と菊池寛、太宰治と坂口安吾など、13組の文豪たちの出会いから別れまでがまとめられている。「彼らの関係を履歴書的に整理しつつ、バカバカしくも人間味がある小さなエピソードが好きなので、それは入れるように意識しました」たとえば、文豪の中でも抜きんでて交友関係の広かった佐藤春夫が、芥川龍之介に脱ぎたての猿又(パンツ)を借りた話や、借金魔の石川啄木が、世話を焼いてくれた金田一京助の毛生え薬の秘密を小説に書いてしまい、ケンカした話。微笑ましい、文豪たちの知られざる一面だ。「書いていると、ダメ人間と思っていた作家も、みな好きになりましたね(笑)。とにかく一生懸命生きていたんだなとわかりました」それにしても、文豪たちの友情はなぜこんなに面白いのか。「距離感がおかしいんですよ。ライバルでもあるから互いに意識もするけれど、スポーツのライバル関係とも違う。一般的な友人関係よりずっとぶっちゃけ合っている。仲良くなるきっかけが、だいたい、“互いの作品を認め合った”ことなんですね。自分が好きで書いたものに共感して、『いいね!』と言ってくれた人はやっぱり特別なんだな、と。互いの文学の趣味も似ていることが多く、彼らにとって友と語り合うことはとても幸せだったでしょうね」いしい・ちこ1973年、佐賀県生まれ。早稲田大学卒業後、書店員を経て、書評家、ライターとして活躍。共著に『世界の8大文学賞』『きっとあなたは、あの本が好き。』(共に立東舎)がある。文豪たちの仲睦まじい姿をイラストにしたのは鈴木次郎さんとミキワカコさん。各章に付いているミニ人物相関図も関係性を理解する一助に。立東舎1500円※『anan』2018年6月6日号より。写真・土佐麻理子(石井さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年05月30日舞台『文豪ストレイドッグス』の公開ゲネプロが22日、KAAT 神奈川芸術劇場で行われ、鳥越裕貴、多和田秀弥、輝馬、橋本祥平、植田圭輔が取材に応じた。同作は原作・朝霧カフカ、作画・春河35による同名人気漫画を舞台化。劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁が演出を務める。太宰治、芥川龍之介、中島敦といった文豪がキャラクター化され、異能力を用いて戦う。プロジェクションマッピングや布を大胆に使い、演者の身体能力を生かした演出で物語を盛り上げた。座長を務めた鳥越は、メンバーについて「ボケが多いんですよ。ツッコミの人間としては、稽古中ずっとつっこんでる」と苦笑。植田も「(主役で)一番しんどいのにな。女性陣も変わった方ばっかりで……」と同意すると、全員が「ありがとうございます」と頭を下げ、鳥越は「ほんまに思ってるのか?」と疑っていた。またそれぞれの役について、多和田は「登場人物それぞれからいろんな思いを受けているので、そのモテモテ具合を見てください」と自信を見せる。植田は「新しいジャンル、"チビかっこいい"というのを世間に広めようかなと。ぜひ広めていきたいです、"チビかっこいい"」と意気込み、「2回言うということは、使って欲しいということです」と念を押して周囲を笑わせた。作品にちなんで"欲しい能力"を聞かれると、鳥越は「"滑り知らず"が欲しいですね」と答え、橋本も「俺、"100笑い"が欲しい!」と笑いを欲しがっている様子。輝馬は「台本を1回見ただけで覚えられる能力が欲しい。けっこう、苦労する部分だからね」と役者らしく答え、多和田は「ふだん、眠くなりやすい人なので、眠気が吹っ飛ぶみたいな技が欲しい」と希望の能力を答えた。最後に植田が「僕はみんなが好きなので、みんなが幸せになれる能力がいい」と好感度を上げる発言をすると、4人は「うわ〜!!」と非難。鳥越は「こういうやつ! "チビかっこいい"はNGでお願いします!」と頼むなど、和気藹々とした雰囲気を見せていた。横浜公演はKAAT 神奈川芸術劇場にて22日〜24日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2018年1月12日〜13日、東京公演はAiiA 2.5 TheaterTOkyoにて1月31日〜2月4日。千秋楽は全国の映画館でライブビューイングを予定している。
2017年12月22日2016年にTV アニメが2 クールにわたって放送され、大ブレイクした『文豪ストレイドッグス』。今後さらに盛り上がること間違いなし、の『文スト』。未見の人も楽しめる、魅力をたっぷりとご紹介!実在した文豪の逸話が、元ネタになっている。登場人物のほとんどは文豪の名前を持ち、文豪の作品にまつわる“異能力”を持つ。例えば国木田独歩は、手帳に書いた言葉を実現化するという異能力を持っているのだが、これは国木田が「事実を美化せず、そのままに表す」という自然主義文学の先駆者だったことにヒントを得ている。また第13話で太宰が旧友の織田作之助、坂口安吾とバー『ルパン』で酒を飲み交わすシーンがあり、これも実話のオマージュ。文学的側面からも楽しめる作品だ。リアルな横浜で魅せるアクション。物語の舞台は〈ヨコハマ〉。これはもちろん、神奈川県の県庁所在地・横浜がモデルだ。敦たちが所属する〈武装探偵社〉と、芥川らの〈ポートマフィア〉、そして第2シーズンでは、北米の異能力集団である組合(ギルド)も加わり、3社がヨコハマの地で戦火を交えた。美しい作画で描かれる現代の横浜の街並みを模した空間は、とてもリアル。そこで繰り広げられる激しいアクションシーンから、目が離せない!ロケ地巡りをするファンも多数。原作者である朝霧カフカ、春河35全面協力による、完全新作ストーリーとして、劇場アニメが来年3月3日(土)より公開!メインキャストはもちろん、監督・五十嵐卓哉、脚本・榎戸洋司、音響監督・若林和弘ら、TVアニメのスタッフが再集合。今度はいったい、どんな戦いやミステリーが綴られる?(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会(C)2018 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグスDA製作委員会※『anan』2017年12月6日号より。取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2017年12月03日大理石を使った「福の湯」と古代檜で作った「檜の湯」都内で第一号に認定された天然温泉は、美肌に効果のある茶褐色の重炭酸ソーダ泉。湯船に浸かるとお湯が肌を包み込み、瞬時にスベスベ感を実感できます。大理石造りの「福の湯」は洗い場が木で趣深く、「檜の湯」の湯船は樹齢2,000年の檜の無垢材を厳選し漆を丹念に塗り重ねた古代檜漆塗り。どちらも豊かな木の感触に包まれて、ゆったりとキレイになれる時間を過ごせます。日替わりなので、宿泊すれば夜と朝で2つのお湯を楽しめる嬉しさも。脱衣所には、髪を乾かすだけでなく体にも使えるという、こだわりの復元ドライヤーもあり、温泉と併せて美をチャージできます。明治時代の空気そのままに感じられる「舞姫の間」色づく樹々やゆったりと泳ぐ鯉が望める日本家屋は、かつて森鷗外が暮らし他場所。その日本間では名作「舞姫」が生まれています。本格的な京料理を楽しむなら、当時の梁をそのまま活かした土蔵造りの「蔵」、文学サロンの風情が残る「於母影」で。月曜と水曜のランチタイムなら鷗外懐石とプレミアム鷗外懐石を、どちらも室料無料でいただけます。目を楽しませる四季折々の美しい器に盛られて運ばれる美味を堪能していると、いつの間にか日常を忘れて、明治時代にトリップしている自分に気づくかも。※動画内メニューのビーフシチューは期間限定のため終了いたしました。ご了承ください。店舗情報店名:水月ホテル鷗外荘TEL・予約:0120-266-266住所:東京都台東区池之端3丁目3−3−21アクセス:東京メトロ千代田線根津駅 不忍池方面口から5分京成上野駅 公園口から徒歩7分JR上野駅 公園口・不忍口から徒歩12分営業時間:11:00~22:30定休日:なし価格帯:日帰り入浴 1,650円宿泊 30,000〜50,000円
2016年12月10日時を超えて癒してくれる歴史ある温泉JR上野駅や東京メトロ根津駅からほど近い場所にある水月ホテル鷗外荘。森鷗外が数々の名作を執筆した旧邸がそのまま残る、この場所では、そこだけ静かな時間が流れていて、疲れた心を包み込んでくれます。ここの温泉は都内第一号の天然温泉であり、湯船に入った瞬間に肌をふんわり包み込み、まるで体全体をお湯がコーティングするかのよう。黒湯と言っても、すくい上げると透明感の感じられる優しい色味で、お湯あがりのお肌はツルツルスベスベ、体の芯からポカポカと温まり、その温もりが長時間続きます。日帰り温泉は1,650円。「舞姫」が執筆された旧居でいただく美味懐石四季折々の情緒が楽しめるお庭は、散策するもよし、ぼーっとするもよし。明治の残り香を感じられる広間では、お見合いや結納がかわされることも多いとか。広間だけでなく、「蔵」や「於母影」でのお食事なら、ぜひ鷗外懐石(6,000円、サ・税別)を。東京マイスターである総料理長大河原実氏の懐石は、彩り豊かで個性的な器もかわいいので、目も舌も大満足。鷗外懐石を頼めば、入浴が無料になるサービスもあります。上野不忍池や谷根千などの歴史散歩のついでに、ふらりと立ち寄れば、当時の空気を堪能できること間違いなしです。店舗情報店名:水月ホテル鷗外荘TEL・予約:0120-266-266住所:東京都台東区池之端3丁目3−3−21アクセス:東京メトロ千代田線根津駅 不忍池方面口から5分京成上野駅 公園口から徒歩7分JR上野駅 公園口・不忍口から徒歩12分営業時間:11:00~22:30定休日:なし価格帯:日帰り入浴 1,650円宿泊 30,000〜50,000円
2016年12月09日『ヤングエース』にて連載中の『文豪ストレイドッグス』が2016年4月6日よりTVアニメ化されるのを記念して、「Yahoo!検索きせかえテーマ」に登場した。スマートフォン版Yahoo! JAPANで『文豪ストレイドッグス』と検索すると、検索結果画面の背景や検索ボタンなどデザイン一式が『文豪ストレイドッグス』になった画面を表示。「きせかえる」のテキストリンクをタップすると設定された状態となり、常に『文豪ストレイドッグス』デザインのYahoo!検索結果画面を使用できる(無料)。また、きせかえテーマ内のバナーからコミックス『文豪ストレイドッグス』特設サイトに飛ぶと、コミックスのプロモーション動画や最新情報をチェックすることもできる。『文豪ストレイドッグス』(原作:朝霧カフカ、漫画:春河35)は、現代横浜を舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった実在の文豪がモデルのキャラクターたちが異能力を用いて活躍するアクションバトル漫画。コミックスは現在第9巻まで発売中で、TVアニメは2016年4月6日よりTOKYO MXほかにて放送開始となる。
2016年03月31日2016年4月より放送開始予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』より、梶井基次郎(cv. 羽多野渉)、樋口一葉(cv. 瀬戸麻沙美)、泉鏡花(cv. 諸星すみれ)のキャラクターアニメ立ち絵ビジュアルが公開された。○TVアニメ『文豪ストレイドッグス』登場キャラクター紹介■梶井基次郎 (cv. 羽多野渉) 能力名:檸檬爆弾(レモネード)ポート・マフィアの構成員。丸善ビル爆破事件で指名手配されている爆弾魔。「死」を「究極の科学」と豪語する狂科学者である。■樋口一葉 (cv. 瀬戸麻沙美)利発で、パンツスタイルの美しい女性。ポート・マフィアの首領直轄の遊撃隊に属し、武闘組織「黒蜥蜴」を動かす権限を持つ。上司である芥川を「先輩」と呼び、慕っている。■泉鏡花 (cv. 諸星すみれ) 能力名:夜叉白雪おとなしい和装の少女。だが、その正体はポート・マフィアの構成員。殺戮の異能を持ち、組織に拾われて暗殺者として育てられた。なお、12月25日には中原中也のビジュアルが公開予定となっている。○「Anime Japan 2016」内にて『文豪ストレイドッグス』のスペシャルステージが決定2016年3月26日(土)、27日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「Anime Japan 2016」のイベント会場内にて、『文豪ストレイドッグス』のステージイベントが決定。開催日は27日(日)で、中島敦役の上村祐翔や太宰治役の宮野真守らが出演予定となっている。ステージ観覧などの詳細は、「AnimeJapan2016」公式サイトをチェックしてほしい。○『文豪ストレイドッグス』×「FITS」のコラボフレグランスが12月22日より世界最速先行受注開始『文豪ストレイドッグス』×「FITS」の完全限定生産コラボフレグランスが12月22日(火)よりAmazonにて世界最速受注を開始しているので、こちらも注目しておきたい。■コラボフレグランス第1弾「中島敦」フレッシュなグリーンアップルとペア、キウイがみずみずしく、ミドルの花々が広がる華やかで柔らかいフルーティー調の香り。それと同時に中島敦のようなしっかりとした骨格も併せ持ち、お人好しで優しくも、意志を感じる一面を表現した香り。■コラボフレグランス第1弾「太宰治」アップルやレモンがはじけ、トップノートからは明るい印象を受けるが、次第に落ち着きある甘さが広がり、ラストの印象を残したままいつの間にか消えている。太宰治のようなつかみどころのないミステリアスな一面を表現した香り。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年12月22日2016年放送予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』だが、その放送開始が2016年4月に決定! さらに与謝野晶子(cv. 嶋村侑)、谷崎ナオミ(cv. 小見川千明)、福沢諭吉(cv. 小山力也)のキャラクターアニメ立ち絵ビジュアルが公開された。○TVアニメ『文豪ストレイドッグス』登場キャラクター紹介■与謝野晶子 (cv. 嶋村侑) 能力名:君死給勿異能力集団「武装探偵社」の一員でボブヘアーがモダンな女傑。荒事ばかりの探偵社に無くてはならない優秀な専属医だが、社員は皆、その手に掛かることを恐れている。彼女の前で女性を軽んじた前時代的な発言をすることはお勧めしない。■谷崎ナオミ (cv. 小見川千明)長い黒髪をたなびかせた、セーラー服の美しい少女。■福沢諭吉 (cv. 小山力也) 能力名:人上人不造ならず者どもを束ねる、「武装探偵社」の社長。なかなか表に出てくることはないが、ここぞというときには昂然と指揮をとる。威厳ある人格者で、不真面目な乱歩も諭吉の命令とあれば腰を上げるようだ。なお、今後12月22日に梶井基次郎、樋口一葉、泉鏡花、12月25日に中原中也のビジュアルなどが公開される予定となっている。また、『文豪ストレイドッグス』と「FITS」のフレグランスコラボレーション企画も進行中となっているので、あわせてチェックしておきたい。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年12月17日2016年より放送開始予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』より、国木田独歩(cv. 細谷佳正)、江戸川乱歩(cv. 神谷浩史)、谷崎潤一郎(cv. 豊永利行)、宮沢賢治(cv. 花倉洸幸)のキャラクターアニメ立ち絵ビジュアルが公開された。○TVアニメ『文豪ストレイドッグス』登場キャラクター紹介■国木田独歩 (cv. 細谷佳正) 能力名:独歩吟客異能力集団「武装探偵社」の一員。表紙に「理想」としたためた手帳を携行し、そこに記した内容を人生の道標としている。四角四面な堅物でスケジュールが狂うことを何よりも厭うが、自由人の太宰を相棒とするため苦労が絶えない。■江戸川乱歩 (cv. 神谷浩史) 能力名:超推理異能力集団「武装探偵社」の一員で名探偵。同僚たちからも一目置かれる鋭い観察眼を持ち、警察から依頼された難事件を解決に導いている名探偵。自信家で、ふてぶてしく子供っぽい言動が目立つ。座右の銘は「僕がよければすべてよし」。■谷崎潤一郎 (cv. 豊永利行)前髪をピンで留め、ダボダボのシャツを着た軟派そうな青年。■宮沢賢治 (cv. 花倉洸幸) 能力名:雨ニモマケズ異能力集団「武装探偵社」の一員。社長のスカウトを受けるまで、電気も通っていない田舎で暮らしていた。疑うことを知らず、どんな相手とも話せば分かり合えると考えている。街の"さまざまな人"から「賢ちゃん」と呼ばれ交友が広い。TVアニメ『文豪ストレイドッグス』は2016年放送予定。そのほか詳細は公式サイトをチェックしてほしい。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年11月30日2016年より放送開始予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』。そのアニメPV第1弾が公式サイトにて公開された。『文豪ストレイドッグス』は、「ヤングエース」(KADOKAWA刊)の人気連載を原作とするTVアニメで、『桜蘭高校ホスト部』『STAR DRIVER 輝きのタクト』を手掛けた監督・五十嵐卓哉×脚本・榎戸洋司のコンビによるアニメ化が決定しており、11月7日(土)・8日(日)に開催される『アニメイトガールズフェスティバル2015 (AGF2015)』では、ブース出展が行われている。○TVアニメ「文豪ストレイドッグス」PV第1弾(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年11月08日2016年より放送開始予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』。そのアニメPV第1弾が、2015年11月7日(土)の18時~20時に、アニメイト池袋本店正面モニターにて独占最速公開されることが決定した。『文豪ストレイドッグス』は、「ヤングエース」(KADOKAWA刊)の人気連載を原作とするTVアニメで、『桜蘭高校ホスト部』『STAR DRIVER 輝きのタクト』を手掛けた監督・五十嵐卓哉×脚本・榎戸洋司のコンビによるアニメ化が決定しており、11月7日(土)・8日(日)に開催される『アニメイトガールズフェスティバル2015 (AGF2015)』では、ブース出展が行われる。なお、アニメPV第1弾の公式サイトでの公開は2015年11月8日(日)0時からが予定されている。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年11月02日累計発行部数が170万部を突破した人気漫画『文豪ストレイドッグス』(原作:朝霧カフカ、作画:春河35)が、アニメ化されることが明らかになった。本作は、中島敦や太宰治、芥川龍之介ら実在した文豪たちがキャラクター化して異能力による戦いを繰り広げるバトルアクション漫画で、漫画誌『ヤングエース』(KADOKAWA)で連載中。太宰治であれば、あらゆる能力を無効化する「人間失格」というように、それぞれの作家の代表作を必殺技名として採用するなど、史実をモチーフにした設定も話題を呼んでいる。今回、アニメ化を記念して、作画の春河35氏が、作中に登場する中島敦と太宰治のイラストを描き下ろした。漫画では、孤児院を追われた青年・中島敦が、自殺志願の男・太宰治を助けたことをきっかけに、異能力集団「武装探偵社」に所属。やがて、敦の能力が明らかになり、マフィアの芥川龍之介や、北米の異能力集団・ギルドとの対決が激化していく。アニメ化を担当するのは、個性的なイケメンたちの掛け合いが魅力の『桜蘭高校ホスト部』で高い評価を獲得した五十嵐卓哉監督、脚本・榎戸洋司氏、アニメーション制作・ボンズらによる布陣。三者は『STAR DRIVER 輝きのタクト』、『キャプテン・アース』でも再びタッグを組み、少年・少女たちによる青春群像劇とロボットによる迫力のバトルが好評を博していた。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年08月21日東京・神楽坂で「文豪達が愛した街。神楽坂×文京~ BUNGOマツリ」が開催される。期間は10月12日から10月19日まで。この催しは夏目漱石や森鴎外など数々の文豪に愛された神楽坂、および文京区に関する魅力を再発見するためのもの。期間中には神楽坂の地蔵通り商店街で、毎日18時より大小244基の灯篭によるイルミネーションを展開。その他、神楽坂を中心に様々なイベントが催される。中でも注目なのが、12日の午後に神楽坂の赤城神社で行われるイベントだ。境内では「和スイーツ大試食会」と題して、文京区にある様々な和菓子屋がお店を出店。「コパン」や「梅花亭」、「神楽坂菓寮」といった名店の和菓子が無料でふるまわれる他、お茶のお点前体験に参加出来る。神楽殿でも神楽坂ゆかりの人物を集め、詩吟や漫談などのステージイベントを開催。一方、神楽坂では「文豪仮装パレード」が催され、作品の登場人物に扮した人たちが坂を練り歩く。人力車で移動する文豪の姿などに、当時の神楽坂の様子を垣間見ることが出来そうだ。また、14日から17日にかけては、文京区の各所で「文豪が愛したまち体験」を開催。“夭折の作家一葉・啄木ゆかりの“文人の街”本郷を行く”など毎日1コース、計4コースの街歩きで、文豪が愛した店や旧居、作品に登場したスポットなどを巡ることが出来る。申込期間は10月10日までで、参加費は無料。最終日となる19日には区内19箇所の会場で、「神楽坂・文京 商店街スポーツラリー」が行われる予定。かつては野球選手だった正岡子規や、サッカーを愛した太宰治など、文豪が愛したスポーツにちなんだアトラクションが催される。スポーツの秋にちなんで身体を動かしたいなら、元日本代表の北澤豪によるサッカー教室や、狂言師の和泉元彌による狂言教室など、文京シビックセンターで行われる参加型イベントに挑戦するのもいいだろう。イベントに先駆けて1日には、「神楽坂・文京 リアル宝探し 文京神楽財宝伝 ー 文豪郷に隠された謎 ー 」がスタート。商店街の各店舗で配布される宝の地図を元に宝箱を見つけると、抽選で商品がプレゼントされる。その他、期間中に商店街で買い物をした人には、文豪ブックカバーや、街の魅力を描いた漫画『BUNGOマツリ小冊子』が配布される予定。
2014年10月08日「文豪」といえば皆さん誰を思い浮かべるでしょうか。文豪というと、小説家の中でも風格と実績を併せ持つ一部の人がそう呼ばれますね。今回は、文豪にまつわる面白いエピソードをまとめてみました。■えっ? スパイだったの?イギリスの作家、サマセット・モームといえば『人間の絆』『月と六ペンス』などの作品で知られています。このサマセット・モームは、実はイギリスの対外情報機関に所属し、諜報部員として活動していたことがあったのです。イギリスのスパイといえば、ジェームズ・ボンドが有名ですが、もちろんこれは架空の存在。文豪がスパイもやっていたなんて、まさに「事実は小説よりも奇なり」です。■豪快に飲食、豪快に遊んで、執筆も絶好調!オノレ・ド・バルザックは、サマセット・モームに「天才と呼ぶにふさわしい」と称賛されたフランスの文豪です。が、ちょっとエキセントリックな人でもありました。まず名前に「ド」と入っていますが、これは貴族っぽく見せるための自称です。バルザックはとにかく大食いでした。ご馳走をたらふく食べるのが大好きな人で、その一方、執筆中はとにかくコーヒーをがぶがぶ飲みました。晩年に失明しますが、その原因は糖尿病ではないかと推測されています。また女性関係も華やかで多くの貴族の女性と浮き名を流しました。とにかくよく働き、よく遊ぶ豪快な文豪だったのです。事業にも乗り出すエネルギーも持っていましたが、こちらはうまくいかず、バルザックの死後も莫大な借金が残りました。■底知れぬ勇気の持ち主近代ロシア文学に多大な功績のある文豪アレクサンドル・プーシキンは決闘の傷がもとで亡くなっています。プーシキンは生涯に何度も決闘を行っており、それだけでもどうかと思うのですが、よけもせずに先に相手にピストルを撃たせるということを平然と(しかも数度も)やってみせたというのです。有名な話ですが、ある友人とケンカになって決闘をすることになりました。プーシキンは撃たず、先に友人に撃たせます。ところが弾はそれてしまいました。プーシキンは笑いながら友人に近づき肩を抱きました。「君も撃て、オレを侮辱するのか」と気色ばむ友人にプーシキンは「僕のピストルは雪が詰まっちゃった」と笑って言ったというのです。■売れてる?これは有名な話です。『レ・ミゼラブル』で知られる文豪ヴィクトル・ユーゴーはこの作品が出版されたとき、海外旅行に出かけていました。本の売れ行きが心配だったので、出版社に「?」一文字の手紙を送ります。「売れてる?」ですね(笑)。出版社からは「!」一文字の返事が来ました。「バカ売れ!」の意味でした。上々の滑り出しだったレ・ミゼラブルは現在でも映画化されるような世界的な小説になったのです。■聞こえてるぞっ!明治時代の文豪、夏目漱石先生は晩年胃を悪くしていました。1910年(明治43年)には転地療養先の修善寺で大吐血し、人事不省に陥ります。(あとで漱石本人が聞いて驚いた)30分ほど意識が飛んだ後、漱石先生は意識が戻ります。耳元では(家族に分からないように)ドイツ語で医者二人が話していました。「(脈が)弱い」「子供に会わしたらどうだろう」といった会話だったそうです。しかし、残念なことに漱石先生はそれぐらいのドイツ語は分かる人だったのです。(漱石先生自身の後の述懐によれば)「私は子供などに会いたくありません」と目を急に開いて、できるだけ大きな声と明瞭な調子で言ったそうです(笑)。■妻には二番目に上等なものを……ウィリアム・シェイクスピアといえば、世界的な劇作家、偉大な文豪です。1616年に作成されたウィリアム・シェイクスピアの遺言状には「妻には二番目に上等なベッドを贈る」という有名な一節があります。なぜ一番じゃないのでしょうか(笑)。「夫婦仲が悪かったからだ」「一番上等なのは来客用だったからだ」など、いろんな考察があるようです。(高橋モータース@dcp)
2013年03月28日キャリー・マリガンが、英文豪トマス・ハーディの小説「遥か群衆を離れて」の映画化作品への出演交渉中のようだ。今年のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したデンマーク出身のマッツ・ミケルセンの主演作『The Hunt』(原題)を監督したトマス・ヴィンターベアも本作を手がけるための交渉中で、アン・ハサウェイ主演作『ワン・デイ 23年のラブストーリー』の脚本を担当したデヴィッド・ニコルズがトマスの同原作を脚色する。本作でキャリーは、3人の求婚者から1人を選ばなければならない主人公バスシーバ・エヴァディーンの役柄をオファーされているという。主人公・バスシーバに求婚するのは、若い羊飼いのガブリエル・オーク、兵士のトロイ軍曹、裕福な農夫のボールドウッドという3人のキャラクターだが、同3人のキャスティングはまだ未定だ。■関連作品:華麗なるギャツビー 2013年夏、全国にて2D/3Dで公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2012年09月27日「見つめられる淑女たち」、「告白する紳士たち」という2つのテーマのもと、日本映画界を牽引する若手俳優6名と文豪の恋愛短編小説が織りなすオムニバス映画『BUNGO~ささやかな欲望~』がこの秋、全国にて公開されることが決定した。先述の2つのテーマで各3話ずつ全6話の短編から構成される本作。「見つめられる淑女たち」の原作となるのは、宮沢賢治の名作「注文の多い料理店」、三浦哲郎の「乳房」、永井荷風「人妻」の3作。誰もが知る名作古典を冨永昌敬監督(『乱暴と待機』)が男女のラブストーリーにアレンジした『注文の多い料理店』では石原さとみと宮迫博之が共演。さらに、思春期の少年の悩みと夫を戦争にとられた人妻の悶々とした心情を描いた『乳房』には水崎綾女、永井荷風の傑作小説を熊切和嘉監督(『莫逆家族バクギャクファミーリア』)がちょっぴりセクシーなコメディタッチで蘇らせる『人妻』には谷村美月、『CATERPILLARキャタピラー』で手足を失った帰還兵を演じ高い評価を得た大西信満が出演する。一方、「告白する紳士たち」は天才芸術家・岡本太郎の実母、岡本かの子の隠れた名作を原作にした『鮨』、坂口安吾原作『握った手』、林芙美子原作『幸福の彼方』の3編から構成される。鮨屋の看板娘・ともよと常連の中年紳士・湊を主人公にした感動作『鮨』では、『アナザー』など話題作への出演が続く橋本愛とリリー・フランキーが異色の共演を果たす。「堕落論」で知られる坂口安吾が“ある革命”のてん末を描いた悲喜劇『握った手』でメガホンを握ったのは『苦役列車』の山下敦弘監督。山田孝之と成海璃子を迎え、恋に奥手な男子大学生の一世一代の“革命”をユーモアを交えて描く。『シグナル~月曜日のルカ~』で新進女優・三根梓を見出した谷口正晃監督が手がける『幸福の彼方』は、女性の生き方や夫婦のあり方を問う感動作。同作では波瑠(『グッドカミング ~トオルとネコ、たまに猫~』)と三浦貴大(『大奥[右衛門佐・綱吉篇]』)と話題作への出演が相次ぐ2人が共演を果たす。何十年も前に発表されながら、色褪せることなく多くの人々に読まれ、愛され続ける文豪の名作。時代を超えて読み継がれる物語が、日本映画界を背負う若手俳優たちと監督たちとのコラボレーションにより、どのように生まれ変わるのか楽しみである。『BUNGO~ささやかな欲望~』は9月29日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:アナザーAnother 2012年8月4日より全国東宝系にて公開© 2012 映画『Another アナザー』製作委員会莫逆家族バクギャクファミーリア 2012年9月8日より全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会BUNGO~ささやかな欲望~ 2012年9月29日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「BUNGO ささやかな欲望」製作委員会その夜の侍 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「その夜の侍」製作委員会大奥[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年08月07日文豪ゲーテの名をヨーロッパ中に轟かせ、社会現象を巻き起こした小説「若きウェルテルの悩み」に秘められた切ないラブストーリー『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』の予告編がシネマカフェにいち早く到着した。ドイツが世界に誇る文豪、また詩人・劇作家・哲学者・政治家・法律家と、いくつもの顔を持ち“天才”と呼ばれたゲーテ。彼は若き頃、詩人になることを夢見るも、その才能は認められず、田舎町の裁判所で働いていた。そこで美しく聡明な女性シャルロッテと出会う。彼の文才を最初に発見し、くすぶっていた彼を力づけてくれるシャルロッテに、ゲーテはその全てを捧げ、2人は激しく惹かれていくのだが…。今回届いた映像の冒頭では、父親らしき人物に「作文ごっこか?」と罵られ、才能を全否定されてしまい、自堕落な生活を送る青年・ゲーテの浮かない、ぼんやりとした顔が映し出される。だが、一転、運命の相手・シャルロッテとの出会いを果たしてからのゲーテを演じるアレクサンダー・フェーリングの表情は瞬く間に晴れやかに。馬で草原を駆け、愛を囁く甘い時間。しかし、シャルロットの「時が来たわ」のひと言を境に、夢心地で愛し合っていた彼ら2人が置かれていた本当の境遇が明らかにされていき、ゲーテは彼女へのとめどない愛情を一冊の本にまとめ上げていく…。果たして、その結末とは!?才能豊かなイケメンが社会のしがらみをもろともせず、こんなにも愛してくれるなんて、まさに世の女性の憧れが凝縮されたような愛の形がここに。“草食系”男子という形容詞が蔓延する現代の日本男児には到底できぬ、ウルトラC級の恋愛アプローチがいたるところに散りばめられている。ぜひ、劇場でこの純正ラブロマンスに浸ってみては?『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』は10月29日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜 2010年10月29日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Senator Film Produktion GmbH / deutschfilm GmbH /Warner Bros. Entertainment GmbH / SevenPictures Film GmbH / Erfttal Film- und Fernsehproduktions GmbH & Co. KG / Goldkind Filmproduktion GmbH & Co. KG / herbX film Film- und Fernsehproduktion Gm
2011年07月22日「文豪を演る」というコンセプトの下、世界的にも評価の高い日本が生んだ近代文学の作家たちの短編小説を、旬の俳優陣で映像化した「BUNGO-日本文学シネマ-」がTBSおよびBS-TBSで放送される。記念すべき第1回で放送されるのは、昨年生誕100周年を迎え、著作が次々と映画化されている太宰治の短編作品「黄金風景」。主人公≒太宰を演じるのは、もの静かで落ち着いた佇まいながら、どこか心に引っかかる独特の存在感を放ち、映画にドラマにと話題作への出演が続く向井理。向井理が太宰と聞いて意外と見る向きもあるかもしれないが、短い時間の中で味のある太宰像が打ち出されており一見の価値あり!“文豪”を演じて、向井さんの胸に去来した思いは?放映開始を前に話を聞いた。何度も心中して、常に女性に依存して…など太宰に関しては一般的にもある種のイメージが付きまとうが、向井さんがこれまでに持っていた太宰のイメージは?「一度その人になりきった後で、その前に抱いていたイメージを思い出すのは…難しいですね(苦笑)。『走れメロス』や『人間失格』は以前に読んでいたんですが、当時で言う“イマドキな”文章で型破りなものを作る作家ですよね。いま読んでも決して古臭い感じがせず、“文豪”というイメージではなかったです。実際、この時代の人間でもう死んでいる作家ということを知らずに最初に読んだときは、つい最近の人のように思っていた記憶があります。人物については…語弊があるかもしれないけど、当時は太宰の中で自殺ブームですよね。彼自身、芥川龍之介を崇拝していたし、“世間”に憧れ、流されるようなところがあった。旧家の坊ちゃんに生まれたのに勘当されて、結婚して、愛人持って、それとはまた別の人と心中して…ってまあムチャクチャな人ですよね(笑)」。「黄金風景」は元々、新聞に発表された、5分くらいあれば読めてしまうような分量のごく短い小説。幼少時代のある女中の思い出と、大人になってから思わぬ形で再会し、狼狽と敗北感を感じる太宰の心情が綴られる。向井さんはどのようにこの作品における主人公・太宰に向き合い、作り上げていったのか?「まず、なるべくステレオタイプな太宰にならないようにということは考えました。決して、みんなが知っている太宰が本当の太宰とは限らない。特に、自分を主人公として書いている以上、自己分析をしている部分もあったと思うし。現場に入って何も考えずにやってみたらどうなるか?という思いもありました」。先ほどの太宰作品についての向井さんの見方ではないが、かなり現代的に感じられる描写や太宰の子供っぽい一面が強く押し出されている部分も見られるが…。「子供っぽいというのは、見方によっては人間らしく着飾らずに感情を出した部分と言えると思います。そこに惹かれる人は少なからずいたでしょうね。かっこ悪いのがかっこいい…全部さらけ出す人だから魅力的なのかとも思います」。女中の消息を人づてに聞いた太宰の口をついて出たのは「幸福か?」というひと言。そして、彼女と家族の姿を遠くから見つめながら清々しいまでの敗北感を抱く。こうした太宰の感情に対し、向井さんなりに理解は?と尋ねると「それほどまでに初恋を引きずっていた、という部分は分かる気がします」との答えが。やはり彼が抱いていたのは恋心なのだろうか?「はっきりと文字でそう書かれてはいませんが、そうだと思います。逆に、書いてしまえば薄っぺらいものになってしまう。僕も最初に読んだときはそう感じなかったんですが、実際にセリフを口にして、演じていく中でそう(=初恋)だったんだと分かってきましたね。太宰自身、書きながら自己分析をする中で理解したのかもしれませんね」。演技をふり返る中で、向井さんの口から何度となく出てきたのが「誰にも見られていないという意識で演じる」という言葉。向井さんにとって“演じる”とはどういうことなのか?「演じるとは何か?難しいですね…(苦笑)。役者をやるということはそこに尽きるんですが。あえて言うなら“リアリティをやる”ということでしょうか。時にぼそぼそと喋ったり、背中で語ったり。自分じゃない誰かを表現するには、その人になりきらなきゃいけない。その意味で、リアリティということを大切にしています」。その言葉通り、どの作品においても向井さんは役柄そのものになりきっており、登場人物の性格がそのまま向井さんに当てはまるように思えることも!では、実際の向井さんはどんな人物?「それは秘密です(笑)。僕の中では俳優の個性ってどうでもいい部分なんです。というのは作品において、アーティストは監督であって、僕自身はアーティストではなく、作品の中でどう立ち回れるかが重要なんですね。監督がいて、カメラさんがいてメイクさんがいて…という中で僕はそのうちの一人。だからこそ、僕自身は“個性”を持ち込みたくないという気持ちが強いです」。そう言われるとなおさら“素”の向井さんが気になるが…。一度社会に出てから役者の道を志すなど、そうした異色の経歴も含め周囲は想像をかき立てるが…。「先ほどの太宰の話と同じですよ。みんなが知っているその人が本当のその人とは限らない(笑)。“どう思われるか?”に合わせるつもりはありません。いまの時点で言えるのは、お芝居を中心に生きていきたいということ。周囲は変わっていくものかもしれませんが、僕自身は変わらず、自然体でやっていけたらと思います」。静かに笑みを浮かべながらも凛とした口調が印象的だった。© 日本文学シネマ製作委員会「黄金風景」優香インタビュー coming soon「魔術」塚本高史インタビュー coming soon「檸檬」佐藤隆太インタビュー coming soon「Bungo-日本文学シネマ-」<TBS>2月15日(月)25:44〜26:14「黄金風景」(太宰治)2月16日(火)25:09〜25:39「魔術」(芥川龍之介)2月17日(水)25:14〜25:44「檸檬」(梶井基次郎)2月22日(月)25:44〜26:14「冨美子の足」(谷崎潤一郎)2月23日(火)25:09〜25:39「高瀬舟」(森鴎外)2月24日(水)25:14〜25:44「グッド・バイ」(太宰治)<BS-TBS>2月20日(土)より毎週土曜放送/全6話・各話30分予定公式サイト:■関連作品:BECKベック 2010年秋、全国公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:向井理、成宮寛貴らが文豪に変身?ドラマ「Bungo」主題歌はいきものがかりに決定水嶋ヒロ&佐藤健がギターをかき鳴らし向井理は半裸金髪でベース!『BECK』最新映像三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『BECK』水嶋ヒロ、佐藤健らによる音楽フェスのライヴシーン観客役を大募集!
2010年02月12日日本の文学史に輝く文豪による近代文学の傑作短編小説6本を、向井理を始めとする旬の実力派俳優を配して映像化する連続ドラマ「Bungo -日本文学シネマ-」の放送がTBSおよびBS-TBSで2月から始まる。このドラマの主題歌を、いきものがかりが担当することが決定し、あわせてボーカルの吉岡聖恵が本ドラマのナレーションを務めることも決まった。“文豪を演る!!”というコンセプトの下、太宰治の「黄金風景」(写真)、芥川龍之介の「魔術」、梶井基次郎の「檸檬」、谷崎潤一郎の「冨美子の足」、森鴎外の「高瀬舟」、そして再び太宰の「グッド・バイ」という6篇を1日1話ずつ放送。それぞれの主演には向井理と優香、塚本高史、佐藤隆太、加藤ローサ、成宮寛貴、そして山崎まさよしと水川あさみという旬な顔ぶれが並ぶ。長編小説に比べて私小説的な要素が色濃く、作家の素の部分が顕著にあらわれているとも言える短編小説の映像化とあって、「主人公≒作家」という視点でこの出演陣を眺めてみるのも面白そう。主題歌は、昨年末にリリースされたいきものがかりにとって4枚目のアルバム「ハジマリノウタ」に収録されている「真昼の月」。主題歌とあわせてナレーションも担当した吉岡さんは高校時代、放送部に所属していたということだが「メロディなしで言葉を伝えるナレーションというものはとても新鮮な体験だった」とふり返った。豪華キャストの演技に彩りを加えるナレーションと主題歌にも注目したい。連続ドラマ「Bungo -日本文学シネマ-」はTBSにて2月15日(月)深夜より、BS-TBSにて2月20日(土)より放送。「Bungo -日本文学シネマ-」公式サイト 日本文学シネマ製作委員会■関連作品:BECKベック 2010年秋、全国公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:水嶋ヒロ&佐藤健がギターをかき鳴らし向井理は半裸金髪でベース!『BECK』最新映像三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『BECK』水嶋ヒロ、佐藤健らによる音楽フェスのライヴシーン観客役を大募集!
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