いまや、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代。しかし、実はその半分近くが予防できることもまた事実。そう明かしているのは、『がんにならないのはどっち?』(秋津壽男著、あさ出版)の著者。これまでにも『長生きするのはどっち?』(あさ出版)などのベストセラーを送り出してきた医師ですが、今回はがんをテーマに、知っておきたいことを二択の質問形式でまとめているわけです。最大のポイントは、正しい情報に基づいた予防法に取り組めば、がんの9割は予防できるということ。そのためにおぼえておきたい2つのことを、第3章「『がん習慣』のどっち」から引き出してみたいと思います。■1:「日傘をさす」と「日焼け止めを塗る」皮膚がんになる習慣はどっち?「太陽からの紫外線を浴びると、皮膚がんになる」、これは正しい情報だそうです。理由は、紫外線を浴びると、皮膚の遺伝子が傷つくから。遺伝子の傷は通常2日ほどで修復されますが、このとき遺伝子のプログラムが誤って修復され、皮膚がんになることがあるというのです。また美容面では、「肌の色が黒くなる」「長年大量に浴び続けることによってメラニンが過剰につくられ、シミやソバカスとなる」といったことも懸念されるとか。そこで美容面を気にして、日傘をさす、帽子をかぶる、日焼け止めクリームを塗るなどの対策をしている女性も多いことでしょう。しかし、これらのなかで「日焼け止めクリーム」はオススメできないと著者。なぜならほとんどの日焼け止めクリームは、それ自体に皮膚がんを起こす「酸化チタン」という成分が含まれるから。最近はこの問題が知られるようになり、自然化粧品のメーカーなどで酸化チタンや化学化合物を使用しないUVケア製品が販売されるようになったといいます。どんな成分が使われているか、しっかりチェックしたいところです。■2:「ランニング」と「ウォーキング」がんに対する免疫を下げるのはどっち?健康のため、習慣的に運動やスポーツを行なっている人も多いと思いますが、意外なことにランニングやテニスなどのスポーツは、がんを抑制するNK(ナチュラルキラー)細胞の活性を低下させる恐れがあるのだそうです。免疫細胞の仲間であるNK細胞は、体内をパトロールしながら、がん細胞やウイスルに感染した細胞を見つけると攻撃してくれる優秀なボディーガード。しかしその働きは、激しい運動のストレスによって低下してしまうのだというのです。たとえば、2時間半のランニング後にNK細胞の活性が50~60%低下したという報告もあるとか。つまり、激しい運動はからだの免疫力を低下させるということです。ただし、まったく運動をしない場合もNK細胞の活性は下がるので注意が必要。自分にとって無理のない適度なペースで、楽しみながらウォーキングする程度が、もっともNK細胞を活性化させるといいます。*このように、がんについての知識がわかりやすく解説されています。予防の意味でも、ぜひ目を通しておきたい一冊です。(文/印南敦史)【参考】※秋津壽男(2015)『がんにならないのはどっち?』あさ出版
2015年07月16日男性だけで演じる元祖コメディ・バレエ団、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団が、約2年ぶりに来日し、6月27日に東京文化会館よりジャパン・ツアーをスタートした。同会場2日目の28日には、今年の公式サポーターを務めるはるな愛も登場し、会場は大きな感動と笑いに包まれた。トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 チケット情報トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団は、誰もが気軽に楽しめるバレエを目指し、41年前にニューヨークのオフ・オフ・ブロードウェイの小さなスペースで旗揚げ。2006年にバレエ界のアカデミー賞と呼ばれる「英国批評家協会ダンス賞」最優秀賞を受賞するなど、クラシック・バレエ界からもその優れた業績を認められた。ジャパン・ツアーは、これが29回目となる。この日の公演は、名作「白鳥の湖」で幕を開けた。お馴染みのメロディでダンサーたちが登場し、男性ながらもしなやかに華麗な演技を披露するのだが、時折見せる大げさなキメポーズやコミカルな動きに笑いが起きる。そのうち、隊列を間違えたり、転んだり、蹴飛ばしたりとエスカレート。会場は大爆笑に包まれた。第3部には、鮮やかなチュチュで舞い踊る「パキータ」を上演。ダンサーひとりひとりが競い合うようにパワフルでダイナミックなダンスを披露し、会場はヒートアップ。ひとときも目を離せない演技に、観客は釘づけとなった。はるな愛が登場したのは第2部。この日のためにニューヨークへ渡り、トゥシューズを履いて本格的なレッスンを受けて彼女が挑んだのは、「瀕死の白鳥」。通常であれば、いまにも命が尽きようとする1羽の白鳥のストーリーなのだが、今回ははるな愛が2羽の白鳥を引き連れて登場。舞台上に羽を散らしながらの堂々とした演技に会場は拍手喝采。お馴染みのあややの振りまねも繰り出し、会場は爆笑に包まれた。アンコールには全キャストと再び登場し、息の合った演技で沸かせた。今後、7月10日(金)東京・府中の森芸術劇場 どりーむホール、7月11日(土)東京・Bunkamura オーチャードホール、7月12日(日)埼玉・大宮ソニックシティ大ホールほか、鹿児島、福岡、神戸、高松など全国で公演。各地で演目が入れ替わり、初演から上演している「ドン・キホーテ」や新作「ナイアーデ」なども。チケット発売中。
2015年07月10日MSDは6月22日、国立がん研究センター(国がん)と「SCRUM-Japan(Cancer Genome Screening Project for Individualized Medicine in Japan:産学連携全国がんゲノムスクリーニング)」に基づく遺伝子変異スクリーニングに関する共同研究契約を締結したと発表した。「SCRUM-Japan」は、国立がん研究センターが、個々のがん患者に最適な医療を提供することを目的に、全国の医療機関、製薬企業と協力して実施するがん遺伝子異常スクリーニング事業。大規模な遺伝子異常のスクリーニングにより、希少頻度の遺伝子異常をもつがん患者を見つけ出し、遺伝子解析の結果に基づいた有効な治療薬を届けること、ならびに複数の遺伝子異常が同時に検出できるマルチプレックス診断薬を臨床応用することをミッションとしており、特定の異常が見つかった患者は、対応する治療薬の臨床試験へ参加できる可能性がある。また、患者の遺伝子情報と診療情報は、治療選択の参考として用いられるほか、匿名化処理された後にデータベースに登録され、新たながん診断・治療薬の研究開発のために2次利用される。なお、MSDでは、今回の事業参加を通じて、個別のがん患者に最適な治療薬の開発が期待されることを踏まえ、がん領域における研究・開発を推進していきたいとしている。
2015年06月23日アドビ システムズは16日、期間限定で「Creative Cloud 2015導入応援キャンペーン」を開始した。キャンペーン期間は7月31日(日本時間)まで。同キャンペーンは、現在CS3以降のユーザーを対象として実施されているAdobe Creative Cloud(個人版/グループ版)の価格優待が終了することに伴い、7月31日(日本時間)までの期間限定で実施されるもの。現在CS3~6を使用しているユーザーを対象に、「Creative Cloud個人版コンプリートプラン(特別提供版)」を月額1,980円(年間プラン、月々払い)で、「Creative Cloudグループ版コンプリートプラン(特別提供版)」を月額3,980円(2年間の価格、月々払い)で提供する。既存の割引プランである「CS3~5.5ユーザー様向け特別提供版」は7月31日、「CS6ユーザー様向け特別提供版」は11月30日にそれぞれ終了する。また、現行のCS3以降のユーザーに限らず「すべてのユーザー」を対象に「Creative Cloud個人版 Illustrator単体プラン」を、月額980円で提供するプラン(通常価格は年間プラン、月々払いで2,180円)も用意される。ちなみにこのプランは、日本市場において、Illustratorを単体で利用するユーザーが多いことから提案されたものだということだ。
2015年06月16日肥満の人と、10年間喫煙を続けた人。どちらががんになりやすいと思いますか?答えはなんと、肥満の人なのです!がんの最大の原因は、あと10年で喫煙よりも肥満になるだろうと専門家は予測しています。がんの研究者は、抗がん剤に頼る化学療法だけではなく、食事や運動療法によって予防に努めるべきだと主張。肥満はがんを発症するリスクを高めるだけではなく、死亡率さえ高めます。それにも関わらず、WHOは英国の成人肥満率が2030年までに、1/4から1/3まで上昇すると予測しています。こうした肥満の恐ろしさについて、イギリスのニュースサイト『Daily Mail Online』の記事を参考にまとめました。■肥満はがんの死亡率を上げるボストンのハーバード・メディカル・スクールの研究員、ジェニファー博士が率いる研究チームは、肥満とがんとの関連を3年にわたって研究しました。すると20年前の生活と比べると、がんの原因において肥満が占める率が上昇していることがわかったのです。これは人々が、肥満が心臓病や糖尿病にリスクがあることは知っていても、がんのリスクやがんの死亡率を上げていることは認識していないためだと指摘されています。■肥満対策はまだ不十分な状況政府は過去10年間で、タバコ税の引き上げや公共施設での喫煙を禁止するなど、喫煙については幾つもの対策を取ってきました。しかし肥満についての対策は根付いているとは言えません。がんに対する喫煙対策は万全でも、肥満対策はまだ不十分と言えるでしょう。ハーバード大学の研究者は、肥満は乳がん、前立腺がん、大腸がん、子宮頸がんを含むさまざまな腫瘍のリスクを上昇させていると言います。彼らの研究によると、がんと診断された時に肥満であった女性患者は、乳がんの死亡率が75%であることがわかりました。また、肥満率がとても高い女性は、子宮がんを発症する確率が普通の女性の6倍以上でした。別の研究では、がんと診断された後でも積極的に運動をして脂肪を落とした患者は、生存率が2倍にアップしたことがわかっています。以上の結果から、研究者は、人々には基礎的な食事療法と運動プログラムこそ重要であると主張しているのです!■喫煙よりも肥満を改善すべきニューヨークのマウントサイナイ病院のパメラ・グッドウィン博士も、喫煙よりも肥満ががんの原因となっていると主張しています。肥満は体内のホルモン量を変化させてしまい、結果としてがんになりやすい体になってしまうというのです。実際に肥満ががんの治療を妨害し、患者の回復を妨げているとグッドウィン博士は言います。次世代のがんの原因は、肥満ではなく喫煙であると確実に言えることでしょう。喫煙者がタバコをやめるのは重労働ですが、肥満にならないために食事の改善をするのは容易いことです。がんは恐ろしい病気。がんの発症率を確実に上げてしまう肥満体にならないように、今できる食生活の改善から始めましょう。甘いものを摂りすぎず、適度な食事量を守りましょう。適度に運動もできれば、より健康な生活を送れますね。(文/和洲太郎)【参考】※Obesity will cause more cancers than smoking in ten years-Daily Mail Online
2015年06月15日国立がん研究センター がん予防・検診研究センターはこのほど、健診ツール「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」をホームページで公開した。○チェック後は改善シミュレーションも可能「がんリスクチェック」は2011年4月に開設。「がんと循環器の病気リスクチェック」を公開して以降、男性を対象とした「大腸がんリスクチェック」「脳卒中リスクチェック」を公開。今回新たに5つの健康習慣によるがんリスクチェックを加え公開した。いずれのチェックも10問以内の簡単な設問で構成され、短時間でチェックすることができる。5つの健康習慣によるがんリスクチェックは、45歳から74歳の男女が対象。「禁煙」「節酒」「塩分控えめ」「運動習慣」「適正BMI」の5つの健康習慣をどれだけ守っているかを診断し、今後10年の間にがんに罹るリスクを算出する。チェックを進める中で5つの健康習慣の知識が得られ、リスクチェックの後に改善シミュレーションにもトライできる。
2015年06月15日国立がん研究センター(国がん)がん予防・検診研究センターは6月12日、2011年に開発しWeb上で公開していた、生活習慣などに関する質問に答えることでがんなどの発生リスクを算出する診断ツール「がんリスクチェック」に、新たに「5つの健康習慣によるがんリスクチェック」を追加したと発表した。がんリスクチェックは、チェックを進める過程で、生活習慣の改善によるがん予防の実践への動機づけを行い、がん罹患率の減少を目指すことを目的に開発、公開されているもの。新たに追加された5つの健康習慣によるがんリスクチェックは、45歳から74歳の男女が対象で、「喫煙」、「飲酒」、「食習慣(塩分)」、「運動習慣」、「肥満度(適正BMI)」の5つの健康習慣について、現在の習慣を続けた場合、今後10年の間にがんに罹るリスクを算出するというものとなっている。チェックを進める中で、5つの健康習慣の知識が得られるほか、リスクチェックの後に、改善シミュレーションにもトライすることもできるという。
2015年06月12日日本現代映画界の巨匠・北野武が、シャンパーニュメゾン「ローラン・ペリエ(Laurent-Perrier)」の後援のもと、「シャンパーニュ騎士団(オルドル・デ・コトー・ドゥ・シャンパーニュ)」から“シャンベラン・ドヌール(名誉侍従)”を叙任されることになった。「シャンパーニュ騎士団」は、シャンパーニュ地方のワインの多様性と独自性を讃え、“お祝いや成功、特別な時間を過ごす時にはシャンパーニュ”といった、象徴的なイメージ創りを行っている。現在は世界中の著名人やガストロノミー、ワインを知り尽くした美食家たち約4,000人がメンバーとして名を連ねている。フランスの食文化やワインにも精通した北野武は、そんなシャンベラン・ドヌールの叙任を受ける初の外国人となる。北野武はこれまで、独創的で大胆な作品を通して、ヴェネツィア国際映画祭やカンヌ映画祭などで国際的な評価を受けており、12年には名声を確立した画家としてパリ・カルティエ現代美術財団で作品の展覧会を開いたこともある。北野武の後援を務めた「ローラン・ペリエ」の創業者一族のベルナール・ドゥ・ノナンクールは、「シャンパーニュ騎士団」の組織を設立したメンバーのひとり。北野武は昨年5月、「ローラン・ペリエ」からの推薦で東京にて開催された騎士団ガラディナーにて、“オフィシエ・ドヌール”に任命されていた。叙任式典は、6月12日にフランスにあるランスのトー宮殿にて開催されるシャンパーニュ騎士団夏期集会で行われる。北野武は「ローラン・ペリエ」のシャトーを訪れ、オーナーであるアレクサンドラ・ペレール・ドゥ・ノナンクールや、その妹のステファニー・ムヌー・ドゥ・ノナンクールなどと共にセラーに眠る希少なワインを試飲した後、同式典に出席する。
2015年06月09日日本郵便は5月29日、現在一部の郵便局で取り扱っているアフラック(アメリカンファミリー生命保険)のがん保険について、7月1日から新たに10,064局で取り扱いを開始すると発表した。このたびの取扱開始により、全国2万局でがん保険を取り扱うこととなるとしている。○取扱開始時期及び取扱局数取扱開始時期:7月1日(水)取扱局数:20,076局(保険窓口の取り扱いがない郵便局及び簡易郵便局を除く全郵便局)。新たに10,064局で取り扱い今後も身近な郵便局を通じて、より多くの顧客のニーズに一層応えていくとしている。
2015年06月03日東京海上日動あんしん生命保険はこのたび、7月2日より新がん保険「がん治療支援保険NEO」(正式名称:がん治療支援保険NEO(無解約返戻金型))および「がん診断保険R」(正式名称:がん診断保険(無解約返戻金型)健康還付特則 付加)を発売すると発表した。昨今、医療技術の進歩により、正常細胞を傷つけにくい放射線治療や副作用の少ない抗がん剤など、がん治療の選択肢が増えるとともに、これらの治療方法を併用するケースも増えているという。同社は、このような最新の治療実態を踏まえて保障の充実を図るとともに、顧客の要望にあった自在性のあるプラン設計を可能とする「がん治療支援保険NEO」を新たに開発したという。また、発売以来好評を得ているという「メディカルKit R」と同様の仕組みをがん保険にも導入した「がん診断保険R」を開発した。この商品は終身にわたって保険料を払込むことで月々の保険料負担を抑えつつ、70歳までの保険料合計額から診断給付金合計額を差し引いた残額を契約者に戻す機能を備えており、業界初という商品としている(5月同社調べ)。同社は、2007年9月発売の「がん治療支援保険」の発売以来、経済的な支援にとどまらず、予防から罹患時の心のケアまで顧客を総合的にサポートする「お客様をがんからお守りする運動」を展開しきたという。同新商品の発売により、これまで以上に「お客様をがんからお守りする運動」を強化していくとしている。○商品の特長がん治療支援保険NEOa.抗がん剤治療特約の改定:抗がん剤治療は、治療期間が長期にわたるケースが多く、がん治療の中でも金銭的な負担の大きい治療方法。昨今では副作用の少ない抗がん剤が増え、抗がん剤治療を受ける患者様も増えている。そのためこのたびの改定では、万一の際に、より多くの顧客が金銭的な不安なく、抗がん剤治療を受けられるよう、対象となる抗がん剤の範囲を拡大し、保険料を引き下げたb.悪性新生物初回診断特約の新設:初めて悪性新生物(上皮内がんは対象外)と診断された場合、診断保険金を支払う。最新の治療方法は高額なものもあり、複数の治療方法を組み合わせるケースも増えている。金銭的な不安を抱えずに、最良の治療方法を選択できるよう、初回のがんに対する保障を低廉な保険料で手厚くカバーできるc.上皮内がんの診断給付金支払の改定:最新の治療実態を踏まえたa.b.の特約により、金銭的負担の重いケースに備えることができる改定を実施した上で、高額な治療費がかかることの少ない上皮内がんについては、診断給付金の支払いを保険期間を通じて1回とする(支払う診断給付金額は100%)がん診断保険R同商品は同社が2013年1月に発売した医療保険「メディカルKit R」と同様の仕組みを、がん保険にも導入した新商品。なお、「メディカルKit R」は、発売以来、販売件数40万件を突破した(3月末現在)a.70歳までの保険料がリターン(Return):70歳まで、診断給付金の支払いがない場合、払込みした保険料が全額、健康還付給付金として戻ってくる。70歳までに、診断給付金の支払があった場合でも、払込みした保険料が支払った診断給付金の金額を上回るときは、その差額が戻ってくるb.一生涯のがん保障を加入時のお手頃な保険料でリザーブ(Reserve):診断給付金の支払いがなく、払込みした保険料を健康還付給付金として全額受け取った場合、万一がんと診断確定され診断給付金を受け取った場合、いずれも保険料は加入時の金額のまま変わらず、保障を一生涯続けることができる○商品概要保障内容がんに対する保障を確保する。また、各種特約を顧客のニーズにあわせ付加できる保険料例
2015年05月19日日本デビューを果たして以来、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気を誇る、K‐POPユニット「防弾少年団」。完璧なフォーメーションダンス、キャッチーな楽曲はもちろんのこと、全員の個性が愛くるしくて…この7人にハマる人、急増の予感!メンバーそれぞれに「男心」を聞きました! ■ジョングク、コンサートで女性と目が合うとドキドキ? 僕は基本、なんでも器用にこなすほうですが、恋愛となるとどうかな(笑)。好きな女性に対しては、なぜか対抗意識が芽生えます。たとえば、野球観戦が好きな彼女だとしたら、僕は彼女よりもっと野球を好きになろうって思っちゃう。 好きな人ができたら、積極的にアタックして、どうにかして好きになってもらおうと努力します。ダンスや歌もそうですけど、負けず嫌いなんです。恋愛のときは気をつけなくちゃいけませんね(笑)。女性と目が合った時、じっと見つめ返されるとドキッとします。コンサートではたくさんの人と目が合うのでドキドキしっぱなしです! ◇ジョングク‘97年9月1日生まれ。A型。ダンスも歌も完璧にこなす、支柱的な存在の末っ子。 ■ジェイホープ「男は野獣ですから(笑)」 僕はとにかく世話好き!掃除、洗濯など家事全般が上手です。ね、男らしいでしょ!?僕はいつもニコニコ笑ってますけど、好きな女性のタイプは逆に少しクールな雰囲気の人。自分の魅力を上手にふりまける人が好きですね。そんな人が、時々ちょっとかわい子ぶったり、だだをこねたりすると、かわいいなって思います。 女性の前での僕は、こう見えて情熱家。好きな人ができたら、猛烈にアタックし続けますよ!男は、野獣ですから!(メンバーみんなから笑われて)ダメ?えっと……じゃあワイルドって言葉に変えます。今後はもっと男らしく、ワイルドにいきますね!男は野獣です(笑)。猛烈アタックしますよ! ◇ジェイホープ‘94年2月18日生まれ。A型。メンバーをまとめるムードメーカー。迫力あるダンスも見もの。 他のメンバーのインタビューはanan本誌で! ◇ぼうだんしょうねんだん‘14年6月、日本デビュー。今年2月、初の全国ツアーを行い、第29回日本ゴールドディスク大賞で新人賞2冠に輝く。6/17に4thシングル発売、8月にはファンミーティング開催と「SUMMER SONIC2015」出演が決定! 写真・大辻隆広(go relax E more) ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月14日武田薬品工業(武田薬品)と国立がん研究センター(国がん)は5月8日、研究開発に関する契約を締結したと発表した。両社は今後、研究者や医師の交流を促進し、がんの発症メカニズムなどの基礎研究を進展させ、得られた成果を臨床開発研究へ応用していくことで新たな治療オプションの探索を進めていく。また、武田薬品は、国がんが進めている産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業「SCRUM-Japan」に参画する。「SCRUM-Japan」は全国の医療機関と製薬企業とが協力して実施するがん遺伝子異常スクリーニング事業。同事業で構築される遺伝子情報と診療情報を合わせたデータベースにアクセスすることで、新たな医薬品の研究開発を加速させることができるとしている。武田薬品は「国がんの臨床研究における知見と、当社の保有する技術基盤を融合させることで、より早く、革新的な治療を患者様と医療関係者の皆様にお届けできるものと期待しています」とコメントしている。
2015年05月11日国立がん研究センターはこのほど、コーヒーと緑茶摂取に関する全死亡リスクおよびがんや心疾患、脳血管疾患などの死亡リスクとの関係について明らかにした。同センターは、コーヒーと緑茶摂取と死亡リスクについて検討するため、多目的コホート研究を実施。多目的コホート研究では、40~69歳の男女約9万人を対象として1990年または1993年から2011年まで追跡調査した。調査から得られた結果をもとに、緑茶とコーヒーの習慣的摂取と全死亡およびがんなどの主要死因死亡リスクとの関連を調べたという。約19年(平均)の追跡期間中に1万2,874人が亡くなったが、その内訳は5,327人ががん、1,577人が心疾患、1,264人が脳血管疾患、783人が呼吸器疾患、992人が外因による死亡だったとのこと。結果を解析したところ、緑茶を一日1杯未満飲むグループを基準として比較した場合、一日5杯以上摂取したグループの全死亡リスクは、男性が「0.87」、女性が「0.83」となっており、それぞれ13%、17%もリスクが低下していることになる。また、摂取量が増えるにつれてリスクが下がる「負の相関」が見られていた。死因別では、がん死亡との関連は男女とも見られなかったが、心疾患による死亡は男女ともリスクが低くなっており、脳血管疾患と呼吸器疾患については男性でのみ低いという結果だった。緑茶摂取で心疾患などによる死亡リスクの低下が確認された理由について、同センターは緑茶に含まれ、血圧や体脂肪、脂質の調整作用があると言われる「カテキン」の効果によるものではないかと推定している。コーヒー摂取と死亡リスクの関連についても、同コホート研究による追跡調査から明らかになっている。研究開始時のコーヒーを飲む頻度に関する質問への回答から、調査対象者をコーヒーを飲む量に応じて5グループ(「ほとんど飲まない」~「一日5杯以上飲む」)に分類し、その後の全死亡およびがんや心疾患などによる死亡との関連性を調べた。その結果、コーヒーをほとんど飲まないグループを基準として比較した場合、一日3~4杯飲むグループの全死亡リスクが最も低くなっていた(0.76)。すなわち、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことになる。また、飲む量が増えるほど死亡リスクが下がる傾向があることも統計的に有意だった。死因別についても心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患については、コーヒー摂取による有意なリスク低下が見られた。同センターは、血糖値を改善し、血圧を調整する効果があるとされているクロロゲン酸や、血管内皮の機能を改善する効果があるとされているカフェインがコーヒーに含まれていることが、今回の結果につながったのではないかと推測している。ただ、同センターは「一日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスク低下と有意な関連があることが示唆されました」とする一方で、「この研究で用いた質問票では、缶コーヒー、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーを含むコーヒーの摂取頻度を尋ねており、またカフェインとカフェイン抜きコーヒーを分けてはいませんので、この点をご留意ください」としている。なお、詳細は国立がん研究センターのホームページで確認することができる。※画像はすべて国立がん研究センターより
2015年05月07日国立がん研究センター がん対策情報センターはこのほど、2015年のがん罹患(りかん)数と死亡数の予測を明らかにした。がん情報の総合サイト「がん情報サービス」で公開している。同予測の「罹患数」とは、新たにがんと診断されるがんの数のことで、「死亡数」はがんで亡くなる人の数を指す。同センターでは、2015年の予測がん罹患数は98万2,100例(男性56万300例、女性42万1,800例)で、2014年の予測値より約10万例増加すると予測した。部位別で見ると、大腸がんと前立腺がんの罹患が増加し、男性では前立腺が最多となっている。同センターでは、2014年予測値と比べて罹患数が増加した要因として、高齢化とがん登録精度の向上を挙げている。前立腺がんの増加も、PSA(prostate specific antigen: 前立腺特異抗原)検診の普及が寄与していると考えられている。死亡数は、37万900人(男性21万9,200人、女性15万1,700人)。2014年の予測値より約4,000人の増加で大きな変化はないという。部位別で見ると、全体では大腸の順位が上がっているが、男女別での順位変動はなく2014年と同様の傾向にある。1980年頃からのデータと比較すると、罹患数、死亡数とも胃がんと肝臓がんの順位が下がり、肺がんと大腸がんの順位が上がっている。胃がんは高齢化の影響を除くと罹患数・死亡数は少ない傾向にあるが、高齢化の影響で増加または横ばいとなっているという。前立腺がんとともに、女性の乳がんの罹患率も高い(乳がんのデータは2003年以降)。なお、予測精度は主要部位の5年間の予測について、実測値と比較することで検証されているが、予測不能な要因などにより誤差が伴う場合もある。また、前立腺がんの罹患は、検診の動向などによって変動がありえるとのこと。
2015年04月30日“天使の歌声”の呼び名で愛されるウィーン少年合唱団が、来日60周年記念公演にあたって、4月24日に都内で記者会見をおこなった。「ウィーン少年合唱団 来日60周年記念公演」のチケット情報1498年に創設され、ウィーンの音楽大使として世界中の人々に親しまれているウィーン少年合唱団。10歳から14歳の約100名のメンバー全員が、ウィーンのアウガルテン宮殿で全寮制の生活をし、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ブルックナーという合唱団に縁ある作曲家の名がついた4つのグループに分かれて活動。20世紀を代表する指揮者トスカニーニが彼らのコーラスを“天使の歌声”と称賛した逸話は有名で、世界の数ある少年合唱団の中でも抜群の人気と実力を誇っている。1955年の初来日以来、頻繁に行われている彼らの日本公演。毎回完売公演が相次ぐほどの人気を博している。記念すべき60周年を迎える今回は、日本人団員を含むブルックナー組が、全国各地で全27回のコンサートを行う。記者会見では、同合唱団の芸術監督ゲラルド・ヴィルトが挨拶。「先日、60年前の初来日ツアーのメンバーの方とお話しする機会がありました。当時、日本への旅行時間は非常に長く、とても遠い存在だったようです。ですが、いざ日本にやって来ると、非常に多大な歓迎を受け、まるで夢のような体験をしたと感じたそうです」と語った。カペルマイスターのマノロ・カニンも「4年前に計画されていたブルックナー組の来日が、東日本大震災の影響で、残念ながら中止になってしまったので、今回の公演は本当に心待ちにしていました。ブルックナー組以外の団員の子供たちも『日本は今まで訪れた国の中で一番素晴らしいんですよ』と言っていてて、とても羨ましがっていました」と語った。その他、団員の少年たちからも「コンサートももちろん、(ツアーの合間に)テーマパークに行けることが楽しみ!」、「寺院に興味があるので、京都に行くのが楽しみです」とツアーへの期待の声が上がった記者会見。最後には、来日公演プログラムから「エーデルワイス」(サウンド・オブ・ミュージックより)、「HAPPY」(ファレル・ウィリアムズ)、「ふるさと」が披露された。ウィーン少年合唱団の日本公演は、6月14日(日)の東京オペラシティ コンサートホール公演まで全国27公演を開催。
2015年04月28日国立がん研究センター(国がん)は4月28日、2015年に新たにがんと診断される患者の数(罹患数)と死亡数の予測を発表した。この予測値は地域がん登録数による1975~2011年の推計、人口動態統計がん死亡数1975~2013年の実測値、および将来推計人口をベースに算出されたもので、2014年より公開されている。まず、予測がん罹患数は98万2100例(男性:56万300例、女性:42万1800例)で、2014年予測値より10万例増加した。部位別罹患数では、大腸がん、前立腺がんの罹患が増加し、男性では前立腺がんが最多となった。国がんは罹患数の予測値が増加した要因として、高齢化やがん登録精度の向上などを挙げた。一方、死亡数については37万900人(男性:21万9200人、女性:15万1700人)と予測され、2014年の予測値から約4000人増、2013年の実測値からは約5000人増となった。部位別では肺、大腸、胃、膵臓、肝臓の順に死亡数が多いという予測となった。
2015年04月28日キリンは、5月25日~5月31日までの間、日本全体を巻き込んでサッカー日本代表を応援することを目的とした「サッカー日本代表応援WEEK2015 」を実施する。この活動は、未来のサッカー日本代表を強くする施策を同期間中の売上の一部で実現する取組み。昨年、同社がサッカー日本代表の“スポンサー”から“パートナー”となり、関係性をより強めたことが前提になっている。キリンビールの担当者 永井勝也氏によると、この活動の根幹にあるのは“未来の日本代表を強くするために、今やるべきことを真剣に考えたい”という想いだ。「“スポンサー”から“パートナー”へと名称を変更しただけではなく、キリングループとして応援の方法も進化させなくてはいけない、本気でサッカー日本代表を応援していきたい、とキリンビール・キリンビバレッジ・キリンの3社で実施するのが今回の『サッカー日本代表応援WEEK2015』です。応援する場や景品やノベルティーをお客様に“提供”するだけではなく、お客様、ファン・サポーターの皆様と“共創”し、作り上げていく企画を打ち出したいと考えました」と永井氏。具体的には、すでに3月19日から応援WEEKの特設サイトをオープン。一般ユーザーから日本代表を強くする意見を求める仕組みで、実際に応募されたアイディアを紹介し、その一部に対して長年日本のサッカー選手の育成に力を注ぐセルジオ越後さんがコメントしたインタビューも掲載されている。現在、既に投稿されている意見の中には「短期の留学機会や国内でも自分のスタイルと違うスクールで学ぶことで、自分のサッカーがどう考えられるかのセカンドオピニオンのようなものが芽生えると思う」、「リタイアした国内リーグ経験者を活用し、サッカーの楽しさ等を伝える伝道師活動を展開する。各地を巡回し、各地の子どもたちや若年層を集めてサッカーの楽しさや経験者によるサッカー技術指導を行う」、「子どもたちが自由にサッカーをできる施設が極めて少ない。1人で自主練習をするにしてもシュートするゴールが公園、グラウンドにない。もし施設が普及してくれば、サッカー文化の推進、つまり選手の育成の質を上げること意味する」といった建設的なものも多数寄せられている。今回の企画に対しては、消費者だけでなく、代表関係者や識者の方など各方面からも大きな反響があるという。「今回、多くのお客様をはじめ、サッカー界の有識者や各媒体関係者に賛同をいただいております。3月に行われましたキリンチャレンジカップ開催会場で特設ブースを展開し、そこでもアイディアを募集したのですが、大勢のファンやサポーターの方々が立ち寄ってくださり、長蛇の列ができ、1500件近いご投稿をいただくことができました。また、その様子をみて他のスポンサーさんからも『キリンさんだからこそ、できる企画だね』とお声掛けいただき、大変うれしく思いました。お客様、ファン・サポーター、サッカー関係者の皆様にご共感いただくお声に我々も改めてこの企画に力が入る思いでおります」と永井氏。今後は、プロジェクトに寄せられた一般からの意見の他に、サッカー有識者からの意見も集め、キリンが具体的にどのアクティビティを通して日本代表を強化していくのかの方針と施策を決定するとのことだ。そして、「キリンビールは1978年の日本初の国際大会『ジャパンカップ』に協力して以来、37年間サッカー日本代表を応援し続けてきました。その間、私たちはサッカー日本代表に元気や勇気、夢中になれる楽しい時間など多くのことをもらいました。サッカー日本代表にとって、今年は2018年ロシアW杯に向けた2次予選が始まる重要な年です。なでしこジャパンにおいては、ワールドカップ本戦の重要な年です。私たちキリンビールは、ファンやサポーターと共にサッカー日本代表を今まで以上に熱い気持ちで応援していきたいと思います。今回の企画にお客様、ファン・サポーターの皆様がご共感くださり、未来のサッカー日本代表への貢献に繋げることができるのであれば今後も継続して実施していきたいと考えております」と語り、サッカー日本代表への応援にかける同社の長いつながりと思いをPRした。なお、「日本代表応援WEEK」の趣旨に賛同した、漫画家・高橋陽一先生自らが日本代表選手の肖像を描き下ろし、原画をキリンに贈呈。このオリジナルデザインがプリントされたサポーターTシャツは、4月21日から全国で始まったキャンペーンの賞品として手に入ることができる。
2015年04月23日日本酒応援団は、酒造り体験へ100人単位の参加者をインターネットで募り、創業150年の島根の酒蔵で日本酒を作り、ネットで販売・PRして業界を応援するプロジェクトを起動した。同プロジェクトは「世界初?! 500人で田植えから、新しい日本酒5,000本を老舗酒蔵で造る!」の名で、現在、サイバーエージェントが運営するクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」において出資者を募っている。日本酒応援団は、日本酒の良さ、素晴らしさを再発見するべく活動を開始した団体で、運営は全員がボランティアで行っている。発起人の2人は海外経験豊富なITベンチャー経営者で、スタッフの本職はエンジニアやデザイナーなどであるとのことだ。日本酒という伝統産業をITやSNSの活用で支援し、年々販売量が減少する日本酒という伝統文化を応援したい強い気持ちで活動に取り組んでいるという。2015年1~2月に実施した酒造り体験には、外国籍の方を含む延べ120人が参加。今回は500人の参加を目標としている。参加者の多くは20、30代とのことで、指導には70、80代のベテラン蔵人があたる。製造するのは日本酒出荷量の3%以下しかない「純米酒」、その中でも希少性が高い「無ろ過生原酒」だ。今回のプロジェクトは、竹下登元首相の生家である、島根県の「竹下本店」という酒蔵で進められるが、前工程の酒米の田植えからスタートし、最終的に5,000本の日本酒を造るという目標を掲げている。同プロジェクトは、現在、サイバーエージェントが運営するクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」において出資者を募っている。調達した資金は、約2トン必要になる酒米のイネ、米作りに必要な各種機材、酒造りに必要な原材料と5,000本の瓶・ラベルなどの仕入れ費用、米・酒造りから参加者の食事・宿泊まで支援してくれる地元の人々の人件費などに利用するとしている。また、同団体は、田植え、酒造りから販売・PRまで、100人単位で全工程に参加できるのは恐らく世界初であろうと伝えている。なお、目標金額は1,000,000円で、4月8日現在、730,500円が集まっている(期間は4月25日まで)。
2015年04月08日国立がん研究センターは4月2日、乳がんの脳転移にがん細胞から分泌される微小な小胞エクソームが関わっていると発表した。同成果は分子細胞治療研究分野の富永直臣 研修生、落合孝広 分野長の研究グループによるもので、4月1日付けの米科学誌「Nature Communications」電子版に掲載された。乳がんは比較的予後の良いがんとして知られる一方、治療後、長期間を経て脳転移が認められることがある。脳への転移は予後に大きな影響を及ぼしQOLを著しく低下させるが、そのメカニズムについてはわかっていなかった。同研究では、がん細胞が分泌する直径約100nmの顆粒(エクソーム)が、脳血管で物質透過を制限しているBBBという生体バリア構造を破壊していることを突き止めた。エクソームに含まれるmiR-181cというマイクロRNAがBBBの構造を変化させた結果、バリア機能が失われ、がん細胞が容易にBBBを通過し、脳転移を引き起こしていると考えられるという。がんの脳転移メカニズムを明らかにした今回の成果は今後、早期発見および新規治療法の開発への応用が期待される。
2015年04月02日国立がん研究センターはこのほど、日本のがん罹患(りかん)数・率の最新推計値を公表した。同推計値は、国立がん研究センター がん対策情報センターが2011年にがんに罹患(りかん)した全国推計値を算出したもの。集計元のデータは、地域のがん対策に役立てるため、都道府県が1975年より登録している「地域がん登録」のデータで、2011年分においては40県(2010年は30県)が登録を行ったという。この登録数の増加と登録精度の向上により、従来の罹患数・率だけではなく、各都道府県における主要部位の標準化罹患比(※)および標準化死亡比(※)を算出し、それを地図上に示す試みを今回初めて実践したという。※年齢構成の異なる集団間の罹患数・死亡数の比較に用いられる方法で、標準とする人口集団と同じがん罹患率であるとしたら、その集団で何人のがん患者が発生するかを予測し(期待値)、実際の罹患数(死亡数)をその期待値で割ったものが、標準化罹患(死亡)比となる。集計結果による2011年の全国のがん罹患数は下記の通り。■男性49万6,304人■女性35万5,233人■合計85万1,537人同センターによると、2010年の推計と比較した各部位の罹患数は、男性のみ変化があったという。2010年時に4位だった「前立腺」が今回は2位となっている一方、女性は順位変動がなかった。各部位の標準化罹患比は下記の通り。厚生労働省の「平成23年人口動態統計月報年計」において、男性の「死亡数・死亡率」(人口10万対)が最も高かった「肺がん」。今回の集計では、男性では北海道と青森県、また近畿圏で、標準化罹患比と標準化死亡比ともに高く共通した分布が見られた。 女性では男性ほどの偏りは見られなかったが、北海道および近畿以西で罹患、死亡ともに多い点は共通していた。男女共に一定規模で死亡数が多い「胃がん」に関しては、標準化罹患比は、男女共に日本海側の県に集中している傾向が見られた。 標準化死亡比よりも、標準化罹患比においてその傾向が強く出ていた。女性に多い乳房および子宮がんのデータも公表された。女性の乳房に関しては、はっきりとした地域の偏りは見られなかった。罹患数が増えているという前立腺も、地域による偏りは確認されなかった。同センターは今回の発表について、「罹患比と死亡比との差異や、地域差を観察することで予防、早期発見、治療を含む都道府県がん対策に役立てられます」としている。なお、詳細は同センターでも公開している。
2015年03月27日機能性食品「AHCC」の研究・製品化などを行っているアミノアップ化学は17日、女性特有の病気である「子宮頸がん」の基礎知識をはじめ、子宮頸がんの予防効果が期待できるAHCCの最新研究結果や予防方法のアプローチなどをまとめたニュースレター「AHCC通信 Vol.3」を発行した。子宮頸がんは、毎年約3,000人以上が亡くなっているといわれる深刻な病気。とりわけ、がんの中でも330代までの若い患者が多く、重症になると子宮摘出など大がかりな手術が必要となり、妊娠をすることができなくなったり、手術後の障害も多いといわれている。また、がんになっても進行するまで無症状であることが多く、予防・早期発見には若いうちから定期的に子宮がん検診を受けることが大事とのこと。子宮頸がん患者の99%は、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染していることから、HPVが原因ウイルスであると考えられている。HPVは女性の約80%が知らない間に感染しているといわれ、20~40代の若い年齢での感染者数が増加しているとも言われている。こうした子宮頸がんに対して、予防効果が期待されているのが「AHCC」だ。AHCC(Active Hexose Correlated Compound : 活性化糖類関連化合物)は、シイタケ属に属する担子菌の菌糸体培養液から抽出されたα-グルカンに富んだ植物性多糖体の混合物。健康食品・サプリメントとして、日本のみならず、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニアなど広範囲で販売されており、現在では統合医療の一手段としても取り入れられている。2014年10月29日に米国・ヒューストンで行われた「第11回アメリカ癌統合医療学会(SIO2014)」においては、「ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した女性にAHCCを投与するとウイルスが死滅する」という研究結果も発表され注目を集めている。HPVを除去する医薬品は未だ開発されていないため、この研究では更に大規模な試験を計画しており、AHCCの作用とHPV死滅の因果関係解明が期待されている。なお、3月28日に神戸学院大学にて「ハイリスクHPV感染に対するAHCCによる治療の可能性」に関するセミナーが行われるほか、大阪大学にて「サプリメントの臨床応用への薬剤師の役割」に関する講演が29日に実施される予定となっている。
2015年03月23日大塚製薬は17日、部活に頑張る中高生の応援を目的とした「ポカリスエット ブカツ応援キャラバン 2015」(以下、ブカツ応援キャラバン)を4月にスタートするとともに、部活応援サイト「ブカツのミカタ」をオープンしたと発表した。ブカツ応援キャラバンは、部活に汗を流す中高生を対象に、サッカー・バレーボール・バスケットボール・テニス・陸上・柔道・バドミントンの7競技17名のアスリートOB・OGが、部活の"レジェンド"として、学生とその指導者をサポートする部活応援プロジェクト。3月16日に開催した麗澤高等学校(千葉県柏市)でのキックオフイベントを皮切りに、2015年10月までに、全国約2万人、400校の部活をキャラバンしていく予定。部活応援サイト「ブカツのミカタ」では、ブカツ応援キャラバンの模様を順次動画配信し、日々の練習時にも活用できるようにするほか、サイト上でレジェンドによるテクニックや知識を紹介。指導者向けとして、「コンディショニング入門」「トレーニング」「水分補給」「栄養補給」分野の豊富な情報も提供される。参加を希望する場合の申し込み方法も掲載されており、応募受付の最終締め切り日は7月31日(当日消印有効)。将来的には、学生がレンジェンドに直接質問ができるコーナーを設けるなど、レジェンドと共に部活動をサポートしていく。レンジェンドとして指導を行うのは、渡邉拓馬さん(バスケットボール)、弘山晴美さん(陸上)、戸田和幸さん(サッカー)、山本隆弘さん(バレーボール)、宮澤ミシェルさん(サッカー)、原田裕花さん(バスケットボール)、三浦淳寛さん(サッカー)、小畑沙織さん(テニス)、森上亜希子さん(テニス)、浅越しのぶさん(テニス)、小村徳男さん(サッカー)、大山加奈さん(バレーボール)、福西崇史さん(サッカー)、平野孝さん(サッカー)、山本昌邦さん(サッカー)、米津美和さん(女子サッカー)、廣瀬栄理子さん(バドミントン)の計17名。
2015年03月18日リプロセルは3月9日、国立がん研究センター(国がん)とヒト正常上皮細胞とがん細胞の培養試薬に関する共同研究契約を締結したと発表した。同研究では、これまで樹立や培養が困難だった各種がん細胞および正常上皮細胞を安定的かつ高効率に培養することが期待される。同社は「上皮細胞向けの培養試薬は身体のさまざまな部位に存在する、あらゆる上皮細胞を対象としております。また、がん細胞向けの試薬も、がん研究の障害であった培養の困難を克服する画期的なものであります」とコメント。次世代シーケンサーを用いた臨床検査事業におけるがん診断サービスへの取り組みに着手しているとした。
2015年03月11日国立がん研究センターは3月10日、次世代シーケンサーによるマルチプレックス診断パネルを取り入れた産学連携がんゲノムスクリーニング「SCRUM-Japan」を立ち上げたと発表した。同事業は、これまで実施してきた肺がんが対象の「LC-SCRUM-Japan(2013年開始)」および大腸がんが対象の「GI-SCREEN-Japan(2014年開始)」という2つの全国規模のゲノムスクリーニングネットワークを統合したもの。実施期間は2015年2月~2017年3月31日を予定しており、4500例の登録を目指す。現時点ではアステラス、協和発酵キリン、アストラゼネカなど計10社が契約を締結済みで、今後数社増える予定だという。また、医療機関側は全国で計200施設が参加する。患者の検体からがんのドライバ遺伝子を特定し治療薬を分子レベルから検索するクリニカルシーケンシングでは、各遺伝子ごとに有効な治療薬を検索すると時間がかかる。同プロジェクトでは、米サーモフィッシャーサイエンティフィックが開発した「Oncomine Cancer Research Panel(OCP)」というマルチプレックス診断パネルを採用。OCPは140種以上の遺伝子を同時に解析できるほか、微量検体から解析することができるというメリットがある。「SCRUM-Japan」では、全国の医療機関で収集した検体を遺伝子解析し、治療の標的となる特定の遺伝子に異常を持つがん患者を発見する。異常が発見された患者は対応する治療薬への臨床試験へ参加できる可能性もあり、新たな治療機会を得ることができる。収集された患者の遺伝子情報と診療情報は、治療選択の参考として用いられるほか、匿名化された上でデータベース化され、今後のがん研究に活用されることになる。今後、「SCRUM-Japan」を通じてマルチプレックス診断薬の臨床応用の実現や、有用な治療手段のない希少な遺伝子異常を持つ患者に新たな治療選択が提供可能となることが期待される。
2015年03月11日2月13日、東京バレエ団プリンシパルの斎藤友佳理が8月1日に同団の芸術監督に就任することが発表され、バレエ団を運営する公益財団法人日本舞台芸術振興会の高橋典夫事務局長、現芸術監督の飯田宗孝、斎藤友佳理が出席し、記者会見が行われた。東京バレエ団 チケット情報創立50周年記念を迎えた東京バレエ団は、一昨年12月より創立50周年記念シリーズを展開。その一環として、稀代の貴公子ダンサー、ウラジーミル・マラーホフをアーティスティック・アドバイザーに迎え、充実の活動を続けている。高橋事務局長は「50周年事業の最後の仕上げとして、斎藤友佳理を芸術監督に迎えたいと当初から考えていた」とコメント、彼女のプリマ・バレリーナとしての活躍や、モスクワでも指導したという『ラ・シルフィード』等での指導者としての実績を紹介。飯田現芸術監督も「これからの時代の指導者として最も相応しい人材」とし、自身はバレエ団総監督佐々木忠次の補佐として、団長という肩書きで東京バレエ団、東京バレエ学校を監督すると述べた。斎藤は「愛する東京バレエ団をさらに大きく飛躍させる一助になればと、周囲の勧めもあり、お引き受けしました」と穏やかに語り出すも「指導体制の統一」を目指し、さらなるレベルアップに挑むと力強く述べた。また、「最初の最も大きな仕事は、来年2月に予定されている『白鳥の湖』。これは、ブルメイステル版を上演することが決まりました。版権を所有するブルメイステル氏のお嬢さんとようやく交渉できたのです。1953年初演の、演劇性の高い『白鳥の湖』です」また、8月には新制作の“子どものためのバレエ『ドン・キホーテ』”上演、11月・12月のシルヴィ・ギエム ラスト・ツアーで、東京バレエ団はウィリアム・フォーサイス振付『イン・ザミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』バレエ団初演、イリ・キリアンの『ドリームタイム』を上演。今後は、『ザ・カブキ』をはじめとするオリジナル作品、ベジャールの『ボレロ』『春の祭典』等、限られたバレエ団でしか上演されない作品の上演を継続していくほか、「これから先は、レパートリーの選択が重要なカギ」と指摘、20世紀の傑作や新作にも取り組みたいという。さらには、指導することの喜びに触れ、「これが、自分が求めていたことだったのだと確信した。覚悟はできています」と決意をのぞかせた。斎藤友佳理芸術監督就任を控えた東京バレエ団は、6月に同団の代表作のひとつ『ラ・バヤデール』公演を予定している。公演は6月11日(木)から13日(土)まで、東京文化会館 大ホールにて。チケットの一般発売は2月21日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を実施中、2月18日(水)午後11時59分まで受付。取材・文:加藤智子
2015年02月17日日本相撲協会は、3月8日(日)より大阪府立体育会館(BODYMAKERコロシアム)で行われる大相撲三月場所にて、企画チケット「ご当地力士応援シート」を発売する。「平成27年 大相撲三月場所」チケット情報三月場所は、春の風物詩“大阪場所”として関西でも注目度が高く、毎年大いに盛り上がりを見せている。その中でも関西出身力士が地元応援団の声援を受け、気合の入った取組みをしており、会場が熱気に包まれる。「ご当地力士応援シート」は、豪栄道(大阪府寝屋川市出身)、勢(大阪府交野市出身)、妙義龍(兵庫県高砂市出身)の3力士を応援するための特別シートを日別に設定。椅子席Bの観戦チケットに加え、各力士の応援タオルが特典として付いてくる。それぞれの力士で対象公演日が異なり、豪栄道は2日目の3月9日(月)と9日目の3月16日(月)、勢は3日目の3月10日(火)と10日目の3月17日(火)、妙義龍は4日目の3月11日(水)と11日目の3月18日(水)が対象となる。九月場所では「遠藤応援シート」、一月場所では「目指せ横綱!大関応援シート」を発売し、人気を博した応援シートだけに、この「ご当地力士応援シート」も注目を集めている。三月場所「ご当地力士応援シート」はチケットぴあWEBサイトとサークルK・サンクスの店頭で発売中。
2015年02月02日国立がん研究センターは1月29日、国際共同ゲノムプロジェクト「国際がんゲノムコンソーシアム(IGC)」において、胃がん、胆道がんのプロジェクトを新たに立ち上げると発表した。IGCは、世界各国を通じて臨床的に重要ながんを選定し、国際的な協力のもと少なくとも各500例の高解像度のゲノム解析を行い、がんのゲノム異常の包括的カタログを作成、網羅的がんゲノム情報を研究者間で共有・無償公開することでがんの研究および治療を推進することを目的としている。現在、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、南北アメリカの17カ国が参画し、73種のがんについてプロジェクトが進められており、日本では国立がん研究センター、理化学研究所、東京大学が共同で、肝細胞がんを対象とした研究が行われている。新たにスタートする胃がんは、日本において罹患数が最も多いがん腫で、大規模なゲノム解析を行うことで、分子治療・診断開発を目指した日本人特有のゲノム異常の同定することなどを目標とする。胆道がんは東アジアで特に頻度が高いことが知られており、国立がん研究センターでは2013年11月には新規FGFR2融合遺伝子を標的とする臨床試験が計画されるなど成果を挙げている。今回さらに徹底的な解析を行うことでさらなる治療標的の同定とその臨床開発を進めていくほか、同じく胆道がんプロジェクトが始まったシンガポールとも協力して発がん要因の解明を目指すとしている。
2015年01月29日日本緩和医療学会は2月8日、厚生労働省委託事業の一環として、がん医療における緩和ケアについての市民向けの講座「緩和ケアを誤解していませんか?~痛みやつらさが医療者に伝わるために~」を開催する。厚生労働省では、「がん対策基本計画」の重点課題のひとつに「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」を掲げている。「緩和ケア」とは、病気に伴う心と体の痛みを和らげることを指す(厚生労働省の一言表現)。がんと診断されたときから、緩和ケアを行うことでQOL(quality of life=生活の質のこと)が有意に向上することがわかっており、がん患者とその家族がより質の高い生活を送るためには、緩和ケアがさまざまな場所で切れ目なく行われることが大切だという。しかし実際は、医療者に自分の痛みやつらさがうまく伝わらなかったというケースも多く見られるなど、課題も多い。医療者だけではなく、社会全体で正しい緩和ケアの知識を持ち、医療者に緩和ケアに対する希望を伝えていくことが必要となる。同講座には、医師、厚生労働省がん対策担当者、看護師、医療ソーシャルワーカー、患者会代表などが登壇。緩和ケアについての基礎知識および、身体的な痛みやつらさをはじめ、精神的、金銭的、生活・家族のことなどさまざまな面での痛みやつらさが医療者に伝わる方法について、多様な側面から講演・議論を行う。会場は、品川 ザ・グランドホール。開催時間は13:00~。参加希望は郵便はがき、FAX、メールで、2月4日まで先着順で受け付ける。聴講可能人数は400名。参加費は無料。写真と本文は関係ありません
2015年01月26日宝塚歌劇団という夢の世界でトップスターとして活躍するという夢を叶えるには、本人の努力はもちろん、たくさんの応援があったはず。12月15日、東京・丸の内のKITTEで行われた「“かんぽ生命 夢、応援宣言”かんぽ生命ドリームステージ発表会」に、スペシャルゲストとして登壇した元宝塚歌劇団月組トップスター・瀬奈じゅんさんからは、そんな大きな夢を叶えた宝塚時代の思い出が語られました。このイベントは、かんぽ生命が取り組むキャンペーンに向けての“かんぽ生命 夢、応援宣言”を行うもの。MCはフリーアナウンサーで宝塚ファンでもある中井美穂さんが担当しました。かんぽ生命取締役 兼 代表執行役社長 石井雅実さんの主催者挨拶では、文化的活動の一環として、夢に向かって挑戦する人生を応援していくために宝塚歌劇に協賛する旨を発表。その第一弾として、2014年に100周年を迎え、2015年から“次の新たな100年”に歩みだす宝塚歌劇の新作となる月組公演「スペクタクル・ミュージカル『1789 ~バスティーユの恋人たち~』」に冠協賛することが発表されました。 会場では、月組トップスターの龍真咲さんから日本では初上演となる『1789~バスティーユの恋人たち~』公演への熱い想いを語るビデオメッセージが上映されたあと、瀬奈さんからは、「新作に取り組むということで、どういう風にお客様に受け入れてもらえるか、すごくドキドキすると思います。ただ、苦しめば苦しむほど、作品を上演するときの喜びも大きいと思いますし、月組の団結力も高まると思いますので、楽しみですね」と、大きな期待が。”夢、応援宣言”をテーマにしたトークショーでは、夢が叶ってトップスターに就任した時代を振り返り、「私は言葉でみんなに『ついてこい』と言うより、舞台の上で輝いて、舞台の上でみんなをひっぱっていくことで(自分の思いを)伝えていこう、としていました」と語る瀬奈さん。「いざトップスターになると、みんなから夢をもらっていたんだなとも気づきましたね。周囲の方々の支えや、愛情で、夢をかなえさせてもらっていたんだな、と。だからこそ、家族やファンの皆さんに感謝しなければ、という想いが強くなりました」とコメント。 また、今後の夢については、「私の人生の中の一番大きな夢、トップスターになるという夢を叶えてしまったので、今は新たな夢に向かって進み出す一歩だと思います。夢とは違うかもしれないけど、家族を大切に穏やかに暮らすというのも夢です。日々を大切にしていきたいです」と笑顔で語っていました。イベント後半には、宝塚ファンにはおなじみの“シャンシャン”(ブーケ仕様の小道具)が登場。初めて持ってみた中井さんは「うわっ、思った以上に重いですね! (舞台では)皆さん何回もきらびやかに振り上げていますが、結構大変なんですね」と率直なひとこと。瀬奈さんが中井さんに「足を開いて、外側の足に重心を乗せて立ちながら、“シャンシャン”のリボンをこれくらいたるませるのが美しい持ち方です」と、決めポーズを披露・指導したりする一幕も あり、トークショーに集まった観覧客から歓声が上がっていました。かんぽ生命では、スペクタクル・ミュージカル『1789~バスティーユの恋人たち~』の協賛を記念して、 2015年2月28日に、瀬奈じゅんさんが登壇する「美と健康のドリームトークショー」を開催するそう。抽選で100組200名が招待されるので、 特設WEBサイト「かんぽドリームシアター」 まで応募してみては?(受付は2015年1月30日まで)・かんぽ生命保険 公式サイト 「美と健康のドリームトークショー」への応募は、 こちら から
2014年12月25日今や国民病といえるがんの診断と治療技術は、日進月歩で進歩しています。最近のがん治療は通院(外来)で行われることが増えてきました。そのため、入院治療主体の従来型のがん保険では、治療実態と乖離(かいり)し、十分な保障が得られない可能性があります。そこで、最近のがん治療や最新のがん保険について考えてみました。国民の約2人に1人はがんにかかる!?がんは国民病といっていいほど、身近な病気になりました。一生涯のうちにがんと診断される人の割合は、男性58.0%、女性43.1%。約2人に1人ががんにかかるのです。そして、がんは昭和56年(1981年)から日本人の死因第1位を占めています。平成25年のがんによる死亡者数は36万5,000人で、全死亡者のうち28.6%でした。がんは30年以上にわたって死因の第1位を占めていますが、医療技術の進歩によって徐々に治る病気になりつつあります。ただ、治療は長期にわたることもあり、公的医療保険が適用される治療だけを受けても、毎月の医療費負担は家計の重荷になります。もし、高額な先進医療の技術を受けることになると、経済的なダメージはさらに大きくなります。また、がんにかかると、通院のために職場の配置転換や離職を余儀なくされることもあり、収入減や収入途絶が追い打ちをかけます。こういった経済的ダメージへの備えとしてがん保険があるわけですが、最近、保障内容に変革が起きています。それは、治療方法が変わってきたからです。では、最近のがん治療はどう変わったのでしょうか。がん治療は「集学的治療」が主流以前のがん治療は、「入院して手術」が主流でした。現在でも、手術はがん治療の有効な治療法ですが、最近はこれに、放射線治療や抗がん剤治療を効果的に組み合わせる治療法が主流となっています。これを「集学的治療」といいます。放射線治療や抗がん剤治療は通院だけで行われることもあり、手術も技術の進歩で日帰りや短期間の入院ですむケースがあります。こういった治療法の進歩で、がん治療は入院から通院にシフトしているのです。下表は、がんの受療率の年次推移ですが、平成17年を境に、通院治療の方が増えています。ところが、入院・手術を前提とした従来型のがん保険では、通院だけの治療では受け取れる給付金はがん診断給付金くらいで、通院については十分な保障が得られるとは言い難いのです。そこで、最近のがん治療に合わせた保障内容を盛り込んだ新しいがん保険が登場してきています。このタイプをここでは新型がん保険と呼ぶことにします。大きく、「通院重視型」と「一時金重視型」に分かれる新型がん保険の傾向をみてみると、通院だけでも給付金が支払われる「通院重視型」と、診断給付金・治療給付金などまとまったお金の給付を重視した「一時金重視型」に大別されます。通院重視型は、文字通り、手術・放射線治療・抗がん剤治療などの治療を受けるために通院すれば、日数分の給付金が支払われます。入院の有無にかかわらず、がんの治療のために通院すれば給付されるのが通院重視型の新型がん保険の特長です(経口投与による治療は対象外になる等、保障内容は保険商品により異なります)。もちろん、入院治療でも給付金は支払われます。一時金重視型は、診断給付金や治療給付金としてまとまったお金を受け取って、自由に治療費、あるいは生活費の補填等にあてられるタイプの保険です。どちらのタイプがいいかは、その人の考え方によります。入院・通院のどちらの治療を受けても日数分の給付金を受け取りたい人は通院重視型、まとまったお金をもらって治療費などにかかる費用を賄う方がいいと考える人は一時金重視型がいいでしょう。新型がん保険を検討する際は、がん診断給付金の内容もチェックしてください。診断給付金はがんと診断されると支払われるがん保険がほとんどで、入院を伴わなくても受け取れます。ただ、最初のがん診断時に1回のみしか受け取れないがん保険と、複数回(2年に1回が限度の商品が多い)受け取れるがん保険があります。がんは再発や転移が心配な病気なので、複数回の方が安心でしょう。ただ、保障が手厚い分、保険料は高くなるので、1回のみしか受け取れないがん保険でもいいと割り切ることも必要かもしれません。先進医療の保障は、どちらのタイプのがん保険にもセットされているか、特約でつけられるようになっています。がんに関する先進医療の技術料は高額なものがあるので、今や必須の保障といっていいでしょう。通算限度額は1,000万円、2,000万円などがあり、2,000万円が主流になりつつあります。これは、1,000万円か2,000万円あればよいでしょう。ただし、現在ご加入の医療保険に先進医療の保障がセットされていたら、がん保険にはなくてもいいでしょう。医療保険の先進医療でがんの先進医療もカバーしているので、両方につけると重複してしまうからです。なお、公的医療保険適用、自由診療(海外では治療に使われているが、日本国内では承認がおりていない抗がん剤を使用する治療などのこと。治療費が公的医療保険対象部分も含めて全額自己負担になる)のどちらの治療を受けても、先進医療の治療費を含めてかかった治療費の全額が支払われるがん保険もあります。5年以上前にがん保険に加入した人は、保障内容は従来型のがん保険のケースが多いので、この機会に見直しをしましょう。コラム執筆者プロフィール 小川 千尋(おがわ ちひろ)ファイナンシャルプランナー/子育て・教育資金アドバイザー/終活カウンセラー/整理収納アドバイザー1994年AFP資格取得。独立系ファイナンシャルプランナーとして、主にマネー誌、一般誌、新聞などのマネー記事の編集・執筆・監修、セミナー講師などで活動。オールアバウト「生命保険」ガイドも務めている。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年12月09日