伊藤沙莉と須賀健太をW主演に迎え、宗教団体、ネグレクト、少年犯罪、性産業など、大人に翻弄される地方都市の若者たちを実話をベースに描いたブラックコメディ『獣道』が、4月21日(現地時間)より開催されるヨーロッパ最大のアジア映画祭「第19回ウディネ・ファーイースト映画祭」のコンペティション部門に正式出品、ワールドプレミア上映が決定した。とある地方都市で生まれ、親の愛を知らずに育ち自分の居場所を求め、宗教施設や風俗の世界へ身を転じていく少女・愛衣(伊藤沙莉)。愛衣の唯一の理解者であり、彼女に恋する少年・亮太(須賀健太)もまた、居場所を探す不良少年であった。居場所を求め続ける2人の純情は、やがて地方都市というジャングルに飲み込まれていく…。監督・脚本を『下衆の愛』の内田英治が務める本作。キャストには、親の愛を知らずに育ち自分の居場所を求めて風俗の世界へ身を転じていく少女・愛衣役を伊藤さん、そんな愛衣に恋する少年・亮太役を須賀さんが演じる。そのほか吉村界人、アントニー、でんでん、「カラテカ」矢部太郎らが出演している。今年で19回目を迎える「ウディネ・ファーイースト映画祭」は、イタリアの都市・ウディネで開催される映画祭。本作が選出された「コンペティション部門」が対象となる賞は、観客賞、ブラック・ドラゴン観客賞、マイ・ムービーズ観客賞の3つの賞。毎年、日本映画にも多くの注目が集まり、2014年の『永遠の0』が観客賞を受賞したのをはじめ、過去にも多くの作品が受賞している。映画祭には、主演の伊藤さんをはじめ、アントニーさん、内田監督が参加を予定。本作で中学生からAV女優までの幅広い役どころに挑戦した伊藤さんは、「『獣道』は私にたくさんの初めてを経験させてくれた、とても深く愛している作品です。その作品を背負って、初めての海外、初めての映画祭に参加できることをとても幸せに思います」と歓喜。また内田監督は、「『下衆の愛』と同様、あまりにも内容がドメスティックすぎて海外映画祭は行けないだろうなぁと思ってました。カルト宗教で育った少女と田舎ヤンキーたちの青春物語なんて誰が見てくれるんだろうって…。でもイタリアのウディネ映画祭でコンペに選出されました。日本固有の文化“ヤンキー”がイタリアで暴れます!」 とコメントを寄せた。さらにこの世界進出に際し、同映画祭日本映画選定担当のマーク・シリングは、「内田監督特有のブラック・ コメディである本作は、思わずほくそ笑んでしまうシーンが至る所にちりばめられており、時代錯誤な地方の面白さと偶然に派生する若物達の恋愛が、絶妙に交錯している」と話している。『獣道』は7月15日(土)よりシネマート新宿レイトショーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:獣道 2017年7月15日よりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) third window films
2017年04月07日いままでにない側面から“太平洋戦争”を描いていく、織田梨沙主演映画『STAR SAND ─星砂物語─』が、4月20日(木)より開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」の特別招待作品に決定。織田さんと、共演する沖縄出身の満島真之介から喜びのコメントが到着した。1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(織田梨沙)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康(満島真之介)とボブ(ブランドン・マクレランド)に出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(三浦貴大)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった――。2016年、東京。大学生の志保(吉岡里帆)は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく…。本作は、『戦場のメリークリスマス』の助監督を務めたロジャー・パルバースが、日本の沖縄を舞台に平和への想いを込めて書いた小説を、自ら監督&脚本で映画化。ベトナム戦争に反発してアメリカを去ったパルバース監督にとって、「“戦わない”という裏切り」は生涯の主題に。そんなパルバース監督が描くのは、1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵と米兵、そして彼らを見つめる少女の物語…。パルバース監督が、“彼女ほど演技の深さとエモーションの広さを表現する若い女優は見たことがない”と絶賛し主演に抜擢したのは、『秘密 THE TOP SECRET』のヒロイン・露口絹子役でスクリーンデビューした織田さん。彼女が少女・洋海役を演じるほか、脱走兵役に満島真之介とブランドン・マクレランド、また吉岡里帆、三浦貴大、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子ら豪華キャストたちが顔を揃えている。太平洋戦争の激戦地の一つ、沖縄県・伊江島にて行われた本作が、撮影地である沖縄で開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」の特別招待作品にこのほど決定。上映は22日(土)、上映に合わせ、主演の織田さんとパルバース監督が沖縄入りする予定だ。今回の決定に織田さんは、「撮影中に監督、キャストの方々、伊江島のみなさんと、また沖縄に戻ってきたい、完成した作品を一緒に観たいとお話ししていたので、実現して本当に嬉しいです」と喜びのコメント。また満島さんは「目を閉じると、星砂を集めて目を輝かせていたあの頃が蘇ります。その白い砂を踏みしめたであろう数えきれないほどの方々といまを生きる我々をつなぐ映画が、故郷沖縄の映画祭に招待されたことこの上ない喜びです。沖縄の風を存分に感じながら、この映画の愛に触れてほしいです」とメッセージを寄せた。『STAR SAND ─星砂物語─』は6月21日(水)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開、8月4日(金)より東京・ユーロライブほか順次公開。(cinemacafe.net)
2017年04月07日映画監督・熊谷まどかさん(48)は、母・柊幸子さん(82)が2年ほど前から罹患しているレビー小体型認知症をモチーフに脚本を書き、映画『話す犬を、放す』を撮影した。これまでは短編映画の製作が中心だった熊谷さんにとって、本作は商業映画デビュー作となる。 認知症を扱っているとはいえ、映画のトーンは淡々としていて、悲愴感がなく、病いの母と娘の日々がリアルに紡がれていく。レビー小体型認知症という病名を聞いたことがない人も多いかもしれないが、アルツハイマー型、血管性とともに、認知症を生じる3大原因疾患の1つ。’90年代後半になってしられるようになった比較的新しい病気だ。 幸子さんの主治医を務めるしろ内科クリニックの城洋志彦医師はこう語る。 「脳の広い範囲にレビー小体という異常なタンパクがたまり、脳の神経細胞が徐々に減っていく進行性の病気です。初期では、物忘れなどの症状よりも“幻視”が特徴的です。そこにいないはずの人、あるはずのないもの・動物などが見えます。動作が遅くなるなどのパーキンソン症状をともなうこともあります」 生真面目で勤勉な人に発症が多い傾向があり、病気が進行すると、できないことが増え、徐々に寝たきりになっていくという。 「私は、どこか母の病気を面白がっているところもあるというか。私も幻視を見てみたいって思うんですよね」(熊谷さん・以下同) 城医師によれば、レビー小体型認知症患者と接する際に大切なことは「受容と共感」だという。それが患者自身の幻視に対する恐怖を軽減してくれる。幻視を面白がることで、母の病いを受け入れようとする娘を、幸子さんはいとおしそうに見つめていた――。 熊谷さんは34歳のときに映画学校ニューシネマワークショップに参加。そこで監督した短編映画が若手監督の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2005」で賞を獲得。翌年は自主制作作品『はっこう』でPFFグランプリを受賞した。以後も国内外の映画賞に輝き、高い評価を得てきた。だが、短編映画でどんなに評価されても、映画監督としては認められないのがいまの日本だ。 「たとえPFFでグランプリを取っても、なかなかその先にある長編映画、商業映画の世界には進めないんです」 監督として収入を得られる映像制作の仕事は、年に1本あるかないか。熊谷さんはパートで稼いだお金で、自主制作映画を撮り続けたが、何年たっても長編を撮れない焦りもあった。 「新人と言われてはや10年。長編の脚本も何本か書きましたが、どうしても映画にしたいような脚本が書けなくて」 幸子さんの病気がわかったのは、そんなころだった。 「認知症って病名がついちゃうのは、やっぱり怖かったですよ。認知症のイメージってあまりにも絶望的すぎるじゃないですか。どんどん人格が崩壊して、母が母でなくなってしまうという恐怖心が私にもありました。この病気の症状の1つなのですが、そこに存在しているものが本物に思えないこともあるそうです。私も母に言われたことがあります。『ニセモノのまどかちゃんのくせに、まどかちゃんのふりをして、お料理なんかして』って」 だが母の闘病と向き合ううちに病気に対するイメージも変わっていった。「認知症は決して絶望ではない」と、気づいた熊谷さんは、この病気を、長編映画にしてみようかと思いつく。 「私はこれまで、ハートウォーミングな作品とか、家族物語とかを毛嫌いしていて、避けてきたんですね。だから私の作品はシニカルでシュールな作品ばかりで。それが自分の作風かなって思っていましたが、それだけでは長編は作れない。私のなかで何か変わらなければいけないだろうなってことは漠然と思っていたんです」 熊谷さんは、幸子さんの発病で頻繁に帰省するようになっていた。行くたびに、少しずつ“できないこと”が増えていく母の姿を目の当たりにするうちに、母への思いが変わっていく自分に気づいたとき、するすると長編のストーリーが生まれてきた。自分でも不思議なほど素直に、苦手意識の強かった家族をモチーフとした長編『話す犬を、放す』の脚本が書けてしまった。 その脚本がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭のシナリオコンペを通り、映像化。昨年の映画祭のオープニング作品として上映され、現在は全国で順次公開中だ。 「以前の私は『見たい人が見てくれたら、それでいい』と思っていました。でも特にこの映画は、誰かの何かに届いてほしい。そう強く思います」
2017年04月07日4月8・9日に東京で開催される、おすすめのイベントをご紹介します。中田英寿氏がプロデュースする「CRAFT SAKE WEEK」や、品川エリア全体で展開される「しながわフェスウィーク2017」など、気になるイベントが盛りだくさん。早速詳細をチェックしてみましょう!しながわフェスウィーク2017(品川・港南エリア)品川・港南エリアで、さまざまなプログラムが楽しめる「しながわフェスウィーク2017」が初開催!今週末はクルーズ船や巡回バスがエリア一帯を結びます。その他にも、運河周辺の夜景と迫力満点の映像が楽しめるプロジェクションマッピングや、水辺の映画祭・屋台・芸術祭など、コンテンツが盛りだくさんです。品川オープンシアター(品川シーズンテラス)「しながわフェスウィーク2017」の一環として開催される「品川オープンシアター」。東京タワーと夜景が望める開放的な空間に、野外映画館が出現!上映されるのは、世界的大ヒットを記録した人気映画「ジュラシック・ワールド」です。会場のキッチンカーでお食事を買って、映画を観ながら芝生でピクニックなんて、最高の休日ですね。CRAFT SAKE WEEK(クラフト サケ ウィーク)元サッカー日本代表選手の中田英寿氏がプロデュースする、日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK」が、六本木で開催されます。会場には、1,000本の桜を使った"桜の花畑"が出現。非日常的な空間が、お祭り気分を盛り上げます。第4回地元めしフェス“クオーゼイ”in日比谷(日比谷公園)全国から集まったご当地グルメや地ビールを、屋外の開放感とともに満喫!とってもレアな絶品グルメが500円で食べられる、「ワンコイン地元めし」は是非ともいただきたいメニューです。1日限定50食なので、早めのお出かけがオススメですよ。マーベル展 時代が創造したヒーローの世界(東京シティビュー)アメコミ好きなら必見!日本初となるマーベルの大型総合展「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」が、東京シティビューで開催されます。「スパイダーマン」や「アイアンマン」など、おなじみのヒーロー達の魅力を堪能しましょう。虎ノ門フラワーマート(虎ノ門ヒルズ)春にピッタリのイベントなら、こちら!「虎ノ門フラワーマート」では、人気店から新店舗まで、過去最多・17店舗のフラワーショップが大集合します。飲食ブースも出店するので、ランチがてらお出かけするのも良さそうです。珍肉 BBQ(晴海ふ頭公園BBQエリア)クロコダイル、カンガルー、ラクダ、ダチョウなど、珍しい肉が味わえるとあって毎回人気の「珍肉BBQ」。爪がついたままの手足など、なかなかお目にかかれない珍肉も登場します。チケット枚数に限りがあるので、気になる方は早目にチェックしておきましょう。
2017年04月07日日本が生んだSF金字塔「攻殻機動隊」をハリウッドが実写化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』に出演する仏女優、ジュリエット・ビノシュが来日し、単独インタビューに応じた。「まるで暗号解読だったわ」とふり返る舞台裏、そして“輝き続ける50代”の本音とは?“攻殻”といえば、世界的にも知られるSFアイコンだが、ジュリエット自身は「正直、あまりよく知らなかった」のだとか。メガホンをとるルパート・サンダース監督から熱烈オファーを受け、脚本に目を通したが「内容はさっぱり理解できず、まるで暗号解読だったわ。だから、一度はお断りした」そうだ。それでも、出演を決めたのは「ならば脚本をリライトする」とまで言ってくれたサンダース監督の熱意、そして息子の後押しがあったから。「私の息子が映像関係の仕事をしていて、押井守監督が手がけた長編アニメ(=1995年公開の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』)の大ファンなの。今回の脚本も気に入ったみたいで、絶対参加したほうがいいって助言してくれたわ。現場では、サンダース監督とディスカッションを重ねながら、役柄や世界観への理解を深めていった。要はシェイクスピアと同じ。最初はチンプンカンプンでも、語彙や関連性をつかめば、物語に入り込める」。そう語るジュリエットが演じるのは、映画オリジナルのキャラクターであるオウレイ博士。巨大企業ハンカ・ロボティックスを率いる科学者であり、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公“少佐”の実質的な生みの親でもある。「登場シーンは決して多くないけど、その分、多面的で複雑な人物像をしっかり表現したかった。彼女は科学者としての理想と、組織の歯車だという現実の間で葛藤している。結果的には、悪魔と契約してしまうの…」。グリーンバックに覆われたスタジオには、さまざまな専門分野のプロたちが1つのシーンを完成させるために集結した。「とても楽しかったわ。『あの人は、何の担当なの?』って聞いて回ったりして(笑)。映画作りの新たな側面に触れることができて、現場では子どものようにワクワクしていた。想像力も試され、とても演じがいがあったし、キャラクターにリアルな感情を吹き込むという点では、これまでの出演作と何ら変わりはないのよ」。1996年に公開された『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー助演女優賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。『トリコロール/青の愛』でヴェネツィア国際映画祭女優賞、『トスカーナの贋作』でカンヌ国際映画祭女優賞に輝き、世界三大映画祭を制覇した。まさに名実ともに世界を代表するトップ女優だ。実際、本人を目の前にすると、その貫録に圧倒されるが、同時に言葉やしぐさからは飾らない人柄と、自然体な素顔がにじみ出ている。「人は夢や理想を追いながら生きているでしょ。でも、常に物事がうまく運ぶとは限らない。現実に直面し、挫折や失望、喪失感を味わい、ときにどん底に落ちることもあるのよ。でもそうした体験があるからこそ、『本当の自分とは何か?』と考えずにはいられなくなるの。誰しも歳はとるけど、その分、知恵も身につくし、開放される。その積み重ねで、人間は身も心も少しずつラクになっていくんだと思うわ」と何ともありがたいお言葉!だからこそ、出演作を決める基準の1つが「冒険心を満たしてくれるもの」だと聞くと、思わず納得してしまう。「確かに今回みたいなSF作品は珍しい機会だったけど、ストーリーを通して、人間性にまつわる問いかけがあり、役柄にも何らかの内面的な変化があるという意味では、女優として挑戦すべき作品だった。さっき『本当の自分とは何か?』と言ったけど、まさに『ゴースト・イン・ザ・シェル』が提示するテーマに一致しているわ」。そう語る彼女が、女優として喜びを覚える瞬間は?「カメラは常に回っているの。つまり、すべては現在進行形で流動的。そんな状況の中で一瞬一瞬、真実を探求することがたまらなく楽しく、胸が踊ってしまうのよ。優れた共演者やスタッフ、特に今回はとても国際色豊かな現場だったから、より一層刺激を受けた。権力の暴走や腐敗、産業化の闇を描くと同。時に、人間本来の“生き抜く力”を描いた希望に満ちあふれた作品だと思うわ」(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:ゴースト・イン・ザ・シェル 2017年4月7日より全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年04月05日海外の映画祭を訪れることは難しくても、日本各地で開催されている映画祭は、日帰り~1泊で行くことができますよね。今年の4月は「くまもと復興映画祭 powered by 菊池映画祭」(4/7~9)に行こうと思っています。熊本出身の行定勲監督がディレクターをつとめ、熊本にゆかりのある俳優や著名人を中心に「地方創生版チーム熊本」をかかげて開催している映画祭です。この映画祭に参加するのは3回目です。昨年、映画祭が開催された直後に熊本地震が起きたため、今年はどうなるのか…と心配していましたが、熊本パワーはすごいですね。前回よりも力強い映画祭として開催するのですから、行かないわけにはいかない。震災後、復興のために自分は何ができるのか、どんな応援ができるのか考えました。募金、ボランティア活動、ふるさと納税…いろいろな方法はありますが、その土地を訪れ、その土地の名産を食べ、その土地を観光する──それもひとつです。でも、復興支援だけで行くのではなく、癒される場所、また訪れたくなる場所、そういう想いがベースにあります。もちろん映画祭としても魅力的です。今回のオープニングは行定監督がオール熊本で撮影した『うつくしいひと』の続編『うつくしいひと サバ?』がプレミアム上映されます。場所は熊本城二の丸広場(※荒天時は熊本県立劇場)。地震によって熊本城は大きな被害を受け現在も修復中ですが、二の丸広場や加藤神社は見学でき、その周辺から天守閣を見ることができるそうです(熊本城ホームページ参照)。ちなみにこのプレミアム上映は無料!レッドカーペットもあります。行定監督をはじめ、佐藤健、高良健吾、米村亮太朗、中別府葵、石橋静河、ロイック・ガルニエ、中原丈雄、柴田隆浩(忘れらんねえよ)…豪華ゲストが参加予定です。過去2回この映画祭に参加してみての感想ですが、どの上映にもゲストトークがあり、そこでしか聞けない貴重な話が次から次へと飛び出し、ゲストや大勢の観客と一緒に過ごす時間は本当に楽しいものです。今年の「特集 妻夫木聡」では『ぼくたちの家族』『ジョゼと虎と魚たち』『春の雪』、特別上映は佐藤健主演の『世界から猫が消えたなら』、「高良健吾 企画」では『東京物語』が上映されます。どんな撮影秘話が聞けるのか、いまから楽しみでしかたありません!また、映画祭の楽しみといえば“夜”のイベント。映画の上映に加え、映画人たちがオフレコでエンドレスに語りあう「真夜中の映画祭」は雑誌やテレビ、ネットでは決して聞けないディープな話を聞けるイベント。今年も眠れない3日間となりそうです。そして、映画の合間に熊本の郷土料理をいただくのも楽しみ!あまりの美味しさに感動した馬刺しや馬肉料理、だご汁は必ず食べて帰ってこようと思っています。映画祭の前売りチケットはすでに完売していますが、当日券の発売も決まったようですし、何よりオープニング上映は無料です。しかも熊本はちょうど桜が満開!次の週末は映画を観に、ふらり熊本へ行きませんか。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2017年04月02日最新作『キングコング:髑髏島の巨神』などを、作品の持つ“音”の世界や可能性を極限まで探求し、大音量で表現する映画祭「丸の内ピカデリー爆音映画祭」。このたび、4月7日(金)までの期間が2日間延長され、4月8日(土)、9日(日)に『T2 トレインスポッティング』と前作『トレインスポッティング』の追加上映が行われることになった。3月25日(土)から開催中の「丸の内ピカデリー爆音映画祭」は、『キングコング:髑髏島の巨神』をはじめ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ダークナイト』『パシフィック・リム』『ゼロ・グラビティ』『オアシス フジロックフェスティバル’09』など、選りすぐりの名作9本を“爆音”で上映する映画祭。このたび、ファンからの大盛況を受け、4月8日(土)、9日(日)の2日間、開催期間を延長。さらにクロージング作品として、90年代ポップ・カルチャーの代名詞で社会現象まで巻き起こした『トレインスポッティング』の続編『T2 トレインスポッティング』も上映されることになった。アーヴィン・ウェルシュの同名小説を映画化した『トレインスポッティング』は、ユアン・マクレガーとダニー・ボイル監督の出世作で、本国イギリスをはじめ、アメリカ、日本でも大ヒット。その続編となる『T2 トレインスポッティング』は、主演のユアンをはじめジョニー・リー・ミラー、ユエン・ブレムナー、ロバート・カーライル、ボイル監督に脚本のジョン・ホッジとオリジナルのキャスト&スタッフが再集結し、前作から20年後を描く。また、同作の公開を記念して『トレインスポッティング』の上映も決定(4月8日のみ)。全編を通し、シーンごとに細かな音響・音圧調整を施すことで、疾走感ほとばしる超クールな本作が、より“最高” になってスクリーンに登場!世界を熱狂させた伝説の青春映画、その待望の続編が “爆音”を締めくくる。「丸の内ピカデリー爆音映画祭」は4月9日(日)まで丸の内ピカデリー3にて開催。『T2 トレインスポッティング』は4月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:T2 トレインスポッティング 2017年4月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2017年03月29日『映画 山田孝之3D』が2017年6月16日(金)に公開される。主演はもちろん、俳優「山田孝之」。『映画 山田孝之3D』は、山田の思考に迫る、脳内スペクタクル3D映画だ。イリュージョンのような言葉と映像で「山田孝之」を3Dで体感する作品。観客を奇妙で恍惚な「山田孝之ワールド」へと誘う。本作は、テレビ東京他で放送されたドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」をきっかけとして、俳優・山田孝之×監督・松江哲明&山下敦弘によって生み出された。さらには、「山田孝之のカンヌ映画祭」にも登場した芦田愛菜が友情出演。ドキュメンタリードラマの中でも掲げていた「カンヌ映画祭で賞を獲る」という目標を継続。最終話(3/24オンエア)にて、本年度のカンヌ映画祭にも「正式応募」を果たした。山田自身も「この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています。」と語る意欲作。監督した松江・山下両監督は「3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。(松江監督)」「これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。(山下監督)」と自信を見せている。また前売券として山田孝之肖像画(by漫☆画太郎)スマホ用壁紙を特典としたムビチケオンラインが限定発売。また、5月17日発売「山田孝之のカンヌ映画祭」Blu-ray&DVD BOXには初回限定で本映画の舞台挨拶付き上映に抽選で333名様を招待する応募抽選券はがきが封入されることも決定している。■山田孝之のコメント2016年、僕と山下さんは手を取り合い、衝突を重ね、決別し、再び手を取り合い一つの映画を完成させました。この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています。それを引き出せたのは山下さんとの関係無しでは成せないことでした。そして、その全てを見届けてくれた芦田さん。僕は芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました。いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます。■松江哲明監督のコメント山下くんから「山田くんが自分を題材にした映画を撮りたいと言ってるんだけど」と相談され、カメラ目線でこれまでの人生を語る山田孝之を見た時、この映画は彼の脳内にダイブするようなドキュメンタリーにしなければならないと覚悟を決めました。山田くんが目からビームを発しながら訴えてくるからです、「もっと飛べ!」と。僕の勘違い、または洗脳されていただけかもしれませんが、3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。あの目力に注意してご覧ください。■山下敦弘監督コメント山田孝之くんとこの三年間いろいろなことがありました。「真剣じゃないと芝居が出来ない」から始まり、しまいにはナパーム爆破してからの逃亡…。山田くんとは二度と映画は作れないんじゃないかと諦めていましたが、この度、芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました。これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。どうか皆さま劇場で見届けてください。この映画を芦田愛菜さんに捧げます。【映画情報】『映画 山田孝之3D』公開日:2017年6月16日(金)出演:山田孝之 友情出演:芦田愛菜監督:松江哲明 山下敦弘制作:テレビ東京 C&Iエンタテインメント配給:東宝映像事業部©2017「映画 山田孝之」製作委員会劇場:[北海道]札幌シネマフロンティア [東京]TOHOシネマズ 新宿 [東京]池袋HUMAXシネマズ[愛知]TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ [大阪]TOHOシネマズ 梅田 [福岡]T・ジョイ博多■前売情報3月24日(金)25時30分よりムビチケオンライン限定発売特典:山田孝之肖像画(by漫☆画太郎)スマホ用壁紙料金:一般¥1,800(税込/3D鑑賞料金含む)取扱い詳細は、ムビチケサイトまで。
2017年03月28日3月6日より日本テレビにて放送されているドラマ「お前はまだグンマを知らない」が、本日27日(月)最終回を迎える。この度、その集大成となる劇場版の公開日が7月22日(土)に決定。新たにレイザーラモンRGやリアル北関東を知る「U字工事」、磯山さやかの参加が発表。併せてメインビジュアルも解禁された。原作は、群馬県が舞台の井田ヒロトによる同名コミック。2014年の発売以来、県民あるあるネタと強すぎる地元愛が反響を呼ぶ人気作。ある日、チバ県からグンマ県へ引っ越してきた主人公の高校生・神月紀が、異常なほどグンマ愛が強いクラスメイトたちに困惑し、翻弄されて行く物語。劇場版では、主人公・神月紀役の間宮祥太朗をはじめ、幼なじみのクラスメイト・轟一矢役の吉村界人、神月が恋に落ちるグンマ美女・篠岡京役の馬場ふみから主要キャストがドラマから続投。さらに劇場版ではリアル北関東を知る“茨城出身”の磯山さんがイバラキのヤンキーたちが憧れる地元のスーパースター役で、“栃木出身”の「U字工事」がトチギのヤンキーたちが憧れる地元のスーパースター役で、トランプ大統領のモノマネで注目を集めるレイザーラモンRGさんは、とある国の大統領役で出演する。本作は、ドラマ版には入りきらなかった未公開映像を入れて再編集し、新たに撮影した特別映像を追加した「おまグン」の完全版。また「G-FREAK FACTORY」が劇場版のために新たに書き下ろしたエンディング曲「REAL SIGN」も加わり、さらにパワーアップした劇場版となっている。そんな集大成となる劇場版が、4月20日(木)より開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」にて先行上映されることが決定。関東ローカルからついに全国進出を果たす。ドラマ「お前はまだグンマを知らない」最終回は3月27日(月)24時59分~日本テレビにて放送。劇場版『お前はまだグンマを知らない』は7月22日(土)より全国にて公開。※「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」にて先行上映(4月20日~23日)(cinemacafe.net)
2017年03月27日俳優の間宮祥太朗が主演する日本テレビのドラマ『お前はまだグンマを知らない』の劇場版が、7月22日に全国公開されることが27日、明らかになった。4月20~23日に開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」で先行上映される。この作品は、「未開の地グンマー」「日本最後の秘境」「古代グンマー帝国」など、ネット民に独特のいじられ方をされる群馬県を舞台にした井田ヒロト氏の同名コミックを映像化するもの。間宮が主人公・神月紀役を演じ、幼馴染のクラスメイト・轟一矢役に吉村界人、神月が恋に落ちるグンマ美女・篠岡京役に馬場ふみか、といった主要キャストはドラマと変わらず、劇場版では、茨城出身の磯山さやか、栃木出身のU字工事、トランプ大統領のモノマネで注目のレイザーラモンRGなど、新たなキャストも登場。G-FREAK FACTORYが、この劇場版のために、エンディング曲「REAL SIGN」を書き下ろした。なお、ドラマ版は、きょう27日(24:29~25:29 ※関東ローカル)に最終回を迎える。
2017年03月27日ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の1つ、ブルネイで初の女性監督シティ・カマルディンを日本に招き、3月31日(金)、監督作品の青春ラブ&アクション『ドラゴン・ガール』無料上映会、およびトークショーが開催されることになった。厳格な父に男手ひとつで育てられた自由奔放な女子高生ヤスミン。ある日、初恋の相手アディがシラット(東南アジア発祥の伝統武術)国際大会で優勝し、町に帰ってくる。しかし、私立高校シラット部の女子チャンピオンであるデヴィが、アディに急接近していく。アディを振り向かせたいヤスミンは、公立高校の弱小シラット部に入部、3週間後のシラット大会にエントリーを果たす。部員3人、コーチも頼りない状況の中、はたしてヤスミンは大会でライバルを倒し、憧れの彼を振り向かせることはできるのか――。シティ・カマルディン監督は、イスラム教国のブルネイで初の女性映画監督。上映作『ドラゴン・ガール』は、2014年に制作されたブルネイ初の国際的な長編映画で、数多くの映画祭のコンペに参加し、スイスの「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」で最優秀アジア映画賞を受賞するなど、高い評価を得ている。日本では「第10回大阪アジアン映画祭」(2015年)にて初めて上映され、好評を博した。格闘技シラットを通して成長していくブルネイの女子高校生の姿を描いた本作は、アクションシーンはジャッキー・チェンの武術監督であるチャン・マン・チンが監修。息もつかせぬ本格的アクションが満載ながら、ヤスミンの初恋のゆくえも気になる青春ラブロマンスの要素も。また、“インドネシアのトム・クルーズ”といわれ、人気を博しているイケメン俳優、レザ・ラハディアン(『タクシードライバー日誌』)も父親役で出演している。当日は本編上映後、カマルディン監督とともに、『99分、世界美味めぐり』東京撮影ライン・プロデューサーなど務めた映画プレゼンター/キュレーターの松下由美氏を迎え、本作やブルネイの映画事情などについて読み解いていく。本上映会は、国際交流基金アジアセンターがASEAN10か国からさまざまな分野の文化人を招へいする「アジア・文化人招へいプログラム」の一環として実施するもの。今後も、定期的に東南アジア映画を紹介する上映会を実施していく予定というから楽しみだ。『ドラゴン・ガール』上映会は3月31日(金)18時45分開演(18時15分開場)、新宿区・四谷区民ホールにて開催。※入場無料、予約不要、定員300名(text:cinemacafe.net)
2017年03月26日俳優・山田孝之の映画『映画 山田孝之3D』が公開されることが25日、わかった。6月16日より、全国6カ所での上映を予定している。同作は、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(毎週金曜24:52~)をきっかけに生み出された。番組内では、山田が山下敦弘監督とともにカンヌ映画祭を目指して映画を撮っていく様子が放送されたが、『映画 山田孝之3D』を実際に本年度のカンヌ映画祭に正式応募。「山田孝之」とは何者なのか、思考にダイブする、脳内スペクタクル3D映画となる。『山田孝之のカンヌ映画祭』の山下監督、松江哲明監督がメガホンをとり、芦田愛菜も友情出演。イリュージョンのような言葉と映像で、「山田孝之」を3Dで体感できるという。山田は「2016年、僕と山下さんは手を取り合い、衝突を重ね、決別し、再び手を取り合い一つの映画を完成させました」と振り返り、「この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています」と作品について語った。また山田は、友情出演となる芦田について「芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました」と感謝の気持ちを表す。「いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます」と目標を述べた。松江監督は「この映画は彼の脳内にダイブするようなドキュメンタリーにしなければならないと覚悟を決めました。山田くんが目からビームを発しながら訴えてくるからです、『もっと飛べ!』と」と意図を明かす。「3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまった」と自負し、「あの目力に注意してご覧ください」とアピールした。「山田孝之くんとこの3年間いろいろなことがありました」という山下監督は、「『真剣じゃないと芝居が出来ない』から始まり、しまいにはナパーム爆破してからの逃亡……」としみじみ。一度は山田との映画を諦めたものの「この度、芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました」と改めて感謝し、「これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です」と宣言した。そして「この映画を芦田愛菜さんに捧げます」と語った。上映館は北海道・札幌シネマフロンティア、東京・TOHOシネマズ新宿、池袋HUMAXシネマズ、愛知・TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、大阪・TOHOシネマズ梅田、福岡・T・ジョイ博多の6カ所。前売り券のムビチケオンラインには、特典として漫☆画太郎が描いた山田孝之肖像画のスマホ用壁紙がついてくる。
2017年03月25日本日3月24日(金)最終回を迎えたドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」。この度、本作をきっかけとして、山田孝之×監督・松江哲明&山下敦弘によって生み出された『映画 山田孝之 3D』が、6月16日(金)より公開されることが決定した。様々な顔と数々の名演で人々を魅了し続ける、「俳優・山田孝之」。俳優として変化し続け、視聴者を煙に巻き続ける「山田孝之」とは何者なのか?本作は、そんな彼の思考にダイブする、脳内スペクタクル3D映画。イリュージョンのような言葉と映像で「山田孝之」を3Dで体感する映画は、観客を奇妙で恍惚な“山田孝之ワールド”へと誘う…。「山田孝之のカンヌ映画祭」をきっかけとして生み出されたとあって、ドキュメンタリードラマに登場した芦田愛菜も友情出演。ドキュメンタリードラマの中でも掲げていた、「カンヌ映画祭で賞を獲る」という目標も継続され、最終話では本年度のカンヌ映画祭にも正式応募を果たしている。本作は、山田さんが「この映画には僕のいままでの人生と、これからの全てが詰め込まれています」と語る意欲作。松江監督は、「3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。あの目力に注意してご覧ください」と自信を見せ、3年の間、山田さんといろいろあったとふり返る山下監督は、「山田くんとは二度と映画は作れないんじゃないか」と諦めていたそうだが、「芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました。これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。どうか皆さま劇場で見届けてください。この映画を芦田愛菜さんに捧げます」とコメント。また山田さんは、「僕は芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました。いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます」と新たな意気込みを見せた。そして今回、「山田孝之全告白」というコピーが書かれた本作のポスタービジュアルと、予告編も併せて解禁。なお、本作の前売券として本日より「山田孝之肖像画 (by 漫☆画太郎)スマホ用壁紙」を特典としたムビチケオンラインが限定発売開始され、5月17日(水)発売の「山田孝之のカンヌ映画祭」Blu-ray&DVDBOXには、初回限定で本映画の舞台挨拶付き上映に抽選で333名様を招待する応募抽選券はがきが封入されることも決定した。『映画 山田孝之 3D』は6月16日(金)よりTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田ほかにて公開。「山田孝之のカンヌ映画祭」DVD&Blu-rayBOXは5月17日(水)より発売。(cinemacafe.net)
2017年03月25日「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の“まいんちゃん”として人気を集め、現在も女優として「グッドモーニング・コール」「レンタル救世主」などに出演する福原遥が、『女々演』で映画初主演を務めることが決定。また、4月20日(木)より開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」の「TV DIRECTOR’S MOVIE」部門作品として上映されることも明らかになった。舞台は郊外の県立高校の演劇部。仲良し5人組の女の子、ひかり、沙彩、蒼生、胡桃、美紅は演劇部に所属している。運動部が脚光を浴びる中、地味な演劇部は部員数も彼女たち5人以外では、1年生の男子が1人という状況。しかも、ひかり以外は十人並みの容姿で、唯一ひかりだけがその美貌で注目されているが、彼女以外は見向きもされていない。それでも筋トレや発声練習など、文化部にしてはなかなかの運動量をこなしながら、部員全員で頑張っていたが、彼女たち5人の最後の舞台を上演する文化祭まであと3日となったとき、突然ひかりが退部してしまう。慌てふためく沙彩、蒼生、胡桃、美紅。みんなにとって最後の舞台なのに、主役にして絶対的ヒロインのひかりがいなければ上演できない…。4人は葛藤しながらも、最終的には「最後の舞台だし、せっかく頑張ってきたんだから、やりたい!」と舞台の上演を決める。問題は、ひかりが演じるはずだったヒロインを誰が演じるのか。その問題に直面したとき、いままでひかりの影に隠れてきた彼女たち4人の秘めてきた思いが、一気にぶつかり合う――!主演の福原さんが演じるのは、演劇部の仲良し5人組のひとり、本庄沙彩。今回が映画初主演となる福原さんは、「ずっと目標の1つでもあったので、本当にうれしいです」と喜び、役柄については自分とは真逆の女の子だと語っており、「初め不安が多くありましたが、いまはどう観ていただけるか楽しみでいっぱいです」と期待を寄せる。また作品については、「SNSが発達しているいまの時代の学生にしかない感情や、独特の空気感、仲間同士の関係性、『あ~、こんな子いたな』と思えるような、思春期の女の子の“面倒くささ”がリアルで生々しく描かれた作品になっています」と話し、「監督、キャストのみんなで、何度も話し合い、短い時間の中で、ひとつひとつ丁寧に作り上げました。女の子同士のぶつかり合いをどうぞお楽しみに!」とコメントしている。福原さんのほかにも、唯一その美貌で注目を集めるひかり役に、モデルでありながら『サクラダリセット』『暗黒女子』など女優としても活躍する玉城ティナ、蒼生役に「NMB48」の矢倉楓子、胡桃役に『ガールズ・ステップ』の小野花梨、美紅役に齊藤美咲と、フレッシュな顔ぶれが集結。さらに、演劇部の顧問・黒田役には「ロバート」秋山竜次、購買のおじさん役に橋爪功が扮する。監督を務めるのは、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の高野舞。脚本は、「ラヴソング」「世にも奇妙な物語」の神森万里江が担当する。『女々演』は2017年末~2018年初頭、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年03月23日「夜空と交差する森の上映会 IN ゴールデンウィーク2017」が、2017年4月29日(土)から5月6日(土)まで開催される。2016年、一晩で2,700人を動員した野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」初のスピンオフイベントとなる「夜空と交差する森の上映会」。森や川、岩場などバリエーション豊かなロケーションに設営した複数の特設スクリーンを用いた新しい鑑賞スタイルで映画を見られるだけでなく、テントを張ったり、フードコートでご飯を食べたり、自分だけのスタイルで楽しめる。期間中は、毎日異なった短中編映画1本・長編映画1本を上映。上映される作品はアニメーション、ミュージカル、恋愛、アクションと様々だ。宮沢りえ主演の驚きと感動を詰め込んだ家族の物語『湯を沸かすほどの熱い愛』、少年たちのひと夏の冒険を描いた名作『スタンド・バイ・ミー』、そして2017年7月に新作公開が決定している『怪盗グルー』シリーズより『ミニオンズ』、狂気のドラムレッスン描く衝撃作『セッション』など、8日間で注目作品を堪能できる。【詳細】「夜空と交差する森の上映会 IN ゴールデンウィーク2017」期間:2017年4月29日(土)~5月6日(土)場所:白州・尾白の森名水公園べるが フォレストゾーン・森のイベント広場住所:山梨県北杜市白州町白須8056時間:開場18:00~ 上映19:00~22:00※日別の詳細は公式ホームページ参照。チケット情報:一般 1,800円、高校生以下 1,500円、3歳未満 無料バスツアー 山梨白州観光 日帰りバスツアー券 / 新宿発着(入場券別) 6,000円公式HP:■上映スケジュール4月29日(土)「キングスマン」「サムライオペラ」4月30日(日)「きっと、うまくいく」「私とわたし」5月1日(月)「百万円と苦虫女」「ゆきおんなの夏」5月2日(火)「湯を沸かすほど熱い愛」「Fortune Teller/占い」5月3日(水)「スタンド・バイ・ミー」「オオカミによろしく」5月4日(木)「セッション」「トウメイの壁」5月5日(金)「ミニオンズ」「風のように」5月6日(土)「シング・ストリート 未来へのうた」「Mishimasaiko」
2017年03月23日アジア版アカデミー賞「第11回アジア・フィルム・アワード」(AFA)にて、作品賞・監督賞・主演男優賞の主要3部門にノミネートされた映画『淵に立つ』が、3月21日(火)に香港で開催された受賞式にて、浅野忠信が「主演男優賞」を受賞したことが分かった。昨年、同アワードで浅野さんは最優秀助演男優賞(『岸辺の旅』)を受賞しており、2年連続で同じ俳優が受賞することは、前例のない初の快挙となった。「アジア・フィルム・アワード」は、アジア映画を対象とした映画賞として2007年よりスタート。2014年より東京国際映画祭が香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることで、アジア映画ファンの創出や世界へのアジア映画の振興・文化交流を図っている。今年日本からは、最優秀女優賞に黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)、最優秀助演男優賞に綾野剛(『怒り』)、最優秀脚本賞に新海誠(『君の名は。』)、最優秀衣装デザイン賞に黒澤和子(『真田十勇士』)、最優秀視覚効果賞に大屋哲男(『シン・ゴジラ』)、最優秀音響賞に中村淳(『シン・ゴジラ』)らがノミネート。結果、浅野さんの主演男優賞のほか、今回『シン・ゴジラ』の大屋哲男氏も「最優秀視覚効果賞」を受賞する運びとなった。過去の俳優部門では、『おくりびと』で本木雅弘が主演男優賞、『嫌われ松子の一生』で中谷美紀が主演女優賞を受賞している同アワード。浅野さんは、「本当にありがとうございます。この場に戻れて光栄です。昨年は最優秀助演男優賞を頂きました。今年は本当に特別です。とても幸せです」とトロフィーを掲げながら受賞の喜びを述べ、「深田晃司監督に心からの感謝を申し上げたいです。監督には、多くのことを助けられました、また多くのことを教えて頂きました。我々は本当に多くのディスカッションをしましたし、リハーサルもたくさんして、私の役を築き上げることができました。だからこそ、この賞を頂くことができました!」と監督への感謝のコメントを寄せた。また、受賞式に一緒に出席した深田晃司監督は、「浅野忠信さん、おめでとうございます!本当に、俳優が評価されることは監督にとって最高の栄誉です。映画作りの過程で交わした浅野さんとの対話は私にとっても刺激に満ちた創造的なもので、浅野さんは圧倒的な存在感で八坂という役に血肉を与えてくれました。映画はスタンドプレイでは作れません。浅野さんのみならず、『淵に立つ』の俳優たちのアンサンブルを誇りに思います」と祝福している。『淵に立つ』は、下町で金属加工業を営む夫婦(古舘寛治、筒井真理子)のもとに、突然一人の男(浅野忠信)が現れ、奇妙な共同生活が始まり、一見平和だった家族に“異物”が混入することで夫婦それぞれが抱える秘密があぶり出されていく人間ドラマ。夫婦とは、家族とは、愛とは、人間とは何か、普遍的なテーマを問いかけながら、人間の心の奥底を揺さぶる衝撃作。昨年10月より公開された本作は、現在もロングラン公開中。さらに、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞して以来、ヨーロッパ・アジア・北米で世界30か国以上での世界配給が決定。また、日本国内の各映画賞でも高い評価を得ており、第31回高崎映画祭での最優秀作品賞と最優秀女優賞(筒井さん)をはじめ、第38回ヨコハマ映画祭では主演女優賞(筒井さん)と最優秀新人賞(太賀)など高い評価を受けている。『淵に立つ』は全国にて公開中。『淵に立つ』Blu-ray&DVDは5月3日(水)より発売。(cinemacafe.net)
2017年03月22日米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017」が、東京5会場、横浜1会場の計6会場で2017年6月1日(木)から25日(日)の期間開催される。期間中は東京や横浜で、140以上の国、地域から集まった映画の中から厳選された約250作品もの短編映画が集結。グランプリを決定するコンペティションなども行われる。映画祭の見どころは、ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と、EXILEのHIROがプロデュースするアーティスト集団「EXILE TRIBE」が所属するLDH JAPANがコラボレーションしたプロジェクト「CINEMA FIGHTERS」。メジャーアーティスト達の作詞を手がける小竹正人の世界観を具現化する音楽と映像の新しいプロジェクトのショートフィルムを製作する。本映画祭では6作品がプレミア上映される。第1弾作品は俳優・山田孝之と、E-girlsのメンバーであり映画『四月は君の嘘』『世界から猫が消えたなら』に出演、『心が叫びたがってるんだ。』にも出演が決定している石井杏奈が登場する『パラレルワールド』。監督を務めるのはミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES (女性たちの物語)」を手がけた河瀨直美だ。三代目 J Soul Brothersの楽曲「Unfair World」の世界観を映像化した作品に仕上がっている。【イベント概要】ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017期間:2017年6月1日(木)〜25日(日)上映会場:■東京表参道ヒルズ スペース オー、恵比寿act*square、アンダーズ 東京 アンダーズ スタジオ、ラフォーレミュージアム原宿、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ■横浜ブリリア ショートショート シアター料金:無料※事前予約はPeatixにて、当日券あり。※予約開始は4月下旬を想定。一部、有料イベントあり。公式ホームページ:
2017年03月19日M.R.ケアリーによるSF小説を原作とした、荒廃したロンドンが舞台のSFスリラー『ディストピア パンドラの少女』が、7月1日(土)より日本公開されることが決定。併せて本作のポスタービジュアルと特報映像も公開された。真菌のパンデミックにより、ほとんどの人類が“ハングリーズ”(=飢えた奴ら)と化し、残った少ない人々は安全な壁に囲まれた基地で生活している近未来。イングランドの田舎町では、ウィルスと共生する“2番目の子どもたち”(セカンドチルドレン)への研究が行われていた。彼らはウィルスに感染しながらも思考能力を持ち続け、見た目は全く普通の子ども。研究所ではその子どもたちから“ワクチン”を作り出そうと模索していた。ある日、その子どもたちの中に、知能を持った奇跡の少女メラニーが現れる…。M.R.ケアリーによる小説「パンドラの少女」を基にした本作は、M.R.ケアリー自身が脚本も手掛け、大ヒットドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シリーズのシーズン3エピソード2「三の兆候」も手掛けたコルム・マッカーシーが監督を務める。主人公・メラニーを演じたのは、500人を超えるオーディションで選ばれた奇跡の新人、セニア・ナニュア。本作で「シッチェス映画祭」女優賞を獲得したほか、「英国インディペンデント映画賞」、「ロンドン批評家協会賞」、「エンパイア賞」などで新人賞にノミネートされたスーパールーキーだ。そのほかにも、『007/慰めの報酬』『タイタンの戦い』のジェマ・アータートン、『101』『アルバート氏の人生』のグレン・クローズらが脇を固めている。このほど解禁された特報映像では、朝を知らせる号令と共に監獄の様な室内にいる少女メラニーが起き上がり、慣れた手つきで車いすを用意しなんと自ら、頭と足を拘束される準備を整えるという異様なシーンからスタート。そして、軍服を着た大人たちが連れていった先には、同じ様に車いす上で身体を固定された子どもたちが集まっていた。一体なぜ、子どもたちは身体を拘束されているのか?その教室で何が行われているのか?そんな中、追い打ちをかける様に衝撃の映像が続く。屋外に連れ出された少女の目の前には“世界の終り”とも言える光景が描かれてる。さらに、同時に公開されたポスタービジュアルでは、顔面マスクを着用したメラニーの横顔と、“共生”や“真菌”の文字と共に“ハングリーズ”や“セカンドチルドレン”という聞き慣れない文字が背景に浮かび上がっている。「彼女は人類の希望か。絶望か。」のコピーからは、少女が世界を救うキーパーソンであることが予測されるようだ。『ディストピア パンドラの少女』は7月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月19日品川・港南エリアの運河を活用して、複数のイベントや観光スポット、桜の名所など、品川・港南エリア一帯を周遊して遊べる「しながわフェスウィーク2017」が初開催されます。期間は、2017年4月1日(土)~4月21日(金)まで。特別運行されるクルーズ船や巡回バス、「運河プロジェクションマッピング」、「水辺の屋台」など、多彩なプログラムで、子供から大人まで楽しめますよ。品川・港南エリアの魅力を最大限発信!「しながわフェスウィーク2017」が初開催風情が残る品川浦の船だまりや運河が豊富に存在する品川・港南エリア。数々のイベントが行われている天王洲エリアや、レジャースポットとして人気のあるしながわ水族館、区民公園、大井競馬場一帯を囲む京浜運河など、魅力あふれる水辺の多い場所として全国的に知られています。「しながわフェスウィーク2017」は、そんな水辺エリアの魅力を最大限発信しようと企画されたもの。これまで開催されていたイベントや新たに開催されるイベントを同時期に設定し、品川のさらなる賑わいを目指します。約10の桜名所×17のお祭り・魅力スポットが、運河で結ばれる2日間2017年4月8日(土)、9日(日)の2日間、天王洲運河、品川港南エリア、大崎、品川シーサイド、大井埠頭周辺などのエリアで開催される17のイベントや観光スポットを、特別運行されるクルーズ船や巡回バスが結び、エリア一帯を周遊して楽しめます。また、見ごろを迎える目黒川や東品川海上公園、御殿山など、都内でも有数のお花見スポットも併せて一度に巡ることが可能となっています。クルーズ船にのって運河から臨む桜、バスを使ったお花見散策など、様々な交通手段によって多彩な景色、楽しみ方が体感できるのが魅力です。「運河プロジェクションマッピング」「映画祭」など、多彩なプログラムも開催中心地の天王洲運河水辺広場では、2017年4月7日(金)~9日(日)までの3日間、「天王洲キャナルフェス」が開催。運河沿いのビル壁面を巨大スクリーンに仕立て、運河周辺の夜景とともに迫力満点の映像が楽しめる「運河プロジェクションマッピング」や、「水辺の映画祭」、「水辺の屋台」、「水辺の芸術祭」など、運河を活かした多彩なプログラムが体験できます。また、2017年4月8日(土)、9日(日)に東品川海上公園で行われる「運河まつり2017」では、気球体験(有料)、目黒川お花見クルーズ(有料)、ボルタリング、夜には花火が打ち上げられる予定。さらに、品川シーズンテラスでは、野外シアターイベント「品川オープンシアター」が開催され、東京タワーなどの夜景をバックに映画「ジュラシック・ワールド」が上映されます。そのほかにも、様々なエリア内で、それぞれの立地や特徴を活かした様々な催しが開催される予定となっています。ぜひチェックしてくださいね。期間限定「乗り物1dayパス」で、クルーズ、巡回バスが乗り放題に!クルーズ船や巡回バスが特別運行される、2017年4月8日(土)、9日(日)の2日間、「乗り物1dayパス」が限定発売されます。こちらを購入すると、「さくらクルーズ」「巡回バス」などが乗り放題。各イベント会場や観光名所スムーズに巡回できますよ。また、小さなお子様のいるファミリーには巡回バスもおすすめ。さらに、東京モノレール、りんかい線の天王洲アイル駅で乗車の際、改札口で「乗り物1dayパス」を提示すると、乗車記念グッズが受け取れます。イベント詳細名称:しながわフェスウィーク2017会場:品川・港南エリア一帯開催日程:2017年4月1日(土)~21日(金)開催時間:会場、イベントによって異なる参加費:無料(※一部有料コンテンツあり)公式サイト:
2017年03月19日「爆音映画祭」が2017年3月25日(土)から4月7日(金)まで、丸の内ピカデリー3で開催される。また、大盛況につき4月8日(土)と9日(日)の2日間で追加上映が決定した。「爆音映画祭」では、話題の最新作から名作までを2週間に渡って一挙爆音上映。作品ごとに適した音響調節が実施され、臨場感たっぷりの映画鑑賞が楽しめる。“爆音で楽しみたい選りすぐりの名作”の中には、『キングコング:髑髏島の巨神』、バットマンやジョーカーが登場する『ダークナイト』、未知なる巨大生物と人類の戦いを描いた『パシフィック・リム』、宇宙を舞台にした『ゼロ・グラビティ』など。見慣れた作品もひと味違う迫力で味わえそうだ。さらに、2009年に解散してもなお愛され続ける英国のロックバンド「オアシス(osasis)」によるライブ映像『オアシス フジロックフェスティバル’09』もラインナップに加わる。日本最後の伝説的ライブで演奏された全20曲をノーカット上映。臨場感ある会場は、まさにライブ会場さながらとなるだろう。そして、映画祭の最後を締めくくる作品として4月8日(土)・9日(日)には、同日公開スタート予定の『T2 トレインスポッティング』、8日(土)にはその1作目である『トレインスポッティング』の上映が決定した。主演のユアン・マクレガーや監督ダニー・ボイルらが巻き起こす伝説の青春映画は、ぜひ“爆音”で楽しみたい。【詳細】爆音映画祭期間:2017年3月25日(土)〜4月7日(金)※追加日程:4月8日(土)・9日(日)場所:有楽町マリオン新館 5F「丸の内ピカデリー3」住所:東京都千代田区有楽町2-5-1TEL:03-3201-2881料金:各作品によって異なる。上映作品:T2 トレインスポッティング、トレインスポッティング、キングコング:髑髏島の巨神、マッドマックス 怒りのデス・ロード、ダークナイト、パシフィック・リム、ゼロ・グラビティ、オアシス フジロックフェスティバル’09※チケットやスケジュールに関しては公式HPを確認。■料金(一例)・『キングコング:髑髏島の巨神』価格:一般 2,300円、シニア 1,600円、大学生 2,000円、夫婦50割 3,200円、小人〜高校生 1,500円、障害者手帳の提示 1,500円(同伴者2名まで可)・その他作品 『キングコング:髑髏島の巨神』、「近日発表」以外価格:1,500円均一・『オアシス フジロックフェスティバル’09』価格:入場券 2,800 円(税込) ※入場特典・オリジナルB2ポスターあり (数量限定・なくなり次第終了)・『T2 トレインスポッティング』上映日時:4月8日(土) 13:00~、21:35~、9日(日) 12:50~、19:00~価格:一般 2,300円、大学生 2,000円、3歳~高校生 1,500円、シニア 1,600円、障害者手帳の提示 1,500円・『トレインスポッティング』上映日時:4月8日(土) 19:00~価格:1,500円※価格はすべて税込み。※各種前売券使用不可。※特別興行のため招待券・株主カード等利用不可。
2017年03月18日藤原竜也と伊藤英明が初共演する、新感覚サスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白―私が殺人犯です―』。この度、本作のポスタービジュアルが解禁され、映画で出版する告白本「私が殺人犯です」と全く同じ装丁の小説「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」が、4月14日(金)より発売されることも決定した。1995年、残忍な手口で5人の命を奪い、世の中を震撼させた連続殺人事件。未解決のまま事件は時効を迎え、完璧 に逃げ切ったはずの犯人は22年後、思わぬ形で姿を現わした。“殺人手記”出版記者会見――。そこにいたのは、自らの告白本を手にカメラのフラッシュを浴びて不敵な微笑みを浮かべる美しき殺人者。「はじめまして、私が殺人犯です」。あらゆるメディアを通じて発信されていく殺人の告白と、犯人の容姿。その男に日本中が惹きつけられ、逆撫でされ、そして欺かれていく。日本中を巻き込む告白の行方とは?先の読めない結末に向かって、新たな事件(ゲーム)が動き出す…!このほど到着したのは、“美しきクズ”の殺人犯を演じる藤原さんの不敵な笑みが印象的なポスタービジュアル。伊藤さん演じる刑事・牧村に、逮捕寸前のところまで追い詰められて姿をくらました殺人犯は、未解決事件のまま時効を迎える。そして事件から22年後、誰にも捕まらない殺人犯となったいま、自身が犯した殺人の告白本を出版しすべての国民を翻弄する…。公開されたポスターのキャッチコピー「すべての国民が、この男に狂わされる。」という通り、突如現れた殺人犯は日本中から注目を浴び、文字通り“日本中を狂わせる”時の人になっていく。1つの告白から始まる新たな事件、過去と現在の真実に迫るポスタービジュアルとなっている。これまで、借金を背負うフリーターや連続殺人犯など様々な難役を演じてきた藤原さんだが、本作で彼が演じるのは、新たに5人もの人を殺した連続殺人犯・曾根崎雅人。今回、人の命を奪った曾根崎には独自の美学による殺しの「3つのルール」があったことが判明。それは、殺人にあたり「後ろから縄で締め上げること」「殺害する瞬間を被害者のもっとも親しい人間にみせること」「あえて目撃者を殺さずにメディアに自分の犯行を証言させること」と罪のない人々を次々と手に掛けるというクズすぎる衝撃のルールとなっている。また今回、本作の冒頭で曾根崎が出版する告白本「私が殺人犯です」と同じ装丁の小説が発売されることが決定。これまで数々の映画の小説・ノベライズ化がされてきたが、劇中に出てくる本のビジュアルを使った本は非常に珍しい。小説は告白本の編集者目線で描かれるストーリーで、彼女がいかにして曾根崎の告白本を出版するに至ったのか、世論の過熱、そして小説ならではのエンディングが待つ、もう一つの“告白本”となっている。さらに、本作が「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」に出品されることが決定。ベルギーのブリュッセルで行われる同映画祭は、「シッチェス映画祭」「ポルト国際映画祭」と並んで世界三大ファンタスティック映画祭の一つに数えられる由緒ある映画祭。昨年は『アイアムアヒーロー』がグランプリにあたるゴールデンレイバン賞を受賞。本作は4月13日に「Thriller Competition(スリラーコンペティション)部門」にて上映予定となっており、「Thriller Award(スリラー賞)」「観客賞」「Thriller Competition/スリラーアワード・オーディエンスアワード」の対象となる。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月17日日本でもスマッシュヒットとなった『これが私の人生設計』、永井豪のアニメをモチーフにした『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』をはじめ話題作を次々に送り出す「イタリア映画祭」が、今年も開催決定。日本未公開の最新イタリア映画15本とアンコール作品5本を一挙に上映する。「日本におけるイタリア年」をきっかけに、2001年の春から始まった「イタリア映画祭」。 今年で17回目を迎える本映画祭は、毎年1万人を超える観客が訪れ、映画ファンにとってはゴールデンウィーク恒例のイベントともなっている。今回上映するのは、日本でのヒットも記憶に新しい『ローマに消えた男』のロベルト・アンドー監督の新作『告解』、さらには名匠マルコ・ベロッキオ監督、パオロ・ヴィルズィ監督の話題作をはじめ、本国で2016年以降に公開されたばかりの新作15作品が日本初お目見え。また、過去の映画祭上映で人気の高かった作品を集めた<アンコール上映作品>5作品のうち4作品は、日本公開、DVD化もされておらず、まさにここでしか観ることができない貴重な機会となっている。本映画祭の魅力の1つが、その幅広いラインナップ。今回は、アンドー監督が名優トニ・セルウィッロを再び主演に迎えた『告解』、大ヒットTVシリーズ「ブレイキング・バッド」を彷彿とさせるイタリアでヒットしたスリリングなクライムコメディー『いつだってやめられる』(アンコール上映)と、さらにスケールアップしたその続編『いつだってやめられる-マスタークラス』、カンヌ国際映画祭を騒がせたアレッサンドロ・コモディン監督の衝撃作『幸せな時はもうすぐやって来る』ほか、イタリアらしいユーモアに溢れた『ピューマ』『愛のために戦地へ』『どうってことないさ』『君が望むものはすべて』などが一挙に揃う。また、2016年カンヌ国際映画祭監督週間のオープニングを飾ったベロッキオ監督の最新作で、日本公開も7月に決まっている『スイート・ドリームス』(仮題/原題:Fai bei sogni)、『人間の値打ち』のヴィルズィ監督による『歓びのトスカーナ』(原題:La pazza gioia)などが特別上映。両監督の貴重な過去作もアンコール上映される。例年通り、来日ゲストによる開会式や舞台挨拶、トークセッションも予定しており、東京のほか大阪・ABCホールでも開催が決定している。「イタリア映画祭2017」は4月29日(土・祝)~5月6日(土)、東京・有楽町朝日ホールにて開催。「イタリア映画祭2017大阪」は5月13日(土)~14日(日)大阪・ABCホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭である「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)」。本年度アカデミー賞では、本映画祭のグランプリ作品『合唱』(Sing)が初めて短編実写映画部門を獲得したことも話題となるなか、2017年の開催が決定。EXILE HIROプロデュースの「EXILE TRIBE」とのコラボ企画として、山田孝之主演作ほか6作品をプレミア上映する。全米映画俳優組合(SAG)の会員でもある俳優・別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」(1分~25分程度の短編映画)を日本に紹介したいとの想いから1999年に創立した本映画祭。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年には本国アカデミー賞公認映画祭に認定、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成目的から「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA)」も誕生した。19回目となる今年は、140を越える国と地域から9,000本以上のショートフィルムが集結。その中から、選りすぐりの約250作品を上映する予定という。まず、見どころとなるのは、「EXILE TRIBE」と「SSFF & ASIA」のコラボプロジェクト「シネマファイターズ」。ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と日本のエンターテインメントシーンを牽引するアーティスト集団「EXILE TRIBE」がタッグを組み、本映画祭でのプレミア上映に向け、全6作品のショートフィルムの製作を進めている。その第1弾作品は、山田孝之、石井杏奈(E-girls)らが出演する『パラレルワールド』。『あん』『光』の河瀬直美が監督を務め、「三代目J Soul Brothers」の楽曲「Unfair World」の世界観を映像化。15年ぶりに母校の天体観測室を訪れた徹。当時のまま、時が止まったかのような部屋で1冊のノートを見つける。「見ていてくれてありがとう」。それは想いを寄せていたダンス部の真矢からのメッセージだった。伝えることのできなかった想いが行き場もなく、徹の目から涙が溢れ15年前といまが交錯しはじめる。もしも、あの刻(とき)を動かせるなら…。なお、今回のテーマは、「cinemaTIC! cinemaTEC!」。20世紀に花開いた映画文化は人々を魅了してきたが、21世紀を迎え、デジタル化を筆頭に数多の最先端技術が次々に興隆。撮影や制作現場に革新をもたらすテクノロジーとテクニック=“シネマテック”が花開き、さまざまな垣根を越えたエンターテインメントとして新時代を切り開き、進化し続けている。その一方で、映画が紡ぎ出す“シネマチック”な体験、そして感動は昔も今も同じ。来年に控える映画祭20周年を前に、フェスティバルアンバサダーにLiLiCoを迎え、シネマの普遍性と進化の先にある映画・映像の未来に光をあてていく。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017」は6月1日(木)~6月25日(日)、東京・表参道ヒルズ スペース オーほか、横浜・ブリリア ショートショート シアターにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日7月17日(月)に日米同時放送される「ゲーム・オブ・スローンズ」(以下「GoT」)のシーズン7。この最新シーズンに、意外な人物がゲスト出演することが明らかになった。現在テキサスで開催中の映画祭・音楽祭・インタラクティブフェスティバルなどを合わせた大規模なイベント「SXSW」で、「GoT」のショウランナーのデヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス、アリア役のメイジー・ウィリアムズ、サンサ役のソフィー・ターナーがパネルディスカッションに出席。ベニオフが「ここ数年、メイジーを驚かせるためにずっとエド・シーランに出演依頼をしていたのだけど、今年はやっとそれができたよ」と発言した。メイジーはエドの大ファンだという。そんなやりとりを聞いていたソフィーは、「私もジャスティン・ビーバーを待っているんだけどな」と冗談っぽく便乗。それを受けてワイスが「ビーバーを待ってるの?シーズン9に出るよ!」と冗談で返した。「GoT」はシーズン8・全6話で終了することが発表されている。ベニオフからエドの役柄に関する情報は明かされなかったが、「Variety」が放送局の「HBO」に問い合わせたところ、エドがゲスト出演するのは確かだというのは確認できたが、「エドには役がついていますが、それ以上のことは言えません」との返答を受けたとのことだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2017年03月13日『チェイサー』(08)、『哀しき獣』(10)のナ・ホンジン監督最新作『哭声/コクソン』(3月11日公開)は、日本を代表する名優・國村隼が参加したサスペンス・スリラーだ。得体の知れないよそ者の”山の中の男”が平和な田舎の村に現れ、同時に村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していくという謎の事態を、ヒリつくようなリアリスティックな描写の数々で映像化。映画の日本公開前に来日したナ・ホンジン監督と“よそ者”役の國村隼が、超衝撃作について語った。――最新作の『哭声/コクソン』は、ナ・ホンジン監督らしい衝撃作ではありますが、『チェイサー』(08)や『哀しき獣』(10)とは異なるアプローチが新鮮でした。監督:今回の映画では、殺人などの描写をまったくしていないんです。前作までは直接的な描写を重要視していましたが、今回は止めて、美術的なもののみを描写しようと思いました。例えば人間は、蛇を見て恐れを感じるけれど、それと同じように人間誰もが知っている恐怖の話をしようと思いました。ただ、誰もが知っているけれども誰もしたがらない、そういう人間の深い恐怖についての話をしようと思ったんです。――鑑賞後に、そうとう引きずる映画だと思いました。監督:そういう恐怖は作りだそうという努力よりも、そういう恐怖をユーモアみたいなもので自制することで、映画が終わるまで観客が離れないように引き止める努力をしました。それが何かと言うと、不幸が自分の目の前にあった時に、人間はなす術がないということです。存在する理由が人間にはあるはずなのに、消滅する瞬間には何もすることがないということ。人間は崇高で偉大で価値があると言っているけれども、何もすることができない。誰もが知っているけれど、知らんぷりをしている。そういう話をしようと思いました。――人間そのものの恐怖も感じました。クァク・ドウォンさん演じる警官ジョングのシーンを観ていると、善人の変貌に絶句してしまいます。國村:娘を想う父親の気持ちとしては、他人事として観ていれば、わからんでもないですよね?監督:俳優は皆そうですが、映画の中で向き合いますよね。クァクさんと國村さんが、ひとつのフレームワーク、カメラの中で息を合わせる瞬間があります。ただ、主演クラスの俳優同士が、あのように息を合わせる瞬間は、そう多くはないんです。だから韓国映画では、そういう瞬間はすごいことになります。もはや言葉でどうのこうのというレベルではなく、そういう雰囲気になってしまいます。「演技を通して戦っているのではないか?」とさえ思う状況になるんです。まさしく真剣な戦いを繰り広げるということです。國村:“よそ者”の愛犬を手にかけるシーンがありますが、クァクさんはつるはしを持っていますよね。映像ではあの回数だけですが、あのつるはしは本物なんですよ(笑)。でも実際は何度も何度も振り下ろしていて、まるで工事をしているような回数、振り下ろしていました。いやあ体力があるなあと、あのシーンを観ると思い出しますね。次の日、ものすごい筋肉痛になったと思いますよ(笑)監督:ものすごいエネルギーを噴出することになります。そういう時、「肩の力を抜いて」みたいなことを、僕の口から言えるような雰囲気ではないんです。だから黙って見ていて、そのうち疲れたら自分で止めるだろうと思って観ていたけれど、結局手首を痛めたみたいです(笑)國村:やっている本人は、楽しいものなんですよ。後で大変なだけで(笑)――さて本作は、さまざまな賞を韓国で受賞しました。その受賞を受けて、例えば後進の刺激になるとか、自身のやりがいや、海外での活動の意義みたいなことも感じますか?國村:僕はもともと、あまりたいそうなことは考えていないんです(笑)。ただ純粋に、外に出て知らない国の人たちと言葉もカルチャーも違うなかで、同じ映画を作る作業が楽しいし、面白くできるんです。自分のキャリアが結果的にそうなっているからかもしれないですが、僕が初めて映画というものに触れたのは、井筒さんの『ガキ帝国』(81)。10年後くらいに『ブラック・レイン』(89)でハリウッドへ。その後は香港にも行ったりしていて、そう考えると、僕の映画のスキルは外から逆に入ってきているので、外で知らない人とやることに違和感がないんです。だから、強い想いを抱いて出て行っていることでもないんです。ある意味、どこかで当たり前のことであって、映画をやるということは、そういうことなんだとも思える。だから結果的に青龍映画賞で男優助演賞と人気スター賞をいただいたことで、日本の俳優さんたちに韓国の映画界やお客さんが興味を持ってくれればうれしい。――今回の『哭声/コクソン』は日韓の映画人、才能の激突と言ってもいいと思いますが、このコラボレーションを経て、お互いにすごみみたいなものを感じましたか?國村:才能が人のカタチをしているような人ですよね。映画を作ることしか考えていないような人なので、現場でのテイクを重ねながら、ベースのイメージがどんどん膨らんでいくタイプの人。そういう意味でもすごく才能がある人、そこにすごみを感じました。監督:アリガトウゴザイマス(笑)。おそらくわたしだけではないと思いますが、一緒に今回仕事をした韓国の俳優、スタッフ全員、國村さんの演技を見て驚いたと思います。國村さんが現場に現れると期待が高まる、そういうこともあったと思います。それは外見的な部分ではなく、内面的な深さも含めてです。撮影の日を待ち焦がれていたほどですから。監督というものは映画を作る際に、自分が考えたものが、どう具現化されるかということに一生懸命になりがちですが、國村さんは自分が考えていたもの以上のものを作ってくれる。そういう点が、すさまじいなと思いました。いろいろな意味で助けてもらったし、本当に尊敬しています。國村:ありがとうございます(笑)■プロフィールナ・ホンジン1974年生まれ。2008年の長編デビュー作『チェイサー』が高く評価され、大韓民国映画賞、大鐘賞映画祭など韓国内の映画祭のみならず、世界有数の映画祭でも次々と賞を受賞。監督第2作『哀しき獣』では、圧倒的なスピード感と緊迫感で衝撃を放ち、続く3作目となる本作では、人間の精神世界に食い入るような新たなスタイルの緊張感の構築に成功した。國村隼1955年生まれ、大阪府出身。1981年、『ガキ帝国』で映画デビュー。以降、映画を中心に多くの作品に出演を重ね、1997年には『萌の朱雀』で映画初主演を果たす。2017年には『忍びの国』(中村義洋監督)、『ジョジョの奇妙な冒険』(三池崇史監督)などの待機作があるほか、海外の作品では、ジョン・ウー監督の『追捕 MANHUNT(原題)』、『KOKORO』にも出演している。(C)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION
2017年03月11日マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞するなど絶賛を受けた『フリー・ファイヤー』。このほど、ブリー・ラーソンやキリアン・マーフィ、アーミー・ハマーら豪華キャストたちによる超ハイテンションな銃撃バトルの予告編が解禁となった。ある場末の倉庫。銃取引のために集まった、アイルランド人のクリス(キリアン・マーフィ)とフランク(マイケル・スマイリー)、武器商人のヴァーノン(シャールト・コプリー)とオード(アーミー・ハマー)率いるギャング、そして仲介役のジャスティン(ブリー・ラーソン)。一見、何事もないギャング同士の取引に思えたが、ある揉めごとから交渉がこじれ、突如として壮絶な銃撃戦に発展!全員瀕死の発狂状態の中で、最後に大金を手に笑うのは一体誰だ!?些細な行き違いから、まさかの銃撃&大乱闘バトルロワイアルが勃発してしまう本作。罵声飛び交う90分間ノンストップ銃撃戦に登場するのは、『ルーム』で昨年アカデミー賞主演女優賞を受賞し、まもなく『キングコング:髑髏島の巨神』で2度目の来日予定、いま最もハリウッドから愛される女優ブリー・ラーソン。さらに、『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマー、『第9地区』のシャールト・コプリー、『ダークナイト』シリーズのキリアン・マーフィほか、『シング・ストリート 未来へのうた』でアニキを好演したジャック・レイナー、『マレフィセント』や『高慢と偏見とゾンビ』のサム・ライリーなど、近年、映画界の中心を担う俳優から注目の若手が、いままでにないクセ者キャラを超ハイテンションで熱演する。しかも、本作の製作総指揮を務めるのは、ギャング描写はお手のものの巨匠スコセッシだ。このたび解禁される予告編では、冒頭2組のギャングが緊迫した雰囲気の中で銃取引が執り行われるも、些細な誤解から一転、発狂!絶叫!ハイテンション!の銃撃戦に急展開していく様子がスピード感いっぱいに切り取られている。生きるか死ぬかの大乱闘にも関わらず、「ハンサムは撃たれないとでも?」「誰が味方か分からない~」といったクセ者ギャングたちの掛け合いもブラックな笑いを誘い、本作のもう一つの見どころもとらえている。ブリーも「女をナメるなよ!」とのセリフとともにぶっ放す本作は、ありがちなギャング映画には収まらない。先の読めない展開と畳み掛ける銃撃戦を、ここから確かめてみて。『フリー・ファイヤー』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日「イルミネーション映画祭」が、2017年3月11日(土)から3月31日(金)まで、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館ホールで開催される。『ミニオンズ』や『ペット』などの大ヒットアニメーション映画を世に送り出す製作会社「イルミネーション・エンターテインメント」の傑作を集めた本映画祭。その最新作である『SING/シング』の公開を記念し、過去の名作を再びスクリーンで楽しむことができる。ラインナップは、『怪盗グルーの月泥棒 3D』『イースターラビットのキャンディ工場』『ロラックスおじさんの秘密の種』『怪盗グルーのミニオン危機一発』『ミニオンズ』『ペット』の6作。見逃した人も大ファンも、大きなスクリーンで「イルミネーション・エンターテインメント」の世界を味わってみて。【詳細】イルミネーション映画祭期間:2017年3月11日(土)〜3月31日(金)休映日:3月13日(月)、21日(火)、26日(日)、27日(月)会場:東京都写真美術館ホール住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内料金:一般・シニア 1,300円、中学生以下 800円、未就学児 無料■上映作品・日時・『怪盗グルーの月泥棒 3D』 ※本映画祭では2D字幕版での上映3月16日(木)13:00〜、29日(水)13:00〜・『イースターラビットのキャンディ工場』※本映画祭では2D吹替え版での上映3月11日(土)19:00〜、12日(日)15:00〜、14日(火)15:00〜、18日(土)13:00〜、22日(水)13:00〜、28日(火)13:00〜、・『ロラックスおじさんの秘密の種』※本映画祭では2D吹替え版での上映3月11日15:00〜、12日(日)19:00〜、14日(火)13:00〜、19(日)13:00〜、23日(木)13:00〜、28日(火)15:00〜・『怪盗グルーのミニオン危機一発』※本映画祭では2D吹替え版での上映3月16日(木)15:30〜、29日(水)15:30〜・『ミニオンズ』※本映画祭では2D吹替え版での上映3月11日(土)13:00〜、3月12日(日)17:00〜、3月15日(水)13:00〜、3月17日(金)15:00〜、3月18日(土)17:00〜、3月19日(日)15:00〜・19:00〜、3月20日(月・祝)13:00〜・17:00〜、3月22日(水)15:00〜、3月24日(金)15:00〜、3月25日(土)13:00〜・17:00〜、3月30日(木)15:00〜、3月31日(金)13:00〜・『ペット』※本映画祭では2D吹替え版での上映3月11日(土)17:00〜、3月12日(日)13:00〜、3月15日(水)15:00〜、3月17日(金)13:00〜、3月18日(土)15:00〜・19:00〜、3月19日(日)17:00〜、 3月20日(月・祝)15:00〜・19:00〜、3月23日(木)15:00〜、3月24日(金)13:00〜、3月25日(土)15:00〜・19:00〜、3月30日(木)13:00〜、3月31日(金)15:00〜© 2009 Universal Studios. All Rights Reserved.© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.© 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.© 2013 Universal Studios. All Rights Reserved.© 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.© 2016 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年03月06日ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017年のクロージングを飾る韓国映画『哭声/コクソン』の上映が3月5日(日)に行われ、ナ・ホンジン監督、日本から本作に出演した國村隼が舞台挨拶に登壇した。『チェイサー』、『哀しき獣』のホンジン監督最新作で、カンヌ国際映画祭でも話題を呼び、韓国の青龍賞では國村さんの男優助演賞、人気スター賞を含む5部門を制覇。ある村に、よそ者(國村さん)がやって来て以降、村では村人が家族を惨殺する事件が続発する。犯人はいずれも湿疹で肌がただれていたが、刑事のジョングは自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹を見つけ…。國村さんは、“悪魔”とも称される謎めいた、多様な解釈を提示する男を演じ、劇中ではふんどし姿で肉を食らうという凄まじいシーンも。「台本を読んで、この世界観、この役をほかの人には取られたくなかった。監督の作品は全作観てたし、ナ・ホンジンという才能がこの本を書き、自分で映画を撮る――面白くならないわけがないと思った」と語る。ホンジン監督は、國村さんが演じた役について「聖書にヒントを得た」と明かし、エルサレムに暮らすユダヤ教徒から見たキリストをモチーフにしたと語る。國村さんは「よく見ると、手のひらに(キリストと同じ)聖痕があります」と明かした。その役を日本人という設定にした点については、監督は「韓国人と同じ外見でありつつ、“異質感”を持つ人間が必要だった」と説明。國村さんの魅力を「編集をしていない映像なのに、既に編集をしたかのような多様な面を見せてくれる俳優」と語り、様々な解釈の余地を観客に提示する役柄ゆえに、國村さんにオファーを出したと語った。ちなみに先述のふんどしシーンについて、國村さんは「台本ではスッポンポンだったけど、それはお客さんに失礼だと躊躇があった(苦笑)」と告白。ホンジン監督は全裸からふんどし姿に変更した理由を問われると「見苦しいかと思いまして(笑)。お客さんが大変かと…」と語り、会場は爆笑!國村さんも監督のストレートな答えに納得の(?)笑みを浮かべていた。物語の舞台である“コクソン”という村は、韓国に実在している。連続殺人事件を描く作品の舞台になることに、村から反発はなかったのか?との問いに監督は「最初はそういう反応でしたが、公開後に観光客が8割増えたそうです(笑)」と“聖地巡礼”が行われていると明かし、会場は再び笑いに包まれていた。過去には『チェイサー』が映画祭で上映されたほか、2011年には審査員も務めるなど、監督と同映画祭の縁は深く、この日も「また次回作でみなさんとお会いしたいと思います」と夕張再訪を約束し。温かい拍手がわき起こった。『哭声/コクソン』は3月11日(土)より全国にて公開。協力:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員会(text:cinemacafe.net)
2017年03月05日ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017の授賞式が3月5日(日)に開催され、最高賞となるファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門のグランプリに、永山正史監督の『トータスの旅』が輝いた。27回目を迎える今回は全84作品が上映された。ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門には、事前に約500作品の応募があり、そのうち7作品がノミネートされグランプリを争った。『トータスの旅』は父と息子の奇妙な旅を描いた作品。永山監督は1983年生まれの33歳。埼玉在住で、現在はフリーでコマーシャルなどの映像制作のディレクター、カメラマンとして活動している。2012年には初監督中編『飛び火』がぴあフィルムフェスティバルに入賞しており、今回が初の長編作品となる。作品に関しては、自身のお子さんとの経験がもとになっているとのこと。「ハイハイから立ち上がって、歩くようになり、走るようになり、ジャンプするようになって、声も出して、叫んだりして…でも、下の階から苦情が来るからって叱らないといけなかったりするんです。公園でも怒られたり、保育園にも入れなかったり。その“怒り”がありました」と明かした。壇上でトロフィーを受け取ると「今回、映画を作ってみて、映画作りって迷惑な行為だなと感じました(笑)。家族にも、ロケ先にも迷惑をかける…イカレてないとできないことです。ゆうばりは、イカレた人たちが集まってるなと思いました(笑)。すごく素敵な時間を過ごせて、貴重な体験ができました」と笑顔で語った。審査委員長の内藤誠監督は「(映画作りにおいて)こどもと動物が出てくると、ひどい目に遭うもの(笑)」と語り「この映画は、少年と亀という、その両方が出てくるけど、きちんとクリアしている」と語り、70年代の音楽を巧みに使っている点も評価。「ほぼ全員一致」でグランプリに決まったと明かした。一方で、審査員の光武蔵人監督からは“ファンタスティック”を謳った映画祭にもかかわらず「ファンタスティックではなかったのでは?」との指摘も。さらに、同じく審査員を務めた女優のほたるは「全ての作品ではない」と断った上で全体の傾向として「女性の描き方が酷すぎる。蔑視的な表現があまりに多過ぎます。(映画の中で)女性は、男性の欲望、性欲を受け止める存在か、母親しかいない。もうちょっと女優にもいろんな仕事をさせてください」と女優、女性の立場からの苦言を呈した。夕張市の財政再建団体への移行(財政破綻)がちょうど10年前の2007年の3月。同年は映画祭が中止となり、有志による「夕張応援映画祭」が開催され、翌2008年に再開され、今回で10回目(通算27回目)を迎えた。名誉大会長を務める同市の鈴木直道市長は、財政破綻から10年を経ての「リスタート」を宣言。来年以降、アニメーション部門の新設など、改革が行われることも発表された。【ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2017受賞一覧】■ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門グランプリ:『トータスの旅』(永山正史監督)審査員特別賞:『ベートーベン・メドレー』(イム・チョルミン監督)北海道知事賞:『はめられて Road to Love』(横山翔一監督)シネガーアワード(批評家賞):『ストレンジデイズ』(越坂康史監督)スペシャル・メンション(非公式特別賞):『堕ちる』(村山和也監督)■インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門グランプリ:『M.boy』(キム・ヒョジョン監督)審査員特別賞:『歯』(パスカル・ティボウ監督)優秀芸術賞:『あたしだけをみて』(見里朝希監督)/『Mizbrük』(ダニエル・デュランロー監督)/『タコ船長とまちわびた宝』(飯田千里監督)協力:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員会(text:cinemacafe.net)
2017年03月05日ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017に審査員として参加している武田梨奈が、自らが出演するドキュメンタリー映画『ドラゴンガールズ』の舞台挨拶に登壇。海外進出への意欲を熱く語った。武田さんは2014年に同映画祭に初めて参加し、新進俳優に贈られる「ニューウェーブ賞」を受賞。その後も、毎年、同映画祭に参加しており、今年は歴代最年少でインターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門の審査員を務めている。本作は、欧米におけるアジア女優のイメージを変えたと言われる『グリーンディスティニー』以降のアジアンアクション女優の系譜に迫った作品で、チャン・ツィイー、ミシェル・ヨーら錚々たる女優陣へのインタビューを中心に構成されている。昨年もわずか1日の滞在ながらも同映画祭に参加した武田さんだが、このときに本作のイブ・モンマユー監督のインタビューを受けており、空手を始めたきっかけなどについて語っている。「監督は、アクションが好きな方で、私の作品もたくさん見ててくださっていました」と語る武田さんだが、ここまで多くのアジアを代表する女優陣が出演することになるとは知らなかったそうで「映画が完成して、出演者の名前を見たときは本当に驚きました。この中に私を入れてくださって嬉しかったです」と喜びを口にする。数々のアクション映画に出演している武田さんだが、激しい撮影にケガはつきもの。「アクションのときはずっとアドレナリンが出ているので痛くないんです。終わったら体のあちこちが痛くなるし、実際に骨折してたり、脳震盪を起こしていたことがあった(苦笑)」と明かす。武田さんのアクションに対しては海外でも反響は大きいよう。『ハイキック・ガール』を見ている人々も多く「海外の映画祭とかに行くと“クレイジーガール!”って言われることも多い(笑)」と明かした。アクションをこなす女優の数は邦画界でも増えつつあるが、武田さんは「その中でも私ができるのは体を張ったアクションやスタント」とアピール。ほかの女優さんができないことをどんどんやりたい」と闘志を燃やす。最近では、ドラマ「ワカコ酒」など、アクションとは無縁の作品でも存在感を発揮しているが「最近、(アクション映画を)やってないので『もうやらないの?』と聞かれますが、毎週練習してます」と語り「近々、海外にも飛び出したい」と意欲を燃やしていた。協力:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員会(text:cinemacafe.net)
2017年03月05日