公開中の映画『Black & White/ブラック & ホワイト』のダイジェストとインタビューで構成された特別映像がこのほど公開された。特別映像本作は、堅い絆で結ばれたCIAのトップ・エージェントのふたりが、偶然にもひとりの女性を好きになってしまったことから、彼女を我がものにするべく、それぞれがCIAとしての職権をフル活用し、壮絶なバトルを繰り広げるロマンティックなアクション大作。『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのマックGが監督を務め、『スター・トレック』『アンストッパブル』のクリス・パイン、『インセプション』のトム・ハーディ、『キューティ・ブロンド』のリース・ウィザースプーンが出演している。特別映像にはキャスト陣が本作について語る特別インタビューを収録。「みな、恋愛に夢を見るわ」とウィザースプーンが語れば、パインは本作で描かれる“本命争奪バトル”を「ロマンあふれる大冒険」と表現。ライバルのハーディは「結託することも、生存競争も男の本能」と断言しており、3人のインタビューを見るだけで、本編を観る前の“予習”ができる内容だ。さらに特別映像にはメイキング映像も収録。マックG監督はどのようにして豪快なアクションシーンをつくりあげているのか? すでに映画館で本作を観た人にも興味深い映像に仕上がっている。『Black & White/ブラック & ホワイト』公開中
2012年04月27日山小屋で隠居生活を送りながら、小包爆弾を送り全米を震撼させたという、数学者ユナボマーにインスパイアされ、『青い春』『空中庭園』の豊田利晃がメガホンを執った最新作。本作で4度目のタッグを組む豊田利晃監督×瑛太の2ショットインタビューをお届けする。●10年という付き合いの中で、お互いの印象、変わった部分、変わらない部分瑛太:僕が初めて出演したのが『青い春』だったんです。映画はこうやってできていくんだ、とか、現場ってこういうものなんだというのをはじめて知った場でした。監督はそのころから何かに怒っている、というところが変わらないかな。社会に怒っているのか、自分自身に怒っているのかはわからないけど。どの作品でもその感覚は豊田さんの作品からはすごくいつも感じますね。ただ、映画から想像させるものが今回はまた違った感じがしていて、観終わったあとの「灰汁」みたいなものが違うような気がします。自分が出ているから客観性はないにしても、今回は僕自身の奥のほうにある何かよくわからないみたいなものを明確に見つめるというか、また違った観点で訴えかけてくる作品だなあと感じました。監督:『青い春』で初めて瑛太を起用したんですが、彼の役は台本にはなかったんです。瑛太がオーディションに来て、いいなと思ったので使いたいなと。無理やり役を作って出てもらいました。なにか、はかなさのようなものを感じたんです。もともと、『青い春』も何十年後かにはスターになっているような人をキャスティングしたいと思っていて。『荒野の七人』に出ていたスティーブ・マックイーンみたいな。だから、瑛太に関してもそのときからすでに光るものは感じていましたね。その頃からの変わらない部分は、「変わろう」と常にしているところかな。窪塚さんとの共演について監督:リズムが全然違うので、何がうまれるんだろうと、僕自身が楽しみにしていました。合わないわけがないという確証はあったので、7分くらいのワンカットをふたりに任せました。瑛太:ずっと作品をみてきた俳優さんなので、一緒にできると決まったときは嬉しかったですね。でも、窪塚洋介という人を観るのではなく、ユキとしてみようと、雑談とかは一切しないようにしようと思って入りました。その長いワンカットのシーンも、演じ方とか窪塚さんの放つ言葉の強さが今までとは違った感覚で入ってくるのがわかって、それがすごく面白い反面、怖かった。「すごいんだな、この人は」と。どういう風にぼくは受けの演技をするべきなのか。発信するのか。飲みこむのか。テイクのたびに毎回違うから、すごい札をたくさん隠し持って、用意してきたんだなと。監督:そう言う瑛太も毎回返しを変えていましたからね。窪塚君もそうやって毎回変えてくることがすごくよかったと言っていました。お互いにタイミングを外していくので、毎回新鮮な演技になる。撮影する方は大変だけど、こっちがきちんと用意さえしていれば、素晴らしいものが撮れるというのはありましたね。作品について瑛太:あまり言葉にはしたくない部分もあるけど、この状況の中で豊田さんとこの作品をできたっていうことが嬉しいですね。俳優をやってきて本当によかったと思います。監督:すごくストレートに映画を作ったなと。予算とかスケジュールに限りもあったし、すべてを語れる作品にはならないってことはわかっていましたから、その中でいかに最善を尽くすか、っていう。72分という尺も狙っていました。クライマックスまで体力がある映画にしたいと思って。この作品ではそれ実現できたんじゃないかな。作品情報『モンスターズクラブ』監督:豊田利晃出演:瑛太、窪塚洋介、KenKen、草刈麻有、ピュ~ぴる、松田美由紀、國村隼配給:ファントム・フィルム4/21(土)より、ユーロスペース他にてロードショー!(C)GEEK PICTURES
2012年04月23日元MI6諜報員にして、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレが描く、リアルスパイ小説の金字塔、「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」待望の映画化!本作で主役をつとめる、本年度アカデミー賞3部門ノミネートを果たした、ゲイリー・オールドマンのインタビューをお届けする。●オファーを受けた感想は?光栄だったよ!スマイリー役のオファーもそうだけど、作品に加われるだけ光栄だ。何しろ素晴らしい役どころだからね。●演じた主人公、ジョージ・スマイリーについてスマイリーは英国諜報部に所属するスパイだ。原作者ジョン・ル・カレ自身の経験(元・英国諜報部員)がリアルな人物を創り出したんだ。ジェームズ・ボンドとは対照的に描かれていて「アンチ・ボンド」なんだよ。穏やかで、聡明で、洞察力がある。スパイ活動の探究者であり、機知を生かして官僚機構も巧みに操る。並外れた記憶力があって、何事に対しても呑み込みが早いんだ。そして人間の些細な欠点、弱さ、誤りやすさを、生まれながらに察知する力を持つ。自分の仕事の暗く、非論理的で、酷い側面を認識して、理解しながらも強い道徳観を持っている。外交的な人物を何人も演じてきたから、これほど平静で寡黙な男を演じるのは楽しかったよ。●原作についてジョン・ル・カレの作品には彼自身が投影されていてセリフや登場人物の中に彼が見え隠れしている。自伝的な小説と言っても過言ではないね。作品からは彼や家族の姿がうかがえる。特にこの作品の原作はその要素が強いと思うよ。●役作りについて原作で描かれている彼の容姿は決してスマートではないんだ。体形が悪いせいで高級な紳士服を着ていても似合わず、背が低く太っていて眼鏡をかけている。でも容姿は関係ないんだ。ル・カレは「自由に演じろ」と言ったよ。自分のスマイリー像を作ればいいと。私たちはスパイ活動に対してかなり非現実的な見方をしがちだけど、ル・カレはその実態を見せていると言える。ル・カレと長い時間を過ごし話し合いながら、彼を観察して細かい点をいくつか参考にした。そう、(TVシリースでスマイリーを演じた)アレック・ギネスも同じことをしたんじゃないかな。作品情報『裏切りのサーカス』監督:トーマス・アルフレッドソン「ぼくのエリ200歳の少女」出演:ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハート、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ配給:ギャガ4月21日(土)より、 TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館他全国ロードショー!Jack English (c) 2010 StudioCanal SA
2012年04月19日これまでの白雪姫のイメージを一新させたアクション・アドベンチャー超大作『スノーホワイト』。本作で、オスカー女優シャーリーズ・セロン演じる悪の女王ラヴェンナの日本語吹替え版のキャストに、小雪が決定。自分の永遠の若さと力を保つため主人公スノーホワイトの心臓をありとあらゆる方法で狙う悪の女王という役どころだ。そして、『マイティ・ソー』で注目を集めた若手実力派俳優クリス・ヘムズワース演じるハンツマンには、洋画アフレコ初挑戦となる椎名桔平が決定。主人公スノーホワイトに女王ラヴェンナと戦う術を教え、全身全霊でスノーホワイトを支える物語のキーマンをワイルドに演じる。●小雪コメントこのたび、「スノーホワイト」で魔女の役を吹き替えさせていただくことになりました。今回の作品に登場する魔女は、美しく、強く、妖艶で、幼い頃何度も繰り返し見た「白雪姫」に出てくる魔女に比べ、どこか見る人を感情移入させてしまうような人間的な部分があるのではないかと思います。私が今までに演じたことのないキャラクターなので、実際に吹き替えをするのが今からとても楽しみです。●椎名桔平コメントこの作品の持つ閉塞感は、今の日本に似ていると思います。闇の世界に幾筋もの光が差し込んでいく様は、観た人に勇 気と希望を与えることでしょう。荒ぶる魂と優しき心を持った男。重要な役なので心して挑みたいと思います。『スノーホワイト』は、東宝東和配給にて6月15日(金)より公開予定。 作品情報 『スノーホワイト』監督:ルパート・サンダース出演:クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース、サム・クラフリン配給:東宝東和6月15日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年04月17日『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』のアンドリュー・スタントンが手がける、初の実写作品、エドガー・ライス・バローズの古典冒険小説『火星のプリンセス』をディズニーが実写映画化したアドベンチャー超大作。こちらで主演を務める、、『ウルヴァリン』で注目のテイラー・キッチュのインタビューをお届けする。●あなたの演じるジョン・カーターには壮絶なバックグラウンドがありますが、役者としてその部分をどのように表現しましたか?初めて脚本を読んだとき、人物を中心に展開されるストーリーだということ、そして大きな映画会社の作品だということに惹かれたんだ。大きな会社の助けがあればすごい方法で映画作りをする機会がフィルムメイカーにあたえられるからね。ジョン・カーターについても、その家族や南北戦争や色々なバックグラウンドが分かるようになっている。それを演じるのは大変だけど、同時にあれがあったおかげで映画全体を通しての根幹が僕にあたえられたんだ。たとえばカーターが自分の指輪で遊んでいるシーンがあるけれど、それが彼にとってどれほど大切なものなのか観客は知ることになる。心から打ちこまなければ演じられないことをやるのは俳優として最高だよ。本当に最高だった。●撮影前に、どんなトレーニングをしたのでしょうか?また、役のために髪を伸ばしたのですか?この映画の準備をしている時にティム・リギンズを演じていたから、髪を伸ばす必要はなかった。よく注意して見ていたら、リギンズの体が変わっていくのがわかるよ(笑。)撮影の4ヶ月前から食事制限も始めた。撮影は週6日。撮影中は、疲労との闘いだった。他の俳優が同じことを言うのを聞いたことがあるかもしれないけれど。僕は健康に十分気を配っていたが、週6日の撮影で、僕は事実上すべてのシーンに登場するんだよ。それを8ヶ月もやる。その間、食事制限もしている。朝4時に起きてトレーニングをし、その後1日中撮影をする。それもあんなシーンだ。どうしても疲れるよ。それはハードだったね。準備の間に、ジョンとはどんな男かを完璧に理解することも大変だった。僕は歴史学者に会ったり、南北戦争についての本、手紙などを大量に読んだ。それはとても参考になったよ。とくに、手紙はね。家族に向けて、今、自分が置かれている状態をつづっているんだ。その気持ちを僕は理解しようとした。ほかのことも、すべて。たとえばあの時代は、何もかもが今よりシンプルだった。家族の元、妻の元に帰ること、そして新しく生まれた自分のベイビーに会うこと。大事なのはそれだけだったんだ。金や、物欲なんてなかったんだよ。家族を守ることしか考えていなかったんだ。自分が愛する家族の元に帰ること。それだけ。ジョンにとってもそうだった。なのに、それが奪われてしまったのさ。彼は、家族を守るためだと思って南北戦争に出かけて行ったんだよ。それだけに、平手打ちを食らったような感じだったんだ。●映画には社会的メッセージがあるものですが、この映画にも何かメッセージはありますか?ジョンという男のヒューマニティだと思う。自分を変革するのに、遅すぎることはない。新しいリスクを負うのを避ける理由もない。それがメッセージのひとつ。それに、火星における資源やあらゆるものは使い果たされているが、それは僕らが直面している問題と通じるところがあると思う。作品情報『ジョン・カーター』監督:アンドリュー・スタントン 出演:テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、マーク・ストロング、キーラン・ハインズ、ドミニク・ウェスト、ジェームズ・ピュアフォイ4月13日(金)3D・2Dロードショー!配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(c)2011 Disney. JOHN CARTER™ ERB, Inc.
2012年04月13日ライアン・ゴズリングが昼と夜で別の顔を持つ天才ドライバーを演じた衝撃のクライム・サスペンス『ドライヴ』。カンヌ映画祭監督賞を受賞した本作の監督、ニコラス・ウィンディング・レフンのオフィシャルインタビューをお届けする。●作品ができあがったときの印象カーチェイスや車がたくさん登場する映画にすばらしいものは存在するが、なんとなく、この映画は違うように感じたんだ。機械的にチェイスするだけではなく、他とは違うチェイスが必要だと感じた。この映画のチェイスシーンは、車同士が追いかけあっているというよりも、“ドライバー”が感じている精神的状況を反映している。●ライアン・ゴズリング演じる“ドライバー”はどのような人物ですか?映画に登場する“ドライバー”は、半分人間で半分機械のような存在だということもできるが、彼は自分が恋に落ちるまで、その違いを分かっていないんだ。その過程で機械が最終的に人間的な面を乗っ取ってしまう。機械であることが“ドライバー”の本来あるべき姿であるため、それはある意味、良いことでもある。彼がどういう人物かというのは、難しい質問だ。私の映画は、いつも私の一部だからだ。ライアンが演じることで、ライアン的な要素がたくさん入っているのは確かだ。だからライアン・ゴズリングと私の結婚のようなもので、大きな二面性がこのキャラクターには内包されているのかもしれない。彼にも2つの面があり、我々2人の間で進化しつづけるキャラクターだ。●キャリー・マリガン起用の理由最初はラテン系の女優を探していて、有名、無名を問わず、すばらしい女優さんにたくさん会った。しかし、ずっと何かが違う気がしていたんだ。その時に、キャリー・マリガンが興味を持ってくれて、挨拶に来てくれた。彼女には会ったことがなく、映画も見たことがなかったが、妻や母が、彼女はすばらしい女優だと言っていたよ。彼女が部屋に入ってきた瞬間、彼女こそが探していた女優だと感じたんだ。キャリーが来てくれて、自分が適任だと言ってくれた。まさに彼女の言うとおりで、その通りになったよ。●アルバート・ブルックスについてアルバート・ブルックス以外では、ブライアン・クランストンが一番起用したかった役者だ。予算のめどが付きそうになった時、「ライアン以外で誰を映画に使いたいか?」を考えた。ブライアンについては、鷹が獲物を狙うように、逃がしてはならない存在だった。●カーチェイスシーンについてはどのようなイメージで作ったのですか?この映画の3つのカーチェイスシーンは基本的に、“ドライバー”が何を目指しているかのメタファーなんだ。最初のカーチェイスの場所はステイプルズ・センターだが、すべてがコントロールされた状況で、計画通りに進む、マシーンのようなアプローチだ。2番目のチェイスシーンは、質屋での襲撃が失敗して、“ドラkイバー”が予定外の行動で“スタンダード”を助けようとする。本質的には、“アイリーン”を助けようとしているんだ。板ばさみの状況で、不意をつかれて、追いかけてくる車を振り切ろうとしている。3番目のチェイスシーンは、「一線を越えた」ような、クレイジーな感じだ!彼は追跡者を忍者のように追っている。「忍者シーン」とでも呼びたくなるような状況だ。「隠密行動」で近づき、彼を殺そうとするんだ。それぞれのカーチェイスは彼の心理状態と連動している。私は車は好きだけど運転しない。運転免許を持っていないんだ。免許試験に8回も落ちて諦めた(笑)。そのせいで、車の映画を違った見方にせざるを得なかった。だからカーチェイスを模倣することから始めたんだと思う。自分が車を運転しないから、車を運転することに興味がないんだ。スピード感は好きだけど、この映画は、車の移動スピードとは別のスピード感の恩恵を受けているように感じる。私が映画を作る時は、いつも前作とは違うものを作るようにしている。「『ドライヴ』は一体どんな映画なんだ?」というと、本質的には、LAに来て、LAのルールに従って、映画業界に関する映画を作ったという感じだ。映画製作や、映画業界の人たち、スタントや映像マジックなどは、この映画の一部だ。それらの要素がすべて加わって、とても不思議な世界を作り出している。この映画は、とても「動きのある」作品だ。動きといっても、車を運転することだけではなく、キャラクターの心の動きだ。ライアンと私のやり方や、映画を作りたいと思う理由は、ある意味同じさ。私は、ライアンがとても好きなんだ。我々にとって映画を作ることは、肉体的というよりも、精神的な冒険だね。彼と会った時、我を忘れるくらい嬉しかったけれど、お互いに刺激しあえると感じた。おそらく、映画製作において最高なことの一つが、お互いに影響しあえることだと思う。話し出したら収拾がつかなくなるから、ライアンとは映画作りに関する話はやめて、その場の流れに任せることにした。私の妻も子供も彼のことが大好きで、彼の母親は私のことを気に入ってくれているから、我々の周囲はうまくバランスが取れている。私達は多くの点で似ている。やりたいことも同じで、映画を作っていく上でのモチベーションの上げ方も同じだし、趣味も共通点が多い。だから「さよなら」を言うことはなく、「また次の作品で会いましょう」と言ったんだ。作品情報『ドライヴ』監督:ニコラス・ウィンディング・レフン出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス配給:クロックワークス公開中
2012年04月03日ウーマンエキサイトでも注目の『マリリン 7日間の恋』。現在全国の映画館で女性を中心に熱い支持を受けている本作で、「本物みたい。キレイすぎてスクリーンがまぶしい」という声が多数出ている、主役マリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズのオフィシャルインタビューをお届けする。●脚本を初めて読んだときの印象私はコリン・クラークという人物や原作について何の知識もなかったのですが、脚本を読んでたちまち物語に引き込まれました。テンポや話しの流れがよかったし、登場人物の内面をしっかり描いている点も素晴らしいと思ったわ。マリリンという人物が生き生きと描かれていたから、役にすんなり入り込むことができました。●マリリンを演じたことについて子どもの頃、私は寝室の壁にマリリンの写真を飾っていたんです。白いドレスを着たマリリンが、軽やかな足取りで木に向かって歩いている姿をとらえた写真でした。私は伝説的な女優とかセックス・シンボルとしてマリリンを見ていたわけではなく、彼女に対して女の子同士の親近感みたいなものを持っていました。マリリンの圧倒的な存在感とか性的魅力を意識したりもしなかったわ。私の目に映るマリリンは、木々の中を軽やかに歩く1人の女の子だった。私はそのイメージを手がかりにして、役作りを始めました。マリリンに対する私個人のイメージが役作りのスタート地点になったんです。マリリンについて自分なりのイメージをもっている人があまりにも多いので、リサーチの過程で私は人の意見に惑わされるのはやめようと心に決めました。私はマリリンの人物像を自分なりに解釈して、マリリンという人物をどう演じるか自分で決めることにしたんです。私は私なりにマリリンを演じましたが、それをどう思うかは観る人次第でしょうね。作品が完成して色々な意見が耳に入るようになったので、実をいうと少し不安になっています。今まで意識しなかったけれど、多くの人がこの映画に期待していますからね。●マリリン・モンローについての印象役作りを始めた当初、私は一般的に知られているマリリンの人物像が彼女の本当の姿ではないということを理解していませんでした。でも、マリリンに関する資料を読んだり写真や映像を山ほど見たりしているうちに、人々が抱いているマリリンのイメージは彼女自身が長い時間をかけて作りあげた虚像だということに気づいたんです。マリリンは教師のアドバイスを取り入れたり鏡を見て自分を研究したりして、彼女ならではの魅力を強調する方法を考え出しました。マリリン・モンローという人物は、マリリン自身が作りあげたキャラクターだったんです。●コリン・クラーク役のエディ・レッドメインについてエディの演技を初めて見たのは、ニューヨークで上演されていた「Red」という舞台劇を観に行った時でした。私は彼について何の予備知識もなかったので、彼自身も役と同じアメリカ人なんだと思い込んでしまったんです。それほど彼の演技は素晴らしかったんですよ。実は彼がイートン校出身のイギリス人で、コリン・クラークと似たような経歴の持ち主だなんて思いもしなかったわ。エディとコリンは、生まれ育った環境が驚くほど似ているんです。「Red」で演じた役とこの映画で演じた役はまったく違いますが、エディは変幻自在の演技派なので見事にコリン役を演じています。エディほどコリン役にふさわしい俳優は、ほかにいないでしょうね。●ローレンス・オリヴィエ役のケネス・ブラナーについて撮影現場でも控室でも、ケネスは常にムードメーカーでしたね。私とケネスは自分が演じる人物の表情や話し方を研究しなければならなかったので、コンピューターの前に座っている時間が長かったんですよ。ケネスは私に素晴らしいアドバイスをしてくれました。撮影現場で私がタイトなドレスと大きなカツラを身につけたまま立っているのを見て、ケネスは「ダーリン、きみにいいことを教えてあげよう。立ってなんかいないで、座ればいいじゃないか。なんだったら、寝転んでもいい。待ち時間はラクにしていればいいんだよ」と言ってくれたんです。確かに、エネルギーを温存するためには立っているより寝転んでいたほうがいいですよね。私はほかの映画の撮影現場でも、ケネスのアドバイスを実践しているんですよ。●マリリン・モンローは、なぜ性別を超えて私たちに愛されるのだと思いますか?マリリンはたった一枚の写真でいろんなことを表現できる女性だったと思う。だから人を惹きつけ、不朽の魅力がある。それと、彼女のどの写真が好きかは男性と女性とで別れる。私も幼少の頃、マリリンの写真を寝室に飾っていたのだけど、胸元の開いたドレスを着てセクシーな眼差しをこちらに向けるよくあるマリリン像ではなくて、裸足で芝生の上を駆けまわる写真だったの。マリリンはそうやって自覚なしに色気を放つことがあったのだと思う。彼女の色気には、親しみやすさ、無垢、少女らしさがあった。珍しい組み合わせだと思うわ。●映画の中での、ダンスシーンについてダンスシーンは確か2,3か所あったはず。その一つは『王子と踊り子』のダンスで、そのシーンでは、そのままそっくりマリリンのダンスを再現しなければならなかった。だから『王子と踊り子』は50~60回ほど見たわ。オープニング映像のダンスシーンは、彼女がよくやる動きやその他の振付にインスパイアされたもので、彼女が実際にやったパフォーマンスに基づいてはいないからある程度自由が効いた。歌と踊りは12歳以来だったから、まるで習いたての子供のように取り組んだの。幸い振付師にちゃんとついてもらったから自分一人で考える必要はなかった。●そっくりさんの映画ではないということは判りますが、自分で演じる上で心がけたことはありますか?どのように役にアプローチするべきか、実は考えがまとまっていなかったの。とにかく、マリリンのリサーチをするまでは、あれこれ推測しないようにし、先入観をなるべく排除するようにした。それでマリリンの映画を見たり、マリリンに関する本やエッセイを読んだり、写真を見たりして、次第に考えをまとめていった。アプローチの仕方は予め決めることなしに、得た様々な情報を長いこと温めておいたの。リサーチの中で一番大きな発見だったのは、マリリン・モンローというのは本人が演じていたキャラクターであったということ。その奥にいた少女とは全く別個のキャラクターね。表のマリリンは、彼女自身が丹念に研究して、作り上げたキャラクターだったので、彼女を演じるにあたって、歩き方や吐息交じりの声など、典型的なマリリンっぽさを全編通して出すことはしなかった。実際、彼女を良く知る人の証言によると、普段は歩き方も声も普通だったそうで、スイッチのようにオン・オフすることが出来たそう。とても頭のいい女性だった。それに本当に素晴らしい女優だったと思うわ。そこは見落とされがちね。映画の中の彼女はとても軽やかに見えるから、あれが素だと思われてしまう。でも、実際は10年にも及ぶ訓練のたまものだし、そこに彼女の知性がうかがえる。●マリリン・モンローをジャッジするのは難しいと思いますが、スターとしてのマリリンではなく、女優としてのマリリンについてどんな風に捉えていますか?素晴らしい女優だったと思うわ。それにコメディを演じる時は素晴らしく軽やかだったしね。彼女の人気シーンやコメディの演技を見ると、悲劇のかけらもないから恐れ入ってしまうわ。影が全くないの。とてつもない苦労を背負っていたのに、そういう影の部分を脇に退けておいたから、演技ですごい輝きと解放感を放つことができた。なかなかまねできないことだと思うわ。『お熱いのがお好き』でもそうだし、『王子と踊り子』だって、撮影中の苦労話やローレンス・オリヴィエとの折り合いが良くなかったのはご存じのとおり。でも、それが一切演技に出てこず、まばゆいばかりのパフォーマンスを披露している。仕事にそういう影を一切落とさなかったのには尊敬するわ。●踊るシーンを見てあなたのミュージカルを見てみたくなりました。興味ありますか?どんなミュージカルに出てみたいですか?是非やってみたいわ。今回も歌ったり踊ったりしていて、楽しくてしかたなかった。歌や踊りは理屈のスイッチがオフになるからいいね。踊っている時は、自分が何をしているかなんていちいち意識しないでしょ。振りつけを体にしみ込ませているわけだから、体が勝手に動いてくれる。それに歌も加わると、パフォーマンスの最中は自分自身に対する批判の声が止む。だから楽しかったし、これからも機会があれば是非やってみたいと思うわ。●あなたが大スターになる前に出たオフブロードウェイ「キラー・ジョー」が映画になりました。あの頃はどんなことを考えて生きていましたか?あの舞台は大好きだったわ。私にとっては“大人の仕事”に初めて挑むチャンスだったの。あの舞台のおかげで、やりたい仕事が手に入るようになり、その後の方向性が決まった気がする。たった一人の人でも“彼女ならできるかもしれないよ。チャンスを与えてあげようよ。”と言ってくれる人がいれば、道は開けるの。それに、誰かに認められたおかげで、自分自身を信じることができるようになった。その自信の種がその後の全ての礎になった。●日本のファンにメッセージを。日本の皆さんはいつも素敵な手紙をくれるわ。本当に、(他のどの国よりも)綺麗な手紙をくれるの。是非映画を見に来て。 映画スペシャルサイト マリリンの秘密の恋を描いた映画『マリリン 7日間の恋』は、現在大ヒット公開中!
2012年04月02日ジョージ・クルーニーが、監督・出演・制作と意欲的に携わり完成させたポリティカル・サスペンス。大統領を目指す州知事の姿を通して、現代社会における政治と権力の構図、そしてあらゆる欲望入り混じる人間模様を描き出した本作で主演を務める、ライアン・ゴズリングのインタビューをお届けする。●政治や権力に関わることはどれほど有害だと思いますか?かなり有害だよ。僕自身はそういう世界に関わったことはないけれどね。これは映画の中の話だ。この映画の好きなところは、政界を舞台にしながら、政治のことをあまり知らなくても楽しんで観てもらえるところだ。舞台はハリウッドでもウォール街でも、どこでもありえる。●この映画にはハリウッドとの接点があると思いますか? プロセスを通して誠実さを保ちながらやり遂げることは難しいことでしょうか?仕事で誠実さを保つのは難しいことだと思う。本当のことが言えない。自分が言うことは全部削除されて、背景から取り除かれるからだ。言うことには慎重にならないといけない。僕はそういうふうにこのキャラクターを関連付けた。●ジョージは『ネットワーク』(76)、『候補者ビル・マッケイ』(72)、『大統領の陰謀』(76)といった70年代を象徴する映画にインスピレーションを受けたそうです。彼が望む感覚を得られるようにそういった映画や、ほかの作品を観るように言われましたか?言われなかったよ。そういった映画ではなく、ドキュメンタリーを観るように指示された。撮影中にそういった映画について、たくさん引用していたけれど、観ろと言われたことはなかった。もうすでに見ていると想定していたのだと思うし、別の世界に浸ることを望んでいなかったのだと思う!●ジョージは悪ふざけをすることで有名ですが、どのように対処しましたか? いつも警戒していましたか?そう、いつも警戒していないといけない。●ターゲットにされました?されたよ。●仕返ししました?いや、それは不可能だ。●マスコミを信頼していますか?してない。●この映画は『ドライヴ』(11)のような寡黙なキャラクターを演じるのとはどう違いますか? この映画ではかなりのセリフがありますよね? 俳優としてはどちらが好きですか?2つは異なる経験だし、それぞれが何か違うものを表現している。バランスなんだ。あの映画では話さないことがいい。言葉が少ないことによってもっと多くを語れるようにね。映画に沈黙の空間があるのはいいものだ。あんなふうに演技できるのはめったにないから楽しめたよ。●『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督との仕事はいかがでしたか?僕たちは全然違うけど、考え方には通じるものがある。僕がアイデアを出すと、彼もまったく同じアイデアを出すんだ。最初に会った時に、僕は運転すること自体を描く映画だと思った。スピード感のある運転だけじゃなく、実際に車を運転するという経験と、音楽を聴きながら自分の車に座っているイメージが浮かんだ。すると監督が「この映画は音楽を聴きながら車を乗り回す男の話だ」と僕に言ったんだ。彼にわかっていたのは感覚だけだった。僕は思ったよ。僕はこの人とあまり違わないのかなってね。僕たちは同時に同じ夢を共有している。今はそれを有効に使うことを考えているんだ。●次回作は?今僕は、1950年代のギャング映画『Gangster’squad』を撮影中なんだ。ショーン・ペンがギャングのミッキー・コーエン役を演じている。ジョシュ・ブローリン、エマ・ストーン、ロバート・パトリック、マイケル・ペーニャ、素晴らしいキャストだ。●そういった素晴らしい俳優たちと共演するのはどんな感じですか?怖い!僕の大好きな俳優たちがたくさん出ている。だから僕にとっては大きなチャンスだし、全員、役作りのスタイルが違うんだ。そのプロセスを彼らと経験するのは面白かったよ。作品情報『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』監督:ジョージ・クルーニー出演:ライアン・ゴズリング、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、ジェフリー・ライト、エヴァン・レイチェル・ウッド 配給:松竹3.31 モラルなき闘いが始まる(C)2011 Ides Film Holdings, LLC
2012年03月30日英豪両国を揺るがした感動の実話!イギリスが1970年まで行っていた“児童移民”…その真実を明らかにした実在の女性、マーガレット・ハンフリーズの物語。名匠ケン・ローチを父に持つジム・ローチ監督待望のデビュー作で主役をつとめたのは、『奇跡の海』で世界中の女優賞を総なめし衝撃的なデビューを果たして以来、最新作『戦火の馬』まで類いまれな演技力で第一線の活躍がつづく、イギリス出身の名女優エミリー・ワトソンのインタビューをお届けする。●この映画で描かれている事実を知っていましたか?まったく聞いたことがありませんでした。ほとんど知られていない事実だったと思います。移民の方たちはオーストラリアにいるので、オーストラリアではもう少し知られていたとは思いますが、イギリスでは……。本当に酷い出来事で、何と言っていいかわかりません。今では、両国政府の謝罪があったので、多くの人が知る事実になりましたね。●実際のマーガレットとは会いましたか?いいえ。会うべきかどうか長い時間、深く考えました。撮影中、毎日、私は“たぶん私は、彼女に会うべきなのかもしれない”と自分自身に語りかけていました。でも、これまで私が実在の人物を演じた時、現実の人を前にすると、いろんな意味で近づきすぎてしまい、客観的になるのが難しくなってしまったんですね。外見でも、声の出し方でも、強く刷り込まれてしまって、物語を語るためには役立たない場合も多かったんです。ただ模倣しようとしてしまうんですね。でもこれは映画で、これは物語です。模倣とは別のやり方で、役を掴まなくてはいけないんです。●この役のためにどのようなリサーチをしましたか?まずマーガレット自身の本、それから様々なドキュメンタリーがありました。ただ私にとって最も重要な部分は、エモーショナルなものであり、それは自分自身が家族や子供を持っていることから生まれてくるものでした。その感情が、この役に自分が入り込む想像力になったと思います。もしも自分の子供が、捨てられ、強制的に国外へ送られ、10年も虐待されたらと考えると、感情を抑えることなんてとてもできません。●ジム・ローチはどんな監督ですか?撮影の多くは、虐待や親の死に関わるシーンでしたが、ジムは俳優たちがその感情を正しく感じられるように現場をまとめていました。でも「OK、もう1回やろう。今度はもう少し控えめにやってみよう」って、彼はいつも言うんです。これが、彼の持ち味。すべてを適切に、キープする。この映画にはたくさんの語られるべき事があるのに、それをあの強度でキープするなんて、とても私にはできない。映画を見ればきっとそれが分かると思います。※オフィシャルインタビューより作品情報『太陽とオレンジ』原作:マーガレット・ハンフリーズ著「からのゆりかごー大英帝国の迷い子たち」(日本図書刊行会刊)監督:ジム・ローチ出演:エミリー・ワトソン、デイヴィッド・ウェナム、ヒューゴ・ウィーヴィング4月14日(土)より岩波ホール他、全国順次ロードショー!(c)Sixteen Midlands (Oranges) Limited/See-Saw (Oranges) Pty Ltd/Screen Australia/Screen NSW/South Australian Film Corporation 2010
2012年03月29日『僕達急行A 列車で行こう』が3月24 日(土)に公開初日を迎え、渋谷TOEI①にキャストが登壇し、舞台挨拶を行った。●電車に乗って旅してみたいところはありますか?村川:伊豆急行が大好きなので、この季節はオーシャンビューを見に行きたいです。貫地谷:私はロマンスカーに乗って箱根に行きたいです。松山:ぼくはいま旅行している場合じゃないので、二人の話を聞いて想像しただけで十分です。(笑)●劇中で「少し好き」という表現がありますが、「少し好き」なものは何かありますか?貫地谷:花粉の時期なので保湿ティッシュですかね?(笑)使いたくないし、憎い存在ではあるのですが、ないと困ります。松山:僕はギャンブルです。少し好き、これ以上好きでもダメですし。でもこういう風に言うってことは、大好きなのでしょうね、結局(笑)。●森田監督からの直筆の「ありがとう」というテロップが流れましたが、森田監督へどんなありがとうがありますか?村川:こちらが「ありがとう」と言うのもおこがましいくらいたくさんのものをもらいました。今日で(監督の作品が)みなさんのもとへ旅立っていくかと思うと(プロモーションに携われなってしまうので)心底寂しい気持ちでいっぱいです。貫地谷:普段物事をじっくり考えないので、ダメ出しをしてもらって、何がダメか自問自答しながらやっていて、そういう環境に居られたことがすごく幸せでした。松山:監督の演出についていくのが精一杯で、追いつけなったことが申し訳ないと思っています。まさかこんなに早く亡くなられるとは思っていなかったですから。「まだある」と思いながらやっていたので残念ですが、演出の考え方をアドバイスしてくれてありがたいと思っています。ほかにも監督はどの現場でも楽しんでいて、人とのコミュニケーションも楽しんでいました。人と出会うことが多い仕事で、毎回色んな人に出会うし、毎日が刺激的で、そういうことからヒントを得てまた違う作品で表現されていたりしました。そういうポジティブなものを教えていただいたことに一番お礼を言いたいです。趣味で人とつながることによってより豊かになる、とのメッセ―ジが込められた『僕達急行A列車で行こう』は、松山さん、貫地谷さん、村川さん、そして会場の観客からの監督への「ありがとう」という思いを乗せて、本日より無事、運行を開始した。作品情報『僕達急行A 列車で行こう』監督:森田芳光出演:松山ケンイチ、瑛太貫地谷しほり、ピエール瀧、村川絵梨、伊東ゆかり、伊武雅刀、星野知子、笹野高史、西岡徳馬、松坂慶子配給:東映大ヒット公開中!
2012年03月26日『マリリン 7日間の恋』の公開を記念し、金髪ウィッグ、赤い口紅&ほくろ、白いスカートという、マリリン・モンローの出で立ちでイベントに登場した椿鬼奴。モンロー・ウォークで登場、ジョン・F・ケネディ大統領のための「バースデーソング」を鬼リン・モンローアレンジで歌いあげ、スタッフに団扇で風を起こさせスカートがめくり上がるお決まりのマリリン ポーズを決めるなど、終始笑いをふりまいてくれた。●まず、一言挨拶をどうぞ。鬼リン・モンロー:映画にちなんで、マリリン・モンローとしてやって来ました。まゆげは元々マリリンに似ているんで(笑)、特に手入れはしていません。こんな格好、日本にはいないので難しいですね(笑)。●マリリン・モンローに似せるポイントは?メイクにはどれくらい時間がかかりましたか?鬼リン・モンロー:80年代を思い出すような、艶がなくてグロスでもない真っ赤な口紅がポイントだと思います。私はバブル時代を思い出しました。ハワイのお土産は口紅だったな―などを思いだして。メイクには1時間くらいかかりました。ホクロはいつも使っているペンシルで書いています。いつものメイクはキャサリン・ゼタ・ジョーンズをイメージしていんですが、あのペンシルはハリウッド系なら大抵誰にでもなれるんです。(笑)●本作品はいかがでしたか?感想をどうぞ。鬼リン・モンロー:ミシェル・ウィリアムズの演技がとても上手で、かわいかったです!セクシーさだけを演じているのではなく、彼女のプライベートがこうだったんじゃないかな?と思えたし、気持ちの葛藤がよく見られました。本当にマリリンになりきっていたと思います。●鬼奴さんにとって、マリリンのイメージは?鬼リン・モンロー:もっと奔放な、特に考えないで演じていると思っていた。今で言うと、“おバカ”キャラだと思っていたんですけど、本当はいろいろ考えて、センセーショナルなこととかも発言していたんだろうなと思いました。●マリリンに共感するところはどこですか?鬼リン・モンロー:私は彼女のようにモテないので、あまり共感は無かったかなぁ。スタート地点が違うと共感するのは難しいですよね。一度くらい漫画みたいに、歩いているだけで男子に振り向いてほしいです。あと共感ではないですが、マリリンはシャンパンで薬を飲んでいたらしいですが、私はビールで薬を飲みます(笑)。●(歌を披露後)歌うポイントは何ですか?鬼リン・モンロー:You tubeで見たのですが、思っていたより声が低かったので、出だしを出来るだけ低く歌うようにしました。●本作は若い青年との7日間の恋を描いていますが、どう思いますか?鬼リン・モンロー:私は来月で40歳になるのですが、30歳前半の男性と恋愛したいです。今年は結婚することが目標なので、恋愛をがんばりたいです。●今年、ご結婚の予定があるんですか?鬼リン・モンロー:今は相手がいないけど、今年中に頑張りたいです。家事をやってくれる人がいいです。私はちょっとだけ働いてパチンコをして、(旦那さんが作ってくれた)夕飯までに戻って旦那さんと一緒にお酒を飲むのが理想です。(笑)●最後にメッセージをどうぞ。鬼リン・モンロー:たくさんの女性に見てほしい映画です!もちろん、マリリンが好きなおじさまや男性も満足してもらえると思いますが、全ての女性がマリリンに見守られ、素敵な恋愛ができますように!! 映画スペシャルサイト マリリンの秘密の恋を描いた映画『マリリン 7日間の恋』は、現在大ヒット公開中!
2012年03月26日『ゆれる』『ディア・ドクター』の西川美和監督最新作、松たか子&阿部サダヲ初共演で今秋全国ロードショーとなる映画『夢売るふたり』。松と阿部が演じる夫婦、里子と貫也は東京の片隅で小料理屋を営んでいたが、火事ですべてを失ってしまう。夢を諦めきれないふたりは、金が必要。彼らは再出発のため、結婚詐欺を始める、というストーリー。西川美和が、自らの原案を基にオリジナル脚本を執筆し、誰も観たことがない男と女たちの愛の物語を描く。騙される女①田中麗奈:結婚できないOL 棚橋咲月(31)役<田中麗奈 コメント>西川監督の作品に出演出来る喜びと恐怖でいっぱいでした。以前からご一緒したかったので、お話を頂いた時はとても嬉かった半面、参加する事に色んな意味で重みを感じました。西川監督とのお仕事は、初めてでした。身体が小柄なのに勇ましく現場を引っ張ってく姿は誰よりも男らしかったです。言葉の数や種類が豊富な方。今ままでどんなことを感じ、どんな経験をしてこんな凄い脚本、作品を作るんだろうと思いました。阿部さんとは初共演で、個性的な役柄が印象深い役者さんなので、ご本人もそんな方なのかなと思ったら、雰囲気が柔らかい方でびっくりしました。スタッフや、共演者の皆さんにも優しくて、、、ただ、作品の中では見事に騙されてしまいましたけど。私が演じた咲月という役は阿部さんに騙される女性の一人で、仕事では伸び悩み恋愛に対しては不器用タイプ。監督からアドバイスを頂きながら、役を作っていったという感じで、撮影が終了するまで私は監督の思いに応えられているかと思っていましたし、今でも思い返す時もあります。この作品を通して役者として大変貴重な経験ができたと思います。最後に「夢売るふたり」というタイトルには良い意味で裏切られました。騙される女②鈴木砂羽:不倫を終わらせたOL 睦島玲子(42)役<鈴木砂羽 コメント>待望の西川監督作品での出演。細やかな演出に勉強になり、大変痺れました。そして西川監督のいい女ぶりにも痺れました。本当に監督の作品に出演させて頂き、光栄で嬉しく思いました。騙される女③木村多江:女手一つで家庭を養う職業安定所職員 木下滝子(38)役<木村多江 コメント>西川監督とお互い二十代で出会い、又ご一緒したいという思いが現実になりました。面白い台本、素晴らしいキャスティング!その中で生きる難しさと幸せをかみしめた日々でした。役者をしていてよかった!騙す男 阿部サダヲ:妻・里子と結婚詐欺をはたらく夫 市澤貫也(40)役<阿部サダヲ コメント>自分が5人の女性達を騙す役をやらせて頂きましたが、本当に皆さんビックリする程リアルで「騙そう」とする芝居は必要ありませんでした。木村多江さんのハローワークの職員とか、江原由夏さんのウエイトリフティングの選手とか、本物です。本業の方からスカウトされる人もいる位(笑)。田中麗奈さんとは東京の色んな所をデートさせてもらいましたけど凄い結末に……それぞれの女性との結末は是非劇場の方でご覧下さい!作品情報『夢売るふたり』原案・脚本・監督:西川美和出演:松たか子 阿部サダヲ田中麗奈 鈴木砂羽 安藤玉恵 江原由夏 / 木村多江配給アスミック・エース(c)2012「夢売るふたり」製作委員会
2012年03月22日世界のセックス・シンボルと謳われたマリリン・モンローの誰も知らなかったラブロマンスを描いた『マリリン 7日間の恋』の公開に先駆けて、主演のミシェル・ウィリアムズが初の来日、3月13日~14日の2日間と短い間だったが、ジャパンプレミアをはじめ各イベントに参加しその魅力をふりまいた。まずは3月13日に六本木ヒルズで行われたジャパン・プレミア。150人以上の観客のほか、レッドカーペットには石田純一、叶姉妹、楽しんご、辺見マリ、佐伯チズといった豪華ゲストが華やかに入場。また舞台挨拶では、年下の青年と恋に落ちる本作の内容と翌日のホワイトデーにちなんで、俳優の遠藤雄弥がプレゼントゲストとしてマリリン・モンローが愛したシャンパンを持って登場した。●ゴールデングローブ賞主演女優賞やアカデミー賞主演女優賞ノミネート、おめでとうございます。世界中からその演技力を称えられましたが、今どんなお気持ちですか?ミシェル:とても幸運でした!頭がボーっとして、覚えていないんです(笑)。●知らない人がいないのではないかというくらい有名な実在の人物、マリリン・モンローを演じるというオファーをもらったとき、どのような気持ちでしたか?不安やプレッシャーはありましたか?ミシェル:12~13歳の時に、部屋の壁にマリリンのポスターを貼っているくらい、彼女が好きで彼女に見守られていました。不安といううより、自分自身にかけるプレッシャーがとても大きかったです。顔の表情やしぐさ、準備に10ヶ月間かけました。彼女の作品をたくさん見て、運転中や歩いている時もずっと彼女の声聞いていました。●今年で没後50年を迎えますが、マリリンが今もなお愛され続ける理由はなんだと思いますか?ミシェル:たくさんあるけれど、50年経っても神秘性・ミステリーな感じがすることだと思います。●最後に、これから映画をご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。アイコン化されている彼女ではなく、パーソナルな内面を見てほしい。今日は、本当にこの場にいることが出来て嬉しい。足を運んでいただいてありがとうございます!!※ここでプレゼントゲスト、遠藤雄弥がご登場遠藤:今日はホワイトデーにちなんでのプレゼントでしたが、ミシェルさんどうですか?日本にはバレンタインデーのお返しに、男性から女性へプレゼントするホワイトデーが存在するんですよ。ミシェル:とても素敵な伝統ですね!アメリカにもあってほしいです。●遠藤さんは、数々のドラマ・映画に出演する活躍中の俳優さんですが、本作品はご覧になっていかがでしたか?遠藤:美しさが際立っていたのが印象に残っています!僕は、マリリン・モンローの作品を見たことがないので、同じ表現者として共感する部分もありました。●この映画は、マリリン・モンローが年下の新人助監督の青年と恋に落ちるラブロマンスですが、もし自分がコリンの立場だったらどうしますか?遠藤:ほっぺたをつねりますね!!(笑) 自分が7日間、耐えられるのかが心配です(笑)。ジャパンプレミアの翌日3月14日は、3月28日(水)まで「“マリリン”ポスター回顧展」を開催している代官山蔦屋書店に登場したミシェル・ウィリアムズ。作品の舞台となった映画『王子と踊り子』のポスターにサインをするなど、記念のパフォーマンスを披露した。●初来日とののことですが、初めて日本に来た感想はいかがですか?ミシェル:本当にジャーナリストやスタッフなどに限らず、出会った方すべてにこんなに親切にしてくれて、楽しい冒険をさせて頂きました。●公開記念で、“マリリン”ポスター回顧展をこちらで開催しているのですが、昔のマリリンの映画ポスターをご覧になって、いかがでしょうか?ミシェル:とても綺麗で、一晩中いても良いです。こんなに沢山のマリリン・モンローの出演作のポスターを見るのは初めてなので、ワクワクしています。後で歩き回りたいと思います。●マリリンの映画の中で好きなものは何ですか?ミシェル:『王子と踊り子』は私にとってとても特別な作品です。後、『お熱いのがお好き』は何度でも初めて見たかの様に見れる作品だと思います。●ポスターはどの作品のがお好きでしたでしょうか?ミシェル:ナイアガラのポスターは居間に飾ってもいいくらい素敵だと思います。あのポスターが今日、無くなったら、犯人は私です(笑)。来日の締めくくりは記者会見。マリリン・モンローが実際に泊まった帝国ホテルでの会見を受け、魔法の様なめぐりあわせだと語り、また、愛娘たっての希望で日本へ寄付金を持ってきた、初来日となったミシェル・ウィリアムズの魅力に会場は包まれた。また、花束ゲストとして西山茉希が登場、ミシェルの来日を歓迎すると共にマリリン・モンローの50年もの間、秘められた恋と年下の恋愛について語り合った。●好きな日本語はなんですか?ミシェル:モシモシ。(会場:笑)●ここ帝国ホテルは、マリリン・モンローがジョー・ディマジオとの新婚旅行の際に宿泊したホテルです。まさに、このような記者会見も行われました。今、どんなお気持ちですか?ミシェル:魔法のようなめぐりあわせだと、すごく思います!「王子と踊り子」を、マリリン・モンローが演じた時が、今の私と同じ年齢でしたし、このロケーションも実際にマリリンが使っていたということで、とても嬉しいです。●ミシェルさんも、マリリンと同じ境遇でイギリス人の俳優に囲まれ撮影に臨んだかと思いますが、イギリスでの撮影時の思い出はありますか?ミシェル:王子と踊り子の撮影の時とは時代が違うので、今のイギリスの製作スタッフはすごく優しいウェルカム体制でした。●お気に入りの撮影場所はありましたか?ミシェル:どれも全て特別なロケ―ションでした。中でも、パークサイド・ハウスでは、よりマリリン・モンローを感じることができたと思います。本人が実際に使った場所で、この役ができて良かったです。●マリリン・モンローが生き返って、本作品を見たらどんなことを言ってもらいたいですか?ミシェル:とても恐れ多くて、わからないです。逆に、私が「どうだった?」と聞きたいです(笑)。●マリリン・モンローと言えば、寝ている時に着ているのはのはシャネルの5番という話がとての有名ですが、これは、日本にマリリン・モンローが来日した際に話したとのことですが、ミシェルさんは、何をつけて寝ているのですか?ミシェル:世界で数人しか知らない、秘密です(笑)。●今回、実はミシェルさんと6歳になる娘さんが、昨年3月におこった、東日本大震災で被害を受けられた被災者の方々への寄付をしたいとのことで、その寄付金を頂戴致しました。この寄付金を角川書店にてお預かりをし、後日責任を持って、福島県の「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ寄付をさせて頂きたいと思います。ミシェル:昨年の3.11には娘もショックを受け、『何か日本のために出来ることはない?』って聞かれたんで、(寄付をするための)ガラス瓶を置くことにしたの。そこにマチルダがお手伝いをしたりするとミシェルがお小遣いをいれてあげるにしたの。今回来日があったために、一杯になったガラス瓶を持ってきました。今回、それを寄付したいと思います。※ここで花束ゲスト、西山茉希が登場●実際にミシェル・ウィリアムズさんにお会いしていかがですか?西山:映画の印象よりも小柄で、でもマリリンと同じ様な魅力を持ち合わせている方だなと思いました。●この作品ではコリン・クラークとの、50年間封印されてきた“秘められた恋”が描かれていますが、もし自分がマリリンの立場だったらどうしますか?西山:自分がその立場に立つことはないと思いますが、やはり周りにとらわれずに、素敵な感情で生きる2人を感じて、私は人間的に好きだし、素敵だと思いました。・ 『マリリン 7日間の恋』スペシャルサイトはこちら 人物情報・ミシェル・ウィリアムズ1980年、アメリカ生まれ。大ヒットTVシリーズ「ドーソンズ・クリーク」(98~03)で、一躍人気を集める。『ブロークバック・マウンテン』(05)では、放送映画批評家協会賞を受賞し、インディペンデント・スピリット賞、英国アカデミー賞、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。さらに『ブルーバレンタイン』(10)では、アカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされ、本作では、ゴールデン・グローブ賞・ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされている。マリリンの秘密の恋を描いた映画『マリリン 7日間の恋』は、3月24日より公開!
2012年03月21日いよいよ本日より公開!『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の主演、第84回アカデミー賞主演女優賞のメリル・ストリープのオフィシャルインタビューをご紹介!●フィリダ・ロイド監督からマーガレット・サッチャー役のオファーを受けた際、どのように感じましたか?フィリダからマーガレット・サッチャーの人生と女性指導者をめぐる問題を描いた映画を作ると聞いて、すぐに関心を持ちました。女性指導者は数少なく、女性指導者であることの意味について興味を抱く映画監督も少ないですからね。英国の首相になるためにマーガレット・サッチャーがどのような障壁を打ち破ってきたか。それを想像するためには、彼女が保守党の党首として頭角を現し始めた1970年代後半に生きる女性になったつもりで考える必要がありました。娘たちにはいつも言っているのですが、当時の世界は現在と大きく異なるものの、実際のところ、物事はあまり変わっていないのです。戦時中に育ち、物資不足で復興途上の戦後の英国をじかに体験した女性が、自らの哲学を打ち出し、国の経済を立て直すために弱点と思われる要素を排除し、現実的な解決策を実行していく姿を追うのは興味深い作業でした。世界的な大問題を解決したその人物はたまたま女性でしたが、女性にそのようなことができるとは期待されていなかったのです。●彼女は“男のクラブ”、しかも上流階級の世界に足を踏み入れ、その襟首をしっかりとつかんだわけです。政策はどうあれ、それだけで重大な成果ですね?私は役者ですが、リハーサルの初日から本当に圧倒されるような気分でした。そこには英国が誇る名優たちが恐らく40~45人ほどいましたが、私は部屋の中で唯一の女性だったんです。保守党の会合に参加した時にマーガレット・サッチャーが感じたであろう気持ちを私も味わった気がしました。議会での撮影、あるいは議会を再現するのはとても面白かったです。その場を支配し、政策か何かについて聴衆を引き込み、説得するということは人として誰もが苦闘を強いられることだからです。●愛を手に入れ失う、そして権力を手に入れ失う、作品ではこの二つのテーマが浮かび上がりますが、あなたにとってはどちらのテーマがより重要でしたか?この作品が成功するとすれば、それは重圧と重大性と緊張感に満ちた彼女の政治家人生と、人間としての彼女に多大な影響を与えた私生活の両方が同等に扱われているからだと思います。つまり私たちは、ある人物を丸ごとすべて描いた映画を作ろうとしているんです。マーガレットははっきり言いました。厳しい決断を下せば、その時には人々は自分を嫌うだろう、しかし彼らは代々にわたって自分に感謝することになるだろうと。指導者は常にそういう考え方をしなければなりませんが、それは母親も同じなんです。そう、今はあれこれ禁止する自分を子供が嫌うのでつらい、でも長い目で見れば子供は自分に感謝するようになるだろうとね。どちらも似たような問題だと思います。短期的な視点に立って人気を集める政治家もいるでしょう。しかし本当は長期的な展望を持たねばならないのです。●作品は驚くほど政治的ではありません。そのことに観客は驚くと思いますか?マーガレット・サッチャーの政治について何らかの考えがあって作品に出演したわけではありません。正直言って、彼女の政策については話にならないほど何も知らなかったんです。レーガン大統領の政策にはなじみがありますから、それらと一致するものが多かったことは知っています。しかし彼女は彼のすべての政策に沿っていたわけではありません。ですから彼女の政策そのものよりも、その政治的決断のせいで一人の人間として彼女がどのような犠牲を払ったかに興味を引かれました。なぜ彼女が政策のせいで人々に嫌われたのか、その一方で彼女の政治的選択を称賛する人が多いのはなぜか、私たちはそれをできるだけ正確に描こうとしたんです。しかし私たちがそれ以上に描きたかったのは、政策を決定する立場にいることによって、人はどのような犠牲を強いられるかという点です。指導者であり責任を取らねばならない立場にある時、それは人にどのような影響を与えるのか。そして強くあり続けるためには、どれだけのスタミナが必要なのかという点です。●マーガレット役として40年分の人生を演じているわけですが、それは大きな挑戦だったでしょう。すばらしい体験でしたよ。通常の作品では一つの特定の時代が設定されますが、この作品では彼女の人生を丸ごと振り返るので、本当にワクワクしました。一言加えておくと、J.ロイ(・へランド)とマリース(・ランガン)の見事なヘア&メイクはもちろん、年老いたマーガレットを表現できたのはマーク・クーリエが補綴技術を駆使して見事に変身させてくれたおかげです。●この作品に出演できて最も良かった点は何ですか?この作品に出演できて最も良かった点は、一人の人物の人生を丸ごと見ることができたことですね。この年齢になると、自分の人生を最初から振り返ってみることが実際にあるんです。その膨大さに圧倒されることもあります。当時は重大だと思っていた出来事がぎっしり詰まっているから。その一方で、重要なのはこの日、この瞬間だと気付くんです。今ここにいることがね。唯一重要なことは自分の人生を生き、まさに今この瞬間を生きることだと言えますが、実際にはこれほど難しいことはありません。つまり禅ですね、今この瞬間を生きる。感じて、ただそこに在れ。作品情報『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』大ヒット公開中!(c)2011 Pathe’ Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute
2012年03月16日森田芳光監督が、十数年前から温め続けていたオリジナル企画がついに実現!仕事も考え方も違う好対照なふたりが大好きな鉄道を通して友情をはぐくみ、恋に仕事に悪戦苦闘する姿を、のびやかなユーモアときらきらするような空気感で綴った、ハートフル・コメディ『僕達急行 A列車で行こう』。本作で主演を務める松山ケンイチと瑛太のインタビューが、なんと新幹線の中で行われた(!)。プレミア試写後の移動時間を使った本独占インタビュー、「僕達急行」らしい臨場感あふれるトークをお届けする。●バディムービーとしてお芝居がやりやすいこと、やりづらいことなどありましたか?松山ケンイチ:特にやりづらいなというところはなかったです。割と少なかった気がします、ふたりだけのシーン。だからひとつひとつ大事にしたいなと思ってやっていました。楽しかったですね。お互いやんわりとした空気感でトゲトゲしくないし、カリカリもしてないし、ふたりとも地に足が着いているところがあるので。僕自身はすごく楽しめましたね。瑛太:やりづらいということはもちろんないです。お互いがお互いの役に向かっているというのがありますし、そこで現場に行ったらどういう風に生まれるのかなというのがすごく楽しみだったし。ふたりで絡むときには、僕が完璧ではなかったかもしれないけど小町と小玉という関係性でその色をちゃんとお互い出せたつもりだったので。すごく楽しかったです。●恋よりも、趣味と友情、男同士の関係というか、男同士の友情をも超えた何かが小町と小玉にはあったような気がしたのですが…松山ケンイチ:僕自身も交通博物館で小玉と小町みたいなふたりを見かけたことがあって、ずっとこの電車がどうのこうのと話しているんですけど、やたら距離近いんですね、ふたりの(笑)。恋人同士でもないし全く意識してないですけど、そういう距離感みたいなものが出来上がってくるんでしょうね。そういう趣味を通しての距離感というのはすごく特殊のような気がするし、恋とは全然違いますけどね。そのくらいの距離感になるとほかのことでもいろいろ話しができる関係になると思うし、小玉と小町も最初、わたらせ渓谷鐵道で出会ってからお互いの恋の話まで突っ込めるようになっていますから。趣味というのはそこまで人を近づけるものなんだとちょっと考えさせられました。瑛太:小玉がふられて落ち込んでしまって小町に会いに行ったときに、何となくいちごミルクって頼んだら本当にいちごミルクを出してくれて、そこで痛手を癒される。そういったところも小町と小玉だからできるお互いへの思いやりで、それはある見方で見たらちょっと気持ち悪いと思われるくらいのことなのかもしれないけれど、作品の中ではさわやかにできている。僕が観ても全然気持ち悪くないし、そういうふたりなんだなと自分自身が演じていてもすごく気持ち良かったです。●おふたりは、久しぶりに会ってお互いいかがですか?松山ケンイチ:やはり柔らかい印象は全然変わらないですけれど、もう1年半くらい経っていますからね。アッという間でしたね。全く印象変わらず、あのとき話していたことをまた話していた距離感でまた話せて楽しいですけれど。その1年半の間に森田監督が亡くなったじゃないですか。時間経つのが早いなと思ったし、いろいろ思い出すと森田監督には、「社長シリーズ」を参考にしてくれと言われていて、観ていたんです。が、撮影中に小林圭樹さんが亡くなって、ついにこれで「社長シリーズ」の名優さんが全員いなくなったなあって森田監督と話していたんですけれど、いつも間にか森田監督もいなくなって…。だから人と人とのつながりっていうのはそういうところでも大事にしなきゃいけないなと。借りたものは返すとか、返したくても返せなくなったらどうしようもないですから。そういうことはすごく考えましたね。瑛太さんとは小玉と小町でもう1回とか2回とかやってみたいなと思っていたんですが、たぶんできなくなると思うんですね。だから違う作品で瑛太さんからやってもらった空気感を瑛太さんに返すことができたらなあと思いますね。●瑛太さん、松山さんと久しぶりにお会いになっていかがですか?瑛太:背伸びしなくてもいいし自然な自分で今、置かれている状況だと思います、お互いに。次に会った時にもっと、いっぱい絡みもほしいなと思うし、また、いい作品を生めたら、ふたりで。同じ映画作りをできたらなとうれしいことだと思います。●プレミア試写後、品川から博多までの初めての新幹線での取材、まさに僕達急行のようでしたが、いかがでしたか?松山ケンイチ:新しい経験ができたのですごくうれしかったですね。本当にたくさんの人にみていただきたいので宣伝、これからも頑張らないとなと思います。瑛太:すごくいい企画ではあったし、電車に乗って取材をするというのは面白いなと思うんですが、やはり時速100キロ以上で取材を受けるというのはちょっと人間としては酷なのかなという気がします(笑)。作品情報『僕達急行 A列車で行こう』配給:東映3月24日(土)、全国ロードショー!(C)2012『僕達急行』製作委員会
2012年03月12日トム・ハンクスが製作・監督・脚本・主演のすべてを手掛け、ジュリア・ロバーツとの豪華共演で贈るハートフル・ストーリー『幸せの教室』。本作のストーリーは、トム・ハンクスが何年もの歳月をかけて作り上げたもの。ハンクスは高校卒業後、短期大学へ進んだがそこでの体験に衝撃を受けたと、作品の誕生秘話を語ってくれた。ハンクス:70年代半ばの高度成長期で、人々には上昇志向があった。クラスには初老の人や50代の人、ベトナム帰りの人もいた。クラスのほぼ全員と友達になって、彼らのなかでとても豊かな人生経験を手にした。その経験をもとに、ラリー・クラウンという人物を作り出したんだ。学歴のせいで仕事をクビになったラリーはどうするのか?私が高校を出た時の状況とかなり似ているんだが、ありがたいことに短期大学というものがある。そこでは、キャンパスへ行くってこと以外、何もしなくてもいいんだ。―ハンクスは『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』で仕事をした脚本家のニア・ヴァルダロスと組み、アイデアを膨らませていった。ハンクス:私はニアの専門知識を借りようと思った。本作には本当に実在すると思える登場人物が必要だったからね。彼女が書き直した脚本に私が手を加えるというやり方をしたんだが、最後まで何度もやり取りをしたよ。―脚本を執筆している最中に、アメリカの社会状況は変わった。金融危機が起こり、何百万もの人々が財政困難に陥り、不安な将来を押しつけられた。ハンクスは、そんな現実を脚本に組み入れた。ヴァルダロス:このストーリーのとてもリアルなところが好きよ。“こんなに必死で働いているけど、私は認められているんだろうか、この国の役に立っているのだろうか”と感じている、ごく普通の男女の話だから。私たちはみんな取り替えがきく歯車でしかないというのは、厳しい現実ね。仕事をクビになっても、もう一度立ちあがって先へ進んでいくしかないわ。ハンクス自身の体験に現実を組み入れた『幸せの教室』は、「人生は、いつからでもやり直せる」という作品メッセージとともに、今を生きる大人たちに明日への希望を贈る作品に仕上がっている。作品情報『幸せの教室』配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン5月11日(金)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー(c) 2011 Vendôme International, LLC. All Rights Reserved.
2012年03月08日イギリスの作家マイケル・モーパーゴの同名小説を基に、戦火に引き裂かれてしまう少年と馬の友情の行方をドラマチックに描いた『戦火の馬』。監督を務めたスティーブン・スピルバーグに、映画完成までの道のりを聞いた。●この物語をどうやって映画として描こうと考えられましたか?あの小説(もちろん舞台版を見た時にもインスピレーションを受けていますが)から私が真っ先に採用したのは、とても厳しく容赦のない地主によって苦境に立たされている家族が、この農場を続けるためには時間が足りないというアイデアでした。酔いどれ状態の父親は農場を救おうと農耕機を引かせるための馬を買います。しかし、彼が買ったジョーイという名のウォームブラッド(アラブ馬とポニーの交配種)は農耕機を引ける状態ではなかった。あの種はそういう作業には向いていないのです。こういう肉体労働をするタイプの種類ではなかったのです。しかし若い息子のアルバートはこの馬に強い信念を持っており、ジョーイと深い友情の絆を築きます。そして共に力をあわせて、少なくともこの農場を救おうと、石だらけで不毛の土地を耕します。第一次世界大戦でこの馬が役畜として従軍するため戦争に送りだされて離れ離れになる頃には、相乗作用と本物の感情のこもった共同関係が彼らの間に築かれていました。だからこそ観客はその時点で、いつか必ず再会する運命の日がやってくるだろうと確信できるのです。そして少年と馬にその運命の日が訪れる。そこがこの映画のちょっとした魔力のようなものになっています。●アンサンブル・キャストは、どのような形で進めたのですか?『戦火の馬』は少年と馬の物語だけではありません。『戦火の馬』は、数多くいる様々な人々を描いた物語なのです。私がこれまで手がけた中で、もっとも満足のいくアンサンブル・キャストの1つとなりました。アンサンブルとは言いながらも、同じシーンで絡むことは実際にはほとんどありません。しかし全員が一緒だという印象は残るのです。あれほど多くの役者たちが、一緒に演じる機会がほとんどなかったにもかかわらず、全身全霊を投げうって取り組んでくれたことを誇りに思っています。●フランスの農場におけるエミリーと彼女のおじいちゃんのシーンの重要性について教えてください。舞台版ではフランスの農場シーンに大きな時間を割いています。私は舞台版ほどの時間は割きたくないと思っていましたが、同時に、ジョーイとトップソーンが海外で多くの経験をする様子を描くことは必要です。それは当時実際に起こっていた事実でもありますからね。私はフランスの農場を戦争からの逃避地と考えています。ちょっと小休止して、戦場からはほど近い場所であっても、観客も馬たちも一息つけるような場所ですね。また、あの少女がジョーイと結ぶ友情は、アルバートとジョーイの関係にとても似ています。ジョーイは、彼を心から世話してくれるこの小さな少女を通してアルバートを思い出しているようです。作品情報『戦火の馬』配給:ウォルト ディズニー スタジオ ジャパン大ヒット公開中!(C)DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2012年03月07日メリル・ストリープが圧倒的な演技力で演じ切る<鉄の女>マーガレット・サッチャーの栄光と挫折を描く人間ドラマ『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』。第84回アカデミー賞主演女優賞を見事受賞した、メリル・ストリープとフィリダ・ロイド監督が来日し、プレミア試写会舞台挨拶を実施。観客からの温かい拍手に迎えられ客席を通って登場したのは、黒のフェラガモのコートジャケットにプラダの靴を履き、TASAKIのパールネックレスと指輪をつけたメリル・ストリープ。フィリダ・ロイド監督とともにファンからの花束を受け取る一面も。また、マーガレット・サッチャーが就任当時、首相として活躍し、ご本人とも交流も深い中曽根康弘氏が、今回本作を鑑賞しにご来場しており、メリル・ストリープと監督がご対面し、握手を交わした。●メリルさん、オスカー受賞おめでとうございます!オスカー常連のメリルさんですが、意外にも29年ぶりの受賞。受賞発表の瞬間のことを教えてください。メリル:ものすごくハッピー!この歳だから感動しないわと思っていたけど、頭が真っ白になって、興奮したわ。受賞したのはたった3つだけど(笑)。●日本に来ていかがですか?メリル:とても光栄です。3.11から1年。未来は、希望は、絶対あると伝えたいわ。フィリダ:日本に来るとすごく謙虚な気持ちになります。本作は非常に自信があります。楽しんでもらえると思うわ。●お二人は、『マンマ・ミーア!』に続いての2度目のタッグです。イギリスの有名な首相、しかもご存命のサッチャーさんに、アメリカン人のメリルさんを起用した理由を教えて下さい。フィリダ:サッチャーは初の女性首相で、世界中の超大物スター。人間として素晴らしい。彼女を演じるには、同じように世界的なスーパースターが必要だった。また、サッチャーは冷酷な面もあるので、温かく、ウィットで共感できる人がよかった。本作は政治映画ではなく、権力を持った人間の栄光と挫折を描いた映画です。●役作りで一番大変だったのは何でしょうか?メリル:人間は自分の中に子供から大人まで自分の中にあるように、老後の自分の中にあって人生を歩んでいると思うの。それは、国籍を問わず、人間としては同じ。私は是非日本人を演じてみたいと思っているわ。それが、私の次回作ね!●サッチャーさんも時代のリーダーとして11年間首相をつとめました。今の時代に必要なリーダーとはどんな人と思われますか?フィリダ:サッチャーは顧問を置かず、人の意見や支持率も聞きませんでした。信念を絶対に曲げず、間違うことを恐れないことが必要だと思います。メリル:近い未来ではなく、遠い未来を見る人が必要だと思います。メリル:近い未来ではなく、遠い未来を見る人が必要だと思います。<中曽根康弘氏コメント>サッチャーさんとはサミットで5年間ご一緒していましたが、政治家としてはこうあるべきだという姿を映しだし、ご本人がよく現れていました。困難に遭遇した時の政治家はみな同じです。サッチャーさんは愛情ある女性らしい面もあります。世界中の政治家にこうあるべきだと示しているいい映画で、感銘を受けました。作品情報『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』監督:フィリダ・ロイド『マンマ・ミーア!』出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント配給:GAGA(c)2011 Pathé Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
2012年03月07日“性依存症“の男の生活とその奥に隠された真実を描いた衝撃の一作。自ら情熱的に役を獲得、圧倒的な存在感を示した注目の女優、キャリー・マリガンのオフィシャルインタビューをお届けする。●あなたが演じた“シシー”とは?シシーはとてもだらしなくて、興奮しやすく情熱的で、他人に対して同情的なの。利己的ではないというか、ワイルドなところもあるけど、自分のためだけでなく他人のために深く物事を考えることができる。そして兄ともっと親しくなるべきだと強く感じていて、兄に親密さを求めていると思うわ。●「SHAME –シェイム-」出演についてマイケル(・ファスベンダー)と共演したいとずっと思っていたの。だから脚本が届き、スティーヴ(・マックィーン監督)とマイケルがかかわっていると知って、夢のような仕事だと思ったわ。●シシー役を熱望したことについて(スティーブ・マックィーン監督と)一緒にコーヒーを飲んでいたんだけど、彼は早く立ち去りたい様子で10分おきに「さて、もう行かなきゃ」と言っていたわ。その都度、「ダメよ! まだ役をもらってない」って引き止めたの。彼をイライラさせて、無理やり役をもぎ取った感じかしら。彼と同じタクシーに強引に乗り込んで必死に迫ったし、本気だということを分かってもらうためにタトゥーまで入れた。そして役を手に入れたの。●アーティストとしてのスティーヴ・マックィーン監督について脚本を読んで一番驚いたのはヌードの場面だった。撮影で裸になったことはなかったし、かなり徹底した描写だったけど、スティーヴの過去の作品を見ていたからリスクはないと感じたの。スティーヴはアーティストで、人体に敬意を表している。意味もなく性的な描写はしないし、不当に裸体を露出することは決してないわ。それにシシーは素っ裸で兄の前に立っても何も感じないような人物なのよ。●マイケル・ファスベンダーについてCM: マイケルは驚くほど感受性が強くて、毎回のテイクに全力を傾けていた。私は週に2回ほど現場に行って撮影したけど、彼はどのフレームにも映っていて、見ていて本当にすごいと思ったわ。作品情報『SHAME -シェイム-』配給:ギャガ3月10日 シネクイント、シネマスクエアとうきゅう 他 全国順次公開(c) 2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute
2012年03月06日3月6日(火)より開幕する舞台『MEN'S NA-TION project第一弾「誇らしげだが、空(から)。」』。“MEN'S NA-TION”とは、若手男性俳優タレントを中心としたエンターテイメント創作プロジェクトの総称。演劇を中心にライヴなど、あらゆるエンターテイメントを企画・制作していく。今回の舞台はその記念すべき第1弾。シンガーソングライター兼俳優である前川紘毅と人気ユニットAAA(トリプルエー)のメンバー真司郎が、演劇エンターテイメントに挑戦する。プライベートでも大親友という二人に、舞台のこと、お互いのことなどざっくばらんに語ってもらった。●まずはこの舞台をやることになったきっかけを教えて下さい。前川:真ちゃん(真司郎)とは、映画での共演がきっかけで、いつの間にかすごく仲良くなったんです。それで、一緒にご飯を食べに行ったり、遊んだりしてる中で、「何か二人でできたら楽しいよね」っていう話をいつもしていて。それが、少しずつ具体的になってきて、例えば、一緒に曲を書いたりはしていたんですけど、僕らはアーティスト活動を軸にしながら役者もやっているという二人なので、もっとそれを活かしたものができないかと。僕らでしかできないものをやって行きたいなという話を、何となく酔っ払いながら会社の人に話をしていたら、できることになりました(笑)。●真司郎さんと一緒に何かをやりたいというのが、きっかけだったと。前川:そうです! 真ちゃんと仲良くなってなかったら、絶対に今回の舞台は無いですね。●真司郎さんは、今回の話を前川さんから聞いたとき、どう思いましたか?真司郎:舞台と聞いて、最初はぶっちゃけあんまり乗り気ではなくて(苦笑)。むしろ、「ゴメン、やらない」って言ってたんですけど。というのも、これまで何度か舞台をやらせて頂いていたんですけど、苦手意識があったんですよね。でも、よく話を聞いてみると、芝居だけじゃなく、いろいろできる舞台なんだってわかって、「じゃあ、やってみようかな」って。前川紘毅の説得により、今は前向きです(笑)。●その“いろいろ”には、ただ役者として出演するのではなく、企画段階からアイディアを出していくことも含まれてますよね。前川:僕はもともと企画することが好きで、基本的に自分のライヴだったら、会場のセッティングから、バンドのメンバー選び、ライヴで使う映像のロケから編集、それこそ、グッズの制作から値段、打ち上げの費用まで、全部自分でやりますから(笑)。そんな中で一つひとつはプロフェッショナルなスタッフにお願いして、その人たちと相談しながら作っていくのが好きなんです。真司郎:僕らも(AAAの)ライヴでは、自分たちで衣装のデザインから、特攻のタイミングまで、みんなと相談しながらやってるんで。逆に人から言われることだけをやるほうが慣れてないくらいです。●お二人とも何かを作ることは得意そうですね。前川:僕も真ちゃんもそういうところがアーティスト気質というか。自分で作るほうが得意だったりしますね。お互いに言いたいことを言いながら、二人とも俳優としてだけで関わるのではなく、アーティスト兼俳優で、どちらもバランスよく上手く出しつつ、作って行きました。●内容としてはどんなものになるんでしょうか?前川:音楽をやっていて、ものすごく頑張ってるけど結果が出ない奴、頑張ってないけど才能があってどんどんチャンスが出てくる奴、何となくやってはいるけど、本気でやろうとは思ってない奴、いろんな人が出てきます。同じことをしていても、男っていろいろ種類がいるんですよ。それをできるだけ、出演者それぞれのキャラクターに近く作っています。僕と真ちゃんにしてもぜんぜん性格違いますしね。観てくださった方が、「ああ、すげーコイツの気持ちはわかる」とか、「コイツは嫌い、絶対に遊びたくない」とか、そんなふうに感じてもらえたら嬉しいです。作り込んだ感じではなく、リアルな日常を伝えたいですね。●それぞれの出演者のキャラクターが見える作品ということですが、実際にプライベートでも仲の良いお二人は、お互いをどういう性格だと思ってますか?真司郎:最初は、暗くて、真面目そうで、家にずっといそうなタイプだなと思いました。でも、全然アウトドア派で、「うるさいな~」っていうくらい、よくしゃべりますね(笑)。前川:初めて仕事で一緒になったときって、「この人、優しそうだな」とか、「難しそうだな」とか、そういうの感じるじゃないですか? それが、真ちゃんは「仲良くなれないだろうな」だった。そんなふうに思ったのは初めてでしたね(笑)。別に嫌いってわけじゃないんですけど、真ちゃんは俺に100%心を閉ざしてるって思ったんですよ。真司郎:俺、それ言われるんですけど、別に閉ざしてるわけじゃないですよ。ただ初対面の人にはなかなか自分から行けないタイプなだけで。例えば、自分が興味のある話をしているのを聞いたりすると、話しかけたりできるんですけど、そういうのが無いとできなくって。でも、この人(前川)はそれが上手くできるんですよね。●そんな最初の印象からここまで仲良くなったのは、何かきっかけがあったんですか?前川:あるとき、ファンについての会話をしたんですね。そしたら、(真司郎が)気持ち悪いくらいファン想いっていうのがわかって(笑)。真司郎:そう? なんかチョー恥ずかしいやん。前川:「俺はキャラクター的にファンから愛想無いって思われてるかもしれないけど、本当を言えば、全員と握手もサインもしたい」って話をしてて。そしたら、実際に僕がAAAのオープニングアクトで一緒にツアーを回らせてもらったとき、真ちゃんが会場で握手会をやってて、それを終えて帰ってくるファンの子が泣いてるんですよ。それで、話を聞いてみたら一人ひとりに「名前なんていうの?」、「どこから来たの?」とか、すごく接し方が温かいって。それを知って、見た目は冷たい感じだけど、実際はすごく人が好きなんだなってわかったんです。真司郎:自分に興味を持ってもらえるといけるんです。一番めんどくさいタイプなんですよ(照笑)。気を使えないんです。●そのファンの一件があってから、見方が変わって、それからはどんどん仲良く?真司郎:(前川に)遅くね?気付くの。前川:だって、怖かったもの(笑)。何か、怒ってるのかなって思って、会話の途中もキョロキョロするし。「話、聞いてるのかな?」って気にしてたんですけど、仲良くなって全部聞いてないってことがわかりました(笑)。興味のあることはもの食いついてくるけど、そうじゃないことは全然こない。すごく素直なんですよね。逆に僕は興味の無いことでも、「えっ! マジっすか!」みたいに乗っちゃう人間なんで。真司郎:そっちの方が得ですよね。俺、そういう人がすごいなって思うんですけど、自分ではできないんですよね(苦笑)。●お互いに仕事についての話はするんですか?前川:以前はそんなにしてなかったんですけど、一緒に曲を作ったり、そういうことを始めるようになってから少しするようになりましたね。お互いの仕事の状況を伝えたり。真司郎:めっちゃ悩んでたことあったよね。前川:俺、昨年の4月でこの仕事辞めようと思ってて…。●えっ!前川:真ちゃんにも「辞める」って話してたんですけど、そう思っていたときにこの舞台の話が出てきて。正直、自分一人でやりたいことって、事務所を辞めてもできるなって思ってたんですよね。でも、真ちゃんと一緒にやりたいことは、事務所に残らないとできない。で、残ってみたら、いろいろ周りのスタッフとかの環境も変わって、すごく良くなって、真ちゃんとも舞台ができるようになって。ホント、真ちゃんがいなかったら、今頃、工事のバイトでもしながら、駅前で歌ってますよ。寂しい!(笑)。●(笑)。では、この舞台は前川さんの人生を変えるポイントにもなったんですね。前川:そうですね。ホントにこれが無かったら、今はないでしょうし。、ありがたいですよね。●では、最後に今回の舞台について読者にメッセージを。真司郎:何か今まで感じたことのない空間を味わってくれたら良いなって思っています。あまり気負わずに遊びに来てもらって、それで何かを感じてもらえたら嬉しいです。楽しみにしておいて下さい!前川:先陣を切っていく者として、とにかく楽しいものを届けようと思っています。皆さんが観に来るときには、表に出る人から裏方の人まで全員が最高のテンションで臨んでいると思うので、とことん楽しむ気持ちで来てもらえたら嬉しいです。いろんなことが感じられる公演だと思うので、それを観て「あれ、何だったんだろうね?」なんて言いながら、笑って帰ってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします!公演情報【MEN'S NA-TION project「誇らしげだが、空(から)。】<東京公演>日程:2012年3月6(火)~3月17日(土)※全13ステージ劇場:新宿FACE<大阪公演>日程:2012年3月25日(日)劇場:森ノ宮ピロティホール
2012年03月05日3月1日(木)に、映画『僕等がいた』“恋活”女子限定!恋愛応援試写会にスペシャルゲストとして、主演の吉高由里子、共演の小松彩夏、更に今、数々のモノマネでお茶の間人気急上昇中の芸人、福田彩乃が登場!福田彩乃が主人公・七美の名台詞「好きだバカ―!」と叫びながら劇中の七美の衣装で登場すると会場に集まったお客さんは、吉高由里子が登場したと思い、大歓声に包まれたが、徐々に福田さんだと気づき笑いが起き始めた…そんな空気にもめげず福田さんが映画の1シーンを膨らませつつモノマネをしていると、「何やってるんですかっ?」とツッコミながら舞台袖から(本物の)吉高由里子が登場!会場は一気にヒートアップ。●自分のモノマネで爆笑を巻き起こす福田を見て吉高:矢野じゃないわっ!何やってるんですかっ?(福田にツッコミながら登場)。フェイクがある舞台挨拶は初めてですよ。似てますか?やりづらい舞台挨拶だな…。こう見えて、(福田は)実はちゃんとした人。だから余計イラっとする(笑)。小松:こんなにたくさんの女子に囲まれることはなかなかないので緊張しちゃいます。申し訳ないけど2人(吉高と福田)は見れば見るほど似てるなと思います(笑)。~3人が恋愛相談にこたえました~●長く付き合っていくにはどうしたらいいでしょうか?束縛っていいの?(18歳)吉高:みんな最初から別れようと思って付き合ってないですからね…どうですか?福田:束縛とかいらないっ!お互いが思いやりとか持っちゃえばいいんじゃないの?(YOUのモノマネ)。小松:私は、若いころは束縛してたけど、今では、我慢も大事じゃないかなと思います。●他のクラスに大好きな人がいるのですが、2回告白して2回とも振られてしまいました。「友達としか見れない」と言われてしまっているのですが、どうしても諦められませんどうしたらよいのでしょうか?(16歳)小松:学生の頃は積極的で、何度も振られたけど結局付き合えたので諦めなくてもいいんじゃないですか?吉高:小松さんを振る男はどいつだ!?私は「諦めろ」とも「行け」とも言いません。感情の起伏を楽しめている16歳って学生の環境はうらやましいです。福田:私だったら次行っちゃいますね(笑)。●男性を見ていると、どうしても自分の父親と比べてしまいます。ファザコンかもしれませんが、自分のお父さんよりかっこいい異性と出会ったことがないです。どうすれば良いでしょうか?(27歳)小松:私も父や兄に雰囲気が似た人を好きになってしまうので、気持ちはわかるんですよね。福田:視野を広げてお父さんの友達を紹介してもらえばいいんじゃないですか?吉高:最近歳の差婚もありますし、年齢問わず!映画について吉高:キュンキュンしたり懐かしく思っていただけたり、学生さんとかは憧れるようなエッセンスも入った作品です。音楽もMr.Childrenさんの描き下ろしになっていてすごく素敵な歌です。映画の方はちゃんとやらせていただきました。楽しんでください。小松:今日も制服着ている方もいますが、年齢問わずキュンキュンできる作品になっているので楽しんでいただきたいです。これを観て、皆さん素敵な恋をしていただけたらなと思います。福田:私は出てないんですけどキュンキュンする映画なので、皆さんキュンキュンしてください!お願いします(吉高由里子のモノマネ)。作品情報『僕等がいた』配給:東宝/アスミック・エース3月17日(土)4月21日(土)2部作連続ロードショー(C)2012「僕等がいた」製作委員会 (C)2002小畑友紀/小学館
2012年03月05日ロンドン・アカデミー・オブ・ミュージック・アンド・ドラマ・アートで演技を学び、ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの「ダンシネーン」を含む舞台作品に出演しているジェレミー・アーヴァインは、今回この『戦火の馬』で長編映画デビュー。過酷な戦争の中で馬と強い絆で結ばれた少年を演じたジェレミーが、作品について語ったインタビューをお届けする。●小説は馬の視点から書かれていますが、今回アルバートを演じるにあたり、そのことは何か影響していますか?A:この映画は、登場人物を単に描いているのではなく、あの馬が彼らにあたえた影響について描いているんだ。ジョーイはアルバートの友達であり兄弟みたいな関係さ。僕の演じたアルバートは、ジョーイに感情移入して、身を持ってこの馬の気持ちや情感を感じ取っているけれど、おそらく父親とはそうすることができないんだ。この馬にはなんでも話せるし、それによってある意味、絆が深まっていく。僕はそういう風にアプローチしたんだ。●この物語で描かれている人間性と、それが観客にあたえる魅力について教えてください。A:これが典型的な戦争映画でないということは、観てすぐに理解できると思うんだ。これは兵士たちが機関銃を持って走り回ったり、敵を殲滅させたりすることを描いた映画ではない。あくまでも登場人物たちを中心に展開され、その人物たちはあの馬に影響を受けて心を通わせた様々な人々なんだ。この物語があらゆる世代の人々の心をとらえるのは、これが少年と馬の関係を描いたものだからじゃないかな。人間と馬の関係は何世紀も前にさかのぼるものだし、ある意味DNAに書き込まれているとさえ言えると思うんだ。何百年もの間、人間は馬の力に頼ってきたし、馬をまるで人間のように扱っていたんだ。愛犬とかペットとの関係について語る人はたくさんいるけれど、馬についてはそれとは1つレベルが違うんじゃないかな。だからこそ、この物語が多くの人々の心をとらえるんだよ。●アルバートがあの馬と強い絆で結ばれたのは何故だと思いますか?アルバートは両親との問題から逃げてジョーイと仲良くなったんだと思う。父親はとてもヘビーな酒飲みで、アルバートはある年齢に達すると、自分の父親について母から聞かされていること以外の側面に気づきはじめる。だれでも子供のころは親が間違いをおかすはずないと思っているけれど、自分が大人になりはじめると、親だって他の誰とも同じ普通の人間で、人間なりの問題をかかえていることに気がつくものだよね。そういう世代の子供たちの多くは、何か夢中になれる別のことを見いだして、両親の問題を見ないですむようにしているんじゃないかな。アルバートにとって、それがジョーイという馬だった。それでも、彼はまだ子供だから、ジョーイは兄弟のような親友のような存在になっていったんだ。●この映画に出ている動物たちと心を通わせましたか?A:面白いことに、僕はあまり動物好きではないし、馬についても特に何も知らなかった。でもこの映画で馬と一緒に仕事をするようになって、馬がとても人間的だということに気づいたんだ。他の動物とは違うんだよ。とても人間的な部分があって、どこか人と通じ合うところがある。数週間一緒に過ごしてみると、もうその馬を心から慕うようになっているんだ。一週間くらいでそうなるね。馬たちは素晴らしいし、それぞれまったく違う性格をしているね。1頭の馬に乗れるようになったからって、別の馬も乗りこなせるわけじゃないんだ。その馬と少なくとも2~3日かけて乗り方を覚えないといけない。みんなそれぞれ違うし、馬に信頼してもらう必要があるからね。そこが重要なんだ。馬はどんな人間が自分に乗っているのかちゃんと心得ている。乗馬初体験の人だとしたら、馬にはその人が馬に乗ったことがないとちゃんと分かるんだ。まるで人間を相手にするように馬と通い合わなければ、絶対に思ったように動いてくれないよ。あと、馬がそのときやりたがらないことは、絶対に強制してはいけないんだ。作品情報『戦火の馬』監督:スティーブン・スピルバーグ出演:ジェレミー・アーヴァイン/エミリー・ワトソン/デヴィッド・シューリス配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン2012年3月2日(金)全国ロードショー(c)Dream Works Ⅱ Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2012年03月02日本年度アカデミー賞で最多5部門を受賞した映画『ヒューゴの不思議な発明』。1930年代のパリを舞台に、ひとりぼっちの少年ヒューゴの冒険を、映画の父として知られるジョルジュ・メリエスの映画創世記の時代と共に、全く新しい3D映像で描き出している。 本作で、主人公ヒューゴと共に冒険を繰り広げる少女イザベル役を演じたのは、『キック・アス』のヒット・ガール役で日本でも大人気となった、クロエ・グレース・モレッツ。今ハリウッドでもっとも注目される彼女にインタビューを行った。(C)Matt Carr /Getty Images●あなたが演じたイザベルについて教えてください。彼女は両親を亡くして引き取ってもらった養父パパ・ジョルジュのもとで、とっても退屈な生活を送っていたの。当時、誰もが夢中になっていた映画を見ることも禁じられて…。でも、読書が好きだから想像力はとっても豊かで、読書を通じていろいろな刺激を求めていたの。だからヒューゴから冒険に誘われた時、イザベルは心から喜んでOKするのよ。●ヒューゴとイザベルの出会いにはとても大きな意味がありますよね。いろんな冒険をする中で、2人は自分たちの人生だけでなく、もっと大きな秘密を知ることになる。両親を亡くした2人は、お互いを必要としているの。誰もが愛を必要としているというのは、この作品の大きなテーマよ。●2人の冒険はとてもワクワクしました。静かな場面なんて全然ないの。いつもパパ・ジョルジュや鉄道公安官から逃げ回ったり、問題に直面して四苦八苦しているから。だってまだ2人は子供なんだもの! 13歳(撮影当時)の私も同じよ。知りたいことが山ほどあるからいつも何かを嗅ぎ回っている感じ(笑)。●もうひとつ、本作で欠かせないのが登場人物をつなげる“機械人形”です。機械人形は 小道具だけど実際に動くのを見て驚いたわ。本当に動いて絵を描くのよ! 人形を前にして「スコセッシ監督の映画に出て、絵を描くロボットといるなんて信じられない」って思ったわ。夢みたいだもの。●監督は世界が認める巨匠、マーティン・スコセッシ監督ですね。脚本を読んでこれは“映画作りへのオマージュ”だと思ったわ。映画の創始者への感謝が込められているの。監督はとても長い間映画の世界に身を置いて、多くの映画を作ったし仲間もたくさんいる。そんな彼が今この作品を作ったことはとてもスゴいことだと思うわ。(C)Matt Carr /Getty Images●実際に仕事をしてみてどうでしたか?監督は撮影する時は誰に対しても同じように接するの。大スターも無名の俳優も平等に扱うから現場はすごく自由な雰囲気よ。大人と同じように接してもらって、すごく良い経験になったわ。●最後に、本作の見どころを教えてください。見ている人も2人の冒険にのめり込むはずよ。 3D映画だから登場人物と同じ世界をリアルに体験できるの。子供が見るといろんな要素がつまった不思議な世界が描かれているし、大人の目から見ると、美しい映像が印象に残ると思うわ。もちろん“映画愛”が溢れるストーリーも素晴らしいしね!人生は美しいと感じるはずよ。作品情報『ヒューゴの不思議な発明』ヒューゴの<夢の発明>に あなたは驚き、涙する。パリの駅の時計台にひとりぼっちで住むヒューゴ。亡き父が遺した不思議な“機械人形”の秘密を探るうちに、冒険好きな少女イザベルと、過去の夢を捨てた老人ジョルジュに出逢う。壊れた人形が動き始めるとき、失われた夢と映画の<魔術>が輝き出す―。全国公開中!配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン(C)Paramount Pictures 2011
2012年03月02日予測できない衝撃のラスト!!!“新”犯人は誰だ?シリーズ最恐傑作『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』の、DVD発売を記念して2月29日に行われたイベントに、バラエティなどで大活躍中の福田萌が登壇。ツイッターの極意などを織り交ぜながら、映画の”萌”ポイントを教えてくれた。●ゴーストフェイスに囲まれていかがですか?襲ってきやしないか、ドキドキでした。実は今日はこのゴーストフェイスのブローチと髪飾りを付けているんですよ!(髪飾り見せる)●ホラー映画は普段ご覧になりますか?ホラーは苦手で、見るときは、目をふさぎながら見ちゃうので肝心なところがいつも見られないです。でも、スクリーム4は謎解き要素が多くて、犯人は誰だろうと予想しながら見るのが楽しかったです。この作品は、出だしから度肝を抜かれます!●福田さんは最近、怖い経験はされました?年に1回、夜金縛りに遭います。最近は2mぐらいのジャガイモ型で顔がライオンのおばけが布団を開け閉めする、ファンタジーな金縛りに遭いました(笑)。夢ですかね?先日夕張市への臨時列車に乗った時は30分電車が止まってしまって…。前の電車が牛にぶつかったんですよ!すごい原因ですよね。●本作は、「ネクスト・ジェネレーション」ということで、前作よりも現代的になっている部分があり劇中携帯電話で事件を撮影したり、SNSをする場面があったりしますが萌さんは怖いことがあったら、なんてつぶやきますか?夜0時にいつも「よるほー」とつぶやいているのですが、そんなときには「こわほー」「きけんほー」とつぶやこうと思います!●魅力的なつぶやきをするポイントはありますか?実生活に添ったつぶやきがいいと思います。例えば、サラリーマンの人が、「親に電話したよ」とかつぶやいていると惹かれますよね。●では最後に、『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』のアピールを一言!スクリーム4は謎解き要素や犯人探しがとても楽しいので、そこに注目してくださいね!作品情報『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』10年前に発生したウッズボロー連続殺人事件で生き残ったシドニーは、いまでは作家となり成功を収めていた。しかし、シドニーが本の宣伝のため故郷へ戻ったのを機に2人の女子高生が惨殺される事件が発生。シドニーの周囲の人々が次々と襲われていく…。・2012年3月2日(金)よりDVD&ブルーレイリリース!・レンタルはTSUTAYAだけ!
2012年02月29日公開中の映画『東京プレイボーイクラブ』に主演している大森南朋が作品について語ったインタビュー映像と、緊迫した撮影現場の模様を記録したメイキング映像がこのほど公開された。インタビュー映像はこちら『東京プレイボーイクラブ』は、地元で問題を起こし東京にやってきた勝利(大森)が、かつての仲間・成吉(光石研)が経営する場末のサロンに身を寄せるが、ある事件を機に次々とトラブルに巻き込まれていく様を描く。インタビュー映像で大森は、本作を手がけた新鋭・奥田庸介監督の印象や、自身が演じた勝利を演じる上で考えたこと、そして本作の脚本を初めて読んだ時の印象などについて語っている。また、特別動画の後半では、勝利が居酒屋で地元一帯を仕切っているヤクザの兄弟(赤堀雅秋、三浦貴大)といざこざを起こす場面の撮影風景を記録した映像が登場。大森と赤堀が激しく言い合うシーンをジッと見つめる奥田監督の姿もおさめられている。『東京プレイボーイクラブ』公開中
2012年02月28日現在でもそのカリスマ性で話題を振りまく誰もが知る大スター、マリリン・モンロー。没後50年、そんな彼女に花束を添えるべく豪華キャストが集結した映画『マリリン 7日間の恋』は、華々しいスクリーン上とはまるで違う、愛だけを求めて力強く生きた一人の女性の姿として描かれており、その人間味溢れるエピソードに共感できると、女性を中心に早くも注目が集まっている。今回はそんな、春の女性注目度No.1映画『マリリン 7日間の恋』の、2月某日都内某所で行われた試写会に、「マリリン・モンローを意識した服装」というテーマのもと集まった女子たちに、それぞれが持つマリリンへのイメージを聞いてみた。果たしてどのようなコーディネートが登場するだろうか?まずは「これぞマリリン・モンロー!」、アイボリーカラーのふんわりスカートがとにかくお似合いの、利咲さん(25歳)。●映画の感想実在の人物を描いた作品にありがちな堅苦しさはなくて、楽しんで鑑賞できました。マリリンはスターとして自信満々な人かと思ったら、もろい部分もあるし、男性の優しさを求めてしまうところは、女性として共感できる人も多いと思います。●ファッションポイントマリリンといえば映画『七年目の浮気』。スカートが地下鉄の風でふわっとしてしまうワンピースのイメージが強いですよね。そのイメージを残しながら、スカートの後ろの丈が長いという、今年の春のトレンドのワンピースを選びました。劇中のマリリンのファッションはシンプルで肌の露出も少ないのに、体のラインを強調するさりげないセクシーさがあって素敵でした。次に「やっぱりマリリンといえば攻めでしょ!」というイメージを、センスのよい豹柄ワンピでバッチリお上品に表現。戸田さと美さん(30歳)。●映画の感想マリリンの存在は知っていましたが、実際にどんな生き方をされたのかは知りませんでした。映画を通してマリリンに興味が沸いたし、誰かにそばにいてほしいという女性ならではの感情や願望をストレートに表す人だったことに驚きました。誰かがそばにいるからこそ安心するという、女性ならではの気持ちは理解できますね。●ファッションのポイントちょっとハイウエストのワンピースで、女性らしいレトロな雰囲気のマーメイドラインがポイントです。劇中のマリリンのファッションは古いどころか、再来していると感じました。ハイウエストのスカートとピンヒールの組み合わせは今風で、真似したいくらい。色の組み合わせも女性らしくてとても可愛らしかったです。小物にも注目、マリリンの持つチョイ派手なイメージを現代風にアレンジ。岸佳奈子さん(31歳)は、とにかく華やかさが際立っていました。●映画の感想マリリンがどれだけ素晴らしい女優かよくわかると同時に、一人の少年が彼女を通して成長していく感じが面白く、かつ切なく描かれた作品。マリリンのしぐさや表情は女性であっても見とれてしまうし、実は闘っているような影もあって魅力的でした。●ファッションのポイントマリリンが活躍した時代の女優さんをイメージして、ビンテージ系でまとめました。こだわりはサブリナパンツ。昔の女優さんって、七分丈のパンツを穿いている方が多いですよね。髪の毛もマリリンを意識して、前髪をくるっとカールさせました。最後に、まさに小悪魔なマリリンを象徴するようなワンピースで、キュートな着こなしを見せてくれた小谷津友里さん(22歳)。●映画の感想マリリンがとにかく可愛くて、セクシーで見習うところがありました。小悪魔的だし、魅了されてしまう男性たちの姿を見て、ドキドキ(笑)。その一方で、普通の女性としての部分も知ることができて新鮮でした。●ファッションのポイントポイントはワンピースです。マリリンはヌーディーな色の、裾がひらっとしたワンピースを着こなしているイメージがあるので、そんな色合いのワンピースにしてみました。映画では、マリリンそのものが魅力的。シックな服装であっても、抜群のスタイルと綺麗な表情で栄えて見えるんです。4人それぞれが持つマリリンのイメージに「なるほど」とうなずくと共に、そのスクリーンから出てきたような完璧な着こなしに感心するばかり。特に女性には絶対に観てほしい『マリリン 7日間の恋』、鑑賞の際はみなさんもぜひ、マリリンを意識した服装で挑んでみては?・ 『マリリン 7日間の恋』詳しく マリリンのコーディネート(映画のワンシーンより)作品情報『マリリン 7日間の恋』監督:サイモン・カーティス出演:ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー、エディ・レッドメイン、ジュディ・デンチ、ドミニク・クーパー、エマ・ワトソン配給:角川映画(c) 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
2012年02月27日運命の出会い、そして主人公メイビスという女性とは…?先日ウーマンエキサイトでも独占試写会を開催し、大反響を呼んだ『ヤング≒アダルト』。意外にも共感する人が多かった映画史上類まれなるイタイ女を演じる、シャーリーズ・セロンのインタビューをお届け!●出演のきっかけは?アカデミー賞の授賞式で、ジェイソン(・ライトマン:監督)にバッタリ出会ったの。その時に『マイレージ、マイライフ』がとてもよかった!と伝えたわ。あの映画はその年、私が一番好きだった映画だった。そしてその1ヵ月後に、また偶然レストランで会って、ジェイソンが「昨夜ある台本を読んで、それを次の映画にしようと思ってるんだ。君にピッタリの映画だから、一緒にやらないか」と誘ってくれたのよ。でも私は他の撮影でスケジュールが合わなかったの。ジェイソンとは、以前から一緒に仕事をしたいと思っていた監督だったから、せっかくのオファーを受けられないことにすごくがっかりしたわ。その後、撮影が延期になって帰ってきたことを聞きつけたジェイソンが電話をくれて、自分の映画にまだ興味があるかと聞いてくれた。私はすごく嬉しくて、「ぜひやらせてほしい」と答えたの。まさに運命よね。“映画の神様”にすごく感謝しているわ(笑)。●『ヤング≒アダルト』のどんな部分に興味を持ったのですか?初めて台本を読んだ時、ディアブロ(脚本)が描いた主人公は相当図太いなと思ったの。教訓は得ても、必ずしも生き方は変えない女性だったから。そこにとても人間らしいリアリティを感じたわ。●あなたが演じる主人公、メイビスはとても強烈なキャラクターです。演じることに不安はありませんでしたか?そうね。でもだからこそ私も、そして観ている人たちもリアリティを感じることができるんじゃないかしら。メイビスは間違いなく問題を抱えているし、大人の事情に立ち向かう手段を持ち合わせていない。精神的成長が止まっていて、ものごとの現実の姿を見つめ対処する洞察力に欠けているわ。●メイビスのことを誰かが「女王気取りのクソ女!」と呼ぶおもしろいセリフがありましたね。そうそう、あれは傑作よね!●メイビスは悲しくて孤独な女性だから時には苦しい時もある。彼女は内側に常に何かを抱えていて、爆発寸前のようですが…メイビスは本当にイヤな女なのよ。誰だって初めは、これほど性格の悪いキャラクターには共感できないと思う。ところが意外とそうじゃない。それがこの映画のすごいところなの。ジェイソンは、映画を見ることは、鏡を出して自分自身を見るようなものだって言っている。私もそう思うわ。私が一番感動する映画は、ストーリーの中に自分自身の姿を見つけることができる作品よ。私があこがれを抱くような偉大な人が登場する必要はない。もちろんそういう映画の方が見るのは楽だけど、欠点やあまり見たくない部分をあえて見せてくれるものが好きなの。だからきっと…メイビスは観客、特に女性に受け入れられるんだと思う。●ご自身がメイビスと共通していると思うのは、どんな部分ですか?あら、そんなことを言わせたいの(笑)たくさんあるわよ!メイビスの行動の多くは、とても好ましいとは言えないようなことだけど、私たちみんながその日を切り抜けるためにすることばかり。いかにもサバイバルモードよね。例えば、小さなウソや彼女が常に“隣の芝生”をうらやむ考え方、自分の人生はすばらしいと他人にはっきりと伝えるやり方などよ。こういったメイビスの言動は極端だけど、そこには多くの女性が思い当たる真実がある。もちろん孤独感もね。メイビスはとても孤独なの。彼女はそれを誰にも打ち明けないけれど。人は誰でも孤独を経験していると思う。だからこそ、この映画にはたくさんの人の心に響く要素が詰まっているんだわ。作品情報『 ヤング≒アダルト 』監督:ジェイソン・ライトマン出演:シャーリーズ・セロン、パットン・オズワルド他配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン(C) 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions,LLC. All Rights Reserved.
2012年02月19日『TIME/タイム』より、主演ふたりのインタビューを連続でお届け。昨日のジャスティン・ティンバーレイクに続き、公開直前の本日は、大富豪シルビアを演じる、アマンダ・セイフライドに話をきいた!●『TIME/タイム』のどこに惹かれましたか?アンドリュー・ニコルが監督と脚本をつとめるということに惹かれたの。監督のように独創的なアイデアを持って、オリジナルの映画を創ることができる人は他にいないわ。監督が創りだした『TIME/タイム』の世界は現実が強調されたものなの。誰もが若さに固執していて、経済的・社会的な不平等を抱える現代社会が反映されている。私もその世界の一部になってみたいと思ったの。●あなたが演じたヒロイン、シルビアとはどんな人物ですか? シルビアは大富豪の娘で、膨大なを手にした人物なの。つまり、永遠に生きられる。仕事はしていないし、他にする事もない。本当は生きることを楽しみたいはずなのに、豪華な屋敷でギャンブルをしたり、パーティーを開いたり、とにかく退屈に生きていたの。このままじゃ生きている実感がないことを知っていてね。そんな彼女は、ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)と出会うことで解放されるの。を失うことを恐れ、本当に“生きている”という感覚を手に入れるのよ。●ハイヒールを履いてアクションをこなすのは大変だったのでは?楽しかったけど、とても大変だったわ。プラダやイヴ・サン・ローランのハイヒールを履いて撮影したんだけど、どれもヒールは少なくとも5インチ(約12.5cm)ぐらいあるの。撮影の2日目からジャスティンと全速力で走るシーンの撮影が始まったわ。もし彼と手をつないでいなかったら絶対にころんで顔を打っていたと思うわ。実際に脚をすりむいちゃったし。映画を観たら「どうして彼女は靴を脱いで、裸足で走らないのか?」って思うかもしれないわね(笑)。●あなたとジャスティンは息がぴったり合っていましたね。息がぴったりだったのは、互いに相手に敬意を抱いていたからだと思う。彼は才能があって、とってもクールだわ。私たちが一緒に楽しく過ごすことができたことが、スクリーンに反映されたんだと思う。一緒に息が切れるまで走ったり、痛みに耐えたり、クタクタになるようなアクションシーンをたくさん撮ったから、それも絆を深めてくれたはずよ。彼は共演者として最高の人物。彼ほどカリスマ性のある人には会ったことがないし、彼は今回が初主演作だけれど、作品を完全にコントロールしていたわ。●本作で特に気に入っているところはどこですか?シルビアとウィルがの人々からを盗んで、の人々に与えるところね。この作品のこういう部分が私はとても好きなの。シルビアはウィルと出会ったことがきっかけで、この世界の不公平に怒りを覚え、正しく改善したいと考えるようになるの。シルビアとウィルのように、ある人とある人が出会って理想を共有していくことは、素晴らしいことだと思うわ。●永遠に生きるとしたら、何をしますか?もし、本作のように百万年もがあったら誰かにあげるわ。永遠に生きるとしたら何かに感動することが難しくなるかもしれないもの。この世に限られた時間しか生きられないことが、私たちが精一杯生きる動機になっているんだと思うの。●人生最後の1日だとしたら、何をしますか?テーマパークへ行って羽を伸ばすわ。あとは、できるだけ長い時間を友達と過ごすわね。作品情報『 TIME/タイム 』すべての人間の成長が25歳でストップする近未来、世界を支配しているのは<時間>だった———。監督:アンドリュー・ニコル出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィほか配給:20世紀フォックス映画2月17日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー!(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年02月17日全ての人類は25歳で成長が止まったら、あなたはどうする?!いよいよ今週末公開の映画、進化系アクション・サスペンス『TIME/タイム』より、主演ふたりのインタビューを連続でお届け。まずは、ウィルを演じるジャスティン・ティンバーレイクから。●『TIME/タイム』のどこに惹かれましたか?台本を読んですぐに、ストーリーやキャラクターに心を奪われたよ。何かの続編でも、リメイクでも、コミック原作でもない、素晴らしいオリジナル作品にワクワクしたんだ。この作品はきっと僕自身も楽しむことができるし、観客にも満足してもらえる作品になると確信して出演を決めたよ。●あなたが演じた主人公、ウィルについて聞かせて下さい。ウィルはで暮らすごく普通の若者で、毎朝目を覚ますとは残り23時間。あと1日しか生きられない生活を送っている。一体どうやって1日を過ごす?どう生き延びる?と、観客の想像をかき立てるような様々な出来事が描かれるんだ。●アクションシーンについて聞かせてください。アクションシーンの撮影は肉体的にも精神的にも大変だったけど、とても良い経験になったよ。それに、僕が子供の頃大好きだった『ランボー』、『リーサル・ウェポン』、『逃亡者』のように、登場人物のキャラクターやシチュエーションを丁寧に描くことで、よくある「アクション巨編」じゃない、観客が共感できる作品になったと思う。もちろん、高級車を猛スピードで運転しながら銃をぶっ放しても逮捕されないっていうのは、最高の気分だったけど(笑)。●本作で気に入っているところはどこですか?ウィルの活躍を通して本作の世界を体験することで、現代社会を見つめ直すことができるところだね。本作の世界は、裕福で永遠に生きることができる人たちが住むと、貧困層が住むに分かれているけれど、これは現代社会が反映されたものなんだ。そして、アンドリュー・ニコル監督がそんなテーマを、完璧なノンストップ・アクション・サスペンスとして創り上げたんだ。観たら色々と考えさせられて、語りたくなる作品だけど、観ている間は息をつく暇もないはずだよ。●撮影中の印象的だった出来事を教えてください。忘れることができない出来事はたくさんあるよ。ウィルの母親を演じたオリヴィア・ワイルドは、本当は僕より若いんだ。二人で母子を演じるのは驚きの体験だったね(笑) あと、僕は撮影が終わってしばらく経っても、ついつい自分の左腕を見るクセがついていた。ウィルを演じている間は常にを気にしなければいけなかったからね。監督がいかに完璧なビジョンを持って撮影していたかを表していると思うよ。●これから『TIME/タイム』を観る人たちに一言お願いします。『TIME/タイム』は強烈な映画で、観ているとハラハラして、そしてメッセージ性に溢れた作品だ。とにかく自分で体験して欲しいと思う。スクリーンで観る価値のある映画だよ。作品情報『 TIME/タイム 』すべての人間の成長が25歳でストップする近未来、世界を支配しているのは<時間>だった———。監督:アンドリュー・ニコル出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィほか配給:20世紀フォックス映画2月17日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー!(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年02月16日2月25日(土)の公開に先駆けて、『トワイライト』シリーズの大ファンであるローラが、主人公ベラをイメージした純白のウェディングドレスを着用し女性限定試写会に登場し、“トワイライター”として熱く作品のことや恋のことを語った。●ウェディングドレスについてローラ:憧れの洋服なので今日着れてドキドキワクワク!自分の結婚式では、色は絶対白でこういうレースやパールが入ってる感じがいいな。でも10年先のことだからゆっくり考えよう!●『トワイライト』シリーズについて昨日妹が家にやってきた時に“お姉ちゃん明日『トワイライト』のイベントに出るんだよ”って言ったら死ぬほどびっくりしてた!●(作品の内容にちなんで)好きな人のために自分の何かを犠牲にできる?するよ!髪型を変えた方がいいって言われたら次の日に変えるし、好きな人に合わせたい。でもアフロが似合うって言われてもそれはやらないかな…。●バレンタインの思い出高校の時、3年間好きだった人がいたけどずっと言えなかったの。そしたら私の友達と付き合ってたの!次の日には吹っ切れたけど、そのとき後悔したから言った方がいいよ!●年下の男性に告白されたら?実は私も年上の人が好き。でも『トワイライト』でもジェイコブはベラの年下だけど頼りになるでしょ?年とかは関係なくその人が自分にとってどういう存在なのかを考えて、その人のことよーく見てみようよ!●最後に一言ベラとジェイコブの関係が前よりもすごいことになってるのね。ウェディングシーンもドキドキで観終わったら絶対ハッピーな気持ちになれるよ!女の子達みんなに観て欲しいな!作品情報 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1』 2月25日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー配給:角川映画
2012年02月15日