亀梨和也が元外科医の肩書きを持ち、人々の魂を“治療”する弁護士に扮するNHK土曜ドラマ「正義の天秤 season2」初回放送日が5月6日(土)に決定、さらにキービジュアルとキャスト陣の扮装写真が解禁となった。前作で、恋人である雨宮久美子を襲った犯人・南野一翔の弁護を担い、葛藤の末、「一生をかけて被告人の心を治療していきたい…」と訴え無期懲役を勝ち取った弁護士・鷹野和也(亀梨和也)。しかしその後、彼は師団坂法律事務所から姿を消した――。それから3か月。事務所創設者の娘・佐伯芽依(奈緒)が彼を呼び戻すが、鷹野は一向に姿を見せない。その頃、刑事部門を担当する「ルーム1」所属で元判事の桐生実雪(大政絢)の元に、判事時代に無期懲役の判決を下した被告人から再審請求の依頼が舞い込む。自身の下した判決を覆すことになる上、「開かずの門」と呼ばれるほどに高い再審請求の壁に立ち向かおうとする桐生。彼女の「正義を見たい」と手を貸す鷹野。果たして、開かずの扉は開くのか…?一方、元ニートの弁護士・杉村徹平(北山宏光)は、ある日趣味であるゲームのオフ会に参加。そこで、謎の女性と出会うこととなるのだが、その女性の背後には…。その後も、鷹野と「ルーム1」の元には、チームの結束を試すかのごとく、次々と難解な事件が舞い込んでくる。今作では「ルーム1」のメンバーそれぞれにもスポットをあてて展開。事件に邁進する彼らの抱えている知られざる過去とともに、鷹野は彼らとどのように向き合っていくのかも描かれる。さらに、鷹野が掲げる「治療的弁護」の原点も描く。解禁となったキービジュアルでは、亀梨さん演じる鷹野がまっすぐこちらを見据え、「正義を貫いた先に愛がある」というコピーが添えられている。シーズン1に続き再集結した山口智子、中村雅俊、竹中直人、佐戸井けん太らの名前も記載され、season2の追加キャストとして大原櫻子も決定している。鷹野やルーム1のメンバーら、キャラクター紹介主人公・鷹野和也役/亀梨和也「元外科医」の肩書を持つ弁護士。徹底した合理主義者で、天才的な思考力と推理力を持っている。事務所創業者のカリスマ弁護士・佐伯真樹夫(中村雅俊)が急逝した名門・師団坂法律事務所を立て直すべく、創業者の娘で弁護士の芽依(奈緒)に招へいされ、刑事部門を担当するクセ者弁護士揃いの「ルーム1」を率いてきた。鷹野自身もクセは強いが、次第にリーダーとしての信頼を得ていく。そんな中、自身の恋人・雨宮久美子(大島優子)を襲った男・南野一翔(千葉雄大)の弁護に挑み、無期懲役を勝ち取る。だが、その後、師団坂法律事務所から姿を消した。<師団坂法律事務所「ルーム1」>佐伯芽依役/奈緒師団坂法律事務所の創設者・佐伯真樹夫のひとり娘。真っ直ぐな性格で天真爛漫な3年目の新米弁護士。誰よりも他人の感情に寄り添えるのが長所だが、時には感情移入し過ぎることも。鷹野に振り回されてばかりだが、徐々にコンビネーションを発揮し始め、「ポンコツ」と言われながらも逞しく成長していく。とある事件をきっかけに、自身の知らなかった過去と向き合うことになる。杉村徹平役/北山宏光コンプレックスの塊だが、運と要領の良さがとりえの元ニートの弁護士。人生の一発逆転を狙って猛勉強し、弁護士資格を取得。アニメやゲームが好きなオタク気質で、ハマるととことんのめり込む。誰にも会わず孤独に過ごした経験から、人の心の隙間に入り込むことが得意。鷹野に感化され、自身の「正義」を追い求め奔走するように。ニートを卒業したいまもゲーム好きは変わらず、一番好きなゲーム「ブレイブパーティ」のオフ会で謎の女性と運命的に出会ってしまう。しかし、その背後にはある男性の存在があって…。桐生実雪役/大政絢元裁判官のエリート弁護士。容姿端麗で頭脳明晰。裁判官時代の経験と人間関係を駆使しての弁護が得意。記憶力、暗記力は飛び抜けているが融通が効かない面がある。感情を顔に出すことを嫌うが、面倒見の良い一面も。判事時代に、自身が殺人罪で無期懲役の判決を下した受刑者からの再審請求依頼のための弁護を依頼される。梅津清十郎役/佐戸井けん太元刑事。刑事時代の人脈を生かし、刑事事件を得意としている。相手の警戒心を解く柔らかさが売りで、人の痛みが分かる苦労人の人情派。妻に先立たれ、ひとり娘は中学の時に家出。どこで何をしているか分からない娘の存在はずっと気になっているが、探すことはしていない。最近、健康診断の結果が芳しくなくないようで…。<師団坂法律事務所「ルーム1」>西園寺咲良役/大原櫻子自分の世界観に入り込みがちな中華料理店のウェイトレス。ゲームが大好きな元ニート。妄想で脳内世界に飛び込みがち。自分の興味のあることは早口で捲し立ててしまう傾向があり、特に、大好きな「恐竜」の話になると止まらない。憧れているのは、最強の肉食恐竜・ティラノサウルス。中華料亭店でウェイトレスをしているが、社会経験が少ないこともあり、ミスする度に落ち込みがち。雨宮久美子役/大島優子快活で明るく正義感の強い弁護士。鷹野の恋人。療養中。どんな時でも自分のことよりも他人のことを考える性格。幼い頃、師団坂法律事務所の創始者・佐伯真樹夫に父親の冤罪を晴らしてもらったことから、真樹夫に憧れ弁護士を目指した。念願の弁護士になった後、とある冤罪事件に興味を持ち独自に調査を行なった結果、真犯人である南野一翔に襲撃され、意識はあるものの自分の意思で動くことも喋ることもできない状態に。徐々に回復が見られたかに思われたが…。西園寺清隆役/竹中直人師団坂法律事務所で企業法務を担当する弁護士。シニアパートナー。抜群の人脈と交渉術で常に師団坂法律事務所の収入を支える存在。真樹夫亡きいま、事務所のトップ。大規模法律事務所の使命は企業の円滑な活動を支え国益に貢献することと考え、刑事事件専門の「ルーム1」の廃止を検討していた折に、真樹夫から全権委任された鷹野が登場し、面白くないと思っていた。しかしながら、鷹野の独特のやり方を認めつつ、羨ましくも感じるように。私生活では、妻を亡くした後、ひとりで娘を育てる良き父親ではあるが、誰もそうした彼の一面を知らない。佐伯真樹夫役/中村雅俊師団坂法律事務所の創設者でありカリスマ弁護士。芽依の父親。多くの有能な弁護士たちや依頼者から絶大な信頼を得て募われている人徳者だった。久美子を通じて久美子の恋人・鷹野と面識があり、亡くなる前から自分にもしものことがあったら事務所に鷹野を招へいしようと声をかけていた。刑事事件において、人を治療するような弁護・裁判を行うことを理想と唱え実践していた、鷹野の弁護士としての師のような存在。冨野静子役/山口智子包容力たっぷりに鷹野、芽依、久美子を見守る、師団坂教会の女性牧師。キリスト教徒だった佐伯真樹夫とは旧知の仲であり、彼の提唱する治療的弁護の相談役でもあった。幼い頃に母親を亡くした真樹夫の娘・芽依のことを、母親のように公私にわたり気にかけている。同じく幼いころから教会の日曜学校に通っていた雨宮久美子のことも可愛がっていた。鷹野とは雨宮を通じて知り合った。真樹夫亡き後、鷹野と雨宮、芽依のことを時に励ましながら、優しく見守っている。「正義の天秤 season2」は5月6日(土)22時よりNHK総合テレビにて放送(連続5回)。(text:cinemacafe.net)
2023年04月05日幼いころから母親の言うままに、母親のレールの上を走り続けていたしろみさん。そんな環境で育った彼女は、いつしか周りにすぐ流され同調し、自分の意思をもはっきり言えなくなっていました。しろみさんはそんな自分の生き方に疑問を抱きつつも、母親に特に反抗することもなく、ありのままの状況を受け入れて成長していきます。これはそんなしろみさんと母親の20年に渡る物語です。しろみさんの家庭では、母親が決めたルールが絶対。守れなければ、母は暴力や言葉でしろみさんを服従させるようになったのです。小学生になってアケミちゃんという友だちができたしろみさん。ですが母親は、しろみさんが付き合う友だちへの対応も少しおかしかったのです……。些細なことで友だちと喧嘩… 学校で起こった出来事は、すべて母親に報告しないといけなかったしろみさん。些細なことで喧嘩してしまったアケミちゃんのことも報告することに。 するとしろみさんの母は、急にアケミちゃんを敵視し始めます。通学中のアケミちゃんを睨んだり、授業参観の前にしろみに近寄るなと言ったり、まるで親とは思えない対応……。 その日から嘘の報告をすることでしろみさんは事なきを得ましたが、母からの抑圧はそれだけにとどまりません。ラジオ体操を頑張ったご褒美にもらったお菓子はすべて没収。これまで食べたことのないお菓子を楽しみにしていたしろみさんはがっかりした一方、未開封で捨てられた小さなゼリーを隠れて食べたのでした…。 子どもは大人が思うよりも賢いものです。しろみさんがごみ箱の中からお菓子を見つけだしたように、親が子どものすべてを取り上げることはできません。せめてなぜだめなのかをしっかりと説明したうえで、親も子どももお互いが納得できる方法でお菓子などのルールは決めたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)
2023年04月03日我が子の成長を感じることは、親として嬉しく感じるもの。それは、人間の子供だけでなく、愛するペットにもいえることでしょう。愛犬である、柴犬の雪海(ゆきみ)ちゃんの成長を見守る、飼い主(@yukimi_shiba)さん。飼い主さんは、3歳になった雪海ちゃんの『己のかわいさを熟知した振る舞い』にキュンとし、Twitterに投稿しました。「かわいすぎて心臓に悪い」という飼い主さんに、共感の声が上がった、実際の写真をご覧ください。3歳にして己のかわいさを熟知した振る舞いを自然にしちゃうなんてもう恐ろしいね♀️かわいすぎて心臓に悪いよ♀️ pic.twitter.com/TFFUYsLAhi — 柴犬ゆきみ (@yukimi_shiba) April 2, 2023 雪海ちゃんが、イスの脚の貫(ぬき)にアゴを乗せるだけでなく、前脚を顔の横に置いて、くつろいでいたのです!そのさまは、まさにモデル。持ち前の愛らしい容姿とポージング、うるんだ瞳に目を奪われます。「お手てがかわいすぎる」「存在が正義」「癒されました」などの声が上がった、雪海ちゃんの写真。今日も雪海ちゃんは、飼い主さんをキュンとさせる『スーパーモデル』としての役目を果たしているのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月03日■前回のあらすじ時間に遅れてリトミックにやってきたかなこは教室に入る際、さゆりの靴が荒らされているのを発見。さとこと目が合うと不自然に逸らされて…。■さゆりに靴の件を報告することにしたかなこ■かなこの正義感にさゆりの反応は…突然声を荒げたさゆり。かなこがさゆりのためを思って考えたことでしたが、やはり、ここまで必死になるのは嘘がバレるからなのでしょうか…?次回に続く「かなことさゆり」(全41話)は21時更新!
2023年03月28日社会問題となっている、いじめ。学校という閉鎖的な空間で起きるいじめは問題が表面化しにくく、発覚したとしても、関係者のみで解決を図る傾向があります。また、いじめは被害者の心に一生治らない傷をつける卑劣な行為。だからこそ、被害者がうまれないよう、いじめを未然に防ぐための対策が大切です。ネコロス(@youyakuya)さんが通っていた高校の男性教師は、いじめを未然に防ぐための対策を、体を張って行っていました。俺の高校時代の担任がエグいほど怖かった話(四コマ・実話) pic.twitter.com/wX5VfMtRoi — ネコロス (@youyakuya) March 18, 2023 男性教師の発言が効いたのか、はたまた強面な風貌に対する恐れが勝ったのかは分かりません。しかし、ネコロスさんがいたクラスでは、いじめをする生徒はいなかったといいます。当時のことを思い出し「平和のための武力ってあるなと思った」と、語るネコロスさん。漫画は反響を呼び、男性教師の行動に共感する声も目立ちます。・強い大人が絶対的強者として立つのが一番楽だし、面倒も少ない。・これが正しい教育の姿だと、今でも思う。・抑止力って言葉がよく分かるな。いじめはいけないこと。もちろん、いじめの加害者だからといって、いじめてもいい理由にはなりません。それは、男性教師も、もちろん理解していたことでしょう。一歩間違えればトラブルの種になりかねない発言であるにも関わらず、男性教師があえて生徒たちにそう伝えた姿に、生徒を守り抜くという覚悟すら感じます。[文・構成/grape編集部]
2023年03月18日いつの時代も家族関係における“永遠の課題”とも言えるのは、親と子の間に生まれる心の距離。そこで今回は、そんな難しいテーマに真正面から挑み、各国で高く評価されている注目作をご紹介します。『The Son/息子』【映画、ときどき私】 vol. 558高名な政治家にも頼りにされるほど、優秀な弁護士として知られるピーター。再婚した妻のベスと生まれたばかりの子どもとともに、充実した日々を送っていた。そんなとき、前妻のケイトと同居している17歳の息子ニコラスから、一緒に暮らしたいと懇願される。ニコラスは心に病を抱えており、絶望の淵にいたのだった。初めはベスも戸惑っていたが、ニコラスを加えた新生活が始まる。ところが、ニコラスが転校したはずの高校に登校していないことが発覚。父と息子は激しく言い争い、ピーターは「なぜ人生に向き合わないのか?」と問い詰めてしまう。父に対して、息子が出した答えとは……。脚本に惚れ込んだヒュー・ジャックマンが、逆オファーをしてまでも出演を熱望したという話題作。今回は、本作の裏側についてよく知るこちらの方にお話をうかがってきました。フロリアン・ゼレール監督長編映画監督デビュー作『ファーザー』でアカデミー賞脚色賞を受賞するなど、一躍世界的な注目を集めたフランス出身のゼレール監督。劇作家としても活躍している監督は、最新作で自身の戯曲を原作に選び、『ファーザー』に続く家族 3 部作の第 2 部を完成させています。そこで、作品に込めた思いや親子関係で大事にしていること、そして心の病と向き合ううえで重要なことなどについて語っていただきました。―今回は、自らの人生から着想を得た物語ではあるものの、参考にしたのは人物や状況ではなくご自身が体験した感情とのことですが、具体的にはどのような感情が基になっているのでしょうか。監督パーソナルなところから始まったのはその通りですが、脚本を書いているときに自分のなかにあったのは、主に父親として、そしてときには息子としての目線だったように思います。ただ、この作品が僕の物語であるかどうかより重要なのは、僕が経験した感情について描くこと。なぜなら、それが多くの方の共感を呼ぶものだとわかっていたからです。―そう感じていたのはなぜですか?監督ここでも描いているメンタルヘルスについては、もはや世界中に広がっている一般的な病気で、どこにでも見られるようになっているからです。周りを見渡してみても、実際に苦しんでいる人だけでなく、自分の子どもや友人を助けられなくて無力感を抱いているような人は増えているのではないでしょうか。そういったことは自分の経験としてもありましたし、たくさんの方々が同じ思いをしていると確信していました。そこで、多くの人が共有している難しい問題について掘り下げていきたいと思うようになったのです。「自分だけじゃないんだ」と教えてくれるのも、みんなで一緒に考えるきっかけを与えてくれるのも映画だと考えています。ヒュー・ジャックマンは、世界一ナイスで特別な人―そんな監督の思いに共感したのが、主演を務めたヒュー・ジャックマンさん。普段は自分からアプローチをすることはしないそうですが、今回は自ら監督に熱烈なラブコールを送られたとか。連絡を受けたときはどんなお気持ちでしたか?監督まずは、彼からのメールが迷惑フォルダに入らなくてよかったなとホッとしましたね(笑)。メールには、「もしほかの役者さんと話が進んでいるならこのことは忘れてください。でも、そうでないなら10分でいいから僕の話を聞いてほしい」という非常にパワフルな言葉が書かれていました。そのときは、彼のような大スターでも「自分がやりたい」と自分で訴えることもあるのかと驚きが大きかったです。さらに文章を読んでみると、彼の誠実さや謙虚さ、正直さに心を動かされましたし、それに加えて「演じなければいけないんだ」という緊急性のようなものも感じました。その後、オンラインで最初に会話をしたのですが、役者として何をしたいのかについて伝えるよりも、自分がどういう人間なのかがわかるように僕を彼自身にアクセスさせてくれたのです。そういったこともあって、彼には僕が演じてほしいキャラクターの感情をすべて持っている人だとわかりました。現場では、真実に迫る演技で表現をしてくれたので、僕自身が圧倒されてしまったほど。最高の選択だったと思っています。―本当に素晴らしかったです。ananwebでは以前ヒューさんが来日した際に取材したことがありますが、非常に優しくてステキな方という印象を受けました。現場でも彼の人柄がわかるようなエピソードがあれば教えてください。監督今回、彼と一緒に仕事をすると周りに伝えたら、みんなから「世界一ナイスな人だよ」と言われたのですが、あまりにもたくさんの方が同じことを言うので、驚いていたんです。でも、実際にお会いしてみたら、なるほどなと。いまでは、僕も同じ表現を使って彼のことを語っています(笑)。あれほどまでにオープンで人間らしく、そして心が広くて他人に対して柔和な方は稀有ではないでしょうか。いままでいろんな方と仕事をしてきましたが、彼は本当に特別な人です。子どもに対して、すべての答えを持っていなくてもいい―そういう部分も、本作では生かされていたのではないかなと。監督この映画において大事だったのは、子育てにうまくいっていない親ではなく、ピーターのように子育てに失敗しているわけではない親の姿を見せること。さらに、息子を愛していて助けたいけれど理解する手がかりがない父親を描くためには、「この人はいい人なんだ」と観客に感じてもらう必要もありました。そういう意味でも彼は適任だったと思います。なぜなら、彼の魂を通してでもいい人であることが伝わってきますからね。ここはすごく重要なところでしたが、彼には感動するところが多いので、それが効果的に働いていたと感じています。―ヒューさんはこの作品に出演したことがきっかけで、実生活でお子さんへの接し方も変わったとか。監督も本作の最後にご自身の息子さんにメッセージを添えているので、親としての在り方に影響を与えた部分もあったのではないと思いますが、いかがですか?監督もしかしたらこの物語を他人とわかち合うことは、自分の深いところにある何かを癒す行為だったのかもしれません。実際、いまでは子どもたちの前で自分のもろさを見せることが以前よりも怖くなくなりました。親としては子どもの言うことに応じてあげたい気持ちはありますが、すべてのことに答えを持っていなくてもいいんだと思えるようになったのです。ここは非常に難しい感情でもありますが、答えがわからなくても、知っている振りをしなくてもいいというふうに考えられるようにはなりました。―なるほど。また、本作では心の病に関して描いていますが、アメリカの精神科医などさまざまな専門家と相談をしながら進めていかれたそうですね。その過程で、どのようなことを学ばれましたか?監督一番重要なのは、僕たちが脳や魂、そして心の働きに関してまだわからないことがあるという事実を知ることだと思っています。人がどうして痛みを感じ、つらくなってしまうのかということに答えなんてないのです。だからこそ、その“ミステリー”を受け入れることがすごく大事だと感じています。どんなに完璧に見える人でも、心の病に悩んでいる場合もたくさんありますから。罪悪感があると盲目になり、間違えてしまうこともある―そのうえで心の病についての理解を深めるために、私たちはどういった意識を持って接すればいいとお考えですか?監督たとえば、今回のキャラクターで言うと、両親は「自分たちはいい父親と母親じゃない」と思い込んでいますが、そこに罪悪感を抱く必要はないと思っています。なぜなら、彼らは心の病に対峙するスキルがないだけの場合もあるからです。だからこそ、そこで必要とされているのは愛だけではないというのも、描くことにしました。これは映画を通しても伝えたいことですが、我々は罪悪感があるとそれに引きずられて、やり方を間違えることがあります。ですが、本来はまず子どものために安全なスペースを作り、しっかりと対話することからはじめなければならないはずです。そういうときは、経験者やプロの人たちに助けを求めればいいわけで、そこに対して悩んだり、自分の失敗を責めたりしなくていいと考えています。―そのためにも、オープンに話し合うことが大切なんですね。それでは最後に、公開を楽しみにしている日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督実はまだ日本には行けていないのですが、僕にとっては日本に行くことが夢のひとつでもあります。これは本当です。以前、僕の舞台が日本で上演されたときに来日する予定だったのですが、映画の撮影と重なってしまって行くことができず、そのあともコロナ禍で行けませんでした。ただ、来年もまた舞台が上演されるので、今度こそ日本に行きたいです。僕は日本の文化や映画が好きですが、最近のなかで印象的だったのは『ドライブ・マイ・カー』。リハーサルのシーンでは異なる言語を話す人たちが、言語を超えてお互いを理解しようとしていた姿に心を打たれました。僕も日本語は話せませんが、そんなふうに日本の方々と触れ合いたいと思っています。完璧な人なんて誰もいない愛しているのに伝わらない親子の葛藤と、それぞれが抱える苦悩に共感せずにはいられない本作。そして、メンタルヘルスをケアすることの重要性が叫ばれているいまだからこそ、心の病との向かい方について話し合うきっかけを作るためにも観るべき作品です。取材、文・志村昌美心を揺さぶられる予告編はこちら!作品情報『The Son/息子』3月17日(金)TOHO シネマズ シャンテほか 全国ロードショー配給:キノフィルムズ️(C)THE SON FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.
2023年03月16日〜「ラン活」ラストスパート。法令義務がないのに多くの小学生が使用する「ランドセル」は継承すべき文化であるか問う〜SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は小宮信夫氏が執筆したイシュー「小学生はランドセルで通学すべきか?」について、当社が運営するSNS【Surfvote】でユーザーの意見投票を開始しました。(投票〆切:2023年5月31日)◆Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果は適宜、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 ◆課題の背景 ランドセル文化のメリットとデメリット立正大学教授・社会学博士の小宮信夫氏は、小学生の象徴とも言える「ランドセル通学」が今後も続けるべき慣行であるか提起し、以下の通り支持する理由と支持しない理由をそれぞれ挙げています。〈ランドセル通学を支持する理由〉・ランドセルは丈夫で長持ちするので、子どもの鞄に適している。・祖父母からの入学祝いの贈り物になっている。・均一なランドセルは、安価な簡易バッグから高級ブランドバッグまで広がる格差を防げる。〈ランドセル通学を支持しない理由〉・ランドセルは重いので、子どもの身体を痛めやすい。・ランドセルは高価なので、子育て家庭の家計を圧迫する。・ランドセル使用は画一性の象徴であり、同調圧力の温床になる。保護者の間ではランドセル購入を指す「ラン活」というワードが登場するほど家族イベントの1つになっています。着用を義務付ける法令はないにも関わらずこれほど普及しているランドセルを使用する意味は何なのでしょうか。◆Surfvoteで選べる選択肢・今のままで何もしなくていい・混乱を防ぐため、ランドセル使用を義務化すべき・ランドセル使用が義務でないことを、学校は保護者にしっかり通知すべき・鞄の多様化を進めるため、国が自治体や企業に経済的支援をすべき・教科書のデジタル化により鞄自体を不要にし、身軽に通学させるべき・その他・わからない◆今回ご協力いただいたオーサー 小宮信夫氏立正大学教授。社会学博士。日本人として初めてケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科を修了。国連アジア極東犯罪防止研修所、法務省などを経て現職。「地域安全マップ」の考案者。警察庁の安全・安心まちづくり調査研究会座長、東京都の非行防止・被害防止教育委員会座長などを歴任。代表的著作は、『写真でわかる世界の防犯 ――遺跡・デザイン・まちづくり』(小学館)。NHK「クローズアップ現代」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビへの出演、新聞の取材(これまでの記事は1700件以上)、全国各地での講演も多数。公式ホームページとYouTube チャンネルは「小宮信夫の犯罪学の部屋」。◆Polimill 株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するITCスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住みやすい街づくりへの人々の参加を促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月07日■前回のあらすじさゆりに誘われランチに行くことに。初めてのママ友に浮かれていたかなこでしたが、さゆりが突然「かなこちゃんだけに言うんだけど…」と話し始め…。■さゆりが突然のカミングアウト!■嫌がらせが原因で過去にもトラブルが…!?あの優しそうなさと子さんがいったいなぜ…!?レッスン2回目にして、かなこは不安な気持ちになるのでした。次回に続く「かなことさゆり」(全41話)は21時更新!
2023年03月06日大好評!mamagirlWEB実話マンガシリーズ。今回は派遣社員として働く女性のエピソードです。女性社員による派遣いじめに手を焼いている男性社員。誰も注意できないのには理由がありました……。....女性社員の傲慢っぷりはなんと課長との不倫だったとは……。目も当てられません。いじめられた派遣社員による見事な逆襲撃、2年ぶりに平和を取り戻した部署は業績もアップしたのだそうです。原作:mamagirl編集部作画:やしろんあわせて読みたい🌈VIO脱毛の罠…「こんな荒野を秘めているなんて」彼に見られたくない秘密とは?
2023年03月04日資生堂パーラー(Shiseido Parlour)×仲條正義名作展のコラボレーションメニューが登場。2023年3月1日(水)から3月30日(木)まで、資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ、銀座本店レストランほかで限定販売される。資生堂パーラー×仲條正義名作展コラボメニュー仲條正義は、40年以上に渡って資生堂企業文化誌「花椿」のアートディレクションを手掛け、資生堂パーラーのロゴタイプ及びパッケージデザイン、東京都現代美術館のロゴデザインなどを担当したデザイナー。そんな仲條正義の“名作”ポスターやロゴ、パッケージなどを厳選した展覧会「仲條正義名作展」と資生堂パーラーがコラボレートし、ハートや波型モチーフなど、遊び心に富んだ世界観を表現した特別なメニューを展開する。王道クラウンスタイルのストロベリーパフェ注目は、資生堂パーラー王道のクラウンスタイルのストロベリーパフェ。トップにはハートや波型モチーフを飾り、苺をふんだんにあしらい存在感抜群のパフェに仕上げた。バニラアイスクリームとストロベリーソース、シャンティのコンビネーションを堪能することができる。苺たっぷりのショートケーキたっぷりの苺によるデコレーションや断面が美しいショートケーキにも注目。生地と生クリームには、沖縄産の良質なサトウキビから作られる本和香糖を使用した。アイスクリームソーダや甘酒&苺とカシスのスムージー、カクテルもそのほか、甘酸っぱい柑橘・不知火のジュースを甘酒の氷と共にミキサーしたノンアルコールカクテルのベリースムージーや、清酒、白桃、クランベリーの優しい味わいを楽しめるカクテル、2種のベリーを使ったアイスクリームソーダもラインナップする。【詳細】資生堂パーラー×仲條正義名作展販売期間:2023年3月1日(水)~3月30日(木)■資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ 3階住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル3階・M.NAKAJOストロベリーパフェ 2,200円・M.NAKAJOケーキセット 1,800円※コーヒーまたは紅茶付■資生堂パーラー 銀座本店レストラン 4/5階・M.NAKAJO不知火とベリーのスムージー 990円※別途サービス料10%。■BAR S 11階・M.NAKAJO貴麗(KIREI) 2,000円・M.NAKAJOダブルベリーアイスクリームソーダ 2,200円※1人につき1,000円のカバーチャージ。※食材の入荷状況により、メニューの一部・提供時間が変更になる場合あり。※写真はイメージ。■仲條正義名作展会期:2月16日(木)~3月30日(木)会場:クリエイションギャラリー G8住所:東京都中央区銀座8-4-17時間:11:00~19:00休館日:日曜・祝日入場:無料TEL:03-6835-2260
2023年02月23日前回からのあらすじ噂話風に「大人のいじめ」について話をしてみると……。 >>1話目を見る 私が帰った後「ゆうさんはどうなったのか」あとで話を聞いたところによると…。複数人でひとりに目をつけて嫌がらせしてるならば、こちらも「何人か味方がいるよ~」って雰囲気出せたら、さすがに好き放題やらなくなるとも思ったのです。結果オーライでした。その後、私たちもマンションのママたちとも顔見知りになりました。子どもが小さいときの親の交友関係って狭いものになりがちです…。子どものいじめともまた違って、大人同士の問題は第三者が介入するケースも珍しいと思いますが、解決してよかったエピソードだったのでご紹介しました。(結局、嫌がらせの原因は最後まで分からなかったのですが)「おせっかいになるかな…?」「私は関係ないし…」となかなか距離感が難しいママ友関係ですが、この話が誰かの参考になると嬉しいです!
2023年02月20日前回からのあらすじボスママにさりげなく話しかける作戦を決行すると……。 >>1話目を見る 話が弾みだしたところで噂話をよそおって、さりげなく刺してみると…。出てきてくれたゆうさんとは、意地悪ママ友グループメンバーもいたのでゆっくり話せませんでした。そしてこの後どうなったのかというと…。
2023年02月19日前回からのあらすじ意地悪なママ友たちがこちらの公園にまで様子を見にきた……。 >>1話目を見る 前回の事件以降、ゆうさんを公園で見かけなくなりました。嫌な予感がした私は電話をかけてみることに…。ゆうさんは外に出るのが怖くなってしまったようでした…。さすがに酷すぎる…! 小学校であれば先生や親が介入できますが、今回は大人…なんて大人気ない…。私たちがゆうさんの家へ遊びに行くという案も出たのですが、いじめ自体は改善されないし、突然「いじめをやめてください」と言ったところで、火に油を注ぐようなことになりそうです。そこで私が取った行動とは…?
2023年02月17日仕事がハードな夫は、疲れた顔で帰宅することもしばしば。リビングのソファでうとうとしている夫に、遊んでほしくて突撃する1歳の息子。そんな息子に対して夫は暴言を吐きました。息子に暴言を吐くなんてひどい! と私は怒りが爆発! 思わず夫に怒鳴ってしまったのです。ちょっと変わった夫の勤務形態息子が幼稚園入園前の1歳ごろのことです。私たち家族は、リビングダイニングのほかに寝室が1つあるアパートに住んでいました。そして夫の仕事は少し変わっていて、24時間勤務体制です。 朝出勤し、帰宅するのは翌日の朝。休憩や仮眠の時間はあるものの、仕事の量が多く、また、急な用件が入ることも。命に関わる仕事のため、神経を尖らせて業務をこなしているようで、帰宅してから長時間寝てしまうことがたまにあります。 眠くてイライラした夫は息子に暴言を!夫は息子が大好きで、いつもかわいがってくれています。しかし息子と遊ぶのを楽しみに思いながら帰宅しても、疲れているときは気づくとリビングのソファで寝てしまいます。息子も夫が大好きなので、夫が寝てしまっても遊んでほしくて服を引っ張ったり体を叩いたりすることも……。叩いたときは、私はやめるよう注意をしますが、何度言っても、1歳の息子にはなかなかじょうずに伝わりません。 そんなある日、夫は疲れて帰宅したにもかかわらず、息子と遊ぼうとしてくれていました。しかし、やっぱりすぐに眠くなってしまった夫。ソファで寝転んでしまいました。さらに、夫は息子に対して「うるさい」、「あっち行って」など暴言を吐いたのです。私は息子へのそんな態度が許せず、夫に「こんなところで寝てるからだよ!」と思わず怒鳴ってしまいました。 時間をおいた結果……夫はムッとした顔をして黙って寝室に行ってしまいました。私は「言い方が良くなかったな……」と、すぐに反省しました。しかし、ムッとなっている夫と言い合いになるのは避けたかったため、時間を空けてから謝ることに。 数時間後、寝室から出てきた夫に「息子と遊んでくれるのはうれしいけれど、疲れているなら体を休めてからにしてほしい」と伝えました。すると、夫も「最初から俺が寝室で寝ればよかったんだ。ごめん」と私と息子に謝ってくれました。寝室で仮眠していたようで体力を取り戻した夫はその後、息子と体を使った豪快な遊びをしながら2人で笑って楽しく過ごしていました。 夫は仕事から帰宅し、疲れているときは寝室で休むようになりました。息子は遊んでほしくて寝室に行こうとするので、入れないようにドアに簡易のベビーゲートを置いて対策をしたり、天気が良いときは私と息子で散歩に出たりと夫に配慮しました。これからもお互いに気を配り、みんなが心地よく過ごせるよう日々改善しながら成長できる家族でありたいと思っています。著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年02月17日前回からのあらすじマンション内のママグループに嫌がらせをされているという人に出会って…。 >>1話目を見る ゆうさんが私たちの遊んでる公園に来るようなってから一週間くらい経った頃…。見たことがないママたちが集団で公園に現れました。どうやらゆうさんの様子を見にきたようで…さらに明らかにコソコソ話をしたりなどの嫌がらせを始めたではありませんか!!私は、できるだけ気にしないようにして、ゆうさんと一緒に過ごしていたのですが、ゆうさんは喜んでくれたものの、あちらのグループのママさんたちをかえって刺激してしまったのでは…?私は後ろ髪を引かれるような思いを抱えつつその日は公園を後にしました。
2023年02月16日子どもたちがまだ小さなころの話です…私たちが普段遊んでいる公園に普段見かけない親子がいたので、声をかけてみたところー。近くのマンションに住んでいると話をしてくれた ゆうさん(仮名)は、どうやら悩みを抱えているようでした。マンション内のママグループに仲間はずれにされてるとのことでした…そんなこと本当にあるんだ…? と驚きましたが、私とゆうさんとは年齢も一緒ですぐ打ち解けました。それから、ゆうさんと公園で毎日のように会うようになったのですが…これがはじまりだったのです…。
2023年02月15日〜世界の「異次元すぎる」少子化対策を日本も見習うべきか?〜SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は自社SNS【Surfvote】上で「異次元の少子化対策として最も有効と思われるのは?」について投票を開始しました。(投票〆切:2023年4月30日)投票はこちらから ◆Surfvoteとは?当社が提供しているSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。SNS上では「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の回答を選んで投票に参加できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。 Surfvoteのイシュー◆本イシューの経緯内閣府の調査によると日本は1997年に初めて子どもの数が高齢者人口よりも少なくなり、翌年から「少子化」という言葉が広辞苑にも掲載されるようになりました。このことから日本は既に四半世紀もこの「少子化問題」を抱えていると言えます。岸田首相が名付けた「異次元の(次元の異なる)少子化対策」は極めて優先度の高い政策として位置付けられています。その一方で世界で少子化問題に直面している国は日本だけではありません。そこで今回はユナイテッドピープル株式会社の関根健次氏のもと各国の「本気」が見える少子化対策を例に挙げ、「異次元の少子化対策として最も有効と思われるのは?」というイシュー(課題)を発行し投票を開始しました。 ◆各国の少子化対策例○ハンガリー・4人目の子どもを生んだ女性の所得税が無料に。・3人目の子どもが生まれると、政府から借りられる無利子ローンの借り入れ返済が免除・3人以上子どもがいる家庭は、3万2,260ユーロが支給・25歳までの男女は子どもの有無にかかわらず所得税免除○フランス・「N分N乗方式」と呼ばれる課税方式。日本の所得税は個人に対して課税されるがフランスは世帯単位○カナダ・出産費用ゼロ。○ニュージーランド・幸福予算の導入。幸福予算とは働き方、心身のウェルビーング、子どもの貧困の減少や健康の向上などの目的領域が定められている。◆Surfvoteで選べる選択肢「異次元の少子化対策として最も有効と思われるのは?」◆参加方法(初めてご利用の方)❶Surfvoteをクリック ❷スクロールして選択肢をクリックするとログイン画面へ→簡単な情報を入れて新規登録(約1分で完了!)❸選択肢を選んで、コメント入力(選択肢を選ぶのみも可能です!)そのほか共感できるコメントに「いいね」するだけでも参加可能です!投票結果は適宜、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。Surfvoteを通じて自分の意見を投票し、社会をより居心地の良い場所に変えませんか?より多くの方の参加をお待ちしております!◆今回ご協力いただいたオーサー 関根健次氏ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役、一般社団法人 国際平和映像祭 代表理事。ベロイト大学経済学部卒。大学の卒業旅行の途中、偶然訪れた紛争地で世界の現実を知り、後に平和実現が人生のミッションとなる。2002年、世界の課題解決を事業目的とするユナイテッドピープル株式会社を創業。2009年から映画事業を開始。2014年より誰でも社会課題・SDGsテーマの映画上映会を開催できる「cinemo(シネモ)」を運営開始。映画『もったいないキッチン』プロデューサー。2021年9月21日、ピースデーにワイン事業「ユナイテッドピープルワイン」を開業。 ◆Polimill 株式会社あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月14日■前回のあらすじ手紙の送り主はミヨで間違いないと言い切るサヤ。しかしミヨはサヤの存在に心当たりがありません。しかし「ミヨが謝らないと話は終わらない」と、モンペ母はさらなる圧力をかけるのでした。■この嫌な時間を終わらせるには…■心の中で葛藤するミヨあまりにも理不尽な状況にしっかりと声を上げた母親。しかしこの後待ち受けていたのは、学年主任の絶望的な対応だったのです。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年02月13日学校で起こる深刻な問題の1つである、いじめ。日本では長らく『生徒指導の範囲内』として、学校内でいじめの解決を図る傾向があり、対応不足から被害児童自らが命を絶つ、悲しいケースが多発していました。そのような状況を打破するため、文部科学省(以下、文科省)は2023年2月7日に、犯罪行為として扱われるべき重大ないじめが学校で発生した場合、警察への相談・通報の徹底を行うよう、全国の教育委員会や自治体などに向けて通知しました。志水恵美(@shimizoon)さんは、通知の内容が多くの人に届くよう、犯罪行為に該当しうるいじめの具体例19点について分かりやすいイラストを描いています。クリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大します文科省が!いじめ通報してイイってよ!示された19例にイラストつけました「犯罪行為として取り扱われるべきいじめなどは、直ちに警察に相談・通報を行い、適切な援助を”求めなければなりません。”」先生の負担も軽くなるだろうし、子どもを被害者にも加害者にもしない学校を目指してほしい。 pic.twitter.com/5MJKxImCvb — 迷える親羊☆志水恵美 (@shimizoon) February 10, 2023 具体例では、『いじめ』という言葉でくくられてしまう加害行動が、どの犯罪に当てはまるのかを改めて分類。昔から問題となってきた暴行や強制わいせつ、窃盗などのほかに、SNSが普及した現代だからこそ起こりえる、ネット上での名誉棄損や児童ポルノ提供なども挙げられています。犯罪に当てはまらないようないじめでも、重大な被害が生じている、または重大な被害に発展する恐れがある場合に、学校が警察へすみやかに相談や通報をすれば、加害の抑止が期待できるでしょう。通知の内容はTwitterでまたたく間に拡散され、反響が上がっています。・いじめは犯罪。ここまで至るのに、どれだけの尊い命が失われたことだろう。・もみ消されないよう、いじめが起こった時に学校側へ「もちろん警察に通報しますよね?」っていえる!・犯罪の専門家でもない、学校内での対処では教師側の負担も大きかった。警察との連携が強化されるのはいいこと!・私は子供の頃、日常的にいじめを受けていました。学校内での犯罪に、大人たちが適切に対処できる社会になりますように。・子供が小学校に入学するので、いじめを不安に思っていました。心強い通知です。実は、2013年に施行された『いじめ防止対策推進法』には、すでに犯罪といえるいじめについて、警察へ連絡するよう明記されていました。学校は、いじめが犯罪行為として取り扱われるべきものであると認めるときは所轄警察署と連携してこれに対処するものとし、当該学校に在籍する児童等の生命、身体又は財産に重大な被害が生じるおそれがあるときは直ちに所轄警察署に通報し、適切に、援助を求めなければならない。e-Gov法令検索ーより引用しかし、実際には警察へ連絡されることなく数々の事案が処理されてきたため、一層の強化と周知が図られたのです。心身を傷付けるいじめを早期解決できる環境は、多くの人が望んでいること。とはいえ、事実確認などがないまま、家庭から警察に通報をすると事態が混乱することもあるかもしれません。学校がいじめの通報の窓口として機能するよう、改善に向けて、大人たちが適切な行動を取ることが求められています。[文・構成/grape編集部]
2023年02月12日〜2月20日社会正義の日でいじめ撲滅訴え〜英数学館中・高等学校(所在地:広島県福山市引野980-1、校長:永留聡)は「2月20日社会正義の日」に合わせて、いじめ問題を提起する目的として「ピンクシャツデー」を2023年2月22日に実施します。普段制服を着ている中学生・高校生ですが、理念に共感してピンク色が溢れるのか、または恥ずかしさが先にたってしまうのか、学校としても初めての試みとなります。ピンクシャツデーキャンペーンとは?カナダ生まれのいじめ反対運動で現在は約180の国や地域に広がっている世界的キャンペーンとなっています。ピンク色のシャツを着たり、ピンク色のものを身に着けたりすることで「いじめ反対」の意思表示をします。( )本校はユネスコスクールの加盟校で、国際連合が定める「国際デー」を記念する活動を実施していますが、今回「2月20日の社会正義の日」に関する活動として、ピンクデーを生徒が取り上げました。法の下の平等、公正で平等な社会を実現させるといった理念のもと、いじめ撲滅もまた公正で平等な社会を実現するために必要なこととなっています。ピンクシャツデーピンクシャツデーキャンペーンの実践方法「いじめ反対」に賛同する生徒は、ピンクシャツやピンク色のものを身に着けます。例)ピンクのTシャツを着る。ピンクのリボンや髪飾りをつける。普段は学校の制服で登校していますが、この日は衣服の一部にピンク色が用いてあるものを意識的に着ます。意思表示の方法としては、私服での登校も許可し、私服でもあるので、化粧やネイルなども許可します。また、同時に生徒たちに「いいじめをなくすために自分ができること」を考えさせ、「いじめを許さない」という雰囲気を校内に作り出します。特に本校は国際交流に力を入れている学校であることから、民族・人種に関する偏見も排除していくことももう一つの目的となります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月07日ママイラストレーターのきびのあやとらさん。ダイエットや美容などアラフォーならではの課題を解決するために奔走するマンガを紹介します。3年前からベリーダンスを始めたきびのさん。これからもずっと続けていきたいと思う理由がいくつかあるそうで……。★前の話ベリーダンスを趣味にして3年。気付けばすっかり欠かせない存在となっていますが、実はベリーダンスに出合う前の私は、完全に無趣味で仕事以外は何をやっても続かないタイプでした。最初は張り切って道具やウエアをそろえたりするのですが、練習がつらかったり面倒くさくなったりするとフェードアウト……というのがいつものパターン。そんな私が、どうしてベリーダンスなら続けられたのかをちょっと考えてみました。入会してすぐにコロナ禍が始まり、最初の数カ月はオンラインでレッスンを受けることになり、初めての発表会も無観客のオンライン配信。そんな制約だらけだと、これまでなら必ず早々に飽きていたはずなのに……。その理由は至ってシンプルで「楽しいから」。習い事が続くかどうかの分かれ目は、講師との相性だと思うのですが、それが文句なしにバッチリだとこんなに楽しいのか! と。無観客の配信ライブでも十分ステージの高揚感が味わえて、あっという間に沼の底まで沈んでいきました(笑)。そして2つ目は、レッスンや発表会をもっと楽しむために、衣装やアイテムが欲しくなる→次から次へと欲しくなる→全部手に入れるためにお仕事を頑張るという、極めて健全な物欲が常にあるから。物欲がこんなに前向きなエネルギーになるなんて……! これはもはや推し活! という発見がありました。3つ目も2つ目と同じ「欲」。こちらも極めて健全な食欲。頑張った後のごはんやお酒がおいしいのなんのって!発表会が近づくと、4時間くらいぶっ続けで踊ったりするので、消費するカロリーもすごいのですが、その分もりもりとおいしく頂いちゃうので、カロリープラマイゼロ(多分ちょっとプラス)。おかげでまったく痩せる気配ありませんが、幸せなのでいいのです!4つ目はちょっと真面目。スポーツマン精神ゼロで、頑張ることが大嫌いだった若き日の私が見たらぶっ飛びそうなのですが、この年になってやっとチャレンジすることの素晴らしさを知りました。私には絶対無理~と思っていたことや、縁がないと思っていた場所にエイヤと飛び込むとき、最初はやっぱり怖いし勇気が要りましたが、少しずつそういう緊張感を楽しめるようになってきたのです。そうしてチャレンジするたびに、成長できた気持ちになれるのが最後の理由! うわー! なんだか青春だーーー!!!!いやいや、チャレンジや成長だって……別にプロを目指してるわけでもないし、ただの趣味でしょ? って思う方もいるかもしれませんが、40歳を過ぎても青春できるなんて最高だし、むしろ今だからこそ日常の潤いが必要だと感じています。年を重ねると自分を取り巻く環境の変化や体の内外の変化、本当にいろいろあります。ぶっちゃけ、しんどいときもたくさんあります。仕事でも家庭でも全然ダメ……そうなったときに救ってくれるのが「趣味」だと私は思います。心から楽しめる趣味が1つあるだけで人生が変わる。ベリーダンスのおかげでそのことに気付けて、本当にラッキーだったと思っています!この先も青春し続けるために、続けていきます。マンガはこれで最終話となりますが、これからもキレイな40代を目指して頑張っていきたいと思います!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/きびのあやとら(42歳)不妊治療の末、高齢出産したママイラストレーター。年を重ねるほど美しく活動的になれるように、リバウンドからのリダイエットや美容健康、趣味のベリーダンスのことなどを漫画にしてsnsで発信中。Instagram:@ayatra_illust.design
2023年02月03日大好評!mamagirlWEB実話マンガシリーズ。今回は派遣社員として働く女性のエピソードです。女性社員による派遣いじめに手を焼いている男性社員。誰も注意できないのには理由がありました……。....派遣をいじめる社員、誰も注意できなかったのにはある理由が……。アキの秘密とはいったい?原作:mamagirl編集部作画:やしろんあわせて読みたい🌈【後編】「早くして!」いじめに耐えた派遣の逆襲!敵対社員のトンデモ秘密とは?
2023年02月03日4年生のときの担任に、標的にされて私は身体が小さくひょろひょろで、運動も苦手。それでいて口が立つし座学の成績はいいし、コミュニケーション障害のせいで周囲から浮くしで、もともと幼稚園のころからいじめられがちな子でした。でもときどきいじめられるだけで、クラスの中に多少の居場所はあったと思います。私が完全に「いじめられっ子」になったのは4年生のとき。担任の教師が反抗的な(に見える)私を目の敵にするようになったのです。体育の集合のときに一瞬遅れただけで「何をもたもたしている! 馬鹿にしてるのか!」と叫んで髪をひっ掴み、引きずり回す。アゲハチョウの幼虫にそっと触っただけで、まるで私が悪意を持って乱暴に扱ったかのように、「そうするっていうことは、こうすることだ!」と叫んで、腕を痣ができるほどつねる。学級会の多数決で皆が伏せているときに私だけ覗き見をしていたという濡れ衣を着せ、冬の廊下に締め出して謝るまで入れないと言う…。エスカレートしていくいじめ濡れ衣事件が決定的となって、「宇樹は人をバカにしており、悪意があり、不正までもするような非常に悪い子で、先生も懲らしめているから何をしてもいい」という感覚が児童の間で共有されてしまったようです。この感覚はクラス内だけでなく学年全体に及び、やがて「いじめられっ子」の印象は下級生にまで共有されるようになりました。班や下校グループをつくるときにクラス中でたらい回しにされる。バイキン扱いをされる。遠足で一緒になったグループ全員から走って逃げられ続ける(私は身体が小さく足も遅いので、全速力でも皆に追いつけませんでした)。クスクスと噂話をされ、近くに行くとピタッと話をやめられる。私は社交不安症のような症状が出て、学校に行くのがとても憂鬱でした。一度両親に訴えましたが、父は「学校に行かなければ将来路頭に迷う」と脅し、母はショックで泣いて寝込んでしまったので、それ以降は観念して死ぬ気で学校に通い続けました。5,6年時の担任からも受けた不適切な対応5年に上がるクラス替えのとき、4年のときに私を積極的にいじめていた子とは同じクラスにならないよう、また4年のときの担任がまた担任にならないように配慮してもらいましたが、状況は変わらないばかりか悪化していきました。給食を私にだけ配ってもらえない。買ってもらったばかりの服を着ていったら、体育のときに体操服に着替えていた間に隠され、最終的に出てこなかった(たぶん校内の焼却炉に投げ込まれたんだと思います)。体育や休み時間のドッジボールでは、身体の大きな男子が明らかな悪意を持って力いっぱいの球をぶつけてくる。クラス対抗の球技や縄跳びなどでうまくできないと、お前のせいで負けたんだと男子から罵られ、突き倒される。部活で下級生にさえいじめられる。父に相談したところ、学級会で「憲法違反だ、加害者についてはいずれ実名で訴えてやる」などと訴え出ろとアドバイスされ、そのとおりにしたところ、クラス中から非難轟々でした。「ひどいじゃないか、宇樹にも悪いところがある、みんなが宇樹から嫌な思いをさせられてるんだからいろいろされても当然だ」といったことを口々に言うのです。担任はこうしたクラスの反応に対し、「けんか両成敗ってことだね」とまとめました。私はこの流れを見ていて、あまりのショックに脱力してしまいました。今となっては、父のアドバイスも、そのとおりにした私も方向がずれていた、もっとほかのやりかたがあったのでは、とは思います。ですが、だからといって壮絶ないじめの被害者がいじめをやめてくれと訴え出たことについて、クラスの担任が「けんか両成敗」はないだろうと思います。担任は、いじめられっ子の側に立たずクラスの空気に迎合するばかりか、いじめられるのをニヤニヤして見ていたり、いじめを肯定するような発言をしたり、ときには率先してからかったりする人でした。3つ年上で地元の公立中学に通っていた兄が「このまま(ほぼ持ち上がりで進学する)公立中に上がったら義子はいじめ殺されるか、いじめを苦に自殺する」と両親に進言してくれたこともあり、私は中学は受験をして私立に進学しました。教師の不適切な対応はなぜ起こったのか ―虐待事件から考えたことこうした教師からの不適切な対応は思い出すたび腹が立ちます。その一方で、なぜあの人たちが私を虐待するに至ったのか ―私のような扱いにくい子どもを前にしたときに加害に至ってしまうような加害者マインドに陥ったのかを考えてしまいます。先日、保育園において保育士が園児に対して凄惨な虐待を行っていたというニュースが複数流れました。そのときにはやはり、自分の小学生時代のことを思い出しました。私が小学生だった30年前当時、女性のフルタイムで働けるキャリアといえば看護師と小学校教師、保育士ぐらいしかなかったのではないかと思います。当時女性ながらキャリアを築きたいと考えている女性で、学業成績も優秀だった人は、職業に教師を選ぶことも多かったのかもしれません。小学4年から6年のころの担任は、女性でした。ここで私が邪推するのは、彼女らがそのキャリアを歩む中で、男性優位の社会で能力を低く見積もられたり、ハラスメントを受けたり、悔しい思いを抱えていたのではないかということです。※これは決して、女の敵は女だとか、女性は感情の制御において劣っているとか言う意図ではありません。必ず最後までよく読んでください。社会の歪みは常により弱いほうに受け継がれます。不適切な対応をした担任は、まず彼女ら自身に社会の中で悔しい場面がたくさんあり、その傷が私のような扱いにくい子どもを前に反応したのではないか。ほかの児童のように従順に振る舞わない私に「バカにしている!」と腹が立ったのではないか―間違っているかもしれませんが、私はそう考えます。今回の保育園での虐待事件でも同様の構造が見えるように思います。保育士の仕事は、子どもの命にもかかわるハードなものであるにもかかわらず低く見積もられがちです。その専門性の高さに対する給与の低さは常に指摘されていますし、1人の保育士に割り当てられる子どもの数があまりに多く、仕事が非常にきついことも、保育士たちを追い詰める大きな一因となったと報じられています。男性教師による虐待もあるでしょうが、かつて、あるいは生活のほかの場面で被害者である人がより弱い相手に加害する構造はよくあるものだと思います。彼らの加害は決して許すことができません。しかし私は、その加害の裏にある彼らの痛みや社会の歪みに目を向け、根治に向けて何かしらの動きをしていければなと願っています。文/宇樹義子(監修鈴木先生より)もともと神経発達症(発達障がい)のあるお子さんは「不思議ちゃん」と言われることも多く、いじめのターゲットにされやすい傾向があります。私立を含めどこの学校であってもいじめはあり、例外ではありません。それは社会に出てからも継続することがよくあります。いじめる側は周りを見てやるので発覚することが少なく、いじめられる側は徐々にストレスが溜まっていきます。今日いじめていた子が明日はいじめられる子になることもしばしばあります。その逆も然り。いじめるグループに入ると周りが見えにくくなり、記憶に残っていないのです。一方、いじめられた側は一生記憶に残っています。神経発達症のあるお子さんは、もともと友達が少なくて頼れる人がいないということもあり、そのことがいじめを助長する一因にもなっています。唯一頼れる人が担任でなければならないのですが、その担任に暴力を振るわれ、いじめられていては元も子もありません。社会全体で神経発達症の理解&支援が必要なのです。
2023年02月02日閉ざされた世界“村”を舞台に、同調圧力、格差社会、貧困、そして道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇をあぶり出す、横浜流星主演映画『ヴィレッジ』の公開日が4月21日(金)に決定。ミステリアスな世界観を切り取った場面写真も到着した。今回公開された場面写真には、まるで取り憑かれているかのような虚ろな眼差しで、村に受け継がれてきた薪能の面を見つめる優(横浜さん)の姿をはじめ、薪能の祭りへ訪れた優と幼なじみの美咲(黒木華)、村長である父・修作(古田新太)の権力を傘に、優をコケにする透(一ノ瀬ワタル)らの姿が写し出されている。また、ごみ処理施設の敷地で優と共に作業にあたる龍太(奥平大兼)、表情なく金網の向こうに広がる何かを見つめる美咲と弟・恵一(作間龍斗)。伝統的な薪能の数少ない舞手であり、ある事件をきっかけに村を離れて刑事となった光吉(中村獅童)が、美咲に能の稽古をつけるシーン。修作が優に語りかける、どこか不穏な空気も感じられる場面も公開。藤井道人作品の魅力の一つである、主人公だけではなくその周囲の人々のドラマを感じることができるのは、本作でも健在。まるで写し鏡のように、観る人々がいずれかの登場人物に自分を重ねてみることができるだけではなく、圧倒的な映像美とオリジナル脚本で贈る圧巻の世界観の余韻に浸れる作品となっている。『ヴィレッジ』は4月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヴィレッジ(2023) 2023年公開予定©︎2023「ヴィレッジ」製作委員会
2023年01月28日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。早いもので、息子も今年の春には小学2年生になります。最近知ったのですが、もっともいじめが多いのは小学2年生だそうで、いじめは低年齢化しているというのです。そこで今回は“いじめ”について書いていきたいと思います。息子が通う学校でも、いじめについて話を聞くことがありました。■悪意はないかもしれないけど…息子の通う学校は登校班がないので、学校まで子どもを送る保護者の方が多いです。子どもを学校まで送っていると、子どもたちの様子がよく分かります。そんな中で、たまたまママ友が登校中にひどいことを言っている子たちを見つけて、「そんなことを言ったらいけないよ」と注意したそうです。小学校低学年というと、まだ物事を相手側の視点に立ってとらえるという認識が育っていない時期でもありますし、しばしばこういう心ない言葉を聞くことも多いものです。ひどいことを言われた子はどんな気持ちか…。それを考えてもつらいですが…。もし言われたのが自分の子どもだったら…と考えると、やはりとてもつらい気持ちになってしまいます。1年生には、悪意はないかもしれません。遊びの延長であったり、悪気なく言いたいことを言ってしまうこともあるでしょう。しかし、相手が嫌な気持ちになってしまったら、それは“いじめ”ということになってしまうのかもしれません。息子も、同じクラスの子に何度も物を隠されたことがありました。私の知っている子だったので、私が直接その子に「息子の物を隠さないでくれるかな?」とお願いしました。それ以来、その子が息子の物を隠すことはなくなり、無事解決したのですが…。 ■3学期が始まった頃、息子に変化が!息子は、「絶対に許せない」と言っていました。さらに冬休みに入ったある日のこと…。息子が学校で一番信頼しているお友だちの話をしてくれました。思い出して目に涙を浮かべている息子を見て…。嫌なことをされた傷は、私が思うよりも深かったのではないかと思いました。そして、3学期が始まったある日のこと…。冬休みの間は、あんなに許せないと言って涙を見せることもあった息子でしたが、その子の優しい一面を見て気持ちが少しだけ和らいだ様子でした。小学校低学年、ついひどいことをしてしまったり、言ってしまうこともある年齢なのでしょう。息子が良い気持ちで学校へ通えるよう、これからも見守っていきたいと思います。
2023年01月26日メディアの報道でたびたび取り上げられる、学校での『いじめ』。中には、被害を受けた子供が自ら命を絶って亡くなるケースもあり、深刻な問題です。元中学校教員の、のぶ(@talk_Nobu)さんは、教育現場で働く立場から、いじめ問題について持論を投稿しました。いじめ行為をする子供について、「家庭内のトラブルでストレスを抱えている」などと考えられがちですが、のぶさんは「そういった子供はレアケース」だといいます。「いじめっ子が「実は家庭のトラブルで心に闇を抱えてる」は超レアケースで、ほとんどのいじめっ子は毎日楽しそうに生活してるよ」「いじめる理由は、その場のノリ、悪ふざけ、遊び程度で、いじめと自覚してないこともある」いじめっ子が「実は家庭のトラブルで心に闇を抱えてる」は超レアケースで、ほとんどのいじめっ子は毎日楽しそうに生活してるよ。いじめる理由は、その場のノリ、悪ふざけ、遊び程度で、いじめと自覚して無いこともある。指導はまずおおごとにして「人をいじめると大変なことになる」と学ばせるべき— のぶ (@talk_Nobu) January 22, 2023 のぶさんによると、いじめはその場の軽いノリから始まることが多いといいます。大人と比べ、想像力が未発達である子供は、相手の気持ちや立場を思いやったり、いじめ行為によって相手がどんなに傷付いているかを、認識できていないことがあるのかもしれません。そのため、のぶさんはいじめの対応は、指導を『担任の注意』だけで終わらせず、保護者を呼んで話をするなど大ごとにし、「これだけ大変なことになる」と自覚させることが大事だといいます。「担任が注意して終わり」これではダメ。おおごとにするには「いつもよりヤバい」と思わせる必要がある。聞き取りは担任、学年の生徒指導担当でやる。指導は学年主任も入る。必要なら生徒指導主事も入る。指導した日は別室で学習。加害保護者を学校に呼び、今後について話し合う。これだけやってた。— のぶ (@talk_Nobu) January 22, 2023 担任以外が指導するメリットは、担任がフォロー役の立場を守れること。もしいじめっ子が「実は家庭のトラブルで心に闇を抱えてる」ケースの場合、担任との関係が悪化すると、その後フォローが難しい。だから厳しい指導は担任以外がして、担任はフォロー役に回る。チームで指導するのが鉄則。— のぶ (@talk_Nobu) January 22, 2023 また、いじめの指導には、担任だけでなく、学年主任や生徒指導の教員など複数で行うことが鉄則だとつづっていました。投稿は拡散され、たくさんのコメントが寄せられています。・『その場のノリ』にすごい納得。子供の頃にいじめに遭いましたが、いじめっ子は普通に楽しそうに過ごしていました。・毎日楽しくいじめを行っているという、真っ暗な闇…。ある意味、そっちのほうが恐ろしい。・なるほど、大人がわらわら出てくるってだけで、効果がありそう。いじめを受け続けた子供は、心身を深く傷付けられるだけでなく、学校に通えなくなったり、転校を余儀なくされたりなど、大変な被害に遭います。いじめを『子供同士のケンカ』や『ちょっとしたからかい』で済ませずに、初期段階で周囲の大人が対応し、芽を摘むことが大切なのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年01月25日夫とはなるべく良好な関係を築きたいところですが、相手がモラハラ気質だと、振り回されることも…。そこで今回は、モラハラ夫を描いた漫画、「妻の料理をメシマズと言ってバカにする夫」について、読者からの感想をまとめてみました!『妻の料理をメシマズと言ってバカにする夫』主人公のリンは夫とふたり暮らし。夫はかなりのモラハラ気質で、毎日のように暴言を吐いていました。さらに隠れて浮気もしていたのですが、リンは以前から夫の浮気には気づいており、義両親に相談。“夫が浮気相手を家に連れ込んだタイミングで、義両親が突入する”という作戦を立て、ついに決行の日を迎えました。義両親の突然の訪問に驚いた夫は、すぐにリンに連絡。リンは夫に対し、浮気を知っていたことや、すでに義両親に相談済みであることなどを告げます。盗聴器も仕掛けていた出典:Youtube「Lineドラマ」さらに、リンは弁当箱に盗聴器を仕掛けて夫の動向を探っていたことや、夫が浮気相手と行ったレストランに潜入して浮気の証拠を入手していることなども説明。夫はまさかの急展開に驚きつつ、最終的にはリンから別れを告げられることとなるのでした。読者の感想動揺せず、義父母に相談し盗聴器まで仕掛けていた奥さんの冷静な行動に拍手を送りたくなりました。一生懸命ご飯を作ってくれる妻に対して、感謝もできない夫と別れることができてよかったと思います。(31歳/主婦)夫は奥さんのことを甘くみていたんでしょうね…。奥さんの用意周到さは見習うべきところがありますし、よくやったと思います。(32歳/主婦)(lamire編集部)(イラスト/Lineドラマ)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらのお話はフィクションです。"
2023年01月21日悲しいことに、いつの時代も人間が他人を加害する攻撃的な行為はなくなりません。全国各地の教育現場で問題になるいじめも、その1つ。子供はまだ善悪の判別や感情のコントロールが下手なため、そういった問題が起こりやすいのでしょう。漫画家の、ぬこー様ちゃん(@nukosama)さんも、小学1年生の頃、いじめのターゲットにされた1人。上級生たちに理不尽な暴力を受け続け、耐えられなくなった日のエピソードを描き、Twitterに投稿しました。平成元年のいじめ解決法がこちらです pic.twitter.com/lqujIOJc3C — ぬこー様ちゃん@さらば岡山 (@nukosama) January 5, 2023 助けを求めた先の両親から飛び出たのは「泣いて反応をするお前が悪い」「まずは耐えろ」という言葉。いじめは、相手の反応を見て楽しむ傾向があるといわれています。だからこそ投稿者さんの両親は、あえて心を鬼にすることにしたのかもしれません。結果的にはそれでいじめが収まったものの、当時を振り返り「本当は、あの時助けてほしかった」と想いを明かした、投稿者さん。また、子育てに関係する読者に向けて「この方法はたまたま自分に合っていただけなので、絶対にマネしないでね。今の時代に合わない方法です」と呼びかけています。時代は移り変わり、「強い心身があれば、どんな苦境も乗り越えられるはずだ」という考えの『根性論』が問題視されるようになった昨今。漫画に描かれた『ぬこー様ちゃん家流のいじめ解決法』に、さまざまな意見が寄せられました。・昭和世代なので「やられたらやり返せ」がいじめの解決法だったな…。・胸が痛い…。ひと昔前は「いじめられるなんて情けない」って考えだったよね。・考えさせられるエピソードだなあ。自分の子供がもしいじめられたら、どうするのがいいんだろう。漫画を通して、多くの人がいじめとの向かい方や、周囲の人の対応について考えさせられたようです。いじめの状況はそれぞれ異なるため、はっきりと「正しい」といえる解決法はないのでしょう。しかし、誰もが根性で乗り越えられるわけではありません。傷付いている子供を守るには何が最善策なのか…子供の気持ちを受け止めた上で、大人はそれをしっかりと考える必要があります。[文・構成/grape編集部]
2023年01月06日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!課題に出された本が…学生時代の話です。授業で“ある本を読んで、その内容をまとめるように”という課題が出されました。いくつもの本屋をまわり、ようやく指定の本を手に入れて課題にとりかかったのですが…。次の授業のときに「課題についてだけど、前回伝えた本はやめて別の本に変える」と教授が言い出したのです!“せっかく買ったのに…”と思っていたら、クラスメイトがスッと立ち上がり「それはおかしいと思います。すでに手に入れて取りかかった人はどうしたらいいんですか?」と一言。その後も正論で教授を追い詰め、結果的にどちらの本でも構わないということになり、スッキリとした気持ちになりました。(男性/会社経営)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2023年01月05日ネット上での誹謗中傷やいじめが社会問題化して久しいが、今回発覚したケースは稀ではないだろうか。Mirrorによると、米ミシガン州で公立学校に通う10代の少女とそのボーイフレンドは、2021年はじめ頃から執拗に嫌がらせのメッセージを受け取るようになったという。その内容は虐待的で憎しみに満ちており、少女は学校に相談。学校側も事態を重く見て警察に届け出た。1年以上に渡る調査の結果、少女に嫌がらせをしていたのは彼女の実の母、ケンドラ・リカリ(42)だったことが発覚したという。リカリはIPアドレスを偽装したり、携帯電話を複数使い分けたりして娘を苦しめるメッセージを送り続けていた。時にはクラスメイトを装うなどして、巧妙に正体を隠していたという。「早い時点で、子どもたちの仕業ではないことはわかりましたが、まさか親だとは。想定外でした」と校長のウィリアム・チルマン氏はMirrorに対して語った。リカリは娘が通う学校でバスケットボールのコーチを務めており、問題が明るみに出た当初は調査に協力していたとPEOPLEは伝えている。イザベラ郡のデヴィッド・バーベリ地方検事は、嫌がらせのメールやDMは349ページにも及び、その数はさらに増える見込みだとし、Mirrorの取材に次のように語った。「誰かの造語ですが、こういったケースは“サイバー版ミュンヒハウゼン症候群”と呼ばれています。彼女はある時点で、もう止めたいと思えばいつでも止められたはずなのに、雪だるま式にこの高度な計画を続け、自分の身元を隠して警察の目をかいくぐろうとしたのです」証拠を突きつけられたリカリはメッセージの送信を認めた。未成年へのストーカー行為や司法妨害など複数の罪で起訴され、5000ドルの保釈金を払い現在は釈放されている。だがいまも動機について語っておらず、自分を苦しめた張本人が母親であったことをを知った少女はひどく取り乱しているという。
2022年12月21日