ダンヒル(dunhill)銀座本店に併設する「ダンヒル バー(dunhill BAR)」は、サッカー日本代表を応援する限定カクテルを、2022年11月18日(金)から12月2日(金)まで提供する。4年に一度の世界大会を祝した特別な空間&限定メニューダンヒル バーから、カタールで行われる4年に一度のサッカー世界大会に挑む日本代表を応援する限定カクテルメニューが登場。期間内は、日本代表のチームカラーであるブルーを基調をした特別仕様の店内で、大会1次リーグの対戦相手各国をイメージした限定カクテルメニューが提供される。対戦相手各国にちなんだ特別なカクテル日本をテーマにしたカクテル「ジャパン」は、日本酒をベースに甘酸っぱいレモン&シロップで仕上げた爽やかな味わいのカクテル。見た目にも日本らしさを表現する梅干しは、カクテルに程よい塩味を与える。カタールの国旗の色合いにインスピレーションを受けたカクテル「カタール」は、コンデンスミルクで白を、シナモンやジンジャー、クローブなどのスパイスで赤茶色を表現。味わいは紅茶ベースで、カタールをはじめアラブ諸国で広く親しまれている「カラクティー」をイメージしている。一部カクテルはノンアルコールでの提供も可能ほかにも、2種類のスコッチウイスキーを使用した「イングランド」や、ジン&ベルベットを合わせた甘い香りと芳醇な味わいの「ドイツ」、赤い見た目が目を引く、フルーティな甘さの「スペイン」など、対戦各国に着想を得た、大会の応援ムードを盛り上げる豊富なカクテルメニューが揃う。また、一部のカクテルはノンアルコールで用意することも可能だ。【詳細】ダンヒル バー 限定カクテル販売期間:2022年11月18日(金)~12月2日(金)メニュー:・ジャパン※ノンアルコール対応可・カタール※ノンアルコール対応可・イングランド・ドイツ・スペイン・コスタリカ価格:各1,600円■店舗情報ダンヒル バー住所:東京都中央区銀座2-6-7 2-3FTEL:03-6263-2158営業時間:11:00~23:30、日祝のみ11:00~20:00
2022年11月21日『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』の前哨戦ではない。指揮官はあくまで今週末の勝利にフォーカスを当てる。日本代表は前任者のエディー・ジョーンズHCが率いるイングランド代表と明日11月12日(土) に対戦する。両雄は来年9月17日(日) には『RWC2023』プールDで激突。しかも、本大会初戦の9月9日(土) にイングランド×アルゼンチンが組まれているのと同様に、11月6日・トゥイッケナムスタジアムでイングランド×アルゼンチンが対峙した。まさに絶好の『RWC2023』の試金石である。しかし、ジェイミー・ジョセフHCは10カ月後ではなく、目の前のゲームが重要だと力説する。「『RWC』で戦う相手というよりもティア1のチームと戦うことに意義がある。オールブラックス戦でしっかりしたパフォーマンスを見せ、ケガ人もなく、この試合に向かっていけることにワクワクしている。今『RWC』のことは考えてない。今週の試合を考えている。今週の試合はビッグゲーム。自分たちとしてはしっかりチームを作り上げる段階。各チームとも本大会を見据えていろんなことを試したり、違うことをしたりすることもあるが、自分たちにとってはこういうプレッシャーのかかる試合で一貫性のあるパフォーマンスを見せることができるのか。楽しみにしている」ジョセフHCは次のメンバーを選出した。【ラグビー日本代表の試合登録メンバー】01. 稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4302. 坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3103. 具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)1904. ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)505. ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1006. リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)7607. 姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)2308. テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)1309. 流大(東京サントリーサンゴリアス)2810. 山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)511. ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)412. 中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3113. ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)814. 松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4515. 山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)2516. 堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)517. グレイグ・ミラ―(埼玉パナソニックワイルドナイツ)718. 木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)519. ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)2020. ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1321. 齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)922. 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)423. シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)10※所属チームの後の数字はキャップ数。ジョセフHCは31-38で惜敗したニュージーランド戦を悔やんだ。「オールブラックス戦は大切な時間帯で自分たちのミスをおかし、勝てるゲームを落としてしまった。チームとしてこのインテンシティの高さの中戦うことに慣れていかないといけないし、ティア1相手では1回のミス、1個のペナルティが勝つか負けるかに直結することを継続して話している。これはチームとして常に話していること。土曜日の試合も変わらない。イングランドはプレッシャーを掛けてくるが、我々は重要な時間帯でしっかり遂行力を発揮することが大事だと思っている」NZ戦の先発からひとりを変更、11番をフィフィタからファンデンヒーファーに代えた。「サイアはオールブラックス戦でミスが多かった。彼はポテンシャルが高く先発で起用してきたが、彼のパフォーマンスに責任を持ってもらうということで、今回はゲラードを先発に起用した。サイアは素晴らしい選手だし、チームとして機能していくことは重要だが、今週に関してはゲラードに何ができるか、どんなパフォーマンスをするか見たいと思い、チャンスを与えたいと思った。それに今週の試合はキックを多く使うことになるだろう。ゲラードはキックのしっかりしたスキルも持っている。彼に期待している」LOファンデルヴァルト、FLラブスカフニとベンチに頼もしいハードワーカーも帰って来た。「経験が重要になると思っている。試合の勝てる場所にいる時間帯では経験が求められる。イングランドにも2回『RWC』に出ている経験豊富な選手が6人ほどいると思うが、自分たちにとっても経験は大事。若い選手はエキサイティングな気持ちで試合に出るが、経験がある選手がバランスを取ることが重要だと思っている」HCは4年前のトゥイッケナムでのイングランド戦を知るベテランたちのグラウンド外での働きに目を細める。「すごく助かっている。リーチ、姫野らが経験を若い選手に伝えてくれている。8万人の前でしっかりパフォーマンスを発揮するためにはメンタルのコントロールも必要。エキサイティングな気持ちを持ちながら、緊張をほぐしたい。前回経験した坂手、ラピース、ヴィンピー、松島がしっかりその経験を伝えているのはいいこと」先週、29-30とアルゼンチンに13年ぶりの白星を献上したイングランドだが、ジョセフHCは警戒を緩めない。「イングランドにとって夏のテスとマッチからの1試合目、どのチームにとっても最初のゲームからベストのパフォーマンスを見せるのは困難なこと。イングランドもチームとして学び、今週は違ったプレーをしてくると思う。彼らのホームグラウンドで、彼らの強みのフィジカリティを押し出してくるだろう。我々は自分たちのラグビーのブランドをしっかり出すこと、しっかりプレッシャーを掛けていければ、自分たちにもチャンスは十分あると思っている」HCはセットピースとキックが鍵だと言う。「どのチームもそうだが、スクラム、ラインアウトとモールでプレッシャーを掛けてくる。オーストラリアA戦からも成長してきたし、イングランド対アルゼンチンもセットピースでお互いに持ち味を出していた。セットピースとキッキングゲームで対応していかないといけないと思っている」トゥイッケナムスタジアムでのゲームは特別だと口にする。「チームとしてトゥイッケナムでできることにワクワクしている。ここはとてもユニークな環境。独特な空気がある。私もここでプレーしたことがあり、日本代表もプレーしている。このスタジアムで向かっていかないといけない。土曜にはふたつの相手がいる。ひとつはイングランド代表、もうひとつはイングランドのファン。しっかり準備しないと空気に飲まれる。23人のメンバーが8万人の前でプレーする準備ができている。モチベーションも高く、試合に向かうことができるだろう」指揮官は改めて『RWC』に向けて、チーム作りの途中であると強調した。「チームとしてまだまだ成長しているところ。前回の『RWC』からメンバーは変わってきている。しっかりラグビーができていない期間があったが、車で言うとしっかり車をドライブ、前へ進めないといけない。パンデミックでラグビーの経験が足りないかもしれないが、豪州A、NZとの試合で自分たちのコンビネーション、自分たちのペースも出来上がってきている。今後も継続していくことが大切だと思っている」『リポビタンD TOUR2022』イングランド代表×日本代表は11月12日(土)・トゥイッケナムスタジアム(イングランド・ロンドン)、翌週20日(日) にはスタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にてフランス代表×日本代表がキックオフ。イングランド戦の模様はNHK総合、WOWOW、フランス戦の模様は日本テレビ系、WOWOWにて生中継。取材・文=碧山緒里摩(ぴあ)
2022年11月11日サッカー日本代表として、日韓W杯に出場した森岡隆三さん。現役時代はクレバーな守備が光るDFとして、清水エスパルスや京都サンガで活躍しました。引退後は京都サンガU-18やガイナーレ鳥取の監督を経て、現在は清水エスパルスの「アカデミーヘッドオブコーチング」として活動中です。選手として、監督として、そしてアカデミーでの経験も豊富な森岡さんに「保護者のあり方」について、話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)日韓W杯には代表のキャプテンとして出場した森岡隆三さん<<前編:元日本代表に聞く、サッカーで成長するための目標の立て方とサッカーノートの書き方サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■サッカーをする目的がプロになることだけ、なのはよくない森岡さんは、元プロサッカー選手として、サッカーをするお子さんを持つ父親として、子どもと向き合う際に大切なのは「期待はしても、押し付けはしないこと」だと言います。「僕はいま、清水エスパルスのアカデミーに関わっていますが、1学年10人の選手がいたとして、その中からプロになれるのは1人か2人です。それぐらい狭き門なのですが、親というのは『うちの子に限って大丈夫』『プロになれる』と思ってしまいがち。まずはその気持ちを手放すことから始めるといいと思います」さらに「サッカーをする目的が『プロになること』だとしたら、あまり良くはないのではないでしょうか」と優しく語りかけます。「サッカーをする中で、目標の一つが『プロになること』であればいいのですが、僕自身サッカーをする目的は、人生を豊かにするための学びを得ることだと思っています。僕はプロになって、日本代表にもなりましたが、プロサッカー選手でいたのは15年です。人生という長い目で見ると、サッカー選手でいる以外の時間の方がはるかに長いわけです」だからこそ「サッカー選手になることだけが、目標になってはいけない」と言葉に力を込めます。「大切なのは、人として成長すること。育成年代の選手には『アカデミーを卒業するまでは、次のステージへの準備期間だからね』と伝えています。ジュニアであれば、ジュニアユースへの準備期間。ユースであればプロもしくは大学、社会人への準備期間です」■その子なりのやり方、スピードを理解して課題克服のプロセスを踏ませよう森岡さんは桐蔭学園時代、後に東京ヴェルディの総監督を務めることになる、李国秀さんの指導を受けていました。そのときの言葉を、いまでも覚えているそうです。「桐蔭学園に入学した当初、李さんに『高校サッカーの目的はなんだ?』と聞かれました。そこでみんなが『日本一になること』と答えたのですが、『それは違う。高校で日本一になったからといって、一生食べているわけではない。そうじゃなくて、大学や社会人、プロなど次のステージに行くために、準備する期間だろう』と言われました」その言葉で目から鱗が落ちた森岡さん。アカデミーで自身が接する選手たちにも、そう伝えていると言います。「清水のアカデミーには『勝ち負け以上の価値の創造』というフィロソフィーがあります。育成で大切なのは『問題から課題をみつけて、克服していく力』です。保護者の方にアドバイスをするならば、プロになることだけを見据えるのではなく、その子なりのやり方、スピードを理解してあげて、自分の力で課題を克服していくプロセスを踏ませてあげることが大事なのだと思います」子ども自信が効果を実感!成長できるサッカーノート>>■現役引退後も成長を続けることの大切さを学んださらに、こう続けます。「課題を克服する経験を積むことで、次のステージに進み、問題が起きたときに立ち向かうことができたり、道を切り開けるようになるのではないかと思います」その結果として、目標であるプロサッカー選手になれたのなら素晴らしいことです。森岡さんはプロの先輩として、現役引退後、「成長し続けることの大切さ」を、身をもって体験したと言います。「清水の監督をしていたオズワルド・アルディレスに聞いたことがあります。『僕より上手な選手がいたのに、なぜ試合で使ってくれたのですか?』と。そうしたら『答えは簡単だ。隆三は成長を続けていたからね』と言ったんです。そのときに、成長を続けることの大切さに、改めて気がつきました」■親は子どもの背中を押してあげるけど、与えすぎない。バランスが大事森岡さんは清水エスパルスのアカデミーに携わるようになってからも、選手の成長過程、プロセスに目を向けているそうです。「例えばジュニアユースからユースに上がる選手を選ぶときに、同じぐらいの実力の選手であれば、そこまでのプロセスを見ます。3歩進んで2歩下がろうが、1歩ずつでも成長してきているというプロセスやマインド、メンタリティが大事だと思っているからです」森岡さんは「困難に当たったとき、克服していくためには"グリッド"と呼ばれる、やり抜く力が大事になるのではないでしょうか」と話し、次のように語りかけます。「親の関わり方は、指導者と似ているところがあると思っているのですが、背中を押してあげながらも与えすぎない。このバランスが重要なのだと思います」■サッカーしすぎてケガを負うことも。保護者が目を配ってあげよう最後に、サカイク読者の保護者に向けて、こんなアドバイスをくれました。「保護者がサポートできるのは、睡眠と栄養です。僕は子どもの頃にサッカーをしすぎて、後に影響が残るケガをしました。サッカーのやりすぎなどは、子ども自身はわからないし、好きで楽しければやりすぎてしまうこともあるので、そこは保護者が目を配ってあげた方がいいところかなと思います」インタビュー中、「チームと家庭が一緒になって、選手を育てていく環境が理想」と話していた森岡さん。これからもアカデミーヘッドオブコーチングとして、清水のアカデミーからトップへ、そして世界へ羽ばたいていく選手の育成に力を注いでいくとのこと。今後のアカデミーの飛躍と、森岡さんの活動に注目です。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年11月10日自信を持ってベストメンバーを選出した。11月1日、『FIFA ワールドカップ カタール 2022』に挑むSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)メンバー26名が発表された。発表記者会見に出席した森保一監督は次のように意気込みを語った。「“このカタールでの『W杯』で日本代表として日本のために戦いたい”と多くの選手が気持ちを見せてくれた。すべての選手を招集できないが、日本のために戦うと思ってくれたすべての選手に敬意と感謝を申し上げたい。これから発表する26名にはカタールの『W杯』でプレーしたくてもプレーできない選手の思いや、我々を支援・応援してくれた方がいて前へ進めることを胸に刻み、カタールで日本人として、日本代表としての誇りと責任を持って戦ってほしい。国内外で力を発揮してくれる選手が多く、難しい選考となったが、これまでの活動を振り返りながら、スタッフで議論し、今のベストとして自信を持ってみなさんにお伝えしたいと思う。カタールの『W杯』では日本人の誇りを持って、チーム一丸となって最後まで粘り強く戦い抜く姿をサポーター・国民にお見せしたい。そして我々はベスト8以上の結果を目標にしている。簡単な目標ではない。サポーター・国民のみなさんの力が必要。応援とともに共闘をお願いします。日本人一丸となって戦って、新しい景色を見たいと思います。どうぞよろしくお願いします」【FIFA ワールドカップ カタール 2022 SAMURAI BLUEメンバー】【GK】川島永嗣(RCストラスブール/フランス)権田修一(清水エスパルス)シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV/ベルギー)【DF/MF/FW】長友佑都(FC東京)吉田麻也(シャルケ04/ドイツ)酒井宏樹(浦和レッズ)谷口彰悟(川崎フロンターレ)柴崎岳(CDレガネス/スペイン)遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ)伊東純也(スタッド・ランス/フランス)山根視来(川崎フロンターレ)浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)南野拓実(ASモナコ/フランス)守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC/イングランド)相馬勇紀(名古屋グランパス)三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)前田大然(セルティック/スコットランド)堂安律(SCフライブルク/ドイツ)上田綺世(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー)田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)冨安健洋(アーセナル/イングランド)伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ)久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)発表を終えた率直な心境を聞かれると、森保監督はこのように答えた。「発表した今も難しい選択だなと思っている。先ほども話したが、今のベスト。今回の『W杯』に臨むベストの選手を選択としたと自信を持っているが、このメンバーに入ってもおかしくない力がある選手はまだまだいる。その選手たちのことを思うと複雑な心境だが、すべての選手の思いを持って『W杯』で戦いたい」選手選考のポイントはこうである。「重要視したポイントはこれまでの活動、今の選手が置かれている状況、『W杯』の戦いを見通した時に総合的に考えて今のベストを選考させてもらった。個のストロングポイントを持ちつつ、チームとして気持ちをつなぐことができる、連携連動して戦うことができる選手を選考させてもらった。すべてのポジションで26名に入っていてもおかしくない選手がいるので、そこで誰を選ぶかということは非常に難しさがあった」大迫勇也が外れ、経験が浅い人選となったFWについて問われると。「そこは議論が出た。選ぶ時に『W杯』経験者は我々の考えるポイントのひとつだったが、こうやって選んだ今でも経験者の力を借りて戦いたい思いもこうして選んでおきながらまだあるが、経験がない選手の『W杯』で成功したいという野心を持って戦ってくれることを期待してメンバー選考に至った。大迫であったり、古橋(亨梧)であったり、これまでの活動で今回の『W杯』につながる道を作ってくれた素晴らしい選手だと思うが、色んなシミュレーションをした上で優先順位をつけこういうメンバーになった。今回選んだ選手と同等の力を持っているので、日本のために戦う気持ちを持ち続けてくれればと思っている」今大会は23名から26名に登録選手数が変わったが、選手選考の難しさは変わらないと言う。「あらゆる想定をした上で、日本のストロングポイントを少しでも出していける特徴を持った選手を選考した。いい選手がたくさんいる。たとえば登録が30名だったとしても迷う選考になっていたと思う。23名の選考枠から26名になって、もっと選びやすくなると思ったが、まったくそんなことはなかった。選手たちの思いを感じながら、今回の選考をさせてもらった」浅野、守田、田中、板倉、久保らケガ人も『W杯』に間に合うと口にした。「日本協会のメディカルチームと所属クラブのメディカルの間で常に情報を共有しながら選んでいる。選手に関しては『W杯』に向けてチームでの見通し、『W杯』でトップパフォーマンスでプレーできるということを情報共有している。情報共有だけではなく、日本協会の欧州支局の津村(尚樹)さんが常に各チームを回ってくれて、トレーナーとドクターが同行し、選手たちの状況を直で確認してくれた。情報をもらって安心して選ばせてもらった」監督は現在の心境を四文字熟語で表した。「四文字熟語で言えば、行雲流水。この場はすごく緊張しているが、『W杯』の本大会を考えた時は非常に楽しみだし、ワクワクするが、気持ちの高揚はあまりなく、普段やっていることを『W杯』に向けて積み上げていくことを自然体で考えられている」現役時代、苦い思い出のあるドーハを歓喜の場所に変えるつもりである。「私が現役の時、ドーハの地で夢を叶えられなかった場所で、悔しい悲しい思い出のある地だが、リベンジの思いはない。素晴らしいメンバー、スタッフととともにカタールの地で戦うことを楽しみにしている。ドーハの悲劇をドーハの歓喜に変えられるよう、残された時間で最善の準備をして、カタールでは選手たちに伸び伸びプレーしてもらい、みんなで喜び合える結果を出せればと思っている」森保監督は改めてベスト8進出を誓った。「まずは日本代表を応援してもらっている日頃からの活動の応援を感謝申し上げたい。カタールでは日本の代表として、日本人の誇りを持って、日本人らしくチーム一丸となって最後まで戦い抜いてみなさんの期待に応えたいと思っている。我々はベスト8以上の目標を持っている。強豪ばかりの『W杯』で簡単ではないが、みなさんの応援の力を借りれば、必ず目標は達成できると思っている。みなさんには応援とともに一緒に戦っていただき、世界の舞台にみんなで挑み、新しい景色を見て喜びたいと思っている」田嶋幸三会長と反町康治技術委員長は、記者会見で次のようにあいさつした。田嶋会長「7度目の『W杯』、これから発表される26名としっかり戦っていきたい。グループステージではドイツ、スペインという優勝経験がある国、またブラジル大会ではベスト8に進んでいるコスタリカと同じグループ。簡単な相手ではないが、私たちの目標の新しい風景を見るために勝っていかないといないといけない相手。そして2050年までにW杯で優勝したいというJFA2005年宣言を叶えることを考えると、公式戦で強豪と戦えるのはこの上ない喜びであり、幸せなこと。簡単なことではないが、まずグループリーグを突破し、ベスト16、そしてベスト8と駒を進めるべく日本サッカー協会一丸となって進んでいきたいと思います」反町技術委員長「今回の『W杯』、SAMURAI BLUEの団長として最初から最後まで責任を持って臨みたい。今回で7度目の『W杯』、しかし残念ながらいつも脇役で終わっている。今回はカタール『W杯』で主役として、ベスト8以上の成績を残して、新しい風景を見たいと思っている。ここまでコロナもあり、思うような強化ができず、最終予選も苦しい戦いだった。そうした中で培った我々の強さをこの本大会で披露したいと強く思っています」11月15日(火) にSAMURAI BLUEへ応援を届けるイベントとして、『新しい景色を2022 SAMURAI BLUE 壮行会』を実施。壮行会はドーハにいる監督、選手たちと日本の会場をオンラインでつなぎ、その模様はJFATVとSAMURAI BLUE公式Twitterでライブ配信(無料)される。日本代表は11月9日(水)・カタール・ドーハへ旅立ち、17日(木) にUAEアルマクトゥームスタジアムでカナダ代表と親善試合を行った後、『W杯』へ突入。11月23日(水・祝) ・ハリファ国際スタジアムにてドイツ、27日(日) ・アフマド・ビン・アリ・スタジアムにてコスタリカ、12月1日(木) ・ハリファ国際スタジアムにてスペインと戦い、グループE組上位2を目指す。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年11月02日スイスの高級腕時計ブランド「ウブロ」は2015年から、サッカー日本代表にオフィシャルウォッチを提供しています。この度、新たなオフィシャルウォッチとなる最新コネクテッドウォッチ「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」を発表しました。サッカー日本代表選手が着用するオフィシャルウォッチ「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」は、その名の通り、夢の舞台で勝利を目指す日本代表チームと共に時を刻みます。文字盤、ケース、ストラップには、チームカラーであるSAMURAI BLUEからインスパイアされたブルーが用いられています。ウブロのアイコニックな機械式腕時計「ビッグ・バン」のデザインを受け継ぐ44mm径のブルーセラミック製ケースに、「ビッグ・バン e」で初となる、カーフ&ラバー製ストラップを組み合わせ、高級感とスポーティーさを両立しています。さらに、交換用ブラックラバーストラップが1本付属しており、ウブロ独自のストラップ交換システム「ワンクリック システム」によって簡単にストラップ交換が可能です。「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」は、ウブロのコネクテッドウォッチコレクション「ビッグ・バン e」の第三世代で、これまでで最も高性能で刺激的な「ビッグ・バン e」です。進化した高精細スクリーンを備え、新たにデザインされたサッカー専用アプリによって、試合のあらゆる栄光の瞬間をとらえることができます。最先端の機械式時計ムーブメントの代わりに、このモデルにはQualcomm® Snapdragon Wear™ 4100と、最新版Wear OS by Google™ (Wear OS 3)が採用されています。さらに、加速度センサー、ジャイロスコープ、マイク、スピーカー、GPS、心拍数モニターなど、充実したハードウエアスペックを備えています。これらのセンサー機能を活用するため、この時計にはアスリートのための主要なプラットフォームで、195カ国で1億人以上のアスリートが参加する世界最大のスポーツコミュニティであるStravaアプリがあらかじめプログラムされています。Stravaは、ランニング、サイクリング、水泳、そして最近追加されたサッカーを含む30種類以上のスポーツのパフォーマンスを記録、分析することができます。Bluetooth 5.0を搭載し、様々なデバイスやアクセサリーと接続可能です。また、プリロードされたアプリのスイートによって常時接続可能なため、アクティビティや健康状態などを追跡することができます。また、Google Playを利用することで、より多くの優れたアプリケーションを腕時計上で利用することができます。このスマートウォッチは、一日使用可能なバッテリーを備え、空の状態からフル充電まで約2時間となっています。5秒間操作されない場合は、バッテリーを節約するために自動的に「低消費モード」に切り替わります。優れた視認性と、人間工学に基づいた、華やかでインタラクティブな機能を備えたユニークな時計です。この時計は、AndroidとiOSに対応し、3気圧防水です。iOSの機能と互換性は、デバイスによって異なります。ウブロはFIFAワールドカップのオフィシャルタイムキーパーを4大会連続で務めており、今年も12月18日にドーハのルサイル・スタジアムで行われる決勝戦を含む、FIFAワールドカップ カタール2022™の全64試合のタイムキーパーを務めます。129人の公式レフェリーは、ウブロの新作コネクテッドウォッチ「ビッグ・バン e FIFA ワールドカップ カタール 2022™」を手首に着用し、試合時間を計測します。「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」 製品概要品番:450.EX.1100.VR.JFA22素材:ダークブルーセラミックケース、ブルーカーフ×ブラックラバーストラップ、交換用ブラックラバーストラップ1本付属価格:79万2,000円(税込) *日本限定150本※ウブロ公式オンラインブティック「ウブロ e-ブティック (hublot.com)」にて2022年10月下旬より先行販売中。2022年11月7日より全国の「ウブロブティック」、正規販売店に展開予定。ウブロ公式サイト: (@hublot_japan) : HUBLOT JapanInstagram (@hublot_japan) : (@Hublot_Japan) : (@Hublotjapan) :
2022年11月01日もうすぐワールドカップが開幕。11月1日には日本代表のメンバーが発表されます。サカイクではそれに先がけて、みなさんが子どもと一緒に考える「理想のスタメン」を募集しました。みなさんからの投票の結果を発表します。あくまで読者のみなさんがお子さんと話し合いながら「こんなスタメンが見たいね」と投票いただいたものなので、ご理解ください。★サカイク読者が選ぶ「日本代表理想のスタメン」はこちら!いかがでしたか?予想と当たった!という方もいれば、あのポジションは意外だった!という結果もあるかもしれません。みなさんから寄せられた応援コメントの一部もご紹介します。----------------------------------------------------勝ってください!ただそれだけです!個々の輝きと連携のとれたパスサッカー楽しみにしてます一つでも多く勝ってワクワクさせて下さい ガンバレニッポン!しっかりゲームマネージメントをしながら、戦って欲しい期待してます!厳しいグループだけど行けると思う。頑張れ日本代表ずっと寝ないで観ます。応援してます。----------------------------------------------------明日選出されるワールドカップ出場メンバーの皆さんには、悔いのない戦いをしてきてほしいですね。みなさんも4年に1度のワールドカップを親子で楽しんでください。
2022年10月31日試練の3連戦である。オーストラリアAとのタフな3連戦を終えたラグビー日本代表が、テストマッチ3連戦に臨む。ホームで世界ランキング4位・ニュージーランド代表を迎え撃ち、敵地・欧州で5位・イングランド代表、2位・フランス代表と対峙するのだ。第1戦・22-34、第2戦・21-22、第3戦・52-48とタフな3連戦を戦ってきた日本だが、豪州A戦からさらなる成長を見せなければ勝負は早々に決してしまう。オールブラックスもエディー・ジョーンズHC率いるイングランドもホスト国での『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を控えたフランスも、正真正銘世界トップクラスである。ここのところ敗戦が珍しくなくなったオールブラックスではあるが、高く大きな壁である。10月27日、メンバー発表会見に臨んだジェイミー・ジョセフHCも「オールブラックスはクオリティの高い選手が揃っているので、誰が出てきても変わらない。彼らも休暇明けでゲームタイムを与えたいメンバーを選出しリフレッシュしている。ただ集中すべきは自分たち、自分たちのことにフォーカスすることが大事」と警戒する。指揮官は次のメンバーにアップセットを託した。【ラグビー日本代表の試合登録メンバー】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)422坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)303具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)184ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)45ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)96リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)757姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)228テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)129流大(東京サントリーサンゴリアス)2710山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)411シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)912中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3013ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)714松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)4415山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)2416日野剛志(静岡ブルーレヴズ)517グレイグ・ミラ―(埼玉パナソニックワイルドナイツ)618竹内柊平(浦安D-Rocks)119下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)020ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)421齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)822李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)323ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3※所属チームの後の数字はキャップ数。前戦からSOのスタメンとリザーブを入れ替えた点を問われると、ジョセフHCはこう答えた。「山沢のことは高く評価している。前回のシーズンではケガやコロナがあり、準備ができなかったが、今回はしっかりトレーニングを積み準備してきた。彼にここで機会を与えることは考えていた。李は若くポテンシャルのある選手。今週のゲームではインパクト、リザーブから出てどういうインパクトを残せるか見てみたいと思って、ベンチスタートにした」9番・10番はコンビで固定しているわけではないと言う。「自分としてはコンビと決めたわけではない。流は前回の試合、しっかりしたパフォーマンスをしてくれた。ほかの選手からリストペクトされ、リーダーとしてチームをリードしてくれている。流と山沢がオールブラックス相手にどのようなプレーをするか見てみたいと思いスタメンで起用した」さらにベンチメンバーの重要性を説いた。「自分たちとして前回の試合から学んだことがある。20点差で勝っていてもメンタルの部分で相手に勢いを与えたり、プレッシャーを掛けられることを前回の試合から学んだつもり。経験があるミラー、齋藤、李もそうだが、後半でしっかりコネクトすることが大事だと考えている」ジョセフHCはオールブラックスをこのように分析する。「オールブラックスとしてはしっかりゲームをコントロールしたいだろう。特にセットピース、スクラムやラインアウトから大きなFWパックを使ってセットピースでしっかりコントロールしてくる、しっかりドミネートしてくると思う。自分たちの対応も難しいと思うが、今週のトレーニングの大半の時間を費やししっかり準備してきた。セットピースからしっかりいいボールをBKに供給していけばトライを取れると思っている」アップセットを起こすポイントも必然的にセットピースとなる。「セットピースを安定させることだと思っている。オールブラックスは本当に大きい選手が揃っている。彼らはラインアウト、スクラムをコントロールしたいと思っているはずだ。我々はそのティア1のパワーにしっかり対応していくことが大事。セットピースからいいボールを供給し、BKにいいアタックをさせるのが明確なフォーカスポイントだと思っている。選手たちがしっかりプランを遂行できるかも重要になる。運動能力の高いオールブラックスのパワー、オフロードにどう対抗していくのか。セットピースを止めていけば、我々のチャンスも生まれてくる。そこでプレッシャーを掛ければ、勝てるチャンスを広がると思う。もちろん簡単ではないがプレッシャーを掛けていきたい」ジョセフHCは母国とのビッグゲームを改めて歓迎した。「本当に素晴らしい経験になる。チームにとっても、『リーグワン』でたくさんの経験がある山沢にとっても、オールブラックスとの試合は大きな経験になるし、大きな価値があると思う。今年に入ってフランス戦、豪州A戦もチームとして成長できるゲームだった。この試合も多くの経験をもたらす大事なゲームになると思う」HCはこの経験が今後に生きると確信していた。「コロナの影響で1年キャンセルした。3年間でテストマッチレベルの試合は13試合しかしていない。オールブラックスは我々の4倍くらいの試合をこなしている。ラグビーの試合が少ないと、チームとしてなかなか成長するのは難しい。だが、今季はたくさん試合ができているのはチームにとって重要。特に若い選手が世界のベストチームと対戦できるのは本当に素晴らしい経験になっている。確かに他国に比べて遅れを取っているが、チームとして新しい経験の場を与えることができている。今週からのツアーで選手たちに多くの経験を積ませたいと思っている」【ニュージーランド代表の試合登録メンバー】1ジョージ・バウアー(クルセイダーズ)192デーン・コールズ(ハリケーンズ)843ネポ・ラウララ(ブルーズ)424ブロディー・レタリック(チーフス)985トゥポウ・ヴァアイ(チーフス)156シャノン・フリゼル(ハイランダーズ)217サム・ケイン(チーフス)858ホスキンス・ソトゥトゥ(ブルーズ)129フィンレー・クリスティー(ブルーズ)1210リッチー・モウンガ(クルセイダーズ)4111ケイレブ・クラーク(ブルーズ)1112ロジャー・トゥイヴァサ=シェック(ブルーズ)213ブレイドン・エノー(クルセイダーズ)514セヴ・リース(クルセイダーズ)2115スティーブン・ペロフェタ(ブルーズ)116サミソニ・タウケイアホ(チーフス)1717オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ)4818ティレル・ロマックス(ハリケーンズ)2019パトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)4420ダルトン・パパリイ(ブルーズ)1821アーロン・スミス(ハイランダーズ)11122デービッド・ハヴィリ(クルセイダーズ)2123アントン・レイナート=ブラウン(チーフス)56※所属チームの後の数字はキャップ数。果たして、日本代表はオールブラックスにどこまで迫れるのか。豪州A戦でかつての輝きを取り戻したFLリーチ、前回のゲームでインパクトを残したNo.8タタフ、3戦連続トライを決めているWTB松島はどんなパフォーマンスを見せるのか。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ニュージーランド代表は10月29日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。同日・秩父宮ラグビー場で行われる入場無料の『JAPAN RUGBY AUTUMN FEST 2022』ではパブリックビューイングを実施。試合の模様は日テレ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年10月28日サッカー日本代表として、日韓W杯に出場した森岡隆三さん。現役時代はクレバーな守備が光るDFとして、清水エスパルスや京都サンガで活躍しました。引退後は京都サンガU-18やガイナーレ鳥取の監督を経て、現在は清水エスパルスの「アカデミーヘッドオブコーチング」として活動中です。選手として、監督として、そしてアカデミーでの経験も豊富な森岡さんに「成長するために必要な目標の立て方」や「サッカーノートの書き方」についてうかがいました。(取材・文:鈴木智之)日韓W杯には代表のキャプテンとして出場した森岡隆三さんサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「もっとやれる!」など根性論を書いていた現役時代。具体的なアクションプランの立て方を知らなかった小学生時代から、サッカーに打ち込んできた森岡さん。「プロになる」という目標を掲げ、日々走り込みや自主練をしたり、サッカーノートを書くなど努力は惜しまなかったと言います。「小学生時代は家の周りでボールを蹴ったり、とにかく走り込んだりと、ハードなトレーニングをしていました。練習のしすぎで怪我をして、試合に出られないこともあったほどです」当時を懐かしそうに振り返る森岡さん。サッカーノートは、小学生の頃から書き始めたそうです。「小学生の頃は、まだやれる、俺はできるなど、自分を奮い立たせるための言葉を書いていました。それが中学、高校になるにつれて、練習メニューや相手のシステムなども書くようになり、プロになってからも続けていました」現役引退後、当時のノートを見返すと「プロになってからも、俺はもっとやれる! みたいな根性論が多かったんですよね。具体的な目標の立て方や、そのためのアクションプランなどはあまり書いていませんでした」と、恥ずかしそうに話します。■目標を達成するためには「こうなりたい」というイメージと、そのために必要なことは何かを理解することが大事もっと効果的な目標の立て方があるのではないか? と考えるきっかけになったのが、「Jリーグヘッドオブコーチング養成コース(JHoC)」での経験だったそうです。「そこで『IDP(インディビジュアルディベロップメントプラン)』という考え方を知り、設計図って大切なんだと、改めて気がつきました。この経験は大きかったですね」IDPを日本語にすると「個人が成長するための計画」です。森岡さんが言う「設計図」とは、成長するために必要な要素と全体像のことで「目標を達成するためには、主観と客観をすり合わせることが大事なんだ」と感じたそうです。「わかりやすく言うと、カレーを作ろうと思って買い物に行くのと、何を作るかを決めずに行くのとでは、買い物にかかる時間が違いますよね。カレーを作ると決めて行った方が、必要なものがわかっているので、最短で目標にたどり着くことができます」サッカーの目標も同じで「自分はこうなりたい!」とイメージを持ち、「そのために必要なことは何か?」を考えて努力するのと、とくにイメージを持たず、やみくもに努力するのとでは、どちらが効果的でしょうか?「イメージを持って、計画を立てることの大切さは、若い選手たちにも常々言っています。計画を立てれば準備も変わりますし、心構えも変わります。最終的には、未来も変わっていくと思うんです」子ども自信が効果を実感!成長できるサッカーノート>>■日本代表として海外で試合する中で目標の大切さを痛感した森岡さん自身、日本代表に選ばれて、海外で試合をすることになり、目標の大切さを痛感したそうです。「日本代表としてコパ・アメリカに出場したときに、『本気で高いところを目指していたら、結果が変わったのではないか』と思ったんですよね」コパ・アメリカではペルー、パラグアイ、ボリビアと戦い、1分2敗のグループリーグ敗退。力の差を見せつけられた大会でした。「当時、トルシエ監督は、コパ・アメリカ開幕前の合宿で『本当に勝ちたいと思っているヤツはこっちに来い!』って、すごい剣幕で選手に言ったんです。言われたときは真意がわからなかったのですが、大会後によくわかりました。自分自身、本気で勝つための計画、準備ができていなかったことに気づかされました」森岡さんは当時のことを、著書「すべての瞬間を生きる~PLAY EVERY MOMENT」(徳間書店)でこう綴っています。「目標の設定で変わるのは計画であり、準備であり、マインドセット、心構えだ。そして『可能性』が変わり、『結果』につながるものだと思う。帰国してから、自然と日々のトレーニングへの意識、行動が変わった。今まで以上により幅広い知見から、自分を引き上げることへの意識が高まった」■ノートを書いて目標を共有することは、指導者にも選手にもメリットがある現在、清水エスパルスのアカデミーヘッドオブコーチングとして活動する中で、若い選手たちに多くのことを伝えている森岡さん。目標を達成するために、サッカーノートの重要性を感じていて、アカデミーでオリジナルのノートを制作し、活用しているそうです。「スポンサーを募って、エンブレム入りの専用ノートを作りました。ノートを書くことで、具体的なアクションプランに落とし込んでほしいです。たとえば『クリスティアーノ・ロナウドのようなブレ球を蹴りたい』という目標を立てたとして、そのために、いつ、どこでどんな練習をするのかまで、具体的に考えてもらえたらと思っています」アクションプランを立て、進捗を確認する。その繰り返しが、成長につながります。「指導者や保護者は、子どもが何を課題ととらえていて、どんな努力をしているかがわかれば、そのチャレンジを後押しする声かけや接し方ができますよね。ノートを書いて目標を共有することは、お互いにメリットがあるので、続けていってほしいです」現役時代の経験に加え、アカデミーヘッドオブコーチングとして活動する中で、多くの知見を得る森岡さん。サッカーをする子どもたちや保護者に向けて、たくさんのアドバイスをしてくれました。サッカーノートの書き方などは、非常に参考になるのではないでしょうか。20次回の記事では「保護者のあり方」について、森岡さんの考えを紹介します。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年10月27日10月24日(月)よりサッカー日本代表オフィシャルライセンスグッズ、数量限定にて販売中株式会社ハブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:太田 剛)は運営するHUB・82全店(一部店舗を除く)にて、サッカー日本代表オフィシャルライセンスグッズのHUBオリジナルタオルマフラーを2022年10月24日(月)より販売開始いたしました。■商品概要・発売日2022年10月24日(月)※数量限定のため、なくなり次第販売終了となります。・販売店舗HUB・82全店※HUB浅草店を除く・販売価格1,500円(税込)HUB・82ホームページ : 株式会社ハブホームページ : ■本件に関するお問い合わせ先株式会社ハブ 経営企画部電話:03-3526-8689FAX:03-3526-8691MAIL: ir@pub-hub.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月26日アディダス ジャパン株式会社は、FIFAワールドカップ カタール 2022(TM) に向け、NIGO®氏デザインによる「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」を発表いたします。本コレクションは、「KENZO」アーティスティックディレクターであり、「HUMAN MADE」デザイナーのNIGO®氏の協力を得て実現したスペシャルコレクションです。公益財団法人 日本サッカー協会が推進する多様性と包括の理念に共鳴する「サッカー日本代表を通して、サッカーをより深いカルチャーとして根付かせたい」というアディダスの想いを反映し、年齢や性別など様々な垣根を越えて愛されるサッカー日本代表を表現するべく、NIGO®氏によってデザインされました。日本を代表する花として昔から愛されてきた“桜”や、匠の技が結集された和菓子の“桜餅”といった、日本を象徴する文化からインスピレーションを受け、多くの和菓子に用いられるピンクとグリーンを組み合わせた日本的かつ調和のとれたカラーリングを採用。男女のサッカー日本代表が来月開催されるそれぞれの国際親善試合の前日トレーニングにて本コレクションを着用することで、「誰もが等しくスポーツを楽しむことができる社会の実現を目指す」というメッセージを伝えていきます。本コレクションは、CONFIRMEDアプリおよび一部のアディダスお取り扱い店舗にて10月21日10時より先行発売、その後アディダス オンラインショップおよび直営店、アディダスアプリ、全国のアディダスお取り扱い店舗にて10月28日より一般発売を開始いたします。アディダス「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」について今回のコレクションは、過去アディダスとも様々な取り組みを行ってきたNIGO®氏をデザイナーとして迎え、開発されました。ミニマルかつクラシカルなデザインをベースに、“桜”や和菓子の“桜餅”といった日本文化からインスピレーションを得たカラーを採用。ピンク&グリーンの調和のとれたカラーリングに仕上がっています。さらにジャージーの背中部分には、NIGO®氏のアイコンとも言えるハート形の花びらが印象的な桜のモチーフをあしらい、襟の内側には「OGIN」シグニチャーを刻印。さらに番号付きジャージーの背面には、FIFAワールドカップ™開催年である”2022年”の22をプリントするなど、NIGO®氏のこだわりが細部に宿った、メモリアルなコレクションになっています。また今回、ジャージーやショーツといったパフォーマンスアパレルに加えて、Tシャツやトラックトップ&パンツといった、普段着使いが出来るアイテムをラインアップ。またビーニーやキャップ、ジムサックなどのアクセサリーも一緒に展開し、スタジアムの内外を問わず、幅広い場所と場面で活躍するコレクションとなっています。■着用選手コメント南野 拓実選手 コメント桜餅は日本人にとって親しみがあるものですし、桜は大好きな花なので、とても素敵なコンセプトだと思います。今までにはないカラーの組み合わせで、新しい層の方にもサッカーに興味を持っていただけると嬉しいですね。このコレクションで、サッカー日本代表の新しいイメージが出来るのが楽しみです。久保 建英選手 コメントサッカー日本代表といえば青のイメージが強いので、ピンクとグリーンの組み合わせはとても新鮮です。おしゃれなデザインで、ファッションとして楽しむこともできるので、このコレクションをきっかけに、たくさんの方にサッカー日本代表を応援してもらえればと思います。原口 元気選手 コメントサッカー日本代表は、まさに桜や桜餅のように、日本のみなさんから愛される存在でなくてはいけないといつも感じています。この新しいコレクションを通じて、そして僕たちのプレーを通じて、より多くの方にサッカー日本代表を応援してもらえるよう、サッカーをさらに広めていきたいと思います。本コレクションは、まず11月11日スペインにて開催されるサッカー日本女子代表国際親善試合「イングランド代表戦」の前日トレーニングにおいて、なでしこジャパンによる着用を予定しています。続いて、FIFAワールドカップ™開催直前となる11月17日、アラブ首長国連邦にて開催されるサッカー日本代表国際親善試合「カナダ代表戦」の前日トレーニングで、SAMURAI BLUEによる着用を予定しています。デザイナーコメント:NIGO®氏約300年もの間、親しまれている桜餅は、職人たちの匠の技が集結された日本を代表する和菓子です。 このコレクションは、そんな歴史ある和の伝統文化をインスピレーションに、あえてシンプルにデザインさせていただきました。【プロフィール】NIGO®(ニゴー)ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター現在は自身のブランド「HUMAN MADE」のデザインをはじめ、「Cyber Agent」など企業のクリエイティブディレクションも手がける。「LOUIS VUITTON」からも二度のカプセルコレクションを発表。2021年9月には、LVMH傘下「KENZO」のアーティスティック・ディレクターに就任。2022年「第40回毎日ファッション大賞」を受賞。アディダス「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」商品ラインアップ■アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションジャージー 番号付き1万7,600円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5759カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションジャージー1万7,600円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5757カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションショーツ 番号付き8,250円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5799カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションショーツ8,250円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5758カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションソックス2,200円(税込)サイズ / KXXL, S, M, L, XL商品番号 / HS5760カラー / オフホワイト、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクション半袖Tシャツ4,070円(税込)サイズ / 2XS, XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HC6287カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションショーツ6,050円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HT6891カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクショントラックジャケット9,350円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HT6890カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションパンツ8,250円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HT6892カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションビーニー3,300円(税込)サイズ / OSFC, OSFZ, OSFX, OSFL商品番号 / HZ9733カラー / ワンダーモーブ、ナイトレッド、オフホワイト■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションキャップ3,300円(税込)サイズ / OSFC, OSFZ, OSFX, OSFL商品番号 / HZ9731カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン、オフホワイト■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションジムサック1,870円(税込)商品番号 / HZ9732カラー / ワンダーモーブ、ナイトレッド、オフホワイト※2022年10月21日先行発売ではCONFIRMEDアプリおよび一部のアディダスお取り扱い店舗(アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクション ジャージー 番号付きのみ)、その他すべては2022年10月28日より一般発売を予定しています。※価格はすべて自店販売価格となります。アディダス「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」主取り扱い店舗アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK・渋谷・原宿アディダス オリジナルス フラッグシップストア 新宿・原宿アディダス ブランドコアストア・アディダス オリジナルスショップ 各店(*一部取り扱いのない店舗がございます)アディダス アプリ・CONFIRMED アプリ : アディダス オンラインショップ·アディダス サッカー·アディダス サッカースパイク·アディダス サッカーウエア·アディダス サッカー日本代表 2022 ユニフォーム·FIFA ワールドカップ カタール 2022™ 特集その他全国のアディダスお取り扱い店舗©2022 adidas Japan K.K. adidas, the Badge of Sport and the 3-Stripes mark are trademarks of the adidas.<一般のお客様からのお問い合わせ先>アディダスお客様窓口 Tel:0570-033-033 (土日祝除く、9:30~18:00)
2022年10月23日ラグビー女子日本代表のカナダ出身、レスリー・マッケンジーHC(ヘッドコーチ)就任後は海外遠征が増え、海を渡って修業に出る選手も急増中。海外チームで過ごした経験のある選手3人に、言葉の壁の乗り越え方を聞きました。【山本 実選手】言葉なしには務まらないポジション。使える単語を最短で学びました。昨年イングランドのチームに誘われて、プレーの機会を得た山本実選手。「渡英当初の語学力は挨拶程度。私のポジションはいわばチームの司令塔だったのですが、英語だと細かい指示ができず、それがストレスでした」そんな状況を変えたいと始めたのが、オンラインでの英会話レッスン。「とにかくすぐ使えそうな言葉から教えてもらって。なかでも『イギリスではコレさえ覚えておけば大丈夫』と教わった、『紅茶淹れようか?』というひと言はとても役に立ちました(笑)」語学力は徐々に上達し、それとともにラグビーのプレー精度もアップ。帰国直前には会心の試合を経験した。「HCの言うことも、今は英語のほうが、ニュアンスがよく分かります」やまもと・みのり1996年生まれ、神奈川県出身。MIEPEARLS所属。2017年W杯代表。’21年にイングランドのウスター・ウォリアーズに期限付きで移籍。スタンドオフ(SO)やセンター(CTB)など、複数のポジションをこなすマルチプレーヤー。【加藤幸子選手】話せずとも親しみを持って共にいることが、信頼につながるのだと思います。2020年から、イングランドのチームで2シーズンを過ごした加藤幸子選手。英語が苦手、元来シャイな性格ということもあって、チームメイトと気軽に話せない日々が数か月続いた。「でも、みんなは気にせず食事に誘ってくれる。チームの仲間として、言葉は分からなくてもできるだけ一緒にいようと思いました。するとある時、自然と会話が聞き取れるようになって」心理的なバリアーが外れたことで、ラグビーのプレーにも変化が。「以前は試合中、仲間がトライした時も遠目に見ているだけでしたが、今は必ずひと声かけに行くようになりました。自分も同じことをされれば嬉しいし、ちょっとした行動が信頼を生む。そういうことも学んだ滞在でした」かとう・さちこ2000年生まれ、愛知県出身。早稲田大学在籍中の’20年からイングランドのエクセター・チーフスに所属。プロップ(PR)を担当。力強いタックルに定評あり。祖母からの言葉「努力に遠慮するな」が座右の銘。【古田真菜選手】言葉が合っているか周囲にまめに聞く。あとは勢いで乗り切る、です!自身で編集したプロモーションビデオをオーストラリアのチームに送り、オファーを勝ち取った古田真菜選手。「勢いで行きましたが、英語はダメで。『Is it correct?(これ合ってる?)』のフレーズを覚えて、とにかく周囲に聞くようにしました」繰り返すうちに、まわりも古田選手の英語のクセに気づき、いろいろなアドバイスをくれるようになった。「私の英語力が伸びたのは、順応力が高いチームメイトのおかげです(笑)」かくして短期間で仲間たちと良い関係を作り、当地のリーグ戦でのスタメン入りも果たした古田さん。「日本のチームにも外国人選手を招聘する時があるかもしれない。そうしたら、今度は私が助けてあげたいです」ふるた・まな1997年生まれ、福岡県出身。東京山九フェニックス所属。今年1月から5月まで、オーストラリアのブランビーズでプレー。ポジションはCTB。目指すは世界一のハードタックラー。ジャッカルも得意。言葉の壁を越えて躍進!ラグビー女子日本代表がワールドカップに挑む!ラグビーワールドカップ(女子)がいま面白い!1991年に始まり、今年で9回目となる女子ラグビーW杯。「女子ラグビーはいま、世界的に黎明期。7人制が主流だった日本でも、15人制の強化に乗り出しています」とは、ラグビージャーナリストの村上晃一さん。「個々の力を掛け算して戦力を高められるのが15人制の醍醐味。また、パワー一辺倒ではなく、攻守で粘り強いプレーが見られるところが女子ラグビーの魅力です」プレーヤーが身近な存在であることも、共感ポイントのひとつ。「普通の会社員や学生が、地域や家族に支えられ、自国のジャージーを着て大舞台で果敢に体をぶつけ合う。女子は仲間意識も強く、まさに“ラグビーらしいラグビー”。観ていて胸が熱くなります」日本チームのここを見て!「体が小さい分、とにかく走り回ることがカギ。相手のディフェンスに潰される前にどんどんパスを回していく、スピード感と連帯力に注目したいですね。意表をついて相手の後ろにボールを蹴り出す作戦も多く見られるかもしれません」(村上さん)タックルも見どころのひとつ。「効果的なタイミングと角度で当たれば、相手がどんなに大きくても倒せる。日本の小さな選手が海外の大型選手をタックルで仰向けに倒すと、観客は拍手喝采です」相手との体重差があり、一見不利に思われるスクラムは、「高い技術でカバー。最前列の3選手が、後ろの選手の力を効率的に伝える姿勢を緻密に習得しています。全員がかちっとはまって、相手をぐいぐい押す姿は壮観」ラグビーはルールが複雑、という声もあるけれど、「細かいことは気にせず観ましょう。攻守が入れ替わる“ターンオーバー”が見どころのひとつなのでそこは押さえておき、あとはプレーのひとつひとつを楽しんで」強豪を相手に独自の戦法を駆使する日本チーム、応援したい!注目の選手をピックアップ!阿部 恵 選手147cm53kgの小柄な体で走り回り、テンポの良いパスで相手チームを攪乱するスクラムハーフ(SH)。疲労が溜まる後半もタフに動き、チームを鼓舞する。倍はあろうかという体格の海外選手に臆せずタックルする姿にも感動!南 早紀 選手キャプテンとしてチームをまとめる、サクラフィフティーンの要的存在。丁寧に言葉を選びながらインタビューに答える姿からも誠実な人柄が伝わる。ポジションはPR。ひたむきに練習をこなすスクラム職人。大塚朱紗(あやさ) 選手チームの司令塔、SO。広い視野とひらめき、正確で力強いキックでチームを引っ張る。空いたスペースがあれば走り込んで即座にトライにも挑む、マルチプレーヤー。父、2人の兄もSOという、SO一家に育つ。松田凜日(りんか) 選手チーム随一のフィジカルとスピードを持つ、注目のフルバック(FB)。8月に行われたアイルランド戦ではワイルドなランで2トライを挙げ、観客を魅了。父はラグビー界の“レジェンド”松田努さん。村上晃一さんラグビージャーナリスト。『ラグビーマガジン』の編集長を経て、フリーのコラムニスト、編集者として活躍する。「J SPORTS」ではラグビー解説も担当。写真提供:(公財)日本ラグビーフットボール協会※『anan』2022年10月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・新田草子(by anan編集部)
2022年10月02日空前の成長を遂げるラグビー女子日本代表チーム。そのカギを握るカナダ出身のHC(ヘッドコーチ)に、異言語コミュニケーションの秘訣を特別インタビュー。急成長を支える、女性HCの言葉。2019年の、日本でのW杯開催以降、一気にポピュラーになったラグビー。男子に注目が集まりがちなスポーツだけれど、実はこのところ、女子の日本代表チーム「サクラフィフティーン」が話題だ。ここ数年でめきめきと力を付け、最近の国際試合では格上の強豪・アイルランドに初勝利。今年の10~11月にニュージーランドで開催されるワールドカップにも出場が決まっている。この急成長をもたらしたのが、3年前に代表のヘッドコーチに就任した、元カナダ女子代表のレスリー・マッケンジーさんだ。ほとんどが日本人で海外経験もない選手たちの指導を、「挑戦しがいがある」と引き受け、チームを成長に導いた。「彼女の言葉で意識が変わった」などの声も多く聞かれ、選手から厚い信頼を寄せられるレスリーさん。異言語の壁をどう乗り越えてチームを作り上げていったのか、練習後のフィールドで語ってもらった。言葉が違うからこそ、生まれる絆があります。異なる母国語の選手たちを率いるレスリーHCが実行していることとは?チームへの熱い思いも聞きました。圧をなくして、常にオープンに。就任当初、多くの選手はシャイで、私と話したがりませんでした。けれどそれは、よく知らないHCに英語できちんと話さなければ、という“圧”が彼らの中にあったから。まず私が取り組んだのは、この圧をなくすことでした。選手たちが所属する学校やクラブチームに了解を得て、不安や疑問があったら私に直接聞いてほしいと伝えました。いつでもウェルカムだし、電話がしづらいならLINEでもいい。常に「オープンに話したい」という姿勢を見せました。するとみんなも、翻訳アプリなどを使いながら一生懸命取り組んでくれて、良いコミュニケーションが生まれるようになった。壁を作るのは言語の違いそのものではなく、先入観や内なるプレッシャーなのです。相手の言葉を知り、バックグラウンドを学ぶ。選手たちに指示を出す際に大事にしているのは、自分のメッセージを正確でクリアにすること。そのために、日本語のどの単語を選ぶべきか、通訳してくれるアシスタントコーチたちとは練習前に綿密に打ち合わせをします。その一方で、自分もできるだけ日本語で話すように心がけています。言葉は架け橋。同じ言葉を使うことで相手のバックグラウンドを理解できることがあるし、私が日本語を使えばみんなも英語で話しかけやすくなると思うからです。キャンプ中は選手に言葉を教わることも多いですよ。最近のお気に入りは「ちんたら」(笑)。「みなさん、this morning too much ちんたら!(今朝はちんたらしすぎ!)」のように使います。自分たちの共通言語を作り、主体性を育てる。もうひとつ取り組んでいるのは、試合の中で即座にやるべきことを共有できる、自分たちだけのワードを持つこと。例えば、相手の攻撃を食い止める時に使う「侵撃」という言葉。これはただディフェンスするのではなく、相手の陣地に少しでも食い込むことをイメージして、選手たちが使い始めました。他にもボールを持った選手をサポートする時の「タツマキ」や「ハウス」などいろいろありますが、すべて選手たち自身が決めたもの。共通ワード作りは、作戦がやりやすくなるだけでなく、自分たちが考え出すことで選手に自主性が生まれる点でも重要です。自分たちが主体であり、力を持っていると感じられる。これはラグビーをする上で非常に大切なことです。批判の言葉は、正直に、愛を持って。指導の中で「正直」という言葉をよく使います。毎日のコミュニケーションの中で互いに正直であることが、より良いチームへと成長するために欠かせないと考えているからです。とくに、批判が必要な場面においては重要なこと。自分への批判は誰でも受け入れにくいものですが、チームスポーツを行う以上、仲間にそれを言われたら相手を信じなければいけない。その信頼の土台にあるのが、正直さだと思うのです。相手を傷つけるためではなく、愛があるから正直に話している。その共通意識があれば、批判も受け入れやすくなります。私自身も選手を批判する時は、「あなたの立場は重要だから、正直に言います」などと、必ず誠意を伝えるようにしています。「コネクト」するためのキーワードを常に模索する。他国に比べて体の小さい日本チームは、互いに頼り合い、つながらなければ始まらない。就任時に打ち出した「サクラウェーブ」というコンセプトも、全員がうねりのようにつながる様をイメージしたものでした。広く受け入れられたし、今も我々のチームをよく表している言葉だと思っています。ただ、チームは進化している。ひとつのイメージにとどまらず常に新たなキーワードを据えていくことが、より強固なコネクトを生むために必要だと思っています。今もまさに、来月のW杯に向けて着々と準備中。テーマも固まってきています。言葉と気持ちでつながり合い、強豪国を相手に勇敢に戦う女子日本代表の姿をお見せしたい。楽しみにしていてください。レスリー・マッケンジーさんラグビー女子日本代表ヘッドコーチ。1980年生まれ、カナダ出身。大学時代からラグビーを始め、2006年、’10年のW杯でカナダ代表。現役引退後にコーチへと転身、ニュージーランドで選手育成プログラムなどに関わったのち、’19年から現職。2頭の愛犬との散歩が日々のリフレッシュに。※『anan』2022年10月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・新田草子(by anan編集部)
2022年10月01日秋の日本代表シーズンまで2週間。そして『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』フランス大会まで1年。男子日本代表候補メンバー52名がそれぞれの思いを胸に別府合宿で汗を流している。自ら率先してトレーニングに励み背中でチームを引っ張るリーダー陣に出場機会確保にアピールしたい若手、戦線復帰した主力にレギュラー取りに燃えるベテランなど立場は異なるが、目指すはチームの勝利である。9月16日、選手たちのオンライン取材が行われた。70キャップを誇るSO田村優に夏シーズンで初キャップをマークした21歳のSO李承信、夏シリーズはケガやコンディション不良で見送り今回代表復帰したSH流大とCTB中村亮土、『NTTジャパン ラグビーリーグワン2022』新人王に輝いたWTB根塚洸雅、今回初キャップを目指すLO下川甲嗣がメディアの質問に答えた。6月25日・ウルグアイ戦で初キャップ、続くフランス戦では急遽先発するとともにティア1の圧力を体感した李承信は、前回持ち帰った課題をクリアしようと代表キャンプに臨んでいた。「夏のツアーでも10番として一貫性のあるパフォーマンスでチームのプランを100%遂行することを求められていたので、それを実行できれば自ずとメンバーに入ることができると思う。世界的にテストマッチでもキックはすごく増えている。そこの精度とコントロールとバランスが大事。自陣でどのタイミングで蹴るのかはキャンプでずっと求められている。中盤でボールを持ちすぎると指摘される。何フェーズも重ねてアタックした時、勢いのない時にキックへの切り替えが求められる。早い段階で判断してスペースを見付けて蹴るように言われる。うまく9番とコミュニケーションを取りながらやっていきたい」アピールする立場であることは理解している。「今自分が何をしないといけないのかは夏よりも明確になっている。首脳陣がどういうプレーしてほしいか、チームのゲームプランは誰よりも理解して、どれだけ遂行できるのか。もっとチャレンジして、強い気持ちを持ちながら挑んでいきたい」李は6試合すべてに出場したいと貪欲だ。「自分としてはすべて出場したい。テストマッチに出ることで気付くこと、課題であったり、通用することが出てくると思うので、1試合1試合積み重ねてレベルアップして『RWC』へ向かいたい」ひと回り上の田村を手本にしている。「優さんはスキルレベルが高いし、コミュニケーション部分でも学ぶところが多い。夏は1週間しか一緒にできなかったが、今は練習後にお互いにレビューし合ったり、10番の役割を意識できるようにアプローチしてくれるので刺激になっている。お手本と言うか、学べる選手が近くにいるので助かっている」その田村本人に若手の手本という意識はない。2大会連続で『RWC』に出場した百戦錬磨の司令塔はポジション争いの序列は最下位だと語った。「僕自身最下位だと思うので、がんばらないといけないと思うし、僕はチャレンジしていかないといけない」山沢拓也、中尾隼人、李の若いSO陣にアドバイスするという認識もなかった。「僕が代表から離れていたので、逆に僕が聞いている。僕はチャレンジするしかないので。毎日チャレンジしてがんばっている」田村は追う立場を楽しんでいた。「チャレンジできる図式なのもいい。がんばらないといけないし、意義あるものにできればいい。若い選手、年を取った選手もいるが、練習からチャレンジしていくのもいい。歳を重ねると難しくなることもあるが、モチベーションを保てている」求められているうちが花である。「必要とさせているうちは、あとケガが直ってきたのと休めた面もある。動けるのでまだ。がんばれないと思ったらやめる。身体に不調が出たり、モチベーションを保つのが無理になったり、向上心がなくなったり、ラグビーが楽しくなくなったりしたら、高いレベルでやるのは無理。今は動けるし、がんばれるのでがんばります」フランス戦以降、オフに入っていた田村は徐々に感覚を研ぎ澄ませていた。「フランス戦後、ラグビーはこの合宿に来てから初めてだったので徐々に慣らしている。離れていた部分、身体はきついがフレッシュな気持ちでラグビーに取り組めている。(代表のプランを)やりながら覚えている、肌感覚的なところとチームのプランをすり合わせて自分の良さを出していこうとしているところ」SOとハーフ団を組むSH流大は『RWC2023』を最後の舞台だとキッパリ。「(『RWC2023』後は)もし招集していただいても絶対に行くことはない。僕の中で前回の『RWC』が終わった時に覚悟を決めてしっかり取り組むと決めたこと。まだまだ続くラグビー人生、プレイヤーか指導者はわからないが、しっかり次の準備をしていきたい」30歳のSHは若いSOを称賛した。「承信、隼人とは初めて組ませてもらい、承信はポテンシャルがあって思い切りのいいプレーをするので本当に感心したし、いいプレイヤーだなと感じた。この合宿でもチームを引っ張って、アタックをリードしているので本当に素晴らしい選手。隼人は東芝(ブレイブルーパス東京)との大雨のゲームで完敗した時(『NTTリーグワン2022』第15節3-27⦆も素晴らしい選手だと感じたが、コミュニケーションが取りやすく10番に隼人が入るとやりやすい印象がある」9月13日からフルメニューを消化している流は手応えを口にした。「この3日間でだいぶラグビーの感覚が戻っている感覚がある。体力的には90%くらいなのであと10%、オーストラリアAとの初戦から出られる準備をしたい」ケガ明けで別メニューの中村はオーストラリアAとの3連戦のいずれかに照準を合わせていた。「僕個人としてはベストコンディションに戻すところにしか目を向けていない。そこに戻してから考える。今チームについては考えていない。順調に回復している。急に戻ってもケガをするので、時期とかタイミングを見ながら、メディカルと話している。ただアピールしないといけない立場なので、オーストラリアとの3試合の内のどこかで出られようにしたい」首の手術を経て、死に物狂いで巻き返そうと誓った。「ずっとラグビーしっぱなしの生活から1か月何もできなくなり、コンディションは落ちたが、家族と過ごす時間でリセットされた感じがした。『あとこの1年は死ぬ気でがんばろう』と、ケガしていた時に考えた」代表1キャップの根塚とノンキャップの下川も、この秋チャンスを掴もうと虎視眈々。根塚「ポジション争いで言うとマツ(松島幸太朗)さん、アサイア(シオサイア・フィフィタ)とすごい選手がいるので、自分が一喜一憂しても仕方ない。焦らずしっかり学んで成長した姿を練習で見せていければと思っている。相手との間合いをしっかり見極めれば、自分でも勝負できるとウルグアイ戦、練習で感じた。足りないのは経験値。マツさんとかアサイアは危機管理能力も高い。そこを高めていけば勝負できるのかなと。加速力、思い切りのいいアタックを見せられればアピールになると思う。ミッチー(ジョン・ミッチェルAC)に練習を見てもらっているので、ディフェンスもアピールできれば」下川「ウルグアイ、フランスとの試合を積み重ねてきたチームに僕が参加する形なので、フレッシュなメンバーとしてチームに勢いを与える立場だと感じている。先週1週間でインストールされることがあったので、それにプラスしてこれまでのことを学んだ。先輩から教えてもらいシステムも頭で理解できた。グラウンドで実際プレーすることが大事なので、ミスを恐れずにやっているところ。驚いたところは代表のタフな練習に自分はびっくりしたが、それに驚いていない周りにまたびっくりした。スキルフルな選手が多い。自分も自分の特徴を生かしていこうと思っている。一番の武器は運動量だと思うので、誰よりも動き回ること。ボールキャリーのところでフィジカルがまだ足りないので、ハンドオフとかスキルを使ってアピールしたい」男子日本代表候補別府合宿参加メンバーは以下の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)42垣永真之介(東京サントリーサンゴリア)11海士広大(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)5クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)18三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)30橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)3日野剛志(静岡ブルーレヴズ)5堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)5【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)1飯野晃司(東京サントリーサンゴリアス)1ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)20大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)5小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)11サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)2ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)4下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)0【FL】布巻峻介(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)13古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)4リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)75【No.8】姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)22ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)4テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)12【SH】茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)8高橋敏也(リコーブラックラムズ東京)0流大(東京サントリーサンゴリアス)27【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)70中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)0山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)3【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)2シェーン・ゲイツ(浦安D-Rocks)4中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)2中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)30ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)28【WTB】ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)9根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)44【FB】野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)14メイン平(リコーブラックラムズ東京)1尾崎晟也(東京サントリーサンゴリアス)4山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)24※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。日本代表候補は9月18日(日)まで別府合宿、9月18日(日)より宮崎合宿を実施。『アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022』JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)×オーストラリアA代表第1戦は10月1日(土)・秩父宮ラグビー場(東京)、第2戦は10月8日(土)・ベスト電器スタジアム(福岡)、第3戦は10月14日(金)・ヨドコウ桜スタジアム(大阪)にてキックオフ。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ニュージーランド代表は10月29日(土)・国立競技場(東京)、『リポビタンD TOUR2022』イングランド代表×日本代表は11月12日(土)・トゥイッケナムスタジアム(イングランド・ロンドン)、フランス代表×日本代表は11月20日(日)・スタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にて開催。豪州A戦のチケットは9月17日(土)午前10時より一般発売。オールブラックス戦のチケットは9月22日(木)よりSAKURA CLUB TICKETにて各種先行販売がスタート、10月1日(土)午前10時~2日(日)午後11時59分までTICKET RUGBYおよびチケットぴあにて先行抽選、10月8日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022のチケット情報リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年09月16日『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』フランス大会まで1年。ラグビー日本代表が秋シーズンへ臨む。夏シーズンは日本代表と将来日本代表に選出される可能性のある高いポテンシャルを持ったナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)の2チーム体制で強化を進めたが、今回は1チーム体制で臨むとのこと。FW28名・BK24名計52名の大所帯で合宿を敢行。オーストラリアA代表とのノンキャップ試合3連戦を経て、オールブラックスとの国立決戦、そしてイングランド、フランスとの欧州遠征を戦うのだ。9月2日の日本代表メンバー発表会見でジェイミー・ジョセフHCはこのように抱負を語った。「日本と欧州での試合を楽しみにしている。夏シーズンでは多くの新しい選手がスタートを切ってくれた。学んだことはたくさんの選手を使い準備をできた。これまでは選手層が薄かったが、このパンデミックでもし選手がいなくなっても次の選手が出てくることが非常に重要。自分たちは経験のある選手と若い選手のバランスが重要だと思っている。未来へ向けて若い選手を使っていかないといけない。これまでのように『スーパーラグビー(SR)』がなくなったことも受け、そういう観点での強化も必要になっている。今回は52人とたくさんのメンバーを選出した。何人かのキープレーヤーがケガでいないのは残念だが、その分新しい選手をしっかり使うことができる。我々はコントロールできることをコントロールし、強化を進めていきたい。今回の合宿は新しいやり方でやることになる。選手も多い人数の中でしっかり競争していかないといけない。合宿に参加する選手たちもこれだけのメンバーの中でしっかり競い合っていかないといけない。それは日本ラグビーにとって素晴らしいこと。6・7月の試合から学んだことはウルグアイとの2試合ではティア2にしっかり勝てるということを示せた。そしてティア1のフランス相手にも我々はしっかり勝てるチャンスを作れた。とくに2試合目のフランス戦は勝てる寸前までいったが、後半に失速してしまった。この試合をキーポイントにしっかり勝ち切れるよう修正していかないといけない」ジョセフHCが選出した2022年秋シーズン男子日本代表候補別府合宿参加メンバーは以下の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)42ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23海士広大(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)5クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)18三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)30橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)3日野剛志(静岡ブルーレヴズ)5堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)5【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)1飯野晃司(東京サントリーサンゴリアス)1ヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)20大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)5小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)11サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)2ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)4下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)0【FL】布巻峻介(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)13古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)4ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)75【No.8】姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)22ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)4【SH】茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)8高橋敏也(リコーブラックラムズ東京)0流大(東京サントリーサンゴリアス)27【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)70中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)0山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)3【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)2シェーン・ゲイツ(浦安D-Rocks)4中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)2中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)30ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)28【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)9根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)44【FB】野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)14メイン平(リコーブラックラムズ東京)1山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)24※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。メンバーの入替について質問されると、ジョセフHCはこのように答えた。「今回52名選手を選考し、豪州戦の1週間前から人数を絞っていく予定。ケガ人が出てきたりするだろうし、100%のコンディションが仕上がっていない選手たちもいるだろうからしっかりモニタリングしていきたい。ただこのメンバー以外から選手を連れてくることは考えていない。リーチ、田村、姫野、中村などキープレイヤーはたくさんいることはうれしいが、LOはケガ人が多い。ワクァやヴィンピーはケガしていて3~4週間かかって復帰することになるだろう」指揮官は夏シーズンで不在だった姫野、中村、松島の復帰を歓迎した。「経験がある選手たちが戻ってきてうれしい。彼らはたくさんのテストマッチを経験している。ただ中村は首、姫野はハムストリングと決して軽いケガではなかった。しっかりモニタリングしていきたい。ただ試合は10月までないので、合宿でしっかり状況を見ながら仕上げていければと思っている」HO堀江翔太の不選出を問われると、こう返答した。「コンディション的に問題ない。今回のセレクションには入っていないということ」豪州Aとの試合は若手が経験を積むためだけの試合ではないとHCは言う。「どの選手もメンテタリティ的に出られる準備をしっかりしてもらうことが大事。自分たちの目的は勝つこと、同時に選手の成長も促さないといけない。今後3週間の選手たちのパフォーマンスを見てメンバーを決めていきたい。その後にはニュージーランド、イングランド、フランスと世界のトップとの対戦が待っている。オーストラリアとの試合は結果を出さなくていいというわけではない」ジョセフHCは夏シーズンの手応えを口にした。「坂手はキャプテンとして素晴らしい活躍をしてくれた。リーダーシップグループに3~4年入っていたが、主将として素晴らしいリーダーシップを発揮してくれた。今後も彼を主将として指名したい。彼は賢く、選手たちがどう思っているか理解している。齋藤も(東京)サントリー(サンゴリアス)では流のバックアップとして、あまりプレータイムがない中しっかり成長した姿を見せてくれている。李は21歳ながらフランスとの第1戦で急遽先発となった中、いいパフォーマンスを見せてくれた。ワーナーも若く体も大きく頭角を現している。ベン・ガンターも19歳の時に日本に来て大きく成長している。『RWC』へ向けて若い選手たちにどんどん出できてほしい」 日本代表候補は9月4日(日)~9日(金)、9月12日(月)~18日(日)に別府合宿、9月18日(日)~24日(土)、9月25日(日)~10月15日(土)、10月22日(土)~27日(木)に宮崎合宿を実施。『アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022』JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)×オーストラリアA代表第1戦は10月1日(土)・秩父宮ラグビー場(東京)、第2戦は10月8日(土)・ベスト電器スタジアム(福岡)、第3戦は10月14日(金)・ヨドコウ桜スタジアム(大阪)にてキックオフ。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ニュージーランド代表は10月29日(土)・国立競技場(東京)、『リポビタンD TOUR2022』イングランド代表×日本代表は11月12日(土)・トゥイッケナムスタジアム(イングランド・ロンドン)、フランス代表×日本代表は11月20日(日)・スタジアム・ド・トゥールーズ(フランス・トゥールーズ)にて開催。『アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022』のチケットは9月17日(土)一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年09月03日北村匠海がボーカルを務めるDISH//(ディッシュ)が、楽曲「DAWN (in 2022)」を2022年9月1日(木)に配信リリース。サッカー日本代表の応援プロジェクト「SAMURAI BLUE 新しい景色を2022」公式テーマソングとなる。DISH//の楽曲「DAWN (in 2022)」サッカー日本代表応援ソングにバンド結成10周年を記念したリテイクプロジェクト「再青」で注目を集めているDISH//。「再青」とは、この10年間で生み出してきた楽曲の数々を“現在”の彼らの演奏と声でリテイクするプロジェクトだ。9月には、リテイク楽曲を収録した最新アルバム『青』がリリースされる。そんなDISH//の楽曲「DAWN (in 2022)」が、サッカー日本代表の応援プロジェクト「SAMURAI BLUE 新しい景色を2022」公式テーマソングに決定。「DAWN (in 2022)」は、2019年にリリースされた楽曲「DAWN」をリテイクしたもので、メンバーの泉大智は「この曲はでかいステージが似合う曲。(リテイク版は)よりバンドサウンドになっているかなと思います。」とコメントしている。<北村匠海コメント>僕ら自身にも新しい景色を沢山見せてくれた曲でもあるのが、この「DAWN」という曲です。音楽で、日本を背負って立つSAMURAI BLUEの力になれる。新しい景色と感動を、未来を。 そして我々一人一人の真っ直ぐな想いが、歌に乗り、汗に乗り、笑顔に乗り、涙に乗り、空に乗り、選手や監督の皆様の元へ届いていくと信じています。【詳細】DISH// 楽曲「DAWN (in 2022)」配信日:2022年9月1日(木)※サッカー日本代表の応援プロジェクト「SAMURAI BLUE 新しい景色を2022」公式テーマソング
2022年09月01日「2022ミス・ユニバース ジャパンファイナル」が25日、都内で行われ、東京都出身で会社員の坂本麻里ベレンさん(23歳)が日本代表に選ばれた。ミス・ワールド、ミス・インターナショナルと並んで世界3大ミス・コンテストの一つに数えられるミス・ユニバース。1952年のスタートから今年で71回目を迎え、世界大会(開催場所&日程は未定)への出場権を賭けた日本代表の座を賭けた戦いが繰り広げられた。この日はセミファイナリスト34人が登場し、ステートメントスピーチ、水着審査、イブニングドレス審査を実施してベスト5が決定。そしてファイナリスト5人によるQ&A審査を経て、東京都出身の坂本麻里ベレンさんが日本代表に選出された。自分の名前を呼ばれて涙が溢れた坂本さん。「クラウンを付けてもらう時は本当に信じられなくて、夢を見ているようでした。花束を持ってランウエイを歩く時も信じられなくて、フラフラしちゃいました(笑)」と苦笑いも、「昨年の代表でもある渡邉珠里さんが素晴らしい成績(世界大会でベスト16入り)を残されたので、渡邉さんを越えるぐらい私も素晴らしい賞を獲りたいと思います」と視界は早くも世界大会に向いていた。坂本さんは、ペルー人の父と日本人の母の間で生まれたハーフ。「ペルーに行ったことはありませんが、父がよくペルー料理を作ってくれて、ペルーの文化を感じさせてくれました。家ではスペイン語が飛び交う中で育ちましたね」と幼い頃から国際的な感覚を養ったといい、「母は純日本人です(笑)。私のダメなところをきちんと伝えてくれます。母のような強い女性になりたいですね」と自身の母が憧れの女性だという。会社員でもある坂本さんは「料理教室で先生をやっています。料理やパンケーキなど全部教えてます」と職業柄、料理は得意だといい、「知花くららさんのようにWFP(国際連合世界食糧計画)で活動していきたいです。食べ物を配るだけでなく、現地の人と同じ食べ物を食べて交流している知花さんにすごく感動しました。私も知花さんのように交流しながら食べ物を渡しつつ、料理の先生だからこそ出来る食育も一緒にやっていきたいです」と将来の抱負を。ミス・ユニバースの先輩である知花はミス・ユニバースの日本代表になってから芸能界入りしたが、「正直言ってあまりないです(笑)」と芸能界入りには否定的だった。なお、日本代表の坂本さん以外は2位に岩手県出身で歯科医の及川紗利亜(27歳)、3位に東京都出身で学生のウィルソン恵みさん(26歳)、4位に茨城県出身でモデルの神崎梢さん(23歳)、5位に沖縄県出身で学生の平良あすかさん(22歳)がそれぞれ選ばれた。
2022年08月26日アイデア商品の企画・製造・販売を行うベンチャー企業、株式会社AH Products(本社:東京都目黒区、代表取締役:原田 暁)は、アテネ競泳日本代表の森隆弘さんとともに「LaLaCoチェア」を使用して、自宅で、気軽に、ケガをしにくい体づくりを目指す運動動画「LaLaCoフィットネス」を制作し、2022年8月17日(水)より当社ホームページ上にて公開することをお知らせいたします。【LaLaCoフィットネス:下半身のトレーニング】■背景運動などで適度に体を動かすことは、健康維持、フレイル予防、未病改善などに効果があると言われています。2022年2月25日にスポーツ庁から発表された資料※によると、年々、成人のスポーツ実施率は増加傾向となっており、運動・スポーツを実施した理由は「健康のため」が最も多く、「体力増進・維持のため」「運動不足を感じるから」が続いています。その一方で、当資料では、運動不足を感じる方の割合は77.9%となっており、スポーツ実施率の56.4%を上回っています。このことから、「運動不足を感じるものの、運動することができていない」という方が一定数存在していることがわかります。また、運動・スポーツの阻害要因としては、「仕事や家事が忙しいから」「面倒くさいから」「年をとったから」というものが多くなっています。そこで、当社は、「運動をするために多くの時間を割くことができない」「運動を習慣的に継続することができない」「けがをしにくい体づくりをしたい」という方に向けて、水泳教室やトレーニングプログラム・筋力トレーニングなどの配信を実施しているアテネ競泳日本代表の森隆弘さんとともに、自宅で、気軽に、ケガをしにくい体づくりを目指す運動動画「LaLaCoフィットネス」を制作しました。※出典:「令和3年度『スポーツの実施状況等に関する世論調査』について(速報値)」(スポーツ庁:2022年2月25日報道発表資料) ■「LaLaCoフィットネス」とは??「LaLaCoフィットネス」は、自宅で、気軽に、ケガをしにくい体づくりを目指す運動動画です。「LaLaCoチェアを使用する時の姿勢チェック」「LaLaCoチェアを使用した体幹トレーニング、下半身のトレーニング、上半身のトレーニング」などについて、視聴者の方は、森隆弘さんの説明とともに効果的に体を動かすことができます。また、LaLaCoチェアは、ただ座って上下に弾むだけで、筋肉使用量がスクワット運動時の約30%となることなどが、拓殖大学森岡研究室との共同研究で証明されていますので、「急にハードなトレーニングをすることはできないが、少しずつ運動を始めてみたい」「ケガをしないように、体を動かしていきたい」といった方の要望にもお応えすることができます。なお、LaLaCoチェアの座面は垂直に押し込まないとスムーズに動かないという特徴がありますので、「LaLaCoフィットネス」を実施することで、フィットネスによる「健康促進」はもちろんのこと、「姿勢改善」を促進することもできます。■森隆弘さんのプロフィール1980年3月2日生まれ。生後4カ月よりプールへ。1998年 アジア競技大会優勝1999年 ユニバーシアード競技大会優勝2001年 水泳世界選手権5位2002年 アジア競技大会優勝2003年 ユニバーシアード競技大会優勝 世界選手権5位2004年 アテネオリンピック6位2007年 世界水泳選手権3位2008年 北京オリンピック代表選考会優勝※派遣標準記録に0.48秒及ばす引退慶應義塾大学水泳部ヘッドコーチ就任(2008年~2010年)■今後の展開「LaLaCoフィットネス」の動画は、当社ホームページ上で公開いたします。また、LaLaCoチェア購入者向けサービスとして、「LaLaCoフィットネス」動画の無料配信(不定期)も実施する予定です。株式会社AH Productsは、今後もLaLaCoチェアを通じて人々の健康促進に貢献していきます。■「LaLaCoチェア」の特徴・座面の中心を垂直に押し込んだ時のみ軽い反動が返ってくるスプリング内蔵の多用途椅子です。・少しでもずれると動きが悪くなり、押し込んだ感覚で自身の姿勢が分かります。・姿勢が崩れると座面が動かなくなる構造で転倒のリスクが低く、足腰の弱い人も安心して使用できます。・デザインに拘ったインテリアチェア。リビングなど、どこに置いてもインテリアに溶け込みます。・片付け不要で、いつでも気軽に使用できます。・老若男女、様々な用途(赤ちゃんをあやし寝かしつける椅子・子供の姿勢育成・大人の姿勢矯正・高齢者のフィットネス・レクリエーションなど)で長期間ずっと活躍します。・自動車のサスペンションと同等性能のスプリングを実装している為、長く使用しても反動力が衰えません。外部機関で一般家具より厳しい品質試験をクリアしています。・平成30年度の東京都トライアル発注認定商品に選出され、東京都の施設に設置されています。【「LaLaCoチェア」の概要】名称 : LaLaCoチェア発売開始日: 2017年1月31日販売料金 : 59,400円(税込)サイズ : 幅330mm×奥行330mm×高さ485mmカラー : ホワイト販売店 : WebURL : ■会社概要商号 : 株式会社AH Products代表者 : 代表取締役 原田 暁所在地 : 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-4-16 目黒Gビル7F設立 : 2013年9月事業内容: LaLaCoチェア・企画・製造・販売等資本金 : 500万円URL : 【本サービスに関するお客さまからのお問い合わせ先】株式会社AH ProductsTel:03-5778-4906 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月17日「6月に開催されたブラジル戦でも活躍したサッカー日本代表の田中選手と、歌手の鈴木愛理さんが、ついに結婚を決めたと聞いています」(鈴木の知人)今年11月にサッカーW杯を控え、ドイツのブンデスリーガ2部に所属するサッカークラブ・デュッセルドルフで来る新シーズンにむけて調整を進める田中碧選手(23)。今年3月に5歳年上のアイドル歌手の鈴木愛理(28)との交際報道が出た際には、「僕はいま鈴木愛理さんと交際させていただいております」と語っていた。「鈴木さんは元ハロー!プロジェクトで、アイドルグループ℃-uteでセンターを務めていました。’17年にグループが解散した後もソロ歌手として活動し、昨年10月には日本武道館でのライブを成功させるなど人気を博しています」(スポーツ紙記者)2人の結婚話はどこまで進んでいるのか。鈴木の父でプロゴルファーの鈴木亨(56)に聞いた。――愛理さんが田中選手と結婚されると伺っていますが。「来てもらっても(結婚について)私の口からは話せないですよ。まぁ、記事に出たように交際については聞いています」――お父様としての気持ちは。「今までゴルフ以外だとテレビで見るのは野球ぐらいでしたけど、サッカーも見るようになったという感じですかね。順調に交際しているということではないでしょうか」――一部報道によると2人の仲を取り持ったのは亨さんご本人だそうですが。「私が紹介したわけではないんですよ。共通の知り合いで接骨院の先生がいてね。で、そうなったみたいで。私自身に面識はなかったんですよ。ずっと交際してはいたという話は母親から知らされていました」鈴木の所属事務所に結婚について問い合わせたところ「そのような話は聞いておりません」と語るが、芸能関係者はこう証言する。「お2人とも多忙で、さらに今年はサッカーW杯があるので、はっきりと決めることはできないそうですが、年内にも籍を入れる心づもりだといいます」田中選手にとって’22年は公私ともに特別な年になる!?
2022年07月12日初戦の教訓を第2戦に生かせるか。日本代表がフランス代表に2週連続で挑む。7月2日・豊田スタジアムでの『リポビタンDチャレンジカップ2022』では開始3分でフランスにあっさり先制トライを献上。一体何十点取られるか危ぶまれたが、すぐさま日本は落ち着きを取り戻した。6分、山沢拓也に代わり急遽先発となった10番李承信のPGで3点返すと、14分スピーディなアタックから最後はNo.8テビタ・タタフがダブルタックルを強引に突破。逆転トライを叩き込むと、李がCGを決めて10-7。その後2本ずつPGを獲得。フランスはFBメルヴィン・ジャミネが2本とも決めたのに対して、李は1本失敗。13-13で前半を折り返した。35度近い猛暑の後押しを受けて、後半日本が優位に立つと思われたが、フランスが地力を発揮。45分、モールで前進してからSOマチュー・ジャリベールがディフェンス網を破り、WTBマティス・ルベルへつなぎトライを奪うと、日本とフランスは1本ずつPGを成功させて3点ずつ加点。その後58分から10分間でフランスは3本ものトライを畳み掛けて勝負あり。ラストプレーでWTBシオサイア・フィフィタがダブルタックルの間を走り抜けて日本が1本返すも23-42でノーサイド。前半フランスを少し慌てさせたが、接戦に持ち込むことはできなかった。それでも試合後、ジェイミー・ジョセフHCは穏やかな表情で試合を振り返った。「選手たちを誇りに思う。今週自分たちはディテールを落とし込んでいる中選手がいなくなってしまい、新たな選手たちに落とし込みをしなければいけなかった。新しく入ってきた選手たちがしっかり準備したことを遂行できたのは、ファーストステップとしてはすごくよかったと思う」選手たちも確かな手応えと突き付けられた実力差について口にした。HO坂手淳史主将「率直に悔しいし、まだまだ修正できる点がたくさんあると思う。ミスはあったが、その中でも自分たちのやろうとしているラグビーはできたと思うし、また自分たちの強みを出せるようにがんばりたい。ボールを継続できればスペースもたくさんできるし、スクラムは取れるところもあったので、そこを突き詰めてやっていきたい」PR稲垣啓太「想像していた通りの部分も多かったし、準備してきたことを前半は出せたが、後半はコミュニケーション不足のミスによってできなくなった。こういうレベルになると、ミスからトライまで奪われてしまう、悔しい。スクラムに関しては結構手応えがあった。僕たちが組もうとしたスクラムは組めたし、スクラムは今日またひとつレベルアップを図れたと思う。何が成長したか、一人ひとりのやることが明確になっている。新しく入って来た選手もスクラムの理論を徹底的に頭に詰めてやっている。スクラムの理解度は高まっている。(来週に向けて)コミュニケーションミスと反則を減らすこと、そこだけ。あんまり多く的を広げず、自分たちの時間にはスコアまで持っていけている。細かいミスと反則、そこだけ」李「急遽スタメンになったが、とにかくチームが勝つために自分の役割をしっかり果たして、チームのアタックを特にリードしていく気持ちで挑んだ。今日のプランはアタックファースト。キックを蹴るより、しっかり自分たちでボールを動かしてポゼッションで相手を上回るプランだったので、そこで早いコール、自分が9番とFWにしっかりコミュニケーションを取るということを意識した。緊張しないタイプだが、試合前は地に足がつかなかった。キックオフでボール触った瞬間に吹っ切れた。いい部分も悪い部分もあった。まだまだ10番としてドライブ、ゲームコントロールできていなかったのが課題」フィフィタ「思った通り強かった。前半は勝てる自信があったが、僕らのミスとペナルティが多かったので、後半最初の20分で2~3トライ取られてしまった。いい部分と悪い部分あったが、来週必ず勝ちたい。日本代表の11番は誰にも渡したくないので、日々の練習からハードワークし、いいパフォーマンスできるよう、日々の練習がんばりたい」7月7日、フランスとの第2戦のメンバー発表会見が行われた。ジョセフHCは次のメンバーに勝利を託した。【日本代表】1稲垣啓太(埼玉WK)、2坂手淳史(埼玉WK)、3ヴァル アサエリ愛(埼玉WK)、4ワーナー・ディアンズ(BL東京)、5サナイラ・ワクァ(花園L)、6リーチ マイケル(BL東京)、7ベン・ガンター(埼玉WK)、8ジャック・コーネルセン(埼玉WK)、9齋藤直人(東京SG)、10李承信(神戸S)、11シオサイア・フィフィタ(花園L)、12中野将伍(東京SG)、13ディラン・ライリー(埼玉WK)、14ゲラード・ファンデンヒーファー(S東京ベイ)、15山中亮平(神戸S)、16堀江翔太(埼玉WK)、17森川由起乙(東京SG)、18木津悠輔(トヨタV)、19辻雄康(東京SG)、20テビタ・タタフ(東京SG)、21茂野海人(トヨタV)、22田村優(横浜E)、23シェーン・ゲイツ(SA浦安)ジョセフHCは先週の反省を踏まえ、今週のポイントを語った。「自分たちのゲームができた時はしっかりプレッシャーを掛けることができた。後半は自分たちのプレーに執着しすぎて、ボールを回しすぎてコントロールを失った部分がある。そこのバランス、自分たちのすべきゲームプランは変えず、バランスを考えていかないといけない。しっかりスマートにモーメンタムを持ってラグビーをしていくことが必要。今週の準備では大きな変化は加えてないが、新しい選手たちがフレッシュな気持ちにさせてくれている」ハーフ団は若い齋藤と李が先発、キャリアがある茂野と追加招集の田村がベンチに回った理由を明かした。「李はすごくいい試合をした。彼は若い選手、今後も育成が重要になってくる。彼はまだ経験が少ない。たくさん経験してもらっていい選手になっていってほしい。直人も帰って来たので彼のプレーをもっと見てみたいと思い、チャンスを与えた。若い選手で前半チームをしっかり引っ張っていって、後半に優のような経験があるシニアが入ることによってチームに刺激を与えてほしい」指揮官はHO堀江の再合流を歓迎した。「将太は一貫性を持ったプレーをしてくれるし、リーダーシップも発揮してくれている。しっかり体調を戻し、チームに戻って来てくれた。試合に向けてモチベーションも高く、今回の試合に向かって万全の準備してくれている」20歳のディアンズと2週間前に代表初キャップをマークしたワクァのLOコンビについても言及した。「ワーナーは若く、ワクァもチームに合流して3-4週間。若く経験の浅いふたりにビッグテストマッチの経験を与えたいと思った。またヴィンピー(・ファンデルヴァルト)がケガしたこともあり、このふたりが先発することになった」前戦ではLOを務めたコーネルセンがNo.8の先発、タタフがベンチスタートとなった理由はこうである。「タタフは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。今回は後半に入って、インパクトを与える役割を見たいと思い、ベンチスタートにした。またラインアウトで高さが必要だと思い、このようなラインナップになった」HCはノンキャップのLO辻にも期待を寄せた。「辻はファーストキャップ、将来を考え、育成が必要。どんなプレーを見せくれるか、ワクワクしている。『リーグワン』でもいいパフォーマンスを見せてくれている。彼には期待している」ジョセフHCはキーワードに「バランス」と「コントロール」を挙げた。「今回の代表ツアーでは若い選手を使っていって、選手層を厚くしようとやってきた。キープレーヤーがケガをし、新しい選手を見るチャンスだった。フランスは世界でもベストなチーム。コントロールとバランスが必要。パワフルなランナーがたくさんいる。いかに止めるかが勝利の鍵」鍵となる「バランス」と「コントロール」を担うのが若い10番だ。「先週バランスを取ることができなかった。10番の李は若く今後チームを引っ張っていく選手としてがんばった。今週勝つためにゲームの中でバランスとコントロールしていくことが大事だと思っている。先週は前半と後半にいきなり2本取られていいスタートを切れなかった。いいスタートを切るためにバランスとコントロールが必要。若い10番も先週大きな学びを得た。今週は経験を生かしてチームをリードしていってほしい」対するフランス代表の試合登録メンバーは以下の通り。1ジャン・バティスト・グロ、2ペアト・マウバカ、3デンバ・バンバ、4ティボー・フラメント、5トマ・ジョルムス、6ディラン・クレタン、7シャルル・オリボン、8ヨアン・タンガ、9マキシム・ルク、10マチュー・ジャリベール、11マティス・ルベル、12ヨラム・モエファナ、13ビリミ・バカタワ、14ダミアン・ペノー、15マックス・スプリング、16ピエール・ブルガリ、17ダニー・プリソ、18シピリ・ファラテア、19トマ・ラヴォー、20イブライム・ディアロ、21セコウ・マカルー、22バティスト・クイユー、23アントワーヌ・ハストワ果たして、日本代表が第2ラウンドでアップセットをやってのけるのか、フランス代表が返り討ちするのか。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×フランス代表は7月9日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケット発売中。試合の模様は日本テレビ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年07月08日どこまで食らい付くかがテーマではない。ターゲットは勝利のみ。日本代表がフランス代表に本気で勝ちにいく。ラグビー欧州6か国対抗戦『シックスネーションズ2022』全勝優勝を果たし、ワールドラグビーランキング2位に付けるフランスはホストとして迎える『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』の有力な優勝候補に挙げられる。ただし、付け入る隙はある。今回の来日メンバーはSHアントワンヌ・デュポンやSOロマン・ンタマックら主力は不在。今季2000分以上プレーした選手は選外となったのだ。一方、ノンキャップメンバーは10人を数える。そして何より、この時期異例とも言える猛暑がジャパンを後押しする。日本代表のパフォーマンスも期待を膨らませる。主力組による夏シーズンの初戦となった6月25日『リポビタンDチャレンジカップ2022』ウルグアイ戦では隙のない戦いぶりを披露した。キックオフとともにWTBシオサイア・フィフィタがあいさつ代わりの強烈タックル。FB野口竜司も自ら蹴ったハイパントに競ってマイボールを確保し、主導権を握る。1週間前、ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)で構成した日本代表は序盤ウルグアイに手こずったが、4分敵陣深くのラインアウトからモールを押し込み、HO坂手淳史主将が早々にトライ。その後、ウルグアイがペナルティをおかせば、SO山沢拓也のPGで次々加点していった。前半終了間際には相手のパスミスにCTB梶村祐介が反応、こぼれ球をキックすると、続いてWTBゲラード・ファンデンヒーファーがキック、最後はCTBディラン・ライリーが抑えて19-0で前半を折り返した。後半に入っても日本はペースを渡さない。50分モールからのトライに55分初キャップのファンデンヒーファーが初トライをマーク、61分の認定トライ、63分NO8ファウルア・マキシのビッグゲインから梶村のトライと畳み掛ける。試合終盤にはPR稲垣啓太のシンビン(10分間の一時退場)があり、一本返されたが、終わってみれば43-7。ジェイミー・ジョセフHCも「後半残り20分はハンドリングエラーも多く、イエローカードも出たが、ティア1にああいうゲームしてはいけない学びになった」と課題を挙げつつ、「新しいリーダー陣のもと、新しい選手たちが入った中いい試合ができたと思う。(ハーフ団は)大きな可能性のある選手たち。9番(齋藤直人)はうまくコントロールしてくれた。ラインアウトが定まらない中、うまくボールをさばいてくれた。山沢はどんどん経験していってほしい。経験することによって代表としてパフォーマンスが高まっていくことだろう。最初の試合にしては良かった」と評価した。選手たちも手応えを口にした。坂手主将「ディフェンスは良くなってきているのでは。しっかりセットできていたし、前へ出てプレッシャーをかけることもできていた。ただ、まだ修正すべき点もたくさんあるので、しっかり映像を見て修正して来週に向かっていきたい」稲垣「前半は我々の時間帯が多かったが、いくつかペナルティからエリアを取られたので反則は気をつけないといけない。自分自身シンビンを取られたので、相手にも申し訳ないし、チームにも迷惑かけてしまったので、修正していきたい。(堀江翔太について))影響力しかない。堀江さんはやるべきことをやっているから、堀江さんのひと言をみんなが聞く。チームに頼もしい人が帰って来たという印象」HO堀江「ヨーロッパ相手に7点しか許していないのは記憶にない。ディフェンスはすごく成長していると思う。(ジョン・)ミッチェル(AC)が来て、彼の落とし込みに対して、僕らがすぐ具現化ができているのは、個人のラグビー脳や能力、スキルが成長しているからだと思う」FLリーチ マイケル「新チームとしていいスタートを切れた。ハードな宮崎キャンプを経て、この結果を出せたのは良かった。やろうとしたことが見えたのが良かった。山沢、李(承信)がいいゲームコントロールを見せて、坂手主将もいいリーダーシップを見せてくれたので良かった」齊藤「プランを遂行すること。9番としてやり続けることにフォーカスした。相手の強みを出させない。そして自分たちの強みを出すこと。(山沢とは)3週間コミュニケーションをたくさん取り、ミスもあったがこういう結果に終わった良かった。トランジションでしっかりボールを動かすこと、攻めるところを攻められたのは良かった」山沢「自分のやるべき仕事はそれなりでできたと思う。1試合を通してエリアマネージメントとして、敵陣で戦うというのは基本的にできた。ペナルティで自陣に釘付けにされる場面があったが、スコアされずに良かった」ライリー「(BKの連係について)いい方向に向かっている。いいステップで進んでいる。いいコネクションで、いいステップへ向かっている」6月30日、『リポビタンDチャレンジカップ2022』フランス戦のメンバー発表会見が行われた。気になる試合登録メンバーは以下の通り。【日本代表】1稲垣啓太(埼玉WK)、2坂手淳史(埼玉WK)、3ヴァル アサエリ愛(埼玉WK)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(RH大阪)、5ジャック・コーネルセン(埼玉WK)、6リーチ マイケル(BL東京)、7ベン・ガンター(埼玉WK)、8テビタ・タタフ(東京SG)、9茂野海人(トヨタV)、10山沢拓也(埼玉WK)、11シオサイア・フィフィタ(花園L)、12中野将伍(東京SG)、13ディラン・ライリー(埼玉WK)、14ゲラード・ファンデンヒーファー(S東京ベイ)、15山中亮平(神戸S)、16橋本大吾(BL東京)、17森川由起乙(東京SG)、18垣永真之介(東京SG)、19ワーナー・ディアンズ(BL東京)、20ファウルア・マキシ(S東京ベイ)、21中嶋大希(神戸S)、22李承信(神戸S)、23髙橋汰地(トヨタV)ジョセフHCはフランス戦の勝負のポイントを次のように語った。「ひとつ目はしっかりセットピースを安定させないといけない。フランスはセットピースが非常に強い。スクラム、ラインアウトでパワーラグビーを仕掛けてくると思うので、まずそこでしっかり対応していくこと。自分たちはボールインプレ―を多くしたいし、ボールを素早く動かしてアタックしていきたい。でもバランスも大事。非常に暑く、ボールも滑るだろうから、バランスを考えてプレーしていきたい」フランス戦でテストしたい点を問われると、指揮官はこう答えた。「選手一人ひとりがしっかり自分の仕事をすることを期待している。フランス相手にゲームプランを遂行できるのか見てみたい。フランスは言うまでもなく世界有数のチーム、大きなチャレンジ。我々のキープレーヤーの何人かがケガをしているが、タフなトレーニングを積んできた。自分としても今週の試合を楽しみにしている」ジョセフHCは猛暑も味方に付けるつもりだ。「この暑さは自分たちにとってチャレンジだが、相手にとってもチャレンジ。我々は素早くボールを動かしていきたい。フランスはあらゆる面でスローダウンしてきたいと思う。この暑さは自分たちにとって、いい方向に転ぶと思う」前戦から選手を変更したLO、No.8、CTBについても説明した。「ヴィンピーがチームに戻ってきてうれしい。彼は経験があり、LOとしてフィジカルが強く、タフさもある。前回の合宿でケガをし、パフォーマンスが上がるのを待っていた。ワーナーはまだ20歳。未来がある、可能性がある選手。今回はベンチから違う役割を与え、彼がどんなパフォーマンスを見せるか見てみたい。タタフはボールキャリーとして期待している。彼がしっかりボールを、前へ運んでくれることを期待している。中野、このポジションでどれだけやれるか見てみたいと思っている。CTBは中村亮土がケガをしたが、選手層は厚くなってきている。彼は12番の可能性もあると思うので、このポジションでチャンスを与えた」2戦連続スタメンの山沢についても言及した。「彼はそこまで試合を経験していないので、彼にはジャージーを着て継続して成長できるようにしていきたい。今回ティア2からティア1へ相手のレベルが上がってくるが、プレッシャーが変わってくる中、しっかりパフォーマンスすることができるか見ていきたい」PR森川とWTB高橋のノンキャップのふたりに対してもコメントした。「両選手は1年以上チームにいながらまだ試合に出られていないのは不運な一面がある。パンデミックの中、6試合しかできず、なかなか機会が与えられなかった。森川は『リーグワン』でもスクラムやスキルが成長している。彼のパフォーマンスに期待している。高橋は2回のツアーに参加し、未来がある選手だと実感している。ここで彼のパフォーマンスを見られるのを楽しみにしている」ジョセフHCはここが『RWC2023』へ向けてのスタートだと強調した。「スターティングポイントだと思っている。この2年半、強化は遅れていると感じている。この遅れをしっかり受け止めて、遅れを取り戻していくほかないと思っている。競争はすべてのポジションで重要。競争することによって選手層が厚くなり、経験へつながっていく。NDSを作ったのもその一環。今後も選手たちが競争し、ポジションを勝ち取っていくことが大事」また、同日ウルグアイ戦で出色のパフォーマンスを見せた堀江、齋藤、野口が離脱、SH高橋敏也(BL東京)、FL布巻峻介(埼玉WK)の追加招集が発表された。藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは「フィジオがひとり発熱した。彼に近かった選手に抗原検査をし、陽性判定が出たのが3人。この3選手は無症状なので、このまま無症状なら次のフランス戦は出られる。協会のプロトコルを遵守して、絶対ゲームをしたい」と説明した。一方、フランス代表は主力が不在とは言え、長期離脱から戦線復帰したFLシャルル・オリボンをはじめ、ビリミ・バカタワとダミアン・ペノーのCTBコンビなどビッグネームも日本にやって来た。来日前には今回のメンバーが大半を占めたバーバリアンズとして、イングランド代表を52-21で圧倒した。昨夏のツアーでもフランスは若いメンバーでオーストラリア遠征を敢行。1勝2敗と負け越したが、フルメンバーのワラビーズと互角の攻防を見せた。果たして、日本代表がホームの追い風を受けて三度世界を驚かせるのか、フランス代表が世界トップの実力を見せ付けるのか。『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×フランス代表は7月2日(土)・豊田スタジアム、9日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケット発売中。7月2日(土)はNHK総合、9日(土)は日本テレビ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年07月01日6月21日、『FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選』Window 3 予備登録メンバーが発表された。バスケットボール男子日本代表は今夏2チーム体制で強化を進める。ひとつが7月1日(金)~3日(日)『W杯 アジア予選』Window 3と7月12日(火)~24日(日)『FIBA アジアカップ 2022』を戦うチームと、もうひとつが8月13日(土)・14日(日)『国際強化試合2022(仮称)』と8月22日(月)~30日(火)『W杯 アジア予選』Window 4を戦うチームである。同日には直前合宿参加メンバーによるオンライン取材が行われた。トム・ホーバスHCは改めて2チーム体制での強化方針を語った。「今40人のラージグループでやっている。全部の試合で勝ちたいから40人の中でA・Bチームと順番をつけるではなく、どういう組み合わせにすればいいバランスで勝ちにいけるか考えた。全員が全員ではないが、Bリーグでセミファイナルまで残った宇都宮と琉球、川崎、島根の選手はWindow 4の方がいいとか考えた。ケガ人もあり、スケジュールの問題もあり、本当に選ぶのは難しかった」さらにPGを例に出して、チーム編成について説明した。「PGは4人(藤井祐眞、齋藤拓実、テーブス海、河村勇輝)呼んだが、河村、テーブス海は若いので、経験があるPGを呼びたかった。齋藤と河村は身長が小さいので、フィジカルがあるPGがいればいいかなと考えた。安藤誓也はセミファイナルまで戦い、いろいろあったのでWindow 4に呼んだ方がいいかなと思った。選ぶのはとても難しかった、でもいいチームができた」指揮官は6月15日から始まったWindow 3直前合宿の手応えを口にした。「この合宿は思ったよりいい感じになった。Bリーグが終わって休んでいたので、コンディション的にどうかなと思ったが、みんなよく準備して来てくれた。(6月6日~12日に実施した)ディベロップメントキャンプに参加していた若手もスムーズに入って来ている」今回の強化ポイントをこのように挙げた「このWindowで改善できるかわからないが40%くらい3P(の成功率は)が必要だと思う。女子のように40%近い数字を残すようになれば、相手に関係なく勝てるチャンスが出てくる。これまでの4試合は29%と全然足りない。シューターを探している。オフェンスとディフェンスのアジャストメントもやっている。前回のオーストラリア戦の課題をトレーニングしている。オフェンスではペイントシュート、ディフェンスではハーフコートゲームになるとよくないので、スティールを狙えるよう改善している。今回のメンバーはWindow 2よりもアグレッシブなディフェンスができる選手が揃っているので、そういうディフェンスができるかなと思っている」ホーバスHCは『東京五輪』銅メダルメンバーのマシュー・デラベドバが入ったオーストラリア代表を警戒する。「Window 2よりWindow 3の方が強い。経験があるメンバーとなったので難しい。だが、前回の試合よりももっと上手にできると思う。今スカウティングしているところだが、ディフェンスで相手のリズムを崩したい。もっとスティールをしたい」アグレッシブなディフェンスを期待する選手について、具体名を挙げてコメントした。「張本(天傑)はフルコートのトラップを仕掛けるタイミングがよく、オンボールのフィジカルなディフェンスもできる。ディプロップメントキャンプから参加している吉井(裕鷹)もフィジカルが強くて面白い選手。テーブス海も身長があって、力のあるPG。合宿でもいい仕事をやってくれている」また『W杯 アジア予選』Window 3予備登録メンバーに名前が入っている渡邉雄太についても言及した。「今このチームに彼はいない。この合宿前に一度会ったが、彼はすごく強い気持ちを持っていて、スケジュールが合えば一緒にやりたい。それを楽しみにしている。Window 3には来ないが、それは予定通り。『アジアカップ』に来る可能性はある」同日には選手たちもオンラインで記者たちの質問に答えた。主な選手たちの意気込みは次の通り。古川孝敏「今回も呼んでいただき感謝している。またチャンスもらえたので持てるものすべてを出していきたい。みんなとコミュニケーションを取って、このチームでどう戦うべきかこの数日で作っているところ。それぞれの良さをこのバスケの中で出せれば、間違いなく自信を持って戦っていけると思うが、まずみんながしっかり頭で理解しないとこのバスケは難しい。それぞれの役割、ロールを考えて、お互いにコミュニケーションを取りながらやっていきたい」藤井祐眞「トムさんも選考で『いろんな選手を試したい』と言っていたので、Window 1で入った時はできる限り試合の中でアピールできればとプレーした。Window 2に選ばれなかったが、その時に『こういう選手を見たい、こういうメンバーでやりたい』というのがあると思うので、しっかり理解し特に悔しさはなかった。選ばれたらしっかり自分のパフォーマンスをして日本の役に立ちたいという思いはあるが、『絶対に何が何でも俺が入って絶対に活躍するんだ』という思いはない。代表でも川崎でやっているくらいガンガンやってほしいと思われていると思うが、初めてやるメンバーもいて、探り探りでまだ自分を出せていない。ハングリーにやりたいが、まだチームとしての共通理解が薄いと思うので、チームで何がしたいか、しっかりコミュニケーションを取って、固まったらどんどん自分を出していきたい」佐藤卓磨「前回の経験を踏まえて、さらにトムさんのバスケを理解しようと、充実の日々を過ごしている。新たなメンバーとどんどん連係を増やしていければと思っている。ポゼッションを取るためにディフェンスを強くしよう、リバウンドを取る、思い切りシュートを打とうと、その3つを自分の役割としてやっていきたい。どんどんBリーグや日本代表が盛り上がるようプレーしていきたい」須田侑太郎「今季は3Pの成功率を大きく下げてしまった。これまでキャッチ&シュートが多かったが、今季は動きながらのシュートやチェックされたシチュエーションでのシュートが増えてしまった。どんな状態で打っても40%に乗せられるように準備をしていきたい。日本代表を背負って戦えるチャンスをもらえたので、自分にでき得る最大限をやっていければと思っている。結果を考えずにまず自分のできるところに集中している」齋藤拓実「(中国戦では)トムさんが『レイアップをしたい』と言うのは、3Pの比率が多すぎた反省点から。ペイントアタックがそもそもできなかった。僕はフローターも得意なので、相手の嫌がるペイントアタックができれば、トムさんの言う3Pも増えてくるのかなと思う。トムさんはポゼッションを増やしたいと思うので、オフェンスリバウンドも大事だが、アグレッシブディフェンスでスティールを狙うとか、自分たちのディフェンスで焦らせてシュートを打たせて、トランジションにつなげるのが大事だと思う」テーブス海「シュート力を求められていると思うので、どんどんリングにアタックしたい。サイズで負けない、アグレッシブなディフェンスをするのは自分の持ち味だし、3Pも求められると思うので、どんどん積極的に打っていきたい。(Bリーグファイナルまで戦い)疲れているが、体力はめちゃめちゃあるので、『CS』に出ていない選手はオフが1か月あり体がなまっているかもしれないが、自分は疲れはあるが、若いので大丈夫」西田優大「合宿自体やることは変わっていない。メインでやることをチームとして共通理解してやっていければと思っている。(前回のオーストラリア戦は)チャイニーズ・タイペイ戦ではペイントアタックもうまくいっていたが、サイズも違うので同じようにできるわけがないので、そこでうまく対応できればチームとして結果も違っていたと思う。ジャンプストップだったり、より良い選択ができるよう今は意識している」富永啓生「毎日毎日高いレベルで練習できて、毎日毎日成長できている実感はある。こうやって日本代表に選ばれてうれしいし、レベルアップできればうれしい。(3Pは)個人的には半分くらい、50%決めていくのが目標。自分の強みの3Pはアピールしていきたいし、それ以外のディフェンスやほかの部分でも平均的にやって貢献していきたい。(オーストラリア戦について)やってみないとわかないが、普段からアメリカでやっているので、高さに対する慣れはあるので、自信はある。高い選手につかれたらスピードで抜くのもあるし、一歩下がって3Pを狙うのもある。3人制でフィジカルを鍛えられたので、5人制でも引き続きやっていきたい。オーストラリアは能力も高さもあり、バスケもうまいチーム。強豪と戦えるのは楽しみだし、やってやるという気持ちももちろんある」河村勇輝「Bリーグの中でリスペクトしているPGと一緒に練習やマッチアップしていると、自分に何が足りなくて何が勝っているか経験できている。自分の特徴のドライブはトムさんのバスケにフィットすると思うので、ぶらさずにやっていきたいし、そこでの判断を大事にしている。フィニッシュやキックアウトはまだまだだと思うので、しっかりレベルアップしていきたい。『パリ五輪』に選ばれるために積み重ねが大事だと思うし、代表での慣れも大事だと思うので、Window 3のメンバーに選ばれるようにしたい。ステップは踏んでいると思うが、まだここがスタートライン」【バスケットボール男子日本代表『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』アジア地区予選Window 3 予備登録メンバー】古川孝敏(SF/秋田ノーザンハピネッツ)谷口大智(PF/茨城ロボッツ)ルーク・エヴァンス(C/ファイティングイーグルス名古屋)永吉佑也(PF/京都ハンナリーズ)藤井祐眞(PG/川崎ブレイブサンダース)須田侑太郎(SG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)張本天傑(PF/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)野本建吾(PF/群馬クレインサンダーズ)富樫勇樹(PG/千葉ジェッツ)渡邉雄太(SF/トロントラプターズ)佐藤卓磨(SF/千葉ジェッツ)齋藤拓実(PG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)馬場雄大(SG/-)コー・フリッピン(SG/琉球ゴールデンキングス)小島エリエット海(PF/大阪エヴェッサ)ラシード・ファラーズ(C/千葉ジェッツ)吉井裕鷹(SF/アルバルク東京)川真田紘也(C/滋賀レイクスターズ)小酒部泰暉(SG/アルバルク東京)テーブス海(PG/宇都宮ブレックス)西田優大(SG/シーホース三河)井上宗一郎(PF/サンロッカーズ渋谷)富永啓生(SG/ネブラスカ大学)河村勇輝(PG/横浜ビー・コルセアーズ)※所属は6月30日現在のもの。※富樫、渡邉、馬場はWindow 3直前合宿は不参加。『FIBA バスケットボールワールドカップ 2023』アジア地区予選Window 3・オーストラリア戦は7月1日(金)、チャイニーズ・タイペイ戦は3日(日)・オーストラリア・ジョン・ケイン・アリーナにてティップオフ。 オーストラリア戦の模様はBS朝日、DAZN、チャイニーズ・タイペイ戦は日本テレビ、DAZNにて生中継。
2022年06月22日狭き門である。ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)から日本代表へのサバイバルは熾烈だ。6月11日、EMERGING BLOSSOMSとして『ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022』TONGA SAMURAI XV戦を戦ったメンバーは今週末、日本代表として『リポビタンDチャレンジカップ2022』ウルグアイ戦に臨む。トンガ戦、ウルグアイ戦で出色のパフォーマンスをした数名のみが日本代表の宮崎合宿へ合流。大半はこのまま夏の代表シーズンを終えるのだ。6月16日、ウルグアイ戦のメンバーを選出したジェイミー・ジョセフHCは日本代表への生き残りについて言及した。「選手一人ひとりを見ている。このテストマッチのプレッシャーに耐え得ることができるかしっかり観察したいと思っている。また代表チームとしての準備ができているか見てみたい。2週間しか準備期間がない中、どう調整していくのかは彼らにとって大きなチャレンジだし、自分も楽しみにしている。何人かの選手はこの試合の後に宮崎に来ることになりそうだ。だが、具体的な人数はまだわからない。宮崎には40名近い代表メンバーがいる。そこまでサポートを必要とはしていない」日本代表の試合登録メンバーは以下の通り。1三浦昌悟(トヨタV)、2堀越康介(東京SG)、3淺岡俊亮(トヨタV)※、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(RH大阪)、5大戸裕矢(静岡BR)、6飯野晃司(東京SG)※、7山本浩輝(BL東京)、8テビタ・タタフ(東京SG)、9小川高廣(BL東京)、10田村優(横浜E)、11根塚洸雅(S東京ベイ)※、12ラファエレ ティモシー(神戸S)、13シェーン・ゲイツ(SA浦安)、14竹山晃暉(埼玉WK)※、15尾崎晟也(東京SG)、16日野剛志(BR静岡)、17海士広大(S東京ベイ)※、18竹内柊平(SA浦安)※、19秋山大地(トヨタV)※、20シオネ・ラベマイ(BL東京)※、21茂野海人(トヨタV)、22立川理道(S東京ベイ)、23メイン平(BR東京)※※=ノンキャップメンバー指揮官は日本代表とNDS、ふたつのチームで活動する意図を改めて説明した。「今まで2年半で6試合しかできていない。ここからチームを加速、選手を育成するためにこの取り組みをすることになったが、すごくよかったと思っている。2016年から『スーパーラグビー』に出ていたし、私は日本代表とNDSも見ていた。その準備が『ラグビーワールドカップ(RWC)2019』につながった。パンデミックの中、今回の試みは難しいが、(NDSの)堀川(隆延HC)もいい仕事をしてくれたと思っている」チームを指揮するためではなく、選手をチェックするために試合当日秩父宮ラグビー場を訪れるとジョセフHCは言う。「選手をセレクトした責任として、現地へ行く。選手たちのパフォ―マンスをしっかり観察したい。このチームは基本的に堀川(隆延HC)、(アランド・)ソアカイ(AC)、斉藤(展士AC)が準備をしてきたので、ゲームの部分では彼らに任せたいと思っている。私は現場に行って、選手たちが準備した部分をしっかり遂行することができるかの見極めたいと思っている。いい試合をすることを期待している」若手とベテラン、それぞれに期待した。「若い選手にはテストマッチのプレッシャーの中でもしっかりパフォーマンスできることを証明してほしい。経験がある選手には私が今季ベストのパフォーマンスを見せていないと下した評価が間違っていたと証明してほしい。今回のメンバーには田村、ラファエレ、ヴィンピー、シェーン・ゲイツら経験がある選手がいる。彼らがこの試合でしっかりしたパフォーマンスを見せられるか楽しみにしている」ジョセフHCは田村のリーダーシップも評価した。「田村は(横浜)キヤノン(イーグルス)でもキャプテンをしている。堀川とは彼が主将を務めるのがいいだろうと話した。田村はチームをドライブし、コントロールしている。オンフィールドでは10番としてリードし、オフフィールドでもリーダーとしてチームに素晴らしいプレゼンテーションを見せてくれている。彼には一貫性のあるパフォーマンスを期待している。それが彼の未来につながっていくと思っている」トンガ戦後、ひと足早く日本代表へ合流したLO辻雄康についてもコメントした。「このふたつのチームはひとつのファミリーだと思っている。ウルグアイ戦では選手を育成させることができるし、それと同時にいい経験を積ませるができる。ケガ人があり、辻のトンガ戦のパフォーマンスを見て宮崎合宿に呼んだ。これまで彼とは一度も一緒に仕事をしたことがないが、興味深いパフォーマンスを見せてくれたので呼んだ。(PRの)北川(賢吾)もそう。ケガ人が出たので、彼にチャンスを与えた」SH小川について次のように語った。「過去5年ほど、田中史朗や流大が試合に出ていて小川にはチャンスがなかった。だが、今回、小川にチャンスがきた。日本代表としてしっかり戦ってほしい。土曜の試合をしっかり観察していきたい」ジョセフHCはTONGA SAMURAI XV戦をこのように評価した。「最初の試合として難しさはあったと思う。準備期間は2週間しかなく、トンガはこの試合に向けて気持ちも入っていた。去年の代表にいなかった選手を実際の試合で見ることができ、いい強化になったと思っている」TONGA SAMURAI XV戦はNDSのメンバーにも確かな自信となった。8分にLOファンデルヴァルトのバックフリップパスを受けて先制トライを決めたSO田村は手応えを口にした。「短い準備期間だったが、ゲームプランを遂行できた。僕自身ミスをしたが、ずるずる引きずらずにプレーできた。もう1試合あるので、また戻って練習してしっかり準備したい。みんなチームをよくしたいと思ってしっかり準備している。その過程が結果よりもうれしい」74分、相手守備網を強引に突破し、個の能力でトライを取り切ったNo.8タタフも喜びを表した。「メンバーに入ることができてうれしく思う。しかも、相手がトンガ。トライシーンはチームのサインプレーにあったもの。自分の強みのボールキャリーを生かして取ることができてよかった。今回はいいチャンスだと思うので、しっかりレベルを上げていきたい。課題はフィットネス。80分間もっと走れるように明日から準備したい」PR三浦はスクラムでの手応えと課題を語った。「今週1週間スクラムを組み続けてきたので、今日はいい形で出せたと思う。前半はジャパンのスクラムを組めていたが、後半は僕とHOと淺岡のところでバラバラになったので、僕がコネクトして淺岡を前へ出せればよかった。セットプレーはいいアピールができた手応えがある。宮崎ではなく大分合宿となったのは2試合できるのでポジティブに捉えている。どちらでも役割は変わらない。ハードワークすることにフォーカスしている」若い両WTBはこう試合を振り返った。竹山「桜のエンブレムをつけて秩父宮で試合に出られてうれしく思う。フィジカルの強いトンガに苦しい時間帯もあったが、スペースへしっかりチェイスする役割を果たせた。トンガにとって意味のある試合になっただろうし、僕らにとっても意味のある試合になった。トライチャンスを決め切ることができたのはよかった。でも前半のチャンスを生かせなかったのは反省しないといけない」根塚「次のウルグアイ戦に向けて、今日の80分間がいい経験になった。ボールを持った時のランニングはよかったと思うが、ボールをもらいたい形をもっとチームメイトに言ってもよかった。テストマッチではもっとプレスがきつくなると思うので、もっと早くもらえるようコミュニケーションを取っていきたい。ランニングやスキル、トライを取るところは自信があるので、あとは本当に細かいところ。経験が足りないと思う」EMERGING BLOSSOMSを指揮した堀川HCは以下のように総括した。「1週間で何ができるか、やろうとしたラグビーでディフェンスやセットプレーのところはできていたので、1試合目として非常に満足している。自分たちが何のために戦うのか、自分たちの存在意義は何か。チャリティマッチだが、NDSの先には日本代表があり、『RWC』がある。そういう意味でも選手たちはいいチャレンジをしてくれた」果たして日本代表初戦から何人がサバイブするのか。『リポビタンDチャレンジカップ2022』ウルグアイ戦は6月18日(土)に秩父宮ラグビー場にてキックオフ。翌週からは現在宮崎合宿中の日本代表が登場。ウルグアイとの第2戦は6月25日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州、フランス戦は7月2日(土)・豊田スタジアム、9日(土)・国立競技場にて開催。各試合ともチケット発売中。6月18日(土)はNHK Eテレ、7月2日(土)はNHK総合、6月25日(土)と7月9日(土)は日本テレビ系にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年06月17日ラグビー日本代表の2022年夏シーズンがスタート。『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』へのサバイバルがいよいよ本格化するのだ。6月9日、『ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022』TONGA SAMURAI XV戦に臨むメンバーが発表。EMERGING BLOSSOMSには将来日本代表に選出される可能性のある高いポテンシャルを持ったナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)から選ばれた。チームを指揮する堀川隆延HCはNDSの考え方を次のように説明した。「まずジェイミー・ジョセフHCとコミュニケーションを取って、今一番日本代表に近い選手を先発に選ばせてもらった。次のレベルにくる選手で25人を発表させてもらった。このNDSの目的・意義はあくまで日本代表のため。今後日本代表になり得るポテンシャルを持った選手が揃っているので、トレーニング・戦術はすべて日本代表と一致させている。1週間しか時間がなかったが、日本代表が目指すラグビーをするためにプランを組んできた」EMERGING BLOSSOMSの試合登録メンバーは以下の通り。1三浦昌悟(トヨタV)、2堀越康介(東京SG)、3淺岡俊亮(トヨタV)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(RH大阪)、5辻雄康(東京SG)、6シオネ・ラベマイ(BL東京)、7嶋田直人(横浜E)、8セル ホゼ(花園L)、9茂野海人(トヨタV)、10田村優(横浜E)、11根塚洸雅(S東京ベイ)、12立川理道(S東京ベイ)、13ラファエレ ティモシー(神戸S)、14竹山晃暉(埼玉WK)、15尾崎晟也(東京SG)、16中村駿太(東京SG)、17海士広大(S東京ベイ)、18津嘉山廉人(横浜E)、19秋山大地(トヨタV)、20大戸裕矢(静岡BR)、21飯野晃司(東京SG)、22テビタ・タタフ(東京SG)、23小山大輝(埼玉WK)、24メイン平(BR東京)、25テアウパ シオネ(S東京ベイ)今回のNDSのスローガンは「GLIT(グリット=やり切る力)」に定めた。「今回のグリットという言葉をスローガンに掲げているが、日本代表を目指していく、チャレンジしていく、成長していくグロースマインドを持って、一人ひとりが自分の役割をやり切ることに尽きる。日本代表のラグビーをやりながら、しっかり自分の個性を出す、それぞれが持っている能力を最大限に発揮するゲームにしてほしい」指揮官は主将、リーダー陣についてコメントした。「キャプテンは田村優、バイスキャプテンは堀越、リーダーは大戸、ラファエレ、尾崎。NDSの主将を決める際にジェイミーと話し、彼の経験値が若いメンバーに必要、彼のリーダーシップが必要だと考えて彼に託した」堀川HCはトンガに敬意を表した。「トンガと日本は昔から結びつきが強い。1985年に初めてトンガの国籍を持った選手が日本代表となってから過去27人が日本代表として活躍し、合計328キャップを日本代表にもたらしてくれた。TONGA SAMURAI XVに敬意を持って臨みたい。この1週間積み上げてきた日本代表のラグビー、大きな相手に対して我々の強みである、あらゆる局面でスピードを生かしたラグビーを展開していきたい」田村主将は日本代表ではなく、NDSでの活動になった経緯をこのように振り返った。「経緯は普通にミーティングで言われて。ジェイミーから僕に対するフィードバックは厳しいもの。ほぼ直球でフィードバックをくれるので、僕としても助かる。どこからスタートするにせよ、大きなゴールがある。このチームをスペシャルにするチャンスはあると思うので、僕は楽しみ。ストレートなフィードバックをもらって、落ち込むとかはない」まずNDSでの活動にフォーカスすると田村は言う。「2週間だけのチーム、限られた時間の中なので、まず関係性を作り上げるのが大事。新しくやっていく選手が多いので、そこをフォーカスしてやってきた。2週間このチームにフルコミットして、身体がどうなろうとこのチームで全部出し切るだけ。まずこの2試合。ケガも癒えてきて身体も動けている。遠い未来の質問にはなかなか答えられないけど、このチームはすごい速度で成長してきている。トンガに限らず、自分たちがやってきた1週間の準備をしっかり出すこと。堀さんもグリットと言っていたが、まさにその通り。自分たちのやってきたことをやり切るだけ」もちろん68キャップを誇る田村のこと、夏シーズンを2試合で終わらせるつもりはない。「そうですね、それはあります。まず次の試合みんなでがんばりたいし、その次もある。そういう風に段階を踏んでいけたらなと思っている」また、田村は立川との再会を喜んだ。「やっぱり安心感がある。ハルとはだいぶん前から一緒にプレーできていないが、日本でも数少ないいい12番だと思うし、一緒にラグビーやれるのはうれしい。フレッシュだし、楽しい。ハルと一緒にやれて、こういう気持ちになれただけでも、この合宿に参加させてもらっている意味があるかなと思う」6月9日にはケガから代表に復帰したLOファンデルヴァルトとともに、LO辻、FL飯野、No.8ホゼ、WTBメインのノンキャップメンバーがオンライン取材に対応、意気込みを語った。ファンデルヴァルト「選ばれてうれしい。この後のウルグアイ戦、フランス戦もぜひプレーしたい。(日本代表ではなくNDSだが)すごく楽しみでエキサイティングな気持ち。新しい若い選手とプレーすることで新たな学びがあり、新たな自信が植え付けられている」辻「先発に選んでいただきうれしいし、チャンスだと思う。そこでいいパフォーマンスすることだけを考えている。海外のチームを倒すのは自分にとってチャンス。リスクもあるが、まず自分自身との戦いに勝って、相手にも勝ちたい。LOは外国人選手が多く選ばれるのは難しいと考えたが、自分にできることは自分の実力を上げることだけ。自信があるというより、とにかくやってみるという感じ。まずLOで一番になって試合に出る、そこで負けたくないというプライドがある。もちろんフランス大会に出たいし、遠征メンバーに選ばれたいという思いがあるので、目の前の与えられた役割を100%で臨み、チャンスを生かしてきたい」飯野「今回を追加招集でNDSに呼んでもらい、自分としてはチャンスだと思っている。自分の役割を果たして、上の代表に行きたい。サントリーと違う部分があるので、新しい部分を吸収できるのは楽しい。強い選手、速い選手、新しい選手がいる中、コミュニケーションを取ってコネクトしていくのが自分の特徴。今回の試合はみんな勝利することを考えている。役割をしっかり果たし、その中で自分の良さを出していければ」ホゼ「セブンズのプレーを楽しんでいたが、次のステージへ行きたいと考えるようになり、今季から15人制にチャレンジした。15人制は私にとって大きな学び。こんなに早く代表に呼ばれるとは思わなかった。トンガ戦のスタメンに選ばれたことをうれしく思う。まずトンガ戦に集中し、次のウルグアイ戦につなげていきたい。自分らしいプレー、楽しみながらフィジカリティを生かし、ハードワークしボールを前へ運びたい」メイン「昔からテレビで見ていた選手と一緒にやれるのはうれしい。すごくレベルが高くて僕自身毎日チャレンジしている。今週しっかりチャレンジして、そこで課題を見つけられればと思っている。WTBも初めてなので、すごくチャレンジ。主にFBをやってきて、WTBをコントロールしていたので戸惑いはない。どこでも大丈夫。WTBに入っている時、優さんが自分の役割を説明してくれるのでやりやすい。毎回アドバイスをくれる。自分も緊張して頭から離れる時もしっかり伝えてくれる」一方、TONGA SAMURAI XVを率いるラトゥ ウィリアム志南利監督は「チーム編成にあたっては、かなり悩みました。そんな中で、クボタスピアーズのバツベイ・シオネをキャプテンとして、ベテランと若手を組み合わせたチームができました。ほとんどの選手たちは高校、大学から長く日本で暮らして、日本のチームで頑張っている選手です。いわば、日本に育ててもらった選手たちです。将来日本代表にもなれる実力をもった選手たちもたくさんいます。トンガの選手一人ひとりは『トンガ王国の復興のために力になりたい、そしてお世話になった日本に恩返したい』、そういう熱いハートをもってチャリティマッチに出場します。当日の試合はトンガ王国でもテレビ中継されます。トンガ王国には復興に向かう勇気を与え、日本の皆様には恩返しの気持ちをお伝えできるよう、全力でプレーします。どうか最後までお楽しみください」とコメント。TONGA SAMURAI XVの試合登録メンバーは次の通り。1中島イシレリ(S東京)、2アルファネスタ・マヒナ(花園L)、3シラ・プアフィシ(花園L)、4タラウ・ファカタヴァ(BR東京)、5エセイ・ハアンガナ(埼玉WK)、6ヴィリアミ・アフ・カイポウリ(三重H)、7バツベイ シオネ(S東京ベイ)、8ナエアタ ルイ(RH大阪)、9岡新之助タフォキタウ(スクラムヒューマンパワー)、10レメキ ロマノラヴァ(GR東葛)、11トロケ マイケル(宗像B)、12パエア ミフィポセチ(RH大阪)、13タウモエぺアウ・シリベヌシ(S愛知)、14ラトゥ クルーガー(相模原DB)、15ラリー・スルンガ(RH大阪)、16シオネ・ハラシリ(横浜E)、17シオネ・マウ(大阪体育大学)、18ラタ・タンギマナ(花園L)、19アシペリ・モアラ(S東京ベイ)、20ツポウ テビタ(花園L)、21人羅奎太郎(花園L)、22ハヴィリ リッチー(横浜E)、23トニシオ・バイフ(RH大阪)、24マノア・ラトゥ(埼玉WK)、25リエキナ・カウフシ(花園L)『ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022』EMERGING BLOSSOMS×TONGA SAMURAI XVは6月11日(土)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。NDSのメンバーは翌週18日(土)には日本代表として秩父宮で『リポビタンDチャレンジカップ2022』ウルグアイ戦に臨む。ウルグアイとの第2ラウンド以降は宮崎合宿に参加している日本代表がテストマッチに参戦する。6月25日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州でのウルグアイ戦、7月2日(土)・豊田スタジアム、9日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2022』フランス戦がラインナップ。TONGA SAMURAI XV戦、ウルグアイ戦のチケットは発売中。フランス戦のチケットは6月11日(土)午前10時一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022のチケット情報リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年06月10日株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(東京都港区、代表取締役:大竹 健)は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(東京都港区、会長:森 重隆)からラグビー日本代表の商品化権を預かるライセンス事務局との契約に基づき、ラグビー日本代表の商品化の窓口を担っています。この度、ライセンシーである株式会社サイバーネット(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:遠藤 晃司)が、「ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021」「ラグビー日本代表ステンレスクリップ プレイヤーズ2021」「ラグビー日本代表 プレイヤーズ下敷き」を発売致します。2021年内に行われた日本代表戦のプレイシーンから、ラグビーの魅力を表現した商品となっております。ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021(イメージ1)ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021(イメージ2)ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021(イメージ3)<ラグビー日本代表 アクリルスタンド レガシー2021>価格 :1,800円+税 (税込み1,980円)サイズ :組み立て前:H150×W130mm組み立て後:H130×W120mm以内ラグビー日本代表 ステンレスクリップ プレイヤーズ2021(イメージ)<ラグビー日本代表 ステンレスクリップ プレイヤーズ2021>価格 :273円+税 (税込み300円)サイズ:H39×W19mm※集めて楽しいシークレットグッズとなります。※少し大きめで紙以外のトートバックやキャップ等に付けてもお楽しみ頂けます。ご注意:クリップの先端が尖っておりますのでご使用時には十分ご注意下さい。ラグビー日本代表プレイヤーズ下敷き(イメージ)<ラグビー日本代表プレイヤーズ下敷き>価格 :636円+税 (税込み700円)サイズ:H297×W210mm販売予定場所■日本ラグビーフットボール協会 公式オンラインショップ ■渋谷モディ (7階 イベントスペース) ■キャップ・ラガーズ ■nagalabo sport(ナガラボ スポーツ)※株式会社サイバーネット運営ECサイト ※販売開始につきましては、各所準備ができ次第順次開始となります。<関連URL>■日本ラグビーフットボール協会公式サイト ■日本ラグビーフットボール協会 公式オンラインショップ ●ご掲載に関してのお願い掲載の際は下記クレジット表記をお願い致します。掲載原稿の確認をさせて頂けますようお願い致します。(C)JRFU 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月06日これまでとは異なる代表選考と言えよう。5月31日に発表された2022夏シーズン日本代表およびNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)は、1年3か月後に迫った『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を睨んだメンバーとなった。5月9日には2022年度日本代表候補選手63名が発表されていた。実績重視、あくまでテストマッチレベルでの実績に重きを置くジェイミー・ジョセフHCのこと、シンプルにキャップホルダーは日本代表、ノンキャップメンバーはNDSに振り分けるものと思われた。それがどうだろう。指揮官は『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』のパフォーマンスにケガやコンディションを加味するとともに、『RWC2023』までの時間を逆算し、選手たちに競争を促したのだ。顕著な例としてSOを見てみたい。日本代表68キャップの田村優をNDSへ、3キャップの山沢拓也、ノンキャップの中尾隼太と李承信を日本代表へ配したのだ。メンバー発表の前にジョセフHCは、日本代表とNDSの考え方について説明した。 「まずふたつのチームについて話したい。フレッシュな2チームを選出し、ウルグアイ、フランスとのテストマッチに臨みたい。『リーグワン』でケガ人が出たので、新しい選手にチャンスを与え、テストする機会にし、新しいチームを作り上げていきたい。これからテストマッチを重ね、選手層を厚くして『RWC』に臨むことが重要だと考えている。またキャプテンについて話をしたい。リーダーシップはチームの成長において非常に重要だと考えている。キャプテンとコーチが同じ絵をしっかり見ていることが大事だ。坂手(淳史)と流(大)に共同キャプテンに任命した。2016年に私が日本代表監督に就任した際、ハル(立川理道)、(堀江)将太のふたりの主将を任命したが、そこから7人の主将が誕生した。フランス大会へ向けて主将の育成、クオリティを高めていくことも大事だと考えている」日本代表選手34名は以下の通り。【PR】稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【LO】サウマキ アマナキ(横浜キヤノンイーグルス)ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)【FL】ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)【SH】齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)中嶋大希(コベルコ神戸スティーラーズ)流大(東京サントリーサンゴリアス)【SO】中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)山下楽平(コベルコ神戸スティーラーズ)【FB】野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)NDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)選手34名は次の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)海士広大(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)※北川賢吾(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)竹内柊平(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安)※津嘉山廉人(横浜キヤノンイーグルス)三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)【HO】中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)日野剛志(静岡ブルーレヴズ)※堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)辻雄康(東京サントリーサンゴリアス)ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)【FL】飯野晃司(東京サントリーサンゴリアス)※嶋田直人(横浜キヤノンイーグルス)德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)シオネ・ラベマイ(東芝ブレイブルーパス東京)※山本浩輝(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】セル ジョセ(花園近鉄ライナーズ)テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)【SH】小川高廣(東芝ブレイブルーパス東京)茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)※【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)【CTB】シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安)立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)テアウパ シオネ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)【WTB】竹山晃暉(埼玉パナソニックワイルドナイツ)根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)メイン平(リコーブラックラムズ東京)※吉澤太一(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)※【FB】奥村翔(静岡ブルーレヴズ)※尾崎晟也(東京サントリーサンゴリアス)※=5月9日発表の日本代表候補外からの選出。No.8姫野和樹、SO松田力也、CTB中村亮土、FB松島幸太朗らこれまでの主力はケガやコンディション不良を考慮し、選出を見送ったことが付け加えられた。あくまで1年3か月後を見据えた選択である。坂手と流、共同主将に期待することを問われると、ジョセフHCはこのように答えた。「ふたりともチームで主将を経験している。坂手はパナソニックで素晴らしい責任感を発揮し、チームは素晴らしい団結力を見せてくれた。流もサントリーやサンウルブズでキャプテンを経験している。『RWC』に向けて、新しい選手たちが理解力を上げていくことが大事。若い選手たちに日本代表がどういうチームなのか、彼らの口で伝えることが重要だと考えている」経験があるファンデルヴァルト、田村、徳永、ラファエレをNDSに置いた意図を聞かれると、こう返答した。「経験がある選手たちにはNDSでゲーム感覚を戻してほしいと思う。ケガを抱えている選手が何人かいるし、プレッシャーの少ない中で調子を取り戻してほしい。今後2年を見据えている。2019年にいいパフォーマンスをした選手の中には年齢が高くなっている選手もいる。トップフォームを取り戻しているか見極める必要がある。それが『RWC』に成功する要因になる。ひとつ重要なのは代わりに入った新しい選手もしっかり功績も認めなければならないということ。競争がなければ、チームは成長していかない」指揮官はSOについても言及した。「私の中でクオリティの高いSOは5人いる。すべてのSOはスキルが違う。山沢はこれまで代表に入ったり入らなかったりしたが、常に彼のことは観察してきた。可能性がある選手だし、彼のことを見てみたいと思い今回呼んだ。中尾は10・12番でもプレーできる。東芝でもいいパフォーマンスを見せ、素晴らしいリーダーでもある。中村がケガをした中で彼が入ってくることも考えられる。李は前回の別府合宿で感心した。彼は若い選手だが、ハングリーで未来がある。ジャージを欲する意欲も伝わってきた。ほかにも忘れてはいない選手として田村がいる。彼にしっかりチャンスを与え、彼がいいパフォーマンスをすることを望んでいる。初戦のウルグアイ戦でプレーする予定だ。彼をNDSに配したのは一貫性を持ってプレーしてほしいから。一貫性を持ってプレーすれば素晴らしい選手だと理解している。『RWC』に向けて彼には調子を上げてほしい」ジョセフHCはリーグワンMVPに輝き、『RWC2019』以来となる代表復帰となる堀江について、このように評価した。「彼は本当にクオリティを持った選手だと思っている。ケガがなく、本当に素晴らしいシーズンを送り、一貫性を持ったプレーをした。彼は年齢を感じさせないプレーを見せてくれた。彼が出ることによってインパクトを残し、負けている試合でも彼が出てくると逆転したこともあった。イングランドやアルゼンチンに勝つには彼のような選手がしっかり活躍していくことが大切だし、将太なら活躍できると思っている」指揮官は今回の代表活動、秋のシーズンに向けての青写真を語った。「トンガ戦と最初のウルグアイ戦はNDSのメンバーで臨み、2回目のウルグアイ戦にはNDSから何人か日本代表に入るかもしれない。代表に選ばれなかった選手は次のシリーズへ向けて休息に入る。7月のフランス戦のあと今回の68名、ケガ人を含めて78名のメンバーから秋のシーズンには45~50名くらいに絞っていくことになる。だから試合に出るメンバーはしっかりしたパフォーマンスを見せないといけない」6月3日(金)より日本代表は宮崎合宿、NDSは大分合宿へ突入する。6月11日(土)・秩父宮ラグビー場での『ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022』EMERGING BLOSSOMS×TONGA SAMURAI XV、6月18日(土)・秩父宮ラグビー場、6月25日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ウルグアイ代表、7月2日(土)・豊田スタジアム、9日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×フランス代表へ向けて準備を進めるのだ。TONGA SAMURAI XV戦とウルグアイ戦のチケットは発売中。フランス戦のチケットは本日6月1日~2日(木)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、6月11日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2022のチケット情報
2022年06月01日核酸(*1)栄養の健康食品および化粧品を販売するフォーデイズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:和田 佳子)は、このたび公益財団法人日本レスリング協会(以下、日本レスリング協会)の公式スポンサーとなりました。日本レスリング協会は、長年築き上げてきたレスリング大国としての伝統を守り、これまでに世界では類を見ないほど数々のメダリスト輩出に貢献してきました。とりわけ昨今の女子レスリング選手の活躍はめざましく、フォーデイズ株式会社は「女性の自立を支援する」という企業ミッション実現の一環として、女子レスリング日本代表を応援してまいります。女子レスリング【公益財団法人日本レスリング協会】日本におけるレスリングの統括団体として、レスリングを発展させることにより、国民の体力向上とスポーツ精神の涵養に資することを目的として1932年に設立された団体。 【フォーデイズ 会社概要】会社名 :フォーデイズ株式会社所在地 :〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町6-7代表者 :和田 佳子創業 :1997年4月資本金 :4,500万円企業情報:主力製品の核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」は、人の細胞の中に存在し健康と若さに役立つといわれる栄養素「核酸」に注目し、1999年12月に販売を開始。以後、現在に至るまで8度の改良を施しました。ネットワークビジネス業界において、国内では第3位(*2)の売上規模となっており、核酸栄養のリーディングカンパニーとして、健康食品と化粧品市場を牽引中。 *1 遺伝情報は細胞の核内に存在するDNAに書き込まれており、その情報をRNAが写し取ってさまざまなたんぱく質を合成しています。DNAとRNAは核内にある酸性の物質ということで「核酸」と呼ばれています。*2 ネットワークビジネス業界 国内ランキング 1位. 日本アムウェイ 2位. 三基商事 3位. フォーデイズ 4位. ニュースキンジャパン出典:「ネットワークビジネス」2022年3月号より抜粋 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月01日故ロバート・ダウニーの代表作である1969年製作の映画『パトニー・スウォープ』が、7月22日(金)より日本初公開となることが決定した。2021年7月7日85歳でこの世を去ったダウニー。息子でありハリウッドを代表するスター俳優ダウニー・Jr.は父の死に際し、ハリウッドに組みせずあくまでインディペンデント映画にこだわった父親について「彼はアメリカ映画界における偉大なる真の異端児だった」と語った。それから約1年となる今年7月、『パトニー・スウォープ』の日本初公開が決定。長らく幻の映画として知られてきた本作だが、全米で新たに注目を浴びるきっかけとなったのは、2016年に ナショナル・フィルム・レジストリーに選出され、その後マーティン・スコセッシが設立したフィルム・ファンデーションとアカデミーフィルムアーカイブによって2019年にデジタル復元がなされたことによる。以後、本作は全米映画ファンの間で「見なければいけない映画」の地位を獲得した。『パトニー・スウォープ』はジム・ジャームッシュやポール・トーマス・アンダーソンなど多くの映画作家に影響を与えた。特にアンダーソンは本作品を最も影響を受けた作品の一つに挙げ、『ブギーナイツ』でドン・チードルが演じるバック・スウォープというキャラクターを創造し本作へのオマージュとしている。また、ダウニーを役者として『ブギーナイツ』『マグノリア』で起用。第94回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞3部門にノミネートされ7月1日(金)日本公開されるアンダーソン最新作『リコリス・ピザ』は「ロバート・ダウニーに捧ぐ」という献辞で終わり、いま改めてダウニーはその存在感を増している。舞台は1960年代のニューヨーク。マディソン・アヴェニューの名門広告会社の創業者が突然亡くなり、会社の唯一の黒人役員(といっても楽曲担当)であるパトニー・スウォープが予想外の結果によって新社長に選出される。早速、スウォープは会社の名前をTruth &Soulに変更し、ほぼすべての白人役員を解雇。破壊的で奇抜だが、悪趣味ともいえる広告キャンペーンは次々とヒット商品を生み出し、会社は新たな成功へと飛躍する中、何とスウォープは国家安全保障への脅威であるとして、アメリカ大統領ミミオの陰謀に巻き込まれることになる。1969年の全米公開時『パトニー・スウォープ』は、過激なユーモアと奇抜な映像と音楽で世の中のあらゆる欺瞞を風刺する時代の先駆者そのもののであった。ポスターが刺激的すぎるとして、各地の映画館で掲載拒否運動が起こったというエピソードがあり、「最も悪意に満ちた悪徳の映画」(デイリー・ニューズ)と酷評される一方、ジェーン・フォンダがテレビで「『イージー・ライダー』も凄いけどもう一本見るべき映画が『パトニー・スォープ』」と語るなど、評価は真二つ。アメリカン・ニューシネマの到来に沸くアメリカ映画界においてさえも、『パトニー』の時代の先を行き過ぎた映像感覚と内容の過激さは人々を驚嘆させた。それから50年の時を経て、BLM(ブラック・ライブズ・マター)運動などが声高に叫ばれる現代にその先見性をどのように見るか。『パトニー・スウォープ』は2022年の今、まさにタイムリーな作品である。映画は7月22日(金)より渋谷ホワイトシネクイントにて公開。その後、順次全国でも公開される予定だ。【作品情報】『「パトニー・スウォープ」-デジタル・レストア・バージョン-』原題:Putney Swope1969年/ アメリカ映画 / 上映時間 85分 / 白黒・カラー監督:ロバート・ダウニー/主演:アーノルド・ジョンソン提供:RIPPLE V 、3DAP Japan LLC配給:RIPPLE V公式ホームページ:
2022年05月26日『ラグビーワールドカップ(RWC)』2019年大会ホスト国が、2023年大会ホスト国を迎え撃つ。日本代表がウルグアイ代表との2連戦を経て、欧州6か国対抗戦『シックスネーションズ2022』全勝優勝を飾り、本大会へ向けて視界良好なフランス代表との2連戦を実施する。コロナ禍で強化が思うように進まない日本代表がV候補の一角を相手にどれだけ戦えるか。本番まで1年半を切った5月9日、ラグビー日本代表候補が発表された。FW36人・BK2名計63名の2022年度日本代表候補選手は次の通り。【PR】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)北川賢吾(クボタスピア船橋・東京ベイ)木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)津嘉山廉人(横浜キヤノンイーグルス)クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)【HO】坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)橋本大吾(東芝ブレイブルーパス東京)堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)【LO】秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)サウマキ アマナキ(横浜キヤノンイーグルス)辻雄康(東京サントリーサンゴリアス)ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)長谷川崚太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)【FL】ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)嶋田直人(横浜キヤノンイーグルス)下川甲嗣(東芝ブレイブルーパス東京)セル ジョセ(花園近鉄ライナーズ)古川聖人(トヨタヴェルブリッツ)山本浩輝(東芝ブレイブルーパス東京)ピーター・ラブスカフニ(クボタスピア船橋・東京ベイ)リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)【No.8】テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)ファウルア・マキシ(クボタスピア船橋・東京ベイ)【SH】小川高廣(東芝ブレイブルーパス東京)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)中嶋大希(コベルコ神戸スティーラーズ)流大(東京サントリーサンゴリアス)【SO】田村優(横浜キヤノンイーグルス)中尾隼太(東芝ブレイブルーパス東京)山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)【CTB】梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安)立川理道(クボタスピア船橋・東京ベイ)テアウパ シオネ(クボタスピア船橋・東京ベイ)ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)【WTB】髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)竹山晃暉(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)アタアタ・モエアキオラ(コベルコ神戸スティーラーズ)山下楽平(コベルコ神戸スティーラーズ)【FB】尾崎晟也(東京サントリーサンゴリアス)野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)メンバーを選出したジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチは次のようにコメント。「『RWC2023』フランス大会まであと 1 年余り。新しいシーズンの幕開けを迎え、充実したテストマッチシリーズに向けて、日本代表候補を発表できることをうれしく思う。このたび再び日本のファンの前で、全国のスタジアムにてプレーできることは、とてもエキサイティングなこと。今回のメンバー選考では経験、潜在能力その他の適切なバランスを見極めるとともに、我々のプレースタイルを補完する能力と姿勢を持ち、かつ我々のスタイルを進化させる可能性を持つ選手を探した。シニアプレーヤーは、経験豊富なチームのバックボーンとして重要な役割を担っているが、同時に若いプレーヤーを指導し、導く役割も担っている。新しい選手にはステップアップして自分の力を発揮し、チームに新たな一面をもたらす機会を得ることを期待している。2023 年の『RWC』を見据え、世界の強豪を相手にラグビーにさらに磨きをかけ、どのチームにも挑戦できるような最高のポジションに身を置くことが、私たちのセレクションのすべて。なお今回、庭井祐輔、具智元、小瀧尚弘、ジェームス・ムーア、福井翔大、松田力也、小倉順平、中村亮土、松島幸太朗、セミシ・マシレワはコンディション都合により選考対象外となった」発表会見には藤井雄一郎男子15人制日本代表ナショナルチームディレクター(NTD)がオンラインで出席。「大事なポジションにケガ人も数名出たりして、チャレンジなテストマッチになる。『RWC』でも起こり得る自体。初キャップの選手もいるが、これをいいチャンスだととらえてアピールしてほしい」と期待を寄せた。久しぶりの代表選出となったHO堀江、SO山沢、CTB立川についてはこのように選出理由を明かした。「(堀江について)彼は別格。スーパー特別扱い。ジェイミーも気にしていたし、『リーグワン』のプレーを見ても文句なしで選ばれる活躍をしている。中村がシーズン通してコンディションがよくなくて、次のテストマッチ、『RWC』には間に合ってほしい。立川には経験がある。彼自身にも『RWC』を狙ってほしいし、若い選手に経験を伝えてほしいという両面がある。中村がいないことも含めて彼を選んだ。上からの順番で山沢が一番近いところにいた。今までも決して彼がよくなかったわけではなくて、ほかの選手がよかったということ」藤井NTDはノンキャップのメンバーはプレッシャー下でどれだけのパフォーマンスを継続して見せられるかに注目している。「下川はクレバーな選手、将来性もある。辻もタフ。テストマッチでどれだけやれるか見てみたい。中尾や李、根塚、竹山とかもハイプレッシャーの中でどれだけできるか見てみたい。(根塚、竹山について)日本人らしいスピードがある。あとはハイボールやディフェンス。常に安定して出せるかどうかだと思う」ケガで選出を見送ったFB松島については想定内だと口にした。「ずっとプレーしている時間が長く、休ませようとしていた中でのケガだったので想定内。想定外のケガした選手もいるし、今後も起こり得ること。どけだけの選手が使えるかというテストでもある」とくにテストしたいポジションにHO、SOを挙げた。「SOとHO。堀江以外のHOを見たい。どれぐらいできるか見たい。(田村、松田の次のSOを探しているという問いに)そうですね」藤井NTDは日本代表とナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)のメンバー編成にこう説明した。「NDSという名前だと若手というイメージが持たれると思うが、次の『RWC』を狙うメンバーということもあるが、コンディションを見てみたい選手、(当落上の)ギリギリの選手もいる。トンガ戦はNDS、次のウルグアイ戦が(NDSと代表の)半々、2回目のウルグアイ戦がフル代表と思っている。2回目のウルグアイの前にNDSのメンバーで韓国代表とやれればと今調整しているところ」一部選手を除いた日本代表候補は5月14日(土)・15日(日)に大分県でのテスティングキャンプ、23日(月)~27日(金)にスキルコンディショニングキャンプを実施し、6月3日(金)~30日(木)・宮崎県での日本代表合宿と6月3日~27日(月)・大分県でのNDS合宿に分かれる。日本代表合宿は7月3日(日)~9日(土)・東京都でも実施。6月11日(土)・秩父宮ラグビー場での『ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022』EMERGING BLOSSOMS×TONGA SAMURAI XV、6月18日(土)・秩父宮ラグビー場、6月25日(土)・ミクニワールドスタジアム北九州での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ウルグアイ代表、7月2日(土)・豊田スタジアム、9日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×フランス代表がラインナップ。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)『リポビタンDチャレンジカップ2022』日本代表×ウルグアイ代表のチケット情報 『リポビタンDチャレンジカップ2022』チケット情報()
2022年05月10日7大会連続となる7度目の『FIFA ワールドカップ』出場を決めた日本代表にとって、次のゲームは決して消化試合ではない。『W杯』アジア最終予選・ベトナム戦は貴重な実践の場である。本大会のメンバー23名をかけたサバイバルはすでにはじまっているのだ。22回目を数える『W杯』は11月21日(月)にカタールで開幕する。本大会までFIFAインターナショナルウィンドウは5月30日(月)~6月14日(火)と9月19日(月)~27日(火)の2回のみ。7月19日(火)~27日(水)の『EAFF E-1 サッカー日本主権2022』決勝大会は国内組の大事なアピールの場となるだろう。3月26日、『SAMURAI BLUE FIFAワールドカップカタール2022出場権獲得会見』の席上で日本サッカー協会・反町康治技術委員長は「『W杯』出場が決まった今、これからベスト8という目標に向け、次のベトナム戦が最初のスタートだと思う。これから熾烈な争いがチーム内でも起きると思う」と言及した。さらに今後のスケジュールについて、「6月のインターナショナルマッチデーで4試合やりたい。その後、7月中旬に『E1』がある。こちらは海外組の招集が難しいので、基本的にはJリーグの選手で構成して臨みたい。今回は11月の後半に『W杯』がはじまるので、9月の後半のインターナショナルマッチデーが最後の力試し、メンバー選考の上でも大事な試合になるので、強い相手とやりたい」とコメントした。同席した森保一監督はベトナム戦へ向けて、次のように語った。「我々は第一関門を突破したにすぎない。カタールで日本歴代最高の成績のベスト8以上を掴み取るべく、次のベトナム戦から新たに最善の準備をし、一戦一戦全力で戦っていき目標を達成したい。次のベトナム戦に勝って、このアジア最終予選を1位で突破すること、そのあとの『カタールW杯』での目標達成につなげられるように勝利を目指して戦いたい。戦い方に関しては、これから選手のコンディションを見極め、勝つためにベストな選択をしていきたい」選手を固定する傾向の強い森保監督だが、ベトナム戦ではメンバーを変更して臨むことになる。選手をがらりと入れ替えるか、これまでのメンバーをベースに要所となるポジションのみ入れ替えるかはわからないが、顔触れは変わる。もともと今回の代表活動はCF大迫勇也が不在である。アンカーの遠藤航とCB板倉滉はオーストラリア戦後、チームを離れた。期せずして、ベトナム戦は生命線となるセンターラインのテストマッチとなるのだ。CFとともに起用法が物議を醸した左SBはこれまで通り長友佑都か、中山雄太が入るのか。オーストラリア戦で殊勲の2ゴールを決めた三笘薫は先発起用されるのか、引き続きジョーカーの役目を担うのか。アンカーでは守田英正を本来のポジションで試すのか、柴崎岳を配置するのか。CFに入るのは前戦と同様に浅野拓磨か、それとも上田綺世、林大地か。はたまた2トップのオプションを試すのか。『W杯』を見据えた森保監督の選択が注目される。3月26日~28日には選手たちのメディア対応が実施された。喜びや安堵の声とともに選手たちは本大会へのサバイバルに向けて覚悟を口にした。上田綺世「僕以外にもFWはいるが、僕がこういう選手だということを表現できるように、与えられた中で自分の武器や結果にこだわりたい」守田英正「僕自身一番慣れているポジション、やってきたポジションがアンカー。航くんがずっと出ていて、僕もやれるということを見せられるチャンスだと思う。航くんは精神的支柱で、チームを引っ張る力があり、そこに頼ってしまうところは少なからずある。いなくなった分チャンスだと思うし、自分の普段見られない一面を見せられるチャンス。ポジショニングだったり、ビルドアップだったり、色々なところを見てもらいたい」山根視来「あそこ(豪州戦の先制点のアシスト)で貢献できたことはうれしいが、もう1試合あるので、メンバーに選ばれることが大事。次の準備に向かっている。育成年代でも代表のユニフォームを着ていなかったので、(『W杯』を)リアルに想像することは難しかった。数年前までそうだったが、何があるかわからない。チャンスはあるので、自分で掴みたい」三笘薫「僕は招集されて2回目、スペースが空いた後半に生きるタイプだと思う。ただ前半からもやれるところを見せないといけない。そのチャンスがきた時に生かさなければいけない。次の試合でどうなるかが変わってくるので、出場権は決まったが、決まっていない気持ちでなければいけない。スタメンで出て結果を残したい」田中碧「代表の活動で結果を残すのが大事。ゴールやアシスト、またそれとは違うものでアピールしていかないといけない。これから勝利とスコアというものによりこだわってやっていかないといけない。でも僕はボランチなので、ゴールをすればOKではないので、90分の内容も含めて求めていかないといけない」旗手怜央「自チームでインサイドハーフをやらしてもらっているので、インサイドハーフで勝負したい思いがある。でもウイングバック、ウイング、サイドバックでも経験があるので、出られるならどこでもという思いがあるが、インサイドハーフでやれるのはありがたい。(『W杯』は)僕自身テレビで見てきた舞台、豪州戦で出場を決めたのを肌で感じられたのは今後の成長につながると思う。今は少なからずチャンスはあると思うので、憧れの舞台に立てるかどうかは自分次第」原口元気「ポジションを奪うだけ。何を言われようとそこをやるだけ。所属クラブでやっているプレーを代表でもやれればチャンスはあるはず。ボランチのようにプレーするつもりはない。チームでもボランチに近い位置でプレーしているが、よりアタッカー気質と言うか、得点につながるプレーを見せていければと思う。『W杯』に行くことが決まったので、これからポジションを奪うよう、もちろんチームのためにやるが、自分のためにギラギラしてやっていきたい。次の試合チャンスがあれば、自分が表現したいものを表現する場だと思う。『W杯』まで半年、悔いが残らないようにポジション争いに勝ちたい」林大地「まず自分のできることを最大限引き出してやることと、FWは得点という目に見える結果を出さないと物足りないので、ゴールを取りたい。いくらでも序列はひっくり返るとうことは昨年の『東京五輪』で自分でも経験している。でも中途半端な気持ちや準備では起こることも起こらない。しっかり準備をして、自分の可能性を信じてしっかりやることが大事」吉田麻也「チームももっと構築しないといけないし、個人ももっと成長しないといけない。アジアと世界の戦いは違う。もう競争ははじまっている。ここからのマッチメイキングがすごく大事になってくる。コロナ禍で渡航が制限される中、いいマッチメイクでいい相手と戦うことが大事」南野拓実「チャンスはあったので、それを決め切りたかった。次に向けてああいう場面で決め切れるようにレベルアップしていきたい。時間を重ねるうちに自分もあのポジションをやりやすくなっている」柴崎岳「普段航がやっているポジションだが、自分が入ったら自分らしいプレーをピッチの中でパフォーマンスしたい。『W杯』が決まって、近々相手も決まって、相手によってメンバー構成が決まってくると思うので、そこのメンバーに入っていけるよう努力していきたい」谷口彰悟「まず1位で予選を突破すること。あとは『W杯』に向けての戦い、出場するだけが目標ではない、ベスト8以上という目標を掲げている以上、1試合1試合大事にしたい。試合に飢えている、結果に飢えている選手も多いので、そこで結果を出したい。コンディションはいいと思うが、試合に出て結果で見せないと意味がないので、しっかり集中していい準備したい」中山雄太「もちろんポジションは常日頃から狙っている。僕個人の思いで言えば、『W杯』出場を決められてうれしいが、新たな競争は始まっていると思う。次の試合は最終予選という名前ではあるが、新たな競争がはじまっている印象。チャンスがあれば結果にこだわってやっていきたい」『W杯』アジア最終予選へ臨む日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF/FW】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、林大地(シントトロイデン/ベルギー)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、旗手怜央(セルティック/スコットランド)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)3月26日の『W杯出場権獲得会見』でもサポーターへ来場の声掛けを行った吉田主将は3月28日のメディア対応でもファンの来場を促した。「会見で言った通り、選手たちは満員のスタジアムで代表戦をやることに飢えている。ヨーロッパでもオーストラリアでも明らかに日本とは状況が違う。誰かが突破口を開かないといけない。それはサッカー日本代表ではないといけないと思っている。みんなが我慢しているところ、誰かが扉を開かないといけないといけない。僕らにできることはサッカーで一つひとつ実績を積んで変えていくこと。サッカーファミリーで変えていけたらいいなと思っている。みんなで一丸となって扉を開けたらうれしいし、ぜひ6万人集まってほしい」果たして、明日の日本代表はどんなスタメンが並ぶのか。『W杯』アジア最終予選・日本代表×ベトナム代表は3月29日(火)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はDAZN、テレビ朝日系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)アジア最終予選(RoadtoQatar)のチケット情報
2022年03月28日特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会は、来る2022年8月インドネシアで開催予定の「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)」の日本代表選手4名と、本年10月トルコで開催予定の「第2回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2022)」の日本代表選手4名を発表しました。IOI 2022日本代表選手 左から児玉さん、田中さん、田村さん、渡邉さん「第21回日本情報オリンピック(JOI 2021/2022)」予選に参加した1,429名から本選選考を経た、成績優秀者30名(内1名欠席)による春季トレーニング合宿(3月20日~23日)をNTT DATA駒場研修センターにおいて実施しました。合宿期間中は、感染症予防の対策を講じると共に、4回の競技(各5時間3課題)・解析・解説を中心に実施し、遠方の参加者のみ宿泊しました。その結果に基づき、3月23日「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)」の日本代表選手4名を決定しました。日本代表選手は以下のとおりです。「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)」日本代表選手児玉 大樹(こだま だいき) 灘高等学校 高1田中 優希(たなか ゆうき) 灘高等学校 高1田村 唯(たむら ゆい) 大阪府立大学工業高等専門学校 高専2渡邉 雄斗(わたなべ ゆうと) 渋谷教育学園幕張高等学校 高2(氏名は五十音順、学年は2022年3月現在)この4名は、2022年8月に行われる予定の「第34回国際情報オリンピック(IOI 2022)インドネシア大会」に日本代表選手として参加します。「日本情報オリンピック第2回女性部門(JOIG 2021/2022)」では、予選に参加した217名から、本選を経て成績優秀者10名が、NTT DATA駒場研修センターで行われた「JOIG春季トレーニング合宿」(3月20日~23日)に進みました。合宿では、2日間(各5時間)の講義・演習を挟み、2回の競技(各5時間4課題)の結果から、以下の日本代表選手4名を決定しました。EGOI 2022日本代表選手 左から飯島さん、大野さん、藤居さん、山下さん「第2回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2022)」日本代表選手飯島 亜海(いいじま あみ) 桜蔭高等学校 高1大野 栞(おおの しおり) 筑波大学附属高等学校 高2藤居 星(ふじい あかり) 札幌市立あいの里東中学校 中3山下 結菜(やました ゆうな) 東京都立小石川中等教育学校 中等4(氏名は五十音順、学年は2022年3月現在)この4名は、2022年10月にトルコ・アンタルヤで行われる予定の「第2回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI 2022)」に日本代表選手として参加します。【国際情報オリンピックとは】国際情報オリンピック(IOI=International Olympiad in Informatics)は、情報科学(informatics)を対象とするものであり、毎年、ホスト国を変えながら1週間にわたり開催されます。世界の約80の国・地域から高等学校3年に相当する、学年以下の生徒達が集まり、数理情報科学の能力を競う智の競技会です。競技では、現実の問題をモデルにした与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。「第21回日本情報オリンピック(JOI 2021/2022)」実施要領: 【ヨーロッパ女子情報オリンピックとは】ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI=European Girls' Olympiad in Informatics)は、高等学校3年に相当する学年以下の女子生徒を対象としたプログラミングコンテストです。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、さらにそれをプログラムとして適切に実装することが求められます。EGOIは主にヨーロッパの国・地域を中心に開催されますが、ヨーロッパ以外の国・地域も招待されており、日本は2021年、第1回スイス大会から参加しています。「日本情報オリンピック第2回女性部門(JOIG 2021/2022)」実施要領: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日