映画『私ときどきレッサーパンダ』の初日舞台挨拶が15日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、主人公メイの日本版声優を務めた佐竹桃華、日本版エンドソングと劇中に登場するボーイズグループ「4★TOWN」の日本版声優を担当したDa-iCEのメンバーである工藤大輝、岩岡徹、大野雄大、花村想太、和田颯が出席した。8月に公開されるディズニー&ピクサー作品『インサイド・ヘッド2』の公開を記念し、これまで劇場未公開だったディズニー&ピクサーの名作を2週間ごとに劇場公開するイベントが実施。その第1弾となる『私ときどきレッサーパンダ』の公開がスタートした。伝統を重んじる家庭に生まれ、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーのメイを演じた佐竹。劇場の大スクリーンで映画が公開されることに「こうして映画ができ上ってから2年後に劇場公開されると思っていなかったので、うれしいです」と満面の笑みを浮かべ、「2年前に感じた悔しさや悲しみが吹っ飛んでいって、すべてが報われたような気持ちになりました」と語る。Da-iCEのメンバーたちも「劇場の大きなスクリーンで観られるのがうれしい」と喜びを口にし、大野は「小さい頃から大好きなディズニー作品に関わるとは思っていなかったので、夢のようです」としみじみ語った。佐竹が演じるメイは、感情が高ぶるとレッサーパンダになってしまうキャラクター。佐竹は「この作品を初めて観たとき、自分の幼少期のことかな……と思うぐらい似ている」と語り、「メイは感情豊かで、親の期待に応えたい思う子。私も3歳からクラシックバレエを習っていて、苦しいときも親のために頑張らなければ……と思っていたので、すごく共感できました。その意味でとてもやりやすいキャラクターでした」と収録を振り返った。また作品にちなんで「感情が高ぶると〇〇になってしまうこと」というお題に、Da-iCEのメンバーは「号泣」(和田)、「踊れるバイカー」(花村)、「夜中爆走」(大野)、「インソムニア」(岩岡)、「楽曲制作」(工藤)と回答。佐竹は「私はテンションが上がると、道の真ん中でも、とにかく大きな声でしゃべって踊ってしまう」とプリンセス体質になってしまうことを明かしていた。
2024年03月15日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が2024年夏に公開される。それに先駆け、劇場未公開のピクサー作品3作品『私ときどきレッサーパンダ』『あの夏のルカ』『ソウルフル・ワールド』の劇場公開が決定した。2024年3月15日(金) より上映されるのは『私ときどきレッサーパンダ』。伝統を重んじる家庭に生まれ、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子・メイ。“マジメで頑張り屋”の彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝目を覚ますと、なんとレッサーパンダになってしまった。ありのままの自分を受け入れてくれる友人と、メイを愛しているのに、その思いが伝わらずにお互いの心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイが見つけた本当の自分とは……?続いて2024年3月29日(金) から上映となる『あの夏のルカ』は、交わることのない“海の世界”と“人間の世界”を舞台に描く。平穏な海の世界に暮らすシー・モンスターの少年ルカは、海底に沈む“人間のモノ”に興味津々。人間の世界を知りたい、この世界のすべてを知りたいと思いはじめた無邪気な冒険は、やがてふたつの世界に大事件を巻き起こす。そして2024年4月12日(金) より上映されるのは『ソウルフル・ワールド』。生まれる前の魂(ソウル)たちの世界に、何百年も暮らす“こじらせ”ソウル・22番。自分のやりたいことや好きなことを見つけられず、「人間に生まれたくない」とずっと思っていた。ある日、ニューヨークでジャズピアニストを夢見る音楽教師・ジョーがソウルの世界に迷いこむ。元の世界に戻り夢を叶えたいジョーと、彼に協力することになった22番。そんな彼らが最後に見つけた“人生のきらめき”とは……?また、ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』は、2015年に公開された映画『インサイド・ヘッド』の続編で、思春期を迎えちょっぴり大人になった少女ライリーが主人公。転校した学校にも慣れ、ライリーの頭の中の感情たちヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリは、ライリーが幸せに暮らせるように奮闘する毎日を送っていた。しかしある時、突然大きな“謎の警報”が頭の中に鳴り響く。感情たちが暮らす司令部が壊されてしまうが、そこで新たに現れたのがオレンジ色の感情だった。ライリーに色んな感情が芽生えたことで、誰もが経験してきた共感必至の“思春期あるある”が詰まった作品となっている。『私ときどきレッサーパンダ』『あの夏のルカ』『ソウルフル・ワールド』予告編<作品情報>『私ときどきレッサーパンダ』2024年3月15日(金) 公開『あの夏のルカ』2024年3月29日(金) 公開『ソウルフル・ワールド』2024年4月12日(金) 公開『インサイド・ヘッド2』2024年夏 公開(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年12月20日2024年夏の『インサイド・ヘッド2』公開に向け、ディズニー&ピクサーの3作品『私ときどきレッサーパンダ』、『あの夏のルカ』、『ソウルフル・ワールド』が劇場公開されることが決定。3作品の予告編が解禁された。先日全世界で解禁されたUS版特報は24時間で再生回数1億5700万回を突破し、公開前から大きな注目を集める『インサイド・ヘッド2』。この度、その公開に先駆けて、劇場未公開のピクサー作品3作『私ときどきレッサーパンダ』『あの夏のルカ』『ソウルフル・ワールド』の劇場公開が決定。3作品の見どころが詰まった予告編が解禁となった。3月15日(金)より上映される『私ときどきレッサーパンダ』は、伝統を重んじる家庭に生まれ、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子・メイが主人公の成長物語。“マジメで頑張り屋”の彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝目を覚ますと…なんとレッサーパンダになってしまった!ありのままの自分を受け入れてくれる友人と、メイを愛しているのに、その思いが伝わらずにお互いの心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイが見つけた本当の自分とは…?明日の自分をもっと好きになれるような、“自分らしさ”についての前向きなメッセージに思わず涙がこぼれる作品となっている。続いて3月29日(金)から上映となる『あの夏のルカ』は、交わることのない<海の世界>と<人間の世界>を舞台に描く物語。平穏な<海の世界>に暮らすシー・モンスターの少年ルカは、海底に沈む“人間のモノ”に興味津々。<人間の世界>を知りたい、この世界の全てを知りたいと思いはじめた無邪気な冒険は、やがて2つの世界に大事件を巻き起こす。ルカの禁断の憧れが生んだ<ひと夏の奇跡>とは…?“かつて子どもだった全ての人”に贈る感動のファンタジー・アドベンチャーだ。そして4月12日(金)より上映されるのは『ソウルフル・ワールド』。生まれる前の魂(ソウル)たちの世界に、何百年も暮らす“こじらせ”ソウル・22番。自分のやりたいことや好きなことを見つけられず、「人間に生まれたくない」とずっと思っていた。ある日、ニューヨークでジャズ・ピアニストを夢見る音楽教師・ジョーがソウルの世界に迷いこむ。元の世界に戻り夢を叶えたいジョーと、彼に協力することになった22番。奇跡の大冒険を繰り広げる2人が、最後に見つけた<人生のきらめき>とは…?“人生の素晴らしさ”に気づかせてくれる、ピクサー史上最も“深い”感動作。この機会に、劇場未公開だったディズニー&ピクサーの3作品の感動と興奮を映画館で体感して、最新作『インサイド・ヘッド2』への期待を高めてほしい。『私ときどきレッサーパンダ』は3月15日(金)より、『あの夏のルカ』は3月29日(金)より、『ソウルフル・ワールド』は4月12日(金)より全国にて公開。『インサイド・ヘッド2』は2024年夏、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.あの夏のルカ 2021年6月18日よりディズニープラスで配信開始© 2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年12月20日スペイン映画『ミツバチと私』が、2024年1月5日(金)に公開される。“自分探し”をする子どもの葛藤と家族の物語スペイン映画『ミツバチと私』は、自分の性別に悩み、“本当の自分”を探す8歳の主人公と、葛藤しながらも寄り添う家族の物語。トランスジェンダーの悩みを抱える子どもだけでなく、母、祖母の3世代の視点を交え、それぞれの考えで人生を生き抜く姿を描き出す。主人公は約500人の中から選ばれたソフィア・オテロ主人公のアイトールは、約500人の中からオーディションで選ばれたソフィア・オテロ。本作が映画初出演となるオテロは、子どもが抱える不安や心の機微を繊細に表現し、史上最年少の9歳にして、ベルリン国際映画祭にて最優秀主演俳優賞を受賞した。ちなみにベルリン国際映画祭では、2020年に男優賞・女優賞が廃止され、性別区分のない主演俳優賞、助演俳優賞が設けられている。劇中では、自然豊かなバスクの川でのひと時や、どうしようもない憤りで顔を歪ませる姿、母・アネの目を盗み兄のエネコとプールに大量の石鹸を入れて泡だらけにするシーンも。それらを通して、オテロ演じるアイトールの繊細で豊かな表情を見ることができる。監督はエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督は、第75回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映された『Chords』など数々の短編を手掛けてきたスペイン人監督のエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン。彼女にとって長編劇映画デビュー作となった映画『ミツバチと私』は、ベルリン国際映画祭の銀熊賞に加え、ギルド賞をW受賞。さらに、第26回マラガ・スペイン映画祭でも最優秀スペイン映画賞を受賞するなど、世界各国から注目を集めている。映画『ミツバチと私』あらすじ夏のバカンスでフランスからスペインにやってきた家族。 8歳のアイトールは、自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さに悩み、心を閉ざしていた。母はそんなアイトールを愛しながらも向き合い方に迷っている。ある日、叔母が営んでいる養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチや自然と触れ合うことで心をほどき、多様性を受け入れ、ありのままで生きていきたいという思いを強くしていく――。【作品詳細】映画『ミツバチと私』公開日:2024年1月5日(金)監督・脚本:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン撮影:ジナ・フェレル・ガルシア美術:イザスクン・ウルキホ編集:ラウル・バレラス字幕:大塚美左恵出演:ソフィア・オテロ、パトリシア・ロペス・アルナイス、アネ・ガバライン配給:アンプラグド英題:20,000 SPECIES OF BEES
2023年12月14日三角食べができなかった理由私はいわゆる「三角食べ」ができませんでした。三角食べとは、私が子どもだった数十年前に推奨されていた食事のしかたです。おかず→ごはん→汁物 のように、順序よく代わるがわる食べていって、すべてのお皿をほぼ同時に食べ終わるのがマナーがよく、身体にもいい、というように言われていました。三角食べができなかった理由を自分なりに思い返すと、「食べ物の味や食感が混ざるのが嫌だった」「それぞれのお皿が『未完了』であることが気持ち悪かった」ことが思い当たります。ごはんはごはんだけ、おかずはおかずだけを口に入れて、それぞれのシンプルな味を楽しみたかったし、ひとつのお皿に手をつけたらそれを食べ終わってお皿を空にするまで、何か中途半端なようで落ち着きませんでした。ASDの感覚過敏やこだわりからくるものだったのだろうと思います。家では「ごはんをおかずにごはんを食べる」「コース料理のように食べる」などと揶揄され、学校ではお行儀が悪いとして叱責されました。三角食べには、食べ残した際にもそれぞれの品が少しずつ残るので比較的栄養バランスが保てるなど、メリットもあるようですが、最近では「管理教育ではないか」という指摘もあり、下火になっているようですね。楽しく食べることができなかった学校給食私は学校での給食の時間を楽しめませんでした。三角食べができないことだけがその原因だったわけではありません。戦後すぐの、栄養補給目的での脱脂粉乳が名残と思われる、給食に毎日ついてくる牛乳。これが私は嫌でしかたなかった……牛乳自体は好きなのですが、食事についてくるのが牛乳だけで、和食にも牛乳がついてくるので、味覚が敏感な私は、味覚上のミスマッチが許せなかったのです……。今はメニューのほかの部分で栄養補給ができるようになったこともあり、和食にはお茶がついてきたりするようですね。私が小学生だった当時、私の地域では厳しい完食指導がなされていました。ともかく全て食べ終わるまで席を立ってはいけない。給食のあとは掃除の時間なのですが、掃除で埃が立ち込める中で担任がびったりと机に張りついて、児童が食べ終わるまで監視したり、ひどい場合は無理やり口に入れて顎をつかんで噛ませたりと、まるで苦行のようでした。当時、私はクラスメートからいじめられておりバイキン扱いされていたため、私が給食当番でよそったものを受け取ってもらえなかったり、私にだけ給食が配ってもらえなかったりも……。そんなわけで、学校給食のことを思い返すと、いつもちょっと苦しくなります。大人になって知った食事の楽しさ今の私は、食事を存分に楽しんでいます。特に、うちでは夫が食事当番なので、夫が愛情込めてつくってくれる食事を、会話を楽しみながらゆっくり食べるのが何より幸せです。食事とは、「行儀のよい、なんでもよく食べる立派な大人になる」ためのものではなく、そこに込められた愛や世界の美しさによって本人の心と身体を養い、人生を楽しませるためのものだと、今は思っています。子どもが偏食が激しくて、白いものしか食べられないとか、特定のお菓子やチョコレートバーしか食べないとかだったりすると、保護者の方は本当に心配でしょうし、「甘やかしているのではないか」などといった周囲からの指摘にも苦しんでいるかもしれません。でも、偏食はあるとき突然治ったり、年齢を重ねるごとにだんだん治っていくケースが多いとも聞きます。チョコレートバーだけでちゃんと大人になるまで成長したという偏食の子の例も知っています。身体の栄養が心配ならば、今は良い栄養剤やサプリ、栄養バランスに工夫をしたお菓子などの代替手段もありますし、心の栄養であれば、一緒に楽しくおしゃべりしながらテーブルを共にする時間があればそれで十分なのではないかと思います。学校の先生や近所の人も含め、世の中にはいろいろな考えの人がいますが、わが子はかけがえのないわが子です。他人の意見に左右されたとて、残念ながらその誰かが結果に責任を負ってくれるわけでも、保護者さん以上にその子を思ってくれるわけでもありません。今ある環境の中で、保護者さんの思うベストを尽くしていければそれだけで素晴らしいことだと思います。文/宇樹義子(監修・鈴木先生より)食育は教育の一環として日本では扱われています。給食の楽しさを追求するならアメリカのランチのように外で自由に何でも食べられる工夫も必要です。教室ではなく廊下にシートを敷いてみんなでワイワイと食べるのが楽しい食事なのかもしれません。ただ、自閉スペクトラム症のお子さんは一人が好きな場合も多くみられ、そういう場合、孤立してしまう傾向があります。その時には担任を囲んで食べるという工夫もあります。お弁当なら自分の好きなものを持ってきて食べることができます。親御さんは大変ですが食事を自由に選べる配慮も必要です。完食の強制ではなく、食べられるものが選択できるという時代に来たのではないでしょうか。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月18日映画『私がやりました』が2023年11月3日(金・祝)に公開される。監督はフランソワ・オゾン。フランソワ・オゾン監督映画『私がやりました』映画『私がやりました』は、『Summer of 85』や『苦い涙』などを手掛けてきた監督フランソワ・オゾンが贈るクライムミステリー・エンターテインメント。パリの大豪邸で起こった有名映画プロデューサー殺人事件の“犯人の座”をかけた、3人の女たちによる駆け引きと悪だくみを描いた作品だ。本国フランスでは、フランソワ・オゾンが手掛けた映画『8人の女たち』と『しあわせの雨傘』に次ぐ、動員100万人越えのヒットを記録した。主人公のマドレーヌとポーリーヌの正反対の性格の2人を演じるのは、ナディア・テレスキウィッツとレベッカ・マルデール。2人の前に立ちはだかるヴィランのオデットはイザベル・ユペールが演じる。マドレーヌ…ナディア・テレスキウィッツ売れない新人女優。有名映画プロデューサーに襲われそうになったところを必死で逃げだし、ルームシェアをする親友ポーリーヌのもとへと向かう。彼女に出来事を打ち明けるが、すぐに警察がやってきてマドレーヌは事件の容疑者に。法廷で演技力と美貌を活かした陳述を披露し、一躍「悲劇のヒロイン」としてスターに。ポーリーヌ…レベッカ・マルデール新米弁護士。正当防衛を主張するようマドレーヌに完璧な台本を用意し、見事無罪を勝ち取る。オデット…イザベル・ユペールマドレーヌとポーリーヌに、「プロデューサー殺しの真犯人は自分で、マドレーヌたちが手にした富も名声も、自分のものだ」と訴える。ラビュセ判事…ファブリス・ルキーニパルマレード…ダニー・ブーンマルセイユ出身の成金。ボナールマドレーヌの恋人の父で大企業の社長。映画『私がやりました』あらすじ有名映画プロデューサーが自宅で殺された。容疑者は売れない新人女優マドレーヌ。プロデューサーに襲われ、「自分の身を守るために撃った」と自供する彼女は、親友で駆け出しの弁護士ポーリーヌと共に法廷へと向かう。2人は正当防衛を訴える鮮やかな弁論と感動的なスピーチで裁判官や大衆の心をつかみ、見事無罪を勝ち取る。それどころか、マドレーヌは「悲劇のヒロイン」として一躍時の人となり、大スターの座へと駆け上がっていった。ところが、そんなある日、2人の前に謎多きかつての大女優オデットが現れる。彼女は、「プロデューサー殺しの真犯人は自分だ」と訴えるのだった。こんなに魅力的な“犯人の座”は渡せない……果たして、3人の駆け引きと、悪だくみの行方は?【作品詳細】映画『私がやりました』公開日:2023年11月3日(金・祝)監督・脚本:フランソワ・オゾン出演:ナディア・テレスキウィッツ、レベッカ・マルデール、イザベル・ユペール、ファブリス・ルキーニ、ダニー・ブーン、アンドレ・デュソリエ配給:ギャガ英題:THE CRIME IS MINE© 2023 MANDARIN & COMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
2023年09月08日義母と私は、どちらかと言えば仲良くしているほうだと思います。しかし、義母はときどき、私の服装や化粧について「今の若い子はそんな感じなのね」と言ってきたり、子どもの食事について「どうせぐちゃぐちゃになるのに手間かけて……」と言ってきたりすることがありました。今回は、義母に当時1歳の長男の運動会の動画を見せたときの話です。 それって遠回しに私のせいって言ってる?長男の運動会当日に来られなかった義父母のために、動画を義実家で見ていました。かけっこで転んでしまった長男を見て、「そういえば子どもの運動神経って、母親からの遺伝だそうね。知ってた?」と私に聞く義母。つまり、長男がかけっこで転んだのは私のせいって言いたいの?と私は思いましたが、「そうなんですね、知らなかったです」と返すのが精いっぱいでした。 夫は、どちらかと言えば運動ができるタイプで、私は苦手なタイプです。たしかに長男も歩き始めるのは早いほうでしたが、ボール遊びやマット運動は苦手なようです。少し気にしていたことだったので、義母に言われた一言が私の胸に刺さってしまいました。 今までの発言も嫌みだったの…?動画が終わったタイミングで、思い切って「さっきの運動神経のことなんですが、本やテレビで言ってました?」と義母に聞いてみた私。すると義母は驚いた顔で、「テレビか何かで見たのを思い出しただけ。この子、運動苦手なの? 気にしちゃった? ごめんね」と言ってきました。 そのとき私は、義母には悪気はないということに気が付きました。義母はただ自分の正直な気持ちや、そのとき思ったことを発言しているだけだったのです。 ただ素直に言葉にしているだけ義母は良くも悪くも、そのとき思ったことを口に出してしまうだけ、ということに気が付いた私。義母の言葉に傷ついたことばかり印象に残っていましたが、一方で義母はどんなに小さなことでも「すごい」と思えば、私や長男に素直に伝えてくれていることにも気が付きました。 今まで嫌みだと思っていた義母の発言も、ただの感想だったようです。私は正直に、今まで嫌みを言われているのだと思っていたことを義母に伝えてみると、「嫌みなんて言えるほど考えてしゃべっていないわ」と笑われてしまいました。 もちろん、まだ義母の歯に衣着せぬ物言いに傷ついてしまうこともある私。私は自分の気持ちを正直に伝えるのが苦手なタイプなので、ところかまわず自分の意見を言う義母には少し困ってしまいます。しかし、義母は悪いことだけではなく、良いことも素直に言葉で伝えてくれる人です。今後も義母とうまく付き合っていけるように、聞き流すことも覚えていきたいと思います。 著者:安藤 はるか小2、年中の男の子と1歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2023年01月29日第95回アカデミー賞の長編アニメ映画賞の選考対象となる作品が発表された。『私ときどきレッサーパンダ』『バッドガイズ』『長ぐつをはいたネコ:ザ・ラスト・ウィッシュ』『バズ・ライトイヤー』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『DCがんばれ!スーパーペット』『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』『ミニオンズ フィーバー』『ジェイコブと海の怪物』など今年話題になった作品がずらり。日本作品は石田祐康監督の『雨を告げる漂流団地』、湯浅政明監督の『犬王』、いしづかあつこ監督の『グッバイ、ドン・グリーズ!』がエントリー。全27作品から、アカデミー会員の投票により5作品に絞られる。国際長編映画賞の各国の代表作品も発表された。国際長編映画の定義は、「アメリカ国外で製作された上映時間が40分以上、セリフの50%以上が英語以外の言語である映画」。日本代表は、9月に決定していた早川千絵監督の『PLAN 75』。15作品のショートリスト(ノミネート前の候補リスト)は今月21日に発表される。最終的なノミネーションは2023年1月24日に発表。第95回アカデミー賞は同年3月12日に開催される。(賀来比呂美)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partnersグッバイ、ドン・グリーズ! 2022年2月18日より全国にて公開©Goodbye,DonGlees Partners雨を告げる漂流団地 2022年9月16日よりNetflixにて全世界独占配信&日本全国にて公開©コロリド・ツインエンジンパートナーズ
2022年12月07日ろうの親から生まれた、耳の聴こえるコーダの子どもたちが揺らぎながらも自らを語り、成長していく物語を描いたドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』が、文化庁映画賞(文化記録映画部門)大賞を受賞した。映画芸術の向上とその発展に資するため、2003年度より始まった文化庁映画賞。文化記録映画部門は、選考委員会における審査に基づき、優れた文化記録映画作品に対する顕彰を実施しており、今年度で19回目を迎える。選考委員を務めた藤岡朝子は、「ろう者の子として生まれ育った少女たちが家族との関係にゆれ動く思春期を丁寧で的確な観察でとらえた。障がいの有無でなく、アイデンティティと自分探しの問題として描くことで、福祉や差別を越える普遍的な視点を提案し、コーダについての問題意識を開放し喚起する」と語り、「観客のスクリーンへの集中度と読み解く力を育てる『映画』という形にこだわり、国際共同製作にも挑戦した制作者の姿勢は、時代に合致したひとつの指針を示している」と制作陣を称えた。一方、受賞を受けた本作の松井至監督は、「栄誉ある賞に選んでいただき、ありがとうございます。制作をはじめた7年前、コーダという言葉は知られていませんでした。この賞は、ドキュメンタリーという場に向かって勇気を持って自己を開いていった出演者たち、全感覚でコーダの世界を感じようとした制作者たち、映画館の暗闇で切実に他者に触れようとした観客の方々、そしてろう文化に生きるみなさんのものです」とコメント。「他者と生きる未来の社会への入口として、時代がコーダの存在を求めたのだと思います」と語っている。『私だけ聴こえる』は全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私だけ聴こえる 2022年5月28日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開©TEMJIN / RITORNELLO FILMS
2022年09月20日思い込みなのか、耳が敏感になっているのか……夏にときどき聞こえる幻聴、これって私だけ?■きこえてるようなきこえてないような思い込みってか、そういう感じの(笑)。「ストレスとかでセミの鳴き声がきこえる」のもあるみたいなんだけど、そういうのじゃないです。鳴いてるような気がしてるだけっていう。「寝てるはずの赤ちゃんが泣いてるような気がする」って育児あるあるだと思うんだけど、あれに似たような感じ……おきません!?
2022年08月27日皆さんは浮気をされた経験はありますか…?何度言っても直らず、しまいには別れてしまう方も…。 今回は実際に募集した浮気トラブル体験談をご紹介します!同棲中の彼氏が…彼氏と同棲していたのですが、私がある日バイトから帰ると、私の友人が私の彼氏とおうちデートをしているところに遭遇しました…。しかも私の大好きな映画を2人で見ながら「◯◯(私)にばれたら怒られちゃうね…」などと話していて、ショックでその場で泣いてしまいました。出典:lamireしかし泣いているうちに2人に対して腹が立ってきたので、静かに開きっぱなしだったドアを閉め、防犯用に玄関に置いてあった木製バットでドアをドンドンと殴りつけたら、中から2人の悲鳴が。勢いよくドアを開けたら、怯えながら隅で抱き合ってる2人がいたので笑ってしまいました。今では2人と絶縁し、のんびり楽しく生きていますが、好きだった映画のタイトルを見るたびにうめき声をあげてしまいます…。(女性/フリーター)怪しい夫のLINEを見ると…私の出社日に合わせて浮気していた夫。そんなある出勤日の帰り、約束はしていなかったもののどうせ会社で仕事をしているなら一緒に食事でも…と思い夫に電話。しかし、出なかったため「◯◯の店で1人で食べている」とラインを入れたが、既読にすらならず…。その1時間半後ぐらいに「今どこ?」と夫から折り返しの着信がありました。遅くまで仕事をしていたはずなのに「お腹が空いた」の一言も言わず「何か食べた?」と聞いても「別に」と返ってくるのみ。何となく違和感と怪しさを感じ、お風呂に入っている隙に携帯を見ると、ラインに知らない女と生々しいやり取りが…。どうやら相手はアプリで知り合った女らしく、次はラーメンや焼き肉を食べに行くという約束や深い関係を思わせるやり取りもバッチリと確認できました。ラインをザっと確認し、自分の携帯で写真を撮り証拠を確保、そのまま洗面所に入っていき、体を拭いている夫に「浮気してる?浮気してるね?浮気してるんだよね?」と詰め寄りました「なんのこと?」としらばっくれたので「◯◯ちゃんと浮気してるんだよね?知ってるよ?△△に一緒に言ったんだよね?」とラインで得た情報をぶつけ問い詰めたところ、しばし無言に…。ラインという確たる証拠を見られたことに気づいたようで、逃げられないと悟ったのか結局白状した夫。どうやら女にお小遣いを渡して会っていたらしく全てに腹が立ちましたが、話し合いの最中泣きながら「後悔している」「改心する」と言ってきたため、一旦は女に使った10倍以上の金額のプレゼントを用意することで決着しました。ですが、今も腹が立って仕方ありません。(女性/会社員)浮気をされたことがある方ははなかなか苦労しているみたいですね…。今後注意しても直らないようならお別れして、誠実な人を見つけた方がいいのかもしれません。以上、浮気エピソードでした。次回の「浮気エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月05日ディズニー&ピクサーが贈る、いまを生きる人々を笑顔で包み込み明日へと踏み出す元気をくれる奇想天外な物語『私ときどきレッサーパンダ』。ディズニープラスでも大ヒット中の本作のMovieNEX発売を記念し、主人公メイが変身するレッサーパンダの姿や母ミンのデザインにまつわるボーナス・コンテンツが一部解禁となった。本作で造形を担当したグレッグ・ダイクストラは「最も表現したかったのは、監督が描いたそれぞれの(キャラクターの)性格」と明かし、キャラクター・デザイナーのマリア・イーは「ストーリーボードチームから影響を受け、かわいくするだけでなく表情で物語を伝えるようにした」と語る。また、母ミンのイメージは「象徴的で強くて少し怖いアジアの女性で、見た目からカリスマ性がにじみ出ている」とドミー・シー監督は語り、細部にまでわたるこだわりがあるそう。レッサーパンダ姿のメイについては、「サンフランシスコの動物園で本物を観察し、大胆にアレンジし大きく見せたかった」「我々のパンダはかなり太らせ、本物のかわいさを無限に引き出したかった。過去のどんなキャラクターよりかわいくした」など、モフモフでキュートな“レッサーパンダ”を創り出すためのこだわりの過程が語られている。キャラクターづくりは作品の最重要ミッション企画を始めるにあたって、ドミー・シー監督はまず、やるべき仕事のリストの一番上に位置する重要なミッションに取りかかった。それは、キャラクターたちのことを深く知るという作業だ。「良いストーリーを作る上で最も大切なのは、出来る限り早い段階でキャラクターたちのことをしっかり見い出すことだと思います」と彼女は言う。「フィルムメイカーとしての第一のゴールは、キャラクターのことを観客に大好きになってもらうこと…最初の5分か10分で、これからの1時間半を座り続けて、彼らのジャーニーを見届けたいと思えるほどの興味を持ってもらえるようにすることです」とシー監督は語っている。MovieNEXには、スタッフがこだわり抜いた「1つのシーンができるまで」、自分だけのアイドル・グループを作りたくなる「4★TOWNのデビュー秘話」、そして惜しくも採用されなかった貴重な「未公開シーン」など、本編と一緒に楽しみたいボーナス・コンテンツを多数収録、デジタル配信(購入)にも一部収録する。『私ときどきレッサーパンダ』はデジタル配信中(購入)、6月10日(金)よりMovieNEX発売。(C)2022 Disney/Pixar発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年05月19日『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などのディズニー&ピクサーが贈る『私ときどきレッサーパンダ』は、親子のすれ違いと、そこから強まる深い絆を奇想天外なストーリーで描き出した最新作。愛情ゆえに口うるさくなってしまう母親と、そんな母の期待に応えたい真面目な子どもの新たな物語は、今年の「母の日」にもオススメの1作だ。舞台は、1990年代のカナダ・トロントのチャイナタウン。そこに暮らすメイは伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子。でも一方で、親には理解されないアイドルや流行の音楽も大好き!年上の男の子に恋心を抱いたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんある側面も持っている。そんな母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイは、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。『私ときどきレッサーパンダ』悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…なんと、レッサーパンダになってしまった!ありのままの自分を受け入れてくれる親友たち。でも、メイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらず心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイは本当の自分を見つけていく。監督は、ピクサーの短編アニメーション『Bao』で、ピクサースタジオとして女性初の第91回アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したドミー・シー。『Bao』でも、命が宿った“中華まん”を息子として育てる母親を主人公にして奇想天外かつ温かなストーリーで、私たちに新鮮な感動を与えてくれたシー監督の新作だ。短編アニメーション『Bao』誰もが成長過程で経験する体験をベースにしたストーリーは、監督自身の体験が基になっているそう。両親、そして友人たちとの葛藤や絆という普遍的な物語に、“自分が自分でなくなってしまう=レッサーパンダになる”という奇抜なアイディアを乗せ、感動を編み上げたシー監督は今後の活躍も大いに期待される。しかも、単なる“レッサーパンダ”ではなく、“巨大”というのが、いかにも自由で大胆な彼女らしい発想。メイが、母と自分、互いを尊重し心を通い合わせるようになる過程にホロリとしながら、“自分らしさはひとつではなく、どんな自分も大好き!”と肯定する姿が、私たちを笑顔にさせ、力強く背中を押してくれる。『私ときどきレッサーパンダ』特に“正しいこと”を求められ過ぎて、みんながビクビクする現代だからこそ、“ありのままの自分でいい。自分らしく生きよう”というメッセージは胸に響くはず。まさに“自己肯定&自己解放”の清々しさと優しいユーモアにあふれたエンターテインメント作品として楽しめるだろう。『私ときどきレッサーパンダ』『私ときどきレッサーパンダ』はディズニープラスにて配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年05月08日監督のドミー・シーら女性製作陣を中心に、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』のディズニー&ピクサーが贈る『私ときどきレッサーパンダ』。この度、5月5日「こどもの日」に合わせて、主人公メイが学級委員長に立候補し“討論会”に挑戦する、貴重な未公開シーンが解禁となった。本作のMovieNEXの発売を記念して解禁されたのは、主人公メイが、ライバルとの討論会に挑む貴重な未公開シーン。普段は普通の元気な13歳の女の子のメイ。しかし、興奮したりするとなぜか突然レッサーパンダに変身してしまう…。このシーンでは学級委員長に立候補したメイが、ライバルに悪口を言われ激高し、危うくレッサーパンダに変身しそうになりながらも親友たちの励ましで何とか我慢。自分の決めた道に進むためライバルと闘い、大人への一歩を進もうとする姿に思わず声援を送りたくなるシーンとなっている。多様性あふれるキャラクターについてキャラクター・ラインナップには、メイ、彼女と親しい友だち、家族、そして4★Townというダンス・ボーカル・グループが顔をそろえている。スタッフたちは、これらのキャラクターに命を吹き込むため、豊かな声の出演者たちを起用した。「このストーリーはトロントを舞台にしているので、キャストにも多様性が必要です」と語るのはアソシエイト・エグゼクティブ・プロデューサーのエイドリアン・モリナ。「より多くの人々が、映画の中に自分と同じような境遇を見ることができたら嬉しいですね。『私ときどきレッサーパンダ』は、13歳の中国系カナダ人の独特な視線を提供していますが、それは本質的には、私たち全員がいかに繋がっているのかということを見せてくれているのです」と語っている。『私ときどきレッサーパンダ』はデジタル配信中(購入)、6月10日(金)よりMovieNEX発売。(C)2022 Disney/Pixar発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年05月05日いつも“マジメで頑張り屋”のメイが、ある日突然レッサーパンダに変身してしまう、元気をくれる奇想天外な物語『私ときどきレッサーパンダ』。今回は、レッサーパンダに変身してしまうきっかけとなった場面を含む8分超えの本編プレビューが解禁となった。解禁となった映像では、主人公メイが家業の神社の観光案内を母親と一生懸命手伝うシーンからスタート。その夜、ノートに描いたある少年の落書きが見つかり、暴走した母親がその人の店に乗り込んでしまい、恥ずかしい思いをしながらも両親にとって自慢の娘であろうとする姿など、メイと母親との関係性をコミカルに描いている。両親にとって(特に母親に)良い子でありたいと思いながらも、そのために“好き”を隠さなくてはいけないというジレンマから“レッサーパンダ”に変身してしまうという、物語のテーマにも触れる映像だ。変化や過渡期を描いた成長物語本作のプロデューサーのリンジー・コリンズは、「自分が何者なのかを見極めようとする、人生におけるあの時期ですね。この作品には、家族と友人の間で板挟みになる少女が登場します。彼女は自分が自分の思っていたのとはまったく違う存在だったことを知ります」と語る。「この作品にはまた、突如として奇妙なマジックや男子に興味を抱きはじめる娘を持つ母親も登場しますが…その母親は、その子の思うようにやらせてあげること、そうであるべき人にならせてあげることができずに葛藤します」と語り、この物語は「変化や過渡期を描いた成長物語」「親であれ、子供であれ、もしくはその両方であれ、どんな人の心にも真実として響く普遍的なテーマ」だと明かしている。『私ときどきレッサーパンダ』はデジタル配信中(購入)、6月10日(金)よりMovieNEX発売。(C)2022 Disney/Pixar発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年04月27日『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』のディズニー&ピクサーからアジア系女性監督が贈る、ディズニープラスでも大ヒット中の『私ときどきレッサーパンダ』が6月10日(金)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売、4月27日(水)デジタル配信開始(購入)が決定した。監督は、『インクレディブル・ファミリー』(18)と同時上映された短編アニメーション『Bao』で、アジア系女性として初めてアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したドミー・シー。「ティーンになったばかりの少女の葛藤を掘り下げてみたい、と強く思っていた」というシー監督が長編アニメーションデビュー作の主人公に選んだのは、伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張るいつも“マジメで頑張り屋”の13歳の女の子メイ。しかし、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなったまま眠りについたメイは、翌朝に目を覚ますと…なんと、レッサーパンダになっていた!という奇想天外な物語。誰もが予想できないストーリー展開と共に、本当の自分と理想の自分の間で板挟みになる思春期のティーンの成長過程を、誰もが共感できる普遍的なテーマとして描き出し、世界中に驚きと感動をもたらした。また、ディズニー&ピクサーが初めて描くダンス・ボーカル・グループとして「4★Town」が登場するのも大きな見どころ。メイや親友たちも大ファンのこのフィクションのグループのために、グラミー賞史上最年少、2度の主要4部門受賞のシンガーソングライター、ビリー・アイリッシュとフィニアスを起用。国内でも、「4★Town」の日本版声優と日本版エンドソングを5人組ダンス&ボーカルグループの「Da-iCE」が担当して大きな注目を集め、主人公メイを新星・佐竹桃華や、その母ミンを木村佳乃が演じた。今回発売するMovieNEXには、スタッフがこだわり抜いた「1つのシーンができるまで」、自分だけのアイドル・グループを作りたくなる「4★TOWNのデビュー秘話」、そして惜しくも採用されなかった貴重な「未公開シーン」など、本編と一緒に楽しみたいボーナス・コンテンツを多数収録、デジタル配信(購入)にも一部収録する。誰もが共感できる変化や過渡期を描いた、普遍的テーマの成長物語本作の舞台は2000年代前半のカナダのトロント。プロデューサーのリンジー・コリンズによると、「誰もが現実に根差して考えることのできる、なじみのある時代と場所が舞台です。魔法の国ではありません。そこが大切なところでした。なぜなら、このストーリーは、マジカルなタイプの思春期を迎えて大きなレッサーパンダになる少女を描くという、かなり空想的ものですが…それでもなお、誰もが自分と重ね合わせて共感できるストーリーでなければならないからです」という。「そして、これは変化や過渡期を描いた成長物語です」とコリンズは続ける、「自分が何者なのかを見極めようとする、人生におけるあの時期ですね。この作品には、家族と友人の間で板挟みになる少女が登場します。彼女は自分が自分の思っていたのとはまったく違う存在だったことを知ります。この作品にはまた、突如として奇妙なマジックや男子に興味を抱きはじめる娘を持つ母親も登場しますが…その母親は、その子に思うようにやらせてあげること、そうであるべき人にならせてあげることができずに葛藤します。これは親であれ、子供であれ、もしくはその両方であれ、どんな人の心にも真実として響く普遍的なテーマです」。「アニメーションのダンス・ボーカル・グループを作ったらすごくクール」ドミー・シー監督によると、2000年前半を舞台にした13歳の少女の成長物語を描くのであれば、ボーイ・バンドを含ませることはほぼ必須条件に等しいのだという。「主人公のメイが、母親の認めない何らかのことに心を奪われている必要がありました。ダンス・ボーカル・グループというのは、あの年齢の多くの女子にとって、最初に足を踏み入れる男子の世界です。ダンス・ボーカル・グループの男の子たちは、みんな超かっこよくて、キラキラしていて、柔和で、愛情豊かです。ボーイ・バンドには女子や仲良しグループをひとつにまとめてくれる何かがあります。それと、私はアニメーションのダンス・ボーカル・グループを作ったらすごくクールだろうとも思ったんです」。ピクサーが初めて描くダンス・ボーカル・グループの彼らに声を提供するのは、ロベールにジョーダン・フィッシャー、ジェシーにフィニアス・オコネル、アーロンTにトファー・ゴゥ、テヨンにグレーソン・ヴィジャヌエヴァ、アーロンZにジョシュ・レヴィだ。さらに、称賛を浴びるシンガーソングライターのビリー・アイリッシュとフィニアスが「4★Town」のために3曲の歌を書いた。シー監督は「それぞれ種類の異なる3曲の歌が必要だと、私たちは早い段階から考えていました。ひとつは誰もが知っているヒット曲。次に、とても熱をこめて真摯な気持ちを綴るパワー・バラード、そして3つ目は、パーティの呼び物となるようなエネルギッシュな曲ですね」と、こだわりを明かしている。『私ときどきレッサーパンダ』は4月27日(水)よりデジタル配信開始(購入)、6月10日(金)よりMovieNEX発売。(C)2022 Disney/Pixar発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年04月15日現状の女性差別や搾取に目を向け、女性のエンパワメントについてともに考える映画やドラマを紹介してきた3月の女性史月間。では、映画業界の裏側で働く女性スタッフたちはどうだろう?4月2日(土)より日本公開される『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』や大人気アクションシリーズを支える『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』といったドキュメンタリー映画から迫りつつ、ディズニー&ピクサーの最新アニメーションでディズニープラスの新作映画歴代No.1(配信後3日間の世界総視聴時間)を記録した『私ときどきレッサーパンダ』の女性監督や女性スタッフたちにも注目。いずれも、知られざる存在ながら私たちが親しむ映画の世界を支え、未来を担う、まさしくヒーローのような女性たちだ。ドキュメンタリー作品から見る映画と女性たち『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』(Amazonプライム・ビデオほかにて配信中)は『ワイルド・スピード』シリーズで知られるミシェル・ロドリゲスらが歴代のスタントウーマンたちに敬意を捧げ、彼女たちに正当な評価を与え、称えるために製作したドキュメンタリー映画。いままで確実に存在してきたはずなのに、“見えないようにされてきた”重要な女性たちが次から次へと登場する。『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』まず、1910年代のハリウッド創成期で多くのスタントをこなしていたのは女性だったことが明かされ、映画が一大産業として成立していくにつれて、女性たちが脇に追いやられていったことが語られる。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではブラッド・ピットがレオナルド・ディカプリオ演じるTVスターのスタントダブルを演じていたが、本作ではその後の70年代、ウーマンリヴ運動の流れの中で誕生したTVシリーズ版「ワンダーウーマン」や「チャーリーズ・エンジェル」「フォクシー・ブラウン」などで活躍したスタントウーマンの先駆者ジーニー・エッパー、ジュリー・アン・ジョンソン、ジェイディー・デビッドらが登場。現在マーベル映画やDC映画で引っ張りだこの世代がインタビューする構図に胸が熱くなる。黒人女性であるジェイディーは“スタントマン”協会には入れてもらえなかったと話し、黒人スタント協会は創立時から男女の隔てがなかったと打ち明ける。ジュリーらによってスタントウーマン協会が設立されるが、やがてジーニーが会長になると大手スタジオから干されるようになったと語り、TV界初の女性アクション監督となったジュリーが命がけの撮影現場でドラッグの蔓延を指摘すると不当に解雇された(裁判にもなった)ことも語られる。『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』彼女たちは女性であるがゆえに、求められる能力や実力を確実に示して結果を残すために、真摯に日々トレーニングに打ち込み、実際の撮影現場では繰り返すことのできないシュミレーションを何度も繰り返し、成功をイメージしている。常に命と隣り合わせゆえだ。撮影現場の安全性は最優先事項であり、あまりに危険な場合には「ノー」と言える関係づくり、つまり相互間のリスペクトや信頼関係の構築が重要であることが示唆される。そこにバイアスが働いてしまったら、安全性は担保されない。2017年『デッドプール2』撮影中に亡くなったジョイ・SJ・ハリスさんや、2021年公開『ブラック・ウィドウ』に登場した多くの“ウィドウたち”などにも思いを馳せたくなる1作だ。“男性中心の業界団体”から猛烈な反発を受けながら、地位向上のために闘ってきたのはキャスティング(配役)・ディレクターも同じ。2012年にアメリカ公開された『キャスティング・ディレクターハリウッドの顔を変えた女性』(原題:Casting By/4月2日より公開)では、グレン・クローズやベット・ミドラーから、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ロバート・レッドフォード、メル・ギブソンらを見出し、ハリウッドで長年活躍したキャスティングの先駆者マリオン・ドハティを中心にキャスティング・ディレクターの仕事に迫る。『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』映画業界で最も重要な仕事の1つでありながら、最も知られていない仕事といえるキャスティングを支えてきたのは、数多くの女性たちだったという事実。メインキャスト、監督・脚本・製作・撮影・編集…といったスタッフに続いて「Casting By…」とクレジットされるまでにどれほどの旅路があったのか、マリオンたちに抜擢されてスターになった名優たちの顔ぶれとともに注目してほしい。ちなみに2019年、米アカデミー賞に先んじて英国アカデミー賞がキャスティング部門を新設、本年度は『ウエスト・サイド・ストーリー』が選ばれている。『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』また、『ようこそ映画音響の世界へ』(U-NEXT、Amazonプライム・ビデオほかにて配信中)では映画の陰の立役者といえる音響に携わる人々、効果音を作成する人やミキサーなどについても迫っている。90年代に『デイズ・オブ・サンダー』『アルマゲドン』『クリムゾン・タイド』といったアクション大作に携わり、現在は南カリフォルニア大学(USC)映画芸術学校でも教鞭を振う女性監督ミッジ・コスティンは、本格トーキー映画『ジャズシンガー』(27)から『キングコング』(33)、『市民ケーン』(41)、『鳥』(63)、『ゴッドファーザー』(72)、『スター誕生』(76)、『スター・ウォーズ』(77)、『地獄の黙示録』(79)といったエポックメイキングとなった名作から音響を紐解いていく。『ブラックパンサー』の監督であり、本作にも出演しているライアン・クーグラーは彼女の教え子の1人だという。『ようこそ映画音響の世界へ』そして現在に近づく後半になるにつれ、映画音響の分野で史上初めて女性でアカデミー賞を受賞したケイ・ローズ、『トップガン』で迫力のジェット機音を作りだし、アカデミー賞候補になったセシリア・ホールや、『ラ・ラ・ランド』『ファーストマン』などを手がけ、同候補になったアジア出身の効果音編集者アイ=リン・リーといった女性たちが現れてくる。「夢みたいな、好きな仕事についている」「性別は問題ではなく、実際に必要なのは指先の動きだけ」と語る、“映画の音”を支える重要人物たちは実に生き生きとした表情をしている。知っているか否かで、映画の見方が変わる!?『ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~』Netflixにて配信中Netflixでは興味深いドキュメンタリーが配信されている。ハリウッド映画でお決まりとなっている“お約束”や“あるある”シーンの数々を紹介する『ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~』は、子役から活躍して80年代の青春映画や「ザ・ホワイトハウス」「9-1-1:LONE STAR」などに出演、ハリウッドを知り尽くす俳優ロブ・ロウがナビゲート、映画関係者や俳優たちがインタビューに応じている。ロブはシスジェンダーの白人男性である自分がこれを語るのは画期的だと冗談めかしながらも、人種差別や、LGBTQに対する差別、そして女性差別や性的搾取などに辛辣なユーモアを交えて斬り込んでいく。例えば「ハイヒール・アクション」の項では、なぜ、『ジュラシック・ワールド』でクレア(ブライス・ダラス・ハワード)はティラノに追われる大ピンチの際にもハイヒールを履いているのか。なぜ、パメラ・アンダーソンはアクション映画『バーブ・ワイヤー/ブロンド美女戦記』で動きにくそうなハイヒールやレザースーツ姿なのかを問う。「ブラをつけたセックスとハイヒールの戦闘だけは断る」とフローレンス・ピューがキッパリ言い切ってくれるのが痛快だ。『ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~』Netflixにて配信中『アベンジャーズ』から『トイ・ストーリー』まで、男性的集団の中に女性が1人という「紅一点」(スマーフェット)が存在する意味や、“内向的な主人公を、明るく奔放な言動で翻弄しながら鼓舞する女の子”という男性の幻想を具現化したようなキャラクター「MPDG(MANIC PIXIE DREAM GIRL)」にも言及し、男性は女性から与えられるばかりで何かを女性に与えることはないのだと説明される。さらに、同性愛者が亡くなる伝記映画はアカデミー賞を受賞しやすいことにも触れられ、同賞候補になったLGBTQの登場人物は約40%が劇中で亡くなるといった指摘もある。加えて、とりわけトランスジェンダーの女性がハリウッドの映像作品でどのように搾取、差別されてきたのかを、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のラヴァーン・コックスら当事者の俳優たちやクリエイターらが語るドキュメンタリー『トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして』も必見だろう。女性制作陣のパーソナルな物語を反映『私ときどきレッサーパンダ』ピクサーの気鋭女性スタッフが中心となって作りあげた傑作『私ときどきレッサーパンダ』のメイキング・ドキュメンタリー『レッサーパンダを抱きしめて』(ディズニープラスにて配信中)は、1つの希望というべきか、業界の明るい展望の可能性を示唆する。監督は中国生まれ、カナダ・トロント育ちのドミー・シー。“肉まん”を子どもになぞらせた短編『Bao』で第91回アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞、ピクサーで初の女性監督として、また初のアジア人女性としてオスカーを手にしている。ドミー監督にとって『私ときどきレッサーパンダ』は初めての長編映画。母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”、でも友達といるときはハメを外して遊んだり、ボーイズグループ「4★TOWN(フォー・タウン)」の推し活に忙しい10代の主人公メイは彼女自身を投影したキャラクターであり、自身の母親との関係が基になっているという。母親が教育熱心で娘もそれに応えようとするのは、アジア系の移民女性として生き抜くためには必須なこと。同作はこうした極めてパーソナルな面を持ちながらも、普遍的な母娘の関係や友情、アイドルへの憧れと、ある意味“最悪な年ごろ”で“自分自身を大嫌い”になりかける思春期特有の心身の変化も誠実に描き、共感を集めている。『私ときどきレッサーパンダ』そのドミー監督と、『Bao』でもタッグを組んだプロダクション・デザイナーのロナ・リウ、プロデューサーのリンジー・コリンズ(『ファインディング・ドリー』『ウォーリー』)、視覚効果監修のダニエル・ファインバーグ(『ウォーリー』)の4人を、プライベートも交えながら追ったのが『レッサーパンダを抱きしめて』。各部署の責任者が女性ばかりだったのはドミー監督も初めての体験だったそうで、「空気感が全然違った」と作中で語っている(実は上記で紹介した過去のドキュメンタリー映画の中には、セクハラや性加害で告発された“映画界の第一人者”が何人もいる…)。『私ときどきレッサーパンダ』監督が『私ときどきレッサーパンダ』について「リアルで、奇妙で、具体的。だから人は惹きつけられる」と語ったように、彼女たちのパーソナルな部分にも踏み込んだメイキングもまたリアルで、具体的。ロックダウン下で余儀なくされたリモートでの制作という、奇妙な状況も功を奏したことが示されている。女性たちがこんなにもキラキラとしながら作りあげた映画なのだから、最高に決まっているのだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち 2021年1月8日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© STUNTWOMEN THE DOCUMENTARY LLC 2020私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.キャスティング・ディレクターハリウッドの顔を変えた女性 2022年4月2日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開© Casting By 2012
2022年03月26日“ときどきレッサーパンダになってしまう”女の子を描いた、ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』。Disney+(ディズニープラス)にて独占配信を迎えると、「今までのピクサー作品に革命を起こした」「ここ最近のピクサー映画で1番好きかもしれない」と大絶賛の声が続出。「面白くて沢山笑った!」といった声も多くある中、同時に思春期ど真ん中の主人公・メイの成長の姿に「何度も泣けた」という声も多く、話題となっている。監督を務めたドミー・シーとプロデューサーのリンジー・コリンズはメイのような思春期の成長について、「成長する過程はスムーズではないけど、大丈夫。あなたはちゃんと大人になれる」「思春期は人生において大きく進化できる成長の時だから大丈夫」と、作品に込めたメッセージを語っている。母親の前での“真面目で頑張り屋ないい子”と、友達の前での“好きなことに夢中な等身大の女の子”、そんな主人公のメイが、ある日の出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなってしまい、モフモフのレッサーパンダに変身してしまう。そんなイマジネーション溢れる世界観が描かれながらも、「メイちゃんの気持ちがわかりすぎる」「思春期を通った人間なら誰もが共感できる話」と多くの共感を呼んでいる。ドミー監督は「この映画を通じてティーンのみなさんに伝えたいのは、成長する過程はスムーズではないということ。いつも薔薇色で楽しいわけじゃなく、居心地が悪いとか恥ずかしい思いをすることもある。時には、怖いこともある。でも、大丈夫。あなたはちゃんとそれらを経て、大人になれる。大人の世界はこれまでとは違く、愛してきたものを捨てなくてはいけないかもしれない。でも大丈夫だから。それがティーンの観客に伝わることを願っている」と、メイを通して描いた思春期の成長についての想いを語る。また、リンジーは「思春期を経験することで最悪なことの一つは、どれほど孤独に感じるか、ということだと思う。なぜなら、それはとても異質なことで、あまりに突然やってくるし、コントロールが効かない。あなたは、あなた自身の専門家であるはずなのに、とても当惑して、奇妙で、不調だと感じられる」と、本作でも描かれる思春期独特の心境について説明する。『私ときどきレッサーパンダ』ラフ画像そして「私はそんな時に、『あなただけじゃなく、みんながそういうふうに感じるもの。前にそう感じたか、これからそう感じるか、今そう感じているか。それはすごく普通のことで、大人になることの一部。人生において大きく進化できる成長のときで、本当に大丈夫なのよ』と言う。だから、この映画がそういうものを払い除けることになればいいなと思う。そしてそんな人たちが、癒しのために見てくれればいいなと思う」と、本作に込めた熱い想いと、メイと同じく思春期を迎える人に向けてメッセージを贈った。ドミーとリンジーの込めた想いによって、笑える部分もありつつ胸を打つ“泣ける映画”として反響を呼んでいる本作。「本当の自分らしさとは?」と悩みながらも自分自身、そして家族とも向き合おうとするメイの姿にきっと私たちは、“明日は自分をもっと好きになれる”と勇気と元気をもらえるだろう。『私ときどきレッサーパンダ』はディズニープラスにて見放題独占配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年03月21日ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』が、3月11日(金)から「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信され、ディズニープラスで最も見られた新作映画歴代No.1を記録(配信後3日間の世界総視聴時間)。本作を手掛けた女性監督ドミー・シーと女性プロデューサー、リンジー・コリンズらが、本作が共感を呼ぶ理由を語る特別映像が解禁となった。ある日突然、モフモフのレッサーパンダになってしまう主人公・メイ。母親の前での“真面目で頑張り屋ないい子”と、友達の前での“好きなことに夢中な等身大の女の子”に葛藤するメイは、ある日の出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなってしまい、レッサーパンダに変身してしまう。そんなイマジネーション溢れる世界観が描かれる本作。そんなイマジネーション溢れる世界観が描かれるメイには、「ティーンエイジャーだったあの頃にブッ刺さる」「これ私の話じゃん...」など共感する人が続出。解禁となった映像は、家族との関係の変化、親友たちとハメを外す時間、夢中になった“推し”の存在…など思春期を思い起こさせるものとなっている。本作を手掛けたドミー監督は「私とおバカな親友たちがモデルになってる」と自身の思い出を作品に込めたことを明かす。さらに本映像では、家族から愛されながらも、ちょっぴり過保護な母親ミンと次第に距離ができていくメイが映し出されており、“思春期あるある”といえる、家族が煩わしく感じてしまう時期を想起させている。また、プロデューサーのリンジーが「メイは絶望するけど友人たちは明るく励ます」と語るように、メイがレッサーパンダの姿になっても受け入れてくれる親友との絆も描かれ、ときには親にも言えない秘密を友達と共有したり、好きなアイドルや男の子の話で盛り上がったりといった経験が映し出されている。メイが夢中になっているボーイズ・グループ「4★TOWN(フォ ー・タウン)」に母親ミンが理解を示さない場面もあり、思い当たる人には刺さるシーンが散りばめられている。ドミー監督は「この映画の普遍性は、誰にでもある不器用な思春期を描いていること。誰もがそれを乗り越えて成長する」と語り、本作が共感を呼ぶ理由を説明。リンジーは、「音楽とアニメーション、登場人物と物語にもドミー独自の世界観が反映されてる」と絶賛しながら、誰もが共感できる要素をドミー監督ならではのユニークな視点で描いていることを語っている。『私ときどきレッサーパンダ』はディズニープラスにて見放題独占配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年03月19日現在配信中のディズニー&ピクサー作品『私ときどきレッサーパンダ』より、劇中の人気ボーイズ・グループ「4★TOWN」(フォー・タウン)のオリジナルソング全曲を手掛けたビリー・アイリッシュと、兄フィニアス・オコネルの特別映像が公開された。母の前での“真面目で頑張り屋ないい子”と、友達の前の“好きなことに夢中な等身大の女の子”。自分らしさに葛藤する主人公メイが、感情をコントロールできなくなってしまい、モフモフのレッサーパンダに変身してしまう本作。そんなメイが夢中になっているのが「4★TOWN」だ。楽曲を手掛けたビリーは「この映画の作曲・作詞は最高に楽しかった!」とふり返り、フィニアスが「企画を聞いて飛びついた!」というと、「ノリノリでね」とビリーは掛け合い、本作への参加を喜んだ。さらに、彼らの観る人を惹きつける魅力について、メンバーの一人、ジェシーの声優も務めているフィニアスは「2000年代初頭のアイドル風にキャッチーで、ハモりや手拍子や振りがある。ボーイズ・グループには少女たちが恋する魅力があるんだ」と力説。ビリーは「3曲のうち1つは、“勇気づけられる曲”。2つ目は“恋愛バラード”。そしてもう1つは誰もが知るヒット曲」と楽曲を解説。3つ目の楽曲「Nobody Like U」は、「Da-iCE」が日本版エンドソング「どんな君も」としてカバーしており、“どんな君も君だよ 本当の自分を隠さないで”というメッセージが込められた、背中を押してくれる楽曲となっている。また楽曲については、監督のドミー・シーも「それぞれ種類の異なる3曲の歌が必要だと私たちは早い段階から考えていました」と告白している。さらにビリーは「メイたちの“推し”への情熱は私も経験したから分かる。あれが熱烈なファンの気持ち。気持ちが分かる仲間とは絆が生まれる。この映画大好き!」と共感している。『私ときどきレッサーパンダ』はディズニープラスにて見放題独占配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年03月15日ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』。“ときどきレッサーパンダになってしまう女の子”が主人公の奇想天外な物語だが、そのルーツは監督の実体験にあると言う。これまでピクサーは、監督のピート・ドクターが娘の成長を見守る中でアイディアを得た『インサイド・ヘッド』や、監督のエンリコ・カサローザが少年時代に経験した友情を反映させた『あの夏のルカ』など、製作陣の“実体験”をルーツにした作品を数多く手掛け、世界中に共感と感動を届けてきた。本作を手掛けた監督のドミー・シーは、「私のアイディアの中で、この作品が一番パーソナルなものだった。ピート・ドクターをはじめとするピクサーのトップがこれを選んだのもそれが理由だったと思う。この話はリアルで、奇妙で、具体的。だから人は惹きつけられるんだと思う」と、ほかのピクサー作品同様に監督の実体験が基になっていると明かしている。母親の前ではいつも“マジメでいい子”だが、友達の前での“本当の自分”を秘密にしている主人公メイ。しかし、ある出来事をキッカケに自分を見失い、レッサーパンダになってしまう…。奇想天外に見える物語だが、ドミーは「この映画がゾクッとするほど身近な感じがするのは、私の実体験から来ているから。私もメイと同じように秘密のスケッチブックを持っていたし、ベッドの下に隠していました(笑)。両親がまだあれを見つけていないことを願います。実家に帰って、見つけて燃やさないと」と明かしており、ドミー自身の“親には言えない秘密”を反映させることで、誰もがメイについ共感してしまうようなストーリーになっているのだと語る。さらにドミーは、「それに中学校に行った初日、メイと同じような体験をしました。帰ろうとしていたら、友達が、“木の後ろにサングラスをした女の人が隠れてこっちを見てる。誰だろう?”とささやいてきたんです。それで見てみたら、私の母でした。母は木の陰から出てきて、“ちょっと気になってね。お友達と遊びなさい。私はここで見ているから”と言いました。私はこの映画にそういうことをいろいろ放り込んでいるんです」と、思春期に経験した様々な“恥ずかしい思い出”を作品に反映させたと告白。実際に本作では、メイが秘密のスケッチブックを母親に見られたり、過保護な母親が学校にのぞきにきている姿を友達に見られたりと、思わずこちらも気まずくなってしまうようなシーンが描かれている。また、ドミーが自身の思い出とともに本作に込めたのは、<本当の自分らしさとは?>という人生で誰もが一度は悩むテーマ。レッサーパンダになってしまっても懸命に自分と向き合うメイを通して、本作には、誰もが“自分らしさ”について考えさせられ、自分を好きになるための後押しとなるようなメッセージが込められている。思春期の頃の“恥ずかしい思い出”に思わず共感してしまう本作。悩みながらも自分と向き合おうとする前向きなメイの姿に、“明日は自分をもっと好きになれる”と勇気と元気をもらえることだろう。『私ときどきレッサーパンダ』は3月11日(金)よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年03月12日『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』で知られるディズニー&ピクサーの最新作『私ときどきレッサーパンダ』が、11日(金)からディズニープラスで配信になる。監督のドミー・シーは本作で初めて長編映画を手がけたが、プロデューサーを務めたリンジー・コリンズは彼女はピクサーの中でも稀有な才能の持ち主だと語る。本作は一体、どんな映画なのか? ピクサー作品の遺伝子はどう受け継がれているのか? シー監督とコリンズに話を聞いた。ピクサーはこれまでに24本の長編映画をリリースしており、近年は短編作品で力をつけた若い才能が監督を務めるケースが増えてきている。ドミー・シー監督も2018年に手作りの小籠包に命が宿る短編『Bao』で注目を集めた新鋭だ。「今回の映画の初期の段階からドミーのユニークさ、ストーリーテリングの力には感心させられました」とプロデューサーを務めたコリンズは振り返る。「彼女は稀有な才能がありながら大胆な側面もあって、頭の回転も早いので、どれだけ修正が発生してもユーモアのセンスを忘れることなく作品づくりができる人なんです。ピクサーで短編映画を監督した人はたくさんいますが、ドミーのように映画づくりに対する明確なビジョン、それを支える自信をしっかりと持っている人は実は少ないんですよ」コリンズの言葉を恥ずかしそうにモジモジしながら聞いていたシー監督は、『インサイド・ヘッド』や『トイ・ストーリー4』などの作品でストーリーボードを手がけ、初の監督作となる本作では13歳の女の子メイを主人公に選んだ。1990年代のカナダ・トロントで暮らすメイは、伝統を重んじる家庭に生まれ育ち、母親の期待に応えようと全力で“いい子”を演じているが、実は親が嫌いなアイドルや流行りのポップソングが大好き。友達とカラオケに行きたいと思っているし、恋をしたりもしてみたい。しかし、親の前では“いい子”でいなければならないメイはある日、悩んだまま眠りにつき、目覚めると自分が巨大なレッサーパンダになっていることを発見する。あまりの出来事にパニックになるメイ、メイにはまだ知らせていない“ある秘密”を抱えた両親、そしてメイの姿に驚きつつも変わらない親友たち……思春期の複雑な感情が渦巻く中、メイは元の人間の姿に戻ろうと奔走するが、友達と一緒に行くと約束した人気ボーイズ・グループのコンサートの日が近づいてくる。本作は“レッサーパンダになった主人公が元の姿に戻ること”が物語のゴールになっているが、それと同じ位相で“コンサートに行く”ことが主人公の目標になっている点がユニークだ。世界の終わりでも、命の危機でもない。でも、この設定に監督はこだわった。「主人公はものすごいリスクのあることをゴールにしているわけではないんです。でも、13歳の女の子にとってライブに行くのは生死がかかっているようなものですよね(笑)。行けなかったらそれこそ世界の終わり。あの年頃だとすべてがとても大きく感じる、あの感じをより掘り下げたかった。観客にもこのコンサートに行けるかが生死に関わるぐらい大きいものだと感じて欲しかったんです」誰もが若い頃にはコンサートや友達との約束、放課後の予定に“命をかける”ぐらいの意気込みを感じたことがあるのではないだろうか? ピクサー作品はスケールの大きな物語を描く一方で、誰もが感じたことのある“個人の中の小さくも重要な感情”をしっかりと描いてきたが、本作も思春期を迎えた主人公の心の動きを余すところなく描いていく。それはピクサーのCOO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を務めるピート・ドクターが『モンスターズ・インク』や『インサイド・ヘッド』で描いてきたことだ。「ピートとドミーのスタイルは似ていると思います」とコリンズは分析する。「だから、本作でドミーがピクサーがこれまで挑戦してこなかった様式化されたアニメーションを描くことにピートはワクワクしていたと思いますよ。彼は経験値の高いフィルムメイカーとして本作に関わってくれました。映画のルックを変化させる時に忘れがちな点や、観客のことを忘れないで語り続けることの必要性を教えてくれましたし、彼は誰よりも物語を語る能力に優れていますから、私たちが『これは良いシーンができた!』と盛り上がっていても、『物語全体のことを考えるとそのシーンはカットしてもいい』って提案してくれるんです。もちろん『僕は提案はするけど、最後の決めるのはドミーだよ』とも言ってくれます」思い返せば、ピート・ドクターが手がけた『インサイド・ヘッド』も思春期の女の子の“頭の中”を描いた作品だった。「私自身、ピートの大ファンなんです」と笑顔を見せるシー監督は「あの映画で描かれた思春期の女の子の“ゴチャゴチャした複雑な部分”をさらにつっこんで描きたかった」と語る。「今回の映画では思春期で、成長していく中で感じる居心地の悪さ、恥ずかしさ、いたままれない感じを描こうと思ったんです」時間をかけてたどりついた“結末”。きっかけになったのは……ドミー・シー監督(写真上)とリンジー・コリンズ多くの10代はその過程で複雑な感情を経験する。やりたいことは無限に膨らむ一方、自意識をコントロールするのは難しく、友情が何より大事だったりするが、大事にしすぎるがゆえに苦しく思うこともある。親の期待や監視を感じてはいるが、そのすべてに応える気はない。しかし、すべてに反発する勇気もないし、親の期待する“良い子”ではないことは自分が一番よく知っている。そんな複雑さが本作では“姿がレッサーパンダになる”ことで表現される。自分の中に潜む混乱、モンスター的な側面、簡単には解決できない感情。だからこそシー監督はこの映画の結末で主人公のメイが、レッサーパンダから元に戻って“めでだしめでたし”で終わるのが良いことなのか、試行錯誤を繰り返したという。「この映画の結末が見えたのは、制作の中盤でした。主人公がレッサーパンダになってしまうことを通じて、私たちが観客に何を伝えるべきなのか、しっかりと見えるまでに時間がかかったからです。私たちは一度、思春期を経験してしまうと、もう前の自分に戻ることはできません。だから物語の結末でレッサーパンダになったことを完全に“なかった”ことにはできないと思いました。でも、完全に野生動物として生きていくのも違うと思いました。結末にたどり着くきっかけになったのは、脚本家があるシーンを書いてきたことです。それは主人公が父親と話す場面で、そこでは自分の中にある複雑でゴチャゴチャした部分も自分の一部なのだから、切り捨ててしまうのではなく、そんな複雑なものと共に生きなければならないと語られていました。私たちは自分の中にあるすべての側面、未熟な部分も、怒ったりしてしまうところもすべて受けれなければならないんですよね。それはとても美しいシーンでしたし、私たちはこれこそが主人公が学ばなければならないことだとわかったわけです」誰だって心の中に複雑でモンスターのような部分を抱えている。そんな側面と私たちはどうやって付き合っていけばいいのだろう? シー監督と仲間たちが本作で描いた“結末”は多くの人の心をしっかりと捉えるはずだ。『私ときどきレッサーパンダ』3月11日(金)よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始(C) 2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年03月09日ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』が3月11日(金)、ディズニープラスにて見放題で独占配信開始となる。今回は本作の裏にあるピクサー流の“感動を増幅させる”秘密に迫っていこう。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』、『インサイド・ヘッド』などイマジネーションあふれるユニークな“もしも”を描き、数々の感動的な物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。彼らによる最新映画が“ときどきレッサーパンダになってしまう女の子”を描く本作だ。本作の主人公・メイは伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子。しかし公開された特報では「私はマジメ…私は素直…私は頑張り屋……」とコミカルな表情で自分自身に言い聞せる彼女が描かれる。そしてフラストレーション全開のメイは次の瞬間に大爆発し、ピンク色の煙とともにモフモフのレッサーパンダに。母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイだが、実はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんある。そんな彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…レッサーパンダの姿になってしまったのだ。なぜメイはレッサーパンダになってしまうのか、そこに隠されたメイも知らない驚きの秘密とは。ありのままの自分を受け入れてくれる友人。そしてメイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらずお互いの心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイが見つけた、本当の自分とは。カラフルな死者の国を舞台に家族の絆が描かれた『リメンバー・ミー』や、色鮮やかな魚や透き通った海が観る人を魅了させた『ファインディング・ドリー』など、これまで“色使い”に多くのこだわりを施してきたピクサー。本作もまた、家や学校、服装、街中などあらゆる場面の色にこだわりが施されているが、そこには「主人公の心情に連動する色使い」というピクサー流の“感動を増幅させる”秘密が隠されている。母親の前での“真面目で頑張り屋ないい子”と、友達の前の“好きなことに夢中な等身大の女の子”という「自分らしさ」に葛藤する主人公のメイが、ある日の出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなってしまい、モフモフのレッサーパンダに変身してしまう。そんなイマジネーションあふれる世界観のなか、鮮やかなオレンジ色の毛並みが魅力的なレッサーパンダ。プロダクション・デザイナーを務めたロナ・リウは「キャラクターが印象深く、心に残るものにしたいと思いました。そのためキャラクターによって色をそれぞれ決めています。たとえばミン(メイの母親)のグリーンは、赤い色のメイや赤いお寺と対照的でくっきりと見えます。初めて彼女が出てくるシーンも、赤いお寺の中です。彼女がグリーンを着ていることで、強烈に記憶に残るのです」と、観る人の印象に残りやすいように色の細部にまでこだわっていることを明かした。また「13歳の目線で語られる物語なので、この世界はカラフルで生き生きしているべきだと私たちは思いました。トロントの街は明るいパステルカラー。夜も街の明かりで夢の中のような感じであるべきです。でもメイが初めて出てくる時、彼女はまだママの言うことを聞く良い子なので、彼女の部屋はママの色と同じグリーンが基調。メイはミンのこしらえた世界で育ったのだということを、潜在的に伝えます。家はミンの領域なので、彼女のコントロールが効いているということを色でも見せているのです」とコメント。さらに「逆に学校は、メイが自分らしくあれる場所です。なので、色は家と比べてずっとカラフルにしています。物語の中で色をどうしていくかは、メイの感情がどうなのかを指針にして決めました」と、主人公の心情や物語の背景に沿って、それに連動した色使いをするこだわりを施したという。ピクサーはこのように、キャラクターの心情に合わせた色を使って物語により深い感動を生み出すことが多く『リメンバー・ミー』ではメキシコのお祭り“死者の日”が鮮やかなネオンカラーで彩られるほか、街並みや装飾、華やかなオレンジで描かれたマリーゴールドの道などカラフルな世界観が人々を魅了してきた。しかし、物語の途中には鮮やかな色を抑えているシーンがあり、これは主人公ミゲルが絶望を感じている際の心情を感じてもらえるよう、あえて色を調整している。また『ファインディング・ドリー』でも海の世界を透き通った青い水やカラフルな魚たちで表現している一方、人間の世界をコンクリートや金属など抑えた色で描くことで、海との差異を表現した。各シーン毎にキャラクターの心情が観る人に伝わりやすくなるこだわりを発見できたら、さらに作品を味わうことができるだろう。『私ときどきレッサーパンダ』3月11日(金)よりディズニープラスにて独占配信開始
2022年02月24日寒さに体が震える日々が続いていますが、できれば心を震わせる体験を味わいたいもの。そこで今回ご紹介するオススメの1本は、感動の波が押し寄せると各国で絶賛されている注目作です。『クレッシェンド音楽の架け橋』【映画、ときどき私】 vol. 450紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、和平コンサートを開くという企画を引き受けた世界的指揮者のスポルク。オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越えて音楽家になるチャンスを掴んだのは、20余人の若者たちだった。しかし、憎み合う2つのグループは、激しくぶつかり合ってしまう。そこで、スポルクは彼らを南チロルでの21日間の合宿に連れ出す。寝食をともにし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合ううちに、少しずつ心の壁がなくなり始めていた。ところがコンサートの前日、ようやく心がひとつになった彼らに、想像もしなかった事件が起きることに……。「世界で最も解決が難しい」とも言われているほど、長年にわたって続いているパレスチナとイスラエルの紛争。本作では、両者の抱える問題を背景に、実在するユダヤ・アラブ混合の管弦楽団から着想を得て描かれています。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。ドロール・ザハヴィ監督イスラエル・テルアビブの貧しい地域に生まれ育ち、現在はドイツを拠点にドラマから映画まで幅広い活動を行っているザハヴィ監督。今回は、現場で感じた苦労や相互理解に必要なことなどについて、語っていただきました。―本作では実在の管弦楽団に行った徹底的なリサーチがもとになっており、実話の要素も入れているということですが、具体的なエピソードを反映しているところはありますか?監督確かに、いくつかの管弦楽団をモデルにしているところはありますが、脚本を書き進めいくうちに、最終的には実際の彼らとは少し離れた物語になりました。ただ、そのなかでも取り込んだのは、2つのグループに分かれていた演奏者たちでも、ひとつになって音を奏でることができるという可能性。そのこと自体は、ストーリーの核となるほど大きなインスピレーションを与えてくれたものになっています。―完成までの過程で、苦労したことを挙げるとすればどんなことがありますか?監督今回、役者は3~4名ほどで、あとは実際の音楽家たちを集めましたが、キャスティングの段階で会った候補者の数は400人ほど。その際、映画と同じようにイスラエル側の数が多くてパレスチナ側の人数が足りないという事態に直面したこともありました。最終的には何とか集めることができましたが、そういう意味では劇中の指揮者と同じような苦労を味わったと言えますね。劇中のキャラクターと同じ道のりを経験した―現場では、最初は他人行儀だったキャストたちが映画同様に友情を育んでいったそうですが、そんな彼らをひとつにまとめるというのも大変だったのではないでしょうか。監督そうですね。撮影中に難しい瞬間は訪れるだろうと思ってはいましたし、人がどんなにすべてを予測したつもりでも必ず意外な展開が待っているものですから。ただ、そういったプロセスも演じたキャラクターたちが経験したのと同じような道のりだったのではないかなと思っています。今回私が意識したのは、グループ内における彼らの“力学”などを見ながら、ひとつにまとめること。私たちは3つの国をまたぎながら、同じホテルで一緒に過ごし、毎日食事をともにしながら話をする生活を7週間にわたって繰り返しました。そういった過程を経て、みんなが劇中のキャラクターと同じようにひとつのグループとして成長してくれたのです。撮影が終わったころには実際に友情を育んでいたキャストたちもいましたし、友人ができなかった人でも相手について学ぶことはできたのではないかと感じました。何よりも大事なのは、相手に敬意を持つこと―中東に限らず、さまざまな国でも対立は起きているので、劇中の彼らの姿は“世界の縮図”のようにも見えました。お互いに理解し合い、歩み寄るために必要なことは何だとお考えですか?監督映画のなかでしたのと同じように、対立しているグループの間にひもを置いて、相手に対する攻撃的な思いをお互いにすべて出し切るというエクササイズをするのがいいんじゃないかな(笑)。というのは冗談としても、僕自身がひとりの人間として経験してきたことを通して言うのであれば、何よりも大事なのは相手に対して敬意を持つこと。たとえお互いの意見が同じではなくても、敬意さえ持っていれば、問題は解決できるはずですし、相手への攻撃的な態度も消えるものと考えているからです。そういった部分は、この作品が世界のさまざまな国で公開された際にも多くの観客に強く響いていると感じました。これらの問題は中東特有のことではなく、あらゆる国でも起きていることですが、お互いの言葉に耳を傾け、リスペクトし合えれば、私たちの間にある対立や紛争といったものはなくなるのではないでしょうか。ぜひみなさんにも自分の文化や人生の視点から、自分ゴトとして観ていただけたらうれしいです。日本の料理や映画、文学がすごく好き―まもなく公開を迎える日本に対しては、どのような印象をお持ちですか?監督やっぱり、まずはお寿司ですよね(笑)。というのも、私はいまベルリンに住んでいるのですが、家の近くにたくさん日本料理屋さんがあって、よく通っているほど好きなので。あとは、日本映画の大ファンで黒澤明監督から最近の監督まで観ていますし、日本の文学もすごく好きです。この映画と一緒に来日できずに残念ですが、いつか訪れたい国のひとつなので、必ず実現したいと思っています。日本が好きな理由として挙げるとすれば、それはイスラエルと日本には奇妙なつながりがあると感じているからです。立場は違うものの、私たちは第二次世界大戦中に強い苦しみをそれぞれ経験してきました。そして、それが国民性に与えた影響に近いものがあると私は考えています。あとは、日本が軍事力を使わずに平和主義の道を歩んでいるところもすばらしい思っているところです。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督まずは、たくさんの方に観ていただき、この作品がみなさんの心のなかに届くことを願っています。中東の対立における基礎に関しては、本作を観ていただければわかっていただけると思いますが、この紛争というのは、世界に影響を与えるものでもあるので、ぜひ両者の立場というものを知っていただければと。どちらの立場もバランスよく、敬意を持って描いたつもりなので、それがみなさんにも伝わればうれしいです。琴線に触れる音楽が心に響く!音楽の力が生み出す“奇跡の瞬間”を目の当たりにする本作。憎しみを慈しみの気持ちへと変えてしまう美しいハーモニーを奏でる若者たちの姿は、言葉や文化を超えて観る者の心を大きく揺さぶるはず。いまの時代において、真の平和とは何かを改めて考えさせられる珠玉の1本です。取材、文・志村昌美美しい音楽を奏でる予告編はこちら!作品情報『クレッシェンド音楽の架け橋』1月28日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開配給:松竹© CCC Filmkunst GmbH
2022年01月27日ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』より、日本版新ビジュアルが解禁された。『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『インサイド・ヘッド』など、ユニークな“もしも”の世界を描き、感動的な物語の数々を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。今回の主人公は、突然レッサーパンダに変身してしまう女の子・メイ。等身大の少女の悩みと友情、家族愛が独創的でイマジネーションあふれる映像で描かれる。解禁された日本版新ビジュアルには、レッサーパンダになってしまったメイが友人たちと寄り添って夕日を見つめる姿をとらえた1枚。“きっと明日は自分を好きになる”というポジティブなメッセージとともに、レッサーパンダになってしまったメイを受け入れてくれる友人たちとの“絆”を感じられる感動的な瞬間を切り取っている。監督は、ピクサーの短編アニメーション『Bao』で第91回アカデミー賞短編アニメーション賞をアジア系女性として初めて受賞したドミー・シー。《女の子がレッサーパンダに変身する》というこの奇想天外な物語で、人生で誰もが一度は悩む<本当の自分らしさとは?>というテーマが描かれる。全ての人たちに寄り添い、自分を好きになるための後押しとなるメッセージが込められている。悩みながらも自分と向き合おうとする前向きなメイの姿に共感し、“明日は自分をもっと好きになれる“勇気と元気をもらえるだろう。『私ときどきレッサーパンダ』は3月11日(金)よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2022年01月27日ディズニー&ピクサー映画『私ときどきレッサーパンダ』が、2022年3月11日(金)よりディズニープラスで配信。当初3月11日(金)に劇場公開予定だった。主人公は”ときどきレッサーパンダになる?!”女の子『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『インサイド・ヘッド』『ソウルフル・ワールド』など、様々な名作を世に送り出してきたディズニー&ピクサー。最新作は、“ときどきレッサーパンダになってしまう女の子”を描く映画『私ときどきレッサーパンダ』だ。本当の私はどこ?“自分解放”エンターテイメント映画『私ときどきレッサーパンダ』の主人公メイは、伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子。母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイなのだが、実はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんあるのだ。「私はマジメ・・・私は素直・・・私は頑張り屋・・・」と自分自身に言い聞せる日々を送る。そんな彼女は、ある出来事をきっかけに、本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと、なんとレッサーパンダの姿になってしまったのだ。なぜメイはレッサーパンダになってしまうのか?そこに隠されたメイも知らない驚きの秘密とは…。ありのままの自分を受け入れてくれる友人。メイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらずお互いの心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイが見つけた、本当の自分とは――?監督はアカデミー賞短編アニメーション賞受賞のドミー・シーメガホンを取るのは、ディズニー&ピクサー映画『インクレディブル・ファミリー』の監督も務めたドミー・シー。ドミー・シーといえば、ピクサーの短編アニメーション『Bao』で第91回アカデミー賞短編アニメーション賞をアジア系女性として初めて受賞した人物だ。命が宿った“中華まん”を息子として育てていく奇想天外な物語の中で、親子のほろ苦い真実と深い愛を描いた『Bao』に続き、“女の子がレッサーパンダに変身する”というコミカルな設定で世界に感動を届ける。【詳細】ディズニー&ピクサー映画『私ときどきレッサーパンダ』公開日:2022年3月11日(金)よりディズニープラスで配信※当初3月11日(金)に劇場公開予定だった。監督:ドミー・シー配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2021年11月14日“ときどきレッサーパンダになってしまう女の子”を描くディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』(原題:Turning RED)が2022年3月11日に全国公開されることが11日、発表された。あわせて、ポスターと特報が公開された。本作の主人公メイは伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子。しかし公開された特報では、「私はマジメ・・・私は素直・・・私は頑張り屋・・・」とコミカルな表情で自分自身に言い聞せるメイが描かれる。フラストレーション全開のメイは次の瞬間、大爆発! ピンク色の煙とともに、なんとモフモフのレッサーパンダに。母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイだが、実はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんある。そんな彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…レッサーパンダの姿になってしまったのだ。なぜメイはレッサーパンダになってしまうのか? そこに隠されたメイも知らない驚きの秘密とは……。ありのままの自分を受け入れてくれる友人。メイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらずお互いの心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイが見つけた、本当の自分とは――。監督は、ピクサーの短編アニメーション『Bao』で第91回アカデミー賞短編アニメーション賞をアジア系女性として初めて受賞したドミー・シー。イマジネーション溢れるピクサーの中でも誰にも真似できないようなアイデアを持つドミーは、女の子がレッサーパンダに変身するというこの奇想天外な物語で、ピクサー最大級の驚きと感動を世界へ贈る。(C)2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2021年11月11日ディズニー&ピクサー最新作『Turning RED』(原題)が、『私ときどきレッサーパンダ』の邦題で2022年3月11日(金)に日本公開が決定。ポスタービジュアルと特報映像も到着した。母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイだが、実はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさん。そんな彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…レッサーパンダの姿になってしまったのだ。なぜメイはレッサーパンダになってしまうのか?そこに隠されたメイも知らない驚きの秘密とは…。本作は、タイトルが示すように、ときどきレッサーパンダになってしまう女の子の物語。ピクサーの短編アニメーション『Bao』で第91回アカデミー賞短編アニメーション賞をアジア系女性として初めて受賞したドミー・シーが監督を務める。女の子がレッサーパンダに変身するという奇想天外な物語で、ピクサー最大級の驚きと感動を世界へ贈り、そして観客は、本当の自分を見つけようとする彼女の姿に、自分らしさはひとつではなく、どんな自分でも好きになってもいいのだ、と背中を押してもらえることだろう。主人公は、伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子メイ。特報映像では、「私はマジメ…私は素直…私は頑張り屋…」と、コミカルな表情で言い聞かせるメイの姿から始まり、突然、ピンクの煙とともにレッサーパンダに変身してしまう衝撃のシーンが映し出されている。『私ときどきレッサーパンダ』特報映像『私ときどきレッサーパンダ』は2022年3月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:私ときどきレッサーパンダ 2022年3月11日より全国にて公開©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2021年11月11日ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ(原題:『Turning RED)』が2022年3月11日(金)に全国公開されることが決定した。さらにポスタービジュアルと特報も解禁となっている。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』、『インサイド・ヘッド』などイマジネーションあふれるユニークな“もしも”を描き、数々の感動的な物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。彼らによる最新映画が“ときどきレッサーパンダになってしまう女の子”を描く本作だ。本作の主人公・メイは伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張るティーンエイジャーの女の子。しかし公開された特報では「私はマジメ…私は素直…私は頑張り屋……」とコミカルな表情で自分自身に言い聞せる彼女が描かれる。そしてフラストレーション全開のメイは次の瞬間に大爆発し、ピンク色の煙とともにモフモフのレッサーパンダに。母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイだが、実はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんある。そんな彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと……レッサーパンダの姿になってしまったのだ。なぜメイはレッサーパンダになってしまうのか、そこに隠されたメイも知らない驚きの秘密とは。ありのままの自分を受け入れてくれる友人。そしてメイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらずお互いの心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイが見つけた、本当の自分とは。監督は、ピクサーの短編アニメーション『Bao』で「第91回アカデミー賞」で短編アニメーション賞をアジア系女性として初めて受賞したドミー・シー。命が宿った“中華まん”を息子として育てていくコミカルかつ奇想天外なストーリーの中で、親子のほろ苦い真実と深い愛という普遍的なテーマを描き人々を魅了したことは記憶に新しい。イマジネーション溢れるピクサーの中でも誰にも真似できないようなアイデアを持つドミーは「女の子がレッサーパンダに変身する」というこの奇想天外な物語で、ピクサー最大級の驚きと感動を世界へ贈る。そして、本当の自分を見つけようとするメイの姿に我々は、自分らしさはひとつではなく、どんな自分でも好きになってもいいと背中を押してもらえるはずだ。『私ときどきレッサーパンダ』2022年3月11日(金)全国公開
2021年11月11日石崎ひゅーいが新曲「スワンソング」を発表。同楽曲はドキュメンタリー映画『私は白鳥』の主題歌となる。石崎ひゅーいの新曲「スワンソング」映画『私は白鳥」主題歌2021年9月4日(土)よりアコースティックセットの全国ライブツアーをスタート、12月にはバンド編成でのライブツアーを予定するなど、精力的に活動するシンガーソングライターの石崎ひゅーい。今回発表する新曲「スワンソング」は、ドキュメンタリー映画『私は白鳥』の主題歌として書き下ろした一曲だ。映画『私は白鳥』は、富山市に飛来する白鳥の数を数えるのが趣味で「自分は白鳥」だという一人の男性・澤江弘一と翼が折れて飛べなくなった白鳥の4年に渡る命の物語を映像化したドキュメンタリー作品。11月27日(土)よりユロ―スペースほか全国で順次公開される。なお、「スワンソング」の楽曲の一部は、映画の予告編でいち早く聴くことができる。詳細石崎ひゅーい 新曲「スワンソング」配信日・CD発売日:未定
2021年09月20日