遥か昔から人々の生活に息づき、重宝されてきた暦。そんな“知恵の宝庫”ともいえる暦の世界へ、運命学研究家のC.I.さんがご案内します。完全暦生活は干支をはじめとした日々の暦を読み解いたものです。暦の知恵を生かすためのヒント集だと思ってください。暦は毎日移り変わりますが、物事を始めた日というのは当人の意識が宿ります。これは生年月日で運勢を占うのと同じ理屈で、起点となった日の暦の意味はその後の動向や可能性を指し示すものとなります。ただし人には自由意志がありますから、置かれている状況で暦の内容をどう生かすかを考え、行動していくことが大事です。それこそが人に与えられた知性の使いどころであり、毎日をよりよく生きるための秘訣です。ここでは10月の“今日の全体傾向”をご紹介します。10月の指針大きな夢や目標であるほど実現には年月がかかります。孤独な闘いの日々を送ることもあるでしょう。アスリートが何年も努力を続けているように、何事も一朝一夕には達成できないことを10月の暦は示しています。しかし決心した以上は、最後までやり通す意志も必要なはず。自分自身が納得できるかどうかに加え、応援してくれる人たちにも十分だと思ってもらえる結果を目指しましょう。【10月4日(水)】今日は感受性が高まりやすく、些細なことにも敏感に反応してしまうときがありそうです。物音や話し声、周りの人の動向が気になり、仕事や肝心なことへの集中が途切れてしまうかもしれません。対策として、その時どきで手近な目標を定めてみましょう。集中力を養うトレーニングだと思えば雑音もいいスパイスになり得ます。【10月5日(木)】人それぞれの適性を理解して、それを遊びやトレーニングを通じて伸ばすことに関係した日です。その人本来の良さを引き出すことが、ひいては仕事や生活の質を上げることになりますし、社会や身近な人たちの役に立つことを通じて自信も備わってきます。後輩や子供を育てる場合も成果を焦らず、気長に見守ってあげましょう。【10月6日(金)】人間関係における“ガス抜き”がテーマの日。不満や怒り、ストレスを発散または和らげるための改善策が必要になりそうです。一人では無理なことも、協力してくれる人がいればやり遂げられるということを思い起こしましょう。今日の暦においては、役割を任せ合える信頼関係こそが物事を円滑に進めるための秘訣といえます。【10月7日(土)】どんなに才能や力があって、それで高い地位についても、人当たりが良くなかったり独善的だったりすると周りにいる人たちからは疎まれてしまいます。そういう寂しい思いをしないためにも、日頃から温かな気持ちで人々と接することを心がけたいものです。今日の暦のテーマもまさにそれで、親しむことの大切さが示されています。【10月8日(日)】一般的な価値基準や常識から外れたところで生きたり考えたりすることを表す日です。社会的に普通とされることに馴染めず、他の人たちと同じレールには乗らない人も少なくありませんから、今日は改めて多様性や個々の価値観について思い巡らせてみるとよいのではないでしょうか。人それぞれに適した場が必ずあるはずです。【10月9日(月)】自分のスタイルを模索している人のように、目立とうとしてみたり引っ込んでみたり、傍目には何がしたいのかよくわからない状態になりやすい日です。自信があるようにふるまうのも自分を卑下するのもほどほどにして、日々の中で自然と作られていく関係性を見つめてみること。余計なことは考えず素直なあなたを出しましょう。【10月10日(火)】働きすぎも休みすぎも人間にとっては調子を崩すもとだと実感し、活動と休息のちょうどいいバランスを見つけようとする日です。特別に面白いことがなくてもリズム感のある日々を過ごすことで気分も健康も保たれますし、コツコツと仕事や勉強に励めばそれに見合った成果も上がります。功を焦って無理をする必要はありません。【10月11日(水)】競争社会を象徴するような日で、利益や勝利のためにライバルを出し抜いたり、オリジナリティを主張して他を圧倒したりすることに関係しています。いわゆる“一発当てる”ことにも通じるインパクトがあり、そういう意味では退屈はしないでしょう。ただし、そもそも身の丈に合っていなければ成功も人気も一過性で終わります。【10月12日(木)】話の通じる人同士でグループを作り、興味関心が合わなくなれば他へ行くという離合集散を表す日です。「去る者は追わず、来る者は拒まず」という古い言葉の通り、縁ある人々と結びついて共通の話題で盛り上がることもあれば、同じグループに長くいたために飽きてしまい、区切りをつける意味で抜ける場合もありそうです。【10月13日(金)】どんな人も柔軟に受け入れ、オープンに付き合う前向きさが欲しい日です。相手によってはネガティブな反応をされる場合もなきにしもあらずですが、思い切って話してみないとわからないこともあるでしょうし、本音を聞けばより良い関係のあり方を見つけられるかもしれません。話しやすい雰囲気作りや環境選びを心がけて。【10月14日(土)】「類は友を呼ぶ」というように、自分の周りには自分と同レベルの人たちが集まるものです。だらだらとした日々が続けば人間関係も発展性がなくなり、逆に自分を律している人は同じような仲間が増えて互いに良い刺激を与え合います。昨今よく見聞きする「自分を愛せ」とは、利己的な生き方を肯定する意味ではないはずです。【10月15日(日)】保身や事なかれ主義のような、発展性のない状況に満足してしまうことへの反発心を表す日です。しかし、言葉を荒らげて不満をぶつけたところで取り合ってもらえないでしょう。なんとかしたいという思いを胸に秘めつつ、冷静に状況を分析したうえで別の視点を提示したり、改善するメリットを説明したりするとよいと思われます。【10月16日(月)】これまで学習してきたことや経験してきたことが自分の中で熟成されて、ようやく花開いてくることを表す日です。今まで理解できなかったことが体験的にわかる場合もあれば、誰かの話や行動を見聞きして「あ、そういうことか!」と直感する場合もあるでしょう。人によってはこの気づきが大事な転換をもたらす可能性があります。【10月17日(火)】人間にとって快楽や欲望は生きるうえで欠かせませんが、それに溺れてしまうと様々な問題が出てくることも事実。今日の暦は堕落しがちな性根を改めるように後押ししてくれていますので、「今のままじゃいけない」との自覚がある人は自己改革を決意しましょう。身近な人や社会に役立つことを探してみて。より前向きになれるはず。【10月18日(水)】切り開いた道を少しずつ踏み固めていくように、要求された仕事や今できることを地道に進めていく中で自分なりのスタイルを確立することがテーマの日。他の人と方法が違っていたとしても、それはあまり問題にはなりません。大事なのは継続することと、十分に納得できる(してもらえる)レベルにまで高めることだからです。【10月19日(木)】価値を感じていることや推しなどの“好き”を広めようとする意味がある日です。どうすれば良さをわかってもらえるかを考え、インパクトのある方法で伝えようとするため人騒がせな一面も出がちです。感化されやすい人や強く言われると断りづらくなってしまう人は、押し付けがましい話には関わらないほうがいいでしょう。【10月20日(金)】自力ではどうしようもない窮地に陥った際の助けを意味する日です。ご近所や親戚との付き合い、あるいは友達や同僚との信頼関係が希望の光となるかもしれません。逆にいえば、本当に困ったときに手を差し伸べてもらえるだけの人間性が必要だともいえます。常日頃の態度の良さ、そして関係性への信義が試されている日です。【10月21日(土)】誰にでも憧れはあるものですが、そうはいっても自分の本性と反するものになることは生理的に難しいものです。結局のところ“自分らしさ”というのは他の誰かを羨むことをやめることから始まるのではないでしょうか。「隣の芝生は青い」との言葉もありますが、他人を羨んで嫉妬していられる時間は人一人の一生にはないのです。【10月22日(日)】身につけたアピール力や技能があれば、どこでもやっていけるという自信を表す日です。即戦力として私を役立ててほしいという意欲のある人も出てきやすく、停滞している状況に新風を吹き込むこともあるでしょう。また、家族のために将来の計画を立てたり、要求された業務を効率的にこなしたりと有能さを示す意味もあります。【10月23日(月)】周りの人と違う感じ方や考え方をして浮いてしまった際にどうするかがテーマの日です。オリジナリティある発想として自信があるのなら、理解者は少なくても独自路線で行けるでしょう。しかし肩身の狭い思いをすることに耐えられないなら、一般論を受け入れて周りに合わせなくてはなりません。自己表現の仕方と向き合うとき。【10月24日(火)】精神的な教えを普段の生活の中で実践することに関係した日です。といっても、そうした知識や経験が不可欠というわけではなく、ただ自分を大事に思うように他の人たちのことも大事に思い、大変さの中でもへこたれずに自分の成長の糧にするといった“心の持ち方”を意識すればよいだけです。それも広い意味での愛でしょうから。【10月25日(水)】周りに気を使いすぎて疲れてしまったときは、しばらく他のことに深入りしないで一人で過ごす時間を設けましょう。ゲームをしたり動画を見たり、小説や漫画を読みふけるのもいい。一日中、仕事や人間関係にエネルギーを費やしてきたのなら癒しの時間も必要です。でも、あくまで休息や気分転換。楽しみに埋没しすぎない程度に。【10月26日(木)】揺れる心を定めることがテーマの日。受け身になっている限り、人の意見や指示に振り回されて身も心も消耗するばかりです。このような日は、シャキッと自分の意思を持って主体的に行動するほうがいいのではないでしょうか。今は言われたことだけをして満足する時代ではないのですから、颯爽と自分の足で歩いていきましょう。【10月27日(金)】できるところから取り組み、少しずつ積み上げていくことを表す日です。有名な先生に教わりたいけれどレベル的に難しい、または事情があって無理なのであれば、まずは身近なところで先生を探すか、良さそうな通信教育やオンライン講座を受けてみる。ダイレクトにではなくても、とにかくやれる範囲でやっていくという姿勢です。【10月28日(土)】感性のまま思う通りにやりたい傾向が出てくる日です。わがままというのとは少し違いますが、他人にとやかく言われたくない一面はあるでしょう。本人としては自然な行動でも、周りの人間には理解しがたいことが往々にして生じます。何度言っても真剣に聞き入れてくれない場合もあるでしょうが、悪気があるわけではないのです。【10月29日(日)】ドキッと困惑するような事態を象徴している日です。今までこんなことなかったのに……と焦るようなことが起きても、勢いで突破しようとするのは最後の手段にして、まずは冷静に対処法を探すこと。必ず解決の糸口はあるはずです。一人で無理なら信頼できる誰かに相談するか協力を仰ぐ、または専門家の力を借りましょう。【10月30日(月)】気持ちの変化や自分を取り巻く状況の変化から、今の仕事や生活スタイルを変えたいと望む可能性が高まる日。実際に転職を考えたり、友人関係など付き合う人々を見直したりする人は少なからずいることでしょう。あなたの中で現実に対する見方・意識が変わると、それに応じて人間関係や仕事、環境も変わっていくことになります。【10月31日(火)】長く続けてきたことに終止符を打つか、いったん区切りをつけることを表す日です。もう十分にやってきたのでここでの学びや経験は終了し、次のステップに進む必要があるということでもあるのでしょう。また、同じことの繰り返しに飽きて、ありきたりでない新たな楽しみ――例えば秘密の関係などが生まれる可能性もあります。お話を伺った方 C.I.さん運命学研究家。暦法を含め、易・四柱推命・西洋占星術など洋の東西の占術を学ぶ。運命学を人生のナビゲーションシステムとみなし、その活用法を研究している。現在、愛猫たちに囲まれた日々を送る。※『anan』2023年10月11日号より。写真・中島慶子※写真の日めくりの情報はイメージです。(by anan編集部)
2023年10月08日ここ数年中止や自粛が相次いだ催しが各地で復活の兆し!心ゆくまで楽しむために、夏ならではの行事についての知識を深めよう。厳しい季節を乗り越えるため神頼みの行事が生まれた。盆踊りに花火大会、縁日など。夏は、何かと昔ながらの行事が多い。「古くから伝わる夏の習俗といえば“お盆”ですね。お盆はもともと、“暑さに負けず無事秋を迎えられますように”と先祖に祈る祖霊信仰が、同じく祖先に祈りを捧げて供物をおそなえする仏教行事の“盂蘭盆会(うらぼんえ)”と合体したもの、という説が有力。熱中症の治療法がなく飲料水の確保も難しかった時代、夏は命の危機でした。そのため、神様仏様に頼って乗り切ろうとしたのです」(「日本良学」代表・藤本宏人さん)また、収穫の秋を控えた夏は、農業的にも重要な季節。「台風や大雨など、夏は水に関連する自然災害が多く発生します。そこを耐えて実りの秋を迎えることは、農家にとって死活問題。そのため、昔の人たちはお祭りをして神様のご機嫌をとりたかったのでしょう。健康と豊作、生きるための大切な願いを叶えるため、夏には様々な行事が行われてきたのだと考えられます」【盆踊り】賑やかな踊りで先祖の霊をお迎え。盆踊りの“盆”は、お盆のこと。「昔の日本人は、お盆の時期に死者の魂が戻ってくると信じていました。そのためキュウリやナスで乗り物を作るなど、祖先を迎える儀式をします。盆踊りもそのひとつ。夜に開催されることが多いのは、明るいうちは霊が帰ってこないという信心のため。仮面をかぶる風習は、祖先の霊が踊りの輪に入りやすくする、あるいは身分関係なく踊るためだといわれています。また、盆踊り会場にはよく“やぐら”が組まれます。これは、踊りを継承してきた集落の代表者が、お手本として中央で踊っていたことの痕跡だと考えられます。あるいは“火の見やぐら”で太鼓を鳴らし、音を遠くまで響かせた名残だという説もあります」【縁日】人間が楽しむことで神様がご機嫌に!縁日は本来、季節を問わず神様や仏様に縁(ゆかり)の深い日を指す。「神様や仏様が生まれた日、あるいは何かを成し遂げた日がその神様仏様の縁日です。たとえば弁財天様は己巳の日生まれなので、60日に一回訪れる己巳の日は弁財天様の縁日。縁日には昔から相撲やくじ引きなどの娯楽が行われ、みなが楽しむ様子を“奉納”して、神様に喜んでもらおうとしました。縁日にごちそうの屋台が並んだり、楽しいゲームが行われるのは、その名残です」【土用丑の日】“う”のつく食べ物で精をつけよう。“土用丑の日”に鰻が売れる裏にも、夏を乗り切る知恵があった。「陰陽五行説の暦では、各季節の終わりに土の属性を持つ“土用”の期間があります。丑の日は、十二支を利用した暦に由来します。夏終盤の土用はバテる人が多いこと、丑の日は“う”のつく食べ物が吉とされたことに目をつけ、江戸時代の学者である平賀源内と鰻屋さんがタッグを組んで広告を打った。これが、土用丑の日に鰻を食べる習慣の起源だといわれています」【花火】星になった祖霊を楽しませるために。花火も盆踊りと同じく“盂蘭盆会”に関係があるという。「昔の人々は、火に特別な力があると信じていました。そこで盂蘭盆会では、祖先の霊をお迎えするときに“迎え火”を、送り返すときに“送り火”をともします。お盆の始めに作ったキュウリやナスの乗り物を燃やす行事や、山を焼く“大文字焼き”、灯りをともした灯籠を流す“灯籠流し”も送り火の一種。そしてお盆の花火も、送り火から派生したものだと考えられています。人間は死んだあと星になるという信仰があったため、先祖の霊により近い場所で花火を喜んでもらおうと、空高く打ち上げられるようになったとか。また花火は、高く上がれば上がるほど縁起がよいとされていました」お話を伺った方・藤本宏人さん日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)※『anan』2023年6月14日号より。イラスト・津村仁美取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2023年06月12日【一粒万倍日】に【天赦日】【大安】など。吉日と暦について解説。意味を知れば、吉日がもっとありがたくなること間違いなし!日本の暦とは?現代人には信じがたいけれど、江戸時代にはカレンダーである暦が、40種類以上もあったという。「時代によって流行り廃りがあったり、地域によってメジャーな暦が違うこともありました。そうなると、暦ごとに異なる吉日が、一日に何個もかぶったりする。そんな日は特に縁起のよい“大吉日”とされ、ここぞとばかり旅行に出かけたり仕事を始めたり、アクティブに動いていました」(「日本良学」代表・藤本宏人さん)当然凶日が重なることもあるが、気にしないのが江戸っ子の粋。「江戸の人たちは縁起のよいことが大好き。凶より吉を重視したんですね。そこに運をつかむヒントがあると、私は考えています。凶を気にしてアレはダメこれはダメと萎縮するより、吉を信じて前向きに頑張った方が、何事もうまくいくはず。だから私も暦を読み解くときは、幸運を中心にお伝えするようにしています。みなさんも江戸っ子のように吉日を味方にして、上昇運をつかみましょう」【六曜(ろくよう)】結婚や引っ越しなど日本人の生活と密接に関わってきた暦。14世紀、室町時代頃日本に伝わった中国の暦。月の満ち欠けのサイクルから計算する暦で、現在は国立天文台による月の観測情報をもとに算出されている。六曜の【大安】【友引】は、今の日本に残る吉日の中で最もメジャー。六曜最高の吉日である【大安】は「大いに安し」という意味で、全てがうまくいく。【友引】は勝負の決着がつかない、とされる日。午前中または夕方の時間帯が吉で、午前11時から午後1時30分はあまりよくない。【陰陽(いんよう)】世の成り立ちに従って森羅万象を明暗に分ける考え方。古代中国の世界観のひとつ。世界はあらゆるものが混ざり合ったカオスから始まり、やがてその中から澄んだ明るい気=【陽】が上昇して天に、濁った暗い気=【陰】が下降して地になった、というもの。そのため世の全ては【陽】か【陰】の気を持つ、とされる。運気で言うと【陽】は目に見える領域、すなわち行動することや屋外が吉となる。【陰】は目に見えない領域が吉で、心の中で思ったり、計画したりすることが開運につながる。【十二直(じゅうにちょく)】かつては1番人気だった北斗七星が教える吉凶。中国で生まれた暦のひとつ。北斗七星の回転と、方位を示す干支を組み合わせて12の日柄を導き出すもの。日柄には【平】【開】【満】【定】【納】【破】などがあり、それぞれ「~すると吉」、「~には適さない日」など意味を持つ。江戸時代の日本では庶民の験担ぎに役立てられ、日柄の意味が“当たる”と大人気。当時のカレンダーの中で重要な暦が置かれる中段に記されたため、「暦注中段」とも呼ばれていた。【暦注下段(れきちゅうげだん)】験担ぎが大好きな江戸庶民の間で大人気。江戸時代の暦には、月日のほか季節や年中行事など様々な情報が盛り込まれていた。その中で、季節や干支などの組み合わせから導き出される吉凶は注釈的に扱われ、暦の一番下に書かれた。そのため「暦注下段」という。暦注下段は幕府などから削除されることもあったが、熱心に信じる庶民によってその都度復活して現在に伝わる。吉日には【天赦日】【神吉日】【大明日】【天恩日】【母倉日】【鬼宿日】【月徳日】がある。【干支(かんし)】世界を形作る要素とおなじみ12の動物が登場。古代中国で考案された暦。陰陽五行の5要素「木・火・土・金・水」に陰陽をかけ合わせたものを「十干」、木星が天球を移動する道を12に分けたものを「十二支」という。十干と十二支を組み合わせた60通りの六十干支を使って、年月日を表す。たとえば2023年6月7日は、癸卯(みずのとう)の年、戌午(つちのえうま)の月、丙申(ひのえさる)の日になる。十干と十二支の漢字にはそれぞれ意味があり、組み合わせることでその日の吉凶を読み解くことができる。選日(せんじつ)最強吉日【一粒万倍日】は金銭運でもパワフル。干支の組み合わせや、万物が5つの属性を持つと考える陰陽五行説を組み合わせて吉凶を判断するもの。すっかりメジャーになった【一粒万倍日】は、選日の吉日。ほかにも、方位の神様が不在になるので方角を気にせず旅行や引っ越しができるという【天一天上】(てんいちてんじょう)などがある。【一粒万倍日】に新しいことを始めたり投資をしたりすると、その利益が倍増するとされる。逆に、増えたら困る借金やトラブルは回避すべし。二十八宿(にじゅうはっしゅく)奈良時代から使われていた!?中国の星座が語る運勢。赤道を天球に拡大し、その赤道を28に分ける宿=星座を設定。月と宿の位置から暦を算出する。日本には奈良時代すでに伝わっていたと考えられ、1300年前に作られたキトラ古墳には、二十八宿に関連する壁画が描かれている。宿には【箕】【鬼】【房】などがある。【箕】宿は勉強、研究などが吉。【鬼】宿は暦注下段の【鬼宿日】と同じで、鬼が味方になる強い吉日。【房】宿は旅行、移転、何かを作ることなどがよいとされる。お話を伺った方・藤本宏人さん日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)※『anan』2023年6月14日号より。イラスト・津村仁美取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2023年06月11日「日本良学」代表の藤本宏人さんは、日本に古くから伝わる暦から開運のエッセンスを抽出し、人々に伝える暦のエキスパート。そんな藤本さんによると、“吉日”は運の上昇気流に乗るための手がかりだという。「日本人は昔から、世の全ての事象には波があり、それが上がったり下がったりすると考えていました。吉日は、波が上昇するタイミング。そこで波に乗れば、自分の運気も上向きになると信じていました。暦も吉日もたくさんの種類がありますが、現在まで残っている吉日は、多くの人が経験から“効果がある”と確信を得たもの。だからこそ、大切に伝えられてきたのです」ここでは、7月の吉日をご紹介します!7月2日(陰の大吉日)辛酉(かのととり)、大明日(だいみょうにち)、神吉日(かみよしにち)、平(たいら)、房(ぼう)この先のよい変化を心に描いて。この日は十干十二支の暦で「辛酉」にあたる。辛も酉も「陰の金」、すなわち鉱物を表す言葉。硬いもの同士がぶつかって大きなエネルギーが生まれ、変化や変革が起こるという。さらに見えない領域が吉とされる「陰」の大吉日であるため、何か行動を起こすより、変化に向かって計画を立てたり、夢や理想を思い描く方がベター。お金に関連する吉日でもあるので、家計簿のつけ方を変えてみるのもよい。7月5日(陽の大吉日)甲子(きのえね)、天恩日(てんおんにち)、箕(き)知的探究心を発揮して行動を起こそう。「甲子」は、60種類ある十干十二支の1番目にあたる日。そのため何かを始めると、よい結果につながる。さらに二十八宿という暦では探究や研究に吉があるとされる「箕」の日に該当し、暦注下段の暦においては天から恩恵をうけられる「天恩日」。そのため、何か勉強や習い事を始めたり、興味がある分野の本を読み始めたりすると、周りからサポートを受けられて、理解が進みそう。7月10日(陰の大吉日)己巳(つちのとみ)、大明日、神吉日、母倉日(ぼそうにち)、開(ひらく)金運を開きたい人はここがチャンス!十干十二支の「己巳」は、お金や芸能の神様である弁財天様の生まれた日であり、ご縁日。そのため、お金の管理や習い事の準備に吉あり。弁財天様は女性の味方なので、特に女性の活躍に支援が集まる。さらに暦注下段の暦で「神吉日」は神様の機嫌がよいという意味で、同じく暦注下段の「大明日」は太陽の光が降り注ぐという意味。何事も大船に乗ったような、明るい気持ちで楽しむとうまくいく。7月14日(陽の大吉日)一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)、大明日、神吉日、満(みつ)意中の人を誘ってランチやディナーに。選日の吉日「一粒万倍日」には、一粒の籾が万倍もの稲穂になるという意味があり、この日にした願い事は万倍化の影響を受けて実りやすくなるという。この日は特に、仲良くなりたい人を食事に誘ってみると理想的な展開に。古くから日本では、食べ物に神様のエネルギーが入っていると考えてきた。神事が吉を呼ぶ「神吉日」に一緒に食事をすれば、万倍化パワーでその人との仲がうまく進展しそう。7月23日(陰の大吉日)一粒万倍日、大安、大明日、天恩日、神吉日、母倉日家族や友人の優しさに感謝をする日。一粒万倍日をはじめ多くの吉日が重なり、8月の大きな上昇気流に向かって運が開けていく大吉日。暦注下段の「天恩日」、「神吉日」「母倉日」をつなげると、天の神様が人を慈しみ、恩恵を授けてくれる日、と読み解ける。そこから導かれるキーワードは、思いやりと優しさ。自分を助けてくれる身近な人への感謝を心に抱き、笑顔で接していると、のちのち嬉しい出来事につながるはず。藤本宏人さん日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。※『anan』2023年6月14日号より。イラスト・津村仁美取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2023年06月11日人々の生活に息づいてきた暦から、7月~9月のラッキーデーを読み解き解説します。教えてくれたのは、運命学研究家・C.I.さんです。【恋愛運】7月12日古典的には「玉の輿に乗る」意味がある恋愛運です。この日は個性が強く出やすいため、猫をかぶることはできず、ありのままの自分を相手にぶつける形になるでしょう。それを楽しんでくれる相手なら良縁といえます。8月23日今まで「察してくれたらいいな」くらいの曖昧な態度しか取ってこなかったのなら、正直に自分の気持ちを伝えてみましょう。脈があるのかないのかはっきりしない状態はしんどいはず。恥ずかしがらずに表現してみて。9月25日幼馴染みのように、ずっと身近にいた人のことが気になりそう。または学生時代の同級生。振り返ってみると、いい思い出が詰まっているかもしれませんね。手始めに、旧友を交えて食事や遊びに行く約束をしてみては。【仕事運】7月10日部下や後輩を育成して仕事の能率を高めることを表す日です。実習・研修・講習・訓練、それが何であれ育成に時間と労力を注ぎ、有用な人材へと鍛え上げること。信頼して仕事を任せられるようになれば万々歳です。8月22日例えばスマホは、昭和の時代からすれば信じられないほどのテクノロジーの塊です。この日も難題を技術的に解決する意があり、以前ならできなかったことも新たな発明や革新的技術によって克服されるでしょう。9月15日指導力や管理力に関する日ですが、それはまた怠けやすい日を意味します。つまり、こういうときの取り組み方、心の持ち方が仕事の出来不出来に直結し、差を生むでしょう。人をどうこう言うより、まずは自己管理を。【金運】7月19日他の人が考え込んだりしてもたもたしているのを尻目に、サッと決めて行動に移るアクティブさが功を奏し、金運を招くでしょう。必要と思えば今までのやり方を改め、新しいことを積極的に取り入れるとよいです。8月2日先生に就いて集中的に学び、確実なスキルとすることで金運を生む日です。伝統分野でいえば弟子入り。国家資格の勉強を始めるのにもいい日です。特に免許制の専門職にはそれ相応の収入が約束されるでしょう。9月26日自立や独立に関わる日です。これは自分自身がそれを決意する場合もあれば、他の人の決断を応援する場合もあるでしょう。独り立ちするには仕事に精を出す必要があり、結果的にこうした決意は自ずと金運を高めます。【対人運】7月28日ジャンルが何であれ突っ込んだ話ができる仲間との縁を表す日です。しばらくの間、その関係性の中に居場所を見つける人もいるでしょう。一緒に食事でもしながら好きな話題に興じれば、心もいきいきしてくるはず。8月11日どんなに情熱があっても一人の力だけでは果たせない目標、または越えられない壁があるものです。でも、優秀な人たちが集まるか、大勢の人と一緒に取り組めたら、きっとできるはず。味方を集めて突破しましょう。9月8日安心感があって居心地のいいグループを作ろうとする日です。ただし、誰でもウェルカムな開かれた集まりではなく、会員制などの限定されたタイプの集まりです。そのなかで胸の内をさらけ出す人もいるでしょう。お話を伺った方C.I.さん運命学研究家。暦法を含め、易・四柱推命・西洋占星術など洋の東西の占術を学ぶ。運命学を人生のナビゲーションシステムとみなし、その活用法を研究している。現在、愛猫たちに囲まれた日々を送る。※『anan』2023年6月14日号より。写真・中島慶子イラスト・SHOKO TAKAHASHI(by anan編集部)
2023年06月10日遥か昔から人々の生活に息づいていた暦。その古来の知恵を現代風に読み解き、生活の指針となるように解説します。教えてくれたのは、運命学研究家・C.I.さんです。暦を使うに当たって一つ覚えてほしいことがあります。それは、その日の影響は1日限りではなく、起点としての働きをしているということです。その日に始めたことが今後どうなるのか、その傾向や可能性が暦に書かれていると考えてください。そして、あまり吉凶にとらわれず、置かれた状況下で暦の指針をどう生かすかを考えてみる。それが人としての知恵の使いどころであり、毎日をより意義深いものにするための秘訣なのです。ここでは7月の“全体傾向”をご紹介します。7月の指針節度を基本とすべき時期です。誰もが不公平を感じることなく、楽しんだり使ったりできるようなルール作りが目指されるでしょう。例えばAI生成。有用となり得る革新的技術が問題の温床になってしまわないように世界的ルールが必要です。それと同じく、日々の暮らしの中で誰ひとり嫌な思いをすることなく、穏やかに豊かさや便利さを享受できるように節度を守ることが大切です。【1日(土)】世間に対する自分のキャラクターとか会社のイメージに関わりやすい日です。頑張って培ってきたブランド力を損なわないように気を使う場面があるかも。でも、自分のイメージに固執してしまうと、かえって自由度が下がってしまい苦しいこともあるでしょう。一度、等身大のあなたに立ち戻ってみることも大事かもしれません。【2日(日)】新しい環境に自分という存在をねじ込もうとするさまを表す日です。最初は受け入れてもらえずに苦い経験をすることもあるでしょう。それでも「郷に入れば郷に従え」というように、アドバイスを受けたりして溶け込む方法を見つけられたら次第に認められてゆくでしょう。あまり自分を大きく見せないほうが気楽にやれるはず。【3日(月)】誰にでも順調な時期とそうでない時期とがあるものです。ちょっとしたスランプに陥って、何も進展のない状況に焦りや苛立ちを感じることもあるでしょう。今日はそんな自分に失望することなく、今できることだけに力を注いで自信を取り戻すことに集中しましょう。しばらくすればまた元気な自分を見つけられます。【4日(火)】足並みをそろえることがテーマの日です。周りの人たちと協調して物事を進めていくことの難しさを感じるかもしれませんが、それもまた経験のうち。今後のための勉強だと思って学んでいきましょう。考え方の違う人ともうまくやっていくには柔軟性を持つこと、適度な距離を保つこと、そして我を張りすぎないことが大切です。【5日(水)】どっちつかずというのは時に面倒な結果を生むものです。今日の暦は、自分の立場やしたいことを明確にして、あなたにとって大事だと思うことに集中するように告げています。メリハリをつけ、迷いを断つことで、無駄なエネルギーを使わずに済むでしょう。価値を感じる方向や可能性を感じる方向へと歩みを進めましょう。【6日(木)】あまたの無機質な情報が飛び交う現代にあっても、人間社会である以上はお互いの心と心、感情と感情とが交錯するところにあらゆる事柄の重心があります。今日は“お互いの気持ち”を感じ合うことを学ぶ日です。相手の事情や境遇、苦労、努力を推し量り、共感し、励まし合う。気恥ずかしくても相手の働きに対して感謝を伝えよう。【7日(金)】働くことを通じて他の人たちや社会により深く関わることを表す日です。パフォーマンスを維持または回復させるために自ら気合を入れたり、生活のリズムを整えたりするのに向いています。上司などに叱られつつ同僚に励まされて立て直す人もいるかもしれません。自立した人たちとの関係の中で成長していく日ともいえます。【8日(土)】先生と生徒、上司と部下のような上下関係に縁の深い日です。そして精神的な意味では、この両者の立場はふいに反転します。優位に立とうとした瞬間、人は聞く耳を持たなくなり、自ら成長の機会を潰してしまうのです。お互いに謙虚であれば、どっちが偉いというような考えにとらわれず共に向上してゆくことができるはずです。【9日(日)】求心力を得るための通過儀礼の意味を持つ日です。特にリーダー的立場の人にとっては大事なタイミングといえます。舵取り役として周りの人たちの心の機微を捉えることが重要で、ネガティブな感情を振り払い、皆のモチベーションを高めることが求められるでしょう。一段落つけば成果を楽しむ余裕も出てくるはず。【10日(月)】毎日同じ顔触れの人たちと過ごしていると、だんだんと内輪話が多くなり、精神的にも現実的にも閉じた状態になりがちです。今日はそうした状況に新風を吹き込むことに関係します。外部の人材を見つけるとか、年代や業種を超えた交流をして息苦しさを吹き飛ばすのです。ただ、身内の保守的な人には眉をひそめられるかもしれません。【11日(火)】人間、時には度が過ぎてしまうことがあるものです。今日の暦はそんな危なっかしい状況にストップをかけたり、境界線を引いて注意を促したりすることに関係しています。ちょっとした悪ふざけのつもりが、された側に大きなショックを与えてしまうかもしれません。どんな理由があるにしても限度をわきまえておきたいものです。【12日(水)】スタートの意味がある日ですが、詳しく言えば“新たに始めたいことの準備”のほうに力点が置かれています。ただ理想や個性の強さが表れやすく、それをダイレクトに打ち出すと他と衝突するかもしれません。ワンクッション置くために話の通じる人とのコネクションを探すか、小出しにして抵抗感を薄めるとよいでしょう。【13日(木)】お互いの胸の内を隠したまま、あるいは問題の核心から目を背けたままでは進むものも進まない、だからちゃんと向き合う必要があるという意味の日です。心を開くことや問題と向き合うことは一種の冒険で、怖さやリスクもあります。しかし、それを通じて状況と真剣に向き合ったとき、はじめて前進できる地盤が生まれるのです。【14日(金)】新しいアイデアなど、なかなか理解されないことをどうしたら理解してもらえるのか、その方法を模索することがテーマの日です。たとえ少人数でもわかってくれる人がいたら、まずはそこを足掛かりにして丁寧に進めていきましょう。最初は高評価を得るどころか誤解や批判を受けることがあるかもしれませんが、めげないことです。【15日(土)】ビジネスを含め、自分の可能性を広い世界で試したい欲求が出てきやすい日です。特定の人との深いつながりや窮地を切り抜けた体験などから、想像すらしていなかった自分の潜在能力に気づくかもしれません。己の限界を定めてしまう先入観や誰かの否定的な意見に惑わされず、広い視野と展望を持って物事に取り組んでください。【16日(日)】時代の移り変わりや運気の変わり目においては、これから重要になる事柄の“片鱗”が現れているものです。今日の暦はその片鱗、即ち前兆となる物事やキーパーソンを察知することに関係しています。これは個人や社会にとっての運命的な鍵となるものです。そして、それにいち早く気がつき育てた人が次の時代の立役者になります。【17日(月)】今日の暦は仲間や絆がテーマです。「持つべきものは友」という言葉があるように、助けが必要なときに見捨てることなく力になってくれる、そんな存在が本当の友達だとよくいわれます。確かに、表面的な付き合いで終わらず、困ったときに親身になってくれる人(たち)というのは、何物にも代えがたい宝に違いありません。【18日(火)】好きなことは人それぞれだとわかっていても、つい自分のおすすめを聞いてほしかったり、長時間のゲームや愚痴に付き合わせてしまったりすることもあるものです。それが行きすぎると面倒がられて距離を置かれてしまいますが、逆に言えばそんな人間関係を整理するのには良い日です。ただし、無下にするのではなく丁寧な対応を。【19日(水)】周りから求められている役割(キャラクター)を演じることに関係した日です。あたかも役者のように期待されるあり方を表現することで成果を得るわけですが、誰かの言いなりになれという意味ではありません。もし演じることがストレスなら心身の不調として表れてくるので、その際はリトリートして回復を優先してください。【20日(木)】友達と勉強するために集まったのに、おしゃべりに興じて思うように進まなかった経験はありませんか。今日の暦からはそんな印象を受けます。一人で黙々と取り組むほうがずっとはかどりそうです。ちなみに、勉強するなら今日は数学や物理、プログラミングのような理系に向いているでしょう。静かに集中できる環境があれば最高です。【21日(金)】自分らしく生きるために責任を負うような面倒事を避けて、もっと日常的な楽しいことに時間を使いたくなる日。もちろん立場上そうできない人もいますが、友達との飲食やデートなど、心の滋養になるようなことを後のお楽しみにするとモチベーションが上がるでしょう。ちょっと甘えん坊の一面が出やすい日でもあります。【22日(土)】持ち前の天分や才能を誰かのために生かすことを意味する日です。それが仕事として成立するかどうかはともかく、学んだことや培ってきたスキルを活用できる場を見つけられたら嬉しいでしょう。自分に合った場であれば、そこから自然と人間関係も広がりますし、自分自身にもっと価値を感じることができるようになるはずです。【23日(日)】人それぞれ価値観が違うと普段はわかっていても、自分が好きなことや興味を持っていることに関しては、つい押し付けがましくなってしまうことが誰しもあると思います。今日の暦は、魅力などを語りたくなっても主張しすぎずほどほどで自制することが大事だと説いています。あまり熱く語るとかえって引かれてしまうものです。【24日(月)】環境を変える決意に関わる日です。留学など新しい挑戦をするために自分から変わる人もいれば、会社や家族の事情など周囲の意向で変化に巻き込まれていく人もいるでしょう。適応力が高まる日ですので、偶然に思える出来事も必然の運命として受け止めてみてください。より前向きに変化を楽しむことができるはずです。【25日(火)】感性が共鳴する文化や環境を探すことに関係する日です。身近にそうしたものがなくても、海外や過去の時代へと視野を広げてみれば見つかるかもしれません。例えば、なぜだか江戸時代に魅力を感じるとか、中世のヨーロッパに親近感を覚えるなどです。精神の共鳴・共感を通じて自分の好きなものと向き合ってみてください。【26日(水)】長い時間をかけて編み物をするかのように、じっくりと人脈や友情を培い、知識や技術を蓄積していくことを表す日です。何年もの時を重ねて築かれたものはそれ相応の力を持ちますが、そこに至る前に謙虚さをなくしてしまうと意外にも簡単に崩れてしまいます。地道に丁寧に物事を進めていくことの大切さを説いている日です。【27日(木)】溜め込んできた知識を実際の場で試していくことを表す日です。大学や専門学校で学んだことや趣味で続けてきたことを、普段の生活の中で生かせないか模索してみましょう。頭の中だけで完結して満足するのではなく、それが活躍する機会を与えてあげるのです。SNSなどで自分の思うところを定期的に表現してみるといいでしょう。【28日(金)】影響を受けた本や先生などの話をいつでもどこでも思い出して反芻し、それに従って考えるというスタイルを意味する日です。見聞きしたことの全てというより印象に残った箇所を心に留め、何かを判断するときの指針にするという具合です。ただし、あくまでそれは個人の観点なので誰にでも通用するとは考えないほうがよいです。【29日(土)】現実的に把握できているところと、裏側や死角、未知領域のような全く認識できていないところ、その両面を意識することが大切な日です。物質面と精神面とを表裏一体とみて、どちらかに過不足が生じないようにバランス調整することが求められています。片方の比重が大きくなりすぎたときには修正を促すサインが現れるでしょう。【30日(日)】はじめて訪れた土地の見知らぬ人や、出会ったことのないタイプの人とも臆せずに話すコミュニケーション能力の高さが求められる日です。今日は土用の丑の日なのですが、丑の字は人と人、物と物とを結びつける紐から来ているとされます。そして土用は調整作用を表しますから、“間を取り持つ力”が試される日とも解釈できます。【31日(月)】多くの人にとって重要なことが、案外あっさりと決められてしまう危なさを示す日です。管理やセキュリティにも関係していますが、守るべきものは何かを理解していないと、いつの間にか大事なものが奪われてしまっているなんてことになりかねません。防災や防犯を含め、守るべきものを守るために用心し、対策しておきましょう。お話を伺った方C.I.さん運命学研究家。暦法を含め、易・四柱推命・西洋占星術など洋の東西の占術を学ぶ。運命学を人生のナビゲーションシステムとみなし、その活用法を研究している。現在、愛猫たちに囲まれた日々を送る。写真の日めくりの情報はイメージです。※『anan』2023年6月14日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2023年06月10日「暦」と「カレンダー」の違いは?吉日にたくさん種類があるのはなぜ?暦について研究する日本良学の代表、藤本宏人さんに、吉日への理解を深める知識を教えてもらいました。江戸の人々が熱狂!験担ぎに活躍した「大吉日」とは?現代日本でスタンダードになっている西洋式「カレンダー」は、明治維新後に導入されたもの。「それ以前の日本では、中国由来の暦や、日本で独自に開発した暦を使っていました。今のカレンダーを使うようになって、まだ150年ほど。むしろ暦の方が、私たちの国にはなじみが深いんです」(藤本さん)暦には、現在伝わっているだけでも40以上の種類があり、それぞれ計算方法が違っている。「星の動きを計算したり、十二支を時間に当てはめたりと様々。そのため、暦ごとに異なる吉凶が導き出されます。結果、ひとつの日にたくさんの吉日が重なり、大吉日ができたのです。昔の日本、特に江戸時代の人は縁起ものが大好きで、吉日を重視しました。そこで人々の実感が伴った評判の暦は知名度が高まり、今日に残っているのです」暦が教える吉日は、先人たちが経験的に“幸せになれる”と太鼓判を押した日。私たちもぜひ、あやかりたい。注目したい暦十二直(じゅうにちょく)北斗七星の位置から季節の変化を読み解く。空を12の方角に分けてそれぞれに十二支を当てはめ、北斗七星の柄杓の柄が位置する干支から、月日を導き出したもの。元々季節を知るために中国で作られたとされ、そこに吉凶が当てはめられた。昔は庶民の間で役立てられ、広く支持されていた。様々な暦が記された江戸時代のカレンダーの中でも重要な位置、中段に記されたため「暦中段」とも呼ばれる。十二直の吉日には【除】【成】【満】【平】【定】【建】【閉】などがある。暦注下段(れきちゅうげだん)何度禁止令が出ても復活するほど重宝された。月日や吉凶、行事など多種多様な要素が盛り込まれた江戸時代の暦の中でも一番下段に記された吉凶のことで、注釈的なもの。季節や干支などの組み合わせから生まれる。朝廷や政府から度々禁止されたが、世間の人々の信頼が厚く何度も復活したため、今日まで残っている。暦注下段の中でも一番の吉日は、【天赦日】。そのほかの吉日として【神吉日】【大明日】【鬼宿日】【天恩日】【母倉日】【月徳日】が定められている。選日(せんじつ)みんな大好き最強吉日【一粒万倍日】の出所。各日を干支に当てはめ、季節や陰陽五行などの要素を組み合わせて算出したもの。最近注目が高まっている吉日【一粒万倍日】は、選日内唯一最強の吉日。小さなことが万倍の幸せになって帰ってくるという意味があり、この日に始めたことは大きな結果を収める、とされる。お金関係にも縁起がよい日。ただし、よくない行いも万倍化するので要注意。六曜(ろくよう)今なお冠婚葬祭を左右する最も影響力のある暦。新月を元に計算された、中国発祥の暦。日本に残る暦の中では一番メジャーで、現在は国立天文台が観測する月の満ち欠け情報を元に計算されている。何をしてもうまくいくという【大安】が一番の吉日で、【友引】が二番手。こちらは勝負の決着がつかない日でもある。午前中または夕方の時間帯が吉で、午前11時から午後1時30分はあまりよくない。陰陽(いんよう)光の有無で年月日全ての吉要素が分けられる。中国の陰陽五行説による考え方で、世の中のあらゆる事象は【陰】と【陽】に分かれる、というもの。年月日も、それぞれに分けられる。【陰】においては光の当たらない見えない領域がよしとされ、想像する、心の中でつぶやく、屋内が吉。【陽】は、光が当たって見える範囲が吉。たとえば行動を起こす、外出するなど。藤本宏人さん日本人の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。※『anan』2023年3月22日号より。イラスト・木村友美取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2023年03月21日幸運を掴むために日本人が昔から大切にしてきた暦に従って、4月の吉日を案内します。暦について研究する日本良学の代表、藤本宏人さんによると、暦が示す吉日は、よい運気を掴むタイミングを教えるものだという。「日本では昔から、運気は波のようなものだと考えられていました。個人的な運はもちろん、世の中にも運気の波があって、上がったり下がったりを繰り返している、と。そんな世間の上昇運を教えるのが、暦の示す吉日です。自分の運気が下がっていると感じても、暦に“今日は神様の機嫌がよい吉日です”とあったら、気持ちが前向きになって行動を起こす気になりますよね。暦はそうやって、世の上昇運に乗るために役立てられてきたのです」もちろん凶日(きょうじつ)も書いてあるが、そちらは割とスルーされていたそう。「そもそも暦は予言ではないので、凶日=悪い日とも限りません。凶日にクヨクヨするより吉日の良運を期待したほうが幸せだ、という先人の心意気にならい、私たちも吉日を楽しみに、毎日を幸せに過ごしたいですね」4月の吉日4月6日(陽の大吉日)大安、満(みつ)、神吉日(かみよしにち)、母倉日(ぼそうにち)迷い事に決断を下して即行動を。何をするにもうまくいく「大安」とこれまでに努力してきたことが成果として表れるという意味の「満」に、神様の機嫌がよいことを示す「神吉日」、見返りを求めない親切がよい結果を招く「母倉日」が重複する。チャンスを逃さず、素早く行動することが吉。何か迷っていることがあっても、この日ならうまく決断できるはず。夜空に輝く満月の励ましで、自然と勇気も湧いてくる。4月12日(陽の大吉日)一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)、大安、成(なる)、箕(き)ものづくりが運気上昇のきっかけに。4月の中で最も運気が上昇する日。“一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる”という意味を持つ「一粒万倍日」と、未体験の何かに取り組むとよい運が生まれる「成」、ものづくりが良運を取り込むことを示す「箕」が重なる。クリエイティブなことをするもよし、新しい人間関係を作るもよし、“何かを作る”ことに最適。よいアイデアにも恵まれるので、この日得た閃きは大切にして。4月15日(陰の大吉日)一粒万倍日、友引、閉(とづ)、神吉日人間関係や自分の心を見つめ直す日。最強の吉日である「一粒万倍日」と神様が味方になってくれる「神吉日」に、現状維持を意味する「友引」、現状確認を勧める「閉」の組み合わせ。この日は、友人や同僚など身近な人間関係を見直してみる、自分の内面を省みるような心の洗濯をするのがおすすめ。そうすれば人間関係がスムーズになったり、人間的に大きく成長できたり、目に見えない部分で様々な恩恵を受けられる。4月24日(陰の大吉日)一粒万倍日、神吉日、天恩日(てんおんにち)、月徳日(つきとくにち)新しい友達を作るチャンスが到来!自分でも気がつかないうちに嬉しいご縁が広がる日。「一粒万倍日」と「神吉日」の吉日に、他者からもたらされた物事がよい結果につながる「天恩日」と、物事に身を任せた方がうまくいくという意味を持つ「月徳日」の組み合わせ。自分から行動するより、受け身でいる方が万事うまくいきそう。仲良くなりたい人がいたら、その人の名前を3回呼ぶという「おまじない」を試してみて。4月28日(陽の大吉日)大安、建(たつ)、大明日(だいみょうにち)、鬼宿日(きしゅくにち)強気の姿勢&行動が吉を呼び込む。「建」は願いがうまく実現するタイミング、という意味。そこに何事もうまく運ぶ「大安」と前向きになれる「大明日」、何をするにも邪魔をされない「鬼宿日」が重なる。試験でも勝負事でも、ワンランク上の結果を狙って強気で行動すると、よい結果が生まれる。チームプレーが、普段よりよい結果につながりやすい。新しいことに挑戦するのによい日なので、何か習い事を始めるのもおすすめ。藤本宏人さん日本人の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。※『anan』2023年3月22日号より。イラスト・木村友美取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2023年03月20日1000年以上も前から人々の生活に息づいていた暦。古来の知恵を読み解き、今を生きる私たちの指針となるように解説します。この完全暦生活では、日ごとの意味や生活のヒントを記しています。覚えておいてほしいのは、その日の影響は1日限りではないということです。私たちが生年月日を使って一生を占うのと同じように、その日に始めたことが今後どうなるのか、その傾向や可能性が暦に書かれていると考えてください。そして吉の日・凶の日という単純な二元論で捉えるのではなく、内容に応じた活用を考えてみる。それが人としての知恵の使いどころであり、毎日をより意義深いものにするための秘訣なのです。ここでは、4月の“今日の全体傾向”をご紹介します!4月の指針個人においては生活習慣や心構えを、社会や組織においては慣例を見直す必要がありそうです。新年度を機に惰性的な日々を改める。不要と思えることをやめる。特に自分だけ、一部の人だけが得をすることに関しては厳しい目を向けなくてはならないでしょう。目先の楽しみに溺れて散財してきた人や、誰かの言いなりのように過ごしてきた人は、ぜひ自分を変える勇気を持ってください。【1日(土)】心と体、理性と感情のバランスを図ることがテーマの日です。例えば怒りや不満はいったん噴き出すと抑えることができませんから、そうなる前にその場を離れたりして頭を冷やさなくてはなりません。逆にポジティブな気持ちであれば、ためらわずに表情や口に出しましょう。自分だけでなく周りにもいい影響を与えられます。【2日(日)】個人的な事情を公にすることの解放感とリスクを表す日です。やってみたことや体験したことを知ってもらいたくて、SNSでの発信に熱中する人もいるかもしれません。ただ、自分の行動記録を誰ともわからない人たちに晒しすぎるのは危険も伴います。本当にプライベートな内容は打ち明けてもいいと思える人に限定しましょう。【3日(月)】夢や希望を見つけ、その実現に向けて地道に取り組むことがテーマの日。新年度が始まり、大勢の人たちに交ざって埋もれる日々が続くかもしれませんが、そこに多少なりとも意義を見出せるのなら、どんな経験も無駄にはなりません。怖がらずに、そして恥ずかしがらずに、あなたにできることを着実に積み上げていけばよいのです。【4日(火)】「寄らば大樹の陰」――自分を守り、導いてくれそうな人の元に身を寄せる意味の日です。これは単なる逃げや保身ではなく、毎日を楽しめる環境や、自分の力を生かせる人たちの中に積極的に加わることを表します。そのために、これまでの対人関係や考え方を改める必要が出てきても、それは本人にとってむしろ喜ぶべきことです。【5日(水)】「とばっちり」を暗示する日です。どこかの偉い人たちが決めたことで、その他大勢が割を食うなど。当然ながら反発もあるでしょう。社会的問題や個人的苦境に対して手をこまねいてはいられず、解決のための行動に出る人もいるはず。どんな事柄にも様々な見方や考え方がありますが、当事者の視点に立つことが最優先です。【6日(木)】広い意味での「自己実現のための第一歩」を表す日です。これは、まだ具体的な活躍の場だとか世間の認知を得ているわけでない駆け出しの人に関係しています。ちょっとしたミスで落ち込んだりもするでしょう。でも、何か自分なりの目標やテーマが見つかれば、それを追求していくことで、いつかきっと日の目を見るはずです。【7日(金)】未来の自分をリアルに想像しながら、その実現に向けて着々と準備を進めていくことがテーマの日です。はたから見て思いもよらない方法だとしても、それに意義や価値を置くのは自分自身です。あなたが良いと信じるやり方でコツコツと進んでいきましょう。やがて理解してくれる人も現れ、必要なときには支援してくれるでしょう。【8日(土)】他の人はどう考え、どうするのかが気になって振り回されるときと、ふと我に返り、自分の心に正直になろうとするときとの間で揺れそうです。強く主張すればするほど、それを上書きするかのように別の主張をかぶせてくる人もいるかもしれません。賛否両論があり迷いが強いうちは、結論を急ぐのは避けたほうがいいでしょう。【9日(日)】地元のお祭りなど、イベントを催したり主体的に関わったりする側と、積極的には参加しないけれどもその雰囲気を楽しんだり、外から眺めて感慨にふけったりする側という両面が描かれている日です。今までの鬱憤を晴らすかのように盛り上がる人と、そうした光景を一人静かに楽しむ人。どちらもこの日を有意義に過ごしています。【10日(月)】生涯学習という言葉もあるように、大人だからこそ学ぶ意義や楽しさを感じる人も多いと思います。今日の暦もそうした学びに関係した日で、ある程度の人生経験を積んで初めて気づいた「やりたいこと」をするための勉強や、仕事に関わる資格取得、スキルアップなど、自分と本音で向き合って殻を破っていくことがテーマの日です。【11日(火)】大事な決定や状況判断に関する日です。相談役やアドバイザーに意見を求めたり、占い師を訪ねてみたりと何らかの指針を求めるでしょう。統計や確率などの科学的データよりも、人生経験や人としての信頼性のほうを重んじる傾向もありそうです。自信があるなら、経験則や直感を信じて物事を決めるのも、もちろんありです。【12日(水)】人生は人間関係がすべてだというのは言いすぎだとしても、生活の大半は周りの人との関係性にあることは真実だろうと思います。その中で自分の価値を感じられるほどに、自信を得られ生きやすくもなる。役立つことだけが意義や価値を生むわけではないにしても、自分を生かせるということはそれだけで嬉しいものであるはずです。【13日(木)】行動あるのみで大胆に進むことが功を奏しそうです。余計なことに気を取られて肝心なことができない、なんてことにならないように意志をしっかり持っていましょう。やることを決めたのなら中途半端な気持ちでぐずついているよりも、ここぞというときに飛び込むほうが時間的にも精神的にもロスが少なく、得るものが多いでしょう。【14日(金)】ミス一つ許さないような厳しさを秘めた日です。自分のキャリアに傷をつけたくないなどで、自分だけでなく周りの人にも要求がましくなる可能性もあります。また、お互いに心理戦を展開し、より良い成果を得るために相手を出し抜こうとするかもしれません。反論などの抵抗を受けても、自分の理屈や正当性を主張するでしょう。【15日(土)】隠すことと晒すことに関係する日です。「能ある鷹は爪を隠す」というように、才能ある人がそのことを誇らず謙遜する場合もあれば、逆に、周りからおだてられたりして自分の能力をひけらかす場合もあるでしょう。新しい舞台へ進出するのが目的なら、嫉妬や邪魔をされないように才知は小出しにするほうがよさそうです。【16日(日)】内に秘めた思い、希望、夢、抱え込んだ感情。それらを知ったり察したりしたときは、相手の事情や心情を考えて言葉を選びましょう。特に家族、友人、恋人、同僚など近しい間柄であればなおさらです。安易に否定したり、自分の目的にばかり執心して周りの人を軽んじたりしないよう「気遣いのできる大人」であってください。【17日(月)】「一区切り」を意味する日です。ここしばらくの生活や、場合によっては生き方そのものを一度振り返ってみてください。何か反省すべきことや恥ずべきことがあるなら、前向きに変えていきましょう。ちょうど今日から春の土用で、土用は変化期間を表しますから、思考や感情、行動のあり方を見直すのには都合がいいはずです。【18日(火)】一時的であれ心を休ませる時間や期間を作り、その中で気力や体力の回復を図ることを考えたい日です。日々溜め込んできたストレスや感情を解き放つ機会が必要で、静かに胸の内を聞いてくれるだけの人がいるとありがたいでしょう。人によっては秘密を吐露するようなシリアスな話になるかもしれませんが、それも必要なことです。【19日(水)】高い目標を掲げて邁進することを表す日です。個人的な目標というよりはスポーツで団体優勝を目指すような感じで、そうした夢や理想に向かって同じ志の人たちと協力して頑張ることがテーマです。かなり無理をすることも予想されるためペース配分や体調管理には注意が必要ですが、それだけ目標に集中している証しともいえます。【20日(木)】「人は見かけによらない」というように、自分勝手な思い込みで相手を判断してしまうのはよくないことです。今日の暦のテーマもそれで、この世の中、誰が味方になり敵になるかはわからないのですから、とりあえず独断や偏見は避けて、相手のことをちゃんと見て、よく知ることから始めましょう。深く関わるのはそれからです。【21日(金)】専属的に知識や仕事を教える関係や、単なる知人以上の関係になっていく段階を表す日です。友達や恋人として他愛のない話題で笑い合うには、まだ堅苦しさがあるかもしれません。それでも共に過ごす時間が増えれば、それだけ親密さも増していくでしょうから、お互いに過不足を調整しながらうまくやっていくことが望まれます。【22日(土)】地域のコミュニティや社交の場で、もしくはSNS上のつながりでもいいので、他の人たちと一緒になって何かを行ったり、共感の輪を広げたりするとよい日です。一人ではつい自分勝手なやり方をしてしまうことでも、みんなでやればお互いにチェックし合えるし、切磋琢磨していけます。人脈を生かすことを考えてみましょう。【23日(日)】この春の期間において身体的・精神的に無理を避けたい日の一つです。人間関係でのストレスや仕事上の悩み、慢性的な体の痛みやうつ症状などを暗示しており、どんなことであれこの日にスタートさせるのは得策ではありません。できれば、ネガティブなループに陥る前に助言や助け舟を出してくれる人が欲しいところです。【24日(月)】決められたルールの中でどんなふうに羽を伸ばすかがテーマの日です。一人一人の楽しみ方には個性が表れるはずなので、それぞれのあり方を尊重することが大切です。変わった趣味だなとか時代遅れだなと思えても、その人にとっては価値や意義のあること。理解や共感はしづらくても安易に否定しないようにしてください。【25日(火)】家族をはじめ、同じ趣味の人たちや同じ職種の人たちなどとの間で同族意識が働きやすい日です。助ける・助けられるという相互依存的な関係が生まれる場合もあるでしょう。ただ、身内優先になるとだんだん視野が狭まってくるので、自分に関わる範囲だけ良ければいいとは考えず、周りへの影響も推し量るようにしたいものです。【26日(水)】何をするにも一定の水準にまで達しないと一人前とは認められないのが世の常です。今日の暦は、まず「真似る、見習う」ことで基本的な力を付けることがテーマです。先達を見習わずに自分を過信して好き勝手していると、どこかで落とし穴にはまります。逆にいえば、そこで泣き叫ぶことにならないよう、まず基礎を作るのです。【27日(木)】誰の人生にもスランプが訪れることがあります。そんなとき、休養期間を取れる人もいれば、日々を何とかやり過ごしながら復調するのを待つ人もいると思います。うまくいかないときは、変にあがくと深みにはまるので潔く受け止めて力を抜きましょう。そして、今できることを淡々とこなす。それで最低限の自信は保てます。【28日(金)】今日の暦の影響力は、長く広くじわじわと伝わっていくでしょう。そのため、何を行うにしても短期ではなく中長期的な視野で考えておくことが大切です。物事は常に何かしら変化していますが、人は小さな変化にはなかなか気づけません。しかしそれが積み重なると、いつの間にか人生そのものを大きく変えていたりするのです。【29日(土)】江戸時代の外様大名のような立場を象徴する日です。帰属関係の変化によりいったん白紙化され、上から指示された事柄や、できる範囲での貢献を行う。現代では同業他社との合併、転職、また法的に難しさもありますがヘッドハンティングにも関わりそうです。問題を最小にする、衝突を避けるといった才知が必要になるでしょう。【30日(月)】再教育がテーマの日です。これは誰かにというよりは主として自分自身に対してであり、気持ちの切り替え、考え方や価値観の軌道修正が求められています。社会的な意味での再出発をする人や、組織人としての自分に重点を置く覚悟をする人もいるかもしれません。働くことの意義を改めて見つめ直す日であるともいえそうです。お話を伺った方C.I.さん運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術・奇門遁甲・暦法などを学ぶ。運命学を人生のナビゲーション・システムとみなし、その活用方法を日々研究している。現在は6匹の愛猫たちと暮らす毎日。※『anan』2023年3月22日号より。写真・中島慶子写真の日めくりの情報はイメージです。(by anan編集部)
2023年03月19日「運も実力のうち」という言葉があるように、運を上げるために努力をすることも必要なのかも。では、何をすればよいのでしょうか?心理テストであなたに合った運気アップ方法を診断しましょう。覚えておくととても便利な縁起の良い吉日も合わせて紹介します。あなたに合った運気アップ法がわかるついていない日が続く時や、「もう神頼み!」なんて思う時、運気アップしたいと感じますよね。巷には多くの開運法があります。占い師・心理テストクリエイターの脇田尚揮さんによる心理テストで、あなたにピッタリな方法を診断しましょう。Q.次のうち、あなたが部屋に飾りたいと思う招き猫はどれですか?A:魚持ちB:鈴持ちC:小槌持ちD:小判持ちあなたはどれを選びましたか?さっそく結果を見てみましょう。A:「魚持ち」を選んだあなた……スキンケアとデトックスでツキを呼ぶ人にあなたは美意識が高く、センスの良さとバランス感覚が持ち味。そんなあなたの開運法は、お肌や体の“下地”を整えること。具体的には、スキンケアとデトックスに力を入れると良いでしょう。見えないところにも気を遣うことで、運気もアップするでしょう。B:「鈴持ち」を選んだあなた……“ピンク色”のものを身につけるあなたはデリケートな性格のよう。そんなあなたの開運の秘訣は、心の傷を癒し自分自身を大切にすることです。そのためには、あなたの癒しカラーである“ピンク”を常に身につけておくと良いでしょう。具体的には、下着やバッグ、髪留め、アクセサリーなどがおすすめ。C:「小槌持ち」を選んだあなた……ぬいぐるみや人形の整理繊細で夢見がちな性格のあなたの場合、運気を上げるためには、ぬいぐるみや人形などの人型をしたアイテムを整理整頓するといいでしょう。人形が自室にありすぎると、陰の気を取り込んでしまうと言われることもあり、古いものをたくさん置いておくのは好ましくないとされています。可愛いけれどもう自分にとっては不要だと感じているのであれば、お寺や神社で供養してもらうのもいいかもしれません。D:「小判持ち」を選んだあなた……トイレやキッチンの掃除あなたは環境に流されやすいタイプかもしれません。そんなあなたにおすすめの開運法は、ズバリ掃除です。ただ片付けるだけではなく、汚れや垢をきちんと落とすことがポイント。トイレ、浴室、キッチンを綺麗に磨いておけば、それだけでツキはどんどんやってくるでしょう。脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。会社との顧問契約による“星暦術”による鑑定を業とする。取締役7社・顧問先23社担当、経営・占術資格50種保有。TV等メディアでも活躍中、代表書籍は『生まれた日はすべてを知っている』、『まむすび』。©Tetiana Lazunova/gettyimages※ 文・脇田尚揮※ 2022年2月19日配信大安、一粒万倍日、天赦日って一体何?「大安」が縁起のいい日ということはなんとなく知っているけど、具体的にはよく分からないというかたも多いのではないでしょうか?覚えておくと便利な吉日を藤本宏人さんに紹介してもらいました。一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)一粒の籾が万倍にも増える最強の吉日。選日という暦の吉日で、少しの幸せが万倍になる非常に縁起のいい日。この日に始めたことはやがて大きな成果を得ると考えられている。大切な人に思いを伝えたり、入籍、結婚式にも最適。新しい財布を買うなど、お金に関連することにも良い日で、それが大きな利益を生む場合も。しかし自分にとって良くないことには注意が必要。マイナスな事柄も万倍化してしまうので、慎重な行動を。1か月に約5日、1年間に約60日ある。天赦日(てんしゃにち)成功に近づける、日本の暦で最上の吉日。暦注下段という暦に含まれた大吉日。すべての神様が天に昇り、天が万物の罪を赦す日とされ、この日に始めたことはすべて成功するといわれている。運気が上昇するだけでなく、コミュニケーションや感情面においても、その恩恵が与えられる。再起、リトライにもよいとされているが、自分の中で罪悪感を生み出す行動は慎むこと。1年間に5~6日のみ。一粒万倍日が重なれば、さらに開運パワーの強い日になる!六曜(ろくよう)カレンダーに記される最もメジャーな暦。日にちに「星」を意味する6つの「曜」を当てはめたもの。6つのうち2つの吉日を紹介。【大安】「大いに安し」を意味し、何をするにも吉とされる。何かを始めたり、手に入れたりするのによい日。【友引】午前・午後とも相引きで勝ち負けがない日。ただし午前11時から午後1時30分は相性が悪い時間帯といわれるので、大事な人と会わないのが無難。藤本宏人さん日本の伝統から生まれるご利益を様々な形で伝える「日本良学」代表。ご利益研究34年。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。暦から良い側面のみ抽出して届ける「ご利益1万倍のこよみメール」を毎日配信中。※ 『anan』2022年12月21日号より。イラスト・津村仁美取材、文・鈴木恵美監修・藤本宏人(by anan編集部)※ 2022年12月14日配信運を自分で引き寄せようあなたの周りにいる運が良さそうな人は、自ら幸運を引き寄せる行動をしていたり、吉日を意識しているのかもしれません。自分にあった開運法を見つけて、運を味方にしていきましょう!まとめ構成・小田原みみ
2023年02月18日年の表現方法として、西暦と和暦があります。日付を記載する際、どちらを使っても意味は変わりません。毎年1つずつ数字が増えていく西暦に対し、和暦は元号が変わるごとに1から数え直します。時に、「和暦だと今は何年だっけ?」と分からなくなってしまう人は、多いのではないでしょうか。やも(@yamo_online)さんの夫も、その1人。資料を作るたびに、現在が令和何年かが分からず、やもさんに確認しているそうです。やもさんは、現在が令和何年かをすぐに確認できる方法を、夫に伝授。図解を描き、Twitterに投稿したところ、「覚えやすい!」というコメントが多く寄せられました。こちらをご覧ください。旦那が資料作るたびに「いま令和何年?」と聞いてくるので、これを教えてあげました。 #やもmemo pic.twitter.com/mjEwLk0KYm — やも☕ (@yamo_online) January 15, 2023 まず、現在の元号『令和』を『018(れいわ)』と覚えます。確認したい年の、西暦の下2桁から018を引くと、和暦で何年かが分かるのです!この方法なら、令和元年である2019年から、次に元号が変わるまで、どの年に当てはめても確認することができますね。【ネットの声】・めっちゃ覚えやすい!天才!・私もいつも分からなくなるのですが、これからは迷わずに済みそうです。・聞いたことはあったのですが、イラストだと印象に残ります!この方法は、やもさんいわく「自分で思いついたのではなく、昔どこかで見た、誰かのアイディアをイラスト化したもの」だといいます。イラストを加え、アイディアを分かりやすく表現したことで、大きな反響につながったのでしょう。西暦を和暦に変換したい時には、この方法を試してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年01月19日1000年以上も前から人々の生活に息づいていた暦(こよみ)。完全暦生活では古来の知恵を現代風に読み解き、今を生きる私たちにも役立つように解説します。運の流れを知れば、毎日がもっと豊かになる!完全暦生活暦を活用する際に覚えておきたいのは、その日の影響は1日限りではないということ。むしろ、その日に始めたことが今後どうなるのかを知るためのものです。それが昔から行われてきた日取り(お日柄選び)の意義です。さて、立春を迎えると癸卯(みずのとう)年になります。この干支はマイノリティの進出を促します。時代に合わない制度や慣行への疑問が投げかけられることで、誰もが生きやすいと思える社会の素地が作られていくでしょう。1月の全体傾向4日(水)新年を迎えて、今年の抱負や希望を胸に抱いている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、それを実現するには先に片付けなければならないことがあるか、習慣や人との関わり方などで改善が必要なことがあるのでは、と今日の暦は示しています。解決は早いほうがよいでしょう。まずは、小さくとも一歩を踏み出すことから。5日(木)友達や家族などと一緒に行動する際に、仲間内で思い違いが起きないように最初にしっかりと情報共有しておきましょう。誰か一人の勝手な判断や思い込みのために、みんなの足並みが乱れてしまっては面白くありません。説明や確認は丁寧すぎるくらいがちょうどいいはず。疎外感を抱かせないように気をつけておいてください。6日(金)誰であれ最初から難しいことを要求されたら困るものです。少しずつ慣れていくことで理解も経験も積み重なっていくわけですから、何事も無理強いをしないことが大切です。今日の暦は「石の上にも三年」くらいの心づもりでいれば挫けることはないと示唆しています。新人教育とか新しい仕事の不慣れさなどに象徴される日です。7日(土)何が正しいとか間違っているとか、公平さといったことはなかなか判断しづらいものです。その人その時その状況において良心に則って行動するのが普通は精一杯でしょう。それでも利己的な理由が先行するのでなければ、行動の結果をとやかく言われることはないはず。案外、素直に動くほうが良い結果を生みそうです。8日(日)周りの人の意向や、あれやこれやの誘惑に感化されやすい日です。自分で調べて納得した上でのことならよいのですが、人の話をよく理解しないまま賛同したり、どこかへフラフラと付いていったりするのは、ちょっと考えものです。誰かに言われてではなく、あなた自身が地に足をつけて考えた結果として行動することが大切です。9日(月)今日は先輩や上司、年長者との関係で不満が募りやすい日かもしれません。表面的なところだけ取り繕うのではなく誠実でいましょう。ごまかしなく正直であれば、周りの人からの理解やサポートも得られやすくなりますし、状況が変わったときにも支援を受けられるはずです。見栄を張らず、素直なあなたを出すといいでしょう。10日(火)たくさんの人に影響するような大きな変革、または驚くような出来事を暗示する日です。物事をガラッと変えようというときには、みんなを導ける優れたリーダーが必要ですが、そういう人がいない場合は散々な状態になる可能性もあります。中心となる人が頼りないと全体の意欲が低下するので、方針がぶれないようにすべきでしょう。11日(水)勢いで突き進むような意味の日です。そのほうが手っ取り早くていい場合もあれば、見切り発車で進んだせいで面倒なことになってしまう場合もあるでしょう。そうなったら反省を次に生かすしかありません。グループで進めていることなら、雑なコミュニケーションでよしとしないで、お互いの歩調を合わせるようにしてください。12日(木)無理に深入りしないことで難を逃れるという意味の日です。引き際を見極めることが大切ともいえるでしょう。どんなに楽しいことでもお金や時間や体力には限りがありますし、誰かと一緒にしていることなら相手の都合も考えなくてはなりません。どこかで線引きしてサッと引くようにすれば、痛手を負うことはないでしょう。13日(金)視野の広さがテーマの日です。物事をどの立場から見ているのか、どのくらいの範囲で考えているのか、学術的な調査や分析はなされているのか、あるいは感情的に反応しているにすぎないのか。希望的観測を言っているだけで現実的でない場合もあるでしょう。多様な見方のなかから、あなたにとって価値あるものを見つけてください。14日(土)お互いに向き合うことがテーマの日です。何かと自己主張が強く反発しがちな人の場合、周りが親しもうとしても難しくて孤立することがあります。いざというときに助け合える関係を築けるかは常日頃のコミュニケーションにかかっています。心を開き、相談できるか。それが困った際に安心を得られるか、嘆き悲しむかの分かれ目です。15日(日)SNS等で誰もが自分の思いを発信できる世の中になった今、情報の取捨選択は一人一人に与えられた大きな課題といえます。言い換えれば、それは誰を信用し何を信じるかということでもあるでしょう。今日の暦は、自分では判断できない事柄に対して誰に助言を求めるか、どの情報に価値を置くかで未来が分岐することを示しています。16日(月)順応性がテーマの日。場面によっては適応力と言うほうが近いかもしれません。たとえば文化や言語、宗教などが異なる地域に移住するような場合、「郷に入れば郷に従え」というように、その土地が持つ精神的背景を受け入れることが大切です。うまくその環境に馴染むために処世術を発揮すること。そこから人脈も広がるでしょう。17日(火)今日の夕方から来月4日の立春を迎えるまでが冬の土用となります。土用とは各季節の節目のことで、次の季節への移行準備期です。人間の体でいえば腕や脚の関節、上半身と下半身をつなぐ腰に当たります。関節部も腰も柔軟性が失われると急激な変化に耐えられないのと同じで、季節も人も、そして社会も柔軟性が欠かせません。18日(水)会社の経営陣とか国政を担う者たちが、一般社員や大衆の与り知らないところで重要な決定をしているといった意味の日です。それがみんなにとって有益なことであれば、ぜひともその責任を果たしてほしいところです。個人的なレベルにおいても、さまざまな責務や誘惑があるなかで、本当に大切なことに集中することが求められる日です。19日(木)大事な商談を控えているとかプレゼンに臨む前夜とか、これから大一番だという日の前にはジタバタせずに同僚などと一緒に英気を養うくらいの気概があるとよいものです。自分の至らなさが身に染みているからこそ、そばにいてくれる人たちの知恵と力を借りることに引け目を感じない。そういう人たちには輝く未来が約束されます。20日(金)今日からの半月は、冬の土用にあって最も寒いことを示す「大寒」の時期です。今日の暦もそれに連動してか、寒々しく暗い状況を象徴しています。そこから抜け出すための方策は長きにわたる地道な努力か、有力者の支援を得るかというところ。苦悩の淵にあっても自分を腐らせず、いつでも可能性に心を開いておくことが大切です。21日(土)今日は旧暦における12月最終日。昔の大晦日であり、明日が旧正月の元日となります。元日を暦上の新たな夜明けとみれば、その前日の今日は日が昇る前の薄暗い時間帯です。足元や周りがよく見えず注意を払いながら歩くようなもので、運勢的には不安もあるでしょう。それでもやがては光が射し、明るく温かくなっていきます。22日(日)今日は旧正月(春節)の初日。新年最初の新月ということで心機一転を図るにはいいタイミングです。気持ちを新たにすること=意識を別の世界軸に切り替えることだと考えると、どんな世界で、どんな自分を生きたいかを想像するのは単なる現実逃避だとは言い切れません。まだ見ぬ自分の可能性を探るのに役立つのではないでしょうか。23日(月)今の自分にできることとできないことを認めて無理をしないという意味の日です。見栄を張ってスキルを盛ってしまうと、能力以上の仕事を振られて周りを失望させてしまうかもしれません。身の丈に合ったポジションにいれば人はそのなかで輝きを放てるのですから、わざわざ欲を出してまで無謀なことに首を突っ込む必要はないのです。24日(火)幼い子供やペット、業務に不慣れな人が何か過ちを犯したときに、その後も同じことを繰り返さないように対策することを表す日です。ただし、教え諭したり注意を促したりしてもミスが繰り返されるなら、その人に問題があるという以前に、システム(やり方)そのものに不備があって見直しが必要だということかもしれません。25日(水)よく「TPO(時間・場所・場合)に応じた服装や言葉遣いを」といわれますが、人によっては意外とストレスに感じて疲れるものです。普段は周りに合わせる一方、その反動で自宅や友人同士ではラフに過ごし、はめを外すという場合もあるでしょう。一定の枠のなかでルールに従うことと、それを逸脱するスリルを表す日です。26日(木)人間関係は一筋縄にはいかないもので、ときには誤解が生まれたり、見た目や出身、経歴などから差別や偏見が起きたりもします。けれど、よくよく話し合ってみれば思ってもみなかった共通の話題で意気投合したり、勝手な思い込みで相手を判断していたことに気づいたりもします。お互いを知る努力を怠らないことが大切ですね。27日(金)遊び仲間とか飲み仲間、勉強仲間、仕事仲間などの関係性のなかで自分の立ち位置を確認する意味の日です。渋々付き合っているコミュニティがあるなら、精神が萎む前に機を見て去りましょう。もっとあなたに合った人たちは他にいます。逆に、このなかで私は頑張るんだという熱意のある人には、より重要な役目が与えられるでしょう。28日(土)真冬ならなおさら寝汗をかいたまま過ごせば風邪をひくように、当然の結果を表す日です。ネガティブなことであれポジティブなことであれ、そのままいけばどうなるか想像できることに対して、なるように任せるか、違う流れにしようと手を打つか、それは各自の判断に委ねられます。後者の場合、できることは何でもするでしょう。29日(日)このやり方は以前にうまくいったけど今回はダメだった、あるいは、以前はダメだったけど今回よかったのはなぜ?というような行動分析に関する日です。たくさんの可能性や選択肢があるなかでのテスト。一度失敗したからといってあきらめず、調べ直して再挑戦しましょう。協力してくれる人への感謝を表し、厚遇すること。30日(月)自分に自信が持てない状態は、実に多くの人が経験している悩みです。それは残念ながら謙虚さではなく、劣等感や悲観、実力不足、自己憐憫と結びついています。とはいえ、「私は自信がある!」とうそぶくのも無理があります。おそらくこの悩みの克服の鍵は、他の人を羨まず、自分と常々向き合って大切に磨き続けることです。31日(火)返り咲く、復活するといった意味の日です。なかなか芽が出ずに辛酸を嘗めてきた人に一つのチャンスが訪れる、そんな可能性が秘められています。だから、失ったものを嘆き続けるのではなく、またいつか別の形で心を埋めに来てくれると信じて、今を精一杯生きていましょう。安らいだ気持ちを自ら作り出せる人に未来は微笑みます。お話を伺った方・C.I.さん運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術・奇門遁甲などを学ぶ。占いを使う人が占いに依存することなく、自分で活用できるように手助けすることを信条としている。現在は6匹の愛猫たちと暮らす日々。※『anan』2023年1月11日号より。写真・中島慶子イラスト・ねこまき(ミューズワーク)※写真の日めくりの情報はイメージです。(by anan編集部)
2023年01月09日幸運を引き寄せる「吉日」の意味を総まとめ。暦の理解を深めながら、縁起の良い吉日を覚えて、行動のヒントにしよう。いま注目の吉日一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)一粒の籾が万倍にも増える最強の吉日。選日という暦の吉日で、少しの幸せが万倍になる非常に縁起のいい日。この日に始めたことはやがて大きな成果を得ると考えられている。大切な人に思いを伝えたり、入籍、結婚式にも最適。新しい財布を買うなど、お金に関連することにも良い日で、それが大きな利益を生む場合も。しかし自分にとって良くないことには注意が必要。マイナスな事柄も万倍化してしまうので、慎重な行動を。1か月に約5日、1年間に約60日ある。天赦日(てんしゃにち)成功に近づける、日本の暦で最上の吉日。暦注下段という暦に含まれた大吉日。すべての神様が天に昇り、天が万物の罪を赦す日とされ、この日に始めたことはすべて成功するといわれている。運気が上昇するだけでなく、コミュニケーションや感情面においても、その恩恵が与えられる。再起、リトライにもよいとされているが、自分の中で罪悪感を生み出す行動は慎むこと。1年間に5~6日のみ。一粒万倍日が重なれば、さらに開運パワーの強い日になる!注目したい暦暦注下段(れきちゅうげだん)季節と干支などをもとに定められている。季節や節月、日の干支との組み合わせで決まる暦で、天赦日以外の6つを紹介。【神吉日】神様のご機嫌がいい日。願うと現実化しやすくなる。【大明日】前向きになれる、縁起の良い日。【鬼宿日】何事をするにも邪魔をされない。【天恩日】天の恩恵を受ける日。【母倉日】思いやりを持つと、良いご縁を引き寄せられる。【月徳日】目に見えないことを推測するより、意図しない物事に身を任せたほうが、良い変化が表れる。十二直(じゅうにちょく)中国の北斗七星信仰に由来した暦。北斗七星の動きと十二支による方位の組み合わせを日々の吉凶判断に用いたもの。12のうち8つを紹介。【建】願いがうまく現実化するタイミング。【満】肩の力を抜くと、持ち前の能力を発揮できる。【平】苦労から解放される。【定】決断や選択が正しくなる日。【破】困難を突破する推進力が得られる。【納】準備していたことを発表するのに最適。【開】視野や展望が良好となる日。【閉】現状を確認し、管理するといい。陰陽(いんよう)陰と陽の吉日で、行動やすべきことが変わる。自然界のあらゆるものを陰と陽に分けた中国の陰陽五行などによって導き出されたもの。陽は光が当たって、それに対して認識・識別できることの領域。すなわち積極的に行動を起こすことがよいとされる。陰は光が物質に当たって影ができる部分。すなわち思考や検討に充てるなど、意識しないとなかなか見えない自分の内側にアプローチするとよい日。六曜(ろくよう)カレンダーに記される最もメジャーな暦。日にちに「星」を意味する6つの「曜」を当てはめたもの。6つのうち2つの吉日を紹介。【大安】「大いに安し」を意味し、何をするにも吉とされる。何かを始めたり、手に入れたりするのによい日。【友引】午前・午後とも相引きで勝ち負けがない日。ただし午前11時から午後1時30分は相性が悪い時間帯といわれるので、大事な人と会わないのが無難。干支(かんし)十干と十二支を組み合わせたもの。10日間を一区切りにした「十干」と、12種類の「十二支」が結びついて60組の干支があり、60日周期で巡る。【甲子】60日周期の最初にくる日で、何かをスタートさせるのにふさわしい日。【丙寅】熟考したうえで行動すると成果が得られる。【甲午】躍動と発展が期待できる。【壬寅】芽吹き始め、新しい成長の礎となる。【戊申】ポジティブな選択がよい。藤本宏人さん日本の伝統から生まれるご利益を様々な形で伝える「日本良学」代表。ご利益研究34年。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。暦から良い側面のみ抽出して届ける「ご利益1万倍のこよみメール」を毎日配信中。※『anan』2022年12月21日号より。イラスト・津村仁美取材、文・鈴木恵美監修・藤本宏人(by anan編集部)
2022年12月14日一般社団法人日本マヤ暦セラピスト協会(本部:東京都新宿区/代表理事:後藤 将之)は、2022年10月17日(月)より、2023年マヤ暦占星術の手帳『ハッピー・マヤン・ダイアリー2023 Premium IV』の予約受付を開始。5大特典のつく出版記念キャンペーンを2022年12月23日(金)まで実施します。表紙■毎年大好評の「ハッピー・マヤン・ダイアリー」、最新の2023年版は2022年10月31日発売古代マヤ文明の高度な天文学をもとに数千年前から使われている暦(カレンダー)である「マヤ暦」は、先行きの不透明なこの時代、非常に人々の関心や注目が高まっています。そのマヤ暦と心理学・帝王学などを融合し、1万人以上の鑑定実績から生み出されたオリジナルメソッド「マヤ暦占星術(R)」では、「もっとマヤ暦占星術を毎日の暮らしに生かしたい」という要望をうけて、毎年ダイアリーを発売しています。一般的な手帳・ダイアリーとしての用途は言うまでもなく、西暦とマヤ暦の中でももっとも神聖とされる暦の「ツォルキン」を組み合わせ、使う人に幸運を引き寄せる「宇宙のサイクル」がひと目でわかるようになっているのが大きな特徴です。目次マヤ暦占星術(R)にもとづき、自分の運命(職業、恋愛、健康など)や、気になる相手との相性、新しく何かを始めると良い日なども分かる世界でただ1冊の手帳です。第9弾となる2023年版『ハッピー・マヤン・ダイアリー2023 Premium IV』は、高級感のあるレザー調のピンクゴールドの箔押しのカバーで登場。例年好評のオリジナルワークシートやイヤープラン、気になる人との相性が分かる相関関係表やリストなどに加え、新ダウンロードコンテンツ「幸運の扉を開くウィッシュリスト」もついてきます。発売は10月31日(月)、この日はマヤ暦占星術の「KIN166」という日にあたります。KIN166はマヤのツォルキン暦の中でも最強運を秘めているナンバーで、ぜひこの日にダイアリーを手に入れていただけるよう、予約をおすすめしています。オンラインにて24時間通販で購入が可能です。また10月31日以降は協会が開催する各種講座でも販売を実施します。■10月17日(月)より、出版記念キャンペーン5大特典つきで予約受付開始!『ハッピー・マヤン・ダイアリー2023 Premium IV』の10月31日発売に先駆けて、10月17日(月)より、公式オンラインショップとAmazonにて通販の購入予約受付を開始しました。<公式オンラインショップ> <Amazon> このダイアリーの出版キャンペーンとして、さまざまな特典をご用意しています。出版記念キャンペーン特典通常、発表後すぐに満席となってしまう大人気セミナーの優先購入権をはじめ、公式オンラインショップからの購入者には、家元・マヤ暦ソウルナビゲーターMASAYUKI直筆のサインやダイアリーに貼って楽しく活用できるマヤ暦20の紋章シールもプレゼント。仕事や居住地の関係でセミナーに参加できなくても、自宅でゆっくりマヤ暦占星術を学べる「セルフスタディ動画講座」の割引特典(12月23日(金)までの購入者限定)もご用意しています。■毎日の生活にマヤ暦占星術を取り入れて、2023年ももっと自分らしくハッピーにマヤ暦占星術を活用して人生をよりその人らしくハッピーに輝かせるためには、毎日の暮らしに自然に取り入れられるダイアリーが最適です。『ハッピー・マヤン・ダイアリー2023 Premium IV』には、宇宙の流れであるツォルキンのサイクルが記されているため、具体的な行動を起こすファーストステップから、自分を磨き、変化変容を起こし、実りのときを迎え、感謝するフィナーレのステップまでがひとつの流れとして実践できるようになっています。日常にツォルキンのサイクルの流れを取り入れ、マヤ暦を意識しながら毎日の生活を送れば、1年後にはきっと新しい自分に目覚めているはずです。■マヤ暦占星術(マヤ暦占い)とはマヤ暦占星術は星占いのひとつで、1人1人が持って生まれた運命のナンバー「KIN」や「紋章」を通じ、宇宙法則である愛と感謝の理念に即して神様から与えられた宿命や魂の本質、 自分の存在を理解し、幸せのポテンシャルを最大限に高めることができる占いです。およそ4,000~5,000年前にメキシコ・グアテマラで繁栄した古代マヤ文明は別名「時間の文明」といわれ、星の動きを正確に読み取って「時間」という概念を生み出したことで知られています。この古代マヤの叡智の結晶である暦「ツォルキン」に基づいたオリジナルメソッドが「マヤ暦ライフナビゲート鑑定術」です。「KINの如く輝く生き方」にフォーカスし、1人1人の本質・才能・能力・使命・乗り越えるべき課題やテーマを知るだけではなく、周囲との関係性や人生のバイオリズムなど、人生100年時代をその人らしく幸せに生きるためのメソッドとなっています。■一般社団法人日本マヤ暦セラピスト協会とは一般社団法人日本マヤ暦セラピスト協会では、「マヤ暦占星術を通して、あなたと世界中の人たちに愛と幸福をお届けする」をスローガンに掲げ、 マヤ暦占星術を通して、幸せな人たちを増やすことをミッションとしています。愛と感謝に溢れるセラピスト(占術師、マヤ暦ライフナビゲーター(R)、マヤ暦ソウルナビゲーター(R)、マヤ暦マスターセラピスト(協会認定講師)、マヤ婚シェルジュ(R)、マヤンストーンコーディネーター(R)、マヤ暦子育てサポートカウンセラー(R)、マヤ暦キャリアカウンセラー(R))を育成し、社会貢献することを理念として活動を続けています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月31日話題の一粒万倍日など、様々な暦の吉日が多く重なった7月の吉日トップ5を公開。良い流れを作るには、その日の過ごし方が大きなカギに。私たちの最も身近な暦といえば、カレンダーに書かれた大安などの六曜。実は日本には古から受け継がれてきた暦が40種類以上あり、昔から人々が幸せに豊かに生きていく知恵として暦が活用されてきたと、日本良学の藤本宏人さん。「最近話題になっている『一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)』は選日(せんじつ)、『天赦日(てんしゃにち)』は暦注下段(れきちゅうげだん)というそれぞれ別の暦の最も強力な吉日です。江戸時代には、そんな暦の中の運気の良い日だけをピックアップして、ゲンを担いでいたといわれています。吉日を意識すると行動が変わり、何も知らずにただなんとなく過ごすより、恩恵にあやかり、幸運の波を引き寄せやすくなります」暦は1年間で循環していくが、特に7~9月は、秋から翌年に向けて良い流れを作るために重要な時期だそう。「太陽のエネルギーが強く、一年の間で波の動きが最も激しくなる3か月です。しかし波が高いと谷も深い。ただでさえアクティブになりやすい季節だからこそ、行きすぎた行動には注意しなくてはなりません。昔の人は短期的ではなく、長期的に平穏な日々を過ごせるように、暦をうまく利用してきました。お盆休みがあるのもそういったゆえんからです。夏を穏やかに過ごせれば、実り豊かな秋を迎えることができ、良い運気を保ったまま来年に繋げることができるのです。吉日は、積極的に行動すべき日だけでなく、自分の内側に目を向けたほうがよい日もあります。そんな大切な吉日と、その日に何をすべきかを知っておけば、モチベーションをキープしつつ、チャンスを上手に生かすことができます」7月の吉日トップ57月4日(陽の大吉日)一粒万倍日、大安、建、神吉日、大明日新たな出会いなど、良いご縁が拡大!陽の大明日に、一粒万倍日、大安が重なった日で、行動すればするほど良縁を引き寄せられる。新しく出会った人との結びつきを強めることができるので、いろんな場所に顔を出すと、良い流れを呼び込める。あまり話したことがない顔見知りの人をランチに誘ってみるのもあり。明るい態度や受け答えが、ラッキーアクション。7月7日(陽の大吉日)一粒万倍日、友引、満、大明日周囲の人への気配りが自分の成長に直結。うれしいことが万倍化する、陽の大明日。満は、受動的な態度が良いとされる吉日なので、ニーズやリクエストに応える気持ちを持っていると、新たな気づきが得られる。この日は七夕(しちせき)の節句でもあり、中国では出世運が決まる日でもあるため、周囲の人の成長や学びをサポートすると、仕事運や対人運が上昇する。7月16日(陰の大吉日)一粒万倍日、大安、閉、神吉日、大明日、母倉日優雅に振る舞うと、思わぬひらめきが!神吉日と大明日で見えない領域からの支援が強まり、母倉日で思いやりや優しさが万倍返しとなる日。この日の閉は、閉ざされた空間と解釈し、言葉遣いや立ち振る舞いをいつもより丁寧にして、会社や自宅でゆったりと過ごしてみるのが。陰の大吉日なので、新しいアイデアが浮かんだりと、内側に良い変化が訪れる。7月19日(陰の大吉日)一粒万倍日、友引、満、神吉日、大明日ちょっとした贅沢が良縁をつかむ!満と大明日により、自分の心を満たすようなことに対して、一粒万倍日を活用するカギに。例えばいつもより贅沢な食事をしたり、アクセサリーやファッションをアップデートすると、良いご縁に恵まれる。友引なので、友達とのコミュニケーションも積極的に。この日にお金を使わないと、逆に金回りが悪くなるので要注意。7月28日(陽の大吉日)一粒万倍日、大安、閉、神吉日、大明日、天恩日、母倉日身を委ねると、良い方向に導かれる。プラスの暦が多数集まる、7月で最も運気が強い日。陽の大吉日だが、偶然の要素が良い方向へと導いてくれる日なので積極的よりも受動的で自然と良くなる日。普段なら全力で向き合わないといけない場面もあえて力を抜いて流れに身を任せてみると、予想以上の結果が得られる。お願い事が有効な神吉日でもあるので、神社を参拝するのもよい。吉日用語解説一粒万倍日選日という暦の吉日で、この日に始めたことは成功しやすいとされ、農家なら種をまき、商家なら開店に適した日とされていた。ここ数年、一粒万倍日に芸能人が結婚したり、宝くじ売り場に貼り出されるようになり再び注目されるようになった。しかし実は、良いこと、そうでないことに関係なく、全体のエネルギーが高まって最初の一粒が大きく、広くなる傾向が。そのため自分にとって良くないことには注意が必要。重複する暦により傾向は変わるが、八方美人はNG。良縁、仕事、お金など、万倍化させたいことをしっかりと認識したうえで、行動すべき。年ごとに微差はあるが、年間60回ほどの頻度で巡ってくる。天恩日歴注下段という暦に含まれた吉日で、現代でも暦の上で最高の吉日といわれている。普段地上を監視しているすべての神様が天に昇り不在になるため、これまで神様が厳しく見張っていたことも赦される日とされ、あらゆることに見えない領域からの支援が増大する日。運気が上昇するだけでなく、コミュニケーションや感情面においても、その恩恵が与えられる。しかし綿密な計画や戦略的な行動をとってしまうと、せっかくの天の支援が関与する隙がなくなってしまい、もったいない結果になってしまうことが。運を天に任せるスタンスで、自然体を意識すると、素晴らしいご縁やあらゆる可能性が広がっていく体験が得られるはず。陰陽(いんよう)日本の占いも含めて、あらゆる吉日には陰と陽があり、中国の陰陽五行や西洋の暦、数秘術により導き出され、長く受け継がれてきた。陽は光が当たって、それに対して認識・識別できることの領域。すなわち積極的に行動を起こすことで見えてくること。陰は光が物質に当たって影ができる部分。すなわち目に見えない部分で、自分の思考にアプローチすること。陽の大吉日と陰の大吉日ですべきことや行動が全く異なってくる。六曜(ろくよう)カレンダーに記されることも多い暦。6つのうち3つが吉日。【大安】あらゆることがうまくいく日。大きく安らかに構えるとよい。【先勝】午前中が吉とされているが、先手必勝という解釈もあり、午後であっても先回りしてやると縁起が良い。【友引】時代によって解釈が異なるが、友が引き寄せ合うことから良縁が結びやすい日。ただし午前11時から午後1時30分は相性が悪い時間帯といわれるので、大事な人とは会わないのが無難。暦注下段暦の最下段に書かれていたことが名前の由来。季節や節月、日の干支との組み合わせで割り出され、天赦日以外の6つの吉日がこちら。【神吉日】神様のご機嫌がいい日。心で願うことが、現実化しやすくなる。【大明日】太陽が隅々まで明るく照らしてくれる日で、笑顔を意識するだけで、良い運気に乗れる。【鬼宿日】人間よりはるかに力の強い存在である鬼が味方になり、不思議な力が強まる日。結果を決めつけずに、行動してみるとよい。【天恩日】すべての人が天から恩恵を受ける日。うれしい偶然や想定外の良いことが起こりやすく、最近会えていないが気になっている人に連絡するタイミングとしても。【母倉日】母が子に接するように思いやりや優しさを持つと、良いご縁を引き寄せられる。【月徳日】その月の福を司る日で、気持ちや心などが、良い方向へ変化する。目に見えないことを推測することにより、意図しない物事に身を任せたほうが、良い変化が表れる。十二直(じゅうにちょく)暦の中段に記されていたことから、暦中段とも呼ばれる。北斗七星の柄杓が季節によって指す方角を、十二支に割り当てたもの。12あるうち、今回登場した3つを紹介。【建】計画や意図していたことが、うまく現実化するタイミング。逆に、仕切り直しには向かない。【満】受動的な態度がうまくいく日。これまで努力してきたことや、コツコツ積み重ねてきたことが成果として表れやすい。肩の力を抜くと、持ち前の能力を発揮できる。【閉】現状を確認し、管理することで、良い展開へと発展する。藤本宏人さん日本の伝統から生まれるご利益を様々な形で伝える「日本良学」代表。ご利益研究34年。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。暦から良い側面のみ抽出して届ける「ご利益1万倍のこよみメール」を毎日配信中。※『anan』2022年6月15日号より。イラスト・宮原葉月取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2022年06月10日1000年以上も前から人々の生活とともにあった「暦(こよみ)」。日々の営みを支え続けてきた古来の知恵を現代風に読み解き、今を生きる私たちにも役立つように解説しました。教えてくれたのは、運命学研究家のC.I.さんです。暦を読むとは、年月日時の運の流れを知ること。ここでは7月前半の「今日の全体傾向」をお届けします。7月の指針世の中に思いやりと熱意を送り届けること。人それぞれの形で世界に元気を生み出すのです。自分に合った表現方法を見つけて、そこにありったけのエネルギーを注ぎ込みましょう。あなたのその姿や作り上げた作品、成し遂げた仕事を通じて、意気消沈している人の心を勇気づけてあげましょう。ささやかでも幸せを感じてもらえたなら、そのとき世界は少し良くなっているはずです。今日の全体傾向7月1日(金)誰かを見習うという面と、自分の芯を持つという両面をうまく使うことがテーマの日です。出しゃばるわけでも卑下するわけでもなく、そのときに必要だと思ったことを素直に行うといいでしょう。欠点を指摘されても穏やかに受け止めて直す姿勢を見せること。円滑な人間関係のために今の自分にできることをしてみましょう。7月2日(土)天気さえ良ければ旅行にもってこいの日です。素敵な旅は心を伸びやかにし、気分を高揚させてくれます。また、たとえ物理的な旅行はできなくても心の旅ならいつでもできます。内なる自分の声と向き合うことで、大事なメッセージやアイデアを見出せるかもしれません。ゆったりとした気持ちで過ごしましょう。7月3日(日)七転び八起きを意味する日で、具体的な成果を求めて何度も挑み、良い評判を得るために頑張るでしょう。周りから見た自分のイメージが作られやすいときなので、マイナスイメージとならないように積極的に苦手意識やネガティブ面を克服するとよいです。また、必要だと思うなら尊厳や自信を回復することを優先しましょう。7月4日(月)今日のテーマは“自分の立場に固執しないで調和を考えること”です。先輩やOBが大きな顔をして口うるさくなると、とたんに場の雰囲気が悪くなることがあるように、本人はよかれと思ってしたことでも周りは迷惑しているかもしれません。自己満足の善意に陥らないこと、そしていま頑張っている人を温かく見守ることを心がけて。7月5日(火)忙しいときでも周りへの気配りを忘れないとか、仕事を雑にしないとか、広い視野で後々のことまで考えるとか、何か一つでも目を見張るものがあるとその人の評価がぐっと上がる日です。プレッシャーのかかる状況で自分も大変なのに他の人のことまで思いやれる器がある人なら、この後もっと多くの信頼を集めるでしょう。7月6日(水)判断力を鍛えることがテーマの日。自分自身のことも満足にできないうちは人の問題に首を突っ込むことはやめたほうがいい、と今日の暦は告げています。人の事情に深入りしてトラブルに巻き込まれたり、相手の気持ちを損ねて逆恨みされたりする恐れもあります。自分の力量を測り間違えないようにすることが大切です。7月7日(木)人は誰しも、一度くらいは絶望の淵に立たされ希望の見えない日々を送る可能性があるものです。スランプや人間不信、孤立、ハラスメントや差別・偏見など。こうした苦境をリセットすることは容易ではありませんが、どうにかこうにか立ち上がることはできます。また、苦悩がわかるからこそ支援の手を差し伸べることもできます。7月8日(金)世間一般の価値観や流行が自分に合わなくても気にせず、あなた自身の感性に素直になることがテーマの日。周囲や社会を客観的に見ることができるので観察力も高まります。自分の持って生まれた才能と可能性を信じて、どうすればそれを最大限に生かせるかを考えてみるとよいでしょう。きっと試行錯誤も楽しく思えるはず。7月9日(土)家族や友達との関わり方に自分なりのルールを設けようとするとき。身内や仲間だからと特別扱いすることに心苦しさを覚え、誰彼となく平等に接したい気持ちが強まるでしょう。とはいえ人間は情の生き物。スパッと割り切れず、葛藤も生まれてきます。どうしたものかと悩む中でフェアな関係を模索する日となりそうです。7月10日(日)目の前の幸せや恵みを大切にすることがテーマの日です。日々の豊かさを当然のことだと思っていると、ふとしたときにその恩恵は消えてしまいます。そのありがたみに感謝して、今の自分にできることで恩返しするように心がけていれば、必要なときに必要な恵みを得られるようになります。それが豊かさの原則というものです。7月11日(月)ちょっとしたトラブル処理とか幾つかの用事を済ませる必要があるなど、バタバタした状況を暗示する日です。しかし、その対処を通じて有能さを示せたり、責任感や甲斐性の高さを評価されたりする人もいるでしょう。そうした姿が美しく映え、または頼もしく思えて誰かの恋心を刺激するかも。しっかり者を印象づけるチャンスです。7月12日(火)切り替えを意味する日。頭と心をリセットして、あらためて前を向くのです。生活習慣を改善するのにも適しています。夜更かしや考えすぎをやめて睡眠の質を向上させましょう。食事内容を見直しましょう。運動不足ならウォーキングなどできることから始めましょう。何か指標があれば具体的な行動に移しやすくなります。7月13日(水)求めるものを自分から取りに行くのではなく、相手のほうから来るように仕向ける知恵、もしくはずる賢さが出てきやすい日。例えばアイデアや作品のライセンスとかブランド名のように、それを求める人を呼び寄せる力を表しています。ただし人間にとって欲深さは失敗の元凶ですので、何事もほどほどにするほうがいいでしょう。7月14日(木)「人材というよりも人財だ」という考え方があります。今日は物事が進みにくい日かもしれませんが、一緒に頑張ってくれる仲間がいればどうにかこうにかやっていけるでしょう。つらいとき、困ったときに助け舟があるのも、人は宝だという意識を持っている人の人徳のなせるわざです。これはリーダーの心構えでもあるでしょう。7月15日(金)上昇気流に乗りやすい吉日ですが、格付けランキングのような形で人を階層分けしやすい日でもあります。誰が誰より優れているかという基準はそれぞれの社会や個々の考えによって異なりますが、この日は精神的な成熟度のような基準で人を判断することが多そうです。誰と付き合いを深めるかの意思決定にも関わってくるはず。お話を伺った方 C.I.さん運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術・奇門遁甲などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)やツイッター(@CI_ONOFF)を通じて発信している。現在は6匹の愛猫たちと過ごす日々。写真の日めくりの情報はイメージです。※『anan』2022年6月15日号より。写真・中島慶子イラスト・カラシソエル(by anan編集部)
2022年06月08日1000年以上も前から人々の生活と共にあった「暦(こよみ)」。日々の営みを支え続けてきた古来の知恵を現代風に読み解き、今を生きる私たちにも役立つように解説しました。教えてくれたのは、運命学研究家・C.I.さんです。いつ、何を行うか。「よいタイミング」を知る。どんな日にも宝石のカットのように多面的な意味があり、その中でも強調されるテーマがあります。暦を活用するとは、それらの意味に応じて上手に立ち回るということです。そして大事な一日がどんな日なのかを知るのと同じくらい重要なのが、その日にアクションを起こすとその後どうなるのかを知ることです。いつ何を行うか、そのタイミングが未来を左右します。中長期的な展望と、背景事情を考えてみよう。まずは「今日の全体傾向」を軸に、行動が先々に及ぼす影響を知りましょう。暦の働きは当日中にすべて現れるわけではなく、その日を起点に積み重ねられます。特に中長期の予定を立てる際は、目的に近い内容の日を選ぶことが肝心です。また、忘れがちですが出来事の背景や事情にも目を向けましょう。そうすることで客観的な視点に気づけますし、現状に対する理解が進みます。そのうえで今を受け入れたなら、自然と明るい見通しを持てるようになるでしょう。4月の全体傾向をご紹介します!4月の指針新しい人間関係に伴うコミュニケーションが課題となる月です。周りにうまく溶け込めずドギマギしている人がいたら、優しく手を差し伸べてあげましょう。新入生や新入社員など新しく来た人の話によく耳を傾けることが、結局は全体の調和につながります。集団心理が大きな影響をもたらしやすい月ですので、周りの意見に流されずに、まずはしっかり自問してみるとよいです。今日の全体傾向は?6日(水)純真さや優しさ、温和な人柄が評価されやすい日です。といっても、それを狙ってやろうという目論見はうまくいかないでしょう。これは生まれ持った性格や長年の意識的な言動の結果として、無意識に自然と表れる振る舞いだからです。部下や後輩を優しく導き、手を貸してあげましょう。やがてその恩恵はあなたに返ってきます。7日(木)これまでの業績や立ち居振る舞いによって自然とトップに立つことになったり、精神的・指導的な支柱として頼られたりする人を象徴する日です。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざもあるように、こうした人物はあまり自分語りをしないものなので、そのぶん周りが代わりにその人の武勇伝を話したがるでしょう。8日(金)塞ぎ込みたくなる気持ちと前を向かなきゃという気持ちの狭間を表す日です。周囲に馴染めないので一人で過ごしたいという場合もあるでしょう。こうでなければという思い込みや叶いもしない理想に振り回されないで、もっと素直になって周りとの関係を築いてみましょう。地味に思えても次第に楽しくなってくるはずです。9日(土)マイナスイメージでの葛藤を象徴する日です。「あの人と関わると周囲の目が…」という感じで、友達の誘いに乗るか、どのグループに入るか、上司や先輩に追随するか、距離を置くか、モヤモヤと悩むかもしれません。信念があってキッパリ決められる人ならともかく、そうでない人は時間が解決するのを待つことになりそうです。10日(日)家族旅行に出かける人は子供がはしゃぎすぎないように見張る必要がありそうです。待ちきれずにわがままを言ったり、一人で飛び出してハラハラするかも。仕事では個人技だけで乗り切ろうとしないで連携をとりましょう。気が急いて勝手なことをすると思わぬ批判を受けかねません。慎重さや丁寧さを心がけておきたい日です。11日(月)お試しキャンペーンとか体験入部のような機会を利用して自分に合うものを探すことを意味する日です。いろいろな可能性が開けていて迷うかもしれませんが、本当にやってみたいことが見つかったら足踏みせずに参加してみましょう。そこから新しいあなたのストーリーが始まるのですから。夢への第一歩となるかも。12日(火)地道にコツコツと取り組むことの大切さを説いた暦の日です。仕事を覚えるのも勉強を進めるのも、人間関係を構築していくこともすべて時間のかかること。焦らずゆっくりやればいいと自分に言い聞かせましょう。一歩一歩は小さくても、積み重ねていけば大きな夢にも届きます。失敗にめげず、心を癒しながら進んでいきましょう。13日(水)ハードな一日が終わってゆったりと過ごしたい気分なのに、周りが騒々しくて心が休まらないとか、静かに勉強したいのに他の人のおしゃべりが気になって集中できないといった様子を表す日です。注意すれば逆ギレされる時代、ヘッドホンでもするのが得策でしょうか。周りへの配慮や思いやりを念頭に置いて過ごしたい一日です。14日(木)心の通い合う間柄というのは本当に貴重なものです。お互いに相手のことを思いやれるのは、人を人たらしめている本質といっても過言ではありません。ただのお遊びで付き合う関係とは違い、その時間のすべてがお互いにとって大切なものとなる、かけがえのないものです。大事にしたい縁であればなおのこと誠実に向き合うべきです。15日(金)混迷の最中にある世の中で、私に何ができるだろうという思いで日々を過ごされている方も多いと思います。人一人にできることなど限られていますし、たぶん小さなことです。でも、思い悩んで手をこまねいているよりは、今できることで貢献するほうが遥かによいはず。屈託なく笑い合える世界をもう一度取り戻すために。16日(土)毎日のルーティンワークを繰り返すなかで本当の実力が身に付いていくことを表す日です。何か月も、時には何年にもわたって一つの事柄に取り組み続けるでしょう。精神的にも身体的にも苦しさを伴うかもしれませんが、その過程で確固とした基礎が作られ、習得したことの理解と技術は揺るぎないものになっているはずです。17日(日)モチベーションのコントロールに関係する日です。寝る前や起き抜けの自己暗示、体を動かす、楽器を奏でたり音楽を聴く、読書するなど、気分を高めたり落ち着かせたりする行動が個々にあるでしょう。その方法をうまく使って精神状態をよくしたうえで、仕事や勉強に向かい、人に会うならば、ずっと成果も上がりやすくなるはずです。18日(月)話し合いのなかで、もしくは自分で調べていく過程で、次第に物の見方や考え方に変化が表れてくることを意味する日。利かん坊の子供に何度も何度も言い聞かせてようやく少しわかってくれたようなものです。まだまだ先は長いのですが、これを第一歩として次のステップへと進むことができるでしょう。強い気持ちが求められます。19日(火)今年の2月24日、ロシアがウクライナに侵攻。平和な毎日が続くと思っていたなかで、ウクライナ国民は生命を脅かされる事態に直面しました。今日の暦もそんな教訓を暗に含みます。穏やかな日々だからこそ「もしものとき」のことを忘れてはいけない。豊かさと平和に感謝しつつ、それが成立する貴さをあらためて考えてほしい日です。20日(水)頼りない親や上司を見かねて、その子供や部下が窮地を救うべく立ち上がる、そんな意味の日です。家計を助けるためにバイトをする、残業の日々を過ごすなど尻ぬぐい感があるかもしれません。ただ、そのことで一家が救われ、あるいは業績が持ち直すのなら、それはそれで誇らしく、大変だった日々も受け入れられるでしょう。21日(木)培ってきたことを総ざらいするかのように、今やれることを盛り込みながら力を尽くすことを表す日です。これには地道で長い年月を要することが多いのですが、そうしてできることをしていくうちに次の目標が見つかり、新しい展望が開けてきます。今までとは違う生き方が待っているかもしれませんが、期待も膨らむでしょう。22日(金)文化・芸術の良質なところを楽しむセレブ的な意味がある日です。そうした贅沢な一面がある一方で、高慢だとか人を見下す一面を併せ持っている場合もあるでしょう。それが人によっては鼻持ちならないと映ることもあるかもしれません。ただ、優雅な生活を夢見て努力できるのは大きな強みなので、大変な仕事も頑張れるはず。23日(土)伝え方がよくないと相手の心には届かないことを痛感し、効果的な表現方法を考えるきっかけとなる日です。商品の魅力を上げるような写真や動画、キャッチコピーで購買意欲を誘う、ポイントを絞って強調するなどイメージ戦略が肝となるでしょう。ただし無理の利かない日なので、ガンガン行くのではなく無難をとるほうがよいです。24日(日)物事や人間関係を続けていくことの大変さ、または時代の波や運気の変わり目のような変化にどう対応していくかということがテーマの日です。何事もいつかは変化しますが、それまでは維持するために精一杯頑張るのが人の常です。新しい生き方、新しい考え方に対応していく柔軟性が問われている日でもあるでしょう。25日(月)いわゆる暴君や独裁者の顛末を象徴する日です。最初は大きな期待を込めて選ばれた人かもしれませんが、調子に乗って独断的なことをしてきたために人々の怒りと反発を買って失脚してゆく。上に立つ者の傍若無人さに振り回されるのに疲れてしまった人たちは、新しい体制への変革を求めます。そこに不確かな未来への希望を託して。26日(火)どっちつかずのフラフラした態度では周りの人もどうしてほしいのかわからず、力になりたくてもなれません。目標を見定めれば推進力が生まれます。しっかりと自分の意思を示してブレないこと。そうすれば理解してくれる人たちや一緒に頑張ってくれる仲間も集まるでしょう。とにかく自分自身の心を決めることが先決です。27日(水)昔の恋人や友人との約束が忘れられず、モヤモヤと逡巡してしまう様子を表す日です。年月が過ぎて雲散霧消することもあれば、かつての恋人や仲間とのヨリを戻そうと働きかけることもあるかもしれません。もし何のわだかまりなく今も好みが合うのなら、また一つの場所に集まって以前の夢を再開するという道もあるでしょう。28日(木)雑用や繰り返される呼び出しなどでバタバタし、思うように仕事や勉強が捗らない様子が浮かんでくる日です。子供やペットがはしゃぐなかでオンライン会議やテレワークをするのに似ています。または家族の看病や親の介護で忙しい状態など。落ち着く暇もないかもしれませんが、どうか自分自身の健康にも気を使ってください。29日(金)スマホで地図が見られる時代とはいえ、初めて来た場所を歩き回るのは誰しも不安なものです。それと同じように、初めてやることや初めて会う人たちとの関係も期待と不安が入り交じるのが普通です。他のことに気を取られていたり、慌てていたりすると思わぬ恥をかくかもしれません。落ち着いて少しずつ慣れていきましょう。30日(土)厳しい状況をどう乗り越えるかが問われている日です。心強い味方がいれば強く出られるのかもしれませんし、勇気を後押ししてくれる一言だけで十分かもしれませんが、最終的には自分次第です。でも、逆境に耐えるだけでなく自ら舵取りすることができれば、V字回復並みに望ましい将来をつかむことができるでしょう。お話を伺った方 C.I.さん運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術・奇門遁甲などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)やツイッター(@CI_ONOFF)を通じて発信している。現在は6匹の愛猫たちと過ごす日々。※『anan』2022年4月13日号より。写真・中島慶子イラスト・ネコポンギポンギ(by anan編集部)
2022年04月10日1000年以上も前から人々の生活と共にあった「暦」。日々の営みを支え続けてきた古来の知恵を現代風に読み解き、今を生きる私たちにも役立つように解説しました。ここでは、項目別に選んだ1月~3月の吉日と、その日に適した行動、心がけたいことをご紹介します!1月~3月のラッキーデーをチェック!金運1月5日:“やるべきことに専念する”がテーマのこの日、何事も意のままになると古くから伝わる吉方が北に巡ってきています。ただし、これは逃げ足の速い吉方のため機を見るに敏、チャンスと見たら即行動が鉄則です。2月12日:データ分析、アイデアの具体化、プログラミングなどにより判断材料の質や作業効率を上げて収益アップを図るという意味の金運の日。頭を使って稼ぐことに関係します。吉方を選んでリフレッシュ旅行するのもあり。3月13日:地道な努力を積み上げてきた人が見出されるという意味の金運の日。評価が上がればより必要とされ、活動の幅が広がり収入も増えます。吉運招来のため、今日のランチは南にある店か、南側の明るい席で食べましょう。恋愛運1月3日:この日は恋人同士や夫婦に特に有効です。三が日でもあり一緒に出かけるのであれば日の出前、6時前後に東か西に発つといいでしょう。東は心が充実し明るくなり、西は努力が実り、子宝にも恵まれやすくなります。2月15日:目上の人や学術関係者、本好きの人との縁をつなぎやすい日なので、図書館や大学、書店など知的好奇心を刺激するような場所での出会いが期待できます。それらの場所が吉方になる時間に出かけてみましょう。※2月15日の吉方位…[九紫]4時の南西・北西、6時の北・北東・南、10時の北東・南西、12時の北、16時の東・南東。3月17日:普段から内気で、好きな人ができてもアクションを起こせないという人には、この日がおすすめです。半強制的に行動を後押しする力が働くからです。勇気を出して気持ちを打ち明けるなら夕方~夜がいいでしょう。人間関係1月30日:チームプレーが輝くときです。少数精鋭的な集まりのなかで偉業が生まれやすいので、お互いの長所を高め合い、短所を補い合う協力プレーを心がけて。スポーツの試合等では吉方を使って会場に向かえば鬼に金棒です。※1月30日の吉方位…[二黒]4時の北、6時の南西、8時の東、10時の北西、12時の北東・南西、14時の北西。2月19日:大きな責任を伴うことや難問に立ち向かうことを表す日。判断は的確に、行動は明瞭に。仲間を率いるリーダーや、解決したい問題に詳しい人を信頼し、皆でしっかりとサポートすれば、結果は必ず良いものとなるはずです。3月25日:過去の経験や反省を生かして、今度は失敗しないように人選する。結婚相手、仕事のパートナー、友達や付き合う人たち。どんな関係であれ、ちゃんと人となりを見定めたうえで新しい一歩を踏み出すことが大切です。仕事運1月13日:プレゼンテーションや論文の発表、企画書などの文書作成、物語のストーリーやアイデアの創出、そして試験勉強にも最適な日です。吉方位として使うなら朝方の東がベスト。頭が冴えて勉強や頭脳労働が捗るでしょう。2月22日:年・月・日に2が並ぶこの日は“お互いの視座で考えること”、もしくは“調和を図ること”がテーマの日です。それが成功すればトラブルは収束し、今度は協力関係や切磋琢磨できるライバル関係を築いていけるはずです。3月24日:仕事に関しては「思い立ったが吉日」を地で行く日。「鉄は熱いうちに打て」ともいいますね。普段は気が弱くて消極的な人でも、大事なところでは発言し、考えてきた案を示さないといけません。勇気を奮い立たせて。C.I.さん運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術・奇門遁甲などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)やツイッター(@CI_ONOFF)を通じて所感を記している。現在は6匹の愛猫たちと過ごす日々。※『anan』2021年12月15日号より。イラスト・micca(by anan編集部)
2021年12月13日染の庵 結暉(京都市下京区)は、手描き友禅による節句の本格小軸「彩暦(あやごよみ)」を2021年11月22日(月)、クラウドファンディングサイトMakuakeにて初公開いたします。(公開後のMakuake直接リンク→ )※11月22日掲載予定彩暦使用イメージ(1)◇着物手描き友禅作家 平山優子が描く節句の小軸<柄は五節句+節分 小軸「彩暦」に込めた想い>小軸「彩暦」では五節句に、旧暦で1年の締めくくりとなる旧暦12月30日(現在の2月初旬)、立春の前日の節分の意匠も加えました。<新しい暮らしのご提案>~室礼(しつらい)という先人たちの文化を使って日常の中に非日常を作り出す~掛軸はもともと客人をもてなす為に花などと一緒に飾られ、その空間を特別に演出する為の道具として使われていました。その役割の本質は「室内のまったく別の世界を作り出すこと」というものです。小軸「彩暦」のコンセプトは和室のない現代の暮らしの中に日本の伝統的な良い文化を取り入れまったく別の世界を作り出すということ。それは「彩暦」で“ケ”という日常に“ハレ”という非日常の場を作ること、そこでは日常にはない心地良い緊張感や遊び心ある時間や空間を生み出すことでしょう。そしてその時間や空間を客人の為ではなく、自分自身の為、家族の為に行う。コロナ禍で増えたお家時間を室礼という日本の文化を使って楽しんでいただけたらと思います。<マンションでも掛けやすい壁掛けと置き型の選べる飾り方>彩暦使用イメージ(2)彩暦使用イメージ(3)<「特別な想いを込めたい」節句物ギフトとしても>・希望者には金彩での名入れも可能名入れ画像<ギフト例>・「お正月」は寅年の家族の御守りに・「端午の節句」や「桃の節句」はお子様の大切な節句飾りとして・「重陽の節句」などは長寿お祝いの意味などから敬老のギフトとしてなど◇着物と同じ作り方 日本の伝統技術・伝統美を大人にも子供にも楽しんでいただきたい・「彩暦」は手描き友禅の技術でひとつひとつ制作しています。・図案を描き、生地に下描きをし、地色を染めて柄に色を挿し、蒸しで染料を生地に定着させ…と、着物を染める工程と全く同じ流れをふみます。そのため色に深みがあり、近くで見ると手描きならではのタッチを感じていただけます。小さなお軸の中にも、本格的な手描き友禅の世界を感じていただけるよう、想いを注ぎ込み描いています。彩暦制作画像(1)エピソード画像(1)◇クラウドファンディングMakuakeでの挑戦今までは卸問屋を通じてのBtoBでお客様と関わってきました。ですが、物作りを深め、想いが募る度に“お客様に直接想いを届けたい”という思いが増していきました。「直接お客様と関わることでお客様の温度を感じ、いろいろなご感想を自分達の物作りに還元していきたい」「製品として卸して終わるのではなく、丁寧に作品に込めた想いを届けたい」という気持ちが大きくなり、今回初めての本格的なBtoCへの挑戦をクラウドファンディングMakuakeでしようと決めました。◇染の庵 結暉について京都で着物や帯の制作を行っている染色工房。代表 平山優子がデザインから制作までを手掛けている。工房で一緒に物作りをしている職人は全員が女性で30代40代の職人が制作を行っています。【プロフィール】意匠染織家 平山優子愛知県名古屋市に生まれる。幼い頃からファッションデザイナーになるのが夢であったが、19歳で谷崎潤一郎の「刺青」を読み、日本の艶に惹かれる。自身の成人式で母に振袖を着せてもらい感動したことがきっかけで着物職人になることを決意。その後、着物職人になることをめざし単身で京都へ。濡れ描き友禅工房で修行を始める。着物制作画像(1)【受賞歴など】2009年 第14回手描き友禅作品展にて京都府中小企業団体賞受賞同年 着物作家として全国で展示会を始める2013年 山形の老舗呉服店様よりご依頼いただき“最上義光百万石行列図”を制作ロンドンで行われた葛飾北斎展に展示される2014年 在籍していた工房より独立「染の庵 結暉(そめのいおり ゆき)」を立ち上げるその後、日本の古典とシノワズリを融合した独自の表現で作品製作をスタートする2017年 人気CM衣装の染色を手掛ける2019年 JR西日本主催 着物ファッションショー“Fashion Cantata from KYOTO”に出品(旧姓 高橋優子として)2021年 制作した着物が人気映画衣装に使用される同年 新ブランド「朔」 立ち上げる同年 KANSAI COLLECTION 2021 AUTUMN&WINTERに出品【製品 彩暦】サイズ: W12×H44.5×D1.8cm (木枠:W24×H53.5×D15cm)材質 : 絹 (木枠:吉野杉)価格 : 彩暦&木枠 通常¥41,800(税込)→Makuake限定価格¥28,500(税込)彩暦 通常¥36,300(税込)→Makuake限定価格¥25,000(税込)【会社概要】会社名 : 染の庵 結暉所在地 : 京都府京都市下京区西洞院通仏光寺下る本柳水町771ラセーム771 2階代表 : 平山優子設立 : 2014年2月事業内容: 着物・帯の製造 染色URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月16日個人が社会で輝くためには、本人の運気だけでなく“時の運”を知ることも必要です。そしてそれを明らかにしてくれるのが暦。運命学研究家のC.I.さんに10月前半の暦を教えて頂きました。紹介するのは、今日の全体傾向、干支と九星です。干支(かんし)十干(甲・乙・丙…)と十二支(子・丑・寅…)が結びつくと、甲子、乙丑、丙寅のような60組の干支の組み合わせになります。人物や出来事の性質に関係するため、暦解説ではその日の干支から「今日の性質」を読み解いています。九星(きゅうせい)東洋的観点で数字を応用した術。「気学」としても有名。暦解説では時間単位で吉方位を載せています。例えば「6時の東」とあれば「6時の前後1 時間(できれば30分以内)に東へ向かうと吉」の意味です。方位は各45度でみます。10月1日(火)今日の全体傾向目標に向かって毎日地道に励むことの大切さを意識したい日です。それは仕事や勉強のように、結果が求められるものだけではありません。人間関係にしても、甘えや惰性に流されては発展性がなくなります。小さな進歩に楽しみを見出しながらステップアップしていきましょう。穏やかな日々を続けていくにも、努力は必要なのです。干支今日の性質【辛未】気持ちのアップダウンに負けない自己管理能力が求められるとき。コンディションがどうであれ、今やれることに集中しましょう。九星今日の吉方位【八白】4時の南、6時の南から西、8時の東・南西・北西、10時の南、12時の北、14時の東。10月2日(水)今日の全体傾向今していることに疑問を感じて、方向転換したくなるかもしれません。入賞を狙って途中まで描いたマンガを放棄してしまうような、どこか諦めのようなムードも出やすい日です。でも始めたばかりであるなら、まだまだこれからということを忘れないで。気持ちが途切れるのは、頭の整理がついていないか、単純に準備不足のせいなのかも。干支今日の性質【壬申】心が定まらないとせっかくの才能も発揮しづらいもの。ターゲットを決めたら、それを得るために必要な道筋をはっきりさせよう。九星今日の吉方位【七赤】4時の北、6時の北・北東・南、10時の南東・南、12時の東、14時の南西、18時の北西。10月3日(木)今日の全体傾向どんな仕事も華麗にこなすタレントのように、要求に応える力が試される日です。それが自分の適性に合っていたり理想的なことだったりするなら、嬉々として心が躍り出すでしょう。でも、周りの期待が重荷で強いストレスを感じるときは、本当にしたいことを主張したり、飛び出すように行動を起こしてしまうかもしれません。干支今日の性質【癸酉】聞き分けのいい人を演じながらも、大事なところでは譲らない頑固さが表れやすいとき。わがままや自分勝手な行動には気をつけて。九星今日の吉方位【六白】6時の南西、8時の東、10時の北、12時の東、16時の南東・南・北西、18時の北西。10月4日(金)今日の全体傾向活動の限界に挑戦することがテーマの日です。幾つもの仕事や用件を掛け持ちし、やるべきことをやれるだけやるといった無理をしがちな日でもあります。服装にも気合が入りやすいでしょうし、「こんなにも頑張っている私を見て」という自己アピールをしたくなるかもしれません。神経を消耗しないように注意も必要です。干支今日の性質【甲戌】何かと用事を振られて忙しくなったとしたら、“自分のことばかりにかまけていてはいけない”というサイン。協調的に動くとき。九星今日の吉方位【五黄】4時の西、6時の南東、8時の南東・西、10時の北・南東、14時の南西、18時の北西。10月5日(土)今日の全体傾向楽譜でいえば休符に当たる日です。忙しく動きすぎた人は、今日はゆっくりと心を落ち着けてもいいでしょう。ここでさらに自分を駆り立てては気力を使い果たしてしまいます。映画や本の世界、ゲームに没頭するなど少し現実を離れるのも手です。一方、相変わらず忙しいという人も根を詰めず、仲間と労をねぎらい合ってください。干支今日の性質【乙亥】独り善がりや、これぐらい大丈夫といった慢心に注意。理不尽なことを周りの人に押し付けない。精神的余裕をもつことが大事。九星今日の吉方位【四緑】4時の西、6時の南、8時の東、12時の北東・南・南西、14時の北東、18時の南・南西。10月6日(日)今日の全体傾向大事な用があるときは、特に事前の準備をしっかりとしておきたい日です。甘い気持ちで臨むと、苦労するわりには成果が得られないという暗示が。せっかく新しい出会いがあっても、うまく自分を表現できないのではそれ以上の進展は難しいものです。普段から質のよい自分を出す練習をしておけば、自然とあなたの魅力は伝わります。干支今日の性質【丙子】行き当たりばったりの運任せでは心もとなく、また気分次第では周りからの信用は得られません。地力の大切さを実感するとき。九星今日の吉方位【三碧】4時の南西、6時の南東・西・北西、10時の北東・南、14時の北・南、18時の南。10月7日(月)今日の全体傾向何らかの問題点や障害を取り除くことがテーマの日です。「これは面倒なことになる」と気づいた人は、さっさと一抜けしてしまうでしょう。一方で、やっかいな規則やルールが組織や人々を縛っているように感じた人は、自分の経験を交えて改善案を出したくなるかもしれません。ともかく必要な行動は早いほうがいい、という日です。干支今日の性質【丁丑】その人なりの、または自分なりの限度を感じるとき。許容範囲を超えてまでやりたくなく、超えてしまうと嫌気が差してきます。九星今日の吉方位【二黒】4時の西、8時の北東・北西、10時の北・北西、12時の北東、18時の東・南西・北西。10月8日(火)今日の全体傾向人のために働く、という気持ちが強まる日となりそう。昨日の全体傾向の地続きで、変わろうとする人をサポートしたり、しがらみを取り払うために一肌脱いだりすることも。自分の本心はどうあれ、相手のためを想って今すべき役割を演じる人もいるでしょう。ときには、ネガティブな方向に流れないよう軌道修正が必要な場合も。干支今日の性質【戊寅】自分にできることで誰かの役に立ちたくなるとき。仕事とは別に、資格や特技を生かせることを探してみるのもワクワクするはず。九星今日の吉方位【一白】8時の北・北西、10時の南東・南・南西、12時の北東・南西、14時の東・南東・西。10月9日(水)今日の全体傾向人の優しさのような、温かい情感の中に浸りたくなるかもしれません。人間性の回復へ心が向かうので、児童文学や絵本、ヒューマンドラマ、ゲームやマンガ、小説の登場人物に感情移入しやすくなるでしょう。昔の写真を見たり、よく聴いた音楽を聴き返してみたり。懐かしい人に会いたくなって、久しぶりに連絡をとる人もいるかも。干支今日の性質【己卯】友達の輪を広げるときも、出会った人と仲良くなるときも、最強の手段は笑顔です。心を開くことで、あなた自身の世界も広がります。九星今日の吉方位【九紫】4時の北・南西、6時の東、10時の北、12時の北東、14時と16時の南東、18時の北東。10月10日(木)今日の全体傾向表現に戸惑ったり、自分の意見を押し出すのが恥ずかしかったりする場面がありそうです。自分に自信がなくて、あれこれと遠回りすることがあるかもしれませんが、何か一つ続けてきたことがあるなら、それが役に立ってくれるはず。時間がかかってもめげずに、自分としても納得できて共感もしてもらえるやり方を見つけてください。干支今日の性質【庚辰】自分自身の内面を、もっと深く知るような体験を暗示します。そのことで目標がはっきりして具体的な行動に移れる人もいるでしょう。九星今日の吉方位【八白】6時の南西・北西、8時の南・北西、10時の南・南西、12時の北東、14時の北・南。10月11日(金)今日の全体傾向どこの文化にも独自の精神があるものですが、今日はそうした古い精神性にアクセスしやすい日です。日本でいえば「わび・さび」がそうかもしれません。その国の郷土料理を食べてみたり、民族衣装を着てみたりするだけでも、異なる文化やその精神性に触れることはできます。あなたの魂が震え、共鳴する「何か」を探してみては。干支今日の性質【辛巳】あなた自身や、あなたが属する環境・文化の内奥まで見つめてみて。大事な気づきを得て、これからしたいことが見えてくるとき。九星今日の吉方位【七赤】4時の東、6時の東・西、8時の北東、10時の南・北西、12時の北、14時の南西・西。10月12日(土)今日の全体傾向今の立場を守りたい、これは譲れない・教えたくないという感情、または野心的な欲望を表す日です。あなたがそうでなくても上司や友人がそんな状態になるかもしれません。優位性を保とうとして強引になると周りからの反感を買ってしまいます。エゴが災いを招く元だと肝に銘じ、思いやりを携えて一日を過ごしてください。干支今日の性質【壬午】誰かを説得したり諭したりするには、忍耐強くなくてはなりません。理解してもらえるように根気よく当たることが求められます。九星今日の吉方位【六白】4時の北・南東、6時の北東、10時の東、12時の北東、14時の南・西、18時の西。10月13日(日)今日の全体傾向現在、困難な状況にある人は打開の兆しを得られる暗示が出ています。でも兆しであって、確かなものではありません。いつこの状態を脱せるのかとヤキモキするかもしれませんが、支えてくれる人への感謝と誠意を忘れずにいれば、必ず光明が射し込んでくるはずです。間違っても自分勝手に人の不幸を願わないようにしてください。干支今日の性質【癸未】自分をよく見せようとする浅ましさが、かえって人からは醜く思われます。素の自分を認めれば、質素でも美しく映えるものです。九星今日の吉方位【五黄】4時の北西、6時の東・南東・南・北西、8時と10時の北東・西、12時の北。10月14日(月)今日の全体傾向仲間との密度の濃い体験がテーマの日です。連帯感が強まることで心の壁が崩れ、いつしか遠慮のない物言いをするようになったり、その人の口グセをまねして笑いを誘ったりも。はたまた、無意識からのメッセージに気づく人もいるかも。また、苦労の末に努力が実を結ぶ意味もある日なので、最後まであきらめない気持ちが大切です。干支今日の性質【甲申】リスクや責任を背負ってこそ本気を出せる人のように、自分を追い込む形で物事に挑むことになりやすいとき。全身全霊という印象。九星今日の吉方位【四緑】4時の北東、6時と8時の東、14時の北・東、16時の南・南西、18時の北・南。10月15日(火)今日の全体傾向密接な関係や深い関係がテーマの日です。私生活や個人的な秘密、めったに話さない胸の内まで打ち明けるほどの相手に象徴されます。人によっては、忘れたいくらい嫌な過去と関係した相手かもしれません。その場合は、過去を清算してサッパリしたくなる日ともいえそうです。曖昧にしないで、本音で話し合う必要があるでしょう。干支今日の性質【乙酉】思いつきで動きがち。発想は面白くても、裏付けがないと空回りします。いい結果を残したければ時間をかけても基礎を作ること。九星今日の吉方位【三碧】4時の南東・南、6時の西、8時の北東、14時の北・南、16時の北、18時の東・西。C.I.さん運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術・方位術などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)を通じて日々の考えを綴る。現在は4匹の愛猫たちと過ごす日々。※『anan』2019年10月9日号より。(by anan編集部)
2019年10月02日私たちの国に古くから伝わる暦は、生活に役立つ知恵が詰まっています。今回は暦にまつわる4つのお話、「虫の声とオノマトペ」「初恋の日(10/30)」「勤労感謝の日」「冬を告げる花」をお届けします。教えてくれたのは運命学研究家・C.I.さんです。秋の夜長に聴き入る虫たちの演奏会。【擬声語の文化から覗く、日本語と外国語の違い】季節の移ろいを細かく記した七十二候という暦で、10 月中旬~下旬は「蟋蟀(きりぎりす)戸に在り」と書かれています。秋も深まり、虫たちが人の住処の前で音楽会を開いているかのような描写です。そんな“虫の声”ですが、これを単なる音ではなく「声」として認識できるのは、母音がベースの言語を使う民族だけだとか。実際には虫の声に限らず、風や波などの自然音にしても日本語では「ひゅーひゅー」とか「ざぶーん」とか、さまざまな擬音語が作られていますね。童謡でマツムシは「ちんちろりん」と鳴きますが、さて他の言語では?英語に翻訳された日本のマンガを読むと、擬声語(オノマトペ)の表現の仕方が楽しめます。いろいろ調べてみると面白いですよ。「勤労感謝の日」に秘められた切なる願い。【一年の労をねぎらいつつ自然の恵みと脅威を思う】11月23日の「勤労感謝の日」は、古来の神事である「神嘗祭(かんなめさい)」と「新嘗祭(にいなめさい)」に関連しています。今年の収穫物を喜び、神々に捧げる神嘗祭と、奉納した新穀を天皇や神に仕える者が神と共に食する新嘗祭。とくに後者は、かつて冬至近辺の日に行われ、神意の込められた穀物を人の代表がいただくことで、来たる新年に恵みを降ろし、無事を願う意味が込められていたようです。「勤労」と「感謝」が人間社会の中だけで語られるのではなく、人と万物との相互関係の中でなされるとき、本当の豊かさが世界中に溢れるのかもしれません。それに何より、大自然に対する畏怖の念を失えば、人間などひとたまりもないことを忘れてはならないのです。色濃く甘い初恋の思い出。【詩だからこそ心に響く二人の美しい恋路】「まだあげ初めし前髪の林檎のもとに見えしとき前にさしたる花櫛の花ある君と思ひけり」詩人&小説家であった島崎藤村。明治29年10月30日刊行の文芸雑誌に、彼の「初恋」という詩が掲載されたことにちなみ、10月30日は「初恋の日」に制定されています。それにしてもこの詩、初恋とはいいつつも、全文を読むと生々しいほどに親密な二人の関係が描写されていて、随分と恋模様は進展しているようです。なにせ逢瀬の場所である林檎の木の下に続く道は、この二人が幾度となく草を踏みしめて作ったというのですから。この「初恋」はWeb上の電子図書館・青空文庫の『若菜集』にも全文が収められています。興味のある方はぜひ読んでみてください。冬を告げる山さざんか茶花。花言葉は、「ひたむきな愛」。【山茶花と椿。冬を彩る赤い花たち】立冬――冬の到来を告げる七十二候の一節に「山茶(つばき)、始めて開く」とあります。現代では「つばき」=椿ですが、昔の暦では山茶花を椿と混同していました。実際、中国語で山茶花といえば椿を指します。分類学的にも山茶花は「ツバキ科ツバキ属」であり、見間違えるのも無理はありません。ただ、椿が咲くのは春に近い時期ですし、散り方にも大きな違いが見られます。山茶花は咲き乱れた後、散った花びらがレッドカーペットのようになります。一方、椿は気位高く咲き誇った後、最後は花ごと落ちます。ちなみに、葉も山茶花のほうが少しギザギザしています。冬を彩る赤い花々を見て、「山茶花かな、椿かな」と愛でる、そんなひと時も味わい深いものです。C.I.さん運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)やツイッターで日頃の考えを綴る。最近は、4匹の愛猫たちと過ごす日々。※『anan』2018年10月17日号より。イラスト・角 裕美(by anan編集部)
2018年10月15日8月は陰暦で「葉月」。由来は、木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」、雁が初めて来る「初来月(はつきづき)」など諸説ありますが、定説はありません。暦の上では秋ですが、実際には暑さが盛りの頃で、実感がありませんね。「LIMIA歳時記」では、季語と、それにまつわるストーリーを月に1回ご紹介しています。「小鳥来る」は秋になって渡り鳥がやってくること暑い日がまだまだ続いていますが、暦の上ではもう秋。早く涼しくなってくれないかな、と思いつつ日々を過ごしていますが、みなさまはいかがお過ごしですか?先日、休暇で山の近くに泊まりに行ってきました。すると、ひんやりとしてとても涼しいのです。山の上には確実に秋がやってきているのですね。翌日の早朝、鳥の鳴き声で気持ちよく目が覚めました。さて、本日ご紹介するのは「小鳥来る」。なんともかわいらしい言葉ですが、これ、秋の季語なのです。小鳥がなぜ秋の季語?と思われるかもしれません。その答えのヒントは「渡り鳥」にあります。ご存知のように、渡り鳥は、冬を越すために寒い北の方からあたたかい南の方へ移動してきます。その時期が、秋。そして、渡り鳥のなかでも、つぐみ、ひわなどの小鳥がやってくることが「小鳥来る」という秋の季語、というわけ。「コトリクル」という音もとても愛らしくて、私の好きな季語のひとつです。体の大きな鳥は高いところを飛び、小さな鳥ほど森や住宅のすぐ上などの低いところを渡るのだそう。ですから、私たちが目にする機会も多く、身近に実感できる季語といえるのではないでしょうか。ちなみに、春になって鳥が北へ帰っていくことを「鳥帰る」また「鳥雲に入る」といい、これは春の季語となっています。【今月の一句】小鳥来るはじめて話すことばかり明隅礼子●文如月サラ(きさらぎさら)エディター、俳人。(株)マガジンハウスで『anan』『Hanako』などの編集者を経て独立。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程にて女性のエンパワーメントについて研究中。EDIT THE WORLD●イラストアネタイヨシコYOSHIKO ANETAI▼「LIMIA歳時記」ほかの記事も読む♪▼【LIMIA歳時記】7月は「文月」。本格的な夏の到来です【LIMIA歳時記】6月は「水無月」。雨降りの季節が訪れます【LIMIA歳時記】5月は「皐月」。新緑が明るく光り始めます
2018年08月16日うなぎ屋に貼られた「本日丑の日」が起源!1年には春夏秋冬の4つの土用の時期があります。古代中国の陰陽五行説に習い、四季にもそれぞれ、5種類の元素からなる木火土金水の概念を当てはめたところ土が余ったことから、土の季節を設けることになったのです。この夏の土用に鰻を食べる習慣は古く江戸時代に広まったといわれています。最も有名なものとして、江戸時代の学者・平賀源内が鰻屋さんに助言をして「本日丑の日」と店に張り紙をしたことから、「う」の付く食べ物は夏バテしないと広まったという説があります。「う」のつく食べ物ならなんでも効果あり?「う」のつく食べ物は鰻の他にも、スタミナをつけることの出来る馬肉や牛肉、胃に優しいとされるうどんや瓜に梅干しなどもあります。また「う」は付きませんが、土用のしじみは腹の薬とも考えられているため、しじみの味噌汁も効果的と言われています。夏の土用にお灸を据えると効果アリ?夏の土用の時期は、ちょうど夏バテが始まるので体をしっかりと休ませるのが重要です。昔から夏の土用はお灸を据える習慣があるといわれています。夏の土用の時期は高温多湿なので、汗も蒸発しにくく体温調整が難しくなりますが、お灸が自立神経のバランスの乱れを調整してくれるようです。「丑湯」で身体を温めると病気にならない?「丑湯」にはもともと禊の意味があります。滝に打たれる、または海岸に出て潮を浴びれば病気を防ぐなど、土用の丑の日に柿の葉などの薬草を入れたお風呂につかることで病気をしないといわれていました。夏の暑い時期になると、冷房の効いた部屋で過ごす時間が多くなります。そうすると身体は芯から冷えてしまうので、クーラーで冷え切ってしまった身体を温めるためにも、暑いときこそお風呂で温まることが大切です。土用の丑の日には鰻を食べるというイメージしか持っていなかった方も、土用の丑の日の豆知識を知ることで印象が変わります。年によっては夏の土用の期間に丑の日が2回あることもあり、それを通称「二の丑」と呼びます。2017年は土用の丑の日が2回あるので、栄養たっぷりの鰻を食べて夏バテ知らずになりましょう。
2017年07月19日マヤ暦とは古代マヤ文明の高度な天文学や数学を駆使し、自然のサイクルに同調した暦です。13の「宇宙の銀河の音」を数に表し、「心の暦」と呼ばれる顕在意識と潜在意識を色で表したものを組み合わせていました。■シンクロニシティを起こす私たちは自然の一部でありながら、それを忘れ、自ら生きにくくしています。マヤ暦も数秘も宇宙からのメッセージを数で表したもの。心のみでなく現実の仕事や人間関係などにも活かせます。全体の流れをマヤ暦から、そしてメッセージを誕生月ごとの数秘から受け取ってみてください。■2月の銀河の音2月のスタートの音は5。5は「倍音の」という名前。意味は「中止を定める」。キーワードは、「目標設定」。この時期は、目標を定め、スピードを加速させていくとき。ぐずぐずしている場は合でありません。■時期的な流れ(1)2月9日までは、「黄色い太陽の13日間」(啓発、円満、太陽の力) 「黄色い太陽」は、太陽のような暖かく陽気なエネルギーが強まる時期。今まで隠していたこと、不明だったことが明るみに出ます。頑張ってきた人はすっきりするでしょう。自分から積極的で肯定的な行動を起こしましょう。(2)2月22日までは、「赤い空歩く人の13日間」(探る、用心深さ、勇気) 「赤い空歩く人」は、チャレンジ精神や人助けの愛のエネルギーが強まる時期。自分の「立ち位置」「現状」を見極め、何にチャレンジしていくのかゴールを定めましょう。また、周りの人の成長の手助けを積極的にしてみましょう。(3)3月6日までは、「白い世界の橋渡しの13日間」(橋渡し、死、機会) 「白い世界の橋渡し」は、人と人との橋渡し、変化するエネルギーが強まる時期。橋が揺れては橋渡しができません。ぶれない自分を確立しましょう。自分の世界観を変えてくれる人に出会えるチャンスの時です。積極的に交流してみましょう。■数秘:誕生月別ワンポイントアドバイス ☆1月生まれ自分の感性で、書いたり話したりしましょう。☆2月生まれ自分のルールを守りましょう。☆3月生まれいつもの決まりごとをやぶってみましょう。☆4月生まれ目下の人にアドバイスをしましょう。☆5月生まれ計画の総点検をしましょう。☆6月生まれ自分を売り込みましょう。☆7月生まれインスピレーションをメモしておきましょう。☆8月生まれいつもより自分を主張しましょう。☆9月生まれ情報を集め、分析しましょう。☆10月生まれ楽観的な視点から物事をみましょう。☆11月生まれやりかけのことを完成させましょう。☆12月生まれ 外交的になりましょう。拡大のチャンス。■おまけに 2月14,23日は拡張日。 2月14日は広がる日。発展させたい、拡大したいものを手がけて。23日は、麗しい日。美しいものにふれて感覚を満足させましょう。宇宙の音は、自然の流れとタイミングを告げています。耳をすませてシンクロニシティを呼び寄せましょう。(数野ギータ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月01日マヤ暦とは古代マヤ文明の高度な天文学や数学を駆使し、自然のサイクルに同調した暦です。13の「宇宙の銀河の音」を数に表し、「心の暦」と呼ばれる顕在意識と潜在意識を色で表したものを組み合わせていました。■シンクロニシティを起こす私たちは自然の一部でありながら、それを忘れ、自ら生きにくくしています。マヤ暦も数秘も宇宙からのメッセージを数で表したもの。心のみでなく現実の仕事や人間関係などにも活かせます。全体の流れをマヤ暦から、そしてメッセージを誕生月ごとの数秘から受け取ってみてください。■1月の銀河の音1月のスタートの音は13。13は「宇宙の」という名前。意味は「超越する」。キーワードは、「没頭」。この時期は、一生懸命没頭することで現状打開し、大成していくエネルギーが流れています。集中と熱心さが報われる時です。■時期的な流れ(1))1月1日までは、「赤い龍の13日間」(慈愛、生命を育む、母性のエネルギー )「赤い龍」は、限界まで頑張れるエネルギーが強まる時期。本当に必要なことは宇宙から得られることを信頼して。肩の力を抜いて安心して自分の信じる道を歩きましょう。困ったら尊敬できる人からアドバイスを受けましょう。(2)1月14日までは、「白い魔法使いの13日間」(魅惑する、永遠の、受容)「白い魔法使い」は、受容と赦しのエネルギーが強まる時期。頭より感覚的なことを大切にするとあきらめていたことも超えていけます。自分が正しいという思いを強く出しすぎると孤立することも。謙虚さを忘れずに。(3)1月27日までは、「青い手の13日間」(遂行、知る、癒し)「青い手」は、理解し、遂行するエネルギーが強まる時期。着実さを大切にし、やるべきことに注力しましょう。淡々とこなすことで何をすべきか次第に道が見えてきます。正しい道ならいつも以上にはかどります。(4)2月9日までは、「黄色い太陽の13日間」(啓発、円満、太陽の力)「黄色い太陽」は、太陽のような暖かく陽気なエネルギーが強まる時期。今まで隠していたこと、不明だったことが明るみ出ます。頑張ってきた人はすっきりするでしょう。自分から積極的で肯定的な行動を起こしましょう。■数秘:誕生月別ワンポイントアドバイス☆1月生まれ人との調整役、サポート役に徹しましょう。☆2月生まれ気になっていた場所に気の合う仲間と旅行してみて。☆3月生まれ料理やガーデニングなど日常で気晴らしを。☆4月生まれ心機一転、リフォームや引越しがお勧め。☆5月生まれ迷った時には、心からイエスと言えることに従って。☆6月生まれ習い事や読書など自分磨きに時間を使いましょう。☆7月生まれ能力を認められそう。自信を持った態度が大切。☆8月生まれゆっくり入浴をするなど、デトックスや美容に時間をかけましょう。☆9月生まれアイデアが湧きやすい時。書き留めるノートを持ち歩いて。☆10月生まれ友人同士を引き合わせるとラッキーなことがあるかも。☆11月生まれ新しい趣味や友人ができそう。世界が広がるチャンス。☆12月生まれ忙しくなりそう。スケジュール管理をしっかり。■おまけに1月2,7,26日は拡張日。1月2日は感動しやすい日。感動するような美しいものに触れると感性が豊かになります。7,26日は何か広げていきたい、もっと成長させたいことを計画するといい日。宇宙の音は、自然の流れとタイミングを告げています。耳をすませてシンクロニシティを呼び寄せましょう。(数野ギータ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月01日日本人の暮らしに根付く“和の暦”を紹介する「暦と過ごす 『年送り、年迎え』展」が、12月4日から16年1月11日まで無印良品 有楽町店2階のOpen MUJI Tokyoにて開催される。四季の移り変わりとともに生きてきた、日本人の豊かな時間の捉え方が現れている日本固有の暦。1年の終わりと新たな年を迎えるこの季節に行われる同展では、実際に季節特有のアイテムや日本各地の縁起物などに触れながら、そんな暦の由来や季節のしきたりをひも解いていく。期間中は、国内のご当地しめ飾りを紹介する他、12年から無印良品が正月限定で販売している「福缶」より、日本各地の縁起物の郷土玩具などを展開。12月12日、13日の10時30分から13時30分まで、15時から18時までは、今秋に千葉県鴨川市で刈り取った稲わらを用いたしめ飾り作りのワークショップも開催する。12月16日の19時から20時30分までは、日本中を歩いてしめ飾りを調査しているしめ飾り研究家の森須磨子によるトークイベント「お正月を豊かにするしめ飾り入門」も行われる予定だ。【イベント情報】「暦と過ごす 『年送り、年迎え』展」会場: 無印良品 有楽町店2階 Open MUJI Tokyo住所:東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町期間:12月4日~16年1月11日時間:10:00~21:00入場無料
2015年12月05日マヤ暦とは古代マヤ文明の高度な天文学や数学を駆使し、自然のサイクルに同調した暦です。13の「宇宙の銀河の音」を数に表し、「心の暦」と呼ばれる顕在意識と潜在意識を色で表したものを組み合わせていました。■シンクロニシティを起こす私たちは自然の一部でありながら、それを忘れ、自ら生きにくくしています。マヤ暦も数秘も宇宙からのメッセージを数で表したもの。心のみでなく現実の仕事や人間関係などにも活かせます。全体の流れをマヤ暦から、そしてメッセージを誕生月ごとの数秘から受け取ってみてください。■12月の銀河の音12月のスタートの音は「音8」で、「銀河の」という意味。キーワードは、「調和、型どること」。この時期は、物事を受けとる包容するエネルギーが流れています。起こっていることや周りの人を受け入れいくことで自分も成長できる時です。■時期的な流れ(1)12月6日までは、「青い鷲の13日間」(先見性、ヴィジョン、創り出す)「青い鷲」は、直観力のさえる時期。はっきりと見ることができるため、先を見据えて計画を立てることができそう。自分の心が満たされていないと人に厳しくなったり、気まぐれで人を振り回したりしそう。(2)12月19日までは、「黄色い星の13日間」(美と調和、円熟、仕上げる )「黄色い星」は、調和と美のエネルギーが強まる時期。家、仕事場を綺麗にすると元気になります。白黒ハッキリしたくなりますが、答えを出すのに焦りは禁物。じっと待つことでいい結果を産むこともあります。(3)1月1日までは、「赤い龍の13日間」(慈愛、生命を育む、母性のエネルギー )「赤い龍」は、限界まで頑張れるエネルギーが強まる時期。本当に必要なことは宇宙から得られることを信頼して。肩の力を抜いて安心して自分の信じる道を歩きましょう。困ったら尊敬できる人からアドバイスを受けましょう。■数秘:誕生月別ワンポイントアドバイス☆1月生まれ部屋の掃除や気持ちの整理をしましょう。☆2月生まれ新しい出会いやチャンスがありそう。積極的に行動を。☆3月生まれリラックスすると運気アップ。友人とゆっくり過ごしましょう。☆4月生まれ興味がある人と交流したり、趣味を楽しんだりしましょう。☆5月生まれ忍耐力を試される時。今できることに集中しましょう。☆6月生まれ引越し、転職のチャンス。冒険してみましょう。☆7月生まれ愛情に満ちた月に。家族や大切な人と過ごしましょう。☆8月生まれ読書や調べ物が進む月。集中力が高まりそう。☆9月生まれやってきたことの成果が出そう。頑張ってきた人は自分にご褒美を。☆10月生まれ1年の疲れを取りましょう。マッサージなどリラックスタイムを楽しんで。☆11月生まれ初めての場所に出かけると新しい出会いやチャンスに出会えるかも。☆12月生まれ周り振りまわされそう。人と比べずにマイペースにすごしましょう。■おまけに12月5,6日は拡張日。12月5日は仕事のチャンスが広がる日。5日は何か広げていきたい、もっと成長させたいことを計画するといい日。8日は午前中は落ち込みやすくなりますが、午後から元気になるので気楽に過ごしましょう。宇宙の音は、自然の流れとタイミングを告げています。耳をすませてシンクロニシティを呼び寄せましょう。(数野ギータ/ハウコレ)(ハウコレ編集部)
2015年12月01日マヤ暦とは古代マヤ文明の高度な天文学や数学を駆使し、自然のサイクルに同調した暦です。13の「宇宙の銀河の音」を数に表し、「心の暦」と呼ばれる顕在意識と潜在意識を色で表したものを組み合わせていました。■シンクロニシティを起こす私たちは自然の一部でありながら、それを忘れ、自ら生きにくくしています。マヤ暦も数秘も宇宙からのメッセージを数で表したもの。心のみでなく現実の仕事や人間関係などにも活かせます。全体の流れをマヤ暦から、そしてメッセージを誕生月ごとの数秘から受け取ってみてください。■11月の銀河の音11月のスタートの音は「音4」で、自己存在の」という意味。キーワードは、「探究する」。この時期は、深く掘り下げる探究のエネルギーが流れています。自分自身を内省したり、アイデアを分析し、形にしたりすることに最適な時期です。■時期的な流れ(1))11月10日までは、「赤い月の13日間」(新しい流れ、浄化、水の力)1年の集大成の時期になりました。「赤い月の13日間」は、もう一度自分を振り返り、大切なものは何かを見出していく時期です。何かを決断する時は、じっくりと時間をかけましょう。(2)11月23日までは、「白い風の13日間」(伝える、繊細な感性、霊性 )「白い風」は、スピリチャルなエネルギーが強まる時期。心の声を聴きましょう。風のように流れるようにすごしましょう。変化には身を任せて。風通しよく秘密を持たず、言葉でも伝えてみましょう。(3) 12月6日までは、「青い鷲の13日間」(先見性、ヴィジョン、創り出す)「青い鷲」は、直観力のさえる時期。はっきりと見ることができるため、先を見据えて計画を立てることができそう。人に厳しく当たったり、気まぐれで人を振り回したりしそう。気持ちを落ち着ける時間をとりましょう。■数秘:誕生月別ワンポイントアドバイス☆1月生まれ人との協調性を大切に。調整役に努めましょう。☆2月生まれ計画してきたことが現実化してくるとき。情報収集をしっかり。☆3月生まれ穏やかに過ごせそう。忙しい人はひとつずつ確実に。☆4月生まれ。少し冒険する気持ちで。旅行もオススメです。☆5月生まれ人や動物に優しい気持ちになれる時。心地よく過ごせそう。☆6月生まれ調べ物や勉強がはかどりそう。1人の時間を大切に。☆7月生まれ1人でよりみんなで協力しあいましょう。謙虚さを忘れずに。☆8月生まれ内省の時。後悔ではなく、前向きな検討をしましょう。☆9月生まれひと段落し、ホッひと息かも。でも新しいことがすぐはじまります。☆10月生まれ対人関係、コミュニケーションが鍵になる月。連絡はマメに。☆11月生まれパーティーに出かけたりして楽しむと人脈が広がりそう。☆12月生まれ日々の過ごし方を見直して。規則正しい生活を心がけましょう。おまけに11月 2,3,4,9,16,17,30日は拡張日。11月2,3日は人や物がやってくる日。4日は新しい一歩を踏み出す日。9日は金運がアップ。16日はチャンスをつかめる日。17日は願うことは拡大する日。30日はエネルギーの強い日。元気になる人も。行き過ぎの喧嘩に注意。宇宙の音は、自然の流れとタイミングを告げています。耳をすませてシンクロニシティを呼び寄せましょう。(数野ギータ/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月01日何百年も前から日本人の生活の一部だった暦。そこには昔の人の知恵がたくさん詰まっています。でも、現代ではあまり馴染みがないのが現実で、理解していない人も多いのでは?今回は、そんな暦を理解すべく運命学研究家のC.I.さんに教えてもらいました。■二十八宿古代中国で生まれた星座群です。月をはじめ、太陽や惑星が巡る軌道を28分割したもの。インドでは月宿として27に分けられ、それが日本に宿曜道として伝わりました。暦解説では「象徴的人物や解決策」の指標としています。■選日九星・十二直・二十八宿・六曜・七曜(日曜~土曜)といった主要素以外の暦注。その多くは干支や旧暦を引き合いにして求めます。以下は、この記事で出てくる6つの選日です(暦注下段と呼ばれるものも選日に含めています)。■六曜冠婚葬祭や引っ越しなどの日柄選びに用いる人がいるためか、慣例的に多くのカレンダーに記載されています。ただ、当初の形が崩れてしまっており、暦としての実用性には疑問が残ります。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」のことです。■干支甲・乙・丙…の十干と、子・丑・寅…の十二支の組み合わせで、自然界の目に見えない法則性を表したもの。2015年は乙未年、来年の立春(2/4)からは丙申年となります。暦解説では「その日の性質」を干支で読み取っています。■九星縦・横・斜めの和が15になる「3×3の魔方陣」をご存じですか?九星とは、その9つの数字に込められた意味やエネルギーを読み解いたものです。実際の星ではありません。暦解説では「その日の課題」を九星で読んでいます。■十二直北極星を回る北斗七星の柄の方角が基準となって生まれた暦注(吉凶占い)。こう書くと難しく思えますが、内容は簡単で、江戸時代の庶民にも親しまれていたそうです。暦解説では「その日の行動指針」を十二直で読んでいます。◇しーあい運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)やツイッターを通じて日頃の考えを発表中。海外のスピリチュアル思想の紹介も行っている。※『anan』2015年10月7日号より。写真・小川朋央
2015年10月01日マヤ暦とは古代マヤ文明の高度な天文学や数学を駆使し、自然のサイクルに同調した暦です。13の「宇宙の銀河の音」を数に表し、「心の暦」と呼ばれる顕在意識と潜在意識を色で表したものを組み合わせていました。■シンクロニシティを起こす私たちは自然の一部でありながら、それを忘れ、自ら生きにくくしています。マヤ暦も数秘も宇宙からのメッセージを数で表したもの。心のみでなく現実の仕事や人間関係などにも活かせます。全体の流れをマヤ暦から、そしてメッセージを誕生月ごとの数秘から受け取ってみてください。■9月の銀河の音9月のスタートの音は「8」で「共振」という意味。キーワードは「フォロー」です。運勢アップのために自分自身の心身のバランスと周りの人との共感、協調が大切です。■時期的な流れ時期的な流れ(1) 9月6日までは、「黄色い種の13日間」(生命の種、開花の力、目覚め)「黄色い種」は、結果の前の見直し期間。自分の考え方や精神がしっかりしていないと波乱含みの時期になりそうです。好奇心は旺盛になり、興味のあることを見つけられますが、他人の問題に首を突っこみすぎないようにしましょう。(2)9月19日までは、「赤い地球の13日間」(シンクロニシティ、連帯感、発展)「赤い地球」は、心の連帯感を大切にし、周りの人との調和をとることであらゆる可能性が広がっていくでしょう。(3) 10月2日までは、「白い犬の13日間」(誠実、忠実、家族愛)「白い犬」は、大切な人との信頼関係を深める期間。相手が信じられるかどうかがポイントです。意固地になりやすく、もっと甘えていい時も頑張り過ぎそうです。喧嘩しても本音でぶつかり合うことがお互いの心を開く鍵になるでしょう。■数秘:誕生月別ワンポイントアドバイス☆1月生まれ広くに思いを伝えやすいとき。思い切って大勢に人にメッセージを送ってみて。☆2月生まれ変わろうと思っている人にはチャンス。新鮮な気持ちを大切に。☆3月生まれこじれていた人間関係、交渉が上手くいきそう。助け合いの精神が鍵に。☆4月生まれ。ホッとひと息楽しめそう。道徳観念が緩みそうなので気をつけて。☆5月生まれ規則、秩序を大切に。数値で考えると認められやすいでしょう。☆6月生まれ変化が多く、月初めと終わりでもムードが違うかも。柔軟な態度でいましょう。☆7月生まれ人に助けてもらうと動かない計画、問題に解決策が見いだせそう。☆8月生まれ比較的静かな月。不言実行、正確さを大切に。☆9月生まれ自己中心的になりやすく喧嘩しやすいかも。自制心を大切に。☆10月生まれ停滞感から抜け出る人も。整理整頓は運気アップに。☆11月生まれ考えるよりも行動を優先しましょう。自分に誇りを持って。☆12月生まれ美意識を高める美術、音楽など生活に取り入れましょう。■おまけに9日は拡張日。12日はこの年後半に向けての出発の日。これからの見直しと新たな気持ちに切り替えを。21日は金運がアップする日。27~31日はエネルギーの強い日。いいも悪いもはっきり結果が出そうです。宇宙の音は、自然の流れとタイミングを告げています。耳をすませてシンクロニシティを呼び寄せましょう。(数野ギータ/ライター)
2015年09月01日