今回注目したいのは、プリンを作る時の砂糖です。ひとくちに砂糖と言っても、さまざまな種類がありますね。中でも気を付けたいのは白砂糖です。白砂糖は、天然の糖を精製し、さらに添加物を加えており、もともとあったはずのミネラル類もなくなったような状態になっているので、中毒性があると言われています。砂糖を使う時は、できるだけ自然の黒糖やココナッツシュガーなどにしましょう。ゼラチンも、腸にとって負担となることがあります。今回は、ゼラチンの代わりに米粉を使って固めてみましょう。すべて自然の体にやさしい食材で作ると、できあがりの味もとても素朴で、やさしい味になります。味覚が育つ1歳~3歳の間の食事は、子どもの一生に関わってくるとも言われています。その間は、できるだけ自然な味を教えてあげてください。■子どものおやつにぴったり! もっちもち豆乳プリンのレシピ(対象年齢:1歳~)<材料>(4人分)・豆乳 500cc・ココナッツシュガー 50g・米粉 50g<作り方>1.火にかける前の鍋にココナッツシュガーと米粉を入れて、あらかじめ混ぜ合わせておきます。2.そこに豆乳を少しずつ加えて、ダマにならないようによく混ぜていきます。3.材料をよく混ぜたら、鍋をそのまま火にかけます。弱火でゆっくり、沸騰しないように加熱していきます。4.ゆっくりかき混ぜながら、フツフツと小さい泡が出てきたら、一旦火を止めて、鍋を火からおろします。5.粗熱をとったら、プリンを入れる専用のカップに入れていきます。6.冷蔵庫へ入れて冷やして固めます。7.お好みで黒蜜やきな粉などをかけて、できあがりです!黒蜜は、黒糖をお湯で溶かして作ることができます。きな粉はなるべく自然のものを使うようにしましょう。季節のフルーツで手作りのジャムを作って一緒に食べるのも、季節を感じられるのでおすすめです。子どものおやつに、ぜひ作ってみてください。
2014年11月21日子どもが大好きなカレーライスですが、たまにはトマトの風味がおいしいハヤシライスを食べたくなる時はありませんか?しかし、ハヤシライスには、子ども用であってもグルテンが入っているものが多いのが現状です。グルテンとは、小麦に含まれるタンパク質。決して体に悪いものではありませんが、摂り過ぎには注意が必要です。というのも、子どものお腹の中は、まだまだ発達途中。個人差はありますが、3歳頃までは特に食べ物に気を使う必要があります。グルテンは、腸にとって負担となるタンパク質と言われています。少し小麦を摂りすぎてしまったな、と思う時はグルテンフリーの料理を作ってみるとよいでしょう。今回は、グルテンフリーのハヤシライスのレシピを紹介します。■小麦アレルギーや離乳食にもOK! グルテンフリーハヤシライスのレシピ(対象年齢:1歳半~)<材料>(4人分)・鶏ひき肉 200g・玉ねぎ 1/2玉・しめじ 1/2房・にんにく 1かけ(すりおろす)・にんじん 1本・米粉 大さじ4・ケチャップ(できれば無添加) 大さじ4・ウスターソース(できれば無添加) 大さじ3・しょうゆ(できれば無添加) 大さじ1・水 2カップ(400cc)・ココナッツオイル 適量<作り方>1.鍋にココナッツオイルと、すりおろしたニンニクを入れて、弱火で香りが出るまで温めます。2.にんにくの香りが出てきたら中火にして、玉ねぎを炒めます。3.玉ねぎが透明になってきたら、鶏ひき肉を入れて炒めます。4.にんじん、しめじを入れて、さらに炒めます。5.そこに米粉をまぶすように入れて、水2カップ分を注ぎ入れます。6.一度沸騰させてから弱火にします。7.しょうゆ、ケチャップ、ウスターソースを入れて味付けします。8.炊きたてのご飯にかけて完成です。気を付けたいのは、調味料です。最初にも書いた通り、子どものお腹は未発達。化学調味料は人間の身体にとっては異物となりうるので分解できず、小さい子どもの腸では消化自体ができないということも起こり得ます。日頃使っているケチャップやしょうゆなどの調味料も、何が入っているかを見極めて、できるだけ無添加のものを選ぶようにしましょう。
2014年11月17日フランスパンのおいしさは、カリッと焼きあがった表面にあると思いますが、子どもにとってその固さは「食べづらい」の一言につきるのではないでしょうか。フランスパンは一度カットしてしまうと、乾燥が進み、最初はふんわりとしていた中身まで固くなってしまいます。固くなってしまったフランスパンは、フレンチトーストにしましょう。固いフランスパンの表面までふっくら柔らかくなるので、小さな子どもも喜んで食べてくれるはずです。■余ったフランスパンで作る簡単フレンチトーストのレシピ(対象年齢:1歳半くらい~)今回ご紹介するフレンチトーストは、バターではなくココナッツオイルで焼き上げます。見た目以上にあっさりとした口当たりで、ココナッツの香ばしい香りが食欲をそそります。もし手に入るのであれば、オーガニックのココナッツオイルを使用することをおすすめします。<材料>(フランスパン6~7枚分)・バゲット(フランスパン) 1/2本・卵 1個・砂糖 大さじ1・牛乳 1/2カップ(100cc)・バニラエッセンス 適量(焼き用)○ココナッツオイル(できればオーガニックのもの) 大さじ1○砂糖(できればグラニュー糖が良い) 大さじ1杯程度<作り方>1.バゲットを2~2.5cmの厚さにカットする。2.ボールに卵を割り入れ、よくほぐした後に砂糖、牛乳を入れてさらによく混ぜ合わせる。3.2の卵液を、目の細かいザルやキッチンペーパーなどで一度濾(こ)してダマを取り、バニラエッセンスを加える。4.やや深さのあるお皿や容器に3を流し込み、その上にカットしたバゲットを並べる。5.バゲットに卵液がある程度染み込んできたら裏返し、両面に液をよく染みこませる。6.お皿に残る卵液がほぼなくなるまでバゲットを数回裏返す。7.熱したフライパンにココナッツオイルを流し入れ、まんべんなくなじませる。8.焼く直前に、焼き用の砂糖をバゲットの片面にふりかけ、その面を下にして、弱火~中火の火加減で焼いていく。9.好みの焼き色がついたら、裏返して反対側の面も焼く。10.同様に好みの焼き色がついたらできあがり。ココナッツオイルで焼く場合、バターで焼き上げる場合と比べて簡単に焦げつかず、お好みの焼き加減に仕上げられるはずです。写真のようにある程度焼き色がついたほうが、よりおいしそうに見えるでしょう。
2014年11月13日子どもの腸は、産まれてきた時はまだまだ未発達だと言われています。そこから大体3年くらいかけて、大人の腸へと発達しています。そのために必要なのが母乳やミルクであり、離乳食です。歯がない時には母乳やミルクしか消化できませんが、歯が生えてきたら、離乳食開始のサイン。上と下の前歯が生え揃ったら、ご飯を噛むことから始めてみましょう。味付けも、徐々に慣らしていくことが必要です。突然大人と同じ調味料を使ってしまうと、子どもの体がびっくりしてしまいます。味覚は3歳から5歳までに仕上がるといいます。その時期に、いかに自然のものを食べさせ、その味を覚えさせるかが、生涯の食生活につながっていきます。今回は、やさしい食材とやさしい油、そして無添加調味料を使って作るチキンピラフのご紹介です。■子どものお腹と体にやさしいチキンピラフのレシピ(対象年齢:1歳半、もしくは2歳~/歯が生え揃ったのが目安)<材料>(4人分)・鶏もも肉 300g・ご飯 2合(お好みで)・天然塩 少々・ケチャップ(無添加のもの) 大さじ4~5・玉ねぎ 1玉・ココナッツオイル 適量・ウスターソース(無添加のもの) 大さじ2・コンソメの素 半袋(2.5g)<作り方>1.玉ねぎをみじん切りに、鶏肉を一口大に切っておきます。2.中火で熱したフライパンにココナッツオイルをしいて、みじん切りにした玉ねぎを炒めます。3.玉ねぎが透明になってきたら、鶏肉を加えて炒めます。4.鶏肉の表面に火が通ったら、弱火にしてふたをし、鶏肉にしっかり火を通します。5.3分程度たったらふたを開け、ご飯を入れます。6.ご飯と具材をよく混ぜたら、コンソメ、ケチャップ、ウスターソースで味をつけます。7.天然塩で味を整えてできあがりです。この時、注意したいのは使用する調味料です。ケチャップ、ウスターソース、コンソメは、アミノ酸等の化学調味料や増粘剤、甘味料などの食品添加物が入っていないものを選びましょう。特にコンソメは、化学調味料無添加のもののほうが薄味で、子どもの好みの味になります。 調味料にも気を使うことで、消化の妨げにならず、お腹にやさしくておいしいチキンライスができますよ。
2014年11月11日ママにとって、日々の食事の用意はまさに時間との闘い。いかに同時並行で複数の作業をこなすかが、勝負どころではないでしょうか。そこで今回は、「短時間でできる」「鍋から目を離してもOK」のお肉料理をご紹介します。タレにお酢が入っていますが、じっくり焼いている間に酸味がほぼとんでしまうので、食べる時には気になりません。大人も子どもも好きな味付けなので、おもてなし料理の一品としても大活躍してくれます。■タレと一緒に入れて煮るだけ、簡単鶏の甘煮のレシピ(対象年齢:歯がある程度生えそろった、1歳後半くらい~)<材料>・鶏の胸肉 1枚○醤油 50cc○酢 50cc○砂糖 30g<作り方>1.○の調味料をすべて混ぜ合わせる2.1で混ぜ合わせた調味料をフライパンに入れ、その上に鶏の胸肉を、皮を下にして置く3.フライパンを火にかけ、強火にする4.調味料が沸騰し始めたら火を弱め、タレがグツグツしない程度の弱火にしてそのまま10分置く5.鶏肉をひっくり返して、皮を上にした状態で10分煮る(火は引き続き弱火のまま)6.さらにひっくり返して、再び皮を下にして状態で2分煮たら完成(火は引き続き弱火のまま)鶏肉を焼いている間の火加減は「タレが沸騰しない程度」の弱火であることがポイントです。沸騰した状態だと、タレがこげつきやすいので注意してください。煮ている間も、特にフタをする必要はありません。使用するフライパンのサイズによっては、合わせ調味料がまんべんなく広がらない場合がありますが、その際は量を調整してください。フライパンの底面に調味料がまんべんなく広がった状態にあることも、鶏肉やタレを焦げつかせないポイントの1つです。鶏肉は、牛肉や豚肉に比べて脂質が少ないうえ、脂肪酸のバランスもとても良いといわれています。上手に時短をしながら、子どもや家族のため、日々のお料理作りを頑張っていきましょう。
2014年11月08日シソジュースといえば、夏バテ解消ジュースとして、暑い時期に手作りする家庭も多いでしょう。梅干しを漬ける季節である6月頃から、八百屋やスーパー店頭で販売される赤シソを使った色鮮やかなジュース=シソジュースというイメージが強いですが、夏が終わると、赤シソは手に入りにくくなってしまいます。シソの葉は栄養価がとても高く、カロテンの含有量は野菜の中でもトップクラスといわれています。カロテンのほか、鉄分やカルシウム、ビタミンも豊富です。そんな万能なシソですが、小さな子どもが口にする機会はなかなかありません。ですが、ジュースにすることで栄養をまるごと、手軽に摂取することができます。そこで今回は、1年中手に入りやすい青シソを使ったシソジュースのレシピをご紹介します。■1年中楽しめる、おいしい青シソジュースのレシピ(対象年齢:1歳半~)<材料>(1リットル分)・青シソ 100枚・砂糖100g(青シソ1枚につき、砂糖1gという計算)・水 1リットル・レモン汁 大さじ1~2<作り方>1.青シソの葉を1枚ずつよく洗い、軽く水気をきる。2.鍋に水と青シソを入れて、火にかける。3.沸騰したら、弱めの中火にして、15分ほど煮出す。4.15分経ったら火からおろし、一旦ざるでこして、青シソの葉を取り出す。(この時、シソの葉は強く絞らず、上から重しをして抑えるように水分をきる)5.4に砂糖を入れて、再び火にかける。6.沸騰したら火を弱め、ぐつぐつと軽く煮立つ程度の火加減で15分間煮る。7.火を止めてレモン汁を加え、再び火にかけてひと煮立ちしたらできあがり。最後にもう一度ざるでこすと、より透き通った仕上がりになります。濃縮タイプのジュースですので、水や炭酸水などで4~5倍に薄めてお召し上がりください。保存には、熱湯消毒をした清潔な密閉容器を用意しましょう。容器に入れたら、十分に冷ましてから冷蔵庫で保管してください。レモン汁は、クエン酸の代用です。クエン酸がある場合は、それを入れてもよいですが、ご家庭にない場合は、レモン汁で十分代用できます。今回のレシピでは大さじ1~2杯としていますが、お好みで調節してください。煮出した後の青シソの葉は、天日干しにして乾燥させれば、ふりかけにも活用できます。細かく砕いて、塩やゴマと和えて、自家製ふりかけを作ってみましょう。
2014年11月04日スプーンをお皿に見立てて料理を盛りつけた、一口サイズの「ワンスプーン」料理。フレンチの前菜や立食パーティでもおなじみですよね。一見、複雑そうに見えますが、家でも簡単に作ることができます。手間をかけることなく、料理上手に見せることができるのですから、覚えておいて損はないですよ!今回は、ワンスプーン料理を作る際のポイントと、食材を盛りつけるだけでできるお手軽レシピをお伝えします。時間は10分以内でできるものを厳選してみました。ワンスプーンを引き立てる「色」スプーン料理は作ったことがなくても、クラッカーやパンにハムやチーズをのせたカナッペは知っているという人も多いのではないでしょうか。ワンスプーン料理は、カナッペの土台代わりにスプーンを使うイメージです。そう考えると、一気に簡単に思えてきませんか?ワンスプーンに使う食材は、なるべく色のコントラストがはっきりするものを選んだ方がキレイに見えます。また、食材の色を生かすためにも、スプーンはなるべく白いものを選びましょう。つまり、カレースプーンよりもレンゲ(中華スプーン)の方がいいのです!素材の組み合わせはアイデア勝負お皿に盛りつけることの多いお刺身も、発想の転換で素敵なスプーン料理に変身します。たとえば、マグロの刺身をくるっと巻いてとびこを飾ってみる、サーモンを小さめの角切りにしてアボカドと混ぜて乗せてみる、などなど。いずれも小皿にわさび醤油を用意しておき、食べる前にお好みでかけていただきましょう。お刺身に続き、チーズもスプーン料理を華やかに彩る食材です。小さめに切ったチーズと旬の果物を乗せれば、可愛らしい印象に。また、クリーミーなチーズにナッツとドライフルーツをトッピングし、ハチミツをかけた一品はおもてなし感がぐっと増す料理です。生ハムやスモークサーモンも、スプーン料理には大活躍!「ブルサン」や「タルタル」などのガーリック入りクリームチーズを包んで盛り付け、イタリアンパセリを飾ればワインに合う一品になります。ちなみに、銀食器を使う場合は、写真のようにプレートも銀にすると統一感が出ますよ。トップ写真のようなガラスプレートでもOK!いかがでしたか?食材を盛りつけるだけなのに、レストランに負けないオシャレなワンスプーン料理が作れそうですよね。その場の雰囲気だけでなく、「どうやって作ったの?」と、会話まで盛り上がりそう!ホームパーティーやおうちデートの際に、ぜひお役立ててみてください。Photo by Pinterest
2014年11月04日子どもの胃腸が小麦粉も正常に消化できるまで整ってくるのは、個人差はありますが、だいたい2~3歳、犬歯と臼歯が生える頃です。犬歯と臼歯が生えたのは、「食べ物を噛み砕き、磨りつぶして胃に運ぶことができるようになりましたよ!」というサインと考えると、わかりやすいですね。小麦を摂るならパスタやパンよりも、柔らかくてのどごしのよいうどんのほうが、子どもにはやさしいかもしれません。今回は、味噌や出汁、醤油といった、日本食ならではの味付けのちゃんぽんうどんを紹介します。うどんは、ツルツルっとした食感は子どもにも人気。野菜嫌いな子どもでも、うどんと一緒なら食べてくれるかもしれません。味覚を磨くのにも適した味付けです。1歳半~2歳くらいで試してみるのがよいのではないでしょうか?■野菜たっぷり味噌煮込みちゃんぽんうどんのレシピ(対象年齢:1歳半~、または2歳~)<材料>(4人分)・うどん 3玉・鶏もも肉(ミンチでもOK) 200g・油揚げ 1枚・にんじん人参 1本・大根 10cm程度・ほうれん草 4束・ネギ 少々・かつお・昆布出汁 2/3パック・しょうゆ 大さじ3・黒糖シロップ 大さじ1・米味噌 大さじ2・水 適量・ゴマ油 少々<作り方>1.鶏もも肉をひとくち大に切ります。にんじん、大根を角切りにして、子どもの食べやすい大きさに切ります。2.有機野菜ならば皮ごと切りましょう。3.ほうれん草は1cm程度に切ります。4.ネギはみじん切りにしておきます。5.鍋にゴマ油を入れ、鶏もも肉を炒めます。6.火が通ったら野菜を入れて、軽く炒め合わせます。7.お肉と野菜がひたるより少し多いくらいにお水を入れます。8.沸騰したら火を弱めて煮込みます。9.うどん玉は一旦ゆでて、水洗いして締めておきます。10.かつお・昆布出汁としょうゆと黒糖シロップを入れて、さらに煮込みます。11.一旦煮込んだら締めておいたうどん玉をいれます。12.少し煮立ったら味噌を入れて仕上げます。少し体調が悪い3歳以上のお子さんにも、このレシピが有効です。わりと簡単にできるので、ママも楽できて子どももよろこぶ、一石二鳥なレシピです。
2014年10月31日私の母が作る料理で大好きだったのが、豚肉とごぼうで作る「柳川もどき」です。ごぼうの香りが苦手だった私でも、この料理は何度もお代わりするほど好きでした。ずいぶん後になって、「本当の“柳川鍋”とは、どじょうで作ったもの」だと知りました。社会人になってから初めて、ドキドキしながら本物の柳川鍋を食べましたが、母の作る柳川もどきにはかないませんでした。きっと母の愛情がたくさん詰まっていたから、おいしさもひとしおだったのでしょう。私も母のように、子どもたちの記憶に残る料理をたくさん食べさせてあげたいと思っています。さて、話を柳川もどきに戻しましょう。作り方はとても簡単。材料を土鍋に入れて、あとはグツグツ煮るだけです。使う豚肉は、薄くスライスしてあるもののほうが、ごぼうや卵と絡んで、小さな子どもでも食べやすくなります。■煮るだけで完成! 豚肉とごぼうの柳川もどきのレシピ<材料> 4人分豚肉薄切り 200gごぼう 大1本卵 2個(常温)ショウガ スライス1~2枚(豚肉の臭み抜きに。なくても可)出汁 1カップしょうゆ 大3きび砂糖 大2みりんまたは甘酒 大2<作り方>1.ごぼうはたわしや毛の固いブラシなどで土を洗って、皮をむかずにスライサーで薄くそぎ切りにします。大事な栄養素が抜けるのでアク抜きは不要ですが、色が気になる場合はさっと水で洗いましょう。長い時間酢水に漬け込むといった行程はいりません。2.土鍋に出汁を入れて軽く煮立たせ、ごぼう、豚肉、ごぼう、豚肉…と、交互にミルフィーユ状に重ねていきます。卵以外の調味料を入れてフタをずらしてふきこぼれないようにし、15分ほど煮てください。時々アクを取り除きましょう。3.ごぼうが柔らかくなったら溶き卵を入れ、フタをして1~2分煮て、卵が半熟になったらできあがりです。このお料理は脂身のある豚肉のほうが、より甘みが増しておいしいのですが、脂身には有害物質が溜まりやすいのが悩ましいところ。できるだけ良質なえさや環境で育った豚を選ぶようにしましょう。一度軽く湯がいて、余計な脂分を取り除くのもいいですね。ごぼうの黒ずみは、美容には欠かせない抗酸化作用のあるポリフェノールなのでアク抜きは不要ですが、色が気になる場合はさっと水で洗う程度にしましょう。
2014年10月25日シャープは24日、「ヘルシオ お茶PRESSO(プレッソ)」で作った粉末茶を活用した「お茶料理」レシピのコンテスト「お茶料理の人気投票」を開始した。8種のメニューのうち、もっとも人気の高かった料理に投票した人から抽選で100名に景品をプレゼントする。「ヘルシオ お茶PRESSO」は、本体に備わったセラミック製の「お茶うす」で茶葉を粉末状にしたうえで、湯を注いでお茶を淹れてくれるお茶メーカーだ。「お茶料理の人気投票」は、大妻女子大学の学生が考案した独自の料理8つのうち、Webページ上で人気投票を行うコンテスト。投票期間は2014年10月24日から2014年11月13日だ。投票結果の発表は2014年11月20日に行う。1位になった料理に投票した応募者のうち、抽選で100名にハウス食品の商品をプレゼントする。応募はシャープの会員サイト「SHARP i CLUB」から行う。応募には会員登録(無料)が必要だ。また、2014年11月1日と2日に農林水産省が主催する「ジャパンフードフェスタ2014」で、考案した料理の一部が提供される。
2014年10月24日186万品を越えるレシピが投稿されている、"日本最大"の料理レシピサイト「クックパッド」。「使ったことがある!」という人も多いのではないだろうか。「クックパッド」を運営するクックパッド社は9月16日、事業拡大に伴う従業員の増加のため白金台から恵比寿にオフィスを移転。10月20日には報道陣向けの内覧会が開催された。今回は新しくなったクックパッドの新オフィスの様子を紹介する。○1番の見どころキッチン・ラウンジスペース。クックパッドが白金台から移転したのは、「恵比寿ガーデンプレイスタワー」の12階。同フロアにはグループ会社で家計簿アプリを提供するZaimのオフィスが、また別の階にはコロプラの新オフィスも入居しているビルである。そんな新オフィスの1番の見どころは、開放感のある「Shared Kitchin&Lounge」スペースだろう。エントランスのガラス越しに見えるオープンキッチンは、「さすがレシピサイトを運営する会社!」と感心するほど立派なのだ。このスペースは、試作やランチ作りなど、社員がいつでも自由に料理を作れる共有キッチン。野菜などの新鮮な食材も会社が用意するといたれりつくせりだ。全面ガラス張りにすることで、同社を訪れた来客も社員が料理をする姿を見ることができる。カウンターキッチンには水道を6カ所、コンロを3台設置。調理スペースは羨ましいほど十分なゆとりがあるので、大人数でも楽しく料理できそう。作った料理はその場で食べられるよう、ダイニングテーブルやカウンターチェアが用意されている。キッチンから一段下がったところは、ラウンジスペース。高さを変えて空間を緩く区切りつつも、キッチンとの一体感を感じられる作りとなっている。来客との打ち合わせや食事、社内の全体会議等で利用できるよう、窓際にはおしゃれなテーブルやチェアーも設置されている。同社は、ハロウィンパーティーなどの社内イベントを定期的に実施しており、今後はこちらのキッチン・ラウンジスペースで行う予定だという。ここでイベントを行ったら、昼でも夜でも盛り上がりそうだ。○キッチンスタジオも完備共有キッチンの奥はキッチンスタジオで、広さは一般的な一軒家のキッチンよりも少し大きめだ。この場所では、写真や動画の撮影などが行われる。以前のオフィスでは、撮影が入ると共有キッチンが使えない、キッチンの予約が取りづらいといった問題があったという。そこで新オフィスでは撮影用として新たに2つのキッチンスタジオを完備したというわけなのだ。今後は「動画コンテンツ」を始めとする新サービス作りにも活用していく予定とのこと。○人気があるのは「掘りごたつ」の会議室キッチン・ラウンジスペースの横を通り過ぎると、そこは会議室・打ち合わせスペース。畳に掘りごたつ式の和室タイプや木のテーブルの会議室などで構成されている。○ドライフルーツに筋トレマシーン? - 健康への気遣いも十分執務エリアに入ると、目の前に広がるのは山盛りのお菓子やドライフルーツ、そして果物。こちらのおやつは社員が自由に食べて良い「フリーフード」なのだ。ドライフルーツはガラス瓶に入っていておしゃれだが、どこか駄菓子屋のような懐かしさとワクワク感がある。つい長居してしまいそうなスペースである。窓際には筋トレマシーン。これも食事や健康に気を使うクックパッドらしい設備だ。筋トレスペースの反対側はクッションが置かれたフリースペース。○予約なしのミーティングスペースを拡充おやつゾーンの奥は「コミュニケーションボックス」。予約をせずに自由に使えるミーティングスペースだ。新オフィスには、このようにふらっと打ち合わせできるスペースが随所に設置されており、社員が時間と空間を有効に活用できるようになっている。○土足禁止のライブラリーキッチン・ラウンジスペースに次いで開放的なスペースがこちらのライブラリー。レシピ本など食に関する書籍や雑誌の最新刊が備え付けられている、情報スペースだ。床にはモフモフのじゅうたんが敷き詰められており、使うときは靴を脱いで上がるルールとなっている。階段に座るも良し、寝転がるも良し。自由な姿勢で作業に集中できるのがここの良い所。靴を脱いでリラックスすれば、新しいアイディアが生まれるかもしれない。また、プロジェクター用のスクリーンも備え付けられているため、このスペースで会議を行うこともできる。クックパッドのインフォメーション・センターにふさわしいスペースだ。○ハロウィンスイーツを試食!最後にキッチンスタジオでクックパッドの人気レシピ作者が作ってくれたハロウィンのちぎりパンとクッキーをごちそうになって内覧会は終了。出されたスイーツはオリジナリティがあふれる"クックパッドらしい"メニューで、どれもおいしかった。新オフィスの最重要項目は、「食」を軸にしたコミュニケーションの円滑化。「家族のコミュニケーションは食卓から」という言葉はよく聞くが、それをオフィスに取り入れたのは、レシピサイトを運営するクックパッドならではのアイディアである。ここで働けたら仕事に行くのも楽しそうだし、料理が好きになりそう…と思えるオフィスであった。
2014年10月23日もやしを使った節約レシピ、今回は、もやしを使ったパスタを紹介する。レシピ考案は、料理研究家の須永久美先生だ。ニンニクと唐辛子を使ったパスタの定番、ぺペロンチーノ。今回はエリンギともやしを具材として使用。エリンギの独特の食感ともやしのシャキシャキ感で、食べ飽きない楽しいパスタに仕上がっている。しかも、もやしを使うことでパスタの量が少なくてすみ、ダイエットメニューとしても活用できる。○「もやしときのこの和風ぺペロンチーノ」材料(2人分)もやし 1袋(200g) / パスタ(乾麺) 120g / エリンギ 大1本 / 長ネギ 1/2本 / ニンニク 1片 / 赤唐辛子(輪切り) 1本分 / オリーブオイル 大さじ1 / 醤油 大さじ2 / 味醂 大さじ1と1/2 / きざみのり 少々つくり方1.エリンギは4cmの長さに切り、縦にさく。長ネギは斜め薄切り、ニンニクはみじん切りにする。2.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(分量外)を加えてパスタを茹で始める。3.フライパンにオリーブオイル、ニンニク、赤唐辛子を入れて弱火にかける。香りが立ったら長ネギとエリンギを加えて中火で炒め、パスタの茹で汁を大さじ2ほど加える。4.パスタの茹で上がり1分前になったら、3にもやしを加えて炒め合わせる。5.パスタが茹で上がったら、湯を軽く切って4に加えて合わせ、醤油と味醂で調味する。器に盛り、きざみのりをかける。撮影: 福田栄美子○著者プロフィール須永久美料理研究家、編集ライター食物学を学んだのち、飲料会社の研究開発部に所属。退職後、飲食店情報冊子の編集業を経てフリーランスの編集ライターに。2006年より料理家としても活動開始。現在は、書籍等の企画・編集・料理制作の他、雑誌、広告、WEB等で幅広く執筆活動中。著書に「エライ! もやしのおかず&つまみ81」(講談社)、「新・干し野菜レシピ」(ぴあ)などがある。
2014年10月23日子どもの離乳食にお肉はつかっていますか? 子どもの咀嚼(そしゃく)力や消化機能が整いはじめ、「そろそろお肉をあげてみようかな」という時、多くのママが食材として選ぶのは「ひき肉」だと思います。特に、比較的脂の少ない鶏肉は消化もよく、胃にもたれにくいため、小さな子どもの食事に大活躍。肉団子にすれば、細かく刻んだ野菜なども入れられるので一石二鳥です。今回は鶏ひき肉に豆腐を合わせることで栄養満点、そしてローカロリーで大人も嬉しい、ヘルシーなつくねに仕上げました。一緒に入れる野菜のバリエーションを変えると、違った味が楽しめますよ。■簡単ヘルシーな豆腐のつくねのレシピ(対象年齢:離乳食完了期~)<材料> 4人分・もめん豆腐 1丁・鶏ひき肉 100g・にんじん 80g(1/3本くらい)・れんこん 100g(1/2本)・しょうが 1/2~1片・塩 小さじ1/2・片栗粉 適量・揚げ油 適量<作り方>1.豆腐はキッチンペーパーでくるみ、重しを乗せ、そのまま10分ほど置いて水切りをする。2.にんじん、れんこん、しょうがをみじん切りにする。3.ボウルに1の豆腐と2の野菜、鶏ひき肉、塩を加えて、粘り気が出るまで手でよく混ぜ合わせる。4.3を適当な大きさに丸めて片栗粉をまぶし、170~180℃の油で揚げる豆腐の水きりを急ぐ場合は、キッチンペーパーにくるんだ後、電子レンジに1分~1分半ほどかけると短時間で水分が出てきます。指で豆腐の表面を押した時に、水分がほとんど出てこなければOKです。にんじんやれんこんは、刻んでそのまま混ぜ込むことでシャキシャキとした触感を楽しめますが、お子さまの年齢によってはその口当たりが気になり、かえって嫌がる場合もあるかもしれません。そんな時は刻んだ後に電子レンジで軽く加熱してから混ぜ入れるとよいでしょう。成型する際、お肉のあんが手に張り付いて形を整えにくい場合は、ある程度の形に丸めたあと、バットにまぶした片栗粉の上に一度転がしてから、再度手のひらで丸めなおすと、べたつかずキレイにまとまります。
2014年10月22日食物繊維がたっぷりで腸内環境も整えてくれるごぼう。その栄養価を考えると、子どもにも食べてほしい、食べさせたい食材のひとつですが、独特の風味と強い繊維質で、子どもからは敬遠されがちです。そんなごぼうの不人気を吹き飛ばし、「これ、ごぼうなの?」という見た目と味付けで、子どもも大喜び。ごはんのおかずにも、おやつにもなるごぼう料理をご紹介します。味付けがうなぎの蒲焼に似ているので、我が家では「うなぎごぼう」と名付けています。■おかずにもおやつにもなる、うなぎごぼうのレシピ(対象年齢:2歳半くらい~)<材料>・ごぼう 200g(ある程度太さがしっかりしたごぼう約1本)・片栗粉 大さじ1・砂糖 大さじ3・しょうゆ 大さじ2・酒 大さじ1・みりん 大さじ1・いりごま 少々<作り方>1.ごぼうは鍋に入るくらいの長さにカットする。鍋にごぼうとたっぷりの水を入れ、火にかける(ごぼうは水の状態からゆでていきます)。2.沸騰してから15分くらい、ごぼうがつぶれる程度までゆでる。3.ごぼうに十分火が通ったら火からおろし、キッチンペーパーなどで水気を切り、まな板に並べて、めん棒などでたたいて潰す。4.潰したごぼうを適当な大きさに手で引き割き、3~5cmほどの長さにカットする。5.4のごぼうに片栗粉をまぶす。6.170~180℃に熱した油に5のごぼうを入れ、カラッとなるまでしっかりと揚げる。7.☆の調味料をすべて混ぜ合わせ、フライパンで煮立てた後、揚げたごぼうを入れ、全体にからめる。8.最後にいりごまをふりかけて、ひと混ぜしたらでき上がり。ゆでたごぼうはめん棒でたたいて潰すので、なるべく太めのものを選ぶことをおすすめします。ごぼうはアクが出ることもあり、切った後に水にさらす人も多いと思いますが、水にさらしたときに出る色は、実はアクではなくポリフェノール。皮につまったうまみ成分と一緒に水に抜け出てしまうので、アク抜きをする必要はありません。歯が生えそろっている子どもでも、ごぼうをかみ切るのは難しいこともあるので、取り分ける際にキッチンばさみなどで細かくカットしてあげると、最初から最後まで自分で食べられるでしょう。最後に絡める調味料の味付けは、各自お好みで調整してください。お弁当のおかずの一品としても大活躍ですよ!
2014年10月21日時々、葉っぱの付いたにんじんが売られています。あのにんじんの葉、皆さんはどうされていますか? にんじんの葉は香りが独特で強いので、使わずに捨ててしまっている人も案外多いのではないでしょうか。我が家では、にんじんの葉でかき揚げをしたり、炒ってご飯のふりかけにしたりしているのですが、ワンパターンで飽きてしまいました。そこで、大好きなジェノベーゼソースをにんじんの葉で作ってみたら大当たり! とてもおいしく、そして安価にできてしまうので、我が家の定番になりました。ジェノベーゼソースとは、イタリアのリグーリア州にあるジェノバという都市発祥の、フレッシュなバジルを使って作るソースです。どうせ食べるならフレッシュなソースを楽しみたいのですが、家族の分のジェノベーゼソースを作るとなると、かなりの量のバジルの葉が必要なのでお財布に響くのが難点です。また、市販の瓶詰めは子どもに食べさせるには油の酸化が気になるので、やはり手作りをしたいところ。そんな時に登場するのが、にんじんの葉です。にんじんの葉は、にんじん本体よりも高い栄養価があり、カロテン、タンパク質、抗酸化作用のあるビタミンEなどがたくさん含まれています。カロテンは体の中でビタミンAに変換され、髪や肌などへの美容効果や呼吸器系の健康維持も期待できるので、捨ててしまってはもったいないのです!できあがったソースは王道のパスタに使うのがおススメですが、まとめて作り、小分けして冷凍しておいて、ソテーした鶏肉や魚、ホタテなどにかければ、ちょっとしたおもてなし料理になり、大活躍です。そのほか、パンに塗ってトーストしたり、ゆでたじゃがいもに絡めたり、トマトとモッツァレラチーズのサラダにちょっとかけたり、ピラフの味付けに使ったりなど、何でも使えてお料理がランクアップする、とても万能ソースなんです。我が家の長男は、オリーブオイルでソテーしたタコに絡めて食べるのが大のお気に入り。ぜひ、さまざまな料理に使ってみてくださいね。■にんじんの葉でつくる、簡単便利なジェノベーゼ風ソースのレシピ(対象年齢:4歳~)<材料> 4人分・にんじんの葉(葉の部分のみ) 50g・松の実 40g・パルミジャーノ・レッジャーノ(粉の状態で)30g(※ない場合は粉チーズでも可)・ニンニク 1~2片・エキストラバージンオイル 1カップ・塩 小さじ1/3・コショウ 少々<作り方>1.にんじんの葉の部分のみを切り落とし、まとめて洗ってしっかりと水気を切る。サラダスピナーなどの水切り器がある場合は、それを使うとよいでしょう。2.松の実を、油を引かないフライパンで軽く炒る。3.ミキサー、もしくはブレンダーに1と2、さらに残りの材料をすべて入れて、なめらかになるまで3~4分撹拌(かくはん)する。4.熱湯消毒をしたびんに3を入れ、その上にフタをするようにオリーブオイル(分量外)を入れて完成。冷凍しない場合は熱湯消毒したびんに詰め、上に蓋をするようにオリーブオイルをかけて冷蔵庫で1週間ほど保存できます。作りたてはにんじんの葉の香りと苦みが残るので、お子さんによっては苦手と感じるかもしれませんが、数日経つと味も香りも落ち着きます。ニンニクの香りが嫌いでなければ4歳くらいのお子さんから食べさせてみてください。にんじんの葉はできるだけ有機のものを使うとよいでしょう。大人だけで楽しむ場合は、お好みでニンニクの量を増やしたり、コショウを粗挽きコショウにしたりすると、ピリリとした味を楽しめます。
2014年10月20日子どもが大好きなおかずと言えばハンバーグやつくね、ですよね。我が家の子どもたちもハンバーグやつくねが大好きで、食卓にあるといくつもいくつもおかわりをします。お肉に多く含まれるたんぱく質は体の筋肉や血液、皮膚、爪、臓器などを作り、生きていくうえで欠かすことのできない大切な栄養素です。特に、体内で合成されない必須アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシンなど)は食事から補う必要がありますので、成長期のお子さんにとって、たんぱく質は欠かせない栄養素です。だからと言って、タンパク質=お肉をたくさん食べればいいというものではありません。あまり食べすぎると脂質の取り過ぎになってしまうことがあるので要注意です。そこで今回は、鶏肉に豆腐と高野豆腐を加えることで消化がよくなり、栄養も満点になる、ヘルシーなつくねハンバーグの作り方をご紹介します。高野豆腐はたんぱく質、亜鉛、カルシウム、鉄分などの栄養価がとても高い反面、脂質が少ないので、成長期のお子さん、妊娠中や授乳中のママなどにおすすめの食材です。作るコツは、時間をかけてしっかりと木綿豆腐の水切りをすること。水切りをすることで、水っぽいつくねハンバーグになるのを防ぎます。中に玉ねぎや長ねぎを入れると甘みが増しますし、お子さんの苦手な野菜を小さく刻んで入れてもいいでしょう。小さく成型すればお弁当のおかずにもなりますよ。■栄養満点ふわふわ鶏つくねハンバーグのレシピ(対象年齢:1歳半~)<材料>5個分・木綿豆腐 半丁・鶏ひき肉 200g・高野豆腐 1個(粉末があれば50cc)・卵 1/2個・生姜のすりおろし 小さじ1・お酒 小さじ1・しょうゆ 大さじ1・みりん、もしくは甘酒 大さじ1/2・塩 ひとつまみ・コショウ 少々・油 適量・水 80cc<作り方>1.木綿豆腐にキッチンペーパーを何枚か巻き、重石をして半日~1日かけて冷蔵庫で水切りをする。2.油以外の材料をすべてボウルに入れ、空気を入れながら練るようにしてよく混ぜる。3.手に少し水をつけ、2を5等分にして、食べやすい形に成型する。4.フライパンに油をひき、熱したら3を入れて水を加え、フタをして4分ほど蒸し焼きにする。水気がなくなったらもう片面を焼いて、焼き色がつけば完成。子ども用の味付けは、照り焼きや甘酢あんなどがおすすめです。ケチャップやとんかつソースも合いますよ。シンプルにおしょうゆを付けて食べてもおいしいです。また、大人用には大根おろしにポン酢、少し生姜のすりおろしを添えるのが一番のおすすめです!同じ調味料の分量でも素材や調味料によって味は大きく違います。今回我が家で使っている調味料を写真でご紹介しますね。私が調味料の選ぶポイントは、・できるだけ添加物や化学調味料(アミノ酸など)を使用していないもの・おしょうゆやお味噌、酢は有機の材料を使って発酵年数の長いものなるべくこうした調味料を選ぶようにしています。化学調味料は便利ですが、子どもの味覚を育てる時期には不要と考えています。できるだけ出汁や素材そのもののおいしさを感じてもらえる工夫をすると、将来的によい影響があるのではないでしょうか。
2014年10月19日ココナッツには必須脂肪酸といわれる飽和脂肪酸がたくさん含まれています。飽和脂肪酸は、バターやラードにも含まれていますが、子どものお腹の負担を考えると、ココナッツで摂取することが好ましいとされています。というのも、バターやラードよりも、ココナッツは融点が低く、体温でも簡単に溶けるので、お腹の中で固まらない脂として有名なのです。子どものお腹の温度はだいたい38~39度。この状態でも溶けていられるココナッツオイルで必須脂肪酸を摂取するように心がけましょう。そして、カレーのルウにも注意。実は市販のカレールウには、動物性の油脂と植物性の油脂、小麦を使ったものや米粉を使ったものまで、さまざまな種類があります。子どもの腸のことを考えると、植物性油脂や米粉を使ったカレーのルウを選ぶようにしましょう。また、牛乳のタンパク質も腸には負担となるようです。子どもの腸を健康に保つためにも、牛乳ではなく、ココナッツミルクや豆乳などを料理に使うようにしたいですね。■まろやかおいしい、子どもも大好きなココナッツカレーのレシピ(対象年齢:2歳~)<材料>(4人分)・にんじん 1本・さつまいも 大1本・玉ねぎ 1個・鶏もも肉 300g・ココナッツオイル 大さじ3・ココナッツミルク お好みで・カレールウ 適量・水 適量・ごはん 適量1.にんじんとさつまいも、鶏もも肉をひとくち大に切ります。2.玉ねぎは半分に切ってから、薄くスライスしておきます。3.ココナッツオイルを鍋に入れ、中火で鶏肉を炒めます。4.野菜を入れて、全体に火が通るまで炒めます。5.材料がひたるくらいに水を入れます。6.沸騰したら火を弱めます。7.カレーのルウを入れて、とろみをつけ、煮込みます。8.にんじんが柔らかくなったらココナッツミルクを入れます。9.アツアツごはんに盛りつけて完成です。市販のカレーのルウの中には、加工された油脂で作ってあるものもあります。加工された油脂は、トランス脂肪酸という人工油脂で、健康に影響があるといわれています。油の中にも体に良い油、悪い油があり、どんな油を摂るかで、神経細胞や脳細胞の膜の種類が決まってくるという話もあります。子どもの成長を考えて、摂る油の種類もしっかり見極める必要がありますね。
2014年10月18日乳製品は、アレルギーを引き起こす原因になるといわれています。なぜなら、乳製品とは、すべて牛乳を発酵させたもの。牛乳に含まれるタンパク質は、子どもの腸の健康を害することがあるからです。そのため、牛乳や乳製品を摂り過ぎてしまうと、アレルギーを引き起こす原因となることがあるので気を付けましょう。乳製品を摂るなら、2歳を過ぎたころから少しずつ様子を見ながら与えましょう。口の周りが赤くなったり、湿疹が出たりするようなら控えてみてくださいね。今回の料理に使っているチーズも、もちろん乳製品ですが、チーズは牛乳を発酵させたもの。牛乳を発酵させると、牛乳に含まれていたタンパク質が少しカットされるといわれています。秋の味覚を存分に味わえて、見た目も食感もうれしい、チーズ焼のレシピをご紹介しましょう。■子供も大人もくせになる! レンコンとさつまいものチーズ焼きのレシピ(対象年齢:2歳~)<材料>(4人分)・さつまいも 1本・レンコン 1本・ココナッツオイル 適量・チーズ 適量1.さつまいもとレンコンは皮をむき、ひとくち大にカットします。2.フライパンにココナッツオイルを入れ、さつまいもとレンコンをグリルします。3.少し焦げ目がついたら、菜箸で丁寧にひっくり返し、さらにグリルしていきます。4.さつまいもとレンコンに火が通ったら、チーズをかけて火を弱め、フタをします。5.チーズが溶けたら全体に絡めて、チーズに少し焦げ目がつく程度に焼きます。6.火をとめて粗熱を取り、お皿に盛りつけたら完成です。レンコンには体を温める作用があります。また、さつまいもには食物繊維が豊富に含まれていて、便秘や下痢など腸の働きが弱っている場合でも食べられる食材です。そして、この2つの食材がマッチすると、驚きのおいしさになります!味付けはシンプルに、ココナッツオイルの香ばしさとチーズの塩気だけで十分。素材の味を活かした味付けですが、子どもも大人もくせになる味に仕上がります。簡単にできるレシピなので、ぜひ試してみてください。
2014年10月17日10月はハロウィーンのイベントシーズン。ハロウィーンは、子どもたちが仮装してお菓子をおねだりする、欧米では人気のイベントです。日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、最近はハロウィーンをお祝いする幼稚園や保育園、学校なども多いようです。今回は、子どもたちがたくさん集まるこのイベントにぴったりの、1歳から食べられるパンプキンスープのレシピをご紹介します。ハロウィーンパーティのメニューにぜひ加えてみてください。■圧力鍋でつくる、なめらかパンプキンスープのレシピ(対象年齢:1歳~)<材料>(4人分)・カボチャ 1/2個・塩 少々・コショウ 少々・コンソメの素 1本(4.5g)・豆乳 適量・ココナッツオイル 大さじ3・水 適量<作り方>1.カボチャはよく洗い、皮ごと薄切りにしておきます。2.圧力鍋にココナッツオイルを入れ、温まったらカボチャを入れて炒めます。3.ココナッツオイルとかぼちゃがまんべんなく馴染んだら、振りかける程度(大さじ2~3くらい)に水を加えます。4.圧力鍋のフタをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして5分ほど圧をかけます。5.5分経ったら火を止め、鍋を指で触れるくらいまで冷ましたら、おもりを外してフタを開けます。6.柔らかくなったカボチャをミキサーにかけて、なめらかにします。7.6を普通の鍋に入れて、混ぜながら再度加熱していきます。8.コンソメの素を入れて味付けをします。9.塩、コショウで味を整えます。10.これで完成です。とろみが強い場合は豆乳を加えて調整してください。カボチャ以外の野菜をあえて入れないことで、カボチャの甘みがひきたち、子どもに人気のスープができます。通常なら、炒め油にはバターを使うところを、ココナッツオイルを使うことで子どものお腹にも優しく、1歳前の離乳食にも使えるレシピとなっています。仕上げには牛乳ではなく豆乳を使うので、ミルクアレルギーのある子どもでも安心です。コンソメは、できるだけ化学調味料無添加のものを使うようにしましょう。アミノ酸などの化学調味料も、子どもの体には負担になるといわれています。体の負担を考えて、子どもにはせめて化学調味料無添加の調味料を使うようにしたいですね。
2014年10月16日タイ料理の定番であるシュリンプトースト。エビのすり身をパンにのせて揚げた人気の一品だが、今回はこの料理にもやしをプラス。レシピ考案は、料理研究家の須永久美先生だ。値がはるエビも、もやしを使ってかさ増しをしているので少なめでOK。もやしのおかげでやわらかい食感になり、ジューシーさもアップ。白ワインと合わせておしゃれな前菜として楽しんで。○「もやしとエビのタイ風揚げパン」材料(2人分・12個分)もやし 60g / エビ(ブラックタイガーなど) 4尾(正味60g) / 香菜 1枝 / サンドイッチ用食パン 3枚 / 揚げ油 適量A(玉ネギのみじん切り 大さじ1 / おろししょうが 少々 / 溶き卵 1/2個分 / 片栗粉 大さじ1/2 / ナンプラー 小さじ1 / 塩・胡椒 各少々)つくり方1.もやしは5~6mm幅に細かく刻む。エビは殻と背わたをとって片栗粉少々(分量外)をもみ込んでから流水でよく洗い、水気をふいて包丁で細かくたたく。香菜は茎と葉に分け、茎をみじん切りに、葉はトッピング用にとっておく。2.ボウルに1のもやしとエビ、香菜の茎、Aを入れてよく練り混ぜる。3.サンドイッチパンを十字にカットして4等分にし、2を表面にのせてスプーンなどで平らにのばす。4.170℃に熱した油に3の表面を下にしてそっと入れ、きつね色になったら返して裏も香ばしく揚げる。器に盛り、香菜の葉をのせる。撮影: 福田栄美子○著者プロフィール須永久美料理研究家、編集ライター食物学を学んだのち、飲料会社の研究開発部に所属。退職後、飲食店情報冊子の編集業を経てフリーランスの編集ライターに。2006年より料理家としても活動開始。現在は、書籍等の企画・編集・料理制作の他、雑誌、広告、WEB等で幅広く執筆活動中。著書に「エライ! もやしのおかず&つまみ81」(講談社)、「新・干し野菜レシピ」(ぴあ)などがある。
2014年10月16日ボーロとは、ポルトガル語で「ケーキ」を意味する焼き菓子の一種。子どものおやつにぴったりですが、市販のボーロには必ずと言ってよいほど、小麦と卵と牛乳が入っています。これが決して悪いというわけではないのですが、小麦も卵も牛乳も、アレルゲンと言われており、アレルギーを引き起こしやすい食材です。1歳くらいの子どもの腸には負担となってしまいます。子どもの腸では分解できないこのアレルゲンの食材を、早くから与え過ぎてしまうと、将来的にアレルギーの原因となってしまうことがあります。特に小麦に入っている「グルテン」というタンパク質や牛乳の「ミルクタンパク」と呼ばれるタンパク質は、摂取しすぎると大人でも腸にとって負担となりますので、気をつけなければなりません。今回ご紹介するボーロのレシピは、このグルテンやミルクを使わずにおいしくサクッと仕上がるレシピです。最近注目されているココナッツオイルを使っているので、さらに子どものお腹にやさしいレシピになっています。1歳から食べられるおやつです。ぜひ離乳食のお供にしてみてくださいね。■ココナッツオイルを使った、グルテンフリーのきなこボーロのレシピ(対象年齢:1歳~)<材料>(10~15個程度)・片栗粉 10g・きな粉 10g・米粉 10g・アーモンドフラワー 10g・黒糖 小さじ2・ココナッツオイル 小さじ22・豆乳または水 小さじ2~お好みで<作り方>1.片栗粉、きな粉、米粉、アーモンドフラワーをそれぞれ計量器で10gずつ計ります。2.ボウルに計った粉類を入れて、よく混ぜておきます。3.そこへ黒糖を入れて、さらに混ぜ合わせます。4.ココナッツオイルと豆乳(または水)を加えて混ぜます。この時、ポロポロして固まりにくければ水や油の量を調節して、丸められるくらいの固さにします。5.オーブンを170℃に予熱しておきます。6.天板にクッキングシートを敷き、その上に丸めたボーロの生地を並べます。7.予熱しておいたオーブンに入れて15~20分焼きます。8.焼き上がったら、すぐには触らず、そのままあら熱をとります。9.あら熱がとれたら、できあがりです。使う油は、ココナッツオイルがオススメです。ココナッツオイルなら、170℃程度の加熱であれば酸化せずにお腹に入れることができるからです。また、子どもの腸内温度は38~39℃といわれていますが、その温度でも溶けていられる飽和脂肪酸を含んだ油はココナッツオイルだけ。香ばしい匂いとサクサク感が出せるので食感も良く、子どもが喜ぶ味になりますよ。ココナッツオイルは最近注目の食材なので、スーパーなどに並んでいると思います。もし見当たらない場合はインターネットで購入が可能です。少々割高ですが、一度使ってみると、きっと手放せなくなるでしょう。
2014年10月15日子どもから大人まで幅広い層に愛されているピザ。外食先、またはデリバリーなどで口にする機会が多くなりましたが、最近では自宅で気軽に作れるようにと、ピザ生地のみがパッケージされた商品もよく見かけるようになりました。こうした商品は便利ではありますが、保存料などが少々気になるところ。自分たちはもちろんのこと、小さな子どもが口にすることを考えた場合、やや躊躇(ちゅうちょ)してしまうこともあると思います。とはいえ、自宅でピザを生地から作るとなると、「発酵」という手間と時間を考えなくてはならないため、気軽に作れるメニューではないですよね。そこで今回は、ピザ生地を作る上で面倒な発酵の行程を省いた、手軽に作れる自家製ピザ生地をご紹介します。■発酵なしで手軽に作れる、自家製ピザのレシピ(対象年齢:2歳~2歳半以上)<材料>(約2枚分)・ピザ生地○強力粉 210g○薄力粉 140g○ドライイースト 5g○砂糖 大さじ1○塩 少々○ぬるま湯 150~200cc・生地に塗るピザ用ソース(ケチャップやマヨネーズでも可) 適量・好みの具材(ハム、玉ねぎ、ピーマンなど) 適量・ピザ用チーズ 適量<作り方>1.ピザ生地の材料のうち、ぬるま湯以外をすべてフードプロセッサーに入れ、混ぜ合わせる(フードプロセッサーがない場合は、手で全体を混ぜる)。2.1をボールに入れ、手で混ぜながらぬるま湯を加えていく。3.粉っぽさがなくなったら、さらに手でこねて生地をまとめる。4.生地を2等分にして、天板のサイズにカットしたクッキングシートの上に広げていく。お手持ちのオーブンの天板の大きさによって、生地の等分を調整してください。5.生地にピザ用ソースを塗り、お好みの具材を並べた後、ピザ用チーズを全体にかける。6.220度に熱したオーブンで20~25分ほど焼く(途中、チーズの色を見ながら時間を調整)。7.全体に焼き色が付いたら完成。このレシピは、乗せる具材にもよりますが、歯がある程度生え揃い始める2歳~2歳半くらいから召し上がれます。生地に塗るソースは、市販のピザ用ソースを使ってもよいですが、トマトケチャップやマヨネーズでも十分おいしく召し上がれます。乗せる具材も、ピザを作るために買い揃える、というよりは、冷蔵庫の整理をする感覚で余っている食材を使ってもよいです。中途半端に残った野菜などをスライスし、ソーセージやハム、炒めた挽肉などと合わせて最後にチーズを振りかければ、オリジナルピザの完成です。野菜が苦手なお子さんでも、チーズがたっぷり乗ったピザなら、抵抗なく食べられるはずですよ。
2014年09月27日我が家ではサッと出せる常備菜を何種類かいつも冷蔵庫に用意しています。中でもピクルスは、慌ただしくてあまりお料理に時間をかけられない、でも野菜のおかずは用意したいという時にとても便利です。温野菜を好む我が家の次男は、あまりサラダなどの生野菜を食べません。温野菜をしっかり食べてくれるのでいいのですが、生野菜でしか取れない栄養もあるので、なんとか食べてもらいたいところ。そこで、いつも大人用に作っていたピクルスをアレンジして作ったら、これが大ヒット。それ以来ポリポリと食べてくれるようになりました。ピクルスはかなり昔から保存食として活躍していたそうで、その原型はなんと4000年も前の歴史に記述されているようです。ビタミンAやCの損失があまりないため、野菜の持つビタミンやミネラルなどの栄養成分を取り入れることができ、美肌効果、整腸作用などがあります。また、酢に漬け込むことで、酢の持つ疲労回復や食欲増進などの効能、血圧の正常化、動脈硬化の予防、コレステロール低下などの効能も期待できます。味の決め手はもちろんお酢。お酢にもいろいろあり、使用する酢の種類によって風味が変わってきます。我が家は数年熟成させた有機黒酢を使っていますが、子どもにはあまりクセのない米酢から試してみるとよいでしょう。野菜は皮ごと使用するので、有機栽培のものがおすすめです。3歳くらいの子どもから食べさせてあげてください。■子どもでも食べやすい万能ピクルスのレシピ(対象年齢:3歳~)<材料>(4人分)・赤パプリカ 大1個・黄パプリカ 大1個・オレンジパプリカ 大1個・玉ねぎ 1個・きゅうり 2本・塩 適量・ピクルス液◯酢 250cc◯水 180cc◯甜菜(てんさい)糖 もしくは きび糖 大4~5◯塩 ひとつまみ◯黒コショウ(粒) 5~7粒◯ピンクコショウ(粒) 5~7粒◯タイム(乾燥/生でも可)少々◯オールスパイス(粉末) 適量◯クローブ(粒) 3~5粒◯ローリエ 2枚※大人用ピクルス液には、上記にプラスして◯生赤とうがらし 1本◯生青とうがらし 1本<作り方>1.きゅうりを半分に切り、縦に4等分にする。まな板にのせて塩をまぶし、両手で軽く押さえながら転がして板ずりする。2.バットに塩をひき、きゅうりを並べて上から軽く塩をふり、重石をして半日ほど冷蔵庫に置く。3.2に熱湯をかけて塩気を取る。※2、3は、きゅうりから水分が出てピクルス液が薄まってしまうのを防ぐためですが、面倒であれば省いても構いません。その場合は水の分量を少し減らすなど調整をしてください。4.きゅうり以外の野菜をスティック状に切る。5.ピクルス液の材料を鍋に入れて火にかける。沸騰したら火を止め、60度まで冷ます。6.熱湯消毒をした瓶に野菜を入れて、5のピクルス液を注ぎ、常温になったら冷蔵庫へ。半日ほどたてば食べられます。今回のレシピは、子どもでも食べられやすいように甘めにしてありますので、お好みで砂糖や酢の量を調整してみてくださいね。大人用には生のとうがらしを入れておくと(子どもと別の保存瓶で)ピリッとしたスパイシーな風味を楽しめます。お好みでスライスしたニンニクを入れてもおいしいですよ。野菜は、ミニトマトやみょうが、カブ、大根、セロリなどもおすすめです。
2014年09月26日ラタトゥイユとは、炒めた野菜をトマトと香草、ワインで煮込んだ、南仏ニースの郷土料理です。昨年、南仏に数か月滞在していた時、よく食べていました。どこのお店で食べても個性があり、おいしかったのが思い出されます。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、作り置きしておくとパスタソースやオムレツの具やソース、グラタン、薄切りしたフランスパンに乗せてブルスケッタなど、さまざまなアレンジで使えます。さらに、温かいままでも、冷たくしてもおいしいので、まとめて作っておくととても便利な1品です(アレンジ例は後述)。1歳くらいのお子さんから食べることができます。ラタトゥイユは映画「 レミーのおいしいレストラン 」で登場するメインのお料理なので、映画を観たことのあるお子さんなら「あ! レミーのお料理だ!」と喜ぶのではないでしょうか。この映画が大好きなうちの息子は、映画に登場する、見た目がとても芸術的なラタトゥイユこそが本物と信じているので、いつも「見た目が全然違う!」と文句を言いながらもよく食べています。おいしく作るコツは、少し面倒ですが、野菜を別々に炒めておくこと。別々に炒めることでそれぞれの野菜が持つ旨みが閉じ込められ、後で一緒に煮込むと、なんとも言えない旨みのハーモニーが生まれます。また、時間をかけてゆっくり煮込むことでトマトとワインの酸味が抜け、とてもまろやかで甘みが出ます。トマトの酸味が苦手な子どもの場合は少量のはちみつ、メープルシロップ、アガペシロップなどを足すとよいでしょう。なお、完熟トマトを使う際は、有害とされるビスフェノールAという物質が含まれる樹脂を使用しているアルミ缶を避け、できるだけ有機の瓶詰か紙パックのものをおすすめします。■おいしいラタトゥイユのレシピ(対象年齢:1歳~)<材料>(4人分)・玉ねぎ 大1個・にんにく 1~2片・赤パプリカ 1個・黄パプリカ 1個・オレンジパプリカ 1個・ズッキーニ 1本・なす 1~2本・完熟トマト瓶 1瓶・白ワイン 2/3カップ・オリーブ油 大さじ3・ブーケガルニ 1袋または1束・ローリエ 2~3枚・塩 適量・コショウ 適量<作り方>1.にんにくを細かくみじん切りにする。玉ねぎは2cm角に切る。2.油を引いた鍋に1のにんにくを入れ、香りが出てくるまで弱火で炒め、次に玉ねぎを加えて炒める。玉ねぎの色が変わって甘みが出てきたら火からおろす。3.2を炒めている間にパプリカ、ズッキーニを2cm角程度に切っておく。煮込んでしまうので、形は適当でOK。子どもの食べやすい大きさに切りましょう。なすはアクが出るので炒める直前に切ります。4.パプリカ、ズッキーニ、なすをそれぞれ別に炒めます。この工程はちょっと面倒ですが、一緒に炒めてしまうより野菜それぞれのうまみが引き立って、後で合わせて煮込むととても美味しくなります。パプリカは7~8分、なすとズッキーニは5分くらいを目安に。少ししんなりしたら火からおろす。5.2に4の野菜を全部入れて合わせ、完熟トマトと白ワイン、ブーケガルニ、ローリエを加え、フタをして30分煮込む。鍋底が焦げないよう時々混ぜる。6.今度はフタを取り、鍋底が焦げないよう混ぜながら、さらに30分煮込んで完成。■ラタトゥイユのアレンジ例1.薄切りにして軽くトーストしたフランスパンに乗せてブルスケッタ風に前菜として。2.パスタソースとして。その際は焼いたベーコンを足してもおいしい。温かいパスタ、冷たいパスタのソースとして使えます。3.少量のオリーブオイルで輪切りの鷹の爪(少量)を炒めて香りを出し、ラタトゥイユと混ぜると大人用のピリ辛のラタトゥイユに。4.キヌアの上にかけて冷製サラダとして。キヌアサラダの作り方は こちら 。ラタトゥイユを上からかける場合は、キヌアサラダのレシピの中の野菜とラタトゥイユにしっかり味がついているので、塩コショウは抜きで。5.ごはんの上にラタトゥイユとチーズを乗せ、オーブンやトースターで焼いてラタトゥイユ丼に。6.カレー粉やカレールウを混ぜて野菜カレーに。お好みでお肉や魚介を入れてもOK。7.冷凍パイシートに包んで焼いて、ラタトゥイユパイに。
2014年09月24日グルテンとは、小麦に入っているタンパク質のことです。グルテンは、実はあまり消化がよくないため、お腹には決してやさしくない栄養素なのです。そこで最近多く登場するようになってきたのが、グルテンを含まない「グルテンフリー」の食品です。グルテンフリーの食品はお腹に負担をかけにくいので、腸内環境を良くして免疫力を高め、それによりさまざまな病気から身を守る、ということが期待されています。今回ご紹介するグラタンは、子どもが大好きな食べ物です。ですが、グラタンには小麦や牛乳など、子どもの腸の負担になってしまう食材が多く含まれているので、食べ過ぎには注意が必要です。おうちで作る時には、できるだけグルテンやミルクタンパクをフリーにした、お腹の負担が少ないレシピで作ってみましょう。グルテンフリーグラタンのレシピは1歳半くらいから食べることができます。個人差はありますが、犬歯が生えてきたら徐々に食べさせて、様子を見てみましょう。■子どもが大好きなグルテンフリーグラタンのレシピ(対象年齢:1歳半以上)<材料>(4人分)・さつまいも 1本・にんじん人参 1本・パプリカ 1個・インゲン 5本・玉ねぎ 1個・しめじ お好みで・鶏肉 300g・ココナッツオイル 適量・豆乳 適量・米粉 適量・塩胡椒 少々・無添加ブイヨン 1袋(4g)・チーズ お好みで<作り方>1.さつまいも、にんじん、玉ねぎをひとくち大に切ります。2.インゲンやパプリカは小さめに切ります。3.鶏肉は皮をはいで、ひとくち大に切ります。ささみでも構いません。4.ココナッツオイルを鍋に入れ、温めます。5.鶏肉と玉ねぎを炒めていきます。6.火が通ったら、残りの野菜(さつまいも、にんじん、インゲン、パプリカ)を入れて炒めます。7.すべての野菜と肉に火が通ったら、米粉を材料にまぶすようなイメージで全体にかけて、軽く混ぜます。8.豆乳を入れ、とろみをつけていきます。9.ブイヨンを入れたら味見をして、足りなければ塩コショウで整えていきましょう。10.グラタン皿に盛り付けます。11.チーズをかけ、200度に予熱したオーブンで7~8分焼いたらできあがりです。乳製品は、牛乳よりもはチーズやバターなどの発酵している食品で摂るようにしましょう。発酵食品のほうが、発酵させる前の食材よりもお腹にやさしく、消化を助けてくれるはたらきがあります。お腹にやさしいグルテンフリーグラタンは、大人にもおすすめです。ぜひ試してみてください。
2014年09月21日ポテトチップスといえば、子どもが大好きなスナック菓子。市販のポテトチップスは塩分や添加物、酸化した油など、親からすると気になる点がたくさんありますね。できるだけ食べさせたくないと考えている方もいるのではないでしょうか。我が家では、基本的にスナック菓子は禁止。とはいえ、ただむやみに禁止するのも、子どもが大きくなってくるとなかなか難しいものです。ならば、おうちでとびきりおいしいチップスを作ってしまいましょう!できたてホヤホヤ、揚げたてホヤホヤのポテトチップスはビックリするくらいおいしいのです。子どもと一緒に作るととても盛り上がりますよ(ただし、小さい子どもと一緒の場合は、油がはねないように十分注意してくださいね)。「手作りポテトチップス」を作る際のポイントは、使う油を選ぶこと。子どもの健康のために、揚げ油はできるだけ酸化しにくいものを使うとよいでしょう。我が家では化学物質を使用しない、昔ながらの圧搾一番しぼりの菜種油(遺伝子組み換えでない)を使用しています。また、塩は精製されていない天然塩を使いましょう。ただし、いくら酸化しにくい油を使っても、空気に触れると油の酸化は進んでしまいます。そのため、一度に食べ切れる量で作るのがおすすめです。2歳を過ぎた子どもから、徐々に食べさせてあげてください。■簡単! おいしい! 手作りポテトチップスのレシピ(対象年齢:2歳以上)<材料>(2~3人分)・じゃがいも 中3~4個(皮付きで揚げるので、できれば無農薬のもの。農薬を使用している場合は皮をむいて使う)・菜種油 適量・塩 適量(精製されていない天然塩)・コショウ 適量<作り方>1.じゃがいもの表面をよく洗い、泥を落とす。2.じゃがいもをスライサーで厚さ1mm程度に薄くスライスし、水にさらす。何度か水を替えて、水がやや透明になるまで軽くすすぐ。3.じゃがいもをキッチンペーパーにあげ、水分を取る。※ここできっちり水分を取らないと、揚げる時に油がはねるので注意。あまり時間を置くと、じゃがいもの色が変わるので手早くしましょう。4.160度の油で揚げる。油の中に入れると一旦ふにゃふにゃと柔らかくなりますが、そのまま揚げているとパリっとしてきます。パリッとしたら一旦油を切って置く。5.160度の油で二度揚げする。チップスが色づいてきたらできあがり。塩、コショウをお好みで振る。塩味のほかにカレー粉やガーリックパウダー、青のりを混ぜると大人のおつまみになります。混ぜる時はビニール袋に入れて空気で膨らませてから袋を振ると、まんべんなく味付けができます。
2014年09月18日小さなお子さまがいるご家庭では、毎日のおやつの内容に頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。種類が豊富な市販のお菓子を用意すれば、そんな悩みもすぐに解消されますが、添加物や砂糖の含有量などを考えると、多少の手間はかかるものの、愛情のこもった安心安全の手作りお菓子を食べさせたいというのが母ゴコロ、親ゴコロですよね。今回ご紹介するバナナケーキは、砂糖の甘味をバナナの甘味で代用したもの。バナナならばカボチャやサツマイモのように「食べてみたら甘くなかった…」ということがないので、一定のクオリティで作れて安心です。離乳食完了期(1歳~1歳半頃)から召し上がれると思います。■お砂糖いらずの簡単バナナケーキのレシピ(対象年齢:1歳~1歳半以上)<材料>(パウンドケーキ型1本分)・バナナ 2本・レモン汁 小さじ2・無塩バター 80g・卵 2個・薄力粉 120g・ベーキングパウダー(アルミニウムフリー) 小さじ1<作り方>1.室温に戻したバターをボールに入れ、泡立て器で混ぜてクリーム状にする。2.溶きほぐした卵を1に入れて、よく混ぜ合わせる。3.皮を向いたバナナを、フォークの背で押しながらすりつぶしていく。4.バナナの変色防止用にレモン汁をふりかける。5.2のボールにすりつぶしたバナナを入れ、さらに全体をよく混ぜ合わせる。6.薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるい、5に入れてヘラなどで全体をさっくりとまぜる(粉っぽさがなくなるまで)。7.型にクッキングシートを敷いて6を流し入れ、型ごと2回ほどトントンと台に打ち付けて空気を抜く。8.180度に温めておいたオーブンに入れて10分焼いた後、いったん取り出し、ナイフなどで中央に切れ目を入れる(写真参照)。9.オーブンの温度を170度に下げ、さらに25~30分ほど焼く。10.中央に竹串などを入れ、串にとろみのついた生地がついてこなければOK。焼き上がりのサインです。11.焼き上がったらクッキングシートごと中身を引っ張り、型から取り出します。型と生地がくっついている部分があれば、ナイフなどで切り離しましょう。12.クッキングシートからはがし、網の上で冷まします。粗熱が取れたら完成です。無塩バターがない場合は有塩バターを使用しても、できあがりにさほど影響はありません。すぐに食べ切れないときは、食べやすい大きさにカットして一切れずつラップで包み、冷凍庫で保存することもできますが、なるべく早めにお召し上がりください。
2014年09月16日大豆ミートで作る、豚肉を使わないキッズ酢豚のレシピは、大体1歳半のお子さんから食べ始めることを想定して考えました。ポイントは「腸の発達」です。子どもの腸というのは、産まれた時はまだまだユルユルで、母乳しか消化できないくらいの、ざるのような穴だらけの状態です。それが成長するにつれ、次第に大人の腸へと発達します。この、子どもの腸の発達段階をお母さんが見極めながら上手に離乳食を進めていかないと、アトピーやアレルギーの原因となってしまうことがあるので、注意が必要です。消化の準備がどのくらいできているかを確認するには、歯がどれくらい生えているかを見ることでわかるといわれています。子どもの歯は、最初に下の前歯2本、それから上の前歯2本が生えてきます。その後、前歯の両側が生えた後は、ひとつ飛ばして犬歯が生えてきます。このタイミングが大体1歳半くらいです。この時にはある程度の調味料も消化でき、野菜も噛んで食べられるようになりますが、豚肉には注意が必要です。豚は、ほかの動物よりも腸の長さが短く、いろいろなものを消化できずに脂肪に溜め込んでしまっている可能性が高いといわれています。子どもがまだ十分に消化できない物質を溜め込んでいる場合もあるので、気をつけましょう。今回は中華の定番、酢豚をご紹介しますが、上記の理由を考慮して、豚肉を使わないレシピにしてみました。■大豆ミートで作るキッズ酢豚のレシピ(対象年齢:1歳半以上)<材料>(4人分)・大豆ミート(ドライタイプ) 250g・サツマイモ 1本・にんじん 1本・ピーマン 2個・玉ねぎ 1個・しょうゆ 大さじ3・酢 大さじ3・ケチャップ 適量・ココナッツオイル 適量<作り方>1.大豆ミートを熱湯につけて戻します。その間に野菜を切ります。それぞれひとくち大に切りましょう。お子さんの苦手な野菜は少し小さめに切るとよいでしょう。2.大豆ミートが戻ったら、しっかりと搾って水気を切ります。温めたフライパンにココナッツオイルを入れ、大豆ミートを少し焦げ目がつくくらいに焼いていきます。3.大豆ミートの両面に焼き目がついたら、野菜を入れて炒めます。野菜の色が透き通ってきたら、味付けをしていきます。4.しょうゆと酢を入れて、ケチャップを少しずつ加えながら好みの味になるように整えていきます。5.ピーマンの緑が茶色くなるくらいに色付いたら、できあがりです。ケチャップは、できるだけ有機トマトを使用した、化学調味料の入っていないもののほうが、子どものお腹にはやさしいです。できるだけ自然の味を覚えさせて上手に味覚を育てていきましょう。
2014年09月14日9月とはいえ、まだまだ残暑が厳しい時期。暑いけれども、寒くなるこれからの季節に向けて、体力もつけておきたいところです。そこで、夏の間、活躍してくれたそうめんをアレンジして、沖縄料理のチャンプルに入れてみるのはいかがでしょう?そうめんの原料は小麦です。小麦には、子どもの腸にとって若干負担となってしまう、グルテンが含まれています。特に、2歳になる前のお子さんにとって、グルテンは腸の発達の妨げとなり、アレルギーを引き起こす原因となることもあるので注意が必要です。小麦の入ったそうめんを食べる時は、2歳以上のお子さんで、すこぶる体調がよい時、週に1回くらいのペースで食べるのがオススメです。頻繁過ぎると、免疫力を低下させ、風邪やウイルス性の病気の原因ともなることがあるので気を付けましょう。■休日ランチにおすすめのソーメンチャンプル(対象年齢:2歳以上)<材料>(4人分)・そうめん 300g・にんじん 1本・もやし 1/2袋・ほうれん草 3~4束・玉ねぎ 1/2個・有機大豆の木綿豆腐 1丁・鶏肉ミンチ 200g・油揚げ 1枚・塩コショウ 少々・無添加出汁パック 適量・しょうゆ 少々・ゴマ油 適量<作り方>1.にんじん、ほうれん草、玉ねぎ、油揚げをせん切りにします。2.中華鍋にゴマ油を入れ、切った野菜ともやし、油揚げ、鶏肉ミンチを入れて炒めます。3.ひとくち大に切った豆腐を入れて。さらに炒めます。4.出汁パックとしょうゆ、塩コショウで味を整えます。5.たっぷりの水を入れて沸騰させた鍋にそうめんを入れて、麺がくっつかないように時折かき混ぜながら、2~3分ゆでます。6.ゆで上がったそうめんをざるに開け、一旦水で洗います。よく水を切ってから中華鍋に入れて、炒めた具材と混ぜ合わせます。7.味を見て少し足りなければ、軽く塩を足して、できあがりです。お休みのランチメニューにもってこいの一品です。お腹の調子や子どもの体調などを見ながら、上手に小麦を摂りましょう。
2014年09月11日子どものお腹にやさしいカラフルハンバーグのレシピは、2歳を過ぎたお子さんに向いています。子どもの腸は、母乳のみを消化できていた赤ちゃんの頃から次第に成長して、個人差はあるものの、3歳程度で大人の腸へと近付きます。離乳食を進めるタイミングは、歯の生え揃い具合を見て決めるのがよいでしょう。ある程度腸がいろいろなものを消化できるようになる頃には、犬歯とその奥の臼歯が生えた状態になっています。犬歯で肉を噛みちぎり、臼歯でそれをすりつぶすことができるようになると、肉を柔らかくしてお腹へ届けることができるようになります。一番奥から一つ手前の臼歯(第一乳臼歯)が生えていれば、牛肉を食べることができるようになるでしょう。歯の生え方にはもちろん個人差があるので、便の様子やおならの臭いなどにも注意しながら、お肉を与える加減を決めていきましょう。噛むことが苦手な子どもにはまず、ミンチ肉(ひき肉)から始めてみることをオススメします。ミンチ肉といえばハンバーグ。ですが、卵やパン粉は使いません。あくまでも2歳児の子どもの腸内を考えて、つなぎもお腹にやさしいものを使用しましょう。■子どものお腹にやさしい、カラフルハンバーグのレシピ(対象年齢:2歳以上)<材料>(子ども用ハンバーグ10個くらい)・牛ひき肉 200g・鶏ひき肉 200g・赤パプリカ 半個・黄パプリカ 半個・ピーマン 1個・玉ねぎ 半個・塩コショウ 少々・片栗粉 適量・ココナッツオイルまたはゴマ油 適量<作り方>1.ボールに牛と鶏のひき肉を入れて、手でぐちゃぐちゃと混ぜ合わせます。2.赤・黄パプリカ、ピーマン、玉ねぎをみじん切りにします。3.切った野菜をお肉と合わせて、手でぐちゃぐちゃと混ぜ合わせます。4.塩コショウを少々入れて、もう一度混ぜ合わせます。5.片栗粉はつなぎになります。様子を見て混ぜながら、繋がるまで少しずつ加えていきましょう。6.フライパンにココナッツオイルを入れて温めます。7.混ぜた材料を手のひらの半分くらいのサイズに丸く平べったくして、真ん中を人差し指で押さえ、少しくぼみを作ってからフライパンに並べます。8.少し焦げ目がつくくらいに両面を焼いていきます。9.ケチャップをつけて完成です。ココナッツオイルを使用すると香ばしく、おやつのような感覚の味付けになります。普通に焼きたい時は、香りの強くないゴマ油などを使用しましょう。ケチャップは、できるだけ自然の味に近いものを選ぶと、よりお腹にやさしくなります。
2014年09月10日