三宅裕司が主宰を務める「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」の最新作となるミュージカル・アクション・コメディー『ラスト★アクションヒーロー ~地方都市に手を出すな~』が10月19日(木)よりサンシャイン劇場にて上演される。10月上旬に行われた通し稽古の見学に足を運んだ。公安特殊部隊の風見(長谷川慎也)は、極秘に開発された超小型スーパーコンピュータの回収の命を受け、ある地方都市へと赴き、TV番組の撮影に来たクルーを装い町に潜入する。すでに町には、世界で暗躍するスパイ組織「サムライ・ブルー・ミッション」の腕利きのスパイ・影谷(栗原功平)が同じ目的で潜入しており、町の人々を巻き込みつつ、水面下での攻防が展開する。今回の物語の舞台はどこか牧歌的な雰囲気が残る地方都市。“地方都市”と“スパイアクション”という2つのワードのギャップの激しさが桁違い、まさにこの落差が物語に面白みを与えている。『ラスト・アクション・ヒーロー』と聞くと、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のハリウッドのアクション大作映画を思い出す人も多いかもしれないが、本作もアクション満載!公安特殊部隊の訓練に始まり、町の若い女性たちが結成した“アクションサークル”のパフォーマンス、そして公安とスパイ組織が繰り広げる戦いなど、全編にわたって「これぞスーパー・エキセントリック・シアター!」とも言うべき質の高いアクションが展開する。特にクライマックス、風見と影谷が互いの意地とプライドをかけた壮絶な戦いは、ハリウッド大作も顔負けだ。また “ミュージカル”と“コメディー”と銘打っているだけあって、随所に歌唱あり、笑いもありの2人のやりとりは、SETファンが待ちに待った爆笑コーナーの復活だ。芝居なのかアドリブなのか、劇団を44年引っ張ってきたコメディセンスを見せつける。一方で、物語の肝となる、超小型スーパーコンピュータの行方に関しては、世相や社会情勢なども巧みに取り入れた意外な結末となっており、歌にアクション、笑いにドラマと存分に楽しめる作品になりそうだ。取材・文:黒豆直樹
2023年10月18日熱海五郎一座『幕末ドラゴン〜クセ強オンナと時をかけない男たち〜』の製作発表記者会見が都内で行われ、構成・演出を手がける三宅裕司をはじめ、キャストの渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、ゲスト出演の檀れい、玉井詩織(ももいろクローバーZ)が登壇した。三宅が座長を務める熱海五郎一座は、東京の笑いである“軽演劇”を上演すべく2006年に旗揚げされた。アドリブや一発ギャグといった瞬間芸でなく、練り上げられた台本と設定の中で生まれる笑いを追求しながら2014年に東京・新橋演舞場へ進出。その第9弾となる今回は、幕末にタイムスリップした高齢者ばかりのミュージカル劇団員(三宅・渡辺・ラサール・小倉・昇太)による“爆笑サバイバル東京喜劇”が繰り広げられる。坂本龍馬(東・深沢によるWキャスト)の暗殺を阻止したことで歴史が変わってしまうピンチに陥った劇団員一行は、現代に戻ろうと奮闘するが──。ゲストの檀は龍馬の妻・お龍、玉井は芝居嫌いな劇団主宰者の娘に扮する。檀と玉井のキャスティングは、いずれもバラエティ番組で共演した三宅のスカウトがきっかけ。NHK BSプレミアム『コントの劇場』(2013年)における檀のコメディエンヌぶりを、三宅は「笑いに真剣に取り組んでくださった姿が印象的でした」と振り返る。コントはこの番組以来と話す檀は、脱線に次ぐ脱線で報道陣の笑いを誘う一座メンバーを前に「皆さんのパワーがすごいので笑いをこらえてしっかりお芝居できるのか」と不安を口にしながらも、「お客様に喜んでお帰りいただきたい」と意気込む。玉井とは、三宅がももいろクローバーZの帯番組『ももクロちゃんと!』(2022年)にゲスト出演したときから「しおりん」と愛称で呼ぶ関係に。喜劇の台本を書き下ろした際に玉井が見せた反応から「ボケとツッコミ、両方できる器用な一面があると知って」と抜群のコメディセンスがあることを明かす。これを受け、玉井も「熱海五郎一座の公演を何度か拝見して一員になりたいと感じていました」とオファーの喜びを語り、「皆さんからたくさん勉強させてもらいます」と述べていた。記者から「華のある女性ゲストを、趣味の城めぐりにお連れするならどちらへ?」と問われた昇太は、劇中に登場する新撰組の拠点・京都を持ち出し「二条城かな」と即答。「御殿が現存する貴重なお城で、たたずまいがゴージャス。檀さんと玉井さんにぴったりですよね」と鼻の下を伸ばす。続いて「こういう蘊蓄がスッと出てくるんです」と調子づくと、三宅から「他人から褒められるまで待てないの?」とつっこまれていた。公演は5月31日(水)〜6月25日(日)、東京・新橋演舞場にて。ぴあでは現在プリセール中。3月26日(日)10時からの一般発売では、食事付き桟敷席の「ぴあシート」を含め、座席指定できるチケットを販売する。取材・文:岡山朋代
2023年03月16日東京都内にある企業の立地情報と、それに準じた支援制度を無料で相談・紹介する「東京都企業立地相談センター」が日暮里繊維街にあるファッション関連産業で起業したい方をサポートする施設『イデタチ東京』へ2022年9月1日(木)に特徴や支援内容の取材に行きました。東京都荒川区の日暮里繊維街は、日本有数の繊維関連業の集積地。現在、約90店舗が軒を連ね、ファッションデザイン、手芸、ものづくりなどに取り組むデザイナーやアパレルメーカー、作家、学生から一般の買い物客まで多くの人が材料を探しに訪れている街です。入居者同士が情報交換して切磋琢磨できる環境■『ファッション・ロー』はじめ、ファッションに特化した専門家がサポートイデタチ東京が入居している「ふらっとにっぽり」が完成したのは2021年1月。イデタチ東京はその翌月、2月1日にオープンしました。施設は、22㎡の個室オフィス4室、各デスクがパーテーションで区切られたシェアオフィス5席、打ち合わせコーナー、宅配ロッカー、メールボックス、複合コピー機などの共有設備で構成されています。さらに、イデタチ東京の入居者は、株式会社ベビーロックが運営するプロ向け機材をそろえたシェア工房「ベビーロック・スタジオ日暮里」を特別割引で利用することもできます。運営事務局 統括マネージャー/コーディネータの児玉あゆこさんは、イデタチ東京の特徴を次のように話します。「当施設の強みは、ファッションに関連した豊富な経験、知識を持つ専門家の支援体制が充実していることです。具体的には、ファッション・コンテンツ業界で多くの起業支援を行ってきたインキュベーションマネジャー2名のアドバイス、ファッションに関連する法律問題に詳しい弁護士、『ファッション・ロー』やECコマースなどの専門家7名のメンタリングを受けることができます。インキュベーションマネジャーの面談は月2回。他の都内の起業支援施設でもこうした仕組みはありますが、当施設の月2回というのは、かなり頻度が高いと思います。伴走的に定点観測し、事業の進捗を逐一報告してもらうことで、ファッションビジネスとしての基盤をスピーディーに築くことができます」現在入居しているのは、2021年のオープン時に第1期生として入って来られた7事業者。最長3年間ここで仕事をすることができます。世代は20代から50代後半までで、中心は20代後半~30代前半。6対4ぐらいで女性の方が多いそう。「皆さんの領域は、アパレル、テキスタイル、アクセサリーなど。クリエイターとしての技術はお持ちですし、創りたいモノや方向性も明確です。ただし、ビジネスとして継続させ、軌道に乗せるために必要な資金調達、あるいは知的財産権の管理、別のクリエイターさんとコラボする際の適切な契約書の作成などの経験が不足しているので、その部分を重点的にサポートしています」(児玉氏)ほかにも、年4回ほど開催する、先輩起業家の貴重な体験談が聞けるトークイベント、ファッションビジネスのトレンドを知ることができるセミナーなども好評だそうです。イデタチ東京 運営事務局 統括マネージャー/コーディネータ 児玉あゆこ氏イデタチ東京の個室オフィス■“卒業”後、事務所用物件で事業継続すると毎月5万円×3年間、荒川区が賃料補助荒川区 産業経済部 経営支援課長 石﨑正剛さんは、イデタチ東京がある日暮里繊維街の環境も、この施設ならではの魅力と言います。「かつて繊維卸問屋街は日本の各地に存在していましたが、現在、プロ~一般客も訪れて買い物ができる場所はここくらいしか残っていません。繊維資材を中心に皮革、ボタン、型紙、縫製、アクセサリーなどのさまざまな専門店がそろっており、コロナ禍前は海外からも多くの人が訪れていました。すぐそばに材料を比較検討、入手できる場所があるのはイデタチ東京独自の長所だと思います」イデタチ東京では、施設を卒業した事業者には、その後もできるだけ荒川区内でビジネスを継続してほしいと要請しているとのこと。「ファッションビジネスの拠点は港区、渋谷区が中心という印象ですが、スタートアップ企業にとって荒川区は家賃が安く、ランニングコストをセーブできる点が魅力です。しかも“住居用ではなく事務所利用できる物件”を借りていただければ、毎月5万円×3年間、荒川区が賃料補助を継続します。また、荒川区と協働で空き家再生事業を行っている東京R不動産さんが、入居者向けのワークショップを開催予定。アトリエを構える際のノウハウや荒川区内の先輩クリエイターのアトリエ紹介などをしていただきます」(石﨑氏)足まわりの良さも特徴です。日暮里は山手線駅で都心の主要駅に直通の上、京成本線で成田空港へは約40分。「近い将来、世界を視野に入れて仕事に取り組んでいる人も多く、その点、成田へのアクセスが良いことは大きなアドバンテージだと思います。イデタチ東京から世界に羽ばたく人たちが出てくれたらうれしいですね」(石﨑氏)荒川区 産業経済部 経営支援課長 石﨑正剛氏休憩・打ち合わせコーナーイデタチ東京のエントランス■入居者募集(2022年9月15日現在)フロアマップ・名称:イデタチ東京・ 所在地 :東京都荒川区東日暮里六丁目17番6号「ふらっとにっぽり」5階・募集区画:①個室オフィス(約22㎡)1室料金(月額・共益費込):50,000円その他費用:自己負担(電気使用料、電話通信費、清掃およびごみ処理費等)②シェアオフィス(約3㎡)1席料金(月額・共益費込):10,000円その他費用:管理費月額3,000円(電気使用料、清掃およびごみ処理費)・設備:電話回線、テレビ端子、電源、空調、機械警備・使用期間最長3年※単年契約。2回まで更新可。・利用時間24時間・365日・共有設備休憩・打ち合わせコーナー、Wi-Fi、コピー機、メールボックス、宅配ロッカー、給湯室【入居のメリット】①インキュベーションマネージャーによる起業・経営支援ファッション業界やコンテンツ業界のクリエイター支援実績をもつインキュベーションマネージャーが在籍。起業や経営の支援、アドバイスを受けられます。②メンター陣による実践的なアドバイスファッションデザイン、ECサイト運営、流通、ファッションローなどさまざまな得意分野をもつプロフェッショナルから、月2回までメンタリングを受けられます。③日本有数の布の街ものづくりが盛んな地域で起業日暮里繊維街は、約90店舗が軒を連ねる日本有数の生地織物の問屋街。荒川区は、事業所の約2割が製造業の、ものづくりの風土が根付くエリアです。④入居者同士の交流入居者同士で情報交換できる場を設け、ファッションビジネスでのビジネスの成長をめざす仲間が、刺激を受けあい助け合うコミュニティを形成します。⑤荒川区ほかの手厚い支援施設使用終了後も区内に事務所・店舗を構えると賃料の一部が補助される制度(上限月額5万円・諸条件あり)や、施設併設のモノづくり工房「ベビーロック・スタジオ日暮里」を特別割引で利用できます。⑥2021年誕生の新しい施設でファッションビジネスに新たな価値イデタチ東京は、あらゆる領域を横断しながら、ファッションビジネスに新たな価値を生み出す人を応援しています。2021年に誕生した新しい施設で挑戦してみませんか。詳細・お申込み方法などはこちら : ■施設概要・問い合わせ先施設名:イデタチ東京住所:東京都荒川区東日暮里六丁目17番6号「ふらっとにっぽり」5階運営:荒川区、イデタチ東京運営事務局設立:2021年支援内容:ファッション領域で創業、事業拡大を目指す事業者のための創業支援施設ホームページ: お問合せ: ■情報配信元東京都企業立地相談センター担当秋山住所:東京都江東区東陽2-4-24サスセンター1F電話番号: 03-6803-6280E-mail: 4909@ilsc.to kyoホームページ: ■東京都企業立地相談センターとは企業や個人事業者様を対象に創業や事業拡大する「場所」探しのご相談を不動産専門アドバイザーが無料で承っております。ご希望条件をお伺いし、事務所、店舗、工場、事業用地などを取り扱う民間不動産事業者に一斉照会いたします。その他、都や都内区市町村の公的物件情報や支援制度もご案内しております。(東京都企業立地相談センターは東京都産業労働局が運営しております。)■記事掲載東京都内に立地し活躍されている企業様や区市町村の企業支援担当者へインタビュー記事を東京都企業立地相談センターホームページに掲載しており、その一部をご紹介しております。ページURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月16日ねこスイーツが集結するイベント「ねこキャンペーン」が、2021年3月7日(日)までエキュート東京・京葉ストリートで、3月3日(水)までエキュート日暮里・立川で、またエキュート日暮里では2月28日(日)まで開催される。「ねこスイーツ」がエキュート各施設に集結エキュートの「ねこキャンペーン」は、ねこの形をしたケーキやクッキーなどのスイーツを手に入れることができる期間限定イベント。おにぎりや食パンといった軽食も集結する。東京:たっぷりあん&バターをサンドした猫パンケーキエキュート東京では、東京あんぱん豆一豆が「東京にゃらんあんパンケーキ」を展開。北海道十勝産低糖あん&バターを、猫をプリントしたパンケーキで挟んだ、ボリューム満点の一品だ。こぼれ落ちるほどたっぷりのあんをサンドしている。京葉ストリート:キャラメル風味のネコ型食パンエキュート京葉ストリートには、東京ねこねこの「ねこねこ食パン にゃらん」が登場。キャラメル風味のねこ型食パンとなっており、別売りのチョコペンを使えば、自分好みの表情を描いて楽しむことができる。日暮里:猫のフェイスショートケーキ&肉球形ラムネエキュート日暮里は、ショートケーキやラングドシャ、せんべい、もなかなど、和洋問わずねこ型スイーツが充実。パティスリーアンドゥの「ネコレーション」は真っ白の生クリームや苺、チョコレートで、猫の顔を表現したショートケーキ。手作りのため、ひとつひとつ表情が異なるのがポイントだ。イベントショップのネコエモンでは、徳島県産和三盆糖と奈良県の吉野葛を使用した「京ラムネらむねこ」を販売。和菓子の落雁の製法をベースに、猫顔・肉球形のラムネを作り上げている。立川:猫型チョコレートムース&モンブランエキュート立川には、甘酸っぱいフランボワーズムースと、ほろ苦いチョコレートムースを組み合わせたキャトルキャールの「ミネット」や、濃厚なドーム型マロンペーストの中にモンブランクリームなどを詰め込んだダロワイヨの「モンブラン ミャオ」などが並ぶ。【詳細】「ねこキャンペーン」■エキュート東京 東京駅じゃらんフェア2021開催期間:2021年2月15日(月)~3月7日(日)商品例:・東京にゃらんあんパンケーキ 1個 480円(税込)/東京あんぱん豆一豆※エキュート東京限定■エキュート京葉ストリート 東京駅じゃらんフェア2021開催期間:2月15日(月)~3月7日(日)商品例:・ねこねこ食パン にゃらん 1斤 900円(税込)/東京ねこねこ※エキュート京葉ストリート限定 ※1日限定48斤■エキュート日暮里 やっぱり猫Week開催期間:2月15日(月)~2月28日(日)商品例:・ネコレーション 直径12cm 2,802円(税込)/パティスリーアンドゥ※エキュート日暮里限定 ※ネット予約可・京ラムネらむねこ 15個入 864円(税込)/イベントショップ:ネコエモン※エキュート日暮里限定 ※出店期間:2/15~2/23■エキュート立川 やっぱり猫Week開催期間:2月15日(月)~3月3日(水)商品例:・ミネット 508円(税込)/キャトルキャール・モンブラン ミャオ 810円(税込)/ダロワイヨ※エキュート立川限定
2021年02月19日9月25日小雨の降る中、俳優の三宅裕司、小倉久寛が出席し、劇団スーパー・エキセントリック・シアター第58回本公演「世界中がフォーリンラブ」(10月9~25日、東京・サンシャイン劇場)の合同取材会が開催された。【チケット情報はこちら】冒頭、座長三宅裕司は、「このコロナ禍で大変な時期、劇場関係者も非常に大変な思いをしている。40年劇団を続けてきて公演を取りやめるという選択肢はなかった。今だからこそ閉塞感からうっぷんがたまっているお客様に「明日から頑張るぞ!」と思ってもらって元気になるような作品を創ろうと思いました」と公演開催決定への経緯を語った。そして、劇中で登場人物が全員付けるという「立体マスク」を初披露。また、感染症対策を実施している稽古場の様子を、小倉久寛は「普段は全員が集まって稽古をするのに今回はシーンごとの出演者しか集まらない。他のシーンがどうなっているかわからないので、本番を僕が一番楽しみにしています」と笑いを誘っていた。今公演のテーマ「純愛」にちなみ、二人の純愛はという質問には「純愛のかたまりです。小学4年で知り合って、高校3年で付き合って、7回別れて、35歳で結婚しましたから、これは純愛でしょ。純愛を貫いた、と言った方が今後の結婚生活がうまくいく」と三宅が答える一方で、小倉は「結婚してくれって100回くらい言ってやっと結婚した。結婚してもらったので、何でも言うことを聞きます。怒られてもハイ、ハイと…」と、自身の体験談を語った。本公演は、10月9日(金)~25日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。また、10月17日(土)の13:00公演と17:00公演は、PIA LIVE STREAMにてライブ配信を実施。劇場チケット・オンライン視聴券共にチケット発売中。
2020年09月28日「ミュージカル、アクション、コメディー」を3本柱に三宅裕司(68)が劇団SETを旗揚げしてから40年。岸谷五朗、寺脇康文といった多くの売れっ子俳優を輩出し、観客動員数もうなぎ上り、名実ともに人気劇団となった。座長・三宅裕司が創立時からの盟友・小倉久寛(64)と語り合った喜劇への矜持とは?三宅「28歳で劇団を旗揚げして40年。よく続いたなあというのが率直な感想ですよ」小倉「僕は、64歳までよくやったなあって(笑)」三宅「それはあるよね。俺たちが子どものころの60って、めちゃくちゃ年寄りに見えたもの。今とはえらい違い。俺なんか、あと2年で70だよ!」小倉「でも、三宅さんを見ていると、70もさほど老け込んだ気がしませんよ。しかも、ちゃんと貫禄はある。僕なんか、老けているのに貫禄がないから、うらやましいですよ」三宅「小倉は劇団に入ったころとまったく変わらないよな」小倉「劇団を作ったばかりのころは、キャパが160人くらいの劇場で公演してましたよね。懐かしいなあ」三宅「池袋のシアターグリーンね。そこに「劇団3〇〇」(※1)が250人入れて、SETはその記録を抜いて300人入れた。当時、渡辺えり子の3〇〇と競い合っていたから」小倉「僕なんか、お客さんが並ばないうちから整理券を作ったりして(笑)。だから、実際に並んだときはうれしかったなあ。『ありがとうございます!』って言いながら、一生懸命、配りましたよ(笑)」三宅「あらためて、なんで40年続けてこられたと思う?」小倉「僕は、劇団の活動って楽しいんだろうなあと思ってこの世界に入ったら、本当に楽しかったんですよ。ずーっと、大学祭をやってるような感じで……って、わあ〜、こんな言い方をすると、軽くなっちゃったかなあ(笑)」三宅「でも、そうなんだよ。劇団作ったころは芝居しかやることがなくて、芝居のためにバイトして、稽古して、本番でお客さんにウケて、よかったなあって酒飲む、の繰り返し。ケンカもしたし、いろいろあるけれども、それをひっくるめて楽しかった」小倉「昔、劇団で合宿をやりましたよね。遊ぶときにしっかり遊ばないと怒られた。『遊びでやってるんじゃねえんだよ!』って、遊びで行ってるのに(笑)」三宅「みんながバカになるときはバカになれよ!っていうことですよ」小倉「怒られて辞めていったコもいましたよ(笑)」三宅「そうだったね(笑)。でも、一つ言えることは、舞台をやり続けている理由は、やめるきっかけがないの。これは、けっこう大きい」小倉「その言葉を聞いて安心したなあ。じつは、僕もそういうところがある。でも、言ったら怒られるかなあって(笑)」三宅「それとね、劇団存続の危機は何度もあったんだけど、創立メンバーがみんな助けてくれた。だからここまで続けてこられたんだと思う」小倉「幸せですよ、ずっと好きなことを続けられるというのは。だからね、ちょっといい子ふうに言うと、今、置かれている状況に感謝しながら、今後もやっていけたらいいなあと思っています!」三宅「いい子ふうじゃないと、『今があるのは、俺の持ってる運と実力だぜ!』っいう感じだろう?」小倉「違いますよ!読んだ人が誤解しちゃうでしょ(笑)」※1:劇団3〇〇(さんじゅうまる)。劇作家で女優の渡辺えり子(現・渡辺えり)が主宰した劇団(’78〜’97年)。57作目となる劇団SET創立40周年記念公演・舞台『ピースフルタウンへようこそ』。東京公演:10月11〜27日、池袋サンシャイン劇場/愛知公演:11月8〜9日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT/兵庫公演:11月13〜14日、兵庫県立芸術文化センター。
2019年10月07日「ミュージカル、アクション、コメディー」を3本柱に三宅裕司(68)が劇団SETを旗揚げしてから40年。岸谷五朗、寺脇康文といった多くの売れっ子俳優を輩出し、観客動員数もうなぎ上り、名実ともに人気劇団となった。座長・三宅裕司が創立時からの盟友・小倉久寛(64)と語り合った劇団の歴史とは?三宅「28歳で劇団を旗揚げして40年。よく続いたなあというのが率直な感想ですよ」小倉「僕は、64歳までよくやったなあって(笑)」三宅「それはあるよね。俺たちが子どものころの60って、めちゃくちゃ年寄りに見えたもの。今とはえらい違い。俺なんか、あと2年で70だよ!」小倉「でも、三宅さんを見ていると、70もさほど老け込んだ気がしませんよ。しかも、ちゃんと貫禄はある。僕なんか、老けているのに貫禄がないから、うらやましいですよ」三宅「小倉は劇団に入ったころとまったく変わらないよな」小倉「僕はね、そもそも大学を卒業したら普通に会社勤めをするつもりだったんですよ。でも、オイルショックの時代でなかなか就活がうまくいかなくて。そんなとき、中村雅俊さんのドラマで演劇青年が出てきて、それがすごく楽しそうだなあと思ったんですよ」三宅「劇団の活動が楽しそうってことだろう?」小倉「そうそう」三宅「絶対、蜷川(幸雄)さんのところで灰皿投げられるのは嫌だろうね(笑)」小倉「まあ、どうせなら楽しいほうが……(笑)。全然経験もないのにちょっと劇団とかに入ってみようかなあと思ったんです。なかでも喜劇は、騒いでバカやってるだけでいいのかなあって」三宅「俺は大学時代にコミックバンドとコンボジャズバンドと落研をやっていて、卒業したら喜劇役者を目指そうと思っていたんだよ。でも、『日本テレビタレント学院』はつまらなくて辞めて、劇団も2つ、3つ行ったけど、自分のやりたいこととずれていた。それで、自分で劇団を作ろう、と」小倉「当時は小劇場もたくさんあったでしょう。興味のある劇団はなかったんですか?」三宅「行きたいと思ったのは、『東京ヴォードヴィルショー』(※1)くらいかなあ。でも、座長が福島出身なのでやめました。佐藤B作さんには内緒だけど(笑)。東京にこだわりもあったしね」小倉「SETって、できた当初から“ミュージカル、アクション、コメディー”の3本柱でしたよね。アクションを入れたのはなんでですか?」三宅「そのころ劇団のメンバーとキャラクターショーのバイトでアクションをやっていたからだよ(笑)」小倉「それだけ?(笑)」三宅「芸の一つとして取り入れたら、劇団の作品にも広がりが出るだろうと思って」小倉「口コミで徐々にお客さんは見にきてくれるようになったけど、やっぱり、三宅さんの『ヤンパラ』(※2)が大きかったですよ。お客さんが一気に増えて」三宅「劇団の活動だけじゃ食っていけないからね。それに、口では『劇団を売るために』と言いながら、本当は自分も売れたかったのよ(笑)」小倉「岸谷五朗と寺脇康文が入ってきたのもそのころです」三宅「俺の仕事がどんどん忙しくなって体力的にも無理だなっていうころ。だから、岸谷と寺脇を前面に出してスターにしていこう、と」小倉「そのとおりになりましたよね。2人が辞めるまで10年くらいあったのかなあ」三宅「自分たちで劇団を作りたいって言われて。でも、昔、俺も同じだったのよ。やりたいことがあったら、自分で作ったほうがいいと思ってSETを始めたから。それで、2人が抜けた後、そこからまた小倉と俺のコンビネーションを研究するようになった」小倉「僕は、ずっとマスメディアの仕事が苦手でした。団員になって1年目くらいかなあ、企業の社員教育ビデオをやったときに苦い経験をしたんですよ(笑)」三宅「覚えてるよ。電話の交換手の役だろう(笑)」小倉「5行のセリフが言えないもんだから何度もダメ出しされて。結局、役を降ろされたんですけど、その代わりをやるのが僕のマネージャーだったんですよ(笑)」三宅「ショックだよな、役者にとって」小倉「その人、よく結婚式の司会のアルバイトをやっていたんですよ(笑)」三宅「今では、プロの司会者だもんな(笑)」小倉「ショックで、翌日、三宅さんのところに『もうマスコミの仕事はやめます』って言いに行きましたね(笑)」三宅「『舞台だけにします!』って(笑)」※1:劇団東京ヴォードヴィルショー。’73年に佐藤B作を中心に結成された人気劇団。※2:ラジオ番組『三宅裕司のヤングパラダイス』(ニッポン放送・’84〜’90年)。『ドカンクイズ』『恐怖のヤッちゃん』など数多くの人気コーナーが生まれ、中高生を中心に絶大な人気を誇った。57作目となる劇団SET創立40周年記念公演・舞台『ピースフルタウンへようこそ』。東京公演:10月11〜27日、池袋サンシャイン劇場/愛知公演:11月8〜9日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT/兵庫公演:11月13〜14日、兵庫県立芸術文化センター。
2019年10月07日山田孝之と菅田将暉のW主演でおくる金曜ナイトドラマ「dele」(ディーリー)の第4話が8月17日深夜オンエアされた。毎話、映像美と豪華ゲストに注目が集まっている本作だが、今回は「RADWIMPS」野田洋次郎がゲスト出演、その“衝撃的”な役柄にネットがざわめいている。気鋭のベストセラー作家・本多孝好が山田さんと菅田さんのために当て書きした完全オリジナルストーリーである本作。山田さん演じる坂上圭司と菅田さん演じる真柴祐太郎は依頼人の死後、不都合なデジタル記録をすべて内密に抹消する仕事をしているのだが、任務を遂行しようとするたび様々な問題に巻き込まれ、依頼人の死に隠された真相とその背景を解き明かすことになっていく…という物語。若手俳優を代表する存在ともいえる山田さん、菅田さんの共演だけあって、1話の放送後から2人の演技を讃える声とともに、「画面の色みが好き」「映画見てるみたい」などその映像の美しさにも絶賛の声が集まっている本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。注目の第4話で山田さん演じる圭司が幼い頃憧れていた天才超能力少年・日暮裕司から謎のメールが届き、普段は依頼者のデータに手をつけることを嫌がる圭司だが、今回は積極的に依頼者から預かったデータを開く。そこには子どもが色鉛筆で描いたと思われる絵が数点格納されていた。日暮の死亡確認に行くと日暮は末期の肺がんで亡くなっていた。少年時代天才超能力少年ともてはやされた日暮だが、ある少女からの失踪した母を探してほしいという依頼で“やらせ”が発覚しTVから追われることに。「dele. LIFE」に託されたデータこそが“真実の霊視”だと気づいた2人は千葉の内房へと向かう…というストーリー。実は日暮は幼い頃超能力を気味悪がった母親に捨てられており、同じように母を失った少女に共感していたのだが、霊視で見えたのは少女の父親が母親を殺したという事実。日暮は少女を傷つけまいと嘘の絵を描いていたのだった…というラストで幕を閉じた。今回は「RADWIMPS」の野田さんが日暮役でゲスト出演。日暮は冒頭で亡くなってしまうのだが、ドラマの要所要所で“霊”となって出演。「野田洋次郎さんめっちゃいい役、合ってる」といった声とともに、“霊”としての出演シーンに「小心者だから野田洋次郎(霊)が映る度に悲鳴が出そうになる」などの反応も多数。また日暮に霊視を依頼した少女(現代ではすでに大人になっている)を訪ねた際の祐太郎に「今の菅田将暉の演技めちゃくちゃ良かった」「菅田のお芝居ほんとすき!」などの声も殺到。子供と話す時の自然なやりとりに「バイバイする菅田将暉がくっそかっわいい」「菅田くんと子供のやりとり好きだなあ」などといったツイートが多数寄せられている。(笠緒)
2018年08月18日エドウイン(EDWIN)の旗艦店「EDWIN DENIM GALAXY 日暮里」のオープン10周年を記念した限定Tシャツ100枚が、2018年4月21日(土)より発売される。エドウインの創業地であり、本社を構える東京・日暮里をテーマにした限定Tシャツには、東京の下町の雰囲気漂う日暮里の街並みを鮮やかに映した写真がプリントされている。フォトグラファーには、元POPEYE副編集長で、現ファッション誌PLEASE 編集長を務める北原徹を起用。同氏により撮影された写真をのせた限定Tシャツは、エドウインの歴史と背景を感じさせるアイテムとなっている。【詳細】EDWIN DENIM GALAXY 10th Anniversary Tシャツ発売日:2018年4月21日(土)販売店舗:EDWIN DENIM GALAXY 日暮里住所:東京都荒川区西日暮里 2-25-1 ステーションガーデンタワー4階価格:4,800円+税サイズ:S~XL ※限定100枚【問い合わせ先】(株)エドウインTEL:03-5604-8900
2018年04月21日8月21日(月)~9月3日(日)の14 日間、エキナカ商業施設のエキュート大宮・品川・立川・日暮里・東京各店で「Enjoy!駅サラ」キャンペーンが開催されます。サラダをはじめとした野菜中心のヘルシーなメニューが続々登場、その数全110種類。特におすすめのメニューをピックアップしてご紹介します。8月31日は“野菜の日”今回のキャンペーンは、8月31日の「野菜の日」にちなんで実施されます。夏も後半に差し掛かり、サッパリしたものが食べたくなる時期ですね。通勤・通学で利用する駅で手軽に野菜メニューを購入できる、嬉しいキャンペーンを利用しましょう。●目玉は“鉄サラ”メニューメニュー全110種類の中でも、鉄分豊富なキアヌ、ホウレン草、アボカド、ヒジキ、牛・豚肉などを使用した“鉄サラ”メニューは要注目。毎日の食事で不足しがちな鉄分を補い、夏の疲れを癒しましょう。“鉄サラ”メニューを購入すると、先着831名にアクリルチャームがプレゼントされます。全9種の「キユ―ピーとヤサイな仲間たちアクリルチャーム」からどれをもらえるかは、当日のお楽しみ。キューピー公式キャラクターがデザインされた、レアなアクリルチャームを手に入れてください。食べて元気に!「Enjoy!駅サラ」メニューをチェック●スシ デリシア(エキュート大宮限定)「鮪と海老のサラダちらし」(810円)は、ヒジキ、アボカド、マグロ、海老をどっさりのせ、ドレッシングで仕上げています。どの具材も鉄分補給にぴったり。食欲が落ちやすい夏も酢飯ならサッパリ食べられます。●利久 ボウルズ(エキュート大宮限定)利休の看板メニュー、牛タン焼と宮城県産三元豚をダブルで召しあがれ。「三元豚肩ロース焼きプレミアム牛たんボウル」(1,350円)は、新鮮野菜とお肉を一緒に食べられる贅沢な1品です。●大地を守るデリ(エキュート東京限定)「キヌア入り雑穀のキャロットサラダ」(420円)は、中央線のオレンジ色をイメージした色鮮やかなサラダです。雑穀が入っているので腹持ちがよく、プチプチ食感を楽しめます。●バル マルシェ コダマ(エキュート品川限定)自家製ベーコンを使った「ほうれん草とオレンジ 自家製ベーコンの生ハムサラダ」(1,020円)は、食卓が華やぐカラフルなサラダ。レモンとオレンジの香りがとっても爽やかです。●千駄木腰塚(エキュート日暮里限定)「コンビーフとアボカドサラダのサンドイッチ」(580円)は、人気のコンビーフサンドに鉄分豊富なアボカドサラダをプラス。美味しくて体に嬉しいサンドイッチです。※販売は8月25日(金)から。●サイン(エキュート立川限定)鉄分たっぷりの野菜、豆類を盛り合わせた「おぼろ豆腐、ほうれん草、ミックスビーンズのサラダ」(800円)は、ゴマドレッシングのクリーミーな味わいがポイントです。サラダなのに食べごたえ十分。●浅草今半 シナガワビーフスタンド(エキュート品川限定)「牛肉れんこんとポテトサラダ」(430円)は、人気商品の「牛肉れんこん」をトッピングに使用。今半秘伝の割下とシャキシャキ食感のれんこんが絶妙のハーモニーです。メインにもなる豪華なサラダですよ。「Enjoy!駅サラ」で残暑も乗り切り、元気に秋を迎えたいですね。お近くのエキュートへ、ぜひお立ち寄りください!開催概要「Enjoy!駅サラ」キャンペーン開催期間:8月21日(月)~9月3日(日)場所:エキュート大宮・品川・立川・日暮里・東京各店URL:
2017年08月06日松坂桃李扮する、聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使し、物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリー「視覚探偵 日暮旅人」。この度、3月19日(日)のテレビドラマ最終回放送終了後より、オリジナルストーリー「死体の行方」が「Hulu」にて配信されることが決定した。本ドラマは、シリーズ累計85万部突破の山口幸三郎による人気小説「探偵・日暮旅人」シリーズが原作。ドラマでは、ミステリーなのに思わず泣ける巧みなストーリー展開はもちろん、“映像の魔術師”堤幸彦監督が、最新のCG技術を駆使して表現するエッジの効いた映像も魅力のひとつとなっている。今回配信が決定した「Hulu」オリジナルストーリーは、地上波では見られない旅人の新たな活躍を描いたもの。ある日、灯衣(住田萌乃)の小学校入学式を明日に控えているにも関わらず、突如旅人が拉致されてしまう!旅人の目の前に現れたのは、3人の男たち。彼らは現金輸送車から金を奪った強盗犯だった。しかし、仲間の一人が裏切り金をどこかへ隠してしまったという。その金の在り処を探すよう、探し物探偵の旅人が連れて来られたのだ。だが、彼らには秘密が。金を隠したというその仲間を、偶発的に殺してしまったのだ。殺害現場に連れて来られた旅人。しかし、そこにあるはずの死体はなかった…。一体、死体はどこへ消えたのか?そして、そこから始まる予想すら出来ない驚愕の結末とは――。主演の松坂さんは、「本編からつながっての撮影だったので、僕の中ではHuluだから、という意識の棲み分けはありませんでした。でも、まさかHuluでオールアップするとは思いませんでした(笑)」と話し、「本編とは一味違う日暮旅人の世界観を楽しんで頂ければと思っています」とメッセージを寄せている。なお、キャストには松坂さんほか雪路雅彦役の濱田岳や百代灯衣役の住田萌乃、ゲストとして野間口徹、松尾諭、林泰文、やべきょうすけらが出演する。「死体の行方」は、3月19日(日)「視覚探偵 日暮旅人」最終回放送終了後よりHuluにて配信開始(全3話)。「視覚探偵 日暮旅人」は毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月08日現在日本テレビ系にて放送中の日曜ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」。この度、本作で主演を務める松坂桃李が、約3か月の撮影を終え無事オールアップ!直後の松坂さんのコメントが到着した。2015年11月に「金曜ロードSHOW!」枠での放送を経て、連続ドラマ化された本作。ドラマは、山口幸三郎の「探偵・日暮旅人」シリーズを原作に、聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人(松坂桃李)が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使し、物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリー。“映像の魔術師”こと堤幸彦がスペシャルドラマに引き続き演出を務め、松坂さんのほか、濱田岳、住田萌乃、多部未華子、木南晴夏らが出演している。クランクアップでは、視覚だけを頼りに演技するという難役をやり遂げた松坂さんに、堤監督から労いの花束が贈呈。すると松坂さんは、ホッとした様子で爽やかな笑顔を見せた。「何かこう、24時間マラソンを完走し終わった後みたいな感じですね(笑)」とクランクアップした感想を話し、「ここまで走り続けられたのは、堤監督はじめ現場の皆様のチームワークと助けがあったおかげで、とてつもなく感謝しています。皆さんと良い時間を過ごせたと思います。本当にありがとうございました!」と感謝の気持ちを語った。3月5日(日)放送の第7話では、旅人は20年前に自分をドラッグ「ロスト」の実験台にした灯果(ともさかりえ)に、両親を殺した犯人の正体を迫る。しかし、灯果もまた黒幕に操られていた一人だったと知り、やり場のない怒りを感じていた。その頃、旅人と雪路(濱田岳)が決裂したことに気を揉んだ灯衣(住田萌乃)は、保育士・陽子(多部未華子)に2人の橋渡しを頼む。旅人の元を訪ねた陽子は、そこで居合せた灯果が実は灯衣の母親だという事実を旅人と共に知るのだった…。20年前の事件の意外な黒幕とは一体誰なのか?最終話に向けて物語は加速していく!「視覚探偵 日暮旅人」は毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月01日2月22日はにゃんにゃんにゃん…ということで、猫の日!エキュート日暮里には、2月15日(水)から28日(火)まで、猫の日にちなんで猫モチーフのスイーツや限定グッズが登場します!猫好き必見の、期間限定グルメをさっそくチェックしましょう。かわいすぎだニャン!猫スイーツをご紹介それではさっそく、注目の猫スイーツを紹介していきます!●パティスリーマリアージュ/ネコドーナツ1個399円ニャンともかわいい猫ドーナツ。1個399円とリーズナブルなので、ちょっとした手土産や差しいれにぴったり。もらった人はついつい顔がほころんでしまいそうですね。●小麦と酵母満/猫の日限定おかかチーズ3個入り200円こちらはエキュート日暮里の限定商品。スッとしたたたずまいの猫がキュートですね。猫好きの人にあげると喜ばれそう!●パティスリーアンドゥ/ニャンコデコレーション 直径12cm 1620円1ホールまるごと猫ちゃんというキュートなケーキ。ぺったりくっついた肉球もたまりません!ナイフを入れるのがもったいないくらいですね。みんなで仲良く分け合って食べたい一品です。●フェルツ/ねこ、まっショコラ1個227円こちらも、エキュート日暮里の限定商品。コロンコロンの猫ちゃんのお顔がかわいいですね。気軽なお茶菓子としてもぴったりの猫スイーツです。●日暮里駅の人気者「にゃっぽり」グッズもJR日暮里駅の人気者、「にゃっぽり」の商品も販売されます。●濱文様にゃっぽりグッズ各種てぬぐいのはんかち各540円、トートバッグ2,808円など、毎日使えるアイテムがたくさん揃っています。●パティスリーアンドウにゃっぽりロール1,400円ロールケーキにかわいいにゃっぽりの焼印が押された商品です。クセのない味で子どもから大人まで好きになること間違いなしです。地域と連動したイベントも開催!日暮里駅から歩いていける谷根千エリア。ここには個性豊かなネコショップが揃っています。「谷根千ネコ散歩」マップが配布されるので、じっくり歩いて「猫の街」の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。イベント詳細名称:2月22日はネコの日谷根千ネコ散歩のすすめ期間:2月15日(水)~2月28日(火)開催店舗:エキュート日暮里
2017年02月12日松坂桃李主演で放送されたスペシャルドラマが好評を博した「視覚探偵 日暮旅人」が連続ドラマ化。1月22日(日)今夜から日本テレビ系でスタート。初回30分拡大。原作は山口幸三郎によるシリーズ累計75万部突破の人気作「探偵・日暮旅人シリーズ」。聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使して物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリーだ。同作を原作に連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や大河ドラマ「軍師官兵衛」で注目を集めると『日本のいちばん長い日』『劇場版 MOZU』など大作に相次いで出演、1月28日(土)には『キセキ ーあの日のソビトー』の公開も控えている松坂さんと、「SPEC」シリーズや『エイトレンジャー』、『天空の蜂』『RANMARU 神の舌を持つ男』などのヒットメーカー・堤幸彦監督がタッグを組んで実写化したスペシャルドラマが2015年11月に金曜ロードSHOW!枠で放送。大きな話題を呼んだのは記憶に新しい。そんな「日暮旅人」が今度は連続ドラマになって帰ってくる。旅人役の松坂さんをはじめ、旅人を取り巻く相棒の雪路雅彦役の濱田岳、血の繋がらない娘の灯衣役の住田萌乃、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子役の多部未華子、そして旅人の主治医役の北大路欣也、そのほか木南晴夏、住田萌乃、和田聰宏、上田竜也、シシド・カフカ、木野花らも出演。今回も堤監督が演出を手がけ旅人の主観を、最新のCG技術を駆使して表現する。脚本も前作に引き続き『愛を語れば変態ですか』で映画監督デビュ-も果たした演劇界出身の異才・福原充則が担当。SPドラマのキャスト・スタッフが再結集する。1話では旅人と雪路がインテリヤクザの組長・村山(桐山漣)から金庫破りの犯人を探して欲しいと頼まれる。一方灯衣の保育園の倉庫から陽子が幼い頃埋めたタイムカプセルの記録が出てきて、旅人は失明の危険を押し切ってタイムカプセル探しをはじめる。そして助っ人の亀吉(上田さん)が村山らとトラブルを起こし、陽子と旅人の娘・灯衣が巻き込まれ行方不明に。必死に陽子と灯衣を探す旅人。果たして2人は無事なのか。また旅人がカプセル探しに執着する理由は…?というストーリーが展開。「視覚探偵 日暮旅人」は1月22日(日)22時から日本テレビ系でスタート。初回30分拡大。(笠緒)
2017年01月22日俳優の松坂桃李が主演する日本テレビ系ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(22日スタート、毎週日曜22:30~23:25 ※初回22:00~)の巨大ポスターが、東京・新宿駅メトロプロムナードに登場した。初回放送日の22日まで掲出される。これは「巨大"視覚実験"ポスター」と題したもので、横14.5m×縦約2mのサイズで2面にわたって出現。松坂演じる日暮旅人が、五感のうち唯一残った視覚で、匂いや感情などすべて把握して事件を解決していくというストーリーのため、これにちなんだ仕掛けが盛り込まれている。1つは、「距離別で視えてくる"視覚実験ポスター"」。ポスターには青い目の水玉模様が無数に並んでおり、見る距離によって、写真や文字が浮かび上がってくる。そしてもう1つは「"隠れている旅人"探せ!」。各ポスターに1箇所だけ松坂の顔写真が紛れており、これを探し当てて応募すると、松坂のサイン入り番組ポスターが抽選でプレゼントされる。なお、あす18日(18:10~19:00)には、松坂と堤幸彦監督によるトークイベントの模様が、LINE LIVEで生配信される。
2017年01月17日アイドルグループ・KAT-TUNの上田竜也が、来年1月22日スタートの日本テレビ系ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(毎週日曜22:30~23:25 ※初回22:00~)に出演することが9日、明らかになった。このドラマは、山口幸三郎の『探偵・日暮旅人』シリーズが原作で、人間の五感のうち、4つを失った主演の松坂桃李演じる「探し物探偵事務所」の探偵・日暮旅人が、唯一残って研ぎ澄まされた視覚を駆使して、人・物・愛を探していく、ヒューマンミステリー。上田が演じるのは、錦糸町をブラブラしているチンピラ風の青年・亀吉で、探し物探偵事務所の助手になる役柄。上田は「どこか憎めない瞬発力のあるキャラクターです」と紹介しながら、「堤(幸彦)監督に演出していただくことで、異色の空気感を放つ亀吉がどう料理されていくかが楽しみです」と期待を語る。さらに、歌手のシシド・カフカが、ドS刑事・増子すみれ役で出演することも決定。「優秀ではあるが、逮捕をする為には手段を選ばない、破天荒な一面もある女刑事役です。メイクからもうすでに型破りな姿を、楽しんでいただけたらうれしいです」と見どころを話している。荻野哲弘プロデューサーは「KAT-TUNのLIVEで拝見していた上田さんのクールな色気とは正反対の、"めちゃめちゃお茶目"なキャラクターを演じていただきたいと思っていました」と起用理由を説明。シシドについても「漆黒のロングヘアを振り乱し裸足でドラムを演奏する勇姿。『あぁ、シシドさんに"超ドSな刑事"を演じていただきたい』と思った瞬間でした」と決め手を振り返った。ほかにも、増子の相棒にして下僕というノンキャリの刑事役で、和田聰宏も出演する。
2016年12月09日昨年11月、金曜ロードSHOW!枠にてスペシャルドラマとして放送された松坂桃李主演「視覚探偵 日暮旅人(しかくたんてい ひぐらしたびと)」。この度、来年1月期放送の日曜ドラマとして、連続ドラマ化されることが分かった。原作は、山口幸三郎のシリーズ累計50万部を突破する「探偵・日暮旅人」シリーズ。本作は、聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人(松坂桃李)が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使し、物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリーだ。匂いや感情を視覚として捉える旅人の主観を、最新のCG技術を駆使して表現するのは、“映像の魔術師”こと堤幸彦監督。スペシャルドラマに続き演出を担当。また、前作に引き続き脚本には、『愛を語れば変態ですか』で映画監督デビュ-も果たした、演劇界出身の異才・福原充則が担当する。キャストには旅人役の松坂さんを始め、旅人を取り巻く相棒の雪路雅彦役の濱田岳、血の繋がらない娘の灯衣役の住田萌乃、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子役の多部未華子、そして、旅人の主治医役の北大路欣也が続投。今回の連続ドラマ化に「嬉しいです。嬉しすぎます。最高にワクワクします」と語ったのは、主演の松坂さん。「素敵な作品をお届けできるように全力で臨みたいと思います」と意気込み、多部さんは「家族のエピソードもあり、ミステリーありと見どころもたくさんあるので、皆さんも毎話楽しんで見て頂ければ嬉しいです」とコメント。さらに堤監督は「旅人の眼、それは謎を解き、人の環を復活させ、そして…日曜日、夜、『見えないモノが視える』連続ドラマ、お楽しみください!」とメッセージを寄せた。なお、今回は連続ドラマならではの新機軸として、スペシャルドラマのラストで描かれた“ブラック旅人”は何を意味していたのかが明らかに!20年前、旅人を襲った悲劇とは!?旅人は探し物探偵をしながら本当は何をしようとしているのか…。「視覚探偵 日暮旅人」は2017年1月期より毎週日曜日、日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年11月18日俳優の松坂桃李が、来年1月スタートの日本テレビ系ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(毎週日曜22:30~23:25)で主演を務めることが17日、分かった。このドラマは、山口幸三郎の『探偵・日暮旅人』シリーズが原作で、人間の五感のうち、4つを失った松坂演じる日暮旅人が、唯一残って研ぎ澄まされた視覚を駆使して、人・物・愛を探していく、ヒューマンミステリー。昨年11月にスペシャルドラマとして放送され、視聴率13.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を獲得した作品が、連続ドラマとして復活する。スペシャルドラマに引き続き、演出は堤幸彦、脚本は福原充則が担当。相棒の雪路雅彦役を濱田岳、血のつながらない娘の灯衣役を住田萌乃、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子役を多部未華子、そして、旅人の主治医・榎木渡役を北大路欣也と、キャスト陣も続投する。松坂は同じチームが再結集することに「うれしいです。うれしすぎます。最高にワクワクします」と興奮しながら、「すてきな作品をお届けできるように全力で臨みたいと思います」と意気込みを語っている。多部は「家族のエピソードもあり、ミステリーありと見所もたくさんあるので、皆さんも毎話楽しんで見ていただければ」、濱田は「松坂桃李くんを、僕なりに支えて行きたい」、住田は「大人になろうとしたり、甘えたいのに強がったりする灯衣ちゃんを精いっぱい演じたいと思います」と、それぞれコメント。荻野哲弘プロデューサーは「福原充則さんの脚本は前作以上の出来栄えで、今から完成が待ち遠しい…です!」と期待を述べた。
2016年11月18日新橋演舞場で6月に上演される熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」。その製作記者発表が都内で行われた。構成・演出・出演を担当する座長・三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之という一座の面々に、今回ゲスト出演する松下由樹、笹本玲奈が顔を揃えた。【チケット情報はこちら】音楽をちりばめた東京の喜劇“軽演劇”をベースに、練りこまれた台本を喜劇役者がきちんと演じることによって生まれる“表現としての笑い”を追求する熱海五郎一座。伊東四朗座長の「伊東四朗一座」のメンバーが、伊東がスケジュールの都合で参加できないときも“東京の笑い”を継承すべく、三宅を座長に2006年旗揚げ。今作で新橋演舞場での公演は3度目となる。物語の舞台は、リゾート地の老舗高級旅館「ふじみ楼」。隣にリゾートホテルが建ち、閑散としているところに、小出向江(松下)が訪れ住み込みで働くことになる。リゾートホテルは繁盛していたが、週刊誌によってずさんさが明るみに。サミットの宿泊施設として旅館とホテル、両陣営によるプレゼンが行われることになる。プレゼンを勝ち取るために、どちらも人気歌手の桐山来亜(笹本)をゲストに呼ぼうと画策するが――。松下と笹本の出演は、三宅がテレビ番組で一緒にコントをしたことがきっかけ。松下については「コントを一緒にやってみて、シリアスからばかばかしい演技にいくところのこの落差のすごさというのを改めて見せていただきまして。これはぜひご一緒したいなと思いました」。ミュージカル界で人気の笹本については「(熱海五郎一座のやる)東京喜劇というのはエンターテインメントでもありますので、歌とダンスもレベルの高いものがやりたい。そこで(笹本)玲奈ちゃんが登場するわけです。それとコントで鬼教官の役をやっていただきまして、ものすごいキレ方なんですね、鬼としてね。これもまた落差が大きいなと。ダンス歌のカッコよさからのばかばかしさへの落差」と絶賛。三宅や渡辺による軽妙なトークで取材陣が何度も爆笑する中、笹本は「出演させていただいている舞台はほとんど悲劇。今回、喜劇の作品に呼んでいただけて本当に嬉しく思っています。今回は三宅さんに改めてしばいて……しば…ん?しばいて…しごいて!(笑)」と挨拶で言葉に詰まり、この日一番の大爆笑に。三宅から「しばいてどうするの!」、渡辺から「もう面白いじゃないの!」とツッコまれた。熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」は、6月3日(金)~27日(月)、新橋演舞場にて。
2016年03月03日新橋演舞場で6月に上演される熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」。その製作記者発表が都内で行われた。構成・演出・出演を担当する座長・三宅裕司をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之という一座の面々に、今回ゲスト出演する松下由樹、笹本玲奈が顔を揃えた。【チケット情報はこちら】音楽をちりばめた東京の喜劇“軽演劇”をベースに、練りこまれた台本を喜劇役者がきちんと演じることによって生まれる“表現としての笑い”を追求する熱海五郎一座。伊東四朗座長の「伊東四朗一座」のメンバーが、伊東がスケジュールの都合で参加できないときも“東京の笑い”を継承すべく、三宅を座長に2006年旗揚げ。今作で新橋演舞場での公演は3度目となる。物語の舞台は、リゾート地の老舗高級旅館「ふじみ楼」。隣にリゾートホテルが建ち、閑散としているところに、小出向江(松下)が訪れ住み込みで働くことになる。リゾートホテルは繁盛していたが、週刊誌によってずさんさが明るみに。サミットの宿泊施設として旅館とホテル、両陣営によるプレゼンが行われることになる。プレゼンを勝ち取るために、どちらも人気歌手の桐山来亜(笹本)をゲストに呼ぼうと画策するが――。松下と笹本の出演は、三宅がテレビ番組で一緒にコントをしたことがきっかけ。松下については「コントを一緒にやってみて、シリアスからばかばかしい演技にいくところのこの落差のすごさというのを改めて見せていただきまして。これはぜひご一緒したいなと思いました」。ミュージカル界で人気の笹本については「(熱海五郎一座のやる)東京喜劇というのはエンターテインメントでもありますので、歌とダンスもレベルの高いものがやりたい。そこで(笹本)玲奈ちゃんが登場するわけです。それとコントで鬼教官の役をやっていただきまして、ものすごいキレ方なんですね、鬼としてね。これもまた落差が大きいなと。ダンス歌のカッコよさからのばかばかしさへの落差」と絶賛。三宅や渡辺による軽妙なトークで取材陣が何度も爆笑する中、笹本は「出演させていただいている舞台はほとんど悲劇。今回、喜劇の作品に呼んでいただけて本当に嬉しく思っています。今回は三宅さんに改めてしばいて……しば…ん?しばいて…しごいて!(笑)」と挨拶で言葉に詰まり、この日一番の大爆笑に。三宅から「しばいてどうするの!」、渡辺から「もう面白いじゃないの!」とツッコまれた。熱海五郎一座「熱闘老舗旅館『ヒミツの仲居と曲者たち』」は、6月3日(金)~27日(月)、新橋演舞場にて。
2016年03月03日伊東四朗を座長とする「伊東四朗一座」の誕生から11年。伊東がスケジュールの都合で不在の際は三宅裕司を座長に“伊東ならぬ熱海”、“四朗ならぬ五郎”の「熱海五郎一座」として活動し、昨年には伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出した。1か月で5万人動員の成功を受けて上演される今年の演舞場第2弾作品は、爆笑ミステリー『プリティウーマンの勝手にボディガード』。“プリティウーマン”で“ボディガード”なヒロインを演じる大地真央と、座長の三宅に話を聞いた。熱海五郎一座 チケット情報「あまり一緒にお仕事をしたことはないんですが、舞台で大地さんを観て、きっと笑いが好きなんだろうなというのを感じていたんです。昨年、『コントの劇場』(三宅演出・出演のコント番組)でコントを一緒にやって、もう間違いないと思いました(笑)」(三宅)。「確かに好きですね。私、宝塚時代も“白馬に乗った王子様”的ないい人だけのキャラクターだとつまらなくて。作・演出の先生に相談しながら、ちょっとワルっぽいところや笑える部分を、台本になくても盛り込んでいたんです。やっぱりお客様に笑っていただきたい、楽しんでいただきたいという気持ちは昔からありました」(大地)三宅もその笑いのセンスに太鼓判を押す大地が、“東京喜劇”に挑む。三宅曰く舞台の笑いというものは「お客さんの笑い声で分かりやすく結果が出てしまう」もの。「甘っちょろいもんじゃないんですね。チラシに書かれた『どんな手を使ってでも爆笑が欲しいんです』っていう三宅さんの言葉がとってもおかしくて(笑)」(大地)。「もちろん、力尽くでという意味ではないんですよ。無理なく自然に笑わすことのできる方法を、役者たちがなんとしても探すということです」(三宅)。「笑いが上質なんですよね。番組でご一緒したとき、私も本当の笑いというものを追求してみたいと思いました」(大地)三宅と大地は、ともに警視庁所属のSPだった元夫婦で、今は互いに違う職業に就いているという設定。気になるふたりの離婚原因も最後に明かされる。渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之ら笑いの達人たちが周りを取り囲む中、大輪のコメディエンヌ・大地はどんな爆笑の花を咲かせるか!「笑うことは美と健康に、本当にいいと思います。笑いって一番難しいけど、笑いがハマッて劇場でお客様と共有できた瞬間って、お互いにすごく気持ちいい。思いっきり笑ってちょっと感動して、『明日から頑張るぞ』と思っていただけたらいいですね」(大地)公演は6月2日(火)から26日(金)まで、東京・新橋演舞場にて。チケット発売中。取材・文/武田吏都
2015年03月25日とにかく笑えて楽しめるエンタテインメントを追求し続けて33年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下SET)。三宅裕司が主宰するこの劇団の第50回記念本公演『上海ローズ』が11月1日(木)に開幕する。それに先がけ、10月31日には公開舞台稽古と、三宅、小倉久寛、韓国の新人俳優クォン・ヨンミンによる記者会見が行われた。『上海ローズ』のテーマは音楽。劇中に登場するJ-POPのナンバーワンレーベル「アーベイ・グループ」は、韓国人歌手と日本人バックダンサーグループとのユニットで世界的ヒットを狙う。そのオーディションになぜか売れないバンドの三宅と小倉が呼ばれる。その裏では大ヒットの秘訣がつまった「幻の上海ローズのレコード」をめぐる企みが進行していて……と、いまの音楽業界を反映したような物語が展開する。公開稽古が始まると、どこかで見たことのあるような音楽会社のロゴが掲げられたステージが姿を現す。いかにも韓流らしい楽曲が流れると、10人あまりの出演者による一糸乱れぬヒップホップダンスが展開。まるで本当のコンサートに来たかのようなクオリティに圧倒される。曲が終わると三宅と小倉が登場。このふたりのどこまでが台本通りでどこからがアドリブかわからないようなテンポのよいやりとりに会場からは終始笑い声が聞こえていた。会見では、まず小倉が2年ぶりの本公演について「三宅さんがいるとやっぱり違う」と切り出した。昨年、椎間板ヘルニアの手術のために休養した三宅と共に50回目の記念公演を迎えられる感慨はひとしおのようで「三宅さんが走り回っているところを見てぐっときました」と語った。それを受けて三宅も「今回は走る三宅を見てください。といっても2秒ぐらいだけど」と笑わせたあと、「一度は舞台に復帰できないかもと思った。こうして生かされているからには、手間のかかる喜劇を日本に残さなくてはいけない。中身を練り上げた音楽ギャグをふんだんに使って、2年分の思いの詰まった舞台にします」と力を込めた。韓国人歌手役のクォン・ヨンミンは三宅自ら韓国に飛んで発掘した期待の新人。「彼の声には心をわしづかむ魅力がある」という三宅の言葉に、すかさず「ありがとうございます!」と覚えたての日本語で返した。創設33年目にして、全力で観客を楽しませることを追求し続けるSET。三宅の不在を乗り越えた彼らの舞台は、これまで以上に力のこもったものになりそうだ。11月1日(木)から18日(日)まで東京・サンシャイン劇場、11月22日(木)に新潟県民会館 大ホールにて上演。取材・文:釣木文恵
2012年11月01日三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)が結成33年を迎え、11月からは第50回記念本公演『上海ローズ』が上演される。結成以来のミュージカル・アクション・コメディーという旗印を守り続けながら、公演ごとに観客を驚かせ、喜ばせ、笑わせるSET。9月某日、今回の公演にかける意気込みを三宅に訊いた。劇団スーパー・エキセントリック・シアター第50回記念本公演チケット情報昨年7月に椎間板ヘルニアの手術を受け、2011年後半は休養をしていた三宅。そのため、昨年行われた『あちらをたてれば、こちらが立たず』も主宰不在の番外公演という扱いだった。今回は実に2年ぶりの本公演復帰となる。「本当に復帰できるかどうかわからないという状況が何か月か続き、もちろん不安はありました。そうすると復帰できたときに『なぜ自分は生かされたのだろう』と思うわけです。結果、手間のかかる、今やなくなりつつあるコメディーというものを作っていかなくてはいけないという使命感が以前より増しました」と真剣なまなざしで告白した。手間のかかるもの、といえば今回の作品。音楽がテーマであるため、曲作りから歌の練習、楽器の練習……と、通常の芝居に加えていくつもの準備が必要となる。「音楽を扱う芝居っていちばん面倒(笑)。でも、ハーモニーがうまく重なったとき、そして音楽ギャグがうまく決まったときの気持ちよさも最高なわけです」と語る。現在は音楽を作り込みながら、個々人が歌や楽器の練習に勤しんでいる状況なのだとか。「こんな冴えない奴からこんな美しい音色が出るのか、という驚きをお客さまに感じて欲しい。小倉久寛が素敵なハーモニーを奏でたらやっぱり皆さん驚くし喜んでくださると思うんです(笑)」。三宅、小倉は今回、韓流歌手グループを売り出す事務所のオーディションになぜか呼ばれたバンドのメンバー役を演じ、演奏ではギターを担当する。「自分が一番プレッシャーの大きい役かもしれない。でも、それを乗り越えるぐらいのことをしなければ、観に来てくれたお客さまを楽しませることはできないですよね」と決意をみせる。33年間、“笑い”にこだわってきたSET。今回もそれは同じ。「笑って笑って、終わった後、ふと大きなテーマに気づくような作品。でもそんなこと気付かなくてもいい。とにかく笑いにきてほしい」。2年分の思いが詰まった舞台で、SETが究極のエンターテイメントを見せる。公演は11月1日(木)から18日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。その後、11月22日(木)に新潟県民会館大ホールで千秋楽を迎える。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2012年10月05日三宅裕司率いる熱海五郎一座の最新作『落語日本花吹雪~出囃子は殺しのブルース~』が、6月15日に東京・サンシャイン劇場にて初日を迎えた。熱海五郎一座のチケット情報東京の喜劇“軽演劇”の継承を旗印に、第一線で活躍する喜劇人たちによる公演を重ねている熱海五郎一座。今回は座長・三宅にとって実に1年ぶりの舞台復帰作でもある。昨年、椎間板ヘルニアの手術を行い、その後リハビリに取り組んでいた三宅は、震災被災地の人々の前向きな姿に励まされたという。そんな姿を見て日本人の良さを描きたいと感じ、素材として浮上したのが今回のテーマ落語だった。座付作家・妹尾匡夫が手がけた物語は、古典落語重視の三遊亭円高(ラサール石井)一派と、新作落語志向の桂飯丸(三宅)一派の対立を軸に進む。高座中の円高師匠に声の異変が起こり、飯丸たちに疑いがかかるのだ。とはいえサスペンス色はほどほどに、冒頭から笑いどころは満載。円高扮するラサールとその息子円安を演じる東貴博が実生活で新婚となることから、嫁自慢トークが繰り広げられ、プライベートなネタも笑いに変えていた。三宅扮する飯丸と、その弟子・五穀米(小倉久寛)がボケとツッコミを応酬し始めると、50から60代の男性客が多い客席から爆笑する声が聞こえ、早くも最高潮に。その波に乗るように、ノリのいい社長役の渡辺正行、落語音痴の刑事役の春風亭昇太が、クセのあるキャラクターをコミカルにみせる。また、ミステリアスな美女役を演歌歌手としても活躍している林あさ美が演じ、劇中に華を添えていた。三宅は病気後初の殺陣も披露し、完全復活ぶりをアピール。圧巻は、渡辺・東・小倉・ラサール・三宅の5人によるリレー形式の落語。それぞれの持ち味を生かしつつ、回り舞台を駆使して次の話し手に繋ぐ様は、ひとり語りの落語とは違う魅力に溢れていた。最後は林の華やかな歌謡ショーでフィナーレとなった。3度に及ぶカーテンコールに、一座を待ちかねた観客の満足感が見てとれた。明治大学落語研究会の先輩・三宅の苦労に渡辺が思わず涙すれば、それを小倉が瞬時に緩やかな笑いへと変える。公演は7月1日(日)まで同劇場にて上演。その後、7月13日(金)に一座初の宮城公演として、東京エレクトロンホール宮城で上演される。チケットは発売中。取材・文:山上裕子
2012年06月18日