《text:キャサリン/Catherine》毎週、映画ライターのSYOさんと交代で配信限定作品を紹介する連載【おうちで傑作レビュー】第2回は、自宅隔離中のアメリカで爆発的な人気を誇るNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズをご紹介します。今までは正直一般的ではなかったドキュメンタリー。ここ数年、Netflixが良作を買い付け、積極的にオリジナル作品として輩出した結果、アメリカを中心に一つの人気コンテンツとして確固たる地位を築いています。その中でも、いま最もホットなドキュメンタリーが「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」。CNNの報道によると、自宅隔離中も相まって配信開始10日で視聴数はなんと3400万突破(アメリカ国内のテレビ視聴のみ)!虎を愛するゲイで2人の夫を持つジョー・エキゾチックと、人間に商売目的で飼育された虎を救出する(けれど裏がある?)活動家キャロル・バスキンと、虎飼育業界のカルトの教祖的存在で何人もの妻を持つバガヴァン・アントルの、時に殺人疑惑も飛び出す仁義なき闘いを追う内容はとにかく衝撃。トンデモ事件が多いアメリカの中でも群を抜いたトンデモの内容に、20分に1回くらいのペースで「ちょっと待ってこれノンフィクションだよね?」となること間違いなし!一風変わった作品を観たい方に特にオススメです。それでは、また次回をお楽しみに!(キャサリン/Catherine)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年04月17日どんどんクオリティが上がり、今やドラッグストアコスメと肩を並べるレベルの100均コスメ。中でもダイソーで売られている「UR GLAM」シリーズは美容系メディアや口コミでの評価が高く、人気商品は即品切れになるほど。今回、そんな「UR GLAM」から新作のアイシャドウが登場していたので本音でレビューしたいと思います。SNSでの評判は上々のようですが、実際のところは……? コレひとつあればアイメイクは完璧!グラデーションアイシャドウ 簡単ひと塗りでグラデ―ションアイが完成するという、新作の「グラデーションアイシャドウ」。カラーはブラウン・オレンジ・バーガンディの3色展開。どれも普段使いしやすい色です。今回、残念ながらブラウンが品切れだったため、オレンジとバーガンディの2色をレビューします。 夏メイクにぴったりなオレンジグラデーション オレンジといってもビビッドではなく、テラコッタ寄りの落ち着いた雰囲気のカラーです。一番下がレンガっぽいブラウン、真ん中がオレンジ、一番上がシャンパンゴールド。すべて細かい粒子のパールが入っています。 はっきりした発色で印象的な目になりそう 肌に塗ってみたところ、グラデーションというよりも3色それぞれがしっかり発色して、派手な感じに仕上がります。一度塗りでは薄づきだったので、しっかり色を出したい場合は二、三度重ねた方が良さそう。「UR GLAM」のパウダー系は粉飛びしやすいところがマイナスポイントでしたが、以前よりは改善されている気がします。ただ、やっぱり多少は飛ぶのでブラシは使わずにチップや指で塗るのがおすすめです。 おちついた大人の雰囲気のバーガンディ オレンジに比べて全体的に落ち着いた、大人の女性といった感じの色合いです。一番下が赤みがかった茶色のバーガンディで、真ん中が銅のような光沢のカッパーブラウン、一番上がピンクゴールド。こちらもすべて細かい粒子のパールが入っています。 3色が馴染んで、きれいなグラデーションが完成 「グラデーション」という面で言うと、オレンジよりもこちらのバーガンディの方がきれいな仕上がりになりました。自然な濃淡で、普段使いなら断然こちらの方が良いと思います。ちなみにこちらも一度塗りでは薄づきで粉飛びも多少あるので、指かチップで二、三度重ね塗りしましょう。 以上、ダイソーの「UR GLAM」新作アイシャドウのレビューでした。このシリーズは奇抜な色が少なく、大人が日常的に使えそうなものばかりなので有難いですよね。重ね塗りすれば十分に発色するし、順番に塗れば自然にグラデーションになるので忙しい朝のメイクにぴったりです。噂通りの優秀コスメ、まだ使ったことがない人は買ってみるべきですよ! すでに愛用しているという人は、今回のレビューを参考に別のカラーにもチャレンジしてみてくださいね。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2020年04月17日映画ファンのみならず、誰もが認める映画史に残る超人気シリーズ『スター・ウォーズ』が、この冬ついにフィナーレを迎える。ジョージ・ルーカスが生み出した伝説は、数十年の時を超えてJ.J.エイブラムス監督(「フォースの覚醒」)、ライアン・ジョンソン監督(「最後のジェダイ」)に引き継がれ、まったく新しい『スター・ウォーズ』として始動した。新たな三部作は“思っていたスター・ウォーズと違う”として、ぱっくり評価も割れ、激しい議論を巻き起こしたこともあったが、泣いても笑っても本作で最後。手放しで激賞するも、厳しく文句をつけるも、今後はもう列島熱狂のイベントはやって来ない。この、公開直前爆速レビューも最終回だ。ズバリ、完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)は、ちょっとでも何か言うとネタバレになりそうな、情報過多な内容だった。受け止めたい情報量が多いだけでなく、テンポも速く、あっという間に2時間22分が過ぎ去っていく(やや大げさではあるが)。大変気を使う完結編であるが、この点、もともとエイブラムス監督は“ファンが待っているもの”を無難にブチ込んでくるテクニックに長けているため、今回はどうなんだ……と明かすこともネタバレと言えばネタバレであり、そこで映画を鑑賞するにあたり、3つのポイントに絞って(途中レビューでもなんでもない、鑑賞する上での準備・心構えもあり)お役立情報をお知らせしたいと思う。それも嫌、まっさらな状態で観たいという人はここで離脱を。○【1】過去作の鑑賞をぜひ! 7と8だけでもまず前提として本作は、2000年代の3部作、42年間の9部作の最終章で完結編であり、過去作を踏まえていないわけがない。エイブラムス監督も「終わりの終わりは比較的ラクなもので、終わりの頭が、元になるところが非常に難しかった」と言っていただけあり、過去作を踏まえていないとお楽しみ半減と言っていいだろう。その一方、「知らない人が観ても、ちゃんと独立した作品にしたかった。まったく知らない人でも楽しめるようなね」とも言っていたが、大変僭越ながら、それは一個の映画として、娯楽作として楽しめる(アクションがスゴイ! とか)ということであり、本質的なSW味を享受できるものではないと筆者は思う。今から過去8作のマラソンはしんどかったら、7と8だけでも観てから出かけてみてほしい。○【2】集大成の多幸感受け止める気持ちも重要!?次に心構え。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は完結編とうたっているだけに、誰が何を言おうと完結に向かって進行する映画である。つまり、そこにはスカイウォーカー物語の42年間をしめくくるドラマがあるわけで、すなわち(いろいろな意味で)感動要素があることになり、SWファンであれば幸せな気持ちになるというものだろう。取り急ぎ1回目を観た直後で冷静な判断がしかねる脳状態ではあるものの、筆者は本音でおおむね満足いく展開だった。「満足しよう」と思う心が大事なのかもしれないが、前述のエイブラムス監督の“ファンが待っているもの”をどうぞどうぞ! の連続ビームにやられてしまったこともまた確かである。やがて時間が経ち、冷静になった時に評価が変わってくることもあるかもしれないが、それはどの映画でもあり得ることなのでここでは考えない。○【3】ネタバレを避けたい! 最大限の対策をネット記事で何を言っていると思われるかもしれないが、本作は完結編ということもあり、鑑賞前に知ってしまうと感動が半減する要素が山ほど出てくる。この記事が世に出る頃にはレビューや感想投稿なども山ほど出てくるが、その数に応じてネタバレの危険度も上がるというもの。ここはぜひ、映画館で観るまで好奇心に負けて情報収集しすぎないなど自衛を講じたいところ。それと、映画館も朝イチの上映会がおすすめだ。フォースの覚醒の時、劇場を出てくる観客の感想でネタバレを食らったという前例もあり、十分な注意を払いたい。たとえば「ミッキーマウスがさあ!」「ミッキーマウスがねえ……」というキーワードの感情的な言い方が耳に入っただけでも、カンがいい人はある程度の予想がついてしまうので、本当に気をつけてほしい。今回は42年続いたサーガの終焉であり、ファンにとって満足のいく終わり方になっていると言っても、そう思わない人ももちろんいることだろう。であれば、ここは心構えとして作品の質を評価してやろうと思って臨むのではなく、自分にとってどういう内容であれ、さようならやありがとうを言うために映画館へ足を運ぶくらいの気持ちのほうが、ストレスフリーではなかろうか、ということを最後に提案したい。ちなみに東京ディズニーランドのアトラクション「スターツ・アーズ」も毎度おなじみ、最新映画バージョンに公開日以降変わるので、完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』とともに年末年始の遊びの二大予定にしてみては?(C) 2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月18日通販で実際に商品を買った人の評価であるレビューに、近年“サクラ”が激増しているという。偽レビューを見抜くコツはあるのか――サクラ判定サイトの開発者に聞いた。「通販サイトで購入した脱毛器を使ったら、ヤケドのように真っ赤になってしまって。商品レビューは星4つの高評価。“大満足!”なんて感想もあったのに……」そう嘆くのは、東京都在住の40代主婦・A子さん。ネットで買い物をするときに、判断基準になることも多い、商品を実際に使った人の評価や星の数。しかし近年、サクラによる“偽レビュー”が激増しているという。そういえば、本誌編集者も通販サイトで買ったばかりのワイヤレスイヤホンの調子が悪い……。1回の充電で90時間使えるはずが、4時間で充電切れに。レビュー数は1,100件を超え、星4.4という高評価だったのに!「『サクラチェッカー』なら、高い精度で偽レビューを見抜けますよ」そう頼もしく語るのは、レビューの信頼性を判定するWEBサイト「サクラチェッカー」開発者のユウさんだ。7月10日のリリースから、すでに30万人がサイトを利用しているという。開発のきっかけは、自身がよく偽レビューに引っ掛かっていたからだそう。「レビューが高評価で購入した壁時計は毎日5分ずつ遅れて、捨てるハメになりました。さらに、充電できない充電器を買ってしまったこともあって。そこで、自己防衛をかね、『サクラチェッカー』を開発したんです。アマゾンに出品されている商品のURLか商品名を入力するだけで判断できます」(ユウさん)サクラ度60%以上は偽レビューばかりの可能性が。「偽レビューの少ないものは『信頼性の高い製品』と表示されるので、購入しても大丈夫でしょう」現在、「サクラチェッカー」はアマゾンにのみ対応している。が、ユウさんは、ほかの大手サイトでも使える、怪しいレビューを見分けるコツを教えてくれた。【1】アカウント名が実名っぽい「肌感覚だと、実名でレビューを書く人は1割もいません。ニックネームを使って投稿する人が圧倒的。なので、実名を利用しているのは、“日本人っぽく見せるため”に海外業者が裏で手を引いている可能性があります」【2】星5ばかりつけている「似た商品ばかりに感想を書き、どれにも星5の評価をつけている投稿者は不自然です。商品の評価を上げる目的で、最高評価をつけまくっているのでしょう。偏ったレビューは怪しいです」【3】日本語が明らかに不自然日本語を勉強中の外国人が、雇われることが多いという。「ただし、最近は日本人が気軽にバイト感覚で書くことも。見分けるのは困難になりつつあります」偽レビューの多い商品には写真やタイトルにも特徴があるという。ライト開発メーカー「トモスメイカー」の共同経営者で、ネット販売も行う石武丈嗣さんが、出品者の立場から偽レビューの見分け方を教えてくれた。「大手サイトには、出品する際のルールがあります。たとえば、タイトルにはメーカー名とブランド名を入れないといけない。また、メイン写真の背景は“白”と決まっています。なので、機能をうたうばかりのタイトルやハデな加工がされているメイン写真は規約違反。避けたほうがいい」レビュー数や投稿日も、偽レビューの多い商品を見分けるポイントだという。「発売直後なのにレビューが大量についていたり、同じ日に投稿が集中しているのはおかしいです」ユウさんも、偽レビューが多い商品の特徴を星の評価で見分けるコツがあると話す。「偽レビューの少ないよい商品であれば、評価は星5つが最も多く、星4、星3と続きます。でも、偽レビューは星5か星1のどちらかばかり。偽レビューの大量の星5の中に、実際に利用した被害者が星1の評価をつけるためです」販売する店の評価である「ショップレビュー」も判断材料になる。「商品レビューはよくても、ショップレビューでは『連絡が取れない』などと、評価の悪いことが。出品者プロフィールに電話番号の記載がないショップにも気をつけてください」(ユウさん)「手っ取り早いのは、ショップの住所が日本にあるかを確認すること。海外業者の場合、粗悪品だとしても返品や交換に対応してもらえず、泣き寝入りしなければならないこともあります」(石武さん)悔しい思いをしないように、しっかりチェックしよう!
2019年10月04日「通販サイトで購入した脱毛器を使ったら、ヤケドのように真っ赤になってしまって。商品レビューは星4つの高評価。“大満足!”なんて感想もあったのに……」そう嘆くのは、東京都在住の40代主婦・A子さん。ネットで買い物をするときに、判断基準になることも多い、商品を実際に使った人の評価や星の数。しかし近年、サクラによる“偽レビュー”が激増しているという。そういえば、本誌編集者も通販サイトで買ったばかりのワイヤレスイヤホンの調子が悪い……。1回の充電で90時間使えるはずが、4時間で充電切れに。レビュー数は1,100件を超え、星4.4という高評価だったのに!「『サクラチェッカー』なら、高い精度で偽レビューを見抜けますよ」そう頼もしく語るのは、レビューの信頼性を判定するWEBサイト「サクラチェッカー」開発者のユウさんだ。7月10日のリリースから、すでに30万人がサイトを利用しているという。開発のきっかけは、自身がよく偽レビューに引っ掛かっていたからだそう。「レビューが高評価で購入した壁時計は毎日5分ずつ遅れて、捨てるハメになりました。さらに、充電できない充電器を買ってしまったこともあって。そこで、自己防衛をかね、『サクラチェッカー』を開発したんです。アマゾンに出品されている商品のURLか商品名を入力するだけで判断できます」開発にあたり、偽レビューの書き手を募集するグループに潜入調査したユウさん。登録すると、ショップ側から「レビューを書けば、その商品をプレゼント!」などと募集がかかるのだという。「なんと、約2万人が集まっていました。なかには無料で商品をもらい、かつ、商品を他サイトで売って二重に儲けている人も……」この偽レビューについて、出品・出店者を管理するアマゾンおよび楽天に問い合わせたところ、どちらも「検知、調査等を行っており、不正には厳重に対処しています」とのこと。しかし、なぜ通販サイトに出店する一部のショップは偽レビューを大量に書かせるのだろうか。ユウさんがその理由を語る。「粗悪品を、良品に見せかけるためでしょう。高評価だと、商品が検索結果のトップに表示されやすくなり、売り上げが伸びます」また、実際に、偽レビューはどのくらいあるのだろうか?「アマゾンへの出品商品に限り、サクラチェッカーで分析した結果、全商品の25%は怪しい。コピー商品が出回りやすい小物家電などは、偽レビューが大量に見つかります。粗悪品が多い折り畳み傘(日傘)、アクセサリー類やダイエット器具も偽レビューが多いです」偽レビューの多い商品の特徴は次のとおりだ。【1】写真に商品以外のものが写り込んでいる【2】商品タイトルはメーカー名がなく、機能ばかりが書かれていて長い【3】星5か星1の評価しかない【4】同じ日に多数のレビューが書かれている【5】販売している会社のレビューに「連絡が取れない」「梱包が雑」など否定的な意見が多い【6】販売会社の電話番号が記載されていないさっそく、本誌編集者が買ったワイヤレスイヤホンを、「サクラチェッカー」で確認。すると星の数は3.12に減少。「サクラに注意!」と喚起が出てしまった。「サクラ度60%以上は偽レビューばかりの可能性が。偽レビューの少ないものは『信頼性の高い製品』と表示されるので、購入しても大丈夫でしょう」(ユウさん)
2019年10月04日韓国で話題となっているクッションファンデ・シェーディング・チークの使用レビューをご紹介。気になる韓国コスメの値段やパッケージ、使用感やカバー力など、ぜひ購入の際の参考にしてみてください!「韓国コスメ」を購入する場所は?出典:byBirthパッケージまでかわいらしい韓国のコスメ、気になりますよね。毎シーズン新しい発見ができる韓国コスメは、どこで手に入れられるのでしょうか?韓国・新大久保実際に店舗で購入することで、タッチアップができたり色味を見たりできるのでベストです。さらに韓国のコスメ店ではしょっちゅうコスメのセールをしているので、リーズナブルにコスメを購入できます。韓国までなかなか行けない…という方は、新大久保などにある韓国コスメの取り扱いショップに行きましょう。日本国内ですが数多くの韓国コスメが揃っているので、お目当てのコスメもきっとあるはず。ネットショップ国内とはいえ新大久保にもなかなか行けない、でもいますぐ韓国コスメを試したい!という方は、ネットショップで購入しましょう。最近では日本語表記の韓国サイトも多く、韓国でしか手に入らないコスメもネットショップでゲットできます。韓国のネットショップ「コリアデパート」でコスメを購入した際は、欠品商品がありましたが払い戻しの対応もスムーズでした。注文から一週間ほどで到着。梱包も一つひとつプチプチに包まれており丁寧でした。韓国で人気の「韓国コスメ」使用レビュー!韓国で話題となっている“国民的コスメ”を実際に使用してメイクをしてみました。日本人の肌に合うのか、乾燥肌でも使用できるのか、化粧持ちや発色は?など、レビューをご紹介します。1:クッションファンデクリオ/キルカバーアンプルクッション出典:byBirth第一印象お値段は「コリアデパート」で、税込み2,500円SPF50+・PA+++が含まれているので、スキンケア後すぐに使えるベージュカラー4色展開パッケージは黒とゴールドの高級感のあるクールなルックスほんのり化粧品特有の香りがあるが、気にならない程度使用感出典:byBirthつけた瞬間にピタッと肌に密着!コンシーラーが必要ないくらい、カバー力がすごい!パフに一度とった分で全顔につけられるので減りが遅く、コスパがよさそう朝に使用してから夜に帰宅するまで、化粧直しをする必要がないこともあるクッションファンデ特有のベタつきがなく、つけた後もサラサラしている韓国のファンデーションにありがちな“顔だけが白浮きする”ということもなく、なじみやすい控えめにツヤが出る、セミマットな仕上がり使用してみて乾燥がひどいときは皮むけが気になることもあるが、オールスキン対応できそう特に皮脂分泌が多い方や、日差しの暑い日におすすめ2:シェーディングトゥークールフォースクール/アートクラス バイ ロダン出典:byBirth第一印象お値段は、「コリアデパート」にて税込み1,667円。ほかのサイトや店舗で変動ありそうナチュラルなデザインのパッケージがかわいい!化粧品特有の香りは特になし使用感出典:byBirth大きめなパクトなので、大きめのシェーディングブラシを使いやすい!粒子が細かいので肌にスーッとなじむ捨て色がない!今回はアイブロウパウダー・ノーズシャドウとしても使用。なんの問題もなく使用できた使用してみてオールスキン対応できそうな、やわらかいパウダー定番の3色カラーは、どんな肌色の人にでもなじみそう3:チークアピュ/パステルブラッシャー出典:byBirth第一印象値段は新宿の韓国コスメショップで700円ほど。プチプラなので気軽に買えるのがうれしいチークカラーがひとめでわかるシンプルなパッケージネットで見たところ、カラーが17色あるそう。店頭にはそこまで揃っていなかったので、豊富なカラーから選びたい方はネットか現地購入がいいかも。ちなみに今回はCR01を使用化粧品特有の香りは特になし使用感出典:byBirthパウダーがとにかく細かくて、触った感じはサラサラしているのにふっくら感がある発色がよくて見たままのカラーがそのまま色づくので、つけすぎに注意!やわらかいピンクのパウダーがふんわりと乗るので、女性らしいやさしい印象になる肌がなめらかにみえる!ツヤ肌よりはセミマットやマット肌に重ねるのがおすすめ時間が経ってもよれにくく、ふんわり感がずっと続く使用してみてオールスキン対応できそうな、肌にやさしいパウダーフェミニンやナチュラルなメイクやファッションが好きな方におすすめ結論!話題の韓国コスメは、やっぱりすごかった!出典:byBirth韓国で話題となっているクッションファンデやシェーディング、チークのご紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。韓国人女性は肌色も白く、ツヤやハリのある美しい肌をしているので、ひどい乾燥肌に日々悩まされている私が使っても合わないのではないかとどこかで思っていました。ですが実際に使用してみると、肌にしっかりとなじんで使い心地もよく、パッケージもかわいいので気分も上がりました。韓国コスメの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。※個人の感想ですので、実際にタッチアップしてから購入することをおすすめします。
2018年09月21日最新家電をメカ音痴のLIMIA編集部員が触って試してみる「家電レビュー」。今回は、いま盛り上がっているスマートスピーカー界から花形選手の《GoogleHome》がついに登場!果たして理解を深めることができるのか?使用感をお届けします。スマートスピーカーといえばの《Google Home》がついにやって来た!近ごろはスマートスピーカーの躍進が著しく、もはや無視できない存在ですね。そもそも「家電」と括っていいものか?でもおうちであれこれ便利に使うアイテムとしては家電の仲間に違いない。ということで、今回も新しいガジェットに疎いLIMIA編集部のスタッフが、苦手なりに触った感想をレポートします。さて、《GoogleHome》さんがシンプルなボックスで届きました!《GoogleHome》と《GoogleHomeMini》とがあります。今回も大きさ以外の違いまで把握するのが難しそうです(汗)。開封の儀。竹をスパッと斜めにカットしたような潔い佇まい。ホワイト&グレーのとってもシンプルでスタイリッシュなデザインです。これならどんなインテリアにもなじんでくれそうですね♪苦手意識のせいでつい見た目から評してしまいますが、家庭でずっと使うなら、見た目だって重要なポイントです。セットアップは本当に簡単。電源を入れる→アプリをダウンロード→WiFiで接続。あっという間!これぐらいハードルが低くないと、正直、「購入しよう!」と思いきれませんよね。大丈夫です、簡単です。ご覧の通り、部屋にすっとなじんでくれました。そういえば「テレビの前に置いたらどうなるんだろう?テレビの音に反応するかな?」と素朴な疑問があったのですが、とくに反応して誤作動することはありませんでした。やはりスマートスピーカーは賢いようです。みなさんもすでにCMなどでご存知かもしれません。そう!彼(彼女?)には「OKGoogle」と話しかけねばならないことを……!日常的に英語慣れしていないと身構えてしまいますよね。《GoogleHome》に話しかけるとき、「私はニューヨーカー」ぐらいのテンションでいくとバシッと決まると思います。さて、基本スペックです。《GoogleHome》に搭載されている《Googleアシスタント》が、声だけでさまざまなオーダーに対応してくれます。タイマー、アラーム、音楽の再生、天気、カレンダー、ニュースの読み上げ。このニュースがすごい!〔ニッポン放送〕〔TBSラジオ〕〔スポニチ〕〔ラジオNIKKEI〕などなどパートナー企業が豊富で、「OKGoogle,ニュースを読んで」とお願いすると、次々とニュース番組が続きます。家事をしていると両手がふさがっているだけに、聞き流しだとラクチンですよね。「《GoogleHome》ってなんだかラジオみたいだなぁ」と好印象を抱きました。音楽は、〔Spotify〕や〔GooglePlayMusic〕で楽しめますし、純粋にスピーカーとして使用できます。しかも音がいい!比較が難しいところですが、重低音も高音域もきれいに出るスグレモノ。さて、一気に話を飛ばしてしまいますが、《GoogleHomeMini》です。じゃん!手乗りサイズ。スマートスピーカーは「据え置き型」と「手乗り型」の大小の種類展開がスタンダードなようですね。なぜ《GoogleHomeMini》にいきなり話が飛んだのかというと、《GoogleHome》とできることは一緒!つまり違いはやっぱり大きさ!あ、でも、そのためスピーカーとしての音には違いがありました。あとはお値段ですね。《GoogleHome》が14,000円(税抜)なのに対して《GoogleHomeMini》は6,000円(税抜)。だから「迷わず安い方を選ぶ」という判断も大あり。(C) Googleあとはデザインの違い。コロンと丸くて、これはこれで魅力的。それほど広くないお部屋で使用するなら十分といえそうです。寝室とか書斎とか、パーソナルな空間にちょこっと置いておくのが良さそうですね。広いお宅なら、1階のリビングでは《GoogleHome》をメインに、2階の寝室では《GoogleHomeMini》とダブル使いするのもいいと思いますよ!《GoogleHome》と《GoogleHomeMini》の機能で驚いたのは、その賢さ。例えば「OKGoogle,一番近くのドラッグストアはどこ?」と聞けば、近所の店数を教えてくれて、かつ「10m先に〔〜〜店〕があります」とレコメンドしてくれるんです。このあたり、Googleならではですよね。ということは?検索もすご腕!お料理しながらハンズフリーで「OKGoogle,1カップは何CC?」と聞けば答えてもらえるという便利さ。ちょっとした計算も頼んじゃいましょう。スマートスピーカーの特性として「スマートホームの操作」があります。これはどのスマートスピーカーにも言えるのですが、対応するスマートデバイス、スマートプラグ、スマートスイッチなどを買えば、音声だけで電気を消したりといったこともできるので、徐々に揃えて利便性を享受したいですね。番外編:Wi-Fiルーターもありましたスマート家電が家庭に進出してくると、Wi-Fiの出番が増えます。あれもこれも「アプリをダウンロードして、Wi-Fiに接続して〜」といった具合だと、自宅のWi-Fi環境そのものを見直す必要がありそうです。と思っていたら、なんとGoogleにもありました!白くて丸くてかわいい《GoogleWifi》です。お値段は1台で15,000円(税抜)。手乗りサイズ。NetworkAssistというテクノロジーが最速のWi-Fiチャンネルおよび通信帯域を自動的に選択し通信を高速に保ってくれる……そうです。サクサク動くってことですね!家族全員がスマホを持っていて、動画もじゃんじゃん見ちゃいますというシチュエーションで活躍してくれそうです。そしておしゃれ!そういえばルーターってなんで味気ないデザインのものばかりなのでしょう?《GoogleWifi》には「そうそう、こういうのを待ってたんだよ」感がありますね。結局、直に触って体感してこそのスマートスピーカー今回は、〔Google〕のスマートスピーカーについてお届けしました。まだまだ「未知なるもの」というイメージのあるスマートスピーカーですが、例えばキティちゃんと話せる「ハローキティトーク」のサービスなどもあるんです。こうしてあれこれ説明しても、なにせ音声ですから、実際に向き合ってもらい、感じてもらうのが一番。日進月歩のスマートスピーカーをいち早く手に入れて、どんどん便利になっていくこの新時代をぜひ体感してください。Google Home
2018年07月13日映画レビューサービスのFilmarks(フィルマークス)が、2017年劇場で上映された映画を対象に、ユーザー投票によって今年最高の1本を決める「FILMARKS AWARDS 2017」の結果を発表した。1位に輝いたのは、アカデミー賞6部門受賞の『ラ・ラ・ランド』だった。『ラ・ラ・ランド』また、総合ランキングの上位10位を洋画が独占する結果に。 2016年は総合ランキング1位の『君の名は。』をはじめ、 『シン・ゴジラ』や『この世界の片隅に』など、 邦画がランキング上位を飾ったのに比べ、 2017年は洋画が高い評価を集める結果となった。邦画ランキング1位はアイドルグループ嵐の大野智主演の『忍びの国』(総合12位)。石原さとみ、鈴木亮平ら豪華キャストの共演でも話題を集めた。またそのほか邦画ランキングの上位には、『ナラタージュ』、『帝一の國』、『彼らが本気で編むときは、』、『勝手にふるえてろ』、『あゝ、 荒野』(前後編)がランクインし、SNS上で評判の良かった作品が目立つ結果となった。■総合ランキング1位:『ラ・ラ・ランド』2位:『ベイビー・ドライバー』3位:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』4位:『ダンケルク』5位:『ブレードランナー 2049』6位:『美女と野獣』7位:『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』8位:『メッセージ』9位:『ドリーム』10位:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』11位:『gifted/ギフテッド』12位:『新感染 ファイナル・エクスプレス』12位:『忍びの国』14位:『パターソン』15位:『ハクソー・リッジ』15位:『ナラタージュ』17位:『LOGAN ローガン』18位:『ゲット・アウト』18位:『T2 トレインスポッティング』20位:『帝一の國』21位:『IT/イット "それ"が見えたら、 終わり。』22位:『マイティ・ソー バトルロイヤル』23位:『ワンダーウーマン』23位:『LION ライオン 25年目のただいま』25位:『ムーンライト』26位:『彼らが本気で編むときは、』27位:『ワイルド・スピード ICE BREAK』27位:『SING/シング』29位:『勝手にふるえてろ』30位:『スパイダーマン ホームカミング』■邦画ランキング1位:『忍びの国』2位:『ナラタージュ』3位:『帝一の國』4位:『彼らが本気で編むときは、』5位:『勝手にふるえてろ』6位:『あゝ、 荒野 前篇』7位:『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』8位:『彼女がその名を知らない鳥たち』9位:『あゝ、 荒野 後篇』10位:『夜は短し歩けよ乙女』
2018年01月25日映画レビューサービスのFilmarks(フィルマークス)は、今年劇場で上映された映画を対象に、ユーザー投票によって今年最高の1本を決める「FILMARKS AWARDS 2017」を開催。2018年1月8日まで投票を受け付けている。投票は同サービスにログイン後、今年上映された作品の中で「これが良かった!」と思う作品にレビューを書き、「#Filmarks2017」とタグを付けて投稿。5作品まで応募でき、すでに書いたレビューにタグを付けることでも応募可能となる。昨年は新海誠監督の『君の名は。』が1位に。以下、2位『シング・ストリート 未来へのうた』、3位『シン・ゴジラ』、4位『この世界の片隅に』、5位『怒り』という結果だった。今回の集計結果は来年1月、総合・洋画・邦画の各ランキングで発表される。
2017年12月18日一年の世相を表す「今年の漢字」が「北」だったことを受け、映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)が3,000万件以上の映画レビューデータ(12月12日時点)をもとに、レビューに「北」という単語が最も多く使われている映画を抽出、独自のランキング結果をこのほど発表した。1位は妻夫木聡とニセ夫婦役を演じた北川景子出演の『ジャッジ!』。同じく北川が女子高生役を演じた『パラダイス・キス』も4位にランクインした。また、北野武監督・出演作の4作品がトップ10入りし、中でも最上位の『龍三と七人の子分たち』は最近の上映作品でレビュー数が多かったことや、「北野武映画というよりはビートたけし映画」といった内容のコメントが多く、その説明をするために「北」が頻出した。6位の『レッド・ファミリー』は、キム・ギドク氏の製作・脚本作。北朝鮮工作員による擬似家族と隣人の韓国人家族の交流をコミカルに描き、朝鮮半島が抱える問題を浮き彫りにした。3位の『シンプル・シモン』は一見「北」とは無縁にも思えるが、スウェーデン発の"北"欧のビジュアルセンスについて語るレビューが多数。「北欧ならではの色使い」「北欧感のあるポップさやインテリアがいい」など、洋画ナンバー1の「北」映画になった。また2作品がランクインした『マッドマックス』は、『北斗の拳』のモデルとなった作品であることが主な理由。8位の『マッドマックス2』と5位の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の件数を足すと1位を超える558件に達し、ウラ「北」映画ナンバー1に。そのほか、「南北戦争」「北海道」「堀北真希」「北斎」などのキーワードがあり、北川悦吏子監督・脚本で北乃きい主演の『ハルフウェイ』は13位に。北野監督作は、16位(『その男、凶暴につき』)と20位(『アウトレイジ ビヨンド』)にもランクインした。○■「北」映画ランキングTOP101位『ジャッジ!』(503件)2位『龍三と七人の子分たち』(470件)3位『シンプル・シモン』(451件)4位『パラダイス・キス』(338件)5位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(334件)6位『レッド・ファミリー』(253件)7位『アウトレイジ』(242件)8位『マッドマックス2』(224件)9位『ソナチネ』(203件)10位『Kids Return キッズ・リターン』(201件)11位『ヘイトフル・エイト』(188件)12位『しあわせのパン』(182件)13位『ハルフウェイ』(175件)14位『かもめ食堂』/『白夜行』(171件)16位『その男、凶暴につき』(170件)17位『麦子さんと』(158件)18位『百日紅 Miss HOKUSAI』(155件)19位『日本で一番悪い奴ら』(146件)20位『アウトレイジ ビヨンド』(145件)(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED(C)2015『龍三と七人の子分たち』製作委員会(C)2014「ジャッジ!」製作委員会
2017年12月15日2017年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したフィンランド映画『希望のかなた』が2日から日本で公開され、映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)の「12月第1週上映スタート映画の初日満足度ランキング」で1位になった。今回の調査は2017年12月第1週に上映が開始された映画を対象に実施され、4日時点での平均★スコア(5.0点満点)とレビュー数(Mark!数)を集計。★スコアが高い作品から順に「Filmarks映画初日満足度ランキング」として算出した(レビュー投稿は、1作品につき1人1件まで)。『希望のかなた』のレビュー数は63と他と比べて少ないものの、4.18点と高い数値を記録。2位は大泉洋と松田龍平の人気シリーズ最新作『探偵はBARにいる3』(スコア3.78点・レビュー数230)、3位はエル・ファニング出演『パーティで女の子に話しかけるには』(スコア3.68・レビュー数277)。フィンランドのアキ・カウリスマキ監督がメガホンを取った『希望のかなた』は、内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドが主人公。"いい人々の国"だと聞いていたフィンランドで無情にも難民申請を却下され、いわれのない暴力にさらされる。そんな悲惨な現実に直面したカーリドに、市井の人々が救いの手を差し伸べる。同作の公式サイトでは加瀬亮、石橋凌、尾崎世界観(クリープハイプ)、サヘル・ローズら各界の著名人からのコメントが掲載されている。
2017年12月04日映画レビュー数3,000万件を集める国内最大級の映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)が1日、サービス内のデータに基づいた「2017年12月上映映画期待度ランキング」を発表した。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』1位は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)のその後を描くシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)。続いて、2位『オリエント急行殺人事件』(12月8日公開)、3位『パーティで女の子に話しかけるには』(12月1日公開)。邦画は4位『勝手にふるえてろ』(12月23日公開)がトップで、5位『DESTINY 鎌倉ものがたり』(12月9日公開)、6位『探偵はBARにいる3』(12月1日公開)、7位『鋼の錬金術師』(12月1日公開)、8位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(12月16日公開)。期待度ランキングは、2017年12月劇場上映の映画作品を対象に、11月30日時点でのClip!数(ユーザーが観たい映画として登録した数)を集計し、上位20本を選出したもの(Clip!は1作品につき1人1件まで)。2017年12月上映映画 Filmarks期待度ランキング1位『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』25,503Clip!2位『オリエント急行殺人事件』19,125Clip!3位『パーティで女の子に話しかけるには』16,458Clip!4位『勝手にふるえてろ』7,331Clip!5位『DESTINY 鎌倉ものがたり』5,542Clip!6位『探偵はBARにいる3』4,887Clip!7位『鋼の錬金術師』4,692Clip!8位『8年越しの花嫁 奇跡の実話』3,667Clip!9位『希望のかなた』3,174Clip!10位『彼女が目覚めるその日まで』2,936Clip!11位『ビジランテ』2,169Clip!12位『ルージュの手紙』2,082Clip!13位『否定と肯定』2,052Clip!14位『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』1,954Clip!15位『はじまりのボーイミーツガール』1,570Clip!16位『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』976Clip!17位『カンフー・ヨガ』945Clip!18位『フラットライナーズ』869Clip!19位『オール・アイズ・オン・ミー』863Clip!20位『ヒトラーに屈しなかった国王』743Clip!(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.、(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation、(C)COLONY FILMS LIMITED 2016、(C)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会、(C)2017「DESTINY鎌倉ものがたり」製作委員会、(C)2017『探偵はBARにいる3』製作委員会、(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画『鋼の錬金術師』製作委員会、(C)2017「8年越しの花嫁」製作委員会、(C)SPUTNIK OY, 2017、(C)2016 ON FIRE PRODUCTIONS INC.
2017年12月02日国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」が、サービス内のデータに基づいた「2017年1月上映映画 期待度ランキング」を発表。2017年1月劇場上映の映画作品を対象に、2016年12月22日時点でのFilmarksのClip!数(ユーザーが観たい映画として登録している数)を集計。Clip!数が多い作品20本を選出し、ランキング化した。1位:ドクター・ストレンジ(ディズニー)「今までに見たことのないCG画面が連続するため、今後の映画に影響を与えるんじゃないかと思えるほどの凄さでした」(40代・男性)「これはIMAX3Dで観るべき映画!」(20代・男性)「お客さんの盛り上がり含めてめちゃ楽しかった」(20代・女性)「ところどころクスクス笑ってしまうコメディがあって好きです」(20代・女性)2位:ネオン・デーモン(ギャガ)「完璧に計算され尽くされた色遣い、画角、構図、カメラワーク、これまた完璧にマッチングしている音楽で構成された映像美がグサグサと全身に刺さる」(20代・男性)「美しさと狂気を感じたいならこれ!」(20代・女性)「女性たる独特の泥臭さや血なまぐささ、異臭な雰囲気を出しつつも、丁寧に、時には過度に女性の美しさや綺麗さ、洗練さも描いているのが凄い」(20代・男性)3位:スノーデン(ショウゲート)「実話が元になっていて、本人の協力もあって忠実に描かれているので、スリルで手に汗を握ると思います」(20代・男性)「こんな情報戦争が勃発していたとは知らず、この映画のおかげで現実を理解できました」(30代・女性)「事実をニュースで聞くだけよりも、映像化されたほうが怖さと気持ち悪さが伝わってきますね」(20代・男性)■4位〜20位ランクイン作品一覧4位:『キセキ あの日のソビト』(東映)5位:『沈黙 サイレンス』(KADOKAWA)6位:『僕と世界の方程式』(レスペ)7位:『マグニフィセント・セブン』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)8位:『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(松竹)9位:『新宿スワンII』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)10位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』(ワーナー・ブラザース映画)11位:『ダーティ・グランパ』(REGENTS、日活)12位:『ザ・コンサルタント』(ワーナー・ブラザース映画)13位:『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』(プレシディオ)14位:『未来を花束にして』(ロングライド)15位:『ANTIPORNO アンチポルノ』(日活)16位:『本能寺ホテル』(東宝)17位:『僕らのごはんは明日で待ってる』(アスミック・エース)18位:『ショコラ 君がいて、僕がいる』(東北新社・STAR CHANNEL MOVIES)19位:『タンジェリン』(ミッドシップ)20位:『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(松竹)※本ランキング及び記事内のClip!数、レビューは2016年12月22日時点のもの。(集計:Filmarks)
2017年01月01日映画を観るのが大好き、という人は多いかもしれませんが、「映画なんて友だちや彼氏としか観ない」という人も案外多いのではないでしょうか? 今回はそんな方にもおすすめできる、素敵な映画を紹介していきたいと思います。■『フリーダム・ライターズ』カリフォルニア・ロングビーチでの実話をもとにしたストーリー。荒廃した高校に、ある新米女性教師が赴任します。授業の進め方に苦悩する教師は、生徒に1冊ずつノートを配り、何でもいいから自分のことを書くように提案します。 この映画は、人種間の対立、銃といったシーンも淡々と描かれていて、ティーンエイジャーならではのもろさに胸を打たれます。いわゆる「中2病」のようなものとは一線を画した、貧困や暴力とつながった生徒たちの危うさを見事に表現した映画なのです。アラサー世代はもちろん、大人が観ても感じるものがあると思います。作品にはMTV Filmsが関わっているため、サウンドトラックも秀逸です。 ■『アクロス ザ ユニヴァース』33曲におよぶビートルズのナンバーが、ふんだんに散りばめられた作品。歌詞を通して主人公たちが心情を吐露していきます。特に、ボーリング場のシーンが美しいです。ミュージカルに対して苦手意識がある方も入りやすいでしょう。また、『イエロー・サブマリン』も、ぶっ飛んでいてオススメ。ビートルズ初のアニメ映画で、1960年代に製作された作品とは思えない鮮烈さがあります。■『終わりで始まりの4日間』原題はGarden State。役者の主人公が、母の死を機に故郷ニュージャージー州(ガーデン ステイト)へ帰ってきます。そこで、古い友人たちや新しい出会い恵まれて、自分自身を再生していく珠玉のストーリーです。なんといっても、ナタリー・ポートマンが可愛すぎて、いつの間にか物語の中に引き込まれてしまいます。そして、主演のザック・ブラフの表情が絶妙。彼は監督も務めていて、とにかく発想が素晴らしい! さらにガーデンステイトの世界に欠かせない音楽も流れていて、映画と見事にマッチしています。もしも、人生であと1本しか映画が観られないとしたら、これを観たい! と思うくらいです。1人でのんびり過ごしたい、そんな週末には映画を観て、過ごしてみてはいかがでしょうか?
2015年10月12日ゲオホールディングスの子会社となるゲオネットワークスは9月1日、映画や音楽、マンガ、ゲームなど幅広いエンターテインメント作品のレビューをユーザー間でシェアできるSNSアプリ「クチコ」の提供を開始した。同アプリは、作品の評価やレビューの公開・閲覧といった情報交換のほか、自身の好きな作品を集めたコレクションボードの公開も可能。ゲオ会員には、レンタル履歴の表示機能や作品へのQ&A機能、店頭在庫との連動機能も提供する。対応するOSは、iOSとAndroidとなる。これにより同社は、情報価値が高まっているSNSにおいて「映画を観たい」「レンタルしよう」という気持ちを後押しするユーザーのレビューを充実させ、新たなキッカケづくりを提供したい考え。当面は、累計1,000万レビューを目指すほか、会員証機能アプリ「ゲオ公式アプリ」との連携や、オムニチャネルリテーリングの強化を実現したい狙いだ。
2015年09月01日カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と映画レビューサービス「Filmarks」を運営するつみきは8月18日、業務提携を行い、全国のTSUTAYA店舗やネット宅配レンタル「TSUTAYA DISCAS」、映像配信「TSUTAYA TV」などのCCCの事業基盤を活用した協業を開始することを発表した。これにより、「Filmarks」のWebサイトとスマートフォン向けアプリの検索メニューに「新作レンタル情報」を追加し、「TSUTAYA DISCAS」との連携を開始。iOS向けアプリでは、新作レンタル映画作品に「レンタル開始日」を表示し、映画作品をClip!しているユーザーに対して、レンタル開始日のプッシュ通知を行う。また、劇場公開前・公開中の映画情報だけでなく、パッケージ化された映画作品のレンタル情報も提供していくほか、「Filmarks」の映画作品ページには、TSUTAYA店舗のレンタル在庫情報を表示する機能も実装した。両社は今後、店頭で映画レビューを活かした品揃えを展開するなど、リアルとネットを融合したユーザー参加型プラットフォームの実現を目指す。
2015年08月18日シュッピンは1日から、同社が運営するカメラ専門店「Map Camera」のレビュー投稿ページ「コミュレビ」にて、投稿者にデジタルカメラをプレゼントするキャンペーンを実施している。実施期間は8月31日まで。今回実施されている「コミュレビ大賞」は、Map Cameraの創業21周年を記念したキャンペーン。レビュー投稿サービス「コミュレビ」にレビューを投稿したユーザーの中から、抽選で1名にデジタルカメラをプレゼントする。キャンペーンは8月1日~8月10日、8月11日~8月20日、8月21日~8月31日の3回に分けて実施される。第1回のプレゼントは、2015年7月に発売された超広角コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp0 Quattro」だ。SIGMA dp0 Quattroは、Quattroセンサーに最適化された専用設計の14mm(35mm判換算約21mm)F4レンズを搭載するモデル。有効画素数は約2,900万画素で、本体サイズは約W161.4×D126×H67mm、重量は500gとなっている。なお、第2回、第3回のプレゼント内容は追って発表される。キャンペーンの詳細は同社のWebサイトを参照いただきたい。
2015年08月05日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、日本映画『 こま撮りえいが こまねこ 』(2006年)。もの作りが大好きな子猫の女の子・こまちゃんと仲間たちのほのぼのとした日常を描くアニメーション。◆あらすじ山の上のおうちに暮らすこまちゃんは、もの作りが大好きな子猫の女の子。趣味は映画作りで、衣装や小道具など、映画に必要なすべてのものをせっせと手作りし、一生懸命に作品を作っています。ある日、ピクニックに出かけたこまちゃんは雪男に遭遇しビックリして逃げ帰りますが、失くした人形を届けてくれた雪男に、また会いたくなって出かけて行きます。そんな中、こまちゃんは内気な少女・いぬ子とも知り合いますが、いぬ子はお友だちになりたい気持ちをこまちゃんに上手く伝えられずにいました…。◆時間と愛情をかけて作られた手作りのアニメーションNHKの人気キャラクター“どーもくん”を生み出した合田経郎とスタッフによるこのパペット(人形)アニメーションはコマ撮りアニメという技法で作られています。それは、静止している物体をひとコマ(ひとコマは24分の1秒)ごとに少しずつ動かして、照明・セット・カメラポジションを変えながら撮影するという、気の遠くなるような作業。1日わずか数秒分の映像しか撮影できません。膨大な時間と労力をかけて完成した映像は、CGでは決して得られないあたたかさがあって、手作りっていいなぁと思わせてくれます。本作で描かれるのは「はじめのいっぽ」「カメラのれんしゅう」「こまとラジボー」「ラジボーのたたかい」「ほんとうのともだち」の5話。中でも「はじめのいっぽ」は、文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞した秀作です。素朴なエピソードと可愛らしいキャラクターに癒されますが、がんばりやの主人公のこまちゃんが、もの作りの素晴らしさを体現するなど、テーマは思った以上に奥深い! ストーリーに盛り込んだ映画作りへの情熱からもわかるように、作り手の映画への愛情がこの作品の隠れた魅力です。◆この映画の猫ポイントはここ! 茶白猫のこまちゃんは、素直で好奇心旺盛な女の子。こまちゃん以外にも、機械いじりが趣味のラジボーや、こまちゃんのおじいちゃん(通称・おじい)も猫キャラです。人形のひとつひとつのパーツをミリ単位で動かして作ったコマ撮りアニメは、その丁寧な仕事ぶりを反映して、とても表情が豊かです。何よりも驚くのは、キャラクターが皆、言葉を「ニャ~」や「ニャニャッ」としか発しないのに、ストーリーや喜怒哀楽の感情がカンペキに伝わってくること。猫とのコミュニケーションに、言葉はいらない! 思わずそんな気持ちになります。可愛らしくて優しくて、ちょっぴり寂しがりやのこまちゃんに、誰もが癒されることでしょう。時間と愛情をたっぷり注ぎ込んで作られた“こまねこワールド”は、口コミでじわじわと評判になり、続編『 こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~ 』も作られました。ぜひ、大切な人と一緒に楽しんでほしい作品です。
2015年05月15日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、仏・独・ユーゴスラビア合作映画『 黒猫・白猫 』(1998年)。陽気なロマ(ジプシー)の人々がさまざまな騒動に巻き込まれるドタバタ・コメディーです。◆あらすじドナウ川のほとりで暮らすロマ族のマトゥコは、一獲千金の夢を追っては失敗ばかりしている自称・天才詐欺師。ロシアの密輸船から石油を買いますが、逆にだまされて大金を失ってしまいます。マトゥコは何とか金を取り戻そうと、石油列車ハイジャックを計画するも、新興ヤクザのダダンの企みで失敗。マトゥコの息子ザーレはセクシーな美女イダと恋仲なのですが、マトゥコは借金返済の代わりに、ザーレと、ダダンの妹との結婚を勝手に承諾してしまいました。さぁ、どうしましょう…?! ◆ハチャメチャで泥臭いコメディーが新鮮旧ユーゴ出身の監督エミール・クストリッツァは、世界中の映画祭で山ほど賞をとっている名匠で、映画好きなら絶対に無視できない存在。特に、旧ユーゴの内戦の悲劇を描いた作品で高く評価されていますが、時には本作のように楽観的で底抜けに明るい小品も作ってくれます。この映画の背景は、監督自身が幼い時から親しんだロマの人々の、陽気で人間味あふれる世界。石油列車ハイジャック事件と結婚式での花嫁脱走劇を軸にした、奇想天外、予測不能の愛と友情の物語が、エネルギッシュに繰り広げられます。個性的すぎるキャラ、ヘンテコなルックス、カオス(混沌)そのものの物語と、中身はあきれるほどハチャメチャ! ブンチャカ、ブンチャカとにぎやかなジプシー・ミュージックは、実はクストリッツァ監督自身が参加するバンド“ノー・スモーキング・オーケストラ”によるものです。バルカン半島の伝統音楽をベースに、ロック、ジャズ、スカなどをミックスしたサウンドは、明るさの中に哀愁が漂っていて、映画全体を魅力的に彩っています。わかりやすいハリウッド映画とはひと味違うムチャぶりにあっけにとられるかもしれませんが、この“ドタバタ感”こそがクストリッツァ流の人生賛歌。難しいことは抜きにして楽しんでしまいましょう! ◆この映画の猫ポイントはここ! この映画の公開時のキャッチコピーは“ニャニがニャンでも愛で突っ走るのよ!”。どうです、これだけでも猫好きの胸に響きませんか? 物語の節々でちょこちょこ登場する黒猫と白猫は、いつも一緒にいて、いわば映画のマスコット的な存在です。人間たちの大騒動をあきれたようにみつめる猫たちは「人間っておかしな生き物だニャ~」と笑っているに違いありません。猫以外にもアヒルやブタなど、多くの動物たちと、愛すべきおバカな人間たちが入れ乱れるハイテンションの物語は、まさかの展開でハッピーエンドへ。このファンキーすぎる映画のラストでは、2匹の猫たちは結婚式の立会人まで務めるという活躍ぶりでした。結婚と葬儀を見守る黒猫と白猫は、生と死、幸福と不幸の象徴なのでしょう。「両方があってこそ人生なのさ!」と言わんばかりの猫たちの、達観した表情が実にステキです。
2015年05月08日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、日本映画『 すーちゃん まいちゃん さわ子さん 』(2012年)。職業や境遇が違う3人の女性が、日々の暮らしの中で小さな幸せをみつけながら前向きに生きていくハート・ウォーミングな物語です。◆あらすじカフェで働く料理好きのすーちゃん、OA機器メーカー勤務のキャリアウーマンのまいちゃん、自宅でWEBデザイナーの仕事をするさわ子さんの3人は、かつてのバイト仲間。十数年後の今も友情は続いていて、時間をみつけては集まっています。仕事、恋愛、結婚、貯金、介護…。それぞれに悩みを抱える彼女たちは、今まで歩んできた道を振り返り「本当にこれで良かったの?!」と自問するのですが…。◆自分らしい生き方を自分の手でみつける姿に共感ベースになっているのは益田ミリさんの4コマ漫画。等身大のアラサー女性たちが、日常のささやかな出来事で傷ついたり、喜んだりする姿は、きっと誰もが「あるある!」と共感するはずです。すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんの悩みは、片思いや不倫、結婚に親の介護など、なかなかシリアスで切ないんですが、映画は、それらをやんわりとコミカルに描いていて、彼女たちのそれぞれの決断を優しいまなざしでみつめています。料理好きのすーちゃんが作るおいしそうな料理や、ナチュラルなファッション、のんびりとしたライフスタイルと、見どころも多彩。テイストは日常をさらりとスケッチするような穏やかさですが、内容は単なる癒し系ではありません。だって、独身アラサー女性が頑張って生きるには、ほのぼのばかりもしていられませんものね…。だからこそ、心が折れそうな時、そばにいてくれる女友達の存在が、本当にありがたいのです。本作に登場する男性キャラのダメッぷりと好対照の、女同士の確かな友情には励まされました。演じる柴咲コウさん、真木よう子さん、寺島しのぶさんら、実力派女優たちがいつもと違う雰囲気で魅せるアンサンブルの妙や、ふっと漏らす本音のセリフ(心の声?)の鋭さも、見逃せません。◆この映画の猫ポイントはここ! 自宅でウェブデザイナーの仕事をしている39歳のさわ子さんの家には、ミーちゃんという名前の茶白の猫がいます。母と二人で、寝たきりの祖母の介護をするさわ子さんは、もし自分が家を出れば母が一人で祖母の面倒を見ることになると思うと、結婚や恋愛に踏み切れません。そんな時、きままに出歩くミーちゃんを見て「好きな時に出ていけるっていいなぁ…」とつぶやきます。猫の特徴的な性質の“気ままで自由”をうらやむ、さわ子さんの本音が思わず出たセリフでした。どうやらミーちゃんは完全なインドアキャットではなく、自由に外に出ているにゃんこのようですね。ある時、何日も帰ってこないミーちゃんを懸命に探すと、実は、みんなが心の中で少しだけ負担に思っていたおばあちゃんのふとんにもぐりこみ、寄り添うように眠っているではありませんか! 勝手きままに見えて、一番さびしい思いをしている人のそばにちゃんといる。これこそ、愛猫家なら実感できる、猫の“美徳”だと思うのです。
2015年05月01日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、フランス映画『 猫が行方不明 』(1996年)。パリを舞台に、行方不明になった猫を探すヒロインが、さまざまな人と出会うことで成長していくヒューマン・コメディーです。◆あらすじパリに住むメイクアップ・アーティストのクロエは、休暇で海に行く間、愛猫のグリグリを猫好きのおばあちゃんのマダム・ルネに預かってもらいます。でもバカンスから戻るとグリグリが行方不明に! 多くの人を巻き込みながら、グリグリの大捜索が始まりますが…。◆猫探しの中で巻き起こる恋と騒動パリを舞台にした映画には、おしゃれでスタイリッシュな作品が多いのですが、この映画の舞台は11区という活気ある庶民的な地区。パリっ子たちの飾らない暮らしぶりが垣間見える、親しみやすい作品です。行方不明になった猫を探すというミッションで活躍するのは、頑固だけど気のいいマダム・ルネが中心になったおばあちゃんネットワーク。あっという間に情報が伝わるかわりに、噂話が多いのが玉にキズ…。さまざまな人種が登場するのも、移民の国フランスらしいところです。主人公のクロエは、迷子になった猫を探すことで、以前はまったくつきあいがなかったご近所の人々や、自分とは違う世代の人間と触れ合うことに。さりげないロマンスも盛り込まれたキュートな物語は、さながらパリをスケッチするような軽やかさです。監督は『百貨店大百科』や『スパニッシュ・アパートメント』などで日本でも人気の、セドリック・クラピッシュ。小粋な恋愛と、ままならぬ人間関係をサラリと描く作風で有名ですが、その実力は本格派です。コメディタッチの群像劇である本作では、ベルリン国際映画祭で、映画批評家協会賞を受賞しています。◆この映画の猫ポイントはここ! 行方不明になる猫グリグリは、濃いチャコールグレーの美しい猫。背中にちょっとだけ小さな白い斑点があるのがアクセントです。グリグリという愉快な響きの名前は、フランス語で灰色(グレー)の意味なんですが、映画ではほとんど黒猫に見えますね(笑)。猫好きのクロエにとって“猫がいない”状態は、恋人がいない彼女の寂しさや不安と重なっているのでしょう。猫探しはいわば彼女の幸福探し。思わずクロエに共感してしまうのはそのためです。グリグリは、主人公を演じるギャランス・クラヴェルが実際に飼っている猫ちゃん。登場する他の猫たちも皆、出演者の飼い猫だそうです。どうりで自然な表情をしていました。物語では、なにしろグリグリは“行方不明”なのであまり画面には登場しませんが、パリの下町には猫がたくさんいて嬉しくなります。終盤にグリグリは意外なところから姿を現しますが、それは結局、探していた“幸せ”はすぐそばにあったということ。グリグリを探して遠まわりした時間もまた、決して無駄ではありません。その証拠に、最後にはクロエにも恋の予感が! 猫と同じようにヒロインの心も迷子になったけれど、気付いたのは、幸せを発見できるかどうかは自分次第だということ。それから、当たり前の日常こそが愛おしいということも。ヒロインがにっこりとほほ笑む幸福感に満ちたラストに、心がほっこりします。
2015年04月24日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、オーストラリア映画「シャイン」(1995年)。実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットが、一度は精神を病みながらそれを克服し、一流のピアニストとして復活する姿を描く感動の音楽ドラマ。◆あらすじオーストラリア在住の青年デヴィッド・ヘルフゴットは、子どもの頃から天才ピアニストとして活躍しますが、息子を束縛する父親の支配下にありました。しかし彼は、友人の励ましに支えられ、父の反対を押し切り、英国の王立音楽院に留学することになります。めきめきと才能を発揮するデヴィッドでしたが、昔、父から課題として与えられたラフマニノフの難曲に取り組むうちに、あまりのストレスから精神に異常をきたしてしまいます。母国に戻り精神病院で過ごしていたデヴィッドに転機が訪れたのは、ある女性との運命的な出会いでした…。◆困難を乗り越えて輝いたピアニストの生き様に感動オーストラリア出身の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの苦難に満ちた半生を描く感動的な伝記映画は、音楽映画としての魅力はもちろん、ハンディキャップを乗り越えて強く生きた人間の実話として見ごたえたっぷりの秀作です。ゆがんだ愛情で息子を支配した父親の呪縛から主人公を解き放ったのは、やがて彼の妻になる女性ギリアン。彼女のおおらかな愛情が、繊細な魂を持った天才を穏やかな幸福へと導きます。劇中に登場するピアノ曲はすべてデヴィッド・ヘルフゴット本人による演奏で、その超絶技巧の演奏テクニックは、まさに神業です! 主人公を演じるジェフリー・ラッシュは、オーストラリア出身で、舞台でのキャリア20年以上の大ベテランの名優ですが、本作で見事にアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。「人生は続く。途中で捨てたりせずに生きていく」というラストの言葉に、誰もが勇気をもらうことでしょう。◆この映画の猫ポイントはここ! この映画は、主人公デヴィッドの不思議な独白でスタートします。「僕はネコ。僕はネコだよ。ネコの…、ネコの気持ちが分かる。なぜかな。悲しいネコ。僕は悲しいネコ。ネコって不思議だ。不思議、不思議、本当に不思議。僕はネコにキスをする。いつもね。塀の上のネコ、いつもキスをする」。この長い長いセリフ、いったいどういう意味なんでしょう? 幼い頃のデヴィッドは、あたたかい愛情を知らず常に父親からコントロールされていました。そんな自分が、塀の上にうずくまって身動きさえできない悲しい猫に思えたのかもしれません。主人公が想像した猫のイメージがそんな不幸な姿だったなんて、猫好きにはちょっと寂しい気がしますね。でもご安心を。ちゃんと本物の猫も登場しますよ。英国に留学し、ついに自由を得たデヴィッドの下宿のピアノの上には、グレーと白の長毛の猫がいます。この猫とは、缶詰の食事を分けあって食べるほどの仲良し。オーストラリアに戻ってからも、オンボロのピアノの上にちょこんと乗ったキジ猫の姿があります。これらの猫たちはすべてチラリとしか登場しませんが、最初は悲しい心の象徴だった猫が、最後には、傷つきやすい天才ピアニストを愛らしい姿で優しく見守ってくれている。何だかホッとしました。
2015年04月03日桜咲く4月って、新生活をスタートさせる人が多いですよね。たとえば職場の環境が変わったり、新しい何かを始めてみたりと、気合十分な季節です。でも、頑張りすぎて空回りしたり、多忙さから疲弊したりすることってありませんか? そんなお疲れモードの時には、心にビタミンを与えてくれる癒し系映画がおすすめです。 ◆『ベイマックス』が教えてくれる“無償の愛”に涙最初にご紹介したいのが、日本で大ヒットし、本年度・米アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞した『ベイマックス』です。日本の鈴をモチーフにした真ん丸な瞳と一文字の口、ぷにふわボディと、ベイマックスを見ているだけでも癒し効果は抜群ですね!ベイマックスは主人公ヒロの兄が開発した、人々の心と体を守るためのケアロボットです。兄が事故で他界した後は、孤独のあまり、自分の殻に閉じこもっていたヒロですが、いつもそばにいて、無償の愛を捧げてくれるベイマックスにだけは、少しずつ心を開放していきます。やがてヒロは、ベイマックスと予想外のアドベンチャーをすることになるのですが、気がつけば亡き兄からの熱い思いを受け取り、ひと回り人間としても成長を遂げていく。本作はありきたりの友情物語に留まらず、心の再生や家族の絆など、多層的なメッセージが込められた、とても懐の深い感動作になっています。 ◆『美女と野獣』の純度の高いラブストーリーに胸キュン続いて『美女と野獣』です。本作が時を経ても不朽のラブストーリーとして語り継がれるのは、野獣と美女が織りなす愛の純度が高いせいではないでしょうか。父の代わりに、野獣に拘束されたヒロインのベル。最初は野獣をきらっていたけど、共に暮らしていくうちに、彼の苦悩だけではなく、心の気高さに気づいていきます。また野獣もいつしかベルに惹かれ、相手を思いやる心を取り戻していくんです。偶然の出会いが、徐々に崇高な愛へと変化していくプロセスには、きっと誰もがときめくはず。そんな至極のラブストーリーに身をゆだねれば、なんだか自分の女子力もアップしそうな気がします。◆『トイ・ストーリー3』で童心に返り、ピュアな自分と再会したい 最後の1本が、愉快なおもちゃたちが冒険を繰り広げる人気シリーズの第3弾『トイ・ストーリー3』です。今年は1作目の公開から20周年というアニーバーサリーイヤー。さらに、3作目のその後の物語を描く『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』のブルーレイが7月に発売されることでも注目されています。『トイ・ストーリー3』が前2作と違う点は、おもちゃたちの友情物語を軸にしつつも、おもちゃとその持ち主との関係性まできっちりと織り込んだ感動作に仕上がっているところです。お気に入りのおもちゃは、ある意味人生において、最初にできた親友のような存在。でも、人は成長し、いつしか大切なおもちゃと決別する時が来る。たぶん誰もが体験してきたはずの別れですが、それをおもちゃの立場から見せられると、センチメンタルな郷愁に包まれ、心が洗われます。以上の3作品、いかがでしょうか? ちょっと心がすり減ってきたかなと感じたら、ぜひ映画による心の処方箋を受けてみてください。心にパワーを充電すれば、きっと笑顔で明日を迎えられるはずです!■『ベイマックス MovieNEX』2015年4月24日(金)発売4,000円+税、4月17日(金)デジタル先行配信開始 公式サイト ■『美女と野獣 ダイヤモンド・コレクション MovieNEX』発売中4,000円+税、デジタル配信中 公式サイト ■『トイ・ストーリー3 MovieNEX』発売中4,000円+税、デジタル配信中 公式サイト ■『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』2015年7月2日(木)発売ブルーレイ+DVDセット 3,800円+税/DVD 2,800円+税、同日デジタル配信開始 公式サイト
2015年03月30日米GoogleがAndroidアプリのセキュリティ対策に乗り出した。「Google Play」で公開するアプリの安全性を強化すべく、専門家によりレビュープロセスを初めて導入する。また、ユーザーに対してアプリやゲームの対象年齢を表示する取り組みも着手した。Googleが3月17日に発表した2つの取組みは「Google Playのクオリティ対策」と「ユーザーに対する対象年齢の表示」。これらは、開発者とユーザーの双方に対し、体験を改善するものだ。1つ目のGoogle Playクオリティについて、Googleでは数ヶ月前よりコミュニティを保護しアプリカタログを改善する目的で、Google Play向けに提出したアプリを公開前にレビューしているとのこと。このプロセスでは、早期段階でGoogleの開発者ポリシーに違反していないかをチェックする専門家が関わっているという。これまでGoogle Playでは人によるチェックを行ってこなかった。これに合わせて、開発者が自分のアプリの状況を把握できる「ステータス」機能も提供する。開発者はステータスにより、自分のアプリが拒否・一時停止されている理由を知ることができるという。2つ目として、ユーザー向けにアプリの対象年齢を示すグローバルコンテンツ評価システムを導入する。業界団体である国際年齢評価団体(IARC)、汎欧州ゲーム情報(PEGI)、それにオーストラリア等級審査委員会など各国ベースの評価団体にも対応し、開発者はアプリのコンテンツについてのアンケートに記入することで、自分たちのアプリやゲームに対して客観的なコンテンツ評価を受けることができるという。特定の評価機関がない地域では、汎用の年齢ベースの評価が表示されるとのこと。年齢評価は数週間でGoogle Play上に反映される予定。このプロセスは自動化されており、開発者は開発者コンソールよりアンケートに記入でき、これに関する料金は発生しない。アンケートに回答していないアプリについては、「評価なし(Unrated)」とカテゴリ化され、地域によっては特定のユーザーに対し遮断される可能性があるとしている。5月より新しいアプリと既存アプリの最新版はすべてアンケートへの回答が義務付けられる。Googleは過去1年で70億ドル以上を開発者に払ったとしており、今後もエコシステムの拡大を図るとしている。
2015年03月30日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、日本映画「陽だまりの彼女」(2013年)。10年ぶりに再会した男女の不思議な恋模様を描くファンタジックなラブロマンス。 ◆あらすじ広告代理店の新人営業マンの浩介は、取引先で、中学時代の同級生・真緒と10年ぶりに再会します。転校生だった彼女は、昔はイジメられっ子でしたが、今では、仕事ができる美しく魅力的な女性に成長していました。浩介と真緒は互いに初恋だった当時の記憶がよみがえり、再び恋に落ちて、つきあいはじめます。やがて結婚を意識して一緒に暮らし始めた2人でしたが、真緒には浩介に言えない、ある重大な秘密がありました…。 ◆女子の胸をキュンとさせる要素がいっぱい“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”と大評判で、女性から絶大な支持を受けている、越谷オサムの同名ベストセラー小説が原作です。現在と過去を交錯させながら描く、幼なじみの男女の恋物語は、切なくて、温かくて、ロマンチック!舞台となる湘南のキラキラした海を淡い光でとらえたロケ映像が、不思議すぎるラブストーリーを魅力的に彩っています。主人公のカップルを演じるのは、嵐の松本潤さんと上野樹里さん。奥手で内気、彼女もできないさえない青年役が、あの松本潤さん?! いくらなんでも無理があるのでは(笑)。一方、思わず「!!」な秘密があるヒロインを演じる上野樹里さんは、フワフワした不思議ちゃんの雰囲気がぴったりハマッています。◆この映画の猫ポイントはここ! 今回の猫ポイントを語るにあたって、ストーリーのネタバレをしてしまうことを、どうかお許しください。冒頭に登場するグレーの美しい猫にまずご注目! 江ノ島にある廃屋周辺にはたくさんの猫がいるし、ヒロインの真緒とは浅からぬ関係らしい、夏木マリさん演じる謎の老婆のそばにもいつも猫たちの姿が。そう、真緒は、実は猫なんです! 子猫の時に、自分の命を救ってくれた浩介に恋した真緒は、やがて悲しい運命が待つことを承知で、人間になることを選択します。真緒が実は猫だという、物語最大の秘密は、猫を飼っている人なら映画が始まってすぐに分かってしまうかも。何しろ彼女のしぐさは、高いところにヒョイと登ったり、魚を見るとつい手が出たり、ポカポカとお日様が当たる場所で丸くなって眠ったりと、猫そのものなのですから。それにしても、秘密を知った後の浩介の順応の速さにはビックリ。やっぱり愛は強し! ということなのでしょうね(笑)。猫が人間の女性に変身し、生涯一度きりの恋をする。ありえないと分かっていても、猫好きにはたまらなくステキに思えてなりません。そういえばヒロインの名前の真緒(マオ)は、中国語の発音で猫の意味なのだそう。すべての記憶が失われ、2人の恋もまた、まるで夢だったかのように終わりを告げます。でも、どうか悲しまないで。ラストには、ちょっと嬉しくなるワン・シーンが用意されているので、ぜひ最後まで見てくださいね。
2015年03月27日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、オランダ映画「ネコのミヌース」(2001年)。突如、人間の女性に変身したネコが、偶然知り合った引っ込み思案の新聞記者を助けて大活躍するファンタジックなコメディー。◆あらすじノラ猫のミヌースは、トラックからこぼれ落ちた薬品をペロリと舐めたため、なんと突然人間の女の子に変身してしまいます。猫のしぐさは抜けないものの、人間であることを楽しむミヌースは、偶然知り合った、新聞記者ティベの秘書になることに。引っ込み思案な性格のため、まともな取材もできないティベでしたが、猫のネットワークを駆使してスクープを提供するミヌースのおかげで、たちまち売れっ子記者になります。そんなある日、ミヌースとティベは、街の有力者のよからぬ噂を知ることになります…。◆演技派女優の見事な“キャットウーマン”ぶりに注目原作は、オランダの国民的女流作家で児童文学者アニー・M・G・シュミットの同名小説です。日本で上映される本数は決して多くないオランダ映画ですが、主演のカリス・ファン・ハウテンは、ハリウッドでも活躍する国際派女優なんですよ。演技派でシリアスな役が多い彼女ですが、本作では、元猫で今は人間という“難役”を、コミカルかつチャーミングに熱演。高い木にヒョイと登ったり、魚に目がくぎ付けで怪しげな動きをしたり、揺れるものについ手を出してしまったりと、猫っぽいしなやかなしぐさに、ぜひ注目してください。さらに! この作品、ファッションにうるさいおしゃれ女子の胸をときめかせるキュートな演出がいっぱい。屋根の上やお部屋の中は、あえて作りものっぽいセットで、ドールハウスのようだし、ミヌースが身に着ける洋服やアクセサリーが、すべてグリーンで統一してあったりと、ポップなビジュアルが可愛い! 物語は、勧善懲悪のファンタジーですが、ちょっぴり恋愛要素もあるので、大人も子どもも楽しめる楽しい作品です。◆この映画の猫ポイントはここ! ミヌースは、もともと、全体に白っぽくて耳の部分だけが少し灰色の猫ですが、物語の中ではほとんど人間の姿です。それでも本物の猫たちとはバッチリ話が通じるので、街の噂話や情報に精通している猫のネットワークを駆使して次々に特ダネをゲットするのが痛快!たくさんの飼い猫、ノラ猫たちが、毎晩、集会を開いては、おしゃべりに興じているなんて、考えただけでも楽しくなりますね。猫たちが結束して懲らしめるのは、動物愛護団体の会長でありながら実は動物嫌いの工場主。自分の私利私欲のために動物を利用しようとしていることを知って怒った猫たちは、俳優顔負けの“演技”で悪者をやっつけてしまいます。大活躍のあと、ミヌースは、猫に戻るか人間のままでいるかの選択を迫られることに。自由を愛する猫の素晴らしさと、人間として愛し愛される喜びの両方を知ったミヌースの決断とは…? それは映画を見て確かめてくださいね。それにしても恐るべし、猫ネットワーク!この世に猫が知らないことなんて、何ひとつないんじゃないかしら? この映画を見た後は、猫の前で、もう内緒話はできませんよ!
2015年03月20日昨年『アナと雪の女王』で驚異的な大ヒットを記録。歴史的なミュージカルブームを作り上げたディズニーが満を持して贈る最新ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』が、3月14日よりついに公開を迎えます。様々な“アフター・ハッピーエンド”が楽しめる作品ということで、公開を待ち望んでいる方も多いはず。そこで今回は、恋愛ライター・ゆきちが本作を観る前にぜひとも観ていただきたい! ディズニー映画の隠れた名作3作品をご紹介します。子どもから大人まで幅広く楽しむことができるディズニー映画のなかには、意外と知られていない名作が眠っているのです。ぜひ、コンプリートを目指して掘り出し物を探してみてはいかがでしょうか。■『王様の剣』1963年のクリスマス、アメリカで公開を迎えた長編アニメ―ション映画『王様の剣』。まだ生まれていなかった…という方も多いとは思いますが、そんな時代ギャップを感じさせない「さすが、ディズニーのクリエイティブ力!」といいたくなる、とっても魅力的な作品です! 原作は、アーサー王の少年時代を描いた小説『永遠の王』。「鉄床に突き立てられた剣を引き抜くことができた者こそが、次の王様になるであろう」と語り継がれていた中世のイギリスを舞台に、ヘクター卿のお城で働く少年・ワートと魔法使い・マーリンの出会いを描いていきます。力が強いだけでは意味がない。勇気、知恵、そして愛が大切なのだという教えが存分に詰まった一作。本作は、ウォルト・ディズニーが生前最期に公開を見届けた作品として広く語りつがれています。■『ポカホンタス』ディズニー映画には珍しい、“ザ・ハッピーエンド”で終わらないこちらの物語。初めて実在の人物を扱ったことでも知られていますよね! 彼女の人生を描いた歴史的な逸話だけでなく、同時代の民話や伝承をも映像に反映されているため、リアリティ溢れる描写がとても深く印象に残る作品となっています。物語は1607年―英国から開拓隊を乗せたスーザン・コンスタント号の新大陸出港に始まります。目的地であるヴァージニア植民地には先住民・パウアタン族が平和に暮らしていたのですが、キャプテン・ジョン・スミス率いる一行は知らず知らずのうちに、そこへと押し入る形になってしまったのです。そんな中、首長の娘・ポカホンタスと、運命的な出会いを果たし恋に落ちるジョン。通じるはずのない言葉を心で理解しようと懸命に“愛”を育む二人でしたが、それを邪魔するように、民族の対立にはドンドンと拍車がかかり…。実話ということを念頭に置いて観ると、さらに切なさが増します。■『プリンセスと魔法のキス』そして最期がこちら! ディズニープリンセスのなかにひょっこり混ざっているティアナを観て、「このお姫様、誰だっけ…」と検索した経験はありませんか? ディズニーヴィランズのなかに登場するドクター・ファシリエも、じつはこの作品出身なんですよ~。小説『カエルになったお姫』をもとに、日本では2010年に公開された『プリンセスと魔法のキス』。「いつの日か、きっと自分のレストランをオープンさせるのだ」と日々努力を重ねていた主人公・ティアナの前にある日突然現れた一匹のカエル。自分は王子で、“影の呪い”によって姿を変えられてしまったのだとどこか上から目線で語るカエルのナヴィーンは、「魔法を解くためにキスをして欲しい」と彼女に頼むのですが…。ロマンチックなキスですべて解決すると思いきや、そうもいかないのがこのお話の面白いところ。ディズニーアニメーションの代表的ラブコメ作品として、おすすめの一作となっています。キレイな画と歌のコラボレーションは必見です! 以上、いかがでしたか? 最新作『イントゥ・ザ・ウッズ』に登場する女性たちは、昔ながらの「王子さまを待つプリンセス」とはちょっぴり違うよう。作品のなかで、非常に力強く現代的な生き様を見せてくれるということなので、そんな時代の移り変わりも合わせてお楽しみくださいませ。
2015年03月10日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、日本映画『 グーグーだって猫である 』(2008年)。東京・吉祥寺を舞台に、天才漫画家と彼女の周囲の人々との日常を、温かなタッチで描くヒューマン・ドラマ。◆あらすじ吉祥寺に住む売れっ子漫画家の麻子は、愛猫サバの突然の死のショックで漫画が描けなくなってしまいます。ある日、麻子はペットショップで一匹の小さなアメリカンショートヘアーの子猫と出会うことに。グーグーと名づけたその猫のおかげで麻子は元気を取り戻し、状況は好転。心優しい青年と出会い恋の予感を感じたり、アシスタントたちと新作のアイデアを意欲的に語るなど、すべてがうまく動き始めた矢先、麻子は突然の病の宣告を受けてしまいます…。◆一人と一匹の幸せな関係に心がホンワカ原作は、「綿の国星」などで知られる少女漫画の巨匠・大島弓子の作品で、第12回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した同名エッセイ漫画です。漫画の才能は天才的なのに、内気で傷つきやすいヒロインを、最近ではすっかり女優としての風格を増した小泉今日子さんが繊細に好演。ラブストーリーからヒューマン・ドラマまで、人間描写には定評がある犬童一心監督いわく、この作品のテーマは「人も動物も自然も、みんなが対等に、この地救上で頑張って生きている」ということだそう。う~ん、当たり前のようでいて、なんて深いテーマなんでしょう! ほのぼのとした日常の中にも、それぞれに悲しみや喪失感があって、それでも生きていくことの素晴らしさはかけがえのないものだと、おだやかな語り口で教えてくれる物語です。それにしても、一人と一匹ののんびりとしたライフスタイルが何ともすてき! 見ているこちらもいつのまにかホンワカした気持ちになってしまいます。吉祥寺の街のゆったりとした雰囲気や、共演者に、上野樹里さんや加瀬亮さんら、主役級の俳優たちを揃えて、何気に豪華キャストなところも見どころです。◆この映画の猫ポイントはここ! 内気なヒロイン・麻子の心を癒すアメリカンショートヘアーのグーグーの可愛らしさには、誰もがノックアウトされるはず。一緒にご飯を食べて、一緒にお散歩をして、一緒に眠る。ただそれだけのことなのに、なんて幸せなんでしょう。グーグーは、物言わぬ猫ですが、麻子のとっては単なるペットではなく、りっぱな人格(猫格?)を持った大切なパートナー。グーグーの存在を自分の人生の中でしっかり感じていたからこそ、終盤に卵巣ガンと宣告されても、「このコのためにも元気になろう!」と、きちんと病気に向き合うことができたんだと思います。そうそう、映画の冒頭に登場し、天国へ行ってしまう13歳の茶白猫のサバ(フランス語で「元気?」の意味)の可愛さもまた捨てがたい。これぞニャンダフルライフ! 猫と暮らす幸せをしみじみと感じさせてくれる、あったかい映画です。
2015年02月25日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、アメリカ映画「N.Y.式ハッピー・セラピー」(2003年)。怒り抑制セラピーを受ける気弱な青年が過激なセラピストに振り回されるハートフル・コメディー。 ◆あらすじ子どもの頃からいじめられっ子で、内気な青年デイヴは、飛行機内でのトラブルのせいで逮捕されてしまい、判事の命令で“怒り抑制セラピー”を受けるハメになります。ところがセラピストのバディは患者よりもブチ切れることが多い超・エキセントリックな人物。すべてにおいて型破りのバディに振り回されっぱなしのデイブは、恋人のリンダの心配をよそに、次第に自分の中の怒りを爆発させていきますが…。 ◆現代のストレス社会を笑い飛ばす風刺コメディーコメディー界の大スター、アダム・サンドラーが患者で、名優にして怪優のジャック・ニコルソンがセラピスト? この設定だけで笑いがこみあげてきそうですが、心理療法や物理療法などのセラピー大国であるアメリカでは、何か問題があると「セラピーに行きましょう!」ということになるんだそうで、意外にもリアルな設定のようです。とはいえ、この映画、心を静めるために、名画「ウエストサイド物語」の劇中歌「すてきな気持ち(I Feel Pretty)」を大声で熱唱するなど、ぶっ飛んだシーンのオンパレード。ハリウッドお得意のドタバタ劇が展開します。実はこのトンデモないセラピーには驚きの秘密があって……おっと、これは映画を見てのお楽しみでした(笑)。そうそう、この映画の隠れた見どころは、豪華なカメオ出演者たち。ジュリアーニ元NY市長や、NYヤンキースの選手たちが登場し、全編ニューヨークロケによる都会的なコメディーに花を添えていました。ストレスだらけの現代社会を笑いで風刺しながら、気弱な青年が、きっちりモノが言える大人に変わる、さわやかな成長物語に仕上がっています。◆この映画の猫ポイントはここ! 何事にも優柔不断な主人公デイヴが働いている会社は大手ペット製品会社。課長代理という、これまたはっきりしないポストの彼は、上司から仕事を押しつけられては、せっかくの手柄をいつも横取りされている、トホホな性格です。彼が考えた新企画“おしゃれネコ”のアイデアは、メタボ気味のネコちゃん用のウエア、いわゆる“デブ猫専門服”。社内で飼われているらしい茶トラ猫・ミートボールがこの新製品のモデルです。心優しいデイヴは、ミートボールのことをとても可愛がっていて、嫌味な上司に向かってついに気持ちをブチまけるクライマックスでは「デブ猫と呼ぶな!傷つくんだぞ」とピシャリと言い放つ姿に、思わず拍手(笑)!ミートボールがこの上司のランチを横取りして食べるシーンがこれまた笑えます。でもね、このニャンコ、ちょっとメタボすぎるのも事実なんです。大切な猫ちゃんが健康で長生きするためには、飼い主さんは、体重管理にはくれぐれも注意してあげてくださいね。猫愛と人間愛に満ちた、なんとも憎めない作品でした。
2015年02月13日街がチョコレートの香りに溢れ始めるこの季節、「あ~あ、今年も彼氏のいないバレンタインかぁ…」と肩を落とす方も多いことでしょう。しかしながら、そんなマイナス思考は恋愛不幸を引き寄せるだけなので要注意。まずは気持ちをプラス思考で満たすことが大切ですよ~。そこで今日は、恋愛ライター・ゆきちがセレクト。「恋も仕事もどちらも頑張っている」女子必見! とっておきのパワーチャージ映画3作品をご紹介していきましょう。■『ガール』恋愛・仕事・結婚・子育てなど、それぞれに悩みを抱えつつもたくましく生きる女性たちの姿を生き生きと描き出した映画『ガール』。いくつになっても“周りの目線”が気になる…それが女子というもの。でも、「そんなこと考えずに“自分らしく”生きよう」な~んて、そう簡単には割り切れないものですよね! 私たちはいったい何を得れば、心から幸せと感じることができるのでしょうか。ついつい隣の芝生ばかりが青く見えてしまうお年頃の女性必見の一作となっていますよ~。主人公を演じるのは、モデルとしても活躍中の女優・香里奈さん。その友人役に麻生久美子さん、吉瀬美智子さん、板谷由夏さんというきらびやかな面々が顔を揃えていますので、観るだけで自然と美意識も高まるはず! ■『阪急電車 片道15分の奇跡』始点から終点まで片道15分のローカル線=阪急今津線の電車内を舞台にした群像ドラマ『阪急電車』。乗客たちの目を通して、偶然同じ車両に乗り合わせた人々の人生を映し出していく本作は、まるで自分がその列車に乗車しているかのような錯覚を楽しませてくれます。婚約中の恋人を後輩に奪われたOLを中谷美紀さん、恋人に振り回される女子大生を戸田恵梨香さん、大学受験を控え、年上彼氏との恋に悩む高校生を有村架純さんという実力派キャストが熱演しているのも見どころ。通勤・通学の電車内って、毎日何の変哲もなく時間が経過しているように感じますが、じつはそんなことないんですよね! 人それぞれ確実にときを生きているのだという実感がたまらない本作。ちょっぴり恋愛不幸な彼女たちにもたらされる愛の奇跡と、ハートフルなストーリーにご注目くださいませ。■『綱引いちゃった!』そして最後がこちら。大分市知名度アップのため、女子綱引きチームの結成を命じられた役所職員の奮闘を描いたハートフル・コメディー『綱引いちゃった!』です。この映画を観ると、なんだかジワジワと仕事への意欲が湧いてくるからオススメ! 井上真央さん演じるヒロイン・西川千晶は、母親の勤め先である、廃止寸前の給食センター職員たちを守るべく、綱引きチームを結成。「もしチームが全国大会に出場することができれば、廃止を撤回する」という市長の言葉を胸に、“年頃の女性”らしい生活からは真逆!? 厳しい体力トレーニングの日々を送る羽目になってしまうのでした。頭の中で「なんで私がこんな目にあわなくちゃいけないの」と自問自答を繰り返す毎日。年頃のあなたなら、きっと同じような経験があるのではないでしょうか? そんな時は、ヒロインを温かく見守る母・松坂慶子さんの役どころにも着目してみて! 家族の有り難みをじんわり感じる作品となっていますよ。以上、いかがでしたか? 観る人の視点と重なって、明日へ繋がるメッセージを届けてくれるのが映画の醍醐味です。休日のパワーチャージにぜひ是非実践してみてくださいね。
2015年02月06日