「Slim Club~スリムクラブ~」主宰監修3月6日、雑誌やテレビなどで活躍している料理研究家の重信初江氏による新刊『料理研究家がダイエット教室に通ってみたら、こんなにやせた!』が朝日新聞出版から発売された。A5判並製で144ページ、価格は1,320円(税込)である。同書はアンチエイジングアドバイザーで、肥満予防健康管理士、ダイエットアドバイザー、渋谷区代々木のダイエット教室「Slim Club~スリムクラブ~」を主宰している菅野観愛氏が監修を務めている。ダイエットできる重信氏考案のレシピ80も料理研究家の重信初江氏はあるとき、気に入った洋服を見つけるも、自身の体に合うサイズがなく悔しい思いをしたという。ショーウインドウに映る自分の姿から逃げるように立ち去ることを続け、そんな時に出版社の編集者からダイエットの企画が持ちかけられる。菅野観愛氏は出産後に体型が変わったことで、健康や加齢、ダイエットについて学びダイエット教室を立ち上げている。これまで3,000名のダイエットに関わり、そのデータをもとに考案したのが「ミア式ダイエット」である。このダイエットを実践した生徒の多くが2か月間で5~10kgの減量に成功しているという。新刊には「ミア式ダイエット」による重信初江氏の3か月間の記録が綴られている。3か月で10kgのダイエットを成功させた理論と体験記であり、ダイエットできる著者考案のレシピ80も掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:料理研究家がダイエット教室に通ってみたら、こんなにやせた!
2020年03月11日ベビーカレンダーをご覧の皆さま、あけましておめでとうございます!ついにオリンピックイヤーが始まりましたね。見事チケットをゲットした方はいらっしゃいますか?わが家は一次抽選・二次抽選と申し込んで全部ハズれました! さて、皆さんは妊娠中、何か運動をしていましたか?私は産院でやっていたマタニティヨガの教室に通っていました。ヨガに興味はあったもののやる機会がなかったので、初めての体験。また、ほかの妊婦さんたちと雑談するのも、初めて。運動になり、ママ友もでき、情報交換もできて、とてもよかったです。 ヨガの内容やママ友との会話はうろ覚えになっても、今もハッキリ思い出せる、あの見事なおけつ!当時は「あー運動してるからなーすごいなー」くらいのライトな尊敬でしたが、年を重ねていくごとに、あのおけつが相当なものだったことがどんどんわかってきました。おけつキープにかける並々ならぬ気合いと努力がなければ、ああもプリンと維持できないと思います。 先生とは真逆に、おけつどころか最低限の筋肉キープもママならない私ですが、今年はなにか運動するのを目標の1つに掲げたいと思っています。今年もどうぞよろしくお願い致します! 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(ベネッセコーポレーション)、「おうちクエスト」(竹書房)など。
2020年01月04日「食育」への関心が高まるなか、「親元を離れたときに困らないように……」と考えて、子どもを料理教室に通わせている親が増えています。でも、調理経験によって子どもが得るのは、調理の知識や技術だけではない――。そう語るのは、食育、家族社会学を専門とするお茶の水女子大学生活科学部非常勤講師の松島悦子先生。では、松島先生が考える「調理経験によって子どもが得られるもの」とはどんなものでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)料理は子どもの自己肯定感と自己効力感を高める「食育」とひとことでいってもその中身は幅広いもので、「実際に調理をする」ということも含まれます。いま各地で子ども向けの料理教室やイベントが開かれていることを見ても、食育の重要性を親が強く意識していることがうかがえます。また、子ども向けの料理教室やイベントのニーズの高まりの背景にはジェンダーに関する価値観の変化もあるように思います。いまは男女問わずに料理ができる人が尊敬されるようになってきて、古くからある「料理は女性の役割」という偏見がなくなってきました。だからこそ、男の子であれ女の子であれ、子どもに料理を学ばせようとする親が増えているのではないでしょうか。もちろん、調理経験は子どもにさまざまなものをもたらしてくれます。多くの手順がある調理は「小さな成功体験」を積み重ねる作業ですから、自己肯定感を高めることになる。そして、「目標を達成できる!」という「自己効力感」も高めることになります。以前、わたしが中高生を対象に行った調査では、「普段、料理をする」という子どもは、料理をしない子どもに比べてチャレンジ精神や達成感、工夫する楽しさ、人に食べてもらうよろこび、褒められるよろこびなどを強く感じていて、自分の性格を肯定的にとらえるだけでなく、将来の夢を持つといった生きるうえでの積極性が強いことがわかりました。日本人の子どもたちは、外国の子どもたちと比べ自己肯定感が顕著に低いことが問題とされています。でも、料理をして小さな成功体験を積めば、自己肯定感と自己効力感を高められると推測できるのです。調理は成功体験を積み重ねるプロセスそれから、調理経験が子どもにもたらすもっとも重要なものとしては、問題解決能力が挙げられます。変動が激しいこれからの時代は、さまざまな問題が次々に立ち現れるでしょう。いままでのように知識と技能を習得するだけでは、それらの問題を乗り越えることはなかなか難しいはずです。そこで求められるものこそ、問題解決能力です。その力は、実際に問題を解決して成功体験を重ねることで得られます。調理というのは、わずかな時間でその一連のプロセスを完結できる素晴らしいものなのです。どんな料理をつくるかという課題を決めて、レシピや調理の手順という計画を立てる。その計画を実行してつくった料理を食べれば、美味しかったかどうかという評価、振り返りもできる。仮に失敗や反省すべきことがあれば、それは「次」への課題になります。しかも、その「次」は、それこそ翌日にだって試せるものです。成功体験を重ねるというプロセスを、どんなことよりも手っ取り早く家庭でもできるものが調理なのです。小学生くらいの子どもなら、それこそ目玉焼きをつくるという簡単なものでいいでしょう。子どもが一生懸命に目玉焼きをつくってくれたなら、つくってくれたことを褒めてあげてください。そして、「ありがとう」と感謝し、「美味しい」と褒めて、もし改善すべきところがあれば「今度はこうしようね!」とアドバイスしてあげましょう。目玉焼きのような簡単な料理をつくることであっても、先にお伝えしたプロセスを子どもはしっかり経験することになります。「興味を示したとき」が子どもに料理をさせるチャンス!子どもの発達はそれぞれ個人差がありますから、調理を経験させるべき適正年齢というものはありません。「子どもが調理に興味を示したとき」が、そのチャンスだと思ってほしいのです。料理をしている親の姿をじっと見つめたり、「やらせて」といってきたりする子どももいます。そのタイミングは、早い子どもなら2、3歳くらい。ピークは5歳頃です。もちろん、いくらそのタイミングがきたからといって、調理をするには多少の危険も伴いますから、親が忙しい平日に無理をして調理をさせる必要はありません。週末にでも時間をつくって、親自身がゆったりした気分でいられるときに子どもに調理をさせてみるのがいいでしょう。最初にやらせるのは、本当にちょっとしたもので構いません。調理器具を使ってなにかをかき混ぜるといったことでも、小さな子にはハードルが高いことなのです。最初は手を使ってレタスをちぎるとか、クッキーのうえにレーズンやアーモンドを乗せる、ハンバーグの種をこねるといったことがいいでしょうね。そのときのポイントは、あれやこれやと口出しをしないこと。危ないことをしようとした場合は別ですが、しっかり手順を教えたらあとは極力見守ってほしい。そうでないと、調理への興味を失いかねないからです。小学校に上がる頃になって危険性が理解できるようになったら、包丁やコンロを使った調理にも挑戦させてあげてください。大切なのは、子どもの成長を親がしっかり観察すること。ひとつできるようになったら、次は「ちょっとだけ難しそうなこと」をさせてあげることで、得られる達成感や次へのモチベーションも高まっていくはずです。ただ、そうした調理経験が子どもにもたらす「効果」に親が期待するのもわかりますが、わたしとしては別の視点も持ってほしいと思います。親子で料理をつくるときには、相対するのではなく基本的に横に並びますよね?狩りをして生きていた時代の名残なのでしょう。相対する相手に対しては、人間は本能的に「敵」だとみなします。一方、横に並ぶ相手は「味方」、大事な存在だとみなすのです。つまり、親子が同じ方向を見て並び、おしゃべりをしながら料理をつくることは、親子の絆を深めることになる。きっと、親子の関係をより良くしてくれるはずです。『白熱教室 食生活を考える』松島悦子 他 著/アイ・ケイコーポレーション(2016)■ お茶の水女子大学生活科学部・松島悦子先生 インタビュー一覧第1回:「食育=食生活の教育」ではない!?常識を超えた、食育の“真のねらい”第2回:「家族で食べたい」と素直に言えない子どもたちに、親がすべき“食事の場”づくり第3回:子どもに「調理」をさせるメリット。料理をする子・しない子の“内面”の大きな違い第4回:「父親のかかわり」で食は2倍豊かになる!料理が苦手でもできる食育の方法とは?(※近日公開)【プロフィール】松島悦子(まつしま・えつこ)お茶の水女子大学生活科学部非常勤講師。専門は食育、家族社会学、消費者科学。お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業、同大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了、博士(社会科学)。東京ガス都市生活研究所勤務、お茶の水女子大学食育プロジェクト講師、和洋女子大学家政学群准教授を経て現職。著書に『子育て期女性の「共食」と友人関係』(風間書房)、『白熱教室 食生活を考える』(アイ・ケイコーポレーション)、『食物学概論』(光生館)、『消費者科学入門』(光生館)などがある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月19日男性と出会う機会が少ない女性でもカルチャースクールに通えば、男性と知り合いになれるチャンスが生まれます。ワインが好きな人はワイン教室で出会いを見つけるのもおすすめです。ワイン教室で出会いを探すお酒が好きな男性と知り合いになれる方法として、ワイン教室に通う方法があります。ワインに関する知識を深めながら、同時に同じ趣味を持っている男性とも知り合いになれるので一石二鳥です。毎回同じ教室に通いながらワインに関する知識を学ぶことで、互いのことを少しずつ知り合うことができます。このような場合に大切になるのが、相手との距離の縮め方です。気になる相手が見つかった場合には、自然にアプローチすることが必要です。ワイン教室で気になる相手を見つけた場合ワイン教室で意中の男性に話しかけるきっかけ作りとしては、ワインに関する知識を質問する方法があります。共通の趣味であるワインについて話しながら、会話をスムーズに弾ませることができます。この際、あまり難しいことを聞いても相手が答えられなくなってしまう場合もあるので、相手が答えやすいような簡単な質問を用意しておくことが最適です。質問をされたことに答えられたことで、相手の役に立てたという感情が転じて相手に好意が生まれる場合もあります。ワイン教室で知り合った相手とより親密になる方法話しかけて互いに知り合いになれたら、さらに親しい関係になっていくことが重要です。教室に参加するごとに積極的に話しかけることで、より相手に自分の気持ちを伝えることができます。ワイン教室に通う男性ならばワインに興味を持っている場合も多いので、どのような銘柄のワインが好きなのかを聞いたりすることもおすすめです。ワイン以外のことも会話の話題にすることで、相手の趣味もよりよくわかるようになります。相手も自分に好意を持っているようなら、ワインを飲みながら食事ができるお店にさりげなく誘うことで、恋愛を本格的に発展させるチャンスが生まれます。
2019年02月06日恋人をつくるためには出会いの場が大切です。料理教室もそのひとつですよね。ここでは、料理教室が恋人と出会うきっかけになるかどうかについてお話します。料理教室に通う目的にもよる料理教室に通う目的は人それぞれです。料理のイロハから学びたい人もいれば、料理の腕前をグレードアップしたい人もいるでしょう。日本料理やイタリア料理など、料理のジャンルから教室を選ぶ人もいます。もちろん、独身者もいれば既婚者もいます。専業主婦(主夫)や会社員など仕事もいろいろ、そのうえで年齢層に幅があることも知っておきたいですね。独身男性が何人いるかも関係する料理教室で恋人探しをするのなら、教室のなかに独身男性が何人含まれているかが大きなポイントになります。料理を学びたいのは男性も同じですよね。しかし、既婚男性が多い教室では、恋愛対象になる男性との出会いは難しいかもしれません。もちろん、その男性と親しくなることで、独身男性を紹介してもらうケースもでてきます。そのためには、料理教室内で明るく振る舞うことが大切です。婚活イベントの料理教室なら脈ありこのように、料理教室で異性と出会い、親しくなるためにはハードルが高いことがわかりました。そんななかでも、婚活イベントの料理教室なら恋人候補の男性との出会いが期待されます。こちらに参加する人は、いずれも婚活目的の人ばかりだからです。もし、料理教室情報を目にしたときは、主催者をはじめ参加条件の確認をおすすめします。料理教室のメリットを活用しよう料理教室では、料理をつくるという共通の目的があります。慣れない手つきで作業をすることも多く、料理づくりの課程には思わぬハプニングがあるかもしれませんね。しかし、貴重な経験を共有することで、理想的な男性との出会いが期待されます。そのためには知ったかぶりは厳禁です。料理教室に参加するときは、肩肘張らずに自然体を心掛けるとよいでしょう。
2019年01月10日育児をしながら仕事も楽しむママを紹介するシリーズ。今回は、ニューヨーク在住の筆者が、ニューヨークで料理教室を開催するHatsuneさんをご紹介。Hatsuneさんの教室「Five or under」は、スタート直後から口コミだけで満席が続いている人気の教室です。そのヒケツを取材してきました。4人の子どもを育てながら開催した料理教室が人気講座にニューヨークで人気の料理教室「Five or under」ですが、講師のHatsuneさんは、「半年前は、まさか私が料理教室を開催するなんて、想像もしなかった」というから驚きです。料理を教えるようになったきっかけは、SNSに投稿していた料理写真。日本人ママ向けに講座を提供している『ニューヨーク・ママサロン』の主宰者の目に止まり、「子育てをしながら、そんな華やかな料理が作れるなら、ぜひ教えてほしい」と声をかけられます。Hatsuneさんは、2人の男の子、双子の女の子の4児のママとして育児に専念中でしたが、チャレンジすることを決意。『ママサロン』で初めての料理教室を開催したところ、その後のリピーター率は9割で、満席続きとなっています。人気の理由は、「手に入れやすい素材、シンプルな調理法、おもてなしにも使える見栄え」(Hatsuneさん談)。特に、買い物に行けない忙しいママのことを思い、素材はすべて、オンラインでも購入できることを確認しているそうです。ちなみに、教室名「Five or under」は、「ひとつのメニューについて、素材は5つまで」というコンセプトを表しています。リラックスして食事を楽しむ、デモンストレーション型この日は、特別にニュージャージーの住宅の一室にて取材をさせてもらいました。今回のテーマは、ホームパーティーが多い季節に向けた「HOLIDAYサバイバルレシピ」。ドアを開けて部屋に入ると、ゴールドと赤を基調とした華やかなテーブルセッティングに迎えられ、テンションが上がります。「Five or under」は、デモンストレーション型で、参加者はウエルカムドリンクを片手に、Hatsuneさんが手際よく料理するのを見学しながら、素材の選び方や、おすすめの調理器具などについてのレクチャーを受けます。参加者同士で、子育て情報の交換なども楽しんでいる間に、スープ、メイン、サイド、デザートまでが、次々に完成しました。「日本人のママたちは、異国で仕事に育児にとがんばって疲れています。ここではリラックスして、食事を楽しんでほしい」とHatsuneさん。仏のホストマザーから基本を学び、NYでおもてなしのノウハウをマスターレシピのベースとなっているのは、高校2年生の時に留学したフランス・トゥールーズのホストマザーが作る家庭料理の味。仕事から帰宅したホストマザーが、あっという間においしい料理を作ることに感動したHatsuneさんは、ホストマザーに弟子入り。一緒にマルシェに買い出しに行き、毎日キッチンで料理の基本を教えてもらったといいます。日本に帰国後も、外国人に出会うチャンスがあれば、「家庭料理を教えて」と頼み込み、イタリア、トルコ、イスラエル、中国など、各国のママ達の秘伝レシピを習得していきます。さらに、30か国以上を旅して、世界の味を探求しました。とはいえ、料理はあくまで趣味として楽しみ、大学・大学院時代は、司法試験を目指して勉強に明け暮れていたとか。そんなHatsuneさんが、日本に留学中のアメリカ人男性との結婚を機に、ニューヨークに移住したのは2012年。今度は義母から、「アメリカの家庭の味」と「大家族をまとめるママの技」を伝授されました。さらに、ニューヨークで活躍するおもてなし料理家ひでこ・コルトンさんとの出会いによって、料理の腕はさらに磨かれ、洗練されていきます。ニューヨーク流の華やかなおもてなしのエッセンスは、すべてコルトンさんの「NY*おもてなし料理教室」で学んだとか。マスターコースまで進んだHatsuneさんは、ワインの知識からテーブルコーディネート、教室開催のノウハウにいたるまでをコルトンさんから教わり、現在の「Five or under」の教室スタイルのベースを確立します。家族のサポート体制も強力で、「お料理教室で提供するレシピは、夫、長男、次男の3人が揃って『おいしい』と言うまで、改良を重ねています」とのこと。まさに、究極の家庭料理ですね。料理を通じて、伝えたいメッセージがあるHatsuneさんには、料理教室を通して、日本人ママたちに伝えたいメッセージがあるそうです。「日本のママは、がんばりすぎる傾向があるので、うまく手を抜くことを覚えてくださいね。本当は、家族でリラックスする時間をお客様とシェアすることこそ、究極のおもてなしなのです。ホストがおもてなしで疲れてしまったら、本末転倒ですから」「Five or under」のレシピは、普段の食事にも活用できるものばかり。「まずは、ここで習ったレシピで、ママがハッピーになってほしい。ママのハッピーこそが、家族のハッピーですから」。Hatsuneさんが伝えたいのは、料理の先にある、ママと家族の幸せでした。<文:フリーランス記者鯰美紀>
2019年01月04日リトミック教室は音楽に合わせて身体を動かしたり、遊びながら英語を使ったりすることで表現力や感受性、集中力や協調性を育むレッスン教室です。赤ちゃんの頃から通えて、人格形成に影響を与えることから、興味をもっている方は多いのではないでしょうか。しかし、いろいろありすぎて選び方がわからない……というパパママのために、東京都内のおすすめのリトミック教室をまとめてご紹介します。リトミック教室ってどんなことするの?リトミック教室は、パパママや同世代のお友達と一緒に音楽やリズムに合わせて身体を動かしたりする教室です。年代ごとに分かれてグループレッスンをするので、年齢に合った心、脳、身体の発育が促され、実生活に活かされていきます。音楽でリズム感や音感を育てるリトミック教室では音楽の学習ではなく、音楽やリズムで遊ぶことが主体になっています。そのため、リズム感や音感が自然に身に付きやすいのです。譜面にそって上手に歌ったり演奏したりするのではなく、音楽を見る、触るといった身体で感じる工夫が凝らされたレッスン内容になっているのがリトミックの特徴です。言葉や数で遊んで語学力や知力を高めるリトミック教室では、お子さんに言葉や数の勉強をさせるのではなく、まずは音楽遊びの中で興味を持たせることからはじめます。小さなお子さんの興味を引きやすい楽しい絵やパズルなどの教材も織り交ぜながら、言葉や数の読み書きの基礎を育むのが基本の考え方。そうすることで遊びの中で言葉や数の概念を理解していき、自然と語学力や知力を高める効果が期待できるのです。身体を使って創造力や判断力を育てる「リトミック教室とお遊戯や体操とはどう違うの?」これは、リトミック教室によく寄せられる質問のひとつです。身体を動かすという点では体操と同じですが、違うのは五感を使って自分で考えて動くという点です。筋肉や身体だけでなく、より脳に刺激を与えることができるのです。お遊戯と違う点は、発表会に向けて何度も決められた台詞や動きを練習するのではなく、感じたまま、考えたままにストレートに表現するということ。このように感じて、考えて、工夫して身体を動かすことで、指・手・腕などの感覚が発達して、心と身体が連動していくのです。これは、創造力や理解力、判断力の成長につながります。 音楽教室が開くリトミック教室リトミック教室は音楽が主体になっているため、音楽教室が開設しているケースが多く見受けられます。まずは東京都内の音楽教室が開くリトミック教室を4つご紹介します。カワイ音楽教室有名なピアノ教室の「カワイ」が開設するリトミック教室です。ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器の本格的なレッスンがスムーズに受けられるような内容になっているので、音楽学習の導入としてもおすすめです。>公式サイトおすすめのポイントカワイ音楽教室のリトミックは、年齢に応じたコースを取り揃えており、子どもたちの個性を伸ばすことを大切にしています。3歳児以降は、2歳までのリトミックを活かしたピアノやオルガンの鍵盤グループレッスンもあります。レッスン内容1歳は親子のふれあいを大切にする親子リトミック、2歳ではたくさんのお友達と音楽に触れながら自己表現をしていく内容に移行していきます。3〜4歳には、リトミックの流れを活かしつつ、実際に鍵盤楽器を演奏できるようになるクラスが用意されています。レッスンの対象年齢1〜4歳レッスンの時間・頻度◎1歳児グループレッスン(保護者同伴)1回40分、月2〜3回春開講:1年間 / 秋開講:半年間◎2歳児グループレッスン(保護者同伴)1回60分、月3回(年間36回)春開講:1年間 / 秋開講:半年間◎3〜4歳児グループレッスン1回60分、週1回(年間40回)、1年間レッスン費入会金:5,400〜10,800円※料金は教室によって異なります。◎1歳児グループレッスン月謝:3,780〜5,400円/月(税込)運営管理費:216〜1,836円/月(税込)◎2歳児グループレッスン月謝:5,940円/月(税込)運営管理費:1,512~1,836円/月(税込)◎3〜4歳児グループレッスン月謝:7,020円/月(税込)運営管理費:1676~1,836円/月(税込)体験レッスン無料体験レッスン有教室の場所都内複数あり※場所によってリトミック教室の有無や対象年齢が異なるので、こちらから検索してください。>カワイ音楽教室「教室を探す」AnNAリトミック教室駒込と巣鴨の中間にある「AnNAリトミック教室」は、回数制で年間費も月謝もなくレッスン料のみで受けられるのが特徴です。「音楽を通して感じる心と考える力を伸ばす」「お子さんの個性を大切にする」「親子の絆を深める」の3つの信念とする、定員いっぱいのクラスもあるほど好評のリトミック教室です。>公式サイトおすすめのポイントAnNAリトミック教室は、お子さんの「今」を大事にするリトミック教室。人が最も成長する0〜6歳の間を、年齢別のグループレッスンでその年代に最適なレッスンプログラムを構成しています。音大卒の講師がそろっており、質の高いレッスンが望めます。レッスン内容AnNAリトミック教室では、年代ごとにクラス分けして、その年頃に「今」必要な刺激を脳と心身に与えていきます。季節を感じさせる歌や創作を通じて四季を感じる心や、音楽を通して数や言葉に馴染む知力といった教育にも入れている教室です。ベビークラスではパパママと一緒にスキンシップを楽しみながら音の体験を増やしていき、1〜2歳のクラスでは打楽器や手遊び歌などを使ってリズム感を培います。3〜4歳のクラスでは、パパママだけでなくお友達と一緒に音の高さやニュアンスを感じていき思考力や判断力を培う内容へと移行。さらに4〜5歳では「動」だけでなく、音あてやドリルなどの聴く、書くといった「静」も取り入れることで、集中力や観察力、記憶力を高めていきます。レッスンの対象年齢6ヶ月〜5歳レッスンの時間・頻度1回45分火曜日クラス・水曜日クラス/月2回、日曜日クラス/月1回※開催時間はクラスによって異なります。レッスン費1レッスン2,500円体験レッスン無料体験レッスン有教室の場所駒込駅より徒歩8分/巣鴨駅より徒歩9分東京都文京区本駒込6-22-28リトピュア東京都内に25カ所(2018年11月現在)あるリトピュアは、2ヶ月〜3歳のお子さんを対象とした親子リトミック教室です。お子さんの成長だけでなく、パパママのお子さんとのコミュニケーションを学ぶ場としてもとても有効なカリキュラムが魅力です。>公式サイトおすすめのポイントリトピュアは、生後2ヶ月から通える親子のふれあいを大切にしたリトミック教室です。パパママが楽しみながらお子さんの「できた!」を感じられることを優先することで、子どもの意欲や才能を引き出すリトミック教室になっています。レッスン内容リトピュアでは、「才能を引き出す基礎づくり」「子どもを伸ばす言葉がけ」「未来の選択肢を増やす環境」を教育法として掲げています。親子レッスンを通して、パパママも一緒にお子さんの教育を学べる内容になっています。さらに、乳幼児期に絶対音感(音や人の話を聴ける力)、絶対拍(運動や語学にも役立つリズム感)、絶対感性(人と違っていい一人ひとりの持つ感性)を身につけることを目的としています。ベビークラスではパパママの歌声やリズムに反応するところからはじまり、1〜2歳ではお返事をする、好きなキャラクターを選ぶなどのお子さんの感性をパパママが受け止める内容になっていきます。2〜3歳では、パパママから少し離れて、鍵盤やプリント教材を取り入れたレッスンに移行していき、お子さんの著しい成長を感じられます。レッスンの対象年齢生後2ヶ月〜3歳レッスンの時間・頻度月2〜3回※レッスンの回数や曜日は教室によって異なります。レッスン費入会金:0〜5,000円月謝:3,000〜5,400円(月2回)、3,900〜6,480円(月3回)教具代:3,000〜3,780円(入会時)※料金は教室によって異なります。体験レッスン体験レッスン500〜2,500円※料金は教室によって異なります。教室の場所東京都内25箇所あり※こちらから検索してください。>リトピュア 「教室を探す」sheer Kids リトミック教室sheer Kids (シアーキッズ)リトミック教室は、月額2,700円(税込)とコスパの高いリトミック教室 です。東京都内では新宿、渋谷、池袋、吉祥寺の4箇所で、どこもアクセスのいい所に教室を構えているので通いやすのも嬉しいですよね。>公式サイトおすすめのポイントsheer Kidsリトミック教室のおすすめポイントは、リーズナブルな価格設定ながらも、お子さんの可能性を広げるしっかりとしたプログラムを提供しているところです。さらに、アットホームな雰囲気を作り出すことで、パパママもお子さんもリラックスして取り組める環境を整えています。レッスン内容sheer Kidsリトミック教室では、1クラス5〜7組の親子に限定することで、細やかな対応を徹底しています。一人ひとりに向き合えるので、密度の濃いレッスンが望めます。首のすわった赤ちゃん〜1歳のクラスは、音楽に合わせたベビーマッサージや歌、リズム遊びなどでお子さんとパパママとの絆を深めることが中心。1〜2歳のクラスでは絵本の読み聞かせや歌遊びや楽器も取り入れたカリキュラムに移行し、親子創作などをしながら脳を刺激して感性を育てていきます。2〜3歳のクラスになると、ごっこ遊びで想像力を高めたり、お友達と一緒に取り組む活動をしたりすることで社会性を育みます。レッスンの対象年齢首がすわったお子さん〜3歳レッスンの時間・頻度1回30分、年間24回レッスン費入会費:5,400円(税込)月謝:2,700円(税込)体験レッスン無料体験レッスンあり教室の場所◎新宿教室シアーミュージック新宿校東京都新宿区西新宿7-9-9 万寿金ビル3FJR新宿駅より徒歩8分、西武新宿駅より徒歩6分、都営大江戸線新宿駅 より徒歩5分◎渋谷教室シアーミュージック渋谷校東京都渋谷区神南1-20-15和田ビル4階401号室JR渋谷駅より5分◎池袋教室シアーミュージック池袋校東京都豊島区南池袋2-12-8 岡芹ビル4FJP池袋駅より徒歩6分◎吉祥寺教室シアーミュージック吉祥寺校東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-7 雪ビル5FJR線吉祥寺駅より徒歩1分、京王線吉祥寺駅より徒歩1分 ネイティブな英語も学べるリトミック教室リトミック教室には、音楽だけでなく英語も取り入れることで語学力を自然に身につけられるクラスもあります。今後、英語がより身近なものになっていく社会で生きてく子どもたちのために、ネイティブな英語講師が行うリトミック教室に通うのはいかがでしょうか。EYS音楽教室 EYS英語リトミック教室EYS音楽教室は、Enjoy Your Soundというミュージックスクールで、子どもから大人まで本格的な楽器やヴォーカルのレッスンが受けられます。その音楽教室が、音感だけでなく英語力も自然に身に付く親子リトミック教室を開設しています。>公式サイトおすすめのポイントEYS英語リトミック教室では、ネイティブ英語講師による英語リトミックが親子で受けられます。英語に自信のないパパママもお子さんと一緒に学べるのが嬉しいですよね。幼いお子さんを持つ親御さんに嬉しいサービスとして、急な発熱などでお休みになった場合の、別の日への無料振替サービスがあります。さらに、お子さんがぐずってしまったり馴染めなかったりして楽しめなかった際も、無料で振替レッスンを提供してくれるのです。せっかくの月謝が無駄に……なんてことになりません!レッスン内容EYS英語リトミック教室は、6ヶ月〜1歳未満、1〜2歳未満、2〜3歳未満のクラスに分かれており、全て保護者同伴のグループレッスンです。1歳未満の赤ちゃんは、心地よい音楽の中でパパママと触れ合いながらネイティブな英語を聞くことで、自然に音感と英語を感じることを中心にしたレッスン内容になっています。1歳以上はインプットの時期になるので、質のいい英語の発音や音楽のリズムを歌や動きを交えて身体で覚えていきます。2歳になると感じるだけでなく考える力も育ちはじめるので、音を聞き分ける、アルファベットを理解するなど、ピアノや楽器を楽しみながら脳にも刺激を与えていきます。レッスンの対象年齢6ヶ月〜2歳レッスンの時間・頻度6ヶ月からのクラス1回30分、1歳、2歳からのクラス1回40分全クラス月2回、火曜日6ヶ月からのクラス10:00〜10:30/1歳からのクラス10:40〜11:20/2歳からのクラス11:30〜12:10レッスン費6ヶ月からのクラス 6,000円/月(2回)1歳、2歳からのクラス 8,000円/月(2回)体験レッスン無料体験レッスンあり教室の場所EYS音楽教室 銀座スタジオ東京都中央区銀座2丁目2−2銀座一丁目駅より徒歩3分、銀座駅より徒歩5分、有楽町駅より徒歩5分ジェイコブ音楽教室 JIMS英語リトミッククラスジェイコブ音楽教室のJIMS英語リトミッククラスでは、外国人教師のネイティブ英語でリトミックが学べます。英語だけでなく、もちろん音楽も楽しめるので、小さなお子さんでも自然に英語に親しんでいくことができます。>公式サイトおすすめのポイントジェイコブ音楽教室は、子どもだけでなく大人向けのピアノ教室や発表会も行う蒲田の音楽教室です。そのため、リトミックのクラスでも生のピアノに合わせた動きを楽しんだり、楽器を使ったセッションを取り入れたりしています。英語は、お子さんが興味を持ちやすい動物や色などから練習していくので、お友達やパパママ、先生と遊びながら学べます。レッスン内容ジェイコブ音楽教室のJIMS英語リトミッククラスは、6人までの定員にすることで、より子ども達との距離を縮めることを目指しています。さらに、ネイティブな英語とプロピアニストによるリトミックで、質が高い音やリズム、発音の中で伸び伸びと学べるのが特徴です。パパママと一緒に生のピアノのリズムやメロディーに合わせて自由に動いたり、英語の歌を歌ったり、打楽器でリズムをとったり、その全ての行程をわかりやすい英語で講師が説明するので、お子さんが英語に親しめるだけでなくパパママの英語の勉強にもなるのです。レッスンの対象年齢0〜3歳レッスンの時間・頻度1回40分、月3回火曜日 10:00/14:00、木曜日 15:00、土曜日 9:45 、日曜日 9:00/10:00※曜日によって講師が異なります。レッスン費入会金:5,500円月謝:8,000円(月3回)体験レッスン無料体験レッスンあり教室の場所JR 蒲田駅より徒歩3分、京急蒲田駅より徒歩6分東京都大田区蒲田5丁目30−11 東京学生会館2階と8階 こだわり派のためのリトミック教室リトミック教室に通うなら、より上質で本格的なクラスに通いたい!そんなパパママにおすすめなのが、個人レッスンが受けられる音楽教室と、リトミック研究センターの教員育成学校付属の教室です。いろいろ見てどれが良いか迷ったら、こちらも体験してみてはいかがでしょうか。ミナト・リトミックミナト・リトミックは、自宅での個人レッスンが受けられる出張リトミック教室です。保育園などの出張サービスを行っている教室は多数ありますが、自宅で受けられるリトミックは珍しいですよね。マンツーマンレッスンを受けたいけれど、音や環境が気になるという方は、グランドピアノがあるお部屋に行って受けることもできます。>公式サイトおすすめのポイント大人の脳の80%は、実は3歳までにできあがるといわれており、ミナト・リトミックでは、その時期を人格形成に最も大切で人生の可能性を決定するものと考えています。そのため、0歳からはもちろん、まだお腹にいる赤ちゃんにもリトミックで音楽の基礎づくりをはじめられるのです。ミナトリトミックは、通常のリトミックに芸術性をプラスしており、将来お子さんに楽器や声楽を学ばせたいと考えるご家庭にもおすすめです。音感だけでなく集中力や判断力、記憶力、さらには時間や空間の認識能力などを培うことができるので、人間が生きていく全てのことに活かすことができます。レッスン内容ミナト・リトミックは、完全マンツーマンレッスンのみにこだわったリトミック教室。人生で一度しかない0〜3歳の時期に、経験豊富な講師のもと贅沢なレッスンを受けることで、お子さんを“教育すること”を徹底しています。年齢に合わせたカリキュラムで身体の感覚や音感をしっかり育み、スムーズに楽器のレッスンに移行するための内容も組み込まれています。お友達同士、兄弟、親戚などを集って最大3人までのグループレッスンにすることも可能です。レッスンの対象年齢胎教・0(一ヶ月)〜3歳レッスンの時間・頻度1回30or60分、月3〜4回※60分コースの半分は、パパママへのリトミックについて学ぶ時間です。レッスン費◎教室でのレッスンの月謝はじめてコース月4回30分レッスン 13,333円(税別)、月3回30分レッスン 10,000円(税別)月4回60分レッスン 24,000円(税別)、月3回60分レッスン 18,000円(税別)グランドコース※グランドピアノのお部屋でのレッスン月4回30分レッスン 14,666円(税別)、月3回30分レッスン 11,000円(税別)月4回60分レッスン 26,400円(税別)、月3回60分レッスン 19,800円(税別)◎ご自宅(港区付近のみ)でのレッスンの月謝マンツーマン40分レッスン 12,000円(税別)、集中60分レッスン 18,000円(税別)生徒2名40分レッスン 10,000円(税別)、集中60分レッスン 15,300円(税別)生徒3名(MAX)40分レッスン 8,500円(税別)、集中60分レッスン 13,500円(税別)※別途 出張費1,000円〜体験レッスン1,080円の体験レッスンあり教室の場所三田駅より徒歩5分、田町駅より徒歩4分東京都港区芝浦3丁目6−10興国ビル6F ミナトミュージックサロン内リトミック研究センター教員養成東京校付属リトミック教室リトミック教員育成学校付属のリトミック教室は、オーソドックスで上質なレッスンが受けられるリトミック教室です。年齢別のクラスで、パパママの愛情や季節、楽しい音楽にたっぷり触れ合えます。>公式サイトおすすめのポイントリトミック研究センターのリトミック教室は、集団の中で協調性や社会性を培うだけでなく、一人ひとりの自己表現も大切にしています。身の回りのものへの好奇心を活かした言葉の発育や、リズムや音楽遊びの中で身につける数字の概念、身体を使って表現する創造力や判断力など、脳、心、身体の全ての成長を助ける、しっかりとしたカリキュラムを用意しています。レッスン内容音楽に合わせて身体を動かすだけでなく、独自の教材を使った絵本の読み聞かせや貼り絵、色塗りなども取り入れています。クラスだけでなく教材も年齢別に分かれているので、カード当てや音当て譜面などの勉強もできます。1歳児のクラスでは、パパママや先生と一緒にリズムや音を感じながらたくさん語りかけて愛情をたっぷり注ぎます。真似っこ上手の2歳児のクラスでは、周りのお友達や先生、パパママの真似をしたり自由に動き回りながら音楽を聴いたりして反応する力を養っていきます。3歳時になると考える力が付いてくるので、形を描く、言葉や数字をリズムで覚えるなどにステップアップしていき、4〜5歳では読み書きやお友達と協力することを学ぶほか、人前で発表することで協調性や集中力なども育んでいきます。レッスンの対象年齢1〜5歳別途0歳児(6ヶ月から)の親子リトミックも定期的に開催※日程はサイトにてご確認ください。>0歳「ママとベビーのリトミック」レッスンの時間・頻度1回60分、週1回(年間40回)レッスン費入会金:5,400円月謝:7,020円※ご兄弟で通われる場合、2人以降は毎月1,000円割引ありチャイルド会費(保険代): 648円設備費 :540円教材費(1年間使用): 1歳児クラス 3,996円、2歳児クラス 6,318円、3歳児クラス 6,426円、4〜5歳児クラス 6,966円0歳「ママとベビーのリトミック」:事前予約制 2,000円(税込)体験レッスン2,000円(税込)で、1〜3歳のクラスは1回のみ体験レッスンあり※4〜5歳のクラスはお問い合わせが必要になります。教室の場所JR・京王・小田急線新宿駅「南口」より徒歩3分、都営新宿線・大江戸線新宿駅「地下通路出口2番・4番」より徒歩1分、東京メトロ丸の内線新宿駅より徒歩7分東京都渋谷区代々木2-7-8東京南新宿ビルディング2F 東京都内のリトミック教室を体験してみよう!リトミック教室は各施設によってレッスン内容が異なるので、お子さんと一緒に体験レッスンに参加しながら合うものを選ぶのがおすすめです。親御さんの意向はもちろんですが、お子さんが楽しく通えることが個性や才能を伸ばすことにつながることでしょう。東京都内のリトミック教室探しの参考にしてみてくださいね。
2018年12月17日早いものでもうすぐクリスマス。今年は、見た目もかわいいクリスマス料理を子どもと一緒に作ってみませんか? 2歳から通える料理教室「リトルシェフクッキング」を主宰する武田昌美さんに、簡単にできるリースポテトサラダとカップケーキのデコアレンジと、子どもでも失敗せずにできるポイントを伺いました。筆者が3歳の息子と一緒に作ってみた様子とともにご紹介します。武田昌美さん子ども料理研究家。フランスで料理の修業をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに、料理の楽しさや食の大切さを伝えていきたいと思い、2歳児から始められる料理教室「リトルシェフクッキング」を主宰する。HP: ブログ: クリスマス料理のポイントは、簡単で見栄えがすること。カップケーキのデコレーションは、海外でもお菓子を使ったものが流行っていることから、日本のスーパーで買えるお菓子でのデコレーションを考えたのだそう。「わざわざ製菓用のデコレーションを買わなくても、身近なお菓子を使えば、誰でも簡単に作れるんですよね。カップケーキは、売っているものを使ってもいい。子どもと楽しみながらデコレーションをするだけでも十分だと思います」難しいところはお母さんが担当し、できるところは子どもに任せる。そうして、子どもが「自分で作った」という気持ちになれることが大切、と語る武田さん。早速「リースポテトサラダ」作りから教えていただきます。■見た目も華やかな、「リースポテトサラダ」のレシピ<材料>じゃがいも 4個(400g)きゅうり 1/2本コーン(缶詰) 30gマヨネーズ 40g(大さじ2)塩 少々砂糖 小さじ1/2ハム(型を抜く) 1枚ベビーリーフ 適量ミニトマト 5粒<下準備>(大人)・じゃがいもをよく洗い、包丁でぐるりと2周、十字になるように、3mmほどの切り込みを入れる。ひたひたの水に、酢小さじ1/2(分量外)を入れて強火にかけ、沸騰後、蓋をして弱火で30分ほど茹でる(竹串がスッと入るまで)。じゃがいもをザルにあげ、粗熱をとる。・きゅうりは薄く切り、塩小さじ1/4(分量外)を振り、数分置いてから水気を手でぎゅっと絞る。<作り方>1) じゃがいもの皮を剥く。「十字に切り込みを入れておくと、茹でて粗熱をとったときにすでに皮がめくれているので、子どもでも簡単につるんと剥くことができます」2) 厚手のビニール袋に1のじゃがいもと砂糖を入れ、手や肘でつぶす。マヨネーズ、塩を加え、全体になじむまでもみこむ。「子どもがマッシャーを使ってじゃがいもを潰すと、飛び散ってしまうため、ビニール袋を使うのがポイント。どんどん具材を入れていっても、キッチンも手も汚れず、きれいに仕上がります。つぶすのは、お子さんに自由にやらせてください」3) きゅうりとコーンを加えて、全体を混ぜる。「柔らかくしたにんじんやツナでもOK。好きな具材を入れて、子どもに手でもんでもらって、最後にビニール袋を切り開きます」4) お皿にリースのように丸く盛り付ける。周りに型抜きしたハムやベビーリーフ、ミニトマトで、リースのようにデコレーションする。「ベビーリーフを使うと、簡単にリースっぽく仕上がるのでおすすめです」完成! 武田さんのレシピ通りに作り、完成したのがこちら。下準備や材料などのサポートをしつつ、じゃがいもの皮むきから、ほぼ一人で完成できました。息子はベビーリーフが苦手なため、ブロッコリーに変更し、飾り付けも一人でやると大張り切り。緑と赤がクリスマス感を増し、とてもかわいくできて息子も大満足! デコレーションっぽく盛り付けるだけで、いつものポテトサラダがとてもかわいくなり、筆者も驚きでした。クリスマス当日にもぜひ作りたいと思います。■インスタ映えする、カップケーキの簡単デコレーション続いてはカップケーキ。ココアを使った黒いカップケーキに、かわいらしいデコレーションが映えます。デコレーションは「トナカイ」と「クリスマスツリー」の2種類。まずは土台となるカップケーキ作りから。「オーソドックスなカップケーキの作り方です。卵を2個使うレシピが多いですが、今回は小さなカップケーキをたくさん作るレシピなので、1個で十分。しっかりしたカップケーキの作り方ではありますが、年中さんくらいからできるレシピにしています」●ココアカップケーキのレシピ<材料> ※直径5cmマフィン型カップ(12個分)バター(室温に戻す) 50g砂糖 40g卵 (室温に戻す) 1個牛乳 大さじ1A薄力粉 50gAココア(無糖) 5g(小さじ1)Aベーキングパウダー 2g★粉類を量るときのコツ★粉類は量るとき、計量器の上にお皿とざるを置いた状態で計量すると洗い物が少なくなります。<作り方>1) ボウルに室温に戻したバターを入れ、泡だて器でクリーム状になるまで混ぜる。砂糖を加えたら白くふんわりするまですり混ぜる。「バターは無塩バターじゃなくても大丈夫です。室温に戻しておいてほしいのですが、もし忘れてしまったときは、レンジを500wにして20秒加熱すればOK! 砂糖はジャリジャリとした音がなくなって、白くふんわりしてくるまで、がんばって混ぜてください」 2) 溶いた卵を3回に分けて加え、混ぜる。卵がなくなってから、次の卵を加えるようにする。「卵は別のボウルに割り入れ、よく混ぜてから入れてください。一度に入れてしまうと、卵の温度が低かった場合、分離して全然混ざらなくなってしまいます。最初は少量、一回ずつ全部混ざりきってから次を入れてください。料理教室では、子どもも1人で3回に分けて入れられるのですが、ご家庭ではお母さんが見本で1つ作って、子どもにやらせてあげるのもいいかもしれないですね。最初だけお母さんが入れて、あとの2回は『こんな感じで入れてごらん』と声がけしてあげると、子どももわかってできると思います」 3) 牛乳を加え混ぜ合わせる。 「牛乳は冷たいままでも大丈夫です。牛乳は粉類の後に入れるレシピが多いのですが、子どもと一緒に作る場合、粉類の後に入れて混ぜすぎるとグルテンが出て、もちもちになりすぎてしまうので、あえてここで入れるのがポイントです」4) ふるった粉類(A)を2に入れ、ゴムベラで切るように混ぜ合わせる。「粉類はふるった状態で用意しておきます。もし大変ならそのままでも、泡立て器で混ぜるだけで、ダマが取れます。混ぜすぎるとグルテンが出て、生地がふわっとしないので、混ぜすぎないように注意! 粉がなくなったら混ぜるのをやめることがポイントです」5) 生地を焼く。型に生地を8分目ほどまで流し入れる。180度に予熱したオーブンで、約15分焼く。中央を竹串で刺して生地がつかなければ完成。「お弁当に使うシリコンカップを使うと、カップケーキ型が必要ではなくなり、型から外すのもスルッと外せるので、見栄えのいいカップケーキができます」時間がないときなどは、買ったカップケーキでももちろんOK!次はいよいよデコレーションです!●トナカイのデコレーション<材料>クリームチーズ(KIRI) 2個砂糖 小さじ2ココア(無糖) 小さじ1/2<トナカイの顔>ジューC(白→目、赤→鼻)チョコ(黒目)ラングドシャ(口の部分)ミニプレッツェル(耳)<作り方>1)クリームチーズを耐熱ボウルに入れ、電子レンジ500wで20秒加熱する。砂糖、ココアを入れて、泡立て器で混ぜ合わせる。「もともとは生クリームを使ったレシピですが、クリームチーズの方がより簡単。生クリームを泡立てる時は、低速でゆっくりと混ぜて。生クリームは余ることが多いですが、余ったら半量のヨーグルトとジャムを入れ、混ぜ合わせ、冷凍庫に入れたらおいしいアイスにもなります。1時間冷やした時点でガシャガシャと混ぜるのがポイントです」2)白いジューCにチョコペンやチョコを溶かしたもので、目を描く。ラングドシャに赤いジューCを1のクリームでつけ、プレッツェルに目をつける。「目は爪楊枝でちょんと描くだけ。チョコペンのチョコは固いので、少量溶かしたチョコの方が簡単です。ダークチョコを使うと、色がきれいに仕上がります」3)カップケーキにナイフで1のクリームを乗せ、2の目と口を乗せたら完成!トナカイのできあがり!次はクリスマスツリーのデコレーションです。●クリスマスツリーのデコレーション<材料>ホワイトチョコ 1枚ポッキー(半分に折る) 4本粉砂糖 少々 トッピング お好みで<作り方>1)ホワイトチョコを小さな耐熱ボウルに入れ、割り入れる。鍋にお湯を3cmほど張り、その上にホワイトチョコが入ったボウルを置き、弱火にかける。ホワイトチョコが滑らかになるまで、ゴムベラで混ぜながら溶かしたら、生クリームの絞り袋に溶けたホワイトチョコを入れ、口を4mmほどカットする。「ホワイトチョコをしっかり溶かさないと、ぽこぽこした表面になってしまいます。絞り袋に入れる時は、コップに立てて作業するとこぼれないのでおすすめです。絞り袋に入れた後、スケッパーなどで先に押し出すと、きれいに集められます。絞り袋だけを使用し、口金は使いません」2)クッキングペーパーの上にポッキーを並べる。1を絞り出し、ツリーの形にする。チョコレートが冷めないうちにトッピングをする。「チョコレートは熱いので、タオルなどを巻いて絞り出してください。ここはお母さんがやってあげて、トッピングを子どもにしてもらってください。すぐにチョコが固まってしまうので、スピード勝負です」3)冷凍庫で20分ほど冷やし固める。カップケーキに粉糖を振り、ツリーをさしたら完成。トナカイ&ツリーの完成!こちらが、わが家で作ったもの。カップケーキの型が少し大きかったため、高さが少し出なかったり、うまくいかなかったところもありますが、なかなか家で作らない華やかな出来栄えに、息子は大喜び。「また作りたい!」と言ってくれたので、筆者も嬉しかったです。最後に武田さんからのメッセージです。「クリスマスに温かな思い出を作ってもらえたら。家族で料理をするだけで、子どもたちにとって素敵な思い出になると思います。もしパパと一緒に作れなくても、食べてもらって『おいしい!』と言ってもらえることも大切。料理で人を喜ばせること、料理で楽しい気分になるということを掛け合わせて、子どもたちにとって最高の思い出になってくれたらなと思います。みなさんもぜひ、お子さんと一緒に作ってみてくださいね」武田さんのレシピなら、スーパーで買える食材でデコレーションができるので簡単。きっと、想像以上の子どもたちの笑顔が見られます。ぜひお試しください。レシピ提供: Little Chef Cooking(リトルシェフクッキング)武田昌美 【子どもに料理を教えたい!】
2018年12月07日日本に暮らす外国人の先生に、現地そのままの調理法を教わることができると人気の料理教室「tadaku」。なかでも評判というスリランカ料理の教室を、ライターKが初体験。いざ、スリランカの食卓へショートトリップ。にっこりと迎えてくれたガマゲ・モハンさんのお宅は料理教室用に改装した落ち着く空間。まずはスリランカという国とアーユルヴェーダについて1時間、お茶を飲みながらじっくり学ぶ。「料理を作るだけでなく、その国の歴史や文化について聞いたり、資料を読んだりして、スリランカのことをより深く理解していただきたいのです」と、モハンさん。料理は先生による実演を見て学ぶスタイル。自宅のキッチンなので、秘蔵の調味料を見せてもらって味見できたり、ホームステイ気分で4時間満喫。食と料理の枠を超えた異文化体験が楽しめました。次はどの国のレッスンに行こうかな!料理の前に、まずは現地を知る。先生が自己紹介をした後、スリランカの国の歴史や現地でのアーユルヴェーダ(伝統医療)の考え方について教わる。現地のお米の種類や味の要になるスパイスのことなど、興味がおもむくままに質問する。材料についてレクチャー。野菜は事前に切って用意されている。スパイスがいい香り!ターメリック、フェネグリーク、クローブなど、すべてのレシピにスパイスは欠かせない。「クローブやカルダモンは消化をよくし、腸を整えます」など、効能を解説してくれる。まずはお米の準備から。まずはお米をしっかり洗う。「スリランカのアーユルヴェーダでは、食材はしっかり洗うことで細胞が生き返る、と考えられています」。洗い米にカレーリーフ、クローグ、カルダモン、シナモンスティックなどスパイスを入れて炊きはじめる。野菜と豆、2種類のカレーを作る。『野菜カレー』スリランカでは煮込み料理全般を、すべて「カレー」と呼ぶのだそう。みじん切りにしたにんじん、じゃがいも、スパイス、少量の水を鍋に入れ煮込む。「スパイスが野菜の味を引き出してくれます。でも、一番のスパイスは愛情ですよ」『ダールカレー』たっぷりのレンズ豆をよく洗い、玉ねぎ、ニンニク、カレーリーフ、シナモン、ココナッツパウダーなどと一緒に煮る。「カレーを作るときは、水っぽくならないように気をつけてください」。しばらく煮込んだら味見タイム…おいしい!ポルサンポールと三つ葉のサラダが完成。スリランカ料理に欠かせない「ポルサンポール」は、ココナッツファイン(粗びきの粉末)にトマトや青唐辛子を混ぜたもの。三つ葉のサラダは、三つ葉が細かく切ってあり、日本のおかずとはだいぶ見た目が違う。テーブルに並べたら、現地流の食べ方のレクチャーも開始。お皿の上で少しずつおかずを混ぜながらいただく。消化がよくなる効果があるそう。『tadaku』イタリア、スペイン、フランス、タイなど約80か国の料理や文化を学べる。HPから行きたい料理教室を予約しホストの家へ。レッスン料は平均5000円。日本各地、約300か所で開催中。スリランカ料理教室 with Mohan東京・西荻窪で開催。アーユルヴェーダのお医者さんでもあるモハンさん。丁寧なレクチャーと料理のおいしさにリピーター多数。日本語OKなので英語ができなくても大丈夫。※『anan』2018年12月5日号より。写真・内山めぐみ取材、文・神武春菜(by anan編集部)
2018年11月30日ヘルシー料理教室「フジッコ商品で簡単おせち」2018年11月9日(金)、フジッコ東京FFセンター 7階パーティーキッチンにおいて、フジッコが主催するヘルシー料理教室が開催される。11月は「フジッコ商品で簡単おせち」をテーマに、「おまめさん 丹波黒黒豆」などを使ったメニューを紹介。おせち作りのコツを学べるだけでなく、栄養に関する知識も得ることができる。講師は、管理栄養士の中津川かおりが務める。開催時間は11:00から14:00まで。定員は20名。参加費は1,000円(税込み)。持ち物は、エプロン、三角巾、ハンドタオル、筆記用具。フジッコのウェブサイトにて、申し込みを受け付け中。申し込みの締め切り日時は、10月9日(火)午前10:00となっている。フジッコの「おまめさん 丹波黒黒豆」「おまめさん 丹波黒黒豆」は、国産の丹波黒を100%使用。ふっくら大粒の黒豆を、甘さ控えめに仕上げた。100g当たりのエネルギーは203kcal、タンパク質は10.4g、糖質は28.6g、食物繊維は4.8g。フジッコのウェブサイトでは、「おまめさん 丹波黒黒豆」を使用した「黒豆ブラウニー」、「黒豆ときんとんの茶巾」、「れんこん・黒豆・菊花和え」などのレシピを紹介している。(画像はフジッコより)【参考】※フジッコ
2018年09月17日いざ新レシピに挑戦しようとしたら、基本の下ごしらえがよくわかっていなかった。いつもやっているはずなのに、ふと「これでいいのか」と不安になった。――ご飯を作ろうとして、そんな壁にぶつかったことはありませんか?1分クッキング動画や投稿型レシピサイトはたくさんありますが、そもそも基本がわかっていないと作れないことが多いですよね。東京・表参道にある和食ダイニング〔CuisinedeHARUNO〕(キュイジーヌドゥハルノ、以下HARUNO)では、料理の基礎を身につけられるデモンストレーション型料理教室《CuisinedeHARUNOの料理教室〜食べてキレイなカラダになる〜》を、奇数月に開催しています。「デモンストレーション型料理教室」とはいったいどういうものでしょうか?食べてキレイなカラダになるというその意味とは?今回その疑問を解決すべく体験取材してきましたので、ご紹介します。ウェルカムドリンクからはじまるカジュアルな教室会場となる〔HARUNO〕があるのは東京メトロ表参道駅から徒歩2分、大通りの喧騒から少し離れた場所にあります。レッスン内容は、和食に合うカクテル1種と料理2品の作りかた。料理長の田島満成さんと、バーテンダーの山下雅史さんが、ていねいにレクチャーしてくれますよ。到着して、受付を済ませたら、ドリンクメニューの置いてある席へ。好みのウェルカムドリンクを注文したら、今回の料理教室で教えてもらえるレシピを見たり、参加者とおしゃべりをしたりしながら開講を待ちます。少し緊張していても、運ばれてきたウェルカムドリンクのアルコールで、ちょっぴり気持ちも和らいで、ぐんぐんレッスン内容を吸収できそう。小ネタ満載のカクテルレクチャー和食にカクテルって不思議な感じがしますよね。でも、山下さんはバーテンダー歴30年。お酒についての豊富な知識と経験から、和食にも合うオリジナルカクテルを作り上げ、お家でも再現できるようなレシピとしてレクチャーしてくれるのです。そのカクテルの大半は、季節のフルーツを取り入れたもの。レモンやオレンジを使って、ミントで仕上げた《ミントジュレップ》や、寒い夜に体を温めてくれる《ヴァンショー》、ラフランスのまろやかさとライムのスッキリとした酸味が夏っぽい《ラフランスモヒート》などなど。「ミントにもいろいろありますが、スペアミントなら柔らかめ、ペパーミントだとシャープな爽快感を味わえます」「ライムがなければレモンでも代用できますが、ライムのほうがよりキレがあるカクテルに仕上がりますよ」「バーボンは、ウイスキーの中でも甘めで飲みやすい。その理由は寝かせる樽の内側を焦がすから。キャラメルのような濃い色で、見た目的にもアクセントになりますね」などなど、カクテルを作りながら豆知識も教えてくれます。「ミントをつぶすときには、気持ちを穏やかに保ってくださいね。イライラしていると潰し過ぎちゃいますから」など、ときどき冗談も交えてくれるので、内容が頭にスッと入ってくるし忘れにくい。「やるなぁ、山下バーテンダー」と心のなかで感心してしまいます。また、「サングリアのワインは安いもののほうがおいしくできる」とか「ヴァンショー(ホットワイン)に使うクローブは、一緒に入れるオレンジに挿しておくと散らからずに済む」など、お家でも手軽に作れるような情報も織り込んでくれます。このレクチャーを受けたあとは、おうちでの晩酌やパーティーなどで、さっそく作りたい気持ちになってしまいますよ。魚のさばきかたや下処理法など基礎の基礎も目の前でレクチャー和食の基本から教えてくれるのは料理長の田島さん。作業を高山裕也シェフに任せつつ、ポイントポイントを押さえてくれます。お例えば、新鮮なカツオは冷蔵庫に入れておくと赤みが増すことや、魚を盛り付けるときには山を向こう側にすること、和食では、薬味をお皿の右下に添えるのが基本であること、などなど。実は、この料理教室に参加するまで、魚をさばくときに背中の側に包丁を入れ、一気に骨を外そうとして失敗ばかりしていたのですが、背中側から中骨のあたりまでの深さに包丁を入れたら、今度は腹側からも同様にする、ということを教えてもらい、あまり失敗しないように。やり方がわかったおかげで、アジなどをまるまる一尾買ってきての、たたきやお刺身にも挑戦しやすくなりました。〔HARUNO〕のような飲食店と違い、高級な素材が手に入らない場合でもおいしく調理する、そんな方法もレクチャーしてくれます。例えば、ブリ大根のブリ。下ごしらえ段階で、ざっと湯通しする「霜降り」をしてから冷水で洗うのですが、手に入ったのがあまり質の良いものでないと感じたなら、表面に軽い焦げ目を付ける「焼き霜」をすることで香ばしさが加わり、鯵に深みが増すそうです。レッスンのメニューには魚料理だけでなく、肉料理もありますよ。例えば、ある日のレッスンには《美桜鶏のスモーク》というメニューが。こちらは塩コショウして、両面をこんがり焼いた美桜鶏のもも肉を燻製仕上げする、というもの。“燻製”と聞くと、「専用器具が必要でしょ?ちょっとうちではできないかも……」と引いてしまうかもしれませんが、鉄製のフライパンでも作れるんです。方法は、フライパン(教室では鉄製の中華鍋)にアルミホイルを敷き、その上にチップ(木材を細かく砕いたもの)を載せて煙が出るまで中火に。その後、網に載せた美桜鶏(焼いたもの)をチップの上に置き、程よい大きさの金属製のボウルをフタとして被せたら5分ほど待つだけ。スモークのよい香りがする一品が完成します。テレビの料理番組のように、目の前で調理してもらうと、自分にもできそうな気がしてきます。そして、テレビと違うのは、先生が目の前にいる、ということ。聞き取れなかったところやわからなかったことをビシバシと質問できるので、理解が深まりますよ。レクチャー後の試食とおみやげがいろいろな意味でうれしい料理教室の時間は約2時間半。最初の2時間はレッスンで、残り時間は試食タイムです。試食といっても、今、目の前で教わった料理のお皿をみんなでつつくわけではありません。なんと、一人一皿ずつサーブしてもらえるんです。レッスンで作ったカクテルとお料理、そしてさらに食後のドリンクまで。ちなみに、車で来たという人や、料理教室のあとに用事があるなどの理由でアルコールをとれない人には、レッスンのカクテルをノンアルコール仕様で作ってくれます。アルコール類の代わりに何を使ったのかを質問してみてもいいかもしれません。帰りには、スモーク用チップや鉢植えのミント、巻きすと海苔のセットなど、教わった内容をすぐに家で再現できるようなおみやげまで手渡してもらえます。あとは、行きつけのお店で食材を買うだけ、というのがうれしいですよね。「食べてキレイなカラダになる」というサブタイトルがついている〔HARUNO〕の料理教室。ヘルシーな和食メニューや、フルーツを使ったカクテルの作り方を教えてもらえるだけでなく、メニューにまつわるうんちくを知ることで、知的好奇心も満たされ、精神面からもキレイになれそうですよね。これまで行ってきたレッスンはすでに60回を超えているとのこと。参加費用はそれぞれのメニューによって3,000~4,000円ほど。次回ぜひ参加してみたいという方は、問合せしてみてくださいね。レッスンを受けて、食べて、作って、キレイに一歩ずつ近づきたいですね♪【店舗情報】CuisinedeHARUNO表参道●住所東京都渋谷区神宮前5-1-17BPRスクエア表参道11F●電話03-5778-3375●営業時間ランチ11:30〜15:00、ディナー18:00〜24:00●定休日日曜日●ライター渡辺まりか
2018年06月02日「小さい子どもだけでも、料理はできるんですよ」と語るのは、2歳から通える料理教室「Little Chef Cooking」を主宰する武田昌美さん。前回は、大人と一緒に同時進行で作る「 ちらし寿司 」を教えていただきました。今回は、すべての工程を子どもが一人で作れる「ブルーベリーカップケーキ」のレシピを教えていただきます。武田さんが、子どもだけで作れるよう工夫を凝らした失敗知らずのレシピは必見です!武田昌美さん子供料理研究家。フランスで料理の修行をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えていきたいと強く願い、2歳児から始められる料理教室を主催する。保有資格は、フードコーディネーター、スパイスマイスター、食品衛生責任者。HP: instagram: @littlechefcooking , @masamis__kitchen ブログ: 「全部子どもだけにさせるのは、なかなか勇気がいると思うのですが、意外と子どもはできちゃうんですよね。お母さんが心配するほど、子どもはめちゃくちゃにはしないで、自分のものを大事に作ります。料理教室では、おへその高さにテーブルが来るように、座って調理します。大人も子どももその高さがちょうど作業しやすく、落ち着いてできます。どんなにやんちゃな子でも、一度卵を割ると全然遊ばなくなりますよ」(武田さん)「見守る・声かけ」など、武田さんが料理教室で気をつけているポイントもあわせてご紹介します。それでは「ブルーベリーカップケーキ」作りスタートです!■子どもがひとりで作れる「ブルーベリーカップケーキ」のレシピ【材料】(直径4cm型4個分)<カップケーキ>・薄力粉…大さじ3・バター(マーガリンでも)…15g・ブルーベリージャム…小さじ1・砂糖…大さじ1・卵…1個・ベーキングパウダー…小さじ1/2<デコレーション用>・いちご・生クリーム・アラザンやドライフルーツなどのお好みの飾り【作り方】1)バターを耐熱皿に入れてふわっとラップをかけて、600wのレンジで20秒チンする。(取り出して溶けきれていなかったら、スプーンでかき混ぜる。)2)大きいボウルに卵を割りいれ、泡立て器で混ぜる。「分量よりも多く並べた卵から、好きなものを選んでもらいます。「卵はどんな感じがする?」と聞いて、子どもたちの興味を引き出してみてください。卵を割るのも任せて。できたらとにかく褒めます」(武田さん) 3)ボウルに溶かしバター、砂糖、ジャムを入れて泡立て器で混ぜる。「カップケーキは、そんなに神経質にならなくても作れます。小麦粉は振るわずにそのままで。このレシピのポイントは、ジャムなんです。本来カップケーキは、バターを柔らかくして泡立て、空気を含ませて倍の量にするんですよね。このレシピは溶かしバターを使って、混ぜ方も中途半端。アラが目立つのですが、ジャムを入れると色が入って、そのアラが消えるんです」(武田さん)4)小麦粉、ベーキングパウダーを入れて泡立て器で混ぜる。「小麦粉とベーキングパウダーはあらかじめ混ぜておくと、入れ忘れを防げます。粉が完全に混ざりきっていなくても大丈夫。きれいに成型できることよりも、子どもがひとりで全部作ったことが大事。だからこぼしたり、飛ばしたりしても全然いいんです」(武田さん)すべての材料を混ぜたら、スプーンで2つのカップに入れます。“こぼしそう”と思いきや、子どもたちは慎重に、きれいに入れることができました。5)スプーンでカップの7分目まで入れる。6)180度に予熱したオーブンで15分焼く。180度に予熱したオーブンに入れたら、あとは焼き上がりを待つだけ。大人はここまで、いっさい手を出さずに見守ります。驚くほど簡単なレシピなので、本当に子どもたちだけで作ることができました。年齢の違う子どもが集まって一緒に料理していると、上の子が下の子に教えてくれることも多いそう。7)焼きあがったカップケーキに、お好みでトッピングをする。 「生クリームを泡立てた状態で用意しておきます。ペットボトルに入れてカシャカシャ振るだけで、子どもでも簡単に泡立てることができます。トッピングは工作感覚で楽しめて、どうやってもかわいく仕上がります。楊枝に好きなシールを貼ってピックを作って刺すのもおすすめ。誕生日パーティーにもぴったりですよ」(武田さん)完成!かわいいカップケーキの完成です!■すべて任せることが、信頼に繋がる子どもでも失敗しづらい、簡単ステップで構成されたレシピを使って “子どもだけで完成させること” も、食育では大切だと武田さん。「子どもは一人で達成することで自信がつき、それを家族に食べてもらって「ありがとう」と言われて、お料理が大好きになると思います。だから、手を出さず、大きな気持ちでドンと構えてください。子どもの目を見れば、どんなに楽しい気持ちで料理をしているかわかります。 例えばピアノや水泳は、できたかできないかがその日のうちにわからないですが、料理は一度やればできるし、作ったら感謝してもらえるし、達成感もあって子ども自身も楽しい、といいことづくめ。自信を養うのに、ぴったりだと思います」子どもたちはまかせてもらったことが嬉しくて、集中して作っていました。できあがったカップケーキを食べる顔も、ご覧の通り、ニコニコ笑顔です。武田さんのレシピは、手に入りやすい材料で、自宅ですぐに試せる手軽さも嬉しいところ。ぜひ試してみてください。「食育」と難しく考えず、遊びの延長として捉えると、おおらかな気持ちで子どもを見守ることができそうです。レシピ提供: Little Chef Cooking(リトルシェフクッキング)武田昌美 【子どもに料理を教えたい!】
2018年05月31日子どもたちに習わせたい人気の習い事ごとのひとつに「バレエ」があります。でも、少し調べてみるとさまざまな種類のお教室があり、ママたちは「どのお教室がうちの子に合うの?」と頭を悩ませることも…。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、お教室選びのコツを聞きました!そもそも、バレエを習い始めるのに適した年齢とは?よく話題になるのが「バレエって何歳から習わせたらいいの?」ということ。3歳だと早すぎる気もするし、でも小学生からだと上達するには遅いのかもしれないし…。四家先生、バレエを始めるのに適した年齢はありますか?「3歳か4歳からクラスを開講しているお教室が多いです。でも、始めるのが早ければ早いほどよい、というわけではありません。たとえば、有名なダンサーの吉田都さんや熊川哲也さんは小学校中学年から始めた方々です。上達には本人のモチベーションが関わってきますので、急ぐ必要はありません。ただ、本気で取り組みたい場合はとくに、10歳くらいには始めておいたほうがよいでしょう」(四家先生、以下同)幼稚園生から始める場合、子どもを通わせられるかどうかは、次の基準をクリアできているとよいと四家先生は言います。「まず『立つ』『座る』など、簡単な日本語が伝わるかどうか。おしめが取れているかどうか。そして、40分ほどのレッスン中、ママやパパと離れていられるかどうか。この3つの基準がクリアできていれば、お子さんも苦痛なく、レッスンを受けられると思います。もちろん、講師としても子どもたちが飽きないように、さまざまな工夫をこらしますが、親御さんと離れて泣き通しの場合は『もう少し、大きくなってからのほうがよいかもしれません』と、お話する場合もあります」子どもに慣れていて、スムーズに会話できる先生を選ぶ!上記の基準をクリアしている場合、お教室を選ぶときは、どんな注意点があるのでしょうか?たくさんあるお教室から、子どもに合う先生を見つけるのは難しく、悩んでしまうママやパパも多そうです。「まず大切なのが、先生との相性。これは『子どもと先生の相性』もそうですが、実はそれ以上に『親と先生の相性』も大切なポイントとなります。幼いころのバレエは、普段のクラス中の態度など、教師から親へ伝えることも多いもの。また、その日の子どものコンディションを、親から教師へ伝える機会も多いです。さらに、発表会を開催するお教室の場合、発表会の練習が始まると普段よりも練習量が増え、さらに衣装の準備や本番当日の役割分担など、親と先生との間のコミュニケーションは密になります。そんなとき、会話の波長が合う先生だとお互いのストレスが減ります」つい「子どもが先生になじめるか」を気にしてしまいますが、見学や体験レッスンに行ったときには、親が先生と会話をしてみることも重要なようです。「あと、子どもに慣れている先生を選ぶとよいでしょう。子どものころのバレエは、情操教育の面があります。音楽を聴いて、楽しく踊りながら、正しい姿勢を身につけるとともに、マナーや礼儀作法を学びます。そんなとき、子どもの喜ぶツボを知っている先生だと、子どもも継続しやすいと思います。たとえば、私は右と左の区別がついていない子には、片方のシューズにキラキラ光るシールを貼ったり、姿勢をよくするために頭にリボンを結んで『引き上げる』感覚を養ったりします。子どもにとって、ひとつの場所で長い時間を過ごすのは大変なことなので、飽きずに楽しみながら学べる工夫をします」どんな規模のお教室に通わせたいかを見極めるほかに「入会前に確認したほうがいいポイント」は、どんなものがありますか?「バレエのお教室には、さまざまな種類があります。大きなバレエ団付属の学校のこともあれば、代表の先生の下に何人もの教師がついて構成している大中規模のお教室もあり、また基本的には先生ひとりで運営している個人教室もあります。大きなスクールだと、先生と親の間に事務局が入ることが多くなりますが、事務局があるからこそ、システムがきちんと成立しているメリットも。規模が大きめの個人教室の場合、親だけで構成するPTAのような『母の会』がある場合も。発表会のときだけ集まることもあれば、普段から季節ごとに催しをして、まさに学校のようなお母さん付き合いが発生します。先生ひとりの個人教室では、先生と直接会話をする機会が増えます」どの種類を選ぶかは、親次第。「母の会」で集うことが安心感につながる親もいれば、事務局に間に入ってもらうことで安心する親もいます。また、先生と直にやり取りをしたい親もいるので、どんなタイプのお教室だと安心して子どもを通わせられるか、じっくり見極めたいところです。「ほかにも、通いやすい場所にあるか?どのくらい細かくクラス分けしているか?先生が持っているスタジオか、またはレンタルスタジオか?週のレッスン回数と月謝はいくらか?発表会の有無と費用は?お試し期間を経てから入会できるか?など、確認したいポイントはたくさんあります。そのためには、事前に『子どもに、どんな先生のもとで、どんなふうにバレエを楽しんでほしいか?』を考えておくとよいですよ。かつて、名プリマのマーゴ・フォンテーンが『よい先生選びは親の責任』と語っているのを読んだことがあります。子ども自身が先生を選ぶことはできないので、代わりにしっかりと見学をしたり、先生と話したり、評判をリサーチしたりしてから決めましょう」一度お教室に入会したら、基本的にはほかの教室との「かけもち」はご法度の世界!またほかの教室への移籍もしにくいのが現実なので、最初が肝心です。選ぶポイントを決めて、じっくりとお教室選びをおこないましょう。(取材・文:富永明子)
2018年05月28日日常にあふれる「おいしい」を、改めて見つめる教室スープ専門店「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」が開催する「おいしい教室」は、自由が丘と中目黒で開催されています。"食"を起点においしいを考えるワークショップはグルメな大人たちに人気です。ファストフード型の店舗である「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」は、お客さんと接する時間は長くなく、これまで、その商品づくりのこだわりや美味しさの秘密をお伝えする場は多くありませんでしたが、実はスープを始めとする料理へのこだわりは、目を見張るものがあります。店舗では伝えきれない魅力をユーザーに届けるための接点となるのが、この「おいしい教室」です。フードプランナー桑折敦子さんが生み出す魅力的なレシピ「スープストックトーキョー」を語る上で、フードプランナー桑折敦子さんの存在は外せません。2004年に同社に入社して以来、数々のレシピを作り出してきたスープの生みの親です。常に新しいスープを生み出し続ける彼女にとって、アイデアのインスピレーションの元となっているのが旅行。世界中を訪れ、その地で体感したことをスープで表現しています。今では、同社のほぼすべてのメニュー開発に関わる彼女。ワークショップでは桑折さんご本人から、食にまつわる秘話を聞くこともできます。型にはまらない自由な教室。多彩なゲストも魅力的「おいしい教室」のワークショップでは料理を作る時も、オリジナリティを重視。レシピ通りでなくてもOKという考え方で進められます。そして、毎回多彩なゲストを講師として迎えているのも魅力のひとつ。これまでのワークショップでは、落語家の柳家花緑さんや、料理家の細川亜衣さん、写真家の在本彌生さんなどの豪華ゲストを講師に迎えてきました。他では出会うことのないオリジナルな視点から「おいしい」を追求し続けています。毎回、大人の心を惹きつけるワークショップテーマその時々の旬の素材を活かした料理を学べる「おいしい教室」。今回のワークショップテーマは「夏のエスニック料理に合うワインとは? 」でした。暑い日が続き、食欲も落ち気味の季節でもおいしい食事を楽しめる教室。ワインについて詳しい説明を聞きつつ、試飲していきます。旬の野菜にあわせるドレッシングも、自分たちでオイルを混ぜ合わせて手作り。ほろ酔い気分で、心にも体にも嬉しい大人のワークショップです。意外と合う、タイ料理とワインの合わせ方も学べます教室は、1つのテーブルをみんなで囲んでスタートします。テーブルを彩るのはタイ料理。大きな鍋の蓋を開けると、ココナッツミルクの甘い香りが食欲をそそるタイカレーと、ガイヤーンと呼ばれる手羽先がテーブルを彩ります。タイ料理は甘い味付けが特徴。ワインも甘めのものを合わせます。参加した人たちは思い思いに写真を撮ったり、ワインを楽しんだり。自由に楽しみながら、充実したひとときを過ごします。今回ワークショップが開かれた「also Soup Stock Tokyo」は、東急東横線、大井町線の自由が丘駅の正面口改札から徒歩5分ほどの場所にあります。何気ない毎日の食事が、もっと楽しくなるようなテーマが満載のワークショップです。スポット情報スポット名:also Soup Stock Tokyo住所:東京都目黒区自由が丘1-26-13 POOL電話番号:03-6421-4391
2018年05月11日子どもに料理をさせてみようとキッチンに立たせたけど、具体的に何をやらせたらいいのかわからない。そんな相談を多く受けるという、2歳から通える料理教室「Little Chef Cooking」(リトルシェフクッキング)を主宰する武田昌美さんが開発したのが、「絶対に失敗しないレシピ」です。武田昌美さん子供料理研究家。フランスで料理の修行をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えていきたいと強く願い、2歳児から始められる料理教室を主催する。保有資格は、フードコーディネーター、スパイスマイスター、食品衛生責任者。HP: instagram: @littlechefcooking , @masamis__kitchen ブログ: 「子どもたちがこぼしながら作っても、しっかり形になるようにレシピを作っています。こぼすと分量が変わってしまいますが、こぼしてもこぼさなくても成功する “ポイント” があって、それを探り当てて作っています。例えば、うどんは大人でも足で踏んでこねるくらい弾力がありますが、油と砂糖を入れて、グルテンを吸収させてからレンジで温めると、子どもでもこねられる柔らかさになるんです。そんなふうに “小さな子どもでも作れるコツ” を織り交ぜて、レシピを開発しています」(武田さん)教室の生徒さんのために作ったレシピブック。これは武田さんの娘のももかちゃんのもの。リング綴じになっていて見やすい。そんなふうに、「親と子どもが、分業して作るレシピ」や、「小さな子どもが1人で作れるレシピ」を開発している武田さんに、お子さんと一緒に作れる「わくわく親子ちらし寿司」のレシピを教えていただきました。武田さんの親子レシピは、親子の作業工程を分けてご紹介しています。子どもに伝えたいポイントなどもあわせて伺いました。■「結局お母さんがほとんど作ってしまう」ではダメこれが「ちらし寿司」のレシピカード。武田さんのレシピは、イラストで一目瞭然。絵で見ると簡単にできそうな気がしてきます。「大人向けのレシピを見ながら一緒に作ると工程が難しく、結局お母さんがほとんど作り上げてしまうことも。料理を完成させることにこだわって、子どもを制しながら作ると、子どもはまったく手が出せずつまらなくなり、『やっぱりまだできない』という気持ちになってしまいます。子どもがレシピを見て理解できて、失敗しづらい簡単なレシピなら、子どもが1人で最初から最後まで作り上げることができます。子どもに料理を教える際、お母さんがイライラしてしまう原因は、どんどん時間がかかってしまうこと。例えば、今回ご紹介するちらし寿司ならば、炊き込んでしまえばすぐにできあがり、あとは盛り付けるだけなんです。子どもと料理をするときは、あっという間にできて形になり、かつ子どもも一緒に楽しめるという点が大事だと思います」と武田さん。武田さんが考えた「わくわく親子ちらし寿司」のレシピには、お米を研いだり、卵を切ったり、お母さんの工程ごとに子どもの遊び場が作られています。そうすると、最初から最後まで子どもたちは飽きることなく、一緒にやってくれるのだそう。「作るのも遊びのひとつ。役割分担を明確にすると同時進行ができるから、お母さんの負担も軽くなるし、お子さんも料理が上手になる。料理の時間がいい思い出にもなります。子どもとの料理は、楽しみながらできたらそれだけでOK!」(武田さん)そして何よりも大事なのは、子どもと料理をするときはとにかく「怒らないこと」だと言います。「お母さんはとにかく“忍”の一文字。我慢して怒らない、口を出さないで、見守るのが一番大事です。包丁を使うときなど、危ないところだけ側についてあげる。ずっと子どもの作業を見ていると、時間もかかるしストレスにもなります。私の親子レシピは、ところどころ、子どもには好きなようにやらせて、親は別の作業をするように組み立てています。私自身もよく粗相をするのですが、そういうときに『大丈夫だよ』って言われると嬉しいなと思うので、子どももそう言ってもらいたいんだと思うんです。子どもに怒った途端、自分も失敗したりすると気まずい気持ちになるから、お互い様という感じでいます(笑)」(武田さん)<料理を教えるママの心構えとポイント> ▼2歳からでも料理はできる! 教える前に知っておきたい、母親の心構え【子どもに料理を教えたい! Vol.1】 ■2歳からOK! 親と分担して作る「わくわく親子ちらし寿司」のレシピでは、親子の分担ごとに作り方をご紹介していきましょう。今回取材にご協力してくれた生徒は、ももかちゃん(4歳)と温くん(3歳)。まずは材料をご紹介。「わくわく親子ちらし寿司」【材料】(4人分)<酢飯(炊き込みごはん)>・米…3合・A 塩……小さじ1 昆布だしの素……小さじ1 水……2と1/2カップ・人参(3mmにいちょう切り)……1/2本(90g)・れんこん(3mmにいちょう切り、水につける)……1/2節(100g)・油揚げ……2枚・B 酢……80g 砂糖……大さじ4 塩……小さじ1/2 白ごま……小さじ1<錦糸卵>・卵……4個・サラダ油…小さじ1/2・C 砂糖……大さじ2 塩……小さじ1/4<盛り付け>・絹さや……6個・れんこん(2mm幅に輪切り、水につける)……6枚・いくら、スモークサーモン……お好みの量・海苔……1/2枚 ※お好みで【作り方】まずは米とぎから。米をとぐのは、子どもの担当です。1)(大人)炊き込みごはんの下準備をする。油揚げを油抜きしたら、ざるにあげて粗熱を取ったあと、水分を軽く絞る。人参とれんこんを切る。(子ども)米を洗い、ざるにあげる。「お米をひたすら洗ってもらっている間に、お母さんは炊き込みごはん用の人参とれんこんを切ります。米とぎは、ボウルより大きめのざるを使うとやりやすいです。道具も子どもが失敗しないようなものを選ぶといいですね。お米は何回といでもいいので、子どもにはずっとやってもらいます。別々に作業を進行できることで、お母さんのストレスも軽減されます」(武田さん)次はいよいよ包丁。子どもたちに、手でもちぎれるくらい柔らかな油揚げを切ってもらいます。2)(大人)子どもが油揚げを包丁で切るのをフォローする。(子ども)油揚げを1枚ずつ包丁で切る。「危険がない範囲で、完全に任せてあげてください。切る大きさも気にせずに。子どもたちなりに考えた大きさだと思うので、それを尊重できたらと思います。包丁が心配な小さいお子さんには、プラスチック製の包丁を使っても。その子に合わせた、危なくない道具を使って、一人でやらせるというのが大事」(武田さん)3)(大人)米を炊飯器に入れる。 A を計量し、子どもに手渡す。(子ども)炊飯器に切った具材をすべて入れ、A を加えて混ぜる。(大人)子どもが具材を入れ終わったら、早炊きモードで炊く。「本来のちらし寿司は、具材をそれぞれ煮て味付けし、ごはんと合わせて仕上げますが、今回は炊飯器で炊き込みごはんに。子どもに切った具材と調味料を炊飯器に入れてもらったら、そのまま早炊きモードで炊きます。早炊きにすることで米がもちっとせず、一粒一粒がしっかりしたごはんに炊き上がります。また、炊きこみごはんにすることで、時短調理にもつながります」(武田さん)4)(大人)B を計量し、ボウルに入れる。(子ども)B が入ったボウルをよくかき混ぜる。ごはんを炊いている間に、錦糸卵を作ります。卵を割るのも、もちろん子どもたちの担当。5)(大人)錦糸卵の準備をする。C を計量し、子どもに手渡す。(子ども)卵をボウルに割り入れ、泡立て器でよくかき混ぜる。C を入れ、さらに混ぜる。「卵の殻が入ってしまい、ツルツル滑って取りづらいときは、手を濡らしてから取るとスルッと取れます。料理教室では、卵は1パック余分に用意して『うまく割れなくてもこれだけあるから大丈夫だよ』と見せるようにしています。そうすると、安心して勢いよく割ってくれるんです。おままごともいいですけど、実物を触ったり割ると、『黄身の色が違うね』と感想を言ってくれたり。子どもの発見力ってすごいなと思います」(武田さん)次は、絹さやの筋取りと海苔を小さくをちぎってもらいます。6)(大人)錦糸卵を作る。フライパンにサラダ油を入れてキッチンペーパーで全体にならしたら中火にかけ、5 の卵液の半分を入れてフライパン全体に広げて蓋をする。弱火にして表面が乾くまで3~4分ほど蒸し焼きにする。そのまま皿に重ならないように取り出し、粗熱を取る。もう一枚も同様に焼いておく。(子ども)絹さやの筋を取る。海苔を小さくちぎる。「子どもが海苔をちぎっている間に、お母さんは錦糸卵を作り、絹さやを軽く茹でます。卵は弱火で蓋をして、放置するだけで簡単にきれいにできます。焼くのは表だけ。焼きあがったら、皿や牛乳パックのまな板にポンと出してできあがりです」(武田さん)飾りつけは、まずは子どもたち。サーモンをくるくると巻いて、お花の形に。最後はお母さんが仕上げます。7)(大人)盛り付け具材の準備をする。子どもが筋を取った絹さやと輪切りにしたれんこんをさっと湯に通し、ザルにあげる。サーモンを3cm幅に切り、子どもと一緒にサーモンの花を作る。(子ども)サーモンの花を作る。8)(大人)錦糸卵を切る子どもの包丁をフォロー。子どもと半分ずつの量を切る。(子ども)錦糸卵を包丁で細かく切る。「錦糸卵を切るのを子どもの自由にさせてしまうと、大きさのばらつきが気になってしまいます。そこで、子どもと半分こして切り、混ぜずに分けておくのも重要なポイント。盛り付けの際に、子どもが切った卵の上から大人が切ったものをのせれば、なんとなくアラが隠れるんです」(武田さん)9)(大人)酢飯を作る。3 が炊き上がったら、4 を全体に回し入れ、ヘラで切るように混ぜる。(子ども)うちわなどで、ごはんを仰ぐ。ごはんを混ぜる。10)(大人)盛り付けをする。酢飯の上に、卵、れんこんなど、そのほかの具材を乗せて完成。海苔はお好みで。(子ども)自分で切った錦糸卵をのせて、盛り付けをする。「子どもが切った錦糸卵はそのままのせて、最後に大人が切った卵をのせてアラを隠します。その後、サーモンといくら、絹さや、れんこんを飾ったら完成。最後はお母さんが満足できるよう、きれいに仕上げてください。お母さんの達成感も大切です」(武田さん)完成!ももかちゃんと温くんが一緒に作って盛り付けたちらし寿司です。小さな子どもと一緒に作っても、こんなふうにきれいに仕上がります。失敗しなければ、お母さんも怒る必要がない。それが子どもたちの自信に繋がると武田さんはいいます。子どもたちの思い出にもなる、親子で作る簡単ちらし寿司、ぜひチャレンジしてみてくださいね。次回は、お母さんがまったく手伝わない、子どもがひとりで作れる「ブルーベリーカップケーキ」のレシピをご紹介します。小さな子どもが作っても、ちゃんと膨らむコツがあるのです! どうぞお楽しみに。レシピ提供: Little Chef Cooking(リトルシェフクッキング)武田昌美 【子どもに料理を教えたい!】
2018年05月05日食育のためにも、子どもに料理のお手伝いをさせたいけど、具体的に何をどうさせたらいいかわからない、というお母さんは多いのではないでしょうか? 私も3歳の息子にときどきお手伝いをしてもらいますが、ついつい口や手を出してしまうことが多く、悩んでいる一人です。そこで、2歳の子どもから通える料理教室「Little Chef Cooking」を主宰する武田昌美さんに、子どもが自分で料理を作れるようになるために、お母さんが気をつけるポイントと、一緒に楽しみながら作れるレシピを伺いました。武田昌美さん子供料理研究家。フランスで料理の修行をしていた父の影響を受け、幼少の頃から料理に興味を持つ。航空会社にて客室乗務員をしながら、各地の料理や文化に触れ、知識を深める。2人の子どもの親となり、多くの子どもたちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えていきたいと強く願い、2歳児から始められる料理教室を主催する。保有資格は、フードコーディネーター、スパイスマイスター、食品衛生責任者。HP: instagram: @littlechefcooking , @masamis__kitchen ブログ: ■「入れる順番を間違えても、ケーキはできる」4歳と1歳、2人のお子さんを持つ武田さん。子どもの頃からフランス料理の修行していたお父さまに、やさしく教えてもらったことが料理好きの原点なのだとか。「両親は怒らない人だったので、楽しんで料理をすることができたんだと思います。私も子どもと一緒に楽しめることを、と考えて子どもが通える料理教室をはじめました。そこで、『野菜洗いと葉物ちぎりをさせてみたものの、危ない気がしてその先には進めない…』と、悩みを抱えているお母さんが多いことを知りました。しかし、それではお子さんは料理らしいことをできず、不完全燃焼となってしまいます」料理教室で一番伝えたいのは、「失敗しても大丈夫」ということだと言います。「『なんでもできるよ、失敗しても大丈夫だよ』と伝えて、子どもたちには自信を養ってほしいです。料理は失敗しても、いくらでもリカバーできるのがいいところ。入れる順番を間違えてもケーキはちゃんとできるし、卵を割り損ねちゃっても、まだたくさんあるし、割ってしまった卵でもう一品何かできるよねって。プラスの発想ができるように、いつも考えています。失敗してしまっても、それが生かせるということを、実体験を通して感じてほしいと思っています。もし卵を床に落としてしまったら、もちろん捨てるしかないですが、『大丈夫。今回はテーブルと離れていたから落としちゃったんだね。じゃあ今度はもっと近づいてやってみようか』と声をかけて、失敗とはみなさないようにしています。『なんで割っちゃったの?』と言ってしまうとそこで終わり。“成功へ一歩、また近づいたね”というスタンスでいてあげることが一番大事です。教室はいつもと違う環境なので、お母さんもそう言ってあげようと思ってくださったら嬉しいです」■料理を始める前に、最初に伝えたい3つのことそんな武田さんの料理教室では、最初に3つのことを必ず伝えるのだと言います。「料理で怖いのは、怪我をしてしまうこと。真剣にやらないで、ふざけてしまったために起こる事故が一番危険です。包丁を振り回したり、大やけどをしてしまったり、手洗いを徹底せずにバイキンの温床を作ってしまったり…。料理を始める前に、まずお母さんが、火・刃物・ばい菌の3つのことを説明して、危険なものを理解させることが大切です」●火について「最初に、火の近くでちょっと手をかざして“熱い”を体感してもらったり、必要に応じて火事の画像を見せて、“火は怖いもの”だから、火を扱うときは真剣に取り組むこと、大人がいないときは絶対に火はつかってはいけないことを伝えます。その代わり、火を使うといろいろなことができて便利だから、実際に使うときは「思い切ってやってみよう」と、危険性を伝えた後に信頼させる。『危ないからダメ』と遠ざけず、多少の怪我は覚悟で、小さいうちからどんどん慣れていってもらいます。『怖いから嫌』という子は、もしかしたらまだ時期ではないのかもしれないので、やりたくなるまでその子の時期を待ってあげてください」●刃物について人気の「包丁レッスン」では、手作りの包丁を使って、しっかり教えるのだそう。「まずこのダンボールで作った包丁で、“簡単に人を傷つけてしまう危険なもの”、“慎重に扱わなければいけない”ことを伝えます。『こんなに危ないんだよ』『こうしたら手を切っちゃうよね」『人に向けちゃダメだよ』『置き方はこうだよ』とルールを説明するんです。包丁は鉛筆やお箸と一緒で、持ち方が大切。まずは、切りやすい“押し切り”(包丁を前に押し出すように切る)の練習をします。練習のときからひとりでやってみて、もし間違っていたら『それもいいけど、こっちにしてみようか』と否定はせずに、やりやすいやり方を教えます。子どもも考えてそうやっているので、小さな大人だと思って接することがポイントです」火と刃物は、小さな怪我をしたとしても、そこから学んで大きな怪我を防ぐ、というおおらかな気持ちが大切なのだそう。「いくら『触ったらダメ』だと言っても、触りたいものは触りたいんですよね。触ってみて、痛かったら『痛いね』って感じてもらう。大きな怪我になる前に危ないことに気づくためにも、自分で体験することが大切ですね」●ばい菌について調理は食材を直接手で扱うので、手を洗うこと「子どもはばい菌という概念もよくわからないと思うのですが、『汚い手で作った料理を出されたら嫌だよね』と伝えて、作り手として成長してほしいなと思います。小麦粉をばい菌に例えて、手につけて物を触ってもらい、どのように移っていくのかを実際に体験してもらうと、一目瞭然で子どもにもわかりやすいですよ」「しっかり説明をすると、料理をするときだけは『お母さんの言うことを聞かなきゃいけない』という、子どもなりの緊張感が生まれます。きっとすぐ忘れてしまうので、その都度、100回でも200回でも言えばいいと思います。何度も言うのはイライラしてしまうと思うのですが、子どもに『この間言ったでしょ?』は通用しないので、大事なことだから何度でも言う。そのうちに身についていきますよ」と武田さん。説明が終わったらいよいよ料理スタート! 次回は子どもにきちんと役割を作った、大人も子どもも大満足のレシピをご紹介します。【子どもに料理を教えたい!】
2018年05月02日JR中央線沿いの3ヵ所に展開する、由緒ある陶芸教室〔つきじ窯〕。そのうちの高円寺教室は、夜間の女性受講者も多いんです。クラフト的ではない伝統工芸の魅力について、女性講師や外国人受講者に聞いてきました!クラフトでは味わえない魅力が陶芸にはある!物作りが好きな人でも、なかなかハードルが高いと感じてしまう「陶芸」。最近では、オーブンや石塑(せきそ)ねんどで簡単に作れる、「クラフト」的な焼き物も流行っていますね。でも、昔ながらの技法を用いる陶芸には、ほかの物作りでは味わえない特徴があることも確かなんです。JR中央線沿い3ヵ所に教室を展開!今回ご紹介する〔つきじ窯〕は、日野・小金井・高円寺とJR中央線沿いに3つの教室を展開していて、陶芸財団の正会員である本島幸雄氏が25年前に始めた由緒ある陶芸教室です。取材した高円寺教室は、女性の受講者が多く、曜日によって夜間も開講しているので、仕事帰りや家事から開放される深夜に通うのもアリです。作るのは焼き物ではなく“ゆとり”!?高円寺教室で講師を務めている、陶芸歴13年の鷹野さん。「陶芸は、心にゆとりがないとできないんです。だから、作り始めると無心になれて、リラックスできます。それが楽しくて、続けられる方が多いです」つきじ窯では、自分のペースで好きな焼き物を作ることもできますが、通常約1年かけて学ぶ全31回のカリキュラム(基礎コース)も用意されています。そして、自分の指定した時間帯(クラス)以外でも空いている時は、月謝の他にお金を払わなくても作陶できるという、大変お得なシステム♪酸化焼成の焼き物の場合は、教室にあるこちらの窯で本焼きまで行うことができるそうです。山梨県秋山村にある穴窯での本焼き以外の工程は、すべて教室内で行えるため、作陶の満足感も十分に得られます!受講者が作った焼き物。鷹野さんによると、仕事のストレスが溜まっていて、「ここで(陶芸を)やるために生きてます」なんて言って、頻繁に通っている受講者もいるのだとか。陶芸の魔力、恐るべし。外国人受講者にお話を聞いてみた!こちらの男性、たまたま取材時にいらっしゃった受講者で、フランス人のランデリさん。日本の伝統工芸を実際に体験するのが好きだと言います。つきじ窯には2年近く通っており、「みんな優しく、固くない雰囲気」が気に入っているそうです。意外な物が作れるかも!?こちらは、服飾店からのオーダーで作陶したという、ボタンです。ほかにも、人形やお地蔵さんを作陶する受講者もいるといいます。焼き物ならではの質感で、自分の好きなものを作ってみるのも面白いかもしれませんよ♪体験コースで一歩踏み出してみよう!〔つきじ窯高円寺教室〕の入会金は10,000円で、月謝は8,740〜10,280円。粘土代と焼成代以外に料金は発生しませんので、非常に良心的な価格帯です(必要最低限の道具は教室にあります)。とはいえ、入会には勇気がいるものです。迷ったときは、体験レッスンの受講がオススメです!2,500円で、お茶碗を作陶できます(1回、3時間程度、要事前予約)。アットホームな雰囲気、そして、陶芸の奥深さを味わいに、ぜひとも一度〔つきじ窯〕に寄ってみてはいかがでしょうか。<店舗情報>●店舗名:つきじ窯高円寺教室●住所:東京都杉並区高円寺南3-21-19●営業時間:10:00〜22:30(曜日によって異なります。夜間は火曜と水曜のみ。)●定休日:月、金〔つきじ窯〕HP
2018年02月14日「ことばの教室」を知っていますか?出典 : こんにちは、髙川康と申します。北海道の小学校で、「ことばの教室」を20年以上担当し、子どもたちのことばの育ちに向き合ってきました。「ことばの教室」とは、週1~8時間程度、特設の場で個別、または少人数で、その子の自立のために必要な指導を受ける場のことです。それ以外の時間は、籍のある通常学級でみんなと共に学びます。「ことばの教室」は「通級指導教室」の一種です。(地域によっては、言語障害特別支援学級を含める場合もあります)「ことばの教室」の対象となる児童、生徒は、「言語障害」があることが主ですが、一定の条件が整っていれば、他の障害も対象とすることができます。たとえば「自閉症」「情緒障害」「LD」「ADHD」などです。ただ、「ことばの教室」というネーミングゆえ、世間一般に誤解されやすい部分があります。担当になったばかりの私自身の経験も振り返りながら、この記事では「ことばの教室」の役割や利用法についてお伝えできればと思います。「ことばの教室」は、”正しい日本語”を学ぶための場所ではない。新任担当だった私の焦りと気づき出典 : 「ことば」というと、話し言葉、特に発音というイメージがあります。しかし「ことば」はまず、理解力が大切です。「話し方」についての相談があった場合でも、まずはことばの理解力やコミュニケーションの様子、どのような育ちの背景があるのかを私たちは丁寧に見ようとします。私が「ことばの教室」を初めて担当した数年間は、「ことばが正しく言えるようにするにはどうしたらよいか」ばかりを考えていました。絵カードを呼称させて、語彙を増やそうとしたり、正しい助詞を穴埋めする教材を作ったりしていました。しかし、何度繰り返しても、なかなか成果の上がらない子がいました。そのうち、プリントや絵カードを見たとたん、拒否するようになってしまったのです。私は「ことばの教室」担当として、訓練を嫌がる子どもの姿と、成果を上げなければというプレッシャーとの間で板挟みになっていました。しかし今振り返ると、その子にはそもそも、「正しい日本語」を使うことへの関心があったのだろうか、人と気持ちを通い合わせる、共感するといったコミュニケーションへの意欲があったのだろうかと思います。つまり、「ことばの学習」が子どもにとって「必然的」であるかどうかという点を見逃していたわけです。「言語」の前に、「非言語」のコミュニケーションも含めて、まず子ども自身が何を感じていて、何に困っていたり、望んでいたりするのかを見極めることが大切なのだと気づきました。今では、「会話」と「遊び」の両方を大切にしながら、「ことばの教室」に来る子どもと向き合っています。「会話」によって、子どもから見て世の中はどう映っているのか、世の中に対して子どもはどう対峙しようとしているのかなどを感じ取ることができます。「遊び」によって、情緒の育ち、人との共感、他者の心情や立場への気づきなど、話しことばの土台となる力の育ちにお付き合いすることが大事だと考えています。「ことばの教室」という名の場所ではありますが、そこで扱うのは決して「話し言葉」だけではないのです。あくまで選択肢のひとつ、でも困ったときはいつでも気軽に出典 : 次に、「ことばの教室」への相談や利用に関して、保護者の方からよく寄せられる不安や誤解にお応えしながら、この場所をどんなふうに活用してほしいかをお伝えしたいと思います。私の勤務する「ことばの教室」には、毎年たくさんの方が相談に見えます。ですがそのうち、「ことばの教室」の利用が妥当だと判断するケースは一部です。教育相談では、子どもの多面的な理解と、必要な支援を様々な角度から検討します。その選択肢に通級も含まれますが、あくまでも選択肢の一つにすぎず、通常学級での指導の工夫等に委ねることも多いのです。通級指導は、週のわずかな時間にすぎません。通わせているという事実だけで満足してしまいがちですが、これだけでは教育的な効果を十分に上げることはできません。関係者、ご家族を含めて、支援の役割分担が大切です。多くの「ことばの教室」には「マジックミラー」が設置されています。ご家族には、マジックミラー越しに指導を参観してもらい、指導後に担当者と情報交換することで、教育的な効果を高めようとしています。「愛情不足だったから」「声をかけてあげなかったから」「親がなんでも手を貸したから」など、親を責めても意味がありません。子どもについての多面的、総合的な理解に基づいて、ご家族と一緒に、子育ての悩みを共有し、解決の手立てを共に考えます。「ことばの教室」が「駆け込み寺」と言われてきた所以です。はじめは「むりやり人事」、気づけば20年。私が「ことばの教室」で子どもと向き合い続ける理由出典 : 私は「ことばの教室」を20年間担当してきましたが、実を言うと最初から「ことばの教室」の担当を希望していたわけではありません。いわば「むりやり人事」で、経験も自信もないなか、上から言われて仕方なく引き受けたことがはじまりでした。全国的な傾向としては担当者の経験年数が年々短くなっているといいます。それではなぜ、私は「ことばの教室」をこんなにも長く担当してきたのでしょうか。「先生。3年でも、5年でもいい。「ことばの教室」を1年でも長く担当して欲しい。通常学級のように1年で替わっていいような場所ではないんです」経験19年の同僚の先生は、私にこの言葉を残して、定年退職しました。先生の周りには、たくさんの教え子が花束を持って、涙ながらに集まっていました。地域のどれだけの人が彼に救われたのだろう。思い返せば、先生に教育相談をした親子は、来室時は暗い表情だったのに、部屋から出るときはみんな笑顔でした。教職員人生の中で、彼は私が最も尊敬する先生です。「むりやり人事」で「ことばの教室」担当に「させられた」私は、その後、「通常学級に戻らないか」というお誘いもお断りしました。この先輩の先生の姿を見て、引き継ぐ使命を感じたからです。通常学級では、教える内容や方法が細かに決められており、一定の到達目標を目指すことが求められます。もちろん、個々の違いに合わせた目標設定もできますが、集団の中での個別の配慮には限界があります。「ことばの教室」などの通級指導教室では、一人一人の教育的ニーズに合わせた指導、支援ができます。指導方法は、どこかの本に書いてあるのでなく、その子自身が教えてくれます。指導方法は「子ども理解」の中にあります。「ことばの教室」では、「環境調整」も重要な業務の一つです。「環境調整」とは、子どもの実態に基づいて、学級担任や保護者と、子育て環境について話し合い、調整することです。たとえば「吃音」のある子には、「タイムプレッシャーを与えない」「『慌てないで言いなさい』などの指示は一切せず、話し終わるまで黙って聞いてあげる」などといったかかわり方の工夫があります。これが通級以外の場面でも一貫して行われるよう、通常学級の担任や、その子の保護者さんに共有していきます。他にも、学習の困難がある子には、行動観察や検査、生育歴などの情報から、苦手さの原因と手立てを検討し、宿題や課題の量の調整、制限時間の配慮等をお願いすることもあります。ただ、通常学級にはまた別の制約や困りごともあるなかで、学級担任に全てを強制することはできませんから、いくつかのアイデアを用意して、実現できそうなものを選んでもらうようにしています。ますます増える通級利用のニーズに、どう対応する?出典 : これまで、私自身の「ことばの教室」での実践を重ねながら考えてきたことをお話しました。次に少し視野を広げて、「ことばの教室」を含めた通級指導教室を利用する児童、生徒が全国的に急増している現状にどのように対応しておくべきかについても、私の考えをお伝えしたいと思います。通級指導教室は、小学校への設置が圧倒的に多いですが、中学校への設置も徐々に増えています。ただ、各種統計を見ると、小学6年生まで通級していた子どもの数が、中学校に入学した途端、激減しています。設置のペースが子どもの必要数に追いついていない様子がうかがえます。ただ、中学生ともなると、「通う」ことへの抵抗感や、部活動などで時間がとれないなどの事情により、設置しても通わないという例もあるようです。ところが、平成30年度から、高校の通級指導も正式に制度化することになりました。小学校、高校には設置されるのに、中学校はどうなっているのか、という声も聞かれつつあります。学校の「ことばの教室」には、中学生からの通級の希望も寄せられます。必要とする学校の全てに教室が設置され、小学校、中学校、高校、大学と、切れ目のない一貫した支援体制が整うことを願います。「ことばの教室」を担当する教員の経験年数が全国的に短くなってきています。地域差はありますが、「1~数年担当したあと、通常学級の担任に戻ってしまう」「転勤先に『ことばの教室』がない」などの話が尽きません。北海道にはかつて大学に「言語障害教育専攻課程」が存在し、その卒業生が道内各地の「ことばの教室」を牽引してきました。しかし、今はその課程自体が存在せず、何の研修も受ける機会がなかった先生がいきなり担当する、ということになってきています。そこでベテランの先生を中心に、経験の浅い先生を対象とした研修会を手弁当で行っている地域もあります。しかし、勤務時間中の手弁当での研修には、管理職の理解が得られにくく、開催しても集まりにくいという事態も生じています。先生たちの手弁当の勉強会だけでは、継続性や広がりに不安が残ります。その限界をカバーするネットワークとして、「ことばの教室」に通わせる保護者を中心とした組織「ことばを育てる親の会」があります。親、教育行政、教員らが手をつなぎ、諸問題の解決に当たろうとしています。担当する先生の人事や研修などについて、教育行政に要望し続けた結果、「ことばの教室」の人事を安定して行って下さっている地域があります。また、親の会が主催して、経験の浅い先生向けの研修会を開催している地域もあります。北海道でも、新しい先生への研修支援を現場の先生が中心となって進めています。昨今、親の会への加入率が低下しているようですが、保護者同士が直接顔を合わせて、子育ての悩みを共有することで、元気になる方も多く見てきています。子育ての先輩からのお話では、子どもの育ちを長い目で見ていくことの大切さを感じたという方も多く見えます。子どもの育ちに先回りしない。「近所のおじさん」としての距離感で昨今、特別支援教育と言えば、目先の成果を追い求める傾向が強まっていると感じます。子どもの育ちを長い目でみること。「訓練」によって、苦手なところを克服するという視点だけでなく、「今、ここ」「子どもの気持ちの内側からの理解」も大切にしていきたいと考えています。そのためには、専門的知識の吸収だけではなく、「近所のおじさん」つまり、一人の人間として、その子とどう向き合うのかを常に考えてありたいと思っています。
2018年02月04日日本に暮らす外国人が自宅で家庭料理を教えてくれる料理教室〔Tadaku(タダク)〕。異文化交流を楽しめ、ふだん食べられない家庭料理を味わえ、さらに外国語にも挑戦できる“新しい料理教室”が人気を集めています。今回、その〔Tadaku〕の全国約200カ所ある教室のなかから、SUPRIYAさんのインド料理教室に参加してきました。まずはレッスン選びから。気になる料理を探そう!〔Tadaku〕のWEBサイトでは料理教室を「日程」「国の料理」「開催地域」「言語」「開始時間」「値段」「レッスンの種類」で検索することができます。○月○日が空いているから、その日に参加したいということであれば「日程」をクリック。参加できる日の教室がずらっと出てくるので、そのなかから興味のある国の料理をチョイスします。「言語」というのは、料理を教えてくれるかた(ホスト)が何語でレッスンをするかという分類です。言語は英語、スペイン語、日本語、ドイツ語、フランス語、韓国語、中国語、イタリア語、ロシア語、トルコ語があります。〔Tadaku〕の魅力のひとつが、外国語での会話にチャレンジすることができること。料理を介して取るコミュニケーションのなかで、外国語を自然に使います。「英語を学ぶぞ」という肩肘を張らず、自然と英語でホストとやりとりできるというおもしろさがあります。英語が得意ではないという方でも、ホストは日本に住んでいて、外国語を勉強する大変さを知っているので、わかろうとしてくれます。また、日本語が流暢なホストもたくさんいます。今回はインドの家庭料理を体験してみたいという思いがあったので「国の料理」→「アジア」→「インド料理」で検索しました。国で検索をかけるとアジア、ヨーロッパ、南アメリカ、オーストラリア、アフリカにわかれており、全部で90以上の国と地域の料理がラインナップしています。検索は「○月○日」に「インド料理教室」というふうに、参加したい日にちと料理の種類など、検索条件は組み合わせて検索することができます。「インド料理」で検索をかけたらインド人のホストが教えてくれる料理教室がたくさん出てきました。あれも、これも、どれもとても興味深いメニューが並んでいます。なかには見たことも聞いたこともない名前の料理も。そのなかからひとつ、SUPRIYAさんが教えてくれる「北インドのランチの鉄板:チキンカレーとビリヤニ!」(4,700円)にすることにしました。決め手になったのは、料理数が8種類と多く、言語が英語、そして「野菜ビリヤニ」という料理が気になったから。どんな料理を作るのかは各教室の紹介ページで見ることができます。SUPRIYAさんの自宅でインド料理教室がスタート!〔Tadaku〕のサイトで申し込みを済ませ、レッスン料の支払いを終えると予約が完了です。開催の2日前にメールで最終案内が来ます。メールには、教室の住所と最寄り駅から徒歩何分かなど詳細が書かれています。持ち物についても記載があり、今回参加する教室ではエプロン、お手拭き、筆記用具、持ち帰り用のタッパー(※)と書かれていました。※持ち帰りはホストに可否を確認した上で、自己責任で食事後に残った料理を持ち帰ることができます。ホストの家に到着しました。ピンポンを押すと、鮮やかなオレンジ色のパンジャビドレス(インドの女性の衣装)をまとったSUPRIYAさんが笑顔で登場。「ようこそいらっしゃいました。今日はいっしょにインド料理を楽しみましょう」と、家のなかへと招き入れてくれます。まずはリビングへ。家の中に入った瞬間、スパイスの香りが漂って来て、インド感が一気に高まります。そして「とりあえず座ってください」と、お水を一杯だしてくれました。ひとくち飲むと、ミントのいい香りが鼻にぬけていき、すっきり爽やか。自己紹介をお互いにしながら、しばしおしゃべりタイム。続いてインドのミルクティー「チャイ」を出してくれました。チャイは少量の水で生姜、シナモン、カルダモン、クローブ、紅茶を煮出し、ミルクでさらに煮出し、砂糖をたっぷり加えます。作り方も教えてくれました。とっても甘いのがインド式。初めて訪れるドキドキ感は、ミント水と甘いチャイのおかげで、いつしかなくなっていました。SUPRIYAさんお手製のスナックもチャイといっしょに出してくれました。こちらは、ひよこ豆の粉や小麦粉、じゃがいもを原料にした塩味のスナック菓子です。ポリポリと、食べはじめたら止まらなくなりました。お料理もたくさん食べたいので、伸びてしまいそうな手をグッと戻して、エプロンをつけて準備に入ります。エプロンをつけてSUPRIYAさんといっしょにキッチンへキッチンへ移動し、料理のスタートです。まず、今日つくる料理の説明を受けます。インドスパイスチキン、野菜ビリヤニ、ほうれん草のからあげ、平たいインドのパン、バターミルク、サラダ、ライスプディングのレシピ(英語)をもらいます。玉ねぎ、ニンジン、カリフラワー、などなどたっぷりのお野菜をカットして「野菜ビリヤニ」の具を用意します。ビリヤニとはインド式の炊き込みごはんのことで、細長い米(バスマティライス)と具を、生姜、にんにく、コリアンダー、などなどさまざまなスパイスと一緒に鍋で炊き込みます。炊き込んでいるあいだに、スパイスチキンを作ります。前日からSUPRIYAさんがチキンの胸肉と手羽をスパイスなどで下ごしらえしていただいたものをフライパンで炒めます。「これはインド料理の必需品です」と、にんにくと生姜、青唐辛子をペーストにしたものを見せてくれました。その隣にあるのは、カップが7個セットになったスパイスケース。ひとつひとつフタをあける手間がなく、スプーンでささっとスパイスを鍋に入れていくことができる便利グッズ。インドの家庭には必ずあるのだそうです。チキンに火が通って来たところで、各スパイスを入れていきます。それぞれ、ティースプーンに何杯いれるのか、説明しながら、手元を見せてくれます。奥の鍋ではビリヤニを炊いています。お米の炊ける香ばしいかおりや、にんにく、生姜、スパイスの香りがキッチンに広がり、食欲を刺激します。SUPRIYAさんがキッチンの戸棚を開け、ときおり、調味料や香辛料などを取り出すのですが、その中がとてもきれいに整理されているのに驚きました。「整理整頓の参考に他の棚も見せていただいてもいいですか?」と聞くと、あちこち戸棚を開けて見せてくれました。いろんな種類のスパイスもタッパーにきれいに入れられ、インドでよく使う豆も、ご覧の通り、ビシッときれいに整理されています。こんなふうに台所を見せてもらえるのもすごくおもしろいですね。次は、ほうれん草のからあげを作ります。ほうれん草とじゃがいも、玉ねぎをカットしていきます。ここでふと気づいたのですが、SUPRIYAさんはほとんどカッティングボードを使いません。じゃがいもを手に持って切り込みを入れ、ナイフを手前に引いて小さく刻んでいきます。お鍋の上で玉ねぎを切って、そのまま鍋へ落とし、炒めるという、とても合理的な方法で切っていることもありました。聞けば、大きな包丁もほとんど使わないそうです。カットしたほうれん草、ジャガイモ、玉ねぎにスパイスで香りづけし、卵と水でひよこ豆の粉をとき、からめて揚げていきます。途中でSUPIRIYAさんが「ハーブをとってくるから、揚げていて」と、揚げ物係をバトンタッチ。日本のかき揚げとよく似たパラクパコラ(ほうれん草のからあげ)を次々と揚げていきます。SUPIRIYAさんのあとを追ってベランダへ行くと、そこには鉢がいくつか置いてありました。ミントやコリアンダーなどをこの「自家菜園」で育てているのだそうです。玉ねぎやハーブ類も、外で乾燥させていました。ほうれん草のからあげが揚がったので、次は平たいインドのパンを作ります。小麦粉の全粒粉「アタ」に塩、油、水を入れて混ぜ合わせ、練りながら生地をまとめていきます。そのまま30分ほどおき、生地をなじませます。生地がなじんだら、生地を1個ずつの大きさに分け、丸めていきます。SUPRIYAさんの隣に立って、見よう見まねで手のひらを使ってコロコロし、丸く丸くまとめます。丸くした生地を綿棒で平らに伸ばします。丸く丸く伸ばしていき、折りたたんで油を塗り、たたみ、伸ばして丸く丸く、伸ばしていきます。「タワ」という平べったいフライパンで焼いていきます。焦げ目が全体的についたらお皿にあげます。このあと、トマト、きゅうり、たまねぎ、ニンジンなどを塩と青唐辛子、レモンで和えたサラダ、デザート用にお米と牛乳、砂糖で煮込んだライスプディング、ヨーグルトにミントと青唐辛子、コリアンダー、クミンなどを加えたバターミルクを作り、全7品が完成しました。作った料理をみんなで試食タイム♪SUPRIYAさんが、できあがったほうれん草のからあげ、スパイシーチキン、野菜ビリヤニ、平たいパン、サラダ、バターミルク、ライスプディングをリビングのテーブルに並べてくれました。ここまで約2時間。レッスンは3時間半なので食事の時間はたっぷりあります。みんなでテーブルを囲んで、いただきます♪ほうれん草のからあげ平なパンサラダスパイシーチキン野菜ビリヤニライスプディングバターミルク料理レッスン後の食事の時間は、SUPRIYAさんにインドの話を聞いたり、日本について話したりしながら料理を食べました。料理はどれもおいしく「おいしい!」「これもおいしい!」と大絶賛でしたが、なかでも人気だったのは、ほうれん草のからあげでした。ひよこ豆の粉で揚げているので、豆の香ばしさが後を引き、思わず「ビールが飲みたくなる」なんて言葉が出て来てしまいました。おしゃべりしながら、楽しい食事を終え、残った料理は持参したタッパーに入れて持ち帰ります。どれもとてもおいしかったので、家に帰ってまたゆっくりと味わうのもいいし、家族に味見してもらうのも良いですね。キッチンにみんなで立って、英語でおしゃべりしながら、ワイワイ料理をし、またおしゃべりしながらおいしいお料理に舌鼓。さらにたっぷりのお持ち帰り付きで、とても満足度の高い充実のレッスンでした。今回、いっしょにレッスンを受けた方が、インドに住んでいたことがあったり、インド料理店でアルバイト経験があったりと、インドについて知識のある方でした。ホストの出身国について、少し調べて情報を仕入れておくと、会話がさらにはずんでおもしろいレッスンになるのではないかと思います。英会話に自信がなくても、料理なので、見ることでおおよそ理解することはできるし、料理に関する英単語、「おいしい」や「いい香り」「私はこれが好きです」などを覚えて行くだけでも、ホストとコミュニケーションをとることができます。「英語ができないから……」とあきらめてしまうのはもったいない。レッスンを楽しもう!という気持ちを持って、ぜひ飛び込んでみてください。おいしい料理と楽しいひとときが待っているにちがいありません。【Tadaku】料理教室の検索と申し込みはTadakuサイトへ●ライター忍章子
2018年01月29日今や海外にも16店舗を展開している日本最大級の料理教室〔ABCCookingStudio〕。料理初心者からプロを目指す方まで幅広いニーズに応えるレッスンコースが用意されています。実は〔ABCCookingStudio〕で500円体験レッスンが行われていることをみなさんご存知でしたか?今回はそんな〔ABCCookingStudio〕の500円体験レッスンをご紹介します♪選べるレッスンメニュー!バレンタインザッハトルテ〔ABCCookingStudio〕では和・洋・中などが学べる「クッキングコース」やパンが学べる「ブレッドコース」、本格的なケーキが学べる「ケーキコース」など多彩なコースが用意されていますが、はじめて利用する方へ向け、通常4,000円相当のレッスンが500円で体験できる「500円体験レッスン」(税込¥500)というものがあります。さらに体験レッスンのなかでもメニューを選べるんです。作れるメニューは定番の「肉じゃが&おみそ汁」と「煮込みハンバーグ」を中心にそのときどきのシーズンメニューが用意されています!ワンちゃんの干支パン今シーズンは「バレンタインザッハトルテ」、「ワンちゃんの干支パン」といったとってもかわいいメニューが選べます。作った料理は調理後にいただいたり、お持ち帰りもできるので体験レッスンで作ったケーキを自分へのご褒美やバレンタインで渡すという人も多いそうです。もちろん1人での参加もお友達と一緒の参加も可能です。初心者でも安心の少人数制レッスンでは1テーブルに先生が1人ついて、生徒は最大で5人または2人1組の少人数制です。全く料理をした事が無い方でも、包丁の持ち方から丁寧に教えてくれるので、置いて行かれることはなく安心してレッスンを受けられます。先生からのアドバイスも入会後のレッスン、体験レッスンを問わず、レッスン終了後には好みに応じたアレンジレシピでの作り方やお家で余っている食材の使い方などの質問にも先生がアドバイスをくれるので、全くの初心者だけでなく、中級者の方もとっても勉強になりますよ!楽しい料理の世界へ!体験レッスンに参加された方の中には料理を作る楽しさと、料理を食べてもらう楽しさを感じて、より本格的なコースに挑戦する人も多くいらっしゃるようです。みなさんも今年は〔ABCCookingStudio〕の体験レッスンを通して素敵な、バレンタインケーキを作ってみてはいかでしょうか。■1、2月限定体験レッスン開催期間:2018年1月4日(木)~2018年2月28日(水)※期間限定のレッスンがあります。開催日はご希望のスタジオにご確認ください。■参加費:500円(材料費・税込)※ABCはじめてご来店の方■持ち物:エプロン・ハンドタオル■ご予約方法:スタジオまたはお電話、WEBにて受付中!※身長130㎝以上、かつ小学4年生以上の方がご参加できます。※体験レッスンは入会説明があるため、18歳未満および高校生以下の方は保護者同伴での参加となります。WEB予約ページ【取材協力】●株式会社ABCCookingStudioABC Cooking Studio HP
2018年01月27日振袖の着せ付けを無料で学べる日本和装ホールディングスは、2018年2月より、振袖の着せ付けを無料で学べる教室を開く。「優しい振袖着せ付け教室」では、無料で振袖の知識や着せ付け方法を学ぶことができ、業者に任せずとも自力で振袖を着付けるための手助けとなる。着慣れていないだけに、業者に任せきりの人は多いだろうが、この機会に着せ付け方法を身につけてみてはいかがだろうか。いざという時の安心を日本和装ホールディングスは、1986年に設立されて以来、受講料無料のきもの着付け教室を開催してきた。そうした活動で培われたノウハウを活かし、今回の振袖無料着せ付け教室の開始に至ったわけだが、きっかけは今年の成人式に起きた、成人式当日に業者と連絡がとれなくなったというトラブルである。いざという時、自力で着せ付けができることで最悪の事態を逃れることができる。どうしても業者に任せきりになりがちな晴れ着は、特別なものだからこそ、着せ付け方法を身につけ、自分で家族に着せ付けられる重要性は高い。あってはならないこととは言え、いざという時に安心できるという観点で、無料着せ付け教室を受講することは、非常に有意義だと言えそうだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※日本和装ホールディングスのプレスリリース
2018年01月16日自然と心が解放されるナチュラルな雰囲気のお店福岡・大名にある「陶芸教室 ゆう工房 福岡天神教室」は、陶芸のワークショップなどを開催しているハンドメイド教室です。家族や友人同士、あるいはカップルで訪れて、一緒にクラフトを楽しめます。店内は2フロアあり、1階はゆう工房プロデュースのうつわカフェ。実際に作業する2階アトリエにもカフェが併設されていて、作業の合間にも休憩ができ、和気あいあいとした雰囲気で過ごせます。心をしっかり落ち着かせて陶芸に打ち込む空間手作りに挑戦したい気持ちをしっかりとサポートしてくれるのが、こちらのお店の特徴です。1日体験コース、みっちり学ぶことのできる専門コースなど、様々な利用の仕方があります。体験レッスンは1時間30分からなので、気軽に参加してみましょう。専科コースでは、初心者、作家志望など、レベルに合わせた指導を受けることができます。会員展への出品も、楽しみのひとつです。ここでしか作れないイチオシの陶芸作品工房オリジナルの記念カップである、クマとネコをかたどった「たいmon君」と「めるmonちゃん」は、多くの人が制作体験している日帰りコースです。色合いや顔のデザインなどは、好みに合わせて自由に選んだり描いたりすることができます。陶芸初心者でも、きっとかわいらしく愛嬌のある作品を生み出すことができるでしょう。作品を完成させる際に、先生お手製のデコレーションアイテムを使用することができます。「これが作りたい」という気持ちを大切にできる、アイテム別の1日体験コースも用意されているため、多くの人の要望に応えてくれるのも、こちらのお店の見逃せないポイントです。じっくりレクチャーを受けてより深く学べば、陶芸の魅力と面白さに目覚めるかもしれません。ものづくりの時間をたっぷり楽しめる陶芸教室また、陶芸以外のさまざまな工芸も体験できます。アクセサリー、ガラス工芸、銀アクセサリー、染織、照明クラフト、レザーなど、幅広くトライアル体験を受け付けているそう。どれも、先生が親切に教えてくれる体制が整っているため安心です。会員コースでは、さまざまな組み合わせも可能。振替え受講などのサービスも充実しています。「陶芸教室 ゆう工房 福岡天神教室」は、福岡市地下鉄空港線「赤坂駅」より徒歩5分です。ほかに、東京、大阪、名古屋にも教室があります。通販陶芸ショップでは、陶芸作品だけでなく手作り雑貨を手に入れられるため、ぜひ覗いてみましょう。スポット情報スポット名:陶芸教室ゆう公房 福岡天神教室住所:福岡県福岡市中央区大名 1-2-38 1F・2F電話番号:092-725-7777
2017年12月24日活きた英語を学びながら世界の料理も学べる……。そんな教室があったら楽しいと思いませんか?〔ニキズキッチン〕は日本に住む外国人のお宅に伺って、その国の家庭料理を習うというユニークなスタイルの料理教室です。そこで今回は、オーストリア人のクリスタ先生のご自宅におじゃまをして、クリスマスのアドベンドクッキー作りにチャレンジ!その模様をレポートします。旅する料理教室〔ニキズキッチン〕ってどんなところ?〔ニキズキッチン〕とは、外国人のご自宅で習う、趣味と実益を兼ねた料理教室です。教えてもらう料理はその国の家庭料理ばかり!家族のために作る料理にこめられる愛情は正解共通。料理を学びながら語学やその国の文化にまで触れることができます。現在、〔ニキズキッチン〕にはアメリカ、フランス、イタリア、スペイン、デンマーク、トルコ、セルビア、台湾、香港、インドなど40か国以上の先生が在籍。好きなときに、好きな場所へ、ふらりと旅するように通うことができますよ。レッスン料金はつど払い。入会金は不要というのも嬉しいポイント。これなら忙しい人でも通うことができますね。クリスタ先生に学ぶ、アドベントクッキーの作り方今回おじゃましたのは、オーストリア人のクリスタ先生のご自宅。やさしい笑顔で出迎えてくれた先生を前に緊張の糸がほぐれます。クリスタ先生は日本語が堪能。基本としてレッスンは日本語で行われますが、先生によっては英語のみというクラスも。料理をしながら活きた会話が学べると、どちらも大人気なのだとか。イギリス人のご主人をもつクリスタ先生。ご自宅はすっかりクリスマスムード。センスの良い飾り付けはインテリアの参考にもなりますね。今日の生徒さんは8名。はじめましての方がほとんどですが、クリスタ先生がつくりだす明るい雰囲気にすぐに打ち解けた様子。エプロンをつけていよいよレッスンスタート!料理だけじゃない!その国の文化も学べるのは外国人の先生ならではレッスンで使用するレシピは英語。とは言ってもご安心を。クリスタ先生が日本語でていねいに解説しながら進めていきます。料理を学びながら語学も学べるなんて、まさに一石二鳥!さらに、料理にまつわる国の文化も知ることができ、プチホームステイをしているような気分になれるのもうれしいですね。今回はクリスマスにちなんだアドベントクッキーのほか、シュトーレンの原型ともいわれる「クリスマスストリーゼル」「ホットワイン(グリューワイン)」、そしてランチ用にクッキー作りの合間に簡単にできるシチュー「ポークとザワークラウトのシチュー(クラウトフライシュ)」を作ります。盛りだくさんのメニューにワクワク!レッスンでは先生のサポートをしながらみんなで料理を作っていきます。おしゃべりをしながら進むレッスンは、本当に楽しくてあっという間に時間が過ぎていきます。料理もさることながら、クリスタ先生愛用の外国製のキッチンツールも魅力的!おしゃれで機能的なオーブンやグラインダーなどを実際に使うことができるのも〔ニキズキッチン〕ならではですね。続けられるから楽しい。〔ニキズキッチン〕の旅する料理教室料理がすべて完成したら、クリスマスムードにデコレーションされた空間で食事を楽しみます。オーストリアのすてきなアドベントの習慣をクリスタ先生に聞いたり、反対に日本の習慣を紹介したりと、それはまるでママ会のような楽しいひと時。〔ニキズキッチン〕は月謝制ではないため、ホームページで興味があるレッスンにつど申し込みます。手軽に参加できるから、子どもが幼稚園や学校に行っている合間の時間を利用するのもおすすめです。気軽に誰でも本格的に料理を学べる〔ニキズキッチン〕で、世界を旅してみませんか?【ニキズキッチン】申し込み予約専用フォーム:●ライター・写真ねこりょうこ
2017年11月30日フラメイク専用のメイク教室が開講LOHIA黄金比フラメイク教室は、2017年10月よりフラメイク専用の教室を開講する。フラダンスコンペなどで重要な表情の1つとして欠かせないフラメイクを、オンラインで習うことができるのが特徴だ。黄金比に基づいたカウンセリングやアドバイスを受けることができるため、1人1人の骨格に合わせた、その人にぴったりのメイクを知ることができるのもうれしい。メイク法で美しい顔にフラメイク教室では、黄金比に基づいたメイク法だけでなく、大量の汗にも負けないメイク法や、本格ハワイアンのように、美しい凹凸を作る方法、表情筋の鍛え方やキレイな笑顔の作り方など、メイクだけでなく、自分の顔をよりキレイに見せる方法についても伝授。1人1人の個性を活かしたメイクで、健康的に美しく変身することができる。フラダンス特有のメイクで、これまでなかった自分のキレイを引き出したい人にもおすすめの内容となっている。レベルに合わせたカリキュラムで初心者も安心LOHIA黄金比フラメイク教室では、入門編、コンペ編、クプナ編と3つのコースを用意。それぞれにカリキュラムが異なるため、入門編から始めることで、基礎からしっかり学ぶことができる。【入門編】では、大量の汗にも負けないメイク法やより豊かな表情を出すための骨格メイク法、黄金比に基づいたメイク法を伝授。【コンペ編】では、美しい凹凸作りで本場ハワイアンになりきる方法や、感情を伝えるメイク法など、【クプナ編】では、美しい笑顔を作るための表情筋トレーニングや、15歳若く見えるクプナメイクテクニックなどを習うことができる。(画像はプレスリリースより)【参考】※LOHIA黄金比フラメイク教室のプレスリリース※フラメイク教室について
2017年09月18日家具工房アクロージュファニチャーが行っている木工教室で、20代~40代の女性が増加中。これまで10年間行ってきた木工教室を昨年神楽坂に移転して1年、1周年記念として初のインテリアワークショップ・無料木工教室体験が行われます。プレミアムフライデー インテリアワークショップとは6月のプレミアムフライデーに合わせて、時計・カッティングボード・ジュエリーホルダーを制作するインテリアワークショップが開催されます。都心の家具工房で木の香りに癒されながら、ものづくりでリフレッシュしてみては。素材は、ブラックウォールナット・チェリー・メープルの高級材。DIYからワンランク上の木のインテリアを制作するんですよ♪プレミアムフライデー インテリアワークショップ 概要開催日:2017年6月30日(金)16:00~19:00(3h)会場:家具工房アクロージュファニチャー東京都新宿区築地町6番地北星ビル2階参加費:時計制作6,500円、カッティングボード・ジュエリーホルダー5,000円※ドリンク・お菓子付き定員:12名お申し込み:03-6265-0241参加対象:18歳以上※作業しやすい服装でご参加ください。筆記用具をご持参ください。無料木工教室体験とは?要望が多数寄せられていたという木工教室体験がはじめて開催されます。のみや玄翁を使用し、教室で実際におこなう穴開け・ほぞ加工などが体験できます。無料木工教室体験 概要開催日:2017年6月15日(木)10:00~13:00(3h)2017年6月16日(金)18:30~21:30(3h)会場:家具工房アクロージュファニチャー東京都新宿区築地町6番地北星ビル2階参加費:無料定員:12名お申し込み:03-6265-0241参加対象:18歳以上※作業しやすい服装でご参加ください。筆記用具をご持参ください。特に女性の参加が増加中より本格的な家具やインテリアの制作を望み、多くの女性が通っている神楽坂木工教室。のみや鉋などの大工道具を正しく扱う方法が学べる貴重な機会です。講師は、一級家具製作技能士などの国家資格を取得した人たち。日々無垢の特注家具を制作しているプロの家具職人が、仕事と同じ高いレベルで家具の制作方法を伝えてくれるのだから嬉しいですね。初心者でも気軽に始めることができるよう、道具はすべて用意してあります。本格的な木工を教われる教室としては日本一の規模なんです!DIY女子から一歩進んだ木工女子を目指すみなさんには、要注目の教室なんですよ♡公式HP
2017年05月31日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■酒井桃子さんの「転職するとき」酒井桃子さん プロフィールアヤキッチン合同会社「もぐもぐ子ども調理室」企画運営担当。10年間勤めた会社を2016年退社し、代表の潮田彩さんが出張型の子ども向け料理教室として活動していたもぐもぐ子ども調理室に参画し、新たにキッチンスタジオという拠点を設けてレギュラーレッスン形式での料理教室にシフトさせた。約1年間かけ新しく事業化した「もぐもぐ子ども調理室」は2017年4月にオープンしたばかり。 【酒井桃子さんの出産後の転職歴】▼1社目 クリーク・アンド・リバー社 正社員2010年9月第1子出産 → 2011年4月復帰2013年3月第2子出産 → 2014年4月復帰▼退職後、フリーランスに約1年をかけてアヤキッチンの合同会社化と、キッチンスタジオオープンに向けて奔走▼アヤキッチン合同会社を立ち上げ「もぐもぐ子ども調理室」事業化2017年4月にアヤキッチン合同会社を立ち上げ、小金井市にキッチンスタジオを構え、定期的に通える子ども向け料理教室をスタートさせた部内初の産休育休、時短勤務取得は、子どもと後に続く人のため30歳を過ぎた頃、正社員登用で長く勤められて納得できる仕事をしたいと思うようになり、友人の紹介で、クリエイティブに特化した人材派遣や制作請負を行っているクリーク・アンド・リバー社へ転職しました。当初は大手広告代理店のアウトソーシング事業を行っている部門に所属し、部門役員のもと、部門係数や工数管理など、社内メンバーの環境づくりを主に行っていました。役員が優秀な方だったので仕事範囲がどんどん広がり、サポートする私も必然的に多忙になっていきました。2009年に結婚しましたが、それまでと変わらず夜遅くまで残って仕事をするような毎日でした。そんな中で妊娠を知り、2010年9月に長女を出産しました。勤めていた会社には産休育休制度はありましたが、私が働く部署は若いスタッフが多く、実際に出産して制度を取得した人が今までにほぼいませんでした。そこで妊娠や出産について自身でもいろいろな情報を集めながら、同時に会社の制度についても問い合わせたりして、バタバタと出産準備を進めていきました。9月に出産するために7月から産休に入り、翌年3月まで育休を取得しました。部署で初めての産休育休取得者となったので、これから子どもを持つことになるだろう後輩のためにも、子どもを持っても頼りになると言われるような仕事をしたかったのですが、ただでさえ時短勤務の形態でちゃんと仕事ができるだろうかと、復帰前はすごくプレッシャーを感じたことを覚えています。 実際に復帰してみると、想像以上に子どもは熱を出したり具合が悪くなったりするので、仕事中に鳴る携帯電話にビクビクすることもありました。保育園からの電話になかなか出られなかったり、出ても仕事を誰かに任せて帰らなくてはいけない心苦しさから、上司に報告するまでに時間がかかったりすることもしばしばありました。 ■保育園の父母会長を引き受けたことが、「転職」のきっかけに仕事復帰をして2年後の2013年には2回目の産休を取得し、3月に長男を出産しました。翌年4月、二人の子どもは同じ保育園に通えることができたので、時短勤務で仕事を再開し、子育てと仕事の毎日は繰り返されていきました。そんなとき、子どもたちが通う保育園のママ友に、2015年度の父母会長を勧められ、安請け合いで引き受けたことが、今回の転職へと繋がっていったのです。私たちの暮らす市では、市、NPO団体、保育園など公立施設の三者で実行する、アートに親しむことを目的としたイベントを行う取り組みがあるのですが、それが2015年度は子どもたちの通う保育園で実施することが決まっていたんです。ただ単に父母会長を受けるのは躊躇があったのですが、そのイベントがあることでおもしろそうだなと思い、なんとなく引き受けてみました。父母会というものは、保護者同士の間に分かりやすい上下、利害関係がなく、そこに集まる人たちはみんな純然たるボランティアの精神でやってくれています。そんな人たちに、いかに気持ち良く参加し、協力してもらうには……と、普段の仕事とは少し違うところの気遣いや進め方を学んだ思いがしています。結果、イベントは成功をおさめ、年度の役員会自体も滞りなく終了し、役員をやってくれた保護者の方たちは「楽しかった」「やってよかった」と言ってくれました。私自身もボランティアで私の大事な時間を使うのだから、子どものためではなく、まずは自分が楽しまなきゃと思ってやっていました。そんな役員の仲間の一人に、今回一緒に事業をすることになった潮田(※編集部注:代表兼講師を務める潮田彩さん)がいたんです。もともと潮田は出張型の子どもの料理教室をやっていて、事業を拡大したいという思いを持っていました。そんなときにちょうど父母会の集まりの後に二人で話をしていて、「酒井さんのような人に私の仕事の営業的なサポートをしてもらえたらいいのにな~」と伝えられて。そのときは「いつか一緒に仕事をしたいですね」と終わったのですが、家に帰り一人で考えてみると、それはとてもありがたい話でぜひ行きたいと思うようになってきて。それで翌日夫に「やってもいい?」と相談すると「いいよ!」と言われ、すぐに潮田に「一緒にやろう」と連絡したんです。潮田はたった1日でこんな展開になってびっくりしていました(笑)。 ■辞める理由のなかった会社を辞めたのは「やりたいことを見つけた」から転職への動機は、実は潮田から誘いを受ける少し前からありました。それは長女の小学校入学が現実的になってきたころからです。昨年夫の仕事のポジションが変わり、週に1~2日は出張をするようになりました。今でさえふたりの子どもを迎えに行って帰宅するのはなんだかんだ19時になります。でも小学校へ入ると、今の仕事内容や勤務形態では19時に保育園から学童へと迎えに行くようになることがどうしても難しいと思うようになりました。私自身、勤続10年になりますが、その半分が母であり時短勤務で働く期間となりました。仕事を続けるうえで上を目指したい思いもありましたが、今の仕事からキャリアアップすると、次はマネージャー職になります。そうなれば下にメンバーを抱え、より密に時間を過ごすことが想像されますし、私自身もメンバーと一緒にいたい!と思うだろうと予測できたので、時短勤務でマネージャーになっても自分の理想とするマネジメントができないのではないかと思っていました。そんな時の潮田の誘いだったので「これだ!」と思い、乗りました。そうと決まればすぐに会社に報告をしました。上司には「辞めてほしくないけど、すっごく楽しそうだね」と言ってもらいました。10年も勤めた会社をそんな理由で辞めるの? と思う人もいたかもしれませんが、時間に制限があるからとかではなく、「ほかにやりたいこと見つけちゃった。じゃあね、お先!」って楽しそうに辞めていったらカッコいいかなと思って(笑)1年経った今、合同会社化してスタジオキッチンも作り、定期開催のクラスも走り出しました。今は始まったばかりですが、一人でも多くの子どもたちに定期的に通ってもらい、自分自身の成長を感じてほしいです。そしてその成長をお父さん、お母さんにもシェアして、たくさんの自信をつけていってほしいと思っています。「もぐもぐ子ども調理室」はどの企画に参加しても「とにかく楽しい!」がモットーです。「なんかあそこ、いつも楽しそうなことしている!」って大人にも子どもにも思われるような、そんな場にしたいと思っています。<ママの転職 Q&A>Q:転職をして家庭環境は変わりましたか?A:朝の登園でゆっくり歩いてあげたり、医者にこまめに通ったり自由に使える時間は少しできたと思います。でもスタジオができるまでは自宅が仕事場だったので、子どもとの時間にもPCに向かったりすることも多く、子どものとの時間が単純に増えたかといえば、そうではないかもしれません。でも、子どもたちが撮影のモデルになったり、ワークショップに参加したり、親が働く姿を間近で見られることが、この先いい経験に繋がるといいな、と思っています。Q:仕事をする上で気にかけていることはありますか?A:以前の上司に言われた「今の会社の業務だけでなく、どこへ行っても重宝される人間になれるよう、自分のマーケットバリューを常に考えながら仕事をしなさい」ということを意識しています。自分が市場に出たらどのくらいの価値があるのかを考えるというもので、この転職でも「アヤキッチンには営業、広報が必要で、且つ運営、実行部隊も足りていない。もし私が参加したらそのすべてに応えられるかも」と思えたから、すぐに飛び込めたんだと思います。Q:これから転職する人へのアドバイスをお願いします!A:「ここが嫌だからこっちへ行きたい」ではなく、「こっちがいいから行く!」というように、無理矢理でもいいからポジティブな理由に変換したほうがいいと思います。あとは「子どものため」が理由の転職もオススメしません。本当のことをいうと小1の壁とかいろいろ事情があるんだけど、そうではなく自分のための転職、としたほうが、後々子どものためにも自分のためにも気持ちがいいと思います。Q:具体的に転職をしたい人にオススメすることはありますか?A:自分には今何ができて、この先1年後、何年か後に何をしたいとか、頭の中でだけでも自分自身のレジュメを作ってみることをおすすめします。年に1度くらいやっておくと頭の中を整頓するのに良さそうです。そうすることで転職したいと思ったときにすぐに行動に移せると思います。皆が躊躇する父母会長を引き受けてみたことが、すべてにつながったんだと言った酒井さん。何よりも自分が楽しみたいという雰囲気と自信は、周りの人に連鎖し影響していくのだと思いました。この転職に対しても「先見の明があると思うんです」と言い切ったその自信が、結果的に理想とする仲間や場所を引き寄せているようでした。
2017年05月31日特別支援教室とは?出典 : 特別支援教室は、発達障害のある子どもたちをはじめとした個別のニーズに対応し、より適切で効果的な教育を行うために、小・中学校への導入が予定されている設備・制度です。文部科学省は、特別支援教室構想を掲げ、それに伴い全国各地でモデル事業が行なわれてきました。とりわけ、2016年4月からは、東京都内の小学校で本格的な導入が始まりました。具体的な導入計画については、後に詳しく説明します。2005年以降、文部科学省は「インクルーシブ教育」の推進に力を入れてきました。インクルーシブ教育(または単にインクルージョン)とは、障害の有無にかかわりなく子どもたちに教育をするという理念・制度・実践をいいます。インクルーシブ教育では、障害のある子どもたちが、単に障害のない子どもたちと同じ学校に通うだけでなく、本当の意味で他の子どもたちと同じ教育を受けるということが目指されています。こうした教育を実現するためには、障害のある子どもだけが「特別なニーズ」を持っているという考えを見直し、「すべての子どもに等しく教育をし、その中でニーズのある子どもには適切に対応する」ことが重要です。たとえ障害のある子どもたちが通常校に通っているとしても、障害のない子どもたちから区別され、普段から別の教室で勉強しているなら、それは同じ教育を受けているとは言えない、これがインクルーシブ教育の基本的な考え方です。文部科学省の特別支援教室構想も、その一環として位置づけられています。文部科学省は、発達障害の診断を受けていない子どもたちの中にも、実際には「特別なニーズ」とされてきた個別のニーズを持つ子どもたちが少なくないのではないかと考えています。そして、そうしたニーズに気づき適切な教育をするために、また、その他の子どもたちが発達障害をよりよく理解できる環境を作るために、特別支援教室の導入を進めています。参考: 中央教育審議会「特別支援教育を推進するための制度の在り方について(答申)」(2005年12月)特別支援教室という制度では、「障害のある子ども」と「障害のない子ども」を分けて支援するのではなく、必要に応じて誰にでも支援やサポートを提供します。これは、「障害のある子どもが障害に応じて支援を受ける」という、特別支援学級や「通級による指導」のスタンスとは大きく違うものです。参考:Frank Bowe, Making Inclusion Work (Upper Saddle River, NJ: Pearson, 2005).参考:Gary Thomas and Andrew Loxley, Deconstructing Special Education and Constructing Inclusion, 2nd ed. (Open University Press, 2007).参考:高橋純一、松﨑博文「障害児教育におけるインクルーシブ教育への変遷と課題」『人間発達文化学類論集』19号(2014年)13–26ページ特別支援教室って、どんな制度?出典 : 全国に先駆けて東京都の小学校で特別支援教室が2016年4月から順次導入されています。ここでは東京都の小学校におけるモデル事業をもとに、特別支援教室が実際にはどのような制度なのかを説明します。特別支援教室とは、情緒障害や発達障害のある子どもたちを中心に、教育の場でサポートを必要とする子どもたちにサポートを提供しようとする制度です。基本的には、現在の「情緒障害等通級指導学級」(以下「通級」とする)を置き換えるものだとされています。ただし、「通級」には、情緒障害や発達障害以外の障害(吃音や難聴など)に関連したサポートを行うものもあります。ここで紹介する特別支援教室は、主に情緒障害や発達障害に関連した制度ですので、それ以外の「通級」までまとめて特別支援教室に置き換わるわけではないことに注意が必要です。特別支援教室の最大の特徴は、子どもたちが普段通っている学校でそのまま支援を受けられるということです。これまでは、障害のある子どもたちが特別な支援・サポートを受ける際に、普段通っている学校とは別の学校の「通級」に通ったり、特別支援学級や特別支援学校に籍を置く必要がある場合も少なくありませんでした。しかし、特別支援教室は各小学校にそれぞれ導入されます。2つの学校に通う必要がなくなることで、特別支援教育を受ける子どもたちの負担が軽くなることが期待されています。また、特別支援学級や特別支援学校でのサポートまでは必要としない通常学級に在籍する子どもが、個別のニーズに合わせて弾力的な支援が受けやすくなると考えられます。特別支援教室で教える内容は、基本的には情緒障害等通級指導学級(通級)と同じです。つまり、子どもの障害に応じて、障害の状態に応じて「自立活動」や「教科の補充指導」などが、それぞれに合った方法で指導されます。特別支援教室で指導を受けられるのは、情緒障害や発達障害のあるお子さんです。東京都は、対象として通常学級での学習におおむね参加できる「高機能自閉症・アスペルガー症候群」「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」「学習障害(LD)」を挙げています。例えば高機能自閉症・アスペルガー症候群の子どもがコミュニケーションを取るのが苦手な場合、ロールプレイなどで適切な会話を学んだり、相手の気持ちを考えるなどの指導が行われます。また、学習障害がある場合、自分に合った学習方法を習得するための指導なども行われます。現在のところ、それ以外の障害(吃音や難聴など)に関連して「通級」に通っているお子さんについては、特別支援教室での指導は想定されていません。出典 : 特別支援教室に携わる人として、「巡回指導教員」「特別支援教室専門員」「臨床発達心理士等」という役割が新たに定められました。「通級」の担当教員は、役割の名前が「巡回指導教員」に変わります。巡回指導教員は、「通級」と同じように特別支援教室で子どもに指導をするほか、在籍する通常教室の担任と密に連携し、特別支援教育を受ける子どもだけでなく子どもが在籍するクラスでも連携して支援を行い、担任に助言をします。「特別支援教室専門員」は、特別支援教室の導入によって新しく配置されます。非常勤の職員で、特別支援教育で必要になる教材を作ったり、対象となる子どもの行動を記録したりします。新たに「臨床発達心理士等」も巡回することになります。「臨床発達心理士」「特別支援教育士」「学校心理士」の資格を持っている人が子どもの行動観察を行い、障害の状態を把握し、巡回指導教員や担任教員に専門的な指導を行います。東京都教育委員会「東京都公立学校特別支援教室専門員について」特別支援教室のメリットとデメリットは?「通級」と比べると?出典 : 保護者にとって最も気になるのが、既存の「通級」から何が変わるのか、また何が変わらないのかということではないでしょうか。ここでは、メリット・デメリットとともに説明します。「通級」が地域の拠点校にのみ設置されたのに対し、特別支援教室は各学校にそれぞれ設置されることが予定されています。つまり、これまでであれば、通級による指導を受けるために定期的に別の学校に出向く必要があったのに対し、これからは普段通っている学校で同じような指導を受けることができるようになります。Upload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホン2つの制度の違いは、基本的にはこの点に尽きます。たったこれだけの違いですが、「通級」から特別支援教室に変わることのメリットやデメリットは、必ずしも小さなものではありません。以下ではそれをいくつか紹介します。特別支援教室は、そもそもインクルーシブ教育を推進するための構想です。そのため、特別支援教室のメリットは、何といっても日本の教育をインクルーシブなものに変えるという点にあります。つまり、障害のある子どもたちと障害のない子どもたちが、それぞれに必要なサポートを受けつつ、基本的に分け隔てなく教育を受けることができる、そのような社会の実現に向けた第一歩が、この特別支援教室なのです。しかし、障害のある子どもたちや、その親御さんにも、直接的なメリットがあります。それは、これまでの「通級」とは違い、普段通っている学校でそのままサポートを受けられるということです。子どもにとっては別の学校に通う負担が減り、また障害に関連したサポートをする先生と、クラスの担任の先生との連携が、「通級」の場合よりも一層密になることが期待されます。しかし、特別支援教室にはデメリットや課題も指摘されています。まず、これまでの「通級指導学級」と同じ水準のサポートが特別支援教室で提供されるのかどうか、必ずしも明らかではありません。というのも、各学校に特別支援教室を導入するためには、これまでよりも明らかに多くのスタッフが必要です。加えて、特別支援教室では、将来的には「障害」の有無にかかわらず子どもたちの支援・サポートを行うことを目標としています。裏を返せば、これまでと同様に限られた資源の中で、これまでよりも多くの子どもたちにサポートをしようとしています。つまり、もしスタッフが十分に増えないまま特別支援教室を導入すれば、少ないスタッフでより多くの子どもを支援することになり、サポートの質が低下するおそれがあります。このことから「障害のある子ども」としてこれまで特別に支援を受けてきた子どもたちに対して、従来の特別支援教育が提供してきたサポートの質が保たれなくなるのではないか、と懸念する声もあります。もう一つ、重要な点があります。特に変化が苦手な自閉傾向がある子どもたちにとって、サポート環境が変わるということそのものが重大な出来事となりえます。この観点から見ると、特別支援教室という制度の良し悪しとは別に、制度の移行にスムーズに適応できるような仕組みについて考えていくことが求められます。特別支援教室とその他の制度との違いは?出典 : 障害のある子どもの学びの場は、今までご紹介してきた特別支援教室や「通級」だけではありません。日本の制度では、代表的なものに「特別支援学校」や「特別支援学級」があります。これらの制度は、それぞれどのように違うのでしょうか?特別支援学校とは、かつて「盲学校」「聾学校」「養護学校」と呼ばれていた学校で、現在でも学校名にこうした言葉がついている場合があります。一部の例外を除いて、基本的には障害のある子どもたちだけが学ぶ学校です(一部に、障害のない子どもたちが学ぶ学級を併置した「併置校」も存在します)。また、学校数自体が少ないので、寄宿舎がある特別支援学校もあります。特別支援学校では、特別支援学校学習指導要領に従い、その他の学校で教えられる教科に加えて、それとは異なる特有の教科が教えられます。こうした教科の多くは、学校を卒業した後に就く職業に関連した、職業訓練的な性格の強いものです。また、教える先生の資格という面から見ても、特別支援学校で教える先生は「特別支援学校教諭」という、一般の学校の先生とは異なる免許を持っています。特別支援教室と特別支援学校の最大の違いは、そもそも通う学校が違うという点です。これは比較的わかりやすい違いでしょう。ところで、自閉症・発達障害・学習障害などがある子どもたちを対象とする特別支援学校はあるのでしょうか。基本的には、現在のところありません。ただし、お子さんに別の障害がある場合には、その障害に応じて特別支援学校に通うことができるでしょう。たとえば、視覚障害と発達障害があるお子さんや、知的障害が合併した発達障害のあるお子さんのような場合です。特別支援学級は、かつては「特殊学級」と呼ばれていました。現在でも、関連条文から「81条学級」と呼ばれることがあります。(以下では「特別支援学級」に統一します。)特別支援学級は、一般の小中学校に置かれます(制度上は高校にも設置できますが、実例は多くありません)。多くの場合、障害の種類ごとに分かれ、学校ごとに「あすなろ学級」「なかよし学級」など様々な名前がついています。お子さんが特別支援学級で教育を受ける場合、その学校の通常学級ではなく特別支援学級に在籍することになります。そして、特別活動などを除き、通常学級の子どもたちとは違う教室で授業を受けることになります。制度上は、特別支援学級での教育は一般の小中学校と同じ学習指導要領に則った教育ですが、子どもの実態に応じて特別支援学校を参考にしたカリキュラムが組まれることもあります。先生の資格という面から見ると、特別支援学級で教える先生に求められる資格は、「特別支援学校教諭」ではなく「小学校教諭」や「中学校教諭」です。特別支援教室と特別支援学級の最大の違いは、お子さんがどの教室に所属するかです。特別支援教室の場合は、お子さんは通常学級に在籍し普段は他の子どもたちと同じ授業を受けつつ、必要に応じて別の教室で別の教育を受けることになります。これに対して特別支援学級の場合は、お子さんは特別支援学級に在籍し、別の教室で別の授業を受けることが基本となります。出典 : 最も違いがわかりにくいのが、特別支援教室と「情緒障害等通級指導教室」の違いではないでしょうか。情緒障害等通級指導教室は、「通級指導教室(情緒障害等)」「通級教室」「通級学級」などと書かれる場合が見られますが、どれも制度上は同じものです。以下ではまとめて「通級」と呼ぶことにします。先に説明したように、「通級」には、吃音や難聴のある子どもたちへのサポートを行うものもあります。通級と特別支援教室は、どちらの制度も、お子さんが障害のない子どもたちと同じ学校の同じ教室で学びつつ、必要に応じて別の教育を受けるという点で共通しています。どちらの制度も、特別支援学校(障害のない子どもたちとは別の学校に通う)とも、特別支援学級(障害のない子どもたちと同じ学校に通うけれども、普段から別教室で学ぶ)とも、大きく違う制度です。その上で、「通級」と特別支援教室の最大の違いは、その「別の教育を受ける」教室がどこにあるかです。「通級」の場合には、お子さんは別の教育を受けるために普段とは違う学校に出向く必要がありました。これに対し、特別支援教室は各学校に設置されますので、「通級」とは異なり別の学校に行く必要がありません。現在、特別支援教室は導入に向けたモデル事業が行われている段階で、その形態や指導内容についてはまだ研究や検討が行われています。そのため、自治体や学校によって、今回ご紹介した東京都の特別支援教室とは違う方法で導入されていたり、今後導入される可能性もあります。また、横浜市は、2004年に「横浜市障害児教育プラン」を定め、独自に先駆的な特別支援教育を進めてきました。その中で「特別支援教室」という言葉を使っています。しかし、この「特別支援教室」は、名称は同じでも文部科学省が推進する「特別支援教室」(この記事で説明しているもの)と必ずしも同じではありません。具体的な説明は省きますが、横浜市の「特別支援教室」は文部科学省の「特別支援教室」よりも少し狭い概念だと考えていただければよいでしょう。どのように特別支援教室が導入されているか、また今後導入されるかはそれぞれお住まいの地域によって異なるので注意が必要です。横浜市特別支援教育推進会議「「特別支援教室」の展開方策などについて 」(2006年8月)特別支援教室を利用するために必要なことは?出典 : 一例として、東京都中央区の事例を紹介します。ただし、実際に必要な手続きは自治体ごとに異なりますので、詳しくは学校や各自治体の担当者にお問い合わせください。まず、すでに「通級」を利用されていて新年度も継続して指導を受けたい場合です。この場合は、原則そのまま移行しますので、特別な手続きは必要ありません。新年度も継続して指導を受けたいという旨を、在籍校の担任教員や通級指導教員にご相談ください。次に、まだ「通級」を利用されていない場合についてです。新年度に新たに入学する子どもについては、就学相談でご相談ください。それ以外の子ども(すでに学校に通っており、新たに特別支援教育を受けようと考えの場合)については、在籍校の担任教員にご相談ください。このように、特別支援教室で指導を受けるためにまずすべきことは、新入生の場合は就学相談、それ以外の場合は担任教員への相談だといえます。繰り返しになりますが、具体的な手続きにつきましては学校や各自治体にお問い合わせください。特別支援教室|東京都中央区特別支援教室の今後は?出典 : 最後に、特別支援教室構想の展望について簡単にご紹介します。東京都の小学校では、モデル事業として特別支援教室の導入が既に始まっています。都の計画では、平成28年度以降、準備の整った市区町村から順次導入され、平成30年度までには全ての市区町村に特別支援教室が設置されることとなっています。これに対して、中学校への特別支援教室の導入は、まだ始まっていません。都の計画では、平成30年度以降、準備の整った市区町村から順次導入され、平成33年度までには全ての市区町村に特別支援教室が設置されることとなっています。東京都以外に目を向けると、いくつかの自治体では特別支援教室の導入に向けた動きが見られます。しかし、それらの動きは、基本的にはまだ本格化していません。東京都のモデル事業にならった特別支援教室が全国的な制度となるかどうかは、まだ未知数だといえます。東京都教育委員会「東京都特別支援教育推進計画(第二期)・第一次実施計画――共生社会の実現に向けた特別支援教育の推進」(2017年2月)まとめ出典 : 特別支援教室は、インクルーシブ教育を実現するための制度として、長年の構想を経てようやく実現に向かいつつある制度です。今後の展望にはまだ不確定な面が多くありますが、これから少しずつ、障害のある子どもたちが少ない負担で適切な教育を受けられる制度として確立していくことでしょう。既に「通級」で指導を受けられている場合はもちろん、そうでない場合でも、また「障害」という診断の有無にかかわらず、少しでもお子さんにとってメリットがあるとお考えであれば、一度担任の先生や各自治体に相談されることをおすすめします。
2017年03月30日今回の「やさしいママのひみつ」は、ご自宅で、料理教室「おいしい週末」を主宰する料理研究家、近藤幸子さん。9歳と3歳の2人姉妹のママです。近藤幸子さん娘さん:長女(9歳)、次女(3歳)料理研究家、管理栄養士。宮城県・仙台で料理学校、料理研究家のアシスタントを経て独立。楽しみながら作る料理教室「おいしい週末」を主宰。簡単でシンプル、気の利いた料理作りに定評がある。著書に『重ねて煮るからおいしいレシピ』(主婦と生活社)、『おいしい週末、だれか来る日のごちそう献立』(地球丸)ほか。 近藤さんが2人の子育てを通してたどり着いた、仕事と家庭を両立し、いつも笑顔でいるための秘訣について、お話を伺いました。 人気料理教室「おいしい週末」と子育ての両立まずは近藤さんの平均的な1日のスケジュールを見てみましょう。6:30 : 起床、メールや家事を済ませる7:00 : 長女起床。朝食7:40 : 長女小学校へ。洗濯など8:00 : 次女、夫が起床。朝食9:00 : 次女保育園へ。家事、掃除を終わらせる10:00 : レッスン、撮影など16:00 : 長女帰宅、習い事など18:00 : 次女のお迎え19:00 : 夕食、お風呂22:00 : 就寝(忙しいときは深夜1時まで仕事、もしくは朝4時に起きて仕事)映像クリエイターのご主人は、平日夜はほとんど不在。小学生の娘さんは16時に帰宅するため、そこからは子どもモードになるそう。「自宅で仕事をしているので、合間を見て家事をすることが可能です。仕事で試作したものや撮影の残りものが、夕食になることも多いんですよ」と近藤さん。子どもの頃から、お菓子を作ったり、料理をするのが好きだったという近藤さん。大学に在学中から、地元では有名な料理家のアシスタントについたのだといいます。「東京とは違って料理家さんが少ないので、新聞やテレビなど、幅広い現場を経験できて、楽しかったです。当時は、料理教室は学ぶ場所という印象が強かったので、同世代の人たちを集めて、みんなで作ってワイワイ食べるような楽しいことをしたいなと思いました。それで月に一度、フードイベントのようなことをしていたんです」それが、結婚を機に上京後、現在も続けている料理教室「おいしい週末」のきっかけとなったのだそう。教室に来てくれた生徒さんからの口コミで、取材や撮影の話が来るようになった近藤さんは、料理家としても活躍。料理教室はなかなか予約が取れないほどの人気です。■「母親が教えてあげられること」がすべてではない出産前は月に15回開催していたという教室は、子育て中のいま、月3,4回できればいい方だと話します。「仕事を頑張っていたので、出産後も戻りたいという気持ちがあったのですが、バランスがうまくつかめなくて、頑張りすぎて身体を壊すこともありました」ご主人は忙しく、またそれぞれの実家も遠いうえ介護などで忙しいため、頼ることができなかったという近藤さん。上の娘さんが3歳くらいまでは、精神的にも身体的にもボロボロで、辛かった時期があったのだとか。「自宅仕事なので仕事と子育ての境目が難しく、夫もほぼ家にいないので、子どもとしか触れ合う時間がなかったんです。でも6歳差で次女を授かって。2,3歳差だと荒波のまま次、みたいな大変さがあると思うのですが、6年あると反省して、どうしたらいいかじっくり考える時間があったことがよかったです」考え抜いた結果、子育て家庭に大学生がインターンシップするという形のシッター会社に、お願いすることに決めた近藤さん。約3年半、主に長女の世話を中心に頼んだことがいい影響となり、ようやく仕事と子育てを両立できるようになったと感じているそう。「4ヶ月ごとに新しい大学生が2人ずつ来てくれるのですが、とてもいい関係が築けました。娘に大好きなお姉ちゃんがたくさんいるというのは、財産だと思っています。娘を見てもらっている間に、考え事やきっちり家事をしたり、そういう時間が少しでもあると充実感がありました。もちろんお金はかかることですが、ある程度、誰かに甘えたり託したりすることは、子育てするお母さんには必要だと感じています。また、4ヶ月間終了すると、大学生たちに私たちがどうやって仕事や子育てをしているか、2時間ほど話す日があるのですが、それを毎回しているうちに、夫婦で改めて子育てをどうしたいか、ちゃんと話せるようになったのもよかったです。大学生のためにと思ってやっていたことが、夫婦間のコミュニケーションにも繋がったんですね。第三者の目は大事だと思いました」「母親が教えてあげられることがすべてじゃない」と話す近藤さん。個人店同士のつながりやお祭りがあり、近所の人が子どもたちをかわいがってくれる下町で暮らしていることも、プラスとなり、心の余裕ができるようになったのだそう。■心に栄養を与えると、夫婦間のイライラもなくなるさらに心に余裕を持てるように、近藤さんが意識的に作るようにしているのが、映画を観たり、音楽を聴く時間。「長女のときは我慢しなきゃというか、自分の好きなことを思い出す余裕がなかったんです。もともと映画や音楽が大好きなのですが、そういうものをうまく取り入れないと、心の栄養が枯渇してしまいます」「映画を1本観ようと思うと、なかなか観られないのですが、区切ってもいいんだと気付いて。寝る前に30分、1時間だけ観ています。区切ると、意外と余韻を楽しむこともできるんですよ。夫とは好きなものが似ているので、すすめあったり、子どもや家庭以外の話ができると、イライラすることもなくなりました」 ■リフォーム・家具選び・色使いで、すっきり見せる片付けを上京してからずっと住んでいるというご自宅は、一昨年リフォーム。賃貸ながら10年以上住んだからこそ、理想を形にできたのだといいます。「新しい家を思い通りに描くのではなく、すべてがわかったうえでのリフォームだったので、ストレスの種だった悩みをすべて解決できました」家具職人のご友人に作ってもらったという、アイアンがアクセントになったキッチンの戸棚や食器棚、リビングにある棚は統一感があります。「細々としたカトラリーや豆皿、パントリーを引き出し式の食器棚に集約することができたおかげで、日々のストレスが減りました。わたしは "片付け下手” なので、いかに労力なく片付けられるか、を考えました」また、リビングとつながった子ども部屋も、見通しがよい分、色使いには気をつけているそう。「椅子やピアノ、電気スタンドなど、できる限り赤色を選ぶようにしています。色に統一感がないと、すごく散らかって見えてしまいます」■日々のストレスを減らす、合理的な道具選び近藤さんは、自宅で教室を開催しているからこそ、使うものにはこだわりたいそう。自身のことを“合理主義”だと分析します。「ただ “かわいい” だけで買うことはなく、ある程度ちゃんと使えるかどうかが、自分の判断基準になっています。ひとつで何役も使えるようなものが好きなので、鍋や皿も、仕事の割には持っていない方だと思います」そんな近藤さんが愛用するのは、「クリステル」のステンレス鍋や「フィスラー」の圧力鍋、チタン製の中華鍋。「大きくて重かったり、こまめな手入れが必要なものはストレスになってしまいます。私は、大は小を兼ねないと思っていて、なるべくコンパクトに済ませたいから、まな板や包丁、ヘラも小さいものを使っています。だから、洗ったり片付けするのもラク。作り置きをする目的でなければ、4人家族でも20cmの鍋で間に合っています」「子どもが生まれてから購入した圧力鍋は18cmのもの。野菜を柔らかく煮るのも5分ほどでできるし、スープや蒸したり、毎日のように活躍しています。それから茹でものには中華鍋がおすすめで、ふきこぼれないし、口が広いから麺や青菜も入れやすくて便利です。チタン製は少し高いですが、絶対に錆びることがないし、軽くて熱伝導がよく、すぐ沸くから、一生モノだと思います子どもと向き合おうと思うと、真剣に調理できる時間って20分くらいしかなくて、できることも限られてくる。10分、15分をなんとかして “5分” に短縮したいからこそ、ちょっとした工夫や道具選びが重要で、それがきっと日々を変えてくれると思っています」■日々使うものこそ、納得のいくものをそんな近藤さんに体験していただいたのが、“肌と地球にやさしい” がコンセプトの「ヤシノミシリーズ」の洗剤。「生徒さんも気にするし、教室に置くものはひとつひとつ、納得いくものにしたいなと思っています。じつは長年サラヤさんのハンドソープや除菌スプレーを使用しているので、すでに信頼感もありました。植物性のものは油落ちが気になりますが、『ヤシノミ洗剤』は泡立ちも油落ちも思っていたよりもよくて、肌もカサカサになることが減りました。国産のもので手頃な価格なのもうれしいですね」また、これまでは強い香りが苦手で、柔軟剤は使っていなかったという近藤さん。使ってみた感想は?「いつも洗濯物は、洗面所に除湿機を置いて乾かしているので、臭いがきちんと取れるかどうかが気になって、いろいろな洗剤を試しているところでした。『ヤシノミ洗たく洗剤』でも洗ってみましたが臭いが気にならないので、しっかり洗えていると実感しています。柔軟剤を使ってみたところ、シワのつき方が浅くなり、洗濯がラクになったようです。『ヤシノミ柔軟剤』は、柔軟剤にはめずらしく “無香料” なので、これなら使い続けられますね」 ■前向きに、力を抜く家事子育てをしながら「ていねいな暮らし」は難しい、という近藤さん。ママたちは、もっとていねいさから解放されてもよいのでは? と話します。「できないことを悲しむのではなく、かといって極端な時短や手抜き料理のようなもので済ませたくはなくて。だから、前向きに工夫することができたらいいと思うんです。先日出した本、『重ねて煮るからおいしいレシピ』で紹介したような、鍋に入れてちょっと火にかけるだけでできる、無理をせず、ちょっとおしゃれに、おいしく仕上がる料理を目指しています」「ていねいな暮らしにこだわりすぎず、時間は子どもと穏やかに過ごすことにかけて、どこかほかのところで力を抜いてもいいんじゃないかと思います。自分に向いているかどうかもあって、私は作り置きよりも、さっとできるものの方が向いているようです」子育てで “できないこと” を前向きにとらえ、自分が “ストレスだと感じていることを減らす” ことが、近藤さんがやさしいママでいられる秘訣。子育ては、優先順位をつけられるようになることも大切だと話します。「子どもが生まれるとできなくなることも多いけど、すべてがそうではなくて、子どもがいるからこそできたり、頑張れることもある。慣れてくると、家事も仕事もこなせるところもあるから、こんなにできて私ってすごい! と、自分を褒めてあげることも大切だと思います。一人目のときは、こんな風には全然思えなかったですね。よく2人目を考えている人から相談されるのですが、この育児スキルを活かさない手はないとよく話しています。こんなに苦労して積み上げた育児スキルを、一人だけにとどめるのはもったいないと思います」最後に、さっと作れて子どもと一緒に楽しめる、クッキーのレシピも教えていただきました。■近藤さんちの「オートミールクッキー」の作り方<作りやすい分量>A・オートミール 60g・薄力粉 55g・塩 小さじ 1/4・ベーキングパウダー 小さじ1/4B・ココナッツオイル 大さじ2 (菜種油や太白ごま油など好みのものでも)・牛乳 大さじ2 (豆乳に代用可能)・メープルシロップ 大さじ2<作り方>1、A を合わせ、よく混ぜる。2、B をボウルに入れて混ぜ、1を加え粉っぽさがなくなるまでヘラで混ぜ合わせる。3、天板にオーブンペーパーを敷いて生地を乗せ、濡れた手で 20cm×20cm厚さ3mm ぐらいになるように広げる。4、180度のオーブンで10分ほど焼く。一度オーブンから取り出し、食べやすい大きさに包丁で切る。さらに10分ほど香ばしい色がつくまで焼く。*ゴマやナッツを加えるのもオススメです。<近藤さん流“子育ての秘訣”まとめ>1. 子育ては、ある程度誰かに甘える。2. 前向きに手を抜く3. 片付けやすい空間作り4. 子どものおもちゃは色を統一する5. 時間を有効に使うための道具選び6. 優先順位をつける 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年03月27日赤ちゃん連れもOKなお料理教室を開催すると、参加したママたちから「お料理が苦手なんです。どうすれば上手くなりますか」と良く質問されます。それは、誰かのために美味しいごはんを作ってあげたいという気持ちの表れ。とても大切な気持ちです。そんな時、私は「よく切れる、よい包丁を用意してね」と答えます。■ストレスのない、三徳包丁を用意してお教室の包丁は、とてもよく切れる鋼の21cmの牛刀を用意しています。皆さんに野菜を切ってもらうと「わー! よく切れる! 」「気持ちよく切れる! 」。そして最後に「楽しい! 」という声が上がるのです。そうです。よく切れる包丁を使うのはストレスがないのです。すっ、すっと切れるから力を入れなくてすむので、千切りがきれいにできます。みじん切りが楽しい。切れない包丁は、余計な所に力が入ったり、すべったりするので怪我をしやすいのです。また、食材の切れ味が、味をも左右します。すぱっと切れたトマトのスライス、なんとも気持ちのよいものです。よい包丁は、値段も高いですが、一生モノです。毎日使うモノだから良いものを選ぶのがいいでしょう。まず三徳包丁の18cmから。肉、魚、野菜と使えるのでとても便利な包丁で、一般的によく出回っている、手に入れやすい包丁です。ステンレスの包丁は錆びにくいので手入れも楽。それでも長く使いたいので、衛生面と怪我の防止で、使ったら流しに他の洗い物と一緒にいれっぱなしにせず、すぐ洗うこと。そしてすぐ布巾でふいて収納してください。台所に包丁が出っぱなしにならないように、一連の作業を習慣つけておくといいでしょう。■まな板は種類ごと、3枚あればOK そしてふたつめは、包丁と一緒に使うまな板です。まな板は木のものを1枚、あまり大きすぎると重いので大きすぎないものを。また、プラスチックの中くらいのものを1枚。そして薬味を切ったりトマトを切ったりする小さいものを1枚と3枚あると便利です。よく切れる包丁の刃のあたりは木のまな板が一番良いです。ただし、カビやすいので、洗ったら拭いてたてておき、よく乾かすこと。汚れが気になったら、クレンザーをつけてたわしでごしごし洗ってください。包丁の刃のあたった細かい傷に、雑菌がたまりやすいので、1週間に1回は熱湯消毒を。洗ってしっかり乾かすと、いつまでも清潔で気持ちのよく使えます。木のまな板は使う前に、さっと水でぬらして布巾で拭いてから使ってください。におい移りの防止になります。■料理上手になる最も大切なポイントそして3つめは、一番大切な「食べてくれる人の笑顔を思う」ということ。「おいしい」と笑顔はセットになっているから、自分の作ったごはんを食べてくれるた人が、笑顔になってくれたらうれしいですよね。その気持ちが、料理上手になる一番大切なこと。何度も作って失敗して、だんだん自分の味ができるのが料理。失敗は誰でもあります。めげないで作りましょう。何よりも、料理は経験が大切。「おいしい」って言ってもらうことが、がんばれるひとつの要素です。それは、自分にむけても同じです。ちょっと疲れているから、ごはんとお味噌汁だけでいいか。ならば、おだしをとって丁寧にお味噌汁を作ってみましょう。丁寧に作ったお味噌汁の、なんとホッとすることか。自分も美味しいと思える料理は、大切なあの人もきっとおいしいと言ってくれるはずです。自分の身体に染みわたる。美味しい料理を作れるようになるには、誰かのため。そして、実は自分のためなのかもしれません。
2017年03月23日ことばの教室ってどんなところ?出典 : 小学校や中学校には、子どものさまざまな障害や困難に合わせた支援を行う、通級指導教室や特別支援学級が設置されています。「ことばの教室」とは、そのなかでも言語に障害のある子ども向けに設置された、通級指導教室と特別支援学級の通称です。また、ことばの教室は、「言語障害通級指導教室」、「言語障害特別支援学級」と呼称されたり、地域によっては「ことばときこえの教室」と呼ばれ、言語障害の支援と聴覚障害の支援が両方受けられる場所もあります。それは、言語を獲得し、言葉を発するのに聴覚(きこえ)が重要な役割をはたすためです。どちらか片方に障害があると、もう片方にも問題が生じる場合も多く、言葉を発することと聴覚に対する困りごとを同時に支援していく必要があります。通級指導教室や特別支援学級として設置されていることばの教室では、言語障害のある子どもへの支援を行っています。例えば言葉のおくれ、吃音(きつおん)などの話し言葉におけるリズムや声を出すための器官に障害がある構音障害に対して支援が行われます。また、障害の改善以外にも言葉に関する教科(例えば、国語、英語、音楽、算数、数学)の指導も行っています。通級指導教室とは、おおむね通常の学級の授業についていけるが、通常の学級の中で一部、特別な支援を必要とする子どもを対象に設置されている少人数教室です。通級指導教室に通う子どもは通常の学級に籍を置き、学習したり、給食を食べたりと通常学級でほとんどの時間を過ごします。そして、週に数時間、障害に合わせた個別の支援を受けるために通級指導教室へ通います。Upload By 発達障害のキホン一方、特別支援学級とは心身に障害があったり、発達に遅れがあったり、より手厚い指導・支援をより多くの時間必要とする子どもを対象に設置されている少人数学級です。特別支援学級へ通学する場合は、籍は特別支援学級に置きます。そして、体育や生活、道徳、課外活動をはじめ、一部の授業を通常学級の子どもと一緒に受けることが通例です。Upload By 発達障害のキホンどんな子どもがことばの教室に通うの?出典 : 言語障害のある子どもがことばの教室へ通います。言語障害と一口にいってもさまざまな種類があります。ここでは医学的言語障害ではなく、ことばの教室が対象としている言語障害について説明していきます。言語障害とは、話すため・言葉の発声のために必要な一連の動きに障害があることを言います。例えば、人は話す時にまず、頭の中で話す内容を考え、文章にします。次に音を出すための筋肉に脳から信号が出され肺による空気量の調節や声帯筋が運動し音がでます。次に音を声として発する鼻や口、舌の動きが調節され声となります。声は耳の聴覚によって感じられ、そして脳で言葉を言葉として理解します。言葉を話し、人とコミュニケーションをとるためには上記のような発声に関わる機能だけでなく、思考や社会性の発達、心理的問題や自己観の形成も深く関わってきます。そのため、言語障害は話すことに必要な器官の障害というだけでなく、話すことまた聞くことに問題がある障害を指します。ことばの教室は、言語障害のある子どもを対象にしていますが、通級指導教室と特別支援学級で、その対象が少し違います。ではどのように違うのでしょう。参考書籍:ピーター・B.デニシュ (著), エリオット・N.ピンソン (著)『話しことばの科学―その物理学と生物学』東京大学出版会/刊通級指導教室のことばの教室も、特別支援学級のことばの教室も以下のような子どもが対象となります。1. 唇の断裂(口蓋裂)や、音を発声させる器官(構音器官)のまひなどによる機能的障害のある子ども例) 声が鼻にかかったり、鼻に抜けてしまう。”さかな”の発音が”たかな”になってしまうようにサ行やカ行がうまく発音できないなど。2.b吃音などの話し言葉におけるリズム障害のある子ども例) ”きんぎょ”を”き、ききんぎょ”と言葉を繰り返してしまったり、”き...んぎょ”など言葉が詰まってしまうなど。3. 話す、聞くなど言語機能の基礎的事項に発達の遅れがあり、言葉の順序や表現に偏りのある子ども4. その他に上記のような障害に当てはまる子ども5. 言語障害の原因が上記でなく、他に原因がある子ども■「通級指導教室」のことばの教室に通う場合通級指導教室へ通う子どもは、多くの時間を通常の学級で過ごします。つまり、通常級に籍をおきながら、支援が必要な課題(ある特定の困りごとや、その困りごとから来る学習上の問題)だけを改善するために通級指導教室へ通い、そのほかの授業や活動は通常の学級で行います。そのため、通常の学級での集団行動や教員からの指示の聞き取りがある程度できる子どもに向いているでしょう。■「特別支援教室」のことばの教室に通う場合特別支援学級へ通う子どもは、逆に大半の時間を少人数の特別支援学級で過ごします。通級指導教室に通う子どもは一部の困りごとに対して支援を受けますが、特別支援学級に通う子どもは、困りごとへの支援に加え、国語や算数、社会などさまざまな教科の授業をうけます。特別支援学級に通うのは、通級指導教室に通う子どもに比べて、個別の支援の必要性が比較的大きい子どもです。また、通常の学級が1クラス35~40人に対し、特別支援学級は8人と少人数の編成です。ですので、落ち着いた環境で心理的な安定を保ちながら指導を受けたい子どもに向いているでしょう。ことばの教室で受けられる支援は?出典 : ことばの教室ではさまざまな支援や教育を受けることができます。通級指導教室と特別支援学級で共通した支援もあれば、異なる支援もあります。それらの点について詳しく説明していきます。通級指導教室や特別支援学級では、個別指導計画と個別の教育支援計画を作成してもらうことができます。個別指導計画とは、子ども一人ひとりの困りごとや障害に合わせ、各教科の学習や、集団行動・生活の指導目標や指導内容・方法を示した計画です。この指導計画に基づき、さまざまな教員・関係者が共有し連絡を取り合いながら指導・支援が行われます。具体的には、担任の教員を中心に保護者や、特別支援教育コーディネーター、専門家といったさまざまな人が、子どもの障害の状態や課題、優先事項などを話し合い作成します。一方、個別の教育支援計画は、個別指導計画より長期的な視点に立ち、学校のみならず、家庭や余暇活動も含めて、具体的な支援の計画を示した計画書です。医療、教育、または福祉、就職などさまざまな機関に引き継がれ、一貫した支援が受けられるようになります。通級指導教室では、子ども一人ひとりの言語に関する困りごとを改善するための支援が受けられます。一方、特別支援教室では、言語に関する困りごとの改善とともに、言語障害を考慮しながら各教科の授業を手厚く行います。具体的にどんな支援かご説明していきます。■通級指導教室では?通級指導教室では、学習の遅れや補充をするのではなく、子ども一人ひとりの困りごとに合わせた教育や指導が行われています。言語障害があるために学習が進まない場合には、学習指導も行われます。例えば次のような指導が行われます。・発音に誤りのある子ども正しい発音を身につける練習、音を聞き分ける練習、唇や舌の動きをよくする練習、コミュニケーションの力を育てる指導などが行われます。・吃音のある子ども吃音について正しく理解する学習、吃音の友達と出会ったり、気持ちを話し合ったりする学習(グループ指導)、発達・認知面の力を育てる指導、コミュニケーションの力を育てる指導などが行われます。・言語発達遅滞のある子ども子どもの実態に合った教材を使って言語理解・表出する力を育てる指導、発達の評価、コミュニケーションの力を育てる指導などが行われます。国立特別支援教育総合研究所■特別支援学級では?特別支援学級では、通常学級で過ごす交流学級という時間もありますが、特別支援学級に通う子どもは多くの時間を特別支援学級で学びます。子ども一人ひとりの困りごとに合わせた指導・支援はもちろんのこと、各教科の学習についても指導や支援が行われます。たとえば、国語や算数ではどのような支援が受けられるのでしょうか。・国語読むことに対する支援として、言葉の意味や概念の理解を深めるために絵や写真を使いながら話したり、動作を実際にやってみて説明したりします。また、辞書を活用し、意味を調べ自分でまとめた辞書を作ったりすることもあります。聞くことに対する支援では、話す内容についてそのポイントや重要な部分をあらかじめ説明し、子どもが聞き取るべき部分がわかるようにします。書くことや話すことに対しての支援は、教員との会話のなかで実際に子どもが体験したことを口頭で文章化したり、作った文章をさらに書き起こしてみたりするなどの練習が行われます。・算数文章題などを解くとき、文章の内容や意図を理解することが難しい場合があります。そのような場合は、単語の意味を確かめたり、図や絵を通して理解を促していきます。また、類似の問題に繰り返し取り組んだり、逆に類似の問題を作ってみることで理解をより深めていきます。ことばの教室のクラス編成はどうなっているの?出典 : ■通級指導教室通級指導教室ではほとんどの場合一対一で指導が行われます。ですが集団の中での困りごとやコミュニケーションでの困りごとがある場合は集団で行われることがあります。■特別支援学級特別支援学級ではクラス定員は8人までと決まっています。ですので少人数学級で授業を受けられます。ことばの教室にはいろいろな人が関わっています出典 : ことばの教室では、通級指導教室や特別支援学級の教員だけでなく、保護者、医療スタッフなどさまざまな人が子どもの教育、指導、支援に関わっています。通級指導教室でも特別支援学級でも、必要に応じて、口腔外科医、言語聴覚士、歯科衛生士などの専門家から正しい発音の基礎となる口腔の状態について助言を受けることができます。一方で、保護者や教員は、通級指導教室と特別支援学級では子どもとの関わり方が少し違います。保護者通級指導教室の場合、多くは保護者が付き添いをし、時には一緒に授業に参加することもあります。一方、特別支援学級の場合は、保護者が希望しない限り一緒に授業を受けたりすることはありません。しかし、通級指導学級も特別支援学級もお住まいの学区以外の学校へ行く場合は保護者の送り迎えが必要となります。教員通級指導教室の場合、担任の教員と指導の教員が異なるため、連絡ノート交換、指導報告等を通して、子どもへの共通理解を図ってゆきます。一方、特別支援学級では担任の教員が指導を行う場合が多いので一貫した支援が受けられます。ことばの教室にはどうやって入るの?出典 : 未就学児で来年度からことばの教室を検討している場合未就学児で来年度からことばの教室を検討している場合、就学相談に行く必要があります。就学相談とは、通級指導教室や特別支援学級を含めた特別支援教育を受けるためにお住まいの教育委員会と話し合いの場をもうけ、子どもにとって最適の学びの場を考える機会です。一般的に就学相談は早い地域で幼稚園・保育園の年長の春から、遅くとも秋ごろには始まります。就学相談については、お住まいの教育委員会の窓口まで問い合わせてみましょう。就学していて言語障害が気になり、ことばの教室を検討している場合まずは担任の教員に相談してみましょう。そこから教育相談をすすめられたり、特別支援教育コーディネーターを紹介してもらったりします。そして、一般的にはことばの教室の指導員の方などと面談をし通学の必要性が検討されます。まとめ出典 : ことばの教室では言語障害のある子どものサポートをしています。言語障害といってもさまざまな困りごとや課題を抱える子どもがいます。通級指導教室と特別支援学級の特徴をとらえながら、子ども一人ひとりにあった学びの場を考えてみましょう。
2016年12月15日