ご主人の直井一寛シェフは、あの【レストランCHANTI】出身。大阪あべの辻調理師研究所を卒業後、日本のイタリア料理界の草分け的存在でもある同店に入社。その後10年に及ぶ修業の中で、様々な経験を積むことができたとか。日本を代表する名店で腕を磨いた、実力派のベテランシェフ「当時の料理長は、やりたいことをやらせてくれたんです。そのおかげでいろいろな事を勉強できました。例えば仔牛のもも肉。最初は既に捌かれた状態で仕入れていたんですが、どうしても自分で解体したくて。脱骨しないで仕入れてもらうよう頼んだんです。そしたら、最終的には“半まる”で届くようになりました。」とは直井シェフ。直井シェフが独立の場所に選んだのはアカデミックな街、お茶の水その後、神谷町【ラ・ターナ・ディ・バッコ】のオープンニングから携わること13年。うち11年間シェフを務め、そろそろ独立しようかーと考えていた矢先、【アクアパッツァ】の日高良実シェフから、ちょっと手伝ってほしいとの依頼を受ける。折しも【アクアパッツァ】が広尾から青山へと移転するタイミングの時で、「一年のつもりが、結局5年間になりました。」と笑う直井シェフ、今回の独立は、まさに“満を持して”と呼ぶに相応しい。線路ぎわに立つ同店。窓際のテーブル席からは御茶ノ水駅を行き交う鉄道を間近で見ることができるそれにしても、【CHIANTI】と【アクアパッツァ】では料理の系統が全く異なる。直井シェフ曰く【CHIANTI】はアメリカ経由のイタリアン。イタリア料理というより、“キャンティ料理”と呼んだ方がいいかもしれませんね。」対する【アクアパッツァ】日高シェフは現地で修業。肌で感じてきた本場の料理を踏まえたうえで、日本の食材を用い、自らのテイストを加味。その料理は、郷土の味をより洗練させた、いわば東京イタリアンと呼ばれるスタイルだ。双方を経験し、日本人が日本で作るイタリア料理について深く考えさせられたという直井シェフ。日本の食材に目を向け、日本という地域性を生かしたイタリア料理を目指す「今は、東京はイタリアの21番目の州、そんな思いで料理を作っています。」と語るその料理は、シチリア伝統の味“アグロドルチェ”を南瓜に添えた一皿があるかと思えば、カマスの昆布〆のように和の手法を用いる一品もあり、実に融通無碍。その時々の食材に応じて、適切な調理を施す手腕もさすがだろう。丸皿に品よくレイアウトされているのは、手前左から時計回りに『昆布〆のカマス』、『里いもとレンコンのアンチョビマリネ』、『牛ハチノスのトマト煮込み』、『モッツァレラとイチジク』、『ハタのカルパッチョ』の5種コースは、デザートを含め全6品のディナー9,900円とランチ5,500円のみ。基本、夜は最初の一皿、野菜の一皿が出てパスタ、魚、肉、デザート、カフェという構成だが、少しずついろいろ食べたいという向きには、写真のようなアンティパスト5種の盛り合わせもOK。この一皿を見ても、トリッパ(牛ハチノス)の煮込みのようなスタンダードなイタリアの味から、魚介料理。更には里芋やレンコンといった和の野菜をアンチョビ風味のマリネにした一品等々、料理の振れ幅の広さがわかるというもの。バラエティ豊かなラインナップには、食も進むこと請け合いだ。今日のメインは山形牛。恵まれた環境の中で愛情たっぷりに育てられ、繊細な肉質が特徴こうしたゲストの要望にフレキシブルに対応できるのもベテランシェフなればこそ。技術力の鍛錬はもとより、様々なシチュエーションに臨機応変に対応してきたからこそのしなやかさであり、寛容さだろう。もちろん、直井シェフの温厚な性格のなせる技でもある。さて、前菜の盛り合わせを食べ終えたところで、パスタにいくもよし、もう少し何かつまみたいという時は、直井シェフに気軽にご相談を。ゲストの要望には、できうる限り応えてくれるはすだ。続いて魚料理が出た後にパスタが登場。手打ちから乾麺まで自在だが、初めてならば、ぜひ“大葉としらすのスパゲッティ”を試してみたい今や伝説の味となった“スパゲッティバジリコ”は、ご存知【CHIANTI】の名物パスタだが、直井シェフはこれをリメイク。乾燥バジルと大葉で作るキャンティスタイルを継承しつつ、釜揚げしらすをプラス。曰く「旨みが欲しいな、と思って。」とのこと。もとより、大葉としらすは、共にご飯のお供になるほど好相性。白飯ならぬパスタもピッタリ!シンプルながら、いや、シンプルだからこそ飽きのこない、ふと、また食べたくなるような、ノスタルジックなおいしさだ。メインは『山形牛サーロインの山ぶどうソース』肉は、山形の高橋畜産から仕入れているそうで、「他の黒毛和牛に比べて赤身の旨みが濃い」のが、その理由。猛暑の夏と冬の厳寒という寒暖差の激しさと澄んだ空気、そして清涼な水が、そのきめ細やかで旨みの濃い山形牛を作り上げていくのだそうだ。断面も美しいきめ細やかなサシと香り高い脂、そして赤身の濃い旨みが秀逸だ炭火で香ばしさを増したステーキは、歯がサクリと入るしっかりとした噛み応え。山ぶどうのコクのある酸味が脂感をさっぱりとさせてくれる。この後、デザート、食後の飲み物、小菓子が出てコースはフィニッシュ。ワインは様々な種類を取り揃えるが、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式で造られる「フランチャコルタ」(写真左端)がオススメちなみに、料理と合わせるなら、直井シェフ肝入りのフランチャコルタがおすすめ。フランチャコルタとは、北イタリアのロンバルディア州東部のフランチャコルタ地方で作られるスパークリングワインで、シャンパーニュと並ぶ上質な高級ワイン。【701】では、常時405種類を用意。グラス1,800円から楽しめる。701【エリア】御茶ノ水【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】6,000円 ~ 7,999円【ディナー平均予算】10,000円 ~ 14,999円
2023年11月27日先日、福岡を訪れた際に、どうしてももつ鍋が食べたくて伺ったのが【博多もつ鍋 やま中 博多店】。お店を訪れた際に驚いたのが、お店の造りの豪華さでした。とくに博多店は、シルクロードをイメージした“オリエンタルなムード”がテーマのようで、もつ鍋=カジュアルなイメージを覆す、リッチで上品な空間が印象的でした。そんな「博多もつ鍋 やま中」が東京・銀座に初出店したということで、実際に訪れてみると……東京メトロ各線「銀座駅」より徒歩1分。駅近かつ「NISHIGINZA」デパートと道路を挟んで向かい側という何とも好立地な場所にありましたまるで老舗高級旅館のロビーのような受付。ここで一気に非日常空間へと誘われます銀座駅から徒歩1分という好立地に加え、高級旅館のようなスタイリッシュな和の空間。やま中さんは、やはり期待を裏切らないです。受付を通り、地下1階へ。「老舗の味を王道の和空間で」をコンセプトに設えられた店内は、シックで落ち着きがあり、なんだかホッとします。地下1階のテーブル席は全28卓。それぞれのテーブルに仕切りがあり、周りを気にせず食事を楽しむことができます。これってとても大事ですよね地下1階の個室は和室タイプ洋室タイプの1階の個室にはシャンデリアがありますテーブル席に通され、オーダーへ。ディナーコースは3種類あり、今回はお店おすすめのメニューがひと通り頂ける『やま中コース(11品)』を注文しました。『やま中コース(11品)』8,800円※写真は2名分『やま中コース(11品)』の内容は……・「一品盛り合わせ」牛の酢もつ、せんまい、からしめんたいこ、生ゆば刺し、梅ひじきの5品・「牛ほほ肉の甘煮」・「ゆでタンと煮込み大根」・「もつ鍋」みそ味/しょうゆ味/しゃぶしゃぶ風のいずれか・「〆」ちゃんぽん/うどん/雑炊のいずれか・「追加」追いもつ/野菜盛り・「デザート」特製杏仁豆腐/匠 抹茶アイス/濃厚バニラアイス/本日のアイス/本日のシャーベットのいずれか……と、とっても盛りだくさん!一品料理を7種類も楽しめて、メインの鍋は3種から選べて、〆も3種から選べます。とっても満足度が高いです。では、さっそくいただいた料理をご紹介します。「一品盛り合わせ」左から「梅ひじき」、「からしめんたいこ」、「牛の酢もつ」、「せんまい」、「生ゆば刺し」一品の一つ「牛の酢もつ」一品の一つ「梅ひじき」※銀座店限定「からしめんたいこ」※写真は別注文の単品サイズで2,100円一口食べただけでそのフレッシュさがわかる「牛の酢もつ」は、国産牛一頭からわずかしか取れないやわらかい部分を使用しているそう。「せんまい」自体も小ネギも、フレッシュさがしっかりと伝わる“透明感”のある味わい。東京出身の私にはあまりなじみのない「梅ひじき」は、博多大宰府の名物だそうで、梅の食感とほんのり感じられる酸味がアクセントになっていて、とてもクセになる、ずっと食べていたい一品です。「生ゆば刺し」はまろやかで繊細な味わい。付属のタレをつけていただきます。そして、福岡名物「からしめんたいこ」。やま中オリジナルの調味料に漬け込まれているそうで、ほんのり柚子が香るやさしい味わいです。『ゆでタンと煮込み大根』※数量限定『牛ほほ肉の甘煮』※数量限定長時間煮込んだという『ゆでタンと煮込み大根』は、タンがやわらかくてほろほろ。大根にもしっかりとだしの味がしみ込んでいます。こちらはやま中オリジナルのみそダレとともに頂きます。そして、国産牛のほほ肉を赤ワインでじっくりと煮込んだ『牛ほほ肉の甘煮』は、とろけるような食感と味わい。ワインも進みます。さぁ、いよいよメインの『もつ鍋』の登場です。福岡に足を運ばないと食べられないと思っていたあのもつ鍋が、東京の地で頂けるということで、テンションが上がってまいりました!『もつ鍋』みそ味「もつ鍋」みそ味/しょうゆ味/しゃぶしゃぶ風のいずれかを選べる「もつ鍋」(2名分)。今回は「みそ味」をセレクト「もつ鍋」は、オーダーから提供までは約10分。すぐに食べられる状態でテーブルに運ばれてくるので、待たされることなく、しかもすぐに食べられる、お鍋好きとしてはとてもうれしい配慮がされています。さっそくいただいてみると……久々に頂いた『もつ鍋』は、あの時と変わらず、まろやかでやさしい味わい。九州産の味噌をブレンドされているそうで、濃厚で味噌の味わいはくっきりしているのですが、その濃さはしつこくなく、塩辛くも無く、まろやかでとっても上品。ずっと食べ続けられるやさしい味です。もちろん、中に入っているもつも一口食べただけでその新鮮さがわかる、透明感のある味わい。適度に大きく、食べ応えのあるサイズ感です。上に乗っているニラやキャベツなどの野菜も、煮込まれているのですが、フレッシュでシャキシャキ。野菜の味も強い。お店の方にお話を伺ってみると、もつの選別やカット、だしのおいしさ、野菜のセレクトなど随所にこだわりを持って完成されているそうで、さすが老舗のもつ鍋店。『〆』のちゃんぽん「〆」にはちゃんぽん/うどん/雑炊のいずれかを選べます〆にはもちろん「ちゃんぽん」をセレクト。この麺がとってもモチモチで、煮込んでもスープを吸いすぎず、弾力があるまま最後まで楽しむことができました。ランチ・ディナーともに一人でもつ鍋を楽しめる『やま中御前』もおすすめ。ランチ3,300円、夜3,850円。「もつ鍋」みそ味/しょうゆ味/しゃぶしゃぶ風のいずれか、「からしめんたいこ」、「ごはん」、「梅ひじき」、「キムチ」、「本日の一品」(季節の小鉢)福岡に行かなければ食べられなかった老舗店のもつ鍋が東京でも楽しめる【博多もつ鍋 やま中 銀座店】。大切な食事会はもちろん、おひとりでももつ鍋が楽しめる『やま中御前』もあるので、気軽に足を運んでみてください。博多もつ鍋やま中銀座店【エリア】銀座【ジャンル】もつ鍋【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】銀座駅 徒歩1分
2023年11月22日劇場・オーケストラがテーマの内装や食器趣向を変えたパスタのお楽しみが3回もクライマックスは厳選のお肉を薪焼きで劇場・オーケストラがテーマの内装や食器小田急線「参宮橋」駅から徒歩1分と駅近ながらも、閑静な住宅街に繋がる路地にあり、隠れ家的なシチュエーションにワクワクします。イタリアから取り寄せたというアンティークの重厚感ある扉を開けると、舞台のようなオープンキッチンを囲むカウンターに赤いショープレートとビロードを貼ったクラシカルな椅子が配された優美な空間が広がっています。一軒家風の店構え。イタリア製の重厚感ある木の扉が目印です「店名にも掲げたオルケストラ(オーケストラ)は、このレストランのテーマ。これに因み、劇場のような気分になっていただきたいので、椅子は赤いビロードにこだわりました」と笑顔で話す小川さん。トーンを落としながら、シェフの手元とゲストの目の前のお皿を照らすスポットライトも舞台さながらの演出。旬の食材を中心にしたおまかせのコースも、メニューではなく「PROGRAMMA」と記されています。こじんまりしつつも優美な雰囲気のダイニングカウンター。厨房の奥にある薪窯では薪が炎をあげていますスポットライトの下に最初に運ばれてくるのは、ピアノを彷彿させる鏡面仕上げの艶やかな黒いボックスです。蓋を開けて現れるのは美しい7種のアミューズ。黒鍵と白鍵をイメージした長方形の器を使い、食感や味わいがそれぞれ異なる7つの音色を楽しむという素敵なサプライズに、幕開け早々からゲストの歓声が上がります。前奏曲はピアノをモチーフにした漆黒のボックスから。7つの素敵な音色を楽しめるという趣向「器は僕にとってとても大事な存在。インスピレーションを刺激する器無くしては僕の料理は生まれない」と断言するほど器へのこだわりが強い小川さん。有田の【カマチ陶舗】の職人にイメージを伝え、オリジナルの陶器を作陶してもらっているそうです。ティンパニー、クラリネットなどの楽器や海、木の年輪や炎など自然をイメージしたものなど多様な器が揃っています薪焼きの肉料理は、木の年輪や炎をイメージした器が料理の美しさを引き立てています趣向を変えたパスタのお楽しみが3回もイタリアンといえば、やはりパスタ料理にも期待が高まるところ。そのゲストの想いに応えるように、趣向を変えた3つのパスタ料理がプログラムの中に組み込まれています。一つ目は小さなトルテッリーニが浮かんでいるスープ『トルテッリーニ イン ブロード』です。ブロードとは、イタリア語で“だし”の意味で、肉類を使うもの、魚介を使うもの、野菜を使うものがありますが、小川さんが使っているのは、パルミジャーノチーズと生ハムの端の硬いところにネギと鶏節、そして小川さんの出身地長崎でポピュラーなアゴを加えて完成させた「魂のスープ」なのです。地味ながらも滋味深く心温まる、まさに「魂のスープ」を実感「味わいのバランスをとるために、試行錯誤しながら食材の分量、火を入れる時間を調整してたどり着いた渾身のスープ。イタリアの文化と日本の文化をうまく掛け合わせて自分だけが作れる料理を、という僕の表現したいことがこのスープの中にすべて集約できたスペシャリテの中のスペシャリテです」と熱い思いを語ってくれました。だしに使われる材料北海道「赤平火をどり」、鹿児島「幸福豚」を包んだトルテッリーニのつるんとしたパスタの食感がアクセントに実はこのスープのベースは、小川さんがエミリア・ロマーニャ州で働いていた時に考案したもの。パルミジャーノチーズや生ハムの硬い皮の部分が捨てられているのを見て「いいだしが出そうなのにもったいない」と、この端材も加えてブロードを作ることを提案してレストランのレシピとして採用された嬉しい思い出も詰まったメニューなのです。2品目のパスタは、小川さんが働いていた、45年間連続ミシュランの2つ星を保持しているレストランのスペシャリテ『ラヴィオーロ』を、ゲストの目の前でパスタを延ばすところから生地を切り分け、卵黄やリコッタチーズなどの具を包むところ、そして完成に焦がしバターをかけるところまですべてを見ることができます。「僕も大好きだったこのメニュー、お客様と楽しい、おいしいという感動を分かち合いたいと思ってプログラムに入れています」と小川さん。3品目は、乾麺を使ったシンプルなパスタですが、これはお店に行ってからのお楽しみとして説明は控えておきます。クライマックスは厳選のお肉を薪焼きでコースのクライマックス、メインとなる肉料理は、入店の頃は炎を上げていた薪がいつの間にか熾火となり、そのやわらかな火で15分ほど焼いた赤牛や、鹿児島・ふくどめ小牧場の豚です。厨房の奥にある薪窯。入店の頃に薪がくべられ熾火づくりがスタート熾火になったらそのやわらかな熱で時間をかけて肉を焼きます小川さんは、薪焼き名人として名高い【ヴァッカ・ロッサ】(昨年閉店)のシェフ渡邊雅之さんから指導を受けています。「健康的な赤身の肉を焼く最高の技術を学びました」と小川さん。熾火というやわらかな火の上で、肉の表面が乾かないよう頻繁に動かしながら焼き色を何層にも重ねて肉汁を封じ込めて焼いていきます。脂がすっきりとした赤牛など薪で焼いておいしい肉選びにも余念がない小川さん「一般的には肉を焼いたあと休ませて肉汁が落ち着いた頃にカットしますよね。そうしないと肉汁が出てしまうんです。でもそうなると、肉はもちろん、肉汁の温度も下がっているのでおいしいけれど臨場感に欠けてしまいます。渡邊さんから習った技法は、焼きたて熱々でカットしても肉汁が逃げることなく、口の中でジュワッと広がり、肉そのものだけでなく肉汁の旨味を最大限に味わうことができるのです」と小川さん。芳ばしい香り、温度感も含めて臨場感も魅力のメインディッシュ食材のつくり手の思い、こだわりの食器、そして調理法も独自の経験やアイデア、思い入れなどを丁寧に積み重ねて昇華させた美しく、心に響く料理。それを手打ちのパスタや薪料理など目の前で繰り広げられる臨場感ある光景も含め緩急のあるコースで楽しませてくれるカウンターレストラン。イタリアンの名店を渡り歩いてきた、知識だけでなく経験も豊富なベテランの支配人兼ソムリエ矢島聡さんのセレクトによるワインが料理や食事の時間をさらに盛り上げてくれます。シェフやソムリエとの会話も楽しみながら、イタリアと日本の食文化が融合したイノベーティブ料理を堪能できる素敵な隠れ家レストランです。小川さんの繊細な料理に寄り添う美しい酸、ミネラル感をもつフランスやイタリアのワインが揃っていますOrchestra【エリア】新宿南口/代々木【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】25000円【アクセス】参宮橋駅 徒歩1分
2023年11月21日グローバルなセンスから生み出される唯一無二のメニュー日本の侘び寂びと香港のテイストが融合された空間自由なセンスが響き合う、枠にとらわれないレストラングローバルなセンスから生み出される唯一無二のメニュー外苑前駅から徒歩10分、大きな白い暖簾が目を引く外観神宮前、国立競技場、北参道の3つの駅の中心に誕生した【CENSU TOKYO】。2フロアから成る店舗で、ロゴマークがデザインされた大きな白い暖簾を目印です。丸い窓からは温かな灯りがもれ、扉を開けると、スタッフが笑顔で出迎えてくれます。まずは、こちらならではシェフたちのセンスを感じる料理をご紹介しましょう。SASHIMIメニューに並ぶ一品『薫製鯵』1,480円メニューを見ると、『枝豆』『自家製ポテトサラダ』『なめろう』といった一見居酒屋でよく聞く名前など馴染みのあるものが書かれていますが、【CENSU TOKYO】で提供される一品は、ひと味もふた味も違います。刺身をオーダーするとこちらが登場。鯵は、最適に寝かすことでねっとりとまろやかな口当たり。アップルウッドでスモークすることで豊かな香りを纏っています。スライスした梨とともに並べ、仕上げにホエイ(乳清)、昆布だし、わかめオイルをプラス。シェフのフィーリングによって美しく盛り付けられた一皿は、まるでフランス料理の前菜のようです。チャコールグリルで芳ばしく火入れした『手羽先餃子』1本980円存在感溢れる『手羽先餃子』の中には、贅沢に和牛のミンチを使用。さらに、刻んだ椎茸やたくわんを加えることで、食感豊かに仕上げています。焦がしネギをシートのようにのせ、ネギのオイルをかけたらできあがり。添えられた卵黄のピューレをつけると、また違った味わいに。6種類ほど用意しているハーブなどからつくるオリジナルのオイルによって、より奥深く、記憶に残る味わいを生み出しています。国産のウニを惜しげもなくのせた焼きおにぎりの『UNIGIRI』2,880円締めにぜひオーダーしていただきたいのが、看板メニューの贅沢な『UNIGIRI』です。スープには鮑を使用していますが、ドライとフレッシュな2種類を合わせることで滋味深い味わいに。崩すのを躊躇してしまうビジュアルですが、すべてしっかりと混ぜてから、シェアしていただきましょう。季節によっては、いくらや白子がのることも。メニューは、香港と共通のものと日本オリジナルのものがあり、定番に加えて日替わりの料理も登場しますので、訪れる度に違った楽しみがあります。アラカルトの他、おまかせコースは、8,800円から3種類ご用意。初めて訪れ、何をオーダーしていいか迷ってしまう時には、事前にコースを予約するのもおすすめです。2度目以降は、自分のお気に入りメニューやまだ食べたことのない気になるメニューをオーダーするゲストも多いそう。『シャンドン・ビアンコ/イル・ファルネート2022』グラス1,480円、ボトル1万800円『CENSU“百態”特別純米』180ml1,280円アルコールは、料理との相性を考慮してバランスよくセレクトしています。ワインは、多彩なナチュラルワインをラインアップ。イタリアのエミリア地方でつくられるオレンジワイン『シャンドン・ビアンコ/イル・ファルネート2022』は、【CENSU TOKYO】のオリジナリティ溢れる料理とも引き立て合います。日本酒は、長野県の信州銘醸が醸すお店オリジナルの『CENSU“百態”特別純米』が好評で、これからの季節ぬる燗でいただくのもおすすめ。日本の侘び寂びと香港のテイストが融合された空間キッチンにそって一列に連なる1階のカウンター席大きな暖簾をくぐった1階には、カウンター席が並びます。目の前のキッチンのライブ感が伝わる空間は、料理人が鮮やかに料理をつくり上げる様子をみることができるのもごちそうのひとつ。ぜひ会話もお楽しみください。千鳥格子のクッションをよく見るとドクロ柄でトイレの壁紙にも使われているなど、絶妙な遊び心が潜んでいます。デザインを担当する松岡善之氏ならではのファッションカルチャーを取り入れたセンスもさすが。グループで訪れる際に最適な2階のテーブル席階段で2階に上がると、テーブル席が広がります。日本の杉材の一枚板は、金須氏の強いこだわり。木材を多用することで、落ち着いた空間になっています。唐草模様の施しがある吊り天井や苔玉など、日本ならではの文化が随所に。香港の店舗と同じものを採用した大きな照明とも自然に馴染んで【CENSU TOKYO】らしい雰囲気を醸し出しています。2階にある解放感あるバルコニー席2階のテーブル席の奥には、最大10名まで利用できるバルコニー席も完備。気持ちのいい夜風にあたりながらの食事は、店内とはまた違った雰囲気が楽しめそう。人数に応じて貸切もできますので、人が集う機会が増えるこれからのシーズンに重宝しそうです。自由なセンスが響き合う、枠にとらわれないレストラン左は【CENSU TOKYO】代表の金須郁幸氏。右は【CENSU Hong Kong】代表の佐藤 峻氏【CENSU TOKYO】は、金須氏と佐藤氏が、メニュー開発や店舗プロデュースを行っています。もともと同郷で佐藤氏は、金須氏の兄の友人という古くからの繋がりを持つ二人。香港でdiscovery Asia’s 50に輝くレストラン【Fukuro】で共に働いた経験があり、【CENSU Hong Kong】を経て、【CENSU TOKYO】をオープンする運びとなりました。共に星付きのフランス料理店での経験を持ちますが、自らのスタイルを具現化したのが【CENSU】です。シドニーやロンドンなど世界各国で研鑽を積んでいた佐藤氏が、日本に長期間帰国するのは21年ぶりになるそう。「“キュイジーヌ”は色々な縛りがあるけど、“IZAKAYA”なら何をやってもOKだから。ビーチサンダルで来店してもいいし、メニューもなんでも出せるから」と語ります。【CENSU TOKYO】代表の金須郁幸氏は、1993年生まれ、宮城県出身。高校生の時、東日本大震災を経験したとこをきっかけに食の道を志す「自分たちが心から食べたいと思う料理をつくっています。お子さんもOKです。ベビーカーはスタッフが運びますし、子ども用の椅子も用意していますよ」と金須氏は気さくに話します。居心地のよいカジュアルさと自由が溢れた活気ある一軒。ですが、その根底には国内外の星付きレストランでの経験を持つ料理人の技とセンスがあるので、上質さもしっかりと共存しています。マネージャーを務める三木小夏氏も海外経験豊富で、金須氏や佐藤氏と【Fukuro】で働いた経験を持ちます。帰国後は「マンダリン オリエンタル 東京」や「フォーシーズンズ ホテル大手町」で活躍した後、【CENSU TOKYO】のオープニングスタッフとして加わりました。店内には、グローバルな感覚と若い感性がぶつかり合っています。上品なパッケージの【CENSU】オリジナルのお香。2,000円日本酒ラベルと同じデザインの【CENSU】オリジナルのTシャツ。5,000円【CENSU TOKYO】は、フードやドリンクだけでなく、ライフスタイルも提案してくれるレストランです。お店で焚いているお香は、京都の老舗【松栄堂】によるお店オリジナルのもので、食事中でも心地よい穏やかな香りが印象的。店内にさりげなく飾られているTシャツも購入することが可能です。【CENSU TOKYO】での楽しい食事の余韻をご自宅などでもお楽しみいただけます。カジュアルでありながらハイクオリティな料理、お酒、空間、ホスピタリティの【CENSU TOKYO】。流行に敏感な若者から遊び慣れた大人まで、幅広い層の胃袋をギュッと掴むことでしょう。ぜひ大切な人と訪れ、新感覚のレストランの刺激を共有してみてはいかがでしょうか。CENSU TOKYO【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】10000円【アクセス】外苑前駅 徒歩10分
2023年11月13日北海道産の食材の魅力をアピール札幌から東京へ。変えないこと、変えたこと入手困難な新政や話題の道産ワインが充実インパクトある料理で北海道産の食材の魅力をアピール2022年7月、10年営業した【lien】をクローズした木下雄介シェフ。「東京方面からいらっしゃるお客様も多く、北海道の本当の良い食材を北海道ではない場所で楽しむという非日常が喜ばれるのではなかという思いが次第に大きくなっていました」。料理の仕込みから仕上げまで1人で真摯に向き合う木下シェフ木下シェフの料理の人気の理由は、クラシックフレンチの確かな技術に加え、素材の見極めと活かし方のセンス。一度訪れたゲストが「忘れられない味」として必ず挙げる『イカ飯』はその最たるスペシャリテです。何と言っても「フレンチでイカ飯?」という謎かけと見た目のインパクトだけでも興味を惹きつけられるこの料理。イカの中にウニのリゾットを詰めて柔らかく蒸しあげ、イカの塩辛を加えたバターソースが添えられています。フランス料理ではアンチョビを加えるアンショアというソースがあるのですが、それを塩辛でアレンジして紛うことなくフレンチの一皿に仕立てながらも北海道の郷土料理として有名なイカ飯の再構築と納得できる完成度の高さに感心させられるのです。インパクトあるイカの姿を蒸し立てで見せたのち、食べやすい大きさに切ってソースを添えテーブルに(00,000のコースの魚料理)メインの肉料理に使う食材は北海道の猟師さんから届きます。「10年以上の付き合いがあり、命の大切さを教えてくれる尊敬できる友人でもあります」と木下さん。血抜きや解体など適切な下処理が味を左右するジビエだけに信頼できるルートを持っているということも強み。夏場は蝦夷鹿がメインでしたが鴨やキジなども登場する冬にかけても期待が高まります。蝦夷鹿のグリル。焼き汁に胡椒を効かせたポワブラードソースで。付け合わせはインカのめざめのポテトコロッケ。(00,000のコースの肉料理)蝦夷鹿のコクがありながらもピュアなおいしさも印象的ですが、付け合わせのホックホクのポテトコロッケにも感動。1年寝かせて旨みや糖度を高めたインカのめざめで作っているそうです。「長年の付き合いのある農家や業者さんから旬のものを取り寄せ、北海道の野菜はやっぱり違うね、と実感していただけるよう工夫して魅力を引き出しています」と木下さん。じゃが芋、人参は収穫したてだけでなく、1年氷温貯蔵で旨みや糖度を高めたものなど料理によって使い分けています春から初夏は、ホワイトアスパラガス、グリーンアスパラガス、トウモロコシなど北海道特産の野菜が、炭火焼き、ポタージュ、春巻きなどで登場します。北海道の旬の魚介だけでなく、野菜のおいしさも【KINO_】の魅力です。札幌から東京へ。変えないこと、変えたこと東京進出で改めて北海道の食材の良さを実感し、その魅力を変わらずアピールしていきたいと思う一方、「今まで使っていなかった食材で料理の質を上げられるものに出会えれば北海道産に拘らず取り入れていきたい」と話す木下さん。特に高級鮨店で使われている西日本の魚介の質の高さに感銘したとのことで、新たな料理も生まれています。「食材を最大限に活かしたいという思いが膨らみ、時にフレンチという枠も外していいのではないかと考えるようになった」と話す木下さん。「自分が食べて好きだな、おいしいなと思ったものを素直に表現できたらと思っています」とのことで、フレンチというジャンルを越え、イノベーティブ、あるいはフュージョンというジャンルに変わりました。関西の仲買い業者から直送される極上鰆(サワラ)を炭火で皮目のみ炙って叩き風に「ソースや薬味でひと工夫していますが、お刺身的な感覚で軽やかに楽しんでほしい」と木下さん醤油やカボス、ショウガ、バルサミコを使った和テイストのソースが素材のおいしさを引き立てています(00,000のコースの前菜)「前菜では、旬の魚介を使ってお刺身のように楽しめる一品を必ず入れるようになりましたし、春巻きのように仕立てた料理など、食材そのもののおいしさを最大限に活かすためなら、和の要素、チャイニーズの要素、あるいは洋食のようなスタイルも臆せず取り込んでいきたいですね」と木下さん。瀬戸内の鬼鯵を使った究極の鯵フライも既に評判の一品になっています。アットホームなもてなしが期待できる温かみのある店内「札幌ではクローズキッチンでしたが、【KINO_】ではカウンターメインのオープンキッチンになったのは大きな変化です。「お客様とカウンター越しに話をするのは新鮮な体験。料理に集中しがちなので、これから徐々に会話上手にならくてはと思っています」と苦笑する木下さん。手が空いている時に話しかければ食材のこと、料理への思いなど熱く語ってくれるに違いありません。入手困難な新政など日本酒ペアリングも楽しめる食材の仕入れだけでなく、ワインや日本酒の仕入れも今まで培ってきた経験や人とのつながりを生かして入手困難なものも揃えています。「秋田の新政酒造では友人が蔵で働いているという縁で日本酒ペアリングも積極的に取り入れるようになりました」と木下シェフ。8代目蔵元・佐藤祐輔さんは【KINO_】がオープン早々に食事に訪れ、サワラの料理と『涅槃龜(にるがめ)』のペアリングを佐藤さん自らが提案してくれたそうです。このほかにも、『産土(うぶすな)』(熊本/花の香酒造)、『田中六十五』(福岡/白糸酒造)など日本酒ファンには嬉しい人気のラインナップでペアリングを楽しむこともできます。スペシャリテのイカ飯に合わせたのは、『新政No.6 純米生酒 S-type』サワラの前菜には精米歩合88092%という革新的な製法で造られた低精白純米酒『涅槃龜(にるがめ)』を。※お酒の種類は入荷によって変わりますワインは、フランス産のものに加え、親しくしている北海道の生産者のワインも取り揃えているのが特徴です。特に仁木町のヴィニャ・デ・オロ ボデガのワインやシードルを東京で飲めるお店は希少。まだ飲んだことのないワインとの出会いも楽しみに通いたくなります。入手困難な日本酒、ワインがずらり。他では飲めない1本に出会えるお酒の品揃え夜のコースは、アミューズ、前菜2品、スープ、お魚料理2品、お肉料理、デザートとお皿の数は多めですが、「おいしいものを少しずつ味わいながら、食後感がちょうどいい、という適切な分量を心がけています」と話す木下さん。札幌時代からの美味食材も大切にしながら、品質が高いものならエリアは問わず、調理法もフレンチにこだわらないという柔軟さで自分らしさを表現しようとしています。本当にいいものを見極める眼力と、そのおいしさを活かす技術を兼ね備えた経験豊かな実力派、木下さんの集大成となるこれからの歩みが楽しみでなりません。カウンターの後ろには、ゆったり過ごせるテーブル席もKINOにアンダーバーで「きのした」と読ませるウィットに富んだ店名のロゴデザインKINO_【エリア】新宿南口/代々木【ジャンル】イノベーティブ・フュージョン【ランチ平均予算】12500円【ディナー平均予算】25000円【アクセス】代々木駅 徒歩3分
2023年11月10日エヴィス(evisu)が東京・表参道に新店舗をオープン。エヴィスが表参道に新店をオープン1991年に大阪で創立されたファッションブランド、エヴィス。バックポケットにカモメロゴをデザインした、こだわりのジーンズを展開している。そんなエヴィスが表参道に新店をオープン。3フロアで構成された新店の1階には、アクセントカラーや日本を象徴するグラフィックが特徴の「エヴァ―グリーン(EVERGREEN)」のショーケースエリア、2階にはモノクロをベースに差し色をプラスした「エヴィスクロ(EVISUKURO)」のショーケースエリアを設け、3階にはコラボレーション商品の展示空間やプライベートシアターを備えたラウンジエリアを設ける。【詳細】エヴィス表参道ストアオープン日:2023年10月26日(木)住所:東京都渋谷区神宮前4-21-8営業時間:月~金 12:00~20:00、土・日 11:00~20:00TEL:03-6804-2736
2023年11月02日ハモン専門店がコレド室町テラスにオープン職人がスライスして提供する風味豊かなハモン“スペイン×日本”のコラボが生み出す料理ハモン専門店がコレド室町テラスにオープン「ハモン」とはスペイン語で「ハム」、「セラーノ」とは「山の」を意味し、スペインでつくられるハムの大半がハモン・セラーノです。 ハモン・セラーノは、白豚を原料とし、皮を剥いだ状態で塩漬けするため、塩味が感じられると同時に肉の凝縮された旨みを堪能できます。ハモン・セラーノの中でも最高峰と言われる「ハモン ベジョータ イベリコ」。放牧地でどんぐりの実や自生植物を食べて育った、純潔イベリコ黒豚のこと。口の中でとろけるような贅沢で柔らかな風味が特徴そんなスペイン名物の中で最も貴重なハモン イベリコを楽しめるのが、ハンモリア(ハモン専門店)の【Atrevío】です。【Atrevío】は1952年に創業したスペインの高級級ハモンを販売する、世界最大のハモンセラーノ生産者「Campofrio(カンポフォリオ)」が日本のためにプロデュースするブランド。「Find Your Spain(あなたのスペインを見つけて!)」をコンセプトに、忙しい毎日から抜け出し、まるでスペインにトリップしたような、のんびりくつろげる時間を提供します。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅から徒歩5分、コレド室町テラス1階に誕生店内は3つのコンセプトで分かれており、“3つのスペイン”が楽しめます。1つ目は職人がスライスして提供する風味豊かなハモンや、個性溢れるタパス料理とスパニッシュワインをともに楽しめる「テイスティングバル」。2つ目は食べ歩きにもぴったりなタパスお持ち帰りメニューやハモンの量り売りがテイクアウトできる「デリ」。そして3つ目はギフトにも最適なスペイン産食材を購入できる「セレクトショップ」。この一か所で本場スペインを堪能できます。“スペイン×日本”のコラボが生み出す料理気になるお料理ですが、スペインらしいカラフルなタイルに乗った“スペイン×日本”のコラボが生み出す、遊び心溢れる料理を楽しむことができます。たとえば、スペインの家庭の味パエリアを日本風焼きおにぎりに仕上げた『パエリア焼きおにぎり ハモンのせ』をはじめ、旨みたっぷりな&厚焼玉子をトルティーヤ(スペイン風オムレツ)にアレンジし、ハモンをたっぷりのせた『スパニッシュ卵焼き』はどこかほっとする味わいです。また、シグネチャーでもある『アトレヴィオ スペシャル タパスボード』は、ハモンはもちろん、人気のタパスメニュー15種を盛り合わせられており、お店を訪れたら是非食べてほしいシグネチャープレートです。人気のタパスメニューを15種盛り合わせた『アトレヴィオ スペシャル タパスボード』2~3人前 5,900円パエリアの焼おにぎりにハモンを乗せた『パエリア焼きおにぎり ハモンのせ』650円削りたてのハモン3種類が乗った『ハモン 食べ比べプレート』55g 1,500円デリでは、食べ歩きにも嬉しいメニューや自宅で本場のスペインをつくって楽しめるミールキットなども販売。まるでブーケのようにタパスを盛り付けた『アトレヴィオ タパスブーケ』や、カタルーニャ地方名物『パンコントマテ』をアレンジしたサンドイッチなどのテイクアウトメニューも必食です。また、テイスティングバルのメニューもテイクアウト可能です。ハモン・イベリコ・セボやスパニッシュクラッカーなどが盛られた『アトレヴィオ タパスブーケ』650円トーストにハモン・イベリコ・セボの旨みがマッチした『パンコントマト サンドイッチ』ハーフサイズ 650円、フルサイズ 1,250円『パエリア焼きおにぎり ハモンのせ』や『スパニッシュ卵焼き』に加え、サラダやスープがセットになった『アトレヴィオ タパス ランチセット』1,500円店内にはセレクトショップも併設。スペインの情景が浮かぶ、まるでポストカードのような 【Atrevío】オリジナルパッケージのハモン・セラ ーノやサラミ、早摘みグリーンオリーブを使い豊かな香りを楽しめるオリーブオイル、ベルモットやCavaを使ったワインビネガーなど、【Atrevío】がセレクトしたスペイン食品を多数取り揃えています。「セレクトショップ」エリアでは、スペインの情景が浮かぶデザインパッケージが目を引くハモン セラーノやサラミ。旅先でポストカードを選んでいるような気持ちになれます日本とスペインのコラボで生まれたユニークなメニューや、日本で初めて発売されるスペイン食品を多数取り揃えている【Atrevío】。6か月の期間限定なので、お見逃しのないように!Atrevio【エリア】三越前【ジャンル】スペイン料理・地中海料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】三越前駅
2023年10月30日神戸の住宅街から東京・木場へ! 早くも注目を集めるワケとは関東と関西では、だしをとる水も、パスタを茹でる水も違う!?だし感のあるイタリア料理に合わせて、シェフ自らペアリング神戸の住宅街から東京・木場へ! 早くも注目を集めるワケとは東京メトロ東西線「木場駅」徒歩1分の【T.N(ティーエヌ)】東京は江東区木場。2023年5月のオープン当初よりコース料理のみ。ともすると強気なスタイルに見えますが、歴としたキャリアと人気を兼ね備えているのが、イタリア料理【T.N】です。ランチは8,800円、13,200円の2コース。ディナーは13,200円、22,000円の2コースのみ。すべて税込オーナーシェフの中野通さんは、神戸市西宮で語り継がれる【リストランテ・ペペ】(現・大阪北新地【イル ペペ】)の平井利男シェフのもとイタリア料理を基礎から学び、東京・代官山の名店【リストランテASO】での研鑽を経て、2015年に神戸で自身の店【T.N】を開店。西宮市内の住宅街にひっそりと構えるも常に人気イタリア料理店として名声を誇り、2023年5月に満を持して東京・木場へ移転、新生【T.N】が誕生しました。店内は、テーブル12席、個室4席の計16席「もともと17歳でアルバイトとして入った神戸市内のホテルで、洋食やフレンチをひと通りやらせてもらっていて、いつか街の洋食屋さんを開きたいと思っていたんですが、休みの日に同じ神戸市内の【リストランテ・ペペ】を訪れて、『こんなにおいしいお店があるんだ!』と衝撃を受け、イタリア料理の道を進むことになりました」1981年、徳島県生まれ。17歳から料理の道を志したオーナーシェフの中野 通(なかの とおる)さん初めはスタッフ募集はしていなかったものの、『いつかここで働きたい』という想いで根気よく通い、3年間【リストランテ・ペペ】平井シェフの元で腕を磨きます。シェフがプロデュースする別の店舗の料理長として活躍するなど、関西のイタリアン街道を猛進するなか、2008年に出版された『ミシュランガイド』初の東京版が、更なる飛躍のきっかけに。「イタリア料理で初めて二つ星を獲得したのが東京・代官山の【リストランテASO】で、とりあえず面接へ向かい、翌週にはキッチンに入っていましたね(笑)。当時はミシュランの影響もありましたし、毎日ランチとディナーは満席、さらに毎週末のように結婚式の披露宴などもあって、本当に鍛えられました」関東と関西では、だしをとる水も、パスタを茹でる水も違う!?【T.N】という店名には、「自身のアイデンティティを料理で表現したい」という想いから、イニシャルを冠したそうクラシックながら進取の気風に富んだ【ASO】のキッチンで3年半の武者修行を終え、神戸で独立準備を進める際、関東と関西の料理に大きな違いを感じたと言います。「水道水に関していうと、東京は硬水、関西は軟水という大きな違いがありますよね。だしをとる時は基本、軟水でとると旨みが出やすいため、東京でだしをとるときは軟水のミネラルウォーターを使用しますし、逆にパスタを茹でる際は硬水を使うことで茹で汁が濁らないなど、地域によってこだわる部分も変えていきました。もともと師匠として基本を教わった平井シェフは和の食材や和食のテクニックをイタリアンに応用する先駆者だったので、神戸で開業した【T.N】でも、昆布や鰹などのだしを多用することとなりました」東京で習得した最旬のテクニックをもって、関西で培っただし感のあるイタリア料理を展開していった中野さん。神戸【T.N】時代から、前菜の魚やパスタの海老は昆布締めに、アクアパッツァは鰹だしで……と、どこかに和の要素を取り入れることを意識していくうちに、“ほかのお店では食べられない”イタリア料理として人気店に。そんな神戸時代から人気のメニューを、東京で仕入れるようになった「プレミアムヤシオマス」で仕立てたメニューが、『プレミアムヤシオマスいくら蓮根』です。『プレミアムヤシオマスいくら蓮根』(13,200円以上のコースから)「神戸では、タスマニアサーモンなどを使用していたのですが、東京で初めて知った栃木県の『プレミアムヤシオマス』は、大型ニジマス・ヤシオマスの中でも、脂肪部分に融点の低いオレイン酸を多く含んでいて、肉質がとても柔らかいんです。生でも焼いてもおいしいので、両方を味わえるように、マリネした後に皮目を香ばしく焼いています。ソースはいくらを乳化させてレモンで調味しているので、義理の親子とでもいうんでしょうか(笑)、間違いなく合うと思います」「東京に移転して初めて卸してもらえた東北や関東の食材で、新たな料理に挑戦するのが楽しみ」と中野さん淡水で育つ魚は塩分がないため、海水で育つ魚と比べ、自ら脱水できないのも特徴。ハーブと塩を合わせたトレハ塩を振ってマリネすることで水分を抜きつつ、同時にトレハ塩に含まれるトレハロース(自然甘味料)の保水作用によって、しっとり感も増していきます。皮目はパリッと、身はまさに最上級のしっとり。脂はしつこさがなく、ほんのりとした甘みも感じます。こちらも東京に来てから採用したという江戸前ハーブや、バジルオイル、梅肉のタプナードで和えた蓮根が加わり、爽やかな余韻も心地よい一皿。お次も、神戸時代からお客様に人気の料理『ポルチーニペリゴール栗ニョッキ』。秋限定のスペシャリテ『ポルチーニペリゴール栗ニョッキ』。(13,200円のコースより)「フランス産のペリゴール栗の大きさに、ニョッキの大きさを合わせることで、より食感の違いを楽しめる仕組みになっています。一般的にパスタは麺と具材を一緒に食べるものですが、これに関しては“素材を味わう”ためのパスタ。全体にポルチーニソースが絡まるなか、栗とニョッキを交互に別々で食べていただくことで、ニョッキも一つの食材として楽しんでいただけると思います」黒胡椒の香りを移した牛乳ベースのきめ細かな泡が、口当たりを軽やかにするだけでなく、濃厚なポルチーニソースも飽きのこない味わいに。『尾崎牛クロケッタトリュフ』(22,000円のコースより)。この日は尾崎牛のイチボを使用さらに、【T.N】を語るうえで欠かせないのが、「尾崎牛」を使用した肉料理です。「尾崎牛は赤身がとてもおいしいので、赤身のモモ肉を中心に、ランプやシンタマなども登場します。長時間焼くと肉がパサパサするため、基本はオイルバスなどでギリギリの温度まで低温調理し、表面をサッと焼き固めるように炭火を用いて“強火の近火”で炙るくらいに仕上げるのがこだわりです。付け合わせは尾崎牛の筋部分を赤ワイン煮込みにし、コロッケに仕立てたものと、フランス産ブリーチーズのクリーム、トップに季節のトリュフを添えました。赤ワインソースはお好みで」宮崎県のブランド牛「尾崎牛」。世界で高い評価を受ける以前から中野さんは注目し、メイン料理に採用していたそう近火ゆえ短時間で炭の香りをまとい、肉肉しい香ばしさを漂わせるものの、芯まで柔らかくしっとりとしたレア。この香ばしさを純粋に味わってもらうため、肉に直接、胡椒をふらないというのも中野さんのこだわり。だし感のあるイタリア料理に合わせて、シェフ自らペアリング約60種類を揃えるワインリストから、ランチは5種で5,500円、ディナーは7種か9種で8,800円からと、比較的リーズナブルな価格帯で幅広いワインペアリングを楽しむことができる左から、イタリア・プーリア州からのプリミティーヴォを100%使用して仕込まれた、辛口のロゼ「aka」。赤サンゴを彷彿とさせる鮮やかな色合い。鶏のローストや、だしベースのソースを使った優しいテイストの肉料理にセット。中左は、フランス・ロワール地方の白「ドメーヌ デュ サルヴァ ドゥレイユ 2022シュベルニー」。シャルドネ16%、ソービニオンが84%で、ライチやアカシアの花、熟したレモンなどを感じるフレッシュでフルーティーな味わい。海老などの魚介系の料理や、ハーブを使用した料理に。中右は、イタリア・ピエモンテで造られる赤ワイン「ムンディ・バローロ 2018」。標高3000400mに植樹された樹齢約30年のぶどう「ネッビオーロ」100%で、トリュフ料理や、しっかりした炭火焼きステーキに合わせて、ソースのように流し込むのがおすすめ。右は、フランチャコルタの名手「サン クリストーフォロ」が造るスーパー辛口の泡。極上の喉越しが、魚介系やチーズを使用した前菜にピッタリ。季節によってはシャンパンも登場する。ステーキには、深い味わいの肉料理と相性の良い、「ムンディ・バローロ 2018」。ネッビオーロというぶどう品種100%で、土っぽい香りを持ち、トリュフの土っぽい香りと同調するためすこぶる相性が良いワインは、その日の料理の構成によって、中野さん自らペアリング。「だし感を生かしたイタリア料理に合うよう、泡から白・赤・オレンジ・ロゼ・デザートワインまで、旨みのあるものを中心に幅広くセレクトしています。僕の料理は、味を引き出すために塩をふるのではなく、フュメ・ド・ポワソン(フランス料理の魚介ソース)を作るときも昆布や鰹を使うなど、食材とだしから出る旨みの相乗効果で味を引き出すよう心がけているので、より日本人に馴染みやすい味わいになるのかもしれません」「旨みのあるイタリア料理」と評価するお客さまも多いという、関西で鍛えられただし感のある料理。東京で出合った新たな食材とともに、新境地へ挑む中野シェフにこれからも注目です。T.N ristorantino della strada【エリア】木場【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】10000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】木場駅 徒歩4分
2023年10月20日中目黒【tsumugi】世田谷代田【songbook】東中野【RESTAURANT L’ESPRIT DE CHEVALIER】西小山【caillou】銀座【カウンターフレンチ霧島】中目黒【tsumugi】岩手県田村牧場の熟成短角牛の味を最大限に引き出す絶妙な火入れで短角牛の旨みを味わえる『イチボ』中目黒駅から徒歩2分というアクセス至便な場所にオープンした【tsumugi】。シェフいわく「旨みが違う」という岩手県田村牧場の熟成短角牛に特化し、塩パイ包みや花山椒のソースを使うなど、モダンフレンチのアプローチでさまざまなメニューを楽しませてくれます。漆塗りのカウンターなど、店内からは和のテイストも感じられます店内でひときわ目を引くのが、漆塗りのカウンター。東京マイスターの資格を持つ漆工の建築士が手掛けたもので、その存在感は一見の価値あり。さらに店内には漆和紙が天井に貼られるなど、和のテイストを感じられる造りに。極上の空間と料理が、特別な時間を演出してくれます。tsumugi【エリア】中目黒【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】17500円【アクセス】中目黒駅 徒歩2分世田谷代田【songbook】「薪火」をテーマにしたバラエティ豊かな料理をナチュラルワインとともに素材の持ち味を最大限に引き出す薪火料理がそろっています世田谷代田駅徒歩2分の場所にある【songbook】のテーマは「薪火」。旬の野菜や肉、魚などを使ったメニューは、薪火料理ならではのおいしさを堪能させてくれるものばかり。それに合わせるのは、国内外から取り寄せたナチュラルワイン。グラス、ボトルとその日の気分でチョイスできます。明るい店内にはカウンター席のほか、テーブル席も用意されていますお店の入り口ではぎっしりと積まれた薪がお出迎え。店内の内装やスタッフTシャツを他ジャンルのエキスパートが手掛けるなど、さまざまな要素をリミックスした空間になっています。特等席は、オープンキッチンスタイルのカウンター。薪火料理が出来上がる様子をじっくりと楽しむことができます。songbook【エリア】下北沢【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】9000円【アクセス】世田谷代田駅 徒歩2分東中野【RESTAURANT L’ESPRIT DE CHEVALIER】これぞフレンチ! な料理&サービスを堪能できる名店肉料理を始め、すべてのメニューにフレンチのエッセンスが詰め込まれています東中野駅から徒歩1分の場所にあるビルの地下でオープンしている【RESTAURANT L’ESPRIT DE CHEVALIER】。料理とサービスを銀座の老舗フレンチ【エスコフィエ】の元総料理長と元支配人が行っているというから、その実力は折り紙付き。古典フレンチを進化させた、ここだけの一皿を堪能できます。都会の喧騒を忘れさせる落ち着いた時間を過ごすことができますビルのB1Fにあるお店へ足を踏み入れると、そこは外の世界とはまったく違った雰囲気。栃木県産の大谷石をふんだんに使った店内は重厚感にあふれ、ハレの日の食事にぴったり。毎週日曜日にはファミリーデイが設定されていて、離乳食の持ち込みやベビーカーの利用がOKなのもうれしいポイントです。RESTAURANT L’ESPRIT DE CHEVALIER【エリア】中野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】東中野駅 徒歩1分西小山【caillou】マルシェのように好きな食材をチョイスして自分だけの一品を信頼する生産者から仕入れた素材を美味しく手当した『サカエヤ新保さんの手がけた牛肉』西小山駅から徒歩2分の場所にある【caillou】は、等身大で楽しめるアラカルト主体の店を、というシェフの考えでつくられたオートクチュールスタイルのネオビストロ。マルシェのように並ぶ肉や野菜などの食材を選べば、それを好みの料理に仕上げてくれるというここだけの楽しみ方ができます。落ち着ける雰囲気の店内でじっくりとフレンチを楽しむことができます店内はテーブル席がメイン。クオリティの高いフレンチをカジュアルに楽しめます。さらに完全個室も用意されているので、大切な日の食事会などにも対応可能。ショーケースに並ぶ厳選食材に合わせるワインはフランス産を中心にラインアップ。ワイン初心者でも料理に合わせてセレクトしてくれるから安心です。caillou【エリア】不動前/武蔵小山【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】14999円【アクセス】西小山駅 徒歩2分銀座【カウンターフレンチ霧島】カウンターのみの隠れ家的空間でいただく極上フレンチフランス郷土料理の「アリゴ」から着想 した、熱々でクリーミーな『アリゴ饅頭』銀座駅から徒歩5分の場所にあるビルの3Fでオープンしている【カウンターフレンチ霧島】。シェフ厳選の食材を使ったメニューは、炭火とフレンチの技を使って、目の前で仕上げられていきます。世界大会での受賞歴のある『兎のパテアンクルート』など、ここだけの逸品をゆったりとした空間で楽しむことができます。ビルの3F、カウンター8席のみの隠れ家的空間シックな扉を開けて、店内へ足を踏み入れれば、非日常的空間が広がっています。重厚な造りのカウンターは、記念日などでスペシャルな夜をゆったりと過ごすのにもぴったり。ここでシェフのオリジナリティあふれる洗練されたフレンチをじっくりと楽しむことができます。カウンターフレンチ霧島【エリア】銀座【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】25000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年09月02日銀座【Italiana Tavola D’oro 銀座三越店】表参道【Le Api Osteria】三越前【Peace】木場【commedia】三越前【ピッツァバー on 38th】銀座【Italiana Tavola D’oro 銀座三越店】銀座でいただく厳選素材の本格イタリアン王道的パスタ『シシリアンルージュとバジリコのトマトソーススパゲッティーニ』銀座駅から徒歩1分という場所にある【Italiana Tavola D’oro 銀座三越店】。石窯で焼き上がるピッツァや厳選素材でつくられるパスタなど、クオリティの高いイタリアンを堪能できる人気店です。種類豊富にそろうメニューと相性抜群のイタリア産の生ビールも見逃せません!一人利用からグループでの食事まで、さまざまなニーズに対応してくれます店舗はビル11Fにあるため、窓際の席からは昼夜を問わず、美しい景色を楽しむことができます。石窯が設置された店内にはカウンター席とテーブル席を完備。日常使いのランチ、ディナーはもちろん、銀座でのショッピングの途中に、また大切な会食など、幅広いニーズに対応可能です。Italiana Tavola D’oro 銀座三越店【エリア】銀座【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】銀座駅 徒歩1分表参道【Le Api Osteria】本場ミラノで腕を磨いたシェフが手掛ける絶品イタリアン味はもちろん、見た目にも美しいメニューが取りそろえられています表参道駅から徒歩10分の場所に店を構える【Le Api Osteria】。シェフの松本良英氏は、イタリア・ミラノで人気を博していた店を一旦クローズしたあと、この場所で再開させました。メニューはコース、アラカルトの両方を用意。本場ミラノっ子を魅了したその味はまさに絶品です。テラス席が完備されているなど、さまざまなシチュエーションに対応可能店内には、リラックスできるベンチシートのテーブル席のほか、カウンター席、さらに個室やテラス席も用意されるなど、幅広いシチュエーションに対応。気軽で親しみやすい料理を少しエレガントに提供する“ネオ・オステリア”らしく、普段使い+αの魅力的な時間を過ごさせてくれます。Le Api Osteria【エリア】西麻布【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円【アクセス】表参道駅 徒歩10分三越前【Peace】さまざまな要素を取り入れたイノベーティブイタリアンを提供定番メニューの『カルツォーネ』にもこの店ならではの要素が詰め込まれている三越前駅から徒歩5分。【Peace】は、フレンチや和のエッセンスを取り入れたイノベーティブイタリアンが楽しめるお店。定番の『カルツォーネ』は、その時々で中身が変わり、未利用魚の塩麹漬けを具材に使い、味の構成はフレンチのパイ包みに倣うなど、ここだけでしか味わうことのできないメニューがそろっています。落ち着ける雰囲気の店内でここだけのイノベーティブイタリアンを堪能できます未利用魚を使用するほか、系列店舗の魚のアラを集めてソースをつくるなど、サスティナブルな取り組みをモットーとするこちらは、ビルの2Fでオープン。赤字に白でピースサインが描かれた看板が目印です。窓が大きく取られた明るい店内にはカウンター席とテーブル席が用意されています。Peace【エリア】三越前【ジャンル】イノベーティブ・フュージョン【ランチ平均予算】14999円【ディナー平均予算】29999円【アクセス】三越前駅 徒歩5分木場【commedia】バラエティ豊富にそろう自慢の手打ちパスタに舌鼓歯切れの良さが特徴の『手打ちパスタ“タヤリン” 鶏のブロードとバターとわずかなチーズ』木場駅から徒歩5分の場所にある【commedia】は、都内のイタリアンで腕を磨いたシェフがつくり出す手打ちパスタが評判のお店。日替りでさまざまなパスタを楽しむことができます。自慢のパスタ以外にも、熊本県産の「菊池源吾牛」や「米沢牛」を使ったメニューなど、注目のアラカルトが用意されています。店内はシェフとの会話も楽しめる心地よい空間「喜劇を楽しむような感覚で料理を楽しんでもらいたい」という想いから名付けられた【commedia】という店名は、イタリア語で“喜劇”という意味。その名前どおり、カウンター6席の店内では、シェフとの会話と料理をライブ感たっぷりに堪能することができます。commedia【エリア】東陽町/南砂町【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円三越前【ピッツァバー on 38th】ローマ出身のシェフがつくり出す世界が認めたピッツァ旬の野菜などをふんだんに使ってつくられるピッツァの数々三越前駅から直結のマンダリン オリエンタル 東京38Fにある【ピッツァバー on 38th】。こちらのピッツァはホテル全体の総料理長を務めるダニエレ・カーソン氏が手掛けたもの。2023年に「50 Top Pizza Asia Pacific 2023」でアジア太平洋地域No.1に輝いたその味は絶品です。カウンター席からはピッツァが焼き上がる様子を見ることもできます店内はカウンター8席のみ。そのカウンターの目の前にはピッツァ窯が設置されています。さまざまなピッツァが焼き上げられていく様子はライブ感たっぷり。活気ある空間でラグジュアリーホテルのサービスを楽しむという、ここだけの時間を過ごすことができます。ピッツァバー on 38th【エリア】三越前【ジャンル】パスタ・ピザ【ランチ平均予算】14999円【ディナー平均予算】19999円【アクセス】三越前駅※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年08月30日ライブ感あふれる横丁スタイルバラエティ豊かな18店舗が集合伝統と今が交差する場所でライブ感あふれる横丁スタイル「人形町交差点」に面する位置に、今年7月にオープンしたビル「エムズクロス人形町」。その1~5階の飲食ゾーンに誕生したのが「ハシゴ楼」です。「ハシゴ酒×楼閣」をコンセプトにした、5階建ての飲食横丁「ハシゴ楼」そのネーミング通り、「梯子を上るように店舗を回遊しながらハシゴ酒を楽しめる」場所として、「ハシゴ酒×楼閣」をコンセプトとしているそう。その館内は、全体的にオープンカウンターが通路側に並んだ開放的な雰囲気。フラっと立ち寄りやすいつくりの数々のお店は客席から厨房が見える場所も多く、それがさらに横丁らしい活気となり施設全体を盛り上げている様子です。バラエティ豊かな18店舗が集合「ハシゴ楼」には、幅広いジャンルの18店舗が集合。ミシュランガイドビブグルマンに3年連続掲載しているグループによる店舗や、「ガチ中華」の先駆けのお店、150年以上続く老舗直営店舗など、新進気鋭なお店が並びます。その中から注目のお店を一部、ご紹介いたします。すし 其一生ビールや辛口をメインとした『本日の日本酒』とも合わせたくなる、上質な江戸前鮨をアラカルトでも「ハシゴ楼」の5階、エレベーターを降りると風にゆれる暖簾がすぐ目にはいる、明るく落ち着いたカウンターがメインとなっている【すし 其一】。こちらは、ミシュランガイドビブグルマンに「理想の街鮨」と評され3年連続掲載されている東京・初台【すし 宗達】の姉妹店です。その良質かつおいしい鮨屋本来の江戸前鮨をアラカルトでも気軽に食べられる、とハシゴ楼オープン時から早くも話題に。リーズナブルでありながら「本日のにぎり」も「本日の料理」も上質の逸品が揃っており、まさにすきなものをすきなだけ、おいしさに浸ることができます。気軽に上質を味わいに行く楽しさを感じられる、明るく清潔感のある店内。またこちらではアラカルトの他、『旬握り』や『おまかせコース』など、料理人の目利きで最高の組み合わせを提供してくれるメニューもおすすめ。その他メニューには「お土産に」という項目も書かれており、最高のお鮨を自宅でもリラックスして楽しむことを提案してくれているよう。ここでもさり気なく“気軽さ”をプラスしてくれている感じがします。自社独自ブレンドの赤酢を使用したシャリや、高級鮨店が多く取り扱うという業者「やま幸」の天然マグロを使用しているなど質へのこだわりも感じながら、人気の江戸前鮨をお好みに合わせて堪能してみては。すし 其一【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】3,000円 ~ 3,999円【ディナー平均予算】5,000円 ~ 5,999円商館味坊お店に近づいただけでも一気に厨房の熱気や活気を感じられるカウンターのつくりも魅力「ハシゴ楼」の4階、エレベーターを降りるとすぐ左手前で出迎えてくれるのが【商館味坊】です。こちらは、中国の食文化を伝えることをミッションとして様々な展開を広げている「味坊集団」としての11店舗目にあたるレストラン。広く知られているはずの中華料理ですが、その中でも珍しい中国東北地方の家庭の味を再現しているそうで、一品一品の素材や内容が目をひきます。最大5か国のラム肉の、様々な部位を気軽に楽しめると人気の『羊肉串』。またドリンクには中国の蒸留酒「白酒」による『中国酒飲み比べ』など、ガチ中華を楽しめるメニューが豊富中でも看板メニューとなっているのが『羊肉串』。羊肉の様々な部位を気軽に楽しむことができる一品です。試しにラムカタバラの部位を頼んでみると、見た目はまるで焼鳥のよう。一見馴染みのある雰囲気ながら上にはフェンネルをはじめとしたスパイスがたっぷりとのっており、ガチ中華をベースとした味坊スタイルならではのおいしさが表現されています。またその他、ラム肉や旬の食材を合わせた『シン餃子』も人気。この料理名には食材の宝庫である日本と、「餃子は自由になんでも包むもの」とする中国の、新しい融合という意味も込められているそうです。具材を確認してみるとトマトやパクチー、セロリなど、確かに餃子の具材としては珍しい印象を受ける素材が満載。こうした自由な発想が、新しい食スタイルを提案し続けるお店の姿と重なります。商館味坊【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】3,000円 ~ 3,999円スタンドクレイジークラフトビア国内外のクラフトビールや、国産レモンサワーなども人気建物の外からも、ひときわ目をひく「クレイジー」のピンクの文字。その文字につられて「ハシゴ楼」の中に入るとすぐの場所に、ワクワクする期待を裏切らない、ノリの良い音楽が響く立ち飲みクラフトビールバーがあります。こちらでは「仕事と遊びの中間地点」となる第三の場所”サードプレイス”を意識しているそうで、仕事帰りでもプライベートでも時を選ばずに「一杯だけ」と言いながら思わずフラッと立ち寄りたくなる雰囲気が漂っています。ワイワイ話しやすいカウンター周りやフロアの丸テーブルのほか、1人でも気兼ねなくお酒の時間に浸れそうな、窓に面したカウンターもこちらで飲める国内外の9種のクラフトビールは、種類を変えながら色々楽しみたいという方に嬉しいハーフサイズから、もはや飲みきれないのでは⁉と仲間と盛り上がりそうな、大人の頭よりも大きな特大サイズまで選べるところもポイント。また夏場には青いフルーツエール『グレートブルー』が選べたり、料理にはネーミングのおもしろい『酒を呼ぶ フライドポテト』『ビール屋さんの本気トリカラ』など……メニューを見ているだけでも話題が尽きません。そうしたワクワクする空間をまるごと楽しませてくれるのが、ここ【スタンドクレイジークラフトビア】のようです。スタンドクレイジークラフトビア【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】スタンディングバー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】人形町駅BISTRO by Nha VietNamヴェトナムの街角を思わせる装飾が、他店とは違う異国の雰囲気を醸し出している店内4階の奥、カラフルなランタンが天井から吊るされた、アジアの街角を思わせるこちらのお店はヴェトナム料理の【BISTRO by Nha VietNam】。日本にいながらヴェトナムの料理をはじめ、衣食住、文化、風習、雰囲気をまるごと体感できるお店「ニャー・ヴェトナム」の、初のビストロ業態として誕生したレストランです。爽やかな香りが広がる『豚肉のレモングラス巻き』は、本店でも人気の一品色々と周りたくなる「ハシゴ楼」では特に嬉しい、小皿料理やハーフサイズのヴェトナム風お好み焼きなどがラインナップ。1人でも、8人までのスタンディングでのグループでも入りやすい雰囲気です。またこのお店ならではのお酒ラインナップも特徴的。ワインに合う料理が多いようですが、『ベトナムのもち米原料のお酒』『ベトナムビール』またヴェトナムの人気蒸留酒「ルアモイ」と「ネプモイ」の『飲み比べセット』など、存分にヴェトナミーズを味わうことができます。BISTRO by Nha Viet Nam 人形町【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】タイ・ベトナム料理【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】2,000円 ~ 2,999円中華 獅子林 人形町長崎ちゃんぽんと、町中華の定番料理。「ハシゴ楼」ならではのアレンジメニューも神戸での創業以来、市民に愛され続ける飲食店として「神戸名店百選」に選ばれるなど、人気の絶えないちゃんぽん・町中華のお店【獅子林】。その東京初進出となったのが、こちらの【中華 獅子林 人形町】です。特にランチタイムにメインとなっているのは、ちゃんぽんのメニュー。獅子林のちゃんぽんは他店に比べて柔らかい麺と優しい味が特徴となっていますが、今回の東京進出にあたり『麻辣ちゃんぽん』を開発し、その麺との新たな組み合わせを楽しませてくれるとのこと。頼んでみるとたっぷりの具材とよく溶け込んだ麻辣の辛みが柔らかい麺にちょうどよく、全体を包み込むようなスープの旨みを先に感じたあとにじんわり辛さが効いてきます。シェアして食べても充分に満足感が得られる一品となっていました。活気を感じられるカウンター。餃子やおつまみが付いた『せんべろセット』など、ハシゴ酒を楽しみたい人にも嬉しいメニューが満載ディナータイムになると、お酒とともに一品料理を楽しむ中華バルテイストに変わる同店。フードは約35種類、ドリンクは約40種類と選ぶ楽しみも増え、思わずお酒が進みます。中でもおすすめ料理としてメニューに載っている『ハチノスの麻辣煮込み』や『手包み餃子麻辣ソース』は、ここに来たらぜひ頼みたい一皿。ただ辛い、だけでは終わらないこだわりの麻辣の味わいを、ランチ・ディナーともに様々な料理と重ねて楽しんでみては。獅子林【エリア】人形町/小伝馬町【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】-伝統と今が交差する場所で賑やかな雰囲気が漂う横丁ながらどこか大人向けの印象があり、またフロアごとに同じようでいて異なるカラーを感じるのは、内装を「花鳥風月」をテーマにつくっているからだそう。1階から順に華やかさや賑やかさといった「花」「鳥」のイメージに続き、4階の「風」では日本らしい風流や優雅といったイメージに。そして5階の「月」では、月夜のような落ち着いた雰囲気の内装にしているそう。日本の伝統が残る人形町だからこそ、その花鳥風月という和・美の言葉がより活きている気がします。各フロア、また昼と夜でも違う表情を見せる内観。日々多くの人が行き交う、新しい交流の場となっています
2023年08月30日「【IYOTO】は、アレルギーや消化不良が理由で小麦粉製パンを食べられない方々をはじめ、より多くの方においしくて体にやさしい食品を提供したい、という想いでオープンする米粉パン・スイー専門店です」と、オーネスティグループ代表の大舘誠さん。田園都市線「駒沢大学」駅より徒歩2分の立地にできた【IYOTO】商品開発は「小麦を使わないパン」の開発を模索する際に出会った、カフェ【Fete le marche】を運営する米粉food研究家の中村公美氏に依頼。長年にわたる米粉パン・スイーツ製造のノウハウを活かした、しっとりもっちりした噛みごこちと豊かな味わいが口にひろがる食パンをはじめ、マフィンや米粉サンド、パニーニ、ガトーショコラなど、子供にも安心して食べさせられるフードを開発しました。米粉food研究家・中村公美氏(米粉マイスターインストラクター/グルテンフリー食学アドバイザー/製菓衛生師)また、使用する米粉は100%国産品にこだわり、日本の米農家を応援。「日本食文化を中心で支える“米”を使い、日本人の身体に合うおいしい食品をつくることで、人々を健康にしたい」と願う志をブランドロゴにも表現。サイリウムハスクは使わず、免疫効果や美容効果が期待できる自然食材を使った商品展開を行い、小麦アレルギーのある方はもちろん、美意識高く健康に関心を持つ層にもアプローチしていきます。ではさっそく、気になるメニューをご紹介します。米粉食パン『米粉食パン』プレーン 1斤 900円。国産米粉100%使用・米麹使用・天然酵母使用・サイリウムハスク不使用・添加物不使用ビーツ 1斤 1,200円竹墨 1斤 1,100円もっちりとした食感が魅力の米粉食パンは、「プレーン」「ビーツ」「竹墨」の3種で展開。「プレーン」は、腸で善玉菌を増やす効果があるとされる麹を使用することで、腸活・アンチエイジング・免疫力アップや美容効果に期待でき、食べる血液と称される「ビーツ」は、便秘やむくみ解消などの効果が期待できる栄養成分を含むため、美容が気になる女性にピッタリ。さらに、黒いビジュアルが新鮮な「竹墨」には消臭効果や体内の毒素排出を助ける作用があるため、健康維持に期待したい方や、低糖質・低カロリーなのでダイエット中の方にもオススメとのこと。米粉スイーツ『ダブルクリームマフィン』ブルーベリー豆乳クリーム / ストロベリー豆乳クリーム / オレンジ豆乳クリーム 各390円・Wベリー豆乳クリーム / Wベリー豆乳オレンジクリーム 各460円・フレッシュオレンジ豆乳クリーム / フレッシュブルーベリー豆乳クリーム 各540円米粉サンドイッチ『米粉サンド』(左上より時計まわりに)ヴィーガン / きんぴらごぼうと玉子サラダ580円、サバ / 照り焼きチキン680円『パニーニ(焼きサンド)』ヴィーガンパニーニ / 季節のパニーニ 各580円その他の主なメニュー『冷製豆乳 コーンスープ』420円『フルーツジュース』ビタCアイ / 美フレッシュ / ラスベリーウルウルコラーゲン 各580円『岩塩と6種ハーブのフォカッチャ』380円、『手仕込みカレーのチーズフォカッチャ』480円『ガトーショコラ』(直径12cm)3,300円『IYOTOフルーツアイス』300円『米粉食パン』以外にも、マフィンやパニーニ、サンドイッチやアイスバーなど、さまざまな形で楽しめる米粉パン・スイーツ専門店【IYOTO】。気になる方はぜひ足を運んでみてください。IYOTO【エリア】駒澤大学【ジャンル】ベーカリー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】駒沢大学駅
2023年08月25日仲卸が営む、新千歳空港で行列ができる寿司店が東京初進出!2011年にオープンした新千歳空港の立ち食い寿司店【札幌魚河岸 五十七番寿し】 は、連日行列が途切れない人気のお店。「お客様から北海道以外への出店のリクエストが多かった」そうで、職人の育成などの出店準備に5年の歳月をかけ、今回東京駅にオープンしました。東京駅構内にある商業施設「グランスタ八重北」(B1F)の黒塀横丁内に誕生店内には、寿司を楽しむカウンター席と、お酒や一品料理をゆったりと堪能できるテーブル席を配置。テーブル席限定のメニューもあり、シーンに合わせて楽しめます。また、80インチの巨大モニターや席ごとにタッチパネルを設置し、生産者の顔や想い、トレーサビリティなど料理以外のコンテンツからも北海道の魅力を伝えています。カウンターの後ろには80インチの巨大モニターが。こちらでは北海道の雄大な景色が映しされます気になるネタは、仲卸としてのノウハウを活かし、早朝にセリで仕入れた鮮魚を空輸で北海道から直送。当日の夕方または翌日の朝には店舗に到着するので、鮮度維持が難しく東京では流通が少ないサクラマス(桜鱒)やケイジ(鮭児)なども楽しめます。また、寿司には赤酢のシャリを使用し、自家製の煮切り醤油やヒマラヤ岩塩で味わうなど、50種類以上ラインナップ。名物の『炙りきんき』は、表面を香ばしく炙り、旨みが凝縮した脂とシャリのハーモニーが絶妙な一品。漁獲量の少なさから希少性が高く、幻のえびと称される『ぶどうえび』や『ほっけ』などもラインナップ。脂の乗りがよく、柔らかな肉質のきんきを1尾丸ごと提供する『きんきの煮付け』は、秘伝のタレで甘めに煮付けたお酒が進む絶品です。『炙りきんき』1,200円炙りで引き出された香ばしさと旨味が凝縮した脂がシャリと合わさり抜群の美味しさ。岩塩とすだちが絶妙なアクセントです。『いくら』500円たしかな目利きでその日の良いものを仕入れ、新鮮なうちに自社工場で作り上げているからこその一品。噛むたびに濃厚な味わいと弾ける食感を楽しめます。『ほっけ』450円鮮度が良いからこそ生で食べられるほっけは、旨味が濃く、甘みを味わえる一皿です。『けいじ』3,500円数万に1 匹の割合でしか獲れない希少な魚。通常の鮭より脂肪の割合が多いので、トロのようなとろける味わい。『むらさきうに』(夏季限定)1,100円夏が旬のムラサキウニは、上品な旨みや甘みとしっかりとしたコクが楽しめます。『北の宝石箱軍艦』500円食感を活かして味付けた鮑、ごろっとした数の子、自社製造のいくら、函館近郊のいかと昆布を丹精込めて漬け込んだ北の宝石箱。『きんきの煮付け』 15,800円秘伝のタレで甘めに煮付けた一品。2号店の限定メニューには、ジューシーな味わいの『煮ほっき』、かにと濃厚なかにみそソースと酢飯という和と洋を融合させた『毛蟹リゾット』を用意。その他にも、紅ズワイガニを45%配合の『カニクリームコロッケ』などの一品料理や、北海道産の生クリームや卵、砂糖にこだわった『北海道カタラーナ』、『〆パフェ』など、北海道の自社工場で作るメニューも豊富にラインナップ。『煮ほっき』(東京駅店限定)550円雪解け水の栄養豊富なプランクトンを摂取する春は身が厚くなり、ジューシーな味わいが楽しめます。『毛蟹リゾット』(東京駅店限定)1,200円寿司の和とリゾットの洋を融合。かにみそソース・かに・酢飯が合わさった濃厚な味わいです。『カニクリームコロッケ』500円紅ズワイガニを45%も配合したクリーミーで濃厚な味わい。『北海道カタラーナ』550円凍ったアイスと焦がしカラメルの香ばしさがお口に広がる新食感のプリン。北海道産の卵と砂糖、北海道十勝産生クリームを使用しています。『〆パフェ』680円北海道の食のカルチャーとして根付く〆パフェは、濃厚なクリームの味わいとフルーツが楽しめる一品。東京にいながら、北海道の鮮魚や、サクラマスやケイジといったレアなネタまでいただける【札幌魚河岸 五十七番寿し 東京駅店】。仲卸が営む鮮度抜群の寿司をぜひ。札幌魚河岸 五十七番寿し 東京駅店【エリア】京橋【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】東京駅
2023年08月09日メゾン ヴァレンティノ(Maison Valentino)は、2023年5月20日、パリのモンテーニュ通りに新店をオープンしました。従来のストアから数軒先へと移転してオープンしたこのストアでは、ウィメンズ、メンズのプレタポルテとアクセサリーを取り扱い、3フロア中1フロアはメンズウエア専用のエリアとなります。CEOのヤコポ・ヴェントゥリーニと、クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリが思い描いた前例のない世界が広がるニューストアです。Courtesy of Valentinoヴァレンティノは、2022年から新しいストアコンセプトの採用を開始しました。マドリッド、ヴェネツィア、ジェッダ、ジュネーブ、ニューデリー、フィレンツェ、最近ではニューヨーク、上海に続き、新しいコンセプトでデザインされたパリの新店は、心地よく、包み込まれるような、そして未来を示唆するコードを体現するスピリットと感情、素材を融合した温かみのある空間に仕上げられています。Courtesy of Valentino店内に配されたレッドのエレメントは、レッドカーペットを彷彿させます。ラッカーやベルベットなど、さまざまな様相のレッドが、アイボリーホワイトのインテリアデザインやミネラルトーンのアクセント、1930年代から1970年代にかけてクチュールの世界でつかわれた装飾にスパイスを与えます。大理石のパッチワークを背景にディスプレイされたドレスのはかないトレーンのように、壮大な階段の周囲には大理石やオニキス、チェッカードパターン、抽象的な幾何学模様といったローマの要素がはっきりと表現されています。Courtesy of Valentino時代のスピリット、コレクション、シーズン、そしてお客さまとのさまざまなやり取りからインスピレーションを得てデザインされたこのストアは、まるで自宅にいるかのようにくつろぐことができるテーラーメイドの空間であり、官能的でパーソナルな体験をもたらします。Courtesy of Valentinoクチュールに受け継がれる慣例に加え、ヴァレンティノは、ユニークな装飾を通じて職人の「手」を称えます。それらはファビオ・サンティによるハンマードブラスのショーケース、マッシミリアーノ・ピポロによるセラミックハンドル、パリのアーティスト、アレクサンドル・ロジェによる自由で幻想的な形の石膏製シャンデリアなどに見て取ることができます。新店のオープンを祝し、イタリア人アーティスト、ジョエーレ・アマーロの象徴的な作品の数々が、2023年6月15日から7月15日まで店内で展示されます。ジョエーレとヴァレンティノのコラボレーションは、2021年に北京で開催された ‘リシグニファイ’ エキシビションに続き2回目となります。今回のジョエーレのユニークなアート作品は、ストア内での展示に加え、2023年6月15日よりパリ、オペラ通りのビルボードでも公開されています。Courtesy of Valentinoオープン日:2023年5月20日(土)所在地:35, avenue Montaigne, Paris VIIIeme*6月15日(木)から7月15日(土)までジョエーレ・アマーロの作品を展示@maisonvalentino
2023年06月25日ルーフトップで味わう、伝説のバーテンダー監修のドリンク開放的でラグジュアリーな空間を彩るツイード柄に刈り込まれたガーデン銀座ではなかなか見ないルーフトップバーとしてオープンした【LE JARDIN DE TWEED】。この空間は、同じシャネル銀座ビルディングで展開するフレンチレストラン【BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO(ベージュ アラン・デュカス東京)】のテラス席として、不定期で使用されてきたルーフトップで、今回を機に独立オープン。これまでテラスで使われてきた名前を店名として継承しています。カウンターのほか、ソファー席も用意今回のオープンにあたり、ブランドロゴをちりばめた壁面を背景にしたバーカウンターが新設されました。ここで提供されるドリンクは“伝説のバーテンダー”とも称される、京都を代表するバーテンダーの西田稔さんが監修。西田稔さん。京都の名バー【Bar K6】、【Cave de K】、【keller】を手掛け、現在は2020年開業の 「ザ・ホテル青龍 京都清水」 内の【K36 The Bar & Rooftop】で腕を振るう同店では常時3~4種のシャンパーニュを、生産数の少なさから世界的にも取り扱いが少なく、希少性が高いマグナムボトル(1,500ml)からのグラス売りで楽しめるほか、季節のフレッシュフルーツを使ったカクテルやオリジナルのシャンパーニュカクテルなどを楽しめます。また、月に一度は西田さん自ら店頭に立ちカクテルを振る舞う(不定期)。『シャンパーニュ』グラス3,400円~、ブテイユ17,000円~、マグナム 38,000円~ 。マグナムボトルはゆっくりと熟成が進むことから、より上質な香りと酸を楽しめるオリジナルカクテルもすべて、マグナムボトルのシャンパーニュを使用しており見逃せない。ココ・シャネルをイメージしたシグネチャーカクテル『COCO』は、シャンパーニュをベースに、ブラックベリーとザクロを浮かばせ、キラキラ輝くジュエリーを表現しています。『COCO ジャルダン』は、甘酸っぱいアセロラとフローズンを使った爽やかなカクテルで、これからの暑い季節にもぴったり。『COCO』3,000円『COCO ジャルダン』3,000円シャンパーニュに合わせるのは特別なフードメニュー『イベリコ豚の生ハム』『スモークサーモンのブリーニ風 サワークリーム添え』フードメニューは【BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO】が同店のためだけに用意。フィンガーフードに加え、日本橋にあるパリ発のショコラトリー【LE CHOCOLAT ALAN DUCASSE(ル・ショコラ・アラン・デュカス)】が特別に作った『ブトンショコラ』も!『ブトンショコラ』1,200円。【LE CHOCOLAT ALAN DUCASSE】がつくるボタンをイメージしたショコラで、シャネルのアイコンである「カメリア」、「マトラッセ」や香水ボトルをモチーフにした世界に一つだけのショコラ同店には看板がなく、その存在を知る人のみがたどり着くことができます。都会の真ん中とは思えないラグジュアリーなルーフトップ空間で、特別なシャンパーニュで涼む夏を過ごしてみてはいかがでしょう。LE JARDIN DE TWEED【エリア】銀座【ジャンル】バー・カクテル【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】銀座駅
2023年06月16日【ダバ インディア】といえば、青い壁が印象的な、洗練された南インド料理レストラン。普段食べているインド料理やカレーとは全く違う、南インドのめくるめくスパイスマジックに初めて出会い、衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。それだけではありません。【ダバ インディア】卒業生が各地で始めたお店、いわゆる“ダバ系”はいずれも名店揃い。南大塚【カッチャルバッチャル】や木場【カマルプール】など、【ダバ インディア】が東京のインド料理シーンに与えてきた影響はとてつもないものだと言えるでしょう。銀座一丁目にある姉妹店【グルガオン】(こちらは北インド料理がメイン)は今まで通り営業を継続。では【ダバ インディア】の移転再開はあるのでしょうか?答えは「NO」。【ダバ インディア】という名店は19年の歴史に幕を閉じることになったのです。名店【ダバ インディア】から新たに生まれた2つの継承店しかし、悲しいニュースだけではありません。【ダバ インディア】閉店の報と時同じくして、2つの新店のオープンが発表されました。【南インド料理 TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)】約一年前に【ダバ インディア】を円満退職された店長の柳谷氏が独立開業。タミルナードゥ州出身の【ダバ インディア】のコックをシェフとし、バナナリーフのミールスや米粉クレープ『ドーサ』などを提供するなど【ダバ インディア】の南インド料理を継承。飯田橋に2023年4月25日オープン。【Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)】【ダバ インディア】、【グルガオン】の経営母体である株式会社チョティワラの新店。インドのストリートフードやタンドール料理とともに“飲めるインド料理店”。下町の屋台料理や南インドのミールスも提供。新御茶ノ水に2023年5月12日オープン。え? ちょっと待ってください。チョティワラさん、閉店するまでずっと行列が絶えなかった【ダバ インディア】の業態を継続するんじゃなくて、全く新しいコンセプトのお店をオープンするってことですか?一体どういうことなのか、早速伺ってみましょう。新店【GOND】は画期的な “飲めるインド料理店”【Indian Street Food & Bar GOND】は東京メトロ新御茶ノ水駅より徒歩1分。カレー激戦区として名高い神田神保町エリアの真っ只中にありました。POPで鮮やかなカラーリングが印象的!店内も黄色い壁、青い壁、赤い壁とカラフル。エキゾチックな青で統一されていた【ダバ インディア】の内装も素敵だったけど、こちらはまた違った楽しさがありますね【ダバ インディア】同様、内装はオーナーの宮崎さんの奥様が考案したものだそう。以前から次のお店のイメージはこう、というインスピレーションがあったようです。壁にかかっているのは、店名の由来になっている「ゴンド画」。インド現地で買い付けたものだそう。インドの真ん中あたり、マディヤ・プラデーシュ州周辺に住むゴンド族という先住民族が描くゴンド画(GOND ART)はアート界で人気。民族画なのにモダンでポップ、見れば見るほど引き込まれます厨房は客席から見えるオープンキッチンスタイル。ストリートフードの仕込み中ですねこちら【GOND】では南インド、北インド両方のコックを揃え、【ダバ インディア】で親しまれた南インドミールスだけでなく、インド各地のストリートフードやタンドール料理がズラリ揃っています。コンセプトは“飲めるインド料理店”。しかし何故、人気店だった【ダバ インディア】のコンセプトをそのまま継承せず、新たな試みへと踏み出したのでしょうか。【GOND』支配人の平 和明さんにお話を伺いました。確かに南インドの【ダバ インディア】、北インドの【グルガオン】だけでなく、かつてあった【ハリドワール】も【カイバル】も、株式会社チョティワラが今まで手がけてきたお店は一つとして同じコンセプトのものは無かった。一方で【ダバ インディア】で提供していたドーサ(インドの米粉クレープのような軽食)は【GOND】にはない。なんだかとても安心しました。【ダバ インディア】という名店が閉店し2つのお店が誕生した。飲食業界では「仲間割れして……」みたいな例をたくさん見ているだけに、自社から独立したお店を応援する姿勢は単純に素敵。だからこそ、これまでも“ダバ系”と呼ばれる名店が次々に誕生してきたのですね。ドーサの生地を作る石臼は【TOKYO BHAVAN】に譲ったものの、キッチンにはインド現地の屋台でよく見かける、丸くて中央が窪んだ鉄板「タワ」が設置されていましたこちらは逆に【TOKYO BHAVAN】にはないタンドール窯。タンドリーチキンなどの炭焼料理はここで調理されますメニューに並ぶインドのストリートフードも、他店ではなかなか見かけないものばかり。どれにしようか迷いますが……迷ったら色々頼めばいいんですよね(笑)インドのストリートフードは酒の肴にもピッタリそれでは早速いただいてみましょう。まずはインドのストリートフードから。『サブダナワダ(2PC)』¥680外はカリッと、中はもっちりした南インド式、タピオカのコロッケ。めちゃめちゃクセになる食感です。生のカレーリーフを用いたミントチャトニをつけて爽やかにいただきます。こんなタピオカの楽しみ方、みんな絶対知らないはず。『スージープーリー(2PC)とミニひよこ豆カレー』¥900プクッと膨れたセモリナ粉(スージー)の揚げパン(プーリー)と豆カレーのセット。『スージープーリー』は南インドにもあるストリートフードですが、こちらは北インドスタイル。それだけで無限に食べられる美味です。それに加え、豆カレーの完成度にビックリ!単なる添え物じゃなく、意外なほどスパイシーで「カレー食べた!」という満足感に浸れる逸品です。『ペッパーソルトサワー』¥750インド人が好むブラックペッパーと岩塩入りサワー。最近は日本でも塩レモンサワーとかが人気ですが、それをもっとダンディーでスパイシーにしたような一杯です。一度飲んだらリピ確定ですよ。お酒はその他、インドのビールやインドのワイン、インドのウイスキーまで取り揃え。日本酒や焼酎も置いていて、飲み需要にもカンペキ。インドのストリートフードがここまでお酒に合うなんて、新鮮な驚きです。幸せに浸れるスパイシー&リッチなタンドール料理続いて、自慢のタンドール窯で焼き上げるタンドール料理も行ってみましょう!『タンドリーチキンティッカ』¥800骨なしチキンのタンドール焼き。2種の味付けがあって、左側はタンドリーチキンでお馴染みスパイシーなマサラ風味。右側の明るい色の方はヨーグルトやカシューナッツでリッチに仕上げた「マライティッカ」と呼ばれるタイプ。爽やかなグリーンチリソースをつけていただきます。肉の柔らかさとスパイスのメリハリ、こりゃあ一級品だ。そして、ブレイク必至の新メニューがこちら。『バターチキンサンド』¥880【ダバ インディア】や【グルガオン】のファンならきっとご存じでしょう。小ぶりのナンにとろーりチーズを詰めて焼き上げた『チーズクルチャ』という人気メニューを。【ダバ インディア】から独立した【カッチャルバッチャル】や【カマルプール】などのお店でも人気で、「ダバ系のアイコン」とまで言われる『チーズクルチャ』。こちらはその進化系。【GOND】だけのオリジナルメニューです。小ぶりのナンの中にはチーズだけでなく、たっぷりのバターチキンカレーが。あまりに贅沢でリッチな、ワンハンド仕立てのインド宮廷料理。この発想はなかった!ブレイク間違いなし!幸せすぎますね。神田神保町エリアで楽しい「スパイス飲み」をストリートフードとタンドール料理を摘みながら飲む、画期的なお店。インド料理=カレーと思っている人にはきっと、目からウロコの食体験となることでしょう最近はスパイス料理をつまみに飲む「スパイス飲み」のお店が増えていますが、この【GOND】はまさに決定版だと言えます。平日は21時ラストオーダーで22時閉店。土日祝は20時30分ラストオーダーで21時30分閉店。20時以降と日祝には開いている飲食店がグンと少なくなる神保町界隈ではとても貴重な場所になりそう。超人気店【ダバ インディア】から受け継いだセンスとクオリティ、そして全く新しい、ワクワクするコンセプト。この【GOND』もまたすぐに、東京を代表する人気店となるのは確実といえるでしょう。Indian Street Food & Bar GOND【エリア】御茶ノ水【ジャンル】インド料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-
2023年06月14日ミュウミュウ(MIU MIU)は、夏に向けた新作バッグを阪急うめだ本店「グリーンエイジ(GREEN AGE)」にオープンした新店などで発売。レザーハンドルのかごバッグミュウミュウから、ナチュラルな風合いが魅力的なラタンやラフィア素材のバッグがお目見え。コロンとしたフォルムが可愛らしいかごバッグは、ハンドルやショルダーストラップなどにレザーを用いることでエレガントなムードをプラス。ライニングにはレトロなドット柄を配した。クロシェ編みトートバッグクロシェ編みのトートバッグは、鮮やかなカラーブロックパターンが印象的。フロントには、アイコニックな“MIU MIU ロゴ”の刺繍が施されている。バッグの中には、ファスナー付きポケットがセットされているので、貴重品も安心して持ち運べそうだ。ショルダーストラップ付きホーボーバッグクロシェ編みホーボーバッグは、ナチュラルな色味も相まってよりいっそう涼し気なムードに。華奢なレザーストラップ付きで、ショルダーバッグとしても楽しめるのも嬉しいポイントだ。阪急うめだ本店「グリーンエイジ」に新店オープンなお、サステナビリティにまつわる商品やサービスを提供する阪急うめだ本店8階の「グリーンエイジ」に、ミュウミュウの新店舗がオープン。店頭では、新作バッグをはじめ、限定商品や限定カラーのアイテム、オーガニックコットンやアップサイクルデニムを用いたウェアなどが展開される。【詳細】ミュウミュウ新作バッグアイテム例:・ウィッカーxレザー ハンドバッグ 269,500円・クロシェトートバッグ 308,000円・クロシェ ホーボーバッグ 275,000円※価格はすべて予定価格。■ミュウミュウ梅田阪急 8F店場所:阪急うめだ本店 8階 グリーンエイジ住所:大阪府大阪市北区角田町8-7営業時間:10:00~20:00取扱商品:バッグ、アイウェア、ウェア、アクセサリー、シューズTEL:06-6313-2050
2023年05月18日イタリア語で“喜劇”の意味をもつ店名【commedia(コンメディア)】とは!?【アロマフレスカ】グループで計10年間研鑽を積んだシェフ小麦粉と卵黄だけで作る手打ちパスタは、自信の表れイタリア語で“喜劇”の意味をもつ店名【commedia(コンメディア)】とは!?東京の緑豊かな下町、木場。緑道沿いの小路を一つ曲がると、白壁の小さなイタリア料理店が現れる「喜劇を楽しむような感覚でお客さまに料理を楽しんでもらいたい」という想いから、イタリア語で“喜劇”の意を店名に冠した【commedia(コンメディア)】。【アロマフレスカ】グループで計10年間研鑽を積んだシェフの山口大輔さんが6席のカウンターを即興の舞台に、目の前でライブ感ある料理を繰り広げていきます。一人で訪れるお客さんも多いとのこと。シェフとの距離感も気兼ねなく過ごしやすい山口さんの料理が常に進化を続け、観客であるお客さまを飽きさせない理由は、料理人としての高い技術に加え、飽くなき探究心ゆえ。「お客さまがカウンターに座られた時に、最高の状態で仕上げられるよう、パスタなら薄さを数ミリ単位で変えたり、小麦粉の配合を変えたり、同じお肉でも焼く温度や時間を少しずつ変えてみたりと、日々ブラッシュアップを心がけています」明るいお人柄の山口さんとの楽しい会話も魅力のひとつそんな、自他ともに認める“凝り性”は10代の頃から。高校卒業後にバックパッカーとしてアジアを巡り、自転車で北海道や九州を一周していたという山口さん。「九州へ入る前の山口県で『食事がおいしいと評判のユースホステルがある』と聞き、大雨のなかたどり着いて食べたハンバーグが、すごくおいしかったんです。悪天候のなかずっと自転車を走らせてきたこともあり、本当に幸せな気持ちになって……。その時に『料理人は、人を幸せにできる仕事なのかもしれない』と感じたのが、料理人を目指したきっかけです。食べる瞬間まで料理人という選択肢は全くなかったんですが、その後の九州一周はずっと料理のことばかり考えるようになって(笑)、『もう自分のやるべきことは決まったんだ、帰ろう』と東京に戻って、料理の道へ進みました」山口さんのモットーは、1万時間突き詰めることでその道のプロになれるという「1万時間の法則」【アロマフレスカ】黄金期に、前菜とメインの2部門を担当山口さんが20歳で料理人を目指した当時、東京は第二次イタリア料理ブーム真っ只中。代官山や三軒茶屋の有名イタリアンでの修行を経て、2006年から1年間、イタリアのピエモンテ州とマルケ州で料理を学び、2007年に帰国後【アロマフレスカ】に入社します。「ちょうど原田シェフと笹川シェフ(現【ボッテガ】)の2トップがキッチンにいらした時代で、口コミサイトでも【アロマフレスカ】と【カーザヴィニタリア】が1位と2位を独占していた黄金期。僕は『前菜とメインを両方担当して』と言われて(笑)、体力的には本当に大変でしたが、1人で2つの部門を仕込みからやらざるを得ない状況が、日々の成長に繋がったんだと思います。メンタル的にも鍛えられて、“失敗”というワードは、諦めてしまったら失敗になるんですが、諦めないで何度も何度も結果が出るまでやれば失敗は起こらない、ということも学びました(笑)」『米沢牛のトリッパとイタリア産グリーンピースの煮込み』この日の前菜は、春仕様にアレンジされた『米沢牛のトリッパとイタリア産グリーンピースの煮込み』。別茹でにした小さな豆の食感がプチプチと軽やかで、トリッパとの相性の良さに意表をつかれます。「一般的なトリッパは臭みをとるためにニンニクを多用しますが、米沢牛のトリッパは全く臭みがないので、野菜とトリッパのスープをとるイメージで3時間半煮込みます。濾しただしを戻し、さらに鶏のブロードと合わせ、オーブンで香ばしく煮詰めるようにキャラメリゼすることでコクを出し、時間差でギアラを投入して旨みを重ねています」生産者の熱量に惹かれて、熊本まで直接に会いに行ったと言う山口さん。サシの少ない赤身肉は、休みなく裏返し、熱を丁寧にあてていきますメインは、赤身が中心の黒毛和牛「菊池源吾牛」。熊本県菊池市でアマニ成分を配合して作られる、10年連続「特A」受賞のブランド米「七城米」を与えることで、オメガ3をたっぷり含んだ黒毛和牛に育つそう。「日本の畜産業界では一般的に、高値で売れるようサシの多いA5ランクの黒毛和牛を育てようとしがちですが、サシを増やすために穀物ばかり与えて牛の健康を損ねていたり、味わい的にもサシが多いほどいいと言う時代でもありませんよね。特にうちでは厚切りでお出しするため、自分でも納得がいく赤身肉主体の黒毛和牛を探していました。『菊池源吾牛』の生産者である「菊池ユートピアファーム」増永さんは、牛の排出物を堆肥にし、その堆肥を使用し無農薬製法で収穫した稲や籾殻やお米をまた食べさせて、循環型畜産農業を実現しているんです」『菊池源吾牛のフィレの炭火焼き』シェフの手に触れた部分からとろけていくほど融点が低い菊池源吾牛。ナイフを入れた瞬間に感じられる柔らかさと、クリアな甘みのある味わいがポイントです。付け合わせは、全国の信頼できる生産者さんから直接仕入れる「野菜のちから」の旬の野菜をロースト。小麦粉と卵黄だけで作る手打ちパスタは、自信の表れ山口さんの“凝り性”はパスタにも表れる。日替わりでタリオリーニ、ピチ、オレキエッテ……とさまざまな手打ちパスタが登場【commedia】で提供されるのは、前菜5~6品とパスタ2品、メイン1品、デザート1品の9~10品で構成される、おまかせコース(15,000円・サービス料なし)のみ。なかでも山口さんの手腕がもっとも光るのが、オープン直前に使う分だけを伸ばすという手打ちパスタです。本日のパスタは、イタリアの小麦粉・00粉(ゼロゼロ粉)と卵黄だけで打ったという、タヤリン。グルテンで固めないためモチモチ感はなく、歯切れの良さが特徴「厳密に言うと、00粉(ゼロゼロ粉)に卵黄とそこに付着するわずかな卵白、少量の塩とこねる時に必要なオリーブオイルだけなので、打ち立ての麺はふわふわ。卵黄が濃い卵だと麺の味わいを邪魔してしまうので、極力自然農法で作られる黄身がレモン色の卵を使用して、小麦粉の甘さに寄り添うようにしています」『手打ちパスタ“タヤリン” 鶏のブロードとバターとわずかなチーズ』タヤリンを味わうためのパスタは、鶏のブロードと茹で汁、バターを少しずつ合わせたソースに、少量のチーズのみと、極めてシンプルな一皿。ふんわりとしたパスタの広がりや余韻まで感じられます。ワインは「自分の料理と相性が良いか」を基準にセレクト。ペアリング(5杯8,000円、3杯5,000円)も用意よりシンプルに、より素材を生かすための調理に邁進する山口さん。「東京には器用なシェフがたくさんいますし、手の込んだ料理はどこでも食べられると思うんです。僕は器用なほうではないし、“自分にしかできない料理”もあるんじゃないかと思っていて、例えば仕事帰りにいらしたお客さまが、難しいことは全て忘れて、食事した帰りにはすごく元気になって下さったり、食べて『これ何が入っているんだろう』と考える必要もないほど単純に『あぁ、おいしい』と感じられる料理を作っていきたいですね」山口さんが料理人を目指したきっかけにも通ずる、“人を幸せにする料理”。時間や手間を惜しまず、素材に真っ直ぐ向き合うからこそ、その先にある食べ手の腑にもストンと響く味わいが生まれているのではないでしょうか。commedia【エリア】東陽町/南砂町【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円
2023年05月15日都会の喧騒を忘れさせる、モダンなチャイニーズレストラン【彬龍華66】があるのは西五反田エリアの目黒川・谷山橋近く。ヤザワミートのファンにはお馴染みの【ミート矢澤】や【あげ福】と同じ通り沿いで、五反田駅から歩いて5分もかからない駅近ながら、周囲には落ち着いた雰囲気が漂っています。シンプルながら風格を纏った【彬龍華66】の外観エントランスから入ってメインダイニングへ進むと、黒を基調としながら赤やゴールドを差し色にしたスタイリッシュな空間が出現。円卓にかけられた純白のクロスが映え、「ここぞ」というときに相応しい趣です。席数は46。テーブル席のほか、個室や半個室、生け簀を眺められるカウンター席もあります黒毛和牛の目利きと中国料理界におけるトップシェフとの縁組厨房を覗いてみると、そこには総料理長・中里卓氏の姿がありました。中里氏は、赤坂プリンス、ウェスティンホテル東京など、数々のラグジュアリーホテルで経験を積み、グランド ハイアット 東京の【チャイナルーム】で料理長を務めた人物。また、2007年には台湾における料理の祭典「台湾美食展 世界厨芸邀請賽」で銀賞を、2019年には東京都知事賞を受賞するという、輝かしいキャリアもお持ちです。中里卓氏は勉強熱心。斬新なアイデアを生み出して、伝統的な中国料理をさらなる高みへと昇華させますなぜ、和牛の精肉卸「ヤザワミート」とタッグを組んで【彬龍華66】を手がけることになったのか。聞けば、ヤザワミートの“行列請負人”として度々メディアでも取り上げられる井上彬さんと同じ中国料理店で働いていた縁で同社とめぐりあい、素材や料理に対する基本姿勢に共感。ウェスティンホテル東京の【龍天門】で働いていたときに師事した広東料理の“名匠”陳啓明氏を最高顧問に迎え入れ、本格的な中国料理のレストランを立ち上げるに至ったそうです。今まで筆者は【ミート矢澤】【焼肉ホルモン稲田】【BLACOWS】【今福】【鉄板バル チェローナ】とヤザワミートが展開するレストランを訪ねてきましたが、いずれにおいても同社の飽くなき探究心に心を動かされてきました。それゆえ役者が揃ったこの【彬龍華66】には名店の誕生を確信せずにいられません。【彬龍華66】の個室。このほかに誰にも会わずにたどり着ける秘密の裏導線を設えた部屋もありますあの伝説の担々麺がグレードアップして復活!では、肝心のお料理をご紹介しましょう。何はともあれ、まずは「担々麺」。今から27年前、米・カリフォルニア州のウォルナッツ・コンテストでグランプリを獲得したクルミ入りの担々麺が、再現されているのです。今でこそクルミのペーストをブレンドするという手法は珍しくなくなりましたが、当時は常識破りであり、中里氏のアイデアが元祖。【龍天門】で提供されるようになると、多くの人が殺到しました。それだけを求める人があまりに多かったので、メニューから外されて“裏メニュー”になり、それでも注文する人が後を絶たなかったため、ついには廃止されてしまったという逸話も。そんな伝説の味が復活するとは夢のようではありませんか。8割以上の客が注文するという『元祖 66くるみ担々麺』1,700円ゴマとクルミを100gずつたっぷり使ったスープは濃厚かつクリーミーで、スムージーのごとし。小麦の味わいを生かすべく1%の微差にこだわったというオリジナルの香港麺と、自家製豆板醤の上澄みからつくるラー油と織りなすハーモニーに、恍惚とせずにはいられません。ぜひ、肉味噌にもご注目ください。ヤザワミートの目利きが発揮された岩中豚を朝挽きするというこだわりようなので、肉の旨みをしっかりと感じられます。“追いご飯”もおすすめです。肉好きが拍手喝采したくなる黒毛和牛を使った料理も!ここはヤザワミート直営店、肉料理を食べずしては帰れません。メニューによれば、厳選された黒毛和牛のリブロース、タン、モモをさまざまな調理法でいただける、とのこと。香港では生簀から新鮮な海鮮を自分で選んで好きに調理してもらえますが、そのスタイルから着想を得たそうです。この日は但馬牛をルーツとする田村牛のロースをXO醤で炒めていただきました。その日に最もおいしい和牛のモモ肉(100g)を使用。『厳選和/\モモ/ XO醤炒め』3,500円口にすると、肉や野菜のピュアな旨みと、奥ゆきを感じさせる味わいに唸らされました。中国料理においては珍しく化学調味料を一切使わない“無化調”を貫いており、料理人のレベルの高さがうかがえます。千葉の契約農家で特別に栽培された中国野菜を使用。丁寧に下ごしらえして一気に炒めあげます中国の宮廷に伝わるソースとフカヒレの極上ハーモニー中国料理の高級食材「フカヒレ」も中里氏の手にかかると、一筋縄ではいかない逸品に仕立てられます。主役のフカヒレは収穫時期が限られる希少なモウカザメのヒレ。寒風にさらしてゼラチン質を豊富に含んだものを厳選し、中国の皇帝を長生きさせるために献上されていたという秘伝のソース(鴨や金華ハム、干し貝柱などから旨みを抽出したもの)で6時間煮込み、完成します。宮城県気仙沼産 “毛鹿鮫”ふかひれ特大姿煮込み(103名分)13,500円よく熱した陶板にのって運ばれてくるので、グツグツという音や立ち昇る湯気に食欲が刺激されます。箸ですっと切れるほどやわらかく、スープをたっぷりと含んだフカヒレを口に運べば、たちまち繊維がほどけて濃厚な味わいが充満します。ブームの予感!? シェフの感度の高さが表れたデザート中里氏と話すといつも発見があり、その勉強熱心な姿勢に舌を巻かれるのですが、デザートメニューも見事です。例えば、香港発祥のスイーツ「エッグワッフル」。ハチミツシロップと小倉あんをトッピングしていただく『名物 香港エッグワッフル』1,850円と『香港式ミルクティー』800円日本ではまだ馴染みの薄いエッグワッフルですが、香港では原宿のクレープのようにストリートフードとして親しまれています。【彬龍華66】では、外はサクサク、中はフンワリかつモッチリした特徴的な食感を再現するために粉の配合にこだわったそう。ビジュアルのインパクトも満点ですよね。エバミルクを使った香港式ミルクティーと味わえば、特に香港スイーツのマニアは歓喜するのではないでしょうか。メニューには、他にも北京ダックなどの贅を尽くした料理から、点心などのカジュアルな料理まで選択肢が豊富。コースでもアラカルトでも楽しめます。ここでしか味わえない、めくるめく中国料理をぜひ。この記事をまとめながら、筆者は【彬龍華66】のシグネチャー料理が揃ったスペシャルコース「THE 彬龍華66コース」を食べに再訪しようと考えているところです。彬龍華66【エリア】五反田【ジャンル】広東・香港料理【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】14000円【アクセス】五反田駅 徒歩6分
2023年04月17日「挽きたて、打ちたて、茹でたて」を体現正統派の蕎麦と、蕎麦×マグロの新しい出合いを堪能ラグジュアリーなシャンパンとのペアリングも醍醐味「挽きたて、打ちたて、茹でたて」を体現2022年に、有名寿司店御用達のマグロ仲卸として知られる【やま幸】が、東京・麻布にオープンした、【麻布山 蕎麦 三たて(みたて)】。店名通り、うまい蕎麦の三原則である「挽きたて、打ちたて、茹でたて」を体現した一軒です。店内は、どっしりとした欅のカウンターに、御影石の壁を配した落ち着いた雰囲気で、L字のカウンターのほかテーブルが1卓あります。クラシカルな趣が漂う店内店主の三浦さんは、日本料理の名店【京味】をはじめ、【銀座おのでら】では天ぷらを、神田の【神田尾張屋本店】や中目黒の【驀仙坊】といった蕎麦の名店でも研鑽を積んだ方。そば粉は、三浦さんの故郷である富山や、福井の在来種を使用しており、お客様が来店してから目の前で打ちあげます。細くコシのある、在来種を使った豊かな香りが醍醐味です。香り豊かな正統派の蕎麦加えて、経営はマグロ卸「やま幸」とあって、蕎麦とマグロを組み合わせたユニークなメニューもここならでは。マグロと合わせたガレット、刺身風に仕立てた『蕎麦刺し』など、クリエイティブなメニューが揃います。正統派の蕎麦と、蕎麦×マグロの新しい出合いを堪能それでは同店で食べたいメニュー3品をピックアップしてご紹介しましょう。『蕎麦前』「三たて」を実現するための、お通しのような存在。蕎麦屋にある定番、蕎麦味噌と、季節に合わせた食材を使ったおつまみを7種ほど楽しめます。『蕎麦前』を食べている間に蕎麦を打ちあげ、茹でて提供『蕎麦粉のガレット』福井県産の在来種の蕎麦粉を100%使って焼きあげたガレットは、周りはカリカリに、中はもっちりと仕上がっています。「やま幸」の極上マグロのすき身とキャビア、少々のわさびをのせて、包んでいただきます。蕎麦とマグロの組み合わせは同店ならでは『香箱ガニの蕎麦』富山で獲れた香箱ガニの身を丁寧に殻から外し、外子と内子とを混ぜ合わせてあんかけに。具と合わせるので、福井県産在来種の挽きぐるみの蕎麦粉を使い、しっかりとした食感と香りを楽しめるようになっています。三浦さんの出身地・富山の名物もメニューの随所にラグジュアリーなシャンパンとのペアリングも醍醐味アルコールは、日本酒、ワイン共に豊富に揃っていますが、特筆すべきは、シャンパンの品揃えです。蕎麦と合わせたり、だし巻き卵やそ蕎麦がきなど蕎麦屋定番のつまみをはじめ、富山産の鮑で作る蒸し鮑などと一緒に楽しめます。蕎麦とシャンパンの相性の良さを実感できる早い時間はコース仕立てで、遅い時間帯は飲んだ後の締めとして使ったり、土曜はアラカルトで楽しんだり、使い勝手のよさも魅力です。料理人プロフィール: 三浦 幸喜(ミウラコウキ)さん1984年、富山県生まれ。魚津で割烹【ねんじり亭】を営む父の姿を見て、自然に料理の道へ。いつか蕎麦屋をオープンしたいと、高校を卒業後【京味】で7年間日本料理を学ぶ。神田の【神田尾張屋本店】と中目黒の【驀仙坊】の2店の蕎麦屋で3年ずつ修業、蕎麦に欠かせない天ぷらを学ぶために【銀座おのでら】へ。2022年7月、やま幸グループの店として、シャンパンとのマリアージュで蕎麦の可能性を追求する【三たて】をオープン。麻布山蕎庵三たて【エリア】麻布十番【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】17500円【アクセス】麻布十番駅 徒歩8分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年03月27日京都の人気和モダンカフェ「イクスカフェ(eXcafe)」の新店「イクスカフェ 吉崎鳳凰閣」が、2023年4月22日(土)より福井・あわら市にオープン。「イクスカフェ」新店が福井・あわら市にオープンイクスカフェは、京都に根付く人気の和モダンカフェ。安政時代から続く京都の老舗「播磨園」の有機茶葉を使用した抹茶や、七輪で焼く団子をはじめとした本格的なスイーツで人気を博している。現在は、古民家をリノベーションした1号店・嵐山や祇園新橋、八坂の3店舗を展開する。そんなイクスカフェがブランド初の県外店舗「イクスカフェ 吉崎鳳凰閣」を福井県あわら市にオープン。浄土真宗開立の祖である蓮如上人を偲建立された「蓮如上人記念館」の建物を引き継いだ、ブランド史上最大スケールの店舗だ。歴史的建造物の外観と広さ、荘厳さはカフェの域を超えている。店内から美しい北潟湖と鹿島の森を眺めながら、上質なカフェタイムを過ごしてみては。【詳細】イクスカフェ(eXcafe)吉崎鳳凰閣オープン日:2023年4月22日(土)住所:福井県あわら市吉崎1丁目901時間:10:00~18:00TEL:0776-75-1233
2023年03月17日店名、内装に込められているシェフの思い厳選素材による洗練の東京イタリアン営業後半はアラカルト対応で深夜3時まで「生き生きとした」という意味の店名【Attivo】に潜むストーリーが坂川さんの原点「もう30年前の話ですが、実は僕が子どもの頃、家族で月に一度くらい食事に行っていたイタリアンの店名が【Attivo】だったんです」と話し始めたオーナーシェフの坂川光平さん。【サヴァティーニ】出身のシェフが家族と営んでいる住宅街にあるイタリアンで、いまはもう存在していないそうだ。「家族とそこで食事をした時間がとても楽しくて、親しみやすいおいしさで幸せにしてくれるイタリア料理の魅力にハマっただけでなく、レストランという空間で親しい人たちと食事をする特別な時間の愛おしさのようなものを感じていたのだと思います」。カウンター越しにお客様と話すのも大好きという坂川さん。バータイムには一緒にグラスを傾けることも「店の名前を考えていた時「シェフの料理を食べると嫌な気持ちが吹き飛ぶ」というお客様からの嬉しい言葉を思い出して、“活”に繋がる単語を辞書で調べてみたんです。そうしたら“Attivo”という単語が出てきて……」。偶然にも子どもの頃通っていたお店と辞書の中で出会うことになった坂川さん。運命を感じ、Attivoを店名にしたそうです。ロゴのデザインはデザイナーであるお姉さんが。太陽のようなオブジェはお父さんのオフィスに飾ってあったもの店内のインテリアにも深いストーリーがあります。坂川さんのお父さんは本の装丁家として活躍していたデザイナーで、坂川さんがお店をオープンする時には内装のデザインをしてあげると約束してきれていたそうです。しかしながら、独立準備中直後に急逝されてしまいました。奥に深い店内。入口を入ってテーブル席、奥にカウンター席がブルーグレーにペイントした壁と木目を活かしたオイルステインのフローリングに、ちょっと使い古されたようなこなれ感のあるテーブルや椅子を配したシックな雰囲気の店内。「もし父がデザインしてくれていたらこんな風にしてくれたのでは?と、父と同じ道を進んだ姉が考えてくれました。壁に掛けている写真は、父が撮影したものなんです」と坂川さん。思い出や家族愛がたくさん詰めこまれた空間で働くというのは坂川さんにとっても活力になるに違いありません。カウンターまではシックな色調だが、カウンター内は差し色として明るい黄色にペイント厳選素材による洗練の東京イタリアン坂川さんが最初に入社したのは、東京イタリアンの代表格でもある【アロマクラシコ】。「イタリアで修業はしていない生粋の東京イタリアン育ち(笑)。要になる食材は、生産者さんはもちろん、間に入る業者さん、先輩をはじめシェフ仲間など信頼できる人たちが“これはいいよ”と愛を持って勧めてくれるものをいろいろ試して自分の料理に合うものを選んでいます」と、イタリアの郷土料理ではなく、いろいろな情報、食材が集まる東京で、自分のセンスを頼りにイタリア料理を表現しているのです。例えば前菜で用意されている『百合根のパンナコッタ』。北海道産の甘い百合根を極上の生クリームと牛乳と合わせてパンナコッタ仕立てにしたものを、香ばしく焼いた芽キャベツの甘味と芳ばしい香り、パリパリのカダイフの食感、そして、青いオリーブオイルのピリッとした辛みをアクセントにして表情豊かに楽しませてくれます。『百合根のパンナコッタ』1,100円(ハーフサイズ)メインでイチ押しなのが、星付きレストランでも使われている『あいち鴨』のローストです。一羽一羽丁寧に飼育されているだけでなく、精肉処理施設も併設した農場なので、鴨に移動などのストレスをかけることなく精肉に。また、〆た翌日には届くので鮮度も抜群。「すべての工程において手作業。命をいただくという思いを持って仕事されているところに感動したんです。最近飼育数が増えたとのことで分けてもらえることになりました」。皮目をしっかり焼いてカリカリにしたら、肉汁が暴れないようオーブンに出したり入れたりしながらゆっくり火を入れる「力強い旨みがありますが、味わいは綺麗でしょう?」と熱弁の続く坂川さん。惚れ込んだ食材だからこそ、おいしくしようという工夫、手間を重ねている、その溢れる料理愛に心が温まります。入念な火入で美しいロゼ色に。きめ細かい身質から溢れ出すジューシーな肉汁。旨みとコクはパワフルながら透明感のある余韻……。『あいち鴨』5,600円パスタは、アラカルトタイムなら素材さえあればなんでもリクエストに応えてくれそうなノリの坂川さんですが、トマトとグアンチャーレ(豚頬肉の塩漬け)、ブラッターチーズのインパクトが病みつきになる『アマトリチャーナ』と『パスタ マルゲリータ』は是非に、のスペシャリテ。フルーツトマト、ブッラータチーズ、バジルの味でパスタなのに、頭の中にピッツァが浮かぶ。会話も弾む楽しい一皿。『パスタ マルゲリータ』2,400円『パスタ マルゲリータ』は、ピッツァの名品をパスタで表現。遊び心がある坂川さんの人柄が伝わる一皿であり、イタリア料理の普遍的なおいしさが詰まったパスタでもあります。前半はおまかせコース、21時頃からの深夜タイムはアラカルトで対応営業は、18時021時頃まではおまかせのコースで対応し、以降はアラカルトに。ラストオーダーが深夜1時で、3時に閉店となっています。深夜帯は前菜とワイン、パスタとワインはもちろん「ワインだけ飲みに来ていただいても」と坂川さん。ちゃんとした食事会でも、デートでも、1人でもとどんなシチュエーションでも対応してくれる懐の深さもいいですね。好みを伝えつつ、坂川さんのエピソード付きのわかりやすい解説を聞きつつ、ワインを楽しく選ぶことができるワインも食材同様に、ただおいしいだけでなく、生産者、あるいは口にした時の印象にストーリーがあるもの、坂川さんの料理に合うものがセレクトの基準。「初めてレストランでボトルで頼んだワインとか、働いていたお店で一番好きだったワインとか、ブルネロ縛りの試飲会で一番感動した1本など、僕の思い入れワインも多数あります」。食後酒も充実。お父さんが残してくれたウイスキーも並ぶ丁寧に作られた食材、洗練された味わいの中に潜む懐かしい味わい、温かなホスピタリティなど、人とのつながりを大切にしながら、愛着のある店作りを自然体でしているように見える坂川さん。まだ新しいお店だけれど、生産者、業者、お客、そして坂川さんとその家族のストーリーを積み重ねて、味わいを深めていくに違いありません。いつか、坂川さんが子どもの頃に通っていた【Attivo】のシェフが、ドアを開けて入ってくる、そんなドラマティックなお話が聞ける日を楽しみに通いたくなる素敵なお店です。おいしい料理と上質のワインを用意して、深夜まで明かりを灯しているAttivo【エリア】神谷町【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】15000円【アクセス】虎ノ門ヒルズ駅 徒歩6分
2023年03月13日マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)の新店「マメ クロゴウチ 伊勢丹新宿(Mame Kurogouchi Isetan Shinjuku)」が、2023年2月22日(水)より伊勢丹新宿 本館3階 リ・スタイル内にオープンする。マメ クロゴウチ国内3店舗目となる新店が伊勢丹新宿にオープン羽根木、青山に続き、新たに誕生する「マメ クロゴウチ 伊勢丹新宿」は、伊勢丹新宿 本館3階 リ・スタイルのコーナーショップ。マメ クロゴウチのコレクションラインに加え、定番アイテムの「マメ クロゴウチ ベーシックス」も取り揃えるという。空間デザインは、デザイナーの柳原照弘が担当。「普遍性」や「環境との共存」をコンセプトに、黒いガラスを使用した什器によって、並べるアイテムに力強くフォーカスを当てる。【詳細】マメ クロゴウチ 伊勢丹新宿オープン日:2023年2月22日(水)場所:伊勢丹新宿 本館3階 リ・スタイル住所:東京都新宿区新宿3-14-1営業時間:10:00~20:00【問い合わせ先】伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111(大代表)
2023年02月25日老舗青果仲卸が「青果を楽しむためのレストラン」をオープン1階「DEK KITCHEN」は旬の青果物を楽しむカジュアルキッキン2階「DEK DINING」は昼夜コースを提供(今春オープン予定)老舗青果仲卸が始めた、青果を楽しむためのレストラン表参道駅から徒歩4分、グラッセリア青山にオープン2024年に創業100周年を迎える老舗仲卸の「船昌」。次の100年に向け、新たなプロジェクトとしてスタートしたのが、レストラン事業でした。「2~3週間で旬の青果は変わる。そんな旬の青果が身近にある暮らしを提供したい」との思いから【DEK 青山】が誕生しました。入口には果物や野菜のショーケースここには旬の果物や野菜が並ぶブランド1号店となる【DEK 青山】では、東洋一の青果物取扱量を誇る大田市場から船昌の腕利きバイヤーが食材を厳選。それらを使い、LABの専属シェフやパティシエ、ソムリエ達が日夜メニューを研究し、提供します。1階「DEK KITCHEN」旬な青果を楽しむカジュアルキッキンフルオープンで一体感のあるテラス席や、清潔感のあるタイルが印象的なアイランドキッチンが明るく開放的な空間を演出お店は2フロア構成で、1階は友人や家族連れ、お一人でも気軽に楽しめるカジュアルキッチン「DEK KITCHEN」。青果そのものを楽しむメニューを展開します。提供する料理は、新鮮な食材ならではの素材の味を活かした『DEK サラダ』やスイーツ、パスタなど、カジュアルに楽しめるメニューをラインナップ。また、入り口には目からも旬を感じられるようにと青果のディスプレイを設置するなど、“魅せる”工夫もちらほら。では、さっそく「DEK KITCHEN」で提供されるメニューをご紹介します!『DEKサラダ 生ハム添え』1,700円/【DEK 青山】のシグニチャーメニュー。レタスや3種の旬野菜のマリネ、自家製ピクルス、季節の果物など、一皿で様々な味が楽しめるサラダ『DEKキッシュプレート』1,500 円/季節野菜をふんだんに使用した、具だくさんの自家製キッシュ。野菜たっぷりのミネストローネ付き『DEK オリジナルピクルス』600円/季節の野菜を使用してつくる、DEKオリジナルの和風ピクルス。旬な食材を楽しめ、彩も鮮やか『静岡県産クラウンメロンと生ハム』1,800円/静岡県産クラウンメロンと切り立ての生ハムを。ジューシーで甘いクラウンメロンとフレッシュな塩気の生ハムがマッチ『アボカドトースト 生ハム添え』1,600円/もっちりとした食感のパンの上にはアボカドを、その横には切りたての生ハムを添えたアボカドトースト『アサイーグラノーラ』1,400円(フルサイズ)/アサイーに沖縄県産バナナと季節の果物、自家製メープルグラノーラをトッピング『スパイシービーフカレー 焼き野菜添え』1,800円/季節野菜のグリルを添えた、徳島県産阿波牛入りのスパイシーなビーフカレー※十五穀米を使用『季節野菜のグリル』1,700円/旬の季節野菜を使用した炭火焼グリル。好みでホットソースとあわせてもOK『阿波牛のグリル』3,200円/徳島県産阿波牛の希少部位・いちぼ(元)を使った炭火焼グリル。自家製醤油オニオンソースをかけていただきます『苺“とちあいか”のパフェ』1,900円/栃木県産「とちあいか」を使用したパフェ。香りはまろやかで実はしまっており、甘味と酸味のバランスがよい苺です『沖縄県産ティダパインのパンケーキ』1,600円/沖縄県産パイナップルを使用した、自家製ソースとパイナップルをトッピングした DEK 特製パンケーキ『苺“とちあいか”とブラータチーズ』1,800円/栃木県産「とちあいか」をたっぷりと使用。新鮮なブラータチーズとの相性も抜群です2階「DEK DINING」素材を活かした調理法で、昼夜コースを提供(今春オープン予定)船のデッキをイメージしたという店内。まるで船旅に出ているような気分になります2階の「DEK DINING」は、クルーズダイニング=船卓をイメージした落ち着いた空間。中央にはシェフズキッチンがあり、目でも楽しみつつ、料理を味わうことができます。提供する料理は、「ジャンルにはこだわらず、料理から四季が感じられることを大切にしたい」とのこと。日本の青果の魅力を最大限に活かした料理をランチ・ディナーともにフルコースで味わえます。ウッディなデッキや丸窓が目を引く店内個室も完備しているので大切な食事会にも利用可能1階の「DEK KITCHEN」は2月10日にオープンしており、2階の「DEK KITCHEN」は2023年春にオープン予定なので、まずは1階でカジュアルに旬の青果を楽しんでみてください。▽営業時間1階「DEK KITCHEN」営業時間:8時~22時(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)モーニング・ランチ・カフェ・ディナーを提供2階「DEK DINING」営業時間:未定ランチコース・ディナーコースを提供(価格:ランチコース 5,000円~、ディナーコース 1万円~を予定、8品程度を予定)※2階「DEK DINING」のみ、今春オープン予定DEK 青山【エリア】六本木【ジャンル】創作料理【ランチ平均予算】2,000~3,000【ディナー平均予算】-【アクセス】表参道駅
2023年02月16日プロジェクトごとにレシピを考案する料理人、料理ジャンルが変わる新スタイルのレストラン「おいしさ・いろいろ・ちょっとずつ」【coabachi cuisine】スタイルで表現するコース第一回は、ニューヨーク、京都、銀座を舞台に活躍する3人の料理人が担当プロジェクトごとにレシピを考案する料理人、料理ジャンルが変わる新スタイルのレストランスタイリッシュな店内は、ガラスの向こうに神戸港をのぞむ最高のロケーション。昼間は青々と広がる海を眺めながら、夜は目の前に広がる夜景とともに、料理を堪能できます。「Stage Felissimo(ステージフェリシモ)」内2階にオープン店名である【Sincro】に込めたのは、食にまつわるさまざまな要素が共鳴し合い、変化し発信し続けるという意味。そして、期間によって演目が変わるシアターのように、イメージしたのは「キッチンのある劇場」です。プロジェクトごとに、レシピを考案する料理人、料理のジャンル・カテゴリー、コースが、毎回がらりと変わります。形式やジャンルにとらわれない、食の楽しさを体験することができます。神戸空港やポートアイランドへつなぐ神戸大橋、神戸港に往来する船舶をのぞむさらに店内では、食べて味わうのはもちろん、映像や音声、メニューカードの文字、エグゼクティブシェフやソムリエとの会話で、料理人のこだわりや生産者の思いなどを紹介し、五感で料理を演出しているのも特徴。また、兵庫県の食材の積極活用や、食品ロスの低減、未利用魚の活用などにも目を向けています。料理と共に音声映像で料理人のメッセージやストーリーをタブレットでインフォメーション「おいしさ・いろいろ・ちょっとずつ」【coabachi cuisine】スタイルで表現するコース第一回となるプロジェクトを担当するのは、ニューヨーク、京都、銀座を舞台に、伝統的な日本料理を軸としながら個性的なアプローチで新境地を開拓する3人の若き料理人。「おいしさ・いろいろ・ちょっとずつ」を独自の【cobacci cuisine (コバチ キュイジーヌ)】スタイルで表現します。兵庫県産の食材や神戸のロケーションから得たそれぞれのインスピレーションがシンクロし、ジャンルを超えた特別なコース料理(計10品)を生み出しました。その一部をご紹介しましょう。まず、12歳から、父・中東久雄氏の元で料理を学び始め、現在はニューヨークを舞台にカリナリーディレクターとして活躍しながら、京都で【そ /s/kawahigashi】や【和久里のごはんや おくどさん】を展開する中東篤志さんが担当した『冬の裏六甲』。『冬の裏六甲』「裏六甲は豊かな環境と穏やかな気候に恵まれ、野菜の栽培や酪農がおこなわれています。その裏六甲の食材を使って表現しました」(中東さん)。冬の落ち葉に見立てた乾燥葉の中には、冬真っ盛りの野菜と共に春を今か今かと待つ菜の花が、六甲牛のローストビーフと共に添えられています。春の始まりを予感させる一皿です。続いては、料亭【菊乃井】ほか中国料理など異ジャンルでも経験を積み、2021年に京都に開いた【日本料理 研野】はミシュラン1つ星を獲得した酒井研野さんが、手がけたのは『鶏のあられ揚げ』。『鶏のあられ揚げ』「兵庫県養父市で生産者さんが、一粒一粒丹精を込めて作った朝倉山椒。とても豊かな香りに魅了され、ぜひこれを使いたい!と思って作った一皿です」と酒井さん。鶏のもも肉にあられをまとわせたガリガリッとした食感の唐揚げには、あまじょっぱい餡が絡めました」(酒井さん)。ひと口頬張ると、あまじょっぱさの後に山椒のピリッとした風味が広がり、爽やかな余韻に包まれます。そして京都の名店【吉兆 嵐山本店】で腕を磨いたほか、様々な料理コンクールで受賞歴があり、現在は銀座一丁目【いづく】のシェフとして活躍している崎楓真さんが作りあげたのは、日本料理のメインディッシュである椀物『蕪のみぞれ仕立』です。『蕪のみぞれ仕立』「六甲山系から湧出する良質な天然水・六甲ウォーターは、日本では珍しい中硬水。煮物や脂質と相性がいいため、聖護院蕪を優しく炊き上げた後唐揚げにしました」(崎さん)。寒い季節の贅沢とも言えるホフホフしながら頬張る熱々感も何よりの醍醐味です。第一回は、ニューヨーク、京都、銀座を舞台に活躍する3人の料理人が担当この3人が考えたレシピを、フェリシモ所属で【Sincro】エグゼクティブシェフ北川理映子さんが調理します。各シェフに今回のプロジェクト参加にあたっての意気込みをお聞きしました。左より、酒井さん、中東さん、崎さん、北川さん北川シェフ「食のアイデアをお届けする新しいレストランとして、日々アイデアが生まれていることを実感しています。訪れた方が、新しい食体験をできることをお約束いたします」と力強く語ります。日本料理アカデミー主催日本料理ワールドコンペティション2019年近畿大会優勝経験も持つ、北川理映子さん中東さん「シンクロがスタートする第一回に立たせていただいたことに感謝と、ととても気持ちがワクワクしています。自分だけで料理をするのとはまた異なる経験ができるチャンスとも思いました。料理感が違う3人が、イメージを共有しながら、作って、話し合って、すり合わせて、とても楽しみながらコースを作り上げることができました」国内外問わず、飲食店プロデュースやコンサルティング、食の地域創生事業も手がける中東篤志さん酒井さん「中東さん、崎さんとも、昔から顔なじみですが普段は交わらない3人。それが一つになって料理を作り上げることに魅力を感じて、このプロジェクトに参加させていただきました。料理人や生産者の方々をはじめ、色んな方の思いや情熱、知恵がひとつとなって実現したすばらしいレストランだと思います。期間限定でシェフが変わっていきます。第一回の私たちのあとも素晴らしいシェフが引き継いでいきますが、我々の魂をやどしたまま、よりよいレストランとなっていくように努めてまいります」京都・岡崎にある【日本料理 研野】は予約が取れない料理店として話題の酒井研野さん崎さん「私たち3人ともバックボーンが異なり、例えば旨味のとり方をひとつとってもみんなそれぞれアプローチが異なります。またプロジェクトを通じて、例えば中東さんは、成果物だけを見るのではなく、畑の状態からアプローチするなどより前の段階から料理を始めていること、酒井さんはお客様を楽しませるために誰よりも真摯に取り組む姿勢を間近に感じることができました、料理人として考え方の広がり、学びや成長につながったと実感しています」35歳以下の料理人コンテストREDにて19歳でファイナリストに輝く。JALの機内食の監修や著名人のプライベートシェフを担当した経歴も持つ崎楓真さん同店では「Stage felissimo」内の醸造所【エフワイナリー】のワインなど、ドリンクも料理に合わせて提供していくのも特徴だ。さらに今後は、【Sincro】ではシェフによる料理教室、食器や雑貨の開発と販売、家庭向け食品の開発と販売なども計画していくそうです。料理には醸造所【エフワイナリー】のワインもペアリングに提供します新進気鋭の料理人たちが兵庫の食材を使って生み出した全10品を味わえる第一回プロジェクトは5月上旬まで。コースとペリング(ノンアルコールもあり)で2万2,000円。冬季はディナーのみ(食事は18:30~一斉スタートとなります)。カウンター席、テーブル席の他、個室も完備しています。今後も、フレンチ、イタリアン、中華など多ジャンルのシェフたちがコラボレーションして、同店でしか味わえない料理を作り上げていきます。常に変化する【Sincro】で、訪れるたびに新しい驚きや感動を、深く味わってみてはいかがでしょうか。Sincro【エリア】ポートアイランド【ジャンル】創作料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】三ノ宮駅【Sincro(シンクロ)】店舗情報電話番号:078-332-4960住所:神戸市中央区新港町7-1 Stage Felissiimo 2F 海側アクセス:JR三ノ宮駅、阪急・阪神神戸三宮駅から徒歩約18分営業時間:昼11:00~、夜18:30~※冬季はディナーのみ※完全予約制定休日:月曜日、火曜日コースとペアリングの価格:2万2,000円※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年02月08日日本人の視点でタイ料理に季節感をプラス最新の調理法でサプライズな味わい、演出も日本のワイン、クラフトビールで楽しさ倍増季節感を大切にする日本人の視点でタイ料理を再構築もともと中国料理からキャリアをスタートさせ、出身地・佐賀や横浜中華街の高級店で経験を積んでいたオニヅカヒロユキシェフ。シンガポール中華を勉強するために現地へ渡った15年ほど前、タイ料理に出会ったそうです。「生姜、ニンニク、唐辛子、胡椒などハーブやスパイスの使い方が巧みで、甘・辛・酸のバランスが良く親しみやすいおいしさに魅了されました。醤油に似たシーイウ・カウ、魚醤のナンプラーほか醗酵調味料で旨みを深めるなど日本にも共通した食文化もあり、深く掘り下げてみたいと料理人魂を刺激されました」。日本の厳選素材で今までにないタイ料理を生み出すオニヅカヒロユキシェフシンガポールやタイで現地の食文化を学び日本に帰国したオニヅカシェフ。「海外ではイノベーティブな料理で注目を集め、星を獲っているレストランもあるのですが、日本は30年くらい前からずっと変わっていない。遅れているジャンルなんだなと感じました」と話します。確かにフレンチ、イタリアン、中国料理は多様化する一方ですが、タイ料理は現地の味、タイ料理人が作るのが当たり前という固定観念が根強いのが現実。そこで「この状況に風穴を開けたい!」という意気込みで、日本だからこそできるタイ料理でもっと多彩な魅力を広めようと考えたのが「旬の食材で日本の四季を盛り込んでいく」ということだったのです。生産者と密に連絡を取り、旬の食材で美味追求食材へのこだわりも半端ではないオニヅカシェフ。ブランド産地のものだからと安易に使うことはなく、いかに名産地でも自ら生産者を訪ね、環境や生産者の思いに触れてから取引を決めています。そして、旬の時期の中でも最も良い時期、良い状態のものを入手できるよう生産者との関係を深め、密に連絡を取っているそうです。スペシャリテになっている牡蠣の一品も、産地を固定していないそうですが、伺った日はクリーミーで濃厚な味わいの釧路・仙鳳趾産の牡蠣が入荷していました。「生で食べるのが一番ですが、牡蠣は食中毒のリスクの高い食品。なので、68℃で6~7分低温調理をしていますが、限りなく生牡蠣に近い食感や香りを保っています」というオニヅカシェフの言葉通り、滑らかで濃厚な舌触りで説明を聞かなければ生牡蠣と思ってしまうほど。上にかかっている自家製醗酵トマトとナンプラーを合わせたジュレの品の良い旨みがクリーミーな牡蠣に溶け込んでいきます。さらに下に敷かれている赤玉ねぎ、パクチー、すりおろしたレモングラスをライム、唐辛子、ナンプラーなどで和えたサラダが磯の香りを爽やかな方向へと導き、食材の持ち味を鮮明に感じさせてくれます。『北海道・仙鳳趾産牡蠣 醗酵トマトのライムソース キャビアと共に』「日本でも酢牡蠣にしたり、ポン酢や唐辛子をかけて食べたりするように、牡蠣と甘味、辛味、酸味は合います。つまりタイ料理にとても適した食材なんです」とオニヅカシェフ品質を極めた牡蠣のおいしさを、ハーブやスパイス、醗酵調味料の旨み、柑橘の酸味が引き立て、味わい、香りのバランスが見事。オニヅカシェフが表現したいモダンなタイ・キュイジーヌとはこういうことなのだと理解することができます。『あぐー豚と季節の野菜の”カオ・クルック・カピ”』バンコクでよく食べられているタイ風のチャーハンも、極上食材を使い、おいしさをアップグレード最先端の料理法もプラスしてサプライズの演出食材を極め、その素材のおいしさを引き立てるため、タイ料理の伝統的な味を再構築し、最新の調理法も駆使しながら工夫を重ねているオニヅカシェフ。「おいしいのは当たり前。でも、料理が主役ではなく、あくまでもレストランという場を楽しみにいらっしゃるお客様が主役です」と話し、雰囲気を楽しんでもらうための演出、サービスにも心を砕いているところもこのお店の大きな魅力です。料理によってはゲストの目の前で仕上げ、場を盛り上げます。特に喜んでもらえるのが、お皿をガラスドームで密閉して瞬間燻製する「燻製瓶詰め」のパフォーマンスだそうです。『青森産鴨 自家製醗酵キノコを使ったガストリックソース 燻製瓶詰め』低温調理でロゼ色に仕上げた鴨のローストを瞬間燻製に。ココナッツシュガーやオイスターソース、酢、黒胡椒などを使った甘辛酸風味のソースがタイ料理ならでは日本のワインやクラフトビールなどマニアックな品揃え「日本の良質な食材でタイ料理を作る」というコンセプトに寄り添うように、ワインやビールも国産の良質なものをセレクトしているのもこのお店の大きな特徴です。サービスを担当している藤原大樹氏は、オニヅカシェフと10年来の友人でもあり、「シェフの作る繊細なタイ料理を引き立てるのは、日本のお酒」と的を絞ってセレクト。ノンアルコールの果実ジュースまでこだわっています。日本を代表する山梨のワイナリー『グレイスワイン』や、岡山の新進気鋭『ドメーヌ・テッタ』ほか、入手困難なワインも随時入荷しているある意味マニアックですが、料理同様決して分かりにくいということではなく、とても分かりやすくバランスの良い味を追求しながら、他ではない味、あるいは新しい味との出会いを楽しめるよう工夫されています。それはひとえに、タイ料理の可能性を知ってほしいという気持ちの現れ。タイ料理が好きな人も、ちょっと苦手意識がある人も、驚きあり、感動あり。きっとまた足を運びたくなるおいしさとサービス精神に溢れたレストランです。石ニ花サク【エリア】西麻布【ジャンル】タイ・ベトナム料理【ランチ平均予算】1200円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】六本木駅 徒歩6分
2023年02月01日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の新店舗「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」が、東京・銀座にオープンする。開業日は2023年2月3日(金)。東京・銀座に新店舗「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」は、ガス灯通りにある「イッセイ ミヤケ ギンザ」の近隣にオープンする新店舗。銀座の街にふさわしい、品と遊び心、そして、未来へのチャンレンジを込めている。B1から3階までの4フロアで構成され、イッセイ ミヤケをはじめ、アイム メン(IM MEN)、プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)、オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)などが並ぶ。「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」限定&別注アイテム中でも注目したいのは、「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」でのみ展開される限定&別注アイテムの数々。B1に並ぶオム プリッセ イッセイ ミヤケの厚みのあるプリーツ素材で仕立てられたジャケット&パンツなどは、ライトグレーが同店のみの取り扱いとなる。1階のプリーツ プリーズ イッセイ ミヤケは、橋や建築に用いられるトラス構造を表現した「トラス(TRUSS)」シリーズより、プリーツ加工を施す前に複雑な折りを入れることで線の向きが変わり、異なる柄のようにみせたワンピースやスカートを用意する。2階で展開されるイッセイ ミヤケは、東レと共同開発による、原料100%植物由来のポリエステルを用いたジャケット類を、「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」にて限定で展開する。また、BAO BAO ISSEY MIYAKE(バオ バオ イッセイ ミヤケ)、グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)、イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)、イッセイ ミヤケ アイズ(ISSEY MIYAKE EYES)といった、バッグやフレグランス、アイウェアなどのグッズ類も豊富にラインナップ。イッセイ ミヤケ ウオッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)は、水を着想源にしたバングルタイプの腕時計「オー(O)」より、ブラックメタリックのケース・文字盤にクリアバングルを組み合わせたモデルを先行で展開する。空間デザインは吉岡徳仁店舗設計は、吉岡徳仁が担当。アルミニウムパネルを取り入れ、服と人の関係性を際立たせるシンプルかつ未来的な空間をつくりあげた。既存店は「イッセイ ミヤケ ギンザ / 445」にリニューアルまた、既存の「イッセイ ミヤケ ギンザ」は、「イッセイ ミヤケ ギンザ / 445」へとリニューアル。132 5. イッセイ ミヤケ(132 5. ISSEY MIYAKE)やミー イッセイ ミヤケ(me ISSEY MIYAKE)、HaaT(ハート)を展開する。アートやデザインの展示空間「CUBE」を新設「イッセイ ミヤケ ギンザ / 445」の1階部分には、新しい展示空間「CUBE」を開設。白を基調としたニュートラルな空間で、イッセイ ミヤケの活動はもちろん、人びとの暮らしを豊かにするデザイン・アート・工芸にまつわる展示やイベントを実施していく。記念すべき第1回の展示では、「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE No.6」を紹介。グラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフとしたシリーズの第6弾を展示・販売する。各アイテムは数量限定となるため、気になる人は早めにチェックして欲しい。【詳細】■「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」(新店舗)オープン日:2023年2月3日(金)住所:東京都中央区銀座4-4-2TEL:03-6263-0705営業時間:11:00~20:00取扱いブランド:イッセイ ミヤケ、アイム メン、プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ、オム プリッセ イッセイ ミヤケ、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ、BAO BAO ISSEY MIYAKE、グッド グッズ イッセイ ミヤケ、イッセイ ミヤケ パルファム、イッセイ ミヤケ ウオッチ、イッセイ ミヤケ アイズ■「イッセイ ミヤケ ギンザ / 445」(「イッセイ ミヤケ ギンザ」をリニューアル)リニューアルオープン日:2月3日(金)※1月27日(金)~2月2日(木)まで、オープン準備のため休業。住所:東京都中央区銀座4-4-5TEL:03-3566-5225営業時間:11:00~20:00取扱いブランド:132 5. イッセイ ミヤケ、ミー イッセイ ミヤケ、HaaT※2月3日(金)から5日(日)は、全時間帯完全来店予約制。予約方法について、また6日(月)以降の来店予約についてはイッセイ ミヤケ公式サイトを確認。【問い合わせ先】ISSEY MIYAKE INC.TEL:03-5454-1705
2023年01月14日『LOS TACOS AZULES』の新店舗タコスをおまかせのコースで提供新鮮な魚介類を使った驚きのタコスまるでカウンターの寿司屋のようなタコスバー2018年に三軒茶屋にオープンした【LOS TACOS AZULES(ロス タコス アスーレス)】は、メキシコのソウルフードであるタコスを朝から気軽に楽しめるお店として大人気。その系列店である【TACOSBAR(タコスバー)】は、カジュアルで明るい雰囲気の三軒茶屋のお店とは全く別の雰囲気です。モダンな扉を開け店内に足を踏み入れると、温かみのあるウッディーなカウンター席が出迎えてくれます。一人客も気軽に食事が楽しめるメインのカウンター席内装を仕上げたのは、シェフのマルコ氏とメキシコで出会った友人であり、現在は建築・インテリアの分野で活躍する岩村寛人氏。メキシコの有名な建築家であるルイス・バガランの影響を受けるかのように、お店は直線や平面を多用して設計されています。そのメキシコのエッセンスは、寿司屋をイメージしたカウンターや付随する装飾とうまく融合。タコスにつかわれるブルーコーンからインスピレーションを得た藍色の棚やのれんもいいアクセントになっています。メキシカンと和の融合をコンセプトに仕上げられた店内サボテンと季節に合わせて飾られた生花が店頭を彩るメイン食材は産地直送の新鮮な魚介類タコスはまるでお寿司のように1つずつ提供されるオーナーシェフのマルコ氏がタコスの次のステージを目指してオープンさせた同店。【LOS TACOS AZULES(ロス タコス アスーレス)】とのもう一つの違いとしては、夜にタコスをコースで提供するという営業スタイル。日本の寿司屋や天ぷら屋のように出来たてをそのままサーブするスタイルに感銘を受け、コンセプトをひらめいたそう。魚介を使った10品の料理が味わえる『シェフのおまかせ魚タコス』は1万5000円(税・サ込)。陶芸家の矢尾板克則氏が手がけた器との相性も抜群です。ここからコース料理の一部をご紹介します。『「ホタテのトスターダ』トスターダとは、カリカリになるまで揚げたトルティーヤのこと。その上にはアボカドベースのワカモレ、歯切れと食感がよい北海道産のホタテ、そしていちごのサルサをオン。サルサというとトマトが一般的ですが、いちごを使用するアイデアには脱帽。ジューシーで甘さと酸味のあるサルサと、ワカモレのまったりした味わいが口の中で調和します。『黄金あなごのタコス』メインに使用されるのは肉質がよい対馬のあなご。本場メキシコではポピュラーな黒いスパイスミックスからインスパイアされたオリジナルのスパイスをまとわせてローストしています。合わせるグリーンサルサは、メキシコなど中南米ではとてもポピュラーな食材であるトマティージョ(食用ほうずき)を使用。隠し味にシークワサーを使い、清涼感のある風味に。脂がたっぷりのったあなごとの相性は抜群。『金目鯛のタコス』ブルーコーンのタコスに載せられているのは、静岡産の金目鯛の塩焼き。その上にかけられたのはハラペーニョのサルサで、シェフのお母様のレシピをアレンジしたものなのだとか。ハラペーニョのサルサをつかったタコスは、メキシコでは定番。素材の味を引き立てるシンプルな料理なので、金目鯛本来のたんぱくな味わいを存分に味わえます。合わせるお酒はメスカルやテキーラなどメキシコの蒸留酒のほか、日本のクラフトビールや日本酒も人気和食へのリスペクトがあるシェフによる新感覚タコスメキシコの在来種であるブルーコーンのおいしさを知ってほしいと【LOS TACOS AZULES】をはじめたオーナーシェフのマルコ氏。【TACOSBAR】では料理に合わせ、レッドコーン、ホワイトコーンも使用していますが、伝統品種の味、香り、栄養価を尊重するために、メキシコのオアハカ州から調達するこだわりに変わりはありません。それらをつかい、毎朝その日の気温や湿度などに合わせた調合で生地を仕込んでつくる、トルティーヤへのこだわりは相当なものです。和食さながらの繊細な調理風景に目を奪われるマルコ氏が次世代のタコスを表現するためにオープンした同店。美食度の高いタコスを、お寿司屋のような感覚で提供し、メイン食材を新鮮な魚介類に絞ったのも、和食へのリスペクトからです。「日本に来て、魚のバリエーションの豊富さや味のおいしさにとても刺激を受けました。そんな魚介類をつかい、タコスをつくってみたら面白いのではないかと以前から考えていました」とマルコ氏。仕込みを終えたタコス生地はおひつの中に。ひのきのおひつには殺菌作用や水分調整の作用がある熱伝統率がよく、やわからな火加減の銅板で焼くこだわりようメキシコ料理はスパイスなどでパンチが強い味が魅力ですが、和食は繊細でそれとは真逆。そのアプローチの違いにも興味があったのだとか。一方で、通づるところもあると言います。「日本は北から南で食文化が違いますよね。メキシコでも地域によって食べれる食材や味付けは違い、タコスと一口に言ってもも様々な種類があります。魚介のセビーチェのようなものを載せて食べる地域もあるんです。日本ならではの魚介類をつかったタコスもその発想から生まれました」。左からホワイトコーン、ブルーコーン、レッドコーンその日に仕入れた鮮魚を使用。写真は静岡県産の金目鯛おまかせのコース形式にしたというのもこだわりのひとつ。近年フーディの間で話題のメキシコ料理ですが、まだ日本で馴染みがないのも事実。アラカルトでの注文しようとしても、何を頼んで良いのかわからないという方も少なくありません。そこで、旬の魚介をつかったトスターダ、タコスからデザートまでのコースに仕上げることで新たなタコス体験を提供することを思いつきました。「おまかせコースは和食が持つもてなしの極み。新しいタコスの形として知っていただけたら」というマルコ氏の意気込みに、タコスの新たな可能性を感じました。日本の食材を使いながらも、味付けは日本人向けにローカライズされたわけでもなく、あくまで本場メキシコの本格的なタコスに仕上がっています。タコミートや野菜を挟んだ一般的なタコスしか知らないあなた、ぜひ「新しいのタコス」に出会ってみては?プロフィール:オーナーシェフ マルコ・ガルシア氏メキシコ北部のモンテレイ出身。日本留学を機に食の世界に開眼。和食に限らず、中華、エスニック、フレンチ、パン等あらゆるジャンルの最高峰が楽しめる日本の食文化の高さに感動を覚える。帰国後は日本で体験した味を再現しようと、試行錯誤しながら自学で料理を学んでいく。他国料理を修行しているうちに、次第に自国料理への興味が高まり、メキシコ各地を旅して巡りながら、ローカルの知識をさらに深めていく。そしてメキシコ料理の第一人者であるダイアナ・ケネディ氏との出会いから、古典的手法ニクスタマルから自家製粉して作るトルティーヤの素晴らしさを学ぶ。その時、メキシコ人として大事にするべきことはこのトルティーヤだと認識。こうして自分の足で集めた知見と、日本で得た経験が組み合わさり、Los Tacos Azulesという唯一無二のタコスブランドを作り上げた。日本でのプロジェクトでは、料理だけでなく、器から建築まで一貫したアイディアを持ち、多面的に楽しめるオリジナリティの高いお店を作り上げることができた。コース価格:1万5,000円(サ・税込)TACOSBAR【エリア】代官山【ジャンル】メキシコ・中南米料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000【アクセス】恵比寿駅
2023年01月11日置屋だった情緒溢れる木造家屋で過ごす静寂の時間産地、香り、色合わせから発想するペアリング料理シェフは発酵マニア置屋だった情緒溢れる木造家屋で過ごす静寂の時間昭和初期まで芸者さんの置屋だったという木造家屋。戸をガラリと開けて店内へ。もちろん靴を脱いで上がります。スキンケアブランド「OSAJI」のセレクトショップと、調香を体験できる「kako-a scent」(予約制)も併設しているので、お店は10時30分からですが、食事は11時から予約制で営業、15時半以降はカフェとして予約なしでも利用することができます。丁寧に手入れされた築約100年の木造家屋食事ができる部屋は2つ。畳だけはリフォームされていますが、床の間や違い棚など書院造りの設えのまま。縁側からの自然光のトーンを大切に、店内の光量控えめな照明にほっとできる心落ち着く空間になっています。書院造りの間。広い縁側は「OSAJI」のセレクトショップに廊下の奥にある部屋。古い家屋ならではの木の温もりに癒される産地、香り、色合わせから発想するペアリング料理体・生活・心を整え、滞りなく循環させることをコンセプトにしているスキンケアのブランド「OSAJI」が、共通する理念で立ち上げたこの癒しの空間。料理を任された藤井匠シェフは、東京・青山の【INTERSECT BY LEXUS-TOKYO】でスーシェフを務めたのち、西麻布【レフェルヴェソンス】の姉妹店【ブリコラージュ ブレッド&カンパニー】でヘッドシェフとして活躍していました。「もっと自然に近い場所で料理をしたいと思っていたところ、ちょうど自分のやりたいこと、イメージを形にできるこのお店との縁がつながって、2021年に湘南へ引っ越してきました」と話す藤井シェフ。東京生まれ、東京育ちの藤井シェフ。フレンチだけでなく、イタリアン、中国料理の経験もあり、知識も豊富「食材は、体に良いことはもちろん、地球環境にも配慮したものを使いたいですね。フードマイレージも極力減らしていきたいので、鎌倉・湘南エリアを中心に手の届く範囲の野菜や畜産農家さん、漁師さんから届けてもらっています」と藤井シェフ。料理は、昔から言われている食材同士の組み合わせや色の共通性で合わせていくフードペアリング、香りを科学的に分析してその相性で合わせていくフレーバーペアリング理論を取り入れているそうです。伝統的なメキシカンの組み合わせをアレンジ。甘味と酸味、辛味のハーモニーが楽しい一皿例えば、初秋のコースで提供しているトウモロコシを使ったアミューズは、ココナッツ、唐辛子、ライムの皮と果汁など、伝統的なメキシカンのフードペアリングをベースに考えられています。その上で日本人の嗜好に合うようトウモロコシの粒に唐辛子のフレーバーをつけることで辛さを抑え、優しい甘みが口の中に広がるようココナッツをムースにしたり、トウモロコシと麹で作った甘酒を添えたりするなど独自の工夫を重ねているのです。神奈川県小柴漁港で揚がる穴子と自家製梅ソース、ゆかりに、アクセントとして自家製の実山椒の醤油漬けを散らしている穴子は、相性の良い胡瓜、梅干し、ゆかり、鰹の削り節という黄金の組み合わせですが、胡瓜は漬物に、梅干し、ゆかりは、シェフ自らが赤紫蘇と一緒につけた自家製を使ったソースも添えるなど手間暇かけてより体に馴染む一皿に仕立てているのです。色だけでなく香りを分析するフレーバーペアリングの理論でも相性の良い組み合わせシャインマスカットを使ったデザートは、アロエと庭の青柚を合わせたオールグリーンのペアリング。アロエは醗酵させた白ブドウの果汁と白ワインヴィネガーで甘酸っぱいピクルスにしているのが藤井シェフならではです。シェフは発酵マニア藤井シェフは調味料も自家醗酵で手作りにしていますが、その種類の多さに驚かされます。「醗酵させることでより栄養価があがりますし、消化吸収されやすくなります。醗酵による酸味も食材によって香りや味わいが違うので、果実酢も旬の果物を使って色々自家製にしています」コースの最初に出される色鮮やかなドリンクも自家製の発酵ジュース。カフェタイムもオーダー可能です野菜や果実で醗酵調味料を自家製にするだけでなく、イカやイワシ、カツオの内蔵、シラスなど魚介の醗酵調味料も仕込んでいます。「小田原産の軍鶏を使った肉醤にも挑戦中で、12月頃にはできあがりそうです。そうしたら、クリスマスの鶏料理を鶏の調味料で、というフードペアリングで料理ができます」と熱く語り、醗酵料理の可能性に邁進中の藤井シェフ。とても楽しそうです。藤井シェフが育成中のさまざまな醗酵食材が廊下の棚に並ぶ。手書きの食材のイラストがSNSでバズったとかコースメニューのお品書きと一緒に添えられた藤井シェフからのメッセージの最後に、「西洋料理の技術を取り入れながら、どこか懐かしくもここにしかない味、そして日本人として生まれ培った感性を大切に。美味しさのその先にある物語を感じるような料理を目指しています」と書かれています。素敵なテーブルセッティングに期待も高まるアミューズからデザートまで全5品を食べ終わった時に、この言葉に改めて納得。季節の食材の色、香り、甘み、辛味、苦味などいろいろな味わいに醗酵の酸味、旨味などもうまく組み合わせた料理は、表情豊か。口に運ぶたびに味に変化があり、雄弁にシェフの想いを語っているように感じます。それは、自然や生産者への感謝、昔から今へ綿々と続く料理の知恵に対するリスペクト、そしてシェフの楽しい、美味しいという感動体験を伝えたいという想い……。ジャンルレスのお料理ですが、「食事のクライマックスは、4品目のご飯もの。日本人としてやはりお米の料理が一番落ち着きますよね」と藤井シェフも話すように、アミューズからの3品は未知の香りや味わいなど冒険的な体験をしながらも、最後はご飯でほっとするのです。疲れを癒し、リセットできるような空間とお料理。時間に余裕があれば、調香体験も是非。30種類以上のエッセンシャルオイルから、自分が心地よいと感じる香りを選んで調香するという体験ができる調香室。調香した香りは「家の香り(ホームフレグランス)」として持ち帰ることができる。予約制。時間や価格など詳しくはホームページで「OSAJI」のスキンケア・ヘアケア商品を中心に、心地よい暮らしを楽しめるアイテムが揃ったセレクトショップも併設。レストランで使われている自家製調味料も購入できるenso【エリア】鎌倉/逗子【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5,000円 ~ 5,999円【ディナー平均予算】5,000円 ~ 5,999円
2022年12月01日東京・表参道のカフェなどを併設した結婚式場「アニヴェルセル 表参道」が、2023年9月8日(金)にリニューアルオープンする。館内に“ティファニー”新店がオープン東京・表参道の「アニヴェルセル 表参道」が、2023年9月に全面改装リニューアル。<大切な人との時をつくる記念日の館>をコンセプトに、結婚式場はもちろん、表参道地区初となるティファニー(Tiffany & Co.)の新店をはじめ、カフェやアートギャラリー、スイーツショップなど、記念日にまつわる“コト・モノ・サービス”を提供する施設へと生まれ変わる。“表参道に新しく賑わう道”となるグランドフロアエントランスを進んだ先には、「表参道に新しく賑わう道をつくる」をコンセプトに設計された、待ちゆく人がついつい足を運んでしまうような、和やかな賑わいを感じられる開放的な空間が広がる。フロアではカフェラウンジや、スイーツショップ、フラワーショップ、ギフトショップ、アートギャラリーなどが展開され、“記念日”にまつわるコンテンツを気軽に一般利用できるフロアに生まれ変わる。「アニヴェルセルカフェ 表参道」がリニューアル表参道の定番カフェ「アニヴェルセルカフェ 表参道」は、食事が楽しめるダイニング、ゆっくり過ごせるアフタヌーンティー、記念日利用など幅広いシーンにぴったりな“ラウンジ”としてリニューアルオープン。店頭では、フランボワーズのムースケーキやティラミスなどが並ぶアフタヌーンティーセットをはじめ、ランチ利用にもぴったりなハンバーグステーキのシグネチャープレートなど、個性豊かなメニューをオーダーできる。バリスタ日本チャンピオンが監修する「コーヒースタンド」「アニヴェルセルカフェ 表参道」に加えて新たにオープンする、コーヒーに特化したショップ「コーヒースタンド(COFFEE STAND)」にも注目したい。監修するのは、バリスタ日本チャンピオンの石谷貴之。店頭では、京都発のコーヒーロースター「小川珈琲」の豆を使用した、“贅沢感”を楽しめるオリジナルブレンドを提供していく。ウェディングパティシエ監修のケーキショップ初登場さらに、「アニヴェルセル 表参道」にウェディングパティシエ監修のケーキショップ「ケーキ(CAKE)」が初登場。「美」・「アート」・「イノベイティブ」をテーマに、「アニヴェルセルカフェ」定番のショートケーキやティラミス、モンブラン、ムース、タルトといった華やかなスイーツを用意する。加えて、トリュフなどの贅沢な食材を使用したフィナンシェも5種販売。中でも、マルク・シャガールの絵画《アニヴェルセル》のバラの花束に着想を得たローズハニーフレーバーがおすすめだ。スイーツはすべてテイクアウト、イートインの両方で楽しむことができる。最上階にルーフトップレストラン「アニヴェルセル 表参道」最上階の8Fには、完全予約制のルーフトップレストラン「テラス(TERRASSE)」がオープン。表参道の一等地からの眺めとともに、旬の味わいを生かしたフレンチを堪能することができる。メニューは2ヶ月ごとに変更されるこだわりの1コースのみ。ドリンクは、ソムリエ厳選のワインを中心に、ノンアルコールドリンクも含め充実のラインナップを用意する。尚、ルーフトップレストラン「テラス」での飲食は、「アニヴェルセル」各施設でウェディング、プロポーズ、イベントのいずれかを実施したことのある人と、その同行者のみが利用可能。「アニヴェルセル」での思い出とともに、結婚記念日や特別な日、少し贅沢な時間を味わいたい時など、特別感あふれる時間を過ごすことができそうだ。チャペル&パーティ会場も新たにリニューアルチャペルでは、1998年のオープン当初から変わらないロイヤルブルーのバージンロードとウィリアムモリスのステンドグラスはそのままに、「光」と「花」によってウエディングの明るい未来を祝福するようなチャペルへとリニューアルを行った。なお、会場はウェディング以外にも、コンサートホール等としても使用可能だ。さらに、パーティ会場も一新。自然の安らぎを感じられるリラクシングなフロアや個性を表現できる会場、ラグジュアリーな会場、温かみのある邸宅をイメージした“ファミリーウェディング”を叶える会場など、多様なパーティ会場を用意する。それぞれのフロアのスタイルに呼応してサービスにもアレンジを加えており、フロアコンセプトに合わせたドリンクやフードが提供される。【詳細】アニヴェルセル 表参道 リニューアルリニューアル開館時期:2023年9月8日(金)リニューアル期間:2022年12月30日(金)~住所:東京都港区北青山3-5-30■アニヴェルセルカフェ 表参道営業時間:11:00~21:00(20:00 L.O.)TEL:03-5411-5988定休日:なし※営業時間などは変更する場合がある。メニュー例:・アフタヌーンティー 6,600円・ランチコース 6,380円・国産牛ハンバーグステーキ 味噌トマトソース 2,090円・サーモンのおからハーブ焼き 麹バルサミココース 2,090円■8F ルーフトップレストラン「テラス」〈完全予約制〉予約受付開始日:2023年8月19日(土)~営業時間:金・土・日曜日 / 18:00~22:00料理:旬を感じられるフレンチフルコース 1コースのみ 12,100円(サービス料込/ドリンク別料金)コース例:アミューズ、オードブル(前菜)2品、ポワソン(魚)、ヴィアンド(肉)、デザート、コーヒー、小菓子※「テラス」の利用はアニヴェルセルと繋がりのある人、もしくはその同行者のみが対象。
2022年11月19日