燗酒をカジュアルに楽しむことのできるお店大阪・心斎橋エリアに、「お酒も料理もすべて、燗酒に特化したものを提供する」というこだわりを持つ「燗の美穂(カンノミホ)」というお店があります。メニューにならぶお酒は、お燗することでさらにおいしくなるものばかりを取り揃えており、今まで燗酒を飲んだことがなかった人でも気軽に楽しめる工夫がなされています。若い人でも燗酒を楽しむことのできる、今までにないジャンルのお店です。店名には燗酒への熱い気持ちと、オーナーの名前を採用燗酒への人並みならぬ熱い思いを抱いている、お店のオーナー。燗酒の魅力をもっとたくさんの人に知ってほしいとの思いから、「燗」の字とオーナー自身の名前を組み合わせて、店名が名付けられました。取り扱っている商品柄、客層はまだまだ男性が多いとのこと。若い人や女性にももっと燗酒の魅力を伝えていきたいという気持ちで、日々営業が続けられています。サクサク食感で箸が進む「野菜のかき揚げ」季節の野菜をサクサクの衣でそっと包み込んだ「野菜のかき揚げ」は、燗酒とも相性ぴったり。軽い衣の食感で、お酒のペースもどんどん上がっていきます。味付けは天つゆなどではなく、シンプルに塩でいただくのがおすすめ。燗酒の味を邪魔することなく、酒の肴としてしっかりと仕事をしてくれるメニューです。かき揚げに合う燗酒をオーダーすれば、それぞれのうまみがより一層引き立ちます。脂身のうまみが燗酒とマッチする「河内鴨ロースたたき」燗酒は、野菜や魚介などさっぱりしたものだけでなく、コクのある肉とも相性ぴったり。大阪グルメの代表格と言われる河内鴨を使用した「河内鴨ロースのたたき」を燗酒のおともとして提供しています。「ぜひ生で味わってほしい」とオーナーも絶賛する河内鴨は、表面を軽くローストしてたたき風に。すだちの酸味としょうがの辛みをプラスすれば、より燗酒と相性の良い一品になります。生産者とお客とをつなぐ架け橋になりたいお酒だけでなく、料理の食材選びにも自信をもっている店主。お酒や食材を丹精込めて作り上げている生産者たちとお客様が直接顔を合わせることはなくとも、作り手の思いを伝えることはできるという思いで日々お客を迎えています。お酒にも食材にもとことんこだわっているこのお店で、燗酒の魅力に触れてみましょう。大阪市営地下鉄堺筋線・長堀鶴見緑地線の「長堀橋駅」から、徒歩8分。飲食店のひしめき合うエリアで、燗酒のおいしさに出会えるめずらしいタイプのお店です。新たな日本酒の魅力に触れたいというかたは、ぜひ「燗の美穂」で楽しいひとときを過ごしてみてください。スポット情報スポット名:燗の美穂住所:大阪府大阪市中央区博労町2-6-14電話番号:06-6281-8007
2017年09月24日職人技と新鮮素材のコラボレーションを楽しめるお店シンプルだからこそ高い技術と素材の善し悪しが問われるのが日本料理。世の中に多くのお店がありますが、そのどちらをも兼ね備えているお店はそう多くありません。大阪・南本町の「一誠(イッセイ)」は、こだわりの新鮮素材をたくみな職人技で素晴らしい料理に仕上げる、数少ないお店のひとつです。鮮度だけでなく産地にまでこだわった素材選び「一誠」の素材へのこだわりは鮮度だけに限りません。その野菜や魚が旬のものかどうか、そして旬のものであっても、その時一番おいしい産地のものかどうかにまでこだわって、素材を仕入れています。こだわりぬいた素材をぜいたくに用いた料理を、落ち着いた空間の中でいただける。そんな上質な空間です。旬の厳選された海の幸をいただく「お造り盛り合わせ」その季節、その日いちばんおいしい魚を仕入れて、職人の包丁技で提供するのが「お造り盛り合わせ」です。定番のメニューですが、お刺身は鮮度だけでなく、包丁の入れ方によって舌触りがまったく異なる繊細な料理。舌だけでなく目にも鮮やかな旬の海の幸を、ぜひとも堪能してください。野菜のおいしさにこだわった「天ぷら盛り合わせ」旬の素材へのこだわりは魚だけにとどまりません。鮮度と産地を厳選した野菜をサクッといただける「天ぷら盛り合わせ」も、定番ながら職人技が光る一皿です。それぞれの素材に合わせた揚げ方で、野菜が本来持っているうまみと甘さを引き出しているので、つゆでも塩でも変わらずおいしくいただけます。定番に縛られない自由なお酒と料理を楽しめる豊富に取り揃えられている地酒は、あえて定番のものは置かずに、その時おすすめできる銘柄を選んでいるという店主。お酒にも素材と同じ考えが徹底されています。メニューについては、その時食べたいものを伝えれば、それに近いものを提供できるといいます。基本に忠実ながら、定番に縛られない姿をつらぬくお店は、まさに大人の贅沢なひと時です。大阪市営地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町駅」8番出口を出てそのまま直進。2個目の信号を右折してすぐのところにあります。落ち着いた空間で上質な料理と地酒を楽しめる貴重なお店に、ぜひ訪れてみてください。スポット情報スポット名:一誠住所:大阪府大阪市中央区南本町2-4-16 B1電話番号:06-6262-6789
2017年09月21日しっとりとおしゃれに日本料理を楽しめるお店日本料理といえば、格式の高いイメージを持っている人も少なくありません。しかし、貴ではカウンター席のみのスタイルをとっており、友だち同士や夫婦などで気軽に訪れることができる雰囲気。横並びで料理を楽しむことができるので、料理の美しさもしっかりと楽しみながら、会話の弾む心地よいひとときを過ごすことができます。季節ごとの味を、月替わりのコースで料理は単品ではなくコースとして提供しています。コース内容は季節に合わせて毎月変更されており、来店するたびに異なる表情を楽しめます。魚をメインとしたコースや、魚と肉の両方を楽しめるコースなど、コース内容にもバリエーションが。最後まで飽きることなく料理を楽しむことができます。日本料理の技を詰めこんだ、色とりどりの「前菜」お店の顔ともいえるのが、食材の色味を活かした色彩豊かな「前菜」です。その時期に旬を迎えている海の幸や山の幸をふんだんに使用し、思わず感動の声を上げてしまうような美しいひと皿。カウンターから直接目の前に運ばれるこの「前菜」は、店自慢のお酒とも相性ぴったり。大人のひとときにいろどりを添えてくれる一品です。華やかな見た目が特徴の「お造り盛り合わせ」新鮮な魚を使用した「お造り盛り合わせ」は、板前の腕が光る一品です。刺身だけがドンと豪快に盛りつけられているようなものではなく、1種類を少しずつ盛りつけ、季節の野菜を添えて上品に仕上げられています。お造りの間に野菜をいただくことで、魚それぞれの味をしっかりと味わえます。グルメな大人たちにぜひおすすめしたいお店創作の日本料理という新ジャンルを開拓している、「和食時々フレンチ貴」。世界的にも認められた和食を、従来とは違った視点から見つめ、日々お客の舌を喜ばせています。今まで数々の日本料理店に通ったという舌の肥えた大人にこそ、ここの料理を楽しんでほしいものです。ゆったりと上品な時間を過ごしたいというかたは、ぜひ一度お店へ足を運んでみてください。地下鉄・堺筋線の堺筋本町10番出口から、5分ほど歩いたところにあるこのお店。船場センタービルなどのランドマークからも近いので、大阪へのおでかけついでに立ち寄るのにもぴったりです。スポット情報スポット名:和食時々フレンチ 貴住所:大阪府大阪市中央区南久宝寺2-2-8 インザグレイス心斎橋 1F電話番号:06-6271-5610
2017年09月15日モダンな空間で日本各地の逸品を味わう「銀座大食堂」一歩踏み入れれば、レトロできらびやかなカウンターテーブルを中心に、左右にのれん街が広がります。日本の食と文化とエンターテイメントが一堂に会した「銀座大食堂」は懐かしくも新しい、銀座の“今”を体現した場所です。軒を連ねる全7店舗ののれん街のお店は、すき焼き、うなぎ、鮨、海鮮料理、地鶏料理、創作中華、鉄板焼きなど、店舗ごとこだわりのコース料理をじっくり味わうスタイルです。中央の「築地バル with 魚力」と奥の「銀座モダンテラス」ではオリジナルメニューはもちろん、のれん街各店舗のアラカルトメニューもオーダーできます。開放的なテラス席も要チェック。銀座の街を一望するテラスで美食に舌鼓。特別な日に、自分へのご褒美にぴったりの特別なレストランです。上品な甘さが美味しい「ESPMOSSOかき氷 マンゴー」特別な方法で作られた粉雪のようなサラサラの氷をかき分ければ、甘酸っぱく濃厚なマンゴーが眠っている―そんな夏にピッタリのスイーツがこちら「ESPMOSSOかき氷 マンゴー」(1,200 税抜)。独創的な創作料理が評判の山田チカラ氏が監修したかき氷は、上品な甘さと新感覚の氷が印象的な“銀座スイーツ”です。暑い日にテラス席で頂きたい逸品です。銀座モダンテラスにて提供しています。一口食べて驚きの美味しさ!モダンテラスの「和牛ビーフカレー」ゴロンとボリューミーな和牛が印象的な洋風カレー「和牛ビーフカレー」(1,800円 税抜)は、一口食べて驚きと納得の美味しさ。大きなビーフは口の中でホロリと優しく解け、牛本来の旨味が染み渡ります。そんなお肉の味を引き立てるのがカレーのスパイシーで奥深いコク。口の中いっぱいに広がる贅沢な味を、ふんだんに楽しんで。和牛ビーフカレーを監修したのは、日本和食界を牽引する京都の料理人・徳岡邦夫氏。洋風カレーでありながら、日本ならではの繊細な味わいを大切にしたカレーとなっています。付け合せの根菜サラダもあっさりとした味わいで、カレーとの相性は抜群です!銀座モダンテラスにて提供しています。「フレッシュ野菜と魚介の甘さセビーチェ」セビーチェとはラテンアメリカで食べられる、スパイシーな海鮮サラダのこと。フレッシュな野菜と鮮度抜群のホタテ、エビ、白身魚といった魚介類に、ハーブの風味やスパイシーなソース、レモンの酸味が、味覚を次々と刺激する元気いっぱいの一皿です。ボリュームもたっぷりなので、仲間でシェアして暑さを吹き飛ばしましょう!思わずビールが飲みたくなってしまう、そんな少しオトナの味です。「セビーチェ クラシック」(1,700円 税抜)は、築地バル with 魚力にて提供しています。日本各地の「おいしい」逸品を探しに「銀座大食堂」へ足を運んでみては?取材・文/おゝしろ実結スポット情報スポット名:銀座大食堂住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F電話番号:0570-001-432
2017年06月24日「’17食博覧会・大阪」がインテックス大阪にて2017年4月28日(金)から5月7日(日)まで開催される。「食博覧会」は、1985年より4年に1度、食の街大阪で開催される日本最大級のイベントだ。テーマを“日本の祭り・日本の味くらべ”と掲げる今回は、全国津々浦々の自慢の味を堪能できるだけでなく、日ごとに「秋田竿燈まつり」や「YOSAKOIソーラン祭り」、「沖縄全島エイサーまつり」などの日本各地の祭りも楽しめる。会場は、“バラエティ豊かな食の楽しみを提供するゾーン”、“食の未来を考え提案するゾーン”、そして“日本の祭り日本の味比べを表現するゾーン”といった3つのエリアに分かれている。バラエティ豊かな食の楽しみを提供するゾーン“バラエティ豊かな食の楽しみを提供するゾーン”では、日本の味・世界の食を提案する「食博楽市」が催される。エリア内では樽生ビールとグルメの祭典「ジャーマンビアフェスト」が開催され、日本ではなかなか飲めない本場ドイツの樽生ビールが17銘柄50種類揃う。また、13万人のカラアゲニストが選んだ「からあげグランプリ金賞受賞店」が全国から12店舗出店。洗練された仕込みで揚げる、もも肉、むね肉、手羽先、軟骨、砂肝などバラエティ豊かなからあげが来場者を迎える。このエリアは、まさに全国のおいしいものを一度に楽しめる場所。そのほか、全国のどんぶりとご当地ラーメンが集まる「ご当地どんぶり博」や“北海道の旨い”が勢ぞろいする「味力発掘!北海道」、加えてアサヒビールやサッポロビールによるブースなども設置される。日本の祭り・日本の味くらべを表現するゾーン“日本の祭り日本の味比べを表現するゾーン”の見どころのひとつは、食博の人気企画「ふるさと街道」。郷土食や特産品を始め、地域色溢れるトークまで、当地の空気感をも楽しめるコーナーだ。さらに「サントリー ザ・プレミアム・ファクトリー」が併設されており、ここではザ・プレミアム・モルツを一緒に味わえるだけでなく、とんかつまい泉のカツサンド、ここでしか食べれない創作ハーゲンダッツアイスも用意される。食の未来を考え、提案するゾーン上質な大人の空間を提供するのは、“食の未来を考え提案するゾーン”に位置する「UTAGE」の空間。ここでは、ビール、ワイン、日本酒、焼酎などの飲みくらべや、定番料理、創作料理、フィンガーフード、デザートとのマリアージュが体験できる。さらに、料理と共に楽しむショーイベントも実施。松竹楽劇部として結成されたOSK日本歌劇団による連日のステージだけでなく、国内最大級のファッションイベント「関西コレクションエンターテイメント」所属モデルとダンサーの出演によるショープログラムなども行われる。開催概要「’17食博覧会・大阪」期間:2017年4月28日(金)~5月7日(日)場所:インテックス大阪住所:大阪府大阪市住之江区南港北1-5-102開催時間:11:00~20:00(最終日は19:00まで)入場料:高校生以上 当日2,200円(前売1,600円)、小中学生 当日1,100円(前売800円)公式HP:
2017年04月28日発酵食“鮒鮓”がフレンチになるとどんな味?“鮒鮓”は、奈良時代までさかのぼる歴史を持つ滋賀名産の発酵食品。春に穫ったフナを塩と飯(いい)に漬け込んで発酵させるという手の込んだもの。匂いが強烈ということで有名な“鮒鮓”がさて、フレンチになるとどんな味なのでしょうか?ディナーでは、オレンジ色の鮒鮓がフロマージュブランと酸味のある貴腐ワインのジュレに包み込まれて、まるでミモレットチーズのような風味でお酒と合います! メインの虹鱒は、生ショウガのソースにからすみがアクセント。苦味のあるトレビスを下に敷いた国産和牛のローストは、レフォールソースのパンチが効いていて、日本酒にも合う味。和と洋がマリアージュして、魚、肉と変化のある味が楽しめます。遣唐使ゆかり、お茶とゆばを取り入れた比叡山の朝食とは?比叡山の歴史は、遣唐使より戻った最澄がこの地に延暦寺を建立して始まったと言えます。仏教、お茶、ゆばは、遣唐使が日本に持ち帰ったもの。朝食ではそんな比叡山が発祥とされるお茶やゆばを使ったお料理が洋食になって並びます。比叡ゆばのサラダに、スクランブルエッグやハムやベーコンなど、そして完熟ほうじ茶と熟成ほうじ茶とミルクを合わせたラテは、ここならではの飲み物です。スポット情報スポット名:星野リゾートロテルド比叡住所:京都府京都市左京区 比叡山一本杉電話番号:0570-073-022
2017年04月26日2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて以降、以前にもまして日本の「食」が世界から注目を浴びるようになった。海外で日本食を食べられるのも当たり前のようになってきており、海外旅行先で日本語が書かれたレストランを目の当たりにした機会がある人も少なくないはずだ。これらの現象は、現地の人たちに日本の味が受け入れられている何よりの証拠だろう。和食や日本食が海外の人たちにこれだけ支持される理由はいくつかあるが、その中の一つに「ヘルシーさ」があるのではないだろうか。「まごわやさしい」に代表されるように豆類や野菜、海草、きのこといった食材を用い、低カロリーで栄養価の高い料理が日本では古来から提供されてきた。近年は「食の欧米化」が進んでいるとはいえ、こういった日本のヘルシー志向が息づいた食文化は今なお、続いている。そして、その奥深さに感銘を受けている外国人がいるのも事実だ。では、具体的にどんなヘルシー食品が外国人に好まれている、もしくは好まれそうなのだろうか。このほど、日本在住の外国人20人に「母国でヒットしそうな日本の食品」について聞いてみたので、気になった回答を紹介しよう。Q.母国でヒットしそうな日本のヘルシー食品を具体的な理由と一緒に教えてください大豆由来製品・「豆腐が真っ先に思い浮かびました。イタリアでは今もありますが、あまり知られていないです。使い道が非常に多いので、もっとはやると思います」(イタリア/30代前半/男性)・「豆腐、豆乳。素晴らしいプロテイン源だし、おいしい」(ウクライナ/30代前半/男性)・「納豆。インドネシアには大豆由来のテンペがあるため、納豆への抵抗感はもしかするとないかもしれない」(インドネシア/30代前半/男性)・「豆腐」(フランス/30代前半/女性)・「納豆。栄養価が高いです」(インド/30代後半/女性)こんにゃく・「こんにゃく。国に糖尿患者が多いので、カロリーとGIが低いこんにゃくは役にたちます」(モロッコ/30代前半/男性)・「こんにゃくです。こういうカロリーの低い食べ物は、ロシアの女性の夢です。食べても食べても、カロリーがほとんどないなんて、信じられない! 夢のようです。すごい! ほしい! ってなると思います」(ロシア/30代前半/女性)梅干し・「カリカリ梅干し。どこでもいつでも食べられるし、母国の料理に合いそうです。また、ビールを飲みながら食べるととてもおいしいからです」(ブラジル/40代前半/男性)・「梅干し。納豆も最近はやっており、梅干しも勝算があると思う」(韓国/30代前半/女性)飲料系・「さとうきびジュース。ニキビや風邪のひきはじめののどの痛みに効く気がするので、ヒットするかもしれない」(台湾/20代後半/男性)・「甘酒かな? 理由はまだ知られてなさそうだから」(ドイツ/40代後半/女性)・「抹茶です。理由は、コーヒーよりおいしくて健康的だからです」(ギリシャ/30代後半/男性)・「青汁。母国ではあまり野菜を食べないので」(キルギス/30代前半/女性)その他・「最近母国では日本の和食が普及しており、人気になっています。特に寿司です」(エジプト/30代前半/男性)・「緑茶、お寿司、みそ汁はポーランド人は皆好きです。一方で納豆とかは無理でしょうね」(ポーランド/40代前半/女性)・「エゴマ商品。DHA+EPAが多く含まれていて、効果が優れているからです」(モンゴル/40代前半/女性)■総評豆腐や納豆などの大豆由来製品が回答全体の4分の1を占め、一番人気という結果になった。日本人にとって、特に豆腐は「ヘルシー食品」の代表的存在の一つと言えるが、それは外国人にとっても同じようだ。植物性の良質なたんぱく質を含むうえに低カロリーと、ダイエット時にまさにうってつけの食材でもある。また、こんにゃくと梅干しにも票が集まった。こんにゃくも「カロリーが低いヘルシー食」というイメージが強いが、意外とも言えるのが梅干しの存在だろう。回答してくれたブラジル人男性の「ビールのおつまみとしてよい」という趣旨のコメントは、温暖な気候で一年を通じてビールが旨いブラジルのお国柄が出たものと言えそうだ。※写真と本文は関係ありません調査時期: 2017年1月23日~2017年2月28日調査対象: 日本在住の外国人調査数: 20名調査方法: インターネット応募式アンケート
2017年03月29日従来商品もリニューアル2017年3月13日、大塚食品株式会社は「しぜん食感CHiA 抹茶」を発売した。同社はこれまで「しぜん食感CHiA」シリーズから「しぜん食感CHiA キャラメルアーモンド」「しぜん食感CHiA ココナッツ」「しぜん食感CHiA カカオ」を発売していたのだが、「しぜん食感CHiA 抹茶」の発売に伴い同日からこれらの商品もリニューアル。このリニューアルでは1袋内のビスケットを増量し、価格を値下げする。また、パッケージのデザインも変わるため、これまで愛用していた人は注意が必要だ。ヘルシースナッキングにぴったりここ最近、「ヘルシースナッキング」に注目が集まっている。このヘルシースナッキングとは食事の合間に適度な間食をプラスすることで過度な空腹感を抑えるという考え方だ。この方法は3度の食事で不足している栄養を補給するのにも最適。このしぜん食感CHiAシリーズにはオメガ3が含まれており、食物繊維もたっぷり配合されている。食物繊維は水分を吸収して膨らむため、小腹が空いた時にぴったりのおやつになる。また、スーパーフードとして知られているシアシードが配合されているため、チアシードの栄養も取り入れることが可能に。今回、新フレーバーが登場したことにより選択の幅が広がったため、飽きることなくヘルシースナッキングを続けることができるだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】※大塚食品株式会社プレスリリース
2017年03月13日ハイブリッド割烹が人気の「大安吉日」山手線 田町駅から徒歩5分、2016年10月3日の大安にグランドオープンした「串焼きおばんざい 大安吉日」。古⺠家をリノベーションしたおしゃれでモダンなお店は、居心地が良くゆったりできると評判です。おすすめは、世界で話題の食材(キヌア、パクチー、チアシード、ソイミートなど)と日本食を融合させた、ハイブリッド割烹。おいしくヘルシーな新しい和食として人気を集めています。おしゃれ過ぎる!「とろ湯葉のお刺身風チアシード酢」「とろ湯葉のお刺身風チアシード酢」(680円)は、栄養豊富で美容効果なども期待できると世界で話題の食材「チアシード」を使った料理。湯葉のコクとチアシードのプチプチとした食感が楽しめる一品です。トロトロの湯葉に、ブロッコリースプラウト、紫キャベツ、ケールが綺麗に盛り付けられていて、その上にチアシードをお好みでかけて食べる新感覚の料理です。チアシードの酸味と湯葉のコクがよく合います。コレを食べて美人に♡「おでん盛り10種」色鮮やかで、見た目も美しい「おでん盛り10種」(1200円)。大根、磯はんぺん、キヌア巾着、赤こんにゃく、明太チーズ天、海老はんぺん、ふわふわ卵焼き、鰯つみれ、豚角煮、フルーツトマトという定番のものから珍しい具材まで盛りだくさんです。練り物は全てお店で手作りされています。珍しいキヌア巾着は、その食感が衝撃的!⻭ごたえがあっておいしいと女性に人気の高いメニューです。最先端の串焼きがココに集結!「串焼5種類盛り合わせ」「串焼5種類盛り合わせ」(1200円)は、オリジナルのタレで焼かれた絶品串の盛り合わせ。インパクトある見た目に負けないおいしさで人気を集めています。串の種類はレタスチーズ、鶏モモ柚子胡椒焼き、パプリカ肉詰め、スプラウトの肉巻、紫芋団子のピーナッツバターチーズの珍しい5種類です。様々な食材を組み合わせた串はどれも自慢の一品です。粘りのある紫芋団子は食べごたえがあり、女性が好みそうな味付けでおすすめです。日本食のサードウェーブ、ハイブリッド割烹店のおすすめ最新割烹をご紹介しました。どれもオリジナリティあふれる料理で見た目も楽しめます。ぜひ一度試してみてください。スポット情報スポット名:大安吉日 田町店住所:東京都港区芝5-20-22電話番号:050-5592-6147
2017年01月31日●体型に縛られて生きるのはもったいない摂食障害に苦しむ人やその家族をサポートすることなどを目的とした「日本摂食障害協会」の設立発表会がこのほど、東京都内で開催された。同会では有識者による講演のほか、摂食障害の体験者によるスピーチや、パネルディスカッションなどが行われた。当日の様子をレポートする。○摂食障害の現状一般にはあまり知られていないかもしれないが、摂食障害は下記のように分類できる。■拒食症……食事を拒み続けて体重が異常に減る■過食症……満腹感が得られずに暴飲暴食をしては、嘔吐(おうと)や下剤の乱用などを繰り返す■過食性障害……いわゆる「むちゃ食い」をするが、自己誘発性の嘔吐(おうと)をしたり下剤を服用したりすることはない摂食障害は極度の栄養失調が原因で「患者の7~10%が死に至る」とも言われており、潜在患者を含めると国内には20万人を超える患者がいるとみられている。だが、治療できる医療機関が少なく診察可能な患者も限定されるため、保育園の待機児童問題と同じく、一刻も早い「待機患者ゼロ」の実現が求められている。このような現状がある中で、摂食障害患者が自身の不安や葛藤を、なかなか周囲に打ち明けられないことも早期介入を難しくさせている。実際に摂食障害に悩む女性たちを代表し、モデル・Naoさんが自身の経験談を語ってくれた。○20kgの減量後に30kgの増量を経験Naoさんは、今でこそ2013年に創刊したぽっちゃり系女子向けファッション誌「la farfa」で明るい笑顔を見せているが、17歳の頃に摂食障害を患い、独りで悩み、もがいていた過去を持つ。断食ダイエットをした結果、食事がほとんど摂(と)れなくなり、体重が半年で20kgも減ったが、無気力になり日常生活にも支障をきたすようになった。仕事に行けなくなったり、友達との約束を守れなくなったりし、精神的に不安定な状態が続く中、今度は猛烈な食欲に襲われた。体重は30kg増え、その後は拒食と過食を繰り返した。正常な食生活に戻れなくなり、治療してくれる病院や相談先もわからず、ずっと独り。摂食障害は10年間続き、その間もNaoさんの心は閉ざされたままだった。ところが、アルバイト先の出版社で、膨大な量の芸能人たちの写真を見たことが、Naoさんの考えにある"変化"をもたらした。「すごくやせてる人もいれば、ぽっちゃりな人もいて。私はずっと体型を気にしてきたけど、ずっとそれに縛られてこれからも生きていくのはもったいないんじゃないかと。それより、自分のぽっちゃり体型を受け入れて生きていくほうがいいかなと思えたんです」。自分らしく生きる道を選び、体型を生かして、ぽっちゃり系ファッション誌のモデルの仕事も始めた。オシャレを楽しむ気持ちを大切にし、自分を肯定することで、気持ちが前向きになり、拒食や過食を繰り返すこともなくなっていったという。「私は相談先もわからず、治療を受けていなかったので、完治するまで10年という長く孤独な日々を過ごしました。今、苦しんでいる人は、できるだけ早く治療を受けてほしい。私は自らの体験を語ることで、人に安心感を与えたい。『自分を責めなくていいんだよ。どんな体型でも、誰もあなたのこと嫌いにならないよ』って、そう伝えたいですね」。●ダイエットで幸せになれるかもしれないという幻想ダイエット志向が特に若い日本人女性に浸透している一方で、「その考えが果たして本当に自身の幸せに結びつくのか」と疑問を呈したのは、女性向けのトピックを数多く執筆しているライター・三浦天紗子さんだ。「先日、おもしろい調査結果を目にしました。若い女性は『今は着られないけど、やせたら着る服』の平均保有数が5.4着だそうです。それだけ、多くの女性が常日頃、慢性的に『やせなくちゃ』という意識を抱えているんですね」。現代は「やせたい」と思ったときに、運動ではなく「食」でダイエットをしようと思う女性が圧倒的に多い。しかも、日本人はメディアが発信する情報を素直に受け取る傾向が強い。「バナナダイエット」や「糖質オフ」「炭水化物抜き」などの偏ったダイエット情報に感化された結果、「●●をいっぱい食べればやせられる」、あるいは「●●を食べなければやせられる」といった極端な発想にたどり着いてしまうと指摘する。○自分にとっての幸せとは何かではなぜ、日本人女性はそれほどまでしてダイエットをしようとするのか。三浦さんは、華やかな世界で活躍するやせた女性たちの姿が、多くの一般女性に「やせてきれいになれば、自分にもいいことが起こるかもしれない」「もっと愛されて、ちやほやされて注目されて、幸せになれるかもしれない」といった期待を抱かせ、あおってしまっているのではないかとみる。「女性は単に『やせてきれいになりたい』のではなく、つまるところ、それによって『幸せになりたい』わけです。でも現実には、やせたからといって必ず幸せになれるわけではなく、『やせていても幸せじゃない』『やせても幸せになれない』女性は大勢います。けれど現実に今、生きづらさを感じて苦しんでいる人は、『やせることにすがるしかない』状況に陥ってしまうんですね」。現代は「何かを成し遂げなければ」といった意識を持つ若者が多いという。そのため、資格取得に励んだり、趣味に熱中したりするが、そういった「打ち込むもの」がない女性ほど、ダイエットにのめりこむ傾向があるとされている。体重や体脂肪率、スリーサイズなどの数値が"成果"として明確に出るため、達成感を得やすいからである。そして、メディアも「やせ志向」をあおっている部分があるのではないかと三浦さんは話す。「女性誌において見た目中心の価値観を否定することは難しく、『見た目よりも中身』などと書いたところで、『きれいごと言わないでよ』と一蹴されてしまうため、その勇気をメディア側が持てないのが現状です。結果、非常にやせているモデルや女優の画像ばかり発信され、読者を洗脳状態に追いこんでいます」。与えられ続ける膨大な「やせ=幸せ」という概念に屈服されることなく、いかにして「自身の幸せ」を見いだせるか。いつの時代もダイエットは女性にとって「永遠のテーマ」と言えるだけに、一人ひとりがしっかりと考えておきたい問題だろう。●医療、美容、メディアの立場から見る摂食障害後半のパネルディスカッションでは、女性パネリストが「医師」「脱毛サロンスタッフ」「女性誌ライター」というそれぞれの職業の視点から摂食障害について意見を述べあった。美容脱毛専用サロン・ミュゼプラチナムの鎌田真理子営業部長は、サロンの利用者の中に摂食障害とおぼしき女性がいて、スタッフが不安を抱くケースがあると話す。「ただ、非常にデリケートな問題ですので、お客さまにストレートに伺い、即介入することは難しいですし、触れてほしくない方もいらっしゃいます。でも、私どもはお客さまの裸に近い状態を拝見し、しかも『毛』というホルモンの影響が強く、摂食障害の症状が出る部分のケアに携わっているので、早期発見・早期介入の手助けになりうる立場だと思っています」。今後はスタッフがもっと摂食障害に関する知識を身につけ、正しいアドバイスの方法なども学び、脱毛(美容)面だけでなく、利用者の健康面もサポートしていきたいとした。○雑誌と実物の「1割強の差」が物語るやせ志向ライター・三浦さんは、ファッション業界について言及。米国を本拠地とする世界的ファッション誌「Vogue」が2012年、ファッション業界の「やせ=美しい」という偏った美意識が摂食障害に陥るモデルの増加などにつながっているとの考えから、「やせすぎのモデルは使わない」方針を発表したことは国内でも大々的に報道された。その一方で、日本のファッション業界はまだまだ「やせ志向」が根強く、掲載されている女性芸能人の写真のほとんどは、デジタル加工によってより細く修正されている現状を三浦さんは危惧している。「女性誌の編集部は、タレントさんの所属事務所に掲載予定写真をチェックしてもらうのですが、ほとんどの場合、事務所側から『もっとウエストラインを細くしてほしい』とか『おなかを平らにしてほしい』とかあれこれ注文が入ります。編集部もノーとは言えない立場なので、よほど極端な修正でない限り、指示通り修正せざるをえないのが現状です」。雑誌やポスターなどでみかけるタレントの写真と実際の体型は「1割強」ほどの違いがあるという。また、特に女性誌やファッション関係者の間では、あいさつ代わりに「やせたね~」といった体型に関する話題を口にする傾向もあるため、そういった風潮も改めないといけないと語った。○学校教育の一環として摂食障害を学ぶイギリス精神科医の西園マーハ文医師は、摂食障害先進国・イギリスの取り組みを紹介。イギリスでは、英国摂食障害協会「Beat」が10代の若者向けに製作した摂食障害についてのDVDを小中学校が授業中に上映。学校教育の中で、啓発や予防活動が普及している。「育ちざかりの少女たちがファッション誌のモデルと自分自身の見た目を比較して、自己肯定感や自己評価を得られず悲しんだり、無理なダイエットを実践したりするのを防ぐために、女性誌の写真は大勢のプロによる最新技術が結集してつくられた非現実であること、現実のモデルの容姿は写真とはまったく異なることを、撮影現場の写真などを掲載した教材を使って説明するなど、メディアリテラシーが学校教育のなかで実践されています。こうした取り組みが今後、日本の学校教育においても実践されるようになってほしいですね」。同協会は会の最後に、当事者と治療者をはじめ、摂食障害に関わるあらゆる人々や組織がつながり、それぞれの力を結集させてこの障害に立ち向かってゆくため、今後も全力を尽くしていくことを宣言した。
2016年06月15日●治療者不足で症状が悪化し、死に至ってしまうケースも摂食障害に苦しむ人やその家族をサポートすることなどを目的とした「日本摂食障害協会」の設立発表会がこのほど、東京都内で開催された。同発表会では、同協会の理事長である生野照子さんら有識者が登壇し、日本の摂食障害患者を取り巻く現状などについて講演した。○国内の摂食障害患者は20万人を超えている可能性摂食障害には、体重が異常に減る「拒食症」、いくら食べても満腹感が得られずに暴飲暴食や嘔吐(おうと)、下剤の乱用などを繰り返す「過食症」、そのほか中高年の男性に多い「過食性障害」の3種類があり、全世界で7,000万人に影響を及ぼしているとされている。日本での認知度も広まりつつあるが、正しい知識と理解の普及にはいたっていない。大阪メンタルヘルス総合センターのセンター長も務める心療内科医の生野医師は「現在、日本国内には摂食障害を患っている人は2万人以上と言われてますが、実際には治療を受けていない、あるいは、治療を希望しても治療者不足で受けられない『潜在患者』を含めたら、約10倍の20万人を超えると言われています」と現状を説明する。日本の若い女性は「やせ願望」が非常に強く、摂食障害の有病率は、摂食障害治療の先進国のアメリカやイギリスと並ぶ高さである。それにも関わらず、治療・支援体制の整備は欧米と比較して著しく遅れているという。「日本は深刻な治療者不足で、数少ない病院や医師の元に全国から患者が殺到している状況です。現在も膨大な数の当事者とそのご家族が適切な治療を受けられないまま、症状が悪化し続け、最悪、死に至ってしまうケースもあります」とさしせまった状況を訴えた。摂食障害は重度の栄養失調が原因で、患者の7~10%が死に至る病気であり、精神疾患の中では最も高い致死率である。また、発育停止や骨粗しょう症、無月経、歯の損失、抑うつなどの症状をもたらし、学業や社会活動、対人関係が著しく阻害され、社会の中で孤立してゆくという。親子関係も悪化し、当事者の家族も悩み苦しむなか、周囲の理解とサポートが切実に求められている。○摂食障害には環境面と遺伝面の要因過度のダイエットが摂食障害のきっかけと思われがちだが、実際はそうでない。ミュゼプラチナムが1,000人の20~30代の女性を対象に摂食障害について実施したアンケート調査の結果をもとに、東京女子医科大学病院 附属女性生涯健康センターに所属する臨床心理士・小原千郷さんは次のように語った。「摂食障害の原因が、ダイエットや家族(母親)であると思いこんでいる人が20%近くいましたが、これらはきっかけの一つであり原因ではありません。実際には、生まれ持った遺伝的要因と、生まれ育った環境的要因の両方が大きく関与しています」。「自分の育て方が原因」と自責の念に駆られる母親も非常に多いものの、治療において家族は患者のなによりのサポーターとなりうる。摂食障害はストレスをはじめ、生物学的要因が影響しているため、本人の意志だけで治すのは難しい。それでも、早期発見、早期介入・治療による完治が可能となるだけに「独りで悩まずに一日も早く受診してほしい」と、摂食障害に苦しむ人たちに向けて呼びかけた。●世界的な肥満率増加に逆行してやせていく20~40代の日本人女性次に政策研究大学院大学教授で内科医の鈴木眞理医師が登壇し、「食に関わる、現代の日本が抱える健康問題」について解説した。鈴木医師は、1987年から2007年までの20年間にわたる「やせと肥満の比率」の推移について、20代から70代までを対象に調査した結果、ある事実が判明したと解説した。「世界的には、経済発展が進んで栄養が豊かになるつれて肥満率が高くなっています。その中で、なぜか日本人の20代から40代の女性だけ『やせ』が増加しています」。「やせ」の母親の増加に伴い、その子どもも「やせ」となる傾向にあるという。鈴木医師は、特に小学生といった低年齢での「やせ願望」を問題視しており、中高生の時期に拒食症になる女子が非常に多いことが、学校ベースの調査報告からわかっているとした。日本の13歳~18歳女子の摂食障害の有病率は、摂食障害治療の先進国・イギリスとほぼ同じ数値だ。それにも関わらず、日本では学校の保健教育などでの摂食障害に対する知識の普及や、治療を促す啓発活動も著しく遅れているという。○女性アスリートが陥る無月経健康という観点から考えると、拒食症が骨に与える影響も深刻。拒食症患者の腰の骨のカルシウム量の数値を調査したところ、若い女性でも80歳の老人と同じ数値だったという報告もある。特に問題が根深いのがスポーツ界で、若い女性アスリートが「体重が増えると記録が下がるのでは」という不安で食べられなくなるのは決して珍しいことではない。そんな状態でも記録を出すために過酷な練習や食事・体重制限に励んだ結果、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが上回る「エネルギー不足」が主な要因で無月経になっているケースが多いという。「無月経が続くと骨を強くする女性ホルモンが減り、疲労骨折や卵巣機能が低下するなど、不妊のリスクも高まります。女性アスリート自身が『無月経のほうが楽でいい』と深刻に受け止めない現状もあり、選手の健康よりも記録優先のスポーツ界の意識を変えていかなければ」と訴えた。○今の日本に求められる支援体制とは翻って、他国はどのように摂食障害という難題に立ち向かっているのだろうか。白梅学園大学教授で精神科医の西園マーハ文医師は、イギリスの段階的治療システムや支援体制について紹介した。「イギリスでは精神科医をはじめ、看護師、栄養士、カウンセラー、ソーシャルワーカーなどのさまざまな職種が連携しあい、外来診察、相談、情報や資料の公開・提供、デイケア、家庭訪問治療、社会復帰支援などに対応し、より多くの当事者が地域生活の中でよい状態を保てるよう支援する体制になっています」。入院治療の専門医療機関とは別に、摂食障害支援センターやレジデンシャルホーム、地域ケースにデイケアケース、入院ケースと幅広く対応する「摂食障害ユニット」などの中間施設があるという。このユニットは、イギリスでは多いところでは人口100万人に対して1つ、少ないところでも200万に1つある。仮に東京ならば、人口からして5~6個は欲しいという。治療者不足という深刻な危機に直面している日本では、一つの専門機関に患者が殺到し、その間に多数の「待機患者」が早期治療を受けられないまま症状が悪化していくという負のスパイラルに陥っている。これでは患者が増える一方で、病院側も対応しきれずに互いに"パンク"する恐れがある。そんな現状を打破するため、マーハ文医師は「イギリスのように一般のかかりつけ医、家庭医が摂食障害治療のトレーニングを受けて、重症ではない患者を各地域で対応できるような役割分担、段階的治療システムが日本にも求められています」と結んだ。
2016年06月14日著者撮影海外に来ると、日本では当たり前のものがローカルの方に人気だったりしますよね。ブルネイでは日本食を中心に日本のものをちょくちょく見ることができます。 こちらは本屋さんで見つけた折り紙の本。日本の折り紙の本とは少し変わったデザインで、靴や洋服の作り方まで!折り紙の柄もかわいい柄がたくさんありました。著者撮影そしてこちらはスーパーにおいてある日本食用の調味料や麺類。ブルネイでは日本食の食材だけを販売しているお店は多くはないですが、こうして一般的なスーパーに少しずつおいてあります。麺類もそばの種類がたくさんあり、ブルネイ人はお寿司が好きなイメージがあったのですが、そばが好きな方も多い?のかもしれません。著者撮影著者撮影 その他に日本のお菓子も人気で、北海道のROYCEは3店舗もあります。著者撮影また日本食屋さんもお店がたくさんできはじめ、日本人シェフはいないですがバラエティ豊かな日本食を楽しめます。著者撮影最近は日本のペッパーランチがブルネイに上陸し、日本より割高ですが、人気のレストランになっています。著者撮影ブルネイでは日本のアニメが有名だったり、日本語の授業が大学であったりと親日の国なので、日本のものは割と目にする機会が多いですが、日本人がほしいものはまだまだ少ない気がします。(私は今ママチャリがほしいです!) みなさんもぜひ海外で売っている日本のものにも着目してみてくださいね!
2016年04月08日食事は人が生きていく上で必ず必要なことです。毎日いただくからこそ、食事で運気をアップできたらラッキーですね。ミラクル食風水では、様々な角度から、食風水を通して開運していく方法をお伝えしていきます。なりたい自分をかなえていきましょう。■食風水とはすべての物にはエネルギーがあり、五行で分類することができます。五行とは、「木」「火」「土」「金」「水」。分類方法としては、味覚、色、形でみていきます。必ずしもひとつの食材にひとつのエネルギーと決まったわけではなく、「木」と「土」のエネルギーが混在する場合もあります。さらには、九星で分類をすることも可能なため、自分の生年月日から九星を割り出し、自分の星の持つエネルギーと相性の良いものや、必要なパワーを持つ食材を選ぶことにより、開運していくことが可能なのです。■食風水をする上で大切なことどんなエネルギーがあるかをしっかり意識することが大切です。ただ食べているだけでは、せっかくのエネルギーも半減してしまいます。テレビを見ながらや、新聞を読みながらなどの「ながら食事」にも注意しましょう。いただく前には、手を合わせて「いただきます」と言いましょう。食事はあなたの身となりパワーとなるものですが、食材の命をいただいているのです。感謝の気持ちを込めることにより、食材のパワーも高まります。旬の食材は特にエネルギーが高くなります。日本の四季を感じながら旬のパワーをいただきましょう。■食風水九星分類今回は、カンタンにあなたが食べると開運する具体的な食材を、「普段から積極的に食べておくと良い食材」と、「ここぞという時(受験やプレゼン前、告白前など)食べてから挑むと良い食材」に分けてご紹介します。■あなたの九星は?<ご自身が何年生まれかによって、九星を割り出して下さい>一白水星:昭和29年38年47年56年/平成2年11年20年生まれ二黒土星:昭和28年37年46年55年/平成元年10年19年生まれ三碧木星:昭和27年36年45年54年63年/平成9年18年生まれ四緑木星:昭和26年35年44年53年62年/平成8年17年26年生まれ五黄土星:昭和25年34年43年52年61年/平成7年16年25年生まれ六白金星:昭和24年33年42年51年60年/平成6年15年24年生まれ七赤金星:昭和23年32年41年50年59年/平成5年14年23年生まれ八白土星:昭和22年31年40年49年58年/平成4年13年22年生まれ九紫火星:昭和21年30年39年48年57年/平成3年12年21年生まれその年の節分以前の生まれの方は、前の年生まれとして見て下さい。(例:平成2年1月15日生まれの方の星は「二黒土星」です。)(他の星と重複する場合があります)<一白水星>普段から食べていると良いもの:ひじき、海苔、魚の干物ここぞという時に食べると良いもの:酢の物、しょうが、にんにく、長ネギ、胡椒、タマネギ<二黒土星>普段から食べていると良いもの:お米、パン、お好み焼き、ごま、小豆、大豆ここぞという時に食べると良いもの:コーヒー、紅茶、緑茶<三碧木星>普段から食べていると良いもの:酢の物、りんご、いちごここぞという時に食べると良いもの:ひじき、海苔、魚の干物<四緑木星>普段から食べていると良いもの:レモン、オレンジ、みかん、グレープフルーツ、ゆずここぞという時に食べると良いもの:ひじき、海苔、魚の干物<五黄土星>普段から食べていると良いもの:パパイヤ、マンゴー、バナナ(よく熟した物)、熟成肉ここぞという時に食べると良いもの:ゴーヤ、春菊、ごぼう<六白金星>普段から食べていると良いもの:ねぎ、里芋、ずいきここぞという時に食べると良いもの:パパイヤ、マンゴー、バナナ(よく熟した物)<七赤金星>普段から食べていると良いもの:しょうが、にんにく、長ネギ、胡椒、タマネギここぞという時に食べると良いもの:お米、パン、お好み焼き、ごま、小豆、大豆<八白土星>普段から食べていると良いもの:鶏肉、たまご、魚卵、マグロの赤身、甘エビここぞという時に食べると良いもの:ブラックチョコレート、コーヒー、紅茶<九紫火星>普段から食べていると良いもの:ゴーヤ、ブラックチョコレート、ココア、コーヒー、紅茶、春菊ここぞという時に食べると良いもの:酢の物、みかん、レモン、グレープフルーツ■おわりにいかがでしょうか。食風水は色々な運気をアップする方法がありますが、今回は九星別に具体的なラッキーフードをあげてみました。「これを食べたからラッキー!」と意識して召し上がってみて下さいね。(生田目浩美。/ライター)
2016年02月11日●シンガポール・台湾で駅弁販売を行った担当者の感触前編では、日本独自の食文化「駅弁」がなぜ国内に普及したのか、その背景について追ってみた。後編では、駅弁が「EKIBEN」として外国人に受け容れられるかどうかについて考えてみたい。公益社団法人「米穀安定供給確保支援機構」が開催した「日本の食文化『EKIBEN』とごはんの魅力」という説明会において、NRE大増(エヌアールイーダイマス)で商品開発部長を務める白木克彦氏が、外国人への駅弁訴求について、その糸口を示してくれた。ちなみにNRE大増は、JR東日本の飲食事業に携わる日本レストランエンタプライズ(NRE)のグループ会社。東京駅で販売される駅弁の製造や主要百貨店での弁当販売、スーパー・コンビニ用弁当の製造を手がけている。○国ごとの課題克服が必要NRE大増は、駅弁が海外に受け容れられるかどうか、試験的にシンガポールと台湾で販売を行った。その際の調理責任者が白木氏だ。試験販売とはいえ、日本で製造した駅弁をそのまま海外に持ち込んだわけではない。「日本で製造した弁当を海外に輸出するのは、食品の保存期間を考えると衛生的に難しい。現地で調理できるパートナーが必要になる」と、海外で駅弁を販売することの難しさを強調した。加えて“伊達巻きを卵焼き”にするといった、外国人の嗜好に合うメニューづくりにも苦労したと語る。結果、シンガポールでの取り組みは、“多彩な食材を彩りよく詰める駅弁”が逆に仇をなし、“食べられない食材が入っている”ことに抵抗感を示す客がみられた。また、本当にサンプル写真のように食材が入っているのか、たずねてくる客もあったという。一方、台湾での取り組みは、現地ではすでに駅弁文化が根づいており、事前のPRも功を奏したこともあって大盛況で終わったと報告した。台湾現地では2種類の駅弁を販売したが、さらなるメニューの拡充を求められた反面、多彩な食材調達によるコスト増をいかに抑えるかが課題になったと付け加えた。衛生面・コスト面はさておき、「EKIBEN」が海外に受け容れられるために克服しなくてはならない“文化の違い”が2点、白木氏のレポートから浮き上がってきた。1点目は、米飯が冷たくなってもおいしく味わえるのを理解してもらうこと。台湾では駅弁が根づいていると前述したが、その場で調理した温かい弁当が主流で、冷えてしまった米飯には慣れていない。だが、台湾では味については好評だったというから、食べてさえもらえればこの点は克服できそうだ。もう1点が駅弁ならではのパッケージングだ。ご存じのとおり、大半の駅弁が中身のみえないパッケージを採用している。そのため、何が食材に使われているのか外国人に伝わりにくく、シンガポールの例にみられたように“食べられない食材が入っているかもしれない”という理由から敬遠される可能性がある。また、店頭のサンプル写真と本当に同じように食材が詰められているのか、疑ってかかる客が生じることも考えられる。海外では、食品のサンプル写真と実際の中身が乖離している例が少なくない。“中身がみえないから”という理由で、手に取ってさえもらえない可能性があることも否定できない。コンビニ弁当のような透明パッケージにすれば、この問題をある程度は回避できるだろう。だが、日本人であれば“駅弁のフタを開ける瞬間のワクワク感”すら、旅の楽しみのひとつであると捉えるため、透明パッケージではかえって味気なさすら感じるのではないだろうか。駅弁は、サンプル写真と同じように食材が詰まっていることを、長い時間をかけて外国人に理解してもらうしかないだろう。●駅弁普及のための企業の取り組みさて、駅弁を「EKIBEN」として海外に売り出そうとする施策が活発化してきている。米穀安定供給確保支援機構だけでなく、日本の名だたる企業がEKIBENの推進に乗り出してきているのだ。その筆頭がJR東日本だろう。JR東日本とNREは、2015年10月にパリ・リヨン駅に「EKIBEN」の専門売店を期間限定で出店すると発表した。フランスは、かねてより和食の人気が高かった国。2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されてからは、その傾向がより一層加速した。こうした流れをEKIBENで捉えようとしたのがこの施策で、日本ではお馴染みの「幕の内折詰弁当」や「おにぎり弁当」のほか、フランスのシャロレー牛を使用したオリジナル弁当「パリ・リヨン弁当」などの販売を予定する。ちなみに、これらのメニュー開発を担当した調理責任者が前出の白木氏だ。だが、11月に発生したパリ同時多発テロにより、フランスに非常事態宣言が出された。その影響により、残念ながらこの施策は延期されたが、JR東日本もNREも、事態の終息をみて再度出店を試みる考えだ。○名物駅弁を訴求することで地元にインバウンドを呼び込む一方、国内を訪れるインバウンド観光客へ「EKIBEN」の啓蒙を行っているのが、駅弁最大手ともいえる崎陽軒。同社は外国人観光客向けに、英語表記のパンフレットを作成し、神奈川・東京を中心に展開している約150店舗での無料配布を実施した。「駅弁という、日本ならではの独自文化を海外の方たちにも旅行のひとつの楽しみとして味わっていただきたいと考えてこの施策を始めました」(崎陽軒・広報担当者)という。また、横浜名物として昇華した「シウマイ」を外国人に知ってもらうことで、観光地としての横浜の価値を高めるねらいもある。「インバウンド観光客が増加しているなか、横浜は決して優先順位の高い観光地ではありません。シウマイというメニューで横浜を訪れるきっかけにしていただきたいです」(同担当者)。アレルギー表示やイスラム法に合するハラール表示など、国内向けとは異なる対応が必要になると前置きしながらも、「今回の施策の反応をみて、さらなる多言語対応を検討していきたいです」(同担当者)とした。こうした外国人の理解を得られる取り組みが進めば、“食べられないものが入っているかもしれない”という不安が取り除け、中身がみえないパッケージでも手に取ってもらえるようになるのではないだろうか。●老舗イベント出展で知名度が全国区にさて、崎陽軒の「シウマイ弁当」は、駅弁からスタートしたのは確かだが、今ではその枠を越え“横浜名物”とまでいえる存在となった。駅での販売はもちろん、デパートやスーパー、自前のレストラン、横浜スタジアムなど販売チャネルは多岐にわたり、今やその知名度は全国区だ。このように、各地の駅弁がその土地の名物となり、全国に名が知れわたるかどうかが生き残りのカギともいえる。群馬県の横川・高崎で根を張る「峠の釜めし」や、北海道・森駅を発祥とし函館名物にまでなった「いかめし」などは、シウマイ弁当と同じく全国区への歩みをゆるぎないものにしている。では、どのように全国区になっていくのか。「峠の釜めし」も「いかめし」も、都内で行われているあるイベントの常連メニューとなっており、それを足がかりにして首都圏にファンを増やした面がある。そのイベントが京王百貨店・新宿店で毎年1月に行われている「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」だ。同イベントは、期間中の売上が6億円を超える京王百貨店が手がける最大級の催しで、1966年から51回も続く歴史を誇る。イベント内で行われる「駅弁大会」で上位に選出された駅弁の人気に火が付き、全国区に躍り出たということも少なくない。事実、いかめしは第1回大会で1位を獲得。以降、ランキングの常連となり、全国に知れわたるようになった。取材した当日は、首都圏に今年初の大雪が降り、交通機関に大ダメージが生じた日だったが、会場内は多くの“駅弁ファン”でにぎわっていた。それでも担当者によると「例日よりも少ない客入り」だという。客層をチェックしてみると、筆者が注目している外国人客はほとんどみられなかった。むしろ、お目当ての駅弁ブースにサッと並び、弁当を手に入れると併設された休憩所で味わう手慣れた客が多いように感じられた。歴史が長いイベントだけにリピーターが多いのだろう。また、新宿ではなく、浅草から秋葉原、有楽町にかけての“インバウンドの通り道”ともいえる地域周辺の百貨店で、このような催しが行われれば、客層は違ってきたかもしれない。余談だが、この日は「のどぐろと香箱蟹弁当」ブースの行列が目立った。北陸新幹線開通でわく石川県の名産であること、テニスの錦織選手が「のどぐろが食べたい」と発言して話題になったことが影響しているのかもしれない。いずれにせよ、“駅弁は駅で買うもの”という至極まっとうな常識から離れなければ、窮地に追い込まれている駅弁の浮上は困難だろう。インバウンド観光客という新しい需要取り込みと、駅以外の販売チャネルの確保といったことが、駅弁復活の課題になるといえる。○過去最高のインバウンド来日数にわく日本文化●インバウンド観光客を「虜」にする日本の“文化財ランドマーク”【前編】●インバウンド観光客を「虜」にする日本の“文化財ランドマーク”【後編】●インバウンド観光客を魅了できるか!? 日本独自の食文化「駅弁」復活への課題【前編】●インバウンド観光客を魅了できるか!? 日本独自の食文化「駅弁」復活への課題【後編】
2016年01月27日私たちが毎日食べる、おいしい野菜、肉。どんな人たちが作っているのか知っていますか? 先日、銀座でキックオフイベントが開かれた「農家のファミリービジネス研究会」には、次世代を継ぐ若い農業者たちが参加。これから、農業をどうやって継ぎ、盛り上げていけばいいのか、熱い議論が交わされました。農家というファミリービジネス、その価値とは?日本の農業は平均年齢66歳と高齢化が進み、重労働と収益のアンバランスさから、農地を手放す人も増えています。このままだと、国産農作物がどんどん減ってしまうかも? 消費者の私たちは、安心しておいしい野菜、肉が食べられるように、日本の農業に頑張って欲しい! と願うばかりですが、そんな中「一次産業を、カッコよくて、感動があって、稼げる3K産業に」との想いで、宮治勇輔さんが立ち上げたのがNPO法人農家のこせがれネットワーク。ヒルズマルシェや、食と農でつながる交流会など、さまざまな企画で農を盛り上げてきましたが、今回、同NPOが生産者の経営を後押しする形で作られたのが、この「農家のファミリービジネス研究会」です。銀座ファーマーズラボで開催されたキックオフイベントには、若い生産者を中心に約80名が集い、交流を深めました。セミナーでは宮治勇輔さんのお話のほか、『星野佳路と考えるファミリービジネスマネジメント』著者の中沢康彦さんも登壇し、ディスカッションも行われました。「日本の農業はいま、高齢化、世代交代の時期を迎えています。でも実際に農家を家業として継ぐ意思のある人は、2014年に実施した同団体の調査によると、わずか2.7%に過ぎません。私も家を継ぐ前は大手企業のサラリーマンをしていましたが、一般的に民間企業のほうが農家よりも給料はいいし、福利厚生も充実していますよね。でも、農家を継いでよかったと思えるのは、そこに家族経営、ファミリービジネスならではの価値観があるからです。いまやっている仕事は、圧倒的に楽しいし、日々生きていると実感できるやりがいがあります」と宮治さん。 家族だからこそのつながりが、ビジネスチャンスを生む宮治さんの手がける“みやじ豚”は、今ではブランド化し知名度を上げています。そこにいたるまでには、サラリーマン時代に築いたビジネスセンスが役立ちました。家族とコミュニケーションをとりながら、ファミリービジネスとして事業を開拓してきたそう。「ファミリービジネスの強みは、苦しくても、何が何でも成功に導くという家族全員のコミットメントがあることです。今も先代が残した農家が続いているとしたら、そこには売れる理由があります。何を残し、何を変えるか? そこをしっかり把握すれば、ビジネスチャンスが見えてくるはず。なかでも女性の役割はとても大事です。企業では女性経営者も増えていますが、農家でも、女性の活躍は広がっています。女性ならではの経済感覚が役立つのです」とはゲストトークを行った中沢康彦さん。若い生産者たちの新たなチャレンジ食への関心が高まるなか、私たちの食を支える若い生産者たちの新たなチャレンジが始まっています。消費者である私たちは、そうした彼らの農作物を買い支えることで、次世代の生産者を応援したいものです。とくに今後はTPPによって、海外からの安い輸入食品もどんどん増えることが予想されますが、そんな時、本当に安心して食べられるものはどれか? 考えてみてはどうでしょう。日本の農家のこれからにつながる、おいしい食習慣、作る人たちのことを考えてはじめましょう。取材協力:NPO法人農家のこせがれネットワーク
2015年10月08日農薬や添加物の危険性などに注目が集まっていますが、まずは「食の不安」を正しく理解することが大切。そのうえで、危険なものを避ける目を養い、闘う強いからだをつくって健康維持に役立てたいものです。■正しく理解しておきたい4つの食の不安(1)年々、使用量が増えている農薬農家の人たちは、病害虫と雑草と戦いながら大切に農作物を育てています。しかし、農薬の使用量は年々増加傾向にあるといわれています。理由は、野菜や果物に化学肥料を与えすぎたり、品種改良によって病害虫への抵抗力が弱まったりしているから。(2)輸入食材に頼る日本の現状ご存知のとおり、現代の日本は食べものの多くを輸入品に頼っています。食料自給率は現在40%に満たず、輸入品で補っているわけですが、実は輸入食材には日本で禁止されている農薬などが使用されていることもあり、それが不安視されています。(3)手軽で便利な加工食品の不安安価で便利なお惣菜、加工食品は忙しい現代人には欠かせないものとなりましたが、それらの食品には沢山の添加物が使用されているのをご存知ですか?腐敗を防ぐための保存料や酸化を防ぐための酸化防止剤、甘味・酸味料、直食料、凝固剤、香料など、食品のパッケージに貼られた表示を見ると、原材料がわからなくなるほどの添加物が並べられています。厚生労働省によって安全性を認められた添加物は1,500品目。しかし、本当に安全で必要なものなのでしょうか。(4)残留農薬と添加物で老化促進不安物質(残留農薬や食品添加物、抗菌性物質)は、発がん性などが指摘されています。体内に入ることによって、大量に発生する活性酸素が細胞や遺伝子を傷つけてしまうことが問題になっています。それが病気や老化の原因となっているからです。■食の不安から身を守る4つのステップ[1]「買い方」「選び方」で身を守るまず、産地や栽培方法を必ず確認します。また買う時期は、旬のものがもっとも安心といわれています。旬のものは生育が早いため、農薬の使用量が少なくて済むからです。[2]食べ方や調理の仕方で除毒する調理の下ごしらえの基本である「水洗い」「茹でる」「刻む」などは不安物質を除去する効果があります。たとえば農薬の多くは水溶性なので、水にさらすと除毒効果があり、流水だとより効果的です。それぞれの食材にあった下ごしらえ、調理法を知ることが大切なのです。[3]活性酸素を防ぐ食べ方で強い身体に不安物質が体内に入ってくると、細胞を傷つける活性酸素が大量に発生します。それが病気や老化の原因になるため、この活性酸素の増殖を防ぐことが必要。活性酸素を防ぐために必要な抗酸化物質は3つの方法でつくり出し、補うことができます。・良質のタンパク質や5つの補酵素ミネラル(マンガン、銅、亜鉛、鉄、セレン)を摂り体内で酵素をつくり出す。・ビタミンA、B2、C、Eを多く含む食品(枝豆、小松菜、クレソン、青じそなど)を多く摂るようにする。・キサントフィル(かぼちゃ、サケ、イクラ、卵黄など)、クルクミン(カレー粉やウコンなど)、グルタチオン(ほうれん草やブロッコリーなど)、カテキン(お茶)、ポリフェノール(大豆、コーヒー、赤ワイン、ブルーベリーなど)などのファイトケミカルを多く摂るようにする。[4]不安物質に対抗するため免疫力を上げる食事をする良質のタンパク質、ファイトケミカルが豊富な野菜を1日3品以上、そしてきのこ類や海藻など発酵食品をよく食べることがポイントです。これらの食事を続けることで不安物質に負けない強固なからだづくりを目指しましょう。*「食の不安」といっても、なにもかもを恐れる必要はありません。たしかな情報と知識を得て、選ぶ目を養い、実践するだけで、からだは正しく機能します。手軽で便利、安くておいしいだけの食事を控え、からだが喜ぶ食事に変えていきませんか?(文/Marico Taguchi)【参考】※食品中の残留農薬等-厚生労働省※食品添加物-厚生労働省※日本の食料自給率-農林水産省
2015年09月22日エアコンのない家の多いイタリア。2015年の夏もとても暑く、すでに多くの人が、暑さが原因で亡くなっています。そのため、暑さ対策は国の重要施策のひとつ。暑い時間帯は外に出ない、クーラーのある公共施設へ避難するなどさまざまなアドバイスが発信されていますが、併せて、体に熱を溜め込まない、体を温めないための食生活も奨励されています。・野菜やフルーツを食べるビタミンやミネラル、水分の豊富な野菜やフルーツを多く食べることで、夏の暑さで奪われがちな栄養素を補給します。カラフルなものをとくに摂るようにと言われていて、これは、より豊富なビタミンやポリフェノールを含んでいるからのようです。・ジェラートを食べるジェラートもすすめられています。手づくりジェラートはとくに、新鮮なフルーツやミルクがたっぷり使われているからですね。・脂身の多い肉や油脂分を摂らない夏は熱を発する必要がないので、体のエネルギー消費もゆるやかです。そのため、多くのカロリーを摂取する必要はないと考えられています。肉なら脂の少ない鳥胸肉やささみ肉、オリーブオイルも控えめに。夏のイタリア料理はさっぱりとした味わいです。ほかにも、水を1日2リットルは飲む、塩を少なめに調理するなどの注意点があります。昔から言われている、イタリアの夏のための食生活。日本のように「肉やニンニクを食べてスタミナをつける!」ということはありません。夏の疲れで弱った胃腸を整えるための、イタリア的医食同源、試してみませんか?
2015年09月02日東京周辺で体験できる食の工場見学として、お土産付きの工場見学や試食付きのお菓子&アイスの工場見学を紹介してきたが、お得で楽しい食の工場&スポットはまだまだある。今回は日本の伝統食品や調味料に着目した工場&スポットを紹介しよう。○世界中で食べられているカップ麺の定番!日本だけでなく、世界中をとりこにしたカップヌードル。海外のスーパーで見かけたことがある人も多いのではないだろうか。そのカップ麺を様々な角度から体験できるのが「カップヌードルミュージアム」(神奈川県横浜市)だ。ここは、インスタントラーメンに関する展示やアトラクション、ショップ、そして各国の麺のバザールまで楽しめる"ラーメンパラダイス"になっている。「ヒストリーキューブ」には、世界で初めて開発されたインスタントラーメン「チキンラーメン」から始まるラーメンのパッケージ3,000点以上が一面に並べられている。開発者・安藤百福氏の研究小屋のレプリカ、そして、CGアニメーションのシアターも必見だ。入館料は500円。そのほか各300円で小麦粉をこねるところから作るチキンラーメンや、好みの具を合わせた自分だけのオリジナルカップラーメンを作ることができる。ミュージアムショップには著名デザイナーがデザインしたグッズもあってオシャレ度も高い。いわゆる"記念"以上のものを見つけられるに違いない。ぜひ立ち寄ってみよう。アクセスはみなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」より徒歩8分。もしくはJR・市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩12分となる。○かまぼこの全てが詰まった"里"同じく神奈川県にはもうひとつ訪れてみたいスポットがある。日本を代表する加工食品・かまぼこ一色に染まった「鈴廣 かまぼこの里」(神奈川県小田原市)である。ここでは50種類以上のかまぼこが販売されているほか、職人がかまぼこを作る様子の見学や、かまぼこ製作体験、かまぼこバイキング、かまぼこバーでの食べ比べ、そして、かまぼこのお食事処などがある。かまぼこ博物館ではかまぼこの不思議を学んでみよう。「かまぼこばっかり……」と思うなかれ! 実はかまぼこの里にはもうひとつの魅力がある。敷地内にはビールの醸造所があり、箱根百年水を利用した地ビールが作られているのだ。「箱根ビールshop」ではできたてを味わえるため、暑い季節にはこのプラスαでより楽しいかまぼこホリデーとなるはずだ。アクセスはJR東海道新幹線・小田急線「小田原駅」よりタクシーで約10分、もしくは箱根登山鉄道「風祭駅」直結となっている。○足湯も楽しめるこんにゃくパーク同じく日本の伝統食・こんにゃくの工場兼テーマパークが群馬県にある。その名も「こんにゃくパーク」(群馬県甘楽町)。ここでは工場の見学、手作り体験、そしてこんにゃく詰め放題などを楽しめる。手作り体験(要予約)とこんにゃく詰め放題は有料だが、バイキングゾーンでの多彩なこんにゃく料理やこんにゃくデザートは無料で食べられる。ヘルシーで有名なこんにゃくを思う存分堪能できるだろう。さらに、屋外に設置されている「エメラルド100人風呂」「アジアンストーン風呂」など4種類の足湯を無料で利用できる。当り前だが、浴槽に入っているのはこんにゃくではない。心置きなくリラックスしよう。こんにゃくパークからは世界遺産「富岡製糸場」まで車で15分ほどのため、立ち寄ってみてもいいだろう。アクセスは上信電鉄「上州福島駅」もしくは「上州富岡駅」よりタクシーで10~15分。JR「上野駅」からはそれぞれ新幹線などで約1時間30分となっている。○あのソースを満喫できるイベントソースと言えば思い浮かぶのが、しかめ面のブルドッグではないだろうか。「ブルドックソース館林工場」(群馬県館林市)では定期的に「ふれあい会」という工場見学を開催している。その内容は多彩で、工場見学というよりもイベントと言った方がしっくりとするかもしれない。2014年のふれあい会では、工場見学やソース作り体験のほか、飲食コーナーやフリーマーケットなども開催されたそうだ。筆者は個人的に「草刈機バギー体験」などという企画に参加してみたいと思っている。2014年は群馬県の館林工場のほか、埼玉県の鳩ヶ谷工場でも行われた。それぞれ、イベントの内容には多少の違いがあるようなので好みのものに参加したい。11月7日はソースの日とのことで、ふれあい会は10~11月ころに開催している。ちなみに、11月7日の意味は日本ソース工業会誕生の日であり、ウスターソースの100gあたりのカロリーが117(イイナ)kcalのため、それにも掛けているそうだ。2015年の開催情報はまだ発表されていないため、興味のある方はブルドックソースのホームページを時折チェックしていただきたい。館林工場へのアクセスは東武伊勢崎線「館林駅」からタクシーで約10分。「上野駅」から館林駅までは東京メトロや特急などで約1時間となる。鳩ヶ谷工場へは埼玉高速鉄道線南北線「鳩ヶ谷駅」から徒歩約17分。上野駅から鳩ヶ谷駅まではJRや東京メトロなどで約30分となる。見慣れた食品の製造過程を目の当たりにしたり、実際に作ってみたりするとこれまで知らなかった面白みを見つけられるかもしれない。ビールのオマケでもよし、世界遺産のついででもよし、一歩足を伸ばして訪れてみてはいかがだろうか。※写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年08月20日日本マクドナルドは、小・中学校の食育授業を支援するウェブ教材「食育の時間」に、食とスポーツを総合的に考える、子どものための“スポーツ食育”を題材にした新コンテンツ「放課後~スポーツを全力で楽しもう!もっと強くなれるヒミツ」を新設した。同社では、2005年7月にNPO法人企業教育研究会と共同で「食育の時間」を制作。未来を担う子どもたちがバランスの良い食生活を送るための知識を身につけ、食を選択する力を養ってもらうことを目的に、ウェブ教材として公開している。今回、取り組みが10年を迎えるにあたってコンテンツを新たに追加。「放課後~スポーツを全力で楽しもう!もっと強くなれるヒミツ」と題して、昨今の授業時間の増加や通塾等で忙しく毎日を過ごしている子どもたちのために、授業以外でも自主的に楽しく考えながら学べることを念頭に教材が開発された。“スポーツ食育”をテーマにした新コンテンツは、練習をより効果的にし、試合で活躍するには、毎日の食事や正しい生活習慣の積み重ねが大切であることを自ら考え、学べる内容。また、読み物スタイルのデジタルブックコンテンツも今秋以降に導入されるという。新コンテンツは、食育授業に45分を割けないことが多いという教員からの声をもとに制作給食の時間や朝の学習時間などの比較的短い時間でも活用できるサブ教材として追加していく予定だ。なお、「食育の時間」は、子どもたちにとって身近で大切な食にまつわる生活習慣や食生活を、テーマ別に時間割で構成されている。また、教材の提供だけでなく、「食育授業支援事務局」を設置し、授業を実施するにあたっての相談や授業用教具の貸し出し、モデル指導案の配布など、教員向けに授業づくりのサポートも行ってきた。2005年の取り組み開始以降、同教材を活用した授業 の受講児童・生徒数は、報告を受けている限りでも延べ13万人にものぼるという。実際に同教材を利用している茨城県鉾田市立串挽小学校 養護教諭の山口真理先生は、「給食時に野菜の栄養について指導した際、いつもは野菜を一口も食べない数人の子供たちがその日の給食の野菜を完食する姿が見られました。」とコメントしている。
2015年07月08日日本KFCホールディングスグループの日本ケンタッキー・フライド・チキンは14日、サクサクした食感のチキンメニュー「さくさくケンタッキー」を発売した。○衣の粉の配合を工夫しサクサクに同商品は、国内の登録飼育農場で独自の飼育方法により育てた「国内産ハーブ鶏」を使い、サクサクの食感になるよう衣の粉の配合を工夫した商品。価格は1ピース260円。またセットメニューとして、「2ピースさくさくケンタッキーセット(さくさくケンタッキー2ピース、フライドポテト(S)1個)」(700円)、「4ピースさくさくケンタッキーパック(さくさくケンタッキー4ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個)」(1,290円)、「6ピースさくさくケンタッキーパック(さくさくケンタッキー6ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個、ビスケット1個)」(1,810円)、「4ピース食べくらべパック(さくさくケンタッキー2ピース、オリジナルチキン2ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個)」(1,270円)、「6ピース食べくらべパック(さくさくケンタッキー3ピース、オリジナルチキン3ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個、ビスケット1個)」(1,780円)も用意する。※価格はすべて税込価格
2015年05月15日長期で海外に滞在していると日本食が無性に恋しくなる時がありますよね。ここジャカルタは、和食シェフによるこだわりのレストランから私たちに馴染み深い日本のチェーン店までラインナップが充実しており、日本食に関してはあまり不自由を感じません。今回は数多くジャカルタへ進出している日本食チェーン店の一部をご紹介! (さらに…)
2015年05月04日近年、日本人の食生活は欧米化しているといわれています。さらに、飽食が健康の質に影響を与えているという意見も。実は、お米を中心とした日本食に切り替えると、健康にもよく、ぐっすり眠れるようになるそうなんです。欧米型食生活で睡眠時間が長くなる!?最近の日本人の食生活は、お肉を食べる量が増え、欧米化が進んでいます。また、スーパーやコンビニが増えたことも影響してか、飽食になりがちという意見も。食べ過ぎてしまったせいで、肥満や病気に悩まされている人も少なくありません。欧米型の食生活や飽食になると、脂肪分が増えがちでビタミンやミネラルなどの栄養素が減少する傾向にあります。すると、健康だけでなく、睡眠の質にも悪影響を与えてしまうんです。その結果、いくら寝ても眠いという人もいます。数年前から、健康的な生活を意識している人の間では、昔ながらの日本食が注目を集めています。ここからは、私たち日本人の食生活を見直すために、日本食が必要だといわれる理由について見てみましょう。日本食が睡眠をサポート!?日本食の中心であるご飯は、金沢医科大学の研究グループの研究結果によると、質の高い睡眠をサポートするといわれています。パンや麺類と比べるとGI値が高く、睡眠不足を解消しやすいんです。一般的な和食スタイルは、ごはんと一汁三菜を基本とします。味噌汁などの汁ものと肉や魚などタンパク質を含む主菜、それに野菜や海藻などビタミンやミネラルなどを補う副菜2品を組み合わせたスタイルだと栄養バランスが整いやすいため、健康的な食生活が送りやすくなります。また、副菜を洋食や中華にしても味の相性がよく、献立を決めやすいというメリットがあります。栄養バランスを見直そう普段、なかなかぐっすり眠れないというあなた。もしかすると、深く眠れない原因は、欧米型食生活や飽食の影響で、栄養素が偏っているからかもしれません。私たち日本人は、お米を中心に、粗食の文化で育ってきました。欧米型の食生活がすべて悪いわけではありませんが、栄養素が偏っていると感じる人は、少し見直してみるとよいでしょう。Photo by Charles Haynes
2015年05月01日海外の日本食レストランに行くと、日本ではまず見ないメニューやアレンジにびっくりすることがある。そうした日本食は日本人からすると見慣れないだけで、実際に食べてみるとおいしいということもあるのかも。そこで今回、日本に住む外国人20人に「日本人にオススメしたい日本食の食べ方」を聞いてみた。○寿司にひと工夫・「巻き寿司にチリーソース、コロッケにケチャップ」(アメリカ/26歳/男性)・「寿司にゴマ油」(韓国/48歳/男性)・「果物の寿司はおいしい」(中国/28歳/女性)○ポイントはオリーブオイル・「和食にオリーブオイルを使うとおいしい」(イタリア/38歳/女性)・「刺し身にオリーブオイルと塩をかけて、サラダにするとうまい! 木綿豆腐にもオリーブオイルと塩が合う。試してほしい」(フランス/30歳/男性)・「天ぷらをおいしいオリーブオイルで作るのをオススメしてみたい! 」(シリア/35歳/男性)○カレーにひと工夫・「カレーに厚揚げや油揚げを加える」(マレーシア/36歳/女性)・「カレーうどんにチーズをのせる」(イギリス/30歳/男性)・「カレーライスを混ぜてから食べるとおいしい。パンを横方向に半分に切って、バターやジャム等を入れると食べやすい」(フィンランド/27歳/男性)○そのほか・「唐揚げにチリソース」(インドネシア/37歳/男性)・「唐揚げと揚げ豆腐を混ぜる」(オランダ/44歳/女性)・「納豆をオムレツに入れたり、チーズと混ぜたりして食べる」(ブラジル/30歳/女性)・「チャーハンにレモンかライムの汁をかけるのがオススメ」(タイ/30歳/女性)・「トルコ人にとってはヨーグルトは料理のおかずで、なんにでも混ぜて食べる。プレーンヨーグルトとご飯の組み合わせも食べてみてほしい」(トルコ/39歳/男性)・「団子とホットミルク」(ウクライナ/42歳/女性)○特にはないけど……・「特にない。日本人は日本料理をアレンジするのが得意なので言うことがない」(ドイツ/39歳/男性)・「日本食に関しては特にない。だけど、アボカドに練乳や氷をかけ、ミキサーでミックスして食べるのが最高だからオススメしたい」(ベトナム/31歳/女性)・「今のままで大丈夫」(スペイン/32歳/女性)・「ありません」(ミャンマー/32歳/女性)・「特に変わった食べ方を知らない」(カナダ/31歳/男性)○総評日本食の代表とも言える寿司は、その国によって様々な食べ方があるもの。実際、筆者も外国人にチリソースで食べる寿司を勧められたことがあり、ネタによるところが大きいかもしれないが、確かにアリな味だった。寿司を提供する海外のレストランには、テーブルにチリソースが置かれていることもあるので、ちょっと試してみるといいかもしれない。外国人には納豆が苦手という人も少なくないが、「納豆をオムレツに入れたり、チーズと混ぜたりして食べる」というアイデアは、納豆を克服する技にもなるかも。また、福井にはカレーに油揚げを入れる風習があるので、その食べ方を推奨する外国人にちょっと親しみを感じるのではないだろうか。刺し身や豆腐をカルパッチョ風に楽しむフランス人、そのオシャレさに「さすが美食大国! 」と拍手を送りたい。※本文と写真は関係ありません
2015年03月30日日本マクドナルドは「食の安全」に対する一般消費者の意識や関心の高まりを受けて、「食の安全」に関する数々の取り組みを行ってきた。まずは8月、オフィシャルページ内に、商品の品質および品質管理に関するQ&Aサイト「『見える、マクドナルド品質』~品質管理について、お話しします」を開設。顧客から実際に問い合わせの多い質問をまとめ、それに対する回答を掲載した。そして9月からは、同サイト内に「マクドナルド食材紀行」と題した連載をスタート。その第一弾として、日本マクドナルド用のチキン商品の加工を行うタイの工場に関する動画とレポートをアップした。○第二弾は「ビーフパティ」の製造工程を辿るそれに続く第二弾として主力商品であるハンバーガーの「ビーフパティ」(※ハンバーガーのハンバーグ部分)の製造工程に関する動画とレポートが先週掲載された。本稿は、その「ビーフ篇」の撮影風景を取材した筆者によるレポートである。11月中旬、まず筆者が訪れたのは、千葉県山武市にある「スターゼン千葉工場」だ。この工場は、マクドナルドの「ビーフパティ」のみを製造している工場であるという。-20℃に保たれた冷凍トラックから直接倉庫へと搬入された牛肉を、いっさいの「つなぎ」を使わずに練り上げ、機械によってひとつひとつ成型される「ビーフパティ」。その原材料となる牛肉は、箱に貼ってあるラベルによって原産国はもちろん、加工工場名、加工日などが厳重に管理されている。さらに、工場で製造された「ビーフパティ」はランダムに採取され、細菌や病原菌の有無など、日本マクドナルド独自の品質管理基準に則った検査を受けるという。実際、工場に併設されたラボでは、白衣を着た担当者が細菌検査を行っていた。ちなみに、この工場には実際の店舗と同じ調理設備が設置されており、そこで実際に調理したのち「味」のチェックと評価も行われているのだという。データの管理も重要だが、最後に信頼できるのは、人間の「舌」ということだろう。11月下旬、次に筆者が訪れたのは、牛肉の輸出元のひとつ――オーストラリアの「テイズ・オーストラリア」社だ。1946年より精肉業に携わってきたテイズ家と精肉加工会社が共同出資で設立した「テイズ・オーストラリア」。筆者が案内されたのは、この「テイズ」社のブリスベン郊外にある工場だった。と畜から冷却、加工・包装、そして輸送に至るまでを一手に担うこの工場。白衣に白長靴、そして髪の毛の落下を防止するネットを装備したのち入場した工場の内部は、始業前の入念な清掃作業の最中だった。作業台はもちろん、床や天井に至るまで徹底的に清掃する作業員たち。そして、始業と同時に「枝肉」と呼ばれる牛の塊がそこにゆっくりと運び込まれていく。流れ作業で一体一体ていねいに切り分けられていく「枝肉」。その手さばきは、実に鮮やかなものだった。なお、始業前には、工場の検査官が清掃状況を逐一チェックしてまわり、作業台や枝肉の表面からサンプルを採取。それらは、第三者機関である「シンビオ・アライアンス」社に毎日送り届けられ、そこで細菌検査や感染症の有無など、厳重な検査を受けることになるのだという。その後、筆者ら一行が向かったのは、工場から車で2時間ほどの距離にある牧場――オーストラリアの一般的な牧場「ブラック・ソー・アンガス」だった。見渡す限り広大な平原が広がる土地。門を潜り抜けてからしばらくすると、放牧された牛たちに取り囲まれる。筆者がイメージしていた「牧場」とは、少々勝手が異なるようだ。そう、このように「牛舎」を用いず、牧草地をローテーションしながら牛を自由に育てるのがオーストラリアの流儀なのだ。牧場管理者は言う。「ストレスこそが、牛の品質にとって最大の敵なのです」。ただし、自由とは言っても、牛たちの耳たぶには2006年から全州で義務付けられている電子タグが取り付けられており、そこには牛の生年から病歴まで様々な情報が記録されている。しかも、出生牧場からと畜までの移動履歴が中央のデータベースで一元的に管理されており、万が一の時に遡れるよう厳密な「トレーサビリティー」が確保されているのだ。そもそも、日本のみならず世界100カ国以上の国々に牛肉を輸出している畜産大国オーストラリア。かの国にとって自国の牛肉の安全と品質管理は、文字通り国をあげて取り組むべき最重要事項なのだろう。工場や牧場主らによる不断の努力と、それをサポートする検査機関、そして国が一体となって取り組む安全と品質管理。世間を騒がせた中国の鶏肉問題とは、そもそもの成り立ちや考え方が違うのだ。一連の取材を通して筆者が感じたのは、そんなごく当たり前の結論であった。なお、これらの現地の様子やさらに詳しい情報は、日本マクドナルドのホームページに随時アップされているのでそちらも合わせてチェックしてもらいたい。自社商品の安全と品質に関する詳細な情報の開示と、原材料およびその工程の透明化を推進すること。日本マクドナルドの今後の取り組みに、引き続き注目したい。
2014年12月26日海外で本場のおいしいものを食べている瞬間って、本当に幸せですよね!でも、しばらくすると慣れてくるのか、不思議なもので「そろそろ日本食が食べたいな~」と思い始めます。やっぱり日本人なので、慣れ親しんでいる味が一番!そこで、20~30代の男女100人に「海外から日本に戻ってきたら、最初に食べたいものベスト3は何ですか?」というアンケート調査を実施してみました。みなさんは海外旅行から帰ったら、いつも一番に何を食べていますか?ぜひ、あなたが食べている日本食と比べてみてください!■日本人が日本に帰国後すぐ口にしたいのはお米!全員の意見をまとめた、上位5品の結果がこちらです!1位:「白いご飯(おにぎりを含む)」2位:「みそ汁」3位:「寿司」4位:「ラーメン」5位:「蕎麦」やはり、誰しも日本人の胃袋を支えるお米が一番恋しくなることが判明!3位の寿司も、ざっくり言ったら白いご飯ですから、約7割の意見がお米で一致したということです。これは、大体の日本人が納得の結果でしょうね。しかも、外国の寿司は日本と大違い。アメリカで食べても、日本に帰ったら本物が恋しくなりそうです。ご飯と2位のみそ汁はセットなので、海外から帰ってきたらまずは基本の日本食を口にしたいということでしょう。白いご飯とみそ汁があるだけで、幸せを感じられますよね~。また、4位と5位の麺類人気もあなどれません。もはやラーメンは国民食!こちらも、多くの人がホッとする味なんですよね。例え中国で本場のラーメンを食べたとしても、日本ならではのラーメンが食べたくなるものです。■海外へ行くとおふくろの味が恋しくなりやすい!他に、少数派の意見をひとつご紹介しましょう。ちょっと面白かったのが、33歳の女性2人から「おまんじゅう」との回答!旅疲れの体に、甘い和菓子が落ち着くのでしょう。そして、30歳の既婚男性が「親の手料理」と回答していたのも気になりました。これは、奥様の料理は親の味には勝てないということなのでしょうか……?ちょっと奥様には言えない本音といった感じがしますよね。もちろん、海外の料理もおいしいものばかりで、色々と食べるのは旅行の楽しみのひとつです。でも、食べ慣れない食事を続けていると、やはり自分の慣れ親しんだ味に帰ってきたくなるものだということが今回のアンケート調査でよ~くわかりました。白いご飯もみそ汁も、小さい頃から食べているので普段はあまり心を揺さぶられることはないですよね。でも、みなさん一度日本を離れてみるとありがたみに気付いている様子。そもそも日本は、長寿大国。これは、50年前からある、ご飯とみそ汁、漬物、納豆、野菜の煮物といったようなメニューが家庭で普通に食べられているおかげです。また、日本食はアメリカではダイエットフードとして注目も集めています。健康バランスもバッチリ。日本食は、理想的な健康食なのです。そのため、これから食事する時、いつも食べている日本食をもっと大事にしてみませんか?それだけで、この季節でも風邪を遠ざけ、健康的な体を維持できますよ!(文/中田蜜柑)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月12日 (水)調査対象:全国20代~30代の男女計100名
2014年12月05日日本酒専門の飲食店が増え、雑誌やWebでも特集が組まれるほど、今や空前の日本酒ブーム。でも日本酒を選ぶ時に銘柄だけで決めていませんか? 日本酒は食とあわせると、お酒の楽しさが数倍にも膨らみます。そこで、今回は簡単に覚えられる“日本酒と食のマリアージュ”をご紹介しましょう。“日本酒のマリアージュ” は難しくない日本酒と食の合わせ方について教えてくださったのは、人形町の甘酒横丁に店を構える、大正4年創業「新川屋佐々木酒店」の佐々木邦秀さん。佐々木さんは日本酒の知識が豊富で、利き酒イベントを主催するなど、日本酒の楽しさを伝えるべく活動しています。「日本酒は和食はモチロン、洋食、中華など、非常に幅広い料理と合う包容力を持った飲み物ですので、安心して様々な食との調和をお楽しみ頂けます。原料が米なだけあって、白米にあう料理とは相性が良いです。日本酒と料理の豊富なバリエーションでマリアージュの組み合わせは無限大!自分にベストマッチなマリアージュを見つけるために、まずは基本的な合わせ方を覚えておくいいですよ」【マリアージュの基本、4つのルール】▼その1【ボリューム】酒と料理の “味の深み” を合わせるシンプルな豆腐料理に濃厚な味わいの酒を合わせると、豆腐の味が消されてしまいます。さっぱりした味わいの食事には、さっぱりした酒といったようにの深みを合わせましょう。▼その2【温感】“温度” を合わせる温かなスープに冷たい酒を合わせると、スープの油分が残ってしまい、酒の味がわからなくなります。温かい料理には温かい酒。冷たい料理には冷やした酒を。温度を合わせることで、食と酒の調和が取りやすくなります。▼その3【食感】“口当たり・舌触り” を合わせるクリーミーな味わいの料理には、なめらかな舌触りの酒を。さらっとした食感の料理には、飲み口のさっぱりした酒を合わせる。口の中で、酒と料理が喧嘩をしないように食感を合わせるのも大切です。▼その4【風味】同じ“ニュアンスの風味” を合わせる料理の風味と酒の風味を合わせるのもポイント。チキンの香草焼きには、ハーブのニュアンスのあるお酒が合います。ほかにもスパイスなニュアンスのある酒もぴったり。料理で使っている食材や調味料をイメージして、そのニュアンスを持つ酒を探すのもアイデア。 では、マリアージュを具体的にご紹介! 次のページへ ≫ 秋のおすすめマリアージュ、厳選4点食と酒の合わせ方の基本をマスターしたら、いよいよ実践! 秋の味覚を堪能できるレシピと、それに合うお酒の選び方とおすすめの銘柄を佐々木さんに伝授していただきました。 天ぷらには“吟醸系” が基本「サツマイモのかき揚げ」に合う日本酒サツマイモの天ぷらは、ほくほくとした甘みに合わせ、適度な甘みのある酒がオススメ。淡泊な魚や野菜の天ぷらの場合、すっきりとした吟醸系を合わせるのが定番。塩ではなく天つゆで食べる場合は、酒のボリュームをアップさせて、深みを持たせるとバランスが良くなります。レシピはこちら→ <この料理にはこのお酒>「田光(たびか)特別純米 神の穂 MK-1」(三重県・早川酒造)「輝きのある旨みとほのかなキャラメルビターが堪能できる酒。香味のバランスやキレも良いので、サツマイモの甘さとサクサクした衣の食感にマッチします」(佐々木さん) ソース系には“熟成タイプ” を「牛肉とキノコのソース炒め」に合う日本酒ソースなどの奥行きを感じさせる味わいには、奥行きのある味わいのお酒を合わせます。ウスターソースの場合、1年程度の熟成を経たお酒がオススメ。キノコ、枯れ葉、土、スパイスなどのニュアンスをほのかに感じさせるタイプが良く合います。ソース炒めの場合、山廃(やまはい)・生酛(きもと)の様な酸味が特徴の酒を合わせるのも良いでしょう。レシピはこちら→ <この料理にはこのお酒>「一念不動(いちねんふどう) 純米吟醸 原酒 但馬強力」(愛知県・関谷醸造)「米の旨味が引き出された力強さと、熟成によるまろやかさとのバランスの良いお酒で、ソース系にマッチ。飲み方によって様々な表情をみせてくれます」(佐々木さん) シチューや炊き込みご飯に合う日本酒とは? 次のページへ ≫ クリーム系は“舌触りがなめらかタイプ”を「サーモンのクリームシチュー」に合う日本酒クリームに負けないある程度のボディがあり、滑らかな舌触りのお酒がイチオシ。ミネラルやナッツ、ハーブ、バターなどを感じさせる香りはクリーム系との料理と相性が良く、ワイングラスで飲むと豊かな香りが感じられるはず。冷酒にするとクリームの乳脂肪分が口の中で固まってしまうので、酒の舌触りと甘味を生かす為にも冷やしすぎない方が良いです。レシピはこちら→ <この料理にはこのお酒>「誉池月(ほまれいけづき) 純米 生原酒 五百万石 1801号酵母」(島根県・池月酒造)「まろやかさが際立つ甘味とタイト感のバランスが良いお酒。ボリュームがしっかりとありながら、緻密さを併せ持った上品な旨口タイプは、クリーム系と相性抜群です」(佐々木さん) 炊き込みご飯には “常温〜ぬる燗”を「サンマの炊き込みご飯」に合う日本酒ご飯系の場合、アルコール度数があまり高くないお酒をセレクト。炊き込みご飯の場合、やや深みがあり、口どけが良い温度(常温~ぬる感)にするとおいしくなるタイプのお酒がオススメ。穀物、種子類、古酒の落ち着いたニュアンスがサンマと炊き込みご飯の風味を引き立ててくれます。アルコールが高く感じられる場合は、水を足して燗にする「加水燗」にするのも◎。レシピはこちら→ <この料理にはこのお酒>「龍勢(りゅうせい) 特別純米 夜の帝王」(広島県・藤井酒造)「サラリとした酒質でありながら、熟成酒をブレンドする事で味わいに豊かさと深みが表現されたお酒。冷や酒~燗酒までオールラウンドに楽しめる気軽な晩酌に最適です」(佐々木さん) 酒店で日本酒をスマートに買う方法 次のページへ ≫ 酒店で日本酒をスマートに買う方法今回は、佐々木さんにマリアージュを教えていただきましたが、女性がひとりで酒店へ行き、日本酒を選ぶのはハードルが高いと思う人もいるはず。「私のお店では、今夜はすき焼きにするんだけど、どの日本酒があう? って聞いてくる人もいます。色々と質問していただいた方が、お好みの日本酒を選びやすいですね。もしくは、日本酒を豊富に揃える飲食店に行って、食事とお酒の相性を体感するのもよいと思います。酒は嗜好品ですから、好みは十人十色。難しく考えず、楽しんで飲むことも重要です」4つのマリアージュルールを意識しつつ、酒店や飲食店を上手に利用することも、自分好みのお酒を見つける近道ですね。日本酒は、適量ならば美肌にもおすすめのお酒です。美味しいお料理と合わせて楽しくいただきたいもの。秋の味覚を今まで以上に堪能すべく、自分好みの日本酒を探してみてくださいね。取材協力: 「新川屋 佐々木酒店」 ★お知らせ★佐々木さん主催の利き酒イベント2014年10月11日(土)、「第1回 人形町界隈 日本酒利き酒イベント2014」が開催されます。全国から15の酒蔵が集まり、町のあちこちで試飲ができる楽しいイベントです。貴重なお酒も飲めるそうなので、日本酒の楽しさを知るきっかけ作りに足を運んでみては?
2014年10月03日イタリアンもフレンチもいいけれど、やっぱり日本人としては日本食を食べるとほっと落ち着きますね。女友達との女子会も、おいしい日本食が食べられたら、さらに盛り上がりそうです。そこでこの夏、女子会を企画するのなら、居酒家「かまどか」の「女子会コース」をセレクトしてみては? これは、"予約の取れない店”日本料理「賛否両論」のマスターとしてその名を知られた料理人・笠原将弘さんの初プロデュースのもとに作られたもの。6月30日から販売がスタートします。このメニューが作られたきっかけは、笠原さんと居酒家「かまどか」が、「“日本の食文化の素晴らしさ”を伝えたい」という共通の想いを持っていたことから。そこで、日本のもの(食材)づくりや料理へのこだわりから生まれる“うまいもの”を一層発信していこうと作られたメニューなのです。新コースの開発にあたって、笠原さんは女性客が喜ぶ味を追求し、試作と試食を繰り返し行ったのだとか。見た目も楽しい華やかな盛り付けの提案まで、ひとつひとつに徹底的な“手間とこだわり”を施してあるそう。家庭ではなかなかつくることが難しい手間ひまかかった料理の数々を、手ごろな価格で楽しめるというから、女子会にぴったりですね。■笠原将弘氏プロデュース 「女子会コース」3,480円(税込)コース※3時間飲み放題付きすり流し:季節の野菜のすり流し前菜:前菜プレート盛り逢わせおばんざい:おばんざい四種盛り逢わせ選べるメニュー:選べるメニューからお一人様一品メイン料理:熟成鶏の一枚焼きと手羽焼き〆もの:選べる釜炊きご飯デザート:自分でつくる最中(おかわり自由)■笠原将弘氏プロデュース 「女子会コース」2,980円(税込)コース※3時間飲み放題付きすり流し:季節の野菜のすり流し前菜1:前菜プレート盛り逢わせ前菜2:真鯛のカルパッチョ 青紫蘇ソース選べるメニュー:選べるメニューからお一人様一品メイン料理:熟成鶏の一枚焼きと手羽焼き〆もの:選べる釜炊きご飯デザート:季節シャーベット食前酒の代わりには、和食の定番である「すり流し」を。一般的には出汁(だし汁)でのばすことが多いところを、牛乳を使用し、口当たりなめらかに仕上げた「季節の食材を使ったすり流し」が味わえます。また、従来の女性向けコースのサラダを、ひと手間もふた手間もかけた「おばんざい」に変更(3,480円(税込)コースのみ)。昔から京都の家庭料理として親しまれてきた料理を、食感や味のバランスを大切に仕上げているそうだから、じっくり味わいたいですね。せっかく女子会をするのなら、おいしいものを味わって、ゆっくりくつろいで楽しみたいもの。手間をかけた日本食なら心まで満たされそうですね。今すぐ、「かまどか」の「女子会コース」で女子会を企画してみては? ・かまどか「女子会コース」 公式サイト
2014年06月30日スーパーへ行けば、野菜も果物も遠い海外から輸入されたものや、日本国内で育てられたもの、さまざまなものが売られていますね。その光景を見ている限り、豊かな食生活を続けていけるような気がするかもしれません。けれども、日本の食と農はさまざまな問題を抱えています。2月4日、食と農に関するメディアセミナー「日本の食と農の現在と未来について」が開催され、現状の解説、そして未来への提言が行われました。まず、農林水産省 大臣官房食料安全保障課 課長の太田豊彦さんから、「日本の食と農の現在と未来について」、説明がありました。それによると、食料に関する問題としては、人口の増加と環境問題によって食料受給が不安定になっていること、日本の食料の多くを輸入に頼っていること(食料自給率の低下)、日本の農業の生産力が低下していることなどがあるそうです。日本の食料問題を解決するために大切なことは、食料自給率と食料自給力なのだとか。食料自給率は現在の食生活の実態を示すものである一方、食料自給力は緊急時の食料供給力を示すもの。食料の安定供給のためには、平常時と緊急時両方において食料を確保する必要があるのは当然のことですね。そのため、食料自給率と食料自給力の両方の維持向上を図っていくことが重要なのだという説明がありました。そのために大切になってくるのが、農業の活性化とのこと。ただ、日本の農業の強みである、高品質な野菜や果物、畜産物の生産拡大に取り組むことは大切ですが、それではカロリーベースの食料自給率には必ずしも適切に反映されないため、生産額ベースの食料自給率を注視していく必要があるそうです。日常的に享受している豊かな食生活は、これからも安定が約束されたものではないことがわかりました。続いて、株式会社資源・食糧問題研究所の代表である柴田明夫さんによる基調講演「世界と我が国の食料需給の現状について」を聞くと、さらにその問題が世界レベルで深刻であり、食料需給の未来は決して明るくないように感じられました。けれども、その後行われた、太田さんと柴田さん、カゴメ株式会社 執行役員の藤井啓吾さんによるパネルディスカッション「農業の活性化には何が必要か~農業分野のブランド化を通じた挑戦~」は、希望も感じられる内容でした。カゴメのトマトジュース用原料の全量国産化や企業による新しい農業として行っている「施設栽培」、地域の農産物を全国ブランドにする「地産全消」という取り組みには、日本の農業の活性化へ導く、大きなヒントがあるのかもしれません。最後に、登壇者の3人から、「農業の活性化に必要なキーワード」が発表されました。柴田さんからは、「莱点としての農村・農業を見直せ」というキーワードが。「莱点」とは、領域のからまったところという意味。日本の社会、経済問題の莱点は、突き詰めると農業、農村にあたり、農業資源(水田、水資源、地域コミュニティなど)をフル活用に活性化させることが必要で、それらが有機的に結びついていく点を作っていくことが大切との提言でした。藤井さんのキーワードは、「施設園芸型農業の活性化(規制緩和)」。工場の跡地の有効活用やガラス温室に関する施設緩和などをすることで、次世代型の施設園芸の延びしろはあるとの考えが示され、今までの農地・農家への補助から、民間を含めた農業者への保護・育成に変わっていくべきとの提言がありました。太田さんは、和食が世界無形文化遺産に登録されたことや、東京オリンピック・パラリンピックといった機会に日本の食を巡る産業が飛躍し、新たな成長分野として発展できるのではないかという考えから、「和と輪」というキーワードが示されました。今すぐに食生活が大きく変わるような問題が生じることはないかもしれませんが、自分が口にしている野菜や果物がどこで、どのように作られているものか、少し意識的になってみるのもいいかもしれません。
2014年02月12日日本らしさの象徴でもある「和食」。その人気は、日本国内はもちろん海外でも高く支持されています。しかし、どのくらいの人が日本の食文化を正しく理解し実践しているでしょうか。和食検定は、正しい日本の食文化を勉強したいという人にぴったりの検定です。和食検定とは、一般財団法人 日本ホテル教育センターが実施するもので、日本の食文化を正しく理解し、継承することを目的としています。また、和食そのものだけではなく、おもてなしの技術向上、和食を日本の文化として海外に発信できる人材の育成を目指します。受験を通して、日本の食文化を総合的に理解して知識を身につけることが可能です。検定は「基本レベル」と「実務レベル」の2種類があります。基本レベルは和食の料理や食材・マナーに関心があれば誰でも受験できますが、実務レベルは和食に関連する職場で部下の指導に当たる人を対象としており、基本レベルの認定を受けた人しか受験できません。・実施スケジュール毎年2月と10月に試験を実施しています。通常は試験実施日の約3カ月前から申込み開始。・試験内容基本レベル・実務レベルともに、マークシート方式の筆記試験で200問出題(90分)。基本レベルの出題項目…料理・接遇・和食基礎英語和食関連業界への就職を目指す人や、和食・マナーに関心のある人が対象。日本料理の歴史や基礎知識、しきたり・マナー、料理や接遇についての基礎的な英語に関する問題が出題。実務レベルの出題項目…振舞・伝心・和食応用英語着物や和室に関する知識と振る舞い方、飲食店でのマネジメントや新人育成の方法、和食店における英語の挨拶などから出題。・1級と2級和食検定での1級・2級の区分は下記のようになります。・各項目60%以上正解し、全体の正答率が65%以上85%未満の受験者は2級に認定・各項目80%以上正解し、全体の正答率が85%以上の受験者は1級に認定基礎レベル2級に認定された人は、再び基礎レベルに挑戦し1級を目指すこともできますが、実務レベルの試験を受けることも可能です。同様に、実務レベル2級に認定された人は実務レベル1級を目指して再受験できます。資格取得の準備過程で、和食に関連する知識やしきたり、マナーについて学んだことを、そのまま和食関連の飲食業・サービス業などに生かすことができるでしょう。実務レベルの資格を認定された人は、取得した知識をもって接客に対する人事評価などの経営面に反映させることも可能です。しかし、たとえ仕事に生かさなくても、和食・日本の文化への理解と知識を深めることができます。日本の食文化に興味がある人や和食のマナーなどについて学びたい人にもおすすめです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月22日普段私たち日本人が当たり前のように食べている日本食やその食べ方も、食文化の異なる外国人にとっては意外に感じることも多いのではないでしょうか。そこで、外国人20人に「日本食の変わった食べ方」について聞いてみました。・生卵をごはんにかけて食べていること (ラオス/女性/20代後半)・熱いごはんの上に生卵をのせて食べていることです (中国/女性/30代後半) ・白ごはんに醤油をかけて食べるのに驚きました。ごはんに味がなくてボソボソしているからそういう食べ方をするのでは? 日本人にとってはおなじみの卵かけごはん。少し前には卵かけごはんブームが巻き起こり、TKGなどと略されるほどの人気となりました。しかし、外国人にはとても珍しい食べ方と感じるようです。・麺類を食べるときに、大きな音を立てること (アメリカ/男性/30代前半)そばやうどんをすするときにはズルズルッと音を立てるのは日本ではマナー違反ではありません。しかし、確かにスープを飲むときなどは音を立てませんよね。こちらも外国人にとっては、日本に来て驚いた食に関する文化の1つのようです。他にも、・手で寿司を食べること (シリア/男性/30代前半)・食事に砂糖がたくさん入っていると感じる。甘い玉子焼きも驚きました (マリ/男性/30代前半)寿司を手で食べる人は日本人でも少数派かもしれませんが、お箸で食事をするイメージを抱いていると驚くかもしれませんね。あとは、和食ですと、甘辛い味付けは多く、外国人の中にはそういった味付けも「変わっている」と感じることも。まさかの卵かけごはんが登場した今回。日本人なら誰でも一度は食べたことがあるであろうメニューも、海外から見ると特別な日本の食文化とうつっているようですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日