頭痛にはさまざまな痛みがあり、原因もさまざまです。更年期症状から来る頭痛もありますが、きちんと診察をしないとわかりません。ただ市販薬を飲み続けるのは良くないので、頭痛が続く場合は早めに受診を考えましょう。そこで受診のタイミングや治療法を産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。「この記事はこんな人におすすめ」・更年期の頭痛の症状から原因や治療法について知りたい方・更年期の頭痛がなかなか治らない場合の対処法が知りたい方・更年期の頭痛が激しい場合、何科を受診したら良いか知りたい方更年期症状の頭痛はさまざま更年期症状として、頭重感(頭が重くて晴れない、雲がかった感じ)を訴える方は多く見られます。はっきりとした頭痛の多くは緊張型頭痛と片頭痛です。緊張型頭痛緊張型頭痛とは頭全体がきつく締められるような痛みです。必ずしもエストロゲンの減少が原因とは言えませんが、閉経後に症状が悪化したというケースが多いようです。片頭痛片頭痛は頭の片側がズキズキと脈打つような痛みで、光や音に過敏になる、吐き気や嘔吐(おうと)を伴うこともあります。卵巣ホルモン、特にエストロゲンの減少が明らかな誘因の1つといわれ、閉経前に悪化することが多いようです。脳や歯、眼の病気のケースもその他にも、高血圧や脳腫瘍、脳血管の異常が原因のケースもあります。また、頭痛の原因には歯のかみ合わせ不良や眼精疲労などもあります。頭痛薬でも治らない場合は?頭痛外来など、医療機関に相談を市販の頭痛薬を飲んでもなかなか治らない場合は、高血圧や脳腫瘍、脳血管の異常など怖い病気が原因のケースもあります。ただ漫然と鎮痛剤を飲み続けるのではなく、医療機関に相談しましょう。神経内科や脳神経外科では、頭痛外来として専門外来をしているクリニックも多くあります。更年期症状の頭重感なら、ホルモン補充療法(HRT)が有効であることもあります。また、鎮痛薬に併用して漢方薬では「葛根湯(かっこんとう)」や「五苓散(ごれいさん)」「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」などが処方されます。激しい頭痛が続く場合は?自己判断しないで早めに脳神経外科へ更年期によくある症状の頭痛ですが、吐き気を伴った激しい頭痛や発熱、首の後ろも痛むような頭痛が続く場合は、他の病気が隠れていることもあります。気を付けたい疾患としては、脳出血、髄膜炎、脳腫瘍、脳動脈瘤、くも膜下出血など。自己判断はしないで早めに脳神経外科にかかることがおすすめです。高血圧が原因の場合は内科で相談し、降圧剤や鎮痛剤の薬物治療がおこなわれます。歯のかみ合わせ不良や眼精疲労が原因の頭痛は、歯科や眼科へ相談します。睡眠不足やスマホの使い過ぎに注意さまざまな原因が考えられる頭痛ですが、睡眠不足やストレス、スマホやパソコンの使い過ぎ、近いものを長時間見る、運動不足による筋緊張などから頭痛が起こることもあります。そのため普段から、しっかり睡眠を取り、ストレスをうまく解消させ、スマホやパソコンを使う場合は定期的に休憩を挟むなどを心がけることはとても大切です。首や肩の凝りから頭痛につながることもありますので、ストレッチ体操なども効果的です。・しっかり睡眠を取る・ストレスをうまく解消させる・スマホやパソコンの使用は休憩を挟んで・首や肩の凝りをほぐすストレッチも効果的まとめ頭痛があると、なかなか日常生活がスムーズにいかないもの。更年期に限らず、頭痛はよくあることと市販薬を飲んで済ませることもあるかもしれませんが、やはり頻繁に薬を使う状態は良くありません。症状が続くようなら早めに受診して原因を探り、きちんとした治療を受けることが大切ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年11月30日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。更年期障害とは漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。体がおかしい……読者の感想は……『私も同じ症状で、汗もたくさん出ますし、夜も寝れません。旦那と二人で心療内科に行き、理解してくれました。多分家族は心配しているんですよね。』『何をしたらいいのかさえ自分自身ではわからないので非常につらいと思います。』『私も更年期のため、何をするのも面倒くさいというのは痛いほどわかります。』『本人もかなり大変だろうな』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんは、この漫画どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月28日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。更年期障害とは漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。優しかった佳代がだんだんと良一や里奈に”イライラ”するようになります。里奈は違和感を覚え、症状を検索することに。そして、更年期障害なのではないかと思った里奈は、佳代と一緒に病院へ……。病院で更年期障害と判明し……読者の感想は……『娘さんのファインプレーですね。もし娘さんのサポートがなかったら、大変な展開になっていたように思います。』『ちゃんと原因がわかり、家族で話し合うことができてよかった。』『自分でまず更年期の症状があることを認めて、そして周りにも理解してもらうことが大切なんだなと気づきました。』『支えてくれる人がいてよかったです。私が同じ立場だった場合、原因がわからないままだったら、焦っていたと思います。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんは、この漫画どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月27日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。優しかった佳代がだんだんと良一や里奈に”イライラ”するようになります。里奈は違和感を覚え、症状を検索することにして……。病院へ行くことに……読者の感想は……『娘さんの対応が素晴らしい!病院へ一緒に行ってあげる、私のために行って欲しい、なかなか言えないと思いました』『早い段階で症状を察し病院に連れて行くという判断ができてよかったと思いました』『自分で更年期障害と認めたくない気持ちや気がつかないことは、きっといろんな人に当てはまると思います。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月26日真冬を除くほぼ1年中汗をかくようになった私。そのためにさまざまなトラブルに見舞われるようになりました。更年期障害の代表的な症状の1つ、異常発汗のリアルと対処法についての体験談を紹介します。汗が止まらないのは体形のせい?インドアで在宅勤務が主だった私が、社会復帰して外で働き出したのは6年前の45歳のころ。1日の歩数が2,000歩台から多い日では1万歩を超え、平均しても7,000歩オーバーになり、これで健康的な生活が送れると喜んだのもつかの間、ものすごい汗っかきで悩まされることになりました。若い子と一緒に外出していると、彼らは汗一つかかないのに、私は額から、首から、脇の下から汗ダラダラ。ハンドタオルでせっせと拭いても、拭いたそばから汗がたら~り。気になるようになったのは初夏のころだったので、暑がりでがっつり肥満体形だったからそのせいかもと思っていました。今思えば、これが更年期症状の異常発汗の始まりだったようです。汗ダラダラでのトラブルが続出!本格的な夏が来ると、これは異常じゃないかと思うほど汗をかくように。なにせブラウスを着ると襟や脇の下がびっしょり。色物だとしっかり変色しているではありませんか! 酷暑の日本。ハンドタオルで拭いても拭いても汗は止まらず……。ハンドタオルは常に湿っていて、紙の資料がタオルの水分を吸ってシワシワになることも。パンツやキャミソールは会社に着くころにはひんやり。そんな状態で冷房のきつい室内に行くと、汗がひくのはいいけれど、冷たくなったパンツやキャミソールが直にあたり、寒すぎるっ。そして、一番つらかったのがブラジャーやパンツのゴムの当たる部位がかゆくてかゆくてたまらないこと。お風呂に入ってもかゆみは治まらずボリボリかいてはかき壊し、引っかき傷とかさぶたになってしまいました。汗っかきを最小限に食い止める方法を発見汗っかきにより、デリケートゾーンが無残な状態になって皮膚科に行くことに。患部を見せると、汗かぶれであるとのこと。塗り薬を処方され、清潔にしてから塗布すること、症状がひどいときには塗った後にガーゼを当てておくと良いとアドバイスを受けました。実践すると今までのかゆみがうそみたい。赤茶色になっていたり、傷がついていたりした肌がきれいに。そして、ブラジャーやショーツが肌に当たる部分に布を当てることで、汗をかいてもこれを取り替えればブラジャーやパンツの跡がつかず、かゆくないことを発見! 今ではほぼ1年中ブラジャーを着けるときに手ぬぐいを入れて、汗をブロック。キャミソールの裾をショーツの中に入れてデリケートゾーンのかゆみや湿疹を予防しています。ショーツはボクサータイプを愛用しています。そして、汗を拭くためのアイテムはハンドタオルから手ぬぐいへ。手ぬぐいなら濡れてもあっという間に乾くので大活躍です。まとめ春と秋も当然のように汗をかきます。みんながコートなどの羽織りものを着ているときでも、汗がダラダラ。そんなときに使っているのはスカーフ。顔と首の汗をしっかり吸い取ってくれます。必要に迫られ何枚かを着回していると、おしゃれさんと勘違いされることも。脇の下の汗対策は、春と秋なら制汗スプレーでなんとか回避できています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2023年11月23日ある日の夜中のこと。寝ているときにふと目が覚めて、隣で眠る子どもの布団をかけ直そうと起き上がると、急に心臓がドキドキバクバク……。その後も夜中に度々起こる心臓のドキドキに「これって心臓病なんじゃ…」と不安になるも、原因は更年期でした。病院で検査した上で、その原因がわかるまでの私の体験談をお伝えします。夜中に心臓がドキドキバクバク!私は45歳です。夜は畳に布団を敷いて、子どもと一緒に寝ています。ある日の夜中にふと目が覚めて、子どもの布団をかけ直すために体を起こしました。すると目の前がスーッと真っ暗になって、心臓がドキドキバクバク……! 初めての体験に「何これ!? 怖い! 」と私は恐怖を覚えました。「心臓病だったら大変! 」そう思い、私は翌日に循環器内科へ行くことを決めたのです。病院へ行ってみると…病院を受診し、昨夜私に起こった出来事を聞いた先生に「それは立ちくらみだね。そのときに心臓がドキドキするのは当然のことだよ」と言われました。それでひとまず安心したものの、まだどこか不安だった私は先生の提案で24時間ホルター心電図をつけることになりました。この24時間ホルター心電図というのは、心拍を記録する小型の機械。長時間の着用になるので、日常生活をしている中で心拍に異常がないかを確認できるものでした。病院で胸に24時間ホルター心電図をつけて、丸1日心臓の動きをチェックしました。しかし、結果はまったく異常なし。むしろ良い心臓だと褒められました。それでも夜中にドキドキしてしまう心臓に異常がないとわかってしばらくは、夜中の異変が起こることはありませんでした。しかし、しばらくするとまたあのドキドキがやってきたのです! それが起こるのは決まっていつも入眠前後。日中にそのようなことが起こることはありません。このとき、喉の詰まる感じや皮膚がピリピリしびれる感覚なども表れ出し、持病で通っていた内科医の先生に相談したところ「更年期による自律神経の乱れ」だと診断されました。そう、あのドキドキの正体は動悸だったのです。原因がわかってホッとしています。まとめ私が持つ更年期のイメージは、ホットフラッシュやイライラ、落ち込みなどだったので、まさかあのドキドキが動悸だとは思いもしませんでした。内科医の先生からは「人によって調子が悪い時間帯というのがあって、あなたは寝入りばなに自律神経が不調になりやすいのね」と言われました。更年期に入ったばかりですが、これから気をラクに過ごしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/中川 あかし出産後、訪問ヘルパーとして働いていたが、子どもの病気のため退職。趣味はお菓子作りとパン作り。
2023年11月21日50歳を過ぎ、夫と別居して自由な生活を楽しむはずでした。なのに夜になると不安が募り、落ち込むばかり……。ホットフラッシュやイライラなど更年期症状を感じて、毎日眠れない日々が続きました。同世代の人に相談したところ、その人も眠れなくて悩んでいたと言われて「私だけじゃないんだな」と思いました。やりとりを重ねるうちに少しずつ気持ちがラクになりました。そんな時期を振り返ってみます。不安で眠れない、これも更年期の症状なの?下の娘が18歳になり、ずっと考えていた夫との別居に踏み切りました。仕事も順調とは言えず不安定でしたが、夫との暮らしによる不満は激減しました。娘とは一緒に暮らしていましたが生活時間が違うので、ほぼ1人暮らしに近い自由な生活。友人との食事や遊びも満喫できる生活をエンジョイしていたはずなのですが、夜になると気持ちが落ち込むのです。娘は彼氏とラブラブですから、私の話なんか聞いてくれない。まあ、娘に聞かせる話ではなかったというのもありました。更年期には、家族関係や人間関係、労働環境などでストレスが多いと、憂うつになるなどの症状が出やすいとネットで調べて知っていましたが、私もそうだったようです。婦人科を受診したところ、「更年期症状だと思いますが、ホルモン剤などの治療はまだしなくても良いと思います」と医師から言われました。ちょうど母の容態が良くない時期とも重なり、もろもろの不安が押し寄せていたのだと思います。今までと違う環境で楽しい半面、精神的な不安も募っていました。眠れない日が多くなり、ひどいときは入眠まで2時間以上かかることも。次の日は仕事に行かなくてはいけないのに起きられず、遅刻も多くなってしまいました。考えても仕方ないと居直ったらスッキリこのままでは仕事にも悪影響が出てしまうと、思い切って同年代の友人に相談しました。話してみると、その友人も同じように不眠の悩みを抱えていました。それからは毎日、お互いの報告をし合うようになりました。そうして、「考えても答えは出ない問題ばかり。まずは目の前のことを一生懸命やるしかないね」ということに。母の介護も姉と連絡を取り合い、できる範囲で話し合いながら分担するようにしました。人と話すことで不安がなくなるわけではないけれど、気持ちはラクになります。またSNSで自分より上の世代の人と仲良くなり、お互いの立場やプライベートをほぼ知らない同士という気軽さから、自分の将来の不安や今の仕事の悩みなどを相談できたのもよかったみたいです。私は若いころからよく笑うと言われていて、いつもにこにこしていると褒められていました。でも、不眠で悩んでいたころは友人と会うことも少なくなり娘との会話も減っていたので、「そういえば最近笑うことが少なくなっている」と気付いたのです。そこで、できるだけ友人や仕事仲間とくだらない話をして、笑う時間を増やすことも心がけました。笑いはストレス解消になりました。今は心療内科なども増えているので、最後には相談することまで考えました。そうしたらなんだか気分がラクになったのです。落ち込んでいる自分の気持ちに向き合う精神的な悩みや落ち込みなどは、なかなか人には打ち明けられません。でも、抱えているだけではそれらは大きくなるばかり。眠れないのは仕方ない、でも眠ろうとする努力はするようにしました。そんなとき、YouTubeで寝る前に聴く音楽を探していると、若いときに聴いていた懐かしい音楽を見つけました。それを聴いたらその当時を思い出し、ちょっと華やいだ気分になれ、気持ちよく眠りに入れました。それをきっかけに布団に入る前には、不安な気持ちにならないように自分が楽しめることをするようにしました。例えば応援している劇団の俳優さんに手紙を書いたり、趣味の海外ドラマを見たり、小説を読んだりして、なるべく考え込まないようにしてみました。そして眠くなくても電気を消して布団に入り、気持ちが穏やかになるように、音楽や好きな小説の朗読を聴いてみるようにしました。何時間眠れなくても焦らず、不安になっている気持ちを客観的に見るようにして、そんな自分をただ受け入れ、自分と対話するようにしました。そうこうするうちに、あるがままの自分を受け入れられるようになりました。そして、不安な気持ちがあるのは当たり前、それも自分なんだと納得することができたのです。まとめ私の更年期世代の友人は、いろいろな問題を抱えている人が多く、家族との関係も変わったり、父母の介護をするようになったりしています。ひとりで抱え込んでしまう友人も多く、そんな友人には声をかけて話を聞くと、誰かに打ち明けることでラクになったと言ってくれます。もちろん私もそのひとりです。自分が落ち込んでいることや精神的にしんどいことを自覚し、誰かに聞いてもらうことでずいぶんラクになりました。また、SNSでは同じような悩みを抱えた人とネットの世界でつながり、相談できる友人ができました。相談できる友人が複数いることで、ひとりで抱え込むこともなくなり、不安感や眠れない日々から解放されるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/ゆうの(54歳)24歳の息子と22歳の娘がいる。娘と同居中。40代に入ってからずっと、もろもろの不調と付き合いながら生活している。
2023年11月20日更年期を迎え、頻尿に悩まされるようになりました。特にひどくなってきたのは、閉経を迎えてからだと思います。それまでは特にトイレが近いと意識したことはなかったのですが、加齢とともに明らかにトイレに行く回数が増え、急な尿意を覚えることが多くなりました。今回は私の頻尿との付き合い方をご紹介します。さっき行ったのにまたトイレに行きたい!「頻尿」という言葉は知っていましたが、正直、高齢者が悩む症状だと捉えており、更年期を迎えるまでは特に意識したことはありませんでした。それが3年前に50歳で閉経を迎えてから、尿意を覚える間隔が短くなったように感じ始めました。最初は、「あれ、さっきトイレに行ったばかりなのにまた行きたい!」と感じることが多くなった程度でしたが、徐々にトイレに行く頻度が増えていったのです。そのうちに、以前は仕事でオフィスにいる日は1日で2回程度だったのが、午後だけで5回もトイレに行くようになりました。私が働いているオフィスが入っているビルのフロアには他の会社も入っているのですが、トイレの数が足りていないのか、運が悪いとトイレ待ちの列ができていることも。そうなると、オフィスからトイレに行って帰ってくるだけで10分くらいかかってしまうこともあり、仕事が何度も中断されて生産性が落ちてしまいます。社内会議の場合は途中で抜けてトイレに行くことができますが、お客様との商談中は中座できないため、トイレを気にし過ぎて商談に身が入らないことも……。頻尿を意識してからは、必ず商談前にトイレに行く時間を持てるよう、早めに客先に到着するようにしました。夜中もトイレに行きたくて目が覚めるように私の頻尿問題は寝ているときにも発生するようになり、毎晩夜中に2回は目が覚めてトイレに行くようになりました。若いころは一度寝たら朝までぐっすり眠れるタイプだったのに、この変化には「おばあちゃんになったみたい」と少々落ち込みました。さらに悪いことには、トイレに行く回数が増えただけではなく、「今すぐトイレ!」というように急な尿意を感じるようになっていったことです。それはすぐにトイレに行かないと失禁してしまいそうなレベルの尿意。何かきっかけがあったわけでもなく、急にこのような症状が現れるようになりました。そのため友だちと遊びに行ったり、旅行に行ったりするときにトイレが気になって緊張するようになりました。とりあえずの対応策は、外出中にトイレを見たら入るようにすること。映画やライブの前には必ずトイレに行く。バスツアーでは休憩ごとにトイレ。レストランや居酒屋ではトイレに行ってから会計。電車に乗る前には1本遅らせてでもトイレに寄る。50歳を過ぎて人前で粗相することのないように必死になりました。頻尿も更年期症状の1つだった!頻尿の症状が続いていたので、ある日頻尿対策を調べてみようと思いネットで検索していると、女性の頻尿は更年期症状の1つであることがわかりました。あるサイトによると、私が悩んでいた「急な強い尿意」も過活動膀胱という症状で、その中には夜中の尿意も含まれるそうです。これを読んで、私の頻尿や強い尿意も更年期による泌尿器への影響であるかもしれないと思いました。さらに調べていくと、過活動膀胱は「膀胱訓練」という尿を我慢することが有効な治療法であるとのこと。なんと、私がおこなっていた「できるだけ頻繁にトイレに行く」とは真逆の行為でした。あと5分、あと10分というように少しずつ我慢する時間を延ばし、膀胱に負荷をかけることで膀胱の容量を増やす訓練だそうです。この訓練を知ってからは、自宅にいるとき、オフィスで事務仕事をしているときなど、可能な場合はなるべくトイレに行く回数を減らすようにしてみました。ただし、どうしても厳しいときは、無理に我慢はしないようにしています。まとめ膀胱訓練に4カ月ほど取り組んでいますが、現在も頻尿はまだ続いています。しかし、更年期が原因かもしれないとわかったことで、友人と出かけるときには、「更年期の症状でトイレが近いの」と正直に伝えられるようになりました。そうすることで同年代の友人たちは理解してくれ、遠慮なくトイレに立ち寄ることができるようになりました。高齢者の問題だと思っていた頻尿が、更年期症状の1つかもしれないことがわかり、女性にとって加齢の影響は大きいことを改めて感じました。なんとなく泌尿器系の症状は恥ずかしいという気持ちがありましたが、頻尿はこれからも長く付き合っていかなくてはならない問題だと思うので、膀胱訓練を継続してなるべく症状を軽減していければと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。【窪田先生からのアドバイス】頻尿や強い尿意に悩んでいる場合は、まずは泌尿器科を受診してください。早期に受診すれば早期に改善する可能性が高くなります。この方の症状は過活動膀胱だと思われますので膀胱訓練はこのまま実践していただいても良いですが、できれば受診をして医師から聞いたアドバイスを実践すると安心です。著者/ST(53歳)更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。
2023年11月19日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?聞いたことがあっても、どうして障害になってしまうのか知らない人が多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品には『更年期障害』を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。優しかった佳代がだんだんと良一や里奈に”イライラ”するようになります。病院へいくと『更年期障害』だと診断されました。家族で散歩へ読者の感想は……『自分がどうかしてしまったと感じていたら怖くなって当然だと思うので、病院に行くのを考えられないというのも分かる気がしますし、それでもきちんと自分と向き合えているのは立派だと思います。』『家族も献身的にサポートしてくれていますし、パートを始めてみようという前向きな考えも出てきたようなので、このままうまく更年期障害と付き合っていってほしいです。』『家族の理解は不可欠ですよね。私も更年期に確実に足を突っ込んでいて辛いです。』『更年期障害にこんなに理解ある家族がいるの素敵ですね。ご主人も娘さんも思いやりがあり、幸せですね。パートに行こうとする前向きな気持ちもすごいです。』『精神的な負担が少しでもなくなると、更年期障害の症状が楽になるんだなと思いました。周りに信頼できる人がいると回復のスピードも早そうですね。』など、実にさまざまな声が寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月19日更年期に表れる全身症状として体が冷えることもあります。もともと女性に多い冷えですが、更年期になるとさらに症状がひどくなることがあるようです。さらに心配なのは、冷えにはさまざまな病気が隠れていることも。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に受診の目安や治療、セルフケア法を聞いてみました。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。「この記事はこんな人におすすめ」・更年期の体の「冷え」について悩んでいる方・更年期の体の「冷え」の仕組みについて知りたい方・更年期の体の「冷え」の改善方法について知りたい方更年期での体の「冷え」の原因は?エストロゲンの分泌低下によるものや生活習慣病も更年期による体の冷えの原因は、卵巣ホルモン(エストロゲン)の急激な分泌低下によって自律神経が乱れ血行不良を招くことです。そのほかにも血液がドロドロ、動脈硬化、糖尿病などによるもの、摂取カロリー不足、運動不足、ストレス、心臓が弱っていることが原因として挙げられます。症状としては、夏でも手足は冷たいまま、カーッとのぼせてもエアコンはつらい、お風呂で湯船につかっても体がなかなか温まらない、厚手の靴下をはいても足が冷たくてなかなか眠れないなどがあります。体の「冷え」がつらいとき、受診は必要?日常生活に支障が出るなら婦人科への受診を以前よりも体が冷えてなかなか眠れない、体が冷えて体を動かすのもしんどい、家事ができないなど日常生活に支障が出るようなら婦人科への受診を考えましょう。更年期の時期はさまざまな症状が表れるので、どれも更年期が原因と考えがちですが、ほかの病気だったというケースもあります。更年期の症状から来るものかを確認することも大切です。婦人科での治療法は?まずは生活改善の指導と漢方治療を婦人科では、生活改善の指導に加え、エストロゲンを体に補充するホルモン補充療法(HRT)も検討されますが、まずは生活改善の指導と漢方治療を試みることが多いです。東洋医学的に冷えとは、瘀血(おけつ/血の流れが悪い・ドロドロ)血虚(けっきょ/貧血・血の質と量が足りない)水毒(水分の巡りが悪い)陽気不足(エネルギー不足で元気がない、ストレス過多)などが原因で、気逆(頭はのぼせ、手足が冷える状態)になるといわれます。漢方症例としては、「温経湯(うんけいとう)」「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などが処方されます。健康診断で生活習慣病が疑われたら内科の受診を健康診断でコレステロール、血糖値が高かった場合、高脂血症、糖尿病、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病が疑われますので、内科を受診しましょう。まず検査をしてそれらが原因であるのなら、それを治療することで冷えも改善していく可能性があります。冷え改善に有効なセルフケアの方法「食事」と「運動」【1】根菜類などで体を温め、たんぱく質で筋肉量アップを【2】無理なく続けられるウォーキングを【1】根菜類などで体を温め、たんぱく質で筋肉量アップを冷えは普段からのセルフケアでもかなり改善できるといわれています。基本は血液をサラサラにし、体を温めるような食事を心がけ、運動を定期的におこなうことです。おすすめの食材は根菜類、しょうが、唐辛子、にんにく、ねぎ、味噌、梅干し、酢など。毎日の食事で意識してとるようにしましょう。また、筋肉量アップのための魚や肉、豆類などのたんぱく質もしっかりとるように。【2】無理なく続けられるウォーキングを運動は無理なく毎日続けられるものなら、なんでも大丈夫。特にウォーキングなどがおすすめです。あえて運動の時間が取れないようなら通勤や買い物のときに、少し長めに歩くなどの工夫を。服装は首、手首、足首やおなかや腰などを冷やさないものを身に着けます。血管を収縮させ、血圧上昇につながり心臓に負担をかけるたばこはやめましょう。放っておくとどうなる?免疫力や代謝機能が落ち、不調が起きやすくなる冷えを放っておくと肩凝り、腰痛、胃腸の不調や不眠、生活習慣病などさまざまな体の不調を引き起こすことがあります。通常、体は37度ぐらいの体温で免疫力や代謝機能が一番力を発揮することができます。体が冷えるとその力が落ちてしまうため、不調が出やすくなってしまうのです。冷えを感じたら、まずはセルフケアを実践し、改善が見られないようなら婦人科や内科を受診し、原因を確認し治療を受けましょう。・日常生活に支障が出るなら婦人科を受診・婦人科では生活改善の指導と漢方治療をおこなう・体を温める食事と筋肉量をアップする運動を心がけるまとめ更年期はさまざまな症状が出るため、受診するタイミングに悩むこともあると思います。まずは自分の症状を把握し、生活習慣なども見直して、それでも改善せず支障が出るようなら我慢せずに受診しましょう。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年11月19日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。穏やかだった佳代が、家族に強くあたることが増えていきます。里奈が佳代を病院へ連れて行くと、『更年期障害』と診断されました。更年期障害とは原因がわかって良かった……読者の感想は……『お母さんはずっと理由の分からないイライラに悩まされていましたが、何故こんな症状があるのかちゃんと分かって良かったですね。それだけでほっとする部分もあると思うので、これから更年期障害とうまく付き合っていければと思います。家族のそれぞれの思いがきちんと打ち明けられたのも良かったです……。』『1つの事柄が良くも悪くも、家族全体に影響を及ぼすことがわかりました。しかしながら、こういったことが起こるのも家族の絆が強いからだと思います。ポジティブに捉えて支えあっていってほしいです。』『更年期障害に対する理解が得られない家庭もあると思うので、家族一丸になって対応していこうとしているのは素晴らしいと思います。誰も悪くないから謝る必要は無いと感じましたが、それでも謝っているところに全員の優しさを感じました。』『私も正に更年期障害真っ只中で同じ状況ですが、自分の体調の変化がこんなにも家族全員に波及していることにショックでした。お互い心配しているからこそですが、通院で少しでも良い方向に向かうことを願いたいそして応援したい家族です。私も本当に辛かったら行かないと決めつけてしまっている通院を考えたいと思いました。』など、さまざまなコメントが多く寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるように……。そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月15日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。穏やかだった佳代が、家族に強くあたることが増えていきます。里奈は佳代のことが心配になり、調べてみることに……。更年期障害とは『更年期障害』かも……そして、更年期障害と判明し……読者の感想は……『いざ自分の身に起こると自覚しにくいんだなと感じました。怖いですね。お母さんの異変を感じて病院を勧めた娘さんはえらい!』『更年期障害じゃないのか。と本人に伝えることも勇気のいる事だと思う。言われた本人もショックだと思うけど、少しずつ受け入れて、また穏やかにみんなで過ごせる事ができればよいなと思いました。』『こうやって違和感に気づいてくれる家族がいてよかったです。社会全体で助け合っていけるような世の中になればいいなと思いました。』『本人だとなかなか気づかなかったり、気づいても病院には行かなかったりするので、病院にいけてよかったです。』など、さまざまコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。今までの原因について家族と話し、理解を示してくれたことで更年期障害と向き合うことができるようになります!そして、家族で改善の糸口を探していくのでした。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月14日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品は、更年期障害をテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、更年期障害について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。本作品には更年期障害の症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。症状には個人差があります。あくまで一例としてお読み頂けますと幸いです。もし、本編の主人公と同じような症状で少しでも気になる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。穏やかだった佳代が、家族に強くあたることが増えていき……。更年期障害とは感情が不安定に……読者の感想は……『どう接するべきなのか、距離感が難しいと感じました。』『プレ更年期と言って、早い人なら30代半ばから更年期の症状に悩まされます。生理の不安定とダブルで来ます。サポートが大切だと思います。』『更年期障害と言う言葉を知っている人は多いと思いますが、実際どういう症状がそれにあたるのか、また、どのように対処すればいいのかということに対しては、なかなか理解が進んでいないのが現状だと思います。』『こうした症状ですと結構周囲も心配はしますが、どうしてよいのかわからず、思っていることは言葉にして皆で協力をしあいながらなんとか跳ね除けていくのが一番ではないかと感じます。どうかイライラせずに柔軟に、周囲も受け止めてあげてほしいです。』など、さまざまなコメントが寄せられました。その後は……病院で更年期障害と診断された佳代。その後、家族3人で話し合い、周囲の理解やサポートもあったことで更年期障害と向き合うことができるようになりました。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年11月13日更年期症状の1つである落ち込みやイライラなどの精神症状。これから寒い季節に向かっていきますが、一般的にはうつの症状は冬に多いといわれています。更年期の精神症状にも、季節と関係はあるのでしょうか。また、その場合、精神症状を悪化させないためにできることはあるのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。冬に更年期の精神症状が悪化するってホント?季節の変化に体がついていけないことでさまざまな不調が冬になると精神症状が悪化するとよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。「精神症状には脳内の神経物質であるセロトニンが関係するとされています。セロトニンはストレス耐性をもたせ、精神の安定や脳の活発化を促します。セロトニンは日光を浴びることで分泌されますが、冬は日照時間が減り、気温が下がるので外出する機会も減ります。そのためセロトニンも減るとされ、精神症状が増えると考えられています。ただ、冬になると全員に精神症状が表れるわけではないので、理由の1つ、くらいに考えると良いと思います。それよりも、女性の場合は秋から冬へ向かう変化についていけないことの影響が大きいと思います。季節の変化への対応は自律神経でコントロールしますが、更年期に入ると女性ホルモンの分泌の乱れとともに自律神経も不安定になります。季節の変化への対応についていけず、さまざまな不調を引き起こしやすくなるのです」(駒形先生)落ち込みを和らげる対策は?1.日光を意識的に浴びる「セロトニンは日光を浴びることで分泌されます。1日15分ほど浴びれば十分とされていますが、冬は光量が減るので気持ち長めが良いでしょう。紫外線が気になる人もいると思いますが、日光浴は手のひらだけでも十分とされています。手のひらは日焼けしにくい箇所なので、気になる方は『手のひら浴』が良いでしょう。また、朝のウォーキングもおすすめです。脳が活性化され、1日を活動的に動けるからです。そのとき、全身に日焼け止めを塗るなど紫外線対策をしっかりしてしまうと効果が薄れてしまうので注意しましょう」(駒形先生)2.体調に合わせた生活にシフトする「体調が良くないときも普段の生活は変えない、という人がいます。体調が良くない、というときは体から『休んだほうがいい』というサインが出ているということです。季節の変わり目に体調を崩しがちな人は頑張り過ぎないことが大切です。家事や仕事などのペースを少し落として、体が新しい季節に慣れるまでは休息をこまめに取るなど無理をしない生活を心がけましょう」(駒形先生)3.体内時計に合わせた生活を心がける「よく、規則正しい生活を送りましょうと言われますが、季節は変わるのに生活はそのまま変わらないというギャップが、体への負担になるときがあります。欧米では古くからサマータイムなど季節に合わせた生活リズムが取られていますが、日本も導入してほしいと感じます。季節の巡りに合わせた生活にすること、またそれに伴う自分の体の変化に合わせて生活することで体への負担は軽減されます。夜寝る時間も、『22時には必ず寝る』と、眠くもないのに布団でゴロゴロするのはよくありません。時間よりも自分の体を軸にして、『眠くなったら寝る』ほうが体へのストレスは減るはずです。育児や仕事は自分のペースだけで進められるわけではありませんが、自分の体や体内時計にできるだけ忠実に行動すれば、心も体もラクになるでしょう」(駒形先生)4.婦人科に相談する「私のクリニックにも精神症状を訴える患者さんはたくさんいらっしゃいます。その多くは心療内科や精神科でまだ相談をしていない方です。精神症状に悩んでいても、心療内科などはハードルが高いと思っている方は多いようです。そんなときはまず、婦人科で相談するのも良いと思います。正直、婦人科では心療内科などよりもカウンセリングの時間は多く取れませんが、誰かに話すことで自分を客観視できるのではないでしょうか。また、精神症状の裏に体の不調や気分の落ち込み、イライラなどを引き起こす甲状腺疾患が隠れている場合もあります。婦人科では症状に合わせて甲状腺疾患の検査もおこなうことが多いので、悩みがある方は相談してみてはいかがでしょうか」(駒形先生)5.不安やイライラの原因を明らかにする「デスノート」を書く「私たちは知らず知らずのうちにいろいろなことを我慢してしまっています。一度我慢してフタをしてしまった感情は勝手になくなることはなく、いつまでも心の中でくすぶり続けています。その結果、ふとしたきっかけで落ち込んだり、不安になったり、人によってはイライラしたりという不調が表れるのです。ですから、ため込んだ感情は向き合い、処理することが大切です。そこでおすすめしているのが『デスノート』です。納得できなかったことをひたすら書き出し、その理由をとことんまで突き止めます。そのうち『あ、こういうことだったのか』と、ふに落ちるときがきます。そこでやっと我慢してきた気持ちが成仏するのです。落ち込んでいた理由が『なんとなく』ではなく、はっきりするだけで心はかなりラクになります。お気に入りのノートとペンで試してみてください」(駒形先生)まとめいかがでしょうか。紹介した5つの対策はすべておこなわないといけないものではありません。ご自身の生活やスタイルに合わせて選んでほしいと思います。落ち込みもため込まず、「今日はやる気が出ないな」という日は思い切って休む勇気を持ちたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(51歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年11月09日今までアクティブ人間だったこの私が、50歳を過ぎたあたりからなんだか無気力に? 頑張りたいけど頑張れないなんてうそでしょう!? 更年期かもしれない症状に戸惑う私の体験談です。50歳ごろから頭と体が重くなり…いつも忙しく動いていないと気が済まない回遊魚のような人、たまにいると思いますが、私がまさにそれ! 昨年ついに50歳になりましたが、元気いっぱいで童顔なこともあり「30代に見える」とお世辞を言われることもあります。10年前に趣味が高じてネットで園芸店を開店、YouTuberとしての活動も始めて順風満帆にやっています。イベントなどで「タフなあなたが来ないと盛り上がらないよ」とおだてられれば、忙しくても予定を空けて飛んでいき、期待に応えたくなってしまう性分です。また、休日で家にいるときでも、常に予定を立てて朝からフル回転です。掃除、洗濯、風呂掃除などの家事をはじめ、メダカのお世話、庭の草刈りやガーデニング、ウォーキング。そして、ライフワークとしている子どもの福祉のボランティア活動など、毎日予定がぎっしり。おなかが空くのでモリモリ食べて快食快便! 夜、布団に入れば即熟睡の充実した日々を送っていました。ある日ふと気付いたらもう夕方に!?そんな私でしたが、50歳を過ぎてからなんだか毎日、頭や体が重い。病気というほどではないのだけど、いわゆる不定愁訴というものでしょうか? 1日中ハッスルすると、しっかり寝ても翌朝疲れが抜けず、めまいがする日もあります。ある日、良いお天気なのであれもこれもやろうと思いながら、朝、夫を見送ったあと、パジャマを脱いで着替えていました。だるさからソファの上でしばしスマホをチェック……。ハッと我に返ると市の16時のチャイムが鳴っていました。なんと上だけ着替えて、下はパジャマのズボンのまま、気付いたらもう夕方になっていたのでした。遊びや仕事に誘われても、おっくうで断りがちに……。今まで予定をしっかりこなしていた私は一体どこへ行ってしまったのでしょう。イベントに出店したり、ガーデニングをしたり、ウォーキングをしたりと、やりたいことはたくさんあったはずなのに!頑張りたいけど頑張れない。まるでダメ主婦になってしまった自分に焦りを感じました。そして、ひょっとして更年期障害の症状なのでは?! と思うようになりました。私の体質では大豆イソフラボンは効果なし更年期の症状は人それぞれだと聞きます。私ももう50歳、いつ更年期症状が表れてもおかしくありません。しかし、病気の症状がないのに婦人科へ行くのはハードルが高いもの。まずはサプリから始めてみることにしました。よく耳にする大豆イソフラボン。納豆などからも摂取できるそうですが、サプリで飲んだほうが手っ取り早いので、自分に合っているのではないかと思いました。良いサプリがないかネットで検索していると「日本人は大豆イソフラボンを飲んでも効果がない人が半数ほどいる」という驚きの情報が! 大豆イソフラボンが体内でエクオールに変換されない体質だと、更年期障害改善の効果は期待できないというのです。検索を続けると、体内でエクオールを作れるか調べる尿検査キットが4,000円ほどとそんなに高くない値段で売っていたので、早速注文して試してみました。その結果「あなたはエクオールをつくれていませんでした」の非情の文字が……。私の測定数値は0.4μM(マイクロモーラー)で、この検査では、1.0μM以上ないと大豆イソフラボンの効果が期待できないと書かれています。大豆イソフラボンサプリを購入しても、私の体質では無駄になってしまうことがわかったのでした(腸内細菌が増えれば体質が変わることもあるそうです)。まとめエクオールサプリを飲めば直接摂取できるので心配は無用なのですが……大豆イソフラボンよりエクオールサプリのほうが、値段が高いのが残念なところ。腸内細菌が活発になればエクオール変換できるようになることもあるそうなので、腸内の菌活も同時に進めてみようと思っています。そして、年齢にあった予定を組むことも大事なのかな、と思うようになりました。若いころは行動範囲を広げることが良いことのように思っていましたが、自分の身の丈に合わせて行動範囲を狭めることも、時には必要かもしれません。まだ若い気でいるのでなかなか諦められませんが、少しずつ調整していこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。マンガ/きびのあやとら著者/こぴあ(50歳)園芸店店主。園芸ライター。県の里親として虐待児童の一時保護など児童の福祉に携わる。主に1歳前後の里子がお泊りに来るので、日々奮闘中!
2023年11月08日「更年期障害=病気」という認識が薄かった私。その症状を実感するようになったとき、「ついに来たか!」と思ったものです。更年期障害と似たような別の病気もあると知り、自己判断は危険だと思った私の体験談です。まさか自分に来るとは…私の母親は更年期障害になったことがありません。実感していなかっただけなのかもしれませんが、「特に悩まされることはなかった」ということでした。体質が似ていることもあり、それなら私も更年期障害にはならないかもしれないと思っていたのです。ところが、実際には違っていました。40歳を過ぎたころから「ホットフラッシュ」に悩まされるようになったのです。最初は更年期障害だとは思っていませんでした。なんでこんなに暑く感じるのだろうと不思議に思っていたのですが、更年期障害の症状だということに気付きました。まさか自分に更年期が来るとは思ってもいませんでした。いくつかの科を受診してとはいえ、自分で勝手に更年期障害だと決めつけてはいけないと思った私。インターネットで調べたところ、似たような症状の病気がいくつかあることがわかったからです。例えば、内科を受診すると自律神経失調症と診断されることもあったり、婦人科へ行けば更年期障害、さらにうつ病などの精神疾患と診断されることもあると知りました。そんな話をネット上のみならず、周囲の身近な人たちからも聞いたことがありました。私は、婦人科を受診するのが一番良いと思いました。あとは内科や症状に合わせて皮膚科、消化器科などを受診しようと思い、早速私は婦人科と内科を受診しました。婦人科での診断結果は婦人科では更年期障害と診断を受けましたが、内科では自律神経失調症と言われました。診断名が違ったものの、私は子宮内膜症の検診で定期的に通っている婦人科での診断を信用することに。婦人科ではホルモン数値などもしっかり検査をして、漢方を処方されました。まとめ婦人科で処方された漢方を服用するようになってから症状が緩和されたので、やはり更年期障害で間違いなかったと思います。40代になってからの体調不良は、まずは婦人科受診から始めるのがいいと身をもって体験しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】更年期症状と自律神経失調症は同じです。45~55歳の更年期に自律神経が乱れれば「更年期症状」、更年期以外に乱れれば「自律神経失調症」となります。また、家事が進まない、出かける気も起きない、自分で気分転換もできないなど日常生活に支障が出るようなら、まずは婦人科に相談してみるのが良いでしょう。婦人科ではカウンセリングや問診をして、生活習慣の見直しを提案します。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診が勧められます。文/そのここのこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月08日閉経前後5年間の更年期は体調を崩しがちですが、少しでも快適に過ごす方法はないのでしょうか。レディースクリニックで受けられる女性ホルモン対策、低用量ピルとホルモン補充療法について、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に聞きました。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。低用量ピルは初回の場合40歳以降には処方されない低用量ピルとは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが含まれる薬で、●生理痛の緩和●経血量の減少●生理前の不調(PMS・PMDD)の改善●貧血の改善などの効果があります。卵巣機能の働きを抑える効果があるため、生理の緩和のほか避妊薬として活用する人もいます。低用量ピルは初めて使う場合、40歳を過ぎている女性には、基本的には処方ができません。血栓症などのリスクが高まるためです。そのため、40歳以降で更年期症状を緩和したいという場合はホルモン補充療法や漢方薬が適しています。どんな状態ならホルモン補充療法を受けられる?ホルモン補充療法は、●ホットフラッシュ●頭痛●動悸●冷え●腰痛●うつ気分●不眠症状●皮膚のかさつき、くすみなどの症状に効果があります。補充するホルモンは人によって異なりますが、エストロゲンとプロゲステロン両方が含まれたものが主流です。「どれも私に当てはまる!」「今スグしてほしい!」という方もいますが、毎月生理が来ている場合、基本的にホルモン補充療法はおこないません。毎月生理が来ているということは、女性ホルモンが出ているということ。多少、量が減ってバランスを崩しているかもしれませんが補充するほどではないという判断になります。というのも、ホルモン補充療法は不正出血のほか、子宮体がんや乳がんの発症リスクを抑えながら慎重におこなう必要があるためです。子宮体がん、乳がんを経験している方や血液をサラサラにする薬を内服している人には原則禁止となります。また、家族や親族に体がん、乳がんを経験した方がいる場合は禁忌、または慎重投与となります。ホルモン補充療法を始めるには、●生理が不定期であること●卵巣機能の低下が検査で認められること●更年期症状が強いことといった条件が必要です。更年期の症状があれば健康保険が適用されます。薬は内服薬、貼り薬、塗り薬、腟剤と種類があり、種類と量によって違いますが、薬代は月に2,000~3,000円ほどになります。ホルモン補充療法を始めるにはどうすればいい?更年期症状をメインに診察しているクリニックに相談してみると良いでしょう。ホームページなどで、ホルモン補充療法の良い面、リスク面もしっかりと説明しているか、チェックしてみてください。また、ホルモン補充療法は子宮体がんと乳がんの検査を定期的に受けながらおこなうのが望ましいので、がん検査のフォローが手厚いところが良いですね。また、ホルモン補充療法は何歳からどのような症状で治療を始めたかで投与できる期間が変わってくるので、私のクリニックでは1~2年ほど様子を見て基本的には量を減らしていきます。肌や髪が若々しくなるなどの美容効果もあるため、閉経後5年たってもやめたがらない人が多いのですが、年齢を重ねれば重ねるほど他の病気の治療、発症の可能性も考慮しないといけません。ホルモン補充療法を始めるなら、必要以上に依存しない、という自立した姿勢が求められると思います。その点、漢方薬はそういったリスクはありません。漢方薬も1つの選択肢に入れると良いでしょう。まとめいかがでしたか? 「毎月生理は来ているけれどなんとなく不調があるという人には、ホルモン補充療法は向かない」という先生のお話にびっくりしました。自分の体調、症状を見ながら、一番適した方法で閉経前後の時期を乗り切りたいものです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年11月05日20代後半に受けた健康診断で、子宮内膜症が見つかりました。この病気になってから生理痛がだんだんと強くなり、感情の揺らぎが大きくなりました。それだけでなく、冷えやのぼせのような症状に悩まされることもしばしば……。主治医に話すと、症状の出方は人それぞれとのことでした。そして40代になると、子宮内膜症の症状と更年期と思われる不定愁訴がミックスされたような症状が出るようになり……。経血量の増加に痛みが悪化、生理の変化に気付く仕事に、人間関係の付き合いにと忙しかった20代後半。私は睡眠時間を削って毎日忙しくしていました。そのころ生理の経血量がだんだんと増えてきており、2日目、3日目は多い日用のナプキンを1時間おきに取り替えなければならないほど。また、生理痛もひどくなる一方で、おなか周りだけでなく、頭痛や吐き気を感じるときすらありました。仕事中は長時間座りっぱなしになるため、生理の時期はむくみがいつも以上にひどくなったり、ナプキンから血が漏れたり。そんな状況に私は「どこか変だな」と思いつつも、他の人と痛みのレベルや経血量を比べることもできないので、「生理はそんなもの」と思って受け入れていたのです。しかし、そのうち生理前や生理中に決まって怒りの感情が湧き出てくるように。以前よりも生理の経血量や痛みが増したばかりか、感情まで揺らぎやすくなったことで、私はようやく自分の生理の状態が変化しているのではないかと目を向け始めました。そして、ちょうどそのころたまたま会社で受けた健康診断で、子宮内膜症と診断されたのです。生理痛が悪化し更年期と思われる症状も子宮内膜症と診断されて医師に言われたことは、「不妊になりやすくなる」ということ、妊娠出産を含めて「閉経まで排卵をコントロールする必要がある」ということでした。子宮内膜症は生理が来るたびに症状が悪化していく病気だそうです。私の場合、不妊の治療のために37歳で子宮内膜症の腹腔鏡下手術を受け、何とか念願の子どもを出産することができました。しかし42歳で授乳が終了して生理が戻ってくると、以前よりも強く生理痛を感じるようになりました。感情面でも、怒りだけではなくイライラや気分の落ち込みも感じることが増えました。さらには冷えやホットフラッシュ、関節痛といった更年期と思われるような症状も出るように……。自分なりの症状緩和の方法を模索40代半ばからは、生理周期の乱れも大きくなってきました。時には月に2回生理が来ることも。子宮内膜症の経過観察で通院を続けていたので、生理を止める薬をもらって試しましたが、副作用が強く続けられませんでした。生理周期が乱れると感情面にも大きく影響するため、私は薬以外でなんとかすることはできないかと思うようになりました。そして、ちょうどコロナ禍が始まったころから生理周期の乱れが大きくなったことに気付き、もしかしてストレスも症状を強める一因なのではないかと思い至りました。そこで、ストレスを緩和すべく、食事や睡眠といった基本的な生活習慣を見直すことに。加えて、気持ちを穏やかに保つため、寝る前にアロマを使って呼吸を深くする、1杯のハーブティーを飲むようにしました。また、ひとりになれる時間を確保する工夫もしました。ほんの数分でもひとりになれるだけで、心と体が癒やされていくのを感じました。そうするうちに、少しずつ生理周期が整い、心身が整ってきました。そして、私はこれまで子宮内膜症を気にするあまり、少しでも自分で症状を緩和する努力をしてこなかったことに気が付きました。まとめ子宮内膜症に更年期と思われる症状が重なり、感情が乱れたりして散々でしたが、生活習慣を整えてストレスをこまめに解消することで症状の軽減につながったと実感しています。閉経すれば徐々に症状が軽くなると言われている子宮内膜症ですが、私はまだ40代半ば。閉経までまだ時間がかかりそうですし、更年期もしばらく続くのでうまく付き合っていかなければならなりません。今回、感情が乱れてもリラックスの仕方を自分なりに持っておくと安心感につながるとわかったことは大きな収穫でした。これからもできることは試して、少しでもラクに暮らせる自分なりの方法を見つけていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/はな(44歳)小学生の子どもがいる。料理をすること、ヨガや瞑想にハマっており、シニア犬とともにマイペースな暮らしを実践中。
2023年11月04日更年期の女性によくあるといわれる手指の関節痛。私も約6年間、右親指付け根の痛みに悩んでいます。もうすぐ54歳で、もはや更年期もベテランの域に達した感がある私ですが、この痛みだけはじょうずに付き合えていません。医師からすすめられた関節内注射は怖くて受けられず、ただ痛みに耐える日々。そんな臆病な私がついに決断する日がやってきました!更年期によくある母指CM関節症の痛み48歳のころに始まった右親指付け根の痛みは、整形外科で更年期の女性によくある「母指CM関節症」と診断されました。関節が亜脱臼しているそうで、医師からはなるべく装具で固定して手を酷使しないこと、痛みがひどい場合は注射か手術の選択もあることを説明されました。「手に注射なんて想像するだけで痛い! 手術なんてもっと無理! 」そう思った私はサポーターで固定したり、ストレッチをしたりと、自分でできる対策を選びましたが、症状は一進一退。関節痛に効くというエクオールのサプリは効果を実感しましたが、痛みが完全に消失するわけではありませんでした。家事や仕事をセーブするわけにはいかないし、ましてや感染予防のため頻繁に手洗いや消毒をする必要があります。1日中サポーターを付けて安静になんて、そもそも無理な話です。もしかしたら右親指の痛みは更年期が終わっても続くのかもしれない。なんとかしないと、と思うのですが注射は嫌だと悩んでいました。新しいクリニックでついに注射を決意近隣の整形外科の診断はすべて同じだったため、私は違う治療法を求めて新しく開院した整形外科を受診しました。真新しいクリニックはどうやら大人気のよう。初診の私は診察まで2時間、レントゲンを撮り終えて再び呼ばれるまでさらに1時間かかりました。そして待ちくたびれた私に、医師は今までと同じ診断を下しました。「固定して安静にしてください。ストレッチも大切ですよ。我慢できないなら注射を打っていきますか? 」。これまで6年間、注射が怖いなら痛みと付き合っていくしかないと現状を受け入れてきた私ですが、もうそれでは永遠に解決しないのだと悟りました。「注射を打ってください! 」。あんなにためらっていたのがうそのように私は一瞬で決断し、医師にそう告げたのです。3時間も待ってこのまま手ぶらでは帰れない! という謎の損得勘定が働いたのも事実ですが、長い間耐えてきた痛みに疲れ果ててしまったのが本当のところ。医師は「注射は第一選択ではないけれど、痛いのなら打ってみましょうか。ラクになりますよ」と言ってくれました。効果てきめん!3日後には痛みが消失あっという間に準備が整い、私は右親指の付け根にステロイド薬と麻酔薬を混合した関節内注射を受けました。実際に注射を目にしたときには恐怖を覚えましたが、意外に針は細く痛みは想像の1/10くらい。しかし時間がたつにつれ母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)がパンパンに腫れてきて、その日は本来の指の痛みより注射の痛みのほうがとても強く出ました。変化が表れたのは3日後のこと。接種部位の痛みが引くにつれて母指CM関節症の痛みもすっかり消失したのです。今までうっかり右手を使ってはイタタ…… となっていたのに、洗濯ばさみをつまんでも、ジャムのフタを開けても、ドライヤーを持っても、痛くない!ステロイドの関節内注射は、ネットで調べる限り何度もおこなっていいものではないようです。私自身も長い間抵抗感があったわけですが、実際に受けてみたらあまりにも劇的に改善したのでとても驚いています。接種から2週間以上たつ現在も効果は継続。今後いつ再発するのかはわかりませんが、ひとまず痛みから解放されたことで心まで軽くなりました。まとめ新しい整形外科を受診したことがきっかけで、ずっとためらっていた関節内注射を受けることになった私。母指CM関節症の痛みは劇的に改善し、長年の悩みが解消されました。家事や仕事がはかどるようになっただけでなく、心まで軽くなり生活の質が向上。あまりの効果に喜び半分、驚き半分…… といったところでしょうか。薬効が切れて痛みが再発したときにどうするのか、まだそこまで考えは及んでいませんが、サポーターとストレッチも継続しつつ、注射の良い面と悪い面をしっかりと理解して対処していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2023年11月01日更年期症状で、私が一番悩んでいるのが睡眠。毎日、夜中と明け方の2度目覚めてしまうので、朝起きたときから頭がぼんやりして、1日だるくてやる気が出ません。睡眠時間の確保や睡眠の質を上げようと試行錯誤しても効果なし。ある日、整体院で勧められるままに吸い玉(カッピング)を施術してもらったところ、5年ぶりに朝までぐっすり眠れました。私の睡眠改善についての体験談を紹介します。睡眠時間の確保と質の改善に試行錯誤私は現在48歳ですが、5年前から中途覚醒に悩んでいます。当時、医師に更年期による症状だと診断を受けて漢方薬を処方されましたが、結局改善には至りませんでした。毎日夜中と明け方に2度目覚め、その後しばらく眠れず、万年睡眠不足です。朝から眠くてだるいけれど、気力だけで動くという状態が続いていました。そこで、就寝時間を早めれば、中途覚醒を含めても夜に合計7時間は眠れるのではないかと考えました。就寝時間を1時間ずつ早めて午後8時に眠ったこともありましたが、どんなに早く床に就いても2時間後には中途覚醒してしまいました。次に眠りの質を上げようと、私が注目したのは枕です。3回枕を変えました。1回目は頭ほぐしの専門店で作られた枕です。予約3カ月待ちで入手しましたが、私の頭皮には痛くて慣れる前にギブアップしてしまいました。2回目は枕専門店のセミオーダー枕です。店頭で簡単な採寸をして私に合った枕の高さを選んでくれましたが、使うと微妙に高いので次第に使わなくなりました。3回目はネットで購入したホテルにあるような羽毛枕です。この枕は愛用していますが、結局枕を変えても中途覚醒は続きました。怖いと思っていた吸い玉に挑戦肩凝りも腰痛もひどかったので、ネット検索で見つけた気功整体院に行ってみました。すると2回目の施術で中国人の先生が、「うちはハリウッドセレブにも人気の吸い玉もできるよ」と勧めてくれました。以前吸い玉を体験した方の丸くて紫色の内出血だらけの背中の写真を見たことで、吸い玉には得体の知れない恐怖がありました。先生の説明によると、吸い玉はカッピングともいい、真空状態にしたガラスのカップを体に付けて、於血(おけつ)というドロドロの血液を吸着することで、血流を良くする施術とのことでした。「吸い玉した人は皆、朝までぐっすり深く眠れると言うよ」という先生の言葉で試してみることにしました。直径4.5cmのガラスの真空のカップを首、肩、背中、腕、膝の裏などに付けていきました。皮膚が引っ張られますが、痛みはありません。全身に30個ほどのカップをつけられました。慣れると気持ちが良くて寝てしまう人もいるそうです。10分後にカップを外すとき、膝裏など皮膚の薄いところに痛みを感じました。先生に「あなたは内出血が濃いから、1週間じゃ消えない。10日はかかる」と言われました。施術後は心地良い疲労感を覚え、全身がポカポカと温かくなりました。吸い玉で中途覚醒が改善できたと思ったら吸い玉をした当日の夜は、入浴後には眠くて仕方がなく、午後11時には床に就きました。そしてそのまま1度も目覚めることなく、朝5時までぐっすり眠ることができました。何年も中途覚醒に悩んでいたので、吸い玉ってすごいと感動。朝から目覚めが良いってなんて素晴らしいんだろうと思いました。翌日も、朝まで眠ることができました。これって睡眠の質を改善できたということかしら?と思っていたら、3日目、夜中にトイレに起きました。それ以降は朝までぐっすり眠れることはなく、再び夜中と明け方に中途覚醒してしまうように。そこで整体院に行き、整体とセットで吸い玉をすると、その日も翌日も朝まで眠れました。私の場合、吸い玉をすると、少なくとも2日間は朝まで眠れるという効果があるので、吸い玉は続けていこうと思い、先生にその旨を伝えました。先生は内出血の痕が残っていても、毎日でも吸い玉の施術をして大丈夫だと言うのですが、私は予算の関係と吸い玉の痕が消えたタイミングで、今は1カ月に1度か2度、吸い玉の施術を受けています。まとめ吸い玉の効果が一時的になっている原因について、整体の先生から私の日々の生活にあると3つ指摘を受けました。1つ目は運動習慣がないこと。2つ目は体質によっては腸内環境を悪化させる小麦を使ったお菓子やパンを毎日食べていること。3つ目は1日1リットル以上の水分をとっていないこと。そして「更年期で睡眠が良くないのは仕方ない。でも、いくら吸い玉をしてもこの生活では血がドロドロ。まず水分飲んで」と言われました。更年期だからこそ今までの悪い生活習慣を改めて、吸い玉の助けを借りながら睡眠の質を上げていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/しばこ(48歳)主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
2023年10月31日みなさんは『更年期障害』を知っていますか?聞いたことがあっても、どうして障害になってしまうのか知らない人が多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画『更年期障害と家族』をご紹介します。本作品には『更年期障害』を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。漫画のあらすじ専業主婦の佳代(56歳)は大学生の里奈と会社員の良一の3人家族。ある日、体に違和感を覚えた佳代。まさかこの症状が「更年期障害」だったとは……。体がおかしい……読者の感想は……『辛さに共感しました。個人差はあると思いますが、ご自身でも少しは自覚があるようなので、一度病院で診断してもらった方がスッキリするかもしれませんね。』『周りがもう少し理解してあげられると楽になると感じました。』『更年期障害は体が火照るくらいの知識しか無かったのですが、精神的にもこういう症状が出る場合があるという勉強になります。将来気を付けようと思いました。』『こうした症状は本当に人ごとではなく、急にイライラしたり落ち着かなくなったりなど、バランスが大切でなかなか気が付きにくいのですが、みんなでフォローし少しでも前向きにいきたいですね。』などさまざまなコメントが多く寄せられました。佳代は、自分の体の変化に戸惑っているようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■作画: ミノル■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年10月27日生理が不順になり、そろそろ更年期だなと思ってくると、いろいろな症状を「更年期だから」と思うことに慣れてしまっていました。そのため不眠、下痢、1回当たりの尿量がたらっと出るぐらいでトイレが近いなど、あとから思えば更年期以外の理由も考えられる症状を見逃してしまいました。そしてある日、急性心不全と診断されてしまったのです。「更年期だから」と症状を見逃していて…結婚と同時に、ほぼ寝た切りの義母の介護が始まりました。介護は覚悟していましたが、41歳という年齢的に子どもはできないと思っていたのに突然の妊娠。ありがたいことですが、人生設計の立て直しを余儀なくされました。義母の介護をしながら仕事に行っていたら切迫流産になり、安静が必要になりました。その後、無事出産。仕事は出産のタイミングで退職したものの、40代での育児は大変でした。出産して4、5年たったころから、ひとり暮らしをしていた足の悪い実母に認知症の症状が現れて実母の介護も加わり、自分のことなど考える暇がありませんでした。更年期症状と思っていたら急性心不全だった50歳で閉経を迎え、不眠、下痢、トイレが近いなどの症状が見られるようになりました。子どものことや義母と実母のことなど自分以外の人に対しては、目配り気配りするけれども、自分の症状は全部更年期のせいだと自分を納得させていました。しかし、ちょっと動くと下痢しやすく、横になっていることが多くなり、咳をしていることが気になった夫がこのままじゃいけないと近所の病院に連れて行ってくれました。自分では気付かなかったのですが、不整脈の1つである心房細動が見られ、血圧が測れない状態に。酸素マスクをして、近所の病院から救急車で救急病院へ搬送され、急性心不全との診断がおりました。命に関わる経験をして思ったことその後入院して、カテーテルという細長い器具を心臓内に挿入する検査をおこない、心房細動を引き起こす部分を高周波電流で焼き切るアブレーションという治療をするなど、合計で25日間入院しました。突然命に関わる状態になったことで、驚きのあまり現実なんだろうかと思いましたが、これまでに思い当たる症状がいくつもありました。医師によると横になって眠れないのは、心臓のポンプ機能がうまく働かないと肺の中に水がたまってしまい、溺れているのと同じ状態になるためで、咳もそのせいだったそうです。下痢も心臓のポンプ作用がうまく働かず腸に水がたまったからで、尿量が少ないのも腎臓にうまく血液が運ばれていないからとのこと。全部更年期のせいだと思い込んでいた自分が今思うと怖いです。退院後は、安静にする時間を設けたりして無理をしないように過ごし、通院をして内服薬と定期的な検査のおかげで、3年後にはパートですが仕事に行くことができました。まとめ私は更年期だからと自分の不調に気付かない振りをしていました。その中に大きな病気が隠れているかもしれないと思いながら、こういう状態になるまで放置してしまいました。もし病院に行くのが何日か遅ければ、今この世に存在していない可能性もあります。安易に更年期だからと思わず、定期健診をしっかり受けて自分自身の体と付き合っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/あさり著者/ほのぼの(55歳)41歳のときに初産。見た目若い格好しているつもりだけど子どもといるとおばあさんに間違えられる。50才で閉経。義母と実母の介護を経験。看護師やケアマネのは資格あるものの今後10年のことを考え国家資格をもう一つ取得しようと思ってた矢先に入院。人生100年と思い模索中。
2023年10月24日日本人の平均閉経年齢は50歳前後。閉経前の5年間と閉経後の5年間を併せた10年間の45~55歳を「更年期」と表し、この時期に起きるカラダとメンタルの不調を「更年期障害」と呼びます。更年期は、早い人で40代前半で迎える人もいます。あらかじめ知識を備えておけば慌てずに不調に対応できるはず。そこで今回は、女性なら誰もが迎える更年期について『命の母』のブランドマネージャー佐中さんにお話を伺いました。更年期にどんなことが起きるの?出典元:小林製薬調査更年期になると「エストロゲン」という女性ホルモンが急に少なくなります。エストロゲンという女性ホルモンが急に少なくなると、自律神経が正常に働かなくなって血の巡りが悪くなります。これが更年期になるときの原因です。自律神経が乱れることで、ほてり、多汗、めまい、不眠、頭痛、息切れなどの身体的な不調が起こります。心の不調も起こりやすく、イライラしたり不安になったり怒りやすくなったりします。また美容面では、血流が悪化し、細胞に必要な酸素や栄養素を届けられないことで老廃物が除去できず乾燥、シミ、くすみなどの不調を感じる人が多くいます。更年期が終わっても(55歳以上が目安)、更年期中とは違う症状が出ることがあります。 肩こりや腰痛、疲れやすさ、寝つきの悪さや眠りの浅さ、冷え性などが代表的な症状です。「自分はまだ更年期じゃない!」と認めず、不調を我慢する人も多いこのように一般的に言われている更年期の症状はあるものの、『命の母』のブランドマネージャーの佐中さんは「更年期の症状は千差万別で、自覚しにくいため対応が遅れがちになる」と話します。さらに詳しくお話を伺いました。ーー実際には、更年期を迎えた女性にはどんな変化が起きているのでしょうか?佐中さん「この症状があるから更年期だ」と断定できるものではなく、年齢でも区切ることもできないため、更年期のスタート時期はあいまいです。また、もともと女性は個人差はあるものの生理による身体の不調を習慣的に感じているため、体の不調が珍しく感じないのも、更年期による不調だと気づけない理由のひとつです。心身ともに不調を感じつつも「加齢によるもの」「PMSの症状が続いているだけ」と軽く捉える女性が多くいらっしゃいます。人によっては、更年期に対してネガティブなイメージを持っていることもあり、身体の不調を感じつつも「自分はまだ更年期でないから、薬は飲みたくない」と対応をしないまま、心身ともに不調な日々が長引いてしまう人も多いですね。更年期のサイン&不調はどう対処すればよいの?ーー更年期に対するネガティブなイメージを持つ人もいるけれど、誰もが更年期のステージを迎えます。具体的にはどのような対処をすればよいのでしょうか。佐中さん病院へ行くほどではないけれど、不調を感じて生き生きと毎日を過ごせない人は『命の母』に頼っていただきたけたら、うれしいです。ドラックストアに置いてあるので、不調を感じた時にパッと手軽に手に入ります。また、診察予約日までの不調を解消したい人にもおすすめです。更年期へ向けて準備することって?ーー『命の母』には、ホルモンバランスや自律神経の乱れからくる、更年期の不調を改善するために13種類の生薬が配合されています。女性ホルモンの乱れを整え、滞りがちな血流を促進し体を温め不調を改善していく薬です。さらに更年期に積極的に摂りたい以下のビタミン類4種が配合されています。新陳代謝や疲労回復をサポートするビタミンB群抗酸化作用や血流に関わるビタミンE代謝を促すタウリン骨の材料になるカルシウム佐中さん更年期症状というはっきりした症状が出ていない人でも、健康をサポートするサプリのような感覚で摂る飲み方でもOKです。ーー佐中さんの言う通り、40代以降の健康面の強化とともに更年期の手軽な備えとして『命の母』は身近な味方となってくれそうです。『命の母』は、女性のからだと不調を支えて120年1903年発売当時の『命の母』パッケージ『命の母』は、明治36年(1903年)に生薬をベースとする総合婦人薬として誕生した、現在の女性保険薬です。当時の販売元である笹岡薬品(現在は小林製薬)の創業者である笹岡省三氏が、体の弱い母親のために研究を重ねてつくられました。佐中さんのお話によると、明治時代の女性は、農作業をしつつ家事や育児をし、戦時中には子どもを“産めよ増やせよ”という世間の圧力もあったそう。現代の女性が抱えるストレスやプレッシャーとどこか通じるものがありますね。現在のパッケージ(左:命の母ホワイト 右:命の母A)上記が現在の『命の母』のパッケージ。現在は、ラインナップが拡充しPMS症状を改善する「命の母ホワイト」や血流を促す「命の母メグリビα」、更年期後をサポートする「命の母 アクティブ」など、6種類の『命の母』シリーズが存在します。いかなる女性のライフステージにも対応できるように、症状に合わせてつくられたラインナップ。女性ホルモンの減少は自分の意思ではコントロールできないので、一人でがんばろうとせず専門アイテムに頼るのが得策です。それでも不調が続くようだったらすぐに病院の受診を検討してみてくださいね。<筆者情報>玉絵ゆきの(たまえ・ゆきの)anan等Webメディアの記事執筆&書籍制作を手掛ける美容ライター。タレント、美容家、医師等のインタビュー実績も多数。書籍実績はこれまで5冊。現在は目下6冊目校了に向けて日々健闘中。(C)Chinnapong/AdobeStock文・玉絵ゆきの
2023年10月20日更年期に入る前は、冷房が苦手でアイスさえ食べきれないほど冷え症だった私。それが40代後半に入り、暑くて眠れない、冷房温度を下げる毎日が来るなんて……。更年期に入り、体に起こった変化について紹介いたします。40歳過ぎまでは冷房が苦手な冷え症の私私は冷え性がひどく、クーラーの効いたあるオフィスではひざ掛けに毛布を使ってぐるぐる巻きにし、足にはレッグウォーマー、上半身は厚手のカーディガンを着ていました。さらに、夏に職場で上司がアイスを買ってきてくれることになった際は、「アイスは食べきれません……」と断り、プリンを買ってきてもらうほど寒いのが苦手でした。夏場は寝ているときも、冷房は30度設定にして、しかも寝室に冷房を入れると寒くて、居間だけ入れていました。パジャマも半ズボンなどはもってのほか、常に長いズボンをはいて過ごしていました。それでも足がつってしまったり、胃腸が冷えてしまうなどもあり、冬場はなんと室内で私だけ分厚い靴下を履いていても足がしもやけになるほど寒がりだったのです。46歳になると感じた変化あんなに冷え症で、レッグウォーマーだけで何組持っているんだとツッコミを入れられるほど寒がりだった私が、45歳を越え、2人目の妊活に取り組むうちに自分の体の変化に気付いてきました。まず寝るときに暑いのです。夏は長ズボンがはけなくなりました。下手すると夏でも冬用のルームウエアをはいていたのにすごい変化です。さらに室温が28度だと、暑くて眠れない。ベッドから降りて床に寝るくらい、冷たいところを探して眠る猫みたいな状態です。そこで気付いたんです。これが更年期のほてりじゃないかと。ベッドの配置を変えて、子どもや夫に冷房の直風が当たらないようにしつつ、自分に当たるようにするとある程度眠れるようになりました。その他のほてりに関することでは、汗が止まらない、暑がりになるなどの症状も出始めました。PMSにも変化が更年期に入る前までは、PMSでずっと苦労していました。生理1週間前から食欲は増して、徐々にイライラが増し、生理数日前になると人が変わったと言われるほど怒りっぽくなったのです。さらに便意もひどかったのですが、腹痛もあり、生理が来ると急におなかが緩く下痢になる繰り返しでした。そんな私でしたが、更年期の現在はイライラはするものの、更年期に入る前のイライラをレベル10とすると、今はレベル2~5くらいになった感じで、期間が3日から1週間以上に伸びている印象。食欲増進はなくなり、腹痛もひどい便秘も下痢もあまり感じなくなりました。更年期のイライラについては漢方薬がよく効くといわれており、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬を飲み始めたら、うそのようにイライラがなくなってきました。まとめ私は薬剤師なので、ほてりなどに効果があるような漢方薬も知ってはいるのですが、暑がりな子どもたちもいることから、まあいいかと今のところは飲まないで暮らしています。あんなに寒がりで冷え症の自分がこんなに暑がりになる日が来るなんて、これが更年期の症状の1つなんだなと日々実感する毎日です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/ナココ(48歳)40代で2児を超高齢出産した未就学児2人のママ。フリーランスの薬剤師で、漢方が大好き。もともとPMSに悩んでいたが、更年期に入りさらなる症状に四苦八苦中。寝ても寝たりないほど体力の低下も実感中。現在は保育園で流行する感染症にずっと翻弄されながら、ライターとして活動中。
2023年10月18日ゴールデンウイーク明けごろから、足の裏が熱くて眠れないことが多くなりました。調べてみると自律神経の乱れや更年期のほか、冷えのせいで足裏が熱くなることがあるとのこと。更年期のせいもあるかと思いましたが、会社でエアコンの風が直撃する位置に座っていて体が冷えている自覚があったので、とりあえず温活して体を温めることに。その結果をお伝えします。まるで冬? オフィスの寒さ対策と温活私は職場で3年間同じ席に座っていますが、これまでは平気だった夏の冷房が、今年は急に寒く感じるようになりました。そのせいでずっと体が冷えているように感じていたので、まずは会社でエアコンの直撃を避けるため、席替えや風よけカバーの設置を相談しましたが却下されてしまいました。ならばできるだけ体を冷やさないように、会社ではヒートテックと肩ウォーマー、ネックウォーマーを着込み、レッグウォーマーと膝掛けで足元の冷え対策も万全におこないました。飲み物は常温、お弁当はスープジャーに味噌汁やスープを入れて持って行き、体の中からも温めることに。さらに夜はお風呂にゆっくり浸かり外側からも温めました。しかし3週間ほどたっても、一向に足の裏の熱さが改善する様子はなし……。やはり冷えではなく更年期が原因なのかなぁ?と思い始めたとき、鍼灸師(しんきゅうし)の先生から「夏野菜や白い食べ物、小麦や麦も体を冷やす」と教えてもらいました。夏野菜が体を冷やすことは知っていたので、あまりとり過ぎないように注意はしていたのですが、麦と言われハッとしました。私が普段飲んでいたのは麦茶。夜は毎日キンキンに冷えたビールも350ml缶を4~5本飲んでいたのです。そこで、麦茶をぬるめのほうじ茶に変え、ビールは量を減らし、3日に1回は休肝日を設けることにました。すると1カ月たつころにはヒートテックを着ていると暑いと感じることが増え、足の裏が熱くなる頻度が格段に減り、温活の成果が出てきたと感じました。朝起きるとむくみ・頭痛…熱中症?と思ったら温活に成功したと思っていたある日。 朝起きると手首が曲げにくいことに気付きました。しかも目もなんだか開けづらい。なんと手と顔がパンパンにむくんでいました。前日調子に乗ってビールを5本も飲んだので、ビールの飲み過ぎかと思いましたが、今までどんなに飲んでもこんなにむくむことはなく、不思議に思っていました。夜にはむくみが引いていたのでほっとしましたが、またしても足の裏が熱くなりました。次の日、朝から吐き気やめまい、頭痛がしてとても仕事に行ける感じではありませんでした。夜中にエアコンを切ったから熱中症になった?と心配になり内科に行きましたが、診断の結果は熱中症の心配はなし。何かの病気ではなさそうだということでした。冷え改善のカギは水分代謝と環境医師が言うには、私のようなぽっちゃり体形で汗っかきの人は、水をため込みやすく冷えやすい体質なのだそうです。体温を下げるために汗をかくのではなく、たまった水を排出するために汗をかくため、内臓を冷やしやすく、おなかを触ると冷たいのだそうです。私は、水毒もしくは水滞と言われる状態で、エアコンの直撃ですでに内臓が冷えているのに汗をかき、さらに内臓を冷やしてしまうため、体が汗をかいて良いのかどうかわからなくなり困って水をため込んでいる状態とのことでした。足の裏が熱いのも内臓が冷えているせいではないかということで、水分代謝を整える五苓散(ごれいさん)と桂枝湯(けいしとう)という漢方で様子を見ることになりました。漢方を飲み始めて1週間ほどで吐き気やめまいが治まり、さらに1週間ほど漢方を飲み続けると目のむくみも治まり、おなかが温かくなり、足の裏が熱くなることもなくなりました。しかし、私の体質とエアコン直撃は相性が最悪だそうで、ヒートテックを着ても寒いと感じるのなら、席替えをしてもらうか、風向きを変えてエアコンの風が直接当たらないようにしないと、症状が良くなってもまた同じことを繰り返すとのことでした。まとめ足の裏が熱いという体からの冷えのサインをきっかけに、エアコンの直撃で自分が思っていた以上に体が冷えていたのだと痛感しました。体調を崩したことで、エアコン直撃は体に悪いと会社にもわかってもらうことができ、設定温度を高めにしたり、サーキュレーターを置いて直接エアコンが当たらないようにしてもらえたりと、ヒートテックなしでも過ごせるようになりました。ですが、いまだに冷房のよく効いたお店や病院などに行くと、体が痛くなったり、吐き気がしたりすることがあるので、冷えやすい体質だということを実感します。なぜ急に冷えを感じるようになったのかは聞きそびれてしまいわからないままですが、これからも温活を続け、冷え過ぎないようにしようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/谷 海(47歳)おもしろおかしく生きるのがモットーのシングルマザー。
2023年10月12日45歳のときに子宮筋腫で子宮と卵巣を全摘出した私。このことにより、生理がなくなったことへの喜びも一転、その後に待ち受けていたのは過酷な更年期症状でした。更年期症状について周りから理解してもらえず苦しむこともありました。子宮と卵巣を全摘出してから始まった、私の更年期症状体験記を紹介します。40歳過ぎから出血と生理痛に悩まされる私は40歳を過ぎたころから、生理のたびに出血量が徐々に増えていくようになりました。大きなナプキンを使用しても漏れ出るほどの量だったのです。そのうちめまいがひどくなり、病院に行って診察を受けると、最高血圧が80mmHg、最低血圧が40mmHgで重度の貧血だと診断されてしまいました。増血剤を処方してもらい、しばらくそれで対処しながら生活していました。 それから3年ほどが経過して生理痛もひどくなってきたので、病院に行って診てもらうことに。内診をしてもらうと小さな筋腫があると言われました。しかし、年齢から考えると筋腫が大きくなる可能性は低いと言われ、そのまま様子を見ることにしました。その間にも生理でもないのに下腹部が痛くなったり、めまいの頻度も多くなったりと、立っていられないほどのだるさを感じるようになりました。その症状は、普通に生活できないほどのレベルでした。 大学病院で子宮と卵巣を全摘出思い切ってかかりつけではない、産婦人科クリニックに行って診察をしてもらうことに。私が住んでいる地域では評判の良いクリニックだったので、何か手立てを考えてくれると期待していきました。内診をしてすぐに子宮摘出をしたほうが良いと診断されました。筋腫はすでにリンゴ大くらいに大きくなっていて、筋腫が変性している可能性があるとのことでした。急いで対処しなければならない状態だそうで、近くの大学病院を紹介されて診察を受けました。幸いにも子宮肉腫(しきゅうにくしゅ:子宮の筋肉や間質などの組織から発生する悪性腫瘍)にはなっていませんでした。ですが、空き状況を見てなるべく早く子宮と卵巣の全摘をしなければならないと言われ、それから2週間後に入院。次の日に開腹手術がおこなわれました。主治医からは、卵巣を摘出すると女性ホルモンが生成されなくなり、更年期症状が出るかもしれないが、もし残しても卵巣がんなどを発症する可能性もあります、と言われ思い切って摘出することに同意。更年期症状よりも卵巣がんのほうが心配で摘出したのですが、事態はそううまくいきませんでした。以前主治医からも「更年期症状を甘く見ないでくださいね」と言われていましたが、私は「ただホットフラッシュで暑くなるだけでしょ」と高をくくっていたのです。更年期の症状は悪化していく一方最初は生理から解放されたことがうれしかったように思い出されます。手術後しばらくは、ホルモン剤を処方されて飲んでいたため、目立つ症状も表れませんでした。しかし、ホルモン剤を飲まなくなってしばらくしてから、徐々にホットフラッシュが始まり、イライラも始まってきたのです。ホットフラッシュはそれまで1日に数回程度だったのが、1時間に1回になり、さらに症状が表れる前兆として動悸が激しくなり、気持ちが悪くなって過呼吸に似たような気の遠くなる感じがありました。最悪の状態では動けなくなってしまい、1日中寝ているといった日が続くようになってしまいます。家事もろくにできなくなり、罪悪感が増し、症状はひどくなって行く一方。友人が心配して、心療内科への受診を勧めるほどでした。自助グループへの参加が回復につながった抵抗はありましたが、しかたなく友人に紹介してもらった心療内科に通い、抗うつ薬を処方されて、ある程度症状が改善したので、3年ほど続けた薬をやめました。それでもまだ精神的につらい日々が続いていたのです。そんな中、何よりも改善につながったと思ったのは、同じような悩みを持つ人たちの通う自助グループへの参加です。「自分だけではない」と実感し、気持ちがラクになったことが何よりの薬だったようです。家族に訴えても、中々わかってもらえなかったストレスも積み重なっていたようです。自助グループで悩みを打ち明けることを繰り返していくうちに、症状が徐々に軽くなっていきました。完全に回復したわけではないのですが、生活に支障を来たさない程度にまで回復したことはたしかです。まとめ卵巣を摘出したことで起こったひどいホットフラッシュやだるさなどが、抗うつ薬で改善されましたが、それでも精神的に落ち込みました。その後、自助グループに参加して話をしたことで、精神的な落ち込みも回復し、普通の生活に戻れたと思います。これからもこのような症状は続くかもしれませんが、気持ちに張りを持って1日1日を気分良く過ごせるように、自助グループへの参加は続けていきたいです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/Mrsjunko(55歳)結婚した当初から建築関係の会社を営み、2人の男の子と1人の女の子を授かる。45歳で子宮筋腫から子宮と卵巣を全摘、その後更年期が始まることに。体調の変化に四苦八苦しながらも、夫との2人暮らしを満喫している。趣味はおいしいものを食べて海外ドラマを見ること。
2023年10月11日疲れやすい、疲れが取れない、だるい、やる気が出ないなども更年期の症状の1つですが、自己判断は禁物。必ずしも更年期の症状から来ているとも限りません。原因をきちんと調べ、必要な治療を受けるのがおすすめです。それらの症状には更年期症状なのか、ほかにどんな病気の可能性があるのか、何科にかかれば良いのかなど、産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。「この記事はこんな人におすすめ」・更年期症状の疲れやだるさ、やる気のなさに悩んでいる方・疲れる、だるい、やる気が出ないときの対処法が知りたい方・更年期症状別の治療法や自分でできることが知りたい方疲れが取れない、やる気が出ない場合は何が原因?貧血、甲状腺機能低下症の可能性も更年期には、疲れやすい、疲れが取れない、だるい、何もやる気が出ないなどの症状が出ることがあります。診療の中で相談されることが一番多いといっても過言ではなく、皆さんが悩んでいる症状といえます。これは卵巣ホルモン、特にエストロゲンの分泌量が急激に減っていくことが原因です。ただ、全身のだるさや倦怠感は貧血、甲状腺機能低下症などから来ることもあり、何もやる気が出ないのはうつ病から来ているのかもしれません。まずは何が原因でその症状が出ているのかをきちんと診断してもらうことが治療のスタートとなります。どんな状態だったら医療機関への受診が必要?日常生活に支障が出るなら受診を疲れやだるさ、やる気が出ないことで、家事も進まない、出かける気も起きない、自分で気分転換もできないなど日常生活に支障が出るようなら受診を考えましょう。更年期にそれらの症状が出ているようなら、まずは婦人科に相談してみるのが良いでしょう。婦人科ではカウンセリングから働き過ぎ、気づかい過ぎ、睡眠不足、運動不足はないか、食事はしっかりとれているかなどを問診して、生活習慣の見直しを提案します。検査の結果や症状から他科の受診をすすめられることもあります。婦人科以外の受診も必要?症状によっては内科や心療内科、精神科への受診も婦人科でおこなった検査で、貧血や甲状腺機能の異常がある場合、もしくは更年期症状以外の症状を伴った全身の疲れやだるさがひどい場合は、内科での治療がおすすめされます。何もやる気が出ない、食欲もないということであれば心療内科や精神科への受診も提案されます。症状別4つの診療法とセルフケア【1】のぼせ・発汗が伴う場合はホルモン補充療法、漢方療法【2】貧血なら鉄剤の投与、甲状腺機能低下症なら甲状腺ホルモン剤の投与【3】うつ病から来る症状なら抗うつ剤や漢方薬の処方も【4】まずは頑張り過ぎないこと、そして規則正しい生活習慣を【1】のぼせ・発汗が伴う場合はホルモン補充療法、漢方療法のぼせ、発汗など、更年期のほかの症状も伴っている場合は、エストロゲンを体に補充するホルモン補充療法(HRT)が有効で、漢方療法も検討します。漢方では、体の元気を補う“補剤”といわれる人参養栄湯(にんじんようえいとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが有効である可能性があります。【2】貧血なら鉄剤の投与、甲状腺機能低下症なら甲状腺ホルモン剤の投与内科では、貧血があるようなら鉄剤の投与、甲状腺機能低下症であれば甲状腺ホルモン剤が投与されます。改善されるまでに2~3カ月かかることもありますので、つらいかもしれませんが長い目で考えましょう。【3】うつ病から来る症状なら抗うつ剤や補助的に漢方薬の処方も精神科などでうつ病から来るものだと診断された場合は、カウンセリングと併用しながら抗うつ剤が処方されます。また、補助的に漢方薬を処方されることもあります。【4】まずは頑張り過ぎないこと、そして規則正しい生活習慣をセルフケアとしては、まず頑張り過ぎないことが大切です。20代、30代と同じように働くことは難しい体になりつつあるのが更年期。周りのため、家族のため、仕事のため、休まず働くのではなく、ぜひ自分のために自分のペースで動きましょう。状況的になかなか難しいかもしれませんが、常に余力を残すことが症状緩和のコツです。また、規則正しい生活習慣を心がけましょう。睡眠は6時間以上、糖分、油分は控え、ビタミン、ミネラルをたっぷりとって栄養バランスの良い食事と適度に体を動かすことが大切です。更年期世代はうつ病を発症しやすい悩むよりまずは受診を更年期の女性は、子どもの進路や夫との関係、親の介護や職場での責任、立場の変化、さらに加齢に伴う身体的な変化など、さまざまなストレス状況が重なり、それが女性ホルモンの急激な減少と複雑に絡み合うため、うつ病の好発年齢といわれます。実際、閉経前と比較すると罹患率がかなり高いというデータもあります。うつ病の治療は薬物療法と精神療法でおこない、近年、依存性の少ない抗うつ薬も普及しています。悩むよりまずは受診するのがおすすめです。まとめ疲れやだるさ、やる気のなさで病院にかかるのは、なんとなくちゅうちょしてしまうこともありますが、それらが原因で日常生活が立ち行かず、生活習慣が乱れてしまうようであれば、やはり専門家に診てもらうことが必要です。体が動かないということは、体がなんらかの助けを求めているため。自分だけで解決しようとせずに早めに受診しましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年10月03日更年期は正しい知識とセルフケアを株式会社ジャングル・ジャパンは、オンライン講座【更年期の学び~女性ホルモンとの向き合い方】を10月5日(木)に開講する。医療的な知見のレクチャーと、心と体に寄り添うワークショップをセットにして、更年期世代に向けて学びの場を提供する。同社は、更年期世代のための情報発信コミュニティ「うるん」を運営。「うるん」では、女性が楽しく明るく更年期を過ごすための情報をエビデンスや専門家を交え発信している。対話&実践形式で進めるオンライン講座講座は、正しい医療情報とセルフケアを体系的に学んで、美意識の高いライフスタイルとして実践する内容となっている。現役の3名の女医をファシリテーターに、美容・食・運動の分野のエキスパートをゲストに迎えてオンラインセミナー(ZOOM)を開催する。アーカイブ配信も予定している。講座は、オンライン配信全7回とスペシャルイベント1回の構成。開催日は、10月5・19、11月2・16・23・30、12月7・21日(すべて木曜日)。時間は、21時~22時30分。11月23日(木祝)は、リアルイベントを開催。講座では、更年期の基礎知識・症状の具体例と対処法・漢方薬・美容・食事・運動方法等を学ぶ。女性が抱えるさまざまな疑問を解消できるように、医療的なエビデンスと専門家の意見を交えながら更年期を考える。参加費は、88,000円(消費税込み)。定員は、最大50名。受講の申し込みは、社会問題と向き合う人のクラウドファンディングプラットフォーム「GoodMorning」by CAMPFIREにて。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社ジャングル・ジャパン※【女医、専門家が監修】我慢しがちな悩める更年期世代に学びと共有の場を作ります
2023年09月26日日ごろから毎日の運動と週に一度のファスティングをおこなっている私は、同年代の友人と比べると更年期症状が軽いと自負がありました。しかし猛暑を迎えて、例年より夏バテがひどく、更年期症状が悪化したように感じたのです。今回は更年期症状を軽減するためにおこなった、私の夏バテ対策についてお話しします。倦怠感とのぼせに悩まされて私は52歳のときに閉経しました。それから2年が経過して54歳になっても、たまにホットフラッシュが起こる程度。更年期症状に悩まされることがない日々を送っていました。しかし近年の猛暑により寝苦しさを感じて眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒が増えてしまいました。そのことが影響したのか、全身の倦怠感やのぼせ、便秘などの更年期症状と思われる症状が起こるようになりました。疲労回復のためにビタミンB1を含む豚肉を意識して食べる、内臓を冷やして代謝を悪くしないように氷の入った冷たい飲み物は避ける、便秘解消のために不溶性食物繊維を意識して食べるなど自分なりに配慮しました。しかし症状はなかなか改善されず、日々のルーティンだった運動をするのも億劫(おっくう)になるほどでした。屋内外の寒暖差がつらいと感じて制作ディレクターの仕事をしている私は、室内でパソコンの前に座っているだけでなく、外回りもあるので外出する機会も多くあります。そのため外気と室内の温度差にさらされる機会が多く、1日外で仕事をすることになると、午後には頭痛が起こることが増えました。また例年より湿度が高いことでうまく汗がかけず、体内に熱がこもっているように感じることも増え、これは自律神経の乱れが原因と思いました。睡眠の質が下がっている自覚もあったため、このままでは夏バテしてしまうと危機感を覚えたのです。体を温める生活を意識暑いときは冷たいものを食べたくなりますが、1日一度は味噌汁やスープを飲んだり、料理にすりおろしたしょうがを使ったりして、体を温める食事をとるよう意識しました。水や無糖のお茶も常温のものを選んで飲むとともに、利尿作用のあるカフェインを含んだコーヒーなどを飲み過ぎないよう配慮しました。併せてお風呂に入るときはシャワーだけでなく、ぬるめのお湯での半身浴を週に一度はおこなうなどした結果、全身のだるさは軽減されたように思います。まとめ毎日の運動と節制した食事を心がけて生活していることがよかったのか、更年期による心身の不調とは無縁な生活を送っていました。しかし、私の場合は夏バテによって更年期症状と思われる症状が起こりました。自律神経の乱れが心身の不調を引き起こすようなので、更年期症状を緩和する意味でも、今後も夏バテ対策を実践していくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年09月24日私は40代後半から更年期に差し掛かり、ホットフラッシュやイライラなどの影響で仕事に集中できなくなり、自信を失いかけ将来への不安も募りました。しかし、自分の体調に目を向けることでコントロールが可能で、上司とのコミュニケーションも大切だとわかりました。更年期を機に自分のキャリアを見直したことについてお話しします。更年期の仕事への影響更年期は仕事に対して大きなインパクトがありました。突然のホットフラッシュに驚かされたり、イライラが募り集中力を失いました。仕事に集中できないことから成果も出せず、自信を喪失しこの先どうなることだろうと漠然と将来に不安を感じてしまったのです。体調はコントロールできると気付いてしかし、自分の体調に目を向けることでコントロールが可能であることに気付きました。特に睡眠は仕事のパフォーマンスに直結すると感じました。忙しい日々の中で睡眠時間が減っていたため、まずはSNSを見ないようにしたりアプリからの不要な通知を切ることでスマートフォンの使用を減らし、睡眠時間をしっかり取ることを心掛けました。たったこれだけで改善するものなのかと思いますが、私にとってスマートフォンは日常生活にかなり入り込んでいました。スマートフォンの使用時間を大体30分くらい短縮し、就寝前にはスマートフォンを見ないなど使用する時間帯を見直すことで睡眠時間を以前より確保できるようになりました。その結果、体調の安定と仕事への集中力が向上しました。今では睡眠時間が6時間から30分程度増え、約6時間30分は確保できています。上司とのコミュニケーション更年期による体の変化や自分が今どういう状況なのかを上司に伝えることも重要でした。上司から理解を得るために更年期について話すことはかなり勇気が必要でしたが、自分のつらい現状を考えると早めの行動を起こすことにしました。上司に率直に話すと、ありがたいことに上司からさまざまなサポートを受けることができました。具体的には勤務時間を柔軟にしてもらったりや仕事の負担を軽減するなど、私の体の状況に合わせた内容を考慮してもらえました。更年期症状が出てしまって体調不良のときは、休暇を取ることができ、気持ち的にもかなりラクになりました。まとめ更年期を迎えることで、自分のキャリアを見直す良い機会となりました。自分自身の体調と向き合い、上司へ相談をすることで、新しい挑戦をする勇気が湧いてきました。転職やキャリアの拡大など、未来への選択肢が広がったことに感謝しています。更年期の真っ最中で得た経験は、私の人生と仕事にプラスの影響を与えました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/伊達 敦子(50歳)3児の母。会社員の傍ら、化粧品検定2級、1級を取得し、コスメコンシェルジュの認定を受けたエキスパート。人々の美しさと自信を引き出すため、日々活躍中。
2023年09月23日