モデルのマギーが23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーにゲストとして登場した。マギーマギーは、ゴールドのリボンが施されたオフショルダーの黒いロングドレスで登場し、「ジュエリーに合うようにシンプルな黒なんですが、ちょっとゴールドがかっていて、今回のAVRORA AWARDSにリンクさせたドレスを選びました」と説明。美しいデコルテを披露し、レースを用いたウエストとスカート部分からも肌をチラ見せした。多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰する同アワード。今年は、大竹しのぶ(女優)、河瀨直美(映画監督)、蜷川実花(写真家・映画監督)、菅原小春(ダンサー・振付師)、ヤマザキマリ(漫画家)、芦田多恵(ファッションデザイナー)、野尻命子(裏千家名誉教授・ローマ出張所所長)、伊達美和子(森トラスト代表取締役社長)、毛利悠子(現代美術家)が受賞した。ゴールデンカーペットには、受賞者に加え、それぞれの推薦者や授賞式MC担当の桐谷美玲も登場。さらにゲストとして、マギーのほか、中村アンや佐野ひなこ、三吉彩花、すみれ、SHIHO、アンミカなど豪華な顔ぶれが華を添え、観客約300人を魅了した。
2017年11月26日エルメス(HERMÈS)が気鋭のクリエーターとコラボレートしたショートエピソードによって、時計づくりの世界観を魅せる新しいモバイルサイト「EXPERIENCE HERMÈS TIME ーエルメスの時間ー」(time.h.fr)がオープンした。「時」をエモーショナルな解釈で捉えて時計づくりをするエルメス。新しいモバイルサイトでは、そのエレガントで独創的な世界観を映像と音によって堪能することができる。サイトにアクセスすると、ワンクリックで時空を超えて世界を旅するかのように、ニューヨーク、パリ、ブエノスアイレス、シドニー、ムンバイ、そして上海の6都市で切り取られたショートエピソードへとタイムスリップ。それぞれの都市で、時刻によって異なる4つのエピソードが展開される。ニューヨークのエピソードは、作家兼イラストレーターとして世界的に活躍するクリストフ・ニーマン(Christoph Niemann)によるもの。パリのエピソードは、ポップカルチャーに影響を受けた作品で知られるフランス系アメリカ人アーティストのデヴィッド・ルラスキ(David Luraschi)が手掛けている。映画監督のクララ・カレン(Clara Cullen)は、自身が育ち、映画撮影を学んだブエノスアイレスを。シドニーは、レトロフューチャーのコラージュで有名な現代のシュルレアリスト、サミー・スラビンク(Sammy Slabbinck)が担当した。ムンバイは、作曲家であり、テクノDJプロデューサー兼サウンドデザイナーでもあるアテフ・エィージャ(Ateph Elidja)、そして上海は、テクノロジーをインタラクティブなアート作品へと変化させるプログラマー兼アーティストのザカリー・リーバーマン(Zachary Lieberman)が手掛けている。ファンタジーに満ちたユニークな映像と音によって、訪れる人をエルメスの“デジタルアドベンチャー”へと誘う「EXPERIENCE HERMÈS TIME ーエルメスの時間ー」。「時間はオブジェである」という一貫したメゾンのフィロソフィーを体現するニュープラットフォームに注目を。パソコンからは下のQRコードをモバイルで読み取ってアクセスを。
2017年11月25日綾瀬はるかと坂口健太郎が初共演となるラブストーリー『今夜、ロマンス劇場で』。彼らがラブストーリーで共演というだけで期待大!というのもこの2人、過去に『海街diary』や『高台家の人々』で同じ作品に出演しているものの共演シーンはなく、今回が初共演となる。しかも完全オリジナル。最近の恋愛映画というと漫画原作ものが目立っていたが、『今夜、ロマンス劇場で』は映画のために作られたストーリー!という点でも期待はさらに膨らむ。どんな映画なのか──。映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)とモノクロ映画のなかのお姫様・美雪(綾瀬はるか)が出会って恋をするファンタジックなラブストーリー。撮影は今年の5月に行われ、その1日、美雪と健司が出会う記念すべきシーンの撮影現場取材を敢行。訪れた場所は、栃木県足利市にある旧足利東映プラザ。そこにこの映画のメインセットのひとつ、タイトルにもなっている“ロマンス劇場”が作られていた。その日は、スクリーンの中から現実世界へ美雪が飛び出し、健司と出会う運命的なシーンを撮影。突然の落雷によって停電し真っ暗になった映画館のなか、健司の前に美雪が現れるが、その現れ方にまず驚きがあった。ロマンチックな出会い方だと思っていたら、何とホラー的!? 「うぅ、ううぅー」という声を漏らしながら床を這う綾瀬さんに、武内監督が「もう少し手の動きをホラーっぽく」という演出。面白い映画になりそうな予感が漂っていた。忘れ去られた古い映画の中からヒロインが現実世界へ出てくるという設定は、『キートンの探偵学入門』をヒントにウディ・アレンが『カイロの紫のバラ』を作ったように、過去の名作をアレンジしているそう。ほかにも、古い映画館を舞台にした『ニュー・シネマ・パラダイス』、王女と恋に落ちる物語『ローマの休日』、気の強い女性キャラクターは『猟奇的な彼女』など、さまざまな映画のエッセンスが取り入れられているのも見どころだ。綾瀬さんのお姫様感にも驚かされた。顔はすすだらけで髪はボサボサだが、それでも美しい!健司が惚れるのも無理はないと、そのワンシーンだけでも綾瀬さんの演じる美雪の魅力が伝わってくる。監督も「お姫様感も、現実の世界にやって来た驚きや歓びの感情も表現されている絶妙な演技だった」と絶賛。そして、憧れ続けた映画のなかの美雪が目の前に現れて驚く健司を演じる坂口さんの驚きもまたよく、突然、目の前に現れた美雪に「うわぁあー!」と驚きながらも「えっ、白黒?」というコミカルなリアクションを含めた繊細な演技に引き込まれる。坂口さんがコメディというのも新鮮だ。何より2人の呼吸がぴったりで、何時間でも見ていたいと思う芝居だった。この前半のコミカルなやりとりが、後半には切ないロマンスに変わっていくそう。そんなオリジナルストーリーについて綾瀬さんは「美雪と健司の真っ直ぐで一途な想いは、美しくもあり切なくもあり、夢のような世界でもある。それを感じてほしいですね」とコメント。後半のラブストーリーがどんな展開になるのか期待したい。モノクロの世界から飛び出した美雪が初めて目にする現実世界を一番カラフルにしたいということで、ロマンス劇場のロビーはとびきりカラフルな配色で作られている。そのロケセットについて坂口さんは「ロマンス劇場は健司が何度も来ている馴染みの映画館。初めてこのロケセットを見たとき、いろんな色を使っているのにまとまっていて格好いいなって思いました。ロマンス劇場という看板のツタの感じとかも素敵なんです」とお気に入りの様子。この日はロケセットの映画館での撮影だったが、物語の途中には健司が脚本を書くために美雪をシナリオハンティングという名のデートに誘うシーンがあり、そのデートシーンもカラフルな場所が選ばれているそうだ。そして、美雪が現実世界にやってきた理由、隠していたある秘密、健司との恋の行方…どんなオリジナルストーリーなのか、公開を楽しみに待ちたい。協力:ワーナー・ブラザース映画(text:Rie Shintani)
2017年11月24日モデルの中村アンが23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーに出席した。中村は、赤いベアトップのロングドレス姿で登場し、セクシーな胸の谷間や美しいデコルテを披露。美背中もあらわにし、後ろ姿でも魅了した。そして、華やかな会場の雰囲気に「すごい素敵ですね」と笑顔を見せ、「寒いですけど気を付けてください」と観客を気遣った。多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰する同アワード。今年は、大竹しのぶ(女優)、河瀨直美(映画監督)、蜷川実花(写真家・映画監督)、菅原小春(ダンサー・振付師)、ヤマザキマリ(漫画家)、芦田多恵(ファッションデザイナー)、野尻命子(裏千家名誉教授・ローマ出張所所長)、伊達美和子(森トラスト代表取締役社長)、毛利悠子(現代美術家)が受賞した。ゴールデンカーペットには、受賞者に加え、それぞれの推薦者や授賞式MC担当の桐谷美玲も登場。さらにゲストとして、中村のほか、マギーや佐野ひなこ、三吉彩花、すみれ、SHIHO、アンミカなど豪華な顔ぶれが華を添え、観客約300人を魅了した。
2017年11月24日モデルのすみれが23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーに出席した。美背中&デコルテあらわなベアトップのドレスで登場したすみれは「寒いですけど(笑)」と本音を漏らしつつ、「こんなに美しいジュエリーを…。ジュエリーはワンポイントで、キンキラキンではなく控えめで」とうれしそうに説明。「ドレスはネイビーに。バッグはクリスマスな感じがいいかなと思って赤に」と語った。多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰する同アワード。今年は、大竹しのぶ(女優)、河瀨直美(映画監督)、蜷川実花(写真家・映画監督)、菅原小春(ダンサー・振付師)、ヤマザキマリ(漫画家)、芦田多恵(ファッションデザイナー)、野尻命子(裏千家名誉教授・ローマ出張所所長)、伊達美和子(森トラスト代表取締役社長)、毛利悠子(現代美術家)が受賞した。ゴールデンカーペットには、受賞者に加え、それぞれの推薦者や授賞式MC担当の桐谷美玲も登場。さらにゲストとして、すみれのほか、マギーや中村アン、佐野ひなこ、三吉彩花、SHIHO、アンミカなど豪華な顔ぶれが華を添え、観客約300人を魅了した。
2017年11月24日モデルで女優の桐谷美玲が11月23日(木・祝)、都内で行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーに、名立たるセレブリティたちと登場した。本アワードは、創造力と知性そして才能に満ち溢れ、多くの人々にインスピレーションを与える女性10名を「Inspiring Women(インスパイアリングウーマン)」として選出し、その功績や生き方を讃えるもので、ヤマザキマリ(漫画家)、蜷川実花(写真家・映画監督)、河瀬直美(映画監督)、菅原小春(ダンサー・振付師)、大竹しのぶ(女優)らが受賞。桐谷さんは授賞式のMCという大役を任された。ブルガリのジュエリーを身にまとい、さらなる輝きを放つ桐谷さんは「ブルガリは憧れのジュエリーなのでドキドキしますが嬉しくて、気持ちが高ぶっている状態です」と緊張気味にコメント。深紅のドレスについては「いつもよりドレッシーで大人っぽさをイメージして選びました。ジュエリーも映えるように胸元が開いていて、すごく素敵なジュエリーをつけさせていただいてよかったです」と笑みを見せた。また、憧れの女性像は「ライフスタイルも充実させていて、自分自身の芯を強く持っていて、飾らなくても自分らしさを出せる女性」と明かすと、「わたしも歳を重ねて、自分らしさをどんどん出していける女性になりたいです」と目を輝かせた。そして、「こんなに素敵な場でMCを務めさせていただくことは光栄な反面、初めてのMCなのでとても緊張していますが、自分ができる限りのことをやって頑張りたいと思います」と意気込んだ。一方、ブラックドレスを着こなし、はつらつとした表情で現れた大竹は、推薦者でキャスティングディレクターの奈良橋陽子から「大竹さんは自分にうそをつけないところが一番の魅力で、素晴らしい仕事を次々となさって、年をとるほど素敵な女優になると思います」とメッセージを送られると、「いまの言葉をとてもうれしく、しっかり受け止めたい」と笑顔。さらに、「お芝居はうその世界だけど、その中でうそをつかないで一つ一つの台詞を言っている」と説明すると、「そのためにも自分の人生にうそをつかないで、これからも楽しく一生懸命生きていきたい」と誓いを立てた。(text:cinemacafe.net)
2017年11月23日女優の桐谷美玲が23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーに出席した。赤いドレスでブルガリのジュエリーを輝かせながら登場した桐谷は「ブルガリは憧れのジュエリー。ドキドキしていて、すごくうれしく気持ちが高ぶっています」とにっこり。「いつもよりもドレッシーに大人っぽく。ジュエリーが映えるように胸元を少し開けて」とドレスについても説明した。桐谷は、映画『リベンジgirl』(12月23日公開)でブルガリの広報部に務めるヒロインを演じることもあり、授賞式のMCを担当。「こんな素敵な場でMCを務めさせていただくのは光栄な反面、初めてのMCなので緊張しています」と話した。また、理想の女性像について「ライフスタイルが充実している女性。芯の部分を強く持っていて、飾らなくても自分らしさを出せる女性」と答え、「歳を重ねて自分らしさをどんどん出していけるような女性になりたい」と語った。多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰する同アワード。今年は、大竹しのぶ(女優)、河瀨直美(映画監督)、蜷川実花(写真家・映画監督)、菅原小春(ダンサー・振付師)、ヤマザキマリ(漫画家)、芦田多恵(ファッションデザイナー)、野尻命子(裏千家名誉教授・ローマ出張所所長)、伊達美和子(森トラスト代表取締役社長)、毛利悠子(現代美術家)が受賞した。ゴールデンカーペットには、受賞者のほか推薦者も登場。さらにゲストとして、マギーや中村アン、佐野ひなこ、三吉彩花、すみれ、SHIHO、アンミカなど、豪華な顔ぶれが華を添えた。
2017年11月23日モデルの佐野ひなこが23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーにゲストとして登場した。佐野は、花模様があしらわれた黒いドレスで登場。シースルー素材から美脚を披露し、さらに胸元の谷間もくっきりとのぞかせ、色気を漂わせた。そして、ゴールデンカーペットの感想を聞かれると、「華やかですね」と笑顔を見せた。比類なき才能と創造性に輝き、多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰する同アワード。今年は、大竹しのぶ(女優)、河瀨直美(映画監督)、蜷川実花(写真家・映画監督)、菅原小春(ダンサー・振付師)、ヤマザキマリ(漫画家)、芦田多恵(ファッションデザイナー)、野尻命子(裏千家名誉教授・ローマ出張所所長)、伊達美和子(森トラスト代表取締役社長)、毛利悠子(現代美術家)が受賞した。ゴールデンカーペットには、受賞者のほか推薦者も登場。さらに、ゲストとして佐野のほか、マギーや中村アン、三吉彩花、すみれ、SHIHO、アンミカなど、豪華な顔ぶれが華を添えた。
2017年11月23日ダンサーの菅原小春が23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーに出席した。俳優・三浦春馬との破局質問をタンバリンでかわした。比類なき才能と創造性に輝き、多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰する同アワード。これまでの功績や活動を称えて選出された菅原は、「こん素敵な賞をいただけてうれしいです」と喜び、今後の抱負を聞かれると、「人間っぽくいろいろ人生を表現していきたい」と答えた。菅原は、週刊誌『週刊女性』で俳優・三浦春馬との破局を報じられたばかり。去り際に報道陣から「三浦さんとの破局報道が出てますが…」と質問が飛ぶと、笑顔で手に持っていたタンバリンを振って踊り、無言で立ち去った。今年は菅原のほか、大竹しのぶ(女優)、河瀨直美(映画監督)、蜷川実花(写真家・映画監督)、ヤマザキマリ(漫画家)、芦田多恵(ファッションデザイナー)、野尻命子(裏千家名誉教授・ローマ出張所所長)、伊達美和子(森トラスト代表取締役社長)、毛利悠子(現代美術家)が受賞した。
2017年11月23日映画『火花』(11月23日公開)の初日舞台挨拶が23日、都内で行われ、菅田将暉、桐谷健太、川谷修士(二丁拳銃)、三浦誠己、板尾創路監督、原作の又吉直樹が登場した。同作は又吉の芥川賞受賞作で、単行本の部数は253万部を突破。お笑い芸人で映画監督の板尾創路がメガホンをとり、芽の出ないお笑い芸人・スパークスの徳永(菅田)は、先輩芸人・あほんだらの神谷(桐谷)に魅了され、「弟子にしてください」と申し出る。木村文乃が神谷の恋人でヒロインの真樹を演じる。11月23日、”いい兄さんの日”にちなんで、尊敬する“兄さん”について聞かれると、桐谷は「リアルに兄貴おるんで。相当影響を受けてますけどね」と語る。一方、菅田は「桐谷さんも含め、小栗(旬)さんとか、山田孝之さんとか、あの辺の方々は兄さんな感じですかね」と俳優として第一線で活躍する先輩たちの名前を挙げた。現在、生田斗真と舞台『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』に出演中だが「斗真くんと同じ世代の人がいっぱい観に来るんですよ。そういう日は気合い入ります。兄さん方に見られてると思うと、緊張しますね」と心境を吐露した。また、川谷は板尾監督から同作のオファーを受け、初めて「見ててくれる人が絶対いるんやという実感」を得たという。板尾は東京に出てきて苦戦している二丁拳銃をずっと見ていたと明かし、今作も「一番最初に修士のキャスティングを決めた」と、先輩としての愛を見せた。元芸人の三浦は、千原ジュニアの名前を出す。さらに「千原ジュニアさんが兄さんと思ってたのは板尾さん、だから孫みたいな」と語ると、板尾も千原ジュニアの雰囲気を桐谷の役に投影したと言い、三浦は桐谷について「一緒に漫才やりながら、僕も俳優として兄さんみたいに思ってる」と表した。板尾監督は「松本(人志)さんもそうですし、浜田(雅功)さん、(島田)紳助さんもそうですけど、今僕にとって兄さんというたら、アホの坂田師匠ですかね。神様やと思ってますから」と回答。「死んだら剥製にしたいんですよね」と野望を語った。又吉は「修士さんと三浦さん、僕たまたますごいお世話になってまして」と明かし、川谷がMCとして助けてくれたこと、三浦が千原ジュニア宅の鍋で、所在なさげにしていた又吉に「お箸を配る」などの軽作業を与え、仕事をしているように見せてくれたことに感謝。出演者それぞれの”兄さん”との意外な交流が明かされた。
2017年11月23日俳優の斎藤工が、今年最も輝いた男性を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2017」に選出され22日、都内で行われた授賞式に出席。同じく受賞した元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による共同コミュニティ「新しい地図」が製作する映画について、「オファーをお待ちしたい」と出演に意欲を見せた。男性向けファッション・カルチャー誌『GQ JAPAN』が選出する同賞は、生き方、仕事、スタイルにおいて、読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞。今年で12回目となる。映画監督としても活躍する斎藤は、多面的な才能を全面的に開花させたとして「アウトスタンディング・アーチブメント賞」を受賞。「『MEN OF THE YEAR』に憧れを抱きながら生きてきました」と同賞への憧れを明かし、「いつか呼ばれる日が来るのかなと思っていたんですけど、僕の場合は貯金残高を絶叫したり、いろいろなコスプレをして歌を歌ったり、ちょっと取っ散らかって遠のいたかなと思ったんですけど」と笑った。続けて、「実は水面下で映画をつくっていたり、ライフワークである移動映画館をアフリカや南米、日本の被災地でやったり、表に出ない時間が長かったんですけど、そこを評価していただいたことを心より光栄に思っています」と感激。「映画をつくったり届ける中で、僕一人の力は微力なんですが、心をあわせて共にものをつくり、届ける作業をしてくださった方の賜物だと思います」と語った。2018年に公開予定の初の長編監督作『blank13』にも触れ、「低空飛行でゆっくりじっくり映画を届けるという作業を、しっかり立ち会って責任もってお届けすることをしたい」とコメント。さらに、稲垣ら3人の"新しい地図"が製作する映画『クソ野郎と美しき世界』(2018年春公開)について、「オファーをお待ちしたいなと思っています」とアピールして笑いを誘った。今年は斎藤、稲垣、草なぎ、香取のほか、棋士の佐藤天彦、レーシングドライバーの佐藤琢磨、RADWIMPS・illionの野田洋次郎、俳優の長谷川博己、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が受賞し、授賞式に出席した。
2017年11月23日アニメーション監督、新海誠さんの商業デビュー15周年を記念して開かれる展覧会『新海誠展』が六本木の国立新美術館ではじまりました。このプレスプレビューに、新海監督と俳優の神木隆之介さんが登場!お二人のトークと展示風景をあわせてお届けします。原画&映像がいっぱい!【女子的アートナビ】vol. 90『国立新美術館開館10周年新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』では、新海誠さんの15年にわたる映像制作の軌跡を絵コンテや作画、映像などの展示物約1000点で紹介。リアルで美しすぎる数々の映像がどうやって生み出されたのか、その舞台裏も知ることができるファン待望の展覧会です。2002年に短編アニメーション『ほしのこえ』でデビュー以来、すれ違う男女のせつなくも美しい物語を描いてきた新海監督。その作品は日本のみならず世界でも高く評価されています。同展は静岡と長野を巡回して東京会場での開催となりましたが、“国立” の美術館で現役アニメーション映画監督の展覧会が開かれるのははじめてとのこと。ぜひ会場では展示の仕方にも注目してみてください。新海監督×神木隆之介さん登場!展覧会の開幕前日に開かれたプレスプレビューでは、新海監督と俳優の神木隆之介さんが出席。まずは展示室入り口でフォトセッションが行われました。神木さんは新海作品の大ファン。映画『君の名は。』では主人公・立花瀧役を演じ、今回の展覧会では音声ガイドも担当されています。会場ではMCも交えてお二人のトークセッションが行われましたので、その一部をご紹介します。――映画『君の名は。』の中で登場した国立新美術館でご自身の展覧会が開かれることについて、監督はどう思われましたか?新海監督映画では、国立新美術館をデート場所として描いたのですが、東京の象徴として圧倒されるような建築物があって、高校生のデートとしては少しだけ敷居が高いような場所として、ここを選びました。(主人公の)瀧君のキャラクターを描くために選んだのですが、まさかこの場所で『君の名は。』を含めた過去作品を展示していただける機会があるなんて、想像すらしていませんでした。すごく光栄だと思います。同時に、日本の中でアニメーション映画の受け取られ方というのも少し変わってきたのかなと。こんなところで展示していただけるなんて、アニメーション映画をずっと作ってきた先輩方の流れのなか、その末端に僕たちの作品もあるのかなと思っています。神木さん、興奮しすぎて…――いち早く展示をご覧になった神木さん、第一印象で「わっ!」となった展示はありましたか?神木さん入ってすぐ「わっ!」てなりましたね(笑)。どこまで言っていいのかわからないのですけど、すごく迫力のあるものがあるんです。監督の作品は、風景の絵とかが写真のように美しくて、最初に作品を見させていただいたときは写真なんじゃないかなと思っていたくらいでした。だけどこの展覧会でいろいろ見させていただいて、一本一本、手で描いていらっしゃるのだなと実感しました。本当に、語りつくせないです。展示の様子を熱く語ってくれた神木さん、トークの途中「あれ、質問は何でしたっけ?」とMCに聞き直す場面もあり、「興奮しすぎて、まとまりがつかなくなってすみません!」と感動さめやらぬ様子でした。そんな感想を聞いて、新海監督も「神木君が、一本一本線が引かれていると思ってくださったのが僕もうれしいですし、スタッフもとても喜ぶと思います」とうれしそうにコメント。さらに、「アニメーションの絵は平均して1カット4秒ぐらいしか映画の画面に映らないのですが、今回の展示は立ち止まってじっくりと見ることもできますし、その成り立ちも一枚一枚見ることができます。僕が描いているというよりスタッフが心血を注いでやってくれているものですので、彼ら200人、300人の映画作りの戦いの軌跡をここで感じていただければとてもうれしいなと思います」と語っていました。神木さんと一緒に見られる!?神木さんが興奮したという展示会場は、どんなふうになっているのでしょう?実際に入ってみたいと思います。この展覧会に行ったら、音声ガイドはマスト。ぜひ入り口でガイド機を借りてみてください。神木さんが先ほどのトークセッションで「(音声ガイドが)みなさんのお供になれたらいいな」と語っていましたが、このガイドを聞きながら展示を見ていると、彼と一緒に作品を見ているような、二人でデートしているような気分になれちゃいます!展示はオープニングムービーからはじまり、第1章「ほしのこえ」から第6章「君の名は。」へと続き、最後はクロージングムービーで終わる構成になっています。「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」、「星を追う子ども」、「言の葉の庭」など歴代作品も登場。コアなファンにはたまらない内容です。もちろん、新海監督の作品世界を最初から味わうことができるので、初心者の方でも大丈夫。展覧会を見てから映画を見てみるのもいいと思います。(展覧会開催期間中に、新海誠監督作品の特別上映会も予定されています。詳しくは公式サイトをチェックしてみてください)神木さんが感動されていた “手描きの線” が見られる絵コンテや作画も本当にすばらしいですし、映像の展示や音楽による演出もあるので、あらゆる角度から作品を楽しむことができます。特に、第6章「君の名は。」をご覧になるときは、ぜひ音声ガイドをじっくりと聞いてみてください。瀧君を演じたときの “秘話” なども語られていますよ。瀧君の声で解説を聴きながら作品を見られるなんて、本当に贅沢。感動すること間違いなしです!新海ワールドにたっぷりひたれる展覧会は12月18日まで。どうぞお見逃しなく!Information会期:~12月18日(日)休館日:火曜日時間:10:00 ~ 18:00(金・土曜日は20:00まで)入場は閉館の30分前まで会場:国立新美術館企画展示室 2E料金:一般 1,600円/大学生1,200円/高校生 800円/中学生以下無料
2017年11月22日『恋する惑星』、『ブエノスアイレス』などで知られるウォン・カーウァイ監督の第2作目となる映画『欲望の翼』のデジタルリマスター版が、2018年2月3日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国の劇場で順次公開される。映画監督ウォン・カーウァイ1988年に監督デビューしたウォン・カーウァイ。一貫した美意識が感じられる撮影・美術・衣裳や、意表を突く選曲センスなど、観る者を虜にする名作の数々で、今もなお新たなファンを生み出している名匠だ。クエンティン・タランティーノや、第89回アカデミー賞で作品賞を受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督も影響を公言しているほか、ファッション界では2015年にNY・メトロポリタン美術館で行われた「鏡の中の中国」展の芸術監督も務めるなど、ジャンルや国境をも超えて支持されている。日本での上映権が消失していた幻の作品その色褪せることない作品群の中でも、今回リバイバル上映が決まった『欲望の翼』は、2005年以降日本での上映権が消失している、ある意味幻の作品。Bunkamuraル・シネマが2017年5月に開催したウォン・カーウェイ特集でも上映は叶わず、スクリーンでの上映は実に13年ぶりとなる。ウォン・カーウァイ作品の原点レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン。“香港映画史上最初で最後”と評されたほどに豪華な6人のトップスターを起用した本作は、1960年代の香港を舞台に、若者たちの恋愛模様を描いた群像劇。それまでの香港映画と一線を画す、浮遊感と疾走感の入り混じる語り口と映像美で知られる作品だ。モノローグの多用、時系列に沿わないストーリー、印象的な音楽と、ウォン・カーウァイ監督独特のスタイルが確立された原点であり、実際に本作のモチーフは、後に製作された名作『花様年華』、そして『2046』へと引き継がれている。ポスタービジュアルは、ウォン・カーウァイの手によって当時の香港の空気感がそのまま閉じ込められたかのような仕上がり。そこに刻まれた、主人公ヨディ(レスリー・チャン)がスー(マギー・チャン)に語りかけるセリフーー「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ーーは、ラテン・アメリカ文学への憧憬がもたらす独特の浮遊感とロマンティックなセリフで魅せる“カーウァイ節”たっぷりの言い回しで、本編の内容に期待が高まるものとなっている。作品情報映画『欲望の翼』公開日:2018年2月3日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開監督・脚本:ウォン・カーウァイ製作:ローヴァー・タン製作総指揮:アラン・タン撮影:クリストファー・ドイル美術:ウィリアム・チャン原題:阿飛正傳/DAYS OF BEING WILD1990年/香港/95分/カラー/モノラル© 1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.■あらすじ「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ヨディ(レスリー・チャン)はサッカー場の売り子スー(マギー・チャン)にそう話しかける。ふたりは恋仲となるも、ある日ヨディはスーのもとを去る。ヨディは実の母親を知らず、そのことが彼の心に影を落としていた。ナイトクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)と一夜を過ごすヨディ。部屋を出たミミはヨディの親友サブ(ジャッキー・チュン)と出くわし、サブはひと目で彼女に恋をする。スーはヨディのことが忘れられず夜ごと彼の部屋へと足を向け、夜間巡回中の警官タイド(アンディ・ラウ)はそんな彼女に想いを寄せる。60年代の香港を舞台に、ヨディを中心に交錯する若者たちのそれぞれの運命と恋──やがて彼らの醒めない夢は、目にもとまらぬスピードで加速する。
2017年11月20日スティーヴン・スピルバーグ監督映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が、2018年3月30日(金)より全国で公開される。主演を務めるのは、メリル・ストリープとトム・ハンクス。NYタイムズとワシントン・ポストが共闘、政府が隠した最高機密文書を巡るドラマ物語の舞台は、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年。国防省がベトナム戦争に関する経過や客観的な分析を記録していた最高機密文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在をNYタイムズがスクープ。アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたキャサリン・グラハム、そしてその部下である編集主幹ベン・ブラッドリーをはじめとするワシントン・ポスト紙の面々は、報道の自由を統制し記事を差し止めようとする政府と戦うため、ライバルであるNYタイムズと時に争いながら連携し、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと決断する。政府がその存在すらひた隠しにしていた衝撃の事実を明らかにすべく立ち上がった実在の人物たちの姿を追う『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』では、ライバルという立場を超えた熱い信念や絆、それぞれの思惑や葛藤が幾重にも重なる、緊張とスピード感溢れるドラマが描かれる。第90回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞にノミネートメリル・ストリープとトム・ハンクスの2大オスカー俳優による息の合った圧巻の演技バトルも、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』見どころの一つだろう。2018年1月23日(火)に発表された第90回アカデミー賞では、作品賞と主演女優賞にノミネート。メリル・ストリープは自身21回目のノミネートとなる。先に開催されたゴールデン・グローブ賞では、ドラマ部門作品賞、監督賞、ドラマ部門主演女優賞、ドラマ部門主演男優賞、脚本賞(リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー)、作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)の6部門にてノミネート。 主演男優賞のトム・ハンクスの通算9作目のノミネートという数字も驚きであるが、なんとメリル・ストリープ(主演女優賞)は通算31作目のノミネートという偉大な記録を達成している。スティーヴン・スピルバーグ「今、撮るべき作品」監督のスピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の製作を発表し、先に予定していた作品を前倒しして撮影を敢行。国民が知る情報の何が真実で何が正しいのか、それがより曖昧になってきている現代において、政府によってジャーナリズムに規制がかけられてしまうような危機的状況に警鐘を鳴らす作品だ。メリル・ストリープとトム・ハンクスが初共演そんなスピルバーグの強い呼びかけに応え、メリル・ストリープとトム・ハンクスが共演するとこも見どころの1つ。メリル・ストリープ - アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたワシントン・ポストのキャサリン・グラハムトム・ハンクス - ワシントン・ポストのの編集主幹ベン・ブラッドリーまた、脚本はリズ・ハンナと、『スポットライト世紀のスクープ』でアカデミー賞最優秀脚本賞を手にしたジョシュ・シンガー、音楽はジョン・ウィリアムズと、製作陣にも豪華スタッフが集結している。作品情報映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』公開日:2018年3月30日(金)原題:The Post製作:エイミー・パスカル、スティーヴン・スピルバーグ、クリスティ・マコスコ・クリーガー監督:スティーヴン・スピルバーグ脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー音楽:ジョン・ウィリアムズ出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクスほか(c)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
2017年11月17日堤真一と岡田将生が共演し、人気放送作家・鈴木おさむの小説を新たなヒューマン・サスペンスとしてドラマ化するWOWOW「連続ドラマW 名刺ゲーム」。この度、堤さんと岡田さんの緊張感あふれるシーンを含む場面写真が到着した。見知らぬ地下のボイラー室で、人気クイズ番組のプロデューサーでヒットメーカーの神田達也(堤真一)は目覚める。首には謎の首輪がはめられていた。 床には大量の名刺が散乱し、壁には同じ首輪をはめられた娘・美奈(大友花恋)が貼り付けられている。2人は密室に捕らわれてしまったのだ。そんな中、神田の前に突如として謎の男X(岡田将生)が現われる。Xが神田に仕掛けるのはタイムリミット2時間の“名刺ゲーム”。ルールは自分がもらった名刺を捜し当て、その持ち主に“正しく返す”こと。もし持ち主を間違えれば、自分か娘の首輪が爆発し、命を落とすという過酷なゲームだった。完全な密室で美奈を救うために“名刺ゲーム”に挑む神田。だがゲームが進むにつれて、彼が犯した数々の非情な行ないと真の人間性が次第に暴かれていく。そして、その“名刺ゲーム”には驚くべき秘密が隠されていた――。本作は、華々しいテレビ業界・芸能界の反面、番組制作の過酷さ、権力者の横暴、売れないタレントの末路といった“闇”に焦点を当てた衝撃作。「名刺ゲーム」を通じて露わになるのは、“勝者と敗者/強者と弱者の関係”という、エンタメ業界に限らない、“日本のビジネス社会の縮図”。年齢も性別も境遇も異なる登場人物たちが追いつめられる極限のサスペンスは究極のヒューマンドラマとなり、そして衝撃的なクライマックスへ向かっていくのだ。到着した場面写真は、堤さん演じるテレビ局の敏腕プロデューサー・神田達也と岡田さん演じる謎の男Xが「名刺ゲーム」で対峙する緊迫したシーン。さらにほかの場面写真には、ドラマを彩るゲスト陣の姿が。数々の作品に出演し、俳優だけでなく放送作家・映画監督など様々な肩書を持つ堀部圭亮。「ナニワ金融道」シリーズや「家売るオンナ」などに出演する梶原善。「痛快TV スカッとジャパン」でお馴染みの木下ほうか。そして、元「でんぱ組.inc」最上もがなど、個性豊かなキャストの出演が決定した。「連続ドラマW 名刺ゲーム」は12月2日(土)より毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全4話・第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年11月16日連ドラ『陸王』(TBS系)の視聴率がジワジワと上がっている。11月5日放送の第3話では、平均視聴率15%を記録した。 「人気を牽引しているのは役所広司さん(61)の熱い演技です。ネット上でも『役所さんの男泣きにグッとくる』といった感想が、しばしば見受けられます」(テレビ局関係者) いまや日本を代表する俳優となった役所。だが、そんな彼も妻・さえ子さん(66)と結婚した35年前は、“稼げない無名俳優”の1人に過ぎなかった。さえ子さんは当時、俳優座の中堅女優として活躍しており、役所が所属していた「無名塾」でも稽古していた。八畳一間家賃3万円のアパートからスタートした2人だったが、結婚直後から役所の俳優人生も激変する。 「結婚から1週間後、NHK大河ドラマ『徳川家康』の織田信長役に決まったのです。大抜擢でしたが、役所自身も『結婚祝いで役をもらったようなもの』と、語っていました。その演技力と存在感で一躍脚光を浴びた役所は、次々に当たり役をモノにしていったのです」(映画関係者) 役所が所属しているのは’84年に夫妻で設立した事務所。夫人のさえ子さんは、その社長を務めている。結婚後も女優業を続けていたさえ子さんは、いつしか一線から身を引き、夫のプロデュースに徹するようになった。役所夫妻の知人は言う。 「1日のスケジュール管理から、どんな仕事を受けるかの最終判断まで、さえ子さんが行っているのです。はっきり言って、役所さんはものすごい恐妻家です(笑)。特にさえ子さんは、仕事となると妥協を許さず、とても怖くなるそうです。役所さんも奥さんの評価にいつも戦々恐々としています」 そんな凄腕社長であるさえ子さんのおかげで、事務所の経営も好調だ。役所の資産といえば都内の高級住宅地にある3階建ての自宅と渋谷区にある4階建てビル。いずれも事務所名義だ。 「鑑定したところ、自宅は土地(約130坪)が2億8千万円で、建物が7億7千万円。建物は大きいうえに鉄骨造りで、かなり高額です。ビルは土地(約55坪)が3億3千万円で建物が2億円弱でした」(不動産関係者) 不動産だけで約16億円!実は役所夫妻には大きな夢があるという。 「あまり知られていませんが、“名優”役所広司の最終目標は映画監督になることなのです。俳優は年を取ってくると役柄も限られてきますからね。’09年には『ガマの油』という映画の監督を務めましたが、あまり話題にならず、残念がっていました。資産形成は将来の映画製作のためでもあるのです。役所さんはクリント・イーストウッドのような、主演俳優も監督もできる存在を目指しています。それを理解し、後押ししているのが、さえ子さん。常に役所さんのスペックを広げるために、大御所監督から若い監督まで、幅広く仕事をさせるようにしているのです」(前出・知人)
2017年11月14日昨年、申(さる)年に再結集し、全国で36万人動員の大型ツアー敢行、さらに15年ぶりの新曲リリース、紅白初出場など、まさに歴史に残る復活を遂げたロックバンド「THE YELLOW MONKEY」。その怒涛の1年に迫るドキュメンタリー映画『オトトキ』が現在公開中だ。メガホンをとるのは、現代アート、格闘技、ゴスペルなど幅広い分野のドキュメンタリー映画を手がけ、国内外で注目を浴びる松永大司監督。2015年には「RADWIMPS」の野田洋次郎を主演に迎えた『トイレのピエタ』で長編劇映画デビューを飾り、さらに評価を高めた。バンドに対して「思い入れはなかった。だからこそ(監督を)やってみたいと強く思ったんです」と語る松永監督の視点が捉えた“イエモン”こと「THE YELLOW MONKEY」、そしてメンバーである吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二の姿とは?「自分で自分を超えることが一番難しいもの。ましてやTHE YELLOW MONKEYは確実に一時代を築き上げた存在ですから、ハードルが高いんじゃないかと…。でも、“伝説”のままじゃなく、未来に進んでいく姿がぜひ撮らせてもらいたいとオファーを受けました。お話をいただいたのは、ツアー初日(5月11日開催の国立代々木第一体育館公園)の1週間前というギリギリのタイミングでしたが」。バンド側から撮影に関して、細かなルールの提示はなかった。「こちらもあえて、準備はしなかったですね。『はじめまして』の挨拶に始まり、その後は1対1の人間として付き合っていこうと。その上で、目の前で起こる現象や、心が動いた出来事を、素直に誠実に撮っていれば、何かが見えてくると思っていました。もちろん、最低限の礼儀は大切ですが、人としてちゃんとしていれば、僕がメンバーに遠慮する必要はまったくなかったですね。あくまで『撮らせてもらっている』というスタンスですし、そのへんは僕、図太いので(笑)」。「すぐに謙虚で魅力的なメンバーの人柄に惹かれた」とふり返るが、一方で“被写体”であるバンドとの距離感には悩むことも。「一緒にいる時間が長くなる分、客観的であり続けることを意識しました。グッと“輪”に入り込まないと撮れないものもあるんですが、仲が深まり過ぎて、『分かる人にしか分からない』映画にはしたくなかった。カメラを回しながら『いま、この瞬間もニュートラルな感覚でいるのか?』と自問自答しましたね。毎日毎日、新しい日が始まる…。その中に実は宝物のような瞬間があるので、撮影が進むほど『当たり前の景色を、当たり前に捉える』大変さを感じる日々でした」。昨年5月に始まった密着は、今年3月、映画のためにバンドのルーツともいえるライブハウス渋谷La.mamaで行った無観客ライヴまで続いた。「素材は700~800時間になるはず」だといい、メンバー間を結ぶ“家族の絆”というテーマを軸に、丹念な編集作業がなされた。「事実を丁寧に積み重ねてきたつもり。だから、いい意味で、メンバーに対する印象は変わっていないですね。エマさん(菊地英昭)は『いまは音楽を始めた頃みたいに楽しんでいる』って言っていますが、僕の目にも、純粋な音楽少年の集まりに見えます」。「THE YELLOW MONKEYというバンドを知らない人にも観てもらいたいという思いを込めて。劇場の大きなスクリーンと音で、彼らの生きている時間を体感してもらいたい」という理由で『オトトキ』と名付けられた本作は、第22回釜山国際映画祭でのワールド・プレミア、第30回東京国際映画祭での特別上映を経て、ついに映画館に鳴り響くことになった。「舞台裏を通して、ライヴの見方が変わるような映画になっていれば。賛否あると思いますが、作って終わりじゃなくて、ご覧になる皆さんにどう届くのか楽しみに待てる作品になっている。それが自分にとって喜びです。何より、表現者として、僕のずっと先を走るメンバーの背中を追うのではなく、真正面を捉えることができたことが、刺激であり財産になりました。THE YELLOW MONKEYが虎視眈々と次の一手を打つように、僕も映画監督として、もっともっと頑張ろうと」。その言葉通り、松永監督は次なるステップとして、国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭によるオムニバス映画製作シリーズ「アジア三面鏡」の第2弾に、日本代表として参加。来年開催予定の第31回東京国際映画祭でのワールド・プレミア上映に向けて、インドネシア、中国の若手注目監督とタッグを組む。そして「THE YELLOW MONKEY」は12月9日、10日に東京ドーム、バンドの誕生日である12月28日には福岡 ヤフオク!ドームのステージに立つ。男たち“5人”は今日も、終わりのない青春を追い求める。(C)2017映画「オトトキ」製作委員会(text:Ryo Uchida)
2017年11月13日●会議の末席で物語の構築をサポート映画『アウトレイジ 最終章』(公開中)に携わるスタッフたちの言葉を記録し、「アウトレイジ」シリーズ、及び北野武監督率いる北野組の魅力を探る短期集中連載「暴走の黒幕」(第1回:北野武第2回:森昌行プロデューサー第3回:音楽・鈴木慶一第4回:美術・磯田典宏)。最終回となる第5回は、『BROTHER』(01)から参加し、「アウトレイジ」シリーズ以降の北野映画でチーフ助監督を務めている稲葉博文氏。『アウトレイジ ビヨンド』(12)のラストをどのように締めくくるべきか。助監督として監督に伝えた「それだと『仁義なき戦い』ですよ」という一言がシリーズの方向性に影響を与え、大友の暴走は『最終章』で決着することとなる。北野監督が「優秀」と一目置く“右腕”が、メディア初のインタビュー取材で「北野組」と「監督・北野武」の魅力を語り尽くす。○口述の書き起こしから始まる助監督の仕事――先日、北野監督にスタッフとの接し方について話をうかがったのですが、その時に「うちの助監督は優秀だからね」とおっしゃっていました。とんでもないです。やめてください(笑)。――本当ですよ(笑)。具体的には、セリフを直してもうこともあると。お聞きになってると思うんですけど、監督は口述されるんですよ。これは本当にすごいことで。1本の作品を頭からすべて語っていくわけです。もちろんメモのようなものはいただいたりするんですが、僕が立ち会わせていただく打ち合わせでは、シーン1からすべてセリフも含めて説明されます。僕はそれを文字に起こして、齟齬があるセリフは少し直させていただいています。――まさに私のような仕事というか。言ってみればそういうことですね。聞き漏らせないので、録音もします。監督の説明が2時間ぐらいだったりすると、「今回の映画の尺はそのくらいなんだな」というのも何となく分かります。――音楽の鈴木慶一さんもおっしゃっていましたが、一堂に会しての打ち合わせなので、たまに監督のコメントが自分の担当分野についてのものなのか分からない時があると。各担当の方々もそうやって参加されているんですね。そうですね。僕も録音を後で聞き直したりしています。――具体的にどんな作業からスタートするんですか?「アウトレイジ」シリーズ、『龍三と七人の子分たち』(15)でチーフをやらせていただいています。企画が立ち上がって監督とプロデューサーが台本を作っていく過程で会議の末席に座らせてもらって、監督の話を聞いて物語の構築をサポートする役割です。1回目の打ち合わせでまとめた資料をもとに、2回目からは頭から確認していく流れです。月に1回ぐらいのペースで4~5回。そうやってシナリオを練っていきます。――北野組ならではの手法なんですか?他の映画ではあまりないと思います。――初めて担当された時、率直にどう思われましたか?北野組には『BROTHER』から参加させていただいているんですが、チーフになる前は僕の代わりをされている方がいて、そのやり方を引き継いでいます。――監督のやり方は変わってないということですね。そうですね。ただ、台本を作り上げずにその場でやっていくのが長きにわたって北野組で行われてきたことなので。僕は『BROTHER』からなんですが、その時からちゃんと台本は用意されていました。もちろん薄いんですが(笑)。――準備できることも限られていそうですね。不安になりませんか?そうですね。突然思いつかれたりすることに対応が求められる現場です。1週間で焦って準備したり(笑)。180度異なる方向転換でも、みんなついていきます。○スケジュール完了で「終わった」――音楽の鈴木さんは「引き算」の表現方法を学んだとおっしゃっていました。セリフも無駄なところはカットしていくそうですね。防波堤で軽トラが走っていくシーンがあるんですけど、軽トラの音が入ってないんですよ。これは監督が「外してくれ」と言ったから。防波堤を描く一枚画の中でいらないのは軽トラの音。つまり、音に限らず、要素として必要のないものは「画の中に存在するものでも省く」。それが北野監督のやり方です。普通なら、画の中にあるものはすべて入れたいと思いますよね。●『ビヨンド』ラストシーンで北野武に進言したこと――以前からそうなんですか?そうですね。撮り方もそうですが、常に「シンプル」を意識していらっしゃると思います。――「アウトレイジ」は北野映画で初のシリーズ。多少やりやすくなることも?ロケ場所が同じ場所になったりすると多少は楽になります。あとは「物差し」ができる。山王会の事務所がこのぐらいの広さだったら、花菱会の広さをどうすべきかとか。――北野監督は編集がいちばん楽しいとおっしゃっていました。別の作品なのですが、あるスタッフの方は試写を観てようやく自分の仕事が終わると。助監督としてはどのあたりで肩の荷が下りるんですか?どのあたりでしょうね(笑)。スケジュールを切っている立場からすると、それがすべて完了した時に「終わった」とは感じます。文字通りのクランクアップ。ただ、スケジュールは他の組よりわりと楽だと思います。みなさん空けてくださるので。そういう意味では恵まれています。――それでは助監督として一番のご苦労は?大変なこと……やっぱり天気ですね(笑)。晴れてくれればいいなといつも願っています。ただ、北野組はツイてるのでいつも晴れるんですよ。――確かに防波堤での釣りのシーンも好天。いいロケーションでしたね。防波堤は最終日の撮影でした。監督は晴れ男ですからね(笑)。とはいえ、雨が降ることも想定しないといけないので、そこの準備も含めると大変ではあります。――『ビヨンド』の時に『最終章』の構想は固まっていたそうですね。そうですね。撮影の中盤あたりから、だいたい次の作品の話がはじまります。でも僕は、「監督、まだ撮影終わってませんよ(笑)」という役割です。○「それだと『仁義なき戦い』ですよ。菅原文太と同じです」――監督はご自身を介護老人タイプとおっしゃっています(『全思考』幻冬舎文庫より)。これだけの作品を一緒に作っていくとどこかでお友だち感覚になるので、仕事上の付き合いであることを意識していると。僕もどちらかというと考え方は同じで。他の監督でもそうなんですが、シンクロすることは大事なんですが、一方で批評の目も大事だと思います。絶対的に他者の目でその作品に臨む。なあなあで監督を褒めて監督の望むことを100%やるのは実は正しくないのではないかと。僕等が加わったことで、その作品に何かしらの良い影響をもたらした時に、初めて僕らの存在価値が生まれる。どういう場所でもそうですが、「こういう考えもありますよ」と問いかけることができるのが僕の立場。それは忘れてはならないポイントです。みなさんプロの方々なので、基本的には北野組の求心力でまとまっているんですが、「一歩立ち止まって見る」という一貫した視点があります。――監督に問いかけたことで覚えていらっしゃることは?『ビヨンド』のラストシーンですね。もともと大友は、片岡の銃を受け取って葬儀会場に入っていく予定でした。僕からは、「それだと『仁義なき戦い』ですよ。菅原文太と同じです」と言わせていただいて。ロケハン先で『仁義なき戦い』を観てもらって、「こうなってます」と。――ロケハンで(笑)。どんな反応でしたか?「もう一度考えてみよう」みたいなことをおっしゃっていました。――北野監督を取材してあらためて思ったんですが、自分たちが小さい頃から観てきた方が目の前にいて、いつもなら仕事に徹することができても、そういう平常心を突き破ってくるような存在感があるというか。ただ、北野組に入ったらそんなこと言ってられないということですよね。そうですね。もちろん緊張しますよ。でも、それは置いといて(笑)。――でも、北野監督に進言するのは相当な勇気を伴いそうですね。なかなかシビレますよ(笑)。でも、監督は立場関係なく意見は聞いてくださるので。――あとはあまり怒らないとも。そうですね(笑)。基本的にはすべてスムーズです。●「アレどこにやった?」の理解力――『BROTHER』から加わると決まった時はどう思われましたか?学生時代から観ている映画監督ですし、北野組は前から参加したいと思っていたのでうれしかったです。学生時代から映画作りに関わって、いろいろな現場のお手伝いをしていたんですよね。その時にカメラマンさんに「好きな映画監督は誰なんだ」と言われて、亡くなられた監督を数名挙げたんですが、「そうじゃなくて、お前が仕事をしてみたいのは誰なんだ」と。そこで答えた方の一人が北野監督でした。――なぜ一緒に仕事をしてみたいと?それはもちろん、映画が面白いから。どうやって撮ってるんだろうとか。実際にこうして現場に入らせていただくようになって、その場その場で変わっていくのを目の当たりにした時は衝撃でしたね。今でも覚えているのは、加わって間もない頃。ものすごく前から大きなクレーンを準備していたんですよね。でも、監督が入ってきていきなり「それ、いらない」。もうね、「えっ!?」ですよ(笑)。それはすごく覚えていますね。衝撃的でした。もちろん上では話し合われていたことですけど、当時の僕はペーペーだったので。今の僕は監督の傍について、変更があってもその過程を把握しているから驚かないですけど、下の人間にとってみれば「なんでいらなくなったの?」と思うことはあると思います。今回の『最終章』でいうと、部下の2人が急きょ殺されることになったんですが、それも撮影中に決まったこと。事前に渡された台本には書かれていないことですから、当然驚きますよね。セリフも現場判断で変わって、変更があるセリフは紙に書いてキャストのみなさんに渡しています。○老夫婦のような関係を追い求めて――北野組初のシリーズものが完結。クランクアップはどのような雰囲気でしたか?通常だったらスタッフが声がけをして拍手みたいな感じですよね。花束を渡したり。それは普通にやりますよ。でも、昔から打ち上げはないんですよね。少なくとも僕が加わった時からありません。もちろん、メインスタッフと一緒に地方に行ったりした時にたまにお酒を飲むことはあります。監督も連れて行ってくださいます。これがね、緊張して酔うんですよ(笑)。そういう緊張感は作品を重ねても変わりません。――それでは最後に。助監督から見て、北野監督の魅力とは?とにかく処理能力がすごい。その上、映画以外の分野にも手を広げている守備範囲の広さというか。台本を作るときに口述で全部言ってみせるというのも、常人ではマネできません。助監督はみんなそうだと思うんですけど、監督が「アレどこにやった?」とかの「アレ」がだいたい分かる。それは老夫婦のような関係。そういうことは、助監督にとってとても大切なことだと思っています。つまり、「アレ」までには流れがあって、何が必要なのかというのを一緒にシンクロして理解している状態。それが監督と助監督の良好な関係性です。■プロフィール助監督 稲葉博文(いなば・ひろふみ)1973年2月16日生まれ。神奈川県出身。北野組には『BROTHER』(01)以降参加し、助監督としては『アウトレイジ』(10)『アウトレイジ ビヨンド』(12)『龍三と七人の子分たち』(15)に続き4作目。北野武以外にもこれまでに携わってきた監督は、廣木隆一、中田秀夫、三池崇史、滝田洋二郎、黒沢清、塩田明彦、万田邦敏、青山真治、冨永昌敬、水田伸生、瀬々敬久など多岐にわたる。近作は、『ミュージアム』(16/監督:大友啓史)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17/監督:廣木隆一)など。
2017年11月13日「テレビに出るようになったキッカケは、師匠の立川談志ですね。談志が生前、『いちばんかわいがってる弟子なのに、なんでこいつがテレビでスターになれねぇんだ』と、ボソッと言ってたと聞きまして。談志が亡くなってから、私が唯一親孝行できなかったことがテレビに出ることだったので、親孝行しようかと」 こう語るのは、情報番組『ひるおび!』(TBS系)のレギュラーコメンテーターを務める、落語家・立川志らく師匠(54)。その歯に衣着せぬコメントが評判を呼び、昨年10月から月〜金曜の毎日出演するという、いまや番組には欠かせない存在に。 「テレビに出ようと決めたのはいいんですが、当初はテレビでやりたいことが自分にはなかったから、事務所から“レポーターはどうですか?”『嫌です』。“クイズ番組は?”『バカがばれるのが嫌』。“ドラマで役者は?”『尊敬している監督以外はやる気がでません』とか(笑)、ワガママ言い放題。そこにたまたま『ひるおび!』のコメンテーターはどうですか?と話がきて『やってみようかな』と」(志らく師匠・以下同) 志らく師匠は’85年10月、日本大学芸術学部在学中に立川談志に入門。’88年、二つ目昇進、’95年、真打ち昇進。東京の落語界で、最も多くの弟子(20人!)を抱えている。また映画好きなことでも有名で、映画監督として日本映画監督協会にも所属。劇団も主宰するなど、幅広く活躍中だ。 そんな志らく師匠が考える、“コメンテーター論”とは? 「たとえば、トランプ大統領の過激な発言を批判するようなテーマだったりすると、ほかのコメンテーターの人たちは“ホント、そうですよね〜”となるんです。だけど私はあまのじゃくで捻くれてるから、その逆から話そうと考える。『ちょっと待ってよ。みんなでトランプをいじめることはないんじゃないの?』と。『トランプを非難してもしょうがないでしょ?悪いのはミサイルを発射する北朝鮮じゃないの?』と」 取り上げるテーマの裏からコメントするのが、志らく師匠流のスタンスだとか。 「みんなが話す方向の逆や斜めから入っていく習慣をふだんからつけているんです。常に逆から行かないとみんなと同じコメントになってしまって面白くもない。ただし、事件や事故のコメントをするときは、さすがに逆からは行けないですけどね」 その発言が、ときにはネット上で批判され、炎上することもしばしば……。 「私は、自分のコメントが非難されてもいいと思ってる。非難する人がいれば、面白がる人もいる。炎上しようが何しようが、視聴者にコメントが引っかからなければ、テレビに出ている意味がない、そう思ってるんです」 志らく師匠がよく使うたとえがある。『10人に好かれるのは偽善者。10人に嫌われるのは悪党。5人に好かれて、5人に嫌われるのが本物』ーー。 「談志にはものすごく敵がいましたが、愛してくれる人もたくさんいた。かつて永六輔さんが、『悪口を言われないヤツは、ろくなヤツじゃない』と言ってましたが、必ずもう一方から悪口が出るほうが健全なんですよ。10人が『あの人はいい人だ』って言ったら、これは怪しい。私も5人から『違うだろ!』と言われても、もう一方の5人から『よく言った!』と言われれば、それでよしと思ってます」 何を言い出すかわからない志らく師匠だけに、番組制作側から“こういうことを言ってはいけない”、あるいは“こういうことを言ってください”という縛りがあるのかと思いきや、「まったくない」そうだ。 「だから本番前の打ち合わせは2〜3分で済みます。そういう意味では毎日がぶっつけ本番。私が何を言うかは誰も知りません。私も自分で何を言い出すかはわかっていない」 志らく師匠は、最後にこう締めくくる。 「いま、梅沢富美男さんがコメンテーターとして重宝がられているのは、世間の代弁者だから。代弁して怒ってくれて、代弁して褒めてくれる。この代弁者としての役割がコメンテーターには必要だと思いますね。ホンネが言える人ってこと」 毎日、ぶっつけ本番の志らく師匠のホンネ発言から、ますます目が離せません!
2017年11月06日『オーシャンズ11』『エリン・ブロコビッチ』などで知られるスティーヴン・ソダーバーグ監督が、数年前の映画監督引退宣言を撤回して挑んだ最新映画『ローガン・ラッキー』が10月31日(火)、東京国際映画祭で上映され、来日した監督が舞台挨拶に登壇した。監督自身が「『オーシャンズ』シリーズの従兄弟のような作品」と語り、ダニエル・クレイグ、アダム・ドライバー、チャニング・テイタムら『オーシャンズ』に負けずとも劣らぬスターが集結した本作。仕事も家族も失った炭鉱夫・ローガンが、全米最大のカーレース“NASCAR”のレース中に大金を盗み出すという人生の大逆転を懸けた勝負に挑むさまを描き出す。残念ながら、豪華スター俳優軍団の来日はなく、ソダーバーグ監督ひとりの登壇となったが、会場には熱烈なソダーバーグ信者が詰めかけており、監督が登場するや否や、大きな拍手と歓声に包まれる。監督は来日実現への感謝を口にすると共に「東京国際映画祭が30回目を迎えたことに、ハッピーバースデーと祝福を送りたいと思います」と語った。さらに監督は日本のファンを前に「私は日本映画を通じて、初めて日本の文化に触れました。当時、10代でしたが、その魅力に強く引き込まれたのです」と告白。そこから、アメリカ出身の映画評論家で、日本映画を海外に広く紹介し続けた故ドナルド・リチー氏に自ら連絡を取り、日本映画について話を聞いたそうで「西洋の映画のプロットは、何が起こるか?その原因と責任を重視し、日本の伝統ではストーリーは、流れと繋がり、そして関係性を重視する」という彼の言葉を引用。「私はこの言葉に刺激され、キャリアを通じ、(西洋と日本のアプローチの)両者の融合を図るべく努力してきました」と語る。さらに、これから日本で初めて本作を鑑賞する観客を前に「重要なのは笑いです。笑いがこの関係性というものを円滑にすると思っています。映画を楽しんでください」と呼びかけた。このまま、ほぼ作品の内容に関する質疑応答もないまま、舞台挨拶は終了。報道陣向けのの写真撮影時には、カメラマンから笑顔をリクエストされると「NO!」と即答するなど、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、アル・パチーノといった個性派、実力派のスターたちを現場で指揮してきただけあって、強烈なパーソナリティをうかがわせた。最後にこれから映画を見る観客に「伝えたいことは?」と挨拶を求められると「時に人生は非常に短く感じるものですし、2時間の映画が非常に長く感じることもあります。今日、この映画の上映が短く感じられることを願っています」と語り、会場は拍手に包まれた。『ローガン・ラッキー』は11月18日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月31日女優の常盤貴子が28日、東京・六本木で開催中の第30回東京国際映画祭で行われた映画『花筐』(12月16日公開)の舞台挨拶に、大林宣彦監督、主演の窪塚俊介らと出席した。大林宣彦監督がデビュー作『HOUSE/ハウス』(77)より以前に書き上げていた幻の脚本を40年の時を経て映画化した『花筐』。檀一雄の純文学『花筐』を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。窪塚演じる主人公・榊山俊彦の叔母役を演じる常盤は、「大林宣彦監督の脳内のフィルターを通ると純文学ってここまで行間が広がるんだ、純文学って幅広いなと思った」と、原作と撮影台本を読んだときの驚きを告白。「さらに完成した映画を見たときに、なんてやんちゃな監督なんだと。こんなに自由に広げてくる監督って世界に今までいたのかなと思うくらい」と続け、「映画を知り尽くしているからだと思うんですけど、それにしてもまあ、自由にやんちゃに好き放題。すごく感激しました。映画の可能性を広げていただけた気がする」と感動したという。また、自身が出演した大林監督作品『野のなななのか』(2014年)を最近見た際に、「当時は何も考えなかった部分が、時間がたって今、すごく涙が出たシーンがあった」と言い、「この映画もきっと、来年、5年後10年後とどんどん変わってくると思うので、その都度その都度、みなさんの人生の中で見ていただけたらと思います」と観客に呼びかけた。舞台挨拶には、常盤、大林監督、窪塚のほか、長塚圭史、矢作穂香、山崎紘菜、村田雄浩、岡本太陽が出席した。
2017年10月28日ロバン・カンピヨ監督最新作『BPM (Beats Per Minute)』(原題)が、2018年、日本で公開される予定。フランス全土で60万人を動員したヒット映画だ。『BPM』の背景には…舞台は1990年代初頭のパリ。エイズによる差別や不当な扱いに抗議し、政府や製薬会社などへ変革に挑んだ実在の団体「ACT UP」(正式名称:the AIDS Coalition to Unleash Power)の活動を通して、若者たちの恋と人生の輝きを表現する感動作。ACT UPのメンバーだったという監督自身の経験がストーリーのベースとなっている。明日生きられるか分からない主人公。エイズの感染を減らしたい、友人の命を助けたいという想い、そして恋人との限りある愛。生と死や、理想と現実の間で葛藤、そして強く生きる若者たち。彼らの生き生きとした表情や行動が、力強くエモーショナルな映像と共に描いていく。ACT UPとは?ACT UPは、エイズ・アクティビストの団体。英語では”the AIDS Coalition to Unleash Power”で意味としては、”力を解き放つためのエイズ連合”。1987年3月にアクトアップ・ニューヨークが発足。エイズ政策に感染者の声を反映させることに尽力。また、差別や不当な扱いに抗議して、時には政府、製薬会社などにデモなどの直接行動に訴える。現在はNYだけではなく全米にも広がり、他国では、フランス、インド、ネパールなどにもアクトアップが作られている。ロバン・カンピヨ監督『BPM』は、カンヌ映画祭パルムドール作品『パリ20区、僕たちのクラス』の脚本家で、監督としては『イースタン・ボーイズ』でヴェネチア映画祭オリゾンティ部門の最高賞を受賞したロバン・カンピヨ監督の長編3作目。作品情報原題:BPM(Beats Per Minute)脚本・監督:ロバン・カンピヨ出演:ナウエル・ペレ・ビスカヤー(『グランド・セントラル』)アーノード・ヴァロワ、アデル・エネル(『午後8時の訪問者』)他(c) Céline Nieszawer
2017年10月28日お笑いコンビ「ラーメンズ」の小林賢太郎が、年1回テレビに登場しコントを披露する番組「小林賢太郎テレビ」の第9弾が、12月10日(日)に放送されることが決定した。これまで、「ラーメンズ」として100本以上のコントを作り、舞台を拠点に活動し、“アート”とも称される完成度の高い笑いで海外でも高い評価を受ける小林さん。今回第9弾となる番組では、ゲストに小林さんの盟友であり、『アウトレイジ』シリーズや、現在続編が放送中のドラマ「コウノドリ」などに出演する個性派俳優・大森南朋。そして女優としても活躍する壇蜜を迎える。さらに、一大ブームを起こしたバラエティー「水曜どうでしょう」の企画・出演者であり、 映画監督としても活躍するミスターこと鈴井貴之が、お題コントの出題者として登場。どんな無理難題を小林さんに出すのか?そのほか、竹井亮介、辻本耕志、安井順平、久ヶ沢徹、菅原永二、伊勢佳世、犬山イヌコらも出演する。なお、BSプレミアムでは、小林さんが去年立ち上げたプロジェクト「カジャラ」の最新舞台 「裸の王様」をテレビ初オンエア。さらに密着映像とインタビューで、小林さんの創作の秘密、舞台を活動拠点にするその理由に迫る。「小林賢太郎テレビ9」は12月10日(日)22時50分~BSプレミアムにて放送。小林賢太郎テレビ PRESNTS カジャラ「裸の王様」は12月17日(日)22時50分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月27日「ポーランド映画祭2017」が、2017年11月25日(土)から12月15日(金)まで東京都写真美術館にて開催される。今回の開催で6年目を迎える「ポーランド映画祭」。今年は、ポーランドを代表する映画監督の一人であるイエジー・カヴァレロヴィッチ監督の没後10年に際し、カヴァレロヴィッチ監督作品にフォーカスを当てる。『影』『尼僧ヨアンナ』『夜行列車』『太陽の王子ファラオ』 の4作品を、デジタル・リマスター版にて上映する。さらに、新しい映画に注目する「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」では、山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞の『オラとニコデムの家』、子供と大人の狭間の時期をリアルに描いた『プレイ・グラウンド』、社会主義政権下において700万部の売上を記録した書籍の著者ミハリナ・ヴィスウォツカについての映画『アート・オブ・ラビング』の3作品を上映。加えて、2017年12月に劇場公開される『ユダヤ人を救った動物園 〜アントニーナが愛した命〜』もプレミア上映される。第二次世界大戦中のポーランドでの出来事を描いた、感動のノンフィクションだ。また、これまで日本で見られる機会がほとんどなかった、イエジー・スコリモフスキ監督の幻の作品『早春』や、世界中で絶大な人気を誇る作家スタニスワフ・レム特集として、レムの伝記映画『ソラリスの著者』、ボグダン・ジヴォルスキの傑作ドキュメンタリー5作品など、見逃せない作品が目白押しになっている。予告映像も公開されているので、イベントに足を運ぶ前に是非チェックしてみて。【詳細】ポーランド映画祭2017会期:2017年11月25日(土)~12月15日(金)※11月27日(月)、12月3日(日)、12月4日(月)、12月11日(月)は休館につき上映なし。場所:東京都写真美術館ホール住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内TEL:03-3280-0099上映作品:・ポーリッシュ・シネマ・ナウ!『プレイグラウンド』、『アート・オブ・ラビング』、『オラとニコデムの家』、『二つの冠』、『ゆれる人魚』、『ユダヤ人が救った動物園アントニーナが愛した命』・スタニスワフ・レム特集『ソラリスの著者』『寄せ集め』(2作品同時上映)・イエジー・スコリモフスキ!『早春』デジタル・リマスター版(2018年1月 YEBISU GARDEN CINEMA にて公開)、『イレブン・ミニッツ』・ボクダン・ジヴォルスキの傑作ドキュメンタリー『アイスホッケー』、『クラシック・バイアスロン』、『人生の舞台』、『フェンシング選手』、『フランツ・クラマーとスキーの風景』(5作品同時上映)・アンジェイ・ワイダ監督追悼『コルチャック先生』、『カティンの森』、『残像』・イエジー・カヴァレロヴィッチ監督特集『影』、『夜行列車』、『尼僧ヨアンナ』、『太陽の王子ファラオ』・画家ベクシンスキー特集『最後の家族』、『ベクシンスキー家の人々 映像と音声のアルバム』・ポーランド俳優ツィブルスキ没後50年『灰とダイヤモンド』『ズビシェク』・ポーランド・アニメーション70周年企画『ツィーゲノルト』『黒』『魔法のえんぴつ』『ボレック&ロレック』(4作品同時上映)・アンコール上映『イマジン』『イーダ』『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ラブ』
2017年10月26日全国公開中の『斉木楠雄のΨ難』に出演している俳優の田辺誠一、賀来賢人、同作でメガホンを取った福田雄一監督。同作でタッグを組んだ3人が10月22日(日)朝に放送される「ボクらの時代」に出演。“映画”“家族”…この3人ならではのトークを繰り広げる。「ボクらの時代」は俳優、ミュージシャン、アーティスト、映画監督、学者、ビジネスマン、デザイナー、教師…そして政治家まで、ひとつのジャンルにとらわれることなく、多方面で活躍する3人のゲストがそれぞれの立場から自由気ままに語り合うトークドキュメンタリー。今回は“1つの作品”でつながった3人がゲストとして登場。雑誌「メンズノンノ」のモデルから俳優へと進出。80年代後半から90年代の“トレンディ”時代を駆け抜け『ハッシュ!』『害虫』では報知映画賞など各賞を受賞。最近では「ボク、運命の人です。」で亀梨和也演じる主人公の上司役を演じるなど、名脇役として数多くの作品に出演している田辺さん。連続テレビ小説「花子とアン」のヒロインの兄役、大河ドラマ「花燃ゆ」での沖田総司役などで注目され、その後映画『森山中教習所』で主演。「勇者ヨシヒコ」シリーズや「スーパーサラリーマン左江内氏」など数々の福田監督作品をはじめ、「Nのために」で共演した女優の榮倉奈々との結婚も話題を呼んだ賀来さん。放送作家としてバラエティ畑で活躍。そこから「33分探偵」「コドモ警察」などの個性派ドラマで注目され、「勇者ヨシヒコ」『HK 変態仮面』シリーズなどの人気作を続々に世に送り出し、この夏には『斉木楠雄のΨ難』と同じく「週刊少年ジャンプ」連載の人気コミックを映画化した『銀魂』を大ヒットさせた福田監督。田辺さんは、高校時代にコントを制作したり、映画制作に夢中だったと語り、なぜ撮る側から演じる側に進んだのか?23歳で役者の道に進んだ理由を明らかにする。賀来さんは、若い頃の貧乏生活をふり返り、水道を止められたこともあるエピソードを披露。また、次々と出てくる同世代の若手俳優に焦りを感じているといい、彼が意識する若手俳優を激白。福田監督は、結婚を機に、無職から放送作家に。“笑い”についての難しさと、三谷幸喜や宮藤官九郎のすごさを熱弁する。また、家庭を持つ3人が、それぞれの結婚がもたらした変化についても言及。田辺さん&賀来さんは、俳優同士の結婚とその日常についてなど、プライベートトークも展開!結婚&子どもの誕生でどのような変化があったのか?ここでしか繰り広げられない貴重な30分をお見逃しなく。『斉木楠雄のΨ難』は生まれながらに与えられたとんでもない超能力を隠して高校生活を送る斉木楠雄と、普通の生活に憧れる楠雄の周囲のトラブルメイカーなクライメイトたちが織りなすギャグコメディ。主人公・斉木楠雄役には数々のコミック原作映画で主演を務めてきた山崎賢人。斉木に想いを寄せるヒロイン・照橋心美役に橋本環奈。そして転校を機に優等生キャラへとイメチェンを図ろうとしている元暴走族総長・窪谷須役に賀来さん、田辺さんは楠雄の父親役で出演している。『斉木楠雄のΨ難』は全国にて公開中。「ボクらの時代」は10月22日(日)7時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年10月21日現在、韓国にて開催中の「第22回釜山国際映画祭」でガラプレゼンテーション部門(Gala Presentation)に正式出品された福山雅治×是枝裕和監督のタッグで贈る映画『三度目の殺人』。この度、昨日10月19日(木)の公式上映を受け、是枝監督と主演の福山さんが記者会見、上映前の舞台挨拶、上映後のQ&Aに参加したことが分かった。上映前の舞台挨拶では拍手と大歓声が巻き起こる中、福山さんは「アニョハセヨ、ありがとうございます、カムサハムニダ、福山雅治です」「映画楽しみにして下さっていると聞いています。どうぞ楽しんでいってください」と挨拶。続いて是枝監督は「こんばんは、是枝です。新作ごとにこの映画祭に呼んで頂いて、毎年のように韓国のファンの皆様とこういう時間を設けて頂くこと本当に感謝しております。ありがとうございます」と韓国ファンへ感謝の気持ちを述べた。さらに、是枝監督は作品について「4年前に『そして父になる』で福山さんと初めて釜山を訪れまして、次にどんなものを作ろうかと企画のキャッチボールを続けていきながら今夏の作品に辿り着きました」と話し、「今回は一つの殺人事件をめぐる、弁護士と殺人犯と被害者の家族の話です。これまで私が作ってきたホームドラマとはやや趣が違いますし、ミステリーやサスペンスのジャンルとも、見て頂けばわかると思いますが、違うストーリーの流れを持った作品です。いい意味でみなさんの予想を裏切るようなそんな作品に出来上がっているといいなと思います」とこれから観賞するファンへ期待煽るメッセージを寄せていた。また、上映前に行われた公式記者会見や上映後のQ&Aでは様々な質問に答えた2人。まず、どういう視点で本作を作ったのか、という質問について監督は、『そして父になる』において法律監修した弁護士と話をしていた中で出た言葉にきっかけがあったそうで、「『別に法廷って真実を明らかにする場所じゃないんですよね』って言ったんですよね。そこで『何をする場所なんですか?』と聞いたら『利害の調整ですね。弁護士には真実は分からないですからね』って言われたのが凄く印象に残って。誠実だなって思う半面、そういう人間たちが真実を分かったという振りをしながら判決に至って人を裁くということ、そういう制度を私たちの社会が持っているということのちょっと怖さみたいなものを感じたというのがこのストーリーを考えたスタートにありました」とコメント。さらに、ジョン・ウー監督作『追捕 MANHUNT』にも出演している福山さんへ、2人の監督の共通点について質問がなげられると、「映画に対しての愛情」と語り、また「今回の2作品でいうと、両作品とも台本がずっと撮影中、撮影の最後まで変化し続けるという共通点がありました。それは僕にとってすごくワクワクする興奮する現場で、そのライブ感といいますか、コンサートでいう生演奏のようなそういったようなものを現場でずっと見させていただいていて、演者である僕自身もすごく興奮できる現場でした。偶然にも、ファンである是枝監督、ファンであるジョンウー監督が同じような作り方をされていたことがうれしい体験でした」と明かす。前作『そして父になる』と今作との出演において、準備に違いがあったかという問いかけに福山さんは、「凄く役の準備をすることも大切ですが、準備しすぎることも監督は好まれないのではないかと思っていましていかに現場で、準備してきたものと、実際の撮影現場で起こる出来事、そのときの感情含めてですが、アジャストしていけるかだと思います。一緒にお芝居する俳優さんとの関係もそうですし、監督が現場で実際に見て感じたこと、思ってたよりこうだったかなということが沢山あると思うのでいかにアジャストしていくか、余白を持ってあまり固めすぎないで現場に入ることをお芝居においては心がけました」とコメント。また、韓国の観客に作品をどう見て感じて欲しいかという質問に監督は、「観て驚いて面白いと思ってくれたら嬉しい」と話す一方で、「自分で映画を撮ろうと思って色んな作品を見直したときに一番参考にしていたのは、実はサスペンスやスリラーではなく『夕陽のガンマン』とか西部劇だったんですよね。男と男が対峙して相手の気持ちを探りながらどちらが先に拳銃を抜くか、そういう作品が観ていて参考になったんですよね。だから男2人の話として観てもらうのが一番いいかなと思っています」と述べる。さらに、『追捕 MANHUNT』の撮影現場に訪れたと言う監督は、その際「『あなたの映画に出てくる男たちはなんであんなにいつも色っぽいんだ?今度男たちの映画を撮るんだけどアドバイスをいただけないか?』という話をモニター脇でしたら、セクシーとは違う色っぽさなんだと思うんですが、男を色っぽく撮るには男を隣に置くんだって言われたんですよ。それは凄く印象に残ったんですよね。それは役所さんと福山さん2人を撮りながら何度か自分の頭に浮かんだ言葉ではありました」とも明かしていた。『三度目の殺人』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2017年10月20日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回は『斉木楠雄のΨ難』(10月21日公開)に主演の山崎賢人(23)について、福田雄一監督に話を聞いていく。山崎は2010年に俳優デビュー、『管制塔』(11)で映画主演デビューを果たした後、様々な作品で活躍する。2015年には、NHK連続テレビ小説『まれ』で幅広い人気を獲得。また『ヒロイン失格』(15)、『orange-オレンジ-』(15)で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。最新作となる映画『斉木楠雄のΨ難』では、タイトルロールとなる超能力高校生・斉木楠雄を演じる。○山崎賢人の印象この漫画を読んだ時に、「山崎賢人しかいない」と思い、そう思ってしまったばかりに、なかなかクランクインできませんでした(笑)。山崎くんが忙しすぎるために、全然、スケジュールが組めなくて。もう別の人でやるしかないんじゃないか、という所までいったんですけど、頑として山崎賢人でやることを譲りたくありませんでした。それは嫁に言われたから、というのもあるんですけど(笑)、ビジュアルやキャラを考えた時に、日本中を見渡しても山崎賢人が1番うまくやるだろうなと思っていましたし、映画を観てもらえればわかっていただけると思います。思っていたイメージと1ミリも間違いなかったことは現場でもわかったし、単純に明確に言えばこの役に合っていたということですね。僕が山崎賢人の"や"の字も知らない時から、嫁が「山崎賢人っていいよ」と言っていました。基本的にうちは嫁なんです。うちの嫁はだいぶ嗅ぎつけるのが早かったですよ。「いいから見てみ」と言われても、今のようにたくさんの作品に山崎くんが出てなくて、何を見ればいいのかもわからなかったほどですから。僕みたいな年齢のおじさんが見るドラマじゃないけど、「どうしても山崎賢人と吉沢亮の芝居を見ろ」って、毎週『水球ヤンキース』を見せられました(笑)。それくらい、山崎くんが10代の頃から見ていました。○撮影現場での様子やりやすいと思ったのは、山崎くん自身が楽しんでいてくれたから。基本的にはクールな斉木が、照橋さん(橋本環奈)の想像の中では崩れる、という遊びをやりたかったんですよ。今まで確実にやったことがないことだろうから、そのトライを自分なりに楽しんでくれたことは作品にとっての収穫でしたし、今まで山崎くんを見てきた方からすれば新しい山崎賢人でしかないから、そこを出せたのは、僕にとっては「どうだ」っていう感じですね。やっぱり山崎くんのキャリアを考えた時に、新しい山崎賢人を見せたいという所がありました。そういうのを、楽しいと思ってくれない、「苦手だ」という人もいると思うんです。でも、山崎くんが楽しいと思ってくれていることは、初対面の時からずっと感じていました。案外やらせてもダメかも、とか、ふざけすぎちゃって逆に面白くなくなるかも、というパターンもあるんです。山崎くんは、いい塩梅を見せてくれました。○映画『斉木楠雄のΨ難』でのおすすめシーンやっぱり、照橋さんの妄想の中で、はじけているシーンですね。山崎くん自身の遊びが効いているシーンとして、大きいです。あとの絡みは割と受けの芝居ですから。ちゃんと受けるというのが『斉木楠雄』の1番のキーポイントなんですけど、今まで見たことがない山崎賢人を、と思うと照橋心美絡みのシーンが一番面白いですよね。
2017年10月20日長い間『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画『ハン・ソロ』の単独映画などと呼ばれていた、若き「ハン・ソロ」に焦点を当てた作品のタイトルがついに明らかになった。監督のロン・ハワードがインスタグラムに投稿した動画で、チューバッカからタイトルが書かれたサインボードを受け取り発表した。『Solo: A Star Wars Story』(原題)だ。同作は、フィル・ロード&クリス・ミラーの監督コンビが撮影途中で降板したことでハワード監督が引き継ぎ、先日まで撮り直しなどが行われていた。ハワード監督は動画の中で『Solo: A Star Wars Story』の製作が終了したことをファンに伝え、「とてつもない才能を持ったキャストとスタッフたちのがんばりに感謝したい」とキャストらを労った。「ファンのみんなにもこの映画を楽しんでほしいよ!」と言いかけたときに、隣にいる画面外のチューバッカに「映画のタイトルって言ってもいいのかな?」と問いかけ、その後に発表した形だ。同作は2018年5月25日に公開を予定していることから、ハワード監督は「来年、会おうね!」と笑顔でファンに呼び掛けて動画を締めくくった。ファンからは「うれしくて鳥肌が立った」、「まずは予告編を早く見たい」、「待ちきれない」など興奮と喜びを表すコメントが寄せられた。(Hiromi Kaku)
2017年10月18日新潟、東京、金沢、魚津、沖縄の5都市による全国共同制作プロジェクトとして、プッチーニのオペラ『トスカ』が上演される。新潟、魚津、沖縄で大勝秀也、東京、金沢で広上淳一が指揮し、映画監督・河瀬直美が演出を手がけることでも話題だ。公演に先駆けて稽古の様子が公開された。歌劇「トスカ」チケット情報『トスカ』といえば19世紀初頭のローマを舞台にした物語だが、河瀬は、古代日本の雰囲気漂う架空の場所、“牢魔”と設定。役名も、ヒロイン・トスカはトス香、その恋人カヴァラドッシはカバラ導師・万里生、トスカに横恋慕するスカルピアは須賀ルピオ、といった具合に改められている。公開された稽古は2幕、ルイザ・アルブレヒトヴァ演じるトス香が三戸大久扮する須賀ルピオに、捕らえられた万里生を自由にしてほしいと頼む場面だった。映画監督だけあって、河瀬の演出は細かい。身体の向きや振り返り方、タイミング……。演技がリアルであることに加え、河瀬が特にこだわるのは、須賀ルピオのあり方だ。三戸に「身体が流れないよう、背筋を伸ばして」「カッコイイほうがいいです」と指示する河瀬。トス香に野卑に襲いかかろうとはせず、余裕をもってじっくりと追い詰めるのが、河瀬の須賀ルピオ像なのだ。その演出に応え、三戸の須賀ルピオはトス香を心理的に追い込んでいく。トス香が嘆くアリア「歌に生き愛に生き」の切ない調べ。『トスカ』で必ず拍手が起きる名アリアだ。すると、須賀ルピオも拍手しながらトス香に近づく。そんな須賀ルピオの求愛に応じたかに見せかけ、ナイフで刺すトス香。須賀ルピオの死体に、彼女は腰に刺していた赤い羽根を置く。「トス香は鷹のような女」とする河瀬の言葉に呼応する演出だろう。稽古場には、河瀬をサポートしながら歌手に助言する大勝、広上の姿もあった。続いて行われた会見では、河瀬は「映画とは違い、既に脚本があり、その脚本を一言一句変えることができず音楽も必ずそのリズムでついてくるという中で、どれだけオリジナリティを出せるかを考えています」「世界から戦争がなくなったことはないけれど、芸術がひと筋の光を見出す力になると信じています。今回の『トスカ』では、須賀ルピオが悪いのではなく、その時代、その瞬間の人間関係が生んだ悲劇として描きたい」と抱負を語った。そんな河瀬を、広上は「監督が非常に新鮮な感覚で僕らに色々なアイデアを提供してくれるのが一番嬉しい。畑の違う才能のある方の手にかかるとこんなに面白いのかと、お客さんと共有できる舞台になりつつあります」、大勝は「僕達は楽譜を読んで歌い手達と作るが、河瀬さんはテキストから誰もが持つ欲望やエゴを読み解き、奇をてらわず、今の世の中もこんなこといっぱいあるよね、というふうに新風を吹き込んでくださる。それがオペラの普遍さになるでしょう」と笑顔で讃えた。新潟での公演を終え、この後、10月27日(金)より東京公演が開幕。取材・文:高橋彩子※河瀬直美の「瀬」は正しくは旧字体
2017年10月18日映画監督グザヴィエ・ドランの素顔に迫るドキュメンタリー映画『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』が、2017年11月11日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開される。若くして世界の注目を浴びる「美しきカリスマ」「美しきカリスマ」と称され、映画界のみならず世界のカルチャーシーンにその才能を放ち続ける、弱冠28歳のグザヴィエ・ドラン。幼少期より子役としてテレビや映画に出演していたグザヴィエ・ドランは、その異名を裏付ける美貌を活かしてモデルとしても活躍するなど、監督デビュー前から多岐にわたって活躍していた。2009年に『マイ・マザー』で監督・脚本家デビューを果たすと、同作を含む監督全6作品全てカンヌ国際映画祭に正式出品。2014年の『Mommy/マミー』ではカンヌ国際映画祭で審査員賞、2016年の『たかが世界の終わり』では同映画祭でグランプリを受賞と、若くして世界中の映画人から熱い注目を集めている気鋭の映画監督だ。天才映画作家の素顔に迫る本作は、その若き天才の秘密と素顔に迫るドキュメンタリー映画。ドラン本人が自身の映画作りへの思いやこだわり、過去作における数々の名シーン誕生秘話などを語るほか、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイなど、ドラン作品に出演した名優たち、そしてドランの才能にいち早く目をつけ、バックアップしてきたカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモー、ガス・ヴァン・サント監督ら映画人が、新世代の象徴として謳われるドランの魅力の秘密を語り尽くす。監督デビュー作『マイ・マザー』から最新公開作『たかが世界の終わり』まで、ドランワールドの全貌を余すことなく見せるファン必見のドキュメンタリーとなっている。【作品情報】映画『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』上映劇場・日程:■東京劇場:YEBISU GARDEN CINEMA上映期間:2017年11月11日(土)〜終了日未定■大阪劇場:なんばパークスシネマ上映期間:2017年11月11日(土)〜11月17日(金)■名古屋劇場:伏見ミリオン座上映期間:2017年11月25日(土)〜12月1日(金)■福岡劇場:KBC シネマ上映期間:2017年11月25日(土)〜12月1日(金)■札幌劇場:シアターキノ上映期間:2017年11月11日(土)〜11月17日(金)鑑賞料金:一般 1,300円※その他の料金詳細、上映スケジュール等は劇場まで要問合せ。出演:グザヴィエ・ドラン、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ、アンヌ・ドルヴァル、メルヴィル・プポー、ニールス・シュネデール、ギャスパー・ウリエル監督:ブノワ・プショー原題:Xavier Dolan - A l’impossible je suis tenu2017年/フランス/52分/Blu-ray上映/カラー/ビスタ/2.0ch ステレオ©2016 Tangaro – Shoot again productions – MK2 – Sons of Manual – Metafilms
2017年10月16日