「第46回日本アカデミー賞」記者発表会が23日に都内で行われ、授賞式の司会を務める羽鳥慎一、有村架純が登場した。日本アカデミー賞協会が主催する「第46回日本アカデミー賞」は、昨年度に劇場公開された映画の作品賞や主演男優賞、主演女優賞、新人俳優賞などを表彰するもの。今回は2022年1月1日~12月31日までに公開され選考基準を満たした作品の中から投票が行われた。3月10日にグランドプリンスホテル新高輪にて開催される第46回の授賞式に先立ち、正賞15部門各優秀賞、および新人俳優賞が決定。授賞式では、羽鳥慎一アナウンサー(連続4回目)と、女優の有村架純(『花束みたいな恋をした』で第46回最優秀主演女優賞受賞)が司会を務め、受賞者を迎える。羽鳥アナウンサーは「会長にも『1年に1度の映画に携わる方々のお祭りなんで楽しくやってください』と言われているんですが、毎年緊張してやっております」と苦笑。「私は4回目なんですが、今年は初めてお客さんが100%入るということで、楽しみたいと思いつつも、また緊張感が上がるなと。やっぱり通常に戻ってきたなというところに嬉しさもありますので、そういう気持ちで今年も参加させていただきたいと思います」と意気込みを語った。主な受賞作品・受賞者は以下の通り。○『第46回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者※作品名は対象作品・優秀作品賞『ある男』『シン・ウルトラマン』『月の満ち欠け』『ハケンアニメ!』『流浪の月』・優秀アニメーション作品賞劇場アニメーション『犬王』『かがみの孤城』『すずめの戸締まり』『ONE PIECE FILM RED』『THE FIRST SLAM DUNK』・優秀外国作品賞『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『コーダ あいのうた』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『トップガン マーヴェリック』『RRR』・優秀監督賞石川慶『ある男』小泉堯史『峠 最後のサムライ』樋口真嗣『シン・ウルトラマン』廣木隆一『月の満ち欠け』吉野耕平『ハケンアニメ!』・優秀主演男優賞阿部サダヲ『死刑にいたる病』大泉洋『月の満ち欠け』妻夫木聡『ある男』二宮和也『ラーゲリより愛を込めて』松坂桃李『流浪の月』・優秀主演女優賞岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』のん『さかなのこ』倍賞千恵子『PLAN 75』広瀬すず『流浪の月』吉岡里帆『ハケンアニメ!』・優秀助演男優賞柄本佑『ハケンアニメ!』窪田正孝『ある男』坂口健太郎『ヘルドッグス』目黒蓮『月の満ち欠け』横浜流星『流浪の月』・優秀助演女優賞有村架純『月の満ち欠け』安藤サクラ『ある男』尾野真千子『ハケンアニメ!』清野菜名『ある男』『キングダム2 遥かなる大地へ』永野芽郁『母性』松本穂香『“それ”がいる森』・新人俳優賞小野花梨『ハケンアニメ!』菊池日菜子『月の満ち欠け』福本莉子『今夜、世界からこの恋が消えても』生見愛瑠『モエカレはオレンジ色』有岡大貴『シン・ウルトラマン』番家一路『サバカン SABAKAN』松村北斗『ホリック xxxHOLiC』目黒蓮『月の満ち欠け』
2023年01月23日“アニメーションのアカデミー賞”とも呼ばれる第50回アニー賞のノミネートが、日本時間1月18日深夜に発表。湯浅政明監督の『犬王』が長編インディペンデント作品賞と脚本賞(野木亜紀子)にノミネートされた。本作は、「平家物語 犬王の巻」(著:古川日出男)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚との強烈な友情と“能楽”の世界を鮮烈な視点で描いた作品。湯浅監督×野木亜紀子(脚本)×松本大洋(キャラクター原案)×大友良英(音楽)らクリエイター陣にくわえ、犬王役には、「女王蜂」として音楽活動をはじめ止まらない躍進を遂げるアヴちゃん。友魚役は、カテゴリーに縛られない表現者として卓越した演技力・歌唱力を持つ森山未來が演じている。2022年5月28日に全国121館で封切られ、観客動員数24万人、興行収入3.5億を突破。公開から7か月を超えるいまもロングラン上映を続けている。また、アニー賞は1972年、国際アニメーションフィルム協会(International Animated Film Association)によって設立。年に一度、世界中の優れたアニメーション作品・スタッフ・キャストに贈られる賞で、“アニメーション界のアカデミー賞”とも呼ばれる。湯浅監督作品が同・長編インディペンデント作品賞にノミネートされるのは『きみと、波にのれたら』(2021)以来2度目。「アドベンチャー・タイム」でのTV部門監督賞へのノミネートも併せると3度目となる。受賞した場合、日本製作の作品としては2018年の『未来のミライ』(細田守監督/スタジオ地図)に次ぐ快挙に。脚本賞は宮崎駿監督/スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』(2002)、『風立ちぬ』(2013)以来のノミネート。長編インディペンデント作品賞には、A24が北米配給したストップモーションアニメ『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)やNetflixアニメ映画『エルマーのぼうけん』などがノミネートされている。受賞作品は日本時間2月26日(日)、現地時間2月25日(土)にロサンゼルスで予定されている授賞式で発表。主なノミネートは以下の通り。『私ときどきレッサーパンダ』第50回アニー賞主要ノミネート作品賞『私ときどきレッサーパンダ』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『長ぐつをはいたネコと9つの命』『ジェイコブと海の怪物』『ウェンデルとワイルド』長編インディペンデント作品賞『Charlotte』(原題)『犬王』『Little Nicholas, Happy As Can Be』(原題)『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)『エルマーのぼうけん』監督賞(長編)ドミー・シー『私ときどきレッサーパンダ』ギレルモ・デル・トロ、マーク・グスタフソン『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』ディーン・フライシャー・キャンプ他『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)ノラ・トゥーミー『エルマーのぼうけん』ヘンリー・セリック『ウェンデルとワイルド』脚本賞(長編)ドミー・シー、ジュリア・チョー『私ときどきレッサーパンダ』ジェイソン・ロフタス『ETERNAL SPRING(長春)』野木亜紀子『犬王』ディーン・フライシャー・キャンプ、ジョニー・スレイト他『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.長ぐつをはいたネコと9つの命 2023年3月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年01月18日日本時間1月11日に開催された第80回ゴールデン・グローブ賞で、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のミシェル・ヨーが主演賞を受賞した。ミシェルの名前が読み上げられたとき、感動のあまり両手で顔を覆ったミシェルと、両手を上げて大喜びする共演者のジェイミー・リー・カーティスの姿がバイラルに。数日後、その瞬間を収めた画像と「FRIENDS SUPPORTING FRIENDS」(友だちは友だちをサポートする)という文言がプリントされたTシャツをジェイミーとミシェルがSNSに投稿し再び話題になっている。この画像はジェイミーもお気に入りのようで、授賞式当日に「かつてチアリーダーでした。いつだってチアリーダーです。私の大好きな人がゴールデン・グローブ賞を受賞しました。初ノミネーションで初受賞」とインスタグラムに掲載していた。「自然な熱狂と喜びの瞬間が、女性がほかの女性をサポートする象徴のようなものになったことに、いまだ驚いています」とつづったジェイミー。このTシャツを起業家のエリン・ギャラガーが作ってくれたことや、Tシャツが自宅の外にたくさんのベーグル(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の仲間から!)と一緒に届けられたことを明かした。ジェイミーはゴールデン・グローブ授賞式に出席後、新型コロナウイルスに感染していることが分かり、自宅療養している。(賀来比呂美)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年01月16日フリーアナウンサーで女優の田中みな実が、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の30代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。田中は、背中がざっくり開いたドレスをまとい、スリットから美脚もチラリ。胸元にはK18YG オニキス/ダイヤモンド/ピンクサファイヤ ロングネックレスを輝かせた。壇上でトロフィーを受け取ると、「このような歴史のある賞に選出していただきありがとうございます」と感謝。「ジュエリーはそんなに詳しくないんですけど、あまり多くも所有していませんし、でも今日この会場で最高峰のジュエリーを見させていただき、このように身に着けさせていただいて、いつか自分のために素敵なジュエリーをお迎えしたいなという気持ちになっております」と述べ、「40代、50代、60代とまだまだチャンスがあると思っていますので、またこの会場に呼んでいただけるように輝きを放っていきたいと思います」と語った。表彰式後に報道陣の取材に応じた田中。「そうそうたる面々の中にいていいのだろうかと少し困惑するようなラインナップでしたが、無事に終わってほっとしています」と恐縮しつつ、「どうしてなんだろうという気持ちのほうが勝っていたんですけど、実際にこの場に立たせていただくと緊張感もありながら私も輝いていきたいなという気持ちがより一層強くなりました」と話した。そして、ジュエリーは「まだ馴染みがない」と言うも、「ここ数年でハイジュエリーを自分で購入したりしていて……リングですね。リングはもらうものだと思っていたのですが、自分で買ったほうが気に入ったものも手に入るし、自分の力で稼いで自分で買うということに喜びを覚えています」と自分で指輪を購入したことを告白。ジュエリーのプレゼントは「久しくいただいていないですね」と言い、「今年は1月にベストジュエリードレッサー賞をいただいて、今ちょうどドラマで宝石を題材にしているものを撮影しているので、ジュエリーと縁がありそうな1年になりそうだなと思っています」と期待した。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日女優の永作博美が、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の50代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。永作は「50代部門で選出していただき本当に光栄に思います。ありがとうございます」と感謝。「40代部門で選出していただいたときも本当にうれしくて、ジュエリーの思い出というと、そのときにいただいた品物たちが、私のために贈ってくださった方がいるんだなと思うと幸せだなと、いまだに大切にさせていただいていて、たまに娘に見せると目をキラキラさせて『これいつか着けさせてね』って言うんです」と40代部門を受賞したときのジュエリーについて語った。続けて、「宝石の素敵なところは、いつまで経っても輝きが変わらないところ」だと言い、「輝きが変わらないというのは、ここにあるすべてのものがきっとそうだと信じて、この先もジュエリーを見ながらそれを考えながら生きていきたいと思います」とにっこり。「50代という節目に、磨き直したらまた新しい輝きを放つような宝石を想像して、もう1回磨き直して、皆さんに感動していただけるような世界を作っていけたらと思っています」と決意を新たにしていた。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日女優の松嶋菜々子が、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の40代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。松嶋は過去に20代部門、30代部門でも受賞しており、同アワード初となる3度目の受賞。トロフィーを手に、「私にとってジュエリーは、朝ドラの主演をやり遂げたときにご褒美で買ったり、いろいろな思い出やストーリーがあるようなジュエリーのつけ方をいつもしています」と語った。この日は、スリットから美脚がのぞく黒のワンピースに黒のレザージャケットを羽織り、プレゼントされたプラチナ ダイヤモンド ネックレスペンダントを着用。「40代最後の年にこのような素晴らしい賞をいただくことができて、とても思い出に残るジュエリーがまた一つ自分の手元に来てくれたと思うと、とても大切にしていきたいなと思います」と述べ、「これからも輝き続けられるように仕事以外のことも精進してていきたいと思います」と決意を新たにしていた。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日フリーアナウンサーで女優の田中みな実が、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の30代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。田中は、K18YG オニキス/ダイヤモンド/ピンクサファイヤ ロングネックレスを着用して登壇し、「このような歴史のある賞に選出していただきありがとうございます」と感謝。「ジュエリーはそんなに詳しくないんですけど、あまり多くも所有していませんし、でも今日この会場で最高峰のジュエリーを見させていただき、このように身に着けさせていただいて、いつか自分のために素敵なジュエリーをお迎えしたいなという気持ちになっております」と述べ、「40代、50代、60代とまだまだチャンスがあると思っていますので、またこの会場に呼んでいただけるように輝きを放っていきたいと思います」と語った。表彰式後に報道陣の取材に応じた田中。今年の抱負を聞かれると、「37になる年。でもお芝居においてはまだまだ未熟者で、これからもう少し胸を張って俳優と名乗れるように一歩一歩着実に歩んでいきたいと思っています」と答えた。結婚について聞かれると、「いつ何があるかわかりませんから、あるかもしれませんので、温かく見守っていただかないことには始まるものも始まりませんので、初回のデートで撮られちゃうとなかなか発展しづらいので見守っていてください」と報道陣をけん制して笑いを誘った。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日アイドルグループ・Snow Manのラウールが、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の10代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。ラウールは、白スーツ姿でGALATEA カーヴドパールネックレスを着用して登場し、「このたびは大変名誉な賞をいただき光栄に思います。めっちゃうれしいです!」と笑顔でコメント。「Snow Manでグループとしてティファニーさんのブランドアンバサダーを務めさせていただいているので、そこでジュエリーの持つ魅力を改めて感じつつ、それを表現するお仕事もさせていただいています」と述べ、「これからもジュエリーが似合うよねと言っていただけるように自分自身を磨き続けたいと思います」と決意を新たにした。表彰式後、報道陣の取材に応じたラウール。「歴史のある賞と聞いていたのですごく名誉なことで光栄に思います。10代最後の年で今年20歳になるんですけど、最後の年に10代としての賞をいただけたこともまたうれしく思っています」と改めて喜びを語った。今年の抱負を聞かれると、「今年は20代に突入しますので、いろんな経験と実力をどんどんつけて魅力的な20代のアイドルになっていきたいと思います」と答え、「周りから信頼されるような安心感のあるアイドル像を目指していきたいと思います」と目指すアイドル像にも言及した。プライベートでは「大人としての経験も増やしていきたいので、海外にたくさん行ってみたいなとか、いろんな家事をもっと頑張りたい」と言い、「最近料理をすることがすごく好きなので、好きではあるんですけど、贅沢なものやおいしいものを作れるわけではないので、クオリティをちょっとずつ上げていければいいなと思います」と料理にハマっていることを告白。得意料理を聞かれると、「ちょっと恥ずかしいんですけど、お肉とか大好きなのでハンバーグを作るのが大好きです」と照れながら話した。また、ジュエリーが似合う男性になるために意識していることについて、「信頼がある男性ってジュエリーが似合うイメージがあるので、僕も一つ一つ実績を積み重ねて周りからの信頼のある男性像に近づければいいかなと思います」とコメント。表彰式では、自身にとっての初ジュエリーについて「CDデビューをした記念に宝石店でオーダーメイドで作ったピアス」と話していたが、「10代のうちにやっておきたいことは?」という質問に、「また20歳になる前にジュエリーを買いたいです!」と答えていた。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日女優の永野芽郁が、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の20代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。永野は、ノースリーブの黒ドレスでほっそりとした二の腕を披露し、プレゼントされたイエローダイヤモンドリングとイエローダイヤモンドペンダントネックレスを着用。「歴史のある美しい賞をいただけてうれしく思っています」と喜び、「私自身もジュエリーはすごく大人だなと思う一つのもので、祖母から受け継いでいるジュエリーもあるのですが、つけるときドキドキそわそわしながらも、一人の女性として輝かせてもらえるすごく大事なものだなと思います。これからも輝ける人であるように努力していきたいと思います」と笑顔で語った。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日アイドルグループ・Snow Manのラウールが、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の10代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。ラウールは、白スーツ姿でGALATEA カーヴドパールネックレスを着用して登場。「このたびは大変名誉な賞をいただき光栄に思います。めっちゃうれしいです!」と笑顔を弾けさせ、「普段それほどジュエリーを身にまとう機会が多いわけではないのですけど、Snow Manでグループとしてティファニーさんのブランドアンバサダーを務めさせていただいているので、そこでジュエリーの持つ魅力を改めて感じつつ、それを表現するお仕事もさせていただいています」と語った。そして、「僕が初めてジュエリーを身にまとったのは、CDデビューをした記念に宝石店でオーダーメイドで作ったピアスなんですけど、それを初めて身に着けたときに自分の心ごとキラッと輝くような気持ちになったのを今でも鮮明に覚えていて、僕もジュエリーのように応援してくださる皆さんの心ごとキラッと輝かせられるような存在になっていくために努力していきたいと思います」と自身にとっての初ジュエリーについて紹介。「これからもジュエリーが似合うよねと言っていただけるように自分自身を磨き続けたいと思います。そして、またそう感じていただけるようになったら、20代、30代となってもこの場所に戻ってくることも、今日また一つ目標になりました」と目を輝かせた。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が12日、都内で行われ、Snow Manのラウール、永野芽郁、田中みな実、松嶋菜々子、永作博美、大地真央が出席した。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。表彰式では、受賞者が華やかなドレス姿やスーツ姿で登場。それぞれジュエリーを身につけ、受賞の喜びを語った。
2023年01月12日アイドルグループ・Snow Manのラウールが、ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の10代部門に選出され12日、都内で行われた表彰式に出席した。ラウールは、白スーツ姿でGALATEA カーヴドパールネックレスを着用して登場。「このたびは大変名誉な賞をいただき光栄に思います。めっちゃうれしいです!」と笑顔で喜びを語った。そして、「普段それほどジュエリーを身にまとう機会が多いわけではないのですけど、Snow Manでグループとしてティファニーさんのブランドアンバサダーを務めさせていただいているので、そこでジュエリーの持つ魅力を改めて感じつつ、それを表現するお仕事もさせていただいています」と述べ、「これからもジュエリーが似合うよねと言っていただけるように自分自身を磨き続けたいと思います」と語った。「各世代で最も輝いている人」「宝石の似合う人」を世代別に選考し、表彰する同アワード。34回目となる今年は、10代部門はラウール(Snow Man)、20代部門は永野芽郁、30代部門は田中みな実、40代部門松嶋菜々子、50代部門は永作博美、60代以上部門は大地真央が受賞した。
2023年01月12日日本時間1月11日(現地時間1月10日夜)、アカデミー賞の前哨戦とされる第80回ゴールデン・グローブ賞の授賞式がロサンゼルスのビバリー・ヒルトンにて3年ぶりにリアル開催。A24作品の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンの俳優賞受賞で2冠、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で女王ラモンダを演じ、助演女優賞を受賞したアンジェラ・バセットのスピーチなどで会場が沸いた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』アニメ映画賞にノミネートされていた湯浅政明監督の『犬王』は受賞を逃し、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が選ばれた。スティーヴン・スピルバーグ監督は自身3度目の監督賞を受賞した自伝的作品『フェイブルマンズ』が作品賞(ドラマ部門)に。『フェイブルマンズ』最多ノミネートだった『イニシェリン島の精霊』は、マーティン・マクドナー監督の脚本賞、作品賞・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)の最多受賞となった。『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』からは主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にミシェル・ヨーが選ばれたほか、キー・ホイ・クァンが助演男優賞を受賞。ミシェル・ヨーは先日も米の番組で、ハリウッドでは年齢を重ねることで役を得る機会が減ってしまうことを語ったばかりだが、アジア系女優として自身の闘いをふり返りながら40年立ってきたこの舞台に立ち続けることを力強く語っていた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』キー・ホイ・クァンは『グーニーズ』でキャリアのきっかけをくれたスピルバーグ監督や、本作のダニエルズ監督、共演者らに壇上から感謝を述べ、会場の涙を誘った。また、インド映画『RRR』から高速シンクロダンスが話題となった「Naatu Naatu」が歌曲賞に。インド映画としても、アジア映画としても初受賞となった。「オスカー候補にも選ばれて会場で踊ってほしい」という声もSNSには上がっている。『RRR』一方、テレビ部門は、黒人の女性教師を主人公にした「アボット エレメンタリー」が作品賞・主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、助演男優賞の3冠。作品賞(ドラマ部門)は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が選ばれた。「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」は変革を印象づけるように努めてはいたが、司会のコメディアン、ジェロッド・カーマイケルからは「私がここにいるのは、私が黒人だからです」と辛辣なジョークが式冒頭から飛び出していた。第80回ゴールデン・グローブ賞受賞結果映画部門作品賞<ドラマ部門>『フェイブルマンズ』作品賞<ミュージカル・コメディ部門>『イニシェリン島の精霊』<ドラマ部門>主演男優賞オースティン・バトラー『エルヴィス』主演女優賞ケイト・ブランシェット『TÁR』<ミュージカル・コメディ部門>主演男優賞コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』主演女優賞ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』<共通部門>助演男優賞キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』助演女優賞アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』監督賞スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』脚本賞マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』アニメ映画賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』非英語映画賞『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』(アルゼンチン)作曲賞ジャスティン・ハーウィッツ『バビロン』歌曲賞「Naatu Naatu」『RRR』テレビ部門作品賞<ドラマ部門>「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」作品賞<ミュージカル・コメディ部門>「アボット エレメンタリー」<ドラマ部門>主演男優賞ケヴィン・コスナー「イエローストーン」主演女優賞ゼンデイヤ「EUPHORIA/ユーフォリア」<ミュージカル・コメディ部門>主演男優賞ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」<共通部門>助演男優賞テイラー・ジェームズ・ウィリアムズ「アボット エレメンタリー」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」<ミニシリーズ・テレビ映画部門>作品賞「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」主演男優賞エヴァン・ピータース「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」主演女優賞アマンダ・セイフライド「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」助演男優賞ポール・ウォルター・ハウザー「ブラック・バード」助演女優賞ジェニファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」キャロル・バーネット賞ライアン・マーフィーセシル・B・デミル賞エディ・マーフィ(text:cinemacafe.net)■関連作品:エルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights ReservedRRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.TAR/ター 2023年5月、全国にて公開© 2022 FOCUS FEATURES LLC.ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー 2022年11月11日より全国にて公開©Marvel Studios 2022ギレルモ・デル・トロのピノッキオ 2022年11月25日より全国にて公開、12月9日よりNetflixにて配信エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.フェイブルマンズ 2023年3月3日より全国にて公開© 2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年01月11日第47回報知映画賞の表彰式が22日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。映画『流浪の月』で助演男優賞を受賞した横浜流星。会場には来られなかったもののVTRメッセージを寄せ「悩みもがきながらも監督を信じて必死に生きようとして来ました。監督、広瀬(すず)さん、松坂(桃李)さん、そしてその他のキャストの皆様、スタッフの皆様がいたから、人間らしくもがいている亮が出来上がったと思います。皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と言葉を伝える。さらに「これからも『流浪の月』で得たものを次の作品、次の作品に活かして、ひとつひとつ積み重ねて皆さんに心に響く作品をお届けできるよう精進します」と意気込んだ。李相日監督は「横浜くん、ゆくゆくはトム・クルーズのように……はならないと思いますけれど、ストイックさは引けをとっていない」と表す。「横浜くんは空手をずっとやっておりまして、極めて厳しいストイックな性格。今回演じた亮という男は強くあらねばならないという生き方をしてきたと思うんですけど、女性に暴力をふるってしまうような非常に繊細で心の弱い男の内面なので、自分と違う生き方をしてきた男をどう掴むか、撮影中も撮影以外も常に悩んでストイックに探している姿が印象的でした」と振り返る。さらに李監督は横浜に対し「努力の賜物であると思うんですけど、戦友である広瀬すずとの関わりが非常に大きかったと思いますし、我々スタッフも全員で彼を支えて来た成果として受け止めて、非常に嬉しく思っております」と祝福。「賞をいただくということは、非常にこの先厳しく、なかなか褒めてもらえないゾーンに入ると思うので、より高みに向かってストイックに続けてくれる姿を見守っていきたいと思います」とエールを送った。○第47回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『ある男』石川慶監督作品賞・海外部門:『トップガンマーヴェリック』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏アニメ作品賞:『劇場版四畳半タイムマシンブルース』夏目真悟監督主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』主演女優賞:有村架純『前科者』助演男優賞:横浜流星 『流浪の月』助演女優賞:尾野真千子 『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカンSABAKAN』監督賞:片山慎三『さがす』新人賞:嵐莉菜 『マイスモールランド』新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』
2022年12月22日第80回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表され、日本のアニメ『犬王』(湯浅政明監督)がアニメ映画賞にノミネートされた。作品賞(ドラマ部門)に、ジェームズ・キャメロン監督の渾身作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』や大ヒット作『トップガン マーヴェリック』といったエンターテイメント超大作がノミネート。キャメロン監督は監督賞にもノミネートされたが、同賞には女性監督のノミネートはなかった。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』最多は『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督の最新作『イニシェリン島の精霊』が8部門で、A24作品の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が6部門で続いた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』非英語映画賞には、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した韓国パク・チャヌク監督の『別れる決心』や、『バーフバリ』S・S・ラージャマウリ監督による『RRR』も選出された。『別れる決心』受賞者・受賞作品は2023年1月10日に開催される授賞式にて発表。昨年は、主催する「ハリウッド外国プレス協会」ことHFPA(=Hollywood Foreign Press Association)の人種差別や特権体質が問題視され、トム・クルーズら俳優やAmazon、Netflix、ワーナー・メディアがボイコットを表明。授賞式は無観客開催で米NBCがテレビ中継を取りやめたが、今回は同局にて授賞式の放送が決定している。※主なノミネートは以下のとおり【映画部門】作品賞(ドラマ部門)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『エルヴィス』『フェイブルマンズ』『TÁR』『トップガン マーヴェリック』作品賞(ミュージカル・コメディ部門)『バビロン』『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』『逆転のトライアングル』監督賞ジェームズ・キャメロン『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』バズ・ラーマン『エルヴィス』マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』脚本賞『TÁR』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『イニシェリン島の精霊』『ウーマン・トーキング 私たちの選択』『フェイブルマンズ』主演男優賞(ドラマ部門)オースティン・バトラー 『エルヴィス』ブレンダン・フレイザー『ザ・ホエール』ヒュー・ジャックマン 『The Son/息子』ビル・ナイ 『生きる LIVING』ジェレミー・ポープ『The Inspection』(原題)主演女優賞(ドラマ部門)ケイト・ブランシェット『TÁR』オリヴィア・コールマン 『エンパイア・オブ・ライト』ヴィオラ・デイヴィス『The Woman King』(原題)アナ・デ・アルマス 『ブロンド』ミシェル・ウィリアムズ 『フェイブルマンズ』主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)レスリー・マンヴィル 『ミセス・ハリス、パリへ行く』マーゴット・ロビー 『バビロン』アニャ・テイラー=ジョイ 『ザ・メニュー』エマ・トンプソン『Good Luck to You, Leo Grande』(原題)ミシェル・ヨー 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ディエゴ・カルバ『バビロン』ダニエル・クレイグ 『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』アダム・ドライバー『ホワイト・ノイズ』コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』レイフ・ファインズ 『ザ・メニュー』助演男優賞ブレンダン・グリーソン『イニシェリン島の精霊』バリー・コーガン『イニシェリン島の精霊』ブラッド・ピット『バビロン』キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』エディ・レッドメイン『グッド・ナース』助演女優賞アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ケリー・コンドン『イニシェリン島の精霊』ジェイミー・リー・カーティス 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ドリー・デ・レオン『逆転のトライアングル』キャリー・マリガン『SHE SAID/シー・セッドその名を暴け』アニメ映画賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『犬王』『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)『長ぐつをはいたネコと9つの命』『私ときどきレッサーパンダ』非英語映画賞『西部戦線異状なし』(ドイツ)『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』(アルゼンチン)『CLOSE/クロース』(ベルギー・フランス・オランダ)『別れる決心』(韓国)『RRR』(インド)主題歌賞「Carolina」『ザリガニの鳴くところ』「Ciao Papa」『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』「Hold My Hand」『トップガン マーヴェリック』「Lift Me Up」『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』「Naatu Naatu」『RRR』【テレビ部門】作品賞(ミュージカル・コメディ部門)「アボット エレメンタリー」「一流シェフのファミリーレストラン」「Hacks」(原題)「マーダーズ・イン・ビルディング」「ウェンズデー」作品賞(ドラマ部門)「ベター・コール・ソウル」「ザ・クラウン」「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」「オザークヘようこそ」「セヴェランス」主演男優賞(ドラマ部門)ジェフ・ブリッジス「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」ケヴィン・コスナー「イエローストーン」ディエゴ・ルナ「キャシアン・アンドー」ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」アダム・スコット「セヴェランス」主演女優賞(ドラマ部門)エマ・ダーシー「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」ローラ・リニー「オザークヘようこそ」イメルダ・スタウントン「ザ・クラウン」ヒラリー・スワンク「アラスカ・デイリー」ゼンデイヤ「EUPHORIA/ユーフォリア」主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ドナルド・グローヴァー「アトランタ」ビル・ヘイダー「バリー」スティーヴ・マーティン「マーダーズ・イン・ビルディング」マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」ケイリー・クオコ「フライト・アテンダント」セレーナ・ゴメス「マーダーズ・イン・ビルディング」ジェナ・オルテガ「ウェンズデー」ジーン・スマート「Hacks」(原題)助演男優賞ジョン・リスゴー「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」ジョナサン・プライス「ザ・クラウン」ジョン・タトゥーロ「セヴェランス」テイラー・ジェームズ・ウィリアムズ「アボット エレメンタリー」ヘンリー・ウィンクラー「バリー」助演女優賞エリザベス・デビッキ「ザ・クラウン」ハンナ・アインビンデル「Hacks」(原題)ジュリア・ガーナー「オザークヘようこそ」ジャネール・ジェームズ「アボット エレメンタリー」シェリル・リー・ラルフ「アボット エレメンタリー」作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)「ブラック・バード」「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」「パム&トミー」「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)タロン・エジャトン「ブラック・バード」コリン・ファース「ザ・ステアケース -偽りだらけの真実-」アンドリュー・ガーフィールド「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実」エヴァン・ピータース「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」セバスチャン・スタン「パム&トミー」主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)ジェシカ・チャステイン「George & Tammy」(原題)ジュリア・ガーナー「令嬢アンナの真実」リリー・ジェームズ「パム&トミー」ジュリア・ロバーツ「ガスリッド 陰謀と真実」アマンダ・セイフライド「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partnersエルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedアバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.バビロン(2022) 2023年、全国にて公開© 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.フェイブルマンズ 2023年3月3日より全国にて公開© 2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月13日映画賞レースのトップを飾る第47回報知映画賞の各賞が発表され、『沈黙のパレード』で難解な事件を解決する天才的物理学者を演じた福山雅治が主演男優賞を初受賞、主演女優賞は『前科者』の演技が評価された有村架純が初受賞。作品賞・邦画部門は石川慶監督、妻夫木聡主演の『ある男』が受賞した。主演女優賞:『前科者』有村架純報知映画賞はスポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生。読者参加型の映画賞が大きな特色であり、各映画賞や映画祭の先陣を切って発表されるため、その年の受賞者・受賞作品を占う意味でも大きな注目を集めている。助演男優賞:横浜流星「流浪の月」なお、作品賞(海外)は130億円超えのメガヒットとなった『トップガン マーヴェリック』が受賞した。第47回報知映画賞各賞作品賞・邦画『ある男』監督賞片山慎三『さがす』主演男優賞福山雅治『沈黙のパレード』主演女優賞有村架純『前科者』助演男優賞横浜流星『流浪の月』助演女優賞尾野真千子『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカン SABAKAN』新人賞嵐莉菜『マイスモールランド』/白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』作品賞・海外『トップガン マーヴェリック』アニメ作品賞『劇場版 四畳半タイムマシンブルース』(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.20歳のソウル 2022年5月27日より全国にて公開©2022「20歳のソウル」製作委員会前科者 2022年1月28日公開© 2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会流浪の月 2022年5月13日より全国にて公開(c)2022「流浪の月」製作委員会沈黙のパレード 2022年9月16日より全国にて公開©2022「沈黙のパレード」製作委員会ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会さがす 2022年1月21日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022『さがす』製作委員会マイスモールランド 2022年5月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開予定©2022「マイスモールランド」製作委員会サバカン SABAKAN 2022年8月19日より全国にて公開©2022「SABAKAN」Film Partners四畳半タイムマシンブルース 2022年9月30日より全国にて3週間限定公開©2022 森見登美彦・上田誠・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会ぜんぶ、ボクのせい 2022年8月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2022『ぜんぶ、ボクのせい』製作委員会千夜、一夜 2022年10月7日よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C)2022 映画『千夜、一夜』製作委員会
2022年11月30日積水ハウス株式会社は、本日発表の「第16回キッズデザイン賞」においてキッズデザイン協議会会長賞を受賞しました。キッズデザイン賞は、キッズデザイン協議会(本部:東京都港区虎ノ門)主催の子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。キッズデザイン賞受賞作品214点の中から、優秀作品へノミネートされた36作品が最優秀賞、優秀賞、奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)、特別賞として選出されます。キッズ・ファースト企業である積水ハウスは、第1回キッズデザイン賞から16年連続、累計107作品を受賞しています。キッズデザインマーク▼奨励賞 キッズデザイン協議会会長賞「エルミタージュクール」受賞部門:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門 個人・家庭部門エルミタージュクール説明:子育て世代の「もしこんな住まいがあったら・・・」を叶える賃貸住宅です。乳児期~児童期の子を持つ世帯に特化した間取りのほか、安心して子どもを遊ばせることができる中庭、親同士で子どもの預かり合い等を想定したキッズラウンジ、子どもの学びを手助けするterakoya(寺子屋)など、子育てを支援する要素を多数備えています。(受賞理由)「子育て世帯ならではのニーズ、例えば見守りをしながら家事のしやすい動線、外遊びを自由にさせられるような中庭、一時預かりに使えるような空間や遊び場などを備えた賃貸住宅であり、子育てに特化した思い切った空間提案として高く評価した。賃貸住宅の共用部でここまでの設備と取組は貴重であり、ニーズも高いだろう。」エルミタージュクール 外観エルミタージュクール 中庭積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、今後も人生100年時代における「幸せ住まい」を追求し続けてまいります。エルミタージュクール 公式サイト: キッズデザイン賞 公式サイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月22日近年、映画賞の演技部門において、「男優賞」「女優賞」と性別で分けることをやめ、「ジェンダー・ニュートラル」(性的に中立)な形を取る動きが加速している。すでにジェンダー・ニュートラル化を行ったベルリン国際映画祭、今年開催の授賞式から実施するゴッサム賞などに続き、インディペンデント・スピリット賞も演技部門の性別区分けの廃止を表明。主催者のフィルム・インディペンデントが公式ホームページにて発表した。同団体のトップのジョシュ・ウェルシュは、「私たちは、性別に関わらず素晴らしい演技を称えるため、すでに動き出している映画祭や映画賞に加わることに喜びを感じています。また、男性か女性かの選択を強制することなく、ノンバイナリーの俳優たちをスピリット賞に迎えられることもうれしく思います」とコメント。また、インディペンデント・スピリット賞はこれまで製作費が2250万ドルまでの作品を対象としていたが、昨今の物価・製作費高騰により、製作費3000万ドルまでに引き上げられた。「新しい上限を設けたことで、これまでと同じように幅広い作品を称えることができます」としている。インディペンデント・スピリット賞授賞式は2023年3月4日に開催される。(賀来比呂美)
2022年08月24日オスカー、英国アカデミー賞、日本アカデミー賞など、国内外で数えきれないほどの賞を受賞し高い評価を受けている濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が、2022年の国際映画批評家連盟賞グランプリを受賞した。『ドライブ・マイ・カー』は、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の会員による2022年の最優秀作品としてグランプリに輝いた。最終候補には同作のほか、『リコリス・ピザ』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(ジェーン・カンピオン監督)、『Triangle of Sadness』(リューベン・オストルンド監督)、『わたしは最悪。』(ヨアキム・トリアー監督)が挙がっていた。同賞は1999年に設立。これまでペドロ・アルモドバル監督(『オール・アバウト・マイ・マザー』)、ジャン=リュック・ゴダール監督(『アワーミュージック』)、ロマン・ポランスキー監督(『ゴーストライター』)、アルフォンソ・キュアロン監督(『ROMA/ローマ』)といった偉大な監督たちが受賞。今年の最終候補に挙がっていたポール・トーマス・アンダーソン監督は、『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ファントム・スレッド』で3回受賞を果たしている常連である。昨年は、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督が選ばれた。(賀来比呂美)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年08月23日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:神奈川県厚木市、以下 本学)工学部工学科建築学系の陣内浩教授が、日本建築学会において、2022年日本建築学会賞(論文)を受賞しました。この賞は、近年中に完成し発表された研究論文であって、学術の進歩に寄与する優れた論文に与えられるものです。今回の受賞論文は「高強度・高性能コンクリートの性能評価と品質管理方法に関する一連の研究」と題したもので、陣内教授が約30年の間に公表した28編の高強度・高性能コンクリートに関する論文を、総合論文として再構成したものとなっています。この研究によって明らかになった様々な知見は、高強度・高性能コンクリートの発展に貢献するとともに、タワーマンションなどの超高層建築の実現に寄与しております。陣内教授は、日本大学で修士課程まで建築を学び、1992年に大成建設に入社し主に技術研究所でコンクリートの研究に従事した後、2017年に本学に入職しました。本学工学部では、「高強度」「色」「副産物利用」を主なテーマとし、環境にやさしく、付加価値の高いコンクリートの研究をしています。今回の受賞について、陣内教授は「日本建築学会賞(論文)のような歴史のある賞を賜り、誠に光栄に存じます。この一連の研究が受賞につながるためには、現在所属する東京工芸大学の先生方、一緒に研究している学生のみなさん、学協会等でご一緒させて頂いている先生方や企業の研究者のみなさまの貴重なご意見もとても重要でした。みなさまに感謝申し上げます。」と話しています。東京工芸大学 工学部 工学科 陣内教授■日本建築学会賞建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、わが国の建築文化を高める目的で、建築に関する特に優秀な業績を表彰する。受賞者には賞状・賞牌、さらに作品に対しては銘板を贈る。【日本建築学会ホームページ】2022年各賞受賞者: 講評文 : 業績紹介 : ■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「アートとテクノロジーを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎える。【URL】 東京工芸大学 創立100周年ロゴ■東京工芸大学 工学部・工学科総合工学系:機械コース、電気電子コース、情報コース、化学・材料コース建築学系 :建築コース・所在地 :〒243-0297 神奈川県厚木市飯山1583 厚木キャンパス【URL】 東京工芸大学 厚木キャンパス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月21日「第94回アカデミー賞」授賞式が28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ドリームプラン』のウィル・スミスが主演男優賞を初受賞した。主演男優賞をはじめ、助演女優賞(アーンジャニュー・エリス)、歌曲賞(ビヨンセ)、脚本賞、編集賞の主要6部門にノミネートされた本作。オープニングアクトとしてエンディングテーマを手掛けたビヨンセが登場。製作を務めたビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹の紹介でコンプトンのテニスコートから“Be Alive”を熱唱し、圧巻のパフォーマンスで授賞式を盛り上げた。ウィル・スミスは『ALI アリ』(01)、『幸せのちから』(06)に続くノミネートとなった『ドリームプラン』の演技で見事オスカー像を手にした。壇上に上がり、「リチャード・ウィリアムズは本当に強く家族を守った男です」、「ビーナスとセリーナ、ウィリアムズ一家が自分たちのストーリーを私に任せてくれたことに感謝を申し上げます。彼らの愛情のための大使のような存在になれたらと思います」と続けた。そして瞳に溢れる大粒の涙について、「受賞したから涙を流しているわけではありません。私の受賞でアーンジャニュー、サナイヤ、デミらキャスト全員、そしてスタッフ、ビーナス、セリーナ、ウィリアムズ一家全員に光が射すことができたことを心から嬉しく思います」と語った。本作は、世界最強のテニスプレイヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズの破天荒な実父リチャードの驚きの実話を映像化。テニス未経験のリチャード(ウィル・スミス)が、独学で生み出した「計画書=ドリームプラン」にもとづき、2人の娘を世界チャンピオンに育て上げる様を描く。(C)2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年03月28日2022年のアカデミー賞作品賞のほか、助演男優賞、脚色賞の計3部門を受賞した『コーダ あいのうた』。今年初めに行った、シアン・ヘダー監督の単独インタビューをお届けします(2022年1月20日配信記事)。『コーダ あいのうた』【映画、ときどき私】 vol. 448豊かな自然に恵まれた海の町で、耳の不自由な両親と兄と暮らす高校生のルビー。4人家族のなかで唯一耳が聞こえるルビーは、家族のために幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期に入り、ルビーは秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択。ルビーに歌の才能があることに気がついた顧問の先生から、都会の名門音楽大学への受験を強く勧められる。ところが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じることができず、家業のほうが大事だと大反対。家族を選ぶ決断をした娘に対し、父は意外なある行動を取ることに……。2014年に製作され、大ヒットとなったフランス映画『エール!』をリメイクした本作。昨年開催されたサンダンス映画祭では史上最多受賞に加え、映画祭史上最高額となる約26億円で配給権が落札されたことでも大きな話題となりました。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。シアン・ヘダー監督本作の脚本と監督を務め、その実力が高く評価されているヘダー監督。今回は、取材を重ねるうえで得た気づきや手話から学んだこと、ろう者と作り上げた現場で感銘を受けた出来事などについて、語っていただきました。―最初は、脚本家として本作の依頼を受けたそうですが、監督も手掛けることになったいきさつから教えてください。監督私はもともと監督も脚本も手掛けるフィルムメイカーなので、脚本家として雇われた当初から監督もしたいという思いはありました。製作陣としては、私がどんな脚本を出すかで監督も任せるか検討しようと考えていたようですが。その後、脚本の出来に満足していただけたので、監督も任せてもらえることになりました。―この作品に惹かれた理由はどんなところですか?監督オリジナルの作品を観たとき、物語をより深く掘り下げるポテンシャルがすごくある作品だなと感じました。たとえば、家族の描かれ方やそれぞれのキャラクターをより立体的に描けると思ったんです。特にこの家族というのは、聴者とろう者の両方に属しているようで、両方ともに属していないような存在なので、そんな彼らの道のりをしっかりと見せたいと考えました。取材を通して、いろいろな発見があった―タイトルのコーダ(CODA)とは「Children of Deaf Adults」のことで、⽿の聴こえない両親に育てられた⼦どものことを指していますが、今回は実際にコーダと呼ばれる子どもたちにも取材を行ったそうですね。彼らと出会ったことで脚本に影響を与えた部分もあったのではないでしょうか。監督すごくいい質問なので、この話ができるのはうれしいです。脚本を書き始めたころ、まずはSNSや友人を通じてコーダの経験がある人たちを探したんですが、話を聞いていくと、人によってまったく違う経験もあれば、共通点もあり、いろいろな発見がありました。そのなかでも、興味深かったのは、大人同士の会話の通訳をしなければいけなかったので、まだ心の準備ができてない年齢からかなり大人な話題に触れなければいけないということ。彼らは早く大人になることを求められてしまうんですよね。ときには「どうして自分だけこんなに頼られなければいけないんだ」とコーダであることを重荷に思うこともあるそうですが、同時に「自分は家族にとってすごく重要な人間なんだ」という誇りも持っていると感じました。そういった彼らの心にある矛盾はおもしろいと思ったので、キャラクターにも反映させています。劇中でも描いているように、性的な話を何でもはっきり言ってしまう親がいる人や家のなかの音がうるさくて大変だったという人など、リサーチのなかでは笑える話もたくさん聞かせてもらいました。手話は人と人をつなげてくれる言語だと感じた―劇中では手話の持つ表現力の美しさも感じましたが、監督ご自身も手話を習得されたとか。実際に体験してみていかがでしたか?監督手話で話すときは、中身のない話をする余地がないように感じました。というのも、いまそこで起きている真実だけを話し、それを心から信じて伝えるので、社交辞令や沈黙が怖いから意味のないことを口にする、みたいなことがない言語というのが私の受けた印象です。あと、手話ではスマホを見ながら話したりできないので、人の目を見ながらでないと話せないという意味でも人と人とをつなげてくれる言語なのではないかなと。100%相手と向き合うこと、しっかりと考えてから自分の思いを伝えること、言葉の選択など、いろいろなことを手話から学びました。―なるほど。本作は超高額で配給権の争奪戦が行われたり、各賞レースでも有力候補として注目を集めたりしていますが、いまの状況をどう受け止めていますか?監督とにかくワクワクして興奮しています!今回の作品を通して、現場の作り方やコミュニケーションの取り方も変わりましたし、聴者とろう者が一緒になって作品づくりをする過程もとても誇らしく思っていたので。実は映画が完成した時点で、「私は人生で最高の経験をしてしまった」と感じていたので、そこがピークだと思っていたんです。なので、そのあとに起きたことは予想もしていなかったことばかりで、本当に奇跡のような出来事。こんなふうに評価をされ、作品がさらに成長していくとは思っていなかったので、いまはただ喜びでいっぱいです。うれしかったは、ろう者の俳優たちが評価されたこと―出演者のみなさんも、同じお気持ちだと思います。監督あとは、自分の作品に出てくれた俳優たちが称賛を受けているというのが、何よりもうれしいです。母親を演じたマーリー・マトリンは、オスカーの受賞経験がありながらいままであまり多くの機会が与えられていませんでしたし、父親役のトロイ・コッツァーと兄役のダニエル・デュラントもあまり知られていない俳優でしたから。いろいろな賞にノミネートされていて、感動しました。いままで苦労してがんばってきた彼らがこの作品で報われてよかったです。―本当に、素晴らしい演技でした。耳の聞こえない人の役は聴覚に障がいのある人に演じてほしいというのが、監督の当初からのこだわりだったとうかがっています。実際に彼らと現場をともにして、気づかされることもあったのでは?監督最初は、現場に手話の通訳を入れて彼らと話をする計画でしたが、初日の撮影をした際、彼らが私ではなくて通訳さんのほうしか見ていないことに気がつき、うまくつながれていないように感じてしまったんです。そこで、できれば通訳を介さずに進めたいと彼らに相談をしました。当時は私の手話もまだ流暢ではなかったので、表情や目を使ったり、お互いの体を触れ合わせたり、照明で合図をしたり、いろいろな形でコミュニケーションを取ることに。撮影を進めながらやり方を探していくような感じでしたが、それはとても親密なプロセスとなりました。彼らとは手話や言葉を使わなくても理解できるほどになったので、さまざまな発見とともに楽しい現場でしたね。自分が思うほど、他人との違いは大きくない―まもなく公開を迎える日本には、どのような印象をお持ちですか?監督実は日本にはまだ行ったことがないんですが、すごく行きたい場所のひとつではあります。日本の文化や食事が大好きなので、ぜひ日本を訪れてさまざまな経験をしたいです。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督この映画では、ある家族を中心に描いているものの、普遍的な物語になっているので、ろう者でも聴者でも、誰でも共感していただける作品になっていると思います。あとは、この作品がきっかけで、ろう者の方々とコミュニケーションを取ってみたいと手話の勉強を始めていただく方が増えたらうれしいですね。いまの時代は自分と違うものに対する恐怖心が大きくなっており、他者とつながれないと感じている人も多いと思うので、この映画を通してそういった“バリア”を少しでも壊せたらいいなと。誰もが同じ人間で、同じような葛藤や家族の問題を抱えているものなので、自分が考えているほど他人との違いは大きなものではないというのも知ってほしいと思っています。家族の愛に、胸も目頭も熱くなる!理想と現実という名の“荒波”にもまれながらも、夢が広がる大海原へと飛び込む少女から勇気をもらえる本作。そして、家族がお互いを想う涙あり笑いありの愛には、誰もが魅了されてしまうはず。耳も心も虜にする美しい歌声とともに、爽やかな感動に包まれてみては?取材、文・志村昌美心が震える予告編はこちら!作品情報『コーダ あいのうた』1月21日(⾦)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー※バリアフリー字幕版も上映決定(詳細はHPの劇場情報欄にて)配給:ギャガ© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、作品賞に仏映画をハリウッドリメイクした『コーダ あいのうた』(シアン・ヘダー監督)が輝いた。同作は脚色賞、助演男優賞にもノミネートされており、そのすべてを受賞。見事3冠を達成した。最多部門を受賞したのは『DUNE 砂の惑星』で6部門(撮影賞、音響賞、視覚効果賞、作曲賞、編集賞、美術賞)。また、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞に輝き、日本映画の同賞受賞は『おくりびと』以来13年ぶりの快挙を達成した(『おくりびと』は外国語映画賞)。一方で、作品賞をはじめ、最多11部門12ノミネートで“本命”と目されていた『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、ジェーン・カンピオンが監督賞を受賞するのみという結果に。今回もNetflix映画が作品賞に輝くことはなかった。『コーダ あいのうた』は2014年製作のフランス映画『エール!』のリメイク。家族の中で唯一の健聴者である少女が、歌の才能を見いだされ、ろう者の両親の大反対を受けながら、名門音楽大学への進学を目指す。題名の“CODA”は、“Children of Deaf Adults”(耳の聴こえない両親に育てられた子ども)のこと。主人公の父親を演じたトロイ・コッツァーは男性のろう者の俳優として、初めて助演男優賞を受賞。手話による感動的なスピーチで、授賞式は一度目のピークに達した。主演男優賞は大本命だった『ドリームプラン』のウィル・スミス。過去2度同賞候補になっており、“3度目の正直”で悲願の初受賞を果たした。世界最強のテニスプレーヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ誕生に隠された驚きの実話を描く同作で、テニス未経験ながら、独学で二人の娘を世界チャンピオンに育てあげた破天荒な父親を熱演。かつて主演男優賞にノミネートされた『ALI アリ』『幸せのちから』に続いて、今回も実在の人物を演じている。一方、主演女優賞に輝いたのは『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステイン。1970年代から80年代にかけて、愛あふれたメッセージと寛大な人柄で視聴者を熱狂させた実在のテレビ伝道師、タミー・フェイを演じ、初受賞を飾った。本人そっくりに変ぼうした姿も注目を集め、同作はメイクアップ&ヘアスタイリング賞も同時受賞している。なお、今年の主演女優賞はチャステインをはじめ、候補者5人の主演作すべてが、作品賞候補に挙がっていない異例の事態となり、近年まれに見る混戦となった。助演女優賞に輝いたのは『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ。ヒロイン・マリアの兄のベルナルドの恋人、アニータを演じ“アメリカにおける自由と不平等”を男女の掛け合いで歌う名曲「America(アメリカ)」では、抜群の歌唱力とダンスで圧倒的な存在感を放った。劇場とApple TV+での配信が同時に行われた『コーダ あいのうた』が作品賞に輝いたほか、多様性の観点から画期的な結果を生み出すことになった第94回アカデミー賞。会場も例年通りドルビー・シアターに戻るなど、映画業界全体がアフター・コロナを見据え、新たな一歩を踏み出した。一方で放送時間短縮を目的に、美術賞、音響賞、作曲賞、編集賞、メイクアップ&スタイリング賞、短編アニメ賞、短編映画賞、短編ドキュメンタリー賞が“事前収録”となり、反発を招いた点は大きな課題(結局、3年ぶりに司会者が復活したせいもあり、放送時間の大幅な短縮につながらなかった)。ウィル・スミスの“激おこ”事件については、愛する家族を守ろうとしたスミスの勇気に賞賛が集まると同時に、後味の悪さが残ったのも事実だ。【第94回アカデミー賞】◇作品賞『コーダあいのうた』◇監督賞ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』◇主演男優賞ウィル・スミス『ドリームプラン』◇主演女優賞ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』◇助演男優賞トロイ・コッツァー『コーダあいのうた』◇助演女優賞アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』◇脚本賞ケネス・ブラナー『ベルファスト』◇脚色賞シアン・ヘダー『コーダ あいのうた』◇視覚効果賞『DUNE デューン砂の惑星』◇美術賞『DUNE デューン砂の惑星』◇撮影賞『DUNE デューン砂の惑星』◇衣装デザイン賞『クルエラ』◇長編ドキュメンタリー賞『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』◇短編ドキュメンタリー賞『The Queen of Basketball(原題)』◇編集賞『DUNE デューン砂の惑星』◇国際長編映画賞『ドライブ・マイ・カー』(日本)◇音響賞『DUNE デューン砂の惑星』◇メイクアップ&ヘアスタイリング賞『タミー・フェイの瞳』◇作曲賞ハンス・ジマー『DUNE デューン砂の惑星』◇長編アニメーション賞『ミラベルと魔法だらけの家』◇短編アニメーション賞『The Windshield Wiper(原題)』◇主題歌賞“No Time To Die”ビリー・アイリッシュ『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』◇短編実写映画賞『The Long Goodbye(原題)』文=内田涼
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、作品賞にシアン・ヘダー監督の『コーダ あいのうた』が輝いた。『コーダ あいのうた』は本国ではAppleが配信・配給しており、アカデミー賞で配信作品がオスカーを獲得するのは初となる。CODA(コーダ)とは、Children of Deaf Adults=“聴覚障がいがある親を持つ聴こえる子ども”の意。また、音楽用語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりの意味も併せ持つ。本作は、2014年のフランス映画『エール!』のリメイク作品で、家族の中でたった一人の聴者である少女ルビーの物語だ。サンダンス映画祭で観客賞・最高賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の史上最多4冠を達成。その後もゴッサム賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞など数々の賞にノミネートが続いていた。今回のアカデミー賞では、作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞と3部門にノミネートされ、作品賞と助演男優賞と脚色賞の3部門受賞となった。作品賞には、本作のほかに『ベルファスト』、『ドント・ルック・アップ』、『ドライブ・マイ・カー』、『DUNE/デューン 砂の惑星』、『ドリームプラン』、『リコリス・ピザ』、『ナイトメア・アリー』、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、『ウエスト・サイド・ストーリー』の10作品がノミネートされていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、主演女優賞に『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステインが輝いた。近年まれに見る大混戦となった今年の主演女優賞には、ジェシカをはじめ、オリヴィア・コールマン(『ロスト・ドーター』)、ニコール・キッドマン(『愛すべき夫妻の秘密』)といった同賞受賞経験者、スペインを代表する国際派スターのペネロペ・クルス(『Parallel Mothers』)、亡きダイアナ元妃を演じたクリステン・スチュワート(『スペンサーダイアナの決意』)がノミネート。5人の主演作すべてが、作品賞候補に挙がっていない点もアカデミー賞では異例の出来事で、非常に予想が難しい部門となった。『タミー・フェイの瞳』でジェシカが演じたのは、1970年代から80年代にかけて、夫とともにテレビ伝道師とした活躍した実在の人物、タミー・フェイ。愛あふれたメッセージと寛大な人柄で視聴者を熱狂させ、伝説的な存在となるが、やがて金銭的な不正、ライバルの陰謀、夫の性的スキャンダルに見舞われ、夫婦で築き上げた帝国は崩壊していく。ジェシカ自身が、タミー・フェイについて10年間リサーチを重ねており「彼女と彼女の物語にはぶっ飛ばされた」と強い思い入れ。本人そっくりに変ぼうし、波乱の人生を生きたカリスマ伝道師をスクリーンによみがえらせた。ジェシカは『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞、『ゼロ・ダーク・サーティ』で第85回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことがあり、今回が初のオスカー受賞となる。受賞コメントアカデミーに感謝します。ヘアメイクアップチームも素晴らしい、彼女を見出すことができました。いま苦難の時期です、さまざまなトラウマ、孤立があります。多くの人が絶望感を味わっています。差別があります。偏見があります、暴力があり、ヘイトクライムがあります。このような時期に私はタミーのことを考えます。絶望感を感じている人にメッセージを送ります。ユニークであるあなたは素晴らしい。(text:cinemacafe.net)
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、主演男優賞に『ドリームプラン』のウィル・スミスが輝いた。過去2度同賞候補になったウィルが、“3度目の正直”で悲願の初受賞を果たした。世界最強のテニスプレーヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ誕生に隠された驚きの実話を描く本作。ウィルは主人公であるリチャードを演じ、テニス未経験ながら、独学で二人の娘を世界チャンピオンに育てあげた破天荒な父親を熱演した。かつて主演男優賞にノミネートされた『ALI アリ』『幸せのちから』も実話がベースになっており、今回も実在の人物を演じたウィルが、ついに“ドリーム”をつかむ結果となった。同賞にはウィルをはじめ、ハビエル・バルデム(『愛すべき夫妻の秘密』)、ベネディクト・カンバーバッチ(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、アンドリュー・ガーフィールド(『tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!』)、デンゼル・ワシントン(『マクベス』)がノミネート。前哨戦となる英国アカデミー賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、SAGアワード(全米映画俳優組合賞)などで勝利を重ねたスミスが、有終の美を飾った。昨年秋に出版した自叙伝『Will』も注目を浴び、早くも映画化権の争奪戦が巻き起こっている。ありがとうございます、なんていうことなんでしょう。リチャード・ウィリアムズというのは、本当に強く、家族のことを想った男です。私の人生の今の時期、この瞬間ですが、私は圧倒されてます。この映画を作るにあたって、アーンジャニュー・エリスを守ることになりました。本当に強い方です、さらにデリケートな方です。さらにヴィーナスとセリーナを演じた二人の女優(サナイヤ・シドニー、デミ・シングルトン)を守らなければなりませんでした。私はこの人生の中で人々を愛さなくてはなりません、守らなければなりません、そして人々にとって自分は川のような存在にならなければならない。ヴィーナスとセリーナに感謝を申し上げたい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリームプラン 2022年2月23日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、監督賞に『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェーン・カンピオンが輝いた。同賞に女性監督が輝くのは、キャスリン・ビグロー(第82回/『ハート・ロッカー』)、クロエ・ジャオ(昨年第93回/『ノマドランド』)に続き、3人目となる。今年の監督賞にはカンピオンをはじめ、ケネス・ブラナー(『ベルファスト』)、スティーブン・スピルバーグ(『ウエスト・サイド・ストーリー』)、ポール・トーマス・アンダーソン(『リコリス・ピザ』)、濱口竜介(『ドライブ・マイ・カー』)がノミネートに名を連ねていた。ニュージーランド出身のカンピオン監督は1980年代から映画制作を始め、1993年に発表した『ピアノ・レッスン』が女性監督の作品と初めて、第46回カンヌ国際映画祭パルムドールを獲得。同作は第66回アカデミー賞では3冠に輝き、カンピオンも脚本賞を手にした。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は12年ぶりとなる監督映画。第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞し、その後も映画賞レースにおいて数々の監督賞に輝いた。舞台は1920年代のアメリカ・モンタナ州。周りの人々に恐怖と畏怖を与えるカリスマ的な牧場主フィル・バーバンク(ベネディクト・カンバーバッチ)と、その弟ジョージ(ジェシー・プレモンス)、そしてジョージの妻ローズ(キルスティン・ダンスト)らを巡る、絡み合う緊迫した関係をリアルに描く人間ドラマだ。受賞コメント他の候補者の方々も素晴らしい仕事を残されました。受賞できたのは、俳優の皆さんがこのストーリーに没入してくれたおかげだと思っています。誰もが果敢に挑んでくれた。クルー全員がいつもそばにいて支えてくれました。素晴らしいチームの皆さん、本当にありがとうございます。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】パワー・オブ・ザ・ドッグ 2021年11⽉19⽇より一部劇場にて公開、12月1日よりNetflixにて配信
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞に輝いた。日本映画の同賞受賞は『おくりびと』以来13年ぶり、2作目となる(当時は外国語映画賞)。昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画として史上初となる脚本賞を受賞。加えて、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、4冠獲得の偉業を果たした本作だが、それは快進撃の序章に過ぎなかった。その後もニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞、ワシントンD.C.映画批評家協会の外国語映画賞、ボストン映画批評家協会賞の作品賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞の作品賞、ゴールデングローブ賞の非英語映画賞、全米映画批評家協会賞の作品賞、トロント映画批評家協会賞の作品賞、インディペンデント・スピリット賞の外国映画賞、放送映画批評家協会賞の外国語映画賞、英国アカデミー賞(BAFTA映画賞)の非英語作品賞など、名だたる映画賞で賞を獲得。先日発表された第45回日本アカデミー賞では、作品賞をはじめ、8部門で最優秀賞を手にした。第94回アカデミー賞では国際長編映画賞に加えて、日本映画として初めて、作品賞、監督賞、脚色賞(濱口竜介、大江崇允)にノミネート。鮮やかに“走り”続けた本作が、ついに大本命と目されていた国際長編映画賞の受賞に至った。村上春樹による短編小説を映画化した本作。主人公である演出家の家福(西島秀俊)は、愛する妻と満ち足りた日々を送っていたが、その妻は秘密を残して突然この世を去ってしまう。2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)と出会う。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごす時間を通して、あることに気付かされていく。(英語で)ありがとうございます。(手に抱えたオスカー像を見ながら)あなたがオスカーですね(笑)。アカデミーのみなさまに感謝申し上げます。(映画会社の名を挙げ)『ドライブ・マイ・カー』をアメリカへと持ってくることができました。ありがとうございます。(終了のBGMに)ちょっと待ってください!ここにいる俳優のみなさんにも感謝申し上げます。(日本語で)西島秀俊さん、岡田将生さん、霧島れいかさん、ジン・デヨンさん、パク・ユリムさん、ソニア・ユアンさん、アン・フィテさんおめでとうございます。そして、そして!ここに来られなかった全ての俳優のみなさんにも感謝いたします。特に赤いサーブ900を運転してくれた三浦透子さんに感謝します。(日本語で)みなさん獲りました!ありがとうございます!(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『コーダ あいのうた』のトロイ・コッツァーが助演男優賞を受賞。男性のろう者の俳優が、アカデミー賞の演技部門で初めてオスカー像を手にした。家族の中でただ1人の聴者である少女が、歌の才能を見いだされ、ろう者の両親の大反対を受けながら、名門音楽大学への進学を目指す姿を描いたヒューマンドラマ。2014年製作のフランス映画『エール!』のリメイクで、題名の“CODA”は、“Children of Deaf Adults”(耳の聴こえない両親に育てられた子ども)を指す。トロイは生後間もなく、聴覚に障がいがあることが判明。10代の頃から演技に触れ、2001年に出演したテレビシリーズで俳優として本格デビューを飾った。その後、「CSI:ニューヨーク3」「クリミナル・マインド8 FBI行動分析課」「マンダロリアン」など数々のテレビシリーズに出演。本作では娘ルビーの歌声が聞こえず、その才能を信じられずにいたが、思いがけない方法で娘の才能に気づき、意外な決断を下す父親フランクを好演した。なお、トロイをはじめ、主人公の家族3人(父親、母親、兄)を実際に聴覚に障がいを持つ俳優たちが演じた。母親役のマーリー・マトリンは、ろう学校に赴任した教師と、ろう者の女性の愛と献身を描いた『愛は静けさの中に』で第59回アカデミー賞主演女優賞を獲得している。この場に立つことができて、信じられない気持ちです。ろう者として舞台に立つことを支えてくれた皆さんに感謝を伝えたいです。スピルバーグ監督の著書によると「最高の映画監督は、最高のコミュニケーターである」そうですが、シアン・ヘダー監督は、まさに最高のコミュニケーターでした。監督は障がい者と、障がいを持たない人の橋渡しをしてくれました。これはいつまでもハリウッドに残る橋になりました。(事故に巻き込まれ、手話ができなくなってしまった)父は私にとって、英雄であり、常に愛しています。ファン、愛する家族、ろう者に捧げます。私はやり遂げました。これ(オスカー像)はろう者、コーダのコミュニティに捧げたいと思います。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの『ミラベルと魔法だらけの家』が長編アニメーション賞を受賞した。魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家を舞台に、家族で唯一魔法を持たないミラベルが「世界から魔法の力が失われていく」という大ピンチに立ち上がる。本作が長編アニメ60作目となったウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオにとって、アカデミー賞の長編アニメーション賞に輝くのは、第89回の『ズートピア』以来となる(『リメンバー・ミー』『トイ・ストーリー4』『ソウルフル・ワールド』はピクサー・アニメーション・スタジオが製作)。今年の長編アニメーション賞は『ミラベルと魔法だらけの家』をはじめ、同じくウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の『ラーヤと龍の王国』、ピクサー・アニメーション・スタジオが手がけた『あの夏のルカ』、アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる第49回アニー賞で作品賞をはじめ、最多8冠に輝いた『ミッチェル家とマシンの反乱』など、話題作が競い合ったほか、祖国アフガニスタンからの脱出を告白する青年の姿をとらえたドキュメンタリー『FLEE フリー』がオスカー史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門に同時ノミネートされたことも大きな話題となった。『ミラベルと魔法だらけの家』はディズニープラスで配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2022年03月28日