木造住宅の耐震診断・耐震補強について、時間・場所を選ばずに学べる!eラーニング版2024第1期の申し込みスタート日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1000社)は、「耐震技術認定者講習会(以下、講習会)」のe-ラーニング版2024年第1期の申し込みがスタートしましたのでご案内いたします(URL: 。本講習会は、2023年から木耐協組合員だけでなく、一般事業者にも広く受講いただけるようにしています。木造住宅の耐震化推進に必要な知識・技術を学ぶ機会は、あまり多くありません。安心・安全な住まいづくりの基本である耐震の知識を深めていただくため、本講習会を多くの事業者の皆様に活用いただきたいと考えています。※「耐震技術認定者」資格の付与は、引き続き組合員限定となります。【耐震技術認定者講習会e-ラーニング版2024第1期】受講対象者:すべての事業者受講資格:一級建築士・二級建築士・木造建築士、または木造建築工事業の実務経験が7年以上と会社が認めた者受講費用:一般/29,700円(税込) 木耐協組合員(新規)/13,200円(税込)受講期間:2月8日(木)~3月14日(木)※受講期間内であればご自身のPC・タブレットでいつでもご受講可能です。プログラム:◆地震による木造住宅の主な倒壊要因◆偏心率算定の方法◆地盤のはなし◆不同沈下と相対沈下のはなし◆基礎のクラック◆瑕疵責任のはなし◆既存住宅現況検査のガイドライン◆宅建業法改正における既存住宅状況調査◆耐震診断の調査方法の流れとポイント解説◆上部構造評点の算出方法解説◆N値計算法解説※耐震技術認定者の資格付与は、組合員限定となります。耐震技術認定者講習会ホームページ : 木耐協組合概要木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040(平日9時~17時)URL: 講習会に関するお問い合わせ木耐協事務局TEL:03-6261-2040(平日9時~17時)メール: jimukyoku@mokutaikyo.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月07日木造住宅の耐震診断・耐震補強について、時間・場所を選ばずに学べる!日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1000社)は、2021年8月に開始した「耐震技術認定者講習会(以下、講習会)e-ラーニング版」を一般の事業者にも広く受講いただけるようにしました。木造住宅の耐震化推進に必要な知識・技術を学ぶ機会は、あまり多くありません。そこで、時間と場所を選ばず好きなタイミングで講義を受けることができるe-ラーニング版を公開することになりました。「耐震技術認定者」資格の付与は、引き続き組合員限定となります。安心・安全な住まいづくりの基本である耐震の知識を深めていただくため、本講習会を多くの事業者の皆様に活用いただきたいと考えています。【耐震技術認定者講習会e-ラーニング版概要】受講対象者:すべての事業者受講資格:一級建築士・二級建築士・木造建築士、または木造建築工事業の実務経験が7年以上と会社が認めた者受講費用:一般/29,700円(税込)講座形式:動画11本+考査試験プログラム:◆地震による木造住宅の主な倒壊要因◆偏心率算定の方法◆地盤のはなし◆不同沈下と相対沈下のはなし◆基礎のクラック◆瑕疵責任のはなし◆既存住宅現況検査のガイドライン◆宅建業法改正における既存住宅状況調査◆耐震診断の調査方法の流れとポイント解説◆上部構造評点の算出方法解説◆N値計算法解説※耐震技術認定者の資格付与は、組合員限定となります。耐震技術認定者講習会ホームページ : 木耐協組合概要木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: 講習会に関するお問い合わせ木耐協事務局TEL:03-6261-2040メール: jimukyoku@mokutaikyo.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月07日第4回木耐協オンラインセミナーアンケート木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、いつか起きる地震への備えを広く多くの方に進めていただきたいとの想いから、10月29日(土)に「幸せになる住まいの風水&耐震化の必要性住まいと生活を安全・安心に木耐協オンラインセミナー」を開催いたしました。今回は約150名の方にご参加いただき、そのうち57名の方からアンケートの回答をいただきましたので、その結果をまとめました。【今後、被災すると思われる自然災害はありますか?】被災すると思う自然災害は地震が95%と最多でした。次いで、昨今激化している大雨を挙げた人が60%でした。これまで被害が想定されていなかったような地域でも地震や豪雨による被害が起きていることから、“明日は我が身”と考える人が増えているのかもしれません。【自宅/勤務先で自然災害に備えていますか?】自宅と勤務先で自然災害に備えているか尋ねたところ、自宅は約90%の人が備えている一方、勤務先の備えは57%に留まりました。自然災害、とりわけ地震はいつ、どこで発生するかわかりません。滞在時間の多い勤務先についても、自宅同様に自然災害への備えを進めていく必要があります。【「81-00木造住宅」の耐震性についてご存知でしたか?】建築基準法は巨大地震の発生とその被害状況によって改正されてきましたが、木造在来工法の住宅においては、“1981年”と“2000年”の改正が非常に重要であり、その間の「81-00木造住宅」は新耐震であっても耐震性の確認が必要な状況にあります。セミナー内で事務局からその概要をご案内いたしましたが、約7割の68%の方は「81-00木造住宅」の耐震性についてご存知でした。前回9月のアンケート時よりも17ポイント上昇しました。(81-00木造住宅の詳細は、弊組合HPでご覧いただけます)「木耐協地震と法律と81-00(ハチイチゼロゼロ)」ホームページ : 【自然災害に備えていることを教えてください】自然災害への備えで最も実践されていることは「一定量の食料・生活用品の日常的な備蓄(ローリングストック)」でした。平均回答数は5.7個でした。備蓄や非常持ち出し袋の備えといった“ハード”の備えや、ハザードマップの確認や自治体の防災情報の登録といった“ソフト”面での備えなど、様々な取り組みが実践されていました。一方で、災害時の安否確認方法や住宅の耐震補強の実施率は低い傾向であり、まだまだ耐震化を進めて行く必要性があるといえます。木耐協組合概要木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月14日木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、木造住宅の耐震化を推進するために全国で耐震診断・補強を実施しています。今回は、木耐協で耐震診断を行った方に実施したアンケート結果から、診断後の耐震補強工事の実施率に関するデータをまとめました。[アンケートの回答者と対象物件]【アンケート回答者】・木耐協で2011年~2020年に耐震診断を行い、アンケートに回答いただいた方のうち、耐震補強工事の実施有無と年齢について有効回答があった2,517人【対象の住宅】・1950(昭和25)年~2000(平成12)年5月までに着工された木造在来工法2階建て以下の住宅◆耐震補強工事の実施率は34.41%◆耐震診断を行った後に耐震補強工事を実施された方は全体の34.41%でした。実に3人に1人以上の方が補強工事を実施されています。◆補強工事実施率は、大地震の翌年に高まる傾向◆耐震補強工事の実施率を年ごとに集計したところ、おしなべて30%を超えていますが、とりわけ2017年と2019年は前年に比べて大きく実施率が上がっていました。これは2016年(熊本地震)、2018年(大阪北部地震・北海道胆振東部地震)に大地震が発生したことで、耐震化への意識が高まったことが要因のひとつだと考えられます。※2011年と2020年は回答が少ないため、参考値となります◆依頼者の年代による補強工事実施率に大きな差はない◆依頼者の年代別に耐震補強工事の実施率を集計したところ、多くの年代で30%を超えており、大きな差は見受けられませんでした。■まとめ■昨今、地震だけでなく大雨による自然災害も多発しており、日本全国で災害対応力の向上が必要とされています。そのため、住宅には発災後も『在宅避難』(※1)が可能な性能が求められており、耐震性を高めることで、災害時でも安心・安全な住環境を保つことができます。新築後に一定年数が経過し、住まいのリフォームや手入れが必要な時に合わせて耐震化を行う。また、中古住宅購入時のリフォームや親からの相続といったタイミングで耐震化を行うなど、機会やライフプランに合わせて検討していただきたいと考えています。弊組合は、木造住宅の耐震診断・耐震改修を通して安全・安心な住まいづくりを推進して参ります。防災月間であるこの機会に、お住まいの耐震化についてぜひご相談ください。※1在宅避難とは、大きな地震等の災害発生した時に、自宅に倒壊や損傷の危険性がない場合に、地域防災拠点(避難所)へ避難するのではなく、自宅で避難生活を送る方法です木耐協耐震診断の詳細はコチラ : 木耐協組合概要木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月01日ネットショップ「あんしんBOX」を展開する有限会社アズキューブ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:青木 貞行)は、家具転倒防止猫型リンクストッパー「耐震にゃんこ」の先行販売を、応援購入サイトMakuakeにて2022年9月11日(日)まで実施してます。「耐震にゃんこ」のMakuakeプロジェクトは、開始1時間で目標額を突破し、現在600%を達成更新いたしました。地震対策商材は9月1日の“防災の日”に向け、ますます注目度が高まってきます。Makuakeプロジェクト終了後は「あんしんBOX 楽天市場店」等で、通常販売を開始予定です。Makuake プロジェクトサイト: 地震対策「耐震にゃんこ」■開発背景当店の定番商品「リンクストッパー」は「目立たせない」をコンセプトにした裏方的な商品だったため、色も形も地味めの商品でした。「子供達にもっと身近に地震対策の大切さを知ってもらいたい!」「家具転倒防止の普及のためには、裏方商品ではダメだ」…そんないろんな想いがいつしか逆転の発想となり、目立つかわいい耐震グッズを作ろうプロジェクト第1弾「耐震にゃんこ」の誕生となりました。<耐震度6強 耐荷重20kg>ネジ・クギは不要。壁をキズつけず賃貸でも使用でき、がっちり家具を固定するストッパー。地震対策の大切さを学べる、猫好きさん必見のキュートな黒猫の耐震グッズです。キャットウォークをカラーボックスで簡単に自作したり、自由な家具レイアウトの実現が可能です。耐震度6強/耐荷重20kg家具が倒れるのはなぜ?■特徴*ふだんはかわいい黒猫に癒されながら、いざという時はご家族の命をしっかり守ってくれる、とても頼りになる家具転倒防止ストッパーです。*耐震度6強を誇るリンクストッパーの家具固定原理はそのままに、保管時も場所を取らない組立式に進化しました。*家具移動や引っ越しの際もドライバー1本で簡単に取り外せ、別売りの取り外し専用工具が不要になりました。ネジ・クギ不要で壁もキズつけないので、賃貸物件でも安心して取り付けできます。*「耐震にゃんこ」の製造元は地震対策のパイオニア、株式会社リンテック21社。20年の技術力を結集し、他では真似できない耐震ストッパーに仕上がりました(特許出願中)。家庭内の家具固定率が上がると被害者数が下がるとの統計予測が出ています。たった1本のストッパーで命を守ることができるのなら、1人でも多くの方に地震が来る前に備えていただきたい…。あんしんBOXはそんな使命感を持って、家具転倒防止ストッパーの普及に取り組んでいます。■ご使用例地震時は低い家具も凶器に小さなお子様はすぐには逃げられません! 背の低い家具でも油断は禁物。地震時は小さな家具ほど瞬間的に飛んできて、凶器になってしまうそうです。お家から身近に防災教育「ねぇママ、かわいい黒猫さんね」「黒猫さんは地震の時に家具が倒れてこないようにがんばって、みんなを守ってくれるのよ」幼い頃から養われた防災意識はいざという時に必ず役立ちます。リビングの安心と癒しに色がブラックなので、意外とどんな色の家具や壁にもしっくり馴染みます。ふだんはかわいさに癒されて、大事な時には守ってもらえる。けっこう頼れるにゃんこです。カラーボックスでキャットウォーク賃貸でもカラーボックスで簡単に収納付キャットウォークを自作できます。キャットウォークは工事が大変、壁一面収納も置けなくなるし…そんなお悩みもカラーボックスとこの耐震ストッパーを組み合わせれば、あっという間に解決します。■こんな方におすすめ・赤ちゃんや小さなお子様のいらっしゃるご家庭・高齢者のいる実家の地震対策が心配な親孝行な方・スペースを有効活用して自由な家具レイアウトをしたい方・引っ越しや大掃除の時に家具固定を検討されている方・1人暮らしのお子さんの家具固定が気になっているご両親・愛猫にキャットウォークを作ってあげたい飼い主の方・賃貸物件にお住まいで穴を空ける家具固定に抵抗のある方・1人でも手間なく簡単に、時間をかけずに地震対策をしたい方・少しでも地震のリスクを減らしたい…危機管理意識の高い方・日頃の備えの大切さを防災教育として未来に伝えていきたい方■プロジェクト概要プロジェクト名: 【耐震度6強】命を守るキュートな黒猫★耐震リンクストッパーに猫型が新登場!期間 : 2022年8月5日(金)13:00~9月11日(日)18:00URL : <リターンについて>・3,620円(税込)【超早割10%OFF】家具転倒防止「耐震にゃんこ」×1セット(2本入)・5,930円(税込)【超早割20%OFF】家具転倒防止「耐震にゃんこ」×2セット(合計4本入)・9,890円(税込)【超早割30%OFF】家具転倒防止「耐震にゃんこ」×4セット(合計8本入)■製品概要商品名 : 耐震にゃんこ(リンクストッパー【猫型】)サイズ : 115×66×71mm(組み立て時)カラー : ブラック販売場所: Makuake(2022年8月5日(金)13:00~9月11日(日)18:00)あんしんBOX 楽天市場店他(Makuakeプロジェクト終了後開始予定)関連動画: 耐震度6強 耐震試験 「耐震にゃんこ」取り付け 「耐震にゃんこ」取り外し ■会社概要商号 : 有限会社アズキューブ代表者 : 代表取締役 青木 貞行所在地 : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-1-7設立 : 2000年12月事業内容: 編集デザインプロダクション、ネットショップ「あんしんBOX」運営資本金 : 300万円URL : ■本件に関するお客様からのお問い合わせ先あんしんBOX カスタマーセンター(有限会社アズキューブ内)TEL : 03-5363-1565(月~土9:00~12:00、13:00~16:00 ※日祝定休)お問い合せフォーム: info@anshin-box.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月25日住まいと生活を安全・安心に(参加費:無料)木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、必ず来る地震への備えを広く多くの方に進めていただきたいとの想いから、本年から「住まいと生活を安全・安心に木耐協オンラインセミナー」を開催しています。その第4回を10月29日(土)13:30~15:30に参加費無料で開催いたします。“風水”と“耐震”の専門家に学ぼう!昔から住まいや生活に「風水」が取り入れられてきました。住まい方や家の造りが変化した今、方角・間取り・インテリアなど、環境に合わせてどのように風水を取り入れるのが良いのか。幸せになる住まいの風水について、風水建築士の井上馨一郎氏にお話しいただきます。また、地震大国日本ということは誰もが知っている事ですが、どのくらいの方が対策をされているでしょうか。建築耐震工学・地震工学・地域防災の専門家として安全・安心な国・地域づくりに取り組まれてきた、名古屋大学名誉教授の福和伸夫先生に、住まいの耐震化についてお話いただきます。本セミナーが、皆様の生活改善や、防災意識向上と地震災害対策推進に繋がるものと考えています。開催概要日時:2022年10月29日(土)13:30~15:30会場:オンライン参加費:無料主催:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)後援:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社詳細・お申込み: プログラム『知っておきたい幸せになる住まいの風水』井上馨一郎氏一般社団法人日本風水建築協会理事長一級建築士自ら一級建築士として住まいの設計を行う中、お客様により良い生活環境を提供するために、建築に風水を取り入れています。占いではなく、住まいをよくするための風水について、間取り・インテリアをはじめ、環境に合わせた改善策をお話いただきます。井上馨一郎氏『耐震化は南海トラフ地震対策の一丁目一番地』福和伸夫氏名古屋大学名誉教授名古屋大学減災連携研究センター特任教授一般社団法人防災教育普及協会理事建築耐震工学、地震工学、地域防災の専門家として、安全で安心な国・地域を実現するために地震災害軽減に取り組まれています。今回は、いつか必ず来る南海トラフ地震の被害を減らすために必要なこと、私たちにできること等、分かりやすくお話いただきます。福和伸夫氏木耐協オンラインセミナー詳細&お申込みページ : 木耐協組合概要木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: セミナーに関するお問い合わせ木耐協事務局TEL:03-6261-2040メール: jimukyoku@mokutaikyo.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、木造住宅の耐震化を推進するために全国で耐震診断・補強を実施しています。今回は、毎年発表している調査データ最新版(2022年3月版)として、実施した耐震診断のうち詳細を把握している28,381棟のデータをまとめ、全体としての耐震性の状況や旧耐震住宅・81-00住宅の耐震性の違い等を発表いたします。◆耐震診断基本データ【対象の住宅】・1950(昭和25)年~2000(平成12)年5月までに着工された木造在来工法2階建て以下の住宅・木耐協で2006年4月1日~2022年2月28日の間に耐震診断を行い、詳細が確認できている28,381棟【耐震性の評価方法】・(一財)日本建築防災協会の一般診断法に基づいて行った耐震診断・診断結果(総合評点)により4段階で集計(①及び②が現行の耐震性を満たしている住宅)◆耐震診断結果(全体)全体の割合全体グラフ「9割超」の住宅が現行の耐震性を満たさず全体を見ると、総合評点が1.0を下回る、いわゆる耐震性が不足している棟数が91.6%となりました。耐震基準は「1981年6月」と「2000年6月」の2度にわたって大きく改正されています。耐震診断では、現行の耐震基準を満たしているかどうかで判断するため、以前の基準で建てられた住宅が耐震性不足であるのは当然ともいえます。なお、本調査データでは1980年以前に建てられた建物を「旧耐震基準住宅」、1981年以降2000年までに建てられた建物を「81-00住宅(新耐震基準住宅)」と区分しています。本来であれば「1981年6月」をもって区分すべきではありますが、診断依頼者から詳細な建築時期を確認することが困難なケースもあることから、木耐協では上記のように区分しています。続いて、診断結果を「旧耐震基準住宅」と「81-00住宅(新耐震基準住宅)」に分けて集計しました。◆耐震診断結果(旧耐震基準住宅)旧耐震の割合旧耐震グラフ耐震性が不足している割合が「約97%」旧耐震基準で建てられた木造住宅は、最も新しい住宅でも築42年が経つことになります。現行の基準から考えると2つ前の基準である事や、築年数がかなり経過していることなど、耐震性が低い住宅が圧倒的多数であることがわかります。◆耐震診断結果(81-00木造住宅)81-00の割合81-00グラフ81-00木造住宅も耐震診断・補強が必要新耐震基準のうち1981年から2000年までに建築された「81-00木造住宅」でも築41年~22年となり、現行の基準に比べると耐震性が低くなります。2016年に発生した熊本地震では、81-00木造住宅でも約2割が“倒壊・大破”しており、耐震診断・補強の必要性が高いことが分かります。◇お住まいの耐震性については、木耐協へご相談ください旧耐震基準住宅は98%、81-00木造住宅でも86%の住宅が現行の耐震基準を満たしていませんでした。木耐協では「81-00プロジェクト」として、この「81-00木造住宅」の耐震化を推進しています。耐震性を確認したい方、リフォームを考えていて耐震性向上も検討したいという方は、お気軽にご相談ください。【81-00木造住宅とは】2016年4月に発生した熊本地震では、1981年に建築された「旧耐震基準」の住宅だけではなく「新耐震基準」のうち接合部等の規定が明確化される以前の「81-00木造住宅」にも倒壊・大破といった大きな被害が見られました。このため、国土交通省の依頼を受けた(一財)日本建築防災協会が2017年5月16日に「新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法」を公表しました。木耐協では、2019年12月より「81-00木造住宅」の耐震化を進める「81-00(ハチイチゼロゼロ)プロジェクト」に取り組んでいます。※81-00プロジェクト 【建築基準法と耐震診断の考え方の違い】建築基準法では、耐震計算する際に想定する地震を大地震と中地震の2段階に分けています。大地震とは建物が建っている間に遭遇するかどうかという極めてまれな地震(数百年に一度起こる震度6強クラスの地震)のこと、中地震とは建物が建っている間に何度か遭遇する可能性のある地震(震度5強程度)のことです。「大地震時には人命を守ること」「中地震の場合には建物という財産を守ること」を目標とするのが、建築基準法の考え方です。これに対し、耐震診断では人命を守ることに重点を置き、「大地震時に倒壊しない」ための耐震性確保を目標に据えることを明示しました。大地震・中地震という2段階を設定する建築基準法と異なり、耐震診断では大地震への対応という1段階で考えることになります。◇木耐協組合概要◇木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月29日木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、必ず来る地震への備えを広く多くの方に進めていただきたいとの想いから、3月5日(土)に「住まいと生活を安全・安心に木耐協オンラインセミナー」を開催し、約200人の方に視聴いただきました。参加者のうち、106名の方に回答いただいたアンケート結果をまとめました。【9割の人が何かしらの備えを行っている】質問1地震への備えで、行っていることはありますか?(複数回答可)【平均2.58種類の備え→耐震補強実施者は4.08種類と万全の備え】最も多く備えているのは食料や非常用トイレなど「備蓄品の用意」でした。次いで、「家具の固定」、「非常用伝言ダイヤルの確認」、「緊急時の集合場所を決める」となり、「耐震補強」の実施者は13.2%でした。アンケートで5項目ある「備え」のうち、実施数は平均2.58種類でした。さらに、「耐震補強」をしているかどうかで分けると、「耐震補強をしていない」人は平均2.35種類でしたが、「耐震補強した」人は平均4.08種類と大きな差となりました。「耐震補強」を実施する人は防災意識がより高いことが伺える結果となりました。【耐震診断・補強工事のアクションを起こした人は3割にとどまる】本セミナーには防災に意識が向いている方が参加されていると思われますが、その中でも「耐震診断を行った人」は16%、「耐震補強工事を実施した人」は13%となり、合計すると約3割の人が耐震診断か補強工事を実施していました。■まとめ木耐協では、耐震診断を行い、耐震性を高める耐震リフォームを行うことで安心・安全な住まい作りに貢献していくことを組合の理念に掲げて活動しています。防災の第一歩は「住まいの耐震性」の確保にあります。家屋の倒壊による圧死を防いで、家族の命を守り、震災後でも住み続けられる住まいであれば“在宅避難”が可能になります。そもそも避難所に全ての人が入ることは難しく、入れたとしてもコロナ禍では避難所での集団生活のリスクは以前よりも高まっています。また、ペットを飼っている場合はペットと一緒に避難所へいくことは難しいのが現状です。耐震性の確認にはまず耐震診断を行いましょう。住まいの耐震性を確認した上で、耐震性を少しでも向上させることが、家族の命と健康を守る事につながります。○木耐協では対象物件の無料耐震診断を実施しています耐震診断何をするの?誰がするの? アンケートおよびセミナー概要セミナー:「住まいと生活を安全・安心に木耐協オンラインセミナー」日時:2022年3月5日(土)13:30~15:30アンケート対象 :3月5日(土)オンラインセミナー参加者106名回答期間 :2022 年 3 月 5 日~2022 年 3 月 9 日回答方法 :インターネット調査木耐協組合概要木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階TEL:03-6261-2040URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月11日認定NPO法人ヴォーリズ遺産を守る市民の会(代表:辻 友子)では、旧近江サナトリュウムのツッカーハウスの耐震工事・消防設備工事などの改修費用を賄うため、この度クラウドファンディングの募集を開始いたしました。(2021年10月20日までの期間)ツッカーハウス登録有形文化財■クラウドファンディング開始の背景とツッカーハウスについて2012年から順次、屋根瓦の葺き替え工事他ですでに4期工事までに1,689万円をかけて工事を進めてきました。ヴォーリズは1905年に英語教師として来日しましたが、日本では不治の病と恐れられた結核の治療に当たるため、アメリカ人からの多額の寄付金の下、1918年にこのツッカーハウスを建築しました。2014年には文化庁から登録有形文化財に指定されております。ヴォーリズが設計した建物は学校・教会・病院・ホテル・デパート・個人住宅など多岐にわたりますが現存するものは全国で150件程度と言われ、その中でもヴォーリズが約60年間を過ごした近江八幡では20件ほどが現存し、ツッカーハウスはその中でも代表的な建物です。アニメファンの聖地と言われる豊郷小学校(「けいおん!」の舞台)や旧伊庭家住宅(「中二病でも恋がしたい!」の舞台)そのいずれもがヴォーリズ建築として知られ、全国から多くのアニメファンが聖地巡礼に来ています。ヴォーリズ遺産を守る市民の会では、ヴォーリズが遺したこの建築遺産を未来に向けて遺して行きたいと願っています。バームクーヘンで有名なクラブハリエの旗艦店舗(県内1の集客施設)ラコリーナ、そこから見える裏山の借景の中に、オレンジ色も鮮やかな建物が映えますが、その中心にこの建物が建っています。駐車場には遠方からの車も多く、常時賑わっております。是非一度ご覧ください。■クラウドファンディングの目的本年末には耐震工事に取り掛かり、来年夏の完成の予定です。完成の暁には、ヴォーリズの偉業の数々(建築・教育・医療・医薬品・伝道活動・社会教育活動ほか)を資料展示して公開を予定。そのほか、集会・音楽会・会議など市民の皆様や観光客の皆様にも幅広くご活用いただける場所にする予定です。■プロジェクト概要プロジェクト名: 『旧近江サナトリュウム』ヴォーリズ建築を未来に遺すための手助けを!!実施期間 : 2021年9月20日(水)~10月20日(水)リターン : 下記の通りURL : ■返礼品一覧<Aコース:支援金額 3,000円>お礼状・V建築絵葉書5枚SET<Bコース:支援金額 5,000円>同上+オリジナルトートバッグまたはスプーンSET<Cコース:支援金額 10,000円>同上+支援者名簿に明記<Dコース:支援金額 30,000円>お礼状・V建築絵葉書5枚SET・トートバッグ・スプーンSET・クリアファイル+支援者名簿に明記<Eコース:支援金額 50,000円>上記に近江八幡市内のヴォーリズ建築案内にご招待<Fコース:支援金額 100,000円>上記+登録有形文化財ウォーターハウスの一日利用権(2名様) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月02日マンションリノベは決断の連続 !中でも究極の選択ともいうべきテーマについて、不動産、設計の両方に精通するEcodecoの岡野真弥さんに聞いてみました。今回は「物件探し編」です。■ リノベ済み物件VS現況物件ABC / PIXTA(ピクスタ)件数として多いのは昔から変わらず現況物件ですね。もちろん、最近はリノベ済みの中古物件も多いので、既存部分を生かしながら自分たち好みに再リノベするという方法もあります。ただ、再リノベはフルリノベよりもお手軽と思われますが、工事内容によっては工期がほとんど変わらない場合も。現況物件を探す、リノベ済み物件を探す、という考え方よりは、エリアや周辺環境、マンションの管理体制など、自分たちで変えることができない部分を重視して物件を探す方がおすすめです。■ 都心VS郊外まちゃー / PIXTA(ピクスタ)せっかく自分たち好みにリノベするのですから、売るシーンはあまり考えてほしくはないというのが本音。ですが、都心や駅近が売りやすいというのはもちろんあります。どこからが郊外かの線引きは難しいですが、郊外でも人気上昇中のエリアなら価値も高いですね。都心で予算内の物件が見つからなければ、通勤も苦にならず、週末のレジャーにも便利な都心と郊外の中間地点も検討してみて。そして何より、住みたいエリアかどうか、自分たちが心地よく暮らせるか、が大事です。■ 大規模マンションVS小規模マンションよっちゃん必撮仕事人 / PIXTA(ピクスタ)一般的には総戸数100戸以上を大規模マンションと考えます。大規模マンションの大きなメリットとして、共益費を抑えつつも修繕積立金が潤沢であることも多く、それによって修繕工事が細やかに行えますし、管理状態の良さにつながります。総戸数10戸以下など、あまりに小規模なマンションだと住宅ローンが通らない場合も。ただ、ゆとりある敷地に建つ低層・小規模マンションは、予算の問題さえクリアできればとても魅力的。規模に対しての共益費が妥当で、修繕や管理状態も良ければ、小規模マンションだからと選択肢から外す必要はありません。■ 広い物件VSコンパクト物件ゆう / PIXTA(ピクスタ)“広いとその分リノベ費用がかかる” というのはリノベをするうえでしっかり理解しておきたいところ。予算が許せば広いに越したことはありませんが、“自分たちに十分な広さ“ を把握するのも大切。例えば10平米は約6帖です。今の家をベースに、あとどれくらいあれば十分かをイメージしてみましょう。また、数字上は狭く感じても、天井高がある物件やバルコニーが広い物件は、数字よりも広く感じます。希望より床面積が狭くても、空間全体をうまく活用できれば数字以上の収納力を期待できます。■ 新耐震VS旧耐震naka / PIXTA(ピクスタ)1981年6月1日以降に確認申請を出された物件は新耐震、それ以前のものは旧耐震と呼ばれます。安全面を考えれば、もちろん新耐震の方がいいです。ただ、旧耐震物件でも耐震補強工事をしっかり行っていれば、新耐震と同等と考えてよいでしょう。また、1971〜1981年の間は移行期と呼ばれています。同じ旧耐震物件にはなりますが、1970年以前の旧耐震物件と比較すると移行期の物件は耐震性が高いことが多いです。“旧耐震”という言葉だけでなく、着工した年を確認してみましょう。また、新耐震だと住宅ローン控除も利用できます。【取材協力】EcoDeco岡野真弥さん中古マンションリノベのワンストップサービスのパイオニア。全コーディネーターが不動産探しから設計まで一貫して担当できる不動産と設計のプロとして、知識と経験を併せ持つ。内見時には両方の視点からアドバイスができスピード感があると好評。東京都渋谷区広尾1-15-7 アドビルディング3Ftelephone*03・6450・2842
2019年05月28日突っ張り棒で固定する 背の高い家具ならば、突っ張り棒で固定する方法が最も確実。多くのサイズ、製品が出ており、値段もお手ごろ。 家具の下に敷くシートを入れる 上がダメなら下に敷く。突っ張り棒では固定できない、腰高くらいの高さの家具には、前面にシートを入れて傾きをつける方法をどうぞ。 オープン収納に便利な壁に吸着するタイプを 一番下や壁面に板がない、オープンタイプの収納は、上2つの方法がどちらも使えません。そんなときに便利なのが、こちらの壁に吸着するタイプの製品。これなら、ほとんどの棚で利用することができます。 テレビの転倒防止はぴったり吸着する耐震マットで 私の実際の経験では、東日本大震災のとき、家のテレビが吹っ飛んで壊れてしまうということがありました。壊れると結構な金銭的ダメージになるテレビ、パソコンモニタなどは、吸着マットを敷いてゆれに備えます。 大事な雑貨・食器は「ミュージアムジェル」で守る見せる収納で飾っている人も多い、雑貨や食器、グラスは、美術館・博物館でも使われているというミュージアムジェルで棚に固定しておくと安心。無色透明で目立ちにくい上、何度も繰り返し使えます。 もちろん、これで絶対大丈夫!ということは言えないのですが、備えあれば憂いなし。突然来る地震、備えがあれば、部屋の状態が気になって……ということもなくなりますね。 インテリアのアイディアを見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年04月20日地震大国である日本に住んでいるいじょう、考えないといけないことの1つが住宅の耐震性。自分や大切な家族の命に関わるところですので、今一度チェックをしてみましょう。専門的な知識がなくとも簡易的に確認できる手段や、耐震リフォームの種類に費用などを詳しく紹介しています!耐震リフォームの重要性私が家に求める最重要事項とは……耐震性です。20年以上にわたってこの業界に籍を置く筆者ですが、この質問に対しては一瞬の迷いもなくこう答えます。快適性、デザイン性、間取りの工夫などさまざまなポイントがありますが、家に求められる最も重要な事項は、家族の命を守ることなのです。地震のほかにも火災や洪水なども考えられますが、やはり大地震にあう確率の方が圧倒的に多いでしょう。ですから、どんな住宅に住むのであれ、家の耐震性の強化は絶対不可欠なことといえるのです。柱と柱を鉄具で補強するだけで耐震性は簡単に向上します。真剣に検討を始めましょう。まずは自宅の耐震性を調べてみよう家の耐震性強化が重要なのは皆さんお分かりだと思いますが、建築の知識がないのに自宅の耐震性などを調べられない、と思っていることでしょう。ところが、簡易的ではありますが、自分で簡単に耐震性をチェックできるやり方がありますのでお教えします。「簡易耐震診断」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?これはその名の通り、簡単かつ簡易的に自宅の耐震性を診断できるものです。しかも、建築の知識は一切不要。与えられた簡単な選択式の質問に答えていけば、ものの数分で判定結果を得られるのです。その一部をご紹介します。【Q建物の形は次のどれに当てはまりますか?】1.整形2.平面的に不整形3.立面的に不整形外から建物を見て2階部分が大きくて頭でっかちの家だな、と感じれば3番ということです。細かく鑑定する必要はありません。あくまで「何となく」でいいのです。こんな感じでチェックすればいいくらいの内容ばかりなので、数分もあればすべて答えられるでしょう。この質問に答えた結果を次の表に当てはめて結果を出します。築30年以上の住宅でこの簡易診断を行うと、80%はもっとも耐震性の低い総合評点0.7未満に該当するでしょう。筆者の経験からこう判断できます。そして、0.7未満の判定文言には「倒壊又は大破壊の危険があります」ので皆さん驚かれます。すぐに倒壊するわけではありませんが、大きな地震に対しては極めて危険な状態であることには違いありません。もっとも確実なのは建築設計事務所へ問い合わせることです。でも、普通は知り合いの中に設計士がいることはないでしょう。その場合はインターネットで最寄りの建築事務所を探してメールで問い合わせれば大丈夫です。また、ホームインスペクターという制度があり、この言葉をインターネットで検索すれば、どこに問い合わせをすればいいかがすぐにわかります。耐震リフォームの種類とそれぞれにかかる費用耐震リフォームと聞くと何やら大工事のように感じますが、家全体を要塞のようにパワーアップしなくても、寝室だけを耐震化するなどの部分工事もあります。起きていれば何らかの逃避行動をとれますが、寝ていてはどうしようもありません。家が万が一にでも倒壊した場合、寝室部分だけがクラッシュ現象を起こさない補強がしてあれば、命が助かる可能性がグンと高まるでしょう。代表的な耐震リフォームと言えます。マッチでできたサイコロ状の物体をイメージしてください。横から軽く押すと、マッチ棒とマッチ棒が交差した部分に力が加わり、あっけなく壊れてしまうでしょう。これを防ぐために、交点部分に金物の補強を施すのです。形はいろいろあるのですが、この金物はかなり強力で一定の耐震性を発揮します。ポピュラーなものはL字型の金具を取り付けるものですが、この他にもホールダウン金物という、外壁と基礎とを連結する工法もあります。いくら建物を金具によって補強しても、基礎部分と建物がしっかり連結されていなければ危険です。その危険性をなくすために行われます。費用ですが補強金物をメインに工事をした場合には80万円~150万円程度と思われます。また、ホールダウン金物を使って建物を補強する工事のケースでは、30万円~80万円程度です。2×4工法をご存知でしょうか。名前だけは耳にしたことがあると思いますが、具体的に説明できる人は少ないでしょう。この工法は簡単に言うと「面で建物を支える」構造で、数多くあるさまざまな工法の中でもっとも耐震性に優れたものと言われています。そして、今住んでいる家の工法が木造軸組みだったとしても、パネルを構造に張り付けていくことにより、2×4工法と同じ強度をその部分にもたらすことができるのです。理想としてはすべての面をパネルで覆えばいいのですが、実際には計算をして必要な個所をパネル補強していけば相当の強度アップになります。費用ですが1か所だけの施工であれば10万円以内で可能でしょう。ただ、補強のパネルを設置する場合、1枚だけの施工というのはあまりないので、複数個所を想定しておいたほうが良いでしょう。屋根補強というのは誤解が生じる言葉かもしれません。正確に言うと、重い屋根を軽い屋根に交換するリフォームになります。和瓦のような重い瓦は重厚感があり、日本人である私は大好きな瓦です。ところが、そんな重厚感ある瓦はその重さゆえに地震に関してはマイナスの要素になってしまいます。耐震性の観点から考えると、屋根材はなるべく軽いことが重要と言えます。ですから、重い和瓦などを使った住宅に住んでいる方で地震が心配というならば、早急にスレートなどの軽い屋根材に変えるリフォームをおすすめします。屋根のリフォームはさすがに費用が掛かります。例えば30坪程度の家の場合、重い和瓦から軽いセメント系の屋根に変えたとすれば、おおよそ200万円~250万円は見た方がよいでしょう。建物を地震から守るリフォームの一つに、基礎を補強する方法があります。とくに築50年以上の住宅では基礎が現在と比べるとかなり脆弱なケースがよく見られます。いくら壁や梁を補強しても、肝心の土台が地震に弱ければ意味がありません。基礎と外壁を連結したり、基礎そのものの幅を増すような補強をするのです。問題の費用ですが30坪程度の住宅の場合100万円~150万円程度を見てください。この金額が目安になりますが、基礎というのは専門家であってもなかなか劣化具合を判定するのが難しい箇所です。目視でクラックを見つけたとしても、それが表面的なものかそれとも深刻なものかを判断するのは至難の業です。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!耐震リフォームに使える補助金や助成金耐震リフォームをする場合、自治体から補助金や助成金があるので大いに活用しましょう。具体的な金額は各自治体によって微妙に違うので、詳細はホームページで調べてください。ある自治体では工事金額300万円以上だと定額で130万円の補助というように工事代金によって金額が変わってきますし、所得制限として年収800万円以下と規定している自治体もあります。しっかりと耐震リフォームをして万が一に備えよう冒頭でも書いたように、住宅で最も大事なことは家族の命を守ることです。そして、災害国日本に住んでいる以上、地震から逃れることはほぼ不可能です。だからこそ、住宅の耐震リフォームは重要なのです。家全体のフル耐震リフォームをするのは費用面で大変ですが、優先順位を決めてリフォームをすれば、十分に対応できます。プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!
2019年02月22日サンワダイレクトから、優れた粘着性と低弾性のジェルで震度7までの揺れでもテレビやパソコンなどの転倒を防ぐ、目立ちにくい透明の耐震ジェル「200-QL002CL_003CL_005CL」が発売されました。耐震度7に対応したクリア色の耐震ジェルこの製品は、耐震度7に対応したクリア色の耐震ジェルです。耐震ジェルは青などの色がついている物が一般的に多く販売されており、機器に設置すると耐震ジェルが目立つ場合があります。しかし、本製品はクリアなので、設置しても目立ちにくく、機器のデザイン性を損ねる心配がないのが特徴となっています。丸型と四角形を用意QL002CLは丸型の直径40mm、200-QL003CLは40×40mmの四角形、どちらも小型サイズの4枚入りで、ディスプレイの脚裏などに最適です。200-QL005CLは65×65mmの四角形1枚入りで、複数枚合わせて液晶テレビやパソコン本体などの設置に最適です。対象重量物は、200-QL002CL、200-QL003CLが1枚当たり約10kg、200-QL005CLが1枚当たり約40kgで、設置する対象物に合わせて選ぶことが出来ます。耐震度は震度7まで対応で、設置機器を地震からしっかり守ります。粘着力が落ちた時は水で洗うと粘着力が復活するので、再設置や貼り直しにも対応できます。■製品詳細耐震マット(耐震ジェル・テレビ&パソコン対応・耐震度7)型番:200-QL002CL、200-QL003CL、200-QL005CL 販売価格:各815円(税抜)製品の本体サイズは、200-QL002CLが丸型で直径約40mm、200-QL003CLが四角形で約40×40mm、200-QL005CLが四角形で約65×65mmです。200-QL002CL、200-QL003CLは4枚入り、200-QL005CLは1枚入りです。商品ページ
2016年09月21日連載『住まいと安全とお金』では、一級建築士とファイナンシャルプランナーの資格を持つ佐藤章子氏が、これまでの豊富な経験を生かして、住宅とお金や、住宅と災害対策などをテーマに、さまざまな解説・アドバイスを行なっていきます。○支援制度活用のポイント - 耐震診断は信頼できるところに!高齢者世帯などの被害が多い悪徳リフォームの事例として、補強金具の類が意味のない位置に、意味のない形で取り付けられているケースがよく報道されていました。耐震補強金具は取り付ければよいというわけではなく、有効に働くように建物全体のバランスを見て、正しい位置に、正しい方法で取り付けなければ意味がありません。取り付け位置や方法によっては、意味がないどころか、全体のバランスが悪ければ、建物にいびつな力が働き、地震への対応力を弱めて結果になりかねません。無駄なお金を使わないためにも、いきなり耐震工事をするのではなく、しっかりとした耐震診断を依頼してください。できれば工事会社と診断会社は別の方が公平を期待でき、安心です。耐震リフォームの支援制度は、情報・補助金・融資・税制などがあります。どうすれば安心できる耐震改修リフォームとなるのか、先ずは情報収集から利用しましょう。大半の都道府県は耐震診断・改修設計・改修工事すべてに支援制度を設けていますが、改修設計や改修工事については支援を行っていない都道府県もあります。詳細は管轄の地方自治体へ問い合わせください。また、住まいが幹線道路等に面している場合は、耐震診断が義務付けられている場合があり、支援も別途設定されています。○耐震改修補助金制度 - 耐震改修事例を多く入手しよう管轄の市区町村で、耐震診断や工事の依頼先がリストアップされています。診断方法や耐震設計、耐震改修工事の実績などを担当者に相談してください。建物の設計図などを持参すると相談しやすいと思います。最初の診断の相談の時に設計や工事までの流れと仕組み等を一気に把握することをお薦めします。どのような診断をして、どのような工事を行うのか。おおよその費用はどの程度かなどを把握し、補助金制度の有無と併せて、支出しなければならない費用を算出します。補助金の割合は下記の表となっています。詳細は地方自治体にお問合せください。○融資の支援制度 - リフォーム融資の制度は耐震リフォームが要住宅金融支援機構の業務は、一般の住宅ローンについては「フラット35」のように民間住宅ローンを証券化する役割となっていて、支援機構自体は直接の融資を行っていません。しかしリフォーム等については独自の融資制度があります。一般的な改修工事も融資の対象とはなりますが、必ず耐震改修工事を併せて行う必要があります。(※参考:その他に、返済が利子相当分だけで済む高齢者向け返済特例制度もあります。詳しくは住宅金融支援機構にお問い合わせください。『住宅ローンとの賢い付き合い方(3) - リフォームローンにもある減税制度』でも解説していますので参照ください)○税制上の優遇制度 - リフォーム減税制度のメインは耐震改修政府が設けている制度は、当然ながらその目的や狙いがあります。住宅の分野の政策は、住まいが衣食住のひとつで生活上必要なものであること、金額が大きく関連産業の裾野も広いことなどから、経済の活性化の目玉として位置づけられてきています。それに加えて耐震リフォームは、生命と財産を守るという役割の大切さや、一旦地震が発生したならば、二次災害を含めて被害は膨大になり、国の支出も膨大に膨らむことから一般のリフォームやバリアフリー、省エネリフォームよりも重要な位置付けにあり、優遇制度の要となっています。(※参考:リフォームに関する減税制度については、『住宅ローンとの賢い付き合い方(3) - リフォームローンにもある減税制度』を参照ください)<著者プロフィール>佐藤 章子一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。
2015年04月16日武蔵野銀行は27日、埼玉県・特定行政庁11市(※1)が進めている、耐震化支援策(※2)に対応するため、むさしの「耐震対策支援融資」の取扱いを開始した。同商品では、埼玉県・特定行政庁11市の「建築物耐震化補助事業(戸建住宅を除く)」の助成対象となる、本社ビルや工場、アパート・マンションなどを持っている法人・個人の顧客を対象に、建築物の耐震診断や耐震改修を行うための資金を、通常よりも低減した金利にて利用することができる。今後も同行は、埼玉県との連携を強化し、大規模地震に強いまちづくりを積極的に支援していくとしている。事業用不動産を持っている法人・個人事業主の顧客の対象商品融資対象者は埼玉県または特定行政庁11市より耐震改修にかかる補助金交付決定通知(補助金の交付決定が分かる書面)を受領している法人・個人事業主の人使いみちは自社所有建物の耐震診断・耐震改修工事を行うために必要な設備資金融資金額は1百万円以上(1百万円単位)で、融資期間は1年超20年以内(据置期間は最長1年以内)賃貸用不動産を持っている個人の顧客の対象商品融資対象者は融資年齢満20歳以上で、原則、同行指定の保証会社の保証が受けられること、そして埼玉県または特定行政庁11市より耐震改修にかかる補助金交付決定通知(補助金の交付決定が分かる書面)を受領していること使いみちは自社所有建物の耐震診断・耐震改修工事を行うために必要な設備資金融資金額は1百万円以上300百万円以下(10万円単位)で、融資期間は30年以内(据置期間は最長1年以内)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日カタログハウスは、「震度7のあらゆる揺れにも耐えられる商品」をテーマに、独自の耐震テストを現在販売中の大型家具に実施。このほどその結果を発表した。この耐震テストは、今年、文部科学省の研究チームの調査により、東京湾北部を震源とする首都直下型地震の震度予測が6から7に引き上げられたのを受けて実施したもの。テストは、商品の耐震度を徹底検証するため、考えられる限りの厳しい条件を設定。大型家具は、揺れから家具を守るために部屋の隅に置くことがよいとされているが、より厳しくリアリティーのある検証となるように、家具を隅には設置しなかった。家具と壁との接触面を最低限にするために、家具の背面のみを壁につけるだけにとどめた。また、揺れの再現は、日本国土開発株式会社が開発した三次元振動台が行った。揺れのタイプは、直下型地震としては近年最も激しく、東日本大震災よりもさらに建物への被害を及ぼしやすい揺れを含んだ新潟県中越地震の地震波「小千谷波形」を再現した。家具の揺れを軽減させる設置方もあえて避け、家具そのものの耐震性を実験した。その結果、全7点中4点が、震度7の揺れにも耐え、残り3点に関しても、震度6弱の振動に耐えられることがわかった。実験結果は、『週刊通販生活』で見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日あなたが今住んでいる住居は、大きな地震が起きても倒壊の恐れはないでしょうか?2011年の東日本大震災以降、建物の「耐震性」に関して重視する方が多くなりました。そこで、「マイナビ賃貸」では、住宅建築や購入のアドバイザー、アネシスプランニング株式会社代表取締役の寺岡孝さんに、震災に強い住宅選びについて教えていただきました。■「耐震等級」って何?まずは、物件の耐震構造についてですが、確認するポイントは「耐震等級」で、この数値は地震に対する“建物の強さ”を表しています。「『耐震等級』とは、『住宅性能表示制度』の項目の一つで、『住宅性能表示制度』とは、天災や火災に対する物件の耐久力などを、国が定めた客観的な数値で図る制度のことで、中でも3段階にランク付けされている『耐震等級』は、等級1の住宅は数百年に一度発生する地震(東京では震度6強~7程度)に、等級3だと等級1の1.5倍の地震に耐えられることを示します。つまり、この数値が高ければ高いほど、震度6強~7程度の地震に対する住宅の強度が増すので、お部屋選びの際には、できれば等級3、少なくとも等級1の物件がいいのは間違いありません」(寺岡さん)■「制震」と「免震」、何が違う?次にチェックしたいのが“建物の構造”についてです。その物件が災害に強いつくりになっているかどうか、「骨格の仕組み」を読み取ります。建物の災害への対策構造は、大きく分けて「耐震」、「制震」、「免震」の三つが挙げられます。耐震……基本的な骨組みを強化して、建物が地震の力に耐えられるようにする構造方法。大多数の建築物はこの構造でつくられており、標準的な構造だと言えます。制震……耐震構造でつくられた、強い骨組みの内部に、外からの揺れの力を弱める装置を組み込む構造方法。地震エネルギーを吸収するつくりになっています。免震……建物の根っこの部分に、クッションのような装置を組み込む構造方法。骨組みを強くする耐震・制震と比べ、特殊な装置で揺れを受け流すため、ほとんど建物に揺れが伝わりません。■まずは不動産会社に確認してみよう!「『耐震等級が高く、かつ免震構造』という好条件の物件は、探すだけでも一苦労で、それは、ほとんどの賃貸物件で耐震等級の表示がないからです。また、免震構造は、耐震構造に比べ建設コストがかかりますので、地盤の弱い場所では採用されない場合もあり、なかなか普及に至っていませんね」(寺岡さん)それでは、地震に強い住まいはどうやって探せばよいのでしょう?賢い選び方はありますか?「まずは不動産会社に、住宅性能評価を受けた物件かどうか直接聞くことでしょう。また、1981年以降の建築基準法による新耐震設計に該当するかどうかも確認しておくべきです。つまり、同年に東北を襲った宮城県沖地震以降に定められた『新耐震設計基準』でつくられた建物ならある程度の安全が担保されている、ということです」(寺岡さん)物件を探すときは、インターネットで築年数や種別・構造などをあらかじめ確認しておくことがおすすめです。そこで、コレ!という物件を見つけたら、実際に内見をおこない、直接、不動産業会社に住宅性能評価など、耐震について積極的に聞いてみましょう。きっと、今以上に納得のいく住まい選びができるはずです。取材協力:アネシスプランニング株式会社代表取締役の寺岡孝さん(文・エフスタイル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日あなたが今住んでいる住居は、大きな地震が起きても倒壊の恐れはないでしょうか?2011年の東日本大震災以降、建物の「耐震性」に関して重視する方が多くなりました。そこで、「マイナビ賃貸」では、住宅建築や購入のアドバイザー、アネシスプランニング株式会社代表取締役の寺岡孝さんに、震災に強い住宅選びについて教えていただきました。■「耐震等級」って何?まずは、物件の耐震構造についてですが、確認するポイントは「耐震等級」で、この数値は地震に対する“建物の強さ”を表しています。「『耐震等級』とは、『住宅性能表示制度』の項目の一つで、『住宅性能表示制度』とは、天災や火災に対する物件の耐久力などを、国が定めた客観的な数値で図る制度のことで、中でも3段階にランク付けされている『耐震等級』は、等級1の住宅は数百年に一度発生する地震(東京では震度6強~7程度)に、等級3だと等級1の1.5倍の地震に耐えられることを示します。つまり、この数値が高ければ高いほど、震度6強~7程度の地震に対する住宅の強度が増すので、お部屋選びの際には、できれば等級3、少なくとも等級1の物件がいいのは間違いありません」(寺岡さん)■「制震」と「免震」、何が違う?次にチェックしたいのが“建物の構造”についてです。その物件が災害に強いつくりになっているかどうか、「骨格の仕組み」を読み取ります。建物の災害への対策構造は、大きく分けて「耐震」、「制震」、「免震」の三つが挙げられます。耐震……基本的な骨組みを強化して、建物が地震の力に耐えられるようにする構造方法。大多数の建築物はこの構造でつくられており、標準的な構造だと言えます。制震……耐震構造でつくられた、強い骨組みの内部に、外からの揺れの力を弱める装置を組み込む構造方法。地震エネルギーを吸収するつくりになっています。免震……建物の根っこの部分に、クッションのような装置を組み込む構造方法。骨組みを強くする耐震・制震と比べ、特殊な装置で揺れを受け流すため、ほとんど建物に揺れが伝わりません。■まずは不動産会社に確認してみよう!「『耐震等級が高く、かつ免震構造』という好条件の物件は、探すだけでも一苦労で、それは、ほとんどの賃貸物件で耐震等級の表示がないからです。また、免震構造は、耐震構造に比べ建設コストがかかりますので、地盤の弱い場所では採用されない場合もあり、なかなか普及に至っていませんね」(寺岡さん)それでは、地震に強い住まいはどうやって探せばよいのでしょう?賢い選び方はありますか?「まずは不動産会社に、住宅性能評価を受けた物件かどうか直接聞くことでしょう。また、1981年以降の建築基準法による新耐震設計に該当するかどうかも確認しておくべきです。つまり、同年に東北を襲った宮城県沖地震以降に定められた『新耐震設計基準』でつくられた建物ならある程度の安全が担保されている、ということです」(寺岡さん)物件を探すときは、インターネットで築年数や種別・構造などをあらかじめ確認しておくことがおすすめです。そこで、コレ!という物件を見つけたら、実際に内見をおこない、直接、不動産業会社に住宅性能評価など、耐震について積極的に聞いてみましょう。きっと、今以上に納得のいく住まい選びができるはずです。取材協力:アネシスプランニング株式会社代表取締役の寺岡孝さん(文・エフスタイル)
2012年10月05日JR東海は28日、東海道新幹線車両の定期検査・修繕を行う車両基地(車両所)4カ所の耐震化を行うことを発表した。工事費は約43億円を予定している。東海道新幹線の地震対策については、東京の総合指令所の機能が損なわれた場合に備えての第2総合指令所の新設、土木構造物の耐震補強、脱線・逸脱防止対策、地震防災システムの機能強化などに取り組んできた。さらに車両の全般検査を行う浜松工場をはじめ、電力・信号・通信といった重要な電気関係機器を収容する施設も耐震化を進めることに。今回の発表によれば、耐震化を行うのは大井車両基地(東京都品川区)、三島車両所(静岡県三島市)、名古屋車両所(名古屋市中村区)、鳥飼車両基地(大阪府摂津市)の4カ所。各施設の検修庫については、「ブレース補強」「方杖補強」などの工法で耐震補強を行う。工期は今年7月から2015年6月までの予定。信号扱所が入っている建物も耐震化が図られることになり、三島車両所の事務所は建て替えられ、名古屋車両所の事務所も耐震補強を実施する。工期は今年7月から2015年12月まで。三島車両所の電源室と鳥飼車両基地の通信機器室も耐震補強を行い、工期は今年7月から2013年9月までの予定となっている。これらの工事により、東海道新幹線の駅や列車運行に関わる建物はすべて耐震化されるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日マンションを探すとき、また、自分が住むマンションが地震に強いのかどうかは、どこを見ればわかるのでしょうか。不動産の広告では、「耐震構造」、「免震構造」、「制震構造」などということばをよく目にしますが、これらはいったいどう違うのでしょうか。そこで、構造設計一級建築士の笘谷修作(とまたに・しゅうさく)氏に、「耐震構造」・「免震構造」の違いや、地震に強いマンションの見分け方をおたずねしました。■外観、内観を見て分かるポイントとは――地震に強いマンションかどうか、外観、内観から分かるポイントはありますか。笘谷氏マンションの造りは、大きくは、A.鉄筋コンクリート造など(鉄筋の場合はRC造、鉄骨鉄筋の場合はSRC造と言う)、B.鉄骨造(S造) の二つがあります。建設費が高くてグレードの高いマンションはAとなります。分譲マンションは、ほぼAです。賃貸マンションではAとBがあります。また、階数によって、5階程度までの「低層系」、6~15階程度の「中高層系」、それ以上の「超高層系」の三つに分かれます。さらに、Aの低層系では柱・梁のある構造と、柱・梁のない「壁式構造」に分かれます。――地震への対応は、それぞれどのようになるのでしょうか?笘谷氏4つのポイントがあります。ポイント1 B.鉄骨造は、A.鉄筋コンクリート造に比べて地震時の揺れは大きくなります。ただし、一般の人がAかBかを見分けるのは難しいと思います。ポイント2 A.鉄筋コンクリート造などの場合は壁式構造であるか否かを確認してください。この構造は地震に強く、過去の震度6クラスの地震であまり被害を受けておりません。一応安心してよいかと思います。ポイント3 A.鉄筋コンクリート造の場合で壁式構造でない建物については、外観での判断は難しいのですが、一つの目安として、「柱の太さ」があります。太い方が地震に強いと言えます。また、1階の短辺方向(縦、横の長さで短いほう)に壁のない構造で、旧耐震設計基準(1981年6月以前の建築法。後述)の場合は注意をする必要があると思われます。ポイント4 低層系の場合は、壁の多い建物は安心感があります。つまり、地震の揺れに一番強いのは、「A.鉄筋コンクリート造など」でかつ「低層系」かつ柱・梁のない「壁式構造」です。Bは低層から高層まで幅が広いですが、一般的に建物の揺れはAより大きくなります。――部屋のなかで、構造的に地震に強い場所はありますか。笘谷氏A.鉄筋コンクリート造の場合は、隣り合った住戸の境目にある壁が耐力壁(15cm程度のコンクリート製の壁)となっており、地震時にこの壁がくずれて床が落下するようなことはまず考えられません。したがって、隣の住戸を仕切っている壁付近は安全な空間となりますので、家具、電気製品などの衝撃を受けないような対策をしておいて、壁のそばにいるのが良いと思います。――地震が起こったときに気をつけるべき場所はありますか。笘谷氏1階が柱のみの構造(1981年6月以前の設計で1階に壁がない場合)では、1階への避難は気をつけてください。また、エレベータホールが建物本体の外にある場合や、外部階段は揺れが収まるまで近づかない方がよいでしょう。■耐震構造の種類をチェック――「耐震構造」、「免震構造」、「制震構造」の特徴を教えてください。笘谷氏耐震構造とは、文字通り、地震に耐える構造ということです。そのなかで免震装置、制震装置のついていない建物を、総称として「耐震構造」と呼んでいます。国内にあるほとんどの建物が「耐震構造」となります。「免震構造」とは、地震のときに建物にかかる水平方向の力を低減し、地震のエネルギーを「免震層」という1階床下に組み込んだ積層ゴムなどの装置に集中させる造りです。地震時の揺れを1階床下で吸収するため、揺れは小さくなり、家具の倒壊や建物が被害を受けることはほとんどありません。ただし、免震装置が高額なため、建設費が高くなります。強い地震を受けた後は免震装置の修理、メンテナンスに別途の費用がかかるなど、分譲マンションの場合は修繕積立金が高くなることがあります。「制震構造」は、建物にかかる水平方向の耐震強度は「耐震構造」と変わりませんが、地震による建物の変形を小さくするための装置を取り付けています。この構造は主に超高層建物に取り付ける場合が多く、一般の中高層マンションでは見られません。制震装置を取り付ける必要性が少ないからです。高層階の揺れをある程度抑えるため、家具の倒壊や建物が被害を受けることが少なくなりますが、建設費はやや高くなります。――高層階になるほど揺れが大きくなるのはなぜでしょうか。笘谷氏各階の床が揺れで移動する量は、地盤の水平移動量にその階の移動量を加算した値になります。つまり、下の揺れがどんどん上に伝導していくイメージです。例として、地盤が30cm移動し、各階が3cm移動した場合、10階建てでは1階が30cm、10階では57cmとなります。階が上に行くほど床の移動量が大きくなるため、当然、揺れは大きく感じられます。――「高層マンションやビルは揺れたほうがいい」といいますが、本当でしょうか。笘谷氏 建物は揺れないに越したことはありません。免震構造が良いと考えるのは、揺れが小さいからです。現在のマンション設計の主流はある程度の揺れを考慮していますが、これは揺れた方が良いのではなく、揺れても壊れないように建物に粘りを持たせた設計法だからです。――高層階より、低層階のほうが安全なのでしょうか。笘谷氏必ずしも、低層階のほうが安全とはいえません。地震時に建物に加わる水平力は建物の重さに比例します。低層階の方が重いので、より大きな力が加わります。そのため、地震による建物被害は一般的には低層階の方が多くなります。高層階では揺れは大きいのですが、構造体の被害は少なくなります。■法律の制定年を知って、築年数で確認――築年数で地震対策について判断することはできますか。笘谷氏1981年6月に建築基準法が改正され、「震度6~7の地震でも建物が倒壊しない耐震性能を求める」という「新耐震基準」が施行されました。よって、同年同月以降に設計されたかどうかが一つの判断材料です。また、阪神・淡路大震災の地震被害を受けて1995年12月に「耐震改修促進法」が制定されました。この法律は1981年6月以前に設計が完了した建物に対して、耐震診断、耐震補強計画を促進するために作られました。現在全国の公共施設などではこの法律に基づいて耐震診断、耐震補強計画を進めています。次に、2000年6月に建築基準法が改正され、さらに、2007年に起こった「耐震強度偽装事件(いわゆる姉葉事件)」を受けて、2008年末には「新建築士法」が施行されました。新しい国家資格である「構造設計一級建築士制度」が創設され、「一定規模以上の建築物の構造設計について、構造設計一級建築士が自ら設計を行うか、構造設計一級建築士に構造関係規定への適合性の確認を受けることが義務付けられる」ことになりました。つまり、2009年以降に設計されたマンションはひとまずは安心だといえます。阪神大震災の例でわかることは、震度6強、震度7クラスの地震が起きたときに命を守ることです。このような非常に強い地震に対して命を守るためには、建物の崩壊(柱がつぶれて生存空間が失われる)、倒壊(倒れてしまう)を起こさないマンションを選ぶことです。壁式構造の建物は建設年度にかかわらず、1981年以前のものを含めて大丈夫だと思います。壁式構造でないマンションは1981年以後の設計が良いと思います。マンションの「見た目」、「構造」、「耐震構造の種類」、「築年数」をチェックすることで、その物件の「地震に耐える力」を知ることができると分かりました。どの確認方法も、誰もが少し意識をすれば簡単にできることばかり。マンションを買う、借りるときの重要なポイントです。監修: 笘谷修作氏。一級建築士、構造設計一級建築士、有限会社トマタニ構造設計(千葉市稲毛区)・代表取締役。(阪河朝美/ユンブル)【関連リンク】【コラム】女子の一人暮らしは危険だらけ!マンションでチカンが潜む場所は【コラム】マンションと一戸建て色々な要素で比較してみた【コラム】知られざるタワーマンション生活!高層階住民の声を集めてみた
2011年04月13日