『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』まで1か月、日本代表が苦しんでいる。国内最後のテストマッチとなった8月5日『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ(PNS)』フィジー戦は、序盤7分にFLピーター・ラブスカフニが危険なハイタックルで退場となったのが響き、12-35の完敗を喫した。『リポビタンDチャレンジカップ2023 PNS』サモア戦でもNO8リーチ マイケルがハイタックルでレッドカードとなったが、その教訓を生かせず。ハーフタイムにコーチ陣の指示を受けるまで選手たちがグラウンド上で修正できなかったのも気になる。これで『RWC2023』に向けた強化試合は1勝4敗。日本代表は結果を残せず、モヤモヤを募らせている。ケガ人も多い。本来のポジションであるNO8ではなく、LOとして5試合すべてに先発してMVP級の活躍を見せたアマト・ファカタヴァはフィジー戦で負傷交代、23分に足を引きずりながらピッチを後にした。LO勢ではヘル ウヴェがトンガ戦で肩を負傷。浦安合宿で肩を痛めたワーナー・ディアンズはフィジー戦から戦線復帰が濃厚だったが、試合3日前に左足首をケガした。ワーナーは復帰まで2~3週間かかる見込みである。ファカタヴァとともにノンキャップながらインパクトを残したFL福井翔大はサモア戦で頬の骨にひびが入り、トンガ戦から復帰したNO8テビタ・タタフは手をケガした。昨秋まで主力のWTBシオサイア・フィフィタは内転筋の筋断裂で出遅れ、CTB長田智希とともに期待を受けたWTB木田晴斗はケガと体調不良が続き、出場機会が得られなかった。(写真左より)姫野和樹主将、ジェイミー・ジョセフHC (C)JRFUケガ人が続出する中での完敗にも、ジェイミー・ジョセフHCの自信は揺るがない。「私はこのチームにすごく自信を持っている。いいトレーニングができ、先週のパフォーマンスで自信を付け、今週もいい準備ができた。ただレッドカードが出ると、チームのストラクチャーが失われる。1週間やってきたことを変え、調整しなければいけない部分が出る。ただ、数的不利でも調整し、ふたつトライを取れたのは大きい。選手たちのことを誇りに思う。彼らはプレーを止めなかった。退場した選手のポジションはルースFWというもっともハードワークをしなければいけないポジションだったが、みんながハードワークした。ここからは精度、遂行力を高めないといけない」さらにチームスピリットを見せた選手たちを称えた。「今日14人になってからの70分以上、選手たちがアタッキングラグビーを見せてくれたのは素晴らしいこと。70分間WTBがスクラムを組み、最後までチームのスピリットを感じた。タックルの精度など改善点はあるが、チームとしての強さを見られたのはよかった。より賢く、よりスマートに、よりタフにならなければいけないが、14人で質の高いチームに勝つのが難しい。ひとりがカードをもらうと、ほかの選手たちにプレッシャーがかかる」タックルの整理についても言及した。「ルールに則りアジャストしていかなければいけない。彼(ラブスカフニ)に伝えたが、あれは技術的に正しいものではなかった。現代のラグビーでは低いタックルが義務とされている。だから改善するしかない。解決方法は非常にシンプルで低いタックルをすること。彼は高かった。『RWC』で勝つため、前進するためには正確なタックルをしなければならない」主将を務めたNO8姫野和樹もフィジー戦の完敗を糧にすると誓った。「ああいう状況(レッドカード)は起こしてはいけない。その中での対応力がうまくいかずやられてしまった。タックルの個人のスキルが、ここ数試合重要になってしまうケースが多いので、まずはそこを改善しないといけない。こういった経験も糧になると思うし、糧にしないといけないと思うので、この経験からしっかり学んで残り1か月チームとして過ごしていきたい」また主将は試合後のスピーチでファンに後押しを頼んだ。「結果を届けることができずに悔しい。ただ僕たちは『RWC』という高い山に向かって、まだまだ旅路の途中。残り少ない時間、チームとして結果を受け止めて、絆をもって修正して『RWC』に臨みたいと思う。これからもラグビー日本代表に期待してください。そしてこれからも、日本代表の背中を押してください。フランスに行きますが、みなさまの声援は力になります。これからも応援よろしくお願いします」稲垣啓太 (C)JRFUPR稲垣啓太は進むべき方向は間違っていないと力説した。「まだまだこの短い期間で伸ばしていかないと先はないと思っている。自分たちがやってきたことに自信を持っている。ただグラウンド上で発揮できていないというのは選手の責任。選手たちはグラウンドで準備してきたものを100%出せるようにしていくだけ。落ち込んでいる時間はない。苦しい時にいろんなところに手をつけはじめようとするが、ラグビーはシンプルだと思うし、チームの進むべき方向もシンプルだと思っている。意外と改善すべき点はそんな多くなく、一番大事なことをしっかり直せばチームというものは真っすぐ進んでいくと思っている」ジョネ・ナイカブラ (C)JRFU一方、明るい材料もある。ケガ人が多いLOにあって、急遽出番が回ってきた下川甲嗣はフィジー戦で株を上げた。WTBでもジョネ・ナイカブラとセミシ・マシレワのふたりが定着。トンガ戦、フィジー戦と連続アベックトライをマークした。『NTTリーグワン 2022-23』新人賞・長田もCTBでアピールに成功した。4人は指揮官からの信頼をしっかり勝ち取った。「ふたりのフィジアン(ナイカブラ、マシレワ)は本当にいい活躍している。ふたり同時にプレーすることによってスキル、ワークレートともにより素晴らしいものを出してくれている。ジョネはアタックだけではなくディフェンスでもしっかりパフォーマンスしている。前の試合ではトライも取ってくれた。セミシはチームのためにスペースを作ってくれる」「長田も甲嗣もすごくいいプレーをした。甲嗣はワーナーのケガで急遽メンバー入りした。ワイダーグループから入り、チームに貢献してくれたのは素晴らしい」セミシ・マシレワ (C)JRFUジョセフHCからこう評価を受けた4人はフィジー戦後、このようにコメントした。マシレワ「ラグビー人生において今日母国と戦えたことをずっと大事にしていきたい。今日の試合を評価するのは難しい。ほとんどの時間を14人で過ごし、とてもタフだった。その中でもジャパンのラグビーをやり切ることができた。ボールをしっかり回すことができるというのがわかったことはポジティブ」ナイカブラ「母国からトライを取ることができて本当に興奮している。フィジーに育って、誰もがフィジー代表になりたいと思っていた。そういうチームと戦えたことは、本当に自分にとって特別なこと。結果はとても残念だが、これからもよりハードに仕事をしていかないといけない。はじめの頃に比べて自信が出てきた。ジャパンの戦術も理解できてきている。これからはより規律やキックの精度、選手同士の理解を深めてベストを尽くしたい」長田「(68分にトライ寸前まで迫り)あの場面で取り切れるようになりたい。勝ち切れなかったということで課題が見つかった試合だった。通用するという自信はあるが、試合をしっかり振り返って、次につなげたい」下川「合宿中もいつも自分の強みを出そうとやってきた。いつケガ人が出るかわからない。可能性は絶対あると信じてやってきた。やり切れたかどうかはわからないが、やり切る気持ちでプレーした。やれることはやり切ったと思う。あとは首脳陣に委ねます」下川甲嗣 (C)JRFU『RWC 2023』を戦う日本代表33名のメンバーは8月15日(火) に発表される。同日、東京・丸の内で『ラグビー日本代表 BRAVE 壮行会 2023 #選手もファンもひとつになって世界へ』を開催。その後8月26日(土)・イタリア トレヴィーゾでの『リポビタンDツアー2023』のイタリア代表戦を経て、『RWC 2023』へ突入。9月10日(日)・フランス トゥールーズにてチリ代表戦、17日(日)・ニースにてイングランド代表戦、28日(木)・トゥールーズにてサモア代表戦、10月8日(日)・ナントにてアルゼンチン代表戦とプールDを戦う。チリ戦とアルゼンチン戦では秩父宮ラグビー場をはじめ、札幌ドームや赤レンガパーク、スカイホール豊田、花園ラグビー場など『RWC2019』開催12都市にてパブリックビューイングを実施する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年08月08日株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(東京都港区、代表取締役:大竹 健)は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(東京都港区、会長:土田 雅人)からラグビー日本代表の商品化権を預かるライセンス事務局との契約に基づき、ラグビー日本代表の商品化の窓口を担っています。この度、ラグビー日本代表の国内での試合(テストマッチ含む)が開催中のタイミングで、ライセンシーであるショウワノート株式会社(本社:富山県高岡市、代表取締役 社長執行役員:氷鉋 富雄)が企画する、ラグビー日本代表オフィシャルライセンス商品 ステーショナリーシリーズを発売しました。公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 ラグビー日本代表オフィシャルストアの他、ショウワノート公式HPなどで購入可能です。学校、オフィスで使用しながら、ラグビー日本代表を応援する気分を味わえます。■キャンパスノートA罫 ラグビー日本代表価格 :495円(税込)サイズ:B5サイズ(179×252×3mm)表1-4 フルカラー/表2-3 印刷なし本文特色1色/30枚60ページA罫線(ドット入り) 7mm30行 無線綴じ製本キャンパスノートA罫 ラグビー日本代表■ラグビー日本代表学習帳 5mm方眼罫価格 :495円(税込)サイズ:B5サイズ(179×252×3mm)表1-4 フルカラー/表2-3 印刷なし本文特色1色/30枚60ページ無線綴じ製本ラグビー日本代表学習帳 5mm方眼罫■クリアファイル ラグビー日本代表価格 :440円(税込)サイズ:A4対応サイズ(220×310mm)フルカラー個装袋入りクリアファイル ラグビー日本代表■消しゴムセット ラグビー日本代表価格 :440円(税込)サイズ:個装サイズ 70×80×11mm本体サイズ 約40×28×11mmTシャツ型消しゴム/お守り型消しゴム(ヒモ付き)消しゴムセット ラグビー日本代表■ステッカー ラグビー日本代表価格 :330円(税込)サイズ:個装サイズ 75×133mm/本体サイズ 68×100mm耐水・耐光ステッカー ラグビー日本代表■えんぴつセット ラグビー日本代表価格 :495円(税込)サイズ:個装サイズ 32×215×8mm/本体 軸サイズ φ8×177mm特色3色色替ええんぴつセット ラグビー日本代表<主な販売場所>・ラグビー日本代表オフィシャルストア: ・日テレ屋 汐留店 HP: ・テレビ局公式ショップ ツリービレッジHP: ・ショウワノート公式HP: 集合商品画像<関連URL>■日本ラグビーフットボール協会公式サイト: ■日本ラグビーフットボール協会 公式オンラインショップ: ●ご掲載に関してのお願い掲載の際は下記クレジット表記をお願いいたします。掲載原稿の確認をさせて頂けますようお願いいたします。(C)JRFU 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月07日今季初勝利を挙げたラグビー日本代表。嫌な流れと黒星続きのプレッシャーから解き放たれた日本代表が残り2戦、加速度を増して強化を進めることができるのか。『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』に向けた国内最後のテストマッチ、『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ(PNS)』フィジー戦ではさらなるステップアップを果たしたいところ。当然、指揮官も『RWC』を睨みつつ、フィジー戦での勝利を見据えた。「今まで7週間半準備をしてきた。最初の2試合(オールブラックスXV戦)はチームとして難しい部分があった。そしてその後のサモア戦は勝つべき試合だったが、(リーチ マイケルの)レッドカードでプレッシャーはかかってしまった。だがチームとしてあと少しで勝てるところまでいけたのは良かったと思っている。そして先週のトンガ戦では自分たちのベストラグビーができた。しかしその中でもメンタルのところで改善点があった。試合中ところどころでスイッチオフになってしまったので、そこは今週しっかり改善していきたい。ここまでチームとしてはいい形として出来上がってきている。この暑い中『RWC』までに少しずつチームを作り上げているという実感がある。フィジー戦はタフになるが、しっかりやっていきたい」『リポビタンDチャレンジカップ2023 PNS』フィジー戦の試合登録メンバーは次の通り。【日本代表】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)372坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)353ヴァル・アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)244ジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)155アマト・ファカタバ(リコーブラックラムズ東京)26ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)147ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)158姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)279斎藤直人(東京サントリーサンゴリアス)1310松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3111ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)212長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)213ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1214セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)315松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4916堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7017クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1118具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)2319下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)120ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)621流大(主将、東京サントリーサンゴリアス)3222李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)823中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)33※所属チームの後の数字は代表キャップ数。ジョセフHCは今夏初めてラブスカフニと下川のFL陣をメンバー表に記した。「(ピーター・)ラピース(・ラブスカフニ)は経験豊富だし、前回の『RWC』でもチームをリードしてくれた。彼はクボタ(スピアーズ船橋・東京ベイ)で手術して2~3週試合に出られず、なかなか準備ができなかったが、今はコンディションが上がってきた。彼は『RWC』に向けて価値のある選手なので、今回起用した。ワーナーとウヴェもいないので、ジャックがLOに回ったり、甲嗣もLができる。こういう状況は『RWC』でも起こり得るだろう。甲嗣とガンターがベンチにいることで、3つのポジションをカバーできると思う。甲嗣はワイダートレーニンググループに属しているが、彼がカバーに回ることが望ましいと思っている。(ファウルア・)マキシはスペシャルなNO.8だし、姫野が80分間出ることをチームのプランとして考えている。ガンターもそうだが、甲嗣は6番をカバーしてくれる。強さも評価しているし、練習も素晴らしいので、今回彼を選んだ」ジャック・コーネルセン (C)スエイシナオヨシFWのケガ人についても言及した。「3人がケガをしている。ワーナー・ディアンズは練習中に足首をひねってしまった。自分としても今週は試合に出てほしかったので残念。復帰まで2~3週間かかる。ウヴェは試合で肩を痛めて先週痛めて、練習にも出ていない。その代わりジャックが入った。ジャックはLOもカバーできる。テビタ(・タタフ)は手首をケガして練習に出ていない。福井(翔大)に関してはサモア戦で頬の骨にヒビが入ったので、あまりリスクを取りたくないので2週間くらい休んでいるところ」ジョセフHCはコーネルセンへの好評価も口にした。「ジャックは素晴らしく強い。フロントロー以外のポジションすべてをカバーできると思っている。頭がスマートで、ワークレートが高く、ラインアウトのコーラー(サインをコールする役割)もできる。彼はどこでもプレーできるので、我々にアドバンテージをもたらしてくれる。リーチがレッドカードで試合に出られないオプションになるし、ほかにもケガや病気の選手もいるので」ワーナーが不在のLOはファカタヴァ、シオサイア・フィフィタのいないWTBはナイカブラやマシレワがチャンスを掴んだ。「ワーナーもサイア(シオサイア・フィフィタ)も浦安合宿でケガをして、なかなか調子が上がってきていない。ワーナーのポジションはファカタヴァがルーキーながらベストプレーヤーと言えるほどのパフォーマンスを見せている。ニュージーランドXVとの初戦は難しかったが、サモア戦、トンガ戦では素晴らしいプレーを見せてくれた。サイアはフィットネスが戻ってきているが、ジョネもマシレワも安定したパフォーマンスを見せているので、彼の出場機会はなかなかない。だがそれがラグビーだ」国内最後の試合ではナイカブラとマシレワの両WTBにFB松島を置いたバックスリーで臨む。「ふたりのフィジアン(ナイカブラ、マシレワ)は本当にいい活躍している。ふたり同時にプレーすることによってスキル、ワークレートともにより素晴らしいものを出してくれている。ジョネはアタックだけではなくディフェンスでもしっかりパフォーマンスしている。前の試合ではトライも取ってくれた。セミシはチームのためにスペースを作ってくれる。今回フィジー戦というふたりにとっても特別な試合になるので、今回もメンバーに選ぶという判断をした。松島は、サモア戦ではいいパフォーマンスができなかったので、トンガ戦は山中(亮平)を出した。FBは相手がキッキングゲームを仕掛けてくることが多い。イングランドもアルゼンチンもたくさんキックを蹴ってくるので、ハイボールキャッチのスキルやそこからのカウンターやキックで蹴り出すことが重要になってくる。山中も松島もできるので、これからセレクションは難しい」80%固まった『RWC』メンバーについて、ジョセフHCは残り20%のセレクションの難しさを明かした。「先週メンバーの80%が決まっていると答えたのは、ある程度のグループでは簡単にメンバーを選ぶことができるから。それはスペシャルな選手。フロントローはスペシャルポジション。ケガやコロナなどの病気もあるので、3人ずつ選ぶ必要があり9人決まっている。9番も3人と考えるとすでに12人になる。残り20%を選んでいくのは難しいし、その難しい判断をしていかないといけない」松島幸太朗 (C)スエイシナオヨシ対するフィジー代表は7月22日・トンガ代表戦、29日・サモア代表戦で2連勝をマーク。若いメンバーが並ぶBK陣を36キャップのCTBワイセア・ナヤザレヴ主将と43キャップのSOベン・ヴォラヴォラがリードする。【フィジー代表】1エロニ・マウィ2サムエル・マタヴェシ3ルケ・タンギ4アルバート・トゥイスエ5テモ・マヤナヴァヌア6レキマ・タギタギヴァル7キティオネ・カミカミザ8メリ・デレナランギ9シミオネ・クルヴォリ10ベン・ヴォラヴォラ11セレスティノ・ラヴタウマンダ12ヴィリモニ・ボティトゥ13ワイセア・ナヤザレヴ14チウタ・ワイニゴロ15シレリ・マンガラ16テヴィタ・イカニヴェレ17ペニ・ラヴァイ18メサケ・ドンゲ19テ・アヒワル・シリキダヴェタ20チョセヴァ・タマニ21フランク・ロマニ22テティ・テラ23イライサ・ドロワセセ『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』日本代表×フィジー代表は8月5日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了、試合の模様は日本テレビ系にて生中継。8月15日(火) には『RWC 2023』を戦う日本代表33名のメンバーを発表し、東京・丸の内で『ラグビー日本代表 BRAVE 壮行会 2023 #選手もファンもひとつになって世界へ』を開催する。その後8月26日(土)・イタリア トレヴィーゾでの『リポビタンDツアー2023』イタリア代表戦を経て、『RWC 2023』へ突入。9月10日(日)・フランス トゥールーズでチリ代表戦、17日(日)・ニースでイングランド代表戦、28日(木)・トゥールーズでサモア代表戦、10月8日(日)・ナントでアルゼンチン代表戦とプールDを戦う。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年08月04日『ラグビーワールドカップ2023』まで残り4試合。ラグビー日本代表が国内での『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ(PNS)』3連戦、そしてイタリアでの『リポビタンDツアー2023』に臨む。7月8日・ジャパンXVとして挑んだオールブラックスXVとの初戦は6-38の完敗。7月15日・日本代表として対峙した第2戦は開始26分にFB松島幸太朗のトライとSO李承信のPGで13-12と逆転するも、30分から前半後半をまたいだ20分間で4トライを畳み掛けられた。54・59分WTBセミシ・マシレワが連続トライを奪ったが、オールブラックス予備軍を慌てさせるには至らず27-41で連敗を喫した。次戦からは国と国の真剣勝負であるテストマッチとなる。もちろんキャップ対象試合だ。ただ『リポビタンDチャレンジカップ2023 PNS』第1戦で当たるサモア代表とは『RWC2023』プールD第3戦で激突する。あくまで大事なのは本大会での勝利である。ベストメンバーで持てるものをすべて使って勝ちにいくのは得策ではない。7月20日、サモア戦のメンバーを選出したジェイミー・ジョセフHCは『RWC2023』の前哨戦となる今回の戦いをこのように位置付けた。「今回の試合をビルドアップのひとつと考えている。オールブラックスXVとの試合でも満足する部分もあった。1対1のタックルやターンオーバーなど満足していない部もあるが、それは長らく代表の試合から離れていたことが原因。そこに関しては成長していかないといけない。サモアとの試合は『PNS』の1試合として見ている。あまり先のことは見ていない。サモアとは過去16回戦い、5回しか勝っていないことから考えても強い相手なのは確か。我々は今週のゲームをビッグマッチとしてとらえている」李承信(C)スエイシナオヨシジョセフHCは先週のゲームから先発5人を入れ替えたメンバーを登録した。【日本代表】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)452坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)333具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)214ジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)135アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)06ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)127姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)258リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)789流大(東京サントリーサンゴリアス)3010李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)611ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)012中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)613ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1014松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4715山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)2716堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6817クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)918垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)1119ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1620福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)021齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)1122松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2923長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0※所属チームの後の数字は代表キャップ数。山中亮平(C)スエイシナオヨシ松島をWTBに配し、山中をFBに据えた意図を問われると、指揮官はこう答えた。「自分たちのプランの中で、どこかの段階で彼に機会を与えることを考えていた。山中は経験も豊富で、キッキングゲームとハイボールの処理、コミュニケーションも素晴らしいので、今回彼と周りのメンバーとのコンビネーションを見てみたいと思った」前戦に続き、今回もHO坂手とFL姫野が共同でゲームキャプテンを務める。「坂手は浦安合宿でケガしたが、戻ってきた。過去2シーズン主将をやってきて経験も豊富、彼はいいリーダーだと思うので、今回主将を担う機会を与えようと思った。ほかの選手も彼をフォローし、しっかり付いていってほしい。姫野は先週主将としてすごくいい仕事をしてくれたので、坂手と堀江が入れ替わった時に姫野には主将としてチームをリードしていってほしい」ジョセフHCは『PNS』3試合でのメンバー編成の青写真を明かした。「『PNS』をひとつのトーナメントと考えているし、『RWC』へのステップアップとして考えている。アマトは安定して試合に出ているが、今のパフォーマンスをこのまま継続して見せてもらいたい。ほかの選手も今回の試合のパフォーマンス次第で使っていきたいが、33名の『RWC』登録メンバーを考えると、限りがある。機会を得たら自分たちのパフォーマンスをしっかり出してチャンスを掴んでいくことが重要だと思っている」チームとして総仕上げは大会直前のイタリア戦になるのか。「新しい選手も入ってきて、若い選手もいる。彼らに機会を与えないといけない。テストマッチのプレッシャーの中でのパフォーマンスは、テストマッチの中でしかわからない。福井はいい方向に向かっているが、彼にプレッシャーを掛け過ぎないようバランスも大事。福井や長田は素晴らしいポテンシャルを持っているし、将来性も十分ある。私は自信を持って彼らを試合に送り出している。経験豊富な選手とやることによって彼らがうまくいくし、タフな相手と戦うことで彼らが成長していく。『RWC』に向かっていく中でそういう選手起用をしている」福井翔大(C)スエイシナオヨシさらにジョセフHCは今回もメンバーから外れたLOワーナー・ディアンズとWTB木田晴斗についても言及した。「木田に関しては『リーグワン』のファイナルの後で足をケガして浦安合宿でほとんど練習できなかった。リハビリをしてから戻ってきたが、逆の足をケガした。そして今週はウイルスに感染した。ほとんど練習ができていなので、来週のゲームも難しいだろう。ワーナーは浦安合宿の半ばくらいに肩のケガをして3週間くらい練習できなかったが、戻ってきた。彼がここからしっかりコンディションを上げてくれば、来週の希望は見えてくると思っている」一方、日本との対戦成績で大きく勝ち越しながら、『RWC2015』『RWC2019』で黒星を喫しているサモアには追い風が吹く。昨年、ワールドラグビーは代表でプレーする規定を変更した。代表チームで最後に試合出場してから36か月間以上経過し、当該選手が代表資格変更を希望する国で生まれているか、両親や祖父母のうち誰かがその国で生まれていれば、一度だけ代表資格を変更できるのだ。今回の10番を背負うのは『RWC2019』にオーストラリア代表として出場したワラビーズ26キャップを誇るクリスチャン・リアリーファノである。ニュージーランド代表キャップ50の『RWC2015』優勝メンバーであるPRチャーリー・ファウムイナもリザーブに名を連ねる。【サモア代表】1ジョーダン・レイ2ルテル・トライ3ポール・アロエミール4ブライアン・アライヌウエセ5マイケル・カリー6タレニ・セウ7アラマンダ・モトゥガ8ソオタラ・ファアソオ9ジョナサン・タウマテイネ10クリスチャン・リアリーファノ11トゥムア・マヌ12ダンカン・パイアアウア13ウルパノ・ジュニア・セウテニ14ネリア・フォマイ15ダニー・トアラ16レイ・ニウイア17ティエティエ・トゥイマウンガ18チャーリー・ファウムイナ19ジェネシス・マメア=レマル20ミラクル・ファイイラギ21エレアタラ・エナリ22マルティーニ・タラプシ23エド・フィドウジェイミー・ジョセフHC(C)スエイシナオヨシ『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』日本代表×サモア代表は7月22日(土)・札幌ドーム、日本代表×トンガ代表は7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場、日本代表×フィジー代表は 8月5日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。サモア戦とフィジー戦は日本テレビ系、トンガ戦はNHK総合にて生中継。チケットはトンガ戦のみ予定枚数終了、サモア戦とフィジー戦のチケットは発売中。8月15日(火)に『RWC 2023』を戦う33名のメンバーを発表、当日東京・丸の内で『ラグビー日本代表 BRAVE 壮行会 2023 #選手もファンもひとつになって世界へ』を開催する。日本代表は8月26日(土)・イタリア トレヴィーゾでの『リポビタンDツアー2023』イタリア代表戦を経て、『RWC 2023』へ突入。9月10日(日)・フランス トゥールーズでのチリ代表戦、17日(日)・ニースでのイングランド代表戦、28日(木)・トゥールーズでのサモア代表戦、10月8日(日)・ナントでのアルゼンチン代表戦がラインナップ。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズのチケット情報
2023年07月21日ラグビー日本代表は同じ轍を踏まない。オールブラックスXVとの初戦は6-38の完敗に終わったが、このままでは終われない。7月15日(土)・熊本で、今度は日本代表として未来のオールブラックスに挑む。初戦の完敗にはエクスキューズもある。9月8日(金)に開幕する『ラグビーワールドカップ2023』にピークを持っていきたい日本代表と、ニュージーランド代表に不測の事態が起こった際にメンバー選出の可能性があるオールブラックスXVとではコンディションとモチベーションに開きがあった。しかもジャパンXVは体を苛め抜いた浦安合宿を打ち上げたばかり。タックルをはじめディフェンスに時間を費やしてきたが、アタックはほとんど手つかずのまま試合に臨んだ。ノンキャップ5名が試合登録メンバーに名を連ねたジャパンXVが敗戦したからと言って、『RWC 2023』に不安を募らせる必要はない。だが、それでもノートライに封じられたのはいただけない。リーチ マイケル(C)スエイシナオヨシSH流大と共同でゲームキャプテンを務めたFLリーチ マイケルは試合後、このように反省点を口にした。「結果として負けは負けなので、そこは認めないといけない。新しい選手も入ってきて自分たちの強みをどう出すか考えないといけない。今日出た反省点を修正できるのが、このチームの強み。来週も試合があるので修正していきたい。(喫緊の課題は)ボールを持っていないところの動き。セットプレーへの予測、モメンタムがある時にどうやってボールを継続するかというところ」ノンキャップながら、豊富なワークレートに裏付けされたボールキャリーにジャッカルなど、出色のパフォ―マンスを発揮したFL福井翔大は「悔しいですね。前半は勝てるビジョンがあったし、すごくきつい練習を乗り越えてきたので、純粋に悔しい」と悔しさを露わにしつつ、手応えも語った。「むちゃくちゃ緊張したが、背水の陣でやるしかなかった。バックローはそういうポジションなので。ラグビーをはじめてからずっと憧れていた桜のジャージーを着て、重圧を感じたこともあったが、そもそもそんなものを感じるほどのプレーヤーではないと思ってやるしかなかった。(ジョセフHCが)褒めてくれたと聞いていたので、ありがとうございます! まあここから。(満員の観客の前でプレーして)本当に幸せ。ラグビーをやってきて本当に良かった。パナソニックとは違い、会場のみなさんが応援してくれて、やっとここまで来れたなと思った」ジェイミー・ジョセフHC(C)スエイシナオヨシ初戦の敗戦をどう生かすか。次が大事になる。ジェイミー・ジョセフHCはジャパンXVではなく、日本代表として戦う意義についてコメントした。「次は日本代表として戦うことについてはチーム内でも話した。先週のパフォーマンスは自分たちのベストではなかったという部分についても話した。今回のメンバー選考では経験がある選手がたくさんいる。パフォーマンスを上げないといけないということも理解している。これから『RWC』まで2か月ある。我々は『RWC』でしっかりピークを迎えることを意識している。オールブラックスXVと戦えるのはいい機会。自分にとって日本代表とジャパンXVとでは違う感情がある。最終的な自分の仕事は変わらないが、しっかりパフォーマンスを上げてチームをまとめていきたい。『RWC』でしっかり勝つことが自分の仕事だと思っている」オールブラックスXVとの第2戦に向けて、ジョセフHCは先発を7人入れ替えたメンバーを登録した。【日本代表】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)452堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)683具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)214ジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)135アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)06ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)127福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)08姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)259齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)1110李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)611セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)212中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3313ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1014ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)015松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4716坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3317クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)918ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2319ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1620リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)7821流大(東京サントリーサンゴリアス)3022松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2923長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0※所属チームの後の数字は代表キャップ数。メンバー選考について、ジョセフHCはこう説明した。「先週は新しい選手が入ってきて、タフなコンディションでタフな試合だった。今まで代表で試合をしていないにもかかわらず、アマトは素晴らしいパフォ―マンスをしてくれた。普段とは異なるポジションにもかかわらず、LOとしてよくやってくたれ。このレベル、このインテンシティでまた見たいと思い、今回もメンバーに選んだ。福井もそう思わせたひとり。李承信は前回メンバーに入っていなかったが、彼らにしっかりチャンスを与えて、『RWC』までしっかりメンバーを見極めていきたい」李承信(C)スエイシナオヨシSOの争いについて問われると、指揮官はこのようにコメントした。「このチームに10番は3人いる。山中(亮平)は15番やっているが、10番もカバーできると思っている。彼は10番としてのスキルもあるし、ポテンシャルがあると思っている。『RWC』に向けて人数も限られている中、ジャパンのプレーができ、しっかりコントロールできるSOを選んでいく必要がある。前回は松田、(小倉)順平に機会を与えたので、今回は李承信にプレータイムを与えようと思っている。彼はキックでいいものを持っている。暑い中ではキッキングゲームは重要。アタックも重要だが、バランスを取ることも大事。彼はフランス戦、イングランド戦などビッグゲームも出ているし、タフな選手。次の試合ではそういう部分を出してもらえればと思っている」CTBに入った中村が李の助けになると言う。「亮土がチームに入ることによって、チームに自信が生まれると思っている。コミュニケーションもいい。李承信の助けとなるだろう。彼自身スキルがあるし、ワークレートも見せてくれると思う」ジョセフHCは経験があるキープレーヤーたちへの信頼感を述べた。「初戦は経験がない選手が多かったこともあり、ハーフタイムで選手たちが静かになってしまった面はある。これからキープレーヤーが入れることでコミュニケーションは良くなってくると思う。稲垣、姫野、齋藤、亮土が入ってくることで、コミュニケーションは上がってくると思う。もちろん彼らにとって今回が日本代表としては最初の試合。すべてうまくいくとは思っていないが、しっかりコミュニケーションを取ってやれれば」姫野和樹(C)スエイシナオヨシジョセフHCはHO坂手とともにNO8姫野を共同ゲーム主将に据えた。「和樹にはいつも感心している。彼には安定感がある。これはリーダーとして大事なこと。『スーパーラグビー』でも『RWC』でもトヨタでもキャプテンを経験している。彼の活躍を楽しみにしている。彼はチームに対して『パッションを持ってやっていこう』と伝えてくれている。そういう部分を和樹がリードしてくれることを期待している」初戦の反省を受けて、第2戦ではアタックにフォーカスしてきた。「(初戦は)ディフェンスについては自分としては満足している。ポジティブな部分がたくさんあった。アタックの部分では良くなかった。ターンオーバーされたり、ミスがあったり、ボールを取り返した後、ポジショニングをしっかりすることが大事。ポジショニングの部分でスキャンできずにパニックになってボールを失ってしまった。アタックで自信を持つことが大事だし、ジャパンのラグビーではアタックが大事。ブラウニー(トニー・ブラウンAC)が今週しっかり時間をかけてアタックのトレーニングをしてきたので、ジャパンの強みであるアタックがしっかり出せると思う」(写真左より)FLビリー・ハーモン、レオン・マクドナルドHC対するオールブラックスXVを率いるレオン・マクドナルドHCは「日本は勝利に飢えているだろうし、全力を尽くしてくるだろう。我々は先週のパフォーマンスからさらに成長させる必要がある」と勝って兜の緒を締めた。スタメン7人を入れ替え、7人のキャップホルダーを並べた布陣で連勝を狙う。【オールブラックスXV】1エイダン・ロス(チーフス)2ジョージ・ベル(クルセイダーズ)3ジャーメイン・アインスリー(ハイランダーズ)4ナイトア・アクオイ(チーフス)5クインテン・ストレンジ(クルセイダーズ)6アキラ・イオアネ(ブルーズ)7ビリー・ハーモン(ハイランダーズ)8ピタ・ガス・ソワクラ(チーフス)9ブラッド・ウェバー(チーフス)10スティーヴン・ペロフェタ(ブルーズ)11ジョナ・ナレキ(ハイランダーズ)12ジャック・グッドヒュー(クルセイダーズ)13ビリー・プロクター(ハリケーンズ)14AJ・ラム(ブルーズ)15ルーベン・ラヴ(ハリケーンズ)16タイロン・トンプソン(チーフス)17オリー・ノリス(チーフス)18ジョージ・ダイア―(チーフス)19キャメロン・スアフォア(ブルーズ)20クリスチャン・リオ=ウィリー(クルセイダーズ)21フォラウ・ファカタヴァ(ハイランダーズ)22アレックス・ナンキヴェル(チーフス)23サム・ギルバート(ハイランダーズ)『リポビタンDチャレンジカップ2023』日本代表×オールブラックスXV は7月15日(土)・えがお健康スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はBS日テレで生中継。日本代表はその後『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』へ突入。7月22日(土)・札幌ドームでのサモア代表戦、7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場でのトンガ代表戦、 8月5日(土)・秩父宮でのフィジー代表戦を経て、8月15日(火)に『RWC 2023』を戦う33名のメンバーを発表する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2023/リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズのチケット情報
2023年07月14日『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』に挑む日本代表に対して、拭い切れない不安があった。過去2大会のラグビー日本代表はRWCイヤーの長期合宿で急速に力を付けてきた。南アフリカから歴史的金星を獲得した『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』では160日にも及ぶ合宿、そして1日3部練習という常軌を逸したメニューを乗り越えることで自信を手にしたのだった。開催国としてベスト8進出を果たした『RWC2019』では8か月近い準備期間と『スーパーラグビー』を戦うサンウルブズとその下部組織のウルフパックを駆使して著しい進歩を遂げたのだった。過去2大会の前年である2014年、2018年はホームの蒸し暑さというアドバンテージを受けてイタリアに勝つのがやっとであった。そこから長い準備期間で選手たちを鍛えに鍛え上げて南アフリカやアイルランドといった優勝候補を撃破するだけの力を蓄えてきたのだ。今大会はどうだろう。9月8日(金) に開幕する『RWC2023』に向けた合宿は6月12日にスタート。確かに選手たちは『トップリーグ』から『リーグワン』へ戦いの場が変わり、よりレベルが高いリーグで日々研鑽を積んでいる。それでも、2015年、2019年の長期合宿がもたらす成長曲線に比べると、不安を拭い切れなかった。地獄の浦安合宿を見るまでは……。合宿に先んじて行われたフィットネステストでは90%以上の選手が目標をクリアしたが、トニー・ブラウンACは「満足することなんて決してない。ちょっと足りなかった選手もいたので、若い選手が年長の選手の尻を叩いてくれるんじゃないか」とキッパリ。堀江翔太(C)スエイシナオヨシ合宿初日、4度目の『RWC』へ挑むチーム最年長の堀江翔太は「2019年のチームと比べても、去年の春チームになるのが早かった、みんなの理解度も高かった。年々早くなっている。すぐ集まってすぐメニューをできるのは年々よくなっている証拠。チームになるのは早いんじゃないですか」と手応えを語っていた。特設テント内では凄まじいタックル特訓が行われていた。オーストラリア13人制の『ラグビーリーグ』で指導経験を持つ柔術家ジョン・ドネヒュースポットコーチのもと、空調施設のない特設テントの中で水を飲む間もない1時間ぶっ通しのタックル練習が課せられたのだ。相手に力を最も伝える膝の曲げ方や足の運び、上体の角度を徹底。相撲やレスリングの要素も取り入れたメニューで体を苛め抜いた。選手の顔や身体にはあざや生傷は絶えない。極限まで体力を削るメニューながら、手を腰や膝に付くなど休憩の姿勢を取るとペナルティとなる。容赦なく馬跳びや腕立てなど、罰則が科せられるのだ。稲垣啓太曰く「一般の方にお見せできないトレーニング」で苦しい時間帯でもハイタックルにならないようなスキルとフィジカル、メンタルを植え付けていたのである。稲垣の解説は続く。「日々の積み重ねが大事。時間がない中、どれだけ濃いものを積み重ねられるか。苦しい環境の中でも持ち得るすべてのスキルを出せるか、2週間ジョンとやってきた。疲れて悪い習慣が出ないよう直してきた。1時間のトレーニングで休むことはない。手を腰に当てただけで休憩とみなされてペナルティが与えられる。ひとつのペナルティで馬跳びと股を潜るのを10~20回。試合で苦しい時間帯になぜペナルティを重ねるのか考えないといけない。それは疲れた時に悪い習慣が出ているから。試合で手を付いていたら、相手に弱い部分が悟られてしまう。プロになれば相手の弱点を突くのは当たり前。15人の中で弱っている選手、手を付いて疲れている選手がいれば、そこを突くのは当たり前の話。弱みを見せないのは非常に大切な話。実際(タックル特訓で)ペナルティの数は減っている。いい習慣が出来上がってきている。本当に苦しい時は人をヘルプするのは難しいし、自分が楽になりたいと本能的に思ってしまうが、この2週間で選手のマインドとか立ち振る舞いは変わったと思う」姫野和樹(C)スエイシナオヨシコンディションの影響で別メニューでの調整が続いていた姫野和樹は今週からフルメニューに合流、「タックル特訓」の効果を実感していた。「めちゃくちゃハード。あの練習をするだけでタックル、ディフェンスが強化されると肌で感じられた。タックルの技術も教えてもらったが、一番変わったのはメンタリティ。タックルに関する考え方、やり方、タックルの前に相手を出させない強い意志も感じられた。タックルとメンタリティは明らかに変わってきている。試合ではそこを見てもらえば、『ああハードな練習をやってきたんだな』とわかってもらえるとも思う」さらに姫野は2019年の長期合宿以上の過酷さを口にした。「2019年の合宿もタフだったが、それと同じもしくはそれ以上のキャンプを行えているので、チームとしていい状態を迎えられている。(2019年の合宿よりも何が過酷か問われると)タックル練習。以上。それしかない」ノンキャップの福井翔大のコメントはもっとストレートだった。「びっくりするぐらい疲れている。身体ってこんなに疲れるんだと思うくらい疲れている。日に日に疲れが溜まってくるし、ピリピリしているが、チームワークも深まっているのでポジティブな面もある。(身体は)本当に痛い。試合よりも痛い。身体が痛くて眠れないという人もいるくらい。夜寝る時に『絶対明日の朝はできない』と思うし、朝起きてもすごい痛くて無理だと思うが、ここ(練習場)に来たらできてしまう。人間ってすごいなって思う」福井翔大(C)F.SANO浦安合宿を見れば、長期合宿が組めない不安は杞憂に終わることだろう。2015年大会、2019年大会に比べて、2023年大会の準備は量では及ばないが、過去2大会の時よりも選手たちには高いベースが備わっている。さらに量を凌駕するトレーニングの質があるのだ。合宿の質、選手の成長具合に満足したからこそ、ジェイミー・ジョセフHCは6月30日まで実施予定だった浦安合宿を1日早く切り上げた。6月29日、藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは浦安合宿をこのように総括した。「初日からかなりきついトレーニングをしてきた。ディフェンスでかなり成果が出ているので、疲れが取れてきたらいい試合をするのでは。(タックル練習は)僕も長いこと見ているが、かなり過酷だった。あの練習をすべてこなした選手とそうでない選手ではグラウンドの中でのパフォーマンが少し違うほど成長できている。(来週からの宮崎合宿では)土台がしっかりできたと思うので、そこに戦術や戦略を組み込む。ピッチに立っている選手が体現できるようにコーチングしていきたい」(写真左より)藤井雄一郎ナショナルチームディレクター、ジェイミー・ジョセフHCラグビー日本代表36名【PR】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)45クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9シオネ・ハラシリ(横浜キヤノンイーグルス)0具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)21垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)11ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23【HO】堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)68坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)33堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)7【LO】ジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)13ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)16サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)0ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)7【LO/FL】アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)0ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)12【FL】福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)25リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)78【No.8】ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5【SH】齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)11流大(東京サントリーサンゴリアス)30福田健太(トヨタヴェルブリッツ)0【SO】李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)6松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)29【CTB】ニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)0中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)33長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)6ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)10【WTB】シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)12木田晴斗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)0セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)2ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0【FB/WTB】松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)47【FB/SO】山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)27小倉順平(横浜キヤノンイーグルス)4日本代表候補10名【PR】小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)0伊藤平一郎(静岡ブルーレヴズ)6【HO】中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)0【FL】ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)15下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)1ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)15【SH】茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16【WTB】高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)16※所属チームの後の数字は代表キャップ数。日本代表はさらに人数を絞って7月3日(月)~8月3日(木)・宮崎合宿に突入する。ジャパンXV として7月8日(土)・秩父宮ラグビー場にて『リポビタンDチャレンジカップ2023』オールブラックスXV戦を戦い、日本代表として7月15日(土)・えがお健康スタジアムにてオールブラックスXV戦、 7月22日(土)・札幌ドームにて『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』サモア代表戦、7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてトンガ代表戦、 8月5日(土)・秩父宮にてフィジー代表戦に臨む。秩父宮開催のチケットは2試合とも予定枚数終了、その他の会場のチケットは発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2023/リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズのチケット情報
2023年06月30日サッカー日本代表でプレミアリーグ・ブライトン所属の三苫薫選手が、6月25日都内で自身初の著書「VISION 夢を叶える逆算思考」(双葉社刊)の出版記念イベントに出席しました。【三苫薫『VISION夢を叶える逆算思考』(双葉社)】トークショーでは、サッカーとの出会いから現在に至るまでのサッカー人生の中で得た目標を達成するための逆算思考やドリブル練習法、栄養と休息の大切さ、小学生から大学生までの全世代からの選手の伸ばし方、親子関係の在り方まで、指導者や保護者にも参考になるメソッドがつまった書籍の内容の一部を取り上げながら語りました。トークショーの後は子どもたちからの質問タイムや書籍のお渡し会など、日本のファンと交流を図った三苫選手。子どもたちからの「試合で緊張してしまうのですが、三苫選手は緊張することはありますか?」という質問には、「僕も緊張することがたくさんあります。緊張することは悪い事じゃないですし、今僕はいろんな経験をして、何となくどういう風にすれば緊張しなくなるか分かってきているけど、緊張するという事は、それだけその試合に気持ちが高まっていたり、いい試合にしたいと思っていることなので良い事だと思います。だからポジティブに考えて、できることを増やしていくこと。練習でやれることを増やしていけば、それが自信になって緊張しにくくなると思います」と真摯に回答していました。『VISION夢を叶える逆算思考』は、普通のサッカー少年だった三笘選手が、今や日本を代表する選手にまで成長し、2022年に開催されたワールドカップではスペイン代表戦での決勝ゴールをアシスト演出した"三笘の 1 ミリ"は世界的に話題を呼ぶなど、今や世界の"世界の MITOMA"と評価されるようになったのか。少年時代から三苫選手がどのように考えながらサッカーに取り組んできたのか、夢を実現するためのブレない考え方が詰まった、サッカーに関わる親も子もぜひ読んでみてほしい内容となっています。
2023年06月26日6月19日、『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』男子日本代表候補選手25名を発表するとともに、2023年度バスケットボール男子日本代表の強化活動方針を発表。記者会見には日本バスケットボール協会三屋裕子会長、東野智弥技術委員会委員長、トム・ホーバス男子日本代表ヘッドコーチが出席。まずは三屋会長があいさつし、続いて東野委員長が強化活動方針、最後にホーバスHCが『W杯』への抱負を語った。三屋会長「今日で『W杯』開幕まであと67日。思えば2017年12月、私のはじめての大きな仕事が『W杯』招致でした。招致が決まってから今日までいろんな準備をしてきた。男子代表も随分強くなってくれた。沖縄で開催されるが日本中の方々に応援・ご支援いただけるようなチームになりたいと思っているので、心強い応援・ご支援をよろしくお願いします」東野技術委員長「バスケットボールでは『W杯』が『五輪』のひとつの予選となる。32チームが3か国でしのぎを削り、『パリ五輪』出場権を得たいと思っている。バスケットにとって『五輪』が一番の大会。出場権獲得条件はまず『W杯』でアジアの最上位の成績を収めること。『W杯』の1戦目からどう戦うかが重要。『パリ五輪』に出るためにはどの試合も気を抜けない。ポイントが同じ場合、得失点で決まる。2019年中国での『W杯』で中国とイランが同じ勝率で並び、得失点でイランが『東京五輪』行きを決めた。まずはアジア1位、それが達成できなくてもその次、そのまた次に入らないとOQT(五輪世界最終予選)に出られないので、しっかり抑えたい。2019年の『W杯』は5連敗を喫し、シンデレラストーリーは続かなかった。12か国で参加する『東京五輪』も3連敗。また苦杯をなめさせられた。まずはドイツとの初戦、ここでサプライズができるかにかかっている。ドイツは欧州の中でも規律が高く固いチーム、もちろん高さもある。この1戦目、我々に大きな戦いが待ち受けている。フィンランドは欧州では上位にいけないが、いいチームに仕上がっている。予選でも戦ったオーストラリアは『東京五輪』で銅メダル取ったチーム。我々も『W杯』に向けてチーム作りをしっかりしてきた。今回の『W杯』に集中し、なおかつ新しい選手、河村(勇輝)選手、(テーブス)海選手、井上(宗一郎)選手、吉井(裕鷹)選手、(渡邉)飛勇選手ら新しい選手を発掘した。最後のオーストラリア戦では富永(啓生)選手が30点以上マークし、話題になったのも思い出される。今も若手のキャンプをやっているが、真剣に取り組むことをシンプルにやっている。我々はその次も見ている。まだまだFIBAランキング36位だが、沖縄で試合があるのがポイント。ひとつでも勝って、ひとつでも得点を取ってその次につなげたいと思っている」トム・ホーバス日本代表HCホーバスHC「東野さんの話聞いて色々思い出した。最初はなかなか勝てずに厳しかった。Window2は『大丈夫かな』とも思った。Window3でオーストラリアに大敗した後はスタッフ、選手と話して、そこからいいチームになってきたかなと思う。負けている時は勉強できる。本当にいろいろ勉強になった。去年の夏Window4や『アジアカップ』を経験し、このチームは伸びた。信じる力がすごく強くなった。Window5はいろんな選手を使って、前向きになった。Window6のイラン戦ではジョシュ(・ホーキンソン)も金近(廉)も入って、未来がよく見えるようになった。今3か月ほどチームは集まっていないが、今月は若いメンバーの合宿があり、なんか雰囲気が変わったかなと思う。みんなまじめに取り組み、『W杯』の相手が強いのがわかっているから、特別な集中力を保っている。25日から代表が集まって合宿をするのが楽しみ。自信もあるが、ステップアップしないとドイツは強い。初戦が大事。みんなの頭にドイツを叩き込みたい。ドイツはバランスが良くて、アナリティクバスケットボールもやっている。インサイドだけではなく、3ポイントがよく入り、ペイントアタックもある。ドイツはリバウンドも強い。うちはディフェンスリバウンドもオフェンスリバウンドもがんばらないといけない。ジョシュと飛勇が入って、うちもリバウンドが強くなった。金近もリバウンドを取っている。この合宿では新しいディフェンスをドイツ戦のためにやっていきたい。ステップアップしないとドイツ、フィンランド、オーストラリアとのゲームはきつくなる。でも、そういうチャレンジはすごい好き、すごい楽しみ」FIBAバスケットボールワールドカップ2023 男子日本代表候補選手ニック・ファジーカス(C/川崎ブレイブサンダース)比江島慎(SG/宇都宮ブレックス)アキ・チェンバース(SF/群馬クレインサンダーズ)ルーク・エヴァンス(C/ファイティングイーグルス名古屋)永吉佑也(PF/ライジングゼファー福岡)須田侑太郎(SG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)張本天傑(PF/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)安藤誓哉(PG/島根スサノオマジック)富樫勇樹(PG/千葉ジェッツ原修太(SF/千葉ジェッツ)渡邊雄太(SF/ブルックリンネッツ)ジョシュ・ホーキンソン(C/PF/信州ブレイブウォリアーズ)馬場雄大(SG/-)マシュー・アキノ(C/信州ブレイブウォリアーズ)八村塁(PF/ロサンゼルスレイカーズ)吉井裕鷹(SF/アルバルク東京)川真田紘也(C/滋賀レイクス)テーブス海(PG/滋賀レイクス)渡邉飛勇(C/琉球ゴールデンキングス)西田優大(SG/シーホース三河)井上宗一郎(PF/サンロッカーズ渋谷)富永啓生(SG/ネブラスカ大学)河村勇輝(PG/横浜ビー・コルセアーズ)金近廉(SF/千葉ジェッツ)ジェイコブス晶(SG/NBAグローバルアカデミー)代表候補発表に際し、ホーバスHCはこのようにコメントした。「この一年半、このメンバーは一度も集まっていない。だから楽しみ。このメンバーが初めて一緒に集まってどこまでいけるのか。全員がハングリーなので、すごい楽しみ」メンバー編成の特徴について質問が飛ぶと指揮官はこのように答えた。「難しい質問。この25名にはいろんな力がある。たとえば飛勇は4番、井上も4番。外のシュート力は井上が上だが、こないだのイラン戦で飛勇を使ったらリバウンドが結構良かった。25日に始まる合宿では4番どっちがフィットするか見たい。PGも富樫と河村は小さいので、海のサイズが必要。誓也もちょっと見たいとか、それぞれにプラスマイナスがある。合宿に入って何週間か一緒にやって、このチームにはこの道がいいと決めていきたい」三屋裕子日本バスケットボール協会会長最近の男子代表をどう見ているか問われた三屋会長は。三屋会長「元アスリートの立場から言うと、会長就任時のチームはパッションが足りないと感じた。ミスを恐れているように見えた。今のチームはパッションを感じる選手が増えてきた。トム・ホーバスというパーソナリティは熱くハングリーさを好む監督。男子チームにないものをもたらしてくれると期待して、トム・ホーバスに監督をお願いした経緯がある。彼はリーグ戦をきちんと見て、日本代表として必要な選手を見極めている。井上や吉井もディベロップメントキャンプで呼んで、チームでは出場機会が少ないが、日本代表に招集し、いい選手に成長している。成績や活躍だけではなく、ハングリーさをプラスして、日本代表に必要な選手を見事にセレクションしていると感じている」7月のチャイニーズ・タイペイ戦と韓国遠征のテーマを尋ねられると、ホーバスHCはこう返答した。「チャイニーズ・タイペイ戦はちょっと若い選手に経験させたいと思っている。でも勝ちたい。『W杯』前に経験させるのも大事だが、やっぱり勝ちたい。日本でやる以上、いいバスケットをみんなに見せたい。『W杯』に出場しない韓国は勝ちたい気持ちが強いかもしれない。アウェイでハングリーなチームと対戦するとタフな試合になる。そこも大事。アウェイの雰囲気の中、メンタルタフネスを見たい」『W杯』直前に強豪フランス、スロベニアと対戦する意図を聞かれると。「相手が強くて背が高い。本当に『W杯』の準備、ドイツ戦の準備。高さに慣れてドイツ戦に入りたいと思っている」東野智弥日本バスケットボール協会技術委員会委員長八村と渡邊のNBA勢の状況について、東野技術委員長が説明した。「シーズン中はNBAに集中するということで、我々も本人の意向を尊重した。NBAはシーズンが終了したばかり。彼はFAになる。近々にチーム八村と話す予定となっている。(今回の候補入りはチーム八村も了承しているか)もちろんです。渡邊選手はシーズンが早く終わったので、ホーバスHCとやり取りしている。ご存じの通りNBA選手会では28日ルールがある。NBA選手会の28日前ルールがあるので、7月28日(金)より前には合流できない。彼も契約があるので、アメリカで契約について話をしている。来日時期については話せていない」日本代表12名発表のタイミングはいつか。ホーバスHC「ケースバイケース。この日に決まるとはまだ言えない。同じポジションでフィフティー・フィフティーの場合もあり得る。もちろん早く12名にしたい。12名にすると選手も不安と緊張がなくなる。それもプラスマイナスあるが、『W杯』前のフランス、スロベニアの試合の後にはわかるかなと思う」バスケットボール男子日本代表チームは7月8日(土)・9日(日)・浜松アリーナでの『国際強化試合 静岡大会』チャイニーズ・タイペイ戦、20日(木)~24日(月)・韓国遠征、8月2日(水)・4日(金)・オープンハウスアリーナ太田での『国際強化試合 太田大会』ニュージーランド戦、有明アリーナでの『国際強化試合 東京大会』15日(火)・アンゴラ戦、17日(木)・フランス戦、19日(土)・スロベニア戦を経て、『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』へ突入。沖縄アリーナにて8月25日(金)・ドイツ、27日(日)・フィンランド、29日(火)・オーストラリアと対戦する。(写真左より)トム・ホーバス日本代表HC、三屋裕子日本バスケットボール協会会長、東野智弥技術委員会委員長取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年06月20日いよいよラグビー日本代表の浦安合宿がスタート。9月8日(金)・フランスで開幕する『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を向けて最後の仕上げに取り掛かった。6月12日、合宿初日の午前練習後にはジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチをはじめ、昨秋の活動でキャプテンを務めたHO坂手淳史、チーム最年長37歳のHO堀江翔太、初の代表キャンプに臨んだWTB木田晴斗がメディア対応に登場。取材陣の質問に答えた。ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ(C)スエイシナオヨシジョセフHC「素晴らしいスタートを切れた。昨日フィットネステストをしたが、90%以上の選手がターゲットをクリアした。本当に選手たちはコミットする気持ちを持っているし、万全な状態でこの合宿に臨んでくれている。ケガ人はいるが、シリアスなケガ人はいない。『パシフィックネーションズシリーズ(PNS)』に向けて、いい準備ができると思っている」浦安合宿の強化ポイントを問われると、指揮官はこのように返答した。「『RWC』まで100日ある。しっかりリコネクトすること、チームとしてつながりを高めることが大事だと思っている。まずS(ストレングス)&C(コンディショニング)でパワーをつけることと、チームで再確認すべきことを確認したい。しっかり確認しながらチーム作りができればと思っている」合宿のテーマは三つだ。「三つのキーポイントがある。ひとつ目はフィジカルコンディションのところ。選手たちは3~6週休んですごくやる気に満ちている。『RWC』まで日にちがあることを考え、キャンプ中にピークを迎えるのではなく、コーチとしてピーキングをどこに持っていくかしっかりプランニングしていきたい。ふたつ目はオーストラリアからスペシャルなディフェンスコーチ(ジョン・ドネヒュー)がスポットで来てくれた。違うメンタリティを教えてくれているし、『RWC』で成功するために必要なメンテリティを教えてくれている。三つ目は自分たちのゲームをどんどん成長させていくこと。選手全員がチーム戦術を理解することが大事」ジョセフHCは決勝を見据えたチーム作りをすると言う。「ファイナルへ向けてのチーム作りをしていく。ファイナルへ行くためにまずベスト8に入らなければならない。ファンも期待していると思う。時間をかけてしっかり準備したい。ステップバイステップで選手がケガをせずに前へ進んでいくことが大事」2月に代表合宿が始まり、『スーパーラグビー』を戦った2019年に比べて、準備期間が少なくなったが。「コーチとしては限られた日数でやるしかないと理解している。練習で言うと、『PNS』の最後の試合の時には十分なテストができると思っている。『リーグワン』で6か月プレーし、タフな試合をしてきた選手もいればそうではない選手もいる。『RWC2019』では『スーパーラグビー』で毎週毎週タフな試合をしていた。東京、ヨハネスブルグ、シンガポール、ニュージーランドと世界中を飛び回った。合宿が50日でも、そんな気にしていない。40日だろうと60日だろうと受け入れるしかない」ジョセフHCは主将を決めかねていた。「今決めるのは難しい。リーチ(マイケル)や坂手、堀江、流(大)、主将にふさわしい選手がたくさんいる。今決めるのはまだ早い。合宿が進めば判断できると思っている」さらに代表初選出の木田、CTB長田智希に期待を寄せた。「素晴らしい。『リーグワン』でも一貫性のあるパフォーマンスを見せてくれた。だから選んだ。ここから彼らのチャレンジはチャンスを与えられた時、彼らがしっかり手にすることができるかどうか。もしかしたらチャンスは1回のチャンスしかないかもしれない。もう100日しかないし、5試合しかない、若い選手たちはその1回のチャンスをしっかり取っていかないといけない」坂手淳史 (C)スエイシナオヨシ選手たちのコメントは次の通り。坂手「楽しみ。合宿が今日からなので、『RWC』が楽しみにしているので。(合宿は50日だが)僕ら次第だと思う。時間は決まっているので、その時間の中でどうまとまってどう落とし込んで、自分たちのものにしていくか。時間を大切にしていきたい。(主将は未定だが)その場その場で自分の役割をやるだけ。(今日の練習は)今日はディフェンスの確認。並びやナンバリング、どうホールディングしていくか。まだ午前中だけなので全然まだ基本の基本だけ。(ミーティングで確認したことは)3日前に集まって、もう1回エベレストに登るということで、自分たちの言葉、自分たちの価値がどういうところに置くか話した。“絆”“勇気”“導く”という自分たちの言葉にバリューを乗せていく。(絆・勇気・導くは)1年前、自分たちのゲームをどう作っていくか、組織を作っていくか、集団を作っていくか、みんなで話し合って出てきた言葉。僕らはひとりでは戦えない、強固な絆がないと戦っていけない。強敵、僕らよりもレベルが上だと言われている相手に戦っていくためには勇気が必要。誰かに頼るのではなく一人ひとりがドライブして導かないといけない。そういう意味で大事な言葉」堀江翔太「ちょっと緊張感を持ってやっている。(合宿は50日だが)2019年に比べると去年の春はチームになるのが早かった。みんなの理解度も高かった。年々は早くなっている。すぐ集まったらすぐできるのは年々よくなっているので、チームになるのは早いのでは。(個人としては)フィジカル、メンタル、スキルと色んなコーチが来ているし、タックルコーチも来ているので、心技体すべてで成長できればいいかなと思う。(リーダーとして)この年なのでリーダーと言われなくても、やらないといけないことがあるし、伝えないといけないこともある。良くも悪くもオンもオフもなく見られているので、リーダーだからちゃんとやるというわけではない。自分は年長者として伝えていきたい。馴染んでいければ質問もされると思うし、色々伝えていければと思う。(4度目の『RWC』へ向けて)もう最後なので、3度目の時も最後かもしれないと言ったが、同じ感じで最後と思いながら毎練習毎練習しないと後悔できないので。後悔がないようにいい練習していい大会になれば」木田「本当にここから『RWC』へ向かって、学ぶこともあるし、しっかり成長して迎えたいと思う。(アピールするポイントは)ハイボールのコンテスト、自分の得意なランニングスキルを見せていければと思っている。WTBなので、まず得点を取りたいというのがあるが、ディフェンスや相手にプレッシャーを掛けて、トイメンの相手に勝ったり、誰が見ても活躍している、必要だと思ってもらえる活躍をしたい。(WTBのサバイバルを生き残るために)総合力で勝つこと。それぞれランニングスキルのタイプは違うと思うが、ハイボールのコンテストやワークレートでしっかり勝っていきたい。(目標は)まず『RWC』へ出て活躍すること。(ジョセフHCはチャンスは1回かもしれないと言っていたが)1回どうこうしたからと言ってチャンスを生かせるとは思わないので、WTBの総合力、色んな部分でアピールしたい」木田晴斗(C)スエイシナオヨシラグビー日本代表36名【PR】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)45クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9シオネ・ハラシリ(横浜キヤノンイーグルス)0具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)21垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)11ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23【HO】堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)68坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)33堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)7【LO】ジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)13ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)16サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)0ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)7【LO/FL】アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)0ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)12【FL】福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)25リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)78【No.8】ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5【SH】齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)11流大(東京サントリーサンゴリアス)30福田健太(トヨタヴェルブリッツ)0【SO】李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)6松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)29【CTB】ニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)0中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)33長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)6ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)10【WTB】シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)12木田晴斗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)0セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)2ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0【FB/WTB】松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)47【FB/SO】山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)27小倉順平(横浜キヤノンイーグルス)4日本代表候補10名【PR】小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)0伊藤平一郎(静岡ブルーレヴズ)6【HO】中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)0【FL】ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)15下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)1ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)15【SH】茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16【WTB】高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)16※所属チームの後の数字は代表キャップ数。日本代表は6月12日~30日(金)・浦安合宿、7月3日(月)~8月3日(木)・宮崎合宿を実施。6月23日(金)・丸の内ビルディング1Fオープンイベントスペースにて2023新ジャージー発表会を開催。ジャパンXV として7月8日(土)・秩父宮ラグビー場にて『リポビタンDチャレンジカップ2023』オールブラックスXV戦に臨み、その後日本代表として7月15日(土)・えがお健康スタジアムにてオールブラックスXV戦、 7月22日(土)・札幌ドームにて『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』サモア代表戦、7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてトンガ代表戦、 8月5日(土)・秩父宮にてフィジー代表戦に臨む。オールブラックスXV戦のチケット、秩父宮開催分は予定枚数終了、えがお健康開催分は発売中。『PNS』のチケットは6月14日(水)~15日(木)・先行抽選販売、6月24日(土)一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2023/リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズのチケット情報
2023年06月13日はちが整体院は、整体師の八賀 千枝がMs.World International 日本代表に選出されたことをご報告いたします。URL: Ms.World International日本大会(1)家庭の事情(両親が35年以上前に離婚。母親がイギリスに、父親が日本に住んでいます。)もあり、昨年から日本とイギリスの2拠点を行き来する生活をしております。海外に住むことで日本の魅力を改めて再認識するようになりました。この生活環境を活かし、日本の文化や伝統、そして日本独自の素晴らしさを世界に広める活動を行いたいと考えるようになりました。その足がかりになればと、6月4日に明治記念館で開催された株式会社 RUIZU主催のコンテスト「Ms.World International」にチャレンジ。身長155cmと、こういった大会に出場するには珍しいパーソナリティであるかと思いますが、ありがたいことに日本代表に選ばれ、世界大会へ進むことになりました。世界大会は、8月にアメリカのマイアミで開催される予定です。私の経験と知識を活かし、積極的に日本の魅力を世界に伝えることで、日本経済復興の一助となれたらと思っています。私の挑戦と成果に注目していただき、日本の素晴らしい文化と精神が世界中に広がることを願っています。【八賀 千枝プロフィール】1977年5月生まれ。整体師として独立開業してから10年。自身の経験を活かし、整体スクールやセミナーで後進の育成にも注力中。また業界内では「ブライダル整体」の生みの親としても知られており、現在では多くのサロンでその名前や技術が活用されている。業界内での高い評価とこれらの経験が役立ち、今回の国際コンテストへの参加と世界大会への出場が実現。HP : ブログ : Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月08日6月7日、来週に迫ったラグビー日本代表合宿に参加する東芝ブレイブルーパス東京のメンバーたちによるオンライン合同取材が実施された。4度目の『ラグビーワールドカップ(RWC)』に臨むFL/No.8リーチ マイケルと21歳の201cmLOワーナー・ディアンズ、ノンキャップのCTBニコラス・マクラカン、WTBジョネ・ナイカブラという立場の違いは関係ない。代表合宿、そして『RWC2023』への意気込みは同じである。リーチ「4度目の『RWC』、日本代表は大会ごとに成長していて、日本ラグビーにとってアウェイでの『RWC』は難しくもあり、楽しみでもある。この大会が日本ラグビーのバネになるように結果を出したい。(合宿では)自分にフォーカスすることが大事。自分の実力もまだまだ証明しないといけないので、自分にフォーカスして臨みたい」ディアンズ「今回選ばれてすごくうれしい。『RWC』はずっと昔からプレーしたいところだったし、日本代表でプレーするのはすごく楽しいので楽しみ。(合宿では)フィジカルやワークレート、LOの仕事を意識したい。自分のワークレートをアピールしたい」ニコラス・マクラカン(東芝ブレイブルーパス東京)(C)スエイシナオヨシマクカラン「すごくワクワクしている。すごくいいチャンス。ベストの中のベストとプレーできることをうれしく思う。合宿ではほかの選手とは違うもの、パスのスキルやフットワークをもたらすことができると思う。ディフェンス面で圧倒できるかがフォーカスになる」ナイカブラ「先々週メンバー入りのアナウンスをもらってから、すごくワクワクしている。まずは自分の身体を正しい状態に戻すこと。試合どうこうの前に、この合宿で体作りをしていきたい」経験の少ないディアンズ、マクラカン、ナイカブラだけではない。最多78キャップを誇るリーチも代表合宿のサバイバルレースを勝ち抜けなければならないと考えていた。「セレクション。『RWC』どうこうではなく、このセレクションでアピールして、選ばれるという段階」リーチは『NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23』でも自分にフォーカスしてシーズンを戦ったと振り返る。「2019年はサンウルブズがあり、ウルフパックがあり、たくさん試合をする機会があった。今回は『リーグワン』の16試合はチームの戦術よりも自分のプレーにフォーカスした。すごくセルフィッシュ(自己中心的)な考えだが、自分にとっては必要なことだった。(オーストラリア代表WTBマリカ・)コロインベテ、 (南アフリカ代表SHファフ・)デクラークら世界トップレベルの選手がきた。『トップリーグ』よりも接戦が多くなり、レベルが高く、世界一のリーグになる可能性を秘めている」今季は体重を意図的に増減するなど試行錯誤も繰り返してきた。「色々試してやっぱり身体をデカくするよりも身体を強くするのがいい。僕の場合はしなやかな動きが合っている。重くなるとガチガチの固い動きになるので、柔軟性のある動きができるようにトレーニングしていきたい。一発ドンッではなく、1000回くらいいけるようにしたい」今季のパフォーマンスに対するジェイミー・ジョセフHCからのフィードバックもリーチは明かした。「東芝は蹴らずにポゼッションするチームだが、いい位置にいようと考えて、セットする速さを意識したら、勝手にボールがくるようになった。ジェイミーからは『意識してやっているところはいいが、ここぞという時に疲れて何もできていない』というフィードバックがあった。『自分で勝とうとするのが良くない。ここぞという時に自分でやって、あとはうまく周りを使え』というフィードバック」リーチは3度の『RWC』で一番悔しい試合と一番うれしい試合をこう挙げた。「悔しい試合は2011年のオールブラックス戦。メンバーを大分替えて臨んだその試合が悔しい。これ(7-83の大敗)が日本の強さではないというのが悔しかった。うれしい試合はたくさんあるが、2015年の南ア戦(34-32)もそう、2019年のアイルランドに勝った試合(19-12)もうれしかった。どっちかと言うとアイルランド戦。自分にとって特別な試合。キャプテンを外れ、スタメンも外れて、難しい試合だったので、その分うれしかった。メンバーを外れて悔しいと言うよりも申し訳なかった。チームに申し訳ないし、ジェイミーにも申し訳なかった。試合に出たらやってやろうと思っていた」リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)(C)スエイシナオヨシフランスの地で狙うのは優勝のみである。「僕は優勝を目指してがんばりたい。前回ベスト8を目標にしていたが、本当にトップのトップを目指したい。2019年大会に比べてまだチーム力がガッと上がってきていないが、ワーナー、(ディラン・)ライリー、ジャック(・コーネルセン)、(中野)将伍、次のステージへいける力がある。『RWC』ではスコッド全体の力が試されるので、この100日で仕上げていかないといけない。チームの中で優勝を目指しているので2019年大会とは違う」勝利の鍵を握るのがゲームマネージメントだと言う。「僕の中では日本代表はフィジカルもあって、セットプレーも安定して、戦術も良くてあとはどれだけゲームマネージメントするか。トップトップの試合を見るとフィジカルのところではなく、ゲームマネージメントのところで勝ち負けが付いている。たとえば5人ゲームマネージメントを判断する人間がいたとしたら、誰かがいなくなった時にどうするか。しゃべる人がいなくなった時に弱くなるので、そうならないように。プレッシャーを感じると個人個人になる。日本は個人個人になると一瞬でやられる。80分間ショットかモールか、その判断が大事」残り3か月強化したいのはセットピースである。「セットプレー。スクラム、ラインアウト、モールディフェンスが重要だと思う。2019年も準々決勝もスクラムが荒れて大変だった。(決勝の)イングランド×南アを見てもスクラムでやられた方が負けた。そこを強化しないといけない」リーチ元主将は坂手淳史主将をこのように見ていた。「プレーが良くて、運動量があって、人の前で話すのが上手。長年優勝経験があり、どう勝っていくか理解している能力の高い主将だと思う」リーチは改めて『RWC2023』で結果を出す重要性を説いた。「負けたけどいい試合では難しい。昔の日本代表。負けたけどいい試合というのが一番危ないメンタリティ。内容がいいかもしれないが、認めるとダメ。結果がすべて。期待もあるし、結果を残すことがラグビー界にとって、見ている人にとって、結果を残して、勝って帰ってくるのが一番インパクトになる。野球(『WBC』)を見てもそう思う」ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)(C)スエイシナオヨシワーナーらは次のようにコメントした。ワーナー「体の準備が大事だが、自分が大事にするのはメンタルの部分。すごく大事な大会、試合になると思うが、考えすぎない、プレッシャーで動けなくならないようメンタルの準備が大事になる。今オフの時間はオフであまりラグビーのことを考えていない。合宿がはじまればタフな練習がはじまるので。(『RWC』まで残り3か月) 合宿を考えると長く感じるが、短い。そんなに時間はない。去年の試合を考えると、チームも自分個人もいい形で成長しているとも思う。オールブラックスにギリギリ(31-38)で負けたり、フランスにも負けた(7月は23-42、15-20、11月は17-35)が、接戦に持ち込んで成長していると思った。今回の合宿でまた成長していけると思う。一番背の高いなので、長身を生かしたプレーをできるだけやってチームに貢献したい。今のラグビーはキックバトルがすごい。テリトリーやポゼッションを取りたいので、『RWC』ではすごいキックバトルになると思う。トニー・ブラウン(アシスタントコーチ)が何か考えると思うので、キックチャージとか貢献したい」ニコラス「子どもの時はオールブラックスでプレーしたいと思っていた。その気持ちが変わってきたのは帝京大1年で(『大学選手権』で)優勝した時。その時から気持ちが変わった。ファンもよくしてくれた。日本でプレーするのが気に入るようになったし、日本代表を意識するようになった。(日本代表は)すごくワクワクするエキサイティングなラグビーしている。自分はパスでどんどんボールを展開するタイプなので、自分に合うと思う。(コーチ陣から)ビッグスコッドに自分が入る可能性があると聞いた時は驚いた。『RWC』イヤーに新たに自分が入るというのは驚きだった。コーチからのフィードバックではディフェンスでタックルにいっているが、もっとドミネートしてくれと言われた」ナイカブラ「何回か合宿を経験し、テストマッチでプレーはできなかったが、自分自身チャレンジに感じた。大変だったが、コーチ陣からフィードバックをもらっていたので、代表スコッドに戻るために自分のやるべきことをやろうと、日本代表に入るチャンスを逃さないようプレーしてきた。スピードは強みだと思っている。それ以外の部分を継続して取り組むことでプレーするチャンスをもらえると思うので、試合ではいいプレーをしたい。(ケガは)最終戦ではかなり良くなっていた。順調に回復していた。トップ4には入れなかった分、リカバリーの時間が長くなったのは良かった。」ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)(C)スエイシナオヨシ日本代表は6月12日(月)~30日(金)・浦安合宿、7月3日(月)~8月3日(木)・宮崎合宿を実施。ジャパンXV として7月8日(土)・秩父宮ラグビー場にて『リポビタンDチャレンジカップ2023』オールブラックスXV戦に臨み、その後日本代表として7月15日(土)・えがお健康スタジアムにてオールブラックスXV戦、 7月22日(土)・札幌ドームにて『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』サモア代表戦、7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてトンガ代表戦、 8月5日(土)・秩父宮にてフィジー代表戦に臨む。オールブラックスXV戦のチケットは6月10日(土)一般発売。『パシフィックネーションズシリーズ』のチケットは6月14日(水)~15日(木)・先行抽選販売、6月24日(土)一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2023/リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズのチケット情報
2023年06月08日ステータシー株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役:田中 比呂達)は、2023年4月1日付で元パラ水泳日本代表の一ノ瀬メイ氏とのパートナー契約を締結いたしました。一ノ瀬メイ氏と当社代表の田中当社は、一ノ瀬メイ氏の、ひたむきに努力する姿勢、様々なことに挑戦し続ける生き方に共感し、パートナー契約を締結する運びとなりました。2021年に競泳競技の現役引退を表明しており、2022年には自身の心身の健康のために陸上短距離走を始め、現在は「Well-being」「Sustainability」「Diversity&Inclusion」の3つを軸に体現・活動を行っています。今後、一ノ瀬メイ氏はステータシー株式会社をパートナー企業として、ユニフォームに当社の展開する事業「COFFEE LEATHER」を配置して着用・携行し、様々な大会に出場いたします。ステータシーでは、どんな人にとっても使い易い革小物や、サステナブルな社会の実現を目指した素材開発に取り組んでいます。アスリートとして諦めない力強さを表現する一方、エシカルな取り組みやヴィーガンのライフスタイルなど、自分や社会、地球にとって心地良い生き方を発信されている一ノ瀬メイ氏の姿勢は、ステータシーが目指す企業姿勢と方向性が共通すると考え、パートナー契約を打診しました。ステータシーは、これから一ノ瀬メイ氏を応援していきます。■一ノ瀬メイ氏からのコメント私の体現・活動していることに共感いただけたこと、また、パートナーとして共に歩むことに価値を感じていただき大変嬉しく、感謝しております。これまでそれぞれがやっていた活動の上にこれからパートナー契約という共創でなにを積み上げていけるのかとても楽しみです。今後さまざまな取り組みに期待してください。■一ノ瀬メイ氏のプロフィールパラリンピアン/モデル/講演家/俳優/イベントオーガナイザー1997年京都府生まれ 先天性右前腕欠損症日本人の母とイギリス人の父をもつ。1歳半から水泳を始め、史上最年少13歳でアジア大会に出場。2016年リオデジャネイロパラリンピックでは8種目に出場し、現在も7種目の日本記録を保持。現役引退後の現在はモデル、スピーカー、俳優業など様々なシーンで活躍の幅を広げている。公式WEB: ■日本初(※)廃棄コーヒー豆からできたコーヒーヴィーガンレザーを展開コーヒーヴィーガンレザーは、コーヒーの焙煎時などに発生する「規格外品」と「抽出後のコーヒー残差」の廃棄豆を最大で30%含んだリサイクル新素材です(国内及び、国際特許出願中)。専門の研究機関で実施された消臭と抗菌テストでは基準値を大きく上回る結果が出ました。これにより、コーヒーヴィーガンレザーで作られた様々な製品にも消臭と抗菌の効果が期待できます。※当社調べ、2023年4月3日現在コーヒーヴィーガンレザーを使用したサンプル例コーヒーヴィーガンレザー素材■ステータシー株式会社について社名 : ステータシー株式会社本社所在地 : 〒520-0812 滋賀県大津市木下町17-12代表取締役 : 田中 比呂達事業内容 : 革製品の企画、デザイン、販売設立 : 2021年4月コーポレートサイト: コーヒーヴィーガンレザー専用サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月03日2023年3月22日、『侍ジャパン』こと日本代表が、3大会ぶり3度目の優勝に輝いた、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』。「かっこいい」「粋な演出!」WBC決勝、アメリカと日本の入場シーンが胸熱!WBC決勝で優勝をつかみ取った大谷最終回の登板に「漫画みたいな終わり方!」しかし、決勝の対アメリカ代表戦は、平日の午前中に行われたこともあり、仕事や学校などで、歓喜の瞬間をリアルタイムで観られなかった人も多いのではないでしょうか。そんな人たちにとって、嬉しいニュースが!なんと、同月29日から、『メジャーリーグ・ベースボール(通称:MLB)』のYouTubeチャンネルで、アメリカ代表戦が、丸ごと配信されているのです。同月30日現在、MLBのYouTubeチャンネルでは、侍ジャパンの5試合を、試合開始から終了まで丸ごと配信中。さらに、『WBC』のYouTubeチャンネルでの配信を組み合わせると、すべての試合をYouTubeで観られるのです…!【1次ラウンド】・2023年3月9日対中国代表戦(MLB)・同月10日対韓国代表戦(MLB)・同月11日対チェコ代表戦(WBC)・同月12日対オーストラリア戦(WBC)【準々決勝ラウンド】・同月16日対イタリア代表戦(MLB)【決勝ラウンド】・同月21日準決勝対メキシコ代表戦(MLB)・同月22日決勝対アメリカ代表戦(MLB)※カッコ内は配信チャンネル、すべて日本時間MLBの『粋な計らい』に、ネットでは「太っ腹!」「グッジョブ!」といったコメントが見られました。決勝当日は生中継だけでなく、同日夜にもテレビで再放送されるなど、大きな盛り上がりを見せた、『WBC』。あの感動をもう一度、YouTubeを通じて、味わってみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年03月30日日本時間2023年3月22日にアメリカのフロリダ州で行われた、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』の決勝戦。日本代表はアメリカ代表を3対2で下し、見事優勝を果たしました!2009年に行われた同大会以来、14年ぶりとなる優勝に、日本中から歓喜の声が上がっています。2023年の『WBC』は日本代表が優勝!2回表、アメリカ代表のトレイ・ターナー選手にホームランを打たれ、日本代表は1点を先制されます。しかし直後の2回裏、村上宗隆選手のホームランで同点に追いつくと、ラーズ・ヌートバー選手の内野ゴロの間にもう1点を追加。4回裏にも、岡本和真選手がホームランを放ち、リードを広げました。投げては、先発の今永昇太選手が2回を1失点に抑える好投。以降も、戸郷翔征(とごう・しょうせい)選手、ダルビッシュ有選手らにつなぎました。8回表、ダルビッシュ選手はカイル・シュワバー選手にホームランを打たれ1点差となり、危ない場面も。最後は大谷翔平選手が登板し、強打を誇るアメリカ代表を抑え、優勝をつかみ取ったのです!ネット上では、日本代表の優勝に、多くの人が感極まっています。・また『村上様』ならぬ『村神様』が見せてくれた!信じていましたよ!・14年ぶりの優勝かぁ…。本当に嬉しい!・大谷選手が最後締めたのも、感慨深い気持ち!同月21日に行われたメキシコ代表戦は、村上選手のサヨナラタイムリーで幕を閉じるなど、決勝戦までさまざまなドラマがありました。感動的な場面もあったからこそ、選手をはじめ多くの人が優勝に喜んでいるといえるでしょう。日本代表こと『侍ジャパン』、優勝おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2023年03月22日日本時間2023年3月21日、アメリカのフロリダ州で行われた、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』の準決勝で、日本代表はメキシコ代表にサヨナラ勝ちを収めました。最終回となる9回まで、メキシコ代表に1点をリードされていた日本代表。ランナーを2人置いた状態で、村上宗隆選手がサヨナラタイムリーを放ち、日本代表にとって14年ぶりの決勝進出を決めました。大谷翔平が、メキシコの選手と?今回の試合で日本代表は、最終回までに何度か得点のチャンスがありましたが、メキシコ代表選手の好プレーを前に機会を逃したこともあったのです。例えば6回、岡本和真選手が打ったボールは、レフトスタンドに向かって飛んでいきました。ホームランかと思いきや、相手チームのランディ・アロザレーナ選手がジャンプしてキャッチ!RANDY ROBBERY! #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/gPd7XIWK9K — World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 21, 2023 キャッチした後動かず、仁王立ちしている姿が印象的ですよね。メキシコ代表やファンの間で、アロザレーナ選手の腕組みや仁王立ちする姿が流行っているようです。そのアロザレーナ選手と、試合前に大谷選手は肩を並べ、同じポーズで記念撮影に応じていました。Ohtani doing the Arozarena. #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/JkjXnludr4 — Cut4 (@Cut4) March 20, 2023 大谷選手とアロザレーナ選手の姿に、多くのファンから反響が上がっています。・2人のスター選手から、本物のスポーツマンシップを感じた!・アロザレーナ選手のスーパープレーを見返すと、メキシコは本当に強かったと思う!・岡本選手のボールを取られた後、「やられた!」と思いましたが、勝ててよかったです!日本時間の同月22日、日本代表はいよいよアメリカ代表との決勝戦に挑みます。決勝戦まであった、さまざまなドラマを経て戦う日本代表を全力で応援したいですね![文・構成/grape編集部]
2023年03月21日各国を代表する選手が集い、全力で世界一の座を競い合う野球大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』。2023年3月11日に行われた第1ラウンドで、日本代表はチェコ代表を相手に、10対2で勝利をつかみました。この試合で注目されたのは、熱い試合だけではありません。スポーツマンシップにのっとった温かいやり取りも話題になりました。大谷翔平から3球三振を奪ったチェコ選手、ツーショットを公開日本人からも多くの歓声が上がったのは、チェコ代表の先発としてピッチャーを務めた、オンジェイ・サトリア選手の活躍。圧倒的なテクニックから『怪物』と呼ばれるあの大谷翔平選手から110キロ台のチェンジアップで3球三振を奪い、ベンチではボールを見せびらかすように大喜びする姿を見せていました。試合後は、「三振を奪ったボールを記念にキープしてもらった。チャンスがあれば、大谷選手にサインをしてもらいたい」とコメントしていた、サトリア選手。多くの日本人がその後の展開を気にする中、同月14日、自身のTwitterアカウントに自慢の写真を公開しました。One and only @MLB @MLBONFOX @WBCBaseball @BaseballCzech pic.twitter.com/dEey6XEbNU — Ondřej Satoria (@OndrejSatoria) March 14, 2023 写っているのは、輝く笑顔を見せる、サトリア選手と大谷選手の姿!そして大谷選手の手には、チェコ代表からのサインが書かれたユニフォームが掲げられています。写真とともに投稿された「One and only(唯一無二)」というコメントは、日本代表との試合や大谷選手とのひと時、そしてプレゼントなど、いろいろなものを指しているのかもしれません。投稿では明かされていませんが、きっとサトリア選手はキープしたボールに大谷選手のサインをもらったのではないでしょうか。サトリア選手と大谷選手のツーショットは、試合を観ていた多くの人の胸を熱くしたようです!・チェコ代表は、なんて気持ちのいい集団なんだ!2人とも、いい笑顔だなあ。・サトリア選手は素晴らしいピッチャーだった。また日本代表との試合が観たいな。・これがスポーツのいいところだよね。メッセージにもジーンとした…。試合を観ている人にも、スポーツの楽しさを教えてくれた、チェコ代表との試合。チェコ代表のウィリー・エスカラ選手のヒザに162キロのボールを当ててしまった佐々木朗希選手が、株式会社ロッテのお菓子を持ってお詫びをするエピソードも話題になりました。選手と観客がともに楽しむことのできる試合とは、今回のようなものを指すのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月14日2023年3月8日に開幕した、野球の世界大会である『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』。翌9日、東京都文京区の東京ドームで行われた第1ラウンドでは、日本代表の『侍ジャパン』が中国代表を相手に初戦を繰り広げました。WBCで日本代表の『ベンチに掲げられたもの』に反響試合開始前、中継カメラが写したある光景に、ネットから多くの称賛の声が相次ぎました。話題になったのは、東京ドーム一塁側に設けられた日本代表のベンチ。そこには、ケガで出場を辞退した、鈴木誠也選手のユニフォームが掲げられていたのです。『シカゴ・カブス』所属の鈴木選手は、当初WBCのメンバーに選抜されていましたが、左脇腹を痛めて辞退を決意。今後のため、リハビリに励むことになりました。ベンチに掲げられた背番号『51』の、鈴木選手のユニフォーム。その光景は、まるで鈴木選手もベンチで試合を見守っているかのようです。侍ジャパンの行動からは、リハビリに励む鈴木選手に対するエールや、仲間としての強い絆を感じます。この日、鈴木選手はInstagramのストーリーズ機能に、ユニフォームを着用した写真を投稿。「今日から、これ着てずっと応戦します。頑張れ侍ジャパン」とつづり、『仲間』へエールを送っています。お互いにエールを送り合う、侍ジャパンと鈴木選手の姿は、試合を見ていた人たちの心を打ちました。・ユニフォームが目に入った瞬間、胸が熱くなった…。・なんて粋な対応なんだ。鈴木選手も、ものすごく嬉しかったと思う。・侍ジャパン、試合開始前から全力で泣かせにくるじゃん…。大谷翔平選手中国代表を相手に、初戦から8対1で勝利をつかんだ侍ジャパン。今後も素晴らしい試合を見せ、ファンや鈴木選手を含む、世界中の人の胸を熱くしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月10日イングランドのプレミアリーグ・ブライトンに所属するサッカー日本代表・三笘薫が、8日にABEMA NEWSチャンネルで配信された『MITOMA ~頂点を目指す者~』完全版に出演し、「FIFA ワールドカップ カタール 2022」を振り返った。「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の閉幕後に再開したイングランド・プレミアリーグで、目覚ましい活躍を見せている三笘。8日に配信された同番組では、元日本代表の内田篤人氏が様々な角度の質問から三苫の本音に迫り、4年後の「FIFA ワールドカップ」を見据え、三笘の目指す目標やゴールについて徹底的に深掘りしていく。内田氏は、冒頭から軽快なトークで場を和ませながら、プレミアリーグ1年目で公式戦3試合連続ゴールと、三苫の好調な活躍を称賛。「(プレミアリーグに)慣れてきたか」と聞かれた三苫は、「徐々に慣れてきて、フィジカル的にもシーズン当初よりもフィットしてきている」「チームとしてもサッカーが成熟してきているので、そこにマッチしている」と手応えを語った。また、「FIFA ワールドカップ カタール 2022」にて、スタメン出場を望んでいた三笘だったが、全試合途中出場で幕を終えた心境も吐露。「FIFA ワールドカップの時は、僕自身コンディションを100%に持っていけなかったということもありましたし、そこでは完全に僕のミス」と反省点を明かしつつ、「途中出場からやるべきことはやらないといけないと感じていたので、そこに対する不満とかは全くなかった」と振り返った。そして、次回のワールドカップでスタメンとして定着するためには、「結果を残し常に存在感を出していかなければならない」と決意を新たにした。
2023年02月09日サッカー日本代表GKの権田修一選手(清水エスパルス)が14日、静岡県静岡市のツインメッセ静岡 北館で開催された「SDGs推進 TGC しずおか 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION」にシークレットゲストとして出演した。FIFAワールドカップカタール2022でのビッグセーブの数々が記憶に新しい、地元静岡県に拠点を構える清水エスパルス所属の権田修一選手がTGC初登場。ガーベラの出荷量が日本一を誇り、「花の都」と呼ばれている静岡県のステージに出演した。キンギョソウを身につけて初ランウェイを飾った権田選手は、2人組YouTuber・平成フラミンゴ(NICO、RIHO)と合流し、3ショットを披露。その後のトークで「(ワールドカップ)初戦のドイツ戦よりも緊張しました。こんな長いと思わなくて。でも楽しかったです」と語った。2019年より2年連続で開催し、SDGsの推進に取り組んできた「SDGs推進 TGC しずおか」が3年ぶりに開催。今回は「輪-WA-」をテーマにファッションショーやアーティストライブを展開。手を取り合い、SDGs達成に向けて行動し連携していく“輪”を広げたいという思いが込められている。撮影:加藤千雅
2023年01月14日選手それぞれ思い思いの時間を過ごしているよう。今回は伊東純也選手、吉田麻也選手、権田修一選手、堂安律選手のようすをご紹介します。伊東純也選手は和の心に触れてほっこり この投稿をInstagramで見る Junya Ito / 伊東純也(@1409junya)がシェアした投稿 伊東選手が12月16日にアップしたのが、「帰国するたびに思う日本は本当にご飯が美味しい」とのコメントとともにごはんをよそう姿の写真。この投稿には田中碧選手、前田大然選手、中山雄太選手、守田英正選手、板倉滉選手からのコメントがついており、選手間の仲の良さもうかがえてほっこり♡吉田麻也選手はドイツ入りを報告 この投稿をInstagramで見る Maya Yoshida(@mayayoshida22)がシェアした投稿 吉田選手は12月17日に位置情報をドイツのフェルティンス・アレーナ (Veltins-Arena)にタグ付けし、所属するチーム・シャルケに戻ったことを報告。「さぁ、ここからまた始まる!とりあえずドイツ寒すぎ!笑」とのコメントつきで麻也選手の写真が投稿されていました。W杯が終わって、次へ向けて切り替えて練習スタートといったご様子。権田選手はそっくり!?サバンナ高橋さんとのツーショットを公開 この投稿をInstagramで見る Shuichi Gonda/権田修一(@shuichi33g)がシェアした投稿 「結婚おめでとうお兄ちゃん生き別れの兄に先日お会いできました」とのコメントとともに12月20日に投稿されたこちらの投稿。ファンからは「昔から似てると思ってました」などのコメントも。ふたりが対面してすぐあとにサバンナ高橋さんの結婚発表があったそうで、権田選手は「本当におめでとうございます」と祝福。堂安選手は先輩宇佐美選手とのツーショットをアップ この投稿をInstagramで見る 堂安律/Ritsu Doan(@doanritsu)がシェアした投稿 「いつも緊張しながら唯一写真をお願いする方と…」との言葉とともに12月19日に投稿されたこちらの写真。日本のワールドカップを語るには欠かせない2人、宇佐美選手と堂安選手のレアなツーショットです。本人が書いている通り、どこか緊張した面持ちの堂安選手。どんなときでも強気の堂安選手でも、緊張することはあるんですね♪どの選手も自由に試合終わりを過ごせた模様束の間の試合のない時間をどの選手も楽しく過ごしているようでした。次のワールドカップに向けて、今後もがんばってほしいですね!あわせて読みたい🌈新木優子さん、大胆ドレス姿を披露!「本当にスゴイ」「イルミと肌見せ」とファン歓喜
2023年01月06日ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:大賀智也)が運営・マネジメントする日本ハンドボールリーグ(以下JHL)所属のジークスター東京は、中央大学4年生の蔦谷大雅、大阪体育大学4年生の矢村裕斗の2023-24シーズン新加入が内定しましたのでご報告します。蔦谷選手は今年度の大学日本一を決める高松宮記念杯全日本学生選手権(全日本インカレ、2022年11月開催)で優勝した中央大学ハンドボール部の主力であり最優秀選手賞も獲得しました。日本代表にも選出されています。矢村選手は全日本インカレで準優勝(2021年11月)したほか、男子ユース(U-19)での日本代表経験もあります。両名とも今後の日本ハンドボール界を担うプレーヤーとして大きな期待を寄せられています。新しいメンバーを加え、チーム一同で日本一、日本ハンドボール界を盛り上げるという目標に向かっていきます。【新加入選手の紹介】●蔦谷 大雅(つたや たいが)■プロフィール背番号:25ポジション:RB(右45)身長・体重:182cm・84kg生年月日:2000年4月4日(22歳)出身地:大阪府経歴:貝塚バーディーズ→大阪体育大学浪商中→大阪体育大学浪商高→中央大→ジークスター東京→中央大→ジークスター東京→中央大受賞歴:高松宮記念杯全日本高校選手権大会3位 2016全国高等学校ハンドボール選抜大会3位/優秀選手 2018高松宮記念杯全日本学生選手権3位 2019関東学生秋季リーグ優秀選手賞 2021高松宮記念杯全日本学生選手権優勝/優秀選手 2021関東学生秋季リーグ優秀選手賞2022高松宮記念杯全日本学生選手権優勝/最優秀選手 2022代表歴:U-19 ユース世界選手権出場 2017、2019U-19 ユースアジア選手権出場 2018日韓定期戦 2022■コメントこのたびジークスター東京でプレーさせていただくことになりました蔦谷大雅です。この機会に自分のプレーを改めて見直し、日本リーグでは一味違うプレーをご覧いただけるようチャレンジ精神を持って取り組んでいきます。ファンのみなさまとハンドボール界を一緒に盛り上げながら、チームの勝利に貢献したいです!応援いただけますようどうぞよろしくお願いいたします!●矢村 裕斗(やむら ひろと)■プロフィール背番号:12ポジション:GK身長・体重:186cm・85kg生年月日:2000年10月19日(22歳)出身地:兵庫県経歴:浜の宮中→神戸国際高→大阪体育大受賞歴:高松宮記念杯全日本学生選手権大会準優勝 2021関西学生秋季リーグ最優秀選手賞 2022代表歴:U-19 ユースアジア選手権出場 2018U-19 ユース世界選手権出場 2019■コメントこのたびジークスター東京に加入させていただくことになりました矢村裕斗です。スター選手がたくさん在籍していて少し不安もありますが、それ以上に楽しみに思っています。まわりのすごさに飲み込まれないように一年目から自分の色を出して、チームの一員として一生懸命がんばります!また、チームに在籍しているGKはひとり一人タイプが違うので、御三方から学びさらに上のレベルのGKになれるように成長していきます!!ジークスター東京のファンのみなさま、これからよろしくお願いいたします!!【PRESS】蔦谷大雅+矢村裕斗内定_20221229確定版替.pdf : instagram投稿 : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月29日ドイツ代表、スペイン代表を破るなど日本中を熱くW杯日本代表。クロアチア代表とのPK戦で惜しくもベスト8には進めなかったものの、世界と戦える姿を見せてくれました。しかし、今回も突破できなかったベスト8の壁。日本サッカーがさらに強くなるために、私たちは今回のW杯から何を学べばいいのか、育成年代でどんなことが必要なのかを池上正さんに伺いました。池上さんの提言をもとに、みなさんのチームでも話し合ってみてください。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>カタールで行われたワールドカップでドイツ、スペインに勝利した日本代表(C)新井賢一<<攻守の切り替えをどう教える?身体の向き、その時何を見ればいいのか、子どもたちに理解させる方法を教えて<サカイク編集部からの質問>今年最後の連載は、編集部からの質問になります。サッカーをしているすべてのお子さんがプロを目指しているわけではありませんが、日本のトップがどんなサッカーをしているのかを知ることは一つの学びになると思います。先日幕を閉じたW杯では、日本代表は初戦でドイツに、グループリーグ最終戦でスペインに勝利するなど着実に力をつけているように見えました。一方で、他国の戦いを見て日本に足りないものを感じたサッカー関係者もいると思います。池上さんがW杯を通じて感じた、日本が強豪国になるための課題、そのためには子どもの頃からどんなことを身に付けたらいいのか、という事をお聞かせいただけませんでしょうか。<池上さんからのアドバイス>今回は編集部からの質問です。ありがとうございます。4年に一度こうやって世界のサッカーを一気に観られ、そこで私たちの国の代表が戦ってくれることは本当に幸せなことです。ただ、毎回感じるのは、代表の強化には育成方法の進化発展が必要だということです。日本サッカー協会や識者も同じように育成に触れますが、明確な改革や対策が提示されていないようです。■DF冨安健洋が語った「8強の壁」奇しくも、8強の壁は何かと問われた冨安健洋選手が「日本人の育った環境だったり、サッカー以外のところもそうですけど、そこの本当の根のところなのかもしれない」と育成について言及しています(「日本人の育った環境、本当の根かも」 出典元:サッカーダイジェストWeb2022年12月6日配信)。皆さんは、日本の子どもたちや、彼らを育てる大人たちに何が足らないと思われますか?その点をぜひみんなで議論できるといいなと思います。以下、議論の材料にしていただけそうな提言を四つさせてください。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「習ってないからできない」ではなく、幼少期から自ら考え、学ぶ習慣を以前ある国立大学の教員養成を行う学生や大学院生らと野外料理に興じた日の出来事が思い出されます。ある学生が、薪(まき)の上に新聞紙を置いて、そこに火をつけていました。しかし、火は上に上がるので薪は燃えません。あれ?こうかな?いや、こうすれば点くかな?と何か工夫すればよいのですが、ずっと同じことを繰り返していました。その日の活動が終わってからの振り返りの会をしている時に、私が「今の大学生も危ないね」とみんなの前でそういうと、ある大学院生が「何が危ないのですか?」と聞き返してきたのです。そこで私が、「どうしたら薪に火がつけられるか色々試してみれば良いのに、それができないのが危ないということかな」と答えたのです。そうすると大学院生が「いや、僕はそう思いません」と言いました。「彼は(薪の燃やし方を)習っていないから、できないんです」彼らにとって何かを「学ぶ」ということは、大人や教師から「習う」ことなのです。しかし、それではいけません。自ら考える。自ら学ぶ。子ども時代からそのような習慣をつけなくてはいけない。それがひとつめの提言です。■子どもたちが自分のやりたいことを表現できる環境を作ることしたがって、まずはコミュニケーションのあり方から変えてください。これが二つめです。子ども各々がやりたいことがあって、表現できるようなコミュニケーションをすべきです。戦術的な取り決め、きまりごとを一方的ではなく、選手同士で考えてつくり出していく経験をさせてください。その経験を積まなくては、選手だけの力でピッチ上で細かい調整や変化をもたらすことができません。この点は、コスタリカ戦を観ていて特に感じました。そこを修正するためには、育成に携わる私たちが、子どもが監督やコーチに何でも言える環境整備に努めましょう。間違っていたら怒られるとか、恥ずかしいとか感じなくていい空気感や対等な関係をつくらなくてはいけません。例えば私は、練習が終わった後に「今日の練習はどうでしたか?」と子どもたちに尋ねます。こちらが気になることを言った子には「それってどういうこと?」と聞き返します。そこで対話が生まれ「コーチに自分の考えを言っていいんだ」という信頼と安心が生まれます。子どもに「物事を批判的に捉え判断する」クリティカルシンキング(批判的思考)を植え付けることも重要です。指導者が言ったことに「それってどういうこと?」と言える子を増やしてください。反抗している、生意気などととらえてはいけません。批判ではなく、確認をして納得しなくては前に進めないことに大人も気づく必要があります。オランダでのコーチ留学の経験があるサッカー指導者によると、同国でライセンスを取得するための指導実践で、インストラクターが言ったことに対し「僕はこう思う」ときちんと主張しディスカッションができるコーチがいたとします。すると、そのコーチに対しインストラクターは「この人、OKです」と合格点を与えるそうです。ところが、そのサッカー指導者がオランダから日本に帰って来て「ディスカッションしましょう」とコーチたちに話しかけても、誰も発言しないそうです。これは現場の選手の傾向と同じです。皆さん何も考えていないわけではありません。これは子どもも同じです。自分の発言が他の人に何と思われるかを非常に気にするのでしょう。■斬新なトレーニングができる指導者が少年サッカーのカテゴリーに来なくてはいけない三つめ。若い指導者がもっと海外に出る必要があると思います。オシムさんも同じことをおっしゃっていました。海外で教育を受けてくる、もしくは教育を見てくることが重要だと説いていました。例えばスペインで指導を学んでいる人が帰国時に、九州産業大学の練習を見て「(他の日本人指導者と)全く違う練習ですごく興味深かった」と話していました。同大学を率いるのは、オーストリアのプロリーグで監督経験がありスロベニア代表に帯同した経験も持つ濵吉正則監督です。そんなふうに斬新なトレーニングができる指導者が、少年サッカーのカテゴリーに来なくてはいけないと思っています。オシムさんやクラマーさんが、私の師匠である祖母井秀隆さん(仏グルノーブルGMなどを歴任)に「おまえは(日本の)子どものことをやれ」と言われたと聞きます。名伯楽たちは日本が重点的に取り組まなくてはいけないところを知っていたのです。■進化するサッカーの理解を深めるため、学び、議論し続けなければならない試合後勝利を喜びお互いをたたえあう選手たち(C)新井賢一四つめは、進化するサッカーの理解を深めることです。『競争闘争理論サッカーは「競う」べきか「闘う」べきか?』(ソル・メディア)の著者でもある、鎌倉インターナショナルFCの河内一馬監督は、こう説きます。「相手が邪魔しに来るのを、チームでどう攻略するか?がサッカー。それなのに、いまだに一対一で勝負できるか、とか、個の力といった話に終始している。ひとりが抜けたとしても、その次のプレーを他の選手が考えなくてはならないし、そこを理解しておかなくてはいけません。すでに世界が日本の技術を認めています。足元の技術はあるけれど、サッカーが上手くできていません。数的優位を使っていません。オシムさんがよくジェフの選手に向かって「おまえたちはサッカーをしていない」と話していました。オシムさん的な表現で言うとすれば「エレガントなサッカー」です。みんながワルツを踊っているように、コレクティブに連動して攻撃する。クロアチアなどがそうでした。中盤からワンツーを使ってどんどん進んでいく。相手を崩していく。そういう感覚が日本にはありません。ぜひ議論してください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年12月23日世界の強豪とも肩を並べ、日本中を沸かせた今回のFIFAワールドカップ。日本国民の心に勇気と感動をくれたサッカー日本代表の得点ゲッターをまとめます。ドイツ戦・スペイン戦で1点ずつ獲得の堂安律選手4度の優勝経験があるドイツ代表と対戦した日本。この試合では、前半でドイツに先制点をとられるも、後半、堂安選手と浅野選手がゴールをきめ逆転勝利!さらに、世界ランキング7位のスペイン戦でも後半開始3分で同点ゴールを獲得、その直後に田中碧選手の勝ち越しゴールに貢献しました。 この投稿をInstagramで見る 堂安律/Ritsu Doan(@doanritsu)がシェアした投稿 強気な発言と、それを有言実行してしまう堂安選手は、日本のメッシとも呼ばれているそう。ポジションはミッドフィールダー。 この投稿をInstagramで見る 堂安律/Ritsu Doan(@doanritsu)がシェアした投稿 堂安選手の活躍もあって逆転勝利をおさめ、グループ首位で決勝トーナメント出場を決めました。利き足の左足を使った力強いドリブルと高いシュート技術はもちろん、フィジカルの強さやタフな守備にも定評!ドイツ戦で1点を獲得の浅野拓磨選手強豪ドイツとの戦いで1点を決めたフォワードの浅野選手。勝負強くて献身的と称される浅野選手は、今回が初のワールドカップメンバー選出。 この投稿をInstagramで見る Takuma Asano(@asatakugram)がシェアした投稿 浅野選手は、圧倒的なスピードで相手のディフェンスの背後に迫ることや、スタミナを生かした前線からの守備にも定評があります。11月23日の初戦、FIFAランク11位のドイツ戦に途中出場した浅野選手は、敵選手から身体を当てられながらもゴールから角度のない位置で、右足を振りぬき世界的GKマヌエル・ノイアーのニアから得点を奪い返し、逆転劇を果たしました。浅野選手いわく、「どの相手でも、自分がピッチに立てば100パーセントでプレーすることだけを意識していました。全員がピッチで表現できて結果につながっただけ」とのこと。スペイン戦で1点を獲得の田中碧選手球際の強さと確かな技術で大きな成長曲線を描くミッドフィールダー・田中碧選手。幼馴染の三笘薫選手と作り上げたシュートは伝説的で日本国民の目に焼き付けられたこと間違いなし! この投稿をInstagramで見る Ao Tanaka / 田中 碧(@tnk_0910)がシェアした投稿 スペイン戦でのシュートは、小学生からの幼馴染・三苫選手がギリギリのラインをついた勝ち越しアシストを出し、田中選手が決めるという歴史的瞬間となり、ビデオ判定まで行われたもののゴールが認められました。2人の息の合ったプレーが点数に繋がったこととゴール後の2人が抱き合って喜ぶ姿がエモいと話題となり、2人の地元鷺沼も大盛り上がり。筆者の地元も鷺沼なのですが、出身校の鷺沼小に貼られた横断幕は、地元の人たちのフォトスポットとして一時行列ができるほどに!田中選手が小学生から入ったといわれているさぎぬまSCも入会希望者が殺到しているそう。クロアチア戦で1点を獲得の前田大然選手勝利を呼び込む韋駄天として、50mを5.8秒で走る日本屈指のスプリング力を誇る前田選手。お互い1歩も引かない駆け引きの中、先制点を決めました! この投稿をInstagramで見る 前田大然/Daizen Maeda(@m_daizen0827)がシェアした投稿 味方を助ける前線からのプレスなど献身的な動きから、ファンの間では漫画「ドラゴンボール」のキャラクター・クリリンに因んで“足の速いクリリン”と呼ばれている前田選手。今回のワールドカップスペイン戦でも先発で登場し62分で交代するまで得意のプレスをかけ続け、両チーム最多の62回のスプリントをたたき出しました。そして、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦では先制ゴールを決めた上に、64分間の出場で、スペイン戦を上回る68回のスプリントを記録。すごすぎる!どの選手も積み上げてきた努力のたまもの!選手の顔と名前しか知らないサッカーにわかでしたが、選手のプロフィールや背景を知れば知るほど、得点を獲得したのは必然だったように思えました。今回取り上げた選手だけでなく、日本代表全選手が一丸となり攻防する姿や相手チームに勝つという一体感はどの試合も一時たりとも目が離せませんでした!次のワールドカップも楽しみにしています♡あわせて読みたい🌈【W杯】韓国はソン・フンミン選手が大人気!出場報告に160万超“いいね”の大反響
2022年12月09日日本時間2022年12月6日、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』の決勝トーナメント1回戦が行われました。日本は前回大会で準優勝したクロアチアと対戦。試合は1-1のまま延長戦でも決着が付かず、PK戦の末敗れました。試合後、日本代表の選手やサポーターたちが悔し涙を見せる中で、森保一監督が取った行動に、反響が寄せられています。サポーターに感謝の一礼世界中から注目が集まっていた、今回の一戦。試合が終了した後、FIFAワールドカップや、アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』などがTwitter上に投稿したのは、森保監督のある印象的な姿でした。森保一監督 #日本代表 pic.twitter.com/BzFFQidUaX — FIFAワールドカップ (@FIFAWorldCup_JP) December 6, 2022 Japan manager Hajime Moriyasu bowed in appreciation to the fans who traveled all the way to Qatar to support their team Respect! ❤️ pic.twitter.com/zokP53cCoC — ESPN FC (@ESPNFC) December 5, 2022 森保監督は日本のサポーターたちが集まったスタンドに向かい、胸に手を当てた後、深く一礼。会場となったカタールまで日本から駆け付け、選手たちを応援し続けたサポーターに対する、感謝の想いを表しました。森保監督の誠実な人柄が伝わる行動に、日本のみならず、世界中から称賛の声が寄せられています。・この姿を見て、こらえきれず涙があふれました。森保ジャパンありがとう!・すごく思いやりのあるしぐさに泣ける。このW杯で日本という国に対し、尊敬の念を抱いた。・森保一と日本チームに敬意を表します!間違いなく、今回日本は最高のプレーをしていたよ。もっと見たかった。惜しくも越えられなかった、ベスト8の壁。しかし、奮闘した日本代表や森保監督、そして日本のサポーターの姿に、心を動かされた海外のサッカーファンは多かったようです。[文・構成/grape編集部]
2022年12月06日2022年12月2日、『FIFAワールドカップカタール2022』で日本代表は、強豪であるスペインに見事勝利!グループリーグE組を首位で突破し、決勝トーナメント進出を果たしました。「誇りに思う」日本代表の行動に称賛の声同年11月23日、グループリーグ第1戦でドイツを2-1で下した日本代表。試合結果だけでなく、試合後の行動にも称賛の声が寄せられていました。選手たちはロッカーを美しい状態に戻し、感謝の声を残していたのです。日本代表が去った後の『更衣室』に、世界が驚愕残されていたのは?その後、同年12月2日、決勝トーナメント進出をかけたスペインとの勝負に見事勝利した日本代表。この日も、試合後にはロッカーを美しい状態に戻し、折り鶴とともに感謝の声を残していました。❤️ pic.twitter.com/IjTQNUYPOv — FIFAワールドカップ (@FIFAWorldCup_JP) December 2, 2022 日本代表の行動に、多くのファンから称賛の声が上がっています。・日本ってやっぱりいい国だなと思わせてくれてありがとう!・こういうところも含めて、日本代表が誇らしい。決勝トーナメント進出おめでとう!・勝っても負けても、きちんときれいにして帰っていくところがとてもかっこいい。・折り鶴が11羽っていうところも粋だと思う!日本は決勝トーナメント1回戦で、前回大会で準優勝したクロアチアと対戦することが決まっています。日本時間2022年12月6日午前0時にキックオフです。テレビの前から、日本代表へ声援を送りたいですね![文・構成/grape編集部]
2022年12月02日2022年12月2日、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』で、日本代表がスペイン代表に勝利。予選を突破し、決勝トーナメントへの進出が決まり、多くの人が歓喜の声を上げています。俳優の志尊淳さんは、日本代表が勝利した興奮のあまり、実家にいる母親に電話をかけました。日本時間の朝4時頃から試合が始まったとあって、母親は起きたばかりだったとのこと。折しも、日本代表の堂安律(どうあん・りつ)選手がゴールを決めたニュースが流れていたそうです。しかし母親は、『堂安選手』ではなく『堂珍選手』といい間違いをしていました。音楽ユニット『CHEMISTRY』の堂珍嘉邦(どうちん・よしくに)さんの苗字と似ているため、母親は間違えてしまったのでしょう。興奮のあまり、母に電話。見てた?ううん、さっき起きたのよ。でもニュースで見たけど堂珍選手、あ、堂安選手が、点決めたんだよね。興奮して間違えちゃった母。でもケミストリーは起こってたから正解。日本代表の皆さん。最高っでした!!!!ゆっくり休んで、また応援させてください。— 志尊淳 (@jun_shison0305) December 1, 2022 志尊さんはいい間違いをした母親に「ケミストリーは起きていたから正解」とコメント。日本代表が強豪で知られるスペイン代表に勝ったのは、選手たちのプレーが、素晴らしい化学反応(ケミストリー)を起こしたためだといえますね!志尊さんと母親のやり取りに、多くのファンが和んでいます。・朝から癒しをもらえました。ありがとうございます!・安定の志尊一家に、クスッとしました!・興奮して朝から母親に電話をしちゃう志尊さんが大好きです!・苗字に『堂』が入っていたら、『堂珍』といいたくなる気持ちが分かります。決勝トーナメントに進出し、さらなる強豪と試合をすることになる日本代表。グループリーグで見せてくれたプレーで、また私たちを歓喜させてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年12月02日FIFA ワールドカップ カタール2022が絶賛開催中です。日本代表のキーマンのひとり、三笘薫選手がこれまで答えてくれたインタビューの模様をご紹介。自身の性格や恋愛観など、三笘選手の素顔が丸わかり!?【W杯】サッカー日本代表のキーマン・三笘薫選手の素顔に迫る川崎フロンターレから海外へ飛び立ち、さらなる成長を遂げ、2022年日本代表としてワールドカップカタール大会にて大注目されている三笘薫選手。ひとたびボールに触れれば「何かをしてくれそう!」と観る者の心を揺さぶる、華麗でエキセントリックなドリブルが持ち味だ。一瞬にしてピッチ上の空気を自分色に染めてしまうほどの強い存在感を放つ三笘選手とは、いったい“何者”なのか。過去にananに登場し語ってくれた言葉から、彼の素顔を紐解きます。まずは、「サッカープレーヤー・三笘薫」について。悔いのない人生を。僕のモチベーションはそこにある周囲の期待やプレッシャーの対処法を、「毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかない」と即答。ほかにも、プロ2年目のジンクスについては「より実力を求められると思いますし、各クラブ、僕に対する対策もいろいろとしてくると思います。そのうえでも、それを上回る活躍をしたい」と語り、抱負をたずねると「自分のステータス、実力を1日1日伸ばしていきたい」とコメント。どれも間髪入れずに答えが返ってきて、その速さは、次の質問を考えるのにこちらが困ってしまうほど。ーーピッチ上で魅せるプレーのように、迷いのない答え方をされますね。どれも前から心に決めていたような。大学時代から、プロになってからのことをイメージしていました。自分のパフォーマンスを最大限に活かすには、どのような準備をすればいいのかをずっと考えていたんです。いざプロになり、観客数やプレーヤーとしての見られ方も違うので、最初の頃は見極めながらやっていましたけれど、4年間、自分を客観的に見つめられる時間をもらえたおかげで、こういった考えに辿り着けましたし、ブレずにやってこれているのだと思います。ーーこうお話を聞いていると、三笘選手は周りに流されず、自分で考えて決めたことを実行に移すタイプ、と思えます。そうですね、どちらかというと、自分の世界を持っているほうです。また、例えば試合があるとして、そこから逆算してやるべきことを計画していくので、ルーティーンもけっこうありますね。前日の過ごし方や食事の摂り方をパフォーマンスに結びつけて、今回よかったからこれを続けようとか、逆に悪かったからこうしてみようとか、いろいろ積み重ねて自分なりにベストを導き出すようにしています。ーー流されないといえば、昨シーズンに多かった途中出場でも、ピッチ上の空気をすぐにご自分のものにされていた印象があります。よく冷静と言ってもらえる状況判断やプレーは、動じない性格が影響しているかもしれないですね。ピッチに入る前はドキドキしますけれど、一度ボールに触れれば練習と同じ感覚になれます。そこからは自信があるので、いつも通りの動きができますね。ーー感情的になったりすることは?カッとなる時はもちろんありますよ。絶対に得点できる位置に自分がいるのに、ボールが来なかった時などはそうなりますね。でも、私生活同様多くは主張しません(笑)。「次、見ておいてね」と自分の存在をアピールするくらいにしています。とはいえ、自分自身をどう評価しているかといったら、どのプレーも極められていません。シュートはまだ課題があるし、ドリブルも奪われるので、むしろ満足できる部分はひとつもなく、伸びしろだらけだと思っています。ーー特に、弱みを挙げるとしたら?言えないので、全部、と言っておきます(笑)。ーー三笘選手の原動力は?僕のモチベーションは「サッカー人生も残りの人生も悔いなく終えたい」、そこにあるのかなと思います。人生は1度きりというのが心に大きくあって、だから、やるからには上に行きたいんですよね。そして、引退したときに功績なり、人間性なりを残せられたらと思います。※2021年4月17日配信「普段の僕は悪い男です」ーーそして、気になるプライベート、「素顔の三笘薫」について。普段の僕は、あまりしゃべらないほうで、いじるでもなくいじられるでもなく、そのやり取りを端っこで見ているような悪いタイプ(笑)。休日は、部屋で好きな音楽を流しながらゆっくり過ごすことが多くて、あとはサッカーの動画や映画を観たり…。目的を持って生活したいとは思いますが、プライベートは地味な毎日を送っていますね(笑)。ーーさらに、恋愛面のことを尋ねると…。何でも言い合えて、尊敬や刺激もし合える関係性が理想です。とはいえ基本的に女性を前にすると緊張するので、アプローチするとしても一気に仕掛けず、様子を窺いながら徐々に間合いを詰めていきます(笑)。僕のアピールポイントといえば聞き上手。ずっと話を聞いていられるし、共感もできるからそこが魅力と思ってくれたらいいのですが、どちらかというと鈍感で、相手の変化に気づけないんですよ。サッカーでは自信を持っている“状況判断”に失敗して、試合に負けています(笑)。攻める(=気づく)ことがなかなかできないので、相手に合わせてディフェンスするしかないですね。サッカーの練習同様に、反省しながら修正していきたいです(笑)。※『anan』2021年3月31日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)スタイリスト・中根美和子取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2021年3月27日配信。田中碧、三笘薫、旗手怜央「僕らは三兄弟」強い絆の関係性最後に、三笘選手が川崎フロンターレ在籍時代に、田中碧選手、旗手怜央選手と三人で登場していただいた時の座談会より。ーーお二人から見た三笘選手について。田中とにかく薫さんは、ドリブルがすごい。それに、足がめちゃくちゃ速いよね。旗手普通は、ドリブルで人を抜くなんてなかなかできないのに、簡単に抜いていっちゃう。あのドリブルのテクは謎レベル。私生活も謎だけど(笑)。三笘オフはひとりでいるのが好きなんだよ(笑)。ドリブルは、ボールを持ってからの仕掛けとともに僕のストロングポイント。そうはっきりと言える自信をつけられたのは、プロ入り1年目だった昨シーズンの経験がとても大きいと思う。――具体的には?三笘昨年の6月頃までは試合にも出られないことが多かったのですが、7月にやっと初ゴールできて、そこから5試合連続で点を決められたんです。そこで初めて、勝利に貢献できたと思えました。また同時に、チームから認められたという実感が湧き、自信につながったんですよね。結果を出すことの重要性を理解することができました。※『anan』2021年8月4日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)Getty ImagesAFLOSPORTスタイリスト・壽村太一インタビュー、文・伊藤順子取材協力・Jリーグ川崎フロンターレ(by anan編集部)憧れの選手はいるけど、大切なのは自分らしさその座談会では、三笘選手が憧れのプレーヤーや、日本代表に対する思いもコメント。――憧れの選手を挙げるなら? また、彼らを乗り越えるには…。僕の憧れは、ブラジル代表のネイマール選手(パリ・サンジェルマンFC所属)です。彼がボールを持つと、サポーターはみな、どんなパフォーマンスを披露してくれるのだろうと、ワクワクしますよね。僕も、ボールを持ったら「何をするかわからない」と思われるようなプレーヤーになりたいです。とはいえ、碧と同じく自分にフォーカスしているので、憧れの選手や先輩たちを超えるといった意識はしていないですね。――国を背負うことについてはどうお考えですか?日本代表になってW杯に出たい気持ちは、小さな頃から持っていました。僕には、後世に語り継がれる選手になるという目標があります。誰もが僕の名前を見ただけで、どんな選手だったのか、思い浮かぶような存在になりたいんです。それには、W杯で活躍することが必要なので、世界の大舞台で戦って勝てる選手になるために、一日一日を大切に頑張っています。それはこれからもずっと変わらないと思います。※『anan』2021年8月4日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)Getty ImagesAFLOSPORTスタイリスト・壽村太一インタビュー、文・伊藤順子取材協力・Jリーグ川崎フロンターレ(by anan編集部)三笘薫選手の飛躍はまだまだこれから!どんなプレーを魅せてくれるのか、想像を超えるステージへ連れていってもらいましょう!まとめ構成・伊藤順子
2022年12月02日4年に一度のワールドカップが開催中です。みなさんご覧になっていますか。今回は、サカイクで過去に行った今大会の日本代表メンバー及び関係者のインタビュー記事をご紹介します。代表まで上り詰めた選手たちの少年時代、保護者の接し方、親御さんがどんな声を掛けていたかなどをご覧になってください。サッカーを頑張るお子さんをどう見守るかの参考にもなるはずです。遠藤航決してエリートではなかった日本代表遠藤航が明かす、大きな夢や目標をかなえるために必要な「考え方」キャプテンは試合で引っ張ればいいだけじゃない、日本代表遠藤航が中学部活で身につけたキャプテンシーの基礎ブンデス・デュエル王を育てた「答えを言わない」ポリシー。「あれやれ、これやれ」と指図しない理由......遠藤航・父の教育①ブンデス・デュエル王を育てた「過去と他人を気にするな」の名言。先のビジョンを見据えて逆算できる選手に...遠藤航・父の教育②本当に大切なものだから悔いのないように自分で決める、日本代表遠藤航がクラブチームではなく中学サッカー部を選んだ理由久保建英『バルサに入る!』親は息子の夢をかなえるサポート役でありたい『バルサに入る!』夢をかなえるために、日常生活で気をつけていた事とは?『バルサに入る!』夢をかなえるために、集めた情報や勉強した事とは?『バルサに入る!』夢をかなえるために、少しでも上手くいけば褒める吉田麻也吉田麻也が語る、海外でプレーするために「サッカー以上に大事なこと」長友佑都長友選手の名言に学ぶ! 夢を公言して才能を花開かせる力伊東純也日本代表のスピードスター、伊東純也が速くなれたのは「負けず嫌い」と「地元の地形」のおかげ!?小中高と選抜歴ゼロ、全国とも無縁だった伊東純也がスカウトの目に留まったワケ権田修一『あいつだけには絶対に負けたくない』という気持ちで、練習に取り組んでいた。とにかく「試合に出たい」という気持ちが、誰よりも強かった森保一監督自分のできることに集中する‐森保一【File.1】自分のできることに集中する‐森保一【File.2】田中碧中村憲剛さんが20歳の田中碧選手に伝えたメッセージ谷口彰悟部活だけでなく勉強、挨拶、掃除、片付けも頑張ることで、人間としても大きく成長/多くのJリーガーを生んだ公立高校の指導哲学柴崎岳「両親は自分の取り組みや考え方を尊重してくれた」日本代表柴崎岳選手が振り返る両親のかかわり方プロになれるのはほんの一握り。だからこそ学生時代に身につけておくべきこと柴崎岳選手インタビュー川島永嗣3人の子どものパパ・川島永嗣選手が、保護者代表として『気になる子供の歯並び』と『インビザライン矯正』に迫る!
2022年12月01日2022年11月27日に中東のカタールで行われた、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』における、日本代表対コスタリカ代表戦。同月23日、日本代表は、優勝候補として名高いドイツ代表に勝利を収めました。勢いそのままに、コスタリカ戦でも勝利を期待する声がありましたが、残念ながら0対1で敗北。試合後、SNSなどでは、「『戦犯』は誰なのか」といった投稿が目立ちました。『戦犯』とは、チームにおいて、敗北の原因を作った人物を指す意味として使われているネットスラング。「今回の敗北につながったプレーをした選手は誰なのか」という投稿が上がっているのです。G.G.佐藤が日本代表への批判にひと言『戦犯』の言葉がSNSで目立つのを受けて、元プロ野球選手のG.G.佐藤さんはTwitterで多くの人々に呼びかけました。「日本代表の誇りを胸に戦っている選手に、『戦犯』という言葉を使わないであげて」と。G.G.佐藤さんは、2008年に行われた『北京オリンピック』で日本代表メンバーとして出場していただけに、サッカー日本代表の選手たちの気持ちがよく分かるのでしょう。G.G.佐藤さんは「言葉の力は、勇気や希望を与える応援に使おう」とも続けました。日本代表の誇りを胸に戦っている選手に戦犯という言葉を使わないであげて言葉の力は、勇気や希望を与える応援に使おう短期決戦は気持ちの切り替えが本当に難しいなんとか気持ちを切り替えて、次のスペイン戦諦めず戦ってほしい— GG佐藤 (@ggsato_travers) November 27, 2022 同年12月2日には、スペイン代表との試合がある日本代表。「短期決戦は気持ちの切り替えが本当に難しい」としながらも、G.G.佐藤さんは「なんとか切り替えて、次のスペイン戦を諦めず戦ってほしい」と日本代表の選手たちにエールを送りました。Twitterを通じて、G.G.佐藤さんが呼び掛けた言葉に、多くの賛同の声が寄せられています。・本当にこの言葉の通りだと思う。『戦犯』を探すよりも、これからの試合に向けて選手たちにエールを送るのが正しいよ。・選手たちは誰だって、負けたくて負けたわけではないのに。応援する気持ちが大切でしょ。・G.G.佐藤さんもかつて日本代表として出場しただけあって、言葉の重みが違う。国内外から多くの注目を集める『FIFAワールドカップカタール2022』。勝利すれば歓喜の声、敗北すれば落胆の声が上がるなど、人々の感情が露わになりやすいイベントともいえます。例え敗北しても、選手たちを中傷したり、『戦犯』探しをしたりしないことが、選手たちの『次』につながるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年11月28日2022年11月20から同年12月18日にかけて、中東のカタールで開催されている、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』。同年11月23日に行われた第1戦では、日本代表が優勝候補の1つであるドイツ代表を制し、番狂わせの展開に世界中から驚く声が上がりました。初戦から優勝候補を制したこともあり、日本国内の盛り上がりは増すばかり。第2戦でのコスタリカ戦も、勝利が期待されていたのですが…。本田圭佑、第2戦敗北の日本代表にズバリひと言同月27日に行われた第2戦で、国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本は、同ランキング31位のコスタリカと対戦。動画配信サイト『ABEMA』で実況を担当する、サッカー日本元代表の本田圭佑さんも、前半では「コスタリカ、あんまり強くないぞ」と発言していました。しかし、試合で日本代表は1点も入れることができず、0対1でコスタリカに敗北。日本代表が敗北すると、本田さんは「なんかもう選手として、監督として、ファンとして受け入れがたいっす」と落ち込む発言をするも、すぐさま気を取り直してこのようにコメントをしました。下馬評では予選敗退やったんで、この状況は勝手に僕らが期待して、勝手にガッカリしてるだけなんで。まあ「もう分かってたよ」と。「もともとこうだったよね」ってラインにもう1回落ち着かせて、まず今夜スペイン、マジ…スペインを応援します。それはもう、ドイツには申し訳ないですけど。ABEMAーより引用開幕前、下馬評では予選敗退を予想する声が上がっていた、日本代表。それが、第1戦の番狂わせによって、日本人を含む多くの人が「この後の戦いも勝てるのではないか」と期待してしまったのでしょう。本田さんはそういった経緯をくみ取った上で、「自分たちが勝手に期待して、勝手にガッカリしているだけ」というと、素早く頭を今後の戦いに切り替えました。ポジティブかつ頭の切り替えが早い本田さんの発言は、またたく間にネットで話題になり、共感する声が続出いています。・すごく適切かつ冷静な意見だ。まさにド正論。・ものすごくストレートな意見だけど、本当にそうだよなあ。・サッカーだけでなく、いろんなことにいえる。何事も勝手に期待して、勝手にガッカリするのはよくないね。第3戦では、スペインと対戦する日本代表。本田さんが言及していたスペイン対ドイツは、同点で試合が終了しました。スペイン戦の結果や、他国の試合結果によって、日本が決勝トーナメントに進出する可能性はあります。今後の試合も、日本代表が持てる力をすべて発揮し、気持ちのいい戦いができるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月28日