加瀬亮主演のWOWOW『ドラマW この街の命に』の完成披露試写会が、3月25日に大阪市内で行われ、メガホンを執った緒方明監督と、俳優の黒田大輔と篠原篤が舞台あいさつに登壇し、撮影時のエピソードを語った。『この街の命に』完成披露その他の写真本ドラマは、ある街の動物愛護センターを舞台に、殺処分される動物たちを救おうと踏み出した職員たちを描く人間ドラマ。行政獣医の牧田役に加瀬、同僚の行政獣医・幡枝役に戸田恵梨香、センターの所長・高野役を田中裕子が演じている。行政獣医で係長の前川役を演じた黒田は、実際の施設で行われた撮影を振り返り「田中裕子さんと現場でのほほんとしていたら、軽トラックで白い犬が運ばれてきた。ふたりで『あの犬可愛いですね』と話していたら、職員の方が『2、3日後には処分されてしまうんです』と仰って……命を処分する現実が目の前にあって、切実に考えさせられた現場でした」と神妙な面持ちで話した。同センターの作業班で、心を持たずに、日々の業務にあたる寡黙な職員・木崎役を演じた篠原は、「それぞれが自然に役に対する考えや、殺処分に対する意見を言い合ったり、実際の職員の方たちとのコミュニケーションを図ることによって、いいグルーヴ感が生まれた現場でした」とコメント。加瀬については「すごく不思議な方」といい、「お会いして開口一番『どうなのよ!?』と聞いてきて、何が『どうなのよ』なのか全然わからなかったです(笑)」と明かすも、「ただ、ここまで役柄に対して真摯な方は中々いらっしゃらないので、ご一緒して尊敬もするし、刺激にもなりました」と語った。映画『恋人たち』(橋口亮輔監督)以来の共演となった黒田と篠原。緒方監督は「黒田さん篠原さんは、撮影時は何も賞をとっていなかったのに、黒田さんは高崎映画祭助演男優賞を、篠原さんは日本アカデミー賞新人賞、キネマ旬報新人男優賞、高崎映画祭優秀新進俳優賞を受賞して、今後、僕の作品に出てくれないかもしれない」と話すと、黒田は「そうですね」と返し、会場から笑い声があがる一幕もあった。本作について緒方監督は「犬猫に振り回されてみようと思った作品」といい、「ハリウッドではCGでどうにでもなるが、とにかく振り回されようと思った。3秒のアップを撮るのに1時間かかったりしたが、貴重な映像になったと思う」とこだわりを話し、「キャスト、スタッフみんなが試行錯誤しながら撮影した。自分の中では問題作だと思っています。暗い話だけではなく、旬なキャストが集まっています」と語った。WOWOW『ドラマW この街の命に』4月2日(土)夜9時よりWOWOWプライムにて放送関連特集「『ドラマW この街の命に』放送記念!俳優 加瀬亮」4月2日(土)昼1時~『それでもボクはやってない』『劇場版 SPEC~天~』『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇』
2016年03月26日エマ・ストーンが、ケネディ一族の物語『Letters From Rosemary』に主演することになった。ストーンの役は、ジョセフ・ケネディ・Sr.の長女で、ジョン・F・ケネディ元大統領の姉、ローズ・マリー・ケネディ。問題行動や精神の不安定さを見せ続けた彼女は23歳で、当時まだ新しかった前部前頭葉切断術を受けるが失敗し、生涯、苦しむことになる。その他の情報プロデューサーは『スポットライト 世紀のスクープ』のスティーヴ・ゴリンとダグ・ウォールド。監督は決まっていない。ストーンは『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で昨年、オスカー助演女優部門にノミネートされた。次回作は、今年12月北米公開予定の『La La Land』。共演はライアン・ゴズリング、J・K・シモンズ。監督は『セッション』のデイミアン・チャゼル。文:猿渡由紀
2016年03月22日『メイズ・ランナー』3作目『Maze Runner: The Death Cure』の撮影現場で、主演のディラン・オブライエンが事故に遭った。車を使うシーンの撮影中、車に跳ねられたらしい。オブライエンは、カナダはブリティッシュ・コロンビア州の、撮影現場近くの病院に運ばれた。オブライエンの回復を待つ間、撮影は中断されるという。その他の情報3作目は過去2作に続き、ウェス・ボールが監督する。北米公開予定は来年2月。原作は若者に人気のシリーズ小説で、1作目は全世界で3億4800万ドル、2作目『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』は3億1200万ドルを売り上げた。オブライエンは、ニューヨーク出身の24歳。この役で、MTVムービー・アワードのベストヒーロー賞などに輝いている。文:猿渡由紀
2016年03月22日