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●『沈黙の艦隊』は「すごくありがたい産後の第一歩に」昨年第3子を出産し、子育てに奮闘しながら仕事も両立させている上戸彩。2月9日には報道ニュースキャスターを演じたAmazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1~東京湾大海戦~』が配信される。上戸にインタビューし、「すごくありがたい産後の第一歩になった」という本作への思い、3児の母となった今の仕事への思いなど話を聞いた。1988~96年に『モーニング』(講談社)で連載された大ヒットコミック『沈黙の艦隊』(作・かわぐちかいじ)を原作とし、大沢たかお主演で実写化され昨年9月に公開された映画『沈黙の艦隊』。Amazon Originalドラマでは、海江田四郎(大沢たかお)率いる独立戦闘国家「やまと」が独立を宣言する劇場版の物語に加え、東京湾で勃発する大海戦というクライマックスまでを描く。上戸は、「作品自体は30年前のものですが、今の時代に問いただされているかのような内容で、すごく大事なものを伝えてくれている気がします」と本作の魅力を述べ、「世界の平和」について考えるきっかけになればと期待する。「平和の形は人それぞれだと思いますが、この作品を見て、そういうニュースに耳を傾けたり、他人事とせず身近なものに感じたり、そういうきっかけになったらいいなと。立ち向かうということが皆さんにとってどういう選択になるかはわかりませんが、何か行動に移すことが広がっていったらいいなと思います」○人に喜んでもらいたいという思いが原動力に上戸が演じたのは、大沢演じる海江田を追う報道ニュースキャスター・市谷裕美という、映画・ドラマオリジナルのキャラクターで、この役にとてもやりがいを感じたという。「市谷は視聴者の気持ちを代弁しているかのような、30年という時差を感じさせない重要な役だと思うので、そういう役を演じさせていただいてありがたいなと思います」市谷を演じる際には、「訴えかける心の強さ」を意識したそうで、「市谷が原稿を無視して自分の考えを訴えるところは私もすごく好きですが、報道キャスターはああであってほしいなと思います」と語る。上戸自身は、自分の意見をしっかりと主張する市谷とはタイプが違うようで、「私は自分がこうしたい、これを訴えたいというのはあまりないんです」と明かす。「私は1人でも多く笑顔になって平和になるにはどう動いたらいいんだろうと考え、みんなが求めているものを察知しようとするタイプ。媚を売っているわけではなく、そこに自分の意思が全くないわけでもないですが、何が一番みんなが喜んでくれるかなというのを軸に仕事をしているので」昔から、人に喜んでもらいたいという思いが原動力になっているそうで、「この仕事に就くことが夢ではなかったので、事務所の社長が喜んでくれることが目標でしたし、母親に家を買いたいという夢だけでやっていて、それは叶いました」とにっこり。○育児中心の生活で「保守的になって等身大の役を選びがちだった」女優業も、演じてほしいと思ってもらった役を演じたいという思いだが、『沈黙の艦隊』の市谷役は自身にとって挑戦的な役になったという。「最近は育児が中心で、そんな中でもできるお仕事となると、どうしても保守的になって等身大の役を選びがちでしたが、市谷は久々に社会派な作品で真面目な役で、私にとってはすごくありがたい産後の第一歩になったなと思っています」映画が公開された後に、完全版の連続ドラマを配信するという新しい試みについてはとても驚いたという。「ドラマの撮影中に映画化が決まったので、『えー!?』ってびっくりしました。そんなビッグプロジェクトに参加させてもらい、ありがとうございますという感じでした」●「3人目にして育児にやっと慣れてきた」 心境の変化も上戸は、1997年に母親が応募した「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞したことをきっかけに芸能界に入り、2000年にドラマ『涙をふいて』で女優デビュー。その後、数々の作品に出演し、結婚・出産後も仕事と家庭を両立させ活躍しているが、今の仕事に対する思いを尋ねると「感謝でしかないです」と答える。「若い時は、結婚して子供を産んだら仕事を辞めてお母さんになるんだと思っていましたが、今はお仕事がないと育児もこんなに楽しめてないだろうなと。仕事があるから育児も貴重なものであり、大切な時間に感じるし、育児でいっぱいいっぱいだから、あんなに家を出る時に自分ってうれしいんだなって思います(笑)」昨年第3子を出産してから、父親、さらに兄の妻にも協力してもらいながら子育てしているそうで、「両立というか、手を借りないと無理です」と助っ人たちに感謝する。「手が足りなくなって、3人目にして私の父親・じいじと一番上のお兄ちゃんのお嫁さんにも手伝ってもらっているんですけど、3人目が生まれなかったらこんなにみんなが集まることもなかっただろうなと。家族が集まる時間が増えたので家が賑やかです。みんな明るく助けてくれて、私も家族に会えてうれしいです」○忙しい10代、20代があったからこそ「母親業が一番と言い切れる」年齢を重ねてきて仕事への思いなど変わってきたことはあるか尋ねると、『沈黙の艦隊』のように等身大ではない役を演じてみたいという思いが芽生えてきたと明かした。「スムーズにできるお仕事を選んできましたが、重い作品や、自分に課題を与えられるような難しいものにそろそろ挑戦していきたいなと。家庭と仕事のメリハリをつけたくなってきたかもしれません」そう思うようになったのは第3子が誕生してからだという。「3人目にして育児にやっと慣れてきたのかなと。いっぱいいっぱいですけど、人に甘えて任せられるところは任せられるようになって、切り替えができるようになった気がします」信念を持って行動する市谷のようにブレずに貫いているものを尋ねると、「育児が一番と言い切れるところ」ときっぱり。「1人目の時からずっと同じ思いです。忙しい10代、20代があったからこそ、家族が一番、母親業が一番と言い切れますし、育児に集中させてもらえていると思います」そして、育児を第一にしながらも仕事が続けられている状況に改めて感謝。「仕事を与えてくださる環境があったり、自分の居場所を与えてくださるスタッフの方がいると、『ありがとうございます!』と思いますし、幸せだなと感謝しています」と述べ、「仕事をしている時は仕事に集中し仕事が一番ですが、スケジュールの中での優先順位は今は母業が一番。仕事が一番になるのはまだまだ先ですね。子供たちがみんな小学校に上がったぐらいでやっと少し変わっていくのかなと思います」と語った。●「まずはかっこつけないこと」 人に頼る大切さ語る今後の活動をどのように思い描いているのか尋ねると、「いい監督さんや、お仕事してみたいと思うスタッフさんに囲まれて、いい刺激を与えてくださる役者さんと共演させてもらって、という夢のような時間があったらいいなと思っています」と回答。『M-1グランプリ』で今田耕司とタッグを組みMCを務めている印象も強いが、「MCは『M-1』オンリーです。今田さんは13歳の時からお仕事させてもらっていて、今田さんがうまく導いてくださるから成立しているんです」と謙虚に話し、これからも女優として活躍していきたいと考えている。上戸のように子育てや仕事などに一生懸命頑張っている人たちへの応援メッセージをお願いすると、「私もキャパオーバーの中、必死に頑張っているので、『人はいっぱいいっぱいでも頑張れるぞ! 私いっぱいいっぱいでも頑張っています』という感じです」とほほ笑み、「かっこつけずに頼ることも大事」だとアドバイスを送る。「1人だとアップアップになって倒れてしまうと思いますが、自分の環境を丸ごと知ってくれている人たちにそばにいてもらって、家では仕事を把握した家族に支えてもらい、仕事場では家族を知っている人にサポートしてもらっているから、無理せず過ごせています。まずはかっこつけないことですね」最後にファンに向けて「映画館で見るぐらいのクオリティのものを、好きな時に家で楽しむことができるという貴重さと贅沢さを楽しんでほしいですし、何も考えないで見ても何かしら余韻が残る作品だと思うので、見終わった後に皆さんがどう感じたのか、私にお便りください!」とメッセージを送った。■上戸彩1985年9月14日生まれ、東京都出身。1997年に「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し芸能活動を始め、2000年にテレビドラマ『涙をふいて』で女優デビュー。2003年には主演映画『あずみ』で第13回日本映画批評家大賞 新人賞、第27回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞。以来さまざまな作品に出演し、近年の主な出演作にドラマ『半沢直樹』シリーズ(13、20)、ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14)、『アイムホーム』(15)、『となりのチカラ』(22)、映画『昼顔』(17)、『シャイロックの子供たち』(23)、『沈黙の艦隊』(23)などがある。スタイリスト:宮澤敬子(WHITNEY)ヘアメイク:猪股真衣子(TRON)衣装:ジャケット(SUGARHILL/林デザイン事務所)ワンピース (テラ/ティースクエア プレスルーム)ピアス 、ブレスレット 、リング 、ネックレス (4点、ソワリー)
2024年02月03日涼花さん(仮名・33歳)は、ビアガーデンで2歳下の大輝さん(仮名)と出会いました。夏休みに息子と夫の裕則(仮名)さんが2泊3日でキャンプに行っているあいだに、不倫関係になってしまったそう。ホテルで過ごした翌日、彼と一緒にいるところを、とある男性に目撃されてしまいます。それは、結婚前まで付き合っていた元カレ。その後、いったいどんな展開が待っていたのでしょうか。元カレに不倫がバレて…「映画館に併設されたカフェでランチをしている途中、大輝くんがトイレへ。そこで声をかけてきたのが、元カレの賢人(仮名)でした。“あれ、結婚相手じゃないよな?”と聞かれたので、“うん”と答えるしかありませんでした。すると、“ふ~ん”とどこか意味深な反応を見せ、大輝くんが戻ってくる前に去っていきました。そんなこともあり、映画にはまったく集中できませんでした。見終わって自宅に戻ったのが夕方ごろ。不安になった私は、賢人と連絡を取ってみることに。だいぶ昔にやり取りしたLINEを遡り、メッセージを送りました。すると、“ホテル街のほうから歩いてきただろう”と指摘され、完全に不倫関係がバレてしまっていました」元カレとの関係「賢人とは、私が結婚する前に2年以上付き合っていました。最後は“好きな人ができた”と言われ、一方的に私がフラれたんです。そのあと私は自暴自棄になり、男遊びに走った時期もありました。そんなときに出会ったのが、夫の裕則です。付き合い始めてすぐ妊娠したのをきっかけに、結婚しました。そんな経緯もあり、賢人にはどこか未練があったんだと思います。正直なところ、再会できたのが嬉しくもありました。不倫がバレて、“なにやってんだよ”と叱られても、悪い気はしませんでしたね」W不倫へと罪を重ね…「大輝くんとは連絡を取りつつ、それを賢人に相談するという奇妙な状態がしばらく続きました。二人の男性のあいだで揺れる自分に、酔っていたのかもしれません。しばらくして、再び大輝くんと会う約束をしました。それを賢人に告げると、“行くな”と言われ、“それなら俺と会え”と場所と時間を指定されました。私は大輝くんとの約束をすっぽかし、賢人を選びました。そして、予想はしていましたが流れのままにカラダの関係に。賢人もすでに結婚していたので、二股なうえにW不倫という関係になってしまったのです」人生の転落「賢人と関係を持ち、1か月ほど経ったころでした。深夜に賢人のアカウントからLINEが届いたんです。メッセージには“賢人の妻です”とありました。賢人の妻が私との関係に気付き、彼のスマホから連絡してきたのです。“こちらに連絡をください”とLINEのIDが送られてきましたが、私はしばらく連絡をためらってしまいました。すると賢人から連絡が来て、“離婚することになった”と。事態はあっという間に悪い方向に進んでいきました。私は慰謝料を請求されたので、夫に伝えないわけにはいきません。夫は愕然としていましたが、とりあえずは状況の把握に努め、事態の収束のために動いてくれました。しかし、夫婦関係に入った亀裂は、修復困難になっていました。不倫発覚から3か月ほどして私たちも離婚することに。私が定職についていないこともあり、親権も取れませんでした。私は、不倫により多くのものを失ってしまいました」“元カレとW不倫を重ねた昼顔妻の告白”をご紹介しました。人生を転落していくさまが、目に見えるようです。一度道を踏み外すと、もとの道に戻るのはなかなか困難でしょう。©mits/naka/PIXTA(ピクスタ)©kapinon/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月09日WOWOWドラマの真骨頂、いよいよ新シーズン突入!WOWOW『連続ドラマW フィクサーSeason2』特集 PR 公式サイト()2008年に「連続ドラマW」の第1弾として始まった『パンドラ』シリーズをはじめ、『白い巨塔』、『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』など数々のヒット作を生み出してきた人気脚本家、井上由美子。その井上が3Seasonにわたる大型オリジナルドラマシリーズとして描くのが『連続ドラマWフィクサー』だ。政界、財界、法曹界など、どこの世界の裏にも必ず闇があり、そして金や権力に興味のない人間はいない。金とそれに群がる人間たちの悲喜劇とその裏で人々を操る“フィクサー”の活躍を描いた本作は、3月から放送・配信されたSeason1がすでに大きな話題を呼んでいるが、いよいよ7月9日(日)からはSeason2の放送・配信がスタートに。今回は“冤罪”をめぐる法廷バトルの裏で、フィクサー=設楽拳一が暗躍する!“目の肥えた大人のためのドラマ”をテーマに製作されたWOWOWの真骨頂たる大型ドラマ、その新たな展開に注目だ!WOWOW大型ドラマ『フィクサー』Season2の見どころは?()Season2のキーマン、町田啓太にインタビュー!()冤罪に直面する男を熱演!町田啓太が語る逆境への立ち向かい方とは政界や財界を裏で操る黒幕“フィクサー”を主人公に、人気脚本家・井上由美子(『白い巨塔』『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』など)が世の中を操る“黒幕”を主人公に描くノンストップサスペンス『連続ドラマW フィクサー』。4月から放送・配信されたSeason1では、現役総理大臣の自動車転落事故を軸に、唐沢寿明演じるフィクサー・設楽拳一の暗躍で、次期総理大臣争いが決着し幕を閉じた。そして、先日よりついにSeason2の放送・配信がスタート。Season2では、政界に加えて法廷が舞台に。Season1で、設楽からのリークを得て総理転落事故の闇に切り込んだ若き新聞記者・渡辺達哉が今回、都知事の汚職事件を追及する中で、都知事の妻の傷害事件の犯人に仕立て上げられてしまう。達哉はこの苦境にどう立ち向かい、設楽はフィクサーとしてどう動くのか?そしてこの事件の裏には何が……?達哉を演じる町田啓太に話を聞いた。設楽拳一は魅惑的だけど、実際に近くにいたら怖い(笑)――渡辺達哉は権謀術数が渦巻く本作においては、確実に少数派の非常に正義感の強い男ですね。町田そこは大事にしていかないといけないポイントだなと思っています。正義感から来る行動力――それが時にちょっと行き過ぎちゃうところもありますが(苦笑)。Season2では、まさにその正義感をきっかけに、いろんなことに巻き込まれていくんですが、こんなに大きなことに巻き込まれて、こんなに大きな圧力がかかってきたとき、果たしてどうなるのか?もちろん、自分は正しいと信じていますが、その正義がねじられてしまうのか?演じていて楽しいこともありますが、しんどいという思いもありました。そこはSeason2のポイントでもあると思います。――斉藤由貴さんが演じる母との関係性も、達哉という人物像の大切な要素ですね。町田今回も(つらい状況の中で)ついつい見失ってしまうところもありますが、親子というところはすごく大事な部分ですし、家族のつながりはスペシャルだなと思いました。――斉藤由貴さんとの共演で印象に残っていることはありますか?町田斉藤さんとは(Season1で)「はじめまして」から始まったんですが、ふいに斉藤さんが携帯を持つのを忘れてその場から去ってしまったことがあったんです。単に忘れただけなんですが、役を通して見たときに「それ、いいですね!」となりました。ちょっとおっちょこちょいで「大丈夫?母ちゃん……」となるような母ちゃん像が生まれた瞬間がありました。そういうお母さんだからこそ、達哉も「守らなきゃ」、「母さんのために強くあらねば」と思えたと思いますし、斉藤さんが演じたからこそ、いろいろと役を膨らませてもらったシーンがたくさんありました。毎回、思わぬやりとりがありましたね。――記者から容疑者へとSeasonをまたいでガラッと立場が変わりますが、そうした中でも一貫して持ち続けている、達哉という人物の軸となるような部分はどんなところですか?町田先ほどもお話しした正義感はもちろんですが、真相、真実を明らかにしたいという強い気持ちはブレずに持っていなくてはと思っていました。それはSeason1、2もそうですし、Season3でもそうですね。――設楽拳一という男は町田さんから見て魅力的ですか?町田視聴者として言わせていただくと魅力的ですが、実際に近くにいたら怖いですよね(笑)。それでもどこか魅惑的だなと思いますね。――Season2ではそんな設楽という人間の本質や苦悩、葛藤が少し見え隠れするようなシーンもありますね。町田そうなんですよね。Season1ではスーパーマンみたいなところがありましたが、Season2ではだんだんと人間味が出てくるというか……。それが本当なのか?それすらも嘘じゃないか?というところもあるんですが(笑)、そんな設楽の本音みたいな部分が見え隠れするのも今回の見どころだなと思っています。食事に連れて行ってくれた唐沢、とにかく話術がすごい――設楽を演じる唐沢さんの印象についてもお聞かせください。町田(設楽と唐沢の)共通点はたくさんありますが、特に話術のすごさは本当に共通する部分で、設楽が口にする言葉を唐沢さんも言いそうだなってドキッとしちゃうような部分もあって、すごいなと。どういう思考回路なのか……頭の中をのぞいてみたいですね。――撮影外でも唐沢さんと接していかがですか?町田普段からすごいですよ。一度、「おぉっ…!!」と思ったことがありました。Season1が放送になる時期に一度、みなさんと一緒に舞台挨拶に登壇させていただいたんですが、それまでは僕の中で、唐沢さんが冗談を言ったりするようには見受けられなかったんですよね。それは膨大なセリフを抱え、なおかつ、いろんなことを考えていかないといけないキャラクターということもあったんでしょうけど、僕にとっては、それが唐沢さんのパーソナリティだと思ってたんです。それが舞台挨拶で「え、そんなにも……!?」というくらい、話術でみなさんを楽しませていらっしゃって、どこまで本気でどこまで冗談なのか分からないくらいで、降壇して、僕はびっくりし過ぎて変な汗をかいていました(笑)。それで「すごかったですね」という話をさせていただいたら、唐沢さんが「だってさ、せっかく有観客で来ていただいて、楽しんでもらえなかったら意味ないじゃん。楽しんでもらいたいんだよね」と言いつつ、「あ、でも全員がすごい真面目なことを同じ顔してやっててもそれはそれで面白いね。あははは」って笑っていて、なんてユーモアに長けている人なんだろうと度肝を抜かれました。そこから、また何度かお会いする機会があって、人柄が本当に素敵なんですよね。一緒にいさせていただくと人間として勉強になりますね。――ご飯やお酒をご一緒する機会はあったんですか?町田させていただきました。藤木(直人)さんが舞台挨拶で「お寿司に連れて行ってもらって」という話をされていて「いいなぁ……」と心の中で思っていたんですけど、僕も連れて行ってくださいました。最高でした。本当にユーモアたっぷりで、でもハッとさせられるようなことをサラッとおっしゃって、少しだけ頭の中をのぞかせていただけた気がして嬉しかったですね。ずーっとしゃべられているんですよ(笑)。食べてないときはずっと!これだけで配信できそうだなと。絶対に公にはできないですが(笑)、至高の時間でした。――あらためて井上由美子さんによる脚本のどんな部分に面白さ、魅力を感じてらっしゃいますか?町田とにかくセリフが本当に素晴らしいな、面白いなと毎回思いますね。何でこんな会話が生まれるんだろうと思いますね。それから唐沢さんもおっしゃっていましたが、キャラクターが魅力的ですよね。全キャラクターが魅力的です。バックボーンなどを細かく説明するわけではないんですが、スーっと入ってくるし、誰が出てきても面白くて見入ってしまうところがすごいですね。このドラマは、欲深い人たちを描いている作品であり、様々な欲望がキャラクターに反映されていて、彼らがバトルさせられるわけですけど、どうやってこんなやりとりが生まれてくるのか不思議でならないです。――達哉以外の登場人物も含めて、このセリフの応酬、やりとりに震えたりしびれたというシーンがあれば教えてください。町田Season2で言うと、やはり唐沢さん演じる設楽と西田敏行さんが演じる(大物フィクサー)本郷のやりとりですね。唐沢さんと西田さんのおふたりが演じてるからこその部分もあると思いますが。あとは設楽と小林薫さんが演じる民自党の須崎(Season2では幹事長)とのシーンも好きですね。お互いに引かないし、怖っ!って思いますよね(笑)。Season1での、昏睡状態だった総理が目覚めたと聞いて病院で繰り広げるふたりのやりとりも「すげぇ……」と思いながら見てました。戦う?折れる?自分だったらと置き換えて観てほしい――先ほど、本作を人々の“欲望”を描く物語とおっしゃっていましたが、町田さん自身は欲望や野心といったものについてどう考えていますか?どちらも必要なものかもしれませんが、身を滅ぼすきっかけにもなりうることはこの作品を見ると強く感じます。町田善悪の判断を自分でちゃんとするしかないですよね、そこは。自分がそれをやって恥ずかしくないか?後ろめたくないか?それだけじゃないかと思います。良心がきちんとあれば、欲望があろうが全然かまわないと思いますね。――では、今回、達哉が陥るような危機的な状況や「もうダメかもしれない」という絶望にぶち当たったとき、町田さんはどのようにして自らを奮い立たせ、逆境に立ち向かうのでしょうか?町田「なんとかなる」と思うしかないですよね(笑)。実際、生きてりゃ何とかなります!もちろん、目の前で命にかかわるような、本当にどうしようもないことが起きたら、あきらめるしかないかもしれませんが、そういう状況でない限りは、どうにかなるんじゃないかと思います。――絶望に陥ったとき、わりとネガティブな思いをひきずるタイプですか?それともすぐ切り替えるタイプですか?町田どっちもありますね。ことの大きさ、状況、自分のコンディションや年齢にもよると思いますので、一概には言えないですが、そういうものも、過ぎ去って、後になってふり返ってみたら、だいたい美談か笑い話になってるものなんですよね。そうしていかないと人間って前に進めないからかもしれませんが……。だから大丈夫ですよ。僕もそうやってきたし、そうしないといけない。何とかなるんです(笑)。――あらためてSeason2の見どころを教えてください。町田渡辺達哉の立場で言わせてもらうと、こういう不条理な状況に置かれたとき、「自分だったらどうする?」と考えてもらえたらと思いますね。戦えるのか?それとも折れてしまうのか?自分に置き換えて楽しんでいただければと思います。――Season2の終盤には、さらに驚きの展開が待っていますね。町田おそらく、みなさんの想像は超えてきますので、ただただお楽しみに(笑)!何が起きてどうなるのか? 僕自身、台本が上がってくるのをすごく楽しみにしていたし、読みながら「ウソだろ!」と思うこともあり、楽しかったです。何がどうなっていくか全く予想できないストーリーで、まだまだこのキャラクターたちの魅力が増していきます。――達哉にもさらに大きな変化が訪れますね。町田僕は達哉のこと自体は、わりと早い段階で聞いていたのですが、観た方はびっくりするでしょうね(笑)。「早く次を見せてくれ!」となると思いますが、ぜひSeason1からもう一度、観返して楽しみにしてもらえたらと思います。さかのぼって観てみると、見え方がだいぶ変わってくると思います「だからこのカットがあったのか!」、「だからこんな表情をしてたのね」という部分も多いので、余すところなく楽しんでいただければと思います。取材・文:黒豆直樹撮影:川野結李歌ヘアメイク:Koheyスタイリング:石川英治(tablerockstudio)<番組情報>WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season2』Season2:日曜午後10時 放送・配信<全5話>【無料配信中】・『フィクサー Season1』WOWOWオンデマンドにて全5話配信・『フィクサー Season2』無料配信:8月10日(木)午後4:59まで WOWOWオンデマンドにて第1話配信出演:唐沢寿明町田啓太、江口のりこ、小泉孝太郎、要潤、真飛聖、斉藤由貴西田敏行(特別出演)/石黒賢、富田靖子、内田有紀、鈴木保奈美、小林薫脚本:井上由美子企画・プロデュース:青木泰憲監督:西浦正記、池辺安智音楽:得田真裕プロデューサー:村松亜樹、髙田良平、黒沢淳制作協力:リオネスぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント町田啓太のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!ぴあアプリでは町田啓太のアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=30f18de8-ce9d-4e60-afcb-0a5a252b4ed9&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。WOWOW大型ドラマ『フィクサー』Season2の見どころは?()Season2のキーマン、町田啓太にインタビュー!■WOWOWオンデマンド「連続ドラマWフィクサー」特集ページ番組公式Twitterもチェック!→ @fixer_wowow()Text:黒豆直樹.spNews__sns {padding: 0 24px;margin-top: 16px;height: 30px;}.spNews__pr {padding: 0 24px;margin-top: 24px;}.spNews__pr__button,.spNews__sns__button a {padding: 5px 6px;color: #A6A6A6;border: 1px solid #A6A6A6;width: 10%;font-size: 1.2rem;} .spNews__link {margin-top: 16px;padding: 0 20px;}.spNews__link__btn {width: 48%;min-height:42px;display: inline-block;vertical-align: top;margin: 0px calc(1% - 1px);border: 1px solid rgb(0, 112, 192);border-radius: 5px;background-color: rgb(0, 112, 192);box-sizing: border-box;} .spNews__link__btn p{border-radius: 5px;}.spNews__column {padding: 0 24px;} .spNews__column * {padding-right: 0;} .spNews__column .spNews__link__btn {width: 100%;}.spNews__column:after,.col:after {content: "";display: table;clear: both;} .col {display: block;float: left;width: 100%;}.span_1 { width: 8.33333333333%; }.span_2 { 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2023年07月03日既婚者のみな実さん(仮名・33歳)は、年下の達樹さん(仮名)と出会って間もなく不倫関係に。行動の変化に疑いをもつ夫の目を欺くために、みな実さんはLINEを使って工作をして、バレないように不倫関係を続けたそうです。その後、どういう結末を迎えたのか話を伺いました。飲みに行った先でスマホを紛失「ある日、友人たちと飲みに行った先で、かなり酔っぱらってしまいました。それで帰りの電車で寝過ごしてしまい、遠くの駅まで行ってしまったんです。気づいたら深夜で、終電も過ぎている時間でした。さらにはスマホをどこかに置き忘れてきたことに気づき、慌てました。でも、かろうじて自宅の電話番号は憶えていたので、公衆電話から電話をかけることに。ところが、夫が出てくれません。それで仕方なく、今いる駅と、スマホをなくした状況など留守電のメッセージに残しておいたんです」不倫相手に迎えに来てもらうことに「途方に暮れながらも、再びバッグの中を確認したら、スマホが見つかりました。助かった…と胸をなでおろしながら達樹くんに連絡をしてみると、すぐに車で迎えに来てくれると言うので待つことに。そして待つ間、夫にも報告しておこうと思いました。このときLINEで連絡すれば良かったのですが、気が動転していたので自宅に電話をかけてしまい、スマホが見つかってこれからタクシーで帰ると、留守電にメッセージを入れたんです」実は留守電を聞いていた夫「30~40分ほどして達樹くんが車で迎えに来てくれて、自宅まで送り届けてもらいました。でも、部屋中を探しても夫の姿が見当たりません。おかしいなと思っていると、間もなく夫が帰ってきて、大変だったことを伝えると、“あぁ”と素っ気ない返事で…。実は、夫も留守電に入れた私のメッセージを聞いて、車で迎えに出ていたんです。だから、自宅に電話をかけても出るはずがありません。これが私の運命の分かれ道でした」駐車場で待ち伏せされて…「その一件からしばらくして、達樹くんと日帰り旅行を計画しました。その日は美術館に行った後に温泉に行き、夜には戻る予定でした。当日、美術館に着いて駐車場に車を停めると、誰かがこちらに近付いてくるのが見えます。よく見ると、夫でした。あまりの衝撃で、私は絶句…。“帰るぞ!”と言われて、私は強引に夫の車のほうに連れていかれました。達樹くんには“君には改めて連絡する”と言い、私はそのまま連れ帰られたんです。そして車中で、私が電車を乗り過ごした日、夫が駅まで私を迎えに来たとき、達樹くんの車に乗るところを目撃したのだそう。それでやっぱり怪しいと思った夫は、改めて私のスマホを確認し、消し忘れていたメールを発見。旅行の情報をつかみ、待ち伏せをすることにしたと言いました。不倫の証拠を握られてしまい、その後は離婚へと話が進みました。その後、夫からは慰謝料を請求され、達樹くんとの関係も終わり、私は全てを失ってしまったんです」“ひとつのミスで不倫がバレた昼顔妻の告白”をご紹介しました。ちょっとしたトラブルが、不倫がバレるきっかけになったようです。遅かれ早かれ不倫の発覚は免れることはできず、始めた時点でリスクがあることを覚悟しなければなりません。©Ippei Naoi/PHOTOGRAPHY BY BERT.DESIGN/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月11日ベストセラー作家・池井戸潤氏の小説を実写映画化した『シャイロックの子供たち』が公開された。東京第一の小さな支店で現金紛失事件が起きたことから、ベテランお客様係の西木(阿部サダヲ)は、同じ支店の北川愛理(上戸彩)と田端洋司(玉森裕太)とともに、事件の裏側を探っていく。そこで突き止めた事実は、メガバンクを揺るがすとてつもない不祥事の始まりだった。今回は、銀行員・北川愛理を演じた上戸彩にインタビュー。ドラマ『半沢直樹』シリーズにも出演していた上戸に、池井戸作品の魅力や、“金”に対する感覚、また仕事で心がけていることなどについても話を聞いた。○■若い頃から仕事をしていたからこそ、お金にシビア――上戸さんは『半沢直樹』にも出演されていましたが、池井戸作品にはどのような魅力を感じていますか?「半沢直樹」も一見男社会のドラマなんですけど、自分も心の中で一緒に「倍返しだ」と叫んでしまうくらいメラメラしちゃう。今回の『シャイロックの子供たち』では「金か、魂か。」というテーマがありますが、自分だったら魂を取りたいし汚いお金は触りたくないけど、実際に大金を目の前にしてしまったら、汚いものに見えなくなるんじゃないかと思ってしまいました。自分は銀行の世界は全然知らないはずなのに、人間ドラマがしっかり描かれているので、ドラマの中に入り込めたのかもしれません。自分が幼い頃から「お金が怖いもの」だということも感じて生きているし、お金で変わってしまう人も見ているし、他人ごとじゃなく迫ってくるものがあるのだと思います。――ご自身としては堅実な方でしょうか?12~3歳からお給料をもらって仕事しているので、シビアかも。逆にお金に目が眩まないように、お金を見ないようにしてます。あんまり物欲もないし、気にするのは生活費くらいです。――今回は撮影中も人見知りな方たちの中でムードメーカーだったとうかがっています。「恥ずかしい」という気持ちで人見知りになってしまうのは、損してるなと思うんです。自分に対しても「そこで恥ずかしがらなくていいのに」と感じたりして。でも、以前は私も誰よりも恥ずかしがり屋で、前に出ることや人と会話することが苦手で、自分の気持ちを言葉にすることができませんでした。ラジオ番組で鍛えられたことによって、「自分がしゃべらないと伝わらない」と考えるようになりました。今回は、玉ちゃん(玉森)もかなり人見知りだったので、撮影現場に入った時にスタッフの方に「今日、玉ちゃんどうですか? しゃべってます?」と尋ねて、「誰ともしゃべってません」と言われると、「よ~し、今日もいじり倒してやる!」みたいな感じで(笑)。私自身は、そうやって、人から引き出すのが好きですね。自分が殻を破れるようになったので、人の殻を破りたくなっちゃう。なにせコロナ禍でがっつり会話できなかったので、本当はもっとしゃべりたかったです。――阿部さんについてはいかがでしたか?阿部さんはもう百戦錬磨ですから。しょっちゅうブラックジョークをはくんですけど、私はそういうのが大好きなので、ツボでした(笑)。玉ちゃんはそれを苦笑しながら聞いていて、バランスがうまくとれた3人だったと思います。個性派な役者さんが多かったので、私はあまり役に色をつけないようにすることで、リアリティを出せたらと意識していました。玉ちゃんが演じた田端も、台本ではもうちょっとチャラチャラしてるイメージがあったんですけど、玉ちゃんがあまりにも真面目すぎるので、真面目な役になっていたし、そこが作品にとって良かったですよね。たくさんの人が出てるのに、ちゃんと一人ひとりの人間ドラマが見ている人に伝わっていることが奇跡的なくらい、みんなの心情がちゃんと描かれていた作品だと思います。試写を観終わったときには、阿部さんと「けっこう出てたなあ」「わたしたち出てましたね」と言い合ったんですが、実は最初お話を受けた時は出番がもっと少なくて。最終稿でシーンが増えて、3人でお話を回していくっていう形になり、自分でも「こんなに出てるんだ」と驚きました。○■仕事のプレッシャーも後悔しないように――上戸さんは仕事をする上で、そうやってコミュニケーションを大事にされているのでしょうか?昔は自分のセリフや役でいっぱいいっぱいで、とにかく「目の前の仕事を終わらせる」という気持ちだったんですが、今は「現場を楽しむ」ことを大切にしています。作品や役はもちろんのこと、それ以上に「この人と仕事してみたい」という気持ちも大きく、ご縁を大事にしたいなと思っています。今、私には家族がいるので、家庭に響くくらいの作品だと、自分自身の心がついていかなくて。どうしても「今の自分にこの役はできるか。現場に迷惑かけてしまうのではないか」と考えてしまう。だからスケジュールや役作りを考えつつ、今回は阿部さんや池井戸さん、松竹さんとのご縁に惹かれて、自分が胸を張ってやり切れると思って出演させていただきました。――作品の中では仕事のプレッシャーを感じている人がたくさん出てきましたが、上戸さんもお仕事でプレッシャーを感じることはありますか?それはあります。特に主演を務める時は視聴率や数字は気になりますし、「主演」と聞くだけで冷や汗が出てくるぐらい、怖いものです。もちろん嬉しい気持ちもありますけど、全責任がかかってくるので……。――そういうときはどういう気持ちで乗り越えるんでしょうか?もう代わりがいないから、逃げ道がないんですよね。だからやるって決めたものに関しては、やるしかない。その上で、自分の中での限界100%以上のものを出しておけば後悔しないし、そこでもし結果が出せなくても「自分の実力と結果だったわけだからしょうがない」と、いつも乗り越えていました。もし誰かから何か言われたとしても「これが自分の精一杯の力だし」と言い張れるぐらい、限界で生きてたかなあ。「こうしておけばよかったな」と思っていたら、きっと後悔しちゃうけど、常に自分にあるエネルギーを使っていました。だからこそ、今は挑戦というよりも、縁を大事にする時期にあると思っています。――腹のくくり方がすごくて、かっこいいです。もう、これが自分だからしょうがないです!(笑)■上戸彩1985年9月14日生まれ、東京都出身。1997年に第7回全日本国民的美少女コンテスト 審査員特別賞を受賞し芸能活動を始め、2000年にはテレビドラマ『涙をふいて』で女優デビューし、2003年には主演映画『あずみ』で第13回日本映画批評家大賞 新人賞、第27回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞。以来さまざまな作品に出演し、近年の主な出演作にドラマ「半沢直樹」シリーズ(13年、20年)、ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14年)、映画『昼顔』(17年)などがある。
2023年02月22日奈緒がフジテレビ連ドラ初主演、さらに岩田剛典、田中みな実、永山瑛太といった豪華キャストを迎え、4月期の木曜劇場として「あなたがしてくれなくても」をドラマ化。セックスレスの夫婦を主軸に、「昼顔」制作スタッフが再タッグを組み、夫婦のタブーに切り込んだ30代の恋愛ドラマを描く。原作は、ハルノ晴氏による同名コミック(双葉社刊)。2017年から漫画雑誌「漫画アクション」にて連載を開始し、なかなか話題にしづらいセックスレスの問題に直球で切り込んだ衝撃作として大きな話題を呼んだ。特に30代~40代女性から圧倒的支持を集め、共感の声が相次いで寄せられた。2018年には電子書籍「めちゃコミック」の年間ランキング1位に輝き、現在9巻まで発売されているコミックは累計部数830万部(電子+紙)を突破。夫婦関係に悩む人たちの思いを代弁するかのようなヒリヒリとした会話劇、禁断の関係を予感させるハラハラしたストーリー展開で読者の心を掴んでいる。この度、その話題のコミックを木曜劇場枠にて映像化。メガホンを取るのは2014年放送の木曜劇場「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の西谷弘監督。平日の昼間に不倫に溺れていく男女の、決して許されない、でもあらがえない愛を描いた同作は視聴者の心を熱く燃え上がらせ、「昼顔」がその年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど社会現象を巻き起こした。今回、西谷監督をはじめ当時の制作スタッフが9年ぶりに木曜劇場枠に集結する。最も注目を集める奈緒を主演に迎え、岩田剛典、田中みな実、永山瑛太といったそうそうたる豪華キャストの競演が実現。今作では奈緒さんと永山さん、岩田さんと田中さんが、傍から見たら幸せそうな2組の夫婦を演じるが、押さえ込んでいた本音があふれたとき、夫婦の均衡は瞬く間に崩れ、彼らの関係は複雑にもつれていくことに。「あなたがしてくれなくても」というタイトルが暗示する4人の行く末とは…?愛を求めてさまよう30代男女の危ういラブアフェアが幕を開ける!奈緒&永山瑛太夫婦がレス歴2年の夫婦に。次第に関係はこじれていく今作の主人公は32歳のOL・吉野みち(奈緒)。建設会社の営業課で働き、平凡だが不自由ない生活を送っている。夫・吉野陽一(永山瑛太)とは結婚5年目で仲はいいが、ただひとつ、セックスだけが足りていなかった。気がつけばレス歴2年。毎晩同じベッドで寝ているのに陽一は決してみちに触れようとしない。「女としての魅力が足りないのかもしれない」という後輩のアドバイスもあって、派手な下着を購入してみたり、スキンケアしたりと努力を重ねるが、いつも期待外れの結果に終わってしまう。約束してもすっぽかされ、夫の愛を感じられずに過ごす日々。「このまま女として終わるのかなぁ」と漠然とした不安を抱えているうちに、夫婦の関係は少しずつこじれていく。一方の陽一はカフェで雇われ店長をしており、コーヒーには強いこだわりを持っている。人付き合いが苦手で接客には向かず、お店はあまり繁盛していない。人との関わりを避けて生きる陽一にとって、みちは唯一全く気を遣わずに一緒に居られる存在。自分のダメな部分も含めて優しく受け入れてくれる彼女のことをもちろん愛しているが、いざその場面になるとプレッシャーに感じてしまい、いつも適当にはぐらかして逃げてしまう。陽一はセックスレスでもいい夫婦関係を築けていると信じており、「性格もぴったり、仲も良い、一緒にいて楽しい。それって十分夫婦として成り立っていると思うんだよ」とみちに思いを打ち明けるが…。岩田剛典&田中みな実が理想の夫婦に。均衡は取れていたはずが…新名誠(岩田剛典)はみちの会社の上司。働きぶりは優秀で人当たりも良く、そのうえ端正な顔立ちのためひそかに社内のファンも多い。しかも愛妻家だともっぱらのウワサで、キャリアウーマンの妻・新名楓(田中みな実)に代わって家事もこなす。浮ついたそぶりは一切見せない。自立した女性がタイプで、楓はまさに理想の女性だ。ファッション誌という華やかな世界で生き生きと活躍する楓を献身的に支えることに生きがいを感じているが、新名もまた、誰にも言えない秘密を抱えていた。一方、楓はファッション誌の副編集長に就任したばかりのバリキャリ。自分磨きも怠らず容姿にも自信があり、周囲からは理想の夫婦だと思われている。いまがキャリアの正念場だとプレッシャーを感じており、プライベートを犠牲にして仕事に没頭する日々を送る。誠が献身的に支えてくれるからいまの自分があると感謝しているが、心に余裕がなく、誠をぞんざいに扱ってしまうことが多々ある。どんな時も優しく気遣ってくれる誠だが、夫婦で向き合う時間はほとんど取れておらず、彼の本音には気づけていない。あやうい中でも均衡が取れていたはずの2組の夫婦。ある日、夜の約束を陽一にすっぽかされたみちは、1人寂しく夜風を浴びながら缶ビールを飲んでいた。そこに偶然、誠が通りかかり、2人は肩を並べて飲むことに。するとみちは酔いに任せて夫とセックスレスであることを誠に告白してしまう。この日を境に、それぞれの夫婦が抱える問題が表面化していき、そして…。大ブレイク女優・奈緒がフジテレビ連ドラ初主演主人公・みちを演じる奈緒さんは、「ファーストペンギン!」(日本テレビ系/2022年10月期)で民放GP帯ドラマ初主演を務めた。フジテレビの連続ドラマには木曜劇場「Chef~三ツ星の給食~」(2016年10月期)以来6年半ぶりとなり、今作がフジテレビ連ドラ初主演作となる。夫役の永山さんとはドラマ「私は父が嫌いです」(NHK BSプレミアム/2015年3月)以来8年ぶりの共演で連ドラ初共演。また、岩田さん、田中さんとも連ドラ初共演となる。「もともと原作マンガを読んでいた」という奈緒さんは、「初めての皆さんと新しい作品を作れるのはすごく楽しみです」と期待のコメント。永山さんとの夫婦役に、「私たちの空気でお芝居させていただいた時、どういう夫婦になるんだろうと今からすごく楽しみにしています」と意気込みを見せる。岩田剛典、「ディア・シスター」以来8年半ぶりに木曜劇場出演みちの上司・誠を演じる岩田さんは、「三代目J SOUL BROTHERS」のパフォーマーとして活躍する一方、俳優としても精力的に活動中。フジテレビの連ドラには月9「シャーロック」(2019年10月期)以来3年半ぶりの出演となり、木曜劇場には連ドラ初レギュラー出演で話題を呼んだ「ディア・シスター」(2014年10月期)以来8年半ぶりの出演となる。「久しぶりにこの枠に帰ってきて、大人になったなと思う気持ちもあります」という岩田さん。「もしかしたらドロドロした部分もあるかもしれませんが、登場人物の誰かしらにすごく共感していただけるような内容になると思う」とアピールした。役者として飛躍する田中みな実が奈緒&岩田剛典&永山瑛太と初共演誠の妻・楓を演じるのは田中さん。俳優デビュー後、狂気を帯びた怪演で話題をさらった「M愛すべき人がいて」や、悲運の女性を演じた「最愛」などで鮮烈な印象を残した。フジテレビドラマには木曜劇場「ルパンの娘」シリーズ(2019年7月期、2020年10月期)、木曜劇場「モトカレマニア」(2019年10月期)、月9「ラジエーションハウスll~放射線科の診断レポート~」(2021年10月期)に出演。奈緒さんらとはいずれも初共演となる。「3年ほど前に電子コミックで読んでいた」という田中さんは、「話題に事欠かないドラマになると思います」と期待を込めて語っている。永山瑛太は「最高の離婚」以来10年ぶりに木曜劇場出演そして、みちの夫・陽一を演じるのは永山さん。いかなるジャンルの作品でも変幻自在に役柄を演じ分け、いまや日本の映画界、ドラマ界において欠かすことのできない希有な存在だ。月9「ミステリと言う勿れ」(2022年1月期)などの話題作に出演してきたが、フジテレビの木曜劇場には、離婚をめぐる男女が織りなすラブコメディドラマ「最高の離婚」(2013年1月期)以来10年ぶりの出演となる。永山さんは、「ドキドキハラハラしながら原作を一気に読ませていただきました。陽一という人は、おそらく世の女性の大半の方を敵に回すと思います(笑)」とコメント。「そういう叩かれ具合というのも、役者としては楽しんでいきたいですし、陽一にも心の中にいろいろ思いがあるわけで、そこが露呈されていった時に視聴者の方々に何を感じていただけるかなと期待しています」と語っている。木曜劇場「あなたがしてくれなくても」は4月13日より毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送(※初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2023年02月16日人気ドラマ『シャーロック』が映画化。映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が、ディーン・フジオカ主演で2022年6月17日(金)に公開される。ドラマ『シャーロック』映画化『シャーロック』は、2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、好評を博したミステリーエンタテインメントドラマだ。アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、現代の日本に舞台を置き換えてストーリーを展開。ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医・若宮潤一が、東京の様々な街で起こる11の事件を解決しつつ、唯一無二のバディとして絆を深めていくストーリーやテンポの良い演出で話題を呼んだ。映画では傑作長編「バスカヴィル家の犬」を題材に映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』では、誉獅子雄と若宮潤一の再会後、再びバディとして事件の依頼を受け始めた最初の事件を描く。モチーフとなるのは、シャーロック・ホームズ研究家やホームズファンたちの中でも、シリーズ史上最高傑作と呼び声の高い傑作長編「バスカヴィル家の犬」のストーリー。イングランド郊外の“魔犬の伝説”を基にした事件を描いたホラー調ミステリーを、日本を舞台にして映し出す。〈映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』ストーリー〉瀬戸内海の離島。日本有数の資産家が、莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家は死の直前、美しき娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼していた。真相を探るため、ある閉ざされた島に降り立つ獅子雄と若宮。二人を待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、犬の遠吠え。容疑者は、奇妙で華麗な一族の面々と、うそを重ねる怪しき関係者たち。やがて島に伝わる呪いが囁かれると、新たな事件が連鎖し、一人、また一人消えてゆく。底なし沼のような罠におちいる若宮。謎解きを後悔する獅子雄。これは開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか?その屋敷に、足を踏み入れてはいけない――。終わらない謎へ、ようこそ。ディーン・フジオカ&岩田剛典のバディが続投ドラマに続き、映画でもディーン・フジオカ、岩田剛典の2人が出演。バディとして難事件に挑む。誉獅子雄(ディーン・フジオカ)若い頃から不可解な事件や事象の謎を解いてきた天才である一方、一歩間違えば自身も犯罪者になりかねない犯罪衝動を抱えた危険な男。警察や個々のクライアントから舞い込む依頼の中から、興味のあるものだけを請け負う自由気ままなスタイルを貫いていて常に金欠。実家の誉家は名家だが没交渉となっている。名前は、「Sherlock Holmes」のイニシャルが由来。若宮潤一(岩田剛典)元々は都内の病院で精神科医として勤務していた青年。同僚の死亡事件で容疑者として獅子雄と運命的な出会いを果たし、容疑は晴れたものの国家試験のカンニングが明るみとなり失職し、獅子雄が部屋に転がり込んでくる形で仕事を手伝うことに。冷静で善良に見えるが、虚栄心も情熱も強い人間で傷つきやすい。名前は、「John Watson」のイニシャルが由来。劇場版新キャストも参戦劇場版の新キャストとして、『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』の新木優子、『孤狼の血 LEVEL2』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の村上虹郎らも参戦。また、続投キャストとして、佐々木蔵之介、山田真歩らも出演する。<劇場版新キャスト>蓮壁千鶴男(西村まさ彦)資産家 蓮壁家の当主。莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。死の直前、娘 ・紅の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼する。蓮壁紅(新木優子)資産家蓮壁千鶴男と依羅の娘 で美大に通う大学生。何者かに誘拐されるも無事に保護される。冨楽朗子(広末涼子)/冨楽雷太(渋川清彦)蓮壁家のリフォームを担当するリフォーム業者。夫婦でリフォーム業を行っている。蓮壁千里(村上虹郎)蓮壁家の長男で東京の 薬学部に通う大学生。 父・千鶴男の死をきっかけに実家に戻ってきている。捨井遥人(小泉孝太郎)大学准教授で地震の研究者。千里の元家庭教師で、今でもよく蓮壁家に出入りをしている。蓮壁依羅(稲森いずみ)千鶴男の妻。 車椅子での生活を送っている。馬場杜夫(椎名桔平)蓮壁家の使用人。執事として従順に仕える。<続投キャスト>江藤礼二(佐々木蔵之介)警視庁捜査一課長。 難事件に誉獅子雄をうまく乗せて捜査に乗り出させ、手柄を自分のモノにするどこか憎めない刑事。小暮クミコ(山田真歩)江藤の部下である刑事。監督は『容疑者Xの献身』『昼顔』の西谷弘監督は、『容疑者Xの献身』や『真夏の方程式』、『昼顔』も手掛けた西谷弘。「シャーロック」テレビドラマシリーズの演出も手掛けており、ドラマのスタイリッシュさに映画ならではの重厚感を加えた、見ごたえのある骨太な作品を期待できそうだ。主題歌はToru(ONE OK ROCK)がプロデュース主題歌は、新人アーティスト由薫(ゆうか)が歌う「lullaby」。プロデュースは、「ONE OK ROCK」のToruが手がけた。監督の西谷弘が「一人の登場人物の心の叫びで“レクイエム”」を制作してほしい、とToruに依頼。「由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました」とToruが語るように、切なくエモーショナルな楽曲となっている。【詳細】映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』公開日:2022年6月17日(金)出演:ディーン・フジオカ、岩田剛典、新木優子、広末涼子、村上虹郎、渋川清彦、西村まさ彦、山田真歩、佐々木蔵之介、小泉孝太郎、稲森いずみ、椎名桔平監督:西谷弘脚本:東山狭
2021年03月20日「昼顔~平日午後3時の恋人たち」を韓国でリメイクした「平日午後3時の恋人たち」から、2組のカップルの過酷で苦いラブロマンスを追ったスペシャル映像が公開された。結婚5年目の主婦ソン・ジウン(パク・ハソン)は、公務員の夫と平凡な日々を送っている。ある日ジウンは、向かいの家に引っ越してきたチェ・スア(イェ・ジウォン)から不倫のアリバイ作りへの協力を頼まれる。スアは最近この街に引っ越してきたばかりで、大手出版社代表を務めている夫、ふたりの娘と新築の一軒家で裕福な暮らし。だが、実は彼女は、平日の昼間に不倫を繰り返している、いわゆる“平日昼顔妻”だった。「幸せ」を守るためにスアの要求に従うジウン。その過程でジウンは生物教師のジョンウ(イ・サンヨプ)に出会い、次第にジョンウのことが脳裏から離れなくなり、やがて越えてはいけない一線を越えてしまうことに…。一方、スアも今までの相手とは違い、夫が挿絵を頼んだ画家ハユン(チョ・ドンヒョク)と本気の恋に落ちてしまう。許されない愛と知りながらも求めずにはいられない、4人の愛の行方は…?パク・ハソン&イ・サンヨプの“濃厚メロ”と、イェ・ジウォン&チョ・ドンヒョクの“激情メロ”が同時に展開するスペシャル映像。甘美な描写と詩的で美しいセリフの数々に感情が揺さぶられる映像となっている。「平日午後3時の恋人たち」はTSUTAYA先行でレンタル中。(text:cinemacafe.net)
2020年11月15日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週ご紹介するのは、’14年に日本で放送され、社会現象を巻き起こしたドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち』の韓国リメイク作です。■『平日午後3時の恋人たち』11月3日よりTSUTAYA先行でレンタル開始。DVD-BOX1/11月20日、DVD-BOX2/12月2日発売。価格/各1万4,400円(税別)。発売元/「平日午後3時の恋人たち」パートナーズ。レンタル販売元/PLAN Kエンタテイメント。セル販売元/ハピネット・メディアマーケティング主人公は結婚5年目の主婦で、公務員の夫と平凡な日々を送るソン・ジウン。ある日、向かいの家に引っ越してきたセレブ妻の不倫現場を目撃した彼女は、その女性からアリバイ作りのための嘘の証言を頼まれ、困惑します。しかし、その事件をきっかけに出会った男性こそ、ジウンの人生を一変させる教師、ユン・ジョンウなのです。それまでのジウンの生活は、子どもを望んでも夫から拒み続けられる日々。飼っている小鳥のことしか頭にない夫は、彼女のことを“サラン(小鳥の名前)のママ”と呼んではばからず、ジウンは夫への苛立ちや空虚な気持ちを必死にやり過ごしてきました。そんな彼女の乾いた心に一滴の潤いを与えてくれたのは、ジョンウの優しいまなざしと控えめだけど温かい笑顔。ジウンの彼への淡い気持ちは次第に激情へと変わっていきます。夫が自分に無関心だからと不倫をしてもいいわけではありません。でも、デート前に久しぶりに赤い口紅を塗るジウンの胸のときめきが痛いほどわかって……彼女の声で紡がれるナレーションや胸を突くセリフの数々に感情移入せずにはいられません!日本版を見た人もそうでない人も、純愛度高めの韓国版は一見の価値ありです。(C)channel A Based on the Japanese TV drana series, “Hirugao〜Love Affairs in the Afternoon〜”Produced by Fuji Television Network, Inc.(Written by: Yumiko Inoue)「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月09日韓国女性の間で爆発的人気を博したドラマ「平日午後3時の恋人たち」が、11月3日(火)よりTSUTAYA先行でレンタルがスタート。11月20日(金)からはDVDBOXの販売もスタートする。ソン・ジウンは結婚5年目の主婦。公務員の夫と平凡な日々を送っている。ある日、ジウンは向かいに引っ越してきたチェ・スアから不倫のアリバイ作りの協力を頼まれる。スアの要求に従うジウン。その過程で、ジウンは生物教師のジョンウに出会い、次第にジョンウのことが脳裏から離れなくなり、やがて越えてはいけない一線を越えてしまう――。本作は、放送チャンネル内(Channel A)ドラマ史上最高の視聴率を記録した、禁じられた愛ゆえに過酷で苦い大人のラブロマンス。2014年、日本で社会現象にまでなり、韓国でも話題だった「昼顔~平日午後3時の恋人たち」の韓国リメイクとなっており、不倫を題材にした<ときめき×悲しみ×共感>が詰まった作品だ。原作のストーリーに韓国ならではの情緒と感情が加わっている。出演には、3年ぶりにドラマ復帰をするパク・ハソンと、「あなたが眠っている間に」で人気を集めたイ・サンヨプ。2人が禁断の恋に落ち、トキメキいっぱいの濃厚な恋模様を繰り広げる。またそれとは正反対に、「30だけど17です」のイェ・ジウォンと「バッドガイズ-悪い奴ら-」のチョ・ドンヒョクは、沸き起こるように熱い感情がぶつかり合う激情メロドラマを披露。胸に響くセリフやナレーションにも注目だ。「平日午後3時の恋人たち」は11月3日(火)TSUTAYA先行でレンタル開始。(cinemacafe.net)
2020年08月21日「工くんは変装もせず、1人堂々と舞台を見ていました。きわどいシーンになると、ニヤリと顔をほころばせていたのが印象的でしたね」(観劇した女性客)5月14日、東京・下北沢にある小劇場を訪れたのは斎藤工(37)。ドラマや映画に引っ張りだこの斎藤がキャパ100人ほどの過激な舞台を見にきたのは“理由”があった。「実は、公演していた舞台の脚本を斎藤さんが書き下ろしていたんです。彼が演劇の脚本に挑戦するのは初めてです。大々的に告知をしていないため、ファンの間でも知っている人はごくわずかだったようです」(演劇関係者)公演を行っていたのは劇団『女々』という演劇ユニット。生々しい男女の情念を題材に扱うことが多く、一部の演劇マニアから“下ネタ演劇”と呼ばれ注目を集めている。「今回、上演していたのは『ドブ恋』と呼ばれる人気演目です。『日本の足を引っ張るドブの様な連中の、ドブの様な恋を描いた物語』をコンセプトに、実際にあった恋愛の話をオムニバス形式で描いています。18歳未満は入場禁止の過激な内容ですが、これまでに約1万人も動員してきた劇団の“看板作品”です」(前出・演劇関係者)舞台は複数の下着姿の男女が登場し、激しく絡み合うオープニングからスタート。そんななか、斎藤が脚本を担当したのは『ミスター・ベーション』という作品。あらすじはこうだ。若手俳優が自宅でビデオを観賞している途中に、交際中の彼女とその親友女性がやってくる。しかし彼女は仕事に行き、俳優と親友は2人きりになり……。観劇した女性客は顔を赤らめながら舞台を振り返る。「最後に浮気現場をスマートフォンで撮影していた彼女が、『知ってんだから。アンタがちょいちょい私の友達と浮気してるの。これSNSにアップしたらバズるよ』と俳優に詰め寄るシーンがありました。このセリフが妙に生々しかったんです。主人公の男性は俳優という設定ですし、『ドブ恋』は実際にあった恋愛をテーマにしています。この話は『本当に工くんの実体験では?』とドキドキしながら見ていました」(前出・目撃した女性客)ドラマ『昼顔』(フジテレビ系)で“セクシー俳優”としてブレークした斎藤。その名のとおり彼は並々ならぬ意気込みで、『昼顔』越えの18禁舞台脚本に取り組んでいた。演劇に詳しいライターはこう語る。「劇団で脚本・演出を手がける金沢知樹さん(45)と斎藤さんは、10年前に一緒に仕事をして以来の仲。斎藤さんはこれまでに何度も金沢さんの舞台を見に行っていたそうです。熱烈な『ドブ恋』のファンだった彼は、昨年5月に観劇した際に『俺に脚本を書かせてほしい!』と自ら志願したそうです。見終わった直後に『今から書いてくる!』と言って、その足で駅前のファストフード店で書き上げたのが今回の脚本です。また、パンフレットの写真も斎藤さん自ら撮影を担当していました。稽古の見学にも来る力の入れようで、『斎藤工が来てる!』と出演者の士気も上がったようです」さらに、斎藤には今回の脚本家デビューに込めた“熱い思い”があったという。「斎藤さんは俳優業のかたわらで映画の監督やプロデュースにも挑戦し、多方面に進出しています。親しいスタッフには『俳優以外の強みも作らないと、これから先は生き残っていけない』と語っているそうです。また売れっ子ながら過激な内容で物議を醸した映画『麻雀放浪記2020』にも出演するなど、強い反骨精神の持ち主でもあります。自ら過激な作品を発表することで、『規制だらけの世の中に一石を投じたい』という思いもあるのでしょう」(芸能関係者)斎藤は『CREA』4月号のインタビューで次のように語っている。《情報過多ないま、コンプライアンス問題等、表現の現場は過剰なほど管理されてきています。テレビで放送する時のことを気にして、犯人がシートベルトをして逃げたり》“孤高の表現者”として果敢に挑戦を続ける斎藤。果たして次はどんな作品を見せてくれるのだろう――。
2019年05月29日夏が暑いのは当たり前…とはいえ、今年の8月は例年以上にホット!そんな8月に誕生した男性たちは、やはりホット率高し!?圧倒的な熱と官能性を帯びるホットな色気男子たちに、8月生まれが多いのをご存知だろうか。ノーブルな無敵の色気男子、ディーン・フジオカ1人目の色気男子はディーン・フジオカ、8月19日生まれ。日本男性の枠に収まらないノーブルな色気を放つディーンさんは、どんな役にも気品と官能性を混在させられる無敵の色気男子。官能シーンも満載の『結婚』では、様々なタイプの女性を翻弄し、心と金銭を奪い去ってしまう結婚詐欺師に。女性にとっては“敵”とも言える役柄だが、あまりの華麗さと甘美な雰囲気に、「私も騙されたい!」と熱狂する女性が続出!?また、「IQ246~華麗なる事件簿~」では天才貴族に仕える執事にして眼鏡男子(重要ポイント)の男性に。変装をしてもセクシー、アクションをしてもセクシー、眼鏡をいじってもセクシー…と、てんこ盛りのセクシー攻撃で世の女性をとろけさせた。さらには、主演ドラマ「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」で究極の復讐ヒーローに。無実の囚人から一転、スマートな紳士となって華麗な復讐劇を繰り広げる展開に、さすがの色気で説得力をもたらしていた。だだ漏れが止まらない!?絶妙な色気男子、斎藤工2人目の色気男子は斎藤工、8月22日生まれ。素顔はおちゃめなのにだだ漏れる色気を止められない斎藤さんは、リアルでありながらも夢見心地にさせてくれる絶妙な色気男子。社会現象を巻き起こした「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」では、不倫愛を繰り広げる既婚の教師に。「オトナ女子」では、篠原涼子演じる主人公の年下ヒモ彼氏に。白衣姿が眩しい「医師たちの恋愛事情」では、院内恋愛に身を投じる外科医に。一歩間違えると不快感に転じそうな役柄ですら、ハラリとしがちな前髪も麗しく、端整な顔立ちの斎藤さんにかかると官能心をくすぐるものになる。それでいて、「そんなのありえない!」ではなく、ありそうかも?ありえないかも?いや、やっぱりあるかも?と絶妙なラインで色気を放つのが斎藤さんの技。池松壮亮演じる青年と複雑な関係性で結ばれていた『無伴奏』も、繊細な現実感とどこか浮世離れした感覚を同時に伴う官能シーンが話題となった。清潔感と美しさで“攻める”色気男子、松本潤3人目の色気男子は松本潤、8月30日生まれ。国民的グループ「嵐」の絶対的スターである松本さんだが、映像作品の世界では“攻めた色気男子”と化すことも。20代前半で出演した「きみはペット」では年上女性の家に住みつく“ペット”に。続く『東京タワー』では、専業主婦との不倫にのめり込む青年に。少女漫画を原作にした『僕は妹に恋をする』では、妹に異性としての恋心を抱く兄に。なかなかの禁断シチュエーションに挑み、ときには官能的な描写にも物怖じしない姿勢を見せてきたが、そのどれにも確かな清潔感を漂わせているのがさすがは“松本潤”だ。それは30代のいまも変わることなく、教師と教え子の禁断の関係を描いた『ナラタージュ』も、松本さんの清潔感溢れる色気が物語の美しさと密接な関係を築き上げていた。話題のシャワーシーンもずぶ濡れぶりが超絶美しく、やはり映像作品の松本さんは昔もいまも色気男子として“攻めている”。三者三様の色気を放つ男たちが、全員ホットな8月生まれなのは偶然?必然?暑い夏が終わる前に、彼らの熱に改めて触れてみるのも素敵な過ごし方になるかもしれない。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:僕は妹に恋をする 2007年1月20日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2006「僕妹」フィルムパートナーズ昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開© 2017フジテレビジョン東宝FNS27社ナラタージュ 2017年10月7日より全国にて公開© 2017「ナラタージュ」製作委員会結婚 2017年6月24日より全国にて公開© 2017「結婚」製作委員会
2018年08月27日上戸彩と斎藤工が共演、2014年夏に放送され話題となった人気ドラマを映画化、昨年全国公開され大ヒットした映画『昼顔』が、6月25日(月)今夜、本編ノーカットで地上波初放送される。フジテレビ木曜夜10時枠「木曜劇場」で2014年に放送された「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」は、夫を会社に送り出した後、家事をこなしながらも、平日の昼間に別の男性と恋に落ちる主婦“平日昼顔妻”を上戸さんが演じた、いわゆる“不倫”モノ。上戸さんが平凡に暮らす主婦だったが、パート先のスーパーで“昼顔妻”利佳子と出会ったことから、自らも“昼顔妻”になっていく紗和を演じ、紗和が不倫関係となる高校の生物教師・北野裕一郎に斎藤工、紗和を“昼顔妻”にしていくきっかけとなる利佳子に吉瀬美智子、利佳子の不倫相手・加藤修に北村一輝といったキャストを中心に禁断の恋の物語が描かれた。同作はその年の流行語大賞にノミネートされるなど、大きな反響を呼び映画化が決定。2017年に劇場公開されたのが本作となる。映画では紗和と北野の禁断の関係が明るみになってから3年後、2人は別れざるを得なくなり、紗和は夫とも別れて、海辺の小さな町で慎ましく暮らしていた。その町に彼女の過去を知る者は誰1人なく、オーナーの杉崎尚人が営むレストランでの見習いと狭いアパートを往復する毎日を過ごすなかで、北野の夢を見ることさえ既になくなっていた。一方、大学の非常勤講師となっていた北野は蛍に関する講演をある町で行うことになるのだが、運命のいたずらか再会を果たした2人は静かな逢瀬を重ねていく。そこへ北野の妻・乃里子が現れる…というストーリーが展開。映画版では上戸さん、斎藤さんのほか、紗和が働くレストランのオーナー・杉崎役で平山浩行、北野の妻・乃里子役で伊藤歩、そのほか黒沢あすか、萩原みのり、志賀廣太郎、三浦誠己、渋川清彦、松居大悟、中村育二といったキャストが出演。予期せぬ形で再会を果たしてしまう2人の運命の歯車の行く末は…!?映画『昼顔』は6月25日(月)21時~フジテレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開© 2017フジテレビジョン東宝FNS27社
2018年06月25日なりたい役になりきるように、なりたい人物のメイクを取り入れる。 人生を賭けて、大切なものを追いかけるロマンチシズム。「私」が「私」なまま、自らの運命を切り拓く。 フランス映画の女優たちは、そんな「心のままに生きる」という私たちの憧れを体現する存在。女性らしさや個性を味方につけるメイクを取り入れて、あのヒロインのチャーミングさを真似てみよう。 【1】Catherine Deneuve(カトリーヌ・ドヌーヴ) フランス映画界を代表する名女優といえば、この人。女王のような美しさと品格。 女優になるべくしてなった生粋のパリジェンヌ! movie ① Les Parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘 - 1964)「あなたをかくまって守ってあげるだから私を離さないで」「結婚したいことを恥とは思わないわ」「愛してるわ 愛してるわ 愛してるわ」フランスの港町シェルブールを舞台に、傘屋の美しい一人娘のジュヌヴィエーヴ(ドヌーヴ)が、戦争に行ってしまった恋人を待ち 続ける切ないラブストーリー。全編吹き替えミュージカルという新しい試みで、1961年のカンヌ映画祭で最高賞に輝き、カトリーヌ・ドヌーヴの名を世界に広めた出世作。フレンチジャズの名匠、ミシェル・ルグランが手がけるオーケストラの美しい音色とともに、色鮮やかなインテリアやファッションなど、製作から50年以上経つ今なお古びないおしゃれな世界観が楽しめる。監督:ジャック・ドゥミ/出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォほか 『シェルブールの雨傘』での役どころと、彼女のメイクとは? 傘屋の一人娘で、戦争に行ってしまった恋人を健気に待ち続ける主人公。恋人からも母からも愛される、女手ひとつで大切に育てられた可憐で華奢なお嬢さんという役柄のイメージもあり、淡いピンクやブルーなど、洗練されたパステルカラーのファッションが印象的。アプリコット系のチークやリップがピュアなお嬢さんのイメージを更に盛り立てます。リボンでヘアバンド風に結いあ げたガーリーなヘアスタイルも、まさに60年代!なスタイルです。 (右上から時計回りに)女性らしいやわらかなピーチカラー。ミネラルクリーミーチーク 07スマイリーコーラル ¥ 3,300 / MiMC、同ブランドのリップスティック N 203「プティ プリンセス」と合わせたいピーチカラー。クリーミィ ブラッシュ01「キトゥン」¥3,000(セット価格)/ポール&ジョー ボーテ、頬にも唇にも使える マルチペイントカラー。マルチペイントカラーズ 01ピンクポエム ¥3,000 /RMK(RMK Division)、同じキッカの「メスメリック リップスティック」 なら、色合わせには「26 ピーチペタル」がおすすめ。フローレスグロウ フ ラッシュブラッシュ 01バニータミー ¥3,000、ケース¥2,000/キッカ(カネボウ化粧品) 10代の娘役を20代前半で演じたドヌーヴ。この映画の撮影中、第1子を妊娠中だった(!)とは思えない、お嬢さんらしさはぜひ真似してみたいもの。ピュアさが引き立つ、ピンク系のチークと口もとがポイント。頬の高い位置を中心に広めにぼかして、同じ色のアイテムを唇にも指でつけてトーンを合わせましょう。リップとチークの色を同じピンクに揃えることで、 ピュアなかわいらしさが更にアップします! movie ② Belle de jour(昼顔 - 1967) 「パリには君を惹きつける何かがあるのか?」「あなたの愛は、肉体の悦びとは別なのよ」心優しい医者の夫とともに上流階級の暮らしを送りながらも、幼い頃のトラウマで夜の夫婦生活はなく、満たされない心から、昼間だけ娼婦になってしまう人妻を描いたドラマ。当時23歳だったカトリーヌ・ドヌーヴの体を張った演技が高じて、本作は1967年ヴェネツィア映画祭の最高賞を受賞。ドヌーヴにとって大女優としての第一歩となった作品でもある。また、ドヌーヴと親交のあったイヴ・サンローランが手掛けた衣装が抜群にエレガント!娼婦の館に通うドヌーヴのファッションにもぜひご注目を。監督:ルイス・ブニュエル/出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・ソレル、ミシェル・ピコリほか 『昼顔』での役どころと、彼女のメイクとは? 裕福な身でありながら、満たされない思いを抱え、昼間だけ売春婦になるセヴリーヌ(ドヌーヴ)。娼婦になっても、生まれながらの育ちの良さがにじみ出るエレガントな淑女の雰囲気は、生来の気品のある彼女が演じるからこそ。当時最先端だった、イヴ・サンローランの洗練されたファッションのシックな着こなしや目もとを強調するメイクもまた、60年代を代表するもの。ドヌーブの美しさがぐっと引き立つ目もとの華やかなメイクはやはり必見です。 (左から)一度塗りでふさふさのボリュームに。フィルムタイプながらたっぷりのボリュームを根本から。ラッシュ ボリュームマニア BK001 ¥1,400(編集部調べ)/ヴィセ リシェ(コーセー)、独自の折れ曲がるブラシが360°スイング回転。カールもボリュームもしっかりキープしてくれる。フルラッシュ マルチディメンション マスカラ ウォータープルーフ BK901 ¥3,800/SHISEIDO(資生堂インターナショナル)、弓型ブラシが根元からしっかり持ち上げ、ボリュームを与えてくれる。ヴィルトゥーズ ドラマ 01ドラマ ブラック ¥4,000/ランコム、美容液成分入りでケアしながら美しいまつ毛へ。ピュアフリーマスカラ ブラック¥1,797/ スカルプD ボーテ(アンファー) ナチュラルメイク全盛のいま、遊び心のあるたっぷりボリュームまつ毛も、新鮮で素敵です。大人のボリュームまつ毛は、クラシカルに、レディに仕上げましょう。トレンドのカラーアイシャドウとあわせて、レトロな雰囲気にしても◎。まつ毛の根もとから毛先までしっかりと、2度づけもおすすめです。 photograph:Yumiko Yokota[STUDIO BANBAN](item) / Aflo(scene)make-up advisor:Yoko Yoshikawaedit&text(cosmetic):Kaoru Tateishitext(movie,actress):Ayumi Nishitani[uzocoya] kiitos. vol.8より
2018年06月21日ついに、10月12日(木)今夜よりスタートする、浅野忠信と神木隆之介共演のドラマ「刑事ゆがみ」。この度、早くも来週19日(木)放送の第2話のゲストとして水野美紀と斎藤工が出演することが決定した。本作は、“犯罪者の心が読める天才適当刑事”弓神適当(浅野さん)と、“出世欲に燃える腹黒刑事”羽生虎夫(神木さん)の凸凹バディが難事件を解決する刑事ドラマ。来週放送の第2話は、うきよ署強行犯係の弓神が相棒の羽生らと共に、中学校の教師が襲われた強姦未遂事件の捜査をするというストーリーが展開される。水野さんが、自宅アパートで仮眠中に窓から侵入した男に襲われそうになった中学校教師・早杉千里役。また、この事件に関連する重要な人物を、斎藤さんが演じる。今回の撮影を終え、水野さんは「自分とは少し“ゆがみ”方が違う女性を、自分に重ね合わせて演じました」と話し、「浅野さんの暖かく重厚なオーラ、神木さんの軽やかさに同居する安定感。なんてなんて素敵なコンビ!と、密かに心はしゃいでおりました。とてもクリエイティブで、緊張しましたが、ワクワクする現場でした」と感想を述べている。また今回浅野さんと神木さんと初共演となった斎藤さんは、「浅野さんに憧れてこの世界に入ったようなもので、映画『バタアシ金魚』をはじめとする存在感は本当にすばらしいと思います。今回、テレビや映画というエンターテインメントも垣根を越えてトップランナーである2人が作品を盛り上げようとする姿に勇気づけられ、感動しました」とコメント。さらに、今作の演出を担当するのは、話題となった「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」や『昼顔』でもタッグを組んだ西谷弘。斎藤さんは「西谷組は緻密に準備をして、そこで固めたものを壊していくという映画的な現場なので、その空気を感じられただけで幸せです」と喜びを語り、「台本以上のものがその場で生まれてきたらいいなと思いながら、神木くんとお芝居をさせていただいて、そのグルーブを浅野さんが拾って下さって…。浅野さんの柔軟性と表現力を間近で体感し、笑いをこらえるのが大変でした」と撮影現場の様子も明かした。そして、演じる役については“事件に関連する重要な人物”とだけ明らかにされており「詳しい役柄は言えないのですが、『昼顔』より今回の役の方が自分に近いと思います。ある“熱い信念を持った、芯のある男”と若手刑事・羽生との戦いに注目していただければと思います」と見どころを語った。「刑事ゆがみ」は10月12日(木)より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2017年10月12日今年6月10日より全国公開され、興収23億円超えの大ヒットを記録した上戸彩×斎藤工の映画『昼顔』が、Blu-rayとDVDとなってクリスマス直前の12月20日にリリース決定。上戸さんと斎藤さんから、喜びのコメントが到着した。代表作の1つとなり、女優としてさらなる新境地を開くべく、この映画化にも並々ならぬ覚悟で挑んだ上戸さんは、「綺麗なロケーションで過ごした、北野と紗和の愛の物語がスクリーンを超えて、皆様の手元へ届くと思うと、子どもが巣立って行くような不思議な気持ちになります」とコメント。「私にとって紗和との思い出は、宝物です」と、万感の思いを語る。また、妻がありながら紗和と愛し合った北野を演じた斎藤さんは、「撮影現場ではとにかくキャスト・スタッフ仲が良かったのを覚えています。和気あいあいとしながらこの作品が描くモノに集約した緊迫感をそれぞれが意識していました」と、撮影の様子をふり返る。「テレビシリーズのころの様に『昼顔』の世界観と観た方々の価値観を照らし合わせながら、お仲間方と様々な意見を酌み交わしていただきたいです。正解のない議題ですので。この作品を皆さんの心の棚にしまっていただき、時折、蛍に出会うかのごとく見直していただけたら幸いです」とメッセージを贈る。今回のBlu-rayとDVD豪華版には、上戸さん、斎藤さんと、メガホンをとった西谷弘監督が再集結し、自分の好きなシーンについて語る映像コメンタリーや、メイキング、特番、イベント集などの特典映像をたっぷり収録。また、ポストカード付きのブックレットも封入される予定。『昼顔』は12月20日(水)よりBlu-ray&DVD発売(同日レンタル開始)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開(C) 2017フジテレビジョン東宝FNS27社
2017年09月21日ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)は、アイコニックなシューズ「ベル ヴィヴィエ」の新作、また日本限定モデルを発売する。2017年8月30日(水)から9月5日(火)まで伊勢丹新宿店にて先行販売をスタートし、その後、全国のロジェ ヴィヴィエにて順次展開予定だ。「ベル ヴィヴィエ」は、フランス映画の代表作『昼顔』の主演女優、カトリーヌ・ドヌーヴが着用したバックルシューズ。「ラージスクエアバックル」が印象的な、ドヌーヴの「パリジャンスタイル」において鍵となるアイテムだ。今回、映画の中でドヌーヴの足元を飾ったオリジナルモデルに近いデザインの、「ラージスクエアバックル」をあしらった新作シューズが発売される。『昼顔』公開の1967年以来50周年に当たる今年、カンヌ映画祭ではリマスター版が公開され、ドヌーヴの「パリジャンスタイル」は現在においても人々を魅了し続けている。また、日本限定で発売される「ベル ヴィヴィエ」リミテッドエディションも登場。モンドリアン調のデザインに大胆なカラーリングを施した限定シューズは、ロジェ・ヴィヴィエがイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)のモンドリアン・コレクションに合わせてデザインしたことが原点となったバックルシューズの歴史と1960年代の空気感を彷彿とさせる。ロジェ ヴィヴィエは、期間限定ストア「ベル ヴィヴィエ - ザ パリジャン ビューティ(BELLE VIVIER - THE PARISIAN BEAUTY)」を2017年8月30日(水)から9月5日(火)まで伊勢丹新宿店本館1F=ザ・ステージにて開催。先述の「ベル ヴィヴィエ」リミテッドエディション先行販売、バックルシューズ最新コレクションの販売を行う。フランス人アーティストのジャン=ポール・グードによるインスタレーションとともに再現される3月パリコレクションでのプレゼンテーションスペースや、アーカイブからのオリジナルモデルの展示など見所満載のイベントだ。2017年9月2日(土)には、ロジェ ヴィヴィエ クリエイティブ・ディレクターのブルーノ・フリゾーニとアンバサダーのイネス・ド・ラ・フレサンジュが来場。フレンチスタイルアイコンでもあるイネスの「ベル ヴィヴィエ」を用いたスタイリングにも注目したい。【詳細】ロジェ ヴィヴィエ「ベル ヴィヴィエ」リミテッドエディション&新作・「ベル ヴィヴィエ」リミテッドエディション※全2型価格:93,000円+税 / 96,000円+税カラー:各2色(レッド、ブラック / ホワイト、イエロー)ヒール:4.5cm取扱店舗:全国のロジェ ヴィヴィエ※2017年8月30日(水)~9月5日(火) まで伊勢丹新宿店で先行発売、その後全国で展開予定。■イベント詳細期間限定ストア「ベル ヴィヴィエ - ザ パリジャン ビューティ(BELLE VIVIER - THE PARISIAN BEAUTY)」日程:2017年8月30日(水)~9月5日(火) 場所:伊勢丹新宿店本館1F=ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店1F・関連イベント:ブルーノ・フリゾーニ、イネス・ド・ラ・フレサンジュ来場日程:2017年9月2日(土) 14:00~15:00(予定)【問い合わせ先】ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパンTEL:0120-957-940
2017年08月10日ここ数年、すっかり視聴率が低迷しまったく打開策が見当たらないフジテレビ。かつては金看板だった「月9枠」を始めとした各ドラマも振るわない。 「7月クールの月9は山下智久(32)主演の人気シリーズ『コード・ブルードクターヘリ緊急救命』。以前のシリーズは高視聴率を記録しており、全話平均視聴率13・0%以上は取れるものと見込まれています。ただここ最近の月9は、全話平均2ケタに届かない有様。それだけに、局内でも『なんとか挽回を……』と今作にすがる声が大きいです」(フジテレビ関係者) ドラマ班が振るわない中、いま、勢いがあるのが同局の映画班だというのだ。 「製作に携わった邦画が、3月の公開作から立て続けにヒットしているんです。3月に人気少女コミックを実写化した『ひるなかの流星』、4月に人気コミックを実写化した『帝一の國』、6月には社会現象にもなったドラマの劇場版『昼顔』を公開。いずれの作品も邦画のヒットの基準となる興行収入10億円を楽々突破しています。『帝一』と『昼顔』は20億に迫る勢い。10月には新垣結衣(29)と瑛太(34)がW主演の卓球映画『ミックス。』が公開されますが、こちらもヒットが見込める作品です」(映画業界関係者) 好調の理由は局内での“対抗心”もあるというのだ。 「以前も人気ドラマを映画化した『踊る大捜査線』や『HERO』が大ヒットしていましたが、局内ではどうしても花形であるドラマ班の下の扱いでした。しかし、ドラマ班はいつまでもバブル気分が抜けず浮世離れしていた。それに対して映画班は『ドラマ班に負けるな!』と、このご時世に流行るテーマや出演者をきちんと分析して準備してきたんです。局内からは『まさか映画班が稼いで、ドラマ班が食いつぶす日が来るなんて……』と驚きの声も出ています」(別のフジテレビ関係者) ドラマ班の巻き返しなるか。
2017年07月09日最終回視聴率が14.8%を記録し、有終の美を飾ったドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)。その打ち上げが6月22日夜、都内のイベント会場で行われていた。主演の波瑠(26)をはじめ、東出昌大(29)などの出演者が続々と会場入りしていった。 「今回、波瑠さんは不倫に走る妻・美都を熱演して話題を呼びました。しかし美都の性格があまりに身勝手だったことで、視聴率が上がるにつれて波瑠さん自身にも批判が殺到する異常事態に。彼女は、かなり参っているようでした」(ドラマスタッフ) 20日、波瑠は自身のブログで最終回の結末について《どっちでもいいかな。自分とは関係ない夫婦のことだもの》とつづり再び波紋を呼んだ。それも彼女の“傷心”からくるものだったのだろう。だがそんな波瑠を支えてきたのは、他ならぬ仲間たちだった。 「スタッフや共演者は『批判されるのは、それだけ波瑠さんの演技力が凄いってこと。だから気にしちゃダメ!』と言って、彼女を励ましていました。東出さんが撮影に使ったピアノを弾いてあげたこともあり、彼女も癒されていました」(前出・ドラマスタッフ) 仲間に守られ、撮影を乗り切った波瑠。打ち上げでも終始、笑顔を見せていたという。 「波留さんや東出さんなどの挨拶があり、その後は抽選会が行われました。またモニターに爆笑NG集が流され、会場は大盛り上がり。視聴率がよかったせいか、終始、和気あいあいとした雰囲気でした」(参加者のひとり) 2時間半ほどで1次会を終えると、一行は近くの会場に移動。波瑠は6名のスタッフたちと談笑しながら、2次会の会場へと入っていった。 「今期のドラマ視聴率3位となり、局内では大喜び。同じく不倫妻系ドラマの『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)は映画化されましたが、『あなそれ』にも続編待望論が浮上。『昼顔』超えを狙うと息巻くスタッフもいますね」(テレビ局関係者) 苦しみながらも不倫妻を演じ抜いた波瑠。その努力は最後に報われようとしている。
2017年06月28日上戸彩と斎藤工が3年ぶりの共演で、再び道ならぬ恋に没入する映画『昼顔』が、4月のイタリア「ウディネ・ファー・イースト映画祭」に続き、6月17日の「第20回上海国際映画祭」日本映画週間にて公式上映。それに合わせて、主人公・紗和を演じる上戸さん、紗和と愛し合う北野を演じる斎藤さん、そしてメガホンをとった西谷弘監督が現地入りし、上海のファンから大熱狂の歓迎を受けた。映画『昼顔』は、社会現象ともなった2014年夏に放送された連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の3年後を描く続編。6月10日より公開され、平日に女性を中心とした観客が詰めかけ、公開8日間で動員67万6,000人、興行収入8億9,400万円(6月17日現在)を突破。海外では現時点で中国、韓国、台湾での配給が決定しており、海外の映画祭での高い評価を受け、アジアを中心に世界各国のファンや映画祭、配給元から「上映してほしい、ぜひ2人に来てほしい」とのリクエストが殺到しているという。そんななか、6月17日、「第20回上海国際映画祭」日本映画週間での公式上映にあわせ、上戸さん、斎藤さん、西谷監督が訪中。まず、浦東(プードン)空港に主演の2人が到着するや、待ち受けていた現地ファン500人以上が到着出口に殺到。本作のポスタービジュアルを用いた手作りうちわや横断幕で歓迎する熱狂ぶりに、上戸さん、斎藤さんは驚きながらもサインや写真撮影に応じ、まるで映画祭のレッドカーペットが始まったかのような熱烈な出迎えとなった。今回、本作が上映される「上海国際映画祭」といえば、毎年6月に開催。中国で唯一、国際映画製作者連盟公認の国際映画祭として、今年20回目を迎えるアジアで最も大きな映画祭の1つ。その公式上映に先立ち、上海オペラハウスではオープニングを飾るレッドカーペットアライバルが行われ、全世界から集まったメディア延べ300人が待ちわびる中、深紅のカーペットを上戸さん、斎藤さん、西谷監督が闊歩。途中、斎藤さんの持ったハンディカムビデオで撮影するなど、現地の盛り上がりを大いに楽しんでいた。終了後は、すぐに上映会場であるマジェスティックシアターに移動。舞台挨拶前には海外メディアに向けて、キャストたちへの囲み取材が行われ、現地メディアだけでなく、国内外から数多くの媒体が詰めかけ、本作に対する想いや役の心情などについて、さまざまな質問が投げかけられた。そしてメインイベントとなる舞台挨拶へ。上海でも2人の人気ぶりは凄まじく、本作の上映チケットは即完売。現地のSNS上ではチケットの譲渡希望で投稿があふれることになったとか。その熱狂は当日も伺え、1,200席の劇場があっという間に満席となった。司会者の呼び込みにより登場した3人は、ここでも熱烈な大歓迎ムードを受けた。割れんばかりの拍手と歓声の中、まず、上戸さんが中国語で「こんにちは、私は上戸彩です。今日はここに来れて嬉しいです。この映画がみなさまの良い思い出となりますよう願っています…シェシェ!」と挨拶。続いて、斎藤さんも中国語で「みなさんこんにちは、斎藤工と申します。今日上海に来ることができて、心から興奮しています。映画を通じ、日本と中国がもっと文化交流できることを願っています…シェシェ」と、それぞれ披露すると、会場はさらなる歓声と拍手に包まれた。上海は実に10年ぶり、ドラマ「李香蘭」の撮影で1か月半滞在していた以来という上戸さんが、「『昼顔』が映画になることは奇跡で、日本だけでなくさらにイタリアや中国にも届けることができるなんて、本当に奇跡だと思います。許されざる恋が、中国の皆さんの心に残ると嬉しいです」と真摯に語ると、斎藤さんも「このテーマの本作が日の目を浴びること自体が奇跡。でも映画は国境を超える手段です。この作品に込めた想いを、内側から感じてもらえることを祈っています」と応じる。そして、西谷監督も、「上戸さん演じる紗和と、斎藤さん演じる北野の内面を大事にして撮影しました。最早2人のドキュメントのような作品です。なので、イタリア・日本・中国とたくさんに方に迎えていただけて本当に感激しましたし、胸がいっぱいです」と、作品への思いと上映の喜びをコメント。また、上海は初めてという斎藤さんは、「とにかく映画に対するエネルギーと熱量がすごいですね。レッドカーペットのときは、日本のクリエイターたちと“日本代表”のように歩けたのがとても誇らしかったです」と力強く語っていた。その後、質疑応答が繰り広げられると、2人の仲の良さに現地のファンからは終始、歓喜の声が。最後に上海ファン代表から花束を受け取った上戸さんと斎藤さんは、一番の笑顔で集まったファンたちに感謝を述べ、大盛況のうちに舞台挨拶は終了した。舞台挨拶を終えた上戸さんは、「上海の方々はパワフルで、明るくて、温かくて。テーマがテーマなので、舞台挨拶はしんみりしちゃうかも、と思いましたがまったくそんなことはなく、『ウェルカム!』な感じがとても嬉しかった」と胸をなでおろした様子。「空港のお出迎えもすごくて…なぜか斎藤さんが警備の人に怒られていました(笑)」と言うと、「空港で警備の方に『お前がここにいるから人が集まる!』と怒られてしまいました(笑)熱狂的な歓迎、本当にありがとうございます」と斎藤さん。「日本とは違った予測できない皆さんの反応がとても新鮮だなと思いました。現場が終わってもなお、“終わらない”と思える『昼顔』という作品に出会えて良かったです。この作品に携わってきた期間は、本当に楽しかったし、幸せでした」と胸の内を明かすと、上戸さんも「ここで『昼顔』はひと段落ですが、また紗和たちに会いたいです」と感慨深げに語っていた。『昼顔』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開(C) 2017フジテレビジョン東宝FNS27社
2017年06月19日斎藤工は食虫植物のような俳優だ。以前、そう書いたことがある。食虫植物は、動かずじっとしていても、獲物がやって来て、それを確実に捕獲して生きていく。その植物なのに肉食という奇妙な感じを、斎藤工に重ねてみたのだ。というのは、彼は、申し分ないビジュアルをしている。いわゆるイケメンだ。一般的にはイケメン俳優と認識されていて、俳優として、わかりやすい演技の特性は未だ明らかにされていない。例えば、長谷川博己のように滑舌のいい発声をするわけではないし、香川照之のようにものすごく表情が豊かなわけでもない、堺雅人のように論理的に役や作品に関して分析することもあまりない(しているかもしれないが、それが一般に広く披露されることは少ない)、藤原竜也や小栗旬のように巨匠(蜷川幸雄)から学んだという後ろ盾があるわけではない。ましてや伝統芸能のように子供の頃から芝居しているわけでもない(ただ、父親が映像関係で、本人も映画がずっと好きで、映画制作に熱心であるということは語られている)。にもかかわらず、不思議な存在感で役を成立させている。現在公開中の映画『昼顔』のような恋愛ものから、シュールな世界を描いた『団地』(16年)や、時代劇コメディの『虎影』(15年)などで幅広い役を演じている。自然に役に馴染むというのが斎藤工の特性だと思ったとき、食虫植物が思い浮かんだのだった。○欲望を、無欲に演じる才能とりわけ、食虫植物の喩えが似合うと思うのが、『昼顔』の北野先生だった。2014年に放送されて話題になったドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で斎藤工が演じたヒロインの相手役・北野先生は、いわゆる、いまどきの草食系男子的なキャラクターだった。彼の人生で最優先されるのは、生物の研究で、それ以外のことをあまり構わない。でも、結婚はしていて(女性のほうが積極的だった)、ヒロイン・紗和(上戸彩)と不倫までしてしまう。この不倫劇が盛り上がって、視聴率も後半ぐいぐい上がっていった。北野先生の、草食系のような雰囲気を漂わせながら、動物的にやることはやっているという矛盾を、ごく自然に成立させているところが、斎藤工の巧みたるところであろう。まさに食虫植物である。今回、映画になった『昼顔』を見ていて、斎藤工は食虫植物だが、北野先生は昆虫だと感じた。よく、何を考えているかわからない人のことを、「あの人、昆虫のようだ」というが、そんな感じがする。北野先生は、昆虫の研究に余年のない人物で、映画ではホタルに夢中になっている。その一点に集中して他を見ず、ぶれないところが昆虫のイメージぴったりだ。北野先生の場合、昆虫に注がれていたエネルギーが、紗和に切り替わってしまったとしか思えない。眼鏡越しの、斎藤工の瞳も、虫みたいにギョロッとしている。ドラマ『フランケンシュタインの恋』の、死者蘇生させ不死身にした研究者・深志博士を演じているときも、同じ瞳をしていることに注目したい。ドラマ版で、妻の逆鱗に触れ、法的に別れさせられた北野先生と紗和が、3年後、偶然再会、再び燃え上がるというのが映画の概要だ。北野が夢中になるホタルが映画の重要なファクターになっている。まず、再会のきっかけがホタル。そして、ホタルは一夫一婦制なのか、という子供の疑問に、北野がそうではないと答えるのも皮肉だ。人間社会では、法や愛情という概念によってセーブされているけれど、そもそもの生物のオスとメスが結びつくのは、遺伝子を残すためだ。そのため、動物や昆虫は一夫一婦制などと一匹だけに操を立ててはいられない。真面目でおとなしい北野先生が、結婚しているにもかかわらず、紗和に夢中になってしまうのも、身も蓋もないが、こう思えばナットクできる。オスとしての刹那の人生を、斎藤工は過度な自己主張なく演じきっていた。そう、斎藤工は欲望を、無欲に演じる才能がある。彼があくまで淡々と、目の前の女性を愛する姿を演じているからこそ、生き物の無常観が立ち上るのだ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年06月18日「クランクインの日。北野先生(斎藤工)の声を聞いた瞬間、一気に3年前の紗和の感情に戻れて。復帰作がこの作品で本当によかったと思いました」 そう語るのは、女優としてのキャリアを着実に積み重ねるとともに、私生活では、’15年に母となった上戸彩(31)。’14年夏に放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』は、名実ともに彼女の代表作となった作品。その映画版『昼顔』(6月10日公開)で女優復帰をはたした。 「自分自身は、連ドラでやり切ったという思いがあったので、最初、お話をいただいたときは正直、気持ちがついていかなかった。でも、子どもも1歳になって、いろんな意味で環境が整って、今かな、と思って。とはいえ撮影前は、正直、不安のほうが大きかったです。それまでまったく子どもと離れたことがなかったですし。『昼顔』の映画が見たいと背中を押してくれた母とおばが、撮影期間中も全面的にサポートしてくれて、どうにか両立できました」(上戸・以下同) 泥沼の不倫劇の末、愛する人・北野との別れを誓ったヒロインのその後が描かれる本作。 「ドラマのときは、紗和の気持ちだけを感じて演じていましたが、映画は、北野の妻・乃里子の気持ちも一緒に感じちゃって。きっと紗和は、乃里子の思いも背負って生きているんでしょうね。私は、そういう人生はつらいし、歩みたくないです」 難役を演じきった心境は? 「女優という仕事の捉え方が変わりました。昔は、自分の人格じゃないものを演じる女優という仕事が大嫌いで。ウソつきって思っていたんです。でも今は、演じる意味やおもしろさみたいなものもわかってきましたし、いい意味で、みなさんの期待を裏切っていきたいと思います」 そして、仕事をする母としての覚悟にも大きな変化が。 「じつは私、出産後は、子どもが喜んでくれるような作品をやりたいと思ったことがありました。でも、こうして女優として復帰して、それは違うな、と。自分の仕事を子どもに胸を張って主張できることが何よりも大事だと思うんです。この映画はそれができる作品になったと思いますし、女優として一段上がることができたような気がしています」
2017年06月12日女優の上戸彩(31)が6月10日、主演映画「昼顔」の舞台挨拶に出席した。 上戸は共演した斎藤工(35)から「上戸さんが十字架を背負うことで、この作品は成り立っている」などとねぎらいの言葉をかけられると突如号泣。 斎藤から渡されたハンカチで涙をぬぐうもなかなか止まらなかったが、上戸は「『昼顔』との出会いは幸せでした」と感無量の面持ちだった。 「まるで、これまで溜め込んでいたものを一気に吐き出すかのようなガチ号泣でした。斎藤さんが絶妙なタイミングでハンカチを差し出せたのも、撮影時から2人が強い信頼関係で結ばれていたからこそできたのでしょう」(舞台あいさつを取材したカメラマン) 上戸演じる主婦が斎藤演じる教師と泥沼の不倫劇を繰り広げたドラマ版は、14年にフジテレビ系で放送され一大ブームを巻き起こした。 上戸は15年8月、EXILEのリーダー・HIRO(48)との間に第1子となる女児を出産。子育てと仕事を両立しながら映画版の撮影に挑むことになった。 「映画版は斎藤さんとの絡みがドラマ版よりも大幅に減りましたが、上戸さんが今まで経験したことがないほど“心身ともにボロボロになる役づくり”が求められました。そのため彼女は自分を相当追い込んできたといいます。そんな上戸さんを絶妙にサポートしたのが斎藤さんでした。舞台挨拶での涙には、彼への感謝の気持ちもこもっていたのでしょう」(映画業界関係者) 主要映画賞ではまだ“頂点”に輝いていない上戸。今作は「十分に映画賞を狙える演技ぶりだった」と太鼓判を押す声も出ているだけに、戴冠で歓喜の涙なるか?
2017年06月11日6月10日、映画『昼顔』がついに公開。2014年放送のドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)を見ていた人も多いことでしょう。上戸彩さん演じるヒロインの紗和は、平凡な主婦。ひょんなことから知り合った高校教師・北野(斎藤工さん)と、彼が既婚者と知りつつも不倫関係に陥ってしまいます。やがてその事実が明るみになり、二人は断腸の想いで別れを決意。映画には、恋人たちのその後が描かれます。◆浮気された妻の行動ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』では、いけないと思いつつ逢瀬を重ねる紗和と北野の葛藤だけでなく、北野の不倫を知ってエスカレートしていく妻・乃里子の言動も話題を呼びました。特に北野に対して「まさか、浮気なんかしてないよね。そんなことしたら私、殺すからね、相手の女」と言い放つシーンのインパクトは大きく、多くの方がゾクっとなったのではないでしょうか。乃里子は最終的に弁護士を挟んで話し合いの場を持ち、紗和に別れを迫ります。幸い殺すことはありませんでしたが、「二度と会わないこと」を約束させるのです。◆怒りの本質にあるもの誰だって、自分と一生を賭けて約束した“誠実義務”を反故にされたら、がっかりしますよね。さらに伴侶に対して怒りを感じる人もいるでしょう。この時の怒りとは「約束を破って心ない行動をした」、つまり「無分別への倫理的な怒り」です。ただ、乃里子のように怒りの矛先が伴侶に向きはするものの、それよりも不倫相手に対してずっとずっと強い怒りを感じるという人が多いんです。こういった怒りは「倫理的な怒り」ではなく、「家族を守るべきオスを失ったことへの怒り」です。ドラマで乃里子は紗和を「この泥棒猫!」と責め立てますが、こちらの言葉からも後者の怒りが大きいことがわかります。「家族を守るべきオスを失ったことへの怒り」が強い人は、往々にして別れを望みません。それよりも自分の目の前で、伴侶の口から「遊びだった。本気ではない。別れよう」と言わせ、「自分こそが本命であり、あなたはその立場になり得ないのだ」と不倫相手に知らしめたいという欲求が強くなります。それは、そうすることで溜飲を下げ、「家族を守るべきオスを取り戻した」と認識したいから。でも、本当に取り戻せたと言えるのでしょうか?◆見定めるべきこと妻が傷つくとわかっていながら裏切り、ケジメをつけるだけの本気を不倫相手に見せていない時点で、その男性は妻も不倫相手も愛していません。どう言い繕おうが、行動を見れば、結局、その場その場を楽しみたい「自分のこと」しか考えてないのがわかりますよね。さらに厳しいことを言うと、浮気している時点で、相手に対して誠実でい続けたいと思えるほどの「魅力を感じていない」んです。裏切られたときに、見定めるべきものは何か。お互いに、信頼関係を築くような付き合いができていなかったという現実を理解し、何が原因で裏切り行為が生まれてしまったかを分析することです。そして、今後どう向き合えば同じ過ちを繰り返さないのか、そもそも努力し続ける価値とやる気、そして愛情がお互いにあるのかを見極める必要があります。これらの点を徹底的に吟味して初めて、スタートラインに立てると言えるでしょう。◆まとめ傷心のときに必要なこと、ご理解いただけましたでしょうか。裏切りに対して罰を与えるのは当然のことです。ただ、罰して終わり、とはなりません。たとえ相手が「二度とやらない」と言ったとしても、それがあてにならない口約束ならば、許したところで何もしてないことと変わりません。何もしていない以上、相手の女性を退けようが浮気のリスクは無くならないのです。不誠実な自分を改善する具体策も出せないような相手の場合、一緒にいることが本当にあなたにとって幸福と言えるのかどうか。改めて、そこから考えるべきでしょう。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年06月11日俳優の斎藤工が10日、都内で行われた映画『昼顔』(6月10日公開)の初日舞台挨拶に、共演の上戸彩、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督とともに登場した。同作は2014年夏に放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の続編。”平日昼顔妻”として社会現象にもなった主人公・紗和(上戸)と、不倫相手の高校教師・北野(斎藤)は、ドラマ版の最終回で引き裂かれたが、映画で再び出会ってしまうこととなる。「『昼顔』に会って、役者として人生が変わったんじゃないかな」という斎藤。監督からは「色気とか艶とか、そういうものを一切排除すると宣言していただいて」と明かし、「カメラや周りの目線を意識しない人間にしていたのが北野なんです」と役作りについて語った。西谷監督は、斎藤について「かっこ良すぎる」と思ったものの、実際に会うと「すごくフラットで。佇まいがナチュラルだった」と語る。「もうこのままで、あんまり自己演出とかプランを立てないで、キャラクターは見る人に決めて貰えばいいくらいの気持ちで」と方向性を決めていったという。とはいえ、北野がかっこよくなかったら、紗和も惹かれないのでは?という意地悪な質問に、上戸は「きっと心で惹かれているので、もっとかっこ悪かろうが、臭かろうが、多分紗和は好きになってると思います」ときっぱり。すると斎藤は「臭さにも種類がある。酢の物系なのか、ボイラー室なのか、靴・部室系なのか……」と”臭さ”の方の話を広げ、周囲を笑わせる。上戸は「そういうクセがある方が、紗和は北野先生を余計に好きになってるかもしれない」と受け止めていた。終盤には、『昼顔』への思いが溢れ感極まって泣き出してしまった上戸にハンカチを差し伸べ、段差があれば優しくエスコートしていた斎藤。紳士な一面と、若干変態よりのネタでトークを盛り上げるお茶目な一面、そして役者として真剣に取り組む一面と、様々な面を見せ会場を釘付けにしていた。
2017年06月10日上戸彩が6月10日(土)、斎藤工らと共に主演映画『昼顔』の初日舞台挨拶に登壇。斎藤さんからの言葉にこらえきれず涙を流した。主婦と教師の不倫を扱い、大きな話題を呼んだ連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の劇場版。ドラマから3年後を舞台に紗和と北野の再会、その後を描く。この日は上戸さん、斎藤さんに、北野の妻を演じた伊藤歩、映画からの参加となる平山浩行、西谷弘監督が登壇した。ドラマから3年を経ての映画公開となったが、上戸さんは「この3年、しんどかったし、つらかった。(紗和として)不倫であること、これだけ苦しいものを背負わないといけなかった3年でした。それでもせめて、もう1度、紗和と北野に会いたいと思った」と「決して、もう2度と。せめて、もう1度。」という映画のキャッチコピーを引用しつつ、胸の内を明かした。そんな上戸さんについて、斎藤さんは「決して短くない時間をかたわらで過ごして、上戸さんの覚悟、背負ったものがあり、紗和として十字架を背負って、この作品が成り立ってると思った」と称賛。上戸さんは、紗和について「周りにどう思われても自分を貫く女性」と語ったが、斎藤さんは「現場での上戸さんは、それとは逆で、周りに尽くす方。一番大変な立場でこの作品を背負っているにもかかわらず、疲れているスタッフにも気さくに声を掛けていた」と明かし「みんなでここにたどり着けて幸せです」と語った。上戸さんは斎藤さんの言葉に思わず声を詰まらせ「不倫というテーマに対して毎日考えさせられました。今日で紗和とお別れするのが寂しいし、『昼顔』と出会えて幸せでした。たくさんの人に愛してもらいたい映画じゃないかもしれないけど、心に残る映画になれば」と語った。上戸さんが涙をぬぐうと一斉にカメラマンのシャッターが切られたが、上戸さんは「そういうとこばっかり撮らないで…」と苦笑。斎藤さんにハンカチが手渡された上戸さんは、後ろを向いて涙をぬぐう間、「工くんが脱ぎます」とこの状況でまさかの無茶ぶり!斎藤さんもすぐさまこれに応え「脱ぎます!」と上着を脱ぎ始めるなど、こんな場面でも2人の息はピッタリ!会場はまさに笑いと感動に包まれていた。『昼顔』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開(C) 2017フジテレビジョン東宝FNS27社
2017年06月10日女優の上戸彩が10日、都内で行われた主演映画『昼顔』(6月10日公開)の初日舞台挨拶に、共演の斎藤工、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督とともに登場した。同作は2014年夏に放送された連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の続編。”平日昼顔妻”として社会現象にもなった主人公・紗和(上戸)と、不倫相手の高校教師・北野(斎藤)は、ドラマ版の最終回で引き裂かれたが、映画で再び出会ってしまうこととなる。上戸について、斎藤は「一番大変な立場でこの作品を背負っているにもかかわらず、日々疲れきったスタッフの男の子女の子に気さくに声をかけたり、メイクをしてあげたり、服をあげたり。この人のエネルギーってすごいなと思いました」としみじみ。「普段もお母さんですし、いろんな大変なことはあると思うんですけど。現場に一切持ち込まず……」と語っていると、上戸は「なんでそんなに褒めてくれるの? 後でラブレターくれたらいいよ~。こんなみんなの前で。ありがとうございます」と照れた様子を見せた。改めて斎藤が「同じ船、みんなで辿り着けたことを幸せに思ってます」と振り返ると、上戸は「泣きそうになりましたね。触れないでくれないでほしいくらい」と苦笑。「(斎藤に)本当に支えてもらったんで……」と話しながら声が震え、その目には光るものが。カメラマンの激しいシャッター音に「そういうとこばっか撮らないでもらっていいですか」と声を震わせながら、可憐に抗議した。上戸が「そうやって、いい記事じゃない時にこの顔使うんだよね。わかってるんですけど」と不満を言うと、斎藤も「そういうとこあるよ!マスメディアというのは」と同意する。止まらない涙に斎藤が「さっき僕、お尻拭いたかもしれない」と言いながらハンカチを渡すと、上戸は「いい匂いです。ありがとうございます」と涙をぬぐった。改めて上戸は「本当にテーマがテーマなので、背負うものもたくさんありました。でも、紗和を演じることによって、仕事を通じて、すごく疑似体験させてもらったというか」と振り返り、「いろんな方の立場の考え方もあるので不倫というテーマについて毎日考えさせられた感じでしたね」と涙をぬぐいながらも話し続ける。「これからこの映画が独り立ちしてくれるのもすごく嬉しいですし、最高の現場だったので『昼顔』との出会いはすごく幸せでした」と語った。しかし止まらない涙に、上戸は「泣きやめないんだけど、斎藤さん……。そうですね、斎藤さんがちょっと、脱ぎます」と無茶振り。斎藤が本当に脱ぎだすと、上戸は「そこばっかり使ってもらえるね」と喜び、斎藤は「(上戸が)泣いてる姿の方が美しいんで、着ます」と服を着直した。これらの流れで涙の止まった上戸は「鼻水も止まりました!」と晴れ晴れとした顔を見せた。
2017年06月10日上戸彩演じる普通の主婦が、斎藤工演じる既婚男性と道ならぬ恋に溺れていく様子を描き、社会現象にもなったドラマの劇場版『昼顔』が、6月10日(土)より公開されます。熟成期間を経て、映画ではドラマの3年後を描く、芳香な大人のラブストーリーに仕上がりました。今回は、連ドラファンもうなりそうな見どころ、そして恋の行方を占ううえでも重要なポイントを3つにわけてご紹介します。映画冒頭で目にする、いまの2人の状況を示す1枚の合意書。3年前、道ならぬ恋に落ちた笹本紗和(上戸彩)と北野裕一郎(斎藤工)でしたが、2人は弁護士を交えた示談の後、別れざるを得なくなりました。夫と離婚した紗和は、誰も知らない海辺の街へ引っ越し、レストランで見習いをしながらひっそりと暮らしています。北野は大学で非常勤講師を務めていますが、ある日、紗和の住んでいる街で蛍に関する講演をすることになり、そこで2人が再会! 運命に引き寄せられた紗和たちは、再び逢瀬を重ねていくようになります。■切なすぎ! “蛍”が道ならぬ恋の行方を暗示ドラマと同様に、人気脚本家・井上由美子の熟達したストーリーテリングとモノローグにご注目。ドラマでは、北野の生物教師という役柄上、生物絡みの名セリフが多数登場しました。たとえば「昆虫は痛みを感じる必要がないぐらい命が短いから、痛覚がないと言われているんだ」といったセリフも話題になりました。映画では「蛍」が2人の許されない愛のメタファーとして使われています。再会後に2人がよく会う場所も、蛍のいる清流。「鳴かぬ蛍が身を焦がす」(口に出さずに心の中深くで、相手のことを思っていること)ということわざは、まさに2人の悲恋そのもの。闇夜でしか存在感を示すことができない光は、蛍の生態うんちくも織り込みながら物語を盛りたてていきます。たとえば日本の童謡の「ほたるこい」の歌詞「こっちのみずは、あまいぞ あっちのみずは、にがいぞ」も意味深に映画に登場。北野の講演に行くかどうかを迷っていた紗和は、“にがい水”があるとわかっていながら、あっちへ踏み出してしまうんです…。さらに、この蛍、クライマックスでも大活躍! そこは観てからのお楽しみということで。■禁断の恋なのにプラトニック!? でもエロティシズム漂う!最初は北野に会いに行くことをためらっていた紗和ですが、燃え盛る胸の炎を鎮められず、北野の下へ駆けつけます。2人は蛍のいる清流で何度も会いますが、そこでは“アンタッチャブル”なまま。抱擁したり、唇を重ね合ったりすることはなく、前半はプラトニックのまま物語が進みます。でも、お互いに心から求め合っている空気感がそこはかとなく漂ってしまう。プラトニックなやりとりだからこそ、じつにそそられるのは、ドラマから続投の西谷弘監督による演出の妙ですね。劇中で、上戸彩と斎藤工の手と手が絡み合う妄想めいたシーンがインサートされますが、こちらも手だけなのに、なんともいえないエロスが! 上戸の細い手と、その手を覆う少し武骨な斎藤の手のビジュアル的相性が抜群です。美しい手の代表格、長谷川博己や豊川悦司の骨ばった長くて美しすぎる指の手とは違い、斎藤の手はどこか不器用な北野らしい手。手でキャスティングされたとは思えませんが、本当に役柄とぴったりです。■北野の妻・乃里子の嫉妬が炎上! さらに第三の男も出現そして、ドラマファンのみなさま、朗報です! 紗和と北野の恋を阻んできた北野の妻・乃里子(伊藤歩)の“恐妻力”は映画でも健在です(笑)。2人の姿を目撃し、車のクラクションを長押し…なんて序の口ですよ。後半の怒涛のような見せ場はさらにすごい!また、紗和が働く海辺のレストランを営むオーナーの杉崎尚人が、第三の男として登場。いかにもモテ男的という感じの手あかのついたイケメンではなく、野性味あふれるセクシーさを醸す平山浩行をもってきたところがナイスキャスティングです。この謎めいた男が、紗和と北野をおおいに揺さぶっていきます。“禁断の恋”に対して反発的な世の中の風潮がありますよね。はたして紗和と北野には、いかなる未来が待ち受けているのでしょうか? その結末をしかと見届けていただきたい。『昼顔』出演:上戸彩 斎藤工 伊藤歩 平山浩行監督:西谷弘脚本:井上由美子2017年6月10日 全国東宝系にてロードショー公式サイト:
2017年06月07日「TOKIO」メンバーがゲストとゲームやトークを展開するフジテレビ系バラエティー「TOKIOカケル」の6月7日(水)今夜の放送は、今週末に公開を控える映画『昼顔』から上戸彩と斎藤工をゲストに招いて2人の新たな一面を引き出していく。「TOKIOカケル」は城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の5人の「TOKIO」メンバーが毎回ゲストを迎え、大人の駆け引きを使った様々なコーナーに挑戦するバラエティー。心理戦で競い合うコーナーがメインのため、メンバーだけでなく出演するゲストの“素顔”も明らかになるのも魅力の1つになっている。今夜上戸さんと斎藤さんが挑戦するのは、「TOKIO」のメンバーが事前に考えてきた“2人がいままで聞かれたことがないであろう質問”が記入されたカードを1枚ずつ引き、その質問に答えていく番組人気企画の“生まれて初めて聞かれました”。今回は上戸さん、斎藤さん、TOKIOが「色気」について深く熱く語り合う。芸能人の携帯番号(秘)交換テクや断り方をはじめ「府中駅女子」が好きな斎藤さんと城島さんの妄想バトルにも注目。「TOKIO」のメンバーたちから繰り出されるさまざまな質問や、収録中のフリートークから浮き彫りにされる上戸さん、斎藤さんの新たな一面をお楽しみに。今夜のゲストである上戸さん、斎藤さんが共演する話題の映画『昼顔』は、2014年夏に放送され社会現象となった連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の映画化作品。主人公・紗和を上戸さんが、紗和と愛し合う北野を斎藤さんが演じ、その“不倫”ぶりに世間が騒然となったドラマ版から3年。再び出会ってしまった2人の物語が描かれる。お互いに結婚していながら、惹かれあい愛し合うようになった笹本紗和(上戸さん)と北野裕一郎(斎藤さん)。その一線を越えた関係はいつしか明るみになり、ついに2人は別れざる得なくなってしまった。そして、紗和は夫とも別れ一人になった…。あれから3年――。紗和は海辺の町で慎ましく暮らしていた。オーナーの杉崎尚人(平山さん)が営むレストランでの見習いと狭いアパートの往復が日課で、北野の夢を見ることさえすでに無くなっていた。海岸沿いの小さな町には、彼女の過去を知る者は誰もいない。一方、大学の非常勤講師となっていた北野は蛍に関する講演を、ある街で行うことに。講演中、客席に目を向けたとき、彼は言葉を失ってしまう。そこには、紗和の姿があった。「神様は、私を試していたのでしょうか」運命のいたずらか、再びめぐり会う2人。あのときに交わした愛を忘れられず、どちらからともなく逢瀬を重ねていく。清流ながれる蛍の住処が“約束の場所”。そんな中、2人の前に現れたのは、北野の妻・乃里子(伊藤さん)だった…。上戸さん、斎藤さんのほか、北野の妻・乃里子に伊藤歩、紗和の勤めるレストランのオーナー役で今回初登場となる平山浩行も出演。『県庁の星』『容疑者Xの献身』の西谷弘監督がメガホンを取る。映画『昼顔』は6月10日(土)より全国東宝系にて公開。「TOKIOカケル」は6月7日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開(C) 2017フジテレビジョン東宝FNS27社
2017年06月07日6月10日公開の映画『昼顔』で、待望の女優復帰を果たす上戸彩さん。平日昼間に夫以外の男性との道ならぬ恋に落ちる主婦を描き、社会現象にもなったドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』から3年後を舞台に、禁断の再会を果たす2人を描いた本作。並々ならぬ覚悟で臨んだ映画、そして女優という仕事について、今の想いをたっぷりと語ってもらいました。■『昼顔』の映画化は最強の仲間とできるチャンス―「やらなきゃ」と思いました――大ブームとなった『昼顔』がついに映画化されましたね。何度か続編のお話をいただいていましたが、1年は育児に専念させてもらっていたので、その1年が過ぎたとき、映画のお話をいただきました。『昼顔』という自分の好きな作品、しかも映画というのはすごく嬉しかったですね。――以前、「『昼顔』ならやりたいと思った」ともおっしゃっていましたよね。井上由美子さんの脚本、西谷弘監督の演出、そして斎藤工くん、伊藤歩ちゃんという最強の仲間とできるチャンスですよね。このチャンスを活かしたい、やってみたいと思えるタイミングが来たので「やらなきゃ」と思いました。不安もありましが、家族が『昼顔』の続編を観たいと背中を押してくれました。――映画が完成した心境はいかがですか?見る角度によって、物語の捉え方が全然違う映画だと思います。きっと今回も、「汚い」とか「信じられない」とか言われちゃうだろうけど、2人(紗和と北野裕一郎)なりのドラマがあることは事実。そうは言っても、乃里子(裕一郎の妻)からすると「何言ってるの!?」という話でもあるし…。イライラして途中で劇場を出てしまう人もいるかもしれないし、そういう人がいても当たり前の内容。けれど、作品を通して自分なりの愛を見つめ直してほしいなと思います。特に主婦のみなさまには是非“一人映画デビュー”してほしいですね! 自分の恋愛や愛についてじっくり考えることができると思うし、ちょっと空いた時間があれば、“お一人様タイム”に使っていただきたいですね。■3年前のドラマ撮影を振り返って――連ドラ撮影時の役作りについて、エピソードなどはありますか?撮影前にお稽古みたいな日が1日あって、それは監督が思う役に近づけていく時間だったような気がします。紗和は不倫反対派だったので、基本的に私は私のままでやらせてもらいました。ただ、初めは実年齢より3、4つ上の設定でしたが、私が世間的にそういうイメージがなかったので、監督と話して少し下げてもらいました。1、2歳の違いですが、観ている人が自然にストーリーに入れるように考えましたね。――北野先生はとにかく主婦のみなさんから大人気でしたが、魅力はどこにあるのでしょう?本当にすごい人気でしたよね! 北野先生の魅力は…不器用なところじゃないですかね。紗和からすると、どこが好きとかではなくて、北野先生が好きと言うか、存在が好きと言うか、すべてが好きと言うか…。一緒に居ると、お互い自分の中でも知らない自分と向き合える。自分にない世界を持ってる人なんでしょうね。――紗和は離婚、北野先生は妻の元に戻るという結末についてどう思いましたか?個人的には何も思わなかったかも…ただ、結構不評だったんですよ。「なんで紗和だけ一人なの?」って。だけど私はそうは思わなくて、むしろ紗和の方が自分の好きなように生きてスッキリしていたかもしれない。北野先生にとって、心の無い奥さんと一緒に過ごさなきゃいけないのは大きな罰だし、それを罰と思ってしまうのも悲しいこと。けれど、それが夫婦のあり方なのかもしれないと思いましたね。人間の心理を深いところを突かれている感じですよね。「こうなるよなぁ」とか「そうするよなぁ」とか、私も思いながら撮影していました。もちろん紗和もこの3年、ちゃんと責任を感じて乃里子のことを想ってまっすぐ生きてきたと思います。でも、その責任は最後まで貫かないといけないので、またやってしまった紗和ちゃんも紗和ちゃんなんですけどね…。■映画での再会シーンは「北野先生しか見えなくて、涙をこらえることしかできなかった」――今回、紗和と北野先生が禁断の再会を果たすわけですが、キャスト同士の再会という意味で『昼顔』ならではの秘話はありますか?クランクインは再会のシーンでした。2年というブランクの不安もあったけど、扉を開けて北野先生の声を聞いた瞬間、連ドラで北野先生の放送の声を聞いてさよならを決めた紗和の気持ちに一瞬でフラッシュバックして、涙が止まらなくなっちゃって…。50cmぐらい離れたところに監督の顔があったんですけれど、それすら気にならないくらい北野先生しか見えなくて、涙をこらえることしかできなかった。そのぐらい胸が苦しかったですね。そのシーンは映画の中で“パッ”と音がなくなるのですが、自分の心の中でも“パッ”と音が消える…そんな気持ちになりました。――北野先生に会いに行ってしまった紗和の気持ちは理解できますか?これは経験者にしかわからないので。「ダメだよ」って首根っこ掴んで止めたいと思いますけど、こればっかりは。もし自分が紗和ちゃんだったら…バッチリ化粧で行っちゃうかもしれないけど(笑)。――(笑)。紗和が北野先生に会いに行く前に、洋服の蝶々結びをするシーンがすごく印象的でした。3年間、蝶々結びをするたびに北野先生のことを思い出していたのかなって。そうですね。紗和にとって、久々に楽しい蝶々結びの時間だったんじゃないかな。もしかしたら、3年間はいつもみたいな縦結びにして、「北野先生結び直しに来てくれないかなぁ」なんて思いながら、わざと間違えていたかもしれないですよね。――なるほど、たしかにそうかもしれないですね。連ドラに引き続き出演する乃里子についてはどう思いますか?連ドラの時は、まだ題材について他人事でしたが、不倫というものが世間に取り沙汰され続け、今回の映画の本を読む時は乃里子の気持ちも理解できる、乃里子目線でも本が読めるようになっている自分がいた。そこに恐ろしさも感じたし、3年の歴史というものも紗和にプラスできたかなとも思います。乃里子の気持ちは、誰よりも理解しているつもりだし、乃里子が一番可哀想だと思うんですけどね。乃里子は乃里子で頑張っているんですよね。――映画版には、紗和が働く飲食店のオーナー・杉崎尚人(平山浩行)が登場します。紗和は、ずっと自分の過去を隠して生きてきて、誰とも口を聞けない精神状態だったと思うんです。そんな中、オーナーとだけはどこか通じるものがあったのか、急に隣に座られても避けなかった。そこもまた、人間にある“素直な心“だと思います。今回は悪人が出て来ないというか、みんながみんな心苦しいところがあって、それぞれの考え方がある。ボタンの掛け違いでもつれてしまっているので、本当はみんなを救ってあげたいですよね。――みんな素直で誰も悪くない。だからこそ、胸に迫るものがあるのかもしれませんね。では、映画の見どころを教えてください。“愛のかたち”ですかね。内容については否定も肯定もできないのですが、違う角度で恋愛を見てもらうことができたらいいなと思います。やっぱり恋愛とか人間関係になると、誰でも頑固さって絶対に出てくるし、それがまた恋愛のこじれにもなると思うんですけど…なにかの免疫になるかもしれないですしね、予防接種代わりに(笑)――でも、予防接種も100%予防できるわけじゃないですからね(笑)そうですよ~、怖い怖い!(笑)■自分がボロボロになるくらいの役と向き合いたい――『昼顔』のテーマについて意識は変わりましたか?きっと変わっていたら、この作品は受けていないと思います。やっぱり、こういう役と向き合えた時こそ女優という仕事にやりがいを感じるし、そんな背中を子どもに見てもらうためにも、立ち向かって行かなきゃいけないのかなと。もし悪い方向に進んだとしたら、自分一人が批判されるわけではないし、自分だけの人生じゃない。それを考えた上でも、胸を張れる作品だと思ったのでやらせていただきました。――それって、すごい覚悟ですよね。そうですね。いい人の役ばかりやっていれば、いいことしか言われないけど、それだと仕事への野心がなくなると思って 。――「やるからには仕事にも誇りを持ちたい」というのは、働くママはみんな思っていることかもしれませんね。本当にそう。やっぱり自分がボロボロになるくらいの役と向き合っていきたい。子どもが大きくなってその作品を見たときに「すげーな、母ちゃん」と思われたいなって思っています。――仕事とプライベートとの両立、とてもお忙しいと思うのですが…?もう日々、働く先輩ママ達に頭が上がらないという感じです。まだ私も新米で毎日が初体験だし。想定通りにいかないこともしばしば…。ただ、現場でも家でも100%の自分でいるっていうのは、自分が後悔しないためにも昔から決めているんです。私の場合、ありがたいことに仕事はリフレッシュにもなっています。――それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。きっと皆さん、疲れない人はいないと思うので、息抜きのタイミングを自分なりに見つけてもらいたいですね。あとは一人で抱え込まないで、たくさん周りの方に甘えて…頑張りましょうっ!!とびきりの笑顔でインタビューを締めくくってくれた上戸さん。トップ女優に上り詰めた今なお力強く歩み続ける彼女が、映画『昼顔』で魅せる儚くも美しい紗和の姿…“お一人様タイム”に是非、劇場でご覧ください。映画「昼顔」公式HP
2017年06月07日