憧れのマイホーム、自分たちのお城。いつか必ず欲しいけど、想いが強い分、失敗はしたくない。筆者も結婚を機に新築マンションを購入。当時は気付いていませんでしたが、住み続けてみるといろいろ目についてきてしまいました。そんな話を編集長にしていたら「今度コスモスイニシアさんに取材するんでやってみます??」と打診されて、新築の「イニシア草加高砂」に伺ってきました。前回は、「イニシア草加高砂」の周辺、草加の魅力についてご紹介しました。今回は、モデルルームをご紹介します!家族やゲストが心地よく感じる“ウエルカム・ホール”前回たっぷり草加市の魅力をお話ししてくれた岡端さんにモデルルームに案内していただきました。どんな部屋なんでしょうね。玄関の扉を開けると……広い!バギーやベビーカーを置けるような広さです。そして、窓があって明るい。玄関に窓があるマンションなんて初めて見ました。コスモスイニシアでは玄関を”ウエルカム・ホール”と呼び、人を迎える大切な空間と位置づけています。窓を設置することで、通風と採光を考え、まるで一軒家のような明るさと開放感を生んでいます。そして大容量のシューズボックス。これだけ収納スペースがあれば、家族が増えても靴が玄関に散乱することもありません。シューズボックスの上は、季節のお花や小物をディスプレイして、空間づくりを楽しむこともできます。そして、小さいお子さんがいるご家庭にはありがたい工夫が!玄関にベビーカーを置いているご家庭も多いと思いますが、シューズボックスの一角がベビーカーを収納できるスペースになっているんです。ベビーカーを卒業した後も、ショッピングカートやゴルフ用具入れなど色々な用途に活用できます。あと面白いと思ったのが、ドアの上下2箇所にのぞき穴がついていたところ。小さなお子さんの背丈でも訪問者を確認できるように配慮。さらに、共働きのご家庭にあると安心な機能、子どもが帰宅したときに通知が届く「帰宅お知らせメールシステム」が搭載されているなど、成長した「子ども」と一緒に安心して暮らせるような工夫が凝らされていました。リビングへと続く廊下にはカウンター収納、反対側の壁には、帽子やコートをかけられる「ちょい掛けフック」が備え付けられていました。「ちょい掛けフック??」と思っていたら岡端さんが説明してくれました。「生活者目線に立って『こういうのがあったらいいな』という声を形にした“ちょいと気がきくシリーズ”です。他にも、玄関のインターホンに傘をかけられる“ちょいかけフック”や、トイレに本やスマホがおける“ちょいおきカウンター”などがあります。(岡端さん)家族構成に合わせて自由に間取りを変えられるフレキシブル・リビング隣の洋室を合わせると約20畳もあるリビング・ダイニング。実際の面積よりもかなり広く感じます。「柱を部屋の外に出すアウトポール設計を採用しています。天井の梁も少ないので実際よりも天井が高く感じ、より開放感な空間になっています。さらに、リビング・ダイニングと隣の洋室の仕切りに、“トールスライディングウォール”を採用して、家族構成によって自由に間取りを変えられる仕組みになっています。ちょっとした工夫の積み重ねですが、できるかぎり部屋を広く使えるような空間設計を追求しています」(岡端さん)なるほど!言われてみると、マンションでよく見かける柱のでっぱりや、天井の高低差といった凹凸が気になりません!天井部分に下がり壁や床に下枠がないので、引き戸を開けるとリビング・ダイニングと隣の洋室が違和感なく1つの空間になっています。洋室にあるセレクトストレージは、収納としてだけでなく、ちょっとした書斎や趣味部屋にするのもありです。(※収納のオプションを選ぶには締め切り期限があります)雨の日や花粉の時期に助かる室内物干「エアフープ」、使わないときは取り外し可能。家具のように見せるシーナリー・キッチンどうしても生活感を醸しだしてしまうキッチンですが、コスモスイニシアでは、まるでリビングやダイニングのインテリアのひとつであるかのように、一体感をもたせるようなシーナリー・キッチンを意識しているそうです。コンロ前の壁は取り払い開放感を出していますが、リビング・ダイニングから調理スペースは見えないように工夫されています。視覚的にも美しいセンターフードや、キッチン天井の“ちょい飾りピット”が洗練された空間も演出。前に壁がなく見晴らしがよいので、子どもがリビングで遊ぶ様子を眺めながらキッチンで作業ができます。寝室&子供部屋寝室や子供部屋のドアは引き戸なので空間に無駄がない!ドアギリギリまで家具を配置しても大丈夫なのも引き戸のメリットです。クロゼットの扉にも “ちょいかけフック”を設置。一時的に服やカバンをかけておきたいことってよくあるんですよね。洗面所&バスルームにもきめ細かい工夫が!洗面ボウルをサイドに寄せているので、片側を化粧品や小物を置くスペースとして使用できます。2人で洗面台を使えるので、朝の忙しい時間帯に洗面台の争奪戦をすることもなくなります。洗面台収納はスライド式なので、奥のほうまで取り出しやすく、無駄なく収納できます。汚れがつきやすい洗面台をクリーンに保つ工夫も。収納にもなっている三面鏡の上下に黒い縁をつけることで手垢がつきにくくしています。また、下部分には水がはねても汚れにくいようにモザイクタイルを貼っています。モザイクタイルはうちのマンションではオプションでした。鏡の裏には収納スペースがありますが、なんとドライヤーをコンセントにさしたまま収納できるように少し隙間がありました!小さな心遣い!浴槽扉の外側にはバスタオルがかけられるバーを2本設置。雨の日に浴室に洗濯物を干せるように浴室の物干しバーも2本設置されています。洗面室の天井には“ちょいかけピット”を設置。ちょっとした洗濯物などかけておきたいときに便利です。トイレも快適さを追求!トイレの上部収納棚は、12ロールのトイレットペーパーを袋のまま収納できる設計になっていて、収納下部に飾り棚を設置しています。さらに、トイレでくつろぎたい人のために、本や雑誌やスマホなどを置いておける“ちょい置きニッチ(ちょい置きカウンター)”もついています。家庭菜園も楽しめるバルコニー奥行き約2mの広々としたバルコニーには、家庭菜園を楽しめるグリーンカーテンフック設置(グリーンカーテンは別途購入)。壁面には簡単な洗い物ができるスロップシンクと、インテリアとして植物などを飾れる“ちょいかけの輪”を装備。さて、感動しっぱなしでしたが、一番感動したのは私が「うわー」と思っていると岡端さんが説明してくれたところ。「あ、いいな」と思ったところが全部、工夫やこだわりを持って作られていることが案内されながら伝わってきました。「住む人視点」って、買うときじゃなくて住んでみても「いいなぁ」と思えること。私がちょっと目をやったり、気になったところ全部「それはですね」と岡端さんが説明してくれる。こんなに細かいところにまでこだわっている物件なら、住んでみても「いいなぁ」と思えるような気がしました。完成は2016年12月、第1期1次募集はすでに完売。現在、2次募集で先着順で入居者を受け付けているそうです。草加駅東口出てすぐにモデルルームがありますので、ぜひ一度体感してみてください!イニシア草加高砂物件概要ライター:柏木 真由子
2016年06月30日不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクストはこのほど、「2015年上半期HOME’S新築分譲マンション人気物件ランキング」を発表した。同調査は1月~6月を対象に、同サイトに掲載の新築分譲マンションおよび一棟リノベーションマンション、のべ1,962物件から、ページビューや資料請求数等をもとに同社が独自に集計したもの。○1位は「Brillia Tower 目黒」1位は東京都品川区「Brillia Tower 目黒」が獲得。2014年の年間ランキングでも1位を獲得した、総戸数940戸の大規模物件で、立地とスケールが話題となっている。2位は東京都中央区の「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」。晴海に建つ49階の免震構造タワーマンションで、土地区画整理事業によって計画的に整備された街並みも人気の一因だという。3位は神奈川県川崎市の「パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズイースト」。大規模開発により成長し続ける街・武蔵小杉で、駅徒歩5分の利便性と、徒歩圏内にある多摩川緑地の自然を両立した生活環境が評価された。今回の調査では、全国ランキングの上位5物件がすべて500戸以上と、大規模マンションの人気が顕著な結果となった。全国1~3位は40階以上のタワーマンションが占めた。また、東京都の湾岸エリアや目黒、二子玉川といった再開発エリアの物件も多くランクインし、マンションそのものだけでなく街の将来性・資産性も期待できる物件に注目が集まる傾向がうかがえた。4位以下は「プラウドシティ阿佐ヶ谷」(東京都杉並区)、「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」(東京都中央区)、「クレストプライムレジデンス」(神奈川県川崎市)、「エステムプラザ芝公園」(東京都港区)、「パークナード目黒カレン」(東京都目黒区)、「ザ・パークハウス 二子玉川ガーデン」(東京都世田谷区)、「プレミスト佃二丁目」(東京都中央区)がランクインした。なお同サイトでは、北海道から九州・沖縄まで、各エリア別のランキングも発表している。
2015年07月14日神奈川県住宅供給公社は23日より、新築賃貸住宅「フロール横浜山手」の入居者を募集する。○横浜市の資源・エネルギー地産地消のモデル住宅「フロール横浜山手」は、築64年を経た「大和町団地」を建替えた物件。同社は中井町にある所有地を無償で貸与し、神奈川県・中井町・事業者と連携したメガソーラー発電事業に参画。その土地に自生したクヌギやコナラを使用してフローリングや突板をつくり、床や壁に使用した。里山産材を活用したことにより、資源・エネルギーの地産地消のモデル住宅としている。所在地は、横浜市中区大和町2丁目40番地。JR根岸線「山手」駅下車、徒歩4分となっている。鉄筋コンクリート造・地上3階建で、総戸数は62戸、建築面積は1,023.44平米。5月16日より棟内モデルルームを公開し、5月23日より申込受付を開始、7月からの入居を予定している。
2015年05月16日中央住宅はこのほど、埼玉県越谷市にて、新築分譲住宅「カーサ・デコラ越谷蒲生」の販売を開始した。○間仕切り壁の設置で3~5LDKとして使用可能同物件は、東武スカイツリーライン「蒲生」駅より徒歩10分の立地となる分譲住宅。家の中の利便性も高める様々なアイデアが盛り込まれた家をつくりたいとの発想から、「デコラティブ(装飾的)な箱の家」をテーマとした。機能的な設備およびインテリアにより、何気ない日常が特別な時間となるようデコレートするという。外観はモダンなデザインの中に暖かさを感じるものとし、デザイン門柱、シンボルツリーなど敷地を活かし自然までデザイン。室内設備には利便性を高める各種アイデアを盛り込んだ。1Fには、玄関エントランスから靴のままでアクセスできるウォークインクローゼットを設置。コートやカバンなど玄関近くに収納スペースがあることで、リビングがすっきりと片付くという。2Fはフレキシブルな2ドアルーム仕様。2部屋に間仕切り壁を追加すれば3部屋、4部屋として使用でき、家族の成長に応じて臨機応変に対応可能とした。室内のフローリングには天然木の良さが味わえる無垢材挽き板化粧フロアを採用。機能性と美しさを兼ね備えたキッチン・バスルーム、樹脂複合サッシ、ガス温水式床暖房を搭載し、一年中快適な住まいを目指した。武スカイツリーライン「蒲生」駅より徒歩10分、「新越谷」駅より徒歩19分、JR武蔵野線「南越谷」駅より徒歩19分という駅近の立地でありながら、40坪以上の敷地を確保し、カースペースは2台分を用意した。所在地は埼玉県越谷市蒲生旭町2337番6(地番)他。土地面積は139.86m2、建物面積は107.5m。総戸数3戸(販売1戸)。販売価格帯は4,680万円。間取りは3(4・5)LDK+パントリー+2ウォークインクロゼット。
2015年05月03日オウチーノ総研はこのほど、「2014年、人気の高かった市区町村ランキング[新築マンション編・新築一戸建て編]」の調査結果を発表した。同調査は、住宅情報サイト「O-uccino」新築サイトの、2014年1月1日~12月31日のアクセス数をもとに、各市区町村ページのアクセス数が多い順にランク付けしたもの。○首都圏・新築マンション編は、千代田区、中央区、港区の都心3区が上位「首都圏の新築マンション編」は、1位が「東京都千代田区」、2位が「東京都中央区」、3位が「東京都港区」と、都心3区が上位を占め、都市回帰の高まりがうかがえた。1位の「東京都千代田区」は、23区のなかでも中心に位置し、皇居を取り囲むエリア。国会議事堂、最高裁判所、各官公庁やオフィスが軒を連ね、さらに皇居が区の面積の約12%を占める。そのため居住エリアが限られており、人口は5.4万人と東京23区のなかで最も少ない。しかし2014年総務省統計局の調査によると、転入超過数の人口に対する割合が4.6%と、昨年、首都圏で最も人口増加率が大きかった。2位の「東京都中央区」は、2014年転入超過数の人口に対する割合が3.4%と、首都圏で「東京都千代田区」に次いで多かった。3位の「東京都港区」は東京のビジネスの中心地で、新橋、汐留、品川などのビジネス街には大企業が軒を連ねる。○首都圏・新築一戸建て編は、世田谷区、文京区、板橋区が上位「首都圏の新築一戸建て編」は、新築マンションの上位10エリアがすべて東京23 区だったのに対し、「千葉県船橋市」「埼玉県越谷市」「埼玉県和光市」「埼玉県朝霞市」などベッドタウンがランクインした。1位は「東京都世田谷区」。成城や奥沢といった高級住宅地のイメージが強いエリアだが、駅前に商店街が広がる庶民的な街も多い。2位は「東京都文京区」。ほぼ全域が山手線の内側にすっぽり入る区でありながら、閑静な住宅地が多く、区内に大きな繁華街を持たず、六義園や小石川後楽園などの庭園も残る。○近畿圏はマンション、一戸建てともに「兵庫県西宮市」が1位近畿圏は、「兵庫県西宮市」が新築マンション編、新築一戸建て編ともに1位を獲得。大阪市と神戸市の中間に位置し、両都市をつなぐ路線が3本走るなどアクセスが良好。夙川や西宮七園など、市内には近畿圏有数の高級住宅地がある一方、西宮北口駅などは駅前の商業施設も充実。新築マンション、新築一戸建てともに供給量の多いエリアだという。2位は「大阪府大阪市北区」。大阪駅・梅田駅を中心に、近畿圏有数の繁華街、ビジネス街が集まるエリアで、本社を置く企業も多い。現在開発中の大阪駅北地区「うめきた」の百貨店や複合施設、また日本一長い「天神橋筋商店街」など商業施設も充実している。3位は「大阪府大阪市中央区」。区内のほとんどはオフィス街や官公庁だが、2014年総務省統計局の調査によると、転入超過数の人口に対する割合が3.4%と、近畿圏において最も大きい。なお同割合の近畿圏2位は「大阪府大阪市北区」の2.2%で、首都圏のみならず近畿圏においても都心回帰が見られる。新築一戸建て編は、1位の「兵庫県西宮市」、3位の「兵庫県伊丹市」、6位の「兵庫県尼崎市」、10位の「兵庫県宝塚市」の阪神間エリア、2位の「大阪府豊中市」、4位の「大阪府高槻市」、5位の「大阪府吹田市」、8位の「大阪府箕面市」の北摂エリアの人気が高かった。両エリアは隣接したエリアであり、大阪府北部と兵庫県南東部に新築一戸建ての人気エリアが集中していることがうかがえた。
2015年02月25日オウチーノ総研は、12月25日「日本人の住宅意識」に関するアンケート調査の結果を公表した。それによると「あなたが家を買うとしたら、新築または中古にこだわりますか?」という問いに対し、「新築にこだわる」は51.0%、「中古にこだわる」は 5.2%、残りの43.8%が「どちらにもこだわらない」と答えた。新築にこだわる理由として最も多かったのが、「自分好みの家に住みたい」。次いで「新しい方がいい」「誰かが住んだ家は嫌」だった。また「新築にこだわる」と答えた人のうち、13.2%が「注文住宅」、2.3%が「建築家が設計した家」にこだわると回答した。その理由について「注文住宅」は、「自分好みの家に住みたい」という回答がほとんどだった。一方「建築家の建てた家」にこだわる人は、「自分好みの家」に加え、「個性的な家に住みたい」「おしゃれな家に住みたい」などの理由を挙げた。「新築にも中古にもこだわらない」と答えた人の理由で最も多かったのは「新築、中古以外の条件を重視する」で、次に「価格による」が僅差で続いた。「中古にこだわる」を選んだ人は、そのほとんどの理由が「価格」で、そのうち「中古+リフォーム」を選択したのは 3.1%だった。家を買う際に「重視するポイント」は、1位「日照や風通しの良さ」、2位「間取り」、3位「周辺環境」で、震災の影響か「耐震性・構造」「地盤の安全性」なども挙げられた。また「絶対に必要な設備」は、1 位「インターネット」、2 位「防犯性の高い鍵(ディンプルキー、カードキーなど)」、3 位「TV モニタ付きインターホン」という結果になった。本調査は20 歳以上の男女 1,117 人を対象に、11月9日~13日にインターネットによるアンケート形式で行われた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日アットホームはこのほど、同社の全国不動産情報ネットワークから、2012年4月期における首都圏の新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格の動向を発表。首都圏全体では、新築戸建ての成約価格が前年同月比で2カ月連続して下落、東京都下では前年同月比・前月比とも成約価格が上昇したという。首都圏の新築戸建て平均成約価格は、1戸あたり3,142万円。前月比では1.1%上昇したが、前年同月比は1.1%下落し、2カ月連続のマイナスになった。これは、6カ月連続下落している東京23区の平均成約価格が1年11カ月ぶりに4,100万円を下回るなど、ユーザーの低価格志向が進んでいることが大きな要因である。一方、東京都下では、価格の需給バランスが改善し、前年比・前月比ともに上昇。中古マンションでは、1戸あたり平均成約価格2,024万円と、前年同月比が6.0%下落し、3月期のプラスから再びマイナスとなった。前月比は2ケタの下落で、前年同月比・前月比ともに下落。大きな要因として、東京23区で1,000万円未満の物件の割合が増加し、9.6%の下落を招いたことがあげられる。また、神奈川県でも9.1%下落しており、低価格志向が顕著となっていることが示された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日東京カンテイは8日、「都道府県別 新築・中古マンション価格の年収倍率2011」を発表した。それによると、新築マンションの年収倍率全国平均は、前年度比0.26ポンイト増の6.27倍となったことが分かった。同指標は、各都道府県で分譲された新築マンション価格(70平方メートル換算)を平均年収で割り、マンション価格が年収の何倍に相当するかを算出したもの。年収倍率が低いほど買いやすく、数値が高いほど買いにくいことを示す。年収は、各都道府県「県民経済計算」を基に予測値を使用している。2011年の新築マンション年収倍率は、全国平均6.27倍と前年の6.01倍から0.26ポイント拡大。東京カンテイによると、この理由として、東日本大震災の被災地を含む8県(青森、岩手、秋田、群馬、福井、山梨、和歌山、島根)で分譲実績が確認できず、価格水準の高い都市圏の分譲シェアが拡大した結果、平均価格が2,738万円と前年の2,639万円から99万円上昇したことが考えられるという。また、平均年収が437万円と前年から2万円減ったことなども要因といえるとしている。地域別に見ると、首都圏における新築マンション価格は4,293万円と前年から84万円(1.9%)下落し、平均年収の8万円低下(1.4%)を上回り、年収倍率は前年比0.03ポイント減の7.91倍となった。近畿圏では、平均年収が6万円低下(1.3%)する中、新築マンション価格は3,501万円(6.7%)に上昇し、年収倍率は7.55倍と前年から0.57ポイント拡大。中部圏では、新築マンション価格は2,637万円と下落分(4.0%)が年収の16万円低下(3.6%)を上回り、年収倍率は前年比0.02ポイント減の6.08倍となった。なお、全国で新築マンション年収倍率が最も高かったのは東京都で9.43倍、反対に最も低かったのは香川県で3.98倍となっている。一方、中古マンションに関しては、2011年の築10年中古マンション年収倍率は、全国平均4.32倍(前年比0.26ポイント増)と2年連続で4倍台を記録。新築の年収倍率6.27倍とは1.95ポイントの差となった。地域別に見た場合、首都圏では中古マンション価格が3,125万円と前年から77万円(2.6%)上昇したことで、年収倍率が前年比0.23ポイント増の5.76倍に拡大。東京都では中古マンション価格が4,491万円と前年より84万円(1.8%)下落したため、結果的に年収倍率は前年比0.05ポイント減の7.35倍に縮小した。近畿圏では年収倍率4.56倍と前年から0.17ポイント増加。中部圏でも同4.03倍と前年の0.38倍から0.23ポイント上昇し、同社の調査開始以来、初めて4倍を突破したという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日不動産総合情報サービスのアットホームは25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年2 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格に基づく「首都圏の新築戸建・中古マンション価格」を発表した。これによると、新築戸建の成約価格は前年同月比14カ月連続上昇し、東京23区は同4カ月連続下落している。2月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり3,232万円で、前年同月比2.3%上昇し14カ月連続のプラスとなった。これは、比較的価格の高い東京都下で5%超上昇したこと、また、高額物件の多い東京23 区で引き続き成約が大幅に増加していること等によるもの。ただ、23 区が同4カ月連続で下落、神奈川県が同4カ月ぶりに下落、一方、前月比は一転、全エリアで上昇するなど方向感のない動きとなっている。中古マンションの1 戸あたり平均成約価格は2,145 万円で、前年同月比1.4%下落し、再びマイナスとなった。東京23 区で低額物件の成約が増加し、平均価格が1 割近く下落したことが最大の要因。また、23区では前月比が14.0%下落、これにより首都圏平均の前月比は3カ月ぶりに下落に転じた。2月期の調査対象物件数は、新築戸建が登録9,444件、成約2,023件、中古マンションが登録1,682件、成約386件となっている。なお、データは同社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれていない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日