今回の「やさしいママのひみつ」は、インスタグラマーで、フリーのフォトグラファーとしても活躍するひとみさん。パンを中心とした食卓の写真が人気で、フォロワー数は14万人を超える、2人の女の子のママです。ひとみさん娘さん:長女(6歳)、次女(4歳)岡山県在住。インスタグラムにあげている日々の食卓が、誰もが食べたくなるようなメニューと、センスのある盛り付けで真似をしたいと話題に。特にパンの写真が多く、現在は14.7万人のフォロワーから支持されている。著書は 『パンばか食堂 毎日食べたくなるおうちパンレシピ70』 (ワニブックス)。 『おいしい器の使い方 料理上手16人のおうちごはんとふだんの食卓』 (KADOKAWA)にも参加。HP: Instagram: @amehtm 好きな写真でSNSを楽しみつつ、笑顔で子育てや家事をするために、ひとみさんが心がけていることについて、お話を伺いました。午後からは、完全に子ども優先の時間に早速、ひとみさんの平日のスケジュールを見てみましょう。 5:00 : 起床。携帯をチェック 5:30 : 身支度、前日の残りの家事を済ませる 6:10 : 家族が起床。朝ごはんの準備。旦那さんが子どもたちの支度 6:30 : 家族揃って朝ごはん 6:50 : 旦那さんが、子どもたちの公文の宿題を見る 7:40 : 長女、小学校へ 8:05 : 旦那さんが次女を幼稚園に見送り。学校行事、習い事、仕事など 14:00 : 次女を幼稚園にお迎え 15:00 : 長女を小学校にお迎え 17:30 : お風呂 18:00 : 夕食 19:30 : 布団に入る 20:00 : 子どもたちと一緒に就寝インスタグラムを始めるまで、専業主婦だったひとみさん。とはいえ朝起きてすぐ、化粧をするというのに驚きです。「化粧するタイミングを逃したら、バタバタしてできないですよね。そうすると家でゴロゴロしてようかなという気持ちになってしまうので、そこでスイッチを入れます。朝、長女は集合場所までお見送りもあるので、余計に朝はちゃんとしておこうと思います」次女が幼稚園に通いだしてから、午後はほとんど子どもたちのための時間にしているそう。週に2回は午前中にお迎えということもあり、なかなか自分の時間は取れないといいます。「幼稚園が終わって園庭で遊んだら、そのまま小学校にお迎えに行って。お友達と約束したり、習い事もバレエや公文などで平日は予定が埋まっていて、子どもたちは結構忙しいですね。やりたいことはやらせてあげたいですが、忙しすぎて、遊んだりゆっくり休む時間がなくなり、疲れてしまわないように、できる限り応援してあげたいと思ってサポートしています。プライベートでも一緒に過ごす時間が長い、幼稚園のママ友は、困ったときに助け合える家族のような存在です」そんな中で、SNSとの付き合い方も少し変わってきたといいます。「前は隣に子どもがいても、しょっちゅう携帯をチェックしていたのですが、今はほどほどに。子どもたちが寝てから、ベッドの上で少し見たり、手が早く空いたときに時間を決めてするようにしていますね。仕事のメールをするときは、『これから仕事のお返事をするから、その間は話しかけないでね』と先に言ってから済ませます。今は子どもたちも全部わかるし、生活の流れがあるなかで動いているから、これくらいが自分の中でバランスがいいと思っています」簡単に美味しく。ひとみさんの食事ルール子どもたちのための時間が増えた分、これまでたっぷり時間をかけていた、食事のための時間も短くなってしまったのだとか。「今まではごはんの支度をする時間も長く、手をかけたりできたのですが、今は家族のペースが “朝の早い時間帯” に集中するようになり、私もみんなと一緒にごはんを食べるので、簡単な料理が多いですね。朝ごはんもトーストとサラダ、スキレットで焼いた目玉焼きは必須。それにハムやソーセージ、トマトが定番メニューになっています」「夫は早い日は17:30に帰宅しますが、週に2、3日は午前様。その代わりに朝、子どもたちの世話を頑張ってもらっています。だから4人揃うのは朝ごはんだけ。でも夫はパンが好きじゃないので、本に載せたメニューも食べたことのあるのはピザくらい(笑)。パンメニューは、私と娘たちのごはんなんです」食材へのこだわりは、妊娠を機に強くなったというひとみさん。「できるだけ良い環境で作られているもの、どこの何かわからない野菜はあまり買いたくないので、少し高くても安心できるものを選ぶようにしています。よく行くスーパーには、なかに直売所があるので、そこの野菜を先に見るようにしたり。安全ということもありますが、単純においしいんですよね。特に卵は、養鶏が盛んな街なので、卵のお店がすごく多いんです。卵の自販機で、その日に生みたての卵を売りに来たりするので、それに合わせてまとめ買いするようにしています。わが家のメニューには目玉焼きが重要だから、卵がおいしいことが大切です」ひとみさん流、パンを美味しくいただくコツ大好きなパンも美味しく食べるコツがいくつか。「パンを焼く前に、霧吹きをして水分を補います。母が景品で当てたトースターを10年以上使っているので、少しでも美味しく焼き戻したいと、お気に入りのパン屋さんから美味しく焼くコツや、おすすめの食べ方、アレンジ法を聞いたりしています。カンパーニュや大きめのバタールなど、しっかりしたハード系のパンを解凍するときは、いつもせいろで蒸します。冷凍する時点で、解凍する際の最大の大きさでカットしておくのがポイント。できるだけ大きな塊で冷凍すると、解凍したときにパンの水分が逃げにくいんです。スライスした状態で1枚ずつ解凍すると、焼いたときに硬くなってしまうんですよね。せいろを使うときはクッキングシートを敷いて、使い終わったらしっかり乾燥させることも忘れずに」SNSを通して変わった「写真」との付き合い方日々の食卓を写した写真が、とにかくおいしそう! と話題のひとみさんのインスタグラム。実はカメラは独学なのだとか。「東京でインテリア雑貨のスタイリストのための専門学校に通っていたときに、少しかじる程度で。インスタを始めてから、カメラが欲しいと思うようになりました。インスタは長女が生まれて半年くらい経ってから始めたので、6年くらい。最初は娘の成長記録として使っていたんです。でも友達以外のユーザーさんを見ていたら、同じように子育てをしながら、素敵な暮らしをしている人、食卓やごはんの写真を撮られている人を見つけるようになって、自分もこういう風に食卓に気を使っていきたいなと思い、参考にしながら少しずつ、料理の写真を撮るようになりました。それまでにもSNSに晩ごはん記録を載せていたことがあって、結婚をするまでほとんど料理をしたことがなかったので、友人たちに褒めてもらうのが料理をするモチベーションにもなっていました。夫がなかなか褒めてくれないこともあり、誰かにちょっとでも認めてもらいたいという気持ちもあったんですね。でもインスタグラムでは記録として適当に撮った写真ではなく、食卓がよく見えるよう意識して撮るようになりました」元々のセンスもあり、作り込み過ぎないコーディネート。さらに携帯で撮っていた写真を一眼レフに変えて撮るようになってから、どんどんフォロワーが増えていったそう。「最初はミラーレスの小さなカメラ。今は『SONY』のα7を使っています。写真を撮るのが楽しくて、いろいろなパターンで撮っていました。インスタグラム経由でPRしたり、フォトグラファー契約しているところから、不定期で商品を撮影させていただくこともあります。インスタグラムがきっかけで、私の雰囲気で撮ってくださいというお仕事もあり、生活が変わったなと思います」今はプライベートな写真を撮る時間があまりないといいますが、それでもつい溜まる写真は、ほとんどデータで管理しているといいます。「写真をプリントしても、それを整理するのが大変というのもあります。祖父母には、アプリの『みてね』を使って、写真を共有しています。それから携帯のアルバムに入れておけば、アプリを通してチェキプリンターで出せるので、お気に入りはプリントして壁に飾っています。友達の写真もデータで送ることが多いですが、チェキにすると喜んでもらえるんですよね。家族の写真は写真館にお任せして、フォトブックにして保存。毎年夏に、屋外で子どもたちを撮ってもらっています。以前使っていた小さなカメラは、今長女が使っていて、結構かわいい写真を撮っています。私の影響で、食べる前に写真撮るために、テーブルに登ろうとして夫に怒られたときは、私が『すみません!』と謝りたくなりました(笑)」 料理のモチベーションを上げてくれる器たちひとみさんの写真に欠かせないのが器。たくさんのコレクションから、お気に入りをいくつか見せていただきました。「県内外のギャラリーで、好きな作家さんの個展があったときに買い求めることが多いです。坂野友紀さんや成田理俊さんなどがお気に入り。朝はバタバタするので、『アラビア』などの洋食器を使うことが多いですが、それ以外は作家さんの和食器も子どもにも使っています。洋食器はすぐに片付けられますが、和食器はしっかりと乾燥させないといけないので、竹カゴに入れて乾燥させてから片付けます」アンティークやユーズドなど、少し古いものも好きなのだそう。「新しい既製品にはない、人の手が入った温もりのあるものが好きですね。お皿は毎日違うものを使って気分を変えて。インスタグラムに載せるときは、いろいろな種類のお皿を使おうと考えます」パンが主役のひとみさんの食卓。ただパンを乗せるのも、かごやざる、木のプレートなど、器のバリエーションが豊富です。「かごにそのまま入れたり、布や紙を敷いて乗せたり。パンと一緒にジャムを乗せて、トレー感覚で使ったり、カッティングボードにはスキレットをそのまま乗せたりもします。焼きたてのパンをそのまま洋食器に乗せると、水滴がついてベッチャリすることもあるのですが、かごを使うとそうならないのでオススメです」忙しい時間も、好きな器を使ってひと手間かけて食べれば、それがリフレッシュになるのだとか。「いろいろな好きな器を使いたいから、それに乗せるための料理を作ろう。そうしたらせっかくだから、写真に撮っておこうと、器からやる気をもらうことは多いですね。器の色や模様からバランスを考えるのも楽しいです」 「信頼あるもの」を選び、長く使い続けたいこんなふうに “食べるもの、使う道具” にひときわ強い思い入れがあり、「できるだけいいものを選んで、長く使い続けている」というひとみさん。同様に、アルバイト先で出合って以来、ずっと愛用し続けている「サラヤ」の食器用洗剤「ヤシノミ洗剤」との付き合いは、もう20年近くになるのだとか。無色透明、無香料で、大切な器や調理道具に洗剤のうつり香を残しません。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き 500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「卒業後、働いていた古着屋さんで使っていたのが『ヤシノミ洗剤』だったんです。ステンドグラスのようなパッケージデザインのレトロ感もかわいいし、自然に優しいイメージもいいなと思って、自分でも使うようになりました。使ってみると泡切れがよく、陶器の器もするりと洗い流せるところが気にいっています。他社の洗浄力の高い洗剤を使ってみたとき、凹凸のある器に泡が残ってしまったり、手荒れしてしまったこともあって、さらに『ヤシノミ洗剤』を手放せなくなりました。食器用洗剤と石鹸を別に置いておかなくても、手も洗えるほど肌にやさしいから、1本で済むのもいいですね」そんなひとみさんですが、同じヤシノミシリーズの「ヤシノミ洗たく洗剤」の存在を知ったのは最近だったのだそう。「無香料の洗剤を探しているときに見つけて、使うようになったのはここ1年くらいです。気に入った香りを身につけていたいので、それ以外の香りがあると気になってしまうから、洗たく洗剤は無香料がいいんですよね。水に溶けやすく、繊維に付着しにくい洗浄成分を配合。すすぎ1回で洗剤残りなし。肌刺激の恐れのある合成香料・着色料・抗菌剤などは無添加で、色柄や風合いも守ります。ヤシノミ洗たく洗剤(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 正直、洗浄力はそこまで期待していなかったのですが、よく落ちます。黄ばみも残らないです。洗浄力を謳う洗剤は泡もすごいし、洗ったあとの洗剤残りも気になりますが、『ヤシノミ洗たく洗剤』は部分汚れだけ気をつけていれば少量できれいに洗えて、洗い上がりもすっきりしています。無香料というのもあると思いますが、さらっと洗えている気がします」「ヤシノミ柔軟剤」は近隣で手に入らなかったこともあり、今回初めて知ったというひとみさん。早速使ってみた感想は?ヤシノミ由来の柔軟成分で、「ふんわりとした肌触り。吸水力にも優れているのは、タオルの洗い上がりで実感できる」とひとみさん。写真右:「ヤシノミ柔軟剤」本体(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「やっぱり無香料なのはいいですね。タオルの洗い上がりがふんわりして、風合いよく仕上がります。吸水性もよく、気持ちがいいです。乾きも早い気がしますね。近くで置いていないので、お店にリクエスト出して、使い続けられたらいいなと思います」また、ひとみさん親子がよく訪れる「福山動物園」には、日本では珍しい今年20歳になったボルネオ象のふくちゃんがいて「ボルネオ保全トラスト・ジャパン」に賛同しています。こんなところも「サラヤ」の活動と共通していました。“人と地球にやさしい” ヤシノミ由来の植物性洗浄成分を使った「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から食器用の「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。売上の1%がボルネオ保全トラストに使われる。 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「ヤシノミ洗剤のホームページを見て、売上の1%がボルネオ島の環境保全に使われていることを知り、驚きました。動物園では、ふくちゃんの餌やり体験に参加したり、園内の自動販売機を使うと、その売上の5%がボルネオ島の環境保全に使われます。でも、何気なく長年愛用していたヤシノミ洗剤を通しても、貢献できていたんですね。今回あらためてヤシノミ洗剤を通して、ボルネオの森を守ることの大切さや、“自然に生かされている私たちの暮らし” というものを見直すきっかけになりました。子どもに対しての責任もあるので、きちんと環境にいいもの、社会貢献をしている会社を選んでいきたいなと思います」子どもに寄り添い、気軽に写真を楽しみたい今の生活の基本は、子どもたちが第一優先。でも、自分のストレスを溜めないよう生活のリズム、ペース作りには気をつけているそう。「学校の役員やPTA以外に一人の時間ができたら、自分のために手間をかけようと思っています。1週間に1度、ヨガやジャザサイズで体を動かして、子どもたちが大きくなってからも元気でいたいなと思うんです。目先の事ばかりではなく、自分の未来のために投資しようという気持ちで、やっと動き出したところ。子どもたちがやりたいことをして生き生きしている姿を見て、私も頑張れることを見つけて生き生きしていたい。そういう時間を取るのは、子どもたちを一番に考えるために必要な、心の余裕にも繋がると思っています。老後もしっかり孫の世話ができるくらい元気な体でいるためには、ストレスを溜めないこと。しっかり食べて、早寝早起きして、子どもたちが寝ている間に少しでもできることをして、子どもといる時間はしっかりと向き合います」子どものことで自分の時間がなくなると考えず、限られた一人の時間を充実させることで、子どもとしっかり向き合う余裕を持つ。それが、ひとみさんのやさしさのひみつ。最近は食べ物以外の写真も撮るようになったと、環境の変化とともに、気持ちの変化を感じているというひとみさん。「写真が仕事にもなっているので、プライベートではもうちょっと気軽に写真を楽しみたいと思うようになりました。フォロワーさんの反応を気にしながらの投稿ではなく、今はきれいなお花や子どもとの思い出など、もっと自分の好きな写真を載せていきたいなと思っています」子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2018年06月29日難しい技も髪の長さも必要なし!ヘアアレンジをしたいけれど、アップやハーフアップにするには長さが足りないとお困りの方におすすめする、カチューシャ風の簡単ヘアアレンジをご紹介します。難しい技を使うことはなく、必要なテクニックはロープ編みをするだけなので、ヘアアレンジが苦手だと感じている人でも挑戦しやすいでしょう。ちょっと手を加えるだけで、普段使いにも、ちょっとしたお呼ばれにもしていけるヘアアレンジです。コテで巻いて抜け感を出そうまずはコテを使って、全体を巻いていきましょう。この際、内巻き外巻きをランダムに取り入れながら巻いていくのがポイントです。ランダムに巻いた方がボリュームを出せて、よりふわっと感を演出することができます。コテで巻けたら、全体にワックスをつけて、揉みこんでください。空気を入れるような感じを意識するといいでしょう。使うのはこの技だけ! ロープ編みをする今回のメインのヘアアレンジは、髪の束を2つに分けてねじっていくアレンジ、「ロープ編み」のみ。このアレンジを使うだけで、簡単カチューシャ風のスタイルを完成させることができます。片方のサイドの髪の毛を、前髪を少し巻き込みながらロープ編みをしていきましょう。耳の上までロープ編みができたら、耳にかけてピンでしっかりと留めます。ロープ編みの部分がヘアカチューシャのように見えるアレンジです。片方だけのアシンメトリーなアレンジがおしゃれ感をアップしてくれます。飾りのピンでアレンジアップロープ編みをピンで留めて固定ができたら、アクセリーがついているものやゴールドなど高級感のあるピンで飾れば、簡単カチューシャ風スタイルの完成です。ロープ編みの部分を補強する意味でも、ピンを留めてあげるといいでしょう。ピン以外にも、ヘアアクセサリーをつけてもOK。ドレスや普段着の雰囲気に合わせて選んで楽しみましょう。ただねじるだけで、編み込み風のアレンジをすることができるお手軽技のロープ編み。編み込みや三つ編みはちょっと苦手という人も、チャレンジしやすい簡単アレンジです。ひと手間で普段使いでもお呼ばれにも使える、カチューシャ風のアレンジ。慣れてくればアレンジには時間を取られないので、時間がないときにもおすすめです。監修/市川裕子
2018年06月27日特別な日におすすめのヘアアレンジいつものヘアアレンジにひと手間加えると、おしゃれな雰囲気が格段に上がります。しかし、ヘアアレンジのなかには凝ったものも多く、なかなか自分ひとりでできないと悩んでいる人もいるかもしれません。そこで、今回は自分ひとりで簡単にできる三つ編み風ダウンスタイルのアレンジ方法をご紹介します。普段使いにはもちろん、パーティーや結婚式など特別な日にもおすすめのヘアアレンジです。ヘアアレンジは下準備が重要ヘアセットを行う前に、下準備をしておくと後のセットが楽になります。髪の毛先を中心にコテで巻いておきましょう。ゆるく大きく巻いておくことがポイントです。さらに柔らかいタイプのワックスを塗っておくと、ヘアアレンジがしやすくなるので、時間がある時には試してみてもいいでしょう。結びはじめる前に、顔周りの後れ毛をどのくらい残すのかも決めておきます。量が決まったら、後れ毛部分はコテで全体的に巻いておきましょう。早速ヘアアレンジをしてみよう!はじめにトップ部分の髪を少量とり、ねじりながらハーフアップをしましょう。ここでは、ゴムで結ばずに、ピンでとめておきます。下から上にさすようにピンでとめると自分でも簡単にできるので、おすすめです。ハーフアップした部分の少し下の位置から髪をすくい、ゴムで結んでくるりんぱをします。さらに、そのくるりんぱした位置から少し下の位置、耳の上部分から髪をすくい、同様にくるりんぱをしていきましょう。最後の仕上げを行い完成!くるりんぱを2回繰りかえしただけでも、後ろから見ると手が込んでいるように見えますが、これで終わりではありません。次に、下の余った髪の毛をセンターで三つ編みしていきます。最後まで結ばずに、毛先5cmを残した位置で結ぶようにしていきましょう。最後にヘアアクセサリーなどを飾って、三つ編み風ダウンスタイルの完成となります。三つ編み風ダウンスタイルは、トップをねじってハーフアップに、その後くるりんぱの工程を2回、最後に三つ編みをする作業で完成しました。はじめて見ると難しそうな印象を受けるかもしれませんが、編みこみなどの難しい作業はないので実は簡単にできるヘアアレンジです。少しの作業で簡単におしゃれな雰囲気も増すので、ぜひ一度挑戦してみてください。監修/市川裕子
2018年06月07日お手入れ次第でエナメル製品がもっと長持ち!光沢感が特徴のエナメル素材。パンプスやローシューズなど、さまざまなデザインの靴に使われている素材です。水には比較的強く、乾燥には弱いという特徴を持っています。革靴と同様、エナメル靴もきちんとお手入れをしておくのがおすすめ。普段からお手入れをしておくと、光沢感が損なわれないなど、さまざまなメリットがあります。ただし、間違った方法でお手入れしてしまうと、エナメルにダメージを与えかねません。正しいお手入れ方法をマスターして、お気に入りのエナメル靴を長く愛用しませんか?お手入れに欠かせない道具は2つだけエナメル靴のお手入れに準備するものは、2枚の布と水だけ。どこの家庭にもある身近なものなので、すぐにでも実践できます。布は、やわらかい素材の物がおすすめです。硬めの布の場合、エナメルを傷つけてしまうことがあります。表面がなめらかな布を選ぶことも大切。ガーゼ素材のようなキメが細かくやわらかい素材を使いましょう。手に布を巻きつけるまず、布を手に巻き付けます。人差し指と中指、薬指の3本の指にしっかりと巻きつけましょう。その時、手のひら側に極力シワがよらないように、きつく巻きつけるのがコツです。手のサイズに合うように布をカットしておくと、お手入れがしやすくなります。巻き終わりを親指と人差し指の間に挟んで、布がヨレないようにしっかりと固定して、お手入れの準備は万端!ピカピカに磨くコツ2枚用意した布のうち、1枚は水で湿らせて、もう1枚は乾いたままにしておきます。まずは湿らせた布で、エナメル靴をやさしく磨いていきます。湿らせすぎてしまうと、靴が濡れてしまうので適度に湿らせてください。磨くのにあまり力を入れすぎてしまうと、靴の形が崩れたり、傷がついてしまったりする可能性があるので、注意が必要です。濡れた布で磨いた後は、乾いた布に持ち替えて磨きます。この2つの作業を繰り返していくだけで、お手入れは完了です。エナメル靴は乾燥に弱いため、お手入れをせずに放っておくとひび割れの原因になることがあります。こまめにお手入れをすれば、お気に入りの靴を長く愛用できます。仕上げには、つい防水スプレーを使いたくなることがありますが、エナメルにはタブー。シミの原因になる可能性があります。仕上げには、エナメル専用のクリーナーを使うことをおすすめします。季節の変わり目や、ちょっとした時間に、エナメル靴のお手入れをしてみてください。監修:THE BAR by Brift H(BLOOM&BRANCH)
2018年06月01日昨今、ゆったりと暮らしを楽しみたいたい人々に人気の、郊外での平屋住まい。頭上に広がる空の下、庭や縁側が内と外をむすび、フラットな空間には心地よい風が吹き抜けていきます。“ひとつ屋根の下に暮らす”という、家の原型のような平屋は、住まいに、そして暮らしに、本当に必要なものは何かを、そっと語りかけてきました。室内から室内、外庭へと気持ちよく視線が抜ける吾妻山(神奈川県中郡)の麓に咲く梅の花を眺めながらしばらく行くと、住宅街のなかに、緑に囲まれた一軒の平家が現れました。隣家への日照や通風を妨げることもなく、控えめな佇まいの小さな家。建てられた当時の趣を残す、築40年の平屋のお家におじゃまします。「この前、植えたチューリップの芽が出たよ」と2人のお子さんに発芽を知らせる、奥さんの優子さん。「何色を植えたんだっけ?」「ピンクだよ!」「きいろだよ!」など楽しそうな声が花壇から聞こえてきます。駐車場を兼ねた庭先には、優子さんが植えたローズマリーなどの草木が繁茂し、縁側の陽だまりにはカウチが置かれています。「ここは僕のお気に入りの場所です。これからの季節、ここでビールを飲むとうまいんですよ」とご主人の哲さん。藍染めののれんが風にそよぎ、風が通り抜ける気持ちの良い縁側。カウチに寝転び、グラスを傾ける至福の時間。さぞやおいしいことでしょう。カウチが置かれた縁側の先には、薪ストーブが鎮座しています。こちらは哲さんの愛用品で、休日などには庭に出し、近所の山で拾って来た薪をくべて焚くのだそう。縁側は日本の住宅文化において、外と内をつなぐ重要な空間として存在してきたと言われています。庭から家に出入りしたり、近所の方がここに来て、家の人と座って話をしたり、夏の夜には夜風を取り入れ涼をとるなど、その利用法はさまざま。先日、薪ストーブでピザを焼いてみんなで食べたのだそうです。子どもと一緒にピザを作り、それを哲さんが焼いて縁側に座って焼きたてのピザを頬張る。夏場にはテーブルを出して、みんなで素麺をすすることもあるのだとか。想像するだけで、楽しそうな笑顔が浮かんで来ます。工夫して楽しく上手に暮らす縁側から家の中へ上がると、障子を隔てて、10畳と6畳の2間が続き、リビングのような存在になっています。そしてその奥に4.5畳の部屋があり、ここは洋服などをしまう物置きに。窓が大きくとられ、すりガラス越しにやわらかな陽射しが差し込みます。ふたりで住む家を探しているとき、隣町の大磯、茅ヶ崎や辻堂などでもいくつかの家を内見し、数軒の平屋も見てまわったという哲さんと優子さん。どこも素敵だったけれど、なんとなく決め手に欠ける。もう少し探す範囲を広げてみようと、ここ、二宮町まで足を伸ばし、出会ったのがこの物件だったのだそう。「この家の中を見せてもらったら、天井が高くて開放感があって、部屋に差し込む光もきれいだなあと思いました」と優子さん。勝手口に作られていた井戸にも惹かれ、この家に即決したのだそうです。昔ながらの建築が取り入れられた居室。10畳の部屋の天井は「船底天井」になっています。船底天井は天井の中央部分が両端より高く船底のような形に造られており、部屋を広く見せる効果がある伝統的な造り。のびやかに天井高を高く、隣の居間は天井高を抑え落ち着いた雰囲気といった具合に部屋の性格によって変わっています。天井と障子との間には「欄間(らんま)」と呼ばれる開口部があり、これは採光や通風、換気、装飾などを目的に造ります。こちらのお家では彫刻が施された欄間もあります。ふすまや障子、引き戸をはめこむ溝の部分「鴨居(かもい)」の上に取り付けられる「長押(なげし)」は、柱と柱をつなぐ役割を果たすもので、長押と壁の間には隙間があります。哲さんは、ここに大きなカラビナを掛け、ザックを吊るしたり、ディスプレイラックとして物を飾ったりしています。長押に飾られた哲さんのお気に入りの物たち。本や古道具などをこうして飾ると、物としての魅力が引き立てられます。ここでは、コーナーに板を渡してちょっとした物置きスペースを作っていました。日本の伝統建築の造りを利用したグッドアイデアですね。築40年の建物なので、多少の傷みはあったけれど、室内灯のシェードを替えたくらいで、あとは入居したときのまま。もともとあったものは基本的に変えることなく、この家の雰囲気に合わせて、家具などを付け足していったのだそうです。各部屋のコーナーには古道具が並んでいます。これらは哲さんが鎌倉の道具屋さんやアンティークショップなどで見つけてきたものなのだそう。知人の作家さんの作品を、古道具屋さんで見つけてきた鉄カゴに入れ素敵にディスプレイしています。本棚の替わりに使っているのは脚立。道具に刻まれたキズやエイジング感が、部屋の古い趣にしんなりとなじんでいます。「この家の雰囲気、レトロすぎない質感が自分たちにはちょうど良いかなと思っています」と哲さん。「でも隙間風がすごいんですよ、ココ見てください」と、木戸や窓ガラスの隙間を見せてくれました。たしかに……隙間から冬の冷たい風が入ってくるとちょっと寒そう。昨今の家のように断熱材が使われているわけではないので「冬は本当に寒いし夏は暑い」のだそうです。でも、工夫次第でなんとかなる、と力強い。寒さが厳しいときは石油ストーブを点け、しっかり厚着をする。夏場は窓を全部あけて風の通りをよくして、蚊帳を垂らしてみんなで寝る。このアラジン社の石油ストーブは、引っ越しのお祝いにと、哲さんのおばあさまが贈ってくれた大切なものなのだそうです。哲さんと優子さんがこの家で暮らしはじめてから9年目を迎えます。その間に、2人の子が生まれ、現在は4人で暮らしています。お兄ちゃんがもう少し大きくなったら、こども部屋を作ってあげないと、と少し先の将来を考えつつ、いまは10畳の部屋で、家族みんなで雑魚寝をしているのだそう。平屋の良さは「家族間でコミュニケーションしやすいこと」と優子さんは言います。部屋のどこにいても姿が見えたり、声が聞こえたり、家族の気配を感じられる。そんなところが平屋の魅力のひとつなのだそう。哲さんも「家族を感じることができる」ことが魅力であり、なおかつ、家のなかで過ごしているときも、視線が水平方向に抜けて、伸びやかで開放的な空間体験が得られることが心地よいそうです。四季を身近に感じながら季節に応じて暮らす台所をのぞかせてもらうと、テーブルの上に大根が置いてありました。「近くの畑で採れたものです」と優子さん。近所の方から畑を借りて野菜の栽培をしているそうです。畑へ案内してもらいました。こどもたちが走り、「おかあさん、キンカン食べていい?」とお兄ちゃん。畑に1本植えられているキンカンの木から実をもぎって、口に入れます。最初は1区画からスタートし、いまでは、貸主の方がご高齢で畑仕事がきびしくなってきたため、優子さんがお手伝いをしているのだとか。できた野菜や果物はご近所さんや友達におすそ分け。畑からの帰り道、沈む夕陽が町をきれいに黄金色に染めていきます。家々からは生活の気配を伝える明かりがポツリ、ポツリと灯りはじめます。収穫したねぎを抱えて家につくと、磨りガラス越しに明かりが見えました。その明かりはとてもやわらかく、家路につくご近所さんたちにも安らぎを与えてくれることでしょう。家族がひとつ屋根の下に暮らすシンプルな平屋のお家。「砂壁がとこどころ崩れてきているので、今年は漆喰を塗ったりして、少しずつ手を入れていこうかと考えているんです」と優子さん。不都合があれば直して、足りないところは作り、足していく。その空間にいる時間を楽しめるように、豊かに感じられるように整えることが、きっと心地よい空間へとつながっていくのでしょう。家を少しコンパクトにしても、ひとりひとりの個室がなくても、そこから生まれる豊かさがあるのではないか、そんなことを感じさせてくれるお家でした。●ライター忍章子
2018年04月17日春からの暮らしに、ちょっぴり彩りを加えてみませんか?今日はいつもの暮らしに軽やかな彩りを加える、キッチンアイテムのお話です。便利グッズや100円ショップアイテムもいいけれど、こんな北欧生まれのキッチンアイテムがあるだけで気分があがりそう!毎日の家事がぐっと楽しくなる、キッチンアイテムの登場です。■RIG-TIG(リグティグ)のある暮らしRIG-TIG(リグティグ)は、デンマークのstelton社が手がける、キッチンウェアブランド。steltonの機能性やデザイン性はそのままに、日々の生活を楽しくするアイテムが揃っています。そんなリグティグのアイテムがいつものキッチンにあるだけで、なんだかキッチンに楽しげな風景が生まれます。<立体的な表情が楽しいポットホルダー>積み重なった四角い箱か、連なる矢印か。冷たく感じる幾何学模様がどこか温かく感じるのは、きっとその北欧カラーのせい。柔らかでいて耐熱性もあるシリコン製ポットホルダー(鍋つかみ)は、鍋つかみとしてはもちろんのこと、鍋敷きとしても使用可能なアイテム。でこぼこと影を生み出すその表面の表情が、いつもの食卓にアクセントを加えます。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGポットホルダー鍋つかみ <ブレッド/バターケースは見せる収納という一面も>毎朝のように食べるパンやバターの指定席には、リグティグの人気者でもあるこちらを。ブレッドケースやバターケースは、シンプルな佇まいでありながら、竹素材のフタと北欧らしいニュアンスカラーのボディとの組み合わせが温かな雰囲気。買い置きパンの保存にはもちろんのこと、ストックのフードアイテムなど、出しっぱなしだと生活感が出てしまうものを入れる「とりあえずの収納箱」としても大活躍します。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGブレッドケース ▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGバターケース <優しい雰囲気のペーパーホルダーで>北欧風のキッチンに似合うのは、天然木の表情が優しいこんなペーパーホルダー。生活感が出やすいキッチンにも、優しい雰囲気が漂います。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGキッチンペーパーホルダー <調理ツールは機能性も◎>異なる3カラーの薄いチョッピングボード(まな板)が1つのスタンドにまとめられた、まな板セット。お肉用、野菜用・・・と色ごとに使い分けられるのが魅力です。にんにくなどの臭いが強いものや、お肉やお魚といった生ものを切る時は、まな板の上にさらにまな板を重ねてその上でカットすればOK。にんにくのみじん切りといった細々したものはそのままフライパンまでこぼさずに運べて、下のまな板の上では他の食材への臭い移りを気にすることなくその後の調理がスムーズに行えます。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGチョッピングボードまな板 ドレッシングを作ったりお菓子を焼いたりと、あれこれ材料を混ぜ合わせたいクッキングシーンで活躍するのがこちらのミキシングボウル。外側のみマットな質感に仕上げられ、艶やかな質感の内側は計測目盛り付き。シンプルでモダンな佇まいはそのままに、機能性まできっちり考慮されたキッチンウェアです。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGミキシングボウルS ▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGミキシングボウルM ▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGミキシングボウルL 春のキッチンを彩る、デンマーク生まれのキッチンウェアブランド「RIG-TIG(リグティグ)」。毎日の家事がきっと楽しくなる、そんなアイテムたちが揃いました。 食のはなし
2018年02月27日北欧暮らしのお正月北欧暮らしを目指す著者が、インテリアや雑貨、収納等について綴る人気ブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」では、2018年のお正月インテリアの様子が公開されました。北欧アイテムと日本の伝統がコラボ書籍化もされている同ブログの著者が紹介するのは、広々としたコンクリートの玄関土間に飾られたアイテム達。北欧ヴィンテージのキャビネットの上には、「中川政七商店」の鏡餅が。餅部分は天然の木で作られていて温かみが感じられます。また伊賀組み紐で作られた橙が彩りをプラス。そしてその横に添えられているのが、正月らしい千両。一輪挿しとして使われているのは、デンマークブランド「ローゼンダール」のキャニスターです。「オマジオ」のフロアベースに正月の草花を土間スペースでもう一つ目を引くのは、同じくデンマークブランド、ケーラー社「オマジオ」のフロアベースに飾られたお正月の草花。北欧ブランドとして有名な「オマジオ」ですが、千両、松、しだれ柳といった日本的な草花がとてもマッチしています。日本の伝統と北欧アイテムをうまく使った同ブログの正月インテリア、参考にしてみてはいかがでしょうか。(画像はブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」より)【参考】※「めがねとかもめと北欧暮らし。」オフィシャルブログ
2018年01月06日上品にテーブルを演出してくれる箸袋箸袋は食卓に置くだけでさりげなく華を添えてくれるため、お客様に料理を出す時や特別なイベント時にあると役立ちます。しかし、自宅に箸袋がないという人や、使用機会が少ないのにわざわざ買うのも気が引けるなどと感じている人も多いかもしれません。そんなときに折り紙で作れる方法を知っておくととても便利です。シーンに合わせて柄を選んだりリボンを添えてみたりして、テーブルを素敵にコーディネートすることができます。折り紙に4等分の折り目をつける用意するものは、折り紙と飾りとなる紐、そしてのりの3点です。折り紙は両面使用できるものを選ぶと、より素敵な箸袋を完成させることができます。では最初に、仕上がりで見せたい柄を裏にして手元に置きましょう。半分に折り目をつけたら、折り紙の両端を今つけた折り目に合わせてさらに折って、4等分の折り目をつけます。折り目に合わせて内側に折り込んでいくつぎに左上を折り目1マス分に合わせて折り、右上は折り目2マス分を折ります。そして、左端を折り目1マス内側に折っていきましょう。左側が折れたら今度は右端です。右端は2マス分を左側に折り、左にはみ出た1マス分は裏側へ折り込んでいきます。折り込んだ裏面には、少量ののりを軽くつけて剥がれないようにしましょう。リボンなどの飾りをつけて完成お箸を入れた際に落ちないよう、箸袋の底部分を1㎝ほど裏面に折り返していきます。これで形は完成です。最後に、箸袋の幅に合わせて紐で輪っかを作り、リボン結びをして箸袋に通すと、より華やかな見た目になります。お正月やお祝いごとなどのめでたい場では、紅白の2種類のひもを使ってみるのもおすすめです。また、小さな花や木の実などをつけて季節感を出すのも素敵な仕上がりになるでしょう。折り紙の柄や、紐の色、つける飾りなどによってグッと印象が変えられるため、さまざまなテイストを楽しむことができます。また既成のものでなく、手作りすることによってあたたかなおもてなしの心がより伝わるのも魅力の一つです。ぜひこの機会に作り方をマスターして、ワンランクアップしたテーブルコーディデートに挑戦してみましょう。監修/BAUM
2017年12月26日お金を貯めたい! と思っても、家計簿や節約が苦手な主婦は多くいます。筆者がまさにそうで、家計簿には何度も挫折し、「自分にはできないんだ」と貯金すらあきらめかけていました。そんな折、雑誌「サンキュ!」などでお金の記事を執筆している、マネーライターでありファイナンシャルプランナーの大上ミカさんの著書 『お金が勝手に貯まりだす暮らし』 に出会いました。家計簿が苦手で、赤字続きの人でもみるみる貯蓄が増えていくシンプルな法則にビックリしました!■お金が貯まる人の習慣とは大上さんが着目したのは、「貯まる人共通の習慣」。全国の主婦のやりくりを取材するうち、貯まる人と貯まらない人では、生活習慣やモノの持ち方が違うことに驚いたと言います。ならば、貯まる人の習慣をマネすれば貯金の効果が出るかも! と思いつき、まとめたのがこの本。そして実際に暮らしを変えることで、貯まる人に変化した例をたくさん見てきたそうです。マネする習慣は一度にひとつ本著で紹介される「暮らしの習慣」は26個。それも「こんな簡単なことがお金にいいの?」と思ってしまうぐらい実践しやすく、効果が出やすいものがセレクトされています。ただし、マネする習慣はひとつずつ実践するのがルール。暮らしとお金は密着しているので、2~3週間試してみて、その習慣によって、お金の流れがどう変わるか、じっくり観察することがポイントなのだそうです。今回は、そんな「暮らしの習慣」からマネしたい6コの習慣を厳選してご紹介します。■朝の習慣:早起きするだけでお金が貯まる!?まずは早起き。大上さんが「早起きさえすればお金は貯まるのではないか」と言うほど、貯蓄につながる習慣なのです。●家族より30分早く起きる貯まる人の朝は早く、貯まらない人は遅いのだとか。書籍でアンケート(※)を実施したところ、「平日は家族よりどのくらい早く起きるか?」の問いに、貯まる人は「30分以上早く起きる」が6割を超えているのに対し、貯まらない人では4割程度と差がハッキリ出るといいます。時間がないと、菓子パンを買ったり、慌てて忘れ物して外で購入したりしがち。こんなしなくていい「ムダ=余計な出費」が、早起きして時間にゆとりがうまれると、防ぐことができます。また、ゆとりがないと「面倒くさいから今日はいいや」なんて、やりくりが挫折する原因に。大上さんは長年の取材から、貯まる差はこの「ゆとりの差」だと言います。●予定を確認し、今日の段取りを決める貯まる人は段取り上手なところも共通点。貯まらない人は何事も行き当たりばったりになりがちで、この差が出費にも貯蓄にも大きく影響するそう。朝起きたら、その日の家族の予定、直近のイベントをざっと確認。すると、「今日は夫が出張だから夕飯の買い物は少なめにしよう」など、使うお金も自然と見えてきて、買わなくてすむものやよりお得に手に入れる方法に気づけます。大上さんによれば、貯まらない人は「長いスパンを見通す力」が弱く、車検、帰省費用など、年に数回ある大きな出費のたびに、貯蓄を崩してしまいがちなんだとか。数ヶ月先の出費が予測できるようになれば、前もって備えられ、貯蓄が安定して続きますよね。これこそ「貯まる生活が身につく」習慣。しかも「予定を確認して、段取りを決める」というのは仕事していると毎日あたりまえにやっていること。それを家庭でも実行するだけだからすぐ始められて、気負わずトライできます。■食事の習慣:食事作りが楽に続く「献立ローテ」主婦が節約を考えたときに、まず取り組んでしまうのが食費ではないでしょうか。でも大上さんは、安く買うより、「食材を使い切る」方が貯まるといいます。そして外食や惣菜になるべく頼らずに、できるだけ楽に家庭で食事作りを続けられる環境を整えられれば、それだけで食費は大きく減らせるそうです。●「ラクに回せる献立」をローテする献立に悩み、料理をする前から疲れてしまう。そんな人は、あまり凝ったメニューではなく、定番で家族が好きなものをローテする「献立ローテ」を試してはいかがでしょう? 次の3ステップで行ってみましょう。①レシピを見なくても作れるメニューを書き出すこのときメインと副菜、ごはんものなどジャンルに分けてリストアップすると思い出しやすいのでオススメ。ただし、家族が嫌いなものは除いておきます。②献立を組む書きだしたメニューからバランスを見ながら、似たようなものが続かないように組みます。③献立案をローテーションさせる煮物、揚げ物など、似たようなメニューが続かないようにすればヨシ。これで献立決めというストレスから解消され、さっと台所に立てるように。でも、こんなにラクしていいの? なんて思ってしまうのもママの心理。そんなときは、同じメニューでも旬の食材で変化をつたり、ハンバーグなら違うソースやタネにするなど、新鮮さをプラスすればマンネリになりません。このローテのいいところは、好きなメニュー中心だから、家族の不満がでない点。また作り慣れたメニューなら、野菜が高い時期なども、臨機応変に安い食材で対応できるうれしいメリットも!●冷蔵庫をカラにしてから買い物に行く冷蔵庫の在庫が一目で見渡せれば、必要な買い物も明確になります。どんなに安く買っても、使いきれなければムダ。大上さんによれば、貯まる人は「使い切り」を徹底し、ムダを減らし、必要な量だけを買える仕組みを自然に作っているそうです。先ほどの「献立ローテ」で3日分の献立を組み、必要な食材を買い出したら、3日後には冷蔵庫がだいたいカラになるはず。期間は自分がやりやすいように、1週間でも、2日でもOKです。 ■夫のお小遣い:毎月のイライラどうすればいい?夫の小遣いで悩んでいませんか? 飲み会続きで毎月のように追加の催促をされたり、そもそも小遣いが少ないと文句を言われたり。でも貯まる人は、夫を上手にやりくりに協力させ、貯蓄の力にしているのです。そのコツを早速チェック! ●夫の小遣いは高めに設定する貯まる人は、夫の小遣いが総じて高め。ただし、その中でやりくりしてもらい、 “追加はなし”をルールにしていることが多いそう。夫の小遣いをアップすると、生活は少しツラくなるかもしれません。でも月の途中で家計を崩す要因が避けられると、夫へのイライラも減少。さらに小遣いが上がった夫は、妻に感謝! 家計に協力的になり、仕事にもさらに励むなど、いい流れを生み出すのです。●夫とお金の話をちょいちょいする貯まる人は“ちょいちょい”夫に報告や相談をしているのだとか。大上さんいわく「夫の家計への協力度は貯蓄と比例する」とのこと。おおまかな家計は夫と共有しておくと、困ったときは相談でき、挫折しそうなときは励ましあえるなど、やりくりの安心感も違ってきます。「夫とお金の話をするとケンカになる」という場合は、旅行や車の買い替えなど、夫が関心を持ちやすいところから入っていくのがコツ。夫が乗ってきたところで、いくら貯めればいいか、そのためにはどこを削ればいいか、と家計の話に持ち込んでみるといいかも!習慣が変われば暮らしが変わり、暮らしが変わればお金の流れが変わる。そして、一度貯まる暮らしが整うと簡単には崩れず、ずっと貯まり続ける暮らしを手に入れられるのだと、大上さんは語ります。家計簿や節約することで貯金に挫折してきた人も、これから貯蓄をさらに増やしたい人も、まずは暮らしを整えることから、試してみてはいかがでしょうか。【まずマネしたい6コの「お金が貯まりだす暮らしの習慣」】1、家族より30分早く起きる2、予定を確認し、今日の段取りを決める3、「ラクに回せる献立」をローテする4、冷蔵庫をカラにしてから買い物に行く5、夫の小遣いは高めに設定する6、夫とお金の話をちょいちょいする参考図書、グラフ・イラスト出典: 『お金が勝手に貯まりだす暮らし』 (大上ミカ/著 リベラル社)これまで1000人を超える主婦に、お金のやりくりについて取材した著者。そのリサーチの結果、貯められる人には貯蓄方法よりも「暮らしの習慣」に多くの共通点があった。早起きや、モノの習慣、キッチンの習慣などの暮らしの習慣26個を紹介する。■大上ミカさんプロフィール1972年生まれ。マネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「女性セブン」「ダイヤモンドZAi」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。※アンケート調査概要:2017年6月、株式会社カクワーズ実施。対象者は全国の家計に関与している25〜44才の既婚女性556人。インターネット調査。貯まる人(115人)=最近1年で100万円以上貯蓄、かつ毎月貯蓄を実行。貯まらない人(106人)=最近1年で貯蓄が40万円以下、かつ毎月貯蓄の実行なしで比較。
2017年11月28日子育て世代の女性は、毎日やるべきことが盛りだくさん。上手に切り抜けるコツは、とにかく自分らしく楽しむこと!今年2月から仕事復帰された小倉優子さんも、仕事と子育てを楽しみながらこなしている女性の一人。働くママ代表として、ハッピーに過ごす空間作りについてお話いただく連載のスタートです!連載1回目は、小倉さんの好きなインテリアや子ども部屋について伺いました。試行錯誤してたどり着いた、こだわりのリビング——小倉さんのお好きなインテリアは、どのような雰囲気ですか?小倉優子さん(以下、小倉さん):落ち着いた感じが好きですね。憧れは、ヨーロッパのホテルのような空間。上品で、ちょっとぜいたくなインテリアをポイントとして使っているような感じが、とてもすてきです。——ご自宅も、落ち着いた感じですか?小倉さん:そうですね。今は、落ち着いたトーンでまとめています。以前は、ピンクを使ったフェミニンな感じやシンプルなインテリアにしていました。好きなインテリアを試行錯誤していたのだと思います。でも母親になって、家族がいる空間は落ち着いた感じの方がいいと思うようになりました。リビングの家具はこげ茶にまとめ、以前集めていた絵を飾ってポイントを作っています。リビングはママ友も来てくださる空間ですし、ホームパーティーをするのが好きなので、家族もゲストも落ち着ける空間にできて、気に入っています。ママならではの悩みは、子どものおもちゃ!——小さいお子さんがいると、お片づけが大変ではありませんか?小倉さん:毎日、寝る前に片づける時間をつくっています。家はリラックスできる場所にしたいので、片づけてきれいにしておかないと、きちんと休まらないと思うんです。だから、常にきれいな空間をキープできるように、頑張っています。でも、子どものおもちゃの収納は、大変ですね。ごちゃごちゃしてしまうので、何とかきれいにしまう方法はないかなと考えているところです。ものは多い方ではないのですが、息子のおもちゃだけは気をつけていても、どうしても増えていってしまうんですよね。——おもちゃの収納に悩むママたちは、たくさんいると思います!小倉さん:そうですよね。長男が今、戦隊ものブームで、数がどんどん増えてしまい……。どうしてもごちゃごちゃしてしまうので、お母さんたちがどのように上手にしまっているのか、ぜひ知りたいですね!そして、収納の改善もそうですが、子ども部屋全体のインテリアをかわいくしたいんです。リビングの落ち着いたトーンとはまた違った雰囲気で、ヨーロッパの子ども部屋のようなかわいらしい空間にできればいいなと思っています。——ヨーロッパの子ども部屋って、本当にかわいいですよね。小倉さん:壁の色がカラフルだったり、カーテンやリネンもそろっていたり、本当にかわいいと思います。先日、さっそくできる所から……と思い、カーテンを変えたのですが、長男から「柄を恐竜にしたい」とリクエストがあり、恐竜のカーテンにしました(笑)。そんな風に、息子と話し合いながらかわいらしい子ども部屋を作っていくことが、今、とても楽しいです。子ども部屋を子どもらしい空間にできるのって、まさに今の年ごろなのかなと思うんです。だから、たっぷり楽しみたいと思います。工作気分で息子と一緒にDIY......というのもやってみたいことの一つですね。連載2回目は、小倉さんがDIYに挑戦。講師は何とあの、WAGONWORKS(ワゴンワークス)さんこと、chikoさん。一体何を作るのか……お楽しみに!(つづく)【小倉優子(おぐらゆうこ)】1983年11月1日生まれ、千葉県出身。グラビアアイドルとしてデビューし、現在は2人の息子さんを持つママタレントとして活躍中。趣味はパン作りで、2009年にはパンアドバイザーを取得。料理本『小倉優子の毎日ほめられごはん』(講談社)を出版するほど料理好きでもある。●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:KazueMizushima●HairandMake-up:MioMatsumoto(GON.)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【衣装】●トップス(CARAOCRUZ〈キャラ・オ・クルス〉/(株)レリアンお客様相談室:0120-370-877)●スカート(Couturebrooch〈クチュールブローチ〉/Tel:03-6324-2641)●ネックレス(COCOSHNIK〈ココシュニック〉)【特集・小倉優子さん】初めてのDIY!100均アイテムで作るフォトフレーム(前編)【特集・小倉優子さん】初めてのDIY!ホームセンターアイテムで作るトイボックス(後編)【特集・小倉優子さん】“お片づけ育”で子どももママもハッピーに!整理収納アドバイザー・小脇美里さんとの対談(前編)【特集・小倉優子さん】“お片づけ育”で子どももママもハッピーに!整理収納アドバイザー・小脇美里さんとの対談(後編)
2017年09月11日100円ショップはスーパーのテナントに入っていることも多く、とても身近な存在になりました。しかし、最近増えてきている300円ショップはどうでしょうか? 価格も品質ももうワンランク上で、ショッピングモールなどにしか店舗がないこともあり、100円ショップほどなじみがないかもしれません。そんな300円ショップを、チェーンストアごとにわかりやすく徹底比較してみました。■そもそも、300円ショップはどんなお店?一部の商品に例外はあるものの、300円ショップでは基本的に商品価格が税別300円に統一されています。取り扱うアイテムは雑貨が中心で、100円ショップよりも流行に敏感なものが多い印象です。たとえば、小物入れひとつをとっても、プラスチックなどの味気ない無機質なものは少なく、木やブリキを使ったインテリアのポイントになるようなものが多く、パッと見は300円とは思えないほど。写真映えするので、おしゃれなインテリアの主役として活用し、SNSに投稿しているママも多いようです。大型スーパーに入っている場合が多い100円ショップに比べて、駅ビルやショッピングモールでよく見かける300円ショップ。店舗数は多くないものの、100円ショップにも個性があるように、300円ショップもチェーンストアごとに特色が見られます。続いては、代表的なチェーンストアの特徴をくわしくご紹介しましょう。■大人女子に愛される、甘口テイストの「CouCou」大人女子に愛される、甘口テイストのアイテムがそろう「CouCou(クゥクゥ)」。「不思議の国のアリス」モチーフやネコ、フレンチ・ブルドッグなどのアニマルモチーフをあしらいつつ、シンプルに仕上げたさりげないデザインが魅力です。かわいいけど子どもっぽくならないので、ポーチなどはママバッグだけでなく、オフィスで使っても違和感がありません。一方、ブリキのキャニスターやロゴ入りプレートなど、カフェで見かけるような食器類も豊富。コーヒー豆や紅茶などを保存できるキャニスターはテーブルに置くだけで絵になり、存在感のあるプレートはパンを置くだけでおしゃれなひと皿に! プチプラなので、家族分をそろえても家計にやさしいのがうれしいところです。キッズアイテムも充実していて、ディズニーや「トムとジェリー」のアニメDVDもすべて300円。これなら、レンタルするより安いかも?関東14軒、関西9軒、そのほかの地域も各2~5軒と店舗数はあまり多くありませんが、インターネット通販も行っています。 ■シーズングッズも定番グッズも! かわいさと使い勝手なら「3COINS」デザイン性の高い雑貨が豊富で、例えば魚や野菜をモチーフにしたメラミンスポンジなど、実用的かつ生活を楽しくさせてくれる『かわいい』がたくさん店頭に並ぶ「3COINS(スリーコインズ)」。シーズンごとに便利なアイテムの提案をしてくれる点も見逃せません。夏ならビーチで役立つハンドル付きの浮き輪や、浴衣に合わせやすいアクセサリーなど、子どもとのお出かけに最適なグッズがそろいます。「季節ものは流行があるし、しかも一度しか使わないかも…」と、購入するのをためらってしまいがちですが、どれも300円なので気軽に利用できるはず。旬を取り入れたおしゃれなものに目を奪われる一方で、実は、定番のシンプルな白い食器類も人気。実際に購入して使ってみたところ、「100円ショップのものより丈夫で使いやすい」というのが個人的な感想です。都内ならルミネやアトレ、エキナカなど、JRの駅ビルに多く見かける「3COINS」。郊外では、イオンモールやららぽーとなどに多く出店しています。 ■ファッションアイテム充実の「三日月百子」「三日月百子(みかづきももこ)」のコンセプトは「月曜日から日曜日まで毎日300円で女の子が楽しめるお店」。ほかのショップと比べると、バッグや帽子などのファッション小物が豊富な印象です。ほかにも、キャラクターグッズやアクセサリー類が充実しているのがポイント。小学生のお小遣いでも買える金額なので、おしゃれに目覚めた女の子を連れて行ってあげると喜ぶこと間違いなしです。もちろん、ママも使えるかわいさ&クオリティなので、娘とおそろいや色違いで購入するのもいいですね。300円のプチプラならではの楽しみ方です。友人の娘(小3)は「三日月百子(みかづきももこ)」が大好きで、出かける前日には財布の中のお金でいくつ買えるか計算しているそう。消費税も加わり、100円ショップよりも複雑な計算になるので、算数の勉強にも役立つかもしれませんね。 なんでもそろう100円ショップに対し、商品ラインアップは限定しているものの、女子心をくすぐるおしゃれなアイテムが必ず見つかる300円ショップ。限定品や季節商品が多いので、ほしいと思ったら購入しておくことをおすすめします。 ▼「CouCou」 ▼「3COINS」 ▼「三日月百子」
2017年08月14日〜情緒のある暮らし〜昔は、夏を迎えるにあたり、衣替えだけではなく、生活空間も季節に合わせて変えたものです。夏になれば、障子をすだれにかえて、縁側に花ござを敷いて、軒先には風鈴を釣り、蚊取り線香を焚いたのです。街には金魚売りや風鈴売りが出ていたり、玄関先で打ち水をする姿が見られたり、それはそれは夏の風情を楽しむことができました。クーラーも何もない時代、こうして生活空間を変えることで涼を感じることができたのです。何もクーラーのある暮らしが悪いというわけではありませんが、それだけではロマンもありませんし、情緒も風情もありません。小物を使って季節ごとに空間を演出することこそが、情緒のある暮らしを生むのです。一見、無駄なことと思うかもしれませんが、けして無駄ではなく、皆さんの生活を豊かにするための必要不可欠なものなのです。風鈴がそよぐなかで団扇や扇子をあおいで夕涼み。可愛い線香花火もいいですね。夏のよき思い出になることでしょう。
2017年07月27日40年以上の人造大理石素材技術を研究・開発実績をもつトクラス。従来の住宅設備分野の枠組みを超えた新たな可能性を追求しています。その第一弾として、同社が素材技術の全面協力を行った、プロダクトデザイナー花澤啓太氏の新しいプロダクトシリーズ・暮らしの彫刻「FACE」が6月14日(水)より東京ビッグサイトInteriorLifestyleTokyoで発表されました。人造大理石素材の質感や加工しやすい特性を活用独自の人造大理石素材の質感や加工しやすい特性を活かした「FACE」。削り出して作られた多面彫刻のオブジェクトで、暮らしの顔となる場所をつくります。nteriorLifestyleTokyoのほか、6月17日(土)からはトクラス新宿ショールームでも期間限定展示を行われます。花澤氏によるトークイベントも予定。「FACE」は、花澤氏が企画するプロダクトレーベル「knot」より、7月発売が予定されています。knotホームページについて人造大理石を削り出して作られた、人工的で不規則な多面彫刻…そこから生まれる稜線と陰影。素材の持つ奥行き感とともに空間にハリをもたらす。緊張を生むことで緩和が訪れるというテーマになっています。暮らしの顔となる場所をつくる、骨白色のオブジェクトです。花澤啓太氏プロフィール静岡生まれ。大学で美術を専攻し家具メーカーに就職。木製品のデザインから製造までに携わった後、デザイン事務所magdesignlabo.を設立する。同時に自主企画プロダクトレーベル<knot>を運営。トクラス新宿ショールームでの展示会について・イベント名:FACE暮らしの彫刻花澤啓太展~人造大理石の新しい造形~・日時:6月17日(土)~7月2日(日)10:00~17:00/入場料無料・場所:トクラス新宿ショールーム(渋谷区代々木2-11-15東京海上日動ビルディング1F)・トークイベント:6月30日(金)18:30~20:00/入場料無料・定員20名(先着)トクラス新宿ショールームでの展示会を記念して、花澤啓太氏によるトークイベントが開催されます。人造大理石という素材を使った「FACE」に込められた思いや、氏のデザインに対する考え方など、過去の代表作の紹介を交えたトークを聞くことができます。後半では、「FACE」に携わったトクラスの企画者・開発者を交えて、「FACE」の誕生秘話や人造大理石の新たな可能性についてトークセッションが行われます。トクラスとは?約40年前、ステンレス製の台所が当たり前だった時代に、国産で初めて真っ白な人造大理石カウンターのシステムキッチンを発売した会社です。以来、人造大理石素材について、質感の優美さだけでなく、キッチンには耐熱・耐汚染性能、バスタブには厳しい耐水性能と、機能面における価値を高めたり、加工しやすい特性を活かし、暮らしを変える魅力をもつデザインを究めたりなど、企画・研究・開発を重ね、長く愛用出来る商品をリリースしています。(※2013年10月、ヤマハリビングテックより社名変更)TOCLASホームページ
2017年06月14日心理カウンセラーの小高千枝です。先日、あるテレビ番組で “下着” への意識の配り方についてコメントをさせていただきました。下着は自分の肌に直接触れるものです。女性は皮膚感覚が男性よりも10倍敏感だといわれているため、自分がつけ心地のよい素材のものや、気分が上がる色彩豊かな下着を身につけることで、高揚感や心の安定が保たれ、愛しむ気持ちや優しさが芽生えてくるのです。下着や洋服、バッグやアクセサリーなど、いつも一緒にいるものだからこそ “好き” を大切にして選んでいくと、自然と心のゆとりが生まれてきます。今回は “身に着けるもの” の選び方ひとつで変わる「心のゆとり」の育て方についてご紹介いたします。その1:「本当の自分」の魅せ方を習得する私は白い服が好きです。白は素直さ、順応性、誠実で自分に厳しく、不正なものを避けることを意味するため、私自身の人生の基礎として捉えている色です。柔らかい白、凜とした背筋が伸びる白と様々な顔を見せてくれるため仕事上、 “白い服” をケースバイケースで使いこなしています。ただ、あくまでも自分が社会で演じている “顔” に寄り添っている色。プライベートでは違った色を楽しみ、素材も気分に合わせたものを自然と選択するようになりました。心に安らぎをもたらすものや、気分がのってくるものなど。一番身近にあるものだからこそ、その時の自分の 色 、 立場 や キャラ にあった “楽しみ” を忘れないでいたいと思っています。そして、ある程度の年代になるとアクセサリーにも自分らしさを反映させたいもの。私は線が細く、小ぶりのアクセサリーが好きです。きっと、そういう華奢なイメージにどこかに憧れもあるのかもしれませんね。繊細なアクセサリーをつけると、身のこなしに変化が生まれます。伸びやかでゆっくりとした手の動き、柔らかい表情。アクセサリーのイメージに順応しようとする意識から、自然と一体化できるようになっていけるのです。パーティやイベントへ足を運ぶときは少し大ぶりのものも。ただ “ジャラジャラ” つけるのではなく、ポイントを抑えて。自分だけが知っている、本当の自分の魅せ方ができるようになると、心にゆとりと余裕が芽生え、瞬間瞬間の幸福感を味わうことができます。その2: 自分なりの「基準」を持つ女性誌の取材を受けるときに、編集部の方が最新号を持参してくださいます。私の記事の掲載号も勿論手にしますが、流行のものを見ることができる取材時の雑誌はファッションだけではなく時代の流れを知ることができるため、ありがたい存在です。「へ~こんな洋服の組み合わせがOKなんだ」「わ~ステキ~。今度行ってみよう!」「皆、こういう物事の見方をする傾向があるのね…」小高の冒険心が多々駆り立てられますが、ふと立ち止まることも忘れません。そこに “私らしさ” はあるのか? 服に着られ、流行に流され、それでも自分の内面からの喜びを感じ、自分のスタイルとして取り入れることができるのか? やってみなくてはわかりませんが、自分なりの基準、ベースは持っていたいと思っています。自分の魅力が伝わる服。定番の基礎となるファッションの確立が大切です。そのベースが理解できていると特別なときに、そのベースを基軸にたし算・引き算し、特別感と自分らしさが引き立つファッションを導き出すことができるのです。ゆったりしている服が多い人が、しめつけ感のある服やヒールで颯爽とあらわれても違和感を感じない。どこか普段のその人が更にステキになった…。そんな感覚を受ける人っていますよね。それは、自分の定番、基礎、ベースをわかっているからこその自信が反映されているのです。定番をアレンジできると、他人にも安心感や心地よさを与えることができます。その3: “相手の気持ち” にも寄り添うファッションを選ぶ他人に安心感や心地よさを与えることについて少し触れましたが、「自分らしさ」「自分が好きなモノ」「自分の定番」と自分軸がある中にも、接する相手も心地よく楽しい気持ちになれるファッションができたらステキですよね。それこそ、相手を “視覚的効果で思いやる” あなたの心のゆとりです。私はカウンセラーになってから、臨床の現場でずっと心掛けていることがあります。それは、クライエントさまが安心して自己開示、自己解放できるような服装をすること。環境を整えることは当たり前ですが、人的環境として私自身が安心安全な環境でなくてはなりません。時間を作り、サロンへ足を運び、そしてお金を支払う。その価値がある存在かどうかということはカウンセリングの技量と同じように、クライエントさまに失礼がないようにしなくてはいけないと感じております。最初は試行錯誤の日々でしたが、これこそ定番に落ち着いてからかれこれ10年弱。私自身も非常に楽になり、本来力を注ぐべきことに集中できます。自分は勿論、相手も好感が持てるものを身につけること。それは皆さんの成長、変化にも大きな影響を与えるモノだと感じます。
2016年03月10日生活関連の雑誌や本、最近は女性誌でも “すっきりした部屋” “シンプルな暮らし” “片づけ上手” などというコトバをよく目にします。それらを見て「もっと物を整理しなきゃ、きちんと収納しなきゃ」と追い立てられるように感じるのは、私だけではないと思います。「片づけないといけないと分かってはいるけれど、疲れていて無理」「忙しくなると部屋が荒れてしまう」。仕事にプライベートに慌ただしい毎日を送るアラフォー世代にとって、片づけのためにまとまった時間をとることは難しいのが現実です。なのに「早くすっきりした暮らしをしなくては」という焦りにも似た気持ちは、いつも心のどこかにある。そんな日々、ちょっと息苦しくないですか?「片づけ」は苦手なのが当たり前そもそも「片づけ」とは単純に捉えると、「元に戻す」ことです。使ったものを元に戻せば散らかることはありません。けれども、私たちは「使う」はすぐにできるのですが、「元に戻す」はとても苦手。喉が渇いたらすぐにグラスを取り出して水を飲みますが、飲み終わったグラスを洗って元に戻すのは面倒ですよね。これは「使う」という行為が自然な欲求であるのに対して、「元に戻す」という行為が後天的に身につける文化であり、社会的行動だからです。元から備わった能力や欲求ではないので、「元に戻す」ことを嫌だなぁと感じるのは当たり前。そう考えると、私たちが「片づけ」が苦手なのは自然なことなんです。 モノが「循環」していると気持いい暮らしのなかでモノは、使う→元に戻す→使う→元に戻す……という行為によってグルグル回っています。この循環がよどむことなくサラサラと流れることで、私たちは「すっきりとして気持ちいいな」「ちゃんと暮らしが整っているな」と感じるのです。ところが、苦手な「元に戻す」部分で循環は滞りがちです。暮らしがすっきりしないのは、そのためなんです。 まずは「定位置」を決めるこの面倒で好きになれない「元に戻す」行為を、なるべくラクにできるようにすること。これが「片づけ」のコツです。そのためには、ものを元に戻すための「定位置」が決まっていたほうが戻しやすいですよね。そのうえ戻しやすい場所に「定位置」があると、なおさらラクなはず。まずは、いつも出しっ放し使いっ放しになっているものは何かを観察して、それらの「定位置」を決めましょう。【定位置をつくるための原則】1. 大分類でまとめる文房具やおもちゃなどは細かく分けて収納しがちですが、4つ以上に分けると分類を維持することが難しくなります。分類はせいぜい3つを目安に。2. 動作をする場所にするコートを玄関で脱ぐのなら、コート掛けは玄関に。わざわざ掛けに行かないといけない場所に定位置をつくってしまうと元に戻さなくなります。3. ワンアクションで戻せるようにする2つ以上の手間がかかると、途端に面倒になってきます。扉を開けて引き出しを開け、さらに蓋を開けるなど、2度3度の手間がかかるのはNG。4. 一時置き場も定位置として設定する例えば、取り込んだ洗濯物を仮置きする場所があれば、そこも定位置とします。決めることで物の流れを把握でき、気持ちも少しラクになります。 無意識に元に戻せる習慣を「定位置」を決めたにも関わらず、気づくとまた散らかっている(涙)。それは元に戻せない自分自身が悪いのではなく、単純に「定位置」に問題があるからです。無理しなくても頑張らなくても気が重くならなくても、使ったら自然とそこに戻してしまうような場所、これが最適な「定位置」です。換気扇の下で塗るからマニキュアはキッチンに、帰宅後すぐに身体からはずすストールや帽子は玄関に、などと無意識に置いてしまう場所を「定位置」にしてもいいのです。暮らし方は人それぞれ。自分や家族の日々の行動パターンを振り返って、我が家なりの「定位置」を一度じっくり探してみましょう。自然に片づいてしまう行動を習慣にしていけば、“片づけなくてもいい暮らし”が待っています。 家事塾
2016年02月26日冬は日照時間が少なく、寒さが厳しい北欧。そんななか人々は、家の中をカラフルに装飾し、楽しく過ごす工夫をするようになり、デザインが発達したともいわれています。そんな北欧、スウェーデンから届いた『Fine Little Day ファイン・リトル・デイ 好きなものと楽しく暮らすアイデアとインテリア』は、世界的に注目を集めるアーティスト、エリーサベット・デュンケルさんが、インテリアや暮らしを紹介した話題のビジュアルブック。この本から、インテリアや家の中で楽しむヒントを学びたいと思います。Elisabeth Dunker エリーサベット・デュンケルアーティスト、ビジュアルコミュニケーター。スウェーデン第2の都市、ヨーテボリにあるデザイン工芸大学(HKD)修了。2007年にブログ「Fine Little Day」 を開設し、世界的に注目を浴びる。同ブログは「The Times」紙やマーサ・スチュアートによって、世界で最もインスピレーションを得られるブログのひとつに選ばれている。自身のプロダクトブランド「Fine Little Day」ほか、「House of Rym」「Urban Outfitters」「Ikea」といったブランドのデザインも手がける。Instagram:@finelittleday、@elisabethdunker著者のエリーサベットさんが注目されるきっかけとなったのは、2007年にスタートした、日々の暮らしや好きな物を綴ったブログ「Fine Little Day」。今ではブログと同名のプロダクトブランドのデザイナー、フォトグラファー、スタイリスト、ライターとして、幅広く活躍しています。そんなエリーサベットさんのおしゃれな自宅や職場、森の小屋のほか、友人たちの手がけた作品やインテリアを紹介する本書。見ているだけでもうっとりしてしまう写真ばかりですが、真似ができそうなアイデアがたくさん詰まっています。同じものを集めて、スタイリングする集めているものがあっても、飾るのは難しく、しまいこんでいるという人も多いのではないでしょうか。エリーサベットさんは、集めている同系色の陶磁器やテキスタイル、毛糸の靴下、鍋つかみなどを、「異常なほどに分類して、考えて、スタイリングする」そう。特に青い染付けの陶磁器のコレクションは、テイストはバラバラなのに、色で集めて並べるとこんなにも素敵なのか、とハッとさせられます。壁紙を楽しむ賃貸物件だと、なかなか家に手がかけられないという人におすすめなのが、壁紙。エリーサベットさんも「後悔した時のため、また後で張り替えられるように」と、壁紙は糊付きで貼ってはがせるタイプのものを使っているのだとか。こちらはエリーサベットさんの、スモーランド地方にある森の小屋。花模様の壁紙は、前の住人から受け継いだものだそう。時間を経て、味わい深い色合いに。壁一面だけでも、部屋の印象ががらりと変化する壁紙。こんな素敵な模様なら、すぐに試してみたくなりますね。 不器用でも手づくりにチャレンジかぎ針も棒編みもできないというエリーサベットさんは、蚤の市やセカンドハンドショップでかぎ針編みの鍋つかみを買い集めて、ガーランドや掛け布団にしています。ドイリーを縫い合わせたカーテンや、シーツの上に布を縫い合わせた掛け布団など、手づくりに慣れていない人にも簡単にできる作り方を紹介してくれているのは嬉しいところ。また、本棚にある本の表紙に絵を描いてみる、木のスプーンに表情を描いてみる、など大人も子どもも楽しめそうなユニークなアイデアも。木の枝や葉を使ってつくるモビールや押し花など、北欧らしく自然を生かしたものづくりも提案してくれています。このほかにも、キッチンやベッドルーム、アトリエなど、本ではたくさんの写真を紹介。その写真ひとつひとつから、インテリアの参考になるインスピレーションをきっともらえるはずです。
2016年02月02日もう何年も続いている片づけブーム。書店に行くと、収納テクニックや収納アイディア、物の捨て方や減らし方についての本が、驚くほどたくさん並んでいます。 身の回りに物が溢れ、物との付き合い方まで考えなくてはならない、物質的に豊かな時代に生きている私たち。そんななかで多くの人が求めているのが、「スッキリした暮らし」のはずです。暮らしは生きているから、物は出ていて当たり前「スッキリした部屋」と聞いて、何を思い浮かべますか? おそらく雑誌に出てくるインテリア写真やハウスメーカーのモデルルームのような、「物があまり出ていない、きちんとした空間」をイメージする人がほとんどだと思います。でも、ちょっと考えてみてください。インテリア写真の「物が出ていない」というのは、見せるために整えられた、静止した状態です。いっぽうで実際の暮らしは、物を使うことで成り立っていて、常に動いています。「物が出ている」というのは、一見散らかっているように見えますが、じつは当たり前のこと。逆に完璧に片づいた状態が続くことは、人が生活していないのと同じです。 子どもがおもちゃを散らかして遊んでいるときがNGで、箱にきちんと片づけられているときがOK、ということではないはずです。おもちゃが出ているのは、子どもが元気に遊んでいるから。大切なのは、いつもすっきり片づいたモデルルームのような家で生活することではなく、物とともに心地よく暮らすことなのです。物がよどみなく循環することが、スッキリ!の正体これは物の流れから暮らしを見た『暮らしの環』という図です。物は私たちの日々の営みのなかで、「使う」と「戻す」作業によってグルグルと回り、それと同時に「買う」ことで外から入ってきて、「捨てる」ことで外に出ていくことを続けています。このように物は常に循環し、暮らしは生きて動いています。スッキリと聞くと、この図にある「しまう場」だけをイメージしがちです。けれども、物が「しまう場」から取り出されて「使う場」でしっかり使われ、また「しまう場」に戻されていく。この物の流れがよどみなくグルグルと回っていることに、私たちは「スッキリしていて気持ちがいいな」と感じるのではないでしょうか。私はインテリア誌の編集をしていたことがあるのですが、誌面を美しく見せるために「しまう場」に物を整えて撮影していました。また、物がいかに効率よくキレイに収納されているか、そのテクニックを追い求めてばかりいました。実際の暮らしの場とはちょっと違う誌面となってしまうことに、違和感を抱きながら……。『暮らしの環』を回すためには、「元に戻す」作業が必要取り出して使ったものを元の場所に戻せば、『暮らしの環』はグルグル回り続け、心地よく暮らすことができます。 けれども私たちは、「元に戻す」という作業がどうも苦手なんですね。だから「使う場」に物が溜まってしまい、『暮らしの環』の循環が滞ってしまうのです。苦手な「元に戻す」作業をなるべくラクにしてあげるには、3つの原則があります。原則1:元に戻すために『定位置』を作ってあげること。取り出しやすく、元に戻しやすい場所に定位置を決めましょう。原則2:自分が回せる『定量』を使うこと。今、実際に使っている物の量をちょうどいい量と考え、「いつか使うだろう」という物は置いておかないようにします。原則3:『捨てる』こと。人間が物を食べてエネルギーを取り入れ、しっかり使い切って排出し、生命を維持するのと同じように、暮らしを回すためには、新しく物が入ってくるぶん、物を外に出さなくてはなりません。『捨てる』は暮らしを回していくためのエンジンと考え、「使えるけれど使わない物」を意識して追い出すことが必要です。 物がいかに整っているかに捕われないで、いかに滞りなく物が流れているかを考えてみれば、スッキリした暮らしは実現します。物に振り回されず、自分の手で暮らしを回しているんだ!という感覚をもつことで、私たちは心から豊かな暮らしができるのではないでしょうか。
2016年01月07日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。小川さんが考える、もの、人との付き合い方小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。40歳からは引き算 必要かどうかを吟味していく「あまり抱え込みすぎると動けなくなってしまいますよね。物理的なものも、荷物も、目に見えない人間関係も。ひとつずつ必要なのかどうかを吟味して、これはなくても生きていけると思ったら手放していく。人間関係も『狭く、深く』。ストレスを溜めるのは自分にとっても、相手にとってもよくないことだと思うので、見晴らしよく、無駄なことはしないでいいかなと思うようになりました」「もっとものを減らして、最後はものも人も、本当に大好きなものだけに囲まれて人生を終わりたい(笑)。台所も、最後は鍋一個だけあるのが理想です。自分が人生を終えたときに、なるべく周りの人が迷惑をしないで済むように、いいものがあればまた次に使ってくれる人も見つかってゴミにならずに済むと思うので、そういうことはもう考える時期かなと思います。40歳になるまでは足し算で、欲しいものを手に入れていたと思うんですけど、人生の折り返し地点を過ぎ、ここからは引き算でどんどん手放して、その分余白をいっぱい作りたいなって思うようになりましたね」自分の “五感” を大切にする強い意志を持って、規則正しい生活も心がけているという小川さん。なかなか同じようにするのは難しいかもしれませんが、最後に、もう少しシンプルに生活するためのアドバイスをいただきました。「週末はインターネットを見ない、夜中は返事を出さない、など自分の中で決めては? 自分でルールを作っても、そんなに大きな迷惑はかからないと思うんですよね。もしかしたら、誰か少しは返事を待つかもしれないけど、体調を崩す方がもっと大きな迷惑をかけるし、起き上がれなくなってしまうことの方が損失です。だから、メリハリは大事だと思いますね。ものも情報も溢れているので、自分でガードしないと溺れてしまいます。それから、自分が「これが好き、嫌い」という、すごく野生的な感情を大事にすること。頭だけで考えると、どうしてもいろいろなことを考えてしまいますが、五感だけで判断してもいいくらい。心地いい、この肌触りが好き、これに包まれていると安心する、という感性を大事にしていくと、少し楽になると思います。みんなそれぞれ感覚が違うので、人がいいと言っているからではなく、自分が感じることを大事にすると、ちょっとシンプルになるのかなと思いますね」 ▼五作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント <前編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日大人になってくると、ちょっとした体の不調から忍び寄る “老い” におののいたり、いつもの自分らしさに迷いが出て、とてもネガティブな気持ちになってしまうことがあるかもしれません。「いまの衣・食・住も、自分の取る態度や発言も、このままでいいのかな?」そんなふうに思ったら、“生きること” の根源に語りかけてくれる本を読んで、生きる勇気を得ることをおすすめします。まずは体調面。表面的な部分だけに惑わされず、それこそ10年後のいい状態を意識して、よりナチュラルに、より本質的に、自分の日常を見直したいもの。健康あってこそ地に足の着いた衣食住、ライフスタイルは、さらに美しく磨かれるに違いありません。「冷えとり健康法」を生き方の根幹に置くと楽になれる▼冷えとり健康法 マーマーマガジン別冊 body&soul服部みれい(株式会社エムエム・ブックス)知られてきたとはいえ、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。進藤義晴医師の名著「万病を治す冷えとり健康法」(農文協)が基本となった健康法で、大ざっぱにいうと、頭寒足熱をキープし、心臓への血流をよどみなく巡らせてデトックスする方法です。具体的には、足先のほうが体温が低いので、シルク×コットンの靴下の重ね履きと半身浴で、冷えも毒も取る。食べ過ぎない、自己本位な考え方をやめる、などなど。ゆる~くこのメンテナンスを始めてから7年目を迎えます。様々な健康法、美容法、エステなど一通り体験した後、地味でシンプルなこの方法に行き着きました。何より精神的に安定したのが嬉しいです。高いものを買い続けなくていい。何が正しいか基本を知っていると、過剰に不安を募らせなくていい。私が冷えとりを知るきっかけになった、マーマーマガジンから発刊された本書は、おしゃれで楽しい実践編。必ずお役に立つはずです。「ホーム スイート ホーム」でライフスタイルを美しく彩る▼ホームスイートホーム 暮らしを彩るかれんな物がたり桐島かれん(アノニマ・スタジオ)桐島かれんさんのお店、ハウス・オブ・ロータスに最初に取材に伺った時、置いてある物だけでなく飾り方や楽しみ方が小粋で、その物にまわるストーリーが映画のワンシーンのように次から次へと浮かんできて、わくわくとエキサイティングな気持ちになったことを覚えています。生活を楽しむって、まさにこういうことなんだな、と。それがそのまま本になり、かれんさんのピュアで気取らない言葉とともに、深くこちらに響いてくるのが本書です。パリの蚤の市で見つけたという古いバカラのショット・グラスも、花柄に惹かれたというチベットのキャビネットも、1950年代のデッドストックのビーズ刺繍のカーディガンも、みんな彼女の息吹とともに日常生活の中で生きていて、そこが素敵! ご主人の写真家、上田義彦さんの美しい写真が楽しめるのも眼福です。基本にして最強のスタイリングバイブル「『好き』を超えたら『似合う』がある」▼『好き』を超えたら『似合う』があるパーソナルスタイリストが教えるおしゃれリアルルール政近準子(集英社)パーソナルスタイリストとして14年のキャリアを持ち、政治家やビジネスウーマン、専業主婦の方など、様々な職種、年齢の女性たちに絶大な人気を誇る、政近準子さんの新著。多くの女性が、ある年齢に差しかかると「何を着たらいいのかわからない」「着たい服がない」と惑う。そんなファッション迷子たちの窮状を、Q&A方式で具体的に救ってくれるのが本書です。イタい服装にならないよう、大人のおしゃれセンスを養いたいですね。特にキレイスタイル読者に向けて、政近さんにインタビューをお願いしました。――アラフォー女性が、一番美しく見える着こなしについて教えてください。「まず、美しく『見える』服から、美しく『魅せる』服、という意識に変えて欲しいなと思います。また、美しく見せようとするだけでは、自己満足に陥ることもあります。この差はちょっとしたことなのに、大きな人生の差を生むことでしょう」――それは大変! 『魅せる』といいますと?「華やかで特別に思えるかもしれませんが、魅せる服装には、今日からできることがたくさんあります。なぜなら、新しい服が絶対必要ということではないからです。意識を変えるだけで一歩前進できるのです。ワードローブを整然とするだけで、最後に差がつく着こなしになりますよ。繊細さや気品が生まれ、たとえカジュアルな服装でもエレガンスが漂ってくると思います」――何を着るか、いつも迷ってしまうのですが…。「購入する時に『とりあえず選ぶ』のではなく、『吟味し、選びきる』ことが大切です。これにはまた、自身のワードローブが把握できていないと、本当に何が必要で活用しきれるのかがわかりません。選びきるには、現状にきちんと向き合うことが重要です」――お洒落に魅せたい気持ちはあるのですけれど…。「周囲と比べて張り合うのではなく、周囲と自分の違いは何か、その違いこそを心から受け入れ、もう『ないものねだり』からは卒業することです。それには、自分のかけがえのない持ち味を愛し、自分では欠点だと思っていたことにも目を向けてみてください。身の丈に合った、それでいて最高のパフォーマンスができることが大切です」――自己最高のパフォーマンスとは?「わかりやすく言えば、人生の質を上げるように、服装の質もできる範囲で上げること。高価なものにする、というだけのことではありません。同じ金額でも、その価値をどう自分で立証できるのか。こんなもんかなと、いつもと同じ自分に甘んじないこと。そうやって選び抜いた服は、あなたをきっと美しく輝かせるはずです」いかがですか? 着ることはまさに生きること。決しておろそかにできません。本書には写真がないのですが、キレイスタイル読者のために特別にお願いして、目次にある二つの項目から写真つきでアドバイスをいただきました。「ミニスカートって何歳まではけますか?」と「帽子のおしゃれ」についてです。ぜひ参考になさってみてください。Q.ミニスカートって何歳まではけますか?左)大人のミニスカートは、シャープにクールなイメージで、あくまでも「格好よい」を目指すか、「エレガント」に徹するかの二択だそう。年齢の出やすい脚は、タイツやブーツでカバーし、シンプルな台形デザインで張りのある生地なら、すっきりシャープに。中央)黒いチュール付きの台形ミニスカートでエレガントに。「甘いですが、黒でギャザーではないので、大人が履いてもいけます。インナーには、抜け感のあるロゴTを」。右)「ツイードのスーツは、スカートがミニだとかえって若々しく履けますよ」。今期流行のカーディガンっぽい羽織を合わせて。Q.帽子のおしゃれについて左)「中折れ帽は、基本マニッシュなのでクールな物との相性は良いのですが、アラフォー女性には、ハードよりソフトな印象が加わったほうが良いでしょう。カラーも黒より茶かグレー、写真のように思い切って少し明るい色を被ると、顔が明るく優しい印象になります」。ファーと合わせてシックな着こなし。中央) これからのパーティーシーズンにお薦めのクロッシェ。初心者も被りやすいそう。「クロッシェタイプは、ポイントになるデザインの位置をいろいろ変えてみると、似合う位置や新鮮な被り方を発見できます」。右) ニットと中折れ帽。「よく、深く被らず後頭部に引っ掛けるようにしている人がいますが、若い人の流行の被り方ですね。大人は基本的に深めに被るほうが、洗練されて見えます」と、政近さん。
2015年11月24日岡山県の倉敷にある美観地区、様々な映画やドラマで使われるこの町並みはどこを取ってもフォトジェニック。そして実は各地からのアクセスも良好。そんな倉敷美観地区にこの秋は行ってみませんか? 今回は町の魅力を支える人たちをご紹介します。近くて魅力がいっぱい倉敷美観地区岡山県倉敷市は江戸時代には幕府の天領として栄えた場所。なかでも「倉敷美観地区」は一歩足を踏み入れると美しい町並みと懐かしさが感じられます。また、和と洋が入り混じる古きよき日本の町並みとして、伝統的建造物群保存地区にも指定されています。2014年には電線の地中化工事も完了し、電線に邪魔されない町並みと空を楽しむことができるのです。観光客は年間340万人以上! 新幹線と在来線を使って東京から3時間半、大阪から1時間半、博多から2時間少々、と本当に近い。少し早起きをしたら日帰りも可能な近さ。小旅行にもぴったりですね。そんな倉敷美観地区には見所が満載。格子窓の歴史的な町家やなまこ壁の蔵、船流しや世界的な照明デザイナーによるライトアップ、エル・グレコの「受胎告知」やクロード・モネの「睡蓮」など世界的な西洋美術のコレクションが見られる大原美術館… など。どれもが歩いて見てまわれる距離にあります。しかし今回は、ガイドブックには載っていない、美観地区を守る人たちのお話を伺いました。 新しいことにチャレンジしながら古きを守る人々「美観地区はいつ来てもイベントがありますね」と言われることが多いそうです。そしてそれらの大小のイベントはそれぞれ町の有志の発案であったり、観光局が主催であったり、自治体の主催であったり、小さな町のカフェやレストランの企画であったり… 町全体で情報を発信していることに驚かされます。そして、いま、若い世代も町の魅力作りに大きな力を発揮しています。美観地区の中には町屋をリフォームして作られたおしゃれなカフェがたくさんあります。そこで人気の自家焙煎コーヒー店を営む小林恭一さんに、美観地区との関わり方を伺いました。「美観地区は一つの組織が町を作っているわけではなくて色々なグループがイベントを企画しているんです。活性化にはまず自分たちも楽しまないといけないと思います。いま、自分が作りたいのは “音楽を奏でる町” です。倉敷には音楽大学もありますが、あまり披露する場所がないのが現状です。これからは若い人たちが発信する場やチャンスを作って行く事も大事だと思います。ふっと来て音楽を奏でる場があってもよいと思うんです。自分が出来ることは若手のミュージシャンや地元のアーティスト、作家さんなどにお店の空間を提供して、より多くの人に知ってもらい楽しんでもらうことだと思います」またもう一軒所有している店舗でも、小林さんの発案で地元の大学生たちが週末のカフェ経営にチャレンジをしています。「経営からコーヒーの基本的な入れ方などの指導はしましたけど、今ではメニュー作りからお店のコンセプトも学生たちに任せています。何かやりたいという気持ちは形にしていけるようにしてあげたいんです。自分がやりたいのはどちらかと言うと昔ながらの喫茶店。コーヒーを楽しむ場所ではあるけれど、人とのつながりが持てる場所、ハブのようにみんなのアイディアの拠点になればいいなって思います」 魅力の源は暮らす人々にありこの町の魅力は観光用に作りこまれているのではなく、そこで暮らす人々の “本物の生活の息遣いを感じることができる” ことでもあります。実は美観地区の中にはコンビニエンスストアがありません。立ててはいけないと言う条例は無いそうなのですが、住民が美観地区の中には必要がないと感じるからなのだそうです。「美観地区にはコンビニや夜型の飲食店はないのは、人がまだちゃんと住んで生活をしているから。もしここが繁華街のようになったら、生活している人たちや年寄りが町から出て行ってしまう。今まだこれだけの建物が並んで観光客の人たちにも一日楽しんで過ごしてもらえる場所はそうない、だからこそ暮らしているもの同士のコミュニケーションは大事。この町を人が住まない映画村のようにしてはいけんとおもうんよ」と話してくれたのは、美観地区の中で奥様と二人で国内外の木工おもちゃなどを取り扱うおもちゃ屋「伊勢屋」の店主であり、「倉敷伝建地区をまもり育る会」の事務局を務める角谷義浩さん。角谷さんがメンバーとして力を入れているもののひとつに「倉敷町家トラスト」があります。倉敷町家トラスト代表理事・中村泰典さんによると、空き家になってしまった建物をただ朽ちさせてしまうのはもったいない。『まちに灯をともす』を合言葉に、美観地区周辺にすむ住民など、市民有志によって発足したNPO法人で、美観地区の町家を現代的で機能的に再生させて、訪れた人たちが快適に暮らすように滞在できる施設を作っています。そうすることによって、地域の生活文化が継承されると同時に美しい景観を保つことも可能になりました。「丁寧な暮らし」を町屋で学ぶまた倉敷町屋トラストが中心になって去年から毎年10月に行っているイベント「備中 no 町家 de クラス」はなんと期間中に50近くのプログラムを美観地区を中心に備中の各地の町屋などで体験することができます。中村さんにイベントを始めたきっかけを聞いたところ「ハードだけでは魅力はちゃんと伝わらないからソフトの面でも伝えて行こうと思いました。特別なものはないんやけど、当たり前の町屋生活の文化、これをわしらの世代、50代、60代がもうすでに知らない、そうすると次の世代に引き継げない。自分が知らないことは次には繋げられない。例えば黒竹とモス地から “はたき” を作る講座もありますが、もうハタキは使わない人が多いでしょう? でも、はたきを知ることで丁寧な掃除を知ることが出来るんです。特別な伝統文化ではない何気ないことを知ることって大事なんだと思います。“丁寧な暮らし”をもう少しやってみるのも良いんじゃないかと思います。」ただ形だけの保存ではなく、自分たちの生活もしっかりと大切にしているからこそ美観地区は “本物の魅力” に溢れています。倉敷美観地区で生活する方々のお話から今回強く感じました。ガイドブックには載っていない暮らす人たちの思いや “丁寧な暮らし” を感じに行ってみませんか?取材協力/koba coffee 倉敷川店住所:岡山県倉敷市本町5-27TEL:086-425-0050時間:10:00~18:00定休日:火曜(祝日の場合は営業) 伊勢屋住所:岡山県倉敷市本町4-5 TEL: 086-426-1383時間:9:00~19:00定休日:月曜 倉敷町屋トラスト住所:岡山県倉敷市東町1-21 イベント「備中 no 町家 de クラス」開催期間:10月23日~11月3日
2015年10月02日ひとり暮らしをしたことはありますか?男性からすると、実家暮らしの女性よりもひとり暮らしをしている女性の方が、恋愛対象に入りやすいんだそう。そこで男性に「ひとり暮らし女子の方が恋愛をしやすい」と考えている理由についてインタビューしてきました。■1.親を意識しなくてイイ「もちろん親と仲が良いのはいいことなんですけど、「実家暮らしで親とも友達みたいに仲がイイ」と言われるとちょっとイヤ。俺のこともなんでも話されてるんじゃないかとか不安になるし、紹介したいと言われると「まだちょっと・・・」と思うので。それを考えるとひとり暮らしの方がラク。」(26歳/イベント)実家暮らしとなるとデートの時の門限、旅行やお泊まりをする時のいいわけを考えるのも面倒になってしまいます。また実家暮らしの方がひとり暮らしに比べて親からの連絡頻度が高いらしく、デート中に「今日は何時頃に帰るの?」などメールが来るとやはり親の存在を意識せざるを得ません。親の存在がちらつくと重荷に感じるという男性もいるようなので、実家暮らしのかたは親の話はし過ぎないように。■2.気軽にお泊まりができる「ひとり暮らしの女性で一番嬉しいのは、いつでも遊びに行けるし何も気にすることなく泊まれるところですね。「親に連絡しなきゃ」とか言われると萎える。」(25歳/旅行)旅行など前もって企画していることであれば、親への言い訳も考えておくことができますが、実家暮らしだと突然のお泊まりはしにくいもの。社会人ともなれば平気かもしれませんが、それでも突然のお泊まりともなれば、親は心配し「誰とどこに泊まるの?」と聞いてくることも。彼が突然会いたくなって泊まりにくるということもできないので、この点でもひとり暮らしの方が良いようです。■3.一緒に料理をするなど、できることが広がる「ひとり暮らしの女性だったら、手料理を食べさせてもらったり気軽にできるじゃないですか?うちで作ってもらってもイイですけど、お皿もそんなにないし、やっぱり女性の家のほうが落ち着きます。」(27歳/飲食)実家暮らしに比べてひとり暮らしの良いところは、一緒に生活しているように2人だけの空間を作ることができるところ。例えばキッチンで一緒に料理をする、一緒に近所のスーパーに買い物に行くなど。もちろん男性がひとり暮らしをしている場合でもできないことはないですが、男性のひとり暮らしの場合、そこまで調理器具を揃えていないことも多く、「一緒に料理」などを考えると女性の家の方が良いようです。■4.会いたくなった時にいつでも会える「実家暮らしだと夜とか誘いづらい。でも会いたくなる時って夜の方が多いから、気軽に会えるひとり暮らしの子がいいですね。」(24歳/学生)ひとり暮らしに比べて実家暮らしは、夜に出かけにくい、突然の誘いをしにくいと行った不利な点があるようです。確かに夜に会いたくなっても「こんな時間に呼び出したら、どんな彼なのか親から疑われそうで彼女もかわいそうだから我慢しよう」と男性が思うのもわかりますね。■おわりにひとり暮らしの女性の方が、親の目を気にすること無く、一緒にいろんなことを楽しむことができるという理由から恋愛対象に入りやすいようです。ただし、気軽に遊べると思われ、遊ばれて終わりなんてことになってしまわないように注意は必要かも?
2015年09月25日暮らしのアイデア投稿サイト「暮らしニスタ」はこのほど、「暮らしニスタ大賞 2014」の受賞者を発表した。○主婦の3大トレンドは「キャラ弁」「DIY」「おうちカフェ」「暮らしニスタ」とは、楽しくすてきに暮らすアイデアを持った主婦のこと。同サイトは、暮らしの中から生まれたアイデアを持ち寄り、シェアする投稿プラットフォームとなる。WEBソリューション事業を展開するウィルゲートと、主婦の友社が業務提携し、2014年9月にグランドオープンした。同賞には、120名の主婦がエントリーし、828本の応募アイデアが寄せられた。選考会では、「オリジナリティがあること」「家族との暮らしが見えること」「誰でも真似できること」の3点を基準に審査。各賞は、グランプリ(賞金10万円)が1名、準グランプリ(賞金5万円)が4名、入賞(賞金1万円)が20名の計25名となる。「グランプリ」は前田亜沙美さんが受賞。現在までに1,600名以上の受講者を持つ"キャラ弁"講師でもある。弁当が高く評価されただけでなく、DIYや庭作りや食育など、家族とのていねいな暮らしを自然体で楽しむバランスの良さが好感度につながり、グランプリを受賞した。おくやままさみさん(準グランプリ)は、身近なもので生活をワクワクさせるアイデアで審査員が絶賛。雑巾を作ることで自分が楽しいだけでなく、子どもが積極的に手伝うようになるなど、作品と子育てをつなげているところが高評価となった。なが みちさん(準グランプリ)は、"DIYの達人"。安っぽく見せない技術とおしゃれなセンスは、誰もが納得のレベルの高さという。親子で物づくりを楽しんでいる様子も高い評価を得た。中島英美さん(準グランプリ)は、独学でフランス菓子の作り方をマスターした、スイーツ作りの達人。また、手芸やアクセサリー作り、写真撮影も、プロをうならせる腕前という。さらに、毎日の暮らしや子育てにもていねいに向き合う姿勢と、ハートフルなアイデアが評価されての受賞となった。鵜浦章乃さん(準グランプリ)は、いつもの食材、いつもの料理がちょっとした工夫で生まれ変わることを披露。働くママにもうれしいアイデアや、体にやさしいおやつなど、ママの愛情がたっぷり感じられることが高評価のポイントとなった。
2014年12月05日“暮らし”をテーマにした書籍や雑誌は数多くあるが、愛嬌のあるタイトルで目を惹く『暮らしのおへそ』(年2回刊/主婦と生活社)もその一つ。日常生活で習慣とする考え方を“おへそ”とよび、その視点から暮らしを取り上げるライフスタイル誌だ。俳優、店主、職人など様々な人のおへそを取り上げて9年になる。3年前から、同誌で取り上げたショップや道具を集めた「おへそ的、買い物のすすめ展」を伊勢丹新宿店で開催。9月24日からは、伊勢丹オンラインストアで『暮らしのおへそ』的視点でセレクトした雑貨、食品、アクセサリーを販売が始まる。オンラインでの販売は、同誌にとって初の試みだ。この『暮らしのおへそ』を立ち上げ、魅力的な人のおへそを追い続ける編集ディレクター・一田憲子(いちだ・のりこ)さんに、同誌について、おへそ的暮らし、モノを人へつなぐこと、について聞いた。--雑誌だけではなく、リアルショップやイベントなど、色んなカタチで展開されている『暮らしのおへそ』ですが、同誌が生まれたきっかけを教えてください。『暮らしのおへそ』の企画を考えていた頃、現在も暮らしている一軒家へと引越ししたんです。引越し直後ってヤル気になるでしょう。私も夜型から朝型の暮らしへ!と意気込んだものの、今までの習慣を変えるのが難しくて…。そこでハッと気づいたのが、人って習慣が積み重なりできているんじゃないかな、ということでした。朝起きてから夜寝るまでの暮らしぶり、そして仕事への取り組み方など、習慣からその人の暮らしを紹介するのは面白いなと思ったんです。--“おへそ”というチャーミングなタイトルはどこから思いついたのですか?背骨のように一つひとつの習慣が積み重なるイメージを思い浮かべた時、その中心にあって、支柱になる存在が“おへそ”だと思ったんですね。身体感覚で腑に落ちたこともあり、タイトルには必ずおへそを入れたいと提案。企画については理解してもらえたのですが、「ライフスタイル誌におへそ?」とタイトルはすんなりとはいきませんでした(笑)。でも最後には、「なんかいいよね」と周囲も“おへそ”になじんできて、『暮らしのおへそ』に落ち着きました。【暮らしを見つめ直すきっかけになればいい】--俳優、店主、職人など様々な人を取り上げる『暮らしのおへそ』ですが、同誌から人気が出た商品やお店も多いとか。人選や取材はどんな風に行っているのですか。その時その時に、編集スタッフが興味や関心を持つ人に取材しています。他の取材で魅力的だと感じた人や面白いと思ったお店など、理由は様々。でも一つ言えるのは、興味や関心を持ったその時じゃないとダメ。都合が合わず次号以降に、となっても、次号ではピンとこない。そして取材・撮影前には、おへそを聞くための事前取材をします。暮らしや仕事の習慣を徹底的に聞きます。「朝は何を食べますか?食べる器やカップは?」みたいな感じに。だからおへその取材って、すごく長いんです(笑)。--最新の18号(2014年8月刊)にも様々な“おへそ”が紹介されていますが、印象に残っているお話やおへそはありますか?また18号を貫くテーマみたいなものはあるのでしょうか。18号で取り上げた料理人トラネコボンボンの中西なちおさんに、「料理をおいしくするコツは?」と質問したら「愛情です。誰かのためにと想いを込めたら絶対においしくなる」という答えが返ってきたんです。それがとっても印象に残っていますね。お料理はもちろんですが、大切な誰かのためにすることって、それだけですべての作業が変わってくるでしょう。家族やパートナー、そして友人に対する“愛情”が暮らしを見直すきっかけになることを伝える号になっているんじゃないかな。--一方で丁寧に暮らすことだけではなく、なまけるおへそ、やらないおへその特集があるのも面白いですね。取材者の生活を見習おう、暮らしのすべてを丁寧にしよう、を説いている訳ではないし、もちろん私も完璧な暮らしなんてしていません(笑)。“やらないおへそ”や“なまけるおへそ”の特集した時は、読者からすごく好意的な反響が多かったです。忙しい日は、カップ麺でいい日を作る!なんてね。こんな暮らしもあんな暮らしもある中で、ご自身の暮らしを見つめ直すきっかけになればいいと思っています。後半は、一田さんの暮らしのおへそ、そしてモノと読者をつなぐことへ。
2014年09月24日ひとり暮らしは自由で楽しいものですが、その反面寂しかったり、いろいろ大変なことも。昨年、8月8日を「ひとり暮らしの日」として記念日制定したレオパレス21が、「ひとり暮らしの日」が1周年を迎えたことを記念して、「ひとり暮らしに関する実態調査」を行いました。多くの人はどんなひとり暮らし生活を送っているのでしょうか。(C) miya227 - Fotolia.comこの調査は、全国でひとり暮らしをしている18~39歳の大学生・社会人の男女600名に対して行われたもの。まさに皆さんと同じぐらいの世代かも。「あなたは現在節約をしていますか」と質問したところ、73.7%が「節約している」と回答し、昨年の70.1%と比較すると約4%増加しており、節約志向が上昇していることが明らかに。 また、「どれくらいの頻度で自炊をしますか」と質問したところ、大学生の70%が「週に3回以上自炊をしている」と回答し、さらにそのうち32%が「毎日自炊をする」と回答するなど、今どき大学生の自炊事情から見た節約傾向も垣間見れる結果となりました。大学生より自炊していないという社会人女性も多いのでは?「ひとり暮らしの家で不満や心配事は何ですか」と質問したところ、男女合計で43.7%が「ゴキブリや虫の退治」と回答し、最も多い結果に。確かにゴキブリ問題は重要ですね。また「セキュリティ管理」と回答した人は、男性と比べると女性は2倍と突出して多く、女性のセキュリティに対する関心が高いことが明らかとなりました。「家では、何をして過ごす事が多いですか」と質問したところ、平日では約70%が「テレビやDVDを見たり、本を読んだりする」と回答、休日では「掃除や洗濯、片付けものをする」80%強が回答し、どちらも定番の過ごし方ですが、平日と休日ではその定番の過ごし方にも違いがあるようです。 また、女性のみに焦点を当てると、平日、休日ともに「ヘアケアやお肌のケアといったセルフメンテナンス、美容」という回答が定番の過ごし方に次いで多いことから、女性はベースとなる定番の過ごし方以外では、自分磨きを優先しているという実態が明らかに。「ひとり暮らしの家に居る時、ついやってしまう事はありますか」と質問したところ、全体で50%以上が「インターホンが鳴っても、つい居留守を使ってしまう」と回答し、最も多い結果となりました。 次いで「トイレのドアを開けたままトイレ」という回答が第2位に。男性の回答では最も多い結果となりました。「あなたの隣に住んでほしい芸能人は誰ですか」という質問をしたところ、男性芸能人の1位は2年連続で福山雅治さんという結果となりました。最も多かった理由は「会ってみたいから」、次いで「かっこいいから」でした。女性芸能人では昨年はベッキーさんが1位でしたが、今年は「可愛くて静かそうだから」という理由で、綾瀬はるかさんが1位に選ばれました。隣が芸能人なんていう憧れの部屋に住んでいる人も、どこかにいるのでしょうか!?調査の結果からは、ひとり暮らしならではの困ったこともありつつ、自らのペースで自由に過ごしている暮らしぶりが伝わってきますね。ひとり暮らしに憧れている人も、すっかり慣れている人も、安全にはしっかり気をつけて、自分なりの暮らしを楽しみたいものですね。・レオパレス21 公式サイト
2014年08月12日フィンランドとスウェーデン、そしてロンドンのアーティストたちの、16のとっておきの庭をセレクトして紹介した本『北欧と英国のアーティストたちの庭』がジュウ・ドゥ・ポゥムより発売。表紙を飾るのは、2012年にヘルシンキで行われたワールド・デザイン・キャピタルで、シニア・コミュニケーション・オフィサーを務めたフィンランドのマーリットさんのお庭。春から夏までの間はクンプラ市民農園のコテージ付きのお庭を住まいにしているそうで、1927年の開園当時から残る、りんごなどの果樹や色とりどりの季節の花々がとてもきれい!イギリスでガーデンデザイナーをしているジニーさんのお庭は、白いウッドデッキが印象的。マウント・エトナ・ブルームと呼ばれる木の、黄色い花とのコントラストもすばらしく、ゆったりとしたひとときを過ごせそう。デッキから続く橋で小さな池を渡った先には、ハーブや草花が彩るナチュラルな空間が。フィンランドでスタイリストをしているアヌさんと、デザイナーのミッコさんのお庭。ふたりはパキラ市民農園の中にコテージ付きのお庭を持ち、子どもたちの学校がお休みのときはほとんどここで過ごしているとか。家庭菜園から収穫した採れたてのルバーブを使い、屋外のキッチンでホームメイドパイを焼いてくれたときの様子も紹介されている。スウェーデンの建築家、オレフさんのお庭は、海沿いから大きな丘の頂上まで広がる、セーデルマルム島の市民農園。子どものころから憧れていたというツリーハウスから眺める絶景には、ご本人も大満足の様子。フラワーガーデンや、ハーブ園、菜園など12ブロックに分けられたお庭からも、そのこだわりがうかがえる。ユニークなデザインの日時計や、陶器の人形、動物のオブジェといったデコレーションもポイント。個性豊かで、アイデア満載のお庭の数々が見られる本書は、インスピレーションを与えてくれるのはもちろんのこと、そのステキな暮らしぶりも垣間みられ、隅々まで楽しめること必至。春におすすめの一冊だ。『北欧と英国のアーティストたちの庭』編著:ジュウ・ドゥ・ポゥム判型:A5変型・本文128ページ・オールカラー定価:1890円発行:ジュウ・ドゥ・ポゥム発売:主婦の友社
2013年04月09日付き合うなら「ひとり暮らし」をしている男性のほうがいいという声を聞きますが、実際に女性は「ひとり暮らし男子」と「実家暮らし男子」のどちらを彼氏にしたいと思っているのでしょうか。そこで、マイナビ会員の女性433人に「実家男子とひとり暮らし男子、どちらを彼氏にしたい」か、アンケートをとりました。調査期間: 2012/11/19~2012/11/22アンケート対象:マイナビニュース会員(女性のみ)有効回答数:433件Q. 実家男子とひとり暮らし男子、どちらを彼氏にしたいですか?実家暮らし男子……15.0%(65人)ひとり暮らし男子……85.0%(368人)やはり「ひとり暮らし」をしている男性のほうがいいという回答が大多数でした。■ひとり暮らし派・実家暮らしだとゆっくり過ごせる場所がなかなかない(24歳/女性)・ひとり暮らしの人のほうが家事ができそうだから(24歳/女性)・いつまでも実家にいるのは甘えすぎな気がする(36歳/女性)・自炊など、自立しているので、夫になったときに役立ちそうだから(44歳/女性)・実家暮らしはマザコンでまだ親離れしていない気がするから(33歳/女性)・泊まったり料理を作ったりとするので楽しい(25歳/男性)やはりひとり暮らし男子は「家事ができる」「彼の家でのんびりできる」というのが大きな理由のようです。実家だと相手の親の目が気になったり、自立していないので結婚後に大変という考えの人が多いんですね。一方、少数ではありますが「実家暮らし」派の意見もご紹介します。■実家暮らし派・誰かと暮らす不便さになれているから(27歳/女性)・家事が苦手なので、ひとり暮らし男子だと家事を要求されそうなので……(33歳/女性)・貯金できていそう(31歳/女性)・ひとり暮らしも一見遊びに行きやすくていいけれど、1人の時間を優先したがりそうだから(32歳/女性)・ひとり暮らしだと、女性関係でなんとなく不安(26歳/女性)・結婚前からご家族の方と仲良くなれる(30歳/女性)・自分が現在実家暮らしなので、実家暮らしの境遇を分かってくれそうだから (26歳/女性)女性関係や金銭面など、実家ならより心配がいらないという回答が多く見られました。しかも、実家暮らし派ならでの意見は、相手の家族と仲良くなれること。ひとり暮らし派の人が嫌だと思っていることを、良いこととしてとらえているようです。「ひとり暮らし」と「実家暮らし」それぞれよいところも悪いところもあるようですが、あなたは付き合うなら、実家暮らし男子?それともひとり暮らし男子?(文/こうのゆみこ)
2012年12月16日以前、紹介したインテリアのアイデアとハウツーが詰まった本『ファミーユ・サマーベルのパリの暮らしと手づくりと』(ジュウ・ドゥ・ポゥム)の出版を記念した展示会が25日(火)より、ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ青山店にてスタートした。展示会にあわせて、ブランド『ファミーユ・サマーベル』のデザイナー、ジュリーさんがこの度、来日!そのオープニングパーティーに行ってきた模様をお伝えします!今回はジュリーさんの母親で、セラミック・アーティストとして活躍中のフランソワーズ・アンドレさんも一緒に来日。この『ファミーユ・サマーベルのパリの暮らしと手づくりと』展では、本で紹介されていたジュリーさんたちのステキなホームパーティーの雰囲気を再現しながら、切り絵をベースにした代表的な作品などが展示販売されている。ジュリーさんご本人に訊ねたところ、シティマップの切り絵作品を作るのにはトータルで約1ヶ月もかかるそう。実際に切るのは15時間程度でも、その前のリサーチや準備にかなりの時間を費やすのだとか。間近でみる作品は、本当に繊細で美しく、隅々まで眺めていると時間を忘れてしまう楽しさ! また、やはり本で紹介されていた、ウィンドウ・ステッカーや、娘のオフェリアちゃんが髪に飾っていたペーパーフラワーのヘッドドレス、息子のルシアンくんが大好きなうさぎのピックなどの手作りアイテムも、実際に展示されている。どれも可愛くて、実際に見るとさらに使い方の参考になりそう!また、トートバッグやカラフルなティータオルなど、『ファミーユ・サマーベル』ならではのアイテム、さらにフランソワーズさんのセラミック作品も販売! ちなみに『ファミーユ・サマーベル』の商品は展示会後も引続き、ギャラリー・ドゥー・ディマンシュで販売するそうなのでこちらも要チェック。ジュリーさんは、2008年に夫のサイモンさんと幼いオフェリアちゃんとともに世界旅行中、東京を訪れて以来、日本が大好きだとか。でもお母様と一緒に来るのは今回が初めて。ふたりは京都にも足を運び、満喫したそう。またジュリーさんは日本のイラストやキャラクターも好きだそうで、創作のインスピレーションにもなっているとか。『ファミーユ・サマーベルのパリの暮らしと手づくりと』展は、10月7日(日)まで開催中。おしゃれでキュートな『ファミーユ・サマーベル』の世界を堪能できる、この機会をぜひお見逃しなく! 『ファミーユ・サマーベルのパリの暮らしと手づくりと』展開催期間:9月25日(火)〜10月7日(日)会場:ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ青山店 営業時間:12:00~20:00/月曜日定休取材/田辺香
2012年09月27日世界中で愛されるフィンランドの森に住む『ムーミン』から伝わる、北欧の風土やライフスタイルを紹介する展示「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待が、3月20日からBunkamura Galleryにてスタートする。デザイン:ユホ・ヴィータサロ 《Nuppu(ヌップ)》本展は、今年4月からスタートする全国巡回展「フィンランドのくらしとデザインームーミンが住む森の生活」の開催に先駆けた展示。『ムーミン』を生み出した画家で作家のトーヴェ・ヤンソンが生涯を過ごした20世紀に、国際的に高い評価を得て今もなお大きな影響を及ぼす、フィンランドの美術とデザイン。©Iittalaそれらをフィンランドの家具やガラス、陶器、テキスタイルなど、北欧を代表するデザイナーの現行品やヴィンテージの食器やファブリック、オリジナルグッズの展示販売を通して紹介する。販売商品一例(内容は変更になる可能性があります)アヌ・トゥオミネン 《レモン味のアイスクリーム》 ©Anu Tuominen & Art-U room, 2012また会期中は毎日イベントを開催。フィンランド人手芸ユニット「TAKKU(タック)」による、フィンランドの民族衣装の飾り紐やベルト、ヘッドバンドとして使われる伝統工芸「ピルタナウハ織」や、『ヒンメリ フィンランドの伝統装飾』の著者であるおおくぼともこさんによる麦わらで作るモビール「ヒンメリ」のワークショップも行う。ワークショップで作るピルタナウハ織の飾り紐。フィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」。展示を通して、暮らしから見えてくるフィンランドのデザインを感じてみては?「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待会期:3月20日(火・祝)~28日(水) 10:00~19:30会場:Bunkamura Gallery※入場無料お問い合わせ:ワークショップの予約:03-3477-9174ワークショップは定員になり次第、締め切らせていただきます。 【ワークショップ】(予約制)・フィンランドの伝統手工芸『ピルタナウハ』織体験日時:3月26日(月) 10:30~/14:00~/17:00~ 各回約2時間講師:手芸ユニットTAKKU(タック)定員:各回10名参加費:4,000円・フィンランドの伝統装飾『ヒンメリ』作り日時:3月27日(火) 10:30~/14:00~ 各回約2時間講師:おおくぼともこ定員:各回10名参加費:4,000円 取材/赤木真弓
2012年03月07日大阪・阿倍野区の昭和町といえば、戦災をくぐり抜けた長屋が点在し、昔ながらのたたずまいが今なお残るところ。毎年4月28日の「昭和の日」には、落語、紙芝居、あめ細工といった懐かしい昭和の文化が体感できるイベントが開催されるなど、注目を集めているエリアでもある。そんな、かっぽう着姿のお母さんやラッパを吹きながらやってくるお豆腐屋さんが似合いそうな路地裏に、「暮らし用品」という器と道具のお店が今年1月7日にオープンした。ウェブデザイナーでもあるオーナーの米田紀子さんは、もともと料理好き、器好きということもあって 3年前から、主に作家ものを扱う同名のネットショップを運営していた。そんなある日、自らの曾祖父が建てた長屋の一室が空いたことをきっかけに、実店舗の オープンを決意。建物の老朽化や住人の高齢化により取り壊してしまう長屋も多い中、商品となる器や道具だけでなく、長屋という空間の再生そ のものを見て欲しい、という想いもあったのだとか。小さな看板が控えめに出ている玄関から、「こんにちは」と靴を脱いで上がるスタイル。懐かしいたたずまいは生かしつつモダンさを感じる空間にリノベーションされており、畳の上でお茶をいただきながら、手にとってじっくり気に入った器を選ぶことができる。「もうすこしあたたかくなったら、縁側でお庭を眺めながらゆっくりくつろいでいただければ」と米田さん。床の間の真ん中にある小さな壺には、ドライ植物をさりげなく生けて。あえて作家ごとにスペースを分けず、ひとつの空間にいろいろな作家の作品が並ぶが、不思議と統一感がある。「シンプルだけどどこか有機的で、人の手のぬくもりが感じられるもの、を基準に選んでいます。ふだん使いの器として長く愛着を持って使っていただきたいので、重ねて仕舞えることや、お手入れがしやすいものを多く揃えています」玄関のすぐ横にある、板張りのスペース。壁にはあたたかみのある手漉きの和紙を貼り、窓枠や建具を専門の職人さんに依頼するなど、内装の隅々にまでこだわりが。 スープ皿、カフェオレボウル、ミルクピッチャー、お箸やカトラリー、カッティングボード、小皿などが、やわらかな光の中で美しく映える。取り扱い作家は、<陶器>浅井純介、石原稔久、岩田圭介、大前悟、小山乃文彦、寒川義雄、鶴見宗次、西川聡、広川絵麻、吉岡萬理<木工>柏木圭、鈴木努 <金属>小沢敦志 <ガラス>鳥山高史(敬称略)など、総勢14人。今後、各作家の個展などもこの場所で年末あたりから開催予定だそう。小沢敦志さんのステンレス製ケーキフォークは「こういうのをつくってほしい」という作家とのやりとりから定番になった商品だそう。持ち手が長めで細くて軽いので持ちやすく、菓子皿から転げ落ちにくい。器のみならず、こんなにファニーでキュートな陶製の動物も。石原稔久さんの作品で、さまざまな動物たちが登場する絵本なども手掛けていらっしゃるそう。最後に直球ストレートな店名に込めた想いをうかがってみたところ、「外国語の洒落た店名は、私には似合わないかな、と(笑)。でも、世代を問わずに覚えやすいと 言っていただくことも多いので、よかったかなと思っています。今後も新しいことをどんどんやっていくというよりは、かっこつけずに、地味だけど着実に、長く続けていくことを大切にしていきたいですね」春を待ちわびる季節、食卓に優しい風をはこんでくれる器を探しに出かけてみてはいかがだろう? 昭和町にはオーガニック弁当の「米day No.1」、天然酵母パンの「ふくらすずめ」、自家焙煎珈琲 の「うさぎとぼく」、カフェ「萌木星(ほうきぼし)」などなど、歩いてまわれる距離に注目のショップが点在しているので、昭和を偲びつつ、のんびりとお散歩するのにもぴったりだ。器と道具「暮らし用品」大阪市阿倍野区阪南町1-45-15電話:(06)6628ー2606営業日: 金・土・日の11:00~18:00ウェブショップ 取材/野崎 泉
2012年02月08日