是枝裕和監督の最新作『真実』の主演を務めたカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュの来日が決定、10月初旬に行われるジャパンプレミアにも参加するという。是枝監督初の国際共同製作となった本作。先日は、日本人監督として初の快挙となるヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品としてワールドプレミアを飾ったばかり。是枝監督が本作でオファーしたのは、監督が海外で最も尊敬する女優であるという2人。『シェルブールの雨傘』(’63)や『ロシュフォールの恋人たち』(’66)で知られるフランス映画界が誇る至宝カトリーヌ・ドヌーヴは、名匠フランソワ・トリュフォー監督の『終電車』(’80)でセザール賞を受賞、2度目のセザール賞に輝いた『インドシナ』(’92)ではアカデミー賞にもノミネートされ、フランス映画のアイコンとして君臨。近年では、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『8人の女たち』(’02)やセザール賞ノミネートの『しあわせの雨傘』(’10)などフランソワ・オゾン監督作品でも高く評価され、2008年にはカンヌ国際映画祭で特別賞を贈られた。本作では、まるで自身さながらの国民的大女優役に。もともと是枝作品のファンであり、今回監督が書き上げたオリジナル脚本に惚れ込み、出演オファーを快諾したという。また、アメリカで脚本家として活躍する娘役を演じるのは、ジュリエット・ビノシュ。2005年に是枝監督と出会って以来交流を重ね、「いつか一緒に映画を作りましょう」という約束が今回実現。巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督の『ゴダールのマリア』(’84)で注目され、レオス・カラックス監督の『汚れた血』(’86)で日本でも高い人気を獲得し、同じく『ポンヌフの恋人』(’91)、アカデミー賞を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』(’96)など、世界でその高い演技力が称賛されている。『トスカーナの贋作』(’10)でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞、『GODZILLA ゴジラ』(’14)、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(’17)などハリウッドでの活躍も知られる。構想8年、是枝監督の渾身作ともいえる本作。2人は10月初旬に行われるジャパンプレミアにも参加する予定となっている。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月12日“パンケーキ王子”杉本悟プロデュースのパンケーキショップ「ベリーファンシー(VERY FANCY)」が表参道に新店を2019年9月11日(水)オープンする。なお、同店舗は2020年5月までの期間限定店となる。日本全国から海外まで、年間200軒以上のパンケーキを食べ歩き、“パンケーキ王子”の愛称で知られる杉本悟。パンケーキの魅力を知り尽くした彼がプロデュースするパンケーキ専門店「ベリーファンシー」では、自家製チーズを練りこんだ風味豊かな生地を1枚1枚丁寧に焼き上げた、ふわふわ半熟の新食感パンケーキを味わえる。メニューは、既存のパンケーキメニューをベースに表参道ならではのオリジナルレシピメニューを追加。さらに様々なコンテンツとのコラボレーションも展開予定だ。オープンに際して、9月26日(木)から10月15日(火)まではMILKFED.と、10月17日(木)から11月10日(日)まではSUPER☆GiRLSとコラボレーションする。なお、表参道店では、「ベリーファンシー」初の事前予約制のオンラインシステムを導入し、“行列の出来ないパンケーキ店”を目指す。【詳細】ベリーファンシー 表参道オープン日:2019年9月11日(水)※2020年5月までの期間限定店住所:東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bidg 2FTEL:080-3113-5135営業時間:11:00〜22:00定休日:不定休価格帯:1,000~1,999円席数:46席
2019年09月08日是枝裕和監督最新作『真実』が、10月に開催される「第24回釜山国際映画祭」のGala Presentation(ガラ プレゼンテーション)部門にて上映されることが決定した。昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し世界を席巻した『万引き家族』に続き、ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭と、主要な映画祭にて出品が決定、世界中の映画祭からのオファーが絶えない最新作『真実』。今回上映が決定したのは、1996年に創設された韓国で開催される「釜山国際映画祭」。Gala Presentation(ガラ プレゼンテーション)部門は、その年の話題作や新作を上映する部門で、『君の名は。』なども上映された。24回を数える今年は、10月3日(木)~12日(土)の期間で行われる。また、是枝監督が「今年のアジア映画人賞(Asian Filmmaker of the Year)」に選定されたことも明らかに。「Asian Filmmaker of the Year」は、毎年アジア映画産業と文化発展に最も優れた業績を残したアジア映画関係者および団体に与える賞。昨年は音楽家の坂本龍一が受賞した。釜山映画祭は「是枝裕和監督は、アジア映画界で最も影響があり、インパクトがあり、支持されている映画監督である。アジア映画界全体の発展と促進に大きな貢献をしていると同時に、映画監督としての素晴らしい技術を評価したいと考え授与を決めた」と選定理由を明かしている。なお、是枝監督は同映画祭の上映イベントに登壇予定となっている。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月04日「7ORDER project」メンバーの萩谷慧悟が1日、アメーバオフィシャルブログで舞台「7ORDER」東京公演千秋楽を報告した。「7ORDER project」は、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人による新プロジェクト。5月22日にプロジェクトが始動し、第1弾として8月22日から東京と神戸で舞台「7ORDER」(全27公演)上演がスタートした。7人は、それぞれが、音楽、演劇、アート、ファッションなどジャンルレスに挑戦し、その経験を混ぜ合わせ、多彩なエンターテインメントを届けるという。萩谷は1日に「東京公演終了!」と題してブログを更新。「お疲れ様です! 本日、舞台『7ORDER』東京公演が千秋楽を迎えました。」とファンへ報告し、「応援して頂いてるたくさんの方、サポートしてくださったスタッフの皆様、ありがとうございました!」と感謝を述べた。続けて、「無事に東京公演を終えましたが、まだ神戸公演が待っています! 最後まで頑張ります!」と神戸公演への意気込みを綴り、「天王洲銀河劇場の皆様、ありがとうございました!!」と東京公演を行った劇場へも感謝を述べ、ステージに立った後ろ姿を公開しブログを締めくくった。この投稿には、舞台を観劇したファンから「沢山の幸せをありがとう」「お疲れ様でした」「体調には気をつけてかけぬけてください!」「7人でずっと夢を見せてくれるなんて、それこそまさに夢みたいで幸せな日々です…!」「公演中、キラキラしている7人とてもかっこよかったし、生き生きしててよかった」「東京最終公演、とても感動して泣いちゃったよ」「最高の日になりました」「7人それぞれの魅力に溢れた素敵な舞台を観劇できて、とても幸せな夏でした」「色んな感情が混じりあって、泣いて笑って、凄く素敵な舞台でした」などの声が寄せられ、神戸公演を楽しみに待つファンからは「ステージに7人揃った姿が見られること、楽しみで楽しみで仕方ありません!」「神戸に来てくださるの本当に嬉しいです…」「爪痕残してきてください!」などの声が相次いだ。さらに、投稿した写真にも「後ろ姿カッコいい、、!」「頼もしい」「後ろ姿もかっこいい」「素晴らしいお写真ありがとうございます!」と歓喜の声が多く寄せられている。
2019年09月02日第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に選出された是枝裕和監督最新作『真実』の公式上映が行われ、是枝監督やカトリーヌ・ドヌーヴらが出席。上映後には6分にも及ぶスタンディングオベーションが起こった。『真実』誕生のきっかけは――まず行われた公式記者会見では、「元々は、楽屋のシーンだけで出来上がる舞台を考えていました。しかし、実際に映画が動き出したのは、ジュリエット・ビノシュさんから一緒に映画を作る冒険をしないかと、2011年に提案をいただいたことがきっかけです」と本作製作の経緯を明かす是枝監督。続けて、「脚本が完全に固まる前の段階で、何度もお二人にお会いして、インタビューをさせていただき、女優という人生を送られている方の生の言葉を、どのように脚本に落としていくかという作業を、継続的な信頼関係のなかで、数年に渡って行っていきました。その結実したものがこの『真実』です」と語った。本作で大女優ファビエンヌを演じたカトリーヌも「是枝監督が言ったように、脚本の初稿を読んだ後で会いました。それからパリ、そしてカンヌで会って、日本でも会いました。こんなことが1年以上続きました。面会や本読み、コメントを通して、彼が言ったように、作られていったのです」と話し、ファビエンヌの娘リュミール役のジュリエット・ビノシュは「是枝監督と仕事をすることは数年前からの夢でした」「さらにカトリーヌとの共演も夢のようです」「だからこの映画は私にとって夢の実現なのです」と並ならぬ思いを明かしていた。是枝組に参加してみて――また、撮影については「とてもユニークで複雑な経験」とカトリーヌ。「最初の週は少し大変でしたね。ある人を見ながら、他の人の話を聞くのに慣れるまでに時間がかかりました。なぜなら話は是枝監督の通訳を通していたからです。でも時間が経つと…。まず質問したり、何か言いたい時は、肝心なことに絞って話します。撮影についてのおしゃべりがないのです。それはかなり特殊なことでした」ともどかしさを口にしつつ、「でも経験してよかったと思います。是枝監督と一緒に撮影できて幸せでした」と特殊な経験についてコメント。一方、撮影前にちゃんと準備してから入りたいタイプだというジュリエットは、「準備できるか尋ねた時に、『是枝監督は役者が準備することをあまり好まない』と聞いたので、戸惑いました。最初は是枝監督の指示を待ちましたが、撮影中に彼が私と一緒に演じていることに気付きました。私と一緒に呼吸し、言葉が理解できなくても、一緒に演じていたのです」とこれまた特殊な経験をしたそう。そして、ある夕食のシーンでジュリエットは深刻な側面を押し出し演じたそうで、「是枝監督はラッシュを見て、『シーンに重みを加えてくれてありがとう』と言ってくれました。穏やかに港を目指す船のようでした。他の役者たちを乗せてくれたのです。カトリーヌと私以外にも人物はいますが、この2人の関係が映画の中心です。これまで映画で共演したことも、他の状況で一緒になったこともない女優たちです。その2人が出会って、何年も待ち続けた映画に出るのです。そういう意味では映画の魔法です」と監督とのエピソードを明かした。子役について――子役が強い存在感を示すことが多い是枝監督作品。これまでにも多くの作品で子どもたちを撮ってきた是枝監督だが、今作でも注目の子役が登場。それが、リュミールの娘役のクレモンティーヌ・グルニエ。「オーディションで会ったとき、とても自由奔放で、彼女なら、おばあちゃん(ファビエンヌ役)の性格が隔世遺伝で孫に伝わっているという設定に出来るなと思いました」とクレモンティーヌ起用の決め手を明かし、「そこで彼女に合わせて、キャラクターを書き直しました。日本での撮影と同じように、事前に台本を渡さずに、おばあちゃんの家に遊びに行く話だよと言うことだけ伝えて、あとは現場では通訳を介して、『おばあちゃんにこういってごらん』、『ママのいったことを繰り返してごらん』と、口伝えで台詞を渡すというやり方で全編撮影しました」と撮影方法について説明。さらに「彼女の存在が大人たちのお芝居にもいい風を吹かせてくれたなと思っています。そして、ここに並んでくださった女性キャスト陣のアンサンブルの一角をちゃんと担ってくれたなと思っています」と称賛。クレモンティーヌは「撮影した時、最初は言われたことがよく分からなかったけど、途中から何を求められているか分かってきました。どこに立って、何を言えばいいかも。最初は、どこで何を言えばいいか、間違ってばかりだけど、途中から成長して、うまくなりました」と撮影に参加した感想を語った。オープニングのレッドカーペットに登場!ヴェネチア・リド島で開幕した今年のヴェネチア国際映画祭は見事な快晴に恵まれ、大勢のマスコミや観客が集結する中、オープニングのレッドカーペットに監督とキャスト陣が登場。是枝監督は、「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のオーダーメイドタキシードにえんじ色の蝶ネクタイ姿で登場。カトリーヌは「ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」の朱色と黒のドレス、ジュリエットは「アルマーニ・プリヴェ(ARMANI PRIVE)」のセクシーなドレスで現れたほか、リュディヴィーヌ・サニエ、クレモンティーヌ、マノン・クラヴェルも登場。観客からは「コレエダ!」という歓声が上がり、是枝監督の国際的な人気ぶりが伺えたほか、ジュリエットと是枝監督は会場に集まった観客の元へ駆け寄り、サインなどのファンサービスも行っていた。公式上映でスタンディングオベーション!その後行われた公式上映では、笑いが巻き起こったり、涙したりと、観客もすっかり魅了された様子。上映終了後は6分にも及ぶスタンディングオベーションが続き、オープニングを飾るに相応しいワールドプレミアになった。上映後、是枝監督は「カトリーヌさんが『とても温かい良い上映だったわ』と、すごく笑顔で語りかけてくれたので、よかったなと思いました。なかにいると、観客の反応を確認するほどの余裕がないのと、僕自身出来上がってからまた何度も作品を観ていないので、編集の事を気にして見てしまっていて。(笑)でも良かったみたいです。ジュリエットさんも、『観ていて、いろんな感情の層が厚い映画になっていて楽しめた』と仰っていたので、まず2人の感想にホッとしました」と2人の反応に胸をなでおろす。また手応えについては「あります!ただ、最終的にはフランスの方がみてどのくらいこの映画が、もちろんフランスのスタッフが見てOKだしてくれてはいるんですけど日本語だと最終形をみても字幕を見てでしか判断が出来ないっていうところでどこかまだちょっと出来合上がったものにたいしての自己評価が最終的にどう落ち着くのかがつかめないところはあるんですけど。現場にかんしていうとほぼ自分の思い通りに、制作のプロセスも、出来上がった作品もですけどできたんじゃないかとそこは自信あります」と力強く語る。授賞式を控え――そして、9月7日(土)には授賞式が予定されている。監督も授賞式に参加するが「言葉の選び方が難しいですが、僕はオープニングで満足ですね」と監督。「作るたびにコンペで受賞を期待されるのは作り手にとってはプラスではなくて、色んなものを作りたいと思っているなかで、今回は本当に軽いタッチで秋のパリの水彩画を描くように、日差しに溢れてほかほかするような読後感で、観客の方には劇場を出ていってほしいなと思っていています。コンペの受賞に偏見を持っているわけではないのですが、三大国際映画祭のコンペの受賞って意外ともう少しこってりした油絵の方が好まれる傾向があると思うんです、いいか悪いかは別として。今作ではそことは違うところに球を投げているというか」と賞についてコメント。映画は作りたい方向で仕上がっていると、満足していると言うが、「でももし、今日のお客さんとは別の評価をしていただけることがあるのでしたら嬉しいです」と話していた。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年08月29日28日(現地時間)、第76回ヴェネチア国際映画祭が開幕し、是枝裕和監督の『真実』がオープニングを飾った。同作ではフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴ&ジュリエット・ビノシュ、アカデミー賞にノミネート歴のあるイーサン・ホークと豪華キャストが共演。同映画祭において、日本人の監督作品がオープニング作品に選ばれるのは初めての快挙だ。コンペティション部門に出品されている作品は、『真実』を含めて21本。身近なアメリカを製作国としている作品は4本ある。木曜日に上映されるのは、ブラッド・ピット主演作『アド・アストラ』。ブラッドが宇宙飛行士に扮し、太陽系の彼方で行方不明になった父の謎に迫る。同日、ノア・バームバック監督によるNetflixオリジナル作品『マリッジ・ストーリー』も上映される。こちらは、アダム・ドライバー&スカーレット・ヨハンソン演じる夫婦の離婚劇。土曜日には、すでに「オスカー本命」との期待が高まっているホアキン・フェニックス主演作『ジョーカー』、日曜日にはスティーヴン・ソダーバーグ監督作でパナマ文書を題材とした『The Laundromat』(原題)が上映される。また、中国の作品『サタデー・フィクション』ではオダギリジョーがコン・リーと共演している。(Hiromi Kaku)
2019年08月29日10月11日(金)より公開となる是枝裕和監督最新作『真実』が、開催中の第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品に選出。この度、主演のカトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、リュディヴィーヌ・サニエ、クレモンティーヌ・グルニエ、マノン・クラヴェル、そして是枝監督が記者会見とフォトコールに参加した。本作は、ドヌーヴ演じる大女優ファビエンヌが出した自伝本をきっかけに、彼女と娘(ビノシュ)の間に隠された、ある“真実”を巡る物語を映し出すもの。そのほか、イーサン・ホークやサニエら豪華な面々がキャストに名を連ねている。レースがあしらわれた優雅なプラダのドレスでドヌーヴが登場し、赤を基調としたグッチのジャケットスタイルでスタイリッシュにビノシュも登場。さらに、プラダのシャツスタイルで爽やかな装いのクラヴェル、ミュウミュウの白いブラウスで登場したサニエ、キラキラと光沢感のあるグリーンのディオールのドレスに身を包んだグルニエ、そして、是枝監督が記者会見場に登場した。会見場は報道陣で満員となっており、豪華な面々が現れるなり、マスコミ陣からは歓声と拍手が上がった。会見で、まず映画の制作、出演のきっかけ等の質問が挙がると、「まずはこの素晴らしいキャストとともに作り上げた本作をオープニング作品に選んでいただいたヴェネチア国際映画祭の方々に、この場で感謝したいと思います」と是枝監督。続けて「元々は、楽屋のシーンだけで出来上がる舞台を考えていました。しかし、実際に映画が動き出したのは、ジュリエット・ビノシュさんから一緒に映画を作る冒険をしないかと、2011年に提案をいただいたことがきっかけです。その時点では、日本で撮るのか、フランスで撮るのかといった確たる目標があったわけではないのですが、ふと、あの話をフランスで撮ってみようかと思いつきました。戯曲の主人公は、その国の映画史を代表する女優だったので、もしかすると、そのような女優さんを撮るチャンスが生まれるのではと思ったんです。そこで、大幅に戯曲を書き直して、母と娘の話に仕上げました。脚本が完全に固まる前の段階で、何度もおふたりにお会いして、インタビューをさせていただき、女優という人生を送られている方の生の言葉を、どのように脚本に落としていくかという作業を、継続的な信頼関係のなかで、数年に渡って行っていきました。その結実したものがこの『真実』です」と述べた。主演のドヌーヴは「是枝監督が言ったように、脚本の初稿を読んだ後で会いました。それからパリ、そしてカンヌで会って、日本でも会いました。こんなことが1年以上続きました。面会や本読み、コメントを通して、彼が言ったように、作られていったのです。是枝は映画の中で演じる人物を少しずつ私たちに近づけることを考えていました。私の場合、映画に出演する時は、人物を演じるにしても、自分というものを作品に投入します。特に今回は、関係が複雑なのは分かっていました。是枝は英語もフランス語も話さないので、いつも通訳を挟んでの会話です。それも悪いことではありません。大事なことを話すように促されるからです」と語る。ビノシュは「是枝監督と仕事をすることは数年前からの夢でした。是枝は2011年と言ったかと思いますが、私はもっと前からだと思います……。京都で一緒になりました。特別な機会でした。本当に夢のようでした。是枝監督の映画に出ることは、役者が監督に対して抱く夢を実現することです。さらにカトリーヌとの共演も夢のようです。『ロバと王女』は私が子供の頃大好きな映画でした。彼女と共演できたことは光栄で夢のようです。だからこの映画は私にとって夢の実現なのです。それに未来の頼もしい才能に出会うこともできました。私にとってとても鮮烈で、貴重な経験でした」と続けた。出演のきっかけを問われたサニエは、「最初に言いたいのは、私もかなり前から是枝監督を知っているので、彼の映画に出ることは夢の実現でした。ジュリエットほど昔ではありませんが、5~6年前に是枝監督に会いました。女優の役に私を考えてくれていたことに、驚きました。カトリーヌと同じように、私もこの女優と自分とが似ているとは思いませんが、演じるのは楽しいものでした。本物らしさを追求したからです。とても軽くて無邪気に見える人物ですが、何と言うか、問題を抱えています。楽しかった。それにコメディーも追求しました。この人物において、コメディーの喜びは、本物で具体的でした。私とは最も離れたところにいる人物を演じたいという欲求もありました」と語る。そしてクラヴェルは「第一に、私にとって初めての長編映画で、人生において最も美しく偉大な経験でした。それまでの経験はとても小さなものでした。今回の人物を演じるにあたっては、キャスティングから撮影までの間、さらに撮影中においても、常に話し合いを行いました。この人物を創作するための、真の会話でした。私の場合、この人物は、私に近いところがあります。是枝監督と一緒に作り上げたのです。これは本当に面白い経験でした。私から出発し、ある種の方向性を推し進め、神経症的な要素を加え、それを引き延ばし、ある種の夢や恐怖を加える。こうして私が演じる人物が出来上がりました」と役の成り立ちについても想いを述べた。子役への演出に定評のある是枝監督は、グルニエの立ち位置と演出について「オーディションで会ったとき、とても自由奔放で、彼女なら、おばあちゃん(ファビエンヌ役)の性格が隔世遺伝で孫に伝わっているという設定にできるなと思いました。そこで彼女に合わせて、キャラクターを書き直しました。日本での撮影と同じように、事前に台本を渡さずに、おばあちゃんの家に遊びに行く話だよと言うことだけ伝えて、あとは現場では通訳を介して、「おばあちゃんにこういってごらん」「ママのいったことを繰り返してごらん」と、口伝えで台詞を渡すというやり方で全編撮影しました。彼女の存在が大人たちのお芝居にもいい風を吹かせてくれたなと思っています。そして、ここに並んでくださった女性キャスト陣のアンサンブルの一角をちゃんと担ってくれたなと思っています」と語る。とうのグルニエは、是枝監督の映画に出演してみて「撮影した時、最初は言われたことがよく分からなかったけど、途中から何を求められているか分かってきました。どこに立って、何を言えばいいかも。最初は、どこで何を言えばいいか、間違ってばかりだけど、途中から成長して、うまくなりました」と感想を述べた。是枝監督がファンからのサインの要望に快く応える姿も見受けられ、フォトコールでもたくさんのメディアが集まり、「是枝!」「カトリーヌ!」「ジュリエット!」と歓声が止まらず、昨年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞し、今や世界中で注目を集める是枝監督の最新作である本作への注目度の高さが感じられるものとなった。■第76回ヴェネチア国際映画祭概要・正式名称:第76回ヴェネチア国際映画祭・開催期間:現地時間/8月28日(水)~9月7日(土)・実施場所:イタリア ヴェネチア リド島『真実』10月11日(金)より全国公開
2019年08月29日是枝裕和監督長編14作目となる、母と娘の愛憎渦巻くドラマを描いた最新作『真実』より、待望の特報映像が公開された。様々な家族の形を描いてきた是枝監督が、新しい家族の形を映し出す『真実』。国民的大女優のファビエンヌが、「真実」というタイトルの自伝本を発表したことから、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く”真実”が炙り出されていく物語。到着した特報映像では、カトリーヌ・ドヌーヴ演じる大女優ファビエンヌが暮らす大きな家の庭に、大きな荷物を抱えて歩くファビエンヌの娘リュミール(ジュリエット・ビノシュ)と、夫ハンク(イーサン・ホーク)、そして、本作のために是枝監督がフランスで自ら見出した孫娘のクレマンティーヌ・グルニエと、幸せそうな若い家族が映し出される。自身の自伝本「真実」の出版祝いのため、久々の娘家族との再会にファビエンヌもは喜ぶ様子を見せるが、一転、自伝本の内容を巡り、「あれは事故よ」「ママを許さない 絶対に」と母と娘のやり取りが始まる。そして物語は、母と娘の嘘と真実が徐々に明らかになっていく。映像ラストには「ママ、あなたの人生嘘だらけね」という本作のキャッチコピーが登場。ナレーションの声も相まって、重厚感溢れる特報となっている。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年08月16日2018年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞した、『万引き家族』の是枝裕和監督最新作『真実』から、ポスタービジュアルが解禁となった。是枝監督が初めて国際共同製作に挑戦する本作。本年度のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品&オープニング作品に決定し、日本のみならず世界中からますます注目を集めている。今回解禁となったのは、自伝本を出版した母を祝福するように、娘家族が笑顔で寄り添う姿を捉えたポスタービジュアル。中央に置かれたソファに座るカトリーヌ・ドヌーヴ演じるファビエンヌの隣には娘役のジュリエット・ビノシュが腰かけ、その後ろに夫役のイーサン・ホーク、そしてソファの肘掛けには孫娘役のクレマンティーヌ・グルニエが座っている。一見、仲睦まじい家族写真だが、中心には「ママ、あなたの人生、嘘だらけね」というタイトルとは対照的で不穏なコピーが添えられ、家族の間に秘めらた“嘘”や“秘密”が好奇心を掻き立てる。また、世界を代表する豪華キャストが一堂に会しながらも、その絶妙な距離感や表情からは、是枝監督ならではのリアルな家族の姿が垣間見える1枚となっている。これまで、『そして父になる』では“父と息子”、『海街diary』では“四姉妹”、『万引き家族』では“血の繋がらない一家”と、様々な家族の形を描いてきた是枝監督が創り上げるカトリーヌとジュリエットの新たな母娘像からも目が離せない。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月08日JALの新制服をエズミ(EZUMi)のデザイナー・江角泰俊が担当。2020年4月より導入される。テーマは“ハイブリッド モダンビューティー”航空運送事業に関わる全部門の制服を新たなデザインに一新するJAL。エズミのデザイナー 江角泰俊は、“ハイブリッド モダンビューティー”をテーマに、客室乗務員や地上接客部門の制服デザインを担当。異素材を組み合わせてオリジナリティを加えながらも、着心地の良さや動きやすさも重視した新制服を完成させた。客室乗務員客室乗務員の制服には、ワンピースとパンツスタイルの全2種類を用意。ワンピースは、航空会社の制服では珍しいバルーンスリーブを採用。またJALのロゴマークにちなんで、“鶴”の流線型を表す立体的なシルエットに仕立てている。地上接客部門地上接客部門には、通常のジャケット×スカートに加え、ワンピースが新登場。またラウンジスタッフの制服には、柔らかなピンクベージュに彩られたノーカラーのダブルジャケットが導入される。“手書き”で描いた満開のスカーフ地上接客部門の制服には、大判を整形したロングタイプのスカーフをセット。スカーフは、江角泰俊の手書きによる満開の花々をあしらったデザインで、約20色を使用した華やかな仕上がりとなっている。“レッド”をアクセントになお制服は、ダークカラーを基調に、JALのコーポレートカラーであるレッドをアクセントに採用。制服の袖口や胸元のポケットといったディテールをはじめ、ベルトやスカーフアクセサリーに差し込まれている。
2019年07月26日『そして父になる』『海街diary』『三度目の殺人』などの是枝裕和監督作、昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した『万引き家族』が、7月20日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」枠で本編ノーカット地上波初放送される。“家族”をテーマにして多くの作品を描いてきた是枝監督が、貧困と幸せ、血縁と心の絆など社会に抱いた違和感も織り交ぜて描き出した本作。昨年6月に公開されると第42回日本アカデミー賞では作品賞をはじめ最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞など、最多計8部門で最優秀賞を受賞。さらに第71回カンヌ国際映画祭最高賞(パルムドール)受賞のほか、第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされるなど世界中で大絶賛の嵐を巻き起こした。再開発が進むなかポツンと残された古い住宅街で、家主である老女・初枝の年金を目当てに暮らす柴田家は、足りない生活費を万引きなどで稼いでいたが、冬の日、親から虐待を受ける少女・ゆりを拾い一緒に暮らし始める。しかし、ある事件をきっかけに家族の隠された秘密が明らかになっていく――という物語。息子に教えられることといえば万引きくらいしかないという、甲斐性なしの父・治を是枝作品には常連のリリー・フランキーが演じ、家族が転がり込んだ平屋の家主である祖母・初枝には故・樹木希林。母・信代には朝ドラ「まんぷく」『DESTINY 鎌倉ものがたり』などの安藤サクラ、風俗のバイトをしている信代の妹・亜紀には『ちはやふる』『勝手にふるえてろ』の松岡茉優。そのほか亜紀が勤務する風俗の常連客役で『町田くんの世界』の池松壮亮、亜紀の本当の父親役で『散り椿』などの緒形直人、ゆりの父を朝ドラ「なつぞら」も話題の山田裕貴、ゆりの母には「科捜研の女」などの片山萌美。警察官役で『止められるか、俺たちを』などの高良健吾、同じく警察官役で「ごめん、愛してる」などの池脇千鶴、駄菓子屋の店主役で『空飛ぶタイヤ』など数々の作品で知られる柄本明といった俳優陣が出演する。なお今夜の放送では是枝監督最新作となる全編フランス撮影、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークらの出演で今秋公開が予定されている『真実』の紹介と、監督からのコメントも併せて放送。注目の次回作の片鱗をチェックできる。土曜プレミアム『万引き家族』は7月20日(土)今夜21時~フジテレビ系で本編ノーカット地上波初放送。(笠緒)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年07月20日是枝裕和の最新作、映画『真実』が、2019年10月11日(金)より全国公開。また、映画 『真実』 “特別編集版”が、11月1日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開される。是枝裕和、待望の最新作映画『真実』は、『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭にて最高賞にあたるパルムドールを受賞した是枝裕和の最新作。構想に8年をかけた本作は、全編フランスにて撮影された自身初の国際共同製作映画だ。物語は、国民的大女優ファビエンヌが出した『真実』という名の自伝本をきっかけに、彼女と娘リュミエールの間に隠された、ある“真実”を巡って展開される。あらすじ全ての始まりは、国民的大女優が出した【真実】という名の自伝本。出版祝いに集まった家族たちは、綴られなかった母と娘の<真実>をやがて知ることになる――。国民的大女優ファビエンヌが自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書……お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき――。是枝監督コメント是枝は、映画制作のきっかけについて以下のように述べている。「元々は、楽屋のシーンだけで出来上がる舞台を考えていました。しかし、実際に映画が動き出したのは、ジュリエット・ビノシュさんから一緒に映画を作る冒険をしないかと、2011年に提案をいただいたことがきっかけです。その時点では、日本で撮るのか、フランスで撮るのかといった確たる目標があったわけではないのですが、ふと、あの話をフランスで撮ってみようかと思いつきました。戯曲の主人公は、その国の映画史を代表する女優だったので、もしかすると、そのような女優さんを撮るチャンスが生まれるのではと思ったんです。そこで、大幅に戯曲を書き直して、母と娘の話に仕上げました。脚本が完全に固まる前の段階で、何度もお二人にお会いして、インタビューをさせていただき、女優という人生を送られている方の生の言葉を、どのように脚本に落としていくかという作業を、継続的な信頼関係のなかで、数年に渡って行っていきました。その結実したものがこの『真実』です。」主演にカトリーヌ・ドヌーヴ主人公・ファビエンヌには、『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』などで主演を務め、映画界の至宝ともいわれるカトリーヌ・ドヌーヴ。自身のイメージとも重なるような「国民的大女優」役を演じる。また、彼女の娘・リュミエール役に『ポンヌフの恋人』や、アカデミー助演女優賞を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』のジュリエット・ビノシュ、娘婿・ハンク役は、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークが務める。日本語版キャスト日本語版吹替えには、国民的大女優ファビエンヌ役に宮本信子、その娘で脚本家のリュミ ール役に宮﨑あおいが抜擢。また、リュミールの娘シャルロット役は、『万引き家族』で注目を浴びた子役・佐々木みゆが担当する。脇にもスポットを当てた“特別編集版”なお11月1日(金)から公開される“特別編集版”では、母娘を中心とするドラマの脇を支える男性陣にもスポットライトをあてたストーリーを公開。イ ーサン・ホーク他の出演シーンも盛り沢山となるため、通常版と合わせて、異なる角度からとらえた『真実』を楽しんでみてはいかがだろう。ヴェネチア国際映画祭オープニング作品に選出2019年8月28日(水)、第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門 オープニング作品として公開された。“世界三大映画祭”と呼ばれる歴史深い本映画祭の中で、日本人監督作品がコンペティション部門のオープニング作品に選ばれるのは、史上初の快挙となる。是枝は、「大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝致します。撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな家族のお話です。その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください。」と、本作の見どころと共に、喜びの声を寄せた。映画祭当日、是枝は、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)のオーダーメイドのタキシードを着用。また、ともに登場したジュリエット・ビノシュもジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVÉ)のドレスを身にまとった。作品詳細映画『真実』公開日:2019年10月11日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開監督・脚本・編集:是枝裕和出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディヴィーヌ・サニエ撮影:エリック・ゴーティエ配給:ギャガ原題:La Vérité■ 『真実』 “特別編集版”公開日:2019年11月1日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
2019年07月20日『万引き家族』の是枝裕和監督初の国際共同製作作品『真実』が、第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に決定。また、オープニング作品であると同時に、コンペティション部門へ正式出品されることも分かった。第76回ヴェネチア国際映画祭は、8月28日(水)~9月7日(土)までイタリアのヴェネチアにて開催。ベルリン、カンヌと並び“世界三大映画祭”と呼ばれ、世界最古の歴史を持つ。そんな同映画祭の中でも、本年度の顔として最も注目を集めるのがこのコンペティション部門のオープニング作品。昨年の第75回ではデイミアン・チャゼル監督の『ファースト・マン』、第73回は『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督)など、多くの話題作がオープニング作品となっていたが、ここに日本人監督が手掛ける作品が選ばれるのは、史上初の快挙だ。また昨年『万引き家族』で参加したカンヌ国際映画祭では最高賞を受賞した是枝監督だが、ヴェネチア国際映画祭には、監督デビュー作で金オゼッラ賞を受賞した『幻の光』(’95)、コンペティション部門に出品した『三度目の殺人』(’17)以来、3度目の参加となる。今回の決定を受け、是枝監督は「私の新作『真実』が、ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に選ばれたという嬉しいお知らせを頂きました。大変光栄です」と喜び、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークら豪華キャストが出演する本作について「キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です。その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください」とコメントしている。ストーリー国民的大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール(ジュリエット・ビノシュ)、テレビ俳優の娘婿ハンク(イーサン・ホーク)、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書…お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき――。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年07月19日パルムドールを受賞した『万引き家族』の是枝裕和監督の長編14作目となる最新作にして、初の国際共同製作映画『La Verite』(原題)の邦題を『真実』として公開することが決定。併せて、メイキング写真が解禁となった。国民的大女優ファビエンヌが自伝本「真実」を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書…お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。一体彼女はなにを綴ったのか?そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき――。監督を務めるのは、2018年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞し、興行収入46億を超える大ヒットとなった『万引き家族』の是枝裕和監督。本作は、構想8年の渾身作にして初の国際共同製作となる。是枝監督の元に世界トップレベルの俳優陣が集結した本作は、全編フランスにて撮影。主人公・ファビエンヌ役には映画界の至宝といわれる『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴ。自身のイメージとも重なるような国民的大女優役を演じる。彼女の娘・リュミール役には、ジョニー・デップとのW主演作『ショコラ』で主演女優賞にノミネート、『ポンヌフの恋人』でヨーロッパ映画賞女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュ。娘婿・ハンク役を『ビフォア・サンセット』やその続編の『ビフォア・ミッドナイト』、『パージ』などに出演し、『6才のボクが、大人になるまで。』ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたイーサン・ホークが演じる。今回、是枝監督とキャストらを写し出したメイキング写真が解禁。どのシーンの撮影風景を捉えたものなのかは、スクリーンで是非確かめてみて。『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月17日「私は、演じている間は悟空になりきってますね。絵に入り込んじゃうから。悟空がご飯を奪われちゃうシーンがあったんだけど、私、(自分の食事を取られたような気がして)『ちょっとやめて、取らないで』って言っちゃったの。セリフにはないのに(笑)」そう語るのは、『ドラゴンボール』の悟空を演じ続けて33年の野沢雅子。昨年末に公開された映画『ドラゴンボール超 ブロリー』(初回生産限定・特別限定版<セル>好評発売中。Blu-ray版8,800円、DVD版7,800円ともに税別。<レンタル>好評レンタル中)が世界中で大ヒットを記録し、喜びもひとしお。「びっくりしました。みなさんに悟空が愛されているということがたまらなくうれしいです」ブロリーといえば、世界中にファンを持つ人気キャラクター。戦闘民族サイヤ人のなかでも最強とうたわれるブロリーと、孫悟空&ベジータの壮絶バトルが炸裂する本作。収録中も映画さながら、過酷なものだったと振り返る。「バトルシーンばかりで、始まってからずっと叫びっぱなし。『私、セリフ言った?』という感じでした。ブロリー役の島田敏さんは、収録後に机に突っ伏しちゃったのよ。私は平気でしたけど(笑)」長年にわたり同じ役を務め、ギネス世界記録認定された悟空の魅力とは?「どんな敵でも褒めるの。ブロリーにめっためたにされても、あっけらかんと“いいやつ”って言って笑う。そこが大好きなんです」今作では悟空の父・バーダックと孫悟天、と1人3役をこなした。「親子3代をやれるなんて、こんな最高なことはないです。同じキャラクターでも子どもから大人になると声優を替えるものなんですよ。台本に自分の名前を見つけたときは本当にうれしかったですね」声の変化を感じないといわれるが、元気の秘訣は?「何も考えないのがいいんだと思います。あと毎日シャワーでうがいするくらいかしら。10年先も変わらず悟空の声はできると思っています。というか、できなくなると思ったことがない。生涯、悟空をやり続けたいですね」
2019年06月17日「いまや、悟空は私の分身ですね。宝物です!」そう語るのは、『ドラゴンボール』の悟空を演じ続けて33年の野沢雅子。昨年末に公開された映画『ドラゴンボール超 ブロリー』(初回生産限定・特別限定版<セル>好評発売中。Blu-ray版8,800円、DVD版7,800円ともに税別。<レンタル>好評レンタル中)が世界中で大ヒットを記録し、喜びもひとしお。「びっくりしました。みなさんに悟空が愛されているということがたまらなくうれしいです」ブロリーといえば、世界中にファンを持つ人気キャラクター。戦闘民族サイヤ人のなかでも最強とうたわれるブロリーと、孫悟空&ベジータの壮絶バトルが炸裂する本作。収録中も映画さながら、過酷なものだったと振り返る。「バトルシーンばかりで、始まってからずっと叫びっぱなし。『私、セリフ言った?』という感じでした。ブロリー役の島田敏さんは、収録後に机に突っ伏しちゃったのよ。私は平気でしたけど(笑)」悟空とベジータが融合して生まれる“ゴジータ”のアフレコは、2人の役者が同時に声を当てた。「ベジータ役の堀川りょうさんが絵を見ながら声を当てて、私は堀川さんの口を見て合わせるわけですよ。1回稽古して即本番、でOK!って感じ」長年にわたり同じ役を務め、ギネス世界記録認定された声優界のレジェンド。アフレコの極意を聞くと、「役になりきること」と語る。「私は、演じている間は悟空になりきってますね。絵に入り込んじゃうから。悟空がご飯を奪われちゃうシーンがあったんだけど、私、(自分の食事を取られたような気がして)『ちょっとやめて、取らないで』って言っちゃったの。セリフにはないのに(笑)」
2019年06月17日元Love-tuneの萩谷慧悟が15日、自身のブログを更新。“芸能界サバゲ部”の活動を報告した。萩谷は、「サバゲ部第1弾!!」と題して更新。「皆さんこんにちは!!今日はポカポカですね~ずーっと寒かったから、、、今回はもちろん、前回僕の野望について語り、お預けにしていた本題です!では!!お待ちかねのサバゲ部第1弾!」と“サバゲ部”の活動について書き出し、初回メンバーとして「舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-」で共演した増子敦貴と千田京平が参加したことを明かした。そして、「他にも一緒にやりたいって言ってくれた方もいましたが、スケジュールが合わず、、今回はこの3人でサバゲ部の初陣を飾りました!」と報告し、サバゲ姿の3ショットを公開。萩谷は「敦貴と京平は舞台の役では敵チームでしたが今回は共闘!!つい最近まで睨み合ってたので不思議な感じ笑2人とも活発で良い動きをしてました~京平はハデにすっ転んでたけど、、笑笑楽しかったぁー」と振り返った。さらに、「楽しむあまりに僕のいたずら心が発動してしまい、最後のゲームだけスタッフさんに了解を取ってこっそり敵チームに入れてもらい、グラシャ、ベリトと戦いました ラストシーンを思い出す。。。」と明かし、最後には「2人ともまたやりたいと言ってくれました!!これからもやっていくぞー!!!以上、芸能界サバゲ部第1弾でした~!!それでは今回はここらで、、Bye~」と締めくくった。この投稿にファンからは「サバゲ部すっごく楽しそうですね!」「第2弾も楽しみ」「めっちゃ盛り上がりそう」「とにかく楽しそうで聞いてるだけでも楽しいのが伝わってきました!!」「サバゲ姿が見れて嬉しいです!」「迷彩柄似合いますね~!」「サバゲーしたくなりました」「スナイパーハギヤかっこいい」「みんなの顔が、、、本気!?笑」「たくさん萩谷くんの趣味のことが知れてうれしいです!」「サバゲ姿かっこいい」など様々な声が寄せられている。
2019年04月16日元Love-tuneのメンバー・萩谷慧悟が11日、アメーバにてオフィシャルブログを開設した。初投稿では「人生初ブログ!!」と題し、「こんにちは!!!! 初めまして、萩谷慧悟です!」とテンション高めにあいさつ。「アメブロ始めました!」とブログ開設を報告した。萩谷は「SNS経験ゼロ! ブログ経験ゼロ! そんな自分ですが、Amebaさんを通して沢山の人に萩谷慧悟を発信していけたらなと思っています!」と意気込みをつづり、「僕は多趣味な一面もあるのでそう言ったところも今後お見せできるかと、、、お楽しみに!!!」と呼びかける。最後は「それでは今回はここらで、、Bye~」と締めくくり、プライベート写真を公開した。萩谷は、3月31日に平成仮面ライダーシリーズ初の舞台作品である「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」 の公演を終えたばかり。同じく元Love-tuneのメンバーである真田佑馬は、オフィシャルTwitterにて「皆様、萩ちゃんがブログ始めました。是非見てください。僕は毎回見てます」と紹介し、「僕より見てください。真っ白なページを緑豊かに染めてゆけ」とメッセージを送った。
2019年04月11日アルコールに溺れる父を持つ作者の実体験によるコミックエッセイを、松本穂香と渋川清彦のW主演で実写化する『酔うと化け物になる父がつらい』。この度、恒松祐里、濱正悟、浜野謙太ら全キャストが発表された。松本さん演じる主人公・サキの親友・ジュン役に、連続テレビ小説「まれ」、「5→9~私に恋したお坊さん~」の恒松祐里。現役東大生で小説家志望、サキに出会ってから猛アタックをかけ付き合う中村聡役に、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」宵町透真/ルパンブルーの濱正悟。田所トシフミ(渋川さん)の同僚・木下役に、『婚前特急』「好きな人がいること」、連続テレビ小説「まんぷく」でも話題となった浜野謙太が決定。恒松さんは、ジュンについて「明るくてお節介おばさんのような一面のある子」と説明し、「そのオバさん感を出す為に撮影中は家でひたすらおばさんの動画を検索して役作りをしました」とまさかの役作りを明かしている。また「戦隊ドラマ出演後、初のお芝居の現場で非常に刺激的な役どころでした」とふり返る濱さんは、「原作、台本を読ませて頂き、お酒を呑む機会が多い自分にとって、よく考えるべきテーマだと感じました」と感想。さらに浜野さんは「切り口が最高に切なくてでも可笑しくて、こういう物語は役者さんの味わい深さが試されるんだと思うんですが、そういう現場で渋川さんとご一緒できてとにかく幸せでした。渋川さんの味わいを全身で浴びて酔っ払い、いいほろ酔い状態でした。気持ち良かったぁ~。いや嘘っ、一瞬化け物になりました。辛かった~。下戸の役なんですが」と撮影をふり返っている。そのほか、父・トシフミの麻雀仲間の3人組役で、宇野祥平(白石役)、森下能幸(發田役)、星田英利(中谷役)。彼らが集う「スナック幸子」のママを安藤玉恵。さらに、物語の鍵となる“ある場面”には、オダギリジョーが出演するという。『酔うと化け物になる父がつらい』は2019年度、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:酔うと化け物になる父がつらい 2019年度、全国にて公開予定©「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会
2019年04月08日●平成ライダー初演劇作品『仮面ライダー斬月』で、久保田悠来と共演毎年新たなヒーローを生み出している仮面ライダー。2000年の『仮面ライダークウガ』からは、"平成仮面ライダー"と呼ばれ、若手俳優の登竜門として知られている。そんな平成ライダー初の演劇作品化が発表され、大きな話題を呼んだのが、「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」。2013年10月~2014年9月に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』に登場した仮面ライダー斬月(呉島貴虎)を主役に、TVシリーズでも同役を演じた久保田悠来が主演を務める。TVシリーズ後の世界を舞台に、貴虎の未来と過去を描いていく同作には、若手の注目俳優が多数出演する。今回は、出演が発表されるとTwitterトレンドを席巻した萩谷慧悟にインタビュー。憧れの仮面ライダーになる心境や、舞台へかける思いについて話を聞いた。○■『鎧武』の奥深さに驚き――仮面ライダー初の演劇作品に出演するということで、お話を聞いたときはどういう心境でしたか?平成仮面ライダーを子供の時に見て変身ごっこもしていましたし、仮面ライダーは男の子だったら誰もが憧れる存在なので、まさかお仕事として叶うとは……子供の頃の自分は思ってなかったでしょうね!(笑) 巡り合わせって、唐突にくるものなんだなと思って、すごく感慨深かったです。しかも記念すべき、仮面ライダー初の演劇作品化という作品で、幸せです。――萩谷さんは、どんな仮面ライダーに憧れてたんですか?小さかったのでほとんど記憶にないんですけど、最初に見たのは『クウガ』(00年)です。スーパー戦隊と比べて、『クウガ』は正直、怖いイメージがありましたが、そこから色々見始めるようになりました。『龍騎』(02年)の頃にはCDで歌を聞いてましたし、『龍騎』と『カブト』(06年)はおもちゃを持っていました。『電王』(07年)、『キバ』(08年)も見ていましたね。――『鎧武』は萩谷さんが大きくなられてからの放送でしたが、TVシリーズは観られたんですか?お話が決まってから全話見ました。外伝などもあり、TVシリーズが終わった後もずっと愛されてる作品なんだな、と思いました。しかも、『鎧武』は特に、ストーリーが奥深いですよね!世間的には、仮面ライダーって、子供の憧れだと思われてるかもしれないけど、すごくヒューマンドラマが秘められてて、年代問わずに見られる。海外で言うとアメコミのような、日本が誇るヒーローだと思います。――『鎧武』の中では、どのようなところが印象的でしたか?何よりもまず、変身シーンが衝撃的すぎました。特にスイカアームズはあまりに巨大で、初めて見た時は思わず笑っちゃいました。――果物が出てくる特徴的な変身シーン、舞台でどうなるのかすごく気になります。自分も、変身できるのがすごく楽しみです!――現在稽古に入られているとのことですが、『鎧武』を観た後に久保田さんと会ったんですか?そうなんです。いち視聴者として「メロン兄さん、かっこいいな」と思っていたら、本物に出会えるわけですから、ファンからしたら、とんでもない状況ですよね(笑)。貴虎とはやりとりするシーンも多いんですが、本当にかっこよくて。久保田さんにも「こうやったほうがいいですよね」と相談させてもらっていますし、人生でも仕事でも憧れる素敵な先輩です! すごく喋りやすくて、クールな貴虎とはギャップがあって、久保田さん自身とお話するのが楽しいです。――『鎧武』本編を観ている時は、呉島貴虎にはどのような印象を抱いていたんですか?現代の大人、"上に立つもの"を代表する人だと思いました。きっとみなさんも上司の方などに対して色々思うこともあるだろうけど、上の人だって、簡単に決断できるわけではないと思うんですよ。そういうところが、本当にリアルだな、と思って。貴虎は、最初こそ少し怖いイメージもありますけど、主人公の紘汰と出会って、少しずつ柔らかくなって、人間をもっと信じるようになる。根が優しいから、苦渋の上にした決断がいっぱいあったんだろうし、大人って大変だなと思わされました。――まさかそんなに、呉島主任の心情に寄り添って観られていたとは……!大人になってからだと、そういう見方ができちゃうんですよね。子供の時とは目線が変わったので、「仮面ライダーって、こんなに奥深いものだったの!?」と驚きました(笑)。観る時期によって、全然変わりますね。●今後は…自分の可能性を狭めたくない――そんなTVシリーズを経ての演劇作品ですが、ビジュアルなどからも、少しダークな感じなのかな、という印象があります。テレビでは表現しづらいことも、舞台では表現できるのかな、と思っています。今回の作品の背景は結構アングラというか、僕らが演じるのは戦火の中で悲惨な経験もしている子供たちで、自分がいつ死ぬかわからないし、生きるために仲間を守らなきゃいけない。サバイブしていこうとする、たくましさがある役どころです。現実にも、世界からはまだ戦争が消えてないし、そういうところもリアルな作品だな、と思います。――萩谷さんが今回演じるアイムは、どういうキャラクターなんですか?TVシリーズ主人公の葛葉紘汰のように、本来は明るい、それでいて人を引き付ける魅力のあるキャラクターです。とはいえ、生きるか死ぬか、食うか食われるかという世界にいるので、大人に対する不信感を持っていたり、ダークな内面も持っています。演出の毛利さんにも最初「アイムは明るい感じで」と言われていたんですけど、演じているうちに明るくなりすぎてしまい、そのバランスについてご指導いただいたりもしています。――演じている時には、役に入り込むタイプなんですか? それとも、演じる自分を客観的に見るタイプですか?自分の生き方が、常に俯瞰なんです。だから、入り込めるように努力しています。俯瞰することはいくらでもできるんですよ! 放っておいたら、一生、俯瞰してます(笑)。今は、稽古のたびに「ちゃんと、貴虎に気持ちを向けられていたのかな?」と毎回自問自答しているんです。自分の頑張りどころです。でも使い分けが必要でもあって。例えば大人につっかかるシーンはたくさんのキャラがいるので「同じリアクションにならないように」と、俯瞰で見ているところもあります。――稽古については、SNS等を拝見しても和気あいあいとした空気が伝わってきますね。すごく良い現場です。特に自分のチーム(後藤大、高橋奎仁)とは、よくコミュニケーションをとるようにして、「俺らのチームって、どう?」と話しあっています。一人一人がどういうキャラクターで、どうやって死線をくぐり抜けてきたのか、他のチームのキャラとの差別化についても、帰り道でよく話しています。同じチーム以外では、宇野(結也)くんがよく僕らのシーンも見てくれていて、感想を教えてくれます。一緒に筋トレもしています(笑)。○■自分の身がいくらあっても足りない――萩谷さん自身は大学生4年生で、この春卒業とのことですが、今後挑戦したいことは?自分の可能性を狭めたくないな、とは思っています。少しでも可能性のあることや、やったことのないことは、いくらでもやってみたいです。今回も、仮面ライダーの新しい試みに立ち会えて、嬉しいです。そういう、新しいことが好きなんです。挑戦を諦める人間には、なりたくないと思っていて。いい意味で、「できない自分」も良いかな。できないとこから、できるようになる過程でのアプローチは、すごく刺激になるから。ある程度できたからいいや、と思うことはなくて、自分の核の信念があれば、何でもできると思っています。――例えば、どういうことが好きなんですか? 趣味や、興味があるものなどは。今回の舞台で一緒のチームは、アニメ好きが集まっているんです。稽古が始まって最初の頃に好きな作品の話をしたら「まじ? 俺も好きだよ!」って盛り上がったので、そういう趣味の話もよくしています。僕は音楽も好きで曲も作りますが、インドアだけでなくアクティブなところもあって、サバゲーもするし、ダイビングの免許も持っています。興味の方向が、めちゃくちゃなんですよ! 今はあまり趣味にかける時間がないから、自分の身がいくらあっても足りないです。本当に、めちゃくちゃなんです。よく言われます(笑)。――だからこそ、これからいろいろなことに挑戦できそうですね。では、最後にぜひ今回の作品の見どころを改めて教えてください。初の演劇作品化ということで、映像とは違った描き方ができるし、新たな可能性が含まれているんじゃないかなと思っています。作品のストーリーは世界の縮図のようでもあって、使われる側と使う側、どちらが悪いとかじゃない。それぞれの立場は色々な人に当てはまると思うので、観てくださる方の共感を生めたら嬉しいです。あとはやっぱり、平成仮面ライダーとして初めての演劇作品化で、皆さんの期待がかなり高いと思うので、演者もスタッフも、チーム一丸となって頑張っていきたいです。――作品が発表された時も、萩谷さんたち出演者陣が発表された時も、すごい反響でした。僕も嬉しかったです。期待に応えたいです!■萩谷慧悟1996年11月7日生まれ、埼玉県出身。2012年よりテレビドラマ、映画、舞台など幅広く活動。自ら楽曲制作を行うなど、音楽面での才能を発揮する一方で、日本テレビ系ドラマ『THE QUIZ』をはじめとした映像作品に次々と出演。2014年には、大ヒット映画を舞台化したグランドミュージカル『オーシャンズ11』で、オーシャンの仲間であるターク・モロイ役を演じた。■舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-出演:久保田悠来 / 萩谷慧悟 原嶋元久 小沼将太 宇野結也 後藤大 増子敦貴 千田京平 高橋奎仁 田淵累生 / 丘山晴己 / 大高洋夫ほか東京公演:3月9日~24日(日本青年館ホール)京都公演:3月28日~31日(京都劇場)原作:石ノ森章太郎脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)シリーズ原案・監修:虚淵 玄(ニトロプラス)脚本協力:鋼屋ジン(ニトロプラス)
2019年03月05日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『万引き家族』でノミネートされている是枝裕和監督と『未来のミライ』の細田守監督がレッドカーペットに2人揃って登場し、日本の取材に応じた。アジア初のゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネートに加え、先日発表されたアニー賞では、日本人監督としては初の長編インディペンデント作品賞を受賞。長編映画アニメーション部門にノミネートされた細田守監督作『未来のミライ』。そして外国語映画賞でノミネートされている是枝裕和監督作『万引き家族』。今回同賞を受賞すると滝田洋二郎監督の『おくりびと』(第81回)以来10年ぶりの快挙となる。第71回カンヌ国際映画祭最高賞<パルム・ドール>受賞ほか、アカデミー賞前哨戦として注目を集める第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞に輝くなど海外からも絶賛の声が上がってる。「あまり緊張しないタイプなんで、普通です」と話す是枝監督は、アメリカのファンに評価されている、子どもたちの演出について「子供は待つこと、急かさない」と自身の演出方法を明かした。さらに「現場に樹木(希林)さんがいることで恥ずかしくない演出をしたいという思いがあった」と、語っていた。「レッドカーペットの盛り上がりがすごくって。昨日はたっぷり寝れました」と明かす細田監督は、「『Mirai』という作品はに日常的な作品でアメリカでは受けないと思っていたが、蓋を空けてみたら好意的に受け止めてもらえて感謝している」とコメントした。そんな2人はレッドカーペットに揃って登場し、WOWOWの取材に応じた。今回W受賞となるか。期待したい。(text:cinemacafe.net)
2019年02月25日是枝裕和監督の『万引き家族』が、アカデミー賞前哨戦として注目を集める第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞にて、日本映画としては33年ぶりとなる外国語映画賞を受賞、是枝監督が現地で行われた表彰式に駆けつけた。ロサンゼルスを拠点に活動する映画批評家で構成された“ロサンゼルス映画批評家協会”のメンバー投票によって決定する同賞。今年は、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」をもとにしたイ・チャンドン監督による韓国映画『バーニング 劇場版』も『万引き家族』と並んで外国語映画賞を受賞している。なお、日本映画では黒澤明監督の『乱』以来、33年ぶりの外国語映画賞受賞となる。過去には『君の名は。』(新海誠監督)、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)、『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)がアニメーション映画賞に輝いており、本年度のキャリア功労賞には宮崎駿監督が選ばれている(日米合作映画としてはクリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』が作品賞を受賞)。表彰式では、割れんばかりのスタンディングオベーションに包まれる中、是枝監督が登場。トロフィーを受けとると、「この賞を頂いたお礼を一言述べたくて、10時間飛行機に乗って、今朝この街に着きました。本当にありがとうございます」と喜びの挨拶。「5月にカンヌの映画祭で賞を頂いたときに、審査委員長のケイト・ブランシェットさんがこの作品のことをインビジブルピープル、目に見えない人たちを目に見える形にしたというところをすごく評価していただきまして、とても嬉しかったんですね。この映画に限らず、いつも映画を作る時には、見えないもの、声にならない声をどういう風に映画にするかという事をいつも考えているのでとても嬉しかったです」と語った。さらに「映画にはある力があると思っています」と続けると、「例えば日本と韓国とか、アメリカとメキシコとか隣り合う国と国、人とひとの間に大きな力が、壁を作りお互いがお互いを見えなくしようとするときに、その壁を取り払ってお互いを見える形にしていく、そういう力が映画にはあると思っています。なのでこの賞を友人でもあり、韓国の最も尊敬する監督でもあるイ・チャンドンさんと同じ賞を受賞できたことが本当に嬉しいです」とスピーチ、大きな喝采を浴びていた。また同日、1月13日に発表となったパームスプリングス映画祭でも、外国語映画に贈られるFIPRECI賞(国際批評家連盟賞)を受賞。こちらにも是枝監督が駆けつけた。本作は、先日発表された英国アカデミー賞やアジアン・フィルム・アワーズなど、現在56の海外映画賞各部門でのノミネート、30の受賞歴を重ねている。第91回米国アカデミー賞の外国語映画賞部門・最終ノミネーション発表前の候補リスト9本にも選ばれており、1月22日(火)に行われるノミネート発表に向けても大きな弾みとなっている。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.バーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
2019年01月13日ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が、前年に発表された映画・テレビ番組の中から優れた作品を表彰するゴールデン・グローブ賞。第76回を迎える今回、是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞にノミネートされていたが惜しくも受賞を逃す結果となった。ハリウッドの外国人映画記者協会(HFPA)によって選ばれるゴールデン・グローブ賞は、アカデミー賞の前哨戦としても知られる栄誉ある賞。外国語映画賞を受賞したのはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA』。1970年代のメキシコシティを舞台に、ある中流家庭とそこで住み込みで働く家政婦に焦点を当てた物語。本作は第75回ヴェネチア映画祭でも最高賞の金獅子賞を受賞しており、現在Netflixにて独占配信中だ。今回のゴールデン・グローブ賞では、外国語映画賞に『万引き家族』(是枝裕和監督)、アニメーション映画賞に『未来のミライ』(細田守監督)がノミネートされていた。アニメーション映画賞は『スパイダーマン:スパイダーバース』が獲得した。是枝監督の長編13作目となる『万引き家族』は、様々な“家族のかたち”を描き続けてきた監督が、「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る、渾身の一作。『万引き家族』はカンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを獲得しており、前アメリカ大統領バラク・オバマ氏の「Favourite movies of 2018」にもリスト入りを果たしていた。『万引き家族』は今年2月に行われる第91回アカデミー賞外国語映画賞部門のショートリスト(ノミネート前の候補リスト)にも選出されている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年01月07日先日12月18日に行われた「2018Jリーグアウォーズ」でベストイレブンに選出された、川崎フロンターレの谷口彰悟選手にお話を伺いました。イケメンの、イケメンすぎるコメントをとくとご覧あれ! 惚れちゃう女子続出です!写真・大内香織 文・伊藤順子全方位で男前すぎる!川崎フロンターレ・谷口彰悟選手川崎フロンターレ、いやJリーグが誇る屈指のイケメンといえば、サッカー通なら言わずもがな、知らない人はすぐにでも注目してほしい、谷口彰悟選手! もちろんルックスだけでなく、昨年、今年と連覇を制したフロンターレの守備の要であり、クラブ最少失点は谷口選手のおかげと評されるほど実力も素晴らしいんです。加えて、2年連続全試合フル出場と、タフな精神力と体力の持ち主でもあります。そこで、どこをどう切り取っても男前すぎる、谷口選手の魅力に迫りました!ーー今年も怪我をする選手が続出しました。そのなかでの見事な全試合フル出場ですが、達成できた秘訣はありますか?谷口選手 正直、ストイックな生活はしていないんですよ。ただ、自分の体は自分でわかっているので、サッカーに支障が出るようなストレスは、自分にかけないようにしています。ーーストレスとはどんなことでしょうか?谷口選手 例えば、ひとつは食ですね。ハンバーガーとかラーメンとか、ジャンクなものが実は好きなんですけど、シーズン中はやめておこうとか。食べるなら、栄養バランスがいいものを選択するようにしています。外食ももちろんしますが、寮母さんが作ってくれる食事をうまく利用しながら、体にいい食生活を心がけていますね。あとは強い体に産んでくれた親に感謝と、集中力が怪我のリスクを減らすポイントかなと思います。ーー集中力ですか?谷口選手 目や耳など五感をしっかり使って集中しながら練習しています。これは高校時代からしていることで、自分のいいルーティンになっていますね。あとは体の動かし方も大事なこと。この動きをすると怪我するな、と思うことはやりません。うまくコントロールすることをかなり意識しています。「もっと具体的にお話したほうがいいですよね、わかりにくいですよね」と、こちらの意図を察して丁寧に答えてくれた谷口選手。何かに集中するのも大事だけれど、集中しすぎて気づかぬうちに無理をしてしまう。それを防ぐためには、自分自身を俯瞰で見つめることも大切ということでしょうか。谷口選手の自己コントロール法は、私たちの実生活でも大いに参考となりそうです。ーー節制はしないけれど、状況を的確に判断して無理はしない。谷口選手の性格を表しているように思えますが?谷口選手 そうですね、慎重ですね(笑)。周囲を見ながら動きますし、これはいまのポジションであるDFに通じることだとも思います。ーーひょっとして、恋愛も奥手なんですか?谷口選手(キッパリと)いや、男らしく自分からアタックします。ーーさすが、カッコいい!では、女性に求めるものは何ですか?谷口選手(悩みながら)癒しと…刺激かな。僕とは違った視点や感性を持っていると、刺激を受けますよね。それは相手もそうであってほしい。お互いが高め合える存在だといいと思います。個々を尊重しあえるパートナーがよさそうです♡ 以上、素顔もとびきり男前な谷口選手でした。来季も端正なお顔と、安定感抜群のプレーを拝めることを楽しみにしていましょう!Information谷口彰悟1991年7月15日生まれ。熊本県熊本市出身。2014年、筑波大学から川崎フロンターレに加入。巧みなカバーリング技術と空中戦の強さが武器。守備面での貢献はもちろんだが、最終ラインからのビルドアップで他の選手との違いを生み出すことができる稀有な存在。2017年~2018年リーグ戦フルタイム出場を継続中。2018年、Jリーグベストイレブンに初選出される。川崎フロンターレが出場する2019年最初の試合情報FUJI XEROX SUPER CUP 2019開催日:2019年2月16日(土)キックオフ: 13:35会場:埼玉スタジアム2002対戦チーム:川崎フロンターレ vs 浦和レッズ地上波放送:日本テレビ系全国ネットにて生中継チケット一般販売:2019年1月13日(日)10:00~チケット購入:Jリーグチケット
2018年12月31日第71回カンヌ国際映画祭で最高賞、パルムドールを受賞、第76回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞ノミネートなど、全世界的に注目が再度集まっている是枝裕和監督の『万引き家族』が、待望のBlu-rayとDVDとなって2019年4月3日(水)に発売決定。是枝監督、安藤サクラのコメントも届いた。今作の主役は、犯罪でしかつながれなかった家族だ。生計を立てるため、家族ぐるみで犯罪を重ねていくうちに、一層強く結ばれていくある一家。だがそれは、許されない絆だった…。人と人との関係が希薄ないまの時代に、真の“つながり”とは何かを問う、衝撃の感動作として大きな話題に。万引きを重ねる父をリリー・フランキー、その妻を安藤サクラ、彼女の妹を松岡茉優、祖母を樹木希林。そして池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人という実力派俳優たちが集まり、濃密なドラマを紡いだ。今回の豪華版にはメイキング映像や特別番組、イベント映像集など特典映像を収録する予定。また、特製のブックレットも付いてくる。その発売決定に際して、是枝裕和監督、安藤サクラが最新のコメントを寄せている。■是枝監督&安藤サクラのコメント是枝裕和監督小さく産んで、細く長く育てていこうという発想で取り組んだ映画が、公開当初から、こんなに多くの方に劇場に足を運んで頂けるなんて、思ってもいませんでした。監督としては望外の喜びです。この度は、Blu-ray、DVD発売とのこと。欲張り!とお叱りを受けそうですが、お手元に置いて頂けたら、嬉しいです。安藤サクラ(柴田信代 役)あの家族がついに、DVDに、、!!きったないおうちだったし、極寒だったけど、あの時間はなんともあたたかかった。ひんまがったかたちだけど愛が詰まってたんだなぁ。あのこたつが懐かしい。あのお鍋が懐かしい。歩くと足の裏真っ黒になる床も、ぬるっとしたお風呂も、とっても愛しい。あの家はぐっちゃぐちゃに物で溢れてたけど、DVDなんて一枚も無かったなー。また、第91回アカデミー賞の外国語映画賞に日本代表として選ばれ、このほど最終候補作リストに名が残ったことでも注目を集めているところだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年12月21日俳優でシンガーソングライターの阪本奨悟が14日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『ただいま。』(発売中 2,700円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。俳優としては今年春に公演されたミュージカル『刀剣乱舞~結びの響、始まりの音~』などに出演、シンガーソングライターとしては昨年5月に福山雅治プロデュースのシングル『鼻声/しょっぱい涙』でメジャーデビューを果たすなど、活躍中の阪本奨悟。そんな彼の2冊目となる同写真集は、25歳の今を切り取った作品で、大人の色気が漂うセクシーな写真や温泉でリラックスした笑顔など、阪本のバラエティーに富んだ表情がたっぷりと掲載されている。ロケ地となった北海道・函館は「思い出はたくさんあります。本当にウニが美味しくて、1日2食も食べていました(笑)。八幡坂もきれいで、そこで写真が撮れて本当に良かったです」と満足げ。ファンにはたまらないセクシーなカットもあるそうで「10代では肌とか露出しませんでしたが、今回はそういうことにもチャレンジしました。大人の魅力は少ないと思っていますが、25歳ということで入浴のシーンもあります。まだまだ大人の魅力を磨いていかないといけませんね(笑)」と苦笑いも「事務所の方々や家族には見てもらいました。特に母からは『成長した奨悟が見られた』というLINEをもらいました」と明かしていた。事務所の先輩でもある福山雅治と同じように、音楽と俳優の二足のわらじで奮闘している阪本だが、先輩の福山に対して「音楽活動も役者活動も第一線でご活躍されているので憧れの存在です」と尊敬の眼差し。今後の目標を問われると「役者としては色んな舞台を踏んでいけたらと思います。アーティストとしては、ビートルズが大好きなので、彼らが日本で初めてライブを行った日本武道館という同じステージでライブをしたいという思いはあります」と目を輝かせていた。
2018年10月14日『万引き家族』でカンヌグランプリに輝いた是枝裕和監督が福山雅治主演、役所広司、広瀬すずらを迎え法廷を舞台にした心理サスペンスを描き昨年公開され大ヒットした『三度目の殺人』が、10月13日(土)今夜「土曜プレミアム」枠で地上波初放送される。最新作『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞、第91回米国アカデミー賞外国語映画賞部門にも出品されるなど世界的に高く評価された是枝監督が近年描き続けてきた“ホームドラマ”からは一転、かねてより挑戦したいと考えていたという法廷を舞台にした心理サスペンスとなる本作。裁判に勝つためには“真実は二の次”と割り切る弁護士・重盛役には『るろうに剣心』や是枝監督作『そして父になる』をはじめ『SCOOP!』など数々の映画で活躍する福山さん。殺人の前科があり、解雇された工場の社長を殺し火をつけた容疑で起訴され死刑がほぼ確実とされる三隅に『バベル』や『孤狼の血』など数々の作品で知られる名優・役所さん。三隅が殺害した被害者の娘・咲江には『ちはやふる』や『SUNNY 強い気持ち・強い愛』などの作品をはじめ是枝監督の『海街diary』で日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする数々の賞を受賞した広瀬さんを迎えるほか、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子、橋爪功ら実力派キャストが脇をかためている。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――という物語。今年3月に行われた「第41回日本アカデミー賞」では最優秀作品賞を受賞したほか最優秀監督賞、最優秀脚本賞など計6部門で最優秀賞を受賞、最優秀助演男優賞に役所さんが、最優秀助演女優賞に広瀬すずさんが輝くなど圧倒的強さを見せた本作が早くも本編ノーカットで地上波初登場となる。土曜プレミアム『三度目の殺人』は10月13日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:三度目の殺人 2017年9月9日より全国にて公開© 2017フジテレビジョンアミューズギャガ
2018年10月13日『万引き家族』の是枝裕和監督が、スペインで開催中の第66回サン・セバスチャン国際映画祭にて、俳優または監督に贈られる生涯功労賞にあたる<ドノスティア賞>を受賞。先日亡くなった樹木希林との思い出の映画祭で、アジア人として初めての栄誉に思いを語った。9月21日(金)~9月29日(土)まで、スペイン北東部の港町サン・セバスチャンにて開催中の同映画祭は、1953年から始まり、今年で66回目。ヨーロッパでは、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの3大映画祭に次ぐ、重要な国際映画祭と位置づけられている。今回、是枝監督が授与された<ドノスティア賞>は、過去にはアル・パチーノ、フランシス・フォード・コッポラ、オリバー・ストーン、リチャード・ギア、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、ヒュー・ジャックマン、デンゼル・ワシントンなど名だたる監督、俳優たちも受け取ってきた栄誉ある賞。是枝監督はアジア人初の快挙となった。日本時間9月24日(月)3時半(現地時間9月23日20時半)に行われた授賞式に登壇した是枝監督が、まずトロフィーを受け取ると、場内はスタンディングオベーションで割れんばかりの拍手に包まれた。■「希林さんに教えられたことがたくさんある」と監督が涙これまでの作品映像がダイジェストで流れ、是枝監督作品には欠かせない女優である希林さんの姿を目にすると、「2年前、『海よりもまだ深く』で希林さんとこの映画祭を訪れることができ、とても楽しい時間を過ごした。10年、役者と監督という関係を越えてパートナーとして映画を作ってきた方」とふり返り、涙ぐむシーンも。また、監督自身が大切にしている映画祭での受賞に緊張しきりで、「自分がもらうには早すぎた」と言いつつ、「希林さんとはもう来ることができないですが、希林さんに教えられたことがたくさんあるので、また若いスタッフ・キャストと一緒にここにまた呼んでいただけるように。生涯功労賞は、僕はまだキャリア半分であと20年は作ろうと思っている」とコメント、「映画を作って、皆さんの前に届けたい」と決意を新たに語った。その後、登壇した『万引き家族』主演のリリー・フランキーが涙ぐんでいる監督へハンカチを差し出す場面もあり、会場からは再び温かい拍手がわき起こった。■市民に愛され、現地では「Kore-eda!!」コールもこのサン・セバスチャン国際映画祭と是枝監督との関わりは深く、コンペティション部門・国際批評家連盟賞を受賞した1998年の『ワンダフルライフ』から2017年の『三度目の殺人』まで8作品で参加してきており、『そして父になる』と『海街diary』はいずれもパールズ部門・観客賞を受賞。フェスティバルディレクターのホセ=ルイス・レボルディノス氏も「本当に市民に愛されている」と語り、「もはや映画祭だけでなく、サン・セバスチャンという街の本当の親友」とまで断言。是枝監督が現地入りした9月22日(土)も、映画祭会場前にはファンが詰めかけ、監督が到着するや「Kore-eda!!」のコールが起こり、サイン&写真攻めに。20年来の親交がある映画祭で、監督は笑顔で快くサインや写真撮影に応じ、改めて現地での人気の高さをうかがわせた。■「“せこい男”はリリーさんが一番」と激白!また、授賞式の前の日本時間9月23日(日)22時(現地時間9月23日15時)、記者会見にも出席。会見の途中からは、主演のリリーさんも登壇した。子どもたちの演出について触れられると、「その子に合ったやり方、その子に合った言葉を、演出の方法を探していくという作業を毎回行う」と話し、「だから根気よく待つことも大事ですし、忍耐力でしょうかね」とコメント。今作では「すごく子ども(城桧吏、佐々木みゆ)がリリーさんになつくので、そういうところをずるく、監督として使わせていただいて、半ば子どもの演出はリリーさんに任す、ということを今回の映画の中ではしています」と語ると、リリーさんは寒い時期の撮影だったため「いつも子どもを抱きしめていたら、自然と子どもがなついてきた(笑)」と応じた。さらに、4回目のタッグを組んだ是枝監督との関係を聞かれたリリーさんは、「最初の作品からファン。今でも会うと照れくさくてもじもじしてしまう」と意外な一面も飛び出し、「自分が映画に呼ばれた理由は、“せこい男”をやらせたらリリーさんが一番うまいんだと言われた」とオファー理由を明かし、会場の笑いを誘っていた。■いずれは「人間ではないものの作品を撮りたい」!?カトリーヌ・ドヌーヴやジュリエット・ビノシュらが参加する新作については「パリで今準備を始めており、来月からクランクイン」と報告。例えば、三池崇監督のようにホラー映画を撮るつもりはあるかと問われると、「自分としては、色々なジャンルにチャレンジしたいという気持ちがあり、その中には、ホラー映画とは違うかもしれないですが、人間ではないものの作品を撮りたい、という気持ちはあります」と回答。「人間じゃないものが、命を持って心を持つという話があり、結果的には人間を考えるというストーリーになると思いますが、実現するには、まだ少し、待っていてください」と胸に秘めた展望を明かしていた。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年09月25日酷暑の夏を終えたら、秋の夜長が始まりますね。…ところで、気持ちよく眠れていますか?あれこれ考えることが多くてベッドに入ってもすぐ眠れない。カラダは疲れているはずなのに、神経がピリピリして寝つけない。理由はわからないけど、寝れない日が続いている…。そんな睡眠で困った! を抱えている人に紹介したいのが「悟空のきもち」です。悟空のきもち、実際、どうなの?あまりの人気でキャンセル待ち人数は33万人超(2018年9月現在)! 「寝落ち」「絶頂睡眠」とテレビなどで取り上げられているのを見たことがある人もいるのでは?とはいえ、実際のところ、どーなの? 本当に「絶頂睡眠」ってあるの? 目利きライターが「悟空のきもち」を体験してきました。まず、びっくりするのは、エントランス。え?私たち、ヘッドマッサージを受けにきたんだよね…?…と、予想を斜め上から裏切る内装。さっそく、カウンセリングを受けて、施術ルームに案内されると、ここでまた …え?この近未来空間って、なに? ワクワクが最高潮に!「寝るもんか。寝るもんか。だって今日は取材できたんだから。なるほど、最初は、全身のチカラを抜くために、こうしてくれるのか。へーその後で、こうやって頭を触るんだなー」施術されながらも、脳みそは、取材メモでいっぱい。のつもりが。「終わりましたよ。お疲れさまでした~」の優しい声…え?寝たつもり、ない。起きていたつもり。なんですけど。「あの、どれぐらいやっていただいていたんでしょうか?」「45分です」45分?15分ぐらい?いや20分ぐらいよね?…と、時計に目をやると、確かに、言われた通りの時刻を時計が証明している。ってことは、私…「寝たという境目がないまま、寝てたっぽい」。「パソコンやスマホなど、目を酷使することが増えたせいもあるのか、血行が悪くなって、頭皮がむくんでいる状態の人が増えているように感じます。頭皮がこったり、むくんだりしていると本当にはリラックスできていないので、当然、睡眠も浅くなり、疲れも取れにくくなります。悟空のきもちで、頭皮がほぐれるというのがどのような感じなのか。その状態だとどれぐらい深く睡眠がとれるのか。一度、体験していただけると睡眠改善につながるのでは?と思います」(香野瑞佳さん)頭皮のコリやむくみが改善されれば、睡眠の質があがることはわかったけれど…家でできることはないですか?「悟空のきもちでは、たわし枕を開発しました。睡眠の質をあげたいと思ったら、頭皮を柔らかくして、むくみをとることが近道ですが、たわし枕は頭皮をほどよく刺激してくれます。やわらかく肌さわりのいい枕のほうが気持ちよさそうという思い込みを覆してくれますよ」(高平円さん)■ 「悟空のきもち」予約はこちら ※LINEでキャンセル待ちを狙うのが一番近道のようです!■ たわし枕(熟睡用たわし)についての詳細はこちら 役職なし・給料一律の女性だけの会社で、働き方も改善できる? なんと、「悟空のきもち」代表が運営する技術スクールがあるんです。独自の理論、テクニックが学べて、もちろん、マスターした後は、「悟空のきもち」で働く方も多数! 「悟空のきもち」のスタッフは、全員女性。面白いのは、社長以外、全員、横並びという組織形態なんだそう! 店長もいなければ、エリアマネージャーもいません。正社員だと170時間勤務分は基本給で固定。また、170時間の勤務時間は1カ月で消化しなくてもいいので、今月は休日を増やして来月にそのぶん勤務を増やす、という働き方も可能。自分の時間を自由に設計できる仕組みなので、子どもの検診があるから○日は有給休暇をください、と申請する必要もありません。 将来、独立・プチ開業することも可能。手に職をつける。ライフスタイルに合わせて働く。「女性を楽しく自由にする」そんな仕組みが「悟空のきもち」のベースにありそうです。■ スクールは詳細はこちら 猛烈な暑さが続いた今年の夏。子どもの夏休みが終わって、どっと疲れを感じる人もいるでしょう。疲れを取るために、まずは、人間の基本の「眠る」ということに改めて意識を向けてみてはいかがでしょうか。「悟空のきもち」は、現代を生きる私たちに「眠りの質」の大切さと「働き方の多様性」を教えてくれました。これからも、注目していきたいと思います!
2018年09月19日今年6月開催の「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールに輝いた是枝裕和監督(56)の「万引き家族」が、第91回米アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表に決定したと各スポーツ紙が報じた。各紙によると、日本映画製作者連盟が24日に発表。日本代表作品は申請のあった12作品から映画プロデューサーら7人の選考委員が選出にあたり、「万引き家族」に決まったという。今後は世界各国の出品作からノミネート作品が選ばれ、来年2月に受賞作が決定する。「アカデミー賞の本番で同部門にノミネートされるのは世界各国の映画の中からわずか5本の狭き門。日本の作品では08年にノミネートされ日本作品で初の栄冠を獲得した『おくりびと』(滝田洋二郎監督)以来、本番5枠にノミネートされた作品はありません」(映画ライター)さらに「アカデミー賞」のノミネート枠に残った場合、「万引き家族」には「おくりびと」以上の快挙が期待されているというのだ。「日本映画でパルムドールを獲得したのは5作品あります。そのうちアカデミー賞の外国映画賞部門を受賞したのは、1954年に『名誉賞』の1つとして外国映画が表彰された『地獄門』(衣笠貞之助)のみ。『外国映画賞』という単独の賞になってからのパルムドールとの二冠獲得となれば、史上初の快挙です」(映画担当記者)歴史的な快挙を達成した場合、日本中でフィーバーが巻き起こりそうだ。
2018年08月27日